千歌｢私、男の子になってる！？｣曜√ - 1515253096

1：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 00:38:16 ID:WI88t2Ak: http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/10627/1490370600/-100

の117レスの曜フラグからの続きです。
2：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 00:43:22 ID:WI88t2Ak: ー曜フラグー

千歌(うーん……出来れば知ってる人がいる方がいいし…)

千歌｢水泳にしようかな｣

曜｢！お、そうかねそうかね。ふふん、ならここは曜ちゃんの力の見せどころかな～｣
3：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 02:40:58 ID:HlxcjQZA: 曜ちゃん√ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
4：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 03:11:12 ID:U9LU9NTA: 付き合ってみない？のとこでもフラグがあったが
5：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 03:26:11 ID:3Q.zznpc: 確か曜ちゃんのフラグは２つあったはず
6：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 03:34:33 ID:nnWOxpU6: マルチフラッガー高海
7：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 07:44:50 ID:HmCOpTmI: ちょっと考えがあるようなこと言ってたから、
どう話を転がしていくのか楽しみです
8：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 09:45:25 ID:WI88t2Ak: ーーー

千歌｢……しかし、本当、クラスマッチで水泳かぁ｣

曜｢そんなに珍しい？｣

競泳水着の曜ちゃん。

千歌｢曜ちゃん、本気で泳ぐの？｣

曜｢そりゃっ、ね。千歌くんはっ、私の泳ぎを見ていればいいのだよ｣ｸﾞｯ､ｸﾞｯ

ーーー
9：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 10:07:16 ID:KPIx3USA: めっちゃ楽しみにしてた
10：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 11:10:17 ID:WI88t2Ak: 曜｢…｣

ﾋﾟｯ!

ーーー

千歌｢おぉ～、さすがに、上手いね｣

曜｢へへ～ん｣

千歌｢よし、じゃあおれも……頑張ってみようかな…！｣

ーーー

曜｢全然ダメじゃん｣

千歌｢全然ダメだった…｣

曜｢これから夏も始まるのに、泳げないなんて勿体ないよ～｣
11：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 11:47:01 ID:WI88t2Ak: 千歌｢うう～ん…｣

曜｢千歌くん、部活入ってないんだったら、せっかくだし水泳部に入部すれば～？｣

曜｢今なら曜ちゃんの指導付きだよっ｣

千歌｢ん～……なら｣

千歌｢そうしよう、かな…｣

ーーー

曜｢まさか本当に入部するとはおもってなかったよ｣

千歌｢誘ったのは曜ちゃんじゃん｣

曜｢ま、まあね｣
12：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 13:24:22 ID:HlxcjQZA: 曜ちゃんに手取り足取り指導してもらえるのか……(ﾟＡﾟ;)ｺﾞｸﾘ
13：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 13:26:18 ID:nnWOxpU6: そんなん絶対意識しちゃいますやん
14：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 15:08:17 ID:1V.jsLr2: 曜ちゃんは自分の練習があるからね
別の子が手取り足取りしっかり教えてあげないとね
15：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 16:54:43 ID:WI88t2Ak: 千歌｢でもっ、今から始めても、大丈夫なのかな｣

曜｢大丈夫大丈夫、入った歳に関係なく、新入部員には、私がつくようになってるから｣

千歌｢あ、そうなの？｣

曜｢任せたまへよ｣
16：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 18:55:04 ID:WI88t2Ak: ーーー

『……ん？新入部員？ …渡辺が、か……まあいいぞ。確か幼馴染なんだっけ？そろそろ教える側に回ってもいい頃だろうしな』

曜｢すみません、わがまま言って……ありがとうございます～…｣

ーーー

曜｢……さて、そういう訳で｣

曜｢さっそく始めようか、千歌くん｣

千歌｢うん、お願いしま～す｣
17：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 19:15:15 ID:NhuoC5yk: 策士渡辺
18：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 19:25:41 ID:U9LU9NTA: やるやんけ
19：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 20:01:50 ID:PPVmRzAE: デキる女、渡辺
20：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 20:09:42 ID:WI88t2Ak: ーーー

曜｢普通に泳ぐぶんには問題ないね｣

曜｢でもやっぱり、普通に泳ぐぶんには、って話だけど｣

千歌｢う～ん…｣

曜｢まだまだ力任せに泳いでるからさ、力抜いてみなよ｣ﾊﾟｼｯ

千歌｢うん｣

ｻﾞﾜｻﾞﾜ……

千歌｢……？｣

ーーー

曜｢ふう…千歌くん、今日はそろそろ終わりだよ｣

千歌｢ふい～…｣

曜｢最初にしては、良かったよ。明日も頑張ろうね｣

千歌｢よろしくね｣

ーーー

曜｢ふう……｣ｼｬｰ

曜｢まさか本当に、千歌くんが水泳部に入るとは…｣

曜｢……｣

曜(……)

曜｢……千歌くん｣

ダメだ、鈍る。

曜｢……わたしと、千歌くんは……友達だってば……｣

なんで、誘っちゃったんだろう。
21：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 20:24:49 ID:WI88t2Ak: ーーー
一方その頃。

美渡｢は？あんた、中学生のとき、曜ちゃんと付き合ってたじゃない｣

千歌｢｣ﾌﾞｯ

美渡｢きたなっ！｣

千歌｢えほっ、えほ……ほ、本当？｣

美渡｢なんで忘れてるのよ……その後、あんた達が『なんか違う』って言って、別れたって聞いたわよ｣

ーーー

千歌｢はえー……｣

千歌(…曜ちゃんと、かあ)

千歌(まあでも、お互いが納得して友達に戻ったのなら、気にしない方がいいのか…)

ーーー

曜｢……｣

曜｢…ふう｣

曜｢……よし、大丈夫、大丈夫｣

曜(また明日、元気に会える)
22：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 20:50:04 ID:HlxcjQZA: いいねいいね～
23：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 21:46:21 ID:WI88t2Ak: ーーー

曜｢やっほ、おはよう～｣

千歌｢おはよう、曜ちゃん｣

曜｢……ん？千歌くん、なにそれ？｣

千歌｢あぁ、これ……｣

梨子｢千歌くんの机の中に、ラブレターが入ってたの｣

千歌｢ちょっ、梨子ちゃん…！｣

曜｢へぇ｣

曜｢…どうするの？｣

千歌｢んー……断るよ｣

曜｢ふ～ん｣

千歌｢放課後に屋上…なんだか漫画みたいだなぁ｣
24：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 22:01:27 ID:nnWOxpU6: ウホッ
25：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 22:03:52 ID:U9LU9NTA: cくんか？
26：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 22:04:55 ID:WI88t2Ak: 曜｢……｣

ーーー

曜｢……あ、千歌くん。来たきた｣

千歌｢ごめん、ちょっと遅れちゃった…｣

曜｢ううん。いいよいいよ…終わった？｣

千歌｢……ん。なんとかね｣

千歌｢相手の子には悪いけど…ね｣

曜｢…｣

曜｢……よし！じゃ、さっそく練習といきますか！｣
27：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 22:36:31 ID:WI88t2Ak: ーーー

曜｢よーし、じゃあ、千歌くん。もう一回泳ぎきってみようか｣

千歌｢ん……｣

ーーー

曜｢おぉ～……飲み込み早いね、千歌くん｣

千歌｢はあ、はあ……へへ、そう？｣

『……』

千歌｢ははは…｣

ーーー

『あんた、渡辺先輩のなんなんですか』

練習が終わり、着替えていると、いきなりそう言われた。

千歌｢え？ええと…｣

先輩、と言ったから、この子は一年生なんだろうけど…何、とは……？

『いきなり入部してきて、渡辺先輩に手取り足取り……』

千歌｢……曜ちゃんとは｣

『曜ちゃん!?』

千歌｢あっ、お、幼馴染なんだ。それで昔から友達で…｣
28：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 22:43:45 ID:WI88t2Ak: 千歌｢そ、それに、今教えてもらってるのも、あれでしょ？新入部員には、曜ちゃんが教えることになってる、って……｣

『そんなの聞いたことないですよ』

千歌(あれ？)

『……とにかく…幼馴染……幼馴染か……。ふん…』

『……渡辺先輩は、…！』

ーーー

千歌(たぶんあの子、曜ちゃんの事が好きなんだろうなぁ)

千歌(そりゃ、そう思ってるところに、私みたいなのが来たら何か言いたくもなるよね)

曜｢…ち～か、くん。なにボッー、っとしてるの？｣

千歌｢曜ちゃん……ううん。なんでも｣
29：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 22:52:24 ID:WI88t2Ak: 千歌｢…｣

あの子が言った、『そんな事聞いたことないですよ』って…気になるけど、まあ、今はいいか。

千歌(嫌なら教えないだろうし…)

曜｢そういえば……千歌くん、どうして水泳部に入ろうと、ええと……まあ、誘ったのは私だけど｣

曜｢決め手は？｣

千歌｢……うーん｣
30：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 22:55:59 ID:U9LU9NTA: こいつは男か？
31：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 23:02:45 ID:WI88t2Ak: 千歌｢……まあ、やっぱり｣

千歌｢曜ちゃんがいるからかなぁ｣

曜｢ぬぇっ……！？｣

千歌｢ん？｣

曜｢う、ううん！なんでも！｣

曜｢そ、そっかー。そうだよね～、この曜ちゃんは、頼りがいがあるもんね…！｣

千歌｢うん、本当、頼りにしてるよ｣

ーーー
曜家

曜｢ただいま…｣

曜(手洗い…)

曜｢……！｣

曜(……うわぁ)

鏡に映った私の顔は、真っ赤だった。
32：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 23:07:56 ID:WI88t2Ak: 曜(……)

曜｢……それでも、私達は…｣

『友達だよ』

曜｢……そうだよね、千歌くん｣

ーーー

曜｢……んー？｣

自分の下駄箱の中に、手紙が入っていた。

曜｢……何これ｣

曜｢……！｣

これ…ラブレター……？
誰から……！

曜(この子は…)

ーーー

曜｢千歌くん、今日は私がちょっと部活行くの遅れるから、先に行ってて｣

千歌｢わかったー｣
33：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 23:15:37 ID:WI88t2Ak: ーーー

曜｢……お待たせ｣

差出人は、部活の後輩の男の子だった。

『渡辺先輩……手紙、読んでくれましたか？』

曜｢うん、まあ、ね｣

曜｢それで……返事、なんだけど｣

『はい……』

曜｢うーん…ごめん。やっぱり、私…君とは付き合えない｣

『……っ！』

『……どうして』

曜｢どうしてって……まだ出会ってから、長くもないし、お互いのことは深くまで知らないし…｣

『……やっぱり、あの…最近入部してきた、先輩ですか』

曜｢へ？｣
34：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 23:15:38 ID:FqEBsrEw: 何これどうなんの
片想いなの？
35：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 23:20:25 ID:kXKneDtg: いずれわかるさ..いずれな..
36：名無しさん@転載は禁止：2018/01/07(日) 23:24:38 ID:WI88t2Ak: 今回はここまで。
正月休みが今日で終わりなので、また明日から少し量は減りますが、よろしくお願いします。

夜再開。
37：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 00:05:01 ID:HwaqBylM: 次回以降も期待
38：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 02:45:16 ID:IgiwheNc: 曜ちゃん可愛いですわゾ＾～
39：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 08:37:28 ID:p3trZM7g: 待ち望んだ曜ルートだから楽しみ
40：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 10:02:21 ID:pyiTUdRo: よーちゃん可愛すぎんか
41：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 22:08:17 ID:b1Nnf9Ec: 『あの人が、渡辺先輩の…』

曜｢ち、違うよ！違う！｣

曜｢千歌くんは…幼馴染……だよ｣

曜｢友達、友達なんだよ…｣

『……』

『友達だって言うなら……なんで…』

『なんでそんなに、顔赤くする必要が……！』

曜｢友達なんだよ！｣

ー｢やっぱり、俺たち友達の方が気楽｣ー

曜｢…私達は…｣

ー｢曜ちゃんもそう思うでしょ？｣ー

曜｢……友達…｣

ー｢……うん｣ー

曜｢…それだけだよ｣

ーーー

千歌｢……結局、曜ちゃん来なかったなぁ｣

千歌｢どうしたんだろう｣
42：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 22:26:50 ID:9gKEPWao: 从c#^ヮ^§ 千歌君ちょっと表出ろ
43：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 22:45:16 ID:b1Nnf9Ec: ーーー

曜｢……｣

曜｢はぁ～、つい部活そのままブッチしちゃった…｣

曜｢千歌くん放置して帰っちゃった…｣

ﾋﾟﾛﾘﾝｯ

曜｢ん……LINE…｣

千歌『今日は結局来なかったけど…何か用事があったの思い出したとか？』

曜｢……｣

曜｢……お、な、か、いたく、なっちゃった、から…帰ったの……と｣

千歌『えー！大丈夫？今は平気？』

曜｢……｣ｸｽｯ

曜(平気だよ、千歌くん…)

痛いのはお腹じゃなくて…。

曜｢……馬鹿曜｣

忘れよう。

ーーー

曜｢おっ、はよう！！千歌くん！｣

千歌｢わっ、びっくりしたっ｣
44：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 22:50:15 ID:b1Nnf9Ec: 曜｢いや～昨日はゴメンネ。このとおり、もうなんともないからさ｣

千歌｢そっか！ …なら良かったぁ｣

千歌｢曜ちゃんいないとつまんないもんね｣

曜｢お、嬉しいこと言ってくれるね～｣

梨子｢ふふ、2人はほんとうに仲いいんだね｣

曜｢そりゃそうだよ、だってもう何年の付き合いだっ、てね｣
45：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 23:12:37 ID:b1Nnf9Ec: 千歌｢うん、曜ちゃんは大事な幼馴染だよ｣

曜｢あはは、このこの～｣ｽﾞｷｯ

梨子｢いいね、その関係。ちょっと憧れちゃうな｣

千歌｢曜ちゃんとの絆は固いのだよ｣

曜｢まさに男と女の垣根を越えた、ね｣ｽﾞｷｯ

ーーー
女子トイレ。

曜｢……｣

おかしい。

曜｢自制しろ私…｣

最近おかしいぞ。

ここしばらく、なんとも思わず接する事が出来たのに。

曜｢……水泳部に、誘っちゃったから｣

そもそも。
どうして、私は…あの時。

曜(自分から進んで、また傷ついて……バカみたい)
46：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 23:18:22 ID:b1Nnf9Ec: 曜｢……｣

思い出してしまう。
あの日のことを。

ーーー
中学時代。

曜『ち、千歌くん…私……千歌くんの事が…好きなの！』

小さい頃からの想いを告げて、私は精一杯だった。好きと、言うだけで。

チカ『え、え？』

曜『つ、付き合ってほしいの！』

チカくんは戸惑っていたけど、少しすると。

チカ『うん、いいよ』

そう言ってくれた。

ーーー

私は幸せだった。
やった、やったやった。
チカくんと恋人同士になったんだ！って。

果南ちゃんにはまだ伝えていない。
伝えたら、悲しむかな。でもチカくんは、チカくんは私を……！

と、思っていたのに。

チカ『やっぱり、俺たち友達の方が気楽』

曜『……え』
47：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 23:22:01 ID:b1Nnf9Ec: チカ『曜ちゃんも、そう思うでしょ？』

嫌だ、嫌だ、やだやだやだ。
やだやだやだやだ！

やだよ！だって、そんな、やっと……！
やっと、叶ったと……思ったのに…！

でも……！

曜『……うん……そう、だね』

チカくんに嫌われるのは、もっと嫌だ。

ーーー

曜｢……はあ｣

曜(千歌くんは……もう忘れちゃったのかな、あのことも)
48：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 23:24:38 ID:b1Nnf9Ec: 曜｢……なにか｣

『きっかけ』があれば……いいのに。

ーーー

曜｢ええ？またあ？｣

千歌｢う、うん…｣

どうやらまたラブレターが千歌くん宛に送られたらしい。

曜｢最近モテモテだね｣

千歌｢いやぁ、なんでかな……｣
49：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 23:28:09 ID:b1Nnf9Ec: 曜｢……千歌くんは、だれとも付き合う気は無いの？｣

千歌(うーん…そう言われてもねぇ…)

千歌｢……うん。今のところ、ないよ｣

曜｢ふーん…｣

千歌｢これも、また屋上か…｣

曜｢いや～、ベタですな～｣

曜｢みんな屋上の夕焼けパワーをもらいたいのかな？｣

梨子｢……｣

ーーー

梨子｢最近、曜ちゃん、なんか変じゃない？｣

曜｢え、え？？｣
50：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 23:31:05 ID:9PRFclbY: あーやばい最高
51：名無しさん@転載は禁止：2018/01/08(月) 23:50:35 ID:1CoGTP9c: 過去の千歌くん朴念仁すぎるなw
52：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 01:07:34 ID:JZ8xLj5Q: 千歌君へのヘイトがうなぎ登りですぞ！
53：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 01:18:01 ID:k02LCxak: >>52
どうしたモブD落ち着けよ
54：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 01:27:48 ID:4R.qLCxw: ケツだせオラァ！
55：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 02:30:19 ID:yo14oVwI: 曜ちゃん……
56：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 02:54:17 ID:LDzioO/Y: これまでのルートを思うと胸が痛いな
57：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 05:13:21 ID:XlwaPGiw: 心が締め付けられる感じがたまらん
58：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 22:23:13 ID:9CMy7aD6: 曜｢へ、変って……なにが？｣

梨子｢上手く言えないけど……なんていうか｣

梨子｢変に明るくしようとしてるように思えて…｣

曜｢……｣

梨子｢曜ちゃん？｣

曜｢そ……そんなことないよ。うん｣

曜｢私はいつもと変わらないよ｣
59：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 22:31:20 ID:9CMy7aD6: 梨子｢……曜ちゃんさ｣

梨子｢千歌くんとでも喧嘩した？｣

曜｢……え、いいや、してないけど｣

梨子｢ふん……なんだろう｣

梨子｢千歌くんにたいして……変な感じがするんだよね……｣
60：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 22:41:28 ID:9CMy7aD6: ーーー

曜｢ふう…｣

曜｢……｣

曜｢今日も…いや、今日は……｣

曜｢行くか…｣

ーーー

曜｢……｣ﾃｸﾃｸ

曜｢ん…｣

曜(あれ、千歌くん…)

果南｢たまにはさ、一緒に帰るべし、ふふん｣

千歌｢わかった、わかったよ…！｣ｸﾞｲｸﾞｲｯ

曜(果南ちゃんか…)
61：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 22:45:09 ID:9CMy7aD6: 曜(果南ちゃん……なら、お似合いだよね)

曜(スタイルはいいし、綺麗だし、明るいし…)

曜(何より…)

まだ、友達以上になれるもんね。

曜｢……｣ﾎﾟﾛｯ

曜｢……あれ｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

曜｢……｣ｸﾞｼｬｯ

曜(なんで……)
62：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 22:56:22 ID:9CMy7aD6: あぁ、やっぱり、私、馬鹿曜だ。

曜(なんでこんなに好きなんだよ、ちくしょう……！)ﾎﾞﾛﾎﾞﾛｯ

諦めたくない。
千歌くんの事、諦めたくなんかない。
あげない。
果南ちゃんには、あげない。
誰にだってあげない。

これは私のわがままだけど、知るもんか。

曜(千歌くんは……誰にも渡さない…！)

もういいんだ。
もう、吹っ切れた。

大好きは、もう隠さない。
63：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 23:02:00 ID:9CMy7aD6: ーーー

果南｢……え？｣

曜｢私、千歌くんのこと、諦めてなんか、ないから｣

果南｢……｣

果南｢…そっか｣

曜｢…ごめんね。…最近までは、果南ちゃんに、果南ちゃんと、千歌くんが一緒になればいいかな、って思ってた｣

曜｢でも、やっぱり私は、千歌くんが好き｣

曜｢ちっちゃい頃から、ね｣

果南｢……わかった｣

ーーー
64：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 23:18:41 ID:9CMy7aD6: 私は、本当に、不器用だから。
気を引くとか、そういう事は出来ない。

本当に、言葉をぶつけることしか出来ない。

だから……。

曜｢あ、そうそう。千歌くん、少し用があるから、家に寄っていいかな？｣

千歌｢うん、別にいいけど……用って？｣

ーーー

曜｢いやぁ～、これこの前読んでから続き気になってて｣

千歌｢用ってマンガなのね…｣

曜｢ふ～む…｣ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

千歌(ま、いっか)

ーーー

曜｢……｣ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

千歌｢…｣ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

曜｢…千歌くんってさぁ｣

千歌｢うん？｣

曜｢好きな人とかいないの？｣
65：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 23:21:20 ID:9CMy7aD6: 千歌｢え……どうしたの、急に｣

曜｢いや、ただ気になって｣

千歌｢ん…その好きな人っていうのは…｣

曜｢もちろんloveで｣

千歌｢うーん…｣

千歌｢いない、けど…｣

曜｢え～本当に～？｣

曜｢あれだけ可愛い娘たちも、綺麗な先輩もいるのに？｣

千歌｢まあ……そうだね｣
66：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 23:23:24 ID:9CMy7aD6: 曜｢ふぅ～ん……千歌くん、こっちじゃないよね？｣

千歌｢ちっ……違うよ！｣

千歌(い、いやこの場合、私の場合どうなんだろう？)

曜｢ふーん｣

曜｢じゃあさ｣

千歌｢なに？｣

曜｢私と付き合って…みる？｣

千歌｢……え？｣

ー曜フラグー → ー曜＆果南フラグー

千歌｢ま、またまた～、曜ちゃんってば、冗談…｣

曜｢冗談じゃないよ｣
67：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 23:27:38 ID:BPHXVIvI: 頼むぞ…
68：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 23:45:52 ID:vOZp8Vko: 止まるんじゃねえぞ…
69：名無しさん@転載は禁止：2018/01/09(火) 23:48:22 ID:c2W/QtQw: 以前付き合ったことあるのに、「また付き合う？」じゃなくて
「付き合ってみる？」ってお試ししてみる？みたいな感じの発言はどうなんだろうな
70：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 00:53:41 ID:G2/1Hvvs: すごい楽しみ
待ってます
71：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 02:27:02 ID:Ut4f87kg: おぉ…！
これは楽しみ
72：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 06:23:14 ID:ZeLhh6uQ: まさかの分岐有りとは
73：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 06:27:32 ID:AjRjVrR6: 千歌｢え？｣

曜｢冗談じゃ、無い｣

曜｢千歌くん、私は……｣

曜｢変わらずに、好きだよ。ずっと｣

曜｢千歌くんの事が｣

千歌｢……あ……え…｣

曜｢千歌くんからしたら、友達のままなのかもしれない｣
74：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 08:40:23 ID:BIWdHJD2: あああああ乙女だああああああ
75：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 09:48:03 ID:ousfyDog: きたきたきたきたきたきた
76：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 22:32:11 ID:AjRjVrR6: 曜｢でも……私は、私はね？｣

曜｢あの日、千歌くんに、友達のほうが気楽だよね、って言われた時｣

曜｢悲しかった｣

曜｢私は千歌くんのことが、大好きだから｣

曜｢……千歌くん。もう1回言うね｣

曜｢私と……付き合ってください｣

千歌｢……｣
77：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 22:41:10 ID:AjRjVrR6: 千歌｢ちょ……ちょっと、待って…｣

千歌｢……へ、返事は…今、じゃなくて……いいかな｣

千歌｢…ちょっと考えさせて｣

曜｢……｣

ーーー

千歌｢……｣

千歌(……過去の『千歌』は……何を言ったんだろう)

千歌(曜ちゃんに、何かを言ったのは間違いない)

千歌(……好き、か)

千歌｢まずいな……｣

千歌(なんで私、こんなにドキドキしてるんだろう)
78：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 22:49:43 ID:AjRjVrR6: 告白されただけで、ポッと落ちるんじゃ、私チョロすぎだよ……。

千歌｢……｣

千歌｢曜ちゃん……｣

ーーー

曜｢……｣

曜｢あー！もう！千歌くんのいくじなし！｣

曜｢返事は今じゃなくてって……！｣

曜(…)

曜｢……｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｯ

曜｢むがー！｣

ーーー
79：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 22:53:23 ID:AjRjVrR6: 千歌｢……｣

千歌｢……よ、よし。決めた｣

ーーー

曜｢……やっと、決めてくれた？｣

千歌｢……｣

放課後の屋上。
夕焼けパワーを、分けて欲しいのかな？

千歌｢……曜ちゃん、あのね｣

千歌｢…やっぱり、俺は……｣

千歌｢曜ちゃんのことを、友達だと思ってる｣

曜｢……！｣ｷｭｯ

千歌｢……だけど、あの時……曜ちゃんに告白された時｣

千歌｢……胸が苦しくなったんだ｣
80：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 23:01:54 ID:AjRjVrR6: 千歌｢なんでか分からない……でも｣

千歌｢今だって、曜ちゃんの前にいると、胸がドキドキするんだ｣

千歌｢……君の顔が、上手く見られないんだ｣

千歌｢…曜ちゃん、これって…｣

千歌｢……曜ちゃんのことが、好きってことで……いいのかな……｣ｶｧｱｯ

曜｢あ……｣
81：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 23:11:58 ID:AjRjVrR6: ちょっと早いですがここまで。

分かりにくかったら申し訳ないのてすが、ー曜フラグーは、ー曜＆果南フラグーだったんだ、というもので、分岐というより、やりたかったことというのが、これなので、勘違いさせていたらすみません

また明日
82：名無しさん@転載は禁止：2018/01/10(水) 23:40:01 ID:9Juge6E2: ようやくようちかのアレやコレが見られるんですね(歓喜)
83：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 00:02:51 ID:m5l8FFa.: もう一個の方が曜単独√ってこと？
いずれにしろ期待
84：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 00:53:31 ID:L.DGREGs: 曜&果南ルート
ってことは複数攻略、いわゆるハーレム的なのを期待して良いのかな…？
85：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 04:01:23 ID:TXNpI8fA: 果南ちゃん√に行く前に裏で曜ちゃんと果南ちゃんがこんなやり取りしてましたよってことじゃない？
86：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 06:20:13 ID:IfgyGhE.: ハーレムであってます。
87：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 07:44:22 ID:seCY1gRE: 期待
88：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 12:46:18 ID:A/pNy/iw: ハーレムってことは3Pもあるってことでいいのかな？
89：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 18:44:25 ID:DQMdhWyE: そうアレコレ聞くのも良くないだろう
90：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 18:46:16 ID:n.LKJkv2: 主が書きたいように書いてくれたらうれしい
91：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 20:24:05 ID:g0CSAcRw: ハーレムｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
(嬉しい半面花丸ちゃん√がどんどん遠のいていく…)
92：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 20:57:22 ID:IfgyGhE.: >>91
さすがにオマケのような√は個別が終わってからやりますので、ご安心を。
93：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 20:57:55 ID:IfgyGhE.: この後再開。
94：名無しさん@転載は禁止：2018/01/11(木) 21:54:02 ID:L.DGREGs: マジ期待
ここの所、更新が多くて本当に嬉しい
95：名無しさん@転載は禁止：2018/01/12(金) 00:26:32 ID:yeEOOgoM: 曜｢ね、ねえ｣

千歌｢な、なに？｣

曜｢それは……その……私に気を使って、とか｣

曜｢断りきれないから、そういう事を言ってるんじゃなくて…｣

千歌｢……本当の気持ちだよ、これが、おれの…｣

曜｢……っ｣

曜｢…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

千歌｢っ、よ、曜ちゃん？｣

曜｢……散々、今まで｣

曜｢我慢して、身を引いて、忘れようとしてたのに…｣

曜｢あの時振ったのは……千歌くんだったのに｣

曜｢……こんなに、あっさりさ、……うまく行っていいのかな…｣

曜｢こんなに、私の思い通りで……いいのかな｣
96：名無しさん@転載は禁止：2018/01/12(金) 01:05:29 ID:yeEOOgoM: 千歌｢……｣

曜｢ちょっと、びっくりしてるんだ｣

曜｢私、てっきりさ、また……ダメなのかとおもって｣

曜｢……結局、友達止まりなのかな、って｣

曜｢嬉しいよ、嬉しいんだ、すごく｣

曜｢……でも、なんか……怖いよ｣

曜｢本当は、これは、都合のいい夢なんじゃないかって…｣

千歌｢曜ちゃん｣

曜｢ぇ…｣

千歌｢……｣ｷﾞｭﾑｯ

曜｢ぁ…｣

千歌｢……夢じゃないよ｣
97：名無しさん@転載は禁止：2018/01/12(金) 01:09:13 ID:yeEOOgoM: 千歌｢…曜ちゃん、もう1回言うね｣

千歌｢…夢じゃない。…本当だよ｣

千歌｢……ごめんね、今まで｣

千歌｢…きっと……(過去の千歌は…)悲しい想いをさせてきたんだね…｣

曜｢……｣

千歌｢…これからは……『恋人』として、よろしくね｣
98：名無しさん@転載は禁止：2018/01/12(金) 01:22:08 ID:yeEOOgoM: 曜｢……っ、うっぐ…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

千歌｢……｣

曜｢ううっ、ひっく、んぅうう……！｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

あんなに元気な曜ちゃんが泣いている。
悲しいからじゃない。
嬉しいから、泣いている。
私の胸に顔を押し当てて、声を押し殺して、肩を震わせている。

曜｢ぅあぁあぁぁあ……！｣ﾋﾞｪｪｴﾝ

泣き止むまで、ずっと抱きしめていた。

曜｢っ！｣ﾁｰﾝｯ!

千歌｢それはやめて！？｣

ーーー
99：名無しさん@転載は禁止：2018/01/12(金) 01:25:43 ID:yeEOOgoM: 梨子｢なぁんだ、そういう事だったんだ……それで、2人はそういう仲に｣

曜｢今度は、本当の本当に、ね｣

千歌｢うん｣

梨子｢ふふ……正直、私は2人は最初から付き合ってるんじゃないかと思ってたけど…違ったみたいね｣

曜｢なんで？｣

梨子｢いやだってさすがに……そこまで堂々と膝の上とかに座るとか、してなかったし…｣

千歌｢軽いから平気だよ｣

曜｢今日から私の特等席だから｣ﾑﾌｯ

梨子(バカップル誕生……？)
100：名無しさん@転載は禁止：2018/01/12(金) 01:36:35 ID:yeEOOgoM: ーーー

曜｢じゃあ、千歌くん。部活やめようか｣

千歌｢は？｣

いや何を言っているかよく分からなかった。

千歌｢……え、やめ、る？ …俺が？｣

曜｢いや私もやめる｣

千歌｢へあっ！？｣

千歌｢なんで！？｣

曜｢千歌くんとの時間が欲しいから｣ｽﾞﾊﾞｯ