■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■

『HUGっと!プリキュア』ファンの集い!

1 : 運営 :2017/12/27(水) 23:45:09
2018年2月スタートの、『HUGっと!プリキュア』専用スレッドを作りました。
本編の感想、妄想、雑談をここで語り合いましょう。このシリーズのSSと感想もこちらにてお願いします。
掲示板のローカルルール及び、保管庫【オールスタープリキュア!ガールズSSサイト】(ttp://www51.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1.html)のQ&Aを読んで下さい。
※一部地域によって、放送日程が異なる場合があります。ネタバレ制限は設けておりませんので、注意して閲覧してください。


"
"
2 : 名無しさん :2017/12/28(木) 07:42:48
謎の赤ちゃんに転校生。これまでのシリーズでも何度か出てきた、どっちも女の子にはワクドキの設定。今度はどう料理してくれるのか楽しみっす。
関西弁&小動物系妖精のコラボとか、オールスターズで・・・ないですかね。じゃあSSで!


3 : 名無しさん :2018/01/06(土) 10:14:08
キャスト・スタッフが公開されましたね!
まほプリ・長瀬まゆみ役の多田このみさんがレギュラーってのと、オープニングが宮本佳那子さんってのが凄く嬉しい!


4 : 名無しさん :2018/02/04(日) 10:56:00
第1話視聴!
めっちゃ美しい映像、元気すぎる主人公、ナイトメア感ありありのクライアス社!
過去のシリーズを色々彷彿とさせるのに、斬新なところもあって、すっごくワクワクしました。
一年間、楽しみだ〜♪


5 : 名無しさん :2018/02/18(日) 18:50:04
3人目加入までに少し時間が開くの、姫プリと同じだ。
今回は、今まではクールにしか描かれていなかったほまれさんの可愛い表情が見られて良かったです。
そして、さあやちゃんがはなちゃんを受け止めるシーンがカッコよかった!
しかしやっぱりプリキュアピンク家族は懐がデカいわ。
謎のシングルファーザー(?)とその赤ちゃんをちゃんと受け入れて、今後も力になっていくつもりなんだよね。
やっぱりこうでなきゃ!って嬉しかったです。


"
"
6 : 名無しさん :2018/03/08(木) 23:05:59
いやぁ、三人になる流れ、力強かった! 贅沢だった!
明るくて素直だけど、おっちょこちょいで、なかなかイケてる自分になれないはな。
頭が良くて優しいけど、どこか自分に自信が無くて、少し引っ込み思案(?)のさあや。
運動神経抜群で正義感あるけど、トラウマを抱えてなかなか素直になれないほまれ。
実にいいコンビ!
そして、彼女たちを見守るハリーもいい味出してるなぁ。
ラストの「ののはな」呼びが気に入ってるんだけど、次回からは「はな」になっちゃうのかなぁ。
ここぞ!と言う時には「しっかりしてよ、ののはな!」とか叱って欲しい。


7 : 名無しさん :2018/03/20(火) 18:15:28
一条蘭世! 祝・一条らんこの跡継ぎ登場!


8 : 名無しさん :2018/03/20(火) 22:44:32
第7話はさあや回。
ほまれだけでなく、さあやも周りの声を気にし過ぎて自分の気持ちが分からなくなったとは。
そういう人たちが、「みんなを応援する」はなの周りに集まって来るって構図が面白い。
それにしても、泉のシーンの三人が愛らしかった。
さあやのお芝居は、ちょっと「〇〇〇の仮面」を思い出しちゃったけど、とても絵が綺麗だった。
そして、満を持して登場(!?)ルールーのバンクの美麗だったこと!
彼女は今後、もっと違う表情を見せてくれるのかな〜。


9 : ゾンリー :2018/04/03(火) 20:30:34
こんばんは、ゾンリーです。
野乃ことりちゃんと、愛崎えみるちゃんのお話。
タイトルは、「妹と心配性の友達」です。


10 : ゾンリー :2018/04/03(火) 20:31:06
すっかり日の沈んだ田舎道を私__野乃ことりとえみるちゃんは歩いていた。
なんで二人なのかというと、お姉ちゃん達は私達が屋外で帰りの会をしている途中に帰ってしまって、クラスのみんなは帰る方向が別かまだ森林公園で遊んでるかのどっちかだから。
と、いう事でとなりで大きくため息をつくえみるちゃん。もうこれで何回目だろ?
「元気だしてよ。」
「でも、みんなに迷惑を……!」
「かかってないって!元はと言えば、私のお姉ちゃんがいけないんだし……」
するとえみるちゃんは少し困ったように笑った。
「あんまりはな先輩…お姉さんを責めないでほしいのです。あの人がいなかったら今でも穴の中で怖い思いをしていたのです。」
いや、お姉ちゃんがいなかったらそもそも穴に落ちてなかったと思うんだけど。まあいいや。
「それより、その「はな先輩」って、なに?」
「ふふふ、秘密なのです……けど特別に教えるのです!はっ、もしかしたらそれがクラスに広まって先輩がピンチに……!?やっぱりダメなのです!教えられないのです!」
「広めないしピンチにならないから!」
思わずツッコミを入れると、えみるちゃんはおずおずと近づけていた顔を引っ込めた。
「そ、そうなのですか?なら、特別に教えるのです。」
そう言って、咳払いをひとつ。
「先輩には、一緒に穴に落ちた時励ましてもらったのです。「みんなのために頑張ってたじゃん」と……私、みんなを危険から守るヒーローになりたいのです。でもよく空回りして……はな先輩だけは、ヒーローって認めてくれたのです。」
そう語るえみるちゃんの目尻に光るものが、夕日に反射している。
「へぇ、お姉ちゃんがねぇ……」
「ヒーローに憧れてるって、変に思わないのですか?」
「まあね、お姉ちゃんもそんな感じだから。」
私は心の中で普段からお子ちゃまみたいに夢を語る姉の姿を思い浮かべた。
「ねぇえみるちゃん…いや別にお姉ちゃんと張り合う訳じゃないけどさ、私も今日のハイキングでえみるちゃん凄いなって思ったんだ。もちろん空回りする事は多いけど……でもそれって一生懸命じゃないとできない事だし、えみるちゃんの心配性は全部誰かのために、なんでしょ?」
しばらく考えて、こくんと頷くえみるちゃん。顔が赤いのは夕日に照らされてなのか照れてるのか、まあどっちでもいいや。
「まー実際あの石橋も確かめてくれなかったら危なかったし……お礼言ってなかったね。ありがと!」
「わ、私こそ!その……嬉しい……のです」

太陽はその残滓を地平線に残し沈んでいった。
その代わり、紺色の空に二つ瞬く星が私達を見守っている。

お姉ちゃんとえみるちゃん、どっちも危なっかしくて目が離せなくて。
それでも誰かのためにいつも一生懸命で。
ほんとに二人とも私がついてあげなきゃって思う、家族と……友達だ。

「ねえ、今度えみるちゃんのお家に遊びに行っていい?」
「もちろんなのです!いやでもことりちゃんが来るまでの道になにか危険が……」
「だから大丈夫だってば〜!」

(終……?)


11 : ゾンリー :2018/04/03(火) 20:31:41
以上です。ありがとうございました!


12 : 名無しさん :2018/04/03(火) 20:46:40
>>11
どことなくツンデレ感のある二人、いいですね〜。
ことりのツッコミ、いいキレです。


13 : 名無しさん :2018/04/08(日) 18:02:02
今日の展開には驚いたなぁ。
アイテムが手に入れられなくて必死になる展開なら先輩たちにもあったけど、それ以前の展開とは!
ちょっと二人が凄すぎるので、はなが可哀想でもある。でもその「凄すぎ」ってところにも意味があるのかも。
来週の展開が楽しみっす。(mktnなら平手打ちだな・・・)


14 : 名無しさん :2018/04/08(日) 18:03:19
でも変身したくても出来ないんだから、平手打ちは酷いか。


15 : 14 :2018/04/21(土) 23:33:52
平手打ちされずにハグされて、お母さんにも二人にもたくさん励まされて、再びエールになれて良かったです。
出て来るのは遅かったけど、二個目のクリスタル、すぐに武器に形を変えるとはやっぱり凄い明日パワワや。
そして、剣ではなくタクトを選択するところがとても良かった。野乃はならしいと思いました。


16 : 名無しさん :2018/05/03(木) 09:20:42
第12話。パジャマパーティーでのキャイキャイ騒ぐ3人が眼福だった。
ホラー映画を見るほまれの反応が最高w さあやはやっぱり技術的なところに目が行くのねwww
ハリーとはぐたん、別の世界から来たのかと思ってたら、未来の世界からだったのか。
となると、クライアス社を退けて彼らの世界を救ったら、ハリーたちとはもう二度と会えなくなるのか?
その辺の葛藤がこれから出てくるのかなぁ。
「ミルクを飲むはぐたんが見られなくなるのがちょっと寂しい」と語るほまれとハリーの会話が良かった。
時が与えてくれるものと、奪っていくものとがあるもんね。
そして最後、ルールーちゃんの野乃家潜入! 結構怖かったよ〜。まさに「恐怖の訪問者」w
今後のルールーちゃんの変化が楽しみ。

13話。ルールーちゃん、やっぱりアンドロイドなんだ。本編中では初めて明かされた??
しかし、前回までは座ってるシーンが大半だったから気付かなかったが、背が高いなぁ。
はなとことりと並ぶと、子供と保護者やw
歓迎会やろうっていうはならしい提案に、全力で応える周りの面々が素晴らしい。
しかし、はぐたんと二人羽織って、二人羽織になってなかったけどw
お約束通りすげない態度のルールーが、何故かはなだけじゃなくて周りからの反応についても分析してるところが面白い。
そして、エールからの言葉で胸に痛みを覚えたって……芽生えた感情が回路に作用してしまったのか、それとも……?
彼女の出自も非常に気になるところです。


17 : ドキドキ猫キュア :2018/05/04(金) 21:59:02
13話ではなちゃんに惑わされるルールーさんをルールーさんの結末を想像して考えたお話です

タイトルは 心のエラーです


18 : ドキドキ猫キュア :2018/05/04(金) 22:00:08
心のエラー

理解不能・・・理解不能・・・

プリキュアの事を調べようとして 野乃はなに近づいた。 それは余りに簡単なもので わたしを警戒しないどころか わたしを構おうとする 野乃はなの言動には 驚いた。

だが・・・ わたしの任務は プリキュアの秘密を探り倒す事 かえって都合のいい事ではあった。

わたしは任務を遂行するだけ 周りがどう思おうと関係ない・・・ それなのに 野乃はなに 好きと言われて 胸の奥が締め付けられるように苦しくなった。

野乃はなは わたしを家族と言った・・・ ロボットであるわたしには それが何を意味するかは分からない 好きという言葉も・・・ それなのに 何故 こんなにも苦しくなるのだろうか・・・

わたしには野乃はなが分からない どんなに冷たくしても 構い続けてくる。普通なら 輝木ほまれや他のクラスメートのように不服そうな反応をするものだ・・・ 野乃はなはおかしい

薬師寺さあやのように賢い訳でもない 輝木ほまれのように運動神経がいい訳でもない それなのに 何故・・・? 野乃はなに キュアエールに チャラリートを止める程の力があったのだろうか・・・

結局 プリキュアの秘密を探る所か プリキュアを倒す事が出来ない わたしは任務に失敗した。 だから しかるべき処罰を受けるのは当然の事・・・

襲いかかる私を見て野乃はな・・・キュアエールはとても動揺していた それも当然の事だろう。しかし、私たちは敵なのだから 後は 倒すか倒されるか それだけの事だ

それなのに・・・ 何故 あなたはそんなにも 悲しそうな顔をするのですか? あなたはプリキュアとして私を倒せばいい チャラリートにしたように

ボロボロの姿で立ち尽くす彼女を見て 暴走してコントロールが効かなくなっていたはずの 私の動きが止まった。途端にまた胸の奥が締め付けられるように苦しくなった。目から何か熱いものが流れた・・・

その時 ようやく分かった気がした 好きという言葉の意味が。

おかしかったのは私のほうだったのかしれません・・・ そう感じた途端 ルールーは自身の機能を停止した

心のエラー 完


19 : ドキドキ猫キュア :2018/05/04(金) 22:00:58
以上です


20 : 名無しさん :2018/05/04(金) 22:30:03
>>18
おー、早速ルールーちゃんのSSが!
彼女はこれからどうなるんでしょうね?
非常に気になります。


21 : 名無しさん :2018/05/20(日) 22:40:38
>>18
今日の本編と予告編を観てからこれ読むと、ざわざわします。。。
来週どうなるんだろう、ルールーちゃん!


22 : 名無しさん :2018/06/01(金) 22:01:02
17話が凄かったなぁ。
ルールーが仲間になる流れが拳と拳の語り合いで、なんかフレッシュ思い出した。
アンジュとエトワールが「エールに任せた!」ってサポートする流れも好き。
そして終始圧倒されたまんまで帰って行ったパップルさんの最終戦がいつになるのか気になる。
クライアス社のブラックさ加減がリアルだ……。
それと、今後のルールーがどうなっていくのかも超気になりますな。


23 : 名無しさん :2018/06/03(日) 23:38:33
18話。めっちゃヘビロテしてしまった。
えみルー、最高か! 硬軟取り混ぜで素晴らしかった。
んで、クライアス社、新キャラ登場か? 今日はまだシルエットだけだったけど。
パップルさんの最終戦も近い? 心配。


24 : 名無しさん :2018/06/05(火) 21:25:45
ルールーがもしも本当に人間を管理するために作られたアンドロイドだとしたら、要らない機能が少なくとも2つある。
一つは味覚。人間と同じ食物からエネルギー摂取が出来る機能、というのは必要かもしれないけど、味覚までは要らないんじゃないか。
そしてもう一つは涙腺(涙)。もしかしたら心が芽生えた影響で、17話ラストで初めて泣いたのかもしれないけど、物理的に涙が出てるわけで。
(しかも、パップルがそれ見て特に驚いては居なかったし。)
両方とも、人間を管理するだけなら明らかに要らない機能のように思う。
さらにもう一つは、彼女がRUR-9500という個体番号の他に、ルールー・アムールという「通称」を持っているということ。
しかも「アムール」って、フランス語で「愛」って意味らしい。
これらを考え合わせると、もしかしたらルールーって、最初は人間を管理するために作られたんじゃなかったのでは?と思えてくる。
もしかしたら彼女は、人間と寄り添うことを目的として作られたアンドロイドだったんじゃないのかな。
それが、プレジテント・クライが人々の明日を奪ったことで、人間を管理するために作られたという別目的を植え付けられていた、とか。
いや、全て妄想ですけど、なんかふと、そんな気がしたんですよね。。。


25 : 名無しさん :2018/06/06(水) 20:51:41
>>24
うーん、アンドロイドである時点で人間に似せることを目的にしているわけで、味覚も涙腺も必要だと思います。
人間を管理するのが目的なら、そもそもロボットでいいわけだしね。通称についても、それを持たない悪党ほど愛や正統性を語りたがるものですしね。クライアス社が付けたとしても違和感はないかな。

>人間と寄り添うことを目的として作られたアンドロイドだったんじゃないのかな。

そうだったのかもしれないし、違うかもしれない。ただ自分なんかは、心の無いはずの戦闘アンドロイドが愛に目覚めるってシチュエーションの方が、もともとは人を愛することのできる優しいアンドロイドだったというよりは、「奇跡を起こした」って感じがして燃えるんだよねw

で、ここからが自分の本当の考え。ルールーは善でも悪でもない、フラットなアンドロイドじゃないかと思ってる。クライアス側で使われていたから、彼らの都合のいいデーター(価値観)をインストールされていただけ。
それがはなやえみる達と触れ合うことで、外部からの指令ではなく、自分の判断で動こうとするようになった。だからデーター削除も受け付けなかった。無垢(白紙)なルールーが、今後どう変わっていくのかで、この作品のテーマが語られるのかもしれないね。


26 : 名無しさん :2018/06/17(日) 14:40:49
祝☆キュアマシェリ&キュアアムール!
二人変身、実によかった。


27 : 伊野高大貴 :2018/06/20(水) 23:19:45
ルールーとえみるの変身で感動
プリキュア姿も可愛い


28 : 名無しさん :2018/06/23(土) 15:09:21
>>27
明日のえみる回(そしてきっとルールー回)、期待大ですな。


29 : 名無しさん :2018/06/30(土) 17:40:56
先週の回やーっと見たけど、ホントに初代が出てきちゃったよ・・・。
明日の回が楽しみなような、怖いような笑
しかしマシェリ、テンション高いな。ある意味最も小学生らしい小学生キュアかもしれん。
小学生ん中じゃ最高学年だけどな!


30 : 名無しさん :2018/07/01(日) 18:50:29
ハグプリみました。すんごい贅沢だった!
なぎさとほのかも、ブラックとホワイトも、ホントそのまんまで嬉しかったぁ。
短いけどあの8話の回想まで入ってたし。
ブラックの「ダダダダダダッ!!」とホワイトの高速アクロバット、めっちゃ懐かしかったです。
お話も良かった。えみルー回は、これで一応収束かな?
パップルさん、またチャラリートみたいに出て来てほしい。


31 : 名無しさん :2018/07/08(日) 16:22:25
第23話。
やっぱり社長は彼だったのか。
しかし過去に遡って時間を止めちゃったら、自分らの時間軸は消滅しないんかなぁ。
(別にそれでもいいのか?)
そして、5分で終わる男・ダイガン、5秒で終わる。めちょっく!
なんか、さあやは女優頑張ってるけど、看護士とかも向いてるような気もするなぁ。
気付けばクライアス社の幹部も、秘書のリストル以外は全部入れ替わっててびっくり。
中盤に差し掛かって来たなぁって気がします。


32 : ゾンリー :2018/07/16(月) 11:38:39
こんにちは。
えみるとことりのお話。ことえみ大好きです。
1,2レス使わせて頂きます。


33 : ゾンリー :2018/07/16(月) 11:39:13
「あれっ?えみるちゃん」
「ことりちゃん、奇遇なのです!」
のどか……とは決して言えないような暑さの七月十五日。はぐくみ市立の図書館で、二人は遭遇した。
「ことりちゃんも読書感想文の本を探しに来たのです?」
迫る夏休み。小学校から出される大量の宿題の一つ、読書感想文。
「うん、だいたい目星はついてるんだけどまだ決められなくて。そういうえみるちゃんは?お姉ちゃんやルールーと一緒じゃないの?」
ことりのその言葉で、えみるの顔に影がかかった。
「実は、中学生以上の大事な会議があるからとビューティハリーを追い出されてしまったのです……もしかして私……」
その後に続く言葉は「嫌われているんでしょうか」か、はたまた別の言葉か。そう思った時には既にことりは声を発していた。
「それは違うと思うよ」
その声は静寂な図書館の中で少しだけ大きく響いた。
「あっえっとね、お姉ちゃんってすごく不器用なんだ。それこそ隠し事なんてバレバレでさ」
「だからね、もし仮にそうだったとしても回りくどい事しないと思うんだ。きっとサプライズかなにかじゃない?」
「サプライズ……」
冷房が効く図書館の中で、暖かいものがえみるの中に込み上げてくる。
「そ。だからしばらく待ってあげようよ、私も付き合うから。」
「ことりちゃん……!」
こうしてしばらく、二人は図書館の中を探索した。
「この絵本、懐かしいのです!」
えみるが手に取ったのはごくごく普通の、一冊の絵本。
「あ、それ懐かしい。ママに読んでもらってたけど、いつも途中で寝ちゃってさ……」
「ふふっ、なんだか可愛いのです!」
昔の話だけどねと肩をすくめることり。
三十分程経っただろうか。
えみるのプリハートにはなから連絡が入った。
急いで図書館に戻り、ことりに伝えるえみる。
「はな先輩からビューティハリーに来て欲しいと連絡が入ったのです!」
ことりはめいっぱいの笑顔を浮かべて、
「よかった。行ってらっしゃい!」
と見送ろうとした。
えみるは歩き出さなかった。
「あの……よかったらことりちゃんにも来て欲しいのです」
「私?」
えみるは顔を紅潮させながらことりに顔を近づける。
「きっとことりちゃんが来てくれなかったら自己嫌悪に陥ってたのです!せめてものお礼をしたいのです!」
力説するえみるにことりは従う他なかった。
「こんにちはなのです!」
「お邪魔しますー……」
カランコロンと音を立てながらドアを開いた、その瞬間。
パン!パン!と立て続けに鳴るクラッカー。投げられるリボン。そして……
「「えみるー!お誕生日おめでとう!」」
はなやルールー達からのお祝いの言葉。

今日は、えみるの誕生日だった。

「さぁー入った入ったー!ってことり!?どうして?」
「私が一緒に来て欲しいとお願いしたのです!」
「ええやん、パーティはたくさん人が居た方が楽しいんやでー」
はなとえみるとハリーが会話している最中も唖然とすることりを、さあやとほまれが中に入れた。
「ほら、外暑かったでしょ」
「ジュースもたくさん買ってきたから、みんなで楽しみましょ?」
「あっ、ありがとうございます」
ことりが言葉を発していた間に、えみるが「本日の主役」と書かれた襷を下げてみんなの前に立った。
「皆さん!ことりちゃん!今日は本当にありがとうなのです!」
ハリーからこっそりコップを渡される。
「これからもプ……ああああえっと色々諸々頑張ります!乾杯なのです!」
「「かんぱーい!」」
紙コップなのでいい音は鳴らなかったが、えみるにはそんな事気にしてないたようだ。
一人一人に挨拶してきたえみる。最後はことりの番。
「もう、誕生日なら言ってくれればよかったのにー」
「実は私自身忘れていたのです!にしてもサプライズは本当だったのです」
「だから言ったでしょ?まさか私まで来ることになるなんて思ってなかったけど」
二人でひとしきり笑った後、もう一度紙コップを合わせた。

「お誕生日おめでとう、えみるちゃん」
「ありがとうなのです!ことりちゃん」
(終)


34 : ゾンリー :2018/07/16(月) 11:39:47
以上なのです!


35 : ゾンリー :2018/07/16(月) 11:41:23
あ、タイトルは、「小さな鳥は笑顔を運ぶ」です。


36 : 名無しさん :2018/07/17(火) 21:03:12
>>35
いいですね、ことえみ。二人のシーン、もっとあってほしいな。


37 : 名無しさん :2018/07/29(日) 22:56:20
一条蘭世、再びネギで登場!
吉見リタに続き、二回もオシマイダーにされた人物となる。
(ちなみに二人とも一回目は、ルールーが発注した数少ないオシマイダー。)
ってことは、彼女もう少し出番あるんだろうか?
乞うご期待w


38 : 名無しさん :2018/09/02(日) 13:08:25
第30話。ことりちゃんが海外旅行に一緒に行けて良かった♪
しかし、あの状況じゃ普通だったらルールーがアンドロイドだってバレバレだと思うけどw

日本→ハワイ→アメリカ(ロサンゼルス?)→アフリカ(ケニヤ辺り?)→フランス(パリ)→イタリア→中国(万里の長城)→熱海(にしては山っぽいな)

って、一体何日かけて旅行したんだ?という強行軍の行きつく先がひなびた温泉宿、っていうのも驚いたけど、
ドクタートラウムが彼女たちの工程を把握してたってのも驚きだった。クライアス社、何監視してんだ!
結局は、「みんなで一緒に過ごした思い出は一生の宝物」ってお話だったんだね。
それなら温泉宿だけでも良かったような気もするけど、実に美味しそうに爆食いするルールー可愛かった。


39 : 名無しさん :2018/09/02(日) 14:43:37
ていうかクライアス社、プリキュアいないうちに日本でトゲパワワ集めれば良かったんじゃないのw


40 : 名無しさん :2018/09/02(日) 14:43:37
ていうかクライアス社、プリキュアいないうちに日本でトゲパワワ集めれば良かったんじゃないのw


41 : 40 :2018/09/02(日) 14:45:15
何故か二重投下に……すまんです。


42 : 名無しさん :2018/09/18(火) 23:20:46
32話。
ほまれぇ! あんた何ていいヤツなんだぁぁっ!
そう叫びたい回だった。
「こんなやり方、フェアじゃないから」
って、最初に仕掛けてきたのはビシンなんだから、巻き込まれた者としてなんでそんなことしたんだ、って言ってもいいはず。
でもそうは言わず、「その代わり、私の気持ちも秘密にさせて」って、なんってカッコいい、いいヤツなんだろう。
マジ、惚れた。
ハリーとどうなるかって意味だけじゃなく、彼女には幸せになって欲しい。


43 : 名無しさん :2018/10/14(日) 08:59:37
本編でオールスターはカオス過ぎですねぇw
流石に1週では収まりきらなかった模様・・・来週はどうなることやら。


44 : 名無しさん :2018/10/22(月) 20:44:34
いやぁ、二週目凄かったっす。
本当に全員揃っちゃった。それどころか、映画限定キュアに満薫にキュアフラワーにキュアキャンディにアローハプリキュアに、ホントに全員集合でした!
チーム分けも、バトルも、小ネタも、各シリーズのオイシサを知り尽くした演出、流石。
映画観た気分で楽しませて頂きました!
関係者の方々に海より深い感謝を。


45 : 一六 ◆6/pMjwqUTk :2018/11/03(土) 20:14:46
こんばんは。明日はプリキュアの放送無いんですね〜。
6月に出張所(Twitter)に投下した140文字SS×8、ちょっと書き足りなかったので、掌編の形にリメイクしてみました。
ハグプリ20話「キュアマシェリとキュアアムール!フレフレ!愛のプリキュア」の、その夜のお話です。
タイトルは、「眠れぬ夜」
1,2レス使わせて頂きます。


46 : 一六 ◆6/pMjwqUTk :2018/11/03(土) 20:15:21
 ベッドに横たわり、両の目を閉じる。そのままの姿勢を数十秒間維持すれば、スリープモードに移行する。
 毎日当たり前に実行して来た、最もベーシックなプログラム。しかし――。
「……眠れません」
 暗闇の中でパチリと目を開け、ルールーは小さな声で呟いた。

 目を閉じても、目蓋の裏がまるでスクリーンになったように、映像が次々に浮かんでくる。こんなことは初めてだ。
 えみると二人、溢れ出した心が、赤と紫に輝いたあの瞬間。光の中から現れた、二つの未来クリスタル。そして一つしかなかったプリハートが――。
「まさか、本当にあんな奇跡が起きるなんて……」

 想定外、という言葉は浮かんでこなかった。いや、想定はしていなかったけれど、えみるの身体を抱き締めた時、奇跡を信じたいという想いが、胸の奥から確かに溢れたから。 それを思い出すと、何だか胸の中があたたかくなって、ルールーは柔らかな笑みを浮かべる。
 その時、部屋のドアを遠慮がちにノックする音が聞こえた。

「はい」
「あ、ルールーも起きてる?」
 パジャマ姿のはなが、そろりとドアを開けて入って来る。そして起き上がったルールーと目が合うと、嬉しそうにニコリと笑った。

「何だか眠れなくってさ」
「私もです」
「じゃあ、少しお喋りしよ?」
「はい。でも、いいのですか? まだ風邪が治っていないのでは……」
「もうほとんど大丈夫だよぉ。あ! でも治りかけの風邪って伝染りやすいんだったっけ。めちょっく……」

 慌てるはなを一瞬ポカンと見つめたルールーが、クスリと笑ってベッドのスペースを空ける。
「はな。私に人のウイルスは感染しません」
「あ、そっか」
 照れ笑いのはなが、隣に潜り込んで来た。

「今日は嬉しかったね、ルールー」
「はい、とても」
「本当に良かったぁ、二人一緒にプリキュアになれて。嬉しすぎて、なかなか寝付けないよね」
「……そういう、ものなのですか?」

 目の前の戸惑ったような瞳――部屋が仄暗いせいで、彼女の相棒・えみるのえんじ色の瞳と同じ色に見えるその瞳を、満面の笑みで見つめてから、はなは、うん、と大きく頷いた。
 それを見て、ルールーの頬に少し照れ臭そうな笑みが浮かぶ。だが、励ますようにかけられた次の言葉を聞いて、その瞳が再び、少し不安そうに揺らいだ。

「大丈夫。眠れないのは、きっと今夜だけだから」
「それは、こんな嬉しい気持ちで居られるのは、今夜だけということですか?」

 不意に、あの時の胸の痛みが蘇った。
 パップルに消された記憶――はなたちとこの街で過ごした時間の記憶を取り戻した途端に襲われた、胸が張り裂けそうな激しい悔い。“心”というものがどうしても理解できず、システムエラーを起こすほどに悩んだ、あの時の苦しさ。
 それらは今も、心の中にちゃんと存在しているが、あの時の衝撃そのものは、今では薄れているのを感じる。
 この、胸の中から心が飛び上がるような嬉しさも、時が経てば小さくなって、色あせてしまうのだろうか――。

 ルールーの視線が、知らず知らず、ベッドの上に落ちる。と、その時、はなの手が布団の中をごそごそと動いて、ルールーの手を優しく包んだ。

「ううん。大丈夫だよ、ルールー」
 はながそう言って、ルールーにニッと笑って見せる。
「嬉しい気持ちはね、消えたりなんかしないよ。そのまんま、心の中に溜まっていくの。そしていつでも思い出して、味わうことが出来るんだよ」

「嬉しい気持ちは、心の中に……」
 ルールーがそっと目を閉じ、小さな声で噛みしめるように呟く。その言葉は、理解しようとするとよく分からなかったけれど、波立った心をすっと静めて、あたたかく包んでくれるように感じた。

「ありがとうございま……」
 そう言いかけたルールーが、スースーと微かに響く音に、驚いて目を見開く。
「はな……寝たのですか?」
 相変わらず理解不能――でもそれが何だか心地良くて、ルールーももう一度、静かに目を閉じる。
 薄闇に沈む部屋の中、まもなく二つの寝息が、穏やかなハーモニーを奏で始めた。

〜終〜


47 : 一六 ◆6/pMjwqUTk :2018/11/03(土) 20:16:27
以上です。ちょっと時期遅れになってスミマセン。ありがとうございました!


48 : 名無しさん :2019/01/27(日) 08:21:33
いよいよあと10分ほどで最終回か〜。
今期はなんか特に早かった気がする。イベントが多かったせいかな。
どういうエンドになるのか……早く見たいような、怖いような。


49 : 名無しさん :2019/01/27(日) 22:34:56
ハグプリ、ついに最終回を迎えましたね!
ジョージはどうやって大きな力を手に入れたのか?とか、
ハリハリ族って結局何だったの?とか、
キュアトゥモローが居るってことは、未来にもやっぱりプリキュアが居るの?とか、
色々解けない謎はあったけど、一年間とても楽しませて頂きました!
なんか色々論争とかあったらしいけど、そんなの関係なく、とにかく「野乃はな」ってキャラが大好きだった!
一年間ありがとう、ハグプリ!


50 : 運営 :2019/01/28(月) 22:25:52
こんばんは、運営です。
『HUGっと!プリキュア』ついに最終回を迎えましたね。
このスレッドは、最終回の昨日を起点に1か月の間このまま継続させて頂いた上で、過去スレッドに移行致します。
その後の『HUGっと!プリキュア』に関するSS投下と雑談は、”『プリキュアシリーズ』ファンの集い!2”のスレッドにて、よろしくお願い致します。


"
"

■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■