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レス代行依頼スレ

7317/8:2013/05/19(日) 22:44:33 ID:???
 ついに渡辺さんが失禁してしまった。今度おかずにしよう。
「なんでこんな事に……」
「柊さん、変な気ぐるみ着てとんでもない事してるって聞いたけど、それじゃないのか……?」
 俺のつぶやきに応える山田。確かにたまに超人的な事をしでかしていたが、まさかそんな……。
「あの子止めてきなさいよ!」
 これ以上聞くのはヤバイと踏んだか、友子が両耳を塞ぎながら叫ぶ。
「お、俺がやんのか……?」
 戸惑う俺に、友子は続ける。
「あの状態であの子がアンタ以外の声聞く訳ないんだから、アンタがやるしかないでしょ!」
「う……」
 ステージ上、一心不乱に歌い続けるちなみさん。集中するためか、緊張しないようにか、その目は閉じられたままだ。
 だからこそこの阿鼻叫喚の中、彼女は止めること無く歌い続けているのだろうか。
 感受性が高いのか一際強い反応を見せていた渡辺さんは、白目を向きながら口から泡を吹き、アヘ顔Wピースをしていた。
「くっ……!」
 これ以上はいけない。俺は周りを押しのけステージへと駆け寄っていった。
 ――。
 誰も彼もが歌声に酔いしれ、俺はすんなりとステージに上ることが出来た。
 だが、ちなみさんに近づけない。歌声が物理的な壁になっているのか、ある距離から足が前に出ない……。
「ちなみ! ちなみぃっ!」
 大声で叫ぶ俺。だがちなみさんは応えない。
「もういいんだ! もうやめろ!!」
 もう一度叫ぶ。その時、ちなみさんの声がした。いや、それは正しくない。
 正確に言うなら、歌声からちなみさんの心が伝わってきたというべきか。
 ――止めないで。……もっと上手くならなきゃ。君に負けないように……。置いていかれないようにしなきゃ……。
 ……馬鹿野郎。
「馬鹿野郎! 逆だろうが! お前が俺を置いていっちまってどうするんだよ!」


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