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パイロット養成所第三部実施委員会

1まえがき:2004/06/01(火) 20:24
 これからあげるのは、あくまでも「草案」です。ハルノートです。
 あくまで討論のたたき台とするものです。
 決定ではありません。真珠湾攻撃的なレスは勘弁してくださいね。

64てつ:2006/05/22(月) 21:13:43
 というか、ベースになってるのが根本的に開拓時代のアメリカ西部ですから(苦笑)
 メタルマックスにかぶるのもしょうがないと思います。
 というか、「西部劇で拳銃の代わりに戦車に乗ってたら面白いよね」が
そもそものメタルマックスの出発点かと(苦笑)

 あとコネタについては3部開始以降にお願いします。。(;^ω^)あぅあぅ

65赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI:2006/05/22(月) 21:16:58
・通信
火星の玄関口となる大都市、及びその周辺を取り巻く大都市による、所謂「首都圏」は相互連絡が密になってても良いんじゃないかなと。
その圏内では通信網が整備されてるけど、圏内だけで閉じてしまってる感じで。
そうした「首都圏」と、少し離れた中規模クレイドルだとかとの間では通信網も未整備というか、有線故にかなり不便が多い。
で、「首都圏組」と「その他」との間で住民たちの意識の「壁」が強固になっちゃう。
クレイドルとアーバンとの格差をミクロとするなら、マクロな規模ではクレイドル同士の格差で意識の対立が生まれたりする。

とかそんな感じで。
コロニーに於ける「サイド」みたいな位置付けの纏まりがあって、その中では通信網が整備されてるというイメージ。
但しそれは、「火星の玄関口」を含むサイドのような、一部の恵まれた集団での話。
「首都圏」から一歩踏み出した先は、てつさんのイメージ通りの世界の方が面白いでしょうね。
いわば山の手と下町。
お互い「貧乏人」「ブルジョアジー」と変な対抗意識持ってたり。

どうよ?

66赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI:2006/05/22(月) 21:30:45
結局、ミノフスキー粒子ってのは
「人間同士の輪を閉じさせるツール」
だと思うんですよ。
で、閉じた居住空間としての「クレイドル」がある。

開拓の為に入植した筈が、クレイドル内の安定に甘んじてしまってる連中。
建造途中のクレイドルやステーションなどに住む人たちは、その不安定さ故に開拓者精神を失っていない。
そんな二つの集団の輪を断ち切って各々で閉ざさせてしまう、「ミノフスキー粒子」。

ドラマツールとして、
・「ミノフスキー粒子が散布された状況」
・「通信・情報面での優位を独占している状況にある「火星の玄関口とその周辺」」
・「その影響で閉じちゃってるコミュニティ」
この辺は欠かせないんじゃないかなと。
どうでしょう。

67胡@PSP:2006/05/22(月) 21:38:03
ザブングル?

やろうと思えばエルガイムも出来そう。

68赤髪の健康優良児 ◆ZTW3DCLXVI:2006/05/22(月) 21:44:33
欠かせないって言っても、
・あくまで背景
・あくまで小道具

だから
・同じ事をもっと良い道具でやれる
・もっと良い事をこの道具でやれる
場合にはスパッとね。

と、まとまりが無くなっちゃいましたが、以上、現時点での意見というかアイディアとかその他諸々でした。

69てつ@弁明なのかしら:2006/05/23(火) 20:14:46
 基本的にデルタさんのそれは俺の考えと等しいのですよ。
あくまでも俺が「北斗」指定したのはクレイドル外ですし。
また、北斗世界ほど極端に非人道が横行しているわけでは
ないとは思います。

 世界的背景やテーマについてはデルタさんがいいこと
書いてるので、おいらはシナリオ作成時のギミック、と
いった側面からこの「通信の不備」の必要性について
駄文をあげさせていただきます。

「電話」というのは、恐ろしく便利なものです。
 その存在が日常に存在して「当たり前」のものとなって
いること自体、生活にとっていかに電話という存在が不可
分であるか、わからん人はいないでしょう。
 ヤヴァイ人間が家の前をうろうろしてたら警察を呼べます。
危険なほどに体調を崩したら119番を押して救急車を呼ぶ
こともできるわけです。もちろん、火事が起こった場合でも。
 おなかがすいたら出前も取れます。どうしてもほしい物が
あったら通信販売業者に電話して注文をかけることもできま
す。
 知り合いに用事があったら電話一本かければことはすみます。
 さっと思い浮かぶだけでも、電話というツールが存在するだ
けでこれほどのサービスを受けることができるのです。

「電話ができない」ということは、すなわちこれらのサービスを
即時的に受けることができなくなる、ということです。
 変な連中が家の前をうろうろしてたら自分で何とかするか、
近所の人間が警察まで走ってくれることを期待して待つか、
あるいは自分で何とかするかしかありません。
 病気になっても同じ。火事が起こっても同じ。
 基本的に周囲の善意を期待するか、あるいは集落そのものが
事件発生時に対応してくれるような関係を構築しているか、
そのいずれかでない限り「自分で対応」するほかありません。

 そう、不便なんです。不便であるからこそ、人々はサービスを
受けられない部分において自力での解決を行うことを世界に強要
されてしまうのです。
 
 まさにこの点がポイントなのです。
「対応」の必要性が生じること。これが、シナリオを作成する
際において大いなる強みとなるのです。

 手っ取り早く理解してもらうために、ちょっとしたシナリオ
例を構築してみます。

70てつ@弁明なのかしら:2006/05/23(火) 20:15:13

シナリオタイトル「疫病の村」

・生徒たちはアルバイトか何かの理由で、とある村に手紙や
物資を輸送している。
 かなり日数はかかるし、場合によっては夜盗に襲撃を
受ける可能性すらあるので、こうした「輸送アルバイト」
の必要性が存在することをプレイヤーに納得させること。

・途中で原住民の群れにであう。
 戦闘、ないしは水や食料の取引などの形で彼らとコミニュ
ケーションをとらせること。
 (ここで彼らがひどく健康的に暮らしていること、彼らが
昔からこの土地に住んでいるということを強調しておく)

・現地に到達。
 村には人の気配がない。届け先である村長の家を訪れると、
村長一家が病の床に伏している。
 おそらく、火星特有のナノマシン病の一種であろうと
推測できることを、プレイヤーに理解させること。
 火星にはDG細胞やターンAガンダムに出てきたナノマシンが
変異したものが自然状態に存在しており、そういうものが
原因で現在の技術では治療が難しいタイプの疫病が発生する
ことを知識として与えること


 さて、ここからが問題。 


 はい。ここで、たとえば携帯電話が使えたばあい、どうなる
でしょうか。
 主人公たちは、このスレッドが養成所スレッドである以上、
病気に関してのプロフェッショナルではありません。
 プロでない以上、妥当な判断としては「病院に連絡する」のが
普通というものです。
 それが治療可能なものであればあとは派遣されてきた病院スタッ
フが治療にあたり解決してしまうでしょうし、鳥インフルエンザや
エボラ出血熱、エイズのような政治的問題性を持った疫病の場合、
より巨大な組織、たとえばデルタさんが挙げた火星開拓会議とか、
そういう組織の問題になってしまう。
 ぶっちゃけ・・・・・・主人公パーティが解決する理由がなく
なってしまうんです。
 シナリオ作成サイドとしては、この疫病問題を解決するために
プレイヤーたちに動いてもらいたいのです。
 けれど、電話や携帯といった優れた通信手段が充実している
ならば、それはプレイヤーキャラクターが対応すべき問題では
なくなってしまう。
 治療を専門としたサービス業者(病院や政府というのは、
そうしたサービスを行うために存在している組織なのです)は、
いかなる意味においてもプレイヤーキャラクターたちよりこうした
問題について優れた対応能力を有しているのは明らかです。
 つまり、第二部でしょっちゅう発生した問題。
「プレイヤーキャラクターは指をくわえてみてるだけ、基本的に
話を動かすのはえらい人たち」
 が、発生してしまうのです。
 プレイヤーキャラクターは何するかって?戦うだけ。

 ・・・・・・やるせないです。仕事のように戦うだけ。 
 しかもそういう場合「勝った」要因は偉い人たちの作戦に
起因してしまったりしますし。

 プレイヤーが苦悩して、プレイヤーが苦労して、プレイヤーが
解決するからこそ、シナリオ終了時のカタルシスが得られるのでは
ないか。そう思うのです。

 では、このシナリオはこの後どのように遂行されてゆくべき
でしょうか。

71てつ@弁明なのかしら:2006/05/23(火) 20:15:36

 無論、「携帯電話や電話が使える状態」で、なおかつプレイヤーが
疫病問題を解決しなければならなくなる状況を作り出すことは
不可能ではありません。
 ただし、その場合、理由を考えるために不要な苦労を強いられます。
 プレイヤーキャラクターが善人であってさえ、「ともかく病院に連絡
しよう!」というのが妥当な判断になってしまうでしょうし、悪人であれば
なおさらのこと。いちいち電話してやる義理もありません。 
 
 しかし、通信状態が不備、つまり病院に連絡を取るためにいちいち
危険な荒野を何日もかけて戻らなければなりません。
 電話ができれば、V/STOL機みたいな滑走路不要の航空機、あるいは
ホワイトベース級のような荒野のど真ん中でも平気で着陸できる船舶
で医療スタッフがすっ飛んでくるでしょうが、この村にはそんな便利は
ものが存在しない!つまり

・クレイドルへの連絡ができないことをプレイヤーに知らせる

・病状が悪化すれば命を落としかねないことも伝える。

・町まで戻っている間に村が全滅してもおかしくないこともついでに伝える。

・プレイヤーキャラクターに感染する恐れがあることはあえて語らなくてもいい。
 もちろんその可能性に気づいた場合マスターは「(;・3・)〜♪」とでも
返事を返してプレイヤーの不安を大いにあおってあおってあおり倒すこと。

 という状況を説明するのが妥当といったところでしょうか

 開拓民たちの病状は深刻です。町に戻っている間に、どれほどの人間が
病によって命を落とすかわかったものではありません。

「まぁここで帰るのが妥当なとこだよね俺らには関係ないもん」

 などとプレイヤーどもが決断した場合。
 全員そろって微熱を覚えるのが妥当なとこでしょうか。
 
「ほらほらお前らほっとくと病気で逝っちゃうよー?
 体が動くうちになんとかしないとねー?」

「村人全員を連れて街まで移送!」

 悪くない考えです。貨物輸送用のカーゴには村人全員は乗り切らないことを
まずは説明してあげましょう。
 ここで「無理だー!」とあきらめるなら次の方針へ。
 しかし不可能に挑み、プレイヤーたちなりの最善輸送手段を思いつき、それを
提示され、なおかつシナリオ作成者(違和感あるので今後GMと呼びます)がそこそこ
納得できるプランである場合、ここでシナリオ成功条件を「村人の後方移送成功」に
固定。 
 〆に夜盗たちによる襲撃を行わせ、村人を守りながら夜盗を追い払うという最後の
戦闘を行わせ、プレイヤーたちが勝利すればシナリオエンドとなることでしょう。

 まぁ、そうそうなかなか最善の手段など思いつくものではありません。 
 ので、マスター的にはここでプレイヤーたちに事前に張っておいた伏線を思い出させる
必要があるでしょう。

 そう、
 (ここで彼らがひどく健康的に暮らしていること、彼らが
昔からこの土地に住んでいるということを強調しておく)
 のは、「原住民たちはこの地で病気ひとつせず暮らしている。
その理由が体質的なものなのか、それとも何か予防法・治療法を
彼らが知っているためなのかはわからないが、ともかく今手が出る
可能性はそこにしかない」とプレイヤーたちに気づかせるためです。

72てつ@弁明なのかしら:2006/05/23(火) 20:16:11
 ここで
「やっぱ無理。かえる」などとほざきだした場合には、症状を
第二段階にでもしてあげましょう。嘔吐や下痢が止まらない状態で
それでも「直すの無理ー!帰るー!村人なんてしらなーい!」と
主張するならば・・・・・・そんなやつにヒーローの資格はありません。
ちうか物語の主人公になる資格はありません。というか人としてどうなんですかそれ。
 それでもその方針でプレイヤーが動いた場合、情け容赦なく帰り道にやけに装備の
いい夜盗と遭遇してもらいましょう。
 下痢と嘔吐にさいなまれながら勝てるものなら勝ってみやがれです。
 さらにそれでも勝利したとしてもプレイヤーたちが帰還したとき乗機のコクピットは
汚物まみれ。さらに村は全滅。プレイヤーたちが村を見捨てたことが遠からず世間に
知れ渡ることでしょう・・・・・・

 悪くないバッドエンドです。じゅるり・・・おっとよだれがでてしまいました。

 まぁそこまで意地の悪いプレイヤーはあまり居ないとは思いますけどね?

 さて原住民の村に到着しました。
 ライトに終わらせるなら、ここで原住民たちが使っている薬をプレイヤーたちに
渡させればOK。
 ただ、この終わり方にする場合、すこし味気がなさ過ぎるので、疫病食らった
村の人たちに「あの原住民連中は鬼だ」「野蛮だ」「人を襲うっていうぞ」などと
散々なマイナス情報を口ずさませておくといい感じでしょう。
 というかもちろんのこと、そうでなくても言わせておくといい感じですが。

 んで、もう少し盛り上がりがほしいなー、なんて思ったら、村の連中を
原住民の連中が憎んでいることにして、「あいつらが病気を受けたのは神の罰」
「知るかあんな連中」などと散々なことを言わせておくといいかんじでしょう。
もちろん「治療法が存在すること」を提示しておくのは当然のこと。 
 プレイヤーたちには愛想がいいんですから、かれら原住民は「移民そのもの」
に対しては悪意をもっていない。ここがポイント。
 つまり、「村の連中」を憎んでいるわけです。
 
 あとはまぁ、村の連中に代わってプレイヤー連中が部族に伝わる試練を受けたり。

 または。

 プレイヤーたちが村の連中を説得して原住民を怒らせた理由(原住民にとって神聖な
生き物・・・・・・開拓村の連中にとってはただの害獣を村の連中が殺したことに
部族の人たちマジぶちきれ、あたりが妥当でしょう)について村の連中に謝罪させる。

 とか。

 治す薬はあるんだけど途轍もなく強いナノマシン生物、別名デビルガンダム四天王
『グランドガンダム』を倒し、グランドガンダムを構成するマシンセルから部族に伝わる
昔からの操作法で抗体ナノマシンを抽出しなきゃだめなのですよ。

 などなど。

 いっくらでも〆のイベントは思いつきますな。できればMSバトルを最後に
用意しておいたほうがよろしいでしょう。

73てつ@弁明なのかしら:2006/05/23(火) 20:16:41

『ガンダムらしさ』については、あまり悩む必要はないと思います。
 ガンダムトゥルーオデッセイやら機動武闘伝Gガンダムやらという
ガンダムらしくないガンダム作品は多数存在しますし、さらに言えば
ガンダムの生みの親である富野御大自らターンエーガンダムという
ガンダムらしさというものを破壊するために生まれたような作品を
作っておられるわけですから。
 クロスボーンガンダムにおいて富野御大が語られた至言、「角ついてて
面玉が二つあったらマスコミが勝手にガンダムにしちまうんだよ!」と
いうお言葉をありがたく曲解させていただきましょう。

 さて、このシナリオ。
 読めばわかってもらえると思いますが。
「電話一本かけることができる状況を作り出すだけでシナリオ崩壊」
という素敵なシナリオになっています。
 人に任せられる状況を、通信手段というものは驚くほど容易に作り出して
しまうのですよ。
 もちろん、『話の常識的にここはプレイヤーが動くべき』という暗黙の
了解をプレイヤーの人たちに強要する・・・・・・という手もありますが・・・・・・
「ふつーだったら、ここで病院に連絡するよなぁ?』などと思われて
しまっては本当になんかなぁ、な感じなわけで。

 携帯電話というくそ便利なものが普及してから、まだ10年も経ってません。
 だので、ネタとして使える漫画や小説なんかで、携帯電話が存在している世界と
存在していない世界、そのどちらの勢力が強いかって言うと、おそらくは前者な
わけで。
 そんなわけで、「通信手段整ってないほうがいい!北斗世界万歳!」を唱えた
わけなのです。
 
 無論、現在では「携帯電話が利用できるのがあたりまえ」でもあります。
 携帯電話が利用できない、という状況のほうがむしろ不可解で苦痛に感じてしまう
ケースもあるでしょうし、そういうのが存在する前提で話をつくるケースもあるでしょう。
 だから、完全に携帯電話が使えない世界にしちまう・・・・・・という極論を主張
するつもりは毛頭ありません。
 使える場合が存在していいんです。というより、通常の生活圏では使えたほうが、
日常の自分の姿をプレイヤーキャラクターに投影できる分はるかに話の進め方は
楽でしょう。
 ちょっとプレイヤーキャラを集結させたい。そんなときに携帯がつかえれば、
「はい、みんなに電話します」の一言で済んじゃうんですから。
 要は、TPO。「携帯電話や電話が使えない状態」と、「そのどちらもが使える状態」
「電話だけは使える状態」以上三つが並存できる、ということは、シナリオ作成の面に
おいてとても有利だと思うんです。
 どれが使えてどれが使えない・・・・・・これだけで、シナリオにギミックが仕込めるん
ですからね。

74てつ@弁明なのかしら:2006/05/23(火) 20:16:55

 余談。

 話題それまくった挙句の果ての意見ですが、「ガンダムらしさ」に
こだわりすぎるあまり、シナリオ作るのに及び腰になってしまうという
のはちょっとした悲劇だと思うんです。
 さらに言えば、「ガンダムらしさ」にこだわるとするならば、ガンダム
という作品のテーマが「戦争」という事象に強く根ざしてしまっている
という恐ろしい現実に直面させられてしまう羽目になるのです。

 どういう意味で恐ろしいかというと・・・・・・第二部末期の地獄のような
閉塞を考えていただければよろしいと思います。
 国家という最強の存在を前にしてしまえば、人間離れした超人を出現させるか、
個人の力ではどうにもならない状況の中で危うげな日常をキャラクターに生きさせるか。
 そのどちらかにしか収束し得ない。
 本当に・・・・・・悪夢のようでした。

 だので、第三部ではあまりこだわりすぎる必要はないと思います。
 ただ、日本神話かギリシア神話かというぐらいなんでもありにして
しまうのはちょっとどうかなとか思います。あとキャラ全員がセガール
拳伝承者ですかとか思いたくなるくらい万能で最強とか。

 まぁそのへんは「空気嫁」の一言で決着をつけるとして。

「ん、この漫画のこの話で養成所のシナリオ作れないかな・・・」
 などと思ったら、それをシナリオとして練り直して、マスターとして
やっていこう、と思えるような、そういう環境を用意したほうがいいと
おもうんです。

 第二部でできなかったこと。「誰でも自分が好きな物語を作って、
その物語の中をプレイヤーたちに遊んでもらう」という楽しみを、
俺以外の人たちにも大いに楽しんでもらいたいなどと思ってます。

 パンプキンシザースの第一話をそのままシナリオに仕立てたい、と
いうのならば仕立てればいい。
 HELLSINGでもトライガンでもかまいません。
 なんならダイの大冒険でもかまわない。
 上記のシナリオの場合、漫画『ブラック・ジャック』の「ブラック
ジャック病」という話を下敷きに話を構成しました。
 モビルスーツとかぜんぜん関係ねーです。西部劇ですらありません。 
 まぁ、ぜんぜん関係ない話でも、案外シナリオになるんだよ、という
話もしたかった。
 
 まぁそんなとこで。

 ともかくシナリオマスター求む。
 いい加減俺はプレイヤーをやりたいんだよ!(切実)

75シュツルム・ドップ隊(係員方面):2006/05/24(水) 00:13:25
 さらに余談。 
 ただー。ガンダムらしさを無視す過ぎるのも考えもんかな、とは
おもいます。
 ガンダムが茸くってサイコガンダムに化けるとか、ジャンプすると
地震がおきるとか。
 最低限の「ガンダム世界にマッチングさせる」努力は必要だと
おもわれです。

 たとえば「よしゴジラを元にしてシナリオを組んでみよう!」
と考えた人が居ます。 
 ゴジラVSガンダム。
 なんともいえないマッチングです。こう・・・・・・
 あれでしょうか。M4シャーマン特車とかメーサー殺獣光線車
の役割をザクが果たしたりするんでしょうか。
 変な女の子が精神を同調させて巫女ったり結局鬼のように強すぎて
まともに倒せないって設定だったりだからゴジラを操る巫女を説得して
なんとかするんだ!

 はいここで「テメそんなシナリオ組むんじゃねえどこがガンダムだ!」
と思った人ー。
 
 既にシナリオ化されていますよ?
 誰がどう見てもこのシナリオ。







 「ホンコン・シティ」じゃないですか。
 ゴジラ=サイコガンダム。
 巫女=フォウ。
  あれあきらかにゴジラリスペクトなシナリオですよねー。
 得体の知れない巨体が巨大都市を蹂躙。誰にもどうにもなりゃ
 しねえ。
  そういやゴジラ84とか見てたんでしょうか富野さん。


  ってなわけでゴジラだってその気になればガンダムっぽく
 できるのだから、まぁそこそこ努力すれば同人ガンダムぐらいには
 どんなシナリオでもガンダムらしく出来ると思う俺なのです。まる。

76胡@PSP:2006/05/24(水) 00:23:20
激しく余談ですが、
そういえば、どっかのマンガだったか小説だったかでガンダム対ゴジラやってたな。

どっかの島で訓練中の新型機が謎の巨大生物と戦うという筋。

桂令雄というライターがガンダムにクトゥルフぶち込むのを書いたっけ。

77てつ:2006/05/24(水) 00:28:50
 そうした
「ロボット対巨大生物」の例としては、やっぱりパトレイバーの
「廃棄物13号事件」あたりが好例、ということになるんでしょうか。

 けれどあの性能のままで逝くとメガバズーカランチャーあたりとか
最悪ビームライフル、いや、ビームスプレーガンであぼーんできる・・・・・・

 あれかなぁ。
 どっかの会社で開発していた生物兵器(あくまでも対人用として開発
されました念のため)がDG細胞に感染。
 立派なビオランテになりました♪


 俺が悪かった。

 
 まぁともかくマッチングに気をつけろってこった・・・・・・
 どうでもいいがガンダムにクトゥルフぶちこむってそうとう
むちゃくちゃですねぇ・・・・・・

 ・・・・・・うっかりララァあたりが未知なるカナンにいったり
するのか・・・・・・

 
 勘弁してくださいorz

78胡@PSP:2006/05/24(水) 00:38:27
クトゥルフ話は、ガンダリウムの閂がかかったルルイエとか、南極条約と狂気山脈とか、木星帰りは邪神を見たとか、そんなのだった。

そういうゲテモノをやり出すとキリがないのでやめよう。

79てつ:2006/05/24(水) 00:46:19
 あい俺も正直そう思います。 
 まぁマッチングにも限度がある。
 その点はわきまえておこうねというお話でしたー

80胡さんの伏線の話について:2006/05/27(土) 21:48:57
 んーと、結論から。

「第二部の設定を持ち越すべきではない」ということなのだと思います。

 基本的に「極力二部の情報は三部では運用しない」
というのが、第三部遂行に当たっての絶対条件だと思うのですよ。
 増えすぎた設定が、新規参加を難しくしたり、内容をよく
わからなくさせたりしてきた現況なので。
 その複線を発動させたとしても、それは三部から実質本格介入
することになる人、これから新規参入するかもしれない人たちに
とっては唐突なものとなるわけで。
「だって第二部でこういう複線を張った」と書いた場合、「んじゃあ
第二部を知らなきゃだめなのか」ということになってしまい。
 古参参加者ですら「読みたくネェ」と心から思っている巨大でなおかつ
未整理な過去ログを読まなきゃならなくなってしまい……
 
 それでは本末転倒なのですよ。
 新しい酒に、古い酒をあえて混ぜるのはあまりいいことではないと
思うのです。
 また、伏線として記述した内容を見させていただきましたが、これは
第三部に入ってから投入しても問題がない内容であり、なおかつ
おそらくはこの第二部で消滅することになるであろう埋葬船団の
人間が行う必要がないものであると判断できます。
 第三部において「埋葬船団」を登場させるわけにはいかない、
第二部の影は極力残してはならない。
 仮に第二部のストーリーを部分的に導入するとしても、
導入する側はそれが「まったく別個の物語」であることを
念頭に置いた上で、なおかつ第二部の内容を知らずとも
物語を支障なく進める努力を行う必要があると、俺は
考えます。
 
 どういうことか、もう一度説明しようと思います。

「横流し屋」が何かの陰謀のためにHLVを投下しました。
文章内容から鑑みるに、おそらくはこのHLVを投下したのは
第二部に登場してきたキャラクターの誰かなのでしょう。
 このキャラクターの根幹をならしめているのは、第二部
において創造・展開された世界観であり、設定であり、
政治関係、人間関係です。
 ならば、第三部においてこの伏線に則ったシナリオが
展開される場合、いやおうなしに混乱に陥り、閉塞し、
キャラクターが日常活動を行うことさえ難しくなり、
挙句強引に収束させるに至った第二部の負の遺産を、
そのまま持ち越しかねない危険があるのです。
 なぜなら、この伏線は第一部、第二部によって生まれた
さまざまな要素から生まれたのですから。
 そうした要素とは委細関係ないというのならば、
あえて埋葬船団にかかわる人間を用いる必要は
ありません。
 もしも何かやりたいシナリオがあり、そのための投資で
あるというのなら。
 それは、おそらくは第三部を開始してから第三部の展開
を見極めた上で改めてシナリオ必要条件となる組織を
構築し、因果関係を第三部に即して作り上げた上で伏線を
あらためて展開してもよいのではないでしょうか?
 まして、まだ中身を決めていないというのなら、それこそ
あえて第二部中に伏線を提示する意味がありません。
 第三部からでも遅くはないのです。
 デビルガンダムでも罠でもサイコフレームでも、それは
第三部が始まってから『いつの間にか配置されていた』
ことにしてしまっても問題はない。

 特に第三部は、まだ設定が完全に出来上がったわけでも
なければ、どのように話が進み、どのように世界が成り立って
行くのかも皆目見当がついていない状態です。
 この状況において、徒に第二部の「悪」影響を第三部へと
引き継ぎかねない伏線の展開は、おそらくはよしたほうが
いいと思うのですよ。

81胡さんの伏線の話について:2006/05/27(土) 21:49:29

 第一・二部のキャラクターを持ち越すことは、極めて危険な
ことではないか、と考えます。
 第一・二部のキャラクターというのは、第一・二部の設定を
基にして成り立っています。
 これらの設定の存在なくして動き得ないのです。
 であるならば、こうしたキャラクターの過去を露骨に提示
することはそれこそ第三部に第二部の悪影響を持ち越すリスク
を高めることともなります。
 無論、出すなというわけではありません。 
 ただし、出すに当たってはそれなりの用心が必要となる、
といいたいのです。
 俺が仮に第三部に赤毛を出すとするのならば、「主人公
たちが溜まり場にしている食堂の気のいいおかみさん」と
してでしょうね。 
 彼女二過去を語らせるとすれば、昔おばさんもパイロット
だったんだよー」「これでも無敵の犬狼牙、なんていわれた
もんさー」などと繰言をする程度でしょうか。
 埋葬船団やAEMAについては彼女はけして語りたがらない
でしょうし、彼女にとってはもうこのころには「決着がついて
いる」出来事です。というより、もう今の段階で決着が
ついています。
 故に、彼女を何かのきっかけで活躍させるとするならば、
それは彼女の過去に起因するものではなく、新しい時代の
新しい状況によって発生した新しい問題に直面し、これを
解決しなければならなくなるからでしょう。 
 
 新しい世界には、新しく種をまくべきだと思うのです。
 
 まして、やはりキャラクターを伏線として投下するにしても……
それは第三部に入ってからでも遅くはないのですし。
 
 第三部はまだ始まってすらいません。
 畑にたとえるならば、現状は石ころが転がりぺんぺん草が
ぼうぼうの荒野そのもの。
 今の進行段階は、せいぜいが用地を買収して区画割りを
したところでしょうか。
 種を植えるどころか、どういう作物を植えるのかも決まっていません。
それから土を掘り返して用水路を引いて、季節が来るのを待ちつつ
ビニールハウスを建てて種を撒いて苗を育てて、それからようやく
肥料を撒いて下肥えをして、それでようやく苗付けができる。
 そういう状態だと思うのです。

 気が急くのはわかりますが、ともかく第二部で犯した無数の
失敗を繰り返さないためにも、第三部実行に当たっては
細心の注意を払いながら進行していくべきだと思うんです。

 第二部中に、何人かの新規参加者がありました。
 多くの人が「新規参加者?いるわけねぇ」と絶望していた
時に、です。
 けれどそのうちの何人かはまともに話に絡めないまま
去っていってしまいました。
 非常にもったいなくもありますし、悔しくもあります。
 アレだけ楽しんだわけですから、きっと楽しんでもらえた
可能性はあったと思うんです。気が狂うほど夢中になった時期は、
確かに存在していたわけで。その事実は覆せない。
 夢中になれない現状を覆すための第三部。
 細心の注意を払って、地盤を作り上げていくべきだと思います。
伏線を張るのが悪いというわけではありません。
 その伏線によってシナリオが作られ、話が展開されることは
俺にとっては望みです。
 シナリオマスターが少ないという現状は、解決せねばならないと
俺は考えますから。
 けれど、あせって伏線を張るべき時期ではない。
 まだ形が定まっていないうちに、慌てて種付けをしてもそれは
おそらく実らない。

 あせるべきではない。あせっても第二部と同じく竹に木を継ぎ続けて
結局また身動きが取れなくなる……俺はそう、考えます。
 何を残し、何を削り、何をあてがい、何を築くのか……
 細心の用心を怠らず、けれど大胆にアイディアを出していって。
 それから、動き始めてもいいんだと思います。

82胡さんの伏線の話について:2006/05/27(土) 21:52:12
 最後に、たとえ話をひとつ。
 昼食のサラダがおいしかったとして、そのおいしさを夕食にも
味わいたくて残しておく。
 それは問題ないのですが。
 ただ、今晩のメニューがブイヤベースだったとして、その
ブイヤベースにサラダの残りを放り込んでも、それはブイヤベース
でもないサラダでもないよくわからない料理になるのが関の山です。
 そして、今ひとつ問題が。
 夕食までにはタレがしみてしまったサラダは、ブイヤベースには
使えない。というより、それは多分、昼に味わったサラダのおいしさ
の名残はあっても、味わった
 けれど、それは確かに素材ではある。
 ブイヤベースに合うように、新しくつくったサラダに、
アクセントとして添えてみる。
 あるいは塩コショウしてミキサーにかけ、サラダ用の
ソースに仕立ててみせる。
 これは、けして悪くはない選択です。
 サラダがブイヤベースの味と合ってくれれば、夕食は
よりいっそう楽しいものとなるでしょう。
 ただしそれは、ブイヤベースの味が決まってから決めるものだと
思うのです。
 夕食の主役は、あくまでもブイヤベース。
 けしてサラダが主役ではない。サラダはブイヤベースの味を引き立て
なければならない副食。
 サラダを先に作ってしまって、そのサラダにあわせるためにブイヤベースの
味を決めてしまってはならない。
 あくまでも……ブイヤベースを、作ってから。
 
 つまりはこういうことなのだと、思います。

83今後の議論の方針について:2006/05/27(土) 22:00:20
苦しいこともあるだろう。
言いたいこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣きたいこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。

 いきなり山本五十六の言葉から入りますが。

 腹が立っていること、誰かに対する怒りを表明することは、
おそらくこのスレッドにとってプラスにはなりません。

 必要なのは冷静な批判であって、悪罵でもなければ怒号でも
ありません。

 何かを伝えたい、それはわかります。

 ただ、それが怒号や悪罵という形を持った場合。

 本来伝えたい対象のみではなく、その怒号を耳にし目にした
第三者にもその感情が伝わってしまう、場の雰囲気をその絶叫が
支配してしまうことこそが問題なのだと思います。

 怒っている。腹が立つ。わかります。
 誰にだってそういう瞬間はあります。
 けれどそういうものをあらわにしたところで、それが
怜悧な計算によって必要だと判断した上でではなく、
ただ徒に感情に任せたものであるのならば、それはきっと
反発と悪影響以外のなにものも残しはしないと思います。
 強すぎる打撃は余計な反動しか生みません。
 けれどだからといって、その怒りを完全に捨ててしまえ、
我慢しろ、というのではありません。
 その感情をぐっとこらえて、批判という正の方向性に
転化した上でそれをなすべきであると思います。

 空気を読まない行動をとるのは、問題です。
 けれど、それに対して周囲への影響を考えない発言を
行うのも、また問題なのではないかと思います。

 修行です。大人への修行です。
 精進しましょう。こういう技術は、きっと人生の役に
たつと思われますので。

 説教臭い発言ですが平に陳謝。

 てつでした。

84胡@PSP:2006/05/27(土) 22:07:12
長文お疲れさま。
「とりあえず使えそうな伏線をバラ蒔く」癖を直さなきゃ駄目ですね、今度こそ。

85てつ:2006/05/27(土) 22:33:11
 YES。
 クールにね、クールに。

 この点は教訓になる。俺にも。そしてこれからシナリオを作る人にも。

「むやみに伏線を増やさないで適度に消化していきましょう。
 増えすぎて自分で管轄できなくなると悲惨ですよ?」

86獣の名を持つ少女 ◆ZTW3DCLXVI:2006/06/28(水) 22:57:59
とりあえず、第三部に使えそうな大道具、小道具の案を。


・火星開発円卓会議

主要クレイドル、及び開拓事業の出資者の代表が議員となる。
要は火星開拓事業の方向性を決める中心的な会議。
3ヶ月に一回の定例会議と、討議すべき議題が提起された際に開催される臨時会議とがある。
利権とか政治的背景とかで決して一枚岩ではない。

・火星治安維持機構 通称<キャメロット>

要は各クレイドルや母体組織からの出資を募ってできた治安維持軍。
火星開発円卓会議の下部組織。
軍事・警察の両輪で各クレイドル間の有機的な連携を図り、その結果完成する筈だった。
これまた利権とか予算とかの問題で、計画倒れ状態。
事実上プランは凍結され、設けられていた部署は体の良い左遷先となっている。
治安維持はそれぞれのクレイドル住民や母体組織による自警団、
私設軍などによって行なわれているというのが、現在の火星の実情である。

尚<キャメロット>の通称は、円卓会議の下部組織である事に因んで付けられた。

・マーズメタル

レアメタルの一種で、火星でしか精製できない特殊な金属。
火星に於ける利権問題は、この金属の発見に端を発したと言っても良い。

87獣の名を持つ少女 ◆ZTW3DCLXVI:2006/06/29(木) 23:51:49
首都圏に関する案

・ポート・マーズ

火星の玄関口となる宇宙港都市。
最新鋭のマスドライバーや各種設備を取り揃えた、大規模な宇宙港を持つ。
火星への正規の入植者は此処で住民登録が行なわれ、
一時的な訪問者に関しても厳重なセキュリティチェックが行なわれる。
また、火星開発円卓会議の本部が置かれているのも此処である。

→イレギュラーな訪問者が裏ルートで侵入するというのもネタになりそうですな。

・セントラル

ポート・マーズと、隣接する12のクレイドルによって形成される大規模都市圏。
圏内では時間が地球圏に合わせて統一されている。
これに属する12のクレイドル内では、基本的に地球と変わらぬ感覚で生活が可能である。
資源の再利用システムが発達しており、物資もかなり潤沢に消費できる。
現状に満足している為か、ここの住人の間では今後の開拓計画に関して消極的な風潮が見受けられる。






ぶっちゃけ養成所を何処にどう位置づけて置くかで、第三部はかなり趣が変わってくるんじゃないかな。

88『街々を結ぶ鉄の芋虫』:2006/06/30(金) 01:36:23
・『キャタピラー』(芋虫)
 全長200〜300メートルにもなる巨大な「貨車」を8両〜16両規模で
連結することによって構成される超大型装甲輸送列車。
 正式呼称は「キャラバン」であり、「キャタピラー」は野盗や傭兵たちの
蔑称。
 
■推進システムには熱核ホバー推進方式を採用しており、それゆえに
線路を用いず火星各地に点在するクレイドルとクレイドルとの間を
移動することが可能。
 ゆえに、「列車」とはよばれているものの、その本質は鉄道と
いうよりむしろ旧世紀のタンカーや大型トレーラーに近い。
 火星の鉱産資源(窒素ガスや水、有機物などを含む)、
工業生産物など、さまざまな物資をマスドライバー設備が無い
新興都市にも安価に運べることから、現在火星における輸送手段の
主力となっている。

■走破能力は高く、不整地であろうとも問題なく運行可能であるが、
しかし速力、運動性ともきわめて低く、MSを装備した野盗団や火星
原住民、原生機械生物に襲撃されることはけして珍しくない。

 ゆえに、大量の火砲やMS運用を備えた武装車両が貨車3両につき
1両といった割合で連結される。

 なお、航路に応じて貨車と武装車両の割合は変更されるのが常。
(『大峡谷』などの危険地域の付近を運行する列車の場合、
貨車一両につき武装列車二両、という編成も珍しくない)

■火星開拓会議はあくまでも輸送の主体をマスドライバーシステムや
軌道船舶であるとし、これらによる輸送網構築計画を推進しているが、
予算・諸都市間の対立問題などから進展はかばかしくなく、このため
こうした「列車」による輸送が隙間産業的に発展してきたという事情
が存在する。

■ゆえに、現在火星に存在する「鉄道会社」の全ては民間企業である。
こうした「鉄道会社」の中には自衛のためと称して密かに傭兵や野盗団
と契約を結び、鉱山都市や開拓されたばかりの小規模クレイドルや原住民
集落に対して襲撃・略奪などの非合法活動を行うものも存在する。
『列車』が巨大な輸送能力と強大な武装、MS運用能力を備えるように
なった現状ゆえに現れた負の側面と言えよう。

■開拓会議にもこうした現実を踏まえて「鉄道公社」を設立、開拓会議
による管理・運営を行うべきだという声があるが、マスドライバー産業や航空
宇宙輸送産業勢力が予算面での待遇の悪化、利権の喪失を懸念し反発。
 公社設立計画は現在宙に浮いたままの状態となっている。

89『街々を結ぶ鉄の芋虫』:2006/06/30(金) 01:36:40


『俺らは自由な鉄道屋。縛る線路はありゃしねえ。物を運んで東、西……

                           ──鉄道員唱歌』

『とろい芋虫、いい餌食さ。稼ぐにゃあれが一等いい……

                    ──シーマ・ガラハウ』

『彼らは過去と今にしがみつく存在に過ぎない。 
 未来にあっては絶滅を定められた存在である……

                     ──とある議員の発言』

『あんな芋虫、この世から消えちまえばいい。
 必要?大砲とMSに自分の村を吹き飛ばされたんだぜ、この俺は!

                      ──ある難民の言葉』

『ええ、危険な鉄道会社があるっていうのは知ってます。 
 けれど、まぁ、そういうのは一部なわけで。
 それにね、ああた。(マスドライバー施設や宇宙港が)来月にはできる、
再来月にはできますからとか、公務員の連中は言い訳ばかり。
 こっちはね、今日明日使う窒素や水、それに塩が問題なんです。 
 そりゃ、どんな不整地にでも着陸できる輸送機なんてもんをつかう
宅配屋だってありますよ。ゾヌ急便でしたっけ?
 でもね、高い。あたしたち貧乏人にしてみりゃあ、ああいう宇宙船を使う
輸送屋っていうのは、あんまりに高すぎる。
 だからね、安い方に頼るしかない。
 襲撃にあって物が届かなかったりしても。
 あるいは、物の代わりに鉛ダマやミサイル運んで来たとしてもです……
   
                         ──ある村人の述懐』

★中の人から;
 イメージ的にはアメリカ西部開拓期の大陸横断鉄道+トライガンの
サンドスチーム+ブラックラグーン号といったとこでしょうか。

 まじめに物運びに専念する会社もあれば、戦闘用MSだの兵器だのを
勝手に売買する会社もあったり、はたまた輸送会社というのは名ばかりで、
実のところは盗賊団だったり。

 全長3キロの巨大要塞が筒先揃えて襲い掛かってくる、というシーンも
描写できたり。
 
 あるいは強大な傭兵団から列車を守り抜く、というミッションもできたり。

 この設定を採用した場合、多分、列車が到着する、というのはまぁ、
「船が来たぞー」というのに近いものがあると思うんですよね。
 故郷から生徒あての新米がとどいたりとか。
 あるいは、「よし、今日から俺も養成所の生徒だ!」と人生の新たな
門出を、列車から降り立った瞬間に改めて実感する生徒とか。
 
 なにやらうまく説明できてない気がしますが、まぁ、イメージを
つかんでいただけたなら幸い。使えるなこの設定、と思っていただければ
もっと幸い。そんな感じ。

90原生機械生物:2006/06/30(金) 02:52:15
 いわゆる機械生命体。この世界には混線によって運ばれてきたと
推測されている。

 通常の生物とは異なり、様々な金属やプラスチック、半導体に
よって肉体を構成する。  
 Dg細胞やナノマシンなどが独自に進化・発展したものと推測
されているが、研究はまだ端緒についたばかりである。
  
 大きさ、形状は様々であり、人類が現在に至るまでに開発してきた
兵器に酷似した個体や、地球に存在する生物に酷似した個体が極めて
多い。 
 これらは一種の収斂進化(複数の異なるグループの生物が、同様の
生態的地位についたときに、系統に関わらず身体的特徴が似通った姿に
進化する現象)の結果ではないか、という学説が主流である。 
 また、Dg細胞やナノマシンに感染した生物が彼らの先祖であるとする
学説も存在する。
 火星という環境に適応するためか極めて強力な攻撃器官をもつタイプ
も存在しており、これら機械生物により発生する様々な問題(器物・
施設の損壊、開拓村への襲撃)などが極めて深刻な社会問題となっており、
火星開拓遅延の重大な要因のひとつとなっている。
 特に問題ある種には駆除指定がなされることもあるが、こうした種を
トーテムとあがめる火星原住民部族と駆除を行う業者とが対立すること
も多く、結果的に戦闘・流血に陥ることも珍しくない。
 また、安易な駆除活動を行えば希少種の絶滅を招く可能性も指摘
されており、
 
  
例;ディガー
 
 形態;昆虫型
 外見;巨大なオケラ
 性格;温厚
 知能;犬並み〜3歳児並み

 一対の巨大な前肢が特徴的な昆虫型機械生命。
 前肢には強力な振動破砕刃が備わっており、これにより
岩盤を掘削、エネルギーとなるウラニウム鉱石や肉体の
構成材であるチタンなどの重金属を採集、摂取することで
活動している。
 特徴的な高声で鳴き、これにより地中の別個体と会話を
行う。
 個体によってはこの発声器官を用いて超音波を発信、
岩盤破砕を行うものもあるという。

 寿命は約20年。小型のものは4メートルほどだが、大型の
物では全長20メートルに達することもある。
 
 
 ディガーは掘削を行った後、排泄物となる珪素をセラミック化
して強固なトンネル様の巣を構築する習性があるため、火星原住民
の中にはディガーを飼いならし、住居となる洞窟を掘削させる部族も
存在する。また、ディガーの体内には発電器官や高分子合成器官、
酸素分離器官といった火星での生活において有益な器官が備わり、
これらは切除された後も稼動するため、これらを入手するために
ディガーと地下で共生、一種の遊牧を行う部族も多い。
 
 なお、移民してきた地球人にとり、ディガーは鉱山や建物の
基礎を破壊する害獣としてとらえられることが多い。
 振動破壊刃によって通信ケーブルや水道パイプラインが
切断されると言う被害が続出。
 このため、ディガーは現在火星開拓会議に駆除指定を
受けており、賞金もかけられている。
 
 ディガー駆除作業に当たっては地底掘削用モビルスーツ
「アッグ」や「グーン」を用いる。ディガーの強固な外皮
(88ミリ高初速タングステン徹甲弾に耐えるとされる)
を侵徹するためにビームトーチやビームカノンを装備する
のが一般的である。


中の人から;ぶっちゃけゾ○ド。
     ただし、あっちの世界と違ってより『生物』としての側面を
     出していけたらなぁとか。

91原生機械生物:2006/06/30(金) 03:03:39
 んで、これ使ってなにしたいのさ、ということですが。
 
・怪獣物っぽいネタ(馬鹿でかくてものすごく強い原生生物がキター)

・希少種を狙う密猟者や、その種を崇める原住民との三つ巴なバトル
(狙う側に立ってもいいし、原住民の側に立ってもいい。 
 あるいはプレイヤーサイドがその両方に分かれるとかね)

 
 また、説明のところには『通常の生物とは異なり、様々な金属や
プラスチック、半導体によって肉体を構成する』と書きましたが、
体がたんぱく質のやつがいてもいい気はします。

 「火星にしか住まない火星トンボ」だの、「火星にしか
すまない火星ヘビ」みたいていどのもんを出してもそれなりに風物詩
的でよいのかな、とか。

92名も無き生徒:2006/06/30(金) 03:05:33
つ【火星にしか住まない猫】

ぷいにゅー

ノシ

93なんとはなしのイメージメモ:2006/06/30(金) 03:37:15
・火星にすむ人間たちの意識のギャップ、摩擦

移民グループ

上流階級;満足のいく今の生活を失いたくない。
     現状維持。問題解決に対し消極的。 
     秩序、保守。ゆえに腐る。

下層階級;納得のいかない今をどうにかしたい。
     搾取されるもの。
     現状打開。開拓する。切り開く。 
     脅威を排除する。尖鋭。
     上流とは異なり、生死の境に立たされるものも多い。
     平和、安定を夢見る。
     しかし現状は混沌。悪事に走るものも多い。
     いずれにせよ、もっともエネルギーに満ちた階層。←養成所はこのあたりの視点に立たせるのが妥当か?

原住民;古今未曾有の変化に惑う。
    受け入れるもの、反発するもの。
    抗わなければ飲み込まれる惧れを覚える。 
    だが便利になり行く今を認めるものもいる。 
    瞬く間に破壊されていく過去の生活様式。
    頻発する移民者たちとの生活圏争い。
   「ここはわれわれの土地だ!」
    彼らは搾取されるのではなく奪われる。 
    
正の関係
上流は下層を導き原住民を学ぶ。
下層は上流を仰ぎ原住民と分かり合いもてるものを与え、生きるすべを学ぶ。
原住民は上流下層かかわりなく、彼らが求めるものを与え、教え、そして
移民たちがもたらしたものを生活に生かし、そして学ぶ。

負の関係
上流は下層を搾取対象とし原住民をさげずむ。
下層は上流を贅沢ものとさげずみ、原住民を彼らの発展を阻むものとして憎み排除を望む。
原住民にしてみれば上流も下層も生きてきて生きてゆく場所を奪うだけの者たち。


 生きている場所、生きるすべ、必要とするもの、もとめるもの。
 生き方が違うのだから視点も違う。
 見えるもの、見えぬもの。立場によってそれは変わる。
 上からでは見えぬものも下からでは見える。
 下から見えぬはるか遠くを上のものは見つめられる。
 そして、目では見えないものは耳に聞き鼻に嗅ぐ。

 だが見えぬものは理解できない。
 目に見えぬ臭い、音は映像からは想像できない。

 理解できないもの.想像しえぬもの。

 だがそれは理解できる立場にあれば語るに及ばぬこと、
想像しえるものにとっては言うに及ばぬこと。

 だからこそ互いが互いに「なぜわからぬ」とののしりあい
争いあう。

 ヒエラルキー間の相互対立。
 ガンダムにおいてガンダムたるべく徹す一点。
「正義と悪」ではなく『異なる価値観同士の対立劇』。

 設定からにじみ出るのは、このテーマなのかな、などと思った。

94あと、なんとはなしの提言:2006/06/30(金) 04:16:58
 いろいろまぁ設定があがってきました。
 管制室で「設定作っとけ」と突き上げもかけましたし、
まだ設定はもすこし増えるものと思います。

 んで、まぁ。

 ぼちぼち、第三部についての「イメージ」を描いたSSなんかを
貼っていってもいいのかなー、などと。

 第一部、第二部は「コロニーと生徒と先生しかいない世界にだんだんと
設定を加えていって膨らませていった世界」でしたよね。

 ただ、第三部は「先に設定ありきな世界」な感じになっとるです。
 これだと、「先に設定読んでね」となる可能性も高いし、そうなると
まぁ「設定読むのマンドクセ」だったり、「設定と矛盾したせりふを
言うのオッカネ」だったりしそうです。

 と、いうわけで。

 とりあえず、ぼちぼち「第三部のパイロットフィルム」に相当する
小説のひとつふたつ、イメージで描いていただけると助かるです。
 前に俺の文章元にしてかえるさんが作ったOpみたいなやつ。

 現状、並べられた設定と言うのは、言ってみればまぁ、
料理前のお野菜やなまにくなわけで。
 これをまぁ、慣れてない人に「よしお前これを使って
料理しろ」とお願いするのは無茶と言うもんでしょう。

 というわけで、料理。

 必ずしも全部材料使う必要はありません。

 まぁ全部使って豪勢な長編を書いてもいいんですが、
そこまでものすごいのだと食べるのも大変ですし、
(食わせられてなおかつ消化させることができたら
すごいことですが)まだ設定自体仮上げ段階ですし。

 だので、頭の中のちょろっとしたイメージを使っても
いいですし、今まであがった設定をちょこっと使う
だけでもいいですし。

 ともかく
「第三部ってたぶんこんなの」をいろんな人がいろいろ書いてみる、
と言うのはひとつの手かと思いますです。

 とりあえずいいだしっぺとして、今日か明日あたり、時間が作れたら
書いてみる予定。

95獣の名を持つ少女 ◆ZTW3DCLXVI:2006/06/30(金) 08:36:11
ねも者の案じゃが、
養成所は「中流」の方が良いかなと。
下層だと生活描写に制限出まくり、上流だとそもそもお話の主人公に向かない。

んじゃないかなーと。
養成所自体が開拓者である必要は無いし、かといって保守層であってはイカンのですよ、多分。



あと、養成所設立の簡単な背景
1.開拓進んで野盗だとか地元との摩擦とか
2.会議「火星の治安維持の為の軍を作ろう!」
3.会議「人材育成の場も必要だ!」

しかし2番がぽしゃる。
3番もぽしゃりかけるが、ビジネス及び政治的なチャンスを感じた聡いパトロンの登場で存続。
つまり「名目上は」火星開発円卓会議(仮称)の下部組織。
だけど実際にゃあ繋がり激薄。
資金面、物資面じゃ多少の融通は利くけど……といった程度。
在学生の生活水準は「純粋な経済力+聡いパトロンからの奨学金」で決定。
卒業生はスカウトされるか、自力で就職先を見つけるかしなけりゃならん。


とか考えてみた。
SSは……とりあえず様子見かのう。
何を描くのか分からんし。

96灰色:2006/06/30(金) 19:16:21
:廃棄軌道港郡:
火星入植段階で、大量に建設された宇宙基地の総称。
港と呼ばれてはいる物の、入植する際の仮の拠点として造られた物が大半であり、
間違っても宇宙旅行等の玄関口として機能する物ではない。
現在旅客ターミナルの役割は、火星地表面にある大型のクレイドルが担っている。
で、現在これらがどうなっているかと言うと、ぶっちゃけ殆どが唯の鉄屑同然である。


火星入植に関する初期の開発段階に於いて多数建造されたこれらの港は
火星地表面の開発が進行するにつれてその利用価値を失う事となる。
安定軌道上にある事も手伝い、解体が成される事も無く放置されている物が殆ど。
老朽化しても補修が成される事はほぼ、無い。

一応、施設の整った一部の港や、解体する事すら難しい大型宇宙港を
一部のクレイドルが同時に管理してはいるが、これに一般人が進入する事は難しい。


養成所側の立ち位置とかがイマイチ展望が沸かんので、背景装置を一つ。
個人的にこう、火星の夜空にはこういうのが流れ星みたいに良く落ちてる、みたいな。
伏線として使えない事も無いでしょうが、他の設定次第ですな、これは。
も少し、他のも考えてみます。

>SS
こちらも考えてみます、構想が固まれば何とか書ける。

97てつ:2006/06/30(金) 20:46:57
 ちなみに>>93は俺、とか書きつつ。
 お二方の意見読んでて思ったのが
「養成所はいかなる敵対組織・敵対勢力に属する存在であろうとも
生徒となると決意したのであれば受け入れる」というもはや
建前ですらなくなってしまった過去の遺物。

 デルタさんの書き込みを見て、考えまとめるために書き込んだのですが。

 どこかのサイドに立つ必要はきっとない。
 異なる視点に立つ存在が日常的にごった煮的に普段はかかわっていて、
ここぞという状況で互いの立場の違いに直面させられる、というのが
おいしいんじゃなかろうかと。

 ことこれにかんしちゃあ、秩序を望んじゃいけない。
 問題まみれでかまわない、破局が見えてかまわない、
 問題があるから、破局が見えるからこそドラマが生まれる。

 そう。
「問題さえなけりゃ、きっと仲良くやれている」というのが、
まずありきというのが、思えば過去の養成所であったような。
 貧乏人金持ち宇宙人地球人コーディネーターナチュラルぐだぐだ
ごった煮でたらめスペシャル。

 だので。

 養成所の立ち位置案。

「火星第四養成所」

 なんで第四なのかは生徒にも教官にもよくわからない。 
 だがあらゆる精力的問題から遊離した得体の知れないMS教習所。
 所長の正体は不明。シナリオのさなかでさえ明らかにならずシナリオが
終わってもなぞのまま。

 きっと所長が「あそこならニーズがあるんですよ」とか言った。
 で、なぜか養成所の運営費はどこかの誰かから送られてくる。
 
 で、そこにきた連中が大いに下層階級やら上流階級やら
原住民やらが引き起こす比較的些細な問題と戦えばいい。

 重要なのは、養成所の立ち位置、置かれる場所によって
キャラクター作成が縛られるのが一番恐ろしいかなと。
 
「どんなキャラクターでもいられる場所」
「どんな設定でも通じる場所」
 
 わかりやすさ、キャラクターの作りやすさ、
プレイのしやすさを確保するにはこれが一等重要かと。

 下層階級の連中と一番触れ合う機会がおおかろう、というので、
あえて下層のあたりに矢印置いただけ。
 そこの利権の代弁者として振舞う必要は何一つないかなとか。

 思いつきの書き込みでちょいとばかり混乱をもたらしてしまったようなので、
書き込んでおくしだい。

98ねも:2006/07/06(木) 01:43:42
>95
一行目おいらの記憶には無い件
いや頭が疲れてて引き出せないのかもしれんが

貯水機構『ダム・プール』  ※草案

火星表面各地に点在する、都市圏非常時用水の貯蔵タンク。
大小さまざまな大きさがあり、幾つかは火星入植当初に作られた旧型とあって使用されていない物もある。

99獣の名を持つ少女 ◆ZTW3DCLXVI:2006/07/06(木) 10:46:12
ぶっちゃけ「めも」と「ねも」とを見間違えただけだったりする訳で

正直スマンカッタ

100獣の名を持つ少女 ◆ZTW3DCLXVI:2006/07/12(水) 21:30:55
そういえば火星の重力って地球の6分の1でしたっけ。
ならば原生生物の大型化は必然かにゃ。
そういうのが金属骨格や外殻持ってれば脅威になるのは当然。
するってーとハンター業が成立するかな。


○ハンター
ウェイストに生息する原生生物の中には、時にキャラバンや居住地域を襲撃する危険なモノが存在する。
そうした脅威を、主に住民からの依頼を受けて討伐する事で生計を立てる職業がハンターである。
依頼料は対象となる原生生物や依頼内容により様々。
また、ハンターによってもその値は大きく上下する。
近年はさしたる脅威とならない原生生物が、その希少価値などから密漁の対象とされ、入植者と先住民との間での摩擦の一因となっている。



クレイドル内の重力制御技術は未来世紀世界の勢力から供与されたと考えとこう。
あの世界で奇妙な形のコロニーが成立する由縁ですからな。

101てつ:2006/07/14(金) 20:52:52
「希少価値」をもった原生生物の中には

『現段階での人類の技術ではどうにもならんようなとてつもない
機能を備えた生き物』なんかもいるのかな、などとおもた。

 たくさん水素を吸い込むといっぱいヘリウムを吐き出す生物。そんなやつ。

102或るハンターの後悔:2006/07/17(月) 21:11:55


『デス・バレー』西端、峡谷部

 畜生冗談じゃねえ。
 砂嵐の真っ最中だってのに、ぶんぶんぶんぶん無人偵察機が
飛び交ってやがる。
 砂と暴風で何機も落ちるかもしれねえってのに、たかだか
一機のMSを見つけるために、軍の連中もずいぶん張り込んで
くれるもんだ。
 傍で見てる分にはきっとこっけいでしかねえんだろうが。
 無人機どもが探し回ってるのがオレと俺の乗るザクっつう
現実が、おれから状況を哂う余裕を容赦なく奪い去る。
 渓谷の狭間に身を隠し、迷彩シートをザクにひっかぶらせる。
火星の中でも一等に凄まじい砂嵐にシートがはためき剥がれそう
になるが、シートに取り付けられている電磁石を最大出力で起動
したことで、どうにか機体に被せることができた。

 シートで機体を覆い隠してしまったせいで、センサーはすべて
死んでしまっている。だから、コクピットの中はいやになるほど
暗い。
 カーボン繊維布の表面を、風が孕む砂が摺れる音だけが響く。
 
 どれだけ持つか検討もつかないが、今必要なのは思考する時間を
一秒でも稼ぐことだ。

 さっきから確認しただけで、無人偵察機が3。
 つまり、最低でも3個捜索MS小隊が動いてるってこった。
 無論、バウンティ・ハンターが使うような、オンボロのジン
やオールド・グフではなく、ピカピカのガン・イージ、下手を
したら欧州から大枚はたいて買い込んだVシリーズやバクゥ改
で編成された、エリート・オブ・エリートな部隊が、だ。
 無人機なんてシロモノを装備してるのは、エリートぐらいの
もんだからな。
 ヴェスバー担いだ化け物どもを歓迎できるに足りるおれの
玩具は、よりにもよってクソったれのマゼラトップカノンが
一門。残存弾薬はよりにもよって通常弾がたったの2発。
 タングステン弾芯の徹甲弾は二時間前、俺を狙う流れのハン
ターどもを歓迎するために根こそぎつかっちまった。
 PS装甲タイプは稼働時間が短いから、出張っちゃこない
だろう。
 おそらくマゼラでも十分相手できるだろうが……チョバム
装甲かリアクティブアーマーを装備したタイプ相手だときつい。
 
 畜生。
 なんだって、こんなことになっちまうかな。
 オレは気楽にその日暮らしを楽しむ優雅なノイマンハンター
だったはずなのに。
 たった一度しくじっただけで、狩る側から狩られる側へと
すっ転んじまった。しかも、馬鹿なノイマンマシンじゃなくて、
よりにもよって脳みそが詰まりまくった人間様が敵にまわっち
まってる。

 背中にへばりついた「お客さん」が、ぎちぎちと苦しげに
蠢いた。迷彩シートがそのせいで剥げ落ちそうになる。
 いや、裂けた。
 裂け目から差し込む薄ぼんやりとした光と、それに照らし
出される足。砂嵐のせいで馬鹿みたいにはためいて気が遠く
なりそうなほどばかげた音を立てる迷彩シート。
 野郎、ブレードをシートにあてやがったな。
 畜生、何もかもてめーのせいだ。

 毒づきながら、右マニピュレータで落ちかけた迷彩シートを
つまんで引っ張ることで張りなおす。畜生、音響センサに
捕らえられちまったらどうするってんだ。

103或るハンターの後悔:2006/07/17(月) 21:12:18

 畜生。
 何だってこんなことになっちまったんだ。
 己の不幸を呪いながら、俺は一考にひらめこうとしない脳みそを
動かして、見つかりもしないだろう最善策を探り続けていた。

 が、遅い。

 警報音。
 畜生、無人機のサーチ・レーザーにつかまったかよ!
『領主』クラスの軍隊が保有している無人偵察機には、高度な
音響分解検査システムが備わっている。
 シートのはためく音を、どうやら捕らえやがったらしい。
 電磁石への電力供給を止める。
 ばかげた暴風が、迷彩シートを一瞬にしてどこか遠くへ
運び去っていった。
 ざらざらと耳障りな砂と装甲の擦れ合う音。
 そしてゆるりとサーチライトを振るいながら、暴風の中
ホ場リングするトンボに似た無人機。
 その頭部に備えられたモノアイと、オレの視線が衝突した。
完膚なきまでに発見されちまったことをいまさらながら教え
られる。止めを刺された気分に近い、幸いまだ生きてるが。

 無人機の翼下にわずかな輝きがともるのを俺は見逃さない。
 視線照準。
アームレイカーに内蔵されたトリガーをとっさに引き絞る。
 マゼラトップカノンから放たれた175ミリ通常弾が、
回避の暇も与えぬまま無人機をつらぬいた。
 砲弾の爆光に照らされて、破片の銀光が風に交じり合って
舞う。
 だがその風景に見入っている暇なんぞない。
 風うなりに混じって、何かが落下してくる音をオレの耳は
確かに捕らえていた。
 大枚はたいて増設した非常用スラスターを全開にし、咄嗟に
跳躍する。
 次の瞬間にはオレのザクがいた場所に巨大な閃光が走り、
リミッターをかけてすら鼓膜をさいなむ爆発音がとどろいた。

 畜生支援用MSまで投入してやがるかよ!
 
 愛機を全力で疾走させるが、どうにもバランスがおかしい。
 背中に小判鮫よろしく張り付いてゆらゆらとゆれている
「お客さん」のせいで、機体の重量バランスがどうしようも
ないほどにおかしくなってしまっているのだ。

 セイロクリヌス・ブランディア。
 特Sクラスのレアなノイマンマシン。
 デス・バレーの奥底にしか咲かないとされる巨大な機械の
ウミユリが、「お客さん」の正体。
 背中の上でジンの重斬刀が3本ばかりケーブルにつながれ
たままゆらゆらゆれてる様を想像してくれればいい。
 ハゲ親父の頭のてっぺんに残った三本毛、とでもいうべきかね。
 どれぐらいレアかというと……
 ハンター連中が夢にまでみるガンダムタイプがしばらくの間
整備に困らないほどの予備パーツつきで購入できるほどだ。
 オレは欲をかいてこいつを狙い、生還確立50パーセントを
割るデス・バレーに侵入。
 どうにかこうにか見つけ出した。そして手に入れもした。

 だが、こいつに「MSの背中に引っ付く趣味」があるなんざ、
だれも教えてくれやしなかった。
 まぁレアなノイマンマシンは生態もロクすっぽ知られていない
っつうのは当たり前のこと。
 習性がよく知られている奴はそれだけ巷にあふれかえって
いるわけで、そういうレア度の低い奴はとっ捕まえたところで
マゼラトップの弾薬カートリッジ二個分にもなりゃしない。
 
 そういうわけで、オレみたいな「ノイマンハンター」、
つまり火星の原生機械生物を狩って生計を立てている連中は
一攫千金を狙ってレアな奴を追う。
 そして、たいていが自滅する。
 ノイマン・マシンに逆に狩られる奴もいる。
 そして……オレのように、捕まえたのはいいがわけわからねえ
習性のせいで機体に同化されちまう間抜けもいたりするわけだ。

 そして、まともに身動きとれず、はいずるようにクレイドル
へと戻ろうとしているところを、ほかのハンターやら欲かいた
アーバンの支配者である「領主」の私軍に狩られたりするわけだ。

104或るハンターの後悔:2006/07/17(月) 21:12:35

 アームレイカーで微細な操作をしている状況じゃない。
 だが、ザクⅡに備えられているポンコツ光演算CPUは、
5時間前から計算させているってのに未だにバランスの再計算と
歩行パターンの再確立をできずにいる。
 
 ウミユリ野郎はてめえの好みで好き勝手ゆれてるだけだから、
計算のしようもねえのも当然だが。
 
 重量バランスがおかしくなったせいで、背中の曲がった爺さん
と化してのたのたと歩かざるを得ないというのは、まぁ最悪の
事態といっていい。

 案の定センサーに反応。
 
 正面から1機。
 お抱え猟師さまがたのお出迎えだ。
 早い。
 速度からして、おそらくは地球製。
 バクゥ改だろう。こういうせまっくるしい渓谷部では、
二足歩行タイプのMSより、四足歩行のバクゥが有利だった。
 
 隠れて狙撃を仕掛けるか?

 無駄だ、奴らのほうがセンサーは鋭い。
 たちどころに発見され包囲されてぼこられる。
 てめえの命が助かるならそれでもいいが、なにしろここは
ご法度もクソもないウェイスト、それも『入った奴は死んだも
同然』の、ありとあらゆる人間に優しくないと大評判な
地方、デス・バレーだ。
 チンケなハンターに過ぎない俺を生かす理由なんぞない。
 コクピットぶちぬいて、悠々とオレの愛機ごとお客さんを
回収する奴らの姿が容易に想像できる。
 案の定。こちらが向こうの位置を精測するまえに、バクゥ
改が背中に備えたレール・ガンの射撃が、雨あられと降り注いで
来た。
 この砂嵐の中、まともに当たるもんじゃない。
 そいつは向こうも知っている。 
 ともかく動きを封じ込めるつもりでいるのだろう。
 砲弾に砕かれた岩の破片が装甲表面を跳ねる。

 腹をくくる。
 
 重量バランスもクソもない。
 推進剤を盛大に使い、跳躍につぐ跳躍。
 物陰から物陰へ。

105或るハンターの後悔:2006/07/17(月) 21:12:50
 バクゥ、あの腐れ犬はやたらと足が速い。
 そのおかげでこちらも間合いを詰めることができる。
  
 五度目の跳躍。
 薄ら赤い視界の中、かすかに蠢く黒い影。

 その背に閃光が見えた瞬間、砲弾がザクの肩をかすめ
て飛び去っていく。
 
 へ、思ったよりは……腕がねえ。
 砂嵐の中での戦いに慣れてねえな?デス・バレーの
砂嵐は、たっぷり砂を孕んでやがるからなぁ!
 おまけに谷風とくれば、慣れてねえ奴にとっちゃあ
とことんやりづらい戦場ってわけだ。

 さらにスラスターを噴射。
 バクゥの奴は、砲弾の飛翔経路からしてオレに背中を
向けているはずだ。
 今が一番、当たる確立が高い……くたばりやがれ!

 奴の動きを頭に入れながら照準、そして発砲。
 着弾、閃光が弱い。やはり通常弾じゃだめか。
 だが一瞬でも動きを止めてくれればそれでいい。
 崖から突き出た岩を蹴り、壁から壁へ飛び上がる。
 
 恨みがましく飛んでくる砲弾は、しかし当たる気配も
見せない。やはりこの砂嵐でまともに照準できずに
いるか、ざまぁみやがれ……
  
 と安堵した瞬間、世界が陰る。
 見上げる……犬の姿をした黒い影! 
 
 畜生、もう一機上から来てやがったのかよ!
 MSってやつは立体戦闘が得意だ、まして走破性の
高いバクゥなら当然のこと。
 疲れが俺の油断を誘ったか!
 
 猟犬野郎が頭から、顎開いて突っ込んでくる。
 ひらめくビーム・ファングの煌き。

 だがよ……まだ、もう一発残ってるんだぜ!
 ゼロ距離……いくら『陸戦の王者』だろうと、この
間合いでマゼラの175ミリを弾けるかよッ!
 上半身をひねり、槍のようにマゼラトップ砲の
砲身で奴のどてっぱらに突きを叩き込む。
 装甲に砲身の頭が接触する瞬間、すでにオレはトリガーを
引き絞っていた。
 
 馬鹿でかい金属音が、まるでオレの耳の中の鼓膜を指で
直接こすってでもいるかのように聴覚をさいなむ。
 
 しかし、奴の首の動きは止まらない。
 まるでダメージを受けてやがらねえ……こいつぁ……
PS装甲を装備してやがる……!
 だったらもう、打つ手なんて残ってねえよ!
 コクピットに食らいつかんと広げられた鋼の口蓋がまるで
奈落のようで……

106或るハンターの後悔:2006/07/17(月) 21:13:09

 畜生、これが年貢の納め時だってのか!

 歯をきしらせる、打つ手がねえ、南無三!
 
 次の瞬間。
 三条の銀光が、視界を引き裂いた。

 口蓋の暗闇が真二つに引き裂かれ、その向こう側に砂嵐の
薄赤闇。
 
 わけがわからなかった。
 
 だが、気づく。

 ……「お客さん」か。
 どうやら、てめえまで殺られるとおもいこみやがったらしい。
 先端のブレード部で、バクゥをめったやたらに切り刻んだ、
ってわけだ。
 
 は、とんだ厄病神かと思いきや……家賃ぐらいは払うつもりが
あるらしい。
 PS装甲すらぶった切る実体ブレードを持った原生生物。
 自身が危険と判断したなら、人間には対応できぬ速度での
高速連続斬撃によって対象を撃破殲滅する。
 なるほどスペシャルレア指定されるのもうなずけらぁ。
 オレは相当運がよかったってわけだ……こいつを見つけたとき、
もし、アレをやられてたら……背筋が凍る。
 
 いいだろ、お客さん。
 しばらくぁ乗っけといてやらぁ。
 こうして『領主』の私兵まで動いている以上、クレイドルまで
たどり着くのは少々骨になっちまうだろう。
 だが、それでもどうにかなりそうな気分にはなる。
 それほどに、先ほどの斬撃は早く、鋭い。

 ……面倒の見方を、おぼえなきゃなるめえ。
 うまく奴の「防衛行動」を呼び起こせるようになりゃあ、
接近戦で負けることは考えられねえ。
 
 ハンターどもをぶったおして、うまいこと重火器をせしめれば……
今度の『狩り』は上々の黒字、ってことになるだろうな。
 それに、こいつも……デスバレーの奥底でちまちまと咲いて
いるよりは、いろんなもんが見れていいだろう。

 まぁ、いってみりゃオレは気のいいタクシー・ドライバーを
勤めるってわけだ。

 だがよ、わすれんじゃねえぞ、『お客さん』?
 
 運賃はてめえの身代なんだぜ……と、畜生にイっても無駄か。

 先ほどまでの不安は失せて、希望とか言うものが湧き上がってくる。

 センサーに新たな機影。
 
 オレは愛機たるザクを全力で疾駆させた。
 気楽にすごす明日を夢見て。

107次回シナリオ用設定(仮):2008/05/20(火) 01:00:18
 ミュージアム用、挙句推敲前のため乱文状態。すまぬ。



──『火星開発史〜栄光と挫折の十年〜』第一章、56ページより抜粋


  戦乱の終結に伴い、地球圏にはかつてないほどの戦後不況が発生したのだが、
 しかし10年の永きにわたり続けられた戦争の終結の結果、地球圏にともかくも
 平和が齎されたことにはかわりない。
  戦争によって荒廃した地球上諸都市やラグランジュ・ポイントの復興に専念せねば
 ならない状況で、しかし地球圏諸国、「企業」、木星帝国といったこの世界に
 おけるスーパー・パワーの全ては、無人の荒野に等しき火星という惑星の開拓に
 邁進した。長き戦乱の結果発生した財政難をも無視し、イデオロギー的対立をも忘れ、
 己が火星において占めるべき利権すらも度外視して、彼らは火星開拓計画を進めた
 のだ。
  その目的とは、第二の『大混線』への備えにある。『混線』がもつ
 最大の問題点とは、過去の人口統計学では予測不能な人口増加にほかならない。
  地球圏諸国家の限界を超えた人口増加が大規模な混線によって発生した場合、
 食料をはじめとする生活物資の供給率が急激に減少することとなる。これにより
 生じる生活不安は政治への不信を生み出し、制御不能の暴動という形を取ること
 となる。権力者達は、暴動が各国家における革命運動やクーデターを取り、最終
 的には第二の「混線戦役」を招きかねないことを危惧していた。
  彼らは起こるとも起こりえぬともしれぬ、しかし過去に確かに起きた事態に
 対処するため、あらたな人類の生活圏を火星に構築し、混線によって齎される
 余剰人口を受け止めさせねばならないと決断したのだ。
  UC世界におけるスペースコロニー群建設計画をはるかに凌駕するほどの
 火星開発機構、「火星開拓計画」は、かくて発動された。
  火星開拓の拠点となる巨大宇宙港およびその外縁都市の建設を目的とした
 「ポート・マーズプロジェクト」には、国家の壁を超えて集結した資金、人材、
 そして建設機材(数の不足を補うため、軍用モビルスーツまでもが投入された)
 惜しみなく注ぎ込まれ、計画立案からわずか一年でポート・マーズは完成。
  火星開発計画は、その第二段階へと進むこととなる。
 「マーズ・フロンティアプロジェクト」。
  火星全土の早期開発を達成するための拠点型クレイドル十基の建設を目的とした
 計画である。
  この時。後に「円卓の夢想者ども」と揶揄されることになる火星開発会議の
 構成者達は、ポート・マーズにおいてすでに無数の問題が発生していたにも
 かかわらず、計画の予定年数である3年よりもはるかに早く「ポート・マーズ
 プロジェクト」を完遂したことに酔いしれ、未来に対する危惧を成すことを
 忘れ去ってしまっていた。火星の全てに送電線を張り巡らせることを夢見る余り、
 夢とは本来現実とすり合わせねばならぬものであることを失念してしまっていたのだ。
  そのつけを。
  彼らは早くも、第二段階である「マーズ・フロンティアプロジェクト」において、
 支払わされることとなる。                       

(中略)

108次回シナリオ用設定(仮):2008/05/20(火) 01:01:08
「マーズ・フロンティア4」。
 火星開拓最初期において、「ポート・マーズ」建設に続いて進められた
クレイドル建設計画、「マーズ・フロンティア」に基づいて建設された
都市型クレイドルである。この都市の母体となったのは、権力者達が
抱く、恐怖を伴った危惧にこそあった。

 かつてない不況の只中にあるにもかかわらず、人々は戦争による賭博と決別
できたことを喜び、日々の研鑽と努力という、本来ならば至極まっとうな「明日への
投資」によって成果と報酬を得ることに満足していた。
 彼らは己が今在る場所を、よりよいものにすることにのみ力を注ぎ、そして
混線と長き戦乱によって齎された数々の新技術は彼らの期待に十分に応えたのだ。
 地球は経済的な冬を超えて、発展の春へと確かに進みつつあった。
 それは、新たな「混線」を恐れる者たちにとり、もっとも恐るべき事実だった。
 本質的には余剰人口の姥捨て山を築くことに他ならない火星開発において、
この安定をを人々が享受し、結果として火星への移民を忌避する風潮が起こる
のではないか。どれほど火星に都市を築こうが、そこに住まうことを望むものなど
ほとんど現れないのではないか。
 そして、混線世界を支配するのは、コロニー開発計画において絶対的ともいえる
権力を行使した地球連邦のごとき超国家ではなく、混線の混乱と闘争を乗り越えた
無数の国家にほかならない。
 そして火星開拓計画とは、各国家の緩やかな協調と密やかな連立の結果生じた
唯の開発機構に過ぎず、ならば彼らには、無数に存在する国家に、国民の火星への
強制移住を強いるほどの権力などあろうはずもない。
 人々を無理矢理呼び寄せることはできない。彼らが火星に住むことを望み、
移り住んでこなければならない。
 ならば、彼らがそこに住まうことを自ら望むような生活空間を築かねばならない。
『マーズ・フロンティアプロジェクト』第四クレイドルの美麗さとは、権力者達の
煩悶の結果生み出された皮肉、その具現たる情景にほかならなかった。

 建設当初、このクレイドルは、頂高五キロ、直径四十キロの光透過型アモ
ルファス製ドームに覆われた円形都市区画と、工場・港湾・発電施設からなる
超硬コンクリート材製の工場・港湾ブロックから成っていた。
 都市区画には当時最新鋭のコロニー用空調施設や汚水循環施設が配され、
また一流の建築家達の手になる、西暦1900年代の西欧建築をモチーフと
した高層ビルが立ち並び、澄んだ水を豊富に湛えた湖と、人々の心を和ませる
樅の森からなる広大な公園までもが配されていた。
 その内側には小鳥や鹿などの動物が命の歌を歌いながら、静かに草を食んでいる。
 アモルファス製ドームには映像投影機能が付与されており、朝焼けや昼の蒼
天、夕焼けや夜空が時刻に応じて映し出されるよう配慮されていた。
 地球圏における最高級の避暑地に匹敵するほどの景観と生活環境が、
荒野同然の火星の只中に、巨万の財を投じて建設された理由とは、「大混線」
とそれに伴う地球圏規模の大戦乱、いわゆる「混線戦役」の終結の結果齎された
安寧。人々という虫を招き寄せる、火星の荒野に咲いた毒花こそが、このクレイドル
の正体だった。
 そして、その毒々しい目的にふさわしい外観を、このクレイドルは備えていた。 
 マーズ・フロンティア4の表面には火星に常時吹き荒れる砂嵐による侵食を防止
するために、等しく十ミクロン厚の特殊分子配列処理を施したガンダリウム−γ皮膜
処理が成されている。

109次回シナリオ用設定(仮):2008/05/20(火) 01:01:55
 通電時にごくわずかな電磁気バリアフィールドを発生させることで砂塵から
都市を守るという機能を持たされたこの皮膜は、常にごく薄い金色の燐光を発
しているため、衛星軌道から見下ろすとさながら深紅の砂漠のただ中に、青い
宝石を抱いた金色の丸いブローチが落ちているようにも見えた。
 だが、人々はこの都市を決してブローチなどという瑣末なものには例えなかった。
 さらに迫るならば、薄青いドームの内側に、楽園のような世界が密やかに閉じ込められて
いるさまをも見ることができる。その巨大さと壮麗さは、このうす青い殻を越えて、いずれ
この荒野を満たすことと成るだろう。
 金色の巣に抱かれた、未来への夢と希望を示す蒼。

──BIG EGG。夢と理想を孕んだ卵。誰も彼もが、そう呼んだ。

 それは、強力なメッセージだった。戦乱を乗り越え、新たなる時代へ。協調と理想を
以って、地球のみならずありとあらゆる惑星に、われわれの生きる場所を広げよう。
 今よりも明日を。明日よりも来年を。とこしえに、そう、とこしえにわれ等は発展して
いくのだ。
 ならばこそ、火星へ。新たな、真に望むべき未来を切り開くために。人々にあまねく
富と幸福を齎すために。
 楽園は既に荒野にある。火星へ来たれ。来たりて住まえ。
 人々が努力を忘れぬならば、やがて火星の全てはかくのごとき楽園となろう。
『クレイドル4』は火星の荒野に輝き続けた。その輝きを以って、明日を夢見る人々に
言葉なくして語り続けた。
 一人。
 また、一人と、人々は火星への道を歩き始める。
 一人は十人の群れとなり、十人の群れが集いて百、千、万。
 数百万。数千万。そして、億の人々が、夢を求めて火星を訪れた。今もつ全てを渡航賃
に買え、無限の未来へと漕ぎ出した。

 そして、彼らは思い知る。
 理想郷とは所詮理想。理想を宿したと見えた青き殻の内側に満ちていたのは、
所詮現実にほかならなかった。
 美しさを念頭に置かれて築き上げられたビルの群れは、確かに住むものに
限りない快適さを与えはした。だが、美しさを念頭に置かれたが故に、クレイドル
4がその内側に抱えておける人数は、本来であれば数百万人も納めうるほどの規模を
誇るにも関わらず、実のところ数十万人程度の人口しか許容し得なかった。
 さらに火星における低重力や砂嵐、地球とは異なる自転速度や公転周期とが、
楽園を楽園たら占めるために送り込まれた動物や植物の生態に異常を齎した。
 予測を超えて異常に成長する樅。急速な開発計画の結果、コロニーや月面都市で
あればウレタン充填によって埋められるはずの建築物の空隙部を巣として、大量に
発生した鼠や昆虫によるケーブルや水道管設備への被害の増加。
 そしてそれらは本来ならば発生しえぬはずの疫病までもをクレイドルの内部に発生
させた。
 この都市を終の棲家と望んだ富裕者達は、呪いの言葉を発しながら地球へと帰って
ゆく。そして帰還かなわぬ住民達は、現実の非情さを恨みながら、異常に繁茂した
植物と疫病の只中に生き続けた。
 都市は迅速にスラム化してゆく。
 だが、そうであるにもかかわらずクレイドル4の人口は他のクレイドルと同様に
増え続けた。

110次回シナリオ用設定(仮):2008/05/20(火) 01:02:52
 地球圏、そして火星においてすら発生するようになった混線現象による人口の増大が、
火星移民者の増大を発生させていたのだ。そうした有象無象の移民者の群れの中には、
地球・月面・ラグランジュポイント上の国家において重犯罪を起こし、逃亡を余儀なく
された犯罪者が入り混じるようになった。
 だが、権力者達はその悉くを無視し続けた。
 人口は増大し、クレイドルの建設は順調に進んでいる。急激な開発に伴い、『瑣末な
問題』が発生しているようだが、それはいずれ対処すべき些事にほかならない。
 むしろ移民者の予測をはるかに超えた増大に伴う、受け入れ人員数の不足をこそ憂慮
せねばならない。
 クレイドルの建設計画は大幅に変更される。
 美しくあれ、と願われて生まれたクレイドル4もまたその例外とはならなかった。
金色の外周区画の周囲には、コンクリート材を以って新たな建設ブロックが無秩序に
増設されていった。さながら割れた卵から、白身があふれて広がってゆくように。
 薄汚れた青いドーム。金色の縁取りを取り巻く汚らしい灰色。
 現実という腐敗に犯された都市。
『ROTTEN EGG』。火星の現実に裏切られた人々は、このクレイドルをそう呼んで
呪った。
 このクレイドルがたどった運命こそが、火星の現実の要約といえるだろう。
 急激な人口増大に伴う無秩序な都市計画の変更、生活物資の不足と、犯罪の増大。
火星全土の治安は急激に悪化してゆき、人々はクレイドル自治政府や『円卓』では
なく、火星開発に伴う物資輸送ニーズの増大によって肥え太った物流企業、乱発
される建設計画によって権益を得て巨大化したマフィアに縋るようになる。
 闇市場が火星各地に乱立し、火星開発会議が得る収入はそれに反比例するかのごとく
減少の一途をたどっていった。それは火星における秩序ある開発の終焉を意味していた。
 理想と計画ではなく、欲望と必要とが火星における人類の生存圏を無秩序に拡大
してゆく。もはや、誰にも制御することはできなかった。
 クレイドルは自身の組織としての生残を図るため、独自の判断で行動を開始する。
 かくて、火星は西部時代のアメリカ、あるいは二十世紀中期の南米大陸の如き無政府
状態へと陥ることになる。
 火星は、理想郷などにはならなかった。
 それあ無数の小さな都市国家が乱立する、混乱を極めた赤い荒野。
 地球において、未来の危機を乗り越えねばならぬという理想、つまりはまぎれもない
善意によって動いた権力者たちに運命が突きつけた、皮肉極まりない回答。
 軍事侵攻によって秩序を取り戻すべきだと主張したものも居た。だが、それを成すこと
ができる国家など、どこにも存在しなかった。どの国も戦乱によって、そして開拓計画遂行
のための無謀な投資によって疲弊しきってしまっていた。
 かくて、火星は地球という母親に見放された孤児となった。混沌と混乱へと、火星の歴史は
加速し続ける。現実感覚を伴わぬ善が何を齎すかという、これは一つの例にほかならない。
 スラム化した内都市と、マフィアの巣窟と化したた外周港湾都市の二つが融合した巨大なる
廃都。割れて腐った夢の卵。
 クレイドル4はいまも、その現実を証明する存在として在り続ける。
 その青き光沢だけを、かつての姿の名残として。


(後略)

111てつ:2008/07/22(火) 23:23:01
 最近時間的余裕がない人が多いようなので、スレ進行も滞る今日昨今。
 これではちょっと問題ありの気がしてならないので、ちょっと新方式をためしてみることにしました。

 ガンダムバトルロワイヤルとおんなじ様な感じ・・・・といって、何人ピンとくるかはわかりませんが。

 とりあえず、以下管制室に書き込んだ説明文。



586 :てつ:2008/07/21(月) 21:16:54
 イベントの全部をこの方式で行うわけじゃありませんが、と先に但し書きを
しておいて、説明開始。

 今後、シナリオ内でイベントが発生した場合。
 まず「どのような事態が発生したか」についての説明書き込みを行い、
「解決しなければならない問題」を提示します。
 今回の場合、

「カサギがポカやらかして食料全部なくなっちまいました。
 どうにかして食糧不足の問題を解決してください」

 という問題を提示したわけで。
 
 次に、「この事態に対しどのようにキャラクターが行動するか」という
書き込みを各プレイヤーさんに行ってもらいます。
 プレイヤーさん同士で相談したうえで共同で行動についての書き込みを
行うなり、自分なりに考えて行動についての書き込みを行うなりしてください。
 内容的にはこんなもんで結構です。

 609 :優男っぽいお兄さん@食堂 ◆SternIiXmU :2008/07/21(月) 19:57:34 ID:???
「…しかし、ゴネていても状況は好転しない訳で。

 とは言っても、コイツは予想以上に深刻だな。」

そして、ここは食堂。
中央のテーブルには艦内中からかき集められた"胃に入れられる物"が積み上げられている。
即ち食料庫の在庫として計上されない、各々が勝手に持ち込んだ菓子類や軽食、
果ては低重力障害の酔い止め薬や風邪薬の錠剤など、
とにかく形振り構わぬといった様子で、そんな物が積み上げられていた。

「飢えは士気(モラール)の低下を招くぞ……どうする…?」

割と、深刻である。


610 :白髭の老教官@食堂:2008/07/21(月) 20:21:41 ID:???
「武士は食わねど高楊枝。
 されども腹が減っては戦も出来ん、とな。」

(腕を組んで、余りにも頼りない追加の食料群を見つめ)

「……サバイバル実習を受けた者や軍隊経験のある者は対策を模索、かの。
 とにかく最善の策を取らない事には状況も好転せんしの。

 …せめてここが地球なら、食料の自活も出来たんじゃろうが。
 このギャロップにそれを望むのも無理な話だったという事じゃな。」

 灰色さんの書き込みを丸々こぴぺさせていただきました。

 この場合、行動は

「とりあえず食料になりそうなものを集める」

 といったものになります。
 
 んで、こういった書き込みを基にして俺が行動の結果を判断する。
これが「解決フェイズ」。

 今回の灰色さんキャラの行動は、事態の完全解決をもたらすものでは
ありません。
 しかし、致命的な状況(栄養失調ETC)が訪れるまでの時間を長引かせる
ことはできたと判断できるわけで。
 各キャラが2,3の企てを行うには十分な時間を稼げたと判断します。

 あとは、事態が解決するまで行動フェイズと解決フェイズを繰り返す、と
いったかんじ。


587 :てつ:2008/07/21(月) 21:23:04
 俺やプレイヤーさんに余裕がある場合、行動フェイズでおこなわれる
キャラの行動を、「いつもどおり養成所のキャラが会話したり行動したり」
する形で解決します。 
 
 逆に俺やプレイヤーさんたちの時間がかみ合わなかったり、余裕がなかったり
した場合、「俺のキャラたちはこんな風に考えてこんな風に動いたよ」という
書き込みを適当な時間に行ってください。
 
 それがどういう結果になったかについて、俺が管制室ないしは本スレに書き込みを
行うことで行動の結果を確定します。

112てつ:2008/07/22(火) 23:23:59
 無論、ほかのプレイヤーさんたちがその書き込みを見て「こう動くのか。
なら俺はこう動こう」と考え、保有するキャラクターを使って行動についての
書き込みを行うのは自由。

 読者参加ゲームとかプレイ・バイ・メイルに近い感じの処理方式、という
ことだったりします。いやわけわからんという方のほうがおおいかもしれませんが。

 まぁその辺はやりながらぼちぼちと説明してきますです、はい。


588 :灰色:2008/07/21(月) 21:27:52
感じとしては、正しく文章を"投下しておく"感じになりますかね。


っと、ただいまです。
しかしコレ、下手するとエレナ死ねるなぁ…w


589 :てつ:2008/07/21(月) 21:47:23
書き込み例。



名前;金髪幼女&和風@ブリッジ mail;sage


チサト「まぁとりあえず言い分を聴こうじゃありませんの」
カサギ「……弁明は?ってか、なんで私手錠足かせまみれになってるのかなー?」
チサト「言い訳で一杯になるのは、胸のムカつきだけですわよ?(にこり)」
カサギ「おk、善処します。
    お腹がぺこぺこにならなきゃいいわけでしょ?
    ってわけで、このキリノ・カサギ、この火星の荒野でも、
    お手軽かつ簡単に手に入る料理メニューを考えました」
チサト「おk」
カサギ「まず土を掘ります」
チサト「掘るんですわね」
カサギ「その土を水で溶きます」
チサト「溶きますわね」
カサギ「上澄みの水を捨てます」
チサト「捨てますわね」
カサギ「三回くらい同じ作業を繰り返します」
チサト「繰り返しましたわ」
カサギ「出来上がりです」
チサト「マテコラ」
カサギ「ぬ。私の先祖が飢饉の際に食したという裏メニューが気にいりませんか。  
    土粥。死ぬほど腹減ってるとなんとかどうにか食べられますよ?
    アフリカでは常識」
チサト「……」
   (がんじがらめ状態のカサギの足元に竹ノコギリと、「どうぞご自由に轢いて
   ください」と書かれたメモを置く)
カサギ「STOP。チサトMAJI-STOP。ネタにマジレスよくない。
    冗談。ジョーク。OK?」
チサト「……次ふざけたら真剣に竹ノコギリの刑ですわよ?」
カサギ「わかってるわかってる。 
    間違いなくパーフェクトに解決できる打開策を提案いたします」

チサト「……」

カサギ「うはwwwww沈黙怖ェwwwwwwwww
    ま、それはさておくといたしましてー。 
    解決策とは!チサっちそこのコンテナをオープン!」

チサト「……なんですの、これ?」

   (コンテナの中には無針注射器がごろごろ)

カサギ「これぞ!
    伝説の無名エース、コウ・ウラキもコロニー迎撃戦で愛用したという
    レジェンド・オブ・栄養剤!
    腕からお手軽摂取で24時間キープの腹持ち!正確に言うと食欲とか
   感じなくなる!おまけに目覚めっぱなしの元気出っ放し!
    だいじょうぶじゃ!加減さえ間違えなけりゃポンは体にいいんじゃあっ!」

チサト「……」
   (カサギの額に「食用」とマジックで書き込んだ後、ずるずると引っ張って 
   ブリッジから放り出す)

カサギ「ちょwwwwwww待ってwwwwwwww
    勘弁wwwwwwwwwwおまwwwwwwwww」


    グ ッ バ イ カ サ ギ フ ォ ー エ バ ー
チサト「仏 の 顔 も 三 度 ま で」


カサギ「首!首はまずいっ!切れる!管がぷっつり切れる!
    ヘモグロビンっ!血小板っ!白血球ーーーーーーーーーーーー!!」


(行動内容;山のような覚せい剤っぽい栄養剤注射をストック。
      ・・・あと食用肉56キロキープ完了。
      和風は生死不明。
      金髪幼女はほかの人の行動の手助けに専念する)

113てつ:2008/07/22(火) 23:24:57


 こんな感じで、行動方針とか書いてもらえると処理がしやすくて
たすかりますね。


590 :灰色:2008/07/21(月) 21:52:57
とりあえずこちらは了解です−。

そういえば、ギャロップは現在出せる最大速度なんでしょうか。


591 :てつ:2008/07/21(月) 21:55:03
>>588
 まぁ、そんなかんじ。
 ちなみにエレナさんは助かってます。

(チサトどもの会話のところに書きましたが、死者・けが人ともにゼロ。
 カサギ、伊達に傭兵団団長を勤めてるわけじゃありません。

 ……まぁ、カサギなのでお後が致命的によろしくないのが問題点だったりします)



 ああそうそう。それと備考。

 とくにこれといって行動についての書き込みがない場合、カサギがなんとかしようと
あがきます。
 ただし。
 それがどれほど「理にかなっていて」「納得のいく」行動であったとしても、
カサギの行動は基本的にいい方向には向かいません。
 何かしら悪い結果が発生すると思っておいてください。

(ってかカサギの行動でなんもかんも解決するならわざわざ養成所でやる
必要ねぇ。SSでやれというお話になるわけで)

 あと書き込みの内容については、多少の設定追加とか決め付けとかあっ
てもOKとします。状況その他の書き込みに不備があって書き込みにくい、
という方は状況を勝手に捏造しちゃってください。
 妄想・捏造の範囲についてはプレイヤーさんたちの良心にゆだねますです。

 あと、質問とかある場合は管制室のほうに書き込んでくださって結構ですからー。


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