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【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』

1 『幸せ兎』 :2019/03/08(金) 22:34:41

覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい。

                     クリスティナ・ロセッティ


   ≪  ザザ――――z__________________ .....  ≫

   
     「…………」
                       
                    「キミも、そう思う?」

        「いいや」

    「おれは――――悲しくっても、覚えてたいよ」

                       「……この景色を。
                         いくつになっても。」

  「はは。理由なんて。だって、生まれ故郷だぜ。この――――」

                           ≪ザザ  ――――― ≫
 
                                       ≪    プツン≫

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『薬師丸』がGMのミッションを行うスレです。

☆過去スレ(星見板)
【ミ】『ハッピー・ハッピー・コメットテイル』 
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1455891211/

【ミ】『コメットテイル幸福奇譚』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1482053460/

【ミ】『コメットテイル、禍福の星巡り』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1511075107/

★過去スレ(黄金板)
【ミ】『黄金色ハッピーテール』 
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1427557344/

【ミ】『黄金色ハッピーテール』 #2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1439137290/

2 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/08(金) 23:00:46

――――――――――――注意事項――――――――――――――――
★このミッションでは『詳細なMAP』を提示する事はまずありません。
☆それに伴い、『位置関係をGMから細かく指摘する』事もまずありません。
――――――――――――――――――――――――――――――――

         . ::゜.゜。・゜゜゜゜ .
        :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
            : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
                  .: ::.゜゜゜゜・
              ..: :.゜゜。・。゜.゜. ...
                :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
                    : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
                    :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
                        : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
                        :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
                             : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
                  

      ガラガラガラガラァーーーーッ
 
                    ポン!!


「『3等』大当たりィィ〜〜〜〜〜ッッ!
 はいっ、『ミステリーツアーご招待チケット』です!」

                 「次の方どうぞォォォォッ」

あの日、『スカイモール』の抽選会で、
勢いのいい店員が勢いよく回したガラガラから、
勢いよく飛び出した赤色のボールが・・・わたしたちの知る『はじまり』だ。
 
                        『サヨナラ_エレジィ・タウン』→開始

3 宗海『エトセトラ』 :2019/03/09(土) 00:34:53
>>2

『22体』のネズミ型スタンド。
『牙』で齧った物体を体内に『貯蔵』し、『解除』と共に『霧散』させる。
尚、『視線』を浴びた『エトセトラ』は『強制解除』される。

『エトセトラ』
破壊力:D スピード:B 射程距離:B(44m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【能力詳細】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/14

--------------------------------------------------------------

『外見』
身長163cm。肉も骨も目立たない痩身。
外はねの目立つ漆黒のショートヘア。物静かな雰囲気を湛える。
十指の爪先には『巻貝』を象った宝石を誂えた『ネイルアート』。

黒セーラー、臙脂色のスカーフ。黒ストッキング。
これは自身の通う『光檀女学院』の制服。
(学外でも着用するよう、校則に定められている。)

ミッキーマウスの斑柄が入った、白のスニーカー。

『持ち物』
◆空色のソフトキャリーバッグに、以下の物品を入れる。

・『着替え』(二泊三日分)、五本指の靴下。
・脱衣を仕舞う圧縮袋。ヘアアイロン。ゴルフボール。

※久遠宗海は『旅行用品』を『最小限』に留めるタイプであり、
  その理由は『後述』する。

◆ハンドバッグに以下の持ち物を入れる。
・コスメグッズを収めたポーチ。
・ミニボトルの水。レモンキャンディ。
・双眼鏡。スマートフォン。トランプ。
・文庫本。持病用の飲み薬。目薬。バンドエイド。
・『一円玉』を『百枚』。二十枚ごとにフィルムで包装。

『簡略プロフ』
◆白い肌に誇張される風貌の通り、『病弱』な体質。
 自身を『弱者』と看做し、力と責任のある人物を『強者』とし、
 『弱者』への奉仕を『強者』の責務とする、『自虐私観』をモットーとする。

 無論、この歪んだ『思想』の世間体が悪い事を十分理解しており、
 普段は穏やかな物腰を示し、時折は聡明さを覗かせる、ごく普通の少女である。

 が、何が起こるか解らない『ミステリーツアー』と銘打っている以上、
 様々な状況を想定して過剰な荷造りに参加者が追われることがなきよう、
 アメニティの充実した『旅館』を『主催』が用意しているのでは……、といった、
 『立場』の強い者が理由なき『奉仕』をするという確信は、常なる思考を如実に示している。

『同行者』
◆かつて『病院』で知り合い、『田舎町』での一事件を経て、
 知り合った少女が同行すれば愉しい旅になるかも知れない。
 ……と思ったが、別段『連絡先』を交換したわけでもないので、
 この謎めいた『旅行』を一人きりで楽しむことにした。

4 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/09(土) 01:25:30
>>2

「――『ミステリーツアー』……」

受け取った景品を見つめながら、小さく呟いた。
不思議な響きのある言葉だと感じる。
考えてみれば、旅行に出るのは久しぶりだった。

(あの時は……)

ふと、『以前の旅行』のことを思い出す。
その時、自分はスタンドの関わる争いの渦中に立っていた。
時間が経った今でも、よく覚えている。

(……いいえ)

一瞬、考えてしまった。
だけど、あのことと関係しているとは思えない。
そう、これは『ただの旅行』なのだから――。



◆◇◆能力詳細◇◆◇
己の部位を『切り離す』事で、それを遠隔操作できるナイフ。
解除時に切り離されたままの部位は崩れ、切断面から元通り『生え代わる』。

『スーサイド・ライフ』Suicide Life
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(2m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

『部位』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(10m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:―

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/62

◆◇◆外見◇◆◇
洋装の喪服、ツバの広い黒色の帽子、
ミドルヒールのパンプス、両手の薬指に結婚指輪
黒い髪、黒い瞳、アップヘア、憂いを帯びた陰のある顔立ち
年齢28歳、身長170cm、細身の体型

◆◇◆持ち物◇◆◇
財布、携帯電話、ハンカチ、ティッシュ、化粧品ポーチ、
乾燥させたラベンダーとアロマオイルを小さな布袋に入れた手製の香り袋、
500mlミネラルウォーター、包帯、自傷用の果物ナイフ、
以上を入れたハンドバッグ

◆◇◆簡略プロフ◇◆◇
愛する夫と死別した際に、自分も後を追うつもりだった。
しかし、『自分の分まで生きて欲しい』と彼が言い残したために思い止まる。
自分の身体を傷付ける『自傷行為』により、不意に襲ってくる『自殺衝動』を抑えている。

5 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/09(土) 21:01:14
>>2
「…………自然豊かなところで……寝てみたい……」


『能力詳細』
ベッド型の四足獣のスタンド。
実体化しており、本体含む人間が上に乗って寝る事も出来る。
ヴィジョンの上に『寝具』等を発現する『ベッドメイク』が能力。

本体がこのスタンドの上で寝ると『自動操縦』になり、暴力的なスペックに変化。
目を覚ますまで本体の眠りを妨げる存在を排除するべく、攻撃的に行動する。

『オールナイト・トレイン』
破壊力:C(A) スピード:B   射程距離:E(1m)
持続力:A   精密動作性:B(D) 成長性:E

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463235536/254n


『外見』
26歳の170cm。
茶のショートカット。ややタレ目気味。
プルオーバーシャツにロングスカート。

『持ち物』
財布、スマホ、タブレット、モバイルバッテリー、目覚まし時計×2、肩掛けバッグ

『簡略プロフ』
いつも眠そうにしているし、なんならそのまま外で眠ることもある。
1日の睡眠時間は10時間が最低ラインだと考えている。

6 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/09(土) 22:18:46
>>2

【簡略プロフ】
『芽足 萬』:自身を『ロボット』と称するモノ。16歳。普段は女子高生をしている。

【能力詳細】
指先から伸びるコードが刺さった機械などを操作できる。
操作後、対象の内部にスタンドエネルギーが残留し、
それを介して対象にその後行われた操作や入力を傍受できる。

『ボーダー・リーヴァー』
破壊力:C スピード:B  射程距離:C(9m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/101




「……」

「……」
               フリーズ
『芽足萬』はその場で立ち尽くした。


もちろん『ボーダー・リーヴァー』で福引き機を操作したわけでもない。
そもそも、『ボーダー・リーヴァー』で行えるのは、接続した機器の『通常の操作』だ。
狙った球を出すなんて芸当が、ただの福引き機で出来るはずもない。

つまりは──

……%△
「ゴ」
「ゴホン」

「幸運ですね。ありがとうございます」

──再起動。
口から漏れ出した、小音量の歯切れの悪いノイズを無かった事にして、
ヨロズは『賞品』を受け取ったのだった。



【持ち物】
ショルダーバッグ
中身『化粧品含む洗面用具一式』『ハンドバッグ』
ハンドバッグ中身『人感センサーライト』『スマートフォン』『財布』
【外見】
黒髪おかっぱ。
白のデニムパンツと黒のニットに茶色のコートを羽織っている。
右耳に白色のワイヤレスイヤホンを着用。
【同行者】
無し

7 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/09(土) 23:59:09
>>2

「本当だって」
 
「俺はちゃんと言ったんだよ、母さん。
 7等の『トイレットペーパー』と替えてくれって」
 
「だけどダメだって言うから。
 だったら、本当に行きたかった人の分まで」
 
「俺が楽しまないと、嘘ってもんだろ?」


・能力詳細
触れた無生物の傍に分身を作り出すことが出来るが、
その無生物が受けるダメージを本体が肩代わりしてしまう。

『サクリファイス・セオリー』
破壊力:B スピード:B  射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/102

・外見
男。17歳。高校生。身長174cm。
上下白のジャージ。運動靴。全体的に薄めの体つき。
黒髪。伸びかけの短髪。前髪は目にかかる程度まで伸びている。

・持ち物
財布、スマートフォン、ハンカチ。

新版プレミアムアトラス日本地図帳、
100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ2019 SPA & サウナ & 日帰り温泉 完全ガイド、
絶景駅100選 、ロードマップ『道の駅 旅案内 全国地図 平成30年度版』、
ミシュランガイド2019、改訂第3版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本、
県民バズごはん、脳活道場 vol.25 2019年 4月号、朝日脳活マガジン ハレやか 2019年 4月号、
特上クロスワード 2019年3月号、このミステリーがすごい! 2019年版、
探偵小説の論理学、シャーロック・ホームズの思考術 、東西ミステリーベスト100、
ミステリーの人間学―英国古典探偵小説を読む、

等の『書籍』の詰まった『スポーツバッグ』。


・簡略プロフ
母子家庭。
母親の『意志と責任のバランスを取るように』という育成方針をその一身に受けた結果、
『責任感』についての感覚がズレており、ズレたまま、尚も全うしようとしている。
 
 
 
「大丈夫だって、母さん。
 もう『岩手県』のページまで読んだからさ。あとは移動中に読み切るよ」

8 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/10(日) 01:08:44
>>3(宗海)

謎――――少なくとも今は、その気配はない。
宙も雲一つない、素晴らしく晴れ晴れとしたいい天気。

バスはすでに、駅前のターミナルに到着していた。
詳しいとしてもあまり聞き覚えの無いバス会社のようだが、
車体は真新しく、運転手らしいスタッフも至ってマジメそうだ。

        ガヤ
 
            ガヤ

件の『知人』である少女に仮に連絡がついたとしても、
どこか気難しそうな彼女が『団体旅行』に来たかは怪しいし、
一人旅というのも、それはそれでけっこうオツなものなのだ。
証拠になるかは知らないが、一人で来たらしい若者も複数いる。
特に、あの『黒髪おかっぱ』の少女(>>6)や、親に電話している少年(>>7)は、
年の頃も近いように感じられた。仲良くする必要があるかどうかは知らないが。

>>4(小石川)

旅行――――旅行には、やや苦い思い出がある小石川。
あの時は『町内会』か何かのくじが当たったのだったか。
今回は『スカイモール』のくじだし、『悪い因果』はそう続くまい。

              ・・・たぶん。

「なにっ!? 『ミステリーツアー』というのは、
 『謎を解きながら旅行をしていく』のではないのか!?
 ほら、今はやっている『リアル脱出ゲーム』のような……」

  「違うよぉホーちゃん。『行き先が謎』のツアーなんだよぉ。
   俳優さんとかが来てほんとにミステリーするのもあるらしいけど」

            「ラインで言ってなかったか?
             わざと言ってなかった気がしてきたな」

小石川の半分くらいしか生きてなさそうな『女子』たちも、
くだんの不思議な響きを持つ言葉についての話題で持ちきりなようだった。

>>5(黒峰)

安眠――――行き先が自然豊かかどうかは怪しい所だったが、
とりあえずツアーバスは『3列独立シート』のようだし、、
道中はそれなりに『寝心地』がいいのではないだろうか。

「なにっ!? 『ミステリーツアー』というのは、
 『謎を解きながら旅行をしていく』のではないのか!?
 ほら、今はやっている『リアル脱出ゲーム』のような……」

  「違うよぉホーちゃん。『行き先が謎』のツアーなんだよぉ。
   俳優さんとかが来てほんとにミステリーするのもあるらしいけど」

            「ラインで言ってなかったか?
             わざと言ってなかった気がしてきたな」

ただ――――『ミステリーツアー』という響きの耳慣れなさのせいか、
同時期に町内の商店などで開催されている別の抽選に年長者が流れたのか、
どちらかと言えば活発そうな少年少女・若者が多く、静かな旅になりそうにはなかった。

>>6(ヨロズ)

幸運――――『機械』にも『運命』というものは等しく存在するし、
いきなりスタンド世界に巻き込まれる事故に遭うこともあれば、
今回のように『いいこと』もある。『禍福は糾える縄の如し』だ。

駅にはバスが到着しており――――恐らくこの旅を共にするのであろう面々が集う。
総勢で『20名』ほどだろうか。老若男女というには、老が足りない。ロボは1人だけだ。
幸いかどうかは分からないが、年の近そうな少女(>>3)見当たるし、話し相手には困らないだろう。

>>7(城井)

責任――――『くじ引き』は各日『先着数百人』に権利があり、それが数日続いた。
その中で『3等』のミステリーツアーは『50名』にしか当選していないはずだ。
城井には、当たらなかった数千名(一人で三十回は回した主婦とかもいるけど)の、
責任というやつがのしかかってきているといっても、過言ではないのかもしれない。

とはいえ来ている他の乗客たちはノンキなもので、談笑しているとか、
一人で手持ち無沙汰にしているとか、そんなものだ……城井が、一番本気かもしれない。

                 パラララララッ

「観光名所は『阿蘇山』…………名産品は『馬刺し』に『辛子蓮根』…………」

            ブツ   ブツ…

               「いや…………『いきなり団子』………………か?」

と、どうやら似たようなヤツもいるようだ。七三分けの『サラリーマン』風で、旅行本を熱心に読んでいる。

9 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/10(日) 01:09:08
>全体

20名ほどの――――特にキマリのない恰好で集まった面々が待っていたバスは、
ようやく『乗り込み手続き』を開始したようで、少しずつ人が乗り込んでいく。

                   「…………ハァ」

「ヤスゥ、おれ窓側でいいよなァ?」

         「なんでもいぃーよ、どうせオレ着くまで寝てっからさ」

        ワイ
               ワイ
「うわっ広〜〜〜〜い」

       「遠足のバスとはぜんぜん違うなあ・・・」

               「見てみこれ、充電するとこある」

そういうわけで、5人の席はそれぞれ――――――――――――――

             運転席

     ①   ②   ③

     ④   ⑤   ⑥

     ⑦   ⑧   ⑨

     ⑩   ⑪   ⑫

     ⑬   ⑭   ⑮
 
     ⑯   ⑰   ⑱

     ⑲   ⑳    WC


(★番号で指定してください。早い者勝ちです。なお、フレーバーであり、大きな意味は無いです)

10 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/10(日) 08:13:27
>>8
>>9

バスに乗り込み、席(③)に着く。
旅行について思うことは、もう一つあった。
今はいないけれど、本当なら自分の隣に座っていたであろう人のこと。

  「――……」

どうして私は、あなたの隣にいることができないのでしょう。
私のいるべき場所は、本当にここなのでしょうか。
できることなら、あなたに会いに行きたい。
それが許されるのなら、今すぐに。
でも、私は――。

           スッ

半ば無意識の状態でバッグを開ける。
そして、『鎮静剤』――自傷用のナイフに手を伸ばす。
しかし幸いにも、今それを使う必要はなかった。
バッグを開いたことで、その中に満たされていた香り袋の芳香が外に漏れ出す。
ラベンダーの豊かな香りが鼻腔に入り込み、高ぶりかけた神経が鎮まるのを感じた。

  「……ふぅ」

緩やかに深呼吸して、乱れた気持ちを落ち着かせる。
呼吸を整えてから、窓の外に視線を向けた。
これから向かう目的地のことを考えて、少しでも気分を紛らわせたかった。

11 宗海『エトセトラ』 :2019/03/10(日) 22:07:03
>>8-9(GM)
>>6(ヨロズ)
『黒髪おかっぱ』の少女へと静かに歩み寄り、
『イヤホン』を付けていない、左側へとそっと回り込む。

「――――こんにちは。
 どんな旅になるのか、ワクワクしますね」

微かな笑みを浮かべながら、穏やかに話しかける。
『ミステリーツアー』という性質上、一人旅でも楽しめそうだが、
やはり『旅は道連れ』なんとやら。話し相手の一人はほしい。

「『主催者』の方も、色々とご準備をされてるみたい。
  ……ほら、バスに乗った女性の方、いらっしゃるでしょう。

  『サスペンスドラマ』にはピッタリの『喪服』、
  きっと、『ミステリー』仕立てなシナリオのために、
  主催の方が手配を掛けた『女優』さん、……かしらね」

『運転席』の傍、乗客達の目に付く位置に陣取った、喪服の女性。
そっと『ヨロズ』へ目配せをし、彼女へ注目するように促す。

「フフッ、なんて。

 折角、『ミステリーツアー』なんて謳われてるのに、
 『先』を読むなんて、……『無粋』かも知れないわね」

「『前情報』を知らずに出掛ける、『未知』への期待こそ、
 『ミステリーツアー』の醍醐味だというのに、

  わざわざ『先』のことを考えて『アクセク』したら、
  本当に『旅』を堪能している、なんて言えないかしら」

『宗海』もよもや、『予習』を済ませるタイプの人間が、
このバスに『二人』もいるとは、微塵も考えていない。

「それじゃあ、良い旅にしましょう」

『ヨロズ』へと柔らかく掌を振れば、
『キャリーバック』をスタッフに預け、『9』の座席へ移動する。

12 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/10(日) 22:07:58
>>8-9
「……友達同士でしょうかね……楽しそうで結構です……。
 多少……眠りの妨げになっても……先日、お賽銭を入れてきた私は……無敵……」

⑤に座る。
早速眠りに……つく前に、一応隣の座席ぐらいはちらりと確認しておこう。

13 <削除> :<削除>
<削除>

14 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/10(日) 23:43:18
>>8-9(GM)
>>3>>11(宗海さん)

バスの前で参加者を見渡すヨロズ。
参加者達の年齢層と雰囲気を大まかに把握する。

(……なるほど)
(これはあくまで『人間』の娯楽ですし、あまり私が出しゃばらない方が──)

そのように思案していると、先程視認したセーラー服の少女がヨロズの左側に来た。

「──ええ、そうですね」 キュイン(小音)
「『ミステリーツアー』というのですから、『ギミック』はあるのでしょう」
「『 我 々 』をワクワクドキドキさせて、楽しませるようなモノが」
「確かに『喪服』がその『ギミック』という可能性も無きにしも非ず、ですね」

『宗海』の方へ顔を向け、にこやかに応答する。

「楽しみ方に粋と無粋の差はあるかもしれませんが」
     ヒト
「まあ、『人間』それぞれという事で」
「お互い、楽しみましょう」

『宗海』に手を振り返せば、ハンドバックを取り出し
ショルダーバッグを預けてバスへ乗り込む。

       ロボット
(とはいえ、『機 械』として『事件』と『事故』には注意を巡らせるべきでしょう)

おそらくあるであろうドライブレコーダーを見ながら車中を進み⑪の席に座った。
着席後は顔をあげて。防犯カメラと非常口やその他の非常装置を探している。

15 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/11(月) 21:25:00
>>8-9

「よし」

母親との電話を切り、己に喝を入れ直す。
寝不足ゆえに目の下に張り付いた隈を気にする暇もない。

「あと一息かな」

『北』から順に読み始めた『地図帳』も、既に『岩手県』まで到着している。
このまま読み進めていけば、いずれ『地図帳』を読破し、
いまだ手付かずのその他の書籍を切り崩すことも、そう遠い話では無い――。

と、そんな風に考えていた所で。
 
>「観光名所は『阿蘇山』…………名産品は『馬刺し』に『辛子蓮根』…………」

>            ブツ   ブツ…

>               「いや…………『いきなり団子』………………か?」
 
 
「もう、そんなに進んでるのかな」「それとも」
「『西』から読み始めたのかな」

『同類』の気配を察し、思わず反応を見せる。
そもそもこの『城井』、行き先が西か東かも理解していないのだ。
 
だからこの『③番』の――窓の無い席から、
 
「あの」「すみません」
  
「俺たちが向かってるのって、その」
 
「『西の方』で、いいんでしたっけ」
 
『サラリーマン風の男』に、声を掛ける。

16 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/11(月) 23:06:43
>>15(城井)

③に座ろうとしたが・・・『喪服』の女性(>>10)が先に座っていた。
つまり、他の席が城井の席だったのではないだろうか――――――?

(★特に指定なければこちらで『サラリーマン風』の近くの席をみつくろいます)

17 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/11(月) 23:16:23
>>16
すみません。いい具合の所でお願いします。

18 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/12(火) 00:10:39
>>10(小石川)

前の方の席に着いて、忘我の中でバッグを開ける。
それは小石川には必要な『常備薬』だったが、
ここで取り出せば不味い事になった可能性はある。
座席に広がる『ラベンダー』の香りが、幸いした。

「あら、良い香りですわね――――『ラベンダー』でして?」

そのまま窓の外に顔を向けようとしたところ――――
②の席に座る『ロリータ調』の服装の女(少女か?)が声を掛けて来た。
緑を中心にした派手な格好だが、所作には落ち着きがあり『コスプレ』感は無い。

>>11(宗海)

喪服の女――――ふつう、旅行に『喪服』を着てくる人間がいるだろうか?
いわゆる『歴女』とかが『偉人の墓』に行くときには着たりするのだろうか?

彼女が『仕込み』かそれとも『本物』か、どんな事情があるのかは分からないが、
そうこうしていると、あの喪服の女の隣②には緑中心の『ロリータ』服を着た女が座った。
安っぽい貸し衣装ではなく、本格的なオートクチュールに見える。やはり、何かあるのかもしれない。
同じく最前列の①に座った白ジャージ姿の男子高校生も『役目』があるのか? 何かを背負った顔だ。

       「どーも」

                 ペコ

ともかく⑨に着くと、隣(⑧)には美形な顔立ちで、女物らしきブランケットを膝に掛けた男性が座っていた。
会釈を一つ寄越されたが、それ以上声を掛けられたりはしない。彼は手元の『タブレット』を見ているようだ。

>>12(黒峰)

烏兎ヶ池神社の最大の『ご利益』は――――そう、『旅行安全』だ!
これはもう何のトラブルのない、安眠ばっちりの『ミステリーツアー』になる事請け合いだ。

      「…………」

                 「…………」

隣に座っているのは、④は旅行本に視線を落とす、七三分けの『サラリーマン』風な男性。
⑥については神経質そうにスマートフォンと睨めっこし、何かのゲーム?をしているシニヨンの女。

どちらも黒峰に話しかけてくる様子は・・・少なくとも今のところないというか、
あからさまに眠そうにしているので話しかけづらい、と思われているのかもしれない。

と、そうこうしていると④は①に座った『ジャージ姿の男子高校生』と話し始めた。人間関係の始まりを感じる。

>>14(ヨロズ)

宗海ともども荷物を預け(丁重に受け取られた)バスに乗り込み、座席へ。
ドライブレコーダーや非常口は見つかったが監視カメラは見当たらない。
これについては乗客から丸わかりな場所に設置はしない、ということか。

それにしても⑪の席は――――両隣⑩と⑫に座っている男女があからさまに『熱い仲』だ!
席の手違いか、単なる偶然か、『ヨロズ』を挟んで時折、意味ありげな熱視線を交錯させている。
こんなことがあっていいのだろうか……これも『ミステリー』の一環だというのか?

   「ロッちゃんホーちゃん『チョコ』と『アメ』どっちがいい?」

          「アメのが長持ちするからアメ」

                   「わたしもアメがいいぞ」

なお後ろは横一列に3人、ヨロズよりさらに少し年下に見える女子たちが会話に花を咲かせる。
ヨロズが振り返れば話には参加できるだろうが、わざわざ混ざるべきかは判断が分かれるだろう。

>>15(城井)

③もとい、その逆側の①番の席に座り、後ろに座る『リーマン風』に話しかける。
(なお、③には喪服の女性、②にはロリータ服の女性が座った。濃い並びだ)
旅行本を読んでいた彼は、きまじめそうな顔を上げて窓の外を一度見てから。

「え、どうなんでしょう…………?」

いまいち、頼りない返事を返してきた。

「この本、『沖縄』から読み始めたんですよ。私、『沖縄』が好きなんで。
 …………すっかり西に行くつもりでしたが、実際のところはどうなんでしょうね」

              ブツ

「『北海道』に行くには頼りないバスですけど、
 東北地方くらいの寒さは覚悟した方がいいか……」

         ブツ

誰も、このバスの行く末を知らないのかもしれない。『ミステリー』だから。

「……それにしても春休みだからですかね、
 圧倒的に学生さんが多い。君も学生でしょう?」

      「ちょっと肩身が狭い気が、しないでもないですね」

とりとめのない事を聴いてきた。確かに若い客が多い。というより『年寄りがいない』のだ。

19 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/12(火) 00:22:57
>全体

「ほんっと〜〜〜にすみません!!! 私が財布を忘れてしまいまして!!!!!」
 
   「……………………大事な事だけど、
     何回も謝らなくていいよ、別にィ」

       「うん、バスもまだ出てないしね――――
         さ、荷物を早く預けて乗ってしまおう。
          ――――楽しみだね、どんな『ミステリー』があるか」

                             ネミ
                          「クソ眠ぃ…………」

バスの入口では、恐らく『最後』であろう『女子3人組』が受付をしていた。
彼女らが横一列空いた席⑯〜⑱に乗り込めば、ほどなくして『謎の目的地』に向かうだろう。

       「 本日は〜〜 『ミステリーツアー』にご参加いただき 

             まぁ〜〜ことに ありがとぉぉ〜〜〜〜ございまァす 」

                              ブゥン

                                    ブゥン…

バスにエンジンがかかり始め、『ガイド』を務めるのであろう若い女性の声が車内に響く・・・

                             ――――――長い『旅』が、幕を開ける。

20 宗海『エトセトラ』 :2019/03/12(火) 00:44:18
>>18-19(GM)
『ヨロズ』に手を振り、荷物を預け、座席に腰掛ける。
三列シートの間を乗客がすり抜け、空席が次々に埋まっていく。
その様子を『宗海』は何の気なしに眺めている中、ふと、脳裏を過ぎった。

 「(――――キュイン?)」

何か、聞こえたような……?
それはともかくとして、その少女へ告げた『憶測』を裏付けるように、
視線の届く範囲で、乗客達を一瞥しては、その背格好を記憶する。

 「(『喪服』に『ロリータ』、
   渋谷のハロウィンさながらね……)」

何か計画があるわけではなく、ほぼ無意識。
……意図せずに人目を引く服装ばかりだ。

 「(ひょっとしたら、彼女達は『リピーター』で、
   実は『コスプレツアー』って感じの、俗なイベントなのかしら?

   ……『ジャージ』の彼は、……そういうのも、流行りらしいわね。
   『自転車』とか、『バレーボール』とか、『テニス』とか、――――)」

>       「どーも」

>                 ペコ

         「あら、こんにちは」

何処かよそよそしい挨拶に対し、にこやかに笑みを返す。
男性は視線を『タブレット』に戻し、『宗海』も窓越しの景色を眺め、

 「(まさか、『同族』と思われてないかしら……?)」

手持ちの『タブレット』で『黒セーラー 外ハネ』でググられたら、始末が悪い。
無論、それを止める術はないのだが。

鮮やかに縁取られた両眸を細め、そっと眉根を寄せる。
両腕をそれぞれ持ち上げ、自分の着ている制服をチェックする。

そうこうしている間に、『旅』の始まりを告げる、第一声が響くのだろう。

21 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/12(火) 16:30:41
>>18
>>19

       ハッ

話しかけられたことで我に返り、隣に座る女性と向き合う。
相手の年齢については分からなかった。
だけど、それは今の会話をするのに必要なものにはならない。

  「……ええ、おっしゃる通りです」

言葉を続けながら、静かに微笑する。
自分は、きちんと普段通りに笑えているだろうか。
先程のことで表情が硬くなっていないかどうか――それが心配だった。

  「自宅の庭で栽培したものですが……」

この旅行は、楽しい時間を過ごすためにあるはず。
それに少しでも水を差してしまうようなことはしたくない。
だから、いつもと同じような顔で笑えているかが気にかかった。

  「――花のことは、お詳しいのですか?」

女性に尋ねながら、バスの発車を感じ取る。
これから私達は、どこへ向かって進んでいくのだろう……。
何も知らない目的地に対して、ぼんやりと考えを巡らせていた。

22 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/12(火) 20:37:35
>>18-19
左は普通のサラリーマン、右は普通の女性。
うん。
眠って起きれば無事目的地に到着していることでしょう。

「……スヤァ……」

……。

「……パチリ」

よく考えると、みな初対面とはいえこれは団体旅行。
後々のトラブル(による安眠妨害)を回避するためには最初が肝心……と言える。
他人だらけの中に一人くらい知り合いを作っておくのもいいかも。

「……こんにちは……」

眠気を抑えて⑥の女性に声を掛ける。

23 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/12(火) 23:35:45
>>18-19(GM)

「……」

カメラを見つけることは出来なかったが特に気にする様子も無く
周囲を見渡しながら耳に入った、
自分の後ろに座る乗客たちの声に耳を傾けるヨロズ。

(友達同士で三人、楽しそうでなによりです)

中の良さそうな会話を聞いて、口元に笑みを浮かべていたが

「……!」

両隣の熱い視線に感づけば、少し『気まずそう』にしながら目を泳がせる。

こういう事態の対処方法を検索。

①寝たふり
②動じない
③他の乗客(後ろの三人組)と話して気を紛らわせる



(──いいえ、その前にすべきことがあるでしょう)


「ええ、すいません」

左右の男女に自然な笑顔を作りながら話しかける。


(仕組まれた物かもしれませんし、勘違いかもしれませんが)
(本当に親しい仲である可能性があるのであれば、訊ねるべきです)

「席、変わりましょうか?」

小声で二人に問いかける。

24 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/13(水) 01:01:18
>>18
 
「ああ、やっぱり」
 
やっぱり、この人は『西』から読む派の人で、
そしてやっぱり、この旅の行き先は、誰も知らないということで良いのだろう。
 
行き先を知らないのが自分だけだったら、いくらなんでも間抜けがすぎるというものだ。

「『春休み』なのも、そうなんでしょうけど」
 
言いながら、車内にぐるりと視線を巡らせる。
確かに自身と世代の近そうな、見たところ学生らしき乗客の姿が多く見られる。

「『行き先の分からない旅』ってのが、どうなんでしょうね」
 
「そういう、『ちょっとした無茶』みたいな遊び方、
 学生の内は気軽にできちゃったりして」
 
そういう意味で、このバスの『乗客』は皆ある程度、
その手の『無茶』を少なからず、できるメンバーなのかも知れない。
 
「あとは、ほら、『懸賞』頼みで参加するっっていうのが、
 俺たちみたいな『学生』に合ってるのかも知れないですね。
 
 俺なんてすっかりそういう『金の無い』クチで、
 こういう機会でもないと、こんな旅行しなかったんじゃないかな」
 
などと、言葉を返しているところに、
 
 
>>19
 
「ああほら、始まるみたいですね。
 せめて『行き先』が分かれば、読むページを絞れて助かるんですけど」
 
『ガイド』の声が響く。
いよいよここからが、つまり『始まり』ということなのだろう。
 
「そうだ、それと」
 
「『謎解き』とか、そういう催しなんだから、
 やっぱり、大人の人がいると助かるんじゃないかな。
 
 俺は嬉しいなって、思うんですけどね」
 
何を憚ることもない、と、それは伝えてみたいと思う。
きっと、貴重な休みなんだろうから。

25 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/14(木) 00:09:26
>>20(宗海)

新しく入って来た女子三人組については完全に『私服』だし、
他の乗客も大半が『ごくありふれた』類の服装だった。
⑲と⑳の『ドレッドヘア』と『色黒金髪』のコンビも、
ド派手でこそあるが『町中』で見かけられるだろう。
⑮も、『探偵』が被るような帽子こそ被っているものの、
コートなどの他の服は『常識の範囲』で収まっている。
コスプレが『正装』ってワケでもないのは間違いあるまいし・・・

      「 ・・・・・・ 」

⑦と⑧の間を通り席に向かう三人のうち一人、メガネ・マスク・帽子で固めた少女が、
宗海に一瞬向けた目線は……『コス』に見えなくもない服装への疑問ではないと信じたい。

ともかく。

「――――今日は、良く晴れて。旅行日和で何よりですね」

        ニコ…

宗海の朗らかげな挨拶に、男性も笑みを浮かべ、そう一言付け加えた。
よそよそしげな挨拶は一回りは年下であろう女学生への、
一種の『遠慮』とか、『警戒』などがあったのかもしれない。
それももしかすると『服装への警戒』だったりするかもしれないが・・・それはまあ、ともかく。

                 ス  スス

彼の興味はその指先を躍らせるタブレットにあるようで、会話を引き延ばす気はなさそうだが、
宗海のほうから話を続けるのであれば、恐らくしばらくは問題なく付き合えるのではないだろうか。

>>21(小石川)

「まあ、まあ、まあ!栽培! とてもご趣味がよろしいんですのね。
 気が合いそうな方と同席出来て何よりですわ――――
 ええ、詳しくってよ。お花と……それから、フルーツと」

「先に自己紹介をしておきますわ。私は――――『天雨 智理』。どうぞよろしく」

                  ニコ…

女はきらびやかに、希望に満ちた笑みを浮かべて会釈した。
手元のテーブルには意外にもシンプルな緑の手帳や、タブレット、文庫本が置かれていた。

「それ、『サシェ』か何かに加工しておりますの? それとも、花そのままで?」

>>22(黒峰)

「――――あん? 何よ。なんか用なの?」

         クルッ

「用って言うなら聞くけど」

⑥の女性は、顔だけこちらを向いてきた。
スマートフォンは指で操作しながらだ……器用というかなんというか。

「とゆーか随分眠そうだけど……あなた、『旅行』が楽しみで寝不足になったタイプ?」

ちら、と見えた熱心に弄っているスマホの画面は……『懸賞サイト』のようだった。

>>23(ヨロズ)

「「え」」

「あ」  「ああ」  「良いんですか?」

    「……それじゃあ」  「お願いしましょうか」

         「ありがとう、親切なお嬢さん」
                「…………ありがとう」

男女はヨロズの対応に気分を良くしたようで、
特に男性の方は感謝の念を隠すことなくヨロズに向けている。
運転手などがそれを見咎める事もなく――――⑪と⑩が入れ替わった。

後ろの席の3人組は、相変わらずお菓子を配っているようだ。
特に背後の⑬は、スマホの充電器をコンセントプラグに刺すのに四苦八苦している。

>>24(城井)

「なるほど――――良い意味での『向こう見ず』は学生の特権、か。
 この旅行の間だけでも、私もその『勢い』にあやかりたい所ですね。
 あやかりすぎて、土産を買い忘れたりはしない範囲で…………」

少なくとも、事前にあった知らせに行き先は書いていなかった。
なのに思い思いの旅姿で、妙に自信に満ちた顔をしている人間が多いのは、
やはり『ちょっとした無茶』が許される――――若さと冒険心ゆえだろうか?

「はは……そう言ってもらえると嬉しいですね。ま、頼れる大人かは分かりませんけどね、
 長く生きてる分の『大人げ』ってやつはあるつもりなんで……何かあれば頼ってくれて良いですよ」

城井の言葉に背を押されたのか、やや険しかった男の表情に余裕のようなものが見えた気がした。

26 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/14(木) 00:09:50
>全体

周辺の客と、話に花を咲かせながら――――バスは『ターミナル』を出て、町を走り始める。
いつも見ている『星見町』の景色が、逆回りに過ぎ去って行き……知らない場所へ走り出す。

  「 これより 当ツアーバスはぁ〜〜〜 
    誰も知らない目的地に 向かっていきます・・・ 」

           「 平成最後の春、みなさまの『思い出』に残るゥ、
             素晴らしい旅に・・・ご招待させていただきまぁ〜す 」

どこか演劇のような口調ではあるが、添乗員(運転席の隣だ)はいたって普通の制服姿。
少なくとも何かしらの『シチュエーション』に基づく、設定ありきの旅ではない、のだろうか?

                        ヤタ ニジコ
  「 申し遅れましたァ〜〜〜 私、添乗員の『矢田 虹子』でェ〜〜す 」

マイクを手に席から立ち上がり、客席に向けてお辞儀。
どことなく『女芸人』を思わせる雰囲気で、見た目の『愛嬌』はばっちりだ。

  「 みなさまの、旅のサポート役としてガイドを務めさせてもらいまぁす。
    趣味は『カフェ巡り』・・・ それと『生け花』なども少々・・・ 」

           「 ふつつかものですが、よろしくゥ〜お願いしまぁす 」

お見合いみたいなことを言い出したが……それから急に、マイクを座性側に向けた。

    「 さぁて! 」
 
       「 私以外で自己紹介とか したい方いらっしゃいますかぁ〜? 」

  「 せっかくの『団体旅行』 」

        「 ぜひとも『親睦』を深めて、いただきたいなぁ〜〜〜と 」

                    「 思っておりますのでェェ〜〜〜ハイッ 」

                                             ・・・どうする?

27 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/14(木) 00:40:42
>>25-26
「…………いえ……用というほどのもことではないですが……。
 袖振り合うも多生の縁と言いますし……隣り合った仲、親睦でも……深めようかと……。
 そちらも……お一人ですか?
 ……眠気に関しては……ご心配なく……頑張れば起きていられます……。
 旅行は確かに……(非日常で眠ることが)楽しみですが……」

若干ツンケンした感じだが、会話してくれるならきっと大丈夫……たぶん……。
ところで女性は見た目何歳ぐらいだろう?

28 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/14(木) 13:38:36
>>25
>>26

    コク……

  「――小石川文子と申します」

  「こちらこそ、旅行中どうぞよろしくお願い致します……」

会釈と共に、隣の女性に挨拶を返す。
同時に、添乗員の説明に耳を傾け、首を縦に振って相槌を打つ。
どうやら、主催者側からも自己紹介の誘いがあるらしい。

   ――私は……。

そういったことが求められている催しなら、マイクを取ることも吝かではなかった。
しかし、他に名乗り出る人がいるなら、そちらを優先したい気持ちがある。
だから、今は様子を見ていることにした。

  「ええ……これは手製のサシェです」

  「中身はドライポプリとアロマオイルで……」

  「イングリッシュラベンダーをハンギングで乾燥させています」

普段よりも、やや滑らかに舌が回る。
やはり、共通する話題を持つせいだろうか。
自分にとっても、それが嬉しいことなのは確かだった。

  「……フルーツのことも、ご存知なのですね」

  「ご自分で育てていらっしゃるのでしょうか?」

  「私の実家ではトマトを作っていますが……少しだけ似ていますね」

       クス

29 宗海『エトセトラ』 :2019/03/14(木) 23:56:18
>>25-26(GM)
自己紹介の下りは、沈黙を貫く。

「ええ、幸先がいいですね」

挨拶に対し、軽い反応を返す。
タブレットに注目しているのであれば、
それ以上の言及は控える。

30 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/15(金) 21:08:25
>>25-26
  
「『大人げ』のある大人の人がいるから、
 俺みたいな子供が、思い切り向こう見ずに、勢い付いてもいいのかなって。
 そういうバランスの取り方、俺はわりと好きなんですよね」
  
たまたま近くの席に乗り合わせただけの、名も知らぬサラリーマンと会話を弾ませる。
これもまた、旅の醍醐味ということなのかも知れない。
  
そもそも、相手の名前を知らないのもそのはずで、
自分がまだ名乗ってすらいない事に思い当たり、
  
「そうだ。自己紹介、まだでしたよね。
 俺は――」
  
そこまで言ったところで、
  

>    「 さぁて! 」
> 
>       「 私以外で自己紹介とか したい方いらっしゃいますかぁ〜? 」
  
  
「やっぱり、ちょっとだけ待って。
 俺、この旅をちゃんと楽しみ切らなきゃいけなくて」
  
「だったらこういうのノらないと、嘘ってもんでしょう?」
  
添乗員からはっきりと見えるように、右手を真っ直ぐに掲げ、『挙手』をする。

31 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/16(土) 13:42:19
>>25-26

「いえ、お気になさらずに」
「移動時間も長くなると思います、から」

軽く頭を下げながら男女に笑顔で答えた。

後ろの席からコンセントを探している様子を感じ取れば、
壁や座席を見てコンセントの位置を確認する。

自己紹介のアナウンスには反応しなかった。
しかし、自己紹介が始まればコンセント探しを辞めてでも自己紹介に注目するだろう。

32 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/16(土) 22:59:00
>>27(黒峰)

「親睦ゥ〜? あたしも……一人だけどさァ。
 べつに誘う友達がいなかったとかじゃあ無いわけ。無いわけね。
 あえて一人で来たのよ、あえて。一人を……楽しみにしてるわけ、ね」

お一人、という言葉にやや過剰に反応された。

「それにしても、親睦ねェ〜、え、それは何? 何よ。
 向こう着いたら、一緒に行動したいとか? ん?
 楽しみっても『一人』じゃ楽しみ切れないなあとか、思ってるの?」

見た目は20代前半――――だろうか。
化粧で誤魔化しているのなら、後半でもおかしくはない。
少なくとも、ティーンエイジャーには見えなかった。近い世代かもしれない。

>>28(小石川)

「まあ〜っ、本格的でいらっしゃいますのね!
 『キット』のようなもので作っているのではなくて、
 そこまで『手製』でしておりますの? 素晴らしいですわ!」

偶然な趣味の一致に、天雨の笑みも深まるようだった。

「トマト。とても良いお仕事ですわね」

「私の実家はフルーツの『加工』をしておりますの。
 ハーブなどは、個人的に『栽培』もしていますけれど」

専門家なのだろうか。とはいえ年若く、『仕事』で取り組んでいる風には見えない。
ともかく――――自己紹介については、天雨の方はすぐに動く様子はなさそうだ。

>>29(宗海)

「ええ、本当に――――」

タブレットの大きな画面は宗海の席からでも見えるが、
いわゆる『動画配信サービス』で『映画』を漁っているようだった。
が、返答をする限りはタブレットにばかり集中はしていられないようで。

「ええと」

「――――アナタ、旅行には良く行くんですか?
 ほら、さっきそこで『ツアーの醍醐味』を話してたから」

      「立ち聞きしたみたいで悪いけれど」

乗り込む前のヨロズとの会話が聞こえていたらしく、その事について話を振られた。

>>30(城井)

「もしスベッても『二番手』の私が場を温め直しますよ。
 『大人』なので。忘年会とか、そういうので、得意なので」

得意そうな顔には見えないが、これも彼の言う『大人げ』なのかもしれない。

>>31(ヨロズ)

男女は席を移動した後は、とりとめのない雑談を始めた。
話題から察するに彼らは大学生で、『卒業旅行』に来たらしい。

コンセントは、座席の下部に見つかった。
しっかり探せばすぐ見つかる位置だが……
手探りで探すとなると、凹凸などが無いため分かりづらいか。

「ちょ、ちょ、これコンセントどこ?」

          「席の下にあるって書いてた気がするけど〜」

>全体

              「は〜い」

   バッ

             ババッ

宗海とヨロズには⑦に座るポンチョを羽織ったワンレンボブの青年が、

                  「あっ! はいはい!」

      「……!」

またヨロズには背後に座る⑭の、ベレー帽をかぶった少女が、
それぞれ手を挙げるのがわかったが――――それより早かったのは、
そしてこのバスにいる全員が見る事が出来たのは、高らかに上がった『城井』の手だ。

   「 はいっ ではまず、①番の席のお兄さァ〜〜〜〜んっ 」

           「 自己紹介お願いしまァす 」

   ニコニコォ〜〜〜〜

添乗員がマイクを手に、城井のもとに歩み寄って来た。

   「 お名前とか〜〜〜 」

          「 普段してる趣味とかァ〜〜〜 」

                 「 旅にかける意気込みとかァ〜〜〜〜〜 」

33 宗海『エトセトラ』 :2019/03/17(日) 00:00:11
>>32(GM)
 「ええ、『家族旅行』、ですけれど。
 
  『高原』や『避寒地』の別荘地にお邪魔して、
  静かな一時を過ごして、ゆっくりと身体を落ち着かせて――――」

『軽井沢』や『熱海』、『転地静養』に選ばれる地所の数々。
それなりに津々浦々と、整備された療養園を転々としてきたが、
青年に対しては緩やかな声調で語り掛け、

 「去年に泊まった『軽井沢』の『旅館』は……、

  ――――フフッ、今の『朝ドラ』に、
  もしかしたら、そろそろ映るかも知れませんね」

『近所』でしたから、と小さく付け加えて。

 「けれど、家族と離れて、『一人』で旅行に出掛けるのは、
  今回が初めて、ですね。……修学旅行も、逃しましたから」

そこまで話したところ、眉根を顰めて言葉を止めた。
『青年』が旅慣れてるかと、問い掛けた理由に思い当たったからだ。

 「ですので、……ゴメンなさいね。

  もし、『リクライニングシート』を倒すタイミングとか、
  『旅館』のお菓子を持ち帰っていいか、みたいな、
  『旅行のいろは』をお訊きしたかったのなら、
  私ではちょっと、『力不足』になる、でしょうね」

 「『旅館』の非常口は、見ておくといいと思いますけど――――」

思い出したかのように、
最後の一言を控えめな素振りで零した。

34 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/17(日) 20:31:48
>>32
「そうまでは……言いませんが……。
 でも、仲の良い相手がいて……損することはないかなって……」

若干「話しかける相手間違ったかな?」と思いつつも会話を続ける。
知らぬ間に自己紹介イベントも始まっていたようなので、そちらをちらりと見ながら。

35 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/17(日) 22:22:04
>>32

(卒業旅行、ですか)

隣の二人の言葉を耳の端で捉えながら

「席の下に、ありますよ」 ギュイン

「手探りだとわかりにくいので、かがんで探すことをお勧めします」

上体を揺らさずに後ろの乗客の方を向いて口を開くヨロズ。

そうしている間に自己紹介が始まれば、そちらに注目する。

ギュイン

(私だけで『移動』するのとはワケが違います、ね)
(集団での『旅行』ならではの出来事を私も楽しんでいくべきでしょうか)

36 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/18(月) 08:02:17
>>32

「フルーツの加工――ですか……」

「どのような種類の商品を仕上げていらっしゃるのでしょう?」

穏やかな微笑と共に、隣に座る女性との会話を楽しむ。
その話には個人的な興味を引かれた。
やはり、自分との共通点を感じたことが大きかったように思う。

「私の家の方でも……収穫したトマトの加工をしております」

「ジュースやジャムなどが主になりますが……」

言葉を続けながら、車内の様子にも軽く視線を向ける。
添乗員の呼びかけに対して、まず年若い少年が応じるようだ。
こちらから特に何かを言うつもりはないけれど、自己紹介には耳を傾けておきたい。

37 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/18(月) 20:34:46
>>32
  
「そっか、そういうのあるんですよね。
 俺も予行練習だと思ってみようかな」
  
『サラリーマン』にそう返し、添乗員の持つマイクを受け取り、
  
「ええと、『城井』。
 『城井達己』っていいます。
  
「生まれも育ちもS県H市星見町で、
 普段は高校通ってます。
  
「今日は一人で来ました。
 本当は母にプレゼントしようと思ったんですけど、店閉められないからって。
  
「うちの母親、あれです、居酒屋?小料理屋?そういうの、地元でやってて。
  
「その辺もあってかな。
 『趣味』っていうなら『包丁研ぎ』が、好きで、得意です。
  
「『禅』って感じで、オススメですよ。
 もしこの中に、『本当にそういうミステリー』しようと思って『包丁』とか持ってきた人が居たら、
  是非声掛けてください。
  
「たぶん力になれると思うんで。
 力になっちゃうくらい、俺、この旅、マジなんで。
 
「だから、仲良くしてくださいね」
  
時に詰まりながら、時に考えながら、なんとかそこまで言って軽く頭を下げ、
添乗員へマイクを返す。

38 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/19(火) 00:33:23
>>33(宗海)

「『高原』に『避寒地』……へえ、なんだかお洒落な感じ。
 ワタシ、『旅行』と言えば近場のアミューズメント施設ばかりだから、
 そういう身を休めるような旅行って、ちょっと憧れますね」

「それも、ドラマになるような有名な所なんて――――」

彼の脳裏には華やかな『リゾート地』が浮かんでいるのだろうか、
どこか羨まし気な笑みを浮かべ、宗海の語りを聞いていたが――

「あらっ、そう、そうなの―――――
 いえ、気にしないで、むしろご丁寧にありがとう。
 お察しの通り、『ツアーのイロハ』って言うんですか?
 今更教えてくれない『暗黙の了解』みたいなもの……
 そういうのを聞こうとしたんですけれど――――」

眉根を顰める表情に、それ以上の詮索はすべきでないと考えたらしく、
笑みをやんわりと、真面目な表情に戻しつつ・・・

「――――え、非常口?
 ええと、そうですね、着いたら一度見ておきます」

最後の一言にはやや怪訝そうな顔をしたものの、
一転控えめな調子で零した言葉は、彼の印象に残ったようだ。

ともかく彼も、自己紹介をする①の少年――――『城井』に視線を向けた。

>>34(黒峰)

「『損得』は良いわね、シンプルで分かり易くって。
 そうね、そう、『損する事はない』……むしろ『得』でしょうね」

        ニィ

「つまり? つまりよ。
 あなたも得だし、あたしも得……
 そういう『仲のイイ相手』になりたいって事?」

そこまで言い終えてから、流石に自己紹介を遮る気はしないのか、
女は①――――ジャージ姿の少年、『城井』の方に視線を向けた。

>>35(ヨロズ)

「あ、ども、ども。ご親切にありゃっす」

        ペコッ

眼鏡を掛け、三つ編みにした少女が頭を下げてきた。

「あー、あったあった。なんで見つかんなかったんだろ」

         ゴソゴソ
               ガチャ

               「よっしゃ充電完了」

後ろを見た時、残念そうに手を下げた『ベレー帽』の茶髪の少女と、
渡されたらしいクッキーのようなお菓子を齧る銀髪の少女も視界に入ったが、
自己紹介が始まるという事もあり、彼女らから特にリアクションはなかった。

>>36(小石川)

車内は特に荒れる事もなく、和やかなムードだ。
各自『連れ』と話すなり、小石川のように新しい知り合いを作るなり、
会話を主に時間が流れている。勿論、中には一人で過ごす者もいるが。

「あら! 奇遇ですわね、私の家でもジュースやジャム――
 それから、ゼリーが主力商品ですわね。ほら、贈答用の。
 よく『お歳暮』なんかで送られてくる、あの詰め合わせの。
 ああいったものを作るのが、私の家の『家業』ですの」

「ああ、果物の種類、という意味ならそれこそ何でも。
 苺、ぶどう、オレンジ、桃あたりは定番かしらね……」

             スッ

そこまで言うと、彼女は隣に座る①の少年――自己紹介する彼に視線を向けた。

>>37(城井)

「無い業界もあるらしいですけどね、まあ、それはともかく」

ともかく――――マイクは、城井の手に渡った。

                「ほどほどに、頑張って」

39 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/19(火) 00:44:22
>全体

窓の外の星見町の景色は流れ去り、少しずつ『非日常』の雰囲気が広がり始める。
そんな中、添乗員からマイクを受け取った『城井』は――――
  
「ええと、『城井』。
 『城井達己』っていいます。
  
「生まれも育ちもS県H市星見町で、
 普段は高校通ってます。
  
「今日は一人で来ました。
 本当は母にプレゼントしようと思ったんですけど、店閉められないからって。
  
「うちの母親、あれです、居酒屋?小料理屋?そういうの、地元でやってて。
  
「その辺もあってかな。
 『趣味』っていうなら『包丁研ぎ』が、好きで、得意です。
  
「『禅』って感じで、オススメですよ。
 もしこの中に、『本当にそういうミステリー』しようと思って『包丁』とか持ってきた人が居たら、
  是非声掛けてください。
  
「たぶん力になれると思うんで。
 力になっちゃうくらい、俺、この旅、マジなんで。
 
「だから、仲良くしてくださいね」
  
そのような調子で、無事に自己紹介を終える事が出来た。
車内の全員の視線が集まるのを感じる。少なくとも名前は、覚えてもらえただろう。

     パチッ  パチッ

最後列あたりから、拍手の音が聞こえ始めて。

   「 はァ〜い ありがとうございましたァ! 皆様拍手〜! 」

                    パチパチ…
                                パチパチパチパチ

添乗員の言葉で、それがそこそこの大きさになって・・・緩やかに収束した。

           「 高校生のっ 城井建己くんでしたァ〜〜〜 」

     「 『包丁研ぎ』だなんて家庭的ですねェ〜〜〜 」

                 「 ぜひ、『マジ』で楽しんでいって、それに、
                    仲良しさんも増やしてってくださァ〜い! ネッ! 」

そのような当たり障りのないコメントのあと、添乗員は再び自己紹介を望むものを求め始めた。
他の四人が特に誰も手を上げずとも、⑦や⑭、あるいは新しく手を挙げた面々の誰かに当たり、無事進行するだろう。

>>37(城井)

「お見事。堂に入っているというか――――『鉄板トーク』って感じでしたよ」

             「その勢い、あやからせてもらいますか」

       スゥーーッ

紹介を終えると、サラリーマン風からのそのような労いと、
まっすぐと手を伸ばす彼の姿が意識に入って来た。

それとは別に――――

「よろしくお願いいたしますわね。城井さん」

          ニコ…

隣の②に座る『森ガール』と『ロリータ』のキメラのような女が、にこやかに一言、挨拶してきた。
自己紹介効果がさっそく効いているようだ。『勢い』というものが向いて来ている気がする。

40 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/19(火) 16:19:56
>>38
>>39

会話に区切りがついたところで、少年の自己紹介に耳を傾ける。
そして、不意に聞こえた『包丁』という言葉に、やや表情を曇らせた。
自分が持参した『果物ナイフ』を、無意識の内に連想したからだ。

         ――スゥゥゥ……

軽く両目を閉じてから、また開く。
そうすることで、沈んでしまいそうになる気持ちを落ち着かせる。
楽しい旅行の最中に、暗い顔をしていては申し訳ないから。

  「――城井さん、私は『小石川文子』という者です」

  「どうぞ、よろしくお願いしますね……」

自己紹介を終えた少年に向けて微笑し、会釈と共に挨拶を送る。
バッグの中に入った『ナイフ』を意識してしまったが、それを彼に手渡すつもりはなかった。
この旅行中に、それを取り出す機会が訪れないことを心の中で静かに願う。

41 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/19(火) 21:50:03
>>38-39
城井の自己紹介に拍手する。

「……不思議な趣味も……あるものですね……。
 あ……私、黒峰唯といいます」

女性に名乗る。

42 宗海『エトセトラ』 :2019/03/20(水) 22:30:51
>>38-39

      パチパチパチパチ・・・

添乗員の合図に従って、まばらな拍手を送る。

     「叩いた『アルミホイル』で鉄球を作ったり、
      磨いた定規で大根を切ったりする動画、

      流行ってるのは知ってましたけど、
      こうしたエピソードを聞くと、実感致しますね」

『包丁』にはトンと縁のない生活を送っているが、
時間を掛ければ確実な『成果』の出る趣味というのは、
なんであれいいものだろう、と取り留めもなく思い至って。

     「あのように、人前で話すのは、緊張してしまいますが、

      『久遠宗海』と申します。
      久しく遠い、……正宗の宗に、海、ですね」

雑談がてら、隣の青年に名前を告げる。

43 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/20(水) 23:06:20
>>38
>>39

「……」キュイーン

集中して自己紹介を聴くヨロズ。
参加者は全体的に若いようだが、
見た目も性格も、やはり多種多様であろうか。                             

   パチパチ…               パチパチパチパチ


「自己紹介、されないのですか?」ギュインッ


一人目の自己紹介が終わり、拍手が終わり、
次が始まる前に首だけで後ろを向いて口を開くヨロズ。

声をかける対象は『残念そうに手を下げたベレー帽の少女』だ。

       リョコウ   アナタ
「せっかくの『娯楽』、『人間』も思うように楽しんでも良いのではないでしょうか」

「私の誤解、あるいは余計なお節介でしたら、本当に申し訳ないですけれども」

彼女の仕草を『自己紹介をするのをためらった』と理解して言葉を発する。

44 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/21(木) 19:21:30
>>38-39 
 
どうにか恙無く自己紹介を終えられたようで、とにかくホッと胸を撫で下ろす。
まだ旅は序盤も序盤だというのに、ヘタにスベらずに済んで良かった、というところか。
 
労いの言葉とともに挙手するサラリーマン風の男へ軽く会釈で返し、
 
「ああ。よろしく、お願いします」 
 
隣席の女性へも言葉を返す。
こうして話しかけて貰えるきっかけになるのであれば、無茶も通してみるものだ。
 
「勢いで言っちゃったけど、道具、持ってきてるわけないから。
 本当に包丁持って来られても困っちゃうんですけどね」
 
慣れない自己紹介で、つい喋りすぎたのだ。
こっそりと、補足しておこう。

45 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/22(金) 01:09:57
>>40(小石川)

彼が扱う『刃』は、料理人の手に収まり、
他人を喜ばせるための食を作り出すもの。
小石川の忍ばせる、己を刻み慰む『刃』とは真逆とも言える。

――――もっとも、隠している瑕くらい誰にでもあるものだ。
ことさら、それを暴いて責め立てようとする者はいないだろうが。

「外、この道路をこの方向なら…………『西の方』かしら?」

天雨はそのように言いながら、小石川側の窓に視線を向ける。

挨拶をした相手である城井は後ろに座るサラリーマン風とも会話しているようだし、
距離も天雨を挟む形でやや遠い。小石川の話し相手としては彼女が一番手頃だろうか。

あるいは、後ろや斜め後ろ――――互いに話している様子の⑤と⑥の女性たちもいる。

>>41(黒峰)

      ササイアイ
「アタシ、『笹井愛』だから。名前。
 ま、そこまで言うなら『仲のいい相手』になってあげるわ」

そこまで言っただろうか?
まあともかく、さっそく『知り合い』を作れたようだ。

「不思議とゆーか、タブン冗談なんだろうけど〜〜〜
 だって旅行に『刃物』持ち込んでるヤツとかいたらドン引きでしょ」

        「『サスペンス』じゃあないんだから」

手荷物検査などは、受けていないが……まあ、そんな心配はないはずだ。

>>42(宗海)

「そーいうキレイな物をつくる単純作業、
 ハマる人はとことんハマるんでしょうね。
 ワタシも子供の頃ひたすら『綺麗な泥団子』を、
 作ろうとしたような記憶がありますし――――」

「『禅』かは分からないけれど、
 『精神統一』にはなりそうですしね」

         パチパチパチ……

拍手を程々のタイミングで切り上げて、
美形の青年――――

「ワタシも、あんまり人前で自己紹介とかは得意じゃあないので」

       「こっそりお返しします」

「『刈崎 柊』です。『稲刈り』の刈に、山偏の方の崎。
 『シュウ』は『柊(ヒイラギ)』――――どうぞ、よろしく」

――――『刈崎』は、宗海の雑談に、共感を示す様子で返した。

46 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/22(金) 01:10:41
>>43(ヨロズ)

性格は――――今はまだ分からないが、見た目は千差万別。
印象一つとっても、城井のようにジャージ姿で来た者や、
先の喪服やロリータなど『コスプレ』めいた衣装の者、
横の男女のように一般的な『春服』でコーディネートする者、
よくは見えないが、最後尾の男二人のように明らかにガラが悪い者。

「えっ? あ〜〜〜、えっと、しようと思ったんですケド。
 今の人の自己紹介、包丁とかインパクトすごめだったんで、
 そのあとにしても、ちょっとかすんじゃうんじゃないかな〜ってぇ」

「ほら、あたしって地味めだし、暗めだから〜っ」

やや大ぶりな身振り手振りを交えつつ、ベレー帽の少女はそう返してきた。

  「シャロはこういうヤツだから、ほっといていいすよ」

             「ロッちゃんひど〜い!」

横からそのような口を出してきた三つ編みの『ロッちゃん』や、
お菓子を飲みこみつつこちらを見ている銀髪の『ホーちゃん』より、
服装という意味では『オシャレ』だし、声色や振る舞いも『明るい』。

「そういうあなたはしないんですか? 『自己紹介』」

するかしないかはともかく――――その頃添乗員は別の客の方へ近づいていた。

>>44(城井)

「――城井さん、私は『小石川文子』という者です」

「どうぞ、よろしくお願いしますね……」

③に座る喪服の女性も、②の女性――――

「失礼、私としたことが申し遅れましたわ。
 『天雨 智理』です、以後お見知りおきを」

         ペコ

ロリータ服の『天雨』に続いて、挨拶を寄越してきた。人間関係の流れが良い。
ただ、天雨はともかく小石川は2席離れているのでやや『遠い』。
彼女と会話を交わすなら、やはり間にいる天雨も絡んでくる事になるだろう。
喪服とロリータ・・・車酔いしそうなほど『濃い』絵面だが、物腰が丁寧なのは救いか。

「お互い、勢いだけで上手く行くとも限らない、というところですね――――」

補足にそう返すサラリーマン風の視線は、自分ではなく『⑦』の青年に向かう添乗員を見ていた。

>全体

    「 では〜〜〜〜 」
                「 自己紹介どうぞッ 」

添乗員がマイクを向けたのは⑦に座る、『ポンチョ』を羽織る青年だ。
ワンレンボブの髪に、⑧とは毛色が違うがそれなりに整った顔立ち。
高校生か大学生か・・・城井と同年代か、少し上と言った所だろうか。

「は〜い。『緑里 主水(みどり もんど)』でェーーーーーーーす。
 『私立清月学園』大学部1年生、去年までは高等部で『テニス部』してましたケド、
 今は特にサークルとかやってなくって、バイトしてあちこち旅したりしてまーーす」

   「趣味は『旅』」
               「あとーっ……『恋愛』とかっ?」

                     ヘラッ

「実は先週、付き合ってた子と別れたばっかで〜。
 傷心旅行ってカンジの意味もあるんでー、
 目いっぱい楽しんでいい気分で帰りたいなーって。
 そーいうわけで、特に女性陣の皆さん、よろしくお願いしまーーーす」

           ヘラッ

ヘラヘラした軽い笑みには気負いや逸りは感じられず、
こうした人前でしゃべる事にも慣れているのが伺える。

      「 はぁ〜〜いッ、ありがとうございました〜〜〜ッ 」

             パチパチパチパチ……

内容が内容ではあるが、二度目だからかどこか事務的に拍手が起こった。
 
 「 緑里主水クンでした〜 」  

        「 よく旅行をされるみたいですがっ
           今回は『ミステリーツアー』ですので〜 」

            「 きっと今までにない体験が出来ると思いまぁ〜す! よ! 」

彼の視線が向く先はやはり女性――――⑱に座る茶髪ロングヘアの少女や、
宗海、②の天雨、あとは⑥の笹井など、10代後半〜20代前半の、歳の近い女性陣だ。

そうこうしているうちに――――バスは知らない町並みを抜けて、高速道路に入ろうとしていた。
添乗員は引き続き自己紹介を求めているが、雰囲気からしてやるとしてもあと一人といったところだろう。

47 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/22(金) 16:03:03
>>45
>>46

少年の方に向けていた姿勢を正し、天雨に倣う形で窓の外を見つめる。
けれど、自分は地理に詳しい方とは言えない。
彼女の言葉を聞いても、何かを思い当たることはなかった。

   ――出発した時の時間は……。

車内に時計があれば、出発してからどれくらい経ったかを確認する。
走った時間から、行き先までの遠さ程度は分かるかもしれない。
今はまだ、それ程の時間は経っていないようには思う。

   ――恋愛……傷心旅行……。

耳に届く言葉の一つ一つに心が反応してしまう。
『彼』のことを思い出す度に、気持ちが騒ぎ出す。
でも、ここで『鎮静剤』は使えない。

         スッ

バッグから香り袋を取り出して、自分の横の窓際に立てかけておく。
これで、バスに乗っている間は大きく心を乱してしまうことはないだろう。
別のことを考えて落ち着くことを意識する。

  「天雨さんは……よく旅行をなさるんですか?」

  「私は、あまり……」

  「……以前に旅行に出かけた時は『星見町新春宝くじ』の二等でした」

  「今日と同じようなバス旅行ですが……」

  「廃校になった学校が宿泊施設として利用されていました」

気を紛らわせるために、ぽつりぽつりと語る。
あの時、私は初めて自分の手で人を傷付けた。
それからも同じような経験をしている。
無意識の内に、膝の上にある自分の両手に視線を下ろす。
薬指にある二つの指輪が視界に入り、一瞬それを見つめた。

48 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/22(金) 23:25:19
>>45-46
「……はい……よろしくおねがいします、笹井さん……。
 刃物は……『キャンプ』なら……持っていく人もいるかもしれませんが……」

行き先不明とはいえ、さすがにキャンプ場ではないはずだ、きっと。

「……ああでも、キャンプならキャンプで……素敵な眠りが……」

49 宗海『エトセトラ』 :2019/03/22(金) 23:38:02
>>45-46(GM)

  「――――『刈崎』さん、よろしくね」

互いの会話に並行して、
別の誰かが自己紹介を繰り広げている。

   スゥ

惹かれる内容ではなかったが、無意識に話し手に視線を向ける。
興味が惹かれるのは、むしろ『添乗員』の残したコメントだった。

>「 きっと今までにない体験が出来ると思いまぁ〜す! よ! 」

  「あらあら、何か催しの企画もあるみたい。
   日本最初の『ミステリーツアー』は『工場見学』でしたから、
   隣町の『コーラ工場』の見学でも、……なんて懸念もありましたけど、

   一体、何が用意されていることでしょうね……」

50 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/22(金) 23:40:48
>>46

中の良さそうな三人の様子を見ながら、
『シャロ』と呼ばれた少女の問いに答えるヨロズ

「……私は、『ロボット』ですので」ウィーン

人差し指を立てた右手を背もたれの陰から出して、三人に見せ

「『人間』の娯楽である『ミステリーツアー』では出しゃばらないと」カシャカシャ

「そう、決めたのです」


パカァッ  カシャンッ


「自己紹介ができる人数も限られているでしょうし、ね」

右手の人差指が真っ二つに別れて開き、閉じる。


「ともかく、私はあなたたちの事が知りたいと思いました」

「私は『茅足 萬』。ヨロズと呼んでください」

「あなたたちのお名前を伺ってもよろしいですか?」

にこりと、ヨロズが可能な限りの『親しみやすい笑顔』で問いかける。

51 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/23(土) 23:24:46
>>46
 
「小石川さんも、天雨さんも、よろしくお願いしますね」
 
見知らぬ土地で見知らぬ人と仲良くなるのも旅の醍醐味の一つなら、
今のところちゃんと楽しめている、のだろう。
その相手が普段の生活で接する事のない『個性的』な面々ならば、『尚のこと』だ。
 
「俺はそもそもこういう『バスツアー』みたいの初めてで、
 色々お世話になると思うんですけど」
 
『小石川』、『天雨』にそう告げ、続く青年の『自己紹介』へ目を向ける。
 
「旅慣れしてる人もいるみたいだし、その辺安心できるのかな。
 俺、この旅の行き先も分からないくらいだから、『予習』も全然はかどらなくて」
 
何かしら、目的地の事を知っている参加者が居れば良いとも思うが、
この雰囲気だと、その辺りも含めて『ミステリー』ということなのだろう。

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54 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/24(日) 23:53:22
>>47(小石川)

集合時間はそれなりに『朝早く』――――『8時半』頃だったか。
今は9時を回っているので、30分ほどは経過している。
所要時間の把握は目的地が『有名な場所』なら不要になる用心だろうが、
電波が届かない山奥の廃村などの場合、それだけでも知っていると安心だ。

「私も、一人旅はそれほどは。『家族旅行』でしたら、
 学生の頃は長期休暇の折に、度々行っておりましたけれど」

「廃校…………珍しい体験をしておりますのね!
 少し意外ですわ、てっきり『植物園』や『美術館』のような、
 静謐で文化的な所をお好みかと――――――――」

天雨の視線も、小石川の指輪に引き寄せられていた。
それを見てか、特に関係はないのか言葉にやや詰まった後。

「いえ、感想はまだ早いかしら、続きをお聞きしましょう。
 『宿泊施設』は廃校だとして……どんな行程になりましたの?
 リバイバルブームですし、『給食』を皆で食べたりなさるのかしら?」

気を取り直すように、旅行の話の続きを促してきた。
それとはやや時間的に前後するが、城井(>>51)も話を振ってくる。

天雨はタイミングをずらしてそちらとも会話しているようなので、
そちらの話題の方が興味があるのであれば、混ざる事も出来るかもしれない。

>>48(黒峰)

「キャンプ場なんて困るわよォ、スマホ繋がらなさそうだし。
 毎日ログインしなきゃポイント貯まらないアプリもあるし」

スマホを片手で弄りながら、まだ見ぬ行き先への不安を口にする笹井。

「眠り? あんた折角の旅行先なのに、『寝床』が一番楽しみだっての〜ッ?」

           「『布団屋の娘』かなんかなの?」

・・・どうやら、『夜寝るのが楽しみ』程度に受け取られたようだ。

なんにせよ、会話が自然に続くようになってきた。『知人1人目』は間違いない。

>>49(宗海)

「『催し』ねえ……どうなるでしょうね。
 旅先で何か、準備がしてあるのか――――
 単に、旅館で『蟹食べ放題』でもしてくれるのか。
 それとも、このバスで急に事件が起こったりとか?
 ――ふふふ、『非常口』は確かめておかなくっちゃあ」

そう言いつつ、彼の視線は特に何かを探す風ではない。
恐らくは、冗談で言っているのだろう。
ちなみに非常口自体はこのバスにも勿論存在するし、
特に時間をかけて探す必要はないと思われる。

「それにしても――――『博識』なんですね。
 それとも、『勉強家』って言った方がいいのかしら」

感心した風に、口元に手を当てる刈崎。

「……『かしら』なんて言っちゃった、すみませんね、いい年の男が」

          フフ

「ワタシもミステリーツアーについて少しは調べたつもりだったけれど、
 そーいう歴史みたいなところは、ほとんど触れていなかったものだから」

         「それにしても、工場――――――
          工場は嫌ですね、小中学校の遠足じゃあないんだから」

ちょうど窓の外――――高速道路の流れる景色は、工場との間を走るのであろう大型トラックだった。

55 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/24(日) 23:55:07
>>50(ヨロズ)

「?? へ? ロボット? 何言ってるんですか???」

見るからに大量の疑問符を頭に浮かべる『シャロ』。
ヨロズの言葉に『本気』が見えるのも原因だろう。

       「いや冗談でしょ、真に受けんなよ。
        そういうのボケ潰しって言うんだぞ」

ロボット発言は少なくとも今は流されそうになっている。

「……あ、えっと、『仲真紗蕗(なかま しゃろ)』で〜〜〜す。
 よろしくです! あ、シャロって呼んでください!
 あ、一応言っとくけどあだ名とかじゃなくて本名で〜す!」

            「よく間違われちゃうんだけど、
             お母さんが外国人なのでぇ〜」   

ともかく、三人から自己紹介がかえってきた。
ヨロズの笑顔に何かを感じたのかやや反応が遅れた、『仲真』。
ベレー帽と、明るい茶色の髪。どこか『どんぐり』風のシルエットが特徴だ。
パット見た限りでは、この三人の中では最も『明快』そうに見える。

「自分、『大丸六花(おおまる りっか)』です。
 六花が『六(ロク)の花』だから、ロッちゃん。
 でも呼び方は『大丸』でも『リッカ』でもいいです。
 あー、っと、ここ。横三人、清月中等部の『ボドゲ部』です」 

ゆっくりと自分から仲真を通り、逆側に座る少女までを指で示す『大丸』。
三つ編みにメガネで、大人し気な雰囲気だが、口調などはむしろはっきりしている。
パット見た限りでは、この三人の中では最も『知的』そうに見える。

「ボドゲ部じゃあない、『室内遊戯同好会』が正式名称だぞ。
 ボードゲームしかしないわけじゃあ、ないんだからね・・・
 オホン――――わたしは『小角宝梦(おづの ほうむ)』。
 呼び方は、お好きにしてくれたまえ。『ヨロズ』さん、どうぞよろしく」  

そしてどこかフクロウのような丸い目を見開き、小さく頭を下げた『小角』。
銀の髪に茶色の目、どこか芝居かかったような語り口。膝の上に置かれた『鹿撃ち帽』。
パット見た限りでは、この三人の中では最も『奇抜』そうに見える。

ともかく――――比較的年の近い三人と知り合い、ヨロズの旅のスタートは騒がしい物となりつつあった。

>>51(城井)

「私も、流石に『ミステリーツアー』は経験がありませんのyね。
 とはいえ、出来る事はあるでしょうから。遠慮なく頼って下さいまし。
 きっと後悔はさせませんわよ……ふふふ、なにせ私、『文武両道』ですので」

「ああ……勿論、あちらの詳しい方に頼るのもよろしいでしょうけどね」

⑦の青年にも拍手は送りつつ、天雨はさほど興味を向けていない。
若干の『下心』を感じる彼の視線に、思うところがあるのかもしれない。

「それにしても――――貴方。
 旅の前に『予習』だなんて、素晴らしい心がけですわね。
 誰よりも旅を楽しもうとしている、見習いたい姿勢ですわ」

「まあ、私もタブレットに『観光地』関連の情報は多少、纏めましたけれど。
 なにせ『ミステリーツアー』ですもの、行き先は観光地ですらないかも?
 備えようのない不安も込みで楽しむもの、と考えても良いのかもしれませんわね」

旅行は――――多かれ少なかれ、『非日常』を求めるものだ。
今回のツアーは、いわばその極致にあるのかもしれなかった。

なお、この距離だ。城井には小石川(>>47)と天雨の会話も聴こえている。
そちらの話題に興味があるなら、それはそれで混ざる事も出来るかもしれない。

56 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/24(日) 23:56:51
>全体

          「はいッ」

なんとなく近い席の者同士で自然と話が成立していき、
いまいち自己紹介の手も上がらなくなってきたバスの中で、
やや静まりつつある空気を見かねたのか最後尾の男が手を挙げた。
ドレッドヘアにした漆黒の髪に、一房だけ混じる赤い髪。厳つい顔立ち。

       「 はぁ〜〜いっ! 自己紹介どうぞォ〜〜〜 」

どちらかと言えば穏やかな容姿の者が多いこのバスの中――――
隣の『アクセサリー』だらけの金髪男と共に、明らかに『浮いた』男。

 「こーいう『イベント』ってヤツはよォ〜〜〜、
    しっかり流れに『ノッて』行くもんだろがよォ。
      オメーら行かねェなら、おれが行かせて貰うぜ?」

                スゥッ

近付いた添乗員に小さく頭を下げると、おもむろに立ち上がった。

「 お客様ァ、危ないので運転中は座っててくださぁ〜〜〜〜いッ・・・! 」

              スゥー ・・・

           「…………ン”ン”ッ」

そして年老いた運転手の言葉に、再び座った。
気を取り直すように、咳ばらいを一つして。

   「武谷 富黎武(たけや ふれいむ)――――――24歳ッ」

         「『大富豪』の『富』」

             「『黎明』の『黎』」

                  「『鎧武者』の『武』」

   「仕事はよォ〜〜〜ッ、今は『イベントスタッフ』とか色々バイトやってるゼッ!!」

                    「旅の間だけになるか、
                      長い付き合いになるか、
                       わかんねえけどよォ〜〜〜。
                        いっちょヨロシク頼むゼッ!!」

    「ちなみに横で寝てるコイツが、おれの相方の『ヤス』だからよぉ〜〜。合わせて頼むぜ!!」

                  ・・・・・

                     ・・・・

                         ・・・  パチパチ  パチパチパチ

やや文化圏の違う挨拶にも、まあ、それほど他と変わらないまばらな拍手が鳴り響いた。
そうこうしている内に――――バスは高速道路をひたすら走っていく。この様子だと結構遠くに行くのだろうか?

    それから、しばらくして・・・

            「 次のサービスエリアで一回休憩取りまァ〜〜〜〜す 」

                           ・・・とりとめのない世間話などをしていた添乗員が、そう告げた。

57 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/25(月) 15:32:24
>>51
>>54
>>56

俯いていた顔を上げ、天雨に軽く目礼する。
それから、視線を城井の方に向けた。
結果的に、天雨と城井の二人に向き合うような形になるだろう。

  「私は――さっき天雨さんに申し上げましたが、バス旅行は少し前にも一度……」

  「ですが……旅慣れはしていませんので、私もお世話になることは多いと思います」

穏やかに微笑んで、自己紹介をした青年の方を見やる。
『彼』――亡くした夫と知り合う前に交際していた男性に、少しだけ似ている気がした。
その男性とは結婚の約束をしていたけれど、それが現実になることはなかった。

   ――……

彼は私を愛してはいなかったのだから。
だけど、私は彼を恨んではいない。
それどころか私は彼に感謝している。

   ――……そう、『彼』は……。

その出来事がきっかけで『彼』と出会うことができたから。
今は『彼』も、私の前からいなくなってしまった。
だけど――私の心から『想い』が消えることはない。

   ――……『彼』は、今でも傍にいてくれている……。

右手の薬指にある指輪を、愛おしげに指先で撫でる。
これが『彼』の存在を確かに感じさせてくれる。
そうしてから、再び口を開く。

  「……私が以前に参加した旅行は『林間学校』を意識したような趣向でした」

  「宿泊施設が山の『廃校』でしたので、日中は辺りの散策などを……」

  「職員の方々は……参加者から『先生』と呼ばれていました」

『廃校』での一夜を思い出す。
結局、あの旅行は一日で終わってしまった。
それから『彼ら』がどうなったのかは何も知らない。

  「――この旅行とは趣向が違いますので、参考になるかは分かりませんが……」

静かな微笑と共に言い置いて、ひとまず『自分の旅行』の話を終える。
その施設で起こった『争い』については触れない。
そして、三人目の自己紹介に耳を傾ける。

  「とても元気な方ですね……」

  「何だか……こちらも力を分けてもらえそうです」

拍手を送ってから控えめにクスリと笑い、近くの二人に感想を漏らす。
どうやら、もうすぐ一旦バスが止まるようだ。
そうしたら、外の空気を吸うために降りてみることにしたい。

58 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/25(月) 23:23:44
>>54>>56
「睡眠環境は……大事ですよ……。
 たとえばただの栄養補給であるはずの、食事で……料理の味や見た目に凝るように、
 ……睡眠にも凝って当然なのです……。
 布団を変えたり……場所を変えたり……『マンネリ』は睡眠の大敵です……。
 だからこの旅行も、いったいどこで眠ることになるのか……楽しみにしています……」

うとうとしながら力説する。
それなりに打ち解けられた感じで、旅の幸先は悪くなさそう。

>「武谷 富黎武(たけや ふれいむ)――――――24歳ッ」
>(略)

(……あっちの人は……あんまり合わなそうですね……)

59 宗海『エトセトラ』 :2019/03/26(火) 00:11:15
>>52-56(GM)
>「……『かしら』なんて言っちゃった、
>すみませんね、いい年の男が」

   「いいえ、『趣味』は人それぞれですから」

今まで、特に言及する機会もなかった、
『刈崎』が膝に掛けている『女モノのブランケット』に視線を落とし、
何の気もなく、言葉を返した。

>「それにしても、工場――――――
>  工場は嫌ですね、小中学校の遠足じゃあないんだから」

   「『ミステリーツアー』の『終着点』としては、華やかさに欠けますね。
    俗な例えですけれど、『インスタグラム』に写真を何枚か載せても『地味』に見えず、
    行ってみたら『味』のある催しだった、と納得出来るような『旅路』がいいのかしら……」

別段、おネツになってる『SNS』があるわけでもないが、
写真に残さずとも『ヴィジュアル』のある旅の方が望ましい。
俗な例え、と前置きをしたものの、語り口は真剣味を帯びていて。

   「けれど、『サプライズ』なんて、
    醸し出された時点で『ハードル』が上がるのよね。

    ……私くらいなのかしら。変に気にしているのって」

少なくとも、たった今の自己紹介からは、
『工場』だったどうしよう、という『不安』は、微塵も感じない。
砂漠のド真ん中に放り出されても、野太い笑い声で吹き飛ばしそうだ。

60 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/26(火) 01:28:52
>>55-56

「ええ、よろしくお願いします」

「シャロさん」
「リッカさん」
「そして、ホウムさん」

「…………」キュイーン

名前を口に出し終えれば、
何か思うこところがあったのかしばし思案するように
3人の顔を少しの間見ていた。

「なるほど」キュイキュイン

頷いて、続く自己紹介に注目し直し
最後の男性が終えれば、また3人の方を向く。

「人が行う室内遊戯、と言いますと」
「人生ゲームとか、人狼とか、島を開拓する人間のゲームとか、そういうものでしょうか」

3人に訊いてみるヨロズ。

61 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/26(火) 19:52:29
>>55-56
 
「『文武両道』、頼もしいですね」
 
青年の挨拶へ耳を傾けてつつも、あくまで『天雨』、『小石川』との会話を続行する。
 
「俺はそういうの、あんまり器用にできるタイプじゃないんで、羨ましいな。
 その『予習』にしたって、そう」
 
「別に分からないことがあったらその場で調べれば良いんですもんね。
 俺だって『スマホ』くらい持ってるわけだし。
 どうしてこんなに張り切っちゃったんだったかな――」
 
手元の『地図帳』に一度視線を落とし、改めて二人へ、特に小石川へと顔を向ける。
 
「まあ、電波とか電池とか無くなったら、役に立てるかも知れないんで。
 旅慣れしてない同士、協力していきましょうよ。
 その方が俺の『地図帳』も、浮かばれるってものでしょうし」
 
「しかし『フレイムさん』、凄いな。
 『旅を満喫しよう』って『意志』が違いますもん。
 やっぱり『ああいうの』なのかな……」
 
これまでよりも心なしか拍手の勢いを増しつつ、少し考えるようにそう呟く。
『予習』だけが楽しむ方法じゃあ、ない筈だし。

62 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/27(水) 05:08:50
>>57(小石川)

人の歴史は、『人間関係』の歴史とも言える。
そして、人は・・・過去を、簡単に捨てられはしない。
その縮図――――あるいは結実である『指輪』。
それだけは今でもあのころと変わらず、輝いている存在だ。

「『コンセプト』がある旅行、という事ですのね!
 確かに今回とは、少しばかり毛色が違いそうですわ。
 なにせ、ミステリーツアーですもの…………もっとも。
 サプライズで到着した旅館が『王宮』のようになっていて、
 私達が『来賓』として迎えられる可能性はありますけれど」

          チラ

そして、『武谷』の自己紹介には――――
     
                 パチパチパチ
 
「ノリと元気が良いのは、大変結構ですわね。
 そういうものは、私には欠けているピースですし――――――」

小石川にだけ聞こえる程度の声で、やや冷めた感想を語る天雨。
なお、城井(>>61)の言葉も、恐らくは主に小石川に向けられているような気がする。

>>58(黒峰)

「マジィ? そこまで睡眠にこだわってんの?
 あたしもそれなりに、それなりによ? 知り合い多いけどさ、
 旅行来て楽しみにしてるのが『眠り』なんてヤツ初めて聞いたわ」

「でもさあ、どこも何も、普通に旅館とかで寝る事になるんじゃないの?
 いや、ミステリーツアーだけどさ。こっちも一応客なわけでしょ。
 流石に『野宿』とかそういう、『寝る事がイベント』なのは無いんじゃないの」

無いんじゃないの、と言うより『野宿とかは勘弁』って顔だ。
彼女は彼女で、眠りの質にはこだわりがあるのかもしれない。

ともかく自信にあふれた自己紹介を終えた『武谷』だが・・・
明らかに彼と生息圏の違うティーンの女子3人組が2組、前の2列を占めており、
男性陣などとは席が離れていることもあってか、声など掛けられている様子はない。
そうでなくとも――――彼とはあまり合わない。そう直感できそうな人間が多い。

>>59(宗海)

「――――そう、そうかもしれませんね」

宗海の返す言葉には、曖昧な笑みが返って来た。
ブランケットはそれなりに使われているものらしく、
汚れなどは無いが、毛並みに多少の年季は感じた。

「そうですね、もう最初から工場見学ってことなら、
 こっちもそのつもりで行くからいいのだけど。
 あえて『ミステリー』なんて銘打って『答え』がそれだと、
 なんだか拍子抜け、って感じで……『サプライズ』に欠けますよね」

「ま。ワタシは、『驚き』がなくっても『王道』な旅先なら、
 それはそれで良いですけど…………たとえば? 『京都』とかね」

挙げられた具体的な都市の名前には、いささか彼の願望も感じられる。
いずれにせよ、彼も宗海ほどには先行きを深く気にしている、という様子ではなかった。

63 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/27(水) 05:10:10
>>60(ヨロズ)

「……? わ、わたしの顔に何かついているかな」

            「クッキーのカスついてんぞ」

彼女らの名前に何かを感じ取るが、彼女ら自身には特に何か意識するものはないようだ。
視線にも心当たりはないらしい。まあ、何かあっても当人というのは案外気づかないものだ。

男性――――『武谷富黎武』の自己紹介には、『室内遊戯』の面々の後ろ、
別のグループであろう女子三人組も、マスクと眼鏡を付けた一人以外は振り返って見ていた。

「オッ、ヨロズさん『カタン』知ってんです? やりますね。
 うちでやる『室内遊戯』は、まあ、大体そんな感じっす。
 あ、でもその中だと人生ゲームはあんまりやらないかな……
 まあでも部室にしてる部屋に置いてるんで、やる時はやりますけど。
 人狼はやる、あとは、まあ、アナログゲームってやつ?
 いや非電源ゲームって言うべきなのか……そういうのも色々ありますよ。
 カタンもだし、あと有名なのだとそうだな、モノポリー、チェッカー、            「話が長いぞきみ。
 あとは、なんか……シャロの家にあった謎のボドゲとかもやりますね。          要点をまとめたまえ」
 調べても出てこないんで、多分なんかオリジナルのやつ。とにかく色々ありますよ」

問いには『大丸』が代表するように、長口上をつらつらと語り始める。
対する『小角』は人見知りをするタチなのか、あまり、会話に割っては来ない。

「あたしはあんまりボドゲって詳しくないのでぇ〜。
 いつもはロッちゃんとホーちゃんが持って来たゲームに混ぜてもらってまぁす」

中心の『仲真』は、あまり遊戯そのものには興味がないのかもしれない。こういう人間はいる。

>>61(城井)

「そうでしょう? どんどん頼ってくださいまし……
 もっとも、貴方の仰る通り、スマホの充電が切れでもしたら――
 貴方のように自分の頭に知識をインプット出来ている人がいれば、
 頼ることになるでしょうね。その時が来れば、どうぞよろしく」

バスは今のところ現代文明が行き届いた場所を走っているわけだが、
この先山奥とかに行くかもしれないし、何か秘境とかに入る可能性もある。
そうなると、天雨よりは城井の方が『文武』の両面で優位に立てるだろう。

「『意志』――――そうですわね」

「ああいう勢いは、私には足りない要素……見習うべき点かもしれませんわ」

                フ…

天雨の『武谷富黎武』への目線には冷ややかなものを感じなくもないが、
まあ、明らかに文化圏が違う人間だし、『そういうもの』なのかもしれない。

>全体

その後もしばらくバスは走り続けて――――予定通り、サービスエリアに駐車した。

  「 15分後くらいに出発しますのでェ〜〜〜 」

            ワイ

               ワイ

       「 それくらいまでに戻ってきてくださァ〜い! ね! 」

ここで小休止を挟むようだ。
サービスエリアにはちょっとした『食堂』『お土産所』『トイレ』などがある。

ゆっくり食事をとるほど長居は出来ないが、何か買い忘れた物があるとか、
話しかけておきたい相手がいるとかなら――――ちょうどいいタイミングだろう。

もちろん、目的通り小休止に集中してもいい。事実、最後列の『ヤス』は車内で寝ている。
他の乗客は――――まちまちだ。15分常に同じ場所にいる、という人間はいないようだが。

(★NPCの乗客は特に触れられていない場合自由に行動しますが、
  話しかけたいのであれば特に居場所を探したりする必要はありません。
  名前か、番号で指定していただければ、基本的にはそのNPCと会話出来ます)

64 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/27(水) 14:46:01
>>61
>>62
>>63

天雨と城井と会話をしている途中で、バスが停車した。
特に用事という程のものはない。
けれど、最初に考えた通りに降りることにする。

  「……私も、少し外の空気を吸ってきます」

  「天雨さん、城井さん――また、のちほど……」

二人に頭を下げて席を離れ、駐車場に降り立つ。
ふと、乗客の中に見覚えのある姿を見かけた。
以前に一度だけ、星見街道方面で顔を合わせた記憶がある。

  「――小角さん」

静かに歩み寄り、一人の少女に声をかける。
彼女は覚えているだろうか。
思えば、出会ったのは随分と前のことだった。

  「お久しぶりですね……」

  「小石川です」

  「覚えておいででしょうか?」

微笑と共に、少女に向けて会釈する。
あの時、私は自動販売機の下に落としてしまった指輪を捜していた。
自分の『目』と『手』を切り離して――。

65 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/27(水) 23:31:58
>>62-63
「……旅行する人も、企画する人も……睡眠環境を軽視しすぎですよ……。
 せいぜい、『騒音が少ないかどうか』くらい……。
 ……『気持ちよく眠れるツアー』も……一度体験してみたい……」

そうこう言っているうちにSAについたとのことなので、少しお花を摘みに行ってこよう。

66 宗海『エトセトラ』 :2019/03/28(木) 00:17:38
>>62-63
「あら、素敵ですね。

 思い描いた『イメージ』通りの『旅路』であれば、
 『京都』はピッタリですね。情景が目に浮かびますから」

厳かで雅な印象のある『古都』であれば、
上品そうな青年が好みそうな観光が出来そうだ。

残念ながら訪れたことはないので、
本当に『イメージ』だけでの同意ではあるが。

「――――唯、『京都』までバスで移動したら、
 きっと私、酔ってしまいますね。……フラフラになるくらい」

冗談めかした台詞を言い残せば、バスを降りていく。
外の空気を吸って、身体に巡らせていく。

67 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/03/28(木) 21:27:11
>>63
 
「まあ、どこに行くにしたって、電気くらいは通ってて欲しいもんですけどね。
 そういえば『旅行』だっていうのに、『着替え』も『充電器』も持ってきてなかったな……」

天雨の言葉にそう返しながら、自身の荷物を振り返る。
書籍ばかりが嵩張って、旅の基本と言うべき装備は殆ど持ち合わせていない。
確か『修学旅行』の時は、『延長コード』と『マルチタップ』を持参した同級生が引っ張りだこだったというのに。
 
「ちょっと色々調達できないか、探検してきますね。
 また、後で」
 
隣の二人に言い残し、車外へ。
言葉とは裏腹に、目的は物資とは別にある。
是非話しておきたい人物が一人いるのだ。
 
「『フレイム』さん、『フレイム』さん。
 俺、城井って言います。さっき自己紹介した『城井』」
 
どこかにいるだろう『フレイムさん』を捕まえて、声を掛ける。
 
「フレイムさん、めっちゃ気合い入ってますよね。
 やる気、半端ないですよね」
 
「『このツアー』、どんな意気込みなんです?」
 
「『ミステリー』、行けるクチですか?」 
 
勿論目の前の男が『ミステリ畑』の住人ではないことくらい、城井にも想像はついている。
だからこそ、『何も知らないままで楽しむ極意』を、直接に教わってみようと、まあそういう腹なわけだ。

68 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/28(木) 22:55:35
>>63

「なるほど、仲良しで、楽しそうですね」
「それではまた、後ほど」

停車すれば、お菓子を食べていた3人に影響されたのか
簡単な食べ物を目当てに土産物屋を目指す。

69 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/29(金) 00:35:34
>>64(小石川)

「私も、少し売店でも覗いて見ましょうかしら――――ええ、また後程」

               スタスタ

天雨もバスを降りた。
おそらく、バスに乗るまで遭遇することはないだろう。

そして――――

「それじゃあ――――――――ん?」

        「あっ、ええと、小石川さん!
         もちろん覚えているとも!
         わたしは、頭脳派だからね」

際立って目立つ探偵衣装こそ着ていないようだったが、
特徴的な鹿撃ち帽に、どこか『少年探偵』を思わせる服装。

「なんだか偶然だね。『20人』の中に知り合いがいるなんて」

       「ホーちゃん、この人は?」

「小石川さんだよ。わたし知り合いで……
 え、ええと、何をしている人なんだったかな……」

友人らしき同年代の――――ベレー帽をかぶった茶髪の少女と、
みつあみに眼鏡の少女に小石川を紹介しようとしているが、

      「のどまで出かかっているんだがね」  チラ

よく考えれば彼女は小石川の素性なんて全然知らない。助け船を視線で求めてきた。

>>65(黒峰)

車内の化粧室は狭いし、黒峰からはやや遠い。用を済ませるには時間も十分あるだろう。
――――特にトラブルなどはなく、帰り道で数名、同じバスに乗っている女性を見かける。

「…………」

②に座っていた緑のロリータ服の女性。土産コーナーを何となく見ているようだ。

           「〜♪」

⑱に座っていた茶髪ロングヘアの、高校生か大学生くらいの少女も、特に用はなさげだ。

               ウィーーーン

それから――――『⑩に座っていたおかっぱ頭の少女』もちょうど土産物屋に来た。

共通点はいずれも、『一人で行動をしているように見える』というところ。
二人目の知り合いを見つけるのなら、チャンスとしては悪くないのかもしれない。

なお、男性陣としては④のリーマンが②とはやや離れた位置で土産をあさっているのが見える。

>>66(宗海)

「あらッ――――酔い止めの準備、大丈夫ですか?
 一応持ってきてますから、もしダメそうなら言って下さいね」

言葉とともに外の空気を吸いに行ったのが『もう酔った』と思われたか、
そのような心配を背中に投げかけられつつ、サービスエリアに降り立つ宗海。
刈崎はブランケットを畳んだり、荷物をどかしたり、降りる準備をしている。
適当に横によけておく、といった豪快さは無いタイプなのかもしれない。

               ひゅ
                     ゥゥゥ〜〜〜〜  ・・・

外はまだ少しばかり冷たい風が吹くが・・・
適温とはいえどこか淀んだ『長距離バス』の中に比べれば、
きわめて清涼で気分のいい空気を吸える。
それなりに周囲に草木が多い地形なのも理由だろうか。

「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、空気がおいしいですねえ!!!!」

    「……やっぱ僕もジュース買ってくるわ……お前まじで動くなよ。迷子なりそうだし」

                「なりませんけど、わかりました! 私の分もお願いします!!」

                           「ん…………適当に選んどく」

後から降りてきた⑯と⑰の二人(三人組のうち⑱は少し先に降りていたのを見た)が、
ちょうどそのあとに降りてきて、⑯――――眼鏡にマスクの少女は宗海を一瞥し、周囲を見回して土産屋へ。

⑰――――外ハネした髪と動きやすそうな服装が快活げな少女は、言いつけ通りこの場に残っている。

         「いやー意外と寒っ、上着脱いでこなけりゃよかった〜」
 
それ以外では、自己紹介をしていたナンパ男の⑦『緑里』もバスを降りてきて、そのま建物方向へ向かっていく。
ほかの面々は先にバスを降りてもう建物にいるか、中に残っているかだろう。用があれば探せばすぐに見つかるはずだ。

70 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/03/29(金) 00:35:53
>>67(城井)

「旅館なら部屋着はあるでしょうし、
 ホテルなら充電器もあるでしょうから、
 『合理的』と言えなくもないですわね。
 野宿なら話は変わってきますけれど」

「ええ、迷わないようにお気を付けて。案外似たバスも多いですもの」

天雨の心配はやや侮りを感じなくもないが、善意だろう。
ともかくバスを降りて・・・あの目立つ頭は、すぐに見つかった。

「おン? 『城井』くん! 最初に自己紹介した城井くんだろ?
 ちゃんと、聞いてたッからよォ。カーチャンの話とかよォ。
 でも、改めて自己紹介してくれてありがとーなッ!!」

男子トイレから出てきて自販機に向かって歩いていた『武谷』。
声をかけると厳つい顔立ちに笑みを浮かべ、振り返ってきた。

       「意気込み?」

「これ当てたのオレじゃなくって、ヤスだからなァ〜。
 せっかく当ててくれたんだから楽しんでやる!って気持ちはあるけどよ」

視線を向ける先はバス。最後尾で寝ている相方だろう。

「まああいつもおれもミステリーとか、『コナン君』しか知らねーけどさァ!
 そんで、ミステリーとか好きそうな暗めのヤツ、けっこう多そうだけどさァ!
 半分は『ツアー』なんだからよォ、ツアーを楽しむ気持ちで、おれは負けねーからよ!!」

              ニィ〜〜〜〜ッ・・・

    「つーか城井くんはどうなんだよ。意気込みとか、あんだろ?
      おれも負けてるつもりはねーけど、自己紹介かなりリキ入ってたろ?」

>>68(ヨロズ)

「あい、あい、また後で」

同じくバスを降りる大丸の簡素な返事を受けつつ、土産物屋に向かったヨロズ。

                  ウィーーン

ヨロズの駆動音ではなく、自動ドアの開いた音。

それなりに人がいる。②のロリータ服、④のリーマン風、『⑤の眠そうな女』、⑱のロングヘアの少女。
このあたりは『バスツアーの客』で間違いなかっただろう。

土産自体は・・・まあ、それなりの品揃えだ。室内遊戯の面々が食べていたようなスナックはある。
味も・・・『土産』を意識した『ご当地味』のものが多いが、食べられないような変なものは『あまり』ない。
それなりに重いものを探すなら『豚まん』が売っていた。近くで育った豚らしい。豚のイラストを添えてそう書いている。

71 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/03/29(金) 14:58:08
>>69

  「――はじめまして」

  「『小石川文子』という者です……」

小角の友人達に視線を移し、丁寧に頭を下げる。
彼女達も、同じ旅行に参加している者同士だ。
この場を借りて、挨拶しておきたい。

  「私の実家は『トマト農園』を営んでおります」

  「私も『相談役』として、その手伝いを……」

  「実家で収穫したトマトに『客観的な意見』を述べるのが主な役割です」

自分は生まれた時から、実家で収穫したトマトに触れてきた。
その色や味や匂いの全てを、この身体が覚えている。
昔から、他の人が気付かないような、ほんの少しの違いにも気付いた。
そのような理由で、私は出来上がったトマトをチェックする役割を任されている。
実家から届く様々な品種のトマトを五感で確かめ、感じたことを文に綴っている。

  「趣味は『ラベンダー』の栽培で……」

  「今も、自宅の庭で育てています」

  「――先程の自己紹介の時に言うべきだったかもしれませんね……」

        クスリ

穏やかであると同時に、やや冗談めかした口調で微笑みかける。
自分より一回り以上は若いと思われる少女達が相手だからだろうか。
心なしか、普段よりも和やかな気持ちになれる気がした。

72 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/03/29(金) 23:19:15
>>69
「……お土産……それも確かに、旅行の楽しみ……」

リーマン付近のお土産を眺める。
他の乗客と比べて積極的?な様子。
何が目当てだろう?

73 宗海『エトセトラ』 :2019/03/29(金) 23:31:39
>>69-70
ほとんどの乗客は休憩を挟んでいるようだ。
自身も入れ替わるように、車内へと戻っていく。

   「(……そういえば、あの人は大丈夫かしら?)」

『フレイム』が起こしている可能性もあるが、
『寝過ごし』の心配も兼ねて、最後尾の『ヤス』の下へ行く。

   「あの、……皆さん、降りてますけれど?」

『ヤス』を少し揺すってみて、
起きなければ諦めて座席に戻る。

74 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/03/30(土) 23:10:40
>>70

(…………)ウィーン

数十秒立ち止まった後、真っ先に手に取ったのは、
「のど飴」と「ご当地味のチョコスナック」だ。

その後、『豚まん』を発見すれば売り場をしばらく見ていたが、買う事はしないようだ。

「いえ、ここは独断だけでは拙いかと」

ボソリと小さく音声を発すると
他のバスツアーの客の様子を伺い始めた。

とりあえず年齢の近そうな『ロングヘアの少女』に話しかける。

「こんにちは、同じバスで来たモノですけれども」
「何か良いモノはありましたか?」

75 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/02(火) 12:37:16
>>71(小石川)

「ども、『大丸六花』です」

       「『仲真紗蕗』でぇ〜す」

自己紹介を返されたが、どこかぎこちない感じだ。
知り合いの知り合い――――それも明らかに違う世代だし、そういうものか。

「へえ、相談役……イカす響きすね」

      「ラベンダー! 小石川さんおしゃれですねぇ。
        いわれてみれば、ラベンダーのにおいするかも」

「わたしたちが普段食べ……てるトマトも、
 小石川さんの家のものかもしれないということか……」

少女たちは純粋な『憧れ』交じりの視線と言葉を向けてくる。
この三人組は、『個性』こそあれ基本的に善良なのかもしれない。
特徴的な喪服についても、『探偵衣装』を愛好する小角の身内だからか、
それとも単に触れるとヤバそうだからか、特に触れたりもしてこない。

――――『和やかな気持ち』になるには、いい相手かもしれない。

「さっきの自己紹介すごかったですねえ。包丁屋さん?とか」

           「小料理屋の息子で包丁研ぎが特技、だぞ」

「それそれぇ〜。個性的なひとばっかりで〜。なんだかにぎやかになりそうですねえ」

ちょうどそんな話をしていると、『自己紹介』をしていた軟派男の『緑里』が近くを通った。
それから、マスクと眼鏡を付けた⑯の少女も少し遅れて通る。多くの者が外に出ているようだ。
 
・・・とはいえ『時間』はもうそんなにないが。そのためか、天雨は土産屋を出てバスに戻っていった。

>>72(黒峰)

リーマン風は『お菓子』が置かれているスペースを物色している。
どれも『ご当地』カラー・・・『東海地方』の名産モチーフの味だ。
たまに、なんでそれを選んだ?ってチョイスの商品もあるが。

「お土産をお探しですか? 貴女も……
 こういう時、無難なものを選ぶか、
 それとも『ネタ』に走るか……難しいところですね」

リーマン風は自分が見られているとでも思ったらしく、
黒峰に会釈をして、両手に持った商品を見せてきた。

『しゃちほこ型のクッキー』と『ひつまぶしキャラメル』・・・いかにもな選択だ。
話しているうちに、②のロリータ服は特に何かを買うでもなく、店を出て行った。

76 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/02(火) 12:37:26
>>73(宗海)

軽妙な軟派男も、忠犬のように待つ少女も、特に宗海を呼び止めることはない。
再び車内に戻る――――今残っているのは、ほんとうにごく一部の乗客だけだ。

最後尾では『ヤス』――――アクセサリーだらけの金髪青年が、
特に起こされた形跡もなく眠っていた。熟睡している風ではなく、
起こすのは特に非礼には当たらないだろう。軽く、ゆすってみると。

        ぱち

目を開き、1度周囲を見渡した。

「ん…………あー、いぃーよ。『フレイム』に買うもんは伝えてるし、さ。
 アイツは人の倍動くから、オレは人の半分しか動かない。『バランス』だぁーね」

                 スゥー

         「そういうキミは? 買い物とか行かなくっていーの?」

それから再び目を閉じ――――その状態で、宗海に問いかけてくる。

「ま……乗る前に必要なものは揃えてる、そぉーいう『雰囲気』あるけどさ」

>>74(ヨロズ)

のど飴もチョコスナックも、ご当地キャラや観光地仕様の包装になっていた。
袋だけでも持ち帰れば、それはそれで旅の思い出にはなるかもしれない。
豚まんは――――やや割高なので、まあ、買うまでもなかったのかもしれない。

「――――こんにちは。少し前の列に座っている子、だよね」

少女はやや大人びた、落ち着いた調子で声を返してきた。

「そうだね、本格的なお土産は、帰りに買う予定だから――――
 軽いものになるけれど。この『小倉トーストラスク』なんて、気になるかな」

             ガサ

「ただ、バスの中で食べるのには――――少し、こぼれやすそうだから。
 そういう意味では、あなたが持っている飴なんていいものだと思うよ」

           「あとは、食べ物じゃあないけれど、
             これ。この『巾着袋』なんて素敵だね」

両手で順番に指し示すのは、ややいい値段のする『洋菓子』と、
特にご当地とかは関係なさそう(素材や製法がご当地なのだろう)な巾着だ。

そうこうしていると、⑦の軟派男や、⑯の少女などもこの買い物スペースに入ってきていた。
代わりに、『ロリータ服』の②などは見切りをつけたのか、特に何を買うでもなく帰っていった。

>城井

武谷は返答待ちだが、特に急かすような風でもない。

77 城井 達己『サクリファイス・セオリー』 :2019/04/02(火) 20:39:44
>>67
 
「いや、どうなんでしょうね」
 
自身の『意気込み』を問われ、思わず言葉を濁す『城井』。
 
「『なんとか楽しまなきゃ』って思って参加してはいるんですけど、
 なんだろうな。むしろ、そう思ってる時点で『違う』んじゃないかって」
 
「まあ」
 
濁しつつもそこまで言って、改めて『武谷』へと顔を向ける。
 
「『ミステリー抜き』で楽しむってやり方も、ありですもんね。
 やり方はどうであれ、誰よりも楽しまないと、嘘ってもんだから」
 
「結局俺の意気込みって言ったら、それに尽きるんですよね」
 
目の前の男は、おおよそその手の悩みとは無縁に見える。
だからこそ、得るものがあるんじゃないかと声を掛けたのだ。
それがたとえば、些細な世間話だったとしても。

78 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/02(火) 22:28:42
>>75

ラベンダーの香りや『鎮静剤』だけではない。
こうしたやり取りも、心の中を穏やかにしてくれる。
そういった意味でも、少女達との会話は有意義なものだった。

  「ええ、城井さんですね。
   私も少しだけ、お話させていただきました」

  「この旅行のために色々と『下調べ』をなさってきたそうで……」

  「そうですね……。
   皆さんと一緒に過ごす時間が楽しいものになれば……と思います」

              ニコ……

会話を交わす最中に、何人かが近くを通り過ぎるのが目に入った。
この少女達も、何か用事があるのかもしれない。
いつまでも引き止めてしまっては申し訳ない。

  「――私は、そろそろバスに戻ろうと思います。
   もしよろしければ……またお話をさせていただきたいです」

  「小角さん、大丸さん、仲真さん――それでは……」

三人の少女達に丁寧に頭を下げて、その場を立ち去る。
元々、特に用事はなかったので、そのままバスに乗り込む。
座っていた席に戻り、軽く居住まいを正す。

  「――天雨さん……売り場には、何か目を引くものがありましたか?」

おそらくは横に腰を下ろしているであろう天雨に尋ねる。
その前に、軽く車内を見渡す。
今の時点で誰が戻ってきているかを把握しておく。

79 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/02(火) 22:49:46
>>75
「私は……外したときのことを……考えると、やっぱり無難なのを……選んじゃいますね……。
 得体の知れないものを買う勇気は……ありません……」

ひつまぶしキャラメルなるものをちらりと見ながら。

「……ご自分用のお土産ですか?
 それとも……ご家族や友人に……?」

80 宗海『エトセトラ』 :2019/04/03(水) 21:55:45
>>75-76
「あら、……そうですよね。
 お二人でいらしてるのだから、
 それくらいの『配慮』はされてますよね」

「ゴメンなさいね。起こしてしまって」

『懸念』と『予感』は半々だったが、
今回は余計な世話を焼いてしまったようだ。
軽い詫びを入れてから、肩口を揺すっていた掌を離す。

    「私の用は済みましたから。

     『荷物』は事前に用意できても、
     新鮮な『空気』は運べませんので」

    「――――では、ごゆっくり」

それだけ言い残すと、自身の座席に戻る。

81 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/03(水) 22:59:17
>>76
「なるほど、ご親切にありがとうございます」

感心したように頷けば、しばらく小倉トーストラスクと巾着を見比べ、巾着を選んでレジに向かった。

82 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/04(木) 00:47:48
>>77(城井)

「『旅行』なんだから、『楽しまなきゃ』なのフツーじゃねえか?
 『楽しもうとしない』ヤツなんていたら『ノリ』悪くなるしよォ〜。
 まッよくわかんねーけど、楽しむ気があるのはいいことだと思うぜぇ」

          ニィ

「城井くん、やる気ムンムンッ!って感じなのはわかるからよッ!
 もしミステリーとかいうのがつよくわかんねー感じだったら、
 おれとヤスんとこ混ぜてやるぜ。きっと楽しくなるはずだからよォ〜」

知的な答えとか、こじゃれたトークとか、
そういうのはこの男には求められなさそうだが、
考えすぎないことを望むなら、とてもいい相手に思えた。

  ジャララ

        「そうだ、ジュース飲むか?
          オレのが年上だしよォ〜、
           1本くらいならオゴッてやんぜ!」
 
               「あ、この200円するエナドリはナシな!」

そして、小銭入れを出しながらそのようなことを言ってきた。
受け入れたとして、これを『貸し』にしてくるようなタイプには見えない。
とはいえそろそろバスに戻ってもいい時間に思えるし、断るならそれを理由にしてもいいだろう。

>>78(小石川)

「はぁ〜い、またバス着いたらお話しましょ〜。二人とも、あたしたちも戻ろ!」

          「うむ、そうだな……小石川さん、またあとで」

                 「ではっ、ス。またお話しましょ」

同じく、小石川もバスに戻り――――いつの間にか、半分ほどは車内に戻っていた。
外で待機しているらしい『外ハネ』の少女が目印になっており、バスはわかりやすかった。

「あら――――お帰りなさいまし、小石川さん。
 そうですわね……サービスエリアらしい品ぞろえでしたわ。
 名産品のフルーツを使った『土産菓子』は興味を惹かれますけれど、
 さすがに、往路で『土産菓子』を買って帰る気はしませんもの」

言葉通り、天雨の手元には買い物袋などは見当たらない。
そして今現在――――バスの車内にいるのは、このあたりの面々のようだ。

「人探しですの? 半分くらいは戻ってきてるようですけれど――――」

②:天雨。オートクチュールのゴスロリ女。
③:小石川『スーサイド・ライフ』。喪服の女性。
⑥:スマートフォンをコンセントにつなぎ、椅子にもたれているシニヨンの女。
⑧:美形の青年。タブレットを見ていたが、
⑨:黒セーラーに外ハネのショートカットの少女。
⑬:大丸六花。みつあみと眼鏡が特徴。
⑭:仲真紗蕗。ベレー帽と茶髪でどんぐりのようなシルエット。
⑮:小角宝梦。銀髪。フクロウを思わせる顔立ち。
⑳:アクセサリーをじゃらじゃら付けた金髪の青年。寝ている?

83 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/04(木) 00:48:00
>>79(黒峰)

ひつまぶしキャラメル――――『段階的』に食べ方を変えるひつまぶしのように、
口の中に入れておくとだんだん味の毛色が変わっていく、というのがウリらしい。
明らかに惨劇を起こす狙いの菓子であり、包装に描かれた笑顔の男にすら悪意を感じる。

「これは職場の同僚用ですね。個包装のお菓子は都合がいいんで。
 家族や友人にももちろん、土産は買って帰りますけど――――
 勝手知ったる相手には、もう少し面白いものを買って帰りたいですからね」

リーマンはそういうと、時計を一瞥して手に持っていた菓子を置いた。

「悩んでるうちにいい時間になってきてるみたいですし、
 せっかくだから土産は現地で探してみることにします。
 ……土産屋がある場所かどうかは、分かりませんけども」

        「……ええと、そういえばお名前は?
          私は『真田一太郎(サナダ イチタロウ)』と申します。
           堅苦しい言い方ですが、以後お見知りおきを」
 
確かに、そろそろいい時間になりそうだ。乗り遅れなんて事は起きないだろうにせよ、
今から戻れば余裕をもって席に着けるだろう。もちろん、もう少しなら粘っても構わないだろう。

>>80(宗海)

「いぃーよ、いぃーよ、気にしなくってェ」

         ヒラヒラ

「空気が、きれいなトコだといいねぇ。行先もさぁ…………
 ウマイ空気吸って吐いてると、それだけで『旅』って感じするからさぁ」

               ―――ストン

                    「んっじゃ、お休み〜」

手を小さく振り、やや上げていた頭を再び座席に沈める『ヤス』。

席を離れていた面々も少しずつ車内に戻ってくる。
まだ半分もいないが、じき全員揃い出発することになるだろう。
旅先における『15分』という時間は、驚くほど短い。

「お帰りなさい、ってほど時間は経ってませんけど――――」

刈崎は席に残っていたため、宗海が席に着くと再び話しかけてきた。

>>81(ヨロズ)

「旅は道連れ世は情け――――なんていうのは、少し大げさかな」

        「その柄――――良いセンスだね。
         話す機会があったら、またよろしく」

              ニコ…

彼女もまた、巾着をひとつ手に取ってレジまで同行した。

会計は特に滞りなく、すぐに終わり――――少女はバスへまっすぐ帰っていく。
ヨロズはどうするか。だいたいの者はそろそろ戻ろうとしているようだが、粘れなくはない時間だ。

84 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/04(木) 20:47:47
>>83
「私は黒峰唯と言います……。
 ……こちらこそ、よろしくおねがいしますしますね……」

特にすべきこともなく、めぼしいお土産もないのでバスに戻ろう。

85 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/04(木) 21:38:12
>>82

  「いえ……ただ――」

  「もし乗り遅れる方がいては――と……」

  「ガイドの方やドライバーの方がいらっしゃるので、
   参加者の私が気を回す必要はないのでしょうけれど……」

出発時間までには全員が帰ってくるだろう。
人数が足りなければ、相応の対応がなされるはずだ。
わざわざ自分が気に掛けるようなことではないのは分かっている。

  「――少し……心配性なのかもしれません」

  「城井さんがおっしゃられたように、旅行なのですから楽しまなければいけませんね」

自分に言い聞かせるような言葉と共に、努めて明るい微笑を向ける。
『不幸』が起こる時は予測ができない。
あの時――『彼』を失った時のように。
だから、せめて自分が気付ける範囲のことには、できるだけ気付きたい。
いつかどこかで『不測の不幸』が起きた時に、誰かが悲しむことを少しでも減らしたいから。

  「……バスの外で、後ろにいらっしゃる三人の女の子達とお話をさせていただきました」

  「一緒にいると、私が彼女達くらいだった頃を思い出して……」

  「何だか……懐かしい気持ちになりました」

自分とは一回り以上は離れているように見える少女達。
彼女達が私と同じくらいの年齢になる頃には、どんな人生を歩んでいるのだろう。
それは、もちろん分からない。

  「こうした経験は、とても素敵な思い出になるのでしょうね……」

だけど、幸せでいて欲しいと思う。
そして、その時――私は、まだ『約束』を守れているのだろうか。
『彼』と交わした『最後の約束』を――。

86 宗海『エトセトラ』 :2019/04/05(金) 00:21:12
>>83
「ええ、軽い用事でしたから」

『刈崎』に返答し、出発を待つ。

87 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/06(土) 16:18:53
>>83

「ええ、『ヨロズ』と申します」
「また、後ほど」

軽く頭を下げると、バスへ戻っていく。

88 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/06(土) 16:48:31
>>84(黒峰)

バスに戻ると、ちょうど添乗員がまだ外に面々を呼びに行った。
笹井もすでに座席についていて、おもむろにスマホを見せてきた。
ウェブブラウザアプリの検索画面だ。暇つぶしに見ていたらしい。

「ちょっ、あんたこれ見てよ。これ。
 『観覧車』があるサービスエリアあるみたいよ。
 普段高速乗らないから、こーゆ―のテンション上がるわ」

通るかもしれないが、さすがに遊んでいく時間はない気はした。
まあいずれにせよ、そろそろバスも先へと進むことになるだろう・・・

>>85(小石川)

「小石川さん……優しいんですのね。
 とても素晴らしい考え方と思いましてよ。
 けど、まあ……普通のサービスエリアですし、
 外に目印になる子も立ってますから、
 さすがにここで逸れる方はいないでしょう」

「おっしゃる通り、心配しすぎも心の毒ですわ」

窓の向こう、天雨の視線の先――――
快活そうな外ハネの少女(そうではない外ハネの少女もいる)が、
建物方向を見ながら立っているのが見えた。
目印になっているのかどうかは測りかねるが、
とりあえずバスに乗客は戻ってきているし――――
ここでいきなりリタイヤ者が出るような悲劇はなさそうだ。

「3人……ああ、ええと、後ろから三番目の列の。
 そうですわね、自分たちだけで参加するツアーは、
 『遠足』や『修学旅行』とはまた違うでしょうし」

「この旅の思い出を、10年後に語り合えるような……
 そういう素敵な旅路になれば、この上ないですわね」

笑みを浮かべながら、小石川の言葉にうなずく天雨。
彼女らが、今の小石川の年になるのは10年以上後だろう。

――――10年。長い時間だ。何もかもが変わる時間……
それでも変わらない『情』があれば、それほど素晴らしいことはない。

89 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/06(土) 16:48:44
>>86(宗海)

「そうですか……あ。そろそろ出そうですね」

「『迷子』になった人がいなければいいのだけど」

そのあとも多くの乗客はバスに戻り、
まだ戻ってきていない者を添乗員が呼びに行った。
刈崎の懸念は幸いにして杞憂で、全員戻ってきている。

>>87(ヨロズ)

「私は『包(くるみ)』――――それじゃ、また」

そういうわけで、買い物袋を持ってバスに戻った。

「あ、お帰りなさい」

     「何か買ったんですかぁ〜?」

先に戻ってきていた『大丸』たちに声をかけられる。

>城井

「『ミステリーツアー』参加者の方、
 そろそろバスのほうお戻りくださ〜〜い」

添乗員が小走り気味にやってきて、
車内に戻るように誘導された。
武谷は城井に『皆まで言うな』とばかりに、
コーラの缶を手渡して同じくバスへと戻る。

>全体

添乗員に誘導され、まだ買い物をしていたものも、
あるいは別の用を片づけていたものも、
数分後には車内に揃った。また『旅路』が動き出す。

サービスエリアに何か危険があるでもなし、
当然ではあるが全員無事な様子であり、
違うとすれば一部、多少荷物が増えている程度。

――――――再び、バスが走り出した。

                ブロロロロ・・・

「 バスは今、どこに向かっているのかァ〜〜〜
     みなさん、気になりますよね〜〜〜〜〜 」

             「 少なくとも 」

    「 半分は過ぎましたのでぇ〜〜〜 」

                 「 到着をお楽しみにお待ちくださぁ〜〜い 」

片道『3時間』から『3時間半』といったところだろうか?
そこそこ長いが、日帰りでもない『バス旅行』なら、特別超長距離でもない。

とはいえもうしばらくかかるし、その間常に話し続けるのも相当疲れるだろう。
特にやることがないなら、仮眠をとるなり、一人の世界に入るなりしてもよさそうだ。

             ブォォォーーーーーーーーーーーーー ・ ・ ・ ・ 

                            ――――何事もない進路が、続く。

90 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/06(土) 20:50:41
>>88-89
「一周回るのに……時間がかかりますから……ツアー旅行で乗るのは厳しそうです……。
 でも、観覧車で眠るというのは確かに……いい経験になるかもしれません……。
 ……降りそこねそうですけど……」

目的地がテーマパークとかならともかく、道中でそんなのんびりする余裕は無さそう。
ところで今は何時ぐらいだろう?

91 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/07(日) 02:47:34
>>88
>>89

至って何の問題もない、安全で平穏な道中。
もし――今ここで『事故』が起こったら。
脈絡のない不穏な考えが、ふと脳裏を掠める。

   ――そうしたら……。

私は、『彼』の下へ旅立つことができる。
だけど、それでは『約束』を破ることになる。
それに、同じ場所にいる多くの人達を巻き込んでしまう。

        スゥゥゥ……

目を閉じて、静かに深呼吸する。
移動時間が長く続くせいか、つい『良くない考え』が頭に浮かぶ。
その気持ちを紛らわせるために、窓の外を一瞥する。

  「私達は――どこへ向かっているのでしょう……」

隣に座る天雨に聞こえる程度の小さな声で、ぽつりと呟く。
その言葉は、自分自身に対する問いかけでもあった。
また、どことなく『抽象的な響き』を含んでもいた。

  「天雨さんは……何か『近く叶えたいこと』をお持ちですか?」

  「私は……『庭をラベンダーの花で一杯にすること』――でしょうか……」

そのような質問が口をついて出た。
何故なのかは、自分でもよく分からない。
ただ、きっと純粋に聴いてみたかったのだろうと思う。

92 宗海『エトセトラ』 :2019/04/07(日) 23:00:21
>>89
「『バス』は目立ちますし、
 『パーキングエリア』も別れてますから、
 大丈夫なはず……。   ん、ン……えェ、そうね」

小さな『欠伸』をし、バスの出発を待つ。
しばらくは車体に揺られ、うつらうつらとしている。

93 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/08(月) 23:04:29
>>89

「ええ、お土産とお菓子を買って来ました」

ご当地仕様のチョコスナックと飴を座席の上から3人に見せて

「食べますか?」

訊ねてみた。

94 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/10(水) 01:30:51
>>90(黒峰)

「『観覧車』で『寝る』とかそれもう、もうよ?
 ロマンチックさのかけらもないじゃん。
 あんた、『ジェットコースター』でも寝てそ〜だわ」

呆れ交じりの返答が返ってきた。
彼女は彼女で観覧車を『観覧』に使わなさそうだが。

        ――――現在は、『午前10時頃』だ。

>>91(小石川)

「さあ――――『植物園』や『美術館』『博物館』辺りかしら」

             「もちろん、私の願望ですけれど」

       フフ

抽象的な響きは拾われず、
即物的な行く先を希望する天雨。
察されなかったのか、察した上でかは謎だ。

「短期的目標としては『ビジネス英語』の上達ですわね。
 私、それほど英語が得意な方ではございませんので」

「もちろん、今は旅ですから……『単語帳』なんて持ち込んではいませんけれど」

>>92(宗海)

「ええ、ちゃんと全員戻ってきましたね。
 心配しすぎだったみたいです――――
 小中学生くらいの子もいるみたいだから、どうにもね」

視線をやや後ろに向ける刈崎。
後列には中学生らしき集団がいるし、中には小柄な面々もいる。
成人男性の彼から見れば『小学生』に見えてもおかしくないのだろう。

「眠いなら、着いたら起こしますよ。
 外の景色がステキ――――って旅路でも、なさそうだし」

>>93(ヨロズ)

「お土産! 早速すね」

        「へえ〜〜カワイ〜〜」

              「そんなのも売ってたのか!
               てっきり『軽食』くらいかと……」

位置関係的にやや苦しいようで、
小角は首を傾けて覗き込んできていた。

「えぇ〜、いいんですかあ? いただいちゃって――――」

    「悪いすね、いただきます」

         「せっかくだし、お言葉に甘えさせていただこうかな」

「え、あっ、じゃ、じゃああたしも〜〜〜」

お菓子のシェアには二人が早く、仲真だけやや遅れて食いついてきた。

>城井
>全体

「 この後、目的地までサービスエリアには入りませぇ〜〜ん 」

                「 がっ 」

      ブォォォォーーーーーーーーーーーーン  ・ ・ ・

「 もしどうしても止まってほしいとかがあれば、
  『5〜10分』くらいまでなら余裕ありますのでぇ、
  お早めに、ワタシ『矢田』までお声かけくださぁ〜〜い 」

           「 止まれるところ、探しますのでぇ〜〜〜 」

談笑なり寝息なりをBGMに、バスは高速道路をひた走る。
途中いくつかのサービスエリアを通過したが、特に止まることもなく、
順調に――――乗客の側でも特に『酔って死にそう』とかは出ず、
バスは『A県』と『G県』の県境を、ついさきほど超えたようだ。

おそらくは――――このまま、何事もなく、目的地に着く、のだろう。

                   ・・・・・変わり映えしない、道が続く。

(☆以後、バス車内での会話がこれ以上必要ではないと判断された場合、
   その旨をお伝えいただければそのPCは『何かある』まで『待機』に移行します)

95 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/10(水) 20:46:06
>>94

  「……天雨さんは文化的な施設がお好きなのですね」

  「私も……そういった静かな場所にいると心が落ち着きます」

  「『自然公園』などで森の中を散歩することも多いでしょうか……」

会話を続けながら、改めて話のしやすさを感じる。
やはり、彼女とは心なしか共通する部分があるのかもしれない。
もちろん、全ての面で似通っているというわけではないとしても。

  「――『英会話』……ですか」

  「私も、そういった方面にはあまり……」

ふと、また以前の旅行のことを思い返す。
あの場所で出会った『彼ら』は、全員が外国人だった。
『英語』という言葉から、その時のことを無意識に連想していた。

  「そういえば――以前どこかで耳にしたことを思い出しました……」

  「外国の方と話し合いをする際に、『相手の国の言葉』が分かっていても、
   意図的に『第三の国の言葉』を使う場合もあるそうです」

  「つまり、『自分の国の言葉でも相手の国の言葉でもない言葉』ですが……」

  「『お互いに対等な立場で会話をするため』だと聞いたことがあります。
   母国語と外国語の差による誤解や食い違いを防ぐためでもある――と……」

  「学者の方など、語学に造詣が深い方同士であれば、
   そういった方法でのやり取りも行われるのかもしれませんね――」

96 黒峰 唯『オールナイト・トレイン』 :2019/04/10(水) 21:47:36
>>94
「ジェットコースターは……ちょっと怖いですね……。
 ……しかし、確かに……挑戦する価値はあるかもしれません」

97 ヨロズ『ボーダー・リーヴァー』 :2019/04/10(水) 23:13:45
>>94

「どうぞ」ウィーン

買ってきたお菓子の封を切れば、中身を一つずつ3人に手渡すヨロズ。
自身の分も取り出して、飴玉を口に入れる。

「さて、本番に備えて少し『スリープモード』に入ります」

「ミステリーを解くのに」
「『ズ』が必要になったら、いつでも力添えしますので声をかけてください」

「では、しばし『スリープ』します」ウィーン

飴玉を口内で転がしながら3人に話し終えると前を向いて
隣のカップルの方を一瞥した後、目を閉じる。

98 宗海『エトセトラ』 :2019/04/11(木) 22:42:06
>>94
眠りに落ちる。

99 『サヨナラ_エレジィ・タウン』 :2019/04/12(金) 01:09:37
>>95(小石川)

「やっぱり、気が合いますわね。
 私も――――森林浴は好みでしてよ。
 うるさいところが嫌いというわけじゃあないけど、
 心身のリフレッシュは静かな場所に限りますわ」

窓の外は自然とは縁遠い、
遠距離トラックに景観をふさがれていた。

「博識ですのね、小石川さん」

「そのような慣わしがある――――と、
 私も聞いたことはございますわ。とはいってもまあ、意識せずとも、
 『中国』の方にどちらも母国語でない『英語』を使って道案内をするなんて、
 今時珍しいことではありませんし……そういうものかもしれませんわね」

今回の行く先は、果たしてどのような『人間』がいるのだろうか――――

>>96(黒峰)

「冗談よ? 冗談だからね?
 いやそっちも冗談かもしれないけどさぁ、
 マジに聞こえるのよ、声のトーンとか。顔とか」

自分から言い出しておいておののく様子の笹井。

>>97(ヨロズ)

「ズ? ……?? あ、えと、ありがとうございまぁす」

         「どもっす」

      「ふふん、なるほど――――
       頭脳には自信があるようだね。
       もしもの時には是非、協力願おう」

「スリープ。あっ、おやすみなさぁ〜い」

        「私も寝るから着いたら起こして」

               「わたしも眠いぞ」

仲真はよくわかっていない様子だったが、
小角はその『言葉遊び』を解したらしく、
意味ありげな笑みを浮かべて言葉を返してきた。
大丸については、眠くなっていたらしく上の空な様子だった。

横のカップルは、男性のほうが眠っており女性は本を読んでいる。
常に話していなくてもいい程度には、『勝手知った』仲なのかもしれない・・・

>>98(宗海)

バスの揺れはちょうど眠りを誘うようで、
寝ようとさえすれば、あとは問題なく意識が薄れていく・・・

>全体

        ブオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・ ・ ・

その後数十分、新たに眠りに落ちる者も多数――――20人を乗せたバスは、高速道路をひた走り続けていた。
ほかに車は走っていない。尤も、それほど活気のないルートであれば珍しくはあっても不自然ではない。

     ゴ
                                   『ボボ』
         ォォォ 
                 ォォォォ  ――――――z____   

                                     ォォ

                    『ボッ』
     「…………『霧』か」
                   ウィー
                         ウィーン
                                     『ボフッ』

道路には霧が立ち込め始めていた――――
山間部に見える地形ゆえのことだろうか?
とはいえワイパーを稼働させれば、走れないようなものではない。
添乗員はともかくとして、運転手については特に何を困るでもなく車を走らせ続けている。

「 お客様方ぁ〜〜〜っ 長らくのご乗車、お疲れ様でございあまぁ〜〜〜す 」

            「 あと、もう少しで高速道路を降りましてェ〜〜〜〜 」

                       「 そこからは『一般道路』で少し走りますが 」

                                  「 それで、『目的地』でございまぁ〜〜す! ので! 」

    「 今しばらく、当バスのシートでおくつろぎくださぁぁ〜〜〜〜い 」
    
眠っているものはもちろんのこと、いちいち止まるでもなく、渋滞に引っかかることもないゆえ、
看板をじっくり眺める機会はなかった――――加えて、この霧。『今どのあたりなのか』は巧妙に『わかりづらい』。

               ・・・ともかく、そろそろ着いてもおかしくはないようだ。『どこに』かは、知らないけれど。

100 小石川文子『スーサイド・ライフ』 :2019/04/12(金) 20:00:36
>>99

おもむろに顔を上げて、添乗員の言葉に耳を傾ける。
移動の時間も、残り少ないのだろうか。
また、現在の時間を確認したい。

  「――『目的地』まで、そう遠くないようですね……」

隣の席に座る天雨に声をかける。
今すぐ着くというわけではないにしても、近くまで来ているらしい。
向かう先は一体どのような場所なのだろう。

  「……『霧』」

  「何かの『前兆』でしょうか……」

  「たとえば『天気が崩れる前触れ』のような……」

『ミステリーツアー』という趣向には相応しい天候かもしれない。
不思議な偶然だと感じた。
窓の外を眺めながら、ぼんやりと物思いに耽る。

  「――『雨』が降らないといいのですが……」

『雨が降らないで欲しい』という言葉の裏には、別の意味が含まれていた。
それは、何か不測の事故が起こらないで欲しいという願いだった。
心配しすぎは毒だと分かっていても、霧という状況が、そうした気持ちにさせていた。


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