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レス代行依頼スレ

635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/27(月) 13:30:59 ID:???
代行求
(こっから)
>>139

「はー……」
試験もようやく終わり、寒空の下河原の土手でのんびりドロップを舐めていると、僕っ娘がやってきた。
「なーにしてーんのっ」
「んー、試験も終わったし、マイベストプレイスでのんびりしてんのさ」
「ふーん」
僕っ娘は俺の隣にぽすっと腰をおろし、俺と同じ様にぼーっと空を見上げた。
「あ、とんび」
「でかいな」
「そうだねー」
「この寒いのによく飛んでられるな」
「それは僕たちも同じじゃない?」
「そうだなー」
なんて中身のない会話を繰り広げながら、磨り減った精神を潤す。
子供は子供で、大変なのだ。
「それなに食べてんの?」
「ん? ドロップ。食べるか?」
「ちょうだい」
とんびを見つめたまま、手だけ俺に向かって差し出す。
が、ちょっと見当違いな場所に出されたので、それを掴んで引き寄せる。
「っ!?」
「うわ、冷たっ。手袋しとけよ」
「なっ……い、いきなり手掴まないでよっ! びっくりするじゃん!」
「なんだよー、ドロップ欲しくないのか?」
「…………いる」
今度はちゃんと俺の方を向いて手を差し出すが、心なしかさっきより遠い。
「……なんでちょっと引いてんだよ」
「う、うるさいな。いきなり掴むからじゃん」
「いいからほれ、もっとこっちゃこい」
「…………」
ちょっと顔を赤くしたまま尻だけでずりずりと移動してくる。
スカートがシワになるぞ。
「つ、掴まなくても受け取れるから。別にフリじゃないかんね」
「わかったから手ぇ出せ」
缶を傾けると赤いドロップが転がり出てきた。
「あんがと」
「それでは」
ドロップを口にいれようとしている僕っ娘に不意打ちで手を繋いでやる。
やっぱり冷たかった。
「なぁっ!? つ、掴まないでっていったじゃん!」
「掴んでるんじゃない、繋いでるんだよ。嫌か?」
「ぅぐっ…………」
顔を赤くして視線を右往左往。
あーとかうーとか唸ってから、
「とっ、特別! 特別だかんね!」
と言ってそっぽを向いてしまった。
耳が赤いのは寒いからか、それとも……。
「それにしてもお前手ぇ冷たいな」
「心があったかいからね」
「ふーん」


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