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【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』

1 『幸せ兎』 :2019/03/08(金) 22:34:41

覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい。

                     クリスティナ・ロセッティ


   ≪  ザザ――――z__________________ .....  ≫

   
     「…………」
                       
                    「キミも、そう思う?」

        「いいや」

    「おれは――――悲しくっても、覚えてたいよ」

                       「……この景色を。
                         いくつになっても。」

  「はは。理由なんて。だって、生まれ故郷だぜ。この――――」

                           ≪ザザ  ――――― ≫
 
                                       ≪    プツン≫

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『薬師丸』がGMのミッションを行うスレです。

☆過去スレ(星見板)
【ミ】『ハッピー・ハッピー・コメットテイル』 
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【ミ】『コメットテイル幸福奇譚』
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【ミ】『コメットテイル、禍福の星巡り』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1511075107/

★過去スレ(黄金板)
【ミ】『黄金色ハッピーテール』 
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【ミ】『黄金色ハッピーテール』 #2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1439137290/

69 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/29(金) 00:35:34
>>64(小石川)

「私も、少し売店でも覗いて見ましょうかしら――――ええ、また後程」

               スタスタ

天雨もバスを降りた。
おそらく、バスに乗るまで遭遇することはないだろう。

そして――――

「それじゃあ――――――――ん?」

        「あっ、ええと、小石川さん!
         もちろん覚えているとも!
         わたしは、頭脳派だからね」

際立って目立つ探偵衣装こそ着ていないようだったが、
特徴的な鹿撃ち帽に、どこか『少年探偵』を思わせる服装。

「なんだか偶然だね。『20人』の中に知り合いがいるなんて」

       「ホーちゃん、この人は?」

「小石川さんだよ。わたし知り合いで……
 え、ええと、何をしている人なんだったかな……」

友人らしき同年代の――――ベレー帽をかぶった茶髪の少女と、
みつあみに眼鏡の少女に小石川を紹介しようとしているが、

      「のどまで出かかっているんだがね」  チラ

よく考えれば彼女は小石川の素性なんて全然知らない。助け船を視線で求めてきた。

>>65(黒峰)

車内の化粧室は狭いし、黒峰からはやや遠い。用を済ませるには時間も十分あるだろう。
――――特にトラブルなどはなく、帰り道で数名、同じバスに乗っている女性を見かける。

「…………」

②に座っていた緑のロリータ服の女性。土産コーナーを何となく見ているようだ。

           「〜♪」

⑱に座っていた茶髪ロングヘアの、高校生か大学生くらいの少女も、特に用はなさげだ。

               ウィーーーン

それから――――『⑩に座っていたおかっぱ頭の少女』もちょうど土産物屋に来た。

共通点はいずれも、『一人で行動をしているように見える』というところ。
二人目の知り合いを見つけるのなら、チャンスとしては悪くないのかもしれない。

なお、男性陣としては④のリーマンが②とはやや離れた位置で土産をあさっているのが見える。

>>66(宗海)

「あらッ――――酔い止めの準備、大丈夫ですか?
 一応持ってきてますから、もしダメそうなら言って下さいね」

言葉とともに外の空気を吸いに行ったのが『もう酔った』と思われたか、
そのような心配を背中に投げかけられつつ、サービスエリアに降り立つ宗海。
刈崎はブランケットを畳んだり、荷物をどかしたり、降りる準備をしている。
適当に横によけておく、といった豪快さは無いタイプなのかもしれない。

               ひゅ
                     ゥゥゥ〜〜〜〜  ・・・

外はまだ少しばかり冷たい風が吹くが・・・
適温とはいえどこか淀んだ『長距離バス』の中に比べれば、
きわめて清涼で気分のいい空気を吸える。
それなりに周囲に草木が多い地形なのも理由だろうか。

「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、空気がおいしいですねえ!!!!」

    「……やっぱ僕もジュース買ってくるわ……お前まじで動くなよ。迷子なりそうだし」

                「なりませんけど、わかりました! 私の分もお願いします!!」

                           「ん…………適当に選んどく」

後から降りてきた⑯と⑰の二人(三人組のうち⑱は少し先に降りていたのを見た)が、
ちょうどそのあとに降りてきて、⑯――――眼鏡にマスクの少女は宗海を一瞥し、周囲を見回して土産屋へ。

⑰――――外ハネした髪と動きやすそうな服装が快活げな少女は、言いつけ通りこの場に残っている。

         「いやー意外と寒っ、上着脱いでこなけりゃよかった〜」
 
それ以外では、自己紹介をしていたナンパ男の⑦『緑里』もバスを降りてきて、そのま建物方向へ向かっていく。
ほかの面々は先にバスを降りてもう建物にいるか、中に残っているかだろう。用があれば探せばすぐに見つかるはずだ。

70 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/29(金) 00:35:53
>>67(城井)

「旅館なら部屋着はあるでしょうし、
 ホテルなら充電器もあるでしょうから、
 『合理的』と言えなくもないですわね。
 野宿なら話は変わってきますけれど」

「ええ、迷わないようにお気を付けて。案外似たバスも多いですもの」

天雨の心配はやや侮りを感じなくもないが、善意だろう。
ともかくバスを降りて・・・あの目立つ頭は、すぐに見つかった。

「おン? 『城井』くん! 最初に自己紹介した城井くんだろ?
 ちゃんと、聞いてたッからよォ。カーチャンの話とかよォ。
 でも、改めて自己紹介してくれてありがとーなッ!!」

男子トイレから出てきて自販機に向かって歩いていた『武谷』。
声をかけると厳つい顔立ちに笑みを浮かべ、振り返ってきた。

       「意気込み?」

「これ当てたのオレじゃなくって、ヤスだからなァ〜。
 せっかく当ててくれたんだから楽しんでやる!って気持ちはあるけどよ」

視線を向ける先はバス。最後尾で寝ている相方だろう。

「まああいつもおれもミステリーとか、『コナン君』しか知らねーけどさァ!
 そんで、ミステリーとか好きそうな暗めのヤツ、けっこう多そうだけどさァ!
 半分は『ツアー』なんだからよォ、ツアーを楽しむ気持ちで、おれは負けねーからよ!!」

              ニィ〜〜〜〜ッ・・・

    「つーか城井くんはどうなんだよ。意気込みとか、あんだろ?
      おれも負けてるつもりはねーけど、自己紹介かなりリキ入ってたろ?」

>>68(ヨロズ)

「あい、あい、また後で」

同じくバスを降りる大丸の簡素な返事を受けつつ、土産物屋に向かったヨロズ。

                  ウィーーン

ヨロズの駆動音ではなく、自動ドアの開いた音。

それなりに人がいる。②のロリータ服、④のリーマン風、『⑤の眠そうな女』、⑱のロングヘアの少女。
このあたりは『バスツアーの客』で間違いなかっただろう。

土産自体は・・・まあ、それなりの品揃えだ。室内遊戯の面々が食べていたようなスナックはある。
味も・・・『土産』を意識した『ご当地味』のものが多いが、食べられないような変なものは『あまり』ない。
それなりに重いものを探すなら『豚まん』が売っていた。近くで育った豚らしい。豚のイラストを添えてそう書いている。

71 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/29(金) 14:58:08
>>69

  「――はじめまして」

  「『小石川文子』という者です……」

小角の友人達に視線を移し、丁寧に頭を下げる。
彼女達も、同じ旅行に参加している者同士だ。
この場を借りて、挨拶しておきたい。

  「私の実家は『トマト農園』を営んでおります」

  「私も『相談役』として、その手伝いを……」

  「実家で収穫したトマトに『客観的な意見』を述べるのが主な役割です」

自分は生まれた時から、実家で収穫したトマトに触れてきた。
その色や味や匂いの全てを、この身体が覚えている。
昔から、他の人が気付かないような、ほんの少しの違いにも気付いた。
そのような理由で、私は出来上がったトマトをチェックする役割を任されている。
実家から届く様々な品種のトマトを五感で確かめ、感じたことを文に綴っている。

  「趣味は『ラベンダー』の栽培で……」

  「今も、自宅の庭で育てています」

  「――先程の自己紹介の時に言うべきだったかもしれませんね……」

        クスリ

穏やかであると同時に、やや冗談めかした口調で微笑みかける。
自分より一回り以上は若いと思われる少女達が相手だからだろうか。
心なしか、普段よりも和やかな気持ちになれる気がした。

72 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/29(金) 23:19:15
>>69
「……お土産……それも確かに、旅行の楽しみ……」

リーマン付近のお土産を眺める。
他の乗客と比べて積極的?な様子。
何が目当てだろう?

73 宗海『エトセトラ』 :2019/03/29(金) 23:31:39
>>69-70
ほとんどの乗客は休憩を挟んでいるようだ。
自身も入れ替わるように、車内へと戻っていく。

   「(……そういえば、あの人は大丈夫かしら?)」

『フレイム』が起こしている可能性もあるが、
『寝過ごし』の心配も兼ねて、最後尾の『ヤス』の下へ行く。

   「あの、……皆さん、降りてますけれど?」

『ヤス』を少し揺すってみて、
起きなければ諦めて座席に戻る。

74 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/30(土) 23:10:40
>>70

(…………)ウィーン

数十秒立ち止まった後、真っ先に手に取ったのは、
「のど飴」と「ご当地味のチョコスナック」だ。

その後、『豚まん』を発見すれば売り場をしばらく見ていたが、買う事はしないようだ。

「いえ、ここは独断だけでは拙いかと」

ボソリと小さく音声を発すると
他のバスツアーの客の様子を伺い始めた。

とりあえず年齢の近そうな『ロングヘアの少女』に話しかける。

「こんにちは、同じバスで来たモノですけれども」
「何か良いモノはありましたか?」

75 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/02(火) 12:37:16
>>71(小石川)

「ども、『大丸六花』です」

       「『仲真紗蕗』でぇ〜す」

自己紹介を返されたが、どこかぎこちない感じだ。
知り合いの知り合い――――それも明らかに違う世代だし、そういうものか。

「へえ、相談役……イカす響きすね」

      「ラベンダー! 小石川さんおしゃれですねぇ。
        いわれてみれば、ラベンダーのにおいするかも」

「わたしたちが普段食べ……てるトマトも、
 小石川さんの家のものかもしれないということか……」

少女たちは純粋な『憧れ』交じりの視線と言葉を向けてくる。
この三人組は、『個性』こそあれ基本的に善良なのかもしれない。
特徴的な喪服についても、『探偵衣装』を愛好する小角の身内だからか、
それとも単に触れるとヤバそうだからか、特に触れたりもしてこない。

――――『和やかな気持ち』になるには、いい相手かもしれない。

「さっきの自己紹介すごかったですねえ。包丁屋さん?とか」

           「小料理屋の息子で包丁研ぎが特技、だぞ」

「それそれぇ〜。個性的なひとばっかりで〜。なんだかにぎやかになりそうですねえ」

ちょうどそんな話をしていると、『自己紹介』をしていた軟派男の『緑里』が近くを通った。
それから、マスクと眼鏡を付けた⑯の少女も少し遅れて通る。多くの者が外に出ているようだ。
 
・・・とはいえ『時間』はもうそんなにないが。そのためか、天雨は土産屋を出てバスに戻っていった。

>>72(黒峰)

リーマン風は『お菓子』が置かれているスペースを物色している。
どれも『ご当地』カラー・・・『東海地方』の名産モチーフの味だ。
たまに、なんでそれを選んだ?ってチョイスの商品もあるが。

「お土産をお探しですか? 貴女も……
 こういう時、無難なものを選ぶか、
 それとも『ネタ』に走るか……難しいところですね」

リーマン風は自分が見られているとでも思ったらしく、
黒峰に会釈をして、両手に持った商品を見せてきた。

『しゃちほこ型のクッキー』と『ひつまぶしキャラメル』・・・いかにもな選択だ。
話しているうちに、②のロリータ服は特に何かを買うでもなく、店を出て行った。

76 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/02(火) 12:37:26
>>73(宗海)

軽妙な軟派男も、忠犬のように待つ少女も、特に宗海を呼び止めることはない。
再び車内に戻る――――今残っているのは、ほんとうにごく一部の乗客だけだ。

最後尾では『ヤス』――――アクセサリーだらけの金髪青年が、
特に起こされた形跡もなく眠っていた。熟睡している風ではなく、
起こすのは特に非礼には当たらないだろう。軽く、ゆすってみると。

        ぱち

目を開き、1度周囲を見渡した。

「ん…………あー、いぃーよ。『フレイム』に買うもんは伝えてるし、さ。
 アイツは人の倍動くから、オレは人の半分しか動かない。『バランス』だぁーね」

                 スゥー

         「そういうキミは? 買い物とか行かなくっていーの?」

それから再び目を閉じ――――その状態で、宗海に問いかけてくる。

「ま……乗る前に必要なものは揃えてる、そぉーいう『雰囲気』あるけどさ」

>>74(ヨロズ)

のど飴もチョコスナックも、ご当地キャラや観光地仕様の包装になっていた。
袋だけでも持ち帰れば、それはそれで旅の思い出にはなるかもしれない。
豚まんは――――やや割高なので、まあ、買うまでもなかったのかもしれない。

「――――こんにちは。少し前の列に座っている子、だよね」

少女はやや大人びた、落ち着いた調子で声を返してきた。

「そうだね、本格的なお土産は、帰りに買う予定だから――――
 軽いものになるけれど。この『小倉トーストラスク』なんて、気になるかな」

             ガサ

「ただ、バスの中で食べるのには――――少し、こぼれやすそうだから。
 そういう意味では、あなたが持っている飴なんていいものだと思うよ」

           「あとは、食べ物じゃあないけれど、
             これ。この『巾着袋』なんて素敵だね」

両手で順番に指し示すのは、ややいい値段のする『洋菓子』と、
特にご当地とかは関係なさそう(素材や製法がご当地なのだろう)な巾着だ。

そうこうしていると、⑦の軟派男や、⑯の少女などもこの買い物スペースに入ってきていた。
代わりに、『ロリータ服』の②などは見切りをつけたのか、特に何を買うでもなく帰っていった。

>城井

武谷は返答待ちだが、特に急かすような風でもない。

77 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/04/02(火) 20:39:44
>>67
 
「いや、どうなんでしょうね」
 
自身の『意気込み』を問われ、思わず言葉を濁す『城井』。
 
「『なんとか楽しまなきゃ』って思って参加してはいるんですけど、
 なんだろうな。むしろ、そう思ってる時点で『違う』んじゃないかって」
 
「まあ」
 
濁しつつもそこまで言って、改めて『武谷』へと顔を向ける。
 
「『ミステリー抜き』で楽しむってやり方も、ありですもんね。
 やり方はどうであれ、誰よりも楽しまないと、嘘ってもんだから」
 
「結局俺の意気込みって言ったら、それに尽きるんですよね」
 
目の前の男は、おおよそその手の悩みとは無縁に見える。
だからこそ、得るものがあるんじゃないかと声を掛けたのだ。
それがたとえば、些細な世間話だったとしても。

78 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/02(火) 22:28:42
>>75

ラベンダーの香りや『鎮静剤』だけではない。
こうしたやり取りも、心の中を穏やかにしてくれる。
そういった意味でも、少女達との会話は有意義なものだった。

  「ええ、城井さんですね。
   私も少しだけ、お話させていただきました」

  「この旅行のために色々と『下調べ』をなさってきたそうで……」

  「そうですね……。
   皆さんと一緒に過ごす時間が楽しいものになれば……と思います」

              ニコ……

会話を交わす最中に、何人かが近くを通り過ぎるのが目に入った。
この少女達も、何か用事があるのかもしれない。
いつまでも引き止めてしまっては申し訳ない。

  「――私は、そろそろバスに戻ろうと思います。
   もしよろしければ……またお話をさせていただきたいです」

  「小角さん、大丸さん、仲真さん――それでは……」

三人の少女達に丁寧に頭を下げて、その場を立ち去る。
元々、特に用事はなかったので、そのままバスに乗り込む。
座っていた席に戻り、軽く居住まいを正す。

  「――天雨さん……売り場には、何か目を引くものがありましたか?」

おそらくは横に腰を下ろしているであろう天雨に尋ねる。
その前に、軽く車内を見渡す。
今の時点で誰が戻ってきているかを把握しておく。

79 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/02(火) 22:49:46
>>75
「私は……外したときのことを……考えると、やっぱり無難なのを……選んじゃいますね……。
 得体の知れないものを買う勇気は……ありません……」

ひつまぶしキャラメルなるものをちらりと見ながら。

「……ご自分用のお土産ですか?
 それとも……ご家族や友人に……?」

80 宗海『エトセトラ』 :2019/04/03(水) 21:55:45
>>75-76
「あら、……そうですよね。
 お二人でいらしてるのだから、
 それくらいの『配慮』はされてますよね」

「ゴメンなさいね。起こしてしまって」

『懸念』と『予感』は半々だったが、
今回は余計な世話を焼いてしまったようだ。
軽い詫びを入れてから、肩口を揺すっていた掌を離す。

    「私の用は済みましたから。

     『荷物』は事前に用意できても、
     新鮮な『空気』は運べませんので」

    「――――では、ごゆっくり」

それだけ言い残すと、自身の座席に戻る。

81 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/03(水) 22:59:17
>>76
「なるほど、ご親切にありがとうございます」

感心したように頷けば、しばらく小倉トーストラスクと巾着を見比べ、巾着を選んでレジに向かった。

82 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/04(木) 00:47:48
>>77(城井)

「『旅行』なんだから、『楽しまなきゃ』なのフツーじゃねえか?
 『楽しもうとしない』ヤツなんていたら『ノリ』悪くなるしよォ〜。
 まッよくわかんねーけど、楽しむ気があるのはいいことだと思うぜぇ」

          ニィ

「城井くん、やる気ムンムンッ!って感じなのはわかるからよッ!
 もしミステリーとかいうのがつよくわかんねー感じだったら、
 おれとヤスんとこ混ぜてやるぜ。きっと楽しくなるはずだからよォ〜」

知的な答えとか、こじゃれたトークとか、
そういうのはこの男には求められなさそうだが、
考えすぎないことを望むなら、とてもいい相手に思えた。

  ジャララ

        「そうだ、ジュース飲むか?
          オレのが年上だしよォ〜、
           1本くらいならオゴッてやんぜ!」
 
               「あ、この200円するエナドリはナシな!」

そして、小銭入れを出しながらそのようなことを言ってきた。
受け入れたとして、これを『貸し』にしてくるようなタイプには見えない。
とはいえそろそろバスに戻ってもいい時間に思えるし、断るならそれを理由にしてもいいだろう。

>>78(小石川)

「はぁ〜い、またバス着いたらお話しましょ〜。二人とも、あたしたちも戻ろ!」

          「うむ、そうだな……小石川さん、またあとで」

                 「ではっ、ス。またお話しましょ」

同じく、小石川もバスに戻り――――いつの間にか、半分ほどは車内に戻っていた。
外で待機しているらしい『外ハネ』の少女が目印になっており、バスはわかりやすかった。

「あら――――お帰りなさいまし、小石川さん。
 そうですわね……サービスエリアらしい品ぞろえでしたわ。
 名産品のフルーツを使った『土産菓子』は興味を惹かれますけれど、
 さすがに、往路で『土産菓子』を買って帰る気はしませんもの」

言葉通り、天雨の手元には買い物袋などは見当たらない。
そして今現在――――バスの車内にいるのは、このあたりの面々のようだ。

「人探しですの? 半分くらいは戻ってきてるようですけれど――――」

②:天雨。オートクチュールのゴスロリ女。
③:小石川『スーサイド・ライフ』。喪服の女性。
⑥:スマートフォンをコンセントにつなぎ、椅子にもたれているシニヨンの女。
⑧:美形の青年。タブレットを見ていたが、
⑨:黒セーラーに外ハネのショートカットの少女。
⑬:大丸六花。みつあみと眼鏡が特徴。
⑭:仲真紗蕗。ベレー帽と茶髪でどんぐりのようなシルエット。
⑮:小角宝梦。銀髪。フクロウを思わせる顔立ち。
⑳:アクセサリーをじゃらじゃら付けた金髪の青年。寝ている?

83 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/04(木) 00:48:00
>>79(黒峰)

ひつまぶしキャラメル――――『段階的』に食べ方を変えるひつまぶしのように、
口の中に入れておくとだんだん味の毛色が変わっていく、というのがウリらしい。
明らかに惨劇を起こす狙いの菓子であり、包装に描かれた笑顔の男にすら悪意を感じる。

「これは職場の同僚用ですね。個包装のお菓子は都合がいいんで。
 家族や友人にももちろん、土産は買って帰りますけど――――
 勝手知ったる相手には、もう少し面白いものを買って帰りたいですからね」

リーマンはそういうと、時計を一瞥して手に持っていた菓子を置いた。

「悩んでるうちにいい時間になってきてるみたいですし、
 せっかくだから土産は現地で探してみることにします。
 ……土産屋がある場所かどうかは、分かりませんけども」

        「……ええと、そういえばお名前は?
          私は『真田一太郎(サナダ イチタロウ)』と申します。
           堅苦しい言い方ですが、以後お見知りおきを」
 
確かに、そろそろいい時間になりそうだ。乗り遅れなんて事は起きないだろうにせよ、
今から戻れば余裕をもって席に着けるだろう。もちろん、もう少しなら粘っても構わないだろう。

>>80(宗海)

「いぃーよ、いぃーよ、気にしなくってェ」

         ヒラヒラ

「空気が、きれいなトコだといいねぇ。行先もさぁ…………
 ウマイ空気吸って吐いてると、それだけで『旅』って感じするからさぁ」

               ―――ストン

                    「んっじゃ、お休み〜」

手を小さく振り、やや上げていた頭を再び座席に沈める『ヤス』。

席を離れていた面々も少しずつ車内に戻ってくる。
まだ半分もいないが、じき全員揃い出発することになるだろう。
旅先における『15分』という時間は、驚くほど短い。

「お帰りなさい、ってほど時間は経ってませんけど――――」

刈崎は席に残っていたため、宗海が席に着くと再び話しかけてきた。

>>81(ヨロズ)

「旅は道連れ世は情け――――なんていうのは、少し大げさかな」

        「その柄――――良いセンスだね。
         話す機会があったら、またよろしく」

              ニコ…

彼女もまた、巾着をひとつ手に取ってレジまで同行した。

会計は特に滞りなく、すぐに終わり――――少女はバスへまっすぐ帰っていく。
ヨロズはどうするか。だいたいの者はそろそろ戻ろうとしているようだが、粘れなくはない時間だ。

84 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/04(木) 20:47:47
>>83
「私は黒峰唯と言います……。
 ……こちらこそ、よろしくおねがいしますしますね……」

特にすべきこともなく、めぼしいお土産もないのでバスに戻ろう。

85 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/04(木) 21:38:12
>>82

  「いえ……ただ――」

  「もし乗り遅れる方がいては――と……」

  「ガイドの方やドライバーの方がいらっしゃるので、
   参加者の私が気を回す必要はないのでしょうけれど……」

出発時間までには全員が帰ってくるだろう。
人数が足りなければ、相応の対応がなされるはずだ。
わざわざ自分が気に掛けるようなことではないのは分かっている。

  「――少し……心配性なのかもしれません」

  「城井さんがおっしゃられたように、旅行なのですから楽しまなければいけませんね」

自分に言い聞かせるような言葉と共に、努めて明るい微笑を向ける。
『不幸』が起こる時は予測ができない。
あの時――『彼』を失った時のように。
だから、せめて自分が気付ける範囲のことには、できるだけ気付きたい。
いつかどこかで『不測の不幸』が起きた時に、誰かが悲しむことを少しでも減らしたいから。

  「……バスの外で、後ろにいらっしゃる三人の女の子達とお話をさせていただきました」

  「一緒にいると、私が彼女達くらいだった頃を思い出して……」

  「何だか……懐かしい気持ちになりました」

自分とは一回り以上は離れているように見える少女達。
彼女達が私と同じくらいの年齢になる頃には、どんな人生を歩んでいるのだろう。
それは、もちろん分からない。

  「こうした経験は、とても素敵な思い出になるのでしょうね……」

だけど、幸せでいて欲しいと思う。
そして、その時――私は、まだ『約束』を守れているのだろうか。
『彼』と交わした『最後の約束』を――。

86 宗海『エトセトラ』 :2019/04/05(金) 00:21:12
>>83
「ええ、軽い用事でしたから」

『刈崎』に返答し、出発を待つ。

87 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/06(土) 16:18:53
>>83

「ええ、『ヨロズ』と申します」
「また、後ほど」

軽く頭を下げると、バスへ戻っていく。

88 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/06(土) 16:48:31
>>84(黒峰)

バスに戻ると、ちょうど添乗員がまだ外に面々を呼びに行った。
笹井もすでに座席についていて、おもむろにスマホを見せてきた。
ウェブブラウザアプリの検索画面だ。暇つぶしに見ていたらしい。

「ちょっ、あんたこれ見てよ。これ。
 『観覧車』があるサービスエリアあるみたいよ。
 普段高速乗らないから、こーゆ―のテンション上がるわ」

通るかもしれないが、さすがに遊んでいく時間はない気はした。
まあいずれにせよ、そろそろバスも先へと進むことになるだろう・・・

>>85(小石川)

「小石川さん……優しいんですのね。
 とても素晴らしい考え方と思いましてよ。
 けど、まあ……普通のサービスエリアですし、
 外に目印になる子も立ってますから、
 さすがにここで逸れる方はいないでしょう」

「おっしゃる通り、心配しすぎも心の毒ですわ」

窓の向こう、天雨の視線の先――――
快活そうな外ハネの少女(そうではない外ハネの少女もいる)が、
建物方向を見ながら立っているのが見えた。
目印になっているのかどうかは測りかねるが、
とりあえずバスに乗客は戻ってきているし――――
ここでいきなりリタイヤ者が出るような悲劇はなさそうだ。

「3人……ああ、ええと、後ろから三番目の列の。
 そうですわね、自分たちだけで参加するツアーは、
 『遠足』や『修学旅行』とはまた違うでしょうし」

「この旅の思い出を、10年後に語り合えるような……
 そういう素敵な旅路になれば、この上ないですわね」

笑みを浮かべながら、小石川の言葉にうなずく天雨。
彼女らが、今の小石川の年になるのは10年以上後だろう。

――――10年。長い時間だ。何もかもが変わる時間……
それでも変わらない『情』があれば、それほど素晴らしいことはない。

89 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/06(土) 16:48:44
>>86(宗海)

「そうですか……あ。そろそろ出そうですね」

「『迷子』になった人がいなければいいのだけど」

そのあとも多くの乗客はバスに戻り、
まだ戻ってきていない者を添乗員が呼びに行った。
刈崎の懸念は幸いにして杞憂で、全員戻ってきている。

>>87(ヨロズ)

「私は『包(くるみ)』――――それじゃ、また」

そういうわけで、買い物袋を持ってバスに戻った。

「あ、お帰りなさい」

     「何か買ったんですかぁ〜?」

先に戻ってきていた『大丸』たちに声をかけられる。

>城井

「『ミステリーツアー』参加者の方、
 そろそろバスのほうお戻りくださ〜〜い」

添乗員が小走り気味にやってきて、
車内に戻るように誘導された。
武谷は城井に『皆まで言うな』とばかりに、
コーラの缶を手渡して同じくバスへと戻る。

>全体

添乗員に誘導され、まだ買い物をしていたものも、
あるいは別の用を片づけていたものも、
数分後には車内に揃った。また『旅路』が動き出す。

サービスエリアに何か危険があるでもなし、
当然ではあるが全員無事な様子であり、
違うとすれば一部、多少荷物が増えている程度。

――――――再び、バスが走り出した。

                ブロロロロ・・・

「 バスは今、どこに向かっているのかァ〜〜〜
     みなさん、気になりますよね〜〜〜〜〜 」

             「 少なくとも 」

    「 半分は過ぎましたのでぇ〜〜〜 」

                 「 到着をお楽しみにお待ちくださぁ〜〜い 」

片道『3時間』から『3時間半』といったところだろうか?
そこそこ長いが、日帰りでもない『バス旅行』なら、特別超長距離でもない。

とはいえもうしばらくかかるし、その間常に話し続けるのも相当疲れるだろう。
特にやることがないなら、仮眠をとるなり、一人の世界に入るなりしてもよさそうだ。

             ブォォォーーーーーーーーーーーーー ・ ・ ・ ・ 

                            ――――何事もない進路が、続く。

90 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/06(土) 20:50:41
>>88-89
「一周回るのに……時間がかかりますから……ツアー旅行で乗るのは厳しそうです……。
 でも、観覧車で眠るというのは確かに……いい経験になるかもしれません……。
 ……降りそこねそうですけど……」

目的地がテーマパークとかならともかく、道中でそんなのんびりする余裕は無さそう。
ところで今は何時ぐらいだろう?

91 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/07(日) 02:47:34
>>88
>>89

至って何の問題もない、安全で平穏な道中。
もし――今ここで『事故』が起こったら。
脈絡のない不穏な考えが、ふと脳裏を掠める。

   ――そうしたら……。

私は、『彼』の下へ旅立つことができる。
だけど、それでは『約束』を破ることになる。
それに、同じ場所にいる多くの人達を巻き込んでしまう。

        スゥゥゥ……

目を閉じて、静かに深呼吸する。
移動時間が長く続くせいか、つい『良くない考え』が頭に浮かぶ。
その気持ちを紛らわせるために、窓の外を一瞥する。

  「私達は――どこへ向かっているのでしょう……」

隣に座る天雨に聞こえる程度の小さな声で、ぽつりと呟く。
その言葉は、自分自身に対する問いかけでもあった。
また、どことなく『抽象的な響き』を含んでもいた。

  「天雨さんは……何か『近く叶えたいこと』をお持ちですか?」

  「私は……『庭をラベンダーの花で一杯にすること』――でしょうか……」

そのような質問が口をついて出た。
何故なのかは、自分でもよく分からない。
ただ、きっと純粋に聴いてみたかったのだろうと思う。

92 宗海『エトセトラ』 :2019/04/07(日) 23:00:21
>>89
「『バス』は目立ちますし、
 『パーキングエリア』も別れてますから、
 大丈夫なはず……。   ん、ン……えェ、そうね」

小さな『欠伸』をし、バスの出発を待つ。
しばらくは車体に揺られ、うつらうつらとしている。

93 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/08(月) 23:04:29
>>89

「ええ、お土産とお菓子を買って来ました」

ご当地仕様のチョコスナックと飴を座席の上から3人に見せて

「食べますか?」

訊ねてみた。

94 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/10(水) 01:30:51
>>90(黒峰)

「『観覧車』で『寝る』とかそれもう、もうよ?
 ロマンチックさのかけらもないじゃん。
 あんた、『ジェットコースター』でも寝てそ〜だわ」

呆れ交じりの返答が返ってきた。
彼女は彼女で観覧車を『観覧』に使わなさそうだが。

        ――――現在は、『午前10時頃』だ。

>>91(小石川)

「さあ――――『植物園』や『美術館』『博物館』辺りかしら」

             「もちろん、私の願望ですけれど」

       フフ

抽象的な響きは拾われず、
即物的な行く先を希望する天雨。
察されなかったのか、察した上でかは謎だ。

「短期的目標としては『ビジネス英語』の上達ですわね。
 私、それほど英語が得意な方ではございませんので」

「もちろん、今は旅ですから……『単語帳』なんて持ち込んではいませんけれど」

>>92(宗海)

「ええ、ちゃんと全員戻ってきましたね。
 心配しすぎだったみたいです――――
 小中学生くらいの子もいるみたいだから、どうにもね」

視線をやや後ろに向ける刈崎。
後列には中学生らしき集団がいるし、中には小柄な面々もいる。
成人男性の彼から見れば『小学生』に見えてもおかしくないのだろう。

「眠いなら、着いたら起こしますよ。
 外の景色がステキ――――って旅路でも、なさそうだし」

>>93(ヨロズ)

「お土産! 早速すね」

        「へえ〜〜カワイ〜〜」

              「そんなのも売ってたのか!
               てっきり『軽食』くらいかと……」

位置関係的にやや苦しいようで、
小角は首を傾けて覗き込んできていた。

「えぇ〜、いいんですかあ? いただいちゃって――――」

    「悪いすね、いただきます」

         「せっかくだし、お言葉に甘えさせていただこうかな」

「え、あっ、じゃ、じゃああたしも〜〜〜」

お菓子のシェアには二人が早く、仲真だけやや遅れて食いついてきた。

>城井
>全体

「 この後、目的地までサービスエリアには入りませぇ〜〜ん 」

                「 がっ 」

      ブォォォォーーーーーーーーーーーーン  ・ ・ ・

「 もしどうしても止まってほしいとかがあれば、
  『5〜10分』くらいまでなら余裕ありますのでぇ、
  お早めに、ワタシ『矢田』までお声かけくださぁ〜〜い 」

           「 止まれるところ、探しますのでぇ〜〜〜 」

談笑なり寝息なりをBGMに、バスは高速道路をひた走る。
途中いくつかのサービスエリアを通過したが、特に止まることもなく、
順調に――――乗客の側でも特に『酔って死にそう』とかは出ず、
バスは『A県』と『G県』の県境を、ついさきほど超えたようだ。

おそらくは――――このまま、何事もなく、目的地に着く、のだろう。

                   ・・・・・変わり映えしない、道が続く。

(☆以後、バス車内での会話がこれ以上必要ではないと判断された場合、
   その旨をお伝えいただければそのPCは『何かある』まで『待機』に移行します)

95 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/10(水) 20:46:06
>>94

  「……天雨さんは文化的な施設がお好きなのですね」

  「私も……そういった静かな場所にいると心が落ち着きます」

  「『自然公園』などで森の中を散歩することも多いでしょうか……」

会話を続けながら、改めて話のしやすさを感じる。
やはり、彼女とは心なしか共通する部分があるのかもしれない。
もちろん、全ての面で似通っているというわけではないとしても。

  「――『英会話』……ですか」

  「私も、そういった方面にはあまり……」

ふと、また以前の旅行のことを思い返す。
あの場所で出会った『彼ら』は、全員が外国人だった。
『英語』という言葉から、その時のことを無意識に連想していた。

  「そういえば――以前どこかで耳にしたことを思い出しました……」

  「外国の方と話し合いをする際に、『相手の国の言葉』が分かっていても、
   意図的に『第三の国の言葉』を使う場合もあるそうです」

  「つまり、『自分の国の言葉でも相手の国の言葉でもない言葉』ですが……」

  「『お互いに対等な立場で会話をするため』だと聞いたことがあります。
   母国語と外国語の差による誤解や食い違いを防ぐためでもある――と……」

  「学者の方など、語学に造詣が深い方同士であれば、
   そういった方法でのやり取りも行われるのかもしれませんね――」

96 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/10(水) 21:47:36
>>94
「ジェットコースターは……ちょっと怖いですね……。
 ……しかし、確かに……挑戦する価値はあるかもしれません」

97 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/10(水) 23:13:45
>>94

「どうぞ」ウィーン

買ってきたお菓子の封を切れば、中身を一つずつ3人に手渡すヨロズ。
自身の分も取り出して、飴玉を口に入れる。

「さて、本番に備えて少し『スリープモード』に入ります」

「ミステリーを解くのに」
「『ズ』が必要になったら、いつでも力添えしますので声をかけてください」

「では、しばし『スリープ』します」ウィーン

飴玉を口内で転がしながら3人に話し終えると前を向いて
隣のカップルの方を一瞥した後、目を閉じる。

98 宗海『エトセトラ』 :2019/04/11(木) 22:42:06
>>94
眠りに落ちる。

99 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/12(金) 01:09:37
>>95(小石川)

「やっぱり、気が合いますわね。
 私も――――森林浴は好みでしてよ。
 うるさいところが嫌いというわけじゃあないけど、
 心身のリフレッシュは静かな場所に限りますわ」

窓の外は自然とは縁遠い、
遠距離トラックに景観をふさがれていた。

「博識ですのね、小石川さん」

「そのような慣わしがある――――と、
 私も聞いたことはございますわ。とはいってもまあ、意識せずとも、
 『中国』の方にどちらも母国語でない『英語』を使って道案内をするなんて、
 今時珍しいことではありませんし……そういうものかもしれませんわね」

今回の行く先は、果たしてどのような『人間』がいるのだろうか――――

>>96(黒峰)

「冗談よ? 冗談だからね?
 いやそっちも冗談かもしれないけどさぁ、
 マジに聞こえるのよ、声のトーンとか。顔とか」

自分から言い出しておいておののく様子の笹井。

>>97(ヨロズ)

「ズ? ……?? あ、えと、ありがとうございまぁす」

         「どもっす」

      「ふふん、なるほど――――
       頭脳には自信があるようだね。
       もしもの時には是非、協力願おう」

「スリープ。あっ、おやすみなさぁ〜い」

        「私も寝るから着いたら起こして」

               「わたしも眠いぞ」

仲真はよくわかっていない様子だったが、
小角はその『言葉遊び』を解したらしく、
意味ありげな笑みを浮かべて言葉を返してきた。
大丸については、眠くなっていたらしく上の空な様子だった。

横のカップルは、男性のほうが眠っており女性は本を読んでいる。
常に話していなくてもいい程度には、『勝手知った』仲なのかもしれない・・・

>>98(宗海)

バスの揺れはちょうど眠りを誘うようで、
寝ようとさえすれば、あとは問題なく意識が薄れていく・・・

>全体

        ブオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・ ・ ・

その後数十分、新たに眠りに落ちる者も多数――――20人を乗せたバスは、高速道路をひた走り続けていた。
ほかに車は走っていない。尤も、それほど活気のないルートであれば珍しくはあっても不自然ではない。

     ゴ
                                   『ボボ』
         ォォォ 
                 ォォォォ  ――――――z____   

                                     ォォ

                    『ボッ』
     「…………『霧』か」
                   ウィー
                         ウィーン
                                     『ボフッ』

道路には霧が立ち込め始めていた――――
山間部に見える地形ゆえのことだろうか?
とはいえワイパーを稼働させれば、走れないようなものではない。
添乗員はともかくとして、運転手については特に何を困るでもなく車を走らせ続けている。

「 お客様方ぁ〜〜〜っ 長らくのご乗車、お疲れ様でございあまぁ〜〜〜す 」

            「 あと、もう少しで高速道路を降りましてェ〜〜〜〜 」

                       「 そこからは『一般道路』で少し走りますが 」

                                  「 それで、『目的地』でございまぁ〜〜す! ので! 」

    「 今しばらく、当バスのシートでおくつろぎくださぁぁ〜〜〜〜い 」
    
眠っているものはもちろんのこと、いちいち止まるでもなく、渋滞に引っかかることもないゆえ、
看板をじっくり眺める機会はなかった――――加えて、この霧。『今どのあたりなのか』は巧妙に『わかりづらい』。

               ・・・ともかく、そろそろ着いてもおかしくはないようだ。『どこに』かは、知らないけれど。

100 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/12(金) 20:00:36
>>99

おもむろに顔を上げて、添乗員の言葉に耳を傾ける。
移動の時間も、残り少ないのだろうか。
また、現在の時間を確認したい。

  「――『目的地』まで、そう遠くないようですね……」

隣の席に座る天雨に声をかける。
今すぐ着くというわけではないにしても、近くまで来ているらしい。
向かう先は一体どのような場所なのだろう。

  「……『霧』」

  「何かの『前兆』でしょうか……」

  「たとえば『天気が崩れる前触れ』のような……」

『ミステリーツアー』という趣向には相応しい天候かもしれない。
不思議な偶然だと感じた。
窓の外を眺めながら、ぼんやりと物思いに耽る。

  「――『雨』が降らないといいのですが……」

『雨が降らないで欲しい』という言葉の裏には、別の意味が含まれていた。
それは、何か不測の事故が起こらないで欲しいという願いだった。
心配しすぎは毒だと分かっていても、霧という状況が、そうした気持ちにさせていた。

101 宗海『エトセトラ』 :2019/04/12(金) 20:03:26
>>99
「霧……」

頭の中も霧が掛かっている。

102 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/12(金) 20:07:59
>>99
「──それで、その赤い洗面器を頭に乗せた男の人は……──」

……結局おしゃべりを続けてろくに眠らずにここまで来てしまった。
思った以上に『気が合った』ということか。
寝不足が心配だけども……。

「……この辺りは、霧が濃いですね……。
 安全運転をしてくれれば……大丈夫だと思いますけど……」

103 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/14(日) 22:51:44
>>99

パチリ

「……」

目を開けるとスマートホンを取り出して時間を確認しようとした。

104 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/14(日) 23:06:28
>>100(小石川)

「そのようですわね――――
 それにしても、この『濃霧』。
 滅多に見ませんわよ、こんなの」

「私も、気候に詳しいわけじゃあないけれど」

天雨としては霧は霧、
単なる自然現象のようだ。

「念のため雨具を持ってきたのは正解でしたわね。
 一応、予備もありますから――――
 もしご準備がなければ、お貸ししますわよ?
 そのお召し物も、あまり濡らさない方が良いでしょうし」

もっとも、小石川の懸念は――――当然のこと。
ただでさえ『旅行』には不測のトラブルがつきもので、
小石川自身『不測』を体現するような、能力の持ち主だ。

           ・・・それに、『前例』もある。杞憂ならいいのだが。

>>101(宗海)

眠気と同じように、霧もすぐには晴れない・・・

>>102(黒峰)

「ちょっ、そこで切らないでよ。
 ナニその話、なんか有名なヤツなの?
 検索したら出てくんの? どうなのよ?」

      ススッ

スマホに視線を落とす笹井だったが、
霧に反応してか言葉に反応してか顔を上げた。

「『バス会社』は新興っぽいけど悪い噂はないし、
 新興ってもある程度歴はあるっぽいから、
 無茶な運転はしない……って信じてるわアタシ」

「それより、現地もこんな天気だと気が滅入るわね。滅入らない?」

           「ま、寝るのには関係ないか」

>>104(ヨロズ)

スマートフォンは『11時頃』を示している。
少し電波が悪くなっていた。山間部ゆえだろう。
ヨロズ自身の機能には、全然支障はなさそうだ。

「……んぐ……グー……」

後ろの方から寝息が聞こえてくる。
小角の声だ。どうやらバスに揺られるうちに寝付いたらしい。

105 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/14(日) 23:07:00
>全体

         ブロロロロロロ ・ ・ ・

霧こそ出ているものの、別にそれで何か事故が起きるでもなく、
ほかの車がいきなり突っ込んできたりするわけでもなく、
だが、霧が晴れることもなく、『インターチェンジ』を出た。
田舎道、と言ってしまってほとんど問題ないであろう、そんな道に、出た。

――――――――それから、ほんとうにすぐのことだった。

              『ボボボッ』
                        『ボシュッ』
    『ボッ』
                    『ボボ   ボッ』
 
      「・・・!?」
 
                 「何ですの……これはッ」

                        「…………??」

最初に、声を上げたのは②に座る『天雨』だった。
近くにいる面々には、その声に不思議そうな顔をする添乗員が見える。

「 あっ、そうですね。霧は確かに珍しいですね〜〜〜〜!
  もしかすると、この旅はとっても『幸先イイ』のかもしれません! ね! 」
 
               「珍しいって・・・そんな次元じゃあなくってよ!?」

なぜ? ――――眠っている『城井』には、あるいは半分寝ている『宗海』には、
あるいはすぐには判断できないかもしれないが、窓の外を見ていた『小石川』はすぐわかる。
『ヨロズ』や『黒峰』も、起きている以上はすぐにそれが『目に入ってくる』から、わかる。

          ゴ     ゴ
                      ゴ
                          ォオオ オ オ オ  ・・・・・

                 ――――霧の色が『赤』に変わりつつある。
                      血のような赤ではない。『夕焼け』の赤だ。
   『ボッ』
           『ボッ』  『ボボッ』

運転手も、添乗員も、それについて何をコメントすることもない。

「そろそろ着きそうかなぁ、ロッちゃん」
 
           「どうかな……高速降りて少しとか言ってたっけ」

ヨロズの近くであれば『仲真』、黒峰の隣の『笹井』といった、
いかにも『リアクションしそう』な乗客たちも、この事態にまるで気づいていないかのように。

・・・まあ、寝ている人間もそこそこいるので、『全員気づいていないのか』はわからないのだが。

106 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/15(月) 00:09:34
>>104-105
「霧の中で眠る……確かに、あまりそそられませんね……。
 ……?
 夕焼け……?
 いえそんな……さっき確認したときは、まだお昼にも……なってませんでしたし……」

時間を確認する。
それと『ボッ』とかの音はどこから聞こえてくる?

107 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/15(月) 00:57:07
>>104
>>105

確かに『不安』はあった。
でも、何も起きてはいない。
少なくとも『ここまで』は。

  「ええ……ご親切にありがとうございます」

  「ちょうど雨具の持ち合わせはなかったものですから……」

会話を交わす途中で、その『異変』に気が付いた。
『赤い霧』――それが自然に起きたものとは思えない。
心の中の不穏な気持ちが高まるのを感じる。

  「あの――天雨さん……」

  「……『赤い霧』をご覧になったことはおありでしょうか?」

『異変』に対して反応を見せた天雨に、外の光景について尋ねる。
同時に、自分にも『同じ景色』が見えていることを伝える。
今、『見えている人』と『見えていない人』がいるらしいことは分かった。

   ――もしかすると……。

『スタンド』――まず最初に、その可能性が頭に浮かぶ。
それなら、この『奇妙さ』も『見える者と見えない者の違い』も説明がつく。
問題は、これが『危険かどうか』ということ。

   ――『霧』……。

『霧』の能力には、以前にも遭遇したことがある。
今日と同じような『旅行』の最中に。
そして、その時は『スタンド使い同士の争い』が起きた。

108 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/15(月) 23:20:57
>>104-105

「…………」キュイーン

窓の外を見て、霧を観察する。


(超常現象でしょうか)
(赤い霧は、全体にかかっているのでしょうか、ね)
(そして、この異音は、何事でしょうか)

分析を続けながら、視線を下げて振り向きシャロとリッカを見る。

「私のデータベースが告げています」
「何かが、起こるかもしれないと」

「ご用心をしてください。ホウムさんも起こした方が良いかもしれません」

そう告げれば、窓へ向き直り周囲の様子を確認する。

109 宗海『エトセトラ』 :2019/04/15(月) 23:53:00
>>104-105
「……何を、騒いで……」

意識を覚醒させながら、
叫んでいる『天雨』と添乗員に合わせ、
窓の外に出ている『霧』を眺める。

110 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/16(火) 22:32:29
>>106(黒峰)

「夕焼け? 何が? とゆーか、あの女クソうるさいわね。
 どんだけ『霧』が珍しいってのよ。そこまでは珍しくなくない?」

笹井には何も見えていないのか? 騒ぐ②の女に舌打ちしている。
時計を見る……時間が変化した様子はない。『午前11時頃』だ。

音は――――耳に響くはっきりした音という風でもない。
霧に包まれた窓の外、その全体から聞こえるような、
はっきりとしない感覚だ。それ自体が異常の元、とは思えない。

>>107(小石川)

「――――『映画』でなら見たことはありましたけれど、
 それより貴女には見えていますのね!? この『赤い霧』!」

          「明らかに異常ですわ」

   「とはいえ」

             スッ

天雨はスマートフォンを取り出し、
カメラを窓の外に向ける。
液晶に移るのは、普通の霧交じりの公道だ。

「私達の目のほうがおかしい、という可能性もあるでしょうし」

           「少なくとも窓の外に異常は見当たりませんわ。
            もちろん『霧が赤いこと』以外で、だけれど」

先ほどの焦りを抑え込むように、天雨は平静の表情を作っている。

>>108(ヨロズ)


「で、でーたべーす? なんだかその、わかんないですけどぉ」

            「ホーちゃん、ホーちゃん起きて、
             ヨロズさんが何かあるんだってぇ」

         ユサユサ

「んん、な、なんだ……なんだね……」

仲真は小角を起こそうとしている。
大丸は何言ってんだ?って顔で、つられるように窓の外を見た。

ヨロズは赤い霧を観察する――――どこまで広がっているのかは知らないが、
バスの前側方向は完全に赤いし、その中にバスが進んでいるため、
後ろもだんだん赤い霧に覆われて行っている、といった状態だ。

そうではあるが、バスに損傷が出ているとか、乗客が苦しんでいるとか、
そうした危険な兆候はない――――異音も、『現実』を伴わない感じがする。
身近な例でいうなら、ヨロズが『ボーダー・リーヴァー』を伸ばすとき、
それ自体に意味はないが『シュルル』だの『バシュッ』だの、音が鳴る事がある。

        ・・・ああいう、実体のない『スタンド音』に、近い気がする。

111 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/16(火) 22:32:57
>>109(宗海)

霧・・・今やそれは、『夕焼け』のような赤色に染まり始めていた。
天雨は添乗員に声をかけるのを止め、『③』の女性と話しているのが見える。
同列に座る①の城井は眠っているため、彼にこれがどう見ているのかは不明だ。

突然塗料が混じったような赤ではない。窓が汚れている、という様子でもない。
かといって、バスの中に入り込んでくるとか、車体を削り取っているとか、血の匂いとか、
そのようなあからさまな危険性も見えない・・・変な言い方だが『普通の異常気象』ともとれる。

>全体

天雨が食って掛かるのをやめた後、運転手も添乗員も怪訝な様子でそのまま運転を続けている。
ただ、濃霧と言って差し支えのない領域になりつつあるため、走行速度が落ちてはいるが……

            ブ ロ ロ ロ  ・ ・ ・ ・

                         『ボフ……』

                                 ・・・・・・

そのまま走り続けていると――――――霧が、少しずつ、薄くなり始めていく。

      オ
          オ
            ォ
               オ 
                   オ   ォ  

                           オ  ・・・

               ――――――――だが依然、『赤い霧』だ。

そして霧の間から除く、『空』もまた、薄く赤みがかっている。夕焼けのフィルタをかけられたかのように。

                                  │\
      ┌────────────────┘  \
      │     この先 .:.:.::         ;:;:;       \
      │     :;:; :;:;:;:;:;:;:;:   『紅鏡町』      ;:;:;:;:;;:/
      └────────────────┐  /
                                  │/

                                     ・・・『行先看板』だ。『それ以外の行く先はない』。

112 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/17(水) 00:11:45
>>110
>>111

  「そう――ですね……」

液晶と実際の光景を見比べながら、曖昧な言葉を返す。
この異変に『スタンド』が関わっているとしても、今のところは何も分からない。
もしかすると、何かをするべきかもしれない。
けれど、それが却って良くない結果を招いてしまうことも考えられる。
それを思うと、今は静かに座っていることが最善のように思われた。

  「――『注意』を……していましょう」

  「今できることは、それくらいのようですから……」

  「もし何か気付いたことがあれば、お知らせします……」

声量を抑えた小さな声で、天雨に語りかける。
少なくとも、彼女には見えている。
これから何かが起きてしまった時に、助け合うことができるかもしれない。

  「……『目的地』でしょうか?」

視界に見えた『看板』――ここが『ミステリーツアー』の『目的地』なのだろうか。
いつの間にか、『霧』だけではなく『空』までも赤みを帯びている。
朝に出発して、今は昼前のはず。
『夕方』になるには早すぎる。
この場所そのものが、赤く染められているようにも感じられた。

   ――『赤』……。

外の霧は、血のような赤色ではない。
それでも、『赤い色』から無意識に『血』を連想してしまう自分がいる。
『発作』を抑えるための『自傷』を行う度に目にしている、馴染み深い色。
自分の腕を伝う『赤色』を見つめていると、気持ちを落ち着かせることができる。
けれど、外を包んでいる『赤い色』を眺めていても、不安な思いは消えなかった。

113 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/17(水) 20:24:53
>>110-111
「……」

(気づいてない……?
 ……まさか……スタンド……?)

「……あ、いま看板が……。
 『紅鏡町』って……書いてあったような……。
 ……ツアーの目的地でしょうか……?
 聞いたことない、地名ですけど……」

看板に反応した人はいるだろうか?

114 宗海『エトセトラ』 :2019/04/18(木) 00:14:01
>>110-111
例えば、車窓に『偏光フィルム』を貼り付けたり、
予め準備していた『プロジェクトマッピング』の投影など、
風景を『赤色化』させる『人為的手段』は存在する。

    「まるで、『ヒッチコック』の『マーニー』ね。

     ――――どういう『趣向』で、
     こんな『演出』を仕掛けたのかしら?」

『赤い霧』を眺めながら、ほくそ笑んだ。
『紅鏡町』と書かれた『看板』が、視界の端を過る。

ここが『A県』であれば、
タイムスリップ感覚を愉しめる『歴史的テーマパーク』もある。
そう安くないが、『貸し切り』も可能だったはずだ、と思い返す。

とどのつまり、『久遠宗海』は、
この『異常事態』に、全くの『ノーガード』で挑んでいた。

115 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/18(木) 23:52:36
>>110-111

視覚、聴覚より得た情報を整理するヨロズ。

(結局のところ)
(『スタンド能力』に関係する可能性) が高い)

「……このバスの目的地が、本当に予定通りであれば良いのですが」

「『ミステリーツアー』で到着した場所に文句を言うなど、『人間』のする事ではないですし」ギュインッ

首から上だけを動かして後方の3人の方を向く。

「不安を煽ってしまっておいて、本当に申し訳無いのですが」
「今の所は、成り行きをに従うしか無いようです」

「行くしかありませんね」
「『紅鏡町』へ」ギュインッ

また窓の外へ注目する。

116 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/20(土) 08:06:14
>>112(小石川)

「――――ええ、『注意』に越したことはございませんわ。
 何か問題が起きるとしても、少なくともこの天雨サトリは予期している。
 それに、貴女もね。これでかなり『不意を打たれる』可能性は下がるでしょう」

危険な事態が起きてもおかしくない、と彼女は考えているようだ。

     「……『紅鏡町』?」

少し思案するような表情で、天雨は看板を見ていた。
じきにバスがそこを通り過ぎ、見えなくなってから。

「……? 聞き覚えのない地名ですわね……ツアーの『仕込み』かしら?」

ありえない話でもないだろうが、天雨自身その言葉には半信半疑の様子だった。
いずれにせよ、赤い世界をバスは走る。天雨の顔色にも、若干の不安の色は感じられた。

>>113(黒峰)

「ウソ、見てなかったわ。『紅鏡町』ぅ〜?
 まあ……こんな田舎の町の名前なんてそりゃ知らないけど、
 どうも『観光名所』に連れて行って貰える風じゃないわね」

           「『町興し』の一環ってとこかしらん」

明確に看板に反応した人間は、②と③の『ロリータ』と『喪服』コンビ。
他は、そうそう露骨な反応を見せているものは見当たらない。
後ろのほうから聞こえてくる声から察するのであれば⑩の『おかっぱ』の少女もか?

>>114(宗海)

あくまで『ミステリーツアー』――――その前提の範疇でも、
このような異常事態を引き起こすことは、決して不可能ではない。
赤い霧の世界も、謎めいた看板も、すべて『お楽しみ』の謎と思えば、
何も警戒する理由はない。『愉しむ』のが、むしろ作法と言える。

「『マーニー』?」

「――――確かに『映画』みたいな『演出』ですね」

         「こうなると、そろそろ目的地かな。
          ずっとこれを続けてはいられないでしょうし」

そういう意味では『宗海』の姿勢は正しいし・・・
この事態にも大げさに慌てている人間など、ほとんどいないようだった。

117 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/20(土) 08:06:28
>>115(ヨロズ)

スタンドによるもの、と断定はできない。
金をかければこの状況を『演出』出来なくはないだろうし、
予想だにしない異常気象、というのはどこにでもあるものだ。
あるいは――――スタンドとは無関係な『不思議』も、あってもおかしくない。

「『紅鏡町』? え、あ、そっすね。成り行きに従うしかないすよね」

「あたし旅行ってあんまりいかないし、どんなところでも楽しみですぅ」

大丸は怪訝そうな顔で、二度に分けてうなずいた。
仲真についてはよくわかっていない様子で笑みを浮かべており・・・

        「なっ」

            「な……なんだ、これは……!?」

  「何って霧だろ。別に普通じゃん」

                    「ふ、普通ではないだろう……!」            

――――小角だけが、その『異様な光景』を見て、固まっている様子に見えた。

窓の外には、相も変わらず赤いフィルタを通した霧の風景と、田舎道が続いている。
なお、赤いのは『霧』や、雲間に見える『空』で、その内に根付くアスファルトや草木などは普通の色だ。

>全体

しばらくすると、霧のほうはほとんど薄まり始めていた。赤いのは――――『空』だけ。

俄かに『謎』の立ち込め始めた旅路だが、深刻視している者はごく少ない。
実際のところ――――特に、何か深刻な事態が起きている、というわけでもない。
が、『何かあるかもしれない』という考えは、『ミステリー』には重要だろう。
実際のところ――――何が、深刻な事態につながるのか、誰にも分らないのだから。

とはいえ、少なくとも今のところ、このバスは『娯楽』を大きく脱線することもない。

            「…………」

                    「矢田さん、ちょっと」

     「? はい?」

運転手が添乗員に声をかけて呼びつけ、何か小声で話している。
見えた限りの表情は、どちらも『疑問』が一番即しているだろう。
客席から運転席は見えづらい。二人して何かを見ているようにも見えた。

            ブロロロロロロ ・ ・ ・

濃霧を警戒して徐行気味に走っていたバスが、霧が薄まるにつれて、速度を取り戻していく。
が、その走行にはどこか迷いが見えた。もちろん事故を起こすような蛇行運転というわけではないが、アクセルを踏み切れないような。

      ・ ・ ・ そして。

                     ・ ・ ・行く先に、『赤い町』が見えてきた。
                          赤く塗りつぶされている、という風ではない。
                          赤色の建物がやけに多い。そういう町が見えてきたのだ。

118 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/20(土) 16:46:47
>>116
>>117

ツアー側の用意した『仕込み』というのは、一つの可能性としては考えられた。
実際、以前に参加した旅行も『林間学校』のような趣向で行われていた。
それと同じように、雰囲気作りのための仕掛けと受け取ることもできる。

  「『仕込み』――ですか……」

『看板』なら、あらかじめ準備しておける。
赤色の『建物』が多いというのは、元々そういう場所だと思えば有り得なくはない。
けれど、『空』を赤く染めることができるだろうか。

  「……そうだといいのですが」

『看板』と『町』は『ミステリーツアー』の一部かもしれない。
ただ、少なくとも『赤い空』は『仕込み』の類ではない。
そして『空』が『予定外』なら、『看板』と『町』も予定の範疇ではないかもしれない。

  「――何かあったのでしょうか……?」

運転手と添乗員の様子に視線を向ける。
果たして、これは『予定外』なのだろうか。
普通の旅行とは違って、それが判断しにくい。

  「天雨さん……」

  「こんな所で申し訳ないのですが――あの……驚かせるつもりはありません」

  「……どうか、私の見苦しい振る舞いをお許し下さい」

声を落として天雨に告げてから、座ったままで軽く身を屈める。
床に落ちたものを拾う時のような姿勢だが、何も落としてはいない。
これから行う行動を、他の乗客から見えにくくしたかった。

        スラァァァァァ―――――z_____
                       
自身の左手に、『スーサイド・ライフ』を発現する。
その刃で『左目』を抉り取り、『左耳』を切り落とす。
それから帽子の角度を斜めに変え、切断された箇所が見えないようにしたい。
『スーサイド・ライフ』は、自分の脚に根元まで突き刺しておく。
スカートで隠れる部分に刺しておけば、外から見える心配はないはず。

  「天雨さん――勝手なお願いですが……」

  「運転手さんと添乗員さんの目に留まってしまうかもしれません……」

  「……その際は、お二人の注意を少しだけ引いていただけませんか?」

姿勢を戻し、自分と『同じ』であると予想した天雨に小声で頼む。
そして、『目』と『耳』を運転席方向に移動させる。
自分の席は運転席の後ろだから、移動距離はごく短い。
移動は座席の下を通し、遮蔽物の陰になるようにして進ませたい。
目的は、二人の会話を聞くことと、二人が見ているものを確かめること。

       パーツ
切り離した『部位』は、一般人も含めて全ての人間の目で目撃できる。
目立つ『浮遊』は避けたいが、避けられない場合は、できるだけ物陰を選びたい。
もし誰かに気付かれてしまった時は、騒ぎになる前に解除して消すつもりでいる。

今は、できることはないと思っていた。
しかし、ツアー側の二人の様子が、どうしても気にかかる。
実際に何かが起きた後では遅いかもしれない。

   ――思い過ごしならいいけれど……

そのために、現状を早い内に知っておきたい。
少なくとも『空』は赤いまま。
『異変』は、今も確かに続いているのだから。


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