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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その3

1 『名無しは星を見ていたい』 :2018/08/18(土) 19:51:06
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

543 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/03/24(日) 00:43:31
>>542

「いや、男なんやけど……」

困ったように笑う。
手から年齢が分かるというのは嘘だったのだろうか。

「そんなに疑うんやったらお姉さんに聞きはったらええですよ……」

「えっと、呪いっていうんは顔の……」

あまり大きな声では言えないことだ。

「あべこべに変わるっていうあれ」

「それの調査」

544 『せんせいのかくしごと』 :2019/03/24(日) 12:47:11
>>543(鈴元)

「え〜〜本当ですか? ホントにホントォ?
 じゃああとで『姉貴』にきいとくか………」

 なおも疑う『拓馬』だったが、とりあえずその話題は終える。

「『呪い』ってあれか。顔が変わるやつ。
 俺もまあまあ見てますよ。グロい感じでイヤですよね。
 あれの調査かァ〜〜、そうかァ〜〜」

うんうんと頷く『拓馬』。思い込みはやや激しいようだが、
悪い人物ではなさそうだ。何かあれば訊いておいてもいいだろう。

545 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/03/24(日) 16:39:25
>>544

「そう、それなんですけど」

「拓馬さんも見たことってあります?」

とりあえずその辺から聞いてみよう

546 『せんせいのかくしごと』 :2019/03/24(日) 18:43:42
>>545(鈴元)

「ん、ああ、さっきも言った通りまあまあ見てますよ。
 顔のパーツがグシャーと色々動いたりするのがねー結構キツいですね」

『拓馬』の証言に『小さな双手』への言及はない。

「調査っていうと色々調べてどうにかしようってわけですかね?

 ん〜〜、俺なりに考えてみた事ありますけど、老若男女問わず
 アレは現れますし、話している『内容』もな〜〜バラバラって感じです。
 話している『時間』だって、話し始めてすぐに出るパターンもありましたしね。

 まったくのランダムか、あるいは、『言ったら出る』みたいな言葉があって、
 それに反応しているか………そんな感じじゃあないですか?」

『拓馬』が自説を述べる。

547 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/03/24(日) 21:07:08
>>546

「なるほど」

頷く。
拓馬の認識は自分のそれに近い。
どちらかと言うと、話している内容がバラバラであるという考えが補強された気もする。
全くのランダムというのは考えにくい。
鬼塚が見たことがない理由があの対応ゆえだとしたらやはり『言ってはいけない言葉』があるのだろう。

「僕の方もそんな感じの認識で」

「やっぱり何かしらの言葉に反応してるとは思うんやけど」

「心当たりとかってあります?」

548 『せんせいのかくしごと』 :2019/03/24(日) 21:36:22
>>547(鈴元)

「う〜ん、そこなんですよね。
 肝心のキーワード的なものが分からない。
 それがあるとしたら『一つ』じゃあないのは確かでしょうけど」

 『拓馬』はそう答える。確かに『一つ』であれば、
  数多い事例の中、絞り込む事が出来ただろう。

「……まあそもそも謎のパワーなんで、そういうの全部無視して
 まったく未知の何かで動いているのかもしれないですけどね」

『スタンド』の存在を知らない一般人にとっては、
これ以上の『考察』は果てがなく、難しいかもしれない。
(もちろん彼がスタンド使いではないという保証はないが)

 ………

『拓馬』はチラと廊下を見やる。
彼も仕事中だろうから、そろそろ戻るべきなのかもしれない。

549 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/03/25(月) 23:58:27
>>548

(まぁ、そうやんねぇ……)

事というのはそう単純ではない。
方向性のようなものを絞り込んだ方がいいかもしれない。

「拓馬さん、最後に聞かせて欲しいんやけど」

「『笑顔のディッシュ』って言葉に聞き覚えあらへんかな?」

「そのままじゃなくて、似たような言葉とかでもエエんやけど」

550 『せんせいのかくしごと』 :2019/03/26(火) 20:52:24
>>549(鈴元)
「『笑顔のディッシュ』―――
 ああ、確か、『鬼塚』さんがなんか言っていたな。
 専門的な話だったんで半分きいていなかったけど」

『拓馬』はそう答える。出てきたのはまた『鬼塚』の名前だった。

「なんか仲間が居るんですよ。『怒ったナイフ』……? とか、
 『明るいスプーン』みたいな名前の。

 ……すみません、自分が知っているのはこんなもんですかね。
    じゃあ、このへんでそろそろ。『呪い』の調査、上手くいくといいですね」

『拓馬』はそのまま去ろうとしていた。

551 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/03/26(火) 21:32:15
>>550

「鬼塚さん?」

阿多からではないのか。
それは阿多に悪いことをした。
言ったことは事実で間違いなかったのだろう。
気になるのは何故それを描いていたのかだが、そこはいま重要ではない。

「ま、待って……! それって有名なもんなんですか?」

専門的な話と言っていたが世間的に浸透しているのだろうか。

「鬼塚さんだけがそれを知ってるとか?」

552 『せんせいのかくしごと』 :2019/03/26(火) 22:07:06
>>551(鈴元)

「有名ってほどじゃあないみたいですよ?
でも『番組』でやってるらしいから知っているのは
『鬼塚』さんだけじゃないでしょうね」

『拓馬』はそう答える。

「『鬼塚』さんはそーゆーの好きみたいですね。
 アニメとか漫画みたいなの。
 自分も子供の頃は見てましたけど今はねェ……ちょっと」

 『拓馬』は軽く苦笑いする。

「詳しく知りたいならそれこそ『鬼塚』さんに訊いてみるのがいいんじゃないですかね」

553 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/03/27(水) 17:59:50
>>552

「分かりました。ありがとうございます、拓馬さん」

頭を下げて礼を言う。
スマホで確認してみよう。
ついでに『ギャザリング』で鬼塚を探す。

「……」

何か、進んでいるような気はする。

554 『せんせいのかくしごと』 :2019/03/27(水) 23:31:40
>>553(鈴元)

『スマホ』を取り出し、検索窓を開ける。電波はバッチリ。
得た情報を総合し、『検索ワード』を入れるといいだろう。

それはそれとして『ザ・ギャザリング』は『鬼塚』を探す。

 ………

いや、探すまでもなかった。
『男子トイレ』の隣、『女子トイレ』から『鬼塚』が出てきたのだ。

「え………あ、どうも………」

なんとなく気まずいのか『鬼塚』がペコリと礼をし、下を向いて立ち去ろうとする。

555 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/03/28(木) 23:36:34
>>554

「どうもぉ」

優しく笑って会釈する。
スマホを後ろ手で隠し、ギャザリングに操作させる。
触れられるならタッチパネルを操作出来るのではなかろうか。

「それで、どないでした? 患者さんは……」

一旦業務の話をしよう。
『笑顔のディッシュ』はそれからだ。

556 『せんせいのかくしごと』 :2019/03/31(日) 22:36:09
>>555(鈴元)

「ああ、あれから『武藤』さんがうまく話してくれて……
 『レストルーム』のベッドで休んでくれています。
 時間が経てばあの『呪い』も消えるはずですし……
 大事にはならないかと」

『鬼塚』が言う。ここで出てくる『武藤さん』は女性の、
つまり先程の『拓馬』の姉の方だろう。

「えー……『鈴元』さん、院長との話は終わったんですか?
 また、私が『患者さん』の相手をした方がいいんですかね?」

逆に『鈴元』の方から問いかけてくる。

557 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/01(月) 22:56:54
>>556

「そうなんですねぇ」

武藤が対応したなら安心だ。

「院長先生とのお話は終わったんやけど、他にも疑問があって」

「……『笑顔のディッシュ』について聞きたいんやけど」

558 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/03(水) 07:00:18
>>557(鈴元)

「そうなんですよー」

『鈴元』の反応をオウム返しする『鬼塚』。
その様子は朗らかだ。
                  ………『その時』までは。

 ゴゴゴ
        ゴゴ

    ゴゴ

                         ゴゴ
             ゴゴゴ

『笑顔のディッシュ』という言葉を『鈴元』が発した途端、
『鬼塚』の様子が一変する。
何か、ただならぬオーラを放っているような気がする。

『鬼塚』の方を見る。その表情は時が止まってしまったかのように読めない。

「『笑顔のディッシュ』……? そう言いましたか………?

                               それって」


   ―――そして。

「それってローカルTV制作ながら口コミでプチバズりをめくるめく繰り返し
 今まさにクライマックス編を迎えようとしている『満腹戦隊タベルンジャー』、
 そのムードメーカーにしてノリボケ担当、黄色を司る『笑顔のディッシュ』!
 (タベルンディッシュ)。彼の事ですか?いや彼の事ですよねそりゃあね、
 他にそんな特徴的な名前のキャラなんているはずもないですよね(笑)。
 ああでも私としてはリーダーの『憤怒のナイフ』(タベルンナイフ)推しかな
 彼っていつも義憤に駆られてるんですけど落ち着くためにリンゴの皮剥き
 するんですよね。その皮の長さで怒りの強さが分かるって演出がエモい
 んですけどこの前のナイフ妹回見た?って見てないないですよねハハ
 皮が床までいって蛇がトグロ巻くみたいになっちゃってタベルンカップ、
 ああもちろん『安楽のカップ』の事ですけど彼に心配されるんですよ、
 あのカップがですよ?そこが尊いというか、いや別に刃×杯推しじゃあ
 ないんですよ?基本は刃×匙、いや匙×刃だな。うん。で、ナイフが
 結局、妹助けるんですけど、そのシーンがまた、またね……(極泣)。
 でも妹、意外と怪しいんですよね。今更六人目はないと思うんですけど
 三月で終わりですしね。いやでもマジで三月で終わっちゃうんですよ。
 終わったら私はどうすればいいんです?ロスってレベルじゃないですよ
 デスですよキルですよ、あああ、なんだか辛くなってきたどうしよう……」

怒涛の詠唱が始まった。
適当なところで止めないと延々と続いていきそうだ。

559 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/03(水) 23:13:50
>>558

「……」

(お兄ちゃんみたいやなぁ)

ここにはいない兄の姿を思い浮かべる。
思い返しても仕方のないことだが。
鬼塚に喋らせ続けてもいいが、終わりが見えない。
多分、終わらない。
鬼塚という人間の対話能力というのはカウンセリングである程度認識している。

「あ、あぁ、その笑顔のディッシュなんやけど……」

「院長先生と話してる時にそんな事聞いて。『鬼塚さんが好きなキャラクター』って」

「センセにも笑顔のディッシュの話しはったんかな?」

「後、そのキャラクターの見た目ってこんな感じ?」

阿多の描いた絵の特徴を伝えよう。

560 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/04(木) 21:34:47
>>559(鈴元)

 !   !    !    !     !    !
   !    !    !    !     !    !

言葉のマシンガンの合間をくぐり、『鈴元』はなんとか自分の疑問を挟み込む。

「それは確かに『笑顔のディッシュ』ですね。
 あと、先生にも勿論話しましたよ。だって…………」

  と、ここで『鬼塚』の言葉が濁る。

「………い、いやなんでもないです。

 ……それよりアレですね、アレ。ディッシュ回の話します?
    『さらわれた』と『皿割れた』がダブルミーニングになっていた回。
    アレはガチでヤバい!て思っちゃいましたよね。途中で離脱とか
    アリなの!?って………」

何か不自然に話題を捻じ曲げた様子がありありと見てとれた。

561 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/05(金) 01:04:06
>>560

不自然。
どう突いたものか。
あまり優しくばかりしていても駄目だろうか。

「何でもあらへんことないよ」

「だって、何?」

「ディッシュ回も匙×刃もあんたさんの思うエモい(?)もオモロいも全部聞く境に、隠さんと僕に教えて欲しいんよ?」

562 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/06(土) 23:03:30
>>561(鈴元)

「………いや! なんでも、なんでもないですよ!
 あ………そうだ、私は仕事中なんです!
       そうなんですよ!」

 『鬼塚』が何か『隠し事』をしているのは明白だろう。
 それも『阿多』に関する事のようだ………

「そろそろ失礼しなくてはいけないんですよ!
 先生は私と違うタイプだから………
 裏切るわけにはいかないんですよ! 残念ながら!」

『鬼塚』は半ば強引にその場から去ろうとしている。
『隠す理由』、それを指摘してやれば観念するかもしれないが………

563 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/07(日) 00:58:13
>>562

「……僕も仕事中やで」

何故隠す。

「それは、阿多センセが絵を描いてまうぐらい笑顔のディッシュのフアンやからですか?」

「それとも鬼塚さんと違うタイプのお人さんやからですか?」

確実に一歩進める好機が目の前にある。

「それとも、これが呪いの問題に関わっとるからですか?」

「鬼塚さん。それを聞くまでは僕はなにがなんでもこだわらせてもらいます」

564 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/07(日) 23:59:33
>>563(鈴元)

 「え………あ………あ―――」

去ろうとしていた『鬼塚』に『鈴元』は言葉を浴びせる。

「絵を………そっか、『先生』の絵を見てしまいましたか。

        ………仕方ないですね。秘密ですよ?」


そして、『鈴元』はついに観念したようだ。
 深いため息をついた後、


  「『阿多先生』は――
                  『隠れオタ』なんですよ」


  信託を告げるようにそう言った。

「私がこのクリニックに来たそもそものきっかけは、
 『先生』がイベントでマンセ(※GM注:満腹戦隊の略)のグッズを
 買い占めているのを見かけたからなんです。
 その姿に見惚れた数日後、偶然、『先生』のクリニックの求人を見て、
 矢も楯もたまらず応募しました。
 そして無事、勤める事が出来たんですけど………。

  でも、『先生』は私がいくら『満腹戦隊』の話を振っても食いついて来ませんでした。
  ピンと来ました。『先生』は『迫害』を避けているのだと………。
  この趣味は色々悪く言う人がいますからね―――
  それを責める気には、なりません。私だって色々ありましたから。

   けれど、私は知っています。油断した時のスマホの着信音が『ゆけ!タベルンジャー』だったり、
   たまに満腹戦隊、特に『笑顔のディッシュ』の絵を練習している事を………。
   先生は手術も上手いし、とても器用なんですよね、だから絵を描くのも上手い」

『鬼塚』は至って真面目な口調で、ウソを言っているようには見えない。
やたらと『阿多』の事を『趣味がいい』と言っていたのはこれが原因だったか。

「………ってわけです。
 たぶん、鈴元さんは『呪い』絡みの『隠し事』だと思ったんでしょうけど、
 全然関係ない話なんですよ!

  話をきかないと納得しないでしょうから話しましたけど………

         ………みんなには、内緒ですよ?」

565 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/08(月) 12:46:04
>>564

「……さいですか」

「言わんよ。誰にも」

言ってどうなるというのだろうか。
それを言うことで解決するのなら心を鬼にするがそうでない限りは掘り起こしはしない。

「……」

あてが外れた感じがする。
また情報を探すところから始めよう。

566 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/09(火) 23:13:17
>>565(鈴元)

「ならよかった。
 じゃあ私はこれで―――

 あ………マンセの話ならいつでもたっぷりしてあげますので」

『鬼塚』は『鈴元』が沈黙したのを機にペコリと礼をして去っていった。

 ………

何か意味ありげな『笑顔のディッシュ』はただのローカルな戦隊モノの
登場人物の一人で『院長』はそれについて知られたくないから隠していた。
『鬼塚』の見解では彼女が『隠れオタ』だったから………

普通に考えれば、『呪い』とは程遠い情報だ。
無用な情報に振り回され、無駄な時間を過ごしてしまった。
そういう事なのだろうか―――

                     ………

「………あ、居た。鈴元君」

 入れ変わり立ち変わり………
  トイレという場所柄だろうか、次にやってきたのは『門倉』だ。

「いったい何だったんだい? 『笑顔のディッシュを!』って」

 『ザ・ギャザリング』の叫びを『門倉』は聴いていたらしい。

567 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/11(木) 01:24:45
>>566

「どないしよかな……」

「あ、門倉さん」

ぺこりと会釈をした。

「あぁ、いや、笑顔のディッシュって戦隊モンがあるらしくて」

「それが関係あるみたいやったから、それを伝えたんやけどぉ……」

効果があるかどうかは分からない。

「鬼塚さんが好きみたいで、院長先生は……ええっと」

言わないと約束した。
何か言い変えられないか。

「院長先生も興味あるみたいやわ」

568 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/12(金) 00:10:41
>>567(鈴元)

「『戦隊モノ』………?」

 『門倉』が怪訝そうな顔をする。

「そういうのって小さな『子供』が見るものじゃあないのか?

  『鬼塚さん』が好き………?
     『院長先生』も興味がある………?

                その話、本当かい?」

 『理解できない』といった顔で『門倉』は首を振った。

 つまりはこういう反応がイヤで、『阿多』は、『笑顔のディッシュ』に造詣が深い事を隠している。

            ………そういう事なのだろうか?

 ………

「とにかく、それが『呪い』と関係がありそう、という事なんだね?」

569 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/12(金) 00:28:27
>>568

「うん、多分……」

本当にそうなのだろうか。
たしかにこの反応が嫌なのもあるだろうが、それだけか?
何か、どこかで繋がっていないのだろうか。
スタンドが精神の現れなら、その精神に関わるそれが関係していてもおかしくはない。

「……」

そう言えばスマホを起動させていたはずだ。
笑顔のディッシュを改めて調べておこう。

570 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/12(金) 20:00:52
>>569(鈴元)

鈴元はスマホで『笑顔のディッシュ』を検索し、一番上のサイトを開く。
どうやら『満腹戦隊タベルンジャー』の紹介文のようだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

○満腹戦隊タベルンジャー○

ローカルケーブルテレビ『ホシフル』にて○○年〜××年(去年から今年)の間、放送されている『戦隊モノ』。
制作者が『自らの顔をあげてまで飢えを癒す超有名ヒーロー』に感銘を受け、
『お腹一杯食わせるヒーロー』をテーマに掲げ、作られた。
登場するのは『憤怒のナイフ』(タベルンナイフ:赤)・『冷静のフォーク』(タベルンフォーク:黒)
『哀愁のスプーン』(タベルンスプーン:青)・『笑顔のディッシュ』(タベルンディッシュ:緑)
『安楽のカップ』(タベルンカップ:黄)の五人。
低予算でのチープなつくりだが、イケメンの俳優陣を揃えた為か
メインターゲットである『少年層』だけでなく、その『母親層』からもそれなりの支持を受けている。

〜あらすじ〜

飽食の時代と呼ばれる現代日本―――
毎日、大量廃棄される食糧たち―――

『そんなに捨てるのならば、俺たちなど要らないよなあ』

雑に扱われた食べ物たちの『恨み』が集い産まれたのが『飢餓人(キガジン)』達だ。
食べ物を模したデザインの彼らが、あれやこれやの手で人間たちを飢えさせようと画策して来る。

その事態を見るに見かね、大事に使われていた『食器』たちの思いが一つとなり、
五人のヒーローを生んだ。それが『満腹戦隊タベルンジャー』である。
果たしてタベルンジャーとキガジン達の戦いの行方は………

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 「ふぅん……」

 いつのまにか『門倉』も『鈴元』のスマホを覗き込んでいた。

   「あ、やはりメインターゲットは『少年層』なんだな。そりゃあそうだろうね」

     変なところに興味を示し、うんうんと頷いている。
      自分の感覚が正しいと確信できた、というところか。

571 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/12(金) 20:04:14
>>570
(誤)
>登場するのは『憤怒のナイフ』(タベルンナイフ:赤)・『冷静のフォーク』(タベルンフォーク:黒)
>『哀愁のスプーン』(タベルンスプーン:青)・『笑顔のディッシュ』(タベルンディッシュ:緑)
>『安楽のカップ』(タベルンカップ:黄)の五人。

                    ↓

(正)
>登場するのは『憤怒のナイフ』(タベルンナイフ:赤)・『冷静のフォーク』(タベルンフォーク:黒)
『哀愁のスプーン』(タベルンスプーン:青)・『笑顔のディッシュ』(タベルンディッシュ:【黄】)
『安楽のカップ』(タベルンカップ:【緑】)の五人。

572 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/12(金) 23:21:13
>>570

「まぁ母親層……女性からも人気はあるみたいやし」

若干フォローのようなことを言っている自分がいる。
何となく、悪い印象を与えたままにしておくのが申し訳ない気がしている。
でも多分鬼塚が好きなのは関係性も含めた作品の内容であって、イケメンだからというわけでもないのだろうけど。

「そう言えば、看護師の人と話してんけど、言ったら呪いが発動する言葉があるんじゃないかーって考えてはるみたいで」

「僕もそうかなぁって思うんですけど、どないやろうか?」

この場合のどう、というのは正しいと思うか否かという部分と、この番組もどこかに噛んでいると思うかという部分がある。

「福笑いっていう発想からは離れるけど」

「例えば、作品の内容になんか絡んでるとか」

573 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/13(土) 02:11:09
>>572(鈴元)

「『母親層』か―――そういうものなのかね」

『門倉』は納得したようなしていないような、ビミョーな表情を見せる。

 ………

「『呪いが発動する言葉』か………うん、その可能性は大いにあるんじゃあないかな。
 被害者に共通点は見つかっていないし、長く喋る事でたまたまそのワードを踏んでしまった。
 という事なら『無差別』に『呪い』が出ている現状に説明がつく。

 そして………作品というのは『コレ』か。

   ………

     ………そもそも『コレ』が絡んでいるという根拠がよく分からないんだが」

 ここで『門倉』は声をひそめる。

「『鈴元君』としては、コレが好きな『鬼塚さん』、
  あるいは『院長』が、その………『犯人』だと思っているという事なのか?」

574 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/13(土) 22:24:09
>>573

「……やっぱり、繋がりとかなさそうやんね」

阿多が絵を書いていたのが思ったよりも引っかかったのだ。
ただそれだけの事だろう。
何かあるかと思うが、話しているうちに呪いとこの作品に繋がりはないと考えている。

「……今のところは」

「呪いが起きる前後に働き始めた鬼塚さんは、他の人よりは怪しいとは思ってる」

575 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/14(日) 15:21:22
>>574(鈴元)

「なるほど………なかなか難しいな」

『門倉』が腕組みして考え込む。

「前も言ったかもしれないが、謎を解き明かすには
『犯人』『犯人の目的』『呪いの詳細』『呪いのキーワード』あたりを
明らかにしていくのがいいんじゃあないかと思う」

『犯人』――――――『呪いの起きる前後に働き始めた』という理由で
             『鬼塚』は確かに怪しいのかもしれない。

『犯人の目的』―――ただ、その場合、『目的』はなんだろう。『鬼塚』は
             少なくとも表面上は『院長』を慕っているように見える。
             『呪い』が続き、ここが潰れてしまえば『院長』と
             『鬼塚』の関わりは絶たれてしまう。
             そもそも、『呪い』が続きここが潰れる事で
             『利する者』など今まで会った関係者の中にいるのだろうか―――

『呪いの詳細』―――『呪い』………『小さな手』が『顔のパーツ』を無作為に動かす。
             それは『福笑い』という児戯、『呪い』とはかけ離れた言葉が
             ピッタリ来るように思うが、仮に能力がそれをモチーフに
             しているとしてなんだというのか―――

『キーワード』―――『福笑い』がモチーフだとしても単純に『笑い』や逆に『怒り』などが
             関係しているわけではないようだ。
             もっと他の、関連した『何か』がキーワードか―――
             ………もちろん、これは『福笑い』が『正しい』としたらの話だが。

「『犯人候補』である『鬼塚さん』を更に問い質すか………
 地道に『キーワード』を探るために『呪い発現』のケースをもっと収集していくか………
 『調査』を進めるならこんなところかな?」

『門倉』が提案する。それに従ってもいいだろうし、
『鈴元』に何か『閃き』があれば、それに沿ってもいいだろう。

576 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/15(月) 23:47:28
>>575

「んー……」

指が髪の毛をいじる。
どうするか。
現状、ひらめきは無い。
だからまた地道にやるしかない。

「とりあえず、キーワード探しかなぁ」

577 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/16(火) 21:19:50
>>576(鈴元)
『鈴元』は『キーワード探し』について考える。
『キーワード』について調べるならば………

『カウンセリングルーム』にて新たな面接を行い、『呪い待ち』する。
あるいは『武藤』が持っているという『呪いの録音』を聞かせてもらう。
後は『阿多』に頼んだ以前『呪い』に遭ったという『診察室の患者』との
電話アポがとれているかを確認する。

このあたりだろうか。もちろん間接的に『キーワード』についての
心当たりを聴いて回るなどの挙動も考えられる。

 ………

「なるほど……ならば、俺はまた『セラピールーム』の方へ戻ろうか。
 二人目の面接も終わったが、まだ『当たり』がなくてね。
 少ししてから三人目が来るようだし、立ち会うのがいいかな」

『キーワード探し』という言葉を受け、『門倉』はそう提案する。
何か別の事をやって欲しいのなら頼んでおくといいのかもしれない。

578 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/17(水) 00:28:21
>>577

とりあえず武藤の録音を確認しに行こう。
情報は多い方がいい。
今までの分と照らし合わせられる。

「じゃあ、僕は武藤さんが持ってる録音を聞かせてもらおかな……」

「……門倉さんにはセラピールームをお願いして」

現状、鬼塚についてなどは憶測の域を出ない。
徒労になる可能性もあるので、同じ分野で呪いの謎を解きに行こう。

579 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/18(木) 06:47:37
>>578(鈴元)

「分かった。ではまた―――」

『門倉』はそう言うと、『セラピールーム』の方へ向かう。

 ………

『鈴元』は、『武藤』に会いに行く事にする。
『武藤』が居るのは『レストルーム』か『カウンセリングルーム』、
あるいは『スタッフルーム』あたりだろうか。
『鈴元』に対応できる時間の余裕があればいいのだが―――

580 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/18(木) 23:32:00
>>579

武藤はどこにいるだろうか。

「……んー」

レストルームかもしれない。
呪いを受けた患者の応対は彼女がしているはずだ。
あの落ち着いた態度なら混乱した相手が落ち着いてからの話し相手としては適切だろう。
レストルームに向かう。

581 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/19(金) 19:01:53
>>580(鈴元)

『武藤』の居場所に見当をつけ、『レストルーム』に向かう『鈴元』。

 ………

『レストルーム』のドアを開けると、予想通り、
そこには『武藤』が居る。パニックを起こした
患者たちはベッドで休んでいるようだ。

「あら、『鈴元さん』………調査は進んでいますか?」

よく見ると少し奥の方に『鬼塚』も居る。

582 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/20(土) 00:22:20
>>581

「どうもぉ」

「調査はまぁおかげさんで……」

「弟さんにもお世話になって」

武藤の方に近寄る。
録音の確認は人前でおおっぴらに出来ないだろう。

「録音の確認をさせてもらいたいんやけど……」

そんな風に耳打ちをしよう。

583 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/20(土) 00:59:22
>>582(鈴元)

「弟……? ああ、不肖の」

『武藤』は一瞬だけ眉を顰めた。

「そして、『録音』ですか。そうですね―――
 ここは『鬼塚さん』に任せれば大丈夫ですし、
 次の患者さんまでは少し間がありますし。

      『スタッフルーム』に行きましょうか」

そう言うと『武藤』は『鬼塚』に少しだけ言付けし、
『鈴元』を促すように部屋を出ていこうとする。

問題なければ彼女と共に『スタッフルーム』に向かえばいいだろうし、
その道中、『確認したい事』があれば訊いておけばいいだろう。

584 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/20(土) 01:18:44
>>583

「ふふ……」

笑ってみせるが内心、ひそめられた眉が気になる。
どこかで自分もそんな風に言われているような気がしている。
しかし、それは今は関係の無いことだ。

「スタッフルームやね」

武藤に一緒に向かおう。

「そういえば、レストルーム内で呪いが再発したりとかってあるんです?」

585 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/20(土) 01:38:44
>>584(鈴元)

二人は『スタッフルーム』へと向かう。

「『レストルーム』での『再発』は………確かなかったはずですね。
 大人しく休んでいる限りでは大丈夫という事なのかしら」

『武藤』はそう返答する。

 ………

そして、『スタッフルーム』に着く二人。
中には誰もおらず、気兼ねせず『録音』を確認できそうだ。

『武藤』はロッカーから『ボイスレコーダー』のようなものを取り出し、操作する。

「―――さて、準備はできました。再生して良いですか?」

586 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/20(土) 01:58:12
>>585

「やっぱり話したりせんのがエエんやろか?」

なにかキーワードが引き金になっているなら、だが。
カウンセリング中にキーワードをよく踏むのなら、ある程度傾向もありそうではある。

「えぇ、再生をお願いしますぅ」

587 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/20(土) 02:01:25
>>586(鈴元)

「では、早速―――」

『武藤』は『ボイスレコーダー』をインタビュアーのマイクのように『鈴元』に向けた。
聞こえやすいようにという配慮か。『録音』は確か、『二名分』という話だったか―――

「まずは、『上条沙織(かみじょう さおり)』さん。
 目的は目尻の皺取りだったかな。彼女の『愚痴』は夫の母についてでした。

                         では、再生しますね」

  ポ  チ


 <……義母は私の事を家政婦かなんかだと思っていたんでしょうね。
     最初の頃のように時折ガミガミ言うだけならまだ可愛げがあったんですけど………
     夫と共謀して私を貶めてくるのには本当に辟易しました。
     夫の姉なんかも巻き込んで私を追い詰めてくる事もあったり。
     離婚? そりゃあ勿論考えてはみましたけど………
     でも子供がいるから。子供には罪はないから。
     別れてしまうという事までは考えられませんでした。
     それでですね、ある日………

                 え……          ええ  ! ? >


                             ポ  チ

 「この『えええ』のタイミングで顔が崩れたのに気付いたんですね。
 その後はパニック音声が続いていますが………
 『呪いの条件』を知るという事でしたらここまでで良いでしょう」

  『武藤』は淡々と説明していく。

  顔が崩れるのに『痛み』などの感覚はないようだから
  気づくのに『タイムラグ』がある可能性は大いにある。
  とはいえ、これだけ事前に会話まで再生したのであれば
  もし『キーワード』があるのならば、おそらくはこの中にあるのだろう。

588 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/20(土) 02:03:17
>>586(鈴元)

「続いては『多摩川 糸子(たまがわ いとこ)』さん。
 この方は………頬を削る手術でしたか。
 『派遣社員』として働く理不尽を愚痴られていました。

  ポ チ

<いや―――そりゃあね………アタシだって
 『派遣』の道を選んだのはアタシ自身だってのは分かっているよ。
 でもさ、名前すら呼ばれない。ただ『ハケン』って頭ごなしに呼びつけられて………。
 『正社員』の奴ら以上の仕事してるってのに見下されっぱなしで過ごす事の屈辱!
 『ハケンの癖に』『ハケンが口出ししていい事じゃあない』
 『ハケン黙ってろ』『ハケンのせいじゃあないの?』
 ハケンハケンハケンハケンハケンハケン………アタシには人格があるんだ!
 『多摩川糸子』って名前があるんだ! うううう……

                       ……… ………ううううう………>

                            ポ チ

「この後泣きじゃくってしまって気づくと『顔』が崩れてしまったのでした。
 この方はなだめるのが大変でした―――」

『武藤』は淡々とした口調を変えず、

                      「―――以上です」


         『録音披露』を終えた。

589 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/21(日) 00:58:59
>>587-588

「……」

愚痴であることは共通点だ。
呪いがキーワードで起きるなら、両方に共通するものがもっとあると思うが。
……特定の言葉でなく、言葉の方向性だったりするのだろうか。
愚痴ってるというだけなら、門倉の応対した患者もそうだった気がする。
鬼塚と応対した患者は割とリラックスした感じでもあったし……

「……武藤さんからして、どう思います?」

「弟さんと話した時は、なんか呪いを起こす言葉があるんやないかーって、言ったりもしてたんやけど」

「武藤さんはなんか心当たりはあったりします?」

590 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/21(日) 07:46:37
>>589(鈴元)

「弟がそんな事を………不束な」

『武藤』はそう言うと少し考え込む。

「でもまあ、そうですね。私の役割として悩みなどを聴くケースが多いので
 必然的にそういうシチュエーションでの『呪い』が多いですけど、
 そうでない和やかな雑談でも『呪い』は出ていると聞きますし、
 場面や話題は様々といった印象はあります。
 だから、そういった雰囲気とは関係なく、何か、特定の言葉を
 言ってしまうと『呪い』が出るというのは、まああり得る事なのではないでしょうか。

 ただ、その言葉がまったく同一のものではないでしょうね。
 それならさすがに私たちの誰かが気づく―――
 あとは、その言葉をそのまま使っているケースは
 もしかしたら少ないのかもしれません。つまり、
 会話の流れの綾でたまたま、その言葉を言ってしまっている、とか。
 そうなると『分かりづらさ』は更に増しますからね」

『武藤』も、もう一つの『武藤』と似たような見解のようだ。

591 鈴元 涼『ザ・ギャザリング』 :2019/04/22(月) 21:18:40
>>590

「はぁなるほどぉ」

見解は一致している。
少なくとも現場にいる人間が肌感覚で感じていることは重要だ。
ただやはりと言うべきか、呪いの現象、そのシチュエーションの幅が広い。

「あるいは、特定の言葉っていうより発言の方向性とかその時の感情とかも見るべきなんかもしれへんですかね」

「……」

この言葉、ではなくこの方向性。
感情の発露。
いや、それも遠いか。

「……」

福笑い、その考え方で言えば笑って欲しい時とか。
どこか悲観的な発言をした時に、とか。
ただ板槻の時はそれほど悲観的でもなかった気がする。

「録音、聞かせてもろておおきに」

592 『せんせいのかくしごと』 :2019/04/23(火) 03:40:19
>>591(鈴元)
「発現の方向性――― 感情―――
 そういう可能性もあるかもしれないけれど

  ………そのあたりの一貫性となると私には分からないですね」

『武藤』が返す。彼女にはおそらく『呪い』時に出る『小さな手』が見えていない。
見えていればその推理に差があったのかどうか………

「いえいえ。お役に立てる事があれば最大限に協力しますね」

『武藤』は大きく礼をした。何事もなければ仕事へと戻っていくだろう。
その後、『鈴元』はどうするか考えなくてはならない。


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