したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その3

1『名無しは星を見ていたい』:2018/08/18(土) 19:51:06
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

923『黄昏のS』:2019/11/21(木) 22:29:04
(ALL)

『スフィンクス』――――ロダンは、
黙って二人のやり取りに耳を傾けていた。
そして、小林の言葉を聞いて頷いてみせる。

《『ヒント』を出す前に言っておこう。
 これらの『五つの言葉』が、
 『一つの何か』を指しているという訳ではない。
 あくまで『共通する法則』を見つけ出す事が、このゲームの狙いだ》

《そして、これは『言葉のパズル』だ。ゆえに『知識』は問わない。
 『漢字が正しく読めるか』というような最低限の知識は必要だが、
 専門的な知識は必要としないと考えていい》

《さて…………『言葉』には様々な側面がある。
 たとえば、『文字の形』や『意味』や『読み方』などだ》

《最初にクサカベが言ったように、
 これらの言葉は全て『漢字』で構成されている。
 そう、この問は『漢字』に注目してもらいたい。
 ただし、これを解くには少しばかり『ウィット』が必要になるだろう》
 
《『行間を読む』という言い回しがある。
 この場合は『行の間』ではなく『言葉の間』だが、
 近い部分はあるかもしれない》

《こうすれば――――幾らか分かりやすくなるのではないかな》

           ブ ワ ァ ッ

『ストーン・エイジ』の翼が『石板』を包み込む。
翼が離れると、『石板に刻まれた言葉』に変化が生じていた。



      『 仲 間 』

                      『 成 魚 』

             『 怪 物 』

    『 友 情 』

                 『 病 気 』



《……?漢字と漢字の間に『隙間』が出来たみたいですね。
 どういう意味なんでしょうか……》

小林の隣に座る千草が、不思議そうに首を傾げる。
その言葉通り、二つの漢字の間に『スペース』が空けられている。

《この『法則』が当てはまる言葉は他にもある。
 数多くあると言っても差し支えない。
 そう…………今さっき出た『一生』という言葉も含まれるようだ》

《――――『最初のヒント』は、この辺りまでにしておこう》

924小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/21(木) 22:59:06
>>923


      『 仲 間 』

                      『 成 魚 』

             『 怪 物 』

    『 友 情 』

                 『 病 気 』


「――!! そうか……っ 千草さん、有難う
解りましたっ 解りましたよ! 
 正解は 『目の前にあった』! 私の隣、いや私も
我々の事っ  そう言う事かっ!」

 千草さんの手を取り、我が意を得たりとばかりに告げる。

 つまり…… こう言う事。

 
      『 仲”人”  ”人”間 』

                   『 成”人” ”人”魚 』

             『 怪”人” ”人”物 』

    『 友”人 ”人”情 』

                 『 病””人” ”人”気 』


 『答えは私達 ”人””間の事!』

925『黄昏のS』:2019/11/21(木) 23:32:55
>>924(小林)

「――――えッ?」

千草が呆気に取られた表情を見せる。
不意に手を取られたため、驚いたようだ。
そして、小林は確信を持って自らの解答を告げる。

《そう――――答えは『人』。
 より詳しく言うと、
 『間に人を入れると二つの言葉に分かれる』という法則だ》

《『一生』の間に『人』を入れると『一人』と『人生』に分かれる。
 さっき言ったように、これも『法則の範疇』と言えるだろう》

《見事な解答だ。実に素晴らしい。
 ルールに従って『三点』を授与しよう》

小林の答えに、ロダンは満足気に喉を鳴らす。
『正解』だ。
『石板』の片隅に、得点が刻まれた。

                 [現在の総得点:3/20]

(ALL)

《では、『二問目』に移るとしよう》

    ブ ワ ァ ッ

             カリカリカリカリカリ
                      カリカリカリカリカリ…………

『ストーン・エイジ』の翼が大きく広がり、
石板に『次の問題』が刻まれていく。



     『 背負い投げ 』

                      『 迷路 』

             『 お化け 』

   『 ソファー 』

                 『 糸コンニャク 』



《さて――――考えてくれたまえ》

926日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/21(木) 23:53:06
>>924(小林)
>>925(GM)

《すご〜い。私ね、ヒント貰っても分かんなかったよ》
《やっぱタケルさん頭いい〜》

小さく拍手をする……精密に、音を立てずに。
やっぱりタケルさんの力……発想力はこの勝負に大事だ。

《2問目はまた、全然分かんないね》

《迷路》
《お化け》
《ソファー》
《背負い投げ》
《糸こんにゃく》

《ぱっと見だと……『文字数』で並べられる法則〜?》

そしてクイズの方向性は、先ほどと違いそうだ。
少なくとも『漢字を割る問題』はあれ一つだろう。

《さっきの理論でなら迷路屋敷、お化け屋敷》
《糸こんにゃく屋敷なんて無いよねえ〜。んふふ》

927小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/22(金) 09:38:49
>>925(GM)

     『 背負い投げ 』

                      『 迷路 』

             『 お化け 』

   『 ソファー 』

                 『 糸コンニャク 』

先程は、空間の隙間を見つめ続ける内に天啓とも思える程に脳内物質が
著しく前頭葉の筋の隙間を冷たい液体が流れ込むかのように答えが
見いだせていた。『ロダン』の出す問題は 必ず法則性がある。

(となれば……日下部さんの文字数が一文字ずつ増える法則。
一見すれば、階段状に広がりは見せられてる。だが”それだけ”か?)

>>926(日下部PC)

『分断させ漢字を入れる事は、まず無理ですね。……カタカナにして見ますか
メイロ・オバケ・ソファー・セオイナゲ・イトコンニャク
めいろ・おばけ・そふぁー・せおいなげ・いとこんにゃく

……ふむ? どれかア行のみを抜いても単語として通用すると言うわけでも
無さそうですが、諦めるには早い。もう少々考えて見ましょう』

日下部さんにも応援の言葉を掛けつつ、自身も思考を続ける。

928日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/22(金) 14:05:52
>>927(小林)
>GM

《あ! なるほどね〜。タケルさぁん私分かっちゃったよ》

不敵っぽい笑みを浮かべて、文字を指差す。

《メイ、ロ》
《オバ、ケ!》
《ソフ、……アー》

《それから》

《……せ》 《オイ、ナゲ》
《イトコ、ンニャクう〜》

カタカナにするというアイディアがそれを見出した。
背負い投げだけ若干違うけど……まあそれはいい。
知らないだけで「せおい」って言葉もあるかもしれない。

つまり。

《姪っ子に叔母さん、祖父、甥っ子、従兄弟》
《全部、なんていうの? 親類? の名前だよねえ》
《親族だっけ〜? どっちでもいいか》

《んふふ、どうどう〜? 私、いい線行ってると思うけど》

主観の入り交じらない、はっきりした答えを用意できた。

929小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/22(金) 18:42:47
>>928

パチパチ

瞬きを数回、日下部さんの言葉に反応しての瞼の開閉を反復。

『ははぁ……成る程』

姪 叔母 祖父 甥 従兄弟

背負い投げのみ、最初の頭文字が異なるのは簡単に
謎を解かせないようにする為だろう。おい、から始まる単語だと
全ての単語の最初に注目すると容易に解読されやすくなる。

反論はない。二問目は日下部さんの快挙だ。

「お見事です」 パチパチ

大きく反響しない程度に、自分も賛同と賛意の柏手を数回打ち
ロダンへと、こちらも回答に問題ない事を示し頷く。

930『黄昏のS』:2019/11/22(金) 19:47:34
>>928(日下部)
>>929(小林)

《ほう――――》

《やはり君は『レベル』が高いようだ。
 『カナに直す』というタケルのアイディアも優れている》

《『正解』だ。これらの言葉には、全て『親族』の名前が隠されている。
 タケルも気付いたようだが、
 『背負い投げ』だけ言葉の頭でないのは『意図的』だ。
 それに惑わされなかったのは素晴らしい》

《実に申し分のない解答だ。満点の『四点』を授与しよう》

                 [現在の総得点:7/20]

《お二人とも凄いです。
 こういうのを『チームプレイ』と言うのでしょうか?
 千草も見習いたいです》

千草が羨望の眼差しで日下部と小林を見つめた。
ロダンも感心した様子で軽く頷いている。
『15点以上』という日下部の見立て通りなら、
およそ半分くらいは獲得しただろうか。

(ALL)

《では、折り返しの『三問目』だ》

    ブ ワ ァ ッ

             カリカリカリカリカリ
                      カリカリカリカリカリ…………

再び『石板の言葉』が書き換えられていく。
まもなく、『三つ目の問題』が完成した。



     『 稲荷 』

                     『 顔 』

            『 姉妹 』

     『 水 』

                   『 軍鶏 』



《さて――――考えてくれたまえ》

931小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/22(金) 22:14:20
>>930(GM)

「『チームプレイ』と言うなら。最初の問題の提示の際
千草さんが『隙間』と述べてくれなくては閃きませんでしたよ。
十分、私の力になってくれてますよ」

千草さんに、自身の気持ちを明かしつつ。日下部さんにも
微笑を向けつつ、答える。

「――私も、少々挽回しませんとね。
答えは、こうです。
稲荷⇒”い”いなり 言い成り
顔⇒”か”かお   カカオ
姉妹⇒”し”しまい 獅子舞
水⇒ ”み”みず  蚯蚓
軍鶏⇒”し”しゃも シシャモ  

ですね? ロダンさん」

932日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/22(金) 22:18:21
>>929 >>931(小林)
>>930(GM)

《やった〜〜〜。最高点だあ。んふふっ》

      ニ コォ〜

《この調子でどんどんやっちゃおうねえ、タケルさん》
《得意分野がお互い違うみたいだし》

《千草クンに良いところを見せちゃお〜》

ヒント無しで解けたのは良い。
気分も良いし、最高得点を取れたからだ。
最高得点は誰が見ても間違いなく、凄い。

次の問題もそうありたい。
石版を見て、何気なく読み上げる。

《稲荷、姉妹、顔、えー、軍鶏。水》

《いなり、しまい、かお、しゃも、みず》

《いあい、いあい、あお、あお、いう》

《い、あ、お、う》

《そだねえ、『え』の音をどれも使ってないとか?》
《んんでも、タケルさんの答えの方が綺麗かも〜。私もそっちでいいよお》

答えになり得る気はするが、タケルさんの答えはもっときれいだ。
それなら、そっちの方がいい。問題としての『完成度』を信頼する。

933『黄昏のS』:2019/11/22(金) 23:08:20
>>931
>>932

《そう、タケルの答えが『正解』だ。
 これといって私から補足する事もない。『満点』だ》

《――――非常に素晴らしい》

                [現在の総得点:11/20]

《いえ、そんな……》

《でも、役に立てたなら嬉しいです》

    ニコリ

小林の言葉に、千草は笑顔を見せた。
二人に向ける視線には『尊敬』が篭っている。
そして、再びロダンの声が響いた。

(ALL)

《タケルとクサカベ――――君達の解答は素晴らしい。
 私も、それに相応しい問いを出さねば失礼に当たる》

《君達に敬意を表して、ここからは少し『ハードル』を上げよう。
 『次の問い』は、少々手強いものになるだろう》

《だが、君達なら解けるかもしれないな》

    ブ ワ ァ ッ

             カリカリカリカリカリ
                       カリカリカリカリカリ…………

『ストーン・エイジ』が動き、石板に新たな言葉が刻まれる。
『四問目』だ。



     『 天使 』

                     『 白黒 』

             『 鶴 』

     『 変身 』

                   『 狼煙 』



《さあ――――解いてくれたまえ》

934小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/22(金) 23:55:22
>>933(GM)

『尊敬』など 一番私の価値に見合わないものだと 私自身が良く理解してる。

私に力があれば”守れた筈”だ 私に先見あれば”失わなかった筈”だ

遠く 遠く もう遙か昔。私(小林 丈)が出来る前に事。

…………そう言えば、私は。そう言った取り零しを つい最近にも
身に覚えがあった気がする。

 いや、今はよそう。ロダンが私達を試している 挑んでいる。
今は彼の期待に応える事が大事だ。

『……天使、白黒、鶴、変身、狼煙』

当たり前だが、割り込める漢字、親族等の関連、語尾を続けざまに
発音する事でも名詞が確立するようには見えない。

(……白黒、これは確かモノクロームとも読む)

ロダンは『ハードルを上げる』と告げた。

『エンジェル・モノクローム・クレイン・トランスフォーム・ビーコン』

”えんじ” ”くろ” ”いん(※印色) ”む(色)” ”こん(紺)”

(……いや、流石に英語に読み換えすのは無理がある)

ただ、発想は良い筈だ。もう少し考えを進めてみよう

935小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/23(土) 01:19:53
>>934(追記)

……駄目だ、考えが纏まらない。

もう一度、今度は平仮名で考えてみよう。

てんし しろくろ つる へんしん のろし

 …………?

『……日下部さん、これは全部”一筆書き”なのでは?』

そう考えを振ってみる。

936日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/23(土) 12:40:30
>>933-935(GM・小林)

《や〜、敬意って示されたの初めてかも。うれしいねえ》

正答の喜びもつかの間、次の問題はまた『難問』だ。

《……なんだろ〜、全部の言葉の漢字に"日"の形のパーツがある?》
《んんでも、違うな。『天使の使』をそう考えるのは無理矢理すぎるか》

ロダンさんの自信も、身のないものじゃないのが分かる。

《……あっ、一筆書きかあ〜》 《そういう方向性ねえ》

    スイスイ

《……ほんとだ》

《タケルさぁん、頭柔らかいねえ!》
《物をいっぱい知ってると、堅くなりがちなのに》

指で文字を書いてみる。
なるほど一筆書きだ。

今までの問題とはまた毛色が違う答え・・・
だけど、ハードルを上げると言っていた。ありえる。
懸念があるとすれば……やっぱり、毛色の違いか。

1問目と3問目は言葉を足す問題だった。
足すべき言葉に『法則性』があった。
2問目は言葉を抜き出す問題だった。
これも、同じ『法則性』のある言葉を抜き出した。

《うーん、これが正解な気がしてきたよ》
《ヒント貰って、確認してみるのはアリだとは思うけど》

《でも、"偶然こうなる"とは思えないよねえ》
《一筆書きのひらがなってそんなに多くはないし〜》

ひらがなにすると一筆書き。法則性はある。偶発性も低い。
だけど、それなら『発音に"え"が含まれない』のも法則だ。
これがロダンさんが想定する正答なのかどうか、というのが懸念だ。

《目に見えて分かる、立派な共通点だよお》

懸念。形のない不安だ…………形のある答えより重く見るものじゃない。

937小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/23(土) 14:52:02
>>936

”一筆書き””
  文字通り、字を書く際に離さないようにする技術。

偶然で、これ等がなされてるとは考えにくい。もう一つヒントを
頂いて確実性を高める事も出来るが……。

『いえ、これを回答と致しましょう。
日下部さんは得点を高め、最大限の報酬が出来れば欲しい。
それならばリターンを賭け、ノーヒントで。
 正解である事を期待しましょう』

実際、これ以上の共通点や関連となるものが見た所無い。
わざわざ英語に直したり等、そこまで複雑にして答えを割り出すより
平仮名で、この一点の技術のみが共通すると言う紛れもない真実に
自然と身を任せるべきだろう。

『間違っている場合は、私の報酬が差っ引いて頂ければ済む話ですし』

『と、言うわけで。ロダンさん
”一筆書きの法則” これを正解として出します』

938『黄昏のS』:2019/11/23(土) 19:00:37
>>937(小林)
>>936(日下部)

《『平仮名にすると一筆書き』になる。
 そう、それが『正解』だ。君達には聊か簡単過ぎたようだな》

《ふむ、素晴らしい成績だ。『四点』を授与しよう》

                     [現在の総得点:15/20]

    パチパチパチ
             パチパチパチ

千草が静かに拍手を送った。
隣に座る『墓堀人』も同じように手を打ち合わせている。

《ここだけの話だが、『スティーヴン』はヒントが二つ必要だった》

ロダンがカウンターの向こう側に視線を向けた。
今は奥にいるらしく姿が見えないが、
『スティーヴン』とは主人の名前らしい。
しかし、ロダンと意思疎通が可能なのは『スタンド使いだけ』の筈だ。

(ALL)

《さて…………いよいよ『最終問題』だ。
 少々名残惜しいが、この『遊び』も終わりが近い。
 私も、締め括りに釣り合う問いを披露するとしよう》

《用意はいいかな》

    ブ ワ ァ ッ

            カリカリカリカリカリ
                     カリカリカリカリカリ…………



     『 国 』

                    『 双葉 』

             『 花 』

     『 寺院 』

                   『 竹 』



《――――これらに共通する『法則』は何か?》

939日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/23(土) 20:08:22
>>937(小林)
>>938(GM)

《やった〜。タケルさん流石! かっこいい〜》

《私の目標点はこれで超えちゃったね》
《15点。ヒント一回ずつ使って全問正解と同じ》

《でも、ここまで来たらねえ》
《タケルさん、ここまで来たらだよねえ?》

次もヒント無し・・・それが理想だ。
スティーヴンに完勝したい。スティーヴン? 誰だ?
ここのスタッフのことだとは思うけど。

未知のスタンド使いっていうのは、案外いるものだ。

《国、寺院、花、双葉、竹》

《今回は一文字多いねえ、これが意味あるのかな……》

植物関係の言葉が多いのはおそらく関係ないだろう。
言葉そのものの意味は、今まで触れられていない。

《共通する法則……んん、ひらがななら……くに、じいん、はな、ふたば、たけ》
《カタカナはクニ、ジイン、ハナ、フタバ、タケ……表記を変えると分かりやすい問題が続いてた》

《双葉ってのがなんだろうねえ、他とちょっと違うのはこの言葉かな》

だからこそ今回は、というのもありえるけど・・・考えつつ、タケルさんに話を振る。

940小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/23(土) 20:35:28
>>938(GM)

拍手に対し、照れくさく軽く頭を掻いて呟く。

「いえ、滅相も。たまたま平仮名を描いたら閃いただけですから」

スティーヴンさん? の事については全く把握してない。目の端で奥の
店主が居るだろう場所を一瞥するものの、この最終問題に関して
私も神経を研ぎ済まなければいけない。

 キュルキュルキュルキュルキュルキュル……ッ

水槽を回転させる速さの如く、頭の中も回転させてみる。

>>939(日下部PC)

「日下部さん……もう一度、復唱して貰って良いです?」

 くに じいん はな ふたば たけ……上の序列から考えて

くに ふたば はな じいん たけ……と並び変えてみる。

『……んんー ”はなばたけ”と言う字が作れる。
 じいん くに で”虹”と”インク”と言う単語も。
だが、それだと”ふた”と言う字が余りますね。
蓋(ふた)と言う字は有りますが……これは法則性となるか?』

『もう少し探って見ましょう』

941日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/24(日) 00:35:46
>>940(小林)

≪くに、じいん、はな、ふたば、たけ≫

≪文字を並び替えて別の言葉?≫
≪にく、いんじ、なは、けた……ばたふ≫
≪ばたふは知らないなあ〜≫

≪はなばたけ、にじ、いんく、ふたの方がまだそれっぽいかもねえ≫
≪でも……『法則性』っていうには、今までの問題みたいに綺麗じゃない気がする≫

『1つの言葉になる』とか『どれも別の言葉になる』ならそれっぽい。
けど、そういう組み合わせは頭の中に浮かんでこない。

≪クニ、ハナ、ジイン、フタバ、タケ≫

カタカナを指で書く。

≪KUNI、HANA、JIIN、HUTABA、TAKE≫

英語っぽい発音で言ってみる。

≪漢字を分解するにしても『竹』と『花』がシンプルすぎるよねえ≫
≪竹は『ケケ』で、花は『キ』と『イヒ』……んん、カタカナに分解しても寺院とかは無理だ≫

とりあえず思いつくことはどんどん言ってみる。この問題は今まで以上に難しそうだ。

942小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/24(日) 23:41:55
>>941(日下部PC)

国 双葉 寺院 花 竹

くに ふたば じいん はな たけ

……まだ、取っ掛かりが見えない。ここは『今』に対し一旦目を閉じ
過去の流れに対し身を翻して思考を整えてみよう。

第一問は二つの漢字の中に一つの漢字を入れる事が可能な法則

第二問は親族の名前が隠されている法則

第三門は最初の語句を重複させても別の単語となる法則

第四問は全ての文字が一筆書きとなる法則

どれも全て『文字』に対するパズル。ならば字をばらばらにして
別の単語として完成出来る事も法則になるだろうか?

「どうも、しっくり来ませんね……一応、国籍マーク
寺院マーク、双葉マーク、花マーク、竹マークなんてのも
有りますが。それじゃあ最初に指摘されたように知識問題だ」

今まで覚えて来た知識はまっさらにして、これ等五つに対し
共通して当て嵌まる『法則』が 必ずある。

「……う〜〜〜ん  
日下部さん、一つ思い付いたものは、思いついたんですが……」

国⇒くにくに(意味:まがりくねるさま)
双葉⇒ふたふた(扇を動かしたり鳥が羽ばたいたりした
ときに立てる音や、そのさまを表す語)
寺院⇒陰々(薄暗く、寂しいさま)
花⇒はなばなしい
竹⇒たけだけしい

「……と、言うのはどうでしょう?」

943日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/25(月) 02:17:05
>>942

《んん……いんいん、とふたふた、かあ》
《あんまり使わない言い方だよねえ》

補足説明がある通り、『直感』を欠く気がした。
言ってしまえば言葉は変幻自在だ。
誰も使わない言葉もこの世界に『今』作り出せる。

・・・目を閉じて、すぐに開く。

《くに……にく、『憎々』しい》
《たけは……けた、『ケタケタ』笑う》
《ふたばは、ばた。『ばたばた』はよくある擬音だよね》
《じいんは『いじ』で『イジイジする』》

《……でも花は違うか、『那覇』はあるけどナハナハなんて知らないし〜》

タケルさんの答えから連想できたが、どうもこれも違いそうだ。
偶然としては一致率は高いけど、それこそ言葉は変幻自在だからとも言える。

《んんんん……突破口ってやつが見えないよタケルさん》
《悔しいけど〜……悔しさより『点数』だ。ヒントもらうのも考えた方がいいかも》

ここまできたらノーヒントが理想的だけど、意地を張って0点はよくない。
堂々巡りに陥る前に、ヒントを一つもらっても『目標』よりはずっと上の点数だ。

944小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/25(月) 18:38:50
>>943(日下部さん)

『そうですね、ヒントを仰ぎますか・・・』

一応最初の語句と、さんを付けると
苦惨・不参・持参・破産・多産となるが、当て付けが少々大きい。

一問目から四問目まで。全て美しい法則がロダンの問題には秘められていた

最後を無理くり共通項を自作するよりも、正直を美徳として
ヒントを一問貰い、正攻法に挑むべきだろう。


『――と、言う事で。すみませんがロダンさん
最後の問題のヒントを願います』

945『黄昏のS』:2019/11/25(月) 21:33:16
(ALL)

ここでヒントを得たとしても、『一点』を消費するだけだ。
手掛かりを掴む事を優先するのは正しい判断と言えるだろう。
二人のやり取りを悠然と眺めていたロダンは、
求めに応じて再び口を開いた。

《私が見る限り、君達は賢明な人間だ。
 タケルもクサカベも、このパズルの『コツ』は、
 かなり飲み込んでいる事と思う…………》

《ただし、『最終問題』は、これまでの四問とは趣が異なる。
 従って、解明には『違ったアプローチ』が必要になるだろう》

《この『謎』を解くためには、多少の『知識』を要する。
 しかし、決して『専門的知識』ではない。
 最初のヒントで述べた通り、
 あくまでも『最低限の知識』の範疇に含まれる》

《君達も、そしてタケルの隣に座っている君も、
 その『知識』を有している筈だ》

「えっ?そうでしょうか……?」

千草はキョトンとした顔をし、『墓堀人』も首を傾げている。
『分かっていない』という表情だ。
だが、ロダンは『千草にも分かる』と言う。

《――――ここまでにしておこう。
 聊か少ないかもしれないが、君達のレベルに合わせた結果だ》

946小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/25(月) 22:47:11
>>945

『違ったアプローチ』……か

「千草さんは中等部……つまり『中学生』でも既に知っている範囲の
『5個1組の概念』と合わせる、とかですかね」

となれば、幾らか挙げてみよう。

五行 - 道教で、木・火・土・金・水。

五色 - 上記の五行に相当する色で、青・赤・黄・白・黒。

五感 - 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。5種類の感覚。

五方 - 東・西・南・北・中。若しくは左・右・前・後・中。

五体 - 頭・首・胸・手・足。

「……と言う感じで、以上のものを国 双葉 寺院 花 竹に照らし合わせる」

となれば、一番有力なのは何だろうか……?

947日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/25(月) 23:40:04
>>945
>>946

《アプローチ……知識かあ》

《タケルさぁん、ふつうの中学生は多分ね、五行知らないと思うな〜》
《だって私も知らなかったもん。んふふ、五感はわかるけど》

《五感なら、花は鼻! で、国は……口? 寺院はじいーっと見るから目》
《でも双葉と竹が結びつかないし〜、それ以外も無理やりっぽいか》

タケルさんの方が知識はあると思う。
けど、そういうハイレベルの話ではなさそうだ。
一般常識……国、双葉、竹、寺院、花。

五つあるから五つの何かとは限らないけど……結び付けやすくはある。

《んん……そうじゃなきゃ地図記号、とかは違う》
《双葉、竹、花》
《国》 《寺院》

《それこそ最初の音読み訓読み……じゃないんだよねえ》
《寺院だけ違う》 《言葉自体には全然共通点がない》

五つの言葉だけで考えると、国、という大きすぎる言葉が共通をよく切る。
何かを接続しようとすると、言葉として用途の狭い竹と双葉が邪魔になる。

中学生でも知っている知識となると英語もか……だが双葉と寺院は『怪しいところ』だ。

948日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/25(月) 23:40:22
>>947(メール欄抜け)

949小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/26(火) 00:47:46
>>947

『双葉 寺院……この二つの単語は本当に、謎を解くにあたって
難解ですね。国 竹 花ならば、まだ何とかなりそうだが
この二つが読み解くにあたって険しい……』

一般常識……千草さんでも有する知識。そちらに視線を向ける

千草さん 『墓堀人(イッツ・ナウ・オア・ネヴァー)』

印象深い事は記憶から掘り起こしてみる。となれば、つい先程に
最初の問いに対し『隙間』を述べて、私が彼女の手を握って閃きを口に……


       …………”手”……っ

「――手」 ガタッ!

 千草さんに対し再度その片手を両手で包み込むようにして凝視する。
そして抑揚を付け述べてみる。

 「”待” ち ”人”(人さし指)
  ”花”   ”薬” (薬指)
  ”中”   ”国” (中指)
  ”双”   ”子” (小指)
  ”親”   ”竹” (親指)」

 「――日下部さんっ どうでしょうか!?」

950日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/26(火) 02:05:16
>>949

≪タケルさぁん、惜しいとは思うんだけど〜〜〜≫

≪寺院の寺は『待つ』とは違うよお≫
≪ロダンさんなら、そこをひねっては来ないと思うんだよね≫

≪花薬っていうのも私、あんまり知らないし≫

そうするなら『待合室』とでも出題すればいい。
背負い投げ、という『ズラし』はあったけど。

正解は分からない。
が、不正解をはじくことはできる。

≪でも……双葉とか竹とかの『使い方』は良い線いってる気がする≫
≪どっちも使えるような何かを用意するのがいいのかも……んん≫

≪竹……竹林、竹馬? うま……一般常識なら『干支』?≫

≪双葉、花、国、寺院……やっぱり寺院がとくに邪魔〜〜〜≫

≪寺院の線からだと繋がる言葉とかは思いつかないし、字に特徴もないんだよねえ≫
≪寺、に土、って字が入ってるから曜日か、星の名前……っていうのは強引すぎるし≫

951小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/26(火) 10:28:09
>>950(日下部PC)
(※すいません、ちょっと疲れてました)

(…………そうだ『寺』は『待』とは違う)

多分、また呆気にとられているだろう千草さんに謝罪を述べつつ手を離す。

(今までの情報……『スティーヴン氏はヒントが二つかかる』
『千草さんも把握している中学生レベルの基本的な知識を合わせる』
スティーヴン氏は、まず間違いなく海外出身)

日下部さんも行っていたローマ字変換をしてみるか?

hutaba
take
hana
kuni
jiin

「ここは寺院の”寺”部分はもう考えないほうが良いかも知れません。双葉も、もう一つの
ほうは無いものとして私は考えて見ます」

寺院 双葉、この二つの単語で考えると、竹 花 国と合わせようとすると
どうしても邪魔が入る。院 それと双 又は葉で
と、なると何が合わせられる?

952日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/27(水) 07:29:38
>>951(小林)

《そだね、今までの問題も言葉の"全部"に意味があったわけじゃないし〜》

《ノイズにしちゃうのもいいのかも》

言葉から一部の要素を抜き出す問題もあった。
今回も双葉は『双』を持ち出すための言葉かもしれない。
が、そうではないかもしれない……

よくない。考えが完全に堂々巡りしはじめている。

《んん〜〜〜、双葉さえなければね?》
《寺院は印字、国は肉、竹は桁、花は那覇……なのになあ》
《偶然にしてはよく揃ってると思うんだけど〜〜〜》

キャラメルマキアートを一口飲む。
ここまで考えても『出てこない』……しかも2人揃って。

たぶん何か、すごい見落としがあるんだろう。
だけどそれがなんなのかがわからない。

《双……は、双眼鏡、双子、双翼、双極、えーと、双六(すごろく)》
《子……双子、竹の子……他は違うね。六で数字……双六、三国志、これも違う〜》

《だめだ〜タケルさあん、私もうなにも思いつかないよ》
《ねえ〜、ちょっと負けた気はするけど……0点よりはいいし、ヒント追加しない?》

このままいくと無理筋の考えを続けるか……
そこから捻り出した無理のある共通点しか出せない。

答えになる知識は持っているはずなのに、引き出せない。
引き出すためのとっかかりがない……それを得るにはヒントが最適だ。
それでも……最初に決めたはっきりした目標、『15点』は超えられる。

953小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/27(水) 10:44:41
>>952(日下部PC)

「そうですね、少々惜しいですが……」

曜日の月 火 水 木 金 などでは当て嵌まらない。
基礎的な五つ一つの概念を語尾に色々接続してみたが未完成。

日下部さんは、幸いにも一定の目標には到達してるようだし
私自身、こうやって他の方とやりとりするだけで構わない。
極論、得点など0でも良いわけなのだから。

「ではロダンさん、改めて ですが。ヒントを……」

「それと、千草さん。申し訳ないです
二度も行き成り手を握って……」

ヒントの提示と謝罪を口にしつつ、返答を待つ。

954『黄昏のS』:2019/11/27(水) 20:25:58
>>952(日下部)

温かいキャラメルマキアートが喉を通る。
同時に、その甘味が心と体に染み渡っていく。
多少は『脳の疲れ』も取れたように感じた。

『二点』を消費し、『第二のヒント』を得る。
日下部の提案に対し、小林も同意した。
この『堂々巡り』を脱するためには必要な事かもしれない。
日下部も小林も、解明に必要な『知識』は持っている筈だ。
『第二のヒント』で、それを掴む事が出来るだろうか。

もっとも、既に『個人目標』は達成しているのだ。
少なくとも、その点における憂いはない。
しかし、これに『正解』すれば、より『上』を目指す事が出来る。

>>953(小林)

「いえ、そんな……。気にしないで下さい。
 少しビックリしただけですので……」

「何かのお役に立つのでしたら、いつでもどうぞ」

    ニコリ

小林を見上げ、千草は笑顔を見せた。
純粋で曇りのない表情だ。
しかし、隣には不気味な『墓堀人』のスタンドが座っている。
それら両者の対比が、どことなく『底知れなさ』を漂わせていた。
それが『何に由来するものか』は、まだ分からない。

(ALL)

『解答権』は『一人につき一度』だ。
このまま一か八かで答える事も出来なくはない。
しかし、確信がない状態で正解に至る見込みは薄いだろう。
『ヒント』は『二つ』残っていた。
『迷宮入り』の可能性も考慮すれば、
『アリアドネの糸』を使うのは賢明な選択と言える。

《これまでの四問を突破する上で、
 君達は様々な『解法』を編み出して見せた。
 それは非常に素晴らしい事だ。
 ただ、『複雑な方法』ばかりが『解法』とは限らない》

《『思考の選択肢』が増える事は、
 『単純な解法』を無意識に除外してしまう一因とも成り得る》

《つまり――――この『問い』は『そう複雑ではない』という事だよ》

《この『謎』を解くために幾らかの『知識』を要する事は、
 先程も話した通りだ。
 それについて、もう少し詳しく説明しよう…………》

《『五感』や『干支』や『地図記号』など、
 今までに様々な案が出されている。
 しかし、ここで必要な『知識』というのは、もっと『身近』なものだ。
 ほとんど『日常的』と言ってもいい》

《それは、一見よく覚えているように思える。
 ところが、いざ思い出そうとすると、意外に出てこない。
 慣れ過ぎている事によって、却って意識の外に置かれてしまう。
 『灯台下暗し』という言葉があるが、
 そういった類の『知識』と呼べるだろう》

《君達は『寺院』と『双葉』に手を焼いている。
 しかし、この中では『寺院』は分かりやすい方だ。
 『竹』などは少々分かりにくいかもしれない。
 『双葉』は『寺院』ほど分かりやすくはないが、
 『竹』よりは分かりやすいと言える》

《そして、この『法則』に当てはまる言葉は『五つだけ』ではない。
 他にも幾つか存在する。
 即ち、『五つで一組の概念』ではない…………》

《――――『二つ目のヒント』は、この辺りにしておこう。
 念の為に言うが、一人が解答した後も『相談』は可能だ》

「何だか頭が疲れてきました……」

    ズズ

「……千草には難しすぎるみたいです」

千草は目を白黒させながら、両手で持ったカップを傾ける。
『カフェオレ』を飲んでいるようだ。
ロダンは『スフィンクス』のスタンドと共に、また静観の構えに入った。

955小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/27(水) 22:59:10
>>954(GM)

「……えぇっと」

『墓堀人』に顔を向ける。そう言えば、彼? 彼女? は私が千草さんに対する
挙動について不服と思ってるのか、黙認しているのか。
謝罪するのも、こちらが何かふしだらな思惑があった事を肯定してるようだし
私の親友(ヤジ)にも、無闇やたらな謝罪は控えろと言われている。

「……その、応援をお願いします」

なので、傍らに控える墓堀人にも頭を下げて願う事に留めた。

《これまでの四問を突破する上で、
 君達は様々な『解法』を編み出して見せた。
 それは非常に素晴らしい事だ。
 ただ、『複雑な方法』ばかりが『解法』とは限らない》

《『思考の選択肢』が増える事は、
 『単純な解法』を無意識に除外してしまう一因とも成り得る》

《つまり――――この『問い』は『そう複雑ではない』という事だよ》

・・・・・・
複雑ではない

我々(日下部・三枝)や、外国の方(スティーヴン)でも十分回答出来るもの。

国・双葉・竹・花・寺院

『竹』などは少々分かりにくい

竹…………竹……たけ……

――たけ? そう言えば、私の下の読み方にも似てる。
『丈は中国や日本の伝統的な長さの単位』……

「嘘でしょう」

思わずと言う感じで呟く。確かに、『灯台下暗し』

国を『こく』と読み 1刻 2刻

花を『か』と読み 1価 2価

寺院は最初の語句『じ』で 1時 2時

竹は『たけ』で 一ぶ丈 2ぶ丈

双葉は『たば』で 1束 2束

『この五つ全て、別の”単価”
そう言う事ですか……?』

『日下部さん、共通と思われる法則。
一つ見つけましたよ』

956日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/28(木) 02:37:12
>>954(GM)
>>955(小林)

「いや〜、私にも難しすぎるよ。まいったまいった」

軽口を言いつつタケルさんの新しい答えを聞く。
なるほど、これなら『寺院』も『双葉』も解決だ。

・・・懸念もなくはない。

≪花のやつ、私聞いたことないなあ≫
≪一価……え〜と、理科か何かの単位?≫
≪それだけがちょ〜っとだけ不安だけど≫

花、という言葉は『難しい』と言っていなかった。
寺院は『時』でわかりやすい。
丈よりは束の方が分かりやすい。

花……一価、二価というカウントは果たして『一般知識』か?

≪でも、4つも『それっぽい』し≫
≪1つも『そうとも言えなくもない』≫

≪タケ〜ルさん、私それ、アリだと思うな〜≫

それでも、他に答えは思いつかない。
というよりこの答えを捨てるほど良い答えが浮かんでこない。

(……寺院は簡単、竹が分かりにくい? 寺院……Gん……)
(た…K? いやいや、双葉も国も違うじゃん。ここまで単純じゃないか〜)

(寺院がわかりやすい……しかも今まで以上に単純で、日常知識……???)

957小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/28(木) 07:36:21
>>956(日下部PC)

『1価は原子価の事、ですね。流石に、その価は難しいですし
1科目 2科目とかの”科”かも知れませんし』

『少なくとも、ロダンさんの説明に当てはめてみれば
寺院が、1時 2時の じ と成るとすれば、それらしい
一束や1ぶ丈などは中等部で学習しても可笑しくないでしょうし』

他にも幾つか存在する法則であり、我々にとって単価は慣れ親しんでいる。

『とにかく答えない事には、点数も只下がり。
つい少し前も言いましたが、なんでしたら報酬は一部渡しますしね。
私はこれを答えとして臨みたいと思います』

『”全ての言葉に、単価としての文字が隠れてる法則”
ロダンさん これが私の答えです』

958『黄昏のS』:2019/11/28(木) 20:21:38
>>957(小林)

《なるほど――――》

《君は知識があるだけでなく、優れた発想力の持ち主だ。
 『私も気付かなかった答え』を導き出したのだから。
 新しい何かを生み出す知性の鋭さは、実に素晴らしい》

《他には、所属を表す『一課』・『二課』なども考えられるだろう》

ロダンが小林を見やり、感心した様子で深く頷いた。
千草はロダンと小林を交互に見つめている。
『正解が出た』と考えたらしい。

《ただ…………『私の想定した解答』とは異なる。
 ゆえに、それは『正解』ではない》

小林の解答は、確かに大きな矛盾はないように見える。
しかし、ロダンの意図した答えとは食い違っていた。
つまり、『不正解』だ。

(ALL)

《残る『解答権』は『一度』のみ》

《クサカベ――――『君の分だけ』という事になる》

ロダンが日下部に向き直り、改めて告げた。
『解答権』は『一度』、『ヒント』も『一度』。
もし日下部が『不正解』になれば、『最終問題』は『無得点』に終わる。

《では…………『ゲーム』を続けよう。
 タケルの『解答権』は失われたが、先程も言った通り、
 クサカベが答えるまで『相談』は自由だ》

959日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/29(金) 03:23:21
>>957(小林)
>>958(GM)

≪あちゃ〜、だめだったねえ、タケルさあん≫
≪でも惜しかった〜≫

深い驚きはない。
これはタケルさんも想定していた。

≪あのね、報酬は分けてくれなくていいけど〜≫
≪私が正解分かるまで、考える力だけ分けてね≫

≪勝って手に入れたトロフィーは大きい方が良い≫
≪でもタケルさんだっておカネは必要でしょ?≫

不正解になっても相談は出来る。
やっぱり、彼の思考・発送を分けてもらわねば勝てない。

≪んんん〜……≫

≪寺院がわかりやすいほう……っていうのがなあ。
 それも、日常……でも意外に出てこないもの……≫

≪寺院……ジーンズ……タケルさんは心当たり、ある?≫

最後のヒントを使うのも視野に入れつつ、いったんタケルさんに振る。

960小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/29(金) 10:13:47
>>958
>>959

酷く落ち込む程のものではない。確かに、自信を以て導き出した回答が
外れていた事に対して良感情が湧き出すと言う事は普通無いだろうが
結果として単価が正解でないと言う、一つの解法を外す事は出来たのだから。

『単価は違う……となれば、言葉の中に他に隠されてるものは
一見少なそうですね。付け加えられる単語は、考えればありそうですが』

こうなると、共通の法則となる単語が隠されてる可能性は低い。
となれば、春夏秋冬などの関連ある言葉を加える事でも別の名詞となる
等といった共通性が見いだせそうなものだが。

(改めて、中高生で有する知識について掘り下げてみますか)

然し、選択肢がそれでも無数にある。自身も中等部なら
多少は心当たりを挙げられたのかも知れないが。

『漢数字やそれに関連する字を最初に付け加えると言うのは?
それですと”無双” ”小竹” ”一院” ”大国” ”一花”
と言う単語が作れますし』

他にも、色々あるかも知れませんが……と付け加え。

961日下部『アット・セブンティーン』:2019/11/29(金) 22:41:24
>>960(小林)
>GM

ロダンさんは頭がいい、頭がいいから無駄がない。
言葉全てがヒントになってると思っていいはずだ。
一見よく覚えているけど、いざ思い出すと出てこない。
その表現はまちがいなく大きなヒントになっている。

(タケルさんの言ってる数字……これは違う気がする)
(数字は思い出して出てこないってものじゃないから)

(数字)

数字。私の好きなもの。
私の好きな、数字……………………数字が書かれたもの。

(……数字? んんん、数字……ああ)

      スッ

「ああ〜〜〜〜〜〜〜〜っ」

おもむろに『財布』を出す。
そして、その中身を机の上に広げた。
私の財布にはお金がそんなに入ってない。
なぜかというと豪遊したから。

でも。

「タケルさぁん! 私、分かっちゃったよ〜」
「これ見てみて」

         ジャラララ…

「えーと、一円玉は別にいらないか」

回答になるものはちゃんと揃っていて、よかった。
五円玉。十円玉。五十円玉。五百円玉。
そして全ての硬貨に書かれた……『日本国』の文字。

「これ。五円玉の裏、ここに『双葉』でしょ〜〜〜」
「十円玉は平等院鳳凰堂……寺院だよね、これ」
「五十円玉はこれ、名前知らないけど、お花」
「百円にもあるけどね、違うお花だけど〜」

「で、ロダンさん……竹は『わかりにくい』けど、これだよねえ?」
「五百円玉のここ、竹の葉っぱ〜」「で、国は全部に書いてて」

            ニコォ…

「んふふ……この五つの共通点は〜、『日本円の硬貨に書かれてるもの』ってことだよねぇ?」

962『黄昏のS』:2019/11/29(金) 23:40:38
>>961(日下部)

《頭脳遊びか。んふふ……お金をチラつかせられちゃうと弱いよお、私》

《いつでも始めていいよ。『時は金なり』……んふふ》

≪でもタケルさんだっておカネは必要でしょ?≫

そう、『正解』は既に出ていた。
後は、『それ』に気付けるかどうか。
そして、日下部は『それ』に気付いた。
大きなヒントになったのは、小林の言葉だ。
『数字』――――それに関係するもの。

《フフ…………》

不意に、ロダンが笑った。
それは、何か意味ありげな笑いだった。
やがて、彼の視線は日下部に向けられた。

《私は『君なら分かるだろう』と思っていた。
 何故なら、今までのやり取りの中で、
 君は何度も『答え』を口にしていたからだ》

《クサカベの言う通りだ。
 それは『日常的』に触れるものでありながら、
 『価値』の方に気を取られてしまうせいで、
 表面の『文字』や『図柄』は意外に記憶に残らない。
 『日本の硬貨に刻まれているもの』――――
 それこそが、この『謎』の答え》
 
《――――『君の勝ち』だ》

             [現在の総得点:17/20]

「日下部さん、凄いです。
 知っているけど気付きにくい……。
 言われてみると、本当にそうですね……!」

「あの…………」

「『日下部先輩』とお呼びしてもいいでしょうか……?」

千草が、おずおずという調子で日下部に言った。
千草は、日下部に敬意の篭った眼差しを向けている。
どうやら、大いに『尊敬』されたようだ。

(ALL)

《これで『言葉のパズル』は終了だ。
 二人とも、私の『遊び』に付き合ってくれた事に感謝する。
 君達のように賢い者と出会えた事は、私にとって大きな喜びだ》

《では、当初の取り決めに従い、『報酬』を授与するとしよう。
 タケルとクサカベ――君達の総得点は『17点』。
 このルールにおける最高クラスの『点数』を獲得した》

《よって――――君達には、『これ』を渡したいと思う》

スフィンクスのスタンド――『ストーン・エイジ』が尻尾を持ち上げる。
その尻尾の先端が、小さな『何か』に巻き付いている。
それは、何処にでもある何の変哲もない二つの『小石』だった。

963小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/11/30(土) 19:56:21
>>962(GM)

『成程……脱帽です、日下部さん』 パチパチパチ

『Priceless』 『金』で買えない……この店そのものが
正解を暗示していた、そう称して過言でない。

私には思い浮かばず、彼女は見出した。過程より結果そのものが
重要だ。この場の華を飾るのは間違いなく日下部さん。

(千草さんも、友人に成り得る人。
人同士の縁が出来て良かった)

私はきっと、彼女の傍にも 誰の側にも長く居る事は恐らく出来ない。
異性であり 千草さんと異なり追い求めるものが空白な私よりも
執着心であれ何であれ、奥底からの熱量を何処かへと迸らせている
日下部さんのほうが、きっと千草さんの隣に居るほうが合うと思われる。



ロダンさんからスタンドを介して差し出されたもの。

『……? これは……』

『石』 と言われると、呼び起こされるものは何時か前に起きた
怪盗事件における『隕石由来のアクセサリー』だ。

(……いや、然し まさか)

軽く脳内で小首を振る。
アレはスタンドを目覚めさせるものだと言われた。そのような
貴重なものが幾つも星見町に転がってるとは余り思われない。

(然し、スタンドは惹きあうものだと謂われる……)

拒否する理由も無いのだ。素直に手を差し出し受け取る事にする

964日下部『アット・セブンティーン』:2019/12/01(日) 05:38:38
>>962(GM)
>>963(小林)

《やった〜。んふふ、まーね、私お金好きだから〜》

《言葉が好きなタケルさんの、役に立ててよかったよ》

このゲームそのものの適正はタケルさんの方が上だ。
ほとんどの問題は、タケルさん主導で解いてくれた。
最終問題も、彼との相談なしでは解けなかった。

《呼び方は、好きにしていいよ》
《私は千草くんって呼ぶからねえ》

《好きなだけ敬って、それでね、崇め奉ってえ〜》

        ニコ……

好意ってやつ自体はそれほどでもない。
けど、目に見えてわかる尊敬は、悪い気はしない。
すくなくとも、おべっかじゃない気はする。

そして・・・

《わお、これ何ロダンさぁん? 猫の通貨?》

    ジ…

《……まあ楽しかったよ、私も。たまには頭使わないとだねえ》

謎の……その辺にありそうな石を見つめ、手を伸ばす。
ほんとにただの石、かもしれない。まあ、猫だし。

とりあえず貰っておこう。まあ、その、形に残る思い出にはなる。

965『黄昏のS』:2019/12/01(日) 18:06:34
>>963(小林)

最終的に正解に辿り着いたのは日下部だが、
そこに導いた小林の助力も大きい。
それ以外の問題においても、小林は鋭い知性を発揮した。
総合的には、『二人で掴んだ勝利」と呼べるだろう。

《これは『石』だよ。
 謎掛けでも何でもなく、文字通りの意味でだ》

《もっとも、この場合は『鉱物』と表現した方が適切かもしれないが》

そして、『小石』を目にした小林の脳裏に、
かつて遭遇した『怪盗事件』の記憶が蘇る。
『スタンドを目覚めさせる隕石のアクセサリー』を狙う一味を、
同じ場に居合わせた二人の仲間と共に撃退した。
小林の考え通り、
『それ』は何処にでもあるような代物ではない筈だ。

    スッ

人知れず黙考した後――――小林は自らの手を差し出した。

>>964(日下部)

《そう、これは我々の世界で流通している『通貨』だ。
 安っぽく見えるかもしれないが、君達の使う貨幣に換算すると、
 ざっと『一万円』程の値打ちがある。
 いわば『一万円玉』とでも呼ぶべきかな》

至って真面目な口調で、ロダンは告げた。
その後で、次のように言葉を続ける。

《――『冗談』は、この程度にしておこう。
 『これ』は、我々にとって大きな価値のある物ではない。
 だが、『君達の世界』では相応に価値ある物と言えるだろう》

単なる『ジョーク』だったらしい。
冗談も言葉遊びの一種である事を考えると、
案外彼は冗談も好きなのかもしれない。
一方で、ロダンの言葉には意味ありげな響きがあった。

    スッ

そして――――日下部は自身の手を差し出す。

(ALL)

《――――『ストーン・エイジ』》

    ポイッ――――

『ストーン・エイジ』の尻尾がしなり、『二つの小石』が宙を舞った。
やはり、『ただの小石』にしか見えない。
『その時点』では。

           ブ ワ ァ ッ

『石造りの翼』が、『小石』を包み込むように受け止める。
一瞬後、翼が再び開かれた。
そこには、『二つの宝石』が輝いている。

《タケルには『ブルーフローライト』。和名は『蛍石』。
 『知性』を象徴するとされている石だ。
 持つ者にインスピレーションを与え、
 創造的かつ理路整然とした思考をもたらすと言われている》

          チカッ
                   チカッ

どこか儚げな印象も与える『淡い青色の宝石』が、
スフィンクスの『右翼』に載せられている。
小林の『リヴィング・イン・モーメント』にも、
少し似ていると言えるかもしれない。

《クサカベには『ゴールドルチルクォーツ』。和名は『針水晶』。
 持つ者に『金運』をもたらす石だ。
 特に、この『ゴールドルチル』は、その『最高峰』と呼ばれている》

           キラッ
                    キラッ

その名の通り、透き通った水晶の内部に、
『黄金色』に輝く『針状の結晶』が縦横に走っている。
その宝石が、スフィンクスの『左翼』に載せられている。

《私からの『ささやかな贈り物』だ。受け取ってくれたまえ》

《現在の相場で考えると…………
 どちらも『十万円』程の価値はあるだろう》

左右の翼に載せた二粒の宝石が、二人に差し出される。
これがロダンからの『報酬』のようだ。
その輝きは美しく、たとえ宝石の知識がなくとも、
紛れもない『本物』だと感じられた。

966小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/12/01(日) 22:30:34
>>965

『蛍石』 パワーストーンとして閃きを与える力があると言われている。

掌で、未だ翳りない日差しを受けて煌く蒼は瞳の中に映り込む。
 
「有難うございます」

長く見ていると、何処か忘却に追いやった出来事を思い出せそうになる。
何時か何処かで、私は長いような短い旅をした気がした。
その時も誰か複数の人達と共に歩みを進めて、この蒼と真逆な朱色の華を
体から撒き散らし死闘を演じたような……それは、夢現の幻想の一抹なのかも。

大切に胸元の懐へ仕舞う事にしよう。いつか、そう遠くない内に私は取り戻せるのか。
蛍石の蒼の輝きは、宙で硝子を回し浮遊する『リヴィング・イン・モーメント』にも
反射して同色の煌きを一部分染めていた。

(期待しても良いのだろうか)

(私のようなものでも、何時か追い求めたものが目の前に戻って来る事を……)

967日下部『アット・セブンティーン』:2019/12/01(日) 23:59:37
>>965(GM)
>>966(小林)

《ふうん、猫から何か買いたくなったら使えるかな〜》
《ってなぁんだ、冗談か》

   パシ

《本物の宝石だ。凄いね、良い能力だねえ》
《『ゴールドルチルクォーツ』》

     ジィィ

《きれ〜だ》

手に乗せた宝石を覗き込む。
宝石。目に見えるはっきりした『価値』のかたまりだ。

《意味とかはよくわかんないけど、高そ〜。十万!?》
《売っちゃおっかな〜、お金いるまでとっとこうかな〜》

《んふふ》

ビー玉くらいの大きさでも、その『かたち』は独特だ。
こういうのは良い。お札や硬貨よりもっとわかりやすい。

《楽しかったのがね〜、これで何倍も大きくなったよ》

《タケルさーん、ロダンさぁん、それに千草くんもありがとね》

968『黄昏のS』:2019/12/02(月) 01:44:17
>>966(小林)

小林の胸に秘められている『失われた何か』。
いつの日か、『それ』を取り戻す時が来るのだろうか。
歩み続けていれば、いつかは辿り着けるかもしれない。

    ――――チカッ

手の中の『蛍石』は何も語らない。
しかし、その『輝き』は真実としてある。
少なくとも、今日ここで巡り合った『黄昏の非日常』は、
小林の旅路を彩る小さな一歩に成り得た筈だ。

>>967(日下部)

          キラッ キラキラッ

日下部の手の中に、確かな『価値』がある。
抽象的な概念ではなく、明確な質量を持った『物質』として。
『ゲーム』の中で、日下部は『知性』という形で、
自らの『価値』をロダンに示した。
だからこそ、その報酬として得た『宝石』は、
日下部自身とも言えるかもしれない。
決して揺らぐ事のない『価値』が、今そこにあるのだ。

(ALL)

《私にとって、非常に『価値ある時間』だった。
 改めて感謝を述べさせてもらいたい》

《タケル、クサカベ――――ありがとう》

《私は常にいるとは限らないが、もし気が向いた時には、
 また足を運んでくれると幸いに思う》

《その時は――また新しい『謎』を用意しておこう》

「あの……お二人とも、とても凄かったです……。
 千草も、是非お二人を見習いたいと思いました」

    クルッ

《ロダンさん、次は千草に『挑戦』させて下さい》

二人に触発されたらしく、千草はロダンに向き直った。
ロダンは尻尾を揺らしながら、それに応じる。

《ほう、それは結構な事だ。
 しかし、日を改めた方が良くはないかな》

《――――見たまえ。もう大分日が傾いているようだ。
 今から考え始めると、夜になってしまうかもしれない》

ロダンが窓の外に視線を投げた。
彼の言葉通り、ぼちぼち『良い時間』になって来ている。
もし特に用がないと思えば、店から立ち去ってもいい頃合だろう。
もちろん、小林と日下部は客だ。
残っていたとしても、誰も咎めはしない。
どうするかは、二人の自由だ。

    スッ――――

いつの間にか、カウンターの向こう側に、
柔和な微笑を浮かべた主人――『スティーヴン』が立っていた。
ロダンが彼を見ると、スティーヴンもロダンの方に視線を向ける。
飼い主と飼い猫というような雰囲気とは違っていた。
どちらかというと、『対等の間柄』を思わせる空気が漂っている。
これも、一つの『謎』と言えるのかもしれない。

969小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/12/02(月) 19:07:27
>>968(GM)

『そうですね、ロダンさんの告げる通り。もう日暮れに差し掛かっている
夜更かしは私は平気ですが、千草さんは少々酷でしょう』

光陰矢の如し……か。驚く程に時間が経つのが早い
 まだ店内に残るのも構わないが、千草さん程の年齢の方を一人
学生寮に帰らせるのも忍びない。特に冬の夕暮れを一人っきりで
立ち去らせるのは親友が居合わせれば僅かに顔を顰めているだろう。

「送っていきますよ」

千草さんに声をかけつつ、マスター『スティーヴン』に顔を向ける。


「マスター『ロダンさん』随分長く居させて頂き有難う御座います。
また来る時は宜しく願います」

道のりは未だ険しく頂きは見えず。
されど、一歩は一歩 確かな前進はしている筈なのだ。今この瞬間は……

主人と、ロダンの関係性も気に掛かる。だが、それは今後来日してからの
楽しみにとっておいて良いだろう。

  ――キュルキュルキュル

ポケットに入れたリヴィング・イン・モーメントは回転を続けていく。

970日下部『アット・セブンティーン』:2019/12/02(月) 19:40:27
>>968(GM)
>>969(小林)

「あれ、もう夜じゃ〜ん。時間の過ぎ方って曖昧だよね」
「『時計』はハッキリしてるのにさあ」

     コト…

「もうそろそろ、帰らなきゃ」
「タケルさん、千草くん、私ね、寮の方じゃないからここでお別れだけど」

「また遊ぼうね、約束だよ〜」

空になっていたカップをソーサーに置いた。
外の空は誰の目にもはっきり、夜だ。

「ごちそうさま」

マスター……スティーヴンさんの方を向く。

「あのね、『キャラメルマキアート』が美味しかったから、また来るねえ」

それから、『ロダン』の方を向く。

《飲み物はおんなじ味でも、何回でも美味しいよ》
《でもね、謎解きは『新しい味』を期待してるから》

《だからまた遊ぼうね、約束だよ〜》

それだけ言って、店を出る。

971『黄昏のS』:2019/12/02(月) 21:30:42
>>969(小林)

「あっ、そうですね……。ありがとうございます、小林先輩」

「では、寮までご一緒しましょう」

    ニコリ

千草は笑顔で小林に告げる。
この場に小林の親友はいない。
しかし、今は隣に千草がいる。

「こちらこそ、ご来店に感謝しております」

「――――ありがとうございました」

《さようなら、タケル。またいつか》

          カランッ

千草と共に店を出る小林の耳に、
スティーヴンとロダンの声が届いた。
『リヴィング・イン・モーメント』は回り続ける。
小林が歩んでいく道筋を紡ぐかのように。

>>970(日下部)

「はい、日下部先輩。またお会いできる時を楽しみにしていますね」

    ペコリ

千草が日下部にお辞儀をする。
また会う事があれば、きっとまた敬意を持って接してくるだろう。

「それは何よりでした」

「是非、お待ちしております」

    ニコ……

日下部の言葉に、スティーヴンが穏やかに微笑んだ。

《さようなら、クサカベ。また会おう》

「――――ありがとうございました」

           カランッ

ロダンの『声』とスティーブンの声が日下部の耳に届く。
そして、日下部は店の外に出た。
来た時と違うのは、ほんの少しだけ『価値ある重さ』が増えた事だ。

(ALL)

そして二人は、それぞれの道を歩き出した。
『小さな非日常』は、黄昏の終わりと共に幕を下ろす――――。

(ふむ…………)

『Priceless』に残されたのは、ロダンとスティーヴンだけだった。
しばらくして、ロダンが小さく首を傾げる。

《――――どうかしましたか?》

《いや……何でもない》

スティーヴンの問い掛けに対し、ロダンはそのように返す。
しかし、少し気に掛かる事があったのは事実だった。

(チグサ――『少年』と見るべきか『少女』と見るべきか……)

(外見からは分かりにくいが、あの『匂い』からすると恐らくは……)

最後に『もう一つの謎』が残された――――のかもしれない。



小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』⇒『十万円』相当の『ブルーフローライト』獲得。

日下部『アット・セブンティーン』⇒『十万円』相当の『ゴールドルチルクォーツ』獲得。



                         『黄昏のS』⇒『終幕』

972『黄昏のS』:2019/12/02(月) 21:55:08

★氏名―ロダン
★スタンド―『ストーン・エイジ』
★能力―『鉱物』を操作するスフィンクス
★性別―オス ★種族―スフィンクス ★趣味―知恵比べ
★性格―成熟した男性を思わせる落ち着きがあり、
      『ウィット』を好む。
      通常の猫を超える高い知性を持ち、
      知恵比べに『至上の価値』を見出している。
★外見―毛も髭もない猫。
★備考―カフェ『Priceless』に間借りしている。
      主人のスティーヴンには『家賃』を払っているため、
      飼い猫ではない。
      自分の『声』が聞こえる人間を見つけては、
      報酬と引き換えに『謎掛け』を持ち掛けている。

【黄昏のスフィンクス】『ロダン』のスタンド。

人間の上半身・獅子の胴体・鷲の翼を併せ持つ、
石造りの『スフィンクス』のヴィジョン。

翼で触れた『鉱物』を別の『鉱物』に変化させる能力。
種類を変えるだけではなく、厚さや形を変えたり、
表面に言葉や模様を刻む事も出来る。

本体であるロダンは、この能力を、
『謎掛け』の出題や『報酬』を渡すために使っているようだ。
それ以外の主な用途は『家賃』の支払いである。

『ストーン・エイジ』Stone Age
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板