なお略語の意味は
MPTA(Main Propulsion Test Article)
STA(structural test article)
OV(Orbiter vehicle)
となっております。(『Space Shuttle The History of National Space Transportation System』Dennis R.Jenkins 2001より引用)
もっとも、このあたりのサイトを見ても、おおよそ想像のつくところだと思います。 http://www.chris-ford.com/shuttlesnasa.htm
■rich/rick
同じ大修館の『ヨーロッパ人名語源事典』を見ますと、概ね「支配者」というような意味で説明されています。
試みに「Frederick(Friedrich)」の項を見てみますと、「Fred-」は北欧神話の「Frey」に由来するとあり、「-rick」は「Richard」の「Rich-」と同源とあります(この点において接頭語的にも使えることが窺えます)。
それでは問題の「Richard」ですが、同書によりますと、中高地ドイツ語の「Ricohard」がその語源であるとされています。「-hard」は英語の「hard」(硬い・強い)と同系の言葉で、文字通り「強い」という意味で用いられます。肝心の「Rico-」は、既に指摘のあったように、英語の「rich」(裕福な)と同系の言葉とされますが、さらに遡ると印欧祖語の「reg-」に至るようです。その意味するところは「to move in a straight line」とされ、ゲルマン語系の「right」(正しい)や、ラテン語系の「rex」(王)、その他「regal」(王の)、「regulation」(規則)、「rule」(支配する)、「rail」(鉄道)等が、この系譜に属する言葉として挙げられています。
これらをみますと、本来は「一本筋の通った」というのが原義のようで、そこから転じて「支配する、支配者」というような意味で用いられたものと思われます。人名の語源としては、やはり「支配者」と訳しておくのがベターでしょう。(「rick」を無理やり日本語に再変換すると「竹尾ワッ太」って感じでしょうか=答え:んなわけない)
ついでに夏コミの時に買ってきた資料本の一覧なんかも作ってみたりして…
■アルゼンチンの戦闘車輌(アルゼンチン国産戦車”Nahuel”の詳細が掲載*西語)
『Blindados Argentinos de Uruguay y Paraguay』Ayer y Hoy Ediciones
■フィンランド空軍史(#21 フィンランド空軍エース列伝決定版*芬語)
『Suomen Ilmavoimien Historia #21 Lentavat Pitarit』
■チェコAVIA社製戦闘機(HT増刊は複葉のB-534系。MBIは単葉のB-35と引き込み脚のB-135の決定版資料)
『HT model special AVIA B-34,B-534 a BK-534』HT model magazin
『AVIA B-35 B-135』MBI
■コードロンC714(実戦運用されたC714装備部隊の詳細、及び現存機の細部写真、カラー塗装図)
『Bartlomiej Belcarz GC 1/145 in France 1940』STRATUS
■ブロックMB-152(ブロックMB-152の決定版資料。天上天下唯我独尊。*仏語)
『Le BLOCH MB-152』Lela Presse
■X-15極超音速実験機(MA-25Sアブレーター塗布中の写真、軌道打ち上げブースター装備計画、デルタ型・スクラムジェット型の詳細)
『Hypersonic The Story of the North American X-15』Specialty Press
■ソ連空軍機関係(ヤコブレフ、ポリカルポフ複葉、ラボーチキンの各戦闘機資料)
『Red Star Volume 5 Yakovlev’s Piston-Engined Fighters』Midland Publishing
『Red Star Volume 6 Polikarpov’s Biplane Fighters』Midland Publishing
『Red Star Volume 10 Lavochkin’s Piston-Engined Fighters』Midland Publishing
■ソ連WIG機(「カスピ海の怪物」含むソ連WIG史の決定版)
『Red Star Volume 8 Russia’s Ekranoplans The Caspian Sea Monster and other WIG Craft』Midland Publishing
■ソ連潜水艦史(第二次大戦ソ連潜水艦史決定版vol.2 各艦個別の戦歴を集成。*露語)
『Подводные Лодки Вмф СССР В Великой Отечественной Войне 1941-1945гг Часть 2. Черноморский Флот』
■女性兵士関係(カナダ国防軍女性兵士史、ドイツ女性補助員、ソ連女性兵士…最近のオスプレイは調子に乗りすぎ)
『A History of Women in the Canadian Military』Art Global
『Men-at-Arms #393 World War II German women’s Auxiliary Services』Osprey
『Elite #90 Heroines of the Soviet Union 1941-45』Osprey
■ネタ(軍服コスプレのエロねーちゃん写真集。既刊『Winsome Warriors』『More Winsome Warriors』の未使用カット、没カット集)
『Soldier Girls』Wag Books
Ps.今回のスケール系買い物ですが、お買い得度でいけはT18装甲トロッコの資料本がダントツで、個人的に鼻血ブーブーものでした。BSの艦艇シリーズの新刊に掲載されていた「艦全面に木の枝をくくりつけて森に偽装した”ヴァイナモイネン”の写真」も涙を誘います(寄った写真と引いた写真がそれぞれ掲載されているのですが、引いて見ると本当に森に見えちゃうあたりが北欧の大自然だなぁと感心!)。模型はkibriの大型クレーン三人衆を補充。欲を言えば(#13007)GOTTWALD set "BREUER"が欲しかったところですが、いかんせん「作るかどうかもわからない組み立てキット」に38,000円はツライところで、(#13009)のクレーン単品+MANトレーラーセットでお茶を濁しました(このセットだと延長ジブが付属しません)。それでも3箱で47,000円強ですので、普通の人からみれば思いっきり金銭感覚マヒしてますね。以下はリスト。
■模型
1:72「TATRA T-97」ATTACK HOBBY KITS
1:72「CZOLG VICKERS E MkA」MIRAGE HOBBY
1:400「O.R.P.”ORZEL”(1939)」MIRAGE HOBBY
1:87「(#11196) GOTTWALD AK850/1100 & MAN」kibri
1:87「(#13000) LIEBHERR LTM1800 w/Tele-Derrick and fly jib」kibri
1:87「(#13009)GOTTWALD telescopic crane "BALDWINS"」kibri
■資料
○フィンランド装甲海防艦”ヴァイナモイネン”(”イルマリネン”の図面も掲載)
『Finskie pancerniki obrony wybrzeza typu VAINAMOINEN』BS
○ソ連の戦闘車輌(ガ社「戦闘車輌大系」に対し、こちらはヴァリエ、サブタイプも網羅)
『ОТЕЧЕСТВЕННЫЕ БРОНИРОВАННЫЕ МАШИНЫИ 1905-1941』ЗДАТЕЛЬСКИЙЦЕНТРЭКСПРИНТ
○ソ連のミサイル車輌「クルーグ(ガネフ)」、「クーブ(ゲインフル)」、「ブーク(ガドフライ)」、S-300の資料本
『ЗЕНИТНЫЕ РАКЕТНЫЕ КОМПЛЕКСЫ ПВО СУХОПУТНЫХ ВОЙСК Часть1』ТЕХНИКА И ВООРУЖЕНИЕ
○タトラT18装甲トロッコの資料本(一冊まるごとT18…)
『OBRNENA DREZINA TATRA T18』CORONA
○軍用機の塗装とマーキング
『REGIA AERONAUTICA CACCIA & ASSALTO 1940-1943 PARTE II』BANCARELLA
『PLANES and PILOTS #3 CURTISS P-40 From 1939 to 1945』HISTORIE & COLLECTIONS
『PLANES and PILOTS #4 JUNKERS Ju87 From 1936 to 1945』HISTORIE & COLLECTIONS
『PLANES and PILOTS #5 P-51 MUSTANG From 1940 to 1980』HISTORIE & COLLECTIONS
○ソ連のスペースシャトル計画を解説(なんでまたレバノンなんぞで出版されたのか???)
『THE SECRET STORY OF THE SOVIET SPACE SHUTTLE』X-Planes Book 1
○重機の資料(特にスペースシャトルの発射台写真が豊富)
『Jahrbuch Banmaschinen 2004』PODSZUN
リンクのご報告を。
MOBILE SUIT IN ACTION:blogのサリエルと申します。
この度、当blogよりリンクさせていただきましたのでご報告にあがりました。
以前からとても、良い資料として参照させていただいており、その考察の深さに感銘しておりました。
私も拙いながら、考察をしておりますが、なかなかに貴サイトほどの充実振りには至りません。
今後とも、よりよい考察をお願いいたします。