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僕は友達が少ない 隣人部活動記録 避難所
311
:
僕は名前がない
:2014/01/31(金) 23:21:39 ID:9F5mtrQQ0
で、これが真のラストね。
○ 追伸 〜僕が世界に伝えたいこと〜(試作)
壮年の女性がアカシックレコードを閉じる。
−僕は満足した−
「博士、お時間です」「ええ」
案内の者に呼ばれ、表彰式の会場へ向かう女性。その女性は、大勢の人々を前にしながらも、心は別のところに飛んでいた。
あの日に見た謎の光。僕はあの光の正体を突き止めることだけに、この人生を捧げてきた。
「友達」。言葉にすると、それは消えてしまう。人間に、間違ったものを想像させてしまう。
「友達」。この言葉は世界中に満ちている。この世界で、きっとそれを手に入れた人間は多いのだろう。でも決して、僕の知っている「友達」じゃないし、僕の知ったことでは無い。
これは僕の心の中にだけあるクオリア。僕だけの、目には見えない、かけがえのない、奇跡のような、でも決して消えることのない宝物。
この物語は、僕たちが求め、あがいて、そして手に入れた宝物だ。
だから僕は、それをこの世界から封印する。言葉にすると、嘘になるから。
だから僕は、嘘をつく。それが、世界に対し、僕の真実の世界を言うことだから。
さあ、一世一代の大法螺を吹く瞬間だ。
あの日から今日まで、僕は、この瞬間のために生きてきた。
「僕たちの友情は、この地球さえも凌駕するのです」
……ああ、これでいい。僕はこの言葉で帰ることができる。あの掛け替えのない時を過ごした、あの場所へ……。
ある日の、地球の何処かで。
1人の少年が礼拝堂に入ろうとしている。ふと振り返ると、2人の少女が互いに見つめ合いながら、何か言いたげな表情をしていた。
少年は、そんな2人に声をかける。
「先、行ってるぞ」
「「待ってー!!」」
明るい声が、空に響き渡る。(完)
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