【ミ】『コメットテイルの止まない町で』

447：村田瑛壱『ディズィー・スティック』：2021/04/16(金) 16:39:24: >>446
あいつらのに対する礼のつもりで、ゲンマのことを教えた訳ではない。
あの2人にも、ゲンマにも、おれにも…『ケジメ』が必要だと思っていた。

おれはあの闘いにおいて、ただ『嵐』として振る舞った。相手に理解を示さぬ『暴力の嵐』。
目的…ツグヤをの救出を果たすためには、それが最善だと信じたからだ。
その判断について後悔はない。だが、その行為に対する『責任』は取らなければならない。そう考えていた。
それは『トライコーン』の三人についても同じだ。かつての悪行にケジメをつけなければならない。
冬川という男がゲンマの生存を仄めかした時から、こうする機会を伺っていたのだ。

　「…恩だなんてこたぁ思う必要はねえ。
　おれがそうしたいからそうしたまでのことだ。」

ロータリーでひとりつぶやく。『自分の音』。これこそがきっとそうなのだ。
あの時はまだわからなかった。だが今は違う。

適当にクルマを捕まえて乗り込み、『鉄火場』へ－！

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