したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想】着ぐるみ小説スレ第12章【連載?】

192マネキンの中には 前編:2023/04/09(日) 00:23:51
とある衣服店。
閉店の時間を迎え客一人いない店内を薄暗くした照明で照らしている。
レジ横の関係者以外立ち入り禁止と書かれた扉が開き、一人の女性が出てきた。
スラッとした手足に整った体と顔。手入れの行き届いた長い髪が照明に反射する。
モデルと言われても納得できる彼女はここの店長で名前は羽生薫子。

羽生は商品が並んだ陳列された棚の間を歩いていく。
それぞれの棚の端には商品である服やズボン、帽子などの小品を着させたマネキンが置いてある。
その中で頭から足まである全身タイプのマネキンの前に羽生は立ち止った。

男型の球体関節式マネキンで他の男型のマネキンに比べ筋肉質なフォルムである。
手足は太く、胸板も厚い。身長もそれにふさわしいくらい大きい。
他のマネキンとは毛並みが違うせいかある意味この店の看板キャラクターになりつつある。

顔には表情が付いておりアメコミのヒーローのような濃ゆい顔つきである。
見開いた目で白い歯を出して笑っている。

羽生はその見開いた目の奥を覗き込むようにして独り言を話始める。
「ふふっ。お疲れ様。今日もいい笑顔だったわ。」
羽生は手にしていたヘッドセットを耳に装着する。
そしてヘッドセットのスイッチをONにする。

「お疲れ様、美羽。生きてる?」
「-------」
「ああ、よかった。ちゃんと生きてる。お疲れ様。」
「-------」
「ふふっ。もごもご何言ってるか分かんなーい。」
「------!!」
「ああもう、わかってるわよ猿轡噛まされてたら喋れないわよね。」
そう言って羽生はマネキンの唇をなぞる。
「ねぇ出たい?」
「----」
「そうよね〜。一日中マネキンの中に閉じ込められて声も上げれずにずーとここに立たされてるもんねぇ〜。そりゃあ出たいよね。・・・・けどさ、もうちょっと私と付き合ってよ。」
「----!?」
「大丈夫大丈夫。残業代は出すからさ。」
羽生はポケットから小さなリモコンを取り出してマネキンの顔に近づける。
「これな〜んだ?」
「---!?----!!」
「ふふっ。恐らく美羽が考えてるソレだよ。美羽の中に埋めたアレのリモコン。お昼気持ちよかったでしょう?イケメンの男2人の前でイッタ気分はどう?」
「-----!!-----!!」
「そうかそうかそんなに欲しいか。」
「-------!!!」
「うふふ、美羽は嘘が下手だなぁ。嫌がってる声出しても私には分かるのよ?貴方の本心がね。」
羽生はリモコンのスイッチを入れる。
普段は店内に軽やかなBGMをかけているのでお客も気づかないが、閉店して店内BGMがない今目の前のマネキンから微かに機械の作動音が鳴っている。
しかしマネキンは微動だにせず、その屈強な体を見せつけている。
「----!-----♡----!?」
「どう?気持ちいでしょ?ついでにお胸に付けた玩具も動かすね。ポチッとな。」
「----!?-----!?----------!」
「うふふ、逃げようとしてもダメよ。というか逃げれないか。外側からマネキンにピッタリと包まれて動かせても紙一枚分くらいしか動かせれないもんねぇ。ちゃんと感じてね♡」
「------♡!?-----!-----!!」
「はぁぁいいわ!いい!今のあなた最高!!」
羽生はリモコンを投げ捨てるとその場で身に着けていたものを脱ぎ去り、ヘッドセットだけを残し生まれたままの姿になった。
そしてそのまま自分自身に行為を始めた。
ヘッドセットから流れてくる美羽の甘き声をBGMに羽生の行為が熱くなっていく。
「----♡ --------♡」
「んっ・・・・まだ・・・・ぁん、逝かないでよっ・・・・・んn♡・・・・逝くなら・・・・・・うんんっ♡・・・一緒・・にねっ」
そしてお互いにボルテージが上がり絶頂した。
店内に羽生とそしてマネキンから微かに声が鳴り響く。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板