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【供】『心音サイフォン』

1『音仙』:2016/05/14(土) 23:18:56

人は誰しも……本音を隠して生きている。
押し殺された声は、深くへ、深くへ沈んでいく。

・・・・そんな心の水底は、醜くて、とても聴くに堪えないけれど。
ささやくような『才能』の『産声』が、埋もれているかもしれない。
そういう『きれいなもの』だけを抽出することが、私にはできる。

長々と失礼しました私が『音仙』こと『藤原しおん』です。
ここは……キミの『心の声』を『聴いて』あげるための場所です。
さあ、どうぞ。その『椅子』に、お掛けになって……ごゆっくり。

【供与の手順】
#1.行列を見ながらでは、私の心が乱れてしまいます。
    前の方の番が終わるまでは……外で待っていてください。
   (※志願は常に『一人ずつ』受け付けます。よくリロードしてください。)
#2.部屋に入ったら……私の前にある、この椅子に座って下さい。
    そしてどうか、リラックスして、心を開いて。
#3.思うままに、キミの中にある『心の声』を教えてください。  
    それをキーにして、キミの心の奥底を聴いてみましょう。
    【即物的な欲求、深い欲望、切望、悩み】……何でもどうぞ。
#4.ああ……『お名前』と『性別』『年代』は、キミの口から教えて下さいね。
    その方が、ノイズが減りますから……よろしくお願いしますね。
#5.その他、何か言いたいことがあれば言ってくれても構いません。
    もっとも、必ず応えられるとは限りませんけれど……聞くことは出来ます。
#6.ああ……もし私がキミの『特別な才能』を見つけられなくても、
    どうか責めないでください。私のことも。キミ自身のことも。 
#7.もし何も目覚めなかったとしたら? ええ、そうです。
    何事もなく……今まで通りの日常に戻っていいのです。
   (※生存はしますが、一般人PCとしての活動は原則許可しません。
     また、そのPCを用いて再度志願することも、原則許可しません。)

……話が長い? 重要なのは、#1と、#3〜5ですね。

―――――――――――そして、テンプレを用意します。
1.名前
2.性別
3.年代
4.心の声
(5.もしあれば、何か言いたいこと)
―――――――――――――――使わなくてもいいですけど。


・・・他にも気になることが?結構、ではもう少し続けましょうか。
(※質疑、成長などは>>2にて。)

2『音仙』:2016/05/14(土) 23:35:17

さて、続きですが……キミが再びここを訪れるときの事。
つまり、スタンドの『質疑』と『成長』についてお話します。
大丈夫、長い話は……これで終わると思います。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【再聴/質疑】
#1.特別な才能が目覚めた方には……その『能力の詳細』をお教えします。
#2.まずはそれに従って……キミ自身の解釈で、
   自由に活動してみるのがいいのではないでしょうか。
#3.もしキミの解釈が通用しない時が来たら、あるいは疑問に思われたなら。
   その時にこそ……ここを、再訪することになるでしょう。改めて聴き直すために。

【再聴/成長】
#1.キミが『大きなこと』を成し遂げたと思ったら、また来てください。そして、それを教えてください。
#2.もしかすると、キミの『才能』にも何か変化があるかもしれません……ないかもしれません。
    確かめるために……改めて、奥底を聴き直してみましょう。
#3.大きなことの基準はお任せしますが、変化は……基本的に、期待はしないでくださいね。
#4.もちろん……望んで死地に飛び込むことだけが、『大きなこと』ではありません。
    平穏な日常の延長であれ……キミにとって『心』からの人生の契機であれば、あるいは。
#5.それと、無償です。賄賂も、受け取りません。

※質疑について補足※
・スタンド供与時に『能力詳細』をお渡しします。
・基本的にはこの『能力詳細』を参考にしてPCを動かして下さい。
・詳細を逸脱、無視しない範囲ならば、細部の認識は『PLの解釈』に任せます。
・解釈は自由ですが、認識が食い違った場合は『判定者』のそれが優先されます。
 つまりセルフバトルなら『相手PL』が、GMがいるなら『GM』解釈が優先です。
・『質疑』は、主にこの認識の食い違いを正す事を目的とします。
・一度でも板上で稼働したPC以外の『質疑』は、原則受け付けません。誤記などは対応します。

※成長について補足※
・金銭は受け取りません。金銭による成長はありません。
・基準は供与者の『主観』です。目覚ましい説得力が必要です。
・おおむねですが、高危難の方がどちらかといえば成長が近いです。

♪質疑・成長は下記のスレで行います。
【他】『心音サイフォン・質疑・成長スレッド』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

これで、ひとまず……ね、話は終わりとしまして。
では……お互い待ち望んだ、『本題』に――――入ることにしましょう。

(※以後、志願と対応を行います。)

3名無しは星を見ていたい:2016/05/15(日) 00:35:58
1.山神毅(やまがみ たけし)
2.男
3.27歳
4.今の仕事は建設現場の土木作業員だが数年前まではプロボクサーをやってた。
  自分で言うのもナンだがデビュー以来負けなしの連勝で結構イイ線いってたのさ。
  だが、ある日の試合中に相手の繰り出した重い左ストレートを頭に食らっちまったんだ。
  そのショックで意識はブッ飛び、気付いた時にはレフェリーやらトレーナーが数人がかりで俺の体を押さえつけていて、足元には死にかけの対戦相手が転がってた。
  連中が言うには、頭に一撃を受けた瞬間、俺は『プッツン』したかのように猛烈な勢いで一方的に対戦相手を痛めつけ、もう少しで殺す所だったんだと。
  もちろん俺自身は、そんなこと覚えちゃいない。
  それ以来、俺は自分が恐ろしくなり、ボクシングをやめちまった。
  だが、あの一件以来、俺は厄介な病気にかかっちまったのさ。
  時々、無性に誰かを殴りたくなる時があるんだ。
  『相手をいたぶる暴力の味』ってヤツを体が覚えちまってるんだろうな。
  今のところは、週末の盛り場にでも出て行って適当な酔っ払いにケンカを売り、そいつを殴ることで済ませてるが……。
  いつか――近い内か遠い未来かは分からないが……いつか誰かを本当に殺しちまいそうで、それが『怖い』。

4『音仙』:2016/05/15(日) 03:03:57
>>1-2(テンプレに追記)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
※追記※
書き忘れ大変申し訳ございません。
性質上、このスレでは一人の人が続けて志願すると困ってしまいます。
ですので、以下のようなルールを設けます。

1.同一のPLによる二回連続の志願はお控えください。
  もし2週間ほど他のPLの志願が一切なければこの限りではありません。

2.同様の理由で、他の供与スレに志願中の志願もお控えください。

今後様子を見て、またルールを変えるかもしれません。
もしそうなったら大変すみませんが、よろしくお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――

5『音仙』:2016/05/16(月) 00:36:55
>>3(山神毅)

「……はい、聞きごたえのある心でした。ありがとう。
 『プロボクサー』……『努力』と『才能』の塊ですね。
 私ではどうあがいても『プロ』になど……尊敬します。
 この星見町にキミのような特別な人間は、何人もいない。
 今からでももう一度……『表舞台』に、戻ってみては……?
 シャバで喧嘩を続けるよりは……殺さずに済む率も高いかと。
 なにせほら、相手もプロですし……止める人も多いでしょう?
 決して無理強いはしませんけれど、そういう選択肢もあるのでは……」

         「……」

「……ええとつまり。怒らないでくださいね……
 私の言う『特別』な才能の声は、残念ながら。
 けれど……それだけが、特別ではないのですから、ね。」

            山神毅(やまがみ たけし)→日常へ戻る

6名無しは星を見ていたい:2016/05/16(月) 18:38:41
別のスレで志願していましたが取り消してキャラを再設定して志願です。

1.ハナブサイサミ

2.女

3.10代後半

4.
私、油を原料とした製品を作る自営業をやってるんですけどね。
石鹸や蝋燭をメインで造っております。
一人で回してるお店なので大きな工場ではないですけど。
その延長上で手作りのランタンなんかも…カラフルなガラスをはめ込んだ綺麗なやつです。
「人に優しく」をテーマにしてるもんで原材料は人肌に安心で馴染みやすい成分なんですよ。
近所の美容整形外科の裏にね、吸引した脂肪を溜め込んだパックが廃棄予定で転がってるのをちょっと---
って自己紹介が長すぎましたわ。

ええと本題ですよね私の。はい。

やり切らないといけない、性格なんです。
マラソンを走りきる。夕食を食べきる。商品を売り切る。やり切らないと気が狂いそうになるんです。
先日、その美容整形外科の裏でナースに見つかった時、口封じしなきゃって思ったらもう、殺し切るのを止められませんでした。
みんなと同じ喜怒哀楽のフツーの感情はあるんですよ。でもいつも通り凄い衝動で止められないんです。やり切りたいから。
素敵な個性でしょ。この性格好きなんです。みんな違ってみんな良い。
こんな性格でもこの世界で押し通せるような力を与えてくれませんか。

8『音仙』:2016/05/19(木) 19:50:59
>>6(ハナブサイサミ)

「はい、聴き終わりました……その、闇がお深いようで。
 キミ、本当にこの話、知られてよかったんでしょうか……?
 その……殺人は良くないですよね……ああ、バラしはしませんから。
 だから、どうか……私のことは口封じしないでくださいね……本当に、ね。」
 
「ええと……そう。拾ってしまいました。特別な才能の声、を。
 どうか上手く……そう、円滑に生きていってくださいね。
 ……ぎこぎこした不協和音を好ましく思わない者も、いますから。」

     「……話が長い?
      でも、ここからは――」

          「お聞き逃しの、ないように。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

機械的な外観の、人型のヴィジョンを有するスタンド。
生物、無生物を構成する『パーツ』に手で触れることで、
対象に『油を差し』、その動作を『円滑』にする能力。

対象としたパーツは『油』にコーティングされ、『滑りやすく』なってしまう。
が、パーツを動かすために必要なパワーが小さくなり、動きは円滑・快速になる。
この状態のことを――『円滑化』と呼ぶ。

この『円滑化』は、一度の接触で『10秒』間しか持続しない。
しかし、触れるたびに油が差し直され、時間が『残り10秒』までリセットされる。
また、常にそのパーツに触れ続けているならば、時間は減少しなくなる。

『円滑化』の持続時間が終わると、『油が切れた』ように動きが重くなる。
この状態は『円滑化』していた合計時間と同じだけ経過するか、再度油を差すまで続く。

『アンストッパブル・グルーヴ・マシン』The Unstoppable Groove Machine
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


               ハナブサイサミ → 己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

9『音仙』:2016/05/19(木) 19:52:23
触れた『パーツ』に油を差し、動きを『円滑化』する。
油に覆われて滑りやすくなった上で、動作が円滑・快速化する。

ただし油はすぐに切れてしまい、今度は逆に動きが重たくなる。
再度油を差すか、円滑化していた時間と同時間の経過で元に戻る。

『アンストッパブル・グルーヴ・マシン』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

【基本情報】
1.人型のヴィジョン。ダメージのフィードバック、視聴覚のリンクを有する。
2.『円滑化』は、このスタンドの手で対象となるパーツに接触することで発動出来る。
3.『円滑化』は一度の接触につき『30秒』持続。再度触れると『残り30秒』にリセット。
4.手でパーツに接触し続けている限りは、円滑化の残り時間は減らない。
5.時間経過により『円滑化』が切れた場合、円滑化していた時間と同じだけ『油が切れた』状態になる。
6.能力のみの任意解除は『不可能』。
7.油を差した効果は、本体とスタンドのダメージフィードバックで共有される。

【制限】
1.パーツとは、"一つの物体を構成する『部品』や『部位』"の事。石ころなど『部品』を有さない物は対象外。
2.能力の対象は生物、非生物を問わず、スタンドでも『部品』『部位』があるなら対象に取れる。
3.生物を対象にする場合、原則『頭部』『胴体』『四肢(左右の腕・脚)』が基本的なパーツとみなされ、
  より大きい区分(ex:『上半身』)はパーツとみなせない。より小さい区分(ex:『左手』)は可。
4.生物を対象にする場合は、衣服はそれを纏うパーツの一部とみなす。脱げば一部でなくなる。
5.無生物を対象にする場合は、後述のサイズ制限を満たしている『部品』『部位』でさえあれば自由。
6.このスタンド自身と本体のパーツにも油を差す事が可能。
7.対象に出来るパーツのサイズは『本体の小指』程度から全辺が『2.5m』の立方体に収まる範囲まで。
8.対象にするパーツを含有する物体全体のサイズは、『電車1両』程度まで。
9.一度に油を差しておけるパーツは『4つ』まで。射程距離は『150m』。

10『音仙』:2016/05/19(木) 19:52:57
【円滑化/作用1】
1.『油を差された』パーツは常に『スタンド油』に薄くコーティングされ、『滑りやすく』なる。
2.この油は『実体化したスタンド物質』であり一般人でも視認、干渉可能。可燃性で無味無臭。透明。
3.油は何かに接触したり、片手間に擦る程度では落ちない。また、浸透もしない。
4.油落としを使う、しっかりと擦るなどすれば、落ちる可能性はある。
5.『50%以上』の油が失われると、『円滑化』は解除され残りの油も消える。その場合は『油が切れた』状態にはならない。
6.油は接触を阻害しない。仮に接触で能力を発動するスタンドの手が油で覆われたとしても、能力は問題なく使用可能。

【円滑化/作用2】
1.油を差したパーツ、およびパーツに含まれる可動部の目に見える動作は、『新品』のようにスムーズかつ滑らかになる。
2.具体的には、そのパーツが『設計通りに動く』ために必要なパワーが、一段階小さくて済む。
  これは外的要因でパーツが『動かされる』場合も、パーツを含有する者自身の意思で『動かす』場合も同じ。
3.副次的に、動作の『スピード』が上昇する。『ランク(A〜E)』は元から変わらず、『同ランクのスピードには競り勝てる』程度になる。
4.あくまで『そのパーツに定められた、目に見える動き』にのみ、この項目1〜と3の効果が働く。
5.パーツから『発射』される物のスピードや、『脳細胞の動き』など『目に見えない』スピードは変わらない。
6.例:パワー『C』で開けられるマンホールの蓋(マンホール全体に対する『蓋部分』)を対象にした場合→『D』相当のパワーで開けられる。
7.例:パワーが『B』の『左腕』を対象にした場合→『C』相当の労力で可動部である『肩』や『肘』を動かせる。
8.必要以上の力で動かされたパーツが、『自壊』を起こす事はない。

【油が切れる】
1.円滑化の時間終了と同時に、油のコーティングが消失する。よって、滑りやすさがなくなる。
2.可動部の動作が『錆びついた』も同然になり、動かすのに苦労する。
3.具体的には、そのパーツが『設計通りに動く』ために本来必要なパワーでは、少し動かすのに苦労する程度になる。
4.副次的に、動作のスピードが下降する。『ランク(A〜E)』は変わらず、『同ランクのスピードには競り負ける』程度になる。
5.あくまで、『そのパーツに定められた、目に見える動き』にのみ、この項目1〜4の効果は働く。
6.パーツから『発射』される物のスピードや、『脳細胞の動き』など『目に見えない』スピードは変わらない。
7.例:開けるのにパワー『C』必要な『瓶の蓋』が対象になった場合、パワー『C』では強く力を入れないと開かなくなる。
8.生命体のパーツの『油が切れた』場合、そのパーツの動作のみに意識を集中するならばギリギリ本来の速度を出す事が可能。
9.再度『円滑化』する場合、この状態の影響は残らない。

11『音仙』:2016/05/19(木) 20:05:46
>>8(再訂正)

「あ……すみません、一点『編集』し間違えてますね、さきほど聴かせた内容……」

【誤った表記】
>この『円滑化』は、一度の接触で『10秒』間しか持続しない。
>しかし、触れるたびに油が差し直され、時間が『残り10秒』までリセットされる。

「これはどちらも……『30秒』が正しいです。
 すみません、どうにも……耳が詰まっていたようで。気をつけますね……」

【正しい表記】
この『円滑化』は永続せず、一度の接触で『30秒』間しか持続しない。
しかし、触れるたびに油が差し直され、時間が『残り30秒』までリセットされる。

「つまり、こういうことですね……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

機械的な外観の、人型のヴィジョンを有するスタンド。
生物、無生物を構成する『パーツ』に手で触れることで、
対象に『油を差し』、その動作を『円滑』にする能力。

対象としたパーツは『油』にコーティングされ、『滑りやすく』なってしまう。
が、パーツを動かすために必要なパワーが小さくなり、動きは円滑・快速になる。
この状態のことを――『円滑化』と呼ぶ。

この『円滑化』は永続せず、一度の接触で『30秒』間しか持続しない。
しかし、触れるたびに油が差し直され、時間が『残り30秒』までリセットされる。
また、常にそのパーツに触れ続けているならば、時間は減少しなくなる。

『円滑化』の持続時間が終わると、『油が切れた』ように動きが重くなる。
この状態は『円滑化』していた合計時間と同じだけ経過するか、再度油を差すまで続く。

『アンストッパブル・グルーヴ・マシン』The Unstoppable Groove Machine
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「まだ……おかしいところとか無いですよね? 無いとは思うんですけど……」

12名無しは星を見ていたい:2016/05/19(木) 20:25:10
1.三枝薫

2.女性

3.三十代前半

4.『お花屋さんになりたい』――それが小さい頃の私の将来の夢だったわ。
  その時は、別に本気で目指そうと思ってたわけじゃなくて、単に憧れていたっていう曖昧な理由なんだけど。
  ようするに『お姫様になりたい』っていうのと同じような意味よ。

  あれは……そう、中学生になった頃だったかしらね。
  私が『病気』を発症したのは。
  授業中に突然倒れて病院に運ばれて、そこで検査を受けて分かったのよ。
  大雑把に言うと『いつ心臓が止まるか分からない病気』というのが私の持病なの。
  それを知った時には本当に怖かったわ。
  自分の目に映る世界が一気に真っ黒に塗り潰されてしまったのよ。
  中学生なんて、これから色んなことをしてみたいと思ってる多感な時期でしょう。
  そういうこともあって、私の心は、これ以上ないくらいにドン底まで沈み込んだわ。
  楽しい毎日から、急に地獄の淵に突き落とされた気分だった。
  『まだ死にたくない、どうか心臓が止まりませんように』――起きてる間中そんなことばかり考え続けて、眠ってる時は心臓が止まる夢を見て、それで目が覚めるのよ。
  そして自分の心臓が動いてることを確認して、『お願いします、まだ止まらないで下さい』と祈り続ける毎日の繰り返しだった。

  でもね――何年か時間が経ってる内に、少しずつ考えが変わってきたの。
  『どうせいつ死ぬか分からない体なら何をしたって構わない。今の内に楽しんでおかなきゃ損だ』ってね。
  それからは今までの分を取り返さなきゃいけないと思って、毎日疲れ果てるまで遊び歩いたわ。
  自分の体を売ったお金でね。
  その頃の私は、もう完全に自暴自棄になってた。
  言ってみれば、麻薬で頭がハイになってる中毒者みたいな状態だったわ。
  本物のドラッグには手を出してなかったことは不幸中の幸いだったけれど。
  ブランドの洋服やアクセサリーを買い漁り、昼間から酔い潰れるまで強いお酒を呑んで、夜通し続く行きずりの相手との情事に溺れてた。
  そんな生活をしている中で、自分は満たされてると思っていたけど、実際には空っぽだったの。
  いつも心の中では、決して満たされることのない空虚さを感じてた。

  そんな時、珍しく早起きした私は、なんとなく散歩するつもりで、ふらっと誰もいない道を歩いてたのよ。
  そこで、小さな花が咲いてるのを見つけたわ。
  名前も分からない、地味で目立たない控えめな白い花だった。
  自分でも分からないけど、それを見て、なぜか私は目を奪われたの。
  そして鉢を買ってきて、それに植え替えて家に持って帰って、しばらく世話してた。
  いつの間にか、それが自分の日課になってたわ。
  でも、ある夜家に帰ってくると、それが枯れちゃってたのよ。
  気付くと私は泣いてたわ。
  自分自身どうしてこんなにショックを受けてるのか分からなかったけれど、流れる涙が止まらなかった。

  それが今の仕事を始めたきっかけよ。
  『自家栽培した生花の卸売り』が私の仕事なの。
  温室で手塩にかけて育てた、自慢の可愛い『子供達』を、この町の花屋さんに卸してるわ。
  花ってね……便利なものでもないし実用的なものでもないけれど、だからこそ人の心に潤いを与えてくれるものなの。
  だからこそ、人生には花が必要なのよ。
  私が生きている限り花を育て、その花を見た人の心にも花を植える――それが私の『生き甲斐』よ。

13『音仙』:2016/05/21(土) 23:54:21
>>12(三枝薫)

「ふう…………聴き終わりました。ありがとう。本当に……ええ。
 何とも……『生命的』な。美しいお話、と。……そう単純に形容したものか。
 まるで……『二時間ドラマ』を見終えたような、ネ……そんな気持ちです。
 花に憧れ、病によって花に狂い……そして花に救われた、女の半生……
 事実は小説より奇なり。習った時は疑問に思った物ですが……あれ、『至言』ですね。」

「今度ぜひ……花屋でキミの『子供達』を……見つけてみたいものです。
 きっと……そう、他の花とは、『声』が一味違う……そんな気がします……」

       「……はい、ええと……」

「……ええと、こんなところですね……お話することは。
 私の言う『特別な才能』は……その、残念ながら。
 ああ、お代金は取りませんから……何も、これ以上は……」

「……キミの人生はとても、『美しい』と、そう思います……心から、ね。
 世間から外れた『異能』など……そんな物、なくて良かったのではないでしょうか?
 少年漫画の『てこ入れ』じゃないし……キミには、きっと『雑音』になってしまいます。」

14名無しは星を見ていたい:2016/05/22(日) 19:08:30
1.藤心 舞(ふじごころ まい)
2.女性
3.20代
4.私は弱い。とてもとても弱い。体も心も弱い。
  でも、強くなりたい。守りたい人がいる。
  今は守られていても、隣に立って一緒に歩きたい人がいるの。
  いつかその人が困ったら、私が前に立って困難の壁を壊してあげたい人がいるの。
  私は弱い。とてもとても弱い。だけど、強くなりたい。
  変わりたい。自分を変えたいの。

15『音仙』:2016/05/25(水) 23:00:39
>>14(藤心 舞)

「『藤心』、さん――ですか。良い苗字だと思います。
 私も苗字に『藤』があるので、親近感を少し……ね。
 苗字が何だ、思うかもしれませんが、『言霊』は重要ですから……」
 
「あ……そういえば、それに関連して。キミはご存知でしょうか?
 あの、花の……『藤』の花言葉を……私もネットで見たんですが。
 『歓迎』の他に、『決して離れない』……と、言うそうです。
 友達にプレゼントするには……少し重いかもしれませんね。
 けど、キミが、いつか『守りたい人』と、その時まで離れないように……
 そのための祈りには……ぴったりの花かも、しれません。ええと、それで。」

「つまり上手く拾い上げられました。『特別な才能』の声を……
 キミは変わることを望んでいますが……まずは『気づくだけ』で十分。
 この力だけでは……『決して離れない』とは、行きませんが。
 キミ達を『離そうとする』邪悪に立ち向かう事は、出来るのではないかと……」

      「……話が長くなりました。
       では、そろそろ耳を澄まして。」

          「お聞き逃しの、ないように。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

藤の花の意匠を持つ人型のスタンド。
繊細な動作を得意とする他、侮れない怪力を有する。

手の平から『花の種』を発現することが出来る能力。
種はスタンドの手で、あらゆる物に『埋め込む』事が出来る。
埋め込まれた種は対象と同化し、その時点では特に何の影響もない。

種が埋め込まれた『宿主』に接触していた何かが『離れる』時、能力の真価は現れる。
『離れる物』を感知して種が『発芽』。藤の花に彩られた『蔓』を伸ばし、対象に接続して繋ぎ止める。

ただし、繋がれる二者――種の宿主と『離れる物』にとっては、蔓の強度は決して強くはない。
だが、外部からの干渉に対しては、蔓の強度は『無敵』と言えるほど『強固』である。

『ラヴィンチェインズ』Lovin' Chains
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                    藤心 舞(ふじごころ まい)→ 己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

16『音仙』:2016/05/25(水) 23:03:30

手の平から花の種を発現し、あらゆる物に埋め込める人型のスタンド。
種の宿主から何かが『離れる』時に種は発芽し、離れる物へと『蔓』を伸ばして繋ぎ止める。
蔓の強度は繋がれる二者にとっては『そこそこ』だが、第三者に対しては非常に『強固』。

『ラヴィンチェインズ』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:C

【ヴィジョン、種の性質】
1.本体とのダメージフィードバックを有する。
2.『種』はスタンドの手の平から、一度に一つずつ発現可能。見た目や強度は藤の花のそれに酷似。
3.『種』は同時に『3つ』まで発現可能。射程は『本体から30m以内』。持続力は『半日』程。
4.『種』は『遠隔での個別解除が可能』で、『スタンド物質』。『重さ』なども無い。砕ければ解除される。
5.『種』の位置は、感覚的に把握できる。
6.『発芽した種』や『蔓』も上記3〜5と同じ性質を持つ。射程に関しては種部分が射程内なら可。
7.『蔓』の太さは『1.5cm』程度。全体を飾るように『藤の花』が咲いている。

【種の埋め込み】
1.種はこのスタンドの手でのみ埋め込むことが出来る。埋め込みに対象の素材や硬度は無関係。
2.投擲や指弾など、このスタンドの手で飛ばして直撃させた場合でも埋め込める。
3.どちらにせよ、埋め込みには『パスCC』相当の勢いが必要。埋め込みが完了すれば種は対象と『同化』する。
4.同化によるダメージや痛み、加重などはないが、その箇所は常に藤色に淡く発光する。
5.種を埋め込める物の条件は、『3cm以上』の厚みがあり、なおかつこのスタンドの『手で持ち上げられる重さ』である事。
6.生物無生物は問わない。このスタンド自身や本体に種を埋め込むことも可能。
7.『1つの物質に2つ以上の種を埋め込む』ことは出来ない。

【繋ぎ止めと蔓の伸縮】
1.種が埋め込まれた対象(以後『宿主』と呼称)から何かが『離れる』時、種はそれを感知する。
2.感知と同時に種が『発芽』。『離れる物』を追って『蔓』を伸ばし、『接続』して繋ぎ止める。
3.離れるの定義は『宿主と一拍以上接触していた物が、宿主と一点たりとも接触していなくなる』こと。
4.伸びるスペックは『パスBC』で、具体的には走る程度の速さ。伸びる距離は『10m』まで。
5.伸びるコースは常に最短距離。第三者に阻まれ衝突した場合も、そのまま離れた物へ向かって伸び、押し続ける。
6.蔓の一部でも『離れる物』に接触すると、その部分に同化するように『接続』。伸びきっても接続できなければ『種』ごと解除。
7.蔓は宿主と離れた物――繋がる二者にとっては、その気があれば『パワーC』で破壊可能な強度。質感も植物的に柔らかく感じる。
8.反して、第三者に対しては蔓は極めて強固。『パワーA』でも破壊に本気の数撃を要し、質感も鉄に近い物となる。
9.蔓が破壊された場合、種に繋がっている部分は残る。繋がっていない部分は即座に解除される。
10.複数の物が同時に宿主から離れた場合は『接触していた時間』が最も長い物へ伸びる。それも同じなら判定者が決定する。

17名無しは星を見ていたい:2016/05/26(木) 19:16:37
1.小石川文子
2.女
3.二十代後半
4.最近、愛した人と死に別れました。
そして、私も後を追うつもりでした。
しかし、彼は私に「生きて欲しい」と言い残したのです。
だから、私は彼の最後の願いを叶えるために今日まで生きてきました。
でも、彼に会いたいという欲求は日に日に強くなっています。
このままだと、私は自分に負けてしまうかもしれません。
自分自身に打ち勝つためのきっかけを求めてここに来ました。

18『音仙』:2016/05/29(日) 22:42:13
>>17(小石川文子)

「…………はい、聴き終わりました。ありがとう。
 見た感じ、まだお若いというのに……大変なご苦労をなされて……
 いえ、私も変わらない年ではありますけれど……ええと、あー……それで。
 キミのことを慰める力は私には……ちょっと、ありませんね。残念ながら。
 それに、そんなことはキミも望んでは……いないでしょう、ね?
 あまり……知った口を叩くのも、憚られる話題ですし……何分経験がないので……」

        「…………」

「……キミの、その『迷い』が。この『才能』を生んだのでしょうか?
 それとも、この『才能』があるからこそ、キミの悩みは深まっている……?
 どちらにせよ、ここに来た以上……私の仕事は、この声をキミに伝える事。
 あるいはそれは、キミの……『尊い欲求』を、発散させてくれるかもしれません。」

    「さあ、どうか――」

           「お聞き逃しの、ないよう。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本体の利き手に発現する、一振りの『ナイフ』のスタンド。
その道の『プロ』さながらの『ナイフ捌き』を本体に与える。

他者を切り裂く事も勿論可能だが、本質とするのは『自傷』。
己をどれだけ刺しても斬りつけても血は出ず、痛みもなく、刃を離せば元通り。
そして――この性質を以って『部位』を『切断』することで、能力は発動する。

そうして切断した際も切りこみと同じく出血や痛みはなく、
それどころか部位は『体』という鎖から解かれ『浮遊』すらする。
そして、その部位を『スタンド』のように、遠隔で操作することが出来る。

能力を解除する際、切り離されていた部位は崩れて消え、
切断面から切り離す前と等しい、元通りの部位が生えてくる。

『スーサイド・ライフ』Suicide Life
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(2m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

『スーサイド・ライフ』(部位)
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(10m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:―
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                        小石川文子→己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

19『音仙』:2016/05/29(日) 22:52:05

己の部位を『切り離す』事で、それを遠隔操作できるナイフ。
解除時に切り離されたままの部位は崩れ、切断面から元通り『生え代わる』。

『スーサイド・ライフ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(2m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

『部位』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(10m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:―

【基本情報】
1.刃渡り『25cm』、全長『35cm』ほど。発現は利き手にだが、持ち替えなどは可能。
2.刃の強度は『パワーB』のラッシュを無抵抗で浴び続けると破壊される程度。
3.ダメージフィードバックは利き腕。破壊されれば治るまでは発現できない。
4.斬れ味はよく研がれた包丁並。自分の体に限り、豆腐のように容易に斬れる。
5.本体のナイフの扱いに関する動作は、これを持っている限り『パス精CBB』と扱う。
6.自傷の際の切断に至らない切りこみは、刃を離せば何事も無いように消えるし、出血や痛みもない。
7.ナイフを解除せずに『切り離す』能力を解除することは可能だが、部位を個別に解除することは不可能。
8.能力の持続時間は『2時間』ほど。射程や同時に切り離せる数は後述。

【遠隔操作/性質】
1.ナイフで切り離した『自分の部位』は、遠隔でも自分の身体の一部のように操作できる。
2.同時に切り離しておける部位の数は『5個』まで。複数の部位を同時に操る事は、自分の身体でそれが可能である程度に可能。
3.部位の定義は『体の一部であること』以外は本体次第。なお、『切り離した部位からさらに部位を切り離す』ことは出来ない。
4.部位が受けた感覚は、通常通り本体にも伝わる。また、部位の位置は常に感知していられる。
5.スペックは部位問わず『パス精DCC』。スタンドに干渉可。射程は本体から『10m』。その半分の『5m』まで浮遊出来る。
6.切断した部位にこのスタンドを持たせることも可能。いずれかの部位の『2m以内』なら、射程外にはならない。
7.切り離した切断面はガラス質な赤い平面状になっており、中は見えない。面と面を合わせる事でくっつけ直す事が可能。
8.部位側の切断面が破壊されると、その部位は操作できなくなり、また後述の『再生』の時間が伸びる。
9.体側の切断面が破壊されると、後述する解除時の『再生』が起きなくなる。

【遠隔操作/解除後】
1.能力を解除する、あるいは意識が途絶えるなどで強制解除された際、切り離されたままになっている部位は、即座に灰のように崩れて消える。
2.同時に、体側の『切断面』から、その部位が元通りに生え代わって再生する。再生しきるまで、生存に最低限必要な以外の機能は失われる。
3.再生時間は『40秒』。指のように小さな部位は『20秒』。部位側の切断面が破壊されていた場合は、その倍かかる。
4.同時に複数の部位が再生する場合、全ての部位は同時に再生する。時間は、『全ての再生部位の合計分』かかる。
5.重要な器官などが『崩れた』としても死亡はしない。ただし生存以外の機能は損なわれるため、頭部が崩れた場合は再生しきるまで思考すらできない。
6.切り離す前からついていた破壊や傷、影響は、部位が消えて『再生』しても引き継がれる。切り離してからの物は全て消える。
7.たとえスタンドをナイフごと完全に解除しても、この『再生』に関しては必ず発生する。強制解除された場合ですらも。
8.再生中の部位の断面は、切断面と同じくガラス質な赤い平面状になる。そこを破壊されれば、再生は途中で止まってしまう。

20名無しは星を見ていたい:2016/06/01(水) 05:55:58
1.薔薇峰元親(バラミネモトチカ)
2.肉体的には男
3.18歳
4.『To be or not to be』!
  ……シェイクスピアの『ハムレット』のセリフね。
  日本では『生きるべきか死ぬべきか』って訳される名セリフ。このセリフ好きなの、アタシ。

  見ての通り……アタシは世間的に言うところの『オカマ』よ。
  男の体に女の心。バラバラでチグハグな出来損ないってワケ。
  『生きるべきか、死ぬべきか』……どっちつかずってわけにはいかない。
  アタシはどっちつかずの存在だけど、だけど魂ぐらいはまっすぐでありたいって思うわ。
  普通の人よりハンデ背負ってるんだから、人一倍必死に努力しなきゃダメでしょ?
  でも、それはツラい道でもある。
  自分の在り方に嘘をついて生きるか、正直に戦って死ぬか……魂の生死はきっと逆になるでしょう。

  ――ところで、貴女はアタシのことどっちだと思う?
  『生きるべきか、死ぬべきか』……それが『問題』ね。
  もちろん、アタシの答えはもう決まってるんだけど。

23『音仙』:2016/06/05(日) 00:40:10
>>20(薔薇峰元親)

「……はい、聴き終わりました。ありがとう。
 あの……全然関係ないんですけど、この前……ええと。あのお店。
 ああ、『オカマバー』って言うんですか……あれに連れてって貰ったんです。
 あれは中々……良いものですね、べつにオカマさんだからってわけではなく……
 プロフェッショナルだからでしょうが……とても、『聞き上手』な方ばかりで。
 まあ、今の話、キミの『特別な才能』には全然関係ないんですけど……
 誰かにこの話がしたかったので。オカマさんと聞いたら、どうにも思い出します。」

       クルクル

「ええと……そう、『生きるべきか』『死ぬべきか』でしたっけ……私の答えですか。
 私は本音を押殺し……自分にウソをついて生きていくことを、忌避していません。
 それもまた、尊い『生き方』……けれど、キミの心には、それは似合いませんよね。」

          「…………ええと。」

「キミの『特別な才能』は……
 美しくも……主観ですが。儚く、そして『激しい』。
 正直に戦って、『生きていられる』かもしれません……」

   「さあ、どうか――」

               「お聞き逃しの、ないよう。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
華美な青色の衣で身を飾る、人型のスタンド。

触れた『無生物』から、『青い薔薇』を生やす能力。
薔薇は無生物の受けた破壊力を『吸い上げ』、緩和する。
そして、吸い上げた破壊力は花の中に蓄積していく。

限界まで破壊力を蓄積しても、決して暴発などはしない。
無生物という『花壇』に繋がって、花として生きている限りは。

つまり――このスタンドの手で『手折って』殺す事で、
薔薇は砕ければ蓄積された破壊力を炸裂させる『爆弾』に変わる。

『サム・フラワーズ・ブルーム・デッド』Some Flowers Bloom Dead
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:D 精密動作性:A 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
     
              薔薇峰元親(バラミネモトチカ)→己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

24『音仙』:2016/06/05(日) 00:40:31
『青い薔薇』を『無生物』に咲かせる能力。
無生物に『破壊力』が加わる時、それを一段階『吸収』して緩和する。

『吸収』した破壊力は、花の中に蓄積される。
その状態の薔薇を『手折る』事で、相応の破壊力を持つ『爆弾』になる。

『サム・フラワーズ・ブルーム・デッド』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:D 精密動作性:A 成長性:B

【基本情報】
1.人型のヴィジョン。視聴覚リンクと、ダメージフィードバックを有する。
2.手で触れた無生物に『薔薇』を生やすことが可能。薔薇が生えた無生物を、ここでは『花壇』と呼称する。
3.薔薇の花の大きさは『本体の握りこぶし』ほどで、茎は『30cm』ほどと、薔薇にしてはやや短い。
4.薔薇は基本的に『象徴ヴィジョン』。空気抵抗や風の影響を受けない。
5.同時に発現出来る薔薇は『2輪』まで。射程はスタンドから『15m』。持続時間は『10分』程。
6.すでに『花壇』になっている物に、さらに薔薇を生やす事は出来ない。
7.『花壇』に出来るサイズ『握りこぶし』〜『全辺1.5mの立方体』程度。花壇にした後に範囲から外れれば、薔薇は解除。
8.任意解除は薔薇が視界内にあれば可能。また、薔薇の位置は感覚的に把握出来る。

【破壊力吸収】
1.何かが『花壇』に対して能動的に干渉する時、干渉者の破壊力を『1段階』薔薇が吸収する。
2.吸収するたび、薔薇の花の中には『破壊力』が蓄積されていく。吸収回数『5回』で満タンになり、それ以上吸収できなくなる。
3.干渉の定義は『干渉者の方から花壇に接触し、破壊力D以上を加えること』。
4.物を使って殴るなど、『間接的』に接触した場合も、吸収の対象に含まれる。
5.『花壇』が『投擲』を受けた場合、『投擲によって投擲物に乗っている破壊力』を吸収する。投擲者の破壊力には変動が無い。
6.『花壇』に干渉せず、『空間ごと削る』場合は吸収出来ない。炎や電気、爆破、薬毒、自発的な崩壊なども吸収不可。
7.締め上げるなど持続的な干渉は、干渉開始時に『1回』だけ、破壊力を吸収する。そのまま投げても再度の吸収はされない。

≪吸収の例≫
例1.『破壊力A』で殴られる→殴った者は『破壊力B』になり、花壇には『B相当の被害』しか発生しない。
例2.『破壊力A』の投石が当たる→投石の威力が『破壊力B』になり、花壇には『B相応の被害』が出る。投げた者は変化なし。

8.破壊力低下は、対応する『薔薇』が解除されるまで続く。なお、低下の影響はスタンドと本体では共有されない。
9.破壊力低下によって自重を支え切れず『自壊』したり、『動けなくなる』ようなことはない。

【手折る→炸裂】
1.このスタンドの手でのみ、薔薇を好きな部分で『手折る』ことが可能。無生物側に残った茎は解除される。
2.手折ったあとの薔薇はガラス細工のような質感の『スタンド物質』。『破壊力:D』でも破壊できる。重さなどはない。
3.薔薇の『花部分』が砕ける際、もし『破壊力』を蓄積していれば、それを炸裂させ、またそれにより『破片』を飛散させる。
4.炸裂そのものの有効範囲は花部分を中心に『半径30cm』ほど。破片は威力に関わらず『半径1m』に飛び散る。
5.炸裂と、それによる破片の飛散は『スピード:B』で範囲を満たす。炸裂の威力は『破壊力』を吸収した回数によって変動する。
6.具体的には、吸収回数が『5回』で『A』。『3回』で『B』。『2回』で『C』。『1回』で『D』。
7.『破壊力』を一度も吸収せず、蓄積していない状態の薔薇は、砕けても特に意味はない。
8.炸裂の終了後、薔薇は破片含めて解除され、吸収していた分のパワーはすべて元に戻る。

25名無しは星を見ていたい:2016/06/05(日) 08:10:01
1.夏樹純
2.女
3.二十代半ば
4.実はあたしさぁ、昨日までは中学生だったのよ。
いや、別にジョーダンでもイカれてる訳でもなくって。
朝起きてみたら、まず寝てた場所が変だってことに気付いたわ。
壁も床も天井も真っ白で、まるで病院みたいな――って思ってたらマジに病室だったのよ。
で、そしたらなんか体にも違和感を感じるじゃない。
鏡を見た瞬間、思わずビビッたわ。
だって、まるで急に十年も経ったみたいに、いきなり大人になっちゃってたんだから。
んで、カレンダーの日付を見て分かっちゃったのよ。
中学の卒業式が終わった後、信号無視で突っ込んできた車にはねられたあたしは意識をなくして、そのまま十年も眠ってたってことを。
つーわけで、あたしが気付かない間に、本当に十年経っちゃってたってワケ。
同級生だった子達は『結婚』だの『妊娠』だの『第二子出産』だの……。
いやァァァ〜、マジに驚いた……。

つーかさ、あたしの青春は?
花の十代これで終わり?
それどころか二十代も半分近く過ぎちゃってるし!
あああああ!あたしの青春!カムバァァァァァックッ!!

26『音仙』:2016/06/08(水) 00:16:40
>>25(夏樹純)

「はい、聴き終わりました……ありがとう。
 何と言えば良いか……寝起きの割に……お元気なようで、なによりです。
 それに……現在(いま)に繋がる、絆もお持ちだったようで……
 ただ、もう少し安静にしておいた方がいいのではないでしょうか……
 それを押してでも、ここに来たというのなら、嬉しくは……ありますけど。」

「さて……10年の月日は、多くの変化をこの町に齎しました。
 例えば駅前のパン屋が潰れて……洋食屋になりました。
 少し寂しかったですが……『美味しい』のは間違いありません。
 もしよければ……ああ、そしてお金があれば、帰りに寄ってみては。
 私は……クリームシチューがおすすめです。野菜が大きくて。
 優しい味がしますよ。体も、急に激しい物は受け付けないでしょうし……」

         「…………」

「キミには……その、私が言う『特別な才能』はなかったようです。
 でも、これだけ町は変わりました。人も、変わりました。
 携帯電話やファッション、玩具も……今と昔ではまるで違います。
 キミ自身にまで大きな違いがあっては、きっと混乱してしまいます……
 それに……『才能』は、楽しかったあの頃を、取り返してはくれません。」

「さあ……きっと。待っている人が、いますよね。
 日常に……帰って、あげてください。
 キミの世界に……ただいまを、言ってあげてください。」

                  夏樹純→十年ぶりに、日常へ戻る。

27名無しは星を見ていたい:2016/06/26(日) 05:01:53
1.瑞郡 忍分(みずごおり しのぶ)
2.男
3.20歳
4.
なんにも無かったんだ。今まで20年間生きてきて、なにも。
平々凡々な人生を歩んできてたんだよな。全てにおいて。
自分から行動を起こせば、世界は変わるんだよ。って姉貴は言ってたけどよ。
でもそんな事するのもなんか違う気がする。って言い訳して生きてたんだ。
毎日をなあなあに、怠惰に生きるのも別に悪くはねぇだろ?
それが一番安全なんだし、安心なんだよ。
精神の安定が大事なんだよ。

でもな、どうも、本当はそう思ってねぇみてぇでな。
最近、疼いてんだ。
俺の心の奥で何かが。

その疼きにしたがって、なにか行動起こしてみるのもおもしれぇかもな。
って、最近はそう思ってんだ。

なにかを変えたいわけじゃねぇ。
なにかをしたら、なにかが変わるかもしれない。って事が本当にあるかが知りてぇんだ。

28『音仙』:2016/06/29(水) 04:12:50
>>27(瑞郡 忍分)

「……はい、聴き終りました。どうもありがとう。
 平々凡々……社会というレール通りの人生も、良いものです。
 良いものだからこそ……先人はそこにレールを儲けたのでしょう。
 安定し……恐れの無い人生を歩めるなら、それは素晴らしいこと……」

「ですが……キミには、『特別な才能』がありました。
 才能は……ええ、否が応でも、キミを『非日常』に惹きつけます。
 それならば……キミの、これから歩む『平々凡々』は……つまり、そう。」

「この力のように飛翔し、『何かを残す』物と、なるのかも……しれません。
 まあ、キミの人生なので、ね……私からとやかく言えやしませんけれど……」

   「さあ、どうか――」

               「お聞き逃しの、ないよう。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

身の丈ほどのほうきを手に持つ、小さな魔法使いのスタンド。
ほうきの穂は、星空のようにきらきらと光っている。
地上での速度は平凡だが、ほうきに跨り高速で空を飛んで移動する。

『星屑』をほうきから発現する能力。
『星屑』は淡く輝くガラス状の物質で、『金平糖』に似る。
飛行時には飛行機雲のように、通ったところに『星屑』のラインが残る。
ほうきで掃いたところにも、『星屑』が敷き詰められる。

発現した『星屑』は、スタンドが触れることで『崩壊』させる事が可能。
その際には、繋がっている『星屑』達も連鎖するように崩壊する。
崩壊には小さな爆発を伴い、至近距離にあるものは傷付けられる。

『ティアーズ・フロム・ザ・スターズ』Tears From The Stars
破壊力:E スピード:C(B) 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D
※スピードの()内は『飛行』のスペック。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
             瑞郡 忍分(みずごおり しのぶ)→己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

29『音仙』:2016/06/29(水) 04:15:42

ほうきに乗って飛び回る小さな魔法使いのヴィジョン。
ほうきの穂が通過したところに『星屑』のラインを残す能力。
そして『星屑』に触れることで、『崩壊』を引き起こせる。

『ティアーズ・フロム・ザ・スターズ』
破壊力:E スピード:C(B) 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D
※スピードの()内は『飛行』のスペック。

【基本情報】
1.身長『30cm』の小人型のヴィジョン。
2.ダメージフィードバック、視聴覚のリンクあり。
3.ほうきの長さは『30cm』。穂の一番広がった部分(穂先)の太さは『10cm』ほど。柄の太さは『2cm』程度。
4.形状は竹ほうきに似ており、強度も木製の箒と同等。重さはなく、非力なこのスタンドでも自由に扱える。
5.破壊されてもフィードバックは無く、全壊するとほうきのみ『解除』。一夜ぐっすり寝れば再発現できる。
6.穂は星空のようにきらめき、最高で松明程度の光度を持つ。きらめきは、星屑の残量(後述)に従って弱まる。
7.ほうきに跨ることで『スB』で飛行することが可能。飛行時にはどちらか片手は柄を掴んでおく必要がある。
8.ほうきはこのスタンドにとって体の一部のような物であり、持ちかえは可能だが基本的に手放せないし落とさない。

【星屑】
1.形状は『こんぺいとう』に類似。全方位に短い突起が伸びている。素肌で触れば痛い。
2.色は後述する『星屑群』ごと、虹の七色と白から自由に選択できる。デフォルトは白。
3.実体化しており、サイズは一つでビー玉ほど。重さはなく、淡い光を灯している。
4.耐久性は低く、ガラス程度。『パC』で破壊できる。破壊されれば解除され、破片なども残らない。
5.星屑の位置、破壊されたことは、第六感的に感知可能。
6.持続時間は『20分』。射程距離はスタンドから『50m』。越えれば解除される。

【星屑の発現と固定】
1.飛行時にほうきの穂が通った空間に、ラインを引くように発現出来る。ラインの幅は穂の太さに等しい。
2.ほうきで掃いたところにも、ラインを引くように発現出来る。
3.掃くことが出来れば生物の体表上に発現することも可能だし、空間を掃くことで空中に発現することも出来る。
4.発現できる量は、ラインに換算して『100m』分ほど。解除した分残量は回復するが、崩壊した分は戻らない。
5.星屑は、発現したところに固定される。固定のパワーは『C』程度。固定に支え切れない力が加わると解除される。
6.空間に発現したなら空間、物体上に発現したならその物体上に固定される。
7.星屑の任意解除は、後述する『星屑群』単位でのみ可能。

【星屑群】
1.飛行時に一つの『ライン』として発現された、または一度の掃く動作で発現された星屑を一つの『星屑群』とする。
2.『星屑群』内における星屑と星屑の隙間は、人差し指一本が入る程度。
3.複数の『星屑群』同士が人差し指一本の距離にまで近隣しているとき、それらはまとめて一つの星屑群とも扱える。
4.星屑の一部が破壊されるなどすると、『星屑群』が複数に分断される可能性はある。

【崩壊】
1.スタンドが星屑に触れることで、星屑を『崩壊』させることが出来る。崩壊は『星屑群』単位で行われる。
2.触れた直後、一瞬星屑の輝きが増す。その次の瞬間、小さな爆発とともに破片が飛び散り、崩壊が完了する。
3.爆発の熱は、ちょっと熱いという程度。火などは出ない。輝きが増した際の発光は豆電球に相当。
4.崩壊時の爆発の威力は『パC』相当。爆発時に星屑の破片は周囲に飛散し、静止した後解除される。
5.破片が撒き散る飛距離は『30cm』ほど。それを超えれば解除される。
6.このスタンドは、崩壊時の威力、光、破片などの影響を受けない。本体は受ける。

30名無しは星を見ていたい:2016/07/07(木) 13:31:26
1.遊部 玲実(あそびべ れいみ)
2.女
3.十代後半
4.
あっ…あの、わたし遊部 玲実です。学校では…ベソ子って、い、言われて ます。
じ、じぶん えぐっ…と、とっても泣き虫で。ときどき、ぼーっとしたと思ったら
何だか知ってる場所とも違うところに、いつのまにか居たりして…昔の事とかも
ところどころ靄がかかってる、と言うかジクソーパズルの幾つかを無くした
見たいに、抜けてる事があって……。
 変えたい、とかじゃないんです。い、いまの わ、わたしが変わらないように変わりたい。
い、いやっ人って経験を積んだら自然と変わってくと思うんだけど。わ、わたし自身
た、頼りないから。泣き虫のままじゃ いけないから
 だ、だから。変わりたいけど、変わろうとしてる意思だけは、変わりたく、ないんです。
弱虫の部分を、なくしたいけど。そ、その弱虫な部分も わ、わたしだから。
わ、わたしが わたしのままで 少しでいいから自分に胸張れるように
変わらなくちゃいけない部分を 変えたいです。

31『音仙』:2016/07/10(日) 00:51:36
>>30(遊部 玲実)

「はい、聴き終りました。ありがとう。
 さて……『特別な才能』の持ち主は……ね、なぜででしょうか。
 目に見えない『縁』のように、結ばれていると。よくそう言われます。
 証拠なんてありません……といいたいところでは、ありますが……
 ここを訪れる者には『特別な才能』の持ち主が、確かに多いのです。」

「それで……ええと。特別な才能を秘める者は、『不思議』に出会いやすい。
 その、縁でつながった相手のいたずらや、あるいは、無意識の暴発……
 そういった、一種の……そう、『事故』に、遭いやすいため……でしょうか?」

「……キミの体験も、つまりはそういった要因あってのことでしょう。
 そして、キミは……不幸にも自分の『才能』を。『隣人』を知らなかった。
 今日がその時です。少しばかり、ええ、『変わりもの』な『隣人』ですが……」

「彼女とうまくやっていくことが……『自分自身』の変化にも。
 あるいは、何か……人生の、少しでも良い影響に繋がるのでは。
 少なくとも……知らないまま、というのはお望みじゃないでしょう?」

   「さあ、どうか――」

               「お聞き逃しの、ないよう。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
人型のスタンド。実体化しており、完全自立型。
その外見は『発現時の本体にそっくり』。
体をよく見ればあちこちにある『継ぎ目』が相違点。

一応の意志はあるようだが、感情らしい感情はなく、寡黙で事務的。
知識や知性も発現時点の本体と同等だが、自発的な行動はない。
また完全自立型ゆえ操作は出来ず、一見すれば単なる『マスコット』。

このスタンドの能力は――『与えた役の設定通りに演技する』こと。
本体が『役』を与えることで、その設定通りの『自分』を演技する。

『本体に忠誠を誓う騎士』の役を与えれば、どんな指示でも聞いてくれる。
『目に着く人間を端から襲う知性の無い狂戦士』ならば、その通り暴虐を尽くす。
より細かな設定を詰める事で、より望ましい演技をさせる事も出来る。
設定を詰めていない部分は己の判断で行動し、己の『役』を貫き通す。

そうして『役』を与えられ、『演技』の舞台にいるこのスタンドは、
本体が指定した『望まぬ相手』とは相互に、認識も干渉も不可能になる。
『一方的な干渉は可能』な一般人とスタンド以上に、『舞台』の壁は厚い。

『フラジール・デイズ』Fragile Days
破壊力:D スピード:C 射程距離:A(300m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                 遊部 玲実(あそびべ れいみ)→己の『奇妙な隣人』と出会う。

32『音仙』:2016/07/10(日) 00:54:41
完全自立型の、本体そっくりに実体化したスタンド。
『役』を与える事で、その設定通りの精密な『演技』を行う。
『演技』中、望まない相手とは相互に認識・干渉が不可になる。

『フラジール・デイズ』
破壊力:D スピード:C 射程距離:A(300m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C

【基本情報】
1.実体化している人型のスタンド。一般人にも見え、干渉される。
2.このスタンドの姿かたちは『発現時の本体』をコピーする。服装も同じ。持ち物は複製されない。
3.完全自立型。『本体とは独立した意識』を持ち、通常のスタンドのような『操作』は不可能。
  →解除権は本体にあり、ダメージフィードバックは無いが、本体側の気絶はスタンドの解除に繋がる。
4.『演技』していない状態でも最低限の自衛と本体への追随は行うが、自分から行動はしてくれない。
5.意識はあるが感情は平坦で、無機質・無感動。知性・知識も発現時点の本体と同等。
6.自発的には発言しないが、『演技』中でなくても話を振られれば会話は可能。ただし無味乾燥で事務的。
7.スタンド側は睡眠含め気絶すれば即座に解除。解除時に致命傷を受けていると『一週間』再発現できない。
8.部位の破損などは、解除してから『一晩』睡眠を取れば修復されている。解除しただけなら、そのまま。
9.内部含め肉体の再現は完全だが、皮膚の所々には継ぎ目のような物が見える。『化粧』でごまかす等は可能。

【役を演じる】
1.本体が『役の設定』を与える事で、このスタンドは設定通りの『演技』を開始する。
2.『演技』中のスタンドは『状況』と『役の設定』に沿って自発的に、人間のように自己判断し、行動する。
3.例えば『言うことを聞いてくれる設定の役』を与えれば言った通りに動く。生意気な役なら本体に反発もする。
4.本体に不可能な設定は与えられない。習得していない言語や道具の習熟、また人外のスペック・能力など。
5.『特定の状況への反応を決めておく』など、『役の設定』を細かくすれば意のままに受け答えさせる事も可能。
6.人間と同じくスタミナの概念(持続力:C相当)はあり、疲労しきると演技や動作が乱れる可能性はある。
7.与えた『役』の解除は、その旨をスタンドに伝えれば無条件で可能。解除後は本体の元に帰還するよう動く。

【能力の制限】
1.同時に与えられる『役』は一つ。また、能力を使う事を意識した上で説明する必要がある。
2.『役』の設定が矛盾を起こしている場合、難しい場合は、不可能と判断されたり、演技が甘い事がある。
3.不可能な役は拒否する。後から不可能性が生じた場合は、『役』が解除され、本体の元に戻って来る。
4.『役』の設定の説明は、一方的では成立せず『スタンドに伝わるように』行う必要がある。手段は問わない。

※完全自立型としてのメタ的な部分※
1.場スレなどの判定者がいない場では、このスタンドはPLが『NPC』として自由にロール出来る。
2.ミッションなど、GMや判定者が存在する場では、原則的にGMが『NPC』としてこのスタンドを動かす。
3.そのため、ミッションなどでは、なるべく『GMに伝わるように役の設定の説明を行う』必要がある。
4.GMがそれを望むならば、ミッションやバトルであっても、場スレのようにPLに『ロール権』を与えてもよい。
5.そうする場合、このスタンドに与えられた『役』の設定的に不自然と断定できる行動があれば『失敗』させて構わない。

【望まぬ相手の指定】
1.『役を与える』際、それに併せて『演技の舞台に上げない対象』(以下『対象』)を本体が指定できる。
2.『対象』とする相手を名指しする、または『対象』を指さすなどで、指定をスタンドに理解させる必要がある。
3.『対象』と演技中のこのスタンドは、互いを五感で『認識』出来ない。また『干渉』も出来ず、触れてもすり抜ける。
4.お互いの『持っている物』も同じように、相互に認識・干渉不可。手を離れれば影響下を外れる。
5.お互いの『触れているだけの物』は認識、干渉できる。例えば、扉の開閉など。
6.お互いに存在を忘れたりするわけではなく、位置を察して投擲を命中させること等は可能。
7.『対象』とこのスタンドが重なっている際に『干渉不可』が解けると、『パスCC』で弾き合う。

33名無しは星を見ていたい:2016/07/11(月) 17:27:41
1.朱鷺宮笑美(ときのみや えみ)
2.女
3.39歳
4.どうもきになるのよねぇー。
  うちの子はずっと悩んでることがあるみたいなのよぉー…
  運が悪いっていうのかしらねぇー。それがとっても心配なのよぉー。
  私が運を吸い込んでるんじゃないかなんて、心配になっちゃってるのよぉー。
  だって私…面倒事をギリギリで避けられるし…宝くじにも…ハズレが起こったことはないのよ…
  ちょっと心配ね〜。どう思う?あなた…

34『音仙』:2016/07/14(木) 22:04:53
>>33(朱鷺宮笑美)

「はい、聴き終りました……ありがとう。
 娘さんの心までは、ここからは聴こえません。
 ですので、その、実際の所は、分かりません……
 どういった不運で、どのように困っているのか、とか。
 
「ですが、一つだけ確かな事が……私には聴こえています。
 キミの『特別な才能』は、ね。『運を奪う』事ではないんです。
 そう、『特別な才能』が……そういった形である以上は、その。
 キミまで一緒に悩んでしまう理由は、ないのではないでしょうか。
 キミの能力が娘さんを苦しめているということは、万に一つも……ええ。」

「……さて。『聴こえた』以上は。
 キミには知る権利が……あります。
 つまり、先ほどから言っている『才能』。」

       「百聞は一見に如かず。
        そうは言いますが、まずは。
        『見る』ために『聴いて』下さい。」

                「どうか――お聴き逃しなく。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン
  
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
人型のヴィジョンを持つスタンド。

手で触れた『無生物』を『3つ』まで『機雷』にする能力。
基本的にはその場に『浮上』し、何かが触れると衝撃を発する。
その後、機能を失って『沈没』していくまでがワンセット。

そして、この能力の真髄は『もう一つの機雷』にある。
その名は、『危機感知式機雷』。

機雷化して浮上するところまでは通常と同じだが、
本体に何か危機が迫るとき、そこへ衝突しに突っ込む。
そして衝突するや否や衝撃を発して、沈没する。

危機の幅は広く、『本体を騙そうとしている相手』等もターゲットになり得る。
ただし『機雷』は通常物質が元のため一般人にも見え、軽くないダメージもあり、
また『なぜ向かって行くのか』は分からない。『ウソ発見器』としては『乱暴すぎる』。

『トループス・アンダー・ファイア』Troops Under Fire
破壊力:B スピード:B  射程距離:E(2m)
持続力:D 精密動作性:D  成長性:B
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                朱鷺宮笑美(ときのみや えみ)→己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

36『音仙』:2016/07/14(木) 23:20:19
触れた物を『機雷』に変える人型スタンド。
機雷はその場に『浮上』し『起爆』し終えると『沈没』する。

起爆の条件には、シンプルに触れれば起爆する『接触感知式』と、
本体への危機を感知し自ら衝突・起爆する『危機感知式』がある。

『トループス・アンダー・ファイア』
破壊力:B スピード:B  射程距離:E(2m)
持続力:D 精密動作性:D  成長性:B

【基本情報】
1.人型のヴィジョン。ダメージフィードバックを有し、視聴覚リンクを有さない。
2.触れたモノを『機雷化』し、後述の変化を起こさせる。
3.機雷の『接触感知』と『危機感知』の選択は、最初に触れたタイミングで行う必要がある。
4.同時に機雷化しておける数は『3つ』まで。機雷の射程はスタンドから『15m』。持続時間は『5分』。
5.機雷化出来る最少のサイズは『野球ボール』程度。最大のサイズは『このスタンドの片手で持てる』程度。
6.生物や普通のスタンドは『機雷化』出来ない。スタンド物質等は機雷化出来る。
7.機雷化した物が破壊された場合、その破片などは能力から外れる。粉々になれば解除される。
8.機雷の大まかな位置は、感覚的に把握できる。射程外に出れば能力の影響は解除される。
9.任意解除は『浮上』し、かつ停止している間のみ可能。解除された場合、起爆せずに『沈没』する。

【浮上→起爆→沈没】
1.機雷化した物はスタンド物質化し、その場で『1m』の高さまで『パスCC』で『浮上』する。
2.浮上した機雷はその位置で停止。『パC』で固定されており、風くらいでは動かない。
3.固定を超えるパワーなら一応、一時的に動かせるが、手放せばすぐに『パスCC』で元の位置に戻っていく。
4.下記のいずれかの条件を満たすと『衝撃を発する』。これを『起爆』と称する。衝撃はスタンドにも通じる。
5.発する衝撃の威力は『パスBBの殴打相当』。『機雷に触れている部分』全体に叩き込まれる。
6.衝撃を発した後、浮上が解け、『パスCC』で元通り地面に落下する。これを『沈没』と称する。
7.落下して地面に触れた時点で完全に機雷化は解除され、個数制限から外れる。

【接触感知】
1.読んで字のごとく、機雷に何かが接触することで即座に『起爆』する。
2.接触判定は『パスDD以上の勢いの接触』であれば発生し、どちらかでもそれ以下なら反応しない。
3.接触したのが本体であれ、条件を満たして接触すれば『起爆』してしまう。
4.『危機感知式』とは異なり、接触さえしなければ何も起こらない。
5.浮上中であれ、何かが接触すれば起爆する。その場合も、『起爆』し終えれば沈没する。

【危機感知】
1.浮上後、機雷から『半径3m』以内に『本体を害するモノ』を感知すると、そこに衝突しにいく。
2.衝突のスペックは『パスCC』程で、最短距離を目指し、もし何かに衝突すれば即座に『起爆』する。
3.移動出来る距離は、元の位置から『3m』まで。3m移動して何にも衝突しなければ、起爆せず『沈没』する。
4.害するモノの定義は、『放置して命中(成立)すれば本体が肉体や精神、社会的に損害を受ける事や物』。
5.ただしダメージに本体の自己責任が大きく付きまとう場合は判定から外れる。例えば『自傷』や『公正な賭博行為』。
6.複数存在する場合は、もっとも距離が近いものへと衝突しに行く。同じ距離ならランダム(GM判断)。
7.衝突しに行った理由、つまり『対象の何が、自分にとって危険なのか?』は本体にも分からない。
8.『意思』は感知できない。誰かが本体を『殺そう』と強く『思って』いても、行動に移していなければ感知しない。
9.逆に言えば、もし本体が気づいていようがいなかろうが、殺す為の行動が行われていれば感知し、衝突しに行く。
10.『接触感知式』とは異なり、危機を感知していない浮上中や停止状態では、何かが接触しても『起爆』しない。

37名無しは星を見ていたい:2016/07/15(金) 00:16:50
1.雑賀 華(さいか はな)
2.男
3.十代後半
4.芸は身を助ける。
  私、小さいころハブにされてたんですよ。
  理由は……私が世間とズレていたから、でしょうか。
  ともかく、私の周りに人はいませんでした。
  周りの思う普通とは違うのだと私は自己認識しました。
  だから、私は普通とは違う技を身に着けました。
  手品です。マジックともいうものです。
  偶然、手先が器用だったのと母がそういうの得意でしたので。

  手品で人を驚かせているうちに
  私の評価は『ズレたおかしなやつ』から『不思議なやつ』に変わりました。
  ミステリアス系、でしょうか。それでほんのちょっぴりみんなと仲良くなりました。
  トラウマというか、自己表現はまだ苦手ですが
  私を変えた手品がこれから先、私の大きな力になって欲しいと心から思います。
  私を変えたものが、私の人生を変えたものが、人を救えないわけがないんですから。

38『音仙』:2016/07/18(月) 23:14:58
>>37(雑賀 華)

「はい、聴き終りました……ありがとう。
 私も小さいころから……ハブにされる事が多かったです。
 なので、その点の共感が、ネ、ある程度はできますが……
 キミの前向きさは……羨ましいです。私には出来なかったから。」

「……キミの心の中で、この『特別な才能』は目覚めを待っていました。
 ……芸は、身を助ける。そしてこのスタンドはキミの芸を助けてくれます。
 決して強い力ではなく……『荒事』にはさほど向いて、いませんが……
 しかし、『注目を集め』『人を救う』事においては……『一流』でしょう。」

  「さて……それでは、ご清聴を。」

         「耳を澄ませて、どうか。
           ――お聴き逃しないよう。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン
  

―――――――――――――――――――――――――――――――――

『白いカラス』のヴィジョンのスタンド。
飛行時、地上に向けてまばゆい『光』を投射。
その様子はさながら、『生けるスポットライト』。
これによって照らし出される丸い領域を『照準』と呼ぶ。

『照準』は、無生物の動きを『誘導』し引き寄せる。
雨のように放たれる弾丸の嵐を逸らす事にも、
投げ渡されるチップを回収する事にも使う事が出来る。

基本的には『形ない物』は誘導できないのだが、
例外的に唯一可能とするのは――『視線の誘導』。

あるいはこちらが先にある能力で副次的に、
無生物の誘導も可能……なのかも、しれない。

『イッツ・ショウ・タイム』It's Showtime!
破壊力:E スピード:C(飛行:B)  射程距離:B(15m)
持続力:C 精密動作性:B      成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――――――

             雑賀 華(さいか はな)→己の特別な才能を聴き、『把握』。

39『音仙』:2016/07/18(月) 23:18:50

空を舞う『白いカラス』のスタンド。
飛行時にスポットライトのように真下を照らし丸い『照準』を描く。
この『照準』には、無生物の動きや、『生物の視線』を誘導できる。

『イッツ・ショウ・タイム』
破壊力:E スピード:C(飛行:B) 射程距離:B(15m)
持続力:C 精密動作性:B      成長性:D

【基本情報】
1.白いカラスのスタンド。『ス精BB』で自由に飛行可能。歩く場合『ス精CB』。
2.体長『50cm』ほど、翼開長は『1m』ほど。下記の『光』は胴体から投射される。特別な部位ではない。
3.ダメージフィードバックと視聴覚のリンクを有する。翼は腕にフィードバックする。
4.飛行時のみ、地面に向けてスポットライトのように光を投射。真下の位置が丸く照らされる。
5.この丸く照らされる領域を『照準』と呼称する。範囲は『半径50cm』ほどの円形。
6.光はスタンドとは異なり一般人にも視認出来る。近くで見ても、眩しいとは思わない。
7.スポットライトがそうであるように、『照準』外部は気休め程度にしか明るくならない。
8.飛行時であっても光の投射を止める事は可能。また、飛行時以外の投射は不可能。

【誘導灯】
1.上述した『照準』から『半径3m』以内の無生物の動きを、『照準』の中心に引き寄せるように誘導する。
2.動いていない無生物が勝手に動き出したりはしない。あくまで既存の『動き』を誘導する。
3.基本的に照準の中心に誘導するが、既に物がある場合は少しズレた位置に、照準内が埋まっていれば上に重ねる。
4.誘導のパワーは『C』。『パワーB』の動きまでなら誘導出来る。『パワーA』の動きには力負けし、誘導自体が不可能。
5.誘導は基本的に動きのスピードを保つが、『パワーB』の動きは『一段階減速』した上で誘導する。
6.空気や液体、熱、光など、『形が無い無生物』の動きは誘導出来ない。それらが入った容器などなら可能。
7.手に持った道具や乗り物、スタンドによる操作など、『生物が意思で直接動かしている無生物』も誘導出来ない。
8.同時に誘導できる物の重量には制限があり『合計15kg』まで。それを超える分は同時には誘導出来ない。
9.誘導中の物が外的要因で軌道を逸らされた場合、誘導再開は即座に可能。
10.誘導し終えた、または誘導中に停止した無生物は、再び動き出したりしなければ能力の影響から外れる。
11.光の投射が止まって照準が無くなれば、全ての誘導されている無生物が能力の影響から外れる。

【視線誘導】
1.生物や形の無い物は誘導できないが、唯一例外として『生物の視線』は無生物とみなして誘導できる。
2.生物と『照準』の距離に関わらず、対象が『光を視認』していれば視線誘導は行える。
3.ただし視線に目的――『強い意志』がある場合には『視線も生物』と判定され、誘導は行えなくなる。
4.明確に何かを求めて視線を動かしている、どこかを注視しているなどが主な『強い意志』のある視線。
5.視線には『重さ』が無いため、視認さえさせ、条件を満たすなら何十人もの視線を一挙に集める事も可能。
6.誘導した後の視線を照準に固定するような効果はなく、『強い意志』で目を逸らされれば誘導は中断される。
7.あくまで傾向だが、この能力に勘づいた者は往々にして『誘導させない』という強い意志を視線に持たせがち。
8.これも傾向だが、戦闘状況では意志の弱い視線の動きは減り、また視線を逸らそうと思えば一瞬なので意味は薄い。

40名無しは星を見ていたい:2016/07/19(火) 00:06:02
1.須々木 遠都
2.男
3.10台中盤
4.
「例えば自動車が、道路を制限速度よりちょびっとだけ速く走っている……
 歩行者も、周りの車も、それに気づかない。
 もし気づいたとしても、いちいちその車の傍まで行って注意はしないだろう。

 けれど一方で、電車の中の優先席でどっかと座っていると……
 すごく……居心地が悪く感じる。誰かが非難するんじゃあないかって……

 未成年がコンビニで買った煙草をスパスパ吸っているのを厳しく取り締まっても、
 一方で、クラスの中で誰かがいじめられていても見て見ぬフリをするし……

 残業が馬鹿みたいに多くったって、文句を言う人なんていないのに、
 一分一秒どころか、五分前には始めていないと『非常識だ!』って怒られる。

 僕が気になっているのは、つまり、

 『どうして世の中には、守らなくてもいいルールがあるんだ?』 ってコトだ……。」

42『音仙』:2016/07/23(土) 04:26:28
>>40(須々木 遠都)

「はい、聴き終りました……ありがとう。
 キミの疑問は……ええ、よくわかります。
 なぜルールを守らない事が許されることがあるのか。
 なぜ同じルール違反でも、感じ方が変わる事があるのか?」

「性格? 価値観……? あるいは、世間体? 虚栄心? 恐怖……?
 一言、二言でくくれる理由では、ないのかもしれませんね……エエ。
 ああ……すみません、当然、私は決して……全知というわけではないです。
 普通の人間ですし、私自身、煙草のポイ捨てに憤る日も時々ありますが……
 じゃあ、一度たりともルールを犯したことが無いとは、とてもとても……ネェ。」

「……話が長くなってしまいましたね、どうにもこうにも。
 キミの『特別な才能』の、話に移りましょうか……もっとも。
 この力も……その、答えをくれるというわけでは、ないのですが。
 しかし、キミが答えを出す事を、手伝ってはくれる、気がします……」

     「……さて、ここからは。」

               「――お聴き逃しないよう。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

発現時点では『纏うタイプ』のスタンド。
黒・赤を基調にしたヒロイックなスーツのヴィジョン。

誰かの『ルール違反』を視認した時、即座にヴィジョンを解除可能。
そうすると『違反者』の周囲に、『人型形態』として『再発現』出来る。

人型形態では、『違反者』を起点にした射程距離で行動する。
あくまで発現までが能力であり、手を下すか否かは本体の判断。
持続時間は短く、解除時、元の纏うタイプ――『装甲形態』として『再発現』出来る。

人型形態の発現中に違反者が再び違反を犯せば持続時間は伸びる。
あるいは、違反者とは別の誰かが新たにルール違反を犯せば、
人型形態をそちらに、『転移』するかのように『再発現』させられる。

『スモールタウン・ヒーロー』Small Town Hero
破壊力:B スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:C

『人型形態』
破壊力:B スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                              須々木 遠都→己の『特別な才能』を聴き、把握。

43『音仙』:2016/07/23(土) 04:32:53
赤と黒を基調とした纏うタイプのスタンド。
『ルール違反』を視認した時、『人型形態』に移行可能。
『人型形態』は本体ではなく、ルール違反者の周囲に発現される。
『人型形態』の時間切れまたは任意解除後、元の纏うタイプに戻る。

『スモールタウン・ヒーロー』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:C

『人型形態』
破壊力:B スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:C

【装甲形態→】
1.纏うタイプのスタンド(装甲形態とも呼称)。赤と黒を基調にしたヒロイックなスーツのヴィジョン。
2.この状態で『ルール違反』を『視認』した時、タイムラグなくスタンドを解除可能。ルール違反の定義は後述。
3.この方法による解除時、スタンドは下記の『人型形態』へと移行する。
4.人型形態発現の起点となった『ルール違反を犯した者』を、この詳細では『違反者』と称する。
5.自分自身がどんな違反を犯そうが、『違反者』とする事は不可能。
6.スタンドを未発現の状態で『ルール違反』を見ても、人型形態は発現できない。

【→人型形態】
1.ルール違反視認による解除から一拍後、『違反者』の周囲に『人型スタンド』として再発現される。
2.人型形態は纏う形態と比べ、精密さに劣るが、スピードは高い。本体が入っていない為かもしれない。
3.周囲とは、『違反者』から『3m』離れた正面、または真後ろの地点。何かに重なる位置の発現は不可。
4.該当する地点が壁などで完全に埋まっている場合は、ルール違反を視認しても纏うタイプの解除が出来ない。
5.外見は装甲形態と同一。ダメージフィードバック、視聴覚のリンクを有する。任意解除も可能。
6.人型の射程は『違反者』から『5m』。持続時間は『1分』。本体からの射程は無関係。
7.人型形態が任意か時間切れで解除されると、その一拍後に『装甲形態』として再発現する事が可能。
8.射程外、気絶などイレギュラーな解除の場合は『強制解除』扱い。再発現は不可能。
9.発現中に『違反者』が再びルール違反を犯した場合、持続時間が『1分』延長される。

【→新しい違反者へ】
1.人型形態の発現中、人型の視覚で現在の『違反者』以外の『ルール違反』を『視認』する事で可能。
2.現在の人型を即座に解除。その一拍後、『纏うタイプ』を経ず、人型を『新しい違反者』の周囲に再発現させる。
3.本体の視覚で視認しても、この『新しい違反者』への再発現は不可能。
4.再発現されるため、持続時間は『1分』まで回復する。

【ルール違反の基準】
1.『ルール違反』判定にはいくつかの条件や基準がある。
2.該当の『ルール』について、『本体』が把握している必要がある。
3.該当の『ルール』を、本体自身が『過去5分以内』には破っていない必要がある。
4.該当の『ルール』は、責任者などによって正式に定められ、公布されている既存の物である必要がある。
5.公布の手段は、張り紙、回覧板、ネット上での掲示など『形に残り広く見られる方法』なら可。
6.違反者とする対象が、『該当のルールが適用される存在』である必要がある。
7.対象が実際に該当の『ルール』を犯している必要がある。『冤罪』では不可能。
8.現行犯しか対象には取れない。過去に違反を犯したのが明確であっても不可能。

6の例)教師が定めた『小学校のクラス規則』は、大人や他の学校の生徒には適用されない。
    だが、学校が定めた『廊下を走るな!』というルールは全校生徒や教師に適用されるし、
    国や自治体が定めた『学内への侵入を禁ずる』ルールは、不法侵入者なら誰であれ適用される。
    あるいは、『アメリカの法』は『日本にいる日本人』には適用されない。

44名無しは星を見ていたい:2016/07/23(土) 11:03:51
1.名前
 梁上 笑理(りょうじょう えみり)
2.性別
 女
3.年代
 中学生
4.心の声
 『心の声』? それはもう、自分への自信に満ち溢れているに決まっているでしょう!
 このエミリさんに不可能はありませんからね。当然です。何なら貴方の悩みを解決してあげましょうか?

 …………いえ、すみません。多分、こんなこと言っても無意味ですよね。
 虚勢なんです。……どうしても意地を張っちゃって、大きなこと言って……。
 本当のことを言えばいいんですけど、それが怖くって……。
 今までは、それでもなんとかやってこれたんですけど、なんかもう、キツくて……。
 …………すみません、何言ってるんだろ、わたし……。

45『音仙』:2016/07/28(木) 00:15:55
>>44(梁上 笑理)

『藤原しおん』と名乗った女は、
『本題をどうぞ』と言ってから黙り込んだ。
洋室の内に、とっぷり、静寂が満ちた。

それから――

「…………」

   キィ

       ィィィ


――何か、難儀している?
もう少しだけ、時間がかかるようだ。

「あの、すみません。その……ネ……
 キミのはとても特別な……『特別な声』でして……」

       「もう少しだけ……ほんの。
        座っていて、くれますか……」

返答は望んでいないのかもしれないが、そこら辺は自由だ。

――――――――――――――――――――――――――――――
♪遅れており大変申し訳ございません。
  遅くとも今夜には『供与』する見込みです。

46梁上:2016/07/28(木) 00:41:24
>>45
   「………………」

梁上は不安そうに目の前の女性――『藤原しおん』を見ていた。

   「あっ? ……ええっと……はい」

突然の呼びかけに、やはり不安そうに、頷く。
しかしすぐに勝気そうな表情を浮かべた。

     「……分かりました!」 

  「どっ、どんと構えて待っていますとも!」

                     「あっ……」

                          「…………」

…………その態度が『無意味』だということを思い出して、すぐ引っ込めたが。

47『音仙』:2016/07/28(木) 23:52:54
>>46(梁上 笑理)

「はい、聴き終りました……ありがとう。
 時間がかかってしまいまして、申し訳ないです……さて。
 心の悩み、虚勢という鎧、本当の自分と演じる自分の乖離……
 そういった心の叫びとは、私にとって、一種の『専門分野』です。
 もっとも……その、いわゆる『聞き専』では、あるのですが……
 すみません、ネ……カウンセリングは小さくかじっている程度なので。」

「さて……私には。キミの苦しみを消す手段は無い……です。
 あるとすれば、それは誰にでも出来る……つまらないやり方だけ。
 解決の糸口は……月並みですが、『他者』との繋がりにあるのでは。
 ……演じずとも接せる相手がいれば。輝かしい糸によってつながれれば。
 もしかすれば少しばかりは……ネ。気休め程度でも、楽になるかも、しれません。」

「さあ。私に出来ることを、させていただきます……
 キミの『特別な才能』に、『おはよう』を告げることを。
 そうして、そう。その産声を……キミに、聞かせる事を。」

   「……この光が縁を結ぶことを祈ります。」

            「――さあ。お聴き逃しの、ないように。」

   キィ
      ィ

           ィィーー

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

光の糸を編んだような、スマートな人型のスタンド。
ヴィジョンは糸状に分解されながら『透き通る物』を透過。
向こう側に到達する事で形を取り戻し、干渉出来る。
また、その見た目に違わず動作速度は『神速』の領域。

その能力は――透明物への『風景の固定』。
透過対象になる透明物に触れる事で、その位置での『向こう側の風景』を固定。
透明物の位置が変わっても、固定した時点での位置に基づく風景を投影させ続ける。

固定中の透明物に伸ばした手は、その裏側ではなく固定された風景へと伸びる。
つまり――その場にいながらにして、固定された風景の場所へ干渉する事が出来る。

『ヴォヤージュ24』Voyage 24
破壊力:C スピード:A  射程距離:E(2m)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                   梁上 笑理(りょうじょう えみり)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

48『音仙』:2016/07/28(木) 23:54:33
透明な物を透過し、向こう側に干渉できるスタンド。
触れた透明な物に、その位置の『風景』を固定する。
固定している最中の透明な物を透け通れば、風景に干渉できる。

『ヴォヤージュ24』
破壊力:C スピード:A  射程距離:E(2m)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚のリンクを持つ。
2.ヴィジョンはガラス板、レンズ、澄んだ氷など、『向こう側の風景が透けて見える』物を『透過』する。
3.多少濁っていても問題ない。『向こう側に書いてある文字が読めるか』が基準。
4.この『透過できる物』を、以後『透明物』と呼称する。
5.透過中の部位は無数の光の糸のように分解され、向こう側に出ると部位の形を取り戻す。
6.透過の最中に透明物が砕かれるなどすれば、部位は即座に元の形を取り戻すが、一瞬ショックで動けなくなる。
7.透明物の内部で透過を取りやめるなどは不可能。また、透過中に透明物を傷つける事も出来ない。
8.持ち物は『握りこぶし』程度の大きさ(量)までなら、透過時に『光の糸』に変えるようにして巻き込める。
9.透明物の内部に物を置き去る事は不可能。不慮の事故で残ると『パスCC』で弾き出される。その際透明物は傷つかない。
10.元から透明物の中に埋まりこんでいる物を抜き取ることは可能。素手の場合、その物体に光の糸が触れたと同時に『巻き込み』に入れる。
11.なお、あくまで『透過』の能力。極めて分厚いガラスなどは、向こう側まで手や足が届かない場合もある。

【風景の固定】
1.透明物の面に触れる事で、その時点での『風景の固定』を行える。
2.ここでいう『風景』とは、透明物の向こう側に見える風景のこと。
2.固定を行った透明物には、常に『固定した位置』における『風景』が投影される。
3.電車の窓の風景を『駅』で固定すれば、電車がどこまで走ろうがその窓は駅の風景を見せ続ける。
4.風景が固定された状態の透明物を、『スクリーン』と呼称する。
5.投影はリアルタイムであり、ある時点で止めたりは出来ない。
6.触れていない面は『スクリーン』にならず、通常通りに向こう側を透けて見せる。
7.『スクリーン』にしておける透明物は『4つ』。能力射程は『200m』。持続時間は『24時間』。
8.『スクリーン』は半壊以上すれば、普通の透明物に戻る。また、破片も能力下から外れる。
9.『スクリーン』のサイズ下限は『ハンカチ』程度。

【風景への干渉】
1.上記の方法で作りだされた『スクリーン』も、ヴィジョンによる透過の対象。
2.その場合、投影された『風景』が実際にそこにあるかのように、スクリーン越しに手を伸ばして干渉出来る。
3.つまり、腕を『スクリーン』の向こう側へ突っ込むと、裏側ではなく『固定した際の位置』から腕が現れる。
4.『風景』の場所が射程外であっても、手や足、半身など一部だけなら動かす事が可能。
5.ヴィジョン全体を『風景』の場所へと飛ばした場合、行動するよりも早く強制解除される。

【図解】

      │
   ス.腕│手A
      │

         B

(ス:スタンド。腕と手はそのまま。)
透明部の向こうに物体Aが見える。
この状態でスタンドが手を伸ばせば、
透明物を透過してAのある側へと突き抜けられる。


      │
   ス.  │ A
      │

         B

そして、この状態で風景を固定(『スクリーン』化)する。
この時点では何ら変化はないが・・・

   ス    A
   
      │
      │ B(スクリーンの向こうからは『A』に見える。)
      │

『スクリーン』の位置がBの方向へずれても、
元の位置の風景(Aが見える)リアルタイムで映り続ける。

また、『スクリーン』に手を伸ばすと・・・

       手A
   
      │
   ス.腕│ B
      │

固定を行った際の位置から手が飛び出す。
そのため、スクリーンの向こう側には干渉できない。

49名無しは星を見ていたい:2016/07/29(金) 15:22:13
1.草壁 多聞(くさかべ たもん)
2.男
3.三十代前半
4.自分で言うのもなんですが、私は人様に迷惑をかけることが何よりも嫌いなんです。
というのは、私の実家が厳格な家庭でして、「人様に迷惑だけはかけるな」と
子供時分から厳しく躾られてきましてね……。
その結果、こういうような性分になった訳で、今まで「悪いこと」と言われるようなことは、
一度だってしたことはありません。
ところが……その反動でしょうかねえ。
最近になって、何か「悪いこと」をしてみたいという欲求が強くなってきたんです。
そういう欲求は昔からあったんですが、ここのところそれが抑えがたくなってきて、
仕事も手につかない次第でして……。
それで、生まれて初めてちょっとした「悪いこと」をしてみようかと考えているんですが、
人様の迷惑になるようなことはしたくないのです。
私がちょっとしたスリルを味わえて、なおかつ誰にも迷惑がかからないようにする……。
そんな上手い方法はないものでしょうかねえ。

50『音仙』:2016/08/02(火) 22:12:16
>>49(草壁 多聞)

「はい、聴き終りました……悩ましい『声』、ですね。
 ……殺人鬼に、『凶器の包丁』を、売った金物屋は悪くない。
 しかし『殺人に使うと分かって包丁を売る』のは……どうでしょうか。
 いえ、キミは殺人なんて、大迷惑は決して犯さないと、思いますけど……
 『悪い事がしたい』という、動機は……ネ、少しばかり警戒してしまいます。」

「キミの中で目覚めた『特別な才能』は……
 決して『誰にも迷惑をかけない』とは言えません。
 どうかキミが、その尊い『理性』を保つ事を……
 平穏な町の声の一つであり続けてくれる事を、願っています。」

「……さあ、これがキミの『悪戯』の道具。
 二十数年遅れの『悪い遊び』を存分に……エエ。」

         「――――そのためにもまずは、お聴き逃しなく。」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

枯草が絡まる、細い手足の人型スタンド。
やや非力であり、純粋な格闘には不向き。

手で触れた物に『騒ぎの種』を仕込む能力。
種は、周囲に人がいなくなると『発芽』する。
誰か一人でもその無生物を見ていれば、何も起きない。

騒乱の種が発芽した時、その宿主は『故障』する。
引き起こせる故障は、本体が知っている範囲なら自在。
誰かが故障や痕跡を目撃すると、故障は『無かった事』になる。
とはいえ、故障によって引き起こされた二次被害は元に戻らない。

『アンサング』UNSUNG
破壊力:D スピード:C  射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
              草壁 多聞(くさかべ たもん)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

51『音仙』:2016/08/02(火) 22:26:49

触れた無生物に『騒乱の種』を埋めるスタンド。
種は人目がなくなれば発芽し、無生物を『故障』させる。
『故障』を誰かが目撃した瞬間、それは無かった事になる。

『アンサング』
破壊力:D スピード:C 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.人型のヴィジョン。視聴覚リンクと、ダメージフィードバックを有する。
2.手で触れた『無生物』に、『騒乱の種』を埋め込める。種の視認や抜き取りは原則出来ない。
3.一つの無生物には一つしか埋め込めず、同時に埋め込んでおけるのは『3つ』まで。
4.埋め込める無生物の最小は『ボールペン』程度。最大は『一辺が2.5mの立方体』程度。
5.『種が埋め込まれた無生物を、視界に入れている人間がいない』状態になると、『発芽』する。
6.発芽は、その無生物に任意の『故障』を引き起こす。故障については次の項目で。
7.種には射程距離があり、スタンドから『50m』離れれば解除される。持続時間は『10分』。
8.埋め込んだ無生物が半壊以上に破壊された場合も、種は解除される。
9.ダメージフィードバックも独立した意思も無いスタンドは『無生物』になりえる。

【故障】
1.その無生物に起こりえると本体が知っている故障であれば、埋め込み時に自由に選択できる。変更は不可。
2.一つの種で、一つの無生物に起きる故障は、『一つ』だけ。
3.石ころなど、故障という概念が存在しない(本体が知らない)なら、ひび割れて『ばらばらに崩れる』。
4.この崩れる形での故障のみ、どんな無生物にでも選択できる。崩れる際の勢いは『パスED』程と弱い。
5.一度起きた『故障』に『射程』や『持続時間』のような物はなく、後述の『復元』が発生しない限りは故障したまま。
6.なお、『故障』の内容の選択は本体の知識に因るため、本体にとって未知な物に複雑な故障は引き起こせない。

【復元】
1.『故障』そのものや、無生物に残った痕跡を誰かが『発見』すると、故障は無かったことなる。
2.無生物は即座に復元され、元の位置・状態に戻る。復元と同時に、離れた破片などは消失する。
3.木っ端みじんに消し飛ぶような故障を起こしても、破片一つでも目撃されれば元の位置で復元が起こる。
4.当然ではあるが、故障が大きく派手な物である程発見されやすく、逆に内部に留まる故障は発見されにくい。
5.元の位置に戻った事で無生物が何かと重なる場合、その何かの方が押し出される。勢いは『パスDC』。
6.勢いは前述の通り強くないが、重ならない位置への『押し出し』自体は、重なっている物の重さ問わず成立する。
7.押し出すスペースが無い場合のみ、『復元』は起こらない。
8.故障に巻き込まれた事で傷ついたり、移動した物については復元されない。あくまで無生物のみ。
9.故障した物が外的要因で修理、変形していた場合も元の形に戻る。その際、後付のパーツは『パスDC』で弾き出される。

52『音仙』:2016/08/02(火) 22:33:48
>>50(微訂正)

「あ……失礼しました、混線がありましたね。
 いえ、内容に間違いはないのですが……」

―――――――――――――――――――――――――――――

枯草が絡まる、細い手足の人型スタンド。
やや非力であり、純粋な格闘には不向き。

手で触れた無生物に『騒乱の種』を仕込む能力。
種は、周囲に人目がなくなると『発芽』する。
誰か一人でもその無生物を見ていれば、何も起きない。

騒乱の種が発芽した時、その宿主は『故障』する。
引き起こせる故障は、本体が知っている範囲なら自在。
誰かが故障や痕跡を目撃すると、故障は『無かった事』になる。
とはいえ、故障によって引き起こされた二次被害は元に戻らない。

『アンサング』UNSUNG
破壊力:D スピード:C  射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――

「……こちらの方が、意図が伝わりやすい、ですね。エエ。」

             「すみませんね……どうにもこうにも。」

53名無しは星を見ていたい:2016/08/22(月) 14:34:35
1.蛇喰 正義 ジャバミ マサヨシ

2.男

3.三十代中盤

4.槍術ってのが世の中にはあってね。うちの師匠は古武術とそれを教えてくれた。
昔は熱心にやってたよ。娯楽を捨ててね。でも怪我しちゃってドクターストップ。それからは荒れ放題。
ショックだった。いままでそれしか無かったんだから、無くなったら何も残らなかったんだ。
気付いたらこの歳までやりたいことも無くぶらぶらしてるだけ。

ちょっと前に爺さんと喧嘩になってね。酔ってたんだ、僕がだけど。
気付いたら見覚えのある所で寝てて、自分が負けたことに気づいたよ、それと喧嘩した爺さんが師匠だったことにもね。
色々話したよ。聞いたら門下生はみんないなくなったって。
でも辞めるって聞いてないから僕は所属扱いだったんだと。爺さん笑ってたよ「帰ってくると思ってたぜ」ってね。

そういうこともあってね。現役復帰することにした。もう技も全然できないし、知るものも語るものもいないような流派だけど、いいだろう。
もう一度人生をやり直すんだ。
僕らの武が世にその名を轟かせた時、僕の人生が生き返り、生きてることに意味ができるんだよ。

54名無しは星を見ていたい:2016/08/24(水) 17:53:12
1.警固屋 けいこ(けごや けいこ)
2.♀
3.30前半
4.清月学園高等部で体育の教師をしてる警固屋けいこだ。
  女子野球部と、後へヴィファイト同好会の顧問もやってるぞ。
  名前は漢字で書くとすごい変だし何でその字にしたのか理解不能なんでひらがなな。追求するやつはケツバット。
  あとけいこちゃんとか呼ぶやつもだ!警固屋先生と呼べ!!

  後は…後は………なんだろ。から揚げが好きとか…あーもー特にないや。終了。

55『音仙』:2016/08/27(土) 13:03:55
>>53(蛇喰 正義)

「…………はい、聴き終りました。ありがとう。
 槍術、ですか。私はその、ネ……詳しくはないですが……
 キミの心の声からは、深く刻まれた『熱』を感じました。
 それこそ、エエ、大きな言葉を使うならば……『人生』ですか。
 槍に捧げた人生……私には、エエとても、想像もつかない『武の道』」

「ブランクの存在は暗い影のようにも思えますが……ネ、
 これを幸と見るか、不幸と見るかはキミ次第、かもしれません。
 空白の時間に心の奥底へ、どろどろと溜めこまれた思いが……
 まるで『宝石』のように、この才能を生み出したのだとすれば……」

      「いえ、判断するのはキミの役目ですね。 
       それでは、どうか。お聴き逃しのないよう」

               「――――ご清聴を」

    キ ィ

         ィ  ィ ――― ン

――――――――――――――――――――――――――――――――

一本の『和槍』のヴィジョン。
槍の穂先は『20cm』程、柄は『2m』ほど。
太刀打ちの『30cm』は赤い鱗に覆われている。
本体はこの槍を扱う際、常人を超えた『怪力』を得る。

能力は――本体の周囲の無生物を『竜鱗』で覆う事。
範囲は『1m刻み』で調整が可能、最大で『半径5m』。
無生物が動いたり、射程から出たりすると剥がれ落ちる。

竜鱗は強固であり、また、『熱』にも強い。
動かされない限り、無生物は伝承の竜の如き守りを得る。

唯一、この槍の穂先は竜鱗を容易く裂いて貫き、
また竜鱗に覆われていた無生物をもまとめて貫く。

『ドラゴノート』Dragonaut
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――
       蛇喰 正義(ジャバミ マサヨシ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

56『音仙』:2016/08/27(土) 13:06:54
一本の和槍のヴィジョンのスタンド。
本体の周囲の無生物を『竜鱗』で覆う。
このスタンドの穂先は『竜鱗』を容易く貫く。

『ドラゴノート』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.和槍のスタンド。柄は利き腕、穂先は手にダメージフィードバックを有する。
2.槍を手に持った状態で発現され、手放すと『3秒』で解除される。持ち替えや片手持ちは可能。
3.槍の長さは柄が『2m』、穂先が『20cm』ほど、計『220cm』。
4.太刀打ちは柄の穂先側『30cm』程。この部分は赤い鱗に覆われている。
5.柄の強度は、『パB』をまともに受けると折れる程度。太刀打ち部分は『パB』にも数発は耐える。
6.穂先は鉄並の強度、生物の肉体程度ならば容易く突き刺さる鋭利さを有する。
7.刺突に向いた形状ではあるが、斬撃でも『ナイフ』程度には斬れる。
8.穂先は後述する『竜鱗』、および『竜鱗に覆われている無生物』を硬度を無視して裂き、貫ける。
9.この槍を握っている限り、本体は『パB』として扱われる。

【竜鱗:発現と解除】
1.槍を持っている時、本体の周囲の『無生物』は、表面を『竜鱗』で覆われる。
2.能力の範囲は、本体の任意で、半径を1m刻みで調整可能。最大で『半径5m』まで。
3.調整には、一呼吸ほどの間が必要。
4.『スD』以上で動き続けている物に対しては、竜鱗は発生しない。
5.覆われた無生物が『スD』以上で動く、または『範囲』から出ると即座に竜鱗は剥がれ落ちる。
6.剥がれた時点で『覆われている』とは見做さない。剥がれてすぐ、竜鱗は完全に解除される。
7.また、破壊されて物体上から剥がれ落ちた場合も、同様に解除される。
8.解除された場合も、再び無生物が範囲内で動きを止めたなら、竜鱗はそれを覆う。
9.射程を『0』にする事で、実質発現を『オフ』にする事は可能。個別での解除などは不可能。

【竜鱗の性質】
1.竜鱗は、実体化したスタンド物質。深い緑色で、岩のような質感。尖っていたりはしない。
2.『パB』以上で破壊・引き剥がし可能。『パC』でも道具などを用いれば砕ける可能性がある。
3.竜鱗自体に重さは無く、また、無生物を覆った際の分厚さの増加は『2cm』程度。
4.極めて熱に強く、不燃性。まず焼ける事は無い
5.先述したように、竜鱗は『ドラゴノート』の穂先には硬度を無視して抵抗なく引き裂かれ、貫かれる。
6.これも先述したように、竜鱗に覆われている状態の無生物もまた、項目5の状態になる。
7.覆う時、対象の形状を保ちはするが、可動部や機能性は考慮されず表出している全面が覆われる。
8.二つの密着している物体は、鱗によってまとめて覆われるため、実質『接合』に近い状態となる。

57『音仙』:2016/08/27(土) 13:14:11
>>56(詳細・追記)

【竜鱗:発現と解除】
10.『実体化していないスタンド』『不定形物』、『生物の衣服・それに準ずる物』は、竜鱗に覆われない。

58『音仙』:2016/08/27(土) 13:29:45
>>54(警固屋けいこ)

けいこちゃん……もとい『警固屋先生』。
心の声を秘め、彼女はドアを――――

   キィィ
      ィィイ
         ン


耳に鈍い痛みが走った。
何か――何か、声が聴こえたのだ。繰り返し。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【供与の手順】
#1.行列を見ながらでは、私の心が乱れてしまいます。
    前の方の番が終わるまでは……外で待っていてください。
   (※志願は常に『一人ずつ』受け付けます。よくリロードしてください。)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


・・・つまり、先客がいるらしかった。

       ズキズキ

耳の痛みは中々取れない……
人と話すのに適したコンディションではない。

どうやら・・・・今日のところは、出直した方がいいらしかった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆当スレでの志願の際のルールは>>1-2 >>4をご参照ください。
★当スレへの警固屋PCでの再度の志願は、可能とさせていただきます。

59名無しは星を見ていたい:2016/08/30(火) 22:43:50
>>58
「出直して今日は飲みにいくか」

帰った。

60名無しは星を見ていたい:2016/09/04(日) 16:28:55
1.警固屋 けいこ(けごや けいこ)
2.♀
3.30前半
4.清月学園高等部で体育の教師をしてる警固屋けいこだ。
  女子野球部と、後へヴィファイト同好会の顧問もやってるぞ。
  名前は漢字で書くとすごい変だし何でその字にしたのか理解不能なんでひらがなな。追求するやつはケツバット。
  警固屋先生じゃなくてけいこちゃんと呼ぶやつもケツバット。
  好きな食べ物は唐揚げ。レモン汁じゃなくてマヨネーズ派。

  あとお前、こないだ私のことをけいこちゃんとか言ってなかったか?聞き違いか?聞き違いならいいんだけど。
  (素振りしながら)

61『音仙』:2016/09/07(水) 21:49:19
>>60(警固屋 けいこ)

「はい、聴き終りました……ありがとう。
 エエト……耳は治りましたか。それは何よりで。
 なにせ、その。『聴き違い』をする程度には、
 傷んでいたようですし……エエ、聴き違いですとも」

「キミにも……『特別な才能』がありました。 
 とてもシンプルで、しかし力強い才能……
 決して、これを『体罰』には、用いないよう……ネ。
 もちろん、そのようなことは、しないと思っていますけど」

「では……お伝えします。
 お聴き逃しの、ないように」

          「どうか、ご清聴ください」

   キ
      ィ

         ィィィ―――― ン

―――――――――――――――――――――――――――――

屈強な人型のヴィジョンを持つスタンド。
パワーに優れ、また意外に繊細な操作が可能。

殴った物を一時的に『全開状態』にする能力。
蛇口やシャワーは完全にひねられた状態に、
箱や本、ドアなども開きっぱなしの状態になる。
そしてこの全開にする力は、一時的に持続する。

全開を阻む施錠やダイアルロックも能力対象に出来、
まるで正しい手順を取ったかのように自然に解錠される。
ただし電子ロックなど、難しい物を『全開』には出来ない。

『生物』も基本的に難解であり能力の範疇外だが、
『ヤル気』のみ能力の範疇内であり、『全開』に出来る。
『ヤル気全開』では能力が向上するが、手が抜けなくなる。

『ザ・ブレイクスルー』The Breakthrough
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――
        警固屋 けいこ(けごや けいこ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

62『音仙』:2016/09/07(水) 21:51:46
叩いた物を、一時的に『全開』にする能力。
無生物だけでなく、生物の『ヤル気』も対象内。
電子ロックなど、難しい物を能力対象にする事は出来ない。

『ザ・ブレイクスルー』The Breakthrough
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のヴィジョン。ダメージフィードバックを有する。
2.能力は叩いた・または殴った物に対して発動する。
3.能力射程は『10m』、同時に能力対象にしておける数は『3つ』まで。
4.同じ一つの開く機構、または生物に対して、能力を重ねがけする事は不可能。
5.能力の対象に出来る機構、生物の限界サイズは、『一辺3mの立方体』に収まる範囲まで。
6.持続時間は、能力の対象を問わず一律『30秒』。望むならば任意解除も可能。
7.本体自身も、能力対象にする事が可能。

【全開:無生物】
1.蓋、箱、扉、鍵、チャック、蛇口など物理的に『開く』機構を有する物が能力対象。
2.その対象が『全開』になる。つまり、可動域のギリギリの限界まで『開く』。
3.開くパワーとスピードは『パスBC』。この開くパワーは持続時間の間、持続して対象を開き続ける。
4.能力だけでは破壊は起こらない。無理に閉じようとする、開くのを阻まれる等の外的要因が絡めば起こりえる。
5.一つの物体の中に、多数の開く機構がある場合は、『3つまで』をまとめて開かせられる。
6.開く機構が複数の方向に開くことが出来る場合は、どちら側に開くかは任意。
7.鍵やダイアル錠など『物理的な理由で開かない』物は、能力対象にすれば、正しい手順を踏んだように動き自然に開く。
8.電子制御、指紋・声紋認証など『機械・電子的な理由で開かない』物は『難しい』と判定され能力の範疇外。

【全開:生物】
1.生物に対して発動すると、『ヤル気』を全開にする効果をもたらす。
2.能力対象は『手を抜く』事が出来なくなり、常に最大のパワーとスピードでの行動を強いられる。
3.ヤル気全開の行動時、パワーとスピードは、元のランクを超えない範囲で強化される。
4.つまり元のスペックが『C』の場合、同じ条件では『C』に競り勝つが、『B』には及ばない程度になる。
5.理性を全く損なうわけではなく、『行動しない』事で手を抜けない状態に対処することは可能。
6.精神的にも『ヤル気』が著しく向上するが、これの効きに関しては元の性格などで個人差がある。
7.効果はスタンドと本体の間でフィードバックする。ただし『能力』を無理やり発動させたりは出来ない。
8.ヤル気を除く人間の心や、肉体の構造などを『開く』事は『難しい』と判定され、能力の範疇外。

63名無しは星を見ていたい:2016/11/13(日) 05:49:06
1.常原ヤマト
2.男
3.24さい
4.復讐が終わったんです。
 高校生のころ、父さんも、母さんも、妹も弟も、みんな死んだんです。
 警察は取り合ってくれなかったんですが、俺の左目は見ました。
  俺の家族をみんな殺した奴がいたんです。
 俺、長男だったのに、誰も、護れなくて。悔しくて、悲しくて、犯人が憎かったんですね。
 復讐に駆られ、普通の人がやっちゃあいけない事を、
 たとえば人の殺し方とか、そういう法に触れるような事とかもいっぱい学んだんです。勉強熱心でしたよ俺は。
 何年も何年も、犯人を追い詰める事、殺すことだけを考えて生きてきました。
 目的のためダーティな事をいっぱいしました。暗くて苦しい人生でした。

  それが、ちょっと前に終わったんです。
 殺したのかって?それは…聞かないでください。言いたくないんです。
 とりあえず、俺の思うような形じゃなかった。それでも終わってしまった。
  終わって…俺は空っぽになってしまいました。
 虚しさすら…何ひとつ残ってなかった俺は、もう死んじゃおうって思って、自殺を図ったんです。
 でも俺は、死ななかったんです。

 何故かって?
 …笑わないで聞いてくださいよ。 

  ……『メイド』さんに助けられたんです。通りがかりの。
 しばらくその人の所にお世話になって俺は、
 何やってたんだろうって、何のための人生だったんだろうって、思ったりしてたんですけど、
 そのメイドさんに料理作ってもらったり、怪我の手当してもらったり…
  そしたら、何か、家族が生きてた頃を思い出して、涙が、溢れて、胸がいっぱいになっちゃったんです。
  
  空っぽだった俺の心が熱くなったんです。
 ずっと忘れていた愛を、俺は、『メイドさん』からもらって。
  人生が彩られた。忘れていたものを思い出しました。自分の愚かしさも。
 誰かを殺すことではなく、誰かを手伝い、助けるために生きる『メイド』はなんて…なんて、輝いているのだろう。
  道を外していた俺に、新しい道が示されましたように思えたんです。奪ったり奪われたりする生き方ではなく、与える生き方。


  俺のような悲しい人をふたたび世に出したくない……
 家族のいない人に…! おいしい料理を食べさせたり!! 部屋を綺麗にしてあげたい!!!
 俺は、もう復讐ではなく優しさに生きたいんです!!!!
 
  俺は拾ってくれたメイドさんを師匠と呼び『家政婦』の何たるかを学びました!!!!!勉強熱心でしたよ俺は!!!!!!
 自分用の『メイド服』を仕立て!!!!!!! とうとう『メイドさん』ですよ俺は!!!!!!!!
 みんなに愛を与えるんです俺は!!!!!!!!! 愛!!!!!!!!!!!

64『音仙』:2016/11/18(金) 20:40:57
>>63(常原ヤマト)

「はい、聴き終わりました――ありがとう。
 無数の糸がほつれきったような……複雑な人生。
 その全てを『盗み聞く』つもりは……ありません。エエ。
 それがようやくほぐれ始めた……と、言っていいのでしょうか。
 いえ、エエ……キミがそう思うなら、言っていいのでしょうけれど」

「『メイドさん』『メイド服』――その強烈な、エエ、強烈な体験が。
 少なからず、キミの『特別な才能』にも、影響しているのか……
 或いは形を与えたのが、その体験だったという、事でしょうか……?」

「いえ、私が想像を巡らせるよりも……
 キミ自身が一聞する方が、よろしいです……ネ。
 さて、それではお耳を拝借――どうかお聴き逃しなく」
 
「優しさに生きるにせよ」

     「……再び道に迷った時にも」

                「お役に立つ、才能かと――」

   キ
      ィ

         ィィィ―――― ン

―――――――――――――――――――――――――――――

小柄な人型スタンド。お伽噺のような衣装を纏う。
腕力は女子供並だが、精密な動きと長い射程が武器。

手の内に『裁縫道具』を自在に発現する能力。
針と糸をはじめに、手縫いに用いる物なら、およそ自在。

裁縫道具によって『手を加えた』物は、
その性質を『手縫い』に変化させる事が出来る。
薄い物なら見た目の特徴を残した布地に変化し、
立体物ならそういう形状の『ぬいぐるみ』になる。

『手縫い』になっても、対象の機能は損なわれないが、
素材相応におおむね脆く、軽く、柔らかくなってしまう。

『ドリーム・ウィーバー』Dream Weaver
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(20m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――
        
               常原ヤマト→己の『特別な才能』を聴き、把握。

69『音仙』:2016/11/18(金) 21:04:26
お伽噺を思わせる小柄な人型のスタンド。
『裁縫道具』を発現し、加工した物を『手縫い製』に変える。

『ドリーム・ウィーバー』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(20m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.小学生程度の背丈の人型のスタンド。
2.ダメージフィードバックと視聴覚のリンクを有する。
3.一般レベルの『手縫い』に用いる『裁縫道具』を手から発現可能。
4.裁縫道具の発現は『5秒に1つ』程度が目安。解除は遠隔・個別で可能。
5.裁縫道具の持続時間は『1時間』。射程はスタンドから『40m』。
6.同時に発現しておける量は『このスタンドのパワーで持てる量』まで。
7.『糸』を除き、裁縫の材料(布など)は発現不可能。布やボタン、ジッパーなど。
8.指貫き、裁縫用接着剤、針山などの『裁縫の補助道具』は、発現可能。
9.収納容器などは発現できない。このスタンド自身が『生ける裁縫箱』。

【手縫い化/発動条件と制限】
1.裁縫道具および後述の『布地』を用いて『加工』した物を『手縫い製』に作り替える。
2.加工とは『目に見える変化』の付与。縫う、切る、後述の『布地』を裁縫ボンドで貼り付けるなど。
3.チャコペンシルによる線引きや、待ち針による仮止めなど、『加工の準備』では意味をなさない。
4.発動の条件となった加工部分が除かれる・直る(糸ならば抜糸など)と、手縫い化は解除される。
5.能力射程は裁縫道具と同じくスタンドから『40m』。持続時間は『1時間』。任意解除可能。
6.同時に『手縫い化』させておける対象の数は『4つ』まで。
7.壁や地面など、大きすぎる物は加工部分を中心に『2m』の範囲が手縫い化する。

【手縫い化/性質】
1.『0.3mm』(厚紙や段ボールほど)より薄い物は『布地』に変化する。
2.厚い物だと、外側が『布地』に、内部は『詰め物』に置換され『ぬいぐるみ』になる。
3.どちらの場合でも、元々の外見的な特徴や『加工』のあとは残る。
4.布地や詰め物の素材は、一般的な手縫いに用いられる範囲で自由に設定できる。
5.手縫い化された物は実体化したスタンド物質になる。
6.手縫い化された物が備える機能は損なわれず、自壊もしない。
7.材質の強度や重さといった、素材としての性質は布地や詰め物相応になる。
8.『ぬいぐるみ』や『布地』は他の布地や糸での修繕が可能。
9.解除時には即座に元の素材に戻る。受けた破壊や異物の混入、加工などは残る。

【手縫い化/例示】
1.生物の場合、皮が布地に、血や骨、内臓などの内部器官が詰め物に置換される。
2.骨折などは無いが痛みはあり、部位を壊されれば動作への支障はある。頭が飛べば意識が飛ぶ。
3.部位がちぎれても糸で縫い付ければ動かせるが、応急処置に過ぎない。
4.詰め物が抜けても解除しない限りは機能停止はしない。形を保てず動作困難にはなりえる。
5.水道管や電線は、問題なく伝導でき、ライターなど熱を伴う道具が自らの熱で焼けたりもしない。
6.手りゅう弾など、自壊を機能の内に含む道具については、問題なく自壊する。
7.拳銃や刃物などは、使用は出来るが、素材は変化しているため殺傷性や耐久性などは損なわれる。
8.『ぬいぐるみ』を水(液体)に沈めた上で解除した場合――
  A:水が染み込む無生物なら、内々にまで相応の量の水が染み込んだ状態になる。
  B:染み込まない無生物なら、内部に元から水が入り込んでいたかのようになる。
  C:生物なら、水分を大量に(吸った分だけ)摂取したような状態になる。

70名無しは星を見ていたい:2016/11/20(日) 00:54:33
1.チヒロ・イヴァーノヴナ・トカレフ
2.女性
3.二十代
4.チヒロ・イヴァーノヴナ・トカレフ。父はロシア人、母は日本人だ。
  子供の頃は親の仕事の都合で日本で暮らすこともあった。
  いつも冬に来るから『冬将軍』なんてあだ名もついた。
  
  私は私を最初に『冬将軍』と呼んだ人を探している。
  恨んでいるわけではない。むしろ感謝すらしている。
  自分で言うのもなんだがシャイな性格でな、日本にいる期間はいつも短い。なかなか馴染めなかった。
  表情も硬く、冷たい印象があるといつも言われていた。
  それでいいと思っていたが、変化があった。
  クラスメイトに体の弱いやつがいてな。入院していたんだ。
  私も体が弱かったから、辛い気持ちが分かると思って、クラスメイトについていって見舞いに行った。
  あいつはクラスの人気者だった、そいつに私をみんなは紹介したよ。
  そしたらあいつは初対面の私に『冬将軍』だといったんだ。
  思わず平手打ちを見舞ってしまった。
  自分でもあそこまで感情的になったのは片手で数えられるほどだ。

  まぁ良くも悪くもそれがきっかけでクラスに馴染めた。
  私がロシアに帰る時に泣いてくれる人がいてくれるほどにはな。
  私には目標がある。あいつの出会い礼をいう。『冬将軍』の名前をくれてありがとう、とな。
  それと、くれるならもっと可愛いあだ名にしてくれればよかったのにと文句も一緒にな。

71『音仙』:2016/11/22(火) 23:47:30
>>70(チヒロ・イヴァーノヴナ・トカレフ)

「はい、聴き終りました……ありがとう。
 とても……美しい、心の声でした。エエ……
 ぜひ、その目標は……追い続けてくだされば……ネ」

「……特別な才能、というものは。
 あくまで……一つの、才能でしかないので。
 それがないからといって、人生は今まで通り。
 美しいままでいられる……特別は、濁りを生みます」

「……キミの今冬が良い物になることは、
 私も、微力ながら……エエ、祈らせていただきましょう。
 インフルエンザも流行しています、お体にはお気をつけて」

            チヒロ・イヴァーノヴナ・トカレフ→日常に戻る

72名無しは星を見ていたい:2016/11/24(木) 18:53:53
1.トニー・ウィルキンソン
2.男
3.42歳
4.親父に連れられてこの国に来てもう30年近く経つ。おかげで英語より日本語の方が得意になっちまった
  漁師を初めて20年、小せぇが海鮮鉄板焼きの店を構えて10年、残念なのは嫁さんが居ないくれぇだな
  俺の周りにいるのは酔っぱらいと馬鹿ばっかりだ、まぁ愛すべき連中でもあるんだが……
  …あん?これかい?いいだろ、大漁旗のタトゥーだよ、良いことがある度に、一匹ずつ増やしてるのさ
  おかげで背中はもう一杯だ、次はどこに入れようかねェ

73『音仙』:2016/11/29(火) 23:02:03
>>72(トニー・ウィルキンソン)

「はい、聴き終りました……ありがとう。
 20年……それほどの時、或いはもっと……エエ。 
 海に向き合い続けた心。大漁旗を見ずとも分かります」

「……というより、どうか服を着てください。
 ここは温かくしていますが、冬ですので……ネ。
 身体を壊しては、愛すべき方々もお困りになるでしょう」

「さて……キミには『特別な才能』がありました。
 あった以上は……教えさせていただきましょう。
 どうか、耳を澄ませて……お聴き逃しの、ないよう」

「願わくば、この力がキミにより良い漁獲を与えるよう――」

   キィ
        
      ィィィィ  ―― ン

―――――――――――――――――――――――――――――

人型のヴィジョンを有するスタンド。
背中には本体と同じく大漁旗が刻まれる。
圧倒的な持久力を有し、長期戦を難なくこなす。

能力は『水面』から『漁具』を引き出す事。
漁具とは漁労に用いられる道具全般を指し、
範囲は釣り竿や網、銛、篭など多岐にわたる。

漁具の仕掛けが何らかの『動く物』を捕らえた時、
対象の動くパワーは漁具からスタンドに伝達される。
これによりスタンドのパワーは対象と同等まで向上。
ゆえに、捕えた獲物に『力負け』する事は絶対に無い。

『フィッシャーズ・ホーンパイプ』Fisher's Hornpipe
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:B 成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――

        トニー・ウィルキンソン→己の『特別な才能』を聴き、把握。

74『音仙』:2016/11/29(火) 23:20:01
『漁具』を発現する事が出来る人型スタンド。
漁具で捕えた獲物に『力負け』を喫する事は無い。

『フィッシャーズ・ホーンパイプ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:B 成長性:D

【基本情報】
1.人型のヴィジョンを持つスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.『水面』に触れることで、そこから『漁具』を引き出せる。
3.『水面』の大きさ以上の漁具や、このスタンドの手で扱えない漁具は不可。
4.純水の『水面』である必要はないが、『生物が口にできる液体』である必要がある。
5.一つの『水面』につき引き出しておける漁具は一つだけ。

【漁具】
1.漁具のサイズは実在するレベルに限られる。個数は同時に『2つ』まで。
2.発現のペースの目安は『5秒に1つ』程度。持続時間は『12時間』。
3.漁具の射程距離は『10m』で、遠隔での個別解除は可能。
4.『電子機械』や『実在しない物』『生き物』『漁船』などは発現不可能。
5.漁具は『このスタンドのパワーランク』にある程度耐える強度を有する。
6.後述の能力を含め、このスタンドのパワーが変化すればそれに応じて強度も変化。

【パワーの伝達】
1.漁具が『動く物』を捕らえている(仕掛けに掛けている)とき、能力を発動可能。
2.対象の動くパワーが漁具を介して伝達。このスタンドのパワーは動きと『同等』まで向上する。
3.対象の動くパワーがこのスタンド以下の場合は、伝達は起こらない。
4.能力発動からこのスタンドのパワー向上までには『一呼吸』程のラグが生じる。
5.漁具を介する性質上、このスタンドも漁具に触れていなくては伝達は起こらない。
6.対象が動きを止めていると、仮に捕えていても伝達は起こらない。
7.一般的な『パワーA』を超えるような超パワーに関しても、『同等』まで向上する。
8.伝達が停止した『一呼吸後』のタイミングで、このスタンドのパワーは元に戻る。
9.漁具が対象に軽く触れただけなどでは『捕えた』事にはならない。

75名無しは星を見ていたい:2016/12/05(月) 01:34:55
1.神原 幸輔
2.男
3.27歳
4.尊敬する人物はいる?
  僕は父さんを尊敬している。大きく、強く、揺るがない父さんを。

  父はレスラーだったんだ。リングに上がって闘う父さんは普段の優しい感じではなかった。
  鬼気迫る表情で闘っていたよ。そんな父さんが格好いいと思えたし
  声援を浴びる父さんが本当に誇らしかった。
  だからかな、僕もレスラーを志すようになった。トレーニングを欠かしたことはないよ。

  そんな父さんが亡くなったんだ。病気でね。
  寝たきりになって衰えていく父さんを見ていると悲しくなった。
  だけど、その代わりレスラーの心やトレーニングをたくさん教わった。
  父さんは死の間際、僕に言ったんだ。
  「世界で一番強い男になれ。誰にも負けない男に」ってね。
  
  父さんはもういないけど僕の心にその魂はしっかりと焼き付いている。
  僕の進む道はいつも父さんと共にある。
  親子で狙う王者への道だ。そう思うといつだって勇気が湧いてくる。
  誇り高い父さんが託してくれた魂があるかぎり
  リングの上にある夢を僕は掴みに行けるんだ。

76『音仙』:2016/12/11(日) 20:59:53
>>75(神原 幸輔)

「はい、聴き終りました…………ありがとう。
 キミがここに来たのが、幸なのか不幸なのか」

「すなわち――キミには特別な才能があります。
 エエ、特別な。常人には持ちえない、才能……
 それゆえに『競争相手』もまた、常人ではない。
 まっとうではない強さとも、ぶつかるときがくる」

「とはいえ……『彼』の能力は、ある意味『まっとう』です。
 キミ自身は……後腐れなく、最強を目指せるかも、しれません。
 というより……『彼』が、そうしなくてはうるさいでしょう、ネ」

「では……どうか、お耳を澄ませて」

            「お聴き逃しなく」

   キィ
        ィ

     ィ

            ィィン!

―――――――――――――――――――――――――――――

赤褐色の人型のヴィジョンのスタンド。
筋骨隆々としたヴィジョンに相応しく、
高度なスペックを持ち、近距離の格闘に長ける。

彼は生ける『トレーニングルーム』。
あらゆる『トレーニング器具』を発現できる。
小さな物ならば手の内に発現することができ、
大きな物は設置個所に触れる事によって発現する。
装着する器具は、触れる事で装着状態で発現可能。

トレーニング器具に肉体を強めるような効果はない。
鍛錬の道は地道な努力によってのみ拓かれるのだ。
逆に必要以上の邪魔にもならず、適切に鍛えられる。

それを体現するかのように、トレーニング器具を利用すると、
スタンドなどによる一時的な『スペック変化』は打ち消される。

なお、このスタンドは独立した意思を有する半自立型。
本体に鍛錬を経て強くなる事を望む性格は、まるで『コーチ』。

『ストロンガー・ザン・アイアム』Stronger Than I Am
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――

               神原 幸輔→己の中の『特別な才能』と出会う。

77『音仙』:2016/12/11(日) 21:03:16
『トレーニング器具』を発現する半自立型スタンド。
器具を利用した者の『スペックの変化』は打ち消される。

『ストロンガー・ザン・アイアム』Stronger Than I Am
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.半自立型。本体が鍛錬しどんどん強くなることを望んでいる。
3.あらゆる『トレーニング器具』を発現する事が出来る。
4.発現の方法は器具の種類により異なる。具体的には後述。
5.同時に発現しておけるトレーニング器具の数は『3つ』まで。
6.トレーニング器具の射程距離は『8m』で、持続時間は『10分』まで。
7.トレーニング器具の個別の任意解除は、スタンドから『2m』以内なら可能。

【トレーニング器具】
1.肉体を鍛えることを主目的とする道具・器具・機械を差す。
2.『プロテイン』『ステロイド』『スポドリ』など、飲食物や薬品は範疇外。
3.トレーニング器具は、このスタンドが手で触れた所に発現する。
  持ち上げに『パB』を要する物や、設置して用いる物はこの方法に限られる。
4.『パC』で持ち上げられる小さな物は、接触を介せず手中に発現出来る。
5.人間が装着する器具の場合、対象に触れることで、装着させた状態で発現出来る。
6.『パB』以上を持ち上げに要する器具は、発現に『3秒』以上の接触が必要。
7.いずれの方法であれ、発現は『5秒に1つ』程度のペースで可能。
8.射程外に出る、使用できない程に破壊されるなどした器具は即座に解除。
9.器具を用いた対象に起きている『スペックの変化』は、上下を問わず解除される。
10.『パB』でも持ち上げられないような重すぎる・大きすぎる器具は発現不可能。

78名無しは星を見ていたい:2017/01/15(日) 21:56:02
1.遠野 知織(とおの しおり)
2.女性
3.20代前半
4.私は『本を読む』事が好きです。

 ある日は有名な文豪の小説を読みました。
 またある日は無名の画家の画集を読みました。
 別の日になれば週刊少年誌の漫画を読みましたし、
 また別の日にはゲームブックを開いて1人で遊びました。

 私の生きがいとは、まさにそれなのです。
 しかし、『本を読む』という行為には限界がありました。
 物語を読んでいる中で出会う『既視感』や、
 外国の本を見ている中で出会う『知識不足』。
 そういった物に、囚われてしまうのです。

 嗚呼、もし叶うならば・・・
 本の為だけに狂気へ堕ちるこの身を、
 この哀れな『読書狂(ビブリオマニア)』をお許し下さい━━━

79『音仙』:2017/01/20(金) 19:43:48
?>>78(遠野 知織)

「はい、聴き終りました――――ありがとう。
 私も……『音』に耽溺しておりますので、
 イエ、それを悪い事だとも、あまり思っていません。
 ですので……キミの『懺悔』を聞き届けても、
 それを止める事はせず……いえ、する権利もないでしょう」

「キミには……『読書』に特化した、『才能』がありました。 
 とはいっても速読とか、暗記ではなく……もっと、『特別』な」

「百聞は一見に如かず……とは言いますが、
 まずは耳を澄ませて、聴いてみて……
 さあ、それから『見える』ようになるでしょう。
 どうか、キミの狂気の、助けになるように…………」

            「――――『許し』を」

  キィ
         ィ

     ィ

            ィィィ ―― ン

―――――――――――――――――――――――――――――

黒い『蜂』のようなヴィジョンを持つスタンド。
手のひらサイズであり、高速だがパワーは皆無。

見た目通り尾の針に『能力』を秘め――
それは『毒』にも、そして『薬』にもなる。

針は刺さった生物を『本の虫病』にする能力を持つ。
『本の虫病』は患者を『本を読みたい』欲求で苛み、
本を読んでいないと『苦痛』すら覚えるようにする病。
また『本を読むのを邪魔する者』に攻撃的になり、
自らの手での『本の損壊』などはもはやもっての外。

反面、本を読むにはこれほど良い『薬』は無い。
本を読むことに心から潤う新鮮な喜びを味わえ、
まるで本の世界に旅行するかのように、深く没入する。

深い没入は本との『対話』のような感覚すら生み、
理解できない言語の本すらも問題なく読んでしまえる。

『トリップ・トゥ・ノーウェア』Trip to Nowhere
破壊力:E スピード:B 射程距離:A(80m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:E

―――――――――――――――――――――――――――――

      遠野 知織(とおの しおり)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

80『音仙』:2017/01/20(金) 19:46:09
蜂に似たヴィジョンを有するスタンド。
針を刺す事で、生物に『本の虫病』を発病させる。
その病は本を読まない者を苛むが、読書を助ける。

『トリップ・トゥ・ノーウェア』
破壊力:E スピード:B 射程距離:A(80m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:E

【基本情報】
1.蜂に似た虫型のスタンド。射程内ならば飛翔する事が可能。
2.視覚のみ本体とリンク。ダメージフィードバックは『利き手』に来る。
3.完全に破壊されると、利き手が治療されるまで発現不可。
4.大きさは掌に乗る程度。具体的には頭の先から尻まで『14cm』ほど。
5.針の長さは『4cm』ほど。金属質だが、パCの全力ならば破壊可能。
6.針による刺突は生物相手なら硬くても貫通するが、痛みのみで傷にはならない。
7.生物を突き刺した時、針をスタンドの尾部から『切り離す』ことが出来る。
  針は生物の体に刺さったまま残り、除去されると解除される。任意解除も可能。
8.切り離した針は『10秒』待てば再び生えてくる。同時に存在できる『針』は『4本』まで。
9.強制・任意問わずこのスタンド自体が解除されれば針や『本の虫病』は解除される。
10.切り離した針の射程は『250m』まで。持続時間は『3時間』まで。

【本の虫病】
1.針が『2cm以上』刺し込まれている生物はこの状態になる。
2.針が刺さっている限り続き、抜けてからも『15秒』は続く。
3.複数の針が同時に効果を及ぼしている時、後述の『痛み』のみ重複する。
  二本ならば同時に二本の針に刺されるような、三本ならば……といった具合。
4.『本』の定義は、『装丁・製本されている』ものであること。
5.また『公式的に装丁・製本された事がある物』に限り『電子書籍』も範疇内。
6.『漫画』や『画集』など、本の内容が文章でなくても範疇内。
7.読書をやめれば苦痛は即座に再発する。痛みの広がりも再開する。
8.途中から読み始めてもいいが、逆から読むなど内容が頭に入らなければ読む内に入らない。

【病状一覧】
1.本の虫病の患者には『本』を読んでいない時、これらの病状が発現する。
2.常に『針で肌を刺されるような痛み』を感じる。
  痛みは刺された箇所から徐々に広がっていき、およそ『1分』で全身に回る。
  先述した通り、この症状のみは効果を及ぼしている針の数に従い悪化していく。
3.『本』の破壊や損壊を『知らない人をいきなり本気で殴る』程度に躊躇う。
4.『読書』を邪魔する存在に対し『いきなり本気で殴られた』程度の憎悪を覚える。
5.『読書』すれば症状が治まると理解し、可能な限り『本』を読もうとする。
6.3?6の病状は、どれも完全に精神的な物であり、ストレスにはなるが我慢は可能。
7.自らの手で『本』を汚損させてしまうと、精神ショックで一瞬心身が硬直する。
  DFがある場合は、スタンドの動作も硬直する。スタンドでの破壊の場合も同様。

【薬効一覧】
1.本の虫病の患者は『本』を読む際、これらの薬効を感じる。
2.個人差はあるが、読書行為に強い精神的うるおいを覚える。
  本の出来や展開にも左右されるが、良い本なら何度読んでも衰えない。
3.『本』を読む際、『本』の展開、世界に没入する深さが強まる。
4.集中を乱されなければ『2ページ』読んだ辺りで非常に深く『没入』出来る。
5.非常に深い『没入』中は、本と自分以外、この世界には存在しないようにすら感じる。
  優れた本・好きな本への『没入』では、まるで本の世界に入ったかのような感覚も味わえる。
6.理解出来ない言語で書かれた本ですら、『没入』状態なら理解し、読める。
  これを、患者は『本と対話した』『本が内容を語ってくれた』ように感じる。
7.なお、中毒性や常習性などは無い。

81名無しは星を見ていたい:2017/01/23(月) 01:42:26
1.レオナ(戸籍名 加賀美 玲緒奈)
2.女性
3.20
4.見てください。このタタウ。あ、いえ、タトゥー。この国では刺青、ですか。
  この国、タタウしてると変な目されます。
  でも、私にとってこれ人生。

  はっきり言います。私、記憶あまりありません。
  もっと言えば、覚えていたいことタタウに込められたことだけ。
  私、拾われました。父の代わり、兄みたいな人。
  タタウ、私の血筋、ルーツの証。トライバル、私まで繋がれたバトンの証。
  私頼んだら兄みたいな人、彫ってくれた。
  つらいこと、自分のルーツ、込められた思い忘れないため。
  そして、立ち上がり立ち向かうため。
 
  私の人生、今まで刻まれてきた。
  私の意志、だけじゃない。
  でもこれから私の人生、誰かのため違う。
  私の人生、彩るの私。
  私の人生、刻むの私。

  つまり、私の人生を終わりまで描きあげる。
  私のタタウ。この先祖代々の誇り、部族の、民族の、サモアの証。
  もっと広い世界を見る。
  このタタウを私の体に刻んだように、私の人生にたくさんのことを私が刻む。
  以上。

82『音仙』:2017/01/29(日) 01:07:07
>>81(レオナ)

「この『騒がしい声』――が、果たしていつから?
 記憶より先か後か、それとも、今なのか……
 キミの中に刻まれた多くのものが、これを生んだのか、
 それとも……故郷、好奇心、そういったものが……
 キミと、『この声』との間で……何か引き合ったのか。
 私には、声は聞こえても……その経緯までは分かりません」

「ですが……今、これは『キミのもの』となった。
 それについては……今のところ、間違いないでしょう、
 つまり……ええ、キミの中にある、『特別な才能』……」

「キミの人生は『キミだけのもの』ではない。
 私が聴いて……キミに聴かせる、この声によって。
 しかし、それは……キミが彩り、刻む助けとなるはず。
 どうか、呪いではなく……祝福になると、信じています」

           「それでは……」

  「キミが生きるのが……
   良い世界になりますよう」

        キィ
              ィ

           ィィ
                  ィ

            ィィ
                  ―――  
                       ン

―――――――――――――――――――――――――――――

本体の『目』と常に一体化しているスタンド。
瞳の奥に存在する『妖精』という像で認識出来るが、
その実態は『巣』。瞳から見えるのは一つの光景に過ぎない。

巣の中に何体の妖精がいるのかは、『不明』である。
自立した意思の有無も不明だが、本体には従う。
彼らとの任意の意思疎通は、今のところ不可能である。

妖精たちは『生物』『絵』『機械』問わず――
本体と『目が合った』対象の『目』の中に転位し『寄生』出来る。。
解除される時にはまた転位し、『巣』の中に戻ってくる。
この時に妖精が持ち帰った視覚的な情報は本体も得られる。

同時に巣から出られる妖精の数には制限があるようで、
ホームシックなのか、宿主に寄生出来る時間も長くはない。

なお、このスタンドたちの『巣』である本体、
およびこのスタンドが『寄生』している対象は、
スタンドを『守る』かのように『強靭』な状態となる。

具体的には肉体の強度が上がり、スタミナが切れない。
その強靭さゆえに、多少無茶な動作も可能になるだろう。
特に、『本体』はその力を引き出す術を本能的に良く知っている。

『ホームランド』Homeland
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:E(一体化)
持続力:A 精密動作性:なし 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――

                レオナ→己に宿る『存在』を聴き、『把握』。

83『音仙』:2017/01/29(日) 01:12:39

本体の目と一体化した『妖精の巣』のスタンド。
目が合った対象の目の中に、『妖精』を寄生させる。
妖精の『宿主』は、妖精の庇護のためか肉体が強くなる。
巣である本体も、もちろん例外ではない。

『ホームランド』
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:E(一体化)
持続力:A 精密動作性:なし 成長性:A

【基本情報】
1.両目と一体化しているスタンド。常時発現している。
2.ヴィジョンは『瞳の奥』に存在する妖精という形で確認出来る。
  これは意図的に覗き込もうとしなければ、外からは見えない。
3.瞳は『妖精の巣』に繋がる『門』のような役割と思われる。
4.巣の中の妖精たちの自我の存在は不明だが、本体の指示通りに動く。
5.妖精たちとの意思疎通は『不可能』で、後述の『情報』のみ受け取れる。
6.妖精たちが実態を持って発現する事はなく、巣から出るのも後述の能力時のみ。
7.妖精たちは独自の視覚を持ち、これによって後述の能力の際情報を集められる。
8.妖精たちの視覚は一般的な人間と同等。強烈な光などでは『目潰し』される。

【寄生】
1.本体と『目が合った』ものの『目』の中に、妖精を一匹転位・寄生させられる。
2.対象になるのは生物に限らず『絵画、模様の目』や『機械のカメラ』も含まれる。
  ただし、それが目であるとはっきり分かる物である必要がある。こじつけは不可能。
3.妖精を寄生させられた対象を、この概要では『宿主』と呼称する。
4.妖精が『巣』である本体以外の宿主に寄生していられるのは『3分』まで。射程には制限無し。
5.持続時間、射程超過、宿主の気絶・消失で『巣』に再転位。
  その際、妖精が寄生先で得た視覚情報を本体はフィードバックとして得られる。
6.任意で寄生先から『巣』に再転位させることも可能。情報フィードバックは同じく発生する。
7.同時に他の宿主に寄生させて(=巣から出して)おける『妖精』の数は『3体』まで。
8.妖精が中にいる状態で宿主の『目』が『破壊』されると、
  その後『1週間』は寄生させておける妖精の数が1体減る。

【巣と宿主の強化】
1.妖精の宿主は、『頑丈』に、かつ生物の場合『スタミナ切れ』しにくくなる。
  なお、妖精の巣を有する『本体』は、常時この状態でいることが出来る。
2.具体的には『持続力』が『1ランク』上がり、頑丈さも『1ランク』上がる。
  例:『破壊力Cで破壊できるもの』は、『破壊力B』なくては容易には破壊できなくなる。
  痛覚などは通常通りであり、あくまで破壊に対する耐性でしかない。
3.生物の場合、常人以上の身体能力(破スCCプロアスリート並み)を引き出せる。
  限界を気にする必要の薄い頑丈さと、大きく増したスタミナに由来し、
  負担が大きく、この状態での行動は『本来の持続力』相応に疲労する。
4.本体に限っては、『超人』(破orスB)的な動作すら可能。
  これは負担のあまりの大きさゆえに『10秒間に1動作のみ』で、
  かつ一度に発揮できるのは『破壊力』と『スピード』どちらかに限られる。

84名無しは星を見ていたい:2017/02/20(月) 20:26:38

カキカキカキカキ…
 「――男は歩いていた。長針は鎌首をもたげている
次に親と子の印が交差する時には、あの川辺に生える葦も眠るのだろう」

   カキカキ   ガリガリ シャッ シャッ…

「一つの部屋に、褪せた靴底のスタンプ付けて残し。その椅子に座る
角ばった鋭利な目の中に、およそ似つかしからぬ虚空を蝕めて。
 だが、男は空っぽな中に何かを詰めたくて此処へ来たのだろう。
それが、また彼にとっての最良であろうとなかろうとも」

  グリグリ シュッ カキカキ キュッ キュゥッゥ…

「男の瞳の中で、彼の人は波紋を落とすように揺らいでいた。
欹(そばだ)てている そう、その姿を見て思えた。いや、思い込もうとしていた
どちらでも良いように振り子を揺らしていたのだろう。
だが、目に見えぬ高位なる者へ罪人が懺悔するように。その男もまた
聞き入れてくれる事を、実は切に願っていたのかも知れない」

 シャッッ シャッ カリカリシュリィ ガリガリカキ
 
 「そして、男は筆を走らせて彼女へと喋りかけ
……いや。
 ――書き綴りながら、心を彫り浮かべるのだ」

 ――――――――――――――――――
1.小林 丈(こばやし たける)
2.男
3.18
―――――――――――――――――――
5.カキカキカキカキ……ピッ キュ

 「彼は文字を壕(ほり) また時に埋めながら白紙に自分を誇示して……っと」


「……私の、あるかないか不明瞭な こころ と言う題名を
記す前に、貴方(藤原 しおん)に、一つだけ聞きたい」

 「此処の形式からは外れてる行為であるだろう事は承知してるし
失礼であるとも自覚ある。ただ、どうしても知りたい」

 「貴方が、今まで『こころ』と言う存在に触れ合った時に。
何を想い、何を胸と頭の中に浮かべ 産んで 描いたのか」

「不躾な詮索だとは思う。だが、一『作家』として。
私は、出会った人達の事を綴り、文章にする。
 物欲や自賛や名誉でない。謂わば之を表すとなれば『誇り』だ。
貴方『藤原しおん/音仙』の事を、少しで良い。私に教えて頂けないだろうか?」

85『音仙』:2017/02/21(火) 21:57:22
>>84(小林 丈)

『小林 丈』は広いとも狭いとも言えない部屋で問う。
室温は快適に保たれていて、インテリアは暖色系に揃う。
小規模なアクアリウムが時々立てる水音以外は、独壇場。

部屋には椅子が二つあった。
一つには『小林 丈』が座っていて、
そのように、物語を紡いでいる所だった。

相対するもう一つに『藤原しおん』がいた。
やや小柄で、あまり肉付きの良くない女性だった。
ロッキングチェアに腰かけ、毛布を膝にかけていた。

「私の話をして……キミの、その、何かの……空白を、
 埋められるような物かは、分かりはしません……
 エエ、卑下ではなく、私は……ネ、神ではないので。
 神話のようなものを期待されては、困ってしまいます。
 ですが、話す事は嫌いではないので……あまりご期待せず」

きっとこの部屋はしばらく無音だったのだろう。
静かな女性だった――しかし、虚無的ではなかった。
灰色の髪で半ば隠れた目は『小林 丈』に向いていた。

「ああ……私の持つ才能は……『触れ合う』事ではない。
 そうはいっても……その、あまり多くの事は、ネエ……
 とてもとても、人に明かす事では、ありはしませんが……
 私は、『聴ける』……そして、エエ、キミに『聴かせられる』」

ぽつぽつと発された彼女の声が、水音とシンクロする。
何かの熱帯魚だろうか――名前も知らない魚がそこにいる。
深い色をした水槽の世界の外に、音だけは届けられる存在。

「タイトルのない……音源のような物です、人のこころは。
 歌い手は人魚か、ストリート・ミュージシャンか、酔漢か……
 あるいは、名も知らない誰かのひそひそ話か……では、楽器は?
 コップを叩いた音か、習いたての笛、グァルネリ・デル・ジェス?
 単一の音ではない、混じり合う、無限重奏……ネエ、言葉ではとても」

           「……とてもとても」

ふ、と藤原しおんは笑みを浮かべた。
意図が読みづらい、あまり気の利かない笑み。

「……」

「どうです、満足いく答えですか……ネエ、
 それとも、何かまだ、私に話したいことが?」

それからまた、アクアリウムの魚が跳ねる音が部屋に響いた。
藤原しおんは、『小林 丈』が何か反応するのを待っているのだろう。

86名無しは星を見ていたい:2017/02/21(火) 22:43:13
>>85

 カッ カッ カリカリキュッ シャッ キリィ カカカリカリ…

「――命とは……いや、素は 元は 源が全て流動の螺旋の中に作り上げるように
大海に呼応する白砂に散りばめられる硝子の光の始原の在処を問いかけるように。
 そう、彼は答えとは 心とは 形骸の中にありし真実を突き止める事と同じなのだと
男は、彼女のフリー・リードを字の海と変えて白紙の上に散りばめていく。忘れないように……」

ガリガリ シャッ シャッ キリ キュッ…

 「……彼は筆を止めると、口を開き。字から自へ転ずる事を
文字を言葉へと変え……告発を自らに向け、そして貴方に語り掛ける ――心を」

 ――――――――――――――――――――
4.私は幼き頃に体験した出来事により 胸の中にあった確かな大事なものを
手に届かぬ場所へと追いやってしまった。また、それを取り返せるかも自信を以て宣言出来ない。
 日々の、この空つぽに感じる体を『小説』と言う形へ成し。心あると自分を騙し込み過ごしている。
 尤も……人並みに抑鬱した衝動を粒さに表す事がないと言えば嘘になるが。
五感で得たものを 誰かの姿形 情景 また形写せない何かを字にする事で 生きていると感じられる。
 それだけでも、十分私は幸せ足りえてる。これに評価付けるなら、名無しの審査員はそう批評するかも知れない
だが、私が少しでも欲を曝け出す許し得るならば。
 この、私と言う……そのもの、また存在を形成しえる取り巻く環境その他含め。
それを『文字』だけではない。幾らの年月が経とうとも、ふと目に移りこんだ人々に理解して貰いたい
心に少しでも、私と言うものが残した作品に心を奮わせる…讃歌を私のペンで描けるようになりたいのだ。

87『音仙』:2017/02/25(土) 23:25:52
>>86(小林 丈)

「キミの心の声は……少々、難解な音ではありました。
 しかしその根源は、『普遍的』……とも言えます、エエ。
 ポップな音楽を……それでいて凝った音を聴いたような。
 誰かに理解してほしい、己の何かを後世に残したい……と。
 創造というものは、そうした心にこそ芽生えるものなの、かも」

「……キミには『特別な才能』がありました。
 とても小さく、『儚い』キミの才能は……しかし、
 とても大切なものを、包み込んで生きる力であり……
 砕けても何かを残し……見る者に刻み込むのでは、と。
 私は思うのですが、キミは……イエ、感想は聴いてから」

       「――では」

              「どうか、耳を澄ませて。
               ……これがキミの音楽です」

 キィ
     ィ
         ィ

               ィィィーーーン

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

玩具の金魚のようなヴィジョンを持つ、群体型のスタンド。
サイズは、ラムネに入ったビー玉ほど。『6匹』まで発現可能。
特殊な発現条件を持ち、ダメージフィードバックはない。

液体か液体を納めた容器に本体が触れる事で『液中』に発現される。
液体が毒であれ、灼熱であれ、彼らは生存し、液中を自由自在に泳ぎ回る。
ただし、液中から出る事は一切できず、出た瞬間強制解除される。

彼らの能力は――自らを『水槽』に包む事。
触れている液体を球状に集め、ビー玉〜ソフトボール大のサイズに固定し、
外層に数ミリほどの薄いガラス質の膜を形成。これで『水槽』は完成する。

この『水槽』は、中の液体・金魚ごと自在に操作する事が出来る。
液中を脱し、宙を泳がせるかのように、空中に浮かばせての操作も可能。
ただし、ガラスはその薄さから極めて脆い。弱い衝撃で割れ、中身は飛び散る。

『リヴィング・イン・モーメント』Living in moment
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                小林 丈(こばやし たける)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

88『音仙』:2017/02/25(土) 23:31:59
玩具の金魚のような小さな群体型のスタンド。
液中に発現し、周囲の液体を集め『水槽』を形作る。

『リヴィング・イン・モーメント』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.玩具の金魚のような、『瓶ラムネ』の中のビー玉ほどの大きさのスタンド。
2.群体型であり、同時に発現出来るのは『6体』まで。
3.ダメージフィードバックは存在しない。視覚のリンクのみ存在する。
  複数の金魚の視界を得る場合、複数のテレビの同時視聴に近い感覚。
4.本体が液体、または液体の入った容器に触れる事で、液中に発現される。
5.通常の発現は不可能。液中から出れば強制解除される。液中なら操作は自由。
6.強制解除された場合、『30秒』は同時発現可能数が1つ減った状態になる。
7.液体が毒物や高温など生存が困難な性質でも、このスタンドは問題なく行動可能。
8.金魚が解除されると、対応する『水槽』も解除される。
9.金魚が『破壊』されると、その後『3日間』は同時発現可能数が1つ減る。

【水槽】
1.金魚が触れている液体を球状に集め、『ビー玉』〜『ソフトボール大』程のサイズに固定。
2.その際、球の外層に薄さ数mmのガラス質の膜を形成される。これで『水槽』が完成する。
3.水槽は中の金魚、および液体ごと、自由に操作する事が可能。
  また、水槽自体は動かさずに水槽の中の金魚を操作することも可能。
4.空中に浮かべる事も可能。何らかの理由で金魚が空気中に出ると当然、強制解除。
5.水槽の中の液体が何らかの理由で消え、金魚の所在が『液中』でなくなっても強制解除。
6.金魚・水槽が解除されても当然中の液体は残るため、その場に飛び散る。
7.水槽のガラス膜は薄さ相応の脆さ。ただし、中の液体の温度や性質では破損・変質しない。
8.水槽が完全に破壊された場合、ガラス膜は数秒だけその場に残った後、解除される。

89名無しは星を見ていたい:2017/03/07(火) 02:21:03
1.蝶野 幽(ちょうの かすか)
2.女
3.27
4.十分に発達した科学は魔術と見分けがつかない
  空を飛んだり火を付けたり、とかってさ昔じゃあ魔法だったのさ
  僕自身、子供の頃は魔法使いが将来の夢だった
  自然の中で息づく数列や図形、あらゆる色や匂いなんかを作り出すこと、人の生活を助ける機械
  そういうかつて魔法だったモノとか、本当に漫画みたいな魔法とかに憧れてね
  でも現実問題、魔法なんて使えないだろう? だったら学者になるしかない
  
  じゃあ、現実はどうなんだって話なんだけど……
  は、はは……ははは……
  い、色々……失敗しまして……その、今はサーカス団で……ナイフ投げ、とか……
  普段は事務ですけど……人手不足でナイフ投げ……はは……
  いえ、そのすごく不満ってことはないんですよ?
  人に驚いてもらえたりすると……ねぇ?
  でも、これ、魔法使いっていうより……道化師ですよ?
  だけど舞台上でだけ、憧れの魔法使いに近づけます……
  私、どうするのがいいんですかねぇ?
  道化師のままで魔法使いの気分を味わうか、それとも魔法使いになるために道化師をやめるか……
  ナイフ投げする魔法使い、知らないですけど……

90『音仙』:2017/03/11(土) 19:50:38
>>89(蝶野 幽)

「十分に発達した科学は、魔術と見分けがつかない。
 とても有名な、そして何か、深い言葉な気がしますね。
 高度に……と言う事もありますが、まあそれは、
 言い方の違い……些事ですね、エエ……つまり、
 本題としては……『高度な魔術は常に科学に優る』と。
 科学は高度になってようやく、魔術の模造品であるのだ、と。
 そのように考える事も、出来る言葉なのでは……そう思います」

「もちろん……魔術というものの高度さを崇めた上で……
 人間の科学はその域に達する、という、礼賛の意味も……
 そこには重なり合っているというのは、言うまでもないですが」

「ただ、魔術師……と言うのが現代日本に存在するのかは、
 怪しいところ、だとは思いますが……ネ、しかし。
 それに近しい存在は、『いる』……と断言していいでしょう」

        「……キミもその一人になります」

「魔法の名は『チケット・トゥ・ザ・ムーン』……キミの才能、
 活かすことが出来れば、また違う道も見える、かも……
 いえ、今見えている道が不吉、というわけでは、ありませんが」

              「まずは、お聴き下さい」

    キ
          ィ

                  ィィィィン

――――――――――――――――――――――――――――――――――

魔女のような衣装を着たロボットのスタンド。
大きさは本体の半分ほどであり、見た目通り非力。

手のひらで触れた物体に『印』を刻みこむことが可能。
この印は任意のタイミングで『起動』する事ができ、
その瞬間対象は『消滅』するが――すぐに『再出現』。
この時再出現した物体は、多かれ少なかれ損傷している。
そして、刻み込まれていた印は消滅している――――

消失している間も運動や状態の変化は続いており、
例えば投擲物は消えている間にも進み続けている。
一見すれば『透明になった』ようにも見えるが、
見えないだけでなく触れる事も不可能となっている。

印の正体は――物体の、重なり合う『別次元』への転送券。
別次元は月面のように何もなく、平坦な荒野の世界である。
しかし転送した物は別次元に受け入れられず戻ってくる。
加わっているダメージも、その際の拒絶反応の結果である。
また、戻ってきた際に何かに重なる位置であった場合、
元からあった物体が優先され、戻ってきた物ははじき出される。

またこの能力は印さえ描けば生命体も対象に出来るが、
当然、対象は小さくないダメージを負うこととなる。

『チケット・トゥ・ザ・ムーン』Ticket To The Moon
破壊力:E スピード:B 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――

              蝶野 幽(ちょうの かすか)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

91『音仙』:2017/03/11(土) 19:51:13

魔女のような衣装を着た小さなロボットのスタンド。
手のひらで触れた物に『印』を刻み込む事ができる。
刻んだ対象を任意のタイミングで『別次元』に転送できるが、
転送した物は何であれ別次元に拒絶され、即座に戻ってくる。

『チケット・トゥ・ザ・ムーン』
破壊力:E スピード:B 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.小人型のスタンド。身長は80cmほど。
2.ロボットが魔女の衣装を着たような外見。
3.部位などは人間と同じ。可動範囲なども人間に等しい。
4.ダメージフィードバックと視聴覚のリンクを有する。
5.衣装のデザインは『実益』が出ない範囲で自由とする。

【印を刻む】
1.スタンドの手の平で触れた物に、『印』を刻み込む事ができる。
2.印は『重なり合う円』のような紋様で、500円玉より一回り大きい。
3.一つの対象に対しては、同時には一つの印しか刻み込めない。
  生物の場合、『衣服』『装飾品』『手荷物』に関しては一部と扱う。
  ただし、『手荷物』に関しては、任意で個別の物体としても扱える。
  (対象本体にしか印を刻んでいなくても持ち物ごと転送できるが、
   持ち物は転送しない事も出来るし、逆に持ち物に個別で印を刻み、
   対象ではなく、持ち物だけを別次元へと転送することも可能である)
4.印を刻み込んだ時点ではダメージや刻まれた感覚などは無い。
5.同時に刻んで置ける印の数は『3つ』で、射程は『30m』まで。
6.印は擦ったり洗っても消えず、塗りつぶしてもその上に浮かんでくる。
7.印が刻まれた部位を抉る、彫る、破壊するなどすれば解除される。
8.印は任意のタイミングで『起動』出来る。その際には『印の視認』が必要。

【転送・別次元】
1.印を『起動』する事により、対象を『別次元』へと転送する。
  この詳細では、『星見板』の舞台となる次元を『基本次元』とする。
2.転送には重量制限がある。具体的には『破壊力C』で持ち上げられる範囲。
3.別次元は基本次元にぴったり重なり合う、異なる次元。
  『月面』を思わせる光景で、平坦な地面が続いており、
  『地形』については基本の次元と等しいが、生物がいない。
  また、地形を超えた人工的な建造物や、物品も、別次元にはない。
  (街路の場合舗装された地面たその凹凸は残るが、
   電柱や塀、通行人、虫や犬、建物、樹木は存在しない)
4.『液体』は存在せず、基本次元で液体があった場所には『何もない』状態となる。
5.『大気』は地球と等しく、この世界への滞在それ自体は対象に悪影響を及ぼさない。
6.『物理法則』についてはすべて基本次元と同じ。重力なども変わりない。
7.別次元の地面は、原則的には破壊不能な硬度。
8.転送された物が何もなくなれば、別次元の全ては瞬時に元通りになる。
9.同じ座標から転送された物は、必ず別次元の同じ座標に出現する。
10.別次元に行っても、『対象にかけられた能力』は『射程外』にならず、解除されない。
11.スタンド使いを別次元に転送した場合、通常のスタンドは共に別次元に送られる。
  遠距離型でも同様だが、本体の意思を外れた『完全自立型』や『自動操縦型』は例外。

【転送・帰還】
1.転送された対象は『一拍』ほどの間の後、強制的に基本次元に帰還する。
2.帰還する際、対象の全体に『破壊力Cの打撃』相当のダメージが走る。
  これは、帰還という現象それ自体が別次元の『拒絶反応』による物のため。
3.ダメージは衝撃を伴わず、対象の動きの軌道を変えたり、妨げたりはしない。
4.別次元への転送それ自体も対象の動きを妨げるような力はない。
  別次元に転送されている『一拍』の間も、対象は動きを続ける。
5.対象が戻ってくる座標が基本次元の物体に重なった場合、『パスEB』で弾き出される。
  弾き出される事に関しては確実。このスペックは『物体が弾き出される勢い』を表す。
6.弾き出される方向は、対象の運動の方向に従う。停止した状態ならば『ランダム』(GM次第)
7.別次元で何かを入手しても、それを基本次元に持ち帰る事は『不可能』。

92名無しは星を見ていたい:2017/03/14(火) 22:45:45
1.志田 忠(しだ ただし)
2.男
3.20代前半
4.眠れない。ひどい不眠症なんだ。
  いや、このクマだらけの顔を見れば誰だって分かると思うけど……。
  寝つきは悪くないんだ。でも、眠れない。
  慢性的なやつで、もう10年以上続いてる。
  原因は分かってるけど、ずっと解決できてない。

  子供の頃、僕には気の合う幼なじみがいて、そいつとは親友だった。
  梅雨の明けたある日、僕はあいつに誘われて学校の裏山に遊びに行った。
  そしたら、急に崖崩れが起きたんだ。連日の豪雨で地盤が緩んでたらしい。
  あいつが落ちそうになってたんで、僕は咄嗟に手を掴んだ。
  かなり高い場所だったから、落ちたらひとたまりもない。
  僕はなんとかして引っ張り上げようとしたけど、だんだん腕が痺れてきた。
  それで、手が離れてしまったんだ。
  あいつは落ちた時に頭を強く打って、帰らぬ人になった。
  僕はあいつを助けられなかったことを悔やんだけど、同時にこうも考えた。
  もし、手が離れなかったとしたら、僕も一緒に落ちてた筈だ。
  もしかしたら、僕は無意識の内に自分から手を離したのかもしれない。
  自分が助かりたいがために、あいつを見捨てたんじゃないかって。

  で……そこから不眠症が始まった。
  眠りに入ると、あいつが夢に出てくるんだ。
  あいつは何も言わないけど、顔を見れば何を言いたいかは分かった。
  僕を恨んで、責めて、呪ってるんだ。それを見て、僕は目が覚めて飛び起きる。
  延々その繰り返し。しかも最近は特に酷くなってきた。
  医者もカウンセラーも効き目がない。
  何か……何かのきっかけが得られるんじゃないかと思って……
  今……あなたの前に座ってる……。

93『音仙』:2017/03/21(火) 23:46:19
>>92(志田 忠)

「私はカウンセラーではない……というのは、
 ご存知の上でいらっしゃったと、聴こえています。
 ゆえに……その、私がキミに与えられるのは、必ずしも、
 キミの深い問題を解決するための、天啓とは限らない。
 心を聴く……私の才能に、『創造』の余地はあまり、大きくない」

「そして……この『特別な才能』が、いつからキミの中で、
 目覚めを待っていたかも……私には、分かりかねますが。
 エエ、特別な才能……私が聴いた、その産声は……
 あるいは、今私が起こしてしまった……それだけなのかも。
 何にせよ、才能の手綱は己で握るもの。判断はキミ次第……」
 
「私に出来ることは、聴き、聴かせ、ああ。祈る事だけ。
 今日がキミの、心の、魂の、あるいは別の何かの……
 救済の前夜に、なりますようにと。ただそれだけのことを」

       「さあ、さあ……
        御聴かせしましょう」

                   「耳を澄ませて」

       キィ

              ィィィ――――ン


――――――――――――――――――――――――――――――

深い黒色をした、人型のスタンド。
横に四つ並んだ、紫に灯る目が特徴的。
目は飾りではなく視力があり、視界が広い。
そして――この目は『能力』のカギも握っている。

四つの目は『レーザーポインタ』の役割を果たしており、
各視線の先に任意で能力の始点となる『サイト』を形成可能。

そして、サイトとサイトを繋ぐように『糸』を発現し、
三つ以上のサイトならば全てを繋ぐ『網』を生成出来る。

糸は飛び抜けて強靭な素材というわけでも、
驚くような特異な能力を有するわけでもないが、
人間一人を縛り、動きを阻害するには申し分なく、
網ならばやはり、人間一人を支える程度の強度はある。

『イヴ・オブ・サルヴェイション』Eve of salvation
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――

      志田 忠(しだ ただし)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

94『音仙』:2017/03/21(火) 23:47:23
四つの目を持つ人型のスタンド。
四つ目それぞれの視線の先に球状のサイトを形成し、
それらを結ぶように『糸』や『網』を貼ることが出来る。

『イヴ・オブ・サルヴェイション』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視覚のリンクを持つ。
2.4つの目の存在により、視野は後方除く270°をカバーする。
3.目に見える物に視線を浴びせる事により、任意で『サイト』を形成できる。
4.ただし、視線を『1秒』は続けて浴びせなければ、サイトは形成できない。
5.サイトは同時には一つの目につき、一つだけ形成可能。
6.サイトを形成することは、射程を問わず視界内なら可能。

【サイトの特性】
1.『サイト』はビー玉サイズの球体。スタンド物質。蜘蛛の巣状の模様を持つ。
2.『破壊力C』で破壊可能な強度。破損すれば即座に解除。
3.形成された場所の表面上に極めて強く固定されており、引きはがせない。
  固定箇所を粉々に破壊する、消滅させるなどすればサイトも解除される。
4.ただし、固定箇所が大きな何かから切り離されただけならば、サイトは解除されない。
5.スタンドの視界から消え、完全に見えなくなったサイトおよび関連する糸は、即座に『強制解除』される。
6.任意解除も可能。そのサイトを用いて発現された『糸(網)』も、共に任意解除の形で解除される。
7.『糸(網)』の発現に用いられたサイトからは『蜘蛛の巣模様』が消える。
  模様を持たないサイトは、その後『糸(網)』発現を行う際に利用できない。
8.サイトの射程は『視界内』で、持続時間は『30分』。これは後述の糸や網も同じ。

【糸と網】
1.任意のタイミングで、サイトとサイトを繋ぐように『糸』を発現することが出来る。
2.サイトが3つ以上存在する場合、それらを頂点とする『網』としても発現出来る。
3.『糸(網)』共に、強度は『破壊力C』相当、およびそれ相応の重みに耐える。
  切断に弱く、多少鋭い道具を『破壊力D』で用いれば、かなりすんなり断てる。
4.『糸(網)』はサイト間で完全に張る長さに限らず、余裕を持った長さで発現する事も可能。
5.3つ以上のサイトを形成していても、2サイト間のみを使い『糸』を発現する事は可能。
  4つのサイトを形成している場合も、3つのサイトでの網や、2対の糸を張らせる事も可能。
6.サイトを残したままで、発現された『糸(網)』を『任意解除』する事も可能。
  この場合、任意解除から『5秒』前後で、対応するサイトに『蜘蛛の巣模様』が戻る。
7.『糸(網)』は破壊・切断されても強制的に解除されず、そのまま残る。
8.糸の長さは『7m』まで。ゆえに、網を形成する場合も一辺は『7m』まで。
  それ以上距離の離れたサイト同士の間には、『糸(網)』を発現すること自体が『不可能』
9.『糸(網)』の発現される空間上に障害物が存在する場合、対象を発現に巻き込む。
  巻き込まれた対象の表面に、『破壊力C』で引きはがせる強度で糸が癒着する。

★図解

S――――――――――S  ←2サイトをつなぐ『糸』の例。

S#############S                 
 #############            
 #############  ←4サイトをつなぐ『網』の例
 #############  
 #############   
S#############S 
 
         S
        ###
      #####     ←3サイトをつなぐ『網』の例
    ###○#### 
  ###########
S#############S

※Sが『サイト』。―が『糸』。#が糸により形成される『網』。
※○が巻き込まれた対象。接触部の糸が対象の表面に癒着する。
なおサイトの位置が明確なら、糸や網をAA化する義務はない。

95<削除>:<削除>
<削除>

96名無しは星を見ていたい:2017/04/12(水) 23:36:49
1.伊須河 梨央奈 (いすかわ りおな)
2.女
3.14歳だと思うんス
4.なんだか信じられないこと言うかもしれないスけど……聞いてほしいんス…
 学校の帰り道…信号無視した車と鉢合わせて…交通事故にあったようなきがするんスけど…

 なんデなのかあたし……その時からそのぉ…
 肌が白っぽくなるわ体がちょっと冷たいわ…
 お肉も食べたくなるわで…これってまるデ、ゾンビみたいなんスよね…
 あ、デも脳味噌がおかしくなったわけじゃないし…
 ほら…臭ってるわけでもないから…大丈夫…スよね?

 …正直ずっと不安なんデス…
 あたしがゾンビなのか…そうデはないのか…
 ぜひ確かめてほしいんデス!

97『音仙』:2017/04/20(木) 00:17:11
>>96(伊須河 梨央奈)

「聴き終りました――極めて特異な、キミの心音を。
 心臓は動いていて……脳の血流も、問題はないでしょう。
 臭くも、ないですよ。エエ……どうかそこはご安心ください。
 そして……その。『事故』については本当に、現の出来事です」

「…………ええと」

「結論から言うと、キミは……いわゆる『ゾンビ』ではない。
 そして、『特別な才能』を有している事も分かりました。
 その才能で……事故から。その、『生還』……? したのです。
 キミに自覚は無かったものとは、思います。『無意識』でしょう」

「詳しい事は今から『聴かせ』ますが……
 つまりキミは……『二度目の生』の中にいる。
 この状態を『延長戦』とするか、『二周目』とするか。
 少なくとも……『続ける事』を選ぶ権利が、キミにはあった。
 ……少なくともキミは、『死を望んでいた』わけではなかった」

      「……どうか己を呪う事のないよう」

               「耳を澄ませて」

     キ

       ィ
            ィ

                  ィ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

不死鳥を思わせる、絢爛な紅色のスタンド。
人型だが『頭部』が存在せず、胸には大きな空洞がある。
当然視聴覚のリンクはないが、動作精度には問題はない。

半径『6m』以内の空間において何かが『死んだ』時、
その存在が何であれ『火葬』し、焼失させてしまえる。
その時発生する『遺灰』が、首の『断面』から吸引され、
胸に空いた空洞の中に渦巻くようなヴィジョンが発生する。

そして――もし望むならば、このスタンドは対象を『復活』させられる。
その際は胸の穴から吸引した遺灰が放出、『死の直前』の対象を形作る。
対象が生物ならば、記憶や意思など内面も生前と変わりなく再現される。
また、『6m以内』に復活した対象がいる時なら、遺灰に戻し吸引し直せる。

ただし、復活は先述した通り、死の直前の姿を再現する物。
衰弱・病・失血などで死んだなら、復活してもすぐにまた死ぬ。
数秒前は死に縁遠い程の『即死』である事が、完全な復活には不可欠。

復活は、ひとつの対象につき『一度きり』。

『ウィッシュフル・シンフル』Wishful Sinful
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:B

本体である『伊須河 梨央奈』は交通事故で『即死』し、
最期の瞬間にこのスタンドを無意識に発現、復活した。
だが、この能力は『完全な死者蘇生』を成す事は出来ない。

身体は死体のように冷たく、色は遺灰のように白んだ。
生前通り動き、食事や睡眠もとるが、肉体の成長は無い。
復活とは即ち、生前の対象の『複製』。そこに『魂』は無い。
つまり、『生物』ではなく『まるで生きたように動く人形』。
仮に別の生物が復活したとしても、これと等しい状態になる。

『伊須河 梨央奈(復活)』
破壊力:D スピード:C 射程距離:―
持続力:C 精密動作性:C 成長性:E(肉体は『完成』)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

              伊須河 梨央奈(いすかわ りおな)→己の現状を『把握』する。

98『音仙』:2017/04/20(木) 00:19:49
不死鳥を思わせる人型スタンド。無頭で、胸に大穴。
能力射程内で死んだ者、機能停止した物を『火葬』。
その遺灰を吸引して蓄積、望むならば復活させられる。

『ウィッシュフル・シンフル』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:B

本体は既に死亡し、『復活』を経ている。
復活した存在は内面含め生前を『再現』しているが、
そこに『魂』は宿っておらず、『動く無生物』扱いを受ける。

『伊須河 梨央奈(復活)』
破壊力:D スピード:C 射程距離:―
持続力:C 精密動作性:C 成長性:E(肉体は『完成』)

【基本情報】
1.無頭で、胸にバスケットボール大の空洞がある人型。ダメージフィードバック有。
2.スタンドから『半径6m』で何かが『死亡(機能停止)』した時、対象に『火葬』を行える。
3.『火葬』を行った場合、対象としたものの亡骸が自発的、かつ瞬時に『炎』に包まれる。
4.亡骸が残らず死んだ場合、能力は発動不可。
5.能力対象に出来るサイズは、『100円玉』ほどから『成人男性』ほどまで。
6.機能停止の定義は『対象となる無生物が、故障や損壊で一切役目を果たせなくなる事』。
7.『火葬中のモノ』と『遺灰になったモノ』と『復活したモノ』は同時に合計『6つ』まで。

【火葬】
1.火葬の炎は消えず、燃え移る事もないが、触れれば熱いし焼け焦げる。
2.対象が可燃性の物体でなくとも、必ず焼き尽くす。素材は無関係。
3.炎が対象を焼失させるのは『一瞬』だが、任意で『10秒』まで伸ばせる。
4.対象が焼失すると『遺灰』が発生。即座にスタンドの首の断面から吸引される。
  遺灰は『象徴ヴィジョン』であり、干渉を受けたり、与えたりはしない。
5.吸引も『6m』圏内に作用。通常の物体には影響せず、遺灰が無ければ行えない。
  また、遺灰は発生したタイミングでスタンドが『6m以内』にいなければ消える。
6.この能力で吸引した遺灰は、胸の空洞の中で渦巻く。
  この状態でも象徴に過ぎず、外見以外での効果などは無い。
7.スタンドを解除すると、遺灰は全て解除される。
8.火葬を止めたりは出来ない。吸引した後の遺灰を任意解除する事は『可能』。
9.『復活する能力』の持ち主でも、一度死んだなら『火葬』の対象となる。
10.何らかの理由で火葬中に相手に『命(機能)が戻った』場合は、火葬は止まる。

【復活】
1.吸引した遺灰を元に、『火葬』した対象の『死の数秒前』の複製を作り出せる。
2.複製の際は空洞から遺灰が噴き出し、『一瞬』で対象を形成する。
3.復活した物は以下の特徴以外(姿、人格、能力、感覚、記憶、内部データetc)は生前通り。
4.疲労や痛み、苦しみなど感じていた事、や受けていた干渉は再現されないが、
  傷や病、失血など肉体自体の状況は再現されるため、再発する物はすぐ再発する。
  また、衣服や装飾程度はともに復活するが、生物の『所持品』は対象外である。
5.『二度目の復活』は、少なくとも現在、どんな対象でも、どんな例外があっても不可能。
6.復活を任意解除する事は、対象が『6m以内』にいる時に限り可能。
  その場合、対象は『遺灰』化してスタンドの中に再び吸引される。
  ただし、本体の復活を『任意解除』する事は現在のところ不可能。

【復活したモノの特徴】
1.生物であれ無生物であれ、色が全体的に白みがかる。これは内部まで及ぶ。
2.生物の場合、体温が死体並になり、肉体の成長・老化が停止する。
  自然治癒や体力の回復など、現状を保つ働きは問題ない。精神的成長はある。
3.食事や睡眠は、肉体の『維持』の為に依然として必要である。
4.特筆すべき事として、生物が復活しても『魂』を有していない。
  そのため『無生物』として扱われ、『生物』扱いからは免れる。
5.スタンドを解除しても復活は解除されない。射程や持続時間の概念もない。
  スタンドの本体が死亡した場合、全ての復活したものが無条件で即死する。
6.復活したものは、再び死ねば(機能停止すれば)遺灰に戻り、即座に消滅する。

99名無しは星を見ていたい:2017/04/20(木) 21:33:18
>>97-98
なるほど……ちょっと気になったんデスけど…

・やっぱり着てた服も真っ白なんデスか?
・髪色を染めたりなんてことは可能デスか?

100『音仙』:2017/04/20(木) 22:15:23
>>99
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/
『質疑』は『活動後』に限定し上記のスレで受け付けますが、
今回は『活動』に関わる部分の質問ですので、回答します。

>・やっぱり着てた服も真っ白なんデスか?

復活時に着ている服は『白みがかる』。
着替えに制限はなく、後から着た服は変化しない。
『白みがかる』だけであり、真っ白になるわけではない。

>・髪色を染めたりなんてことは可能デスか?

特に制限は『ない』。
髪の染色、散髪、植毛などは問題なく可能。
ただし、『新しい髪』が生えてくる事は無い。
(髪の生え変わりは『維持』の範疇では無い)

101伊須河 梨央奈『ウィッシュフル・シンフル』:2017/04/20(木) 22:22:02
>>100
ありがとうございまス……
とりあえず活動してみまス

102『音仙』:2017/04/20(木) 22:47:44
>>101(伊須河 梨央奈)

「良き『第二幕』になりますよう――」

103名無しは星を見ていたい:2017/05/07(日) 00:33:31
1.佐久間金丸
2.男
3.20代
4.佐久間金丸、職業金貸し。
クリーンかそうじゃないかで言ったらクリーンな。
スジモンとは繋がってへんからな。
ちゅうか、つい最近のことなんやけどよぉ債務者が何人か消えた。
債務者おらんかったらアカンしよぉ……しゃあないから探しとったんや……ホンマにしゃあなしやぞ。
でも見つけられたんは一人だけや。
夜の街角でへたりこんどったん見つけたから話聞いた。
ほんならどうなった思う?
全くわからんかった。
ただ、大変っちゅうことはわかった。
からまぁ、今もちょっと話聞いとる。
ちゅうかそんなことあったからかよぉ、気になる事が多なってきてな。
それで、こっちは完全に気付いたね。
この世ん中、まるで布一枚被せたみたいに見えんもんがある。
そんでその布の下で起こる問題は金で解決出来んことのが多そうやな。
やからもう一個事務所設立したでな。
探偵事務所や。
こう見えてもむかしは探偵に憧れたもんやで。
それに他にもうちの債務者みたいなんがおるんやったら……ちょっと手の一つや二つくらいやな……
ま、とにかくや。
こんな仕事しとったら人間の汚い部分ぐらい見るわ。
でもな、堪忍ならんのは被らんでいい泥被らされとる奴がおるっちゅうことや。
隠れとるやつら全員、しばいたるわ。
この金貸し系名探偵、佐久間金丸様がな。

104『音仙』:2017/05/12(金) 19:39:10
>>103(佐久間金丸)

「――――聴き終りました、ありがとう。
 探偵を目指していた、というだけの事はありますね……
 つまり、そうです。この世界には、もう一つの舞台があります。
 そこで行われる悲劇も喜劇も、知らなければ演者にはなれない。
 ……なんというか、気取った言い方ですが、『こちら側』へようこそ」

「とはいえ、『こちら側』……『特別な才能』の世界は、
 知らぬが仏ということもある。まさにその体現とも言えます。
 果たして良い場所かどうかは、意見が分かれるでしょうが……
 少なくともキミは、こちら側に来ることを求めていたのでしょうし、
 エエ……喜んでもいいのではないかな、と思うんですが、どうでしょう」

「『探偵』と『金貸し』……『約束』し、『追跡』する力。
 キミの才能が、表裏ともキミの仕事に役立つことを願っています」

        「……さあ」

               「どうか、隅の隅までご確認を」

  キィ
        ィ
                 ィ

           ィ

                  ィ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のヴィジョンを持つスタンド。
能力は、本体が金、物、他の何か――なんであれ、
誰かに何かを『貸し付け』る『契約』がトリガーとなる。

成立の瞬間、このスタンドと債務者の手元に1枚ずつ『カード』が発現。
表面には対象と『貸し付け』た物の名前、顔写真が記載。
そして裏面には、契約の条件や返済の内容が記載される。

この能力の利点は、返済のためのアポ取りや直接の対面を要さず、
債務者側がカードに『返済物』を触れさせるだけで良いという事。
大きさに関わらず対象はカードに吸い込まれ、本体のカードに転送される。
そして本体側のカードを、任意のタイミングで返済物へと変換できる。
なお、債権者側のカードは紛失するたびに債務者の手元に再発現される。

契約が不履行になった場合、カードは『真っ黒』に変化。
カードは『貸し借り』から『追跡』のための物に変化し、
本体は手元のカードを介し、己を債務者の元へ『転送』出来る。

『ソリューション・タイム』Solution Time
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(4m)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                         佐久間金丸→己の『特別な才能』を聴き、把握。

105『音仙』:2017/05/12(金) 19:50:44
本体が何かを『貸し付けた』時、カードを作り出す。
カードを介し、遠隔での『返済』を行う事が可能。

そして貸し付けの契約が不履行となった場合は、
カードを介して自身を対象の元に『転送』できる。

『ソリューション・タイム』Solution Time
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(4m)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。DFと視聴覚リンクあり。
2.本体が誰かに対して『何か』を貸し付ける契約を成立させる事が能力の発動条件。
3.貸した物と返す物が同一の物体でなくてはならないといった制限はない。
4.ただし、『何を貸して』『何を返せばいいのか』、契約を明確にしておく必要がある。
  『恩を返す』『良い物を返す』などといった、具体性に欠けるものは能力の対象外となる。
5.返済は『可能』である必要があり、返すものは『存在し得る物』ではくてはいけない。
6.形がない物は不可能であり、『権利』などを貸し借りしたいなら『権利書』は必須。
7.返済には期限を設ける事が可能。最短で『一日』〜最長は『無期限』まで。
8.また、『貸した物に傷をつけてはならない』などといった補足の条件も契約に付与できる。
  どんな条件でも問題はないが、債務者が納得しなければ契約は成立しない。
9.いずれにせよ、『貸し付けた時点』では、債務者側もその契約に合意していなくてはならない。
10.通常貸し借りできない物は、このスタンドを発現していようとも出来ない。
11.また『生命体』やその行為・意思は、この能力での貸し借りする対象にする事は出来ない。
 
【カード】
1.上記の『契約』が成立した場合、スタンドの手元にカードが発現。
  同時に債務者の手元にも、同じ外見のカードが発現する。
  両手がふさがっているなら服の中や足元等、手頃な場所に発現する。
2.大きさは免許証程度。厚さは『0.2cm』ほど。プラスチック的な質感。実体化したスタンド物質。
3.表面右半分には債務者の『顔写真』が表示。
  左半分に対象の名前・貸し付けた物の名前が記載。
4.裏面には返すべきものが何であるか、詳しい条件が何かなど、契約内容が記載。
5.本体側のカードに触れれば、対応する債務者側のカードの位置を感覚で把握できる。
6.対応するカードを介して、電話のように『会話』が可能。
  スタンド会話の一種だが、債務者がスタンド使いでなくても問題ない。
7.スタンドを解除しても、契約が続いている限りは、どちらのカードも解除されない。
8.債務者のカードは、紛失・破損すると解除され、即座に債務者の元に再発現される。
  本体のカードが紛失・破損した場合は解除され、対応する債務者のカードも解除。
9.同時に発現しておけるカードの数は『7組』。任意解除は対応する一組が同時に解除される。

【返済】
1.債務者側のカードに『返済すべき物』を触れさせると、それは本体側のカードに転送。
2.その時点で返済は完了し、債務者側のカードは解除。
  そして、転送を受けた本体側のカードが淡く発光する。これは返済完了の証。
3.返済完了後の本体側のカードは、任意で『返済された物』に変換する事が出来る。
  ただし、それに十分なスペースがない場合は不可能。
4.返済完了後のカードは『七日経過』で自動的に『返済された物体』に変換される。
5.返済完了後のカードが破壊された場合、『返済された物体』がその場に発現される。
6.本体は返済の完了を精神的に感知する事が可能。

【不履行】
1.契約が破られた時、カードは『不履行状態』の物へと変化する。
2.色が黒になり、契約の文字は全て赤色に変化する。これは両カード共通。
3.この状態でも返済のためにカードを用いて転送を行う事は可能。
4.また、逆に本体が自分側のカードから債務者側のカードへ転送される事が可能。
5.不履行状態のカードに触れ、念じれば、債務者カードから『3m以内』へ転位できる。
6.この転位は『1分に1度』に限る。使用してもお互いのカードが解除されたりはしない。
7.返済したら『不履行状態』は完全に解除され、通常の返済通りお互いのカードも解除される。
8.返済が完了する以外では、本体側のカードが破壊される、本体が死亡するなどしない限り続く。

106名無しは星を見ていたい:2017/06/11(日) 21:10:58
1.夢見ヶ崎 明日美(ゆめみがさき あすみ)
2.女
3.16歳
4.生きてる間に色んな場所へ行きたい。
  そして、色んなものを見てみたい。
  自分自身の、この目で。  

  私、生まれつき全盲で、視力が全くなかったの。
  だからって、夢も希望もない真っ暗な人生を送ってきたわけじゃないわ。
  目が見えなくても生きていけるし、ずっとこのままでいいって思ってた。
  さっき見えなかったって言ったのは、今は見えるようになったから。
  ちょっと前に角膜移植の手術を受けて、それで初めて目が見えるようになったの。
  正直、心の片隅では、今までより便利になるかなっていう程度にしか考えてなかった。
  でも、生まれて初めて自分の目で光のある世界を見た時……圧倒されたわ。
  こんなに凄いものだなんて知らなかった。
  もし知ってたら、ずっと光のない世界のままでいいなんて絶対考えなかったと思う。
  色んな感情がごちゃ混ぜになって、気付いたら涙がポロポロ出てた……。

  その時、私は思ったの。
  この目で世界の全部を見てみたいって。
  それが私の、夢ヶ崎明日美の夢。

107『音仙』:2017/06/17(土) 22:02:50
>>106(夢見ヶ崎 明日美)

「――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 キミの願いは……とても、尊いものだと思います。
 そしてキミの過去はとても……悲劇的である、と。
 悲劇で終わらず……続きを得られた事を祝います」

「そして……キミには、特別な才能がありました。
 これはおそらく……見えない目を、補うための、
 つまりもとより備わり……目覚めを待っていた力。
 今になって起こすのも……とは思わなくもない、
 ですが……それをするのが、この場所で見せる夢」

「では……その目で、耳で、お確かめ下さい」

            「キミの、新たな世界を」

  キィ
        ィ
             ィ――――

―――――――――――――――――――――――――――――

閉ざされた両目を持つ人型のスタンド。
メスを思わせる形状の、鋭い爪を有する。
視覚がなく、本体とのリンクも有さないが、
他の四つの感覚は本体とリンクしており、鋭敏。

爪で傷つけた対象に『五感』を『移植』する能力。
移植した感覚はこのスタンドからのみ損なわれ、
移植された相手はこのスタンドに等しい感覚を得る。

無生物への移植も可能だが、意思という受け皿が無い為か、
移植した感覚の知覚は、このスタンドへフィードバックされる。

移植できるのは『味覚』『嗅覚』『聴覚』『触覚』、
このスタンドに存在しない『視覚』についても可能。
存在しない視覚の移植は対象の『盲目化』を意味する。

その間このスタンドは一時的に視覚を持つようになるが、
この能力によって獲得した視覚を移植する事は『不可能』。

『ドクター・ブラインド』Doctor Blind
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――

夢見ヶ崎 明日美(ゆめみがさき あすみ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

108『音仙』:2017/06/17(土) 22:07:59
爪で切り付けた物に五感を『移植』する能力。
四感は非常に鋭敏だが、視覚のみ有しておらず、
存在しない視覚を移植された相手は『盲目』になってしまう。

『ドクター・ブラインド』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。メスのような形状・切れ味の3cmほどの爪を持つ。
2.視覚を除く四感を有し、それらは本体とリンクしている。
  視覚はスタンドに無いというだけで、発現中も本体の視界は通常通り。
3.ダメージフィードバックを有する。
4.有している四感の精度はどれも超人的(精密動作性:B)
5.『人間にない機能』があるわけではなく、極めて鋭敏というレベル。
6.爪の破損は、本体の爪にフィードバックする。
7.爪は折れても解除されず、スタンドを解除するまで残る。
  強度は、『パワーC』の全力が直撃すればへし折れる程度。
8.折れた爪でも、後述の能力は発動できる。

【移植】
1.対象を爪で傷つけた時、スタンドの感覚を対象に移植できる。
  同じ相手に複数の感覚を移植する事も、問題なく可能である。
2.移植した感覚は、一時的にこのスタンドからは失われる。
  リンクは途切れるが、本体から感覚が失われるわけではない。
3.移植された対象が生物なら、このスタンドと同等の感覚を得る。
4.対象が無生物の場合でも、感覚の移植はできる。
  ただし脳や精神がないため知覚の受け皿がなく、
  それらはすべてこのスタンドにフィードバックする。
5.無生物の場合は、傷をつけた部分に感覚が発生する。
  生物の場合は対象の対応する感覚を上書きする形になる。
6.同じ感覚を同じ相手に連続で移植するには『1分』の間を空ける必要がある。
7.持続時間は『7分』で、射程距離は『15m』まで。それを超えると解除。
8.移植の任意解除は可能。解除されれば、感覚は即座にスタンドに戻る。

【視覚移植】
1.視覚はこのスタンドには存在しないが、他の感覚と同じように移植が可能である。
2.存在しない視覚を移植した場合、対象は強制的に『盲目』になる。
3.存在しない視覚の移植に限り拒絶反応が起こり、『10秒』で解除される。
4.視覚を他の生物に移植している間のみ、
  このスタンドには視覚が生まれ、本体とリンクする。
5.これによってスタンドに生まれた視覚を移植する事は『不可能』。

109名無しは星を見ていたい:2017/07/27(木) 00:19:25
1.硯 研一郎
2.男
3.16歳
4.俺は自分の事を、何でもいいからとにかく戦いたい
三度のメシより喧嘩好きな喧嘩バカだと思っていました。
けれどある日、初めて自分より遥か格上の人間と対峙し負けました。
そこで俺が求めていたのは『闘争』ではなく『安全』な『勝利』だと気付いてしまいました。
ボコボコにされた事で、俺は自分が『安全圏』の『勝利』を積み重ねる事で自らを『大物』だと錯覚し、
悦に浸る愚かで下劣な人間であると知りました。
俺の『夢』は勿論、己の愚かさを『克服』する事ですが、もしかしたら己の愚かさに目を背けたまま『偽者』として生き続ける選択肢を選んでしまうかもしれません。
16歳という年齢。俺が今後どうなるかは俺次第だと思います。

110名無しは星を見ていたい:2017/07/28(金) 00:02:51
>>109

111『音仙』:2017/07/31(月) 23:26:46
>>109(硯 研一郎)

「――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 君子の称号と『虎子』……どちらが得難い宝であるかは、
 議論の余地が大いにあるでしょう……エエ、価値観の話です。
 安全圏を保つという強さを、『下劣』な卑怯者と切り捨てるのも……
 あるいは研ぎ澄まされた『高等』な知性として尊ぶのも、価値観次第」

「価値観に絶対的な正解はありません……決めるのは自分自身。
 あるいは……自分よりも強い誰かの価値観に、ただ従うか……
 ああ……そして、キミは今『答え』を見失っている……いえ、
 得たい答えは決まっているが、そこに辿り着く『路』を見失ってる」

「残念ながら、キミの中に秘められた『特別な才能』も……エエ、
 答えを示す物ではありませんが、『活路』を拓くには使えるかと。
 キミの迷いの象徴か、建前と本音か、それとも……破るべき『殻』か?
 激しく猛り、されど『安全』を作り出す才能――『RXオーバードライブ』」

             「本質がどちらか……
                 あるいはその狭間か……
                    決めるのはキミの心でしょう」

        「そのためにもまずは」

    キ

         ィ

               ィィィィ ―――――  

                   「耳を澄ませて」

―――――――――――――――――――――――――――

装甲車の意匠を持つ人型のスタンド。
動作は超高速、かつ強烈なパワーを誇るが、
精密動作性に欠け持続力にも大きな難がある。

スタンドの能力は接触による『車輪』の設置。
この世に存在する車輪であれば自由に選択でき、
同時に『4輪』まで発現を保っておく事が可能。
車輪は本体の任意で触れずに回転もさせられ、
移動のための補助や、攻撃、防御にも用いれる。

車輪が齎す特異な能力は――『安全運転』。

発動は条件が揃えば本体の任意であり、
条件は設置対象が動いていることと、
設置した車輪が『低速』で回転している事。

発動時は対象に速度の落ち着きと引き換えに、
動作の精密性と一回限りの『衝撃吸収』を与える。

衝撃吸収は対象が一定以上の衝撃を受けると発動し、
車輪が崩壊しながら『エアクッション』を生成する。
これはこのスタンドと同程度のパワーなら吸収出来る。

安全運転の対象はあくまで設置対象のみであり、
当然ながら衝突された側は衝撃をまともに受ける。

『RXオーバードライブ』Rx Overdrive
破壊力:B スピード:A 射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:E 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――

             硯 研一郎→己の特別な才能を聴き、『把握』

112『音仙』:2017/07/31(月) 23:37:52

手足で触れた物に『車輪』を取り付けるスタンド。
車輪を取り付けた対象を『安全運転状態』にする事で、
速度抑制と精密動作、一度限りの衝撃吸収を与えられる。
 
『RXオーバードライブ』Rx Overdrive
破壊力:B スピード:A 射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:E 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。
2.ダメージフィードバックを有する。視聴覚はリンクしない。
3.車輪は対象に手、または足で接触することで設置可能。
4.車輪は生物やスタンド、このスタンド自身にも設置できる。
  同一の対象に複数の車輪を設置する事も可能。
5.設置箇所には車軸がはみ出ない程度のサイズが必要となる。
  液体や小さすぎる物、不定形のものなどは対象にできない。
6.接触した部分を『車軸』とし、そこを中心に車輪が設置される。
  車軸と車輪は完全に一体化しており、取り外したりは出来ない。
7.車輪を設置できるのは、能動的な接触に限られる。
8.車輪は『回転に支障をきたさない』形でのみ設置することが可能。
9.同時に発現していられる車輪の数は『4輪』で、射程は『10m』まで。
10.任意解除、本体の意識喪失、機能喪失級の大きな破損、
  設置対象からの分離、射程外、『5分経過』でも車輪は解除される。
11.車輪が後述の能力で崩壊した場合には解除とみなされず、
  その後の『1分間』は発現できる車輪の総数が一つ減ってしまう。

【車輪の性質・回転】
1.車輪の種類は任意。実在かつ『パBで持ち上げられる』物に限る。
2.車輪は相応の『重さ』や『質感』がある実体化したスタンド物質。
  設置された対象が生物の場合は、対象自身は重さを感じない。
  強度は現実のそれに等しく、設置の固定力は『パB』相当。
3.車輪の位置は、だいたいの方向程度だが把握できる。
4.多少の集中を要するが、位置を認識している車輪を、
  『スC〜スA』の範囲で手を触れず回転させる事が出来る。
5.同時に回転させられる車輪は最大で『2つ』まで。
6.回転方向は任意だが、構造上不可能な回転はさせられない。
7.外的な要因なく、回転のみによって車輪が自壊する事はない。

【安全運転】
1.以下の条件が両立しているとき、対象を『安全運転状態』に変えられる。
  A:対象に設置された車輪を『スC』で回転させている。
  B:対象が動作の最中である。または移動の最中である。
2.安全運転状態の対象の速度は『C』まで低下する(速すぎるのは『危険』)
  元から『C』未満の場合は、逆に『C』まで上昇する(遅すぎるのも『危険』)
3.安全運転状態の対象の精密動作性は、『1段階』向上する。
  元の精密動作性が『E』の場合のみ、『C』まで上昇する(『D』ではまだ『危険』)
4.安全運転状態の対象が強い衝撃を受けた際、車輪が崩壊して『空気のクッション』を放出。
  これにより車輪は解除されてしまうが、一度だけ『パB』までの衝撃を完全に吸収する。
5.吸収の対象は『パC』以上の物理的衝撃のみ。弱いダメージや温度などには反応しない。
6.『パA』相当の衝撃にももちろん反応するが、完全には衝撃を吸収しきれない。
7.安全運転状態への切り替え、および解除には一瞬の集中が必要。
8.衝撃吸収は安全運転状態の対象のみに働き、衝突された側には通常通りの衝撃が走る。
9.空気のクッションに持続性はない。連打などの場合、吸収するのは初撃のみ。

113名無しは星を見ていたい:2017/08/03(木) 21:22:18
1.冷泉咲
2.男
3.16
4.近所にお姉さんが住んでたんだ。
親が共働きで家を空けがちでね、よくそのお姉さんに遊んでもらってた。
化学が好きな人だった。
どこから持ってきたのかいろんな薬品を使って実験を見せてくれたよ。
一番好きだったのは液体窒素の実験かな。
バナナで釘を打ったり、花をバラバラにしたりね。
組み合わせでいろんなことが起きる。いいもわるいも一緒にして。
お姉さんは僕に「それは人間も同じ」って教えてくれた。
人も誰と出会い、その結果何が起きるかっていうのが面白いところだって。
あの人は僕にいい変化が起きるのを望んでるみたいだ。
僕の氷点下の情熱と噛み合う人を。
今探してるけどいるのかな、そんな人。

114『音仙』:2017/08/09(水) 18:26:41
>>113(冷泉咲)

「―――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 氷点下の情熱……時に冷たく冴え、時に熱く燃える。
 理想的にも思える人柄ですが……キミは変化を求めている。
 エエ……人ひとりではなしえない、『繋がり』による変化を。
 私はキミの探し人ではないでしょうが……キミは変化しました。
 もっとも、これが『良い変化』かどうかは……キミの考え次第ですが」

「……特別な才能は、同類を引き寄せるともいわれています。
 であれば、キミの『探求』も大いに捗るのではないでしょうか」

       「それでは」

            「どうぞ、耳を澄ませて――」

               キィ

                   ィィィ

―――――――――――――――――――――――――――――

空中に浮遊する『球体』のヴィジョンのスタンド。
左右から一本ずつ機械的なアームが生えている。
作業に用いる事ももちろん可能だが、真価は別。

このスタンドの能力は極めて特殊。
それは――己の操る『人型スタンドを作り出す』こと。

左右のアームで触れている無生物の『素材』を認識して、
それらの特徴を有する『ゴーレム』の如き人型を生成し、
このスタンドはその心臓部分として、内部に格納される。

左右のアームが認識した二つの素材の特性は、
人型の左右の腕にそれぞれ集中して顕現する。
胴体は二つの素材が入り混じったような外観だが、
それぞれの特性は中和され、特別な能力は有さない。

人型を形作っている限り、二つの素材は互いに反応しない。
炎と氷で作り上げられたスタンドの体であれ溶ける事はないが、
能力を解除した場合のみ、通常通り反応し合ってから消失する。

『ザ・ケミカル・ブラザーズ』The Chemical Brothers
破壊力:D スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

『ゴーレム』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:―

―――――――――――――――――――――――――――――

                冷泉咲→己の特別な才能を聴き、『把握』

115『音仙』:2017/08/09(水) 18:32:30
浮遊する球体型のスタンド。
左右のアームで触れている二種の素材を認識し、
左右の腕に素材の特性を反映した人型を形成する。

『ザ・ケミカル・ブラザーズ』The Chemical Brothers
破壊力:D スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

『ゴーレム』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:―

【基本情報】
1.バスケットボール大の球体型スタンド。常時浮遊している。
2.左右に一本ずつ機械的なデザインの『50cm』ほどのアームを有する。
3.アームの先端は人間と同一の構造を持つ、機械的な五本指の手。
4.ダメージフィードバックと視聴覚のリンクを有する。
5.球体のダメージは本体の頭部、アームは両腕にフィードバック。
6.アームで触った物の『素材』を認識することで能力を発動する。
  発動の際には左右のアーム両方が素材に触れている必要がある。
7.触ってから『素材』を認識するまでには『3秒』程の時間が必要になる。
8.素材に選べるのは『無生物』かつ『実体化』したものに限られる。
9.気体や液体でもスタンド物質でも問題なく素材にする事が可能。
10.認識した際、素材の硬度や特徴などを、基本的には把握する事が可能である。

【ゴーレム】
1.左右のアームがそれぞれ触れているものの『素材』を認識し、
  それらを元にして『ゴーレム』の如き人型のスタンドを形成する。
  球体は、このゴーレムの胸部に完全に格納される。
2.サイズは一律で『2m』ほど。実体化。
  体型は一般的な人間と同一。視聴覚リンクを有する。
3.ダメージフィードバックは胸部の球体以外には無い。
4.腕以外は特別な能力や、機能、素材などを有さない。
  強度は『パC』の連打を無抵抗で受ければ崩れる程度。
  『外観』としては左右の『素材』が入りまじったものである。
5.腕は左右それぞれ、左右のアームで認識した『素材』で形作られる。
6.例えば右アームは炎、左アームは水に触れていたならば、
  人型スタンドの右腕は炎で、左腕は水によって構成される。
7.素材が水や空気、炎など不定形の場合の腕は、
  『パC』の連打を無抵抗で受ければ崩壊する強度。
8.素材が形あるものの場合の腕は、
  その素材の強度をそのまま引き継ぐ。
9.『スタンド物質』を素材にする場合は、その能力を引き継ぐ可能性がある。
  単純に『スタンド物質に接触する』事で発動する能力なら、ほぼ引き継げる。
  そうでない場合はケースバイケースである(GMが判定または供与者に確認)
10.左右の素材が反応しあう事はなく、左右の素材が水と火でも、消えたりしない。
11.解除時のみ通常通り反応しあうようになり、反応から『3秒後』に全て解除される。
12.『1時間経過』や『人型の50%以上の崩壊』でも同じように解除される。 
  射程外などで『球体』ごと解除される場合は、11の現象は起こらない。
13.新しいゴーレムを作成できるのは、古いゴーレムが解除されてから。

116名無しは星を見ていたい:2017/08/09(水) 18:57:25
1.斑鳩 翔(いかるが しょう)
2.男
3.17歳
4.斑鳩、斑鳩翔 17歳で、男性……見ればわかるかな?今は祖父母の家から学校に通わされている。

僕は……いや、私は「努力」に意味が有るかと問われれば、「否」だと答えるだろう。
努力というものは、一度の学習で覚えられない時に使う言葉であって
それは私には存在しなかったから。

だが、それは私を満足させる事じゃあなかった。
テストで満点を取っても、それは私を満足させない。
400m走で1位を取っても、それは私を満足させない。
ただ愛する家族である、親愛なる父と母が、私を褒めてくれる事だけが
私を満足させる事だった。
故に私は、自分が「できる事」をし続けた。
他人が無意味な努力を重ねようと「できない事」を。

ただ褒めて貰う それだけで良かった、他人が私に何かをもたらす事など有りはしなかった、私には。

天才、その二文字にあるのは、冷えた金属の無機質な冷たさだろうか。
2人は、もはや私を抱きしめる事も、頭を撫でる事も、私を私と認識する事さえ無い。
どんなに私が「努力」をしても。

人は私の事をギフテッドだと言う、才能があると、「天才」だと。
私はそれにも「否」だと答えよう、でなければ私はここにいない。

……これは矛盾だ。
私が「天才」で有るが故に、父と母は私の手の届かない場所へ行き。
私が「天才」で無かった故に、私は愛する二人を助ける事が出来ない。
私を苦しめるものは凡人でも過去でも才能でもなく
ただ「矛盾」ただ一つだけが私を今日まで苦しめている。

私は……俺は叫びたかった!「ただ親父とおふくろに褒めて貰いたい事が、そんなに悪い事か!」ってな!
拳を振り上げて叩きつける!やろうと思えば出来た!……だが、だがしなかった。
……沢山いやがる連中の為に俺が犯罪者なんて冗談じゃあない!
それは俺の事を誇りに思ってくれた、親父を!おふくろを裏切る事だったからだ!
そんなお奇麗な言い訳でも考えなけりゃあ!俺はこんな所にいなかったろうよ!

俺は……私は、別の学校に転校し、その学校に近い祖父母の元に引き取られた
彼らは優しかった、涙が出るほどに……私にとって二度は失えない相手だった
例え私が、泥の中に埋まり、二度と星を見上げる事が無かったとしても。

だから私は……僕になる事にした。
赤点は皆でギリギリを回避して、400m走では大体3位くらい。
お爺ちゃんと、お祖母ちゃんに褒めて貰って…偶には甘味を買って。
お祖母ちゃんを喜ばせたり、お爺ちゃんの秘密の晩酌にこっそり付き合ったり。
皆で勉強会をしたり、人に走り方とかを教えれば、友達って物も出来る、僕には、不満なんか無い。
でなければここに僕はいなかった。

ただ……
俺は振り上げた拳を何処に降ろせばいい?
私は瘦せこけた街路樹のように、枯れていくだけなのか?
僕は……呼吸がしたいだけなのに、何故かこんなにも息苦しい。

(5.彼の父と母は現在精神病院にて療養中。回復の見込みなし。)

117『音仙』:2017/08/13(日) 23:31:12
>>116(斑鳩 翔)

「――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 キミの心の音は、とても……エエ、とても複雑な音色ですね。
 三重奏、か……三つの独奏……中々耳慣れない物でしたが、
 興味深い体験でしたね、はい……ええと。あー……もちろん、
 私がただ聴くだけ……というのはネ、キミも納得しないでしょう」

「これが君に投じる『チップ』になるのか、『石』になるのか、
 私には判断できませんが、キミには『特別な才能』があります。
 技巧に優れる装甲、影の身体、統一し縛る鎖……『三位一体』です」

「……キミの悩みを解消するのではなく、悩みから生まれた力。
 私は与える者ではなく、目覚めさせる者故……万能薬ではありません。
 役に立てられるかどうかは……まあキミの進む道次第でしょうが、
 才能の持ち主ならばどこかで『厄介事』にも惹かれ合うでしょう。
 あるいは、思いがけない……『奇跡』をつかみ取る機会も……
 スタンドの力が秘める可能性を考えれば、夢とは言えないでしょう。
 ……いずれにせよ、この先キミが生きる世界では必要な力になります」

        シュル
               ル

「さて……長話はもううんざりでしょう。
 ここからは単純明快に……キミが聴く番です」

         キィ

              ィ

        「力の名は」

      ィ 
            ィィィィ

        「『ロスト・アイデンティティ』――――」

                  ィィ――― ――ン!

―――――――――――――――――――――――――――――

幾重もの鎖に縛られた纏うタイプのスタンド。
両手首・両脚首・首元から鎖の先端が垂れており、
これは任意で伸長する事、および収縮する事が可能。

伸ばした鎖は自由に操作出来るわけではないが、
鎖同士を連結させる事や、切り離す事が任意で可能。
最大で『15m』分の鎖を切り離す事が出来るため、
かなり大規模な『仕掛け』の作成もお手の物である。

だがこのスタンドの本質は『鎖使い』ではない。
鎖は敵を打ち、縛り、絞める武器だけではなく、
このスタンドの秘めるものを律している『枷』でもある。

頭部と手足に巻き付く鎖は個別に『解除』可能。
この際、その部位から切り離しておいた鎖も解除される。
鎖を解除した部位には影の如き部位のヴィジョンが重なり、
影のヴィジョンは実際の部位とは独立して動かせる。
腕は二つの作業を同時に行い、二人の敵を同時に殴り、
脚は蹴り飛ばしながら駆け、単純に二倍の脚力を獲得し、
頭は二点を同時に凝視し、同時に二つの脳を回転させられる。

他の部位を用いて再度鎖を巻き直せば、元に戻る。

『ロスト・アイデンティティ』Lost Identity
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:B 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――

      斑鳩 翔(いかるが しょう)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

118『音仙』:2017/08/13(日) 23:41:27

幾重もの鎖に縛られた、纏うタイプのスタンド。
その鎖の先端を四肢と首から少しだけ垂らしており、
これを伸縮・切り離し・連結させる事が任意で可能。

この鎖は単なる道具ではなく己を縛る枷でもあり、
自ら鎖を解除する事で、部位に『影の部位』が重なる。

『ロスト・アイデンティティ』
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:B 成長性:A

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。両腕、両脚、頭部に鎖が巻かれている。
2.両手首、両足首、首から、『10cm』ほど鎖の先が垂れている。
3.これら垂れている鎖は5本で合計して『5m』まで伸長できる。
  1本だけを5m伸ばす事もできるし、5本すべて1m伸ばす事も出来る。
4.伸長した鎖を縮める事も出来る。伸ばすも縮めるも、スピードはC相当。
5.鎖は切り離す事が可能である。
  切り離せる量は、合計して『15m』まで。
  切り離された鎖に関しては伸縮は不可能になる。
6.切り離された鎖をさらに切り離す事も可能。
  その場合、鎖のどこか一部に触れておく必要がある。
7.切り離した鎖の射程距離は『20m』で持続時間は『30分』
8.切り離した鎖は、実体化したスタンド物質である。
9.遠隔でも鎖の任意解除は可能。
  本体の気絶など意識喪失によっても解除される。
10.鎖の強度は現実のそれと同一。
11.このスタンドの鎖同士は触れさせて意識すれば『連結』させられる。
   連結部は鎖の輪と輪が融合したようになり、連結器などは発現されない。

【部位の分裂】
1.両腕、両脚、頭部に巻き付く鎖は任意で解除する事が可能。胴体は不可能。
2.解除した部位の鎖は、切り離している分も含めてすべて解除される。
3.鎖を解除した部位には、黒い影のような外見である事以外、
  全く同じ部位(右腕なら右腕)のヴィジョンが重なって発現される。
4.この黒い影の部位のヴィジョン(影の部位)はスタンド体であり、非実体化。
  発現時から本来の部位に重なっている通り、本来の部位と干渉しあわない。
5.影の部位のスペックは、スタンドを纏っている本来の部位と共通である。
6.影の部位は、本来の部位とは完全に独立した操作が可能。
  実質その部位が二つあるのと同じであり、同時操作の負担は無い。
7.影の部位の可動域は本来の部位に等しい。関節なども本来の部位と同じ。
8.影の部位には、対応する本来の部位へのダメージフィードバックがある。
9.影の頭部は視聴覚も備えており、独自の思考も備える。
  両頭部の思考は常時互いにフィードバックされ、支配権は本体にある。
10.他の部位の鎖を巻きつける事で、元の状態に戻す事が可能。
  この場合巻き付けた鎖を起点にその部位を縛る鎖が復元される。
   ただし巻き付けてから鎖の復元までには『10秒』ほど時間がいる。
11.スタンド自体を解除して再発現すれば、
   再度全ての鎖が巻かれた状態になっている。

119名無しは星を見ていたい:2017/09/03(日) 01:43:21
1.神 清(じん きよし)
2.男
3.27
4.
嘘つきは泥棒の始まりっていうけどよ、世の中嘘ついてるやつは多い。
それに真実を告げるのだけが全てじゃねぇよな。
実際ウチはかなり嘘ついてきた。
ただ言霊ってのがあったとしても嘘を真にするなんてのは無理かねぇ。
ウチ、ずっと嘘ついてることがあるんだわ。
人の生き死にに関わることなんだがね。
死ぬまでつき続けると決めた嘘でさ……時々思うよ。嘘が真に入れ替わっちゃえばどれだけいいかってな。
そんなこと、ないのは分かってるんだけどな。

120『音仙』:2017/09/08(金) 20:30:02
>>119(神 清)

「―――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 嘘を現実にするというのは、『夢を叶える』のと同義。
 ……その、そういった万能の奇跡は……個人の能力では、
 ほとんどどうにもならない領域……かと。考えております」

「万能とは行かない、ええ、キミの『フライト800』は決して、
 万能の能力ではありませんが……嘘つきの役には立つかと。
 騙し打ち、詐欺、謀略……あるいは『優しい嘘』というものも、
 まあ、永遠とは行きませんが……『その場しのぎ』は得意分野です。
 望みを叶える事は、私には出来ませんでした……ええ、残念ながら」

       キィ

          ィィィィーーーーーン

「…………そして、必要な事は、今『聴かせた』通りです。
 キミがどんな嘘をつき続けるのか、私は『聴きません』が……
 嘘に溺れてしまわないよう……無事『着陸』出来る事を祈りますよ」

               「……では、行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――

黒、赤、白のカラーリングが特徴の戦闘機のスタンド。
両翼の下に1つずつ、『卵』状のミサイルを有する。
機銃などは無いが速度に秀でており、戦闘もある程度可能。

この卵のミサイルは当然『発射』する事が可能で、
着弾点が生物の場合は、その生物の体内に潜り込む。
生物ではない場合は炸裂して小規模な破壊を生むが、
壁などを破壊するような威力はなく、あくまで副次的。
生命体に卵が潜り込んだ状態を『托卵状態』と呼称。

その後、対象が何らかの『嘘』を感知したときに卵が孵化。
対象の身体から、一羽の『鷽』のヴィジョンが発現する。
鷽のヴィジョンは対象の周囲を飛び回るだけで一見無害だが、
五感の1つを、孵化の原因となった嘘が現実であるような幻で包む。

卵は発射、着弾から『3秒』経過する事で再装填され、
同時に托卵しておけるのは、一人の人間には『2つ』まで。
2つ托卵させた状態で嘘を聞かせれば同時に2つとも孵化し、
飛び回る鷽も2羽になり、影響を受けるのも五感の内2つに。

また、2つ托卵させた生命体に再度着弾した場合は、
無生物に着弾した場合と同じように、卵は炸裂する。

『フライト800』Flight 800
破壊力:C スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

『卵』
破壊力:C スピード:B 射程距離:C(8m)

―――――――――――――――――――――――――――――――

             神 清(じん きよし)→己の特別な才能を聴き、『把握』

121『音仙』:2017/09/08(金) 20:50:19
模型サイズの戦闘機のヴィジョンのスタンド。
卵型のミサイルを発射し、着弾した生物に『托卵』する。

卵は、宿主が『嘘』をつかれた時に孵化し、『鷽』が発現。
その後1分間に渡り、五感の内一つを嘘通りの幻に包む。

『フライト800』Flight 800
破壊力:C スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

『卵』
破壊力:C スピード:B 射程距離:C(8m)

【基本情報】
1.戦闘機のヴィジョン。
  模型サイズで、幅25cmほど、長さ30cmほど、高さ9cmほど。
2.両翼の下に一発ずつ、卵のような形状のミサイルを備えている。
  これの大きさは一般的な『ウズラの卵』を程度。
3.視覚のリンクを有する。視覚は機首の辺りに存在する。
  ダメージフィードバックは機首が顔面で、両翼が腕。他は胴体。
4.射程内であれば、常に飛行していられる。
5.卵型のミサイル(以下卵)は自由に発射出来る(破ス精CBC)
  射程は『8m』で、着弾せずにそれを超えてしまうと自動的に解除される。
6.卵は着弾から『3秒』経過すれば新しい一発が装填される。
  装填は両翼で共有であり、同時に撃てば3秒後に再装填されるのは片方だけ。
7.着弾点が生物の場合、卵はその生物の体内に潜り込む(『托卵』)
  外科的摘出は不可能だが、悪影響や違和感などは感じさせない。
8.托卵後の卵および後述の鷽は射程距離『50m』で、持続時間は『10分』
  ダメージフィードバックがあっても、スタンドは生物と扱わない。
9.着弾点が無生物の場合は、卵は潜り込まず炸裂する。
  炸裂の破壊力はC程度であり、熱や光などは無い。
  また、破片が飛び散るなどの副次的な影響もない。
10.既に卵が2つ托卵されている生物に着弾した場合、
   卵は無生物に着弾した場合と同じように炸裂する。
   後述の『孵化』後の卵も、『鷽』が解除されるまでこの数に含まれる。
11.上記の条件から托卵は生物一体には2つまでだが、総数は『10』まで。
   すでに10の卵が托卵されている状態では、卵が再装填されない。
12. 『スタンド』に着弾した場合も、無生物に着弾した場合と同じになる。

【卵と鷽】
1.托卵状態の人間(以下宿主)が嘘を吐かれたときに、卵は孵化する。
  卵が孵化したことは、宿主だけでなく本体も把握する事が出来る。
2.孵化すると宿主の周囲を飛び回る『鷽』のようなヴィジョンが発現される。 
3.鷽は『1分』間、対象の周囲を飛び回り続ける。
  象徴ヴィジョンであり、干渉する事は出来ずすり抜ける。
4.1分後、自動的に解除される。後述する幻も解除される。
  任意解除は出来ないが、本体の気絶や射程外でも解除。
5.鷽が飛び回っているとき、宿主の五感の内一つ(本体の任意)は、
  孵化の原因となった『嘘』が現実であるかのような幻に包まれる。
  あくまで幻の為、直接的に肉体を傷つけたりは出来ない。
6.幻の内容も本体の任意だが、嘘に関連・脈絡がない物や、
  宿主が無理なく知覚出来る範囲を超える規模の物は不可能。
7.本体は『どういった嘘で卵が孵化したのか』を把握でき、
  他人が吐いた嘘であっても幻覚を指定する事に支障はない。
  ただし『なぜそのような嘘が吐かれたのか』までは把握できない。
8.卵が二つ托卵されている場合、一度の嘘で両方が孵化する。
  その場合、幻に包める五感は任意の二つになり、二羽の鷽が飛び回る。
9.荒唐無稽すぎる嘘は『冗談』として扱われ、孵化の要因にならない。
  根拠があるか、根拠がなくても十分にあり得るような嘘である必要がある。
10.宿主が嘘であると気付いている必要は無いが、嘘を吐く側には自覚が必要である。
11.嘘は口頭でなく文字や、それ以外でも宿主に伝わるならば問題ない。

122名無しは星を見ていたい:2017/09/10(日) 18:27:22
1.岸崎 澄(きしざき とおる)
2.女
3.17
4.欲しいものがあるんだよ。
沢山ある。私は本当に欲張りで、全部が欲しいんだと思う。
でも全部が欲しい私は一方で、手に入らないものがあることを、
届かないものがあることをどこかで納得してしまっている。
例えばあの頃お母さんがお父さんを口で言い負かしてその内お父さんが暴力を解放して、
あれよあれよと私の家族がばらけていって、それをいまさら全部取り戻せるとは思えない。
無くなってしまって二度と戻らないもの、どこにもなくて探してもたどり着けないもの、
そういうものは確かにあるって、私は分かってしまっている。

分かっているからこそ、あるものは全部欲しい。持っているものは手放さない。
やりたいことを諦めない。なにも損なわずひとつも失わない。
誰かと誰かがどうにかなるなんてまっぴらなんだ。

私が、ここにいる。

だからすっごくさあ、欲しいものがあるんだよ。

123『音仙』:2017/09/15(金) 21:56:22
?>>122(岸崎 澄)

「はい――――聴き終わりました。ありがとう。
 失いたくない、手放したくない、出来る限り、手に入れたい。
 けれど……ね。限界というものは知っている。共感出来ます。
 ええ、私にも限界はあります……誰にでもソレはありますよね。
 ですが……人より限界の広い人間に、なれる『特権』もあります」

「私はキミに与える物ではなく、『目覚め』を与えるだけ。
 そのために……私は、ここにいるわけです。はい。
 そして……エエ、キミの中には、『眠って』いました。
 つまり、『スタンド』とも称される『特別な才能』です」

            「…………さて」

「……『手に入れる』事と『手放さない』事……この才能は、
 キミの望みを叶えるのには……少々派手な力ではありますが、
 役立つのではないかと。キミの心が反映された才能……なのでは。
 私はそう感じます。……キミがどう思うかは、聴かせてから、ですね」

           キィ
              ィィィィ

     「さあ、お聴きください――キミの『エステラ』の声を」
 
                   キィィィィーーーン

―――――――――――――――――――――――――――――――

本体が身に纏う『宇宙服』のヴィジョン。
レトロでずんぐりとしたタイプではなく、
スマートで流線型のフォルムが特徴である。

このスーツは動作の精度や機動性を高めるが、
パワーは女子供レベルで、暴力には向かない。

周囲の空間半径5mを『星海』にする能力。
星海内の無生物の重さはある程度緩和され、
非力なこのスタンドにとって活動を容易にする。

星海において少しでも『浮遊』した無生物は、
自然落下する事なく、空間に固定される。
この浮遊・固定状態の無生物を、『星』と称する。

最後に――このスタンドを纏う本体にとって、
星は単なる、空中に留まる『障害物』ではない。

このスタンドは唯一、固定されている星をつかみ取り、
自由に持ち運び、振り回し、自らの道具として扱える。
浮遊し星になった無生物からは重さが完全に喪失するため、
鈍器にするには不向きだが、機動力を損なわない携帯が可能。

『エステラ』Estella
破壊力:D スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――

        岸崎 澄(きしざき とおる)→己の特別な才能を聴き、『把握』

124『音仙』:2017/09/15(金) 22:02:05
周囲の無生物を軽くし、『浮遊』したならばその場に固定する。
固定された無生物を『星』と称し、星からは重さが完全に失われる。
本体のみ、星の固定を無視して干渉、移動させられる。纏うタイプ。

『エステラ』Estella
破壊力:D スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。スピードと精密動作性が向上する。
2.発現と同時に、本体から半径5mの球状に『星海』が展開される。
3.本体の認識の外、目に見えないところにも能力は届く。
4.星海の展開のオンオフは任意だが、デフォルトはオン。
  切り替えには『2〜3拍』の間が必要で、瞬時にとはいかない。
5.星海の中で、あらゆる無生物は『ある程度』だが軽量化する。
  具体的には、持ち上げるのに必要な破壊力が『一段階』下がる。
  『E』を下回る事はなく、また『A』で持ち上がらない物は軽量化の対象外。
6.星海は無生物にのみ働き、生物には一切の影響を与えない。
7.スタンドはダメージフィードバックがなくとも原則的には無生物と扱わない。
8.スタンド物質は実体化しているかどうかを問わず原則的に無生物と扱う。
9.あまりにも巨大すぎて星海に収まらない物は、対象外。
10.砂粒や水、炎など不定形物も対象外。容器に入っていれば問題ない。

【星】
1.星海の中で浮遊した無生物は、空間に『固定』される。
  この、固定された無生物のことをこの後『星』と称する。
2.浮遊の定義は、その無生物がどの面も地面に触れていなくなること。
3.生物が所持している、身に着けている限りは浮遊とは扱わない。
  また、生物が搭乗している物についても同様である。
4.固定のタイミングは浮遊した物が自然落下を始めた瞬間。
  手に持っている物を地面に落とした場合などは、一拍後には固定される。
5.固定の強さは『破壊力B』もあれば動かせる程度。
  ただし、常に同じくらいの『元の位置に戻ろうとする力』が働く。
  固定そのものを力で無理やり解除することはできない。
6.『星』が星海から出ると、一拍ほどのタイムラグの後、地球の重力に従って墜落する。
7.浮遊して星海に入った物は、一拍ほどのタイムラグの後に固定される。
  スピードが『B』以上の投擲や射撃ならば、固定されるまでに本体に命中し得る。
8.『星』になった無生物は、重さの緩和を更に深め、完全に重さを喪失する。
  こちらは、破壊力Aで持ち上がらない物でも星になってさえいれば問題ない。
9.本体のみ、『星』の固定や元に戻る力を無視して干渉・移動させられる。
  可能というだけであり強制ではない。固定を無視せず接触する、足場にするなども可能。
10.あくまで固定を無視しているだけであり『星』の性質は保たれているので、
  無生物の重さは消えており、手放してしまえば浮遊扱いでまた固定される。

125名無しは星を見ていたい:2017/09/17(日) 14:58:03
1.名前
弓削 和華(ゆげ かずは)
2.性別
女性
3.年代
27才
4.心の声
前職はとある企業の秘書課に勤めておりました。
それなりに充実しておりましたが、担当していた
役員が不祥事を起こしてしまいまして。
……色々あって、辞めて地元に戻ってきたというところです。

誰かのためになることがしたかったんです。
夕暮れ時に歩く人に寄り添う影のように……
誰かのために存在したかっただけなのですが。

126名無しは星を見ていたい:2017/09/18(月) 19:03:27
>>125

127『音仙』:2017/09/22(金) 21:25:10
>>125(弓削 和華)

「――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 大変な苦労をされたようで……心中お察しします、エエ。
 まあ、心中を今聞いたので、それはそうなんですけど……
 それで、キミが望むものが……その、過去にあるのだとすれば、
 私にできる事は、その。それほど多くは無いのですが……
 未来を歩むためには、この力は相応に、便利と言えるはずです」

「ああ、未来だけ見ろと言っているわけではありませんよ。
 過去に学び、今を生きる、というのも……大事な事ですよね」

「……いずれにせよ、私の話より、『聴く』方が早いでしょう。
 誰かのため、という願いをかなえるのも、己のために振るうのもご自由に。
 私は目覚めさせるだけ……使い方を決めるのは、ええ。そう、キミ自身です」

             キィィ

                  ィィィ

           ィィィィィィ

「寄りそい立つ者とともに、どうか後悔の少ない人生を―――――――」

                  ィィ ――――ン 

―――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。ビジネススーツを思わせる外見。
圧倒的な持続力と、射程距離という長所を持つ。
いわゆる『遠隔操作型』のスタンドと言える。

能力は――手から『筆記具』を発現する事。
この場合の筆記具は『筆記用具』『文具』ではなく、
ペンや鉛筆、筆など書き物に使われる道具の事を指す。

筆記具は『実在』するものならばどんな物も発現でき、
また、芯などはこのスタンドが触れれば自動的に補充される

もちろん、このスタンドの能力はそれにとどまらない。
真価となるのは――『証拠の改竄』の分野。
筆記具の筆跡は、2パターンで『焼却』させられる。

一つは――『積極的焼却』
意識する事でインクや芯の粉が燃料となり、自動的に着火。
本体が筆跡を認識し、その場所まで把握しておく必要がある。

一つは――『消極的焼却』
許可のない人物が筆跡を認識すると、意識せずとも着火する。

炎は筆跡と、それが残された物以外には燃え移る事はなく、
不都合、不要な書類を『焼却処分』する事には一切困らない。
熱は感じるし、火傷もする。炎に触れる事が危険なのは間違いない。

『アンタイトル・ワーズ』Untitled Words
破壊力:C スピード:C 射程距離:B(15m)
持続力:A 精密動作性:B 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――

          弓削 和華(ゆげ かずは)→己の特別な才能を聴き、『把握』

128『音仙』:2017/09/22(金) 21:27:37

筆記具を手から発現する人型スタンド。
筆跡は様々な条件によって『発火』し焼却出来る。

『アンタイトル・ワーズ』
破壊力:C スピード:C 射程距離:B(15m)
持続力:A 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。視聴覚のリンクとダメージフィードバックを有する。
2.手から筆記具を発現する事が出来る。筆記具は書き物に用いる道具で、
  消しゴムや定規、修正液、文鎮、ホチキスなどは範囲に含まれていない。
3.具体的にはペン、筆、鉛筆やその仲間と言える書く道具が『筆記具』である。
4.現在のところ、『彫る道具』『印を押す道具』は筆記具とみなさない。
  『そういった機能を副次的に有する書く道具』であれば問題ないが、
  その副次的な機能を用いて残した傷や印などは『筆跡』とはみなさない。
5.同時発現可能数は『6本』まで。射程は『スタンドから20m』ほど。
6.筆記具の発現には、意識してから原則『一拍』の間がある。
7.片手で持てないサイズの筆記具を発現する場合、『3秒』ほどの間を要する。
8.このスタンド単体では持ち上げる事がどうやっても出来ない筆記具は発現できない。
9.筆記具の解除には接触が必要。触れていない筆記具を遠隔で解除は出来ない。
10.筆記具の芯やインクなどは、スタンドが触れている限り自動補充される。

【焼却】
1.このスタンドの筆記具で書いた文字、イラストなど筆跡は、条件を満たすと『焼却』される。
2.スタンドで何かを書くとき、『条件』を決めておくことが出来る。現在は以下の二つから選択。
  積極的:本体が筆跡の場所を把握したうえで『焼却』を意識した瞬間。
  消極的:本体と本体が指定した人物以外が『筆跡』の内容を認識した瞬間。
3.能力を発揮させられる筆跡の最小単位は文章なら『一文字』から。
  イラストやマークといった文字以外なら、一つの完成形から。
  いずれにせよ、『全く意味のないもの』を書いても筆跡とはみなされない。
4.後から条件を変更する事は出来ない。
5.焼却の際は筆跡が発火し、筆跡が残されている物体にのみ燃え広がる。
6.無関係な物体に燃え移る(延焼する)事は無い。
  焼けはするし、生物が触れると熱く、火傷もする。
7.筆跡が残されている物体が不燃性だった場合、筆跡だけが『焼却』されて完全に消える。
8.筆跡が消された場合は発火もさせられなくなる。基準は判読、把握不可能になる事。
9.筆記に用いた筆記具を解除しただけなら発火能力は失われない。
10.スタンドまで解除した場合、条件が『積極的』の筆跡からは発火能力が失われる。
  条件が『消極的』の筆跡については、『解除後12時間』は発火能力が残り続ける。
11.炎はスタンド体ではない通常の炎であり、火力や熱自体は一般的なライター程度。

129『音仙』:2017/09/24(日) 06:11:19

            ブクブクブク

『藤原しおん』の部屋には無音が満ちている。
熱帯魚に酸素を提供する、エアポンプの音だけだ。

今訪れても、彼女は此処にはない――
扉には手書きのサインプレートがある。

              ・・・『休業中』のようだ。

――――――――――――――――――――――――――――
1.星見板『供与』おためしスタンドコンテストに伴い、
  供与に割けるキャパシティが一時的に低下するため、
  当該スタンドコンテストの終了まで供与をお休みします。
  ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

2.例外として『新規PL』の志願は受け付けます。
  これは『活動出来るPC』が一人もいないPLを指します。
  所有するPCがいても、活動がなければ問題ありません。
  ただし、スタコン期間内に供与できる可能性は高くありません。
――――――――――――――――――――――――――――

130名無しは星を見ていたい:2017/10/12(木) 01:22:25
1.墨谷 楽(すみや らく)
2.男
3.27
4.ガキの頃からとにかく誰にも負けたくなかった。
でも性差や体格で勝っても面白くねぇ。
勉強には勉強、話術には話術、文筆には文筆で勝ちたかった。
だが限界もある。どうしても勝てねぇ奴がいる。
そいつらに勝つ方法を考えながら、たどり着いた答えが喧嘩だった。
そいつらと喧嘩で勝負するんじゃねぇ。
強さで頂点に立つ。まず俺の得意なことで一番になる。

強くなりたくて鍛えた。キックボクシング、柔術、総合……格闘技もだ。
ただな、足りないんだよ。
なんでもありの喧嘩じゃなきゃ足りないんだ。
だから俺は喧嘩にこだわったさ。ルールのない闘いが好きなんだ。
俺はもう喧嘩のし過ぎで頭が焼けてんのかもしれねぇ。
でもそれでいい。
狂ってなきゃ勝てねぇ。本当に強いやつには狂ってなきゃ勝てねえんだ。
もっとだ。もっともっともっともっと、強くなりてぇ。
誰かの力を借りるんじゃねえ、俺の力で勝ちてぇ。

5.出来ればスミノフと呼んで欲しい。

131『音仙』:2017/10/17(火) 20:25:31
>>130(スミノフ)

「―――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 キミのような心の声の持ち主は……それなりに、多くいます。
 勝ちたい。より大きな力が欲しい。ここを訪れる方には多い」

「ですが……特別な才能を秘めている方は、あまり多くない。
 尤も、エエ、どんな心の声の持ち主でも、多くはないのですが、
 シンプルで、普遍的な願望……ゆえに『底に溜まる』物が少ないのか、
 あるいはここを訪れるまでもなく、修羅場を超える事で目覚めるのか……」

「いずれにせよ、キミにはありました……特別な才能が。
 つまりキミの場合は……ここを訪れたのが、近道になったという事。
 話術、勉学、文筆、あるいは策略、深遠なる『謀略戦』……
 そうした物には全く適しておりません……『喧嘩』のための才能。
 それも、愚直で、ただ只管殴り、蹴る……そんな喧嘩のための才能」

     「…………力を試すなら、どうかここを出てから。
      壁が壊れてしまっては、その、困ってしまいますから」

                  「では――――お聴きください」

      キィ
            ィイ   ィィィィーーーーーーーン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

両腕または両脚に装着出来る『装甲』のヴィジョン。
鉄のような硬度で部位を守る反面、精度が落ち、技を使うには不向き。
小細工や策謀にも適しておらず、得意とするのは『ステゴロ』の喧嘩。
精度と引き換えと言わんばかりの圧倒的な破壊力は、生半可なガードを貫く。

装甲の肘および膝には『狗の髑髏』を思わせる意匠があり、
この部分が装甲の持つ特異な『能力』の発揮において重要。
その能力は――『喧嘩』の場に入り込む部外者を『人払い』する事。

両肘・両膝に備えた『狗の髑髏』は、切り離してその場に浮遊させる事が可能。
これらに『自律攻撃』させる事で、喧嘩の『部外者』を空間から吹き飛ばさせる。

『吹き飛ばす力』は強いが物理的破壊力は低くダメージを与えるには不向きで、
当事者となる直接の戦闘相手の妨害を行うような事も原則出来ないため、
決着は自らの拳と蹴りで――――あるいは仲間の助けを借りてつける必要がある。

『デマーケイション』Demarcation
破壊力:A  スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:D  成長性:B

『狗の髑髏』
破壊力:C  スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:E 精密動作性:E  成長性:―

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                     墨谷 楽(すみや らく)→己の特別な才能を聴き、『把握』

132『音仙』:2017/10/17(火) 20:29:07
纏うタイプのスタンド。両腕または両脚に装着する装甲。
肘・膝に備わった『狗の髑髏』は自動操縦として切り離す事が可能で、
本体の行う『喧嘩』の『当事者』以外を『吹き飛ばして』人払いする。

『デマーケイション』
破壊力:A   スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:D  成長性:B

『狗の髑髏』
破壊力:C   スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:E 精密動作性:E  成長性:―

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。両腕または両脚に発現される装甲。
  腕と脚に同時に発現する事は、現時点では不可能。
2.装甲は肘・膝から指先までを隙間なくカバーする。
  ダメージフィードバックは無く、関節の動作にも支障はない。
3.装着している部位は精密性が低下し、技術を活かすには不向き。
  具体的には『素人並み』にまで技術レベルが低下してしまう。
4.装着していない部位に関しては、通常通りの精密性を発揮できる。
  また、脚に装着した場合、精度が落ちても移動には支障が出ない。
5.肘・膝部分に『狗の髑髏』を思わせる意匠がある。強度等は変わらない。
6.装着部位の変更には、一呼吸ほどの間の集中が必要になる。
7.部位の変更時、切り離している狗の顔(後述)は全て強制解除される。

【狗の髑髏】
1.両肘・両膝の狗の髑髏は切り離し、その場に『浮遊』させることが出来る。
  切り離した場合狗の髑髏は立体感を獲得して、サッカーボールほどのサイズになる。
2.浮遊している間、狗の髑髏は自動操縦で常に自分の周囲を見回しており、
  『半径5m』に『喧嘩の部外者』を発見すると一直線に体当たりする。
  発見には視覚と嗅覚を用いているが、これは本体にフィードバックはされない。
  また、強い光や何も見えない暗闇、凄まじい匂いなどがあると発見は阻害され得る。
3.勢いは人間並(パスCC)だが、命中すると標的に『パA』相当の『吹き飛ばす力』が働く。
  これは物理的な破壊力ではなく、これだけで標的にダメージを与える事は出来ない。
4.切り離した狗の髑髏は「骨」程度まで強度が落ちるが、ダメージフィードバックは存在しない。
5.狗の髑髏側からの能動的な接触でなければ吹き飛ばすパワーは働かない。
  また、切り離していない状態の狗の髑髏は単なる飾りで、吹き飛ばすパワーは無い。
6.仮に破壊されてしまった場合、その後『5分間』は再度の切り離しが不可能になる。
7.切り離している限り、その部位を動かし続ける程度の疲労が溜まる。脚ならランニング程度。
8.狗の髑髏の射程は本体から『半径10m』。射程を超える場合、浮遊したまま本体に『着いて来る』
9.任意解除は可能。解除時は肘・膝まで一直線に戻ってきて、意匠に戻る(パスCC)
  壁に阻まれるなど戻れない場合は強制解除され消失。その後『5分間』、再度の切り離しが不可になる。
10.両肘(両膝)の犬の髑髏を同時に切り離しておくことは可能。解除も個別に可能。

【当事者・部外者】
1.本体は常に当事者。および、本体と直接戦闘をしている相手も常に当事者である。
2.本体と戦ってはいないが戦闘に介在している相手を当事者と見なすかどうかは任意。
  戦闘に介在すらしていない無関係の人間を当事者と見なす事は、原則的に不可能。
3.本体がだれとも喧嘩をしていない状態では、切り離す事自体が出来ない。
4.要するに切り離した時点で本体が当事者と認識している相手だけが当事者で、他は部外者。
  ただし切り離した後でも、『本体』側から交戦を始めた相手に関しては『当事者』と見なす。

133名無しは星を見ていたい:2017/10/18(水) 21:06:58
1.石動 織夏(いするぎ おるか)
2.男
3.15
4.「石動 織夏(いするぎ おるか)……。織りなす夏と書いてオルカだ……。」
  「清月学園中等部3年生。水泳部所属。特技はバタフライ……。」
  「別に記録を目指してるわけじゃないんだが、なんかな……。」
  「水泳も勉強も最近伸び悩んでいてな……。」
  「大事な時期ってのは頭じゃ分かってるんだが……。」
  「ちんちくりんの妹が頑張っているの見てると俺も頑張らなきゃ、とは思うんだが……。」
  「……思うんだがなぁ!!!」

     ザバァッ!!(ペットボトルの水を浴びる)

  「ふぅ……。失礼……。俺はちょっと激しやすい性格でね……。」
  「頭を冷やすと落ち着くんだ……。」

     スッスッ……(メッシュの入った髪を整えつつ)

  「普段はこの通りクールだ……。」
  「水泳が好きなのはそういう事情もある……。」
  「悩みと言えば悩みだし、個性と言えば個性だな……。」

  「俺の心の声はそんな所だ……。こんな感じでいいか?」

5.石動 玲緒(いするぎ れお)の兄。

134『音仙』:2017/10/23(月) 01:37:28
>>133(石動 織夏)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう。
 中学生活。華の、と冠するには少し早いかもしれませんが……
 イエ、若いうちはいつだって、『今』が『華』かもしれません。
 その、私も年寄りではないのですが。まだ三十路でもないですし、
 けれど……どうしても昔に比べると。エエ。思う所はありますね。
 昔が華々しかったか、と思うと、そうでもない気はするのですけど」

「話は逸れましたが……どうでしょう、キミには特別な才能がありますが、
 これは……キミの才能ではあるでしょうが、望みを叶える魔法ではない。
 えてしてそういう物なのです。そして才能は片道切符……後戻りはない。
 頭を冷やしたところで覚める事のない夢、そして、消えない運命の炎……」

「……などと、大袈裟な脅し文句は言いますが、気晴らしの道具にも十分使えるかと。
 大事な時期かと思いますので、火傷しない程度に……とは、言っておきますけどね」

               「では」

        「お聴きください――――キミの才能の産声を」

    キ
         ィィィィィィイ
                  イイイイイイイ―――――――――――――― ン ・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

中性的な、人魚を思わせるヴィジョンのスタンド。
優美な姿で空中をクールに舞い、水中でも、火中ですら活動可能。
この特性は能力の一端であり、単に飛行可能なヴィジョンとは違う。
また、役に立つような事は言わないが、半自立した意思を持ち合わせる。

能力は、両目から自由に操作出来る『泡』を生成する事。
泡はあらゆる『不定形物』から被害を受けない性質を持ち、
空気に流される事も、水に阻まれる事も、炎で割れる事も無い。

そして泡は無生物に衝突する、または任意で破裂させられるが、
生物に衝突した場合は弾けず、その体表を『コーティング』出来る。

生物をコーティングした泡は対象を『不定形物』の被害から守り、
また不定形の実態を捉えるかのように、その中を『泳ぐ』事を可能にする。
つまり――――不定形物中で、まるで『水中』のように動く事が可能になる。

空中、水中の遊泳に留まらず『火中』や『毒ガス中』ですら安全に泳げるが、
射程や持続時間でコーティングは解け、無防備に自由落下する羽目になる。

このスタンドが空中や火中を泳げるのは常時コーティングと同じ状態であるため。
よってこのスタンドも、それ以外の不定形物からの被害も受けず、その中を泳げる。

『パイオニアーズ・オーバーC』Pioneers Over C
破壊力:D スピード:C 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                    石動 織夏(いするぎ おるか)→己の才能を聴き、『把握』

135『音仙』:2017/10/23(月) 01:56:22
不定形物の中を泳ぐ人魚のスタンド。破裂する泡を放ち、操作出来る。
また、生物に纏わせこのスタンドと同し『不定形を泳ぐ』能力を与える事も可能。

『パイオニアーズ・オーバーC』Pioneers Over C
破壊力:D スピード:C 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人魚を思わせる、美麗で中性的なヴィジョン。下半身は『魚』のそれ。
2.上半身は各部にヒレがあるが、戦いなどで有利にはたらく訳ではない。飾り。
3.実在する特定の魚の形質を有するわけではない(外見は有利にならない範囲で自由)
4.全身が『石鹸水』のように微妙にぬめっており、乾かない。多少掴まれにくいが、掴みにくい。
5.ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
6.半自立型だが、勝手に役立つ事を話したり、役立つことをしたりはしない。
※言語を話すかどうかや性格は任意。いずれにせよ『役立つ話』をさせるような使い方は出来ない。

【泡】
1.両目から涙のように『泡』を出す事が出来る。泡が出て目から離れるまで一呼吸ほど必要。
2.泡は最初『シャボン玉』サイズで零れ、目から離れると『ビーチボール』サイズになる。
  そのスペースが無い場合、泡は大きくなり切らず、小さく弾け消える。威力はない。
3.目から離れた泡は『操作』が可能で、2つの泡が出ていると次の泡を出す事は出来ない。
※後述のコーティングに使用している分の泡はこの個数制限には含まれず、別途で制限がある。
4.泡一つは問題無いが、2つ同時の操作は他の動作への集中を妨げる。無操作の泡は止まる。
5.泡の操作スペックは『パス精ECB』で、物を乗せる、運ぶなどはほぼ不可能。任意解除は出来ない。
6.任意のタイミングか、無生物と衝突すると破裂。威力は『破壊力C』相当。
  触れている物、およびシャボン玉一つ程度に近い物までは威力に巻き込まれる。
7.あまりに小さすぎる(小石未満)無生物との衝突では破裂しない。
8.泡が生物と衝突した場合は、後述のコーティングが発生するため破裂は起きない。
※意識すればあえてコーティングしない事も可能。いずれにせよ生物には接触で破裂しない。
9.泡の射程距離は『7m』で、泡の持続時間は『1分』程度。それを超えると破裂する。
10.この泡もスタンドと似た性質を持ち、不定形物によっては破裂せず、動かされもしない。

【コーティング】
1.泡が生物に命中した場合、泡は弾けず、生物の全身を包みコーティング出来る。
※よって、以下この状態をコーティングと呼ぶ。
2.これによりスタンドと同様に全身が微妙にぬめる。服や、髪の毛などもぬめる。
3.コーティング、およびその過程が生物に悪影響を及ぼす事はない。
4.コーティングは『7分』持続する。持続中に重ね掛けは不可能。任意解除は可能。
5.射程は通常の泡と同じくスタンドから『7m』まで。離れると泡は消え、下記の特性も失われる。
6.同時にコーティングしておける生物は『2体』まで。この数は、出しておける泡の数とは別。

【ぬめりについて】
☆このスタンド、および泡が命中してコーティングされた生物は以下の能力を有している。

1.気体、液体、炎、電流など『不定形物』の中を水中かのように『泳ぐ』事が出来る。
  あくまで動作して『泳ぐ』のであり、自然に浮遊でき自在に空中制動の効く『自由飛行』ではない。
2.そういった『不定形物』から直接にダメージを受ける事もない。毒等の影響も受けない。
  誤って体内に吸い込んでしまう事も無い(コーティングが自動で体内に入らないようにしてくれる)
3.泳ぐ副産物として、プールで水に対して行う程度に、不定形物を手で掬ったり、払ったり出来る。
4.この能力の基準においては、『砂』等極度に細かいものでも固体は『不定形物』ではない。
5.不定形物中は例えるなら『プール』。それが空気中でなければ息継ぎは必要(特に酸素のない水中や火中)
6.浮いているには労力が必要。何もしなければ重力通り沈む。浮く気と動きがあれば浮ける。プールと同じ。
※このスタンドについてはデフォルトで多少浮いているため、特に動かない分には意識も動きも不要。
7.水中のように、動きに重い抵抗がかかったりはしない。通常のスペックを発揮できる。
8.抵抗を感じないからと言って泳げないことはなく、泳ぐ分には水中並みの速度が出る。
※この『抵抗感は無いが普通に泳げる』のは水中でも適応され、不思議な感覚だがそういうもの。
9.泳ぐ技能を持たない人間、いわゆる『カナヅチ』な人物ではコーティングされようが不定形中を泳ぐことは不可能。

136『音仙』:2017/10/23(月) 02:01:23

――――――――――――――――――――――――――――――――――
♪当スレの【能力詳細】について

・1人でまとめる都合上、視点が偏りがちです。
・応用など、使用しないと分からない点は抜けがちです。
・その他、確認漏れによるミスがある可能性があります。

なので不明点、不足点、矛盾点などがあれば、
質疑のルールをご確認の上、いつでもお気軽にどうぞ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

137名無しは星を見ていたい:2017/10/23(月) 13:23:16
1.水瀬 留美子
2.女性
3.三十代前半
4.学生の時、酷いイジメを受けて来た。
当時の私は生来の空気の読めなさに加え、
クラスメイトの目も気にせずBL同人誌や玩具を机の上に広げて喜んでたし、
大した面でもないのに『クォーター』である事を鼻にかけていた
心身共に醜悪なブスだったし、今思えばイジメられるのは当然だった。
連中を見返す為に寝る間も惜しんで猛勉強し、
一流大学に入学し、そこで慢心する事なく
周りがサークル活動や恋愛に勤しんでるのを尻目に、
死ぬ気で勉強し大企業へと就職できた。

成人してから美容を猛勉強し、なんとか見れる程度の見た目にはなった。
仕事もそれなりに順調だけれど、人生で勉強しかしてこなかった私には、
本当の友達と呼べる間柄の人間が1人もいない。
他人と仲良くなる方法が、距離感が、全くわからないのだ。
会社やネット上ではなんとか人間らしく振舞っているつもりなのだが、
周囲の目は何処か冷ややかだ。どうやら私の『擬態』は間違っているらしい。
ーー私は『孤独』なのだ。
(『ぶりっ子おばさん』と陰口を叩かれてる事も当然知ってる。)

勿論、こんな性格は治したいと思ってる。
だが私はそれ以上に私をこんな性格にした連中が許せない。
私は好きなように生きたかった。けれど無理だ。
あいつらが私を『そーいう』人間にしたからだ。
そもそもの原因が私にあるという事は頭では理解している。
けれど『そうじゃない』。
もう我慢はしたくない、
私の中に濁流の様に渦巻くコールタールよりもドス黒いこの悍ましい感情を暴れさせたいんだ。

138『音仙』:2017/10/29(日) 03:35:37
>>137(水瀬 留美子)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう。
 心とはいえ、その、お話しづらい過去かと思います。ですので、エエ。
 ご期待に応えられた事は幸運でした。つまり、キミには特別な才能がある。
 そして、幸か不幸か、『自制』を促すような才能の声ではなく・・・
 暴れ狂う時を待っていたかのような、戦闘的な・・・かつ泥のような才能」

「この町には『同輩』も多い・・・『力』を振るう機会には困らないでしょうが、
 先達の抑圧や社会の目は、こんな『超常』の世界にもあるもの・・・です。
 従うか隠れるか、或いは・・・いえ、説教はその時が来てからで十分、ですよね?」

「いずれにせよ・・・私の役目は目覚めさせること。『眠らせる』事は出来ません。
 力と上手く付き合っていってくださいね・・・ええ、キミのような心の声は、嫌いではない」

        「では――――どうぞ、耳を澄ませてお聴きください。
         キミの新たな世界の入り口、『ブラックボトム・ストンプ』」

                   キィィィイ
                        ィィィィィィィイイイイーーーーーーン!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
様々な生地の継ぎ接ぎで出来た、小柄な人型スタンド。
当て布一枚一枚は綺麗な柄だが統一感はなく、やや不気味。
また、それを突き破って『タール』の如き黒い尾が生えている。
尾は操作する事ができ、長さから武器になり、また能力の軸でもある。

このスタンドの尾が触れた『土』『泥』『砂』といった『砕屑物』は、
尾から染み出る黒い水に侵され『底なし沼』の入り口に変化する。

入り口となる砕屑物の直径に収まるサイズでさえあれば、
本来有り得ない量の物を内部に『沈める』事が可能になる。
大量の砕屑物を寄り集めればその分入り口のサイズも大きくなり、
最大では車一台を沈める事すら可能なサイズの沼を作り出せる。

底なし沼には当然底が無いため沈んだ物は放っておくと永遠に沈み続けるが、
沼そのものには『沈ませる強制力』のようなものがあるわけではないため、
何らかの手段を取ったり、抵抗すれば沈まず、上がってくる事も十分出来る。
また、能力を解除すれば(されれば)どれほど深く沈んでいたものも排出される。

『ブラックボトム・ストンプ』Black Bottom Stomp
破壊力:B スピード:C 射程距離:D(4m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                            水瀬 留美子→己の『特別な才能』を聴き、把握。

139『音仙』:2017/10/29(日) 03:50:28
黒い尾を持つ、小柄な人型のスタンド。
尾で触れた『砕屑物』を底なしの泥沼の入り口にする。

『ブラックボトム・ストンプ』
破壊力:B スピード:C 射程距離:D(4m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。小柄。背丈が本体のへそのあたりまでの高さ。
2.爬虫類的な尻尾が存在する。長さは『1m』ほどで、太さは脚程。操作可能。
  物をつかんだりは出来ないが、絡めとる事や、弾いて手元に持ってくる事は出来る。
3.ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
4.尻尾はダメージフィードバックが無く、質感はゴムに近い。常に表面が黒い水で濡れている。
5.尻尾が引きちぎられるなどした場合、一晩ほど眠れば復元される。
6.このスタンド、および傍にいる時の本体は、後述の底なし沼の上を歩いても沈まない事が出来る。

【底なし沼の入り口】
1.尻尾でしっかりと触れた『砕屑物』(土、泥、砂、砂利、れきなど)を『底なし沼』の入り口に出来る。
  一粒単位で入り口にする事も一応可能だが、『集まり』をまとめて入り口にするのがデフォルト。
2.砕けていない『鉱物』の状態では入り口には出来ない。また同時に作れるのは『4個』まで。
3.『入り口より大きいもの』を入れる事は出来ないし、吸い込むような力もない。
4.入り口を通るサイズでさえあれば、どこまでも深く、また多くのものを沈める事が可能。
5.入り口となった砕屑物はその形状でその位置に固定される。
  入り口を無理に破壊、変形、移動させようとするなら破壊力Bは必要。
6.何らかの理由で入り口が合流した場合、それぞれから続く沼同士も合流する事になる。
7.入り口が破壊される、分断される、大きく変形する、無理に移動させられるなどで底なし沼ごと強制解除される。
8.入り口及び沼自体を保っていられる射程は『スタンドから10m』。持続時間は『3時間』程度。任意解除可能。
9.最大サイズは『トラック一台』が収まる程度。最小サイズは砂粒一粒から。
  より大きなサイズが作れる状況でもあえて小さな入り口を作る事も可能。
10.土団子や粘度細工など『特定の形状に意図的に固められた砕屑物』は入り口に出来ない。
  基本的には床や壁に付着した砕屑物、または地形上に存在する砕屑物を利用する事になる。
11.解除した場合、入り口は元の砕屑物に戻る。
12.『生命体』の体表や着用している衣服上に付着している砕屑物は入り口に出来ない。持ち物なら可。

【底なし沼の中】
1.このスタンドが作った入り口から繋がる底なし沼とは、『黒い泥』に満たされた空間。
  入り口になった『砕屑物』の裏側にある物体が変化するのではなく、入り口から垂直に空間が生じる。
  よって壁に付着する泥を入り口にした場合は横軸に伸びる沼になるが、入り口から泥がこぼれたりはしない。
  同じ理屈で、天井に付着する泥を入り口にすれば上に伸びる沼になるが、やはり中身がこぼれる事はない。
2.直径は入り口の直系に等しく、形状についても永遠に入り口と同じまま、無限に続いていく。
3.言葉通り「底が無い沼」という意味であり、特別に流砂のような性質があるわけではない。
4.要するに、砕屑物より口径が小さいものなら何でも入れられ、容量オーバーも起こらない。
5.底なし沼の黒い泥はタールや石油に似る。質感は一般的な軟泥と同じで、可燃性、通電する。
6.入り口にした砕屑物の種類は沼の性質に関係ない。一律で入り口から繋がるのは黒い泥の沼である。
7.複数のものが沈んでいた場合、積み重なるように排出される。この排出に安全への配慮などは無い。
8.泥は掬って外に出したりもできるが、沼を解除すれば全て消えるし、沼と同じ射程が存在する。
9.底なし沼の内壁に『破壊力Aの打撃』に相当するだけの攻撃が加わると、強制解除される。
10.底なし沼が解除されると、沈んでいたものは全て入り口が最後にあった場所から排出される(勢いはパスBC)

140名無しは星を見ていたい:2017/10/29(日) 11:51:01
1.名前 有栖川 絢子
2.女
3.16歳
4.……『ラスボス』に、なりたいのよ。

  え、いきなり現れて『自分をラスボスにしろ』だなんて偉そうだって?
  
  ふふ……見なさいよ、この『しゃべらなきゃカワイイと言われるルックス』!
  そして『自分の為にしか使えない頭脳』!『周囲に迷惑をかける為だけの身体能力』!
  この世の誰よりも私が『ラスボス』にふさわしいのよッ!

  私の能力は、誰にも必要とされず愛されずに来たわ。
  だったら、憎まれて倒されことが私の役目なんだって、ようやく最近気が付いたのよ。
  
  主人公の最後に立ちはだかって『あんたたちの実力はちっぽけだ』とか
  『これまでの犠牲は無駄だった』とか、そんな感じの台詞を吐いて
  死闘の果てに逆転されて、しっかり否定されて死にたいのよ。
  そうじゃないと、自己嫌悪で自分で死んじゃいそう。

141<削除>:<削除>
<削除>

142『音仙』:2017/11/02(木) 00:02:18
>>140(有栖川 絢子)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう。
 ラスボス。私も人並みにゲームはしますので、意味は分かります。
 しかし……現代社会におけるラスボスとは、いかなるものでしょうか。
 私には判断しかねますが…………キミにはヴィジョンがある、のでしょうか?
 あるいはそれを見つける手段を求めている……いずれにせよ、キミには可能性がある」

「可能性とはすなわち、『特別な才能』『スタンド』と称される力の事です……
 神秘、魔法、超能力。どう言い換えていただいても構いませんが、理の外の力。
 世界は戦いだけでは決まらないものですが、調略や政治戦が全てでもない。
 ラスボスを志すならば……キミにはそれに必要な才能の、一つはあったということ」

「――――――ただ、皮肉にもこの力は『主人公』らしい要素もあるのですが。
 それはすなわち、『成長』する事……今は一般的な『力』に少しばかり劣りますが、
 約束された成長は『無限の可能性』を示します。エエ、『ラスボス』という可能性も。
 キミの元に集う、キミのための『軍勢』が……それを叶えるための、役に立ってくれるはず」

「いずれにせよ……千里の道も一聞から。お聴きください――――」

                キィ
                      ィィィィィィ――――――――ン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体の手に現れる、『旗』のヴィジョンのスタンド。
長い金属製の棒の先端に、布が結わえられた一般的な旗。

この旗の能力は至極単純。『力の流れ』を引き寄せる事。
実際を持たないエネルギーなどの動きの軌道を捻じ曲げ、
自分の方、つまりは旗布目がけて引き寄せる事が可能である。
実体があるものを引き寄せるほどの力はなく、基本的に無力。

恐るべきはこの引き寄せの力はスタンドにも作用する点であり、
他人のスタンド体の動作の向きを、ある程度だが旗に向かって捻じ曲げる。
人並の力を有するスタンドには振り切られ、『動きを阻害する』程度の意味しかない。

――――上記の能力は決して強力とは言えないが、それは『本質』の一端に過ぎない。
真の能力は、この世界に『さまよう力』を引き寄せ、己の指揮下に加え、軍勢を作る事。

条件――本体に課される何らかの試練を超える事により、旗の真の能力は解放される。
使役者を持たずにさまよう『超常的な存在』を力の流れとして引き寄せる事が可能であり、
こうして『徴兵』された存在は、『旗』の力か或いは拾われた忠義からか、本体の指揮下に入る。
さまよう力は『ファンタジーの魔物』を思わせる姿をしており、名称もそれに準じたものを持つ。
これは固有の使役者を持たないがゆえに、存在を既存の『幻想』に委ねているためと考えられる。

条件は達成するたびに変わるが、常に『困難』を伴うものである事は間違いない。
つまり、『容易に達成できることが前提に組まれている』とは限らないということ。
現在、徴兵で指揮下の力の数が増えても同時に召集する事の出来るのは『1種』だけ。

『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』A WORLD WITHOUT HEROES
破壊力:―  スピード:― 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:―  成長性:A

☆このスタンドは『成長条件』を有する。
最初の成長条件・・・己が得た能力について『理解』すること。
新たなる己を知る事から、『ラスボス』への道は始まる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「―――――――さて、キミは私の能力で、自分の能力についてを知りました。
 ですので、ええ。最初の成長条件を満たしたことになり……『徴兵』が行えるはず」

「ここで、試していかれますか…………今であれば、その、分からない点も説明出来ますよ」

(★今であれ後であれ、『徴兵』を行う際は当スレで申請してください)

143有栖川 絢子『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』:2017/11/02(木) 20:58:28
>>142
ふんふんーーなるほどねっ!
だいたい解ったけど、『徴兵』が結構な不確定要素ね。

って事で、まずはやってみましょうか。

「『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』、『徴兵』よっ!』

144『音仙』:2017/11/02(木) 23:12:29
>>143(有栖川 絢子『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』)

                ハタ
                     ハタ

『有栖川』が旗を振るうと――――
目に見えない力が渦のように流れ、旗布に集まる。

「――――『徴兵』は一度に一種のみを行えますが、
 『その時に徴兵出来る力』は複数存在する場合もあります」

                キィィ
                     ィィィ

           ィィィィ

「意識して呼べば、その中からより望ましい者も徴兵出来るでしょう。
 もちろん、ええ、いわゆる『ガチャ』的な喜びは減るわけですが……
 彼らはみな、スタンドというくくりで言えば『コモン』がせいぜいです。
 あくまで個で制する英雄ではなく……『軍勢』を構成する一員、ですので」

今なら見える。
『音仙』の背後に聳える『音響機器の大樹』から伸びるコードの蔓が、
耳元に伸び、スピーカーの花を咲かせ――そこから、声が流れ込む。

――――――――――――――――――――――――――――――

そのさまよう力は――『ゴブリン』を思わせる子鬼。
全体的に平均のスペックを有する存在であり、
身体は小学生より小さいが力は大人に劣らない。
手足を有するというアドバンテージがあるため、
道具を扱ってもらう事もある程度ではあるが可能。
小さく打たれ弱いので盾役にはあまり向いていない。
もっともスタンダードな軍勢の『兵卒』であると言える。
この種は『2匹』まで召集する事が可能。

破壊力:C スピード:C   射程距離:D(3m)
持続力:D 精密動作性:D  成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――

そのさまよう力は――『レプラコーン』を思わせる小人。
身体が小さすぎるためスペック相応に貧弱ではあるが、
旗からある程度遠くまで飛んでいくことができるので、
遠くにあるものや、狭い所のものを見てもらう事が出来る。
器用さも人並みで、悪戯の仕込みなどでもいい仕事をする。
軍勢においては『斥候』としての役割を期待する事が出来る。
この種は『3匹』まで召集する事が可能。

破壊力:E スピード:C   射程距離:B(15m)
持続力:E 精密動作性:C  成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――

「この二種のどちらを『徴兵』したいか……キミの意思次第です。
 今後の成長で、選ばなかった側を徴兵する機会も……あるでしょう。
 イエ、私の能力ではないので、実際の所どうなるかは分かりませんが……」

                      「考える時間はありますので、ごゆっくり」

145名無しは星を見ていたい:2017/11/04(土) 17:29:06
1.花房 蓮華(はなぶさ れんげ)
2.男
3.二十台半ば
4.蓮華なんて女みてえな名前だろ?
  おふくろが付けたんだが、女の子が欲しかったからって用意してた名前をそのまんま付けたもんだからよ。
  そのせいで昔はからかわれたこともあったが……。
  いや、まあそりゃいいや。俺のする話とは関係ねえからよ。

  ウソみてえなホントの話なんだが、ガキの頃に人質になったことがある。
  強盗の人質さ。
  ドラマのエキストラとかじゃねえぜ。マジもんのヤツよ。
  目の前に刃物突きつけられてよ。ビビッちまった。ありゃ怖かったぜ。
  で……どうにか無事に解放されたわけなんだが、問題はそこからさ。
  その出来事が原因で、俺は一種の『病気』になっちまった。
  
  トラウマになったってことじゃあない。むしろ逆でよ。
  強盗に刃物を向けられてた時、俺は心底ビビッてたが、同時にすげえゾクゾクしてたんだ。
  デッドラインギリギリの『スリル』の快感みたいなものを感じてたんだな。
  それ以来、俺は『スリル』ってヤツが好きでたまらなくなったのさ。
  たとえば、自分の目にナイフを近付けてみるわけよ。
  どんどん近付けていって、刃先が迫ってくる度に、興奮して背筋が震える。
  チキンレースみたいなもんか?あとちょっとでも押し込んだらヤバイなってとこまで近付けるのさ。
  もちろん本当に突き刺したりはしないぜ。俺はマゾヒストじゃあないからよ。

  しかしだ……最近どうにも物足りないんだよな。
  身体がもっと強い『スリル』を欲しがってる。
  何かこう、パッとしたヤツがないもんかねえ?

146『音仙』:2017/11/04(土) 22:06:09
>>143-144(有栖川 絢子『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』)
★徴兵する側が決まればいつでもこのスレで申請してください。
☆徴兵をしていない状態での詳細を提示しておくので、徴兵せず活動する事も可能です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
力の流れを引き寄せることが出来る旗のスタンド。
成長する事で『使役者のいない超常の力』を『徴兵』し、
その力を自らの軍勢の一員として使役する事が可能になる。

『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』
破壊力:―  スピード:― 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:―  成長性:A

☆このスタンドは『成長条件』を有する。
現在の成長条件・・・『達成済』! 『心音サイフォン』にて『徴兵』が可能。

【基本情報】
1.旗の棒の長さは『150cm』で、布の大きさは『横70cm×縦50cm』ほど。
2.旗の棒のダメージは本体の利き腕にダメージフィードバック。
  鋼鉄以上に頑丈で、『パA』の一撃でも一発なら耐える。
3.旗の布はダメージフィードバックを有さず、破れてもすぐ再生する。デザインは任意。無印でもかまわない。
4.振るう事に重さや困難は感じない。本体以外にとっては鉄製の棒と大布で構成された旗相応の重さがある。
5.旗は射程が2mあるため、手放すことが出来、地面に刺すなども可能。

【力の引き寄せ】
1.旗布に向け、形の無いエネルギーや炎、電気などの『流れ』を引き寄せる事が出来る。
  液体や気体は対象外。この引き寄せるパワーは『D』で、スピードは『C』。
2.実体のないスタンドの動作などの方向を旗の側に捻じ曲げる事も可能だが、
  C以上の破壊力を持つ動作に関しては『動作に干渉する』程度の効果しか見込めない。
3.引き寄せる力は旗を振るうことで発揮され、振るい終えると即座に失われる。
4.引き寄せる力が失われたあとエネルギーがどうなるかは、それの性質次第。
  元の流れに戻るものもあれば、引き寄せられた慣性に従って動くものも有り得る。
5.引き寄せられるのは、基本的に視界に入っており、本体が認識出来るものに限る。
6.動いていないエネルギーを引き寄せる事は出来ない。

【軍勢】
1.『特定の条件』を満たしたとき、旗の紋様(紋様が無ければ旗布自体)が光を帯びる。
  条件は達成ごとに変化するが、常に本体にとって何かしらの『試練』になるもの。
2.この状態で旗を振るうと、『超常的存在』が引き寄せられる。この行為を『徴兵』と称する。
3.この超常的存在はスタンドに近い性質を持ち、なおかつ『使役者』を有さない『さまよう力』と言える存在。
4.旗に引き寄せられたさまよう力は、旗の持ち主である本体を仮初の『使役者』をみなし、その指揮下に入る。
  この、本体の指揮下に入っている『さまよう力』のことをこの詳細では『軍勢』と呼ぶ。
5.軍勢は、本体が旗を振るう事で傍に『召集』し、使役(=操作)出来る。帰って貰うのも任意で可能。
6.召集されていない間は、軍勢はこの世界のどこにも存在しない。通常のスタンドの『未発現状態』に近い。
7.指揮下にあるさまよう力の内、現在同時に『1種』だけを召集できる。(成長次第では増え得る)
8.軍勢のスペックや能力、出来る事はまちまち。共通点として、原則的にダメージフィードバックはない。
9.原則的に、召集に応えるのは毎回『同一人物』である。性格や外見は詳細を逸脱しない範囲で任意。
10.軍勢には種ごとに召集できる数が決まっており、その数まで同時に召集し、使役できる。
11.基準は種によって例外もあるが、『気絶相応』のダメージを受けると倒れ、即座に解除される。
  倒された分だけその種の召集できる数は減るが、『12時間』経つごとに一匹ずつ回復していく。

例:召集出来る数が2匹の種であれば、1匹倒されるとその後12時間の間は1匹しか召集できなくなる。
  2匹倒されるとその種を召集すること自体が出来なくなり、12時間後に1匹だけ召集可能に。
  なお、1匹も倒されていない状況であれば、2匹同時に召集する事も1匹だけ召集する事も出来る。

147『音仙』:2017/11/11(土) 23:32:47
>>145(花房 蓮華)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう、興味深い心の声で。
 イエ、茶化しているわけではありませんし、キミの趣味の良しあしも……
 私がなにか切り捨てられるようなことではない、と。そう思いますよ、
 エエ……つまり、私の『やるべき事』はそこではなく、『特別な才能』」

「キミにも特別な才能がありました……シンプルな才能と言えるでしょう。
 ナイフよりスリリングで、或いはスリリングな場に飛び込む片道切符。
 すなわち『銃』の才能…………その名は『スウィート・ダーウィン』」

              キィィィィィィィ―――z___ン

「どうぞお試しあれ……きっとキミが楽しむのに、十分な玩具のはず。
 引き金を引くにせよ……ふふ、引くフリに留めるにせよ、ぜひ『楽しんで』」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

拳銃型のスタンド。回転式であり、装弾数は6発。
射撃の腕が向上し、『動かない的に当てる』のは容易。

能力は――――『ロシアンルーレット』の実行。

この拳銃に装弾される弾の内、『5発』は『偽死』の弾丸。
頭に銃口を押し付けて撃ち抜いても、絶対に死ぬことはない。
その代わりに引き起こされるのは――――『死因』の模倣。

現実の歴史において『実存』する死因を対象に引き起こすが、
絶対に『死の直前』でそれは解除され、死に至る事はない。
長引くこともなく、長期的な死因でも最期の『4秒』に纏まる。
死因が終了すれば痛みや負傷、苦しみ、恐怖は過ぎ去り平常に戻れるし、
死因の最中ですら、行動や思考を続ける事は完全に不可能とは言い切れない。

敵の『足止め』や『安全が保障されたスリル』を味わうのが主用途と言え、
戦闘においては現実の重傷を負わせえる実弾に必ずしも勝るとは言えない。

一発だけ込められている『実弾』を撃てば自動で『再装填』され、
何番目が実弾かはシリンダーに触れ、回す動作で変更出来る。

『スウィート・ダーウィン』Sweet Darwin
破壊力:―  スピード:― 射程距離:E(2m)
持続力:C 精密動作性:C  成長性:D

『弾丸』
破壊力:B  スピード:B 射程距離:C(10m)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                花房 蓮華(はなぶさ れんげ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

148<削除>:<削除>
<削除>

149『音仙』:2017/11/12(日) 11:20:55
回転式拳銃のスタンド。装弾数は6発で、実弾はその内1発のみ。
残りの弾丸は、歴史上に実在する『死因』を対象の身体に再現する。
死因は死の直前で解除され、痛みや苦しみも『死ぬほど』ではない。

『スウィート・ダーウィン』
破壊力:―  スピード:― 射程距離:E(2m)
持続力:E 精密動作性:C  成長性:D

『弾丸』
破壊力:B  スピード:B 射程距離:C(10m)

【基本情報】
1.回転式(リボルバー)の拳銃型スタンド。
2.銃自体の射程は2mで、弾丸の射程が『10m』。超えると銃弾は消える。
3.基本的に両手で構えるのが推奨。片手で狙うと正確さは『精D』程度になる。
  両手で狙う場合、『5m以内の止まっている的』を狙うならまず外さない。
  それ以上遠い的や、動き回る的に直撃させるには集中や予測が必要になる。
4.ダメージフィードバックは利き手。強度は『破壊力B』を数発で破壊される程度。
5.拳銃が破壊されると、その後『3日間』は発現できなくなる。
6.環境(雨天など)で銃の性能が変化したり、劣化したりはしない。
7.リロードは後述の『実弾』を撃ち終えれば自動で行われる。その際、一呼吸程の間が生じる。
8.実弾が何発目に発射されるのかは発現時とリロード時に決める。またシリンダーを回す動作で変更出来る。

【実弾と偽死弾】
1.装弾された弾丸のうち1発だけが『実弾』である。
2.威力は通常の拳銃と同等。パスBBで辛うじてガードが可能(その他スタンドのルール参照)
3.実弾を撃てば、自動的に拳銃はリロードされる。よって実弾の連射は出来ない。
  また、リロード時に全ての弾丸は一旦解除される。逆にそれまでは解除されていない。
4.実弾以外は、生物に『直撃』した場合、実在する『死因』を齎す『偽死弾』である。

【偽りの死】
1.偽死弾の『生物に対する破壊力』は皆無。無生物には実弾と同等の破壊をもたらす。
2.死因はその生物種に実在の物に限られ、長期的な死因でも最期の『4秒』のみを再現する。
  即死や、即意識が断絶するような短期的な死因の場合、『4秒』かからずに解除され得る。
3.死因による副次的な『失血死』や『ショック死』が起きる場合も、
  対象が『死に至る』と判定されるため、その直前に解除される。
4.苦痛は基本的に『死ぬほど』ではなく、実際の傷ではないため『後遺症』の心配もない。
  部位があり、覚悟が出来ているなら、ある程度ではあるが『行動』は可能。
5.対象が死に至る直前、または意識を喪失する直前に『死因の影響』は全て『解除』される。
  死因による全ての苦痛、心身の影響は消え、喪失していた意識は『即座に』目覚める。
  なお、死因の最中に受けていた『外的要因』によるダメージは解除されない。
6.死因の再現は個人の身体に収まる範疇かつ、直接的な『死に至る理由』に限られる。
  例えば『爆発事故』の場合『大爆発が起こる』のでなく『爆死』『焼死』が再現される。
  体に武器が突き刺さっての死亡の場合刺さった武器は発現されるが、引き抜けば消え、
  周囲に散らばっている武器などを再現する事も出来ない。あくまで対象の身体に収まる。
  これは武器に限らず焼死での炎、感電死での電気といった実体のないものにも適応される。
7.死因の影響については、本体からスタンドへのフィードバックのみ起こらない。
  スタンドに被弾した場合の本体へのフィードバックは通常通りに起こる。
8.生物に死因を重ね掛けする事は出来ず、影響中の生物に直撃した疑死弾は何も起こさない。

150蓮華『スウィート・ダーウィン』:2017/11/12(日) 21:29:26
>>147

「――おおお!?」

「いいねえ、いいねえぇぇぇ〜」

「こいつは宇宙の果てまでブッ飛べそうだぜ」

手の中に発現したリボルバー拳銃に気付き、思わず声を上げる。
新しい玩具を手に入れた子供のように、それを頻りに弄ぶ。
やがて銃口を自分の頭に押し当てて、躊躇することなく引き金を引く。

「ぐがッ――」

「う、ぎ、が……!!」

自身に撃ち込んだのは『窒息死』の偽死弾。
数秒間のた打ち回り、死が間近に迫るデッドラインギリギリのスリルを味わう。
そして、それが終わると何事もなかったかのように起き上がる。

「最高だ」

「最高にイカれた力だな」

「だからこそ、俺にとっちゃあ最高にイカした力だぜ」

「――でだ」

「それとは関係ねえんだけどよ、どうやら昨日は飲みすぎちまったみたいだ」

「なにせ、自分の名前を間違えるくらいだからな」

「花菱蓮華(はなびしれんげ)ってのが本名だ」

「花房ってのは一時期使ってた芸名だ」

「こう見えても役者なんでね。ただ普通の役者じゃあねえが。
 いわゆるスタントマンってヤツよ」

「スタントマンなんてやってりゃスリルは十分……と思ってたんだが、そうでもなかった。
 監督の要望やらカメラの映り具合やら、気にしなきゃならんことが色々ある。
 そういうこと考えてると冷静になっちまって、あんまりスリルを感じねえんだよな」

「おっと、すまねえ。グチになっちまったな。つまらねえ話を聞かせちまった」

「これからはスリルには困らねえさ。あんたが気付かせてくれたコイツがあるからな」



(大変申し訳ありませんが、名字を花房から花菱に変更させていただけないでしょうか?)

151『音声』:2017/11/13(月) 08:00:05
>>150(蓮華『スウィート・ダーウィン』)

幻想の銃声、のたうたまわる男の呻声、そして昔語りの声。
熱帯魚のエアポンプの音がBGMだ。それらを聞いていた女は笑んでいる。

「いえ、つまらない話などとは……興味深い経歴ですよ、エエ。ともかく……
 私は心の声を聴く才能がありますが……それは『真実を知る』才能ではない。
 心が酔夢の中にあったなら、多少間違った音を奏でても仕方はない……のでしょう」

「ゆえに、キミがそうだと言うなら。
 ネエ、花菱さん……そうなのでしょう?」

彼女の背後には『音響機器』を樹の形に固めたようなヴィジョンがある。
いつの間にか……否、初めからそこにあったのだろう。

「スタントマンの仕事より洗練されたスリルを味わえるかどうかは、
 キミの考え次第……『鉄火場』をスリルとして楽しめるかどうかも、ネ」

「いずれにせよ、私の役目は目覚めさせる事……今度どうするかは、ご自由に」

・・・言い終えた女に、『花菱蓮華』はやんわりと退室を促される。

152『音仙』:2017/11/13(月) 08:01:21
>>151

「……………………名前を間違えるくらい、私でも時にはやってしまうことです、エエ」

153有栖川 絢子『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』:2017/11/20(月) 22:37:08
>>144

「……そう、これが『力』ってことね」

己の耳元まで近づいている『音仙』の『力』。
そして、己の旗の下に集う力。
それら二つを興味深そうに眺めながら
先程までの騒がしい様子から一転、静かにゆっくりと考えをまとめる。


「そう、ね」
「『小人』が良いわ」

「それで『小人』の名前とか、呼び方って決まっているのかしら」

154『音仙』:2017/11/20(月) 22:57:18
>>153(有栖川 絢子『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』)

「エエ――――彼らはキミにとって有益な力」

「どちらを選ぶにせよ……え、『名前』……ですか?
 イエ、彼ら自身には……名前はまだ、ございません。
 私が知るのは、『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』の名だけ」

                キィィ

                     ィィィーーーン

「……呼び方も、彼らは知りません。
 呼ばれたことがない、という事でしょう。
 つまり……キミの好きに呼んででもいいのでは?」

「種の名で読んでも通じるはずですし……エエ、
 種とは無関係な名をつけても、彼らはそれを受け入れる。
 何か良いアイディアがあるのでしたら、それもいいでしょう」
 
             「……キミが率いる軍勢ですから、
               そこもキミの好きに出来るわけです」

    ズ
         ズ 
               ズ

「ともあれ――『小人』であれば、それを意識してください。
 そのまま旗を振り続ければ……キミのもとに、徴兵されるはず」

その言葉に従うならば――――自分の足元に現れた、小さな存在を知覚出来る。
その数は三体。ハムスターのような、靴よりも小さな、人型の存在。『レプラコーン』の伝承を思わせる。

―――――――――――――――――――――――――――――

そのさまよう力は――『レプラコーン』を思わせる小人。
身体が小さすぎるためスペック相応に貧弱ではあるが、
旗からある程度遠くまで飛んでいくことができるので、
遠くにあるものや、狭い所のものを見てもらう事が出来る。
器用さも人並みで、悪戯の仕込みなどでもいい仕事をする。
軍勢においては『斥候』としての役割を期待する事が出来る。
この種は『3匹』まで召集する事が可能。

破壊力:E スピード:C   射程距離:B(15m)
持続力:E 精密動作性:C  成長性:A

【補足】
1.半自立型で、操作可能。ダメージフィードバック無し。
  一匹一匹が本体との視聴覚リンクを有している。
2.サイズは、一般的な『ハムスター』並み。
  人型で手足もあるが、1匹で持てるのは箸が限界。
3.耐久力もハムスター程度。気絶しやすさもそれに準拠する。
4.一度に3匹まで召集でき、それぞれに別の操作を与えられる。
5.操作していない間はその場で待機して、
  危険があれば操作なしでも回避行動をとる。

155『音仙』:2017/11/22(水) 01:03:05
力の流れを引き寄せることが出来る旗のスタンド。
成長する事で『使役者のいない超常の力』を『徴兵』し、
その力を自らの軍勢の一員として使役する事が可能になる。

『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』
破壊力:―  スピード:― 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:―  成長性:A

☆このスタンドは『成長条件』を有する。
現在の成長条件・・・『15万円』を手に入れる事。
軍資金を集める事も、ラスボスとしての手腕。

【基本情報】
1.旗の棒の長さは『150cm』で、布の大きさは『横70cm×縦50cm』ほど。
2.旗の棒のダメージは本体の利き腕にダメージフィードバック。
  鋼鉄以上に頑丈で、『パA』の一撃でも一発なら耐える。
3.旗の布はダメージフィードバックを有さず、破れてもすぐ再生する。デザインは任意。無印でもかまわない。
4.振るう事に重さや困難は感じない。本体以外にとっては鉄製の棒と大布で構成された旗相応の重さがある。
5.旗は射程が2mあるため、手放すことが出来、地面に刺すなども可能。

【力の引き寄せ】
1.旗布に向け、形の無いエネルギーや炎、電気などの『流れ』を引き寄せる事が出来る。
  液体や気体は対象外。この引き寄せるパワーは『D』で、スピードは『C』。
2.実体のないスタンドの動作などの方向を旗の側に捻じ曲げる事も可能だが、
  C以上の破壊力を持つ動作に関しては『動作に干渉する』程度の効果しか見込めない。
3.引き寄せる力は旗を振るうことで発揮され、振るい終えると即座に失われる。
4.引き寄せる力が失われたあとエネルギーがどうなるかは、それの性質次第。
  元の流れに戻るものもあれば、引き寄せられた慣性に従って動くものも有り得る。
5.引き寄せられるのは、基本的に視界に入っており、本体が認識出来るものに限る。
6.動いていないエネルギーを引き寄せる事は出来ない。

【軍勢】
1.『特定の条件』を満たしたとき、旗の紋様(紋様が無ければ旗布自体)が光を帯びる。
  条件は達成ごとに変化するが、常に本体にとって何かしらの『試練』になるもの。
2.この状態で旗を振るうと、『超常的存在』が引き寄せられる。この行為を『徴兵』と称する。
3.この超常的存在はスタンドに近い性質を持ち、なおかつ『使役者』を有さない『さまよう力』と言える存在。
4.旗に引き寄せられたさまよう力は、旗の持ち主である本体を仮初の『使役者』をみなし、その指揮下に入る。
  この、本体の指揮下に入っている『さまよう力』のことをこの詳細では『軍勢』と呼ぶ。
5.軍勢は、本体が旗を振るう事で傍に『召集』し、使役(=操作)出来る。帰って貰うのも任意で可能。
6.召集されていない間は、軍勢はこの世界のどこにも存在しない。通常のスタンドの『未発現状態』に近い。
7.指揮下にあるさまよう力の内、現在同時に『1種』だけを召集できる。(成長次第では増え得る)
8.軍勢のスペックや能力、出来る事はまちまち。共通点として、原則的にダメージフィードバックはない。
9.原則的に、召集に応えるのは毎回『同一人物』である。性格や外見は詳細を逸脱しない範囲で任意。
10.軍勢には種ごとに召集できる数が決まっており、その数まで同時に召集し、使役できる。
11.基準は種によって例外もあるが、『気絶相応』のダメージを受けると倒れ、即座に解除される。
  倒された分だけその種の召集できる数は減るが、『12時間』経つごとに一匹ずつ回復していく。

例:召集出来る数が2匹の種であれば、1匹倒されるとその後12時間の間は1匹しか召集できなくなる。
  2匹倒されるとその種を召集すること自体が出来なくなり、12時間後に1匹だけ召集可能に。
  なお、1匹も倒されていない状況であれば、2匹同時に召集する事も1匹だけ召集する事も出来る。

【軍勢リスト】
#1
『レプラコーン』
破壊力:E スピード:C   射程距離:B(15m)
持続力:E 精密動作性:C  成長性:A

1.半自立型で、操作可能。ダメージフィードバック無し。
  一匹一匹が本体との視聴覚リンクを有している。
2.サイズは、一般的な『ハムスター』並み。
  人型で手足もあるが、1匹で持てるのは箸が限界。
3.耐久力もハムスター程度。気絶しやすさもそれに準拠する。
4.一度に3匹まで召集でき、それぞれに別の操作を与えられる。
5.操作していない間はその場で待機して、
  危険があれば操作なしでも回避行動をとる。

156名無しは星を見ていたい:2017/11/25(土) 17:41:09
1.名前
アンジェリア・マームズベリーだよ。
Angelia Malmsbury。

2.性別
女だよ!

3.年代
15歳だね、一昨日が誕生日!

4.心の声
えっとね、わたしは今年この街に留学してきたの!
パパとママが『マームズベリー家に連なる子女たるもの見聞を深めなさい』って。
私は家のこととかよく分かんないけど……でも、自分が誇れる自分でありたい。
そしてその為に、出来る努力がしたいとは思う。
――思うんだけど、やっぱり知らないところで一人は寂しくて。
あはは。お姉さんのところに来たのも、実はそういう弱音を吐き出したかっただけなのかもね。

5.言いたいこと
関係ないけど、またここに遊びに来てもいい?

157有栖川 絢子『ワールド・ウィズアウト・ヒーローズ』:2017/11/27(月) 19:56:25
>>155
「そう、これが『レプラコーン』ね」

旗を振りながら己の元に集まった『レプラコーン』を見下ろす。
冷めた視線でしばらくの間眺めていたが、

ニッ

「あなたたちはそれぞれ、『X』『Y』『Z』よ」
「全力で私に仕えて頂戴ね!」

          エーックス!
ワーイ!
               ゼーット!

嬉しそうに笑うと『レプラコーン』それぞれに名前を付けた。

「じゃあ、ありがとう」
「私が『ラスボス』に近づいたらまた来るから、よろしくね!」

楽しげにそう言い残し去っていく。

158『音仙』:2017/11/28(火) 01:38:17
>>156(アンジェリア・マームズベリー)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 ここに来てくれる方は、若いのに苦労している方が多くて……
 その、身につまされます。イエ、私も年寄りではないのですが、
 海外……に、その年で。弱音の一つ、吐きたい気持ちも察せます。
 エエ、ですので。遊びに来ていただくのは構いません……もちろん、
 遊びだけではなく……キミの『才能』の事を聞きに来てくださっても」

「そう、才能。『特別な才能』……『スタンド』とも称される『超能力』。
 キミにもそれが眠っていました。そして、エエ。私が目覚めさせました。
 ……『眠れる力』は、眠ったままでは、文字通り『食い物』にされるだけ。
 才能を振るうか、それとも隠し生きるかはお任せします。キミの力ですから。
 ですが目覚めさせ、そして『聴いて』おけば……いざという時のためになる」

「…………その、少し説教臭くなってしまいましたが。心配性でして。
 ええ、いずれにせよ――――キミの才能を、聴いていただきますので」

            キィ
               ィィィィーーーーーン

                   「お話は、是非その後に…………」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

雄羊を思わせる角を有する、人型のスタンド。
野生的な印象はなく、意匠は格式高さを感じさせる。
動作は機敏かつ、精密、そして強力と、極めて高度な域。

反面牧歌的なその能力は――――『羊毛製品』を生み出す事。
温かく、クッションにもなる羊毛製品を身体から生み出し、
それなりに長時間維持する事が出来る。『冬越し』には困らない。

ただ生み出すだけでなく、手でしっかり触れているものに対して、
着せたり、かぶせたり、纏わせたりする形で発現する事も可能である。
本来の用途を越えるような纏わせ方や、即座に害する纏わせ方は不可能。
また人間が支えられないような重量のものを出すためには時間を少し要する。

羊毛製品の定義は広いが、『羊毛がメインで使われている』必要があり、
木造品の飾りに羊毛が使われている程度では能力の範疇には含まれない。

そしてこのスタンドの生み出す羊毛製品は、ただ便利なだけではない。
温かさと柔らかさは『安眠』を齎す――――安静にしている限りは。
その眠りは『1時間』で『1晩』に値し、体力と精神力を回復させてくれる。
戦闘の中ではほぼ役に立たないが、日常生活や、長期戦であれば便利。

『シェパーズ・ディライト』Shepherds Delight
破壊力:B  スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
              アンジェリア・マームズベリー→己の『特別な才能』を聴き、把握。

159『音仙』:2017/11/28(火) 01:43:37
『羊毛製品』を手から生み出す人型。
羊毛製品を纏い、安静にしている人間は安眠できる。

『シェパーズ・ディライト』
破壊力:B  スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.人型。ダメージフィードバックあり。視聴覚リンクなし。
2.手から『羊毛製品』を生み出すことが出来る。基本的に、発現には十分なスペースが必要。
3.破壊力Cの片手で持てる羊毛製品は意識すると同時に出す事が出来る。
4.破壊力Cで両手を使わなければ持てない羊毛製品は『1拍』程の間が必要。
5.破壊力Bでなければ持ち上げられない羊毛製品は『3秒』程の間が必要。
6.連続で発現する場合、発現に要する間とは別に『3秒』ほどインターバルを要する。
※通常時であれば特に問題ないという事だが、戦闘中などは『1レスに1つ』になり得る。
7.同時発現できる数は『4つ』まで。射程はスタンドから『8m』で、持続時間は『6時間』。
8.羊毛製品の定義は、羊毛がメインの製品であること。飾り程度では不可。
9.羊毛製品は、スタンドから『3m』以内かつ視界内であれば任意解除が可能。
10.発現の際、触れている対象に纏わせる、着せる、かぶせるように発現する事も可能。
※ただし、その対象を即座に害するようには発現できず、製品の用途から外れる形も不可。
11.羊毛製品は使用不可能なほどに破壊されたり、汚れたりした場合強制解除される。

【安眠】
1.羊毛製品に身を包んだ状態で『安静』にしていると眠気が訪れ、『1分』ほどで眠りにつく。
2.寝つきは非常に心地よい物で、意識がシャットアウトされたりはせず、徐々に眠くなる。
3.激しい動きをすれば、すぐ眠気は覚める。また、纏った後や眠気が覚めてから『5秒』は眠気は来ない。
4.羊毛製品に身を包んで眠る際、周囲の騒音や、寝床の環境の悪さなどは気にならなくなる。
5.この能力による『1時間』の眠りは、精神的にも肉体的にも『1晩の眠り』に値する。
6.1時間が経過するまでは、羊毛製品を引きはがさない限り自然には目覚めない。
7.羊毛製品を引きはがせば、即座に眠気は去り、目覚める。この場合も、叩き起こされた不快感などは無い。
8.体調不良やスタンド能力の影響など、単なる疲労の範疇を超えるものは眠っても回復するとは限らない。
9.質の良い眠りのため夢見もおおむね良いものになるが、悪夢を防ぐような効果はない。

160名無しは星を見ていたい:2017/11/28(火) 21:45:47
1.名前
 ダニエラ・デル・ソル
  Daniela Del Sol

2.性別
 女性。

3.年代
 19歳。

4.心の声
 アタシはダニエラ!
 留学生としてこの町に来たんだが、来て早々チンピラとトラブルを起こしちゃってね!
 どうも超能力者まがいのチンピラだったらしく、なにやら不思議な力で襲われちまった!
 その場は何とか切り抜けたんだが、今後また襲われるかも、と思うとじっとはしていられない!
 そこで、この町の『ウワサ』を色々漁ってみた所、ここにたどり着いたってワケ!
 アタシは『力』に対抗するための『力』が欲しいんだ!
 アタシの中にそんな『力』があるのなら、是非、お目にかかりたいもんだね!
 このままやられっぱなしじゃ『女がすたる』ってもんだろう?

5.言いたいこと
 ラテン系姐御。鍛えた肢体・太陽のような赤髪・猛牛のタトゥーが特徴的。

161『音仙』:2017/12/01(金) 22:48:07
>>160(ダニエラ・デル・ソル)

「――――はい。聴き終わりました、ありがとう。
 キミの災難、その……下手人である『超能力者まがい』は、
 キミの見立て通り……私がキミに目覚めさせるものと、エエ……
 同じ世界のものです。つまり、キミがこの場所を選んだのは正しい」

「戦いに必要なのは『力』だけではなく――――『思考』。
 そういう意味では、キミには必要なものが足りていますね。
 そう、『力』……スタンドはキミの中にすでに備わっていまし。
 そして『噂』から必要な情報を抽出する事の出来る思考力がある。
 …………『実戦』の中でそれを出来るかは、キミ次第ですが」

「……特別な才能を得た者には『運命』があると言います。
 同じ力の持ち主同士、奇妙に『惹き合う』という運命が。
 ゆえに、ええ、『発端』となったその不届きものとの……
 再会も、有り得る話。勿論『再戦』は運命ではないですが、
 キミが望むのならば……『そうできる』選択肢がキミの手にある」

        「では」

              「お聴きください―――――」

     キィィ

         ィィィィーーーーーーーーン

――――――――――――――――――――――――――――――――

本体の片手に発現される『バックラー』と、
もう片手に現れる『レイピア』のスタンド。
必ずセットで発現する必要がある。

盾の形状は円形で、どこか『太陽』を思わせるもの。
吸い込まれるような真紅が特徴で、軽く、硬い。
レイピアは片手で扱えるサイズで、刺突に長ける。

このスタンドの能力は――レイピアで傷つけたものを、
盾に向かって高速で『突進』させる『猛牛化』である。

能力で猛牛化できるのは『無生物』だけだが、
猛牛化した無生物は全て『スタンド物質』になり、
敵がスタンド使いであろうが問題なく吹っ飛ばせる。

そしてこのスタンドの盾は、猛牛の突撃を確実に逸らし、
勢いはそのままに『別方向』に向かわせる事が可能である。
当然だが、盾による防御を行わなければ自分が直撃を受ける。

『マタドール・デル・エクストリーム』Matador De l'Extreme
破壊力:B  スピード:C 射程距離:E(0.5m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

『猛牛』
破壊力:B スピード:B 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:E 成長性:―

――――――――――――――――――――――――――――――――
            ダニエラ・デル・ソル→己の『特別な才能』を聴き、『把握』

162『音仙』:2017/12/01(金) 22:57:39

盾と剣(レイピア)のセットで発現するスタンド。
剣で傷つけたものを任意で盾に向かって突進させられ、
盾捌きによって突進してきたものを好きな方向に逸らせる。

『マタドール・デル・エクストリーム』
破壊力:B  スピード:C 射程距離:E(0.5m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

『猛牛』
破壊力:B スピード:B 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:E 成長性:―

【能力詳細】
1.盾とレイピアのスタンド。基本的にレイピアが利き腕に発現される。
  これらは二つセットでしか発現出来ず、解除も同時。
  唯一、どちらかが『破壊』された場合は解除まで片方だけで扱える。
2.盾は手に持つタイプ。直径30cmほどで、円形。真紅で、質感は鉄。
3.レイピアは刃渡り80cmで刃の幅は2cm。
  鋭利さは『破壊力B相当』。斬撃より刺突に向いた形状。
4.盾は『破壊力A』の攻撃も数発は耐え、レイピアは『破壊力B』を数発耐える。
  盾が破壊された場合、『一昼夜経過』で再発現可能。レイピアは腕の治療次第。
5.これらを発現しているとき、本体は『破壊力B』相当の腕力を得る。
  そのため、盾や剣を普通に用いる分には疲労などは感じにくい。
6.DFはレイピアが発現した側の『腕骨』。盾にフィードバックはない。
  なお、折れた腕にレイピアは発現できない。一応、持ち替えは可能。
7.盾と剣は『0.5m』の射程を持つため、僅かなら手放したり、持ち替えたりは可能。
8.射程外に出ると、もう一方と共に解除される。再発現までには『一呼吸』程の間が生じる。

【猛牛の刻印】
1.レイピアで目に見える傷をつけた無生物に『刻印』を発現させる事が出来る。
2.刻印は『牛頭のシルエット』のようなデザイン。大きさは直径5cmほど。
3.直径5cmの円が収まらないような小さすぎるものに刻印は刻めない。
4.逆に、『破壊力B』では動かないような重すぎる物にも刻印は刻めない。
5.刻印を刻んでおける数は同時には『3つ』まで。それ以上刻むと古い順に消える。
6.刻印の射程は『7m』で、持続時間は『5分』まで。
7.刻印が刻まれている物体の事を、以後『猛牛』と称する。
8.刻印の個別解除は可能。視界内かつ認識できていれば問題ない。
  ただし後述の『突進』中の猛牛の刻印は解除できない。

【突進】
1.視界内の『猛牛』を、自らの『盾』の中心目がけ、最短距離で突進させられる。
2.突進させられる猛牛は同時に一つだけ。突進中は実体化スタンド物質化し、
  浮遊するような機能を持たないものも、それが最短距離なら浮遊する。
3.突進は『パスBB』相当。常に盾の表面、中心へ向かって飛び続けるが、
  精密動作性が『E』のため、急に盾が動いた場合対応しきれない事がある。
4.猛牛が動きを封じられたり、刻印ごと破壊されると刻印は解除され、突進は止まる。
5.盾で『真向から防いだ』場合、その時点で猛牛は勢いを失い、刻印は消える。
6.盾を用いて突進を防ぐのではなく、盾捌きにより軌道を『逸らす』事も可能。『逸らした』場合、
  猛牛は今度は『逸らした方向』へ直進するようになる。この場合何かに衝突すると刻印は消える。
7.防ぐ、逸らす、いずれの場合でも、成功すれば盾や盾を持つ腕は『猛牛の突進』によっては損傷しない。
8.盾での対処に失敗し、本体に猛牛が直撃した場合も刻印は解除される。

163名無しは星を見ていたい:2017/12/18(月) 11:57:48
『名前』一抹 貞世
『性別』男性
『年代』12
『言いたいこと』
人は誰しも本音を隠している。
それを貴方様は聴いてくださるのですね? 神父様みたい!
私の義父も心の奥底に潜む『痛み』で苦しむ方々を救っているんです。
行く宛のない私を拾ってくださったヒーローですよ!
ちょっとだけカッコイイと思いません? 思いますよね!

『心の声』
しかし、私は怖い。また捨てられるのではないかと。
誰かに必要とされたい。人並みに誰かを助けたい。
私は懺悔室の赦しを願う声を盗み聞きして理解しました。
人間は心の奥底で自分自身が邪悪な存在だと、生きるに値しない生き物だと思っている。
過ちがもたらす『痛み』こそが人類を支配者に押し上げ、しかし、それが膿となって人を停滞させる。
もし、人の『痛み』を支配してしまえるのならば、きっと前に進ませてあげられるはず!
みんなの役に立って愛されたい!
この私の髪も、瞳も、皮膚の色も馬鹿にされない! 私に価値を見出してくれる!
そのはずなんだ、きっと…

164『音仙』:2017/12/25(月) 17:54:53
?>>163(一抹 貞世)

「――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 私が神父であれば、あるいはその『心の声』に、
 何か気の利いた『慰め』をしてやれたのでしょうけど、
 私にできるのは聴く事、そして聴かせることだけ」

「『誰かの役に立ちたい』『愛されたい』『認められたい』」

「私には深く……理解できる感情ですよ。私だって、エエ。
 この役目に見返りを求めるなら、『役に立つ』こと……
 マア、私の『私益』もありますが、他者に役立つことをしたい。
 その気持ちはとても普遍的で……しかし、過ぎれば『危うい』こと」

「御するには、知るのが必要です……キミの『特別な才能』を。
 この町には普通ではない力の持ち主が、それなりにいます。
 キミもその一人……もっとも、力がある以外は、普通の人間。
 価値観の違いこそあれ、心のどこかに……『痛み』がある者は多い」

「……キミがこの力で『ヒーロー』の理想を追うか、
 それとも等身大の生き方をするかはお任せします。
 私も、キミも、神父様も、誰もが『痛み』ある人間……
 不思議な力の有無なんかで、それは変わりませんから。
 力を得たからと言って、誰もがヒーローになる必要はない。
 望む生き方に、少しばかり……『道筋』が増えるだけのこと」

               「では……『お聴きください』」

        キィィィ
             ィィィーーーーーン!

―――――――――――――――――――――――――――――――

十字架の意匠を各部に持つ、人型のスタンド。
極めて高度な精密性と、かなりのパワーを備え、
近接戦闘に優れる反面『応用性』に欠けており、
強大な敵に挑むのであれば『創意工夫』は必要。

このスタンドの手は、触れた生き物の『悪感情』を和らげる。
それにより触れている限り精神を安定させることが可能だが、
根本治療には向かない。トラウマを消したり、洗脳も不可能。
あくまで表層的な感情を鎮める『鎮静剤』的な効果である。

それでも論拠ある『説得』『交渉』の際に能力を併用すれば、
不信感を和らげて多少は『上手くいきやすい』ようにできる。
信じ込ませる効力はないため、内容や状況で大きく左右され、
明らかに論拠の無い説得は『不安』が無かろうが一蹴されかねない。

上記は能力ではなく、スタンドのヴィジョンが有する特性。
能力を無効化されるとしても、この特性は無効化されないが、
―――このスタンドは、その特性を有さない攻撃部位を持つ。

このスタンドの両手の甲から伸びる『刃』は、
あらゆる存在への斬撃に一切の『苦痛』を伴わない。
対象の肉を裂こうが骨を断とうが痛み一つ与える事はない。

それもまた『慈悲』の一側面であると言えるかもしれないが、
当然切断される自分の身体を見た者が不安や恐怖を感じる事はある。

『インダルジェンス』indulgentia
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――
                 一抹 貞世→己の『特別な才能』を聴き、把握。

165『音仙』:2017/12/25(月) 17:57:56

手で触れた者の悪感情を、触れている限り『鎮静』する。
また手の甲から『刃』を伸ばし、『苦痛を伴わない』斬撃が可能。

『インダルジェンス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.手で触れた生物の『悪感情を落ち着かせる』ヴィジョン特性を有する。
3.焦り、不安、緊張、苛立ちといった『悪感情』に類するものを軽減する。
  どこからどこまでが『悪感情』かは、一般的な常識の範疇。
(★判定側が『悪感情』だと判定できるものに限られる)
4.軽減の度合いは相手の精神・性格次第でもあるが、好転は確定。
  多くの場合『指定した悪感情』は、振れている限りは和らげられる。
5.触り続ければ効果は持続し、手を離せば潮が引くように解除される。
6.明確に差し迫った危険への、正常な危機感を損なわせるほどの効果はない。
7.恐怖心や緊張、不安から危険への対処が遅れるのを防ぐことは出来る。
8.表層的な感情を和らげるだけで、根本から消すわけではない。
  →原因が残っているなら手を離せば再発し得る。
9.好感情を植え付けるわけでもない。
  不信感は緩和出来るが、無条件の信用はさせられない。
10.どういった悪感情を緩和するのかは、ある程度指定できる。
  判定者がいる場合、『悪感情』の種類を明記する事を推奨する。
(★明記が無い、判定者が指定を理解出来ない場合、『悪感情全般』を対象とする。
  あらゆる悪感情に効果があるが、本体の意図しない悪感情も緩和されかねない)
11.なお、鎮静効果に依存性などは無い。非常にクリーン。

【慈悲の刃】
1.このスタンドは、両手の甲から刃を伸ばす事ができる。
  伸び方は真っ直ぐ伸ばした腕と平行する形。片腕のみの展開も可能。
2.刃の長さは『15cm』まで伸縮可能。幅は手首程度。厚さは包丁並み。
  硬さは鋼鉄並み。切れ味は『パB』相当。両刃。伸ばしても重みなどは無い。
3.刃の伸縮は『パスBC』で行われる。伸ばしながら刺す・切る事も可能。
4.刃のダメージフィードバックは、完全に折れた場合のみ前腕の骨に来る。
5.この刃による攻撃は、対象の苦痛や、斬られた(刺された)感覚を伴わない。
6.機械などでも、切り付けた傷に対する『感知』機能が働かない。
7.出血や、肉体の損傷はする。あくまでも感覚がないだけ。
  また視認や切り付ける音など触覚・痛覚以外の感覚では感知できる。
8.刃の展開中も上記のヴィジョン特性は持続するが、刃部分に『沈静効果』はない。
9.切り傷が完治するまで苦痛はない。
  ただし傷口の痛覚が消えているわけではない。
  切り付けた傷に苦痛がないだけで、その部位を殴られるなどすれば痛い。
10.すでに苦痛を感じている部位(負傷部位など)を切り離す事で、
   痛みの原因を身体から取り除く『切除手術』のような事が可能。
   苦痛を感じない性質はメスにも適するが、当然出血や部位喪失は相応に危険。

166名無しは星を見ていたい:2018/01/02(火) 15:32:19

1.ゲルトルート九十九
2.女性
3.26
4.自分は観察している。周囲の人、物、事象。
自分との関わり、他者との関わりの中で起きる変化。
後は変化の結果で生まれる破壊と創造……常に遠くから見つめてる。
まるで機を待つ狙撃手みたいに。
未来は分からない。深い霧の中を見つめるように。ないものを見ることは出来ない。
だけど自分は……子供の頃から思ってる。
世の中は繰り返してるのかもしれないってこと。いわゆるデジャヴをよく起こすんだ。
どう思う。自分の事、どこかで見たことある気がしない? 自分はここに来たことがある気がする。
気のせいかもしれない。しかしもしかしたら何かに囚われているのかもしれない。
固定概念。でなければ誰かからの攻撃。よもすれば自分の中のナニカに。
その答えを探してる。自分は一度きりの自分なのか。繰り返した自分なのか。
このデジャヴが終わらない限り自分は死にきれない。
だからここに来たんだよ、しおんちゃん。

自分は観察している。周囲の人、物、事象。
敵がいるなら狙い撃ち、いないなら自分とその他を見比べるために……常に遠くから見つめている。
この悪魔じみた問題を解決する銀の弾丸が欲しい。

167『音仙』:2018/01/08(月) 04:54:46
>>166(ゲルトルート九十九)

「はい、聴き終わりました――――ありがとう。
 残念ながら……私は『万能』の能力者ではありません。
 よって、キミの中に聴こえたこの『特別な才能』が、
 銀の弾丸に相応しい物かどうかは……その、分かりません。
 ですが、『繰り返す現象』……その一点においてこの才能は、
 私が見たどんなスタンド使いよりも『突出』しているものです」

「――――名は、『ラスト・ワルツ・リフレイン』。
 触れたものの『状態』を『無限ループ』させるこの才能は……
 幸いか、キミ自身を、そして人の意識を術中にはめる事は出来ませんから、
 お聴きしたキミの経験の全てが、この才能によるとは言い切れませんが……
 せっかくの才能……無関係と言い切るのは、どこかその、早計にも感じます」

「いずれにせよ、『ループ』はキミの武器となりました……これが、
 謎を解くカギか、はたまたカギの在り処を示す地図か……
 どのように向き合うかは、お任せします。エエ……キミの好きなように」

          キィィィィーーーーーーーーーーーーーーー ン ・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――

スマートなフォルムの人型のスタンド。
各部に複雑な『渦』のような意匠を有している。
持続力に大きな難があるが、それ以外は並み以上。

手で触れた物に『状態変化の無限ループ』を刻印する能力。
刻印から『5秒』経過すると能力は『起動』する。

――その瞬間、対象となった物の状態は『刻印時』に戻る。
それに終わらず、『起動時』までの『5秒間』に起きた、
物理的な状態の変化を――解除の瞬間まで『繰り返し続ける』。
5秒間の変化が再現され、刻印時の状態に戻り、また再現が始まり、
刻印時の状態に戻り、再現が始まり――――これが常に繰り返される。

すなわち一度与えた変化を何度も繰り返すという用法だけでなく、
ループ中に新たに与えられた変化は『繰り返し』に含まれないため、
上書きするように遮断される――――『守り』にも用いる事が出来る。
ただし意識は引き継がれ、気絶などが引き起こされれば即座にループは停止。
その時点での状態変化が残ったままになるため、完璧な守りにはなり得ない。

ループ中に追加で与えられたダメージも刻印時に戻れば消え、
次以降のループには引き継がれない。とはいえ意識は引き継がれ、
気絶や失神などは起こり得るし――――『魂』はループで元には戻らない。

つまり、一撃で死ぬような攻撃を受けてしまった場合や、
意識を手放してしまった場合、復元されるのは身体だけ。
また、ループが繰り返されても常に意識や記憶は持ち越される。
物理的な変化だけがループごとにリセットされ繰り返されるという事。

なお、能力対象に出来る数は『3つ』まで。本体は能力対象に出来ない。

『ラスト・ワルツ・リフレイン』The Last Waltz Refrain
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(6m)
持続力:E 精密位置性:A 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――
     ゲルトルート九十九→己の『特別な才能』を聴き、把握。

168『音仙』:2018/01/08(月) 04:55:16

触れた対象の状態変化を『無限ループ』させ、
最初の5秒間に与えられた変化を繰り返させる。
生物も対象にできるが、『意識』や『魂』はループしない。

『ラスト・ワルツ・リフレイン』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(6m)
持続力:E 精密位置性:A 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。視聴覚リンクとダメージフィードバックを有する。
2.手で触れた物体を『ループ状態』に出来る。効果は後述。
3.最大で『軽自動車』ほど、最小で『消しゴム』程が効果対象になる。
4.同時に能力対象に出来る物体の数は『3つ』まで。
5.他者のスタンドも『基本的には』能力対象に出来る。ただし解除権は奪えない。
6.能力射程は『10m』ほど。持続時間は『1分』まで。超えれば強制解除。
7.能力対象にした物の位置の把握などは不可能。
8.能力の任意解除は位置を認識している場合のみ、意識するだけで可能。
9.本体、およびこのスタンド自身を能力対象にする事は不可能。その他の生物は可能。

【ループ状態】
1.本体以外の生物・無生物への『接触』で『刻印』され、その『5秒後』に『起動』する。
2.対象は刻印から起動までの5秒間(最初の5秒)に起きた『状態の変化』を無限にループする。
3.『最初の5秒』の状態変化を記録し、その5秒間の再現を行い、再現終了後に再び再現が始まる。
  ループ中に新たな状態変化を受けても、次のループに入ればそれは引き継がれず、消えている。
4.何らかの外的要因によって状態が変化した場合も、対象単体で状態の変化を再現出来る。 
5.状態変化とは破損、傷、よごれ、燃焼、通電、濡れ、腐食、能力の付与などの変化を指す。
  生物の場合の意識、記憶、感覚などの内的な物、また位置、動作など『動き』の変化は含まれない。
6.解除された場合、対象は能力対象から外れ、重力や慣性に従って解除時の状態で動きを終える。
7.先述の通り、ループしても『魂』と『意識』は戻らない。また、対生物では気絶した時点で解除される。
  よってループ中に気絶や死亡など意識を喪失する事態が発生してしまった場合、それらが元に戻る事はない。

169名無しは星を見ていたい:2018/01/08(月) 11:13:41
1.名前 宗方征爾(むなかたせいじ)
2.性別 男
3.年代 44歳

4.心の声

  俺は人を殺した。

  だが、警察から追われて此処に駆け込んできたという訳じゃない。
  既に逮捕はされた後だ。
  自首して有罪判決を受けて、刑務所で二十年ほど服役した。
  出所したのが少し前になる。
  
  二十年以上昔の話だ。
  俺には愛した女がいたが、ある日彼女は一人の男に命を奪われた。
  そして、彼女を殺した男を俺は殺した。
  復讐と思ってもらって構わない。
  事実その通りだ。

  復讐を終えた今の俺の心には、彼女が生きていた時に感じていた穏やかな安らぎも、
  怒りと憎しみに駆り立てられて殺意に燃えていた頃の激情もなくなった。
  あるのは、大きな虚無感だけだ。
  愛する者も、憎むべき相手も、今はいない。
  生きる目的がなくなったと言い換えてもいいだろう。

  いっそ死のうかとも考えたが、自害することは自分が犯した罪から逃げることになる。
  復讐したこと自体を後悔してはいない。
  だが、罪であることに変わりはない以上、俺はそれを背負って生きるべきだと考えている。

  しかし、生きていることに空虚さを感じていることも、また事実だ。
  俺が此処に来たのは、それを埋めてくれる何かを求めていたからなのかもしれない。

170『音仙』:2018/01/13(土) 07:23:49
>>169(宗方征爾)

「はい――――聴き終わりました。ありがとう。
 キミの人生について、私が今更何かを助言したり……
 慰めの言葉を吐いたりしても、それは意味のない事。
 つまり、キミの心を埋めるのは……私の言葉ではない。
 もちろん、その、お望みでしたら言葉を弄しますが……
 きっとキミが求めているのは、新しい『可能性』でしょう。
 ……新たな目的を見つけるには、新しい『道具』が大事なもの」

「この『特別な才能』は、キミの激情……今は消えた炎の、
 いわば残火。そのころから『眠っていた』……名は『アヴィーチー』。
 無間地獄という名は……今のキミを表すに適するものかは、分かりませんし……
 能力も、今のキミには狂暴すぎるかもしれませんが、エエ、『使い道』はあるでしょう」

「あるいは、才能……『スタンド』を得る事で見える、世界のもう一つの顔こそが、
 キミの新しい生きる目的に、繋がるのでは……これは私の願望かも、しれませんが。
 生きる人がこの町に素晴らしい『音』を溢れさせる。……キミにもぜひ、生きて欲しい」

          キィィィーーーーーーーーン ・ ・ ・

                 「…………では、行ってらっしゃい」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        宗方征爾(むなかたせいじ)→自らの『特別な才能』を聴き、把握。

『ノコギリザメ』の意匠の右腕を持った人型のスタンド。
飾りだけに終わらず、ノコギリは武器として用いる事が可能。
0m〜1mの範囲で伸び縮みし、柔軟に取り回す事が出来る。

このスタンドの真価は――――敵から『損害』を受けた時に始まる。
即ち、『損害のシャークトレード(悪徳交換)』を能力とするスタンド。

右腕はスタンドから分離し、『自動操縦』のノコギリザメに変化。
ノコギリザメは損害を与えてきた相手の『匂い』を追尾し、
敵を追い詰め、『受けた損害以上』の損害を敵に与えるまで暴れまわる。

ただしノコギリザメは知能が低く、匂いを誤魔化されてしまったり、
言葉で騙されてしまったりと、妨害されれば追尾に失敗する可能性がある。
移動精度も低く、障害物が多い場合などは小回りの利く相手に撒かれかねない。

また、ノコギリザメは追尾中損害内容をつぶやきながら移動するため、
自分が受けた損害を無関係なスタンド使いにも知られてしまう可能性もある。
よって万能ではないが、その分追尾速度と破壊力は『圧倒的』な域にある。

『アヴィーチー』Avicii
破壊力:B スピード :C 射程 :E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C

『ノコギリザメ』
破壊力:A スピード :B 射程 :A(100m)
持続力:A 精密動作性:E 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
宗方征爾(むなかたせいじ)→自らの『特別な才能』を聴き、把握。

171『音仙』:2018/01/13(土) 07:24:15

☆概要☆
『ノコギリザメ』の意匠の右腕を持った人型スタンド。
なんらかの相手による傷害(損害)をスイッチに、右腕を自動操縦スタンドの『ノコギリザメ』として分離することができる。
分離した『ノコギリザメ』は『シャークトレード』(悪徳交換)を強制し、等価以上の傷害(損害)を相手に与えるまで暴れまわる。

『アヴィーチー』(人型)
破壊力:B スピード :C 射程 :E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C

『ノコギリザメ』
破壊力:A スピード :B 射程 :A(100m)
持続力:A 精密動作性:E 成長性:C

☆基本☆
1.『ノコギリザメ』の意匠の右腕を持った人型スタンド。
2.右手の手甲部から、先端が丸型で両刃の『ノコギリ』が生えている。
3.人型状態では『ノコギリ』は任意で伸び縮みできる。長さは0〜1m。伸縮のスペックは『パスBC』。
4.本体との視聴覚のリンクはない。
5.右腕以外は本体へのダメージフィードバックを持つ。
6.右腕に本体へのダメージフィードバックはない。
7.右腕は完全破壊されても10分ほどで完全再生する。ただし、『ノコギリザメ』の存在中は再生しない。
8.右腕が戻っていない状態で解除は出来ない。必ず追尾を終了させる必要がある。

☆ノコギリザメ☆
1.人型スタンドの右腕を分離することで生まれる自動操縦スタンド。
2.発動と同時に口吻の『ノコギリ』は、高速で回転を始める。破壊力:Aはこの『回転ノコギリ』によるもの。
3.非常に低知能だが、自我を持っている。(例:シアーハートアタック)
4.目が悪く、匂いによって相手を認識する。痛覚はない。聴覚もない(聞く耳を持たない)
5.その特性上、『知能』や『視覚』や『匂い』の面で騙されることがある。
6.ただし『ノコギリザメ』は己の嗅覚を信頼しているため、嗅覚以外への騙しの効果は安定しない。
7.『シャークトレード』(悪徳交換)の強制が能力。詳細や条件などは以下。
8.分離から後述の『追尾』の開始までには、『一呼吸』程、匂いの探知に要する間が存在する。
 よって敵の目の前で切り離した場合でも、『即座に引き裂く』ような状態になる事はない。
9.分離できるのは発動条件を満たした場合のみ。

☆発動条件
1.何らかの相手により、本体もしくは本体の所持品が傷害や損害を受けた際に発動できる。
2.ダメージフィードバックの関係上、このスタンド自身の傷も本体の傷と認識される。
3.基本的には物理的な損害が条件だが、金銭的な損害も発動条件として含まれる。
4.本体が傷害(損害)を受けたことを認識することがスイッチなので、ある程度、過去の事象に対しても発動可能。
 例:家に帰ったら花瓶が割れていた。
   →花瓶が割れたのは過去だが、本体が認識したのは家に帰った時なので発動可能。
   →匂いに基づいた追尾を始める。
    (ただし、低知能であるので、必ずしも犯人に行きつくとは限らない。
     特に嗅覚への誤魔化し、誘導などを疑う事はほとんど『出来ない』レベル)

☆追尾条件☆
1.傷つけた相手に対し、等価以上の傷をつけようと、追尾する。
2.追尾中のスピードは時速60km(スピード:B)ほど。小回りはあまり効かない。(精密動作性:E)
3.警察犬並の嗅覚によって追尾する。その追尾は一直線であり、暴走的。
4.傷害(損害)の内容を呟きながら追尾する。このつぶやきはスタンド音声。

☆終了条件☆
1.傷つけた相手に対し、等価以上の傷をつけることで追尾は終了する。
 精密動作性:Eなので、少しやりすぎてしまうことがある。
2.傷つけた相手が等価以上の傷や価値あるものを差し出すことで追尾は終了する。
 なお、これらの価値の判断は本体ではなく、『ノコギリザメ』が判断する。
3.本体の意思による解除で追尾は終了する。
4.追尾が終了した『ノコギリザメ』は一直線かつ暴走的に本体の元へと戻る。
5.完全に破壊される、または動けない状態が5秒続くといった理由で強制解除されると、終了する。
6.完全破壊や消滅といった要因を除く強制解除の場合、『4〜5秒』もすれば右腕は再発現する。

☆ロール上の注意点☆
1.『ノコギリザメ』は自動操縦かつ低知能の自我があるので、判断に困った場合はGMもしくは第三者に判断を委ねること。

172名無しは星を見ていたい:2018/01/13(土) 16:26:24
>>170

男は椅子にかけたまま、自らの傍らに発現したスタンドに目をやった。
冷めたような表情を変えないまま両目を見開き、そのヴィジョンを目視する。
数瞬の後、再び藤原に視線を戻し、おもむろに口を開く

「率直な感想を言わせてもらえば、かなり驚かされた。
 今となっては燃え残りのカスすら残っていない俺の中に、まだこんな強烈なものが眠っていたとはな」

「いや、むしろ必然と呼ぶべきか。
 この『凶悪さ』――こいつは、俺が犯した罪の象徴かもしれない。
 それを魂に刻んで生きろという意味だと、俺は受け取った」

不意に、スタンドが右腕を上げる。
掲げられた『ノコギリ』の両刃が鈍い輝きを放つ。
やがて『ノコギリ』は縮み、鞘に収まるように手甲の内部に消えていった。

「曖昧な言い方だが、一つの踏ん切りがついたような心持ちだ。
 世話になった」

淡々とした口調で語り終えると、男は椅子から立ち上がった。
同時に、スタンドヴィジョンが霧のように掻き消える。
そして、確かな足取りで男は部屋を出て行った。

(供与に感謝する。
 そして身勝手な頼みで真に申し訳ないが、苗字を『宗像』に変更する許可を頂きたい)

173『音仙』:2018/01/13(土) 18:17:14
>>172

「私見では……と。前置きますが」

           フゥ  ・ ・ ・

「特別な才能、スタンドの力は……
 強烈な体験で芽生えるとも言いますから。 
 芽生えと目覚めの時期がズレてしまうと、
 そのような……ギャップも、ままある事です」

             コト

白い陶器のマグが木の机に置かれた。
彼女の吐く息は……一仕事を終えた感慨か、
注がれたインスタントココアの味に安堵するものか。

「必ずしもそれを、今のキミの心の『鏡』と、
 受け取る必要は……その、無いのでしょうけれど、
 キミがそれを望むなら、それが正しい意味でしょうし」

「私にはとてもとても……エエ、止めるなどとは」

『音仙』はそこまで話し終えて、目を閉じた。
髪に隠れてはいたが、所作でそれが分かった。

「…………そう」

不意に沈黙が訪れたが……
熱帯魚が水音でそれを破るよりは、
彼女がゆっくりと口を開く方が早かった。

「何か……分からない事があれば、……ここへ。
 君が望む『答え』を与えられるとは言いませんが、
 新しい……鍵を渡す事は、出来るかもしれませんから」

               「では、行ってらっしゃい」

椅子に座ったままで、声も大きくはないが、
その言葉は奇妙に見通すような響きがあった。
仙人や神ではなく、行きつけの喫茶の老店主のような。

いずれにせよ、その真意はうかがい知れないまま、部屋は閉じる。

174『音仙』:2018/02/04(日) 00:39:47
             
             『休業中』

――――――――――――――――――――――――――――
1.スタンドコンテストの実施に伴い、
  供与に割けるキャパシティが一時的に低下するため、
  終了までは原則的に、供与をお休みします。
  ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

2.例外として『新規PL』の志願は受け付けます。
  これは『活動出来るPC』が一人もいないPLを指します。
  所有するPCがいても、活動がなければ問題ありません。
  ただし、スタコン期間内に供与できる可能性は高くありません。
――――――――――――――――――――――――――――

175名無しは星を見ていたい:2018/02/14(水) 23:20:29
1.塞川 唯 (サイカワ ユイ)
2.女
3.24
4.
なにもかもすべて、
がらがらと崩れて、
ばらばらに壊れてしまえばいい。

176『音仙』:2018/02/18(日) 23:45:18
>>175(塞川 唯)

「――――――――『聴き終わり』ました。ありがとう。
 強烈な破壊願望、イエ、終末願望と言うべきでしょうか?
 言葉で表せないその音色……相当に、深いものをお持ちのようで。
 あるいは『名演』ですか……どちらにせよ、キミには『才能』がありました」

「もっとも、その。何もせずにすべてが壊れる……そんな、ね?
 都合のいい『才能』は、この世に、数えられる程もないでしょうが、
 キミの『特別な才能』も……破壊には向いている部類、と言えるでしょう。
 ただ、キミのソレは『壊したい』というより……『壊れて欲しい』。
 つまり、『キミ自身が何かを壊す』事に長けている、というわけではない」

「……『クリスタライズド・ディスペア』、と……そういう『名前』ですが、
 彼らはガラス細工の鳥。そして体を擦りつけた物を、『ガラス』に変える。
 そして、自らの身を賭しての『特攻』は、より手早く犠牲者を『ガラス像』に。
 …………ああ、イエ、聴いて、見て頂いた方が、キミのためにもなるでしょうか」

          キ
             ィィィ ――――――ン

「…………その」

「使い方はお任せしますが……その、この部屋では、試さないでくださいね。
 内装も気に入っていますし……エエ、私もまだまだ、キズモノになりたくもない。
 もっとも……外に出たところで、多くの物は、者は、私と同じ考えでしょうから」

              「…………どうか、お気をつけて、ね」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

ガラス細工の『鳥』のようなヴィジョンのスタンド。
サイズは『ソフトボール大』で、高速で空中を飛び回る。
反面、パワーは貧弱そのもの。柔らかい部位を爪や嘴で狙ったとしても、
致命傷には不十分で――そもそも、その戦術は能力との相性もよくない。

群体型で、同時に『3体』まで発現・操作させられる。
一日に発現させられる最大の数は『10体』――――
このスタンドは『特攻』が武器の一つのため、『残弾』でもある。

5体目以降からは破壊されるたびに『心臓』に痛みが走り、
最終的に10体全てが破壊されたり、消滅させられたりすると、
本体の『心臓』にダメージフィードバックが発生し、まず死亡する。
壊されても『意味』はあるが、見た目通り脆いため扱いには注意が必要。
とはいえ頭部の『核』を破壊されない限りは、『破壊』とはみなされない。

このスタンドが物体に体を『擦りつける』と、
そこには必ず『ガラスの羽毛』が植えつけられる。
この羽は、対象の『ガラス化』を引き起こす。
ガラス化したものはガラスのように透き通り、
そして極めて脆くなる。ゆえに、簡単に砕ける。

ただ、生物の『脳』や『臓器』をガラス化させても、
機能には影響しないため、それだけで即死はしないし、
ガラスよりももろいものにとっては『補強』にもなり得る。

ガラス化するのは羽が植えつけられた部分だけであり、
分厚いものについては裏側まで到達しない事もあり得る。
具体的には『ソフトボール大』以上の厚さには浸透しない。

そうした場合、『特攻』による『ガラス化』が有用。
このスタンドが粉々になり、頭部内部の『核』に何かが触れた場合、
それは無条件で完全に『ガラス化』する。サイズや射程の限界はあるが、
自動車ほどまでなら丸々ガラス化する事が出来、必殺の武器になり得る。

『クリスタライズド・ディスペア』Crystalized Despair
破壊力:E スピード:B 射程距離:B(12m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
               塞川 唯 (サイカワ ユイ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

177『音仙』:2018/02/18(日) 23:46:49
ガラス細工の鳥のスタンド。群体型。
身体を擦りつけた物にガラスの羽を植え付け、『ガラス化』させる。
また、頭部に核があり、破壊されるなどで露出したこれに触れた物は、
大きな物、分厚い物などであっても一気に『ガラス化』されてしまう。

『クリスタライズド・ディスペア』
破壊力:E スピード:B 射程距離:B(12m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.ソフトボール大の『ガラス細工の鳥』のヴィジョン。
2.群体型。3体まで同時発現が可能。総数は『10体』。
3.強度は『ガラス』程度。破壊された場合、一日経てば再び最大まで回復させられる。
4.それぞれの個体にダメージフィードバックは無い。視聴覚はある。
5.頭部が破壊された場合、強制解除される。強制解除された場合その分発現数が減る。
  逆に、頭部以外が全て破壊されても強制解除はされない。ただし羽も脚も無いと全く動けない。
  任意解除した場合は再発現できるが、一日経過するまでは損傷が残っている。
6.5体目〜9体目が破壊された時、本体の心臓に痛みが走る。
  無視できないほどではないが、『少し思考が止まってしまう』程度であり、隙になり得る。
7.10体目が破壊された時点で、心臓にダメージフィードバックし、破壊される。
8.2体、3体の同時操作も混乱せずに可能だが、本体も同時に動くのは困難。
  動きが『精D』になる。精度を保ったまま操作するなら、『1体』に絞る必要あり。
9.地面を歩かせる場合は『スC』になる。
  また、空中であれ物に身体を擦りつけながらの移動はワンランク遅くなる。
10.パワーは低いが、爪や嘴などが鋭利なので、速度を乗せれば柔らかい物は傷つけられる。

【ガラス化】
1.スタンドヴィジョンを能動的に『擦り付ける』ことで、そこに『ガラスの羽』を植え付ける。
2.ガラスの羽が植えつけられた部分は、『ソフトボール大』程度の厚さまで『ガラス化』する。
  それ以上に分厚いものの場合、途中までがガラス化し、内部構造が外から見えるようになる。
  植え付けてからガラス化までには『1瞬』の間があるため、『即座に除去する』なら免れる。
3.ガラス化したものはガラスのように透け通り、またガラスの強度になる。熱への耐性なども同じ。
4.ガラス化しても機能は失われない。生物の場合意識、痛覚、触覚等も残るし、身体も動かせる。
5.ただし、強度や質感に依存した機能は失われる。柔軟性、手触りなどがこの範疇。
6.ガラス化出来る数は制限が無く、また、生物も無生物も対象に出来る。
7.ガラス化の任意解除は、本体や鳥の視界にそれが入っているなら可能。
8.ガラス化したものが自重で崩れたりはしないし、自分が発する熱で溶けるなどもない。
9.対応する鳥が破壊され、解除されても、ガラス化は解除されない。
  本体が気絶するか、発現している全個体の解除時には解除される。
10.能力射程は本体から『30m』で、持続時間は『5分』。これを超えると即座に解除される。
11.ガラス化が解除されても、ガラスの時についた傷などは残る。

【特攻】
1.このスタンドの頭部には核がある。頭部を破壊されないと強制解除されないのはこのため。
2.このスタンドから『能動的』に『固いもの』にぶつかることで頭が砕けた場合、
  ぶつかったものに『核』を触れさせることが出来る。これを『特攻』とする。
  なお、受動的に(相手の動きありきで)ぶつけた場合、核は砕け散り『特攻』は成立しない。
3.『特攻』の成功時、ぶつかられたものは一瞬で全体が『ガラス化』する。この場合、『分厚さ』は関係ない。
4.ぶつかられたものが持っている物や乗っている物はガラス化しないが、着ている、纏っている物はする。
5.『特攻』によっても、一般的な『自動車』よりも大きなものをガラス化させる事は出来ない。
6.また、砕けるのが前提条件であり、柔らかいものにぶつかっても特攻は成立しない事が多い。
  そのため、生物を『特攻』でガラス化したいならば敵の反撃や、部位の見極めが前提となる。
7.特攻の場合ガラス化するのは『もの単位』であり、小さなものに特攻してもガラス化するのはそのものだけ。
  周囲が巻き込まれてガラス化したりはしない。また、あまりに大きすぎるものの一部だけをガラス化したりも出来ない。
8.大きすぎるものに固定されたものやはめ込まれたもの(建物の『戸』など)は、独立した『もの』としてガラス化させられる。

178塞川 唯『クリスタライズド・ディスペア』:2018/02/20(火) 23:21:07
>>176
「ふうん、サイノー……才能ね。
そんなものがわたしにあるなんて、思ってもみなかったな。
『クリスタライズド・ディスペア』。こんなものが」

溜息をつき、目の高さに上げた手に、
『クリスタライズド・ディスペア』……硝子の鳥の『スタンド』を発現したのは、
長身の女だ。髪型も、服装も、左右不揃いの不安な恰好をしている。

「死ぬまで抱え込むべきこの感情に、
一つのカタチ……形を与えてくれたのは、どうもありがとう。
わたしの『スタンド』と向き合うことで、
わたしはわたしの感情を昇華して、幸せになれるかもしれない」

『硝子の鳥』のヴィジョンを眺めながら話し、
手を振って『スタンド』を消す。

「あるいは、その逆かも。
でも、それは誰も変わらないな。あなたも。
ひとの心を聴く才能………それに付き合って生きていくのは、
もしかすると、凄く不幸かもしれない……なんて、
まあ、わたしが言うまでもないだろうけど」

ギィ、と椅子を軋ませて立ち上がり、
軽く手を振り、頼りない足取りで部屋を出ていった。

179『音仙』:2018/02/21(水) 05:41:54
>>178

「――――『スタンド使い』は存外、多い。
 『特別』ではありますが……『全能』ではない。
 ですから、その、キミの抱えるものを……
 その力が必ず『何とかしてくれる』とは限りませんが、
 今までにない経験……『出会い』『交流し』時には『戦う』?」

「……他の『特別な才能』の持ち主達の存在が、
 スタンド使いを変える事は、よくあります。
 エエ……良くも悪くも、キミの考え通りに……ね」

女は微笑し硝子細工を見ていたが、
それが解除されると静かに俯いた。

「……私は、きっと『不幸』ではない。
 今そう思えているのは、この力のおかげか、
 それとも……単に朝食が好みの味だったからか」

それから改めて顔を上げた。
微笑はそのままだった。
何を暗示するというでもない、年の近い女の自然な笑みだ。

「道に迷ったら……また、ここに来て……くれても、いいです。
 私も、その。話し相手は……多いに越したことはないですし、
 キミの『力』の事であれば、最良の『相談役』を自負できます、ええ」

         ギィ…

                  「では、いずれ…………」

背中に細い声を受けながら、『塞川』は部屋を出た。
来る前と同じ町並だったが、今は『見えなかったもの』を知っている。

                    ――――ようこそ『星見町』へ。

――――――――――――――――――――――――――――――
☆完全な新規の方の場合、wikiの一読をお勧めします。
 ルール、世界観、用語、他のキャラクターなどが記載されており、
 活動の一助になるかと思います。強制はしませんが、もしよければ。
ttp://wikiwiki.jp/stand0wiki0/?FrontPage

★板経験者の方の場合でも、世界観理解のため一読をおすすめします。
☆不明点などあれば質問スレ、チャットなどで対応しております。お気軽に。
★いずれにせよ、ようこそ星見板へ。今後ともよろしくお願いいたします。

180名無しは星を見ていたい:2018/02/23(金) 18:42:05
1.美作くるみ
2.女
3.二十台半ば
4.
こう見えても私、昔アイドルやってた時があったのよ。
始まりは、国民的美少女コンテストの準優勝。
大手の芸能事務所と契約して、大型新人として華々しくデビューしたわ。
自分で言うのもなんだけど、結構人気あったのよ。
デビュー直後からメディアからも注目されて、応援してくれるファンも日増しに増えていった。
最盛期には、大きな会場で派手なイベントをやることも珍しくなかったし……。

まあ、そんなのは最初の内だけだったわ。
別にスキャンダルが流出したってわけじゃないんだけどね。
しばらくして、新しいアイドルがデビューしたのよ。
期待の超大型新人!ってキャッチコピー付きで。
その子の人気に押されて、私の存在感もどんどん薄くなって、最後にはひっそりと引退することになったの。
それで、私の短いアイドル人生はおしまい。

今は、この街のラジオ局でディスクジョッキーやってるわ。
最初は華やかな世界への未練もあったけど、今は自分の新しい生き方に満足してる。
ただ、昔のことを全然気にしてないかっていうと、そうでもなくて……。
今でも、たまに、あの頃を思い出すことがあるのよね。
ステージの上で眩しく輝いていた時のことを。
大げさな言い方かもしれないけど、過去の栄光を完全に忘れてしまうって難しいことだから、ね。

181『音仙』:2018/02/27(火) 22:40:31
>>180(美作くるみ)

「――――聴き終わりました。ありがとう。
 過去を捨てる事は……私達には難しいのでしょう、エエ。
 私も、忘れられない……栄光という程じゃないですけど、
 青春時代、というか……輝かしい記憶という物はありますから、
 キミほどではないにせよ、思い出す事はあります。今でも……」

「『今を生きろ』というのは簡単ですし、私も……そう言う事もありますが、
 『過去に生きる』のも、時には悪いものではないと……そう考えています」

「…………ここでは『未来』の話をしましょう。
 キミの、ね。『特別な才能』を得た、今日からの話を……
 名は、『プラン9・チャンネル7』……『栄光時代』の残滓か、
 その憧憬か、あるいは……キミの『今』が紡いだものなのか、
 いずれにせよ、キミの中にあった……キミの使う力です。
 キミの本質、と言うわけでは、ないですが……一部ではある」
 
         キィィィィ  ン

                 「応援していますよ」

「……………私は『音』を愛していますから。キミの選んだ舞台がどこであれ、
 ……エエ、『音仙』としてだけではなく、藤原しおんとして……ねえ、美作さん」

――――――――――――――――――――――――――――――――
機械の『こまどり』のようなヴィジョンのスタンド。
手のひらサイズで、マイクとスピーカーを備えている。
常に本体の肩に止まっている『象徴ヴィジョン』に近い。

ヴィジョンに備えるマイクで本体の声を受け取り、
周辺に存在する音響機器から出力する事が出来る。
音楽プレーヤーやラジオに限らずパソコンやスマホ、
その他『音を発する機構を持つ機械』は全て対象になる。

能力は――――出力側の機器の『ファン』化。
発動するのは、出力している声が本体の声の時のみ。
出力を続けている機器は本体の『ファン』として意志を持ち、
その機器が持っている『価値あるもの』を本体へと『貢ぐ』。

具体的には、『記憶』や『情報』。
パソコンであれば保存されているデータを、
ラジカセならばどんな内容の音声を流したか、
カーナビならばどういった地域をナビしたかなど、
ある程度近い過去の『運用の記憶』を本体に横流しする。

またカメラや音声認識機能を持つ物はリアルタイムで情報を取得し、
それを本体に貢ぐ、という事も可能。例えば『携帯電話』がこれに当たる。

ただし、元が機械であるファンは基本的には『自制的』で、
勝手に情報をべらべらと教えてくれる、というわけではない。
必要な情報を引き出したいならば言葉でお願いする必要がある。

また、情報は常に『言葉』で伝えられるため画像などの入手には不向きで、
長すぎる文書を入手するなども時間を要する。言語化しやすい情報が適所。

『プラン9・チャンネル7』Plan 9 Channel 7
破壊力:― スピード:― 射程距離:A(120m)
持続力:B 精密動作性:― 成長性:B
―――――――――――――――――――――――――――――――――
                    美作くるみ→己の『特別な才能』を聴き、把握。

182『音仙』:2018/02/27(火) 22:41:45
本体の声を収音し、音響機器から出力する。
出力に使用した機器は本体の『ファン』になり、『情報』を貢ぐ。

『プラン9・チャンネル7』
破壊力:― スピード:― 射程距離:A(120m)
持続力:B 精密動作性:― 成長性:B

【基本情報】
1.こまどりに似た機械的なヴィジョン。背部にマイク、口にスピーカーを備える。
2.ヴィジョンに能力は有するが、象徴ヴィジョンに近い。
  肩から離れず、ダメージフィードバックや視聴覚リンクはない。
3.背中のマイクは、本体の声のみを拾う。どれ程周囲がうるさくても問題ない。
4.拾った声は、本体から半径『120m』に存在する『音響機器』からリアルタイムで出力できる。
5.出力先に選べるのは、本体が存在を一度でも確認し、位置を『認識』している物に限る。
  移動し続けている機器の場合、『どこを移動しているのか』を把握しておく必要がある。
6.音声を出力する機能を持つ機械であれば、音響機器と認定される。
  叩けば音が出るなど、物理的な方法で音を鳴らす(楽器のように)のは範疇外。
7.ラジカセや音楽プレーヤーに限らず、スマホ、パソコン、音声案内(ナビ)機器なども含まれる。
8.同時に出力先に選ぶことが出来る機器は現在『2つ』まで。切り替えは思考するだけで行える。

【ファン化】
1.本体の声を出力した機器は、条件を満たせば本体の『ファン』になる。
2.ファンにするには、その機器での出力を『5秒』以上続ける必要がある。息継ぎなどは許される。
3.本体の声の出力が『5分』途絶えた機器のファン化は全て解除される。
4.ファン化の射程も、出力の射程と同じ『本体から120m』。
5.ファンにしておける機器の数や、持続時間に制限はない。上述の条件を満たさない限りは続く。
  出力を取りやめた機器についても、5分経過するか本体がスタンドを解除しない限りファンのまま。
6.ファンにした機器は、ファンである間に限られる疑似的な『自立した意思』と、
  カメラを備えるなら『視覚』、音声入力・認識などを備えるなら『聴覚』を有するようになる。
7.ただし、意思疎通が可能なのは後述する『貢がせる』過程での本体とのみ。勝手に話し出したりはしない。
8.この能力で機器が得る視覚、聴覚は、スタンドを捉える事が可能。
9.ファン化は任意解除が可能。再度ファンにするなら、再度出力から行う必要がある。

【貢がせる】
1.本体が機器に『ねだる』ことで、機器が持つ価値あるもの――
  すなわち、その機器の『情報・記憶』を本体に貢がせる事が出来る。
2.ねだる方法は、意中の『ファン』化した機器を出力対象にし、
  機器に対して『欲しい情報』を語りかけるように出力すること。
3.この能力で得られる情報には3通りある。
  A:(付与できた場合)付与された視聴覚で捉えたリアルタイムの情報。
  B:(保存域がある場合)機器の中にあるデータ、履歴、利用情報などの保存された過去の記録。
    ユーザーが参照できない領域でも、『保存されているデータ』であるなら貢がせる事が出来る。
  C:その機器の『過去3日間』の使用記録。例えばラジカセなら『どんな曲を流したか』等。
    あくまでどのように使用されたか、という話で、使用者の素性などを知る事は出来ない。
4.機器が貢いだ情報は言語化され、スタンド音声としてスタンド側の『スピーカー』から出力される。
  途中で中断する事は出来ないが、先述したように『ファン化』を解除すれば強制的に中断させられる。
5.言語化する都合上、言葉で説明しづらい画像・映像や、長すぎる文章などの入手には時間と理解力を要する。
6.ファンにした機器に『声』が設定されているなら、その声で出力される。
  されていないなら、本体の声をもとにした機械的な『音声読み上げ』風。
7.ねだった情報を持っていないファン、および指名されていないファンは何も言わない。
  また、ねだった情報を出し渋ったりする事もない。『情報を貢がせる』事が能力である。
8.複数のファンがねだった情報を所有し、しかも指名しなかった場合、
  全員が同時にしゃべりだすためやや混線するが、聴きとる事は出来る。
9.貢いでくれる情報は、本体の指示次第。言い方次第では不要な情報しか貢いでくれない事もある。
  欲しい情報がなんであるか、および、どの機器に貢いでほしいのか明確に伝える必要がある。
  フワフワした内容の指示では、望み通りの情報を貢いでくれるとは限らないという事。
※これは、指示を読んだ上でGMが『どんな情報を渡すのが妥当か』を判断する必要があるため。
 よってGMの判断を必要としない場スレであれば、フワフワした指示で情報を得ても構わない。

183名無しは星を見ていたい:2018/03/03(土) 12:42:02
1.火野一稀
2.女性
3.17
4.
アタシは自分の目が好きだ。
……アタシの目はな、縦に筋が入ったみてェに左右で色が違うんだよ。
ガキの頃に事故でな、なったんだよ。
だがこれがいいんだよこれが。周りにゃいねぇアタシの目だ。

アタシはいわゆる不良のレッテルを貼られてる。
別にいい。アタシはアタシの思うようにする。生きたいように生きる。
そういう目で見られるのは覚悟の上だからな。
ムカつくことも理不尽なこともこの目をバカにされることもあった。

昔はアタシのやることに誰かが何言うかなんて考えたこともあったよ。
だけどそれが何になるんだ?
この目はこれからもオンリーワンで変わらねェ。
なのに持ち主のアタシが細けェこと気にすんのか? そんなのつまんねェだろ?
この目でアタシは変身したんだ。そうだろ?

だが最近この目の調子が悪りィ。
視力に問題はねェはずなのに歪んで見えたりブレて見えたり、変なものが見えるようになった。
一体どういうことだ?

184『音仙』:2018/03/06(火) 17:31:38
>>183(火野一稀)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 己を愛し、貫くというのは……案外、大変なことです。
 己の嘘偽りのない『本質』というのは……時には悍ましいから。
 ……それが出来るキミを、私は羨ましいと思っている。
 エエ、本心から、ね。心を聴く私が嘘を吐くのは、
 なんだか……あまり、フェアじゃない気がするじゃないですか。
 いえ、嘘を全くつかない人間か、というと、その、そうでもないですけど」

「ともあれ……キミには特別な才能がありますから、それが、
 キミの目に悪影響を……と、考えるのが自然でしょう。
 目に直接関係のない『才能』であっても、あり得る事例です。
 そう……『スタンド能力』は『見えない物』を見えるようにする力」

「キミの『才能』も……『目を疑う』光景は必至。
 名前は、エエ……『ザイセルフ』と、そう言うそうです。
 どうぞお聴きください。キミにとっての新たな『オンリーワン』を」

         キ
            ィィィィィィーーーーーー
                        ン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

しなやかなフォルムの纏うタイプのスタンド。
本体の瞳と同じように縦に左右別れた色をしており、
その上で各部に金細工のようなラインが走っている。

能力は、手で触れた平面を『鏡』に変える事。
鏡になった平面は鏡の性質――『反射』や『強度』、
質感など様々な面が鏡そのものになり、曇る事も無い。
紙なども極薄のガラス板に出来ると考えれば、
武器として扱う事も不可能ではないが本質は別にある。

奇妙な事に、このスタンドを纏っている状態で鏡を見ると、
自分自身の姿は『ネガポジ反転』したかのような色合いに見え、
また自分自身が傷ついたり着替えたりしても、発現時の姿を保つ。

そして――『鏡に映る自分自身の瞳』を覗き込むと、
鏡の中の自分自身と『入れ替わる』事が可能である。
入れ替わった後は本体の意思は『そちら』へと移行し、
その代わりに元の肉体は、鏡に映る存在へと交代する。

この『鏡の中の自分』が受けた変化も『本来の自分』には反映されず、
この状態で鏡に映るのは『入れ替わった瞬間』の『本来の自分』である。
再度瞳を覗き込めば元の肉体へと『再度入れ替わる』ことが可能であり、
その後『鏡の中の自分』は『再度入れ替わった時点』の姿で鏡に映り続ける。

『ザイセルフ』Thyself
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                         火野一稀→己の『特別な才能』を聴き、把握。

185『音仙』:2018/03/06(火) 17:34:54

纏うタイプのスタンド。触れた平面を鏡にする。
発現中鏡に映る自分は『ネガポジ反転』した色合いになり、
その瞳を覗き込むとそれと入れ替わり、『反転』した体で行動できる。
反転した自分と元の自分の、肉体的な変化はリンクしていない。

『ザイセルフ』Thyself
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。動作速度が向上する。
2.手で触れた『平面』を『鏡』にする事が出来る。
3.鏡になった平面は強度、質感、反射の性質などが『鏡』そのものになる。
4.この能力によって変化した鏡は、自然に『曇る』事が無い。汚れはする。
5.最大で『2m×2m』までを鏡に出来る。平面の一部だけを鏡にする事も可能。
6.同時に鏡に出来る平面の数は『6つ』まで。射程は『20m』。持続時間は『1時間』。
7.任意解除は視界に入っていれば可能。強制は射程外、スタンドごとの解除、気絶等で引き起こされる。
8.あくまで鏡になるのは平面だけで、『段ボール』より分厚いものの場合表層だけが鏡になる。
9.また、鏡としての機能を果たさないほど粉砕されれば解除される。

【鏡の中の自分】
1.このスタンドの発現中、鏡面に映る自分の姿は『ネガポジ反転』したものになる。
2.また、服の汚れや負傷、その他このスタンドを発現してから起きた、
  肉体や衣服に起きたもろもろの変化が、鏡に映る自分に反映されない。
3.この『鏡の中の自分自身』(以後『反転体』)の瞳を覗き込むと、
  『現実の自分自身』(以後『素体』)はその瞬間鏡に飲み込まれる。
4.飲み込まれた直後『反転体』が鏡から現実世界に現れ、本体の意識はそちらへと移行する。
  反転体の肉体や衣服は鏡に映っていた通りのもので、『素体』のそれを引き継がない。
5.反転体では、今までとは逆に『鏡に飲み込まれた瞬間の姿』の『素体』が鏡に映るようになる。
  現実に出ている『反転体』に起きた肉体的な変化が、鏡の中の『素体』に反映されないのも同じ。
6.元に戻りたい場合は『反転体』で鏡の中の素体の瞳を覗き込めばよい。
  またはスタンドを解除する(される)と、その場で強制的に『素体』に戻る。
7.『素体』『反転体』共に精神は本体の物のため、精神疲労や、精神系の能力は反映される。
8.能力の性質上『素体』が無事を保てるなら『反転体』の肉体は損壊しても問題はないが、
  精神は本体の物であり、気絶すれば強制解除される(=気絶したまま素体に戻る)し、
  仮に死亡すれば中に入っている『本体の精神』も死ぬ。そのため『絶対に安全』とは言えない。
9.鏡が破壊されたからと言って、鏡の中にある側の身体に何か影響が出たりはしない。
10.素体と反転体の入れ替わりは『一瞬』で行われ、『現実世界にどちらもいない瞬間』は生じない。

☆『鏡の中の自分』の補足:
要するに発現時に鏡に映る『スペアの身体』を用意出来る能力。
スペアの身体は『スタンド発現時』の本体の状態を元に作られる。
その後、『鏡に移る自分の瞳』を見ればスペアの身体と実際の身体を入れ替えられる。
本来の身体とスペアの身体とは負傷などを共有しないが『精神』は共用であり、
たとえスペアの身体に入っていようが『気絶』や『死亡』の影響は通常通り受ける。
このスペアの身体を『反転体』と称し、それは本来の身体(素体)とネガポジ反転した配色である。

186美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2018/03/13(火) 20:51:24
>>181

自分の肩に止まる機械仕掛けの小鳥を見て、軽く頬を緩ませる。

「へえ、なかなか可愛いじゃない。
 これが私の中で眠っていた才能ってわけね。
 『プラン9・チャンネル7』――気に入ったわ」

「……応援ありがとう。
 華やかなステージに立ってなくったって、応援してくれる人ってどこかにいるものよね
 私はリスナーに応援のメッセージを送ることは多いけど、
 自分が応援されたのって、考えてみたら何だか久しぶりな感じ」

「私の中には確かに昔を忘れられない気持ちもあるけど、今の仕事も好きなのよ。
 そういう意味では、引退して良かったのかもしれないとも思ってる。
 そうじゃなければ新しい生き方を見つけられることはなかったと思うから」

「上手く言えないけど、ここに来て良かった。
 なんとなく、ちょっとスッキリした気がするわ。
 お蔭様で、また明日から頑張れそう」

出口に向かいかけて、ふと立ち止まり、振り返って名刺入れを取り出す。

「――そうそう、忘れるところだった。
 私の名刺、ここに置かせてもらうわ。
 毎週の月曜から金曜、17:00〜18:00にオンエアしてるから、よろしくね」

名刺には番組の概要と共に、番組名の下に『パーソナリティ:美作くるみ』の名前があった。

187『音仙』:2018/03/14(水) 04:08:04
>>186

いつの間にか――藤原しおんの背後には、
音響機器でくみ上げられた『樹』が聳えていた。
これが彼女の『特別な才能』の形なのだろう。

「可愛らしいだけではなく――
 したたかな側面も秘めている。
 『スタンド』とは得てしてそういうものです。
 きっと、キミの役に立つ事でしょう……」

      「……あ。どうも、これはこれは」

         ス…

膝掛の上に置いていた手を伸ばし、名刺を受け取った。
長い前髪から覗く目、口角の上がった口は喜色を示す。

「あ、オンエアの時間は……ね。知っているんです。
 でも、名刺は嬉しい。ええ、キミのファンとしてね」

「……それでは、また。いつでもいらしてください。
 気の利いた話は、その、得意ではないですけれど」

                   ギィィ
  
                        バ タン

188名無しは星を見ていたい:2018/04/11(水) 12:53:58
1.猿渡 楓
2.男
3.17歳
4.ガキの頃、普段家にいないオヤジが見せてくれる映画が楽しみだった。
オヤジなりの家族サービスってやつだったんだろうね。
特に好きだったのはアクション映画。
スタイリッシュなアクションが体を鍛える良さみたいなのを教えてくれた。
でもオヤジは西部劇が好きだった。
西部劇からはアウトローの生き方とヒリつく銃の闘い。
ボクはそれがよくわかんなかったけど、銃への憧れってのは理解できた。
……無差別に人を殺したいんじゃない。そういうのできる性格じゃないし。
ただ生きてるとやらなきゃいけない時ってのがあるから。
ボクにとってはそれが今だから。
ボクも引き金を引きたい。

189『音仙』:2018/04/15(日) 11:50:42
>>188(猿渡 楓)

「――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 西部劇……映画は良いものです。私もけっこう見るんですが、
 まあ、語れるほどではないんですが……作り物ではあれ、
 銀幕の中で生きる人の『心の音』が聞こえてくるような、
 そんな傑作は……人生にも影響を与える物。いえもちろん娯楽ですし、
 私もいつも人生がどうとかこうとか考えて見ているわけではないのですが」

「マア、ともかく……キミの心の音、その奥底の『特別な才能』については、
 キミの過去……あるいは憧憬、『西部劇』からかなり影響を受けたのでしょう。
 キミ自身を象徴するというよりは、キミが思い描く『力』の形として、ね」

「ああ、まずは聴かせるべきですね……耳を澄ませて」

          キィィィーーーーーーン

「さて、聴こえましたように……『ウェスタン・ホワイトキッド』というこの才能。
 現代は『決闘』で何かを勝ち取るには不便な時代ですが、キミが考えている通り、
 『闘争』の時はあります。銃口を向けたい、撃ち破りたい、そんな障害もあります。
 特別な才能を得た以上、今まで以上に……そう感じるときは、来るでしょう。
 軽々しく撃鉄を起こす事はおすすめしませんが、『持っている』事は重要ですよね」

             「……では、行ってらっしゃい」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

西部開拓時代を思わせる拳銃と、『タンブルウィード』のスタンド。
セットで発現されるが、タンブルウィードが破壊されても拳銃は消えない。

本体は『西部劇のガンマン』とは言えずとも十分な腕前を得るが、
それ以外に特別な能力は無く、拳銃のみでは純粋な射撃のみが可能。

特異な能力を有するのは、同時に発現するタンブルウィード。
操作の際、動きに追随するかのように強い『風』が吹く。
とはいえ帽子が飛ぶ程度の強さで、これ自体に攻撃力は乏しい。

ただし――望むならば、この風は拳銃弾の軌道に干渉する。
即ち着弾を曲げることも、速める事も、遅らせる事も可能となり、
単なる射撃を超えた、変幻自在の『銃撃戦』を可能とする。

『ウェスタン・ホワイトキッド』Western White Kid
破壊力:B  スピード:B 射程距離:C(10m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:B

『タンブルウィード』
破壊力:D  スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:E 精密動作性:D 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                猿渡 楓→己の『特別な才能』を聴き、把握。

190『音仙』:2018/04/15(日) 11:51:01
シンプルな拳銃と、タンブルウィードのスタンド。
タンブルウィードが動けば風が吹く。
そして拳銃の弾丸を風に乗せ、弾道に干渉できる。

『ウェスタン・ホワイト・キッド』
破壊力:B  スピード:B 射程距離:C(10m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:B

『タンブルウィード』
破壊力:D  スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:E 精密動作性:D 成長性:B

【基本情報】
1.回転式拳銃とタンブルウィードのスタンド。
2.タンブルウィードにダメージフィードバックはない。拳銃は利き手にフィードバック。
3.拳銃の装弾数は6発。シリンダーを外す動作の後『一呼吸』で再装填が完了する。
4.拳銃そのものの射程は1mほど。手放しても発現持続は可能。解除時は触れる必要あり。
5.拳銃はパBの全力の一撃でヒビが入り、二度で完全に崩壊する強度。
6.一発撃つごとに撃鉄を起こす必要がある(シングルアクション) 所要時間は一拍。
7.いわゆる『ファニング』による速射は可能。ただし二発目以降の精密性は一段階低下する。
8.リロードを行うと、着弾済みの弾丸は解除される。
9.10m以上離れた的に対しての精密性は1ランク低下する。
10.解除されると、タンブルウィードも消える。また弾丸もすべて消える。

【タンブルウィード】
1.大きさはビーチボール大。発現は同時には一つだけ。転がらせる操作が可能。
2.強度は草の塊相応で、破壊は容易。破壊されてから再発現までには『1分』が必要。
3.転がる際、転がる方向に向けて風が吹く。
4.風の強さはパスDD相当。『風の強い日』程度。
  音で言えば『ビュオオオオ』。『ゴオオオオオ』には至らない。
  帽子などが飛んだりはするが、身体を倒されたりは基本的にない。
5.風は『本体から半径10m』以内にのみ吹く。無関係な風はこの空間に影響しない。
6.移動と風が吹くのは同時。このため『風が吹いて動いている』ようにも見える。
7.方向転換や停止の際には『一呼吸』程度のラグが生じる。連続で風向きを変えるのは困難。
8.解除されても拳銃は消えない。吹かせていた風は跡形もなく消える。

【風と射撃】
1.拳銃の弾は、タンブルウィードの起こす風の影響を任意選択出来る。
2.まず風の影響を全く受けずに射撃する事が可能(通常射撃)
3.逆に風の影響を過剰に受け、弾丸を風に流す事が可能。
  風に流した弾丸はスペックが変化する。4〜6はその例とする。
  2および3のどちらを選ぶかは、引き金を引く際に決定できる。デフォルトは2。
4.弾丸と風の進行方向が同じ場合、弾丸は『速度が一段階』または『射程が10m』上昇。
5.弾丸と風の進行方向が逆の場合、『破壊力と速度が一段階低下』。一応『手加減』等に有効。
6.弾丸に対して風の方向が『上下』『横』の場合、『速度が一段階低下』した『曲がる弾丸』。
  曲げられる軌道は『風向き通り』かつ『射程に収まる範囲』。また、発射後の『3m』は必ず直進する。
7.弾丸と風の方向一致は曖昧なレベルで構わない。厳密である必要はない。
  (具体的に言うなら北、北東、東、南東、南、南西、西、北西の『八方』程度でいい)
8.よって『上下』に向けて放つ弾丸は『風と同じ(逆)方向』になる事はありえない。
  また何らかの理由で『一致しているか判定できない』場合は『通常射撃』として扱う。
9.途中で風が止んだ場合、弾丸は即座に『通常射撃のスペック』に戻る。
  また風向きが切り替わった場合は、切り替わった後の風向きに相応のスペックとなる。

191名無しは星を見ていたい:2018/04/22(日) 19:38:46
1.杉夜 京氏(すぎや きょうし)
2.男
3.26歳
4.
――とにかくイライラするんだよ。
 いや、出始めにこんな事言うのもどうかと思うんだけどよ
正真正銘、マジでイライラするんだよ、息つきも億劫な程にな。
 それと言うのもさ。物心ついた時から、俺の家の祖父母がさ
もう、アレさ。認知症 かなり末期でさ、そうなると人間って
4歳児か5歳児ぐらいと同じなのよ。世話するのは親と俺さ。
 物心ついた時から、自分の親の親の下の世話。学校から帰ったら
直ぐにそれのルーチンワーク。父親も嫌気が差したんだろうな
俺が小学の時に居なくなったし、施設に入れる考えのないような
奴等だから。もうそっから俺の記憶の大半は介護さ。
中学高校の青春なんぞ無かったし、大学なんぞ夢のまた夢
資格だけは幾つかとったけどな、金稼ぐのには必要だったから。
 けど、俺は色々と人より特殊だからか何時もバイト先じゃ何かと
付き合い下手で責められるし。ようやく老衰でくたばって自由に
なったと思いきや、今度は俺の母親か認知だよ 笑えるだろ?
 今日だって此処に来れたのは、ヘルパー雇って少々出来たちょっとの
空き時間だぜ。帰ったら、直ぐに俺の事わかってない親の世話さ。

あぁ、とにかくイライラする。けどよ、暴れる先だって無いんだよ
ぶち切れたくてもよ、ぶち切れねぇんだ。

192『音仙』:2018/04/26(木) 22:29:05
>>191(杉夜 京氏)

「――――聴き終わりました、ありがとう。
 私はカウンセラーではないので、その。
 キミの境遇を緩和したり……解消したり、
 そういう……助言とか、手助けは出来ません。
 月並みな慰めの言葉くらいなら吐けますが、
 そんなものは……あまり、意味がないでしょう?
 いえ、もちろんお望みであれば少しはサービスしますが」
 
「本当に出来る事と言えば、『才能』を『目覚めさせる』こと。
 キミにも眠れる才能がありましたが、役に立つかどうか、
 あるいは……『どう役立てるのか』は、キミの考えに任せます。
 アテなく暴れるには少々、行き過ぎた力ではありますが……
 『スタンド使い』という特別な才能は、人生を否応なしに変えるもの」

              キィィィ

「名は『ドッグ・イート・ドッグ』」

                   ィィィィイイイイイイイイン

「万物の翼をへし折り『墜落』の連鎖を引き起こす……
 私からの『皮肉』とは、どうか受け取らないでください、ネ」

―――――――――――――――――――――――――――――

真っ黒に煤けた機械仕掛けの人型。
触れた物体の『飛行』を禁止する能力。
このスタンドの拳で殴打されたものは、
地面(床)から離れる行動の一切を制限される。
またこの能力は『撃墜』された物質に触れる事によって『伝播』する。

『ドッグ・イート・ドッグ』 Dog Eat Dog
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(能力射程:C)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――
    杉夜 京氏(すぎや きょうし)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

193『音仙』:2018/04/26(木) 22:30:18
真っ黒に煤けた機械仕掛けの人型。
触れた物体の『飛行』を禁止する能力。
このスタンドの拳で殴打されたものは、
地面(床)から離れる行動の一切を制限される。
またこの能力は『撃墜』された物質に触れる事によって『伝播』する。

『ドッグ・イート・ドッグ』 Dog Eat Dog
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(能力射程:C)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

◆『ドッグ・イート・ドッグ』詳細

・『ドッグ・イート・ドッグ』(以後『DED』と表記)は人型。
 全身が真っ黒に煤けた機械仕掛けの容貌。
 
・『DED』の射程距離は『2m』。
 ダメージ・フィードバックあり、五感を共用しない、
 典型的な『近距離パワー型』スタンド。

・『DED』が『全力』で殴打した物体は、生物・非生物問わず、
 『ジャンプ』などの『地面から離れる行動』の一切を制限される。

◆『撃墜』※
(※『DED』の殴打による行動制限を『撃墜』と表記)

・対象に『撃墜』を施すには『DED』による『全力』の殴打が必要。
 『撃墜』の対象は生物・非生物・スタンドは問わない。
 『撃墜』を施せる最小サイズは小石程で、最大サイズは2tトラック程。
 能力射程距離は『50m』。射程から出る事で解除される。

・同時に『撃墜』を施せる最大数は『3つ』。
 解除は一瞬で行えるが個別の解除は不可能。全て同時に解除される。

・『撃墜』は本体に行使する事が可能である。

・『撃墜』を施された物体は、一瞬でも床から離れる行動を行えなくなる(『飛行』と表記)。
  『撃墜』の強制力は非常に強力であり、受動的・能動的問わず物体が『飛行』する寸前に、
  まるでその場に『溶接』されてるかのように接地面が離れなくなる。  

・『飛行』とはその全面が地面と一瞬でも離れる行動の事を指し示す。
 よって、ある程度の速度なら『走る』などの行動も可能。

・既に『飛行』している物体に『撃墜』を施した場合、対象は慣性を失いその場で『ストン』と落ちる。
 また『撃墜』された生物が『投擲』などで『飛行』を行った場合も、
 投擲物はその手を離れた瞬間にその場に落ちる。
 飛行物を『撃墜』する際のパス精は『なしCC』。

・『アドバルーン』や『つり革』などワイヤーや鉄棒などで結果的に床に固定されているものに、
 『撃墜』を行使するのは不可能である。(取り外す必要がある)

・また『撃墜』化現象は『伝播』する性質を持っており、『撃墜』化したものに触れた物体も『撃墜』を施される。
 更にその『伝播』した物体に触れた物体にも『撃墜』化が伝播してゆき、『50m』の射程内に広がっていく。
 この性質は本体にも制御する事が不可能であり、また『伝播』する場合に限り最大行使数は『∞』となる。

194名無しは星を見ていたい:2018/06/10(日) 18:51:48
1.白銀 透
2.女性
3.18
4.白銀透。私は何者なんだろう。
今まで私は私の最善を尽くして来た。
人を幸せにするために振舞ってきた。人の笑顔に救われる。
だけど本当の私とは何かと考えてしまう。私はみんなの思うほどの人間ではないのかもしれない。
いや、そんなことを考えている時間はない。強くなくてはならない。正しくあらないといけない。
そう思って生きてきた。
……私は我を通した気になって誰かの我を通してきただけなのかもしれない。
今、私自身と向き合いたい。
だが自分との会話は難しい。だから貴方の所まで歩いてきた。正真正銘、自分のためにだ。
挨拶が遅れて申し訳ない、初めまして藤原しおんさん。
私は白銀透。よろしく頼む。
5.特技、合気道

195『音仙』:2018/06/17(日) 00:07:11
>>194(白銀 透)

「はい、聴き終わりました―――ありがとう。
 その、『己自信と向き合う』という事は、とても……難しいです。
 私の力で心を聴いて、それをそのままキミに伝えたとしても、
 それは……『私が解釈し、再編集したキミ』でしか、ない。
 心は音楽……聴き手次第で、その解釈は異なるもの、だと。
 私はそう考えていますから。エエ……キミの望みは叶えられない。
 もちろん、キミの本質を私が決めつけて良いなら別ですけど……
 その。私としても、そこまで……ね。キミの運命を、背尾えませんし」

           キィィィーーーーーーーーーーーン ・・・

「ああ、そして、キミの心の奥底に眠っていた才能……聴こえましたか?
 これも、ええ、キミの本質を『証明』するものではないですよ。
 名は『ハーモニー・リメインズ』……シンプルな、『統一』の力ですが、
 『他人本位さ』か、『合気』に由来する調和か、『最善』を目指す心か、
 キミの何を表すものなのか、全てなのか、あるいは何も表してはいないのか、
 それを私が決めるのも……キミに、今ここで決めろと言うのも酷な話でしょう?」

          「……なんにせよ、私は……『誰かの為』と『自分の為』は、
           矛盾しているようで……両立できるものだと思いますから。
             ……その、『どちらかである』事にこだわらなくても、とは」

――――――――――――――――――――――――――――――――
  
人型のスタンド。透き通るように真っ白。
スペックに関しては極めて平凡。

その能力は、集団の性能を一定の基準に『統一』させる事。
手で触れたものを『群』とし、それに含まれる誰かを基準に、
群に含まれる全員の特定のスペックを基準のそれと同一にする。

剛力・高速・器用なものを基準とする事で群の全員を強化する事も、
逆に非力・鈍足・不器用なものを基準として全員を弱体化する事も可能。
もちろんそう都合よく尖ったスペックのものは存在しないだろうが、
スペックが存在するなら無生物であっても『群』および基準に出来る。

このスタンドについては常に『群』に含まれており、
省く事は出来ない。また、このスタンドを基準にも出来ない。

本体については初期状態では群に含まれてはおらず、
群に加えること、および群から省く事に何ら制限はない。
『18歳の女性』レベルの基準として設定する事も可能である。

『ハーモニー・リメインズ』The Harmony Remains 
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――
                    白銀 透→己の『特別な才能』を聴き、把握。

196『音仙』:2018/06/17(日) 00:29:51

人型のスタンド。触れたものを『群』にする。
群全員の特定のスペックを、基準となる対象の物に統一出来る。
このスタンドは常に能力対象に含まれ、基準に選ぶ事は出来ない。

『ハーモニー・リメインズ』
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.手で触れたものを能力対象(以後『群』と呼称)に出来る。対象に外見的変化などは無い。
3.このスタンド自身は、常時『群』に含まれている。群化の解除も出来ない。
  本体は初期状態では含まれておらず、群化に関しても特に制限なし。
4.能力発動の際は、『群』のうち1人を『基準』として定め、
  そのスペックの内『破壊力』『スピード』『精密動作性』『持続力』から一つ選ぶ。
  選んだ時点で『統一』が発動する。なお、このスタンド自身は基準には出来ない。
5.基準とする対象およびスペックの選択は、『10秒に1度』切り替えが可能。
6.無生物は原則対象に出来ない。
  動力を有するなど、『スペックを人間の手に依存しない』なら可能。
7.基準にする相手の全く把握していないスペックを選ぶ事は出来ない。
  よって、全てのスペックを知らない相手(未知のスタンドなど)は基準に出来ない。
8.同時に能力対象にしておける対象の数は『3』。このスタンドが常時一枠を食うため実質『2』。
9.能力射程はスタンドから『8m』で、持続時間は『3分』。『群』化の任意解除は可能。
10.『本体の手で動かすタイプの器具型のスタンドのスピード』など、
  実際は動かないスタンドに便宜的に割り振られたスペックは基準に選べない。
  (実態が不明瞭である場合は、判定者が判断する)

【統一】
1.発動中、『群』全体の指定したスペックが、基準となる対象のスペックと同値に統一される。
  (破壊力を選択し、基準のそれがCなら、能力対象全員の破壊力が『C』になる。)
2.このスタンドの能力は本体とスタンドでフィードバックしない。
  スタンドを能力対象にしたいならば、スタンドの側に触れる必要がある。
3.統一により変動したスペックに耐えられず対象が自壊するという事は無い。
4.ただしスペックを扱いきれずに自滅してしまう可能性は排除できない。
  例えば、人間のスピードが『A』になった場合などは非常な危険が伴う。
  動く分には問題ないのだが壁への衝突や障害物による転倒は交通事故級。
  また、ブレーキを有さない超高速の物がそうであるように『急に止まる』等も困難。
5.群の中で対象となるスペックを持たない者については特に何も変化はない。
6.統一自体に射程や持続時間はなく、基準とした者が群である限りは持続する。

197名無しは星を見ていたい:2018/07/04(水) 18:26:54
1.太刀川 叶
2.女
3.27
4.
言葉の刃って言葉があるやろ
ならうちはさしずめ言葉の辻斬りやな
突然現れて心の中に言葉を差し込んで、刺し込んで、仕留める
嘘をつく。偽る。欺く。詐欺をするんがうちの仕事
うちは切り取ったで。言葉の刃で
金。物。人。必要なもんは全て
騙して得たもんを別んとこに転がして膨れ上がらせる
やけど、まだ足りん。まだまだ欲しい。もっと切り取る刃が欲しい
日本刀みたいな切れ味の言葉をもっと吐き出さんと……もっと稼がんとあかんのや

……言うとくけど、通報はせん方がええ
逃げ道は確認してるけど、そうやのうてな
純粋にこっちもそれなりの手段打たなあかんなるからやねんけど……

198『音仙』:2018/07/07(土) 22:10:00
>>197(太刀川)

「はい、『聴き終わり』ました――――ありがとう。
 あの、ええと。べつに詐欺くらいで通報したりは……ああ。
 私が被害にあってでもいない限りは、しませんから……
 そこは、安心してください。対価を求めたりもしませんよ。
 慈善事業でも、ないですが……『目覚める』事に意味があるので」

「とはいえ…………『今から金を騙し取ります』と宣言した人間に、
 わざわざ騙しの道具を与えるというのも……どうなんでしょうね。
 与えた道具の使い道には、その、私も文句などは言えませんけど……
 私、その。『悪人の心は刺激的で好き』とか、そういうのはなくて……
 それはデスメタルはジャケットがグロいから好き、みたいな話じゃないですか」

「……話が長いですか? それとも、通報しないというのが胡散臭い?
 人を騙す者は、まあ、だいたい誰より人を疑ってかかる物ですが……」

               キィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイン

「少なくとも……キミに『特別な才能』があった事は、事実ですよ。
 ええ、名前は『スマザード』……まさしく、言葉から生まれる刃。
 扱いは難しいですが、『今以上』を求めるならきっと役に立つでしょう。
 キミは『名刀』から……『妖刀』『魔剣』の類に、なったという事です」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

空中に浮遊する『タチウオ』のようなスタンド。
長さは『50cm』ほどで自由に操作する事ができ、
その背ビレは刃状で鋭利。操作の精度は低いが性能は高い。
ただし耐久力は魚並であり、人並みの力でも直撃を受ければ危険。

このスタンドの特徴は――――『発現方法』。

本体が設定した『言葉』を発した人間の口から飛び出すように現れ、
この条件を満たして発現したならば同時に複数存在する事が出来る。

自身から発現する事も可能であり、最低でも一匹は保証されるが、
自分自身が『言葉』を発するという事は『設定』を推測される事に繋がる。
また、一度定めた設定は『3分』経過するまでは変更できない。

飛び出す際に対象の喉を切り裂く事はないが、発声能力に干渉し、
発現に用いられた『言葉』を発する事を出来なくしてしまう。
無理やり発しようとしても周囲の人間はそれを知覚出来ず、
喉に激痛が走り、なにもいいことはないので、結局発せない。
これにより1人の人間に『同じ言葉』で複数回発現させるのは不可能。

なお設定できる『言葉』は『3文字以上』の『単語』に限るが、
その文字列を連続して発したならばニュアンスなどは関係ない。

『スマザード』Smothered
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(30m)
持続力:D 精密動作性:D 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           太刀川 叶→己の『特別な才能』を聴き、把握。

199『音仙』:2018/07/07(土) 22:10:23
本体が設定した特定の単語を発した者の口から這い出る太刀魚。
背びれは極めて鋭利。発現条件ゆえに高いスペックと長射程を併せ持つ。

『スマザード』
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(30m)
持続力:D 精密動作性:D 成長性:B

【基本情報】
1.まず『設定』を行う必要がある。『設定』は『三文字以上の単語』を宣言する事である。
  文字数は十文字までの範囲で自由だが、現時点では長ければ強いというわけではない。
2.宣言内容は『メール欄』もしくは『暗号スレ』または『判定者にのみ伝える』ことで、
  このPCのPLと中立の判定者以外が知り得ない状況にしておくことを『推奨』する。 
  ミッションGMに知らせるかどうかは任意だが、GMから要求された場合は原則従う事。
3.『設定』を行ったこと自体は必ずレス中で明記する事。後出しは『無効』となる。
4.もし『暗号スレ』等を用いた場合、設定した『言葉』を誰かが発したなら、
  このPCの本体が暗号を開示した上で、このスタンドの『発現』を可能とする。
5.設定できるのは意味を成す三文字以上の単語のみ。また、固有名詞も選択できる。
6.発言と単語で『文字列』が一致したなら、その発言のニュアンスは問わない。
7.『言葉を発する』の定義は『台詞』にその言葉が含まれることである。
  思考や効果音、PLの連絡、および地の文は一人称視点でも定義に含まれない。
8.スタンドを発現できるのは対象が設定した単語を発したレスの『返レス時』に限る。
9.射程内の『設定』の言葉が発されても、本体が聴いていなかった場合は発現できない。
  耳で直に聞く必要はなく、スタンドが有する聴覚でも可。拡声器などを介しても可。
  また、『録音』などリアルタイムではない形で聞いた場合や射程外の場合は発現不可。
10.一度設定した単語は、『3分間』または本体以外の誰かが発してしまうまで変更できない。

【発現】
1.誰かが設定した単語を発言し、本体が発現を選んだなら、対象の口から前方に飛び出すように発現する。
  この『飛び出す』動きにより、タチウオが操作可能になる地点は対象から『1m』ほど離れる。
2.発現をヴィジョンでつかむなどで阻止する事は出来ない(口から出終わるまで相互に干渉不可能)
  また、操作は口から出てから可能。発現開始から操作可能までは『一呼吸』ほどラグがある。
3.発現時、対象には設定した単語を再度自発的に発せないようにする。
  発しようとしても発せず、更に喉に裂くような痛みが走る。
  これはそのタチウオが破壊、射程外などで解除されれば治る。
4.操作のパワーは高いが、魚に出来ないような動きは基本的に出来ない。
  口に咥えさせる、身体に載せる等で小さな物であれば運搬する事は可能。
5.ヴィジョンは、本体と視聴覚のリンクを有する。ただし視界の精度は悪く、『白黒テレビ』に近い。
6.同時発現可能数は『7体』まで。射程は『本体から30m』で、浮遊は『3m』まで。
  同時操作も7体まで可能だが、7体を超えて同時操作する場合精密動作性は『E』になる。
7.ヴィジョンは50cmほどでタチウオに酷似し、耐久もタチウオ相当で貧弱。
  上部に存在する背ヒレが『太刀』のように鋭利で、これを武器とする。
8.任意解除はいつでも可能。一般的な『魚』が死ぬほどのダメージや射程外等でも強制解除される。
9.ダメージフィードバックは本体の『指』に来る。利き手ではない側の小指→親指、その後利き手の小指と薬指。

200名無しは星を見ていたい:2018/07/20(金) 23:16:08
1.稲崎充希(イナザキ ミツキ)
2.女
3.20代
4.己の不幸を他人や世間様のせいにする人間が嫌いだ。
世の中に不満があるなら、己が変わるべきなのだ。
世間はお前達のお母さんじゃあないんだ。
そりゃあ私にだって気にくわない人間なんているが、そんな連中に構ってる暇はない。
霹靂ーー私は稲妻の如く、派手に、己が道を突き進んでいきたい。

201名無しは星を見ていたい:2018/07/21(土) 08:23:21
ageておきます

202『音仙』:2018/07/24(火) 23:59:31
>>200(稲崎充希)

「はい、聴き終わりました―――――ありがとう。
 自己責任論……といえば聞こえは悪いですけど、
 何かを『人のせい』にする事は自分を省みる機会を捨てる事。
 失敗を人や環境のせいにし続ける人間は、何度もそれを繰り返す。
 まあ、本当に人や環境のせい、と言う場合も大いにあり得ますし、
 ……なんでもかんでも『自分のせい』とするのも、考え物ですけど、ね」

     キィイイイイイイイイイイイイイイイイイン ・・・

「長話より……キミがここに来た『意味』を。
 もう見えるでしょうか……キミの手に現れたヴィジョンが」

「名は『ショッカー・イン・グルームタウン』……『守りに入る』には向いていませんが、
 攻撃と治癒――二側面を持つこの『双剣』も、キミの信念の表れでしょうか。
 まあ、特に関係ないかもしれないですけど……『道を切り開く』には見合う力でしょう」

              「それじゃあ……行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体の両手に現れる『一つがいの双剣』のヴィジョン。
刃渡りは50cmほどで、片手で扱える長さと軽さ。
発現中は後述する能力が専用の形で自動発動しており、
肉体の力量が目に見えて補正される反面、疲労するのが早い。

能力は――――電流による『肉体操作』。

特に意識しなければ見た目通りの形状の刀剣に過ぎないが、
意識した上で刃が肌に触れると電流状になって潜り込み、
その部位にスタンドによる『電気療法』を施すことが可能。

電気療法は『疲労軽減』『鎮痛』といった自己治癒を助けるものに加え、
リハビリテーションの現場での『電気刺激』による動作の誘発のように、
電気で筋肉を刺激する事によって一時的だが高速の『肉体操作』が可能。

その速度は明らかに『人体の限界』を超えており、連続使用は出来ないが、
半端な猛獣ですら対応できない速度での踏み込みや攻撃を可能とし、
また敵に用いる事で意図しない動作を、高速でさせてしまう事も出来る。

本体に常時かかっている筋力の増強という形での補正は、
現在のところ『電気療法』として他者に施す事は不可能。

『ショッカー・イン・グルームタウン』Shocker In Gloomtown
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                 稲崎充希(イナザキ ミツキ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

203『音仙』:2018/07/25(水) 00:00:05

双剣のスタンド。斬撃時に刀身を電流状に変化させ、
その電流による『電気療法』を施すことが可能である。

『ショッカー・イン・グルームタウン』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.ヴィジョンは剣。片刃。刃渡り50cm。両手に発現される『二刀流』。
2.刀身の強度は破壊力Bの打撃を2〜3発まともに受ければ砕け散るくらい。
3.切れ味は、人間の肉はすんなり断てるが骨は力を入れないと断ち切れない程度。
4.意識して刃を通す場合、刃が『電流状』になり切り傷がつかない。
  この電流状態は『刃が肌から離れる』と即座に終わり、元の刀身となる。
  すなわち『斬る瞬間』以外で電流状の刃を保持する事などは原則不可能。
5.電流の状態で人体の部位に刃を通す事で、『電気療法』が可能である。
6.スタンドの発現中、本体の破壊力は『B』になるが、やや疲労が早い。
7.具体的には持続力D相当。どの程度の運動が出来るかはコンディション次第。
8.刀身のダメージフィードバックは『腕の骨』だが、完全破壊まではフィードバックしない。

【電気療法】
1.刃を部位に通す事でその部位の疲労を癒し、痛みを抑える形で用いる。
2.だいたい『1分』継続して刃を通せば、その部位の疲労が全回復する。
3.それより短い時間であれば、『10秒』につき『1分休憩』程度。
  これは最後まで治療をやり切った、という事に大きな効果があるため。
4.鎮痛は刃を通している限り持続し、刃を離せば緩やかに痛みが再発する、
  ただし、時間経過で痛みが治まっているのが自然ならば、再発もしない。
5.精神的な疲労や痛みなど、肉体に原因のないそれらは抑えられない。
  このスタンドの使用による疲労は、肉体の酷使による部分もあるため抑えられる。
6.それ以外の電気療法も『不可能ではない』が、現状『気休め』程度の効果しかない。
  (効果が主張されている物としては怪我の治癒速度向上、肩凝りの解消、ツボ刺激など)
7.本体に使用する場合、刃を通している間は身体能力への補正が消え、持続力も戻る。
8.刃を手放して突き刺したままにしておく、という事も射程内であれば可能。
  電流状ではあるが深く刺しておけば勝手に抜けたりはしない。
  ただし射程が短いため、これはほとんどの場合自分自身に用いる専用。

【電気療法・肉体操作】
1.電気療法にはもう一つ種類がある。これは対象の1部位に一日一度までしか使えない。
2.治療を施した部位に、スピードが『A』まで向上した『一動作』を行わせる。
3.動作は長くても『一呼吸』で収まる範囲。複数の動作を組み合わせて一動作とは出来ない。
4.能力を同じ部位に重ね掛けする事はできないが、違う部位に同時に掛けることは可能。
5.部位に刃を通したうえでこの療法を用いる事を意識する必要があるため、誤発動などはない。
6.使用した部位に筋肉痛等の影響は表れない。速くなった動きで『自壊』するなどもない。
7.どういった動作をするかは常に本体が決める。他者に用いた場合も、その動作を本体が決める。
8.スタンドは肉体ではないため、この能力は行使できない。
9.こちらに関しては、本体に使用しても身体能力の補正は消えない。

204名無しは星を見ていたい:2018/08/02(木) 00:33:10
1.紫藤 伊吹
2.男性
3.21
4.破滅願望があるんだ。時々色んな事を投げ捨てたり、殴りつけたい気持ちになるよ。
 結局終わるんだからって、色々な事が無意味に思えて、友達と笑い合った後に無意味だって心が冷えるんだ。
 もうそういう病気だと考えてるけど……破滅ってなんなんだろうね。
 僕は燃え上がって灰になるんじゃなくて、氷みたいに凍って動かなくなることだと思ってる。
 ……ぬくもりが欲しいわけじゃないんだ。だけど、この心が少しでも前向きになればいいなって。
5.あ、最近暑いけど先生は大丈夫? 体、気を付けてね。

205『音仙』:2018/08/07(火) 23:43:09
>>204(紫藤 伊吹)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 その、私は……カウンセラーではないですし、それに、
 教師でもない……アーティストでも。先生は、ね、よしてください。
 ええと、暑さは……大丈夫です、あまり外に出ませんので……ね。
 破滅とは…………なんでしょうね、単に死ぬことでしょうか?
 居場所がなくなる事か、ああ、楽しみを見いだせなくなることか、
 あるいは…………『世界から切り離されてしまう』事でしょうか。
 肉体でも、社会でも、感覚でも……『永遠の孤独』は、ね。嫌ですね」

             キィィィーーーーーン

「……『ウィンタリング』」

「キミの中に存在した特別な才能はある種の『隔絶した世界』を作りますが、
 そこは……過酷でありながら、キミ自身の手で『救い』を作り出すことが出来る。
 それに侵入を拒むこともない……破滅させるだけの才能ではない、という事でしょう。
 もちろん、その、解釈は……キミがすることであって、私は『与える』だけですから」

               「……この力の使い方も、キミの自由ですよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

白く厚く柔らかい毛皮を持つ『獣人』のようなスタンド。
能力は半径『5m』圏内に『雪』を巻き起こす事。
この雪は常にスタンドの5m圏内を包み、積雪もする。
気温で溶ける所も含めて通常の雪と特に変わりはないが、
スタンドを解除した場合には全て跡形も無く解除される。

雪の空間は常に気温『-10℃』を保っており、
本体もまた、この極寒に常にさらされ続けてしまう。
通常の暖房器具等による温度変化は通用せず、
そのため、実際の持続力以上に『長続き』はしない。

能力はそこで終わりではなく、真価はその先にある。
それは、この空間を耐え凌ぐ『暖房器具』を作成すること。
この暖房器具は吹雪の空間の中にのみ存在し、外には持ち出せない。
更に外から見ても器具は存在しないかのように見え、入るまで気づけない。

『ウィンタリング』Wintering
破壊力:A スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:D 成長性:D
――――――――――――――――――――――――――――――――――
            紫藤 伊吹→己の『特別な才能』を聴き、把握。

206『音仙』:2018/08/07(火) 23:44:02

周囲に雪を降らせる人型スタンド。
雪の空間でのみはたらく『暖房器具』を作り出す。

『ウィンタリング』
破壊力:A スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:D 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。毛皮に覆われているが、性能面での影響はない。
2.スタンドの周辺半径5mは常に『雪』が降る。屋内では天井付近から降る。
3.雪は視界を塞がない程度のペースで降り、気温や体温で溶けるなど性質は普通。
4.雪はスタンドを解除した場合のみ、自動的に全て消える。距離や時間では消えない。
5.雪の降り続いている5mの空間内は『-10℃』の気温を保つ。本体もこの気温を感じる。
6.この気温は通常の暖房器具では変えられない。周囲が燃え盛っていても『気温は』-10℃。
7.ただし置かれている物の温度が変わったりはしないため、熱いものに『触れて』暖を取る事は出来る。

【防寒具】
1.このスタンドは暖房器具を発現する事が可能。電気が無くても問題無く機能する。
2.同時に発現できるのは3つまで。射程は『雪の降る空間』に限られるためスタンドから5m。
3.暖房器具に『防寒着』は含まれない。あくまで『温度を上げて暖めるもの』が範疇。
  逆にその範疇であれば『懐炉』『湯たんぽ』などの小さなものも発現する事が可能。
4.『こたつ』『ホットカーペット』『エアコン』など設置する暖房器具は床、壁などに『触れて』発現する。
  触れた箇所を中心に発現され、スペースがなければ発現自体が不可能。
5.手から発現する事が出来るのは、『懐炉』等の小さな(パDで持てる)暖房器具に限られる。
6.『床暖房』『掘りごたつ』『厚い壁』など、『器具』ではなく『工法』の域になる物は発現できない。
7.暖房として機能しない状態になるまで破壊された器具は解除される。
8.雪が降っている空間の『外』にいる者には、暖房器具を視認に限らず認識する事が不可能。
9.この能力で生み出した暖房器具に限り、雪の降る空間を『暖める』事が可能。

207名無しは星を見ていたい:2018/08/29(水) 13:29:30
1.泉井 千代(わくい ちよ)
2.女性
3.23
4.私は機械が好きなんです。
 もっと、より厳密に言うなら、ロボットと呼ばれる、自律して何かを行う機械が好きなんです。
 ある時は動物を、ある時は人を模して作られたそれらは、人は神に近付こうとしているという事を主張している様に思うのです。
 私は神になりたい訳ではないですが、人類の発展の象徴として私はその被造物を見て貰い、作っていき…
 そして、その中でも究極のロボットを、私が作ったのだと、そう言って認められたいからこそ工学者になったんです。
 だからこそ、どんな人でももっと機械やロボットを作れて、そして楽しめるような。そうなれたらって思います。

208『音仙』:2018/09/03(月) 01:58:35
>>207(泉井 千代)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。 
 ねえ、『特別な才能』と『人類の発展』とは……相性が悪いと思いませんか?
 なぜかって、特別な才能は……次の世代に受け継げはしませんから……
 それは『突出した個』の到達点が上がっただけで、『人類』は変わっていない。
 誰もが理解出来ない独自の手法で真実に辿り着いても、『答え合わせ』が出来ない」

             「……本当に、悲しい事ですよ。ええ」

「まあキミが、それに賛同するかどうかは私の口出しできることではないですが、
 キミの中に眠っていた特別な才能は『ロボットを作る能力』ではないですし、
 ……あるいは『ロボット作りの楽しさと手法を伝える能力』でもありませんでした」

              キィ

                   ィィィーーーーーン

「そういったものは、キミ自身23年の『努力』と『ひらめき』で形作られた、
 きっと『特別ではない』……けれど、とても大切な能力で叶える夢なのでしょう」

「迂遠になりましたが、キミの特別な才能は――――『機械に命を与える』もの。
 神というには、少しばかり『融通が効かない』ですが……名は、『メトロポリス』。
 何かの役に立ててくれるなら……あるいは望まずとも役立つ日も来るかも、しれません」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  
近未来的な『サイボーグ』を思わせる人型のスタンド。
非常にシンプルだが、どこか人間味のあるデザインが特徴。

生物を『生体電池』にして、『機械』に充電させる能力。
このスタンドが手で触れた生物は『生きる電池』に変化する。
外見上等は特に何も変わらないが、『機械』に触れた時、
己の『生命力』をエネルギーとしてその機械に充填してしまう。

この生命力の充填はありとあらゆるエネルギーの代替となり、
たとえば電源に接続されていない物や『バッテリー』が無い物、
何が動力なのか分からない物まで含めてどんな機械をも動かせるが、
生命力を失えば人間は急速に疲弊し、延々と続ければ死の危険がある。

機械に触れれば無条件で充填は始まり、離すまでは解除されない。
薄い手袋や一般的な衣服程度では貫通して充填が行われるため、
よほど厳重な防護服でも着ない限り、機械に触れ続ける事は死を意味する。
反面、電源に接続しておく必要がある物は触れ続けなければ動かし続けられない。
任意解除は可能なため、本体が用いる分には都合のいいだけの利用が可能。

ちなみに、機械が動くのは――――『いのち』が与えられているから。
人のために作られた道具である彼らは黙して己の役割を遂行するが、
乱暴な扱いを受けた時、『誤作動』を引き起こす事でささやかに抵抗する。

『メトロポリス』Metropolis
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(2m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                    泉井 千代(わくい ちよ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

209『音仙』:2018/09/03(月) 02:05:47

人型のヴィジョン。手で触れた生物は『生体電池』になり、
動力を要する『機械』に触れると己の生命力を分け与えてしまう。
生命力を分け与えられた機械は本来の動力とは無関係に動作し、
その間に仮に乱暴な扱いを受けると『誤作動』を起こして反撃する。

『メトロポリス』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(2m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.手で触れた生命体は『生体電池』状態となる。
  この状態の同時発動は『生命体3体』まで。能力射程15m。任意解除は自由。
3.生体電池が『動力』を必要とする機械に触れると、その機械に己の生命力を分け与えてしまう。
4.生命力の分け与えは強制。機械に触れたその瞬間から開始する。通常の服程度の厚みは貫通する。
5.機械に触れている間『全力疾走』するのに近い疲労が対象に発生する。
6.走れないような疲労状態でもこの疲労は起こり続け、長引けば『気絶』や『過労死』も有り得る。
7.機械を手放したとしても即座に疲労が消えるわけではない。自然回復を待つ必要がある。
  ただし筋肉等が損傷しているわけではない『宙に浮いた疲労』のため、やや回復は速い傾向がある。

【機械】
1.生命力を分け与えられている限り、機械は本来の動力の有無にかかわらず常に起動し続ける。
2.充電池やバッテリーなどエネルギーを貯めて、留めておく機能を持つ機械を除けば、
  生体電池が触れていなくなった瞬間にその動きを止めてしまう(慣性や惰性は通常通り)
  留めておく機能があれば、通常の『起動しながらの充電』と同等のペースで充電されていく。
3.生体電池によって、あるいは生体電池から充填したエネルギーによって動く機械は、
  元の動力とは無関係に動くが――――これはかりそめの『いのち』を与えられているため。
4.勝手な動きをする事はなく、ただ与えられたいのちで起動し続け、操作に応え、己の役目を全うする。
5.だが唯一、いのちを与えられた機械が乱暴に扱われた時、その機械は必ず『誤作動』を引き起こす。
6.誤作動はその機械で現実に起こり得る物から選ばれ、乱暴に扱ったものを傷つけるか、妨害する。
  (どのような誤作動が起きるかは、原則的にそのミッションやバトルの判定者が決める)
7.乱暴に扱う、の定義は、機械の用途そのもの以外の理由で機械にダメージを与える事。
  用途に沿っていても、明らかに不要な力の込め方などをすれば『誤作動』を引き起こす。
8.唯一、本体である泉井が『生命力』を分け与えて、かつ『泉井以外』による乱暴な扱いでの場合、
  このスタンドといのちを与えられた機械の間に繋がりが生まれ、『誤作動』の種類を任意で選択出来る。
9.なお、生体電池から離れて動きを止めても『一呼吸』ほどの間は『いのち』は残っている。
  ただしこの状態で乱暴に扱われても、『起動していなくても起きる誤作動』以外は起こせない。

210泉井 千代『メトロポリス』:2018/09/03(月) 21:33:16
「『メトロポリス』…機械に命を与える能力、か。」
現れたそのサイボーグのような人型のヴィジョンと見つめあう。
その後、メトロポリスの手を取り、メトロポリスを消して藤原しおんの方へ向き直る。

「うん、実に私好みだ。命を与えるのだし、そのうち機械が物を言ってくれたりするのかな。」
「被造物から見た時の創造者(わたしたち)がどう見えているのか、気になるしね。」
そう言って頭を下げる。顔を上げたとき、その顔に浮かべていたのは笑顔だった。
しかし…ただの笑顔ではない。
例えるなら『子供が新しい玩具を手に入れた』かのような、無邪気で楽しみであるというのがありありと伝わる笑顔だ。

「じゃあ、失礼するね。何か機械が壊れたりしたら言ってくれ、普通の機械もある程度は直せるよ。」
そして、後ろ手に手を振りながら楽しげに出て行った。

211名無しは星を見ていたい:2018/09/07(金) 01:45:15
1.降神 志一
2.男
3.21
4.たまにだけど、凄いパワーを感じることがあるんだ……
 それは僕、というか人間のものじゃない気がする。
 地球とか霊とかそういう目に見えないけど大きな力。
 燃えるようなそのパワーが僕を変えてくれる。
 そんな経験があるんだ……もしも本当にそんなパワーがあるのなら
 僕は強い僕になりたい。成り上がりたいんだ。
 昔憧れたヒーローや大統領みたいになりたい。
5.職業:フリーター/タレント志望/VTuber

212『音仙』:2018/09/07(金) 03:29:59
>>210(泉井 千代『メトロポリス』)

「お気に召したようで何より――――
 なにせ、キミの中にあったものですから、
 好きになれるならなるに越したことはない」

        ニコ

「その、私から見ても……『絵になって』ますよ」

音響機器で組んだ『樹木』のようなスタンドを背に、
藤原しおんは『メトロポリス』と泉井に笑みを向けた。

「機械、ですか。そうですね、
 ラジオの調子が最近……
 少し良くないようなので、
 不味そうならお呼びします」

          「それでは……お気をつけて」

                  「…………次の方」

――そしてこの部屋には新たに、、『降神』が足を踏み入れた。

(★>>211の供与の判定はもうしばらくお待ちくださいませ)

213『音仙』:2018/09/15(土) 16:32:08
>>211(降神 志一)

「…………………………あっ、すみません、聴き終わってます」

          「ええと」

「地球や霊ではなく……キミや、人間の物でもない……
 あるいは、キミの『向上心』や……『他力』への期待、
 そうしたものから生まれたのかもしれませんけれど……
 燃えるような力、エエ、そうですね、間違ってません。
 そして成りあがって行くことも出来ますし、キミは強くなる。
 ……キミの『プラガーシュ』は間違いなく、そういう存在です」

            「…………」

「今キミに出来る事は、手のひらから放射される『エネルギー』。
 武器にも、移動……姿勢制御にも使える、ささやかな能力です。
 特撮やアメコミにこういうヒーローがいそうじゃないですか?
 その、別にアメコミに詳しいというわけではないんですが……」

      「……ええと、その」

            キィィ
               ィィィーーーーーーーーーーーーーーン

「…………その、彼らは『半自立』タイプで、『ロボット』ではないので。
 キミのこれから次第では、目的を変えてくれることもあるかもしれません。
 …………強く生きてくださいね、幸いにして、その、『可能性』は無限ですから」

             「あと、その、私が目覚めさせたわけじゃないので……
               そこは、ご容赦くださいね。私はキミに教えただけ……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
君のスタンドの名は『プラガーシュ』……『最初の灯』を意味する言葉だ。

『プラガーシュ』は本体の身体に住む3体の小人型スタンド。

本体を『宇宙ロケット』に改造していく能力を持つ。

そして……すでに君を改造してしまっていた。

『第一の改造』は腕部の『姿勢制御用サブブースター』。
掌からスタンドエネルギーを噴出できる。
全体重を支えるほどのパワーは無いが、
跳躍力を強めたり、空中で姿勢を変える程度のことはできるだろう。

このスタンドが君の旅路の『灯』となることを祈っている……。

『プラガーシュ』
破壊力:E スピード:C  射程距離:C(9m)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:A
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
            降神 志一→『改造』は既に始まっている。

214『音仙』:2018/09/15(土) 16:39:25

本体の身体に住む3体の小人型スタンド。
本体をどんどん宇宙ロケットへと改造していく。
それを止める事は出来ず、やがては『宇宙』へ旅立つ。

『プラガーシュ』
破壊力:E スピード:C  射程距離:C(9m)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:A

☆改造状況
『第一の改造』
腕部:『姿勢制御用サブブースター』
破壊力:D スピード:B  射程距離:E
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.本体の身体に住む3体の小人型のスタンド。半自律型。DFなし。
2.睡眠中など本体の意識がないうちは、勝手に自律行動を行う。
3.本体の意識があるうちは、半自立型のためある程度操作可能。
  この場合は体の外に出して行動を取らせる事も出来る。
  その際は身体の任意の位置から『宇宙服』のようなものを着込んで現れる。
  浮遊して動く事が可能だがパワーが極めて低く、物を運んだりは困難。
  ヴィジョンが破壊されれば、再発現は次に本体が意識を手放すまで不可能。
  なお、現段階では、体外での活動時間は『5分』が限度である。
4.『体内に侵入してくる存在』などには3体で協力して反撃を行う。
5.解除は可能だが、本体の意識が途絶えると勝手に体内に再発現される。
6.本体をロケットと化し、自分たちを『宇宙』に打ち上げることを至上として行動する。
  このため、現段階ではそれに反するような操作は受け付けない。例えば『自傷』等は不可能。
7.そのために、どこからともなく材料を集め、本体を勝手に改造していく。
8.明確な改造スケジュールなどは無いが、本体が改造した部位をある程度使うのは条件。
  これは前例のないプロジェクトゆえに『機能テスト』の結果を見ながら改造を進めているため。

【第一の改造】 腕部:『姿勢制御用サブブースター』
1.本体の両腕の肘から先を『小型のブースター』として改造した。実体化スタンド。
2.掌からスタンドエネルギーを噴出することができ、その反作用を受けることができる。
3.破壊力Dであり、全体重を支えるほどのパワーは無い。簡単な空中制動ができる程度。
4.噴出するスタンドエネルギーの射程は1m程度。
5.炎のような熱を帯びており攻撃にも使えるが、燃え移ったりはしない。
6.また、使うほど体力を消耗していく。これは『ランニング』程度の疲労感。

【今後の改造予定】
・燃料庫
・管制装置
・回収装置
・防護装置
・メインブースター
・デブリ除去装置
・船外探索用ケーブル
 etc...

現在の最優先改造→『燃料庫』

本体=宇宙ロケットが経験した苦難次第で、小人たちは必要とする改造の優先度を変える。
また、極めて重要な事態に遭遇した場合などについては、予定外の改造を加える可能性もある。

215名無しは星を見ていたい:2018/09/24(月) 21:36:50
1.芽足 萬 (ちだり よろず)
2.女
3.16歳
4.
信じられないかもしれませんが、私、実は『ロボット』なんです。

人が言っている事を理解するのに、少し時間がかかるし
人間の感情とか、いわゆる『空気』とか、読むのが苦手なんです。

けれども身体は頑丈ですし、何より一番大切な物を持ってます。

それは『正義の心』です。
あるべき物のあるべき姿を、通すべき道理を、守るべき物を
         インプットされて
私はしっかりと『 理  解 し て 』イマス。
しかしこの街で『正義』を体現するには『心』だけでは足りないようです。
ですから、『力』を望みます。

216『音仙』:2018/09/30(日) 22:04:21
>>215(芽足 萬)

「――――――――――――はい、ありがとう。
 聴き終わりましたよ。キミの正体を……私が明かすのは、
 望んでいないでしょうし、『野暮』な話にもなるでしょう。
 私は目覚めさせるもの……キミの中に眠る『戦闘機能』を、ね」

            キィ
                ィィーーン

「現代っ子、というものでしょうか……近頃『こういう系統』が多い。
 いえ、まあ、私もまだまだ現代の若者ですが……『機械系統』というか、
 マア、私もそういう見た目の能力ですがね。そもそも『多い』のでしょうね」
 
      「……まあ、それはさておき」

「『ボーダー・リーヴァー』……シンプルな能力ですが、
 幸いにしてこの社会であれば『使い道』は多彩でしょう。
 レーザーが出る銃ですとか、ビームソードで切り合うとかより、
 もっと身近で、かつ心を躍らせる未来の戦闘風景は……『情報戦』。
 サイバー・パンクには現代はまだ早いですが、一足先に、貴女だけに」

               「……さあ、『力』は目覚めました。
                 あとはキミの『心』にお任せしますとも」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体の両手の人差し指の先が『開く』ようにして射出される、
近未来的な『コード』を思わせるヴィジョンのスタンド。

先端からスタンドエネルギーを流し込むことにより、
突き刺した機械を手を遣わずとも操作する事が可能で、
操作方法を知らなくても直感的に把握する事が出来る。
ただしあくまで操作であり、この時点では情報を解析したりは出来ず、
機能そのものを知らない場合は直感でも操作方法を捉える事は出来ない。

一応、無生物であれば機械でなくても突き刺す事ができ、
コードの『巻き取り』を利用する事でロープのようにも使える。

この能力の本質は――――『スパイウェア』を侵入させること。
コードを突き刺した機械には、引き抜いた後もスタンドエネルギーが残る。
これは操作の際に用いていたエネルギーの余剰分なのだが、
これの残留中は機械への操作や入力をリアルタイムで把握でき、
秘されたデータの在り処やパスワード、その他の秘密を取得出来る。

また、エネルギーを人型スタンドとして発現させ、行動させられる。
機械を操作させ細工を加える事も、周辺の何かを攻撃させる事も可能だが、
その発現時間は機械にコードを突き刺していた時間と変わらない程度。
人型が消失する、または破壊されるなどすれば、エネルギーはその時点で0になる。

『ボーダー・リーヴァー』Border Reiver
破壊力:C スピード:B  射程距離:C(9m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                    芽足 萬 (ちだり よろず)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

217『音仙』:2018/09/30(日) 22:08:30

指先から伸びるコードが刺さった機械などを操作できる。
操作後、対象の内部にスタンドエネルギーが残留し、
それを介して対象にその後行われた操作や入力を傍受できる。

『ボーダー・リーヴァー』
破壊力:C スピード:B  射程距離:C(9m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.本体の両手の人差し指から伸びる『コード』。両手のそれらは同時に伸ばせる。
2.破損状況は対応する指にダメージフィードバックする。
3.無生物にのみ先端の端子が刺さり、固定される。固定の強さはパC。任意で取り外し可能。
4.生物には特別な事は起きず、ただ当たるだけ。
5.伸長・巻き取りは『パス精CBC』。
6.引っ張りや摩擦には強い耐性(破壊力Bでも耐える)がある。
  また紐状なのでたわみがあれば打撃にも強い。ただし切断には弱い(破壊力Dでも危険)
7.コードの長さは『9m』。最大まで伸ばすと突っ張るような感覚が指にある。

【操作】
1.コードが突き刺さった無生物に機能があれば、それを操作出来る。
2.何に刺さったか分からない状態では操作不可能。
3.対象の操作方法は、直観的に『説明書を読んで分かる範囲』まで分かる。
4.専門的な技術、体質を要するような操作や、パスワードの開錠などは不可能。
5.また、機能の存在自体を知らなければ、その操作方法は分からない。

【潜伏】
1.このスタンドで操作した機械にはスタンドエネルギーが残留する。
2.この状態で機械に対して行われた操作、入力等は全て本体がリアルタイムに把握出来る。
3.任意のタイミングで、機械の傍にエネルギーを人型スタンドとして発現させられる。
  発現を行えば、リアルタイム把握は不可能になる。任意解除は出来るが残留状態に戻す事は出来ない。
4.この人型スタンドは機械の側から0.5m以上離れられないが、操作は自在。
5.視聴覚リンクを有し、ダメージフィードバックは無い。
  ただし非常にもろく、パCの打撃で部位が霧散する。
  頭部や胴体などクリティカルな部位が霧散すると消失する。
6.スペックはパス精CBC。ヴィジョンの維持時間はコードを繋いでいた時間に等しい。
7.スタンドエネルギーは常に最新から『2つ』の接続先にのみ残留する。射程『30m』。持続時間『1時間』。
8.同時に2体のヴィジョンを出す事は出来ない。常に1体のみ。
9.ヴィジョンの維持が切れる、または撃破されれば、残留していたエネルギーも切れる。任意解除も可能。

218『音仙』:2018/10/02(火) 03:21:53
>>217(訂正)
スペックの表記が誤記で一貫していないため統一します。
ご迷惑をおかけしますが、こちらの詳細でお願いします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

指先から伸びるコードが刺さった機械などを操作できる。
操作後、対象の内部にスタンドエネルギーが残留し、
それを介して対象にその後行われた操作や入力を傍受できる。

『ボーダー・リーヴァー』
破壊力:C スピード:B  射程距離:C(9m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.本体の両手の人差し指から伸びる『コード』。両手のそれらは同時に伸ばせる。
2.破損状況は対応する指にダメージフィードバックする。
3.無生物にのみ先端の端子が刺さり、固定される。固定の強さはパC。任意で取り外し可能。
4.生物には特別な事は起きず、ただ当たるだけ。
5.伸長・巻き取りは『パスCB』。精密動作性は本体相応。
6.引っ張りや摩擦には強い耐性(破壊力Bでも耐える)がある。
  また紐状なのでたわみがあれば打撃にも強い。ただし切断には弱い(破壊力Dでも危険)
7.コードの長さは『9m』。最大まで伸ばすと突っ張るような感覚が指にある。

【操作】
1.コードが突き刺さった無生物に機能があれば、それを操作出来る。
2.何に刺さったか分からない状態では操作不可能。
3.対象の操作方法は、直観的に『説明書を読んで分かる範囲』まで分かる。
4.専門的な技術、体質を要するような操作や、パスワードの開錠などは不可能。
5.また、機能の存在自体を知らなければ、その操作方法は分からない。

【潜伏】
1.このスタンドで操作した機械にはスタンドエネルギーが残留する。
2.この状態で機械に対して行われた操作、入力等は全て本体がリアルタイムに把握出来る。
3.任意のタイミングで、機械の傍にエネルギーを人型スタンドとして発現させられる。
  発現を行えば、リアルタイム把握は不可能になる。任意解除は出来るが残留状態に戻す事は出来ない。
4.この人型スタンドは機械の側から0.5m以上離れられないが、操作は自在。
5.視聴覚リンクを有し、ダメージフィードバックは無い。
  ただし非常にもろく、パCの打撃で部位が霧散する。
  頭部や胴体などクリティカルな部位が霧散すると消失する。
6.スペックはパス精CBB。ヴィジョンの維持時間はコードを繋いでいた時間に等しい。
7.スタンドエネルギーは常に最新から『2つ』の接続先にのみ残留する。射程『30m』。持続時間『1時間』。
8.同時に2体のヴィジョンを出す事は出来ない。常に1体のみ。
9.ヴィジョンの維持が切れる、または撃破されれば、残留していたエネルギーも切れる。任意解除も可能。

219名無しは星を見ていたい:2018/10/08(月) 17:35:44
1.城井 達己
2.男
3.17歳
4.
『意志と責任のバランスを取るように』と、そんなことばかり母さんは言っていたように思う。
直接そう表現されたことは無かったけれど、俺がうんと小さい頃から、
母さんが怖い目をして言うのは決まってそんなことだった。

だから俺はこれまで、きちんと、とは言わないまでも、
それなりに言いつけを守って来れたと思う。
過ぎた事は望まない。自分の始末は自分で付ける。

そうやって責任を取り続けている間に、 とうとうバランスが崩れちゃったんだよな。
責任の方に天秤が、傾いちゃったんだよな。
強く望むものがなにも、無くなっちゃったんだよな。

だから俺はもう一度取り戻さなきゃいけないと思うんだ。
これは自分の手には負えないんじゃないか、とんでもないことになってしまうんじゃないか、
そう思えるような何かを。

そこに責任を乗っけて行くのが、多分俺の人生って奴になるんだと思う。

220『音仙』:2018/10/13(土) 23:14:32
>>219(城井 達己)

「―――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 ……人生は人の思うまま。キミの心の音の積み重ね。
 心の底からなにかを『しなければいけない』と思うなら、
 それは本当に、『しなければいけない』のでしょう。
 まあ、別に、キミの人生がどうなるかって話なので、
 しないならしないで人生は続いていくんでしょうけど……」

「……ええと」

「『サクリファイス・セオリー』……キミの力の名です。
 それ自体がはたして『とんでもないこと』なのか、
 それとも…………『それ』に近付くための力なのかは、
 キミの考え次第ですが、どちらにせよまずは、知る事から」

             キィィィィーーーーーーーーーーーーーーン

「無限の力ではありませんが……
 責任を取る時を考えれば、それが良いのでしょう。
 逆側に天秤を倒してしまわないよう、お気をつけて……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

傾いた天秤の紋章が刻まれた人型のスタンド。
近距離パワー型で、高度なスペックを有する。
反面搦め手には欠け、能力は強大ながらリスクを秘める。

その能力とは――――『無責任』な存在の『責任』を背負いこむ事。
この場合の責任とは『痛み』や『苦しみ』であり、
それを持たない無責任な存在とは『無生物』の事を指す。

なんらかの無生物にこのスタンドが触れる事で、
その物体が受けるはずの『ダメージ』は、
全てこのスタンドの本体が背負い込む事が可能になる。

単体では無生物を我が身を差し出して攻撃から守るだけだが、
この能力には続きがある――――それは『責任』に伴う『力』。

このスタンドは責任を背負っている全ての無生物に対しいつでも、
それに『意志』――――このスタンドの分身を伴わせる事が出来る。

当然増えれば増える程背負っている弱点も増えてしまう上に、
無生物たちは動く事すら出来ず、解除にも多少なりとも手間がいる。
絶大な力を発揮すればするほど、それは絶大な責任として収束する。

『サクリファイス・セオリー』Sacrifice Theory
破壊力:B スピード:B  射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――
                       城井 達己→己の『特別な才能』を聴き、把握。

221『音仙』:2018/10/13(土) 23:17:48

触れた無生物の傍に分身を作り出すことが出来るが、
その無生物が受けるダメージを本体が肩代わりしてしまう。

『サクリファイス・セオリー』
破壊力:B スピード:B  射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.触れた『無生物』に対し、『責任を背負う』状態になる事が可能。
3.同時に発動できる限度は最新『4つ』まで。5つ目に発動すると最も古い物は解除。
4.能力射程は『30m』。持続時間は『1時間』ほど。
5.責任を背負っている無生物が受けたダメージは、このスタンドの本体が代わりに受ける事になる。
6.あくまで肩代わりするのはダメージ。それを伴わない変化などまでは責任を取れない。
7.ダメージに無生物の材質は関係ない。『豆腐』も『鉄塊』も、同じスペックの一撃では同じダメージを受ける。
8.一度背負った責任は、再度物体触れ直す事、射程外、および背負っている全責任を放棄する事でしか解除できない。
9.本体の身体より大きな無生物の『責任を背負う』事は出来ない。

【分身】
1.責任を背負っている無生物から1m以内に、このスタンドの分身を作り出せる。
2.分身を作り出せるのは、対象を直接視認している場合に限る。また発現できる位置も視界内。
3.分身はダメージフィードバックと視聴覚リンクを有し、このスタンドとは独立して操作できる。
4.同時に発現できる分身の数には制限はない。
5.ただし同時に複数の分身を操作するにあたり、何か特殊な感覚の強化などは無い。
  このスタンドそのものと同じ動作をさせるなら問題ないが、別々の動作を全力で行わせるのは困難。
6.このスタンドと異なる動作をしているとき、分身は精密動作性が1段階低下する。
  また、違う動作をする分身が他にいれば更に1段階低下する。『E』を下回る事はない。

222名無しは星を見ていたい:2018/10/23(火) 01:57:23
1.来生 克己
2.男性
3.22
4.心の声
 人は死の『重さ』に耐えられないし、その影響力から逃れる術を持たない。
 軽い人は重い人の死に振り回された挙句、酷い場合は潰れてしまう。
 事故物件とか見晴らしの良い道路で死人が相次ぐのも『重さ』の影響なんじゃないか、って。
 その恐ろしさを身を以て体験する内に見出した持論ですが。
 家族、親戚、友人が死に絶え私だけが生き残ってしまった。
 この不幸が『才能』と呼ぶべきものか自分でさえ分からない。
 マクドゥーガル博士曰く、魂の重さは21グラム。
 こんな僕の魂にも、21グラムの重さに見合う『きれいなもの』が存在するなら…

223『音仙』:2018/10/30(火) 13:42:39
>>222(来生 克己)

「―――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 キミの才能、『ディープ6』がキミを生かしたのではなく、
 キミ自身が……『死者』と……どこか、訣別出来る意志を、
 あるいは背負い歩き続けられる強さを持っているから生きられた。
 私はそう思います……なにせ、キミの才能は美しくも、とても残酷」

           キィィィーーーーーーーーーーーーーーーーン

「生きる事を助ける力ではなく…………死の安寧を、
 あるいは死の冒涜を司る力……なかなか珍しいですが、
 キミのものです。キミが望むように使えばいい……
 もちろん、相応の『重み』はありますが、それもまたキミのもの」

           「…………どうか、自重で沈みませんように」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。ぼろ布を纏っており、両袖から『水』が出る。
服の袖口や裾の破れ方は、どことなく『クラゲの触手』を思わせる。

ありとあらゆる『死体』にその『水』を掛ける事により、
その死体はこの世界から綺麗さっぱりと『消失』する。
代わりのように、その骸に等しい嵩の『魂の淀み』がその場に溢れ出す。

どれほど清く正しく生きた者でも、本能に生きる獣でも、
このスタンドが水を掛けた死体からはその『淀み』が生まれる。
淀みは『黒い靄』のような姿であり、物理的な干渉を受け付けない。

例外は何かの『信仰』に基づき、『儀礼的』な『葬儀』が済んだ死体。
もしくは『食肉』をはじめ、何か別の命の役に立つため『加工』された死体。
そうした死体は、このスタンドの能力を受け付けず、何も起こらない。

生物はそれが『危険』であると見ただけで理解できる。
それは動くものを無差別で引き寄せ、自らの中に引きずり込もうとする。
引きずり込まれたものは、淀みに呑み込まれるかのように『消失』してしまう。

その一連の行為を終えれば、『淀み』もまたきれいさっぱり『消失』する。
もしかすると、『あちら側』へ何かを持って行きたいだけなのかもしれない。

『ディープ6』Deep Six
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                来生 克己→己の『特別な才能』を聴き、把握。

224『音仙』:2018/10/30(火) 13:52:30

死体に水をかけ、入り込んだ物を『消滅』させる黒い靄に変える。
なにかを消し飛ばした黒い靄は、それ自身も同じように消滅する。

『ディープ6』
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.両手の袖は清浄な水が出る。勢いは『パスDD』で、軽くひねった蛇口程度。
  至近距離から浴びせれば多少の牽制程度にはなるが、痛みなどは与えられない。
3.水を出さない事も当然可能。出さない事によるリスクなどは無い。
4.水は清浄(混ざりものがなく無毒)以外に特性や個性はない。ただの水。
5.水を出す量に限界は無いが、出しっぱなしでいるとだんだん喉が渇いて来る。
6.この水を『死体』に掛ける事で、能力が発動する。

【水葬】
1.死体の定義は『死んだ動物の肉体』であり、欠損度等は関係ないが、
  大きさが過剰に減っている場合は後述する『引き寄せる力』に影響する。
2.食肉など、『なにかの目的のために利用された死体』は『死体』ではない。
3.何らかの信仰に由来する葬儀を行った死体も、能力対象外。
4.水は全体の半分程度〜それ以上を濡らす量が必要である。
5.発動条件を満たした場合、死体はその場から消失する。

【淀み】
1.死体があった場所に、死体と同じサイズの黒い靄のようなものが出現する。
  物理的な干渉は受けず、空間に固定されるような形で、動かしたりは出来ない。
2.この靄は『パワーE〜A』で、半径5m以内の『動くもの』を引き寄せる。
3.引き寄せる力に拮抗し、踏みとどまり続ければ動くものと認定されず引き寄せは終わる。
4.引き寄せる力があってはじめて動き始めたものがもしあれば、それは動くものとは認定されない。
5.靄の引き寄せる力は、元の死体の重さに依存。『死体を動かすのに必要なパワー』と同じになる。
  (虫などはE,小動物がD,人間や大型犬がC,牛や馬などがB,ゾウ・キリンなどがA,といった具合)
6.同時に靄にしておけるのは『4つ』の死体まで。それ以上は『出来ない』。
7.靄の個別解除は不可能。何かを『消滅』させて消す必要がある。もしくは『スタンドごと』解除すれば全て消える。
8.本体およびこのスタンドは、『引き寄せる力』を無視して行動する事も出来る。無視しない事も出来る。
9.靄の射程はスタンドから『20m』。持続時間は『5分』ほど。

【消滅】
1.『靄の中に全体が完全に収まり込んでしまった』動くものは、靄に取り込まれて『消滅』する。
2.逆に、小さい靄に入り込んで『靄の半分以上を満たした』動くものも、靄に収まる部分が『消滅』する。
3.生物は直感的に『靄は危険である』と把握できる。これは『本能』に近いが、反射的に体が動いたりはしない。
4.上記のような条件を満たして何かを消滅させた靄は、それ自身も消滅する。
  ただし『靄に対して小さすぎる物』――人間に対する『カプセル剤』ほどの比率の場合、消滅しない。
  例えば、引き寄せ中に『砂粒』などを取り込んだからといって消滅する事はない。

225名無しは星を見ていたい:2018/11/01(木) 07:26:50
1.大袖徹
2.男
3.26歳
4.
『一人では無理でも、皆で力を合わせればなんだって出来る』。
よく言われることだし、その通りだなとも思う。
学校でも言われたし、社会人になってからも。家族も友達も「その通りだ」って言う。
たとえば、背を伸ばしても届かないところにあるものが欲しいとして、道具もないとして、
二人いたら、肩車とかおぶったりとか、何でもいい。そうすれば取れる。力を合わせれば。
確かにそうだ。本当にそうか? 俺は頼まれたら肩を貸したし、踏み台にもなった。
でも誰も、俺を上にあげて、欲しいものを取らせてくれたことは無い。
力を合わせるためには、そういう、下のやつが必要なんだろうなと思う。
口のウマいやつは、「縁の下の力持ちだ」とか言って自分が上に行ってしまう。
俺がなにかでウマいことやれても、「あとは任せとけ」ってなもんで掻っ攫ってしまう。
自分がそういう役回りで、世の中がうまくいって、周りの人が気分よくやれるなら別にいい。
ただ思うだけだ。『みんなで力を合わせれば』。くそくらえだ。

226『音仙』:2018/11/09(金) 05:44:49
>>225(大袖徹)

「―――――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 少し時間がかかりましたが……『グレイテスト・リワード』。
 キミの才能の名です……その性質は、『協力』への唾棄とも、
 あるいは……本質を捉えているとも、言えるかもしれませんが。
 マア、解釈はキミ次第なので……好きなように、向き合うと良いでしょう。
 少なくとも、使い道はあるはずですから……みんなで力を合わせずとも、
 あるいは、その、気が変わって……力を合わせてみよう、と思ったとしても」

      キィ

        ィィィーーーーーーーーーーーーーーーン

「才能はキミを裏切りません、期待が全て叶うとは……限りませんけど」

「あるいは呪いのように、キミの終わりまで、共にあり続けるでしょう。
 ……もしかするとそれこそが、最高の『協力者』なのかもしれません、ネ」

                     「それでは……お気をつけて」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どこか『ハゲタカ』を思わせる頭を持つ人型のスタンド。
細身でパワーには欠けるが、速度と精度に長けており、
射程距離と能力を活かした『小細工』を得意とする。

手で触れた棒状・柱状のものに『枷』を取り付ける事が出来る。
枷はそれだけでは単なる鉄の輪で、重りにしかならない。
対象に出来る太さは最大で電信柱程度、最小では『小指』程度まで。

この枷が取り付けられたもの同士が明確に接触した瞬間、
両者の枷の間には『透明な鎖』が生み出され、接続される。
この鎖は強度に欠け、人を長くつなぎとめるには向いていない。

枷は常に『順位付け』されており、上位の枷をつけたものは、
鎖を介して下位のものへ、形の無いなにかを『押しつけ』られる。

形が無い物の例としては――『痛み』『疲労感』など、自覚出来る『感覚』。
または、客観的にその実在を証明できる『五感で得た情報』や『データ記録』。
あるいは内包・または帯びている炎や電流、空気などの不定形の存在も含まれ、
最後に、『明確な形を伴わない』物に限るが、スタンドの影響なども含まれる。

反面、『喜怒哀楽』など、感情や思考は個々人の主観でしかなく、能力の対象外。
また、受け取ることが出来ない押しつけ、例えばただの柱に感覚を押し付けたりは出来ないが、
機械のメモリー内の映像データを視覚と記憶力を持つ生物に送るなど、多少の融通は効く。

なお、自分とこのスタンドに枷はつけられない。

『グレイテスト・リワード』The Greatest Reward
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                                           大袖徹→己の『特別な才能』を聴き、把握。

227『音仙』:2018/11/09(金) 05:50:42

触れたものに枷を取り付け、枷が付いたもの同士が触れ合うと鎖で繋ぐ。
枷には序列があり、高い側は低い側へ鎖を介して『形の無いもの』を押し付けられる。

『グレイテスト・リワード』
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.手で触れた棒状のもの、最大で『電信柱』、最小で『小指』程度の対象に、
  それをぴったりと囲むようなサイズの鉄の『枷』を取り付ける事が出来る。
3.枷の最大設置数は『4個』で、射程は『15m』。
4.枷は鉄並みの強度と、相応の重量を有する。
5.枷の重さだけで崩壊するようなものは対象に取れない。
6.枷を取り付けたものが破壊されるなど、対象から取り外れた場合は解除される。
7.任意解除も可能。視界内に収めている必要がある。
8.本体、およびこのスタンドには枷は取り付けられない。

【鎖】
1.枷を付けた対象同士が接触すると、両者の枷の間に『透明の鎖』が現れる。
2.鎖の長さは、『1m・2m・3m』の内接続に必要な最低限の長さ発現。
  強度は『破壊力C』でも数発で壊せる程度で、B以上なら原則一撃で済む。
  『破壊力D』であっても、固い物で連打するなどすれば破壊は可能である。
3.枷と枷の間に3mより長い距離がある場合、鎖を発現する事自体が出来ない。
4.鎖はちぎれると解除される。ちぎれない分には、破損しても解除はない。
5.本体およびこのスタンドに枷を付ける事は、現状では出来ない。
6.一つの枷とつなぐことが出来る鎖は1本だけ。現状で、三つ以上の枷は鎖でつなげない。
7.鎖の任意解除も、視界に入っているものであればいつでも可能。

228『音仙』:2018/11/09(金) 05:50:52

【序列と押しつけ・前半】
1.本体の意志で、取り付けた枷の間に『序列』を設定できる。
  デフォルトでは『最初に取り付けたもの』が最高位。
  変更はいつでもできるが、変更に関わる枷全てが視界内にある必要がある。
  (1位のものを4位にするなら、現在1位と4位である枷両方の視認が必要)
2.高い序列の枷ほど『輝き』を帯び、低いほど『錆びた』ような色合いになる。性能は特に変わらない。
3.鎖で繋がっている間、その二者の内で序列が高い枷をつけている側は、
  内包する・または帯びている『形のないもの』を、低い側に押し付ける事が可能。
4.鎖で繋がった序列が高い側が生物であればこのルールを直感的に把握して使用できる。
5.無生物なら、このスタンドがその枷に手で触れる事で、自由に押しつけを起動する事が出来る。
  生物の枷については、押しつけの権利は対象にあり、このスタンドが触れても勝手には起動出来ない。
6.共有ではなく押しつけのため、押し付けたものは序列が高い側には存在しなくなる。
  ただし『電信柱』内の『電気』など、すぐに再度満ちるものなら際限なく押し付け続けられる。
7.形のないものは、鎖の中をホースを流れる流体のように通って、枷を介して押し付けられる。
  鎖は内部を通る形の無いものによって破壊されたり、何らかの変化を受けたりはしない。
8.具体的には炎や電気、空気など不定形物は枷まで到達するとそこから放射され、感覚系などは枷から内部に流れ込む。
  スタンド能力についてはケースバイケース。ほとんどの場合、枷に到達すると下位のものにその作用が移転する。
9.押しつけの速度は、何を押し付けるとしても『スピードC』。途中で鎖が消えれば中断され、元の持ち主へ逆流する。

【序列と押しつけ・後半】
1.例としては、『炎』『電流』『気体』(液体は不可)などの不定形のものや、
  本人が明確に知覚している『感覚』および『その瞬間の五感情報』などの感覚系、
  そして何らかのスタンド能力で受けている『外見上の形が無い変化』が『押しつけ可能』。
2.『客観的に知覚出来ないもの』『実存が証明できないもの』『権利と機能』は押し付ける事が出来ない。
  (生体電流や第六感、感情・思考・意思、『魂』、スタンド操作権・人権等、あらゆる身体機能)
3.形状、機能、生命の有無などで、『低い側にそもそも受容の余地がない』なら、押しつけは不可能。
  ただし機械の『録音データ』を人間の『聴覚』に押し付ける(映像を視覚に、でも可)など、
  ある程度適合する余地があるのであれば、『受け入れ側が自壊しない範囲』で押しつけ可能。
4.『形の無いもの』だけが対象であり、痛覚の大本となる負傷や、疲労感の原因である筋肉疲労等は残る。
   同じように『その瞬間瞬間の五感情報』は押し付けられるが、『五感そのもの』は押し付けられない。
5.スタンド能力の影響については、それが『物質』や『外見の変化』を伴わないなら押し付けられる。
  (例:『人型生物の身体を10kg重くする錘』が取り付けられているなら押し付けられない。
     『人型生物の身体を10kg重くする能力』がかかっているだけなら、それは押し付けられる。
      ただし『無生物』や『人型でない生物』など、条件を満たしていない=受容の余地がない相手には押し付けられない)

229名無しは星を見ていたい:2018/11/24(土) 01:39:51
1.天白 真尋
2.男
3.18
4.糸って、不思議ですよね。
ワイヤーとかピアノ線とか細いものだったら物が切れますし。
でも丈夫で引っ張ってもすぐにちぎれなかったり。
蜘蛛の糸なんて綺麗で不思議な糸ですよね。
蜘蛛の巣ってすごく綺麗な形をしてますし。

後は……運命の赤い糸とか裏で糸を引くとか、そういう言葉があって、人の世界によく馴染んでるのかもしれないですね。
強くてしなやかで丈夫な糸。
それがあれば色んなことが出来ると思いませんか?
人を繋ぐ糸とか、そういうのが見えたら、僕が裏で糸を結んだり切ったり、僕の糸を飛ばしたりして、綺麗な蜘蛛の巣を作るのに。
そんな不思議な僕だけの糸があればいいのになぁ……

230『音仙』:2018/12/01(土) 09:50:43
>>229(天白 真尋)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 極めて特異な才能……ええ、まさしくキミだけの『糸』と呼んで、
 差し支えはないのではないでしょうか、この『アルビノ・ホリデイ』は」

「マア、『単分子繊維』とか、『赤い糸』とか、
 そういう……『糸そのもの』の異能ではなく」

       キィ
         ィィィ

                ィィーーーーーーーーーーーン

「…………張り巡らせた網の間を飛び、暗躍する。『糸蜘蛛』ですけどね」

「扱いが容易い類の力ではないですし……その『暗躍』は能力だけでなく、
 キミの発想や行動力、それに知恵も大いに必要にはなるでしょう。
 フィクションの『糸使い』が、たいてい技巧派として描かれ……
 そうではないものは、『噛ませ犬』になりがちな、その宿命通りに、ね」

              「…………それでは、行ってらっしゃい」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

美しくも見える、純白の『蜘蛛』のスタンド。
本体の全身に浮かぶ『蜘蛛の巣』の上のみ移動できる。
このスタンドは口から糸を弾丸のように放つことが出来る。

着弾点に生まれる『蜘蛛の巣』に触れた、または直撃した人間の頭上には、
空間に描かれるかのように、着弾点に似た円形の『蜘蛛の巣』が現れる。
そこには対象の個性、本質、好み等に応じた『虫』が捕われている。

この虫の位置は常にスタンドを通して把握する事が可能であり、
これにより、対象の居場所は見えない場所でもリアルタイムで把握できる。

そして―――このスタンドは巣から他の巣へ飛ぶように移動できる。
その状態から蜘蛛の巣に捕われている虫を『喰らう』ことで、
その人間の意識をごく短時間だが『乗っ取る』事が可能である。

希少な能力だが、乗っ取りの最中は本体の肉体が停止し、
また乗っ取った人間のスタンドを使用・解除したりは出来ない。
最大限活用するなら『策略』か『仲間』は必須。

『アルビノ・ホリデイ』Albino Holiday
破壊力:E(C) スピード:B(B) 射程距離:B(30m)
持続力:C   精密動作性:C(C)  成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               天白 真尋→己の『特別な才能』を聴き、把握。

231『音仙』:2018/12/01(土) 09:58:11

糸の弾丸を吐き出す蜘蛛。
弾丸は着弾点に『蜘蛛の巣模様』を作り出し、
生物が触れるとその頭上にも蜘蛛の巣模様を生じさせる。

生物の頭上の蜘蛛の巣には何らかの『虫』が捕われており、
このスタンドでそれを喰らう事で短時間対象の意識を乗っ取る。

『アルビノ・ホリデイ』
破壊力:E(C) スピード:B(B) 射程距離:B(30m)
持続力:C   精密動作性:C(C)  成長性:D

【基本情報】
1.本体の体表上に発現する蜘蛛のスタンド。大きさ『てのひら』ほど。
  ダメージフィードバックは『利き手』全体に来る。視聴覚リンクあり。
2.発現中、本体の全身に『蜘蛛の巣』のような模様が浮かぶ。一般人にも見える。
3.模様は体表の最も表側に浮かぶ。衣服を着ているなら、服の上には浮かぶが素肌には浮かばない。
4.蜘蛛の口吻部から、『拳銃弾』に似た『糸の弾丸』を放てる。
  連射は出来ず、『深呼吸1回』程の間は必要。パス精CBC。有効射程『8m』。
5.着弾点を中心に直径30cmほどの『蜘蛛の巣模様』が広がる。特に粘性などは無い。
  模様が原形をとどめないほど着弾点が破壊されれば、その時点で模様はかき消える。
6.このスタンドは、本体の体表、着弾点、および生物の頭上に現れる『蜘蛛の巣模様』の上しか動けない。
  模様の上以外の場所に接地すると、このスタンドは強制解除される。その時は模様もすべて消える。
7.本体の体表や生物の頭上のもの含め、このスタンドは『蜘蛛の巣』と『蜘蛛の巣』の間をジャンプできる。
  最大距離は『1m』までで、ジャンプ中に糸の弾丸を撃つ事も可能だが、空中で動き回ったりは出来ない。
8.同時に残して置ける蜘蛛の巣模様は『5つ』まで。それを超えると古い順に消えていく。射程は本体から『50m』。

【捕虫と乗っ取り】
1.生物に命中した場合、着弾点でなくその頭上の空間に、同じく直径30cmの『蜘蛛の巣模様』が広がる。
  生物が、無生物に広がる蜘蛛の巣に触れた場合も、無生物の模様が消えた上で同様の状態になる。
2.頭上の蜘蛛の巣模様には『虫』が必ず捕われている。虫の種類、デザインは対象次第。
  基本的に干渉できない存在で、攻撃などはすり抜ける。このスタンドは虫の位置を常に把握出来る。
  (虫の種は対象がPCであればそのPL、NPCならGMが決定する。決定権を放棄した場合このスタンドの本体が決める)
3.この『頭上の巣』へとジャンプすれば、捕獲されている虫を捕食する事が出来る。
  捕食は虫の種を問わず巣への到達から『5秒』かかる。
  虫が抵抗する事はないが、蜘蛛が追い払われれば失敗する。
4.虫を完全に食いつくす事で、一時的にその生物の意識を乗っ取り、肉体を操作する事が出来る。
5.乗っ取りはこのスタンドの本体の精神を対象の精神に上書きするような形。
  乗っ取りの最中は対象の意識は消えており、抵抗される事や混じり合う事は基本的に無い。
  そのため、その状態で精神に悪影響を及ぼすような行動をすれば、それに苦しむのは100%自分。
  仮に自殺などすれば『肉体も死ぬ』ので対象を殺せるが、『精神も死ぬ』ので自分も死ぬ。
6.対象の操作中、本体自身の肉体は動かせない。また、蜘蛛の操作もできなくなる(対象の頭上の巣で留まる)
7.意識を乗っ取る(本体の意識で上書きする)都合上、対象のスタンド能力を使用する事は出来ない。
8.乗っ取りから『10秒』で対象の蜘蛛の巣がはじけ飛び、蜘蛛は『1m以内』の巣へジャンプする。巣がなければ強制解除。
  その瞬間消えていた対象の意識は復活し、本体の意識も自分の肉体に戻るが、互いに『眠りから目覚めた』ような感覚が残る。
9.同じ相手を再度乗っ取るなら改めて捕食が必要。

232名無しは星を見ていたい:2018/12/26(水) 07:45:45
1.鉄 夕立(くろがね ゆうだち)
2.男
3.17
4.人生は、幸福へと向かうためにある。そう以前読んだ本に書かれていた。
  でも自分は、将来の夢はまだ持てていない。お金持ちになりたいとか、そういう目標もない。
  部活には真剣に打ち込んでいるけれど、人と競うのは苦手で、あと一歩のところで勝利に繋がらない。

  そんな自分にも、最近本当にやりたいことができた。自分の大切な人たちの、あるいはその人たちの
  大切なものを守りたい。自分の幸福が分からなくても、そういった人たちの
  人並みな幸せを守る─────オレはそのための『盾』になりたい、です。

233『音仙』:2018/12/29(土) 01:41:25
>>232(鉄 夕立(くろがね ゆうだち))

「――――――はい、聴き終わりました。
 ありがとう……ええ、とても『素直』で『素晴らしい』声です。
 まあ、突き詰めはしませんが……キミのような『願い』は、
 多くの人間が秘めながら……こうして、『行動』に移せはしない。
 あるいはいざとなって移そうとしても、その時に力が無く、果たせない」

         キィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

「『シヴァルリー』」

「キミの才能の名前ですよ。噛みそうな名前ですけど……ええ。
 意味するところは他を守る者であり、同時に……『武』を担う者。
 危険から人を守るためには、誰かがそれを『引き受ける』必要があるのは、
 ……悲劇ではありますが、どうしようもない事実として、時に立ちはだかる」

「その時、キミが壁を切り開く事を望むなら……この力はきっと、役に立つ」

                  「……それでは、行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

騎士を思わせる、スマートな人型のスタンド。
破壊力と精密性を両立し、速度も平均的な物を備える。

視界に捉えた『刃』の殺傷力を奪って『なまくら』にし、
どれ程の達人でも何一つ断つことが出来なくしてしまう。

奪う際には刃から、その刃と形状を同じくする『殺傷力の刃』が飛び出し、
このスタンドに切っ先を向けて飛来。それを吸収し蓄えるまでが一つの過程。

刃の定義は広く、『人を傷つけられる』程度の切れ味があるか、
あるいは『実際に切り傷をつけた』『切断した』のを見れば、
刃として認識し、『殺傷力』を奪ってしまう事は可能である。

蓄えている殺傷力は、いつでも元々の『刃』の形で、
このスタンドの手から発現して自由に扱う事が出来る。
あまりスタンドから離れると解除されるが、投擲や手渡しも可能。
殺傷力の刃を解除すれば、奪った時とは逆に、元の刃に向けて殺傷力が飛ぶ。

『シヴァルリー』Chivalry
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――
          鉄 夕立(くろがね ゆうだち)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

234<削除>:<削除>
<削除>

235『音仙』:2018/12/29(土) 02:15:27
視認した『刃』から殺傷力を奪い、なまくらにする。
奪った殺傷力は、その『刃』の形を成して手に発現出来る。

奪う際にも殺傷力が刃の形を成してこのスタンドに飛来し、それを吸収する。
その飛来経路に無生物があっても透過し、生物がいれば容赦なく切り裂く。

『シヴァルリー』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型。本体とのダメージフィードバックを有する。また、視覚のみ有する。
2.このスタンドの視界内に存在する『刃』から、『殺傷力』を奪う事ができる。
3.刃の定義は『パワーD相当以上の鋭さ』を持つ刃物であることか、
  実際に何かに『切り傷』を付けた、または『切断』『両断』したのを見ること。
4.つまり『紙』や『手刀』などは刃物でないため通常は刃ではないが、
  後者の条件を満たしたことを視認すれば、その瞬間から刃物扱いできる。
5.殺傷力を奪われた刃物は、何に命中してもダメージを与えられない(パワー:なし 相当になる)
6.同時に刃の殺傷力を奪っておけるのは『4つ』まで。持続時間は『10分』で、能力射程は『20m』。
7.一度殺傷力を奪い、解除して殺傷力が戻った刃から再度奪うには『1分』のクールタイムが必要。
8.スタンドそのものが解除された場合、蓄えていた殺傷力は霧散し、『一呼吸後』に刃の殺傷力が回復する。

【殺傷力を奪う過程】
1.奪った殺傷力は、幽体のように刃から抜け出し、
  その刃の形でこのスタンドに切っ先を向けて飛来する(パスBC)
2.途中にある無生物は透過し、生物には命中する。このスタンドに触れると吸収される。
  壊される、生物の体に阻まれるなどすれば霧散し、一呼吸後に刃の殺傷力が回復する。
3.能力の任意解除は可能。解除した瞬間、奪っていた殺傷力は刃に戻っていく。
4.戻っていく際も、幽体のようにスタンドから抜け出して、
  刃に切っ先を向けて飛び(パスBC)、刃に触れれば吸収される。
5.無生物は透過すること、そして生物には通常通り当たるのも同じ。
  途中で阻まれれば霧散し、一呼吸後に刃の殺傷力が回復するのも同じ。
6.刃から飛び出した、または刃に戻ろうとしている時の殺傷力は、『パC』の全力打撃で霧散させられる。
7.霧散した場合の刃の殺傷力回復は、飛来の過程が無い。

【手で扱う際の殺傷力の刃】
1.奪っている殺傷力は、このスタンドの中に蓄えられており、いつでも内容を把握出来る。
2.奪っている殺傷力を元々の『刃』の形で、このスタンドの手に発現し、扱う事が出来る。
  ただし確実に手で持つものでない(例えば刃が着いた靴など)場合、該当する部位に現れる。
3.同時に発現できる刃は『2つ』まで。視認していれば任意解除可能。
4.この殺傷力の刃は『スタンド体』で、一般人には見えず、干渉もされない。
5.投擲したり、人に渡したりもできる。この場合の射程は『4m』。超えると霧散する。
6.刃に『スタンド能力』など特異な効果がある場合、それは殺傷力の刃にも備わっている。
7.なお、無生物を透過する効果はない。『扱う』為に形を強く与えているのが原因と思われる。
8.手で扱っている際の殺傷力の刃の強度は、元となった刃に準拠する。

236鉄 夕立『シヴァルリー』:2018/12/30(日) 01:53:25
>>233

椅子から降りて正座し、己の膝に手を置いて深く頭を下げる。

「お手伝い頂き、ありがとうございました」
「─────『シヴァルリー』」

頷き、その名前を呼んだ。そして姿を確認すると、ヴィジョンを消失させる。

「なるほど」「『バ』、ではなくて『ヴァ』、なので上の歯を下唇に付けるのが正しいのですね」
「噛まないように、慣れるまで練習させて頂きます」

> 「危険から人を守るためには、誰かがそれを『引き受ける』必要があるのは、
> ……悲劇ではありますが、どうしようもない事実として、時に立ちはだかる」

「・・・・・『引き受ける』ことなど、大切な人が傷付けられる悲劇に比べれば、いくらでも」
「ですが」「・・・壁を、切り開く・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

己が手を見つめ、そして目を閉じ深呼吸をする。そして再度深く頭を下げると、立ち上がった。

「いずれ、この恩は必ず返します」「何かオレにできることがありましたら、仰って下さい」
「ありがとうございました」

そうして外へと出ていった。
ちなみに藤原しおんとは、最初から最後まで何故か一度も目を合わせなかった。

237『音仙』:2018/12/30(日) 02:03:02
>>236

「言いづらければ、シバルリーでも。
 別にかまいませんよ……エエ。
 キミの心の声が、正しい名を知るなら、
 その力はキミのものです。どんなときでも」

「でも、『ヴァ』の方が『良い』です。好みですけど、ネ」

          クス…

椅子に座った灰色の髪の女は、
ヘッドホンを手で弄びながら語る。

その背後には、『音響機器』を組んだ樹が聳える。
これが、鉄にとっての『騎士』と同じ存在なのだろう。

「…………」

「『力』の遣い方は、『自由』です。
 一生使わないまま、終えても良い。
 守る事だけに、使って行っても良い。
 誰もが『勇者』である義務なんてない」

「選択肢がある事は、『残酷』ですが……
 選択肢の存在を知らずに終わるより、
 きっとたくさんの音を奏でる生き方になる」

その表情から感情はうかがい知れないが、
少なくとも愉悦や、上位者の無関心ではない。

「…………その言葉は、ええ、ぜひ覚えておきます。
 けれどキミは、忘れても良い……『そのとき』が来ても」

     「ねえ……好きに、生きていれば、良いんです」

外に出る扉を潜れば――――新しい世界が、鉄を待つ。

238名無しは星を見ていたい:2019/01/04(金) 01:14:06
1.花城 知切(はなしろ ちぎり)
2.男
3.27
4.金が欲しい。
  欲しいものがあるっていうよりは、欲しいものが出来た時のために金が欲しい。
  自分が本当は何が欲しいのか分かんねーからとにかく金を得たい。
  そのために飛び込んだ格闘の世界。
  拳一つで成り上がり、円もドルも稼いできた。
  だが、まだ足りない。
  もっともっと、肘の高さを追い越すくらい札束を積み上げるんだぜ。

239『音仙』:2019/01/09(水) 23:16:13
>>238(花城 知切)

「――――――はい、聴き終わりました。ええ、ありがとう。
 金銭への執着……多かれ少なかれ誰でも富は欲しいですけど、
 キミのそれは人一倍のようで……そのために鍛えられた体、技。
 心も、十分に追いついていたようです……キミには『才能』があった」

「格闘家らしい……ええと、戦いの能力でありながら、
 リングの上でただ只管に『殴り合う』だけではないこの力。
 もちろん、格闘家だってテレビバラエティに出たりしますし、
 その、詳しくはないですが……グッズで儲けたりもするんでしょうし、
 格闘家であるからこその『強かさ』も、関わっているのかもしれませんが」

「ともかく」

        キィィィーーーーーーン

            「『ノーハニー・ノーマニー』。
             もうキミの物なので……あとはご自由に。
             稼ぐ道具になるかは、知りませんけど……
美味しい思いは、出来るのではないでしょうか?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体の拳に纏う『グローブ』のようなヴィジョン。
グローブは本体の腕の動作精度を飛躍的に向上させ、
またハンドスピードに限り、速度も超人の域になる。
パンチの動作であれ踏み込みなどには作用せず、
あくまで『手の動き』に限られるのが特徴である。

拳を握った際の外見は『ハチの巣』のようにも見え、
事実、その能力は『ハチ』を使役する事である。

意識して拳を素早く動かせば、『ハチ』が飛び出す。
ミツバチのような見た目で、攻撃力等は存在しないが、
本体が指示した物へ飛び、その『価格』を『蜜』にして奪う。
1匹につき奪える最大は『1万円分』で、量に換算すると『1000g』程。
より細かな額を調整して奪う事も可能で、レートは『10g100円』である。

蜜をハチが蓄えたまま、巣であるグローブに帰還すると、
グローブの中に『価格の蜜』が蓄積され、自由に出せるようになる。

蜜の出し方は『液体』と『固体』の二通りがあり、
液体の場合は水鉄砲のようにも扱え、目潰しなどの小技にもなる。
固体の場合は握りしめる動作と共に手の内に発現され、
最大で片手で握れるサイズの『蜜の結晶』として発現出来る。
ある程度の硬さはあるので飛び道具に出来なくもないし、運びやすい。
なお、奪った価格はしばらくすれば元に戻るが、それで蜜が消えたりはしない。

『ノーマニー・ノーハニー』No Money No Honey
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D

『ハチ』
破壊力:E スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:E 精密動作性:D 成長性:―

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               花城 知切(はなしろ ちぎり)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

240『音仙』:2019/01/09(水) 23:19:40

手に纏うグローブのスタンド。ハチの巣のようなデザイン。
拳を振るうとハチが飛び出し、ハチは指示した物の『価格』を奪う。
奪った価格は『蜜』として蓄えられ、グローブから放出できる。

『ノーマニー・ノーハニー』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D

『ハチ』
破壊力:E スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:E 精密動作性:D 成長性:―

【基本情報】
1.グローブ型のスタンド。腕のスピードと精度を『B』にする。
2.オープンフィンガーグローブであり、五指は使用可能。
3.ハチの巣を思わせる外見で、握りこぶしを作った際の見た目は特に酷似する。
4.意識した上で『スB』で拳を振るうと、グローブから『ハチ』が飛び出す。同時に出しておけるのは『3匹』まで。
5.見た目はやや大きめのミツバチ風で、本体が指定(口に出す必要はない)したものへと飛んでいく。
  耐久性はミツバチ相応で、攻撃を回避などはするが動作は単調。ダメージフィードバックは無い。
6.指定した対象にハチが到着すると、その『価格』を奪い取り、『蜜』として蓄える。
  量としては『100円』で『蜜10g』が基準。それより細かく奪う事は出来ない。
  逆にマックスは『10000円』で『蜜1kg』。1度の到着でこれ以上奪う事は出来ない。
  『1000円』までは一瞬で奪えるが、それ以上になると1000円ごとに『だいたい1秒』かかる。
7.蜜を蓄えたハチは一目散に出てきたグローブに戻る。
  これにより、グローブに『蜜』が蓄積される。
  なお、蓄えた蜜の量でハチのスペックが変わったりはしない。
  (まともに動けなくなってしまうような量の蜜を蓄えたりはしないのだ)
8.奪った価格は『だいたい30分後』には回復する。それで蜜が消えたりはしない。
9.価格は『性能』とは別で、壁や宝石などが価格相応に脆くなったりはしないが、
  誰の目にも価格が失われたことがわかる。機械等で判定しても、奪われた後の額になる。
10.同じ対象から複数のハチが価値を奪う事も可能だが、限度以上には奪えない。
11.奪うのはあくまで『価値』ではなく、『価格』。
  その辺にある石など、『価格がない』ものから価格を奪う事は出来ない。
  生物からも、それがペットなどで商品価値を持たない限りは、価格を奪えない。
  また、『サービス』など、目に見える形が無いものの価格を奪う事も出来ない。

【蜜の利用】
1.グローブに蓄えている蜜は、『液体』か『固体』として放出する事が出来る。
2.放出した蜜も、10gにつき100円の価格を有する。これも『見たら誰でもわかる』。
3.液体として放出する場合、グローブの任意の位置から放出可能。最低で『10g』単位での消費になる。
  勢いはスペックの範囲で調整でき、パスCBなら水鉄砲のように放てるし、低くすれば滲むように出せる。
4.個体として放出する場合、一呼吸ほどの『拳を握る動作』で手のひらに『蜜結晶』が生まれる。
5.蜜結晶は『ビー玉程』〜『野球ボール程』サイズ。
6.蜜の消費量と作れる結晶の相関はだいたい以下の通り。重さは『消費量』に等しい。
  蜜で出来ているが、べたついたりはせず、質感や強度としては『溶けていない飴玉』に近い。
  『破壊力C』の連打で壊せるし、硬い物を使うなどすれば一撃で壊す事も出来る。
  『10g』・・・ビー玉ほど。
  『100g』・・・ピンポン玉ほど。
  『1000g』・・・野球ボールほど。
7.いずれの場合も、蜜の性質は本物の蜂蜜に近く、特殊な効果などはないが『高級感がある上品な甘さ』。
8.蓄えている蜜、放出した蜜含めて、任意解除は可能。ただし食べるなどで消費した後の蜜は解除できない。

241『音仙』:2019/01/09(水) 23:21:48
>>239(続き)

             「……あっ」

    「……その」

「……今、私は『ノーハニー・ノーマニー』と言いました。
 言ってしまいましたが……これは、『反対』ですね。
 正しくは『ノーマニー・ノーハニー』なので……その、
 私の二の舞にはならないように、お気をつけくださいね」

                  「……エエ、すみません」

242名無しは星を見ていたい:2019/01/20(日) 20:05:06
1.【名前】空織 清次(くおり きよつぐ)
2.【性別】男
3.【年代】30代
4.【心の声】一年前に事故で娘を失った。すべてわたしの不注意が招いた結果だった。
 それが原因で妻との関係も破綻し、振り払えぬ過去を脱ぎ捨てるようにこの街に越してきた。

 昔から服を縫ったり織ったりするのが好きで、妻と娘の三人で暮らしていた街では
 『剥鯨』という名前の小さな仕立て屋を二人で営んでいた。
 剥製と鯨、どちらもわたしたち夫婦が好んだものだった。
 家族で過ごした日々は慌ただしかったけれど穏やかで繊細な幸福に満ちていた。
 その思い出も、娘を失ったあの瞬間のドス黒い記憶に押し流されて泡のように消えつつある。
 いまのわたしは空っぽだ。魂を取り除かれた無臭の死骸。
 臓物の代わりにアルコールを詰め込んだ哀れな剥製に、わたし自身が変わりつつある……。

 できればこの街で、人生への情熱をもういちど取り戻せたらと思っている。
 小さいけれど実直な仕立て屋をこの街で開いて、悩める人々にふさわしい服飾を供する、
 あの喜びの中でもういちど生きていたい……。

243『音仙』:2019/01/25(金) 01:29:59
>>242(空織 清次)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 人は『あやまち』を犯すもの……エエ。誰もがそうですが、
 キミのように大きなあやまちを犯した人の心の音は、
 実に濁っていて……とてもとても、聴くに堪えないものになりやすい」

          「ですが」

「その中で抑圧されている『声』は、得てして『特別な才能』を生む。
 ……キミがこれを『変わらないあの頃』の象徴として受け止めるか、
 それとも『これから』の道しるべとして受け止めるかは、お任せします」

         キィィィイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーー

                          ン ・・・


「『エラッタ・スティグマ』。キミの才能です……キミの好きに使うといい」

            「あ、その、もちろん『節度』はありますケド、ね」

――――――――――――――――――――――――――――――――

どこか機械的な外見の人型のスタンド。
各部に『糸車』か『車輪』を思わせる意匠を有する。

右手で触れたものを『糸状』にしながら分解し、
それをヴィジョンの内部に蓄えておく事が出来る。
蓄えられる量は『自転車一台』ほどにもなり、
十分な準備さえできるのであれば『切らす』事は無い。

糸に変えながら分解する都合触れた途端にとはいかず、
破壊目的であればやや時間のかかる能力ではあるが、
蓄えた『糸』を扱う事こそがこのスタンドの『本領』である。

『糸』は、左手の指や掌から勢いよく『放出』したり、
掌に触れている物にミシンの如く高速で『刺繍』を施したり、
複数の物に同時に物に触れていれば『縫合』する事も出来る。

生物やスタンド、不定形物は分解の対象自体に出来ないが、
他はどんなに硬いものも柔らかい物も糸として取り込み、扱える。
そして糸はこのスタンドから離れて少し経てば、元の物体の性質を取り戻す。
?
『エラッタ・スティグマ』Errata Stigmata
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――
          空織 清次(くおり きよつぐ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

244『音仙』:2019/01/25(金) 01:34:00

右手で触れている無生物を糸状に分解し、ヴィジョンに蓄積。
左手から放出する、触れている部分を『縫う』などに用いられる。
なお、この糸はスタンドから離れて少し経てば元の物体の性質を取り戻す。

『エラッタ・スティグマ』
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。視聴覚リンクとダメージフィードバックを有する。
2.右手で触れている物を、触れている部分を中心に、
  『スピードC』で分解していくことが出来る。
3.触れてから分解が始まるまでは『1呼吸』ほどの間がある。
4.ただし、触れ続けて分解できるのは一般的な『自転車』程度まで。 
  それより大きい物は触れた部分を中心に、その範囲のみが分解される。
5.分解できるのは無生物、かつ形がある物。条件さえ合っていれば硬さなどは無関係。
6.分解する際、対象は『糸』状になって右手から吸い込まれ、糸として蓄積される。
  蓄積されている糸は見た目などには反映されず、解除した場合その場に全て散らばる。
7.糸は体積にして『自転車一台』程度までを蓄積しておける。
8.これ以上蓄積できない、という状態では分解自体が行えなくなる。
  つまり分解と蓄積はワンセット。
9.蓄積されている糸は、大まかに分解した物体ごとで分けられている。
  後述の放出や縫込みの際、どの糸を使用するかは選択する事が可能だが、
  糸を切り替える際は必ず『1呼吸』ほど、糸を出せない時間が生じてしまう。

【糸の放出・縫込み】
1.左手の指先、および手のひらから、蓄積している『糸』を出す事が出来る。
2.元の素材が何であれ、このスタンドから離れるまでは『糸』としての性質を保つ。
  このスタンドから『1m』以上離れ、一呼吸ほど経つと『元になった物体』の性質を取り戻す。
3.出し方は放出と縫込みがあり、自由に選択する事が出来る。
4.放出は『パス精CCA』で、手を向けている先へと放射される。
5.放出中は自由なタイミングで途切れさせる事が出来るが、
  特に意識しないのであれば糸切れまで、1本の繋がった糸として放出され続ける。
6.縫込みは『左手で触れている部分』に、『ス精CA』で『ミシン』のように『糸』を縫い込んでいく。
  ただしこれについては『パCでは針が刺さりすらしない』ような固すぎる物には施す事が出来ない。
7.触れている部分については、同時に全部分を縫い込める。手の平で触れれば『手形』を刺繍する事も可能。
8.縫込み方は自由。美しい『刺繍』を施す事も出来るし、荒々しく縫う事も出来る。
9.左手で二つの、かつ重なっている物に触れた場合、その二つを無理やり『縫合』する事も可能である。

245名無しは星を見ていたい:2019/01/25(金) 17:26:18
1.名前 成田 静也(なりた しずなり)
2.性別 男
3.年代 15歳
4.何故かは知らないが音に過敏で小さいときはよく耳を塞ぐ事が多かったんだ。
今はまあマシになったが無駄にデカい音をぶちまける奴はムカついちまって
「少しでいい静かにしてくれ!」って思いを我慢してたてんだが
環境が変わったせいかそろそろ限界だ、何とかしたいんだ

246『音仙』:2019/01/30(水) 01:01:33
>>245(成田 静也)

「…………はい、聴き終わりました。ありがとう。
 音の専門家である私に、まさにうってつけの話ですね。
 いえ、その、別にキミの聴覚を弄ったりは出来ないですし……
 何か解決策があるのかというと……それは私ではなく、キミの『才能』なのですが」

            キ ィィィーーーーーーーーーーン   ・・・

「……………才能の名前は、『モノディ』。
 類い稀なほどのスピードで音を狩りとり、あるいは己のものにする……
 言葉にすれば単純な能力ですが、エエ……使い道はそれなりにある、かと」

「……その、同じ『音』のスタンド使いとして、少しシンパシーを感じますね。
 まあ、キミのは『無音』で……私のは『集音』という違いはありますが、
 それでも、ネ。音にまつわるスタンドは、そう多くはないので……エエ。
 何かお困りごとがあれば……いつでも、ここに来てくださいね。お茶くらいは出すので」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。意匠は『フクロウ』を思わせる。
超高速の動きと、過敏なほどの『超聴覚』が武器。

能力は――――『音』を狩る事。

このスタンドの手は『音核』をつかみ取ってしまう事が出来る。
音核は『音を発する機能』を持つ物体であれば必ず存在し、
つかみ取るかどうかについてはこのスタンドの手による接触時に任意。

取った音核は放置の他に『握りつぶす』か『飲みこむ』かを選べ、
握りつぶした場合は一定時間、その対象は音を発する事が出来ない。
飲みこんだ場合は、それに加え、『このスタンドがその音を獲得する』。

『モノディ』Monody
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(4m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                       成田 静也→己の『特別な才能』を聴き、把握。

247『音仙』:2019/01/30(水) 01:03:11
手で触れた対象の『音核』を抜き出す。
対象が発する音は全てその核から鳴り響く。

核を握り潰せば、対象は数分間『発音能力』を失う。
核を飲み込めば、短時間『発音能力』を奪い取れる。

『モノディ』
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(4m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.ダメージフィードバックと聴覚リンクを有する。聴覚は『精B』相当。
  物音に敏感で遠くの物音や小さな音も逃さないが、大きすぎる音には弱い。
2.今音を発している、または過去『1分』以内に発したのを確認したものに対し、
  このスタンドが手で接触すると、対象の『音核』を抜き取れる。
  ただの石など、『衝突音』や『破砕音』しか発せない物は能力対象にならない。
3.音核は、対象が発する音(※後述)の『発生源』である。ピンポン玉に似たサイズ。
  このスタンドの手でのみ干渉でき、手放している間はその空間から動かない象徴ヴィジョン。
  また、音核を抜かれた対象自身が触れれば、即座に対象の中に戻る。
4.原則一つの物体には一つだが、スタンド使いならスタンドは『別枠』。
  スタンドの音核には、スタンド会話や能力関係で発する音が含まれる。
5.スタンドの音核は、ヴィジョンに触れなければ取ることができない。
  本体と一体化している場合、本体に触れた際にどちらの核を取るか選択出来る。
6.核を抜き取った段階で、対象が発する音が対象からではなく、全て核から発生するようになる。
7.核を抜き取れる対象のサイズは『ピンポン玉』〜『軽自動車』程度。
  そこから外れるものについては、そもそも能力対象に出来ない。
8.核は抜き取ってから『約4分』、またはこのスタンドから『10m』離れると消え、対象の中に戻る。
9.後述の飲みこんだものも併せて、抜き取っておける核は『4つ』までになっている。
10.握りつぶした核については、このカウントには含まれない。

【音核の扱い】
1.核を『握りつぶす』ことで、対象は音を発せなくなる。踏み潰したりは出来ない。
2.この場合も潰してから『約4分』後には対象の中に核が再生し、音も元通りになる。
3.核をスタンドの口から『飲みこんだ』場合は握り潰した場合の効果に加え、
  対象が発せる音を、このスタンドから自由に発せるようになる。
4.人間の『骨が折れる音』や機械の『バグった音』など、『自然には発せない』音は発せない。
5.元がスタンド音声でない限り、一般人にも普通に聞こえる。
6.複数の核を飲んでいれば、それら全ての音を発し分けられる。同時に発する事も可能。
7.飲みこんでから『約1分』経てば核は消化され、対象の中に核が再生。音も元通りになる。

(※)
この能力でいう音には、風切り音、衝突音、靴音、ボタンを押す音、楽器の演奏など、他の物と干渉して鳴る音も含む。
ただし機器のボタンを操作した事で再生される『音楽』や殴られた人間の『悲鳴』といったリアクションなどは、含まれない。

つまり『対象自身が意図して発した音』と、『対象が何かに接触・干渉する事で生じる音』は含まれるが、
『対象が何かに接触・干渉した結果、受けた側が新しく鳴らす音』は含まれないということ。

248『音仙』:2019/01/30(水) 04:28:03
手で触れた対象の『音核』を抜き出す。
対象が発する音は全てその核から鳴り響く。

核を握り潰せば、対象は数分間『発音能力』を失う。
核を飲み込めば、短時間『発音能力』を奪い取れる。

『モノディ』
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(4m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.ダメージフィードバックと聴覚リンクを有する。聴覚は『精B』相当。
  物音に敏感で遠くの物音や小さな音も逃さないが、大きすぎる音には弱い。
2.今音を発している、または過去『1分』以内に発したのを確認したものに対し、
  このスタンドが手で接触すると、対象の『音核』を抜き取れる。
  ただの石など、『衝突音』や『破砕音』しか発せない物は能力対象にならない。
3.音核は、対象が発する音(※後述)の『発生源』である。ピンポン玉に似たサイズ。
  このスタンドの手でのみ干渉でき、手放している間はその空間から動かない象徴ヴィジョン。
  また、音核を抜かれた対象自身が触れれば、即座に対象の中に戻る。
4.原則一つの物体には一つだが、スタンド使いならスタンドは『別枠』。
  スタンドの音核には、スタンド会話や能力関係で発する音が含まれる。
5.スタンドの音核は、ヴィジョンに触れなければ取ることができない。
  本体と一体化している場合、本体に触れた際にどちらの核を取るか選択出来る。
6.核を抜き取った段階で、対象が発する音が対象からではなく、全て核から発生するようになる。
7.核を抜き取れる対象のサイズは『ピンポン玉』〜『軽自動車』程度。
  そこから外れるものについては、そもそも能力対象に出来ない。
8.核は抜き取ってから『約4分』、またはこのスタンドから『10m』離れると消え、対象の中に戻る。
9.後述の飲みこんだものも併せて、抜き取っておける核は『4つ』までになっている。
10.握りつぶした核については、このカウントには含まれない。

【音核の扱い】
1.核を『握りつぶす』ことで、対象は音を発せなくなる。踏み潰したりは出来ない。
2.この場合も潰してから『約4分』後には対象の中に核が再生し、音も元通りになる。
3.核をスタンドの口から『飲みこんだ』場合は握り潰した場合の効果に加え、
  対象が発せる音を、このスタンドから自由に発せるようになる。
4.人間の『骨が折れる音』や機械の『バグった音』など、『自然には発せない』音は発せない。
5.元がスタンド音声でない限り、一般人にも普通に聞こえる。
6.複数の核を飲んでいれば、それら全ての音を発し分けられる。同時に発する事も可能。
7.飲みこんでから『約1分』経てば核は消化され、対象の中に核が再生。音も元通りになる。

(※)
この能力でいう音には、風切り音、衝突音、靴音、ボタンを押す音、楽器の演奏など、対象が他の物と干渉して鳴る音も含む。
ただし『対象が機器のボタンを操作した事で再生される音楽』や、『対象に殴られた人間の悲鳴』といったリアクションなどは含まれない。

つまり『対象自身が意図して発した音』と、『対象が何かに接触・干渉する事で生じる音』は含まれるが、
『対象が何かに接触・干渉した結果、受けた側が新しく鳴らす音』は含まれないということ。

249名無しは星を見ていたい:2019/02/02(土) 22:35:04
1.矢貫 湊
2.男
3.29歳
4.
『あいつらよりはマシ』だ。
 
いい大学出てる癖にロクな仕事に就けなかったあいつより、
学歴なんか無くても何度職場を変えても、
最後に正規雇用の身分にありつけた俺の方が『マシ』だ。
 
俺よりずっと歳食ってる癖に、
後輩に威張り散らすしか能の無いあいつよりも、
日々を慎ましやかに生きてる俺の方がずっと『マシ』だ。
 
資格試験に何度も挑戦してるあいつよりも、
子育てに失敗したあいつよりも、
舌先三寸で世の中渡ってるあいつよりも、
俺の方が、俺の方が、俺の方がずっと『マシ』だ。
 
上を見たって仕方無いのに、下を見たらキリが無い。
それでも較べないとやっていけなくて、
結局俺は俺自身が何なのか考えたこともなくて。
 
こんなことを語って聴かせてる俺は、
一体、何よりマシな何なんだよ。

ああ、もう、畜生。
何一つ伝えられない俺に、何があるっていうんだよ。畜生。

250『音仙』:2019/02/07(木) 21:35:00
>>249(矢貫 湊)

「―――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 キミの心そのものは、『唯一』ではあっても『特別』ではありませんが、
 それでもキミには『ありました』。運なのか、遺伝なのか、環境なのか、
 それとも……キミの心の奥底に燻ぶる、キミ自身知らない激情によるもの、か」

           キィ

             ィィィィーーーーーーーーーーー ン

「『ノーバディ・アンダースタンド』……」

「特別な才能……『スタンド能力』の世界には明確な『上下』は無く、
 この力は、まぎれもなく『キミだけのもの』……比較するまでもなく」

     「そこに可能性を見出すか……それとも更なる『迷い』の種になるか、
      私には保証できませんから……使い方も付き合い方も、キミに任せますよ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

どこか『タイル』を思わせる装甲に覆われた人型スタンド。
それなりに丁寧な動きができ、その他のスペックも不足はない。

能力は、『敷き物』を敷き詰める事。
地面、空間問わず、手で触れ『払う』ような動作で敷くことが可能。
デザインや種類は自由自在だが、必ず表面は赤く、裏面は緑になる。
壁に敷いたり、縦に敷いたりは出来ないが、その発現速度は『一瞬』で、
悪路の補強にも、敵の進路を阻むのにも、『空中の足場』にもなり得る。

敷き物の赤い『表面』は踏まれる用途に耐えるためか、
重さや衝撃を和らげて受け止め、反対側への伝達を防ぐ。
衝撃については大人の打撃まではほとんど無力化し、
それ以上のものでも『重機』の一撃でもなければ軽減する。
重さについては分かり易く『半分程度』軽減といったところ。

ただし、緑色の『裏面』からの攻撃や荷重には致命的に弱く、
一撃で破れてしまう上にそれらを『倍増』させて反対側に伝えるため、
もし上に立っているときに下から突き上げられるなどすると極めて危険。

最後に――――このスタンドが触れることで、表裏は即座に入れ替わる。

『ノーバディ・アンダースタンド』Nobody Understands
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
                        矢貫 湊→己の『特別な才能』を聴き、把握。

251『音仙』:2019/02/07(木) 21:37:39
表が赤、裏が緑の敷き物を発現できる。
赤面は衝撃や加重に強いが緑面は度を越して弱く、
それどころかそれらを倍増させて反対側に通してしまう。
このスタンドが敷き物に触れれば、いつでも表裏を逆転させる事が可能。

『ノーバディ・アンダースタンド』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージと視聴覚のリンクを有する。
2.空間または床・地面を手で払う動作で、敷き物を『瞬時』に発現できる。
  壁や天井には発現出来ないし、『敷いた状態』以外での発現も出来ない。
  例えば空間に敷くとしても、地面に垂直に『立てる』ような形(縦)では発現出来ない。
3.破壊力Cで持ち上がらない物が置かれた場所には、発現出来ない。
  破壊力Cで持ち上がる物の場合は、敷き物はそれの下に潜るように敷かれる。
4.空間に敷く場合、『パスCC』で障害物を押しのけながら発現。
  この破壊力で押しのけられない物がある場合、そこには発現できない。
5.手で払った箇所を、敷き物のどの部分にするかは任意。ただし位置次第では自分も押しのけられる。
6.破壊力Cでは持ち上げられない重さ、サイズの敷き物は発現出来ない。また、サイズは現実に存在する範囲。
7.同時に設置できる敷き物は『3枚』まで。射程は『スタンドから30m』。
8.ござ、ホットカーペット、ランチョンマットなども発現出来る。
  定義は『床に敷いて、上に人が乗るためのものか』どうか。
9.ホットカーペットの起動など、敷き物の機能は電源など無しで作動させられる。
  ただし遠隔起動などが出来るわけではなく、操作は直接行う必要がある。
10.敷き物の面積の半分以上が汚れる、破れるなどすると、解除される。切れ端などは即座に解除。
  なお、任意解除は視認していれば可能。
11.空間に敷いた場合も床に敷いた場合も、『高さを変える』ような動かし方は出来ない。
   横に滑らせる事が出来るが、高さだけは『パC』で固定されており、無理に動かそうとすると破れかねない。

【レッド】
1.敷き物の表面は赤、裏面は緑で、このデザインは変えられない。
2.敷き物にスタンドの手で触れると、いつでも表裏の色を入れ替えられる。
  カーペットが裏返しになるのではなく、色とその性質が裏表逆になる、というだけ。
3.赤い表面は衝撃や荷重に強く、反対側の床や空間にそれらを通さない。
4.具体的には『破壊力C』までの衝撃をほとんど『無い(破壊力E相当)』かのように遮断する。
5.これによってか、空間に敷いた赤い敷き物の上は何の問題もなく歩ける。沈んだりもしない。
6.破壊力Bについては、『破壊力C相当』にまでは弱められる。Aには効果無し。
7.仮に表面から敷き物が破れても、その一撃だけは弱められる。
8.加重は一律『半分』にまで軽減する。100kgの人間が乗っても『50kg』分しか伝わらない。

【グリーン】
1.逆に緑の裏面は、極めて衝撃や荷重に弱く、反対側に倍増して伝える。
2.裏面から破壊力D以上で攻撃される、または『約10kg』以上の加重がなされると、一発で穴が空く。
3.そして裏面から表面へ突き破る攻撃の破壊力をワンランク上に引き上げる。重さの場合単純に『倍』になる。
4.破壊力Eは攻撃とみなされず、穴も開かないし倍増もしない。
  ただし仮に破壊力Eで穴を開ける方法があるなら、その時は『D』に上昇する。
5.倍増は持続せず、裏面を突き破った攻撃や動作が収束すれば、即座に元に戻る。
  重さの場合、突き破った物が接地するなど、何らかの理由で勢いを失うまで続く。

252名無しは星を見ていたい:2019/02/11(月) 23:03:50
1.名前
黒峰 唯
2.性別

3.年代
26
4.心の声
……。
…………。
……眠い……。
……。
Zzz……。

253『音仙』:2019/02/16(土) 22:32:00
>>252(黒峰 唯)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう。
 これは……珍しいタイプの『スタンド能力』ですね。はい……
 キミの特別な才能は、やはり『眠り』にこそある、という事なのか、
 いえ、単純な能力でこそあるのですが……私自身、これは初見ですね」

「『眠っているときが本番』……その名は『オールナイト・トレイン』」

           キィィィーーーーーーーーーーーーーン

「……この声も、果たして寝ているキミには届いているのかどうか。
 キミのスタンドを怒らせないうちに…………今日は、お帰り願いましょうか」

       キィィン!

               「……おはようございます。
                 出口はあちら……アアッ、
                  また寝ないでください……」

                            キィィーーン

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

一人用サイズの『ベッド』のような見た目のスタンド。
頭側には『獣の顔』があり、四隅の脚は毛皮に覆われている。
四足獣を思わせる見た目通りに自由に操作する事ができ、
またベッドを思わせる見た目通り、人間が上に寝転がれる。
基本的には高い精密動作性と、見た目に反した素早さが武器。

このスタンドの使命は搭乗者、つまり眠るものの安眠を守る事。
どれほど激しく動いても上に寝ている人間はそれを感じないし、
ありとあらゆる『寝具』を発現して『ベッドメイク』が可能。
特にマットレスの素材や枕の種類などは極めて精密に調整出来る。

ただし寝具はベッドであるこのスタンドから大きく離して使う物ではなく、
射程が長いわけでもなければ、このスタンドが操れるというわけでもない。

最も特異なのは、このスタンドは本体が寝ていても行動できる点。
このスタンドの上で寝ている場合に限るが完全自動操縦に移行し、
ヴィジョンに天蓋のようなものが現れて本体を外界から遮断。
眠りを妨げるものを排除するべく、自発的な行動を開始する。
この自動操縦中はスペックが極めて攻撃的・暴力的なものになり、
眠りを妨害すれば味方にでも攻撃してしまうなど危険性が高まる。

この状態の解除条件は『本体の起床』か、『天蓋が開け放たれる事』。
前者を能動的に満たすなら、目覚まし時計を置いておくのが確実な手段。
後者については本体が自発的には行えないため、仲間の協力が必要。

なお、特に眠りを邪魔するものがないのであれば、非常におとなしい。

『オールナイト・トレイン』Allnight Train
破壊力:C(A) スピード:B   射程距離:E(1m)
持続力:A   精密動作性:B(D) 成長性:E

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                  黒峰 唯→己の『特別な才能』を……寝ていたが、聴いていただろうか?

254『音仙』:2019/02/16(土) 22:48:52

ベッド型の四足獣のスタンド。
実体化しており、本体含む人間が上に乗って寝る事も出来る。
ヴィジョンの上に『寝具』等を発現する『ベッドメイク』が能力。

本体がこのスタンドの上で寝ると『自動操縦』になり、暴力的なスペックに変化。
目を覚ますまで本体の眠りを妨げる存在を排除するべく、攻撃的に行動する。

『オールナイト・トレイン』
破壊力:C(A) スピード:B   射程距離:E(1m)
持続力:A   精密動作性:B(D) 成長性:E

【基本情報】
1.本体が寝返りを打てるサイズの一段式シングルベッドのスタンド。常時『実体化』している。
  本体含め、『破壊力C』に収まる範囲でなら、人間や物を載せて動き回る事が可能。
  このスタンドの動きによる振動や衝撃などは、上に載っている人間には伝わらない。
  また、上に載っている人間の動きや重みは、このスタンドの動作に支障を来さない。
2.脚は四本。頭側はフェンスがある。天蓋は存在しない。それ以外のデザインは自由。
  実在するベッドの範囲でなら特殊な機構も可能だが、発現時に指定しておく必要がある。
  なお、ベッドに備わった機構はスペック通りに自由に操作する事が出来る。
3.頭側に『獣の顔』が付いている。脚と顔、フレーム部分は本体にダメージフィードバックがある。
4.マットレス、掛布団、まくらなどの付属寝具にはダメージフィードバックは無い。
5.マットレス、掛布団、まくらなどは自由自在にデザイン、素材を変更できる。マットレスのみ、解除は出来ない。
6.また、ベッドの上に乗る限りで追加の寝具を発現する事も出来る。ベッドに乗り切る量・重さなら発現に限界数は無い。
7.そうした『ベッドメイク』として発現した物体は全て実体化したスタンド物質。射程は『スタンドから3m』。
8.ベッドの上で使う『寝具』または『眠りを助ける道具』であることが、発現の条件。なお飲食品は例外なく不可能。
9.身に着ける寝具の場合、ベッドの上に乗っている人間に対しては、『装着させた状態で発現』する事も出来る。

【安眠】
1.本体がこのスタンドの上で眠りについた場合、このスタンドは解除されず『自動操縦』化する。
  なお、重度のダメージによる意識の喪失、昏睡の場合については、この変化は発生しない。
2.本体の意識が消えた瞬間にヴィジョンに『閉じた天蓋』が追加発現され、本体の姿を外界から遮断する。
3.本体就寝中のこのスタンドは『自動操縦』で、眠った本体は一切このスタンドに干渉できなくなる。
4.自動操縦としての行動は、『本体を起こそうとする』ものへの『体当たり』や『蹴り』による自動攻撃。
  こうした攻撃や動作の精密動作性は『D』相当。頭が悪いというわけではなく、動きが『荒っぽい』。
  ただし起こそうとするものが一切ないのであれば、その場で沈黙しながら周囲を見渡している。おとなしい。
5.物音を立てる、声を荒げるなど『うるさくする』存在にはまず攻撃を仕掛けに行く。
  ただ近くにいるだけで静かにしているのであれば、基本的には無視する。
6.向こうから攻撃を仕掛けに来る、『天蓋を開けようとしてくる』ものにも攻撃を仕掛ける。
7.攻撃を繰り返しても無効化、回避され続ける、殴り負けるなど、『勝てない』と判断すれば『逃走』を選ぶ場合もある。
  このスタンドの意思は『本体の安眠』に特化しており、倒せない=眠りの邪魔を防げない相手からは離れたがるため。
8.本体が起床すれば自動操縦は終わり、再び本体が操作できるようになる。天蓋も消える。
9.天蓋の中での騒音、すなわち『本体が仕掛けた目覚まし時計』などを止めるすべは、このスタンドに無い。反抗もしない。
  よって、自動操縦状態の解除を任意で行いたいのであれば、そのような準備をしておくのが吉である。
10.また、天蓋を外から無理やり開けられた場合、その時点で本体は強制的に起床し、自動操縦も解除される。
   この場合の寝起きはかなり悪い物になる(熟睡している所を叩き起こされるような感覚だと思えばいい)
11.本体は寝ている夢の中で『なんとなく』現状を把握出来る。もちろん把握出来るだけで、操作などは出来ない。
   ただし二者択一的な状況になっているときなどに、本体の意思が行動に反映される可能性は『ありえなくはない』。

★自動操縦モードの操作はGMや判定者が行うが、PCは『夢で見ている』体で状況を把握し、リアクション出来る。
 操作の権限は常にGMや判定者にあるが、このPCのリアクションをくみ取り行動に反映するのは、『任意で可能』。

255名無しは星を見ていたい:2019/02/21(木) 01:39:23
1.高宮 一三(たかみや いっさ)
2.女
3.21
4.
うぅ……ぐすっ……ぐすっ……
何が生きてるだけで丸儲けだよ、こっちは生きてるだけで大損だよ全く……
行く先々で事故起こすし、アイドルになれたと思えば入る事務所はことごとく潰れるし……
やっと腰を落ち着けたと思ったら地下アイドルで変なキャラ付け……
こんなんのせいか子供の頃からあだ名は死神なんだ……ぼくが何したんだよ……
一三は十三じゃないし……
何がデス・サーティーンだよ……舐めやがってくそう……
こうなったらホントに死神になってやるかんな……
みんな消えちゃえばいいんだ……!
はぁ……

5.「うん、まぁ、こういう所に来て何かが変わるとも思わないけれども。
初めまして音仙、姓は高宮、何者でもないぼくが来たよ。
ぼくの本音が分かるかい?」

256『音仙』:2019/02/26(火) 23:52:27
>>255(高宮 一三)

「はい――――――『本音』を聴き終わりました。ありがとう」

「人は……誰でも仮面をかぶって生きるもの。心の声は、沈めるもの。
 ……エエ、キミのそれ……それほど深くにはありませんでしたね。
 気付いてほしくて、叫んでいたからこそ…………浮かび上がったのか。
 あるいはそこが、その、キミの深みだったのかもしれませんけれど、
 いずれにせよ……心という井戸は、深ければいいというものでもないですし」

「話も……短い方がいい。完結に行きましょう」

                「……ああ、ただ」

「これは私の答えではなく、キミそのものでもない。眠っていた一つの可能性です」

          キィィィーーーーーーーーーーン

「『リプレイサブル・パーツ』――――死神の刃には少しばかり小さいですが、
 暗夜の道を切り開くには…………この形の方が向いているのではないでしょうか?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いわゆる『鎖鎌』のヴィジョンを持つスタンド。
鎖の先は『ハート形』に見える分銅で、鎖は伸縮自在。
この武器の扱いにのみ、怪物のような力と速度を与える。

鎖を最も縮めた状態はただの鎌だが、最長は極めて長く、8mにもなる。
当然扱いの難しい武器ではあるが、少なくとも修練した達人並に『扱える』。

能力は――分銅の命中箇所に『同じ分銅』を取り付けること。
そしてこのスタンドに元から着いている分銅と新たに取り付けたそれらは、
いつでも『切り替える』事が可能。切り替えを選べば即座に鎖が繋ぎ直される。

取り付けた分銅は単なる『スペア』ではなく、鎖につながれていない時は『錘』である。
付着している対象に『重圧』を与える効果があり、重さは『本体と離れる程強くなる』。
逆に接近すれば重さは減じ、本体に触れれば消える。また本体と交流している間は重みが無くなる。

『リプレイサブル・パーツ』Replaceable Parts
破壊力:B スピード:B 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:E

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                         高宮 一三(たかみや いっさ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

257『音仙』:2019/02/26(火) 23:53:08
鎖鎌のスタンド。鎖分銅を命中させた部分に『同じ分銅』を付着させる。
鎖の先はいつでも付着させた分銅に切り替えられ、その際は即座に鎖が繋ぎ直される。
なお、付着している分銅は『本体からの距離』が離れるに従い、強い重圧を対象に与える。

『リプレイサブル・パーツ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:E

【基本情報】
1.片手で扱えるサイズの鎌のスタンド。刃渡りは、約20cmほど。
  この武器を扱う手の動きに関して、『パス精BBC相当』に強化される。
  精密動作性は人並みだが、『鎖鎌を扱う技術』については問題無く網羅できている。
  狙った場所に分銅を当てる、絡める、引っ掛けるなどは、邪魔が入らなければ可能。
2.ダメージフィードバックは利き腕。柄が腕で、刃が手首から先。
3.柄の刃がない側からは鎖が伸びており、その先端は分銅になっている。
4.分銅のサイズについては掌に綺麗に収まる程。ハート形で、色は本体の好きな色。
5.鎖と分銅にはダメージフィードバックは存在しない。強度や質感は『鉄』相応。
6.鎖や分銅が壊れた場合、解除してから24時間すれば再生する。それまでは再発現しても壊れている。
7.鎖の長さは、鎖か分銅に手で触れていれば0〜8mの範囲で調節出来る。調整のスペックは『パスBB』。

【分銅】
1.分銅がパスCC以上の勢いで命中した箇所には『同じ見た目の分銅』が付着する。
2.この分銅は、鎌の柄を持っているとき、鎖の先に付着した分銅と『入れ替える』事が出来る。
3.入れ替えた場合、元々鎖と繋がっていた分銅は消え、新しい分銅との間に鎖が即座に繋がれる。
  遮蔽物がある場合は繋ぎ直す事が出来ないが、長さが足りるなら『迂回させる』事は出来る。
  ただし、迂回も含め鎖の長さの限度である8m以上距離がある分銅に鎖を繋ぎ変える事は当然できない。
4.新しい分銅は付着先からは分離する。ただし、分離させない事も出来る。
5.分銅の付着は小さな『リング』のような物で行われており、これは破壊力Bあれば引きちぎれる。
6.リング部分は対象に癒着している為、無理に引きはがそうとすれば対象にも損傷が生まれる。

【分銅の重み】
1.分銅そのものには重みはないが、取り付けられたものは重みを感じ、重圧を受ける。
2.その重みは『本体との距離』に比例し、『1m』離れているごとに『1kg』上昇する。
3.分銅部分が重くなる、というよりはその対象全体に『重圧』がかかるようなイメージ。
4.分銅が複数付着しているならば、その分だけ対象に掛かる重圧は重複する。
5.分銅の射程は『100m』。持続時間は『10分』。同時発現可能数は『4つ』まで。位置は把握出来る。
6.分銅は、取り付けられたものが本体に触れればその瞬間解除される。本体の任意解除も可能。
7.生物の場合、本体と会話するなど交流している間は分銅の重圧を感じずに済む。
8.重圧は感覚だけではなく実際に受けるため、あまりに多すぎれば押しつぶされる事になる。

258名無しは星を見ていたい:2019/03/27(水) 17:42:08
1.名前
塩見 竜胆(しおみ りんどう)
2.性別

3.年代
27
4.心の声
煙たい。
私の周りの空気が変わったみたいに煙たい。
息苦しくて生き苦しくて肺がひっくり返りそう。
そのうち自分の周りに煙が見えて、私自身も煙に巻かれて同化するような気持ちになる。
本当に煙になるなんてことはないんだろうけど。
これは何なんだろう。
この煙たさは何なんだろう。
5.素性:犯罪者あるいは通り魔

259名無しは星を見ていたい:2019/04/04(木) 02:45:25
>>258(塩見 竜胆)

「―――――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう」


           キィィーーーーーーーーーーー

「『ブラックシープ・シンドローム』」

                 ィィィィィィィィ

「社会の『煙たさ』に順応できない人間は、合わない空気に苦しみ続けるか、
 なんとかして比較的空気の合う場所を見つけるか、さまよい続けるか……
 それとも……自ら空気を入れ換えるか…………エエ、あるいは乱暴な方法でも」

                 ィィィーーーーーーーーーーーーーン ・ ・ ・

「『分煙』――――『認識の排斥』を引き起こすこのスタンドの使い道は、
 決して剣呑なものだけではないでしょうが……そういう使い方も、できなくはない」

「…………『犯罪』を裁くのは、私ではなく『法』の仕事ですが、
 『スタンド犯罪』となれば話も変わってきてしまいます、ので。
 その……『重々気を付けてください』ね。私も、音は、多いほうがいいので」

                       「では……行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミイラ男を思わせる、スマートな体型の人型スタンド。
指先は赤熱したような外見だが、触れて熱い訳ではない。

能力は――――『分煙』すること。
指先から噴き出る煙を全体に浴びせる事で、
対象は色を失い『セピアカラー』に変化する。

この状態を分煙されていると定義し、
されていないものから正しく認識されなくなる。
見た目は黒ずんだ塊に見え、言葉ははっきりと聞こえず、
文字などで表現しても、その上から炭を擦り付けたように読解不可能になる。

唯一、電波などを介在し行う間接的なやり取りではこの状態は緩和され、
また分煙されたもの同士は色のセピア化以外何の影響もなく交流できる。

『ブラックシープ・シンドローム』Black Sheep Syndrome
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:E

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
             塩見 竜胆(しおみ りんどう)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

260『音仙』:2019/04/04(木) 02:55:46

指先から煙が出る人型のスタンド。
煙を浴びたものはセピアカラーに変色し、『分煙』される。
分煙されたものは、されていないものからの認識が不明瞭になる。

『ブラックシープ・シンドローム』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:E

【基本情報】
1.人型。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.指先の赤熱部は、特に熱いなどは無い。煙が出るだけ。
3.特に意識せずとも、指先から火のついたタバコ程度の勢いで煙を出せる。
4.意識すれば、最大で消火器のように『パスCB』程度の勢いで煙を放射出来る。
  この放射の射程距離は、指先から『5m』ほどまで。
5.煙の放射中は、本体は『息を吐き続ける』ような状態になる。
6.十指のうち特定の指からのみ放射する事も出来る。スペック等は変わらない。
7.煙には後述の能力を有する以外での、即座に有害な要素はない。

【分煙】
1.全体(対象の面積の大部分、約7〜8割ほど)に煙を浴びせた存在は、『セピアカラー』に変化する。
2.この状態を、『分煙された』状態とする。
3.能力射程はスタンドから『15m』で、持続時間は『10分』。
4.能力は個別解除可能。能力対象に出来る数に特に制限はない。
5.対象に出来る最小サイズは煙草一本ほど、最大では人間一人分ほど。
6.このスタンドの本体は能力対象にできる。
7.スタンド使いに使うと、効果はスタンドにもフィードバックする。
  このスタンド自身についてのみ、フィードバックさせない選択が可能。

【分煙効果】
1.分煙された存在は、同じく分煙されている存在以外に詳細を理解されなくなる。
2.分煙されていない者には姿が『そういう形の黒い塊』にしか見えなくなる。
  これは無生物からもそう受け取られ、顔認証などは使えなくなる。
3.また、分煙されていない者には対象が発する言葉も不明瞭にしか聞こえない。
  これも無生物からも同様で、声認証や、音声操作が使えなくなる。
4.においは『タバコ臭さ』に変換され、触感もどこか炭に触れるようなもの。
  これらにより、『五感』で分煙された存在を見分けるのは非常に困難といえる」。
5.筆談や文字入力も、それらの表現が炭を擦りつけたように黒ずんで読解出来なくなる。
6.メールの送信、電話など、直接でなく電波などを介在するものは認識可能。
  拡声器など、音を単に拡大するものはこの条件には含まれない。
7.無生物の場合も、それが何なのか見た目で把握出来なくなる。
?8.分煙された存在同士は、セピアカラーになっていること以外正確に互いを認識できる。
9.このスタンドと、本体である塩見はいつでも『分煙』された存在を正しく認識できる。

261名無しは星を見ていたい:2019/04/04(木) 15:23:30
1.生駒 駿介
2.男
3.二十台後半
4.いや、どうもどうも。
  とりあえず俺の職業をお話しますよ。
  昼はウェイター、夜はバーテンやってて、いわゆるフリーターってヤツですね。
  だが、それは世を忍ぶ仮の姿。
  『本業』は、闇に葬られた真実を明らかにする『フリージャーナリスト』さ。

  ……なんてカッコつけたこと言ってるけど、現実ってのはそう甘くはない。
  『本業』だけじゃ食っていけないから、さっき言ったように副業をやってるワケです。
  生活はギリギリですが、まぁどうにかやってますよ。
  副業の方も、取材のネタを探すにはなかなか役立ってますしね。
  実を言うと、ちょっと前まで新聞社に勤めてたんですが、色々あって辞めちまって。

  『組織の力』に比べると、『個人の力』ってのは小さくて弱い。
  だけど、個人だからこそ伝えられる真実もあるし、組織に属していると暴けない真実もある。
  会社を辞める前、俺はそれが身に染みた。
  だからこそ、俺は『フリージャーナリスト』として、この世の隠された真実を明らかにしたいと考えてる。
  俺自身が思う、俺の『根っこの部分』は大体そんな所ですよ。

262『音仙』:2019/04/10(水) 01:49:01
>>261(生駒 駿介)

「――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 ジャーナリスト……いいですね、エエ。とても素晴らしい。
 いえ、その、『ペンは剣よりも強し』なんて言いませんけど、
 私も、その……憧れていたことがあるので。ジャーナリストにね」
 
    「結局は、マア、色々ありまして……
     このような『カウンセラー』か、
     『情報屋』まがいのことで、 
     生計を立てているわけなのですが」

「現実の『苦さ』を知っていてなお、その『道』を諦めずに進む。
 その姿勢……『後ろ向き』な理由から溜まる才もあれば、
 『前向き』な理由に後押しされ浮かび上がる才もある、
 と言ったところでしょうか……彼の名前は『スヌーピィ・トラック』」

           キィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

「どこか『堅実』というか、華やかさとは無縁の能力ですが……
 キミが『フリージャーナリスト』として『足で稼ぐ』のなら、
 彼は……それなり以上には役立ってくれるのでは、ないでしょうか?」

                   「……それでは、ご健闘を」

――――――――――――――――――――――――――――――――

四足歩行のオオカミのようなヴィジョンのスタンド。
嗅覚が鋭く、また見た目通りに『牙』と『爪』を持つ。
また、長い射程に比して平均的なスペックを有しているが、
当然ながら人型スタンドとは違い『物を持つ』などは不可能。
口で咥えれば無理ではないが、武器を自ら封じることになる。

能力は――――『マーキング』。

すなわち『このスタンドの匂い』を染み付かせること。
口から出る『唾液』か、肉球から分泌する『汗』を付着させる、
あるいは生物相手等なら何らかの手段で『取り込ませる』ことで、
その物体にはこのスタンドだけが感知できる匂いが染み付く。
取り込ませた場合は、染み付くどころか対象自体が匂いを帯びる。
唾液と汗では匂いが異なり、これによりマーキングを区別できる。

このスタンドは、匂いを辿り『マーキング』元まで高速移動できる。
その間は操作する必要はなく半ば『自動操縦』に近いが、
制御できないのではなく『操作すること自体は可能』であり、
減速をさせたり、追跡を中断・再開することも自由自在に可能。
ただし追跡に無関係な寄り道については、移動速度は通常通りになる。

なお、汗と唾液が接触すると『反応』を引き起こし、
このスタンドでなくても即座に把握できる異常な『悪臭』になる。
それぞれを取り込んだ物体同士の接触でもこれは発生し、
これによってさらに容易な追跡が可能となるだけでなく、
状況や相手の立場によっては『社会攻撃』を可能とする。

『スヌーピィ・トラック』Snoopy Track
破壊力:C スピード:C(B)射程距離:B(50m)
持続力:B 精密動作性:C   成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――
                生駒 駿介→己の『特別な才能』を聴き、把握。

263『音仙』:2019/04/10(水) 01:54:40
唾液と肉球の汗、二種の『マーキング』を追跡する。
二種の液が混合・接触すると、追跡の域を超えた『悪臭』が生じる。

『スヌーピィ・トラック』
破壊力:C スピード:C(B)射程距離:B(50m)
持続力:B 精密動作性:C   成長性:D

【基本情報】
1.犬型のスタンド。鋭い牙と爪を持つ。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.嗅覚に優れている。まじりあう匂いから特定の匂いを『かぎ分け』たり出来る。
  本物の犬と同じで、遠くの匂いを嗅げる、というわけではない(3〜4m範囲程度)
3.口からは唾液、四肢の肉球からは汗を分泌することができる。
  これらはスタンド物質で、このスタンドのみ感知できる匂いを有する。
  唾液はほぼ水に近い液状で、勢いは『パスEC』。汗は僅かに粘性があり肉球で触れた場所に付着。
4.これら分泌液の射程は本体から『3km』。持続時間は『12時間』ほど。任意解除自由。
5.取り込んだ場合、歩いた道、途中で触れたものなど、すべてに匂いの痕跡が残る。
  付着しているだけの場合は、通った経路がなんとなくわかる程度に残り香がある。
6.この『移った匂い』に関しては、移ってから『1時間』せずに解除される。
7.このスタンドは『分泌液の匂い』に限り、どれほど離れていても嗅ぎつけ、
  スピード『B』で匂いのもとに向かって『自動追跡』を行える。
  自動追跡は『操作が不要』なだけで操作不能になるわけではなく、
  あえてスピードを緩める事や、追跡の中断と再開などは自由自在。
8.追跡の際は『分泌液そのものの匂い』を最短距離で追うが、
  道などに『移った匂い』を逐一辿るようにして追うこともできる。
9.同時に複数の対象をマーキングすることもできるが、
  匂いは『唾液』と『汗』で二種のため、それ以上の対象をマーキングするのは困難。

【混合液】
1.唾液と汗を『混ぜる』と、その部分からすさまじい『悪臭』が発生する。
2.この悪臭を放つ混合液はスタンド物質ではなくなり、一般人でも感知することができる。
3.臭いの傾向としては『腐肉』のそれを非常に強くしたようなもの。
4.唾液と汗自体の接触でも起きるが、それぞれを『取り込んだ』者同士の接触でも起きる。
5.また、唾液を取り込んだものにこのスタンドが肉球で触れることでも、
  その逆に汗を取り込んだものに牙や舌で触れることでも発生させられる。
6.この悪臭は『10分』ほど持続し、水などで液を流せばもう少し早く落ちる。

264名無しは星を見ていたい:2019/05/10(金) 21:01:03
1.名前  繁在家 美知(はんざいけ みち)
2.性別  女
3.年代  20代
4.心の声
なんとなく生きてきて、それでも人生はずっと進んでた。
上手く行ってた――って言うつもりはない。
高校、大学、就職。それなりに成功した。でもそれなりで、誰かが望むベストじゃなかった。
それでも、立ち止まることはあっても、なんとなくで人生は進んでた。これからも、そう思ってた。

だけどまあ、それは何時までも通用しないようで――世間は私に色んな『覚悟』を求めてくる。
自分、家族、恋人、会社――全てをひっくるめて、『将来』の事。
ああ、私はなんにも『決めたい』なんて思わないのに。

265『音仙』:2019/05/10(金) 22:51:48
>>264(繁在家 美知)

「はい―――――――聴き終わりました、ありがとう。
 覚悟を求められる機会が『0』という人間は、まずいないでしょう。
 ゼロ。人生の数字を決めつけるのは、まあ、無理ですけど……エエ。
 だからこそ『覚悟』しなきゃいけない、わけですし……はい」

「とはいえ、覚悟の機会については、普通に考えて『0』にはならない。
 なぜなら……時間は、私たちの人生は、『進む』以外の道がないから。
 立ち止まって考える時間は有限だから……道を決める『覚悟』がいる
 あるいは他人に決めてもらうにせよ……それはそれで、『覚悟』がいる。
 何も決めないまま、ぼんやりと過ごす……それにも一種の『覚悟』がいる」

「覚悟、覚悟、覚悟。私にまで求められては、たまったものではないでしょうから」

「そろそろ本題に入りましょうか。エエ――――キミの『特別な才能』」

             キィィィーーーーーーーーーーーーンン

「『ウィアー・ローリング・オン』」

「決まった数字なんてものがおよそ存在しない、この人生で……
 前にでも後ろにでも、何もかも進むしかないこの世界で……
 キミの特別な才能は『360度』を、『その場で回転する』……それだけ。
 進める事も戻る事もしない。『その場で回るだけ』……キミも、キミと対峙した者もね」

         「それだけ、だけに……『意味』はキミにお任せしましょう。ええ。
          あえて『決める』気はしないなら……それも、いいんじゃあないですか?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

円柱をイメージしたような人型スタンド。
殴ったものを『360度回転』させる能力。

殴られたものは物理的中心、または本体が設定した軸を中心に、回転する。
能力範囲に収まらない大きい物体、もしくは本体が範囲を小さく設定した場合、
回転扉のように一部だけが対象となる。

本体、このスタンドはいつでも任意で自らの体を『360度回転』させることが可能。

『ウィアー・ローリング・オン』We're Rolling On
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                繁在家 美知(はんざいけ みち)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

266『音仙』:2019/05/10(金) 22:54:06

円柱をイメージしたような人型スタンド。
殴ったものを『360度回転』させる能力。

『ウィアー・ローリング・オン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.殴ったものを『360度回転』させる。回転のスペックは『パスBB』。
3.殴るの定義(触れるとの違い)は握りこぶしである事と、『パスCC以上』の勢いで当てる事。
4.回転にあらがうことはできない。パワーで踏ん張っても、強制的に必ず回転する。
5.外部から力で無理やり回転を止める場合、『押しとどめて3秒』ほど経過すれば回転が中断する。
6.回転している対象が生物なら、回転しながら出来る動作なら体を動かすことは自由。
7.本体およびこのスタンドは、殴る必要なく、いつでも自分自身に軸を設定して回転できる。
  ただし考えた瞬間に回転できるわけではなく、意識して『一呼吸』ほどのタメは必要になる。
8.このスタンドを含む本体とスタンドについて、360度回転は『フィードバック』しない。

【回転の設定】
1.360度回転の軸は、殴るときに決定できる。
2.回転の軸を決めずに発動したなら、対象の物理的中心を通って足場に垂直に交差する軸が設定される。
3.自分で設定する場合、軸は地面に垂直である必要はない。
4.ただし、360度回転し始める時点で物理的に回転不可能な場所・角度に、軸を設定することはできない。

【回転の制限】
1.能力対象にできる最大サイズは『1辺が2mの立方体』ほど。最小では『本体の拳』ほど。
2.最大より大きい対象の場合、殴った部分を中心にして最大サイズ分だけが『回転扉』のように360度回転する。
3.『あえて』殴った部分を中心に一部だけを『回転扉』のように360度回転させることも可能。
4.360度回転それ自体が対象を損傷させることはない。回転酔いで気分が悪くなる可能性はある。
5.一部だけが回転扉のようになった場合も、そこが損傷したりはしない。生物で例えれば、出血などもない。
6.『固定されていて、対象自身のパワーでは振りほどけない』場合は回転させられない。
7.同じ対象を連続で回転させるためには、『回転し終えて一呼吸』ほどのクールタイムが必要。
8.一度始まった回転を任意でストップさせる事は出来ない。外部の邪魔がなければ必ず360度回転する。

267名無しは星を見ていたい:2019/05/10(金) 23:46:28
1.彩木 操(さいき みさお)
2.女
3.17
4.絵を描くのは好きだねェ!祖父の部屋にあった画集を見て育ったよ。
 画材は油彩、水彩、水墨、Gペン、フォトショップに3D、色々挑戦してる。
 高校生のコンテストではたまに賞を取ったり……でも、自分としてはどうにもしっくりこなくてねェ。

 理由はわかってる――問題なのは「キャンパス」だ。
 最近気づいたんだがコイツら、小さくて狭すぎてどうにもならないぞ!
 410×318mmの6号キャンパスやワコムの21.5インチ程度じゃ、ボクの一筆(ストローク)ははみ出しちまう。

 いっそ、『この町そのものを画布にする』くらいじゃないとダメかな?
 自分の中の思いっきりをぶつけてみたいんだ。

268『音仙』:2019/05/11(土) 02:16:44
>>267(彩木 操)

「はい―――――――聴き終わりました、ありがとう。
 キミは、良いですね。とても……『シンプル』できれいな『音』。
 ああ、いえ、『単純』と言っているわけではないんですよ……
 純粋だ、と。エエ、もちろん私も聞き逃しているような、
 キミだけの『曲線』も、あるのかもしれませんけれど……ね。
 キミの『特別な才能』は、その純粋な『芸術性』の発露、かも」

   キィィーーーーーーz

「その名は、『レインボウ』。あらゆる『スプレー』を生み出す……そういう能力。
 薬品、美容、生活のあちこちに顔を出す道具ですが、キミには何より『塗料』でしょうね。
 まあ、キミの普段使いの道具とは、勝手が違うかもしれませんが――――――――」

                  ーーーーーー  ン !
 
「――――『町をアートに変える』先人たちが好んで用いる道具なのも、また事実。
 エエ。最近話題の何某のように……まあ、その、もちろん……『犯罪』なんですけどね。
 ただ、人を惹きつける芸術は、白黒ハッキリした中だけに生まれるものではないですし……
 ああそのあたりは、キミからしてみれば言ってきかされるまでもない事かも、しれませんけれど」

          「ともかく。私も『芸術』を愛する者の端くれ…………
           キミに『新しい道具』を渡したことを、きっと後悔はしませんよ。
           ……この部屋を塗りつぶしたりしない限りは。その、そこはお願いしますね」

―――――――――――――――――――――――――――――

繊細そうな人型スタンド。
手元からあらゆる『スプレー』を出すのが能力。

『スプレー』は『実体化スタンド物質』。
市販されているものならば『スプレー』の種類は問わない。
一度に出せる『スプレー』は『七』。

『レインボウ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――
       彩木 操(さいき みさお)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

269『音仙』:2019/05/11(土) 02:28:47

手元から『7つ』まで『スプレー』を発現できる。

『レインボウ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.手から『中身が満タンのスプレー』を出せる。同時発現可能数は『7』。
3.発現の勢いは瞬間だが『破壊力なし』のため、物を持っていると出せない。
4.両手から同時に発現したりもできるが、片手から一度に2つ発現したりは出来ない。
5.片手ごとに、1つのスプレーを出せば次を出せるのはだいたい『5秒』後から。
6.スプレーの射程は『30m』。誰でも扱える。位置は意識していれば把握可能。持続は『1時間』。
7.スプレーは内容物を含めて『実体化スタンド物質』。視界内なら任意解除可能。
8.『市販品』の範囲で種類、色、素材、サイズなどは自在。ただし、片手で持てるサイズ・重さに限る。
9.壊れたり内容物を完全に使い切ったスプレーは、その『一呼吸後』解除される。解除されたことは把握できる。

【内容物の扱い】
1.噴霧する前の内容物はすべて、スプレーを解除すれば同時に解除される。
2.一度正規の手順で噴霧した後の内容物は原則、スプレーを解除したり射程を越える事では消えない。
3.壊れた際に『漏出』『飛散』した内容物は『噴霧する前』の扱いのため、『スプレーが消えると同時に消える』。
4.3について逆に言えば、壊れたスプレーが消える『一呼吸後』までは、その内容物も残留している。

270名無しは星を見ていたい:2019/05/22(水) 22:13:50
1.八重樫 梅子(やえがし うめこ)
2.女性
3.15歳
4.
お父さんはよくあたしを殴りました。
理由は諸々あったのでしょう。仕事がうまくいかなかったですとか、酒に酔って気が大きくなっていたですとか。何もなくても突然殴られることも多かったです。
だけど、理由なんてあたしには関係ありません。きっかけがなんであれ、お父さんはいつも足腰が立たなくなるまであたしを殴りました。
父のことが嫌い、か……まさか、そんなことはありません。あたしにとって、これ以上ない最高のお父さんです。
お父さんはグズでノロマで頭の悪いあたしを、この世の誰よりも必要としてくれたのです。
あたしのお腹に沈み込む拳のひと振りごとに、心が満たされていくのを感じました。
あの痛みのひとつひとつが、ああ、無価値なあたしでも生きていていいんだって、あたしを肯定してくれていたのです。

だけど最近、お父さんはあたしを殴ってくれなくなりました。
今日は殴らないの、って尋ねてみても、ごめん、ごめんと言葉を濁らせて……もう半年も殴られていないように思います。
不安でたまりませんでした。お父さんに必要とされなかったら、誰があたしを認めてくれるのでしょう。
少しでも殴りたくなるように、たくさんお酌をして酔わせても、無茶なお小遣いの催促をしても、何をしても嘘くさく笑うばっかり。
どれだけやっても暖簾に腕押し。あたしは焦りました。焦って、追い詰められて、最後の手段として、自分の喉元に包丁を突きつけて、死んでやるって言ってみせたのです。
それでも、お父さんはあたしを殴ってくれませんでした。顔を真っ赤にして、あたしを羽交い締めにして、耳元でうーうーと唸るだけでした。
もう、お父さんはあたしなんていらないのでしょう。だから、死んだってどうでもいいのです。
あたしはもう、誰からも必要とされていないのです。

ねぇ、教えてください。どうしたら、また殴ってもらえるのでしょうか……?

271『音仙』:2019/05/29(水) 00:43:29
>>270(八重樫 梅子)

「はい、聴き終わりました――とても、その、良いですね。ありがとう。
 いえ、他人の人生を面白がってるわけでは、ないのですけど……エエ。
 こう人の心をたくさん聴いていると、たまにキミのような『傑作』がある」

「もちろん、それが特別な才能とイコールとは言いませんが……ね。
 ごく普通の人間に、特異を極めたような能力が宿ることもあるし……
 数奇な人生の持ち主に、一切なんの兆候も存在しない事もある。
 そこに何が重要なのか……それはいまだに分かりませんけど、
 エエ、一つ言えるとすれば……『渇望』ははっきりとした形を取りやすい。
 生まれ、育って、ここに来て。キミの心奥に溶け残り続けた『才能』」

        キィィィィーーーーーーーー   ン

「『デビルズ・アコンプリス』」

「起こす結果自体は、そう奇抜なものでもありませんが……
 それがほんの片鱗か……それとも、これだけあれば、十分なのか。
 使い方はお任せします……キミの渇望を満たす、道具にでも」

「あるいは……他の、飢えられる何かを見つけるための、導にでも」

―――――――――――――――――――――――――――――――

赤と青が散りばめられた、人型のスタンド。
高いパワーと精度、並の速度で格闘戦をこなせる。
能力は――『打撃』のダメージを半分こされること。

このスタンドで触れたあらゆる物体に、
ヴィジョンを一部だけ憑依させてしまえる。
憑依対象に与えられた打撃のダメージは、
『半分』が部位を通し本体にフィードバックし、
対象には『もう半分』のダメージだけしか残らない。

『打撃』の定義は広く、手で殴りつけるだけでなく、
足蹴にする、物で叩きつける、指での打鍵等も含まれる。

そして、部位からフィードバックするダメージを意識して集中すれば、
『対象のどの部分が、何で、どう打たれたのか』把握する事が可能。
その精度は高く、相手が振るう凶器の大体の材質を把握する事も、
打鍵されたキーから、タイピングされた文字列が何であるか把握する事も可能。

『デビルズ・アコンプリス』Devil's Accomplice
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――
         八重樫 梅子→己の『特別な才能』を聴き、把握。

272『音仙』:2019/05/29(水) 01:05:13

ヴィジョンの一部を触れた対象に『憑依』させる事で、
対象が受けたありと『打撃』ダメージを半分こしてもらえる。
その時、無生物のどこが、何で、どれくらいの打撃を受けたのかを把握出来る。

『デビルズ・アコンプリス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.触れた物体に、ヴィジョンの部位の一部を分離して憑依させられる。
  生物も能力の対象に出来るが、固体でないものは不可能。
3.憑依させられる部位の最小単位は指。最大はヴィジョンの全体。
4.憑依の射程は『20m』で、持続時間は『1時間』。同時には『3つ』まで。
  射程や持続時間を超えると強制解除され、『1分』はその部位が再発現しない。
5.部位を憑依させた無生物の位置や状態は直感で把握出来る。
6.憑依の任意解除はいつでも自由。即座にスタンドの元に戻ってくる。
  憑依させていたのが全身の場合は、本体の側に再発現する。

【憑依・憑依対象の制限】
1.胴体だけを憑依させるなど、ヴィジョンが分裂するような憑依させ方は出来ない。
2.同じ対象に二重で憑依はさせられない。ある人物とそのスタンドなど、
  ダメージフィードバックで繋がったものも『同じ対象』として扱う。
6.対象に出来る最小のサイズは、部位問わず一般的なピンポン玉程度。
5.対象に出来る最大のサイズは、憑依させる部位の大きさ次第。基準値は以下の通り。
指一本→一辺が20cmの立方体まで。スマホなど。
手一つ→一辺が1mの立方体まで。太鼓など。
四肢一本→一辺が2mの立方体まで。人間、サンドバッグなど。
全身→一辺が5mの立方体まで。乗り物、ちょっとした部屋など。
6.前腕部など、基準と基準の中間ほどのサイズの部位の場合、
  憑依対象にできる物体のサイズは『上回っている基準』に等しい。
7.触れた物体の『一部だけ』を憑依対象にも出来る。
  その場合は、どの部分を範囲にするかを明記する事。

【打撃の半分こ】
1.部位を憑依させた対象が『打撃』を受けると、そのダメージの『半分』は、憑依させた部位が引き受ける。
2.『残りの半分』のダメージは、通常通りにその対象自身が受ける。
3.打撃に伴っての何らかの変化などについては半分こされず、100%対象だけが受ける。
例)スタンド能力、火の付いた棒の打撃による着火、スタンガンによる通電など。
4.半分の定義はだいたいそれくらい、という事。厳密な数字は出さなくても良い。
5.部位が引き受けたダメージは、通常通りに本体の部位にフィードバックする。
6.対象の50%以上の損壊か、部位が動作不可能になるほどのダメージを引き受けると、憑依は強制解除される。
7.歩行やパソコンのタイピング、ゲームのボタン入力など、打撃のつもりでないが、
  結果的に『打っている』……という物も半分こして引き受け、フィードバックする。
8.ゆっくりと『押す』のは打撃に含まれない。最低『スD』程度の勢いは必要。
9.逆に『叩く強さ』は打撃か否かの判定には関係ない。『パE』でも打撃は打撃。

【打撃の把握】
1.対象がどこに、どの程度の破壊力の、どんな材質による打撃を受けたのかは、
  部位からのフィードバックがあった際に、そのダメージを意識すれば把握できる。
2.ただしこれは、本体がフィードバックしたダメージを知覚できた場合に限る。
  例えば対象が受けた打撃が『パワーD』未満だと、その更に半分しか引き受けないため、
  実際にはフィードバックしていても、人間の感覚では相応に集中していないと知覚できない。
3.把握の精度は高く、パソコンの『キーボード』のタイピングが対象なら、
  どんな文字列を入力しているのか程度はリアルタイムで容易く把握できる。
4.鈍器などで殴られたなら、その質感の把握なども可能。
  ただし金属名など、素材の名前が突然頭に浮かんだりはしない。

273『音仙』:2019/05/29(水) 01:36:22

―――――――――――ああ。キミの心は、既に目覚めているようですね。

C.名前。
D.性別。
E.年代。
F.自分の能力についての、声。
G.自分の人生についての、声。
A.その他(何かあれば)

―――――――――――――――・・・気のせいかも、しれませんけれど。

#1.これは……その、『ここに来る前からスタンド使い』な、貴方向けの話です。

#2.キミは、たぶん私の『共犯者』ではありませんけど……
   この場所に来たのも、なにか縁があるのかも、しれません。
   これまでの事……これからの事、よければ聴かせてもらえませんか?

#3.項目Fでは……『自分の能力を知っている』物として、
   どんな能力なのかをある程度指定してくれて構いません。
   ……ただしスタンド名やスペックを明記している場合、
   無条件で『私はそれを聴かない』物と考えてください。
   それと……単に、思い入れを話してくれるのでも、楽しいですね。

#4.なぜ、キミは、ここに来る前からスタンド使いなのか……?
   『生まれつき』『謎の男に目醒めさせられた』『隕石が当たった』
   『気づいたら』『言いたくない』『聴くも涙、語るも涙の物語』
    ……目覚めた経緯については、もし語りたいなら、項目Gでどうぞ。
    あ、ええと、『前に私から貰った』というのは、ありませんから……ね。
    私、一応人の顔は……もとい、音はちゃんと覚えてる方なので。ホントですよ。

#5.それとは無関係に、単に過去のことを語ってくれても……
   興味深く、聴かせていただきます、エエ……面白い話なら、ですけど。

#6.そう…………場合によっては、私はキミの音を『聴きません』よ。
   つまらない音、理解のできない音。私が目醒めさせたならともかく、
   キミは私の共犯者ではないので……最後まで聴く義理は、ない。
   いえ、捨てたりはしませんよ。エエ……キミはここから帰って。
   多分、その、それなりの人生を生きているんでしょうが……
   この町の物語の中に、名前が出てくる事は…………無いでしょうね。
   (※生存はしますが、PCとしての活動は原則許可しません。
     ただし、ミッション等のNPCとしての流用については許可します)

#7.それ以外のルールは……エエ、他の方にも伝えている通りです。
   (>>1-2のルールについてもご参照の上で志願をお願いします)

274名無しは星を見ていたい:2019/05/29(水) 20:18:17
(新形式で志願願います。不具合があれば指摘のほう願います)

C.アウラ・S・レイ
D.女性
E.十代後半
F.羽の無い天使様ね。私と一緒に狭い場所で一緒に
寄り添ってくれる大切な存在よ
G.生まれは地下アーケード街のコインロッカー21番
押し込まれてた後遺症らしく、今も右腕は動かないわ。
ロッカーには他にイニシャル入りの首輪があって
それが今の私の名前のSよ。
『天使様』は物心付いた時には見えてたわ。
たまに、私の境遇を可哀そうって言う人がいるけど
とっても不思議なの。だって、私は生きて色んな事が出来るし
体験も夢も選べる。天使様も見守ってくれるし寂しくないもの
A.キリスト教(プロテスタント)系の女子高に通っているわ。
育ての両親に、独り立ちの練習がしたいって言う我儘で
今は叔母と二人で暮らしてるの。

275『音仙』:2019/06/03(月) 00:57:05
>>274(アウラ・S・レイ)

「――――――――――――――エエ、興味深いお話でした」

「お帰りはそちらから……ああ、キミの能力については、その、
 変な言い方ですが……私もおかげで、相当詳しくなれましたから。
 もし何か聴きたいこと――――話したいことがあれば、またいつでもどうぞ」

               ギィィィ


「…………ああ、扉はそのままでも良いですよ」

                             バタ ン ・・・
 
「―――――――――――――ふう」

    ジジ ジジジジ ・・・

「『ミ・パライソ』……『閉所』への恐れが生んだ守護天使なのか、
 それとも……ある意味で、『閉所』を原点とする『恐れの具現化』なのか。
 そもそもの『発現条件』に……限定があるスタンドは珍しいものです。
 多くは『発現』自体は自由で……『発動』の制限で制御するのが、多数派ですが」
 
「それに……そう。彼女の腕とある意味同じ……『隻腕』の『近距離パワー型』。
 全てにおいて大きなハンディですけど……それが『代償』なのか、この『動作性能』の高さ。
 ああ――――私の目覚めさせた中には存在しないタイプ。やはり、たまにはこういう遊びも良い」

                      ガチャッ

「………………いえ、独り言じゃあないんですよ。
 キミに聞かせていたつもりです。振り向くのが、億劫で……はぁ。
 そうだ。先ほど『キャラメル』を置いて行ってくれた人がいるんです……お茶にしません?
 ……エエ、出来れば『開放的』な場所で。天使を連れた彼女が、いきなり襲ってきてもいいくらいに」

                  「……ええ、では、行きましょうか」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ステンドグラスのような意匠を持つ人型のスタンド。
本体の体を反映しているかのように、『右腕は存在しない』。
折りたたまれた右腕のような意匠は背に存在するが、飾り。
『能力』に関しても多大な『欠点』を併せ持っているが、
多くの近距離型が到達しえない、圧倒的なスペックでそれを補う。

――――『閉所でのみ発現できる』能力。

このスタンドは『箱の中』『ロッカーの中』『缶の中』など、
密封、ないし隙間の極小な『閉ざされた空間』の中でのみ、発現できる。
本体もそこにいるのであれば、このスタンドは傍に現れるし、
本体がいなくても、閉所であれば発現されることが可能である。
ただし本体のいない閉所に発現する場合は、その外壁に触れる必要があり、
またその場合はスペックも低下してしまうが、それでも『比較的』強力ではある。

発現中は閉所を構成する壁や天井などの仕切りは全て、
見た目だけだがステンドグラスのような意匠と化し、極めて荘厳。
また、このスタンドは閉所に合わせてそのサイズを縮小でき、
例えばだが小さな『お菓子の箱』の中にでも発現できる。

いずれにせよ、『閉所ではなくなった』瞬間にスタンドは解除されるが、
このスタンド自身の手で閉所の壁を打ち破ることも、解除と引き換えだが可能。

『ミ・パライソ』Mi paraiso
破壊力:B(C) スピード:A(B)  射程距離:0.2m(10m)
持続力:E 精密動作性:A(B) 成長性:E

※()内は『本体がいない閉所』に発現した場合。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                              →それが、アウラ・S・レイの『特別な才能』。

276『音仙』:2019/06/03(月) 01:14:54

閉所にのみ発現できるスタンド。右腕はない。
閉所でさえあれば、狭くともそこにサイズを合わせられるし、
閉所でさえあれば、そこに本体がいなくても行動させれる。

『ミ・パライソ』
破壊力:B(C) スピード:A(B)  射程距離:0.2m(10m)
持続力:E 精密動作性:A(B) 成長性:E

※()内は『本体がいない閉所』に発現した場合。

【基本情報】
1.右腕の存在しない人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.本体の側か、本体が触れた物体の内部に発現させることができる。
3.このスタンドは『閉所』でしか発現すること自体出来ない。
4.発現すると、壁や天井、床など、閉所を構成する『仕切り』が内側外側問わず、
  元の形状や色合い、素材のまま全て『ステンドグラス』風の見た目になる。
  ただしガラスなど外が&外から透けて見える物は透明度が失われ、見えなくなる。
  この外見的変化は、一般人であっても問題なく認識できる。
 (ロッカーに閉じ込められていた本体が発見されたのは、この変化のお陰かもしれない)
5.このスタンドは『閉所』ではない場所に出ると強制解除される。
  このスタンドが解除されれば、4の状態変化は即座に元に戻る。
6.発現が本体のいない閉所の中であれば、『10m』まで本体から離れることが可能。
  その代わりに、スペックはパス精ともに1段階低下し、『BAA』から『CBB』になる。
7.本体が同じ閉所の中にいるなら、本体の側を決して離れない(射程0.2m)
  また、もし何かの理由で『本体がいなかった閉所に本体が入ってきた』り、
  逆に『本体もいた閉所から本体が出て行った』りすると、即座にスペックが変動する。
  (閉所に入ってきた際にスタンドが本体から離れていたら、いったん解除されてから本体の側に現れる)
8.閉所が狭い場合については、体形などはそのまま、腕を振り回してつっかえないサイズまで縮小する。
9.閉所の定義は、以下の通り。
☆開いている部分がない。完全密封。開こうと思えば開ける部分はあってもかまわない(ロッカーや箱など)
  またはごくわずかな隙間はあるが、そこから覗き込んでも中がロクに何も見えない程度(空き缶など)
☆窓ガラスなどで外から中が見えても、閉じてさえいれば閉所。
  また先述したように発現後はステンドグラス調になり、見えなくなる。
☆広い場所でも条件をちゃんと満たしているなら閉所だが、『50平米(約15坪)』を超えると対象外。
  また、『閉所の中にある閉所』などの場合、『発現した閉所』が崩れれば、仮に外側にまだ閉所があっても一旦解除される。

277名無しは星を見ていたい:2019/06/03(月) 18:48:24
1.名前
はーい、ヨシエって言いまーす。
2.性別
女の子だよー。
3.年代
えっとねー、7歳!
5.言いたいこと
ここって何するところですかー?

4.心の声
邪魔して悪いな。
こいつの事は勘弁してやってくれ。
散歩の最中に偶然迷い込んじまったんだ。
もののついでに俺の話も聞いてくれねえか。
アンタに俺の声が聞こえるならだけどな。

俺の名はディーン。
今、ヨシエの隣に座ってるチワワさ。
ナリは小さいが、れっきとしたオスだ。
年は、そろそろ2歳になる。
アンタら人間にたとえると、二十代半ばって所だな。

俺が言いたいのは、俺自身の事じゃあなくヨシエの事さ。
ヨシエの両親は仕事であちこち飛び回っていて、何ヶ月も帰ってこないことも珍しくない。
家にいるのは、親が雇ってる家政婦と俺だけだ。
その家政婦だって常にいる訳じゃあないからな。
いつも一緒にいるのは俺だけだ。

ヨシエは寂しい思いをしているが、親や家政婦に心配かけまいとして明るく振る舞ってる。
だから、俺はヨシエの支えになってやりたい。
だが、それだけじゃ駄目だ。
何日か前に、家政婦が出かけた隙を狙って泥棒が入りかけたのさ。
家にはヨシエしかいなかったが、その時は俺が追い払ってやって無事に済んだ。

知らせを聞いた両親は警備会社と契約して防犯装置を取り付けさせただけだった。
娘に対しては、いつものように電話してきただけで終わりだ。
その時、ヨシエを本当に守ってやれるのは俺だけしかいないと思ったのさ。
……長々と退屈な話を聞かせちまったな。
この声がアンタに届いていれば、だが。

278『音仙』:2019/06/09(日) 04:41:47
>>277(ヨシエ)

「…………はい、聴き終わりました。
 どうやら本当に、偶然迷い込んだだけみたいですね……ええと。
 ここは『おはなし』を聴いたり……聴かせたりするところですよ。
 キミには……あまり楽しいところでも、ないかもしれませんが……
 マア、話し相手が欲しければまた来てください。ああ、その、『犬もご一緒に』ね」

「……手ぶらで帰すのもなんですし、『カステラ』でも食べますか? どうです?」

              「いずれにせよ……お帰りは、そちらからです」

279『音仙』:2019/06/09(日) 04:45:58
>>277(ディーン)

《――――――さて。私の『ウィスパーズ』……『心の声』を聴く部分もありますが、
 動物言語は訳せない……ただし、『スタンド使いの動物』だけは例外です。
 原理はよくわからないんですが……そういう『質疑』を、かつてやりました。
 あまり、役に立ったことは無かったんですが……今日のためだったのかもしれませんね》

           キィィィィーーーーーーーーーーーーーーーン

《親の『保護』にも、決まった形というものはありません。
 ご両親の仕事がなければ、『ヨシエ』さんもキミも生きられない……
 決して褒められたものではないでしょうが、蔑むほど悪い環境ではない》
 
《…………なんて利口な話が聞きたいわけではないでしょう?
 下を見たところで始まらない……重要なのは『キミの望むやり方』。
 つまり、キミの考える『本当』は『近くで守る』ものだということ。
 それを現しているのでしょう――――この力の名は、『ワン・フォー・ホープ』》

《キミをつなぎとめる『リード』と一体化して発現する、この力。
 犬であるキミには届かないところに届く『手』であり、
 ――――そしてキミの『敵』を縛る『拘束衣』にもなり、
 何より、キミの主人が何かに『立ち向かう』ための『鎧』にもなるその力。
 エエ、『なる』のはスタンドだけではなく……『キミそのもの』もです》

        《それでは―――――――――行ってらっしゃい。
         ああ。もし可能でしたら……一人で来てくれても良いですよ》

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

リードと一体化した、『光の紐』のスタンド。
先端は小さな手のような形状になっている。
リード無しでも発現自体は出来るのだが、
実体を損なうため、能力の大部分は失われる。

自由自在に操作でき、『第五の足』あるいは、
『第一の手』として駆使する事が可能であり、
一般小型犬の域を超えた行動の幅を実現するが、
能力の本質はその先――『手をつなぐ』事にある。

紐の先端と手を繋いだ人間と『融合』し、
犬人一体の『纏うタイプ』と化す能力。
本体は『耳』『尻尾』を備えるスーツに姿を変え、
犬の嗅覚や犬語の理解を装着対象に授けるほか、
光の紐は繋いだ側の手に巻きつき、これも操作が可能。

装着者がスタンド使いでなければ強制的に装着することができ、
肉体を対象の意を汲み取らずに操作することさえできるが、
拒む意思がある場合、操作のスペックは通常の人間にも劣り、
とてもではないが『社会戦』を演じる事には向いていない。
どころか人間の真似をするだけでも一苦労。真価は、受容の中にある。

『ワン・フォー・ホープ』One For Hope
破壊力:C スピード:B   射程距離:リードの長さ次第
持続力:A 精密動作性:D〜B 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               ディーン→己の『特別な才能』を聴き、把握。

280『音仙』:2019/06/09(日) 04:52:29
首輪のリードと一体化した光の紐のスタンド。
自由に操作でき、先端は手のようになっている。

この『先端の手』で人間と『手を繋ぐ』と、
本体が『纏うタイプのスタンド』に変化し、
対象の人間に装着されて様々な恩恵を与える。

『ワン・フォー・ホープ』
破壊力:C スピード:B   射程距離:リードの長さ次第
持続力:A 精密動作性:D〜B 成長性:D

【基本情報】
1.本体のリードと一体化して発現するスタンド。実体化している。
2.リードが付いていない場合は、発現は出来るが実体化しない。この場合は長さは一律2m。
  実体化していないため後述の『手をつなぐ』のがほぼ不可能に近い状態になる。
3.解除すると、破損状態などは元のリードに引き継がれる。
4.発現時はリードが光の紐のようになり、持ち手側の先端が五指を備えた『手』のような形状になる。
5.このリードはパス精CBCで、体の一部のように操作可能。
6.紐はちぎれると解除され、リードを変えなければ再発現不可能。
  強度については、元のリードに準ずる。これは手の部分も同じ。
7.犬用として販売されたリードでなく、単なる紐などでも発現のために代用可能。
8.先端の『手』は幼児の手ほどの大きさ。これで他人と『手を繋ぐ』と、能力が発動する。
  手をつないで意味があるのは人間に限り、また『スタンド』で手をつないでも意味はない。
9.リードを手で持たれた状態で発現すれば、最初から手をつないだ状態になっている。

【スーツ化】
1.リードの先端と手を繋いだ人間に、スーツ化させた己を『装着』する事ができる。
2.相手が一般人なら、抵抗されずに即座に装着出来る。
3.スタンド使い相手であれば、魂の許可が必要となる。
  装着中でも、魂レベルで拒まれれば即座に変化が解け犬の姿に戻る。
4.装着時は、本体は犬耳と尾を備えた『纏うタイプ』のスタンドスーツと化す。
  本体が変化しているためか実体化したスタンドであり、一般人にも視認可能。
5.本体側の意思による任意で、いつでも元の犬に戻れる。
6.犬に戻った場合は、装着者のすぐ側の任意の位置に本体が出現する。

【装着時の能力】
1.装着状態では、装着者は一般人でもスタンドを視認・干渉可能になる。
2.スペックは破スCB。精密動作性は、装着者が本体を受け入れているか次第。
  『完全に心から』受け入れていればB、拒んでいればD、どちらでもなければC。
  本体の『飼い主』など、特別な関係でなければ『B』になる可能性は低い。
3.基本的には対象自身の意思で行動し、本体は装着されているだけ。
  ただし相手が一般人なら、対象の肉体を本体が強制操作することも出来る。
4.3の強制的な操作の場合、拒絶反応が起き、精密動作性は『D』で固定。
  また、人間語を発声させるとどうしても発音などが不自然になり、
  動作含め、普通の人間から見れば即座に『不審』であると気づかれてしまう。
  なおスタンド使いに関しては、強制的に操作することは出来ない。
5.装着者の受けるダメージは本体も受ける。肩代わり、ではない。
6.本体は、装着者の感覚を通して周囲の状況を把握する事が可能。
  また、装着者とのみ、念話のような形でリアルタイムで意思疎通ができる。
7.装着者は犬語を完全に把握出来るようになり、発声・対話も可能となる。
8.装着者の嗅覚は常に精密動作性B相当となり、細かな匂いも嗅ぎ別けられる。
9.装着者が手を繋いだ側の腕には、『光の紐』が巻きついている。
  根元は手の甲に接続されており、体の一部のように自由に扱う事ができる。
  ただし、先端は手のような形状ではなく、普通の『紐』に近い。
10.装着者がスタンド使いの場合、『纏うタイプ』でなければそのスタンドの発現は自由。
  後から纏うタイプを発現すると、このスタンドによる『ディーン』のスーツ化は即座に解ける。
  纏うタイプを発現している対象が『ディーン』のスーツ化を受け入れると、纏うタイプが解除される。

281名無しは星を見ていたい:2019/06/11(火) 00:43:31
C.エマ ……色々な名前で呼ばれていたけれど それが私の名前
D.女
E.(指を折って数える)26歳
F.色々なものを作った 物語を紡いだ 象徴を産み出した   
  今はもう何も残ってないかもしれないけれど
G.気が付けばそこにあった
  神様がくれたものなのか 元々力が私にはあったのかは 解らない
  目覚めてからは楽しかった 時には怒ったり泣いたりした 
  けれど 私はその日々を誇りに思っている
A.ずっと遠くから来た もうそこには帰れないくらい遠い場所
  この街で私はゆっくりと 残された日を過ごしていこうと思う

282『音仙』:2019/06/17(月) 14:02:30
>>281(エマ)

「エエ――――ここは確かに『穏やか』な町では、あります。
 少なくとも……ああ、深くは聴いておりませんけれど、
 キミのかつていた『どこか遠い場所』よりは、ずっと。
 でも、耳障りな音や、興味深い音にあふれた町でもありますから。
 『隠居』のつもりなら……そうはいかない、かもしれませんよ」

        「それでは……また、この町のことでも、
          キミの能力について、おさらいがしたいときでも、
           どうぞお気軽に――――いつでも、お待ちしております」


                ・ ・ ・ ・  バタン。


「ふう――――――――『ソルトフラット・エピック』」

「アレは………………はたして彼女自身の心情によるものか、
 外的要因か、それとも何か計り知れない理由でもあるのかもしれませんが」

「……少なくとも今は、この町に溶け込み……静かに生きる選択も、できるのでしょうね」

           「……最も、彼女の物語はまだ、能力同様『完成』はしていない。
            それを、エンドロール後の不要な続章とみなすか……
            それとも、一つの可能性として追い求めるかは、彼女次第ですが」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

白磁を思わせる純白の人型スタンド。
能力そのものの攻撃性は高くないが、神速の動作を有する。

手で撫でた『表面』の『図柄』を記録し、触れた所に『印刷』する能力。
ヴィジョンそのものの平凡な精密動作性に比し、印刷の精度は高い。

また印刷を行う際、その表面をきわめて『フラット』にする効果があり、
これは印刷を解除するまで持続し、解除と同時に元の『凹凸』を取り戻す。

固体の表面に限らず、『液体』や『気体』への印刷も可能で、
その場合、対象が流動すればプリントは崩壊してしまうのだが、
空気の自然な流れ程度では崩壊しないよう、微弱ながら固定効果がある。

――――なお、『精神図の印刷』は、現在は使用不可能。

『ソルトフラット・エピック』Salt Flat Epic
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                    →それが、エマの『特別な才能』。

283『音仙』:2019/06/17(月) 14:03:51

手で撫でた表面の『図柄』を記録して、触れた所に印刷する。
印刷を行った面は『凹凸』を失い『フラット』になり、
印刷した図柄を解除すると同時に、その『凹凸』は元に戻る。

『ソルトフラット・エピック』
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.手で撫でたところにある『図柄』や『文字』など表面上の外見をスタンドに『記録』出来る。
  一つの図柄として記録したい場合については、一筆書きのように連続して撫でる必要がある。
3.記録しておける図柄の限度は、だいたい『A4コピー紙』で100枚(約6平米)分ほど。
4.記録の際、精密動作性Bの範囲で、『あえて記録しない』部分を選択することもできる。
5.記録している図柄は、本体は常に把握できる。
6.スタンドを解除すれば記録している図柄も消えてしまう。
7.記録している図柄を、触れた『面』に『印刷』することができる。

【印刷】
1.触れた面に、記録している図柄を自由に印刷できる。
  複数の図柄を一気に印刷は出来ず、再度触れなおす必要がある。
2.手で触れた所を始点(図柄の端部分)にして印刷が始まる。速度は非常に速い(ほぼ一瞬)
3.印刷する面に対する図柄の『向き』は、本体の任意。
4.印刷の大きさは、元の図柄の大きくする分には2倍、小さくする分には0.5倍まで変更可能。
5.能力射程は『50m』で、持続時間は『1時間』。同時に印刷しておける範囲の限度は、記録して置ける限度と同じ。
6.触れてさえいれば液面、および『空気』を面とみなし印刷を行う事も可能。
7.固体以外に印刷した場合、印刷が行われた液体、気体はその位置に『パE』で固定される。
  それ以下のパワーでの水の流れや空気の流れで印刷が自壊する事はないが、それを越えれば自壊する。
  攻撃を防ぐ盾にはならず、『図柄が勝手に崩れないようにするため』の固定に過ぎない。
8.固体であれば面の破壊や剥離および上書き、液体や気体であれば面の霧散や流動など、
  いかなる原因であっても印刷した図柄が原形をとどめなくなると、その印刷は強制解除される。
9.印刷に『かすれ』など、コピー機でありえるような『乱れ』などは生じない。

【平坦化】
1.印刷が施された面は、触れている部分を中心にして平坦化し、『凹凸』が一瞬で消える。
2.大きすぎる凹凸は消えず、そこで面がさえぎられ、途切れているものと認識される。
3.基準としては、触れた部分から掌を面に沿って動かしたとき、
  その手首を『90度』曲げないと手が止まってしまうような凹凸は消えない。
  僅かに手首を曲げれば、あるいは動かさずとも沿って動かし続けられるような凹凸なら、消える。
4.消えるのは面の一部、または面に固定されている物による凹凸のみ。上に置かれているだけの物は消えない。
5.印刷が解除されれば、対応する平坦化も解除され、元通りの形状に強制的に、かつ一瞬で戻る。

【精神図の印刷】
×.現在、使用不可能。かつては使えていた可能性がある、人の『象徴』を産み出すための力。
  もし『成長』でもすればまた使えるかもしれないが、それを望んでいるかは、『音仙』は聴かない。

284名無しは星を見ていたい:2019/06/18(火) 22:41:16
C.志羽 徹
D.男
E.17
F.俺はくだらない人間だけれど、この『能力』があれば
あの人の敵を倒せる、役に立てると、そう感じていた気がする。

G.この『スタンド』に目覚めた過程、その事を考えた時。
俺の去年の『記憶』が抜け落ちている事に気づいたんだ。
確かに俺は、一昨年まではこんな『能力』を持っていなかった。

おぼろげな感覚として、あの人に会って、
それが契機となって『目覚めた』……そんな気がする。
そして、俺はその人の事を絶対に忘れてはいけなかった。
その筈だったのに。

A.あの人の事は、もう何も思い出せない。
今は、俺の中から喪われた感覚の大きさ……
それだけがあの人の実在を証明する唯一のものだが、
何としてでも、空白の記憶を取り戻したい。
何を犠牲にしてでも。

285『音仙』:2019/06/19(水) 01:27:08
>>284(志羽 徹)

           キ

                ィィィィーーーーーーーーーー ・ ・ ・  ーーーーーン

「とても、興味深いですね―――――――――――キミの『記憶』について。
 私の『ウィスパーズ』は、『心音』を聴きとる事ができるわけですが、
 確かに……今のキミの、心の奥底にさえ、その時の『心象』は奏でられていない。
 まあ、その、私は……記憶、それも消えた記憶の読み取りはまるで本業ではないですし、
 かなり回りくどいやり方でやっているので、単に『聞き逃し』かもしれませんけど……
 少なくとも……私がキミの力になれるのは、ここまで、という事になります。エエ……申し訳ないですが」

「とはいえ、キミの『ウェイティング・フォー・ラブ』が『後天的』な力なのは間違いない。
 そうなれば…………それを『与えた』か『目覚めさせた』何者かがいる可能性は、高いでしょう。
 キミの『気のせい』ではなく…………実際に、そういうことがあった、と考えるのが自然です」

           「ああ、もう行かれるのですね。エエ…………どうかお気をつけて。
            記憶の受け皿である、キミ自身を犠牲にすることの無きよう・・・」

   ・・・

        ・・・ バタン


「…………『取り戻したい』という、強い意志。
 あのスタンドの持ち主であるのは納得ですが……さて。
 アレを与えた何者かは、私のように……『目覚めさせるもの』なのか。
 それとも………………『与えるもの』なのか。……前者であることを祈りますが」

             「……エエ。少し調べてみた方が良い、かもしれませんね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『手首』から先が切り落とされたかのように存在しない、人型のスタンド。
物を『掴んで』『引き寄せる』能力。

念じることで、『手首』の断面の直線状にある物を『掴んだ』状態で『手』が出現する。
この状態の『手』は『掴む』以外の行動が取れず、『手を離す』ことで消滅する。
『生物』は掴めず、『掴む』物は本体が視認できている必要がある。
一度掴んだ後は、射程から出るか能力を解除するまでは『掴み』続ける。

そして、『手首』と『手』は任意のタイミングでで『引き寄せ合う』。
掴んでいる物が本体より軽ければそのまま『手』の方が、
逆ならば『手首』……つまりスタンドと本体の方が、
同じぐらいならば双方が磁石のように『引き寄せられて』いくだろう。
くっついたあとも強固なパワーで引き合い続けるが、当然『手を離す』ことで『手』は消える。

『ウェイティング・フォー・ラブ』Waiting for Love
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(能力射程:10m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B
(『引き寄せる』力はスタンドのスペックに準ずる)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                          →それが、志羽 徹の『特別な才能』。

286『音仙』:2019/06/19(水) 01:32:23

人型のスタンド。『手首』から先――『手』が存在しない。
物を『掴んだ』状態の『手』を出現させ、それと手首を引き合わせる能力。

『ウェイティング・フォー・ラブ』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(能力射程:10m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B
(『引き寄せる』力はスタンドのスペックに準ずる)

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。手首から先は『存在しない』。
2.念じることで、手首の断面の直線上『10m以内』にあるものを『掴んだ』状態の『手』が出現する。
3.この手は、物を掴んだ状態でのみ存在でき、物から手を離すと解除される。
  また、一度掴みさえすれば、手首の断面と手が直線上で結ばれている必要はない。
4.現在は、基本的に『生物』は掴めない。また、本体が視認できていない物も掴めない。
5.物を離すことによる解除だけでなく、掴んだままの手を離さずに解除する事も出来る。
6.とっかかりのない平面は掴めないが、『破壊力B』で『指を食い込ませれば掴める』なら可。 
  例えば『土壁』など。コンクリートや岩などは、さすがに指の力では相当『無理』がある。
7.掴む強さは手を出現させるときも、出現させて掴んでからでもいつでも調整可能。
  握りつぶすこともできるし、柔らかく保持する事も可能。その精密動作性はB相当。
8.任意のタイミングで、手首の断面と手を『引き寄せ合わせる』事ができる。
9.掴んでいる物が本体より軽ければ、手が掴んでいる物ごと手首の断面に向けて引き寄せられる。
  掴んでいる物が本体より重ければ、本体とこのスタンドが手首に向けて引き寄せられる。
  同等の重さなら互いに引き寄せ合う。いずれにせよ、引き寄せ合うスペックは『パスBC』。
10.最終的には手と手首の断面がくっつくが、くっついていても引き合い続けている。
   ただし、その状態からでも物を離せば『手』は消えるし、任意で消すことも出来る。

287名無しは星を見ていたい:2019/06/20(木) 13:50:36
C.釘宮雅(くぎみやまさ)
D.男
E.27
F.私の視界内で能力が発動する……らしい。
あと見たことないね、人型の……みたいなのは。

G.二年前に大きな病気をやって死にかけたんだけど、その時かな。
何かを連れて戻ってきてしまった訳だ。

A.ねぇ、目覚めてる身としてこんなことを言うのは変かもしれないけど、これって随分オカルティックな話だと思わないかな。
私たちは呪われてるんじゃないかって思っちゃうよ。
もしこの町にそんな人たちがたくさんいるなら、大変なことになりそうだね。

288『音仙』:2019/06/24(月) 00:01:20
>>287(釘宮雅)

「……………………ええ、なるほど……とても『興味深い』お話しです。
 『呪い』とは言いえて妙と言いますか、キミの場合は……いえ、その、
 なにも『彼女』を否定するわけではないんですけど……ね?
 いかにも、といいますか、その、『オカルティズム』に溢れた能力だな……と」

              「エエ……『彼女』」

    キィィィン

「『見えない』ものはどこにいるのか――――答えは、『死角』」

「『スタンド使い』にとっての、死角とはどこか―――――答えは、そう。『背後』です」

                    キィィーーーー ・・・

「まあ、その……『彼女』のおかげでキミの背後は死角とは言い切れませんし、
 害も……キミには無さそうなので、いいのではないでしょうか…………?
 キミがたくさんいたら、それはもう、ものすごいことになりますけれど、
 幸いにして……キミのような『自立型』のスタンド使いは多くありませんし、
 キミの『彼女』も、その中では比較的おとなしい部類でしょう……『ミュオソティス』」

           「…………エエ、それでは、何か困りごとがあれば、また。
             あ、いや、『除霊』とか『縁切り』は専門外ですので、
              末永く……それと出来るだけ上手く、お付き合いくださいね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本体の背中にべったりと張り付くように隠れているスタンド。
性質上、本体は首を180度回しでもしないとこのスタンドを視認できない。
他人からのみ見えるそのヴィジョンは――――『女性的な幽鬼』を思わせる。

能力は、『釘を刺す』こと。

本体が『見つめた』相手に、このスタンドは『釘』を投げつける。
釘は本体が見つめている限り対象を『追尾』し、見つける箇所を打ち抜く。
途中で目をそらしたり、他の物に目移りすればその分の釘は追尾を失い慣性で飛ぶが、
同じものを見つめ続ける限りは、見つめている箇所が変わっても問題なく、
常に『今見つめている箇所』に向けてリアルタイムで追尾が行われる。

釘が突き刺さった対象は、本体に『見られる』のを『忌避』するようになる。
具体的には、視線を浴びると気温への感覚が狂い、加速する『寒気』に襲われる。
視線から逃れれば即座に温度感覚は戻るが、無抵抗で浴び続ければ『凍死』の可能性すらある。

このスタンドは『完全自立型』だが、本体が意識すれば『釘を投げさせない』事は可能。
本体自身には『見つめ続けた場所に自分の背後から釘が飛んでいくスタンド』に感じられ、
さながら『呪い』のようだが――――『彼女』は誰よりも本体に忠実で、尽くしてくれる。

『ミュオソティス』Myosotis
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(背後のみ)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           →それが釘宮雅(くぎみやまさ)の『特別な才能』。

289『音仙』:2019/06/24(月) 00:07:52

完全自立型。本体が見つめている対象を『追尾』する釘を投げる。
釘が刺さっている対象は、本体の『視線』を浴びると『寒気』に襲われる。

『ミュオソティス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(背後のみ)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.完全自立型のスタンド。本体の背後に隠れるようにして立っている。
2.本体自身には角度の問題で見えない。鏡にも当然映らない。姿は『女性的』で、無言。
3.後述する行動ルーチンに従い動く。やめてほしいなら、スタンドを解除するしかない。解除は自由。
4.行動はやるかやらないかの二択。知性などがあるかどうかは、現状では『不明』。
5.ダメージフィードバックや視聴覚のリンクは存在しないが、破壊されれば『一晩』で再生する。
  またフィードバックがないとはいえダメージの概念はある。ヴィジョンの強度は人間の女性並。
6.背後から迫ってきて、かつ攻撃してくる相手や、飛び道具には格闘で反撃する。
  それ以上の『でしゃばる』ような真似はせず、本体の正面から向かってくるなら敵にでも手を出さない。
7.ただし後述の『釘の追尾』が行われているときは、反撃などもせず全て追尾にリソースを割いている。

【嫉妬】
1.スタンド発現中に本体が『約5秒間』連続で見つめていた対象に、彼女は『五寸釘』を『パスBC』で投擲する。
2.五寸釘は実体化したスタンド物質。これは問題なく本体にも視認できる。
3.五寸釘は、『本体が対象を見つめ続ける限り』、障害物は避けながら常に視線の先を追尾し続ける。
  射程や持続時間は『見つめている限り』無限。『監視カメラ』など、1つまでなら物を介して見つめてもいい。
4.対象となる物体上の見つめている箇所が変われば、追尾する先が変わる。
5.対象そのものから視線を外す、あるいは意識して目を閉じる、視界が塞がるなどすると釘は追尾性を失い、慣性で飛ぶ。
  まばたきなど、意識的ではなく、かつ極めて短い時間視線が切れただけならば、追尾性は消えない。
6.同時に存在していられる釘は『3本』まで。追尾性を保つのは当然最新で見つめている物への『1本』だけ。
7.追尾中の釘は、何かに遮られそうになると『迂回』するが、もし誤って他の物に刺さった場合、
  それがパスBBで動かせ、かつ釘の先端が裏側から貫通しているなら、そのまま対象を追尾し続ける。
  もしそこから動かせないか、釘の先端が埋没してしまったら、その釘については『そこに刺さる』。
8.釘は物理的破壊力も持つが、『刺さっている』物体・生物に更なる効果を及ぼす。
9.なお、すでに釘が刺さっている対象に、さらに釘を投げる事はない。釘の任意解除は釘が見えていれば可能。
10.どんなものであれ、『釘が刺さらない』と後述の能力は発動せず解除される。
   また、刺さる前に『撃墜』され勢いを失った場合も同じ。
   軽く弾かれた程度で勢いが死んでいなければ、再追尾する。

【寒気】
1.すでに釘が刺さっている対象がさらに本体から見つめられていると、今度は『寒気』を感じる。
2.具体的には、『周囲の気温が低く感じる』ようになる。
3.視線を浴び続ける限り、『1秒につき1度』ずつ対象にとっての気温は低下する。
  この効果の下限は、観測上の世界最低気温である『マイナス89度』に等しい。
4.対象や本体に『気温や見つめられてからの時間を正確に把握する能力』を付与するわけではない。
 (※GMは秒数カウントや現在気温について、明らかに不自然でなければ厳密にはカウントしなくてもかまわない)
5.この場合も、『まばたき』程度では『視線が途切れた』事にはならない。視線から明確に外れる必要がある。
  また、本体は対象を目が疲れるほど凝視する必要はなく、いわゆる『視認』の状態であれば能力は発動し続ける。
6.本体からの視線が途切れれば、対象の感じる気温は即座に元通りになる。
  物陰に入る、不意を突いて急に大きく動く、目を閉じさせる、視界をふさぐなどが有効。
7.刺さった釘は固定され、無理やり引き抜くには『パC』、肉体を傷つけず引き抜くにはそれに加え『精B』は必要。抜けた釘は解除される。

290名無しは星を見ていたい:2019/07/12(金) 19:03:56
1.比留間 彦夫(ひるま ひこお)
2.男性
3.三十代前半

5.「私には、子供の頃から抱え続けている悩みがあります。
   私は物心ついた時から、人生に楽しみを感じた事がありません。
   これまでの私の人生は、まるで炭酸の抜けたサイダーや味のないスポンジケーキのようなものでした。
   毎日を生き生きと過ごしている人達が羨ましい。
   出来る事なら、私も彼らのようになりたい。
   生きる喜びと呼べるような何かを、私は見出したいのです。
   ここに来れば、そのヒントが得られるのではと感じたのですが……」

4.幼い頃から、私にとって何よりの楽しみは『嘘』をつく事です。
  ありもしない偽り言を口にする度に、深い悦びを感じる。
  まるで芳醇なワインのように、心に染み渡る罪悪感が心地良いとでも言いましょうか。
  しかし、誤解しないで下さい。
  私は嘘つきですが、決して詐欺師ではありません。
  人からお金を騙し取るとか、誰かを酷い目に遭わせようなんて事は少しも考えていません。
  ただ純粋に、『嘘』をつく事が好きなだけです。

291『音仙』:2019/07/19(金) 00:03:33
>>290(比留間 彦夫)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう」

「さて……『嘘つき』には、特別な才能を持つ人が多い印象がありますね。
 もちろん……エエ、筋金入りの、とただし書きはいりますけど。
 多かれ少なかれ、嘘つきの一面は……もちろん私も、持っていますからね。
 ええ。それを暴き立てるのが……私の『ウィスパーズ』の一端でもあります」

「『生きる喜び』……それを真の意味で見つけるのは、結構難しい。
 テレビゲームや読書、スポーツ、何にしても真にのめり込むのは、
 それはそれで一つの才能で……私もそうなんですけど、
 多くの人は、生きる喜びを得る手段を……自分では中々決められない。
 色々やってみて、飽きて、また次を。その繰り返し。
 一つや二つの趣味は見つかりますけど、それで喜びの全ては埋められない」

「生きる喜びを知るキミに、特別な才能があるのは道理ですね」

         キィィィィィーーーーーーーーーーーーン ・・・

「『オルタネイティヴ4』」

「騙すための能力ではなく、騙しを糧とする……そういう能力。
 もっとも、嘘一つない潔白の兵士としても使えなくはないですが、
 それこそ…………味のないスポンジケーキ、と言ったところです。
 さあ……行ってらっしゃい。好きな事を、好きなだけするといい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

手に発現する『カード』のスタンド。
五枚存在し、四枚はハート、クラブ、ダイヤ、スペード。
そして残りの一枚はジョーカーの図柄を持ち、全て実体化している。

このカードの表面を意識して翳すと、カードは兵士に変化する。
兵士は対応するカードの『図柄』が刻まれた白い鎧を着ており、
これも実体化していて、同時に二体までを変化させておける。
兵士は本体の意思のままに操作可能で、群体型のような挙動を見せる。

そしてこのカードの裏面を上にして物体の表面に置く、
壁に貼り付けるなどすると、カードはそこに固定され、
それに他人が触れると、『図柄』の無い『黒い兵士』に変化する。

この黒い兵士の性能に特に通常の兵士と違いはないが、
変化元となったカードの『図柄』を言い当てられると、
その瞬間に、無条件で強制解除されてカードに戻ってしまう。

だが、仮に図柄の予想が『間違っていた』なら、
兵士の体に変化元の『図柄』が浮かび上がり、
通常の兵士に比べ、強化された状態へ変化する。

強化の内容は『図柄』によって異なるが、
いずれも超人的なスペックが付与され、
また『ハート』の場合は射程距離が延長される。

なお、五枚目のカードは『ジョーカー』。
これのみ表を翳しても何も起きないが、
裏面を仕掛けた場合は他と同じ黒い兵士になり、
二体の発現制限とは別枠で発現し続けられる特性、
またダメージフィードバックを有さない特性を持つ。

ジョーカーに対する図柄の言い当てを間違えられた時、
浮かび上がる図柄は『任意の図柄』を選ぶことができるが、
それに伴うパワーアップは発生しない。仮初の嘘でしかない。

『オルタネイティヴ4』Alternative 4
破壊力:C(B) スピード:C(B)  射程距離:C(B)
持続力:E 精密動作性:C(B) 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        比留間 彦夫(ひるま ひこお)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

292『音仙』:2019/07/19(金) 00:10:52

カードのスタンド。表をかざすと白い兵士に変化する。
裏を向けて設置しそれに誰かが触れると黒い兵士に変化するが、
その場合、変化の元となったカードの図柄の『予想』を受ける事で、
的中させられれば解除されてしまうが、外されれば強化を得られる。

『オルタネイティヴ4』
破壊力:C(B) スピード:C(B)  射程距離:C(B)
持続力:E 精密動作性:C(B) 成長性:C

【基本情報】
1.片手に発現される実体化した『カード』。手から離すことも可能。射程は『9m』。
2.破壊されれば、そのカードは『1日』再発現されない。強度は『プラスチック』風。
3.カードの表面は、スペード、ダイヤ、クラブ、ハート柄が1枚ずつと、
  『ジョーカー』のような柄の物が1枚存在し、この5枚1セットでのみ発現出来る。
  ただし、破壊されたカードがある場合、それは別となる。
  裏面の柄は共通で、四隅にスートのマーク、中央に道化師のような顔が描かれている。
4.表面を外側に向けて翳すと、『ジョーカー以外』のカードなら『白い兵士』に変化する。
  兵士の胸にはそれぞれ、変化元となったカードの図柄が刻まれている。
5.兵士のスペックは一律『パス精CCC』で射程はカードと等しい。自由に操作可能。
  視聴覚リンクは存在するが、複数体の視聴覚を同時に受けるには集中力が必要。
  実体化しており、発現時間は一律でカードを翳してから『3分ほど』。
  ダメージフィードバックは存在するが、群体型のため、一体につき『4分の1』。
6.任意解除可能。その兵士はその場で消え、対応するカードとして手に再発現される。
  人間が気絶するダメージを負えば強制解除され、そのカードは破壊された扱いとなる。
7.同時に存在できる兵士は『2体』まで。後述の『ジョーカー』は数に含まれない。
  ただし、ジョーカー含む3体を同時に操作しようとすると、
  精神的に集中が必要で、片手間での3体同時操作は不可能。
8.カードは『裏を向けて』置くことで、その場所に『貼り付ける』事が可能。
  この時、GMにもレス中には『どのカードを置いたか』を明言しなくても構わないが、
  暗号スレやメール欄への記載などは必須。設置時点で『決めておく』必要がある。
9.貼付け自体は『破壊力A』でも剥がせないが、何らかの理由で表が見えると、
  その瞬間にカードが解除されて、兵士の任意解除時のように手元に再発現される。

【伏兵】
1.裏向きで張り付けたカードに生物が触れると、『黒い兵士』に変化する。
  この兵士は、触れた生物の目の前に基本的には発現されるが、
  スペースが無いなどで発現出来ない場合、横などにも発現され得る。
2.黒い兵士は図柄が無いが、どの図柄かを言い当てられると解除される。
  任意解除した時と同じく本体の手元にカードとして再発現されるのだが、
  この方法で解除されてから約『10分』は、手元に再発現されなくなる。
4.相手が言い当てようとしたが的中させられなかった場合、兵士は『パワーアップ』する。
  パワーアップした黒い兵士は解除されるまで図柄が浮かび上がり、言い当ては意味をなさない。
5.パワーアップした場合、スペックは以下のようになる。
  クラブ・・・破壊力が『B』になる。
  スペード・・・スピードが『B』になる。
  ダイヤ・・・精密動作性が『B』になる。
  ハート・・・射程距離が『B(20m)』になる。
6.貼り付けた後のカードや、黒い兵士も任意解除することが可能。
  元の兵士の場合と同じく、消失後にカードとして手元に再発現される。
7.スートの図柄およびジョーカー以外の『存在しない図柄』であるという言い当ては、
  たとえどれだけ真剣な予想の上でも、原則的に何も起きない。

【ジョーカー】
1.ジョーカーは先述のように表面を使えないため、裏面での設置にのみ使用できる。
2.ジョーカーも、裏面設置後に触れられると黒い兵士が出るのは同じ。
3.予想を当てられると解除される仕様も、他のカードと同じ。
  このカードのみ『ジョーカーだ』と名指しされなくても、
  四つのスートのどれでもない、と当てられれば解除される。
4.違うのは、一つは『ダメージフィードバック』が無い点。
  利点ではあるが、ダメージを受けても本体に届かないため、
  明らかに他の兵士とは『異質』であるとバレやすい。
5.もう一つは、予想を外された場合、『任意のスートの図柄』を浮き出させられる。
  ただしパワーアップは発生せず、あくまで見た目だけがそのスートの黒い兵士になる。
6.このジョーカーの黒い兵士は、先述の通り発現数二体までの制限に引っかからない。
  よって、能力を知る相手には、三体目がいればジョーカーがいるのを看破される。

293名無しは星を見ていたい:2019/08/18(日) 10:50:33
1.藤堂 聖十郎
2.男
3.20代前半
4.欲望のままに、凡ゆる性癖を人に植え付けたい。
5.近接パワー型がいいです。

294『音仙』:2019/08/27(火) 21:12:57
>>293(藤堂 聖十郎)

「………………………はい。キミの心から『これ』を聴き取るのは、
 中々苦労しましたが……エエ、ようやく聴き終わりました。ありがとう」

「性癖……他者の記憶や意思、精神を司るような才能は、概ね『非力』なもの。
 中には特例もありますが……ね、例えば、キミがその一人です。
 もっとも……『ミッショナリー・マリー』、この力が働くのは、
 本来はあくまで物理的な対象で……精神面への働きについては、
 キミの飽くなき『布教願望』がもたらした副次的な効果なのでしょう」

           キィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーン ・・・

「さて――――『欲望』のまま、自分の道を行くのは並大抵のことではありません。
 まして、その道に『他』が欠かせないのであれば、なおさらのことでしょう。
 ……私にできるのは、その一歩目、いえ、一歩目を踏み出すための『靴』を履かせることだけ」

                「それでは…………良い旅路を」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。生々しく肉体的だが、頭部と両手のみ機械的。
スペックもそれなりに高度だが、能力は『情報』に適する。
反面、その両立のためか射程、持続力など他の点は劣悪。

掌で触れた『記録メディア』のデータを抜き出して保存し、
その状態で他の物に触れる事で『流し込む』ことが出来る。
その際、データは対象とスタンドの腕の間を通る光の流れのように可視化される。

メディアではない物に流し込むことも試みる事は出来るが、
データは消えてしまううえ、対象には内部からダメージが及び、
与えられるダメージもスタンドの破壊力に劣るため単純な意味は薄い。

そして――――最大の特色は、『脳』という原初の『記録メディア』の存在。
他人の脳については魂からの許可なくしては抜き取りは出来ないが、
自分自身の脳からであれば気軽に記憶や想像を記録データを抜き出すことができ、
イメージの伝達に言葉を介する事なく、『自分の認識そのまま』伝える事が出来る。

また、発動には頭に触れる事になるため基本的にはそのまま打撃を打ち込む方が早いが、
大量のデータを流し込めば一時的に相手の処理能力をパンクさせられる可能性もある。
確実性は低いが、この手段を用いれば相手に特定の嗜好を強く印象付ける事も不可能ではない。

『ミッショナリー・マリー』Missionary Mary
破壊力:B スピード:C  射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:E

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                        藤堂 聖十郎→己の『特別な才能』を聴き、把握。

295『音仙』:2019/08/27(火) 21:17:55

ありとあらゆる記録メディアからデータを抜き出し、他のメディアに流し込む。
記録メディアは主に人間の発明だが、原初のメディアは生物の『脳』である。
他人の脳には流し込むだけで、原則的に抜き取れるのは自分の脳に限られる。

『ミッショナリー・マリー』
破壊力:B スピード:C  射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:E

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.射程距離は本体から1m。
3.掌で触れる事で『記録メディア』に干渉し、データを抜き取る・または流し込む事が出来る。
  その際には記録メディアとスタンドの手の間に走る『光の流れ』のような形で可視化される。
4.記録メディアは『磁気テープ』『磁気ディスク』『光ディスク』『フラッシュメモリ』など、
  一般的な種類に限らず、『記録する機能を持つ』物が対象。その中には生物の『脳』も含まれる。
5.脳を対象にした場合、『抜き取り』は『本体』か、『魂の許可を得た他人』に限られるが、
  流し込む分には『頭部に触れる』事さえできるのなら、無条件で即座に可能である。
6.メディアに直接触れず、メディアが格納・搭載されている機器に触れれば発動できる。
  ただし、生物の『脳』を対象にする場合、前述したように『頭部』に触れる必要があり、
  また同じように『人間より大きいもの』が対象であれば、格納・搭載部分に触れる必要がある。
7.スタンドの頭部に触れても、その本体の頭部に触れたことにはならない。

296『音仙』:2019/08/27(火) 21:18:05

【抜き取り】
1.抜き取りの際はデータを把握したうえで『具体的な内容』を指定するか、全て抜き取るかの二択。
  抜き取るのは『データ』に限られ、『機能』を奪ったりは出来ないし、『動き方』などをデータとして抜いたりも出来ない。
  『対象を成り立たせる機能およびそれに必要な元からあるデータ』と『後から追加(保存)されたデータ』は、このスタンドにおいては別。
2.『元のデータを残す』か『元のデータを残さない』かについても指定する事が出来る。
  残さない場合抜き取りは『一呼吸』程で終わるが、残す場合はデータ量次第だが『最長で10秒』。
3.抜き取ったデータを自在に閲覧するような能力は無い。『抜き取り』と『流し込み』が専門。
4.パスワードなどでロックされたデータも抜き出せる。抜き出してしまえば、そのような物も解除される。
5.スタンドの中に保存して置けるデータ量に特に制限はない。ただし持続時間は『10分』。
6.持続時間を超えたデータは、元の記録メディアが存在するならそこに戻ってしまう。
  存在しない場合、戻る場所を失って消滅する。
7.抜き取っていたデータは、スタンドを解除すればすべて元に戻る。流し込んだ後のデータは戻らない。
8.自身の脳の記憶データをすべて抜き出すと、本体は当然『記憶喪失』のようになるが、
  意識という機能は残っており、また『ミッショナリー・マリー』の能力や扱い方は問題なく把握できている。
9.このスタンドが流し込んだメディアを再度抜き出すことも可能。
  ただし本体も含めて人間の脳が対象の場合、記憶は時間と共に摩耗していくため、完全に抜き出せるとは限らない。

【流し込み】
1.抜き取ったデータは、他の記録メディアに流し込める。互換性が無いメディアでも可能。
  ただし、互換性が無い場合流し込んだ先のメディアでは再生出来ない可能性は高い。
2.記録メディアではない物に流し込むと、『破壊力C』相当の衝撃を内部から与えられるが、
  殴打した方が破壊力は高く、データも消えてしまうため、単純な攻撃が目的であれば意味は薄い。
3.脳にデータを流し込んだとして、それによって即座に内容を全把握できるわけではない。
  その物事について考えたとき、流し込んだデータがまるで元からあった記憶のように思い浮かぶ。
  生物の脳に英単語をすべて詰め込んだとして、英会話に際してそれを適切に引き出せるかどうかは対象の知性次第。
4.洗脳などは直接的には出来ないが、ある嗜好に基づくデータを大量に流し込めば、
  対象のその嗜好に関する知識を充実させ、興味を抱くように誘導する事も出来る。
  また、単純に処理能力を超えた情報量を押し付ける事も可能だが、その結果は状況や対象次第。
5.本体の望みである『性癖の植え付け』に関しても、本体の使い方や話術次第。
  単純に性癖にまつわる画像などを大量に流し込んだだけで感化される人間もいれば、不快感を覚えて逆に性癖に反発する人間もいる。
  方法の見極めさえすることが出来れば、大量の知識を瞬時にインプットする事が出来、自分のイメージも伝えられるため、いわゆる『布教』の道具にはなり得る。
6.流し込んだデータは時間経過で解除されたりはしないが、生物の脳の場合は特に、『記憶が薄れていく』のに特別抗えたりはしない。
  先述したように記憶するだけでそれを引き出す知性を与えるわけではないため、その場の暗記ならともかく長期的な『学習』についてはあまり向いていない。

297名無しは星を見ていたい:2019/09/11(水) 09:58:20
C.尾月 李下(おづき りか)
リカオンって呼んで
D.女性
E.十代後半
F.これは……銃かな 拳銃とかじゃない『猟銃』
まだ撃った事ないんだ。『狩り』以外で撃つなんてご法度でしょ?
G.あの時の記憶はぼんやりとしてるけど。
マタギの祖父とH山に入って、軽い怪我を何かでして下山したら
高熱を一週間程出して。……それ以来、狩りに余り同行出来なくなったから
決して良い思い出では無いね。

A.御山には掟がある。生きる為以外で狩りをするのは禁忌だ
私達は生かされ生かしている。そして、『狩り』は私の人生の一部なんだ

298『音仙』:2019/09/18(水) 20:52:43
>>297(リカオン)

「エエ、とても…………興味深いお話でした。
 銃、キミは力を『武器』として考えながらも、
 その武器に一種、『神性』……のような物を見ている。
 マタギという生き方……なのか、キミの信念なのか。
 よければまた……お話しを聞かせにきてください、ネ」

         ギィィーーーーー   バタン

「狩りに課した『禁忌』…………生かし、生かされるという考え方――――
 彼女の『人生観』は、『狩猟』に対する向き合い方そのもの。
 狩人としての誉れを、道具の扱いや殺した獲物の大きさより、
 自然との共存……調和に抱いている、のでしょうね。とても素晴らしい」
 
「試行錯誤せずとも凶悪な殺傷力を発揮し得る能力ではありますが……
 少なくとも……エエ、『殺めることを楽しむ』人間ではないことは、
 彼女の才能……ええ、『掟』と『法』に、縛られた『女神』……
 『アタランテ・オーバーチュア』を見れば、火を見るより明らかといったところ。
 そう、見れば。聴かずとも…………ね。いえ、もちろん、必要な事は聴いてますけど」

「…………え? 彼女自身が持つ、『銃そのもの』ではない、のは意外?
 そう、でしょうか。私には……これも、『そうあるべき』に思えますよ。
 なにせ彼女にとっての『銃』は……そう。気持ちひとつで気軽に撃てる、道具ではないんですから」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

各部が草花で飾られた、女性的な人型のスタンド。
半自立型で原則的には操作に従って動いてくれるが、
本体も固く契る『禁忌』――即ち益無き狩りに手は貸さない。
無生物への攻撃には特に躊躇しないが、生物への攻撃には理由を求める。
とはいえ、自然とそうした価値観に生きる本体であるからこそ、
高潔な意志を持つ『彼女』が素直に操作されてくれるのだろう。

その能力は、ありとあらゆる『狩猟道具』をその手に発現する事。
銃器は勿論、各種の罠や網など、『日本の法によって禁じられていない道具』なら自在。
性能は現実のそれに即し、『本体』以外の人間にそれを貸し与えたりはできず、
本体に貸し与える際にも、彼女自身の対生物攻撃時と同じく『理由』を必ず求める。

そしてこのスタンドが発現した狩猟道具で『仕留めた』生物などは、
即座に『毛皮』『食肉』など、『加工後』の状態に変化させる事ができる。
元のサイズを超えさせたり、他の材料を混ぜた加工品にしたりはできず、
直接に狩りの役に立つわけではないが、狩猟の『成果』を体現する能力である。

『アタランテ・オーバーチュア』Atalanta Overture
破壊力:C スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                   →それが、『リカオン』の特別な才能。

299『音仙』:2019/09/18(水) 21:03:43

半自立型で、日本の法に認められたあらゆる『狩猟道具』を発現できる。
対生物の攻撃や、本体への道具の貸与の際は『理由』を求めて来る。
彼女の道具で仕留めた獲物は、即座に『加工品』に変える事が可能。

『アタランテ・オーバーチュア』
破壊力:C スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックのみを有する。
2.半自立型。本体の操作を受けて動くが、禁忌に抵触する操作は、原則受け付けない。
3.禁忌とは、『妥当な理由もなく生物を攻撃すること』。益無き狩猟はしない。
  一見禁忌に思えても、本体が確固たる『理由』を持っていれば協力してくれる。
(Ex.無害な犬に見えても、本体はそれが人間の味を覚えた人食い犬だと確かな根拠の上で知っている)
4.禁忌に抵触する操作を理由なく試み続けると、最悪の場合は強制解除される。
5.本体の生命について極まった緊急時である場合などは、その状況自体が『理由』にはなりえる。
6.明らかに説明不要な場合を除き、本体が『理由』の根拠を提示した上で
  自分の納得だけではなく、『スタンドの納得』を得る必要がある。
 (=レス中で理由を明示し、それにGMなど判定者が納得する必要がある)
7.操作の介在しない部分では、高潔で隙の無い性格。現状、会話はしない。
  なお知性は本体に準拠し、本体が推測出来ないことはこのスタンドも不可能。
8.飲食や睡眠は不要だが、自らが狩猟した獲物を食す事はむしろ歓迎している。
  これに関して、カロリーや満腹感のフィードバックは存在しない。

【狩猟道具】
1.同時に『2つ』まで、日本国内の法で禁じられていない『狩猟道具』を発現出来る。
2.銃器、網、罠などが代表例で、実体化したスタンド物質。『生物』は発現できない。
  性能については、射程を除けば実在する道具に準拠し、道具そのものに特殊な効果はない。
3.道具発現の射程は『50m』。ただし銃器類は銃そのものは手放せず、弾丸の射程となる。
  後述するが、本体に貸与する場合のみはスタンドの手から離せる。
  但し貸与を受けた本体が手放してしまうと、タイムラグなく即座に解除される。
4.持続時間は『30時間』に及ぶ。射程が持続時間を超えると強制解除。
5.道具を任意解除する場合、視界に納めている必要がある。
6.銃器類はあえて空砲にしないなら弾が込められて発現し、弾切れで解除される。
7.銃器類の弾丸など、道具と一緒に発現された付属品は、同時発現数のカウント外。
  ただしあえて弾丸だけで発現した場合については、カウントされる。
8.狩猟に使えなくはないが狩猟道具ではないような物は、発現の対象外。
9.狩猟道具は、このスタンド以外では本体のみ自由に扱える。他の人間やスタンドは扱えない。
  本体が道具を借り受けて扱う事も出来るが、借りる際には『理由』を求められる。

【加工】
1.獲物を狩猟道具で仕留める、あるいは狩猟道具で捕らえた状態で仕留めると、
  本体の任意でその獲物を即座に『加工品』に変化させることが出来る。
2.加工品は、完成状態の約8割以上がその獲物の素材が元で作られたものに限られる。
3.加工品には使われなかった余剰の素材は、加工完了後にどこかに消える。
4.スタンドはそれを満足気に見るが、どこに行ったかは『神のみぞ知る』。
5.一体の獲物を複数種の加工品に変化させる事も可能。干し肉となめした皮、など。
6.加工品の品質は『完璧』で、獲物の素材から引き出せる最高のポテンシャルに加工される。
  あえて腐敗・劣化させるなどは、やはり『理由』を明示しなければ不可能。
7.肉にせよ毛皮にせよ何にせよ、加工品を複数個に小分けする事も可能。
  ただし、獲物の狩猟に協力した人数+1の数までしか小分け出来ない。
  (ミンチに加工するなど、加工の結果としてバラバラにする事は可能である)

300名無しは星を見ていたい:2019/09/27(金) 01:47:57
1.『ラフィーノ石繭』――が芸名の、『末石まゆ』      
2.女
3.30代
4.オカルトなんて信じてないのよ。
 あたし、職業:占い師で、かなり当たるって評判よかったりするんだけど、
 それはひとえに『事前調査』とか『口先』とかで実現してる、いわば『いかさま』。
 もちろんこれでメシ食ってんだから必死よ。変装技術とか株価の読み方とか必死で学んだわ。あたしはもはや探偵よ。
 評判が評判を読んでどんどん『大口だけどヤバそーな相手』とかも増えてくんのね。
 で、もはや「下手な占いをしてみろ、お前を殺す」みたいな顧客が出てきちゃったりしてるの。
 脅迫状とか、呪いのオカルト器具っぽいものとか、しまいには死骸が、あたしんところに届いちゃったりして滅入ってる。
 いやでもさーーーーーー あたし一般人よ?でも潜入調査もハッタリも限界に近いわ。立場上誰かに相談ってのも不味いの。
 もはや藁にでも縋りたいの。でも孤立無援よ。打つ手なしなわけ。

 あたしさっき『タロット』引いてみたんだけど、何が出たと思う?
 『悪魔』よ。邪な心、詐欺、悪循環、疲れ、喪失と解釈できるわ。
 あたしの状況にぴったしね。いや、オカルトなんて信じてないけど。信じてないけど!

 …もはやオカルトに縋るぐらいしかないのよ〜〜〜〜〜っ うえぇ〜〜〜〜ん!!

301『音仙』:2019/10/05(土) 05:20:22
>>300(ラフィーノ石繭)

「―――――――――――はい、聴き終わりました。
 まあ、信じようと信じまいと、『あるものはある』のですけど、
 信じなければ見えないものもあり……見ないと信じられないものもある。
 まさに『オカルト』の世界……ほとんど『探偵』と言っていいキミには、
 足を踏み入れながらも相いれない世界だったでしょうけど……目を開いて」

「見えますか? ……それがその、『ミスティカル・ガイド』の世界……『温度視』。
 私の体温も見えるでしょう。ええ、キミより少し高い。それはつまり……気づきましたか?
 エエ、風邪気味でして……そう。体調を見ただけで把握できるのは、キミの仕事には役に立つはず。
 そして人間の体温は、『ストレス』ですら加熱する、とか。エエ、それすらも今のキミには判別できる」

「まあ、ともかく、真実そのものを見通す力ではなく、その手助けをする力というのが……
 オカルトを信じないキミらしい、キミだけのオカルトと言える、でしょうか?
 どちらかと言えば『身を守る』術に長けているのも……ここに来た動機を聴けば、納得と言ったもの。
 まあ、私は占い師ではないので、スタンドと結びつけてもキミの人物像は把握しきれませんけど」

                   キィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイ ―――――――― ン

「とりあえず……後はこの力に、存分に縋ってください。これはもう、キミのものですから……ネ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

水晶のごとき両目を持つ、人型のスタンド。
このスタンドの視界は物体の『外気温との温度差』を『色』として捉えており、
この温度視の本体への共有は常時ではなく、必要な時にのみ得られる。

本体の職業柄か『人間観察』は特に得意とする分野であり、
対象の『ストレス』に伴う微細な体温上昇さえ、察する事が可能。
これによりどんな話題・状況にストレスを感じるかを把握することで、
いわゆる『コールド・リーディング』を効率的に進行できる。

本質となる能力も当然、『温度』に関わる。
このスタンドが『見ながら触れた』ところに、『水晶』を生やせる。
水晶の『色』は、スタンドが見て触れた部分の『温度の色』と全く同じであり、
どのような状況でも、その色を保つ――即ち温度変化を起こさない。

温度変化を伴うようなあらゆる環境、攻撃、干渉は完全に無効化される。
反面、水晶とほぼ同じ温度を持つ物による干渉には非常に弱く、
鉱物とは思えないほど簡単に崩れてしまい、手折るのすら容易である。

『ミスティカル・ガイド』Mystical Guide
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(2m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           末石まゆ→己の『特別な才能』を聴き、把握。

302『音仙』:2019/10/05(土) 05:29:06
『温度』を『色』として視認する人型スタンド。
色を見ながら触れた場所に、同じ色、即ち同じ温度の『水晶』を生やす。
この水晶は決して温度変化を起こさず、また温度変化を伴う干渉を無効化するが、
反面、ほとんど同じ温度を伴う干渉に対しては極めてもろく、簡単に崩れてしまう。

『ミスティカル・ガイド』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(2m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.視覚のリンクについては、必要としない時は共有しない状態になっている。オンオフ自在。
3.このスタンドの視界は『外気温との温度差』を『色』でとらえる。
  なお、『具体的に何℃なのか』を数字で知る能力ではない。
4.『外気温』とほぼ同じ温度なら『紫』で、低いと『青』く、高いと『赤』くなる。
  外気温との差が大きくなるほど色の濃さも増し、僅かな濃淡をも見分けられる。
5.1℃に届かないような微細な温度変化でも、極僅かに色は濃くなる。
  本体が色覚で把握出来るわけではないが、直感的に濃くなった事が分かる。
6.気体や、スタンドなど実態のないものには色が付かない。透明でも固体や液体には色が付く。
7.人間は、『ストレス』で体温が上昇するとされる。
  このスタンドの視界は、微細な色の変化でそれさえも察知できるが、
  ストレスで体温が上がったのと風邪で上がったのを区別する能力は無いため、
  状況や会話の流れなどから本体自身が推測することになる。
8.GMはPCの視界にあると思われる全ての物の色を描写する必要はない。
  極端に言えば、PCが明確に『見た(見たい)』と描写している物だけで構わない。

【水晶】
1.スタンドの視界で見ながら手で触れた『固体』の表面から『水晶』を生やせる。
  同時発現可能数は『3つ』までで、視認で任意解除が可能。
  能力射程は『10m』で持続時間は『一時間』ほど。実体化したスタンド物質。
  温度を持たない(=色が付かない)存在、例えばスタンドなどには生やせない。
2.生え方は『水晶』にあり得る範囲で自由。触れ続ければ大きくなる。伸長速度は『C』。
3.一度生え終えた水晶に後から触れ、さらに大きくしたりは『不可能』。
4.最大では『1m』まで伸ばせる。重さも相応に存在する。
  ただし、生やした部分が重さで崩壊するようなサイズには出来ない。
5.硬度や質感も水晶(石英)相応。破壊されても自動解除はされないが、本体は破壊を感知出来る。
6.水晶は生やした部分の『温度の色』と同じ色をしており、また同じ温度を持つ。
7.水晶、および水晶を生やした部分は、温度変化をしなくなる。つまり色が変わらない。
8.水晶は『温度変化を伴う』干渉を無効化する。生やした場所には無効化効果は無い。
  人体など『水晶と異なる温度』を持つ物体の攻撃は効かない(パワーE未満の干渉と扱う)が、
  単に触れ(させ)たり、触れて何らかの効果を及ぼしたり、効かなくても殴る事自体は一応可能である。
9.この場合の『異なる温度』は、数字で言えば誤差が1℃以上あること。
10.ほぼ誤差のない同じような温度の干渉に対しては、極めて脆い(土並。パDの渾身の一撃で折れる)

303名無しは星を見ていたい:2019/10/07(月) 17:38:30
C.蝶名林ルロイ紗英
D.男
E.二十代後半
F.爆発、かな。使い勝手? まぁ、言いっこなし
G.神様が教えてくれたんだ、このスタンドのことを。
……いや、変になったわけじゃない。
でも本当にガキの自分にはその人が神様に思えたってだけの話。
こいつがいなければ俺は怪しい宗教にでもはまってただろうよ。
A.退屈は嫌いだ。刺激のある生活でないととても耐えられない。

304『音仙』:2019/10/13(日) 05:00:56
>>303(蝶名林ルロイ紗英)

「とても……『興味深い』お話でしたよ。
 私以外にも『スタンドを与える』存在は……いますからね。議論の余地も無く。
 現に私もそういう存在に、『志願』し……この『ウィスパーズ』を与えられた。
 年齢と時期から察するにスタンド使いとしてはキミのほうが『先輩』になるのでしょうかね、
 だからどうだという訳では無いですけど……エエ、『歴史』はある種の『力』ですけどね」

「またいつでもいらしてください――――キミも知らない事が、私には分かる、かも」

            ギィィ --- ・・・

                           バタン


「…………いえ、私達とは『違い』ますね。エエ、いつの世にも『与えるもの』はいる。
 神の如き全能の力を持つものも……私のように『スタンド』の延長でしかないものも。
 マア、私は与えているというわけでもないのですけど……それは、一旦置いておいて。
 だからこそ、力の形は『画一的』ではない……私が聴いたことのない『才能』が、燻っている」

「彼の『ボブモ』もその一つ……『破壊的』で、『使い勝手』には難がありますが……
 だからこそ、とても『刺激的』で……彼には欠かせない、確かな信仰なのでしょうね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

体が『プラスチック爆弾』で構成された人型スタンド。
『像』は人型を基本としているが、『手』で加工することで粘土状に自由な形状を取ることができる。
『手』で加工した部分のみ『起爆』が可能となる。

『ボブモ』BOBMO
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(6m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                     蝶名林ルロイ紗英→己の『特別な才能』を聴き、把握。

305『音仙』:2019/10/13(日) 05:07:28

人型のスタンド。プラスチック爆弾で構成されており、実体化している。
本体の手で粘土のように加工でき、加工した部分は『起爆』可能になる。

『ボブモ』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(6m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有している。
2.ヴィジョンは固まった粘土のような質感で、『実体化』はしていないが、本体のみ自由に『触れられる』。
3.このスタンドは、本体の手で粘土のようにこねて、形を『加工』できる。加工した部分は『起爆可能』になる。
  スタンド自身の手では、現時点ではこねる事は出来ない(=本体から離れた所での加工は出来ない)
4.最低限の加工、例えば模様を入れる、出っ張らせるなどでもしなければ、触れるだけでは起爆可能にはならない。
5.一度加工した部分を、さらに加工する事も出来る。複数個所を同時に加工する事などにも特に制限はない。
6.部位はどのように変形させても元の部位にダメージをフィードバックさせる。
7.複数の部位をこね合わせ、混ぜてしまったりすると、そこに受けた攻撃が両方にフィードバックする。
8.形を変えたからといって機能は増えない。翼を成型しても動かせばしても飛べないし、銃身を成型しても物は撃ちだせない。
9.形そのものが機能である場合については問題ない。『腕』を成型すれば、問題なく動かせるし、物をつかめる。
  また、どのような形であれ、そこを『動かす』事自体は基本的に可能。ただし『腕を10本同時に動かす』などは、相応に集中力がいる。

【爆発】
1.爆発の威力は『プラスチック爆弾』相当――――すなわち、『破壊力A』。
  これは言わば『スタンド爆発』であり、スタンドにもダメージを与えられる。
2.爆発の規模は一度に起爆した『部分』の大きさにより、大まかに5段階に変化する。『現在は』以下のような形。
  基準値の間程度のサイズの起爆部分であれば、爆発規模もおおむね間くらいになる。
  当然、その部分をこねる時間が必要であり、また起爆した部分は『消える』ため、大きくすればするほどリスクも大きい。
  
  『指より小さい』      ・・・  『起爆部分のみ』。接触している部分だけを巻き込める。
  『手でひとつかみほど』   ・・・  『半径0.5m』。接触していなくても爆発に巻き込める。
  『腕一本(部位一つ)ほど』 ・・・  『半径1.5m』。近距離にいる人間を複数巻き込める。
  『半身』          ・・・  『半径3m』。このスタンドの射程の半分以上が巻き込まれる。
  『全身』          ・・・  『半径5m』。射程圏外ギリギリでなければ本体も巻き込まれる。

3.起爆させた部位は、解除して『1時間』ほど経過してから再発現すれば元に戻っている。
4.『C-4』などと同じく、衝撃で暴発したりはしない。『起爆を意識する』ことでのみ即座に爆発する。
5.起爆の瞬間、起爆部位は『発光』する。より細かく言えば、『起爆を意識した瞬間に』発光し、間を置かず爆発する。
6.このスタンド自身は、このスタンドの『爆発』でダメージは受けないし、痛みもない。本体は巻き込まれればダメージを受ける。
7.爆発の規模の範囲であれば、スタンドそのものの射程圏外であっても爆発の威力は届く。

【切り離し】
1.加工の中で、部分をスタンドから切り離すことが出来る。切り離した部分を切り離した後に加工する事も可能。
2.現時点では切り離した部位にはダメージフィードバックは無いが、操作もさせられない。位置だけは把握できる。
3.切り離した部分も、意識すれば爆発させられる。ただしこの場合、意識してから『若干』のタイムラグがある。
4.具体的に言えば、『発光』してから『大きく一呼吸』ほど。発光に気付けば、『1〜2m』くらいなら距離を取るのは難しくない。
5.切り離しっぱなしにしておける個数は、『2つ』まで。射程距離はスタンド自体と同じで、持続時間は『1分』。
  超過すれば強制解除されてしまい、爆発させた場合と同じく、解除しても『1時間』ほどはそこが消えた状態になる。

306『音仙』:2019/10/13(日) 12:54:48
>>304(メール欄抜け)

307名無しは星を見ていたい:2019/10/20(日) 23:40:10
C.ブリタニカ(種族名は羽衣セキセイインコ)
D.メス
E.人間でいうと二十台
F.自分の能力についての、声。
我々インコは、『人語』を喋ることの出来る鳥として知られておりますわね。
ところで、『ブリタニカ百科事典』をご存知でしょうか?
人間の世界では、非常に権威ある百科事典として知られている書物ですわ。
そして、私の名前でもあります。
まるで百科事典のように数々の『言葉』を記憶し、同時に『発話』することができる。
『ブリタニカ』――私に相応しい名前だとは思いませんか?
こんな私だからこそ、この力が身に着いたのだと考えておりますの。

G.自分の人生についての、声。
私は、いわゆる野良ですけれど、幸い今のところ食事には不自由しておりません。
体が空いている時は、知識を深めるために色々な場所を飛び回っていますわ。
人の言葉を借りるなら、私は野生化したペットと思って下さいませ。
もう少しで売られる所でしたが、自力で逃げ出しました。
私は、人間で言う箱入りで一生を終えるのが嫌でしたの。
たとえ身の安全が保障されていなくとも、広い世界を自由に飛んでみたかったのです。
知識欲の強いタイプなのかもしれません。
自由の代償として多くの苦労を重ねましたし、それは今でも同じ事ですわ。
ですが、大空に舞い上がる度に、決断するだけの価値はあったと感じておりますの。

A.「コンニチハ。ゲンキデスカ?ゴハンタベマシタカ?」

「オオバコトカ イヌムギトカ。アナタノ ウンメイ ウラナイマスワ。
ナンカ ナヤミデモ アルノカイ?キュウニ フッテキタネェ〜。
ケンドーブニ ショゾクシテイマス。オレノウワサデモ シテンノカネェ。
パワースポットニ キョーミガ オアリデスカ?」

「アリガト。アリガトネー。アリガト」

308『音仙』:2019/10/27(日) 00:56:18
>>307(ブリタニカ)

                 バタン ・・・

「――――――――ああ、行ってしまいました。
 鳥は『自由』ですね、イエ、私が不自由なだけかもしれませんが。
 ………………彼女の気質は間違いなく『自由』を愛するものでしたが、
 スタンドは『自由気まま』……というよりは、『自由の価値』を重んじるもの。
 心が語っていたように、『広い世界を飛ぶ』ためなら苦労は惜しまない……
 そうした性質が、あの『ハロー・ストレンジャー』を産み出したのでしょうね」

「古来より……『鳥に憧れる人間』が後を絶たないのは、
 鳥になりたいからではなく、未知の世界へ飛び立つため……
 あの『ブリタニカ』が人間の姿を取るスタンドを持つのも、
 人間へのあこがれではなく……鳥と人間、その両方を超えた大空への切符」                

           「そう考えるのは……ロマンチストが過ぎるでしょうか……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体が『格納される』タイプの人型スタンド。操作は自由に可能。
ヴィジョンは『人間の女性』に類似し、実体化もしている。
発現した瞬間、本体はこのスタンドの『頭部』に格納される。
ヴィジョンにダメージフィードバックは存在しないのだが、
頭を狙った攻撃は『鳥』というひ弱さもあって致命傷になり得る。

背中に生えた『羽衣』と、腕を覆う『羽毛』、両足の先が『蹴爪』になっている点、
および羽衣から『インコっぽい匂い』がする点など、『人間らしさ』には若干欠けている。
あくまで本体を格納するためだけの存在で、内部構造までは再現されておらず、
触れた・見たときの質感は完全に生き物だが、実情としては精巧な『人形』に近い。

備わった羽衣や羽毛は飛行には使えないが、『滑空』程度なら緩やかに可能であり、
飛行中にスタンドを発現し飛行能力を失っても、これである程度まで軟着陸できる。

このスタンドの武器は――――『翻訳』と『再現』。

発現中の本体は、己の思考を普段の『鳥語』だけでなく『人間語』で発話することができ、
人間とも自然に会話できるが――――あえて『鳥語で人間の言葉を真似して発話する』という、
オウムらしい『再現』行為を行うことも可能で、これがこのスタンドの『能力』のキーとなる。

他人の言葉を『再現』すると、このスタンドの『外見』も言葉を発した人物を『再現』する。
羽毛や羽衣、蹴爪なども消えていき、完全なる『人間の姿』に擬態する事が可能。
一言だけの再現ではすぐに『外見』は元に戻ってしまうが、会話の中に『再現』を織り込み、
継続して再現し続けることが出来れば、その人物の姿を無制限にまねし続けることが出来る。
当然、再現する単語を選ばなければ『不自然』な会話が生まれ、正体は露見しかねない。

『ハロー・ストレンジャー』Hello, Stranger
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(格納)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                                    →それが、ブリタニカの『特別な才能』。

309『音仙』:2019/10/27(日) 00:57:19



頭部に本体を格納する『実体化した人型スタンド』。
鳥語を人語に翻訳出来るが、あえて『鳥語で人語を再現する』ことで、
その再現もとになった人間の姿を、このスタンドのヴィジョンに再現できる。

『ハロー・ストレンジャー』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(格納)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

【本体】
1.本体は『羽衣セキセイインコ』である。
2.飛行能力を有するが、パワーは人間より著しく低い(概ね『E』相当)
3.インコの中でも知性が高く、人間社会の文化をある程度以上把握できている。

【基本情報】
1.人型のスタンド。発現した瞬間、本体はこのスタンドの頭部の中に格納される。
  格納される頭部の中は、外的要因がない限り『羽衣セキセイインコの生息に最適』な環境を保つ。
  外部が高温、低温、および何らかの危険な状態にあっても、これは変わらない。
2.格納された瞬間から、本体はこのスタンドの体を操り、目や耳、五感で周囲を知覚するようになる。
  視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚は把握できるが、ダメージフィードバックが無いため痛覚は無い。
3.スタンドは実体化している。ダメージフィードバックは存在しない。スペックは『パス精CBC』。
4.外見は『20代の人間女性』に見える。ただし背の首回りに『羽衣』があること、
  両腕が『羽毛』に覆われていること、両足の足首より先が『蹴爪』になっていることが異質。
5.衣服も『羽毛』で形成される。服のデザインは、スタンドを発現しなおせば変更する事も可能。
6.腕の羽毛、および首周りの羽衣により『5m』ほどまでの高さからなら『滑空』し『軟着陸』出来る。
7.実体化した人型は人間に近い質感だが、『内部構造』などは存在しない。『実体化したスタンド』に過ぎない。
8.羽衣の辺りからいわゆる『インコ臭』がする。悪臭ではないが特徴的なので、『人間じゃない』とバレる可能性はある。
 
【発話】
1.このスタンドには『翻訳』能力があり、『人語』と『鳥語』を自由に発話し分けることが出来る。
2.本体の思考をそのまま『人語』として出力できるし、従来通り『鳥語』として発する事も出来る。
3.そして、あえて鳥語で人語を『再現する』事も出来る。これは後述する『能力』にも関わる。
4.人語と鳥語の発し分けは、『単語単位』で切り替え可能。一文字ごとに切り替えたりは出来ない。

【再現】
1.鳥語で今迄に聞いた人語を『再現』(要:ソースとしてURL)することで、その言葉を発した人間の姿をヴィジョンで『再現』することが出来る。
  ただし最初の再現についてのみ『単語一語』ではなく、『2つ以上の単語で構成された発話』を再現する必要がある。
2.その場にいる人間など『リアルタイム』での再現の場合、ヴィジョンが服装なども含め、ほぼ100%その人間の姿に変化する。
  このとき、羽衣、羽毛、蹴爪などといった鳥の特徴を残す器官も一時的にスタンドのヴィジョンから消失する。
3.その場にいない人間の言葉、つまり過去に聞いた言葉の再現の場合、『限りなく似ているが、よく知ってる人間にはバレる』程度の再現率。
4.見た目のうち、『外からは見えない部分』は、『その場にいる人間』の場合のみ再現できる。
5.言葉を一つ再現するたびに、短時間だけ再現できる。同じ言葉を連続で再現しても伸びないが、別の言葉を再現すれば伸びる。
6.メタ的に言えば、『毎レス1つ以上は対象の言葉の再現を挟んでいれば』その相手の姿を維持し続ける事が出来る。
  また、『単語2つ以上で構成された発話』を再現した場合は、次の1レスは再現を挟まなくても維持する事が出来る。
  但し、極端に経過時間の長い、または短いレスであるとGMが判断する場合は、GMの裁量で変動させてもよい。
7.同じ発話を再現に複数回使用する事は出来ない。『一旦再現を途切れさせた場合』は、『30分後』には再利用が可能になる。
8.におい、スタンド能力、特殊な体質、持病、雰囲気、口調など、見た目と無関係な部分は再現できない。ただし『声』だけは真似られる。

310名無しは星を見ていたい:2020/01/06(月) 20:57:20
C.百目鬼 小百合
D.女
E.50代
F.この力の使い道は、大半が仕事だったね。
知恵では負けてないつもりだったけど、女は力じゃあ男に劣る。
だけど、これのお陰で誰にも文句は言わせなかった。
陰では『鬼の小百合』なんて呼ばれた事もあったけどねえ。
仕事かい?『警察官』だったよ。
退職して、今は警備員をやってるけどね。
そして、この力は今でも役に立つ。
G.昔、ある事件に出くわした。
これが見えるようになったのはそれからさ。
今まで仕事一筋の人生だったけど、悔いはない。
自分なりに、この町のために尽くしてきたと思ってる。
そして、これからもそうしたい。
A.この力は世のため人のために使う。
幸いな事に、墓場に行くには、まだまだ猶予があるからねえ。
煙草を止めれば、もっと寿命が延ばせるんだろうけど。

311『音仙』:2020/01/13(月) 23:17:23
>>310(百目鬼 小百合)

「なるほど…………エエ、なかなか興味深かったです。
 どうもありがとう。……『スタンド使い』でありながら、
 それを元の『仕事』に……それも、いわゆる『社会正義』のために使う。
 とても、素晴らしい志です……ハイ。ぜひ今後も、『正しい道』を……イエ。
 私のような者があえて言わずとも、キミはそうするでしょうけれど、ネ」

               ギィ・・・

                      バタン

「フゥ……………………『鬼の小百合』……彼女には、『適切』な評価でしょう」

「彼女の『ライトパス』はとてもシンプルなスタンドでしたが、
 それが『時代』によるものか、それとも単に彼女の精神性ゆえなのか。
 どちらにしても、『後天性』のスタンド使いでありながら、あれだけの経験値……」

       「……なにより、『正義感』……エエ、大きな存在です。
         繋がりが出来て良かったと、考えるべきでしょうね。
          ……ここを捜査しに来たというわけでは、なさそうでしたし」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。両肩に『白百合』を象った紋章が刻まれている。
神速と手にした武器により、白兵戦では無類の強さを誇る。
ただし破壊力は一般的な範疇に収まるため、力負けは喫しえる。

武器――――今は、手に『警棒』を持っているのがこのスタンドの特徴。
伸縮式の警棒は収納時で20cmほど、伸長すれば55cmになり、
そのリーチは素手の相手との戦いにおいては圧倒的な優位性を誇る。

能力は『道』を描くこと。すなわち『警棒』の先端にて光の線を描き、
それに触れた物を『線の端』まで、このスタンドに等しい速度で進ませる。
この能力による移動に『破壊力』は存在せず、接触事故などは起こりえない。

強力な能力ではあるが、描ける線はスタンドの射程に等しい『2m』
手が届かないような遠くにまで攻撃を仕掛けたり、追いやったりはできない。

『ライトパス』 Right Path
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――
               →それが、『百目鬼 小百合』の特別な才能。

312『音仙』:2020/01/13(月) 23:18:48
特殊警棒を持つスタンド。
警棒の先端で物体上に光る線を引くことが出来、
この線に触れた物体を線のどちらかの端まで移動させる。

『ライトパス』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。射程は『2m』でダメージフィードバックを有する。
2.手に『特殊警棒』を持つ。スピードAで伸縮可能。
3.特殊警棒は柄も含め、最短時20cm、最長時55cm。鍔は無いタイプ。
4.特殊警棒の質感は鉄製に近い。『破壊力A』の一撃にも耐える強度を有する。
5.特殊警棒にダメージフィードバックなどはなく、仮に破損した場合『一晩』眠れば元に戻る。
6.特殊警棒を手放す事は出来ないが、持ち変えることくらいはできる。
7.何らかの理由で特殊警棒を手放すと、棒だけ解除される。『一呼吸』程待てば、手の中に再発現出来る。

【正道】
1.警棒の先端で物体に触れると、そこに赤色の光を発する線を引くことが出来る。
2.この光る線は一般人にも視認する事が可能。暗闇でも目立ち、密かに引いておくのは困難。
3.空間に線を描いたりは出来ない。また、液体など線が持続しないところにも描けない。
4.線の長さは『2m』までで、能力の射程はスタンドから『10m』。
  持続時間は『2分』で、『2本』まで引いておくことが出来る。いつでも解除は可能。
5.線にしっかりと触れている物体を、スピードAで線の『どちらかの端』まで動かす事が出来る。
  重さは『その時点で破壊力Cで動く』必要があるが、そうでさえあれば制限はない。
6.この移動それ自体は破壊力を持たず、移動する物体を遮るものがあればそこで止まってしまう。
7.移動している物体の破壊力が喪失するわけではないので、その物体自らが遮るものを排除する事は出来る。
8.本体やこのスタンド自身を移動させる事は出来ない。他の人間については、移動させることが出来る。
  ただし移動には破壊力(=強制力)が無い関係で、2mをスAで動く間に反応し、即座に動けるなら逃れ得る。
9.一度移動に使用した線は消失する。繰り返して使用する事は出来ない。

【拘束】
×『端の無い線』すなわち『円』を描こうとした場合、線と線が繋がらず、円が成立しない。

313名無しは星を見ていたい:2020/01/21(火) 13:58:08
1.神谷硝子
2.女
3.14
4.子供の頃はさ、ヒーローってホントに信じてて……
でも当たり前だけどそんな都合のいいのなんていなくて。
私、色々あって引きこもりでさ……でもお母さんが社会復帰しろって。
お母さん、もう私の面倒見られないから……
……私が私のヒーローになるしかないよな。
私の心に火をつけて、頑張らないとな。
5.「えっと……ハグ、しないか? 幸せのサインだ」

314『音仙』:2020/01/31(金) 23:58:10
>>313(神谷硝子)

「―――――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 ハグをしながら『聴いた』のは、なかなか無い経験でしたね。エエ。
 誰かを『抱きしめ』……『抱きしめられる』というのは良い事です。
 いえ、その、誰にでも、という訳ではもちろんありませんけど……
 赤子から、エエ、大人になっても『抱擁』にこそ安心を感じる人間はいる。
 スキンシップ、という概念の……私たちの価値観での、一つの究極系でしょうか?」

        キィィ

「だからこそ――――そこに『才能』の拠り所を求めるのも不思議ではない。
 名は『デミリタライズド・ゾーン』 ……そうですね、意味するところは、『休戦地帯』」

              ィィィン ・・・

「地帯とは言いますが、『世界』に働きかけるのではなく、キミが変わる力。
 休戦……対等の均衡によるものか、それとも戦力差による一方的提案か。
 さて……そろそろ、ハグは終わりにしましょう。『幸せ』のきっかけはこの才能か、
 それとも才能が目覚めて変わるキミの世界か……楽しみにさせていただきます……エエ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

薄墨色の纏うタイプのスタンド。
高い身体能力を有する反面、搦手には欠ける。
その能力も、単体で敵を倒す事には向いていない。

能力は『抱きしめる』ことで『力』を分け与えること。
腕力、速度、精密性と全方位に優れるこのスタンドは、
自らの手によって理不尽な『悪』を阻み打ち倒すだけではなく、
己より弱き者にそれを分け与える事で、対象を悪から守る。
逆に、己より強い存在を抱き締めればその力を奪い取ってしまう。

なお、己より弱い点と強い点を併せ持つ対象に対しては、
どちらを選択するかは任意。ただし奪いながら与える事は不可能。
また、いずれの場合も力の受け渡しを伴う抱擁については、
どれほど強く行おうが肉体へのダメージは一切発生しない。

『デミリタライズド・ゾーン』 Demilitarized Zone
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
                         神谷硝子→己の『特別な才能』を聴き、把握。

315『音仙』:2020/02/01(土) 00:09:01
纏うタイプのスタンド。高いスペックを誇る。
抱き締めた自分より弱い相手にスペックを分け与える。
自分より強い相手を抱きしめた場合は、逆に力を奪い取れる。

『デミリタライズド・ゾーン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。
2.これを纏ってのあらゆる動作は『パス精BBB』相当を発揮出来る。
  動作に限るため、感覚器官などについては普通の人間と同じ。
3.纏った状態での全力の動作は本来より早い疲労を招く(持続D)
  スピードが『A』に達していれば疲労はさらに加速する傾向がある。
4.生物、または生物型のスタンドを『抱きしめる』事で能力を発動する。
5.複数の対象を同時に抱き締めても、能力は一度に一人にしか使えない。
6.能力の射程は『30m』で持続時間は『10分』。超過すると、対象に用いた分は元に戻る。
  それによってスペックがAを超えたり、Eを下回ったりすることは無い。
7.能力の個別の任意解除は対象を視認している時のみ可能で、全解除はいつでも可能。
8.能力発動を伴う抱擁は、対象へのダメージを伴わない。
9.能力対象にしておける限界数は、スペックで『分け与える』『吸収する』合わせて『4つ』まで。
  また、持続力や射程距離、成長性については、少なくとも現段階では能力の対象外である。

【力の均衡】
1.自身より低いスペックを持つ相手に対し、自身の当該スペックを『割り振れる』
2.割り振りの結果として自身と相手が同等、または力関係が逆転するとそれ以上割り振れない。
3.割り振った相手の位置は、常に感知しておくことができる。
4.複数項目で自分より低い相手に対しては、複数スペックを同時に割り振れる。
5.1つのスペックを1段階割り振るごとに『呼吸一回』ほどの時間は必要。

【力の均衡】
1.自分より高いスペックを持つ相手から、そのスペックを吸収する。
2.吸収の結果として相手と自身が同等、または力関係が逆転するとそれ以上は吸収出来ない。
3.力を吸収した相手の位置は、常に感知しておける。
4.複数項目で自分より高い相手でも、複数スペックを同時に吸収は出来ない。
  (分け与えるのに比べて負担が大きい。高所から低所に流し込むより、その逆の方が『大変』)
5.吸収で得た分のスペックを、他者に割り振る事も可能。
6.自身より低いスペックと高いスペックを併せ持つ単一の相手に対し、
  割り振りと吸収を同時に行う事は不可能。抱きしめ直す必要がある。
5.1つのスペックを1段階奪い取るごとに『呼吸一回』ほどの時間は必要。

316名無しは星を見ていたい:2020/02/17(月) 00:48:19
1.十字路 荒野(ジュウジミチ コウヤ)
2.男
3.17歳
4.まったく自慢にならない話をするけど、俺は『優柔不断』だ。
 自分に自信がないというか……『本当にそれでいいのか?』って考えすぎてしまうところがある。

 そんな俺だけど、最近ひとつ決断をした。
 小学校から続けていた『野球』をやめたんだ。結構、悩んだ結果なんだけど。
 少し前に足を折ってね。全治三か月。
 リハビリもして、今じゃ普通に歩けるけど……筋肉は衰えたし、練習量も随分差がついた。
 元々そんなに才能があったわけじゃないし、プロを目指せるほどじゃないんだから、『やめ時』だなって思った。
 寂しいというか、後悔や未練だってあるにはあるけど、仕方ないことだったと思う。遅かれ早かれだしね。

 ……ところが、困ったことがある。
 今まで色々悩みつつも野球に打ち込んできた俺が急に野球をやめちゃったもんだから、なにをしたらいいのかわからない。
 時間を持て余す……ぐらいならいいんだけど、そろそろ『進路』だって真面目に考えなきゃだろ。
 でもなにをやろうとしても、なんとなく乗り切れないというか……『優柔不断』な面が出てきちゃうわけだ。

 ズバッと決断できたらカッコいいんだろうなって思うよ。
 ピッチャーだって『直球勝負』が一番カッコいいもんな。俺はキャッチャーだったし、そういう指示は出せなかったけど。
 ……お姉さんは、どう思う?

317『音仙』:2020/02/27(木) 01:23:43
>>316(十字路 荒野)

「『優柔不断』――――そのお気持ち、私にも分かりますよ、エエ。
 私も物事を決めるのが早い方ではありませんし、未練も多い部類です。
 ですので、『ズバッと決断する』ことが出来る人というのは憧れます」

「……人は自分にないモノに憧れる。『全てを持つ者』でさえ、『持たざる者』に。
 この世界を生きる自分とは、違う自分になりたがる。もちろん全員ではないですけど。
 今、持っているものが、『最善の可能性の結果』と思うことは……なかなか難しいでしょう。
 というより、不可能といえるかもしれませんね。ベターはあったとしても、ベストはない。
 すべての可能性の世界線から、望んで最善手を選べるわけでもないのですから……エエ、キミにも」

     キィィィ――――――z______
                     ン ・.
                         ・

「せいぜい…………『3つ選んで、さらにその3つから選ぶ』程度でしょう。
 名は、『ジャンクション001』……『世界線』に関わる、非常に珍しい才能です。
 たましい。運命。時間。世界。大きな力に干渉する能力は珍しいんですが……殊更ですね」
 
「『世界線を束ねる事で、複数の対象へ同時に干渉する手』……とまあ、起きる現象は珍しくはないのですが。
 可能性の全てを選べるなら、選ばなくていいようで……実際には多くを選ばざるを得ないこの才能。
 キミの『優柔不断』な世界観か、『直球勝負』への一つの回答か、それとも偶然か……意味はお任せしますよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。類稀な神速を持つが、能力とは両立できない。
ヴィジョンには『交差点標識』を思わせる意匠が刻まれている。
その能力は――――『手による干渉』に限り、『世界線を束ねる』事。

例えば――――このスタンドが『殴りたい』相手が手の届く範囲にA〜Cの三人がいるとする。
まずどの人物を殴るかを決め、その上で拳を振るう事になるのだが、それを決める前は、
『対象Aを殴る世界線』と『対象BやCを殴る世界線』の可能性が両立している状態と言える。
そこで『対象Aを殴る』事を選ぶと、『BやCは殴れない』。『世界線』が1つに選ばれたからである。

だがこのスタンドは『対象Aを殴る世界線』を選びながら、『BやCを殴る世界線』も同時に選び取り、束ねる。
束ねられた複数の世界線が重なる事で、このスタンド自体が動いて『対象A』へと行う殴打に合わせて、
視えざる手の形をした『干渉するエネルギー』が発生し、『対象B』や『対象C』に対しても同時に殴打が行われる。

そうしてすべての対象への同時殴打が終わった瞬間、『このスタンド自体がAではなくBやCを殴っていた事に出来る』。
そうすると、このスタンドは『Aを殴り終えた姿勢』から、一切のタイムラグを生じさせず『BやCを殴り終えた姿勢』に変わる。
干渉するエネルギーとこのスタンドの殴打の威力は変わらないため、同時に殴られた側のA・B・Cの被害は特に変わらず、
自他共にこのスタンドが『Aを殴っていたはず』な事を間違いなく覚えているし、また『Aを殴った結果負った傷等』は消えない。
基本的にこのスタンドの姿勢以外の何かが変わるわけではないが、『一度選んだ世界線を後から転換する』事に近い能力である。

『ジャンクション001』Junction 001
破壊力:C スピード:A 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           十字路 荒野(ジュウジミチ コウヤ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

318『音仙』:2020/02/27(木) 01:32:35

このスタンドの『手の動作』によって行う『対象A』への干渉に、
『手の届く範囲にある別の対象BやC』に同じ干渉をしたという『別の世界線』を束ね、
このスタンド自身はAに干渉しながらにして、BやCにも同時に干渉の結果を引き起こす。
この干渉の完了後、『このスタンド自身がBやCに干渉していた事』に『世界線』を『転換』できる。

『ジャンクション001』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。

【世界線を束ねる】
1.このスタンドの『手』による動作にのみ発動する事の出来る能力。
2.例えば――――何かを殴る時、本体は『何処を殴るか』を決定してから行動する。
  この時、最終的に殴る事に決めたポイントを、『A』とする。 
  そのうえで、『最終的には殴らない事にしたポイントの内最大二つ』を『B』『C』とする。
  Aを殴る=今いる現実は『世界線A』であり、BやCを殴る場合はそれぞれ『世界線B、世界線C』である。
3.この能力詳細では、この例における『殴ること』を含む『手の動作』を、『干渉』と総称する。
4.詳細では主にB・Cの二つの世界線を束ねた場合について触れていくが、勿論『Bのみ』を束ねる事も出来る。
5.この能力は『約5秒に1度』しか使えない。ゆえに『ラッシュの手数を2倍、3倍にする』ことは不可能。
6.この能力を発動した場合、スタンドの干渉は能力が完了するまで中断できない。

【束ねるとどうなる?】
1.このスタンドが対象『A』に干渉する時、同時に『B』および『C』にも干渉が発生する。
2.AとB・Cへの干渉はすべて共通の動作である必要がある(Aを殴りつつ、Bを押したりは出来ない)
3.AとB・Cへの干渉は、同時に完了する必要がある(時間差で発生する複数の物体は対象にならない)
4.AとB・Cの全てのポイントは、『移動』を必要とせず、今の時点ですぐに手の届く位置になくてはならない。
5.B・Cへの干渉は『ヴィジョン』を伴わない。手の形をした『不可視』の『干渉するエネルギー』だけが発生する。
6.干渉するエネルギーは、『このスタンドがB・Cに干渉する場合の手の動き』に従い発生する。
  不可視であり、また手だけで腕があるわけではないので腕を取って止めたりは出来ないが、ガードや回避は可能。
7.干渉の成否にかかわらず、『干渉するエネルギー』は動作を終えると消失する。
8.世界線を一つ重ねるたびに、干渉が完了するまでこのスタンドの『スピード』は一段階下降する。最低で『C』。
  (複数世界線を同時に処理する影響で『動作が重くなる』ようなイメージ)
9.投擲なども可能だが、重さに露骨な差があるものを含めるなど『完了に時間差が生じる』場合は不可能。
  また当然ながら『A』にボールを指定し、『B』に何もない空間を指定したら、『B』への干渉は空振るのみ。
  (=空ぶらせるようなポイントを対象にして動作した、という『世界線B、C』を束ねる事も出来る)

【世界線転換】
1.AとB・Cへの動作が完了した後、このスタンドの姿勢を『Aへの干渉完了後』の状態から、
  一切の予備動作や時間を要さず『B・Cへの干渉完了後の姿勢』に切り替える事が可能である。
  つまり、このスタンドの姿勢のみが、『世界線A』から『世界線B』の状態に切り替わる。
2.それ以外の何かが変わったりはしないが、例外的にこれによりヴィジョンが何かに重なると、
  重なった物は強制的にはじき出される。このはじき出す勢いは破壊力・スピード共にC相当。
3.このスタンドはAに干渉していた、という周囲および自分自身の記憶・認識が改変されたりはしない。
4.このスタンドがAに干渉した結果負った傷なども消えない。だが、姿勢はどんな状態からでも変わる。
5.例えばAへの殴打が受け止められて手を掴まれたり、倒されたりしても、
  別の箇所(BやC)を殴った世界線B、Cに転換すれば、即座に掴みや転倒から脱する事が出来る。

319名無しは星を見ていたい:2020/04/21(火) 02:56:58
C.樋口兎丸
D.女
E.20代
F.聞こえる? このチェーンソーの駆動音。これでバッサリ、ってワケ
G.私はなにも持ってない。気付いたらこれだけが私の荷物。
周りには色々いい物があるのに、なんでかな。
A.ねぇ、お姉さん綺麗だね。
……なんとなく、そう思っただけ。

320『音仙』:2020/04/27(月) 01:25:40
>>319(樋口兎丸)

「エエ――――『聴こえました』よ、キミの『チェーンソー・ロマンス』。
 その音色……耳を澄ませるまでもない、響き渡る『駆動音』……
 なかなか珍しいほどに『シンプル』な才能です……『何かを得る』才能ではなく、
 得たもの全てを『刃』に変える。……『自分自身』さえも。とても『興味深い』」

「いえ、『スタンド』マニアというワケでは無いんですけどね……
 こんなことをしている身分ですから、いろいろな『才能』を聴くでしょう?
 そうすると……『聴き慣れない』ものを聴いた時、嬉しくなってしまうんです。
 エエ、珍しいんです本当に……『ヴィジョンの無い』スタンドというのはね」

                 ギィ
                    …

「しかし……綺麗、ですか? その、私はそういうのでは……いえ、
 まあ、嫌という訳ではありません。ハイ……美容に無関心ではないですしね。
 ただ、そう……あまり、そういった褒められ方は、しませんもので……
 これもまた……『聴き慣れない』ものですかね、あまり自慢する事でもないですが……」

「まあ……褒められて気をよくした、訳では無いですが、此処はいつでも開いております。
 いえ、私がいるときはいつでも……出かける事も、たまにはありますので……ネ。
 力に悩んだなら、また、いつでも……エエ、気をよくしたわけではなく、全員に言っている事ですよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

実体のない、『チェーンソーの駆動音』のスタンド。
発現と同時に『鳴り響き始める』――――音だけが。
本体の手に持ったもの全てが『チェーンソー』に変わる能力。

チェーンソーへの変化は『形状』の変化を伴わず、
持った物の『表面』に『見えないソーチェーン』が発生する。
形状などは無関係で、例えば『ボール』『紐』などにも適応でき、
また、本来のチェーンソーで言うところの『本体』部分は存在しない。
強いて言えば『本体自身』がそれであり、『エンジン』の役目も己の精神力で果たす。

なお、『自分自身』を掴めば自身を『チェーンソー』にも出来る。
生物には自分自身にのみ可能で、現状では『掴んだ部位』のみに適応される。
例えば腕の付け根を掴めば、その腕全体はチェーンソーになるが他の部位はならない。

『チェーンソー・ロマンス』Chainsaw Romance
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:― 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                      →それが、『樋口兎丸』の特別な才能。

321『音仙』:2020/04/27(月) 01:33:04

手で持った物は、なんでも『チェーンソー』になる。

『チェーンソー・ロマンス』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:E 精密動作性:― 成長性:C

【基本情報】
1.『ヴィジョンの無い』スタンド。本体自身がスタンド能力を帯びる。
2.発現のオンオフは通常のスタンドと同じく、意思によって行う。
3.発現中は『チェーンソーの駆動音』が常に響く。
4.発現中に『手で持っているもの』に、以下の能力が発生する。
5.本体自身に身体能力の向上などは無いが、『スタンドに触れる』事が出来る。
6.なお『触れる』ではなく『持つ』が条件。
  指を触れさせるだけでなく、『手で掴み、持つ』必要がある。
7.発現による体力消耗は激しい。走る程度に披露していくため、不要な間は解除すべき。

【チェーンソー化】
1.持っている物体の表面に沿い、『不可視』の『ソーチェーン』が現れる。
2.表面でさえあればどのような形状でも無関係に表れる。
  『球体』などでも、球の全面積が『触れると斬れる』ようになる。
3.本体が持つために触れている部分のみは『チェーンソー化』していない。『持ち手』扱い。
4.また、空気に露出していない『内部』も同じ。チェーンソーで言えば『ガイドバー』扱い。
5.ソーチェーンは『破壊力・スピード』ともに『B』相当で駆動する。
6.ソーチェーンはスタンドに干渉できる。チェーンソー化した物体自体も、『実体化スタンド物質』となる。
7.ソーチェーンは、物体の変形などに合わせて常に表面に沿い続ける。
8.チェーンソー化できる物体の重量は、『本体が持ち上げられる』程度まで。
  また、最大サイズは『一辺2mの立方体』程度まで。
  持っているものには端までしっかりとチェーンソー化が行き渡る。
9.手で持てる限りはいくつでも同時にチェーンソー化できるが、手放せば即座に影響はなくなる。

【生物のチェーンソー化】
1.現状では、本体のみを対象とする。
2.他人のスタンドも不可能。ただし『ダメージフィードバックが無い』スタンドは可能。
3.部位を掴むと、その部位のみが上述のようにチェーンソー化する。
4.腕の場合は手首を掴めば手首より先のみ、付け根を掴めば腕全体……などある程度調整可能。
5.チェーンソー化している部位の運動や、内部の働きなどに悪影響は無い。
6.チェーンソー化している部位の動作スペックも、特に変動はない。

322名無しは星を見ていたい:2020/05/11(月) 21:30:21
1.名前 氷山 あきは(ひやま あきは)
2.性別 女子
3.年代 15歳
4.心の声 皆からはジジくさいって笑われるんですけど、私時代劇が大好きなんですよ
人情モノの泣ける展開とかかっこいい殺陣シーンも好きなんですけど
やっぱり一番好きなのはクライマックスですぱっと解決しちゃうところですねー
ドラマ好きな友達からは単純で奥行きがないとか、古くさいとか言われちゃうんですけど
『快刀乱麻を断つ』って感じで後味がいいラストって爽快で素敵ですよねー

もちろん、お侍さんのキリッとした表情も大好きですけどね!

323<削除>:<削除>
<削除>

324『音仙』:2020/05/17(日) 01:45:39
>>322(氷山 あきは)

「――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 時代劇には、私はあまり明るくないのですが……根強いジャンルですよね。
 イエ、見ないワケではないんですよ。語れるほどでは、ないというだけで」

「とりあえず……語れることを語りますが、キミの『才能』はまさしく、
 時代劇の影響を強く受けたもの……それも『時代劇の如く生きる』でなく、
 『時代劇の展開や、登場人物を視る』のを好むキミらしい才能と言えるでしょう」

           きぃぃぃぃぃ_______
                         z
                           ――――― ・・・

「もっとも、『キミの理想そのもの』であるとは言いませんよ。
 人の『心』……その奏でる音はなにより複雑で奥ゆかしい音楽。
 『彼』の意味するものも、『聴いた』心だけでは計り知れません」

   「さあさ、お立合い。ゆっくりとお聴きになって。
     『大捕り物』を率いる親分、その名は――――――『エド・サンズ』」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男性的、かつ『和風』な人型のスタンド。
半自立で、どことなく『時代劇』を思わせる性格。
勧善懲悪を掲げ、峻厳だが情深さを秘める。
少女である本体以上に成熟した部分もあり、
本体にはどこか子分――『妹分』に対するように接する。

江戸期に実在した『捕具』を発現する能力。
ただし『銃器』については一律で発現不可。
発現した捕具と高い破壊力を武器とするが、
このスタンドには、もう一つの『特色』がある。

彼が『大捕物』とも呼ぶそれは、味方への『捕具』の『配備』。
彼自身の手ではなく、射程内にいる人間の手に直接発現される。
それは実質的に『その人間がスタンドを発現したようなもの』であり、
対象は捕具の発現中、スタンドの視認や、スタンド会話が可能になる。

ただし、半自立した彼の意志により、『悪党』には捕具は渡せない。

『エド・サンズ』Edo Sanz
破壊力:B スピード:C 射程距離:D(3m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
           氷山 あきは→己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

325『音仙』:2020/05/17(日) 01:48:22

江戸期の『捕り物』に用いられた『捕具』を発現する。
発現はスタンドの手だけでなく、射程内の『味方』の手にも行える。

『エド・サンズ』
破壊力:B スピード:C 射程距離:D(3m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.半自立型。後述の能力制限を除けば『操作』は自由に行える。
3.性格は勧善懲悪を重んじ、真面目で峻厳。一方で情深く、本体を『妹分』のように見る。
4.本体があまりに悪辣・非道な操作を行う場合でも、現時点では操作を受け付ける。

【捕具】
1.『江戸時代』までに『実在』した、『捕具』『捕物道具』と呼ばれる道具を手に発現出来る。
2.火薬を用いる『銃』の類は、捕具に含まれていても発現出来ない。『投擲』で扱う物や『弓』は可能。
3.捕具の射程距離は『15m』。発現速度はだいたい『4秒に1つ』ほど。持続時間の限界は特に存在しない。
4.捕具は任意解除が可能。触れる必要は無いが、視界に収めておく必要はある。
5.同時発現可能数は『5つ』まで。破壊されたり射程外になった物は、即座に解除される。
6.捕具の位置を把握できるような効果は無い。

【大捕物】
1.スタンドから半径15m圏内、かつ視界内の『人間』に限り、その手に直接『捕具』を発現させられる。
2.これを行うには、対象の『手が空いている』必要がある。何かを持った手には発現させられない。
3.この発現には相手の許可は不要だが、『持つ気が無い』なら発現と同時に手から地に落ちるだろう。
4.この方法で手に捕具を発現させた人間は、『スタンド使い』のようにスタンドを視認したり、スタンド会話が可能。
5.捕具の射程はあくまでこのスタンド側が中心であり、対象がスタンドから15m以上離れれば解除される。
6.この方法で発現した捕具も任意解除可能。解除されると、対象は元通りスタンドを知覚できなくなる。
7.このスタンドが『犯罪行為』を目撃し、擁護する余地も無い(GMが判定)者は対象に出来ない。
8.この方法での発現に限り、『1度に複数個』の捕具を発現出来る。ただし、『1人につき1つずつ』。

326名無しは星を見ていたい:2020/05/18(月) 19:34:16
『名前』天羽 寿美(アモウスミ)
『性別』女
『年代』16歳
『心の声』
 『スタンド』という概念が『精神性』?『タマシイ』?が発露した『超能力』だというのならば、
 アニメや漫画みたいな激動の人生を送っている人達に目覚めるのは、まぁ分かるじゃないですか。

 私みたいな何処にでも居るただの『女子高生』が『スタンド使い』だって方が驚くと思うんですって。
 『スタンド使い』って人達が何人いるのか知りませんけれど、
 私は両親も友達も大好きですし、
 今の平凡な私のままフツーにスタンドを得たいんですよ。
 そりゃあ『スタンド使い』になって戦いたーい、なんて考えたりもするけれど…
 まずは『スタンド』に目覚めないと始まらないじゃないですか。
 何を為すとか、何を失うとかはその後。

 んー、つまり『とりあえずスタンドが欲しい』です。
 スッゴ〜いヌルぅ〜い考えだろうし、
 ひょっとして…これじゃあ『スタンド使い』になるのは厳しい感じですかね?

327『音仙』:2020/05/20(水) 03:32:39
>>183(天羽 寿美)

「はい、聴き終わりました…………エエ、キミはごく普通、平凡です。
 そして、『どこにでもいる普通の人間』にもスタンド使いはいます。
 ……もちろん『個性派』のスタンド使いも、たくさんいますけどね
 みんな違うから、面白い……私がね。『聴きがい』があるので」
 
「キミと同性、同い年、同学年。そこまで絞り込んでもまさに千差万別……
 不思議の音……機械的な音、フツーの音……あるいは、他にも、いくつも。
 『どこにでもいるキミ』……しかし『ここに来る事を選べたキミ』も、
 その中の一つとなるわけです……さあ、『お聴きください』」

             キィーーーーーーーーーーーーーーン ・・・

 
「その名は、『ベイカント・ロット』……
 動作こそ平凡ですが……射程と『非凡な移動手段』を特色とします」

「さて……キミはこれで、どんな音を私に聞かせてくれるでしょう?
 『手に入れた後どうするか』…………ぜひ、私に聴かせて下さい。
 朱に交われば赤くなる。キミの音も、非凡に染まるか……それとも」

―――――――――――――――――――――――――――
  
かなり小柄で、機械的な人型のスタンド。
背に備わった小さな羽型のパーツが示すように、
最高で『5m』程の『浮遊移動』を可能とする。
パワーには劣るが、長射程と能力で敵を翻弄する。

その能力は『無生物』に触れることで発動され、
対象に『引き出し収納』を作成する事が出来る。
引き出しの大きさはそれなりに幅広く調整が効き、
また奥行きについては無生物のサイズを無視し、
薄い壁に奥行き『1m』ほどの引き出しを作る事も可能。
これによって無生物の『機能』が失われる事はないが、
内部が大きく『空洞化』するため、概ね『軽くなる』。

そしてこのスタンドが引き出しの中に入る事で、
他の場所に作った引き出し内へと転移する事が出来る。
その際には、手に持った物のみ一緒に転移する。

『ベイカント・ロット』The Vacant Lot
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(50m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――
      天羽 寿美→己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

328『音仙』:2020/05/20(水) 03:33:23
>>327の供与先は>>326

329『音仙』:2020/05/20(水) 06:13:18

5mまで浮遊して移動でき、手で触れた物に任意のサイズの『引き出し収納』を作る。
作った引き出しに入ることで、別の位置に作った引き出しの中へ『転移』できる。

『ベイカント・ロット』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(50m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。かなり小さく、だいたい身長『70cm』ほど。
2.ダメージフィードバックと、視聴覚リンクを有する。
3.小さいが、耐久性などは一般的なスタンドに等しい。
4.このスタンドは、常に『浮遊移動』が出来る。高度は『5m』まで。
5.背に小さな羽型のパーツがあり、破壊されると浮遊不可能になる。
  人体で言えば、『骨にヒビ』くらいのダメージで破壊される。
6.羽型パーツにダメージフィードバックは存在せず、動かせもしない。

【引き出しの作成】
1.スタンドの手で触れた無生物に、『引き出し収納』を作る事ができる。
  液体などの不定形物、『5cm未満』の厚みしかない物は対象外。
2.『床』『天井』など、『上下に引く』事になる場所に作ることは出来ない。
  既に作成した引き出しも、何らかの理由でそのような状態になると『解除』される。
3.作れる最小サイズは、高さ・幅・奥行き全てにおいて『5cm』ほど。
  最大は高さは『50cm』、幅・奥行き『100cm』ほど。
(★発現時は具体的な数字ではなく『何が入る程度』と表して構わない)
4.引き出しの高さと幅は、対象のサイズ『未満』である必要がある。
5.奥行きについては、対象の厚みでは明らかに収まりきらないサイズでも可能。
(★各辺10cmの立方体に触れて『引き出し』を作るとしたら、
  幅と高さは『10cm未満』に限られるが奥行きは『100cm』まで持たせられる)
6.能力射程は『スタンドから30m』。持続時間は『30分』。
7.同時作成可能数は、『6つ』。それを超えて発現すると、最も古い物が一つ解除される。
8.一つの無生物に対して複数の引き出し収納を作ることは、スペースが許すなら『可能』。
9.『引き出しの中に引き出しを作る』ことは『不可能』
  複数の引き出しが内部で干渉し合ってしまうような形も『不可能』。

【引き出しの性質】
1.引き出しは、物体の『触れた部分』を起点として作られる。
  触れた部分には『取っ手』が付く。引き出すと『開く』。押せば『閉まる』。
2.最初に開いた時点では、引き出し収納の中は何も入っていない。『空洞』。
3.引き出しの底板や側板、天板など内側は白く、プラスチック系の質感。
  外側から見た時の見た目は、取っ手がある以外元々とほぼ変わらない。
4.どれだけ大きな引き出しを作っても、物体の持つ機能は保たれる。
  ただし元々の内部構造が『空洞』になった分の『質量』に関しては損なわれる。
5.引き出しの開け閉め自体で対象が傷付くことはない。
  勢いよく引きすぎて外れたりもしない。破壊力Aでも外れない。
6.引き出しは『内側』からの干渉に対して極めて強固。破壊力Aでも内からは破壊困難。
  これによって、入れたものの重さで底が抜ける事はまず無い。
7.引き出しが閉じていれば光はほぼ遮られるが、音は遮られない。
8.構造上、外から引くのは勿論だが中から押しても開く。
  『監禁』には工夫が必要だが、このスタンドが出入りするには便利。

【引き出しの解除】
1.引き出しとしての機能を果たせないほど破壊されると解除される。
2.任意解除は、スタンドか本体が視界に収めている場合のみ可能。
3.解除時、引き出しの中にあったものは排出され、パスDCで付近に散らばる。
4.散らばるスペースが全くなければ、解除に巻き込まれて消失してしまう。
  そうなったものがどこに行ってしまったのかは、本体にさえ分からない。

【転移】
1.このスタンドが引き出しに入る事で、他の引き出しの中に転移できる。
2.当然、転移先もこのスタンドが入れるサイズである必要はある。
3.転移元と転移先の引き出しは、どちらも『閉じている』必要がある。
4.転移は一瞬で行われるため、途中で引き出しが開くという可能性は『無い』。 
5.このスタンドが作ったものでない既製の引き出しは、能力に無関係。
6.転移時、スタンドが手で持ち上げているものは一緒に転移させられる。
7.一度転移すると、『5秒』ほど次の転移までにインターバルが必要。

330名無しは星を見ていたい:2020/05/20(水) 12:33:38
F.自分の能力についての、声。
私、石についてはうるさい方なんです。
単純に好きというのとは少し違いますけど。
私にとっては命の次に大事なものですし、何より生活必需品でもありますから。
これが、何年か前に見つけた私のお気に入りの石です。
ここの曲線といい、こっちの角ばった所といい、実に見事なバランスだと思いませんか?
見れば見るほどウットリします。
もちろん、ただ形が美しいだけじゃありません。
とっても使いやすいんですよ。
この実用的に洗練された機能美が……。
ええと、なんでしたっけ。
そうそう、能力の話ですね。
主に、生活するのに役立ってます。
これからも毎日穏やかに生きていけたらいいなあと思っています。

G.自分の人生についての、声。
お気付きと思いますが、私、ここの出身ではないです。
生まれてからずっと北の方にいたので。
特に不満もなく暮らしていたんですが、ある日、眠っている間に流されてしまって。
気付いたら、この町の海辺まで来てしまいました。
最初は戸惑いましたけど、慣れると居心地のいい場所ですね。
お気に入りの石もなくしませんでしたし。
これがなくなると、食事も喉を通らなくなりますから。

A.その他(何かあれば)
野生のラッコ。
寝ている間に星見町の海辺に流れ着き、意外に住みやすかったので定住した。
石の鑑賞・収集が趣味。

C.名前:ラッコ(名前はまだない)
D.性別:オス
E.年代:成獣

331『音仙』:2020/05/25(月) 02:05:59
>>330(ラッコ)

「キミは……カワウソ? まあ、犬や鳥のスタンド使いもいるんですし、
 カワウソのスタンド使いがいても、おかしくはないでしょう。
 …………? ……いえ、まあ、私は動物に明るくもないですから。
 では……聴かせていただきましょうか、席に座ってもらえます?
 私の言葉が通じているかは……かなり、怪しいと思いますが……」

        キィ ィ ィ ィ 

「え………………………………………………ラッコ?」

             ィ ィ ィ ィ    ン

「ラッコ……ラッコ。……野生のラッコでしたか、これは失礼……えっ。
 ああ……なるほど、『そういうスタンド』の使い手なのですね、この子は」

「あ、エエ、はい、分かりました。ラッコですね……カワウソではなく。
 はい……ラッコの方が、私も、幾分か可愛らしいとは思います。 
 エエ……あ、ラッコさんが行ってしまいますよ、着いて……あ、はい、
 言われるまでもありませんね、エエ……ええ、もう間違えませんので。
 ああ……そうですか、エエ、また是非いらして下さい、『ハッピー・スタッフ』さん」

           ギィィ …… バタン。

「……どうしましょうか、今からでも水族館に連絡すべきですかね?
 まあ、あの能力が着いていれば、生きていくには困らないでしょうが……
 その、第一発見者ですし、後で何かトラブルになったらと思うと、ネ。
 …………ああ、エエ。それはそうですね。どうせなら、触っておけば良かった」

―――――――――――――――――――――――――――

『ミニボート』のような船のスタンド。
本体が陸上にいると、浮遊して動く。
この船の上には、『人型の存在』が一人乗っている。
『彼』は手に『銛』を持っており、自立した意思を持つ。

『彼』はラッコ愛好家で、ラッコの話ばかりする。
船に備わったラジオで世間の情報を集めており、
ある程度なら世間話にも興じてくれる事もある。
一切の操作が出来ない完全自動操縦型で、
普段は船で本体の周囲をぐるぐると旋回する。

――――それは、『彼』が『ラッコ』を見るためだ。
彼からラッコが見えない位置に移動することは、
彼自身や船が敵に襲われて逃げる時くらいしかありえない。

そして……本体が『石』で何かを叩いて見せると、
彼は船を止めて付近の水面に銛を突き立てて、
どんな水面からでも『海洋生物の死体』を獲る。
そして本体目掛け、その『死体』を投げてくれる。

もし仮に彼自身やボートが襲われた場合は、好戦性を欠く。
基本的に回避や防御に努め、反撃はやむを得ない場合のみ。

そして意外にも、ラッコが何かに襲われても助けには入らない。
弁えている、という事なのか、自分の身が優先という事なのか、
それについてもし『彼』に聞いても、お茶を濁されてしまうようだ。

『ハッピー・スタッフ』Happy Stuff
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D
※陸での移動速度は『C』

―――――――――――――――――――――――――――
         →『ラッコ』が町中で目撃され始めた・・・

332『音仙』:2020/05/25(月) 02:07:17
『ミニボート』型の船。ラッコを愛好する人型存在が乗る。
本体の周囲を旋回して、ラッコの観察を続けている。
ラッコが石で何かを叩いて音を立てると『餌やり』をはじめる。
つまり水面を銛で突き、海洋生物の死体を獲って、ラッコに投げる。

『ハッピースタッフ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D
※陸での移動速度は『C』

【基本情報】
1.ミニボートのような船と、そこに乗る人型のスタンド。
2.このスタンドは完全自動操縦型。出し入れのみ自由。
  人型の方には意思があり、いつもラッコを見ている。
  話しかけられると『ラッコがいかに素晴らしい生き物か』をしきりに語る他、
  世間話に興じることもある。話題の仕入れ先は、ボートに備わった『ラジオ』。
3.スペック(パス精BBB)は船と人型両方で共通。進路上にいると危険。
★★ミッションでは『GM』がこのスタンドを操作すること。
★★場スレなど厳密な判定が無い場では、このPCのPLが操作して良い。
4.船にも人型にもダメージフィードバックは存在しない。
  船が破壊され航行不可能になったり、人型が死ぬと、
  そこから丸『1週間』の間は発現できなくなってしまう。
5.発現中は、船で本体の周辺を障害物を避けつつ動いている(GM操作)
  基本的に、『ラッコとの間に何も障害物が存在しない位置』を取ろうとして動く。
6.水上なら水面を動くが、陸上なら船体がほんの僅かに浮遊して動き回る。
  陸を移動するのが本懐の船ではないため、陸での移動速度は『C』に下降する。
7.ミニボートの全長は『3m』で全幅は『1.2m』ほど。全高は『0.5m』。
8.人型は手に『2.5m』ほどの銛を持っている。これは鉄製に近い質感や強度。
9.人型は、自身や船が攻撃された時に限り防御や回避を行う。
  また銛が届く距離なら反撃もするが、後述する能力は用いず、銛で行う。
  船での体当たりなどは基本的にしないし、下船することは絶対に無い。
  なんらかの理由で下船した場合、船ごと強制解除され『10分』は出てこない。

【餌やり/餌の確保】
1.本体が『石』で何かを叩き、『音を立てる』と、この『餌やり』行動を始める。
2.餌やりは全てに優先される。敵からの攻撃の回避や防御、反撃よりも。
3.まず船を止め、手に持った銛でおもむろに近くの『水面』を突く。
  なお、この刺突で水面が『物理的に傷つく』ことは無い。
4.陸上など水面が存在しない場合は移動して水面を探しはじめ、見つけ次第行う。
  水面が見つからない場合、探し始めてから『30秒』後に探索を中止する。
  最低でも『野球ボール』程度の大きさのある水面以外は、対象外。
5.突いて一呼吸後、銛を水面から抜く。先端に『海洋生物の死体』が刺さっている。
6.淡水だろうが浅い水たまりだろうが、水面さえ突けば『海洋生物の死体』を獲れる。
7.ただし、水面の面積より大きな海洋生物の死体を獲る事はできない。
8.海洋生物の種類は自由だが、『本体が持って食べられる』物・サイズに限る。
9.海洋生物の死体は実体化スタンド物質で、本体の味覚であれば美味しく食べられる。

【餌やり/餌の投擲】
1.獲った後、スタンドは速やかに銛から死体を外し、本体に向けて『投擲』する。
2.この投擲は、本体に命中してもダメージを与えない。
3.本体以外の生物に命中すると、通常通りダメージが発生する。
4.人型は、本体との射線上に何かあってもおかまいなしで死体を投げる。
  (餌を与えたいあまり周りが見えなくなっているようだ) 
5.投擲の勢いや軌道は、『餌やり』開始時に立てる石の音で判断し、調節してくれる。
  調整はパス精BBBの範囲で可能だが、本体の意図が100%伝わるとは限らない。
  特に石の音自体を何かの方法で乱されると、かなりの確率で『調整ミス』される。
  ただし大きな音でかき消す、など単純な手段では調整ミスはあまり起こらない。
★★ありていに言えば、本体は開始時に『どう投げてほしいか』を明記すること。
★★原則的には、GMは明記された内容通りにする事。
★★不可能な場合、明記がない場合、音が乱された場合は好きに投げてよい。
6.死体を本体がキャッチするなり、何かに当たるなり、地面に落ちるなり、
  投擲によって生まれた勢いが消えた瞬間に、一連の餌やり行動は終了する。
7.終了した『一呼吸』後から、再び『餌やり』を行わせることが可能。
8.餌を食べ終えずに再び餌やりが開始されると、まだ食べていない餌は消える。

333名無しは星を見ていたい:2020/06/06(土) 13:39:37
1.名前:神藤 莉多(シンドウ リタ)
2.性別:女
3.年代:16歳
4.心の声

これまで毎年誕生日は家族と外食と決まっていたのに、
今年は、今日はナシだっておばあちゃんに言われて初めてショックを受けた。

高校の入学式が無くなった事だってなんとなく受け入れていたし、
中学の卒業式が無くなった事もそんなものかなって思っていたけど、
今日になってようやく全部の実感が追い付いてきたんだと、思う。

きっと私は16歳にもなれていなくて、高校生にもなれていなくて、
私に卒業式は二度と無いんだ。

そう思ったらたまらなく悔しくなって、だけど誰を責めることもできなくて、
これまでだって、いろんな理由で同じような思いをした人たちがたくさんいたはずなのに、
そんなこと考えもしてこなかった自分がどうしようもなく恥ずかしくなって。

誰にも言いたくないことを、誰かに聴いてほしいって、それだけだったんだよ。

334『音仙』:2020/06/11(木) 00:03:55
>>333(神藤 莉多)

「はい―――――――――聴き終わりました、ありがとう。
 『記念日』『祝祭日』は、人生を彩り……あるいは区切る大切な日。
 それを喪う事の重み……『共感』ではありませんが、『理解』は出来ます。
 私もそういうことがあったから…………それでもこうして大人になった。
 でも、『そういう事じゃあない』……答えはキミの中にしかないのかもしれない。
 そんな、落し所の見えない話……私のような聞き耳でよければ、お好きにお使い下さい」

            「……とはいえ」

     キィィィィ
         ―――――――
                  ン

「キミはここを訪れ…………新たな『区切り』を得る事は出来たようです。
 『ミザリー・フィースト・デイ』……『祝いの花』を飾る『特別な才能』。
 慰めになるものかは分かりませんが……今日はキミの、ある意味で第二の『誕生日』」

               「どうか、『祝わせてください』…………」

――――――――――――――――――――――――――――――――

礼服を着たような姿の人型のスタンド。
『胡蝶蘭ブーケ』を象った異形の頭部を有する。

能力は――――『祝花』で飾ること。
花束(ブーケ)やフラワースタンド(スタンド花)の形で、
祝いの場には欠かせない『花』を手から作りだす。

これらの花に生物が触れると、花が生物の体表へ『繁茂』。
花に触れた部位は、即座にその花に埋め尽くされてしまう。
放っておくぶんにはその部位以上に広がることは無いのだが、
その体に生えた花もスタンドが作り出した花と同じ効果を持ち、
うかつに他の部位に触ってしまえば、そこに伝播してしまう。

これにより全ての部位を覆うと花は対象の意識を奪い、
その生物を象った草花の塊、『トピアリー』のように変化させてしまう。
唯一の例外として、本体のみは意識を喪失せずトピアリーになれる。

『ミザリー・フィースト・デイ』Misery Feast Day
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――
                 神藤 莉多→己の『特別な才能』を聴き、把握。

335『音仙』:2020/06/11(木) 00:18:20
手からブーケを、触れた所にフラワースタンドを作りだす。
その花に生物が触れると触れた部位が花で覆われてしまい、
全部位が花で覆われた生物は『草花の像(トピアリー)』と化す。

『ミザリー・フィースト・デイ』Misery Feast Day
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.手から『祝花』を作り出す能力を持つ。
3.能力射程はスタンドから『30m』で持続時間は『3時間』。超過で強制解除。
  これらは祝花に限らず、後述する繁茂後の花や、その影響も含む。
4.同時に作り出しておける『祝花』は、『6つ』まで。一度の作成では1つずつ。
  連続での発現には、だいたい『3秒』ほどの間を置く必要がある。
5.祝花や後述する『繁茂』後の花、『トピアリー化した者』の位置が分かる。
6.祝花は視認していれば任意解除可能。解除時、それが起こした『繁茂』も解除される。
7.繁茂した花やトピアリー化だけを任意解除する、ということは出来ない。祝花単位で解除する。
8.6つの祝花を出していると、新しく出すことは出来ない。1つでも解除してから出す必要がある。

【祝花】
1.後述の『繁茂』した花含め、全て実体化したスタンド物質である。
2.フラワースタンド・スタンド花(花輪)と、ブーケ(花束)の二種類の形で発現可能。 
  それ以外(コサージュ、フラワーボックスなど)の形で発現することは出来ない。
3.花は質感こそ本物の植物風だが、花そのものに毒性などは付与できない。
4.デザインは『実在する範囲』で自由に決めても良い。
5.フラワースタンドは、設置点に触れてから一呼吸ほどで設置される。
  発現の際に物を押し除けるような力はないため、相応のスペースは必要となる。
6.設置の際、床に『固定』はされない。持ち上げたり、運んだり、投げたりする事も可能。
7.ブーケは、念じることで瞬間的(一呼吸以内)にスタンドの手に発現出来る。
8.どちらも重さは『破壊力C』で持ち上げられる範囲、サイズは人間大までに限る。
9.祝花は、形を保てなくなるほど破壊された場合には即座に解除される。

【花の繁茂】
1.『祝花の花の部分』や『繁茂した花』に生物が触れると、触れた部位の表面がその『花』に覆い尽くされる。
  生物のみが対象で、スタンドは対象外である。部位とは、四肢それぞれ、胴、頭の『6つ』として考える。
2.服越し、靴越しであっても接触したとみなされる。手に持った棒など、道具越しならば問題はない。
3.部位を覆い尽くした花は、引っこ抜こうが破壊しようが、一呼吸ほどで再生する。
  もし服を脱ぎ捨てたとしても、今度は皮膚の上に咲き始めるため、あまり意味がない。
4.唯一、部位を覆う全ての花を同時(一呼吸ほどの間に)破壊すればその部位の分は解除される。
5.部位に触れた『祝花』が解除されると、それによって繁茂した花も解除される。
6.全部位を覆わない限り、繁茂した花自体が何か悪影響を及ぼす事はない。
7.花がある事そのものが悪影響となる、という事はある。手指なら指紋を使えない、顔なら視界を塞がれるなど。
  ただし、視界に関しては『花の隙間』から覗けはする(花同士の隙間はゼロではない)ため、完全には塞げない。
8.繁茂した花はその生物とは『無関係』な物質。よって何らかの『触れて発動する能力』などが
  部位を覆う花に触れても、花までにしか能力が適応されず、生物には届かない。一種の防護になる。
  (例:触れたものを壊す能力を持つスタンドが『花』で覆われた部位に触れても、『花』が破壊されるだけで肉体には届かない)
9.全部位を覆われた時、その生物は意識を喪失する。直後、その生物の姿を象った『花の塊』――――『トピアリー』と化す。

【トピアリー】
1.トピアリー化している間、対象の意識は戻らない。耐久性などは『植物の塊』相応。
2.トピアリー化についても、対応する花が解除されると元に戻る。
3.トピアリー化している状態で受けた破壊は、解除時に生物に反映される。   
4.変化する前に受けていた負傷などは、変化している間は治癒もしないが、悪化もしない。
5.本体のみ意識を保ったままトピアリー化する事が可能で、スタンドも維持・操作出来る。
6.本体が変化したトピアリーも、このスタンドで移動させる、つまり運搬や吹き飛ばしたりは出来ない。

336名無しは星を見ていたい:2020/06/11(木) 22:17:24
1.瀬野満男(せのみつお)
2.男
3.30歳
4.モテたい
5.自分で言うのもなんだけど、俺はシンプルな男なんだ、でもいい加減なワケじゃないぞ。ヤるときはヤる男だ。
100の言葉を語るより、一つの行動が世界を動かしていくんだ、良くも悪くもな。

337『音仙』:2020/06/13(土) 01:57:10
>>336(瀬野満男)

「はい、聴き終わりました―――――ありがとうございます。
 『モテたい』……ああ。とても、普遍的な『心の声』ですね。
 そうでありながら『特別な才能』を眠らせてもいたのは、
 やはり『珍しい性格』イコール『スタンドの素養』ではないのでしょうか」

「あるいは――――『頭抜けた意志の強さ』が、あるのかもしれません」

          キィィィーーーーーー ・・・

「『フォーリング・マニック』……足場を『吊り橋』に変える能力です。
 吊り橋効果を狙うには、少し物騒すぎるかもしれませんケド……
 スタンドを得て、キミの『行動』は更に幅広くなる。……どうか、実を結びますように」

―――――――――――――――――――――――――――――

男性的な体格を持つ、人型のスタンド。
黒いハートマークが両肘に存在する。
精度に劣るが、パワーとスピードに長ける。

殴った地面に木製の黒い『円柱』を作り出す能力。
それによって立てた『四つの柱』の間の『足場』を、
今にも落ちそうな『吊り橋』に変えてしまう。

橋に穴が開いたりして、仮に橋の下に落ちたら、
『何も無い空間』を落ち続け、事実上死ぬも同じ。
ただし二階以上の床を吊り橋化した場合など、
『そこから落ちた下に、また足場がある』場合は、
仮に落ちても、単にその『下の足場』に落下するだけで終わる。

『フォーリング・マニック』Falling Manic
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(2m)
持続力:D 精密動作性:D 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――
瀬野満男(せのみつお)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

338『音仙』:2020/06/13(土) 02:10:55

殴った地面から柱を生やす。
柱4本で囲まれた足場は、壊れやすい『吊り橋』になる。

『フォーリング・マニック』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:D 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.殴った地面から、パスBBの勢いで垂直に伸びる『柱』を生やす。
  厳密には殴った瞬間ではなく、スタンドの拳が殴ったところから離れた瞬間に生えてくる。
3.生やしておける柱は『6本』まで。射程はスタンドから『10m』で持続時間は『10分』
4.柱は実体化したスタンド物質。破壊力Cの全力連打や、破壊力Bの1〜2撃で破壊できる。
5.太さは一般的な『ジュースの缶』ほど。長さは『1.5m』になる。
6.スタンドが手で触れる事で、柱は一本ずつ任意解除出来る。
7.全ての柱を同時に解除するなら、意思一つで出来る。
8.柱は『破壊力B』なら引き抜けるが、引き抜いたり壊れたりすると解除される。

【吊り橋】
1.柱4本が『矩形』(=正方形か長方形のこと)に配置されていると作成可能。
  なお、数センチ単位での誤差であれば、このスタンドは問題なく矩形と認定できる。
2.柱4本に囲まれた空間の『足場』のみが、即座に『吊り橋化』する。
  
   ●地地地地地地地地●    ●橋橋橋橋橋橋橋●
   地地地地地地地地地地  → 地橋橋橋橋橋橋橋地
   地地地地地地地地地地  → 地橋橋橋橋橋橋橋地
   ●地地地地地地地地●    ●橋橋橋橋橋橋橋●
 
地:足場。材質などは関係なく吊り橋に出来る。柱で囲まれた範囲なら、『足場の無いところ』にも吊り橋は発生する。
●:生やした柱。柱が生えている部分については吊り橋化していない。
橋:・吊り橋化部分。『奥行30cmほどの木の板』を繋げた構造の橋桁。板と板の間に『紙なら通る』くらいの隙間がある。
  ・『木の板』は『破壊力B』あれば1枚ずつ剥がせる。剥がした場合、その部分は『穴』になる。
  ・剥がした分の木の板はその瞬間に解除される。その他、破片などが出ても、それも解除される。
  ・橋桁は見るからにボロい。『100kg』以上の重量は支えられず、それくらいの重さが乗ったら『穴が開く』。
  ・ただし、『元から乗っている重量』はカウントされない。一度持ち上げてから乗せ直す、とカウントされる。
  ・『破壊力Cの全力』なら一撃で破壊され、やはり穴が開いてしまう(=人が上で飛び跳ねたりすると穴が開いて落ちていく)
  ・『1トン』を超える加重や、『破壊力Bの連打』レベルの衝撃が加わると、『穴が開く』に留まらず『橋全体が落ちていく』。
  ・橋全体が落ちる場合、衝撃を受けた部分にまず穴が開き、そこから『スC』で伝播するようにどんどん崩れていく。

3.吊り橋化するのは『足場のみ』。吊り橋なら本来存在すべき『ロープ』は、現時点では無い。
4.吊り橋化は任意解除可能。また柱が破壊や任意による解除で1つでも欠けた場合も、吊り橋化は解除される。
5.吊り橋化を解除すれば足場は完全に『元通り』になる。橋への破壊行為が反映されたりはしない。
6.橋の穴に引っかかっているものなどは、吊り橋を解除すれば足場の上に戻る。完全に落下したものは後述。

【吊り橋の下】
1.吊り橋化した足場の『下』がどうなっているかによって、橋桁の下がどうなっているかは変わる。
2.橋桁の下に落下したものは、下に『別の足場』があるならそこに落ちる。
  しかし下方向5m以上にわたって別の足場が無い場合は、『永遠に落ちつづける』事になる。
3.永遠に落ち続ける場合、能力を解除しても足場の上に戻ってきたりはしない。
4.足場の下にある、人が踏み入る事が想定されない狭いスペースは、『下にある別の足場』と見なさない。
(地中にあるモグラの巣穴、床材の中の僅かな隙間、建物の床の下にある基礎部分など)
  
A:【吊り橋化した足場の『下方向5m』に渡って、『別の足場』が無い場合】
橋桁の下は無限に続く『何もない空間』となり、橋桁に穴が開くなどして落下すると、『永遠に落ち続ける』。
  
B:【吊り橋化した足場の『下方向5m』以内に、『別の足場がある』場合(『建物の二階以上の階の床』など)】
橋桁に穴が開くと、そこからその『別の足場』(2階の床が吊り橋化したなら、1階の床)が見える。落下すれば、その見えている足場に落ちる。

339名無しは星を見ていたい:2020/06/13(土) 17:55:55
1.目片 二斗(めかた にと)
2.女
3.10代
4.頭の中で同じ音楽が繰り返されるって……ありますけど。
わたしの場合は、音楽じゃなくて……あなたには聴こえてるのかな?この、機械の音。工場の音。
いつからか何て意識してないですけど……気付いたらずっと、大きな機械が動いてて……あたしの頭の中で何かを作ってる。
これは異常なの?それとも才能?
そのうち、この心の声すら塗りつぶされそうで、怖いです。

340瀬野満男『フォーリング・マニアック』:2020/06/15(月) 20:17:53
>>337-338
マジで!? いやすまん、不真面目なワケじゃあなかったんだけど、予想外ではあったんだ。
このスタンドでモテモテ間違いなしだぜ!サンキュな!!!スゲー丁寧な説明も助かるぜ

341『音仙』:2020/06/19(金) 00:02:20
>>339(目片 二斗)

「はい――――――聴き終わりましたよ、ありがとう。
 『工場の音』……大きな機械、作られている『何か』。
 それらは厳密に言えば、『キミの頭の中にある』ものではない。
 ですが、妄想という訳でもなく…………『才能の一環』とでも言いましょうか。
 起きること自体は非常にシンプルなのですが、非常に『特殊な才能』です」

          キィィィィ
              イ
                 ――――――――――ン

「――――――『メカロマニア』」

「エエ、キミにも見えたであろう『彼』はそう名乗っていますが……
 それが彼自身の『個人名』なのか、それとも、『工場』……『勤務先』の名なのか?
 工場も含めてのキミの才能なのか、それとも彼個人とのつながりが才能なのか?」

          「彼には、そこを『区別』する気もなさそうです……
           おそらくはキミの元でも、意志を示す事は無いでしょう。
           『意志なき存在』ではないのは、『それ』が示す通りですが、 
           あえて意志を示す必要は無い、と考えているのでしょうかね」

「ともかく……キミは彼を通して『それ』を聴いていた、という事です。 
 ……『謎の多い』才能ですが、『用途』はやはりシンプル。『どうするか』は……ご自由に」

―――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。ロボット風の外見。
作業服を思わせる衣服を着ており、
上下合わせて『6つ』のポケットを有する。

このスタンドの武器は…………『銃』。
各ポケットに一個ずつ仕舞い込んだそれを扱い、
結果的に『人型』と『銃の射程』を両立する。

ただし、この銃は『不良品』。
二度目に引き金を引くと弾が出てこなくなり、
数秒経過や、衝撃があると『爆発』してしまう。
とはいえ彼の着る作業服は加工がなされており、
銃によるダメージは、ある程度だが遮断される。

なお、彼は『製造工場』の『検品担当者』。
本体によってこちらの世界に呼び出される際、
『不良品』としてラインから弾かれた製品を、
秘密裏にポケットに入れ持ち出しているようだ。
つまり自我があるはずだが、今のところ本体の操作で動く。

『メカロマニア』Mechalomania
破壊力:C スピード:C  射程距離:C(8m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B

『銃』
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(10m)

―――――――――――――――――――――――――――――
         目片 二斗(めかた にと)→己の『特別な才能』と出会う。

342『音仙』:2020/06/19(金) 00:09:13
光弾を撃つ『不良品の銃』を6つ持っている。
一発は普通に撃てるが、二発目を撃とうとすると、
弾が出ずに数秒後または衝撃に反応し炸裂する。

『メカロマニア』
破壊力:C スピード:C  射程距離:C(8m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B

『銃(不良品)』
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(10m)

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.作業着を上下と、手袋を着用。ヴィジョンの一環なので、脱げたりはしない。
3.上着は4ポケットタイプ。高さは胸の辺りと腹部の辺り。
  ズボンの左右にも1つずつポケットがあるので、計6つポケットがある。
4.各ポケットは、『文庫本』がギリギリ収まるサイズ。
5.ポケットは、容量さえ許すなら自由に物を入れられる。
6.解除した時、後からポケットに入れた通常の物体はその場に落ちる。
7.このスタンドの衣類は後述する『銃』から生じるダメージのみを『遮断』する。
  完全に無効化はしないが、衣類越しには光弾や爆発のダメージをパスCC相応まで軽減する。
8.遮断効果は、ポケットの中など表面以外にも適用される。
9.衣類を身につけていない顔面は、通常通りのダメージがある。

【銃(不良品)】
1.各ポケットに1つずつ、手のひらに収まるサイズの『銃』が入っている。
2.手放す事も可能。銃自体の射程はスタンドから『5m』。再度ポケットに入れ直す事も可能。
  他人に手渡す事は可能だが、このスタンド以外には引き金が引き切れず、撃てない。
3.銃の質感はプラスチック風。破壊力Bの一撃をまともに受けると破壊され、消滅する。
4.引き金を引くと、銃口から『光弾』が放たれる。
5.光弾の形状や威力は通常の拳銃弾(パスBB)並。有効射程10m。推進力を失うか、射程外で消滅する。
6.光弾は暗闇では目立つが、辺りを照らすほどは明るくない。豆電球程。

【爆発】
1.一発撃った銃は、二度目に引き金を引いても弾が出ず、それ以降『爆発』するようになる。
2.『爆発』は二度目に引き金を引いた後、以下のいずれかで発生する。
  ①『約5秒』ほど経つ
  ②パスCC以上の勢いで、何かと衝突する
3.爆発は銃を中心にして『半径50cm』を球形に巻き込む。威力はパスBB相当。
4.爆発に炎熱は伴わない。光と衝撃だけが、範囲に広がる。光の眩しさは『車のヘッドライト』程。
5.爆発した銃は消滅する。破片などは残らない。
6.この爆発を含め、あらゆる理由で消費した銃は、『解除してから2時間』ごとに『1つ』補充される。
 
【工場】
×:非発現時、人型スタンドはそこに勤務しているらしい。銃の製造元でもある。詳細不明。
×:彼はここで『検品担当者』をしており、不良品として弾いた銃を勝手に持ち出しているようだ。
×:他の者には撃てない『銃』が彼には撃てるのも、『検品に必要で、使用許可が出ているから』らしい。
×:つまり彼には意思があるはずなのだが、少なくとも発現中は『通常のスタンド』のように自由に操作できる。

343名無しは星を見ていたい:2020/06/20(土) 23:32:55
1. 霜降 寒夜(しもふり かよ)
2.女
3.13
4.
…『赤信号』を渡りたい時ってどうしてる…?
…『待つ』よね?待っていればいつか必ず『青信号』になるもの…。

……変な話だったね……

…じゃあ……そう、最近『蚊』が増えてきたよね…刺されると痒いし、何とかしなきゃってなった時、私は『待つ』の…。
…ハエ叩きを持って…耳を澄まして……目を離さず……100%確実に叩けるところに止まる、『その時』を…。

…叩き方が甘くて逃がしても…弱らせたなら…私という餌を求めてきっとまた来る…だから二回目の『その時』を待つ……。
…見えないところに逃げてしまっても…建物の中には必ず居る…また姿を出すのを待つ……。
この頃はそうやって過ごしてるの…


…諦めたら、『その時』がそこに『居る』事に…気付けもせずに、逃がしてしまう。
もしも、結局『その時』が現れないとしても…それでも、『待っててあげられない』事の方が嫌だ。
大雨が降ってきても、虫に刺されても………待ってていたいものがあって。
できる限りの準備をして、確実に迎えてあげたい。

…ここには、『準備』をしにやってきたの…。
…ここで座って…『待つ』ことにするね……。

344『音仙』:2020/06/27(土) 02:07:09
>>343(霜降 寒夜)

「はい――――――『聴き終わり』ました、ありがとう。
 エエ……お待たせしましたが、それは『報われた』事になります。
 待てば必ず『その時』が来る、わけではない……それはご存知の様子。
 であれば……この『ヘパティカ』を、使いこなせるかもしれませんね」

           キィィィィィィ
                ―――――――  
                         ン


「『自ら動く』には、あまり向いておりませんが……
 使い時を選べば、強力な力を発揮することでしょう。
 『その時』を待つのは、キミの得意とする分野ですね。
 …………もちろん、自らつかみ取りに行く自由も、常にありますケド」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『大型ネコ科動物』の『氷像』のような動物型のヴィジョン。
その見た目通りネコ科と思えないほど『動きが遅い』が、
勢いを伴わずとも敵を裂く鋭利な爪牙と破壊力を持つ。

能力は『視認』で発動し、『氷』の中に無生物を『閉じ込め』、
そこに閉じ込めてられている限り『時の流れ』も『凍結』する。
氷は触れば冷たく、まさに氷塊相応には『強固』だが、
意志を伴った『生物』が触れると即座に氷は解けてしまう。
このため生物を幽閉する事は『気絶』させなければ不可能。
自分から動くことのない無生物には完全な『牢獄』である。

そして――――氷像を思わせるヴィジョンを持つこのスタンドもまた、
条件を満たした時のみ『氷』が解け、白い『ヒョウ』のヴィジョンを表し、
『神速』で接敵してその勢いのままに『一撃』を叩き込んだ後、元の状態へ戻る。

その条件は、『他の氷が解ける瞬間』をこのスタンドが視認する事。
自ら『餌』を用意し、誰かがおびき寄せられるのを待ち、『狩る』。

『ヘパティカ』Hepatica
破壊力:B  スピード:D(A) 射程距離:C(9m)
持続力:B 精密動作性:C     成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
              霜降 寒夜(しもふり かよ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

345<削除>:<削除>
<削除>

346『音仙』:2020/06/27(土) 02:22:00
『大型ネコ科動物』の『氷像』のようなヴィジョン。
視認した無生物を『氷』に閉じ込め、『時の流れ』さえ凍結させる。
この『氷』と凍結は意識のある生物が氷に触れるだけで『解ける』が、
このスタンドがそれを目撃すると『解氷状態』となって神速の一撃を加え、
その後本体の側まで戻ってきて、再び『氷像』のような姿に戻る。

『ヘパティカ』
破壊力:B  スピード:D(A) 射程距離:C(9m)
持続力:B 精密動作性:C    成長性:C

【基本情報】
1.大型のネコ科動物を思わせる『氷像』のヴィジョン。体長『1.5m』体高『0.6m』ほど。
2.動きは遅いが、ネコ科動物に出来るような動きについて自由にさせられる。
3.ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
4.爪、牙は『氷加工』にも使われる『ペティナイフ』を思わせる(切れ味も破壊力B相当)
5.能力は『このスタンドの視覚で視認する』事で発動する。『一呼吸』ほどは見る必要あり。
6.視界が遮られる等でよく見えない(何なのか判別できない)物体に対しては、能力は発動できない。

【凍結】
1.視認した『無生物』または『意識の無い生物』を『氷』に閉じ込め、『氷像』のようにする。
2.能力対象に出来る最大サイズは『大型バイク』ほどで、最小は『ピンポン玉』ほどから。
  閉じ込められないほど大きいもの、地面や壁などの『一部だけ』を凍らせる、という事は出来ない。
3.同時に氷に閉じ込めておける数は『4つ』まで。氷は実体化したスタンド物質。視認していれば任意解除可能。
  能力射程は『スタンドから20m』で、持続時間は『8時間』。それらを超過した場合氷は『消え』、解けたと見なさない。
4.この氷は『氷』そのものの性質で、冷たいが、『気温』『室温』で自然解凍されることは無い。
5.炎や人工的な高熱、およびそれらを操るスタンドなどでは、氷相応に解凍されてしまう。
6.閉じ込められているものは氷の影響を受けず、氷の冷たさが伝わって冷えたりもしない。
7.氷は『破壊力Bのラッシュ』であれば、無理やり破壊して中身を取り出す事も可能。これも『解けた』と判定する。
8.氷に閉じ込められている間、対象は『時間が停止している』ように、『機能』や、あらゆる状態の進行が停止する。
9.氷に『意識のある生物』が触れると、一瞬で氷が全て溶けてしまい、中身が即座に開放される。
  スタンドによる接触では、ダメージフィードバックがあるものでも解けない。
  このため、『生物が今触れている最中のもの』を氷に閉じ込める事は出来ない(氷自体が発生しない)

【解氷】
1.『何者かの手で氷が解けた』のをこのスタンドが『目撃』すると、『このスタンドの氷』も『解ける』(『解氷状態』となる)。
2.解氷状態のスタンドは、ヴィジョンも『氷像』ではなく、白い毛皮の『ヒョウ』のようなしなやかな姿となる。
3.このスタンドは解氷と共に『氷を解かしたもの』へ『急接近』し、爪や牙で『一撃』を加える。
4.攻撃の成否に関わらず、このスタンドは『一撃だけ』放った後、『本体の側』へ舞い戻り、瞬時に『氷像』状態に戻る。
5.目撃(解氷)→氷を解かした者への接敵→攻撃→本体の側への復帰
  ……はワンセットで、その間のみ、スペックは『パス精BAC』。
  攻撃の種類に関しては本体が選ぶ事が可能だが、『自動操縦』に近い。
6.攻撃や妨害は『回避』しようとするが、失敗して攻撃を受けるなどで『動きが止まる』と、その場で『氷像』に戻る。
  動きが止まらなかった場合に関しては、ダメージを受けながらでもそのまま通常通り本体の側に戻ってから、氷像に戻る。
7.氷を解かした者以外への攻撃は行えず、進路に居たら全て『回避』する。
  が、避け切れない場合にわざわざ止まったりはせず、『体当たり』のような形となる。
8.既にこのスタンドが解氷している状態で別の氷が解けるのを目撃した場合、
  現在の攻撃対象の後でそちらも攻撃する、または現在の攻撃を中断してそちらにも攻撃する事も可能。
  そちらには攻撃せず、現在の攻撃が終わればそこで終わる事も可能。

347名無しは星を見ていたい:2020/06/29(月) 00:56:57
1.知覧吉彦
2.男
3.23
4.
ハッピバースデーオーレー、ハッピバースデーオーレー、
ハッピバースデーディアオーレ―、ハッピバースデーおーれー……

ぐおぉー、一人で誕生日おめでとう、ってマジで虚しいなこれ。
そもそもそこまでめでたくねぇんだけどさ、どうしてこうなったー。
カネなし職なし実家暮らし、悪そうなやつから大体カツアゲ。
同窓会の連絡とか来てたけど、今いちばん行きたくないだろ!
同期は新卒、若しくは就職先でそろそろ昇進だろ……。
そんな中ニートが酒持ってフラッと入っておジャマしまーすって、
マジにオジャマ虫か弄られ役じゃねぇか、……あれ、待てよ。
これって高校時代から特に変わってないよな。……じゃあ、別に……。
というか、最早ずっと実家暮らしでウワサだって流れてるわけで、
俺がニートなのは明白なんだから、折角だしちょっと顔だけ出してみるか。

うわー、やべー、ちょっと逆に楽しみになってきた。
敢えてスーツで行ってみるかー。何人か結婚してるよなー。
あー、ニートだとご祝儀ってちょっとマケてくれるよな。
マケてくれるはず、だって逆に貰いにくいよな。俺だって渡しにくいし!
しょーがねぇーなー、ちょっと多めに持っていくかー。
後はお袋からどうやって金を貰うかだが、……これちょっと悩むなー。
てかこの椅子ちょっと硬くね? クッション敷いてあるか? 最近痔っぽいし。
そろそろか、そろそろだよな……。おーい、俺の声聞こえてるー?

348『音仙』:2020/07/05(日) 02:21:41
>>347(知覧吉彦)

「はい…………聞こえていました。
 そして…………『聴き終わりました』。ありがとう。
 少し、その、熱が入りすぎてしまいましたね……エエ」

「心音を探るのが難しいことは……『2通り』あります。
 心の音が、あまりに『過密』で、底の底までなかなか聴き出しきれない場合。
 あるいは……『声が無さすぎて、底がどこかを探り当てるのが難しい』場合。
 キミがそのどちらかを、言うつもりはありませんが……『見つかった』のは、一安心」

      「耳を澄ませて」

         キィィィィ ――――― ン

             「……聴こえたでしょうか?」

「キミの特別な才能は……これ単体では、さほど大きな力とは言えません。
 他力本願、とまでは言いませんが……己の手に何も持たないからこその『可能性』
 無職は無色……なんて使い古された駄洒落では、無いんですけどね。
 この力は『手を借り』はしても、その色に『染まる』事は……簡単な道では、ないのですから」

                「名は、『モンキー・ビジネス』……それじゃあ、行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

作業用の『手袋』を両手につけた、人型のスタンド。
驚くほどに『精度』に優れる……『手だけ』だが。
それ以外のスペックについては凡庸だが、悪くはない。

このスタンドの『本質』を秘めるのは、着けている『手袋』の方。
先述した『手』の精密動作性の高さもこの手袋による『補正』であり、
人並みの手さばきを超精度に、また人並み以下でも人並みまで向上させる。
手袋のみ実体化しており、フリーサイズなので、取り外せば誰でも装着可能。

能力は、『手に職を憑ける』こと。
即ち『人型存在』の会得している様々な『技能』を『手袋』にコピーし、
その状態で着けた者に、コピー元と遜色ない『プロの技』を発揮させる……『手だけ』。

コピーの手段は、技能を持つ対象自身にこの手袋を着けてもらうこと。
頼み込むか、騙して着けさせるか、あるいは『精度向上』の対価とするか。

いずれにせよコピーが完了すると、手袋に『ロゴマーク』が浮かぶ。
スペースの問題から、現在浮かべておけるロゴマークは『二つまで』。

――――なお、このスタンドの言う『技能』には、
他のスタンドの『手を起点にする能力』も含まれる。

『モンキー・ビジネス』Monkey Business
破壊力:C スピード:C    射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:A(C) 成長性:B
※『手袋無し』の場合、また手以外の部位の精密動作性は『C』

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                                 知覧吉彦→己の『特別な才能』を聴き、把握。

349『音仙』:2020/07/05(日) 02:24:06
精密動作性を向上させる手袋を着けたスタンド。
この手袋は実体化しており、他の誰かに付け替える事も可能。
何かしらの『技能』を持った存在がこの手袋を着けた場合、
手の甲部分に『職』を象徴するような『ロゴマーク』が浮かび上がり、
その状態の手袋を着けていると、対象の技能を『手』に限り『完全再現』できる。

『モンキー・ビジネス』
破壊力:C スピード:C    射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:A(C) 成長性:B
※『手袋無し』の場合、また手以外の部位の精密動作性は『C』

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.このスタンドは『実体化したスタンド物質』の『手袋』を付けている。
3.手袋そのものとしての性能もそれなりに良いが、特殊な耐久性などはない。革手袋レベル。
4.装着できないレベルまで破損した場合、手袋は解除。『3日間』はスタンドを再発現しても手袋無しになる。
5.手袋は『取り外し』し、他人にも着けられる。誰の手にも合う『フリーサイズ』。

【手を貸す】
1.手袋を付けていると、『手の動作』のみが『精密動作性A』まで向上する。
2.手に伴う腕の動きは手の動作に含まれるが、腕単体の動きや、他の部位は範疇外。
  全身動作を伴う『全力での投擲』などについては精度向上の恩恵が低い。
3.ただし元の精密動作性が『E〜D相当』の場合、『A』には向上せず、『C』までにとどまる。
4.この段階では『精度向上』に過ぎず、『技能』が身につくわけではない。
  道具の扱い方にコツや知識がいる『調理』などは、『プロ』並に出来るとは限らない。
5.手袋の射程はスタンドから『10m』まで。持続時間は、スタンド自体を発現している限り。
6.手袋を『片方だけ』装着する事も可能ではある。その場合も、着けた手の精度は問題なく向上する。
7.手袋には、特定の条件で最大『2種』までの『ロゴマーク』が浮かぶ。
  浮かんだロゴマークは、本体かスタンドの視界内にあればいつでも解除可能。
8.ロゴマークの『持続時間』は『2時間』。超えるか、スタンド自体を一度でも解除すると消える。

350『音仙』:2020/07/05(日) 02:30:39
【手に職が憑く】
1.ロゴマークが浮かぶ条件として、なんらかの『技能』を有する他者が、この手袋を着ける必要がある。
  技能とは、人間が『仕事』や『部活』『趣味』などで身についた『素人には真似出来ない技術』のこと。
  対象となる分野は芸術、スポーツ、家事など多岐にわたるが、『料理』『野球』といったくくりで捉える。
  (『スポーツ』なら競技単位、家事なら炊事・洗濯・掃除くらいのくくり、芸術なら水彩画・漫画・彫刻くらいのくくり)
2.対象に手袋をしっかり着けてもらいさえすれば、即座にロゴマークが浮かぶ。
3.対象が仮に複数種類の技能を有するなら、対象が最も強くイメージする(最も得意と自負する)1つだけが浮かぶ。
4.技能は、必ずしも『職』に根差す必要はない(例えば『部活』や『趣味』でもいい)が『妥当性』は必要。
  (PCをコピー元とする場合、『設定』や『能力』上、その技能を持つことが妥当である、というソースを示す事)
5.『やり方さえ知っていれば誰でも即座に並べる程度』の腕前は、『技能』ではない。
6.手袋を片方の手しか着けていない場合でも、ロゴマークは両方の手袋に浮かぶ。
  ただしこの場合は、着けて即ではなく『10秒』程の間がいる。
7.『手から(手を起点に)発動する』『手で触れて発動する』スタンド能力も『技能』の範疇となる。
8.ロゴマークは、技能を象徴するようなマークとなる。同じ技能でも、持ち主により個人差は生じえる。
  ★マークがどのような物かは後述する『技能の持ち主』が決めてよい。決めないなら、このPCのPLが決める。
9.手袋が着けていられないレベルまで破損すると、ロゴマークは消える。

【手真似】
1.ロゴマークが浮かんだ手袋を着けると、元となった『技能』を完璧に再現できる。
  ただし、複数の『技能』を同時に再現する、という事は出来ない。再現中の技能のロゴマークだけ『淡く光る』。
2.高精度で同レベルの動きが出来るというだけでなく、細かな癖や無意識で実践しているコツなども真似、
  たとえば『漫画原稿』のような複雑な工程、本人の個性を内包する物も『完コピ』する事が出来る。
3.反面、悪い癖も真似るため、例えば『料理は出来るが調味料の加減が苦手』といった者からコピーすると、
  やはり加減は苦手なままになってしまう。本体自身の判断でカバーする事は一応可能。
4.あくまで手袋の補正のため『手』、および付随する『腕』以外の動きは、たとえ技能に含まれても真似られない。
5.あえて再現(元の持ち主の技能)に逆らい自己流を混ぜる事も出来るが、その場合は技能は反映されない。
6.また、既存の技能は再現できるが、『新しい発想』までは湧いてこない。
  漫画ならもともと存在する原稿のコピーは出来ても、新作のストーリーは浮かばない。
7.再現する技能が『スタンド能力』の場合、能力内容・制限等は元と等しい。
  ただし能力の詳細などについては、知っている限りでしか把握できない。
8.『技能』を再現するだけで、『スペック』は変わらない。また、『手の形状』も変わらない。
  そのため、スペックに依存する能力は機能しない事があり、手の形状に依存する能力は再現できない。
  ただし、手の形状そのものが変化するわけではない(手に『模様』がある程度)なら再現可能。
9.ロゴマークが消えれば、技能も消える。体が覚える、という事も、一度や二度の真似では起きない。
  だが繰り返し同じような技能を真似し続ければ、いつかは本当に『手に職がつく』事もあるかもしれない。

351名無しは星を見ていたい:2020/07/29(水) 23:21:00
1.龍美丹(ロン・メイダァン)
2.女
3.10代
4.ドラゴンロード……ボクたちの道……ボクらの祖先の歩んだ戦い
 ボクが進むべき道。
 この道の先に何があるか、それは分からないけれど、自分の足で進む以上後悔はないさ。
 この身一つで強くあれるなら、それでいい。
 力をもって善をなす。
 それがボクのドラゴンロードだから。
5.それはともかくとしてこの人キレイだなぁ

352『音仙』:2020/08/04(火) 01:29:46
>>351(龍美丹)

「――――――――――はい。聴き終わりました、ありがとう。
 『血脈』……スピリチュアルな言い方をするならば、『血のさだめ』
 それは、往々にして『スタンド』を運ぶ道となる……遺伝、あるいは伝承。
 キミの一族、あるいは精神的な意味での『祖先』達が『そうだった』のかは……
 私に聴ける範囲ではありませんが……少なくとも、キミという地点で『表出』しました」

         キィィィィ
                ―――――  ン

「キミの才能の名は……『チーロン(紅龍)』。
 血脈に宿り、『出血』を『血龍』に変えて操る『才能』です。
 攻撃力もさることながら、特質は……この龍は『輸血』に使える事。
 そして、どのような血液型の人間にも適合する事……まさしく『善を為す力』。
 ……あるいは、輸血対象の『身体情報』を『監視』できることについても、
 キミの『善』のありかた次第では、大いに役に立つ要素かもしれませんね」

「それにしても……その、『キレイ』というのはやはり……あまり、耳が慣れませんね。
 エエ、キミが初めて『思った』わけではなく……あ、いえ、自慢ではないんですよ。
 なにせ、女性にばかり言われるので……イエ、男性に言われたい、という訳では、ネ。
 恋愛がどう、という性分でもないですしね、エエ。……化粧品を変えたのが良かったのでしょうか?」

                           「ネエ、どう思います……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体と一体化したスタンド。
脈々と受け継がれてきた『血』の中に宿り、
普段は特定のヴィジョンを表出させない。
発現している間は本体の身体能力を高め、
速度に長けたアクロバティックな高速動作を得意とする。
反面、スタミナの消耗については激しい。

本体の身体に出血を伴う傷口が生まれたとき、
このスタンドは『血の龍』として姿を表せる。
この龍は傷口と繋がっている限り自由に操作することが可能であり、
傷口の大きさ次第でサイズが、出血の勢い次第で破壊力増す性質を持つ。

龍は本体の『血』そのものであり、生物の体についた『傷』に触れさせる事で、
強制的に『輸血』を行う事も可能。血は血液型に関わらず、対象に『適合』する。
よって拒絶反応を目的には出来ないが、純粋な善意での輸血には、極めて有用。

これは単なる利他では無く、血は相手の体内でもしばらくスタンドパワーを残し、
対象の身体の現在のコンディションを分析、本体へとリアルタイムで伝える。
受けている傷病の原因や名称を知る、将来の疾患を予測するなどは不可能だが、
負傷の程度の把握、現状における隠れた傷病、隠れている疲労を見出すなどは『容易』。
それを『弱点』として突くか、それともあくまで善を貫くのかは、本体次第である。

『チーロン』chilong
破壊力:D?B スピード:B 射程距離:D
持続力:D  精密動作性:C  成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
         龍美丹(ロン・メイダァン)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

353『音仙』:2020/08/04(火) 01:32:11

血液と一体化したスタンド。
出血を伴う傷口から『血龍』として伸ばし、操作できる。
この『龍』を他者の傷口に触れさせると強制的に『輸血』を行え、
血液型問わず100%適合するうえ、暫くの間対象の身体の状況を把握できる。

『チーロン』
破壊力:D〜B スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D  精密動作性:C  成長性:B

【基本情報】
1.本体の『血液』と一体化したスタンド。
2.ヴィジョンは無いが、発現中は本体の体の各部にに赤い龍の紋様が浮かぶ。
3.発現中の本体はスタンドに干渉でき、各動作が『パス精CBC』になる。
4.発現は意識によってオンオフでき、デフォルトはオフ。
5.周囲の状況やどんな動作をするかなどにもよるが、傾向として発現中の疲労は激しい(持続D)

【血龍】
1.本体に生じた出血を伴う『傷口』から、『血』が赤い『龍』となって伸び、それを操作できる。
  この『血龍』が保たれている限り、出血(失血)による体調不良、意識の喪失などは起きない。
  ただし部位喪失による機能喪失は起こるため、斬首や胴体切断などは『死』に直結する。
2.龍の体が何らかの攻撃などで断裂してしまうと、その全体が血液に戻り、その分失血する。
  また、その傷口からは『1分』の間、再度『血龍』を出す事は出来なくなる。
3.同時に出せる血龍は、『二匹』まで。よって三箇所目以降の傷口からは通常通り出血するしかない。
4.血龍を出す傷口を切り替える事は可能。ただし切り替える際は、龍の長さを一旦ゼロにする必要がある。
5.血龍は『胴体』と『頭部』のみで、現状、手などは無い。構造としては『ヘビ』にも近い。
6.血龍は『ビニールホース』程度の強度で、口部に備える牙のみは『鉄』クラスの強度を誇る。
7.操作は本体自身の肉体と同じく、『ス精BC』で可能。『破壊力』は出血の勢い次第。
  ×ほうっておけば血が出ない傷→龍は出せない。
  ①血が傷口の上に滲み出す程度の傷(擦り傷、指先ほどの小さな傷など)→D
  ②血が放っていてもどんどん流れていく程度の傷(肉に届く切り傷など)→C
  ③血が噴き出す程度の傷(末端の欠損、それに類するレベルの切り傷など)→B
8.現状、たとえ胴体が両断されたほどの大出血でも『破壊力A』に達することはない。
9.龍の『サイズ』は傷口の大きさと同等で、長さは『0m』〜『5m』で伸縮自在。伸縮速度は『C』。

【輸血とモニタリング】
1.血の龍が生物の傷口に触れる事で、対象へと本体の血を、龍を介して『輸血』出来る。
2.輸血した分の血液は、通常通り本体の肉体からは失血する。
3.この輸血は血液型を問わず必ず『適合』し、いかなる拒絶反応も起こさない。
  また、『血液を許容量以上に入れる』事で相手をパンクさせる、という事は不可能。
  強要量を超えて入れれば『元々の対象の血』と『入れ替わる』形で、パンクを防ぐ。
4.輸血を受けた対象のいる『方向』が、以後『2時間』常に把握可能になる。座標までは分からない。
  この状態の対象の体にも、本体同様の『龍の紋様』が浮かぶが、図柄は簡素で身体能力の向上は無い。
5.また、輸血を受けた対象の『現在の身体情報』についても、同じく『2時間』リアルタイムで把握可能。
  把握しようとしている間に限られるが、対象の疲労、負傷、傷病部位やその進行状態が分かる。 
  ただしどの程度酷い負傷なのか、は分かっても、その負傷が医学的にどう呼ばれる状態なのかは分からない。
6.『なぜそうなっているか』という『原因』ではなく、『身体がどういう状態か』という『結果』を把握する。
  (『走っている』『疲れている』は分かるが、『マラソンをして』なのか『敵に追われて』かは分からない)
7.また、将来的に可能性の高い疾患を割り出す、なども不可能。あくまで現在の情報に限る。
  ただし『特定部位の重度の疲労』から『ケガ』を予想するなどは、本体の想像できる範囲でなら可能。
8.この効果の射程は『100m』。また、任意で情報の把握をストップする事は可能。
9.同時に複数人に輸血している場合、情報把握は同時に『2名分』までが限界となる。

354名無しは星を見ていたい:2020/09/01(火) 00:34:17
C.八瀬 ふしみ(やせ ふしみ)
D.女
E.33歳
F.なんか知らんけど、うちの山(シマ)じゃあ敵なしや
ようわからんがそんな気がするなぁ

G.少し長くなるけど聞いてくれるか?
元々、うちはひい爺様の代から貿易会社を営んでおってな
私もちっこい頃は蝶よ花よとお姫さんみたいに大事に育てられとってなぁ

でもな、12・・・・いや、13くらいの頃だったかな? 両親が事故で亡くなってな
遺産の分配がどーので親戚中がえらい事になってのぉ
ほんと大騒動になって・・・・終いには命まで狙われるようになってな
いや〜・・・・あん時は、ほんと人間社会ってやつが嫌になったわ

そんで財産を色々と処分してな、この辺で山一つ買ってな、棲家を作ってな
世捨て人みたいな隠遁生活を開始したわけや
親戚ん中のちゃんとした人達は色々と心配しとってなぁ
小娘一人じゃ危険だ、だの 一人で暮らしていける程世の中甘くない、だの
色々と言われたんやけど・・・・なんや知らんが、この歳まで普通に生きてこれたなぁ

・・・・理由はなんとなくわかるわ
山に住むようになってから、なんかようわからんけど、妖術みたいな変な『力』を使えるようになってな
暴漢だの、イノシシだの、物騒な連中がくる事もあったけど・・・・なんとかなったわ
その『力』のおかげで平穏無事な生活が出来とるんやけど、麓の方々になんか恐れられてな
やれ、『仙人』だの『妖怪』だの『山姥』だのさんざん言われる始末や

A.なんかようわからんけど、マジなんなんやろなぁ・・・・ほんと
自分、こういうの詳しそうな顔しとるけど、教えてくれんか?

355『音仙』:2020/09/11(金) 23:03:18
>>354(八瀬 ふしみ)

「成る程――――――エエ、お待たせしましたが無事に、聴き終わりました。
 確かにこの『マウンテン・ライフ・ワーシップ』があればそのように……
 と、言い切るには、いささか『類を見ない』タイプの『音』なのですが、
 エエ、『暴漢』などは容易く……『イノシシ』を無傷で仕留める事も十分可能でしょう。
 特に、そこが『山』ならば……いえ、『キミの住むというその山』ならば……」

「反して、例えば、ああ……植木鉢が部屋にあって、よかった。
 水やりを毎日する手間が報われた気持ちです。
 …………マア、植物が枯れていても問題ないのですが、『土』さえあれば、ネ」

             ズズ
                 ズズ

「……お気づきでしょう、イエ、これは以前から知っていましたか?
 『山で扱っている時』と、ここで扱うときでは『形』が違いますね。
 ……結論から言えば、この『ホームセンターで買った土』が形成した、
 この……西洋の『小人』のような形の『土人形』こそ、キミのスタンドの本来の状態です」

「では……『山』の土が化ける、あの『山犬』型の土人形は、いったい『何』なのか?
 ……あるいは。ホラ……こうして『小人』を潰してみても、何も、エエ、起きませんね」

      スゥ ・・・

        「――――では。『山犬』を潰した時に降り注ぐ『大岩』は何なのか?」

「『マウンテン・ライフ・ワーシップ』……『聴いただけでは分からない』希少な体験でした。
 分からないなりに、答えられることはあるかと思いますので……ええ、何かあればまた、いつでも」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

自然界の『土』と一体化して発現するスタンド。
色や質感は土に依存するが、西洋の小人のような姿。
丸めてソフトボールほどの土で『一体』となり、
最大では同時に『四体』まで発現しておける。
一日に発現できる個体数に限界などは存在せず、
はっきりしたダメージフィードバックも無いなど、
他のスタンドを凌駕する圧倒的な継戦能力を持つ。

反面土で形成されているため耐久性は低く、
また、単体でのパワーや精度についても劣悪。
また『破壊』されると『赤黒い汚泥』に変化し、
この状態のものは『土』としては見なされないため、
屋内など土が限られる状況では如何に補給するかがカギ。

――――と、シンプルな群体型スタンドなのだが、特例がある。

本体が住む『山』の土を用いた時、土は『小人』では無く『犬』の姿を取る。
山犬は人型ではないため利便性にやや欠けるが『破壊力』に秀でているほか、
これが破壊されたことで『汚泥』生まれた瞬間、空中に突如『大岩』が発現し、
一直線に、そして勢いよく落下。汚泥に着弾し圧し潰した後、跡形も無く消滅する。

そして潰された『汚泥』は、元の『山の土』に戻っている。
この岩は実体化したスタンド物質で、意匠はどこか『獣の前足』を思わせる。
通常の土では発生しないこれらの過程が『このスタンドの能力』なのかは、不明。

『マウンテン・ライフ・ワーシップ』Mountain life Worship
破壊力:D(C) スピード:C  射程距離:B(20m)
持続力:A   精密動作性:D  成長性:C

『大岩』
破壊力:A スピード:C 精密動作性:E

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                   →それが八瀬 ふしみ(やせ ふしみ)の『特別な才能』

356『音仙』:2020/09/11(金) 23:04:20

触れた土を小人型に形成し、群体型スタンドのように使役する。
本体の住まう『山の土』に発動するとなぜか『山犬型』に形成され、
これが破壊されると、その場所に向けて『大岩』が勢いよく落下してくる。

『マウンテン・ライフ・ワーシップ』Mountain life Worship
破壊力:D(C) スピード:C  射程距離:B(20m)
持続力:A   精密動作性:D  成長性:C

『大岩』
破壊力:A スピード:C 精密動作性:E

【基本情報】
1.本体の『掌』で触れた『土』と一体化して発現するスタンド。
2.『本体の住む山の土』で発現する場合、後述する特別な効果が発揮される。
3.土の定義に『砂』『泥』『岩』などは含まないが、『粘土』は含む。
  ただし『工作用粘土』など、自然界に存在するものではない場合は除く。
4.土が『丸めてソフトボール1球分』程度あれば、発現する事が可能。
5.土に触れた時、土の量が足りているかどうかは直感的に把握できる。
6.一度の接触では一体のみを発現出来る。二体目を作る際は、再度触れる必要あり。

【小人】
1.掌で触れてから『深呼吸1回』程度のタイムラグのあとで、土が『人型』に変化する。
2.同時発現可能数は『四体』。持続時間は『本体が就寝するまで』。
3.ダメージフィードバックは無し。視聴覚リンクを有する。
4.一体一体が『破ス精DCD』を有する。
5.強度は『土器』程度。破壊力Cの一撃で破壊できる。破壊されると崩れ、『赤い汚泥』となる。
6.赤い汚泥は『土』ではないため、再利用することは『原則的には』出来ない。

【山岳信仰】
1.本体が住まう山の土を用いてこのスタンドを発現すると、『人型』ではなく『犬型』になる。
2.スペックが『パス精CCD』になる他、破壊された際、例外的な事象が発生する。
3.山犬の破壊で生まれた汚泥の上空『10m』程の地点に、『大岩』が発現する。
  10m地点にちょうど障害物がある場合などは、その下ギリギリに発現するが、
  発現点と汚泥の『間』に障害物がある事については、発現に支障をきたさない。
4.この大岩は実体化したスタンド物質で、高さ『2m』直径『1m』ほどの円柱状。
5.岩が発現出来るスペースがどこにも存在しない場合は、発現しない。
6.発現した場合、次の瞬間汚泥に向け、明らかに重力による落下以上の勢い(パスAC)で『発射』される。
7.着弾した瞬間、岩は『解除』される。そして着弾点にあった汚泥は、元々の『山の土』に戻っている。
8.汚泥との間にある障害物に阻まれる、何らかの攻撃などで逸らされるなどした場合は、勢いが消えたタイミングで解除される。

357名無しは星を見ていたい:2020/10/20(火) 19:18:33
C.名前
御影 憂

D.性別
女性

E.年代
二十歳

F.自分の能力についての、声
これは…………『恐怖』…………かしら。
そう…………『恐怖を与えるもの』。
少なくとも、私は『そう使ってる』。

G.自分の人生についての、声。
以前……『恐ろしい体験』をした事があるの……。
とても怖かった…………。
その記憶は強烈で……今でも薄れていないわ。
それを乗り越えるために、私は『恐怖を与える者』になる事にしたの。
簡単な理屈よ。
だって、『恐怖を与える側』になれば、『恐怖を受ける側』にならずに済むでしょう?
クス…………心理学的には『同化』って言うんだって…………。

A.その他(何かあれば)
夜な夜な街に出掛けては、わざと治安の悪い通りや人通りの少ない裏道に入り、
悪意を持って近付いてくる人間に対し、『恐怖』を与えて脅かしている。
あくまで脅かすだけであり、直接的な危害は加えない。
大学では『心理学』を専攻し、より効果的に『恐怖』を与えるための参考にしている。
趣味は『ホラー映画鑑賞』。
『ホラーをテーマにした飲み屋』でバイトしている。

358『音仙』:2020/10/29(木) 22:04:12
>>357(御影 憂)

「――――私は心理学には、実はあまり、詳しくないのですが。
 キミの話は分かりやすいですね、エエ……『同化』とは何か、
 キミの『特別な才能』も込みで、よく理解できましたよ。
 ……『ナハトワハト』、確かに『恐怖を与える』には十分。
 『夜』というロケーションを選択するのは……マア、
 これはそもそも『闇』こそ恐怖の根源、という事もあるでしょうけど」

      「……キミはその『恐怖』に、まさしく『同化』する存在」

   ギィ・・・

「生き方に注文は付けられませんが……『才能』を持つ者には、邪な者も多い。
 特に、キミの『狩場』になるような場所に、寄り付くような者には、ネ。
 …………『恐怖』を与えるつもりが、恐ろしい目に合わないよう、十分気を付けて。
 もっとも、闇夜に迫る脅威から逃れるという意味で、キミに勝る者は……そうはいないでしょうけどね」

―――――――――――――――――――――――――――

黒い帽子や外套のような意匠を含んでおり、
帽子の鍔、服の裾や袖などはボロボロにほつれ、
黒い煙のような質感となって揺らめいている。
発現している間、肉体の動作精度を向上させる。

能力は『恐怖』……即ち『闇』との『同化』。
よって能力の発動には『闇』が必要になるが、
必ずしも完全なる夜闇である必要はなく、
具体的には『本が読めない』程度の暗さが必要。
発動すればヴィジョンを纏った姿が闇に消え、
外から視認も干渉もされない状態へと移行する。

闇の中では高速で動き回る事ができ、
また、幽体のように浮遊しての移動も可能。
体の一部だけに限ればあえて実体を取り戻させ、
通常通り干渉可能な状態にも出来るため、
逃げ隠れだけではなく、攻撃にも転じられる。

また、溶けた闇に繋がる暗所であれば、
どんなに狭いところにでも入り込める。
これによって多くの敵から逃れられ、
あるいは敵の秘密を探る事にも長けるが、
光などで『闇』が消えれば強制解除される。

――――端的に言えば『闇の中で幽体化する能力』。

あくまで『戦闘』に長けた能力ではないのは、
恐怖に対して『闘争』ではなく『逃避』を選ぶ、
本体の慎重な精神性に由来する物と考えられる。

『ナハトワハト』De Nachtwacht
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――
               →それが『御影 憂』の『特別な才能』

359『音仙』:2020/10/29(木) 22:05:50

纏うタイプのヴィジョン。
暗闇の中でのみ、高速移動と浮遊移動が可能で、
またあらゆるものに視認も干渉もされず、
闇がつながる限り狭い空間にも入り込める、
いわば『幽体』のような状態に移行する事が出来る。
この状態で、体の一部だけを任意で実体化させることが可能。

『ナハトワハト』
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

【基本情報】
1.本体が纏うタイプのスタンド。
2.発現中、帽子と外套のない部位もスタンドに干渉出来る。
3.発現は自由だが、能力の発動は『暗所』でのみ可能。
4.暗所の基準としては、『紙の本を読むのに支障をきたす』程度は必要。
5.発動には『暗所』に体の全体が入っている必要がある。
6.発動と同時に本体の姿は暗所を満たす『闇』の中に消える。

【闇との同化】
1.他者から姿が視認不可能になり、スタンド・通常物質問わず相互に干渉不能となる。
  足場や壁については例外で、地面をすり抜けて落下したりはしない。
2.見えも触れもしないが、本体の自認としては人体の形を保っている。
  よって、通常通り動作をすることが可能。移動も通常通り歩行で行うが、
  闇の中の範囲であれば『浮遊移動』を行うこともできる。
3.この状態に限り、あらゆる動作速度が『スピードB』相当になる。
  ただし、浮遊移動と後述の『すり抜け』を行う間は『スピードC』となる。
4.体の他の部分は闇に同化させたまま、一部位だけを実体化させる事が出来る。
  この場合、その部位のみは通常通り視認でき、また干渉も出来る。
5.複数の部位を同時に実体化させることは、現在は不可能。
6.実体化させる部位の切り替えや実体化のオンオフには一呼吸ほど間がいる。
7.同化状態で暗所ではない空間に入ると、『スタンドが強制解除される』。
  『懐中電灯で一部が照らされた』程度なら、一呼吸以内に逃れれば解除されない。

【すり抜け】
1.闇が繋がっていれば、人が通れない狭い空間に体の全体または一部を入り込ませる事が可能。
2.入り込んでいる間、その部分は人型を保たない『霧状』になる。
  出ると即座に元に戻るため、霧状のまま自由に動き回ったりは出来ない。
3.中が暗い場合に限るが、壁の裂け目や配管の中を通りその先に移動したり、そこに潜伏出来る。
4.すり抜け中(霧状になっている状態)の部位は、任意で実体化はさせられない。
5.人体が入らないような狭いスペースのすり抜け中に光を浴びると、
  強制的にスピードBで一番近い出口から外に放出され、能力が解除される。
  出口が無い場合は、出口が出来るまで延々とスペースの中を動き回り続ける。
6.この放出状態は『スピードBで引きずり回される』ような感覚であり、
  物理的なダメージは無いが、長く続くほど本体の体力や気力に影響が出てしまう(乗物酔いに近い)

360名無しは星を見ていたい:2020/11/25(水) 21:29:24
1.風歌 鈴音

2.女

3.17歳

4.アタシはいわゆる無職のアウトサイダーで、『社会のゴミ』。けれども『お荷物』じゃあないぜ、誰からも助けてもらってねーからな。
  
住所は『H湖自然公園』の『どこか』。お廻りとかお役所の連中がたまーに『ゴミ探し』とか『ゴミ拾い』とかに来る度にヤサを離れて終わったら『どこか』に『作る』。
  
そーだよ、アタシはホームレスだよ。
  
そうなるまでの来歴は珍しいもんじゃない。『親』が死んで、『施設』のクジでハズレを引いて、嫌になって飛び出してから『ホームレス』。
  一応、中卒ではあるんだぜ。
寝る所はダンボールを集めればどうにかなるし、ゴミを集めたりカンを集めたり、偶になんかの団体の『炊き出し』にありついたり、『施設』に居た時に読んだ植物図鑑で勉強した食える草とかを煮て食ったりすれば、死にゃしない。
  
けど、『明日』はない。学ねえ職ねえ若さだって無限じゃねえ。界隈の紅一点って訳でもねえしケンカは少しばかり出来るから無事だが、『いつか』は最悪な目にあって野垂れ死ぬか、牢屋に打ち込まれてまた『クジのハズレ』を引くんだろう。
  それは、『仕方がない』とは思ってる。
アタシは『社会のゴミ』で『野良犬』だ、『お荷物』を嫌がった時点で、いつかは必ずそうなるんだ。

5..とはいっても、『仕方がない』とは思っていても、『為すがまま』はごめんだ。
  諦めていたって、アタシは無抵抗主義者じゃねえ。
いつか来る何か『どうにか』はできなくてもいい、けど、せめて『ただでは』済まさない程度の『何か』があるなら、アタシにくれ

361『音仙』:2020/11/30(月) 23:13:15
>>360(風歌 鈴音)

「―――――――――――聴き終わりました、ありがとう。
 キミの『心音』は、まさしくキミの名のように『風の歌』。
 ただ、その、歌と言っても『カラオケ』や『コンサート』のような、
 華やかな場で奏でるものではなく……『哀歌』の類と、言えるでしょう」

         キィィィィィィィ――――√Z__________

「そしてその奥底には……エエ、その『風』を奏でる存在。
 キミの才能が響かせる名は、『ダストデビル・ドライヴ』。
 『塵旋風』の名に相応しく……『風』を噴射し、或いは『渦巻かせ』て、
 それが『塵芥』……つまり『ゴミ』であれば、重さを無視して『風』に乗せられる」

    「ええ――――キミの『自認』が変わらないうちは、キミ自身をも、ネ。
     もちろんスタンドの射程はありますので、限度はありますが……
     緊急時の『回避』や『移動』を助け、キミの『抵抗』を助けるでしょう」

「キミがこの才能で何をするか……そして『どこに行きつくのか』はキミ次第。どうか、良い『音』を」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。
襤褸をマントのように纏ったロボットを思わせる風貌で、
精度と射程をバランスよく備え、一方で持続力はやや劣る。

両掌に『エアダスター』の如き『噴射口』を備え、『風』を噴射出来る。
直線上に噴射する事に加えて、その場に『風の渦』を滞留させる事も可能。
飛び道具とするには威力不足だが、牽制や、油断した相手を崩す一手にはなる。

そして通常の『エアダスター』が風力による掃除器具であるのに対し、
このスタンドの生み出す風は、あらゆる『ゴミ』を武器に変える。
すなわち、風を浴びせたゴミを、質量を無視して『風に乗せる』能力。

サイズの限界こそあるが、『空き缶』であろうが『鉄の塊』であろうが。
そして――――自ら『社会のゴミ』と定義する、『本体自身』をも乗せて飛ばす。

『ダストデビル・ドライヴ』Dust Devil Drive
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           風歌 鈴音→己の『特別な才能』を聴き、把握。

362『音仙』:2020/11/30(月) 23:14:00

人型のスタンド。
掌の噴射口から『風』を噴射したり、
前方に『風の渦』を作り出したり出来る。
この『風』は『ゴミ』を質量を無視して『乗せられる』。

『ダストデビル・ドライヴ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを持つ。
2.『掌』に『噴射口』を備えており、そこから『風』を噴射できる。
3.風の噴射は『パスCB』相当。射程は『5m』、すなわち5m先までは勢いが死なずに届く。
4.風の噴射を短く切れば、『5m先までは届かせない』事も可能。1m単位で調整できる。
5.風の噴射中は『息を吐き続ける』ような感覚で、それが可能な限りしか連続では行えない。
6.噴射中でも喋ったりはでき、また、実際に呼吸が止まるわけではない。
7.噴射口の径は『掌サイズ』から、『指先』程度まで『絞る』事が出来る。調整は意識のみで可能。
8.無抵抗の人間に当てれば押し飛ばせる程の勢いはあるが、あくまで風のため、負傷させるような威力は無い。

【風の渦】
1.『噴射』ではなくその場に『風の渦』を作りだし、滞留させる事も可能。
2.風の渦の作成は、噴射口の径は関係せず、一律以下の条件で行われる。
3.発動には『渦を作る』意識をした上で、深呼吸一回ほどの間、その場で風を噴射し続ける必要がある。
4.風の渦は、スタンドの掌を向けている方向の地面を起点として発生する。
5.風の渦は『1分間』持続し、任意解除も可能。サイズは『直径1m』『高さ2m』の『円柱形』
6.渦は『パスCB』相当の風がその場で渦状に回転し続けている。
  人間が触れれば巻き込まれかねないが、破壊力Cで抵抗すれば抜け出せる。

【ゴミを乗せる】
1.風を『ゴミ』に当てる(渦にゴミが当たる)と、『質量』を無視して風の流れに乗せられる。
2.噴射であれば噴射の射程まで吹き飛び、渦であれば回り続ける。いずれも『パスCB』相当。
3.ゴミの『質量』に制限はないが、大きさは噴射、渦共に『自転車』ほどのサイズまで。
4.ゴミの定義は『手順通り廃棄されたもの』『不法に投棄されたもの』『本体』に大別される。
5.廃棄の意図はなく『誤って落としてしまったもの』『あえて置いた物』も、不法投棄に含まれる。
6.ただし現在進行形で『拾う動き』をされている最中の物はゴミではない。
7.『探されている』『拾う意図がある』だけで行動が無ければ、持ち主がその場に居ようとも『ゴミ』として扱われる。
8.『捨てる事自体に役割がある』ものも、捨てたのであれば事情にかかわらず『ゴミ』として扱われる。
9.動いているゴミも風に乗せられるが、『破壊力B以上』の勢いで動いている場合は風の勢いが負け、乗せられない。
10.また、『ネジ止め』などによる『固定』は無視できない。

【社会のゴミ】
1.本体の『自認』が『ゴミ』である限り、他からの評価に関わらず『ゴミ』として風に乗る事が可能。
2.本体については、どのような状態からでも、いつでも乗っている風から抜け出せる。
3.『本体以外の生物』は、客観的にどのような人物や種族であれど、風に乗せる事は出来ない。
4.本体の自認が何らかの能力や、一過性の体験で『一時的に変化』していると、その間は風に乗れない。

★『経験』『体験』を経て『自認』が完全に変化し、自分を『ゴミ』と思わなくなった場合は『質疑スレ』にて申告する事。

363名無しは星を見ていたい:2020/12/02(水) 20:48:40
1.伐田 王太
2.男
3.17
4.『あんたには才能がある』って、死んだばーちゃんが言ってたんだ。
俺はバカだし末っ子だから、お袋は『つまんない慰め』だって言うんだよ。
だけど、ばーちゃんは変わり者でさ。
お世辞とかお為ごかしみたいな事は、絶対に言わないんだよなあ。
それに、最近胸騒ぎがするんだ。
何かが起こりそうな予感が。

364『音仙』:2020/12/09(水) 05:14:22
>>363(伐田 王太)

「―――――――聴き終わりました、ありがとう。
 さて、キミの『才能』とは、果たしてこれの事だったのか?
 それともキミのおばあちゃんが言っていたのはもっと別の、
 例えばキミの『心』の在り方とか、考え方とか、センスとか……
 そうした目に見えない輝きを、見抜いていた、ということなのか」
 
「少なくとも『的外れ』な慰めでは、なかったということにです……エエ」

          キィィィィィィィ  ――――――  ン

「キミが特別に『球技』を愛しているにせよ……マア、別にそうではないにせよ、
 『ボール遊び』で『強さ』を競わされたことは、一度や二度はあるでしょう……ネ?
 その時に抱いたイメージ、か……あるいは普遍的な強さのイメージなのかも」

「いずれにせよ、なじみはある『力』の形でしょう。
 名前は……『ゼブラヘッド』。
 この町で起こる『何か』……そこに立ち入る為の、片道切符」

「……キミに自信があろうとなかろうと……私としては、キミの活躍を楽しみにしていますよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『頭』を用いた『球技』を得意とする人型スタンド。
『頭』は取り外すことができ、『頭』を『ボール』代わりに、あらゆる『球技』をこなす。
『頭』には視聴覚共有があり、実在する『球技用ボール』の範囲で可変かつ再生可能。

『ゼブラヘッド』Zebrahead
破壊力:C スピード :C 射程 :C(A)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C
※()内は『頭部』

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                          伐田 王太→己の『特別な才能』を聴き、把握。

365『音仙』:2020/12/09(水) 06:02:23

『頭』を用いた『球技』を得意とする人型スタンド。
『頭』は取り外すことができ、『頭』を『ボール』代わりに、あらゆる『球技』をこなす。
『頭』には視聴覚共有があり、実在する『球技用ボール』の範囲で可変かつ再生可能。

『ゼブラヘッド』
破壊力:C スピード :C 射程 :C(6m 頭部:200m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。視聴覚リンクと、『頭部以外』のダメージフィードバックを有する。
2.このスタンドの『頭部』は任意で取り外す事が可能。首は胴体に残る。
3.取り外しは、このスタンドのいずれかの部位で、頭部に触れると行える。
4.取り外した頭部は射程200m。取り外しに持続時間は存在しない。
5.再度の取り付けは、首に頭部を触れさせれば行える。
6.再取り付けの際、触れさせ方を問わず、頭部の向きは自動的に修正される。
7.取り外した頭部は『操作』は出来ず、頭部のみの任意解除は不可能。
8.頭部の『位置』は常に把握できる。視聴覚リンクはオンオフ可能。デフォルトは『オン』。
  なお、視聴覚をオンにした頭部を激しく蹴り飛ばしたりしても、それで『酔う』ようなことは無い。
9.頭部を外した状態でもスタンドの解除は可能だが、その場合は『1分』は再発現出来ない。

【頭球】
1.取り外した頭部にこのスタンドで触れている時、あらゆる『実在する競技用ボール』の形状に変形させられる。
2.取り外した初期状態は、取り外し時に指定があればそのボール、無ければ『サッカーボール』の形状になる。
3.どのような形状でも、『このスタンドの顔』を模した図柄が入っており、無地ではない。
4.取り外している間=『ボールになっている』間に限り、頭部は『実体化したスタンド物質』として扱う。
5.サイズ、質感、重みはそのボールに即す。競技用に複数の規格がある場合、自由に選べる。
6.頭部は常に『一球』だが、破壊や損傷をしてもすぐ『再生』し、元の形を取り戻す。品質は常に『最良』。
7.再生の勢いは『パスCC』。その勢いで再生出来る空間が確保できない場合も、常に再生力が働き続ける。
8.変形した時点では、どんな競技用ボールも『新品』の状態である。中古や、不良品にするという事は不可能。
9.頭部が『静止』してしまった場合に限り、このスタンドの側へ『パスCC』で転がり戻らせる事が可能。

【球技】
1.このスタンドは、あらゆる『球技の技術』を完備している。
2.野球の『変化球』など、『練習しないと(やり方を知らないと)使えない技術』も使える。
3.その球技で可能なことは、外的要因で邪魔が入らなければ『可能』。
4.実用性のない曲芸的なテクも自在。ただし、あまりに突飛な場合『ソース』の提出を推奨。
5.球技をしている間(していない間)スペックが変動する、といった効果は無く、常に『パス精CCA』。
6.『野球』であれば『バット』といったボール以外の道具は、必要なら自前で用意する必要がある。
7.別でボールがあるのであれば、『頭部』をボールにしなくても球技の技術は発揮できる。

366名無しは星を見ていたい:2021/01/02(土) 13:12:27
1.覚えてないね…よかったらお姉さん付けてくんない?
2.女
3.7か…8くらい?
4.何も覚えてない
いや、常識とか一般的な知識はあるけどね、自分の事は何も分からない。
気付いたらここにいたんだよ。
良かったら相談に乗ってくんない?これから何をすればいいとかさ
5.記憶喪失、出所不明の謎の人物
DNA鑑定を受けても誰の子か不明
老人のような白髪と鮮血を思わせるような真っ赤な瞳が特徴だが
皮膚は通常の黄色人種なのでアルビノでは無い模様

367『音仙』:2021/01/12(火) 23:14:10
>>366(???)

「――――――――――――――ああ、よかった。『違う』。 
 いえ。キミは確かにすべての記憶を失ってはいる、そこは間違いない。
 『こちらの話』です。キミに何か問題がある、というわけでもなく……」

「……『深層』……『底』まで、キミが『何者』なのかを示す答えは無い。
 これを、幸いと言っては、本当はいけないのでしょうが……
 『意味記憶』を失っていなかったことは、本当に、不幸中の幸いでした。
 それを想像してしまうほどに、キミの『記憶』は手がかりすら失われているから。
 その『容貌』……『白い髪と赤い目』が『先天性』か『後天性』か、それすらもね」

        キィィィィ
               ――――――――  ん 

「一つだけ、分かっていることがあります。『ステインド・スカイ』。
 『これ』だけが、私の『ウィスパーズ』で漉しとることの出来た『心音』
 キミの心に広がる無限の宙空の中で、唯一残っていた『痕跡』」

            「キミにとって意味があるものかは分かりません。
             ですが、生きていくうえで『不要』ではない筈」

「それで……『名前』。それに、『これから』ですか。
 ……それを考えるのに、時間がとてもとてもかかってしまいました。
 名前は、そう、『そら』――――『ソラ』というのはどうでしょう」
 
「キミの『能力』からの発想でもあり、何にも染まらない今の状態でもある。
 ああ、『漢字』での書き方は……キミがいつか覚えたら、自分で決めると良い。
 『苗字』が無くて不便になった時は、そうですね、『藤原』を使ってくれても。
 エエ、どこにでもある苗字ですし……好きな苗字を自分で考えても良いですよ。
 どちらにしても、『正式な戸籍』を与える能力は、もちろん私にはありませんが」

「ああ、『これから』についてはもっと難しい。……私に出来る事も、そう多くはありませんし」

                      「キミは、どうしたいとか……あります?」

―――――――――――――――――――――――――――――――

本体の頭に乗る『雲を纏った冠』と、
本体の手に現れる『ステッキ』のスタンド。
発現中は身体能力が補正され、大人並みの腕力や、
人間の域を凌駕する『スピード』を本体に付与する。

その手の『ステッキ』で触れた無生物に、
『浮遊』を引き起こして『雲』で覆う能力。
雲の大きさは物体を覆っても余裕がある程で、
浮遊する高さについては微調整が出来る。

雲の性質は現実の空に浮かぶそれに近く、
実体化こそしていてもほとんどただの『白い霧』に等しいが、
スタンドを纏った本体は自由に触れ、乗って上を渡れる。

最後に――この時に『雲』を纏った物体が、
特定の条件に当てはまっている場合について、
雲から『気象』を発生させる事が可能となる。

現在適用できる条件は、『氷点下の物体』。
引き起こされる気象は、直下への継続的な『降雪』である。

『ステインド・スカイ』Stained Sky
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――――
          →『ソラ』について、そんな『特別な才能』だけ分かっている。

368『音仙』:2021/01/12(火) 23:29:40

雲の冠と、ステッキのスタンド。
ステッキで触れたものを浮上させて『雲』で覆って浮かせ続ける。
冠をつけているときの本体のみが、雲に干渉したり、上に乗れる。
雲にした無生物が『氷点下』の場合、そこから雪を降らせる。

『ステインド・スカイ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.頭に乗る『雲を纏う冠』と、手に持つ『杖』が必ずセットで発現される『器具型』のスタンド。
  スタンドの発現中、本体の動作は『パス精CBC』に補正される(ただし疲労などは反映される)
2.冠は『鉄製』に近い強度で、破壊されてもダメージフィードバックは無い。
  本体は重さを感じない。現状では取り外す事は出来ず、激しい動きで落ちてしまったりもしない。
3.杖も『鉄製』に近い強度で、ダメージフィードバックは利き腕。こちらも本体は重さは感じない。
  長さは60cmほど。形状としては『ステッキ』に近い。持ち替えは可能。射程は『1m』。
4.ステッキで触れる事により、『無生物』を『雲』で覆える。ただし『雲を雲で覆う』は不可能。
5.無生物のサイズは『バランスボール』程まで。最小制限は『ピンポン玉』程度まで。
  また、『破壊力C』では継続して持ち上げ続けられないものは雲で覆う事が出来ない。
6.動いている無生物についても、『雲』で覆える。その場合、触れた時点での無生物の慣性は失われる。
  ただし、『スピードB以上』または『スピードC、パワーB以上』で動く無生物は雲では覆えない。
7.スタンドは原則、無生物とはみなさない。スタンドが発現した無生物は、原則的に無生物と見なす。
8.生物が『持っている』『身に着けている』物は生物の一部と見なされ、無生物とはみなさない。
9.雲の同時発現は『4個』まで。能力射程『30m』。持続時間『1時間』。視界内にある雲については、『個別の任意解除』も可能。

【雲の性質】
1.杖で触れた無生物は、その瞬間その場で『パスCB』で『浮上』し、浮上した位置で雲で覆われ、浮遊し続ける。
  なお、浮上が妨げられた場合、『一切浮かなかった』なら雲で覆われる事も無い。
  ただし『少しは浮くことが出来た』のであれば、その浮上できた高度にて雲で覆われ、浮遊し続ける。
  (『浮上』と『雲の発生』はワンセットである)
2.浮上する高さは、覆った際に任意で決める。デフォルトは『1m』だが、
  元の位置から『0.1m』〜『3m』まで、精度Cの範囲で自由に決められる。
  ただし、雲が発生するスペースがないような高さを指定することは出来ない。
3.雲の大きさは、無生物を完全に覆い、かつ無生物の外側全方位に『同じ無生物が半個分』程の厚みが確保される。
4.雲は実体化したスタンド物質だが、白い『霧』に近く、雲自体に触れたり乗ったりは出来ない。
  内側にある無生物の位置や向きは固定されていて、無生物の上になら物を乗せたりは出来る。
5.雲を散らす、かき分けるなどは可能だが、『スピードB』で再生して元の状態を常に保つ。
6.核となった無生物が破壊されたり、『パB』で無理やり動かそうとした場合、雲が解除されて無生物は落下する。
7.『冠』を纏った状態の本体のみ、『雲』に自由に触れ、また雲部分の上に乗ることも出来る。
  その際の質感は『羽毛布団』に近い。触れてもちぎったり破壊したり、変形させたりは出来ない。
  『冠』が破壊されてしまっている状態では、この能力は無くなる。
8.雲の高さを『再調整』したい場合は、手に持った状態の『ステッキ』を雲に引っかけた場合のみ、
  『固定』を無視して引き上げ、引き下げが可能。本体の『素手』では不可。

【天候】
1.雲にした無生物の性質により、雲は特定の『天候』に基づく現象を引き起こす。
2.現在『天候』を発生させる無生物の性質は、『表面温度が0度以下の無生物』。
3.これを核にした雲はそれ自体が『0度』の冷たさになり、常に直下へ『雪』を降らせ続ける。
4.雪が降るのを止める事は出来ないが、雪が降るスペースがなくなるとその時は降らなくなる。
5.雪も実体化したスタンド物質。いわゆる『パウダースノー』に近く、水分はあまり含んでいない。
6.雪の能力射程は雲の射程に等しい。持続時間なども同様。解除には、対応する雲を解除する必要がある。

369名無しは星を見ていたい:2021/01/29(金) 08:26:25
C.時高切渡(ときたか・きると)
D.女性
E.20
F.私自身の体に発現する……えっと、纏うタイプって言うんでしたっけ。そういう……
G.私、怖いんです。自分が自分でないような……朝起きてそこにいるのが私じゃない誰かのような……そんな気がして
A.二重人格の疑いがある。
  スタンドに関する研究をしている。

370『音仙』:2021/02/09(火) 00:55:15
>>369(時高切渡)

「――――――難しい心音でした。イエ、ありがとう。
 『スタンドの研究』というのも……あるいはキミの『心』も、
 その、とても『興味深い』テーマで……ああ、とはいえ、
 この『サイアノタイプ』以上に、というわけではないですが」

                 ギィ ・・・

「『研究に役立つ能力』というよりは、
 『研究のきっかけ』だったのでしょうか。
 あるいは能力は重要ではなく…… 
 キミがスタンド使いである事自体が重要なのか」

「いずれにせよ、『予算』の出る研究ではとてもないでしょう。
 ……キミを突き動かす物が何なのか、ぜひもっと聴かせてほしいけど」

                「マア、強要するのも……どうなのでしょうね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

纏うタイプのスタンド。
濃淡様々な『青い光のライン』で構成されており、
本体を衣服や持ち物ごと覆うような形で発現する。
このため、見た目に大きな変化は起こらない。
発現中、本体は常人を凌駕する『破壊力』を得られる。

空間に、己自身の『肖像』――即ち『外見』を焼き付ける能力。
そして『肖像』の己と『目を合わせる』か、『触れる』事で、
肖像の『外見』を現在の自分自身に『転写』し、上書きする。
これにより、瞬時に『持ち物』を手に発現する事や、
己の『外見』に表れている範囲での負傷を打ち消す事が出来る。

能力で焼きつけ、転写できるのはあくまでも『外見』のみに限られるため、
目に見えない要素、記憶や知性、外見変化を伴わない負傷等もそのままだが、
目に見えない中で唯一、『魂』については焼き付けられている。

――ゆえに肖像の転写を行った時、本体の人格は、
焼き付けた時に表出していた側の人格へと『切り替わる』。

『サイアノタイプ』Cyanotype
破壊力:B スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           →それが、『時高切渡』の特別な才能。

371『音仙』:2021/02/09(火) 01:10:40
纏うタイプ。自身の肖像を空間に焼き付ける。
肖像と目を合わせるか、触れるかすると、
肖像の外見を、今の自分の外見に上書きする。
外見の変化を伴うものなら、負傷なども上書きされる。

『サイアノタイプ』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。発現中、本体の破壊力は『B』になる。
2.どちらの人格であれど、問題なく発現する事が可能。
3.人格により性能が変化する、という事は現時点では無い。
4.ヴィジョンに、特別に何か身を守るような効果は無い。

【肖像の焼き付け】
1.今現在自分が存在する空間に、瞬時に現時点の外見(肖像)のヴィジョンを焼き付けられる。 
  より厳密には、焼き付け後にその位置から『移動』することで、残像のように『残す』形となる。
2.肖像は立体的で精密だが、微動だにしないし、よく見れば判別は可能。   
  遠目に視るだけだったり、視力の悪い者だったりすれば、騙せる可能性はある。
3.外見とは肉体に加え、ポーズ、衣服や装身具、そして両手に持っている『持ち物』が含まれる。
  ポケットの中に入っている物など、目に見えないものは焼き付けられない(無い物と扱う)
4.肖像は一般人にも見えるが、実体はなく、本体以外が触れると『すり抜ける』。
5.空間を起点としているので、空間ごと削るような能力を受けた場合は消滅(解除)する。
6.射程は『30m』。同時発現数は『最大で5つ』。持続時間は『12時間』。任意解除可能。
7.このスタンド自体を解除した時も、肖像は残しておける。もちろん、解除する事も可能。
  本体の意志に依らない『気絶』の場合についても、肖像だけは残ったままになる。
8.本体が肖像の自分と『目を合わせた』または肖像に触れた時、『転写』を行える。
9.目を合わせて発動する場合、本体の体は『一呼吸』ほどの間硬直して、行動は不能となる。
  触れて発動する場合は、特に硬直などは発生せず、そのまま能力が発動する。

【焼き付けた肖像の転写】
1.肖像の外見を、本体の外見へと転写する……すなわち、外見を瞬時に、肖像のものに上書きする能力。
2.服の下や中、皮下、疲労、記憶、知識など、『見えない部分』については原則は転写されない。  
3.肖像のポーズも転写される。スペースがないなどで肖像のポーズが取れない場合は転写自体出来ない。
  同じく肖像の衣服や持ち物などを転写できるスペースがない場合も、転写自体が出来ない。
4.転写元となった肖像は、その場で風に混ざるようにして消滅する。再利用は出来ない。
5.転写を行う度、同時に焼き付けておける肖像の数が1つ減っていく。
  これで減った同時発現数は、『10分』経過ごとに1つずつ回復していく。
6.ただし『同時発現数を全て使い切った』場合のみ、一晩寝ないと回復しなくなる。
7.逆に、現在の自分の外見を肖像に転写し、肖像を最新の状態に更新する事も出来る。
  こちらについては特に肖像の同時発現数が減ったりはしないし、肖像が解除される事もない。

【転写の例】
1.負傷している時に、無傷の頃に焼き付けた肖像から転写を受ければ、『見える部分』は無傷になる。
  ただし服の下の傷や、体内のダメージ、傷のない痛みや病など『見えない部分』は傷ついたまま。
  一つの傷で外傷と内部の損傷が両立するよう傷についても、『外傷部分だけ』が無傷になり、内部のダメージは残る。
2.転写元の肖像と現在の服装が違う場合、今着ている衣服は消え、肖像の着ている服が発現される。
  見える服の下に着ているインナーや下着など『見えない部分』については、今着ているもののまま。
3.転写元の肖像と現在の持ち物が違い、かつ現在が手ぶらなら、肖像が持っている通りの持ち物が手に『発現』される。
4.転写で発現される衣服や持ち物は実体化した通常物質で、スタンドを解除しても消えない。
5.持ち物が違い、かつ現在別の物を持っているなら、肖像の持ち物は発現されない。
  今持っている物を捨ててから発動すれば、捨ててからすぐでも、問題なく発現される。

【魂】
1.目に見えない部分は焼き付けられず、よって転写もされないが、唯一『人格』は例外。
2.ゆえに別人格が焼き付けた肖像を転写すると、そちらの人格に切り替わる。
  もっとも人格ごとの能力の差異は無いため、実利的な意味はない。
3.また、魂に作用するような他者のスタンド能力を受けていた場合、
  それについても肖像として焼き付けられ、またそれを転写した際に着いて来る場合がある。
4.他者の能力が焼き付けられ/転写されたとして、持続するかは、能力や状況次第。

372名無しは星を見ていたい:2021/02/11(木) 02:42:29
1.聖川篤虎(ヒジリカワ アツトラ)
2.男
3.20代
4.店の名前を出すのはあえて伏せるけど、某『フライドチキン屋』あるじゃない。
  ガッツリ食べたいってなるとやっぱ『3ピース』がマストな訳よ。
  けど、あのチェーン店のってギトギトに『ジューシー』なのと紙粘土かッてくらい『パサパサ』なのが混じってるンよ。
  1個目ジューシー、2個目パサパサ、最後ジューシーって感じならまだ良いんだけどさ、
  1個目、2個目がジューシーで「ン美味ッ!」ッてなッて最後の3つ目がパサパサのハズレだともう気分ガタ落ち。

  アレッてランチに喰うには決して安くない金額だしさァ、
  昼メシにすげェ『フライドチキン』喰いてェッてなっても、あの『ギャンブル感』を味わいたくないから
ワンコインかつハズレのない『ウドン』や『ハンバーガー』で済ませちゃうんだよな。
5.歓楽街に最近できた『tarantula』※に在籍する『現役ホスト』
 (※聖川が崇拝する【歌舞伎町四天王】と呼ばれるは ホスト『神城聖』が経営者である『神城グループ』系列の新店ホストクラブ)
  今の所食うに困ってはないが、生来の『妥協癖』が災して未だ大成していない『中堅ホスト』。
  いつかは『星見町四天王』と呼ばれる程の『夜の男』を夢見てはいるが、現状は停滞の日々を過ごしている。

373『音仙』:2021/02/21(日) 00:57:39
>>372(聖川篤虎)

「――――――聴き終わりました、ありがとう。
 『妥協』する事は発展や成長とは真逆のようで、
 しかし多くの人間はどこかで『妥協』しなければならない。
 私もそう。キミも。……ただ、キミは、『妥協の才能』があるようですね」

            キィィィィーーーーーーー  ・・・  ン

「名を、『ドゥルセ・ネクタル』。
 ……『妥協』を抱き、赦し、『蔓延』させる。
 それでいて、『夢を捨てない』程度には、
 己は『妥協に?まれない』側面も有している」
 
「誰もが妥協する世界の中で『勝利』するには、
 徹底してストイックであるのが一番なんでしょうけど、それは難しい。
 だからあるいは、『妥協とうまく付き合える』事こそ、肝要なの、かも」

         「……私は『ホストクラブ』には縁がありませんが、
           キミが、キミにとって満足のいく夜を歩めますよう」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。
夜空を思わせるジェットブラックのボディに、
ネオンの如く光る管が縦横無尽に走っている。
全てにおいて高度なスペックを有するのだが、
その性質から、『無敵』の能力とは言い難い。

このスタンドは、常に『僅か』に妥協する。
格下を刈り取る内には何も問題は無いが、
同等のスペックを有する相手と競うと、
妥協するこのスタンドは必ず『負け』てしまう。

そして全身を通る管は『指先』を終点としており、
そこから、『光る水』が流れ出させる事が可能。
水は発泡して芳しい葡萄のような香りを持ち、
さながらシャンパンのような味わいだが、
酩酊とはまた異なる失調を、摂取した者に齎す。

――――即ち、『妥協体質』になること。
対象はこのスタンド同様に『全力を出しきれず』、
格下には負けずとも同格に劣る状態になる。

このスタンドは『妥協を知る』ゆえに、
妥協度も一定を下回ることはないのだが、
他の存在は摂取する度に妥協を繰り返してしまい、
最終的には『格下』だった相手に並び、抜かされる。

なお生物がこれを摂取した場合については、
それを楽しんだ『味覚』『嗅覚』『性格』にも影響し、
精度が下がって微細な異和を感じられなくなるほか、
どこかで『妥協をしてしまう』性格になる傾向がある。

『ドゥルセ・ネクタル』Dulce Nectar
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1.8m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――
         聖川篤虎(ヒジリカワ アツトラ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

374『音仙』:2021/02/21(日) 01:32:14

同じスペックの相手と競い合うと負ける、妥協体質のスタンド。
手から出す『光る水』を経口や粘膜や傷口から摂取させることで、
他の生物やスタンドも同じ妥協体質にし、また重ね掛けで悪化させる。

『ドゥルセ・ネクタル』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1.8m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.このスタンドの動作の『破壊力』『スピード』『精密動作性』は全て『若干』低く、同じ『B』の通常の相手に負ける。
3.このスタンドを『全力』で動かし続けたとしても、他の『持続力B』よりも『体力の消耗』が少ない。

★この『2』『3』の性質(同ランクより動作の破ス精が若干低く、持続力が若干高い)を『妥協体質』と称する。
  『元がB』なら『B』には必ず負ける。『C』に正面から負ける事は無いが、通常の『B』ほどは圧倒は出来ない。

4.両手の全ての指の先から『光る水』を出す事が出来る。噴出孔の径は一般的なウォーターサーバー程度。
5.水を出す勢いは『パスCC』程度が最大。殺傷できるほどではないが、噴射も出来なくはない。
  基本的には気にならないが、全開状態を長時間続けるなどすると、激しく疲労する。
6.この水は実体化したスタンド物質。物体をこれで濡らせば、スタンドコーティングに等しい状態になる。
7.無毒で、味や匂い、発泡性など『シャンパン』に近い。ただしアルコールの性質は無い。
8.品質は、『シャンパン通』が楽しむには『微妙』と答える程度。特にこだわりが無いなら不味い味ではない。
9.同時に存在させておける水の量は『風呂桶一杯分』ほど。持続時間は『54分』。射程は『スタンドから27m』。

【妥協の霊水】
1.光る水を摂取した(内部に注がれた)生物、スタンド、無生物は『妥協体質』になる。
  
  スタンドと生物それぞれで、ダメージフィードバックがあるなら妥協体質もフィードバックする。
  
  また、それ自体がスペックを有さない無生物は妥協体質にしても意味はない。 


  例:拳銃を妥協体質にすれば弾速や破壊力が『妥協』されるが、
    投げるために用意した石を妥協体質にしても、投擲速度は変わらない。
    なぜなら『石自体にスペックがある』わけではないからで、
    投擲を弱めたいなら『投げる人間』を妥協体質にする必要がある。

2.摂取は経口に限らず、『粘膜』や『傷口』に掛ける、手刀や濡らした刃物で刺す・切るなどしても発動可能。
  また、量として『飛沫が1滴跳ねた』などでは不可能で、『ボトルの蓋に一杯分』程度は必要。
  無生物に対しては、その内部に注ぎ込む必要がある。発動すると、水は摂取部から対象内に吸収される。
3.能力射程は『スタンドから27m』で、持続時間は『54分』。本体の意志で任意解除可能。
4.『摂取した箇所』を『水で洗う(飲んだ場合は水を飲む)』事で妥協から『醒める』事が可能である。
  少量の水では不可であり、飲むにせよ洗うにせよ、『500mlペットボトル』程度の量は必要。
5.複数回この能力を受けた場合、受けるたびに『妥協が深まる』。
  量ではなく回数で判定するため、一度に多量を飲ませても意味は無い。
6.同じスペックの妥協体質の者同士では、より深い妥協をしている側が『負ける』。
7.『4重』に妥協が深まると、『1ランク下のスペックと同格』にまで落ち、それ以上は悪化しない。
  また
『4重』に重なった妥協は、能力の解除後も『11時間』にわたって持続する。
8.生物が摂取した場合に限り、持続時間中、対象の『味覚』『嗅覚』が『妥協的』になる。
  
ごく端的に言えば、微細な味や匂いの変化を感じ取れない『味音痴』になるということ。
9.またかなり個人差はあるが、おおむね『妥協しやすい』性格になる傾向がある。
  『意識して跳ねのける』事で行動に影響させない事も可能だが、極限の攻防で『差』が生じる可能性はある。

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376名無しは星を見ていたい:2021/03/28(日) 10:57:15
えと、お邪魔します
お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします

1.名前
七篠 譲葉
2.性別
女の子です
3.年代
16歳です
4.心の声
私が七篠の家に生まれて、母はすぐに死んでしまいました。
お父さんは婿養子だから、七篠の家を継げるのは私だけだとみんなが言っていました。
だから私は譲葉。次の代への繋ぎなんだそうです。

……悩み。誰にも言ったことがない悩みなんですけど、誰も私自身を見てくれないんです。
お父さんも親戚のおじさんも、中継ぎの『名無しの譲葉』であれと私に迫って、私の意志なんて誰も見たがらないんです。
私が母殺しの忌まわしい子だから。

だから、私は『私をみんなの目に映したい』
母を殺して生まれたとか、中継ぎだとか、周りに決められた属性じゃなくて私を見てほしいんです。

あ、そうだ、友達には譲葉じゃなくてユズって呼んでもらってます。
もしよければ先生?もそう呼んでください。

由来ですか?
庭にあった柚子の木が毎年すごく甘くていい香りで、大好きだったからって周りには言ってます。

でも、内緒なんですけど本当は違うんです。
『桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年』って言うじゃないですか、
柚子って大馬鹿なんて言われちゃうくらい、実が生るのが、����次の世代ができるまでが長いんです。
毎年葉を落として次の世代に場所を譲る譲葉なんかより、大馬鹿でも私は私として次に譲らずに立ってたい。
譲葉じゃなくて柚子がいいんです。

5-1.その他(外見)
髪は背中まである焦げ茶のストレートで前髪の左側だけ編み上げている。
目は海松色。暗いところでは黒く見える
虹彩幅がほんの少しだけ狭く、(三白眼のようにややきつく見えてしまうのでは…)と気にして、眉はタレ眉になるようにカットしている。
左目下に泣き黒子があり、「男をたらし込む女になるぞ、安泰だな」と親戚のおじさんに言われたことを気にしている。

5-2.その他(性格)
中継ぎでしかない後継ぎとして、思ってることを口に出せない役割を周囲に求められていた。
だが本当は自分という存在を確立して『名無しの譲葉』ではない自分になりたがっている。
『譲りたくない』という気持ちと『私は私だ』という自負が強い。
七篠家は言うほど良家でもないのに伝統や後継ぎを求める親族に内心辟易としている。

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379『音仙』:2021/04/02(金) 23:33:19
>>377(七篠 譲葉)

「――――はい。聴き終わりました、ありがとう。
 『自分自身を見てほしい』『私は私』……素晴らしい事です。
 キミは、キミ自身の『呪い』を、自ら解こうとしている。
 私のような自堕落な人間を、『先生』と仰ぐのはもったいないくらい、
 本当に、しっかりしている……エエ、衝動で収まる心情でもないでしょうし」
 
「ただその……キミの才能は、『キミの理想体』ではなく、
 皮肉にも、『血脈』の『重圧』……あるいは『周囲からの目』。
 そうした『環境』で育まれた、ある種『呪い』の『化身』とも、
 あるいは、歪な『期待』が生んだ『祝福』とも、言えるものです。
 『こうあってほしい』思いは、時に『こうありたい』思いより強く、
 そして真綿のようにやさしく、心の音を形作ってしまう……」

          キィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーン ・・・

「キミの中に響く、この才能の名は……『リルトランク』。
 ……このスタンド自体が『幹』であり、ゆえに『枝』を生やす。
 植物や、そこから作られるものが媒介として必要ではありますが、
 あらゆる『常緑広葉樹』の枝を……柚子でも、ユズリハでもね。
 そして……必要に応じて『枝』を『犠牲』にし、己を襲う凶刃から逃れる」

「ああ、『スタンド』はあくまで、『特別な才能』に過ぎません。
 ……『才能』だけが人間を作るわけではない、という事です。
 キミという人物の『心』全てを示すわけではありませんから、
 そこについては、あまり、気にし過ぎないのがいいでしょう。
 エエ、あくまで『今日までのキミ』の中で育まれた『音』ですし」

「これから枝分かれしていく、人生という無限の岐路。
 そこを歩むための一本の柱にするには、中々悪くない『幹』だとも、思います……よ?」

――――――――――――――――――――――――

人型のヴィジョンを有するスタンド。
仄かな光を帯びた『葉』が折り重なった外套を纏う。
手脚は『枝』のようで、総じて『樹木の精』を思わせる。
非力だが速度は並程度、そして精度は圧倒的に高い。

手で触れた『植物』や『植物製の製品』から、
一本の『常緑広葉樹』の枝を生やし、伸ばす能力。
発動時に一度触れさえすればあとは手を離してもよく、
生え伸びる勢いはスタンド自身の動作を凌駕し、
視認さえしていれば勢いの調整も可能なので、
刺突や不意打ち、太い枝による足場の創出にも使える。

また、枝の性質は、実在するそれに準拠する。
『柚子』などは果実や花をつける事も可能で、
品質は十分に市場に並べられる域にあり、
また、枝から?いでもしばらくは持続もする。

そして何よりのこのスタンドの特質は、
周囲『5m』に一本でも『枝』が存在するとき、
このスタンドがダメージを受けた瞬間に、
スタンドヴィジョンを一瞬にして枯らし、崩壊させ、
代わりに、『枝』をスタンドヴィジョンに変化させられる。
これにより、受けるハズだったダメージは無かった事となる。
反面、使用のたびに生やせる枝の数が一定時間減ってしまう。

『リルトランク』Lil Trunk
破壊力:D スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:A

――――――――――――――――――――――――
        七篠 譲葉→己の『特別な才能』を聴き、把握。

380『音仙』:2021/04/02(金) 23:40:43

手で触れた植物や植物製品から『常緑広葉樹』の『枝』を生やす。
枝は望んだ常緑広葉樹の有する葉や果実、花なども再現でき、
どのような長さに、どのような勢いで伸びるかも、発動時に設定可能。

5m以内に枝が存在する状態でこのスタンドがダメージを受けた際、
スタンドヴィジョンを枯れさせるような形で崩壊させ、
代わりに、近くの枝をヴィジョンに変化させる事が可能。
これによって、発動のトリガーとなったダメージは打ち消される。

『リルトランク』
破壊力:D スピード:C 射程距離:C(10m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.ヴィジョンの手で触れた『植物』や『植物製品』を能力対象にすることができる。
  なお、『固体』ではないものは対象外。また、『石油製品』などについても対象外。
3.同じ物質に対して、この能力を重ねがけすることは出来ない。
  一度解除した(させられた)上で再度発動し直すことは可能。
4.このスタンドの発現する枝や、その付属物は、現在は能力対象には出来ない。
5.能力対象にできる最小のサイズは、『本体の手のひらサイズ』ほど。
  能力対象とした植物からはみ出るようなサイズの枝は、もちろん生やせない。
6.能力対象にできる最大のサイズには、特に限界はない。
7.床や巨木など、大きすぎるものが対象の場合、『5m四方』ごとに個別に能力対象と出来る。
8.能力対象がサイズを満たさなくなるほど破砕、消失すると、枝も消える。

【枝の発現や解除】
1.対象物質の任意の箇所から、実体化したスタンド物質の『枝』を生やすことが出来る。
2.生やす箇所は触れた箇所から『0.5m以内』、物質上かつ視認できている範囲に限る。
3.触れた箇所から直接生やす事も勿論可能。
4.ただし、伸びるスペックで押しのけられない障害物があると、発現出来ない。
5.枝が生え伸びる際の勢い(速度と破壊力)は『パスCB』までの範囲で自由。発動時に決定する。
6.発動時に一度触れればば、その後は対象に触れていなくとも、発動時に決めた長さまで自動で伸びる。
7.『視認している』時に限って、伸びる勢いを変える事も可能。縮めたり、枝の性質を変えるのは不可能。
8.枝自体の射程は『スタンドから30m』で持続時間は『3時間』、
  本数は最大同時『5本』まで。後述の能力を使用した場合のみ、同時発現数が一時的に減る。
9.遠隔で任意解除する事も可能だが、解除したい枝は視認している必要がある。
  枝自体が折れる、砕けるなどした場合は、強制解除されてしまう。

【枝の種類や付属物】
1.生やす枝は、実在する『常緑広葉樹の枝』の枝から、自由に種類を選択出来る。
2.枝の『長さ』や太さ、強度、付属物などの性質も現実に準拠する範囲で、発動時に自由に決められる。
3.枝の形状も、長さなどとあわせて現実的な範囲でなら任意。単に『棒状』と考えてもよい。
4.花や果実、葉などは現実の枝に準じて備わり、性質も現実に準拠する。
5.付属物は枝から外れると『3分』ほどで解除される。射程は枝からで『3m』。
  外れた付属物を再度生やす、という事は不可能で、量産なら解除して再発現する必要がある。
6.食され消化されるなど、他の生物に取り込まれた果実や葉などに関しては解除の概念はない。

【枝】
1.このスタンドがダメージを負った瞬間にのみ発動する事が可能。本体のダメージでは不可。
2.この能力を発動した場合、本体への『ダメージフィードバック』が発生しない。
3.条件は、『スタンドから5m』以内の範囲にこのスタンドの『枝』が一本でもある事。
4.発動すると、ダメージを負った箇所を中心にヴィジョンが枯れるように崩壊し、一時的に消失する。
5.一呼吸ほどの間が空き、5m以内で最も近い『枝』一本がこのスタンドのヴィジョンに変化する。
  なお、その枝についてはまつわる付属物(葉や果実など)も含め、全て解除されてしまう。
6.その際、『発動時に受けたダメージ』やスタンドの能力は打ち消される。
  それ以前からのダメージやスタンドの能力については、引き継がれる。
7.ダメージの種類は自傷含め問わないが、ダメージを伴わない能力や現象はトリガーにならない。
8.この能力を発動すると、それから『3分』の間、生やせる枝の本数が一本減った状態になる。

381名無しは星を見ていたい:2021/04/05(月) 20:24:27
1.名前:楠茂(くすのき しげる よく間違えられるのでクスモを愛称にしている)
2.性別:男
3.年代:23
4.心の声:ジジイにつけてもらった古臭い名前のおかげで、このとおり立派なガタイに育った。
       学生時代はサークルのお遊びで空手をやり、卒業後はバイトからスライドして引っ越し屋。
       ……ンだけど、俺は実はコマかいことが好きなんだよな。
       小さい頃から部屋ン中でブロック遊びに夢中だったし、最近はミニチュアハウス作りにハマッてる。
       寝る前のルーティンは明日の弁当の仕込み、ストレッチ、家計簿だ。
       ……『似合わないこと』……『男が小さいことを気にするな』……ったってなあ……。

382『音仙』:2021/04/11(日) 01:46:35
>>381(楠茂)

「―――――――――聴き終わりました、エエ、ありがとう。
 やれること、やりたいこと、誰かがキミにやらせたいこと。
 それらがすべて一致する事は、早々、ある話ではありませんよね。
 ですが……何かを極める事を目指すのでもなければですが、
 どれを優先するかを『必ず選ばないといけない』訳でもない。
 キミのように、少なくとも今は、『公私』の中で両立出来る人もいる」

            「とはいえ」

    キィィィィ――――――――――――――――
                        ン

「『このような形』の才能が眠っていたあたり、
 キミの『迷い』は、相当なものだったのでしょうね」

              キィィィィィィィィィ  ――――――――― ・・・

「圧倒的な破壊力を誇る、『ヘヴィハーツ』――――
 エエ、キミの『本当の趣味』とは、少し離れている姿でしょう。
 動きこそ荒っぽいとはいえ、『職業』には適しているかもしれませんが……
 ですが、そう。今聞かせた通り――――『ロングナイツ』も、キミの才能。
 より正しくは……『ヘヴィハーツ』に乗り込んだ、『ロングナイツ』が、ですね。
 極めて特殊な、『群体型』と呼ばれる……その中でも非常に特殊な形です」

「どちらが主体か、は……『ロングナイツ&ヘヴィハーツ』。その名が示す通り。
 しかし『どちらも欠かせない』キミの心の音。私はそう解釈しますが、キミの解釈は……ご自由に」 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

大柄な人型ロボットのスタンド――『ヘヴィハーツ』。
古い工業用機械の如き、無骨でインダストリアルな外見。
大柄さや見た目の印象通りの絶大な破壊力を持つが、
動きは大雑把で洗練されていない――そんな『ロボットスーツ』である。
そう、これは『人型』ではあるが、単体で動かせるものではない。

スタンド内部には『もう一体の人型』――『ロングナイツ』が存在し、
乗り込んだその存在をもって、『ヘヴィハーツ』を操作している。
いつでも『ヘヴィハーツ』の外に出させ、こちらを操作する事も可能。

『ロングナイツ』は機械化された昆虫人間ような外見で、掌に乗るサイズ。
パワーは見た目通りに控えめだが、高い精密動作性と長射程を誇っており、
両手足に『吸着力』があり、手の大きさが足りないものでも持ち上げられる。
天井にぶらさがる、壁を這い上がるなどといった、トリッキーな移動方法も自在。

『ロングナイツ』を外に出した後も、残された『ヘヴィハーツ』は解除はされない。
本体に追従する以外の操作は不可能となるため、そのままでは無意味だが、
これに本体や、本体の許可した人型スタンドが触れると、対象が『乗り込む』事が可能。

『ヘヴィハーツ』のスペックは搭乗者に左右はされないままで、
自由に動かし、何より、スーツ越しに己の『能力』も使用出来る。
これは『ロングナイツ』の搭乗時=デフォルトについても同様。
手足に『吸着力』を生じさせられるが、『高い精度』は発揮できない。

なお、このスタンドは『別のスタンドが2体』いるのではなく、
『2体で1体のスタンド』――――変則的な群体型と言える。

『ロングナイツ&ヘヴィハーツ』Long Nights and Heavy Hearts
破壊力:A(D) スピード:C   射程距離:D(B)
持続力:B   精密動作性:D(A) 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                            クスモ→己の『特別な才能』を聴き、把握。

383『音仙』:2021/04/11(日) 01:51:48

本体の手のひらに乗るような小人型のスタンド。
両手両足に吸着力を生じさせ、壁や天井を登れる。
また、自分の手より大きなものを持ち上げるにも便利。

『ロングナイツ』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

人より一回り大きい人型ロボットスーツのスタンド。
本体または人型スタンドが乗り込むと操作でき、
ロボットスーツ越しに『能力』も使用可能である。
誰も乗り込んでいない場合は、動かず追従するだけ。

『ヘヴィハーツ』
破壊力:A スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:D 成長性:B

発現した瞬間の『ヘヴィハーツ』には、
必ず、『ロングナイツ』が乗り込んでいる。


『ロングナイツ&ヘヴィハーツ』
破壊力:A(D) スピード:C   射程距離:D(B)
持続力:B   精密動作性:D(A) 成長性:B

【ロングナイツ】
1.掌サイズの人型スタンド。本体へのダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.両手足に任意で、『破壊力C』相当の、触れたものに『吸着』する力を発生させられる。
3.あくまで吸着するだけであり、そこから持ち上げたり引っ張る力は『破壊力D』相当。
4.この吸着力のオンオフと精密動作によって、壁や天井を這い回る事が可能。
  また、精密動作性の高さもあって、妨害が無ければ高所からの転落でもうまく着地可能。
5.『ロングナイツ』は発現時に、必ず後述の『ヘヴィハーツ』に乗っている。
  『ロングナイツ』のみ、『ヘヴィハーツ』のみの発現は原則どちらも不可能。
  変則的な形ではあるが、『2体で構成された群体型スタンド』と言える。
6.任意のタイミングで、『ヘヴィハーツ』から、このスタンドを外に出せる。
7.出る場所は、両手のどちらかの上に乗ったような形。出すと決めた『一呼吸後』に出る。
8.『ヘヴィハーツ』から出ている時の射程については、『本体から30m』。 
  『ヘヴィハーツ』搭乗時については、『ヘヴィハーツ』に従い『5m』となる。

384『音仙』:2021/04/11(日) 02:00:48

【ヘヴィハーツ】
1.人間より一回り大きい、人型のロボットスーツのスタンド。身長『2.5m』ほど、射程は本体から『5m』。
2.『ヘヴィハーツ』発現時には、上記の『ロングナイツ』が必ず搭乗している。
  『ロングナイツ』のみ、『ヘヴィハーツ』のみの発現は原則どちらも不可能。
  変則的な形ではあるが、『2体で構成された群体型スタンド』と言える。
3.『ロングナイツ』が降り、搭乗者がいない時、このスタンドは操作不能。
  本体には追従するが操作は一切不可能であり、ただ後ろをついてくるだけ。
4.『ヘヴィハーツ』自体の強度は『破壊力A』にも数発耐えるほどだが、
  『ヘヴィハーツ』が受けた衝撃やダメージは100%全て、搭乗者にフィードバックする。
  『ヘヴィハーツ』が傷つかずとも軽減などはされないので、先に搭乗者が死亡する可能性が高い。
5.誰も搭乗していない時は、受けたダメージは誰にもフィードバックされない。
6.搭乗する前に『ヘヴィハーツ』が受けていたダメージが新たな搭乗者にフィードバックすることは無い。
7.誰も搭乗していない追従状態時、本体か、または本体が許可した人型スタンドが触れると、乗り込める。
  『本体と一体化したスタンド』はケースバイケースだが、『ヴィジョンの無いスタンド使い』は一律乗り込めない。
8.『ロングナイツ』についても、一度出た後に再度乗り込ませたい時はその過程が必要。
  乗り込みの際には、スタンドでも本体でも姿が『消える』ようにして行われる。
  なお仮に『ヘヴィハーツ』に大穴が空いたりしても、中に対象の肉体が見えたりはしない。
9.何らかの理由で『ヘヴィハーツ』が完全に失われた場合、『1ヶ月』は再発現不可能。
  その間にスタンドを発現すると、『ロングナイツ』だけが出てくるようになる。
  パーツ単位の損傷だけなら、『一週間』ほどで修復されるが、修復までは破損したまま発現される。

【搭乗状態】★発現時の『ヘヴィハーツ&ロングナイツ』は、必ずこの状態である。
1.『ヘヴィハーツ』の搭乗時は、自分の体を動かすようにスーツを自由に動かせる。
  なお、精密動作性Dは歩行や移動には適用されない(歩行や移動は精C相当)
2.射程距離は、搭乗したスタンドではなく、『ヘヴィハーツの本体から5m』。
  それを超えようとして動く事は不可能。無理やり動かされると、強制解除。
3.『ヘヴィハーツ』のスペックは、搭乗者に左右されず常に一定(破ス精ACD)   
  このため場合によっては『弱くなってしまう』こともあり得る。
  例)『ロングナイツ』は精Aだが、『ヘヴィハーツ』搭乗中は精Dしか発揮できない。
4.搭乗者が人型スタンドの場合、その能力を原則的には自由に行使可能。
  例えば『ロングナイツ』の搭乗時なら『両手足の吸着力』を発生させられる。
  接触発動のスタンドなら、『ヘヴィハーツ』越しにでも触れれば発動出来る。
5.総合して言えば、『搭乗状態』では搭乗者のヴィジョンとスペックのみが、
  『ヘヴィハーツ』の物となって、保有する能力は据え置きになるという事。
6.性質上、ヴィジョンに完全に依存した能力については『ヘヴィハーツ』越しには行使できない。
  (人体に一般的にない器官を備え、それを起点に放つ能力など)
7.搭乗者は任意で搭乗を止め、『1秒後』に『ヘヴィハーツ』から排出される事が可能である。
8.搭乗者が人間サイズの場合、『ヘヴィハーツ』の前方から、取っていた姿勢のまま出現する。
  掌サイズ(『ロングナイツ』と同様)なら、『ロングナイツ』と同様の降り方になる。
9.本体や実体化した人型スタンド、本体と一体化したスタンド使いが搭乗した時は、『ヘヴィハーツ』も『実体化した』状態になる。

385名無しは星を見ていたい:2021/04/11(日) 10:24:47
1.扇原映華(おおぎはら えいが)
2.男
3.24歳
4.物心がついた頃に両親が離婚した。父親に「女々しくなるな」「男は女々しいことをするもんじゃない」とよく言われた。
  でも、『女々しい』が何なのかは教えてくれなかった。
  小学生の頃、女の子をいじめてるやつらを見て、「正しくないな」「女々しいやつらだ」と思った。
  だからから『女女』野郎どもと怒鳴ってやった。喧嘩には負けた。父親に話したら「そうか」とだけ言った。
  そんな父親も16歳の時に病気で死んだ。

  社会に出て少し経ったが、父親が『女々しい』をどういう意味で使っていたかは未だにわからない。
  でも『女々しい』人間にはなりたくない。そんな漠然とした気持ちを今も持っている。

386『音仙』:2021/04/16(金) 00:53:37
>>385(扇原映華)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう。
 『女々しさ』……逆に『男らしさ』とは何なのか。
 時代によって変わる価値観、というものは、ありますよね。
 キミのお父さんの時代には正しかったことであっても…… 
 あるいはキミのお父さんも、心底から信じていたのかは分からない」

            キィィィィィィィィィ

「まあ、正しいか、正しくないかは別としても……
 そもそも、その『価値観』にどんな意味があるのか。
 ……キミの中で、まだ答えが出ていないからこそ、
 『女々しさ』というそれ自体は『音』の形を取らなかった」

                     ィィィィーーーーー ン
 
「分かっている事は、『らしさ』とは『圧力』。
 悪い意味では委縮させ……良い意味では背中を押し、
 『決まった形』にするのは、良くも悪くも、でしょうか?」

「名は、『シルバーダスト』……
 『クラシカル』な外見にこそ『古さ』はありますが、
 その『特別な才能』は、いつの世にも通じる『万能の力』。
 さながら……『クラシック』とでも、言えるでしょう」

「『いつの世にも通じるものもある』――――では、行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

全身に『アナログメーター』がデザインされた人型スタンド。

触れた物体に『圧力レバー』を設置する能力を持つ。
『圧力レバー』を操作することで、物体内部の『圧力』をコントロール出来る。

『シルバーダスト』Silver Dust
破壊力:A スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                扇原映華(おおぎはら えいが)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

387『音仙』:2021/04/16(金) 00:55:26
全身に『アナログメーター』がデザインされた人型スタンド。
触れた物体に『圧力レバー』を設置する能力を持つ。
『圧力レバー』を操作することで、物体内部の『圧力』をコントロール出来る。

『シルバーダスト』
破壊力:A スピード:C 射程距離:E(C)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

※『基本情報』※
1.人型のヴィジョン。具体的な射程距離は『1m』。
2.ダメージフィードバックあり。視聴覚リンクなし。
3.『固体』に手で触れることで、『圧力レバー』の設置が可能。
4.『圧力レバー』は、本体を含む生物にも設置可能である。

※『圧力レバー』※
1.金属の質感と強度を持った『実体化したスタンド物質』。
2.同時に『4個』まで設置しておくこどが出来、それ以上設置すると古い順に消える。
3.『T字型』をしており、『押し込む』『引っ張る』事で『圧力』をコントロールする。
4.『親指』ほどの太さを持ち、このサイズ以下の物体には設置できない。
5.破壊されるか、本体の任意によって解除される。『破壊力B』数発で破壊可能。
6.任意解除を行う場合は、視界に入っている必要がある。
7.レバーの『位置』は、感覚的に把握できる。位置の把握精度は『C』。
8.レバーの射程距離はスタンドから『12m』で、持続時間は『10分』ほど。

※『圧力操作』※
1.『圧力レバー』を操作することで物体内部の『圧力』が変わる。
2.押し込めば『加圧』され内部の圧力は上昇する。
3.引っ張れば『減圧』され内部の圧力は低下する。
4.設置時の『レバー』は『15cm』、物体から飛び出ている。
5.限界まで押し込むと『最加圧』。『30cm』まで引っ張ると『最減圧』となる。
6.誰でも操作が可能だが、『最加圧』『最減圧』共に『破壊力:B』相当の力が必要。
7.圧力の変化だけでは、形状に変化や対象への損壊はない――が、外部に対する『反応』は変わる。
 例)『加圧』した状態のゴムボールに触ると、生半可な力では『凹ませる』事すら出来なくなる。
   逆に『減圧』した状態のゴムボールに触れば、ほんのちょっとした力でも一気に『凹む』。
8.判定的には、『最加圧』状態では『破壊力:B』の『反発力』を持つ。
  逆に『最減圧』状態では『破壊力:B』が衝撃に『加わる』。
9.物体全体が固体にあっても『加圧』、『減圧』は可能。
  『圧力』自体で内部が破損することはないが、『反応』による形状変化の影響は受けうる。

※『圧力の漏出』※
1.『圧力操作』状態で表面が破損すると、『圧力』が外部に漏れ出る。
2.『加圧』ならば『風』が飛び出し、『減圧』なら『吸引』という形になる。
3.破損箇所を防ぐことが出来なければ、『レバー』が徐々に元に戻ると共に『圧力』も無くなる。
4.逆に言えば『レバー』を抑え込むことで、『圧力』の影響を維持し続けることも可能である。

388名無しは星を見ていたい:2021/04/16(金) 08:26:36
C.りん
D.おんなのこ
E.10
F.みてみて、頭に鈴蘭生えてるでしょ?かわいいでしょぉ〜♪
G.うちねぇ、人間が大好きでね、人の良い所探すの好きなんだ(得意とは言っていない)
  どんな人間にも一つや二つは絶対良い所あると思うんだよね
  おねえさんの良い所はねぇ、聴き上手な所!それと美人さん!
A.スタンド能力によって頭部に鈴蘭を生やした少女


ではなく


  スタンド能力によって人間の姿を獲得した、
  『自分の事を人間だと思い込んでいる精神異常花』なのだ。
  彼女の住処である、自然公園の心霊スポット『鈴蘭畑』の下には、
  『少女の遺体が埋まっていて、時折少女の霊が現れる』という噂だ。
  噂は噂、真偽は不明だ。

389『音仙』:2021/04/23(金) 01:31:25
>>388(りん)

「え、エエ、とても……かわいいと思いますよ。
 それに、その性格も良い。とても良いと思います。
 私は、その、褒められ慣れていないので……喜び慣れてもなくて」

「上手くリアクションが出来ませんが、そう、嬉しいです。……本当に。
 マア、『美人』というのは、最近、なぜか結構言われるようになって、
 やはり化粧品にお金をかけたのがよかったのではないかと……ネ。
 おかげで最近は確信が持てて、それなら、髪ももう少し凝ろうかなどと……」

「……ああすみません、私は、隙を与えると長話をするタイプで。
 エエ、キミの方が私よりかわいいと思いますよ……本当にね。
 それとまあ、その、いきなりでなければ、いつでも来てくださって構いませんので」

                 「本当に……『お元気で』」

                         ギィィィ

                               ―――――    バタン

390『音仙』:2021/04/23(金) 01:35:04

「………………………………ああ。
 ……驚きました。本当に。キミも分かりました?
 『スタンド使い』である事には全く疑問の余地がないのに、
 私の『ウィスパーズ』では……彼女の『才能』が、その『詳細』がまるで『聴けない』」

「彼女自身の『体質』については、しっかりと把握できたにせよ……ねえ」
 
「――――『フューネラル・リース』」

「それについて分かった事は、本当にごく、一部だけ。
 その名前、そして……そう。それが『死んだ時に発動する能力』である事。
 『死んで能力が変質した』というのは……エエ、キミもまさにそうですけど」
 
「『死なないと発動自体しない能力』というのは、『初めて』かもしれません。
 それに……『それが1度は既に発動している』という事も、『聴けました』」

     「……あるいは『その時』までは、
      『心』の奥底で眠るままの力だからか。
      あるいは『記憶』というものも聴こえなかったあたり、
      1度目の発動と共に……『声』は散ってしまったのか?
      混濁しすぎていて、見つけられなかったというだけなのか」

「いずれにしてもわかる事は……とても、おそろしい存在だという事。
 少なくとも『2度目の発動』は『可能』ではある、でしょうし……
 エエ、それはもう……もちろん『恐れだけ』ではありませんよ。
 だって……『死』の、喪失の苦しみが、そう何度も繰り返されぬよう」

          「『聴けない』以上は、『祈る』事しか―――――」

―――――――――――――――――――――

頭にすずらんが咲いた、謎めいた少女。
体質的には普通の人間と変わらず、
睡眠も食事も生きるために必要らしい。

頭のすずらんは常に咲き誇っており、
花が傷つくと少し気分が悪くなるし、
茎が折れたりするとまともに動けない。
とはいえ、日光浴と睡眠を十分取ると、
花のたいていの損傷は治っているようだ。
そうでなくとも、日光浴は気分はよくなる。

彼女は全身でスタンドに干渉することができ、
またスタンドを視認することも可能である。
能力の一環なのかどうかは分からないが、
体液にすずらんの毒素を混ぜることができ、
その効き目についても自由に調整できる。
強心作用という、薬効だけに絞ることも可能。

ただし、人間を殺せる程には強くはならないし、
体内を循環している限り、彼女自身には効かない。
人間の体を有しているからなのかもしれない。

『りん(2)』
破壊力:D スピード:C 射程距離:―
持続力:― 精密動作性:C 成長性:―

彼女のスタンド能力は『死亡時に発動する』。
これまでに発動した回数は、『一回だけ』。
現在のところ、詳細は『聴き取れなかった』。

『フューネラル・リース』Funeral Wreath
破壊力:― スピード:― 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:― 成長性:A

――――――――――――――――――――――
     『りん』の『特別な才能』を知る者は、『まだいない』

391『音仙』:2021/04/23(金) 02:09:25
頭にすずらんが咲いた少女。
すずらんの毒を体液に混ぜることができる。

『りん(2)』
破壊力:D スピード:C 射程距離:―
持続力:― 精密動作性:C 成長性:―

その『能力』は、『死亡時』に発動する。
過去に発動した回数は、『まだ一度だけ』。

『フューネラル・リース』
破壊力:― スピード:― 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:― 成長性:A

【基本情報】
1.『りん(2)』の肉体は、スペックも体質も知性も、人間の10歳女児と同じ物として扱う。
  ただし肉体は全てにおいて常時『実体化したスタンド物質』であり、スタンドを知覚可能。
2.『りん(2)』の頭からはすずらんが咲いている。 明記されていない点は通常のすずらん同様。
3.花があっても、光合成で生きられたりはしない。また人間の食べ物で害があったりもしない。
  ただ、日光浴をすると、普通の人間以上に気分がよくなる(スペックが変動するなどは無い)
4.根は『りん(2)』の頭部と融合しており、引き抜くということは、頭部の破壊(ほぼ即死)を意味する。
5.茎も花もやわらかく、打撃には常識の範囲で『しなる』ため、
  『破壊力C』なら余程の直撃でないと耐える(精度次第ではある)
6.自然な時間経過によってすずらんが散ったり枯れたりはせず、『常に咲いている』。
  ただし除草剤など、『根まで枯らす』ような成分をまともに受けてしまうと『枯れる』。
  可能性は低いが、『日光を浴びない』生活が長く続いた場合なども、枯れる可能性はある。
7.すずらんが損傷した場合、一日ゆっくり日光浴し、8時間以上眠る生活で、再生する。
  ケースバイケースの部分もあるが花は一日、茎は三日ほどたてば、おおむね健康な状態に戻る。
8.茎が損傷していると吐き気や倦怠感に襲われて満足に動けず、『パス精DDC』相当になる。
  花の損傷だとやや気分が悪くなる(悪心止まり)が、スペックには問題は生じない。
9.枯れる、または何らかの方法での除去などで花が『無くなる』と、例外なく『即死』する。
  もちろん花が無事だとしても、肉体の方の失血など通常の死因によって『死ぬ』可能性もある。

【すずらん毒】
★ここで扱う体液とは生物学的な定義ではなく、『唾液』や『汗』等の『分泌液』を含む便宜的な呼称。
1.『りん(2)』は己の『体液』に、すずらんの有する範囲で『毒性』を混ぜられる。
  ただし、完全に体の外に出ている液に、あとから毒性を混ぜる事は出来ない。
2,混ぜる際には一呼吸ほどの間、しっかりと『頭のすずらんを意識する』必要がある。
3.毒性を混ぜておける液、液に混ぜておける毒性の種類は各『1種類』ずつのワンセットのみ。
4.完全に体外に出た液については、3の制限に無問題。
  つまり、体内で血液と唾液に同時に毒は混ぜられないが、
  毒の混ざった唾液を吐いてから、改めて血液に毒を混ぜる事は可能。
5.毒性の効き目や種類は調整できる。薬効(強心など)だけを引き出す事も可能。
6.毒性の調整、毒性を混ぜる液の変更は、動作などは無しに一呼吸ほどの間で可能。
7.どのような毒性も、『りん(2)』には症状を及ぼすことはない。薬効についても同じ。
8.毒性は最大でも『気を失う』程度。『動物が即死する』ような症状は起こせない。
  (代表的な症状の『心臓麻痺』を起こすことは出来るが、『死ぬ』ことはない)
9.体外に出た体液について『射程距離』は無いが、『1時間』ほどで毒性は消える。

【フューネラル・リース】
1.『りん(2)』の死亡時、ログを『心音サイフォン』質疑スレまで提示すること。
  その後に、このスタンドの『真の詳細』を開示する。原則的に『発動』自体はする。
  ミッション参加中などの場合によっては、GMのみに先行して開示する場合もある。
2.現時点では『死亡時に発動する』『それ以外には何も起きない』事のみ判明している。
3.活動の回数、または重大な経験によっても、詳細が判明する可能性はある。
  心当たりがある場合、活動ログを『心音サイフォン』質疑スレまで提示する事。
4.『音仙』以外の『スタンドの詳細を知る方法』で知れるかは、ケースバイケース。
  『心』『夢』『欲』など『精神面』からアプローチする方法では、原則は『知れない』。
  『情報そのものを入手するスタンド』などであれば、知る事が出来る可能性はある。
5.死亡後に『必ずうまくいくとは限らない』。結果死亡するだけの可能性もある。
  (※実際に決まっている詳細上で、発動はするが不発するというパターンがある)
6.スタンドに目覚めてから、現在までの発動回数は『1回』。
7.この項目の認識をPCは把握出来ていないが、PLは把握しておいてよい。

392名無しは星を見ていたい:2021/04/23(金) 07:21:56
1.名前
黒野士信

2.性別


3.年代
20代

4.心の声
本を読むたびに、いつもこう思う。
“これじゃない”
今まで何百冊と読んできたけれど、一度たりとも、心から感動できた試しがない。
読書家の友人たちは、みな自分の“心の一冊”を持っている。
でも自分にはそれがない。
新しい本を手に取るたびに思う。
“今度こそ”、と。
でも、結局はいつもどおり、落胆とともに最後のページを閉じる。
その繰り返し。
いつか自分にも、“心の一冊”と出会える日が来るのだろうか。

393『音仙』:2021/04/29(木) 00:11:04
>>392(黒野士信)

「聴き終わりました―――――――ええ、ありがとう。
 まず、キミには『特別な才能』が有りました。
 次に、それは『本』に関係のある領域の力で、
 そして…………やはりというべき、なのでしょうか。
 あくまで『心の一冊を見つけるための才能』ではない。
 望みを持つ者の力が、望みを叶える事に直結している事は多くない」

       キィィィィ  ィィィィ
                ィィィ ――――― ン

「あらゆるものを『栞』にする、と言える『シンプル』な才能。
 ――――『栞』とは読み終えるための過程であり、
 読み終えると共に、その役目を終える存在だと思いますが、
 キミの『心の旅』もまだ、途上という事なのかも、しれません。
 イエ、まあ、自分の能力の解釈は、キミ自身に任せますけどね」

「名は『スピン・オフ』――――――
 私もけっこう本は好きですので、『心の一冊』を見つける事、応援してます」

――――――――――――――――――――――――

スマートなシルエットの人型スタンド。
手で触れたものに短い『紐』を付ける。
それが付いている状態で『挟まれた』時、
対象は、瞬時に『栞』へと変化する。

栞とは形状や素材はそのまま平面化した物体で、
紙に書いた絵のように薄く、軽く、脆くなる。
反面、挟まれている事によっては破壊されず、
大岩に潰されるような状況では防護にもなる。

原則的には、『挟まれていなくなった』時、
なおかつ元に戻れるスペースが生まれた時、
栞からは自動的に元に戻るようになっている。
だがそのタイミングを『視認』していれば、
任意で『栞のままにしておく』事もでき、
この場合、後からいつでも任意解除が出来る。

なお生物は原則として栞に変えられないが――
例外的に『本体』は栞に変えることが出来る。

読んでいた頁を次に読むまで覚えておく、
あるいは『指を挟んでおく』などの形で、
自分を『栞代わり』にした経験故、なのかもしれない。

『スピン・オフ』Spin-Off
破壊力:C スピード:B 射程距離:D
持続力:B 精密動作性:A 成長性:D

――――――――――――――――――――――――
        黒野士信→己の『特別な才能』を聴き、把握。

394『音仙』:2021/04/29(木) 00:12:42

触れた物に短い紐を取り付ける。
紐を取り付けたものが何かに『挟まれる』と、
栞のように『平面化』し、挟まれていなくなると戻る。
生物は対象に出来ないが、『本体』のみは対象に出来る。

『スピン・オフ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。視聴覚のリンクとダメージフィードバックを有する。
2.触れた固体に短い『紐』を付けられる。色は黒。太さや長さは小指ほど。
3.紐が付けられないほど(=小指より)細い物体は、能力対象に出来ない。
4.紐は実体化したスタンド物質で、強度は通常の紐程度。
5.紐をつけておける数は『6つ』まで。射程距離は『20m』で持続時間は『2時間』。
6.紐のある位置は意識すれば把握可能だが、紐の状態までは把握出来ない。
7.なお、生物やスタンドには原則紐は付けられない。本体自身にのみは付けることが可能。
8.任意解除はいつでも可能だが、後述の栞化中の、
  解除しても栞から戻るスペースが無い場合には不可能。

【栞化】
1.紐のついた対象が『二方向から、物理的に、破壊力D以上で挟まれた』時、
  その『挟まれた』勢いのまま、対象の全体が『栞化』する。
  =形状は変わらないまま、紙程に薄く『平面化』し、『挟まれる』事では絶対に破壊されない。
2.なお、この時に『挟む側』の『両側』が動いている必要はない。
  (=上から降りてくる天井と、動かない床に挟まれても発動する)
3.対象のごく一部だけが挟まれても発動せず、『全体の1/2』以上は挟まれる必要がある。
4.挟まれたまま平面になるため、前後から挟まれれば、前後から見た姿の平面になる。
5.ペラペラになった分の質量は失われ、『挟まれる』事以外への強度も、薄さ相応。
6.薄くなってはいるが、強度や質感は元の素材のままではある。鉄などなら十分硬い。
7.平面化により内部機構などが消失するため、それらに依存した機能は原則失われる。
8.本体の場合、動けはしないが意識は残りスタンドは操れるが、本体の五感は残らない。

【栞化解除】
1.栞化は『挟まれていない』かつ『元に戻るスペースがある』状態になると自動で解除される。
  この時、『紐』は解除されない。
2.栞化解除の瞬間を視認していた場合、『解除せず、栞のままにしておく』事を選択可能。
3.栞のままにしておいた場合、視認していればいつでも任意解除出来る。
  栞化のみを解除することも、紐ごと解除する事も可能。
4.栞化の解除時は、対象が平面から元の厚みを取り戻すだけの、障害の無い空間が必要。
5.『パスCB』で元に戻るため、その勢いで押しのけられる物は障害と見做さない。
6.押しのけられない障害がある場合、そもそも解除することが出来ない。
7.解除したが後から障害が出来て押しのけられなくなった場合は、阻まれた瞬間また栞に戻る。
8.栞が解除出来ない状態でスタンドが強制解除されると、栞化がそのまま解けてしまう。
  ほとんどの場合において、栞だったものと挟んだ物両方が損壊する。意図的に引き起こすことは不可能。

395名無しは星を見ていたい:2021/04/29(木) 00:33:01
1.名前
河合知代(かわいちよ)

2.性別
女性

3.年代
20代後半

4.心の声
『普通になりたい』そう願う日々でした。
『女性なんだから』そう言われ続ける日々でした。
それでも、私の特性……なのでしょうか……凹凸を隠すことは極めて困難でした。
できることはできる。でも、できないことはずっとできない。
「他の人はできてるよ?」もう、聞き飽きた言葉です。
中学生になってもお片付けができなくて、いろんな人に怒られました。
その他にもたくさん……
それで、もう耐えられないから、高等専門学校に行きました。
いわゆる、原則は専門科目をみっちり鍛える、そんな学校でした。
変人ばかりで、この場所は専門さえできれば……許してくれそうだったので……
化学……わたし、それだけはできたんです。
他のことはからっきしだけど、○○化学ってついてる科目だけは……私のフィールドでした。
今は進学して、大学院生。嗚呼、ずっと、好きなことだけして生きていければ、幸せなのに。
ずっと、化学オタクとつるんでいられれば幸せなのに。
でも、社会はそれを許してくれない。
そもそも、相手が化学オタクじゃないと私の話なんて……きっと誰も面白くない……
化学が好き以外、なにもなくて、いわゆる社会に不適合で……そんな私は――
『女性なんだから』
その足かせが、今でもずっと続く。
やっぱり、少し歳をとっても、やっぱり、多くの人が私に『普通であれ』と圧力をかける。
そんな日々は……正直、息苦しいです。

396名無しは星を見ていたい:2021/04/29(木) 00:37:07
恐れ入ります……つい先ほど投稿した者です……(河合知代(かわいちよ)の名前で投稿した者です)
初めての投稿でして……至らない点などございましたら申し訳ございません……
何卒よろしくお願い申し上げます……

397『音仙』:2021/05/05(水) 02:41:28
>>395(河合知代)

「はい、聴き終わりました。…………ええ、ありがとう。
 世相でしょうか、キミの悩みは私に答えが出せる物ではなく、
 そして、きっと、キミだけが抱えているというものでも、ない。
 そんなキミの……きっと特別ではない、しかし、本当に切実な『悩み』。
 その音の中にも…………『特別な才能』は、奥底に眠っていました」

「『液体』と『固体』。小学校の理科で、最初に教わる化学分野、ですかね。
 キミ自身の心情ゆえか、『気体』を欠き、完全な形ではありませんが……
 化学の『最初』……それを刃という形で引き起こすこの才能は、
 キミが決し、諦観に沈んでいるわけではないのを示している、のかも?
 ああ、ええと、キミの才能の話です。……『ピュア・エスカピズム』」

       キィィィィィィ
                ィィィ
                  Z――――――――――――z____ン

             エスカピズム
「これがキミにとって『現実逃避』に過ぎないのか?
 それとも……息苦しい現実を、『切り開く』ための力なのか?
 …………それはキミが、あるいはキミの巡り会う運命が決める事ですが」

「あえて今……一つだけ言えるとすれば、『この分野』において、
 重要なのは『性別』でも『迎合』でも『学歴』でもなく、ただ『追求する』事。
 既存の化学知識が通じない事も、キミ自身の力含め、無限に起こるでしょうけど……
 ……スタンドの世界に踏み入れたことで、キミが少しでも、窮屈ではなくなりますように」

―――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。
白衣のようにも見える白い外套を纏い、
その両手は、薄く青白い光を灯している。

その手は『0℃』の冷たさを常に保っており、
それで『液体』の液面に触れて引き抜く動作で、
一振りの『氷の刃』を作り出し、扱うことが出来る。

この『氷の刃』は液体が『凝固』した物であり、
なおかつ、その液体の特性や凝固点には一切関係なく、
凝固時点で必ず『0℃』、他の性質も含め『氷』そのものになる。

刃の解除は液体への『融解』によって行い、
また、刃の一部だけをあえて融解もさせられる。
融解すると温度、状態、特性など全て元の液体に戻る。
液体は元々通常物質である限りではだが、
解除によって『消える』という事はないため、
斬るだけではなく、液体の性質を活かす事も肝要。

『ピュア・エスカピズム』Pure Escapism
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(3m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

蒸発、昇華、凝縮など『気体』に関する変化は、
現時点においては起こすことが出来ない。
水蒸気を発生させ、それを保つだけの『熱』は、
このスタンド――即ち『河合知代』の心には、今は無い。

―――――――――――――――――――――――――――――
        河合知代(かわいちよ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

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<削除>

399『音仙』:2021/05/05(水) 02:54:14
触れた液体から、『氷の刃』を作り出す。
刃は解除すれば融解して元の液体に戻る。
刃の一部だけを指定して融解させる事も出来る。

『ピュア・エスカピズム』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(3m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
  現在は常に手が『冷たく』なっており、触れれば『0℃』に感じられる。
2.手で『液体』に触れて、引き抜く動作によって瞬時に『氷の刃』を作り出す。
  半端に引き抜くことは不可能。刃が完成しない場合は即液体に戻る。
3.液体でも『容器に入れて傾けても一切動かない』ほど粘度が高いと対象外。
  現時点では生物の体液についても対象外。本体も例外ではない。
4.能力発動のために触れる際、液体の危険性(毒性、高温等)はスタンドに及ばない。
5.帯電や他のスタンド能力など、液体に無関係な危険性からはダメージを受け得る。
6.液体の入った容器に触れる形では発現できない。液体に直接触れる必要あり。
7.引き抜いた氷の刃は液体が凝固した物であり、液体の中から『発現』したものではない。
8.このスタンドの手は、氷の刃を持ち続けても手が冷えて固まったり、傷んだりしない。

【氷の刃】
1.氷の刃はどんな液体であれ、作成時点で必ず『0℃』。質感など性質は『氷』そのもの。
  よって熱を受けると氷と同様に溶け出してしまう。その融点も『氷』に等しい。
  元が通常物質なら実体化スタンド物質、元がスタンド物質ならスタンド物質。
2.『破壊力C』を1〜2発まともに受けると折れる。切れ味は一般的な『三徳包丁』並。
  破壊力Cで破壊できる程度の硬さであれば、すんなり切ることが出来る。
3.液体が『100ml』につき、刃『10cm』分を構築できる。
  持ち手の有無は自由だが、刃と同量の水が必要。また、刃より長い持ち手は付けられない。
  持ち手を付けない場合についてはm全体が刃なので、握って持つなどは困難になる。
4.作成時、液量さえ足りていれば、刃の長さが水深より遙かに長くとも、何ら問題はない。
  (☆スタンド能力の作用は、物理法則に優先される)
5.形状は『長さ』の範囲で自由だが、精密Bとはいえ複雑な機構は持たせられない。
  また、長さ以上に幅が広いような刃にするなら、『幅』の方が必要な水の量に関わる。
6.作れる最短は『10cm』で、最長サイズは『1m』。それらより長い、短いのは不可能。
7.刃の射程距離は『スタンドから10m』。持続時間は『30分』。超過すると強制解除される。
  同時に発現しておける数は『5本』まで。それ以上発現しようとすると、一番古い物が自動で解除される。
8.任意解除は視界にあればいつでも可能。何の場合も、解除すると『元の液体に戻る』。
  また、刃の『一部だけ』を精密Bで任意解除し、その部分だけを融解させる事も可能。
9.どれほど破壊されても、それにより刃が自動解除される事はないが、全体が砕けるまで行くと解除される。

400名無しは星を見ていたい:2021/05/05(水) 03:58:12
1.名前:喜古 美礼
2.性別:女
3.年代:20代前半
4.心の声
―――え?ここってどういうところなの?
『心の声』……あぁ、そういうふうなところ―――

や、たまにだれかが入っている後ろ姿を見てたから………
なにかなァ〜〜〜? と思っていたんだ。
ようやく今日は空いていたから、ふらふらと入ってみたんだけど。

『心の声』かァ、最近思っているのは、そうだな――――
時の『変わり目』って、なんだか胸が締め付けられるよね。
『太陽』が出てくる出てくるって雰囲気の『明け方』も、
ドロリソロリと地面に潜っていく『夕暮れ』も、
春と夏と秋と冬の季節の『変わり目』の、ソワソワしちゃういたたまれなさとかさ。
とても不安定な気持ちになる。

何か終わってしまうような、あるいは始まってしまうような。
アナタってさ、そういうの、分かる?

401『音仙』:2021/05/14(金) 22:09:50
>>400(喜古 美礼)

「聴き終わりました―――――――ありがとう。
 ええ、すみません、最近は待たせる事が多くなっていて……
 その、待たせて何も無いという事が無くって良かったです」

「時の変わり目……私も、『夕暮れ』にはとても思い入れがありますよ。
 ただ、キミほど豊かな感受性は持ち合わせていない、のでしょうね。
 明け方に思うのは、『こんな時間まで起きてしまった』という事ですし、
 季節の変わり目に不安定になるのは、むしろ体調の方でして……
 風邪もひきやすいですし、頭痛とか、肌が荒れてしまったりとか。
 ああ、ええと、だから……羨ましい、ですね。風流を感じる心があるのが」

「……ですが、私にだけ分かった事も、あるので。
 どうか、くだらない女だとは思わないでくださいね」

            キィィィィィィ――――――― ン ・・・

「その人型の存在……名前は、『ビトウィーン・2・エンズ』。
 キミのそうした心が育んでいた音としては、なるほど、納得も行きます。
 ……もっともキミからすれば、無粋に感じる能力かもしれませんが。
 終わりと終わりの間の切なさに耐えきれない時がもしあるなら、
 その時は、何か、助けになってくれるかもしれません……ええ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

魔法使いを思わせる、ローブを着た人型のスタンド。
長い射程と、比較的高い精密動作性を有しているが、
それ以上に特異な能力こそが、最大の武器。

両手からそれぞれ一つずつ『球体』を出せる。
この球体は『明け方』と『夕暮れ』を象徴し、
それぞれ、それに対応した色彩を灯している。

球体は投擲すること、空間に止める事ができ、
それ自体も『武器』にもなるが、
能力は、空間に止めた球体を起点に発動する。

球体の周囲の空間に『明け方』『夕暮れ』の時を再現する能力。
即ち、その空間に広がる光景――そしてそこに存在する無生物を、
『午前』『午後』いずれかの『三時?六時』の時点の状態にする。

三時?六時の範囲でなら、具体的に何時何分何秒にするかは自由だが、
どの場合も『その瞬間』の光景が、物体の位置や状態含めて空間内に再現され、
今はあるがその瞬間には存在しないという物は、空間内から一時的に消失する。
また、瞬間の再現のため、落下中の物なら空間に固定されているし
燃えている物は燃えたまま、その空間内にある限りは何も変化しない。
このスタンドの手でのみ、空間から再現物を一つだけ外に持ち出す事が可能。
明け方や夕暮れの世界が解除されるまでの間は、自由に扱える。

なお、生物についてのみ、触れることのできない幻影のような形であり、
例えば服の中を調べる、憂さ晴らしに殴るといった事は不可能である。

能力を解除すると、展開されていた空間は物体含めて立ち消え、
能力発動前の元の空間が、物体含めて完全に元通りに戻って来る。

『ビトウィーン・2・エンズ』Between Two Ends
破壊力:C スピード:C  射程距離:C(8m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                        喜古 美礼→己の『特別な才能』を聴き、把握。

402『音仙』:2021/05/14(金) 22:10:43

両手から一つずつ、空間に固定出来る球体を出せる。
それらは『夕暮れ』と『明け方』の象徴であり、
固定した周囲の空間にそれらの時の中の一瞬を再現する。
再現できるのは『前回』の夕暮れ/明け方に限る。

再現空間内には当時そこにあった物が出現して、
それらは一瞬の再現故に、空間に固定されている。
このスタンドのみ、それらの物体を外に持ち出せる。
生物については、再現はされるが実体を持たない。

『ビトウィーン・2・エンズ』
破壊力:C スピード:C  射程距離:C(8m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.両手それぞれから一つずつ、野球ボールほどの球体を発現できる。
  それぞれ『明け方』と『夕暮れ』の象徴であり、色合いもそれを彷彿とさせる。
3.球体の射程は『10m』で持続時間は『24分』。認識していれば遠隔解除可能。
4.球体の質感や強度などは金属に近いため跳弾などはさせられないが、重さは野球ボール相応。
5.球体は手から離しているなら『空間に固定する』事が可能。
6.空間への固定力は『C』で、固定が外されると重力や慣性に従う。
7.球体が破壊されると、それぞれ『次の夕暮れ』か『次の明け方』までは発現できない。
8.球体の空間固定中なら、下記の能力を任意でオンオフできる(デフォルトはオフ)
  オンオフはどちらも、『深呼吸一回』くらいの間は必要になる。
  なお、オンにしている間は、球体は色を失い光の塊のようになる。
9.オンオフ時問わず、球体は破壊されると『次に日が昇って沈む』まで再発現不能。

【再現】
1.効果範囲は、空間に固定中の球体を中心とした、半径1mの球状。
2.その空間は、明度なども含め、『3時から6時』の時点の状態が再現される。
  なお、明け方の球体であれば午前、夕暮れの球体であれば午後である。
3.『前回』の『午前/午後3?6時』のみが再現可能。
例)夕暮れの球で発動し、現在が『午後3?6時』なら、『前日の午後3?6時』。
例)夕暮れの球で発動し、現在が『午後8時』なら、『本日の午後3?6時』。
4.『午前/午後3?6時』の中の『どの瞬間を再現するか』は自由。
  後から変更する事はできず、したいなら一旦オフにして再度オンにする必要がある。
5.射程距離や持続時間などは、球体のそれに等しい。
6.空間とその外は地続きだが、明度や気温などは内部から外に漏れださないし、外から影響も受けない。
7.二つの空間をそれぞれ重ねて配置する事は出来ない。被る場合、古い方が『オフ』になる。

【再現の性質】
1.空間内で、各種の存在がどのような状態になるかは、以下の通り。
  A『当時はその位置にあったが、今はそこにないもの』:そこに出現する。
  B『当時と今で、位置は同じだが、状態が違う物』:当時の状態になる。
  C『当時と今で、位置は同じで、状態も同じ物』:その場に残る。何も変わらない。
  D『当時は無かったが、今はそこにあるもの』:一時的に消える。生物はその場に残る。

2.今いる生物と、出現する無生物の位置が重なるなら、その無生物はそもそも出現しない。
  (過去の存在は、今の存在より優先されないらしい)
3.全存在はその瞬間の位置に、その瞬間の状態で、空間に固定されている。
  固定力は『C』で、空間内であれば、取り外しさえすれば自由に扱える。
  また、空間から取り外した場合は、状態も通常通りに進行しはじめる。
4.空間の中で出現した無生物は、原則は実体化したスタンド物質。
  元が実体のないスタンド物質なら、実体が付加されたりはしない。
5.出現した『当時いた生物』は、空間の外の存在と相互に不干渉な『幻』。
  象徴ヴィジョンに近い。なお、スタンドも生物扱い。死体なら無生物扱い。
6.このスタンドの手によってのみ、形ある無生物を『1つ』に限り、外に持ち出せる。
7.空間から持ち出したものは空間の解除に伴い解除されるが、他では解除されない。
8.このスタンドの手以外で空間の外に出された物は、即座に消える。

403名無しは星を見ていたい:2021/05/14(金) 22:40:11
1.名前
更山 好陽(サラヤマ ヨシハル)

2.性別


3.年代
20代(26歳)

4.心の声

昔みたいに思い切り遊んでみたいってのは、そんなに贅沢か?
地元を離れてからこっち、昔なじみの連中とも疎遠になる一方だし、
兄弟に至ってはやれ金が無いだなんだって困ってる時だけ頼ってきやがって、
普段は連絡の一つも寄越しやしない。

俺がやりたいのは、そういうんじゃないんだよ。
 
ガキの頃みたいにその辺駆け回るだけでもいいし、
1台しかないゲーム機取り合って取っ組み合いの喧嘩するでもいいし、
こう、『思いっきりはしゃぐ』みたいなこと、もう全然やってないんだよな。

酒飲んで馬鹿騒ぎして暴れるのとは全然違う、ああいう『昂り』は、どこに行っちまうんだろうな。
 
そういうのもう一回、ダメか?
贅沢言ってるつもり、無いんだよ。

404『音仙』:2021/05/20(木) 21:45:52
>>403(更山 好陽)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう。
 キミの願望は、多くの大人がどこかで抱いている物……だと、思います。
 私も、『望郷の念』というだけでなく、子供らしく遊ぶ……エエ、
 つまり『遊ぶことを目的として遊ぶ』事が、今となっては懐かしい。
 無論そこには子供なりの社会や、思いがあったのでしょうけど、
 それでも『ストレスの発散』のためではなく、『酔った勢い』でもなく、
 あの頃はきっと、ただ、楽しいからそれを楽しんでいた――――――」

           「でも、もう、戻れないのでしょうね」

     キィィイィィィィ ___________________ … ン
         √

「耳を澄ましたキミには、聴こえたでしょう。
 ――――『イルーシヴ・エデン』
 キミの才能は『子供らしさ』を与えますが、
 ……しかし『童心』だけは与えられない」

「キミ自身の心情がどのようなものか、私は『聴ける』だけ――――
 決める事は出来ません。この能力が、キミにとってどういう意味を持つのかも、ね」

                 「それでは……行ってらっしゃい」

――――――――――――――――――――――――――――――

人型のヴィジョンのスタンド。
飛行機から変形した人型ロボのような意匠で、
両腕の内部に『ミサイル』が格納されており、
発射したり、殴打と共に炸裂させる事が出来る。

着弾した際の爆発音はオモチャのようで、
命中しても子供の拳程度の破壊力しか無いが、
当てる事で、『能力』を発動させられる。

着弾した物を『子供らしく』させる能力。
無生物の場合は文字通り『子供向けタイプ』、
あるいは『本物を模したおもちゃ』への変化を指し、
元々が大人用として想定される物でなくとも、
同種の『子供用タイプ』や『おもちゃ』があれば、
それへと変化させることが可能である。

生物――人間に当てた場合には作用が異なり、
この場合は肉体自体が『子供らしく』なる。
ただし変化するのは肉体に限られるため、
在りし日の童心を取り戻せるという事はないし、
他者のスタンドを封じることも原則は不可能。
このスタンドも通常通り使用が可能であるため、
他の『子供らしさ』同様、いつでも解除は出来る。

『イルーシヴ・エデン』Elusive Eden
破壊力:C スピード:A  射程距離:C(6m)
持続力:D 精密動作性:D 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――
    更山 好陽(サラヤマ ヨシハル)→己の特別な才能を聴き、把握。

405『音仙』:2021/05/20(木) 21:47:13
腕からミサイルを撃ち、当てた物を『子供らしく』する。
生物なら肉体が子供に、無生物なら『子供用タイプ』になる。

『イルーシヴ・エデン』
破壊力:C スピード:A  射程距離:C(6m)
持続力:D 精密動作性:D 成長性:A

【基本情報】
1.人型。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.左右の腕の内部に三発ずつ、計六発の『ミサイル』を搭載する。
3.殴打した時にミサイルを炸裂させる事と、前腕部、手の甲側から発射する事が可能。
  発射の場合、腕の内部からミサイルが現れ、発射するまでに一拍のラグがある。
4.発射のスペックは『パス精DAC』で射程が『10m』。
  スタンド自体よりは精度が高く、まっすぐは飛ぶが、狙いはスタンドの精度依存。  
  着弾した場合、当たった箇所にのみ『パスDCの殴打』相当の衝撃が走る。
5.殴打とともに炸裂させた場合については、殴打に破壊力のみ加算される。
6.炸裂時には爆風などはなく、熱なども発生しないが、爆発音として、
  おもちゃのような派手なサウンドが鳴る。音量は一般的な『大声』程度。
7.殴打でも発射でも、命中さえすれば後述の能力を発動させる。
8.ミサイルは後述の能力を『解除』すると、一呼吸後に補充される。
  発動条件を満たさない等、ミサイルが炸裂したが発動はしなかったなら、
  その分のミサイルは、炸裂から一呼吸後にすぐ補充される。

【子供らしく】
1.前述の条件を満たした対象に発動する。能力射程は『20m』で持続時間は『20分』。
2.前述(【基本情報】8)の通り、能力を解除する事がミサイルの補充に繋がる。
  そして能力はミサイルが無いと発動できないため、同時発動数は『6』。
3.対象が無生物か、生物(ただし、人間のみに限る)かで効果は変動する。
4.いずれの場合も重ねがけは不可能。すでに発動させた相手に着弾しても発動条件を満たさない。
5.能力の任意解除は、対象を視認していれば可能。ただし対象の大きさが戻れるだけのスペースは必要。
6.スペースが無い状態で強制解除されると、スペースが確保されるまでは効果が延長される。
7.子供らしくなっている時に受けた損傷や破壊は、原則解除しても対応する部分に残る。
  ただし、子供らしくなった時のみ存在するパーツなどの受けたダメージは残らない。

406<削除>:<削除>
<削除>

407『音仙』:2021/05/20(木) 21:52:06
【無生物対象】
1.対象を『同種の中で子供向けの物』か、『模したおもちゃ』に変化させる。
2.一例として、以下のようになる。

缶の酒→缶の飲料(種類問わず)
パック酒→紙パックの飲料(種類問わず)
本物の拳銃→おもちゃのピストル。対象年齢10歳以下のエアガン。
スマートフォン→キッズ用のスマホ、おもちゃのスマホ。
包丁→子供用の刃が丸い包丁。おままごと用の包丁。
原付バイク→自転車(補助輪を付けるなどは不可能)
成人向け作品のメディア→同じメディアの、任意の子供向け作品。
大人サイズの衣服、寝具など→子供サイズに。

3.『〇〇の模型・プラモデル・ミニチュア』や『ブロックおもちゃで作った〇〇』は、
  このスタンドにおける『模したおもちゃ』の中に含めない。
  『飾る』ではなく『遊ぶ』のが、子供にとってのおもちゃである。
4.同種でも、大まかに見て、2倍以上大きさが違う物には変えられない。
5.対象内のデータのみを書き換える、などという事は不可能。
  (パソコン内の成人向け作品だけを子供向け作品にする、等は不可能)
6.岩を小石になど、能力に無関係な単なる『サイズダウン』は出来ない。
  『大人用の傘』から『子供用の傘』など、結果的なサイズダウンは可能。
  なお、発動できる最大の対象は原付バイクくらい。最小はピンポン球サイズ。
7.食品と食品でない物の間には壁があり、それを超えての変化は相互に不可能。
  (野球ボールをおもちゃのボールには出来るが、野球ボール型のチョコには出来ないし、
   りんごをおままごと用のリンゴのおもちゃには変えられない)
8.スマートフォンのように子供も使える(使って良い)物でも、
  子供向けモデルがあるなら、能力対象にする事は可能。

【生物対象】
1.人間に対してのみ発動可能であり、対象の肉体が『子供になる』。
2.ここでいう子供とは『10歳児』。『成人の半分』である。
  ゆえに、既にこの年齢未満の人間には通用しない。
3.対象の子供時代の肉体になるため、スペックは可変するが、概ね『パス精DCC』。
4.衣服や装飾品、ポケットの中の物は能力に巻き込まれて子供用サイズになる。
5.手持ちや背負った持ち物は巻き込まれないため、持てないサイズになる可能性はある。
6.対象の肉体のみが子供になるため、精神やスタンドは変化しない。
  ただし纏うタイプや器具型などのスタンドは子供相応の(着れる、持てる)サイズになる。
7.子供らしくなってから衣服を脱いだ場合なども、能力は解除時にまとめて解除される。
8.10歳以降の人生経歴における欠損部位なども、子供になっている間は戻る。
  生え変わりの年齢次第だが永久歯も乳歯になっているし、
  それら『子供の時にしかない』部分の受けたダメージは、
  解除するとどこにも残らない(【子供らしく】の7参照)

408名無しは星を見ていたい:2021/05/24(月) 16:08:28
1.天之 月夜(あめの つきよ)
2.女
3.12
4.私達はいつだって、二人で一つだった
  だから殺して、左目を貰った
  これで本当にいつも一緒
5.ビスクドールの様な容姿、カールのかかった長い黒髪の少女
  双子の姉、朝陽(あさひ)を殺害し、その左目を自らの左眼孔に嵌め込んだ
  眩く真実を照らす金色の太陽の瞳、妖しい幻想を映す銀色の月の瞳
  二つの眼は、ここに揃った

409『音仙』:2021/05/26(水) 15:39:23
>>408(確認)
貰った『左目』は『正しく機能していますか?』?
それとも『失明していますか』?
それとも『スタンド次第で決めますか』?

410<削除>:<削除>
<削除>

411天之 月夜:2021/05/26(水) 15:56:06
>>409
現在は『失明している』という設定です
スタンドに覚醒した時に機能するようになるかな?
と、少し期待はしていますが、『失明したまま』でも構いません
そこは『音仙』さんの裁量にお任せします

ところで、『朝陽(あさひ)』という名前はどうも他のNPCと被っていたようで…
自分なりに調べたつもりではいたのですが、調査不足で申し訳ありません
変更が必要のようでしたら、『真陽(まお)』に変更させて頂きます

412『音仙』:2021/05/26(水) 16:24:44
>>411(確認)
回答に感謝いたします。

NPCの名前については変更は必要ございません。 
同名NPCの存在が話題になることは避けられませんが、
極端な話、被りはどこかで必ず起きるものですし、
苗字も同じとかでない限り、問題は何も無いと考えます。

供与は有無含めもうしばらくお待ちください。

413『音仙』:2021/06/03(木) 00:10:04
>>408(天之 月夜)

「――――――はい、聴き終わりました。どうもありがとう。
 …………私はいわゆる正義に燃える人間ではありませんから、
 キミの犯した『罪』について、とやかく言う気はありません。
 エエ本当に……根拠だって……『私が聴いただけ』である以上は、
 通報をしたって結局のところ、意味はないんでしょうし……ね」

「いずれにせよ……キミには『特別な才能』がありました。
 それは…………キミが『行動に出た』時からすでに片鱗として芽生え、
 ……『輝き』を己のものとする助けにもなった……自覚があったかは別ですけど」

          キィィィィイイイイイイイイイ―――――――――――

「名は、『レンブラント』。…………『光を取り込む』能力。
 目的を既に果たしたキミに、必要かどうかは、私にはわかりませんが…………
 キミが望めど、望まなくとも、『人生』は続く…………
 いつか……因果に追いつかれる時、身を助けるでしょう。……それでは」

                 ――――――――――――――ン ・・・

                          「―――――――耳を澄ませて」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

衣服や装飾品を含む本体と一体化して発現するスタンド。
着用している衣服が、夜空の如く仄かに輝く『ドレス』に変化する。

身に浴びた光の『光源』を、己の肉体へと『取り込む』能力。
光を浴びたことを知覚する事によって、光源との間に『光の帯』を描き、
『光源』か『本体』を、帯に沿って、実体のない光の粒子として超高速で移動させる。

それにより本体と光源が接触した時、光源は光の粒に変わって体に『取り込まれる』。
ただし、体積で考えて自分よりも明らかに大きな光源は取り込めず、
帯を描いてから超高速移動まではさせられるものの、そのまま衝突してしまう。

取り込んだ光源は、いつでも体から解き放って体外で再構成出来るほか、
全体の一部だけを肉体から突き出させた状態で再構成する事も可能。

体に欠けた部分や負傷などを光源によって埋める事も可能だが、
光源はあくまで光源に過ぎないため、身体機能の代替などは不可能。
また、スタンド自体を解除すれば体から光源は零れ落ちてしまうため、
一時的に傷を塞ぎ、肉を繋ぐくらいの意味しかない―――――――『本来なら』。

『レンブラント』Rembrandt
破壊力:C スピード:C(A) 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B    成長性:C

このスタンドは、本格的な発現の前に一度だけ不安定な形で発動しており、
太陽のように輝く姉の『目』を取り込んで欠けた目を補い、恒常的に肉体の一部とした。
このスタンドの自覚に伴い、喪われていた視力についても快復したようだ。
本来は不可能な芸当を可能としたのは、或いは姉妹の歪な絆か――――

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               天之 月夜(あめの つきよ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

414『音仙』:2021/06/03(木) 00:17:51

本体および衣服と一体化したスタンド。
光源から光を浴びたとき、光源と自分の間に光の帯を描く。
この帯に沿って自分か光源を『超高速移動』させる事ができ、
その結果自分と光源が衝突すると、光源を自分の体に取り込める。
取り込んだ光源は、体からいつでも取り出す事が可能である。

『レンブラント』
破壊力:C スピード:C(A) 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B   成長性:C

【基本情報】
1.本体および本体の衣服と一体化したスタンド。発現中、本体の衣服は夜空のような漆黒のドレスとなる。
  肉体に外見的な変化はないが、あらゆる動作における精密動作性が向上する。
2.スタンド発現中の本体は、あらゆる『光源』から、僅かにでも『光』を浴びればそれを感知できる。
3.感知した時、光源と本体の間を繋げるように、空間に『光の帯』を描くことが出来る。帯の太さは光源の大きさによる。
4.光を浴びる事がトリガ―なので、点灯していない光源や、明らかに本体と真逆の方向を向いた光源は対象外。
5.光の帯は、同時には『3本』まで描いておける。任意で解除も可能。本体や光源が動けば、それに合わせて動く。
6.光の帯は、明るい日中の屋外でも視認可能。暗闇ならより目立つ。ただし一般人には視認できない。
  スタンドとしては『象徴ヴィジョン』に等しく、本体含め何者も帯に干渉は出来ない。熱などもない。
7.能力対象にする光源は『本体から10m以内』の位置かつ『点灯中』の必要があり、条件が満たされないと光の帯も霧散する。
8.光の帯が何らかの理由で消えた後、同じ光源との間に再度帯を描くには『1分』程インターバルがいる。
9.能力上の制限とは別に、持続力の低さから、状況や他の行動次第でもあるが、短期間に超高速移動を繰り返しすぎると『疲弊』する。

【光を取り込む】
1.『光の帯』上を滑るようにして、帯の両端となる『本体』または『光源』を、逆端まで『超高速(スA)』で移動させる事が出来る。
2.高速移動は中断できない。必ず帯の端から端までを移動し、外的要因が無ければ光源と本体は必ず接触する。
3.帯で繋がった光源と本体が接触した瞬間、光源は本体の体の中へ『取り込まれる』。衝突の衝撃は無い。
  これによって同時に取り込んで置ける光源の数は『3つ』まで。取り込みの持続時間は『10分』ほど。
  既に上限数まで光源を取り込んでいる場合、超高速移動は発動できない。
4.本体と光源、どちらが超高速移動するかについては、本体の『任意』。
5.『破壊力Cで引っ張る』だけでは外せない固定や拘束がされた光源・本体は、移動させられない。
  本体も光源も移動させられない状態では、光の帯があっても超高速移動は発動自体出来ない。
6.超高速移動する側は、移動中のみ、実体のない『光の粒子』のような、あらゆる物体と相互に不干渉な状態になる。
7.自分の肉体よりも明らかに大きな光源に能力を使った場合、接触しても取り込むことが出来ず、衝突してしまう。
  一切の妨害が入らない状況なら、接触の瞬間に精密動作性を活かして受け身は取れる。また、衝突覚悟で移動を行う事自体は可能。
8.取り込めるかどうか=本体より大きいか小さいかは、形状ではなく体積を考慮する。
  例えば『長さ2m』の蛍光灯1本などは『取り込める』。また、同時に取り込んでおく数にサイズは無関係。
9.超高速移動を行わずとも、光の帯で繋がった光源に触れれば、取り込みは行える。あえて取り込みを行わない事も可能。

【光の解放】
1.取り込んだ光源は、光の粒子として体やドレスの任意の位置から噴出させ、体外で再度実体を取り戻させる事が可能。
2.どのような向きで再構成するかは任意だが、全くスペースの無い向きに出す事は出来ない。
3.『自分の頭部』よりも明らかに大きな光源を出す場合、『深く息を吸って吐き出す』くらいの間が生じる。
4.固定以上のパワーで引っ張られると体から無理やり引き抜かれ、逆に、押し込まれると、再び取り込まれる。
5.一部だけを体に取り込んだ状態の光源が『消灯』されると、取り込みが解除され、体から重力に従って零れ落ちる。
6.スタンド自体を解除した場合、取り込んでいる光源は全て取り込みが解除されるため、全身から光の粒子として溢れ、本体の周りに散乱する。
7.光源の一部だけは体に取り込んだまま、一部だけが肉体から突き出すように再構成する事も可能。その場合、肉体に固定するパワーは『C』。
8.また肉体に欠損や損傷がある場合、そこを埋める形で光源の一部だけを再構成する事で、傷を埋めて繋ぐ事が可能。

【陽と月】
×.かつて『取り込んだ』、『天之朝陽』の『左目』についてのみ、本体の体と恒常的に一体化しており、視力は正常。
×.他者の目のような、あくまで『輝いている』だけで『光を発する』訳では無いものは、光源ではない。

415名無しは星を見ていたい:2021/06/05(土) 03:59:49
1.佐渡島 聖女(さどがしま きよめ)
2.女
3.27
4.
『817円』。
……何の数字だと思う?
これねぇ。あたしの『財布』の中に入ってる金で、ほぼ『全財産』。
ちなみに『給料日』は『10日後』。参った。いやどうにかするんだけどさ。

…………わかってる。
こないだ『ダービー』で派手にスったのに『パチンコ』やったあたしが10割悪いんだ。
別に金が好きなわけじゃないし、ギャンブルが好きってわけでもないんだけどね。
こーいうの『浪費癖』っつーのかなぁ……あればあるだけどっかに突っ込んじゃうんだよ。
勝つ気も無いギャンブルに突っ込んだり、無意味に高い買い物したり、突然寄付に札束ぶっ込んだり。
金が無いと生活には困るんだけどさ。
なんか、お金持ってない状態って手ぶらで好きなんだよねぇ。身軽で。

とりあえず、そうだなぁ。
流石に金貸してとか言うつもりないけど、お嬢さん『タバコ』持ってたりしない?
無かったら飴でもいいや。口寂しくて……

416『音仙』:2021/06/16(水) 03:41:44
>>415(佐渡島 聖女)

「―――――大変お待たせしました、ええ、聴き入ってまして。本当です。
 私はあいにく『タバコ』はしないので、ここにも置いてませんが、
 飴でしたら沢山ありますので……それから、ビスケット、後はカヌレも。
 喫茶代わりにはなりませんが、まあ、口を寂しくしない程度には揃えています」

            キィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

「さて……キミには今『金』がないようですが、
 それゆえに……ええ、本当に『その生き方』だからこそ、
 キミの中……なのか、外部からかは分からないのですが、
 非常に稀な『特別な才能』が、今か今かと目覚めを待っていました」

                ィィィィィィィィィイイイイイ―――――――

「キミの『浪費癖』を、どうやら彼ら……いや、今の所『唯一の高弟』は、
 『清貧の聖女』として『信仰』し、自己判断でキミの意を汲んで動きます。
 個の能力はそれほどでもありませんが……そこは、『門弟』達が補います。
 彼らは高弟と異なり、『清貧』……金銭を捨てる行為抜きには呼び出せず、
 呼び出したとしても、その信仰は一時的なものではありませんが――――
 繰り返していくうちに、高弟も、門弟も、ますます数を、質を高めていくでしょう、ね」

         「名は――――『ホンキートンク・ディサイプルズ』
          さあ、耳を澄ませて。この才能は、キミの捨てられない財産です」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。
質素な白装束を着たヴィジョンで、並程度のスペック。
独立した自我を持つが『してほしいこと』が言わずとも分かるらしく、
従順なため、実質的に通常のスタンドに等しい操作が可能である。

このスタンドの本質は、本体を『清貧の聖女』と崇める『信徒』。
先述の人型は何も言わずとも・せずとも発現出来る唯一の『高弟』だが、
本体の『清貧』たる行為――――即ち『金銭を放棄する』事によって、
新たな『門弟』個体を発現し、高弟を介して彼らにも指示を出すことが出来る。
門弟たちは指示待ちであり、持続時間に縛られ、自発的な行動などを望めはしないが、
人並みの性能と長い射程を併せ持っているため、様々な局面で役に立ちえる。

宝石や金貨、紙幣など金銭的価値のある物体として捨てる事でも、
心の中で『カネを捨てる』と強く思う事でもこの現象は引き起こせる。
なお、後者の場合は必ず『特別な労力』で得たカネが優先的に捨てられる。
捨てる最低額は『一万円』。それ以上捨てても良いが、今は特に何も起きない。
捨て方が前者の場合はその物体を起点にヴィジョンが発現され、
後者の場合については本体の側に発現されるが、性能などは同じ。

なお、一度でも捨てて発動した金銭は原則的に金銭に戻る事はないが、
何かしらの『特別な労力』を払って得た金銭を捨てた場合についてのみ、
捨てた累計額は蓄積されていき、一定に達すると、スタンドは微かに成長する。

『ホンキートンク・ディサイプルズ』 Honky Tonk Disciples
破壊力:C スピード:C  射程距離:D(4m)
持続力:C 精密動作性:C  成長性:A

『門弟たち』
破壊力:C スピード:C  射程距離:B(40m)
持続力:E 精密動作性:C  成長性:―

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                      佐渡島 聖女→己の『特別な才能』を聴き、『把握』。

417『音仙』:2021/06/16(水) 04:12:22

本体に完全に従順な意思を示し、意思を伝達し合える完全自立型。
加えて、このスタンドと意思を伝達し合える別の完全自立型スタンドを、
本体が金銭を『捨てる』事をトリガーにして追加で発現する事が出来る。

前者は『高弟』、後者は『門弟』と称され、
本体は高弟を介し、門弟たちに指示や方針を与えられる。

『ホンキートンク・ディサイプルズ』(高弟)
破壊力:C スピード:C  射程距離:D(4m)
持続力:A 精密動作性:C  成長性:A

『門弟たち』
破壊力:C スピード:C  射程距離:B(40m)
持続力:C 精密動作性:C  成長性:―

【基本情報】
1.通常発現出来る基本の個体(高弟)と、能力で発現する下位個体(門弟)がいる。
  高弟を発現していない場合、門弟を発現する事は出来ない。
2.高弟も門弟も、ダメージフィードバックも視聴覚リンクも無し。実体化はしていない。
3.門弟は非常に脆く、破壊力Cの直撃で部位が崩壊。頭が崩れると消える。
  高弟は人並み程度の耐久力があり、負傷は『一晩』〜『三日』で治る。
  ただし『死亡相応』のダメージを受けてしまうと、『一か月』再発現出来ない。
4.本体⇔高弟、高弟⇔門弟は、一瞬で、言葉を発さず意思の伝達が可能。
  本体⇔門弟は、高弟を介する必要があるため、一瞬が重なるなどして一呼吸ほどラグが出る。
5.全ての個体は『完全自立型』であり独立した自我を有するが、没個性で、見分けは付けづらい。
6.門弟同士は意思ほぼ統一されており、リアルタイムで共有しているが、自発的に活かす事は無い。
7 本体が門弟の得た情報を知るには、高弟を介して意思伝達を用い、情報を掬い上げる必要がある。
8.門弟の任意解除は個別で可能。視認した上で、上述の『伝達』で解除の意図を伝える必要がある。
  射程距離超過の他、頭部の破壊、『時間経過』等で強制解除される。持続時間は『30分』。
9.門弟が現在いる位置については、直感的に把握可能である。状況は高弟を介さないと把握できない。

【門弟たち】
1.本体が己の所有する金銭を『捨てた』時にのみ、門弟を発現する事が出来る。
2.門弟は、捨てた金銭を核にするような形で発現される。
  (高弟と違い、今まさに捨てた金銭、という確固たる証拠を基にしか存在する事が出来ない)
3.金銭を捨てる際、『心の中で思う』事で捨てる事と、実際にモノとして捨てる事が可能。
4.心の中で思った場合、『ミッションマネー』の一部が失われ、本体のすぐ側に跪いた状態の個体が発現される。
5.モノとして捨てる場合は、貨幣はもちろんのこと、明確な金銭的価値のある物を捨てても可能。  
  捨てた物が接地して完全に勢いが死んだ瞬間、それを核として、跪いた状態の個体が発現される。
  (ミッションマネーではない『生活費』を捨てた場合はこちらになる)
6.門弟の発現のためには一回捨てるごと、最低でも『1万円』以上は捨てなくてはならない。
  最低額以上の金銭を一度に捨てても良いが、それ自体に効果は今の所はない。
7.現時点では、門弟は『3体』まで同時に発現することが可能。(『高弟』は含まない)
  1体の門弟が倒されるなどによる強制解除を迎えると、『5分間』は発現可能数が減る。
8.『捨てたミッションマネー』が『累計10万円』に達した時、微成長する(現在0回目)
  先述したように『必要な額以上余計に捨てた』場合は、その分カウントが進む。 
  ミッションマネーの介在しない『価値のある物』(含:生活費)を捨てた場合の発現時には、カウントは進まない。
9.本体はミッションに生活費やそれで購入した品を持ち込んで良いが、その場合、持ち物を提示する際に明記をすること。

【行動基準】
1.『高弟』は極めて本体に従順で、寡黙。まだ性格等は表出が薄い。思考伝達で、言われずとも意を汲み取って動く。
2.伝達精度は事実上、操作できるのと同じレベル。よって高弟についてはミッションでも原則PLが操作する。
3.あえて『自分の考えるままに行動させる』事も可能。この場合はGMが操作する。思考能力は人並み。
4.『門弟』たちは本体と意思伝達が出来ず、意思を汲んでもくれないので、
  操作はGMが行う。本体が高弟を介してはっきりと意思を伝達すれば、それに従う。
5.具体的に○○をしろ、と指示を伝えれば、追加が無いとその行動だけを行ってまた動かなくなる。
6.漠然とした方針を与えれば、止めろと言うまで、または中断されるまでその方針に基づいて動く。
7.何も指示をしていない状況であれば、一切何もしない。要するに完全な『指示待ち』。自衛程度はする。
8.門弟の指示や方針の解釈はGMがいればGMが行う。指示や方針の意味が不明な場合は、行動をしない。

418名無しは星を見ていたい:2021/06/16(水) 05:35:29
C.名前
千々石 乃々(ちぢわ のの)

D.性別
女性

E.年代
14歳

F.自分の能力についての、声
えっと…記憶…記録…思い出…
もしかしたらそんなものかもしれません…
あの…失礼ですけど、どこかでお会いしたことありませんか?
ない…ですよね…?
すみません…記憶が曖昧で…

G.自分の人生についての、声

病気で薬を服用してます
そのお陰で生きていられるんですけど…
でも、副作用があって…
記憶が曖昧になって、どこで何をしていたか、誰と会って何を話したか忘れてしまうんです
大切な思い出も忘れてしまうのってすごく怖くて…
今の事も昔の事も…もう随分忘れてしまってるから…
いつか何もかも全部忘れてしまってカラッポになってしまうんじゃないかって…
薬をやめてしまおうと思ったりもします…
だけど………死ぬのはもっと怖いから…
忘れてしまう以上に、新しい思い出を作っていけたらいいなって…
もし…命と引き換えにしてもいいと感じられる思い出があれば…その時は薬をやめてもいいとも思ってます…

A.その他(何かあれば)
生命にかかわる病気を抱えており、薬なしでは生きられない
薬を服用する度に副作用で数時間分の記憶が消える
重要な事は記録を取ってはいるが、それは思い出の代わりにはならないと考えている
服用している薬は正規に処方されたものではない
薬の入ったピルケースを常に持ち歩いている

419『音仙』:2021/06/25(金) 15:48:40
>>418(千々石 乃々)

「私も……決して健康という訳ではありませんが、
 幸いにして、命を蝕まれている身ではない。
 ……だからキミの心を聴いて、私の中に芽生えた同情も、
 きっと本質としては、虚構の劇にも、等しいのでしょう」

            「…………そして。
             …………残念ですが」

「私とキミは、きっと初対面だと思います。
 …………少なくともキミの記憶の中に私はいない。
 キミの記憶の中に、私の過ごした過去の時間は無い。
 ……そして私の中にも。それは、これから作っていきましょう」

「いずれにせよ、キミの才能、『ポリシネル』――――
 その詳細をただ聴かせるだけでは、また忘れてしまって不便でしょうね。
 ここはひとつ、紙に書いて渡しますから……しばらく、待っていてください」

                         カリカリカリカリカリ

「……病は私には治せませんが、この力については手伝える事もあるでしょう。
 キミの記録の片隅でも、この場所の存在を、書いておいていただければ……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

細身な人型のスタンド。
華美な印象だが、その顔だけは真っ白に塗りつぶされている。

『本体の記憶』の中の『動作』を、人形劇の如く『再演』させる能力。
手から放つ『糸の塊』が、対象となる存在に命中するか、
その塊を作るための『五指』で対象に直接触れることによって、
対象の各部に、空中から吊られた糸が接続される。
これは能力の象徴に近く、対象の動きを阻害する事は無いが、
同時に象徴に過ぎないがゆえに物理的に引きちぎる事は不可能。

糸が接続されている状態の対象を『凝視』すると、
『対象が本体の記憶の中で取っていた行動』を、
現在において、強制的に『再演』させる事ができる。

再演は動作に限られ、道具等は再現されず、思考は対象外。
また、スタンドと本体の間でフィードバックも存在しない。
再演中も、張られている糸は対象の動きを阻害しないが、
もし取らせた行動が対象の『意に反する』ものだったなら、
行動を終えるより早く、糸が切れる可能性が非常に高い。

逆に、意に反さない行動の場合は、原則的に糸が切れる事はなく、
また、演者との協調によって『再演』を『早回し』で行う事も可能。
ただし早回しを行った場合については、必ず一度で糸が切れてしまう。

本体やこのスタンド自身にも能力は発動する事が可能であり、
また、自分自身であれば当然『早回し』も自由自在。
たとえ負傷していようが、痛みを無視して、瞬時に行える。

『ポリシネル』Polichinelle
破壊力:D スピード:C  射程距離:B(15m)
持続力:E 精密動作性:B  成長性:B

なお――――本体は能力とは関係なく、
命を繋ぐために薬を服用する度、数時間分の記憶が消える。
このため、再演出来るのは必然、『数時間以内の記憶』のみが対象となる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                         それが、千々石 乃々(ちぢわ のの)の特別な才能。

420『音仙』:2021/06/25(金) 16:44:45
糸の塊を作り出し、それを放つことが出来る。
これが着弾した、または五指で触れた対象を『凝視』する事で、
対象が本体の記憶の中で行った『動作』を『再演』させられる。

『ポリシネル』
破壊力:D スピード:C  射程距離:B(15m)
持続力:E 精密動作性:B  成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.広げた両掌から、野球ボール程のサイズの『糸の塊』をパス精DCBで射出できる。
  より厳密には五指から糸が出て、『半秒』ほどで掌で球状の塊にまとまり、それを発射する。
3.五指で直接『半秒』ほど触れることによっても、糸の着弾と同様の効果は発揮できる。
4.糸の塊の射程は『10m』。連射は不可能で、撃てば『着弾』するまではその手からは撃てない。
5.糸の塊が生物、スタンド、単独で動く無生物に『直撃』した場合、着弾相応の衝撃を与えた上で、解けるよう消える。
  それ以外に着弾した場合も消えはするが、後述する『糸』の発現は無く、ただ衝撃を与えるだけになる。
6.その直後、何もない空中から『糸』が吊り下げられるように出現し、着弾した対象の各部に接続される。 
  この空中からの糸は、対象の動作を阻害はしない。象徴としてのヴィジョンで、干渉は相互に不可能。
7.糸の接続状態は、持続時間は『5分』で、射程距離は『15m』ほど。任意解除は可能。
8.同時に接続状態にしておける対象は、『2つ』まで。
  その状態で接続条件を満たした場合は、接続状態の対象を切り替えるか任意で決められる。
9.本体や、このスタンド自身を対象とする事も可能。発動条件は満たす必要がある。

【再演】
1.接続状態の対象を直接凝視することで、『本体の記憶の中で、対象が実際に行っていた動作』を再度行わせる事(再演)が出来る。
  あくまで動作の再演であり、その時に持っていた・乗っていた道具、および思考や精神状態などを再現する効果は無い。
2.指定出来る行動は一動作に限らず、シーン単位で『最低一動作』から、『最大5秒分』まで。
3.対象の意に反する行動を再演させる場合、対象が『破壊力A』なら1瞬、『B』で1秒、『C』で3秒で糸が切れる。
  より短い時間の再演であった場合も意に反した行動であれば、終演後に糸は切れ、接続状態が解除される。
4.対象の意に沿う形での再演であれば、終演しても糸は切れず、原則的に接続状態が維持され続ける。
5.なお、単独で動く無生物など『意』が介在しない対象は、『現在の動作に反する』時のみ意に反するとする。
6.発話・発音についても、『行っていた範囲で』再演される。内容の改変などはできない。
7.再演は行動全体に働き、話しながら歩いていたなら、必ず話しながら歩く。表情も同じ。
  この時、負傷などがあっても、『必ず元の動作を最後まで再演する』。
  部位欠損でそもそも『足が無くて立てない』などであれば、倒れたまま再演を続ける。
8.スタンド使いの本体に当てても、精神である『スタンドの操作』は再演させられず自由に動かせるし、
  逆にスタンドに当てても、本体の肉体の操作は再演させられず、自由に動けるままである。
9.一度でも再演させた動きと同じ動きをもう一度再演させる事や、『再演を再演する事』は不可能。

【早回し】
1.対象の意に沿う形での再演は『早回し』で行う事ができ、この場合、速度が実際の行動より『一段階』上昇する。
2.ただし、早回しで再演した場合については、意に沿う再演であっても終演後に糸が切れてしまう。
3.自分自身を対象に再演をする場合、それが『本当にそうしたいなら』、いつでも早回しにする事は可能。

421名無しは星を見ていたい:2021/06/25(金) 20:49:53
1.エリザベス・マクマーン
2.女性
3.21
4.時計の音は好きか?
ガキの頃、親戚が時計の音が気になって眠れないと言ってたんだ。
信じられなかったさ。
私はあの音が気にならないし、むしろ好ましいくらいだから。
時間は絶対だ。
一定のテンポを刻み続ける。
それを時計が教えてくれる。
……時間は必ずそこにいる、裏切りも離れもしない。
だから、オレは時計を手放さない。

422『音仙』:2021/07/05(月) 23:17:39
>>421(エリザベス・マクマーン)

「ええ、聴き終わりました――――――ありがとう。
 時計の音……私も、嫌いじゃあありません。
 メトロノームなどもそうですが……
 一定の音が、一定の周期で繰り返すのは、快さがありますね。
 …………キミほど確固たる思いでは、ないですけど」

       キィィィィ ―――――――――  ン

「キミのそうした執心が、才能を育んできたのでしょう。
 その名は『チック・タック・ジフィー』……
 時計の能力ですが、『時刻を教える』という側面よりも、
 キミの好む――――『刻む』側面が強く表れているのでしょう」

             「それでは――――――耳を澄ませて」

―――――――――――――――――――――――――――
人型のスタンド。
各部に歯車が搭載されたヴィジョン。

このスタンドが触れたところを中心軸とし、
そこに『時計の針』を取り付ける能力。
時計の針は自分の意志で動かす事も出来るが、
その場合は人力程のパワーしか発揮せず、
本質は『自動で動かしたとき』にある。

『12秒で1周』――――
無理矢理破壊でもされなければ、そのペースを必ず守る。
そのペースを崩す障害物などは、硬度を無視して両断する。

反面、動いていない針は急激に存在を脆くし、
さながらガラスのように、簡単に破壊されてしまう。

『チック・タック・ジフィー』Tick-Tack Jiffy
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C
―――――――――――――――――――――――――――
      エリザベス・マクマーン→己の特別な才能を聴き、把握。

423『音仙』:2021/07/05(月) 23:18:44
触れたところを軸に時計の針を取り付ける。
針は自由に動かすことも可能だが、
12秒で1周の自動回転をさせる事もでき、
自動回転させた場合、その動きを阻めない。

『チック・タック・ジフィー』
破壊力:C スピード:C 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.人型。ダメージフィードバックを有する。
2.無生物の触れた点(後述の条件から、概ね『平面』)を軸とし、『時計の針』を取り付ける。
3.時計の針の形状や長さは存在する範囲で自由だが、長さは『1m』までに限られる。
4.時計の針は1本だけで、秒針・分針・時針などの区別は存在しない。
5.針は、射程『スタンドから10m以内』に、『3本』まで同時に発現可能。
6.針が他の物体・生物が干渉する形では針を取り付けられない。
7.設置面と針の下面の間には、指一本ほどの隙間が必ず空く。
  また、任意で『拳二つ』くらいまで隙間の広さは調整できる。
8.針はデフォルトでは動いておらず、動いていないときの強度は『ガラス』程まで落ちる。
9.後述のどちらの方法でも、動いている針の強度は『破壊力Bに1撃は耐える』ほどになる。

【針の動き】
1.針の視認中は任意でも動かせる。その場合のスペックは『パスCC』相当。
  時計回りではなく、反時計回りにも動かす事は可能。
2.針を『自動で動かす』事も出来る。この場合は視認する必要はなくなる。
3.自動で動く針は、時計回りに『12秒で1周する』速度と、『絶対に動きが阻まれない』特性を有する。
4.12秒で1周動くため、1秒で概ね30度動く。これより早くしたり遅くすることは出来ない。
5.30度動くたび=1秒ごとに、時計のようなカチッ、カチッ、という音が鳴る。
6.自動で動く針は絶対に阻めない。障害は『硬さ』等を無視して両断し、動きを保つ。
7.重りを付けるなどしても、原則的には動きが鈍る事はありえない。
8.唯一、破壊によってむりやり止める事は可能。
9.他のスタンド能力の産物や影響と干渉した場合はケースバイケースとなる。

424名無しは星を見ていたい:2021/07/17(土) 17:37:04
1.名前
折川 歌織
2.性別

3.年代
16歳
4.心の声
うちの窓からは駅前の建物たちがよく見えるんだ。
私は毎晩、暗くなってもずっとぴかぴか光ってるその窓々を見て、
ああ、あそこでいまでもわっせわっせとお仕事している人たちがいるんだなって、
安心してからベッドにもぐることにしてる。

ママは退屈がにくたらしいって感じの人だから、
ああいうわっせわっせは全然ダメで、だから私は隣の青い芝を見ると安心するんだろうね。
 
ああいうの、安心するし羨ましいけど、
だけどやっぱり、だから結局、もっとびかびかって光るのが私はほしいんだ。
まったくしょうもないけれど、私だって退屈がさ、にくたらしいんだよ。

425『音仙』:2021/07/27(火) 23:59:51
>>424(折川 歌織)

「はい、聴き終わりました―――――――――ありがとう。
 窓を開けば、その向こうにはいつでも町があり、社会があります。
 そこから覗き込むだけなら当事者になる事はありませんし、
 あるいは、窓の外の人たちがキミの楽しみを知る事さえないでしょう」

          キィィィィィ――――――――――― ン

「『窓の向こう』――――――
 壁一枚で隔たれただけでありながら、その仕切りはとても、とても遠い。
 窓は出入り口にもなりますが、扉と違って、そう使うための物ではない」

「―――――――『フリーク・ショウ・シネマ』。
 キミの才能がキミにとっての『窓』を象徴するものなのか、
 それとも、身に覚えのない……あくまで退屈を消し去る力の形が、
 なじみの器に収まった、というだけなのか……そこは聴いても分かりません、ね」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

夜を押し固めたような色の人型のスタンド。

手で触れた『壁』などに『窓』を作る能力。
設置できるのは向こうに空間がある壁のみで、
窓は窓枠と1枚の窓ガラスのみで構成されており、
設置した時点では、必ず完全に閉じているが、
このスタンドが手を翳して『開閉動作』を行うことで、
設置した窓は遠隔で開閉をすることも可能である。

どのような場所の壁に『窓』を設置した場合でも、
窓が閉じている時は向こう側の様子が見えず、
代わりに『都市の夜景』を思わせるような――――
暗闇に幾つも『光』が浮かんだ光景が見えるが、
通常通りに開けると普通の窓のように壁の向こう側が見え、
窓をくぐり抜ける事で、向こう側に出る事も出来る。

そして――――閉じたままの窓ガラスを破るなどして通った場合のみ、
その窓は、窓の向こう側ではなく、『あちら側』に通じてしまう。
窓が閉じている限り、その破れ穴から壁の向こう側が見える事はなく、
暗闇そのものが揺らめき、光はさながら生き物のようにギョロギョロと動く。

もしあちら側に入ってしまったものは、二度と戻って来ない。
また逆に、あちら側にある何らかの存在がこちら側に来る事も無い。

『フリーク・ショウ・シネマ』Freakshow Sinema     
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B   

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
                        折川 歌織→己の『特別な才能』を聴き、把握。

426『音仙』:2021/07/28(水) 00:03:30
触れた壁に窓を取り付け、手の動きで遠隔開閉する。
ガラスを破るなどして開けていない窓を通ろうとしたものは、
向こう側に辿り着く事は無く、この世界から消滅する。

『フリーク・ショウ・シネマ』Freakshow Sinema     
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:B   

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.手で触れた『壁』に、1枚のガラスと窓枠から構成される『窓』を作る事が出来る。
3.同時に作れるのは『4つ』で、射程は『スタンドから10m』、持続時間は『3時間』。
4.窓を作成できる壁とは、『向こう側の空間との間を遮るもの』であり、向こう側に空間が無い場合は不可能。
5.天井、床、箱の側面なども、その向こうに『人一人』入れるくらいの空間があれば壁と見なす事が出来る。  
6.窓を設置できる壁の最大の分厚さは『50cm』ほどまで。窓を作った部分の壁は一時的に消え、解除時に戻る。
7.窓が作られた壁の内部に配線などがあった場合、それも壁と共に一時的に消えるが、機能は阻害されない。
8.窓の解除は、視界にあれば任意で可能。壁の構造が元に戻るとき、障害物は『パスCB』で押しのけられる。
  窓を解除した場合に壁が元に戻るのは『絶対』で、戻せない状況では解除も出来ない。

【窓の性質】
1.窓は四角形の『窓枠』の中に、『ガラス』が組み合わさった物である。窓枠は鉄並み、ガラスはガラス並の強度。
2.窓枠は、意匠についてのみ『折川家の窓』に酷似している。窓そのものの見た目はいわゆる『嵌め殺し窓』が近い。
3.四角形である範囲で、窓枠の形状は変えられる。サイズは現実にあり得る窓の範囲で自由。
4.ミニチュアサイズの窓を作る事も可能だが、『掌より小さい窓』は作る事が出来ない。
5.ガラス部分が割れた場合は後述の能力に繋がる。窓枠が全体の半分ほど破損すると、解除される。

【窓の開閉】
1.窓はガラス式だが、『窓が閉じているとき』は、壁の向こう側の風景は見えない。
2.代わりにガラス越しに『暗闇の中にいくつもの光が浮かんだ光景』が見え、『都市の夜景』を思わせる。
3.実際の嵌め殺し窓と違い、開閉が可能。手を翳して『開閉動作』をすることで遠隔でも行える。
4.開閉の勢いは腕の勢いと同じ。半開きなど、途中で止めておく事も可能。
5.開く際はガラスが開閉動作に従ってスライドし、壁内に収納されるイメージ。
  ただし開いているときに横の壁を掘るなどしても、中にガラスがあったりはしない。
6.それ以外の方法で開閉する窓を作る事は、現時点では不可能。
7.翳した手と窓の間に障害物がある場合は、窓の位置が分かっていても開閉を行えない。
8.窓が開くと、通常通り壁の向こう側の光景が見え、またそこを通って向こう側に行くことが可能。
9.窓が破れる、穴が開くなどして、開いていないのに向こう側が見える状態になっている時は、下の項に続く。
 
【あちら側】
1.ガラスに穴を開けるなどして、窓を開ける事無くして窓を通った物は、
  例外なくこの世から『消失』する。そうなった物を復元させる手段は、現状では無い。
2.窓ガラスに破れ穴が開いた場合、そこからは向こう側の光景が見えず、『暗闇』が穴の向こうに広がって見える。
3.穴の向こうの暗闇は液面のように揺らいでおり、浮かんでいる光も、有機的に蠢いて見える。
4.物体の一部だけでも窓を開けずに窓の向こうに行くと、その部分だけが消滅する。
  例)窓に開いた穴に指先を入れると、入れた部分だけが消滅する。
5.ただし窓が開いている場合は、破れ穴も通常通り向こう側に繋がるし、透過などで向こう側に行くことも可能。
6.9割閉まっているとしても、1割でも開いている窓は、開いている物と見なす。

427名無しは星を見ていたい:2021/07/30(金) 14:23:02
1.猿田大輝
2.男
3.14歳
4.『冒険王』になりたかったんだ。
子供の頃……大人たちは『今でも子供だ』って言うけどさ。じゃなくて小学生の頃。
探検家だった親父の形見のヘルメットを被って、あちこち探検して回ってたんだ。
それで10歳の時にさ、ある屋敷に忍び込んでさ。
そのあと原因不明の病気で倒れて、ずっと病院のベッドの上で暮らしてたんだ。
母さんは忍び込んだ屋敷で何かに取り憑かれたんだって言うけど、よくわからない。
けっきょく病名もはっきりしないまんま、いつの間にか治ってた。

ガキの頃の元気少年ぶりが嘘みたいに、ほら、細いだろ。
背も全然伸びなくて。昔みたいに飛び回る体力はもう無いかな。
でも今日みたいな夏の空と入道雲を見てるとさ、思うんだ。
また冒険したいなって。

428『音仙』:2021/08/10(火) 23:56:37
>>427(猿田大輝)

「はい、聴き終わりました―――――――――ありがとう。
 冒険家の本を読んだことがあるんですが、
 彼らの中には、大学から登山を始めた人もいたそうです。
 ……体質というハンデはあっても、キミはまだ、ずっと若い。
 理想を過去形で話すのは、マア……キミの苦悩もあるのでしょうが、
 私の感覚では、まだ早いのではないかと、思ってしまいます」

「それに――――キミには他の人間には無い、才能もあるんですから」

           キィィィィィィ――――――――――― 

「元気少年は体だけではなく、冒険に沸き立つ心あってこそ。
 私はそんなふうに思います。強制は、しませんけど……
 もしキミがまた冒険に出るなら、これは『命綱』以上の価値があるでしょう」

「―――――――名は、『ザ・ライフライン』。さあ、耳を澄ませて」

                 ィィィィィィィィ ・・・

                       「聴き逃しの、ないように」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

両手に発現する、トレッキンググローブのスタンド。
手の甲にオナガザルのような紋様が描かれている。

手のひらから伸ばすようにロープを発現でき、
またそのロープを任意の長さで切り離して、
両端をあらゆる『無生物』に『接続』出来る。
耐久性や接続の固定力はかなり強固であり、
バランスを取れるなら人が渡る事さえ可能。

高精度の為、ロープを程よい長さに調整すれば
生物相手でも鞭のように振るって攻撃したり、
カウボーイの投げ縄のように拘束も狙える。

能力の本質は、『ジップライン』の設置。
ロープの両端が固定されている時に限り、
その間を通る『ジップライン』の滑車を、
いずれかの端に設置することが可能である。

この滑車は生物も含めた触れた物体と接続し、
何かが接続された途端に、高速で動き出す。
もう片方の端に到達すると接続は解除される。
この時、移動先の方が高い位置でも移動は行われる。

『ザ・ライフライン』The Lifeline
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
               猿田大輝→己の『特別な才能』を聴き、把握。

429『音仙』:2021/08/10(火) 23:58:16
トレッキンググローブ型の纏うタイプ。
掌からロープを出し、任意でカット出来る。
また、ロープの両端を無生物に接続出来る。
無生物と無生物の間に張ったロープには、
滑車を取り付け『ジップライン』を走らせられる。
ジップラインは生物が利用でき、無生物の運搬にも使える。

『ザ・ライフライン』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B

【病弱】
1.本体は現在体力不足であるため、持続力Dとして扱う。

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。両手に装着する。
2.スタンド装着時、手の動きのみパス精CBB相当になる。  
3.実体化しており、防具としての強度は一般的な厚手のトレッキンググローブ並。
4.両の手のひらから、合成繊維質のロープを出す事ができる。
5.ロープの出る勢いは最大『パス精CCC』までの範囲で自由。
  射出するように生やす事も、ゆっくりと生やす事も可能。
6.手で引き抜く事もでき、その場合は手の動き通りのスペックで出せる。
7.ロープは任意の位置で、掌から切り離す事ができる。
8.掌から切り離した後のロープは、実体化したスタンド物質として残る。
9.ロープの同時発現数は『4本』で、合計の長さは『50m』まで。持続時間は『30分』。
  ロープ1本で50mにすることも出来るが、それを自由に操る技能などは特にない。

【ジップライン/ロープ】
1.ロープは『破壊力B』の力に耐え、それで持ち上がる範囲の物なら支えられる。
2.ロープの両端に限り、無生物に『接続』出来る。この接続の強度も『B』。
3.液体や気体、また泥のように、破壊力Dの接触だけでも形が崩れるような物は対象外。
4.生物の衣服は無生物と見做さないが、持ち物は無生物と見做す。
5.ロープにロープを接続する事も可能。
6.手のひらから切り離さない場合、片側の端はそもそも存在しない事になる。
7.接続部には金具のようなパーツが現れ、接続面は見えない。
  ただしロープをロープに接続する場合については結び目のようになる。
8.また、金具を介しての接続であり、ロープが物体に癒着する訳ではない。
9.接続はこのスタンドでロープに触れればいつでも解除出来る。

【ジップライン/滑車】
1.無生物に両側を接続したロープのいずれかの端には、任意で、下部からロープの垂れた『滑車』を設置できる。
2.滑車は金属製に近い質感の実体化スタンド物質で、破壊で解除される。任意解除も可能。
3.滑車のサイズや形状は最小限で、持ち手のある遊具のようなタイプではない。
  (参考:ttps://www.amazon.co.jp/dp/B07XNVC9Y6/ref=cm_sw_r_tw_dp_EP21C4SD3JN0241N4A0T?_encoding=UTF8&psc=1)
  下部から垂れたロープの長さは『10cm』〜『1m』までで、地面に先端が触れない限りで自由に決められる。
4.滑車から垂れたロープに無生物を触れさせると、その部分と接続される。
  また、生物の場合も、望んで触れる事で接続を行う事が出来る。
5.この接続部にも金具のような意匠があり、物体自体との癒着ではない。
6.垂れたロープに何かが接続された滑車は、もう片側の端へ向けて移動する。
7.滑車の移動速度は『B』だが、移動先の方が高所となる場合、『C』になる。
  また、移動先が高所かつロープの傾斜が『90℃』を超える場合は『D』になる。
8.滑車が一番端に達すると、そこで接続が解除される。滑車自体は解除されず、その場に止まる。
9.生物の場合は、自分の任意のタイミングでいつでも接続を解除可能。

430名無しは星を見ていたい:2021/08/28(土) 15:27:57
C.世良久 逢生(セラヒサ アキ)
D.男性
E.十代代後半
F.『治療』して感謝された記憶が沢山ある…今は…以前とまるで違う……人が迫害したもの…人が迫害に使ったものの象徴…あの夜は…歴史の縮図……スタンドこそが…
G.みんな死んだ、『エクリプス』との戦いで。家族全員が急死した自分を拾ってくれた小さな派閥。みんないい人ダッタ…拠点の『ペットショップ』の動物も優シイ…
ぼくだけが捕獲されて『精神干渉』で……敵を治療した…拷問に協力させられた……何度も壊れた自分も…
仲間と、家族と、友人の記憶も壊れ…あぁ、だけど『退院』は許されて…それで、それで以前から意思が有ったスタンドが…
A.『許スナ…』『アイツガ裏切リ者』『オ前ノ人生ハ仕組マレタ』『アリーナガ見捨テタ』『エクリプスハ使イ潰シタ』『俺ガ忘レナイ』『誰モガ俺タチヲ使イ潰スナラ…』『アノ夜ノヨウニ狩リ殺セッ!』『破壊ッ!』
『滅亡ッ!』『破滅ッ!』『根治ノ時ッ!』

431『音仙』:2021/09/07(火) 00:21:12
>>430(世良久 逢生)

「―――――――――――多くを語る必要はないでしょう。
 私もまた、キミが憎むものに近い……抑えられなく成る前に、どうぞ、お帰りを」

                      ギ
                        ィィィ

                  バタン

「――――破綻した心音が絶大な力を生む事はありますが、
 絶大な力を持つ心が破綻した時、残るのは……決して、『絶大な歪み』ではない」

               「彼が立ち止まれる事を祈りはしますが、
                そうしたとて、あるのは停滞だけなのかもしれません。
                とはいえ、進み続けたとして…………
                すべてを焼き滅ぼせるとは、とても思えないから」

「願わくば、一度壊れたその器の罅を、埋めてくれる何かがある事……それくらいでしょうね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。
熱して溶けた鉄を歪に固め直したような、どこか不気味な様相。
大ぶりな『両手剣』に見える物を持っているが、切れ味は無く能力も無い。

『エクリプス』または『アリーナ』に属している相手、
もしくは本体を悪意に基づいて『利用』せんとする者に、
このスタンドの本質は、不完全な形で『再燃』する。
剣を覆う鉄は内から溶け、赤熱する刃を剥き出しにし、
顔を覆う鉄も溶け、燃え続ける顔と『意思』が露わになる。

赤熱した剣によって溶断された生物の断面や傷口もまた赤熱しており、
同じく赤熱する部分をそこに触れさせたり組み込む事で溶接できる。
ただし、赤熱部が冷めれば、傷口は焼けて塞がってしまう。
これを利用して、傷を治したり塞ぐような使い方も一応可能ではある。

本来はむしろ、それらの作用による『外傷の治療』を主としており、
解禁の必要性も無く、剣など存在せず、手指自体に能力を常に有していた。
圧倒的な精度も相まって、赤熱部を加工する事でどんな外傷も治せた。

壊れてしまった本体の精神と同様、スタンドも『破綻』しており、
本来の有用性は最早見る影もないが、唯一破壊力のみは格段に上昇している。

『バーンド』Burned
破壊力:A スピード:C(B) 射程距離:E(1.5m)
持続力:E 精密動作性:E   成長性:E

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                    それが、世良久 逢生(セラヒサ アキ)の『成れの果て』。

432『音仙』:2021/09/07(火) 00:42:55

無能力のスタンド。なまくらの両手剣を持つ。
撃ち滅ぼすべき対象と対峙した時、その本質が再燃し、
あらゆる『生物』を溶断する剣を持つ自立型となる。
憎悪をぶつけるため、本体は敵に向け歩き続ける。

『バーンド』
破壊力:A スピード:C(B) 射程距離:E(1.5m)
持続力:E 精密動作性:E    成長性:E

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.見た目は鉄のようだが、あくまで意匠であり、特別な防御力などは無い。
3.鉄に近い質感に見える、大振りな両手剣(以下『剣』)を手に持っている。
  能動的に手放したり投げたりすることは不可能だが、持ち替える程度は可能。
4.剣は柄と鍔を有するが、全体が一つの鉄の塊であり、パーツの区別はない。
5.形状はいわゆる『ツーハンデッドソード』で、長さは両手剣としては小さい『1.2m』ほど。
6.切れ味は皆無。刃は潰れていて、厚みもあるため、原則として鈍器としてしか使えない。
7.剣部分も実体化していないが、強度は鉄並みであり、剣の破損にダメージフィードバックは無い。
8.剣が破損した場合は一晩、何かの理由で紛失などした場合は一週間は再生しない。

【破綻・解禁】
1.これより下の能力は、普段は一切使うことが出来ない。
2.以下の条件に当てはまる者と対峙した場合にのみ、解禁される。

   A―『エクリプス』の残党、または後継組織・関連組織の所属者。関係者。
   B―『アリーナ』の所属者。関わりを持った程度の人間は原則対象外。
   C―悪意を持って本体を『利用』しようとした相手。

3.このスタンドの本体が相手の素性や思惑を知り、そうであると確信する必要がある。
4.相手が自称しているだけでも、本体がそうだと認識し、確信したなら解禁に繋がる。
5.当てはまるかはGMまたは判定者が、そうであると確信するかはこのPLが決める。
6.対象の『善悪』や『言動』は、少なくとも現時点では解禁条件に含まれない。
7.解禁状態は対象が認識範囲から完全に消えるまで続き、消えてから『10秒』で元に戻る。

【意思の解禁】
1.解禁時、顔を覆う鉄が内から溶け、同時にスタンドが自立した『意思』を発現する。
  露になる顔は、炎に覆われた悪鬼を思わせるもの。表情などはうかがえず、炎はあくまで意匠。
  (※厳密には、元々意思があるのだが、通常時は埋没している)
2.解禁中は限定的な完全自立型となり、攻撃可能範囲に対象が入ると必ず自動攻撃する。
  解禁中にスタンドが受けたダメージは、解禁中にはフィードバックしないが、
  解禁が終わった際にヴィジョンに残っているダメージが一気にフィードバックする。
3.自動攻撃時にのみ、スピードは『B』として扱う。
  攻撃されると主に剣で防ぐなどするが、これはスピード『C』と扱う。
4.攻撃可能範囲に対象がいない時は、本体の意思に従って動くが、常に憎悪を口にし続けている。
5.ただし解禁中、本体の意思は半ばこのスタンドに呑まれてしまう。
6.対象が視界内にいる際、本体は強制的に、対象に向けて障害のないルートで移動する。   
7.移動しながら他の行動をしたり、移動中に他の物を攻撃させたりは可能。
  ただし移動そのものを妨げてしまうような行動は選べない。
8.対象が視界から消えても、位置が明らかである場合、強制移動は続く。
9.強く抗う意志があれば、例外的に『足を止める』事は出来るが、非常に強い焦燥感を覚え続け、
  場合によっては意志が折れて再び歩き始めてしまう(GM判定で、動かしても構わない)

【剣の解禁】
1.解禁と同時に剣が内側から赤熱し、深呼吸一度ほどの時間で完全に赤く染まる。
2.完全に赤く染まるまでの間の時間は、剣については解禁していないのと同じ扱いとする。
3.この状態の剣は高熱を帯びるが、このスタンドや本体は熱による被害は受けない。
4.具体的な温度は『1000度』ほど。外的な要因によって剣自体が冷える事はない。
5.刃による切れ味は未解禁時同様に存在しないが、生物に限り『溶かし切る』。
6.切断面や刺突痕、刃の腹で強く叩くなどすれば、命中部分全てが『赤熱』する。
  いずれの場合でも、剣側から能動的に、スC以上の勢いで接触する必要がある。
7.赤熱部はおおよそ『10秒』ほどで冷め、傷口が塞がる。傷になっていないなら単に元に戻る。
  それまでは赤熱部も剣と同様の熱を帯びているが、熱いだけで、燃え広がったりはしない。
8.赤熱部同士を触れ合わせると、それらは即座に溶接される。溶接された部分は自然には外れない。
9.赤熱部については、その全体が水につかるまたは浴びると即座に冷める。剣については冷めない。

433世良久 逢生『バーンズ』:2021/09/07(火) 02:21:35
>>431-432
「僕は…君を憎もうと思わないよ…
 あの日の事は…もう思い出せない…」

「だが、しかし、何にどう人生を捻じ曲げられたとして
 ……その中で『絶望』を…諦める選択を……従って……
 しまったのは自分だ…」

「自分が選んできた全てを、自分以外の力のせいに……
 人の所為にしたくない……」

誰かの所為で家族が、派閥の仲間が、記憶までも失って…
それでも変わらず星見町と人々が滅びなかった。
自分の人生に大きな意味が有ったと断言しよう。

「『エクリプス』の残党が存在するなら正当な怒り…
『アリーナ』所属者は…『変わって』しまったなら……」

「僕まで巻き込むなら…『バーンズ』になったお前から
『根治』してやらないとね……」

『音仙』に礼を言う。満足に喋れなくなったが構わない。
歪んだ『友人』のおかしな面に微笑み立ち去る。

434『音仙』:2021/09/07(火) 17:02:15
             
             『休業中』

――――――――――――――――――――――――――――
  供与スタンドコンテストの実施に伴い、
  キャパシティが一時的に低下するため、
  終了までは原則的に、供与をお休みします。
  ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

――――――――――――――――――――――――――――

435名無しは星を見ていたい:2021/09/14(火) 08:47:50
C.まぁ取り合えず適当に…玉藻 葛葉(たまも くずのは)とでも名乗っておくか
D.女じゃ
E.999歳(自称)じゃ(外見は9歳)
F.見よ、この美しい白い尻尾を
  これが我のすたんどじゃ
  …昔は9本あったんじゃがな…
  人間の童に化ける事くらいは造作もないぞ
  …あぁ、童に化けるのが精一杯じゃ、我ももう歳かのぉ…
  このくらいの童が楽でなぁ…まぁ、無理をすれば全盛期のように…
G.昔は妖怪として恐れられてた我じゃが、寄る歳には勝てんの…
  後何年生きられるか…
A.あ?傾国の美女?安倍晴明の母?そんな前から生きとらんわ(笑)

436『音仙』:2021/09/24(金) 02:32:13
>>435(狐)

「―――――――――――――――――――――――――――――――――・・・

       ――――――――――――――――――――――――――――――――― ・・・」

「――――――――――― ・・・驚きました。
 ああ、イエ、私に『年齢』をはかる能力はありませんが、
 これほどに『多い』音を聴けば、信じざるを得ないでしょうね。
 それが出来る能力を、キミは持っている訳ですし」

「キミを見ていると、妖怪や……あるいは神話、伝説という物は、
 どれも『スタンドの産物』なのではないかと、錯覚してしまいそうです。
 実際には、スタンドだけでは説明のつかない怪異も、存在はするのでしょうけど、ね」

                   「……いずれにしても」

「興味深い体験でした。余生は星見町でお過ごしになるのでしょうか?
 だとすれば。……もし良ければ、またいらしてください」

         「出来る事なら、全てを聴いてみたいものですから」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体の尻尾と一体化して発現するスタンド。
本来の狐の尾よりも白く、大きく、しなやかで長く、鞭のようにも使える。
やる気になればいつでも『着火』できるが、火勢は『線香』程度。  

人の姿の描かれた『絵』『写真』などの『人間』を描写した可燃物に、
この尻尾によって『着火』をすることによって能力は発動する。
火は人物像を焼き尽くして『青白いけむり』に変えていき、それを最後まで浴びる事で、
本体や無生物の姿を、極めて『被写体』にそっくりな『人間』へと化けさせる。
変化する人間の『年齢』が高いほど変化時の燃焼時間、即ち『けむり』を浴びる時間が延び、
10歳以上の人間に化けようとすると、けむりを浴びすぎて咳が止まらなくなってしまう。

難点としては、本体が化けた場合、耳と尻尾という『狐の特徴』が残ってしまうこと。
一応、尻尾は袴などに隠し、耳は頭巾などで隠せば、傍から見て人間と変わらない。
また衝撃を受けてしまうとその瞬間に能力が解除されるが、逆に、受けない限り解除されず、
本体は長年の経験から、人外の域の衝撃でない限り、能力解除を免れる事が可能ではある。
また、飲食や睡眠など、生命維持のあらゆる行動も、『人間に等しい』形で行うことになる。

無生物に使った場合は単に見た目だけを付与し、対象を動かせるような能力は無いが、
無生物の特徴が残ったりはしないため、幻惑や、目くらまし程度の用途にはなる。

なお変化後の姿は写真や絵で切り取られた一瞬を保ち、時間経過で老化するという事がない。
また、変化している本体や無生物の時間経過も、化けている間は止まっている。

『キン・コン・ユウ』Kin Kon You
破壊力:D スピード:B 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:C 成長性:D

本体はこの能力で肉体の時間経過を止め、今日まで寿命を保ちながら生きて来た。
人の世に紛れて来た時間の長さから、能力の領域を越えた知性と知識も有する。
だが…………元はただの狐に過ぎない。野生の狐の寿命は、『10年』そこら。
変化を出来ていなかった時期などもあるため、残された寿命はそう永くない。
老化もあってか尻尾の数も減ってしまっており、今では『1本』を残すのみである。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                       →『妖狐』玉藻 葛葉の正体は、そうした能力である。

437『音仙』:2021/09/24(金) 02:37:08
尻尾と一体化したスタンド。線香くらいの火を灯せる。
火で人間をモデルとした絵や写真や像などの可燃物を燃やし、
そこから出る『けむり』を最後まで浴び切る事によって、
本体や無生物を、モデルとなった人間に化けさせる。
化けている間は、化けた姿も化ける前の対象も『経年劣化』しない。

『キン・コン・ユウ』
破壊力:D スピード:B 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:C 成長性:D

【キツネ】
1.本体はキツネであり、変化前(=能力未発動時)は時速50kmほどで疾走する事が可能である。
2.反面非力である。能力が未発動時のスペックはおおむね『パス精DBC』として扱う。
3.能力発動時のスペックは後述する。
4.GMの判定方針を問わず、キツネに限らずイヌ科動物との会話が可能である。
5.人間社会に紛れ込んで長生きしているためか、人間語の実力はほぼネイティブスピーカーに近い。
6.ただし後述の能力発動時以外は、そもそも声帯が狐なので人語を喋れるわけではない。聴けるだけ。
7.肉体強度は当然ながら人間より低い。人並みの一撃でも、直撃を浴びると死んでしまいかねない。

【基本情報】
1.本体の尻尾と一体化した、実体を有するスタンド。尻尾同様の感覚で操作できる。スペックは常に『パス精DBC』。
2.長さは『1m』ほどにもなる。ダメージフィードバックは存在しないが、尻尾と一体化しているためダメージも等しい
3.任意で『発火』させられる。熱さは『線香の火』ほどで、火力もそれに等しい。通常物質に燃え広がる。

【キツネ火とけむり】
1.これにより『絵』『木像』『写真』など、『人間』を象った・写した『可燃物』に着火すると能力を使える。
  絵については上手さは無関係だが、しっかりと全身が描かれている必要がある。写真についても全身が必要なのは同じ。
2.可燃物は『燃え尽きる』まで『青白いけむり』を出し続ける。本体や無生物がこれを『最後まで浴び続ける』事で能力が発動する。
  無生物に関しては、キツネである本体と同じ大きさ〜より小さいものだけが能力対象となる。
3.燃え尽きるまでの早さ=浴び続ける必要がある時間は、『被写体の年齢』に依存する。
4.10歳までは『9秒』で、その後10歳増えるごとに『倍々』に増えていってしまう。
  見た目の若さなどは無関係だが、何かの理由で『年齢自体が変わっている』場合は『変化後の年齢』で判定する。
5.このけむりを浴びるのは本体に負担であり、10秒以上浴びていると『咳が止まらなく』なり、どんどん悪化する。
  『18秒』=10〜20歳までならしんどい程度だが、『36秒』に達する20〜30歳は危険な域に達し、
  『72秒』にもなる30〜40歳の人間に化けるのは、何かしらの介助などが無ければ完遂するのは困難。
  咳の止まらない時間が2分を超えることになる40歳以上に化けるのは、『死』と隣り合わせである。
6.けむりは風で流れてしまったりはしないため、妨害が無ければ望んで浴びる限りは浴び続けられる。
7.他の生物は対象ではないが、『無生物』にけむりを浴びせれば対象に出来る。無生物は咳をしないので、実質制限もない。
8.『化けた後の本体自身の写真や絵』を燃やして発動する事も出来る。

438『音仙』:2021/09/24(金) 02:37:22
【人化の術】
1.燃やした物に写っていた(描かれた・モデルとなった)『人間』の姿に『化ける』事が出来る。
  なお実体があるため、スペースがない場所では発動すること自体が出来ない。
2.化けた姿は『持続時間無限』で、実体した通常物質。その反面、『破壊力B』程の一撃を受けると強制解除されてしまう。
  衝撃を伴わない『斬撃』や『毒』等によるダメージの場合、『気を失う』レベルに達すると解除になる。
  受けた負傷は解除されると本体には引き継がれないが、『苦痛』や『精神ダメージ』や『気絶』は引き継がれてしまう。
3.姿は対象には描写されていないところまで再現され、体内構造なども完璧。ポケットや鞄があれば、その中も再現される。
  絵や像などの場合もモデルになった瞬間に等しいが、『イメージだけで作られた』物の場合は見える範囲だけの変化になる。
4.ただし、本体が化けた場合は、必ず『キツネの耳』と『尻尾』が姿に残ってしまう。服などで隠す事は可能。
5.化けている間は、化けている人間に等しいスペックを有する。本体技能なども同じ。ただし精神や知識は本体に依存する。
6.スタンド使いに化けてもスタンドを発現する事は出来ない。何らかの理由でスタンドも被写体に含まれていても不可能。
7.無生物を化けさせた場合、射程は『20m』。持続時間は『2分』。位置を把握出来たりはしない。
  衝撃を受けると解除されるのも本体に等しいが、『破壊力C』でも解除される。本体がよく耐えるのは経験の深さゆえ。
8.任意解除は強く念じれば可能。視界に入っている必要等もない。解除せず、この姿のまま能力を重ね掛けする事も可能。
9.同時に発動できる対象の数は本体を含めて『尻尾の数+1』であり、尻尾が1本である現在は『2つまで』。

【常世】
1.化けている最中、本体自身や無生物は『この世』にあらず、『時間経過』をしないし、経年劣化もしない。
2.また、化けた後の姿である『人間』についても、『加齢』する事が無い。
3.本体が久遠の時を生きて来たのは、人化能力をほぼ恒常的に発動しており、ほとんど加齢していないため。
4.あくまでも加齢はしないというだけで代謝は存在し、また睡眠などについても必要になる。
  体内構造も人になるためキツネが食べると危険なものを食べても問題は無いが、逆は危険である。
5.精神は化けた対象ではなく本体に依存しているため、学習なども行うことは可能。
6.よって精神的には『超高齢』なのだが、脳は劣化していないため、ボケているといった事は無い(あっても構わない)
7.ただし、永く生きる中で能力を使っていなかった時期もあり、そこで経過した時間だけでもキツネの寿命には近付いている。

439妖狐『キン・コン・ユウ』:2021/09/24(金) 07:17:19
>>436-438
「我の話を童の戯言と切り捨てずに真面目に聞いてくれるとはのぅ
            バケモノ
 礼を言ってやろう、『人間』にしては楽しかったぞ
 貴様とはまた会いたいものよ」

             バケモノ
「さて、我は残りの寿命で出来うる限り『人間』共を殺して殺して殺しまくらんとなぁ
 我が愛しき子供達を皆殺しにされたこの怒り、五千兆回ユガを繰り返そうと決して忘れはせん
 我の命全てを使い尽して奴等を殺して回り、生き胆を食ろうてやろうぞ」

440名無しは星を見ていたい:2021/10/05(火) 15:20:13
1.名前:浪川主良(ナミカワ カズアキ)
2.男
3.20代
4.家族→
・純日本人なのに何故か白髪青目の容姿端麗な親父
・××歳なのに中学生にしか見えないロリロリなお袋、
・ボーイッシュなのに何故か周りから美少女と認識される姉貴
・成人してるのに男子小学生にしか見えない美少年の兄貴
・意図はわからないが女装して周りにチヤホヤされてる男の娘の美少女な弟

こんな『いかにも』な家族と一緒に育ってきた俺だが、
どういう訳か俺だけ『男性ホルモン』がムンムンで、
声変わりする頃には胸毛ムンムン、髭ボーボーの、『こち亀』の両さんみたいなゴリゴリなナチュラルな男臭いマッチョになっちまった。

俺は今の現状を『呪い』と考えている。
家族の事は決して嫌いではない!嫌いでないが俺はこの『呪い』が憎い…ッ!
俺は誰よりもあざとく『可愛く』なりてぇ…!

441『音仙』:2021/10/15(金) 23:59:00
>>440(浪川主良)

「―――――――――――――大変お待たせしました、エエ。
 実に、悩ましく……切実な、悩みだと思いますよ。
 私からすれば『たくましく』『頑健』なキミの体格も、
 キミにとっては『呪わしい』……恩恵はキミ自身が一番得ていて、
 それでもなお、心の中に吹き荒れる思いの音は、『可愛さ』への欲求」

「対して私はほら、見ての通り貧弱な体をしていますケド、
 キミにとっては、少しは理想に近いのかもしれません……いえ。
 私が自分を可愛いと思っている……わけでは、ないですけどね」

              キィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

「――――……大変残念なことですが、
 まさに『呪い』という事なのかもしれません。
 キミの中にあった特別な才能は、
 非常に……類を見ないほど、『いかにも』力強く、単純で、
 かわいらしさとは縁遠いものでした……名は『ヴァイス』」

「協力できなかった心苦しさはあります、が……
 『才能』を得たことで、拡がる出会いもあるでしょう。
 その中には、呪いを解くようなものも……ああ、どうか、その、気を落とさず……」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体が纏うタイプのスタンド。
全身を覆う白い装甲型であり、『特撮のヒーロー』を思わせるフォルム。
肉体の性能を高め、岩をも砕く拳を高速で放つ。
ただし、肉体の性能をフルで発揮しようとした場合は精度に欠ける。

その拳には『獅子の顔』の意匠が浮かび、打撃は『形なきもの』を捉えて、
ガラスを打つかのように『砕く』。砕かれた形なきものは塵のように消し飛ぶ。

砕かない程度に加減した打撃の場合、単にガラスを叩いたような感覚となる。
これを利用して、手がかりの無い壁などを上る助けに出来なくもない。
空間をノックするようにして音をたてたりも可能だが、意味があるのかは不明。

『ヴァイス』VICE
破壊力:B スピード:B  射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C〜D  成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
              浪川主良(ナミカワ カズアキ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

442『音仙』:2021/10/18(月) 21:40:01

可愛くなりたい。その欲求を求めて訪れた先で得たのは、単純明快な『暴力』だった。

目覚めた能力に『浪川』が抱いた感情が失意か、納得かは、『音仙』にも分からない。

だが、彼の『願い』は、『別な形』で叶う事となる―――――――――――――――

              コン
       コン

             コン

『なぜそうしたか』は分からない。
偶然かもしれないし、出来る事を一つずつ試していたのかもしれない。
或いは何か奇妙な直感でそうしたのかもしれない。

『彼女に言わせれば、それも運命だろう』

           『何もない空間を3回ノックする』

                 ――――『音仙』も知らない。
                     それは『ヴァイス』の能ではない。

   シュピ ―――――――――――――――― 

                       ン   

        「『運命』!!」


空間に浮かび上がるのは、厚みのほとんどない、本体の側に鏡面の向いた『鏡』だ。
空間を叩いた時に等しいガラスの質感だが、それが鏡なのは映る光景で分かる。

いや。正しく言うなら。 『映る光景がそうだから辛うじて分かる』。


                「この『出会い』は『運命』」
 

『ヴァイス』を纏った自分の姿は、浮かんだ鏡の中にいない。

        
        「『鏡写し』の『運命』」

                           そこには『先客』がいた。
                    
    「わたしは『ヴァーサ』」

      ヴァイス
    「『あなた』の願いを、叶えてあげる」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

…………『音仙も知らない謎の存在』。
形なきものを捉える打撃によって何もない空間を『3回ノック』すると、
その空間に、本体の全身を移す程の『鏡』が浮かぶ。

鏡の中には、『魔法少女』のような存在が佇んでおり、
鏡の出現と同時に、こちらに気付いた様子で声をかけてくる。
彼女は本体を『ヴァイス』と呼び、自分を『独立した意思を持つスタンド』と称する。
黒く、フリルなどで装飾された衣装をまとい、容姿は一般的に言って愛らしい。

こちら側に出てくる事は一切ないのだが、呼び出すと本体に何かと話しかけて来る他、
複数箇所に鏡を作ればそこを行き来でき、それによって得た情報を教えてくれたりする。

頼めば彼女の『能力』を使ってくれ、彼女と本体の姿をそっくり『入れ替える』。
体に依存する要素、即ち身体能力も入れ替わるため、彼女の有する『精度』を得られるが、
精神性や魂といったものは現状入れ替わらず、『形なきもの』を捉える打撃能力や、
本体の精神性については、姿が変わってもそのまま保持されている。
逆に言えば、入れ替わっても『ヴァーサ』が有しているであろう能力などは得られない。

その正体は一切不明。『一般人には見えない』ようなので、
少なくとも『人間』ではないのではないかと思われる。

『ヴァーサ』
破壊力:D スピード:C 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:B 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  明らかに自分のスタンドとは『別』――
  だが自分の『ノック』無しには現れない彼女の名は、『ヴァーサ』。
 
         『浪川主良』の『スタンド使い』としての人生には、彼女が常に『付きまとう』。

443『音仙』:2021/10/18(月) 21:49:07

纏うタイプのスタンド。形のないものに打撃を叩き込める。
これで『空間をノックする』事によって、
そこに鏡が浮かび、『ヴァーサ』の居るどこかとつなぐ。

『ヴァイス』
破壊力:B スピード:B   射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C〜D 成長性:A

魔法少女のような『自称・完全自立型スタンド』。
鏡の中に存在し、ヴァイスと自分の『姿』を入れ替える魔法を使う。
その真相は、今の所何も分かっていない。

『ヴァーサ』
破壊力:D スピード:C 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:B 成長性:A

※本体のスタンドは『ヴァイス』であり、『ヴァーサ』は本体の能力ではないが、
 スタンド名を記載する場合、便宜的に『ヴァイス&ヴァーサ』と呼称してもよい。
 
【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。パスBBまでの範囲で行動できるが、パス両方でBの発揮中は精密動作がDとなる。
2.移動にも精度が影響するため、精Dの場合は走行困難などにはならないが、急カーブや停止などに弊害が出る。
3.装甲型だが、特に身を守るような効果は持たない。
4.両手に限り、『形の無いもの』を『打つ』ことが可能。ただし細かい粒などは形がないとは扱わない。
5.スC以上、かつパD以上の力を込めた動作が『打つ』とする。拳ではなく、掌底などでも可能。
6.打たれた形の無いものは、同じ規模の『ガラス』に近い質感・挙動を見せる。
  砕くほどの威力であれば、それがガラスのように砕け、空間に走るノイズのようになって消滅する。
7.炎や空気など、広く展開された形の無い物は、打った箇所だけに適用される。
  また、崩壊などではなく消滅であるため、化学反応が発生したりはしない。
8.打たれた瞬間、形の無いものは本体以外にとってもガラスのような質感で形を持つ。
  近くにいれば破片を浴びる可能性はあるし、タイミングはシビアだが『壁』になる可能性もある。
9.空気に使用すると理論上その分の空気が消えているが、
  消えた状態を維持する効果などはないため、密室でもない限り真空空間を作るなどは困難。

【ノックをする】
1.『何もない空間』を意識し、3回『ノック』をすると、そこに『鏡』のようなものが浮かび上がる。
  一般人や本体以外のスタンド使いにとっては、実際に『鏡』のように扱う事が可能である。
2.サイズは現状『全身鏡』のみ。枠部分は存在せず、一枚の鏡板のような印象。
3.ボール紙程度の二次元的な厚みで、強度についてもその厚さのガラスに等しい。枠も強度は同じ。
4.鏡面になっている表側はノックした際の本体に向いている。裏側になる面については、単にガラスの質感を有するだけ。
5.浮かび上がった鏡はその空間に固定され、継続的に、全体がガラスのような質感を保ち続ける。割れた場合は消えてしまう。
6.鏡は現状、『3つ』まで作っておける。任意解除は再度触れる必要がある。射程は『10m』。持続時間『1時間』。
7.十分なスペースがない場合は、発現自体が現時点では出来ない。

444『音仙』:2021/10/18(月) 21:49:18
【『ヴァーサ』】
1.鏡の中には『少女』のような存在が最初から『いる』。鏡を作ると、こちらに気付いた様子を見せたり、
  時には鏡を作った瞬間からこちらを見つめている事もあるなど、その様子は、気分屋のように思える。
  彼女は本体とは一切繋がりの無い独立した意志を有しており、自身のことは『ヴァーサ』と名乗り、
  本体については『ヴァイス』と呼んで、自分は『完全自立型スタンド』であると自己紹介する。正体や真相は不明。 
  そもそも確かめる手段がないので、本当にこういうスタンドなのかもしれないし、何か別の存在かもしれない。
  現時点で分かっている事については、彼女は『ヴァイス』の味方をしてくれる存在である、という事。
2.彼女は一般人には視認できず、声などについてもスタンド音声に近いようで、一般人には知覚できない。
3.彼女は鏡を起点にこちらを見ているので、鏡の死角は見えず、鏡から遠い位置の音などは聞こえづらいようだ。
4.性格は気分屋なものの明るく、本体に好意を持っている。理由については『不明』。聴いても『運命だから』等、明確な理由を言わない。
  (★場スレでは本体がロールしても良い。ミッション中には原則はGMが操作するため、言動等にこだわりがあれば明記しておく事。
    言動のブレなどは基本的に『気分屋である』という事から、その日その日のテンションの違いによるものとする)
5.一般的に可愛らしい容姿と服装で、体格も小柄かつ華奢。本体とは真逆で、だからこそ本体にとっても『理想的な可愛さ』と言える。
6.『ヴァーサ』は、作った鏡の間を、障害物や高度差を無視して直線距離で行き来でき、その速さは『スC』である。
7.会話を好み、世間話に応じてもくれる。別の鏡に向かってもらって情報を集めてもらう、という事も可能。
8.夢の世界といった『異世界』でも『ヴァーサ』は現れるが、電脳空間などテクノロジー的な世界では現れない。
9.ヴァーサが現れない場では、空間をノックしても『鏡』自体が浮かばないので、『鏡』は『ヴァーサ』側の能力らしい。
  ただし本体側の『ノック』無しで鏡が出現するという事も無いので、両方が揃って初めて、両者のいる世界は繋がると言える。

【鏡写しの運命】
1.本体の全身が鏡の範囲に入っている状態、かつ彼女がその鏡にいるときに頼むことで『姿を入れ替えて』くれる。
2.体格や声なども『ヴァーサ』の物に変わり、体に依存する動作のスペックについても入れ替わるが、魂や精神性は入れ替わらない。
3.逆に『ヴァーサ』の側は一時的に『ヴァイス』の姿とスペックを得る。
4.能力は精神に依存するため、現時点においては、形の無いものに打撃する能力=ノックする権利は失われない。
  ただし打撃力自体が決して高いとは言えないため、ガラスであっても破壊をするのは困難。
5.『ヴァーサ』は動作精度が高いが、目に見えて『非力』(パス精DCB)。その点については見た目相応と言える。
6.入れ替わっている間、『ヴァーサ』は「邪魔をしたら悪いから」とこちらに話しかけてこず、鏡の中に姿も見えない。
  ただし、本体が『鏡に呼びかけ』たり、新規に鏡を作る事で、再度呼び出す事が出来る。
7.再度お願いすれば、姿を戻してくれる。たまに『渋られる(GMの任意)』が、戻してくれない事は無い。
8.入れ替わりは連続で『1時間』に限られ、それを超えると強制的に姿が戻る。一日では累計『3時間』まで。
9.入れ替わりを向こうから提案して来る事もあるが、強要してくることは無い…………繰り返すうちに、なにかしら『進展』があるかもしれない。

445名無しは星を見ていたい:2021/10/27(水) 21:24:33
1.天内・寅(あまない・とら)
2.女性
3.十七
4.子は親を選べない、身に染みて知ってる
  手錠をかけられたみたいに拘束、鎖に繋がれたみたいに束縛されてた
  私の行く先も考え方も私じゃない誰かが決めた
  そんな両親がこの間死んだ
  葬式を抜け出して、かなりの額らしい遺産を使ってファミレスでご飯を食べた
  自由だった
  私を縛れるのは私の中にあるルールだけ
  やっと、私の人生が始まった
  ……子は親を選べないけど、親だって子は選べないもんね?

446『音仙』:2021/11/06(土) 23:16:31
>>445(天内・寅)

「――――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 大なり小なり、人生にはレールがあるものですが、
 そこからの脱線を許されないのは……愉快なことではないでしょう。
 外を走れる自由と危険があるときにだけ、レールは有難いものですから」

       キィィィーーーーーー ・・・

「あるいは、走れない程荒れた地面である時にも……ですかね。
 キミの始まりを祝福するとともに、その旅路を応援しましょう。
 もっとも、私に縛られる必要もありません。
 得た才能を……まあ常識の範囲で、キミの自由に使うといい」

           「その名は……『アンリーシュ101』
            キミだけの、解放の第一歩。
            ああ……その、頼れとは言いませんけれど、
            ここに何かを聞きに来るのも、キミの自由ですからね」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。
白地に黒い破線がいくつも走った意匠であり、
本体に近い体躯で、速度と射程に秀でている。

あらゆる物を、あらゆる『拘束』から解放する能力。
その手段は――――拘束を『老朽化』させる事。

拘束とは即ち、物理的な形で『動きを制限する物』。
対象は手錠、鎖、繋ぐ手、檻、リード、固定具など様々な物を含むが、
元がどんな物体であろうと『拘束している状態』をもって判定され、
精神的な要因や、言葉による呼び止めなどについては現状では含まない。

発動の際にはあらかじめ触れたものが拘束されるか、
拘束している側に、拘束中に直接触れる必要がある。

無生物であれば概ね老朽化によって強度が限界まで低下し、
生物は拘束している間にのみ、1秒ごとに3年ずつほど進行していく。
どちらの場合も解除は可能で、解除すると老朽化は元に戻る。
ただし老朽化した対象の崩壊については、当然、元に戻る事は無い。

『アンリーシュ101』Unleash 101
破壊力:C スピード:B 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――
            天内・寅(あまない・とら)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

447『音仙』:2021/11/06(土) 23:18:30

何かを拘束しているものを瞬時に『老朽化』させる。
生物については、老朽化までに時間がかかる。
老朽化したものは、子供の手でも簡単に壊せる程脆くなる。

『アンリーシュ101』
破壊力:C スピード:B 射程距離:C(7m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.能力における拘束とは、現在進行形で動きを止めたり、そこに固定したり、縛ったりする事。
  なおかつ『破壊力D』では『力づくでその状態を脱する事が出来ない』のも条件となる。
3.拘束する側、されている側共、自然な状態で『一辺2mの立方体』に収まらない物は対象外となる。
4.拘束専用の道具などでなくとも、結果がそうなっていれば対象になる。
  例えばリボンで腕を縛っている場合、それは拘束という事になる。
5.逆に手錠やネジなど、このスタンドの定義で拘束に使う物も、ただ置いているだけなら対象外。
6.拘束する側とされる側が同一の存在の場合、能力対象に出来ない。
7.拘束してはいるが、拘束力が弱すぎて動きを縛れていない場合も、能力の対象外になる。
8.拘束された側がその位置に留められているか、動きを止められているのが条件。
9.牢に入れる、リードで繋ぐ等、『動きは制限されないが、一定範囲を脱せない』状態も、拘束とする。
  ただしこの場合、拘束中に『5m』以上の距離を自由に動き回れる場合については拘束とはみなさない。

【解放】
1.『あらかじめ触れておいたものが拘束された』場合か、『拘束している側に触れた』場合に発動出来る。
2.発動した瞬間に、拘束している側に『ボーダーライン』が浮かび、次の瞬間それが『破線』に変わる。
3.ボーダーラインが浮かんだ『瞬間』に拘束を解けば、破線には変わらず、ボーダーラインは薄まって消える。
4.本体、およびこのスタンド自身には触れなくても、いつでも発動できる。解除も同じ。
5.射程は『10m』で、持続時間は『10分』。同時に発動できる対象数は『4つ』まで。
  ボーダーラインが浮かんだ時点で『あらかじめ触れておいた』効果は一旦消える。
  この発動の際(=能力対象の指定)に拘束する側と、拘束される側はワンセットである。
6.能力解除した場合、老朽化は即座に元に戻る。老朽化で一部が崩壊していればそこは戻らない。
7.目に見えない物や、形の無いもの、気体・液体などは老朽化させられない。スタンドはさせられる。

【老朽化】
1.拘束している側は『瞬時』に『老朽化』し、簡単に(パD以上の軽い一撃で可)破壊できるようにする。
2.老朽化の範疇に収まるのであれば、どのような形で老朽化するかは選択出来る。
3.老朽化に極めて時間がかかるものでも、性質としてするものであれば、必ず老朽化する。
4.永遠に劣化しないような特殊な能力を有する物については、原則は老朽化しない。
5.生物についてのみ、拘束している側は、拘束し続ける間『1秒ごとに3年』の速度で老朽化する。
6.生物についてのみ、老朽化の仕方を選んだりは出来ず、単に『時間経過により急速に老化する』。
  なおかつ、『老朽化』が完了する=老衰で死ぬまでについては、『簡単に破壊できる』効果はない。
7.あくまで老朽化するのは『拘束している物』であり、そこに繋がる物までは老朽化しない。
8.例えばリード付きの首輪の場合、首輪とリードは老朽化するが、持っている手までは老朽化しない。
  天井に照明器具を固定する固定器具は老朽化しても、天井そのものが老朽化したりはしない。
9.生物無生物問わず、老朽化の能力解除は意識だけで可能。崩壊をまだしていないなら、元の状態に瞬時に戻る。

448名無しは星を見ていたい:2022/01/04(火) 13:57:25
1.熊野 風鈴
2.女
3.18歳
4.私は今まで何不自由ない人生を生きていたの。
親に勧められた学校に通い、先生の言う通りに勉強をして…大学にも推薦で受かったわ。
リスクを避けて危険な事はしない。危ない場所には近づかない。
そう言われて生きてきて、怖い事なんて何一つなかったのだけど……時々不安になるの。
こんな温室育ちの私が、社会に出た後も本当にやっていけるのか……って。
だから今日はここにやって来たの。
この場所って、なんだかとても危険な香りがするから。

449『音仙』:2022/01/15(土) 00:13:57
>>448(熊野 風鈴)

「時間がかかってしまいまして――――――キミを待たせた事を、まず謝りましょう。
 ですが、無事に……『聴き終わり』ました。エエ、ありがとう。
 キミの音は決して珍しくも無い、そして負い目に感じるほどでもない幸福の音色。
 だから、この『特別な才能』を聴きとれた事がキミの更なる幸福になるのか、
 それとも……飛び込むべきではない領域への道を、開いてしまったのか。
 キミの人生を。いえ、キミが自認するキミの人生を象徴するような――――『彼女』」

              「名は『フォー・エヴァ・ロイヤル』。
               彼女の踏み出す先には赤い絨毯が敷かれ、
               それによって、空中にさえも歩き出せる。
               …………そして敷き詰められた赤絨毯の上で、
               キミの行いは全て都合よく『成功』に導かれる」

「もっとも……成功をするだけで、意図しない奇跡を起こすようなものではないのが、
 キミの考える『温室』というものなのでしょうか? それともそういう制限がある、だけかも。
 ……このような能力で危険に飛び込むのは『矛盾』かもしれませんが、
 温室を捨てて飛び出しても、己の温室を危険地帯の中に作り出せる。それこそが『特別な才能』なのです」

「とはいえ……危険に飛び込むのは、義務でもなんでもありませんから。
 赤絨毯の上を歩くだけの人生も、悪くはない……なんて話は、キミには無用かもしれませんね」

                     「それでも、どうか気を付けて……行ってらっしゃい」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

赤い靴を履いた『メイド』のような姿の人型スタンド。半自立型。
本体には危険へと立ち入らないよう口うるさく注意するが、
半自立型に過ぎないため、本体がそれを望むのであればしぶしぶ従う。

このスタンドの踏み出した『足元』には常に、最高級の品質を誇る『赤い絨毯』が敷かれる。
どのような悪路であっても綺麗に赤い絨毯に舗装されるというだけではなく、
意図的に『空中に歩き出す』事で、空中に絨毯を敷いて一瞬の足場を確保する事も出来、
これにより空間上を『歩かせる』ような事も出来るが、空中の絨毯は一呼吸程で解除され、
ゆえに、身軽さと精度を併せ持つこのスタンドでなければ足場に出来るような物ではない。

このスタンドの歩いた跡――――赤い絨毯の上で完結する『本体の行動』は、
常に『都合のいい運命』へと導かれる。即ち、『運』に極限まで恵まれ、
100%不可能だったり、行動自体をしない場合を除き、都合よく成功する。
脈絡のない奇跡が起きたりはしないが、運によって失敗したりしなくなる。

ただし絨毯の外への干渉を含んでしまう場合は、能力の対象外。
ソーシャルゲームのガチャなど判定が手元で完結しない賭けには作用せず、
絨毯の外で選んだスクラッチくじを絨毯の上で引いたところで何の意味も無い。

『フォー・エヴァ・ロイヤル』4Eva Loyal
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                                   熊野 風鈴→己の『特別な才能』を聴き、把握。

450『音仙』:2022/01/15(土) 00:25:11

踏み出した場所に赤い絨毯を敷く、メイド風の半自立型スタンド。
空中に踏み出す事で、ヴィジョンのみ空中歩行を行うことも可能。

本体がこの絨毯の上に立って何か能動的な行動をすると、
その結果は『運命』に愛されたように、都合のいい物となる。

『フォー・エヴァ・ロイヤル』4Eva Loyal
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.人型スタンド。クラシカルなメイド服を着たようなヴィジョン。靴のみが赤い。
2.半自立型であり、本体に忠実な性格。危険に向かおうとすると諫めて来るが、最後には従う。
3.歩きだす先に『1m四方(1平方m)』の『赤絨毯』が地形に沿って敷き詰められる。最大『7平方m』。
  それを超えて絨毯が敷かれる場合は、一番古くに敷かれた1m分が消えて確保される。
  絨毯は隣接する場合繋がっており、繋がった絨毯は一斉に解除され、一部だけを任意解除は出来ない。
  何らかの理由で、離れた位置に絨毯が複数ある場合は、一塊ごとに任意解除できる。
4.パCで動かせる障害物があればその下にくぐるように発生し、動かせないならその場所には絨毯が発生しない。
5.絨毯は最高級の絨毯のような質感であり、耐久性などの性能も最高級絨毯並み。
  砂利道や凍結した道などの悪路であっても、ほぼ問題なく歩けるようにしてくれる。
6.ヴィジョンが、それを意図して空気中に足を踏み出す事で、空中にも絨毯を発生させられる。
  後述するが絨毯は設置個所に『固定』されるため、ヴィジョンにその上を歩かせ、空中歩行が可能。
7.ただし、このようにして空中に発生させた絨毯は、無条件で『一呼吸』程で解除される。
  これを使って空中歩行が出来るのは、あくまでこのスタンドの卓越したスピードと精度ありき。
8.また、床(地面)に敷かれた絨毯でも床から引きはがされて面積の半分以上が接地しなくなると、すぐ解除されてしまう。
  ただし絨毯は設置個所に『破壊力D』で固定されているため、風などで勝手に剥がれてしまう事は原則ない。
9.蹴りなど、踏み出すのとは明らかに異なる動作の場合は発生しないが、
  何かを踏みつける場合は踏んだ瞬間に発生するため、対象を絨毯ごしに踏みつけるような形になる。

【赤絨毯】
1.本体が赤い絨毯の上に両足を乗せて『能動的な行動』をすると、その場でもっとも『都合のいい』結果になる。
2.行動の対象が本体自身でない場合、それも絨毯の上(直接乗っておらずとも、座標として上なら良い)に無いと成立しない。
3.意図した行動そのものを変えるような現象は起きないし、そもそもしていない行動は、しない。
  振った拳の軌道が勝手に変わったり、適当な言葉が理想的な発言に変わったりはしない。
  だが、ランダムに叩いたキーボードが都合よく正解の文字列を作り出したりする事はある。
  すなわち、『ランダム性』を確保した方が都合の良い結果を生みやすい場合がある。
4.他人の思考や行動、身体状態をコントロールする効果も無いため、場合によっては、
  最大限都合のいい結果を出しても相手に押し負けたり、上回られることはあり得る。
5.効果は能動的な行動に限られ、受けた攻撃が幸運にもノーダメージになったりはしない。
  吹っ飛ばされた先が赤い絨毯の上の場合に受け身を取ると、都合よくそれが成功したりはする。
6.『奇跡的な成功を得る能力』というよりは、『都合よく成功する能力』という認識が正しい。
  コイントスは必ず望んだ側になり、サイコロは望んだ出目・望ましい出目を出す。
7.ゆえに因果関係のない事象が起きたりもしない。『殴った相手が偶然心臓麻痺になる』など。
8.絨毯の外で作られた(選んだ)物を改変する効果は無く、外れのスクラッチくじが当たりに変わったりはしない。
  スクラッチくじを当てたいのであれば、くじの箱と本体が赤い絨毯の上に存在する必要がある。
9.ソーシャルゲームの『ガチャ』など、判定がサーバー側にある電子的なくじ引きも適用外。

451名無しは星を見ていたい:2022/01/19(水) 09:53:41
C.伏見瑞稀
D.女性
E.20
F.うーん、なんていうか、なんかちゃんとした力の像的なのは……ない?
テリトリーっていうか、射程距離みたいなのはあるけど、形とかはあるかどうか分からないな……

G.欲しいものは欲しい、いらないものはいらない。
みんな大なり小なりそう思ってるのに、私が何でもかんでも欲しがると嫌な顔するし。
私が何でもかんでも捨てると変な顔するんだよね。
私は私の衝動とルールに従ってるだけなのに、面倒くさいよね?
私には私の世界があるだけなのに、みんな勝手だよね?
でもいいんだ、私きっとすごく可愛いから

……そんな風に思ってたらこれが手元にあったんだよ

A.ここってタバコ吸える?

452『音仙』:2022/02/01(火) 23:38:04
>>451(伏見瑞稀)

「なるほど…………………イエ、お待たせしました。
 ええ、本当に、煙草を一箱は吸い切れそうなほど。
 『力の像』を持たず、形があるかが『分からない』
 それがキミの認識の不足ではなく……
 『事実』であるという事を、キミに教えましょう」

「――――ああ、吸いながらで構いません」

         キィィィィィ ―――――――――――
                               ン

「『パルサーグリッチ』―――――
 極めて特異な能力ですが、起きる現象自体は凡庸でさえある。
 核となるのは誰もが多かれ少なかれ持つ願望でありながら、
 強すぎるほどに強いキミの『自我』を表すような、能力ですね」

「分からない事があれば……また、いつでもどうぞ。
 私にも、分かる事は……聴こえる事だけ、ですけどね」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

ヴィジョンが視認できないスタンド。
光の糸で編まれた『狐』のようなヴィジョンを有するが、
発現した瞬間に本体の背後に浮かび、即、『世界』へと霧散する。
あくまで能力発現の象徴としてのヴィジョンに過ぎない。

発動中、本体は手の届く範囲の物を動作なく『拾って』手に取る事ができ、
逆に手に持った物を捨てる際にも、何の動作も無く『捨て置ける』。
これは瞬間移動ではなく拾う・捨てる動作の省略という方が近く、
それらは『一瞬』よりも早く行われ、どんな速度でもまず追い付けない。
本体はセンスか努力か、『片手で捨てた物を、もう片手で即座に拾う』事で、
端からは物の持ち手を瞬時に入れ替えたように見える『技』を身に付けている。

性質上ほぼ起きないが……この能力による『取捨行為』を何かが阻んだ場合、
その阻んだものに『電子的なノイズ』が走り、バラバラに崩壊する。
これは、どのような存在でも耐える事が出来ずに崩壊してしまう。

この能力自体は本体の手の届く範囲にのみ作用するものだが、
本質はこの世界全てを『本体が能力を行使できる世界に変えている』。
――――――もっとも、そこに大きな差は無い。少なく友、現状は。

『パルサーグリッチ』Pulsar Glitch
破壊力:― スピード:A 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:― 成長性:A

―――――――――――――――――――――――――――――――――
                              →それが伏見瑞稀の『世界』。

453『音仙』:2022/02/01(火) 23:44:58

本体の『拾う』『捨てる』動作を省略する。
空いた手で手の届く範囲の物を瞬時に拾え、
持った物を手の届く範囲に瞬時に捨てられる。
本体の技術によりそれらをほぼ同時に発動し、
物を持つ手を一瞬で入れ替える事も出来る。

『パルサーグリッチ』
破壊力:― スピード:A 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:― 成長性:A

【基本情報】
1.光り輝く狐のようなスタンド。象徴的なヴィジョンで、干渉能力は無い。
2.ヴィジョンは発現の瞬間だけ本体の背後に浮かび、次の瞬間世界全体へ拡散する。
3.解除する際には四方から光が集まってヴィジョンが形成され、本体の中に消える。
4.いずれの瞬間もダメージフィードバックは存在せず、破壊する事も出来ない。

【グリッチ:取捨①】
1.発現後、本体の『手の届く』範囲の物は一切動作せずに『手に取れる』。
  この時、手は空でなくてはならない。手袋などは問題ない。
2.手に持っている物を一切動作せずに手の届く範囲に『置く』事も出来る。
  この時、手には必ず何かを持っていなければならない。無を置く事は不可能。
3.物体や置く箇所の位置は正確に把握している必要がある。
4.壁など阻む物のせいでその位置から手が届かない場合は、対象に出来ない。
5.動いている物を拾う事も出来る。この場合対象の動きは勢いや慣性ごと消える。
  ただし破壊力が『B』以上の勢いで動いている物は拾えない。
6.屈んだり、足を伸ばしたり、背伸びして届くなら手の届く範囲に含まれる。
7.逆に、一歩でも踏み出さないといけない距離は含まれていない。
8.捨てる行為は『置く』だけで、遠くに投げるのは能力の範疇外。
  置くという行為以上の力を込める事も出来ない(=刃物を『刺す』などは不可能)
9.置く範囲でなら、即座に他人を害するような置き方も可能。
  大口を開けている人間が手の届く範囲にいるなら、口内に毒物を置く事も出来る。

【グリッチ:取捨②】
1.本体は対象を拾った・捨てた際、それ相応の疲労はする。
  屈んだりだり、背伸びしたりする必要がある位置への発動なら、
  それらの動作をした分の疲労についてもそこに含まれる。
2.拾う場合について、片手で持ち上がらない重さの物や、固定された物は対象外。
  生物は拾えるが、その全体を片手で持ち上げられる必要があるため、
  赤子などを除けば『人間』に対して能力を発動する事はまず出来ない。
3.何かに引っ掛かっているだけなど、拾う動作の範疇で固定を解ける場合は対象に出来る。
4.発動時に同時に拾う・捨てる物の数は、手で持てる範囲でなら制限はないが、
  同時に拾う物・捨てる位置は全て『同じ姿勢から手が届く位置』に含まれる必要がある。
  (=屈まないと届かない位置と背伸びしないと届かない位置の物は同時に拾えない)
5.『一呼吸』程の間を空けなければ、そちら側の手では能力を再発動できない。
6.物を置く・拾う過程では止められず、空中に物を投げだしたりは出来ない。
★.ある物を片手で捨てながらもう片手で拾う事で、物を持つ手を瞬時に入れ替え可能。
  厳密には、捨てる方を僅かに先に発動する必要がある。
  これは本体がこのスタンドを扱う中で身につけた『技術』。

【グリッチ:取捨③】
1.能力発動から拾う・捨てるまでの一瞬よりも早く、何かがそれを阻んだ際に発動する。
2.阻んだものはそれがなんであれ、強度を無視して破壊される。
3.破壊の際には、阻んでいる部分に電子的なノイズのような物が走り、即座に崩壊する。
4.ノイズが走った瞬間には破壊が確定しており、それを防ぐ手段はない。
5.同じ物体の一部であっても、阻んでいなかった部分は崩壊しない。
6.拾う・捨てるのは『一瞬』のため意図的に起こすのは困難。
  高速で動く物が発動の瞬間にそこを通過した場合などに発生し得る。
7.発生してしまったなら、破壊を引き起こさない事は出来ない。

454名無しは星を見ていたい:2022/02/02(水) 03:23:07
C.名前。
リトル・メリー(と名乗っている)

D.性別。
なし(精神的には女性)

E.年代。
なし(精神年齢は少女)

F.自分の能力についての、声。
これはね、意地悪な人間を懲らしめる時に使うわ
それ以外にも使わない訳じゃないけど
ウフフフフフフ

G.自分の人生についての、声。
こんにちは、私リトル・メリー
優しい人間は好きよ
でも、意地悪な人間は嫌い
そういう人間は呪ってあげたくなるの
ウフフ、ウフフフフフ、ウフフフフフフフフフ

A.その他(何かあれば)
何者かの魂が宿っており、自らの意思で動く青い目の西洋人形
戦前に親善大使として日本に贈られた内の一体
当時の小学校に寄贈されて子供達の友人となっていたが、
戦時中には敵国の人形とされて憎悪の対象に変わり、
その多くが故意に破壊されてしまった
しかし、処分する事を不憫に思った学校側によって匿われ、
戦争の混乱で忘れ去られていたが、戦後に発見される
人間に対しては愛憎入り混じった感情を抱き、
元々は親善のために届けられた事もあり、
友好的な人間には好意を向けるが、
敵意や悪意を持つ人間には相応の報いを与える

455『音仙』:2022/02/13(日) 00:14:37
>>454(リトル・メリー)

「なるほど………………とても、『興味深い』です。
 キミは間違いなく生きた人形。
 どのようにして生まれたのか……私にも聴けない事ですし、
 無理に聞こうとすれば、それは、意地悪になるのでしょうけど」

「もしよければまた、遊びに来てください。
 ……『リトル・メリー』 人間の好意と悪意の写し鏡」

                  ギィィィ
                        バタン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

何者かの『魂』が宿った人形『リトル・メリー』。
その存在そのものと強度に結びついたスタンド。

人形(ひとがた)の存在に魂を移す能力。
全体ではなく一部だけを分け与える事で、
リトル・メリー自身に意識を残したまま、
他の人形を己の手足のように操れる他、
一時的にだが他の人形を完全に乗っ取れる。

これは『人間』についても例外ではないが、
意識がある場合については発動できず、
また意識が無くてもまだ命がある場合は、
自然と意識を取り戻した際に強制解除される。

現在では魂を全て移している場合にのみ――――
人形の、破壊を受け『本来の形』から失われている部分は、
光を通さないほどに黒い、影のようなものにより補填される。
恨みの仇敵にのみ触れられるそれは、接触を果たした敵を腐食させる。

元は同様の能力を持った人間で、リトル・メリーに魂を移したのか、
偶発的に人形に魂と能力が芽生え、リトル・メリーを名乗っているのか、
はたまた誰かのスタンドによって生み出された存在なのか……詳細は不明。

『メリー・バッドエンド』Merry badend
破壊力:C スピード:C 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:C 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                               それが『リトル・メリー』の持つ『能力』。

456『音仙』:2022/02/13(日) 00:18:08

人形――生物無生物問わず、人型の存在に『魂』を入れる。
魂の一部を入れた人形はドローンのように使役できる。
全ての魂を入れれば、自分の体のように操作できる。

全ての魂を移した人形が破壊された場合や、
『24時間以内』に破壊された人形に全ての魂を移した場合、
破壊された部位は、その仇敵を腐食させる『黒い影』に置き換わる。

『メリー・バッドエンド』
破壊力:C スピード:C 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:C 成長性:B

★元々の魂の素性は不明。肉体はこの世に存在せず、記憶についても無い。
そもそも存在したのかどうかも不明(人形に偶発的に魂が芽生えたのかもしれない)
 現在の肉体である『西洋人形』を、『リトル・メリー』と呼称する。
 人形ゆえに受けた『ダメージ』は自然回復しないのだが、
 星見町内にある『老舗人形屋』にて修理してもらう事が可能。
 書き込み先は制度上『病院スレ』で構わないが、活動は出来ない。
 また、入院期間については『修理期間』と読み替えて適用される。

【基本情報】
1.触れた『人形(ひとがた)』に、己の魂を移すことができる。
2.現在、魂は今の人形=リトル・メリーに馴染んでいる。
  このため、能力解除された場合はこの人形に魂が戻る。
  人形ではあるが、魂が宿っている等の理由で『生物』として扱う。
3.人形の定義は『人の形である』事と、意識がない事。命はあっても問題ない。
  また、部位が欠けていたり、不可逆的に変化していたりしても問題は無い。
4.動物は対象外。『オランウータン』など、人間に似ている物も対象外となる。
5.意識を失った生物を対象に発動時、対象が自然と意識を取り戻すことは無い。
6.ただし、外的なショックを受けると意識が戻る事があり、その際は強制解除される。
7.魂を宿した人形が全損すると、強制解除される。
8.解除すると『リトル・メリー』に魂が戻るが、強制解除の場合その後『1分』身動き出来