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【妄想】着ぐるみ小説スレ第11章【連載?】

577 まんころ ◆dkf/aF6sqI :2017/09/03(日) 00:51:31
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家に帰り着き、ソファに崩れ落ちるように横になりながら、1日を振り返る。
今日も忙しかった。
大学に入ってすぐ、ショッピングをしている時スカウトされた。
自分の容姿に少し自信もあり、歌やダンスもできることに加え、スカウトマンの巧みな話術でアイドルとして成功するような妄想も膨らんだ。
歌やダンスのレッスンを終え、デビューしたが全く売れず。
自分よりも年下の子たちは、歌やダンスも上手くデビューすると私を追い越してどんどん先へ行ってしまった。
自分の甘さを実感した私は社長に、事務所を辞めさせて欲しいと打ち明けた。
社長はしばらく考えていたが、私に一つの提案をしてきた。
それがカメレオンアイドル、変幻自在のカメレオンのアイドルのようにではなく、本当のカメレオンになるもの、着ぐるみを着て。
初めて聞いた時は意味も分からず、変な社長たと思った。
中身が女の子と判るようにワザと声を出し、歌を歌いダンスをしたが注目されたのは始めだけだった。
すぐに注目度は下がっていった。
そしてあるバラエティ番組がターニングポイントになった。
多くの共演者と共にクイズに答え、間違えた人全員がバツゲームを受けるというもの。
そして初めてのバツゲームがバンジージャンプ。
私はクイズに間違え、バツゲームを受けることに。
着ぐるみにハーネスを取り付けられる。
着ぐるみの中身である私が落ちないようにしっかりと取り付けられ、かなり痛かったことを覚えている。
間違えた共演者の中で誰も飛び出せない中、私は真っ先に飛んだ。
視界が少なくそれほど高さに対する恐怖は感じなかったから。
しかし、実際飛んでみると自分の人生が走馬灯のように流れ、悪かったはずの視界からは落下し迫ってくる地面がはっきり過ぎるくらい見え、大きな悲鳴をあげた。
そして飛び終わった後も怖さから足はずっと震えていた。
その時の番組の視聴率が良く、毎回番組に呼ばれるようになり、気づけばレギュラーになっていた。
この番組ではいろいろあった。
池に落とされたり、ペンキをかけられたり、真空パックされたり、カメレオンの着ぐるみを着ているのにさらに着ぐるみを着せられたりと死んでしまうのではないかということもあった。
そんな番組が終わる頃に、私いや翠ちゃんはすっかり人気者となりアイドルとして成功していた。
大変だった分、今の幸せがあると思いながら眠りにつく。
このあと、私は暑さから目覚めることも分かっている。

おしまい


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