したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【ミ】『コメットテイルの止まない町で』

1『幸せ兎』:2020/06/12(金) 00:54:18

人間の幸福の二つの敵は苦痛と退屈である。

       ――――ショーペンハウアーのことば

★ここは『薬師丸』がGMのミッションを行うスレです。

☆過去スレ(星見板)
【ミ】『ハッピー・ハッピー・コメットテイル』 
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1455891211/

【ミ】『コメットテイル幸福奇譚』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1482053460/

【ミ】『コメットテイル、禍福の星巡り』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1511075107/

【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1552052081/

★過去スレ(黄金板)
【ミ】『黄金色ハッピーテール』 
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1427557344/

【ミ】『黄金色ハッピーテール』 #2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1439137290/

2『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/12(金) 01:10:21

―――今年の『梅雨』はいつになく『アツい』。

その日は『雨』こそ降ってはいなかったが、
気温にして『30℃』の大台に上る時間帯さえあり、
蒸し器の中を思わせる『湿気』もそれを加速させる。
休日でこそあるが、その外気ゆえか人通りは多くない。
 
           『斑鳩翔』

           『村田瑛壱』 

『清月学園』の『高等部2年生』である事、その程度の『接点』。
彼らは今日も、まるで『違う』行動をしていたのは言うまでもない。
だが、そんな彼らを『交差』させる運命が、存在する。

その名は――――『スタンド』。
そして――――『トライコーン』。

物語は、この小さな町……そこに息づく、『悪童』達が巻き起こす。

                      『角獣拡充群隊トライコーン』→開始。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
参加者はこのレスに『能力詳細』『外見』『持ち物』『簡素なプロフ』をご提示ください。

3村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/12(金) 01:37:45
>>2
【所持品】
 煙草一箱、使い捨てライター、スマートフォン、財布、
 メモ帳(A6サイズ)、ボールペン

【外見】
 学ラン姿。身長172cm。
 長いGIベルト(160cm)を2本ゆるく腰に巻き、余った部分を垂らしている。

【簡易プロフ】
 17歳。一年前までM県に住んでいたが、諸事情により星見町に移り住む。
 『原因不明の高熱』による昏睡のため、今年度の出席はわずか。

【能力詳細 】
 物体を捻り、『棒』にすることができる『棒術の達人』のスタンド。
  『ディズィー・スティック』
 破壊力:C スピード:A 射程距離:D
 持続力:D 精密動作性:B 成長性A
 ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/145

4斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/12(金) 02:54:32
>>2
【所持品】
 スマホ2台、財布、鍵、釣りの重り(鉛製)一つ。

【外見】
 ライダーズジャケット+襟元に赤いスカーフ。身長176cm。
 学校時には着崩れした学生服。手首には骨董品に近い手巻き式腕時計を巻いている。

【簡易プロフ】
 17歳。奇跡を求めてスタンドに手を伸ばした『元天才』兼『三重人格』
 その過去故か勝利への希求は人一倍強い。

【能力詳細 】
 鎖をほぼ全身に纏うスタンド。解放した部位からは影が引きずり出される。
  『ロスト・アイデンティティ』
 破壊力:C スピード:C 射程距離:E
 持続力:C 精密動作性:B 成長性B

能力詳細(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/120)

5<削除>:<削除>
<削除>

6『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/12(金) 20:27:38
>>3(村田)

『村田瑛壱』――――
己の『才能』を知った今も、その日常に大きな変化は『なかった』。
その日の彼は……『休日』に関わらず『通学路』を歩いていた。
『出席日数の不足』による、『補修』を受けた『帰り道』となる。
午前中だけの授業ではあったが、内容は中々『ハード』なものだ。

とはいえ、それはもう終わった話だ。
今はまだ昼過ぎ。『町に繰り出す』には十分余裕があるだろう。

「ねえ―――――『村田君』だよね?」

と、そこに後ろから声がかかった。
聞き覚えは無い……か、あるとしても覚えの薄い声だ。
そもそも、今の村田に『馴染みの声』は少ないが……それは、これから増えるだろう。

(★大きく展開は変わりませんが、NPCの『性別』は男女どちらが良いですか?)

>>4(斑鳩)

『斑鳩翔』――――
数奇な運命を背負い生きる少年は、今も『普通じゃない』状態だ。

斑鳩が今いるのは――『アリーナ』に関係する施設の、一室だ。
白を基調とした応接室を思わせる、簡素ながら高級感のある内装。
町中を歩いていた際……『黒服』の男から声がかかり、召集された。
理由なく呼ばれたわけではないが、現時点では『儲け話』とだけ聞かされている。

             スゥ ―― ・・・

「どうぞ固くならず、『斑鳩』様。
 飲み物を、今持ってこさせますので」

目の前に座るのも、やはり『黒スーツ』の中年男性。
渋面の前で組む手には、最新モデルの腕時計。
会社員、とは明らかに『違う』。

「申し遅れました。アリーナの『如月ケイジ』と申します。
 『派閥』には縁がありませんで、無所属ではありますが、
 それゆえの『フットワーク』で、何とか食い繋いでおります」

エリアル・レイジ
「『天翔怒牙』……『セクションX』の『皇帝』、
 『キサンドリア』氏を破っての華々しいデビュー。
 改めて……心より、おめでとうございます」

他に室内には、出入り口を固めるように立つ黒服が1名。とはいえ剣呑なムードは薄い。

7村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/12(金) 20:54:43
>>6
(☆では、『華』があったほうがよろしいかと思われるので『女性』を希望する。)

  「フフ」

  「あの『教師』、たまげてやがったなぁ〜〜〜〜っ」

補修の帰り道、『村田瑛壱』は笑っていた

  「この『ナリ』で、テストの記録もねぇってんで『バカ』だとおもったんだろうなぁ〜〜〜っ」

素行はよくないが、勉学が不得手というわけではなかった。
補習担当の教師―名前は忘れた―のハナをあかしてやったのがたまらなく面白いのだ。

>  「ねえ―――――『村田君』だよね?」

  「あぁ?」

聞き覚えのない声だ。
今のところ、村田を捕まえて声をかけてくるのは『チンピラ』か、あるいは『生活指導の教師』かのどちらかだ。
だが・・・そのどちらも、今のように勿体つけた声のかけ方はしてこないものだ。


  「いかにもそうだが・・・俺はあんたのこと知らねぇぜ。
   先に名乗りが必要なんじゃねぇのか?」

立ち止まり、声のしたほうへ向き直って言葉を返す。

8斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/12(金) 22:27:10
>>6

行儀のいい相手に行儀悪く足を組む。
やってはいけないと言われるとやりたくなるのはどうしてだろうか?

 「――過分なご挨拶どうも。如月さん。自己紹介と握手の必要は無さそうで何よりだ。」
 「……もし選べるならコーヒー以外を頼むよ。アレは毒だ。」

しかしこうして見まわしてみても リラックスするには如何にも落ち着けない部屋だ
待合室風では有るが、観葉植物や風景画すらない 簡素な高級感はむしろ僕を圧迫祭りで押しつぶす気にしか見えてこない
気分はMIB。ピカッ!でメモリーを消される5秒前。

 「―――それで?」

取りあえず大きく息を吸う、喋る為には酸素が必要だからね
できればのど飴と天気の話で終わらない話し相手も。

 「硬くなるなと言われても生憎僕は華の18、心は防弾ガラス製だ」
 「おまけに目の前には今日の僕の財布の中身まで知ってそうなイカしたスーツマンときてる。」

 「ああ、すまない 『イカしらスーツマン』っていうのは僕らの中では誉め言葉なんだ」
 「もし変な伝わり方をしたら謝っておくよ。ほんとうに。」

 「……こんな有様なので僕は『大人の腹芸』だとかは苦手だし組織の『暗黙の了解』についても酷く疎い」
 「こうして弱点を態々羅列しているのは何故かと言うと、校長のスピーチとゲームのローディング時間は早いほうがいいよなって話。」

 「――つまり」

 「ご存じの通り『皇帝を倒した相手』に『儲け話と話して』『丁寧なご挨拶と共に』『何をさせたいのか?』」

久しぶりに喉を酷使した、明日は喉の有給を取るべきだな。
明日が有ればの話。

 「……できれば内容が簡潔だと尚嬉しいよ。ご清聴ありがとう。だいぶ喉が柔らかくなった。」

9『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/12(金) 23:36:03
>>7(村田)

その少女は……『チンピラ』には見えない。『教師』でもない。
髪は茶に染めているようだが、清月の校風は『自由』。
制服改造は控えめな部類であり、これくらいは『真面目』だろう。

             ミヤマ     ミヤマ ミヤコ
「ごめんごめん、私『深山』……『深山三矢子』
 ほら……さっきの『補修』で隣の席だったでしょ」

振り返れば成る程、『補修』で隣の席に座っていた顔だ。
彼女は『出席日数』ではなく、単に『成績不良』らしいが。

「村田君って……転校してきた後、ずっと学校休んでたからさ。
 どういう人なのか全然知らなかったんだけど、すごく頭いいんだねえ」

尊敬というほどではないのかもしれないが、
感心したまなざしを向けてくる『深山』。

「それでさ……このあとって時間ある?
 もしよかったらなんだけど、さっきの『補修』の『補修』とか、してくれないかなって」

              「全然わかんなくってさあ、『数学』とか特に」

どうやら――――『勉強を教えてほしい』ようだ。
ハナをあかされたのは教師だけでは無かったらしい。あるいは、『口実』か?

>>8(斑鳩)

簡素な高級感――――まさにその形容が似合う空間だった。
落ち着いているのは『光景として』。『人が落ち着くため』の空間ではない。
それが単なるセンスの欠如なのか、『アリーナ』の『来客への姿勢』なのか。
少なくとも目の前の『如月ケイジ』は、柔和な空気を纏ってはいるが・・・

「ああ、では『紅茶』にしましょう。『砂糖』は、ご入用で?
 『ストレートこそ出来る大人の男』という風潮もあるようですがね、
 私はそうは考えません……好みの味を楽しむため努めるのが『大人』」

「ミルクやレモンも、必要であれば用意いたしましょう」

斑鳩の、『年相応』の『行儀』に口出しをする者はいない。
強いて言えば出入口を固める黒服の表情は強張ったが、
場をセッティングしたのであろう如月はむしろ、笑みを浮かべる。

「その『若さ』……私個人としても、アリーナとしても好ましいものです。
 日頃から『喧嘩』も、そこそこ買われているようで。『風の噂』ですがね。
 つまり……『ステージ上での戦い』だけを是とするタイプではありますまい。
 ええ、簡潔に言いましょう。必要な詳細は『ご質問』をいただければ」 

「――――『皇帝を倒した実力者』にこそ、『掃討』をお願いしたい『非行集団』がおります」

10斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/12(金) 23:53:30
>>9

 「『ストレート』でミルクはお腹を下すので苦手なんです、レモンも。砂糖なら大歓迎。」

さらりと大人の対応で切り返す辺り、やはり慣れているらしい。ちえっ
残念無念 多少なりとも怒るなりすれば底の浅さくらいは見えてくるかも知れなかったが。

 (そりゃあ、喧嘩なんて子供の時にしか出来ないし それで0.000000001%でも目当てのスタンドが見つかる可能性が有れば……)
 (やるしかないものな。)

そして帰ってきた簡素な答えは有無を言わさぬ感情に満ちていた ように聞こえた。

 「ワーオ ――酷い人だな貴方 僕に 『金貰って人を殴れ』って言ってるように聞こえましたよ。」

事実、その認識で間違いは無さそうだが 穏やかな話とはいかない。
一応確認と質問は必要だ 情報不足でゾンビ―の群れに突っ込んで食われました とか洒落にならない

 「それで?その人はどんな『そんなアリーナに殴られても仕方がないような』酷い事をしでかしたんです?」

11村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/13(土) 00:00:16
>>9
    ミヤマ
  「『深山』。」

  「そういやぁ、いたなァ。」

自分が言えたことではないが、人は見た目によらないというワケだ。
『成績不良』で補習を受ける、というのは『相当』のはず。
正直言って『面倒』だ。普段なら「教師にでも聞きに行け」といってあしらうところだが・・・

  「減るもんでもないし、いいぞ。」

             サテン
  「とりあえず、どっか喫茶店でも入ろうぜ。暑いからよお〜〜〜っ」

ホメられるのは悪い気はしないし、
ひとつここらで『平和な人間関係』の一つでも結んでおこうか、という考えがよぎったからだ。

12『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/13(土) 00:24:58
>>10(斑鳩)

「ええでは、そのように。『砂糖』は別の容器で持たせます。お好きな量をご自分で」

             スッ

懐から携帯端末を取り出し、何かを打ち込んだ。
外にいる黒服にでも、指示を出したのだろう。
そして――――

「理解が早くて助かりますな。『金を貰って人を殴ってくださいませ』」
「具体的に言えば、ファイトマネーと同じ『30万』を支払いましょう」

事も無げに、斑鳩の問いに答える。
底は見えない……『敵対していない』からこそ、かもしれない。
 
「『ステージの上』との違いは『相手が、殴られるのを了承しているかどうか』だけです。
 その『集団』もまた、『了承無く人を殴っております』……いえ、殴るだけではない」

   「『不法占拠』」 「『無銭飲食』」 「『恐喝』所謂『カツアゲ』」

       「『窃盗』」 「『婦女暴行』……は『未遂』ですが」

「『不良同士の抗争』の域は既に超えているのが、お分かりいただけましょう」

つらつらと『罪状』を読み上げた『如月』は、先の端末をテーブルに載せる。
液晶画面には『写真』が表示されていた。『若い男達』のようだ。背景は、繁華街の路地裏か?

「『アリーナ』は『警察』ではありませんゆえ、それだけなら手は出しません。
 ですが――――この集団には『スタンド』が絡んでおります。それは『手を回す理由』となる。
 『裏の秩序』等と気取るつもりはありませんが、『暴走するスタンド使いへの抑止』は、必要です」

                     「ここまでは、よろしいですかな」

>>11(村田)

「やたっ。あの先生キビシーからさあ。聞きに行くの、憂鬱で」
 
                  エヘヘ…

「あのね、この近く、『フルーツサンド』が美味しい店があるんだよ」

フルーツサンドの美味しさと勉強には全然関係は無いが、
平和な人間関係を結ぶには、食べ物の美味しさも必要かもしれない。
いずれにせよ――――『喫茶店』までは、そう時間がかからなかった。

           カラン  コロン

「2名でお願いしま〜す」

手慣れた様子で席を取った深山はカバンを開け、ノートを取り出す。

「村田先生、今日はよろしくお願いしますう〜」「あ、先に何か頼む?」

13斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/13(土) 00:44:08
>>12

 「酷いな。」

『彼ら』の所業についてではない
彼らの行いが飲酒+目隠しして車を運転するかのような、立食パーティーに出てきた食べ物を一口齧っては吐き捨てるかのような
まるで目的が解らない行動ばかりだったからだ。『手あたり次第』という言葉が一番しっくりきそうだ……『婦女暴行』のみ未遂というのは気にかかったが。

 「――『警察』が最も許さない行為は『警官殺し』だと聞く」

 「こういう連中に舐められたら警察は『抑止力』ではなくなる、組織を舐め腐った次の『彼ら』が出てくる。数が増えて組織の手が回ら無くなれば、悪循環が始まる。」

 「組織と抑止力の維持には彼らを是正しなければならない、『スタンド』が絡む以上は、30万という金額もその為なら安い物だ。と。」

液晶に映る男達…人数はよく解らないが『スタンド使い』がいるならほぼ確実に彼らの『アタマ』だろう
ヤバイヤツというものはそういった集団の中でもつまはじきにされるか…もしくは集団を乗っ取るかだ。

 「……失礼、どうぞ続けて。」

14村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/13(土) 00:46:55
>>12

  「まずは『勉強』済ませてからだ。
   甘いもんに気取られてたんじゃ、頭に入らねぇからなぁ〜〜」

懐から『メモ帳』と『ボールペン』を取り出す。

  「まず『数学』、それから『1時間』だけだ。
   勉強は『質』だ。ダラダラやってもしょうがねぇし、長居しちゃ店に迷惑だからな。」

言いながらメニューを開いて、『一時間』後の食事の目星でもつけておこう。
とびきり甘そうなスイーツと、コーヒーがあれば尚よい。

  「集中して片づけて、終わったら『フルーツサンド』食って、暗くなる前に帰るこった。」
  「始めるぞ。」

『引き受けた』からには全力だ。

15『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/13(土) 01:08:47
>>13(斑鳩)

「ええ、ええ。酷い行いです……
 今はまだ手を染めておりませんが、
 放置すれば『命』に関わるのは明白でしょうな」

『如月』は『斑鳩』の考えを把握しているとは限らない。
所業のひどさ、というニュアンスと捉えているのかもしれない。

「――――『お若い』にもかかわらず、『社会』をよく理解なさってます。
 その通り、このあたりで『引き締め』なければ『舐められる』という事です」

      「『スタンドがあれば、一般社会に何をしても良い』
       そのような考えの者が増えれば、暗黒時代が訪れる。
       『星見町が舐められる』……『治安は保たれるべき』」

「報酬『30万』は……『ファイトマネー』と同額ではありますが、
 アレは『大勢にスタンドを曝すリスク』前提の金額ですからな。
 危険を伴う『治安活動』で『同額』なのは、そのためです」

嘆息と共に零れたのは、実感の籠った声色だった。
と、そこに茶髪の黒服が『紅茶』とシュガーポットの乗ったトレイを運んでくる。

「ああ、どうもどうも……『斑鳩』様、どうぞ」

如月は礼を述べ、紅茶を勧める。

「さて……この男たちについてですが。
 ―――――『トライコーン』と名乗る『非行集団』です」

                    スッ

         『ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ』

写真を拡大すると、その男たち――写っている限り『6名』全員の『頭』に――『角』があるのが、見えた。

>>14(村田)

「あぁ。うん、そうだねえ。……村田君、真面目なんだあ」

            ニコ

「勉強は『質』! 兄ちゃんもそう言ってたっけ」

残念そうだったが、笑顔に影は無い。
『全力』さに好感を持たれているようだ。

メニューには『軽食』から『スイーツ』まで幅広く・・・
『スイーツ』がやや多いようだったが、広く載っている。
コーヒーは『豆』の種類も選べるようだ。『本格的』だ。
ご褒美があれば、『苦難』も幾らか気が軽くなる。

「それじゃあ『数学』、よろしくお願いします」
「ええと、まずはこの問題、この公式の意味が〜〜〜」

ノートを開きやる気を見せた『深山』。


                     ―――― カラン  コロン


と、その時『ドアベル』が鳴り、新たな客が店内に入ってくる。

           ザッ  ザッ

「…………」

『男子学生』――――だろうか。二人組だが、どちらも『ラフ』なファッションだ。
片方は目深く被ったフードで顔が見えず、もう片方はキャップを逆に被っている。
 
                          ・・・ガラが悪そうだ。

16村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/13(土) 01:24:12
>>15

  「『勉強』は無駄にならねぇからなぁ〜〜〜っ」

  「学校の勉強自体は『どうでもいい』んだ。テストが終わったら忘れたっていい。
   こうしたことでもって、自分を磨くということが大事なんだ・・・。これは受け売りだけどな。」

『深山』の笑顔にニヤリと笑い返し、メニューを閉じて深山のノートをのぞき込む・・・

>                     ―――― カラン  コロン

『ガラの悪い男』・・・『不良』というほどのことでもなさそうだが・・・
まさかこんなところで人様に因縁をつけてくるような思慮の浅い真似はするまい。
『深山』の家庭教師に集中しよう。

17斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/13(土) 02:12:04
>>15

 「――『トライコーン』。」

予知能力者でもない限りは…事が起こった後に治安維持をしなければならない
彼らにとっては頭の痛い問題だろう。

 (ユニコーン、バイコーンに続いて3本目と来たか…あまり良い話は想像出来ねぇなぁ?)

ましてや、僕にとっても見過ごす…というわけにはいかない問題だ
からっぽの友人、からっぽの趣味、からっぽの人付き合い。

 「祖父の受け売りです 聞いた時はこうして実際に眼にするとは思いませんでしたが。」

そんな嘘100%の構成物でも繫がりが有るし
祖父母が出歩けないような街にさせたままというのは御免被る。

 「――『6人』、他者と同一のスタンドが発現すること自体確認できていない以上、集団で共有するスタンドという事か?」
 『…………1人でも逃したら再発の可能性がある、もしくはどれかが本体で【株分け】のようなものか。』
 「今は、推測の域を出ないな。」

6対1 相応にリスクが高いと言わざるをえない
自分のスタンドの事を完全に理解している…とは言えないが
同時に2人、3人を相手取れるかは向こうのスぺック次第だ。……答えは既に決定済みだが。

 「手早く――この件は謹んでお受けする。 その上で。」

 「一つ、彼ら…『トライコーン』の拠点、活動時間 スケジュール 事件後の現場に残った痕跡」
 「少しでも『トライコーン』についての解る限りの情報を頂きたい、価値がなさそうなどんなに些細な事でも ……後から『そういえば』等と出されても困る」

 「二つ、『治安活動』の……『完了』の証拠は如何すれば?」

18『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/13(土) 02:36:28
>>16(村田)

「すっごい中身のある事言ってるう〜〜〜っ。ほんとに『先生』みたい」

                 カリカリカリ…

「・・・ってえ、受け売りかあ。えへへ」

村田の言葉が効いたのか、感心しきりで勉強に打ち込む深山。
平和的な人間関係を築く努力は、『順調』なのかもしれない。
だが――――――

「それを村田君に教えてくれた人、すっごい良い先生だったん」

                      「チッ」


舌打ち。『深山の声』にかぶせるように……
想像以上に、『思慮の浅い真似をするヤツ』だったらしい。

                                 「……だ、ねえ」

             ぴた…

委縮するように、深山のシャーペンが一瞬止まる。

                          …カリカリ

空気が悪くなるが……『まだ』臨界に達してはいない。だが、『連中』の視線を時折感じる。

>>17(斑鳩)

「とても良いお爺様をお持ちのようで。
 っと失礼、個々人の環境に踏み込む気はありません。
 改めて……『ご協力』心より感謝いたします。斑鳩様」

「……『トライコーン』の有するスタンドについては不明確ですが、
 傾向からして『スタンド使い』は、『1名だけ』でしょう」

                ス

「『スタンド』は隠してこそ真価を発揮する『異能』。
 然しこの手の『向こう見ず』な使い手は『力を誇示したがる』
 つまり『むやみやたらとスタンドを使いたがる』ものですが、
 『現場の痕跡』や『被害者の声』からするに『異常事態』は無い」

画像を切り替える『如月』――――写るのはやはり『路地裏』。
だが、そこに男たちはいない。
 
「『単純暴力』……起きたことは、これに尽きるようなのです。
 殴るだけのスタンドが2名以上いるなら、話は変わるでしょうが、
 『千差万別』を基本とするスタンド使いの世界に、それは考え難い」

写っているのは……『壊れた壁』だ。
漫画のように、『拳の跡』を中心に『ひび割れている』。

「拠点は、歓楽街の『廃ビル』と見られます。
 『活動スケジュール』ですが……『早朝以外』。
 深い理由があるというよりは、これは単に『寝ている』のでしょう。
 これは『非行集団の常』ですが、『夜間』の犯行が多い。
 しかし最近になるにつれ、『白昼堂々』のそれも増えている……」

「そしてこれが大きな問題。構成員の人数が『増えつつある』……今現在、推定『12名』」
 
「生えた『角』と併せ、『軍勢の拡充』にこそ能力の意味がある、というのが『私見』ですな。
 ゆえにこそ、『今この段階で』潰さねばならないのです。可能ならもう少し早く動くべきでしたが、
 『大組織』はどうにも、腰が重い物でございます……『証拠』は、『首魁』を撃破したのち『ご連絡』を」

           スッ

                    「電話番号は、ここに」

番号だけが書かれた紙が、斑鳩の前に差し出される。質問や意見は、『望まれている』ように感じる。

19村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/13(土) 03:26:04
>>18
                    ヒト
  「・・・まぁな。今時にしちゃ、いい先生だった。」

昔の恩師・・・『金森』のことを思い出す。

       サンピン
  (・・・『三一』め・・・)

そしてこの状況を、その恩師ならばどう切り抜けただろうか?ということも。

「お、そこの問題はな・・・こうだ」 カリカリ

机の上に出していた『メモ帳』に数式でも書くフリをしながら・・・

『タイミングを見計らって出る』
『周りを見るな 俺の目だけ見ろ』
『わかったら『2回』まばたきをしろ』

と書いたページを『深山』に見せる。
当然、書く際も見せる際も、入って来た男たちに見えないようにだ。

                            レスポンス
断りなしにムリヤリ連れて出て行ってもいいが、何かしらの 反応 が発生するのは必定。
俺一人の時なら買ってもいい喧嘩だが、『深山』がいる以上そうもいかない。可能な限り穏便に済ませたい。

今入店してきた『連中』が席に案内され『座った』なら、
『騒がせ賃』としていくらか置いて、深山を伴って店を出てしまいたい。

20斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/13(土) 19:41:13
>>18

 「お気遣いどうも……『推定』?増える数に上限が無いとは思いたくないが。成程」
 「近距離型、かつ手駒を増やす能力 『スタンド能力は1人一つ』。そこだけは安心できる。」

番号をスマホに写し、廃ビルの場所をマップアプリにマークする。
後は大型二輪で目的地へ、なんとかする他ないだろう。

 (――負けるつもりは断じてないが、手が足りるか?)

解らず
推定12とは聞いたが、今更に増えている予想は簡単につく
――なにやら不愉快だ、理由がわからないのがことさらに。

 「簡単に動けないという点、心中お察しします」
 「では迅速に……あぁ そうだ」

席を立とうとして、ふと思いついた事を考える
いや、する気はまったくねぇが 一応の確認だけはぁ…しなくちゃなんねぇ。

 「解るならでいいんですが……彼らは常に全員で行動を? それと。」

 「廃ビルはアリーナではないし、ルールも無い。」
 「故意でないとはいえ…俺が『殺傷』した場合、どうしますか?」

――これだけ聞ければ後は充分。

 「それと、無いとは思いますが……『トライホーン』の騒動、別に協力的、或いは敵対的な『スタンド使い』が居た場合、その処遇は?」


こっちは蛇足 ……とは思うが、一応不興を買うのは避けたい物だ。

21『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/13(土) 23:05:36
>>19(村田)

故郷のかつての恩師は今どこで何をしているのか――――それは分からない。
だが、『村田』の中にその教えが、導く灯があるなら、意志はここに息づく。
人格的な意味でも……そして『問題』へと、『立ち向かう意志』の意味でも。

「あ、う、うん」

             …パチ  パチッ

――――『二回のまばたき』をした。

                        ドカッ

二人組の『ガラの悪い男』は店奥の席に案内されると、無言で尻を椅子に落とす。
そして、片割れ……キャップの男がまるで当然の権利のように、
懐から『タバコ』を取り出す……『喫煙可』のハズは無い。
いや仮に『喫煙可』だとして、どう見ても『未成年』だが……そこは、『お互い様』か。

    スッ…

ともかく、その期に『村田』は席を立つ――――深山もそれに続き、出入り口へ。
どうしても彼らが視界に入ることにはなるが・・・

                        チラ…

男たちからも、さすがに『いきなり喧嘩を吹っかけて』は来なかった。しかし。

「へッヘッ……『ビビッて』黙りこくっちまったぜェー、あいつらァ」

             ボ …

タバコに火をつけながら、『聞こえるように』話している。
まさしく『ドサンピン』の行いだが……『村田』は分別を弁える。

「『気合』入った『学ラン』しちゃいるが……しょせん『パンピー』」

        スッ           「『トガッて』ねえんだよ」


            『ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ』

そして『フードを被った男』が、それを脱ぐと……その下に、『角』が見える。

                     「……!?!?!?」

深山にもそれは視界に入ったらしい。
驚愕した様子で……しかし村田の意を汲んでか、声はあげない。

>>20(斑鳩)

廃ビルは歓楽街の中でも、特に『ダーティ』な一角に建つ。
つまり『夜遊び』で軽く寄るような店を構えるビル群でなく、
はじめから『ガラの悪い者たち』に開かれた店の多い地帯だ。

そこに『12名』がそろっている、とは限らないものの、
『1人』で相手取るならば……『正面衝突』は命取りだろう。

「『個別で行動をしている』者も複数回目撃されておりますが、
 最低でも『廃ビル』内には、常に複数名が待機しているようですな」

          「それから」

「『ご安心』なさって構いません、斑鳩様。
 『不慮の事故』で貴方に『責任』が及ぶ事は、無いように計らいましょう。
 ただ、喧嘩に『容赦』は禁物とはいえ、『不必要な殺し』はお控え願えれば」

その問いには流石に如月も『全く余裕』といった風ではないが、
あたかも『仕事の一環』と言わんばかりに、『事故』を『肯定』する。

「それと、『協力』を申し出る者は斑鳩様の判断で、
 適宜受け入れていただいて構いません。
 蛮行故、ほうぼうに恨みを買い始めている連中。
 『斑鳩様や、われわれの味方』ではなくとも、
 『連中の敵』はいてもおかしくありませんからな」
 
              「『敵対的な第三者』が出た場合は……
               斑鳩様を『侮る』わけではございませんが、
               未知のスタンド使いが2名は荷が勝ちましょう。
               『戦略的撤退』は、『選択肢』に潜ませておくべきです」

22村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/13(土) 23:37:06
>>21言いたい奴には言わせておけばいい。まずは『深山』の安全の確保、次に店に迷惑をかけないこと・・・これが肝要だが・・・『角』。どう見ても普通ではない。(『実体化』しているのだろうか?)『皮角』といって、人体に角状のものが生えるという症例は、ごく少数だが世界中で報告がある。しかしこれは老人の発症するもので、健康な若年男性に発症することはほとんどないはずだ。となればこれは・・・  「・・・先に出てろ・・・少し離れてな」後ろを歩く『深山』にボソッと耳打ちをして、ドアを開け、先に退店させる。この状況に動揺はしているようだが、声を上げたりはしていないところを見るに、なかなかの『女』だ。  「・・・フン・・・」 チラ・・・自分は退店がてら目線だけを『サンピン』どもにくれ、『バカにしたように』、あるいは『見下した』かのように鼻をならす。気の短い連中なら、この『誘い』に乗るだろう。

23斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/13(土) 23:42:49
>>21

 「――『撤退』の選択肢か」
 「いや、心に留めて置く ……理想としては1対1を12回だが。」

敵は集団で動いていて、まだ向こうに此方の存在が検知されているわけでは無い……
であれば、機動力で集団から逸れた物を一人ずつ『削いでいく』 これが理想だろう。

 (幸い、見分けは容易く付く そうなると必要な物は『速度の出る脚』と…『敵襲撃の予想地点』)

 「……失礼、一つ必要な物が」
 「『トライコーン』の引き起こした事件の数々だが…マップに場所をマーキングさせてくれないか。」
 
 「廃ビルの場所を中心に事件の全てを円で囲い…連中のおおよその行動範囲が知りたい」
 「『』」

24村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/13(土) 23:44:21
>>21
言いたい奴には言わせておけばいい。
まずは『深山』の安全の確保、次に店に迷惑をかけないこと・・・これが肝要だが・・・

『角』。どう見ても普通ではない。(『実体化』しているのだろうか?)
『皮角』といって、人体に角状のものが生えるという症例は、ごく少数だが世界中で報告がある。
しかしこれは老人の発症するもので、健康な若年男性に発症することはほとんどないはずだ。となればこれは・・・

  「・・・先に出てろ・・・少し離れてな」

後ろを歩く『深山』にボソッと耳打ちをして、ドアを開け、先に退店させる。
この状況に動揺はしているようだが、声を上げたりはしていないところを見るに、なかなかの『女』だ。

  「・・・フン・・・」 チラ・・・

自分は退店がてら目線だけを『サンピン』どもにくれ、『バカにしたように』、あるいは『見下した』かのように鼻をならす。
気の短い連中なら、この『誘い』に乗るだろう。

25斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/13(土) 23:51:20
>>21

 「――『撤退』の選択肢か」
 「いや、心に留めて置く ……理想としては1対1を12回だが。」

敵は集団で動いていて、まだ向こうに此方の存在が検知されているわけでは無い……
であれば、機動力で集団から逸れた物を一人ずつ『削いでいく』 これが理想だろう。

 (幸い、見分けは容易く付く そうなると必要な物は『速度の出る脚』と…『敵襲撃の予想地点』)

 「……失礼、一つ必要な物が」
 「『トライコーン』の引き起こした事件の数々だが…マップに場所をマーキングさせてくれないか。」

茜色の液体に砂糖を2杯
紅茶を一息に飲み干すとカップをソーサーに戻す ――いい味だ
 
 「廃ビルの場所を中心に事件の全てを円で囲い、連中のおおよその行動範囲が知りたい」
 「『範囲内を大型二輪で走りながら一人ずつ刈り取る』…奇襲を条件にいれた数を増やすだけの単なる近距離型なら、射程20m内に入ればそれで十分だ。」

 「……ああ、そういえば『未遂』の事件が一つあったな」
 「都合がいいかもな、『自分が狩る側』だと思っている人間なら 早々諦めたりはしない早いうちに二度目の襲撃をするか…」

 「まず行くなら其処か。 場所ついでにその際の詳細な状況はあるだろうか?」

お粗末にも、我ながら気がはやり過ぎているかもしれないな
……思考を止めれば狩られるのは自分だというのに。

26『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/14(日) 00:17:47
>>24(村田)

「………………むっ、無理はしないで」

            トトッ

深山は言うことを聞いてくれた。ドアから外に出る。
この場に長居したくないという思いも、間違いなくあるだろうが、
『村田』の邪魔をしないという意味では『悪くない』だろう。

            ・・・ガタッ


「女逃がしてェー……えぇ、カッコつけてるつもりかよ? 舐めてんなァおい?」

          スゥ

             「カノジョの前で泣かしてやっか?」

狙い通り――――退店しようとする村田の『一瞥』に、男たちは反応する。
キャップを被った男がまず立ち上がり、帽子を手で取る。……やはり、『角』。

確実ではないが、『皮膚』の一部ではない。
質感――――色、『存在感』がそれを物語る。
恐らくは『実体化』した『外付けの何か』だろう。

「……『表』出るかよ。『ナメてる』やつはぶちのめすのが、『俺ら』のルールだ」

「それとも………………ここで『ヤる』か?」

そしてフードを脱いだ男もまた席を立ち、二人そろって『村田』の方へと近付いてくる……!!

>>25(斑鳩)

「撤退を『敵前逃亡』と嘲る者もいるかもしれませんが、
 討ち取られる事が最も連中を調子づかせるでしょうからな。
 危険を感じれば、逃げる事もまた『喧嘩』……」

「『未遂の一件』ですが、これは『暴行を受けた』のが『スタンド使い』でした。
 やや非戦的な性格の方でしたので、『退ける』だけに終わりましたが――――
 先に紹介した『被害者の声』……というのも、その女性からの物が最も『大きい』」

       「仮にも『婦女暴行の被害者』ですので、
        『ご本人』を紹介は出来ませんが、
        被害を受けた場所は――――『駅周辺』」

    スッ

「『路地』で人を待っていたところ、
 強引な『ナンパ』を受け、断った所『襲われた』との事です」

如月は自らの『端末』に地図を表示させると、『大通り』にピンを立てる。
メモを取るなり、自身の地図にもマークするならばこれに従えば良さそうだ。

「それ以外では『歓楽街』『大通り』がほとんどを占めております。
 これは単純に、『人通りの多さ』が要因でしょう。後は『遊び場』の多さでしょうか」

紅茶の味には『雑味』が無い。洗練された香りと、砂糖の甘みが斑鳩に火を入れてくれる。
他にも『情報』を求めるなら如月は答えるだろうが、『出発』するに十分ではあるかもしれない。

27斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/14(日) 00:43:19
>>26

 「――情報の提供、重ねて感謝を。」

今度こそ席を立つ、思いつく限りを聞いた以上はもう行かなくてはならない。

 「出来るなら『トライホーン』個々人の現在の動向をリアルタイムで知りたいが…組織が動けない以上、『探知系スタンド』無しにそれは無理という物」
 「『兵は神速を貴ぶ』 『本体』に伝達され、廃ビルに本体ごと逃げ込まれる前に…出来る限りを削り取らなくては。」

 (もしかしたら…だが 既に何かしらの『スタンド絡み』のトラブルをトライホーン側から引っかけている可能性もある)
 (そうなれば警戒され、俺の側からの奇襲のメリットは薄くなる 穴熊決められたら手ェだしにくくなるのは『将棋』と同じだ。)
 
 「紅茶、有難う。 美味しかったよ。」

脳に糖分の補給も完了した、スマホのマップにピンを刺し、聞いた限りの情報をメモアプリに記入する
SFを置いてきぼりにした機器は利便性が違う。『スタートレック』も真っ青だ。
廃ビルと全ての事件の発生点をマークし、廃ビルを中心に円を広げ、一番遠い事件の発生点で円の拡大を停止する
――これで、連中のおおよその行動範囲は掴めた。

 「後は、行動の時だ。」

部屋を出る、まずは…かつてアリーナに来た時のようにヘルメットをつけて大型二輪に乗り、『駅周辺』へ
1人の女性と路地には、バイザーの裏から特に眼を光らせなくては。

28村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/14(日) 00:50:11
>>26

  「ドサンピンどもが吠えるじゃねぇかよ、ええ?
  数揃えて弱い者いじめしか能のねぇロクデナシがよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っ」

事前に『棒化』し、握りこんでいた『煙草棒』を取り出す。(>>19>>22メール欄)本物の煙草同様、小さいものだ。
近づいて凝視してみなければ、これが煙草でないことには気が付かないだろう。
ましてや・・・俺が『スタンド使い』であると知らない相手であるなら、疑念すら抱かないはずだ。

パク

  「ガタガタ言わずにかかって来いよ。」

                 カチッ   ボッ

  「それとも何か?念仏唱え終わるまで待っててやろうか?」

『煙草棒』をくわえ、手で覆いを作るようにしてライターで先端を炙る。
あとは・・・二人を『射程距離』・・・『3m以内』にとらえるまで『我慢』だ。

29『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/14(日) 01:07:30
>>27(斑鳩)

「ええ、『探知』『情報』系スタンド使いは『希少』ですのでね。
 『本体』が今現在『外にいる』とは、限りませんが……
 数を武器とする敵に対し『削る』という方針は、『妥当』なものです」

           「――――吉報を期待しております」

部屋を出ると、黒服に出口まで案内される。
外は蒸し暑く、『犯罪』の気配が無くとも出歩くのは避けたい程だ。

        ブオン  ブオン

            ―――――――  ゴオオオオオオオ

大型二輪で絡みつく湿気を切り裂き、ほどなくして『駅周辺』に到着した。
流石に今すぐ『襲われている現場』を目撃する、という事は無かったが・・・

                   ギ ャ   ハハハハ

ふと、通りかかった路地の一つから『若い男の笑い声』が聞こえてくる――――

>>28(村田)

準備しておいた『煙草棒』を加え、先端に『熱』を加える村田。
角の生えた二人組はその様子、そして言動に目に見えて『激昂』する。

「んだとォ〜〜〜〜〜ッ!? てめェ『誰に』喧嘩売ってんのか」

              「理解してんのかァァ〜〜〜」

短気。間違いなくそう形容出来る……獣を思わせる、獰猛な声色。

         ザッザッザッ

「イキがってんじゃねェーーーーーーぞ、
 二度と一服出来ねえ『歯抜け』にしてやるァッ!」

           ダダッ

完全に、狙い通りだ。
まずはキャップの男が勢いよく駆け寄ってくる……! 『3m』に突入したッ!!

「余裕こきやがって……よォ。お望み通り掛かってやる。『後悔』する余裕は与えねえ」

                    ガシッ

そしてフードの男は近場の『椅子』を1つ右手に取り、後ろから歩いてくる……彼とは『5m』の距離。
(※椅子 ttps://isuya.shop-pro.jp/?pid=18784088)

30村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/14(日) 01:27:09
>>29

  「・・・『誰に』だと?」

  プッ!

駆け寄ってきた男めがけて、くわえた『煙草棒』を吹き矢のように吹き出し、『解除』!

『棒』は『熱』を瞬時に全体に伝導し、保つ性質を持っている。そして、『棒化』された物体の時間は『停止』する・・・
熱された『棒』は、熱された『煙草』に戻り、時を刻み始め・・・まるで火綿のように『爆発的に燃え上がる』!
このとき発生する『熱』、『光』、『煙』で男どもの五感を怯ませ・・・

  「『知ら』ねぇなァァァァァァァァァァァ――――――――――ッ!!!!!!!!!!!!!!!」

ズ ォ   ド ド ド!        
              ド ド ド!
  ド ド ド!

『ディズィー・スティック』発現!
一気に懐に飛び込み、手加減なしの『蹴りのラッシュ』を先頭の男に叩き込む!パス精CAB

31斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/14(日) 01:42:48
>>29

――マスキングテープがベタベタに張られたヘルメットの中は実に不愉快 
おまけに今日の湿気を差し引いても、下品で粗野な笑い声が耳に響くときたもんだ

こんな湿気た日によくもやるとは思うね俺ァ
おがくずが代わりに詰まった脳みそにカビが生えるのも無理はない。

とはいえ?連中の頭が回らないというなら
俺としても実に楽でいい。さて、どうしたもんか?

路地がバイクで通れる大きさならそのまま声の元まで行けばいい
無理そうなサイズなら降りて行かねばならないだろう。

そして何方であろうと、俺達の準備に変わりはないもんだ。
スタンドの両腕への部分展開、右腕から5m分鎖を伸ばし、4m分をそれぞれ20cmずつ『鉄球』へと形成
合計弾数は『20発』残りの1mは回転させる投擲用だ。傍目に見れば俺の右腕に葡萄の房がついてるように見えるだろう

片腕に5メールも集中させて大丈夫か?纏うタイプのパワーアシスト付きなので問題なさそうだ。
重心の偏りも俺達のテクニック・・・もとい、スタンドで上昇した器用さ(精密動作B)で補えるだろう

後は笑い声への方へ移動するだけ、例え敵だとしても視界に捉えるまでは断定できないのが辛い所だな
人違いの可能性も有るが……その時はバイク吹かして逃げるだけだ。

32『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/14(日) 01:57:07
>>30(村田)

  「あァっ!?」     『ボ』

        『ボ ボッ!!!』  「なッんだこれ……ッ」

 ズ ォ   ド ド ド!        
              ド ド ド!
  ド ド ド!
                「お」

   「っぐぁぁぁああアああっっっ!!?!?!?」

              ドガッ  シャァァーー
                         zーーッ!!!


――――『成す術無し』!
戦闘の男は蹴りのラッシュをまともに受け、軽々と吹き飛ばされるッ!
店内奥のテーブルに叩きつけられ、そのまま起き上がってくる様子もない。
煙草や、ポケットに入っていたスマホなどもぶちまけ完全に伸びている。
人間相手とはいえ必ず『一撃』で倒せるとは限らないが、『不意』を打てればこんなものだ。

「…………て、てめェ『それ』は…………

        ……『ゲンマ』さんと同じ、『バケモン』かッ!?」

           ジリ …

――――フードの男が次に襲ってくる。煙草による攪乱は『効果あり』だが、
あくまで『煙草1本』分の燃焼だ。5m先にいる男を継続しては怯ませられない。

                      「…………クソぁッ!」

       ブ
           オ!

椅子を振り回し、村田の『頭』を狙ってきた! 驚くべきはその『勢い』……『人間離れ』している!(パB)

>>31(斑鳩)

路地はバイクで入るのは憚られる広さだ。いや、入る事は出来るが、
入った先には路駐された別の誰かのバイクや、左右の店の私物など、
いくらか障害物があるため動きにくそうだ。『入るべきではない』と思われる。
いずれにせよ――――――斑鳩の準備は変わりない。

          ジャラジャラララッ

右腕に繋げた状態で『5m分』鎖を伸ばした。『他の鎖』は伸ばせなくなるが、問題はあるまい。
また、その鎖を垂らしたまま歩くのではなく……『20cm分』ずつ丸め、『球』の形成も完了。
まさに『ブドウの房』という形容が正しい。『1m』の鎖の先に、『20個』の球が連なる。

幸いにして、『鎖』は繋いでいる限り『ヴィジョンの一部でもある』。
故に重さは感じない。扱いの『難度』も、精度でカバーできる範囲だろう。
鎖を操作するわけではない以上手作業で、敵前での用意は難しいものの、
準備をした際の『瞬間爆発力』は『ロスト・アイデンティティ』の武器だ。
もちろんそれだけではないが――――それは、これから披露されるかもしれない。

 「ハハハハハッハハァ!!」

                 「すげェ」

      「すげェぜ」

              「この『力』半端ねェ〜〜〜〜〜!! ギャハァ〜ッ」

                      
                       『ド ド ド ド ド』


「ハハハァッ…………あぁ? なんだてめェ〜〜〜〜〜『見世物』じゃあねえぇぞッ」

路地にいたのは――――『敵』だった。
タンクトップにカーゴパンツ、ラフな格好をした若い男だ。
手には『建築資材』か何かだろうか、長さ1mほどの『木の角棒』を持っている。

異様なテンション――――――その頭部には、あの画像で見た『角』。

彼との距離は『7m』……路地の広さは『幅2m』ほどだ。
また周囲には『カタギ』には見えない『若い男』が一人、うつぶせに倒れている……!

33村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/14(日) 02:06:32
>>32質問:『椅子』の振り回しは上から?それとも左右いずれからの横なぎ?

34『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/14(日) 02:08:45
>>33(村田・回答)
>『椅子』の振り回しは上から?それとも左右いずれからの横なぎ?

右手に持っている椅子を、『上から』振り下ろす軌道で振るってきた。

35村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/14(日) 03:41:42
>>33
回答に感謝いたします。

>>32

>              ドガッ  シャァァーー
>                         zーーッ!!!

 「『歯抜け』・・とか何とか言ってたな」

 「てめーは『腑抜け』らしかったがよぉ〜〜〜っ」

吹き飛び、ノビる『チンピラA』を見て吐き捨てる。

 「で、残ったお前はどうなんだ?ええ?『間抜け』か?」

>       ブ
>           オ!

大上段からの『椅子』!
『見えている』上、その風を切る『パワー』からいって、ますますただの人間ではなさそうだ。
右腕を上から『振り下ろし』ている関係上、攻撃の到達までは『ディズィー・スティック』にとってはずいぶん『余裕』がある。

 
 ド  ギャ
  「『ディズィー・スティック』!!」
                 ァ   ン !

『ディズィー・スティック』を、『チンピラB』に突っ込ませ!

ガシ!      グ ニャ!

『チンピラB』の首を掴んで、首だけ『部分棒化』を試みる! ス精AB

よほど鍛えた人間でなければ、首が妙に太い、とかいうことはないだろう。 『棒化』は一瞬のはず。
『棒化』に対しては抵抗が可能ではあるが、『首』を掴んだ場合についてはそうはいかない。
『首』が『棒化』するということはすなわち『気道』および『脊椎』、『中枢神経』の『棒化』。

            ・・・・・・・・・・・・・
『呼吸不可能』、そして『首から下への神経信号の断絶』を意味するからだ。
首を骨折した患者のように四肢を動かすことはかなわず、振り上げた椅子も取り落としてしまうことだろう。
鏡でも使わなければ『何をされたかわからない』というところも首を狙うポイントだ。
こいつらが何者なのかは知らないが、俺が何をできるのかは極力知られたくない。

36斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/14(日) 14:27:58
>>32

 (――そうだな、此方としても見に来たんじゃねぇ)

被害者1、頭部の角を確認、手に角材、彼我の距離7m
障害物無し、視界の障害無し、回転のスペースは充分……。

 (俺ァ…参加しに来たんだ。)

無言で左手を使い、ヘルメットにへばりついたマスキングテープを引きずるようにして剥がし、さらけ出す
その下にペイントしたばかりの…『剥き出しの白い牙の意匠』を

同時に右手の『葡萄の房』を振り回し、遠心力にて加速

『投石』……それは人類が最初に狩猟に用い、戦争にすら使用された手段。

時速100㎞・有効射程はスタンドのせいで20mだが…既に準備は完了した
充分に回転させた後に、葡萄の房から鉄球を切り離し、『トライコーン』に投擲する(精密動作B)

20の内の切り離した18は、右足に3左足に3右腕に3左腕に3胴へ3頭部へ3。
それぞれが空気抵抗で曲がり、銀の軌跡を残しながら
ある物は胴を狙うと見せかけて急激に落下して脚へ
ある物は左からフックのように右腕へ
ある物は胴狙いから掬い上げるように顎先へと向かう『鉄球』だ。

 (見た限りは1人だが、他にいないとは限らん 残りの残弾は2 これで倒れるなら楽なんだが…どうだ?)

37『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/14(日) 23:14:11
>>35(村田)

「あァァッうるせぇッ……くっちゃべってねえで食いやがれ『腰ぬ』」

 ド  ギャ
         「けッ……」
                 ァ   ン !

『ディズィー・スティック』が扱う『棒』は、振るうそれだけでは無い。

        ガシ!      

「け、 げ、  が    …………… !?」
 
              グ ニャ!

四肢や、首。敵もまた『棒』とし無力化する。徒手空拳でも『達人』。
首は元々の形状としては流石に完全な『棒状』では無い以上、
『一瞬』と呼ぶには若干気になる程度のタイムラグはあるが……
そんなものは、どちらにせよ『素人』に対抗の隙を与えない。

            ガクッ …              ゴトン

恐らくはショックによる気絶。手から取り落とした椅子が虚しく床に落ちる。
所詮は『1人ずつ』『無策で』『力任せに』襲ってくる『獣』に、
能力応用の仕込みを済ませた『達人』が遅れを取るなどという事は無い――!

          シィィ  ーーー    ん  ・ ・ ・

制圧完了。スタンドを認知するなど『得体の知れない』連中だったが、
何の理由か彼ら自身のスタンドを出すような様子は無かった。店内は……沈黙に包まれる。

              『???♪』

と、キャップの男が落としたスマホから・・・着信音が鳴り響く。
聴き覚えがない曲だが……所謂『HR/HM』調の激しいミュージックだ。……『どうする』?

>>36(斑鳩)

         ヒュンッ

『ロスト・アイデンティティ』の産み出す破壊力は結局、『人並み』だ。
重みを増そうが、遠心力を増そうが、『人並み』の域は超えない。

   ヒュンッ……
                ヒュンッ……


「鎖ィィ???ッ? ギャハッ! ハハハッ! なんだよその化粧! 漫画の読み過ぎじゃ」

          ヒュンッ……

だが……原初の時代、いや現代においても、『それで十分』だ。

                ヒュ ゴォォオッ!!!

器具を用いた『人並みの投擲』は兵士を打ち倒し、数が揃えば『巨象』すら獲物とする。
そして『数を揃える』事は、『ロスト・アイデンティティ』の得意とする領域――――! 

      「お!? ……ッ!?」 

                             「ご」「ぼっ」   「ガッ」

 「グェっ……」
           「ボッ!?」

            ドシャァッ  

流石に『一度の切り離しで18球に個別の回転を掛ける』のは不可能ではあるが、
手の動きやタイミングの調整で、集弾部位をコントロールする事は十分に可能。
18発の『鎖鉄球』が『トライコーン』の男の全身に突き刺さり、仰向けに撃ち倒す。

『ただ見に来ただけ』と思った時点で、敵は『負けている』。
斑鳩翔は、『勝つための行動』を怠らず、この場に挑んでいるのだから。

「………………」       ピクピク…

死んではいないようだが……僅かに痙攣するだけで、起き上がる様子は無い。まず、1人。

           そして。

                             ガ   
                               チャ

「…………何の騒ぎかと思って出てきたら、どうなってんだよ? これ」

「ガキ……なんだその『フェイスペイント』?
 どこのチームだ……テメェーがヤったのか? ……俺らのメンバーをよォ」

路地の右の建物から……『裏戸』を乱雑に開きながら、『2人目』が姿を表す。
頭部には、角。『アメフト選手』のような体格。
次の瞬間には突っ込んで来てもおかしくない、気の立った表情。
新たな男との距離は……『5m』ほどだ。残り『二発』……だが勿論、武器は鉄球だけではない。

38斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/14(日) 23:39:48
>>37

――正直に言おう 『痒い』

ラッカースプレーでフェイスペイントなんかするもんじゃねぇな。
『俺』はバイクの『ヘルメット』にするべきだとちゃんと言ったんだが。

取りあえず倒れた方は死んでないようで一安心といった所だが
今度はアメフト選手が追加入場ときたもんだ、出てくるシーン間違えてるぜ『お友達』

とはいえ残弾2では先の彼が『死んでない』辺り、いささか心許ない状態だ、像にBB弾撃って倒せると思う奴ァいないと信じたいね
となれば残っているのは……今にもタックルかましてきそうなヤツへの対処法。

1.アイツに挑発する。取りあえずフィンガーサインでもなんでもいい
2.突進してきたヤツを『影の脚』を発現してタックルにタイミング合わせて飛び越える
3.飛び越え様に伸ばした鎖を『鞭』として奴の首に引っかけて回す、結合して『伸縮』…もとい、締め上げる。

(それにしても…此奴のさっきの発言『見えてる』のか)
(こりゃすれ違いざまの奇襲は無理だな、捨てよう。)

後は行動あるのみだ、取り敢えず業務用冷蔵庫の如くデカいタフガイに『ママのスカートからさっさと出てこないのか』?のジェスチャーでも送ってやる。
鉄球を解いて長さを追加した右腕の鎖を後ろ手にこっそり伸ばしながら、だが。

39村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/14(日) 23:55:36
>>37

『良し』。いや、店内の惨状を見れば、まったく『良』くないのだが・・・

 「・・・やっちまった・・・しかしなんだ、こいつら・・・?」

男2人を見やり、あらためて『頭部』の角の様子を確認したい。
最初にフっとばしたほうの男の角は、折れたりだとかしているだろうか?
形状の差異などあるだろうか?

>              『???♪』

『着信音』だ。
応答してみたいが、キャップ男の声色と自分の声色は異なるだろう。
ひとつ、『芝居』を打つ必要がある。

ペコォ―――――――ッ

  「すいません。『村田 瑛壱(ムラタ エイイチ)』というものです。高2です!
   壊しちまった品物代は当然後でお支払するんで・・・協力していただけませんか!」

頭を下げたまま、店員とほかの客たち(いれば)に『協力』を乞う。

   「一つに、さっき俺が逃がした『女の子』、店の外で待ってると思うんですが、呼び戻してくれませんか。」

   「もう一つ、僕が今電話をしている間、ちょっとうるさいくらい『にぎやか』にしていただきたいのです。」

   「『お願いします』!」

40『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/15(月) 00:12:00
>>38(斑鳩)

あと『2発』でも、当て方次第では『倒す』事は可能かもしれない。
『18発』で『死ななかった』のは恐らく『打撃が致命となる部位』――――
つまり頭部や、胴の一部といった『急所』に当たったのは全体の一部だから、だ。

とはいえ心許ないのは事実だろう。
斑鳩の選択は後ろ手に『球』をほどき、鎖として伸ばす事。

                  『ジャラララララ ・・・』

「こんガキィ…………ッ! 『トライコーン』舐めたヤツは」

     グググ …

                  「ブチかますッッ!!!」
  
                          ド  !!

タフガイは地を蹴る――――その踏み込みの『脚力』は明らかに『異常』だ(パB相当)
コンクリの地面に罅が入る……そして繰り出すのは、アメフト仕込みのタックル!

     ド   ド   ド

速度自体は『人間の域』だが、『食らう』のは確実に『ヤバい』! 

               距離は4m……3m、2m。1m! 今にも『衝突』するッ!!

>>39(村田)

倒れた男二人は……起き上がる様子は無い。角は『生えたまま』のようだった。
形状については、二人ともに一律で『一角獣』を思わせるまっすぐな角だ。
特別にそれを狙ったわけではない事もあり、折れてはいないが、
軽く観察すれば『肉体の一部ではない』のが露骨に分かる。
折ったとして彼らに『危険』が及ぶような事は、無いのではないだろうか――

                   『〜〜〜〜〜〜〜♪♪♪』

彼らが『何』なのか。そのヒントは鳴り響く電話にあるかもしれない。
が、村田はすぐには取らず、油断することなく調略を備える。慎重だが、正当だ。

「あ……いえ、弁償は……この二人にさせるべきだと、思います。
 きみは『絡まれて』やむをえず『正当防衛した』……だけです、よね」

「もちろん、喧嘩は良くないんですが……きみを責めるのは『筋違い』だ」

異常な『喧嘩』に身を竦めていた、初老のウェイターはそのように返す。
天候ゆえか、ほかに客はいない……村田の『注文』にも、彼は頷く。

「…………む、村田君……大丈夫だった?」

          「うわッ!? あ、あの人たち倒れて……これ、村田君が!?」

と、『深山』については店内が静まったためか、自主的に村田の様子を覗き込みに来た。
手にはスマホを持っている。『110番通報』の番号を打ち、タップ一つで掛けられる状態のようだ。

41斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/15(月) 00:28:11
>>40

見た感じのタックルはほぼ『暴走重機関車』ってトコロ
――機関車なんて、チビの頃に絵本で見たきりだ。

 (なあ、タフガイ てめぇの値段を知ってるか?全員込みこみで『30万』だとよ。)

『僕』の方がビビって逃げ出そうとしているが、4本脚でも意味がない
フィジカルまったく羨ましい限りだねホント。脚の調子を確認。

 (――『安すぎる』よなぁ?テメーも俺も。)

5 4 3 2……1m。
全てはパワーやスピードでは無い、タイミングだ。

瞬間、鎖にまみれた俺の脚が影とズタズタの鎖に分かたれ、4本になる
狙うのは相手の頭上を取る跳躍、瞬発力という点なら、俺のスタンドも…まあ贔屓目に見ればまけちゃあいない。

そして右腕の鎖を振るう、狙うのは相手の首を一巻き、ついでに奴の頭を足蹴にして(精密動作B)前へ

後は単純、奴の速度自体が奴の首を絞める『絞首台』だ。
こいつらが近距離纏うタイプだと考えれば……欠点は『カウンター』だろう。


巻き付いて輪になった鎖を結合して伸縮『絞殺』(パC)奴の体の強度が人間と変わっていないなら…
それだけでどうやっても取れない、下手に引きちぎろうものなら首ごと吹っ飛ぶ自動窒息装置の完成だ。

42村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/15(月) 00:29:17
>>40
 
  「そうですか。では、『借り』ておきます。」 ペコッ!

マスターの言葉に謝辞を述べ、頭を下げる。

>          「うわッ!? あ、あの人たち倒れて……これ、村田君が!?」

  「『良い』タイミングだ『深山』。詳細は省くが、やったのは俺だ。まだ110は呼ぶな。
   お前を巻き込んでしまったことについて詫び入れたいとこだが、その前に・・・
   おれが『いい』と言うまで、マスターとできるだけにぎやかに『おしゃべり』しててくれ。」

『深山』にお願いした後、スマホを取り出し、最大音量で『ノリのいい音楽』をかける。
この町にはご当地アイドルなんかがいたらしいし、その曲でもいいだろう。
  
  ムンズ    ピ!
    「・・・はい・・・」 ボソ

『キャップ男』の電話に出る。
『おしゃべり』と『音楽』で雑音を作り出し、かつ『ボソボソ声』でしゃべることで、こちらの声を判別させない狙いだ。

43『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/15(月) 00:53:59
>>41(斑鳩)

『12人』――――全員『生かしても』『殺しても』『30万』

          ド    ドッ

  『ガシャァァ ――― ン』

足の鎖を解除する。
『ロスト・アイデンティティ』は、『鎖使い』を真価としない。
真価は――――『影の部位』による『多重・倍加行動』。

                   ダダダンッ

単純計算で、通常の2倍。
ハードルを飛び越えるように『タックル』を『飛び越え』、
すれ違いざまに『腕の鎖』を首に巻き付け、結合し、
『後頭部』を蹴り飛ばして、向こう側に着地。
神業的な体さばきも、『高精度』の動作が可能とし。

――――仕上げとばかりに、『伸縮』でさらに締め上げる。

                 ギ    チ  チチチ  ・・・

「ゴッ ……!? お、お……!!!」

何をされたのかも、男には『分からなかった』だろう。首を抑えもがく。
そして……対応する策を見出す事は出来ずに、そのまま膝から崩れる。

                                『〜〜〜〜♪』

静まり返った路地に、アメフト男が出て来た『戸』の奥から妙な『ロック音楽』が聞こえてくる。

>>42(村田)

「む、村田君……っ。……わ、わかった、そうする!
 逃がそうとしてくれたお礼……それくらいはお返ししなきゃ」

村田に聞きたいことはあるようだったが、
並々ならぬ様子からか深山も受け入れてくれた。
初老のマスターと視線を交わすと、雑談を始める。

                ♪  ♪  ♪

村田は――――ご当地アイドル『Veraison』の曲を再生する。
快活な声、囁くような甘い声、落ち着いた声が入り混じる妙な歌だが、曲調は『ノリがいい』。
これならば『フルーツサンドのコツ』で盛り上がろうと努めている深山らの声と併せ、ごまかしになる。

                       ピ 

「――――――俺だ。『ミヤマ』だ。

      ブルも一緒か? ………………ん?
    
          なんだ、その変なBGM。お前ら今どこにいる…………」


                             ―――――『ミヤマ』。確かにそう名乗った。

44村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/15(月) 01:05:10
>>43
    ボソ                     サテン
「・・・奴が『暑い』と喚くもんですから、通りがかった喫茶店に。」 
             ボソ

ボソボソと言葉を発し、可能な限り短く答える。
固有名詞は出さない。こちらから話を動かそうともしない。『聴き』に徹する。

そして・・・『ミヤマ』。先ほどから何度か口にした名前だ。『偶然』か?
ショックでノビた男は『ゲンマさん』と口走った。・・・『ミヤマ ゲンマ』?

45斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/15(月) 01:23:32
>>43

 「これでも俺ァ…おしゃべりは好きなんだがよ」

着地、一丁上がり、『スタンドを解除』
何時もの俺なら舐めたマネしたヤツに、こいつらみたいに怒り狂って叩きつけただろうに。

 「――お前らと話すコトなんざとくにねぇよ、『仕事』だからな。」

これで2人、残り推定10人。
――バトンタッチ。

 「あ〜あ……僕のこんな所、学友にもみせらんないな」
 「『お金貰って人を殴ってます』なんて マンガだろ。ホント。」

スマホのカメラで頭部の角を撮影……取りあえずこのままなのはおっかないし、へし折っておかなきゃ。
アスファルトに叩きつければいいかんじに取れるかな?ノックノック

2人の処理が終わったらさっさと次へ行かなくてはならない 取り敢えずmyヘルメットは…バイクの方に置いて来たんだっけ?
そんな事を考えながら戻ろうとした矢先に『ロック』の音が聞こえてきた、『スタンドを再展開』。

 「――次か。」

両手に2mずつ、計4mの鎖を伸ばし、それぞれ1m分を鉄球に、片手に5発、両手で10発。
見えない葡萄を両手に抱えて、じりじりとロックの方へ向かって行く。

46『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/15(月) 01:31:11
>>44(村田)

「…………そうか、あれは堪え性の無いヤツだよな。

     ともかく……『ゲンマ』から『例の女の件』で、招集だ。

             …………分かってるだろうが、すぐ来れるか?」

――――『ゲンマ』と、電話先の『ミヤマ』は『別人』のようだ。
それが朗報なのか、それとも凶報なのかは『神のみぞ知る』。

「いつものビルだが…………
  
      タクシーを使ってでも『急いだ方が良い』

                今日の『ゲンマ』は相当『キてる』ぞ」

>>45(斑鳩)

角は――――アスファルトを使うと、意外なほど簡単にへし折れた。
折れた角は根元側も、破片も残さず『消える』――――これは、『解除』だ。
折る前に写真も撮れた。学友が見ればドン引きの光景だが、仕事としては正しい。
青年漫画……それも『エグい』作品のような現実が、斑鳩を取り巻いている。

            『〜〜〜〜〜〜♪♪♪』

戦闘準備……『15発の鉄球』の形成には時間を擁し、
ロックサウンドはしばらくすると一旦切れたが、
準備を終えてすぐ、また掛かり始める。近付き、開いた戸の中を見れば……

                    『〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪』

開店準備前の、『バー』か何か……のようだ。無人で、『人の気配』もない。
カウンター席に無造作に置かれた『スマートフォン』から、その音楽は響いている。

                                     ・・・『着信』のようだ。

47村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/15(月) 01:45:40
>>46
『例の女』だの『いつもの』だのと、さすがに尻尾を出してはくれないか。
会話が終わってしまいそうだ。せめて、この疑念を払拭しておかなければならない。

  ボソ
 「・・・何か・・・問題が・・・?」
         ボソ

会話が続くように喋りながら『深山』目くばせをして近寄り、通話を行っているスマホを操作。
『スピーカーホン』に設定し、『ミヤマ』と名乗った男の声を『深山』に聞かせてみたい。

48斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/15(月) 02:00:43
>>46

角は案外あっさりと折れた 正直拍子抜けした。

 (へし折れば、解除される)
 (『頭部狙い』……充分アリだな。守る為の方法はあまり無い。…でも勢い余って『殺す』かもしんない。)

バー内の左右確認、手は上げない、人の気配なし。

 (やだなあ。)

この年(18)で殺人デビュー、ただし相手は下種なチンピラ。

 (……俺も嫌だな。)

2人の気持ちが今1つに

そんな事を考えながら着信中のソレを手に取ろうとする
あの『カクザイ』の物でないとしたら残っているのは『アメフト』だろう。

電話に出るか?情報をあるいは掠め取れるかもしれない、でもミスったら僕の行動がバレる
出なければこのまま切れて終わりだろう、向こうにも僕の情報はいかない。

 (リターンの少ないギャンブルみたいだ…こういう嘘は得意じゃないし。)
 (けれど、これから行く先も無い 精々廃ビル中心にらせん状に回りながら外へ外へと伸ばし、引っかかったのを殴るか…)
 (事件の起こった場所を回るかだ、それよりは……マシかも。)


影の頭部を展開、周囲を警戒させ……通話に出てみる。

49『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/15(月) 02:40:52
>>47(村田)

尻尾を出させるには『くすぐる』必要があるだろうが、
それにはリスクを伴う。『敵がいる』と、知られるリスク。
だが、スピーカーホンにするくらいは敵に気付かれまい。
深山もマスターに『カフェオレの濃度』の話を振りながら、
村田の目配せに応え、耳を軽く、スピーカーに寄せてくる。

「『問題』も何も……『ゲンマと似たような力を使う女』の件。

     あの件で『ゲンマ』から、改めて……

           まあ『訓示』ってところか。とにかく急いで……」


スピーカーから、『声』が拡がる。
電話の向こう……『ミヤマ』と名乗る男の声色は、獣性は薄く理知も感じた。

だが、『深山』はその声に……あの不良二人の『舌打ち』以上に、目を丸くして。


       「に……『兄ちゃん』…………?」


                     ド ド ド ド ド

              彼女の心音が聞こえると錯覚するほどに、動揺している・・・

>>48(斑鳩)

倒れていて抵抗が無いからかもしれないが……象徴である角は然し、『強固』ではない。
とはいえ、『急所』に生えた弱点を狙うならば、『加減』がいるのも事実ではある。
斑鳩の中の『二つの意思』にとって、『その方が都合がいい限りは』…………だが。
ともかく、『いきなりビルに飛び込む』等とせず、『緒戦』を経たからこそ得られた情報だ。

           『〜〜〜〜〜♪♪ ♪』

或いは、この電話も……もちろん『出ない手』もある。
少なくとも敵の『本拠』は既に掴めているのだから、
これに出なくても『途方に暮れる』羽目にはならない。

―――――だが、『斑鳩』はここで『ギャンブル』に出る事に決める!

                   ピ

「―――――――――――よぉー、よぉー。出るのおせぇーよ!
 
     『トライコーン』の一員として『意識』上げてこうぜぇー?

          ま、いいや……おめぇ―今どこ? 『ゲンマ君』が『招集』だとよ」

軽薄な声色。影の頭部で周囲を警戒するが、今のところは、この『通話先』に集中出来そうだ。

50村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/15(月) 19:08:07
>>49
    ボソ
  「わかりました・・・すぐに向かいます・・・」
               ボソ

まず最低限、知りたいことはわかった。そのまま電話を切ってしまいたい。

  「『おしゃべり』はもういいぞ・・・
   さて『深山』、お前に何から話したもんかな・・・」

音楽も止め、このごく短い間に何が起こったのかを『深山』に伝える。
店のマスターにも聞いてもらう。何か噂レベルでも、こいつらのことを知っているかもしれない。
物事の詳細(『スタンド』とか)のことは隠したうえで、以下の点だけをだ。

①.この『角男』たちは『フツウ』ではないこと。同様に俺も『フツウ』ではないこと。
②.電話口の男は『ミヤマ』と名乗ったこと。
③.『ミヤマ』はどうやら、『角男』たちを統括する立場にあるらしいこと
④.『ミヤマ』とは別に、『ゲンマ』という『頭目』がいるらしいこと。

  「いま、『兄ちゃん』と言ったな?
   次から次へと悪いが・・・話聞かせちゃくれねぇか?」

51斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/15(月) 21:19:34
>>49

 (……これなら『俺』の声の方が都合がいいな。)

電話という物は通話先の音声を届けるものでは無く
実際には似たような音声を再生する物だという、つまりある程度のノイズと喋り方で『似せれる』。

 『――舐めたガキィを殴るのに…忙しくてよ』
 『場所は【廃ビル】だろ?そんだけなら切るぞ。』

奴の喋り方は先程既に聞いている、後はボソボソとした声と喋り方を多少似せればいい
とはいえ確実にとはいかないだろう、早々に通話は切り上げる。

情報は既に手に入った 『招集』…此方の動きがバレたと言う事は無いだろう
あまりにも速すぎる であれば向こうの動きというわけだ コレは『使える』。

 (『廃ビル』が拠点なのは解ってる、移動経路は解らんが周辺で待っていれば入れ食いじゃねぇか)
 (……出来ればコイツの居場所を知りたかったが、入れ違えやバレるリスクを考えりゃ無視だな。)

切ったスマホをテーブルに戻し、バイクへ戻ってヘルメットを被る

 (行き先は『廃ビル』か……招集で一度に全員とはいかんだろう、周囲を巡回して見つけ次第『潰す』。)

52『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/15(月) 23:15:35
>>50(村田)

「あぁ…………待っている」

         ツー   ツー  

………………………………………電話は切れた。

だが……『話す』必要があるのは、むしろこれからだ。
ひとまず村田は『角の集団』と自分の『フツウでなさ』を話す。
これは、起きた『結果』を目で見た以上受け入れられた……
もっとも、『武道家』のようなニュアンスで取られた気はする。

「『ゲンマ』……それが人の名前なら、『ヤンチャ』……と言うより、
 まあ、『不良』と言うんですか、あの二人ほど無茶はしないんですが……
 そのね、あまり柄の良くはない学生さんから、名前を聞いた覚えがあります。
 隣町の学生で、相当な『札付き』とか……詳しくはなくて申し訳ない、ですが」

また、マスターは『ゲンマ』についても断片的にだが知っていた。
隣町の『札付き』……チンピラ達の首魁としては『不思議』は無い身の上だ。

            そして。

「い、今のは……兄ちゃん……『ツグヤ』兄ちゃんの声だった。絶対そうっ!」

深山は村田の問いかけに、むしろ率先して答える。
信じられない……だからこそ言わずにはいられない。
 
「えっとね、ツグヤ兄ちゃんは私のお兄ちゃんで……大学生。
 あ、頭よくって。昔から『空手』やってて、今大学でもやってて。
 それっ……それで、悪いこととか、あと不真面目なのがすっごく嫌いで……!」

         「『なんで』……友達ならまだ分かるけど、『統括』なんて……っ!?」

必死に兄の弁明をするが、誰よりも彼女自身が『疑念』に包まれており、
また、『ゲンマ』と名乗る男についての『心当たり』は無いようだ。

・・・今、『何が起きている』のか。あるいは、『どうすればいい』のか。

>>51(斑鳩)

「よォー、なんだよォ調子付いてんじゃねえか?

   いいぜいいぜぇー? もっと『暴れ』まくろうぜ?
      
     オレらは『最強チーム』だって知らしめようぜぇーッ」

斑鳩の考え通り、電話口の向こうの男は『騙されて』くれた。

「ま、とはいえゲンマ君の指示は『絶対』

      ほどほどに凹ませてさっさと来いよ。チャオ〜」

             ツー ツー …

電話が切れる。

行動指針は決まった…………とはいえ『外にいるのが何人』かは分からない。
もしかすると、『この2人だけ』だったということもあるかもしれない。
周囲を巡回する事が『空振り』になる可能性もあるが……悪い策では無いだろう。

         ブォン    ブォン

いずれにせよ……バイクに乗り、ヘルメットを被った。走り出す準備はできている。

53村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/15(月) 23:51:35
>>52

  「俺はな、正直言って『面倒』だ。
   お前の兄貴が、お前の知らないところで何やってて・・・
   何企んでんのかなんで『どーだっていい』。こいつらを追いかける理由がねぇからだ。」

『深山』のほうを向き直って、正直な感想を吐露する。

  「だから、決めるのはお前だ。『深山』。」

  「『補習の補習の補習』ってことでよォ〜〜〜〜・・・『手伝ってやる』よ。」

  「自分の気持ちに嘘つかず、『どうしたい』のか言ってみな。」

『引き受けたからには全力』・・・最初に決めたことだ。
状況が変わろうとなんだろうと、自分を曲げる気はない。

54斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/15(月) 23:54:07
>>52

 「――さて、現状は」

襲撃して倒したのは2人、事前情報から推定12人だと言う事を考えて 残り『10』。
 
 (本体入りでも正面からだと数で圧殺だな…まだ増えててもおかしくはねぇし)
 
 「とはいえ、数は減らした 相手の理由は解らないが、今現在、メンツを『廃ビル』に集めてるのは確かだ。」

残りの全てが廃ビルにいる…という可能性は『低い』
今の電話が全てだ。

 「――『ゲンマ』 か。」

 「態々ボスの名前だして招集などと言ったんだ…半分以上は散らばってると見ていい」
 「ボスの命令が絶対で、こいつらが出遅れた少数なら…語気はもうすこし強めだろうな。」

 (俺から見てもスピード勝負 連中がタクシー使ってまで…となると攻撃のチャンスは限られる。)

 「少なくとも、誰一人引っかからないなんて事は絶対にない ――行くぞ『ロスト・アイデンティティ』」
 「さっき言ったのは…嘘じゃぁないもんな。」

――舐めたガキを殴るのに忙しい

アクセルを捻り、狼の遠吠えのようなエンジン音を唸らせる
目指すは『廃ビル』近辺をマップで見ての半径50m巡回ルート。

 (……そういやさっき別のチンピラが倒れてたっけな まあ先に起きるだろ。)

55『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/16(火) 23:44:03
>>53(村田)

「そ……そうだよね、分かってる。
 警察とかに任せるのが、一番――――」


村田の『正直な感想』は『正論』だ。
彼女の兄がどういう状況でも、
この『角』の男たちが何者でも、
村田個人には、それを追求する理由などない。
深山にもそれは分かる。文句など言うはずもない。

              ――――だが。      

      「……!」
                  「わ」
                         「私は……」

「…………『ツグヤ』兄ちゃんと……は、話がしたい。
  なんでこんな奴等の『まとめ役』なんかしてて……
    そんな『凄い悪いヤツ』の手下みたいなことしてるのか」

  「話して、ちゃんと確かめて」

        「『そうしたいと思ってる』なら、私、止めたい……
         『そうしなきゃいけない理由』が、あるなら無くしたい!」              

「村田君……お願い、私の『問題を解く』の……『手伝って』ッ!」

それが、『深山』の『したいこと』――――『するべきこと』だ。村田は、『引き受ける』。

その上で現状――問題は『ビル』がどこなのか分からない、というのが第一になるだろうか。
倒れた二人が口を割るとも限らず、また、今は起きてもいない。起こせば、後半は解決するが。

>>54(斑鳩)

―――――『舐めたガキ』共は、まだまだ『外にいる』。そう判断する。

 
       オ オ オ
             ォォォ
                   オオーーーーーーーーーーー ン


大型二輪は、唸るような重低音を響かせながら『獲物』達を探し、走り出す。
ビルから50m圏内は――――『歓楽街』が全て、になる。

                        …
                             …
                                  …

その一帯が見えてくるまで、さほど時間はかからない。
すでに、『50m圏内』に間違いなく入っているだろう。

が、現時点ではさすがに『角の持ち主』が歩いている、という事は無かった。
通行人はまばらにおり、パーカーのフードを被った頭の見えない男もいるが・・・

ビル周辺を『当たる』まで巡回し続けるか、あるいは別の手段を講ずるかは斑鳩次第だ。

56斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/17(水) 00:06:12
>>55

 「…………」

さて、僕達の取れる選択肢を確認しなければならない。

1.このまま廃ビルに殴り込む

これは一番の悪手だ、連中がたった今分散しているとはいえ
中に何人いるか解らず…その上で本体を倒しきれなければ、増援が次々とやってくる事になる

2.このまま巡回を続ける

これも効率が良いとは言い難い
マップを見て廃ビルまでの経路はある程度絞れても
見る限りにパーカーを被られたら判別は難しい、手あたり次第…というのも微妙だ。
騒ぎを大きくする上に無関係の人間まで巻き込むのは、無用なトラブルの元だ。

 (アイツをだまくらかして現在地でも聞ければ……いいや、過ぎた事だ、何より危険すぎる。)
 (僕にそういう『騙す』能力は無い以上、どうしても慎重にならざるを得ない、今の僕は凡人なのだ。)

 (とはいえ…廃ビルと事件場所を直線上につないで、この付近を連中が通るのは確かだ)
 (……『フード』か。)

連中にはスタンドが『見えている』
しかし、大概の人間にはスタンドが知覚できない。

 (……『鎖の鞭』ですれ違いざまにフードだけを狙い撃ちするか?)
 (いや、もし『トライコーン』に掴まれたらコトだ、例え一瞬でも横転しかねない。)

 (それよりも、バイクで加速すれば態々遠心力で加速する必要もない)
 (手の内の鎖をひとかけら切り離して、慣性でフードだけを狙い撃ちしてみるか。)
 
 (見えても反応出来なけりゃ、見えてないのと同じ事だ。サイズ的にも一般人には風で取れた様にしか見えんだろう。)
 (奇襲のアドバンテージを生かすにしても、リスクは侵せない――やってみるか)

スタンドを部分発現、左腕の下に鎖を出し、バイクで加速しながら手首から切り離した僅かな鎖を慣性に沿って切り離す(精密動作B)
後は一瞬だけ影の頭部で確認すればいい、後は当たるまで巡回し続けるだけだ。

 (とはいえ…確認出来たらいいな程度だなコレは バレない事を念頭に置かなければ…。)

57村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/17(水) 01:45:30
>>55

  「言うじゃねえかよ。なかなかどうしてお前、『イイ女』だぜ!」
  
やはり最初に思った通り、『深山』というやつは大したタマだ。
兄貴のために事件の渦中に飛び込んでいく『覚悟』がある。

  「そしたらまずは・・・こいつらに話を聞くのが早えか。」

ノビた『角男』たちに目をくれる。こいつらを叩き起こして、『尋問』する必要がある。
ボスと別に『兵隊』を統括する奴がいるということは、そこそこの規模があるチームのはずだ。
『ねぐら』と『兵隊の数』・・・吐かせたいのはまずこの2点。

  「マスター、スイーツに沿えて出す用の『ミント』・・・ひとつかみほど譲っちゃもらえませんか?」

まずは『尋問の準備』からだ。
マスターに問いかけながら、『メモ帳』を『棒化』。
この『棒』でもって男たちの『角』をブったたき、折れないか確かめてみる。パC

58『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/17(水) 03:08:56
>>56(斑鳩)

直接『廃ビル』へ殴りこむのは『シンプル』ではあるが、
無限の危険を秘めた『ハイリスク』なギャンブルとなる。
本体が『タイマン』でも張ってくれるなら別だろうが……

かといって巡回するだけでは『無駄に終わる』……それどころか、
その間にどんどん敵が集まり、大集団で動き出す可能性もある。
要するに、『ローリターン』な策ということになる。

斑鳩が取る事にしたのは――――『第三の案』だった。
つまり、巡回しながら……より積極的に、『探し当てる』。

         ブ
          オォォンッ
 
                    『ぴしっ』

切り離した鎖は、加速の慣性で『フード』を打ち、軽くめくる事に成功する。
バイクに乗りながらのアクションは常人にはかなり難しい事だが、
『ロスト・アイデンティティ』の精度であれば『当てる』くらいには困らない。

                      『ギラ…』

「…………??」

男は、フードを手で直しながら振り返る。

             ――――『斑鳩』の『影の頭部』は、その頭に『角』を見た。

「……?」

走り去るバイクが、その原因だという事は流石に想像できなかったのだろう。
怪訝そうな顔で周囲を見渡すも、『風の悪戯』か何かと解釈したらしく、再度歩き出す

>>57(村田)

「ほ、ほんとは……自分の家族のことだもん、自分でやらなきゃって思うんだ」

     「だから」

      「村田君……村田君こそ、『良いヒト』だよ。ほんとにありがとう……!」

感謝の言葉は『心』から出た物だろう。『村田』の見る目は、正しかった。

「ミント……ええ、分かりましたよ。
 ただ、その、『やりすぎ』の無いように……
 『正当防衛の一環だった』と私が証言できる範囲で、ぜひ……」

初老のマスターは店の奥に引っ込んでいく。『ミント』はすぐに用意されそうだ。
その間、『村田』がすることは――――――

                   『ギュン』

            ゴッ

                       『ピシ…』

メモ帳で作った『棒』で角を打つと、『キャップの男』のそれに大きな罅が入った。
おそらくはこの角は『ディズィー・スティック』で2,3撃も当てれば壊せるのではないだろうか?

少なくとも、特別に強固ではない……むしろ『脆い』部類に感じる。『骨』よりはずっと簡単だろう。

59斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/17(水) 12:50:55
>>58

 『――見えたぜ、バレた様子もねぇ』

 「ああ、でもここで仕掛けるのは否が応でも『目立つ』」

 『だが【見逃す】という選択肢もねぇ 連中の【角】が脆いのは確認済みだ』
 『頭部に一撃、それで片が付く 気づいてねぇなら猶更だ。』

 「必要なのは、周囲と奴が感知し得ない『速度』と『角度』から叩く事。」
 「――仕掛けるか!」

 『服装と体格は覚えたな?次の交差点で曲がれ、迂回する 奴が交差点に入ったら垂直方向から加速して投擲で狙う』
 『すれ違いざまに…【一撃】で仕留めるぞ。』

 「……一発勝負か」『柱ぶん投げてくるよりマシだろ?』
 「違いない、運転は僕がやる」『投擲は俺だな。デッドボールスレスレを狙うとしますかねぇ!』

作戦は単純だ、僕らは一度怪しまれないように迂回し『トライコーン』が横断すると思われる交差点の進行方向から垂直方向で待機する
運転は僕の頭と腕が、投擲は影の頭部と腕がそれぞれ行い、奴が交差点を渡る前に横合いから加速し、すれ違いざまに『角』めがけて胴体の『鎖』から作った鉄球を投擲する。(パス精CCB)

影の腕と頭部自体は本体と同サイズ…なら背後にそれとなく逸らして隠せば…まあ視認はされないだろうよ。鉄球も後ろ手にすりゃあいい。手が4本あるのは便利だ。
後は単に放り投げるだけだが+バイクの加速がついていりゃあ……まあまあの威力にはなるだろうよ。
問題は都合よく交差点があるかってトコロ、アイツが交差点守るのかってトコロ、奴が投擲前に気づくかってトコロだな。

60村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/17(水) 21:23:51
>>58

  「『ありがとう』はちょっと早えぞ。なにしろこっからが正念場なんだからなぁ〜っ」

  「これからもっと『危険」になる。お前を守り切れるかまでは、正直なところわからない。
  これは忠告だが・・・『深山』、帰るんなら今のうちだぞ。」

『角』への手ごたえを確認しながら返答する。
なるほどその程度の強度ならば、『棒』を思いきり打ち込めば一撃で砕くこともできるかもしれない。
たやすいとまで言うつもりはないが、『石像』を砕いた実績もある『棒』だ。

マスターが戻ってくる前に手早く済ませよう。
のびている男二人の『角』を、さっさと折り取ってしましたい。

61『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/18(木) 03:50:24
>>59(斑鳩)

連中の『角』は、『人間』でも十分に、一撃を加えれば破壊できる――――――
それは確かめ済みだ。
『頭部に3発鉄球を当てた後』『アスファルトを使って』『抵抗のない相手になら』だが。
とはいえ、バイクの加速を活かした一撃ならば『不可能』ではないだろう。

         ブオンッ

幸いだったことは、『交差点はあった』事。また『フード男』は『交通法規』を守った事。
また、『迂回すれば交差点の垂直方向に先回り出来た事』――――も、幸運の範疇だろう。


                グオ

                   ォッ


『必然』は、『バイクの運転』と『投擲』の両立は容易であるという事。
むしろ『影の部位』を使った『マルチタスク』は、『ロスト・アイデンティティ』の真骨頂。

そして。『不幸だったこと』は―――――

     「……うっ!? ンだっこのクソバイク!!」

                          バッ

交差点の横断中に『急に横合いからバイクが迫って来る』――――これは『警戒』を招いた。
斑鳩は『すれ違いざまにぶつける』ためにそれをしていても、敵はその意図を知らない。
単に『交差点を横断しようとしたら急に横からバイクが来た』と取る……『危険運転』だと。
ゆえに敵襲とか、そういう発想では無く、単純に『事故』を恐れ『回避行動』を選ぶ、という事だ。

『鉄球が気付かれない理由』はいくつもある。しかし『バイクが来る事』は気付かれるしかない。
つまり、『投擲を回避しようとしたわけではない』が『横合いから走ってきたバイクから身を翻した』。
        
             ゴ

               ッ


     「が ァッ」


だから投擲した鉄球は『角』に直撃する事無く――――即頭部をかすめる。男は頭を押さえ蹲る。

                   「なッ……ん、の、つもりだゴラァァッ!!!」

一帯に怒号が響き渡る―――― 何を投げられたは分からなくとも、『投擲をした』事実は『バレた』。

>>60(村田)

「そ……それもそっか。村田君、なんだか……『慣れてる』感じ。
 ……私、村田君のこと全然知らなかったなって、改めて思ってるよ」

『村田』自身スタンドを『聴いた』のはごく最近のことだったが、
それに出会った時に感じた『遠い懐かしさ』のような……不思議な『実感』。
単なる『喧嘩慣れ』ではない。『非日常』に、『立ち向かえる』意志がある。

「……うん、足手まといにはならないように頑張る。
 喧嘩とかは、全然得意じゃないけど……邪魔にはならないようにする。
 でも、邪魔にならないところまでは、私、行かなきゃって思うんだ」

「これも早いかもしれないけど、言わせて。心配してくれてありがとう」

深山は、そんな村田に『尊敬』の念を感じているように見えた。
場慣れをしながらも、慣れていない深山を軽んじず、慮るその『姿勢』に。

                    ゴッ
             『バキィッ』

                         『ボキッ!』

角は、抵抗がない事もあって簡単に折り取ることが出来た。
立って動き回る相手であれば、また勝手は違いそうだが、
角を折る事で『スタンドの影響』を奪う手立ては十分『可能性』を感じる。
また、気を失っているとはいえ角の破壊に『苦しむ』様子がないのは幸いだろうか?


「…………お待たせしました、『ミント』です。それと……」

                  ツカツカ

                      ビシ

マスターは『ミント』をタッパーに詰めて大量に持ってくる。
さらに……『入り口のドア』に『張り紙』を貼った。

「『臨時休業』の紙を貼っておきました……これで客は入りません。『専念』出来るかと。
 いえ、暴力を肯定するわけではないんですが、『正当』で『必要』なら……存分にやればいい」

62斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/18(木) 20:04:16
>>61

 (――言い訳をどうぞ?)
 【……名前がホースの癖に心臓がチキンだと思わなかった。】

 (で、どうする?)【向こうがボスならまず逃げるんだがな。】

 (――ここで討つ。】


大型二輪をスライドさせながら『トライホーン』に向き直り
スタンドの『解除』と『再発現』 その後、両腕から2mずつ鎖を伸ばす、計4m。

 【パワーがどれだけ上昇しようが、体重がバイクより増えたわけではねぇ】
 【気絶するまで引きずり回させて貰おうか。】

 (……向こうが下手に暴れると巻き付いた部分から『ちぎれる』んだけどなあ。それ。)

63村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/18(木) 20:32:10
>>61

  「・・・まぁ、『感謝の言葉』は受け取っといて、やらぁ!」

そっぽを向きながら鼻頭をかく。気恥ずかしいのだ。

ゴロ

  「さて、マスターの配慮に感謝しつつ、ちゃっちゃと済ませるか・・・」

ワシャ
      ギュウ ウ ウ ウ ウ

『角男』のうち、『フードの男』―首を『棒』にして気絶させた奴だ―を仰向けに転がし、
ミントをひとつかみほど取り出して握りつぶして『汁』を絞り出し、『フードの男』の『鼻腔』へ滴下する。

ミントはその清涼感と刺激から、古くは『気付け薬』などに使用されてきた植物だ。
こちらの男は特に外傷があるわけでもない。おそらく目を覚ますだろう。

『ディズィー・スティック』は目覚めたときに備え、そのまま『メモ帳棒』を右手に、構えを続けさせておく。

64『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/18(木) 23:10:08
>>62(斑鳩)

「あんッだァ〜〜〜〜〜〜てめェ!? や、やる気かゴラァッ!!」

               フラッ

ふらつきながらも『フードの男』は構える。
距離は『10m』ほど……『バイク』がある今、それは『一瞬』に等しい。

     ド
      ッ   ド
           ッ
               ド
                ッ

「喧嘩売って『ただで済む』と思ってんのかァ〜〜〜俺ら『トライコーン』にィッ!!!!」

怒号を周囲にまき散らしながら、『斑鳩』を迎え撃とうとしている……
バイクに『勝てる』と思っているのか? それは『無い』だろう。

何か、理屈以上のもので動いているのかもしれない……ともかく、『鎖』は伸ばし終えた。

>>63(村田)

「えへへ……」

そんな村田に深山は笑うが、もちろん嘲るような意図は感じられない。
ともかく―――――――

     ワシャ
              ギュウ ウ ウ ウ ウ

                        『ボタッ』

「うわっ、すっごい匂い……!」

清涼な『良い匂い』ではあるが、『鮮烈』なそれに深山も思わず一瞬鼻を押さえる。
それほどの『爆弾』を、直接『鼻腔』に投与されれば・・・

             「…………ヴッ!!?」

           ガバッ!

  「エホッっ、ゲホォーッ!!」

                  「なッ……なんだ、なんだこの……!?」

角男の片割れは飛び起き、混乱した様子で周囲を見渡す。幸いか、『暴れる』様子は無い。     
『ディズィー・スティック』に構えさせておくのは『賢明』だが、今はとりあえず問題無さそうだ。

65村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/18(木) 23:38:54
>>64

ゴ  ゴ  ゴ  ゴ    ゴ

  「おォ、『目』ぇ覚めたかよ。ええ?」

  ッ  グォ 
            ガ シィ!
                          …ゴリ

言うが早いか『男』の首根っこを『ディズィー・スティック』の左手で掴み、
『顎』に右手の『棒』を突き付け、その硬度を『肌』で感じてもらう。

ゴ          ゴ                  ゴ
  「このまま『顎』割られたくなけりゃ『ふたつ』答えろ。」
                ゴ
  「ひとつ、『アジト』はどこだ。」
 ゴ                  ゴ
  「ふたつ、『兵隊』の残り人数。」
ゴ     ゴ           ゴ  
  「そこでノビてるやつにも同じことを聴く。『フカシ』こきやがったら・・・!」  ゴ
  ゴ                  ゴ

こっちの男は俺が『ディズィー・スティック』を出せるのをはっきりと『見ている』。つまり、俺の怖さを『知って』いる。
一方的にノされたことと、得体のしれない相手に対する『恐怖心』は、こちらに有利に働くはずだ。
先ほどの深山とのやり取りとは一転、ドスを利かせて『尋問』を開始する。

66斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/19(金) 00:59:50
>>64

単純な疑問点として……だが。
『超人的なパワー』を得たとしよう、そんな人間が直ぐにこう思うものだろうか?

 そうだ、この力を使って非行に走ろう!俺達は凄いんだ!

……僕は、そうは思わない
目の前の人間にも『家族』や、『兄弟』 『友人』 『恋人』……
そういう人達が いればいるほどしようとは思わない物だ、それは僕達『スタンド使い』が証明している。

 (つまり、彼らはそういう風に思考が『誘導されている』と見るべきなのでは無いか?)

影の頭部がすぐさまその思考に聞くに堪えない罵声を飛ばし、眼前の『トライコーン』へ視野を向けさせる。

 【……で? そりゃ同情か? 憐憫か? それとも人道かぁ?】
 【物事を最悪な方向にする最も簡単で効果的な方法を教えてやろうか?『中途半端にやる事』だ】
 【連中が操られているだの家族がいるだの、そういう事を気にして手加減してみろ、余計なダメージを食らってその後の支障が出るのは?】

 【他の誰でもねぇ 『俺達』だ もし奴らを解放したいと思うのなら…確実に仕留めて『角』を砕け。】
 【『最善』だというつもりはねぇ、それが『最大高率』だ。】

 (…………そりゃあ 理解はするさ 納得はできないけど。)
 (それが覚悟だというなら いくらでも)

今やる事は手加減ではない、確実に数を減らす事だ。

アクセルをふかす――有効射程、2m…否 3m。
相手へ突撃しながらの射程2m内…左右何方に逃げられようと、その方向の鎖を伸ばし、逆方向の鎖を縮めながらブレーキをしつつ急ターン
鎖を慣性と速度で鞭の如く振るい、相手の『捕縛』、巻き付いた時点で輪の如く結合させ伸縮『首絞』に移行しつつ、重量差で引き摺って行く

 (いくらなんでも町中なんだ……人目のつかない場所に引き摺らないとな)
 【途中で気絶すりゃあ楽でいいがなぁ 俺ァよ。】

67『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/19(金) 23:10:09
>>65(村田)

「ぐエぇっ…………!」

       「なッ……あ!?」
 
              「み、『見えな』……『ツノ』が!?」

目が見えない、という意味ではあるまい。
首根っこを掴む『腕』が、見えていないのだろう。
先ほどまで間違いなく見えていたのに――だ。

だが、『尋問』に支障はない。
『分からせる』ことが出来る。

「ひ、ひぃぃッ……わかった、わかった答えるからッ!」

固唾をのんで見守る、深山……止めには入らない。

「アジトは『歓楽街』……『横丁』にある『廃ビル』ッ!
  な、なんなら『Googleマップ』で教えてやってもいいから!」

          「に……人数は俺らを抜けば『10人』
 
             で、でも、『ゲンマ』さん次第じゃ、増えてても……」

そして、フードの男も抵抗するような様子は無い。『忠誠心』は無いのか?

>>66(斑鳩)

斑鳩は――――思案を巡らせる。『力』を得たとして、人は変わるのか?
スタンス……ちょっとした『態度』はまだしも、『行動指針』が曲がるのか?
それは『分からない』……『彼らがどうなのか』も、今『答え』は出ない問いだ。

確実なのは、『この瞬間』 彼らは『敵』で、牙を剥いてくるという事。

                 ブオォォオオオオオ    ッ!!

                              『ジャラララララ!』
    キキ ……ィッ!

                「ぐウッ!?」

ブレーキと急ターンで、慣性を活かして振るった鎖は、
敵が構える『腕』にカウボーイの投げ縄さながらに絡む!
咄嗟に構えた腕に絡んだのは『幸い』だったかもしれない。
『首』だったなら、今から仕掛ける攻撃はあまりにも『殺人的』だった。

   「おッ」

                            ブ  オォォオオオオオッ!

                    「あぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ッ!?!?」

    ガガガガ  ガガッガッ!!!

そう、つまり、そのまま――――――『引きずる』! 現代の『市中引き回しの刑』だッ!

が、誤算があったとすれば『バイクの馬力(パB)』に匹敵する、敵の『怪力』だろう。
腕力だけではない、踏ん張る力なども『猛獣並(パB)』……『倒れず』ギリギリ踏ん張りながら引きずられていく!

                               ガガッ!!!

                                     ――――  オォォォオン

とはいえ恐らく、耐え続けるのは不可能。時間の問題だろうが――――ふと、別方向から、『バイクの音』が聞こえてくる。

68斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/20(土) 00:04:22
>>67

 「……超能力を甘く見てたな。」

よもや自重以上の相手に踏ん張って耐えるとは……
流石にこの点については理解が及ばない、スタンドでなければ足裏にとんでもないスパイクがついてないと説明不可能だ。

 【コイツ、後ろ手に連絡を取ったのか?空っぽのおつむでよく考えたといいたいトコロだが】
 【……そんなそぶりは見えなかった。】

更に別方向からのバイクに『敵の増援』を想像する
偶然の可能性は有るが、相手を甘く見てかかると言う事は油断に等しい。

 (だが、『踏ん張っている』という事は『動きを止めている』という事でもある。)
 【鎖は『2本』ある、みっともなく踏ん張るのはやめて、ドライブにつきあって貰おうか!】

相手に巻き付いた方の鎖をバイクのハンドルに引っかけ
自由な方の鎖を『鞭』の如く振りぬき(パス精CCB)相手の両足、或いは片足に巻き付け、結合させる。

 【両手が塞がって、足を踏ん張っている 防御も回避もできんよなぁ?】
 (そんなギリギリの状態で耐えられるかな…この『痛み』に。)

――そして、巻き付いた部分の鎖を思い切り『縮める』(パC)

 (筋肉を巻き込んだ『締め』なら、そのぶん肉が神経へのダメージを防いでしまう)
 (衣服を纏えば鞭のダメージは殆ど無くなる。)

 【だがぁ?『手首』『足首』等の関節部は筋肉の接続点だ…肉のカーテンはついてねぇ、ダメージを痛覚神経にもろに受ける部分なのさ。】
 【古武術にあったっけな?相手の手首を掴んで捻りあげる…なんて技がよ。】

後はアクセルを吹かすだけだ。

 (手も足も封じられれば…ふんばるなんて選択肢、意味無いんだぜ】

69村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/20(土) 00:52:16
>>67

この手の連中は、『わが身可愛さ』のほうがたいてい先に立つものだ。
あたえてくれた『パワー』に対する忠誠で、『人』に対する忠誠などはないのだ。

  「よし・・・じゃあ正確な場所を教えな。」

脅しつけたまま、追加の情報を引き出す。
『10人』・・・しかも『増』やせる。これは手早く今後の対応を決めないといけないらしい。
一人ひとりは大したことないとはいえ、無限に戦わせられるのは困る。

  「ついでだ。『ミヤマ』と『ゲンマ』について教えてもらおうか。
  二人の年ごろ、人となり、関係性・・・些細なことまで、知ってることは全て吐け。」

続けて『ミヤマ』、『ゲンマ』について吐かせる。

70『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/20(土) 01:13:56
>>68(斑鳩)

『訓練』していない斑鳩に『カウボーイ』さながらの技巧を齎す『スタンド能力』は、
『単なるチンピラ』にさえアクション映画の『力自慢』を思わせる芸当をさせる。

                  ガガガガガガッ

                           ヒュ  オンッ!

           『ガチン』

だが、『素人』だ。
極限の駆け引きの中、『足』を狙った一撃は回避しきれない。
巻きつき、締め上げる鎖がその『両足』を奪い――

「ぎ……っ、ああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」

     ガガガガガガガガガガ

           ブォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

                      ガガガガガッガガガガガガガガガ

容赦なく吹かせたアクセルが、その体をコンクリの地面に引きずっていく!
間違いなく数秒後には『再起不能』だろう。問題は、近付いてくるバイクの音。
ここは『敵本拠地付近』で、しかも『敵が集まってきている最中』
敵が増援の意図は無くとも、先の怒号、そしてこれだけ『悲鳴』を、挙げていれば。

      「ああ間違いねえッ!
        『キイチ』の悲鳴だ!!
          ボスにも伝えてくれミヤマさん!!」

             ――――バイクの音と共に、『新手の怒号』が聞こえてくる!
                          
>>69(村田)

「わ、分かった、誓って嘘じゃねえ……『ここ』だッ。
 こ……この時間帯ならたぶん、ゲンマさんはここにいる……!」

追加の情報も、問題なく吐いてくれる。
口止めなどは、あるとして不完全なのだろう。
そして……『ミヤマ』の名に、『深山』の表情も緊張を帯びる。
が、口を挟むことはしない。『邪魔はしない』と、約束していた。

「み……ミヤマ? ミヤマは……ゲンマさんが『喧嘩』した相手だとか……
 空手だかなんだか知らねえが、『武道家』の大学生? で……
 ゲンマさんを『注意』したからボコって、つ、ツノで『仲間に入れた』だけのヤツ」
 
「だからあんまりいい関係でもねえ……逆らったりはしねえけどな。
 お、おれだってツノが無かったら、あんたに喧嘩挑んだりはしなかったんだぜ?」

言い訳がましいが……『ツノ』にこそ、『増やす』ヒミツがある、という事だろう。  
聞いている深山は複雑な表情だが、どこか『得心』しているようでもある。

「ゲンマさんは……『高校生』だ、隣の町の……多分『高二』だったはずだ。
 とにかく喧嘩好き……ってーか、めちゃくちゃ『疑り深い』ってーか……」

         「ちょっとでも『文句』とか言った奴を、『敵』扱いしてボコるんだ。
          そーいうこと繰り返してる内に『悪名』響かせてた……らしい。
          ま、マジに『恐ろしい』ヤ……人だよ……お、おれより年下だけどな」

71斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/20(土) 01:42:10
>>70

 『…………』

  (一つ聞きたい事がある)

 『なんだ?』

  (これもミスか?それとも 『わざと口を塞がなかった』のか?)

 『そこまで大した事じゃあねぇよ 俺達のスタンドで塞げるかどうかも怪しい所だった、だから確実な方に賭けた。』
 『そして向こうはボスへの伝達と……追撃に分かれたようだぞ。』

  (バイクの音が接近しているかどうか解らない…むこうは後退する気かも)

 『ブレーキのないバイクは自殺用のマシンだ …だれの言葉だったか?兎も角』

 『俺には都合がいい。ボスもちゃんと廃ビルにいるらしいしな。』
 『引き摺ってる奴も既に再起不能だ。 …会話の時間でな。』

 「……せめて半分はバレずに済ませたかったのに!」

 『物事が万事うまく行くわけはない…さて。』

引き摺ったボロ雑巾をドリフトの要領でスイングバイ。
そのまま路地裏に『鎖』を切り離してシュート。まあ余程の事でも無けりゃ生きてるだろ たぶんな

路地の横でバイクの音がする方へ鼻先を向け、左手の鎖を解除、右手の鎖を伸ばす

4m伸ばした先で2発で40cm、それを接続する鎖が60cm、計1m、鎖で『ボーラ』を1発作成。
……使用距離、計5m。そして手ごろな電信柱が右手に有る事を確認、何かが巻き付いているには丁度いいサイズだ。

 『――何人横転するかねぇ?』

72村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/20(土) 01:42:48
>>70

『角』の生えた男たちを好戦的にさせる効果でもあるのか、
それとも獲得した『パワー』に調子乗ってるだけなのか・・・
真意のほどはわからないが、得たい情報は得られた。これで十分だろう。

  「よく吐いた。『離』してやらぁ。」

  「叩けば埃の出てくる身だろうが、今後はマトモに生きるんだな。
  ・・・二人とも『顔は覚えた』からな。またロクでもねぇことしやがったらタダじゃおかねぇぞ。」

首を掴んだ『ディズィー・スティック』の手を放し、釘を刺したうえで解放してやる。嘘はつかない。

  「案の定、『ミヤマ』は『ワケあり』みてぇだな。
  『ゲンマ』ってのがロクでもねぇやつなのもはっきりした。」
  
  「『歓楽街』に行くぞ。『ゲンマ』を叩く。
  マスター。何から何まですみませんが、後を頼みます。」

『深山』と『マスター』に声をかけ、店から出たい。

73『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/20(土) 02:26:59
>>71(斑鳩)

               ド゙シャ  ―――ン!

ボロ雑巾になった『キイチ』は放り捨てた。
動く様子は無いが、死んではいない……はずだ。

『斑鳩』は迫りくる『エンジン音』の方を向き、鎖を武器に誂え直す。
『ボーラ』……要は先端に2つ鉄球の付いた鎖だ。作るのに無理はない。
電信柱は右手にある。『無い可能性もあった』が、運が良かった。

                     キキーーーッ ・・・!
       ブオンッ
                          ブオンッ!
 「そこの『鎖』野郎ォ〜〜〜ッ!!

   『ごまかし』ても意味ねーぞッ。

      おれらの仲間じゃねえヤツがッ!

         気合入った武器振り回してるッッ」

『15mほど先』で『バイク』を止め、エンジンを吹かすのは、
髪を『リーゼント』に固めた今時珍しいタイプの不良だ。
片手にはスマホ。『怒号』は電話の向こうにしていたらしい。

「その時点で『トライコーン』の敵だからよォォォ〜〜〜?
  『セッカ君』に借りたこいつを使っても、問題はねェェなァァァ〜〜〜!!!」

何より危険なのは――――その手に構えた武器。
狩猟具であり競技具、投擲同様の『時代を超える武器』……『クロスボウ』を、持っている!

>>72(村田)

「がっ、はひッ……わ、分かった。
 こいつにも言い聞かせとくからッ……か、勘弁してくれッ」

角が無くなったから、だけではないだろう。
村田に『屈服』している――――おそらくは、『ゲンマ』への恐れ以上に。 
もう一人の倒れた男を無理やり起こし、フードの男は店から逃げるように去っていく。

「う…………うん! 今の話がほんとなら、
 兄ちゃんも『やりたくてやってる』わけじゃないんだ。
 だったら……なんとかして、『助け』ないと」

一部始終を見ていた深山も、やるべきことを改めて認識した。
そしてマスターは最後まで及び腰な空気を漂わせつつ、やはり否定はしない。

「ええ……分かりました、お気を付けて。
 いえ、本当は止めるべきなのでしょうが……『正当防衛』は、まだ続いているのでしょう」

先に手を出したのは、『ゲンマ』の一味だ。
深山の兄に、そして、『村田』の『平和的な人間関係』に――――――向かうは、『歓楽街』。

(★何も寄り道などなければ、次レスで『歓楽街』に到着します)

74斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/20(土) 04:47:34
>>73

  (なんでアイツ敵が目の前にいるのに悠長に構えてベラベラ喋ってんだろう……?『逃げよう』)

昔『教皇』さまが余りの威力なので禁止令を出したとかいう武器に真正面から挑めるスタンドではない。
借りたとか言っている辺り、他にも何本かあるのだろう。

なので普通に逃げることにした。
アクセルを吹かして踵を返す。――すぐ傍の路地へ。

  (射線読んで射ち落す…というのも出来るかどうか解らない。)
  (ならさっさと逃げて、射線から外れるのが吉だ……その為に態々路地のすぐ横にいたのだし。)

右手の鎖をみる。

  (向こうから来ない以上は、コレも意味がない。逃げるのには邪魔だ。)
  (……一応、路地の出口に出たらすぐに曲がって、引っかかる様に横に貼っておこうか。)
  (そんな場所有ればだけど。)

75村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/20(土) 21:13:30
>>73
  「いいか『深山』。俺から離れるんじゃねーぞ。」

  「それから、『頭』を隠してる連中にちかづくな。『角』生えてるかも知れねぇからなぁ〜〜っ」

暦の上ではすでに夏。水分補給なしでは堪える暑さだ。
歓楽街への移動中に、その辺の自販機で500mlの『水』を2本買って、1本を『深山』に渡す。

  「脱水しない程度に飲んで、ちょっと残しとけ。何かに使うかもしれないからな・・・」

いざ歓楽街へ。『ゲンマ』を倒せば、すべては終わるはずだ。

76『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/20(土) 21:27:49
>>74(斑鳩)

「あァァァ〜〜〜ッ!?!?

     逃げるのかよォォォ〜〜〜〜!?」

スタンド使いも『無敵』ではない――――斑鳩は路地に隠れる。
強いスタンド使いは、『スタンドがあるから』強いだけではない。
その意味では斑鳩は『強者』の側にいる。
強いスタンド使いは、『頭を使える』。

「出て来いやゴラァァァァ〜〜〜〜〜〜ッッ!!

       『トライコーン』に喧嘩売ってよォォォォ〜〜〜〜〜!!!

             逃げて終わると思ってんじゃあねえぞォォォ〜〜〜〜〜!!!」

逆に言えば、どんな強い能力、武器を持っていても『間抜け』は弱い。
クロスボウという武器を持ちながら、リーゼント男は『叫ぶ』ばかりで、何も仕掛けてこない。

                   ジャラ…

右手から垂れる鎖は静かに揺れる。『隠れ続ける』か……それとも何か手を考えるか。

>>75(村田)

「うん……分かった。敵には『ツノ』があるはずんだもんね」

                ゴクッ ゴクッ

水の代金は、彼女の分は払ってくれた(固辞しても良い)
500mlの半分ほどを飲み干し、そして――――

                    ・ ・ ・ 歓楽街。


「 ……やゴラァァァァ〜〜〜〜〜〜ッッ!!

       『トライコーン』に …  …  … ォ〜〜〜〜〜!!!

             逃げて  …… ってんじゃあねえぞォォォ〜〜〜〜〜!!!」

なんだ――――既に『何かが始まっている』ようだ。『怒号』が聞こえる。

「な、なんだろう……向こうの方から聞こえたよね、『叫んでる』?」

深山もこれには目を丸くし、周囲を見渡す。気候もあってか人通りは無い。
そちらに向かうのであれば、『遭遇』するまでには、ほとんど時間は無さそうだ。

77村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/20(土) 21:37:18
>>76

礼の気持ちなのだろう。断るとかえって不誠実なので、そのまま代金は支払われておこう。

  「・・・やってそうだな。俺について動け・・・」

カチャン    

腰の『GIベルト』のバックルを外し、腰から引き抜けるようにしておく。『臨戦態勢』だ。

  「いいか、焦るなよ・・・『一般人』のフリをするんだ。」

周囲を確認しながら、声のする方向へ歩いていく。

78斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/21(日) 00:22:44
>>76

 (……?)

僕はてっきり追撃也追跡也をしてくるものだと思っていた、が……
敵は何故か叫ぶばかりで動いていない。

 【…ハンドルを握るのにも、クロスボウを扱うにも『両手がいる』】
 【つまり、奴にとっては動きたくても動かけねぇんだろうな…唯一の武器なんだからなぁ。】

 (メリットが無ければ捨てればいいのに?)
 【縋るべき物が手元にありゃあ、離したくねぇのが人間ってもんだろ?】

今の内に『葡萄』…もとい、右手の鎖で20発(4m)の鉄球と投擲用の鎖(1m)を作成する
そして、敵の叫ぶ声の位置を元に回転させたそれを切り離し、敵の『頭上』から降り注がせる。(パス精密CCB)

 【ギャーギャー叫べば見なくても大体の位置くらい把握できる…ま、悪くない手段だ。】

79『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/22(月) 00:41:48
>>77(村田)

            カチャン

『GIベルト』は、いつでも引き抜ける状態になった。
深山は黙って頷き、村田の後ろを、ゆっくりと着いて来る。


「隠れてたら帰るとでもよォォォ〜〜〜〜!!!!

    思ってんじゃねえだろうなァァァ〜〜〜〜???

        出てこいよコラァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」


                    怒声が聞こえてくる……そして。

(★レス後半へつづく)

>>78(斑鳩)

「隠れてたら帰るとでもよォォォ〜〜〜〜!!!!

    思ってんじゃねえだろうなァァァ〜〜〜〜???

        出てこいよコラァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

敵は動かない。『理由がある』のか『何も考えてない』のか。
いずれにせよ、それは『斑鳩』には十分な『準備期間』で、
また『叫ぶ声』は十二分に『位置』を知らせる物となる!
鎖を組み直し、再び『葡萄』状のそれを形成して――――

          ヒュンヒュンヒュンヒュンッ

                   ビュオオオッ!!

空中に投げ上げる――――『ロスト・アイデンティティ』の精度なら『当たる公算』はある!


           ビュ  オ

                オ  オ オ オ!!!

      「おォォォッ!?」

                        ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!

                     「グエッ!!!」   「なっなんだァァァ〜〜〜〜!!!?!?」

                                         「ギャッ ……!?」

――――当たっている! 『20発全部』は流石に『見ていない・上から落とす』では無理だが、『数発以上』は当たっている! 

>村田

――――『村田』は目撃する。

バイクの傍に立ち、『クロスボウ』……『スタンド』などではなく『武器』を持つ、
髪を今時珍しいほどに古風な『リーゼント(ポンパドール)』に固めた『角男』を。

              そして。


           ビュ  オ

                オ  オ オ オ!!!


      「おォォォッ!?」

                        ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!

                     「グエッ!!!」   「なっなんだァァァ〜〜〜〜!!!?!?」

                                         「ギャッ ……!?」

その頭上から『降り注ぐ』――――『鎖を丸めた』ような、奇妙な『鉄球の雨』!!


「えっ……な、ナニコレ!?」


その内数発が『リーゼントの角男』の頭や、腕などを打ち、地面に転げさせたのも――――『村田』たちには見えた! 『何が起きている』!?

80斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/22(月) 00:54:31
>>79

 「――『命中』した、後はスピード勝負!」
 【『殺す』前提なら面倒ないんだがなァ…!】

大型二輪のアクセルを吹かし、路地から道路へ そしてそのままリーゼントの男へ加速。

 【バイクに跨っていて…そのまま転倒したならマジに『ご愁傷様』だな…バイクに挟まって動けねえだろ。】
 (転倒した状態で正確に狙えるとも思えない…これで止める!)

そのまま右腕の鎖を伸ばしつつ、敵の眼前でスライドターンをしながら 掬い上げるように男の頭部へと『鎖の鞭』を振るう(パス精CCB)
バイクの加速をつけた、男への頭部を狙った一撃。 鞭であるなら例え転倒した相手のバイクが盾になろうとも、それを迂回して背後に当てられる。

……先程の焼き直しのような一撃だ。今回は気絶狙いだが。

81村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/22(月) 01:11:14
>>79

  「…これは!!」

『スタンド攻撃』。確証はないが、奇妙な『確信』がある。

そして、今この瞬間はチャンスだと言うことも。

  「そうりゃあッ!!!!!」  

 ギュ  ォ オ !

ベルトを引き抜きざまに『棒化』!
そのまま最大16mまで『伸長』させて、男の『角』を突き砕いてしまいたい パス精CAB

82『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/22(月) 01:37:09
>>80(斑鳩)

              ブオンッ!! 
  
                            ゴォォォオ ォ

バイクで道路に出て、『リーゼント男』へ仕掛けに行く斑鳩――――と。
                    
                 ギュ ォ オ !


「う おおおォォォ〜〜〜〜〜!?!?」

『何』だ? 男に向けて、何処からともなく長い『棒』が伸びていく!
斑鳩の『鉄球』攻撃で生まれた多大な隙を突く形になるのだろう。
果たして、それを行ったのは――――

ともかく、バイクを

>>81(村田)

     ギュ ォ オ !

『ディズィー・スティック』――――『棒の扱いに長けるだけ』では、ない!

「う おおおォォォ〜〜〜〜〜!?!?」

高速で『16m』先まで攻撃を伸ばし、それを以て『角』を打ちのめすッッ!!
謎の『鉄球雨攻撃』があったからこその『隙を突く』一撃だ。
果たして、あの攻撃の主は――――

                               ブオォォォオ〜〜〜ン!

――――! 『路地』からだ! 『バイクに乗った少年』が、右腕から『鎖』を伸ばし男に向かう!
                
>両者
   
   バキィッ!!

            「グワッ」

              ヒュンッ!!   ゴカッ!!

                      「あがァァァっ……!」

――――バイクで突撃した『斑鳩』の『鎖の鞭』が、
『村田』が『伸長した棒』で角を砕くとほぼ同時に『リーゼント男』を気絶させる。

          オ   オ    オ   オ  オ  ・・・

そして、一陣の風が吹く。

斑鳩は――――『村田』……学ラン姿で、『人型のスタンド』を帯同し、また『茶髪の少女』を連れる彼を見た。
村田は――――『斑鳩』……ライダースジャケットにスカーフを巻き、バイクに跨り『鎖』を垂らす、彼を見た。

                            ・・・『スタンド使いはひかれあう』。
                              そしてどうやら、『共通の敵』を持つことも『察しようがある』。

83村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/22(月) 02:45:54
>>82

伸長した棒での一撃はあやまたず『角』を粉砕し、元の長さを取り戻す。
予想通り、そして狙い通りと言えるだろう。

  「…いまの『雨』…あいつの仕業だと思って良さそうか」

『鎖』のスタンド。どういう能力かはわからないが、この男の仕業だろう。
そして、どういう理由かは知らないが『角男』へ攻撃を加えている。
だが、この男と『敵』が共通のものであったとして、この男が『味方』かどうかについては疑問が残る。

  「『深山』」

  「『新手』かもしれない…『一歩後ろ』をついてこい。」

『深山』に声をかけて、構えを解かずに男との距離を『5m』まで詰める。
『ディズィー・スティック』がその気になれば『後の先』を取れる、といった距離。
『目覚め』てから初めて見る『自分以外のスタンド使い』。警戒は不可欠だ。

84斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/22(月) 07:51:20
>>83

一陣の風が過ぎ去った後に、大型二輪のアイドリング音が響く中 斑鳩翔は考える。

今の一撃、長く、そして正確にリーゼントの『角』をへし折る動き
そして連れの女性……成程、解りやすい。

 v V V V o o O O O ! !

トライコーンに『スタンド使い』は1人だけだ。行動から見ても自動的に彼らは僕の敵ではなくなる。

だが能力を見せた相手に、解りやすく動くのは頂けない
推測としては互いに『射程内』だが 接近は4気筒のエンジン音で牽制する。情けない話だが『何時でも此方は逃げる準備はある』

 『見事な動きだ』

視線を『棒』の男に向ける。

 『正確に角を砕き、構えを崩さず、今も自分の射程内に動こうとしている。』
 『【トライコーン】を知ってるらしいなご同輩?既に喧嘩もしたようだ……そっちの女性が被害にあったか?』

ヘルメットのバイザー越しに見た限り、要は『お姫様』と『ナイト』って所だろう、多少乱暴そうだが連中相手には丁度良さそうだ
丁度いいし、時間も無い。

 「『彼ら』はこの先の廃ビルを根城にしている、数は本体含めて約『12人』先程招集がかかったようで、放っておけば能力の都合上」
 「ますます連中の数は増え続けるだろう。」

うっおとしい事にな わざとらしく肩を竦める。
 
 「此方は『角付き』以外と争うつもりはない、連中が共通の敵だというなら」
 「僕達は『協力』できると思う…興味はあるだろうか?」


 「――『新手のスタンド使い』さん。」

85『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/22(月) 23:00:03
>>83(村田)
>>84(斑鳩)

出会った二人の『スタンド使い』――――
己自身、そして『深山』にも警戒を促し『5m』を保つ『村田』。
対して距離を詰めることはせず、『協力』を持ちかける『斑鳩』。

           オ
               オ
                   オ

「……む、村田君。この人……『味方』みたい?」

『スタンド使い』という耳慣れぬ単語に当惑しながらも、
村田が見せて来た『強さ』に起因するものなのは、察せたのだろう。
それ以上深く追求はせず、『協力』できる可能性を口にする。

                         オ 
                            オ
                               オ

風が吹き抜けると、二人の言葉以外は無音だ。
敵の増援が来る様子は無い。

『根城』と化した廃ビルに程近い通りにて、二人はどう『選択』し、『行動』するか――――

86斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/22(月) 23:39:36
>>85

 「――『ムラタ』?」

はて?そんな生徒がいたようないなかったような……転校生の類か?
それなら俺のリストには載ってない筈だ 成程成程。

 『……ふむふむ』

てきとうな相槌と共に女性を指さす

 『そぉ〜だよぉ〜?其方のお嬢さんのおっしゃるとおーりに。』
 『頭に角はやした連中の、ケツを蹴り上げなくっちゃいけなくなったヤツの【味方】さ』

茶化しながら言わないと馬鹿々々しくてやってられない
特にこいつ等の命の価値を頭割りすると1人『3万』を下回る場合は。特価大セール中。
 
 「君が知っているかどうかは知らないが……あいつらのしてない事は、後は『殺人』くらいのものだ」
 「僕としても許してはおけない……迷うのもいいけど、お互い時間は敵になると思う。」
 

タイムイズマネーといった男がいる、今回の場合増えるのは敗因だが。
時間をかければかけるほど、僕らの勝率は減っていく 逃げられでもしたらお終いだ。

 「…既に4人倒して、本体含めて残り約『8』。」

 「どうだろう?僕の事を信用はしなくてもいいが お互い敵に回らないだけでも助かるのだけど」
 「――でも、其方の女性は『スタンド使い』じゃないな?連れてくるのは感心しない。何故だ?」

87村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/22(月) 23:39:46
>>85

  「『二人』倒した。そいつで『三人目』だ。」

地面に転がる『角男』と、バイクにまたがる『鎖男』を交互に見ながら答える。

   トライコーン
  「『三角帽』ねぇ。チンピラの集まりのくせして、結構な名乗りじゃねぇか。
  よほどおそろいの角がお気に入りらしい。」

『三角帽』・・・徒党を組んで軍隊気取りというところだろうか。
そしてこの『鎖男』、俺が先ほど連中から吐かせたのと同じ『情報』を持っているらしい。

  「連中の頭目・・・『ゲンマ』とかいうやつが召集をかけているらしい。
  『ゲンマと似たような能力を使う女の件』に関する『訓示』と言っていた。」

  「『廃ビル』に兵隊を集めて、なんぞ指令を下すつもりなんだろう。」

  「『一つ』だけ条件を吞んでくれるなら・・・『協力』もやぶさかじゃあない。」

接近を止め、構えを下ろして『敵意』がないことを示しつつ、『協力条件』があることを提示する。

88『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/23(火) 01:05:08
>>86(斑鳩)
>>87(村田)

敵は、単純計算で『斑鳩』が3人、村田が2人、共同で1人、
すでに『半分』までを削った――――が、あと半分もある。
俗悪な『チンピラ集団』だが、『トライコーン』は一筋縄ではいかない。

必要な『協力』という『着地点』に向けて、距離は縮まりつつある。
だからこそ気になる事――――答えるべき問いがあった。

『村田』が斑鳩に提示する、『条件』。それは『何』なのか。
逆に『斑鳩』から投げかけたのは、『深山』を『連れてきた』理由だが・・・

「わ……私は! 『スタンド』っていうのは、使えないし」

    「私が被害に逢った、わけでもない」

「でも、『村田君に連れてこられた』んじゃあない。
  ――――私が、村田君を連れて、ここに来たんだよ」

実際には『連れている』のは『逆』だった。
『村田』は先導こそするが、『動機』を持っているのは、深山の方だ。

『スタンド使い』でこそ無いが――『彼女がここにいるから村田も来ている』らしい。

89斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/23(火) 01:11:47
>>88

 『ま、【半分】減ったのは今日初めての良いニュースだ。』

無論、相手の人数が増えていないのを前提として、だが。

 「…………。」

言動は哀れなほどにたどたどしかったが、最後は確かに言いきった。
嘘をつく理由はない、信じる理由も無いが。

 「――条件を聞こうか?」

『ムラタ』という彼に向き直る、場合によっては拒否しなければならない。
例えば?相手のスタンド使いを逃がしてくれ だとか。

90村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/23(火) 01:30:25
>>88-89


  「『トライコーン』のうち一人・・・
  『ミヤマ ツグヤ』は『俺たち』にやらせてもらう。」

俺が口を開く前に自ら説明してのけた『深山』のほうをちらと見やりながら『条件』を提示する。
この状況で臆することなく言い切るあたり、やはり肝の据わったやつだ。

  「条件はそれだけだ。」

『協力条件』を伝えた後、倒れた『角男』に寄っていって、『ボウガン』を取り上げる。
『弾』を持っているようならそれも取り上げる。

  「で?アンタはなんでこいつらを?」

91『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/23(火) 01:57:56
>>89(斑鳩)
>>90(村田)

――――『条件』は、伝えた。あとは『斑鳩』の判断次第だ。

                      スッ

『村田』はボウガンを取り上げる。
特別な品ではないようだ。『市販品』……の、安物だろう。
それでも『スタンド使い』にも警戒せざるを得ない『危険物』だ。

矢弾については、『2発』あった……が、
1発は倒れた勢いで男の体の下敷きになって曲がっており、
使えるとしたら『1発分』だけだろう。村田に『必要』かは、不明瞭だ。

そして――――『斑鳩』に問いかける。『村田』の問いに、どう答えた物か。

                      ・・・特に『箝口令』は無かったが。

92斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/23(火) 02:17:01
>>91

 「『ミヤマ』?ミヤマミヤマミヤマ…………ふむ どうしてもって言うなら話すけど」
 「正直おすすめはしないな 聞いてて楽しくない保証ならある。」

30万 トライコーン 証拠写真を撮って両親の入院費
考えてて肺の中がぐるぐるしてきた。

 『それより、ソレ使う気か? やめとけよ…野蛮だぜ?』

影の頭部が指摘したのは『クロスボウ』の事だろう
正直、使うには剣呑すぎるとは思ったが。

 「やめろよ 掴んだ指紋で足がついてもそれは彼の選択だろ ……あ」
 『ん?』

 「思い出した、さっきリーゼントが電話で連絡していたのが『ミヤマ』だった」
 「ボスに伝えてくれと言っていたから…場合によっては今もあの廃ビルにいるんじゃないか?」

 『ふぅん…ま、俺には誰だかわかんねぇし? 雑魚散らししてくれるっていうんなら是非もねぇな。』

 「…じゃあ決まりだ、彼と協力して事に当たる。暫定とはいえ半数を倒した以上は…今が好機かもしれない。」
 『廃ビルの場所は解ってるんだ 入口に網しかけて集まった所を入れ食いも有りだが……。』

 「まあ、僕は『トライコーンを全滅させる』事が出来れば文句はないし。行くなら行こうか。」

93村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/23(火) 02:39:20
>>91-92

  「そうかい。ならこれ以上聞かねぇよ。」

取り上げた『ボウガン』を吟味したのち、これを『棒化』し懐へ。
ベルトの棒化は解除し、腰に戻す。

  「『監視』されていると思ったほうがいいだろうな。
  『角』にどんな役割があるかはまだ未知数だが・・・角をつけて『仲間に入れただけ』と言っていた以上、
  『パワー』を与える以外の何かがあるとみて然るべきだ。」

事態の仔細は把握しかねるが、『ミヤマ』が不本意に手を貸しているのなら、一刻の猶予もならない。
『ミヤマ』が『法の裁き』にかからねばならないような事態になる前に、ケリをつけなくては。

  「『深』・・・いや『三矢子』、いくぞ。離れるなよ。」

名を呼んだのは、名字の一致から邪推をされないための配慮だ。
庇うように立ち、場所を吐かせた『廃ビル』方面へ向かう

94『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/23(火) 03:04:07
>>92(斑鳩)

「……………!」

――『ミヤマ』の名に、少女『三矢子』はひときわ反応する。

いずれにせよ、やることは決まっている。
それは『僕』にとってあらゆる意味で、『軽い』事ではないが。

                     ……『やらねばならない』。

>>93(村田)

          ズギュン!

ボウガンを『棒化』し、問題なく懐にしまった。
物品の携行も『ディズィー・スティック』の強みの一つだ。

「う、うん……! こんな『武器』持ってる人も、いるみたいだし」

武器という『目に見える危険』がある事が、彼女の警戒を引き締める。

>両者

そうして――――二人は、深山と共に『廃ビル』前に到着する。

           ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ
                     

『斑鳩』には示されていた通り、
『村田』には聴き出した通り、
そのビルに『親玉』がいるのだろう。

「…………っ」

            ゴクリ

剣呑な空気に、『三矢子』は思わず息をのむ。
薄汚れた廃ビルは『3階建て』で、敵は『6人』――――『正面玄関』に、見張りなどは無い。

95斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/23(火) 19:25:46
>>94

人には信仰が必要ならば、その複数形である組織にも信仰がある
人それを『面子』という。

アリーナの彼らがトライコーンを危険視し、僕に対して30万の金をやるから連中を殴れとのお達しをだした
人数換算すると1人頭3万以下という、命の価値は地球よか重いと普段言っている連中からしたら憤慨物の出血大サービス設定だが
そんな塵屑のような連中を倒して得られる塵屑のような金でも俺には必要な物だ

30万と聞けば子供に、つまりこの場合僕にとっては大金のように思えるが
大人二人にとってはただの半月分の入院費にしかならない、しかもそれは延命手段であって
僕の抱える問題の解決手段ではないのだ……。

そしてそんな30万を丸々と得るには、かすり傷一つ自分についてはならない
負傷無くして勝てる相手だとも思えないが、かといって己の治療費に当てようものなら、両親の入院はたった半月すら賄えない。

愛と狂気がそうであるように
希望とは忍耐の異音同義語である。
――あるいは生涯、希望し、耐え続けねばならないと思うと、18年ばかりの生涯を生きてきた僕も、流石に気が滅入るという物だ……。

 (そうして生涯耐えた所で、両親が死ぬ前に起きてくれなければ 意味がないではないのか…?)

敵の本拠地に入る前に考える事では無いし、そうであるともいえる
僕と俺の戦う理由とは、つまるところそれに尽きるのだから。

バイクを降りて、己のスタンドを展開する。
ジャケットの上から蛇の如く、無数の鎖が這いまわって覆うのを、隣の女性が生涯見る事は無いだろう。そういうものだからだ。

 「見張り無し、敵の残りは推定『6人』うち1人は今回の首謀者である『スタンド使い』だ」
 「最悪、そいつさえ倒してしまえば他の手下も無力化されるだろう……そういう物だからな。」

両手の鎖を『2m』ずつ伸ばし、投擲用に1mを残して残り『1m』分で『5発』の鉄球を作る、これで計『10発』
形状的には豪華な団子にも見える。おなかすいてきた。

 「さ、お先にどうぞ?」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

 「ああ、勘違いしないでくれ 協力してくれているお礼に正直に言うと『盾にしようとする思惑』は当然あるし。」
 「僕のスタンド不意打ちの対処や接近戦に向いていないという『まっとうな理由』もあるが、僕らは当然『ミヤマの顔は知らない』」
 「一々出会い頭に『あなたミヤマですか?』と聞いて不意打ち以外の答えが返ってくる可能性に縋るよりは、『顔を知っている』君の方が前に出るべきだと思わないか?…えーと。」

 「『ムラタ君』 …だっけ? その彼がトライコーンに居ると知っていて、君が相手したいと言うなら……顔くらい当然知っているのだよな?うん。」

96村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/23(火) 23:12:11
>>94

  「さて、まずはどう攻めるか。」

今いる位置から、可能な限り『廃ビル』の外観を確認する。
パッと見の広さ、正面玄関の形状、窓の数、ベランダの有無、照明がついているかどうか。
可能なら『人影』が確認できるかどうかも見てみたい。

  「このビルの中に少なくとも『6人』。正面で暴れて全員引きずり出すって方法もあるが・・・」

バリートゥード                        アサシネイト
『乱戦』はあまり得策ではないだろう。ならば取れる手段は『暗殺』だ

97『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/23(火) 23:49:50
>>95(斑鳩)

…………『30万円』。

人間の価格は決められるものではないにせよ、それはあまりにも軽い。
だが……『支払い続ける』価格として……積み上げ続ける石としては、
それは、気が遠くなるほどに重く、『忍耐』を求められる物となる。

             ジャララララ

…………両手に五発ずつの『鎖鉄球』と、その投擲用の鎖を作成した。
これで合計4m。残り1m分の余剰もあり、『バランスの良い』形だ。

この戦いの先に『光明』があるとも限らない。だが『やらねばならない』。
それも、可能ならば『無傷で』……簡単な事ではないだろうが、『やるべきこと』だった。

>>96(村田)

外からでは内装が不明なため広さの類推は難しいが、
最大で考えて『50坪』……150平米といったところか。
大きなビルではない……だから占拠出来たのかもしれない。

正面玄関は手動で開けるタイプの『両開き戸』で、
窓は各フロアに、正面側から見て『4つ』は見える。
ベランダは存在しないようで、そこに潜めたりはしない。
照明は、各フロア点灯している……無警戒と言うべきか?

           ……
               ……

そして……今、見えた。
三階フロアの窓に、『人影』があった……『一人はいる』。


>両者

「ま……窓、から入るにはちょっと高すぎるよね」

深山の言う通り、二階窓は『普通に』届く高さではない。

……幸いにして、『タイムリミット』というものはない。
あるとすれば『訓示』が終わって人が出て来る時だが、
それも別に『そうなったらおしまい』という話ではない。
準備、作戦の考案、偵察や、何らかの相談など、時間は使える。

98村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2020/06/24(水) 00:26:51
>>97

  「・・・『二階』・・・入れなくはないが・・・」

突入場所としては最悪だ。上と下から攻められたら逃げ場がない。

  「こっちはどうだ?」

正面玄関と反対方向・・・『裏口』ないしかつては『社員用通用口』であっただろう場所を探す。
可能なら、そちらからもビルの外観を確認したい。

99斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』:2020/06/24(水) 00:36:26
>>97

 「……ふむ」
 
殴ったり絞め落としたりでそういえばだいぶ時間がたっていたか?
今が昼かどうか夜かどうか怪しくなってきた。照明は点灯しているようだが。

 「『窓から入る』事に固執するなら…策はあるな」
 「さっきの棒伸ばしで君だけ行くとか、クロスボウのボルト外壁に撃って、僕が『鎖』をかけてルートを作るとか。」

 「ただし、連中のスタンド使いでない筈の手下でさえ…『見えるし聞こえる』…『鎖』だと音でバレそうだな。」
 「その場合、僕が下から窓ガラス割りまくって手下をおびき寄せて、その内に君がこっそりと、あらかじめ設置した鎖をたぐって二階から入るとか。」

 「――ざっと思いつくのはこれくらいか。」

 「前者は戦力を集中できる、ただしバレる可能性はある」
 「後者は僕はバレる上に戦力は分散するが、代わりに敵スタンド使いは奇襲できるかもだ。」

 (窓越しの人影を直接ここからは…駄目だな、ガラスの破砕音が響くだろうし。)

 「後は……いや、弁償できないしやめとくか」
 「隣に別の…同じくらいの高さのビルが有ればな。鎖で梯子くらいは作るんだが。」
 
複数人で動く時は即断即決とはいかない物だ
致命的には…ならなさそうだが。

100『角獣拡充群隊トライコーン』:2020/06/24(水) 00:52:01
>>98(村田)

「落ちたりしたら、怪我じゃすまないもんね……」

『挟み撃ちの懸念』は頭に無いようなので、
『戦略眼』は深山にはあまりないのかもしれない。
学生の身だ。普通と言えば、普通ではある。
村田や斑鳩が『慣れた側』なのだろう。

                 ザッ …

裏口――――それを探したのは大いに『有意義』だった。

「あっ……! これなら『裏からこっそり』入れるんじゃ!?」

ビルの裏側には『裏口』もあったが、さらに『非常階段』がある。
狭く、足場もお世辞にもよくないが、『各階』に少なくとも『ドア自体はある』ようだ。

>>99(斑鳩)

まだ時間帯は昼間だ。
窓が道路に面しており、日照が悪いわけではないだろうが、
昼とはいえ室内の照明を点けるのは『おかしなこと』ではない。

『やらない』かもしれないが、隣の建物は『もう少し高いビル』だ。
4階建てで、廃ビルに比べて『小奇麗』だし、入り口も『自動ドア』だった。
幸い、窓から見えた人影は『今も見える』……動きを見せるような様子は無い。
時間的猶予については、大きな動きがない限りは心配しなくてもよさそうだった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板