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パイロット養成所第三部・旅情編

1名も無き生徒:2008/06/16(月) 23:33:10






         『Prologue』

137和風@桜桃庵:2008/07/04(金) 23:46:10
「ん、おいしー。
 何となく名前で選んだけどマジ正解ー」

 満悦の笑みを浮かべてうなずくカサギ。
 どんなお酒もお神酒だから未成年でもOKとほざく17歳である。

138眼鏡学者@桜桃庵:2008/07/04(金) 23:49:01
「ん、これもけっこういけるね」
 うなずく眼鏡。

139優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 21:14:48
「ん、確かにこれなら人と一緒に来ても間違いは無さそうだ。

 しかしこう、まさかこんな形で飲む事になるとはおもわなんだ。」
何やらしみじみとした様子で杯を口に運ぶ優男。

140和風:2008/07/05(土) 21:29:08
>>138、139
「や、正直ここまで大当たりの店とは思いませんでした。
 ビールの注ぎ方からしてハンパネェとは思ってましたが酒センスとか
温度管理とか異常の域です」
 
 酒の旨さに、たまらずつまみの馬刺しをいただくカサギ。
 
「ヤバイ。ウマイ」

 無論、酒ばかりの店ではない。
 料理のレベルも並外れている。
 薄切りにした馬肉の刺身自体はさほど珍しいものでもない。
 旨いは旨いが、まぁ馬刺しは馬刺しである。
 しかし、この店のすさまじいところは、桜肉と共にタテガミと呼ばれる
首筋の脂身、通称タテガミと呼ばれる部位の薄切りを提供しているところにある。
 脂身の抜けるような白と赤味の盛り合わせのコントラストは見た目にも鮮やかだが、
味もまた尋常のものではない。
 極限まで薄切りにされた脂身は口内で蕩け、赤身に残った血なまぐささを打ち消す
と同時に猛烈な脂のコクを賦与する。
 赤身は脂身の欠点である脂くささを、その華やかな酸味で打ち消すのだ。
 互いの欠点を完全に打ち消し、長所を最大限にまで高める最強の組み合わせ。
 最上のレア・ステーキすら、この味わいの前にはひれ伏すだろう。
 だが、この至上ともいえる美味は卓越した包丁技あってのものだ。
 赤身が厚すぎれば血なまぐささが口に残り、薄すぎれば脂身のコクに肉の旨さが
負けてしまう。
 脂身がわずかにでも厚く、かつその切り口に雑さが残れば、脂の臭みがとたんに
肉の香りと旨みとを圧倒し、破壊してしまうだろう。

 すなわち、この店の板前たちの包丁技の精髄と、味のセンスをもってして
はじめて味わえる至上の美味なのであった。

141優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 21:44:12
>140
「人の技、極まるって奴だな。
 この味の価値は、超新星の輝きにも等しいんじゃ無いかと思う。」

(と、見れば何時の間にやら酒がビールへと切り替わっているリヒャルトである。
 彼が飲み慣れた黒ビールでは無いが、やはりこれも質が良い。

 基本的にリヒャルトは、美味い物に関してはゆっくりと食べる癖がある。
 そして無論この時も、こと料理に関しては中々のスローペースである。
 勿論箸の動きが止まっている訳でも無かったが。)

「この丁寧な味は真似できんね。
 …マーヴェリック教官も、これには感激モノなんじゃ無いですか?」

142赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/05(土) 22:01:57
>>141
「そうさね、確かにこいつぁ上等だぁ」

喜色満面。
タイの刺身を口に放り、山葵の余韻消えぬ内に冷酒をぐいっとあおる。

「養殖とはいえよくこんだけの食材揃えたよなぁ」

既にアルコールが回っているのか、肌がほんのり桜色、薄らと汗ばんできているようだ。

143和風:2008/07/05(土) 22:11:45
>>141,142
「ある程度刺身は残しておくと吉、湯豆腐頼んで蛸とか海老とかホタテとか
海鮮しゃぶしゃぶにすると激しくいけます」
 肴にはこだわりのあるカサギである。
「それにしても、いいセンスしてますよね。
 基本的に紅白でそろえた色味、目でも楽しめるとはこのことか。
 赤に白。赤。白。赤。白。白。赤。
 赤。赤。白。白。赤。白。赤。白。
(とりわけ用の箸で刺身を取りざらに取りつつ)

 赤。白。赤赤白赤白。
 赤白赤赤白赤白。
 赤・・・・男・・・・・白・・・・・女・・・・・
 男女・・・・男男女・・・・・男女・・・・・・・・・
 男女男男女男女・・・・・・
 男女男男女男女・・・・・・
 男女男男女男女・・・・・・
 男・・・・・女・・・・・男・・・・・女・・・・・・・」


 なにやら顔を伏せている。
 肩がひくひく震えている。

「そう・・・酒ウメーでごまかしてばっかりいられないのよね・・・・・・
 ってか。
 旨いのはいい。
 いいみせなのもいい。
 けれどなに?
 そのなに? 
 なんかちがくない?
 極上の店とか素敵料理とかナイス酒とか飲むんだったら足りないものは
なんですか?
 飲むだけ飲んでお疲れ様でロンリーガール?
 どいつもこいつもホテルにしけこんだあと一人夜道でシャッターを蹴る夕べ?
 
 ・・・このあと皆さんお家に帰ってお疲れ様ですよね?
 一人でベッドでおやすみなさいですよね?YES I AM.

 安西先生・・・彼氏がほしいです・・・」

 忍び泣きながら

144優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 22:18:03
>143
「あぁ、ご期待通りにそういう相手は居ないな、俺は。

 っていうか前にも言ったよな、居ないって。」

(というよりそこまでの関係にはなりたく無い、という言葉を口の中で噛み殺して。
 ビールのグラスを一気に流し込む、喉越しが素敵だ。)

「っていうか安西先生って誰だ。
 しかし……恋人ねぇ。そんなに欲しいのか?」

145赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/05(土) 22:23:05
>>143
苦笑い。

「何だったらアタシが添い寝してやろうか?
 っていうか、酒に呑まれちまっちゃお話にならないよ、キリノ」

ホラ、顔を上げな、と隣に座って肩を軽く揺する。
スタイルも良く身長もそれなりの彼女であるからして、
揺すった拍子にカサギの肩がぽにゅんと触れるような偶発的事故すら起こり得る次第であるのだ。

>>144
「おや、その口調だと『自分は要りませんよ』ってかい?
 スナイパーはストイックじゃなきゃ締まらないもんネェ」

ククッと喉奥を鳴らす笑い声。

146和風:2008/07/05(土) 22:27:14
>>144
「やー。正直なところを申せば激しくめんどくさいのですが
しかしめんどくさいのとあこがれるのとは別問題でございますー
いえそれだけではございませんが!」

 自棄酒風味に日本酒をコップでぐびぐびあおる。
 
「クラスの友達と買い物の約束してたのに、いきなりソイツの
携帯に電話かかってきて、都合30分ほど放置食らう悲しみとか妬みとか。
あげく『ごめーん彼氏から呼び出しかかっちゃったー!埋め合わせは必ず
するからっ!それじゃーねッ!』で済まされる怒りとか嫉みとか(ぐびぐび)。
 みんなで居酒屋に飲みに言って、二人四人とカップルが消えて気づけば
揃うロンリネス組、二次会は吉野家で呪いフェスタ大開催。ワカレテシマエバ
イインダとかワタシダッテカレノコトスキダッタノニとか呟き合う果てしなく
後ろ向きな悦びに身を任せるのは独身者の特権と言えはすまいか(ごくごく)(。
 そして思考は鮮血の結末へれっつゴー・・・それもこれも、彼氏OR彼女がいる
連中と来た日にはたいていいい顔してやがるからです!(幸せ期限定)

 ・・・そりゃ欲しくもなるってもんでしょー!んなにイイのか!
 幸せなのか!?金がなくても愛さえあればいいんですか?!
 最近下手するとアレルギーにすらなりつつあり、このままでは
なんというか愛など粘膜の(ryとかコンナニクルシイノナラアイナド
イラヌとか童帝思想に走ってしまいそうであり、取り返しがつかなくなる
まえに一度まっとうな恋愛をと願う今日このごろだったりするのです(ぶはー)」

 すでに目が据わっている。目つきの重さは六トンを超えそうな勢いだ。

147和風:2008/07/05(土) 22:28:46
>>145
「コノサイ・・・オンナデモ・・・・・・ケケ・・・・・・
 フツカヨイノ、トッコウヤクハ、コイビトダッテ、ダレカ、イッテタ」
 
 どろりと粘ついた視線。

148優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 22:32:18
>146
「なるほど、な。言わんとする所は分かる。

 …で、一つ重要な事を聞かせて欲しいんだが。
 今まで誰かに、異性として惚れ込んだ事は?」

>145
「ええ、まぁ。
 スナイパー…っていうか偵察兵は、そういうの多いって聞きますね」

(少しだけ自嘲交じりの笑み、乾いた。)

「それにまぁ……"俺みたいな奴と付き合ってくれる人間"は、
 俺には勿体無い人間だとと思ってますから。」

149和風:2008/07/05(土) 22:36:15
>>148
「・・・・・・」
 遠い目。
「・・・・・・」
 六千キロくらい彼方を見つめる目。
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・」

 なみだ目。

150赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/05(土) 22:42:59
>>147
「おっと、そういう目はやめろって。
 思わず身構えちまうだろ?」

粘液を帯びた視線が上気した肌の上を這いずり回る感触すら覚えかねない、そんなキリノの目を見て肩を竦める。

>>148
「ま、その辺の考え方は個人の自由だけどね」

けどさ、と続ける。

「『自分なんかを』なんて言葉は、自分に惚れてくれた相手も貶めるって事だきゃあ覚えておいた方が良いよ」

くいっと冷酒をあおり、かんばせを伏せてほうっと息を吐く。

151優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 22:44:35
>149
「そいつは……お前。」


「…そいつは無理だろう、常識的に考えて。
 俺が言うのも変な話だけど、恋に憧れてるだけじゃあ恋人は出来ないと思う。
 相手の事を好きにならないと、な。」

>150
「分かってますよ。
 だからこそ、本当にそう思う。」

(と、真摯な口調で返って来た。)

152和風:2008/07/05(土) 22:52:54
>>150
「まぁ冗談なわけですが」
 けろり。
>>151
「いえいえ過去形なだけですよーだ」
 返事にもならないような言葉を意味深な笑みで吐いてみせる。

>>再度スカ教官

「まぁそういうわけであり、私のように機会あらばと思う
生徒どもは有象無象ほどいると思われるのです。
 そういうわけでひとつ提案なんですが。

 ・・・これより向かうクレイドルは異郷、団体行動を取らなければ
いかなる面倒が発生するやもしれません。
 計画と統率の取れた行動は団体旅行の基本であり、ましてそれが
勉学を目的とした旅行であるならばなおさらのこと。  
 けれど昔偉い人はいいました。学校時間は終礼までと!

 ・・・というわけでー。 
 昼日中は現地研修や勉強会に割り当てるとしてもー、夜くらいは
自由行動時間にしてもいいと思うんですけどー。ラブな人のためにも。
ラブを求める人のためにも。
 自由行動日以外にも自由な時間とか必要だと思うんです。
 気晴らしは学習効率を高める最大の手段であるかと思われるのです」

 なにぶん研修旅行であり授業の一環としての旅行である。
 朝から晩まで研修尽くめになるのはある意味宿命といえるであろう。
 だがそれはそれとしてせっかく観光地なんであるから自由時間ぐらい
設けてもいいじゃないさと訴えるカサギ。

153赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/05(土) 23:04:59
>>152
「アタシとしちゃ基本的に異存は無いよ。
 『命短し恋せよ乙女、打ちてし止まん名こそ惜しけれ』だったかな?」

何か色々混ざっている。

「とにかくだ。
 基本的には賛成だけどさ、ケジメって奴は必要さね。
 あとまあ、アタシの一存で決められるってワケでも無いし、その辺は分かっといておくれよ?」

もしも一日中全部勉強漬けになっても恨むなよ、ということである。
何しろ彼女はまだ見習いなのだから。

154優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 23:14:04
>152
「…ん。」

(そうか、と応えてそれ以上は、聞かない。
 元より一部の例外を除き、そういった事には立ち入らないリヒャルトだ。)

「…しかし、夜の自由時間ね。
 あの辺りはさして変わった星も見られんしなぁ……」

(と、そこでふと何かに思い至ったらしく。)

「………」

(不意に、黙った。)

155和風:2008/07/05(土) 23:18:31
>>153
「携帯端末での連絡の徹底、行き先の報告と帰る時間の報告くらいは
義務付ける、位の規則は、取引材料として必要になるかもですねわかります」

 内心守るやつどれだけいるんだろとか思っているが、まぁ何事にも
建前は必要なのだと割り切るカサギである。
 どうやら旅行が頭から尻尾まで勉強漬けと会議で終わるのだけは
絶対勘弁阻止断行のつもりでいるらしい。

「もうじき夏ですし、せっかく泳げるような湖があるクレイドルなんですから
遊ぶ時間は欲しいですよー。
 教官にしても、たまには生徒の面倒やら職員会議やらから開放される時間が
あってもいいんじゃないですか?勉強抜きにして生徒やほかの教官がたとの
親睦を深めるのも旅行の醍醐味かと思われるのです」
 
 真顔で言う。旅行プランナーかなり必死である。

156ガチムチな教官:2008/07/05(土) 23:24:33
(白のTシャツの上にベージュのジャケット。
 フォーマルともカジュアルとも付かない着こなしは定番中の定番だが
 典型的アメリカンキャラの彼には良く似合う。
 店員に案内されるまま入り口からやってくる途中で、養成所の一団を見つけた)

お?
こりゃまた随分と大所帯だな。てことは、評判に狂いは無さそうだな。
こいつは料理が楽しみじゃねぇか?(ニヤリ

157赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/05(土) 23:26:11
>>155
「だからアタシは賛成だって言ってんだろ。
 アタシの意思と、それが会議で通るかは別問題なんだよ」

苦笑しながらも何処か拗ねたような口調なのは、
未だ見習いの身に甘んじている己の境遇ゆえだろうか。
浴衣の襟元を寛げて、団扇でパタパタと扇ぎながらスカーレットは溜息を漏らした。
桜色の肌、ちらリズム。

158和風:2008/07/05(土) 23:28:23
>>154
「見れますよ?」
 しれっ。
「なにしろ初期型ですからね。
 移民初期のころの砂嵐ばりばりな火星でも空の移り変わりが楽しめるよう、
クレイドルのドーム天井全部が巨大ホロスクリーンになってるんだそうで。
化け物じみたプラネタリウム、ってとこですね。湖や講演に出れば、ビルや
街灯に邪魔されない空を楽しめます、ってのが売りなんですって。
 地球からの移民者を招き寄せるための招き猫として作られたクレイドル
だけに、無駄なとこに無駄にお金かけてるみたいです」

159和風:2008/07/05(土) 23:32:33
>>157
「そこをなんとかぁ」

 支離滅裂である。つまり酔っている。

「まぁそれはそれとして、つまりほかの教官の協力が必要なわけですね。

 ・・・・・・新聞部にスキャンダルのネタをたかるとしますか・・・・・・」

 少女の腸はうこっけい並みに黒かった。

160和風:2008/07/05(土) 23:33:45
>>156
「?」
 と。
 現れた男が視界に入る。

「・・・傭兵?職希望?すみません、今オフタイムなもので・・・・・・」

 かんちがいもはなはだしい。

161優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 23:34:36
>158
「あぁ…知ってる、けど俺の趣味に合わんのさ。
 あそこの投影システムは月のフェイブル・テクニカ製のだけどな、
 そんなに悪い会社じゃないけど、完璧な仕事をするかと聞かれれば程遠い。」

(と、何やら色々とご意見があるらしいリヒャルトである。
 カサギが知っているかはともかく、リヒャルトは天文学者の卵でもある。
 加えて言えば実家その物も天文台付属のプラネタリウムだ、
 ことその辺の話題に関しては、やはり一言あるらしい。)
>156
「…む、貴方は。」
(そのアメリカンなオーラに真っ先に反応して振り向く奴。
 丁度眼鏡学者と一緒に、グラスのビールをグイと流し込んだ所だった。)

「何処かで見覚えが…?」

162赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/05(土) 23:42:05
>>159
「程ほどにな。
 毒をちらつかしちまったら、真っ当な講義も受けられなくなるかも知れないからね」

一応の忠告。
まぁ、ここの教官たちがそう簡単に尻尾を掴ませるとも思えないワケだが。

>>156
「ん……おや、いつぞやの。
 アンタもここの評判聞きつけて来たクチかい?」

とっくりを掲げて軽く挨拶。

163ガチムチな教官:2008/07/05(土) 23:45:15
>160 >161
HAHAHA、まさか俺に見覚えが無いと?



当たり前さ。
俺はこの前から養成所で教官を初めたチャック・ガチェム。
一緒に飯を食う相手も居ない程の新入りホヤホヤさ。
一人で食事と言うのも決して悪くないが、せっかくだしよかったら同席させてくれないか?


>162
Hi,レディ・スカーレット。御察しの通りさ。
アンタの様子を見る限りだと評判通りにいい店みたいじゃないか?

164和風:2008/07/05(土) 23:48:03
>>161
「よく知ってますねそんなコト・・・」
 さすがに感心するカサギ。そこまでは流石に調べていない。
>>162
「流石に冗談ですけどね、正攻法で行きますよ。
 下手に仕掛けて寝首かかれたんじゃ割りにあいません・・・
 っていうか、お知り合いの方ですか?

 ・・・・・・腕利きか・・・・・・今の予算で雇えるかどうか・・・・・・」

 真剣に悩んでいる。ベクトルが完全にあさっての方向を向いているが。

165和風:2008/07/05(土) 23:50:03
>>163
「なんだ、もう就職済みですか・・・・ざんねん、って教官さん!?」
 目を白黒させる。
「っと、失礼しましたー!自己紹介自己紹介。
 キリノカサギです、よろしくおねがいしまーす!」

166優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/05(土) 23:51:58
>164
「産まれてこの方、そっち方面の事ばかり詳しくて困る。

 ……ま、限られた条件で良い仕事してるのは認めるけどさ…。
 ホロスクリーンの品質にもう少し気を遣えとか、色々言いたくなるのさ。」
>163
「あぁ、貴方が噂の。

 …ええ、噂は聞いてますよ。
 総合戦技科、戦闘偵察兵コースのリヒャルト・ユルゲンスです、宜しく。」

(そう言って、気さくに右手を差し出して来た。)

167赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/05(土) 23:54:34
>>163
「アタシも今日初めて来たんだけどね。上等な店だよ、ココは」

とりあえず店員にお猪口をもう一つ頼みつつ。

>>164-165
カサギの慌てっぷりを見て忍び笑いを漏らすスカーレット。
彼女はネコのように笑う。

168和風:2008/07/05(土) 23:59:55
>>166
「ま、十年前の『最新式』ですからね」
 苦笑を浮かべるカサギ。
「っても、それに驚いてたのも私ですけど。
 UC世紀のプラネタリウムに比べれば、月とナントカですよホントに。

 ・・・ってことは、今の最新式のヤツはもっとすごいんですか?

 ・・・・う、ちょっと見てみたいかも・・・・・・」

>>167
「ちょ、何ですか教官!
 笑うことないじゃないですか笑うこと!
 その・・・・・・ちょっと、勘違いしただけですってばー!」

169ガチムチな教官:2008/07/06(日) 00:01:39
>165
なに、お嬢さんみたいにキュートな子なら、フランクに接してくれるほうが嬉しいさ。
見てのとおり、堅苦しいのは得意じゃなくてな。教官だからと身構える必要は無い。
こちらこそヨロシク、レディ……キリノ?カサギ?
ジャパニズムネームはどっちで呼ぶべきだったけね。

>166
MS、特にTMSを中心に教えている。
偵察兵コースなら、足の速いTMSを重点的に教える時期も有るかも知れんな。
その時は特に目をかけてやるぜ。

(握手を返す。鍛え抜かれたしっかりした手だが、
 相手に痛い思いをさせぬ繊細さと丁寧さも備えている)

>167
あぁ、イイ女に良い酒を出す店ってのは良い店さ。間違いない。

170優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/06(日) 00:10:49
>168
「あぁ、最新型になると…量子コンピュータでリアルタイム演算かけて、
 スクリーン内に"極めて現実に近いもう一つの宇宙"を投影したりできるらしい。
 投影機も昔ながらのタイプ(中心にでっかい投影機を一個置くタイプ)の他に、
 光ナノファイバー搭載のナノマシンを中空に浮かせて六等星まで投影したりとか。

 …最早この領域まで来ると、プラネタリウムというよりかは仮想宙間シミュレータだな。

 まぁ…個人的な好みで言えば、中世期のモノの方が"味"はあると思うけどね。
 投影できる範囲内に於いてなら、今でもまだまだイケる。」

>169
「了解です。
 俺は実機の扱いは酷いモンですから…宜しくご鞭撻の程を。」

(そして、見る者に好感を与えるサッパリした笑顔を浮かべて手を離す。
 対するこちらは訓練の為に少々荒れた手ではあったが、
 少なくとも教官の握手には幾らかの好感を抱いたらしい。)

171和風:2008/07/06(日) 00:11:54
>>169
「ファーストネームでもファミリィ・ネームでも、お好きなほうをどうぞ。
 ま、日本じゃ基本はファミリィ・ネームですけどね。
 
 ・・・TMS・・・ああ、あの戦闘機になったりするモビルスーツのことですか。
 なんか無駄が多そうで脆そうな割には妙に硬いし捕まえるのに一苦労だしで、
相手するには結構難儀するんですよね・・・いろいろ勉強させてもらえそうです」

172和風:2008/07/06(日) 00:15:17
>>170
「見えない星まで投影されてもソレはソレで困るような困らないような……
 こだわりのキワミなんでしょうか(汗)

 ……それにしても。
 中途半端に古いのはダサいけど、古さもある程度いくといいものになるって
いうのはどういう趣味もかわんないみたいですね。
 プラネタリウムのことはよくわかりませんけど、ジュークボックスみたいな
感じかな?オーケストラの音響まで完全再現できるような時代でも、針とセルロイド
盤の響きが好み、っていう人は結構多いですしね。私もけっこう、そういうの
好きだったり」

173赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/06(日) 00:16:10
>>169
「口が上手いネェ、ホラ、飲みなよ」

店員が持ってきたお猪口を半ば強引に押し付け、徳利の中の冷酒を注いでいく。
表面張力ギリギリ、零れる寸前の並々と注がれた日本酒は、米から造られた酒特有の芳醇な香りを放っていた。
ここまでなみなみと注いじゃう辺り、既にスカーレットはだいぶ酔いが回っているようだが。

174優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/06(日) 00:24:12
>172
「見えなくても其処にあるのは事実だから、そりゃリアリティは違うさ。
 それに…知らないかも知れないが君のご先祖、
 昔の日本人は11.5等星――――それこそ天の川の一個一個なんて物じゃない、
 人間には絶対に見えない星の光まで投影できる投影機を作った事もあるんだぞ?

 それもたった一人で、誰に言われた訳でもなく。」


「それにまぁ…それは、古くても残る、という事がどういう事か考えてみればな。
 俺なんかは惚れこんだ口だけど、色々な理由があるのは間違い無い。」

175ガチムチな教官:2008/07/06(日) 00:26:45
(店員が酒を持ってくる。ジョッキに注がれているのは良く冷えたビールだ)

それじゃあ俺も、遅まきながら――Cheers!

>170
そいつは参ったな。俺の講義は基本的に実機技能中心になる予定だぞ?

(意地の悪そうな笑みを浮かべて返す)

まぁ、見たところ根性は有りそうだから大丈夫だろ。教えがいが有りそうで何よりだ。

>171
じゃあ、個人的意向でレディ・カサギと呼ばせて貰おうか。
そっちも遠慮なく好きに読んでくれて構わないぜ?

はっはっは、TMSは基本的に高級機嗜好だからな。一般MSとは何かと勝手が違うのはよくある話だ。
その辺も込みでイロイロ教える予定だから、気になる事は遠慮なく質問すると良い。

>173
おっと、コレがサケって奴かい?
飲むのは初めてだが……どれ。

(口を突き出すような格好でお猪口の中身を口に運ぶ。
 一気に全部飲み干して、しばらく味を確かめるような仕草をみせる)

……なんだコリャ。サケってのはライスから作られるんじゃなかったのか?
果実酒なみに香りがクルってのはどういうことだ?!

(驚きを露に感想をまくしたてる。無論、良い意味での驚きなのは誰の目にも明らかだ)

176赤い髪の教官見習い ◆RED/CLNT.s:2008/07/06(日) 00:35:33
>>175
「ソイツがトーヨーの神秘って奴さ。
 侮れないよ、ニホンの文化って奴は」

彼の驚きっぷりに満足げに頷きつつ、ちょっと偉そうに。
この道では自分のほうが先達なんだぞ、とでも言いたいのだろう。
間違いなく酔ってる。

「さて、そんじゃアタシゃこの辺でお暇しようかねぇ。
 そろそろ戻らないと、下宿先の姐さんにどやされる」

もう一口だけ酒をあおり、杯を置いてスッと立ち上がった。
意外なほどに真っ直ぐな立ち姿、伸びた背筋は酔いの影響を微塵も感じさせない。
一同に向かって軽く片手を上げると、しっかりとした足取りでレジのほうへと向かっていった。

払った金額は自分の分、但し店員に頼んで少し多めに電子マネーで支払った。
一応は、先に抜ける分の詫びを兼ねているのだろう。
支払いを済ませるともう一度だけ一同の席を振り返り、小さく手を振って店を後にしたのだった。

177和風:2008/07/06(日) 00:40:13
>>174
「たとえ見得なくとも、そこに確かにあるものを再現したかった。
 そうでなければ、カレにとっての星空にはなりえないから。

 星への憧れは、今も昔も変わらずってところですね。
 先輩見てると、そう思えますよ」
 ぐい飲みを右手でもてあそびながら、楽しげに言う。

「古くても残るものがあるとするのなら、それを残らせるのは
きっと想いなんでしょうね。そんな気がします。
 
 ──考えてみれば。 
 私たちが何の気もなしに踏んでるこの土は、昔の誰かが眺めた光の
源。プラネタリウムの黒緞帳に刻まれた一点の光。
 生き残るのに手一杯だったから、感慨なんて枠暇もなかったけど、
ここはそういう場所でした。
 なんていうか、妙な気分ですよ──いや、来たときに感じろよって
話ですが。
 先輩なんか、ココに来たとき感動しちゃったりしたクチですか?」
>>175
「乗り捨て乗り潰しが基本で来ましたからね、空軍志向のTMSとじゃ
心底勝手が違いそうです」
 苦笑する。
 基本的に乗り方ではなく倒し方を学ぶつもりでいるのは秘密だ。
 飛ぶのは苦手なのである。

178ガチムチな教官:2008/07/06(日) 00:46:28
>176
「ニッポンジンは魔法を使う」て冗談は嫌になるほど聞いてきたが……
なるほど、これはあながち冗談とも言い切れなくなってきたな。

(手を振って見送る)

>177
なに、言い方を変えればそれだけMSとして繊細に過ぎるって意味にもなる。
乗りこなせとまで言う気は無いが、俺の講義を聞いて損する事はないぜ?

179優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/06(日) 00:48:36
>175
「ではこの場は"望む所だ"と。

 …何せ出来の悪い鉄ですからね、ご期待に沿える様頑張りましょう。
 なぁに、痛い思いもずっと続けば何時かはそれが糧になる。」

>177
「そう、たとえ見えなくても宇宙[そこ]に星[それ]があるのは事実だから。
 ソラというモノに惚れ込んだ以上、見得ない物でも見つめずには居られない。
 ……なんてな。

 まぁ、古来より新天地に来た人間ってのはそういう物さ。
 俺も色々あって火星に来たから感動している暇は無かったけど…
 まぁ今となっては、そういう場所だという意識は常々持つ様に勤めている。」

180和風:2008/07/06(日) 00:50:36
>>176
「お疲れ様でしたー♪」
 酒瓶片手に別れの挨拶。
 別に代金なんて支払わなくていいのに、などと内心思わないでもないが、
スカーレットは目上の人間だ。おそらくは目上としての筋を通したのだろうと
納得することにした。
「なんだかんだで、古風なのよね、教官は」
 くすり、と笑ってぐい飲みに酒を注ぎ、干す。

181和風:2008/07/06(日) 01:01:06
>>178

「追い抜くぐらいのつもりでいかないと、追従すら難しそうですからね。
こちらも覚悟を決めとかなきゃいけませんね」
 幼さを残した顔に宿るは、不敵不遜の眼光。
「学ぶどころか盗ませていただきます、お覚悟を」

>>179
「ようやくゆとりが出てきた、そんなとこですか。
 ──忘れちゃいけないんですよね、そういうのって。
 忘れちゃうと、とたんにつまんなくなっちゃうから。
 世界は所詮苦界ですけど、それを楽しむのが人生のナントカ──
ま、そんなとこなんでしょうね。安い言葉、ですけど」
 何かを懐かしむような表情。
 安い言葉。ありふれた表現。けれど、実感。
「──まったく──ばたばたしてると。
 忘れちゃいけないことまで忘れちゃうから、困るんですよ。
 本当に。

 ……まぁ。
 一番それを実感してるだろう人は──」
 
 照れ隠しなのだろう、わざとらしく学者に視線を見やる。
 男は当の昔に酒瓶を枕にして高いびきを書いていた。

「──どうやら星空の世界に行ってしまったみたいですが」

182ガチムチな教官:2008/07/06(日) 01:05:54
>179
良い返事だ。男はそうでなくちゃな。

(ビールを一口あおり)

養成所に来る前もそれそこ教鞭を振るったことはあるが、
やる気も技量も全く無いクズってのが結構居てな。
そんな連中も不思議なことに、巣立つころは一端にMS乗りになってやがる。
ただ、痛い思いをしすぎて病み付きになるのだけはカンベンしてくれよ?

>181
ははっ、盗んでくれるくらいの生徒が居なければ教官なんてやってられんさ。
もっとも――

(キリノの頭をぽんぽん、と軽く叩く。相手の見た目が幼いからか、半ば無意識の挙動のようだ)

せっかく盗んだところで、解読出来るかどうかはお前さん次第だけどな?

183和風:2008/07/06(日) 01:13:26
>>182
「生憎、それが飯のタネでして。言ってみれば命がけ。
 そんなわけですから、教官には嫌でも一から十まで教えていただく
つもりです、それこそAからZまで」

184優男っぽいお兄さん ◆SternIiXmU:2008/07/06(日) 01:16:36
>>181
「まぁ、そんな所だ。人間ならばよくある事。
 上にしろ下にしろ、一つの事しか見ていないと本当に価値のある事を忘れる。
 星空を見上げて、足元の地球という星につまずいた賢者の話は有名に過ぎる。」

(と、そこで高いびきの男を見て)

「……ま、その時はその時で別に価値ある星空を見つけるさ。
 それが出来るのも人間の強さだと、昔誰かから聞いた。」

>>182
「へぇ…地球の方の軍隊か何処かかな。

 しかし…ははは、そいつは勿論。
 撃つのも撃たれるのも、好きになるつもりはありませんよ。
 …何か最近、撃たれるの好きなんじゃないかとか言われてて困ってるんですけどね。」

(やれやれ、といった感じでかぶりを振って。
 少しだけ間を置くと、手洗いだと言って一時席を立った。)

185ガチムチな教官:2008/07/06(日) 01:28:08
>183
良い心がけだ。
養成所の許可が降りるなら、俺のサブシートに乗せてやりたいくらいだね。
サブシートに乗ってTMSを体験するってのはな、何十時間もベラベラ口を回しても適わない効果がある。
流石に極限機動までは体験させてやれないが、MSとTMSの微妙な違いってのは
慣れたパイロットじゃないと引き出せない次元にある癖に意識するだけで新人も見違える程に動きが良くなるのさ。
レディ・キリノは実戦経験が豊富な様だし、下手な講義よりもそっちから始めたほうが良いかも知れないな?

186和風:2008/07/06(日) 01:35:54
>>185
「生憎地べたを這うほうが専門なもので、飛ぶのは苦手。
 睨んだだけで落ちてくれたら、なんて思ったりするクチなんですよ。
 たまにはチェス板の反対側に腰掛けるのも悪くないかもしれませんけど。
 実地教育も悪くないですが、まずは、座学といきましょう。
 幸い、まだお酒も残っていますしね?」

 まだ中身が半分以上残った一升瓶を振って見せる。
 長い夜に、なりそうだった。


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