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上沼氏用

10sideブル雄〜サイヤ人編2〜:2012/11/02(金) 19:49:09
名前:上沼みどり 投稿日: 2010/12/23(木) 17:55:43
彼女は元盗賊。
だけど男性恐怖症の美女だった。
そんな彼女に一目惚れして、向こうも脈ありだったから、都に連れてきて、家に連れ帰った。
幸い僕の両親も気に入ってくれて…まるで娘が突然出来たみたいにはしゃいでいた。
学校に行くようになると…意外というか、僕の目に狂いは無かった…というか彼女は凄くモテた。
最初こそその恐怖症のせいで(おかげで?)何にも心配はいらなかったけど、元々気さくな性格で女友達を作っていって…いつの間にか男友達も彼女には増えていた。
それが本当に只の友達ならいいけど、明らかに下心のある野郎連中が多かった。
僕はその嫉妬のイライラを何故か彼女にぶつけて…何度もケンカになった。
ケンカをして…いつの間にか仲直りして…またケンカして…そんなことを繰り返していて…。
それと彼女は武道の心得があった。
ちっとやそっとの奴等なんて簡単にやっつけちゃうくらいで…!
でも彼女はすぐに調子に乗るのが玉に瑕だった。
そのせいでコレといった成績はたいしてない。
元々『天下』とかには興味がないから仕方がないのかもしれないけど…。
そのクセに負けず嫌いで血の気が多くて…生傷が絶えなかったりする。


けれどもそんなすべてが愛おしい…僕の恋人…。


::::


止めさせるべきだった…。
止めるべきだった…。
彼女…ヤムチャはここ数年武術らしい武術をしていなかったのだ…。
プロポーションを維持したり、護身術程度だったハズだ…。
それ以外のことは…ひたすら僕に相応しいように…と女を磨いていた。

「(そんなの、どうだっていいことなのに…)」

それと…年齢を重ねたせいか彼女は『子供』のことをひたすら気にするようになった。
下手な言葉は更に彼女を追い込んだ…。


そんな健気なところも僕は彼女を愛していた…。


::::


「ヤムチャ様〜!!ヤムチャ様〜!!」

プーアルがテレビ画面にしがみついて泣いている。
画面の向こう側で彼女がピクリとも動かなくなってしまったからだ。

「〜!!」

視界が歪む…。

「ヤムチャ…っ!!わぁあぁ〜〜〜〜!!」

テレビの向こう側では仇が不敵に笑っていた。

ハゲで髭面の大男と…ヤムチャを『ボロクズ』と言った、気品を感じるがまだ幼さを残す、だけどどこか寂しそうな少女だ…。
この時の僕はドラゴンボールのことなど考えられなかった…。


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