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【妄想】着ぐるみ小説スレ第9章【連載?】
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【ルール】
■執筆者以外の人はsage進行でお願いします。
■あなたが作ったオリジナルの文章を募集します。
■長い文章は何回かに分けて連載してください。(何話でも可)
■1回の投稿では30行以内で書いてください。
■執筆者は識別の為、名前欄には『必ず』ペンネームとトリップを入れてください。
■1度使ったトリップは変えないでください。
■題材が着ぐるみならどんな内容でもOKです。(アダルト可)
■文章を読んだ人はこのスレに感想を書いてください。(任意)
■関連・過去スレは>>2-10の辺りに記載します。
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ようこそ新世界へ
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【妄想】着ぐるみ小説スレ第8章【連載?】
ttp://jbbs.shitaraba.net/anime/9756/storage/1359121685.html
【妄想】着ぐるみ小説スレ第8.5章【連載?】
ttp://jbbs.shitaraba.net/anime/9756/storage/1360227486.html
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生活
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第19話 プレス発表・お披露目2
フラッシュが烈しくたかれる。
4人は座ることなく先日撮影したそれぞれの等身大の写真の前に立つ。
ショッピングモールのキャラクターに起用した経緯やコンセプトなどはショッピングモールの企画責任者が長々と説明。
スポットライトを浴びている4人、中でも中央にいたダダ星人とウルトラの母はジリジリと焼けるような感覚に襲われていた。
説明の後半には彼女たちの汗が、ダダ星人は口の下の穴からよだれのように、またウルトラの母の目からは涙のように出てきた。
それでも、それぞれが身に付けているものについての説明がある時は、手や体を使って表現して、一礼。
彼女たちは一言も発することはなかったが、責任者のマイク越しに小さくではあるが苦しそうな呼吸が聞こえていた。
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「ング...ン・・・ン!ンムム!(ん...ん・・・え!なにこれ!)」
私は目を覚ますとそこはコンクリートでできた部屋にいた。
口にガムテープを張られしゃべれない。しかも首から下が圧迫されている感覚があるが首元で何かにひっかかて見れない。
「おや。お目覚めですか。」
声が聞こえる方に視線を移すとそこには舞踏会にいそうな白い仮面を被った男が立っていた。
「ングウム!ウムムフング!(なんなのこれ!あんただれ?!)」
「申し訳ありませんが、あなたの言ってることがわからないのですよ。早速ですがなぜあなたがこんなことになっているかわかりますよね?」
(え?)
「あなた結構罪を犯してますよね?万引き、恐喝、いじめ。かわいい顔して以外と『中身』は怖い。そんなあなたに審判の時がきました!」
仮面の男は奥から全身が見れるくらいの大きな鏡を私の前に持ってきた。
そして鏡に映った私は驚愕した。私の首から下はマネキンのようなスベスベした物質に変わっていた。
「驚きましたか?私はこれを人形服と呼んでいるのですが。今のあなたにはお似合いですよ。
でもこれで終わりではありません。このマスクをつけてようやくあなたは『中身』になるのです。」
仮面の男が持っているのはマネキンの頭だった。それは前と後の部品に分かれ私の顔に近づける。
「ング!ンググ!フムㇷヌググ!!(いや!いやだ!誰か助けて!!)」
抵抗するが無意味だった。カチッと音が鳴り私は完全に『中身』になった。
「ようこそ新世界へ」
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「相変わらずジャッジをやってんのか?」
「ええ。今頃『中身』は人形服の中であがいていると思いますよ。」
「でもエグイな。死ぬまであのまんまなんだろう?死にたくても自分では動けないからじわじわと殺していく。残酷だぜ。」
「ですがこれを持ち帰ってベッドの横に置いて鑑賞するあなたの方が残酷だと思いますが。」
「あれ?もしかしてコイツ俺たちのこと見てる?」
「見てると思いますよ。今回はマスクの目の部分をマジックミラーのような加工をしておきましたから。」
「すげー!でいつもの機能は?」
「付いてます。あまり私の趣味ではないのですが常連のよしみですよ。」
仮面の男が男Aにリモコンを渡す。すぐに男Aが人形服に向かってリモコンのスイッチを押す。
何も起きてないように見えるが人形服の『中』ではすごいことになっている。
「仮面の紳士さんどうも。」
男Aは部下の2人にたのんで人形服を車に乗せる。
「またのご来店お待ちしております。」
仮面の紳士と呼ばれている男は男Aの車を見送る。
罪を犯した者に新世界を見せるもの。それが『仮面の紳士』。それではまたどこかで。
終
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☝なんか変な奴がやってきたな
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おいそのっぽいな…
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おいそのだろうが何だろうが
次に作品の連載中に割り込んできたら問答無用で削除でいんじゃね?
そこで判断するのが結局手っ取り早い
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>>10
前スレでもその話題が出てる
その時はこういう流れ
112 名前:名無しさん@着ぐるみすと[sage] 投稿日:2013/03/01(金) 07:07:41
書き方、文体等を見ると今連載してる人って一緒の人かな?
今のものが終わりかけると別のものを同時に書き始めるってパターンが続いてて、別の人がまったく書けない状態が続いてるんだが・・・
同時連載になると読み手には読みにくくなるとは思うけど無視して割り込んでもおkなんだろうか
113 名前:名無しさん@着ぐるみすと[sage] 投稿日:2013/03/01(金) 08:31:07
読みにくくても読める方が嬉しいに決まってる
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必ずトリップつけるルールなんだし割り込んでも抽出して読めるだろと思う
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第20話 お客様撮影会1
プレス発表のあった週末、ショッピングモールのリニューアルに合わせて、いよいよ4人がデビュー。
モール内には記念撮影スペースが設けられていた。
時間前だというのにたくさんの人が列を作っている。
その列を見ながら控え室へと向かう明美。
控え室に入ると、もうすでに下半身がピグモンになっている加奈子とスタッフジャンパーを着た真紀がいた。
真紀から「今日はウルトラの母とピグモンの撮影会をするので、準備してね。私はスタッフとしてサポートするから。」と。
明美はすぐに水着に着替え、ウルトラの母に足を通していく。
最近は足を通すだけで快感の衝撃が体を走る。
腰までウルトラの母になった時に、乳首は水着にクッキリと浮き出ていた。
恥ずかしさからすぐに腕を通しマスクを被るが、乳首はより一層堅くなりウルトラの母の乳首であるかのように主張する。
真紀に背中のファスナーを閉めてもらうのと並行してグローブとブーツを装着し、すぐに黄色のコートを羽織り胸を隠す。
しばらくすると落ち着いてくる。
それでも気を許せない、寒いところにいたり、意識すると勃起するかわからない。
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やっぱウルトラマン母が出てくる話にハズレはないな
ところで仮面の紳士がこれを読んでるなら質問なんだけど前のスレの最後の方(997〜1000)を埋めたのアナタですか?
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第21話 お客様撮影会2
真紀が準備のできた明美と加奈子に声をかけ記念撮影スペースへの移動を促す。
ごく普通のお客様の前に出るのは初めてなので、2人とも少し緊張しているのか動きがぎこちなかった。
そんな2人の緊張をほぐしてくれたのは、控え室に飛び込むように入ってきた早希。
今日は出番のない早希だったが、靴屋の休憩時間に様子を見にきてくれたのだった。
下を向いたようになっている2人に
「写真撮ろう! 真紀さん撮って。」と。
ウルトラの母とピグモンの間に入り、肩を組んで写真を撮った。
早希から「こんな感じでがんばってきて」と背中を押された。
明美と加奈子は早希に元気をもらって控え室を出て撮影会へ向かった。
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さあ〜?どうでしょう(笑)
次は50くらいで書こうかな
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第22話 お客様撮影会3
撮影会場には先ほど明美が通ってきたときよりもさらに人が増えていた。
マイクで案内する進行役のスタッフに従い、色々な方向を向きポーズを取るウルトラの母とピグモン。
着ぐるみを着ている女の子たちにとっては短い時間でもかなりキツイことを聞いていた進行役のスタッフは、ある程度のところで「ウルトラの母はこれから巡回パトロールにでますので、見送ってあげて下さい。」とうまく明美と加奈子を撤収させた。
控え室に戻って、ファスナーを開けてもらった2人はCM撮影の時よりも時間が短かったにもかかわらず苦しそうだった。
それは撮影会場が狭く人が密集し、かつスポットライトを間近で浴びていたからだった。
午後の部の写真撮影を嫌がるのではと思っていた真紀だったが、予想に反して2人は元気に出ていった。
それはたくさんのお客様の笑顔が彼女たちをやる気にさせていたことは後でわかった。
こうして、初日の写真撮影会は無事に終わった。
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第23話 お客様撮影会4
2日目はメンバーを入れ替え、バルタン星人とダダ星人との撮影。
明美と加奈子の2人はなにかあった時のため召集されていた。
少し早い時間だったが明美が控え室へ入るとダダ星人がいた。
「真紀さん早いですね。」明美が声をかける。
しかし、ダダ星人からの返事はない。
それどころかポーズを取るようにイスに座ったり、歩き回ったりしている。
この不思議な行動をとるダダ星人は真紀ではない気がしてきた。
明美は再びダダ星人に話しかける。
「早希が入ってるの?」
ダダ星人の中からはすごく聞きとりにくい篭った声で「正解。」と。
そして、背中のファスナーを開けようとする仕草。
明美はダダ星人の後ろにまわる。
ファスナーは真ん中辺りまであがり、噛んでいる。
それどころかファスナーの開いているところから見えている背中は早希ではなく、ウルトラの母?
ウルトラの母を着て、ダダ星人に入ったのなら、さっきのすごく篭った声も説明がつく。
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割り込んですみません。
初心者です。
この着ぐるみ小説スレでは『皮モノ』ってアリですか?できれば誰かに答えてほしいです。
書きたい小説があるのですが、ここで書いてもいいのだろうかと思いまして質問させていただきました。
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>>16
おいそのだな。句読点の付け方で判る。
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>>19
自分はありだと思うぜ。
他の人から抵抗があるようなら場所を変えてでも是非。
pixivって手もあるしね。
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おいそのかどうか関係なく
邪魔さえしなければやってもいいんじゃない?面白そうだし
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>>19
やばぇー!!まさかここで皮モノを見れるとは。
当然ありだ。楽しみにしてるよ!
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「やべぇー」が「やばぇー」になってた。訂正。
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※22
過去においそのが他人の邪魔をしなかった事が一度でもあったか?
※19
超楽しみ
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露骨だなお前ら
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みなさん誤解してますよ。
仮面の紳士とおいその氏は同一人物ではありませんよ。
お間違えなく。
あと※19 楽しみです。がんばってください。
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第24話 お客様撮影会5
明美は必死にダダ星人のファスナーを上げ下げするが全く動かない。
明美の額にも汗がにじんでくる。
ダダ星人からは小さく弱々しい声で「明美、早く開けて。」と。
明美は「早希、ちょっと待ってて。」と言い残すと控え室を飛び出していった。
しばらくして、明美は真紀を連れて戻ってきたときには、ダダ星人は床に座り込み肩で苦しそうに息をしていた。
急いで2人ががりでファスナーを開けようとするが、固くて開かない。
真紀はすごく困った顔をしながら、
「動かないでね。」と。
そして、カチカチと音を立てカッターの刃を出し、ダダ星人のファスナーの横を切り開いていく。
背中が大きく開くと明美がダダ星人の中のウルトラの母の両脇を抱え、真紀がダダ星人の着ぐるみを引っ張る。
引っ張りだされたウルトラの母は着ぐるみ越しでもわかるほど体が熱くなっていた。
「早希、大丈夫?」
明美の声に力なく答える早希。
ホッとした明美は自分がウルトラの母を着ている時との違いに気づく。
それは胸の膨らみ、明美より胸の大きな早希がウルトラの母に入ると胸が溢れんばかりになっている。
ぐったりしているウルトラの母の胸を軽く揉んでみる。
〝柔らかい!〟すごくいい弾力。
しかし、こんなことをしている場合ではない、我に返った明美はウルトラの母のファスナーを下ろし、早希が脱ぐのを手伝う。
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※27
執筆者じゃないんだからsageてくれませんかね
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安価してよ
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第25話 お客様撮影会6
早希を着ぐるみから脱がせるとイスに座らせ、ウルトラの母の着ぐるみをハンガーにかける。
真紀は困った顔でダダ星人の着ぐるみを腕にかけている。
早希が申し訳なさそうに話し始める。
昨日の撮影会を離れて見ていた早希は今日は自分の番と張り切ってやってきた。
控え室には昨日、すごく輝いて見えたウルトラの母の着ぐるみがあり、着てみたくなった。
もともと体の柔らかかった早希はウルトラの母のファスナーを自分で閉めた。
グローブとブーツを探していると、目に入ったのはダダ星人の着ぐるみ。
頭の部分が大きく作られているので、ウルトラの母を着たまま頭を入れてみたが、意外と簡単に入った。
そこでやめれば良かったのだが、着れるのではないかと思ってしまったのだ。
グローブもブーツも履かずにダダ星人に入り、ファスナーを上げる途中に噛んでしまった。
焦ってしまい開けようとするが、ファスナーが全く動かなくなっかしまった。
明美が控え室に入ってきたのはそんなときだった。
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すんませんでした!!!!<m(__)m>
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規制・削除依頼を承りました
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第26話 お客様撮影会7
早希は反省し、何度も謝っていたが壊してしまったダダ星人の着ぐるみはどうにもならない。
真紀は運営本部に説明するためにでていった。
結果は早希のおふざけで明美がウルトラの母で、早希がバルタン星人で撮影会をすることになった。
色々なイベントがこの後も続くため、ダダ星人の着ぐるみはすぐに修理にまわされた。
撮影会でウルトラの母はそれほど動かず手を振っているだけであたったが、バルタン星人はダダ星人の分まで懸命に腕を振り上げ動き回っていた。
その動きは撮影会に来ていたお客様には好評だったのだが…。
当然、控え室に戻ってきたときの早希はひどく疲れていた。
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第27話 ランウェイデビュー1
お客様撮影会から数日後、ダダ星人の着ぐるみが修理されて却ってきた。
真紀がさっそく着てみるが、前と変わらないことを確認。
このことを一番喜んだのは早希。
早希はまたみんなに謝っていた。
今回呼び出されたのは、ダダ星人の着ぐるみが直った報告ではなく、4人がファッションショーに出るということ、もちろん着ぐるみを着て。
大勢の観客の前を1人ずつランウェイを歩いてもらうことが説明された。
そのためファッションショーまでの3日は着ぐるみを着て歩き方を練習することになった。
なかなか始めは上手く歩けないピグモンを除く3人は懸命な練習の甲斐もあり、ランウェイデビューしても恥ずかしくないレベルになった。
そして、当日を迎える。
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第28話 ランウェイデビュー2
ウルトラの母に着替え、頭だけ出した状態でランウェイの舞台そでへとやってきた明美。
そこからマスクを被りランウェイへとあがり、どんな視界が広がるのか確認する。
もちろん観客はいないが明美は会場いっぱいに入ったところを想像しただけで緊張から、舞台そでへと早足で戻る。
そして、自分を落ち着かせようと座り込んだ。
…「すみません、準備お願いします。」スタッフらしき人の声で明美は顔をあげる。
明美の周りにはモデルが数名立っていた。
そしていつの間にかウルトラの母のファスナーを閉められている。
目を凝らしてみると、モデルたちの奥にダダ星人、バルタン星人、ピグモンが見える。
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規制・削除依頼を承りました
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規制・削除依頼を承りました
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規制・削除依頼を承りました
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第29話 ランウェイデビュー3
スタッフに手を引かれ、3人の元へいく明美。
近づく明美に気がついたバルタン星人に入っている早希が「どこ行ってたの?準備始めるよ。」
そういうとバルタン星人にスタッフが黒いビニール袋をすっほあと被せ、封がされる。
明美は思った〝早希大丈夫?苦しくないの?〟
そんな明美の心配などお構いなしに運動会の大玉転がしで使うほどの大きさの透明のガチャガチャのカプセルが用意され、その中にスタッフが2人ががりでバルタン星人を押し込む。
バルタン星人は黒いビニール袋に覆われ、丸まりカプセルに収まる。
時々動いているので、大丈夫そうである。
続けてピグモンも黒いビニール袋に入れられ、カプセルに詰められる。
ピグモンはこんもりしているので、カプセルいっぱいになっている。
詰められるとき明美には加奈子の苦しそうな声が聞こえたような気がした。
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第30話 ランウェイデビュー4
明美は自分にもやってくるカプセルに詰められる恐怖で体が固くなっていた。
そんな明美にダダ星人の中から篭った声で真紀が段取りを確認する。
「カプセルが舞台上に転がされ、スタッフがカプセルを開いたらビニール袋からはすぐに出ずに音楽が流れている間、どんな形でもいいので動いて、音楽が止まったらビニール袋を破って外に出てランウェイを歩いていってね。」と。
音楽はどれくらい流れているのか、カプセルでどれくらい待機しているのか。
不安だけが膨らむ明美にビニール袋が被せられる。
突然視界がなくなり手をバタバタさせる明美を容赦なく横にし、ウルトラの母全身をすっぽりと入れて袋の口を閉める。
間髪入れずにスタッフ2人に持ち上げられ、カプセルに詰められる。
カプセルの中はかなり窮屈で呼吸もどんどん苦しくなっていく。
ピグモンの加奈子は大丈夫だろうか、声をあげていたことを思い出す。
転がされ準備をしているようでもなく、呼吸がままらないが我慢を続けるがもうダメと思い暴れる明美。
その時、腕に痛みが走る。
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④
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超イイネ!!
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規制・削除依頼を承りました
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規制・削除依頼を承りました
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規制・削除依頼を承りました
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第31話 ランウェイデビュー5
気がつけば呼吸も少しできる。
目の前の光景は舞台そで、昨日から緊張であまり眠れていなかった明美は舞台そでで座ったまま眠ってしまっていた。
ウルトラの母のマスクを外すと呼吸も楽にできる。
しかし、変な夢のせいで体は汗でびっしょり濡れていた。
そこへ加奈子と早希が明美を探しに舞台へとやってきた。
彼女たちは私服のまま、明美が着ぐるみを着て下見までしていることに早希が「気合い入ってるね。」と少し茶化す。
加奈子は明美のことを心配しながらも「真紀さんから今日は特別な演出の説明するから、早く探してきて」と言われたことを明美に伝える。
明美の頭によぎったこと、それはさっきの夢は正夢**
夢の中では苦しかったけど、あんな演出も少しいいかなと思いながら控え室に向かう明美だった。
※※※おしまい※※※
長い間、駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
第8.5章 963さんのアイデアを元に書いたので、上手く表現できたかわかりませんが、また機会があれば書こうと思います。
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お疲れ様です!
リクエストなんですけど機ぐるみ小説書いてくれる人募集してます!!
「ロボジ〇」みたいな話でもいいです。もちろん中の人は女で。
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乙ー
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小さい子の極小着ぐるみとか誰かかいてくれる方いないかなぁ
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↑いいねぇ〜
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>48具体的にどんな感じのストーリーがいいですか?もっと情報ください
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>>52
ありがとうございます!
こんな感じでいいですか?
とにかく少女がロボの中に入る(以後ロボスーツと呼ぶ)
舞台は最新鋭のロボがそろう発表会
ロボスーツの中にずっと入ってると熱い。このあたりの少女の息ずかいや動きをを細かく描いてほしいです。
あとロボスーツに閉じ込められるっていうシチュもあればいいですね。
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08064248850
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>>53
イメージ的にこんな感じか?
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga_big&illust_id=40591990&page=1
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>>55
あーこの人の作品いいなあ
SS化したのを読みたい
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さあ、みなさんどんどん投稿してね!?
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リクエスト
女の子が怪獣の着ぐるみに入る小説書いてくれる人いないかな〜
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>>56
見ようとしたら消されてた・・・
どんなの?
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>>58 数は少ないけどいくつかあるよ。
ttp://petapen.mints.ne.jp/peta/iayo/i23.htm
ttp://petapen.mints.ne.jp/toukou/nishi/nishi1.htm
同じ作者
ttp://ts.novels.jp/novel/kayo_chan/kayo_chan59.html
過去スレで一番そういうシチュが多かったやつ。
ttp://kigurumi.net63.net/kako/1122950720.html
そういう画像
ttp://blog-imgs-54.fc2.com/n/i/z/nizi1/kigurumi34.jpg
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=2271462
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=1613911
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=13099969
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=20679077
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=25359587
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=20985505
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=7010149
ttp://blog-imgs-54.fc2.com/n/i/z/nizi1/kigurumi24.jpg
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>>59
んん、Pixivでアカウント持ってれば問題なく見えるみたいだけど。
ttp://www.pixiv.net/member.php?id=3606266
この人の作品ね
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>>53
これとかよさげな感じする
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=37779543
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>>58 実写動画
ttps://www.youtube.com/watch?v=B8od0Clrbss&list=UUi8xQntMpedmx8JzgwADlew
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見れねえぞ
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機ぐるみまだかな?
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>>64
Pixivに有る画像は、Pixivに登録していないと見れない。
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土曜日あたりに書きます。もう少しまっててください。
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規制・削除依頼を承りました
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規制・削除依頼を承りました
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規制・削除依頼を承りました
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文字化け?
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69 70のって文字化け?
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荒らしに決まってるだろ。
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機ぐるみワクワクドキドキ
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これがいわゆる書く書く詐欺?
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機ぐるみ書きます!さんの繋ぎで書きましょうか?
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>>76ありがとうございます!
宜しくお願いします!!
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おっ、機ぐるみ小説再起動ですか。
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それではまだ、ストーリー温まっていませんが…。
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第1話 約束
夏休み前の教室、ある新人教師優子と子供たちが楽しそうに話をしている。
子供たちが最近興味を持っていること、それはロボット。
戦隊ものから、今は自宅でも簡単に作れるものが売り出されていることを知った優子。
自分も負けじとロボガールって知ってる?と振ってしまったのが、そもそもの始まりである。
ロボガールとはロボットの女の子。
優子が咄嗟に思いついたもの。
もちろん本当のロボットではなく、着ぐるみ。
この場合、呼び方は機ぐるみの方が正しいかもしれない。
女性教師優子は大学で造形を専攻していた。
それだけでなくサークルでも特撮を主に扱っていた映画研究会に所属。
大学時代は色々なものを作った。
優子の作品はどれも評価が高く、今でも後輩に慕われ、大学に行くこともしばしばであった。
夏休みもあるし、作れる自信から子供たちに夏休み明けに見せることを約束してしまう。
夏休みに入るとすぐに優子は子供たちとの約束を果たすため大学の後輩たちに連絡を取り、ロボガールの製作に取り掛かった。
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キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!−−−−−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!!
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誰か超小柄女子の極小着ぐるみも書いていただけないかなぁ
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極小着ぐるみはどんなものをイメージされてますか?
例えば大人の女性が到底着ることができないような小さな着ぐるみに手足を折りたたまれた状態で押し込まれた小柄な女の子が入り、必死にその着ぐるみを演じるみたいな?
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第2話 作製1
まずは優子の全身の型を取り、マネキンを作る。
このマネキンに合うように各パーツの作製を数人で分担して行う。
ロボットなのでアルミのような金属を使用したいと考えていたが、装着時の重量や加工の難しさなどを考慮し、FRPを金属ぽく塗装することになった。
まず、足の脛のパーツはマネキンから取った型を元にFRPを前後から挟むようにネジで止める方式。
太もものパーツは膝に向けて細くなっていて、これも前後から挟む方式。
膝のパーツは曲げられる様に太いフレキシブルパイプを使用。
元々黒いパイプを光沢のある銀色に着色して脛と太ももの前側のパーツ同士を接続して固定。
装着時は足をフレキシブルパイプに通してから前後のパーツをネジで固定する。
胴体部分は上から被るようにして着るパーツとパンツのように履くパーツの2つ。
パンツのパーツから上へ向けてネジで固定するようになっている。
腕のパーツも足と同じように前後のパーツで挟み、稼動する肩や肘の部分は優子の身体に合わせた太さのフレキシブルパイプを使用。
足のパーツ同様に前腕と上腕の前側のパーツをフレキシブルパイプで繋いである。
手の部分もウエットスーツ素材で造られた手袋に指の関節ごとに曲がるようにFRPのパーツを取り付けて行く。
指先はペンのキャップのようにはめることができ、丸く仕上げた。
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GJ部
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>>83
神が現れた・・・
ですね。そんな感じでお願いいたいます!
中に機械か何かでが入っていて動かされているのだろうと思いきや
中からなんとみたいな感じがいいですね・・・
後入れてほしいシチュは、極小着ぐるみを着た状態で
スーツケースとか、旅行カバンに女の子が入って
ぬいぐるみかと思いきや ごそごそと動き出し・・・
みたいなシチュもほしいです・・・
わがまま言ってほんとうにすみません・・・
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参考にさせて頂きます。
機ぐるみが終わってからになるので、まだ先になると思います。
ご了承下さい。
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第3話 作製2
胴体のパーツは全部で4つ。
優子の形の良い豊満な胸を忠実に再現した身体の前面のパーツとそれを挟む背中のパーツ。
そして、ハイレグ風になった前後の股のパーツ。
まずは胸と背中のパーツを取り付けた後、股のパーツを胸と背中のパーツのちょうど腰のくびれにある段差部分に引っ掛けるようにして挟み込み前後をネジ止めする。
胴体のパーツを取り付けると身体を曲げることができない。
しかし、その動きはロボットらしく見せることができる。
外観はシルバーをベースに足部、胴体部、腕部が細く見えるようにピンクのラインが入っている。
中でも目を引くのが、胴体部分のくびれた腰、それにより強調される胸とお尻。
できあがったその姿は固く無機質であるが、銀色の光沢とその丸みを帯びた身体は妖艶さを醸し出していた。
体のパーツがすべて完成した時点で、一度マネキンに装着してみる。
想像していたよりもいい出来栄えに一同声をあげる。
残すは頭、マスクの作製。
マスクには優子の考えが色々と取り入れられた。
それは被ったときの呼吸用の穴をマスクの左右にそれぞれ5個の穴をあけ、そこへ呼吸用のチューブを繋ぐというもの。
マスクの口元に呼吸穴あるよりは頭の後ろにあった方がロボットぽいと思ったのだ。
目の部分も黒いフィルムで隠すのではなく、中が見えるように透明のものを使用。
実際に着たときに、内側に被るマスクには目の部分に覗き穴をあけ、その上に覗き穴をあけた基盤を貼り付ける。
そうすることで、頭の中には機械が詰まっているように見せようとした。
ここまでで、ロボガールの作製は一旦終了。
自分で作製したロボガールになる優子のインナースーツがまだ完成していなかった。
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極小着ぐるみも楽しみだな。
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インナースーツの仕様に期待。ボイスチェンジャーなどの電池を隠す場所が無くてアソコやお尻に収納みたいな
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おこれは。。
書いていただけるのかな・・・
あなたは神でしたか ありがとうございます。
極小着ぐるみ楽しみしまってます!
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なんかの小説サイトである一人の少女が誘拐されて無理矢理美少女キャラクターの
着ぐるみを着させられてベッドの端に手足を縛られて、いろんなことをされる
というお話があったと思うのですが誰かタイトルがわかる人いますか?
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>>92
今はもうないけど「拘束嬢」っていうタイトルだったような・・・
ちがったらスミマセン
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>>93 見たことないなぁ。
くわしく聞かせろ。
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機ぐるみ系書く人って意外と少ないよな
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第4話 試着1
数日後、インナースーツが届いたという知らせを受けた優子。
さっそく、試着に必要な実費購入しておいた銀色のブーツを持って大学へと向かう。
今回は完成しているすべてパーツを取り付けての試着。
その上で細かな修正をしていく。
優子は届いたインナースーツを広げてみる。
それは頭から足の先まで一体となったウエットスーツ。
表面は特殊な加工を施してもらい、見た目は柔らかい金属でできているかのような銀色の光沢を放っている。
背中にはファスナーは無く、フックが複数縦に並んでおり、それを留めることで着ることができる。
優子はエアコンの効いた部屋で服を脱ぎ始める。
その行動に後輩たちは焦りを隠せない、特に男子は。
しかし、中には水着を着ていたので、後輩たちも安心したのか残念だったのかは、わからないがインナースーツを着るのを手伝う。
足を片方ずつ通してから腰の辺りまで引き上げる。
優子の下半身が銀色に輝く、続けて腕を通し、フルフェイスヘルメットのように頭を入れる。
後は腰より少し上から首の付け根辺りまで並んでいるフックを留めていく。
背中のフックをすべて留めたその後ろ姿はファスナーによる切れ目もなく、人が液体金属で覆われたように見える程であった。
外からはわからないような小さな視界用の穴から優子自身もその姿を鏡で確認、納得のできであったが呼吸が次第に苦しくなってきた。
そう、優子も後輩も呼吸用のチューブのことをすっかり忘れていた。
優子は手振りとはっきり伝わらない声で必死に息ができないことを伝える。
後輩もすぐに気づき、背中のフックを外そうとするが、優子が暴れるのでなかなか外すことができない。
ようやくフックを外し、出てきた優子の顔は汗にまみれ真っ赤であった。
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規制・削除依頼を承りました
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>>93
見たことが無いので出来たら、あらすじを教えてほしい
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5年前に拘束嬢っていう小説見たことがある・・・
こんど教えてあげる。
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拘束嬢知らないの俺だけなの!?
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ねぇ、みんな機ぐるみに集中しようぜ
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第5話 試着2
しばらく休憩の後、液体金属のようになるスーツに身を投じる優子。
もちろん、呼吸用のチューブを口にくわえて。
チューブはスーツのフックとフックの間から外へ、そのチューブにさらに細い10本のチューブに分かれたものを接続する。
最終、マスクを被る際にマスクの後方にあいた穴へとチューブを差し込んで完成となるのだが、まずは身体から。
後輩たちの用意してくれた前側の足のパーツに足を通してから、優子の用意したヒールの高い銀色のブーツを履く。
なぜ、動きにくい機ぐるみなのに高いヒールかというと、150cmそこそこの優子にとってはこのロボガールをカッコ良く見せたいという意図があった。
ブーツを履いたのち、脛、太ももの順にパーツをネジ止めしてもらう。
足首部分にパーツがズレないようにと追加で取り付けたゴムが、うまくブーツのファスナーを隠した。
続いて腕のパーツに取り掛かる。
腕のパーツのフレキシブルパイプに手を通してから手袋をはめる。
手袋をはめたことで優子の手は細かなことができなくなった。
足の時はそれほど感じなかったが、腕のパーツを取り付けられ、どんどん動きが制限されて自分がロボットになっていく感覚に優子は少し興奮していた。
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なんだ、ただの神か...
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社長の娘が学校の帰りに誘拐された。
彼女は背後から来た人物にハンカチで口を塞がれ気を失ってしまう。
目を覚ますと彼女は口に猿轡をされ、アニメの少女キャラクターの着ぐるみを着させられ
大の字でベッドに縄で縛られていた。
そこに一人の男がやってきて彼女のアソコにバイブをつける。そしてスイッチを入れる。
縄で縛られているため大きい動きはできない。そのうえ猿轡で声も出せない。
男は身代金目的ではないようだった。
その後がわからないからわかる人にバトンタッチ ごめんね♡ あとは頼むよ
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つづき早く書いて〜
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104 バトンタッチ受けます
彼女は最初は嫌がりますが手足の拘束感、鼻からしか息ができない窒息感に興奮し高揚していった。
男はこの後も彼女にいろいろなことをしていった。
三角木馬、トレーニングサイクルに手足を拘束して強制運動、水責め、窒息責め、臭い責め.....
彼女は何回何十回と絶頂をむかえ、それと同じくらいの数失神した。
ずっと着ぐるみ姿ではなかった。男は1日に1回着ぐるみの頭の部分と猿轡だけはずし彼女に食事を与えていた。次のプレイのために。
食事が終わればすぐに猿轡をされまた少女キャラクターになる。
そんなある日男が彼女の着ぐるみをすべて脱がし始めた。男は一言。「次ので意識を失わければ解放してあげる」
彼女は心のどこかでがっかりしていた。内心もっとこの男にいじられたかった。
男は段ボール箱から透明なラバースーツを差し出す。その上から肌タイ、ゴスロリ服を着せていく。最後に頭。
最初のようにベッドに手足を縛る。刺激のある所にバイブを仕掛ける。
「12時間だ。12時間耐えれば返してやる」そういってスイッチを入れどこかに出かけて行った。
その後車のブレーキ音と何かにぶつかる音の描写が描かれ物語は終わります。
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ってことは男死んだ?
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読んでみたかった・・・
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そうか?読むほどではないと思うけどな
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第6話 試着3
いよいよ胴体のパーツ。
腕のパーツと接続するように胸側のパーツを被せて取り付ける。
股のパーツも取り付け終えると優子の動きはさらに制限される。
パーツを取り付けると所々圧迫されるが、分厚めにオーダーしておいたインナースーツが優子に痛みを伝えることはなかった。
しかし、同時に優子の体の熱を完全に閉じ込めることになり、まだすべて装着が済んでいないにもかかわらず、汗がインナースーツに溜まり始めていた。
最後にマスクを被るのだが、覗き穴をあけた基盤をアイマスクのように銀色ののっぺらぼうの頭に取り付け、見えるように調整。
次に首の付け根から伸びた呼吸用のチューブを細い10本のチューブに分岐させ、マスクの後方にあいた穴に内側から差し込んでいく。
優子に呼吸ができるか確認したのち、チューブが外れないように被せてマスクもネジで止めて完成。
胴体と足の繋ぎ目、それに首との繋ぎ目については適当なものがなかったので、インナースーツが見えたままにしたが、銀色の光沢、加えて背中のファスナーをフックにしたことでそのフックから出たチューブのおかげでロボットぽく見せることができた。
ロボガールの完成である。
ただ、動きがぎこちなく人が入っていることは明白である。
そのため休みの間、優子はロボットらしい動きを後輩とともに練習した。
作製にそれほど時間を取られなかったことから、動きを練習しながら、もう一体作製した。
材料の都合から後輩の中から一番小さい菜々子が選ばれた。
菜々子にはロボガール2号になって、一緒に子供たちにお披露目することに。
菜々子は140cmにも満たない小さな女の子だったが、優子にとってはものすごく心強い存在に変わっていた。
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>>109なんだと!?(怒)
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極小少女きたーーー
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ここでくるのかーーー
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極小少女の扱いに超期待!
彼女には、活躍してもらいたい!
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>>109
続こうと思ったら勝手にぶった切られて呆然とした人もいるんだぞ(震え声)
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うほ 小説更新されてる。
もしクロスオーバーさせるつもりなら
機ぐるみ着て小さい鞄とかに入れられて運ばれてくるのかなw
お披露目シーン楽しみすぎる!
マジ書いてくれる方ありがたすぎる。
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>>109
わざわざ低評価書く?
いやなら読まなければいいじゃん
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拘束嬢のストーリーに似た小説、誰か書いてくれないかなー
特にストーリーの内容をよく知っている人に。(チラッ)
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第7話 お披露目
まだ、暑さの残る休みの放課後、優子のクラスだけは帰らずに教室に残っていた。
優子と菜々子が準備する。
もちろん、映画研究会総動員で2人に機ぐるみを着せる。
インナースーツを着ただけで汗だくの2人だが、子供たちを喜ばせるためにがんばる。
機ぐるみをネジで止めて、準備が整うと運ぶのに借りてきた台車に乗り教室の前まで運ぶ。
台車から降り優子が入ったロボガールが扉を開けて教室の中へ。
子供たちは一斉に驚きの声をあげる。
ロボガールの中で笑みを浮かべながら子供たちに近づく、それに続く菜々子。
すぐに子供たちに囲まれた。
そしてロボガールたちを触り始める。
1人の男の子がすぐに「優子先生が入っているんだ、きっと。」
その声に女の子が「じゃあ、この小さいロボットは誰なの?」
それに対して答えられなくなった男の子は「どこかにチャックがあるはず!」そういって優子の周りをグルグル回りチャックを探しはじめた。
しかし、すべてネジ止めしているので見つかるはずもなく、その男の子は諦めてロボットであると認めてくれた。
それからは興味津々といった様子で、みんな目を輝かせてロボガールを見ていた。
優子はすごく嬉しく思ったが、あまり長くロボガールになっていられなかった。
エアコンのよく効いた部屋でも20分程しか耐えられなかった。
あらかじめ伝えていた時間くらいになると徐々に動きを遅くして電池切れということにして、2体とも回収してもらうことになっていたのだが。
男の子たちに囲まれた優子は回収してもらえない。
硬い胸を揉む子や硬いお尻に浣腸をする子。
足にしがみつき擦り寄る子に捕らえられた格好になった。
その間に女の子に囲まれていた菜々子だけは回収に成功。
そのまま着替えた教室へ。
優子を回収できたのは、菜々子がすっかりロボガールから解放された、だいぶあとのことだった。
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109のって仮面の紳士っぽくない?
雰囲気がなんとなく似てるような...
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おいそのだろう
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↑あ、そうそう。
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第8話 ハプニング
装着した教室に戻ってくると、すぐに解体を始めたのだが、優子のロボガールのネジが何度も装着したことによってネジ山が潰れてしまい外せなくなってしまっていた。
この状況を聞いた優子はフラフラになりながらも、ロボガールを壊さないようにと中から篭った声で懇願してきた。
一同が困っていると、菜々子が「いい考えがあります。」そういうと。
ロボガールに閉じ込められた優子を車に運ぶように指示し、どこかへ電話を掛け始めた。
菜々子のいう通りに走らせて着いた所は、菜々子のバイト先。
オーナーには事前に電話で内容を伝えてあったので、すぐにドリルを使ってネジ山を飛ばしてロボガールには傷1つつけることなく、優子はロボガールから解放された。
それでも長い時間ロボガールに閉じ込められて、軽い脱水症状を引き起こしていた。
菜々子のバイト先の更衣室で着替えさせてもらい、オーナーのご好意で少し休ませてもらえることになった。
他のメンバーは迷惑ということで2人を残して帰って行った。
優子は疲れから瞼が重く感じてはいたが抵抗することができず、いつしか眠りについてしまった。
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仮面の紳士に対して返答する。くたばれブリキ野郎
(ドヤッ)
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wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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みんな一度落ち着け
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おいそのが出てくるのは名作の証拠。
基本的に嫉妬で我慢出来なくなって出てくるから。
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第9話 カフェ
優子は長い時間、ソファで眠っていた。
目を覚ました優子は辺りを見回すが部屋には誰もいない。
菜々子にもオーナーさんにもお礼をいってから帰ろうと足を下ろすと、何かゴツゴツしたものに触れた。
ビックリして足を引っ込める。
恐る恐る覗いてみると、それはワニ。
踏んづけてしまったが特に動きはない。
また、ゆっくりと覗くとジッとしている。
そんなときドアをノックする音がして、オーナーが入ってきた。
「大丈夫?優子ちゃん。」と優子のことは心配しているようだが、ワニには全く見向きもしない。
優子が「ワニ、危ないですよ。」と声を掛ける。
オーナーはワニを持ち上げ、「これ着ぐるみ。」と言ってニコリと笑った。
オーナーにロボガールから解放してもらったお礼を言い、菜々子にもお礼を言いたいのでというと店へと通された。
店の中には水槽に入ったベビやトカゲ、カエルにカメといった様々な爬虫類や両生類などがディスプレイされていた。
もちろん、本物。
水槽に収まらないような生物は人工の池を作り柵で囲いを作り、その中で遊ばせていた。
基本カフェなのだが爬虫類たちと触れ合えることを売りにしていて、要望があれば触ることもできる。
柵に入っている生物に関しては自由に触ることができるが、日替りであったり、時間で変えたりするそうだ。
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動物着ぐるみくるかー?w
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第10話 ゾウガメ
さて、肝心の菜々子をさっきから探しているが見当たらない。
女性店員も2人いるが、菜々子ではない。
お客さんに混じっているのかと探してみるが見当たらない。
比較的大きなものといえば、柵の中にはゾウガメぐらいである。
菜々子がいくら小柄とはいえ、そのゾウガメに収まりそうには思えなかった。
オーナーは柵の中に入ると、ゾウガメの甲羅を持ち上げて、外へ連れ出してきた。
そして優子に「撫でてあげて」と。
優子がゾウガメの頭を撫でてやると、喜んでいるのかゆっくりと首を左右に振った。
オーナーはゾウガメを抱えたまま、「じゃあ、ついて来て」といって先ほどの部屋へ。
ゾウガメは床に置かれるとゆっくりした足どりで優子に近づいてきて、優子になついているかのように頭を擦り寄せてくる。
優子もそれに対して頭を撫でて応える。
それを見ていたオーナーが「菜々ちゃん、それぐらいで」とゾウガメに声を掛けるとオーナーの方へ方向転換してゆっくりと歩き出した。
そして、オーナーは変わった工具を使ってゾウガメの甲羅を4カ所外した。
甲羅を外したその下にはボルトがあり、それを緩めて外すと甲羅の上側が外れた。
甲羅の下は露出しているところと同じゾウガメの肌、そしてボルトを止めていた金属が不自然に突き出ている。
オーナーはゾウガメの背中部分の重ね合わせにしている肌を開くとそこにはファスナーがあった。
そのファスナーを開くと菜々子が出て来ると思っていた優子だったが、出てきたものは赤紫色をした少し光沢のある物体。
菜々子が出て来ると思っていた優子はビックリして、のけぞるようにしてソファに座ってしまった。
ゾウガメから出てきたものは内臓と思わせるようなグロテスクな物体であったが、その物体にもファスナーがあり、オーナーがそれを開くと、ようやく菜々子が現れた。
その顔には大粒の汗が浮き出ている。
顔は笑顔なのだが、口にはタオルで猿轡をされていた。
菜々子は自分で猿轡を外すと「優子先輩、大丈夫ですか?」と声をかけてくれたが、ゾウガメから出てきた菜々子の方が衝撃で優子は返事ができなかった。
ゾウガメから抜け出たグロテスクな内臓のスーツから顔だけだした菜々子がオーナーに代わって事情を説明する。
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つ④
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今回は神回ですね。
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今回のは機ぐるみ系だと思ってたけど極小着ぐるみ、動物着ぐるみとレパートリーが多いですね。
GJ部です。
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GJ部の着ぐるみ小説と聞いて
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GJ部の意味がやっと分かった・・・
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第11話 経緯
菜々子がバイトを始めた当初は、ゾウガメやワニも本物がちゃんといた。
しかし、病気で店の生き物が半数ほどになってしまった。
人間には影響はなかったが、唯一影響があったのはオーナー。
小型の爬虫類などは簡単に手に入ったが、大型のものになるとなかなか手に入らない。
大型の爬虫類などにも触れ合えることを売りにしていたので、お客さんも大幅に減ってしまった。
そこで落ち込んでいるオーナーの助けになれないか菜々子はいろいろ考えた。
爬虫類などが大好きだった菜々子、このカフェで働き始めたのもその理由、このカフェを潰したくない。
好き過ぎて爬虫類になりたいとさえ思うほどだった菜々子。
そこでオーナーに小柄な自分がゾウガメやワニになってお客さんの相手をすることを提案した。
とはいったものの触れられてもわからないほど精巧な着ぐるみを造るのは難しい。
そこで学校の先生に相談した。
先生の元教え子にすごい人がいるので紹介してもらった。
ダメ元で菜々子はその先輩に直接会って相談をしたところ、かわいい後輩の頼みだから時間は掛かるけど造ってあげるよ、と快く引き受けてくれた。
そして出来てきたものが、菜々子が先ほどまで入っていたゾウガメと床のワニ。
あと、お客さんにバレないようにと、このグロテスクなスーツも一緒に造ってくれたのだった。
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GJ部!!
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GJ部!!!
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謎のGJ部の嵐..... いいね!
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これはGJ部着ぐるみくるで
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第12話 相談
菜々子が経緯を説明し終わったタイミングでオーナーが優子に、「お願いがあるんだけど、聞いてもらえる?」と少し下手に出る感じで話し始めた。
「小柄な女の子を募集してるんだけど、ウチで働いてもらえないか」と誘われた。
優子は教師をしているので、バイトができないと断ったのだが、オーナーからは是非と言って引かない。
どんな仕事かは予想はついたが、念のため確認する。
当然返ってきた答えは着ぐるみ。
オーナーは続けて、着ぐるみなので顔は絶対わからないよと強引に誘ってくる。
追い討ちをかけるように菜々子も「先輩、一緒にやりましょう。」と無邪気な笑顔で誘ってくる。
ワニとゾウガメの着ぐるみはすでにある。
以前、優子と同じような背丈の女の子が着ぐるみに入って働いていたが、その子は学生で今年の春に卒業し地元へ帰ってしまった。
菜々子1人でがんばっていたが、どうしても休まないといけない日があったりで1人では限界が出てきたそうだ。
着ぐるみを着ることは優子自身どちらかといえば好きだった。
その上、自分が演じることで誰かが喜んでくれることにもやりがいをかんじていた。
ロボガールを手伝ってくれた菜々子にも、助けてもらい優しくしてもらったオーナーにもなにか恩返しをと思っていたので優子は引き受けることにした。
優子自身、ロボガールに閉じ込められた時のような興奮をもう一度味わいたいと思っていた。
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ブラボー!!!
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こんなにワクワクしたのは久しぶりだよ。ありがとう、そしてありがとう!!
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おら、わくわくしてきたぞ!
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最近聞きお覚えのあるセリフのコメントがあちらこちら(汗)
それはさておき動物着ぐるみがんばってください。
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俺がいない間に面白いことしてるじゃねーか。混ぜてくれよ
もっとおもしろくしてやるからよぉ!!
FHAHAHAHAHAHAHAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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第13話 初出勤
学校が休みの日が初出勤日となった。
少しドキドキしながら、店の裏口から入って行く。
オーナーは店の準備をしている。
更衣室に入ると菜々子とウエイターの美樹がいた。
いつもは菜々子が1日、午前はゾウガメ、昼間は3時間ゆっくり休んで夕方前からラストまでワニになる。
今日は朝からゾウガメで、昼間の3時間優子の入ったワニ、夕方から菜々子が入ったワニで最後少しだけ優子がゾウガメになるという段取りという説明を受けた。
基本的には優子と菜々子が交互に脱着を手伝って、連れていくことになっている。
まだ、オープンには時間があったので優子は菜々子にいろいろと質問してみた。
暑くないのか?苦しくないのか?怖いことはないか?など。
着ぐるみなので当然暑いが、暑い時は柵の中の池に入ってもいいと、呼吸については苦しそうに見えるかもしれないが、それほどではないとのことだった。
ただ、ゾウガメの時は着ぐるみの中でお尻を突き出すようにして入り、四つん這いの姿勢で手の平、足の裏を地面につけ、ワニとは違い寝そべるような体勢になれないのが辛いと。
今でもたいへんなんですけど、始めた頃は筋肉痛になったり、足をつったりしてもっとたいへんでしたと笑いながら、菜々子は話す。
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つ④
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>>146
おまえの文章には”恨(ハン)”がにじみ出てて読んでて面白くねーんだよ
できればすっこんでいろ
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その言葉、そっくりそのままお前に返すYO!!
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文句言うならこのスレへの愛を語れ
963の人がどうして皆から擁護されるくらいにリスペクトされてるか想像して出直してこいストーカーが
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GJ部!!!
おいそのに対して聞きたいことが一つある。
なぜこのスレばかりに出没する?何か意味があるのか?教えてくれ!!
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>>152の質問に答えてやろう
特に意味はないんだなー
そこにあったからとしか言えないね
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おいそのや仮面の紳士に通じての感想を書く
スレの時流に乗ったネタをかけるが、いかんせん厨二病臭く。その内容も萌えと言うよりもグロい。
呼んでいて不快。
だから毎回、削除依頼がされることになる。
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おいそのなんかムシムシ
関わるから面白がってちょっかいかけてくるんだよ
今はGJ部な作品を楽しもうじゃないか
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いちいち話の途中途中で感想書き込むお前らもウザいわ、GJ部GJ部ってガキくさい感想だし何なの?
せめて全部終わってから書き込めよ
おいそのは論外だからな
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GJ部=いい出来だ・よくやったという意味だ
これは神作に与えられるすばらしい称号だと私は思う
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第14話 着ぐるみ試着 (ワニ)
着ぐるみの試作品としてはワニ*ゾウガメの他、ヘビとトカゲもあった。
菜々子はそれぞれを試着してワニとゾウガメに決めた。
大きな口を開きワニの中へと入っていくのだが、普通に入ったのでは人間っぽい動きになってしまう。
そこでワニのように手足を短くするため、太ももを身体に密着させた状態で縛り、腕も肘から下しか動かせないように縛る。
そして菜々子はお尻からワニの口の中へ。
ワニの体は硬そうな皮に覆われているが腹の部分が非常に伸びやすい素材を使っているので、菜々子はすんなりとワニの中へ入ることができた。
ワニの中は菜々子の体が収まり易い形状に加工されたベースがある。しっかりと体が収まるところまで入るとまずワニの鼻へと通じるチューブをくわえる。
これは呼吸用のチューブ。
次にベースにあけられた穴に菜々子の手足を入れる。
これはワニの短い手足に繋がっている。
こうして、ワニとなった菜々子。
辺りを這いまわるようにして動いてみる。
たいした動きはしていないが、小型のワニが徘徊するようだと好評を得た。
菜々子の入ったワニは小さく、とても大人が入っているとは思えない代物だった。
ただ、ベースに手足が当たって痛いことを伝えると、ワニ用内蔵スーツが出来上がってきた。
ワニ用内臓スーツは着た時点で、手足が縛られたようになっていて、縛らなくてもワニに入れるようになっていた。
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過去作の隙間を埋めるような新設定乙ー
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その日
-
すべてを
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超越する
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存在が
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この地に
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現れた
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その名は
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メティウス
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雷鳴は鳴りやむことなく
世界を覆い尽くす
地は裂かれ天と地は逆さになる
これは予言だ 時間は2015 3 5 早朝 場所は太平洋のど真ん中
絶対に忘れるな
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おまわりさーん!!ここに荒らしがいる!なんとかしてくれ!!!
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私だ
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第15話 着ぐるみ試着 (ゾウガメ)
少し休憩を入れ、ワニの着ぐるみの感想を伝えたあと、ゾウガメの着ぐるみを試着。
ワニの時とは違い簡単にゾウガメの中へと収まった。
甲羅を外したその下の皮膚も手を抜くことなく、カメの皮膚が表現されている。
その皮膚の重なりあった部分を開くとファスナーが現れる。
それを開いて中に入る。
ゾウガメの中は柔らかい詰め物で埋まっている。
詰め物を掻き分けるようにして手足を入れて行くと、ワニの時同様に手足を入れる穴がある。
そこに腕と足を入れることで菜々子の手足がゾウガメの手足となる。
最後は頭、しっかりと息を吸い込み詰め物へと頭を押し込んでいく。
頭が収まるのは、ゾウガメの首の付け根あたりの膨らみ。
そこはマスクの様になっているので、一旦腕だけ抜いてマスクを被る。
マスクを被ると呼吸も視界もしっかり確保できる。
マスクの上部にゾウガメの頭がついているので、菜々子が首を振るとゾウガメも頭を振る。
ゾウガメの着ぐるみのファスナーが閉められると詰め物が菜々子を圧迫する。
さらに上の甲羅を載せてネジで閉めている途中で、圧迫が強過ぎて堪らず試着を中断した。
詰め物による圧迫がひどいことやマスクを被ることがたいへんなことを伝えて、今の着ぐるみはそれらは改善されている。
それに今のゾウガメはさらに小さくして欲しいというオーナーの希望により、試着の時よりかなり小さく造り直された。
始めのゾウガメは大きくて人が入っているのが丸分かりだった。
-
つ④
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っ4円
-
「怪獣の中身が美女」というシチュエーションが好きなんだけど、どちらかと言えば、「入らされる」のではなく、「自分から入る」のがいい。
最近は現実にも、怪獣やウルトラマンに入りたがる女の子が結構居るみたいだけど、どちらかと言えば、やはり、嫌がる女の子の方が多いだろう。
では、そういう「普通の女の子」が、自分からウルトラマンや怪獣に入る、そんなシチュエーションはないか。例えば……。
1.好奇心から入ってみて、意外と楽しくて……。
2.女優になりたくて東京へ出て来たけど挫折。でも、このままでは終わりたくない。だから……。
3.駆け出しのアイドルだった女の子が、とある深夜番組で、怪獣の着ぐるみからビキニ姿で出て来るシーンを見せる。それが評判になってしまって……。
4.怪獣の着ぐるみを作る側の青年に恋してしまった女の子が、彼を喜ばせたくて……。
女ウルトラマンの物語が映画化されることになって、その製作発表会で、主演女優がウルトラマンの姿で登場し、その場でスーツを脱いで見せる。そんなシーンを妄想したことも有る。
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確か、平成ガメラのギャオスって女性アクターだった様な?
しかも美人で若かったと思ったが…。
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第16話 着ぐるみ試着 (ヘビ)
ヘビの着ぐるみ。
手や足の生えたものでは造り物であることは明白、というよりヘビではない。
菜々子の前に準備されたヘビの着ぐるみは大蛇。
長さは170cmほど。
ワニの時のように口から入ることはすぐに分かったが、体の小さな菜々子が手足を伸ばして入ってもヘビを表現することは不可能なのは明らかだった。
それにヘビに入っても体の部分だけが太くなってしまうので違和感がでる。
そう考えていた菜々子だった。
そんな菜々子をヘビに入れる前にすることがあった。
それは大蛇の着ぐるみよりも少し短くそして細い透明のビニール製の筒に、菜々子の体を収めること。
菜々子は小柄ではあるが、胸はどちらかといえば大きい方であり、腕を頭の上にして筒に入っていくが胸だけがつっかえた。
なんとか筒に収まったときには外からもわかるほど胸が押しつぶされていた。
ビニール製の筒に収まった菜々子を今度は大蛇の着ぐるみへ。
透明の筒は菜々子の吐く息で結露し始めていた。
ようやく大蛇の着ぐるみに収まった菜々子であったが、少し動いてすぐに動かなくなってしまった。
声をかけたが反応がなかった、酸素不足と異常な圧迫で気を失ってしまっていた。
もちろん、これでヘビはボツとなった。
ヘビの着ぐるみは菜々子が貰って帰り、家で寝袋のように使っている。
ヘビの頭から顔出して携帯をいじって力尽きた時は、部屋に入ってきた母親が娘がヘビに食べられていると腰を抜かしてしまったそうだ。
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っ④円!
-
っ④
-
第17話 着ぐるみ試着 (トカゲ)
トカゲの着ぐるみは、コモドオオトカゲを模して造られた。
皮膚はかなり頑丈に造られていて本物を思わせるほど、口からは舌も飛び出すようになっており、着ぐるみ奏者が自分の口で操作できるようになっていた。
着る時はお客さんから見えない腹のところにファスナーがあり、そこから着る。
菜々子用に造られたコモドオオトカゲは菜々子の体にピッタリとしていた。
他の着ぐるみであれば足を曲げたりしても逃がせるスペースがあるのだが、このトカゲにはそれがない。
菜々子が単にトカゲの皮を被った状態である。
そのため、腹の部分には胸の膨らみが二つあり、硬い皮のため、動くのも一苦労、長い時間着ていることは難しい。
そこで月に1度、1時間だけ大きめの水槽に入り、お客さんの前に出るが危険ということで触ることはできないことにした。
ということで基本的にはワニとゾウガメです。
ワニの口は開かないようにヒモで縛られるので、着ぐるみに入ると真っ暗ですと、菜々子は一通り説明してくれた。
-
っ④
-
>>175
メイキングあったぞ
ttps://www.youtube.com/watch?v=KNmNY4szyNw
-
第18話 着ぐるみ準備
オープンからは菜々子のゾウガメ。
内臓スーツに着替えた菜々子が自らゾウガメの中に入る。
優子はゾウガメの背中のファスナーを閉め、甲羅を載せ工具を用いてボルトを閉めていく。
事前にオーナーと菜々子の指導の下、練習したおかげですんなり閉めることができた。
準備が整うとゾウガメの首に首輪を付け、リードを引いて店内へ。
バイトをしているところがバレないようにお客さんから見えないところで、オーナーにバトンタッチ。
菜々子の入ったゾウガメを優子は持ち上げることができないのでリードで誘導したが、オーナーは軽々とゾウガメを持ち上げて店内の柵内へと連れて行ってしまった。
菜々子もいなくなり、他の従業員もいなくなった部屋で優子は1人。
これから何をするかというと、ワニを着る練習。
ゾウガメと違って1人でもなんとかなることは菜々子から聞いていた。
まずは着替え、菜々子はスパッツにTシャツ姿で着ぐるみに入るが、優子はスパッツを持っていなかった。
代用品として最近行き始めたフィットネスクラブのプール用の水着を使用することにした。
競泳水着だが、膝上まであるスパッツタイプ。
着ぐるみの中で汗をかいても別の着替えも要らず、洗濯してもすぐに乾く。
早速、水着に着替え、内臓スーツへ足を通す。
内臓スーツのファスナーの開口部は優子の体がなんとか通すことのできるギリギリの大きさだった。
ファスナーの開口部が狭いので閉めなくてもワニに入れるのではと思った優子は試してみる。
ワニ用の内臓スーツは腕や足の動きが著しく制限される。
大股を開き床に這いつくばるような格好はとても恥ずかしい。
急いでワニの着ぐるみに入ろうとするが、お尻でワニの口を押すだけで上手くいかない。
菜々子の話では、ゾウガメは1人で着るのは無理だが、ワニは1人でもいけますよと言っていた。
一旦、内臓スーツを脱いで外から眺めて考える。
しばらく考えていた優子だったが、ポンと手を打って、両手を内臓スーツの足部分に入れ、ワニの着ぐるみの口からワニの足へと押し込んだ。
今、部屋に入ってきた人がいたら、驚くだろう。
水着の女性がワニに頭から食べられているように見えるからだ。
優子は腕と頭を抜こうと体を横に振ってみるが、抜けない。
今度は立ち上がりワニの着ぐるみの重さで抜こうと試みるが、両手が使えず立つことができない。
ワニの口から足とお尻だけが見えている姿で、蠢く姿はなんとなく萌える。
それでもなんとか抜けた優子の顔は、真っ赤になっていた。
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内臓スーツって人体模型の動物版?
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内臓スーツは人体模型のようなものでなく、肝臓のような色をしていてそれを人型にしたものです。
装着者の体型に合わせピッタリとしたものではなく、モコモコしたイメージです。
文才ないので、すみません。
では、続きを。
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第19話 デビュー
内臓スーツの狭い開口部から体を滑り込ませ、内臓スーツとワニの着ぐるみの足に同時に足を通す。
通すとき水着部分の滑りがよく、スムーズに体が入っていった。
優子はレーザーレーサーみたいな水着ならもっと楽に入ることができ、締め付けもあるので、痩せられるのではと考えていた。
腕を通し、頭も内臓スーツの中に収める。
肘から下しか動かせない腕でワニの手へと続く穴を探す。
ワニの手に腕を通し、後ろ向きに力を加えると内臓スーツの頭はスルッとワニの中へ飲み込まれた。
ワニの着ぐるみに飲み込まれた優子は、うつ伏せの状態から少し顔を上げる。
すると優子の頭に持ち上げられたワニの口が少し開き、外の光が内臓スーツを通して赤い光となって優子に届いた。
呼吸も思ったほど苦しくない。
それどころか、伸縮性の少ないワニの着ぐるみからの圧迫が優子を快楽へ導く。
いつの間にか優子の右手は、ワニの手から抜けて自身のアソコを触り始めていた。
始めてのバイトで、しかもワニの着ぐるみの中で、”ダメ!!”
優子は自分に言い聞かせるが、右手はいうことをきいてはくれない。
”あぁー、逝くぅぅぅ!”
なんとか声だけは押し殺したが、呆気なく逝ってしまった。
ロボガールで感じていた高揚する感覚がこのことだったのかと優子は自覚した。
右手を着ぐるみに通し呼吸も落ち着いた時、菜々子の入ったゾウガメがオーナーに抱きかかえられ戻ってきた。
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乙!
>>184
プルプル動くシリコン製の生レバーみたいなもんですか着ぐるみの中に入るとスキマを埋める物と解釈してます。
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シリコン製の光沢のある生レバー、正にそんなイメージです。
では、続きを
第20話 爬虫類として
オーナーは優子がワニの着ぐるみを着ていることに驚きながらも、菜々子のゾウガメの甲羅を外す作業にかかる。
ゾウガメから解放され、内臓スーツから顔出した菜々子も驚いている。
オーナーがワニの口を開けて尋ねる。「優子ちゃん、すぐいける?」
落ち着きを取り戻した優子も苦しい体勢ながらも「大丈夫です。」と答える。
するとオーナーはワニの口に手を突っ込み、内臓スーツのファスナーを閉める。
ファスナーを閉められたことで、締め付けがキツくなり優子の声が洩れる。
その声に「大丈夫?」オーナーが心配して声をかけてくれるが、本当のことはとても言えない優子は元気に「ハイ!」と返事をした。
まずはワニの体に革製のボディハーネスを縛るように取り付けてから、リードを付ける。
優子の体はさらに締め付けられる。気持ち良さから思わず声が洩れそうになるのを必死に堪える優子。
オーナーはワニの口を開き、優子に「口をヒモで縛るから暗くなるよ。」と。
変な声がでそうな優子は声を出さずにワニの頭を振る。
ワニの口は閉じられ、抱き上げられる感覚がする。
すぐに床に置かれると、篭った声ではあるがざわついている様子から店内ということが分かった。
-
第21話 辛抱
ワニの着ぐるみデビューをした優子。
お客さんは菜々子のワニよりも大きく立派ということでいつもより多くの人に触られることに。
頭の部分はいくら触って貰っても結構なのだが、早く触りたいお客さんがリードが引っ張る。
その度にボディハーネス、特にワニの後ろ足にかかる部分が優子のアソコを締め付け刺激する。
優子は気持ちよくなり、何度も声が出そうになるが堪えた。
踏ん張って必死に堪えていた優子であったが、優子の頑張りとはウラハラにボディハーネスはどんどん喰い込み、ついに耐え切れなくなった優子は声を出して動かなくなってしまった。
優子の声がお客さんに聞かれたかはわからないが、うつ伏せの状態で動かなくなったワニにお客さんがざわつき始めた。
そこで異常に気づいたオーナーが、ワニに駆け寄り揺すってみる。
しかし、全く反応がない。
慌て抱き上げると、新しいワニで環境に慣れず調子が悪いことをお客さんに説明し、菜々子が休憩している部屋へと運んでいった。
血相を変えて部屋に入ってきたオーナーに菜々子は驚いた。
部屋でのんびりと休憩を始めたばかりの菜々子であったが、オーナーが抱えているワニを見てすぐに優子になにかが起こったことを理解した。
オーナーは床にワニを置くとボディハーネスを外し、すぐに口を大きく開き、腕を突っ込む。
菜々子もワニの尻尾を掴み引っ張る。
スルリと内臓が飛び出す。
そのまま内臓スーツのファスナーを開き、優子の顔を引っ張りだす。
優子の顔は真っ赤で、グッタリとしている。
頬っぺを軽く叩き声をかけると優子は気がつき、恥ずかしそうに内臓スーツで顔を隠した。
オーナーは初めてのことで、緊張から気を失ってしまったと思ってくれたようで、優子に今日は菜々子の手伝いだけで、ゾウガメはまた今度ということになった。
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乙!
-
第22話 誘拐
優子が気持ちよくなり過ぎて気を失ってしまったため、菜々子のワニの時間が長くなってしまった。
優子は菜々子の入ったワニをお客さんの見えないところから、おぶって部屋へと戻ってきた。
申し訳ない気持ちでワニの口のヒモを解こうとするが、なかなか解けない。
諦めてハサミを取りに部屋を出る優子。
その優子と入れ違いに入ってきた男がいた。
男は店の従業員ではない。
その男は爬虫類マニアで、来店はしないものの、店のウインドウ越しに店内をよく覗いていた。
オーナーや店員、着ぐるみに入っている菜々子もその男の存在には気づいていなかった。
この男の1人暮らしの部屋には所狭しと水槽が置かれ、その中には多種多様な爬虫類が飼われていた。
その男が前々から狙っていたのは、この店の小さなワニ。
そう菜々子の入ったワニである。
出てきてから奥の部屋に戻る時間を男は何度も下見をして知っていた。
そして、裏口が不用心に鍵がかかっていないことも。
今日は大きなワニが現れるというイレギュラーがあり一瞬心を奪われそうになったが、飼うことを考えると、やはり小さなワニを狙うことにした。
大きなワニが出てきて、すぐに引き上げてしまったので、小さなワニがいつもより長く店内にいることになってしまったので、諦めようとしていた。
しかし、要領の悪い女性店員(優子)を見て作戦を遂行することに。
優子の出た部屋に忍び込んだ男は、
用意していた筒状のケースへ素早くワニを入れ、そしてワニの入ったケースを長めのドラム型バッグへと詰める。
ワニの口が塞がり視界のない菜々子はどうなったのかわからない。
分かることはいつもとは違う状況ということ。
周りから聞こえる音で外に連れ出されたことはわかった。
必死に手足を動かしてみるが、滑って身動きが取れない。
菜々子は気づく”私、誘拐された!”
-
!?
-
第23話 部屋
やがて、周りの音が無くなり、宙に浮く感覚がなくなる。
菜々子はすごい恐怖に晒されながらジッとしている。
ワニの口の先が明るくなり、続いて呼吸も楽になり手足が地に着く感覚が戻る。
慌てて逃げ出そうとするが、何かにぶつかる。
そして脇を触られる感覚と共に体が再び宙に浮く。
「逃げたら、ダメだよ。ワーちゃん。」
その声は着ぐるみ越しにだが、菜々子の耳にちゃんと届いた。
”ワニだから、ワーちゃん?今はそんなことはどうでもいい。”
”私、男の人にワニとして誘拐されてる!逃げなきゃ!”
菜々子はありったけの力で必死に暴れる。
暴れられた男はワニを落としてしまうが、すぐに踏みつけて押さえこむ。
落とされ踏みつけられた痛さと恐怖から体が動かなくなり、菜々子は泣き出した。
ついにはワニの着ぐるみをずっと着ていることと諦めてしてしまったことで菜々子はぐったりとしてしまった。
ワニがぐったりとしてしまったことに不安になった男はワニの口のヒモを解き、棒を使って口を開く。
口から光がいっぱい入ってきた。
菜々子は今脱出しなければ、このままワニとして過ごさなければならなくなる、そう思うとワニの前足から腕を抜いて必死に光へと腕を伸ばす。
ワニの口から内臓が飛び出す。
口の中を覗き込んでいた男の顏に必死に伸ばした菜々子の手がぶつかる。
男は何が起こったのか全く分からずに、足を投げ出し後ろ手に体を支えただ呆然とワニを見ている。
-
乙ー
Inside dollの着ぐるみみたいに内部からあけられるチャックが無いと詰むだろう(汗
-
中から開けられるチャックね。。布団袋を逆にするみたいな?
-
既出だがこれだな。
ttps://www.youtube.com/watch?v=ua0QLJ-yM9s
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っ④
-
第24話 脱出
男の見つめる先にはワニから飛び出し、モゾモゾと動く内臓のような物体が。
その内臓のような物体は、ワニから少しずつ這い出てくる。
どうしたらいいかわからない男は、只々その状況を見ている。
その物体がワニから完全に出てしまうと、ワニは皮だけになり床の上でペッタンこになってしまった。
一方、奇妙な内臓のような物体は床を這いまわる。
その様子に呆気に取られている男の目の前で、その物体が形を変える。
中心部が盛り上がり、爆発するのではと思った瞬間、指が飛び出した。
それも人の指。
指は内臓から突き出たまま、仕切りに動く。
男は指の辺りを恐る恐る探るとファスナーがある。
男がファスナーを開くと同時に、意を決した菜々子が中から飛び出す。
男と目が合う菜々子。
ワニから這い出てきた内臓から飛び出した女の子にびっくりした男の口から出た言葉は「菜々ちゃん?」
菜々子もびっくりした表情で、「彰くん?」
男は菜々子が最近付き合い始めた彼氏だった。
しばらく、言葉なく見つめ合っていた2人だったが、菜々子が自分のことから話し始める。
バイト先で飼っていたワニたちが死んで落ち込むオーナーに自分がワニたちの代わりを着ぐるみで演じることを申し出たことを。
それを聞いた彰の顔は驚きを隠せない。
「ゾウガメも菜々ちゃんが入っているの?」と聞いてきた。
菜々子はコクリと頷く。
彰も自分が爬虫類好きであることを話す。
話すまでもなく、部屋の中を見れば一目瞭然である。
菜々子は本当に怖かったことを彰に伝える。
その時、彰の顔が少し腫れていることに気づき自分が飛び出すときにぶつかったことに気がつく。
そして、もっと重大ことにも気がつく。
-
つ④
やはり特殊な性癖は惹かれあう運命にあるのか…
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4円
その前に犯罪に走るなと言いたい。
まぁ、でなければ小説が進まないのも分かるけど。
-
どの様な設定で始めても同じ展開になるのはある種才能だと思う。
-
(マンネリをお約束に昇華できるこの文才は天才なんだと納得してる)
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第25話 大騒ぎ
店では部屋からワニのまま菜々子がいなくなったことで大騒ぎになっていた。
菜々子が1人でどこかへ行くことは考えられない。
考えられることはワニの盗難?
警察に連絡しようにもなんと連絡していいかわからない。
リアルなワニの着ぐるみを着た女の子がいなくなった、なんても言えない。
仕方なくカフェは早めに閉店して全員で探すことに。
優子は菜々子に迷惑かけた上、なにかあったらと目を潤ませて必死に探していた。
一方、菜々子も店のことを思い出し焦っていた。
彼氏が自分を誘拐したと訴えられても困る。
しかし、あれこれ考えている時間もない。
菜々子は彰にカバンごと店の裏口に戻すように支持すると、再び内臓スーツに入り、ワニの中へ戻るのを当然、彰も手伝う。
そして、そのワニを今度は丁寧にドラム型バッグに入れて、部屋を出る。
店の照明は消えているが、店の周りに菜々子を探している店員の姿は見当らない。
彰は裏口へと周り、少し見つかりにくいところへカバンをそっと置くと、ワニの鼻だけ出ていたカバンのファスナーを開き、「菜々ちゃん、またね。」と声をかけると闇へと消えていった。
-
つ④
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第26話 帰還
菜々子のワニが入ったカバンを初めに見つけたのは優子。
カバンに駆け寄ると、ワニをカバンから出し声をかける。
「菜々子、大丈夫?」
菜々子は内臓スーツ越しではあるが返事をする。
それを聞いて安心したのか、優子は泣き出してしまった。
オーナーも戻ってきて、菜々子を店の中へと運び入れる。
優子は泣きながらも、ワニの着ぐるみを脱ぐのを手伝う。
着ぐるみから出てきた菜々子は汗でびしょ濡れだったが、そんなことにはお構いなく優子は抱きつき「ゴメンね、ゴメンね。」と連呼していた。
菜々子が「大丈夫ですよ。」と声をかけても泣き続けていた。
そんな事件から2ヶ月、優子もすっかり慣れて、ゾウガメもワニも十分に務めあげれるようになっていた。
菜々子は優子のおかげで休みも取れるようになった頃、菜々子からのお願いがあった。
それはトカゲの着ぐるみを着た菜々子をプラスチックケースに緩衝材とともに入れ、ガムテープで厳重に梱包。
さらにダンボールに入れて封をし、宅配便で送ってほしいというもの。
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つ4
凄いプレイキター
-
ちっちゃい奈々子ちゃんにしかできない極小の箱詰め期待
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つ④
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第27話 サプライズ
送り先は彼氏の家。
優子は不信に思い、菜々子にいろいろと尋ねると、菜々子からこんな説明が。
明日が彼氏の誕生日で、爬虫類好きの彼にサプライズをしたいということだった。
事前に菜々子は着ぐるみを着て、プラスチックケースに入り、どれ位入っていられるかも試してみたと。
結果、呼吸がかなり苦しくなるので呼吸用のホースがあれば大丈夫だろうということだったのだが、優子には少し不安が残った。
優子は彼氏には荷物が届く時間を連絡しているか、確認してから準備にとりかかった。
菜々子はオオトカゲの腹部のファスナーを隠すようになっている部分の皮をめくり、ファスナーを下ろす。
そして、そのままトカゲの着ぐるみに入ると思い見ていた優子の前で、菜々子は裸になりトカゲの着ぐるみの中へ。
呆気に取られている優子に、手足を通し準備のできた菜々子が、「先輩、閉めてください。」と。
ぼーっとしていた優子はハッとして、トカゲの着ぐるみのファスナーを閉める。
トカゲの着ぐるみの中へ菜々子の白い肌が消えていった。
-
第28話 梱包
菜々子が準備してあったプラスチックケースにトカゲの着ぐるみを着た菜々子を抱きかかえるようにしていれる。
もともと窮屈なトカゲの着ぐるみはプラスチックケースに収まるとさらに窮屈そうに見える。
プラスチックケースに不器用にあけられた穴に呼吸用のホースを通し、トカゲの口へと入れてやる。
そして優子はトカゲの口を少し開けると「苦しくない?」と声をかけると、「大丈夫です。」と小さな声が帰ってきた。
もしも出して欲しいときは、手を激しく動かすのを合図にしていたが、菜々子は全くその素振りは見せなかった。
プラスチックケースにきれいに収まったトカゲの上から、粒状の発砲スチロールをかけていく。
そして、プラスチックケースに蓋をする。
透明のプラスチックケースの中には白い発砲スチロールの粒と所々にトカゲの肌が見える。
これではすぐに彼氏にバレると思ったのだろう。
蓋をしたプラスチックケースにガムテープで中が見えないように少しずらしながら厳重に梱包していく。
中に菜々子が入っていることを考えると、優子は自分が殺人でも犯し死体を隠しているような感覚に襲われた。
ガムテープで梱包されたプラスチックケースの上に
「生き物が入っているので、早く開けてください。」
と菜々子の手書きの貼り紙をする。
そして、プラスチックケースを今度は一回り大きなダンボールへ入れる。
ダンボールの空いたスペースには、呼吸用のホースと紙袋を入れる。
紙袋の中は菜々子の着替え、裸の菜々子にとっては必ず必要なものである。
ダンボールを閉めると、すでに彼氏の住所の書かれた送り状が貼られていた。
ダンボールもガムテープで留めた優子はひと息つく。
結構な重労働、休憩すると汗が吹き出てくる。
さあ、仕上げ。
ダンボールを台車に載せ、近くの宅配業者へと運んで終了。
疲れた優子は振り返りもせずに、家路についた。
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つ④
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第29話 宅配
菜々子は彰に宅配便が届くことを連絡し、宅配の時間指定をしていた。
宅配業者からトラックに積み込まれる菜々子。
業者の扱いが雑で菜々子は何度も声を出しそうになったが、発砲スチロールの緩衝材が菜々子を助けてくれた。
業者の男は菜々子の入った荷物の重さに文句を言いながら彰の家へと宅配してくれた。
しかし、インターホンを鳴らす音は聞こえるものの対応する声は聞こえてこない。
しばらくすると、菜々子を載せた台車が動き出す。
「え、なんで!」
彰が受け取ってくれなかったことに思わず声が出てしまった。
その声に台車の動きが止まる。
ヤバイと思い息を潜める菜々子。
台車はしばらく止まったまま動かない。
菜々子は自分が梱包されていて見えるはずがないのだが、宅配業者の男の視線を感じた。
実際に台車が止まっていた時間はわずかであったが、菜々子には随分長い時間に感じられた。
しばらく動いていた台車が再び止まったことで、トラックへと戻ってきたことが菜々子にはわかった。
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つ④
宅配業者にこのまま”お持ち帰り”されてしまうのか?!
-
第30話 想定外
トラックへ再び積み込まれる菜々子。
悠長に菜々子の頭の中では、”ドナドナ”が流れていた。
彰に会うのにもう少し我慢しなければと思いつつ、もし彰に宅配便として引き取られなかったらと考えると、ものすごい不安が襲ってきた。
そうなるとジッとしていられなくなってきた菜々子に痛みが走る。
宅配業者の男が菜々子の入った荷物をトラックの荷台へと投げこんだ。
全く予期していなかった菜々子は「痛ッ!」と声を出してしまった。
またやってしまったと思う菜々子ではあったが、荷台の扉はすぐに閉められ、トラックは走り出した。
トラックはしばらく走って止まった。
再び荷台の扉が開き、菜々子の入った荷物が持ち上がり、台車へ。
そして台車は動き出す。
彰に連絡が取れ、戻ってきたと思っていた菜々子であったが違った。
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第31話 未配達
菜々子の入った荷物が着いた場所は、配達業者の男の家。
男はダンボールを開けると中を物色し始める。
新鮮な空気を吸うことができるようになったことで、ダンボールが開いたことがわかった菜々子だが、彰にサプライズするため息を潜めて待つ。
しかし、中に一緒に入れてある菜々子の服や下着を見た男が「なんだ、これ。」
その声に菜々子はダンボールを開けたのが、彰でない別の誰かということに気づく。
恐怖で声を出すことも体を動かすこともできなくなった菜々子。
”プラスチックケースを開けないで!”
菜々子の思いは叶わず、ガムテープを剥がす音が響き始める。
ガムテープを剥がす音の一つ一つが菜々子に恐怖を刻んでいく。
そしてガムテープを剥がす音が止まり、プラスチックケースの蓋が開けられた。
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【所要時間2分】アンケートに答えるだけで抽選で5000円がもらえる大チャンス!!
ttp://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=92406
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ハプニング起きすぎw
たまには純粋にいちゃつかせてやれよ
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第32話 抵抗
自分でトカゲの着ぐるみを脱ぐこともできず、仮に脱ぐことができたとしても裸では逃げることもできない。
もうダメだと思った菜々子は声を出しながら必死に抵抗するが、トカゲの着ぐるみで手足の動きを制限され、緩衝材でうまく動くこともできず、簡単に男に体を持ち上げられてしまった。
男はトカゲから女の子の声がすることに頭をかしげながらも、トカゲの腹の部分の二つの膨らみを揉んでみた。
着ぐるみの中の菜々子は恐怖で涙が止まらなくなっていた。
プラスチックケースから出されたトカゲは仰向きにされる。
男は腹の部分のファスナーを見つけ、ゆっくりと開けていく。
ファスナーの間からは菜々子の肌が露わになっていく。
菜々子は全く抵抗せずにされるがまま、ただ目から涙だけがとめどなく流れ落ちる。
そして男の手が着ぐるみの中の菜々子の体は引っ張り出す。
-
つ?
-
第33話 最終回
真っ暗だった着ぐるみの中から明るい部屋の照明が菜々子の視力を奪う。
涙で腫れた目を必死に開けて、男を見るがシルエットしかわからない。
男は突然、菜々子に抱きついたかと思うと抱え上げ、どこかへ連れていく。
そして、降ろされたところはベッドの上。
視力も回復してきた菜々子が、男の顔を見て再び泣き出してしまった。
恐怖からではない、安心して泣き出してしまったのだ。
宅配業者の男は彰。
菜々子の計画を聞いた優子は心配になり、宅配の送り状から彰に連絡を取っていた。
彰は逆サプライズの軽い気持ちで、わざわざ声色まで変えて芝居をしていたのだった。
ベッドの上で彰は菜々子を優しく抱擁しながら、「また、トカゲの着ぐるみ着てくれる?」と聞いてきた。
それを聞くと菜々子はすぐに立ち上がり、トカゲの着ぐるみを持ってきて着はじめる。
彰は慌てて「すぐじゃなくていいから。」と菜々子を制止するが、菜々子は「目が腫れて恥ずかしいから。」といって、トカゲに入ってしまった。
仕方なく腹のファスナーを閉めてベッドに入る1人と1匹。
その後、すぐに着ぐるみを脱がされた菜々子と彰はベッドの上で交わった。
***おしまい***
長期間のお付き合いありがとうございました。
いろいろ意見を頂いていたときは、アイデアがどんどん出てきたんですが、終わりになるほど尻窄みになって、つまらなくなったように思います。すみません。
-
乙ー Good ENDでしたね!
-
お疲れ様でした。いつも楽しみにしてました。
また、こういう系でいいので書いてくださるとうれしいです。
ちなみに超小柄少女がでてくれば萌えます!
-
男は後部座席にあるトランクに目をやった。
目の前にはポツンと建つ古びた家がある。
男が持つ別荘である。
男は運転席から降りると、後部座席のドアを開け、ポケットから出したリモコンをトランクに向けた。
ガタ、ガタ。
トランクが勝手に動き出す。
その様子をニヤッとイヤラシイ笑みで見た男はスイッチはそのままに。
勝手に動くトランクを車から降ろして、別荘へと歩き出した。
-
別荘に入ると、トランクを玄関に横倒しに置いて、男が奥からタオルを持ってくる。
タオルでトランクの汚れた部分を拭くと、再びトランクを持って中へ。
奥まった一室は、縫い包みや、フリフリのカーテン。ピンクを強調した部屋。
それこそ、女の子の部屋。それも人形の。といった部屋にトランクを運んだ。
カチッ。
トランクにポケットに入れていた鍵をはめ入れ、掛かっていた鍵を開ける。
トランクを開ける。
『う、う、う…。』
体を丸め、膝を抱えて入っている洋風の人形が居た。
人形の口の辺りから、泣き声のようなうめき声が聞こえる。
「ほら、部屋に着いたぞ。」
男は、その洋風の人形の脇に手を入れてトランクの中に立たせた。
人形は赤いヒラヒラのゴシックロリータを着ており、高さは男が背が高い事を抜いても、男の腰ぐらいだ。
「ほら、サッサっとしろ。」
男の声色は優しいが命令口調で人形に元々命じてあった事をさせる。
-
立ち上がった人形はトランクから出て、部屋の隅にある棚の方へと歩いていく。
棚から大きなゼンマイ巻きを持ってくると男に渡した。
『ふぅ、ふぅ…。』
人形から深呼吸する様な音が聞こえる。
人形は服の裾を男に向かってまくり上げると、中のドロワーズも下げてしまった。
そこにあったのは、精巧に作られた女性器であり、その中心に巨大な螺子が埋没していた。
男はその螺子の頭にゼンマイ巻きを差し込み回しはじめる。
そして、その手を放した。
-
『う、うぐぅ、うがぁう…。』
人形から苦悶の声が聞こえる。
だが、体はブルブル震えているが、服の裾を握ったままにし、動かないように耐えていた。
「もう、脱ごうか。」
男は一度ビクッとした後、動かなくなった人形に声を掛ける。
人形は男の声に少し考えた後、嫌々するように首を左右に振った。
「でも、もう夕飯だよ。飯食べて風呂入った後にまたしようぜ。」
男の言葉に小さく頷いた人形は後ろを向いた。
このゴシックロリータ服は後ろにチャックが付いており、前から被る様にして着る。
男は人形から服を脱がすと、首の所にある切れ目に指をひっかけ、後ろへと細いCの字の様なパーツを外した。
人形の首の前と後ろの窪みに指を入れ、前後に割る様に、胸のパーツを外すと、腰の球体になっているパーツを外した。
パーツの中にはラバー生地が縫い付けられており、中身を圧迫するように膨らませてある。
パーツは近くに置いてあった開けっ放しのトランクに置いておき、どんどんとパーツを外していった。
パーツ同士が噛み合い、順番に外さなければ外れない様になっているが、男は迷いなく外していく。
最後に顔のパーツをほんの少し開いて上へと持ち上げた。
-
中から出てきたのは間抜けな顔をしたダッチワイフ。口の所はゴムの袋になっており、鼻の部分に二つ穴が開いていた。
股間の部分にある巨大な螺子が貫いているラバーパンツの横の部分の鍵。
番号を合わせて外し、横から開いてダッチワイフに足を抜かせた。
股間の所も袋状になっており、その袋状になっている部分を貫いている男性器を模したバイブが粘着質な音と共に抜かれた。
『う、ふぅー、ふぅー。』
ダッチワイフが抜く時に小さく声を漏らしたが、男は気にせず無理やり抜く。
ダッチワイフの後ろに回ると、ダッチワイフの首周りを一周するチャックを外す。
背中のチャックを、男が降ろしている間にダッチワイフは自ら頭に手をやり、ダッチワイフの頭を脱いだ。
-
wktkwktk
-
お!なんか書いてくださってる
トランク詰め萌える!
小柄な少女をいろいろな場所に詰めちゃってください!
-
ダッチワイフから出てきたのは、まだ幼さが残る少女の様な女性。
実はこれでももうすぐ30になる。身長は140あるかないか。
高校時代はバスケットマンで手足が長く、高身長で、腰の位置が男にしては高い男と並ぶと親子にしか見えない。
「ほら、先にシャワー浴びてこいよ。こっちはやっておく。」
「うん、宜しく。」
男は女性が部屋から出て行ったのを見送ってから、パーツのラバー素材の部分から空気を抜き出し、ダッチワイフに付着している汗をぬぐったり処理を始めた。
「才能の無駄遣いじゃ、ないのかね?」
ラバーパンツに付けられた絡繰り。
ゼンマイを巻くと、螺子が回転してその先端に付けられた男性器も一緒に回転する。
その上男が持っているリモコンのスイッチを入れると振動もする。
これは先の女性が自ら作ったものであった。
-
「ぷはー、やっぱ風呂上りのビールは最高ね。」
「そういう所は年相応だよな。」
見た目は少女だが、椅子に座り、ビールを流し込んでいる姿はおっさんである。
男は呆れつつ女性を見ているが、別に幻滅したりはしない。
夫婦になって10年経ち、幼馴染を今まで続けていたのだ。
女の方もそれがわかっており、遠慮等をしたりしない。
「飲んじまったから、今日はもう無しな。」
「ええ〜…。」
「危ないだろ。明日は朝からでもいいんだから。」
「そりゃ、そうだけどさ。」
男の言葉に不満げに唇を尖らす女。
結婚記念日にこのさびれた山奥の別荘でドールプレイをと言い出したのは女の方であった。
それを男は了承し、有給プラス定休日を利用して5日間の滞在を計画したのだった。
-
女はアダルトと付いたり、大人のと付いたりするものにとても興味を持っていた。
それは自身の容姿のせいであった。
140あるかないかの低身長の上、童顔が拍車を掛けており、年齢通りに見られる事が少ないからだ。
ましてや、親子のようにしか見られない男と出かけると、決まって二、三回は職質されるのだ。
男が…。要は未成年との援交に見られるのだ。
一回二回なら女も自身の容姿がどう見えているか解っているので我慢するのだが。
それでも三回四回になってくると頭にくる。
一度警察官に切れて、自身の免許書、保険書、さらには男の指にも嵌っている結婚指輪まで見せて猛抗議したことがあった。
その時の警察官はまだ若く、女の抗議にシュンとしてしまっていた。
そんな事があって女はあまり男と出かけられない。それが不満となっていたのだ。
今回のドールプレイも、女の趣味。大人のおもちゃや、アダルトアイテムをネットで見ていた時に拾ってきていた。
「ねぇ、確か別荘持ってたわよね。」
「うん?実家の?でもあれって、山小屋って言った方が正しいと思うぞ。しかも倉庫にしか使ってないし。」
「ねぇ、ねぇ。こんな計画立てたんだけど…。」
女の計画を聞いて思わず頭を抱える男。だが、普通にデートすると職質で止められる事を考えるといいのかもしれない。
それに、女が二人で出かけられない事に不満を持っている事も知っており、男は頷いたのだった。
-
男の実家はそれなりの大地主であり、山を幾つか所有している。
その山の一つに、大きな山小屋を建てたのだ。
それなりに大きいウッドログハウス。その前に男と女は立っていた。
「さぁてと、片付けますか。」
「水は来てんだよね。」
「ああ、電気はまだだけど。」
見た目は豪華であったが、実態はただの倉庫。
実家が所有する山は何処も町よりも離れており不便だからだ。
普段は電気も水も来ていない。管理する人間が居らず、漏電したら即山火事になりかねない。
しかし、ここに滞在することを決めて、実家に電話した時、水道と電気に電話してくれたのだ。
さすがに倉庫に滞在する訳にもいかず、掃除をする羽目になったが。
それならセット化してしまおうと女の提案に従って、いろいろと買い込んできていた。
「荷物は一部屋に纏めとこう。」
「…ねぇ、この部屋使っちゃってもいい?」
「おう、でもそこは一番狭い部屋だぞ。」
「流石に材料が足りないわよ。」
ログハウスは全部で四部屋ある。玄関を入って右側、右側奥、左側、そして女が覗き込んでいる正面の部屋である。
山作業の荷物は左側の部屋に押し込む。右側奥がキッチンや風呂、便所等水周りだからだ。
男が、一番狭い正面の部屋でいいかと聞くと、流石にその他の部屋では飾り付ける為の材料が足りないと女が告げる。
それもそうかと男も頷き、部屋を飾り付けるのを手伝った。
「あとは箪笥とかの家具ね。」
「それはまた今度な。掃除終わらせて帰ろうぜ。」
「うん。」
部屋が狭いこともあって飾り付けはすぐに終わった。
ピンクの壁に真っ赤な絨毯。カーテンはフリフリのレースのものに代わった。
後は家具を運び入れるだけだ。しかし、家具は持ってきておらず、掃除も終わっていないため、男がまた今度にしようと提案。
女は素直に頷いたのだった。
-
女は何も身に着けていない。手には間抜けな顔をした改造ダッチワイフ。
その背中をパックリと開け、足から順番に入れていく。股間の部分は袋状になっており、指で押し込んでいった。
腕を通し、顔を被る。口の部分も袋状になっており、それを咥えて頭の部分を被った。
鼻の部分にはストローを短く切ったかのような筒が付いており、それを鼻に刺す。
そんなに長くなく、精々入り口に違和感があるだけだ。
「宜しくぅ〜。」
「あいよ。」
そこで男を呼んで後ろのチャックを閉めてもらう。そのまま、頭と体の部分も同じくチャックする。
「ぷっ。」
「あによ。」
「す、すまん。」
女はダッチワイフになった。その間抜け面に男が思わず吹き出す。
女に凄まれて大人しく謝ったが。
「まぁ、いいわ。ほら練習の成果が試される時。」
「さんざんやったから、間違う事はないぞ。」
次にゴロゴロとあるパーツに手を伸ばす。
今から女入りダッチワイフを球体関節の洋人形で閉じ込めるのだ。
パーツには順番があり、その順番通りに組み合わせるとパズルの様に、接着剤等なくてもくっつけられるのだ。
流石に同じ様なパーツが多数存在するため、事前にスパルタで練習させられた為に淀みなく組み合わせていく。
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いいですね!!
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こなれてて読みやすいし、続きが気になる!
ちょいとアドバイスしておくと、カッコでくくっている
会話文、文末のみ句点(。のことね)は不要だよ。
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>>235
上から目線で指摘してんじゃねーよハゲ
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235は何様だよ
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>>237
ただの職歴二十年の編集者だよ。本則くらい知っておいた方が書き手にとってメリットだろ?
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ペンネ、トリプあれば十分。
小柄ぐるみ④です。超萌えです。
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>>238
そしたらお前さん、プロなんだろ?プロがアマチュア作品に物言いやアドバイス
するのは野暮ってもんだ。
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ちょっとした文章の書き方アドバイスしてるだけでスゴイ叩かれてるなあ
これだけで上から目線で指摘とか言われるとか褒める以外何も言えなくなっちゃうね。
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>>241
え??褒める以外何言うんですかー??wwwwww
アドバイスとか言って、結局自分に酔ってるだけだろww
俺らはおとなしく小説を読む。満足したら褒める!満足できなかったら黙っとく。
そんなこともできんのか捻くれどもめwww
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age
草多すぎてうっとおしいが、悔しくも242の言うとおりだな
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そろそろ雑談スレでやってくれ
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文体に関しては誰かが突っ込むと思ってたし言ったところで叩かれるのは分かってた
とにかく続きはよ…毎日楽しみなんよ…
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まあ次からきちんとアドバイス通り修正してくれればいいよ。
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「ほんと、よく考えるよな、こんなの」
男が手に取ったラバーパンツの股間部分には凶悪な装置があった。女が趣味全開で改造したものだ。
球体人形にミスマッチしないように表側には木造の絡繰り。裏側には男性器を模したバイブが突き出ている。
今はまだその威力を発揮しないが、家具を運び込んだ時に部屋に置いたゼンマイ巻きを使うと、途端に凶悪に化ける。
「セリフとか覚えた?」
「ばっちし。とは言えないかな…」
「確りしてよ?」
「あいよ」
女が最後の確認をしてくる。男は頭を掻きながら自身なさげに言った。
このラバーパンツを履くと、パーツどうしが組み合わさり、手順通りに外さなければ外れない様になる。
パーツの内側に空気を送り、パーツの内側に張り付けたラバーを膨らませると喋る事も出来なくなる。
女は最後の確認をし、自身なさげな男にエールを送った。
男が履きやすいように広げ持つラバーパンツに足を通していく。
「う、ふう…」
バイブを挿入する時に違和感と快楽から息が漏れるも一瞬の事だ。
男がラバーパンツを横で固定した。
「空気入れるぞ」
「うん、やっちゃって」
男が自転車の空気入れを持って女に問いかける。
女も覚悟を決めて頷いた。
-
(きたきた、この拘束感がいいのよね)
空気が送り込まれ、内側のラバーが膨らむごとに圧迫感が増していく。
それと同時に女の興奮も上がっていった。
男が広げ持つゴシックロリータ服に腕を通し、チャックを閉めてもらった。
女は人形の中から、部屋にある姿見を覗き込んだ。
(うわ、ガールズメイデンのマアカが居る)
洋人形の面のモデルは女が持つ漫画のキャラクターだ。
このゴシックロリータ服も、そのキャラクターのコスプレ衣装であり、今回の着やすい服に合致した為、購入したものだ。
「よいしょっと、本当に入るのか?」
「………」
「って喋れなかったな。」
女が人知れず感動していると、男が大き目のトランクを持ってきた。
素の状態の女であれば、もう一サイズ小さいものでも余裕であったが、人形になるとその分面積が増え、入らなかったために買い直したのだ。
男が疑問を含み声を掛けるも、人形になった女は答えない。
ああ、そういえば…とこの状態では喋れないのを思い出した男はどうするかと考えていると。
「おお、入るもんだな」
「………」
無言でトランクに入る人形。膝を抱えるようにして横倒しになると、指でトランクを閉める様に指示を出した。
それに従い男はトランクを閉めるとトランクの鍵を掛け、コロで転がして車の後部座席に乗せた。
-
女はブロロ…というエンジン音と揺れで車が動き出した事を悟った。
少し窮屈だが、確りと体が固定されている為楽ではあった。
車酔い等無縁の女で、こんな体勢であっても酔わない。
何度か実験した為それも解っている。
ただ、予想外であったのは。
(ちょ、山道ってこんなに揺れるの!?)
別荘のある山に入ったのだろう。車が上下に揺れる。
普通に乗っていれば気にしない事でも、トランクに詰められている女には強烈であった。
(うん、く、しかもバイブが、振動で揺れるし)
絡繰りのせいだろうか、挿入してあるバイブが車の上下に合わせて揺れるのだ。
女の敏感な部分を擦り上げる。
(ふ、ふん、ああ、って、えっ!?)
声が出ないのをいい事に、バイブの快楽に身を任せていた女は肩が持ち上がった事に気づいた。
鍵を掛けたトランクが持ち上がったのだ。
(う、ウソ、なんで?)
女は知らない事であったが、女と同じガールズメイデンのコスプレやグッズとしてこのトランクを買った客からクレームがついていた。
アンティーク調であり、形がガールズメイデンの人形が入っているトランクに似ているこのトランクは外から開けられなくする鍵が付いてはいるが、中からは容易に開けられるのだ。
これは子供が入って事故を起こすのを防ぐ為であったが、その機能は開き易く、物を詰めると持った時点で中身をぶちまけるといったクレームがあった。
女は気に入ったトランクにそんなクレームがついているとは知らず買ってしまっていた。
(こんな所で開いてしまったら興醒めじゃない)
女は今回のデート?を楽しみにしており、トランクが開かないように体を縮こませるのであった。
-
体を縮こませている為、バイブをより強く挟み込む結果となった。
それと同時に車が止まり、女が油断した瞬間、バイブが振動し始めた。
このバイブ、ローターと組み合わさっており、男が持つスイッチで振動させられるのだ。
(ちょ、いく、いくいくぅぅぅぅ…)
車の振動で揺れるバイブに耐え、強く挟み込んだ所でこの振動である。一気に気をやってしまった。
(ちょ、止めないの!?って段差…、あぁああ……。)
更には振動させたままトランクを運び始めた男。
指示したのは女なのだが、予定外に思わず心の中で男に文句を言う。
しかも、この別荘に運び入れる為に縦にして転がしているのだろう。
所々にある段差で、バイブが深く突き刺さり、またも女を快楽の渦に巻き込んでいく。
トランクが開けられた時、不覚にも女は逝き過ぎて泣いていた。
-
「ほら、部屋に着いたぞ。ほら、サッサっとしろ」
男は決められていたセリフを言う。そのセリフを考えたのは女であったが、女はそんな男のセリフに悶えそうになっていた。
今は人形と言い聞かせて、かわいい柄の棚から大きなゼンマイ巻きを手に取り男に差し出した。
(ふひぃ、ちょ、こんなに凄かったの?)
グルングルンとゼンマイを巻いている為、一緒にバイブも回る。
その回転が作る快楽に女はもう気絶しそうであった。
(う、うぐぅ、うがぁう…)
瞬間、バイブが回転しだす。男がゼンマイ巻きを巻き終わり放したのだ。
バイブはローターで振動したまま回転しだす。
その快楽の波に、人の声では無いような声で喘いだ。
今は人形であった為、勝手に座り込むのはいけないだろうと、服の裾を握って耐えていた。
耐えてはいたが、予定外に二回も逝っていた為、簡単に逝ってしまった。
「もう、脱ごうか」
男がそう提案するも、実はもう少し逝きたかった女は首を横に振ってしまった。
「でも、もう夕飯だよ。飯食べて風呂入った後にまたしようぜ」
男の言葉に、もうそんな時間なのかと、男の提案に乗ることにした。
今のままでは食事も出来ない。
男に脱がしてもらいながら、女は夕食の献立を決めるのだった。
-
女視点の話です。
更新なのですが、リアルの関係でこんな時間にしか更新出来ません。
明日から、二日目の話です。
すみませんが、もう少しお待ちください。
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>>252
すごい楽しませて頂いてます
また明日!
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>>252は在日か?
だとしたら外国語でここまでの文が書けるって凄まじいな
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楽しみに待ってます!
日本人にはとても読みやすい
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そりゃそうでしょう。日本人ですもん。
リアルって、家族共有で使っているノーパソで書いている為、こんな時間にならなければ触れないだけですし。
ちゃんと働いてますよ。ただ、仕事が昼過ぎからなので、書き終わった後ガッツリ寝てます。
今日は早めに更新させて貰います。
それではどうぞ。
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>>256
寝るところだった!
わーい
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朝日が玄関の隙間から差し込む。
まだまだ早朝であり、幾ら山の朝が早いと言っても日が昇ったばかりの時間から男と女はプレイの準備を始めていた。
女はダッチワイフの恰好で箱の中に立っている。
箱はベニヤで作られた簡単なものだ。
足場が作られ、少々高くなっていること以外は正面が開いていること以外何の変哲もない。
「ぴったしだな」
「ちゃんと測ったもんね」
男が無駄に感心する。
正面のドールの部屋の扉は内開きであり、中へと扉を開いて箱を設置。
箱は扉の部分にぴったりと収まり、正面から見ると部屋ではなく納戸みたいになった。
「それじゃ、被せるぞ」
男はダッチワイフにそう声を掛け、正面を蓋するように板で塞ぐ。
板のやや上方に丸い穴が開いており、そこからダッチワイフが顔を出す。
そのダッチワイフに雄鹿の頭部の剥製を被せた。
この剥製、掃除している時に見つかり、実家に電話して貰ったものを女が改造したのだ。
剥製は喉元まであり、穴を覆い隠す。
正面から見るとベニヤの壁に鹿の剥製が飾ってあるように見えた。
-
「それじゃ、行ってくるな」
男は鹿の剥製に声を掛けて玄関を出る。
玄関を閉める前にリモコンのスイッチを入れた。
玄関を閉め施錠した男は車に乗り込み、一時間30分ぐらい走った先のスーパーへと向かった。
山の中であり、田舎の端にある為、車でもそれぐらいかかる。
着く時間がちょうどそのスーパーのオープンに合わせてこの時間から出たのだ。
女は男が帰ってくるまで振動にさらされていることになる。
その事に男は自身の股間が朝だからという理由以外で大きくさせた。
-
女は正面を向いたまま、箱の中で体を捩じらせる。
(これ、結構辛い…)
今までのプレイとは違い立ったままなのだ。
そのうえで膣に異物が入っており、とてもじゃないが立ってはいられない。
頭が抜けたり、首が締まったりしないよう肩の所を紐で持ち上げているが、それとて凭れるわけにもいかない。
ベニヤに簡易に打ち付けただけなのだから、何時外れるか解らないのだ。
(空気が入ってくるだけ、ましね)
女が鼻で息を吸い込む。
剥製の鼻の部分は穴が開けられており、内側には市販の風邪マスクを切ったものを張り付けてある。
多少息苦しいが、それでも呼吸制御とか比べればなんともなかった。
眼の所には内側にガチャポンのケースを改造して入れてある。
外を見るのに何の支障も無かった。
(まだまだ、帰ってはこないわね。)
男は先ほど出て行ったばかりなのだ。
最低三時間はこのまま。
玄関に差し込む光も変わっておらず、時間が経っていない事を示す。
(ひ、あ、ああ)
不意に振動以外の快楽が押し寄せてきた。
それは目覚まし時計を改造して、デンマと組み合わせ、タイマー式で攻める道具。
それのタイマーが入ったのだった。
-
(ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ…)
女は呼吸を荒くする。
タイマー式のデンマは20分毎に1分だけ作動する。
そのように設定したのは女であったが、動き続けるローターの振動で気をやった後、降ろしてもらえずそのまま更なる高みに逝くのだ。
鼻からしか息ができない事もあり、女は気絶寸前であった。
気絶していないのが奇跡なぐらいで、女は今のが何回目なのか分からなくなるほど。
(き、きつい)
縛られているわけではなく、手足も自由だ。
しかし、折角こんなプレイをしているのだからと、女はデンマを外すようなことはしない。
その時、外から車の音が聞こえた。
男が帰ってきたのだ。
ガチャガチャと鍵が開けられる音がして、玄関が開けられた。
男が顔を出し、ただいまと言う。
女もお帰りと返そうとして、不意にデンマが動き出した。
『ブフォォォォォ…』
「ブフッ」
女が不意の快楽に喘ぎ声を上げてしまった。男は何故か笑い転げ、蹲っている。
-
男は別荘の前に車を止める。助手席に置いた買い物を手に持って車を降りた。
約4時間経っている。女がどうなっているか心配な男は急ぎ足だ。
車に鍵を掛け、内ポケットから玄関の鍵を取り出し、開けた。
「ただいま」
買い物は玄関脇に置き、正面の鹿の剥製に意識があるかの確認を込めてただいまと言った。
流石にお帰りと言う言葉は期待していないが、洋人形の様に言葉を制限していないため、女なら気絶していない以外、何かしら返すだろうという思惑である。
『ブフォォォォォ…』
「ブフッ」
流石に不意打ち過ぎた。
まさか雄鹿の剥製が舌を出して鳴くとは思わなかったのだ。
舌はダッチワイフの口内だろう。
鳴き声は、鼻に張ったマスクが振動して出たものだろう。
しかし、まさか鳴き声で返されるとは思わず、男は腹を抱えて笑ってしまったのだ。
無駄にツボに入ってしまった為、男は少しの間笑い転げてしまったのだった。
-
本当に書いていただいてありがたい毎日楽しみだ
-
面白いです。これからの展開に期待!
-
田舎の山の中。そこそこ標高が高く、昼間だが暑苦しいというわけではなかった。
長袖一枚羽織った方がいいぐらいで、女は少し意気揚々だ。
男と並んで歩いても親子と間違えられず、イチャついていても援交と間違われる事もない。
当り前だろう、この山の中には今男と女しか居ないのだから。
昼飯を食べた後、ピクニックに行こうと元々計画しており、女の背中にはリュックサックが背負われている。
その中身はタオルとレジャーシート、お弁当だ。
「ぜぇ、ヒュー、ぜぇ、ヒュー…」
「遅いぞぉ、がんばれ男の子」
「む、無茶言うなよ、これって結構重いんだぞ…」
その後ろ臼に似た物を担ぎながら荒い息で着いてくる男が居た。
女はふざけて声援を送る。
30前であり、男の子と言う歳でもないがその事に突っ込む気力もなかった。
中が空洞になっている事もあり、それ程重たいわけではないが、それでも結構な重量を持っての山登りはキツイ。
男が元バスケットマンで体格が良く、担いでいる物がそんな重さで無いと解っていても、男の様子に無茶だったかなと思う女。
「…、もう、ここ、でいい、よな」
「本当に大丈夫?」
途切れ途切れに言葉を紡ぎ、臼の様なものを下す男。
元々途中までしか運ばない予定だったとはいえ、男の様子に心配そうにする言葉を掛ける。
「ああ〜、大丈夫、大丈夫」
「先にお弁当にしようか?」
「ああ、ありがとう。そうだな…、そうするか」
流石に女に心配されたままと言うのは男のプライドに触ったのだろう。手を振って大丈夫だとアピールする。
女はそんな男に水筒からお茶を出し渡す。男も礼を言ってお茶を受け取り、女の提案を受け入れたのだった。
-
掃除を終わらせ、家具を運び入れた日。
男の実家から男に電話があった。
それは男が通った小学校が今年度を持って廃校になるというものだった。
今はちょうど夏休みだが、先生達が使わなくなったもの等を処分しているそうだ。
行ってみたら如何かと言う内容であった。
女が行ってみたいと言い出し、帰りによることにした。
「あら、懐かしい顔ね。」
「先生、ご無沙汰してます。」
初老の女性。頭は白髪交じりになり、顔にも昔はなかった皺がある。
男が高学年の時に担任であった女性だ。
昔は男子も女子も憧れたパワフルな女性であったが、もうその印象はなく温和な笑みを浮かべている。
「それで何をしに来たのかしら」
「廃校になると聞いて、最後に見ておこうって」
「そう、よかったら使わない教材とか、記念になりそうなものでも貰ってく?」
先生の言葉に男が返した。男の言葉に先生はなら記念に何か持っていくかと言う。
当然まだ授業は残ってはいるが、低学年はもう居らず、高学年も前半の授業は終わっている。
買う時は高かった教材も、廃校になると同時に処分されるのだ。
そうでなくても、学校の思い出になるものは多く、壊してしまうのなら欲しい人に上げているのだという。
先生の先導でそんな物が集めてある木工室に入った男と女。
「大した物はないけどねぇ…」
「いえ、思い出が詰まってますから」
「そうね」
大したものはないという先生だったが、男の正面にある校歌の書かれたボードを見て笑う。
それは男がバスケットボールをぶつけて落としてしまった物だ。
その後新しい物になったんだが、まさか古い方を取ってあるとは思わなかった。
「これって何ですか?」
「ああ、それ、今年の正月に記念として仮装大賞出たのよ。その時のものね」
女がそんな物の中にある臼の様な物に着目する。
臼みたいだが結構な高さがあり、真ん中に二つの穴が開いている。
後ろ側に壁の様なものがあり、そこにも二つ穴が開いていた。
先生曰く、去年夏終わりには廃校になることが決まっており、記念として某仮装大賞に卒業生と一緒に出たのだ。
森の精という題名でやった仮装で、その臼見たいな物は木の精霊役の物だという。
-
それも持って行く?と聞く先生に何かに使えるからと図々しくも貰う女であった。
男は件の校歌のボードを貰い、学校を後にするのだった。
この臼、木工の先生が自作したものであり、本物の丸太をくりぬいて作られている。
色々と軽くする工夫をされている物の結構な重量があった。
「着替えるね」
「あいよ」
弁当を食べ終わり、一息ついた後女が切り出した。
木々の中で上着を脱ぎ、スカートを下す。
素っ裸になった訳ではなく、中に木目の全身タイツを着込んでいたのだ。
男に頭の部分を被せてもらい、後ろでチャックを閉めてもらう。
男に抱きかかえられ、臼の中心に降ろしてもらった。
元々小学生用に作られているとはいえど、女の身長は低く、下手な小学生よりも幼児体型だ。
改造したが、それでも難なく臼に収まった。
二つの穴に足を入れる。足は届かず、中心に突き出たデンマが女の股間に突き刺さる。
後ろ手に二つの穴に通し、それを縄で結んで貰う。これで自力では抜け出せなくなった。
男がさらに女性の顔に見えるだけの、凸凹だけで色も何もついていない面を女に被せた。
「すげぇ、仮装用とはいえ、ここまでハマるなんて」
男が驚く。周りの木々と同化して本当にファンタジーから抜け出してきたようなドリアードが其処に居た。
-
木工の先生が丸太を削り出して作り出した為、自然に溶け込んだのだ。
女が全身タイツを染める時も妥協等しなかった事も、面が木の板を削り出して作った事もあるのかもしれない。
浮くだろと思っていた男の思惑を外した形となった。
「…あ、スイッチ」
思わず呆けていた男はこの後の手順を思い出す。
デンマのスイッチを入れる為、女の股間辺りでゴソゴソしだしたのだ。
「う、うん、…」
「もう、ちょっと我慢しろよ」
男の手が女の股間を刺激する。
女が我慢しようにも声が漏れた。
「ふぐぅぅぅぅぅ…」
「おっ、入った」
唐突に振動が女を責める。デンマのスイッチが入ったのだ。
足が届いておらず、全体重をデンマで受け止めている形になる為、その振動はダイレクトに伝わる。
常に押し付けている状態であり、喘ぎながら、イヤイヤするように女は首を振るのだった。
-
今日はここまで。
明日は朝から仕事なので、寝かせてもらいますね。
お休みなさい。
-
お疲れっした!
-
女の視界は面によって遮られている。
何時何処から責められるか分からない状態を女は楽しんでいた。
股間に僅かに埋没するデンマはいまだ激しく振動しているのにも関わらず、女は更なる刺激を欲した。
しかし、今の自分は人形だ。
喘ぎ声は仕方ないにしろ、言葉を発する訳にもいかない。
「あぐ、むぅぅぅぅ…」
しかし、不意に女の胸の先端。
乳首と呼ばれる場所に刺激が走った。
聞こえる音から、男が持ってきたもう一つのデンマを押し当てているのだろう。
それは女が待ち望んだ快楽。
足が届かない為、股間で自身の軽い体重を支えているが、抜け出せない以上快楽が続く。
二つの快楽に襲われ、あっけなく女は逝った。
-
すみません、寝落ちしてました。
今日は体力の限界なので、これで勘弁してください。
-
>>272
おつかれさまあずです。
-
男は興奮を抑えながら、少し離れた場所でドリアードになった女を見ていた。
山の中なのだ。放置プレイといきたい所であったが、人よりも野生動物が怖く、そんな事は出来ない。
少なくとも誰かが見張っていないといけないのだ。
(なんだ?)
男は不意に女が何かを訴えている事に気づいた。
流石に長い付き合いで、何かを言いたいというだけなら解る。
喘ぎ声が出ている以上、言葉にして言えばいいではないかと男は考える。
(ああ、今は人形設定だったな)
そこで男は閃く。人形プレイの最中なのだ。
何だかんだと凝り性の女の事なのだ。
プレイに合わせて声を出さないようにしていてもおかしくはない。
喘ぎ声は我慢できていないが、それでも喋らないのは凄いと思った。
(ああ、刺激が欲しいのか…)
何度か普通のセックスもしている。
ああやってモジモジしている時は、もう一つ刺激が欲しいという女の癖なのだ。
股間に食い込むように振動しているデンマだけでは足りなかったようだ。
男は予備で持ってきていたデンマの電源を入れる。
「あぐ、むぅぅぅぅ…」
女が嬉しそうに鳴く。
デンマを女の性感帯、それも決まって股間と乳首を刺激するとすぐに逝ってしまうほど弱い場所。
そこにデンマを押し当て、振動を強へと変えた。
股間と乳首。
女の弱い場所二つにデンマで刺激を加えた為、案の定女はすぐに逝ってしまった。
-
女は気絶したのかぐったりとしている。
そこで男は気付いた。
(あ、やっちゃった…)
そう、この後片付けを男がしなければいけない事に。
しかも、女と、女が持ってきた荷物も男が持たなければいけない事に。
女が気絶するほど逝くと、普通に歩くぐらいならば問題ないが、流石に山下りは酷だろう。
元々、ここまでヤルつもりはなく、股間のデンマで一回逝けばやめるつもりだったのだ。
幾ら女が刺激を欲しがったからと言って、ここまでヤル必要はなかったのだ。
(………、がんばるしかないか)
女を放置する訳にもいかない。
弁当等を残していけば、風に吹かれてゴミになるかもしれない。
野生動物が寄ってくるかもしれない。
もう結構時間が経って、暗くなり始めているから、臼の様なものだけをもう一度取りに来るわけにもいかなかった。
男は覚悟を決めて、後片付けをし、臼を持ってきた時に使っていたロープで臼を背中に背負い。
女のリュックを肩にかけ、女を横抱きにして下山する男。
緩やかで、下りだったこともあり、更に舗装こそしてないものの、落ち葉が躓く様な物を覆い隠していたこともあり何とか下山できたのだった。
-
三日目の朝。
女と男は山の新鮮な空気の中ラジオ体操を行っていた。
「何でラジオ体操?」
「1、2、3、4、流石に逝きっぱなしってのは乱れ過ぎだと思うわけよ」
「まぁ、まだ半分だしね」
男の疑問に女はこの二日の様にヤル事だけを考えていてはいけないと思ったからと答える。
男もそれほど考えて質問したわけではないのであっさり納得する。
ラジオ体操は深呼吸して終わった。
「さーてと、ヤリますか」
「おいっ!?」
「当然でしょ。時間は半分も過ぎちゃったんだから…」
終わった途端、先の言葉を否定するかのように女が男に垂れかかる。
男は女の舌の根の乾かぬ内に変わった態度に突っ込みを入れた。
だが、女も健康の為の体操は先ので終わったんだからと男を誘った。
男は溜息一つ、まぁ、元々この旅行はヤル為だけの旅行だったと思い出した。
二人は仲良く別荘の中へと入っていった。
-
さぁ、三日目が始まりました。
が、今日はここまで。
流石に眠たいです。お休みなさい。
-
男の目の前には洋風の人形が立っている。
女が再びダッチワイフを着込み、その上から人形のパーツを付けた姿だ。
ただ初日と違う点がある。
股間のパーツが無く、ダッチワイフの股間。袋状になっているそれが剥き出しなのだ。
「あ〜、さて何を着て貰おうかな」
男はゴクッと生唾を飲み込み、決められたセリフを言う。
男の視線の先、様々なコスプレ衣装が並んでいる。
その中からチアガールの衣装を手に取った。
今回は女が人形になって男に玩具にされるという趣旨だ。
女が男がこの二日間気持ちよくなっていない事に気が付いたからなのだが、男は自分で処理していたのでそこまで溜まっていたわけではない。
だが、剥き出しの股間に、いやダッチワイフなのだが、その中に妻が閉じ込められていると考えると興奮を隠せない男。
所々にある突き出した人形のパーツに苦労しながら、洋人形をチアガールに変えた。
手にはポンポン。但し、このポンポンは指を丸めた手にはめる拘束具でもある。
人形を後ろから抱きかかえ、ベットに向かって降ろした。
-
洋人形は尻を高く上げ、男の方へと向けている。
顔はベットの枕に埋めており、男は息が出来ているのか心配になった。
今回は女は一切動かないと言う事にしてある。
男が好きに、どんなに手荒に扱っても文句を言わないというのだ。
「ローション何処にやったっけ?」
再び生唾を飲み込んだ男は、流石にそのままでは擦れて痛い為、ローションを探す。
だが、何処に置いたのか忘れてしまっていた。
責め具を置いてある棚をゴソゴソと探す。
「うおっ、ってトランクに入れたんだった」
足元に注意を払っていなかった為、開けっぱなしで置いてあったトランクに躓いた。
思わずトランクを見ると、そこに探していたローションの瓶が入っていた。
-
女は枕に視界を防がれていた。
呼吸は枕に顔を埋めている状態で辛いが、元々呼吸が制限されている状態であり、そこまで気にならなかった。
別に動きを拘束されている訳ではないので、手をついて起き上れば、それで済む話。
なのだが、今は人形になっており、男の好きにさせるという趣旨である以上、動けなかったのだ。
(ちょっと、まだなの?)
流石にこの体勢のままというのは辛くなってきており、何かしらの刺激が欲しかった。
ダッチワイフの中では股間から、トロトロと愛液が流れ出しているのが、感触で解る。
「うおっ、ってトランクに入れたんだった」
男がローションを探す音が聞こえており、女は先に準備しときなさいよと思ったが、やはり動かない。
男が何かに躓いた音がしたときは、思わず大丈夫か確認しそうになったが、気合で動かなかった。
ローションの瓶を見つけたのだろう、小さな甲高い音が聞こえる。
男が高く上げた尻の先に居るのが気配で分かった。
-
規制・削除依頼を承りました
-
規制・削除依頼を承りました
-
規制・削除依頼を承りました
-
規制・削除依頼を承りました
-
(何やってんだろ)
女は呼吸を落ち着かせ、その時を今か今かと待っているが、中々刺激はこない。
ローションの瓶は見つけたはずで、ただ物音ひとつしない状況だ。
(早くしてよ。なんか恥ずかしくなってきたじゃない…)
視線は自身の股間辺りに注がれているのが感じられた。
ダッチワイフに包まれている為、素肌は見えていないはずなのだが、やけに恥ずかしい。
心の中で思わず男に愚痴をこぼす。
(わひゃ、って触っただけ触っただけ)
待ち望んでいた刺激に、少し触られただけだというのに大げさに反応してしまった。
ビクッと跳ねてしまう。
一度刺激は止むも、なんでもないと解るとその刺激は再開した。
-
トランクからローションを取り出した男は改めて尻を高く上げている洋人形に向き直る。
そこで思わず息をのむ。
中々刺激がなかったためだろう。
安産型の形のいい尻がほんの僅かに左右に揺れているのである。
それはまるで誘っているかのようで、実際は焦れているだけであるが、それでも男は無性に興奮してしまった。
思わず揺れている尻をジッと見る。
思い出したかのようにローションの瓶を開けると、人差し指と中指に掛け、袋状になっている秘部に突っ込んだ。
突っ込んだ瞬間、洋人形が一瞬ビクッとなり、流石に無理やりすぎたかと思った男であったが、再び尻を揺らし始めたのを見て、遠慮しなくなった。
ズンズンと少し乱暴に出し入れするうちに、洋人形から喘ぎ声が漏れてくる。
「そろそろいいか?」
思わず訪ねてしまった男。
洋人形は一度コクンと頷いた。
ここまでやっても人形であるというスタンスを崩さない女に脱帽しながら、男は自身のはち切れんばかりとなった肉棒を取り出した。
-
女はほんの僅かなパニックを起こしている。
元々呼吸が困難で、気絶しないギリギリというレベルだったので枕に呼吸穴を塞がれても気にならなかった。
しかし、それは確実に呼吸を困難にしており、男の肉棒で貫かれるたびに快楽以上の苦痛があった。
だが自身は人形であり、呼吸等していないという女の頑固さが悲鳴を上げるのを抑えていた。
(く、苦しい…)
女は早く終わってと願いながら、それでも肉棒に貫かれているせいか、秘部からはトロトロと愛液が出ているのが解る。
(あっ、……)
男が本格的に挿入をしようと洋人形を仰向けにする。
枕に抑え込まれていた呼吸穴が解放され、息苦しさはあるものの、呼吸困難からは解放された。
そのことに小さな落胆を覚える女であったが、別にマゾではないんだったと思い出す。
呼吸制御されたって濡れない。
あくまで今の自分は人形なんだと認識する事で興奮するのだ。
(意地でも声を出すもんか)
改めて自身の性癖を認識した女は、今の自分は洋人形なのだから何をされても声を出さないと固く決意した。
-
「だぁ、ちくしょっ」
「へっへぇん、私の勝ちぃ」
今女は頭だけダッチワイフから出した状況でエプロンを付け料理している。
疑似裸エプロンだ。
そんな中、男はガックリと悔しがり、女は勝ち誇った。
あの後、人形になりきっている女の喘ぎ声を何とか出させようと奮闘するも、人形になりきっている女から喘ぎ声一つ引き出せなかった。
男は女へと、人形であるというスタンスを崩してやろうと奮闘したことを告げ、結構荒っぽく責めたが大丈夫だったかと聞いた。
その話を聞いた女は、自身も人形の中で自分は人形なのだからと声を出さないようにしていたと答えた。
それが今の状況だ。
言葉に出さなくても、結局似た考えをしているのがこの夫婦である。
「なぁ、それ脱がなくても良かったのか?」
「まぁ、安物だしね」
男はダッチワイフに油等が飛んで融けないかと聞く。
女はそれに答えて、どうせ安物だし、この五日間持てばいいからと簡単に改造したものだと。
そんなもんかと男は短く答えた。
-
食後、男はビールとツマミを手にテレビの前に座った。
持ってきたビールとツマミはテレビ前に置いてあるソファーの横に備え付けられた天板へと置いた。
ソファーに座り、テレビのリモコンを握り、テレビの電源を付ける。
ソファーの背もたれに深く沈み込み、足を延ばして膨れているスポーツバッグに置いた。
スポーツバッグが勝手に揺れる。
「おいおい、揺れんなよ。足を置いただけだぞ」
男はそのスポーツバッグに声を掛けた。
お判りだろう。
スポーツバッグには再び洋人形になった女が小さく丸まって入っていたのだ。
-
洋人形に収まると、小柄な女でもそれなりにサイズが変わる。
だが、元々が小柄すぎる女である為、一回り大きくなった所で対して変わらない。
だが、実際に女が何も纏っていない状態であればスッポリと入ってしまう大きさの物であれば、洋人形で大きくなっている事を実感出来た。
「動くなよ、俺は人形をバックに詰めただけだぞ」
男の挑発の様な言葉に男の足の下のバックは揺れるのをやめた。
食前の勝負をまだ根に持っているようだ。
そう声を掛けると女がむきになり、人形のフリをしだすのを見越した言葉であった。
「う〜ん、でも見た目面白くないんだよね」
男の前にパンパンに膨れたスポーツバックが置かれているだけである。
男としても面白くなかった。
「なぁ、勝負しないか? 俺が野球中継見ながら責めるから、お前は動かない、声を出さないという勝負」
男は女に勝負を持ちかける。
だが、スポーツバッグはウンともスンとも言わない。
女が人形のフリを続けているからだ。
男もそれが分かっており、分かったうえで勝負を持ちかけたのだ。
-
「反対なしで、それじゃあ始めるぞ」
男は番組を野球中継に替える。
今現在7回表、ジャイアンツの攻撃のようだ。
男はソファに沈み込み、テレビのリモコンとは違うリモコンを手に取った。
「とりあえず、中でいいか?」
リモコンの中と書かれた場所を押す。
途端にスポーツバックが揺れだし、ブーンと言う振動音を響かせた。
リモコンを置いて、野球中継に戻る。
一度だけ視線をスポーツバッグにやるも、ただバッグが揺れているだけだ。
物を見るような視線を向けてしまっても仕方がないといえよう。
ただ、そんな状態でありながら、男のアソコははち切れんばかり反り立つ。
ふぅ…と一度息を吐き出し、視線をテレビに戻した。
テレビの中では、キャッチャーであり、四番でもある阿部がバッターボックスに立った所であった。
-
まだ三日目の夜なんですよね。
とりあえず責めは四日で終わります。
五日目は帰らなければいけないので…。
あと少しですが、お付き合いください。
-
期待しています、うふふ
-
「おいおい、揺れんなよ。足を置いただけだぞ」
男の言葉に女は無茶を言うなと言いたくなった。
女は今洋人形の姿でスポーツバッグに詰められている。
足を曲げて膝を抱え込むようにして小さく丸まっている女の背中に男の足と言っていた。の重さが加わったのだ。
こんな恰好であり、更に呼吸が制限される環境で背中に重さが加わったのだ。
息苦しくて仕方がない。
「動くなよ、俺は人形をバックに詰めただけだぞ」
だが、男の挑発の様な言葉に女は動くのをやめた。
そうだ今人形だった。
少し前にやっていた小学生連れ去り事件を真似して始めたスポーツバッグ詰め。
それは小学生体型の女だからこそ出来たことで、その時と同じ感覚でいた女は冷や水を浴びせられたかのように固まった。
-
「う〜ん、でも見た目面白くないんだよね」
それはそうだろうと思う女。
男からしたら勝手に揺れるスポーツバッグがあるだけだ。
「なぁ、勝負しないか? 俺が野球中継見ながら責めるから、お前は動かない、声を出さないという勝負」
女としては男の言葉に反対したかった。
何よりこの体勢がキツイと言うのと、洋人形に包まれている分一回り大きくなっていて、スポーツバッグが締め付けてくるのだ。
だが、今は洋人形。
喋るわけにもいかず、動くのも嫌で。
「反対なしで、それじゃあ始めるぞ」
だが、女がどうするかと考えている間にも、男はそれを了承と取ったらしく。
不意に女の股間に埋め込んだ男根が振動を始めた。
『阿部打った、阿部打った!!これは大きい、入るか?』
テレビから野球中継の実況が聞こえてくる。
背中に再び重さが加わった。
-
『さぁ、九回裏、これを守りきれば巨人軍の勝利です』
「もう少しで終わりだから、逝っときなさい」
テレビの画面には九回裏、ノーランナー、ツーアウトと表示されている。
もう野球中継も終わりで、スポーツバッグは相変わらず揺れていて、しかし男はその事を指摘しない。
スポーツバッグに優しく声を掛けながら、リモコンのスイッチを強へと押し上げた。
途端に激しく揺れるスポーツバッグ。
よく聞くとウーウー唸っている。
『三振、最後はストレートで三振に仕留めました』
「おっ、終わった」
テレビから歓声が聞こえ、一瞬テレビへと視線を移す男。
呟いた瞬間、スポーツバッグからくぐもった悲鳴じみた喘ぎ声が聞こえた。
「やり過ぎたか?」
さっきまで揺れていたスポーツバッグが少しヘタレて動かなくなった。
-
チュンチュンという雀の鳴き声で目を覚ます女。
どうやら洋人形は脱がされており、ダッチワイフも脱いでいる。
見ればいつものパジャマ姿で、例の洋人形の乙女チックな部屋のベットに寝ていた。
さっぱりしている事から、気絶している間に風呂に入れられたみたいだ。
いまだ寝ぼけており、あ〜こんな山奥でも雀は居るんだ。というどうでもいい事をボンヤリと考えていた。
「おっ、起きたか…」
「うん、おはよう。今何時?」
「8時を過ぎたぐらいだな」
男が部屋へと入ってくる。
ボンヤリとした頭で挨拶をし、時間を尋ねた。
男が時間を答えた瞬間、女の頭は回転を始めた。
「ちょ、寝坊!!」
「あ〜、ゆっくりすればいいじゃん」
「そんな訳にいかないでしょ。一番お金賭けたんだからっ!!」
そういって女はパジャマを豪快に脱ぎ、箪笥からラバースーツを取り出した。
-
男の手にはリード。
その先にはやけに光沢、テカル二本足で歩く猫がいた。
女がラバースーツを着込んだ姿である。
「ほら、散歩行くぞ」
男はリードを無理やり引っ張る。
そのリードはラバー猫に繋がっており、猫はヨロヨロと男の後に続いた。
四日目のまだ朝と呼べる昼前の時間。
山の中腹ではあるが、夏に向かう時期であり、天気予報でも熱くなると言われていた。
男の恰好も半袖であり、少し汗を掻いている。
ラバー猫の全身を包む恰好ではあるが、素肌が露出している部分はない為、汗は掻いてはいなかった。
中ではヌルヌルとした感触であり、吐く息も熱気に包まれていたが。
呼吸穴である猫の鼻の部分に手を翳せば中の熱気と湿気が感じられる。
-
女は何時ものごとくダッチワイフを着込み、ただ何時もと違うのは目と口と鼻の部分がくりぬかれている所だ。
次にローションを体に垂らすと塗り広げていった。
もう一つラバースーツを着込む為である。
パックリと背中の開いたラバースーツに足から入れ、股間の部分を合わせてアナルに肉棒とは言えない太めの棒を挿入。
それはラバースーツに付けられており、肉棒でラバースーツが腰まで上げられていた。
手を丸めて腕を通し、男に言って顔を被せてもらう。
この時、鼻には短い管を。
口にはシュノーケルを改造して付けた呼吸口を咥えた。
背中のジッパーが上げられて、しかしまだ余裕がある。
チャックのすぐ横に空気を送り込む場所があり、そこに男は自転車の空気入れを装着。
空気を送り込んでいく。
「大丈夫か?」
男の問いかけに、少しオーバーに頭を振る。
猫のラバースーツは二重構造になっており、その間に空気を溜められるようになっていた。
送り込まれた空気は二枚目の猫の形をしたラバースーツを膨らませていく。
胸がやけに大きくなり、プルンと揺れる。
あちこち緩かったのがギチュギチュと音を立てて締まっていった。
男は最後に首輪をつけ、首の後ろのチャックの穴に首輪を通し、南京錠で鍵を掛けた。
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もし、イメージしずらいようでしたら、MIRAIDOかサエボーグで検索してください。
画像ありますから。
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毎日更新ありがとうございます!
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つ④
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男はリードをグイと引っ張る。
女が遠慮なく引っ張ってくれと事前に頼んでいたことでもあるが、男としては誰かに見られるのを防ぎたかった。
女の容姿が小学生でも通じてしまう上、今現在やっている事は犯罪としか見られない。
どう見ても小さな子を猫の姿をしたラバーに詰めて、無理やり歩かせているのだ。
ただ、ここが田舎の山の中腹。
しかも私有地であり、よっぽどでない限り他人がやってくることはないのだが。
「ここらでいいか?」
男の問いかけにラバー猫はコクンと頷いた。
-
ラバー猫の中で女は暑さにヘバッていた。
熱が逃げないのだ。
その上、少し膨らませ過ぎたのか、呼吸がし辛い。
自分から言い出した事なのだが、女は早く終わってと願っていた。
パンパンに膨れたゴムの中。
全身を締め付ける気持ちよさの中、無理やり引っ張られたリード。
キチュキチュと音がなるのが聞こえた。
女が持ち込んだ着ぐるみ群の中で唯一異彩なのが、この着ぐるみである。
自身で脱ぐことが出来ないのだ。
他のは追加で鍵をかけない限り苦労はするだろうが、脱げない事はない。
だが、今現在追加で鍵を掛けられているが、この着ぐるみだけは元々自身で脱げないのだ。
チャックの位置が背中側で、尻の上の辺りから上げられて、首元まである。
その上手は丸められ物を掴めない。
更には空気で膨らませられ、関節も動かしずらい。
-
「ここらでいいか?」
男の問いに一も二もなく飛びついた女。
男はリードを引っ張り、無造作に生えていた木にくくりつける。
ラバー猫が木に抱き着いた形で、手首を縄で結んだ。
「尻尾は尾骶骨の上に付けてんのか」
ニギニギと尻尾を握る男。
猫の尻尾はアナルに入れた為、不自然に下に下がると思っていた男であったが、マジマジと見ると、結構本格的だ。
男は気楽であったが、中の女は大変であった。
アナルに入れた肉棒は尻尾側と繋がっており、男が尻尾を握ったのに合わせて、肉棒が膨らんだり縮んだりした。
「そんなに我慢出来ないのか?」
そんな事は知らないとばかり、本当に知らない男は、ラバー猫がビクリと震えたのをおかしてほしいからと解釈。
デンマを取り出し、ラバー猫の股間へと後ろ側から股の下を通して当てた。
-
サエボーグのスーツも自分では脱げなさそうだったからなあ
つ④
-
『ウンムウゥゥゥゥゥ…』
呼吸口を咥えているせいであろう、女が吠えた。
腕は抱き着いた木の向こう側で縛られている為、強烈な快楽を取り除くことは出来ない。
少しでも逃れようと尻を振るも、まるでそれは男を誘っているかのようだった。
それどころか膨らんだ尻尾が揺れ、女のアナルを責める。
『ムヒィ、ムヒィ…』
女の声に鳴き声が混じり始める。
少し躊躇したが、男は一度デンマを離してみようかと手に力を込めた。
この時、デンマは股間の下を通して当てられていた。
女は快楽に耐えようと、太ももに力を込め閉じようとする。
空気で膨らんでいたその部分はガッチリとデンマを抑え込んでいた。
滑らないラバースーツだったため、ピクリとも動かない。
『アァァァァァァァ…』
男が焦りだした瞬間、女が絶叫しながら逝った。
-
逝ったことで気絶したのか、弛緩しデンマを挟み込んでいた太ももが左右へと開いた。
男は股間から一度下へと引き、デンマを抜いた。
目の前には木に凭れ掛かっているようにして気絶しているラバー猫。
大丈夫だろうかと男は考えるも、すぐにピクッと動き出した様子から大丈夫と判断した。
「気が付いた所で続きと行こうか?」
男の問いかけに、呼吸穴から荒い息を吐き出しつつコクンと頷いた。
それを確認した男は後ろからラバー猫に抱き着く。
木に押し付ける形となったラバー猫の胸をもみしだく。
男の手にはビーチボールを掴んでいるかのような感触。
だが、ラバー猫は感じているかのように体を揺すった。
-
男は先の失敗をしないようにデンマを前から股間へと当てる。
ラバー猫に密着している男にも、股間部分に当てたデンマの振動が感じられた。
膨らませている為振動が全身に伝わっているようだ。
ラバー猫の呼吸が聞こえる。
少々荒いが、小さく喘いでいるのが男にも分かった。
「わり、俺も限界」
男はここで台本とは違う行動をとる。
元々の打ち合わせでは、もう一回デンマで逝くだけであったが、抱き着いた時の振動は男の物も責めていた。
ズボンの上からでも分かる程勃起したそれ。
男はラバー猫に閉じ込められている女に断りをいれ、ポケットに入れっぱなししていたローションを手に取った。
ラバー猫の股間部分。
挿入できるように袋状になったそこへとローションを垂らした指を出し入れする。
-
ラバー猫は低く唸っている。
男に抗議している訳ではなく、ただ喘ぎ声がくぐもっているだけなのだ。
扇風機の前であ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁってやって遊んだことはないだろうか。
少し違うが、あれも声が拡散されて起きるものであり、ゴムに声の振動が散らされてそういった音が出たのだ。
『待って、まってぇ、もうダメ、逝く、いくぅぅぅ…』
だが、中にいる女は大変であった。
男はまだ二回目という認識であったが、実は気をやったのは十回近くになる。
上手く隠した女だったが、その遊び心が今の地獄を生み出していた。
デンマの振動が全身に伝わり、敏感な場所、そうじゃない場所関係なく責められている。
それどころか、その振動は尻尾から伝わり、アナル、中から女を責めていた。
その上で男に前も責められ、女は二桁の大台に乗った。
少しぐったりするラバー猫を木から引きはがすと、落ち葉の上へと寝かせた。
-
ラバー猫の股間の袋状になっている場所はローションでテカリ、ただの穴なのにエロい。
男はズボンを膝までおろし、自身の物に残っているローションを垂らした。
「入れるぞ?」
男はとりあえず声を掛けるも、返答を聞く前に挿入する。
女はエビの様に反る。
更に尻尾の下の辺りにもデンマを押し当てた。
-
つ④
-
「うおっ!?」
男は思わず声を上げた。
挿入した肉棒を求めて、女の秘部が挟み込み蠢く。
それをラバー越しに感じながら、ラバーを伝ってデンマの振動を感じられた。
それが何気に強い快楽となって男を責めているのだ。
ついつい、出してしまいそうになりながらも男は耐え、女を責めていく。
目の前に居るのは間抜けな顔をした小さな猫なのに、男には女が目の前に居るように感じられた。
それを後ろから責めており、女の見た目も合わさって背徳感が半端ない。
しかも今は女をラバーに閉じ込めて、その上で犯しているのだ。
普段よりも興奮して逝きそうになるのが早く感じられる。
「う、うぶぅぅぅぅぅぅ…!!」
「ぐっ、俺も…」
女は体を揺すりだし、男とタイミングを同じくして果てた。
-
すみません、あとはエピローグを書くだけなので、明日。
いっぺんに書き上げてしまいますね。
なので、きりのいいここで今日は切り上げます。
一話だけですみません。
それではお休みなさい。
-
おつー
たのしみだったよ!
-
「あ〜、終わっちゃったね」
「あと数回は此処に来るんだけどな」
女が壁紙を剥がしながら男に声を掛けた。
壁紙を剥がした下からはロッジの、丸太をならした壁が出てくる。
壁紙は百均で買ったシールタイプの物。
借りているだけの別荘だけに、後片付けを行わなければならない。
メルヘンと言うか、ヒラヒラフリフリに合わせた壁や天井が元の姿を取り戻していった。
男が言っているのは一回で持ち運べないもの。
家具や大物の荷物を後で数回に分けて取りに来なければいけない事だ。
少しさびしそうに女は天井からシャンデリア擬きを外した。
-
翌日、男の車の後部座席は荷物であふれていた。
家具や大物の荷物が無い状態でこれなのだ。
準備に時間を掛けたが、帰りには掛けられない為である。
「さってと、行くか」
男は後部座席に向かって声を掛けた。
助手席に女は居ない。
後部座席は荷物であふれており、人が座るスペース等ない。
では女は何処にいるのか。
車を数時間走らせ、自宅マンションの地下駐車場へと車を止めた。
男は、荷物を持てるだけ持ち、エレベーターへ。
数回に分けて家へと運び込む。
最後に荷物の下から出てきたトランクを持ち上げた。
『ウブッ…』
「もう少しだから声だすなよ」
トランクの中に聞こえるように、周りには聞こえないよう小声で注意する。
そう女は行きと同じくトランクに入っていたのだ。
結構な量を肩に担ぎ、トランクはゴロゴロと引いて。
「結構楽しかったな。また行こうか?」
男の独り言がエレベーター内に響いた。
終わり。
-
駄文失礼しました。
次の方どうぞ。
-
毎日の投稿は、結構キツイと思います。
良い作品ありがとうございました。
-
最後の一文が以下のようだったら、もっと良かった。
「男の『独り言』が、エレベーター内に響く。それに応え、トランクが小さく身を震わせた。取っ手を持つ男の手にだけ、それが伝わるように。」
-
「」内の末尾に句読点は不要な。
-
お疲れ様でした。すごく萌えました。
-
オマケ
「結構楽しかったな。また行こうか?」
女はトランクの中で男の独り言を聞いていた。
ゴロゴロという振動が女を責めており、少し朦朧とした意識であったが、男が存外楽しんでいた事を知る。
嬉しくなってトランクの中で笑みを浮かべた。
まだ声を出すわけにはいかない。
山の中ではなく、家とはいえ市街地の人通りが普通にある場所なのだ。
こういう時はマンションは不便だなぁと女は思いながら、トランクの中で快楽に浸っていた。
-
ガタガタと音がしてトランクが横に寝かされる。
玄関に寝かされたのだろう。
男がまずは荷物を置きに行った音がした。
「着いたから。もう少し待ってくれ」
女は頷く。
後、トランクの中で男には伝わらない事を思い出した。
もう部屋の中で別に声を出しても良かったが、女はやめておいた。
今の自分は人形なのだ。
男にこのスーツを脱がしてもらうまでは人形のままでいよう。
そう勝手に決めて、男が戻ってくるまでジッとしていた。
-
男はトランクの鍵を持ってリビングに居た。
玄関から運んできたトランクに鍵を差し込み、蓋を開ける。
中で胎児の様に丸まっていたピンクのウサギが起き上る。
顔はまるで能面と評したらいいだろうか。表情の無い面。
いや、うっすらと笑みを浮かべている。
リアルフィメールマスクを被っているのだ。
ピンクのウサギは子供用の顔出し着ぐるみ。
背中のチャックで脱ぐタイプで手足まで一体になっている。
小柄な女だからこそ着れた物。
男は女の背後に回り、そのチャックを下すと、後頭部の紐を解き始めた。
中から間抜けな顔をした幼い顔のダッチワイフが出てくる。
「ほら、風呂入ってこいよ」
「うん、わかった」
ダッチワイフのチャックも下して女に一声掛ける。
女も素直に頷き、風呂場へと向かった。
-
「うわっ、こんな穴が開いてる」
「まぁ、安物だったしな」
女は手に持ったダッチワイフの脇の下の部分から指を出し男に見せた。
男も少し困ったように、やはりと言った表情半々で答えた。
安物のダッチワイフを買ってきて、素人が改造したものである以上、ましてや出番の多かった物だけによくもったなと言った方が適切であろう。
荷物の片付けをしながら、女は男を見る。
「また行こっか?」
「そうだな。また行くか?」
女はエレベーター内で呟かれた男の質問に答えたのだが、男はそうとは気づかず、休みが取れたらなと適当に答えた。
もうと女は頬を膨らませる。
そんな女を見て男は焦る。
日常が其処にはあった。
オマケ終わり
-
お疲れ様です!
-
機ぐるみものが読みたかったけど、小さい着ぐるみとごちゃまぜにされたのはなあ…
別個に独立させて書いて欲しかった
-
女の子が、自分から望んで怪獣役者をやっている話(怪獣の着ぐるみに入っている話)を、読んでみたい気がする。
念のために言うと、デパートのショーなどではなく、怪獣映画かテレビのウルトラシリーズで。
-
書き手が一人しかいないんだから高望みしすぎるなよ相手の負担考えてやってくれ
ホント機ぐるみ期待してたんスけど…
-
混ぜてしまって、すみません。
-
全裸で怪獣の着ぐるみに入ることで、スターになった女の子、というのはどうだろう。
-
>>13
仕事で着ることになりもっと詳しく知りたいと思ったので、
ネットで検索したら。。。。。。
という展開はどうでしょう。
-
>>332-333
お前らが自分で考えて書けよ
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963氏が良いなら恩返ししようかしら
-
前963 984 985、333です。
また私のネタを採用いただき感謝しております。
ありがとうございます。
>> 334
>> 335
お騒がせしておりすみません。
何分文章に自信が無いので力をお借りしたいです。
-
グレートマン
日本最大級の遊園地「ワールドリーム」。
広大な園内に数々の人気アトラクションが贅沢に並ぶ。
その敷地内の一角にある「グレートマン」の常設ステージも子供連れの家族客で大いに賑わっていた。
ステージでは、子供達の夏休み期間中は毎日アクションショーが開催される。
そして今も――。
-
怪獣の太い腕がぎりぎりとグレートレディの細い首を締め上げる。
グレートレディは必死に抵抗するが、怪獣の力の前には全く歯が立たない様子だ。
いよいよグレートレディの最後かと思われたその時。
子供達の聞き慣れたBGMがステージに鳴り響く。
そしてスポットライトの先にグレートマンがお決まりのポーズで姿を見せると子供達の歓声が一気に会場を包み込んだ。
歓声に応えるようにグレートマンの素早い攻撃が怪獣にヒットする。
怪獣はたらまずグレートレディを離すと、野太い鳴き声を上げながら勢いよくステージの端の方まで派手に転がっていく。
その場に崩れるように倒れたグレートレディだが、グレートマンに優しく上半身を抱き起こされる。
お互いの目が合うとグレートレディがこくりと頷く。
それに応えるようにグレートマンも頷き返す。
そしてグレートレディを気遣いながらも再び怪獣と対峙するグレートマン。
起き上がった怪獣が、ステージの端の方から猛突進してくるが、これを軽くいなすと、ここからはグレートマンの独壇場となった。
グレートマンの目にも止まらぬ連続攻撃が怪獣を確実に追い詰めていく。
怪獣が大きく倒れると、グレートマンが大げさなポーズを取り始めた。
余韻を残すようにゆっくりと、だが力強い動きで。
-
子供達の目はグレートマンに釘付けで、必殺技の「グレート光線」が放たれるのを目を輝かせながら今か今かと心待ちにしている。
既に虫の息の怪獣は起き上がるのが精一杯で、ただただ流れに身を任せることしかできない。
そして番組でもおなじみの「グレート光線」が放たれた。
チカチカと目まぐるしく点滅する色鮮やかな照明。
それと同時に、怪獣(の後ろのセット)から火花が吹き上がり、ステージはスモークに包まれる。
怪獣は苦しげな鳴き声を上げながら苦しげにもがいている。
やがて、火花と照明が落ち着きスモークが晴れるとステージの中央にはグレートマンがグレートレディを力強く抱きかかえて立っている。
見事にグレートレディのピンチを救い、怪獣を退治したグレートマンに子供達から歓声と拍手が送られる。
グレートマンは優しくグレートレディをステージに降ろすとグレートレディはギュッとグレートマンに抱きついた。
番組本編でもグレートレディはグレートマンに恋心を抱いており積極的にアピールしているという設定なのだ。
ステージ上のグレートレディも、見ている方が恥ずかしくなるぐらいグレートマンにべたべたしている。
ショーの最後にグレートマンが子供達向けの締めのコメントを話している間はステージ後方から、恋する乙女のように両手を口許で握りながらじっとグレートマンを見守っているが、コメントが終わるとすぐにグレートマンに抱きついた。
そしてグレートレディがグレートマンにギュッと寄り添ったままステージ裏へと去っていく。
子供達にとっては、まさに番組の世界がそのまま目の前のステージで繰り広げられたことで大興奮だ。
子供達は口々にショーの話をしながら興奮冷めやらぬまま特設ステージを後にする。
-
さて、ここはステージ裏。
寄り添いながらステージから舞台裏へ退場した仲睦まじいグレートマンとグレートレディ。
だが、客席から見えない場所までくるとがらりと様子が変わる。
寄り添っていたグレートレディが突然グレートマンの股間を思い切り蹴り上げた。
「ぐ…うっ」
グレートマンのマスク越しに声にならない声が漏れる。
グレートマンは股間を押さえてその場にうずくまってしまう。
うずくまったグレートマンを置いて、すたすたと足早に控室に戻るグレートレディ。
その様子は先程までの恋する乙女らしさは微塵にも感じられない。
歩きながらグレートレディは自らグローブを外したが、グローブと袖口からぼたぼたと汗が滴り、コンクリートの無機質な廊下に点々と染みを残していった。
-
グレートレディは控室に入ると控えていたスタッフにグローブを預けた。
スタッフは「お疲れ様でした!」と元気よく受け取った。
手だけ人間になったグレートレディは次にブーツを脱いだ。
ブーツも同様にスタッフが受け取る。
汗でびっしょりのブーツを乾かすために逆さまにして専用のブーツ掛けに干す時には、ブーツの中から驚くほどの汗がばしゃりと床に流れ落ちた。
手足だけ人間のグレートレディは背中のファスナーを指さして、「早く開けなさい!」と叫んだ。
マスク越しなのでくぐもっているが女性の声なのがわかる。
近くにいたスタッフは慌ててグレートレディのファスナーを下げた。
グレートレディの背中がパックリと割れ、中から紅潮した汗だくの女性が上半身をのぞかせた。
女性の名前は新居 冴(あらい さえ)。
ウェットスーツ状のグレートレディの生地がキュッキュと乾いた音を立てながら、どんどんグレートレディから新居冴へと変わっていく。
グレートレディから出てきた冴は全身タイツを身にまとい、頭部も顔の部分だけがくり抜かれた形状の下面と呼ばれるタイツを被っている。
タイツも冴自身も、まるでその姿で一泳ぎしてきたようにびっしょりと濡れていた。
「ドリンク!早くしなさい!」
冴の鋭い言葉が控室に響き渡る。
裏方の専属スタッフが慌てた様子で冷蔵庫からドリンクを取り出し冴に差し出した。
抜け殻になったグレートレディを丁寧にハンガーに掛けると、冴は無言で奪うようにドリンクを受け取り一気に喉に流し込んだ。
下面からはみ出した髪の毛から次から次へと、ぽたぽたと汗がしたたり落ちて床に点々と染みを作っていく。
ハンガーに掛けられたグレートレディの抜け殻からも汗が点々と床に滴り落ちている。
-
しばらくすると控室のドアが開きグレートマンが少し前屈みな姿勢で入ってきた。
居合わせたスタッフ一同は、グレートマンの弱々しい姿とグレートレディと時間差で戻ってきたことから、何となく事を察っするのであった。
「私はね、グレートレディがグレートマンに恋してるって設定だからステージの上では仲良くしてあげてるの。勘違いするんじゃないわよ」
周りのスタッフ達は微妙な雰囲気になった控室で、苦い表情を浮かべながら黙々と各々の作業を続けている。
だが決してその光景を見ようとはしない。
むしろ冴の矛先が自分に向かないようにと背を向けるようにすらしている。
冴が控室奥の女性用更衣室に入ると、周りのスタッフが急いでグレートマンに駆け寄った。
グローブとブーツを脱がし背中のファスナーを開いて、テキパキとグレートマンを脱がせていく。
中からは、先程の冴以上に顔を真っ赤にした汗でびしょびしょの男性が出てきた。
男性の名前は原 達夫(はら たつお)。
-
「原君、大丈夫かい?」
スタッフの一人が気遣いながら声を掛ける。
「ええ……、新居先輩の仕打ちはいつものことなので。大丈夫です」
原は気丈に答えるが目には涙が浮かんでいる。
肉体的な痛みもあったが、それ以上に精神的な面で辛い思いを抱いていた。
原は必死に努力して裏方スタッフから怪獣役、怪獣役からライバル役、ライバル役から主役へと登り詰め、ついに子供達の憧れの眼差しを一身に浴びる存在になったのだ。
毎日欠かさずアクションの練習に励んだ。
自分の実力で主役の座を勝ち取ったという自負がある。
その思いを、自分よりも先輩という理由だけで踏みにじられるのだ。
ステージでは格好いいヒーローでも裏では不格好に床にひざまずく。
そんな現実が悔しくてたまらないのだった。
しかし、ヒーローショーを行うようなイベント会社は時代錯誤の体育会系気質が未だにまかり通っている。
いかに主役を演じようとも、後輩は先輩には逆らえない定めなのだ。
他のスタッフも多かれ少なかれ冴に酷い目に遭わされていたが、誰一人として逆らうことは出来なかった。
そして、スタッフの補助を受けながら、ようやくグレートマンを脱ぎ終わる原。
衣装の管理は裏方スタッフに任せて男性用更衣室へと姿を消した。
次に更衣室から出てきた時には原の目は真っ赤になっていた。
-
後日。
「喉が渇いた」
冴の鋭い声が室内に響く。
居合わせたスタッフが一斉に冴を見る。
冴の視線の先は原。
原は急いで控室の冷蔵庫からドリンクを取り出し「どうぞ」と差し出した。
冴はドリンクをちらりと見ると、
「別のものが飲みたいから、ちょっと買ってきて」
と面倒くさそうに言い捨てた。
また後日。
「ああ、疲れた。原、マッサージしてちょうだい」
控室に備え付けられた安っぽいベッドに俯せで寝る冴。
原が「どの辺りですか?」と尋ねると、
「全身よ、全身!」
と、鋭く原を睨み付ける。
肩の辺りから腰に掛けてマッサージする。
冴は気持ちよさそうに目を閉じているが、太ももの辺りのマッサージを始めると、
「ちょっと、どこ触ってるのよ」
と、怒鳴り、半ば条件反射のように原の顔面を思い切り蹴り飛ばす。
蹴られた勢いで床に倒れる原。
苦痛の表情を浮かべながら立ち上がった原の口元がうっすらと出血しているのに気付いた冴は、さすがに少しばつが悪い表情を浮かべて、
「あっ…、あんたが悪いんだからね」
そう言うと、逃げるように控室から出て行ってしまった。
-
――コンコン。
舞台監督室と書かれている部屋に乾いた音が響いた。
少し間を置いてガチャリとドアが開くと、中からサングラスを掛けた男性が姿を見せた。
「おや、原君。珍しいね。何のようだい?」
無言のまま床に視線を落としている原の様子を見てサングラスの男は、「まあ、中に入りなさい」と続けた。
部屋の中へ案内された原は、相変わらず無言のままだ。
サングラスの男が、椅子に座るように促したが原は無言で立ったままだったので、サングラスの男は肩をすくめると椅子に腰掛けた。
そして原が話し始めるのをじっと待った。
やがて原が重い口を開いた。
「監督。もう、みんな我慢の限界です」
サングラスの男は黙ったまま原の次の言葉を待つ。
「新居先輩の横暴には、これ以上は耐えられません」
しばし室内に沈黙が訪れる。
原が口をギュッと噛みしめているのを見てサングラスの男がようやく答える。
「原君。なるほど、君の言いたいことはわかったつもりだ。だがわたしは舞台監督だよ。舞台上の事に関してはわたしの演出に従ってもらうが、君が言いたいことはメンバー同士の問題だね?」
静かに頷く原を見て、サングラスの男が言葉を続ける。
「たしかにわたしが口を挟めば問題は解決できるかもしれない。だがそれだと根本的な解決にはならないだろうね。メンバーの問題はメンバー同士で解決しなさい。そうしないと本当の意味での解決にはならないよ」
原の頭の中で、サングラスの男の言葉が何度も繰返された。
沈黙したままの原を見て、サングラスの男はふうと息を吐き、
「君なら、たとえ今はわからなくてもいずれわたしの言葉の意味がわかるはずだ。さあ、もう戻りなさい」
舞台監督に促されると、原は仕方なく部屋を後にした。
-
翌日。
控室にやってきた原の周りを同僚のスタッフが取り囲んだ。
「原ちゃん、舞台監督に陳情したんだって?」
「でも、やっちまったな。どうやら冴様の耳にも入ったみたいだよ」
「いや、俺は原さんの勇気を尊敬しますよ」
口々に好き勝手な事を言う。
普段とは違う賑わいをみせる控室のドアが勢いよく開いた。
確認しなくても誰がやってきたのかわかった。
冴だ。
原の周りを取り囲んでいたスタッフ達は、まるで蜘蛛の子を散らすように各自の持ち場に戻り黙々と作業を始めた。
冴は原を睨み付けている。
「原。ずいぶんと面白いことをしてくれたみたいね」
甘い声で話しかける冴。
口許にはうっすらと笑みさえも浮かべているが、その目は原をきつく睨み付けたままだ。
原は少し戸惑ったが、勇気を振り絞って思いの丈を口にした。
「新居先輩の横暴にはみんなが迷惑しています」
冴の顔がみるみる怒りで赤く染まっていく。
「もっとみんなと仲良くして下さい。みんなで力を合わせたらもっと素晴らしいショーが……」
原は最後まで言い切ることができなかった。
冴の平手打ちが容赦なく原の顔面に叩きつけられたのだ。
冴の平手が二度、三度と原の顔を襲う。
だが、原はぶたれても真っ直ぐに冴を見て視線を外さない。
睨んでいるわけではない。
ただ、目で必死に訴えかけているのだ。
-
しかし、そんな原の毅然とした態度が冴にとっては余計に癪に触った。
平手打ちでは埒があかないと思った冴は、今度は原の足を思い切り踏みつける。
苦痛に顔を歪めながらも目で訴えかける原。
「何よ、その目は!」
怒りで顔を歪めた冴は思いきり怒鳴りつける。
その声は、周りのスタッフが萎縮してしまうほどだった。
「後輩のくせに生意気なのよ!」
冴の言い放った言葉が原の頭の中を何度も駆け巡る。
『後輩のくせに?』
社会において先輩・後輩、上司・部下、年上・年下という上下関係はあるだろう。
しかし、だからと言って個人の人権をないがしろにしても構わないというわけではない。
『コウハイノクセニ?』
それからしばらく、原は記憶が無かった。
一切の思考が停止したように頭の中がまっ白になり、ただ頭の中で『コウハイノクセニ』という言葉だけが支配した。
その後も、冴に暴力をふるわれ暴言を浴びせかけられたが原の記憶に残らなかったのは幸いだったのかもしれない。
意識がはっきり戻った頃には、原は更衣室にいた。
周りには誰もいない。
原は宙を見ながらぽつりと呟いた。
「このままではいけない……」
-
ある日、グレートマンショーに関わる全スタッフが集められミーティングが行われた。
サングラスを掛けた男がスタッフに手短に指示を伝える。
話の内容はこうだ。
夏休み期間中と言うこともあり、遊園地「ワールドリーム」の集客もピークに達しているという。
グレートマンショーにおいても同様で、「ショーのバリエーションを増やして欲しい」という要望が多数寄せられ、ワールドリーム側の意向により、新ストーリーのショーを追加することになったというのだ。
説明が一通り済むと、スタッフに新作の台本が配られた。
「新作ショーは一週間後から行う。あまり時間はないが各自、しっかりと自分に与えられた仕事をしっかりとこなしてほしい」
最後にサングラスの男がそう締めくくり解散した。
それから一週間、ワールドリーム閉園後にステージを使ってリハーサルが繰返された。
主役のグレートマンを演じる原にとっては幸いなことに、冴との絡みはほとんど無かった。
冒頭に登場する怪獣をグレートマンとグレートレディが力を合わせて退治すると、グレートレディは別の場所に現れた怪獣退治に向かうため、グレートレディの出番はこれで終わってしまう。
冴はステージ裏でグレートレディからこのショーの最後に登場するボス怪獣に着替え、出番を待つことになり、ラストの大一番でグレートマンと接戦を繰り広げることになる。
冴は、リハーサルといえども常に全力で、グレートレディのシーンはグレートレディとして、普段の高圧的な態度がまるで嘘のように原に恋心を抱く一人の女性のように振る舞う。
この場面だけを見れば、完全に原に惚れているように見えるが、最後の殺陣では仇敵のように睨み付け殺気立つ。
そして、リハーサルが終われば再び普段の鬼のような仕打ちが待っていた。
そんな怒濤の一週間が過ぎた。
-
今日から新作ショーが追加される。
ショー開始前の控室ではスタッフは思い思いに調整に入っている。
しっかりとストレッチをしている者、入念に段取りの確認をしている者、台本を見つめて何やらぶつぶつ呟いている者等々。
そんな中、原は何かを思い詰めた表情で、部屋の隅に腰を下ろしていた。
開演時間が刻々と迫り、いよいよショー開始直前になると各自、自分の持ち場に向かう。
アクターも裏方スタッフの補助を受け着ぐるみを着用していく。
補助と言っても基本的に背中のファスナーだけで、残りは手袋とブーツ程度なので、着用にはそれほど時間を要することなく着替えは終わる。
ほどなく、新作ショーが開演された。
禍々しい曲と共にステージに登場した怪獣。
大暴れしながら、そのままの勢いで客席に襲いかかろうとする、まさにその時。
グレートマンの登場曲が流れ、グレートマンとグレートレディが登場だ。
一気にテンションが上がる客席。
割れんばかりの声援の中、グレートマンとグレートレディの見事な連係攻撃で怪獣を追い詰め、ついには断末魔の叫びを上げながら退場する怪獣。
その後は台本にしたがって、順調にストーリーは進行していく。
連続して怪獣を撃退していき、登場した怪獣を全て撃退した。
これで終わりかと思われたその時、とうとう最後には禍々しい演出と共にひときわ大きな怪獣が登場した。
番組でもグレートマンを何度もピンチに追い詰めた怪獣のボス的存在で、子供達にも人気のある怪獣の一つだった。
このボスクラスの怪獣を冴が演じている。
冴はどちらかというと小柄な方だったが、怪獣の首元に覗き穴があり、冴の頭の上に怪獣の頭が乗っているようなデザインで、角や羽や尻尾などデザイン的にもゴテゴテとしているため、見た目ではむしろグレートマンよりも大きく存在感があった。
観客の子供達のテンションも一層高まり、グレートマンとボス怪獣との一騎打ちが始まった。
-
殺陣の段取りにしたがって、グレートマンもボス怪獣も一進一退の攻防を繰り広げる。
どちらに傾くかわからない勝利の行方に、子供達は不安を感じながら懸命にグレートマンを応援している。
徐々にボス怪獣が優勢になり、とうとうグレートマンが膝をついてしまう。
MCが会場を煽り、子供達がグレートマンに「がんばれー!!!」と声援を送る。
そして子供達の精一杯の声援を浴びて、グレートマンは立ち上がる。
声援が歓声へと変わるとグレートマンは客席に向けて大丈夫と言わんばかりに大きくポーズをとる。
そして、ここからグレートマンの反撃が始まろうとしていた。
この一連の進行は段取りどおりである。
ボス怪獣の中では、冴が滝のような汗を流しながら奮闘している。
角や羽、尻尾などの巨大なパーツは、外見上は凶悪さや凶暴さを演出するのに無くてはならないものだが、中の演者――この場合、冴にとっては体の動きを制限する負担にしかならない。
大柄な男性でも大変な労力のボス怪獣なので、小柄な冴にとっては、本当はボス怪獣を着て殺陣を繰り広げるだけでも相当な体力を必要とした。
だが殺陣も終盤である。
あとは子供達の声援により力を得たグレートマンとボス怪獣が数回攻防を繰りひろげ、最後に必殺技の「グレート光線」を浴びたボス怪獣が退場するという流れだ。
だが、しかし。
ここから先は段取りから大きく逸脱したものへとなるのであった。
グレートマンの中では、原はギュッと目を閉じて子供達の歓声を聞いていた。
そして、何か意を決したように目を見開いた。
原にとってはとても長い時間だったが、実際にはほんのわずかな出来事だった。
-
ほどなく、殺陣の最終のパートが始まった。
最初に異変に気付いたのは、冴を除くとステージ全体を見渡せる音響ブースのスタッフだった。
「あれ?段取りが少し違うんじゃないか?」
「……本当ですね。ステージで何かあってアドリブで対応しているのかもしれませんよ」
「そうだな。とりあえず俺達は音を合わせておくか」
殺陣の段取りが少し違ったものの、グレートマンとボス怪獣の動きに合わせて効果音を入れた。
グレートマンのパンチやキックが猛烈にボス怪獣に襲いかかる。
ボス怪獣はボディの素材がかなり厚めなので軽い衝撃なら全て吸収してしまうだろう。
裏を返せば、それだけの厚みの着ぐるみをまとい小柄な女性が必死にグレートマンと闘っていることになるわけだが……。
グレートマンの攻撃は、殺陣の段取りを無視して執拗にボス怪獣を攻め立てた。
そしてグレートマンの『本気の』連続攻撃を受けたボス怪獣は、それまでの怪獣っぽい大袈裟な倒れ方ではなく、本人の意に沿わないようなまるで本当に尻餅をつくような無様な格好で倒れ込んでしまった。
ボス怪獣の中では、冴は相当混乱していた。
(ちょ……ちょっと……どうなってるの?殺陣の段取りが違うじゃないの!?)
グレートマンは尻餅をついたボス怪獣に馬乗りに跨ると、容赦なくボス怪獣めがけてパンチを振り下ろした。
-
ボディやボス怪獣の顔にもパンチを振り下ろしたが、特にボス怪獣の首元に執拗にパンチを繰返す。
ボス怪獣の首元は、大人の事情で言うところの冴の頭部であり、覗き穴の関係上、他の部分と比べるとボディの素材も薄いため、ボス怪獣の本当のウィークポイントとも言える。
そこへ馬乗り状態でグレートマンのパンチが何度も炸裂する。
「いや、やめて!お願い!許して!」
ボス怪獣の間近にいるグレートマンには女性の悲鳴混じりの声が一瞬聞こえたが、派手なBGMと効果音にすぐにかき消された。
番組でも泥臭い殴り合いやリアルファイトを行うため、客の視点で見ると、特に違和感を感じることはない。
さんざん殴打されつつもようやくボス怪獣は何とか懸命に下からグレートマンを蹴り飛ばすことに成功し、まるで這うように半ば四つん這いになりながら舞台袖へ退場しようとする。
もう少しで退場というところで、グレートマンはボス怪獣の尻尾を掴むと勢いよくステージ中央まで引きずり戻す。
グレートマンは四つん這い状態のボス怪獣の頭部を掴み、強引に後方に引っ張り上げた。
冴にとっては頭を無理やり後方へ引っ張られるのだから起き上がるしかなかった。
が、起き上がったボス怪獣はグレートマンによって力一杯地面に叩きつけられる。
このようなことを何度か繰返すうちにボス怪獣の動きはどんどん鈍くなっていくのであった。
-
「……おい、どうするよ!?」
「どうするったって……」
客席の賑わいを尻目に、ステージ裏のスタッフ達の焦りは尋常ではなかった。
ステージ上でグレートマンとボス怪獣の戦いが続いている以上、音響スタッフや照明スタッフは、その動きに合わせてアドリブで対応している。
他の補助スタッフ達はあたふたと慌てふためいた。
ボス怪獣はもうほとんど動いていないように見える。
何とかしてステージを終わらせないと大変なことになる……。
誰もがそう感じていた。
気ばかりが焦るが一向によい案が浮かばない。
音響スタッフや照明スタッフも焦りを感じていた。
やがて強制的にショーを終わらせられそうなタイミングが訪れることになる。
-
グレートマンが無理やりボス怪獣を立ち上がらせるとボス怪獣から少し距離をとった。
次の瞬間、グレートマンは一気にボス怪獣に向かってダッシュをすると全体重を掛けて跳び蹴りをした。
ボス怪獣は重いボディにもかかわらずステージの端の方まで思い切り吹っ飛んだ。
観客は、まるでショーとは思えない迫力とグレートマンの活躍に大興奮の様子である。
グレートマンはボス怪獣を強引に立たせるが、ボス怪獣はぐったりとその場に倒れ込んだ。
それでもグレートマンは強引に担ぎ上げるように立たせると、そのまま舞台セットにボス怪獣をもたせかけた。
再びグレートマンがボス怪獣のボディから少し距離をとった。
もう一度、跳び蹴りをするつもりか!?
そう思った音響スタッフは強引に必殺技の「グレート光線」のBGMに差し替えた。
今度はグレートマンが音響に合わせる番だった。
ステージに流れてしまった演出を無視するわけにはいかないからだ。
ダッシュする姿勢から素早く必殺技のポーズに入る。
そして効果音と共にボス怪獣に向かって「グレート光線」を放った。
派手な音響と照明、そして普段よりも多めのスモークがステージを包み込んだ。
スモークが観客の視線を遮っている間に、裏方スタッフ数名がボス怪獣を引きずるように舞台裏に運び去った。
結果的に、普段よりも派手な演出になったおかげで観客もいつも以上に盛り上がった。
やがてスモークが晴れると舞台中央にグレートマンが堂々と立っている。
グレートマンも相当消耗している様子で、隠しようがないほど肩で息をしている。
それでも締めのコメントに合わせて大きく、力強く客席に語りかける。
そうしてショーは大盛況のうちに終演した。
-
そして舞台裏――。
グレートマンが舞台裏に退場するとすぐにボス怪獣の抜け殻が目に入った。
だが、そこには冴の姿はなかった。
控室まで戻ると、誰も原に声を掛けなかった。
今までの冴からの仕打ちも知っているとはいえ、先ほどのやりすぎた仕返しを目の当たりにして、掛ける言葉が見つからなかったのだ。
原は周囲からの差別的な視線を甘んじて受け止めた。
(そうさ、俺は子供じみた方法で仕返しをした。新居先輩がほとんど反抗できない状況でこちらが力に任せて一方的に暴力をふるったんだからな……。みんなが俺を軽蔑するのは仕方ないさ。だが後悔はしていない。もう……今日を限りにここを去ろう……)
少し感傷的になりつつ原が
「新居先輩はどこに?」
と誰にというわけでもなく周りのスタッフに尋ねる。
「医務室に運ばれたよ。今は監督が付き添ってる」
スタッフの一人がそう答えただけで、その後はやはり微妙な空気が控室を包んだ。
-
「……俺さ、見たんだよね。この間、帰りがけに忘れ物をしたのに気付いてここに戻って来たんだ。そしたら閉園して誰もいないはずのステージに電気がついてて……冴さんが一人で殺陣の練習をしてたんだよね」
スタッフがぽつりと独り言のように呟いた。
別のスタッフもそれに続く。
「俺は、冴様が一人で客席の掃除をしているのを見たことがあるな」
「そういう話なら。冴さんがみんなが帰った控室で一人、衣装の汚れを丁寧に拭き取ってメンテナンスをしているのを見たことがあるよ」
次々と冴の話が出てきた。
「冴さんってさ……、性格はアレだけどショーに関しては一切妥協がない人だったよな……」
「そうだな。……無事だったらいいけど……」
-
どれだけの時間が経っただろう。
他のスタッフはみんな帰ってしまい、原だけがポツンと控室に残された。
やがて意を決して医務室へ向かった。
医務室の前で深く息を吐くと丁寧にドアをノックした。
「どうぞ」
舞台監督の声が聞こえてきた。
ドアを開けると、ベッド横の椅子に腰を掛け、顔だけ原の方向を向いている。
相変わらずサングラスをかけたままで、その表情は読み取れない。
次に目に入ったのは冴の姿だった。
布団から出ている頭部や腕はアザだらけである。
そして原と目があった。
二人が対面したのを見て舞台監督がすかさず言葉を挟む。
「さっき意識が戻ってね。それまではずっと意識を失って眠っていたよ。どうやらショーの途中からの記憶がないみたいなんだ」
「えっ?」
-
驚く原を尻目に舞台監督は言葉を続けた。
「ショーの途中でセットが倒れて冴くんが下敷きになってしまっただろう?きみがボス怪獣に攻撃する風を装って冴くんを助け出さなかったら大変なことになっていたかもしれないね」
何のことだかさっぱりわからない原。
まるで狐につままれたようである。
冴は原から視線をそらして少し恥ずかしそうに、
「その……、ありがとう。原くん」
と呟くように言った。
「ありがとう? 原……くん?」
おうむ返しに呟く原。
「な……なによぅ? 私もさっき監督から事情を聴いて……あの……感謝してるのよ」
少し恥ずかしそうにチラリと原を見る。
アザだらけのためはっきりとはわからないが、少し赤面しているようにも見えた。
「というわけだ。あの時のきみの機転がなかったらショーは中止になっていただろうし、何よりも冴くんも無事では済まなかっただろう。わたしからも礼を言うよ。ありがとう、原くん」
「えっ、あっ……いや……」
「さあ、今日はもう遅い。きみはもう帰りなさい。冴くんはわたしが車で家まで送っていくから」
舞台監督の言葉は丁寧な口調だが、どこかしら有無を言わさない迫力があった。
舞台監督が原を医務室から送り出した時に、原にだけ聞こえるように小声で短く呟いた。
「今夜、電話するよ」
そして医務室のドアは静かに閉ざされた。
-
その晩、舞台監督から原に電話で伝えられた内容をまとめると以下のような内容だった。
ショー中のグレートマンのシナリオ進行を無視した暴走は一切無かった。
ショーはもともと撮影禁止なので、観客から暴露される確率は低い。
そのため、身内スタッフさえ口裏を合わせれば冴は事実を知ることはない。
冴の怪我については、舞台セットの事故によるものだと他のスタッフにも周知徹底させる。
冴は、怪我が回復するまでしばらく休養させる。
-
エピローグ
控室のドアが開く。
「おはよう、みんな!今日も元気に最高のショーをするわよ!」
冴の元気な声が響いた。
以前との変貌ぶりに、しばらくの間はスタッフ一同は目を白黒させたものだ。
しかし今では高圧的な態度がすっかり抜けて、元気で明るい女性になっていた。
あの一件から冴はすっかり人が変わってしまった。
そして人が変わってしまった者はもう一人いた。
その人物は、控室の一角で他のスタッフに背を向けるように黙々と準備をしている男性。
まるで他のスタッフを避けるような雰囲気が漂っており、他のスタッフも積極的に関わろうとはしていない様子だ。
それでもお構いなしにつかつかと冴が近付いてその男に話しかける。
「原くん。今日もよろしくね!」
冴の体に刻まれていたアザはすっかり消えて無くなっていた。
「はい、よろしくお願いします」
どこかしら元気のない原を心配するように冴は顔をのぞき込むが、原はそっと顔を背ける。
冴はさらに顔をのぞき込んでおどけてみせる。
冴の顔は少し赤く染まっていた。
その後、原を除くチームの雰囲気はとても良くなりショーのレベルもより一層高くなっていった。
やがて雑誌やテレビの取材も来るようになり、グレートマンショーの知名度や評判もどんどん高まり、ワールドリームの中でもトップクラスの人気ぶりを不動のものとするのであった。
そんな中でも原だけは、素直に喜ぶことは一度も無かったという。
原は、自分の犯した罪を胸に隠し、罪悪感を背負ったまま、その後の人生を歩むことになったのだった……。
おわり
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フェチ要素少ないけど
描写も物語展開も上手くて萌えた!
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高校時代、僕の隣の席の女の子は水泳部でした。
冬も温水には程遠い水温の室内プールで練習するため、ウエットスーツを着用。
昼休みも練習があり、放課後からももちろん練習があるのだが、着替えが面倒ということで、ウエットスーツの上からセーラー服を着て授業を受けていた。
そんな彼女のスカートから出ているウエットスーツの黒く光沢のある足が気になり、僕は授業に集中出来ない日を送っていました。
彼女は僕が隣の席から、彼女の足を見ていることに気づいたのでしょう。
彼女のスカートは、僕を挑発するように短くなっていきました。
当時はスカートの中がすごく気になりましたが、今考えればスカートの中は下着ではないので、なぜあの時興奮していたのかと思います。
そんな彼女との思い出は文化祭。
出し物でウルトラマンをしようと彼女が言い出した。
水泳部でお世話になっていた業者から、ウエットスーツが安く購入できるということで、ウルトラマン用と星人用の物を購入。
彼女の発案で、オリジナルの女ウルトラマンと地球を侵略する星人、それに星人が連れてきた怪獣を作ることに。
女ウルトラマンには彼女が、星人には僕、怪獣には身体のゴツいラグビー部の主将が入ることになった。
彼女は身長が170cm近くあり、ブーツを履くとさらに身長が高く主役として映えた。
小柄な僕はずる賢い星人に見えたと思います。
怪獣役もそれほど背が高くなかったので、女ウルトラマンを際立たせた。
音響や照明にもこだわり、近所の子どもたちも来て盛り上がり大成功だった。
印象に残っているのは、休憩時間にウルトラマンの上からセーラー服を着た彼女と一緒に星人の格好のまま近くのコンビニに買い物にいったこと。
コンビニにでは、子どもが目を白黒させて僕たちを見ていた。
そんな彼女は今僕の奥さんだ。
-
つい先日、奥さんから、ポーズを取るペプシマンの写真を見せられ、「どう?」と。
「なにが?」と問い返す。
「これ、私」
「*、マッチョなペプシマンが?」
僕には訳がわからなかった。
彼女が別の写真を出す。
確かに写っているのは彼女ともう1人女性が写っているのだが、合成写真のようにも見える。
そういえば駅前で、結構な期間キャンペーンをやっていた。
仕事帰りにほとんど毎日のように、コーラをもらったことを思い出した。
「あ! あれはお前?」
彼女は笑顔で頷く。
「なんで声をかけてくれなかったの?」と僕は彼女に言うと、先程の
写真を指差し「見て、首元からチューブ出てるでしょ、これが呼吸用になっていてペプシマンの時はこれを加えてるの、だから話せないのよ」と。
どうやって、マッチョのペプシマンになったの聞こうとした僕より先に彼女が話し始める。
「ペプシマンになって、各地へ行って欲しいと、頼まれちゃったんだけど行っていいかなぁ?」
「泊まりも時々あるだけど…」
申し訳なさそうに彼女が言う。
戸惑っている僕に彼女は「着替えるから、見て」彼女はそういうと、スーツケースを運んできた。
中から取り出したのは、マッチョなペプシマンの衣装。
駅前で見たときもそうだったが、背中にファスナーなどはない。
銀色に光るその衣装はすべてゴムでできているようで、首の部分も柔らかく伸縮性があった。
首の部分を広げると中はウレタン素材でマッチョが形成されていた。
ウレタン部分は背中が縦に割れていて、首の部分を大きく広げ身体を滑り込ませることで着用できることがわかった。
僕がその衣装を興味深く眺めている間に彼女は銀色の全身タイツに着替えていた。
顔までも覆われ、僕の後ろで立っている姿はまるでマネキンのようだった。
その姿に驚いている僕には構わず、ペプシマンの中へ彼女は身体を滑り込ませる。
手の部分も一体になっているがそうでない部分を仕上げていく。
まずは足元。
厚底の靴がブーツのようになっており、ひざ下まである。
靴を履くとペプシマンの衣装を捲り上げて、ブーツの上から被せる。
次は頭。
ウレタン素材でできた頭部は、目の部分だけくり抜かれ透明の板がはめ込まれて視界が確保されている。
その頭部にペプシマンの首から出ている呼吸用チューブを通す。
頭部を被る前に彼女は全身タイツの口元のファスナーを開き、呼吸用チューブを加えて頭部を装着。
最後に銀色のゴム製の肩辺りまであるマスクを被り、ペプシマンの首部分の衣装を捲りあげるようにして、きれいに中へと収める。
こうして目の前に僕だけのペプシマンが現れた。
-
まさか続きものだったとは!
つ④
-
当然なのだがペプシマンは、駅前にいたものと全く同じで小柄な僕を見下ろしていた。
ペプシマンは腰に手を当て、CMで観るようなポーズを取る。
僕はペプシマンの周りを一回りし、見事なまでにマッチョになった彼女をマジマジと見る。
「触ってみてもいい?」僕が話しかけると、返答はなく腰に手を当てたまま、大きく首を縦に振った。
ゴム製の身体は銀色の光沢を放ち、異質な存在であった。
一連の着替えを見ていたから、首や足のところの継ぎ目もわかるが、一見しただけでは全くわからない。
ましてや、中身が女性であるなんてだれも想像もできないだろう。
僕はペプシマンの体を触ってみた。足、腹、胸はゴムの感触で、中のウレタンが分厚いためか体温は感じられず、冷んやりしている。
頭部は目はもちろん耳も口も鼻もない。
彼女は呼吸用のチューブをくわえてマスクを被ったが、呼吸用の穴はどこにも見当たらない。
あっちこっち探してみたが、見つからなかった。
腰に当てたポーズを解いたペプシマンは動きだした。
ペンを持ち、紙に「今日はあなただけのペプシマンとして、働きます」と書いた。
僕は今までの一連のことに興奮して、喉が乾いていたので「飲み物が欲しい」とお願いした。
ペプシマンは腰に手を当て、大きく首を縦に振り、台所の方へと歩いていった。
僕はペプシコーラを持ってくるだろうと予想していたが、次の瞬間、声にならない叫び声が台所から響いてきた。
慌てて台所へ行くと、ペプシコーラを手に女の子座りをするペプシマン。
そのペプシマンが指す指の先にはゴキブリがいた。
古いマンションなので、ゴキブリはよく出る、その度に彼女は悲鳴を上げていた。
僕はいつものようにゴキブリを退治すると、彼女を立たせソファへと手を引いて行く。
その途中、ペプシマンの脇の下から荒い呼吸音が聞こえてきた。
ソファに座らせると、ペプシマンの片腕を軽くあげてみると、そこにはよく見ないわからない程の小さな穴が無数にあいていた。
僕はなるほどと思いながら、うなだれているペプシマンのマスクを取ってやった。
中から出てきた全身タイツに覆われた彼女の頭、目のところが涙だろうか、濡れて色が変わっていた。
少しして落ち着いた彼女が全身タイツから顔出して話し始める。
「冷蔵庫からペプシコーラを出したら、冷蔵庫の扉の上から黒いものが落ちてきたの」
「それは私の腕に乗り見たら、それはゴキブリ、払い落としたけど、気持ち悪くて座り込んで泣いてしまったの」と。
半ベソをかいた彼女は、ウエットティッシュでゴキブリの乗った辺りを入念に拭いている。
その姿はマッチョなゴツい銀色のボディに髪の長い顔の小さな女性というアンバラスな画であった。
ゴキブリで大騒ぎするあたり、やっぱり僕の奥さんだ。
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スーツアクターの映画か…最近の映像作品ではかどることが多いな
>>362
乙
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>>366
乙ー 脇の下に呼吸口を隠すアイディアは思いつかなかった。
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体温が感じられないほど厚いとか・・
人間離れした感じがたまらない。。
中の子もなんか素直っぽいし続編楽しみです。
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「ゴキブリのことがあるので、気持ち悪いから、着替える」
僕は彼女のその言葉に少しショックを受けた。
「今日はあなただけのペプシマンとして働きます」このことが僕の頭を巡っていた。
僕が落ち込んでるのを察した彼女は、僕に「別のに着替えるから、手伝って」
そう言って、スーツケースから別の衣装を取り出す。
同じ銀色ではあるが、ゴツゴツしていない。
「次に回るところから使用する衣装なの」と言いながら取り出した衣装はペプシマンの女性版、ペプシレディといったところか。
表面のゴムも中のウレタンも同じだが、ウレタンの形状も厚みも違う。
中に入る女性の体型を出るとこ出て、引っ込むところは引っ込んでとナイスボディにしてくれる。
そのため、腰のくびれ部分のウレタンはかなり薄くなっている。
彼女は全身タイツの頭を被り、ペプシレディのボディへと身体を滑り込ませる。
もともと細く作られているので、ペプシマンと違い着るのにも一苦労。
それでも着てみると、ペプシマンとは違い、比べものにならないぐらい動きやすいと彼女。
ペプシレディにはこの上からさらにゴムの服を着る。
レディなので、裸はどうかということで服が作製された。
服は2種類で色はもちろん銀色。
一つはミニの、フレアスカートのワンピースに足元は細く高いヒールのついたショートブーツで可愛さを演出、もう一つはミニスカートのボディコン風のワンピースに、同じく細く高いヒールのニーハイブーツで格好よくをコンセプトにしたと。
ワンピースは脇の呼吸穴を塞がないように、袖はない。
これらのワンピースを着るため、ペプシレディは先に頭部を装着する。
ペプシマンの頭部よりも細長く小さくなった頭部を彼女は呼吸用のチューブをくわえて、淡々と作業し装着。
僕はソファに服を並べただけで後はただその着替えを見ていた。
まずはフレアスカートタイプ、スカート部分から被るようにして着ていく。
肩の部分にもフリルがあしらわれ、可愛いのだが、豊満な胸が完全に隠れてしまう。
フレアのミニスカートは横に広がり、スカートの中が見えそうで、ペプシレディの股のところばかりが気になる。
立っているとスカートの中は見えないのだが、疲れたフリをしてソファに座ると、ペプシレディのスカートの中が丸見えだった。
なぜか僕のアソコは硬くなってきていた。
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まさかのペプシレディー
誰かこのシチュエーションうまくイラストにできる人いないかな・・
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実写で再現してメイキングもしてもらえたら。
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>>370
プリンプの人とか田代優さんとか
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>>372
実名あげてどうするんだよ
まさかやってくれなんて頼むのか阿呆
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彼女に気づかないようにアソコを隠す、幸いペプシレディはショートブーツを履くのに集中し、こちらには気づいていないようだった。
ショートブーツはブーツの底やヒール以外は全てゴム製でボディと一体感が出ていたが、ペプシマンの時のようにわからないくらいではなかった。
着替え終わった彼女は、喋る事ができないので、紙に「どう?」と。
僕は口頭で、「かわいいよ」と答える。
鏡に映る姿を見ながら、少し首をかしげている彼女に「もう、一つの方も着てみようよ」と促す。
僕はボディコンの方が気になっていた。
彼女は手でOKのサインを出すと、フレアのワンピースをひっくり返すようにして脱ぎ、ショートブーツも脱ぎ、リセット。
今度はブーツから、彼女はソファに座りブーツを履く。
ニーハイブーツもゴム製で、通常あるはずのファスナーはなく、ニーハイ部分が細くなっており、ゴムの伸縮のおかげでズレないで止まる。
ブーツを履き終わると、ソファに置いてあったボディコン衣装を持って立ち上がり、スカート部分から被るように着始める。
しかし、先ほどのフレアスカートタイプとは違い、かなり細く作られた衣装のせいなのか、ペプシレディの豊満な胸のせいなのか、くびれのところでつかえてしまった。
ボディコン衣装の胸の辺りにあるペプシマークの部分に、頭がくっきりと浮き彫りになっている。
顔が完全に衣装で塞がれているので、息ができるのか心配したが、呼吸穴が脇の下にあることをすぐに思い出した。
衣装により腕がバンザイの状態で彼女はなんとかしようと身体をくねらせるが、どうにもならない。
がんばってはいたが、疲れたのかソファに座る。
そして、突き出た腕が仕草で僕を呼んでいるのが、わかった。
その姿を見て、僕の悪戯心に火がついた。
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田代さんはケモナーだろ!いい加減にしろ!(白眼)
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むしろ青雨さんじゃない?
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こいつら全員死ねばいいのに
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他力本願。誰でもいいからフェチ心汲んでくれる人がいい
nakanokoのイラストとか好きだったんだけどな・・最近出してないよね。
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(むしろこれ渋に転載すれば向こうから来るんじゃね?)
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377
荒らすなよ
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そうだぞ。言うだけならタダなんだから。
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僕の…6
彼女は手伝ってもらうつもりだったのだろう。
しかし、僕はゴムの衣装で動きを制限された彼女を優しくソファに寝かせる。
そして、ペプシレディの股を弄り始めた。
始めは少し抵抗を見せたペプシレディもすぐに大人しくなり、脇のところから吐息が洩れはじめる。
僕がさらに攻めると、吐息は激しくなり、声も混じり始めた。
ソファに横になった身体は、棒のようになっているが、Gスポットに触れるたび、棒は曲がる。
頭の上へ突き出た手はギュッと握られ我慢している様子がみてとれた。
ペプシレディになっている関係で時間はかかったものの、最終的には「逝っちゃうぅぅ」と小さな声が聞こえた後は荒い呼吸の音だけが続いた。
僕はしばらくその様子を横で眺めていたが、少し苦しそうなので、座らせ、ボディコン衣装を着せてやった。
呼吸穴が小さいこともあり、しばらく苦しそうな呼吸を続ける彼女と僕は並んで座る。
彼女の呼吸が落ち着くまで、彼女の頭を僕の肩に持たれかけさせ、僕はペプシレディのピンと張られたミニスカートの先に出ている光沢のある太ももを優しく撫でる。
僕は高校時代のことを思い出していた。
あの頃とは違い見ているだけでなく触れている。
自分の奥さんということを改めて実感する。
少し落ち着いたペプシレディの手が僕の手を掴む。
そしてその手をミニスカート中へと誘導する。
ペプシマンの時と違い、ペプシレディの体温が伝わってくる。
僕の手は再び、彼女のアソコを弄り始めた。
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つ④
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再び脇の辺りから、吐息と声が。
先ほどと違いすぐに小さな喘ぎ声が洩れる。
ペプシレディはソファに横になると、マスクを外して欲しいという仕草を見せる。
僕はスカートの中を弄るのを中断して、マスクを外す。
マスクを外すと銀色の全身タイツの顔が現れる。
顔の辺りと髪のところでは色が違い、かなり汗をかいていることが分かった。
ペプシレディのマスクを外した彼女は、呼吸用のチューブも外し大きく呼吸する。
そして僕に抱きつき一緒にソファで横になる。
互いに強く抱擁したあと、口づけを交わしながら、僕の手はミニスカートの中を弄るのを再開した。
彼女の抱擁が強くなるとともに、喘ぎ声も大きくなる。
「逝っっちゃうぅぅ」
大きくクリアな声が部屋に響く。
しばらく、荒い呼吸を続ける彼女であったが、次第に落ち着いてくると彼女の手は僕のアソコを探す。
ズボンの中で、張り裂けんばかりに勃起したモノを彼女は撫で始める。
「私だけ気持ちよくなるのは不公平だから」
「立って」彼女の言葉に僕は従う。
彼女は僕のズボンを下ろし、大きくなったアソコを優しく撫でる、そして手でシゴキ始めた。
ペプシマンになった時から、勃ち始めていた僕のアソコ、ペプシレディと絡んでいる時にも噴き出しそうであったが、必死に耐えた。
しかし、直に触られてのシゴキに耐えようとすると、体がくの字に曲ってしまう。
そんな僕にとどめ、彼女が僕のアソコをくわえる。
柔な感触と気持ちよさに耐えきれずに、彼女の口の中へ発射してしまった。
僕のアソコは逝ってしまった後も、気持ちよさと目の前のセクシーなペプシレディの影響でまだしっかりと勃起したままであった。
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お互い気持ちよくなったところで、一旦ブレイク。
「簡単なご飯作るね」と言って、台所へ向かう。
全身タイツから顔は出しているが、体はペプシレディのままで。
ペプシレディにエプロン姿となんとも違和感のある格好で調理をする彼女。
その姿をカウンター越しで眺める。
目が合うと彼女は優しく微笑む。
ご飯を食べているとき、彼女の方から「頭と体があってなくて面白いでしょ」
僕が違和感のあるエプロン姿をジロジロ見ていたからだろうか。
彼女は続ける「ペプシマンの時も合間に休憩があり、水分補給するときはこのままだったから」
「女の子2人が、身体だけゴツくて違和感あるねぇ、っていつも言って笑ってたの」と。
僕はただ彼女の話を聞く。
もう、ペプシマンもペプシレディも僕に見せたので部屋着に着替えてもいいのに、着替えないのはあることをして欲しいから。
ドMの彼女にとっては、ペプシレディの姿で僕にして欲しいこと。
それは完全拘束、呼吸制御を加えて物のように扱われること。
以前から、全身ラバースーツに全頭マスク姿の彼女をミイラのようにラップで巻いていき、さらにその上からさらに黒いビニールテープをギチギチに巻いて、彼女がすっぽり収まるクッションに入れる。
そして少し硬めのクッションにもたれてテレビを見るなど物扱いしていた。
彼女にとっては、生きているのに物扱いされることが快感になっている。
また、締め付けられることでさらに興奮するそうだ。
彼女は自分を拘束して欲しいときは、事前に色々質問してくる。
そして、実行日には僕から事前調査していたコスプレ姿で、僕の帰りを迎えてくれる。
今回は違ったが、僕の気持ちも彼女の気持ちも同じところへ向かっている。
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最近、ラップとビニールテープの拘束にもマンネリ化してきていたので僕は彼女を喜ばせようとネットでいろいろ探していた。
そして見つけた、それはシュリンクパックという物。
透明のフィルムのような素材でパッキングしたい物を包む。
専用のドライヤーで、フィルムを熱するとみるみる縮んで物をラッピングする。
シュリンクパックはすでに手元にはあったが、なかなか使う機会がなかった。
熱を加えるので、裸やラバースーツでは彼女に火傷を負わせかねない。
シュリンクパックをするために顔や手、足もすべて覆い尽くす、ウエットスーツを考えていたが、果たして注文して作ってもらえるのかという不安、仮に作ってもらえても、用途を聞かれると答えられないと思い、諦めていた。
そんな僕にチャンスが訪れた。
ペプシレディなら、肌の露出もなければ、体を覆っている部分も厚めに作られている。
そして何より銀色の体がフィルムに包まれれば、銀色がより映えると思った。
僕は早速準備にとりかかる。
彼女にはまだ教えていなかったので、フィルムとドライヤーに目を丸くして僕を見る彼女。
僕は彼女に「ペプシレディになって」と声をかける。
彼女は全身タイツのマスク、ペプシレディのマスクを器用に被り準備する。
シュリンクパックは縮むが、僕の期待は膨らんだ。
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規制・削除依頼を承りました
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シュリンクパックの扱いに慣れていないので、まずはいつものミイラのように直立でフィルムの上に寝てもらう。
背中側を継ぎ目にし、フィルムを溶かし接着していく。
大きな継ぎ目が完了すると今度はペプシレディを全体的に包み込むように接着。
これだけでは開口の無い袋に入れただけである。
ここからが、シュリンクパックの見せ場。
足元からドライヤーでフィルムを熱する。
すると、柔らかかったフィルムが硬くなり、収縮する。
ペプシレディの足はすぐにギチギチに締め付けられていく。
フィルムを熱するのをそのまま顔の方へ上げていく。
体の横にあった手は形をそのままに締め付ける。
大きな胸も綺麗な形を残しつつ締め付け続ける。
彼女もどうなっているのか分からず、怖がり首を振るが構わず頭までラッピングした。
店に並んでいるフィギュアの様にラッピングされたペプシレディ。
全く動けない、その中には僕の奥さんが入っている。
「パリ、パリ」動こうとしているのかフィルムが軋む。
しかし、全く動けない。
「パリ、パリパリ」
「パリパリパリ」
フィルムの音が連続的になってきた。
僕は彼女が動こうともがいていると思っていたが、そうではなかった。
顔に呼吸穴が無いので、遠慮なくピッタリと顔をラッピングしたのだが、脇の呼吸穴のことをすっかり忘れていた。
呼吸の全くできなくなった彼女は、必死に体を動かし、そのことを伝えようとしたのだが、実際には体は全くといっていいほど、動けていなかった。
そのことにようやく気づいた僕は、ラッピングを解く。
硬くピンと張ったフィルムは、一旦破れると簡単に外れた。
そんな僕の失敗にも彼女は怒ることなく、シュリンクパックを使った別の拘束を提案してきた。
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その提案とは、ペプシレディがポーズを取り、立った姿勢で固まること。
僕もポーズをとって固めることには賛成だったが、やはりそうなるとペプシマンの方がいい。
彼女にそれを伝えると「ゴキブリが…」と。
「仕事でまた使うものだし、僕がきれいに拭くから」というと、仕方なく彼女は承諾してくれた。
僕がペプシマンの衣装を拭いている間、汗をかいた全身タイツを着替えると部屋を出て行った。
僕がペプシマンの衣装を丁寧に拭いて、しばらく経って彼女が部屋へと戻ってきた。
その姿は全身銀色のラバースーツ。
顔の部分は目のところはよく見ないとわからないような小さな穴があいていて、口のところはおちょぼ口のような穴が一つあいている。
「どうしたの?」僕は彼女に尋ねる。
彼女はおちょぼ口からしゃべりにくそうに、「買ったの」
「一度、着てみたくて」と。
僕はこの時は知らなかったのだが、ラバースーツの下にタイマー式のローターを仕込んでいた。
ペプシマンを着せ終わった時にローターが動き出した。
マッチョなペプシマンが内股になり、中腰になる。
そのまま女の子座りになり、前かがみになりジッとしている。
僕は彼女の体調が悪いのか、心配になり声をかけた。
少しして彼女は何事もなかったようにスッと立ち上がった。
そして、シュリンクパックをしてくれと言わんばかりにポーズを取る。
僕は足元から、部分的にパッキングしていく。
当然、腰に手を当て大きくあいた脇にはラッピングはしない。
上手く固めることのできたペプシマンを見て満足する僕の耳に微かにバイブの音が聞こえてきた。
携帯かと確認するが、そうではない。
バイブの音ともにペプシマンの脇の辺りから、「うぅぅぅぅ」と彼女の声が。
ペプシマンをラッピングしたシュリンクパックからも「パリ、パリ」と音がする。
バイブ音が止まると、脇の辺りからは荒い呼吸が聞こえる。
鈍い僕にもどうなっているかは理解できた。
僕の心配も知らずに、彼女だけ楽しんでいるのでお仕置きすることにした。
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ベランダにダンボールを敷き、固まったペプシマンを担ぎ出す。
見たにはマッチョで重そうにみえるが、中身は細身の女性。
簡単に持ち上がる。
外に出し人目に晒す。
マンションの近くには電車も走っている。
見た目には実物大のペプシマン人形にしか見えないが、中にはローターを仕込んだラバースーツを着た女性が入っている。
僕はお仕置きのつもりだったのだが、彼女にとっては見られていることで、さらに興奮したとのことだった(後日談)。
僕は部屋うちからペプシマンを眺める。
ラッピングされ、外に出されたペプシマンはやたらと、揺れていた。
一度、止まったあとは肩で息をしているのが、わかるほどであった。
二度目に揺れ始めた時は、倒れそうなほどだったので、怪我をしかねないと思い、部屋の中へ戻した。
リビングへペプシマンが戻ってきたとき、部屋のチャイムが鳴った。
当然、僕が対応。
扉を開けると僕の友人が立っていた。
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友人は近くに来たからと言っているが、やたらと部屋の中へ入りたがる。
そして、止めきれなくなった僕は友人の侵入を許してしまった。
リビングにはラッピングされたペプシマンがいる。
動くことのできない彼女は隠れることもできず、ただテレビの横に立っている。
友人はリビングに入ると驚いた様子もなく、ペプシマンに近づく。
そして「電車から見えたんだ、これ」と、ペプシマンに触ろうとする。
僕は慌てて友人が触ろうとするのを止める。
不満気な友人に「嫁さんの仕事の関係で使うものだから」と強引な言い訳をして触るのをやめさせた。
友人をソファに座らせ、気をそらすためにテレビをつける。
その時、ローターのスイッチが入ったのだろう。
突然、「パリ」っと音がした。
僕は変な汗が出てくる。
一番焦っているのは、ペプシマンの中の彼女だろう。
彼女から当然友人が見えている。
こんな状況で声を出して動く訳にはいかず、間隔をあけ「パリ」とだけ聞こえてくる音が、中で必死に堪えている彼女の様子を伝えてくれる。
友人はペプシマンから音がすることを気にはしていない。
僕は機転を利かせ、電話のがかかってきた振りをして話をする。
それが終わると友人に今から用事が有り、出て行かなければならないことを伝え帰ってもらうことに。
友人は納得いかない様子であったが、すんなりと帰ってくれた。
友人を玄関まで見送る。
リビングに戻る途中、大きな音がした。
慌て戻ると床に、ペプシマンがうつ伏せで倒れていた。
当然、受身を取ることなく、手は腰に当てたまま。
倒れたことで痛がっている様子のないことは脇から洩れてくる声でわかった。
この後、ラッピングを解いて頭だけ出した彼女の髪はびっしょりと濡れ、顔は紅潮していた。
2人で一時はどうなるかと思ったと、先ほどのことを振り返り、大笑いをした。
翌日、僕は営業である駅で降りて、客先へと歩き出す、前からペプシコーラのラッピングをした車が僕とすれ違う。
中にはペプシマンとペプシレディ。
助手席のペプシレディが僕に手を振った。
中身が2人とも女性のペプシマン、ペプシレディがあなたの街にも来るかもしれません。
駄文失礼致しました。
別の話を書いていたのですが、ゼンタイスレッド7.5着目の投稿された中に、ペプシマンが踊る動画があり、女性がペプシマンに扮していたら萌えるかもという思いつきで書いたので、ストーリーがまとまりませんでした。
読んで頂きありがとうございました。
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乙ー
面白かったよ!! ベランダにペプシマンが飾ってあったら、アメコミ好きの人なら万難を排して部屋に侵入する
気持ちはわからないでもないw 漏れもプ●キュアバスタオルを干していたら、見知らぬ幼児にドアを叩かれたことがあるw
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ASJ ――スフィンクス編――
アート・スタジオ・ジャパン、通称ASJ。
ASJは、国内においてトップ3に数えられる敷地面積と集客力を誇る雄大なテーマパークである。
その広大なパーク内は、いくつものエリアに分けられており、芸術的なセンスが随所に光るアトラクション施設が建ち並ぶ。
そこで行われるアトラクションやショーのクオリティは、施設の外観にも決して劣らないほどの高いレベルを有しており若者を中心に人気が高い。
そして今回の物語の舞台はここ、エジプトエリア。
およそ半年ほど前までは今とはまったく違うテーマのエリアだったが、ASJの中では今ひとつ集客力が伸びなかったためにテコ入れとしてテーマを一新し、今ではすっかりエジプトを連想させるエリアへと姿を変えた。
エジプトエリアに一歩足を踏み入れると、そこは砂漠を思わせるような黄色い乾いた砂が一面に敷き詰められており、いくつかのピラミッドが目に入る。
そして、それらの中央にはメイン施設となる巨大ピラミッドが建っている。
巨大ピラミッドのすぐ隣には通称『オアシス』と呼ばれる池のような親水施設があり、日差しの強い夏の日には、多くの子供連れで賑わうように設計されている。
メイン施設の巨大ピラミッド内部は立体迷路になっており、行く手を妨げるいくつものトラップが仕掛けられている。
全国から腕に覚えのある猛者達が挑戦しにやって来るが、巨大ピラミッドはことごとくそれらを追い返した。
『脱出率1%以下!』というコンセプトに相応しい容赦ない難易度が逆に話題を呼び、今ではすっかり定番のアトラクションとなっている。
そんなエジプトエリアだが、ASJにはアトラクション以外にも目玉があった。
クオリティの高い着ぐるみキャラクターの存在だ。
一般ウケするようなかわいらしい造形ではなく、あくまでもテーマの雰囲気を盛り上げるのを第一に考えられたリアルな造形。
ASJではエリア毎に、それらの着ぐるみキャラクター達が定期的に登場し、来場者と触れ合ったり写真撮影をしたり等、自由にふれあえることでも評価されていた。
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『キャラクター控室』
そう書かれた部屋でシフト表を確認したスタッフが、
「次はスフィンクスです。そろそろ準備お願いします」
と声を掛けた。
「はーい」
「わかりました」
返事をした二人のキャストスタッフは、言われるまでもないとばかりに既に上下共にスポーツ用のロングのタイツ姿になっている。
ここで簡単にその二人を紹介してみることにする。
まず一人目。
下井戸 大輔(しもいど だいすけ)、男性、19歳。
高校生の頃からASJでキャストのアルバイトをしていたが、高校を卒業と同時にASJの専属キャストとして働いている。
身長は170cmほど、運動神経抜群で、その鍛え上げられた体は、筋肉によってギュッと引き締められている。
どちらかと言うとイケメンで女性スタッフからの人気も高い。
次に二人目。
上野 留美(うえの るみ)、女性、36歳。
一流大学を卒業後、ASJに就職。
当初は経理部で働いていたが、後に本人の希望によりエンターテイメント部へ転属された。
身長は145cmに満たないほどの、小柄で細身なシルエット。
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二人は手際よく準備に取りかかる。
留美は、腰から上だけの肌タイツを着る。
背中にはファスナーなど無く、Tシャツのような感覚で腰の部分から頭を入れて着用していく。
そして顔の部分と手首から先だけが露出した留美が完成した。
腰から下は先ほどと変わらずスポーツ用のロングタイツのままだ。
豊満な胸が一際目を引くが、留美自身はほとんど真っ平らなので、これはほとんど詐欺と言ってもいいぐらいの偽乳ということになる。
「見て見てー」
嬉しそうに言いながら姿見の前でユサユサと作り物の胸を上下に揺らす。
作り物の胸の質感は素晴らしく、プルンプルンとリアルに揺れている。
「もう、毎回毎回……。何をしてるんですか」
大輔は頭部のないライオンの衣装を手にしながら答える。
声の感じからすると完全に呆れている様子だ。
そしてライオンの頭部に当たる部分からズボンをはくように下半身をすっぽりと中に入れ、自分の足をライオンの後ろ足に入れると内部の固定バンドで足を固定する。
下半身だけライオンの状態でその場に両膝を付くと、
「はい、いいですよ」
と留美に声を掛ける。
大輔は慣れた具合で、近寄った留美を肩車にして担ぎ上げた。
留美を肩に乗せたまま、大輔は残りのライオンの皮をグイと上に引っ張り上げる。
肩車されている留美は自分の腰の部分とライオンの頭部に当たる部分を引き合わせる。
一見するだけではわからないが上半身と下半身のそれぞれに、内側に隠れるように対になるファスナーが仕込まれており、それによって上半身と下半身が合わさるようになっている。
上半身と下半身が合わさるとファスナーは元のとおり、よほど注意深く見ないとわからないようにきれいにその存在を消してしまった。
留美の腰から下はライオンのボディにすっぽりと収まっている。
肩車状態のまま、留美が補助スタッフからマスクを受け取る。
ライオンを女性っぽく擬人化したような独特のマスクは前後に少し開くと留美の頭部をその中に隠した。
マスク内部の左右の金具を器用にパチン、パチンと留めると急にスフィンクスっぽさが現われた。
次に補助スタッフが持ち上げた翼の空洞になっている部分に左右の腕をすっぽりと通した。
その翼は留美の肩口からスフィンクスの尻尾の辺りまで伸びている大きなものだ。
こうして直立のスフィンクスが出来上がった。
-
「OKよー」
上からくぐもった留美の声が聞こえると、ライオンの前足がモゾモゾと動いた。
ライオンの前足は少し上げ底になっており、大輔は内部の固定具を握る。
そして大輔自身が四つん這いのような格好に姿勢を直すと、見た目はすっかりスフィンクスのそれになっていた。
ぐるりとスフィンクスの周りを一周し確認した補助スタッフが「大丈夫ですね。それでは行きましょう」と声を掛けると、スフィンクスは軽く翼を上げて応えた。
そして、スフィンクスは一歩一歩確認するようにゆっくりと歩き始める。
のし……のし……。
ゆっくりと力強くスフィンクスが巨大ピラミッドの入り口に姿を現した。
スフィンクスが登場するとたちまち、その周りに人だかりができた。
基本的にスフィンクスは動き回らず、来場者の方から近寄ってふれあうことになる。
動き回らず、というよりも正確に言うと動きにくい構造をしているため、それを逆手にとって細かく動き回らない落ち着いたキャラクターという設定にしているのだ。
来場者の方も慣れたもので、スフィンクスが特に動かなくても翼を掴んで握手をしたり、寄り添って写真撮影したりと各々で勝手に楽しんでいる様子である。
このエジプトエリアがオープンしたのはおよそ半年前。
その頃は、留美も大輔も操演自体には何の不安もなかったが、新しいキャラクターに加えてペアでの操演という初めての経験、特に大輔は特異な姿勢を維持する必要があり、エリアオープン当初は連日筋肉痛に襲われた。
しかし、人間の順応性というものは素晴らしいもので、半年も経つとすっかりスフィンクスが板に付き、今では停止中なら後ろ足と前足一本でもバランスを取れるまでになっていた。
上半身担当の留美も最初の頃は少しフラフラとすることもあったが、半年の間にバランス感覚も鍛えられ、ふらつくこともほとんど無くなった。
こうした二人の変化はバランス感覚だけではなかった。
-
ある日、スフィンクスがグリーティングを行っている時の話――。
スフィンクスの下半身のライオンの中では、大輔は四つん這いで留美を肩車している。
大輔の頭を左右から挟むように留美の太ももが密着し、首筋のすぐ後ろには留美の女性の部分が存在するのだ。
スフィンクスはその構造上、上半身は下半身ほどの体力が必要なわけではなかったが、それでも両腕で大きな翼を操作しなければいけなかったし、比較的小型のマスクは多かれ少なかれ呼吸を妨げることは間違いない。
夏本番はまだまだこれからという季節だったが、それでも砂漠を再現したエリアゆえに日陰もなく、日差しは容赦なくスフィンクスを照りつける。
スフィンクスの上半身は留美だけの世界だったが、下半身はそうではなかった。
下半身のライオンの中は、二人分の体温により熱せられ、二人の汗で蒸れ、二人の汗の臭いが充満した。
留美の呼吸音までは聞こえなかったが、後頭部に密着している留美のお腹の動きによって激しい息づかいが大輔に伝わってくる。
上半身の肌タイツが吸収しきれなかった留美の汗は、そのまま下にいる大輔の体を伝う。
そんな特異な閉ざされた二人だけの空間において、まだ若い大輔の心はあまりにも未熟だった。
留美とは、ほとんど倍近い年齢差で、正直なところ容姿は大輔の好みから完全に外れていた。
留美には失礼な話だが、恋愛対象として見たことは一度もない。
だからこそ、留美とのペアでも特に問題なく業務をこなせるはずだった。
しかし実際には、狭い空間に閉じ込められた二人の体は密着し、留美の息づかいを肌で感じ、留美から流れる汗を受け、女性の汗の臭いをかいでいる間にどうしても体の奥からこみ上げる衝動が抑えられなくなっていった。
最初は、大輔のほんの出来心から始まった。
魔が差したとしか言いようがない衝動的な行動……。
-
グリーティング中にほんの僅かの間だったが、客足が途絶えた瞬間があった。
大輔は後ろ足と前足一本でバランスを取ると、余った片腕をためらうことなく前足から引き抜いた。
もちろん傍から見た目には何ら変わった様子は無い。
大輔は下半身のライオンの中、自由になった腕で留美のお尻に軽く触れた。
驚くほど柔らかな感触が大輔の手に残る。
やってしまった!
大輔はそう思った。
一方で留美は、あり得ないはずの感触に少し疑問を抱いたが瞬間的なことだったので気のせいだと思いスフィンクスの上半身で居続ける。
そんな留美の思い過ごしもあったので、もしかすると、その時ならまだ後戻りできたのかもしれない。
しかし、大輔はいけない気持ちよりも自分の欲望が勝り、気持ちを抑えることができなくなっていた。
再び留美のお尻に触れ、ゆっくりと撫でた。
留美がピクリと反応したのが大輔に伝わった。
しかし、どうしても腕の動きを止めることはできなかった。
やがて大輔の手は留美の大切な場所を求めてタイツの上を滑っていく。
手探りのため少し迷ったが、ある場所に触れた時、今度は先ほどよりも大きく留美の体がビクンと動いたのがわかった。
それでも大輔は愛撫を続けた。
しばらくすると留美の両太ももが、大輔の頭をキューッと挟み込んだ。
大輔の上でバランスを取りながらスフィンクスの上半身として振る舞いつつ、その両腕は今は大きな翼になっているため抗うこともできない。
それが、その時にできる留美の精一杯の抵抗だったのかもしれない。
太ももで頭を挟まれ苦しくなり、無理な姿勢のため腕も疲れてきたので愛撫を止め、再び通常どおり四本足でしっかりバランスを取る姿勢に戻った。
かなり荒くなった留美の呼吸が大輔に伝わった。
自分の行為によって留美が明らかに反応していることに大輔は興奮した。
その後しばらく、留美の太ももがモジモジと動いては止まり、動いては止まりを繰り返したが、次第にそれは落ち着いていった。
-
グリーティングが終わり控室に戻る従業員通路を歩いている途中、大輔は後悔の念に駆られていた。
自分の過ちを素直に謝るべきだ。
頭ではわかっている。
しかし、どれだけ謝罪の言葉を探そうとも自分の欲情に飲まれた結果である。
謝罪の言葉も思い付かず、ましてや言い訳など到底考えられなかった。
衣装を脱いだ時、きっと怒られる。
ASJも辞めさせられるだろうし、もしかしたら警察沙汰になるかもしれない。
そんなことが頭の中をグルグルと回りながら、とうとう控室に着いてしまった。
控室に入ると四つ足で歩いていたスフィンクスはおもむろに後ろ足だけで立ち上がった。
そして補助スタッフが大きな翼を丁寧に掴み抜き取ると、久し振りに留美の腕が現われた。
肩口から手首にかけて、肌タイツは汗で完全に色が変わっている。
自由になった腕でマスクの隙間から内側に指先を入れ少し動かしたかと思うと、すぐにマスクが前後に開く。
マスクはそのまま補助スタッフに手渡した。
汗だくの手で、汗だくの顔を拭う。
その時の留美の顔には普段以上に汗が流れていたが、それに気付く者はいなかった。
そして上半身と下半身をつないでいるファスナーを外す。
汗を吸って重くなった下半身のライオンが鈍い音と共に床に落ちる。
大輔は、本当は今にもどこかに逃げ出したい気持ちでいっぱいだったが、ギリギリのところで踏ん張り何とか冷静を装っている。
とりあえず、まずは衣装を脱ぐのが先だと思った大輔は、肩の上の留美を降ろすと固定している足のバンドを取り外す。
大輔は自分の汗に加えて、留美の汗も浴びているので留美以上に汗だくで体中が火照っている。
汗でびっしょりな姿のままだったが、とりあえず留美に謝罪をしなければという思いでいっぱいだった。
泣きそうになりながら、
「留美さん、さっきは……」
と言いかけたところを、留美が「待て」と言わんばかりに手で遮り、大輔の頭を引き寄せると「みんなには内緒にしといてあげる」と耳打ちした。
予想外の言葉と、何とか最悪の事態を免れたという安堵の気持ちで、まるで魂が抜かたようになった大輔を尻目に、留美は普段どおりの様子で別のスタッフと雑談を始めた。
大輔の耳には、耳打ちした時の留美の熱い吐息がしばらく残り、やがて消えた。
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その後も、留美は本当に何事もなかったかのように普段どおりの留美であり続けた。
いや、本当はただ一つ変わったことがあったのだが、それは大輔しか知ることがなかった。
例の一件を内緒にする替わりに、留美が持ちかけた秘密の取り引きがあったのだ……。
太陽が青い空に高く昇り、じりじりと砂漠に照りつける。
ピラミッドの入り口付近にはスフィンクスの姿が見られる。
今もたくさんの来場者を相手にふれあい、写真を撮り、時には翼を大きく開いてその存在をアピールする。
そんな折り、留美は人目にはわからないように太ももで大輔の頭をキュッと軽く挟んだ。
すると大輔は、片腕を前足から抜いて留美の大切な部分に触れ、撫で回し始める。
大輔による愛撫が続くと、留美の呼吸はどんどん激しくなっていく。
やがて、今度は二度、留美の太ももが大輔の頭をキュッキュッと挟んだ。
大輔の手は一度留美の大切な部分から離れたかのように思えたが、今度は留美のタイツの隙間から手を滑り込ませ、直接、女性の部分に触れた。
時には優しく撫で、時には激しく指を動かす。
そのうち次第に大輔の手にはベッタリとした粘り気に包まれていく。
来場者と触れ合っている真っ最中にスフィンクスの上半身として落ち着き払い操演しつつも、下半身は一人の女性として、求め、感じているという状況に留美自身が倒錯的な快楽を覚え、より一層興奮し、ますます大輔の手を粘り気で包むのであった。
下半身のライオンの中には汗以外の臭いも混ざった何とも言えない臭いが充満した。
決して良い臭いではなかったが大輔は嫌な気持ちはしなかった。
やがて補助スタッフが退場の合図を送ると、客足が途切れた瞬間を見計らって、ゆっくりとスフィンクスは従業員専用扉へと姿を消してしまう。
ある頃から、留美と大輔の汗の量は増し、傍から見てもわかるほどに二人は体力を消耗していった。
他のスタッフはスフィンクスの操演には大変な労力が必要なんだろうと想像し二人をたいへん労ったという。
おわり
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4円。GJ。良かったよー。
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乙ー
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よかったよ。
読みやすい文章ですね、リスペクト。
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http://blackcherryss.jugem.jp/
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市場調査を兼ねて。
①販売部配属の男女同期ふたりが、上司命令で着ぐるみイベント駆り出された話
② ①の続き、上司命令で翌週は地方出張にいくお話
③イベント特急に乗り合わせたら、終点までの30分間、ウルトラの母が健気にグリーティングしてるのを見させられた話し
④着ぐるみ介助者物語
⑤急募、着ぐるみ耐久試験のアルバイト募集の話
⑥マネキンドッキリ、ウルトラの母が急に襲われる
⑦無人島着ぐるみ生活、脱がずにいれたら100万円
⑧ビジネスホテル(シングル)着ぐるみ付き、宿泊レポート
⑨時間よ止まれ、ウルトラヒーローショー
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下げわすれましたま申し訳ありません。
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朝10時前、多くのパチンコ店が隣接する中、一際長い行列のできている店がある。
お目当てはパチンコではなく、着ぐるみ。
玉お君とメダルちゃんと握手をすること。
パチンコの人は玉お君に、パチスロの人はメダルちゃんと握手すると勝てるという。
実際、握手して勝ったという人は数知れず。
メダルちゃんは全身がゴールドで、頭と体の部分がメダルのように丸く平たくなっている。
体の部分のメダルからは腕と足が飛び出ている。
メダルの厚みを足の太さに合わせているため、体の凹凸がメダルから浮き出ている。
特に胸とお尻が印象的だ。
頭の部分も顔が浮き出ているのだが、中の人の顔の凹凸はなく、玉子のようになっている。
そんなメダルちゃんの肌はゴムでできている。
手には肘まであるゴールドのエナメルグローブ。
足は膝上まであるこれもゴールドのエナメルニーハイブーツ。
メダルちゃんのメダルから浮き出た体は作り物だと分かっていても触りたくなるほど、セクシーであった。
メダルちゃんについては動きからも中身は女の子であることはすぐにわかる。
気になってしょうがないのは、玉お君。
少し大きめのビーチボールから腕だけが出ている。
転がらない様に、玉お君の下には平たい円筒があるだけ。
下に体や足はない、人が入っているとは到底思えない。
初めて見たときはただの人形かロボットかと思ったが、握手をすると両手で優しく勝てるよう思いを込めて握手してくれた。
自分の番が終わり、横で見ていたがたまに握手をした相手に手を振ったりもしていた。
それは相手が見えているかのような動きだった。
握手会は20分程で終了。
その後、パチンコをするが玉お君が気になり集中できない割には負けることはなかった。
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ある時いつもは握手した後、この店では打たず別の店へと行っていたが、いつも勝たせてもらっているので、感謝も込めてこの店で打つことにした。
(好きな台がないので今まで打ったことがなかった)
いつものように握手をし、玉お君のことが頭から離れないまま、打っていた。
通常、周りなどは見ないで、台しか見てないのだが、この日は1人の女子店員が目に入った。
一際、小柄だったせいなのか。
彼女は自分と視線が合うと笑顔になった。
そして近づいてきて、「いつもありがとうございます」と言ってそのまま行ってしまった。
「いつも?」この言葉が頭から離れず、握手したのに初めて負けてしまった。
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超乙です。
玉お君の中身気になる 超小柄な女の子が頑張って入っているのかな…
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乙ー
実は風船太郎君状態で着ているとか<玉お君
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それからしばらくして、握手するとパチンコが勝てるという噂が広がりテレビで特集された。
たまたま、テレビをつけたとき偶然にもやっていた。
玉お君とメダルちゃんの握手シーンや握手をして勝った人のインタビューで終わるのかと思いきや、裏側も公開の文字がテレビ画面右上に。
CMがあけて、女性レポーターの横にメダルちゃん、そして足元に玉お君の姿が。
女性レポーターがメダルちゃんと握手をしたあと、頭部の玉子のように浮き出た顔とおぼしき部分にマイクを当て、インタビューを始める。
レポーター「私が見えますか?」
メダルちゃんが篭もった声で「はっきりとは見えていませんが、ある程度見えています」
その声は女性だった。
レポーターが覗き込む。
「こちらからは顔は見えませんねぇ。」
メダルちゃんが「表面のゴムは薄くて透けてるんですが、玉子のような部分がミラーになっているので、中は見えません」
「それに私自身、黒いゴムの全身タイツを着ているので、顔は全く見えなくなっているんです」
レポーターが続ける「苦しくないんですか?」
メダルちゃん「少し苦しいです」
「頭のてっぺんのファスナーの隙間が大きめに作られていて、その隙間から呼吸しているんです」
メダルちゃんがお辞儀をするようにカメラに頭のてっぺんを見せる。
言われてみれば隙間が大きいように見える。
しかし、ファスナーのツマミは見当たらなかった。
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④
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レポーターはメダルちゃんに「玉お君はロボットか何かですか?」と質問。
するとメダルちゃんの足元で、じっとしていた玉お君が手をバタバタさせ、玉お君の中から篭もった声で「私にもインタビューして下さい」
その声も女性の声で、メダルちゃんよりも高い声だった。
玉お君を置き物程度にしか思っていなかったレポーターはかなり驚いていた。
しかし、すぐに切り替えて腰を低くし玉お君と握手をした。
そしてインタビューへ。
丸い玉に腕が突き出ただけの玉お君。
レポーターも視聴者も聞きたいことは一つ。
「どうやって中に入ってるんですか?」
篭もった声で玉お君が答える。
「私、体が柔らかいので足を頭の後ろで組んで体を丸めて、玉お君になってるんです」
その説明を聞いて一堂納得したのだろう。
「あぁぁぁ」という声と共に、カメラも縦に揺れていた。
しかし、いまいち納得していないレポーターが玉お君をこの場で脱いで欲しいと交渉を始める。
誰もがレポーターにいいぞと声援を送っただろう。
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玉お君の中の女性は、悩んでいるようでなかなか返事をしなかったが、レポーターの押しに負けてついには承諾、脱ぐことになった。
玉お君はゴールドのエナメルグローブを脱ぐと、その腕を玉の中へ収める。
補助の男性スタッフが玉お君を覆っている表面のゴムを外すと、半球がミラーになった玉が現れた。
間もなくカチッ、カチッという音がして玉が半分に割れる。
そして玉の中には黒いゴムの塊。
よく見ると手前にお尻、奥に顔らしきものが見えるが、全身タイツに覆われているために顔は分からない。
恥ずかしいポーズから足を外して出てくるが、長時間にわたり玉お君の中に収まっていたので、足が痺れているようですぐには立てないでいた。
ようやく立ち上がった彼女はかなり小柄だった。
もしかして、あの子?
レポーターが「顔を見せて頂けますか?」というと、彼女は背中のファスナーを自分で開けて顔出した。
玉お君の中に入っていた女の子の名前は美優。
出てきた美優の笑顔は、あの時自分に向けられたものと同じであった。
顔を出した美優にレポーターがインタビューする。
「あの態勢はキツくないですか?」
彼女は「キツいので、よく入れて30分くらいです」と。
それで握手会は20分でいつも打ち切られていたのかと納得した。
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立っているのも辛そうな美優を座らせて「今度はメダルちゃんにも脱いでもらいましょう」とレポーターの振りに脱がざるを得なくなったメダルちゃん。
1人では脱ぐことのできないメダルちゃんの補助にスタッフが再び登場。
スタッフがメダルちゃんの頭のてっぺんのファスナーを開ける。
メダルちゃん自身もエナメルのグローブを脱ぎ、続いてニーハイブーツも脱ぐ。
ゴールドのゴムタイツに覆われた全身が露わになる。
頭のてっぺんの開いたところへスタッフが手を入れて大きく開く。
そして頭部と胴体部分の区切りのところまで脱がせると、前面がミラーになっている頭部が現れた。
胴体部分を脱ぐにはメダルちゃん自身の協力も得て、ようやく脱ぐことができた。
ここまでの作業でスタッフは結構な汗をかいていた。
足の部分はメダルちゃん自身で脱ぐ。
ゴールドの足のゴムの皮を脱ぐと、黒いゴムの足が現れる。
スタッフは汗だくになりながら、中の人をメダルちゃんで挟むように止めている金具を外していく。
こうして外れたメダルちゃんの中からは黒いゴム人間が現れた。
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レポーターが「顔を見せて頂けますか」とお願いする。
メダルちゃんの中の人は、躊躇するような仕草をみせるが、スタッフが彼女の後ろにまわりファスナーを開ける。
そして、渋々といった感じで顔出した。
彼女は普段、フロアーリーダーをしている真由美。
髪はまとめ、スーツ姿のスタッフ。
一度見たことはあったが近寄り難いオーラを放っていた。
レポーターがインタビューをする。
「脱着は玉お君よりたいへんですね」
「そ、そ、そうですね」
いつものビシッとした感じではなく、顔を赤らめ恥ずかしそうに対応する。
続けて「私の発案なので」と自信なさ気に語尾の声が小さくなっている。
あまり話してもらえなさそうな雰囲気を感じ取ったレポーターがまとめて終了となった。
次の日から玉お君とメダルちゃんとの握手の行列が長くなったのは、ゆうまでもない。
おわり
駄文におつきあい頂きありがとうございました。
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乙ー 面白かったよー。
玉お君の発想には脱帽だったわw
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今回の作品は、前回の『ASJ ――スフィンクス編――』と同じ舞台です。
「1/13」は前回と一緒なので、スフィンクス編を読んだ方は2/13から読み進めて下さい。
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ASJ ――クレオパトラ編――
アート・スタジオ・ジャパン、通称ASJ。
ASJは、国内においてトップ3に数えられる敷地面積と集客力を誇る雄大なテーマパークである。
その広大なパーク内は、いくつものエリアに分けられており、芸術的なセンスが随所に光るアトラクション施設が建ち並ぶ。
そこで行われるアトラクションやショーのクオリティは、施設の外観にも決して劣らないほどの高いレベルを有しており若者を中心に人気が高い。
そして今回の物語の舞台はここ、エジプトエリア。
ここは半年ほど前までは今とはまったく違うテーマのエリアだったが、ASJの中では今ひとつ集客力が伸びなかったためにテコ入れとしてテーマを一新し、今ではすっかりエジプトを連想させるエリアへと姿を変えた。
エジプトエリアに一歩足を踏み入れると、そこは砂漠を思わせるような黄色い乾いた砂が一面に敷き詰められており、いくつかのピラミッドが目に入る。
そして、それらの中央にはメイン施設となる巨大ピラミッドが建っている。
巨大ピラミッドのすぐ隣には通称『オアシス』と呼ばれる池のような親水施設があり、日差しの強い夏の日には、多くの子供連れで賑わうように設計されている。
メイン施設の巨大ピラミッド内部は立体迷路になっており、行く手を妨げるいくつものトラップが仕掛けられている。
全国から腕に覚えのある猛者達が挑戦しにやって来るが、巨大ピラミッドはことごとくそれらを追い返した。
『脱出率1%以下!』というコンセプトに相応しい容赦ない難易度が逆に話題を呼び、今ではすっかり定番のアトラクションとなっている。
そんなエジプトエリアだが、ASJにはアトラクション以外にも目玉があった。
クオリティの高い着ぐるみキャラクターの存在だ。
一般ウケするようなかわいらしい造形ではなく、あくまでもテーマの雰囲気を盛り上げるのを第一に考えられた造形。
ASJではエリア毎に、それらの着ぐるみキャラクター達が定期的に登場し、来場者と触れ合ったり写真撮影をしたり等、自由にふれあえることでも評価されていた。
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『キャラクター控室』
そう書かれた部屋でシフト表を確認したスタッフが、
「次はクレオパトラです。そろそろ準備お願いします」
と声を掛けた。
「はい」と応えたのは一人の女性。
彼女の名は暮尾 葉都子(くれお はとこ)。
現在24歳、身長はおよそ165cmほど。
地元の短大を主席で卒業後、それまでキャラクター操演に関する経験が一切無い状態にもかかわらずASJのキャラクターキャストのオーディションを受けて見事に一発合格。
頭脳明晰、容姿端麗、スポーツ万能という好条件が揃い、ASJ側は顔出しのキャストやダンサーになるよう何度も説得しているが本人にその気はなく、決して人前に顔が出ることがない影の存在であるキャラクターキャストとして働いている。
葉都子は控室内の女性用更衣室に入ると、しばらく後に全身タイツに着替えて出てきた。
顔と手だけが露出しているが、他は完全に無地の黒色のタイツに包まれている。
美しい長髪がまとめられているのだろう、後頭部だけがぽこりと盛り上がっているのが妙に目立つ。
全身タイツになったことにより露わになる見事なボディラインが美しい。
「はぁぁぁ、相変わらず羨ましいプロポーションですぅ」
全身タイツ姿を眺めて羨望のため息を漏らしたのは補助スタッフの佐保 乙女(さほ おとめ)。
葉都子よりも1つ年下で、葉都子にとてもよく懐いている。
高校生の頃からアルバイトで補助スタッフとして働いているが、その間にキャラクター操演にも興味が湧き、これまでに何度かキャラクターオーディションを受けたが結果は不合格が続いている、というのは本人の談。
補助スタッフは本来なら担当のキャラなど決まっておらず、その時々の出演に応じて複数のキャラクターを受け持つことが多いのだが、エジプトエリアがオープンしてからというもの、どういう訳かまるで葉都子の専属スタッフのようにペアでシフトが組まれている。
頻繁に補助スタッフが変わるよりも常に同じスタッフの方が何かと安心できるので葉都子にとっては嬉しい限りであった。
「もう、乙女ちゃん。恥ずかしいからジロジロ見ないでよ」
「えー、いいじゃないですかー」
他愛もない会話をしながら、乙女は葉都子が衣装を着るのを見守る。
ASJのエンターテイメント部では、着付けに関しては本人だけでは着用が難しい部分だけをスタッフが補助し、それ以外は全て本人が着用するのが慣例となっている。
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クレオパトラの衣装は、大きく分けるとマスク、肌タイツ、装飾品の3つという単純な構造だった。
顔だけが丸くくり抜かれた肌タイツを着用すると顔だけ葉都子の裸のクレオパトラができあがり、その後に、服や靴、アクセサリー類といった装飾品を身に付け、最後にマスクを被ることで着替えは完了する。
これだけだと一般的な装着方法に思えるが、クレオパトラに関してはどうやらASJ側が他のキャラクターよりも力を入れているらしく、特別の構造を持った衣装に仕上がっていた。
肌タイツは一見すると何の変哲もない普通のものだが、気品溢れるクレオパトラに汗染みができてしまっては美しさに欠けるという理由から、肌タイツの内側は吸汗性や透湿性が一切無いラテックス素材になっている。
しかもご丁寧にファスナーも特注品で、タイツ内部の汗が外へ流れ出ない特別仕様のコンシールファスナーが使われている。
この二重構造の肌タイツのおかげでクレオパトラはどんなに暑い日でも肌に汗染みが浮かぶことは一切無かった。
そのため、葉都子の体から流れた汗はどんどんタイツ内部に溜まってしまうのだが……。
さらにマスクも特注品である。
エジプトエリアオープンに先駆けてあらかじめ葉都子の顔型を抜き取っており、その型をもとにジャストフィットするように造られた、まさに葉都子のためだけに造られたマスクだ。
外見はクレオパトラの美貌を前面に押し出した、クールビューティーな超美人風なデザイン。
対して、マスクの内側には華やかさはなく、ほぼ全面に吸湿素材が取り付けられており、顔から流れ出た汗を強力に吸い取るようにできている機能性を第一に考えられた造り。
そんな特注マスクは前半分がFRP、後ろ半分が強力なゴムでできており、後頭部のゴムを広げながら頭を入れることで着用することができる。
後頭部のゴムは、着用後にはクレオパトラ自身の長い黒髪で完全に覆われるので人目に付くことはない。
マスクには特に固定具のようなものは無かったが、被ってしまうと葉都子の顎がマスクに引っかかり後ろから強力なゴムによって押さえつけられるために本人が外そうと思わないかぎり、むしろ外しにくい構造だといえる。
両目の覗き穴や呼吸用の鼻の穴には、ほとんど目立たないぐらいの小さな穴が僅かに開いているだけだったが、マスク内部は葉都子の顔がほとんど密着するほど近い状態で固定されるため、じゅうぶんにその役割を果たしていた。
葉都子は肌タイツの内部のラテックスを傷付けないように丁寧に少しずつ着用し始める。
あらかじめ全身タイツを着ているため、肌にはり付いて着用を邪魔するということは少ないが、それでも普通の肌タイツを着るのと比べるとかなりの時間を要する。
つま先から少しずつたぐり上げるように足、腰、腕、頭と順に肌タイツに通した。
背中に手を回すと特注品のファスナーを手探りで掴み、腰の辺りから後頭部までゆっくりと引き上げた。
豊満な胸や見事なまでのプロポーションは衣装によるものではなく、すべて葉都子自身によるものだった。
「綺麗……」
小さく呟いた乙女は、うっとりと心を奪われている。
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次に服、靴、アクセサリーといった装飾品を身に付けていく。
最後に葉都子自身の手でマスクを被るのだが、後頭部のゴムが非常に強力で女性の力では目一杯頑張っても少ししか広げることはできなかった。
そのため、マスクを着脱する時は葉都子の鼻はマスクに押しつぶされてしまうのだが、その時だけの辛抱だし、むしろ、一度被ってしまえばピッタリとフィットして脱げ落ちる心配がないので操演するにおいてとても安心感があったので、これに関しては特に不満を口にすることは無かった。
マスクを被ることでクレオパトラへと変わった葉都子は、乙女に向き直り軽くお辞儀をする。
その仕草はとても優雅で、既にキャラクターになりきっている様子であった。
クレオパトラの周りをぐるりと一周し衣装の着付けに問題がないことを確認した乙女はギュッとクレオパトラに抱きつき、「今日もバッチリきまってますよ。それでは出発しましょう」と言って出演の合図をすると、クレオパトラは軽く頷き二人は控室を後にした。
グリーティングは主に巨大ピラミッドの入り口付近を中心に行うことになっており、そこへクレオパトラが登場すると周りはすぐに人でいっぱいになった。
数ある登場キャラクターの中でもクレオパトラの人気はトップレベルで、出演する度に来場者らによって常に取り囲まれる状態が続く。
そのため、葉都子にとってはグリーティングを行うというよりも、もみくちゃにされる感覚に近いものがあった。
中には人混みに紛れてお尻や胸に触れる者もいたが、少々のことならクレオパトラは一向に気にする様子もなく、高貴なクレオパトラであり続けた。
そんな事件の最たるものが、つい先日あった。
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それは男子中学生の修学旅行生の集団が来場した時のことだった。
男子中学生は2〜3人程度ならまだまだ大人しいものだが、6〜7人のグループともなるといささか暴走気味になり手が付けられなくなる。
その時も、グリーティング中のクレオパトラを取り囲んで大声で騒いでいた。
「おい、知ってるか? こういう着ぐるみって中身は大抵おっさんなんだぜ」
「本当かよ? すごい胸してるけど?」
「ああ、それ全部作り物だって。おい、触ってみろよ」
大きな声でワイワイと騒いでいたが、エスカレートした中学生の一人がクレオパトラの胸をギュッと掴んだ。
「おおーっ、柔らかい。本物みたいじゃね?」
「マジかよ? 俺も俺も」
もしも来場者が行きすぎた行動をした場合、大事になる前に止めるのも補助スタッフの仕事だった。
しかし、その時の乙女は事の次第を見てはいたが、無線でその様子を連絡するだけで男子中学生達を止める事はなかった。
男子中学生集団の羽目を外した行動を前にしても、クレオパトラは少しもひるむことは無かった。
クレオパトラは胸を揉んでいる男子中学生の手を振り払うどころか、その手を優しく握ると服の隙間から胸元に手を入れ自らの胸に誘導した。
驚いたのは男子中学生の方だった。
(え? 女の人!?)
肌タイツ越しとはいえ、直接触れたことによって葉都子の胸の柔らかさと、こもった熱と、激しい呼吸が手の平から男子中学生に伝わった。
「ちょっ……何すんだよ! 自分からやられると逆に冷めたし……。おい、もう行こうぜ!」
顔を真っ赤にしながら男子中学生は逃げるようにクレオパトラの元を離れた。
一人が去ったことをきっかけに残りの集団もそれに従った。
男子中学生達の背中に丁寧に手を振ると、その後も、クレオパトラは何事もなかったように落ち着き払った様子でグリーティングを続けた。
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グリーティングを終えて控室に戻ると、クレオパトラはおもむろに後頭部と顎に指を押し込みグッと力を込めた。
ようやく僅かにできた隙間から頭を抜くのだが、例によって葉都子の鼻は押しつぶされて真っ赤になっている。
マスク内部は吸湿素材が貼られているため汗が滴るようなことは無かったが、その分ずしりと重みを増しており、マスクを受け取った乙女には葉都子の苦労の様子が感じ取れた。
乙女はマスクの内側を丁寧に拭きながら話しかける。
「さっきは驚きましたよ。わたしなんてどうしようかオロオロしてたのに」
「私の方こそ心配で……。乙女ちゃん、助けてくれないんだもん。もう泣きそうだったわよ」
そう応えた葉都子は、まるで怖いものでも思い出したように少し涙目になる。
「え? 全然そんな風には見えませんでしたよ。すごく堂々としてましたし」
「それはクレオパトラとして気丈に振る舞っていただけで……本当は心臓がはり裂けそうなぐらい心細くて、たくさんの男の子達に囲まれて怖かったのよ」
葉都子の様子はとても嘘をついているようには見えなかった。
「でも……、いたずらした子の手を自分の胸に……」
「ああ、それは咄嗟に思ったの。あのぐらいの男の子は多感な時期だから、逆に私の方から積極的にアプローチした方が周りの目を気にして恥ずかしくなって離れてくれるかなぁ、って」
「なるほど。葉都子さんの作戦勝ちですね」
葉都子の機転に乙女は内心舌を巻いた。
話をしながら服や靴、アクセサリーを外し終わると、再び顔だけが葉都子の裸のクレオパトラになった。
唯一露出している顔は汗でびっしょりと濡れており、熱によって紅潮している。
特別仕様の肌タイツは、マスクで覆われていた部分は汗ですっかり色が変わっていたが首から下は見事なまでに着た時と何一つ変わらない状態が保たれていた。
葉都子はその姿のまま女性更衣室に向かい、自分のロッカーからタオルと着替えを取り出すとシャワールームに入った。
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シャワールームに入ると、肌タイツを身につけた時と逆方向にファスナーをゆっくりと下げる。
首筋の辺りまで下げ終わると内側から流れ出た汗が、それまで綺麗な肌色を保っていたタイツを濃い色に染め上げていく。
頭と腕を脱ぎ、腰の辺りまで脱ぎ終わる頃には汗染みはどんどん広がっていった。
さらに腰から足にかけてゆっくり脱いでいくと、驚くぐらいの汗が大量に肌タイツからあふれ出た。
その量は肌タイツが吸収するどころの話ではなく、シャワールームにドバドバと流れ落ち、そのまま排水溝へと吸い込まれていく。
肌タイツの下に着込んでいた真っ黒の全身タイツも完全に濡れており、葉都子の肌にピッタリと張り付きボディラインをより一層強調していた。
脱ぎ終わった肌タイツをパタパタと振って汗を切る。
ひとしきり汗が滴り終わるのを待つと、クリーニングボックス(汚れ物入れ)に放り込み、再びシャワールームに戻ると真っ黒の全身タイツを脱いだ。
まだシャワーを浴びる前だというのに葉都子は全身びっしょりと濡れており、手足の指などは完全にふやけている。
後頭部でまとめた髪をほどくと、長く美しい髪はその面影もなく汗の重みに任せて無造作に垂れ落ちた。
そのほとんどが密閉された衣装によって体は熱を帯び、体の芯から火照っているのを感じた葉都子はシャワーの冷水を一気に浴びた。
葉都子がシャワーを浴びている時、控室では乙女が人目を盗むように無線で何者かと話をしていた。
ゆっくりと着実に何者かによる陰謀が葉都子に迫ろうとしていた……。
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ある日のできごと――。
クレオパトラはグリーティングの後、休憩を挟まずにそのまま園内パレードに参加しなければならない日があった。
本来なら出演の後には必ず休憩が入るようにシフトが組まれているのだが、パレードに出演する予定だったキャストが体調不良で欠勤し、急きょ代役が必要になったのだ。
葉都子以外にも何名かパレードに回れそうなキャストはいたが、シフト表を確認すると、パレードに出演するといずれも厳しい出演スケジュールになるのが予想された。
シフト表を見ている困り顔の責任者を見て、「結局誰かが大変なスケジュールになるのなら私が出ましょうか?」と葉都子が自分から申し出た。
責任者の顔が急にパッと明るくなる。
パレードといってもクレオパトラの担当パートは基本的には歩くことはなくフロートに乗って周囲に愛想を振りまくのがメインだったので、たしかに体力さえ続けば何とかなりそうではあった。
「そう言って貰えると助かるよ。お願いできる?」
「はい、任せて下さい」
と、本人の申し入れもあり葉都子の連続出演が決定した。
実はこの時、葉都子からの申し出が無くても水面下の調整により、最初から葉都子が連続出演することに決まっていたのだが、それを知る者は責任者を含めたごく一部の者だけだった。
折しもこの日は気温が35℃を超える猛暑日。
着付けが順調に進み、後はマスクを被るだけというところで、「もしも熱中症で倒れたら大変だから」と、乙女がドリンクを用意してくれた。
出演後にドリンクを用意しれくれることはあっても、出演前にドリンクを用意してくれたことはこれまで一度もなかった。
というより、普段は葉都子自身が断っていた。
出演直前に必要以上に水分補給をしても全て汗として流れ出るので出演直前の過剰な水分補給は控えていたのだが、今日に限っては乙女のせっかくの気遣いを嬉しく思い、素直に受け取ると、
「乙女ちゃん、ありがとう。美味しいわ」と、じっくりと味わうように飲んだ。
「今日は大変ですけど頑張って下さいね」
「うん、頑張るね」
葉都子はウインクをしながら応え、マスクを被る。
飲み終えたコップを受け取った乙女は、空になったコップの底を見て何かを思い詰めたような表情になった。
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続きですがNGワードに引っかかってしまいました。
続きをアップするには修正が必要ですが、どこが悪いのかわかりません。
修正にはもう少しかかりそうです。
すみません。
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じりじりと照りつける太陽。
クレオパトラは相変わらず汗一つ流すことなく普段どおりグリーティングを行っている。
例によって、クレオパトラは揉みくちゃにされるぐらいの人気ぶりだった。
来場者によって周りを取り囲まれ、前にも後ろにも進めない状態で写真撮影や握手の対応をしている。
身振り手振りで来場者との無言の会話も交えてコミュニケーションを取っているが、乙女の目には、その日のクレオパトラは普段以上に呼吸が荒く、肩で息をしている様子が映った。
やがてクレオパトラの足がキュッと閉じ、時折、何かを我慢するかのようにグッと手を握り込む姿も見られた。
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明らかに普段は見せない動きに、乙女はとても複雑な表情になる。
出演前に葉都子が飲んだドリンクには乙女の手によって下剤が入れられていた。
もしかすると、徐々に薬の効果があらわれてきたのかもしれない。
乙女はその様子を無線で何者かに伝えた。
ようやく退場の時間になると、人をかき分けるように乙女がクレオパトラを誘導して退場する。
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今回は普段の従業員専用扉ではなく、パレードのフロート待機場所へと向かうのだが、フロート待機場所までは専用通路を通ると約5分ほど。
クレオパトラは途中で「待って」という素振りをするが、乙女は「時間がありませんので急いで下さい」と言って、むしろ早歩きになる。
必死で早歩きの乙女を追ったが、しばらく歩いたところでクレオパトラはお腹を押さえて座り込んでしまった。
足は完全に閉じて、まるで何かを我慢するように小刻みに震えている。
(あぁ……、もうダメかも……)
葉都子は歯を食いしばって下腹部を襲う衝撃がおさまるのを待った。
-
その様子を見て、事の次第を知っている乙女の心は揺れ動いていた。
自分の差し出した下剤入りドリンクによって葉都子がこんなに苦しそうにしている。
あらかじめ予想できた展開とはいえ、実際にそれを目の当たりにすると何とも言えない罪悪感に苛まれた。
苦渋の表情を浮かべながら、「厳しければ出演を取りやめてもらうように無線を飛ばしますが?」と声を掛ける。
乙女は心の中で「お願いです。もう出演は中止にしましょう」と祈ったが、クレオパトラは震えながらも立ち上がるとガッツポーズで応えたので乙女はそれに従うことしかできなかった。
その時のクレオパトラの姿はとても弱々しく、しばらく乙女の頭から離れなかった。
再び乙女が歩き始めると、下腹部を押さえながらクレオパトラが必死でその後を追った。
-
クレオパトラをフロートの定位置に案内すると乙女はフロートから降りスタンバイした。
遠くから聞こえる賑やかな曲によって、前方では既にパレードが始まっているのがわかる。
クレオパトラは自分のフロートが出発するまでの待機中、フロートに寄りかかるようにぐったりとしていた。
乙女が一度、心配そうに声を掛けたがクレオパトラは片手を挙げて応えたので、それ以上の対応はできない。
やがてフロートが出発するとクレオパトラはすっと姿勢を正したが、それも長くは続かず、やはりフロートにもたれかかるような姿勢になってしまう。
フロート下で、その様子を逐一無線で報告していた乙女。
「もうこれ以上は無理だと思います」
「構わん。やるんだ」
「でも……」
「いいからやるんだ!」
乙女のイヤホンには少し苛立ちを含んだ男の声が入ってくる。
強い口調で命令された乙女は、制服のポケットに手を入れると、手探りでリモコンのようなものをそっと握った。
「ボタンを押せ!」
再び乙女のイヤホンに苛立った男の声が飛び込んむと同時に、乙女はビクッとして思わずスイッチを押してしまう。
すぐに手を離したがスイッチはオンのまま固定されてしまった。
雲一つ無い好天に恵まれたその日、太陽の光はさんさんと降り注ぎ、多数の来場者や賑やかな曲に合わせて踊るダンサー、そしてクレオパトラを含めた多数のキャラクター達に照りつけた。
しかし、特にクレオパトラの周囲は異常に温度が高くなっていた。
クレオパトラの周囲にはスタッフやダンサーがいないので、このことに気付く者はいなかった。
葉都子も異様な暑さを感じたが、クレオパトラの衣装にこもった熱と、照りつける太陽によってフロートが熱くなったせいだと思った。
だが、本当はクレオパトラを取り囲むように遠赤外線のヒーターがいくつも仕掛けられていたのだ。
葉都子はあり得ないほどの汗がどんどん自分の体から流れ出ているのを感じた。
徐々に頭がぼーっとし、時々意識が飛びそうになるのを必死でこらえた。
肌タイツから流れ出ることのない汗は、どんどんと内部に溜まり、体温と外部からの熱によってまるでお湯のように熱くなっていた。
あまりの暑さに気分が悪くなり何度か胃の中から酸っぱいものが口の中までこみ上げたが、その度に葉都子はゴクリと飲み込んでこらえた。
ギリギリのところで我慢できていたが便意もそろそろ限界かもしれない。
葉都子は一秒でも早く退場したかったが、無常にもフロートはゆっくりと進む。
-
パレードが中盤を越えた辺りに差し掛かる頃には、クレオパトラはぐったりと頭を垂れることが多くなった。
片手は沿道に向かって手を振り続けているが、残りの腕はしっかりとフロートを掴んで離さなかった。
(この手を離せば、そのままこの場に倒れてしまう)
葉都子は本能的にそう思った。
やがてフロートが最終ポイントまで進むと、ゆっくりと停止する。
パレードの最後に設けられている、キャラクターやダンサー達とのふれあいタイムだ。
それまでパレードの沿道で観ていた来場者が、ダンサー達の合図によってパレードのルート内になだれ込む。
ふれあいタイムそのものは、パレードの時間からするとごく僅かではあったが、クレオパトラには気が遠くなるほどに長く感じた。
フロートにもたれかかるるようになりながら、ふらふらとした足取りでフロートからなんとか降りるクレオパトラ。
このふれあいタイムの後は、再びフロートに乗って退場する流れだったで、クレオパトラは乗降場所で客が来るのを待つことにした。
正確には、動き回る体力と気力がもはや残されていなかったわけだが……。
動きが緩慢になりつつも、取り囲んだ参加者を相手に握手や身振り手振りのコミュニケーションを取る。
見た目には超美人でクールな表情のクレオパトラだが、そのマスクの中では葉都子が顔を真っ赤にし、涙を流しながら必死に歯を食いしばっていた。
それからどれくらいの時間が経っただろう。
あるグループと写真撮影の対応をしていた時。
カメラに向かってポーズを取りシャッターが切られるのを待っていると、おもむろにクレオパトラの顔の辺りでゴボッという音がした。
クレオパトラの真横に並んでいた参加者にはハッキリと聞こえ、クレオパトラに目をやった。
クレオパトラは瞬間的に口の辺りを押さえたが、すぐにポーズを取り直したので客も再びカメラに向き直りポーズを取る。
写真を撮り終えたクレオパトラはすぐさまくるりと背を向けてフロートに乗り込んだ。
それとほぼ同時にダンサー達の合図によってふれあいタイムは終了となった。
その後、フロート上のクレオパトラは、本来ならあり得ないはずの染みがマスクの辺りから広がり、首筋や胸元までどんどんと広がっていった。
それは単なる汗染みではなく酸っぱいものが大量に含まれていた。
葉都子は半分意識がない状態で本能的にフロートにしがみつきながらふらふらと定位置に戻ったが、いつの間にか先ほどまで感じた異常な暑さはなくなっていた。
その後、フロートは再びゆっくりと進み始め、パレードの列は退場口へと少しずつ消えていった。
-
退場後も、クレオパトラの苦しみはまだ続いている。
パレードの最後の最後で吐き気に負けてしまった。
マスクの内部にあふれかえる自分の嘔吐物。
便意は、葉都子本人も気付くことなくいつの間にかなくなっていた。
そのかわりに、お尻の辺りに温かなぬるりとした感触があるのを感じた。
控室へ向かう通路を歩きながら葉都子は泣いた。
必死に声を殺して静かに泣いた。
しかし、どんなに頑張っても漏れてしまうすすり泣き。
クレオパトラのマスクから漏れる葉都子の泣き声が耳に入り、乙女は足を止めクレオパトラを振り返った。
うつむいて歩いていたクレオパトラも足を止めぼんやりと顔を上げる。
クレオパトラの両目の覗き穴と鼻の呼吸穴からは、葉都子の汗と嘔吐物が混ざったものが流れ出て、さながらクレオパトラが本当に涙や鼻水を流しているようにマスクに筋を残していた。
乙女は制服のポケットからハンカチを取り出すと、その涙と鼻水を丁寧に拭き取ってギュッと力一杯クレオパトラに抱きついた。
(乙女ちゃん?)
クレオパトラの衣装は葉都子の嘔吐物がベッタリと付いていたが、構わず力一杯抱きしめた。
「ごめんなさい……わたし……わたし……」
ついに乙女は今までのことを白状した。
ドリンクに下剤を入れたこと。
フロートにヒーターが仕掛けられていたこと。
連続出演になるようにシフトがあらかじめ組まれていたこと。
そもそもクレオパトラの衣装が操演者の負担になるように作られた目的や、乙女が葉都子の専属スタッフのようにペアになる事が多かったのも、すべて今日のために用意した人事部の計画だったことを。
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「わたし、人事部のKさんに言われて……。人事部は葉都子さんを顔出しのキャストにしたかったみたいなんです。そこで、もし葉都子さんが顔出しのキャストになったら、抜けたキャラクターの枠はわたしに譲るって……。最初はもちろん断ったんですけど、Kさんからの圧力と条件の魅力に負けて……。わたし……」
葉都子は人事部のKの計画によって、自主的にキャラクターキャストを辞退し、顔出しのキャストかダンサーへ転属を申し出る筋書きだったのだと察した。
何とか言葉を絞り出した乙女だが、とうとう泣き出した。
大声で子供のように泣きじゃくった。
そんな乙女を、今度はクレオパトラがギュッと抱きしめ、まるで大人が子供をあやすようによしよしと頭を撫でた。
どこまでも優しいクレオパトラの素振りに、乙女の涙はさらにこぼれた。
葉都子はすぐにでも控室へ戻りたかったが、そんな気持ちとは裏腹に、乙女が泣き止むまでクレオパトラはじっと優しく抱き続けた。
その後――。
人事部のKは強引なやり方が上司の耳に入り、別の部署へ左遷されることになる。
葉都子はその後も顔出しのキャストやダンサーにはならず、キャラクターキャストとしてさらに上を目指した。
乙女は念願のキャストスタッフになりキャラクターとして活躍することになるのだが、それはまだ、もうしばらく先の話である。
おわり
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読み易く完成された文章で、僕とは違いますね。これだけのものを一挙に投稿できるのも凄いです。
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楽しませて頂きました。プロの着ぐるみ小説家になれますね。
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>>436-437
感想ありがとうございます。
とても励みになります。
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文才を見込んでお願いがあります。超リアルなウル母物をお願いします。イベントでも、特撮ドラマや映画でも。中は人妻で。
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>>439
こういうリクエストを押し付ける輩は本当に見苦しいわ
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クレオパトラのすごいなあ
個人的にはここ最近のベストバウトだわ
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(揉め事とかなしで純粋にイチャイチャするやつください)
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まぁたしかにスカ成分はな…
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「なろう」で、『機ぐるみ』ネタの小説を見つけた
ttp://ncode.syosetu.com/n2219cf/
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いきなりエピローグだと
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>>445
修正されましたよ。
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テスト
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8.5章の中でシャワーズスーツの話あったけど
あれって中途半端になってるけどどゆこと?
どこかにつづきが書いてるのでしょうか?
知ってる人がいれば教えてください
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規制・削除依頼を承りました
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>>449
着ぐるみじゃねえな、頭湧いてるだろ
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449 キモイ 出ていけ あと爆発しろ
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おいそのと意見が合うとは
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おいそのが現れたということは近いうちに何かが起きる。間違いない。
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うわぁ 俺 信用されてねぇ〜(焦)
まぁ いいや なんでもいいから 面白い話 書いてよ
もちろん 着ぐるみ関連 でな
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呼吸制御の小説が読みたいです!!
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ラテックス会社の広報企画室。
「ストップ AIDS」のキャンペーン活動を終え、男性社員に付き添われてコンドームを模したエア着ぐるみが部屋へと帰ってきた。
「お疲れさま」男性社員が声を掛ける。
エア着ぐるみはそれに答えるようにお辞儀をする。
その出で立ちは、ボディはピンク色で筒状になっており、さらにその先端に細い膨らみがある。
そのボディからは短く太い手足が飛び出ている。
また、その短い足とボディの境目にはコンドームと分かるよう、細い浮き輪状のものが付いていた。
筒状のボディの先端の細い膨らみには穴があいており、そこから呼吸音が聞こえる。
男性社員は自分よりも背の低い着ぐるみを見下ろし、そしてその穴に向かって「今から脱がせるから」と声を掛けた。
着ぐるみは分かったと言わんばかりに、短い手をパタパタさせた。
しかし、男性社員はガムテープを手に取ると、その呼吸穴をガムテープを折り曲げた状態で半分だけ塞ぐと少し離れたところでイスに腰掛けた。
しばらくは脱がせてもらえるものと、大人していた着ぐるみだったが、頭の先からの呼吸音が徐々に大きくなっていく。
男性社員はその様子を笑みを浮かべて眺めている。
そして、苦しさから身体を揺すり大きく呼吸をした瞬間、ガムテープがあいていたもう半分の穴も塞いでしまった。
完全に呼吸穴が閉じてしまった着ぐるみは手足をバタバタし、もがき始める。
男性社員は時計を見る、着ぐるみは辺りの机やイスにぶつかりながら、もがいていたが、1分を過ぎるころには大人しくなり、座り込んでしまった。
3分を経過すると男性社員は立ち上がり、座り込み全く動かなくなった着ぐるみの呼吸穴のガムテープを剥がす。
その途端、大きな吸い込み音がし、続いて荒い呼吸が始まる。
その呼吸は荒くそして速かった。
しばらくして、呼吸が落ち着くと着ぐるみはゆっくりと立ち上がった。
しかし、着ぐるみの中の彼女にはキツかったのだろう、着ぐるみはフラフラと揺れていた。
-
④
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GJ部!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
着ぐるみは全身ピンクで、ドラム缶よりもやや細めの胴回りに、高さは1mほど、そこに短い手足が付いている。
この着ぐるみはエア着ぐるみではあるが通常の中の人が送風機を装着するものではなく、ビーチボールのように膨らますタイプのもの。
そのため、呼吸穴も必要であり中の人は膨らんだ着ぐるみによってかなりの締め付けられる。
男性社員は着ぐるみの右手の部分に自分の手を入れた。
そしてその手が引っ張り出したものは、空気の注入口。
注入口の栓を外すとボディの空気が抜けていく。
空気がある程度抜けると中の女性は、着ぐるみの手から自分の腕を抜き、Tシャツを脱ぐかのようにして着ぐるみのボディを脱ぐ。
中から出てきたのは小柄な女性。
とはいってもその女性は頭の先から足の先までピンクのラテックスで覆われている。
半透明のため顔は見えるのだが、ピッタリとしたラテックスで、まるでパンストを被ったように潰されていた。
ラテックスに潰されない程の豊満な胸、ピッタリしたラテックスで強調されるくびれとしまったお尻が女性であることを主張していた。
着ぐるみの足の部分は胸の下辺りまであり、オーバーオールのように吊り下げる格好になっていた。
足の部分の着ぐるみは上半身が自由になった彼女自身で空気を抜いた。
着ぐるみを脱いだ彼女の姿は、コンドームに使用されるような薄いラテックスで覆われ顔を含め、全身肌の露出が全くなかった。
唯一、呼吸用として口の部分だけ小さな穴があいていた。
ラテックス製の全身タイツの下はなにも付けておらず全裸であった。
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今回も着ぐるみの下は無機質なモノというシチュエーション
そそられます。
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いつも思うんだけどこのスレの物語
毎回過去ログ探すの大変なんで
ピクシブの小説投稿機能で整理していいですか?
もちろんこのスレで投稿されているもののまとめと記載をした上で
1話から最終話まで通しという感じでまとめたらあとあと過去ログになっても残りますしね。
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規制・削除依頼を承りました
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顔面まで圧縮される着ぐるみとか面白い
④
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俺のはいいっすよ。お○さんと一緒、とか熊の縫い包み、とか小柄ぐるみの作者っす。
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ラテックスに覆われているとはいえ、中が透けて見えるので男性社員は気を使い、後ろを向く。
しかし、彼女は着替えようともせずラテックス製の全身タイツのまま、背中を向けている男性社員に近づき、なにも言わずに男性社員のスーツの袖を軽く2回引っ張った。
男性社員は「仕方ないなぁ」と言って、部屋の奥にある棚へと向かう。
男性社員が大きな段ボールを持って戻ってくる。
そして、内股になりモジモジしているラテックスに覆われた彼女に向かって「明日の朝までだぞ」と少し強めの口調で言い放った。
彼女は恥ずかしそうにうなづく。
ラテックスに覆われていて、分かりにくいが彼女の顔は紅潮していた。
男性社員がまず取り出したものは、透明のビニールホース。
これを唯一あいている彼女の口へとねじ込む。
続いて段ボールからローションを取り出し、彼女の頭からぶっかける。
次に取り出したものは巨大なコンドーム。
サイズ的には彼女が収まりそうではないが、男性社員は構わず頭から被せる。
巨大サイズだけあって伸縮も素晴らしく、ローションの助けもあり彼女を締め付けながら、コンドームは彼女の腰の辺りまで包み込んでしまった。
さながら、彼女は足の生えた肉棒といったところであるが、違うところは先端の膨らみに彼女の頭が収まってしまっていること。
彼女の顔はさらに潰されて、普通なら苦しい筈なのだが、彼女の表情は嬉しそうに見えた。
「かわいい顔なのに」男性社員が残念そうに呟く。
実際、小柄な彼女は綺麗というよりはかわいく、街を歩いていればよく声を掛けられる、そんな女性であった。
口にネジ込まれたホースは呼吸用として活躍するのだが、呼吸とともに大量の涎も流れ出ていた。
-
こういう大人の入れるコンドームって日本にはないですよね
④
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男性社員は「着ぐるみのキャラと違いリアルコンドーム人形だなぁ」と呟きながら、さらにそのリアルコンドーム人形にさらにコンドームを被せていく。
始めは巨大コンドームも半透明なため、彼女の顔も見えていたが最終5枚目を被せた時には、顔は見えなくなり、同時に女性らしい身体のラインも幾重にも被せられたコンドームですっかりなくなり、ただのゴムの棒に足が出ている状態に。
「大丈夫かぁ」返事は返ってこないと分かっているが、一応声を掛ける男性社員。
彼女の手は体の横で気をつけの姿勢のまま、巨大コンドームに固定されている。
ラテックス製の全身タイツの股の部分にはコンドームが付いており、それを彼女の中へゆっくりと入れていく。
巨大コンドームの締め付けで気持ちよくなり、すっかり濡れているアソコはそれをすんなりと受け入れた。
男性社員は指で彼女のアソコを軽く刺激する。
彼女の手はグッと握られ、ホースの先からは彼女の吐息が洩れてきた。
次に男性社員は段ボールから、タイマー式のローターを取り出すと彼女のアソコへ挿入。
そのまま彼女を寝かせ、膝を曲げた状態にして厚手のラテックスで出来た短パンのようなものを履かせる。
短パンと表現したが足が出せる訳ではなく、それぞれの先は袋状になっている。
その短パンの中へ彼女の手も、幾重にも重ねて被せた巨大コンドームも入れ、継ぎ目をラテックス用の接着剤で綺麗に繋ぎ合わせる。
こうして彼女はピンクのゴムで出来たいびつな男性性器のようになった。
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いいね 最高だよ GJだよ
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どちらが前面かは判断できないが、男性社員には呼吸用のホースとローターのリモコンが出ているのが背中であることは分かっている。
最後の仕上げの前に、ローターのリモコンのスイッチを入れてみる。
ホースからは「んー」言葉にならない声が聞こえ、ピンクの男性性器と化した彼女が左右に揺れる。
ホースからは必死さが伺える呼吸音が聞こえる。
男性社員はホースを掴むと親指で穴を塞ぐ。
彼女の快楽の声が小さくなると同時にピンクの男性性器は左右だけでなく、激しく前後にも揺れ出した。
激しく揺れたため、バランスを崩しピンクの男性性器は床に倒れ込む。
そこで男性社員はホースから指を離した。
ホースからは荒い呼吸が続くが、男性社員は次の作業を始める。
最後に男性社員が段ボールから取り出したのは、つい最近まで使っいたコンドームを模した着ぐるみ。
ウレタン素材でできており、背中のファスナーを開けただけでも使い込んだことを物語るような臭いが立ち込める。
まだ、床に転がり荒い呼吸をしているピンクの男性性器を持ち上げると着ぐるみの中へ押し込んでいく。
コンドームを模した着ぐるみはピンクの男性性器と化した彼女とよく似た形をしている。
今の着ぐるみの前に彼女が着用していたが、Tシャツにスパッツ姿で入るとブカブカであったが、ラテックスを幾重にも重ね着した今はぴったりである。
着ぐるみの背中から呼吸用のホースとローターのリモコンスイッチを外側へ出すと着ぐるみのファスナーを閉めた。
男性社員は部屋を出る前に、リモコンのスイッチを弱から強に切り替える。
あまりの刺激に着ぐるみが激しく動き出す。
ホースからは篭った喘ぎ声がするが、男性社員はなに食わぬ顔で、「お疲れさま」と着ぐるみに声をかけ、部屋に鍵をかけて帰ってしまった。
照明の消えた暗い部屋の中では、コンドームの着ぐるみが床に転がり、タイマーが入るたびに、微かな喘ぎ声を洩らしながらヒクヒクと動いていた。
おしまい
駄文お付き合いありがとうございます。リクエストに合わせて書いてみたのですが、こんなんで良かったのでしょうか?
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4\ GJ!!
凄く、良かったです…
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GJ部 すごくよかったです。出来れば彼女目線で着ぐるみに入るいきさつから読みたいな。
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ラバースーツの上から着ぐるみ..... ありだな!!
★★★ 星三つ!GJ部!!!
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ここは近未来.........
「ヤバイ!もうこんな時間!!」
慌てて玄関に向かう彼女。名前は美咲奈々 大学生 身長は中学一年と見間違うくr・・・ いや何でもない。
今からバイトに行くところなのだが彼女の場合はバイトの内容が他の人と明らかに違うところがある。
彼女のバイト先は喫茶店。だが普通の喫茶店ではない。「『ロボ』喫茶店」なのだ。ここまで言えばわかるかな?
えっ!?わからない!? では一から説明しましょう。
まずバイト先に到着したら関係者以外禁止のドアをくぐり鍵を閉めます。
ロッカーから頭のてっぺんから足先まで一体になっている黒いインナースーツ(ラバースーツとも言う)を背中のチャックを開け体に滑らしていきます。
体を全部入れたらチャックを閉める。目の部分はくり抜かれていて、鼻も小さな穴がポツポツと開いている。口も同様である。
次に体の各所に白いアーマーを着けていく。肘や膝などの曲げる箇所には蛇腹ホースという物を付けることにより人間特有の部分を隠せる。
最後にヘッドパーツを被る。ヘッドパーツは前と後に分かれておりモナカのようにはさむようにして被る仕組みになっている。
あとは首の蛇腹ホースをヘッドパーツにつなげることで、どこからどう見ても少女型ロボである。
そこにはまだ幼さが残る体をした白いロボ、通称『ナナコ』である。顔はアニメの少女キャラクターイメージされているためか目が大きい。
ちなみに目の部分はマジックミラーの原理をいかしており外側からは中が見えない。さらにいうとヘッドパーツの口の部分にボイスチェンジャーを装備しているため
普通にしゃべっても大丈夫なようになっている。
そおしてナナコ出勤である。主に注文取りやあとかたずけなどをやっている。
ナナコ以外に少女型ロボは3体いるが、こっちは100%ロボである。
なぜロボになっているのかというと、おっとこれはまた今度しましょう。
ナナコはこの先どうなるのか。アンナことやコンナことされるに間違いないでしょう。
それでは・・・・👋
つづくかもしれない
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駄文お付き合いありがとうございます。
今回は私の頭にピッコーン!!とあふれてきたので勢いで書いちゃいました。
機会があればまた続きを書きたいと思います。
どうもありがとうございました!!
あとおいその氏性格変わったな(笑)
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ロボ着ぐるみキターーーーーーーーーーーーーーー!!−−−−−−−−−−−−−−−−−
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うーむ ロボ着ぐるみか・・・
参考にしとこう
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大学の教室で、複数の男女がスマートフォンの動画を見ながら騒いでいる。
大学の近くにある遊園地内のお化け屋敷の中の動画を撮ったもの。
それほど、立派な遊園地でもないが夏のお化け屋敷にだけはなぜか力が入っている。
ある女子学生が「動画って、勝手に撮っていいの?」
動画撮影をした男子学生は「特に注意もされなかったから」と言いかけて「ここから凄いから」と。
動画に映っているのは、椅子の肘掛けに腕を縛られている男の姿が。
髪も乱れ、病的な表情でこちらを見ている。
体格はがっちりしているが服はボロボロ。
撮影者が近づいていくと、男は前かがみになり椅子から立ち上がろうとするが、腕が縛られている。
しかし構わずに撮影者に向かってくる。
その時、男の両腕の肘から下が千切れてしまう。
男は立ち上がったが、今度は膝からしたがあり得ない方向へと曲がってしまう。
バランスを崩した男は倒れそうになるが、千切れた肘で前に倒れ込むのを防ぐ。
前に倒れ込むのは防ぐことはできたが、今度はその衝撃で頭がもげて、撮影者の方へ転がってくる。
腕が千切れ、足が折れ、頭がもげた胴体はその状態で自分の頭を探すかのように撮影者へと向かってくる。
ここで撮影者が声を出して逃げていくところで動画は終わっていた。
女子学生はビビリまくり、男子学生も強がってはいるが、ビビっているのは一目瞭然だった。
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とあるカップルの話で超小柄(身長130cmくらい)で体の柔らかいMな彼女が普通の人には入れない小さな着ぐるみやぬいぐるみの中に頑張って入ってぬいぐるみかと思いきやぬいぐるみが動き出して中には彼女が入っていて彼氏が驚くみたいなシチュエーションの小説書いていただけないでしょうか?
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ロボ着ぐるみ おもしろかった 続き 早く 読みたい
だけど もっと 着る所 細かく 見たかった けど
性格ではない 人格が変わったんだ
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そこへ「おはよう」元気な挨拶で入ってきたのは、森村美優。
小学生かと思うほど小柄な女子学生である。
友人たちからは玉ちゃんと呼ばれている。
何故、玉ちゃんなのかと言うと、パチンコ屋のバイトで着ぐるみに入っているから。
テレビで特集され一気に有名になった。
美優が輪に入る。
「何?何?」
「玉ちゃんも見る?」
男子学生がスマホをちらつかせる。
「何?見せて!」
男子学生はビビるなよと言いながら、動画を再生。
周りの学生も怖いもの見たさで、美優の後ろから、一緒に見る。
男の腕が千切れ、足がもげ、頭がもげても動き続ける。
それを見た美優の反応はというと、驚いた様子も怖がる様子もない。
なにか納得したような反応であった。
怖がるだろうと期待していた学生たちは少し拍子抜けしていた。
1人の女子学生があることに気づく、「美優、あそこの遊園地で短期バイトするっていってなかった?」
美優の表情がバレたという表情に変わる。
動画を撮影した男子学生が美優にどうなっているのか聞こうとしたその時、講師が入ってきたので、学生たちは各自の席へと散っていった。
-
思わずカラクリを喋ってしまいそうだった美優にとって、講師の登場はグッドタイミングだった。
カラクリを話すことは遊園地からキツく止められていた。
授業が終わってから、聞かれても絶対に言わないと決意を固める美優だった。
朝はパチンコ屋でバイト、昼からは遊園地と授業に合わせてバイトを組み合わせていた。
今日は昼から遊園地。
美優が向かったのはお化け屋敷に隣接する建物。
ある部屋に入ると、女性が待っていた。
彼女の名前は真希。
遊園地の従業員で美優の手伝いをしてくれる。
「待ってたよ!」
「早速で悪いけど着替えてくれる?」
「ハイ」美優が元気に返事をし、更衣室へ。
更衣室から出てきた美優は水着姿に。
真希の方も準備は整っている。
何やら着ぐるみのようなものを準備していた。
それは日焼けしたよう肌色をした物体。
それは人の胴体の形をしている。
もう、おわかりと思うが教室で見た動画で腕が千切れ、足が折れ、頭がもげてもなお動いていたのは、胴体に小柄な美優が入っていたから。
明るいところで見ると、短い腕、足、そして首の部分それぞれの真ん中には骨が突き出ている、細かいところまで造り込んでいるが、実際ここまでまじまじと見てくれている人はいないだろう。
柔らかいウレタン素材で作られた人間の胴体の着ぐるみに背中側から入る美優。
まずは足から膝を曲げて入る。
腕も曲げ、四肢を切断されたような格好で着ぐるみに収まる。
着ぐるみはかなりの厚みがあり、椅子からの落下や恐怖のあまり攻撃してくる客がいても美優を守ってくれる。
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何かおもしろそうなやつきた! 続きが待てないくらいwktk
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おばけ屋敷verはじまったwktk!
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真希は胴体の着ぐるみの前に周り胸の辺りにあいている穴に話しかける。
「ちゃんと息できる?ちゃんと見えてる?」
真希の質問に「あいびょぶへふ」と、着ぐるみの中から美優が答える。
着ぐるみが肉厚で一度入るとかなりの圧迫感がある。
少し息苦しく、この拘束感が美優にはたまらなかった。
美優が大丈夫なことを確認すると、真希は背中のファスナーを閉め、そして肉厚の着ぐるみのファスナーの開口部分を接着剤で外からは分からないように接着した。
ファスナーを閉められ拘束感が増すと美優のアソコは湿り始める。
お化け屋敷内でも椅子から落ちると、胴体に着せている服が呼吸穴を塞ぐ、この時の呼吸制御が美優にはたまらなく快感だった。
しばらくて苦しくなり手足をバタつかせるのだが、それがより演じている男が苦しんでいるのをリアルに表現していた。
お気づきと思うが、名前の森村美優(Morimura Miyu)MMのドMである。
美優が胴体の着ぐるみに収まると、隣のお化け屋敷に運ばれるのだが、来園者にバレないように、段ボール箱に入れられ、台車で運んでもらう。
段ボール箱の中で、美優は正座をした状態で収まる。
いつも美優が思うことなのだが、段ボール箱もガムテープで封をしてくれたらいいのにと。
到着すると男性スタッフが胴体の着ぐるみを持ち上げ、真希が服を着せる。
もちろんきれいな服ではなく、ボロボロの汚れた服。
それが終わると椅子に座らされる。着ぐるみから突き出ている骨にはちょっとした工夫がしてある。
骨の先は球状になっていて、腕や足、頭が取り付けられるようになっている。
真希はズボンの裾から足を入れ、膝の骨へ接続する。
腕も同じ要領で接続するが、腕は椅子に固定されているので、胴体の着ぐるみの腕を引っ張って接続。
最後に頭を取り付けて、腕と首は露出しているので、それを隠すように皮膚を模したゴムのシートを被せる。
あとは怖がらせるお客さんを待つだけ。
本日1組目がやってきた。
美優は体を左右に揺らし、腕を抜く。
女性2人組は悲鳴をあげるが、そのまま前のめりに倒れる。
足が折れ、床に倒れる前に踏ん張ると頭がもげる。
女性2人組は怖さから座り込んでいる。
少し床で自ら呼吸制御を楽しんだあと、再び動き出し女性2人組へと向かっていく。
女性たちのより一層大きな悲鳴がお化け屋敷内に響き渡った。
おしまい
駄文にお付き合いありがとうございました。
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おつー 面白かったよー
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おもしろい とてもよかった
そこで なんですが 誰か プールに関係した着ぐるみのお話 を 書ける人いますか?
内容の素材
?昔ガチャピ◯チャレンジでガチャピ◯がスキューバをやってたのありましたよね。
あの時のガチャピ◯の着ぐるみの素材(ウェットスーツと同じ可能性大)をつかっている
?話のどこでもいいので拘束、呼吸制御orトラブルで息ができないを入れてほしい
?とにかく小柄な少女で
毎日コメントしてるお前が書けよと思ってる方がいると思いますが、あいにく文書を書くのが下手なんです。
ですのでそこはプロであるあなた達に頼むことにしました。スンマンデシター!!
書ける人がいれば宜しくお願いします。
-
うるさい
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↑ハァ?
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申し訳ないけどおいそのってたまにまじめに小説書くけどそれすら萌え要素が足りてない
そこはまだいいんだがうざいのは自己レスして評価や批判する書き込みするだろ
上みたいな荒れる原因を作り出す書き込みやバレバレの自演は管理人がちゃんと見て削除して弾くべき
とりあえず要望メールは送っといたからこれ以上荒らすなよ
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おいそのって出入り禁止に出来ないの?
何度も何度も荒らしたり自演したりで皆迷惑してるのに
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おいそのはむしろ何度も規制対象になってるだろ
その度に2chでここを自演して叩くのがあいつの常套手段
永久BANしない管理人が甘すぎるだけ
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遊園地の期間限定お化け屋敷の最終日、森村美優は腕が千切れ、足が折れ、頭のもげた設定の男の胴体の着ぐるみの中にいた。
美優の後ろで待機している真希に無線が入る。
そして、「次のお客さんが最後だから、がんばって」と真希が美優に声をかける。
入ってきたのは、美優の大学の友人、実希と亜美だった。
実希も亜美も教室で一緒にあの動画を見ていた。
亜美は怖がりでこの手のものは苦手なので、実希が無理に引っ張ってきたことはすぐに分かった。
いつものように前のめりになり腕が千切れ、立とうとするが足が折れバランスを崩し、千切れた腕で体を支える。
その衝撃で頭が取れ、亜美の方転がっていく。
亜美は悲鳴とともに腰が抜けたのか、実希に寄りかかるように座り込み、転がってきた頭を必死で蹴って遠ざけようとしていた。
いつもは床に一度倒れた後、四つん這いでお客さんの方へ少し近づくだけなのだが、美優のイタズラ心に火がつき亜美に乗りかかった。
亜美は悲鳴をあげることなく、気を失ってしまった。
ズルズルと実希にもたれながら、横になっていく亜美。
それを見て実希が声をかける「ちょっと亜美、大丈夫?」
声をかけたのは実希だけでない、調子に乗りすぎた美優も胴体の着ぐるみの中から必死に声をかけていた。
意外と冷静だった実希は胴体の着ぐるみに向かって「美優?」と。
その時、真希と男性スタッフが入ってきた。
「お客様、申し訳ありません。」
「お連れの方を医務室へお運びします。」そう言うと、ストレッチャーに亜美を乗せ、男性スタッフが運んでいく、実希も付き添う。
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美優はその場で着ぐるみを脱がせてもらい、彼女たちが大学の友人であること、そして自分が調子に乗りすぎたことで亜美を気絶させてしまったことを真希に説明した。
真希は仕方ないなぁといった顔し、「早く医務室へいってあげなさい」と。
美優は水着の上から、真希に借りたスタッフジャンパーを羽織り飛び出していった。
ノックして医務室に入ると、ベッドに横になっている亜美に、実希が付き添っていた。
「美優」さほど驚いた顔もしない実希。
もう彼女には完全にバレていた。
「実希、ゴメン。私どうしちゃったの?」
亜美が気がついた。
「あれ、美優も。なんで?」
「亜美、大丈夫?」美優が声をかける。
実希が亜美に説明する。
お化け屋敷で気を失って、そしてここへ運ばれてきたことを。
事情は飲み込めたようだが、美優がいることは理解できていないようだった。
それについては美優が亜美に説明する。
「実は胴体が着ぐるみになっていて私が入っていたの」
「腕も足も折りたたんで入っていたから、動きにリアルさが出たの」
「今日がお化け屋敷の最終日、最後のお客さんが実希と亜美だったんでつい張り切りすぎて・・・ゴメン」
「亜美が倒れた時、思わず声をかけたから実希にはバレてたみたいだけど」と。
ヘコんでいる美優を見て、2人は「楽しかったよ」といってくれた。
それでようやく美優も笑顔になった。
数日後、美優の家で3人が集まることに。
お化け屋敷の一件もあり、お詫びをかねて2人を招待した。
とはいっても学生の一人暮らし、大したことはできない。
準備できたのは美味しいケーキと紅茶。
2人が来るまでまだ時間があったので、ソファで仰向けになり雑誌を見ている。
そんな美優を部屋の片隅で大きなクマのぬいぐるみが見ていた。
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ぬいぐるみキター
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部屋のチャイムが鳴る。
2人がやって来た。
部屋へ迎える、そしてケーキと紅茶でおもてなしをし、ガールズトークで盛り上がる。
会話は、この会のキッカケとなったお化け屋敷の話に。
2人からあの胴体の中に入っているのは苦しくないのか等、色々と質問される。
美優は新体操をしていて、体が柔らかいので全然平気と答える。
亜美が突然、「美優の彼氏マサキくん、今日遊びに来るっていってなかった?」と。
美優自身、そんな話をしたか全く記憶になかったが、自信ありげな亜美の言葉でそんな気がしてきた。
すると、亜美は「マサキくんを驚かせてみたら?お化け屋敷みたいに」
そう言うと辺りを見回し、部屋の片隅にある大きなクマのぬいぐるみを見つけ、「あの中に入るってのは、どう?」
「美優なら小さいから手足を曲げたら入れそうじゃない?」
「お化け屋敷の時みたいにしたら、入れるよ」実希も後押しする。
「じゃあ、始めよっか」そう言うと、美優の意見も聞かずに亜美はクマのぬいぐるみを運んできて、ぬいぐるみの背中の糸を外し始める。
実希も「ラップ借りるよ」そう言うと台所からラップを持ってきた。
そして、実希に言われるまま、腕を曲げその上からラップが巻かれていく。
なぜか2人に反論できないまま作業は進む。
腕が終わると次は足、膝を立てた状態で実希は手際よくラップを巻いていく。
胴体の着ぐるみの中に収まっていたような状態となり、美優の手足の自由は完全に奪われてしまった。
足が巻き終わると、今度は正座の状態で座らされる。
そして体全体にラップを巻き始める。
美優が「どうして体も巻くの?」と聞くと、実希は「いいから、いいから」としか答えてくれなかった。
気がつけば、美優の体はラップでぐるぐる巻きにされ、手足どころか体も動かすことができなくなっていた。
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実希が美優の体をラップでぐるぐる巻きにし終わったころ、亜美の方の準備も整っていた。
大きなクマのぬいぐるみの背中はきれいに糸が外され、美優が入るスペース分のワタが抜き出されていた。
一人では身動きの取れなくなった美優を実希は仰向けにし、亜美がクマのぬいぐるみを被せる。
美優の足と腕が完全にぬいぐるみに収まると、美優を起こす。
抜き過ぎたワタを少しずつ戻しながら、背中を縫い始める亜美。
クマのぬいぐるみの頭は美優の首の辺りでうなだれている。
実希が「ワタが顔に触れると痒いかも、しれないから、これを」といってなにかを被せてくる。
それはどこから持ってきたのか、ゴムの全頭マスク。
口のところには男性のイチモツを模したものが付いている。
それを口に押し込む。
太く長いイチモツは喉の奥にまで達し美優の言葉を奪い、呼吸をも脅かす。
実希はそのまま、マスクを全て被せる。
マスクは鼻のところにしか穴があいておらず、美優は視覚までも奪れてしまった。
このマスクの上にクマのぬいぐるみの頭を被せて頭も体も全て縫い合わせ、美優を完全にクマのぬいぐるみの中へ閉じ込めた。
2人はクマのぬいぐるみを元の場所に戻し、「じゃあ、彼を驚かせてね」と楽しそうに話かけると、部屋を出ていってしまった。
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新作キター!
彼氏ってパチンコ編の彼じゃないだろうなw
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2人が帰ったことは、扉が閉まる音で分かった。
なぜ、2人が自分にこんなことをするのか、全くわかなかった。
ラップとぬいぐるみが拘束具のようになり全く動けない美優は、ただマスクの中で涙を流していた。
しかし、いつまでもこうしていられない。
なんとか脱出を試みようとするが、動けば動くほどラップが食い込んでくる。
外側から見たクマのぬいぐるみはジッと座ったままである。
声を出そうと試みたが、全く声が出ない。
絶望の中、扉が開く音がした。
「おーい、美優」マサキの声。
必死にクマのぬいぐるみの中から自分の存在を訴えようとするが、外から見たクマのぬいぐるみは静かに座ったままである。
マサキに続いて、女性の声。
「美優、いないの?」
声はちゃんと聞き取れる、亜美の声だ。
「部屋の鍵が、かかっていないんだったら、すぐ戻ってくるんじゃない」
亜美が自分を心配して戻ってきてくれたのだと思い、ホッとする美優。
しかし、次の瞬間、耳を疑うような言葉を発する。
「あそこにクマのぬいぐるみ、元彼に貰ったもので、早く処分したいって美優がいってたよ」
「結構重いから、処分できないんだって」
マサキが「あいつ、小さいからなぁ、力ないんだよ」
「私、力には自信あるから手伝ってくれる?」と亜美。
「いいよ」マサキが返事をするかしないうちに、亜美はクマのぬいぐるみを大きなゴミ袋へ入れ始める。
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ゴミ袋の封がされ、呼吸が苦しくなる美優。
必死に動き、声を出そうとするが一向にマサキに気づいてもらえない。
やがて、体が持ち上がる感覚がする。
そして外へ出たことは、周りの音が変わったことでわかる。
ほどなくして、ゴミ置場に置かれたのだろう。
浮いた感覚もなくなった。
足音とともにマサキと亜美の声も遠ざかっていく。
どうしたらいいのか、必死に考える美優。
そこへ一番聞きたくない音が聞こえてくる。
ゴミ回収車のゴミを詰め込む音、詰め込む度に色々なゴミの潰される音がする。
ゴミからすれば、この音は恐怖でしかない。
自分も潰されてしまうのかと思うと涙は出ても声は出ない。
体が浮き上がる。
「もう、ダメ」
美優は雑誌と一緒にソファの下に落ちた。
呼吸が苦しくなったのは、雑誌が顔に乗りかかっていたから。
「夢かぁ」
「良かった」
よく考えてみると、美優には彼氏はいない。
ただ、部屋の片隅にいるクマのぬいぐるみは古くなったし、大きくて場所を取るので捨てようかと思っていた。
クマのぬいぐるみが、捨てないでという気持ちを美優に伝えたのかもしれない。
そう思うと美優は悪いことをしたなと思い、クマのぬいぐるみの頭を撫で「ゴメンね」と声をかけた。
その時、チャイムが鳴り、実希と亜美がやって来た。
おしまい
駄文失礼しました。
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>>495の世界線で亜美がサイコパスになったのか
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「誠実さと教養が足りてない、もっと経験値を積んだ上で、それについてどう感じたかということによって知識や情操などを深めないとSFにしても面白くないよ」
着ぐるみバイトの分際はバカちゅうもんだ。劇はバイトの美紀にそう言われた。
劇は喫茶店を経営しながら、シナリオライターの仕事をしている。
見ている分には楽しいだけのバカな美紀ちゃんは辛いだろうな。
いろいろオーディションを受けても、いつも最終選考で落とされている。
そんな不幸な美紀ちゃんは体臭も臭くなっている。
劇はバイトの美紀ちゃんが帰ったら、汗で蒸れた着ぐるみの残りの匂いを嗅いでいる。
「こんなの美紀ちゃんに見られバレたりしたら…、ああ、でも凄い…匂い…」
美紀ちゃんはまだ若いからチャンスがあれば、きっとアイドルになれるさ。
アイドルになってくれた方が、私としても嬉しい。お店を出てしまうのは寂しいけれど…。
美紀ちゃんがアイドルになっても、初バイトとして仕事をさせたのは私だから─。
純粋な反応が本当に、本当に可愛くてね、汗の匂いも本当に、本当に良い匂いがした。
「もしも、自分の娘がこんなところでバイトしていたら許せないね」
劇は仕事場に戻ると、元気にエロな物語を書こうとペンを握った。
テレビでは、おいその先生のニッチな自撮り映像がSNSで流出して社会問題となっていた。
劇「おいその先生も辛いだろうな」
おしまい
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501
相変わらず意味不明
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管理人仕事しろ
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有志の人が今までの掲載作品をどこかにまとめてくれる、、、って話はどうなりました?
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渋とニコの両方に出典とリンク元、転載を明記するのが楽なんだろうけど、
サイトによっては本人のオリジナル作品じゃないっていう理由だけで問題に
なることもあるから難しいのでは?
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言った張本人だけどだれが何書いてるか把握できないから
まとめてない。
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電気店が立ち並ぶ街を歩いていると、メイドカフェの看板が目につく。
ラテックス会社に勤める清水悟史は電気街にあるアダルトショップに営業に来ていた。
歩いていると、ビラを配るメイドの姿。
メイド以外にも着物姿の女の子や、着ぐるみと呼ぶにはほど遠いフリースのキャラクター衣装を着た女の子たちが同じようにビラを配っている。
その中で異彩を放っている女の子?に目が止まる。
悟史が女の子と判断したのは、その身長から。
140cmもないであろう、それより何より全身が緑色、おまけにヌルッとした感じで光沢を放っている。
頭にはお皿があり、背中には甲羅まである、まさに河童。
通行人の好奇の目に晒されながらビラを配っている。
ビラを貰う人はいない、あまりにリアルなその姿を避けるように通っていく人もいた。
しかし、悟史はこのリアルな河童を見て衝撃が走った。
メイドカフェのビラは一度も貰ったことはなかったが、気づけば河童の前に立ち、話しかけていた。
「これって、着ぐるみ?」
河童は目をパチクリさせ、悟史を見ている。
「ええ、まぁ」河童の黄色クチバシが動き、答えた。
その声はやはり女の子だった。
「なんて、カフェなの?」
「UMAカフェです」河童はそう答えると、悟史にビラを差し出す。
ビラにはUMA(未確認生物)カフェの文字と河童や半魚人、地底人に宇宙人が接客しますの文字。
具体的な飲み物などの価格は書かれておらず、地図だけが載っていた。
地図に示された場所は、人通りの少ない、いかにも未確認生物がいそうな場所にあった。
気がつけば、悟史はビラをもらいカフェの前に立っていた。
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極小系の着ぐるみいっぱい出てきそうで萌える
いつも有り難うです
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こういった類の店に入ったことのない悟史は恐る恐る扉を開ける。
店内は薄暗い。
「いらっしゃいませ」
少し篭った女性の声が迎えてくれた。
その声の方を見ると、アルマジロのようなゴツゴツした皮膚で覆われた生物が。
その生物は地底人と書かれたメイドのようなエプロンをして頭を下げている。
いきなりのことで動揺した悟史は、「すみません」と言い残し店を飛び出してしまった。
悟史は小走りで店から遠ざかり、また先ほどのビラを配っている河童のところへ戻ってきていた。
河童の女の子は不思議そうにこちらを見ている。
悟史が河童の女の子に近づいていくと、彼女は「店の場所分かりにくいので、一緒に行きますよ」と。
そう言うと、悟史の前を店の方へと歩き出した。
河童の女の子の後について、再びUMAカフェへとやってきた悟史。
数分前と同じように「いらっしゃいませ」と篭った女性の声で、地底人が迎えてくれる。
一度目はビックリして、しっかりと見ることができなかった地底人だったがよく見ると、その地底人の手は長い爪が3本ついていて、背丈は河童ほど小さくはないが、それでも地底人に入っている女性が小柄で細身であることは、地底人の着ぐるみを見ればわかった。
河童の女の子は、パーテーションで区切られたテーブルへと案内してくれる。
そして水掻きの付いた手でメニューを差し出す。
悟史はドリンクメニューにザッと目を通す。
思っていたほど高くはない。
「とりあえず、アイスコーヒーで」注文すると、河童の女の子は「少々お待ち下さい」といって頭を下げ、店の奥へ消えていった。
テーブルの周りのパーテーションは高く、隣りのテーブルに客がいるのかもイマイチ分からない。
仕方がないので、メニューに目を通す。
メニューの1ページ目には、接客してくれる未確認生物を選べると書いてある。
悟史はメニューを食い入るように見始める。
悟史が見た河童と地底人以外にも、半魚人、宇宙人、蜥蜴人間、蛇人間などがあり、全身の姿写真がついている。
これは未確認生物?少し疑問を抱きながらも写真を見る。
その写真に写っている生物はどれも細身で、腰がくびれており、胸もしっかりある。
これらの着ぐるみの中身がすべて女性であると想像しただけで、悟史の股間は硬くそして熱くなった。
それぞれの生物の担当が決まっているのだろう、注意書きに、他のお客様を接客中は対応できない場合がございますの文字。
さらにその下にテイクアウト始めましたの文字。
悟史がテイクアウトとはどういうことかと疑問に思ったとき、河童の女の子が、河童と書かれたメイドエプロン姿でアイスコーヒーを運んできた。
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この先が楽しみすぎます。
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ほんものの河童なら、家の近くにいるよっ!
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乙ー モスマンとかリトルグレイもいそうな店だw
④
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河童の女の子は悟史の隣りに座り、シロップとミルクの量を確認しながら入れてくれる。
そして河童について説明してくれたのだが、エプロンから出ている緑色で光沢のある足が艶めかしく、それが気になり悟史の頭に話は全く入ってこなかった。
悟史は会った時から気になっている河童の着ぐるみについて聞いてみたが、「河童の着ぐるみについては、店内で話してはいけない事になっているので」と断られてしまった。
しかし、悟史の頭に浮かんだのは「店内では」という言葉と「テイクアウト始めました」。
話を切り替え、河童の女の子にテイクアウトについて聞いてみた。
河童の女の子が答える。
「テイクアウトとは、私たちを家に持ち帰ることができます。但し、お客様の身分証をお店に預けて頂きます。1時間5000円で、最大3時間まで。テイクアウトされた後は、なんなりと御用をお申し付け下さい。但し、着ぐるみを脱がせたり、破損させた場合は別途違反金を頂きます」と。
悟史は少し考え、財布の中身を確認すると、河童の女の子に向かって「テイクアウトお願いします」と。
河童の女の子は笑顔になり、「ありがとうございます」と。
続けて「準備してきますので、そのままお待ち下さい」と言い残し、再び店の奥へと消えていった。
悟史がアイスコーヒーを飲みながら待っていると、出迎えてくれた地底人の女性が「お待たせしました」、「身分証をお願いします」と。
悟史が運転免許証を差し出す。
地底人の女性は、長い3本の爪で器用に運転免許証を受け取ると、引き換えに少し小さめのスーツケースを悟史に差し出してきた。
そして、スーツケースの中から出ているチューブを爪で指し、「河童が呼吸できなくなるので、チューブを塞がないよう注意して下さい」、「今、午後3時ですので、午後6時には返却願います」と。
悟史は仕事の途中ではあったが、河童の入ったスーツケースを手に家へ帰ることにした。
見た目よりかなり重いスーツケースは河童が入っていることを悟史に確信させた。
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④
お持ち帰りプレイ(ゴクリ
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電気街から家までの移動時間は約30分。
電気街をスーツケースを転がしていき、電車での移動。
改札を抜ける時は、スーツケースの中身を確認されたらと、悟史はドキドキしながら通過したが、飛行機でもないので当然中身を確認されることはなかった。
それでもスーツケースの中に女の子を閉じ込めて電車に乗るという行為に、悟史は興奮を覚えていた。
はたからみれば、男性がスーツケースを持って移動しているだけ、特に変わった様子でもない。
何事もなく、無事に悟史の家に到着。
悟史は独身で、マンションに一人暮らし、河童の女の子を連れて帰っても何の問題もない。
早速、スーツケースを横にして開ける。
中からは緩衝材と粘着テープにより厳重に梱包された物体が出てきた。
その物体からはチューブが延びている。
その梱包された姿が、悟史のイタズラ心に火をつける。
全く身動きのできない物体から延びるチューブの先を親指で塞ぐ。
チューブは悟史の親指の表面を吸引、排出を繰り返すがしっかりと押さえた親指は空気の出入りを一切許さない。
やがて、耐えられなくなったのだろう。
「うぅぅぅ、うぅぅ」と言葉にならない声をあげ、梱包された物体が動き出す。
少しSっ気のある悟史は、軽い呼吸制御を楽しんだ後、チューブを塞ぐのを止め、河童の梱包を解いてやる。
30分も梱包されていたからだろう、緩衝材の内側はかなり湿気ていた。
リビングのフローリングの上に河童がいるという、不思議な光景。
移動の疲れか、呼吸制御のせいかは分からないが河童は女の子座りをして、うなだれて疲れたように見える。
しかし、すぐに河童の女の子は顔を上げると「すみません」「何を致しましょう」と。
悟史は彼女の切り替えの早さに驚いた。
そして、何をしてもらおうかと悩む。
特に考えずに成り行きでテイクアウトしてしまった感がある悟史であったが、カフェでのことを思い出し、着ぐるみについて質問することにした。
わ
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④
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悟史の命令を正座をして待つ河童の女の子の周りを悟史はゆっくりと無言で回る。
河童の女の子も少し緊張ぎみに黙ってそれを待つ。
河童の女の子の周りを一周し終えた悟史が質問を始める。
「河童の着ぐるみにファスナーが見当たらないけど、どうやって着てるの?」
河童の女の子は、「この着ぐるみはウエットスーツがベースになり一体型になっているんです」と。
「背中にファスナーがあり、そこから脱着しますが、ファスナーの部分は着たあと、開口部分は接着剤で塞ぎ、外側はから分からないようにし、その上に甲羅を取り付けるので、全く分からなくなります」
「カフェのオーナーが以前、映画やテレビで特殊メイクをしていたこともあり、目や口もリアルに動かせるようにできるんです」
なるほどといった表情で悟史がうなづく。
「ちなみに、甲羅の取り付け金具は胸の上と下を横に走り背中へ、それら2つの金具を繋ぐよう股を通り背中へ周り、甲羅を5点で固定しています」
「ウエットスーツの中を通っているので、外から見ても分からないんですよ」
そういうと、河童の女の子は悟史の手を取り、自分の股を触らせる。
一瞬、ドキッとした悟史であったが
確かに堅い、そしてそのまま悟史の手をおへその方へと引き上げ、胸の下側を左右に、さらに胸の上側を左右に動かし金具が入っていることを確認させた。
悟史は金具のことよりも、金具により一層突き出た緑色の光沢を放つ胸を揉みたい気持ちでいっぱいであったが、必死に抑えた。
着ぐるみについてはよく分かった。
それほど、気になってはいなかったがついでなので着ぐるみの中は、裸なのかそれとも何か着ているのか聞いてみた。
河童の女の子は「ちょっと、恥ずかしいですが、裸で緑色のラバースーツを着ているんです」と。
ラバースーツにいまいちピンときていないような悟史に、河童の女の子は「パソコンありますか?」と。
悟史は「もちろん」と答え、ノートパソコンを出してくる。
そして、水掻きのついた指で器用に、キーボードを叩き検索する。
出てきた画像は金髪の外国人女性が、緑色のピッタリとしたキャットスーツを纏った画像。
悟史がえらく食い気味に画像を見てる姿を河童の女の子は微笑みながらその悟史を見ていた。
想像しているのか、河童の女の子を上から下まで舐めるように見る悟史。
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④
かなりこった仕様になっているんだね
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失礼します、着ぐるみの小説をちびちびと書いている者です。もしよろしければ、カフェさんが今の作品を載せ終えた後で、私もぜひ拙稿をご笑覧いただきたいのですが、何ぶんネットに弱いもので、一つお尋ねしたいことがあります。書き込みの際に必要になる、「トリップ」とはなんの事でしょうか?どなたかご親切な方、ご教示くだされば幸いです。
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トリップとは
名前とか、主に判別する意味合い
特定っす。
名前欄に
記号、数列を入れます
以下です
ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1241152992
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できたか分かりませんが、こんなんです
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長編になりそうなので、割り込んで下さい。
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さて、質問も終わってしまったが、まだ時間はある。
悟史は「河童さんって、呼ぶのもあれなんで、名前教えてくれる?」と。
河童の女の子は少し困った素振りを見せたが、恥ずかしそうに小さな声で「美優です」「大学に通ってます」と。
悟史的には名前だけのつもりだったが、大学生であることまで、明かしてしまった美優。
つい余計なことまで話してしまった美優は焦りながら「他に何かありませんか?何でもします」と。
「何でもします」に悟史が食いついた。
「じゃあ、前からしてみたかったことをお願いしていいかなぁ?」悟史が美優に尋ねる。
美優は「私にできることでしたら」と返す。
すると、悟史は奥の部屋から業務用ラップを持ち出してきた。
SMプレイで女性をギチギチに拘束をしているのを見て、自分もやりたくなり購入した直後に彼女とは別れてしまった。
美優に引かれてしまうかとも考えたが、「何でもします」という言葉が悟史を後押しする。
美優の反応はというと「大きいラップですねぇ、どうするんですか」と質問してきた。
迷いのある悟史は自信なさげに「これを河童の美優に巻きつけて拘束したい」と消え入りそうな声で答える。
悟史の答えに対して、美優からの返事がしばらくなかったが、こちらもうつむき小さな声で「お願いします」と。
ジッとしている間にも時間は過ぎていく。
悟史は美優を立たせると、緑色の体にラップを巻きつけていく。
しっかり立ってもらい、グッと力を入れてラップを巻く度に、河童の黄色クチバシから吐息が洩れる。
気をつけの姿勢で、顔から下足の先まで全身にラップを巻きつけたため、立っていられなくなった河童を仰向けに寝かせる。
河童の着ぐるみを着て、ラップでギチギチに拘束された美優の表情はうっとりしているようにも見える。
頭も全て巻いてもいいか、悟史が確認すると、河童は何も言わずに首を縦に振った。
呼吸確保のため、鼻の部分に少し隙間を開け全身をくまなく拘束した。
フローリングに横たわるラップに巻かれた緑色の物件を足で軽く小突いてみると、モソモソと少し動く。
何度か小突いてみたが、その度に少し動く程度であった。
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519です
>>520さん、ご丁寧に恐れ入ります。
カフェさん、ありがとうございます。恐縮ながら頃合いを見て割り込ませていただきます。
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>>519
楽しみにしてます。
あと、ご要望のありましたまとめですが@wikiで作成する方法もあるかと思っています。
ただ作者様の承諾や
題名が元々曖昧なのでこっちで接点みつけて題名付けていいものか
それともひとまとめにして掲載日付分で公開すべきなのかなど
悩む点もあります。作者様及び皆様の意見をお待ちしています。
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作者でもなくただの住民なんですが、
>>525 の考えはいいだと思います。
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>>525
トラブル防止と負担軽減の為にも、作成&運営の際は管理者を複数名募るといいかもですね。
掲載については、あくまでもまとめログという体であれば、作者のアップした形態そのまま(嫌味でなく、誤字脱字も一切手をつけず)が好ましいかと。
ある程度形になったらまた意見を募って、読みやすい形にしていくといいのでは。
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某国とキグ(マスクフェチ・きぐるみフェチ)前編1
この板に張り付いてもう十年以上になるが、先だっての質問が初めての書き込みだった。
アニメの知識もパソコンの知識も無いが、キグルミ、ゼンタイ、マスクが大好き。カノジョにガーゼマスクとプリーツマスクを二重に付けさせ、やったこともたびたびある。
初めてのマスクエッチは、五年ほど前のことだった。
ピンクの小さめプリーツマスクを付けさせた。眉間に皺を寄せても、表情は目しか分からない。ゴムひもの下の、紅潮した頬。開ききったプリーツの下端と、喉の境目。
ペースを速めてやると、体をよじらせ大きなあえぎ声を上げる。くぐもったあえぎ声と同時に、マスクが下あごに引っ張られる。マスクの上部は針金で鼻に引っかかる。マスクは縦方向に皺を作りながら、ピンと張る。
愉楽の絶頂が過ぎると、はぁはぁと荒い息遣い。息を吸うのと同時にピンと張ったマスクは、ペコペコと彼女の唇へ張り付く。彼女の温かく湿った、濃厚な女性の匂いをたくわえた吐息が、視覚として俺の脳に迫る。
額に汗がにじんでいる。ゴムひもの間の頬にキス。彼女の湿った息がマスクの端から漏れ出し、俺の皮膚と嗅覚を誘う。マスクをはずしてやり、湿った頬と唇にもう一度キス。
マスクに覆われた空間は、どれくらいの湿度で満たされていたのだろうか…。
俺は、はずしたばかりの彼女のマスクに目が釘付けになる…。あえぎ声を上げている間ずっと、マスクはカノジョの吐息に含まれる湿気と、彼女の唾液をたっぷり吸っていた。
一時間以上、彼女の頬と唇に張り付いていたのだ。カノジョは恥ずかしげに、俺には渡すまいとマスクを握り締める。
マスクエッチは何度もした。ただ、それ以上はしたことが無かった、あの日までは…。
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俺は某語がわかるもので、過疎化の叫ばれる今日、ネタ不足のときはよく某国のきぐるみファンのサイトをあさる。案外財宝も埋もれている。
中でも一番のお宝は、日本のアニメを操演した事もあるアクショングループ所属の、アクトレスの個人ブログだ。面下、汗染み、その他のきぐるみファン垂涎ものの画像は残念ながらアップしていないようだった。
しかし、素顔はばっちりさらしていた。ガードがそれほど固くないのだろう。
面下が大好物な俺としては若干残念だったが、某アニメのショーに関していえば、総勢5人いるキャラクターそれぞれに、誰が入っているのかばっちりわかる。全員の素顔をさらしていた。
ショー会場に貼り付けてあった各キャラクターのポスターの前で、メンバーそれぞれがジャージ姿のままポスターと同じポーズを取った写真がキャラごとに一枚ずつ計五枚、ブログにアップされていた(五人のうち一人、しかも一番背が高くスタイルの良いプリプリブルーは、何と男だった…)。
その他楽屋でキグルミのまま戯れて写メを撮り合ったもの、ショーの一場面、握手会の様子、Tシャツとジャージ姿で移動・休憩するメンバーたち、自撮り(素顔と、キグルミ着用と、どちらもしっかり)、などなどまさに宝の山だった。ものすごい数の写真だ。カノジョの留守中、何度お世話になったことか…。
さらには全くの偶然だが、彼女たちの追っかけが作ったサイトまで発見できた。ショーを撮影したムービーまであったものだから、発見当時は有頂天になっていた。
そんな俺に、某国へ一ヶ月ほど行くチャンスがめぐってきた。会社の用事だが、今まで幾度行ったか知れない某国であったから、何の不安も無かった。
某国到着後3日目。俺は昼飯のため、安い飯屋が軒を連ねる、人でごった返した通りを歩いていた。
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忘れもしない、コンビニの角を曲がったときだった。
炎天下、額に汗をにじませながらテイクアウトの飯屋に並ぶ女性。一目で分かった。
あのアクトレスだ。見つけた瞬間、心臓が飛び出そうなほど興奮したのを今でも覚えている。
紛れも無い。ディスプレイに穴が開くほど眺めた、あのアクトレスだ。
きぐるみの中に並々ならぬ執着心を持つ俺ではあるが、実際に「中の人」にお目にかかったことは一度もない。何たる奇蹟か!俺は思わず凝視してしまった。
Tシャツにホットパンツというラフな格好で立つ彼女。ピンク色のタイトなTシャツが、彼女の体にぴったりとくっついている。背中にブラの紐がくっきりと浮かぶ。
写真では気づかなかったが、背がなかなかある。160cmはあるだろうか。
胸が大きいことにも気づかなかった。ぱっと見た勘定では、D〜Eの間くらいだろう。カノジョと同じくらいだから、大方目算に狂いはないはずだ。
肌は白くキメ細やかで、太腿が南国の太陽を照り返している。髪は、センターで分けた肩にかからないくらいの長さの黒髪。
目はくっきりとした二重。一目見れば、誰しもが可愛いと思える顔立ちだ。
芸能人で言うと、目元と顔全体の雰囲気はサエコに似ているかもしれない。化粧が濃いのと、若干歯並びが悪いのが玉に瑕だが、むしろそれくらいの欠点があったほうが、親しみが出る。
タイトなTシャツと、汗で額に張り付いた前髪に変な妄想を覚えながら、俺は必死で考えた。このチャンスを絶対にモノにしなければ。意を決し、俺は彼女に話しかけることにした。
しかし何といえばよいのか。あなたのきぐるみで何度も抜きました!とは言うわけにもいくまいし。
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つまらなさから、悟史の脳裏にもう一つやってみたいことが浮かぶ。
悟史はラップでギチギチに拘束した河童に話しかける「もう一つやってみたいことがあるんだけど、やってもいいかなぁ?」
河童はクチバシにもラップを巻かれ、動かすことができなくなっていた、そのため話すことができない。
それでも悟史の声は聞こえているようで、言葉にならない呻き声を上げ体を揺らす。
嫌がっているのか喜んでいるのかは分からない。
悟史はそんなことはお構いなしに準備を始める。
準備したのは、布団圧縮袋と掃除機。
布団圧縮袋を広げると、ラップで拘束して小さな河童を布団圧縮袋へ入れる。
そして空気が入らないように、二重になっている口に封をする。
河童の着ぐるみを着て、ラップ拘束をされた美優にとっては今、自分がどういう状況かもわからないだろう。
悟史は布団圧縮袋の口をしっかりと封をしたことを確認してから、逆戻りしない空気吸出し口から掃除機で空気を吸い出す。
ふくらみのあった布団圧縮袋はみるみるうちに、空気が抜かれてしぼんでいく。
ある程度空気が抜けると、ラップ拘束された河童の周りの空気を奪っていく。
ただでさえ、ラップでギチギチに拘束されて細くなっていた美優の体を締め付け、さらに小さくする。
完全に空気が抜けたのか、掃除機の吸引の音が変わる。
悟史は掃除機を止めて、真空パックされた物体を見下ろす。
悟史の足元に転がる物体は全く動かないが、5秒も経たないうちに、ビニールのギシギシという音が聞こえ始める。
そして間もなく「うぅぅ」、「うぅぅぅぅ」という呻き声が聞こえ始め、次第に頻度も呻き声も大きくなる。
ビニールの音も激しくなってくる。
布団圧縮袋の中で、脱出を試み無駄な抵抗をするが、それもすぐに収まり静かになる。
パニックで気を失ってしまったのか全く動かなくなったが、口の辺りのビニールは収縮を繰り返している。
悟史は時計を見る、返却の時間が迫っている。
布団圧縮袋を開け、ラップ拘束された河童を袋の外へ出す。
ラップ拘束をカッターを使い慎重に解いていく。
河童の着ぐるみを破損したら、罰金が待っている。
ラップ拘束を解いてやったが、河童の美優はまだ気を失っている。
軽く頬っぺを叩いてやると、ようやく気づいた。
悟史は河童の美優に「ゴメン、気がついてすぐで悪いんだけど、時間がないので」、そこまで言うと美優が「分かってます、返却の時間ですね、梱包して下さい」と。
拘束を解いて、10分も経たないうちに今度は梱包し、河童の美優をスーツケースへと詰める。
スーツケースを閉める前に悟史は「ありがとう、美優ちゃん」と声をかけた。
美優もそれに答えるように、言葉を返したのだが、スーツケースは閉じられ悟史には届かなかった。
こうして、河童のテイクアウトは終了した。
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④
ラップ拘束にくわえた圧縮袋プレイとか上級者過ぎるだろう。
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考えるな感じろ
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数日後、テイクアウトの日のことが仕事中も忘れられなかった悟史は仕事終わりで、あのカフェへ行くことにした。
カフェに入ると篭った女性の声で「いらっしゃいませ」と、アルマジロのような地底人が迎えてくれた。
パーテーションで区切られたテーブルへ案内される。
長い3本の爪で器用にメニューページを開き、「どの娘にいたしましょう?」と。
悟史はほとんどメニューを見ずに、「河童の娘をお願いします」と答えると、「申し訳ございません、本日はお休みを頂いてまして」と地底人の女性が返す。
メニューをよく見ると、確かに河童の写真の上にはシールが貼ってあり、ご担当できませんの文字が。
今さら、帰る訳にも行かなくなった悟史は宇宙人とアイスコーヒーを注文した。
しばらくすると、銀色のエプロンをした宇宙人がトレーイにアイスコーヒーとシロップ、ミルク、それに銀色のスプレーのようなものを持って現れた。
宇宙人の彼女は全身が銀色で、頭が少し大きく全体的にふっくらとしている。
指は4本で、顔には大きな目と対照的に小さな口と鼻の穴が開いている。
「ご指名ありがとうございます、お隣失礼します」宇宙人は非常に甲高い声でそういうと、悟史の隣りに座った。
シロップとミルクを入れて貰っている間、宇宙人の彼女の背中を見たが、やはりファスナーなどは見当たらなかった。
あと、この宇宙人の彼女だけがメイドのような腰に巻くエプロンではなく、普通のエプロンをしていたことに悟史は疑問に思っていた。
その理由は隣りに座ってわかった。
中身の女の子の胸が大きく、目立ってしまうので、隠していたのだった。
「触っていいですか?」
悟史の口から自然に出た。
甲高い声から少し低くなった声で、「有料になりますが」
宇宙人の返事に対して、料金を気にする悟史。
宇宙人の彼女は銀色のスプレーを口に入れてから、メニューをめくり説明を始めるが、その声はまた非常に甲高い声に戻っていた。
「2000円追加で、お触りできます」と甲高い声で答える。
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そうこうしているうちに、弁当を買い終えた彼女がこちらへ歩いてきた。徐々に距離が縮まる。
俺はあせってポケットに手を突っ込み、不自然にならない程度に姿勢を前かがみにした。
思わず立ち止まり、凝視する俺。彼女と目が合ってしまった。すると、思いがけないことに、彼女の方から話しかけてきた(あぁ、八百万の沢山いる神様、とくにキグルミの神様ありがとう!)。
「どうしたの?あなた日本人?」
「え、あの、はい。あの、日本から来タ。」
俺はあえて片言で話した。
「何かありました?」
「えー、あのー、お弁当買いたいデス。その弁当、どこ?」
「これ?」
左手の手のひらに弁当を乗せ、それを右手で指差してみる彼女。クリクリの上目遣いが、憎らしい。
「そう、それ欲しい!デモ買い方分からナイ…。」
心臓が喉まで出かけている。変な汗が止まらない。脇がヒヤッとする。
「OK!ついて来て、一緒に買おう!」
某国国民のもはや国民性としか言いようのない、底抜けの親切さとお人よしに救われた。
「え、でも、時間大丈夫ですか?忙しくないんですか?貴重なお時間をすみません、本当に。」
緊張と興奮で、自分で何をしゃべっているのか分からない。
「わお、某語上手ね!すごい、すごい!」
そんなこんなで俺は彼女に連れられて、実は馴染みの弁当屋へ行き、無事弁当を購入した。
-
並んでいる間にあれこれ話し、近くの公園で一緒に昼飯を食べることになった。もちろん、その間中俺のあそこは破裂寸前だった。
今目の前にいるこの美女は、美少女キグルミの中から出てきた美女。肌タイと面に包まれ、本来ならば寸分の肌すら見せず、ぎらぎら輝く太陽に蒸されながら、声を発することも許されない存在。
笑顔の面の下で、口で呼吸をしながら湿った赤ら顔でいる彼女。その美女が、俺のそばに立っている、美しい肌と整った顔立ちを惜しげもなくさらして…
俺は何と幸運に恵まれているのだろう。あのときのことを思い出すと、いまだに笑いがこぼれてしまう。
食事をしながらなんだかんだと話をしつつ、俺は彼女の情報を頭の中で整理していた。
名前は「サエコ」(仮)、年は21歳でなんとまだ大学生だった。中学生のころから日本のアニメや漫画が大好きで、高校に入ると、趣味でコスプレをしていたそうだ。
大学に入り一人暮らしをはじめるが、なかなかバイトが見つからずに困っていたところ、運よく舞い込んできたのがスーツアクターのバイトの話だった。
ショーは週末だけだし、もともとバスケをやっていたから運動神経も抜群。しかも大好きな日本のアニメや戦隊モノを演じられるとあって、二つ返事で引き受けた。そんなこんなで、かれこれ2年以上バイトを続けているそうだ。
―(中略)―
明日は、待ちに待ったサエコの生キグルミを拝める。お昼からデパートで、おもちゃの販促イベントがある。
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仕事の疲れもそっちのけで、俺は布団の中でサエコとのL○NEに夢中になっていた。
サ―「ちょっと恥ずかしい」
俺―「俺に見られるから?」
サ―「うん…」
俺―「握手してくれよ」
サ―「本当に来るの?」
俺―「約束したじゃんよ。そのままきぐるみ持って、夕食すませて、お前の家行くって。
サ―「どうしよう、興奮してきた…」
俺―「明日も暑いぞ」
サ―「もしかして暑いからって喜んでる?」
俺―「暑いほうがお楽しみも増える」
サ―「もうすぐ日本に帰っちゃうんだね…。」
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イベント会場は子ども連れでごった返していた。デパートの入り口近くのステージには、でかでかと「プリプリ少女ショー」と書かれた横断幕が張られている。
ステージ脇には、普段はデパートの地下物品倉庫の扉があるあたりに接続して設けられた白いテント。今まさに、あそこでサエコがキグルミに着替えている。
サエコは5人いるキャラクター中、主役のピンクを務める。ピンク色で、頭の上に輪っか状になった髪が、猫耳のようにふたつ乗った愛くるしい髪形。
面は、典型的な美少女きぐるみといえる。ブログで見たかぎりでは、瞳の部分と眉毛の縁がのぞき穴になっている。
面の大きさは、標準的な美少女キグルミに比べると、だいぶ小さい。お祭りで打っているお面と同じくらいだろうか。
しかし、あごはきちんと覆われている。好みは分かれるのだろうが、実写版セーラームーンのきぐるみを眺めながら青春のエネルギー放出し続けた俺にとってはまさにどんぴしゃりだった。
写真から判断するに、面とウィッグは別々になっているか、或いはほぼ分離された状態で恐らくおでこの少し上あたりで一部くっついているものと思われる。
セーラー服を模した衣装は、白を基調に、ピンクで縁取りがされた近未来的デザイン。上半身はノースリーブになっており、二の腕の肌タイが露出している。
スカートはミニで、足元は白いブーツ。肌タイの露出が多いのがたまらない。
日本のショーで使われている肌タイは、ジャージのような素材が多かったと記憶している。
しかし彼女らが着ている肌タイは、写真で見るかぎり目が細かくかなりさらさらしているような印象を受ける。若干光沢もあるから、サテン地に近いようなものかもしれない。
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オリジナル作品ではピンクの手甲をつけているが、肌タイの指の先が破けてしまったため、肘丈の白いサテンロングローブを着用している。
破けた指先の写真と、手袋着用のあらましがブログで紹介されていた。俺の趣向としてはうれしいかぎりだ。
それにしても着替えを見たい。もう一つの肌に包まれてゆくサエコを見たい。南国の太陽に蒸されたテントの中では、何が起きているのだろう。
夜が待ち遠しい。しかし、夜はどうせクーラーの効いた室内だ。
サウナのような暑さの中で、スパッツとキャミソールを身につけ、もう一つの肌に身を包み、息苦しい密着性の高い面で顔を覆う。肌の上にさらに肌、その上にはさらに衣装。どれほど暑いだろう。
面の暗闇の中で、火照ったサエコの肌はつぶつぶと汗をたくわえていることだろう。
顔を滑り落ちる幾条かの汗が思い浮かぶ。脇や首から噴き出した汗は、肌タイに吸い取られ汗染みとなり、南国の太陽に蒸されてすえたにおいを放つ。
ショーが始まる前から妄想を膨らませ、俺の興奮は頂点に達していた。束ねた針が皮膚を刺激するような太陽光に焼かれ、俺のTシャツはすでにじとじとだ。頭皮に汗がじっとりとまとわりついている。
今日はサエコ一人での活動だ。司会のユウコが子どもたちを盛り上げ、会場のボルテージが徐々に上がる。
「サぁーみんな!大きな声で、『プリプリピンクゥー!!!』」
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外人片言描写意味不明
進行進みすぎ(←中身がない
残念作品でした
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失礼しました。
投稿中断します
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>>534
④
小野寺浩二の「UFOおねえさん」を思い出したwww
甲高い声は演技ではなくスプレーガスによるものなのかwww
ttp://blog-imgs-23.fc2.com/b/e/a/beatarai/ufo07701-.jpg
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3 :名無しさん@着ぐるみすと:2013/01/27(日) 16:08:41
692 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/01/26(土) 23:33:00.19 ID:???
需要ありそうな小説スレを6章途中まで発掘した
2769437.zip(Sc_420039.zip)
のキーワードを教えていただけませんか
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規制・削除依頼を承りました
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>>543
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物語は完結で、続きお待ちしてます。
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衝動を抑えられなくなった悟史の手がエプロンの間から、宇宙人の彼女の胸を揉み、そのまま押し倒す。
「きゃー」先ほどの声とは違う高い声が店内に響く。
悟史の手は着ぐるみの上からでも、分かるほど柔らかく大きな胸を揉み続ける。
店内は薄暗く、テーブル席のところだけスポットライトで照らされている。
仰向けになった宇宙人の大きな目はサングラスのようになっている。
そのため、その大きな目を通して中の女性の涙ぐんだ顔が見えた。
その時、「お客様!」
悟史が声の方を向くと、地底人が立っていた。
「私どもの店は、見た目を楽しんでいただくもので、店内で卑猥な行為はご遠慮頂いています」と。
宇宙人の彼女は、悟史から離れ地底人の横に立ち、悟史の方を見ている。
地底人の勢いに圧倒された悟史は「テイクアウト」消え入りそうな声でつぶやく。
悟史はテイクアウトなら、何してもいいのかと聞きたかったのを察したのか、地底人は「テイクアウトは接客した者の同意のもとです」
何も言い返せず、下を向く悟史に、地底人が追い討ちをかける。
「お客様は今後、入店禁止とさせて頂きます」
見つけたばかりの楽しみが、もう取り上げられてしまい、おまけに河童の美優にも会えないことを残念に思いながら家路につく。
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一応形だけ作りました。これから中身を触っていきます。
申し訳ないんですが、はまむらさんの文章を試験で使わせてもらいます。
ご飯食べたら試験ページに文章の掲載方法何パターンか作成するので
いいと思う掲載方法教えてください。
http://kiguruminovel.wiki.fc2.com/
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規制・削除依頼を承りました
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なんか最近ここも静かになったね。
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カフェの続き待ってます!
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投票ありがとうございました。意外に編集の苦労も考えていただき文章は長くなりますが
短編は1つのリンクで、長編は三分割くらいにできたらと思います。
ただ最近こちらが更新されていないという現状を踏まえると
作者側の意見はあまり構ってほしくない感じなんでしょうか?
また過去と今では志向が変わってきているのがわかったのでジャンル別みたいな感じで
カテゴリー修正しようかと思っています。
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早速で申し訳ございませんが、fc2だと使えるタグが少ないことに気づき
@wikiにページ移しました。あと、少し更新しました。
編集手伝ってくれる方も若干名ですが募集します。
まずは[「このウィキに参加」で申請してください
http://www63.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/1.html
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規制されてまーす。
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ショックを受けた悟史だったが、一つ引っかかることが、宇宙人の彼女の顔。
どこかで見たことのある顔のような気がしていた。
いろいろ考えてみたが、分からないまま、マンションへと帰ってきた。
マンションのオートロック前に、小柄で可愛らしい女の子がスーツケースと並んで立っていた。
鍵でオートロックの扉を開け、中へ入ろうとする悟史に女の子が声をかけてきた「あのー」。
「中へ入りたいんですか?」悟史が返す。
「私、美優です」
「覚えてますか?河童の」
その女の子は顔を真っ赤にし、下を向いている。
「え、あ、あの」
美優に会いたくて店へと足を運んだ悟史も驚きで言葉にならない。
まさか、美優から会いに来てくれると思わなかった。
そして、あの河童の中身がこんな可愛い女の子だったとは。
美優を見ながら対比、想像するとどんどん悟史の股間は熱く膨張してくる。
ズボンのポケットに手を突っ込み、手で大きくなった股間を押さえる。
そして、何事もなかったように「こんな入口で立ち話もなんなんで、部屋へ行きましょうか」と誘うと、美優も真っ赤な顔でコクリと頷いた。
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規制されていて投稿不能でした。
作者側の意見も全く投稿できずでした。
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そういや俺も規制されてたけどなんだったんだろう
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最近別のスレで盗撮された画像を貼り付けようとした人がいたらしく
それに巻き込まれたのではないでしょうか。
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とある物産店
巨大昆虫観察
巨大昆虫観察2
RISA
ゲームセンター
続・とある物産店
妄想暴走
妄想特急
玩具
水槽
水族館
スレ違いなら
続・スレ違いなら
宅配便
宅配便 裏
シャチ女
963
僕の
PACHI
呼吸制御ってこんな感じですか?
ホラー?
ぬいぐるみに
カフェ
の作者です。
この掲示板見てる人がOKなら、いいですよ。
もうすでに載ってるのありましたけど。
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>>558
俺も弾かれたのその直後だった、本当やめて欲しい
あとはコピー製品とかの広告が載るからじゃない?
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>>559
やはり物産店の人だったか!
大抵はワードパッドで保存しているけど開業とか買ってにやっっちゃった代物なので
wikiに投稿は出来ない。
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テイクアウトのときは、フローリングに座っていたが、今日はソファに座る美優。
男の一人暮らし、ペットボトルのお茶を入れて美優に出す。
2人はソファに並んで座るが、お互い話にくいことがあるのか、しばし沈黙が続く。
悟史は今日あったカフェでのことは話さず、美優に質問する。
「どうして来たの?」
美優も口を開く。
「清水さんの身分証の控えを見て、探してきました」
悟史は自分のした質問の求めている答え、何をしに来たのかを聞きたいのとは違うなぁと思いながらも、美優の答えに変に納得していた。
確かにテイクアウトのときは、スーツケースに入れて河童の美優を持ち帰ったので、自分の家の場所は美優には分からない。
美優の答えは的確であるように思えた。
改めて、悟史は「今日は何をしに来たのか」と質問する。
美優は下を向き、言いづらそうにしていたが、意を決したのか、顔を上げて悟史と向き合い「前にしたように私を拘束して下さい」
言葉を発した途端、美優の横顔がみるみる赤くなっていく、恥ずかしさからか耳は真っ赤になっている。
悟史もかわいい美優をラップで拘束し、真空パックすることを想像しただけで股間が硬くなっていた。
自分の股間を見られないように、美優の持ってきたスーツケースについて聞いてみる。
「スーツケース、何が入ってるの?」
「このまま拘束されるのが、恥ずかしいので 」
「以前お店で使っていた河童の着ぐるみを貰ってきてあったので、前みたいに」
美優が弱々しく答える。
悟史には願ったり叶ったり、河童の着ぐるみへの着替えが目の前で見ることができるかもしれない。
少し興奮し、上手く舌が回らない悟史「き、着替えるのを見ていい?」
自分でも分かるくらい声が高い。
美優の返事をドキドキして待つ。
-
「一人では着れないので、河童の着ぐるみを着る時は手伝って下さい」
スーツケースを開け、準備している美優の後ろでガッツポーズをする悟史。
その時美優が突然振り返る。
悟史はガッツポーズを隠すようにやめ「どうしたの?」
美優は「裸は恥ずかしいので、隣りの部屋でラバースーツに着替えてきていいですか?」と。
「どうぞ、散らかってますが」と隣りの部屋へと案内する。
美優の手には緑色のラバースーツと黒いインナー。
リビングへ戻ると、スーツケースが開いていて、河童の着ぐるみが目に入った。
悟史は河童の着ぐるみを手にとってみる。
河童の着ぐるみの表面は光沢があり、ツルツルしている。
素材はウエットスーツ、生地の厚みもある。
手も足も頭も一体になっている。
手と足にはカエルのような水掻きがついていて、頭にはお皿もついている。
この河童は前に使っていたというのは本当らしく、甲羅だけは後で背負うようになっているし、河童の顔もマスクになっていて、口は動かず目のところだけ、穴が開いている簡単なものであった。
河童の着ぐるみを広げてみて、しみじみ思う。
すごく小さく美優が着ると本物の河童のように見えるなぁと。
その時、隣りの部屋で大きな音がした。
悟史は慌てて隣りの部屋へ行くと、競泳水着のようなインナーを着た美優がラバースーツに足を突っ込んだ状態で転んでいた。
どうしたのか聞くと、いつも座って着るラバースーツを立ったまま着ようとして、転んだのだと。
悟史は美優にラバースーツをリビングのソファで、座って着るように勧める。
美優もそれに従い、リビングへ移動。
そしてラバースーツに着替える。
「なんか、見られてるの恥ずかしいですね」そういいながら美優はソファに座りラバースーツに足を通していく。
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カフェ様、そしてみなさまお帰りなさいませ。
なぜか私のパソコンも携帯も規制かからなく、話を進展させてしまい申し訳ございません。
また、承諾いただきありがとうございました。更新内容でご不満な点があればなんなりとお申し付けください。
昨日からの夜勤と一昨日からの二日酔いの影響で体調がちょっと優れないので
今日はこれから少し寝てから更新していきたいと思います。
-
確かにラバースーツは片足立ちで着るには足の滑りが悪いからねえ
④
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美優がそういったのは、悟史がその着替えをガッツリ見ていたから。
正確に言えば悟史は着替えではなく、ラバースーツを見ていた。
そのラバースーツにファスナーはない。
首の部分を大きく開きそこから足、お尻の順に着ていく。
そして腕を通すと、体を揺するようにして、ラバースーツを引き上げていく。
体がラバースーツにスッポリと覆われると、ファスナーのない分ピッタリしてシワ一つない状態となった。
美優はスーツを着用した時に首の内側へと入り込んだフードを引き出すと、肩まである髪を簡単にまとめ、フードを被る。
フードは美優の頭だけでなく、顔の大部分を覆ってしまった。
ラバースーツに覆われ緑色になった全身で、唯一残されたのは、顔の中で突き出た鼻だけ。
これで呼吸は確保できる。
かわいい顔が少し潰されているが、目は開いていて、緑色で透けているラバー越しに、美優の顔を見ることはできる。
緑色のラバースーツに包まれた美優が、先ほどまで悟史が見てソファに置かれている河童の着ぐるみを手にラバーで少し篭った声で「手伝って下さいね」と。
悟史はコクリと頷くと、美優が河童の着ぐるみを着るのを手伝う。
悟史の股間は今までにない程、いきり立ったまま、河童の着ぐるみに足を入れて引き上げる美優を手伝う。
美優も河童の着ぐるみ越しに、股間が当たるのを感じてはいたが、それには触れずに、河童の着ぐるみを着る。
腕を伸ばし手が通れば、最後は頭。
河童の背中のファスナーは、腰辺りから肩の辺りまでしかない。
甲羅を背負うと隠れるようになっている。
-
全身タイツはファンタスティックラバー社のネックエントリータイプのような構造になってるんだな
④
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最後に頭を河童の着ぐるみに通す。
河童の首の部分は伸縮性がよく、美優の頭が通る様子がよくわかる。
悟史は河童の頭を押さえるようにして着るのを手伝う。
河童の頭に美優の頭が入ると、美優は視界を自分で調整する。
緑色のラバースーツで目も覆われているので、河童の目も緑色になっている。
ラバースーツに加え、河童の着ぐるみを着てさらに篭った声で「すみません、背中閉めてもらえますか?」そう言うと美優は悟史に背中を向ける。
悟史は河童の背中のファスナーを閉める。
腰辺りから肩の辺りまで閉めたが、まだ奥がある、河童の着ぐるみの中へ手が入っていく。
ファスナーは後頭部近くまであり、河童のマスクをしっかりと固定する。
ファスナーを閉めると、分厚いウエットスーツの生地が完全にファスナーを隠してしまった。
河童となった美優は、悟史に背を向けたまま何か言っていたが、篭った声で悟史には聞き取れなかった。
河童は振り返り、悟史と向き合う。
悟史よりも小さな河童は、緑色の瞳で悟史を見上げる。
そして、その視線は悟史のまだ興奮冷めやらぬ股間へ。
少し焦る悟史であったが、水掻きのついた河童の手がズボンの上から股間を触り始める。
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④
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河童のリアルな着ぐるみ…参考画像がほしいな…
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河童は言葉を発さずに、悟史のズボンを脱がせながらソファへ座らせる。
悟史がソファに座ると、河童はフローリングに膝をつき、先ほどよりも大きくなっている悟史のイチモツを下着から出すと、水掻きのついた手でシゴき始める。
恥ずかしそうにしていた悟史であったが、河童の巧みなシゴきに耐えきれず身を任せる。
そして、声は我慢したものの発射してしまった。
河童の胸の谷間に、白い液体がかかり、そして緑色の体を流れ落ちていく。
河童は自分にかかった白い液体はそのままで、悟史のイチモツを丁寧にティッシュで拭く。
それが終わると、自分の体にかかった白い液体もティッシュで拭き取った。
「どうでしたか?」篭った声で話しかけてくる河童。
「見ての通りだよ」悟史が返すと、河童の緑色の瞳が笑った。
「そしたら次は河童さんの番だな」
そう言うと悟史は業務用ラップを準備し始めると、河童も自分のスーツケースに向かいなにやらゴソゴソしている。
ラップを持って待っている悟史の前に戻ってくると、悟史にスイッチを差し出す。
そして「ラップを巻いた後に、スイッチを押してもらってもいいですか?」
悟史はあえて何のスイッチかは聞かず、それを受け取ると河童にラップを巻き始める。
協力的な河童のおかげで、前回よりもギチギチにラップ拘束ができた。
甲羅がなかったおかげかもしれないが。
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④
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体の拘束を終え、顔を拘束してしまう前に渡されたスイッチを押してみる。
立ったまま拘束されている河童から「あっ 」と小さな声が洩れ、お尻を振るような感じで少し動き出す。
美優のアソコに入れられたリモコンバイブが動き出した。
悟史もスイッチを渡された時点で、なにかは分かっていたので、あえて聞かなかった。
一旦スイッチを切り、河童の顔もラップで拘束する。
ラップで隠れてしまう前の河童の目はすでに気持ち良さに陶酔しきった目をしていた。
河童の鼻から呼吸だけはできるようにし、全身にラップを巻いていく。
何重にもラップを巻かれてバランスの取れなくなった河童であったが、ソファの上に上手く倒れた。
ラップを巻かれた棒状の物体は、全く動くことなく、ソファの上に横たわっている。
悟史はソファの上にある物体をそのままにして、隣りの部屋へと消える。
暫くして戻ってきた悟史の手には布団圧縮袋と掃除機。
-
4eq5Z7UCHM様
今思いついたネタなんですが、美優みたいにすごい小柄な女の子3人くらいで
1人しか入れないような小さめの1体の着ぐるみに3人一緒に
入って3人いないとできないような細かい動きを
何か演じて最後に全員中身が出てきて驚かすてきな。
例としては、小さい恐竜とかですかね…
書いていただけないでしょうか・・・?
よろしくお願いいたします。
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>>574
>何か演じて最後に全員中身が出てきて驚かすてきな。
横レスだけどKKKKK5さんが河童や半魚人の出てくる水族館でそう言うのを書いていなかったっけ?
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KKKKK5の河童の話は、この掲示板で私が初めて書いた話です。
574さんの案、番外編として考えてみます。
投稿しているカフェの話、だいぶ書き溜めて変更難しいので。
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圧縮袋をフローリングへ広げると、ソファで横たわるラップでぐるぐる巻きにした物体を持ち上げ、圧縮袋の中へ。
完全に封をした後、リモコンバイブのスイッチを入れる。
ただの物でしかなかったラップ巻きが命が吹き込まれたように震え、微かな声が洩れる。
その声を合図に掃除機のスイッチを入れ、圧縮袋内の空気を吸い出す。
圧縮袋が密着することで、ラップ巻きにされた河童の震えまでもが制限され、完全に空気が抜けた時には全く動けなくなってしまった。
顔の辺りのラップが少し動いているのが、圧縮袋越しに分かる。
ラップでギチギチに拘束された河童の着ぐるみの中で、かわいい美優が必死に呼吸していると思うと悟史は興奮してきた。
そして、呼吸制御されている美優もまた興奮し、快楽に浸っていた。
しかし、その時間も長くは続かない。
2分程度すると、細かく早く震え、声を出す美優。悟史も慌てて袋を開ける。
ラップ巻きから声は止んだが、細かく震える続ける。
リモコンバイブのスイッチも切る。
痙攣を起こしているのか、快楽の余韻に浸っているのかは、ラップ越しでは分からない。
悟史は声をかけてみる「大丈夫?」
すぐに、篭って小さな声ではあるが「ハイ」と返事が返ってきた。
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更新乙
河童巻きの進化系として「ラップ巻き」という新たな寿司ネタが!
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誰が美味い事言えと…
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「どうする?」悟史がまたラップ巻きに話しかける。
布団圧縮袋から半分だけ出されたラップ巻きから「お願いします」篭って小さな声で聞こえにくくはあったが悟史にはそう聞こえた。
再び圧縮袋にラップ巻きを押し込み、封をする。
リモコンバイブのスイッチを入れ、強さの切り替えを強にする。
強に切り替えたのが、効いたのかラップの巻きが緩んできたのか、先程よりも激しく震え、「あぁぁぁ」という声が聞こえてきた。
この声を合図に悟史は空気を抜き始める。
空気が抜けていくにつれて、圧縮袋がラップ巻きを締め付けて動きを制限する。
それでもなおも声を上げながら、動き続ける。
先程は空気を完全に抜くと動かなくなったラップ巻きであったが、今回は動き続ける。
その動きはさらに激しくなり、「いっいっ、逝くぅぅぅぅ」。
今まではよく聞き取れないほどの声であったが、今回は悟史にもハッキリと聞こえた。
その後、声は上げずヒクヒクと動いていたが、ついには動かなくなってしまった。
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④
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圧縮袋の内の空気を抜いてから、時間はそれほど経っていなかったが、呼吸をしている様子をみせないラップ巻きが心配になった悟史は圧縮袋を開け、ラップ巻きを引き出す。
顔の辺りを確認するが、呼吸音は聞こえない。
慌ててカッターでラップを解いていく。
河童の顔が現れたが目は閉じたまま。
呼吸をしている様子もない、顔が青ざめていく悟史。
とその時、咳き込みながら河童が息を吹き返した。
ホッとした悟史の前で、再び河童が「ダメ、ダメ、ダメ、逝くぅぅぅ、逝っちゃうぅぅ」
大きな声を上げ、そのまま気を失ってしまった。
呆気に取られた悟史はしばらくボーっとしていたが、河童の深呼吸音とリモコンバイブの音が聞こえるようになり、ようやく我に返った。
リモコンバイブのスイッチを切る。
そして気を失って寝ている河童のラップ拘束を解いてやり、河童の背中のファスナーも開ける。
上半身だけでも河童の着ぐるみを脱がせようと試みたが、どうも上手くできなかったので、楽な姿勢でソファに寝かせることにした。
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美優は河童の着ぐるみを着たまま寝息を立てている。
美優が横になっているソファにもたれ掛かりながら、河童の着ぐるみをぼんやり眺める悟史。
河童の手には水掻き付いている、それはゴムで出来ているのか伸縮性がある。
河童の皮膚はツルツルしていて、ウエットスーツで作られているとは思えないほど継ぎ目もなく見事な出来である。
腕に触るとやんわりと温かみが伝わってくる。
本当にこんな生物がいるのではないかと思わせるほど、精巧にできた河童。
悟史が手を触っていると、河童の手が悟史の手を握ってきた。
少しビックリした悟史であったが、美優が気がついたと思い、河童の顔を覗き込む。
美優は緑色の視界越しに悟史を見つめる。
まだ、自分になにが起こったのか認識していない様子であったが、2度瞬きすると、思い出したのか、起き上がると「私 」
美優の言おうとしたその先のことが分かった悟史は「いいよ、それより大丈夫?」と声をかけた。
美優は河童の着ぐるみのまま、ソファの上で正座し、コクリと頷く。
「まず、着ぐるみ脱ごうか」
美優はなにも言わずに頷くと悟史の方へ背を向けた。
ファスナーはすでに下ろしてあるので、悟史は着ぐるみの中から美優を引き出すため、中へ手を入れる。
河童の着ぐるみとラバースーツに包まれていた美優の体は熱を帯びている。
悟史は腕を掴み脱ぐのを手伝う、美優も着ぐるみの頭を手で押さえ、左右に振るようにして頭を抜いた。
着ぐるみの上半身だけ脱いだ美優の姿は、ラバースーツの各所には汗で肌にピッタリと張り付き色が変わっていた。
大量の汗をかいた美優は、ラバースーツ、着ぐるみを着た上、ラップでぐるぐる巻きにされた上、布団圧縮袋に入れられ呼吸制御されていたのだ。
相当暑かったのであろう、頭部を覆っているフードを脱ぐと湯気が立ち上り、同時にシャンプーとゴムの混じった香りがしてきた。
美優のために悟史はタオルを取りに行こうとした時、誤ってリモコンバイブのスイッチを入れてしまうがそれには気付かずにいってしまう。
美優は声を殺して耐えていたが、悟史がタオルを持って戻ってきた時には、耐え切れずに「もうダメ」といってソファに倒れ込んでしまった。
なにが起こったのか分からない悟史であったが、静かになった部屋で、リモコンバイブの音が聞こえてきて初めて美優の身に起きた状況を把握した。
美優が目覚め、悟史の勧めで入浴して帰ったのは、1時間後のことであった。
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マスクを脱いだ時にゴムとシャンプーの香りというのがいい!
④
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これこれhttp://urx.nu/en4c
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ttp://makisun.blog11.fc2.com/blog-entry-914.html
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なんだ夢か
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妄想も夢のうち
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美優が帰った後、先ほど目の前で起こったことをおかずに抜こうかと考えていた悟史であったが、ソファの横に落ちている一枚の紙を見つける。
それは写真。
美優の忘れ物かと写真を見て悟史は固まった。
そこにはUMAカフェのメンバーがマスクオフの状態で写真に収まっていた。
緑の体の河童からは美優が顔出している。
地底人の店長はどんなキツイ女なのかと探す。
「いた!」
悟史が想像していたのとは違いかなりの美人。
何故、着ぐるみを着ているのかわからないほどである。
そして、今日、悟史を接客してくれた宇宙人を探す。
大きな目から見たときとは違い、シメガネ姿で写っている。
髪型はショート。
「あ!」
悟史は声をあげた。
カフェで宇宙人の彼女の顔見てから、ずっともやもやしていた。
この写真を見て、スッキリした。
彼女は悟史の会社に派遣社員として来ている小野寺美香。
他の派遣社員とは違い、大人しく暗い印象を受ける女性。
しかし、写真の中では楽しそうに笑っている。
彼女はいつも3時で帰る。
悟史はそれを気にはしていなかったが、周りでは未婚で子供がいるのではないかと、噂されていた。
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月曜、給湯室へ向かう彼女を見つけた悟史は追いかけ、声をかける。
「おはよう、小野寺さん」
「清水さん、おはようございます」
どう切り出すか少し迷った悟史であったが、「この間はどうも、カフェで」
この言葉に美香はピンときていないようで、頭を傾げている。
そこへ「会社では胸の目立たない服着ているんですね」と悟史が続ける。
さすがの美香も気づいたようで、顔を赤くして「どうして知っているんですか?」と。
悟史は手帳を取り出し、マスクオフの写真を見せる。
普段大人しい美香からは想像できないほどの速さで写真を奪いにきたが、悟史はアッサリとかわす。
美香は写真を奪いにはこないで、自分の手帳を確認している。
そこにも悟史が持っているものと同じ写真が。
「どうして」美香が目に涙をため悟史に聞いてきた。
悟史は話せば長くなるので、 昼休みに社外の喫茶店で会うこととなった。
-
悟史が喫茶店へ行くと、美香がすでに待っていた。
遠目から見ても落ち着かない様子である。
店に入り美香の前に座る。
昼休み、それほど時間もないので本題に入る。
悟史は大学生の美優と知り合いということをまず話した。
美香はなるほどといった表情を浮かべる。
悟史は「ヘリウムガスを吸って、声の高い宇宙人さんに接客してもらったよ」というと、美香の顔がみるみる赤くなっていった。
美香は下を向き、小声で「いつ店にきたんですか?」と。
「金曜日に」悟史が答えると、美香の顔はますます赤くなった。
どの客か、美香にもわかったようである。
「店ではメガネを掛けないので、相手が見えないんです」
「恥ずかしいので、会社では内緒にして下さい」
小さな声だが強く懇願する美香を置いて、返事することなく悟史は喫茶店を出て、会社へと戻った。
昼休みが終わり、少し力ない美香が事務所へ戻ってきた。
悟史は美香とすれ違い、外回りへ向かう。
営業から戻り、パソコンでメールを確認する悟史。
そこには、小野寺美香からメールが届いていた。
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規制・削除依頼を承りました
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規制かかりそうなので↓
メールの内容は、どうかカフェで働いてることを会社には内緒にして下さいというもの。
そして、最後に黙って頂けるなら、なんでもしますの文字。
早速、美香に返信する。
そして、週末を楽しみに待つ。
金曜、夜10時悟史の家のチャイムが鳴った。
少し浮き足立ち、玄関へ向かう悟史。
覗き穴から外を覗くと、そこにはダウンジャケットを着、フードまでしっかり被った小柄な怪しい人が立っていた。
怪しさにも躊躇することなく、ドアを開ける悟史。
黒いダウンジャケットに合皮のミニスカート、ニーハイブーツという出で立ちの全身黒尽くめの女。
ダウンジャケットの中は、白いパーカーだろうかフードを深く被っている。
口にはマスク、目は夜だというのにレンズの大きなサングラス、手袋。
肌の露出を避けるようにすべてが覆われていた。
悟史はその怪しい女を部屋へと招き入れる。
女の方が躊躇しながらもブーツを脱ぎ、悟史の部屋へと入る。
ブーツを脱いだ足も黒いパンストに覆われている。
女が篭った弱々しい声で悟史に話しかける「あのー、これから何を?」
「とりあえず、脱ごうか」
「店での格好になって」
リビングで全身黒尽くめで、立っている女に指示をする。
もうお分りと思うが、悟史が美香にメールで指示したことは、宇宙人の着ぐるみを着て、悟史の家に来ること。
美香は店の外で、ビラを配ったこともなく、着ぐるみのまま外へ出るのは初めてだった。
それどころか電車に乗って、悟史の家に来いと言われ、苦肉の策がこの格好という訳である。
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④
いきなりX-FILE的な展開になったw
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この主人公節々でゲスさが出てるなw
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だが、それがいい
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悟史の指示通り服を脱ぎ始める美香。
手袋、ダウンジャケットを脱ぐ。
マスクとサングラスを外すと、宇宙人の顔が現れる。
パーカーのフードも被り、パーカーのヒモをしっかりと縛ったのはいいが着ぐるみの手では取れないようで、時間がかかっている。
ソファに座って、それを見ていた悟史だったが立ち上がり、ヒモを解いてるやる。
パーカーからツルッとした無機質な銀色の頭が現れる。
悟史は宇宙人のアゴを持ち、顔を上へ向ける。
部屋の照明が宇宙人の大きな目の中の美香を照らしだす。
美香は少し強張った表情で、汗をかいているのが悟史には見えた。
パーカーを脱ぎ、ミニスカートを足元へと落とす、最後にパンストを脱ぐと悟史のリビングに銀色の宇宙人が現れた。
悟史は突っ立っている宇宙人を見ながら、ここに座れと言わんばかりにソファを叩く。
宇宙人は音にビクつきながらもゆっくりと近づきソファに座る。
「じゃあ、お店の続きを始めようか」と宇宙人の耳元で囁く。
少し宇宙人は震えていたが、そんなことには構わず、悟史は豊満な宇宙人の胸を揉み始めた。
嫌がっていた宇宙人も次第に抵抗しなくなる。
そんな宇宙人の股へも悟史の手が伸びる。
声を圧し殺し、必要以上の攻めに宇宙人も身をよじって抵抗するが、力で勝る悟史から逃げ切りことはできなかった。
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④
イイヨイイヨー
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本番こそなかったが、体を触られて感じて宇宙人はしばらくグッタリとしていた。
しかし、しばらくすると横になっていたソファから起き上がり、宇宙人の着ぐるみの上からパンスト、ミニスカートを履き、白いパーカーを着ていく。
マスクにサングラスをし、パーカーのフードをかぶり、ヒモで絞る。
ダウンジャケットを羽織り、手には手袋を握り、玄関へ。
玄関で座り、ブーツを履くと手袋をはめ、ダウンジャケットのフードを被り、悟史に一礼して部屋を出て行ってしまった。
この一連の動作は速く、悟史は何も声をかけられずにただ見ていた。
嵐が去った後のように、悟史の部屋もそして心の中もポッカリと何かを喪った感覚に陥っていた。
というのも、悟史は美香に対して恋心を抱いていた。
なので、カフェで押し倒した時、地底人の静止がなくても止まっていた。
宇宙人の大きな目の奥に、涙をにじませている女性が美香に似ていたからだ。
ただ、確信はなかった。
美優の落としていった写真を見るまでは。
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④
宇宙人スーツの方は特殊な着方とかはなかったのね
眼の部分のガラスには、面を被る前にガ●コを縫っておかないと呼気で曇りそうだよねw
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悟史はその後、美香の自分に対する反応を見ていたが、今までと変わらなかったので、驚かせてやろうと写真を見せた。
しかし、美香の対応にどうしたらよいか分からなくなってしまった悟史。
そして、脅されていると感じた美香からのメールに悟史は調子に乗って今回のような返事をしてしまった。
ソファに座り頭を抱え、食事に誘うだけにすれば、よかったと後悔するのであった。
週が明け、いつもと変わらない日常が始まった。
変わってしまったのは、美香の態度。
悟史を避けるようになっていた。
悟史も社内には居づらく、営業に出る。
気がつけば、出入り禁止になっているUMAカフェの前にいた。
しかし、午前中なら美優は学校だし、美香も社内にいる。
帰ろとしたとき、カフェの扉が開き女性が出てきた。
悟史は咄嗟に建物の陰に隠れる。
「じゃあ、あとお願いね」ハッキリとした口調で、誰かに指示を出して店から出てきたのは、あの地底人の店長。
タイトスカートのスーツ姿で、細いピンヒールのハイヒールを履いてる。
髪は後ろで一つにまとめ、清潔感漂う、デキル女といった感じである。
店長は駅へと歩き出す。
悟史もある一定の距離を置いてついていく。
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仕事という気分でもないので、店長の後をつけていく。
行き着いた場所は大学。
それも悟史の母校であり、最近は午後からの仕事のサボり場所として利用している。
卒業してそれほど経っていない上、今は就職活動の学生もいるので、スーツ姿で学内を彷徨いていても怪しまれないのだ。
店長が入っていったのは、200人の学生が受講できる大教室。
悟史も教室へ、席について待っていると出てきた店長だ。
そして、講義を始めた。
話しの内容はよく分からないが、黒板に近い学生は彼女の板書をノートへ写している。
大教室のため、途中退出しても分からないので、彼女の板書中、教室を抜ける。
そして向かったのは、学生用の掲示板。
講義の時間割や講師名、教室が貼り出されている。
月曜2コマ目10時40分からの大教室の講義を探す。
あった!
非常勤講師 須藤さつき。
講義はよく分からなかったが、店長の名前は分かった。
それだけでも収穫かと、悟史は大学を後にした。
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主人公がどんどんゲスくなっていく
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単なるフェチかと思ったら斜め上行く犯罪者だったw
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④
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これに近い奴はいるっちゃいるからなあ
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こうヘンな奴が現れてもいいように授業割りは冊子にして配るのが慣例なんだよなぁ…
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一応、営業先を回って3時過ぎに帰社。
美香はすでに帰っていなかった。
事務処理を済ませ、悟史も帰宅した。
帰宅しても特にやることのない悟史。
美優は今、試験勉強が忙しいので、しばらく遊びには来れないと連絡があった。
思い出されることは美香のこと、着ぐるみの中で彼女は泣いていたのだろうか。
いろいろ考えているうちに、悟史は眠りについていた。
その眠りを覚ますチャイムが鳴る。
悟史は起き上がると玄関へ向かう。
宅配便だろうか?
時計を見ると10時を回っている。
こんな時間に?
覗き穴を覗くとそこにはダウンジャケットのフードを被った怪しい人物が立っている。
まさか!
悟史は目を擦り、再び覗くがやはり怪しい人物が変わらず立っている。
悟史が鍵を開けて、部屋へと入れる。
ダウンジャケットに合皮のミニスカート、ニーハイブーツと全身黒尽くめの人物は、うつむいたまま篭った声で話し始める。
「遅い時間にすみません」
「少しお話ししたいのですが、いいですか?」
悟史は返事もせずに、リビングへ手を引いていく。
黒尽くめの人物は慌てブーツを脱ぐ。
そしてダウンジャケットだけ脱いで並んでソファに座る。
思い出したかのようにマスクとサングラスを取ると、宇宙人の顔が現れる。
-
サスペンスドラマの撮影現場
ある廃墟で数人の男たちに囲まれ、座り込む女性。
結婚式の帰りだろうか、綺麗なドレスをまとっている。
主犯格の男に顎を持たれ、何か言われるが、強気の女は男に唾を吐きかける。
切れた男はパーティの始まりだと言って、女の顔にパイを投げつける。
顔面白塗り状態となった女は、両手でクリームを拭い取る。
男は次に女の頭の上から金色のペンキをかける。
嫌がる女に周りにいた男たちも銀色のペンキをぶっかける。
女は止めてと叫びながら、立ち上がろうとするが、ペンキで滑って上手く立ち上がれない。
主犯格の男はペンキまみれになった女の顔にスイミングキャプを被せる。
今度は呼吸を制限された女が叫び始めるが、その声はスイミングキャプに阻まれ、遠くまで届かない。
それどころか、女の両手を複数の男たちが押さえつけ、手にビニール袋を被せ、その上からガムテープを巻いていき、女の手の自由を奪う。
女は団子のようになった手で必死にスイミングキャプを取ろうとするが、当然外せない。
そんな絶望的な女の頭にさらにビニール袋を被せ、手と同じようにガムテープを巻いていく。
手も頭も茶色の塊にされてしまった女に対して、主犯格の男が綺麗じゃないなぁと言うと、周りの男たちが女に向かって再びペンキをぶっかける。
ペンキにまみれ、寝そべった状態で呼吸を制限しているスイミングキャプとビニール袋を外そうともがく女。
金色と銀色のペンキがかけられ、さらにはドレスのスカートはめくり上がり、脚も下半身も剥き出しの状態で力尽きる女。
死んでしまったのだろうか?
ほとんど動かない。
それでも男たちはヘラヘラとそれを見て笑っている。
主犯格の男は、これだけでは満足いかなかったのか、布団圧縮袋を持ち出し、動かなくなった女を袋へと詰める。
そして、中の空気を抜き始める。
見る見る袋は縮み、ペンキが袋の中へ広がる。
中に入れられた女は息があったのか少し抵抗したが、すぐ圧縮袋で圧縮されペッタンこになり、全く動かなくなってしまった。
完全に空気が抜け、真空パックされた女を今度はダンボールへと詰め、ダンボールをしっかりと梱包した後、男たちは帰ってしまう。
ここで、カットがかかった。
真空パックされた女性は大丈夫なのか、心配しながら見守る。
ペンキをかけられシンナー臭の充満する中、かつ呼吸を制限され、その上真空にされ、ダンボールに閉じ込められている。
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しかし、ダンボールは開けられることなく、次のシーンへ。
人形にすり替わったのかと思うが、真空パックされた時は動いていた。
ホームレスのような身なりの男が廃墟へ入ってくる。
何かないかと辺りを物色しているが、女が閉じ込められたダンボールを見つける。
そして、ダンボールを開け中身、真空パックされた女を重そうに取り出す。
金色や銀色のペンキで何が入っているか、分からない袋をホームレスは不思議そうに眺めていたが、やがて人だと分かり驚き、廃墟に落ちている物を蹴ったり、柱にぶつかりながら出ていく。
ここで再びカット。
次のシーンはホームレスが警察に通報し、発見者のホームレスと警察数人が現場検証をするシーン。
ダンボールから出されていたが、以前真空パックされた女にスタッフが近寄り、体に触れながら何か話しかけている。
すると、動いた呼吸が満足にできない状態になってから、30分以上経っているにもかかわらず。
スタッフが離れ、撮影開始。
ホームレスが警察に現場を案内する。
刑事は真空パックされた女の袋を開ける。
シンナーの臭いに顔を背ける。
手袋をペンキで汚しながら、女を引っ張りだし、頭に巻かれたガムテープを剥がしていく。
ビニール袋はその際に破れたが、出てきたのは、スイミングキャプを被せられた顔。
スイミングキャプを外すと、ペンキをかけられ、顔は苦しみからか歪んでいた。
地面に女をそっと下ろすと、手を合わせる刑事。
そして、廃墟入口にいた警察官に指示をし、ここでカット。
スタッフが手に巻きつけてあったガムテープとビニール袋を外し、女の体全部を覆うように白い布をかける。
準備ができたところでスタッフが離れる。
次のカットは鑑識が来て、遺体を調べる。
体を起こしたり、横向けにしたりと、そして刑事に何か説明している。
そして、カットの声。
すると、ペンキまみれになった女はゆっくりと起き上がり、ありがとうございますとこもった声で言うと、一礼。
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周りから拍手が起こり、刑事役の男性が握手し、大丈夫だったと声をかける。
女は、ハイと返事し、目が見えないのかスタッフに手を引かれて現場を後にした。
控え室へとスタッフに手を引かれ戻ってきたペンキまみれの女。
スタッフはペンキで顔に張り付いている髪を掻き上げ、そのまま鷲掴みにし力を込めて引き上げる。
バリバリ妙な音を立てて髪の毛が外れた。
髪の毛はマジックテープで頭に留められていた。
髪の毛を外された頭にはファスナーが現れた。
次にペンキで汚れたドレスを脱がせる。
ワンピース風のドレスは、首が隠れるようになっている。
首の辺りから続くファスナーを下ろしていくと、肌色をしたファスナーが現れる。
このファスナーは頭の天辺から続いている。
もうお分りと思うが、ペンキまみれにされ、真空パックされた女は女優に似せたリアルドールの着ぐるみを着た女性。
スタッフはリアルドールの着ぐるみを脱がせようと、ファスナーを開けると現れたのは黒いゴムの頭。
スタッフはリアルドールの着ぐるみをさらに脱がせようとするが、シワひとつないほどピッタリとしているので、なかなか脱がせることが出来ない。
リアルドールの中身も協力して脱ごうと頑張る。
ようやく、腕が脱げ現れた上半身はマネキンのような人型のゴムの塊にしか見えない。
目も口も鼻の穴もない、のっぺらぼう。
しかし、脱ぐのに体力を使ったのか息が上がり、顔の部分が収縮している。
もうあと半分、リアルドールの下半身をスタッフが押さえ、黒いゴムで出来た人型の塊もお尻を振って協力する。
お尻の部分が脱げると後は、スルスルと脱げ、最後は足で踏みつけるようにして、リアルドールを脱ぐことが出来た。
スタッフの前に現れた黒いゴムの人型の塊、よく見ると口の辺りから管のような痕が体を通り、股のファスナーへと続いている。
股のファスナーからは透明のチューブが足に沿って伸びている。
チューブはかなりの長さがあり、途中には金色や銀色のペンキも付着している。
リアルドールの下はこうゆう仕掛けになっており、ペンキをかけられようが、呼吸制御されようが、真空パックされようが呼吸は確保されていた。
スタッフがあとは大丈夫?と声をかけると、こもった声で大丈夫ですと返す黒いゴムの塊。
スタッフは控え室を出ていった。
ドアの閉まる音で、1人になったことがわかった黒いゴムの塊こと、奈緒は手で椅子を探して座る。
ずっと緊張感があったので、1人になって、ようやくくつろぐ。
着ているラバースーツはネックエントリータイプのもので、フードまである。
フードを後ろにずらして脱ぐと、頭全体、首の付け根までも覆うラバーマスクが現れ、それをスーツに手が食い込むようにして外す。
ラバーマスクの下からチューブを口に咥え、真っ赤な顔した奈緒の可愛い顔が現れる。
チューブを咥えていた口からは涎が止めどなく流れ落ちているが、疲れ過ぎたのか、奈緒は項垂れたまま、少しの間寝てしまった。
スタッフのノックで、目覚めた奈緒は急いで着替え、控え室を後にした。
終わり
思いつきだけで書いたので、こうゆうのありですか?
-
無いわ
着ぐるみ要素全くねえよおいその
-
最近流行なのかな?着ぐるみの下にラバー着るの
好きなシチュエーションだけど着るところと犯されるところもちょっとみたかったかも
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おいそのじゃないんですけど。
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ラバー系は探せば同好の士が集まるスレはある、中々萌えるSSだけど場所が悪い
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俺は好きだけど着ぐるみ小説ではないかなあ
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メッシーで終わると思いきや最後に少しだけ要素入れたなって感じだね。
呼吸制御やラバーって確かにここではないかもしれないけど
のっぺらぼうってところが最近のこのスレっぽい。
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着ぐるみの下から人間が出て来るのが嫌なんじゃないかな?
生きている人形といった感を出したくてラバーを着せるのが多いんじゃないかと…
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おいそのではないだろm9(><)(笑)
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といか、おいそのって複数いるはずだ。
規制かけられても現れるということは誰かが化けている可能性がある。
もしおいそのがパソコンやスマホ、携帯を複数持ってたとしても違うはずだ。
なぜなら過去のスレを見れるだけ見たら、おいそのと名乗った人物が荒らした後に
ポツーンと出てこなかった(規制対象になったと思われる)のが50回もある。
おいそのがそんなに持ってるはずがない。つまり複数いるということだ。
-
パーカーのフードも外し、服を着た宇宙人が話し始める。
「金曜は突然帰ってしまって、すみませんでした」
「実は男性と着ぐるみの上からとは絡みあったのが初めてで」
しばらく、黙る宇宙人。
「気持ちよくて、恥ずかしくて」
「どうしていいか、分からなくなって」
悟史はそれを聞いて、心の中でガッツポーズをしていた。
自分は嫌われた訳ではない。
宇宙人が続ける。
「会社でも恥ずかしくて」
「普通に話しができなくなってしまって」
「清水さんも私を避けるように出ていってしまって」
「私、どうしていいか分からなくなって、着ぐるみを着ていけば話してもらえるかと思って」
悟史は宇宙人を服の上からギュと抱きしめる。
そして、パーカー、スカート、パンストを脱がせ、胸を揉み始める。
気持ちよくなってきたのか、宇宙人は悟史の手を掴むと自分の股へと持っていく。
今日は声を抑えることなく、篭ってはいるが宇宙人から喘ぎ声が。
悟史の速くなる手の動きに合わせて、高い声で「逝っちゃうぅぅぅ」と、最後は悟史の手の上から自分の手で股を強く押さえ動かなくなってしまった。
ソファで横たわる宇宙人の銀色の体。
その大きな胸は遠目でも上下するのがハッキリと分かる。
悟史が宇宙人の顔を覗き込むと、彼女の激しい呼吸で、宇宙人の目が完全に曇っていた。
-
小説のつづきをどうぞ
-
ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
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>>621
>彼女の激しい呼吸で、宇宙人の目が完全に曇っていた。
気持ちよくなっている顔を見れなかったのは残念だw
しかし、彼女の素の姿ではなく、宇宙人となっている姿の方が素直になれるって
凄いカップルだなw
④
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宇宙人の呼吸も落ち着き、改めてソファに並んで座る。
「すみません、私だけ」
それに対して悟史は少し置いて「宇宙人の着ぐるみ脱いでもらえる?」と。
宇宙人は何も言わず、コクッと頷くと宇宙人の小さな口に指を突っ込む。
カチッ、カチッと金具を外すような音がしたかと思うと、宇宙人の両目が引っ付いた状態で外れた。
フルフェイスヘルメットのようになった宇宙人の頭部。
両目を外した部分から美香の顔がのぞいている。
美香は宇宙人の頭部の中へ手を突っ込みいじると、頭部の開口部がさらに大きく開いた。
そこから宇宙人の着ぐるみを脱ぎ始める美香。
着ぐるみの中は、モジモジ君のように顔だけ出た銀色のラバーの全身タイツを着ている。
宇宙人の着ぐるみ自体厚みがあるので、その中から出てきた美香のスタイルは一段と細く綺麗だった。
ラバーの全身タイツにはファスナーはなく、体にピッタリと張り付いている。
それを見ているだけで、悟史は勃起してきた。
美香も着ぐるみを脱いで裸同然な姿を見られているを恥ずかしそうにしている。
悟史は全身タイツ姿の美香の手を引き、ベッドルームへ。
その後の2人がどうなったかは、ご想像通りです。
早朝、悟史の部屋からニーハイブーツ、ミニスカートにダウンジャケットを羽織った美香が出てきたが、マスクもサングラスもしていないし、フードも被っていない。
彼女の表情は晴れ晴れとしていた。
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>彼女の表情は晴れ晴れとしていた。
イイハナシダナー
3年前の冬に着ぐるみ姿で職務質問を受けているメイドを実際に見たことがある
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これをきっかけに悟史と美香は同棲を始める。
美香が着ぐるみのように体全体を包み込んでもらえることで喜びを得ることを聞いた悟史は美香のために特別な物を用意する。
それは椅子。
すべて発泡ゴムできたもので、横から見るとアルファベットの小文字のbのような形をしている。
文字のように空洞などはなく、全て発泡ゴムで占められている。
その椅子の背もたれ部分を並行に開き、中を美香が入れるようにくり抜いていく。
美香が出入りする部分は、ファスナーを取り付け開閉を簡単にした。
こうして完成したのが、人間椅子。
美香は人間椅子になるとき、悟史がインターネットで購入した黒いラバースーツに着替える。
ネックエントリータイプで股にはコンドームが付いていて着た後、コンドームをアソコへ押し込む。
マスクは別で、こちらは呼吸用に鼻の下に小さな穴しか開いていない。
耳栓をし、口にはボールギャグでマスクを被ると、視覚と聴覚、そして言葉が奪われる。
椅子に入る前に、男性の性器を模したおもちゃをラバースーツのコンドームへと押し込む。
言葉にならない声をあげ、ゴム人形と化した美香を椅子へ押し込む。
ファスナーを閉め、完全に椅子にしてしまう。
悟史は人間椅子に座り、テレビを見たり、時々美香に仕込んだ大人のおもちゃの電源を入れて楽しませてやったりした。
椅子のファスナーのわずかな隙間から呼吸しているので、息が乱れると椅子は激しく波打つ。
こんなことをして、2人は楽しんだ。
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江戸川乱歩的な展開になってGJ部!
後は店長をどういじるか作者さんの手腕に期待!
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一つの作品内でうp主が成長していくのを感じる
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内気だけど着ぐるみを着ると活発になるって最高だな
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行きつけのアウトドア用品店にマスコットキャラクターの『ワンゲルくん』が登場したのはいつの頃だろう。
最近のゆるキャラブームに乗っかったんだろうけど、個人経営の店に専属のマスコットキャラクターが常駐しているのは実に珍しい。
大人の事情を考えると、それだけでも一人分の人件費が必要なはずのに。
利益よりも客が喜ぶサービスを考えるのは店長の人柄によるものなのかもしれない。
店で取扱う商品に関しても人気の売れ筋商品を扱うのではなく、店長が本当に使い勝手が良いと思ったものしか並べていない。
そのため、一般客よりも俺のような登山に少し覚えのあるアウトドア仲間の間で隠れた名店としての評判が高い。
この店は自宅からは少し遠いけど、それでも足繁く通うのにはそういう理由があるからだ。
そしてもう一つの理由。
それがこの店のマスコットキャラクターのワンゲルくんだ。
ワンゲルくんは一言で言うと、よく見かけるような安っぽい犬の着ぐるみだけど、そこはアウトドア用品店よろしく登山用のリュックサックを背負いトレッキングブーツも履いている。
もちろんリュックもブーツも本物ではなく着ぐるみ仕様の大きな見た目だけの作り物だ。
いつの頃からワンゲルくんが登場したのかははっきりとは覚えてなくて気が付いたら居た、というのが正直なところである。
ワンゲルくんはすごく人懐こくて、少し人見知りな俺ともすぐに仲良くなった。
着ぐるみ特有の大きな頭のおかげで一見わかりにくいけど、肩の位置が俺よりも随分と低いから、中に入っている人の身長はせいぜい150cm前後じゃないだろうか。
そんな低身長の男性はかなり少ないだろうから中の人はきっと女性なんだろう。
小柄な女性が着ぐるみを着て愛想を振りまいている姿を想像すると、ものすごく大変に思えるのと同時に愛おしくもなる。
仕事帰りに何度もこの店に通っている間に、俺のワンゲルくんに対する妄想はどんどん膨らんでいった。
正確に言うとワンゲルくんに対する妄想ではなく、ワンゲルくんの中の人に対する妄想である。
最初の頃は、中の人は女性なんだろうなと想像する程度だったのに、今では若くて美しい女性が大粒の汗を流しながら顔を真っ赤にして、流れる汗を拭うこともできずに頑張っている姿が俺の頭の中に出来上がっている。
体型や動き方、リアクションがいつも一緒なので、おそらく中の人は一人でワンゲルくんを担当しているはずだ。
もちろんそれらは全て俺の妄想で、実際のところはわからないし中の人を見る機会なんてまったくないのだが。
お店のブログにもワンゲルくんの写真が写っていることがあるけど当たり障りのない写真ばかりで、中の人を連想させるような裏側の写真なんて一枚もない。
手掛かりになるのはワンゲルくんの低い身長だけで、他には何も情報がないことが余計に俺の妄想を掻き立てた。
-
ある日、ワンゲルくんとふれあっていると不意にワンゲルくんが何か思い付いたように俺の手をぐいぐいと引っ張った。
引っ張られるままに任せると一枚の手書きのポスターの前に止まり、そのポスターを指さす。
何だろうと見てみると、すぐに大きな文字で書かれた『ワンゲルくんと一緒におでかけしよう!』という言葉が目に入る。
ポスターの内容を要約すると「一緒に山登りをしませんか。ワンゲルくんも一緒に参加しますよ」という、この店主宰のイベント告知だった。
つまり、これに参加しろと言うことか?
山登りと言っても、場所を確認すると初心者向けのコースで、俺にとっては散歩の延長である。
万が一の遭難や事故のことを考えると、個人の店が主催するイベントならこの程度が関の山なんだろう。
俺はそんな初心者コースにはあまり興味が湧かなかったけどワンゲルくんも参加するという部分がどうしても気になる。
着ぐるみを着用しての登山は相当過酷だと想像できるが初心者コースだから問題ないのだろうか。
「ワンゲルくんも参加するの? 大丈夫?」
俺は思ったことをそのまま素直に尋ねた。
ワンゲルくんは大きくウンと頷くと俺の腕にギュッと抱きつく。
身長差の関係で俺を見上げるような格好になり、まるで「お・ね・が・い」と甘えられているようで少しむず痒い感じがする。
ワンゲルくんの外見は犬の男の子なんだけど、こういう何気ない仕草が女性っぽくなるのは、きっと中の人が本当の着ぐるみのプロの人じゃないために、どうしても素の部分が出てしまうのだろう。
イベントの日時を確認すると特に何も予定がない日だったので参加してみようか……。
何よりもワンゲルくんと休日を一緒に過ごせるのは楽しみだ。
俺はほとんど悩むこともなく、カウンターで参加の手続きを申し込み、イベントの日が来るのを待った。
-
――そしてイベント当日。
集合場所に到着すると、すぐにワンゲルくんの姿が見えた。
山の麓に着ぐるみの姿はやけに目立つ。
ワンゲルくんの近くには主催者側の店の男性スタッフと女性スタッフがいるのも確認できた。
名前は知らないけど二人とも見覚えがあったので少し安心した。
男性スタッフはまさに好青年といった感じで爽やかな笑顔が印象的だ。
女性スタッフはワンゲルくんと同じくらい小柄だが、体型や顔立ちは美しく整っており客観的に判断しても、かなり魅力的な女性だと思える。
もしも、この若い二人が付き合っていたとすると、とてもお似合いのカップルだろう。
その他にも俺より先に集合した参加者と思われる人達の姿もある。
ワンゲルくんは既にハイテンションで、いつものように人懐こく集合した参加者とふれあっている。
集合場所に到着した俺のところにもやってきて、いつもと変わらない仕草で俺にじゃれてくる。
うん、間違いない。
いつものワンゲルくんだ。
ということは、普段からワンゲルくんに入っている人が今日はこの格好で山登りをするのか。
こういう時は中の人が専門的な人に変わることもありそうだけど、今日はどうやらそんなことはないようで安心した。
ところでワンゲルくんはいつからこの姿で頑張っているのだろう。
出発前からワンゲルくんとして元気に振る舞っているのに、この後に山登りをするのはとても大変そうだ。
集合時間が近付くにつれて、スタッフの周りには残りの参加者と思われる家族連れやカップルがぽつぽつと集まってくる。
他の人達はみんな二人組以上の人数での参加らしく、どうやら一人で参加しているのは俺だけみたいで人数が増えるほど俺は少しきまりが悪くなった。
服装や持ち物はみんな様々で、登山に慣れてそうな人から初心者のような人までまちまちのようだ。
やがて、男性スタッフが参加者の名簿を見ながら点呼を取り、全員揃ったことを確認すると登山の注意事項を読み上げる。
どれも基本的だけど大切なことばかりで、みんな真剣に聞いている。
諸注意が終わると早速出発することになった。
-
ペアのいない俺は列の最後尾に着いて歩くことにした。
コースは簡単なので、参加者たちは各々談笑しながら登山を楽しんでいる。
ワンゲルくんはハイテンションのまま参加者の列を前に行ったり後ろに行ったりしながら愛想を振りまくことを忘れない。
しかし平坦な道から徐々に登り坂に変わると、少しずつワンゲルくんの足取りが重くなっていくのがわかった。
やはり着ぐるみで登山するのは大変そうだ。
このようなイベントに参加するぐらいだから、中の人はおそらく登山経験はそれなりにあるのだろう。
体力にも自信があったに違いない。
ただ、それ以上に着ぐるみという特殊な環境が過酷だったというだけの話だ。
出発してからまだ三十分ほどしか経過していないにもかかわらず、ワンゲルくんは既に愛想を振りまくことをやめて黙々と歩くことだけに専念していた。
にもかかわらず一般の初心者同然の参加者にすら追い抜かされ、今では列の最後尾を歩く俺のすぐ前を歩いている。
女性スタッフは心配そうに時々ワンゲルくんに顔を近付けては小声で何か話し掛けている。
話し声は聞こえるが何と言っているのかまでは聞き取れないのが実にもどかしい。
もしかするとワンゲルくんも何か返事をしているのかもしれないが、さすがにワンゲルくんの声は一切聞こえない。
男性スタッフが列の先頭で先導しているのに対し、女性スタッフは常にワンゲルくんの傍にいるので今日はこの美人の女性スタッフがワンゲルくんの付き添いスタッフのようだ。
登山というには大袈裟な、ハイキング程度のなだらかなコースが続く。
着ぐるみさえ着ていなければとても楽なコースで周りの景色を楽しむことができるのに。
-
ここでまた俺の妄想がわき起こる。
若い小柄な女性が流れる汗を滴らせ、着ぐるみ本来の周りの人々を楽しませるという役割を早々に放棄して、着ぐるみの小さな覗き穴から見える山道だけを見つめてひたすら足を前に出す。
俺の妄想のワンゲルくんの中の人は二十歳前後の若く美しい女性。
そう、ちょうどワンゲルくんに付き添っている美人の女性スタッフが俺のイメージに近い。
ワンゲルくんと並ぶと肩の位置がほとんど一緒だから身長もワンゲルくんに入っている人と同じくらいだろう。
俺は頭の中で、スタッフの女性をワンゲルくんに重ね合わせてみた。
……うん、違和感はない。
しかし、実際にはワンゲルくんの中の人を見る機会なんてないのだ。
俺はただ妄想するだけで、中の人との接点といえばお店でふれあう時と今日のようなイベントの時だけに限られる。
それに対して、今日のイベントの責任者の男性スタッフやワンゲルくんに付き添う女性スタッフは中の人を知った上でワンゲルくんとして接しているのだ。
この差はとても大きなものに思える。
絶対に埋めることができない溝。
それを考えると、ワンゲルくんとの距離は近いようで実はかなり遠いように思え、今日のイベントに参加したことが少し虚しい感じがしてしまう。
そんなことを考えながら歩いていると、やがて、それまでの状況が一変するような出来事が起こることになる。
-
ワンゲルくんの歩みはどんどん遅くなり続け、今では手を伸ばせば触れることができるほどの距離にいる。
俺は意識的に列の最後尾を歩いているのでワンゲルくんの歩みが遅くなれば、俺もその分歩みを遅くするので俺がワンゲルくんを追い抜かすことはない。
他意は無かったが、どうやらそのことがワンゲルくんを苦しめていたということを後に知ることになる。
本当は人目を盗んで頭を外し休憩しながら登るつもりだったのだが俺がぴたりと後ろにいるものだから、そういう訳にもいかなかったらしい。
そんなワンゲルくんの涙ぐましい努力もついには限界を迎えたようだ。
とうとうワンゲルくんの足が完全に止まってしまった。
女性スタッフが心配そうに小声でワンゲルくんに耳打ちし、時折トランシーバーで何かを伝えているようだ。
おそらく先導する男性スタッフと連絡を取り合っているのだろう。
目の前で二人とも足を止めたので俺も合わせて立ち止まり、真後ろからその様子を見守ることにした。
女性スタッフが俺をチラリと見たが、再びワンゲルくんに耳打ちしている。
俺はあえて女性スタッフとは視線を合わさないように遥か前方に目を向けるが、先頭の列はもう見えなくなっていた。
男性スタッフは後ろを確認しながら登っていたし、トランシーバーでワンゲル君の状況も把握していると思われるので、今の状況に気付かないはずはない。
ならば、それらを承知の上で先に進んでいることになる。
付き添いの女性スタッフも集団から遅れていることに対しては特に慌てる様子はないので、もしかすると事前にこのような事態も想定していたのかもしれない。
「どうぞ、先に進んで下さい」
ワンゲルくんの付き添いの女性スタッフが俺に言った。
俺が本気を出せば前の集団に追いつくことはたやすい。
余裕があるが故に、俺は急ぐ必要も感じず「いえいえ」と断る。
女性スタッフは少し困り顔でワンゲルくんに何かを耳打ちする。
するとワンゲルくんは大きな頭とボディの隙間におもむろに両手を突っ込んだ、と思うとすぐに引き抜いた両手で頭を掴み持ち上げた。
何のためらいもない瞬間的な行動だった。
あるいは限界を迎えていたため、一分一秒でも早く頭を外したかったのか。
ともかく、こうして俺はワンゲルくんの中に入っている人を初めて見ることになった。
-
中から出てきたのは俺が何度も頭の中で妄想したような若く美しい女性。
顔を真っ赤に火照らせて美しく輝く玉のような汗を額に浮かべ、少し恥ずかしそうに俺を見た。
……なら、どんなに良かっただろう。
そこは妄想と現実の違い。
実際には、苦しさのあまり鬼のような形相をした真っ赤な顔。
乱れた髪が汗でべとりと顔に張り付き、新鮮な空気を求めて打ち上げられた魚のように口を大きく開き激しい呼吸を繰り返している。
何よりも俺のイメージと大きく食い違っていたのが女性の年齢。
俺が想像していたのは二十歳前後。
なのに、ワンゲルくんの体からにょきりと出ている女性の顔はどう見ても四十代半ば、若く見積もっても三十代後半だろう。
面と向かって言うのは失礼だけど正直言っておばさんにしか見えない。
あの人懐こい動き、愛くるしい仕草に完全に騙されていた。
たまに子供が着ぐるみの中の人を見て夢が壊れたなどと小耳に挟むことはあるが、まさかこの歳にもなって自分がそんな体験をするなんて夢にも思わなかった。
ワンゲルくんが頭を外したことは付き添いの女性スタッフにとっても予想外だったようで、
「え、えっ!? あっ……、すみません。ちょっと、体力的に限界なので……」
と慌てて俺に弁明したものの、困惑した様子で何とも歯切れが悪い。
先ほどまでワンゲルくんだったおばさんは、大きな頭を抱えたまま、尻餅をつくようにその場に座り込んだ。
付き添いの女性スタッフも心配そうに寄り添い様子を見守っている。
一度だけおばさんは俺を見たが今はそんなことはどうでもよさそうに、苦しそうに目を固く閉じてゼェハァゼェハァとひたすら荒い呼吸を繰り返すので精一杯の様子だ。
それからしばらくの間、呼吸を整えることだけに専念して、ようやくほんの少しだけ呼吸が落ち着いてきたところで、付き添いの女性スタッフが心配そうにおばさんに声を掛けた。
「この先どうします?」
「…………。……体力……限界……このまま……戻……」
先ほどまでの耳打ちでの会話ではなく、着ぐるみの頭を外しての普通の会話なので二人の会話はしっかりと俺の耳に入る。
どうやら着ぐるみを着ての登山は予想以上に厳しかったようで、頭を外した状態で今来たコースをそのまま引き返すつもりらしい。
たしかに全行程の内、まだ半分も進んでいないのにこの有様なので、今なら逆戻りすることは正しい選択だと言える。
-
俺は自分で言うのもなんだけど、結構お人好しだし心も広い方だと思う。
でも、この時ばかりは長い時間を掛けて築き上げた妄想が一瞬にして粉々に砕け散ったショックで少しどうかしていた。
それまでは黙って事の成り行きを見守っていたが、二人の会話に割って入る。
「悪いけど俺は『ワンゲルくんと一緒におでかけしよう!』というイベントに参加してるんですよ。少額とはいえ参加費も払っています。それなのにこんな所で頭を取って、イベントを放棄してこのまま戻るつもりですか?」
俺の言葉は冷たく厳しかったが話の内容は正論と捉えたようで、付き添いの女性スタッフは俺を見るだけで言葉を返せないでいる。
するとワンゲルくんの中の人であるおばさんが、
「……あの……体力が……限界……なので……」
激しく乱れた呼吸の合間に少しずつ言葉を絞り出す。
懇願するように俺を見つめるが、俺はただ黙って首を横に振った。
「本当に体力の限界みたいです。参加費は払い戻しますのでどうか……」
「そういう問題じゃないでしょう」
付き添いの女性スタッフも口を揃えてお願いするが一蹴する。
「……お願い……許して……もう……無理……」
おばさんは尚も許しを請うように助けを求めるが、俺はそれを冷ややかに黙殺すると、あごでコースの先をくいっと指し示す。
懇願するように俺を見つめるおばさんの目はどんどん涙で溢れ、ついには、「うう……ううう……」と泣き出してしまった。
汗でびしょりと濡れ、髪の毛がべたりと張り付いた真っ赤な顔を涙でさらに汚しながら、おばさんは重い動作で渋々とワンゲルくんの頭を被った。
元気に笑うワンゲルくんの頭の中からはおばさんのすすり泣く声が聞こえ、少しやり過ぎてしまったと自分自身に嫌気がさした。
普段のワンゲルくんからは想像もできないほどにぐったりと疲れ切った姿を目の当たりにしても、中の人がおばさんだと知った今では、もはや何の妄想もわき起こらない。
女性スタッフに抱きかかえられるようにワンゲルくんはゆっくりと立ち上がると再びのろのろとと歩き始めた。
ワンゲルくんはいつもと変わらぬ愛らしい笑顔を浮かべているのに、その動きは疲れ果てたおばさんそのものだ。
キャラクター性を完全に捨て去り、着ぐるみを着て罰ゲームのようにひたすら山道を歩くだけの人に成り果てている。
ようやく山頂の広場にたどり着いた時には、女性スタッフが肩を貸さないとその場に崩れ落ちそうな状態にまで消耗しきっていた。
俺と女性スタッフ、そしてワンゲルくんがあまりにも遅いので先頭集団は既に昼食を食べ終わり、各々小一時間ほどの休憩時間を楽しんでいる。
女性スタッフとワンゲルくんは、まるで参加者の視線から逃げるように小さな休憩小屋へと姿を消した。
俺はもうワンゲルくんに対する興味は無くなっていたので、一人で寂しい昼食を済ますと、そのまま体を休め午後に備えた。
-
ほどなく休憩も終わり下山することになる。
視界の片隅にワンゲルくんの姿も見えた。
最後に見た時は女性スタッフに支えられないと、すぐにでも倒れてしまいそうなほど体力を消耗していた様子だったが今は一人で立っている。
何だか頼りなさそうに大きな頭を手で支えているものの、別段肩で息をするような様子は見えない。
休憩時間中に少しは体力が回復できたのだろうか?
まあ、今となってはそんなことはどうでもいい。
出発した時のように、先導する男性スタッフの後をゆっくりと他の参加者が付いて歩く。
俺も同様に列の最後尾を歩き始めた。
このコースは下りの方が景色が楽しめるので、俺は傷心した気持ちを切り替えるためにも努めて風景を楽しむことにした。
たまにはこういう初心者コースを歩いてみるのも純粋に美しい景色を楽しむことができて良いものだ。
山頂を出発してから、まだ十数分しか経過していないはずだが視界に入ったワンゲルくんの足取りは既に重くなっていた。
歩き方はふらふらと覚束なく、見るからに危なっかしい。
それでも何とか集団に遅れまいと必死について歩いている姿は立派だ。
中の人さえ見なければ、きっと俺は色々と妄想していただろうけど……。
思わず大きな溜め息が出る。
できることなら見たくなかった。
中の人を見てみたいとは今まで何度も思ったが、実際に見ることができるなんてこれっぽっちも思わなかったし、今日だって別に見ようとした訳じゃない。
目の前であっという間に本人が自ら頭を外したから見てしまっただけの話だ。
今後も客として店には通うだろうけど、もう以前のようにワンゲルくんとふれあうことは無いだろう。
そう思うと少し寂しい気がして感傷にふける。
ワンゲルくんとふれあった出来事を思い出しながら歩いていると、やはりワンゲルくんは少しずつではあるが集団との距離が開いていく。
午前中の疲労のことを考えるとよく追いついてると思うが集団との距離はどんどん広がり、やはりと言うべきか、またもや完全に取り残されてしまった。
取り残されてからようやく気付いたのだが、ワンゲルくんに付き添っていた女性スタッフの姿も見えない。
ワンゲルくんに気付かずに先頭集団に紛れてどんどん先に進んでしまったのか。
それとも休憩の間に段取りを変更して、ワンゲルくんを残してでも先に進む他の参加者を優先するようにしたのかもしれない。
その辺りの事情はわからないけど、とにかく今は午前中と違って俺とワンゲルくんの二人きりである。
本来なら夢のようなシチュエーションなのだが、中の人がおばさんだと知ってしまったばかりに少しも嬉しくない。
こんなことになるのならイベントに参加しなければ良かったと後悔していると……。
-
突然、俺の目の前でワンゲルくんの右足首がぐにゃりと嫌な角度で曲がったかと思うとスローモーションのようにゆっくりと体が倒れた。
ワンゲルくんは受け身も取れないまま地面に体を打ち付け、そのまま起き上がることもなく右足首を両手で押さえている。
おいおい、勘弁してくれよ。
そう思うものの、さすがに放ってはおけない。
「大丈夫か?」と声を掛け、押さえている足首に少し触れてみる。
「……ッ!!!」
痛みのために声にならない悲鳴がワンゲルくんの中から聞こえた。
おそらく捻挫だろう。
ちょっ……、この状況をどうしろと。
無理だとわかりつつ前方を見るが、やはり集団はどこにも見えない。
「はぁ……、仕方ないな」
俺は背中からリュックを下ろすとワンゲルくんの背後に回り、そのリュックを背負わせた。
もともとワンゲルくんは造形的にリュックを背負っているので見た目はかなりいびつだが、特に問題はないだろう。
「?」
ワンゲルくんは状況が飲み込めていないようでキョロキョロと辺りを見回すが、別に抗う様子はなく、されるがままである。
そして今度はワンゲルくんの前に回り込み、その場に片膝を付き「ほら」と言って後ろ手に手を伸ばす。
ワンゲルくんは右足首を押さえて呆然としたままだ。
俺が斜め後ろを見ながら、
「ほら、おんぶしてやるよ」
と言うと、ようやく理解したようでワンゲルくんは申し訳なさそうにゆっくりと俺の背中にしがみついた。
ワンゲルくんを背負っての下山は、普段背負い慣れている登山道具一式を背負うよりも大変だった。
おんぶしてやると言ったものの、これは中々の重労働だ。
大変なのは重量だけではない。
背負ったワンゲルくんから、むわりと湿り気を帯びた熱気が背中に直接伝わってくるのだ。
先ほどまで平然と歩いていた俺の額に、すぐに汗が噴き出てくる。
若い女性の熱気なら我慢もできるが、中の人がおばさんだと思うと不快でしかない。
下りはじっくりと景色を楽しむつもりだったのにワンゲルくんに振り回されるなんて思いもしなかった。
何とも皮肉なことだが、身をもって『ワンゲルくんと一緒におでかけしよう!』を実践しているではないか。
そもそもこんな企画を考えた奴は誰だよ。
着ぐるみを着て登山するなんてやはり無理なのだ。
企画倒れも甚だしい。
-
ひとしきり憤ってみると逆に冷静になるもので、俺は頭の中でシミュレートしてみる。
コースが簡単とはいえワンゲルくんを背負った状態で、このまま下山できるかどうかだ。
そして俺が導き出した答えは、何とかぎりぎりで下山できる、だった。
こんな時にワンゲルくんに付き添っていた女性スタッフがいてくれたら、せめて俺の荷物だけでも持ってもらえるのに肝心の時に頼りにならない女性スタッフを恨めしく思った。
しかし、都合良く女性スタッフが前方から戻ってくるなんて考えられない。
俺は自分のお人好しさを憎みながらも、ワンゲルくんを背負い歩いた。
しばらく歩いたところで俺は足を止めた。
「少し休憩する」
自分の体力と残りの距離、ペース配分を考えると所々で休憩を取った方が結果的に早く確実に下山できると判断したからだ。
背中のワンゲルくんを、右足を気遣いながら地面に下ろすともう一度ワンゲルくんの右足首に軽く触れてみた。
「痛っ!」
ワンゲルくんからしっかりとした声が聞こえる。
先ほどは言葉にならない悲痛な声だったが今では痛いと言えるぐらいだから少しは痛みはましになったのだろう。
ワンゲルくんが背負っている俺のリュックからドリンクを取り出すと一気に飲みすぎないように注意しながら一口二口とゆっくりと喉に流し込む。
「飲むか?」
ぶっきらぼうにワンゲルくんにも聞いてみたが、黙って大きな頭を横に振ったので俺はドリンクをリュックに仕舞った。
ほんの少しの休憩を体の芯からじっくりと味わうと、俺は再びワンゲルくんを背負って山を下り始めた。
最初は申し訳なさそうにおぶさっていたワンゲルくんだが、今ではぴたりと俺の背中に体を預ける。
蒸れた熱気を俺に運ぶと同時に、歩みに合わせて体が揺られる度に二つの胸の膨らみが何度も何度も俺の背中に当たり、女性であることを嫌と言うほど主張してくる。
今までワンゲルくんとふれあった時には一度も気にならなかったけど、おばさんの割には大きく張りがある気がする。
中の人がおばさんでなければ、と思わずにはいられない。
まあ、おばさんだからこそ俺も変な気を起こさずに背負って黙々と足を進めることができるのかもしれないが。
-
歩いても歩いても、結局最後まで先頭の集団には追いつかなかった。
休憩をこまめに取ったのと、ワンゲルくんを背負って歩くと予想以上にスローペースになってしまったためだ。
下山し終えると解散場所にみんな集まっていた。
俺がワンゲルくんを背負っている姿を見ると責任者の男性スタッフは驚いた様子で駆け寄る。
男性スタッフの話によると、ワンゲルくんを集団に無理してついて歩かせるのは余計に大変だから、もしも遅れてしまった場合でも自分のペースでそのまま進むように指示していたらしい。
そして、解散した後で、男性スタッフが再びコースを逆戻りしてワンゲルくんと合流する予定だったそうだ。
俺も手短に事情を話すと男性スタッフは何度も何度も頭を下げてお礼の言葉を並べた。
他の参加者も俺の取った行動に称賛の拍手をした。
こうなったのは俺にも原因があるし、ただ単に怪我をしたワンゲルくんを山中に放っておけなかっただけなのだが、こうして知らない人達から称賛されるのは気分が良いものだ。
笑顔でぐるりとそれらに応えていると、集団から遠く離れた場所にこちらを見ている一人の女性の姿が見えた。
かなり遠くにいるので顔ははっきりと見えないが服装は見覚えがあった。
ワンゲルくんに付き添っていた女性スタッフのものだ。
肝心の時に姿を消して、今も遠くから様子を見ているだけの女性スタッフにふつふつと怒りが湧く。
やがて、男性スタッフの締めの挨拶により解散となった。
俺は話を蒸し返すつもりはなかったが、とりあえずあの女性スタッフに一言文句を言わないと気持ちが治まらない。
他の参加者が各々帰って行くと、遠巻きに様子を見ていた女性スタッフの方から俺の方に近付いてきた。
顔が識別できる距離まで近付くと、それは予想外の人物だった。
-
たしかにワンゲルくんに付き添っていた女性スタッフの服装なのだが、その顔は……。
ワンゲルくんの中に入っているはずのおばさんである。
汗だくの必死の形相ではなく、今は少し落ち着きのある中年女性の雰囲気が漂っている。
改めてみてみると四十代半ば〜五十代手前かもしれない……。
なるほど、この年齢ならあれほど体力を消耗しても不思議ではないと思えた。
「先ほどはどうもすみませんでした」
おばさんは深々と頭を下げたが、俺には今の状況がすぐには飲み込めずに隣にいるワンゲルくんとおばさんを交互に見る。
するとワンゲルくんが少し手間取りながらも大きな頭を外した。
ワンゲルくんの中から顔を露わにした人物こそ俺が文句を言ってやりたかった、あの付き添いの女性スタッフであった。
実際にはほとんど自力では歩いてないはずだが、大きな玉のような汗をいくつも額に浮かべて、少し恥ずかしそうにはにかんでいる。
その姿こそ俺が何度も妄想したイメージにそっくりだ。
「あの……、助けて下さってありがとうございました」
もじもじと上目遣いでお礼の言葉を述べる。
頬を朱色に染めているのは着ぐるみによる熱気のためか、頭を外した気恥ずかしさのためか、それとも他に理由があるのか……。
俺はワンゲルくんの中から顔を覗かせている女性スタッフに目が釘付けになってしまった。
女性スタッフも俺を見詰めたまま口を開く。
「ワンゲルくんの体力が限界だったので、山頂の休憩小屋で入れ替わったのです」
なるほど、言われてみればたしかに午後に見た時には体力は回復していたように見えた。
それなのにふらふらと覚束ない足取りだったのは、着ぐるみを着慣れていなかったためなのか。
俺はおばさんにはまったく興味がわかなかったが、最後の最後になって俺のイメージにピッタリの光景を見ることができた。
目の前のシチュエーションをもっと楽しみたかったが不意に一台のバンが俺達のすぐ近くに停まる。
アウトドア用品店の別のスタッフが、彼女たちを迎えに来たらしい。
頭を外したワンゲルくんはもう一度お礼の言葉を述べると右足をかばいながら車に乗り込んだ。
男性スタッフとおばさんも車に乗り込み、やがて車は走り出してしまう。
俺は車が見えなくなるまで、余韻に浸るようにその様子を眺めていた。
そういえば、おばさんが女性スタッフの服を着ていたということは、あの若い女性スタッフは一体どんな格好でワンゲル君に入っていたのだろう、と思ったのは帰宅してからのことであった。
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それからしばらくは仕事が忙しくてなかなかアウトドア用品店に行くことができずにいたが、久し振りに仕事が早めに終わったので帰宅途中にアウトドア用品店に立ち寄った。
店に入るとすぐにワンゲルくんの姿が目に入る。
ちょうど他の客も居なくて暇を持て余していたようで、すぐにワンゲルくんも俺に近寄ってきた。
瞬間的に例のおばさんの赤鬼かやまんばを思わせる必死の形相が頭に思い浮かぶ。
だが、以前とは雰囲気が違う。
あのおばさんはある意味、動きが洗練されていた。
素人なりに着ぐるみに慣れ、動きも『ワンゲルくん』というキャラクターになりきっていた。
だからこそ俺もまんまと騙され色々と妄想したものだが。
しかし今、俺の目の前にいるワンゲルくんはどこか様子が違う。
動きは少したどたどしく、素人が着ぐるみを着ましたという雰囲気がにじみ出ている。
着ぐるみキャラクターとしては今ひとつイケてないはずなのだが、それに反して俺の期待は膨らむ。
そしてワンゲルくんが俺に力一杯抱きつくと、
「この間はありがとうございました」
と小さく呟いた。
くぐもってはいるが、あの若い女性スタッフの声であった。
おいおい、着ぐるみが喋ってもいいのか、と思う反面、予想通りの声に俺の心は一気に舞い上がる。
俺もギュッと抱き返し、他の店員の目を盗むように小声で尋ねてみた。
「あのおばさんは?」
「もう二度と着ぐるみを着たくないと言って……、辞めちゃいました」
もしかすると俺が冷たく当たったから着ぐるみに嫌気がさしたのかもしれない。
だとすると申し訳ないことをしてしまった。
言い表しようのない罪悪感を感じて黙り込んでしまった俺に気を遣ってか、ワンゲルくんが続けて話し掛けてくる。
「今は私がワンゲルくんの専属スタッフになりました」
どうやら俺には心を許しているようで、小さな声だが普通に喋っている。
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この、普通では考えられないような特殊な状況はそれから後もずっと続くことになった。
他の客には慣れないながらも身振り手振りだけで接しているのに、俺とふれあう時だけは周囲に他の客やスタッフがいないことを確認すると小声で話し掛けてくれる。
俺だけ特別扱いされていることは素直に嬉しい。
以前は中の人を色々と妄想するだけだったが、今では中の人の顔も声も知っている。
もはや妄想ではなく確実なイメージが思い浮かぶ。
新しくワンゲルくんの専属スタッフになった女性スタッフと俺の心の距離が近くなるのに、それほど時間はかからなかった。
いつしかワンゲルくんに会うことがとても楽しみになり、会えない日は寂しくなる。
そんな自分の気持ちに気付いた俺は、ある日、そのことをワンゲルくんに伝えると、その大きな頭の中から「私も同じです」とくぐもった小さな声が返ってきた。
今日もまた、俺が店に入ると人懐こくワンゲルくんが俺の元へ駆け寄ってくるのであった。
おわり。
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なんかほのぼのとする作品だね。
たまにはこんなのもありかも
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おばさん…(´;ω;`)
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この人間椅子は、悟史にとっては都合よかった。
美優が遊びに来る時は、美香を人間椅子にすると、美香にも美優の存在がバレず、美優をギチギチに拘束できる。
美優を放置している間に、人間椅子に座り美香の相手をするといった具合。
もちろん、美優の拘束を解いて帰したあとで、美香を人間椅子から解放してやる。
椅子の中に閉じ込められ、汗だく涎まみれの美香をラバースーツを脱がさずに浴室へ連れていき、ラバースーツ越しに交わる。
ボールギャグで言葉を奪われた美香は動物のような声をあげる。
シャワーのかかったラバースーツは光沢が増し、妖しく光る。
悟史は一旦止め、ラバースーツを脱がせ始める。
マスクは取らずにラバースーツを脱がせた美香の体に悟史の肉棒を突き刺す。
またも動物のような声をあげ始める美香。
口で呼吸をしようとするが、ラバーマスクは美香の口に張り付き、その形を露わにするだけであった。
最後は美香を座らせ黒光りしたマネキンのような頭に、悟史は自分のものをぶっかける。
そして、マスクを外してやる。
マスクとボールギャグを外された美香は、力なく床に座り目は虚ろで口からは止めどなく涎が流れ落ちる。
そんな美香に悟史は優しくキスをする。
悟史はこの生活を楽しんでいた。
-
悟史すごい生活してるな。
-
④
悟史すっごく稼いでいるんだろうな
-
住宅展示場にウルトラマンがやってくる!というイベント。
妻と子どもを連れて行くことになった。
早めに到着したので、場所取りだけして、住宅展示場をまわる。
イベントの時間も近づいたので、会場へ。
もうすでに座っている人もいる。
始まるのを座って待つ、子どものテンションも上がり、自分もそれに連れる。
そこへ妻からお茶買ってきて、あったかいの。
なぜ、今。
とは思ったものの逆らえずに買いに行くことに。
自動販売機を探し歩いていると、舞台裏のテントの近くにきた。
テントの中からは女の子たちのはしゃぐような声が聞こえる。
なにかを準備をしているようで、急いでいる感もある。
テントの中がすごく気になる。
テントをざっと眺めると、あった!
破れた箇所を発見。
ドキドキしながら、覗くとそこに女の子が2人。
1人は小柄でエナメル生地の銀色のワンピースに赤色の上着を羽織り、足元は赤いロングブーツを履いていた。
司会進行役なのか、ウルトラマンカラーの衣装を着ている。
小柄の女の子が、ふいにこちらを向いた。
気付かれたのかと思い、その場に座り込む。
しかし、女の子の顔は見れた。
最後に行った住宅展示場で受付をしていた。
可愛いかったので、よく覚えている。
もう1人は司会役の女の子よりも身長が高く、スパッツにスポーツブラの姿。
ストーブは炊いているが、寒そうにその場で足踏みをしている。
その女の子は初めに行った住宅展示場で、案内をしてくれた女の子というよりは綺麗な女性だったことをはっきりと覚えている。
髪を一つに纏め、印象が少し変わったが間違いない。
その女性が仕切られているカーテンの向こうに向かって「まだですか?」と答えをかけると、男性の声で「ゴメン、ゴメン」という声とともに、カーテンの下からダンボールが滑り込んできた。
女性はダンボールの中から衣装を取り出すと、「冷たっ」と言いながら足を通し始める。
足を通し腰まで引き上げて分かった、この衣装はウルトラの母。
ウルトラマンがやって来るのポスターの端にも小さく写真が出ていた。
司会役の女の子に手伝ってもらいながら、足からどんどんウルトラの母になっていく女性。
ブーツとグローブをはめて、最後にマスク。
何度も被っては脱ぎを繰り返し、なにか調整しているようであったが、ポジションが決まったようで、司会役の女の子に背中のファスナーを閉めてもらう。
住宅展示場では、ビシッとしたスーツ姿で色々説明してくれた女性が目の前でウルトラの母になる一連の流れを目の当たりにし、かなり興奮した。
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④
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ウルトラの母に変身した女性はパイプイスに座り出番を待つ。
一方、司会役の女の子はカーテンの向こうへと消えていった。
間もなく、彼女の元気な声がマイクを通して聞こえてくる。
自分はお茶を買いに来たことを思い出し、慌てて戻る。
ある細工をして。
家族の元へ戻ると、妻から「遅い」の不機嫌そうな一言があったが、まあまあとなだめて、ショーを見る。
まずは司会役の女の子が合図をし、子どもたちのかけ声と共にスモークの中からウルトラマン、続いてウルトラの母が登場。
ウルトラマンから子どもたちに平和を訴えたところで、侵略宇宙人の声、平和など壊してやると。
そしてスモークの中からゼットン星人が現れる。
ゼットン星人の登場に驚き、司会役の女の子とウルトラの母は退場する。
しばらくは戦いもなく、ウルトラマンとゼットン星人のやり取り。
しかし、怒ったゼットン星人がゼットンを呼び寄せる。
スモークの中からゼットンが現れ、ゼットン星人の指示でウルトラマンに襲いかかる。
舞台上ではウルトラマンとゼットンの戦いが繰り広げられる。
しかし、ゼットンの攻撃に押され、やられそうになるウルトラマン。
司会役の女の子もいつの間にか戻ってきており、良い子のみんなにウルトラマンに声援を送るように、呼びかけると、子どもたちは必死で応援する。
しかし、無情にもウルトラマンのカラータイマーは青から赤へと変わり弱っていく。
その時、ウルトラマンにげきを飛ばす声と共にスモークの中から現れたのは、ウルトラマンゾフィー。
ウルトラマンにのしかかるゼットンを払いのけ、攻撃を加えた上、最後はウルトラマンのスペシュウム光線でゼットンを倒す。
爆発音と共にゼットンは転がり舞台裏へと消えていく。
ウルトラマンゾフィーはウルトラマンの肩を叩き、あとは頼んだといった仕草で舞台裏へと消えていく。
ウルトラマンはゾフィー兄さんありがとうと。
そして子どもたちにも応援してくれたおかげで勝てたとお礼を言う。
その時、再びゼットン星人の声がしてスモークの中からゼットン星人が現れる。
そして、地球征服を諦めていないことと悪役のお決まり台詞を吐き捨て舞台裏へと消える。
ウルトラマンは子どもたちにゼットン星人が現れたら、また応援して欲しいとお願いし、怪獣にも悪い奴もいるが、良い怪獣もいることを説明すると、舞台上にピグモンが登場。
ピグモンは子どもたちに愛嬌を振りまき、また子どもたちもそれに応える。
ピグモンは舞台を降りて観客の中を歩く。
喜んで触る子どももいれば、怖がり泣く子どももいる。
最後は舞台の前で順番に並んだ観客とウルトラマン、ピグモンと記念撮影をして終了。
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月曜の午前、悟史は大学の大教室で須藤さつきの講義を聞いていた。
何度かサボりがてら、講義を聞きに来ていたが途中で帰っていた。
しかし、今日は違う。
講義を聞き終わり、帰ろうとする須藤さつきに声を掛けた。
「須藤先生、これ見てください」
一枚の紙をさつきに渡す。
さつきは悟史のことは覚えていないようだった。
紙を受け取ったさつきの顔色が変わる。
その紙にはUMAカフェの場所と地底人の全身写真とマスクオフでハッキリと須藤さつきと判る写真が載せられていた。
ジッと紙を見つめるさつき。
不意に何か思い出したようで、睨むように悟史を見る。
そして、「これって、出入り禁止に対する嫌がらせ?」強い口調で言い放つ。
悟史はとぼけた顔で「裏面も見て下さいよ」と。
裏面には、UMAスタッフパーティと書かれ、悟史の家の場所と日時。
持ち物に地底人の着ぐるみと書いてあった。
それにマスクオフでの集合写真が印刷されていたが、顔が判るのはさつきだけであった。
「脅し?」悟史を睨み、強い口調のさつき。
「どう、解釈していただいても」と悟史は言い残し大学を後にした。
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相変わらずゲスいな
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いいぞー
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④
そうこなくては!
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さつきが来るかは分からないが、あの悔しそうな顔見ただけで、悟史は満足していた。
パーティと指定した当日、なぜか悟史はドキドキしていた。
もしかすると、ワクワク?
自分の気持ちの整理もついていないとき、チャイムが鳴った。
覗き穴を覗くと、大きな鞄を持ち、かなり不機嫌そうなさつきの姿がそこにあった。
悟史は笑顔で迎え入れるが、さつきは一言も喋らない。
「コーヒーでいいかなぁ?」悟史が聞くと、「ええ」強い口調で返事が返ってきた。
「ソファにでも座ってて」と声をかけて、コーヒーを準備する。
突然、リビングから「きゃあ!」と悲鳴が聞こえてきた。
コーヒーを運び、悟史がリビングへいくと、さつきが立ち上がりソファの上を指さしていた。
さつきの指さす先には、発泡ゴムでできたクッションが、クネクネとイモムシのように動いている。
「なに?これ?」驚きでさつきの声は高くなっている。
「ああ、これ、クッション」
「森村美優入りの」
「河童のといった方がいいかな」とさつきを見る。
それを聞いたさつきは色々と悟史に質問しようとしたが、出てきた言葉は「あの美優ちゃん?」だけだった。
悟史は「そう」と答え、どうなっているのか説明し始める。
「まずは彼女にラバースーツを着て貰い、汗をかいても外に漏れないようにしてます」
「全身をラバースーツに包まれた彼女をさらにラップで包んでいます」
「両足を揃え、膝を曲げた状態、そして腕は体の側面につけ、肩が後ろになるまで、胸を張った状態にしてラップを巻いています」
「この状態からさらに彼女がコンパクトになるように、ラップを巻き、棒状の発泡ゴムの中をくり抜いた中に彼女を収め、蓋をして完成」
「小さな彼女をさらに小さくし、接着剤で完全に封をしているので、見た目には人が入っているなんておもわないでしょ」と。
クッションに美優が入っていることを知ったさつきは、心配そうにクッションに触れる。
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④
イモムシのぬいぐるみ型のクッションだと思えば問題はない。
音に反応するセンサーでモーターで動いていると言えば来客も納得。
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悟史はさつきに「クッションのどちらか片側にまとまった穴があいているから、そこだけは塞がないように」と注意する。
さつきはクッションの穴を探し、耳を近づける。
確かに人の呼吸音が聞こえる。
「大丈夫?」さつきがクッションに問いかけるが、返事はない。
「いい忘れてたけど、彼女は耳栓してるから聞こえないよ」
「それに口には、ボールギャグをしているので、喋ることも」と付け加える。
「大丈夫なの!」強い口調で悟史に尋ねる。
「多分、彼女が望んでやってることだから」
なんてこと、といったリアクションで手で頭を押さえ、発泡ゴムの椅子に座る。
その途端、さつきは声をあげる「ヒャッ、今度はなに?」
再び立ち上がり、振り返るように椅子を見るさつき。
「勢いよく、座るからビックリしてるじゃないか」と悟史がいう。
「だれが?」
悟史は椅子の後ろに回り込み、椅子に手をかけ「紹介するよ、小野寺美香、宇宙人といった方が分かりやすいかな」と。
美優入りのクッションのことを聞いたあとなので、さつきの驚きは半減していた。
マジマジと人間椅子を見るさつき。
確かに、胸の大きな美香が入っていることを証明するかのように、背もたれに胸のような膨らみが2つある。
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④
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4eq5Z7UCHMさんの作品は面白いけど長すぎ
どれだけスレを独占すれば気が済むんだよ
ある程度書き上げてからまとめてアップしてほしい
それが無理ならせめて他の人がアップしたときはしばらく掲載を控えるとかさ
自分が割り込まれるのは構わないみたいだけど他の作者の人は割り込まれるのを嫌う可能性もあるだろ
その辺も考えてほしいわ
文句になったけど4eq5Z7UCHMさんの作品は全部読んでます
続きも頑張ってください
zYQ/uWRKn.さんの続きも気になるので頑張ってください
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面白ければ長くても短くてもOK!
スレなんざ無くなれば次をたてればいいだけ
まとめてアップしていただけると読み手はうれしいが、書き手にもいろいろ事情があるだろうからその辺は自重
好みのものを書いてもらえることだけでもありがたいと思いたい。
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今回の着ぐるみカフェは久々の長編で毎日の更新を楽しみに待ってます。
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まとめてより毎日更新されて
少しずつ読んでいくほうが楽しい
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仮面の紳士の小説読みて〜。
俺マネキン拘束って好きなジャンルだから、こいう見れる所があってうれしい。
やっぱり仮面の紳士=おいそのだからダメなのかな。
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あと今やってる小説、好きです。頑張って下さい!
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ただ、そろそろゲス系主人公は飽食かなw
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>>662っておいそのだろ
いつもいつも面白い作品があると嫉みやがって。
一体何回やれば気がすむんだ!いい加減にしろ!
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>>662と>>>666はおいそのだろう
自分よりも人に好かれている作品が出てくるとねたみやがって!
仮面の紳士が面白いと思ったことはねえぞ!
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>>○○○ってやるとみんな青くなるけど、どうやってるの?
やり方を教えてください(ペコッ)
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おいそのの話するとこういう変なのが湧くからやめろ
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この辺の書き込みほとんどおいそのじゃん
連投は明らかな荒らし行為で削除対象になるからやめろよ
自己レスして荒らそうとするのは本当変わらないな
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テスト
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そろそろ路線を戻そうか
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ほかの書いてくれる人とかいませんかね?
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「どうやって、2人と知り合ったの?」さつきが質問する。
「どうやって?」頭を捻る悟史。
「まあ、君ともこうやって知り合ってる訳だし」とはぐらかす。
悟史は続けて「そんなことより、コーヒーを飲んで、着替えてくれないかなぁ、地底人に」
「あなたの前で地底人の着ぐるみを着れば満足なのね」
「それで、ビラを大学でまかないと約束してもらえる?」
悟史は頷き、「約束するよ」と。
「インナーに着替えたいから、トイレ借りるわ」そう言うと、鞄からインナースーツと地底人の着ぐるみを取り出し、着ぐるみはソファへ。
インナースーツを手に持ってトイレに向かうさつき。
インナースーツは地底人の着ぐるみと同じように土色をしており、ウエットスーツのようであった。
リビングを出ようとするさつきの背中に「着ぐるみ見ててもいいかなぁ?」と悟史が問いかけると、「どうぞ、ご自由に」と返事が返ってきた。
そして、さつきはリビングのドアを強く閉めさっさと出ていってしまった。
さつきが着替えている間、地底人の着ぐるみを観察する悟史。
頭の部分が回すことで取り外しができるようになっていて、頭を外して脱着するタイプ。
着ぐるみ自体はさつきよりも少し大きく造られているが、腕や脚には綿のような物が詰められていて、着ぐるみを着ると中でしっかりと固定できるようになっている。
しかし、関節部分は詰め物がないので自由に曲げ伸ばしができる。
頭の部分も空間的に余裕があるため、長時間の着用が可能であることが分かった。
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見事な造りの地底人の着ぐるみに見惚れていて、背後にインナースーツに着替えたさつきが戻ってきていることに悟史は気づいていなかった。
全身をインナースーツに包まれ、顔だけを出したさつきが声をかけると、ビックリして着ぐるみから離れる悟史。
さつきは地底人の着ぐるみを手に取ると、手馴れた感じで足を通し着ぐるみを着る。
腕を通し、大きな3本爪にも指を通し、しっかりと動くことを確認。
最後に頭を被り、回して中の金具に引っ掛けて固定して、地底人の出来上がり。
悟史よりも小さなアルマジロを模したリアルな着ぐるみが「どう?これで満足?」篭った声で悟史に詰め寄る。
その迫力に後ずさりしながら「ああ」と答え、「写真撮らせてもらっていいかなぁ?」と尋ねる。
地底人は「大学にはもう2度と来ないなら」と篭った声で答える。
悟史は手でOKサインをし、「カメラ取ってくるから、座ってて」と。
地底人は美優の入ったクッションを踏まないようにソファに座る。
しばらく待っていたが悟史はなかなか戻って来ない。
さつきはいつもの地底人の着ぐるみの中で緊張が解けたのか、それとも着ぐるみの中が暖かかったのか、美優の入ったクッションに寄り添うように眠ってしまった。
悟史はその様子を隣りの部屋から、コッソリ覗きみていた。
地底人が眠ったのを確認してから、リビングへと戻る。
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さつきが先ほど飲んだコーヒーには睡眠薬が入っており、それが効くのを悟史は隣りの部屋でジッと待っていた。
悟史は地底人の頭を回して外す、思ったより効きが遅かったが、さつきはよく眠っている。
まず、よく眠っているさつきの口と鼻を覆うようにマスクを取り付ける。
このマスクは特殊な物で、人の声が動物の鳴き声のように変換される。
おまけにガスマスクのような効果もある。
続いて、地底人の着ぐるみとインナースーツの間に発泡ウレタンを流し込む。
流し込み過ぎると膨張して着ぐるみが破損してしまう恐れもあるので、慎重に作業する。
こうする事でさつきは簡単に着ぐるみを脱ぐことが出来なくなった。
着ぐるみの肘や膝のところにも発泡ウレタンを流し込む。
悟史は着ぐるみを見ているとき、事前に穴をあけて準備してあった。
関節を自由に曲げることのできる箇所に発泡ウレタンを流し込むことで、腕や足の動きを制限し動物のような動きになると考えたのだった。
最後に地底人のマスクの金具にたっぷりと接着剤をつけて、マスクを被せて回す。
これでさつきは地底人改め、巨大なアルマジロとなった。
着ぐるみを脱ぐこともできず、自由に動くこともできない。
声を上げても動物の鳴き声しかでない。
こんな状態で外へ放置されたらどうなるのだろう。
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もうSM系のスレに転載しようぜこれw
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なんか女性監禁事件っぽくなってきたな。
怖いぞ悟史
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ふとそんなことを思いついた悟史は、そのまま実行に移す。
まだ、眠っているさつき、いや巨大なアルマジロをダンボールへ入れると、台車に載せ、車へと運ぶ。
そして、家から少し離れた森林のある公園に車を停めると、ダンボールを再び台車に載せ、森の中へ置いて立ち去った。
悟史が引き上げてしばらくしてから、いつもと違う息苦しさと圧迫感でさつきは目覚ます。
目の前は真っ暗。
「あの男、なにかしたな」
さつきはそう言ったつもりだったが、さつきの耳に聞こえてきたのは「ガゥゥゥ、ガァガァ」と動物のような鳴き声。
「え、なに?どうして私の声が出ないの?」
「ガゥ、ガァ?ガガガァガゥガガガゥ?」
言葉が出ないことに戸惑うさつき。
体の回りにはなにか当たるものがある。
慎重に立ち上がると、ダンボールはすんなりと開いたが、周りは見知らぬ夜の森。
おまけに言葉が出ない。
周りにひとけはなかった。
冷静になろうと一旦ダンボールの中へ。
格好悪いが頭を外して、ここが何処なのか確認しようと、頭を回そうとするが腕が思うように曲がらない。
「グゥ、グゥ」動物のような声をあげながら、なんとか頭を回すが接着剤で固定された頭はまったく動かない。
どうなってるの?心の中で思いながら、苛立たしさからダンボールを叩く。
尖った3本の爪はダンボールを貫通する。
反対側のダンボールの壁を支えにダンボールから飛び出した腕を引き入れようとするが、支え側の腕もダンボールを飛び出してしまう。
両腕が使えなくなった着ぐるみを着たさつきの入ったダンボールは、得体の知れない動物の腕が飛び出した奇妙なダンボールになってしまった。
これでは余計に動きが取れない。
それなら、立ち上がればダンボールを破り両腕が解放されると思い、勢いをつけて立ち上がる。
しかし、さつきの考えとはウラハラに湿った土の上に置かれたダンボールの底は水を含み、脆くなっていた為、底が抜ける。
それも脚だけが飛び出した形で。
腕の自由を奪われた次は脚の自由も奪われ、なんとも滑稽な姿となってしまった巨大アルマジロ。
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ちょっとしたドッキリだな 通行人から見たら
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ふと、気がつくと何やら周りが騒がしくなっている。
ダンボールからの脱出に気を取られ、気づかない内に動物のような声を上げていた。
それに気づいた人々が集まって来てしまった。
どうしよう?
こんなリアルな着ぐるみに加えて動物のような声を上げていて人間が入っていると分かってもらえるだろうか?
さつきの想像通り、さつきが少し動くだけで周りが騒つく。
なんとかしなければ、曲がらない脚で必死に駆け出すさつき。
しかし、何かに引っかかり動きが取れない。
暴れて脱出を試みるが、益々動きが取れなくなり、そして動けなくなってしまった。
通報で警察が出動し、網によりダンボールに収まった奇妙な動物が捕獲された。
大きな鉄製の檻が用意され、そこへ押し込まれた後、網とダンボールが外される。
ダンボールで視界を奪われていた、さつきは自分が動物として檻に捕らえられたことを知る。
テレビカメラもその姿を撮影し、報道される。
檻の中で大きな叫び声を上げた巨大アルマジロがトラックに載せられて運ばれていく。
その様子は悟史の部屋のテレビにも映し出されていたが、家に戻った悟史は美優の拘束を解いていた。
人間クッションから解放された美優は、すごく満足そうにしていた。
悟史は美優を見送ると、人間椅子に腰掛け、ニュースを見る。
もうその時には巨大アルマジロ捕獲のニュースは終わっていた。
悟史は人間椅子の中へと繋がるリモコンのスイッチを入れる。
人間椅子は震えるように動き出し、悟史はそれに合わせるかのようにさらに深く人間椅子に腰をかけた。
おしまい
駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
独占する形になり申し訳ありません。
次の方どうぞ。
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>>684
激しく乙
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悟史、最強の犯罪者だな・・
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毎回同じパターン。これも一種の才能か。
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独占してるとは思ってないなぁ〜
だって小説って短いものもあれば、長いのもあるからな。
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乙でしたー
いい話だったなー
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ところで、さつきってどうなったの?
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ここ2スレくらい女がひどい目に遭うストーリーしか見てないような
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もっと書いてくださいおねがいします
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さつきが可哀想な気がする。今度は男が痛い目にあう話も見たい気がする。
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ある海外サイトでガイノイドスーツ、いわゆる機ぐるみを受注しているのを見つけた。たまたままとまった金を持っていた俺は注文した。彼女の美佳を其の中に閉じ込めてしまおうと思ったからだ。一ヶ月して国際宅配便で届いた。途中税関から散々質問されたが、関税を支払いぐらいですんだ。そして俺はついに美佳をガイノイドにする日がやってきた。
何も知らない美佳は俺のうちにやってきた。美佳の背は中学生ぐらいしかない小柄な女であるが、顔が童顔なのに体つきは女らしいラインだった。本当ならもう少し背があればよかったのにと思わずにはいられなかった。何も知らない美佳にビールを何杯も飲まして酔わせてやった。彼女は酔うとぐっすり寝込む性質だった。まず彼女の着ている服を脱がして生まれたままの姿にすると、アンダーとなるピンクのゼンシンタイツを着せた。動かない彼女の体は重く感じて着せるだけで一苦労だった。そうして汗まみれになった俺は彼女にガイノイドの外骨格を嵌めていった。まずピンクに染まった身体を下から部品を嵌めていき、首から下をロボットのようにしてやった。彼女の為に頼んだガイノイドスーツは「宇宙女騎士アンジェリカ」というSF映画の登場人物で、腰につけたビームサーベルで悪人を懲らしめるという設定だった。外骨格はブラックとピンクに彩られたメタリックなボディでかっこよかった。もしそのような騎士が彼女にいれば俺のために戦ってくれそうだった。そして彼女には申し訳ないが、可愛い顔をマスクで覆いガイノイドの頭部に被せてやった。すると彼女はアンジェリカになった。そこまできたところでアンジェリカとなった美佳の身体を愛撫し始めた。硬質なボディの中にかわいい彼女が閉じ込められている事に興奮していた。そのため触らずにはいられなかった。しかしガイノイドスーツをつけるのに体力を使い切った俺は眠ってしまった。起きた時に彼女にとんでもないことをされるとも知らずに。
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夢の中で俺は奴隷のような強制労働をさせられていた。どこか見たことも無い遊星で酷く旧式なパワードスーツの中に閉じ込められて劣悪な環境で鉱物採集をしていた。
ある時、監督官の逆鱗に触れまさに処刑されそうになった。そのとき監督官を倒してくれたのがアンジェリカだった。俺はアンジェリカにお礼を言うと彼女は「それじゃ、一晩私の奴隷になりなさい」というではないか。正義の味方ではないのかよ、アンジェリカ! といったところで目が覚めた。しかし目が覚めた時に俺は目以外の部分が何か分厚いモノに覆われているような感覚に襲われた。これはなにか? と思っていると目の前にアンジェリカいや美佳が現れた。
「あんたねえ、何か企んでいると思っていたら私にガイノイドスーツを着せたというわけなの? まあ私も前から着てみたいと思っていた機ぐるみでよかったけど、人が酔いつぶれて何をするかと思って寝たふりをしていたら、アンジェリカの機ぐるみに閉じ込めたわけなの。まあ中々気に入ったけど勇気を持って私に頼めばいいじゃなかったんじゃないのよ? 美佳さんお願い! て。罰として私につき合わせてもらうわ」というではないか。自分の身体をよく見ると隠していたゼンシンタイツを着せられているじゃないか。いったい何をするというのか美佳?
「あんた奴隷であたしは女王様、あんたは女王様のガイノイドに使われる召使ということよ」とアンジェリカ気取りの美佳は腰のビームサーベル(を模した警棒のようなもの)を持って俺の下腹部をイジメはじめた。そういえばアンジェリカって悪い奴らに容赦ないキャラクターだったな。もう美佳はアンジェリカ気取りだ。ゼンシンタイツを着せられ手足を縛られた俺は、美佳いやアンジェリカに一晩中いじくられるプレイをした。アンジェリカは何度も俺の身体にまたがってあえぎ声をだしたが、美佳の体重だけでなく機ぐるみの重量をも加算された重みに俺のあそこは限界近かった。まるで重量級の柔道選手に技をかけられている気分だった。朝になり俺の部屋にはゼンシンタイツに覆われたニンゲンモドキのような俺と活動停止したかのようなガイノイド姿の美佳が抱き合ったままで眠っていた。
了
ショートストーリーの駄文ですいませんでした。別のサイトに投稿しようと思っていた短編です。こんな機ぐるみを着た彼女もいたら良いかなという設定です。
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何かカフェの番外編書いて下さるって話ちょっと前になかったっけ?
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ショーも終わり帰れることになったが、スマホがないと妻に伝える。
お茶を買った自動販売機の上に置いたかもしれないといって、先に車へ子どもと向かってもらう。
ゲームばっかりしてるからと、嫌味を込めて言われたが、実はそうではない。
テントの隙間からビデオ撮影した状態でスマホを差し込んでいた。
テントと同じような端切れも落ちていたので、スマホが挟まっているとはわからないようにして。
それを回収にいったのだ。
すぐにでも観たい気持ちを抑えて家族の待つ車へと戻る。
夕方、車のオイル交換と名目で外出する。
そして、適当なところに車を駐車すると、動画を確認する。
動画は住宅を案内してくれた綺麗な女性がウルトラの母のマスクを調整している辺りから、始まっていた。
司会役の女の子に、背中のファスナーを閉めてもらいパイプイスに座り出番を待つ。
この辺りからは穴から覗くのをやめ、スマホの画面を確認していた。
司会役の女の子の声を聞いて、慌ててこの場を離れた。
司会の女の子の誘導で、子どもたちが盛り上がり始めた時、カーテンが少し開き、ウルトラマンが顔を出す。
そして、ウルトラの母に声をかけるが、こもった声で聞き取れない。
しかし、ウルトラの母には聞こえたようで、小さく頷くと立ち上がり、カーテンの向こうへと消えていった。
間もなく子どもたちの大声援が聞こえてきた。
テントの中は無人。
カーテンの向こうにはおそらくゼットン星人が待機しているのだろうがその姿は見えない。
やがて、ゼットン星人の声が会場に流れ、子どもたちの悲鳴や大声が聞こえてくる。
それから少しして戻って来たのはウルトラの母。
だがこの後、想像もしていなかったことが映像に収められていた。
ウルトラの母は戻ってくるとすぐにパイプイスに座りグローブを脱ぎ始める。
グローブを脱ぐと、それをテーブルに置きブーツのファスナーを下ろしてブーツを脱ぐ。
そこへ司会の女の子が着ぐるみを持って入ってきた。
「ゼットン?」思わず声を出してしまった。
司会の女の子はゼットンの背中を開き準備を始めると、あの綺麗な女性はウルトラの母の着ぐるみのまま、ゼットンの中へと吸い込まれていった。
着ぐるみの重ね着。
大丈夫なのだろうかと心配しながらも動画を見る。
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司会役の女の子はゼットンの背中のファスナーを閉めると、前に回り込み何か話しかけている。
ゼットンが手を動かしなにか合図をすると、ゼットンの手を引いてカーテンの向こうへと消えていった。
ウルトラマンとゼットンの戦いは見ていた。
それぞれ役は1つだと思っていたので、ゼットンには正直注目していなかった。
どうせ、男が演じてると思っていたからだ。
後日、あの日撮っていたショーのビデオを見ると、ウルトラマンはやられていたが、ゼットンは攻めているにもかかわらず、肩で息をしてすごく辛そうにしているのがよく分かった。
当然だろう、女性がウルトラの母の着ぐるみを着て、さらにゼットンの着ぐるみを着てウルトラマンと戦っているのだから。
ゼットンがやられる音がしたあと、少ししてカーテンが開き、入って来たのは司会役の女の子。
その女の子に手を引かれ、ゼットンも現れる。
そしてゼットンの背中のファスナーを開けると、ウルトラの母の背中が見える。
ゼットンの着ぐるみを脱がせている途中、ウルトラマンの兄さんありがとうの声を聞くと、司会役の女の子はゼットンを脱がせる手を止め、慌てた様子でカーテンの向こうへ消える。
しばらくして戻ってきた彼女の手には赤い着ぐるみ。
その頃にはウルトラの母はゼットンの着ぐるみから這い出て、ゼットンの着ぐるみは床に脱ぎ捨てられていた。
今度は司会役の女の子がパイプイスに座り、ブーツを脱ぎ準備を始める。
司会役の女の子は確かに小さかったが、まさか彼女がピグモンに入っているとは思っていなかった。
今考えてみると確かに最後の記念撮影の時、司会役の女の子はいなかった。
ウルトラの母は、司会役の女の子がピグモンになるのを手伝う。
ピグモンの着ぐるみは中からよく見えているようで、誘導はなく1人でカーテンの向こうへと消えていった。
ピグモンを見送ると、ウルトラの母の背中のファスナーは下げられることはなく、そのままパイプイスに座り、テーブルに直に頭を置く。
その様子からも疲れていることが伝わってくる。
グローブを外した手からは止めどなく汗が流れている。
-
ほどなくしてカーテンが開く。
現れたのはゼットン星人。
ウルトラの母もそれに気づき顔を上げる。
中に入ってきたゼットン星人は、ウルトラの母に背中を向け、ファスナーを下ろすよう促す。
疲れた様子で立ち上がったウルトラの母はゼットン星人の背中のファスナーを下ろすと、中から現れたのはウルトラマン?いや、ウルトラマンゾフィーであった。
ショーの出演人数も少なく、時間もないためか、こちらも2役だったのかと思った。
ウルトラマンゾフィーが、ゼットン星人の着ぐるみを脱いだ頃記念撮影が始まったようで、外が騒がしくなる。
それを合図にウルトラマンゾフィーはウルトラの母の手を取ると、テーブルへ横たえる。
そして、ウルトラの母の太ももを優しく触り始める。
ウルトラの母も嫌がることなく、それを受け入れる。
それどころか、自分からウルトラマンゾフィーの手を掴み、自分の股へと持っていく。
その行為の後、ウルトラマンゾフィーがウルトラの母の上に乗りかかるまで、そう時間はかからなかった。
ここでスマホのカメラがズレて、テントの中の映像がなくなっていた。
あの後、2人はどなったのか。
すごく気になると同時に、スマホを回収に行った時、まだ2人は絡みあっていたのか。
そう思うと覗き穴から覗けばよかったと後悔する。
終わり
こうゆうのはどうでしょうか。
-
いいですね。
これからも小説書くの頑張って下さい。
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なんか、とてろリアルな感じが良かったです。結末の尻切れな感じが残念です。続きを是非お願いします。
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ありがとうございます。
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着ぐるみを着て人形やフィギュアのふりをしなければいけない状況で本物として扱われながらも必死で耐えるようなシチュを書いていただけないでしょうか?
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>>703
てめえで書け阿呆
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阿呆は言い過ぎですぞ。
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>>703
これを機に自分の煩悩を自分のキャラで文章に興して自家発電できる楽しさを知るべき
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>>703
そういうあまりにも他人任せな姿勢はクレクレ君の同類にしか見えないぞ
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もしかして会社のパソコンを使ってここを見てるのかな?
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あまり、作品が出てこないので、話が完結してないので少しずつでも投稿いいですか?
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いいよ
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檻に入れられたさつきは警察の駐車場で一晩を過ごした。
何度助けを求め、叫び続けたが見張りについた警官に警棒で檻を叩かれた。
その度に萎縮して叫ぶのをやめたが、それでもしばらくすると叫んだのだが、ついには疲れて眠ってしまった。
翌朝、昼前に檻ごとトラックへと載せられる。
檻には布がかけられ、外が見えない状態で。
どこに連れて行かれるのだろうか?
そんなことを考えていたが、どこへ連れて行かれても、この着ぐるみからは解放されないと思い、さつきは考えるのをやめてしまった。
巨大アルマジロとなったさつきが運ばれてきたのは大学の研究施設。
その大学は皮肉にも、さつきが非常勤講師をしている大学。
檻には布がかけられたまま、研究室へと運びこまれた。
檻の外では警察関係者が「よろしくお願いします」と挨拶をしている。
そして、間もなくかけられた布が取られる。
眩しさで外の様子が分からないさつきであったが、目が馴れて徐々に見えてくる。
周りを見渡し焦るさつき。
目に入ったのは檻に背を向け、資料をめくる白衣の男性の姿。
さつきはその男性に背を向け、ジッと動かなくなる。
さつきは今置かれている状況を把握し、そして泣き出してしまう。
しかし、声は相変わらず動物の鳴き声。
調査にあたったのは大学の准教授 松田稔、専攻は動物学でその権威であり、またさつきの恋人でもあった。
恋人の稔にはUMAカフェで働いていることは秘密にしていた。
変に興味を持たれたくもなかったし、地底人の自分を見られたくなかった。
しかし、今の状況は最悪である。
稔にこれから色々と調査をされる。
いずれ、自分が着ぐるみに閉じ込められていることを知られてしまう。
-
あのゲスが恋のキューピッドに…!?
-
案、ウルトラの母ンデレラ
お城の舞踏会に集まった沢山のウルトラの母たち。
王子はあるウルトラの母に一目惚れしていた。
舞踏会が終わり、王子が悶々としていると、
控え室には一目惚れしたウルトラの母の着ぐるみが。。。
この着ぐるみに合う者を探すのた。
王子のウルトラの母を探す旅がはじまる。
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見つけ出した母の中身は、実はおっさんだった落ち?
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稔は見たこともない生物を色々な角度から観察する。
しかし、さつきは必死に目を合わせないよう、逃げるように動く。
背中を見せる巨大アルマジロの背後から、稔は体を触ってきた。
ビックリして動くと、稔もビックリしていた。
骨の形状から地球上のどの生物に近いかレントゲンにかけられることになったが、大型の動物なので檻から出さず、そのままレントゲンにかけられることになった。
こうなれば、さつきは諦めるしかなかった。
全く抵抗せず、目を閉じレントゲンにかけられる。
結果に驚いたのは稔。
精巧にできた着ぐるみということを知る。
のちにもっと驚くことになるのだが。
レントゲン写真から中には女性がいることも分かり、慌てて救出しようとするがどうしたらいいが分からない。
下手に着ぐるみを破損させると、中の女性まで傷つけてしまうことになる。
少し考えた稔は、巨大アルマジロに話しかける。
「どうやって、この着ぐるみを脱ぐんですか?」
巨大アルマジロは下を向いて動かない。
「脱ぎたくないの?」優しく話しかけると、巨大アルマジロは大きく首を振る。
「じゃあ、手伝うから教えて」という言葉に、巨大アルマジロは頭を回すような手振りを見せる。
稔は硬い頭を両手で挟み込みようにして回す。
しかし、頭は外れることなく巨大アルマジロの体が捻じれる。
思わず、呻き声を挙げるアルマジロ。
稔は頭を回すのをやめて、謝る。
「ゴメン、痛かった」
「どうなっているのか、分からないので慎重にするね」と優しく話しかける。
そして、今度は少し右に回すとすぐに左へといった具合に微動を繰り返し始めた。
これならばアルマジロの体が捻じれることもない。
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頭を脱いだら確か顔はモジモジ君なんだっけか
そこにアルマジロの大きな体がセットになってるみたいな
アンバランスな様を表現する手法は毎回見ていて好きだな
マスクオフの醍醐味というか
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都心部から少し離れた大学に通う僕は真田誠、大学2回生です。
田舎から出てきて大学の近くで下宿しています。
入学してすぐ潜水部に入部しました。
潜水部というのは文字通り水に潜る、つまりスキューバダイビングのクラブです。
今年は新入部員も多くその中でも気になったのが後輩の杉内真奈美。
彼女はやたらと僕に質問などをして僕との距離を詰めてきました。
僕も小柄で可愛く、人懐こい彼女に魅かれ、夏休みが終わった頃から付き合うようになりました。
クラブのないときは、彼女の住む都心部へ行き、映画やショッピングを楽しみました。
僕が一つ不満に思っていたことは、僕と一緒にダイビングショップへ行こうとしないこと。
僕がダイビングを始めて、少ししてから通い始めたお気に入りのお店。
店員さんも親切で色々教えてもらえることもあったが、このお店には独自のキャラクターがいる。
名前は海ちゃんと書いて、しーちゃんと呼ぶ。
全体がピンク色をしていて、全身がウエットスーツ素材のネオプレーンゴムでできている。
形状は玉子型で、体から短く先が丸い手足が出ている。
身長は70cm程、初めて見たときは大きなぬいぐるみだと思った。
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しかし、店の入口にいたしーちゃんは僕が店に入ると、僕の足元にやってきてセール商品やお得な商品の所に案内してくれる。
しばらく、商品を見て買うかどうか迷っていると、再び足元へやってきて買ってと言わんばかりに可愛くアピールする。
いつもその可愛さに負けて僕は商品を購入してしまう。
そして僕が購入を決めると決まって僕の前をヨチヨチと歩きレジへと誘導してくれた。
あの小さな着ぐるみが気になり、店長にしーちゃんの中には誰が入っているのか聞いてみた。
店長はうちの娘が入っていて、お店を手伝ってくれていることは教えてくれたが、それ以上のことは教えてくれなかった。
あと、今のしーちゃんは2代目で、初代のしーちゃんの色は、水色だったこと。
そしてごく稀に、水色のしーちゃんが現れることも教えてくれた。
2代目しーちゃんはセール商品がある時はその小さな体に、特製のウエットスーツやゴーグル、シュノーケル、BCジャケットを装着し商品を勧めてくれる。
特に買うものがなくても、その可愛いしーちゃんを見るために店を訪れるようになっていた。
授業のない空き時間を利用して、店に行くことが多く、その時間はお客さんもほとんどいない。
そのため、しーちゃんは僕のことを覚えてくれたようで、店に行くといつも僕の足元にまとわりつくようになっていた。
そして帰るときは店の出口まで見送ってくれる。
そんな可愛いしーちゃんを見せたくて、真奈美とのデートの度に誘ってみたが、素っ気なく断わられていた。
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12月も近づいたある日、ダイビングショップへ行くと、しーちゃんがサンタの衣装になっていた。
しーちゃんは女の子なので、スカートを履いて、帽子も被り凄く可愛かった。
真奈美にはしーちゃんのことをずっと話していたが、全く興味を持たなかった。
それでもサンタの衣装を着たしーちゃんを見せたくて、誘いついに大ゲンカに発展してしまった。
クリスマス近くに別れる話はよく聞いていたが、まさか自分がそんなことになるとは思ってもみなかった。
喧嘩して数日後のクリスマス前日、僕が部屋に帰ると真奈美のメッシュバッグが置いてあった。
真奈美にはダイビングの荷物を持って帰るのが大変なときは部屋に置いておいてもいいように合鍵を渡してあった。
しかし、こんなクリスマス前に潜りに行くこともないのに何故と思いながらも、メッシュバッグに近づく。
かなり膨れたメッシュバッグを不審に思いながらもファスナーを開けようとすると、バッグが動いた。
ビックリしてバッグから離れたが、まだ動いている。
少しビビリながらもバッグを開けると出てきたのは、ピンク色のしーちゃん。
いつも店で僕の足元にまとわりつく、あのしーちゃん。
バッグから半身を出した状態で、僕に会釈する。
そして短い両手を挙げると、左手にはメモ、右手にはカッターを持っている。
バッグに引っかかりながら這い出て、メモを僕に渡す。
メモにはしーちゃんの背後の絵が描いてあり、点線に沿ってカッターで慎重に切って下さいと書いてあった。
メモを呼んだ僕にしーちゃんはカッターを渡し、背を向ける。
薄くではあるが、点線が引かれている。
僕はメモ通り慎重にカッターを入れる。
しーちゃんの背中はパックリと開き、現れたのは大きなファスナー。
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ドキドキしながら、ファスナーを下ろしていく。
人の肌が現れるのではと思っていたが、現れたのはしーちゃんの体と同じピンク色のネオプレーンゴム。
メモを見直すとファスナーは下までしっかりと下げるように書いてある。
メモに従いファスナーを下ろすと、しーちゃんはうつ伏せに倒れ、体を揺するような仕草を見せる。
僕は何も出来ず、ただこの状況を傍観する。
しーちゃんの背中のファスナーからは徐々にピンク色の物体が出てくるに連れて、しーちゃんはしぼんでいく。
しーちゃんの皮が畳の上に落ちると、僕の目の前に目だけが見えているピンク色の人が現れる。
その目は僕を見て微笑んでいるようだった。
ピンク色の人は目だけ開いたマスクを外す。
現れたのは真奈美。
髪は汗で濡れている。
僕の帰りを長時間、しーちゃんの中で待ってくれていたのだろう。
真奈美はピンク色のネオプレーンゴムのスーツを着たまま、僕と向かい合うと、私がしーちゃんなの。
だから、店に行っても当然会うこともできないし、なによりお父さんに付き合ってることを知られたくなかったことを告白する。
そして、高校の時に手伝いをしていた店で、よく店に来ていた僕のことが好きになり、しーちゃんとしてでも一緒にいたかったこと。
本当はダメなのだが、個人情報から僕の大学やクラブを調べ、入学し付き合うまでに至ったことを。
僕はそれを聞いて真奈美をギュッと抱きしめる。
そして真奈美に聞いてみる。
このスーツ、ファスナーは無いけどどうなってるの?
真奈美は首のところを引っ張り、凄く伸びるでしょ、ここから着るの。
じゃあ、スーツの中は?
真奈美は黙って下を向く。
確かめていい?
真奈美は顔を赤らめ、頷く。
小柄な真奈美をお姫様抱っこして、ベッドへ連れていく。
これが僕、誠と真奈美のお話です。
終わり
長編はよくないようなのでまとめてみました。
如何でしょう?
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>>720
うおおおおおお
すばらしい!
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fooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!
おもしれぇぜ!!
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徐々に回る幅が広がる。
そしてついに頭が外れた。
ゆっくりと頭を持ち上げようとする稔、しかしアルマジロは横を向いた頭を天辺から押さえて頭を取らないでといった仕草を見せる。
「顔を見られたくないんだね」といって稔はアルマジロに背中を向ける。
しかし、アルマジロは固まったように動かない。
アルマジロの中で、さつきは稔に顔見られたくない一心で頭を押さえた。
仮に自分で頭を外しても、いつもと様子の違う着ぐるみに動きを封じられた状態では、おそらく自分一人で脱ぐことはできないと考えたさつきは意を決して、稔に協力してもらうことにした。
頭を戻し、稔に近づき肩を長い爪で叩く。
稔が振り返ると、頭を取ってくださいとお願いするように、頭を下げる。
稔は「分かったよ」と返事をする。
そしてアルマジロの頭を外した。
中から現れたのは、土色をした頭。
さつきは覚悟を決め、顔を上げる。
稔が視界に入ると安心して涙が溢れてくる。
しかし、稔は特に驚いた様子を見せない。
それはインナースーツのフードがさつきの髪や顔の輪郭を、動物の声に変換するマスクが、鼻と口を大きく覆い隠して目だけしか出ていない状態だった。
加えて気の強いさつきは、稔の前で涙を見せたことがなかった。
そのため、稔はアルマジロの中身がさつきであることに始め気づくことはなかった。
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動物の声に変換するマスクって・・・・興奮するじゃねーか!!
参考にしておこう。
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>>それはインナースーツのフードがさつきの髪や顔の輪郭を、動物の声に変換するマスクが、鼻と口を大きく覆い隠して目だけしか出ていない状態だった。
>>716を読んだ後意識してみたら興奮した。マスクオフで面下姿って恥ずかしいもんな。
髪や輪郭がないから顔のパーツ一つ一つが際立って顔立ちがより問われる一瞬でもあるし。
変換マスクを取ったあとの両者の反応も楽しみ。頑張ってください。
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>>720
GJ!!!!!!
面白かったよ。
次回作にも期待。
長編でも構わないけどスレを長期間独占するのが問題なだけ。
他の人が作品をアップしても感想を書く間もなく構わず続きをアップしたりね。
4eq5Z7UCHM氏の連載方法は感想が欲しい乞食みたいで嫌い。
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>>726
お前他スレでも嫌われてるやつだろ
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長編でも細切れでも投稿してもらえればもらえるだけありがたい
遠慮なく投稿してほしいし感想を待つ必要もない
感想なくても困らないし投稿が減るような発言はむしろ邪魔
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名指しで否定するのは如何かと…
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感想は書かないけど毎日チェックしてるし
スレ独占とか何も関係ないじゃん
独占して何が悪いか言ってみろよ
>>726は規制したほうがいいレベル
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というかさ、この小説スレもう一個作っちゃダメなのかな?
「割り込みするな」とか「邪魔」っていうコメントあるし、
逆に割り込みがないと「独占するな」など、荒らしのきっかけを作る可能性があるコメントが見られる。
だからもう一個作って片っぽが連載してる間、もう片っぽが別の小説を書く
みたな感じで問題を解消させる。
みなさん、どう思います?異論がなければこれを管理人にでも提示したいと思ってるのですが。
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スレ住人のいざこざを解消するために重複スレを作るのもなあ
結局作っても持て余す気もするし
この場でどちらかにはっきり決めた方がいいと思うよ
それ以降は絶対に文句言わないこととして
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投稿するほうにも事情や都合があるだろうから、それに合わせて投稿していただければオーケーだと思う。
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今のままでいいよ
考え方が違うのは当たり前だから許容し合うしかないでしょ
問題があったとしたら
自分の意見を全体の問題だと思いこんで書き込んだことぐらい?
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つか専ブラ使って抽出しろよw
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スレを細分化したあげくその全てに荒らしが居着いて荒廃したスレがエロパロにあってだな…
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pixivとかプログ作ってそこに書いてる人もいるし、
いっそのこと「着ぐるみ小説スレまとめ」を小説投稿サイトにしてしまうとかのほう
がいいと思う。とにかく、書きたい人が書きやすくするべきだと思う
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そこまでする気力があるならこんなとこで書かないと思うんだけどね
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そんなことよりツリー着ぐるみ誰か書いてクレ
スイッチ入れると電飾と共にバイブが動いてあえぎ声が出るやつで
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短編長編位別けたらいいんでないの?
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分けた結果誰も書かなくなったらどうすんだよw
アホかw
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>>726がなんでココまで叩かれるかわからん
確かに言い方はアレだけど、批判だって一つの意見じゃん?
「作者様」ってスタンスで、書いてくれるなら文句言うな!って言うならそれは違うと思うなー
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批判する分には良いと思いますよ?あくまで感想の範囲内ならばですけど。
でも誰々って特定するのは荒れる原因になると。
その小説が好きで読みに来る人もいるんですから。
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ってか誰か小説書いてくれ。
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>>723
フェイスマスクのおかげで正体を悟られなかったか
④
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そんなことより>>723の続きが気になるんだが
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小説スレについて書いたものです。
貴重なご意見ありがとうございます。
結論『この案は却下します』です。
理由としてはあまりいいとは思えないコメントが多数見られたためです。
そして私自身が小説の邪魔をしてることに気ずきました。大変申し訳ございません。
それでは小説のつづきをどうぞ。
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小説の続きまだ〜?
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涙を浮かべる女性のマスクを外す稔。
さつきは咄嗟に顔を隠すように、稔に抱きつく。
稔はさつきとは気づかず、怖い思いをし安心感から抱きついたものと思っていた。
しかし、耳元で「ゴメンなさい、ゴメンなさい」を繰り返す女性。
稔にはその意味が分からなかったが、女性の声に聞き覚えが。
抱きついているアルマジロの着ぐるみの女性を優しく離し、顔を確認する。
「さつき?」
フードを被り髪型は分からない。
顔には動物の声に変換する装置の跡がしっかりと残っていたが、間違いなくさつきだった。
稔にUMAカフェのことも、その客に注意をしたことで、このような嫌がらせをされたこともすべて話した。
稔はとりあえず着ぐるみを脱がせようとするが、発泡ウレタンで着ぐるみに埋もれてしまったさつきの体は簡単には引き出せない。
それでも、さつきの体を気にかけながら作業する。
発泡ウレタンを崩しながら掘り進める。
細かくなったウレタンが部屋の中を舞う。
2人ともマスクを付けて稔は作業進める。
苦労の甲斐あって、さつきは無事に着ぐるみから出られることができた。
そして、地底人の着ぐるみもほとんど破損することはなかった。
さて、着ぐるみを脱ぐことはできたが、さつきの着替えがない。
さつきの家の合鍵は稔が持っているので、家には入れる。
稔が取りに行くことも考えたが、2人で相談した結果、さつきをスーツケースに入って運ぶことに。
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サイコーだな
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お持ち帰りですかっ!?(笑)
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なぜそうなったし
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④
この世界の男性はどこかおかしいw
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支援
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ある洋菓子屋の入口にクリスマスが過ぎた26日にクリスマスツリーが現れた。
洋菓子屋の入口のマットをお客さんが、踏むと電気が流れツリーは揺れ、LEDの照明が光る。
まるで、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございます」と言っているようだ。
ツリーのあった場所はクリスマス前までは「クリスマスケーキ予約受付中」の看板が出ていた。
クリスマスが終わってから、なぜツリーが現れたかという説明をするには、クリスマスイブに遡らなければならない。
毎年、クリスマスイブとクリスマスに、このお店ではケーキ販売のバトルが繰り広げられる。
女子アルバイト10名で2人1組の5組で売上を争う。
各組はケーキがより売れると思われ所へ出向きケーキを販売する。
場所も大事だが、衣装で目を引き、お客さんを引き寄せることも必要となる。
売上トップには、時給アップと特別ボーナスが与えられる。
売上最下位には罰ゲーム、もうお判りかと思うが、26日に現れたクリスマスツリーがそれ。
今年の敗者は、真由美と久実。
赤いエナメルのショートスカートのワンピースに、これまた赤いエナメルのニーハイブーツでお客さんの目を引くことはできたが、売上には結び付かず最下位となった。
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26日は朝から出勤した真由美と久実。
敗北した衣装に着替える。
そして、売上トップを含む8人から2人を背中合わせにし腕を真っ直ぐ上に挙げた状態にして、ラップを足元からしっかりと巻いていく。
この2人、今年は相当自信があり、負けた時は、この罰ゲームにブラスある事を約束していた。
それは2人のあそこにローターを仕込んで罰ゲームを受けること。
ラップを巻きながら、トップの2人が真由美と久実にローターをセットする。
ローターはLEDが光ると共に動くようにする。
巻き終わるとビニールの棒状の物が8人の前に現れる。
上手くバランスが取れないのか、時折ギシギシと音を立てふらつく。
この上から被せるように着ぐるみならぬ、木ぐるみを被せてツリーにする。
木ぐるみは茶色ゴムのような生地でできており木の柄もちゃんと入っている。
到底、2人が収まりそうにはないが、被せると伸びて彼女たちの凹凸がくっきりと出る。
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今度は茶色の棒、丸太のようになった2人に、さらに木の葉っぱが付いた枝を被せて、足だけ見える状態にする。
これで木ぐるみは完成。
そこへ飾り付けとLEDで装飾する。
最後に数人で木ぐるみを店外へ運び出し、用意してあった植木鉢へ木ぐるみを入れると足の部分に土を被せて罰ゲームのスタート。
クリスマスは終わっても、元々人気のある洋菓子屋。
お客さんが店に出入りするたびにLEDが光り、彼女たちにセットされたローターも作動し、その都度快楽で身を捩ると木は揺れた。
そんな真由美と久実にメリークリスマス。
終わり
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いいですねぇ
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乙ー 面白かったw
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短い話の中で、よく面白い話ができましたね。
これからも頑張ってください。
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研究で大学に泊まることもある稔は、着替えをスーツケースに入って持ってきたところであった。
着替えをすべて抜き、さつきを入れる。
とりあえず、研究室から車までと車からさつきの家まではスーツケースを閉めることにした。
小柄なさつきはスーツケースの中に緩衝材を入れても十分ケースの中に収まった。
研究室を簡単に整理し、スーツケースを転がし、車へ向かう稔。
緩衝材を入れたものの、予想以上の揺れに戸惑うさつきであったが、稔にこれ以上心配をかけたくない一心で我慢する。
車についた稔は、スーツケースに声をかける。
「大丈夫?苦しくないかい?」
その問いに対して、さつきは「大丈夫、このまま運んで」と。
スーツケースを後部座席に積み込むと、稔は慎重に車を走らせる。
しばらく走り、さつきの家に到着。
車を止め、稔はまたスーツケースに声をかける。
「着いたよ、もう少し我慢してね」
さつきからの返答は「ちょっと苦しくなってきたから、早く運んで」と。
それを聞いた稔は急いで、スーツケースを慎重に扱いながらも、さつきの部屋へと向かう。
合鍵で部屋に入ると、スーツケースの鍵を探す。
運んでいる最中に、開いてはいけないと思い、ご丁寧に鍵をかけたのだった。
しかし、スーツケースの鍵が見当たらない。
稔の額に変な汗が噴き出してくる。
「早く、開けて」
スーツケースからは苦しそうなさつきの声。
ますます、焦る稔。
自分に「落ち着け落ち着け」と念じるようにつぶやき、鍵をどこで落としたか思いかえす。
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しえん
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所で着ぐるみとバイブの組み合わせっていつからあるんだろう?
あとラバーとか。
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「あ!」思いあたるのは大学から車に乗るとき、ポケットにスーツケースの鍵と車の鍵を一緒に入れていたから、車の鍵を出すとき駐車場に落としたのだと。
スーツケースを横にして「すぐ戻るから」と言い残すと部屋を飛び出す稔。
慌てて車まで大学までの道を引き返す。
大学までの道を半分程戻った辺り、信号待ちでポケットの上から鍵がないかを確かめる。
「ん*」
ポケットの中で隠れるように、スーツケースの鍵が入っていた。
早く引き返したいが、なかなか信号が変わらない。
急いでいる時の信号は異常に長く感じるものである。
信号が変わり、大慌てでさつきの部屋と戻る。
そして、スーツケースを開ける。
長時間スーツケースに閉じ込められていたさつきは、顔色が悪くグッタリとしていた。
一瞬、死んでしまったのではないかと思ったが、弱くではあるが確かに呼吸をしていた。
インナースーツを脱がせ、楽な状態にし寝かせる。
1時間程した時、さつきは気がついた。
目覚めたさつきは、稔を見てビックリする。
「どうしていてるの?」
稔もその質問に驚く。
さつきはある期間の記憶を失ってしまっていた。
スーツケースのことはもちろん、悟史のこと、着ぐるみに閉じ込められたことさえもすっかり忘れてしまっていた。
稔は今までの経緯を話そうとしたが、さつきが記憶を失ってしまう程の嫌な体験だったのであれば、このままそっとおく方が良いと考え、さつきには何も告げなかった。
おしまい
長々と独占して、
すみません。
よいお年を。
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急に関西弁になってワロタ
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もうそろそろ最後まで書き上げて投稿することを覚えてもいい頃だよな。
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どこがエピローグなんですか!終わらないんじゃないですか!やだー!
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あけましておめでとうございます。今着ぐるんでいる人居ますか〜。
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おい、そこ767!!荒らしっすか!?ねぇ、荒らしっすか?やめてくれる?
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4eq5Z7UCHMさんまた極小系着ぐるみのお話何か書いて頂きたいです。宜しくお願い致します。
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場違いなコメントなんですが。
したらば掲示板でもその他のサイトでもいいので、拘束(特に口をガムテープを貼られ、その上からガムテープが見えないように
ガーゼマスクをされる)が出てくる話のサイトを教えてくれませんか?
画像ではなく小説の方です。
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ある日の土曜日
その辺を歩いていた彼女に、薬を染み込ませたハンカチを背後から口に当て眠らせた。
目撃者がいないことを確認し、自分の家の『隠し地下室』に連れ込む。
眠ってる間に着ているものを全て脱がせ、写真を2〜3枚撮る。
彼女を起こし、現状把握をさせる。最初は混乱していたが、逃げようとしたらこの写真をどうのこうのと言ったら
彼女は震えた声で「何でもします・・・・だから・・・・・・」と答えてくれた。
「じゃあ僕の趣味に付き合って。」
地下室の壁際にはロッカーが沢山ある。中には動物の着ぐるみ、戦隊物、リアルな人のマスクなど、多種多様にある。
「よし、決めた!」準備の始まりである。
彼女の裸の上から首から足先まである透明なラバースーツを着せる。だが股の所だけがくり抜けている。これには意味がある。
次にオムツを履かせる。そのためのくり抜きである。僕の趣味は長期戦なので履いてないとこっちが後々困る。
口にマウスピースを入れ、吐き出せないようにガムテープで口に何重にも貼る。
ラバース目と空気を吸うための鼻の穴しか開いてない透明な全頭マスクを被せる。
そしてここからが本番。
ラバースーツの上から肌タイツを着せる。モジモジ君のように顔以外は肌タイツで覆われた。
更にその上からフリフリがあしらえているゴスロリ衣装に似たドレスを着せる。
次に全頭マスクの上から頭がすっぽりと覆われる美少女キャラクターのようなお面を被せる。
お面の横には小さな鍵が付いていて彼女自身が脱ぐことはできない。
金髪のウィッグと白いカチューシャを付ける
最後に肩の付け根まであるロンググローブとロングブーツを履かせる。
今僕の目の前には一人のお姫様がいる。笑みを浮かべ、高貴なイメージがある。
しかしその中は逃げることのできない熱や汗、圧迫感が彼女を苦しめ、マウスピースが下の動きを邪魔するためしゃべることもできない。
想像しただけで身震いする。
お姫様の腕を引っ張り、ベッドに寝かせる。ベッドの左右には柵がついている。
その柵にお姫様の手と足を手錠で拘束する。これで彼女は地下室を勝手に出ることは許されない。
そして自分のポケットからリモコンを取り出し、スイッチを押す。
するとベッドに拘束したお姫様が体をよじり始めた。手はグーになっており、何かに逃げようとしているように見える。
お分かりだろうが、オムツにはバイブが仕込まれている。今は弱に設定しているが、タイマー機能で強弱をつけてくる。
「じゃあ俺買い物行ってくるから。ゆっくり楽しんで。あとオシッコ、ウンコするのは自由だけど
服が汚れたらお仕置きね♡ じゃあ行ってきまーす。」
買い物は嘘で近くのスーパーの駐車場に車を停め、スマホの画面を見る。
そこには地下室のベッドの映像が。
実は地下室には隠しカメラがいくつもある。そのうちの一つだ。
映像にはもがき苦しんでる姫の姿が。音も拾っており、策と手錠が擦れる音やぶつかる音が
地下室の中で鳴り響く。
「明日はどんな衣装を着せようかな。ウルトラマン?モフモフ毛皮の動物?それとも・・・・
まぁいいや。明日は明日の風が吹く。」
一方彼女は言葉にならない悲鳴に近い声が虚しく地下室に響く。それでもお姫様は微笑んでいる。
とりあえず今はこれで終わり
もうちょっとネタを集めてから投稿します。ですので次の小説を投稿する方はお先にどうぞ
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おつ
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訂正があります。
15行目の「ラバース目と空気を」のラバースは打ち間違いです。
あと舌と変換したつもりが「下」になってしまいました。
すみません。次からは気を付けます。
-
好き嫌いあるかもしれないけど排泄して恥らうシーンも見たかったな
でもGJ!
-
ベッドの上にお姫様がいる。
これだけを聞くとメルヘン的に聴こえる。
だが彼女にはメルヘンとはかけ離れたことが起きている。
ラバースーツで体が覆われているため熱が全く逃げずにサウナ状態
汗もラバーで覆われた手や足に貯まり始めているのがわかる。
何よりラバーも肌タイツもロンググローブもそれぞれは薄い生地でできている。
でもそれが重なり今は指を動かそうとすると分厚い革の手袋を履かされているのと同じくらい圧迫される。
息をするのも苦しい。口を塞がれているため、鼻で息をするしかない。
バイブが動いている今、酸素を目一杯吸いたいのにお面のせいで十分に息ができない。
窒息寸前でバイブが止まった。またいつ動き出すかわからないので、止まってる間に深呼吸をする。
(スゥ〜・・・ハァー スゥ〜・・ハァー やっと・・・・落ち着いた。でもなんで私がこんな目に・・・・)
彼女の名前は桜木 姫。朝にその辺をぶらぶらするのが日課であった。
今日もいつも通りの日が来たと思ったのだが、そうじゃなかった。
(ん?あっ、どうしよ。オシッコが・・・・したい)
(いや、ちょっと待てよ もしかしたらこれでバイブを壊すことできないかな)
力んでいたが、力を抜き放出する。
オムツがそれを吸収し外に漏れない。オムツをしたのはこのためである。
せっかくの衣装が汚れると困るので、そのための対策である。
不幸中の幸いは朝ごはんを食べていなかったこと。昨日の時点で大をしたこと。これにより大は少なくとも出ない。
だが無常にもバイブは動き出す。しかも『強』のさらに上『極強』に。
そして雷に撃たれたのかとゆうくらい体が一瞬浮いた。
たしかに彼女の作戦は成功した。悪い方向に。
タイマー機能は停止し一つのモードに集中してしまった。
これでもうあの男がスイッチを切るか、取り除く以外方法はない。
(ンッ!・・・・なに・・・これっ・・・・・・・・アァ・・なんで・・・・・・助け・・てっ・・ンっ・・・・耐・・えられっ・・・ないっ
イク!・・・・・やめ・・てっ・・・・・・も・・う・・・・・・・カッ!)
彼女はそのまま気を失った。
男は隠しカメラで彼女の体が跳ね上がりさっきよりも暴れ、突然ピクリと動かないのを見て驚いた。
バイブのスイッチを切り、すぐに家に向かう。
とりあえず今はこれで終わり
-
しえん
-
地下室についた男は、彼女が生きてるのか胸に耳をあて確認する。
「よかった、生きてる!いや〜焦ったぜ さすがに遊びすぎたかな」
手錠を外し、お面の鍵を開ける。その瞬間、湿気と汗の匂いが地下室に広がる。
おそらく泣いたのだろう。目元が赤くなっている。
ドレス、肌タイツ、オムツを脱がせシャワー室にお姫様だっこで連れて行く。
シャワーでラバーと肌の間にお湯を入れ脱がせていく。
2時間後・・・
「う・・・あれ?」
彼女が目を覚ます。あれは夢だったのではないかと脳裏をよぎったが、
周りの風景を見て現実であると認識した。
今の彼女の状況は私服姿で先程と同じく地下室のベッドの柵に両手足を手錠でつながれている。
そこに男が地下室に来た。
「おっ!ちょうどいい時に目覚めてくれたか」
彼女は震えた声で
「もう満足したでしょ!早く家に帰して!」
「ん〜それは罰ゲームの結果次第だな」
「罰ゲーム?」
「そ!バイブを壊したので、罰ゲーム!」
彼女は鳥肌が立った。さっきのようなことをまたされるのではと思ったからである。
「大丈夫、大丈夫。罰ゲームと言っても簡単なおつかいをするだけでいいから。
それに罰ゲームをクリアすれば、ごはんをごちそうするし、普通のベッドで寝てもいい。
帰りたければ帰ればいい」
「本当に?」
「本当さ。」
無言で彼女はうなずいた。
「じゃあさっそく罰ゲームの準備だ!」
男がロッカーから出してきたのは、ウルトラマンの着ぐるみであった。
つづく
-
支援
-
「君には今からこれを着てもらう」
そこには頭のてっぺんから足先まであるウルトラマンの着ぐるみであった。
まず最初は口にマウスピースを入れガムテープを貼り、口を封じる。
次に股も覆われている透明なラバースーツ、透明な全頭マスクを被せる。
「今回はオムツをしないしバイブも入れない。そのかわりその上からさらにラバースーツを着てもらう」
それは白いラバースーツ。しかも全頭マスクと一体になっている。
「これ・・・鼻の穴しか開いてないんですけど」
そう。パッと見、鼻しか穴が開いてないように見える。
「よーく見てごらん。目の所にポツポツと小さな穴があるだろ?」
背中のチャックを開け足を通してく。下半身を入れたら腕を通し、顔といく。最後にチャックを閉める。
ラバースーツの上からラバースーツなので圧迫感が半端ない。
「お次は大本命ウルトラマン!」
この着ぐるみも背中にチャックがあり、最程の白いラバースーツと同じ手順で着ていく。
チャックを閉める時、余分な隙間が引っ張られることにより閉まっていくのがわかる。
ウルトラマンの着ぐるみは彼女の体に張り付きぴったりとしている。
本来はサイズ的に男が着るものなのだが、ラバースーツを着重ねることにより女性でも着ることが出来る。
じつはこれで終わりではない。
男は何やらホッチキスのような物を持ってきてウルトラマンの背びれにそれを挟むと
上から下へ、下から上と何回も往復しながら動かした。
「試しに自分でチャック開けてみ。」
彼女は恐る恐るチャックがある背びれに手をかける。
(あれ?背びれの中にチャックがあるはずなのに背びれが広げれない。)
「どう?この着ぐるみの素材は熱を与えるとお互いにくっつく特性があって、何と半永久的に効果が持続する」
先程の道具はやけどしない程度のハンダコテの技術を応用したものである。
「大丈夫、溶かしてくっついてるわけじゃないから、ちゃんと罰ゲームが終わったら剥がしてあげる」
「じゃあ、罰ゲームの内容を説明するね。家を出て200メートル先に公園がある。
そこには自動販売機があり、そこでココアを買いもと来た道を戻り家にゴール。簡単だろ」
地下室から出て、玄関に向かう。
なにやら彼女がジェスチャーをしている。
「あぁージャンバーを着るとか、帽子をかぶるのはNG。そのままの姿で」
彼女は肩を落とす。
時間は真夜中。どこの家も電気が消え、通行人はいない。
彼女はお金を持たされ、ほとんど追い出された形で玄関から出され、鍵を閉められる。
男はドア越しに「それでは罰ゲームスタート!!」と言った。
彼女は黄色いレンズ越しに絶望が見えた気がした。
暇があればつづく
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白いラバースーツの目のポツポツは想像したより見える。それでも視界がいいとは言えない。
彼女を苦しめるのは視界だけではない。逃げない暑さ、圧迫するラバー、鼻しか息ができない窒息感。
なにより今の姿が恥ずかしい。ズボンもジャンバーも帽子で隠すことのできず、そこにいるのはウルトラマン。
こんな姿を誰かに見られたら即刻通報されるだろう。
口も塞がれてるので助けも事情を説明することもできない。
たかが200メートルなのだが、今の彼女には何倍にも遠く感じられる。
やっとの思いで公園に到着。自動販売機を探す。
自動販売機を見つけお金を入れようとした瞬間、手を滑らしてしまい100円玉が自動販売機の下に潜り込む。
急いで下を確認する。手を伸ばせばギリギリ届く所にあった。
そこに人の声が。酔ったサラリーマンが公園に入ってきた。
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書き終わってないのに投稿してしまいました。続きをどうぞ。
そこに人の声が。酔ったサラリーマンが公園に入ってきた。
自動販売機の下に落ちたお金は今は諦め隠れる場所を探す。
(どこかに隠れれる場所は・・・・あ!あった公衆トイレ!ここでいったん隠れてサラリーマンが遠ざかるのを待とう)
しかしサラリーマンは遠ざかるどころか、公衆トイレにちかずいて来た。
さらに運が悪いことに動揺した彼女が入ったトイレは女子トイレではなく男子トイレ。
今はトイレから出ればサラリーマンと鉢合わせである。仕方がないので個室に入り鍵を閉める。
個室には『フーフーフー』と緊張してるのか鼻息が荒くなる音がウルトラマンのマスクの中で響く。
サラリーマンがトイレに入ってきた。小であったため個室に入ってくことはなく、済ませば帰って行くだろう。と簡単に思った。
ここでも彼女の不運の連鎖が続く。
突然サラリーマンが個室のドアを殴り始めたのである。
「お〜い誰か〜入ってんの〜〜ウェへへへ、ヒックッ」
完全に酔っている。
(入ってるから鍵がかかってるんでしょ!)
口にガムテープを貼られているため、返事ができない。
「お〜い もしもし〜 入ってるなら〜 返事してよ〜」
(お願いだから早く、どっかいってよ)
こんな感じの状態が5分も続いた。サラリーマンは飽きたのかトイレから出て行った。
ここからさらに10分個室の中にいた。今出たらあのサラリーマンに出くわすかもしれないと思うと体が動かなかった。
意を決して個室を出る。
(・・・サラリーマンは・・・・いない(ホッ))
急いで自動販売機の所に戻り、やっとの思いで落ちた100円玉を拾いココアを買った。
だがこれでおつかいは終わらない。
もと来た道を戻り家について初めて終わるのである。
視界が悪い中、ウルトラマンは真夜中の道を歩いてく。
暇があればつづく
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しえん
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④
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行く時には通行人はいなかった。なので
(これなら帰りも楽勝楽勝!・・・え?あのシルエットは・・・)
それは巡回している交番の警官だ。こちらに向かってきてる。
今隠れる場所といったら電柱の影。しかし全身を隠すことは出来ない。
(どうしよ・・・どうしよ・・いや落ち着け 落ち着け私。このまま誘拐の被害者としてわざと捕まるか。
いや、でもしゃべれないし、もし保護されてもあの男が気ずいて写真をばら撒かれる。それに・・・・
はっ、私は何考えてるんだ)
今彼女の頭の中でありえないことが起きた。なごり惜しさ、残念感、もっとされたいという思考がよぎった。
(そんなことよりどうしよ)
視界が悪い中、周りを見渡す。
(あっ!あの家の壁と壁に入れば)
人一人入るかどうかの壁と壁の間に入る。
だがこれは壁と壁の間を照らされたら終わりだ。
警官が通り過ぎる時間が長く感じる。
警官は気づかずに通り過ぎる。
つづく
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警官が通り過ぎた。
(ふぅ 焦った)
壁の隙間から出ようとした時
「おい、そこに誰かいるのか」
警官が戻ってきたのだ。しかも彼女との距離10メートル
(あ、もうダメだ)彼女は捕まる覚悟を決めた。
だがウルトラマンの足元を何かが通り過ぎた。
『ニャーオ』
「なんだ、ネコか。驚かせやがって」
警官がその場を離れていく。
ウルトラマンは疲れ果てた、身も心も。
そしてついに男の家に到着
鍵が閉まってるのでインターホンを鳴らす。
『ピンポーン・・・・・・ガチャ「ほーいどちら様?」』
「ン―――ンぐ んーーー」
口が動かないため、言葉をはっせない。
『「ごめん誰?しゃべってくれないとわからないなー(棒)」』
「んーーーーーーー!んーーーーーーーー!んーーーー!!」
今ある力を声に集中させる
「わかったわかった、僕が悪かった。今行く」
鍵を開け彼女を玄関に入れる。
「はいご苦労さんと言いたいところだけど、遅い!30分もかかるってどゆうこと?
罰として僕が食事の準備をしてる間はそのかっこだ。
あとこれココアじゃなくてコーヒーだろ!」
実は黄色いレンズでよく見えていなかった。とりあえずCOCOAとラベルされているやつを買った。
しかしよく見るとCOCODAとゆう名前のコーヒーだった。
「おつかいは失敗!帰す約束はなし!!」
(そ、そんな〜)
それから彼女がウルトラマンから解放されたのは1時間後のことだった。
<土曜日編(完)>
そして物語は<日曜日編>へと進んでいく。
暇があればつづく
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しえん
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UCAT製のコーヒーか!
④
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>> 13
その時の様子です。っ
tp://www.energyhatshop.com/wp-content/uploads/2014/02/IMG_3196.jpg
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こんな写真があったんですね。いくら検索しても見つからないような写真。ありがとうございました。
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中の人一応内面するんだ
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お正月の着物も苦しそう。
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ヒール履いているとはいえ結構背が高いね。やっぱりモデルさんなのかな?
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規制・削除依頼を承りました
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今書き込めない系?
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大丈夫だと思う
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どなたか書いていただけないかなぁ
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店長「この子、今日からこのシフトに入ってもらうことになった鶴山さん」
鶴山「よろしくお願いします!」キラ キラ
劇 「よろしく〜」
店長「しばらくは劇くんに仕事の流れを教わって」
劇 「お?俺?」ソワソワ
店長「じゃ、頼むよー」ハハハ
鶴山「不束者ですが、よろしくお願いします!」キラ キラ
劇 「じゃ、とりあえず…」ソワソワ
鶴山さんはとても物覚えが良くて、あっという間に何でもすぐ出来てしまった。
劇 「へぇ^^じゃあ、これが始めてのバイトなんだ〜」オドオド
鶴山「そうなんです」///テヘ
劇はバイトの新人の鶴山さんに好意を抱いた。
-
店長「どうだ?慣れたか?」ポンポン ポンポン
鶴山「は、はい!まだ少し緊張してしまって」///アセアセ
店長「いやーよくできた方だと思うよ」ハハハ
劇 「・・・」
劇は肩触った!肩触った!セクハラだ!セクハラだ!っと思うのだった。
そして、
鶴山「劇さん、顔色悪いですよ?」ソワソワ
劇 「少し考え事してた^^ただのスキンシップだってね」///ダイジョーブ!
鶴山「え?あ、そ、そうでしたか」スイマセン!??
劇は鶴山さんの肩をポンポンするようなキャラではないことを悔やんだ。
-
劇 「あっ!」ピキーン!
埃!見紛うことなき埃が鶴山さんの髪に付いていた!
劇 「…」クスクス ニヤニヤ
しかし、この姿のまま眺めていてはきっと嫌われてしまうだろう!
埃が自然と落ちてしまう可能性だってある。
劇 「鶴山さん、こっちきて」///
鶴山「どうしました?」
劇 「髪に埃ついてるよ!」ポーイ
鶴山「気づかなかった!」ガーン!アリガトウゴザイマス!
劇 「似合ってたよ!」ポンポン
鶴山「なんでよー」///
劇は少しだけ鶴山さんとの距離が近づいた気がした。
-
なんでもない二人だったが、緊急クエストに参加することなった。
店長「新しいポイントカードの宣伝で着ぐるみが来たよ」ドヨーン
店長「今日は僕が店に入るから君たちでコン太くんして」アセアセ
とあるポイントカードのキャラに似たような姿の狐の着ぐるみだった。
鶴山「着てみたいです!」キラ キラ
劇 「すごい邪魔ですね!」ナニコレほんと経費の無駄遣いなんじゃ…ボソボソ
店長「子供の人気とかすごいから効果はあるよ」それとキットタノシイヨ・・・キグルミタノシイヨ
店長「あと、必ず1人はサポートについてね」ネンノタメ
店長は着替え方はコレ見て壊さないように適当に後は任せたと無茶振りして店に出て行ってしまった。
劇 「どっちが着る?」オドオド
鶴山「私入ります!」キラ キラ
劇は着ぐるみの中で鶴山さんが汗をたくさんかいてから、たっぷり汗かいてから交代を宣言してやろうと思った
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しえん
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このスレでは『ワンゲルくんの長い一日』が一番のお気に入り。
着ぐるみを拘束着と思ってるアホや、サーキュレーターと考えてるおいそのには書けない。
20代前半がギリギリセーフという認識がとても胸に突き刺さった。
こんなことしてる場合じゃないと・・・。
美紀ちゃんは19歳です。若いでしょ?永遠の19歳なんだよ。(妄想)
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静まり返ったスタッフルームで鶴山さんが着ぐるみに変身した。
劇 「コン太くんー。見えてるー?」シーン
コン太くん「・・・」コクコク
劇 「なんか動いてみて」
コン太くん「・・・」バッ バッ
劇 「思ったより可愛いキャラだな」///
コン太くん「・・・」フル フル
劇 「コン太くんって女キャラなのか?」ボソボソ
コン太くんはバッファローベルのパクリ感がすごかった。
コン太くんと店内に出て、駐車場に出るとすぐに人が集まり始めた。
-
好奇心旺盛の子供たちがコン太くんに容赦なく襲っていた。
子供たち「スカート穿いてる!」オジサンオンナー?
子供たち「なんかきもい!」ドコミテルノー?
子供が殴ったり蹴ったりしても全く注意しようともしない親。
親「ほら、あっちにいっておいでー」コン太を指差す。
劇「悪戯はしないでねー」ナダメナダメ
それを遠くからスマホで撮影しているおじさん。
こちらの様子を伺うも見て見ぬフリの店長。
そして、この後この着ぐるみを着るつもりでいる僕。
鶴山 「・・・」コドモタチガハシャイデルカワイイナー ///アセアセ ///アセアセ
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劇 「コン太くん、どうだった?」オドオド
鶴山 「すごい人気でしたね」/// アセアセ
大きな玉のような汗をいくつも額に浮かべていた。
劇 「僕も着てみたいんだけど、いい?」オドオド
鶴山 「いいですよ、私がサポートします」///アセアセ
いつもぴょんぴょん可能
楽しさ求めて もうちょっとはじけちゃえ
一緒なら素敵だーい!
君に言わせたいから(言いなさいっ)
こころぴょんぴょん待ち?
考えるふりして もうちょっと近づいちゃえ
簡単には教えないっ
こんなに好きなことは(好きだってことは・・・わわわ!)内緒なの
劇は鶴山さんにお願いして着ぐるみ化した。
-
劇 「・・・」///
鶴山さんの汗で張り付いてくる衣類のフェロモンでほぼ無意識に勃起した。
射精したら大変なことになるが、タイツの締め付けで気持ちよくなっていた。
鶴山 「でかいよ?」クスクス
劇 「やはり、無理か」///
結局、その後も鶴山さんがコン太に変身した。
締め付けで我慢汁がたっぷり染み込んだタイツを着て。
─バイト終わり─。
店長から服の上から着るタイツだと冷たく言われた。
緊急クエストは無事に終了し、非日常を満喫した。
<おしまい>
-
>>806
この部分の歌の歌詞必要?
寒いんだけど
-
まあ、文才がないとイライラする
-
>>808
絶対必要、ほかに何を入れたら良いのか、逆にアドバイスほしいくらい
>>809
参考図書は3冊だしこんなもんだろ
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あーおいそのかこの作品
このスレの中で最も駄作だった
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おいそのって誰だよ?って新規さんにわかりやすく書いたんだぞ
感謝しろよ
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>鶴山「よろしくお願いします!」キラ キラ
この時点で駄作であることは新参でも分かる
-
新しいプリキュア見ていたら思いついたので載せさせて頂きますね。
着ぐるみの中身はあまり知らないので多々不備がありますが、宜しくお願いします。
「中の人」
ねえ、これを見てどう思う?
デパートの広告?・・・そうなんだけど・・・
ここ見て?・・・そうそう!女の子向けのアニメのキャラクターショー!
でもこのキャラクターの中・・・着ぐるみの中ってどんなだか知ってる?
知りたい?じゃあ教えてあげるね!
まずね、Tシャツとスパッツとか動きやすい服装になるの。
競泳用の水着とか、レオタードとか着てる人もいるわ。
そうゆう服の時は下着は着けないことが多いわね。
ブラは動くのに邪魔だし、ショーツはヨレヨレになっちゃうし・・・
私はレオタードを着る時が多いかな。
下着は・・・着けないの・・・ちょっと恥ずかしいけどね・・・
-
その後は顔の部分が開いた肌色の全身タイツを着るの。
タイツは使い回しだから膝の部分が傷んでたり、手先にダマダマができてるの。
ほとんどのタイツはサイズが合うんだけど、たまに乾燥機のかけすぎとかで
サイズが小さめのタイツが回ってくるの。
そのタイツに当たったときは、常にタイツに体が締め付けらちゃって・・・
それに恥ずかしい話なんだけど・・・食い込んできちゃって・・・
動くたびにその・・・こすれちゃって・・・エッチなきもちになっちゃうの・・・
・・・このことは誰にも言わないでね・・・
次はタイツの上からスパッツを履くの。
ほとんどのキャラはスカートが短いから、動くたびに見えちゃうからね。
だからそれを防止するのにスパッツを履くの。
スパッツだからって見えちゃったら恥ずかしいけどね。
あとこのスパッツが結構生地がよくって・・・すごい蒸れちゃうの。
お尻とかふとももとかって結構汗かくからね。
人によってはお漏らししたみたいになっちゃうの。
・・・私もその一人なんだけどね・・・
-
次はこのドレスみたいな服を着るの。
見た目はヒラヒラしてて可愛いんだけどね、これが結構曲者なの。
テカテカの生地も、カーテンみたいな生地もすごく丈夫で分厚くって、
スカートに使われてるチュチュの生地は薄いんだけどね。
どの生地も熱を逃がしにくいの。
ドレスは腰の部分でくびれてて、背中のチャックで閉められるの。
結構サイズがきつめだし、ピチピチになっちゃいことも多くって、
それに上半身の熱がドレスの中にこもっちゃって、すごい蒸れちゃうの。
下半身はさっき言ったスパッツのほかに、
キャラによってはスカートの中にチュチュが一杯詰められててね、
見た目はよりもぜんぜん熱がこもっちゃうの。
だからお腹とかお尻とか、わきの下とか・・・おっぱいとかに、いっぱい汗かいちゃう。
夏場だとドレスにまで汗が染みだしちゃって、すごく恥ずかしいの・・・
ヘソ出しでわきの下が開いてる服は熱が逃げて、少しか涼しいけど、
全身をタイツを着てるから、汗ジミが見えちゃってもっと恥ずかしいの・・・
結局どっちも汗だくになっちゃうから恥ずかしいの・・・
そして次は靴とソックス、手袋とかネックレスとかね。
これはキャラによってバラバラで靴だったりブーツだったり、
ソックスを履いてたり、ニーソックスだったり、
手袋をしてたり、ブレスレットだったり、
ネックレスだったり、チョーカーだったりするの。
私が苦手なのはとにかく体を覆うもの、ニーソックスとかブーツとかね。
両方ともタイツの上から履くからすごく蒸れちゃうし・・・
特に膝上まであるブーツは全然熱を逃がさないからビチョビチョになっちゃうし・・・
それにブーツって洗えないから・・・匂うし・・・
-
そしてキャラクターの顔、マスクを被るの。
表から見たらすごくかわいいでしょ?
ほんとにテレビから出てきたみたいに綺麗に作られてて、髪もふわふわだしね。
だから女の子にも人気があるんだと思う。ドレスも可愛いしね。
でも、このマスクを被るのって結構勇気がいるの・・・
マスクの表面は固いプラスチックでできてて、それにウィッグが付いてるの。
それでマスクの裏側はウレタンっていうキメの細かいスポンジが貼ってあって、
マスクを頭に固定するのと、被るときに被った人の顔が傷つかないためなの。
でもね、そのウレタンには今まっでこのマスクを着けた人たちの、
汗とか皮脂とか・・・体液がたっぷり染み込んでるの・・・
そんなところに自分の顔をうずめなくちゃいけないの。
もともとマスクは小顔だし、その上マスクを頭に固定するために頭の後ろを紐できつく縛られるから
そのウレタンを顔にギュウギュウに押し付けられて・・・大変なの・・・
-
視界はキャラクターの目に裏からメッシュ貼ってあるのと、瞼の上の穴で確保できるわ。
外からは全然わからないと思うけどね。
前はそれなりに見えるんだけど、横があんまり見えないから結構大変で、
慣れるまではこれで結構疲れちゃうの。
ほら、ちっちゃい子を相手するから見えないと危ないでしょ?
あと口の部分に穴が開いててね、裏からメッシュが貼ってあって、ここから呼吸ができるの。
口の部分は開いてるけど、あんまりそこから外の空気が入ってこないから、
結局マスクの中にたまってる空気を吸うことになるの。
だからマスクを被ってる間は、自分が吐いた息とか、
マスクに染みついた匂いがずっとするなかで呼吸しないといけないの・・・
この匂いも独特だから慣れるまで結構大変なの。
-
最後にふわふわの髪、ウィッグのことについてね。
基本的にマスクに付いてて、メンテナンスの時以外は外さないんだって。
素材はポリっぽいのでできてて・・・すごく蒸れるの。
例えるとマスクを被った上に分厚いニット帽で覆われてる感じかな?
前はマスクで覆われて、後ろはウィッグで覆われてるから全然頭の熱が逃げないの。
だから頭が汗でビチョビチョになっちゃうの・・・
その汗が首回りまで染み出てきちゃうことはよくあってね、すごく恥ずかしいの・・・
中には背中までふわふわのキャラがいるから、
そのキャラの時は、マスクは重いし背中までビチョビチョになっちゃうしで大変なの。
あとね・・・結構変な匂いがするの。
化学繊維って変な匂いするでしょ?それに加えて汗の匂いとか、シャンプーの匂いとか、
外に出た後にする髪の匂い・・・なんか砂利っぽい匂いするでしょ?そんなのとか、
色々な匂いが染みついててね、その匂いが動いたり首を回すたびにマスクの中に入ってくるの。
私はマスクの匂いよりもこっちの匂いが気になるかも・・・
-
どお?だいたいわかった?着ぐるみのこと。
見た目はあんなに可愛いのに、そんな着ぐるみの中で、
色々な匂いがするものに包まれて、蒸されて、汗だくになってる子がいるの。
結構大変なの、走ったり踊ったりもするしね。
もし見かけたらちょっとだけでも応援してあげてね。
あっ!もうこんな時間!いかなくちゃ!
え?どこにいくかって?
・・・ちょっと言えないかも、ごめんね!
でもここに着てくれたら会えるかも・・・
今日は・・・黄色なの・・・
じゃあいってくるね!バイバイ!
<おしまい>
-
以上です。失礼しました。
-
しえん
-
おいその先生、また名前変えたのか
-
上の文章だけど、おいそのならこうやって書くから
視界は狭いけど確保されてるわ。
瞼の上の穴、目の裏にメッシュが貼ってるの、そこから覗くのよ。
正面なら見えないこともない、問題は左右の視界よ。
腕を左から右に振り下げてちっちゃい子を吹っ飛ばしたことがあるわ。
とても可愛そうなことをしてしまったの。気をつけないとね!
口の部分に穴が開いているんだけど、裏にはメッシュが貼ってあって呼吸しづらいの。
マスクの中は、自分の吐いた息ですぐベトベトになっちゃうし。
それに使い回しだから染みついた他人の匂いがして不快なんだけど我慢してる。
これに慣れるまでが結構大変なのよ。
-
そんでもって中身がおっさん+変態ぐらいは書きそう。
少なくとも読める分おいそのよりもマシ。
-
よし次
-
あたしは麻衣、土日に姉の麻紀に頼まれボーイフレンドが出展しているイベントで販売の手伝いをしているはずだった。
土曜日は問題なかったのに日曜日に着ぐるみの中に入れといわれた、しかも裸で! それを言われたのは当日会場についていきなりだった。ブースに行ったとたん麻紀とボーイフレンドの彼に無理矢理羽交い絞めにされ、着ているものを全て脱がされた上、大人用オムツを履かされてしまった。
あまりのことに驚いていると「麻衣、今日あんたは売り子はしなくていいからこれから怪獣に大人しくなりなさい。終わるまでは脱がしてあげないから。そうそう喉が渇いたら水ぐらいは飲ましてあげるけど、トイレはオムツしているからそこでしなさい。なんだってあんたは昨日会計ミスばかりしていたから損失を出したじゃないの。だから今日は宣伝してきて稼がせてね」というじゃないの。どうも昨日のミスのペナルティーということらしい。
二人はオムツだけをつけた私の裸体のうえにサラシを巻いてふっくらとさせたうえで、顔を黒くペイントしてしまった。長い髪はスイムキャップの中に入れ込んでしまった。
その上にウレタンで作ったカメレオンというかイグアナというか判らないけど麻紀のボーイフレンドが作ったオリジナル怪獣の衣装を着せられてしまった。さらに背中のファスナーの上に尾びれをつけたので完全に自分では脱げなくなってしまった。
「今日、これからあなたは”傭兵怪人イグアドス”だ、イベントが始まったら会場内を彷徨うことで宣伝しなさい」といわれた。それで朝から晩まで会場内をウロウロするはめになった。
着ぐるみの出来はどうなったのかわからないけど、首のところに小さな穴があり前方向だけは見えていた。その小さな穴から時々麻紀がストローで水分補給をしてくれたが、裸の周りに巻かれたさらしがドンドン汗を吸って重たくなっていった。そのうえオムツにオシッコをするので着ぐるみの中は嫌なにおいでいっぱいだった。
「いまブース508で”傭兵怪人イグアドス”の同人誌とグッズを販売しております。よろしかったらブースにお越しください」と宣伝したが、周囲には”怪人”のいかつい着ぐるみの中に若い女の子が入っている事を聞きつけた男性が押し寄せてきた。中には写真や動画の撮影を要求する者もいたけど麻紀はちゃっかりとグッズ購入特典にしてしまった。
「あたし”傭兵怪人イグアドス”はお呼びでしたら世界の何処にでも参上します。秘密結社の誰か雇ってください」という台詞も言わされたが、そういえば”傭兵怪人イグアドス”を読んだことなかったので意味が判らなかった。
午後になると会場を動くたびに注目を浴びるようになったけど、着ぐるみの中のあたしは裸に巻かれたオムツとサラシの湿気で参ってしまい、足取りが重くなっていった。それでも、この人ごみの中で倒れて、救助隊に助け出される際に裸をみんなの前に晒してなるものかという気持ちだけで頑張っていたが、いつしかそれが快感に感じていた。なにせ、あたしは着ぐるみの中で生まれたままの姿なのだ。”傭兵怪人イグアドス”の胎内で活動している胎児のような気分にすらなっていったのだ。出来ればこのままずっと中でいたいぐらいだった。それでイベントが終わっても”傭兵怪人イグアドス”として生きていかないとすら思っていた。
イベントが終わり、着ぐるみの中から出てきた時、大量の汗と排泄物を吸った布の中から出てきたあたしを見て姉の麻紀は「あんた汚いし臭い! 」と言った。今度はあんたが入れといいたかったが、その元気はなかった。でもまた裸で着ぐるみを着てみたかった。
-
いいぞー
しえん
-
人気のリゾート施設に併設した遊園地。
例年通り、今年もまた好評だったので、園内を着ぐるみが歩き回っている。
/⌒)
.,:-、 __{_ ,.:::::、
〈:::::::),-‐-、`:::ノ
r~/(从从j'i,,,
{ (ゝ゚ ヮ゚ノノ::)
ゝ`ー∞´ソ
l;;ノ ,,,,, .!,,,,
(、(::o:)(::o:)
新品を発注し、準備して、短期のバイトが汗だくになりながら働いている。
「お疲れ様」とバイトの子が帰ったら、
ペルティエ素子の冷却装置を取り外して休憩室にいく。
∩_∩
(-∀- ;)
□ ■bC /
┬─┬ ⊂⊂_,U
只
[i l]
{E}
水分を多く含んだ空気を冷やして、水滴をペットボトルに貯めている。
もちろん、目的は湿度を下げるためだが、
ティーバックを沈めたカップの中に
ペットボトルの水を注いで水出しする。
きっとバイトの子が放出した水分を集めて貯めたものになるだろう。
ハーブの香りがカップから広がってくつろぎの時間を演出する。
∩_∩
(-∀- ;) < だから、飲んでもよかった
□ ■bC /
┬─┬ ⊂⊂_,U
静寂と狂気の部屋の中、不安と倦怠感から一人で乾杯と唱える。
お菓子と一緒に流し込むハーブティー。
甘みと苦味が心地よく、砂糖と塩分、酸味と強い味付けを否定する。
______
\ |「 ̄ ̄ ̄ `||`l / 脱法ハーブ(危険ドラッグ)の使用者が
─ || ォ゚゚゚Πへ.:|| :| ─また轢き逃げ殺人したよー
/ |L二二二ニ!| ;| \ ゆるすまじ!
| ̄ ̄| ̄ ̄|~::|
|__|__|/
∩_∩
( ) < ほぼ水のハーブティーでは幻覚まで見れなかった よかった
| ∪
⊂と__)
よかった。
<終>
-
誰か極小系の着ぐるみ小説書いていただけないかなぁ?
-
AAワロタw正直ネタ的な意味では気に入ったw
-
皆さんは着ぐるみと聞いて、どんなものをイメージしますか?
ウサギやパンダ、トラの人型の着ぐるみを想像するのではないでしょうか?
私の入っていた着ぐるみは皆さんのイメージとは全く異なるものです。
薬局の前に立っているカエルの人形を見たことありますか?
私はあのカエルの着ぐるみに入っていました。
とはいって人形ではありません。
着ぐるみは合成樹脂で造られており、全体が少し光沢のある緑をしていて、短い手足を動かすことができました。
私は140cmソコソコの身長なので、膝を曲げて着ぐるみに入ると、着ぐるみは1m程の大きさになります。
その着ぐるみで、薬局の店頭で短い両手につけられた特価品を振り道行くお客さんにアピールしていました。
着ぐるみを着る方法は次回。
-
いいぞいいぞ?
-
支援 もっと小さな所へ詰めちゃってくださいw
-
小さな私が着るにも、小さ過ぎる着ぐるみ。
私は膝を曲げ、腕を曲げた状態で着ぐるみに収まります。
カエルの着ぐるみは頭と胴体に分かれるようになっています。
まずは、膝、腕を曲げてラッパ状に広がった首から胴体へ。
入口は広くなっていますが、途中が狭くなっているのでいつも苦労します。
身体が着ぐるみの中に収まると、着ぐるみの中は細身の私にとっては少し余裕があります。
着ぐるみの中に収まると、店長でもある薬剤師の女性 麻美さんが、カエルの着ぐるみの背中にある小さな穴に空気入れの金具を突き刺し空気を注入。
空気を入れると、着ぐるみの中に仕込まれたバルーンのようなものが膨らみ、たるみのあったカエルの着ぐるみに張りを与えます。
と同時に着ぐるみの中の私の身体を軽く圧迫します。
これは心地よい圧迫であり、カエルの着ぐるみに私の身体を固定し、膝を保護してくれます。
空気入れの金具は針状になっており、空気入れを外すと金具から空気が抜けて、着ぐるみを脱ぐことができるのです。
カエルの頭は私の頭より大きいですが、頭にも胴体と同じようにバルーンが仕込まれていて膨らますことで頭を固定できます。
バルーンがあるので転倒しても私の頭を守ってくれます。
ただ、胴体の首部分のラッパ状に広がったヒラヒラを頭に収めるのに、麻美さんはいつも苦労してます。
このヒラヒラと頭のバルーンで、カエルの頭が外れることはありません。
ヒラヒラのおかげで、簡単に頭を左右に振ることができます。
-
?
-
!
-
さて、カエルの着ぐるみに着替え終わると、その季節に応じた衣装に着替えます。
とはいっても自分で着替える訳ではないんですが。
今くらいなら、節分が近いので頭に鬼の面とカエルの着ぐるみの上から特注の赤鬼の衣装を着せられ店頭に立ったりします。
カエルの着ぐるみの上から、さらに着ぐるみというか衣装。
重ね着することで寒さは和らぐのでいいのですが。
その分、動きにくくなるので、店内を移動中に2、3回転倒することもしばしばです。
私が一つ嫌なこと。
それは店先で首輪を付けられ、鎖で繋がれること。
始めの内は、首輪を付けられることはなかったのですが、一度男の人に誘拐されそうというか、持ち去られそうになりました。
…その日は、薬局のある商店街にも人通りは少なく、いつもはバイトに来てもレジをしたり、品出しをしたりするのですが、仕事もなかったので、店長の指示で着ぐるみに着替え客寄せをすることになったのです。
カッパを着せられたので、6月だったと思います。
着ぐるみの中は蒸し暑さと湿気が充満してかなり不快でした、加えて人通りもない。
と不満に思ったことを覚えています。
そんな中、一人の男が大きな袋を肩に掛けて近づいてきました。
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支援
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支援
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私はその男に特価品を振り、アピールしましたが、男は見向きもしません。
男は私の横に立ち店内を見ていましたが、店にひと気がないと分かると急に私を持ち上げ、持っていた大きな袋へと詰め込みました。
必死に抵抗しましたが、折り曲げられた腕と足では抵抗と呼ぶには程遠く。
呆気なく袋の中へ押し込められ、無情にもファスナーは閉められました。
袋の中でなおも暴れ抵抗しましたが、袋に閉じ込められたことで着ぐるみの呼吸穴がカッパで塞がれ、どんどん苦しくなり、意識が遠のいていきました。
どれくらい経ったのかは、分かりませんが気づいた時には薬局の奥、いつも着ぐるみに着替える部屋に寝かされていました。
傍には店長が心配そうな表情で座っていました。
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私を助けてくれたのは、店によく来る私と同じ年くらいの青年。
店先に私がいないことに気づいた店長が商店街に出ると、モソモソ動く大きな袋を抱えた男が足早に去っていく姿が見えたそうです。
店長はすぐに大きな声をあげ、男を追いかけましたが、追いつかない。
そんな時、その青年が店長の後ろから、その男を追いかけてくれたそうです。
青年は男に追いつきましたが、男は私の入った袋を川に投げ捨て逃走。
着ぐるみの中のバルーンのおかげで、私は沈むことはありませんでした。
青年は男を捕まえずに、私を救出してくれたので、逃げられてしまいました。
すぐに店長も追いつき、私はその青年に運ばれ薬局へと戻ってこれました。
青年は心配していたが、私に配慮し、私を運ぶとすぐに帰ってしまったそうです。
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その事件後、店長からは着ぐるみはやめてもいいと言われましたが、子どもたちが笑顔になってくれるのと、私自身このカエルの着ぐるみに入ることが、気にいっていたので店長の申し出を断りました。
その代わりにカエルの着ぐるみには首輪がつけられました。
私が嫌なのは、首輪で鎖に繋がれていることそのものでなく、私を助けてくれた青年に鎖に繋がれた姿を見られること。
私はその青年に恋心を抱いたせいだと思います。
おしまい
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ロボット機ぐるみを読みたい…
前に少し書かれたけど極小着ぐるみの添え物みたいな扱いだったし…
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乙ー
短編で面白かったよー
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着ぐるみ混ぜれなかった─。くそ。
生活スタイルの多様化は、映画業界を衰退させた。
映画館では、劇場版ドラマやアニメが流行し、映画の魅力を語る人は減った。
そんな冷え込んだ日本の映画業界であるが、有名な映画監督の北野研による新作映画の主演に、
まったく無名の一人の少女が選ばれた。
半ば形式化していた芸能人・人気俳優が主演になる映画とは、一線を画す采配だった。
主演を勝ち取るまで何度も審査・選考を受けてきた少女に
「一緒に最高の映画をつくりましょう」と北野監督は手をさしのべた。
少女は喜びのあまり涙を流して声を失ってしまうも、涙目の笑顔で「全力を出します!」と力強く答えた。
一流と呼ばれる映画監督の新作映画の話となれば、それだけで話題になってしまう。
少女はその映画の主演に選ばれたことで無名のタレントではいられなくなった。
鶴山未来(14)─。元気で明るい性格で、飾らないタイプのごく普通の少女だった。
得意なことは、絵本をかくことで友達に読ませて楽しませていた。
所属しているL芸能事務所は鶴山未来が選考に残れたことが奇跡に思えるほど小さな事務所で
いまだかつて現れていないスターの誕生に事務所の社員一同も歓喜した。
しかし、未来が主演となる映画で北野監督は得意とした撮影技法をすべて封印した。
何か新しい価値を模索しながら実験的に撮影を進めていた。
さらに彼女の抱えた映画の仕事より、共演者の都合が最優先にされていたため撮影は予定より長期化した。
この映画の主演に仕立て上げられ未来は、事務所の期待と北野監督の怠慢とで板挟みなっていた。
事務所から出演料180万円が振り込まれたが、映画の撮影はずっと足踏み状態だった。
このままでは、映画が完成せず、莫大な借金だけ残して解散する事態まで予想されていた。
未来は映画の撮影が終わると、絵本を書いていた。
未来の家族、友達、先輩、仕事のスタッフさん、北野監督の登場する絵本だった。
楽しそうにみんなで笑っての1ページから数枚めくると、異様な内容の絵本に変わっていた。
私の家族は悪魔、友達は悪魔、先輩は悪魔、仕事のスタッフさんは悪魔、北野監督は悪魔。
皆の顔は表情を読み取れないように黒く塗りつぶされ、未来は人の形をバラバラにした残骸になっていた。
誰に映画の撮影を辞めたいと相談しても理解されるはずもなく足踏みの撮影は続いた。
映画が完成したら、みんなに書いた絵本を読まそうと思っていたがその気持ちもなくなってしまった。
締め切りに追われるようにして、季節のずれた場面からようやく撮影が始まった。
夏に撮影していればよかったのに─。ロケ地は冬の季節になっていた。
未来は薄着で放水を受けながら、夏の長雨の場面を演じた。
冷たい水は容赦なく体温を奪って、筋肉を硬直させるので、ロケ地にはお湯の浴槽がセットされていた。
撮影するスタッフは防寒着で、北野監督は足元にヒーターまで付けていた。
「はい、一回温まろうか」
北野監督のこの声が出るまで、温まることもできない過酷な撮影が続いていた。
冬場の場面は、すでに夏に撮ってある─。
短期の場合にはよくあることと説明されて、防寒着の裏は汗でびっしょり濡れた状態での撮影だった。
「終了〜!ご苦労様でした!全部撮り終えました!」北野監督のこの声で撮影は終了した。
映画の撮影から開放されても、北野監督の指導の幻聴が続いていた。
監督の頭の中にある役をずっと踊らされ続けて未来精神はとても疲弊していた。
未来が自分の意思で始めに行ったことは電話の119だった。
とりあえず、病院のベッドの上で一週間以上は寝ようと思った。
病院に電話が掛かってきて、一週間寝ることは出来なかったが2日寝た。
未来は絵本の続きを再開し、残骸となっていた自分の体を人間の形に戻した。
そして、北野監督だけ悪魔のまま元に戻らずに死んだことにした。
映画の試写会に参加して、自分が主演の映画を見た。
編集が仕事をしていて、季節の違和感は恐ろしいほどになくなっていた。
私の苦心なんて誰も理解されないだろうなと思った。
公開された映画の評判は普通だった。良くも悪くもなく、収益は出た。
「出演者が頑張っていた」という評価は嬉しい反面複雑な心境になった。
早く撮影が終わることを願って、必死に頑張っていた頃の自分の演技を見てダメージを受けていた。
「一緒に最高の映画をつくりましょう」とよくぬかしたもんだ。
私にとって最低の映画だった。
<おわり>
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首輪カエルいいなぁ
短編だけど面白かったよ
次も期待しております
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カエルすごく良かったよ!
次回も期待してます
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>>844
同意
前回のは物足りなかったわ、どうしてあそこから脱線させたのか…はぁ…
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ターミナル駅、多くの人々が行き交う改札を出たところにロボットの着ぐるみがいた。
ラッシュ時なら目もくれず、通り過ぎる人々もお昼近くなると、それほど急ぐ人もいない。
小さな子どもを連れた母親たちがロボットの着ぐるみの周りに集まっている。
ロボットの傍にはビラを持った女性。
今、百貨店のイベント会場でロボット博を開催しており、その宣伝をしている。
母親たちはビラには目もくれず、ロボットと我が子の写真をスマホに収めている。
ロボットの着ぐるみは、ビニールレザー、ウレタン素材でできた銀色の四角い頭に四角い体、直方体の足と腕、膝の部分は丸く、手の部分は丸いペンチのようになっている。
頭にはアンテナのようなものが付いており、鼻は見当たらないが、目と口がついている。
ロボットの身長はそれほど高くなく、写真を撮るときの仕草から中身は女性であることは明らかだった。
張り切って動くロボットの足は今にも脱げそうになっていた。
そのことからも、この着ぐるみは頭と体、腕が一体になったものを被り、腕を通し両足をロングブーツのように履いているのだということが分かった。
傍でビラを配っている女性もなかなか可愛い。
あの娘も交代でロボットになり、中で汗をかいてがんばるのを想像すると興奮してきた。
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しえん
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ビラがなくなったのか、引き揚げるビラ配りの女性と着ぐるみロボット。
しかし、想像もしないことが起きた。
足が脱げそうになっていたロボットが転倒。
片足と下半身が露わになる。
足は人間の足ではなく、ロボットいやアンドロイドといった感じ。
銀色の光沢があり、細く美しい足。
例えるなら、エナメルのピンヒールのブーツを履いるような感じである。
膝の部分は曲げることが出来るように、いくつものパーツで覆われている。
太ももも同様に銀色のパーツに覆われ、下半身はハイレグ水着のようになっていた。
ロボットの体の部分も転倒した勢いで脱げそうになったが、腕を通していたので、ロボットの中身の全貌は見ることができなかった。
ビラ配りの女性は慌てて脱げた足を拾い、履かせると今度はしっかりと腕を貸し、誘導しながら百貨店へと入っていった。
転倒した時、着ぐるみのロボットから女性の声が確かにした。
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しえん
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気になりロボット博を覗きにいくと、偶然先ほどの女性とロボットが控え室らしきところへ消えていった。
その簡易的な控え室から彼女たちの話し声が聞こえる。
「大丈夫?」
「私は大丈夫だけど、壊れてないかなぁ?」
「うーん、見たところ問題なさそうだけど」
「よかった」
「しかし、寒かったね」
「ロボットの着ぐるみ着てても、寒かったよ」
「その姿の方が人目を引いてよかったんじゃない?」
「ムリムリ、薄いゴムの上にプラスチックみたいなのが付いてるだけだよ」
「ここなら大丈夫だよね、準備始めよっか」
「うん、よろしく」
ファスナーを閉める音に続いて、電動ドライバーの音が聞こえる。
「どう?」
篭った声が返答しているが、控え室の外からはよく聞こえない。
「じゃあ、衣装いくよ」
またもファスナーの音が聞こえる。
「すごいね、この胸、羨ましい」
アンドロイドの娘が返答しているが、声が篭って聞き取れない。
「じゃあ、行きますか」
そして、控え室から2人が出てきた。
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しえん
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④
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ビラを配っていた女性は、
銀色のミニのワンピース姿に銀色のエナメルブーツ。
先ほどビラを配っていた時も恐らくロングダウンジャケットの下はこの格好だったのだろう。
着ぐるみロボットに気をとられ、彼女の顔しか見ていなかった。
着ぐるみロボットはというと、全身が銀色でマネキンのような容姿に、所々にロボット感を出すようにネジ穴や体の部分部分に線が走っていた。
頭も小さくとても中に女の子が入っているとは思えない精悍な顔立ち。
ロボットというよりはアンドロイドの彼女、ビラを配っていた女性の着ているものと同じミニのワンピースを着用していたが、サイズが合っていないのか、胸ははち切れんばかり、お尻もピチピチでボディコン状態。
そのまま2人は控え室からバックヤードへと消えていった。
つづく
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しえん
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④
ビラを配るのは交代でやっていたんだろうか
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テスト
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入力できるかのテスト
死ねない
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書き出し小説秀作発表第66回
書き出し規定部門・モチーフ「官能」
「団地の暗い踊り場で、人妻は着ぐるみを脱いだ。」
http://portal.nifty.com/kiji/150131192669_1.htm
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ロボット博での舞台イベントを終えた2人は、控え室に戻ってきていた。
MCを勤めた美樹が、アンドロイド役である真希を機ぐるみから開放すべく、真希の頭を挟み込んでいるアンドロイドの頭を外すため、電動ドライバーを手にした。
そのとき、ロボット博を担当している百貨店従業員 陽子が控え室に入ってきた。
「あのー、お願いがあるんだけど」
「なんですか?」美樹が返す。
「この後にあるガンダムのイベントなんだけど、中に入る男の子がインフルエンザで来られなくなったのよ」
陽子が続ける。
「それで、ガンダムに入って欲しいんだけど」
「立って簡単にポーズ取るくれるだけでいいので」
それを聞いた美樹は「私も機ぐるみ、着てみたかったんです」と笑顔で答える。
しかし、陽子は複雑な表情を浮かべ
「ガンダムはある程度、身長がいるので、あなたでは」と。
そして、まだアンドロイドの機ぐるみの真希に向かって「やってもらえないかなぁ?」と聞いてきた。
真希は少し下を向いたまま反応がない。
その様子を見ていた美樹は、「とりあえず、マスク取るね」というと、電動ドライバーでアンドロイドのマスクを外す。
中からはゴムのスーツで頭まで覆われてはいるが、顔のところだけ露出した真希の顔が現れる。
真希の表情からはあまりやりたくないことはすぐに分かった陽子であったが、代わりがいないので、必死に頼みこむ。
真希は先ほどの舞台イベントで、観客から色々なポーズの要望が飛び交い疲れたことを陽子に伝える。
すると、陽子は一つのポーズしか取らないことを約束し、真希を説得。
真希は渋々、受けることにした。
そのことを少し面白くなさ気に聞いていた美樹だったが、真希の着替えのため、電動ドライバーを使ってアンドロイドの機ぐるみを解体しようとした時、陽子から「ストップ」と大きな声、その声に2人とも驚く。
なぜ、陽子に機ぐるみを脱がせてはいけないのか尋ねると、陽子はスマホを取り出し、2人に写真を見せた。
その写真はガンダムに入るはずだった直樹と真希、美樹3人で撮ったもの。
先週、試着と打ち合わせに訪れた際に撮影したもの。
そのとき、ガンダムの機ぐるみがまだ届いておらず、真希がアンドロイドの機ぐるみを着て撮った写真だった。
陽子が申し訳なさそうに話し出す、「実は、アンドロイドの機ぐるみを着たまま、ガンダムになって欲しいの」
理由はこうだった。
写真に写る細身の直樹とアンドロイドの機ぐるみを着た真希の身長や体型が似通っているので、機ぐるみを着た上からでないとガンダムの機ぐるみが着れないと。
一度受けてしまった真希は断ることもできず、ガンダムになることになってしまった。
陽子は控え室を飛び出し、ガンダムの機ぐるみを取りに行く。
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支援
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頭がもじもじくんで体がロボットってなんかいい
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ダンボール2箱を台車に載せて、陽子が戻ってきた。
まだ、時間はあったものの着るはずだった直樹も着ていない機ぐるみ。
早速、着てみることに。
アンドロイドの機ぐるみとは違い角ばっている。
そして、同梱されていたインナースーツは、海女さんが着るようなウエットスーツ、フードもあり、顔だけが出るようになっている。
アンドロイドの頭を外し、ゴムのインナーだけで、ガンダムの頭を被ってみた。
中は空間があり過ぎて、どうもしっくりこない。
ウエットスーツのフードを被るもサイズが合わず、やはりアンドロイドの機ぐるみを完全に装着した状態でないと着ることができないという結論に達した。
アンドロイドの機ぐるみを着た上から、2人がかりでウエットスーツを着せようとするが、曲がらない関節、滑らないFRPの体、おまけに体に凹凸もあり、到底着せられるものではなかった。
陽子は何か思いついたようで、突然控え室を飛び出していった。
しばらくして、戻ってきた陽子の手にはローションのボトル。
「これを塗ってからなら、着せられるんじゃない?」
「アンドロイドの機ぐるみに影響出ませんか?」美樹が返す。
「今はとりあえず、ガンダム優先で」
「イベント会場の横を通ってきたけど、もうお客さん入っているの」
ウエットスーツの中にローションを流し込み、着せてみる。
「入った!」先ほどとは比べものにならないくらいスムーズに入っていく。
ウエットスーツを着せ終わり、次は機ぐるみ。
まずは足から。
アンドロイドのように前後でパーツを合わせていくのではなく、左右からパーツを合わせていく。
パーツは全てネジ止め。
足部分、スネ部分、膝部分、腿部分とプラモデルを組みあげるように重ね合わせていくことで、各部が可動できる。
腕の部分も同様に組みあげ、頭を取り付け、最後に足、腕、頭をボディの中へ組み込むようにして、ネジで止める。
これでボディのパーツが外れないことには、このガンダムの機ぐるみを脱ぐことはできない。
足と腕は左右に分かれて陽子と美樹が担当、頭はアンドロイドの頭を取り付けたあとにフードを被せ、ガンダムの頭を装着。
あまりにも時間を要し、もう開演の時間が迫っていた。
ガンダムでもMCを務めることになっている美樹は、ボディのパーツを重ね合わせた後、ネジ止めを陽子に託し、トイレへ行ってしまった。
陽子は不慣れながらも、急いでネジを止めていく。
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久しぶりの神作じゃね?
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ゴーゴー
支援
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アムドライバーとかバブルガムクライシスのスーツってある意味、機ぐるみだよな。
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放送当時アムドライバーの着ぐるみってあったのかな
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ttp://zgmfx10a.nce.buttobi.net/newpage26.htm
うーん微妙
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ガンダムのイベントを無事に勤め上げ、戻ってきた真希を不幸が襲う。
ガンダムのボディを止めているネジがどれも変に取り付けられネジが外せなくなっていた。
他のパーツなら、まだ良かったのだが、真希はアンドロイドの機ぐるみとガンダムの機ぐるみを二重に着たまま、その中に閉じ込められてしまった。
原因はアンドロイドの大きな胸とお尻、確かに男の直樹にはない。
それと不慣れな陽子の作業による2つの要因が重なったため。
解放されないことと、長時間の機ぐるみ着用から長椅子に腰掛けてうな垂れる。
ガンダムの顔に空けられた穴からは真希の汗が流れ出る。
ガンダムの目の部分から流れる汗はまるで涙のようだった。
いや、この涙は機ぐるみを重ね着させられた真希の本当の涙だったかもしれない。
なんとかボディのパーツを止めているネジを外そうと陽子は男性従業員を連れてきたのだが、これが裏目に出た。
力まかせにネジを回したので、ネジ山が潰れてしまい、完全に手立てを失ってしまった。
陽子はせめて頭だけでも外せないかと頑張ってみた。
しかし、ガンダムの頭のパーツは少し開いただけで取り外すことはできなかった。
少し開いた部分からはウエットスーツのフードを被ったアンドロイドの顔がわずかに見えるだけであった。
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しえん
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陽子がわすかな隙間から問いかける。
「真希ちゃん、大丈夫?」
「あのー、暑くなってきたので外へ連れていってもらえませんか?」
「わかったわ」
陽子はそう返事すると、陽子と男性従業員はガンダムの両側に周り、肩を貸すようにしてガンダムを立たせる。
そして、控え室を出て少し会場を通りバックヤードを抜け、従業員の喫煙スペースでもある屋外スペースへガンダムから出られない真希を連れてきた。
美樹もロングダウンを羽織り、折りたたみ式の長椅子を持って後をついてきていた。
長椅子に座らせ、わずかに開く頭部から陽子が声をかける。
「どう?」
中からは篭ってはいるが、先ほどより明らかに元気な感じの声で「はい、少しココで休んでてもいいですか?」と。
陽子は「もちろん」と返答し、美樹に側についてもらうようお願いし、事務所へと戻っていった。
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事務所へ戻ると、パソコンを開き何か良い方法がないか検索する。
そんなインターネットの中では、すでにロボット博のガンダムが話題になっていた。
イベントではほとんど動きもなく立っているだけだったガンダム。
入退場の動きとわずかな時間であったが、屋外へ行く際に会場を横切ったときの歩き方から、ガンダムの中身は女性ではないかという論争され始めていた。
当然その時の動画も動画投稿サイトにアップされていた。
そんなことには夢にも思わない陽子、今はなんとかして真希を解放する方法を必死に探していた。
「あった!」
周りで仕事をしている人も驚くほどの大きな声をあげたかと思うと陽子はすぐに事務所を飛び出していった。
向かった先は、建物を管理している常駐の設備会社の部屋。
陽子はことの経緯を説明すると、設備会社の人は快く引き受けてくれた。
早速、ガンダムの中に閉じ込められた真希の元へ向かう。
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陽子と設備の人が到着すると、早速作業に入る。
設備の人の手には電動ドリル。
ドリルでネジの頭をなくして外す方法を陽子は検索して見つけた。
ガンダムを立たせせ、ネジの頭を順番に削ってなくしていく。
凄い音を立てて作業は進むが、ここは屋外、お客さんには迷惑は掛からない。
そしてボディのパーツが外れた。
設備の人は「これでいいのかなぁ?」と。
それに対して陽子は少し涙目で「ハイ」と返事すると、設備の人は帰っていった。
ボディのパーツは外すことはできたが、電動ドライバーはここにはない。
ボディのパーツを再び重ね合わせ、ガムテープで簡単に固定し、控え室に戻った。
会場を通ったが、イベントも終わり時間が経っていたので、ほとんど人はいなかった。
その後、真希はガンダムとアンドロイドの2重の機ぐるみから無事解放された。
修理が必要になったガンダムのボディのパーツを目の前に陽子は愕然としていた。
そんな陽子の耳に真希の呟いた「楽しかった」という声は届いていなかった。
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しえん
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ガンダムのボディのパーツ修理には1週間の時間がかかった。
その間に直樹のインフルエンザも直って復帰した。
しかし、ガンダムの中身が女性という情報が出まわり多くのお客さんが詰めかけたが、イベントは中止していたため、陽子は対応に追われた。
ガンダムの代わりになれたかどうか分からないが、アンドロイドの予備品を調整し、美樹も小さなアンドロイドとして、イベントを盛り上げ、
2人でガンダムのイベントがなくなってしまった分を補った。
もちろん、小さなアンドロイドの中身はMCをしていた美樹だということは当然のようにバレていた。
真希はというと、2週間のロボット博の後も、アンドロイドとガンダムに閉じ込められたあの圧迫感とが忘れられず、今ではウルトラマンの着ぐるみに入っているとか、いないとか。
おしまい
機ぐるみってこんなんで良かったですかねぇ。
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お疲れ様です!
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ブラボー
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ウルトラマン編も宜しくお願いします。
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乙です!
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さあさあ!どんどん書きたい奴は書け!今がチャンスだぞ!!
君の妄想、願望をぶつけてみろ!!!
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潜水服にもなる着ぐるみのお話が書ける人いる?
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>>884
一瞬pixivのあの人思い出した
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>>885
しょうさい
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>>886
シャワーズ スウツ
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↑あぁ〜 あれ面白いよな。それだったら読みたいな。
というか誰か書いて〜〜。
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スウツがおkなら俺書くぞ
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えっ?!いいの?おねがいします!!
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>>888
前に誰か書いてたぞ
久々に小説wiki更新したろうか?
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たしか途中じゃなかったか?
まあ、どちらにしても新作の潜水服&着ぐるみが読みたい。
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規制・削除依頼を承りました
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カッパのも面白かったな
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あれ?シャワーズの話は?
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シャワーズの話が、終わったら機ぐるみの続きのウルトラマン編、書きます。
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ごめん。895のコメントの内容間違ってた。
「潜水服にもなる着ぐるみの話まだ?」です。
無理矢理シャワーズ出さなくてもいいです。
重要なのは『潜水服』になる着ぐるみなので。
↑
ここ大事
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実際にウルトラマンの中の人が女性だったってあるのかな?バイトとか何かで。
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ウルトラマンの着ぐるみと言えば、子供の時の頃を思い出す。
大学のイベントに遊びに行ったら、学生がウルトラセブンの着ぐるみを着て仮装行列をしてた。
司会の人が大丈夫って聞いてて、それに萌えた。
中の人が女の子だったらさらに良かった。
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女子大生の優香は、友達らにウルトラの母の着ぐるみを着せられていく。
背中からファスナーを上げてもらい、マスクをかぶった。
大丈夫って聞かれて、か細い声で答えるが、息も絶え絶えになっている。
前も見えない、息も苦しい 、暑い。
それなのに、行列に参加してるから30分は脱げない。
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イライラする文章もういいよ
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予約してる人がいるので横入りはお控えくださーい
投稿する場合は事前に申告してくださーい
守らない人は頭を食べてマミらせるぞ♡
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上のコメントは荒らしではないです。
ルール表です。お間違えの無いように。
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https://www.youtube.com/watch?v=fJYdtOGg3Kg
人魚もいいと思うんだが
支援
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潜水服の小説のことなんだけど
まさかこれ『書く書く詐欺』じゃねえだろうな?
書く書くと言いながら実際は書く気がない奴のことなんだけど。
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なんとなく、この手のものが衰退する原因が分かったよ。
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だから表現者は俺の作品分からない低脳は見んな!死ね!くらいのガッツが必要だって
-
早く潜水着ぐるみ書けよ
土日過ぎても書かなかったら俺が書く!絶対書く!
大体のことは頭の中で妄想してたので、今でも書けるがあえて待つ。
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>>898
古いけど、ここの199にあった。
http://kigurumi.net63.net/kako/1066536279.html
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やっぱいるんだ!女の子が入ってるウルトラマン
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このの199 の真偽は分かりませんが大阪の子供向け科学イベントに出ていた80は間違いなく女性の様です。去年どこかのスレに出ました。
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ここにもあった。
http://medisere.exblog.jp/16818067
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そう。これのことでした。しかしこの80があの娘とは、全く想像つかないね。
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ウルトラマンのマスクってどこかに視界用の穴があるの?
それともあの黄色いレンズ(?)がそうなの?
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このスレ雑談で埋めちゃう?
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金土日に潜水服になる着ぐるみ
次はウルトラマン
だっけ?今後の予定は。
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>>914
目の下部分に小さな穴がある。
そこです。
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誰か小説書けよ
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新しい読み手が小説スレに辿り着いた。
スレに張り付くと、程なく誰かが「52」と書き込んだ。
すると住人全員が「乙!」「最高!」と書き込んだ。
静かになってからしばらくすると今度は誰かが「23」と書き込み、また みんな乙し出した。
不思議に思ったその新米は、番号が書かれただけでどうしてみんな乙しているのかを古参の住人に尋ねた。
するとその古株から、答えが返ってきた。
「俺らはここが長いもんだから、同じような設定のSSを何回も読まされているんだ。
そんで、時間を節約するために各々の展開に番号を振ったっていうわけだ」
その時、また一人の住人が「37」と書き込んだが、みんな静まり返ったままだった。
新米が古株に「どうしてみんな乙しないんだ?」と尋ねると、
「なぁに、あいつはフェチっていうもんが分かってないのさ」という返事だった。
「俺もやってみていいかなぁ?」、と新米。
「おお、やってみな」、と古顔。
そこで、新米はしばらく考えて「97」と書き込んだ。
すると大騒ぎになり、みんなヒステリックなほどに乙し始め、
草を生やしまくって喜んでいる者 もいた。
数日経っても、まだ思い出し乙をしている者がいる。
新米はSSが受けたことに気をよくして、
「面白いヤツだったんだろうね?」と古顔に問う。
「ああ、最高だった。何せ、新展開だったもんな」
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>>919
GJ www
-
俺もやってみてもいいか
「26」
-
そこは「28」にしとけ。
-
>>922
GJ
-
1/8
家族連れが多く人気のあるバスツアー。
バスの乗車口付近にはウルトラマンとウルトラの母が座っている。
通路を挟んで反対側には多くの荷物と1人の女性。
この女性は旅行会社の社員であり、今回のバスツアー ウルトラマンと行くウルトラな旅の企画者 田中佳恵。
バスが休憩や観光地に着くと、ウルトラマン、ウルトラの母が最初にバスを降り、乗客を見送る。
また、バスに乗り込む時もバスの乗車口でお迎え。
メインの観光地では、ウルトラマンたちと写真撮影や一緒に観光もできるということもあり、応募が殺到。
予約は半年待ちの大盛況。
そんな企画もウルトラマンの着ぐるみの費用面などから、なかなか企画が通らなかった。
仮に企画が通ったとしても、半日以上も着ぐるみに入ったままという条件で働いてくれる人はなかなか見つからなかった。
そんなキツイ条件でも働いてくれる人が現れたら、企画を通す約束を取り付けることはできていた。
ロボット博のバイト代で旅行に行くことにした真希と美樹の2人がこの旅行会社に訪れる。
そして、ウルトラマンの着ぐるみバイト募集の貼り紙が真希の目にとまった。
アンドロイドに入った時のような感覚がまた味わえるのではと、真希は想像し美樹を誘う。
美樹はバイト探しじゃなく、旅行探しにきたと少し怒り気味ではあったが、真希に押し切られ、バイトについても聞くことに。
美樹の中では、女の子がウルトラマンは無理、そう決めつけていた。
真希は確かに背が高い、とはいっても160cm後半、美樹の150cmに比べると高いだけで男性から見るとそれほど高いとはいえない。
それに真希では細すぎてウルトラマンは務まらないと思った。
旅行が決まったあと、バイトについて尋ねると、店先のカウンターではなく、奥の部屋へ通された。
しばらくすると、部屋をノックし、美樹と同じくらい、いや美樹よりも小柄な女性が入ってきた。
まず、2人は名刺をもらった。
名刺には田中佳恵の文字。
佳恵さんは早速、質問をしてきた。
「ウルトラマンの着ぐるみに入ってもらえるの?」
唐突過ぎる質問だった。
部屋に通され緊張していた真希は思わず「ハイ」とすぐに答えてしまった。
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2/8
冷静な美樹が「こんな細い子がウルトラマンに入ってもブカブカでカッコ悪いウルトラマンにならないんですか?」と真希を指差す。
「それには考えがあるの」と佳恵。
「ただ、ウルトラマンをしてもらうに当たって条件があるの」
せっかくのバイト希望者にこのことを伝えて断わられないか、躊躇する佳恵。
「なんですか?」美樹が尋ねる。
「ウルトラマンになってツアーに同行してもらうんだけど」
「ただで行けるんですか?」目を輝かせ美樹が尋ねる。
それを制止し、佳恵が続ける
「聞いて、ツアーバスに乗る前にウルトラマンの着ぐるみを着てもらい、当然ファスナーを閉める」
「そして、ファスナーを隠すようにあるヒダを特殊なボンドで止めてしまって、バスツアーの間は完全にウルトラマンとして過ごしもらうの」
「長時間になるんで」と言葉を濁す。
美樹の顔からは、えぇぇという声が聞こえてきそうであったが、真希の目は輝いていた。
アンドロイドの時よりも長く着ぐるみの中にいられる、それだけで真希は満足だった。
実際、ロボット博のビラ配りの時は普通の格好でいいと言われたにも関わらず、アンドロイドの機ぐるみを着て行こうとしたので、傷つけられても困ることから、いかにもロボットという着ぐるみを着ていたのだった。
真希は自分から着ぐるみの経験があることを伝え、自信もあることを伝える。
それに対してどんな着ぐるみかと佳恵から聞かれ、ロボット博のアンドロイドのこと、そしてアンドロイドの機ぐるみを着たまま、ガンダムに閉じ込められたことを話した。
すると、佳恵はビックリした表情で、「いつ、ガンダムに入ってたの?」と。
初日にガンダムに入ったことを伝えると、「やっぱり、私も観にいっててガンダムの動きが女性ぽいなぁと思ったの」と。
「それで、1週間ガンダムが出てこれなかったのね」と佳恵は一人納得していたが、ふいに真希に向かって、「あ、でもウルトラマンをやってもらうからには男らしくしてね、子供たちのヒーローなんだから」と。
そして、美樹に向かって「あなたは女性らしくね」と。
美樹はすぐに「え、ウルトラマンは真希がするじゃあ 」と言いかけた時、「あなたにはウルトラの母になってもらうから」と。
反論しようとする美樹を制止し、真希が「お願いします」と。
そして、真希は美樹に向かって手を合わせてお願いの仕草。
「もうぉぉ」と言いながらも美樹も引き受けることになった。
佳恵から「明日、履歴書持ってきてね、あと、今日の旅行の申込書出して、社員割引できると思うから」と。
旅行は安く行けるようになったが、納得いかない美樹は帰りの電車でもブツブツ言っていた。
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しえん
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やはり潜水服の話は書く書く詐欺でしたか。残念。
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3/8
大学に通う2人は夕方に、旅行会社に履歴書を持ってやってきた。
旅行代金は格安になっていた。
佳恵がかなりの便宜を図ってくれたのだろう。
佳恵の後について、昨日の部屋へ入る。
部屋の隅には昨日はなかった簡易のフィッティングルームが準備されていた。
2人は履歴書を持ってきた今日は面接されると思っていたが、もうすでに採用で今日は採寸すると伝えられた。
真希と美樹、一人ずつ佳恵が採寸する。
今日はこれで終わり。
旅行が終わったら、また来てねと言われ、その日は帰された。
旅行から帰ってきた真希はワクワクしていたが、それに反して美樹はそうでもないようだった。
佳恵に連れられ、また奥の部屋へ行くと、テーブルの上にウルトラマンとウルトラの母の着ぐるみが並べられていた。
それを見て真希はもちろんだが、美樹のテンションも上がる。
「今日は試着してもらいます」そういうと2人に黒いゴムでできた服のようなものを差し出した。
「着ぐるみの中で汗をかくと、着ぐるみは洗濯できないので、中にこれを着てもらいます」
「下着は付けても付けなくてもいいけど、汗をかくから気をつけて」
美樹のものは薄手であるが、真希のものは違った。
所々凹凸が見られる。
「まずは美樹さんから着替えてもらおうかしら」
「最後までは一人で着られないと思うので、ある程度着たら教えて」と。
美樹は佳恵に促されるままフィッティングルームへ。
その間に真希のアンダースーツについての説明を始める佳恵。
「真希さんは体が細いので、これを着て男性のような体型になってからウルトラマンになってもらいます」
そういうと真希の手からアンダースーツを取り、広げる。
確かに足や腕、腹周りや胸に詰めものがあり、これを着ればたくましい体になることは間違いなかった。
そのとき、フィッティングルームから美樹の声が。
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しえん
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いいぞいいぞ
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4/8
「これって、被っても大丈夫なんですか?」
その質問に見えていないにも関わらず、佳恵は「大丈夫よ、目も口も見えないほどの細かい穴があいているから」
「じゃあ、着てみます」そう返事が返ってくると、ゴムの弾くような音が聞こえ始めた。
「手伝うよ、一人じゃ厳しいから」佳恵が声をかけるが、ゴムの弾くような音は続く、そしてファスナーを上げる音がして、間もなくフィッティングルームのカーテンが開いた。
中には黒いマネキンが立っていた。
顔の凹凸はあるものの、肌の露出が全くない、それは呼吸できるのかと思うほど。
それを見た佳恵は「よく一人で着られたわねぇ」と感心している。
「大丈夫でしょ、呼吸も視界も」と佳恵が黒いゴムマネキンに話しかけると「話しにくいですけど、視界も呼吸も全然大丈夫です」と乗り気でなかった美樹が楽しそうに答える。
真希は早く自分もアンダースーツを着て、マネキンのようになって閉じ込められたい気持ちになっていた。
そんなはやる真希の気持ちに反して、佳恵が手にしたのはウルトラの母の着ぐるみとなにやら液体の入ったボトル。
フィッティングルームから用意されていたサンダルを履いて出てきた黒いゴムマネキンの足に佳恵は液体を塗り始める。
「冷たっ」ゴムマネキンから声が漏れる。
「ちょっと我慢して、滑りを良くするためにローションを塗ってるの」そういうと佳恵はゴムマネキンの足にくまなくローションを塗る。
ローションを塗り終えると、ウルトラの母の着ぐるみの背中のファスナーをいっぱいに開き、ゴムマネキンに足を入れるように促す。
着ぐるみの中もゴムでできているので、ゴムマネキンの足は簡単に着ぐるみの中へと滑り込む。
続いて、佳恵はゴムマネキンの腕にもローションを塗る。
もう、ローションの冷たさに慣れてしまったのか、ゴムマネキンから声は漏れない。
腕も足同様、着ぐるみの中をすんなりと入っていった。
佳恵は「ローションを使えば、補助なしでも自分たちだけでも着ぐるみ着れるでしょ」と。
それに納得したようで体がウルトラの母になったゴムマネキンが頷いている。
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しえん
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久しぶりにあの『言葉』を言わせてもらおう。
GJ部!!
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5/8
真希は美樹がゴムマネキンとなり、ウルトラの母になっていく姿を見て、ますます自分も早く着てみたいと思っていた。
佳恵は美樹には少し長めのウルトラの母の袖や裾を折り、ブーツとグローブを装着する。
最後にマスクを被せ、背中のファスナーを閉める。
佳恵と真希の目前にウルトラの母が現れた。
「どんな感じ?苦しくない?」
「そうですね、少し苦しい気もしますが、我慢できないほどでは」篭った声で返事をする美樹。
声を聞いていると、しゃべりにくいことは容易に想像できた。
「バスツアーの時は、この状態が続くけど、大丈夫?」
またも篭った声で「しばらくこのままで大丈夫か、試してみます」
そういうとウルトラの母は近くの椅子に座った。
呼吸穴が小さいため、静かな部屋では呼吸音がよく聞こえる。
続いて、真希。
アンダースーツを手にフィッティングルームに入る。
やがて、ゴムの弾く音が響き始めたが、美樹の時とは違い音に重みがある。
少しすると、「ふーッ」と大きく呼吸する真希の声が聞こえてきた。
佳恵がフィッティングルームに向かって声をかける。
「どう、手伝わなくて大丈夫?」
「はい、着るコツがあったら、教えて下さい」と真希。
佳恵自身もこのゴムのスーツは着たことがない。
コツと言われても何もアドバイスすることはできなかったが、ふと机に置いてあるローションに目がとまる。
「これを少し体に塗ってみたら滑りがよくなるかもしれないわ」と、フィッティングルームのカーテンの隙間から差し入れる。
「これ、試してみて」
「ハイ」
間もなくして、ゴムの軽い音が聞こえ、同時に「入りました」の声。
美樹のアンダースーツに比べ、かなり厚手に作られた真希のスーツは伸縮が少ないことをこれで知った佳恵。
真希は腕にもローションを塗り、マスクを被る。
しかし、体の柔らかい真希でも厚手のスーツのせいで背中のファスナーを自分で閉めることができず、カーテンが開いた時には、男性のようなマッチョな黒いゴムマネキンは背を向け立っていた。
その背中の真ん中からは白い肌が露出していた。
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萌えるかどうかは分からないけど、潜水系書いて良いなら書くよ?
今のウルトラマンの着ぐるみが終わってからの方がいい?
それとも挿んでも大丈夫?
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書き溜めてればいいと思う
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6/8
佳恵に背中のファスナーを閉めてもらい、美樹と同じゴムマネキンの完成。
美樹の時とは違い、胸や肩まわり、腕に脚と所々筋肉を表現すべく、発泡ゴムが仕込まれている。
そのたくましい姿を見た美樹が思わず、「すごい」といって立ち上がった。
そんな美樹の反応には目もくれず、次に佳恵はウルトラマンの着ぐるみを着せるべく、マッチョなゴムマネキンとなった真希の足にローションを塗り始める。
ウルトラマンの着ぐるみはカラータイマーのある胸や肩には詰め物があり、たくましく見えるが、基本的には中の人間の体型が反映される。
だから真希がそのままウルトラマンの着ぐるみを着た場合、腰回りや腕、脚はブカブカで貧相なウルトラマンになってしまう。
しかし、マッチョなゴムマネキンとなった真希の体はウルトラマンに命を吹き込む。
怪獣たちを倒していた強いウルトラマンが佳恵と美樹の前に現れた。
ウルトラマンになった真希も、自分の体を不思議そうに触っている。
そして、鏡の前でスペシュウム光線の構えをし、そのあと両手を腰に当てる。
真希本人は満足しているようだったが、佳恵と美樹から見た姿は女性のような仕草もあり、おネェの入ったウルトラマンに見えた。
「どう?大丈夫?苦しくない?」佳恵が尋ねる。
ウルトラマンは答えることなく、拳を腰に当て、ウンウンと頷く。
「大丈夫みたいね、それにウルトラマンになりきっているようね」と佳恵。
ウルトラマンはまた何も答えず、親指を立てポーズを取る。
佳恵が「ウルトラマンになりきっているところに水を差して悪いんだけど、動きだけみてるとおネェぽいわよ」というと、ウルトラマンの中から「えぇぇぇ」という篭った声が聞こえてきた。
試着だったはずが、それから約1時間ウルトラマンの動きを練習してから真希と美樹は着ぐるみから解放された。
同時に佳恵にもこの2人ならやってくれるかもしれないという感触を掴んでいた。
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7/8
試着をした週末、2人は佳恵に呼び出された。
ウルトラマンと行くウルトラな旅、申し込み状況はまずまずであったが、着ぐるみ作製の費用のこともあり、まずまずでは困るので、店頭でビラ配りをして欲しいということだった。
もちろん、可愛い2人が配るのもいいが、せっかくウルトラマンの着ぐるみがある、ということで早速2人は着替えことに。
着替えにも慣れてもらいたいということもあり、2人だけで着替えてもらうことにした。
部屋に入るとゴムの弾く音がして、しばらくすると、2人のはしゃぐ声。
また、しばらくすると扉が開きウルトラマン、そしてウルトラの母が出てきた。
佳恵はウルトラマン、ウルトラの母をそれぞれチェックした。
時間はかかったものの、きちんと着ることができていた。
チェックが終わると、佳恵は2人にビラを渡す。
2人はビラを受け取ると、店内を通り店頭へ。
そして、ビラを配り始めたが、すぐに店頭には人溜まりができ、スマホでの撮影が始まった。
ビラはあっという間になくなり、ビラの補充にきた2人の後ろからは申し込み客も店内へ流れ込んできた。
店員は客の対応に追われた。
2度に分けてビラ配りした2人はすべてのビラを配り終え、対応に追われる佳恵から、「今日はもう帰ってもいいわ」と告げられ、奥の部屋へと引っ込んだ。
部屋に入ると、美樹は扉の鍵を閉めた。
部屋の中からでも店内が混み合っていることが分かった。
真希はウルトラマンの着ぐるみを脱ぐどころか、まだ着ていたいようで鏡に向かってポーズを取っている。
そんな真希に近づき、美樹は後ろから抱きつき、顔をグッと抑える。
「あぁぁぁ」ウルトラマンから変な声が漏れる。
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しえん
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し円
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つ④
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8/8
ロボット博のアンドロイド、ガンダムの時もそうだったが、真希は狭く息苦しいところに閉じ込められるのが好きなことを美樹は知っていた。
ウルトラマンは変な声をあげ、その場にへたり込む。
さらに美樹はウルトラマンの前に周り、ウルトラの母の胸にウルトラマンの顔をうずめるように、圧迫を加える。
普通なら苦しくて押しのけようと抵抗するだろう、しかし真希は抵抗することなくそれを受け入れた。
それどころか気持ち良さげな吐息が聞こえてくる。
ゴムマネキンスーツの太もも外側とふくらはぎには発泡ゴムが仕込まれいたが、内ももはゴムが薄くなっていることを美樹は知っていた。
ウルトラの母に抱かれるようにもたれかかるウルトラマン。
そのウルトラマンの内ももをウルトラの母の指がなぞる。
ウルトラマンからは今まで聞いたことのない「あぁぁぁぁ」という高い声が漏れる。
愉しくなった美樹は、なおもウルトラマンの内ももを攻める。
その指は内ももから股の辺りへと攻撃箇所を変えるとそれに合わせウルトラマンから漏れる声も次第に大きくなっていった。
そして股の部分に浮き上がってきた膨らみを今までにないほど激しく美樹は攻めた。
ウルトラマンからは「逝くぅぅぅ」という必死に押し殺した声のあと、床に寝そべった形で横になり動かなくなってしまった。
攻めていた美樹も息は荒くなっていたが、ウルトラマンからはもっと荒く苦しそうに呼吸する音がしていた。
しかし、そんな静かになった部屋とは対照的に店内は忙しそうな人の声で溢れていた。
そして、店内が落ち着き出した頃には真希と美樹も着替えを済ませ、佳恵に挨拶をしてから2人は帰宅した。
バスツアー編につづく
潜水系お願いします。
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一話
俺の目の前で人魚が微笑んでいる。彼女は海面から顔を出し、船の側で海中を見ている俺に変わらない微笑みを向けていた。
レジャーダイビング体験。といっても免許の必要なそれではなく、観光の一環として出来る足ヒレとシュノーケルを咥えただけのものや、水中バイク。顔に逆さにした金魚鉢を被るアレである。その程度のもの。
だが、このイベントは毎回人気であった。その理由が、目の前で微笑んでいる人魚。足がヒレになっており、胸に貝殻のビキニ。腰の部分は鱗と肌の境目まできちんと作られた美少女着ぐるみとの遊泳である。
常夏のある町。今ここはある観光に力を入れていた。昨今のゆるキャラブームに乗り、だが何を勘違いしたのか、美少女着ぐるみでのアピール。
だがこのアイデアが一部オタクな連中や、小さな子供を連れた家族連れに人気を博し、そこからジワジワと業績を伸ばしていた。
向こう側が見える透明な背ビレがヒラヒラと揺らしながら、その人魚『マーメイちゃん』が海中を泳いでいく。
場所は深さこそ、20メートル前後だが、ごろごろと大きめの岩が転がり、魚の住みかとなっているのと同時に、小さな子供の足場代わりとなっている場所。
だからこそこういった観光の場所にも選ばれるが、中に入った人を隠せるように一回り大きく作られているマーメイちゃんにとっては狭い。
だけどそんな迷宮じみた海中でも我が物顔で泳ぎ回るマーメイちゃん、正確にはその操者は流石だと言わざるを得なかった。
時々、腰のあたりに着けたポーチから、チャック付きのビニール袋を出して、そこから魚のエサを取り出し、この辺りを泳いでいた色取り取りの魚を呼び寄せていた。
魚にその周りを囲まれているその様子は、リアルさに欠ける美少女着ぐるみであることを逆に神秘的に見せていた。海面に顔をつけ、海中を覗いているとマーメイちゃんが本物の人魚のように見えて来る。
「そろそろ帰りますよー…」
イベント会社の船の上から船頭の声が周りに響く。海中に居たマーメイちゃんや、イベント会社の、子供が海中に落ちたり、事故が起きた時に対処するために海中に居た人達がウェットスーツから海水を滴らせて船の上へと上がってきた。
どうやら夢中になってマーメイちゃんを見ている間に時間が来たようだ。
船上に上がってきたマーメイちゃんは、備え付けられたベンチに腰掛けながら、近寄ってきた子供の相手をしている。長い七色の髪から滴る海水をそのままにしたまま。
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二話
陸上に戻った俺は観光を兼ねてブラブラ散歩をしていた。夕食までの自由時間であり、そこそこ時間はある。この地のお土産を買わせる目的があるのだろう。少し遠目に足を延ばしても余裕がある様に時間が組まれており、あちこちの土産屋や、地元の市場で同じツアー客の姿を見かけた。
だけど、俺はそんな気分ではなかった。来れなくなった元々オタクな友人の代わりに来ただけなのだから。
なんでも、必死扱いて申込みが殺到した為に抽選となったこのツアーの抽選に当たったのはいいが、インフルエンザで来れなくなり、無駄にするのは嫌だと、無理やり俺に押し付けて来たのだ。
だから土産は期待するなよとだけ言って、溜まっていた有給を使ってやって来たのだ。
その友人の土産も、あれだけマーメイちゃんの写真と言っていたからと、近くの観光協会で売られていたマーメイちゃんの写真集と、当地土産の定番であるクッキーの箱詰めをダイビング前に買っているので問題もないだろう。
ふらふらと歩き、外れまで来てしまっていた。そういえば此処って、あのマーメイちゃんのダイビング体験に出る時に、マーメイちゃんを乗せた場所だ。
マーメイちゃんが着ぐるみである以上、ましてやあの船はそれ程大きくなく、着替える場所が無い為、マーメイちゃんのまま船に連れて来られていた。
そして帰りもこの辺りで降ろされていた筈。案外マーメイちゃんの着替えている場面に出会えるかなと思ってしまった。
馬鹿馬鹿しいと、たった一回で俺も虜になってんじゃないかと思い直す。
いまだ降り注ぐように輝く太陽光に汗を掻き、少し日陰で休憩しようと、傍に有った建物の壁を背にして凭れ掛かる様に座った。
「チャックだけ降ろしておきますね。」
そんな時、そんな声が聞こえた。
少し離れた場所に、大きなテントが張られている。どうやらそこから聞こえてきたようだった。
その時はなんで見に行ったのか判らないが、気になって見に行った俺は、開いている隙間から覗き込み、そこでマーメイちゃんを見た。
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おお〜
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書く書く詐欺詐欺だったか
支援
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三話
マーメイちゃんの背びれが取れており、背中側がパックリと割れている。そこから黒いウェットスーツが見えている。
まるで蝉の脱皮の様に、徐々に黒いそれが出てくる。
顔は、俺が見ている側に背中を見せている為見えないが、水中メガネのゴムが見えていた。それを上半身だけ出した状態で、真っ黒な手で取り去ると、後頭部まで覆っていたダイビングスーツを脱ぎだした。
その前でマーメイちゃんの着ぐるみがクタッと垂れている。
(……結構美人だな)
熱気を取る為だろう、顔を左右に振り、その時見えた素顔に思わず見とれる。化粧はしていないのに、野暮ったさは無く、ご当地のと言うのであれば、アイドルと言われても通用しそうだ。
「なっ…」
「えっ…」
ただそれも首から下を見るまでであったが、思わず出してしまった声に、マーメイちゃんの操者もこちらを振り向き、そして確信してしまう。
「…お、男?」
「だっ、誰ですかっ!?」
「まっ、待て、あやしい者じゃないっ!!―――って言っても信じて貰えないだろうけど…」
やけにガッシリしていたのだ。それだけなら筋肉質なだけと言えるかもしれないが、前を向いた時に胸が無い。いや男の上半身が見えてしまったのだった。
見られていたとは思っても見なかったのだろう。誰何してくる操者に両手を振りつつ、言い訳をする様に言葉を重ねる。
だがそんな俺の支離滅裂な言い訳がおかしかったのだろう、マーメイちゃんの操者は笑い出してしまっていた。
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えっ!?男なの?
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小さい系の着ぐるみだれかかいてもらえないかなぁ
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四話
「ああ、ジーとこっちを見てた人ですか…」
「バレてたか。」
「それはそうですよ。興味ありませんって顔しながら、絶対に視線を外しませんでしたから。」
「すまんな。マーメイちゃんに完全に一目ぼれしてしまった。」
着替える間、マーメイちゃんの操者である整(まさし)君と背中越しに話していると、以外にも話は弾んだ。
別に男同士で、見ても大丈夫だと思ってはいたが、なんとなく顔をそむけてしまっていた。
整君の顔があまりに女顔だったのもあるし、何よりマーメイちゃんの中身だと意識してしまったら、気まずく顔を合わせ辛かった。
「双子の姉と二人でマーメイちゃんやっているんですよ。」
「そうなのか?」
「はい。元々姉は地方のスーツアクターをやってまして、地元活性化に協力したいと言い出して、そして出来たのがマーメイちゃん何です。」
マーメイちゃんは今の様に公認キャラクターではなく、自分の家でやっている個人経営の会社を盛り上げて、整君の家の会社は例のマーメイちゃんの企画をやっている。そこから地方活性に繋がればいいな程度の非公認キャラクターだったらしい。
それが以外にも大当たりして、それならばいっそ大々的に売り出そうという話になったのだそうだ。
ちなみに今も海にマーメイちゃんは居り、そのマーメイちゃんは整君の姉が操者をやっているそうだ。
イベント自体はそれ程長い時間ではないが、船での移動時間も考えると2時間近く、着ぐるみで居なくてはならず、一日三回行われるマーメイちゃんイベントは二人で回しているのだそうだ。
「着ぐるみに入る瞬間、……見て見ます?」
そう言われた。なんでも姉の知り合いに着ぐるみオタクが居て、その人は着ぐるむ瞬間を見るのが好きなんだそうだ。俺もそう思われたのだろうか?だが、実際見てみたいのも確かで……
「良いのなら、見せて欲しい。」
「なら、明日12時にここに来てください。」
「分かった。」
-
④
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第五話
次の日の昼前に、ツアーの今日の予定は午前のみ予定があり、朝食はホテルで、昼食は商品券を渡されて市場等の地元の店で自由にというスケジュールである為、昼食を取らずに整君の待つテント小屋?掘立小屋?へとやって来た。
「ああ、来ましたか。こちらも、ちょうど着ぐるみを着る所ですよ。」
目の前には黒いウェットスーツに身を包み、水中ゴーグルを装着して出ている所は口元ぐらいの整君が俺に気付いて声を掛けてくる。
彼の足元にはマーメイちゃんの着ぐるみが……
「あの、それでスミマセンが、着るの手伝だってもらえません?」
「俺がか…」
「はい、何時も手伝って貰っている人が急に休んじゃって、説明はしますから。」
「あ、ああ、かまわないが…」
「すみません。…えっと、声が聞こえ辛いと思いますが、よろしくお願いします。」
なんだか声が昨日よりも高くなっている?スタッフも休んだと言っていたし、もしかして連日の疲れでも溜まっているのだろうか?
「前は自分でも着替えられますから、後ろだけお願いしますね?」
「あ、ああ。」
そんな事を考えている間にも整君は足元からマーメイちゃんに入って行く。マーメイちゃんの皮膚は光沢があり、もしかしなくてもラバー系の素材を使っている様だ。
「この着ぐるみ、海中でも大丈夫なようにゴムで出来ているんですよ。その所為で着づらくて着づらくて。」
そんな事言いつつ、ピチピチと音を立てて手際よく足をヒレに収めて行く。
手も入れて、腰ぐらいまで来た後は、マスクの部分を持ち上げて顔を居れた。
「今からチューブ咥えますから、耳を口元に近づけて貰えないと聞こえないと思いますよ?」
「分かった。」
整君がマスクに顔を埋めて行く。まだ背中側が開いているので、声は聞こえて来るが、直ぐに「背中のチャックを降ろしてください」と言って来た。
『次に、そのチャックの外側の幕を閉じて、これでその幕を挟んでください。』
そう言われ渡されるヘアーアイロンの様な物。出る時はどうやって出るんだ?と思いながら言われたとおりにする。
「おお!?」
思わず驚きの声が漏れた。ヒラヒラしていたゴム質なそれが、熱で溶かされて透明なヒラヒラとした背びれへと変わって行ったのだ。
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六話
「凄いな、これは。」
思わず感嘆の声を上げてしまった。だがマーメイちゃんの中に入った整君は何も答えない。そこでああ、そうかと思い直し、マーメイちゃんの口元に耳を寄せて行くと…、シューという空気が抜けるような音がする。
「何処か失敗したかっ!?」
『あっ、いえいえ、これは空気で密封する音ですよ。』
これから海中へと潜って行くのだ。下手をすれば海水が中に入ってしまい、潜る用の装備を着ているとは言っても問題になりそうで慌てていると、マーメイちゃんがすまなさそうに答えてきた。
中へと海水が入らない様に、中に空気を充満させているのだと言う。それと同時に、マーメイちゃんという重装備をしていても動きやすい様に、マーメイちゃんは二重幕になっており、そこに空気を送り込んでぴっちりとさせているのだそうだ。
「うおっ!?」
『あはは、これは着ぐるみですよ?』
「そうだけど、そうなんだろうけど…」
口元に耳を寄せて説明を聞いていた俺は、ふとした瞬間下を見てしまい、プックラとしてきたピンク色の先端を持つ、体格に合わせる為かそれなりに大きい胸を凝視してしまう。
気恥ずかしくなって慌てている俺に、整君は思わず笑ってしまっていた。貝殻のビキニを渡されて、恐る恐る?恥ずかしい気分になりながら付ける。
背中側で金属で止めるタイプなので、苦労はしないが、なんとなく無性に恥ずかしい。
『運ぶの、お願いできますか?』
「あ、ああ…」
そういい、両手をこちらに向かって伸ばしてくる。確かにこの格好では歩けないし、昨日見た時もスタッフが運んでいた。
その事を思い出しながら、俺はマーメイちゃんを横抱き。所謂お姫様抱っこと言われるアレで、昨日見た船の停泊所まで運んだのだった。
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紫煙
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つ④
これはこれで好みの展開
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最終話
そんなマーメイちゃんを運んでいる姿をこっそりと見守る二つの影があった。
「本当にこれで上手くいくんですか?」
「ああ、いくはずだ。あいつ、隠しているけど異形フェチと密閉系の拘束フェチなんだよ。」
「異形フェチ?」
「正確にはちょっと違うけど、要するに特殊メイクされてたり、コスプレしてたり、ボディペイントとかな…」
「ああ、だから着ぐるみですか。」
其処に居たのは整君と、そしてインフルエンザで来れなくなった筈の親友であった。
事の経緯はこうだ。整君の姉、聖(ひかり)がイベント会社との提携の話の為に、知り合いである親友の会社に出向いた時、ある男に一目惚れをしてしまう。それが今マーメイちゃんを運んでいる男であり、マーメイちゃんの中身はこの聖であった。
ただ何も知らない女から、いきなり告白しても上手くいくわけも無く、ただ意外な事にこの男と知り合いは親友の仲だと知り、相談した所、今回の企画が考えられたという訳だ。
男はマーメイちゃんの中を、自分が見たイベントの時も、今回も整であると思い込んでいる為、マーメイちゃんに照れながらも、密着してくるマーメイちゃんを受け入れている。
整と聖は双子であり、二卵性双生児であるにも関わらず一卵性の様に顔が似ていた事が、今回の企みを後押ししていた。
確かに男性と女性では体格は違うが、ウェットスーツを着てしまえば見えている所は顔だけであり、ましてや着ぐるみの中に入ってしまえば解らなくなる。
「でも姉さんも良くやるよ、二回連続だからね。」
このマーメイちゃん着ぐるみは、海中でも行動できるように作られている為、圧迫感がとんでもなく、また熱が籠ってしまう。だからこそ交代で着ぐるんでいたのだが。
「後は、何時アイツにばらすかだなぁ…」
「それこそ最終日でいいんじゃないですか?」
「そうだな。後は聖ちゃんの努力次第ってことで。」
このツアーは全日程四泊五日。という事になっており、あと二日あるから。それまでにばれてしまったら仕方ないにしろ、変に今ばらして拗らせてしまっては元も子もない。
船にマーメイちゃんを運んで、一息吐いている男が二人の視界の先に居た。
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取り敢えずはこれで完結と言う事になるんですが、もしかすると第二部とか書くかもしれません。
ただ今の所ネタが無いんですよね。
だから、取り敢えず完結と言う事で。それでは駄文失礼しました。
バスツアー楽しみにしてます。
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>>957
GJ部
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乙です。
続きが気になります。
聖がマーメイちゃんのまま、シャチフロートに閉じ込められたり、漁の網にかかったりとトラブルに巻き込まれ、最終日前夜に主人公の部屋のベッドの上にマーメイちゃんがいて、着ぐるみを脱がせてもらい、実はずっと姉でしたみたいな。一夜を過ごした2人は最終日、聖の案内で観光するような。
どうでしょう?
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1/11
次の週末、始めてのバスツアー。
旅行会社前に出発2時間前に集合。
2人が行くと、佳恵はすでに着ていた。
佳恵は大きな荷物と小さなカバンを肩から掛け、傍らにはスーツケースが2つ並んでいた。
佳恵は2つのスーツケースを2人にそれぞれ渡した。
スーツケースの持ち手の所には、ウルトラマンとウルトラの母の顔のシールがそれぞれに貼られていた。
スーツケースの中身はウルトラマンの着ぐるみ。
これを持ってバスの待機場所へ3人で移動。
待機場所へ着くと、小さななプレハブ倉庫へ。
ここにはツアーにより飲み物を出すことがあるので、主に飲み物の保管場所として使用していたが、今回新たにフィッティングルームが2つ設置されていた。
休憩用にテーブルとパイプイスもある。
テーブルの上に自分たちの荷物を置くと早速着替え始める2人。
閉められたフィッティングルームからは「寒っ」や「冷た」の声、そしてゴムの弾く音が聞こえ始めた。
2人を待つ間、外にずっといたのでゴムマネキンのスーツはかなり冷えてしまったようだった。
佳恵が2人に声をかける。
「手伝うことあったら、言ってね」
中からはシンクロしたように2人が「ハイ」と返事をした。
しばらくして、先に出てきたのは美樹。
ゴムマネキンとなった美樹は、いかにも寒いという様子で手を擦り合わせている。
そんな美樹をパイプイスに座らせ、足にローションを塗る佳恵。
プレハブ倉庫内のストーブで、軽くローションを温めていたので、美樹冷たがらず大人しく座っている。
足からウルトラの母を着せていき、腕を通しグローブ、ブーツを履かせる。
佳恵はマスクまで被せてしまうと苦しくなるだろうと思い、ツアー客を迎えに行く途中の車内でマスクを被って準備すると美樹に伝えた。
美樹の表情はわからないが、返事から察するに納得したようであった。
佳恵が「寒くない?」と尋ねると、篭った声で「着ぐるみを着たら、少し温かくなりました」と。
それでもまだ少し寒そうに体をすくめているので、佳恵は持ってきた大きな袋の中からベンチコートを取り出し、体がウルトラの母、頭は黒いゴムマネキンの美樹にかけてあげた。
まだ、もう一つのフィッティングルームからはゴムを弾く重い音が続いていた。
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スレ足りるかな? 乙
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2/11
大きく「ふー」という声がして間もなくカーテンが開いた。
背中のファスナーが開いたままのマッチョなゴムマネキンが出てきた。
美樹の時とは違い真希は、寒そうな素振りは見せない。
厚手のゴムのスーツを着た真希の背中には汗が滲んでいる。
佳恵がファスナーを閉めながら、美樹に説明したようにウルトラマンのマスクを被っての最終準備はバスの車内ですることを真希に伝え準備を進める。
真希が体だけウルトラマンになった頃、ツアー客を迎えに行くのに適当な時間となっていた。
真希と美樹の荷物はプレハブ倉庫に残し、3人はバスへと向かった。
バスの行き先に、ウルトラマンと行くウルトラの旅と記されているバスに乗り込む。
バスの運転手に佳恵が「今日はよろしくお願いします」と挨拶する。
続いて、美樹。
ベンチコートを着ているので、ウルトラの母の体は見えないが、のっぺらぼうのゴムの顔から「よろしくお願いします」の声に対してこちらを見た運転手はビックリしたようで返事も返せないで固まってしまった。
さらに、真希が続く。
今度は体がウルトラマンで、先ほどと同様に頭はゴムに覆われたのっぺらぼう。
「よろしくお願いします」と真希が挨拶。
運転手は男だと思っていたのだろう、かなり驚いた様子でバスに乗り込んでいく真希の後ろ姿を見ていた。
しかし、佳恵の「出発、お願いします」の声にハッとし、バスを出発させた。
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つ④
>のっぺらぼうのゴムの顔から「よろしくお願いします」の声
妖怪だぁー! 夜中に見たらひきつけを起こすぞwww
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たしかに
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3/11
バスは20分ほど走り、ツアー客の集合場所へと着いた。
到着までの時間に、今日の段取りの確認。
ツアー客の集合場所に到着すると、ウルトラマン、ウルトラの母はバスから降り、バスに乗り込むお客様1人1人と握手。
全員の乗車が完了したら、最後に乗車し、出発。
バスが走り出すと、佳恵からツアーへの参加のお礼とツアースケジュールの確認。
それが終わるとウルトラマン、ウルトラの母が中央の補助席に座り、お客様との記念撮影。
観光地に到着すると最初にバスから降り、お客様のお見送り。
観光スポットに先周りし、お客様全員と記念撮影をしてバスへ戻る。
観光スポット以外でも、お客様の要望があれば臨機応変に対応する。
お客様が戻って来られたら、バスの乗降口でお客様をお出迎え。
ツアーの最後、バスから降りるお客様を見送り、本日の業務終了。
原則、ツアーの間はウルトラマン、ウルトラの母であること。
今からマスクを被り、ファスナーを閉めると特殊なボンドで背中のヒダの部分を接着するので、簡単には着ぐるみを脱ぐことはできなくなることを2人に伝えると、佳恵は作業を始めた。
まずは美樹のウルトラの母から、マスクを被せ、苦しくないかを確認し、ファスナーを閉める。
美樹からは大丈夫と手で合図してきたので、ヒダの部分をボンドで接着。
このボンドは速乾性で乾くと、透明になり、ボンドが分からなくなる。
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しえん
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4/11
美樹のウルトラの母になる姿を羨ましそうに見ていた真希。
次はいよいよ自分の番。
マスクを被せられ、ファスナーを閉められると、圧迫感によりなんともいえない快感が真希の体を走る。
佳恵がヒダにボンドを塗り接着。
これで自分はこのウルトラマンの着ぐるみの拘束からは逃がれられない。
そう考えただけで興奮し、真希のアソコは湿っていた。
断っておくが、ウルトラマンの背中のヒダを接着してしまうのは、彼女たちを着ぐるみから出さないためではなく、ツアー客と接する距離が近いため、おふざけで背中のファスナーを開けられ、子どもたちの夢を壊さない目的のものである。
仮に開けられたとしても、ゴムマネキンのようなスーツを着ているので、すぐに彼女たちの顔を見ることはできない。
準備が完了して間もなく、ツアー客の集合場所へ到着。
「頑張っていきましょう」の佳恵の掛け声に2人も応えようと声を出したが、なにぶんゴムマネキンのスーツとウルトラマンの着ぐるみに阻まれ大きな声は出せなかった。
しかし、佳恵には伝わったようで、佳恵の手が2人の背中を優しく押した。
バスの扉が開き、2人が降りていくと同時に子どもたちのはしゃぐ声がバスの中まで聞こえてきた。
そして、握手を済ませてバスに乗り込んきた子どもはもちろん、親も子供のような笑顔だった。
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しえん
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5/11
ツアー客全員がバスに乗車完了し、バスは出発。
まずは佳恵から挨拶。
その間も子どもたちはウルトラマンに振り向いてもらいたく、ウルトラマンを呼ぶ。
それに応えてウルトラマンも自分の席から子どもたちに手を振る。
そしてお待ちかね、車内での記念撮影。
スペースの限られたバスの車内では、ウルトラマン、ウルトラの母が一緒に移動し、記念撮影というのも難しいので、まずはウルトラマンから最後尾の補助席へ移動。
後ろから2列ずつのブロック毎に撮影をしていく。
撮影はお客様のカメラ、スマホを渡された佳恵が対応していく。
ウルトラマンは最後尾への移動の間、通路側の席のお客様に体や足を触られたり、叩かれたりした。
真希はウルトラマンの着ぐるみの中に厚手のゴムのスーツを着ているので、多少きつく叩かれても痛くはなかったが、やたらと体を触ってくる変なオヤジがいた。
それとは対照的に小さな男の子は目を輝かせウルトラマンを見上げていた。
最後尾から順番に撮影していく。
ウルトラマンと肩を組んだり、いろいろな接し方で撮影は進む。
佳恵が心配して対策を施しておいた背中のファスナー。
撮影が済んだ後ろの席のお客様がヒダの部分を触り、ファスナーを探しているのを佳恵は撮影しながら、確認していた。
やはりボンドで接着しておいてよかった。
特殊なボンドなので、接着してしばらく経つと見た目には、切れ目が見えなくなってしまうのだ。
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極小系だれかかいてくれないかなぁ
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>>970
おまえしつけえよ
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書く書く詐欺にはご注意を。
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>>969
④
>やたらと体を触ってくる変なオヤジがいた。
ホモのおっさんか
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>>50, 82 ,86,89,91,112,114 ,508,770,830,970
同一人物だろ
全く書かれてない時にお前の要望を書くなら分かるが、書いている人がいる時に要望を書くな
そんなに読みたいならお前が書けばいいだろ
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そんなに言うなら俺書くか?
熊のぬいぐるみ型の着ぐるみの話になるけどどうだ?
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6/11
ツアー客全員とウルトラマンが撮影を終え、先頭の席へと戻ってきた佳恵とウルトラマン。
次はウルトラの母との撮影のため、佳恵が待機していたウルトラの母の肩を叩こうとした時、佳恵の手をウルトラマンが掴む。
ビックリしてウルトラマンの方を見る佳恵。
ウルトラマンは何も言葉を発せず、ゆっくり首を左右へ振る。
こんなときために、佳恵はホワイトボードを用意していた。
ホワイトボードを差し出すと、ウルトラマンは何か書き始めた。
体を触られるので、ウルトラの母の撮影はやめた方がいい。
そして、佳恵の顔を見て大きく頷く。
もともと、ツアーには車内で記念撮影としか案内していなかったので、主役であるウルトラマンと撮影は行ったので、問題ないと考え、観光地に到着するまではウルトラマンのDVDを流すことにした。
DVDを見てくれている人もいたが、大半は先ほど記念撮影した自分たちの画像を見て盛り上がっていた。
ウルトラマンはウルトラの母の横の席に座ると、もたれるように硬いマスクとマスクをくっつける。
こうすることで、骨伝導のように伝わりマスクを被ったままでも話すことができる。
大きな声で話さなくていいので、ツアー客に会話が聞こえることもない。
真希は記念撮影で体を触られたことを話し、ウルトラの母の記念撮影を中止にしてもらったことを美樹に伝えた。
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しえん
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>>975
期待
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DVDが終わる頃、目的地に到着。
ウルトラマン、ウルトラの母が先にバスを降りてお客様をお見送りし、観光スポットの記念撮影用に特別に設置された場所へとウルトラマンとウルトラの母は先回りする。
佳恵は用事を済ませてから向かうことを伝えると、2人は特別観光スペースへと向かった。
特別観光スペースは観光スポットが見えるようにし、三方を壁で囲っている。
こうすることでツアー客と一般客とを隔て、ウルトラマンとゆっくりと記念撮影ができる。
特別観光スペースには現地の観光案内の方が待機して、一般客の入場を制限してもらう段取りになっている。
佳恵はバスの運転手に座席下の荷物スペースを開けてもらう。
ここには事前に載せてあったある物を取り出し、再び車内へ。
それは怪獣ピグモンの着ぐるみ。
ツアーの予想以上の盛況で、ウルトラマンだけというのもという上司の意見から、ピグモンを追加発注した。
1人でも脱着出来るように、背中のファスナーは内側から閉められるように造られている。
佳恵は靴を脱ぎ、ズボンを脱ぐ。
ズボンの下にはスパッツを履いている。
上着も脱ぎTシャツ姿になり、ピグモンに足を通すと、体を後ろ側へ捻ると着ぐるみの中へスッポリと収まる。
そして内側からファスナーを閉める。
このファスナーは特殊な方法で取り付けられていて、内側から閉めるとファスナーは完全に分からなくなってしまう。
最後に前を向きピグモンの腕に佳恵の腕を通して完成。
不慣れな足取りで、バスの乗降口へ向かうがなにぶん幅があるので、席と席に挟まれ、引っかかりながら進む。
運転手さんに挨拶して、降りようとするが乗降口に引っかかり、上手く降りれない。
運転手さんにも手伝ってもらい、なんとか降りることができた。
そして特別観光スペースへと向かう。
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しえん
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この素晴らしい小説達を
原作にして漫画とか、
ほんと見てみたい
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8/11
赤いピグモンはウルトラマンたちの後を追って、足早に特別観光スペースへと向かうが、すごく目立つ。
佳恵の入ったピグモンが近づくだけで、周りにどよめきが起こり、時には悲鳴も上がった。
そうこうしながら、特別観光スペースに到着。
以前に打ち合わせした観光案内の前田さんが入口に立っていた。
ピグモンの姿の佳恵は一礼し、「前田さん、こんにちは、今日はお世話になります」と挨拶をした。
前田さんは目の前に現れたピグモンにビックリし、挨拶をされたことで佳恵だと分かり、2度ビックリしていた。
そして「ウルトラマンとウルトラの母は到着して中にいます」と言って、中へ通してくれた。
2人は特別観光スペースからの景色を楽しんでいて、佳恵の存在には気づいていない様子なので、後ろから驚かせることにした。
そっと近づき、ピグモンの手では2人の背中には届かないのでお尻を触る。
不意にお尻を触られ、「ヒャー」と変な声をあげ、ビックリする2人。
ウルトラマンの真希はビックリし過ぎて、尻もちをついている。
そして振り向いた2人はピグモンを見て更に驚く。
「怪獣!」
ウルトラマンに至っては、腰が抜けたように尻もちの姿勢のまま、後ずさりをしている。
「ちょっと、2人とも驚き過ぎ」
その声を聞いた2人は同時に「佳恵さん?」
「そうよ、貴女たちだけに着ぐるみを着て頑張ってもらうのも、あれだから私も」
「ビックリしたぁ」
「驚かせないで下さいよ」
「ゴメン、ゴメン」
「でも、その姿ツアー客に見せられないわね」とウルトラマンを指差す。
ウルトラマンがお尻を払い立ち上がったとき、最初のツアー客が到着した。
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しえん
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グッジョブです。
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>>981
同意
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9/11
ここからは時間の許す限り、ウルトラマンたちと触れ合いながら写真撮影をしてもらう。
もちろん、ピグモンも交えて。
ウルトラマンを蹴る子どもはいなかったが、ピグモンを蹴る子どもは何人かいた。
小柄な佳恵の入ったピグモンは小さく、恐い怪獣ではない。
そのため蹴られたりもしたが、逆に寄ってきて一緒に写真を撮る子どももいた。
その時ピグモンは優しく対応した。
バスへ戻る20分前になると、佳恵は状況を見ながらその場を離れた。
ウルトラマンとウルトラの母と撮影する列はいまだ続いている。
バスへ戻ると乗降口に詰まり、運転手さんに引っ張ってもらい車内へ。
車内へ入るとピグモンの腕から自分の腕を抜いて、体を捻りファスナーを開ける。
中から出てきた佳恵は汗びっしょり、ピグモンの着ぐるみを着て大急ぎでバスへ戻ってきたため。
そんな焦る中で乗降口で詰まり必死にもがいたこともあり、汗は止めどなく流れている。
ピグモンの着ぐるみを脱ぐと、それをバスの座席下の荷物スペースへ放り込むと、汗の止まらない顔をタオルで拭く。
しばらく、バスの外にいると汗がひいていくのが分かる。
呼吸も落ち着いたので、車内に戻りスパッツ、Tシャツの上から服を着て、簡単であるが化粧直しして、カバンを持って出て行った。
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しえん
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10/11
佳恵の向かった先は特別観光スペース。
ウルトラマンたちとの記念撮影を終わりにし、ツアー客にはバスに戻ってもらわなければならなかった。
記念撮影の列は、一緒に取り終わると後ろへ並び直すを繰り返していたので、佳恵がバスの発車時間が近づいていることを告げ、記念撮影は終了とし、バスへと観光順路に沿って戻ってもらう。
若い真希と美樹もさすがに疲れた様子は隠せないでいた。
「お疲れ様、あと少し頑張って!」声をかけ2人の背中を押す佳恵。
その佳恵の手にゴム越しに熱が伝わってくる。
着ぐるみの中がかなり熱くなっているのは一目瞭然だった。
「ゴメンね、もう少しだけ我慢して」
優しく手を引きバスへと戻る。
ウルトラマンとウルトラの母、2人の口からは汗が涎のように出ていた。
バスの外でお客様をお出迎えするが、時間があるので2人を簡易イスに座らせ外で休憩させる。
少しするとウルトラマンが立ち上がった。
真希の方がきついはずなのだが、大丈夫か心配する佳恵。
お客様が遠くに見えたとき、佳恵はウルトラの母を立たせイスを片付ける。
ツアー客は次々にバスへ戻ってくる。
それに元気よく握手をして出迎える2人。
全員バスに乗り込み、出発。
こうして初めてのバスツアーは無事に終わった。
もちろん、最後もウルトラマンはバスを降りて1人1人を丁寧にお見送りした。
今回のツアーで反省点と改善点が佳恵の中で持ちあがっていた。
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しえん
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11/11
ツアー客を降ろし、バスの待機場所へと向かう道中、佳恵は2人のヒダのボンドを専用の溶液を使って外し、ファスナーを開ける。
中からは熱気が吹き出す。
2人ともファスナーが開くと、ゴムマネキンの肩が一気に飛び出してきた。
そのゴムマネキンのスーツのファスナーを開けると、体を反らし顔出す。
2人とも汗びっしょりで顔が真っ赤になっていた。
美樹の長い髪はシャワーを浴びたように濡れていた。
佳恵は少しでも涼しくなるようにバスの窓を開け、運転手さんに暖房を止めてもらった。
まだ、汗の滴る2人はタオルで汗を拭きながら、バスに入ってくる冷たい風を気持ち良さそうに受けていた。
ようやく、バスの待機場所へと到着したときは、すっかり日も暮れ辺りは真っ暗になっていた。
2人は体はウルトラマンのまま、運転手さんに挨拶をしバスを降りる。
バスの運転手もかなり可愛い2人がウルトラマンに入っていたことに驚いていたが、「お姉ちゃんたち凄いねぇ、頑張ってね」と声をかけてくれた。
辺りは暗くなっているので、2人はそのままの格好でプレハブ倉庫へと向かう。
佳恵も運転手にお礼を言って、ピグモンの着ぐるみを持って2人の後を追う。
ウルトラマンの着ぐるみと、ゴムマネキンのスーツを脱いだ2人からは大量の汗が流れ落ち、倉庫の床に水溜まりができるほどだったことはいうまでもない。
店頭トラブル編につづく
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しえん
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「しえん」とだけ書く人なんなの?
1書き込みごとにしえんをここまで連発されると逆にバカにしてるような気もしてくる。
内容に対する感想を書くなら作者も参考になるし励みにもなると思うけどね。
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つ④
美樹はともかくウルトラマンのゴムマネキンは肉厚だから熱が溜まってどうしようもなかっただろうと思う。
店頭トラブルverを楽しみに待ってます!
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次は極小着ぐるみか!楽しみにしてるぞ!!
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しつこいね
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はよ次スレ
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10章のオープニングは極小着ぐるみだれか書くんですか?
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あれ?もう998か。早いな。時が経つのは。
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さあ、ラストワンは誰かな?
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決まってるだろっ!このっ・・・・・俺だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
っということで10章の始まりはぬいぐるみの話デス
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