長谷川ＦＣ（ファンクラブ）

299：名無しさん：2018/01/04(木) 12:20:15: ◎長谷川ＦＣ（ファンクラブ）　第二十四話◎

　松本田部長（元取締役）は稲倉彩子（イメクラサイコ）が創業者の娘である事を知るのに時間はかからなかった。
　彩子も松本田との関係を何かに利用するでもなく、二人の関係は続く事となった。
　松本田も変な緊張感がマヒして行き彩子とのイメクラで合う蜜月を楽しむようになっていた。
　お店から楽しそうに出て来る松本田を数軒先の角からのぞき見する人物が居た。
　コードネーム「長谷川バスター」かつてイリーガルホールディングスに在籍した長谷川に姿形がよく似た人物だ。
　店での仕事を終えた彩子は「長谷川バスター」と一言二言会話を交わし帰って行った。
　３か月が過ぎ彩子は初めて松本田にお願いをした。
　そのお願いとは先輩の香田増子（こうだ　まこ）を広報トップから引きずり下ろす事だった。
　香田増子は詐欺クラスの一担当となり、広報トップには彩子が着く事となった。
　松本田にとっては簡単な事だった、後の「長谷川バスター」からの要求に比べれば・・・
　年の瀬のある寒い日にコードネーム「長谷川バスター」は六本木アマンド前にいた。

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