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インフレ
1
:
ごんすけ
:2010/12/17(金) 18:54:54
こんにちは。genius2さんファンです。
週末の時間のあるときにランキングから他のブログを読んだりしますが、
アメリカはインフレで解決をすることにしたから、世界的にインフレになる。
来年は日経平均は12000円だとか13000円だとか・・・?
欧州の山積した問題、雇用・住宅はいっこうに回復しないアメリカ。
日本なんて、もう・・・・という中で株高ってあるものなんですか?
トレードを始めて3年半くらいですし、経済のことはさっぱりわかりませんが、
それと株価って別物って事のようですね。そういう株高を自信もって叫んでおられる方々は。
ぜんぜんイメージできません。
2
:
genius2
:2010/12/19(日) 23:44:04
名目成長率10%の国でインフレ率が10%ですと実質成長率は0%です。
名目成長率5%の国でインフレ率が2%ですと実質成長率は3%です。
乱暴な言い方をすれば株価は実質の成長率ではなく「名目」の成長率に比例しますので、
上の例で言うと実質成長率0%の国の方が3%の国よりも株価は5%高くなります。
したがって株価面だけで言えばインフレを起こしてでも名目成長率を高くした方が
有利になります。
ただしこのあたりは超長期的な話なので、中長期的には株価は企業業績に連動します。
したがって「欧州の山積した問題、雇用・住宅はいっこうに回復しないアメリカ」であっても
企業業績が上昇すれば株価は上昇します。国内雇用が増えないので国内消費は伸びませんが、
新興国が伸びて多くの人がコーラを飲めばコカコーラ社は潤います。
お尋ねは「色々問題があるのに来年は日経平均は12000円だとか13000円だとかになるのか?」と
いうことだと思いますが、可能性は十分あると思います。
景気のサイクルとしては上向きのサイクルに入りますので、それだけをとれば少なくとも今年よりは
株高の可能性は高いと思います(特に前半)。
ただしそれと「信用の収縮」は問題の次元が異なります。現状は「信用の収縮」を想起させる問題が顕在化していませんので、
景気といいますか企業業績といいますかフローといいますか、そのあたりをベースに判断することになります。
「信用の収縮」の問題は今年の春から夏にユーロ問題で取り沙汰されて、ユーロ問題から世界株安になるという
見方もありましたが、それについては個人的には否定しています(掲示板の回答の中にあるはずです)。
理由は世界的な「信用の収縮」はドル安を伴うものであって、ユーロ安(ドル高)は違うのではと考えたからです。
そしてその考え方は今のところ変わりません。
3
:
ごんすけ
:2010/12/20(月) 21:51:56
ありがとうございました。
少し前の掲示板で丁寧なご説明がありましたね。
バランスが崩れたときには迅速な対応をするという心構えを持ちつつ、
それまでは上を見ていく、という感じでよろしいと言うことですね。
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