脱ロシア化で、大阪チタン、東邦チタンは長期に多量チタンを供給継続が要。
受注残からの消化年数概算
➀ 受注残(2023年5月末) に対するスポンジチタンの必要量
ボーイング 5824機 159,323 t
エアバス 7702機 118,824 t
必要量 合計約 280,000 t
② 国内メーカーの年間供給可能量
Ⓐ 生産量
大阪チタニウム 40,000 t
東邦チタニウム 28,000 t
合計 68,000 t
Ⓑ 年間供給可能量
生産量の内、航空機用途に振り向け可能は60%程度。
68,000t*0.6= 40,800 t
③ 消化年数
280,000 t / 40,800 t = 約7年
日本メーカーのみと仮定すると現状 7年分の受注残を抱える。
④ 先行きは、西側世界の航空機産業が完全脱ロシア化ならば、
ロシアのVSMPO-Avismaは最盛期、ボーイングの40%、エアバスの60%のスポンジチ
タンを供給していたため、今後は日本(大阪チタン・東邦チタン)への需要はかなりのかさ上げになると予想。