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映画感想スレ(3)

726シャアダム:2018/02/10(土) 08:40:27 ID:gVk8kjHE
◆図書館戦争-THE LAST MISSION-(日本・2015年作品)

内容は日常茶飯事となった良化隊と図書隊の銃器&暴力による抗争のさなか、主人公が焚書に協力したとの疑いをかけられる。一方、手塚光隊員の兄、手塚慧によりある謀略がめぐらされていた。
罠に掛かった図書隊は圧倒的な物量の良化隊の攻撃を受けて水戸図書館内へと退却。図書館内には自由の象徴である『図書館法規要覧』が保管されており、これを死守するために徹底抗戦を開始する。

二作目となるとこの半ディストピアな世界にも自分が大分慣れて、無茶な設定をまあ許せるようになりました。良化隊のバックには法務省がいたんですね。それで、この世界の国民は無関心すぎて、私たちの世界では成立しないはずのメディア良化法が成立してしまう。映像・ゲームなども規制対象ですが、特に書籍の規制が厳しく、暴力検閲や焚書に対抗するために図書隊が作られた。
武器で戦争じみた抗争も政府公認なので、刑事も自衛隊も止めに来ないというわけですか(フムフム)。そういう世界と言うことを納得してから観る映画なのでした。

と言うことで感想ですが、やっぱりたかが本のために、人が死ぬなんておかしいよ。外敵とか内政とかもっと命をかける問題があるだろうに・・この日本は本のために戦争(内戦だよね)する余裕があるくらいに平和なのか。良化隊も武器を使って攻撃とか人殺しとかやってるのに、政府や警察が見て見ぬふりとか完全におかしい世界ですね。図書隊も本が燃やされるのが嫌だからといって、武器や暴力で自衛隊みたいな軍隊を作って対抗するとかいう考え方もおかしい。ってやっぱり思っちゃいましたw

しかし、そういう点を無視してみたら、疑似戦争アクション映画としては楽しめました。特に水戸図書館での攻防戦は、第一次世界大戦の西部戦線の映画を観てるかのような迫力でした。どんどん増える敵に対して、後退しつつも、ゲリラ戦や狙撃を駆使して戦線を守る図書隊、完全に戦争映画ですねwこれどうやって図書隊は撃退するのだろうって思っていたら、後半は「リアル鬼ごっこ」的な追跡逃亡戦。その辺はまあまあ面白かったです。
ただ、主人公はせっかく王子様が先に行け!って身を犠牲にしてるのに棒立ち、戦闘中にラブロマンスはやめろって言いたくなりました。まあ、そういう部分(ロマンス)も盛り込んでいかないと女性の共感は得られないから、仕方が無い気はしますけどね。自分は必死さリアルさが薄れるから嫌だけど。あと、銃を構えてから撃つまでに邪魔が入って、助かるってのも不自然で気になりました。あれだけの戦闘をして死者がいないってのもなんだかなあ(いたのかもしれないけどそういうシーンはなかった)。
敵も味方も、人殺しになりたくないので、手足や防具ばかり狙ってるのかなwあと、手榴弾(音や光で制圧するやつ)は禁止なのかな。敵は火薬で爆破していたが。

前にも書いたけど、戦闘シーンが気合いが入っていて凄いので、テロ暴力組織に対して正義の味方設定でこういう戦闘アクションする映画だったらなあ(「亡国のイージス」とかにこういう戦闘シーンを使って欲しいかな)。なんかもったいないなあって気分です。さいご、この悪法がメディア報道により国民の手によって廃止されるENDだったらすっきりしたのに、まだ続編を作れるようなENDかあ。あと、主人公たちが「鋼の錬金術師」の凸凹コンビにみえたし、熱血ヒロイン(主人公)がゴツい、デカい・・でも妙な味があって嫌いじゃないです。




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