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【まどか☆マギカ】まどか×さやかスレ避難所

1名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 22:36:44 ID:rs3BM.Wg0
まどか×さやかスレの避難所です
                        、___ , -―…―- 、
                               >一,ヘ     、  `ー 、
                              '   /   、 ヽ  .  、  \
                        / /  ,イ | | 、\ヾ  、  ヽ、
                          /,イ | ハ小 ト、 ヽ. \\ .   .   ’
                  __   . -‐…‐ァ/7  l ir‐i八.| ト卞寸、|`ヽ :.ァ   \ i
                 「ム>' /   i | i | |小   ヽ x云トハヽ   ヒア ヽ ヾ、
             ャ===ェュイ/ / | ヽ ヽ l ト、j,利   ` 以リ 灯|   爪   | 、 トヽ、
.             寸マイ/   |  |   .  | . ト屮、   弋ソ  jハ . |ソ小i ハjヽ
             /久∨ /  || ハ|   j 、.八"" r―‐ 、 """ _小 |〔リハル
            r-‐ュ_ィ/イ | || l i ト、 l├ ト、{> ぇ、 ノ  ィfユィハj ̄ミ、
           `フ¨, /' l.小. V⌒l ヽ ヽ|ソヽハオミ. ∧ト丁ト<ィ´     ー‐ぅ
.          ノ, イ/|l , ||{  ト,x_|ュ    '"¨ソ/ jュlリ ハjУ ><¨ ̄`くト\
.             /j 乂人ト、ミt V"`   、 ""イ/} ムイ//¨ヾv`ヽ    \ 、ヽ\__
             ムク' 'ヘVXヘ`""  r‐ 7 ' ィ /ムァタ   ノ’      ,イ  ヒ≦圭圭入
                {乂 // ≧=う‐≦ァ/イ r< 、ノ ̄¨ー    ムィ  Ⅵ圭入マ掛、
                   ´`|/  r歩ラュへヽマノ" ァク´   ` , 辷ネ¨   ヽ  Ⅷ圭圭Xく㌧、
                    ムへ、{i j リ/rヲ'  /   /    /   ̄    、 ⅧⅨ少圭圭圭t、
                 \ ヾヘ  ' {  入    . ィ、 _ __       . Ⅷ㌧圭圭圭圭圭>
                   ゝ .∧  l、  X〉ー-イ /.|  ヽ、         __`守㌧圭圭圭才
                   八  r}  从  l∨´  , . |    、\         {  寸抄守才´
                ,.。x≦灯 ¨}ヽ_,以ー ' jⅨ、 ゝ ,    }  `>-。、    \ `≧¨゚
                  ,佳壬≧K 仆、__人}=-ク ソ / .     λ 、    ノ  く/\  \
                 Ⅷ《圭圭λ`ーグ \   /   {    ト >           ゝtx、ヽ
              }圭}圭任沙、/ヽ、 `ー'   〉〉   j、           xタ井`ドx、
               {圭{圭歩へ>     ̄   _}ヽ   /ヽx、  /ィt、   ,.ィ%zz|:lllzz|:.:lllト、
              、-----寸才x           `ーヘ ’ //#zン%:.:.ヾxfチイlll:.:.:.:|:lll:.:.{zz#ヘ、>.、
              爪三三三ト、廴、   ,ィi       ,x=#=.V〃:.:./zzナzz/ナz:.:ノ#zzzz|:#z/:.:.:.lll:ハヽ〃ヽ
.             ヾュ_トィチ"ミzZヾx才#ヾ、  ,..ィチテ「l#ハヘ`ミソ:.:.〃:.:/〃/:.:.:lll:.:.:.:.:|lll/:zzzz#zハ∧/
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2名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 22:38:56 ID:TGO.Z6GA0
>>1
乙っす!

3名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 23:05:11 ID:6eC.PfHI0
>>1
乙です!本当にありがとう!

開幕SSやスレ>>34にGJを送りたかったのにできなかったからな
この場を借りてGJ

4名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 23:40:58 ID:V7.z9xBE0
避難所感謝です!
スレ24の>>923、天使と悪魔とピエロ描いて投下しようとしたら規制貰ってて泣いてたところでした。
今更感がありますが、こちらに貼っておきます(汗

http://dl10.getuploader.com/g/madosaya/61/msh14.jpg

5名無しさん@まどっち:2012/03/31(土) 23:46:12 ID:rs3BM.Wg0
>>4
そういう意味www
おかしい、オクタちゃんとクリームちゃんの羽に違和感がないぞ・・・

6名無しさん@まどっち:2012/04/01(日) 00:12:34 ID:UylOFs0o0
ts

7名無しさん@まどっち:2012/04/01(日) 00:49:41 ID:V3QHXc0w0
>>4
GJww
向こうに貼られないのが勿体無い気がする

8名無しさん@まどっち:2012/04/01(日) 01:42:05 ID:i4dR12iM0
>>1
乙!

>>4
魔女と使い魔なのにこのほのぼの感w

9名無しさん@まどっち:2012/04/02(月) 01:52:05 ID:5j9znMGQ0
>>4
GJ!
ピエロも違和感がないな

10名無しさん@まどっち:2012/04/08(日) 09:03:21 ID:L.6G8YN60
おそらく同一人物のまどさやアンチの粘着が
ここ最近、スレの方に居座っていますが、完全無視の徹底をお願いします

11名無しさん@まどっち:2012/04/09(月) 21:52:43 ID:YAjLP3nA0
ここに書くのもなんか微妙に違う気がするけど
渋の仁美ちゃんのまどポ項目が色んな意味で酷いと思った

まどさやスレ来てから好きになってきた身としてはちょっと…と

さぁて、次のSSネタ考えつつだがR-18に近い話題とかはこっちで良いのかな?

12名無しさん@まどっち:2012/04/09(月) 22:23:51 ID:XxlUkdkA0
R-18とかはこっちでいいと思うよ
どこまでがセーフでどこからがアウトかわからなくてもとりあえずこっちなら大丈夫だろうし

自分もR-18っぽいSS書いたり妄想したりするけど、いわゆる「本番」の妄想や描写はしたこと無いんだよね
やっても事前事後とか行為があったことを匂わせる程度。あとセクハラの度が過ぎちゃったとか
だから結構ここに投下されるかもしれないSSが楽しみだったりw

13名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 02:39:09 ID:efjv/fhs0
何も考えずに家の回線を光に変えたらプロバイダが規制されてたでござる
スマホも規制されてるし、レス代行にSSを頼むのも気が引けるし
まさかこんなことでスレにSS投下できなくなるとは思わなんだ
どうすっかな

14名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 02:45:59 ID:qbQwudR20
(????)<ここに投下すればいいじゃないか
       ここは一体なんのための避難所なんだい?

15名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 11:05:34 ID:ggL1VUqA0
レス代行なら任せてくれ!

16名無しさん@まどっち:2012/04/14(土) 18:52:32 ID:efjv/fhs0
書き込みないだけで見てる人意外といるのね

そうか、ここでレス代行してもらえばいいのか
SS書きあがったらお願いするかも

17名無しさん@まどっち:2012/04/15(日) 10:20:08 ID:NIXWuAx.0
ここに直接投下してくれてもいいのよ?
本来規制されてる人がSS落としたりするためにあるところだし
ここはエロもokってだけでw

18名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 00:41:02 ID:4RLctePI0
エロいのを書き始めたけど序文で躓き中…やっぱり期限決めないと出来ないものなのか…
ちなみに救いなんてあるわけない…ゲフン

19名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:54:34 ID:DAVWBufw0
13だけど、久しぶりにSSが書き上がったので
誰か代わりにスレに落としてくれると嬉しい

20名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:55:12 ID:DAVWBufw0
「あれ? さやかちゃーん?」
 その日、ちょっと早めにお勤めを終えたわたしが家に帰ってみると、さやかちゃんの姿がありませんでした。いつもなら、さやか
ちゃんがお夕飯の準備や部屋のお掃除をしているくらいの時間なのに。「お買いものかも」とも思いましたが、玄関の鍵は開いて
いたし、居間の電気もつけっぱなしです。まど界でわたしとさやかちゃんの家に泥棒に入る人なんていないけど、さやかちゃんは
出かけるときには必ず鍵をかけるので、まだ家のどこかにいるようです。
 ふと思いついて、そーっと足を忍ばせてさやかちゃんの部屋に行ってみました。音をたてないようにドアを開けて中をのぞくと、
ベッドの上に人影が見えました。やっぱりです。さやかちゃんは、自分の部屋でお昼寝をしていたのです。わたしは、さやかちゃん
を起こさないように気を付けながら、ゆっくりベッドに近づきます。
 さやかちゃんはベッドの上で仰向けになり、軽く毛布を掛けただけの状態でおやすみ中でした。軽やかな寝息に合わせてわずかに
体が上下して、とても気持ちよさそうに眠っています。さらりと流れて軽く顔の上にかかっている柔らかな水色の髪の毛。カーテン
の隙間から差し込む光にきらめく長い睫。ちょっぴり開いた唇がとってもキュートなお口。
 ベッドの脇の椅子に腰かけて膝の上で両手で頬杖を突き、さやかちゃんの寝顔をじっと見つめていると、自然にふふっと笑みが
こぼれてきました。わたしの大切な親友にして、まど界で共に暮らしている恋人のさやかちゃん。そのさやかちゃんが、わたしの
目の前でぐっすりと眠っている姿は、わたしにとって幸福の象徴と言えました。
 思えば、さやかちゃんの寝顔をこんなにじっくりと見るのはとても久しぶりなことに感じます。それもそのはず、さやかちゃんは
今はわたしと寝床を分けて自分の部屋で寝ているからです。まど界に来た当初は、わたしのベッドで毎晩わたしをぎゅっと抱きしめ
ながら寝てくれたのですが、わたしと恋人どうしになってからというもの、さやかちゃんはそうはしてくれなくなりました。
 なぜなら、さやかちゃんはわたしに恋してくれているからです。現世で親友だったころは毎日おしゃべりしてじゃれあって、
お互い家族をのぞけば一番近い距離にいた人同士だったくせに可笑しいのですが、今のさやかちゃんはわたしの顔を見るのも恥ず
かしくて照れくさくてたまらないようなのです。わたしといるときはいつも顔を赤くしてもじもじしているし、目線を合わせても
すぐに逸らされてしまいます。手もつなげませんし、なでなでもぎゅーもしてもらえません。以前はわたしが赤面するほどだらし
ない恰好で家の中を歩いていたこともありましたが、今ではわたしの前では椅子に座った足をきゅっと閉じて一分の隙も見せない
ほどです。とてもじゃないけれど、いまのさやかちゃんがわたしと一緒のベッドなんかに入ったら、心臓が破裂してしまうかも
しれません。
 さやかちゃんがそんなありさまなので、一緒の家で暮らしているというのに今では以前に比べたらわたしがさやかちゃんに触れ
られる機会は格段に減ってしまいました。けれど、それでもわたしはそれほど気落ちはしていません。いつも格好良くて凛々しくて、
馬鹿な冗談を言ってわたしを笑わせてくれていたさやかちゃんですが、その一方で、一途に恋をするとても女の子らしい一面も
ありました。わたしはそんなさやかちゃんの乙女な顔もとても好きなので、それがいつでも見られること、そしてその相手が自分
であるということがとても新鮮で嬉しかったからです。
「んぅ……」
 さやかちゃんが寝返りを打ち、私の方に向いてくれました。幸せそうな寝顔がより近くなり、わたしもいっそう笑顔になって
しまいます。何の夢を見ているのでしょう、「むにゃ……」などとかすかな寝言も聞こえます。
 ふと見ると、さっきの寝返りのはずみでさやかちゃんの体にかかっていた毛布がはだけてしまっていました。わたしはそうっと
手を伸ばし、毛布の端をつまんでさやかちゃんの体にかけ直そうとしました。さやかちゃんはよく眠っていて、わたしはさやか
ちゃんが目覚めるまでずっと寝顔を見つめているつもりだったので、毛布の感触でうっかり起こさないように気を付けながら。
「きゃあっ!?」
 次の瞬間、わたしはさやかちゃんにぐいっと引っ張られてベッドに倒れこんでいました。突然のことに私が混乱していると、
さやかちゃんの腕がわたしの背中に伸び、わたしはすっかりさやかちゃんに抱きしめられていました。
「さっ、さやかちゃん……!?」

21名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:55:48 ID:DAVWBufw0
 さやかちゃんは、寝たふりをしていたのでしょうか。わたしはさやかちゃんに抱きしめられながらさやかちゃんの名前を呼び
ました。ところが、いつまで待っても答えは返ってきません。いぶかしみながらさやかちゃんの胸にうずまっていた頭をどうにか
引き抜き、さやかちゃんの顔に向けると、さっきまでと何一つ変わらない幸せそうな寝顔がそこにありました。どうやら、さやか
ちゃんはまだ夢の中のようです。
 つまり、さやかちゃんは眠りながらまったくの無意識でわたしの腕を引っ張って抱きかかえたのです。現世では毎日のように
抱きつかれていましたし、お互いの家でのお泊りのときも必ずさやかちゃんはわたしを抱きしめて寝てくれていました。だからか、
無意識下にその動作が染みついていて、さやかちゃんの乙女心が眠っている今、わたしが近づいたことでそれが現れたということ
なのでしょうか。それにしても、わたしのことを気配だけで感じ取ったのでしょうか。現世でもわたしが困っているといつでも
気が付いてくれて、「さやかちゃんのまどかセンサーは性能バツグンだからね!」と豪語していた姿が目に浮かびます。
 頭の片隅で冷静にそんなことを考えながらも、わたしの顔はかあっと熱くなっていました。なにしろ久々の、しかも不意打ちの
さやかちゃんの腕の中です。わたしの両足もさやかちゃんの足の間に捕えられ、私の体はさやかちゃんとこれ以上ないほど密着して
いました。さやかちゃんの体の柔らかな感触と心地よい温度が、鼻腔いっぱいに広がる慣れ親しんだ懐かしい匂いがとても切なくて、
わたしは涙が出そうなほどでした。
「はあ……さやかちゃん……」
 わたしは今、心から安心しきっていて、幸福感が体中を駆け巡っていました。さやかちゃんの力強い腕に抱きしめられていると、
どんな嫌なことも忘れられます。わたしは目を閉じて顔をさやかちゃんの胸にうずめます。それに合わせて、さやかちゃんも
いっそう強くわたしを抱きしめてくれました。さやかちゃんに抱きしめられながらわたしは、どんなときでもわたしの帰る場所は
ここなんだと、強く強く、何度もそう思いました。
「さやかちゃん……大好きだよ……」
 そうつぶやいてみました。答えを期待していたわけではなく、口をついて出ただけの言葉。ところが、一瞬間をおいて頭上から
「あたしも……だいすき……」と聞こえてきました。それを聞いたとき、わたしはとっても嬉しく思うと同時に、可笑しくなり
ました。起きているときは恋する乙女でわたしと目を合わせてもくれないのに、眠っている今に限って以前のように格好いいさやか
ちゃんで、わたしを抱きしめてくれるなんて。しかも寝言とは言え、目が覚めていたら恥ずかしがって絶対に言ってくれない
「大好き」まで言ってくれるなんて。まるで、眠っている今だけ以前のさやかちゃんに戻ってくれたような感じです。
「さやかちゃん……もっと、ぎゅって、して?」
 そう言ってみると、さやかちゃんは本当に腕に力を込めてくれました。目覚めているときのさやかちゃんは恋する乙女全開で、
あまりに恥ずかしがるのでわたしのことが苦手なのかな、と拗ねてみたくもなるほどなのですが、無意識のさやかちゃんは、
相変わらず私を大好きでいてくれているようです。
「ね、頭撫でて?」
 今度もさやかちゃんはわたしの言うとおりにしてくれました。わたしの背中に回していた腕をわたしの頭の方に持ち上げ、おっきな
掌でわたしの髪の毛に優しく触れてくれます。髪の毛を梳くように一方向に撫でたり、同じ場所を軽くたたいてくれたり、時々髪の
毛をくしゃくしゃっとやったり、まさに現世でやってくれていた通りの撫で方でした。こんなに以前通りにしてくれるなら、もっと
お願いしても大丈夫かもしれません。
「あのっ、さやかちゃん……キス、して……?」
 意を決してお願いすると、さやかちゃんは頭を撫でる手を止めて、わたしの顔を軽く上に向けました。そして、さやかちゃんの唇
がゆっくりと近づいてきます。旧に恥ずかしくなって顔が赤くなり、わたしは思わずぎゅっと目を閉じてしまいました。そのまま
今か今かとその瞬間を待っていると。
「ん……」
 さやかちゃんの唇が触れたのは、わたしのおでこでした。確かに以前のさやかちゃんはわたしのおでこやほっぺにキスしてくれる
ことがよくありましたが、こんなところまで以前どおりだなんて。わたしは、あてが外れてすっかり肩の力が抜けてしまいました。
「んん……まどか……」

22名無しさん@まどっち:2012/04/18(水) 22:56:57 ID:DAVWBufw0
 さやかちゃんは、まだ夢の中のようです。わたしは苦笑して、もう一度さやかちゃんの胸に頭を寄せました。先ほどの緊張の反動
か、わたしも眠くなってきていたので、わたしもこのまま寝てしまうことにしました。キスしてもらえなかったのはちょっぴり残念
だけれど、ぎゅっとしてもらったりなでなでしてもらったりと、今日は久しぶりにさやかちゃんに可愛がってもらえたので幸せ
いっぱいです。その幸福感を胸に、わたしは眠りに落ちていきました。


「うっひゃああああああっ!?」
 突然の叫び声で、わたしは目を覚ましました。目をこすりながら顔を上げると、私の横で何かがじたばたともがいてバランスを
崩し、ベッドから落ちてごちっと痛そうな音がしました。尻餅をついた体勢のまま窓まで後ずさったそれは、当然のことながら
さっきまで一緒のベッドで寝ていたさやかちゃんでした。
「ままままどかっ!? えっ、ちょっ、なっ、なんであた、あたしの隣に!? あ、あたしっ、なんで!?」
 さやかちゃんは目を見開いて心底びっくりしたと言わんばかりの顔で私を見つめています。口はろれつが回っていないし、腰も
抜けたままのようです。それにしても、いくらびっくりしたからと言って、そんなにパニックになって逃げ惑わなくてもいいのに。
「もー、いきなり大声出さないでよ、さやかちゃん」
「だっ、だって! あたし、一人で昼寝してたはずで! な、なんか目開けたら、いきなりまどかがっ! なんで、こんなっ!?」
 自分からわたしを引っ張り込んだくせに。さやかちゃんのあまりの言い草にちょっと傷つきます。
「ひどいよぉ。わたしが帰ってきたらさやかちゃんがお昼寝してるから、寝顔を眺めてたらさやかちゃんが寝ぼけてわたしを
引っ張りこんで抱きしめたんだよ?」
「う、うそぉっ!? うそでしょ!?」
 さやかちゃんは赤くなったり青くなったりまだ一人で大騒ぎしています。そのちょっと情けない姿を見ていると、さっきまでの
ギャップもあいまって思わずため息が出てきますが、それもわたしに恋していくれているが故だと思えば、怒る気にもなりません。
 わたしはベッドから起き上がり、さやかちゃんに歩み寄りました。さやかちゃんの前でしゃがみこみ、さやかちゃんの顔を覗き込みます。
「ね、さやかちゃん?」
「ひゃっ、ひゃい!? ななななんでひゅか!?」
 さやかちゃんは目を白黒させながら答えます。顔は真っ赤だし、ちょっと涙目だし、なぜか敬語だし、さっきまでの格好いい
さやかちゃんの面影もありませんが、そんなさやかちゃんもとても可愛いとわたしは思いました。わたしに恋する乙女の顔をして
とても可愛いさやかちゃんと、わたしを包んで守ってくれる格好いいさやかちゃん。これからはその両方を堪能できるのです。
 わたしは微笑んで、さやかちゃんに言いました。
「また、一緒にお昼寝しようね?」

                 *

「エリー! エリー! お願いだから助けてぇ!」
「……あー、いいいい。みなまで言わなくていいわよ。あれでしょ? 『お昼寝してるといっつもいつのまにかまどかがベッドに
もぐりこんでくるようになって困ってるの! 目が覚めたときにまどかの可愛い顔が間近にあると、心臓が口から飛び出しそうに
ドキドキしちゃって、思わず逃げ出すとまどかに「わたしの心をもてあそんでおいて逃げるなんて、ずるいよぉ!」なんて苦情を
言われるし! あたし寝てる間に無意識にまどかを抱きしめたりなでたりしてるらしいんだけど、全然覚えがなくって! ねえ、
あたしいったいどうしたらいいの!?』でしょ? あたしがかける言葉は一つ、『末永く爆発しろ』よ!」
「ちょっとー!? なんか手立て考えてくれてもいいじゃない! このままじゃあたしの心臓が持たないよ!」
「知るかー!」


だいぶニュアンス変わってるけどインスパイア元:http://dl7.getuploader.com/g/madosaya/90/www.dotup.org2694896.jpg

23名無しさん@まどっち:2012/04/19(木) 00:27:46 ID:dOS6snSQ0
スレのID:KlawlND0Pさん、お手数掛けました
ありがとう


ところでレス代行してもらっておいてあれだけど、今後はここに投下するだけで代行は頼まない方がいいのかな?
避難所から毎回転載されることを気にしてる人もいたし
避難所というものに馴染みがないのでどうすればいいのかわからない

24名無しさん@まどっち:2012/04/19(木) 00:36:26 ID:cjIVqhrA0
>>23
URL貼っとくくらいでいいんじゃないかな
レスもちゃんと貰えるだろうし

同じ文面が違うスレに二つあると、まとめる人が混乱するんじゃないかなというのがw

25名無しさん@まどっち:2012/04/19(木) 00:48:05 ID:dOS6snSQ0
>>24
>同じ文面が違うスレに二つあると、まとめる人が混乱するんじゃないかなというのがw
それは確かにw

>URL貼っとくくらいでいいんじゃないかな
ということは、SSに使ったレスのURLを書いておいて、それをスレに貼ってもらえばいいのかな
次からはそれでお願いしてみる
レスTHX

26名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:27:33 ID:dnTJG4MY0
前スレ>>699
【絶対幸せになれないお題出しったー】
まどさやへのお題は
・聞こえない
・…行ってきます
・げほっ、う……っかは…!です。
を元に。


 さやかちゃんの明るい声は、もう聞こえない。

 玄関に立ってドアを開けたわたしは、思わず後ろを振り返った。もちろん、そこには誰もいない。わたしがお勤めに出る
ときは、いつもさやかちゃんが玄関まで見送りに来てくれて、わたしにいってらっしゃいのキスをしてくれるのが日常だった
けれど、もうそんなことはなくなってしまった。それはわかりきっているはずなのに、それでもわたしは毎日ここで振り返らず
にはいられない。
「…行ってきます」
 家の中に向かって声をかけても、返事はない。心なしか薄暗く見える家の中の何もない空間に、なにか重苦しいものが立ち
込めていて、それがわたしの声を吸い込んでしまったかのよう。わたしは奥歯を噛みしめて背を向けて玄関から出、ドアを
閉じて鍵を掛けた。
 ゆっくりと自分の体を浮かせ、空に向かって飛び上がる。これからお勤めに行くというのに、わたしの表情は晴れないまま
だった。自分で自分の頬を叩き、こんなことじゃいけない、と自分を奮い立たせようとする。わたしがこれから迎えに行くのは、
魔力を使い果たして、あるいは魔獣に命を絶たれて絶命する瞬間の魔法少女たち。わたしにとってはこれまで何度もこなしてきた
お勤めではあるけれど、彼女たちにとっては自分自身の人生の、苦痛や絶望に満ちた末期の時だ。わたしの役目は、そんな彼女
たちの苦痛や絶望を受け止めてあげること。そのわたしが沈んでいたら、魔法少女たちを受け止めてあげることができない。
それは、彼女たちにとってこの上なく失礼なことになってしまう。
 何度もそう自分に言い聞かせるけれど、わたしの中の神様になる以前の『鹿目まどか』が泣き叫ぶ。さやかちゃんがあんな
状態なのに、さやかちゃんが心配で心配で仕方がないのに、さやかちゃんに万一のことがあったら一生後悔するのに、こんな時に
魔法少女のお迎えなんて無理だよ、と。
 今のわたしにそんなわがままは許されないの、あなただってわかっているでしょう、とその声を無理やり黙らせてわたしは
現世の魔法少女のもとに向かう。押し殺した想いがどうか外に表れていませんようにと祈りながら。

27名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:28:28 ID:2RxzecMQ0
 さやかちゃんには、もうわたしを抱きしめてもらうこともできない。

 どうにかその日のお勤めを終え、わたしはまど界に戻ってきた。導いてきた魔法少女を分霊に任せ、家路につく。最初こそ
一刻も早くさやかちゃんのもとへ帰ろうと全力で走り続けたけれど、わたしの足取りはすぐに重くなり、とうとう立ち止まって
しまった。
 それは、わたしが家に戻ってもさやかちゃんのためにしてあげられることは何もないから。それどころか、わたしがそばに
いることがかえってさやかちゃんのためにならないから。
 これまでさやかちゃんは、わたしが外でお勤めをしている間、家の中のことは何でもやってくれていた。お洗濯ものを干し、
部屋をぴっかぴかに磨き上げ、おいしいご飯を作ってわたしの帰りを待ってくれていた。だから、さやかちゃんはあんな体に
なってもわたしのためになにかをしてくれようとする。体に障るから休んでいてと言っても、さやかちゃんは「まどかが
やってるのを見てる方が寿命が縮まりそうだから」と冗談めかして言い、休んでくれようとしない。そういう時、わたしは
どうしようもなく自分が情けなくなってたまらなくなる。
 さやかちゃんが大変な今こそ、今までさやかちゃんが頑張ってくれてた分だけでもお返ししたいのに、さやかちゃんが安心して
休んでいられるようにしてあげたいのに、それさえもできなくて、さやかちゃんに余計な苦労をかけてしまう。宇宙すべてを
この手で作り変えても、魔法少女を救う概念になった今でも、わたしは全然さやかちゃん離れが出来ていない。いつまでも
さやかちゃんに頼りきりで、いつも助けてもらってばかりで。
 そんなことを考え続けて落ち込むところまで気分が落ち込んでしまったけれど、どうにか気持ちを奮い立たせてわたしは家に
帰ろうと足を踏み出した。わたしが家に帰るのがあまり遅くなると、なにかあったのかとさやかちゃんが心配するから。
 とにかく、さやかちゃんに心配をかけないようにできる限りのことをしよう。それで、できる限り笑っていよう。空元気でも
わたしが笑顔でいないと、さやかちゃんにまた心配をかけてしまう。さやかちゃんのことだから、わたしの空元気なんて
お見通しだろうけど、空元気だとしても出せるくらいにはわたしは大丈夫なんだということをさやかちゃんに見せて
あげなきゃ。さやかちゃんには、わたしのことよりも自分自身のことを第一に考えてほしいから。

28名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:29:15 ID:oNUwe7ps0
 さやかちゃんは、もう起き上がることすらできない。

「げほっ、う……っかは…!」
 さやかちゃんの部屋から、苦しそうな声が聞こえる。けれど、わたしにはどうすることもできない。わたしには、さやかちゃん
の苦しみを代わってあげることすらできない。魔法少女の神様なんて祭り上げられていても、わたしはこんなにも無力だった。
愛する人が苦しんでいるのを見ているしかできないなんて。
 さやかちゃんは、今日もほとんど食事を摂ってくれなかった。少しでも食べなければよくないのに、どうしても食欲がない
らしい。そのせいか、さやかちゃんの体はだんだんやつれてきてしまっていた。日に日にやせ細っていくさやかちゃんを目に
するのは、わたしにとって耐えがたい苦痛だった。その苦痛が、どうにか取り繕っていたわたしの笑顔をゆがめてしまう。
 そんなわたしを見て、さやかちゃんは弱々しく微笑んで「大丈夫だよ」と言ってくれる。もう腕を上げるだけでも辛いはず
なのに、わたしの頭を優しく撫でてくれる。
 自分が一番辛いはずなのに、そんな状態でもわたしを慰めてくれるさやかちゃんの気遣いが優しすぎて、わたしはぽろぽろと
泣き出してしまった。こらえなきゃとどれだけ強く思っても、涙はわたしの決意を軽々と飛び越えてあふれ出てきてしまう。
泣いているところを見られたくなくて、わたしはさやかちゃんの部屋を飛び出した。自分の部屋に駆け込んでベッドに顔を埋めて
泣く。できる限り声を押し殺して、泣き声がさやかちゃんに聞こえないように。
 さやかちゃんは、優しい。そして、わたしを責め苛んで泣かせるのは、そんなさやかちゃんの優しさ。なぜなら、さやかちゃん
がああなってしまったのは、わたしのせいだから。
 さやかちゃんは「まどかのせいなんて思わないよ。こういうのも悪くないかなって思うし、あたしは大丈夫」と言ってくれた。
けれど、さやかちゃんは本当に辛そうで、そのさやかちゃんを苦しめることになった原因が自分にあるという事実が、わたしの心に
重くのしかかっていた。
「なんで、さやかちゃんなの……? わたしが、わたしが苦しめばよかったのに……」
 こんな言葉を聞かれたら、なんてことを言うのと叱られるだろう。それでも、そう思わずにはいられなかった。
 いつかは、さやかちゃんの苦しみにも終わりが来る。その時が早く来てほしいと祈りながら、わたしは泣き疲れて眠りに落ちた。

29名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:29:53 ID:IosZz7mw0

                 *

「四ヶ月に入ったところですね。順調ですよ。つわりはまだひどいですか?」
「いえ、最近は吐き気もおさまって、だいぶいい感じですよ。一時期は本当にひどくて起きられなくなっちゃいましたから」
「さやかさんの場合は、特にひどかったようですね。食事も食べられないのは辛かったでしょう?」
「参っちゃいましたよ。今まで好物だったものが見るのも嫌になっちゃって。せっかくまどかが作ってくれた食事も全然
 食べられなかったんだもん」
「そういえば、ドアの外でその神様がやきもきして待ってらっしゃいますね。キリカ、神様をお呼びして?」
「うん。神様、織莉子が呼んで……うわっ」ダダダッ
「さささささささやかちゃんっ! 具合はどう!? どっかおかしいところなかったっ!? 織莉子さん、さやかちゃんは
 大丈夫なんですかっ!?」
「はいはい、どうどう。落ち着いてよ、まどか。あたしも赤ちゃんも順調だってば」
「……はあ~、よかったぁ~……。だってさやかちゃんあんなに辛そうだったから、わたし心配で心配で……ぐすっ」
「もう、なに泣いてんの。まったく、つわりになってないまどかの方が辛そうな顔してんだもん、どっちが赤ちゃん出来たのか
 わかんないわね」
「だって、いつもあんなに元気なさやかちゃんが吐き気で苦しんでたりとか、一日中ベッドで寝てたりとかするようになっちゃって、
 そんなさやかちゃん見てる方が辛くて…………ううっ、ぐすっ……うあああ~ん……」シガミツキ
「ああもう、泣かないの! ほれ、よしよし。やれやれ、赤ちゃんがもう一人増えたような気分よこっちは」ナデナデ
「くすくす。神様が不安になるのもわかりますわ。けれど、心配することはありません。もう半年ほどで元気な赤ちゃんが
 生まれてくると予知にばっちり出ていますから」
「織莉子さんも人が悪いよね。予知で前から知ってたくせに、あたしが起きられなくなってから『妊娠なさってますよ』なんて
 教えに来るんだもん」
「あら、でも、赤ちゃんができるようなこと、なさってたんでしょう? それなら、ご自分で気が付かれてもよろしいんじゃありません?」
「あー、まあ確かに……。やっぱりあれがまずかったね、まどか」
「うん……ごめんね……。わたしが毎晩せがんじゃったから……」
「あらあら。そんなに頑張ってらっしゃったんですの?」
「まあ頑張ったっていうか、毎晩まどかとキスしてから寝てましたから。そりゃ赤ちゃんだってできちゃいますよね」
「……は?」
「さやかちゃん、そんな恥ずかしいこと織莉子さんに言わないでよぉ……///」
「あの、つかぬ事をお聞きしますけれど、キスの後は……?」
「後? まどかと手つないで寝てますけど」
「それだけですか……?」
「さやかちゃんに抱きしめてもらって眠るときもありますよ」
「……」
「やー、でも早く赤ちゃん生まれてこないかなぁ。まどかに似てるといいよね、きっと可愛いよ!」
「わたしはさやかちゃん似がいいなあ。その方が絶対かっこいい子になるもん!」
「まどか似がいいよ!」
「さやかちゃん似!」
ギャーギャー
「……解せないわ……」
「……愛だねぇ」
「本当に、無限に有限ですこと……」

>>1乙。

30名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 10:31:39 ID:G2t4sFnI0
スレには自分でurl貼りますので代行していただかなくて大丈夫です

31名無しさん@まどっち:2012/04/20(金) 20:24:31 ID:oyUMhm2A0
なぜこっちにw
いやありがたいけどw

32名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 01:57:57 ID:YAa/39VM0
>>31
規制されてるんだってばw
ご丁寧にもPCとスマホ両方ともなのよ
携帯だけ規制を免れてるので、今回のはurl貼るのだけ携帯で書き込んだんだ
まぎらわしくてすまんw

いっそのこと●買うべきかな……

33名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:04:23 ID:w2GlpZ960
昨日カキコしててネタが思い浮かんだので投火させていただきます。
最初はさやぱいクッションの話の予定だったんですが、表現がちょっとアレになったので念の為こちらに。

「さやかちゃんのお家でお泊りって随分久し振りだねー。」
「そういや小学校の頃以来じゃないかな。狭いけどベッドも一緒でいい?」
「いいよー。えへ…なんだかドキドキするね。」
「ううー変な事言わないでよー…。」

[禁断の果実]

この日はまどかがうちに泊まる事になった。別段これと言った理由は無いんだけど。
お互い身体も大きくなって全く意識しないと言えば嘘になるんだけど、女同士だし何も疚しい事なんて無い筈。
そんな今夜は両親も留守で明日はお休みという絶好の夜更かし日和。
んでお風呂も済ませて一通り遊び終わり、さぁこれから一緒にお休みしようという時だ。
「さやかちゃん、そんなに端っこに寄って寒くない?」
「そっち側のまどかがベッドから落っこちるよりマシでしょ。」
あたしを心配してくれるまどかだけど壁側はベッドから落ちる危険性は無い。
それより一番怖いのは、朝起きた時にまどかがベッドから放り出されてて風邪でもひく事だ。
「せっかく二人で寝るんだし、くっつけば寒くないんじゃないかなーなんて。」
「そ、そうだよね…///」
「へっへっへ、という訳でまどかさんつーかまえた!」
「ひゃん…!///」
まどかってば抱きしめただけで真っ赤になっちゃって可愛いったらありゃしない。
ただ寝る前だし、あんましいぢめるのも可愛そうだからこのくらいにしといてあげよう。
「そんじゃ、お休みまどか。」
「お休み、さやかちゃん。」
………………………………………♭♭♭………………………………………

34名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:06:02 ID:w2GlpZ960
電気を消し二人が眠りに就いてから暫く経った頃。あたしは胸元に妙な違和感を感じて目を醒ましていた。
「―――………んっ…」
暖かい何かがあたしの身体を這い回る変な感覚。
決して嫌悪感を覚えるものじゃないんだけど、まさぐる様なそれはちょっと卑猥な感じで耐え難いものだ。
「…んはっ…ぁっ…」
思わず悦な自分の声に我ながらビビったり。あたし何て声出してんのよ…。
「…えへへ…ママー…おっぱいおいひぃよぉー…」
まどかさんや、さっきからあたしの胸を触りまくってるのは貴女でしたか。
てゆーかなんつー夢を見てんのよ。あたしをママだと勘違いしてるのかな…?
「…もうお腹いっぱいだよぉ〜…むにゃむにゃ…」サワサワ
何ですかそのうわ言は。ってか引き剥がそうとしてもビクともしないんだけど。
「そう思うならはーなーせーっ!離してってばー!」グイグイ
「うぇひひ…おいひいでひゅ〜…」スヨスヨマミマミ
スピスピと幸せそうな寝息を立てながら名に食わぬ顔であたしを鷲掴みにするまどか。
「なんで眠ってるのにそんな必死にしがみ付いてんのよーっ!頼むから離してー!」
あたしの訴えなんて気にも留めず、挙句の果てに胸に顔を埋めて来たよこの子!
「ちょっ…うくぁぁっ…!!」
マズい…冗談抜きで本気でマズいんだけど…!ふわふわして変な気分にされそう…。
しかも散々掻きまわされた所為で幾つかボタンが肌蹴けたらしく、まどかの指が直に肌に触れてしまう。
おまけにその状態で頬擦りなんてしやがってくださるから今度は下着がズレ始めた。
「―――やっ…だ…めぇ…っ…!」
抵抗するどころかますます脱力感ばかりがあたしを支配してゆく。
身体の小さなまどかに一方的に貪られ、あたしは完全に成す術が無くなっていた。
「……〜っ…!!」
休み無く迫る蕩けてしまいそうな感覚に襲われ、あたしは手で口元を塞ぎ、恥ずかしい声を防ぐので精一杯だった…。
………………………………………♭♭♭………………………………………

35名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:06:47 ID:w2GlpZ960
あたしがいつ無事に眠りに就けたのかははっきりと覚えてない。
さっきまでとあまり変わらない状態で、何処からが夢で何処まで現実なのか曖昧だ。
ただ、あたしの堕ちた夢はとてもじゃないけど安らぎを与えてくれるものではなかった。
「さやかちゃん…おっぱい…」
「……へ!? ちょっ…!」
気が付けばあたしの双璧はまどかの前に露になっていた。
パジャマは上手く胸元だけが開けられていてブラは見当たらない。
まどかの指が円を描くようにゆっくりとあたしを優しく撫で、桜色に変わってゆく先端を優しく揉み解す。
「で、出ないから…!揉んだって出ないよっ…ちょっとまどかぁっ…!」
何故かまどかはやたらと馴れた手付きであたしを弄んでいる。
胸の奥深くから捕らえ所の無く耐え難い、嫌らしい感覚が込み上げて来る…。
そして…あたしの先端は何と白い液体を帯び始めていた。仄かに甘い香りを放ちながら。
「!!?? な…何でよ…!?」
信じられない光景に眼を疑った。あたしの胸を濡らしているのはまるで子供を産んだ女性から出る母乳だ。
この歳で…じゃなくて、そもそも妊娠してる訳でもないのにどうして…!?
「な…何で…こんなのが出てるのよ…!?」
いつの間にかあたしは夢の世界に紛れ込んでいたらしい。その夢の世界でまどかは迷わずあたしの液体に唇を落とす。
「さやかちゃん…ミルク美味しいよ。」
膨らみに鏤められた乳液に舌を這わせ、勿体無いからとそれらを全て掬い取るまどか。
「…ぁぁっ…!」
自分の胸が自分のじゃないみたいな反応を見せ、あたしはどう堪えれば良いのか理解らない。
まどかは掬い取り終えると、今度はあたしの先端をそっと口に銜えた。
「…ちゅっ。……んくっ……んくっ……」
まどかは両手を添え、子供みたいに喉を鳴らして美味しそうにあたしを飲み始める。
(ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ)「…んっ…ぁっ…ぁっ…」
まどかの喉が鳴る度に、敏感になったあたしに程良い刺激が伝わって来る。
何だろうこの在り得ない状況…まどかがあたしから出たミルクを飲んでるんだ…。
ぐいぐい飲んで貰える事がもの凄く気持ち良くて、加えてやたらと背徳感みたいなのが迫って来てゾクゾクする。
なんでこんなに興奮してるんだろ。胸を揉まれた所為なのか、それともこの授乳行為自体に高揚してるのか…。
「まどか…あたしの…その…美味しい…?」
まどかは返事の代わりに嬉しそうな目であたしを見つめる。どうやらYESの様だ。

「………はぁっ…はぁっ…」
ただの授乳行為だと言うのにあたしは随分と息が上がってしまっていた。
吸い出される・飲み干されるという未知の領域は現実で胸を弄ばれた時以上のものだったんだ。
やっと快楽の渦から開放されたけど、今度は持て余されていたもう片方の胸が、耐え切れず求めるかの様に乳白色を吐き洩らしていた。
「さやかちゃん、こっちのおっぱいが切なかったんだね。ごめんね気付かなくて…。」
「なっ…!? ち、ちが…」
休みなど与えてもくれず、まどかは躊躇う事無くもう一方の果実へと手を伸ばす。
胸元に散った白い果実汁を一滴残さず絡め取り、突起の奥から今にも湧き上がり溢れそうな漿果の先端を口に含む。
添えた手を軽く揉まれるだけであたしの全身は感電したみたいに震え上がり、意思とは無関係にまどかに甘露を注ぎ始める。
「―――くふぅっ…はぁぁぁぁっ…!」
「…んぐっ…んぐっ…」
まどかは飽きもせず二つ目の果実も同じ様に惜し気も無く飲み干してゆく。
しかも開放されたばかりの一つ目の膨らみにも指を掛け果汁を促し、あたしは快楽への欲求でどちらにも抗えない。
嫌ならそう言えばいいのに、心の何処かでこの夢の時間に浸っていたいと思う自分が情けなくなる…。
でも本当に子供みたいに満足気なまどかを見ていると、とても突き放す事なんて出来そうになかった。
あたしは悶えながらも、これが本来男女で行う行為にも劣らないと本能的に感じながら、只管欲望に身を委ねていた。
………………………………………♭♭♭………………………………………

36名無しさん@まどっち:2012/04/21(土) 10:07:15 ID:w2GlpZ960
ベッドから起き上がったあたしの前には頭をぺったり床に着けて土下座するまどかがの姿があった。
「…ごめんなさい。」
「もういいから頭上げなよ…。わざとじゃないんでしょ?」
勿論あたしが命じた訳じゃないよ。目醒めて自分の行動に気付いたまどか自らのものだ。
「う、うん…。さやかちゃんがママになってくれる夢を見てて、夢だから甘えていいかなって思って…」
「で、起きてみたら夢じゃなかった…と。」
頭を上げながらもしゅんと凹んでしまったままのまどかの頭をよしよしと撫でてあげる。
ただ一連の話を聞いてみると、あたしは意外な接点に気付いてしまった。
「ところでさ、あたしとまどかって…だいたい同じ夢見てたんだね…。」
「えへー…さやかちゃんと同じ夢…///」
「うっ…そんな顔しないでよ!///」
同じ夢と聞いただけで真っ赤になるまどか。釣られてあたしまで真っ赤になり、思わず目を逸らしてしまった…
「…ねぇさやかちゃん…。夢じゃなくても…その…。時々…ママになって欲しいなって…。…駄目…だよね…?」
上目遣いであたしにおねだりするまどか。赤らめた顔でそれをやられると反則的な愛らしさだ。
中学二年生にもなって今更現実のママさんにベッタリとは甘え辛いって事か…。
「…ま、まぁ別に減るもんじゃないし…いいけど…。あ、でもあたし出る訳ないわよ? それでいいならだけど…。」
夢の中で手加減無しにされるのよりは、現実世界で恥じらいを持ってされる方がまだ楽かなと思ったんだ。
親友のまどかはあたしの様子を見ながら気遣ってくれるだろうし。ただ、あたしの認識はちょっと甘かった…。
「ねぇさやかちゃん、昨日ホットケーキに使ったハチミツ使ってもいいかな?」
ハチミツ…? ミルクとの共通点は甘い事くらいしか無いけど…。」
イマイチまどかの考えが理解らず考えていると、目の前にはチューブタイプのハチミツを持ったまどかがいた。
「それじゃさやかちゃん、ボタン外すね。よいしょっと…。」
「あ、あのー…まどかさん…?」
プチプチと手際良くあたしの胸元を自由にし、まどかは再びハチミツを手に取った。
ん?でもそれを塗る対象って…もしかして、まどかの前にいるあたしなの!?
(とろー…)「ひぅっ…!」
ぼーっと考えてる間にあたしの両胸は、まどかの取り出した甘い甘いハチミツで満たされてしまっていた。
「ま、まどか…そんなのあたしに塗ってどうすんのよ…!?」
「うぇひひ、いただきます♪」
「ゑ」
要するにまどかは現実では母乳が出ないあたしに、代わりにハチミツを塗って"いただきます"って事らしい。
何ていうか、もう手遅れみたいです。あたしは見事にまどかの朝ご飯に決定しちゃいました。
あれか、一度覚えた果物の味が忘れられなくて止められなくなるって話だ…。
[禁断の果実]
おしまい。

37名無しさん@まどっち:2012/04/26(木) 21:25:04 ID:qiMTePQg0
さやかちゃんスレにあったのをまどっちっぽくしてみた
http://download5.getuploader.com/g/madosaya/100/MadoColla.png

38名無しさん@まどっち:2012/04/26(木) 23:40:02 ID:gONASn8M0
「まどか、最近顔色悪いけど大丈夫? 寝てないの?」
「うん……ちょっとね……」フラフラ
「何か悩みがあるなら、話してみて? 聞いてあげることしかできないかもしれないけど」
「ううん、そうじゃないの。ただ、どうしても導いてあげられない子がいて……」
「導いてあげられないって……魔女のこと!? まどかにも消し去れない魔女がいるの!?」
「そうなの……何度も何度も会いに行ってるんだけど、全然歯が立たなくて……」
「信じられない……ワルプルギスの夜だって、それどころかまどか自身の魔女さえもまどかはあっさりまど界に導いてきたのに……。そいつ、そんなに強いの?」
「ううん、強いっていうか、その子はちょっと変わっててね……直接人間を襲ったりするわけじゃないんだけど……」
「人間を襲わない魔女? そんなのがいるんだ……。でもじゃあ、そいつはどんな悪さをするの?」
「通せんぼかな。行く手をふさいで、人間に後戻りを強いるの。それで人が死んじゃうわけじゃないけど、そこまで来た時間と
手間が無駄になるでしょ? あと、その子がいる場所より先には絶対に進めないの」
「それなら、そいつが移動した隙に通るとか、別の道を通るとか……」
「その子はね、絶対に居場所を変えないの。しかも、目的地への一方通行の道をふさいだりしてるから、場合によっては絶対に
その場を抜け出せなくなっちゃうこともあるんだよ」
「ええっ!? それ、結界に閉じ込められるってこと!? うわー、道ふさぐだけならなんか妖怪みたいで怖くないじゃんとか
思ったけど、大間違いだったわ……。それはどうにかしたいね……」
「うん。しかもね、その子の使い魔は本体と違って、いろんな場所に出てくるの」
「えっ、使い魔もいるの!? しかもいろんな場所にって……」
「決まった場所に出てくる場合もあるんだけどね。そうでない場合は、本当に不意打ちで襲われて手遅れになるから、被害に遭った人も結構多いの」
「そうなんだ……。でもまどかがこれだけ頑張っても倒せないんでしょ? それじゃあ、どうしたらいいのか……」
「ううん、わたし、諦めない。希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、わたしは何度でも『それは違う』って言い返すよ。
わたしは、すべての魔法少女の希望なんだから」
「……そうだね、そうだよ! まどかが諦めちゃおしまいだもの。あたしも精一杯応援するよ!」
「うん! ありがとう、さやかちゃん! じゃあ、わたし早速今からその子のところ行ってみるね!」
「えっ、でも、こんな夜更けなのに……もしかしてまどか、普段のお勤め以外にも毎晩その子のところに行ってるの!?
だめだよ、夜はちゃんと休まなきゃ! まどかが体壊したりなんかしたら、あたし……」
「大丈夫だよ、わたし頑張るから! じゃあ、行ってきまーす!」
バタン
「まどか……」

39名無しさん@まどっち:2012/04/26(木) 23:40:34 ID:gONASn8M0

                 *

「まどか、大丈夫かな……。いつだって無理しすぎるんだから……」
「そいつを倒せないだけならまだしも、帰って来られないほどやられちゃったりしたら……」
「だめだ、まどかが戦ってる時にあたし一人家で待ってるだけなんて! まどかが倒せない相手にあたしが立ち向かったって
何にもならないかもしれないけど、まどかを一人になんかできない! 今行くよ、まどか!」ダッ
ガチガチッ
「ああもう! なんで玄関の鍵しまってんのよ! 早く行かなきゃならないのに!」
ガチャッ
「よし、まどかの向かった方角は、と……あれ? さっきまどかが出て行ったあと、あたし玄関の鍵掛けたっけ……?」
「というか、まどか玄関に向かったっけ……。むしろ、自分の部屋のドア開けてたような……」
「……まさか」
バタンッ
「こらーっ! まどかーっ!」
「きゃあっ!? さやかちゃん、いきなり部屋に入ってこないでよぉ!」
「それどころじゃないわよ! なんであんた魔女と戦いに行くって言って、自分の部屋で寝っころがってゲームしてんの!?」
「遊んでるわけじゃないよ! 今まさにあの子と戦ってる最中で……ああっ、またフリーズしたあ! いったいどうしたらこの子倒せるの!?」
「フリーズ? どれ、そのPSP見せて? ああ、ちょうどあたしが魔女になった場面で固まっちゃって……って、まどか、まさか……」
「そうなの、この『凍結の魔女』が何度やっても倒せなくって! さやかちゃんが魔女化するところなんか見たくないけど、
それをこらえて何回も挑戦してるのに毎回止まっちゃうの!」
「あのねー! それ魔女じゃなくてバグでしょうが! 何回やっても結果は同じよ! 修正を待ちなさいよ修正を!」
「でもねでもね、この『凍結の魔女』を突破して、そのあとさやかちゃんの魔女をやっつけると、魔女の中からさやかちゃんの
ソウルジェムが現れて、さやかちゃんが生き返るの! しかも、このルートでクリアすると、わたしとさやかちゃんのラブラブ
ハッピーエンディングが見られるんだよ! だからわたしは絶対に諦めるわけにはいかないの!」キリッ
「あんたそれ、誰から聞いたの……?」
「インターネットで言われたの。だからわたしは毎晩こうして戦って……」
「この……おバカ……んなわけないでしょうが……。あんた、担がれてるんだよ、まどか……」ガックリ
「えっ……そうなの……? じゃあ、わたしとさやかちゃんのラブラブハッピーエンドはどうなるの!?」
「……これじゃ、ご不満?」ガバッ
「んうっ!?」
「んっ……ん……」
「んんっ……ぅん……ふあっ……はあっ……さやか、ちゃん……」ボーッ
「……まったく、こんなくだらないことで夜更かしして、あたしに心配かけて……お仕置きだからね? 今夜はたーっぷり可愛がってあげる!」
「……うん///」

40名無しさん@まどっち:2012/04/30(月) 19:15:10 ID:2wO.qeq20
本スレがエロ目線の流ればかりで友情路線が好きな俺は居辛いのでこっちに

「さやかちゃんってお・・・胸大きいよね」
「今おっぱいって言いかけただろ。でもこれ重いよ。
 可愛いブラとか見つからないし、かと言ってちゃんと選ばないと揺れるし」
「マミさんも言ってたね。胸の重みで肩こるって。さやかちゃんもなの?」
「マミさんほどじゃないけどちょっとはこるかなー。まどかくらいがちょうどいいよ?
 まどかくらいの大きさが一番揃ってるんだよね。いまのだって可愛いじゃん」
「うーん、もうちょっと欲しい、ような・・・」
「んふふ、確かにオトコを魅了するならもうちょっとあっても良いかもねぇ」
「でも上条くんが大きいの好きじゃなかったら意味ないよね」
「ぐさっ。今けっこう痛かったぞ、こら」
「てぃひひっ、ごめーん」

41名無しさん@まどっち:2012/04/30(月) 21:57:10 ID:Ntsmij1U0
本スレにも友情路線は必要ですぜ

42名無しさん@まどっち:2012/04/30(月) 23:46:34 ID:VQrqevDw0
実際にやってそうな掛け合いで和んだ
まどっちはさやかちゃんにしかこういうちょっと黒まどっち入ったこと言わないんだよねぇ
はぁ貴重

43名無しさん@まどっち:2012/05/01(火) 01:03:19 ID:WlxiHrcE0
お互い気軽にじゃれ合いからかい合いができる相手だもんね

小学校高学年からの付き合いって時期がまた絶妙
集団生活の中でじっくりと気の合う友達を見つけられる最初の機会だから
相性のいい子に出会うと凄く心の距離が近い一生ものの友情になるんだ

44名無しさん@まどっち:2012/05/02(水) 05:55:19 ID:ApuvxG0o0
向こうでは聞きづらいからこっちで

さやかちゃんから夜のお誘いするSSを何処かで読んだんだけど見つからない
他に覚えてるのは「おやすみ」って言う前に電気を消すのがお誘いの合図で・・・くらい
まとめwikiにもそれっぽいのは無いし誰か知らないかな?

45名無しさん@まどっち:2012/05/02(水) 13:35:46 ID:AhVu7Qcw0
探してみたら雰囲気の近いものならあるけど、そのものズバリは見当たらないな
もうちょっとヒントないかな

46名無しさん@まどっち:2012/05/02(水) 18:03:23 ID:ApuvxG0o0
記憶が曖昧だけど、多分さやかちゃんがずっと攻めてたと思う
あと、ヤンデレとかではなかったはず

47名無しさん@まどっち:2012/05/03(木) 20:42:40 ID:yXwt7w6w0
だめだ見つかんなかった
力になれなくてすまない

48名無しさん@まどっち:2012/05/03(木) 20:45:27 ID:flzg0PJo0
俺も駄目だった
難しいな・・・
見つけたら知らせるよ

49名無しさん@まどっち:2012/05/03(木) 21:24:12 ID:bip4V4vo0
みんな本当にありがとう
自分も見つけたら知らせる

50名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 11:14:37 ID:EacSMpnY0
探すの手伝ってくれたみんなありがとう。探していたSSが見つかりました
お騒がせしてすみませんでした

51名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 11:53:10 ID:QQj5nvxs0
それ読んでみたいので
よければタイトルとかWiki内ならレス番号とか書いてくれると嬉しい

52名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 12:10:18 ID:EacSMpnY0
>>51
ごめんなさい本当にすいません
見つかった場所は自分のPCの「書きかけSSフォルダ」の中なんです
頑張って書き上げます。すいませんでした

5350:2012/05/05(土) 12:45:26 ID:jW2ZyIto0
>>52
そのオチは予想外だったw
楽しみにしてる

54名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 13:04:01 ID:lmyu1cGQ0
>>52
ふいたwww何てオチだw
書き上がったら投下してくれよー

55名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 17:27:40 ID:isokyQ120
R-18SSを前にして心が折れそう……文が出てこねぇ……

56名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 17:30:58 ID:hKKPjvVA0
妄想するだけで満足しちゃって文章出てこない日が続くことってあるよね…

57名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 17:35:33 ID:lmyu1cGQ0
妄想して文章にしても趣味に走りすぎて人に見せるのが恥ずかしい時もある
グロくもエロくもなんともないけど特殊な性癖だったり

58名無しさん@まどっち:2012/05/05(土) 21:49:21 ID:jW2ZyIto0
思うさま書いたらあまりに過激な内容になってしまって
死蔵しようと思ってたことはあったな
結局勢いで投下してしまったけど

59名無しさん@まどっち:2012/05/07(月) 21:39:14 ID:7IpEV4ug0
○月×日
 あたしは、見滝原に帰ってきた。といっても本物の見滝原ではなく、まどかが作った魔法少女と魔女だけのための天国。
現世で魔力を使い果たして力尽きたあたしは、まどかの手でこのまど界に導かれてきた。
 まどかはあたしのために新しい住まいを用意してくれ、あたしはここでゆっくり休めることになった。必要なものは
まどかの分霊に頼めば何でも揃えてもらえるし、なにをして過ごしてもいいという。
 あまりに至れり尽くせりで、正直自分が死んだって実感もわかない。なんとなしに聞いていた円環の神様が、実はあたしの
大親友のまどかだったってことにも驚いてる。なんだか混乱してるけど、とても疲れてるし、今はゆっくり休ませてもらおう。

○月×日
 それにしても、まどかはすごい子だ。あたしも含めたすべての魔法少女と魔女を救うために宇宙の法則すら書き換えて
しまうなんて。その上ここまど界に導かれてきたあたしたちの生活は快適そのもので、まどかに救われた子はみんな口々に
まどかに感謝していると言う。
 確かに魔法少女や魔女のなかにもいろいろ言う子はいるし、まどか自身も家族や友達と一生離れ離れになってしまったことは
あたしもあんまりだと思ったけど、まどかはそういうのも全部ひっくるめて心を決め、あたしたちを救ってくれた。本当に、
優しい子。あたしは、あの子の友達でいられたことを誇りに思うよ。

○月×日
 まど界での生活にも慣れて、ふと恭介や仁美は何してるかなあって気になって、渋るまどかを拝み倒して現世の映像を見せて
もらった。そうして現世の恭介が普段通りの生活を送っているのを目にした瞬間、あたしは気づいてしまった。
 あたしは、もう死んでしまったんだということ。もうお母さんにもお父さんにも、恭介にも仁美にも、マミさんにもほむら
にも杏子にも会えないってこと。
 今更実感したその事実に打ちのめされて、涙が止まらない。辛くて悲しくて、たまらない。戻れるものなら、あの場所に
戻りたい。誰か、助けて。

○月×日
 あたしを心配して、まどかは毎日様子を見に来てくれている。なのに、そんなまどかにあたしは当り散らしてしまった。
まどかは自分を犠牲にしてまであたしたちを救ってくれたのに、あたし、最低だ。
 全部納得したつもりで自分をごまかしていたあたしも、そのくせ実は全然納得していなかったあたしも、そのことを誰かの
せいにしたがっているあたしも、嫌で嫌でたまらない。本当に消えてなくなってしまえればいいのに。

○月×日
 今日から、まどかの家でまどかと一緒に暮らすことになった。自分の弱さをまどかにぶつけてしまわずにはいられないあたし
なんかと一緒にいたって、まどかには苦痛にしかならないはずなのに、無理やり連れてこられてしまった。
 まどかのいないうちに逃げ出そうとしても、すぐ分霊に見つかって連れ戻されてしまう。どうしてよ、どうしてあたしなんかに
構うのよ。もう、放っておいてよ。

○月×日
 まどかは、毎日あたしの泣き言を聞いてくれる。いつまでだってあたしの背中をさすって慰めてくれる。
 それに甘えてしまっているあたしが嫌だ。まどかの優しさを素直に受け入れられないあたしが嫌だ。もう、なにもする気力が
ないよ。

                 *

○月×日
 今日、久しぶりに笑った。まどかの「ええ!? 『一日一膳』って『ご飯があればその日一日大丈夫』って意味じゃないの!?」
という言葉に、自然にふふっと笑みがこぼれた。まどかもあたしも驚いてた。
 いつ以来だろ、笑うのなんて。あたし、まだ笑えたんだ。

60名無しさん@まどっち:2012/05/07(月) 21:42:32 ID:7IpEV4ug0
○月×日
 まどかが、泣いていた。パパとママとタッくんの名前を呼びながら、声を押し殺して。
 まどかの泣き声を聞いた瞬間、横っ面を張り飛ばされたような衝撃を感じた。あたし、なにを甘ったれてたんだろう。自分
一人が不幸なんだみたいな顔をして、まどかにもたれかかって。
 大切な人たちにもう会えないのは、まどかだって同じなのに。ほかの誰にも背負えない重荷を背負って、まどかは一人で
頑張ってたというのに。
 もう泣いてる場合じゃない。あたしが、少しでもまどかの支えにならなきゃ。

○月×日
 突然明るくなって料理やら掃除やら家の中のことをやりはじめたあたしを見て、まどかはびっくりしていた。無理して
空元気を出しているんじゃないかって心配してくれたけど、あたしはもう大丈夫だって言っておいた。
 まだ、完全に立ち直れたわけじゃない。時々、どうしようもなく悲しくなって涙が出てくることもある。けど、何かしていた
方が気がまぎれるし、まどかのためなら頑張れる。
 今までまどかにいっぱい助けてもらった分、今度はあたしがまどかに恩返しするんだ!

○月×日
 腕によりをかけた食事を用意してまどかの帰りを待つのが、あたしの日課になった。まどかがお勤めから帰ってきたら、
玄関で出迎えてやる。バカ話をしてまどかを笑わせながら、一緒にご飯を食べる。ご飯の後はまどかをお風呂に入れて、
お泊りの時みたいにまどかと一緒のベッドでおしゃべりしながら眠りにつく。
 これまでの生活が嘘のように、毎日が楽しくなった。あたしの変貌に最初は戸惑っていたような感じだったまどかが、
あたしを元気づけようと無理して笑っていたまどかが、心から笑ってる。落ち込んでいた時は何もする気力が起きなくて、
何もかもを憎んでいたあたしも、心から笑えてる。そんなことが、こんなにも幸せだったなんて。
 こんなことも忘れてたんだから、あたしってほんとバカだよねえ。

○月×日
 今日はまどかのお勤めがお休みだったので二人でまど界をデートして歩いた。河原や公園やショッピングモールも、
まどかと一緒に遊んだ場所はみんな現世のそれがそっくりそのまま再現されていて、あたしたちは何も知らなかったころの
ように遊び回った。
 ゲーセンでは一緒にプリクラをとったし、クレーンゲームではまどかにぬいぐるみを取ってあげた。おしゃれなブティックを
ウィンドーショッピングして、あれが可愛いこれがいいなどとはしゃぎまわった。ファーストフード店では、時間を忘れて
いっぱいおしゃべりした。
 遊び疲れて家に帰りついたとたんにあたしの膝で寝てしまったまどかを見ながら、あたしはまどかと友達でいられて、本当に
良かったと思った。まどか、大切なあたしの親友。ずーっと、一緒にいようね。

                 *

○月×日
 今朝まどかが出かけるとき、冗談で「いってらっしゃいのチューしよっか? なんだか新婚さんみたいで良くない?」って
言ってみた。「もう、さやかちゃんったら」と笑われるか、「からかわないでよぉ」って怒られるかのどちらかだと思ってたら、
まどかはなぜか顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
「さやかちゃんがいいなら、その」とかしどろもどろになってしまったまどかを見てあたしが戸惑っていると、そのうち
「な、なんでもないよ! じゃ、じゃあ! 行ってくるね!」と言い放ってまどかは出かけていってしまったけど、あれは
いったいどういうことなんだろう。……まさかね。

61名無しさん@まどっち:2012/05/07(月) 21:53:29 ID:xw1T5tcY0
○月×日
 ここ最近、まどかの様子が妙によそよそしい。あたしから距離を取るようになったり、話しかけても赤くなって答えて
くれなかったり。そのくせしばらくすると寂しそうにこっちを見つめてくる。今までこんなことなかったのに、いったい
どうしちゃったんだろう。
 やっぱり、あたしのせいだよね。まどかのおかげで、あたしは自分を取り戻せた。家族や友達に会えないのはさみしいけど、
恭介のこともかなり吹っ切れてきたし、まど界での生活にもだいぶ慣れて楽しくやれるようになってきた。それは全部まどかの
おかげなのに、そのまどかをあたしは知らないうちに傷つけてしまったんだと思う。何が悪かったかちゃんと問いただして、
謝らないと。

○月×日
 今日、まどかを問いただした。まどかは最初こそ「なんでもないの」とごまかし続けていたけど、あたしが頑固に何度も
聞いたら、とうとう泣きながら理由を教えてくれた。
 まどかは、いつのころからかずっとあたしのことが好きだったらしい。一生自分の気持ちを打ち明けるつもりはなかったんだけど、
あたしの新婚さん発言のせいで「本当にそうなれたら」という気持ちに火がついてしまい、それがおさえられなくて態度が
ぎこちなくなっていたという。友達なのに、好きになってごめんなさいと何度も謝られた。
 あたしは、思いもかけない展開に頭の中が真っ白になってしまっていて、まどかに何も言ってあげられなかった。そんな
あたしを見て、まどかは泣きながら無理して笑顔を作って「このことは忘れて。わたしはもう、さやかちゃんとは会わないから」
と家を出て行こうとした。
 まどかが背中を向けた瞬間、あたしは思わずまどかの手を取っていた。ほとんど反射的に、まどかの恋人になってあげられる
かもしれないと言ったら、まどかは「気持ち悪くないの……? わたしのこと、嫌いになってないの……?」と目を丸くしていた。
 その目を見た時、あたしは初めて会った時のまどかのことを思い出した。突然差しのべられたあたしの手を取っていいのか、
降ってわいたような幸運に戸惑って、どうしていいかわからなくなっていたまどか。そんなまどかを、あたしはとても愛しく
思った。
 この気持ちは、たぶん恋とかじゃない。けど、まどかの気持ちには出来る限り応えてあげたい。まどかのために出来ることなら、
なんでもしてやりたい。だから、あたしはまどかの気持ちを受け入れた。まどかは「ごめんなさい、ありがとう」ってまた泣いた。
先のことはわからないけど、まどか、これからよろしくね。

○月×日
 昨日の告白以来、まどかの赤面症はかなり悪化した。今まで何気なくやっていた「はい、あーん」も照れてなかなか口を
開けようとしない。あたしが手を差し出すと、かなりの時間躊躇して、それからおずおずとあたしの手を握る。なでなでも
あたしの手が触れた瞬間はびくっと体を硬直させる。
 まどかの緊張があたしにも伝染して、なんだか家の中が気詰まりに感じられる。けれど、あたしの箸からご飯をもらった
瞬間や、あたしと手をつないだ瞬間、あたしの腕の中で頭を撫でられているときのまどかは、本当に幸せそうな顔をして、
その途端に空気がふんわりと柔らかくなる。よく知っているはずのまどかの笑顔なのに、何だかあたしもどきっとするような
色気が感じられる。もっとも、毎回その直後に感極まったまどかが泣き出してしまうので、じっくり眺めてはいられないのだけど。
 前途多難だけど、ちょっとずつ恋人になっていこうね、まどか。

                 *

○月×日
 最初の頃こそ、お互い緊張しまくりでガチガチになっていたあたしたちだけど、最近は随分と慣れてきた。
まどかは相変わらず「こんなに幸せでいいのかな」ってよく泣く。その泣き笑いの顔を見ると、あたしもいっそうまどかを
愛おしく思う。こんなあたしでも、まどかを幸せにできるんだって思うと、まどかにもっと色々してあげたくなってしまう。
 そして今日、あたしはまどかとキスをした。遊園地の二人っきりで乗った観覧車のゴンドラが、てっぺんにたどり着いたとき。
もちろん、お互いファーストキス。そのあとは、嬉しい嬉しいって泣き続けるまどかを抱きしめながら、閉園までずっと観覧車に
乗り続けていた。二人とも無言で手をつないで家に帰って、寝る前にベッドの中でもう一回。まどか、そんなに泣いてばかりだと、
おめめがとけちゃうかもよ?

62名無しさん@まどっち:2012/05/07(月) 21:55:27 ID:xw1T5tcY0
○月×日
 また、まどかを泣かせてしまった。そのつもりはなかったんだけど「これからもずっと一緒にいようね」って言ったら、
プロポーズだと受け取られてしまったらしい。
 でもまどかとずっと一緒にいたいのは本心だしと思った時には、あたしは「そうだよ。結婚しよう、まどか」と言っていた。
我ながら調子がいいというかいい加減だと思うけど、あたしはまどかをもっともっと幸せにしてあげたい。代わりにはなれない
かもしれないけど、まどかが永遠に失ってしまった家族に代わって、あたしがずーっとまどかを支えていてあげたい。心から
そう思ってる。
 そう言ったら、いよいよまどかが泣き止まなくなった。なんだか、あたしと付き合ってからまどかは泣いてばっかりだね。

○月×日
 昨日の初夜、まどかと初めてした。今までになく緊張しまくってたし、うまくできた自信もないけど、まどかは涙を流して
喜んでくれた。
 まどかはすべての魔法少女と魔女の神様だし、あたしの大切な親友でもあったから、なんだかそういうことをするのには
ちょっと抵抗があったけど、まどかもあたしとすることを望んでくれた。まどかと一つになって、本当の幸せってこういうのを
いうのかな、なんて恥ずかしいことも考えたりした。
 愛してるよ、まどか。

                 *

○月×日
 最近、よく眠れない。昼間ぼーっとしてしまうことも多いし、訳もなく突然涙が出てくることもある。
 参るのが、原因が全然わからないこと。心配事は特にないし、生活に不満もない。婦婦生活も問題ないし、幸せすぎて
困ってるくらいなのに。
 そんなあたしを見て、まどかも心配してる。まどかに迷惑をかけてるのも心苦しいし、早くよくならなくちゃ。

○月×日
 あたし、嘘をついてたんだ。まどかにも、自分にも。
 それがわかったのは、まどかの顔を見るといつも胸がずきりと痛むことに気付いたから。まどかの笑顔を見ると、あたしは
どうしようもなく落ち着かない気持ちになるから。心臓はばくばくと鳴り続け、足に力が入らなくなるから。
 あたしは、まどかのことが好きでまどかの恋人になったわけじゃなかった。まどかを愛してるから結婚したんじゃなかった。
あたしは、ただ誰かにそばにいてほしかっただけ。「まどかのため」なんて言いながら、あたしはまどかの気持ちを自分の
都合のいいように利用してたんだ。
 告白もプロポーズも成り行き任せだったし、そもそも現世では男の子の恭介を好きだったあたしが、そんな簡単に女の子の
まどかを好きになれるはずなんかなかったのに。
 体は正直だね。あたしが自分を騙し続けてごまかしてきたことを、心の奥底に沈めたはずの罪悪感を、あたしがずっと目を
背け続けてきたことを、あたしに気付かせてくれた。

○月×日
 明日、まどかに言おう。そして、別れよう。
 あたしは、まどかのことを好きなふりをしていただけなんだって。このまま結婚生活を続けていても、いつかまどかを不幸に
するだけだって。あたしには、まどかに好きでいてもらう資格なんてないんだって。
 本当、あたしって最低の人間だ。真実に気づいてしまっても、そのまま自分を騙し切ればいいのに、それすらもできない。
結局、最初から最後まで自分の都合でまどかを振り回して。
 まどかは、泣くよね。怒るよね。ぶたれても、引っかかれても、なにされても文句は言えない。許してもらえるなんて思わない
けど、謝ることしかできない。
 ごめん、まどか。本当に、ごめんなさい。

63名無しさん@まどっち:2012/05/07(月) 21:57:06 ID:xw1T5tcY0
○月×日
 ちょっと待って、考えがまとまらない。あたしの気持ちを伝えたら、「さやかちゃんは、自分に嘘をついてるんじゃなくて、
わたしに恋してるんだよ」ってまどかには言われたけど、どういうこと?
 あたしの体調不良は、まどかに恋するがゆえの恋患い? それが本当だとしたら、あたし、もしかして勘違いでめちゃくちゃ
恥ずかしいことをまどかに言って、まどかはそれを知ってて、でもあたしh#$Aど%(字がぐちゃぐちゃで読めない)

○月×日
 自分の気持ちを自覚してから、まどかの顔が見られない。まどかがあたしの方を振り向くと、その場がぱあっと明るくなる。
まどかが微笑んでくれるだけで心臓が跳ね上がる。まどかに抱きつかれたら、幸せすぎて死んじゃいそうになる。
 耳元でささやかれた声が、一日中耳に残ってる。まどかのベッドの残り香が、胸いっぱいに広がって切なくなる。まどかに
握られた手を洗うのがもったいなくて、一日中片手だけで生活したりもしてる。
 今日、街で魔法少女を導いてきたばかりのまどかを見たよ。神々しくて、この世のものとも思えないくらい綺麗で、優しい
微笑みで。導かれてきた子が安心しきってるのがわかった。あたし、まどかのことが好きすぎて、おかしくなっちゃいそうだよ。
 キスなんか考えただけで頭がオーバーヒートしそうで、絶対無理。あたし、なんであんな大胆なことまどかに出来たんだろう。
 あれ、ちょっと待って。あたし、キスだけじゃなくて毎晩まどかを抱いくぁwせdrftgyふじこ(やっぱり読めない) //

○月×日
 寂しいよ、まどか。まどかの出かけた後の家はこんなにも広くて寒々しいよ。
 毎朝、まどかが出かける瞬間が一番辛い。そんなことあるはずないのに、もうまどかが帰ってこないんじゃないかって不安に
なる。知らないうちにまどかに嫌われてて、まどかともう会えないんじゃないかなんてバカなことを考えちゃう。
毎日が不安でしょうがないよ。いつかまどかがこんなあたしに愛想を尽かすんじゃないかって、まどかがあたしなんかより
ずっと美人な魔法少女に出会ったら、あたしは捨てられるんじゃないかってそんな考えばっかり頭の中をぐるぐる回ってる。
まどかに捨てられたら、あたし絶対に生きてなんていられない。
 まどか、まどか、まどか。こんなに好きなのに。一緒に暮らしてるのに、結婚してるのに、全然まどかに手が届いてる気がしない。
まどかはあたしのこと大好きだよって言ってくれるけど、明日も好きでいてくれるか、一時間後は、一分後はって怖くてたまらない。
 まどか、好きで好きでしょうがないの。早く帰ってきてよ。


仁美「さやかさんの部屋に隠されていた日記ですが、ここまでにいたしましょう。本当はまどかさんにもお見せして喜ばせて
   差し上げたいところですが、さやかさんに知られたら恥ずかしがられるどころではすみませんものね。この日記の内容は、
   私一人の胸にそっとしまっておくことにしますわ」(粛々と全文コピーをとりながら)

64名無しさん@まどっち:2012/05/09(水) 19:08:28 ID:bXIfomwk0
◎NGExのススメ ※Jane向け
 ツール→設定→機能→あぼーん→NGEx→「まどさやスレ荒らし対策」と入力→追加
 【対象URI/タイトル】タイプ:含む キーワード:まどか×さやかスレ
 【NGWord】タイプ:正規(含む) キーワード:過疎|…・・・
 最後に、左下のボックスで「透明あぼーん」を選んで「OK」

コレに気づく人は少なくなるだろうが対策の対策される可能性を少しでも落とすためにこちらに書き込み
本スレではコレの話題は出さないでいただきたい

65名無しさん@まどっち:2012/05/09(水) 22:11:09 ID:HuB6oDMM0
うあー!SS書き上がらないよー!
屋上の百合概念さんとか変なこと思いつかなければよかった・・・

66名無しさん@まどっち:2012/05/14(月) 18:44:53 ID:RJY2TCfY0
さやかちゃんがツンデレをやってみたら
「まどかのことなんか全然好きじゃないんだからねっ」
「えっ……?」
「恭介のお見舞いに行くついでに一緒に帰ってるだけなんだから、勘違いしないでよねっ」
「うう……」
「学校でも馴れ馴れしく話しかけないでくれる?」
「ひうっ……うん……ぐすっ……」
「……まどか?」
「ごめんなさい……わたしなんか、さやかちゃんの友達でいる資格ないのに……」
「えっ(あ、しまった、泣かしちゃったぁ!)」
「勘違いしちゃってごめんなさい……もうさやかちゃんには話しかけたりしないから……」
「あの、その、えっと」オロオロ
「今までありがとう……わたしのこと、忘れてね……。もうさやかちゃんに迷惑かけたりしないから……さよなら」
「まどか、待って! 今のは嘘だから! つい口が滑ってあんなこと言っちゃっただけだってば!」
「でも、わたし、さやかちゃんに何もしてあげられなくて……そんなわたしが、さやかちゃんの友達でいる資格なんか……」
「そんなことない!撿 まどかはあたしの友達だよ! 」
「さやかちゃん、優しいね……でも、慰めてくれなくていいよ……わたしなんか、なんの役にも立てないこと自分でよく知ってるから……」
「ちーがーうー! あたし、まどかのこと大好きだよ! まどかは誰にでも優しくって、人の痛みのわかる良い子だよ! あたし、なれるものならまどかになりたいよ!」
「でも……」
「まどかは、いてくれるだけで雰囲気が優しくなるの! あたし、まどかに何度救われたかわからない! ロッキーが死んだ時だって、まどかが一緒にいてくれたからあたし立ち直れたんだよ!」
「本当に……? わたし、さやかちゃんの友達でいていいの……?」
「当ったり前よ! こっちこそ、まどかと友達でいられて嬉しいよ。だからお願い、泣き止んで? ごめんね、さっきのはあたしの本心じゃないから」ギュッ
「うん……ありがとう、さやかちゃん……」
「(まどかを泣かせて、何故か感謝されて……あたしってほんとバカ……)」

まどっちがツンデレをやってみたら
「さやかちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ」
「おっ?」
「一緒に帰って噂されると恥ずかしいし、学校でもなるべく話しかけないでよねっ」
「なになに、こんどはなんの遊び?」
「遊びじゃないよっ! わたし、本気だからね!」
「うんうん、それで?」
「それで? じゃないよ! わたしが嫌がってるのに頭撫でたり抱きついたり、わたしずーっと迷惑してたんだから!」
「ほうほう、それから?」ナデナデ
「撫でないでって言ってるでしょっ!? とにかく、もうわたしに構わないで!」
「えー? なんでよー?」ギュッ
「離してー! そんなの決まってるでしょっ!? わ、わたしが、さやかちゃんのこと、だ、だ、大っきらいだからだよっ!」
「……」
「(い、言っちゃった……あそこまで言うつもりなかったのに……さやかちゃん怒ったよね……?)」
「でもあたしは、まどかのこと大好きだよ?」
「えっ……」
「こーんなちっさくて愛くるしくてさ、気立てもいいし人に気遣いができるし、こんな良い子なかなかいないよ?」
「うう……///」
「それに、一生懸命ツンデレしてる姿も可愛かったしね?」
「つ、ツンデレじゃないよっ! わたしはほんとに……わっぷ」ギュムッ
「うん、かーわいい♪ 嫁が可愛くてさやかちゃんは幸せですよー」ナデナデ
「は、離してよぉ……///(さやかちゃんには敵わないなぁ……)」

67名無しさん@まどっち:2012/05/15(火) 07:52:08 ID:Md4pkR3M0
>>66
おつー!
かわいいなあ
泣いちゃうまどっちは可愛いけど、いつか自信つけて、さやかちゃんみたいな反応できるようになれるといいね
女神っちはそうなのかな?

68名無しさん@まどっち:2012/05/25(金) 16:56:13 ID:4flyhtNU0
暫くごたごたしてて来られませんでしたが、来てみたら思い切り規制中・・・。
とりあえず避難所利用させて頂きます。
溜まってるSS速く読みたい。
落ち着いたらまた本スレの方に変な絵を投下するかもなので、
生温かく見て頂けると幸いです(汗
はやくまどさや分補充したい・・・。

http://dl7.getuploader.com/g/madosaya/107/ms27.jpg

69名無しさん@まどっち:2012/05/25(金) 19:07:52 ID:0UpSWMSE0
かわゆい乙乙

70名無しさん@まどっち:2012/05/25(金) 19:22:01 ID:LBd15uYM0
>>68
乙!
照れてるのに恋人つなぎの手は放さないまどっちw

7168:2012/05/26(土) 08:44:01 ID:0WSq41QA0
本スレの方に貼って頂いた方、ありがとうございました!

72名無しさん@まどっち:2012/05/28(月) 01:24:55 ID:oMgbXAlA0
>>71
また描いてくださいね!

73名無しさん@まどっち:2012/05/29(火) 02:05:59 ID:HWanZXH.0
"おやすみ"

その言葉を発する前に、さやかちゃんは部屋の電気を消した。
それはいつもより長い夜の始まり。少しいけない夜更かしの合図
 
 
さやかちゃんからのお誘いは、付き合い始めの頃を思い出す程度には久しぶりで、私は心臓が高鳴るのを自覚した
そのまま少しふるえる手でパジャマを脱ぎ、恥ずかしいところを照らす月から身を守るようにカーテンに手をかけた

「えっ、さやかちゃ――」

しかし、さやかちゃんの腕と唇によってその行動はいとも簡単に阻止され、その意思までもがそがれてしまった

「大丈夫だよまどか、もっと綺麗なまどかを見せて?」 

とても熱のこもったさやかちゃんの声。
どうやら今夜は、相当遅くまでの夜更かしを覚悟した方がよさそうだなと、舌を絡ませ合いながらも思ったのでした

 
「んっ……」

深い深い口付けの間にも、さやかちゃんの大きな手は、私の人並みより小振りな胸に触れる
私はずっとされるがまま。さやかちゃんのくちづけを、愛撫を、ただ必死に受け入れるだけ

そんなに、長くは、耐えられない

気づくと、私はベッドの上で寝かされて、さやかちゃんに見下ろされていた
月明かりに照らされる私の体を手で隠すことも出来ず、ただ、せめて恥ずかしさで染まった頬を隠すように、さやかちゃんから目を反らすことしか出来なかった

「まどか」

いつもとは違う声。一緒なはずなのに、違う声
聞くだけで安心するはずの声。その声に名前を呼ばれただけなのに、私の心臓は勝手に早くなって

「あっ……」

74名無しさん@まどっち:2012/05/29(火) 19:48:05 ID:HWanZXH.0
深夜のテンションで投下した挙句寝落ち、さらに訂正箇所が見つかったのでここまでです、すいません

75名無しさん@まどっち:2012/05/29(火) 23:20:47 ID:jy5KIhO20
わっふるわっふる
待ってるので修正したら投下しておくれ

76名無しさん@まどっち:2012/05/30(水) 07:26:34 ID:RqTxxpAk0
お待ちしてます。

77名無しさん@まどっち:2012/06/02(土) 20:21:05 ID:sbg0cKNsO
キマシタワー

78名無しさん@まどっち:2012/06/02(土) 23:07:28 ID:Trk3zIvM0
                      , i<´  ̄`´  ̄  ̄ .ヽ、  
                  、-_; ´  ,l  `   __ヽ   b;ュ、ヽ
                   ./  i /入 l、 ヽ \ `i  Bフ ; !
                  /l  l /_ ヽ l \!iii、!`、l  ノ-ヽ l ゝ
                  l l、/ ! !!i  `  lll!  .ノノ_;´,ノlv ノ
                ,;、  い , ,i,!!  、_ッ , ; ゙-彡vV VV
             _i.;==y-!!、 ヘ`i-: =_コ、フ_ ´Y, -´、丶
          ,〆´ ゙\j   ` ゞヽ┤,--!´-゚´>.-´`i iヽ
        /,〉'    `ゝ`!l\ . 、`ヽ. `、   /    / .i ヽ
    ___i ==〉  i  i、 ヽ、ヽ,,,ヽNヘ l:` !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l_./ ._ヽ
  / ´ ,ズ/ . λ l `;;ii!'"、 i;ソヘノl          l、 /, -ヽ
. /  ´ 1 i. , i ! ヽ!   ヽ`入l丶 __ !、.:__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ミ/、 ヽ ヽ
/  ` -.! l,ノ、 l` ,;ii"  ο/)´_ヽ、   ` /i ̄lヽ    ヽ_i_レ、ッ´
l   _ __`.^、l`k゙、丶 .〆i´i-入 ´.l   〈=-- i_ ヽ.:.:.:.:.:.:.:`ー、´i- ´`丶
ヽ       `ヽ`kζ-!L i__`___/    〉(  ` ̄_`_`iー――−´一´ ̄
 \        `゙  `>-´  ` ̄`´丶 `(  ̄ _ __`ヽ
   ` ー―----−´              ̄   `´

79sage:2012/06/02(土) 23:11:20 ID:Trk3zIvM0
こっちもsageいるんだね、すみません。
規制中だけど作ってみた
小説の感想とか伝えたかったのにずっと規制が解除されない(涙)

80名無しさん@まどっち:2012/06/02(土) 23:48:42 ID:Trk3zIvM0
                      , i<´  ̄`´  ̄  ̄ .ヽ、  
                  、-_; ´  ,l  `   __ヽ   b;ュ、ヽ
                   ./  i /入 l、 ヽ \ `i  Bフ ; !
                  /l  l /_ ヽ l \!iii、!`、l  ノ-ヽ l ゝ
                  l l、/ ! !!i  `  lll!  .ノノ_;´,ノlv ノ
                ,;、  い , ,i,!!  、_ッ , ; ゙-彡vV VV
             _i.;==y-!!、 ヘ`i-: =_コ、フ_ ´Y, -´、丶
          ,〆´ ゙\j   ` ゞヽ┤,--!´-゚´>.-´`i iヽ
        /,〉'    `ゝ`!l\ . 、`ヽ. `、   /    / .i ヽ
    ___i ==〉  i  i、 ヽ、ヽ,,,ヽNヘ l:` !        l_./ ._ヽ
  / ´ ,ズ/ . λ l `;;ii!'"、 i ソヘノl          l、 /, -ヽ
. /  ´ 1 i. , i ! ヽ!   ヽ`入l丶 __ !、 __       l ミ/、 ヽ ヽ
/  ` -.! l,ノ、 l` ,;ii"  ο/)´_ヽ、   ` /i ̄lヽ    ヽ_i_レ、ッ´
l   _ __`.^、l`k゙、丶 .〆i´i-入 ´.l   〈=-- i_ ヽ.    `ー、´i- ´`丶
ヽ       `ヽ`kζ-!L i__`___/    〉(  ` ̄_`_`iー――−´一´ ̄
 \        `゙  `>-´  ` ̄`´丶 `(  ̄ _ __`ヽ
   ` ー―----−´               ̄   `´
何回もすみません。これでずれ直ってるといいんだけど‥(汗)
駄目だったら後日直す努力をします。

81名無しさん@まどっち:2012/06/03(日) 18:52:07 ID:/zWpiiz20
>>80
乙乙
可愛いじゃん
まとめWikiに乗っけていいかい?

あと、SSの感想だったら本スレのアンカー指定してこっちに書いてもいいんじゃないかな
書き手が見てるかもしれんし(というか俺は見てるw)、そうでなくてもレス転載してくれるかも

82名無しさん@まどっち:2012/06/05(火) 00:10:54 ID:gQThdZFY0
>>81
ありがとうございます。

下のは独り言
小説版実は今回が読むの初めてだったんだけど
まどかがこんなにさやか想いだったことを再認識できてよかったよ。
くすぐりの刑とかちょっとさやかちゃんをネタにしたり(あのまどっちが)とか仲良しさんだし、
特に出会いの話とロッキーの話、さやかちゃん大好きの連発シーンはいいね。
友達の定義も迷っていたけど、さやかちゃんを通して答えを出してるし。
まどさや要素もよかったけど他の子の活躍もよかった。
ここはどうかなとかもう少し説明の欲しいなと思ったシーンもあったけど、まどっちが好きな人が書いたようだし、
ちゃんとまどっち視点で書けていて、とにかく作者にはGJっていいたいよ。
さやかちゃん視点が気になる‥。
SSはほんと仲のいいのがみれていつも楽しみにしています。
今まで乙できなかった分、まとめて乙です。

83名無しさん@まどっち:2012/06/05(火) 01:16:29 ID:N.BbM3wU0
>>82
ああ、本編の小説版のことだったのね
これは失礼w

小説版はよかったよね
出会いとか、ロッキーとか、ケンカしたら謝るのはいつもさやかちゃんとか……
たしかにさやかちゃん視点もほしいところ

84名無しさん@まどっち:2012/06/07(木) 23:44:35 ID:bLFX5XS.0
日食

6月6日。見滝原を流れる姫名川の河川敷。
理科の授業がちょうどこの日にあり、あたしたちのクラスは先生に連れられてここに来ていた。
あたしとまどかは他のクラスメイトとは離れて、人目のつかない大きな木の根元に座った。
ここは涼しい風が吹いていて、ちょうど葉の隙間から太陽がのぞいていた。絶好の場所だ。
「わぁ!あれが金星なんだね。」
遮光板を顔に当ててまどかがうれしそうに言う。
「うーむ、あたしには見えないや‥」
あたしは遮光板をかざしたり外したりしながら太陽を見ていた。
その様子を見て、まどかが口を尖らせる。
「駄目だよ、さやかちゃん。お日様を直接見たら。それに、そんなに動きながら見てたらわからないよ。」
「なるほどなるほど‥お!本当だ。あたしにも見えた!」
遮光版を通して映る太陽の中に、小さな黒い点がぼんやりと見えた。
金環日食ほどの感動はないけど、金星による日食という珍しい現象をしっかり見ておこうと思った。

「はい、まどか。プレゼント。」
「え?‥この前のお返し?いいのに‥。」
この前の金環日食をみんなで見に行った際、なぜかまどかからプレゼントをもらっていた。
それはまどかが手芸部で作ったかわいらしいぬいぐるみだったのだけど、今はあたしのかばんを飾っている。
「わぁ、ありがとう。さやかちゃんがわざわざ作ってくれたの?」
「まあね。まどかのと比べたらずっと下手だけどね。」
「ううん、とってもかわいいネコちゃんだね。わたし、宝物にする!」
犬なんだけどね。まぁ喜んでくれてるから、いいけどさ。
少し恥ずかしくなって座ったまま大げさに伸びをすると、まぶたの奥がちかちかするのを感じた。
「ううっ‥目が痛い。」
「さやかちゃん、どうしたの?大丈夫!?」
「平気。太陽を見すぎたみたい。海水浴に行った時とかなることあるし、しばらく目をつぶって休んでたらなおるよ。」
まどかは立たずにあたしのほうに寄ってきて、あたしに体をそっとくっつける。
肩を貸すから休んでねって意味らしい。
「それじゃあ、ご好意に甘えて。」
そう言うと同時に、まどかにゆっくりともたれかかる。
まどかの肩に頭をのっけると、まどかの髪から甘い香りが広がった。
まどかの奴、さやかちゃんに相談もしないでリンスを変えたな。
あたしはふっと目を閉じる。
それにしても、まどかってお日様みたい。―ふわっとした優しい空気に包まれて、あたしは不意にそう感じた。
思えばいつもあたしについてきて、あたしが落ち込んだりしているときはそっと寄り添ってくれるし、悲しいときがあったときは
まるで自分のことのようにいっしょに泣いてくれるまどか。そして、今みたいにあたしを幸せな気分にしてくれるのだ。
あたしにとって、まどかはとても大切な存在だ。
まどかの横でずっとこうして休んでいたいと思う。

8584:2012/06/07(木) 23:46:45 ID:bLFX5XS.0
長く黙っていたものだから、まどかはあたしが寝たと思ったようだった。
「さやかちゃんはわたしのお日様だね。‥大好き。」
〜〜!!
ぽそりとまどかの口からこぼれ出た言葉に、あたしは声を失った。
いきなりすぎるよ、まどか。口に出して言う!?
そりゃあたしなんかに言ってくれてうれしいんだけど、目茶苦茶恥ずかしいって‥!
普段ならがばっと起きてまどかをくすぐりながらからかうのかもしれないけど、今日のあたしは妙に顔がほてっているのを感じ、
それをまどかに気づかれたくないと思った。
なので、まどかの肩に顔面を押し当てて顔を隠す。
まどかは一瞬びくっと反応したけど、あたしがずっとそうしていると、やがてあたしの頭に手を置いて、とてもゆっくりとあたしの
頭をなでてきた。
それはあまりにも気持ちがよくて、あたしは自分がどこまでも幸せな夢の中にいるのではと思った。
ずっとそうして欲しい、まどかを感じていたいと思い、あたしは寝たふりを続けた。
「次もいっしょに見に行こうね。」
ちょっと、次って確か100年後。
生きてたらあたしら、すごいよぼよぼのおばあさんだし、そもそも生きてるわけないって。
頭の中で突っ込みを入れると、あたしは少し現実の世界に帰された気がした。
それでも、顔中しわだらけになった二人が今日と同じように体を寄せてここにいる姿が妙にはっきりと浮かんできた。
そして、今日みたいに遮光板を掲げて太陽を見て―。
それはやっぱり幸せな光景なのだろう。
いけない。まどかとべったりしていることで、今日のあたしはまどかの妄想癖がうつったのかもしれない。
そんなことを考えていると、ことんとあたしの上に頭が落ちてきた。
あ。まどか寝ちゃった。
あたしは目を開けてその幸せそうな寝顔に、今さらながら優しく語りかける。
「あたしも同じだよ。次も絶対いっしょに見に行こう、まどか。」

8684:2012/06/07(木) 23:51:19 ID:bLFX5XS.0
その後あたしも眠ってしまったようだった。
携帯で写真を撮る音に目が覚めると、仁美が楽しそうな顔であたしたちの前に立っていた。
「そういえば仁美。あんたずっと姿なかったけどどこにいたの?」
「そんなことよりちょうど集合時間ですわ。(もうちょっと見ておきたかったのですが‥。)急いで戻りましょう。」
なんか今ごまかさなかった?
「ふに。あ、仁美ちゃん、おはよう‥」
まぬけ顔で目を覚ましたまどかを見て、後で独り言をからかってやろうかなと思ったけれど、もしかするとあれはあたしの
夢の中だったのかもしれないし、なんだかあたしも恥ずかしいことを考えていた気がして、やっぱりからかうのはやめようと思う。
あたしたち3人はもう一度遮光板を通して太陽を眺めてから、集合場所へと走った。

以上です。
昨日の金星による日食、見てみたけどよくわからんかった。
目がいい人は普通の遮光板で見えるとか聞いた

87名無しさん@まどっち:2012/06/08(金) 07:10:17 ID:Z/sY4jVM0
>>84
GJです
朝から幸せになった

8884:2012/06/08(金) 19:59:17 ID:fwJuXt5.0
本スレに転載していただいた方(時間帯から見て>>87?)、
どうもありがとうございました。

89名無しさん@まどっち:2012/06/08(金) 21:40:24 ID:Z/sY4jVM0
ノシ
改めて乙でした

90名無しさん@まどっち:2012/06/10(日) 17:59:53 ID:lwpHTp5Q0
「つまりあんたもまどかなんだ?」
「そうだよー」
「で、えーとなに? さっきのやつみたいな魔女を倒して宇宙の寿命を伸ばす魔法少女ってのがいて、そっちの転校生もマミさんもそれだと」
「うん」
「それでまどかも契約して、因果がいっぱいあったから魔法少女の神様になれて、力尽きた魔法少女を導きすべての魔女を倒す存在になったと」
「そうそう!」
「それで、へ、平行世界だっけ? あんたはその一つからこの世界にやってきて……」
「そんなことよりも……」
 もう一人のわたしとさやかちゃんが話しているのをさえぎって口を開くと、二人がわたしの方を向きました。
「なに? まどか」
「なに? じゃないよ! なんであなたがさやかちゃんのお膝に座ってるの!? そこはわたしの特等席なのにぃ!」
 そうなのです。わたしたちは立ち入り禁止になっていたビルの区画を出て、デパートの一角にあるベンチに並んで座っているのですが、
さやかちゃんが腰を下ろすと、もう一人のわたしはさも当然のことであるかのようにさやかちゃんのお膝の上に乗ったのです。そして、
さやかちゃんも最初こそちょっと戸惑っていましたが、すぐにわたしにするときと同じようにもう一人のわたしの腰を抱きかかえて
落ち着いてしまったのです。
「そうだよ。さやかちゃんのお膝はまどかの特等席! だからわたしはここに座ってるの!」
「そうじゃなくて、そこはわたしの……っ!」
 得意気に言うもう一人のわたしに言い返そうにも、二人とも鹿目まどかなのだからどうにもならなくて、わたしはもどかしい思いをしていました。
そんなわたしを見て、もう一人のわたしはまたちょっぴり意地悪そうに笑いました。それがまた腹立たしくて、わたしはさやかちゃんに
八つ当たりしてしまいます。
「さ、さやかちゃんもさやかちゃんだよ! そんな、お膝に乗せてくれるなんて、わたし以外にはしてくれたことないくせに!」
「や、でもさ、この程よい重さとか抱き心地とか、まどかを乗っけてる時と全然変わらなくてさ。こっちのまどかの話はまだうまく飲み込めてないんだけど、
この子は間違いなくまどかだよ。それは確信を持って言える」
「えへへっ! さっすがさやかちゃん!」
 もう一人のわたしの頭を撫でながら言うさやかちゃんの言葉に、もう一人のわたしが嬉しそうに笑います。さやかちゃんが言うのなら、
この子がまどかなのは確かなことなのでしょう。けれど、そんなことよりもわたしは、さやかちゃんがわたしにしかしてくれないはずのことを
もう一人のわたしにしているのを見て、なんだかさやかちゃんを取られてしまったような気持ちになっていました。

91名無しさん@まどっち:2012/06/10(日) 18:00:29 ID:lwpHTp5Q0
 わたしに構わず目の前でいちゃいちゃしている二人をにらんでいると、横から別の声がしました。
「あの、ちょっといいかしら?」
 それは、先ほどの化け物たちが消えた後に現れた二人の魔法少女。一人は今日わたしたちの見滝原中に転校してきたばかりの暁美ほむらちゃん。
もう一人は同じく見滝原中の三年生の巴マミさんでした。
 化け物を一掃した後、さやかちゃんにひっついていたもう一人のわたしは、二人が現れると同時にすっ飛んで行き、二人を抱きしめて
「よかった、また会えたね!」と喜んでいました。マミさんの方はもう一人のわたしに見覚えはない様子でしたが、ほむらちゃんは
目の前で何が起こっているのかわからないような呆然とした顔をしていました。その後みんなで場所を移動したとき、その二人を引っ張ってきたのももう一人のわたしです。
 ほむらちゃんはベンチに座り込んだままずっと「どうして? こんなこと、今まで一度も……」などとぶつぶつ言っていて、いま口を開いたのはマミさんの方でした。
「あなたが魔法少女の神様だということは魔力でなんとなくわかるわ。それで、元の平行世界で私と知り合いだったのよね?」
「そうですよ。知り合いっていうか、マミさんはわたしやほむらちゃんの魔法少女の先輩だったんです! そうだよね? ほむらちゃん」
 急に声をかけられたほむらちゃんは、びくっと体を震わせてわたしたちの方を向きました。
「え、ええ……。私の能力で今まで何度も時間を巻き戻していて……過去の平行世界で魔法少女になりたての頃は、巴さんに魔法の使い方を教えてもらいました」
「そうなの……普通ならなんだかにわかには信じがたい話なのだけど、なんだか不思議と違和感はないのよね……」
 マミさんはしきりにうんうんと頷いています。ほむらちゃんはそんなマミさんをぼんやりと見ていましたが、急にはっと気づいたようにもう一人のわたしに尋ねました。
「それより、まどかが概念になったというのは、どういうことなの? まどかは契約してワルプルギスの夜を倒してしまったら最後……」
「ううん。それは大丈夫。わたしは『すべての魔女を生まれる前に消し去りたい』という願いで魔法少女になったから。つまり、わたしも、なの。どういうことか、わかるよね?」
「ええ。わかるわ……そうなのね……。結局あなたのいた世界では、私はまどかを救えなかったのね……」
「そんなことないよ。わたしはこれでよかったんだって思ってる。こうして、またほむらちゃんにも会えたんだしね?」
「まどか……」
 もう一人のわたしとほむらちゃんが話し込んでいる間、わたしはすっかり蚊帳の外でした。何の話をしているのかわかるようでわからないし、
二人ともそのことをわたしたちに説明してくれるつもりもないようです。
 所在がないのでわたしはふとさやかちゃんの方に顔を向けました。そのさやかちゃんは、なんだか難しい顔をして考え事をしているようです。
普段滅多にしないような真剣な表情のさやかちゃんを見ているとなんだか胸のあたりがきゅうっとなってドキドキしてきますが、
同時に腹も立ってきました。なぜなら、さやかちゃんはそんな考え事の最中にも無意識の行動なのかもう一人のわたしの頭を撫でる手を止めていなかったからです。
 わたしが抗議の声を上げようと思った瞬間、それより先にさやかちゃんが口を開きました。
「ねえ、その魔法少女ってさ、魔女と戦う代わりに何でもひとつ望みを叶えてもらえるんだよね? だったらさ」
「だめ」
 さやかちゃんが話している途中でもう一人のわたしが鋭く言い放ちました。
「えっ、だめって、なにが? あたしはその、誰かのケガを治してっていう願いでも叶えてもらえるのかなって……」
「だから、それはだめ! さやかちゃんは絶対に契約しちゃだめなの!」
 もう一人のわたしが、さやかちゃんの膝から降りてさやかちゃんの目の前に仁王立ちになりました。さっきまで上機嫌だったその表情は、
真剣そのもので他人が異議を唱えることを許さないかのような迫力に満ちていました。気圧されながらもさやかちゃんが反駁します。
「な、なんでよ? 何か資格とか、そういうのがいるわけ?」
「そうじゃないよ。そうじゃ……」
「じゃあ、なんでよ?」
「それは……」

92名無しさん@まどっち:2012/06/10(日) 18:03:42 ID:lwpHTp5Q0
 もう一人のわたしは、両手をきつく握りしめ唇を噛んで立ち尽くしていました。マミさんもほむらちゃんも口出しをしかねているような表情をしています。
特にほむらちゃんは苦々しい記憶を噛みしめるような顔をしていました。そしてなおもさやかちゃんはもう一人のわたしに問い続けます。
「ねえ、どうしてよ。あたしさ、自分の事じゃなくて、その、知り合いのことでちょっと考えてることあって、そいつのために願い事を使えたらって……」
 さやかちゃんが言うのは、もちろん上条君の事でしょう。天才バイオリニストとして将来を嘱望されながら、事故で永遠にその腕前を失ってしまった
さやかちゃんの幼馴染の男の子。本人は隠しているつもりですが、さやかちゃんは上条君のことが好きなのです。そのことを思うと、
わたしはとても息苦しいような、切ないようなそんな気持ちになります。
 わたしが胸の痛みをこらえていると、さらに何か言おうとしたさやかちゃんを制して、もう一人のわたしが重々しく口を開きました。
「……あのね、さやかちゃんが魔法少女になっちゃいけないのはね」
「うん」
「わたしがね」
「うん」
「さやかちゃんのお嫁さんになるためだよ!」
「……は?」
「だから、わたしは神様の力でさやかちゃんを連れてって、さやかちゃんと結婚するの!」
 もう一人のわたしが満面の笑みで言い放った言葉に、わたしの頭は完全にパニック状態になっていました。さやかちゃんを含め、
マミさんもほむらちゃんもみんなあんぐりと口を開けています。そんな状態から、真っ先に復帰したのは珍しくわたしでした。
「ななななに言ってるのっ!? あなたには、元の世界のさやかちゃんがいるんでしょう!?」
「さやかちゃんは何人いてもいいんだもーん! そのためにわたしはこの世界に来たんだよ!」
「なっ、なっ、なっ……」
 今度こそ、わたしは開いた口がふさがりませんでした。あろうことか、もう一人のわたしはいろんな平行世界からさやかちゃんを集めてきて、
さやかちゃんハーレムを作るつもりなのです。なんてうらやましいじゃなかったけしからないことを考えるのでしょう。
 わたしが何も言えないでいると、おずおずとほむらちゃんが口を開きました。
「あの、まどかは魔法少女の神様なのでしょう? 魔法少女以外を連れて行くなんて、できるの?」
「えへへ、それがね! さやかちゃんだけは特別なの!契約してなくてもさやかちゃんだけはわたしの力で連れて行けるんだよ!」
「ええーっ!? なによそれぇ!?」
「じゃあ、行こっか♪」
 もう一人のわたしがさやかちゃんの手を取ります。さやかちゃんはまだ呆然としていて、抵抗らしい抵抗もしませんでした。
それを見てわたしははっと我に返り、さやかちゃんのあいてる方の手をつかみました。
「ちょっとぉ、邪魔しないでよぉ!」
「だめーっ! さやかちゃんを連れて行くなんて、絶対にだめーっ!」
「えっ、えっ、ちょっと、なにこれあたしどうすればいいのぉ!?」
 わたしともう一人のわたしのさやかちゃんのひっぱりっこは、それから小一時間続きました。




キュゥべえの出番が全くなかったところで続きます
言い忘れたけど本スレの前スレ>>3の続きです
規制されてるとなかなか続きを書く気が起きなくて困る

93名無しさん@まどっち:2012/06/10(日) 18:09:12 ID:N2Tl1pMk0
乙ー
うらやまけしからないとか、ところどころ滲み出るまどっちの本音www

94名無しさん@まどっち:2012/06/10(日) 19:16:56 ID:pYAJnA9Y0
乙乙
新スレでいいですよね貼って置きます

95名無しさん@まどっち:2012/06/11(月) 03:12:13 ID:ynKxfVjY0
いつまで経っても規制が全く解けない・・・(泣
とりあえずスレ31の>>1000より
戦いの後クリームシチューとホットドッグを出してみました。

http://dl10.getuploader.com/g/madosaya/109/ms28.jpg

96名無しさん@まどっち:2012/06/11(月) 11:26:43 ID:tLp9F3gs0
>>95
いつも乙です!本スレに貼ってきます
コギさんの規制解除を祈って…

97名無しさん@まどっち:2012/06/11(月) 13:20:22 ID:oeXUf4y60
>>95
相手の好きなもの出してるのがいいよなー
乙です

98名無しさん@まどっち:2012/06/11(月) 15:09:34 ID:b572cBLI0
>>95
いつもかわいい絵を乙です
今規制中の人結構いるみたい

9995:2012/06/11(月) 22:50:00 ID:ynKxfVjY0
転載ありがとうございました。
避難所でも暖かいお言葉嬉しいです。

100名無しさん@まどっち:2012/06/12(火) 08:52:12 ID:63DKb5tk0
「さやかちゃん、おはよ。見て!このチラシ。」
「おはよ、まどか。なになに、まどさや愛の軌跡本‥?」
「まどかとさやかの友情物語だって。」
「すると、あたしの嫁のかわいい姿が拝めるわけだ。」
「かわいいとか恥ずかしいから言わないで。でも、愛の軌跡だって、楽しみー。」
「ちょ。どう考えてもそっちのほうが恥ずかしいって。っていうか書いた人誰よ。」
「えーと、糸ヨ水長三友って人みたい。はじめて聞いた。」
「あたしも。‥ちょっと待ってよ。この本15歳以上の方のみ購入可になってるよ。」
「うそ、それじゃあわたしたち、買えないよー。」
「がーん。(ってこれノンフィクションになってるけど一体誰が‥)」

本スレのリンク先もまだ確認していないので(15禁本はないと思うけど)。
本スレ113の作者評なら楽しみです。


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