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>>2「>>2の3分クッキングの時間だよ!」 PartⅩⅩⅡ

1 ◆WsBxU38iK2 :2017/08/05(土) 20:06:21 ID:fc15iRYo
安価スレのようなそうじゃないよう
なSSスレ


前スレ(PartⅩⅩⅠ)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1496660857/

前前スレ(PartⅩⅩ)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1491735745/

前前前スレ(PartⅩⅨ)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1487495156/

前前前前スレ(PartⅩⅧ(再々))
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1486897355/

705 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/17(日) 20:25:48 ID:Nc02DhRI
性欲が増す代わりに、絶対に防御できる

706 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 21:35:09 ID:Ax9bhOxg
鞠莉(さっきも発動させた異次元バリアを発動する)

キィーーンッ

バィィーーーーンッ!

分身「くっ……また弾かれた!?」


鞠莉「次元を数ミリばかりズラして異次元層を作る簡単な仕組みの防御壁よ、光るのは断層で光が屈折するからね」

鞠莉「空間自体が盾だから毒液で溶かすことも出来ない、あなたの力では通り抜けられないでしょう?」

分身「異能力……ではないみたいですわね……」

分身「服の中に入れた手と言い何か道具を使って発動させた現象、あなたもアーティファクト使いですか」


分身「くくっ……良いでしょう良いでしょう」

鞠莉「む?」

分身「そんなにバリアを張っていたいなら常に張っていなさいな!!」

シュルルルッ! ババッ!!

鞠莉(毒液人間は自分の体を大きく広げて私に飛びかかってくる、そして……バリアの周囲を覆ってしまった)

707 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 21:35:33 ID:Ax9bhOxg
鞠莉「ほう……」

鞠莉(バリア越しに見る景色は一面紫色の液体、なるほど……そういう手で来たのね)

ダストボックス「鞠莉!紫毒妃の分身がドーム状に変化してお前のバリアの上に覆い被さったぞ!」

鞠莉「わかってるー!」


鞠莉(くぐもった傭兵ちゃんの声が聞こえる、一応外と会話はできるみたいね)

鞠莉(この毒液人間……紫毒妃とか言ったかしら)

鞠莉(異次元バリアに弾かれることを学習したんでしょう、バリアと自分のドームの間に僅かな隙間を空けている)


分身「バリアに弾かれないようにあなたを密封してあげましたわ」

分身「どうです?バリアを張ってる間は動けない、バリアを解除した瞬間に滴る毒液に飲まれる」

分身「一方わたくしは分身を増やして動けるわけ、あなたはそこで一生閉じこもってなさいな!」


鞠莉「へぇ〜、改造で頭なんてイカれてるやつらばっかりだと思ってたけど……人並みに物を考えれるんじゃない」

ダストボックス「どうする?私の残りのダストシューズで蹴破って――」

鞠莉「やめなさい!今のあなたが近付いても毒液に飲まれて終わりよ!」

ダストボックス「……っ!」

708 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 21:35:53 ID:Ax9bhOxg
鞠莉「ふむ……」

鞠莉(人間に植え付けるように能力を『劣化・限定的』にしてるとは言え、紫毒妃が奮っているのは神の力の一端なのは確かな事実)

鞠莉(おそらく本気を出せば物理的に溶かせないものは地球上に存在しない)

鞠莉(対抗出来るとすればこの手の毒に強い特殊な能力か、神話レベルの防具、一部の神性特攻遺物くらいだけど……)

鞠莉(残念ながら、今の私はどれも持ってないのよねぇ)


鞠莉「ま……持ってないのなら作り出すのがこの鞠莉さんなのよ」

ガサゴソ

鞠莉(私は白衣の中から一本の注射器を取り出す、ラベルも貼られていない新品)

鞠莉(中には作ったばかり新鮮ホカホカな"ウイルス"が入っている)


鞠莉(これを何に注射するかというと……そんなものは決まってるわ)

鞠莉(毒液とバリアの閉鎖空間の中にあるのは私の身1つ、私以外の誰にぶっ刺すっていうの?)

鞠莉(時として自分の体さえ実験に差し出すのがマッドサイエンティストというもの)

ジュルリ

709 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 21:36:04 ID:Ax9bhOxg
鞠莉「ふむ……」

鞠莉(人間に植え付けるように能力を『劣化・限定的』にしてるとは言え、紫毒妃が奮っているのは神の力の一端なのは確かな事実)

鞠莉(おそらく本気を出せば物理的に溶かせないものは地球上に存在しない)

鞠莉(対抗出来るとすればこの手の毒に強い特殊な能力か、神話レベルの防具、一部の神性特攻遺物くらいだけど……)

鞠莉(残念ながら、今の私はどれも持ってないのよねぇ)


鞠莉「ま……持ってないのなら作り出すのがこの鞠莉さんなのよ」

ガサゴソ

鞠莉(私は白衣の中から一本の注射器を取り出す、ラベルも貼られていない新品)

鞠莉(中には作ったばかり新鮮ホカホカな"ウイルス"が入っている)


鞠莉(これを何に注射するかというと……そんなものは決まってるわ)

鞠莉(毒液とバリアの閉鎖空間の中にあるのは私の身1つ、私以外の誰にぶっ刺すっていうの?)

鞠莉(時として自分の体さえ実験に差し出すのがマッドサイエンティストというもの)

ジュルリ

710 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 21:36:48 ID:Ax9bhOxg
鞠莉(私は注射器の中の溶液に向かって語りかける)

鞠莉「神の力に対抗し得るのは神の力だけ」

鞠莉「私が帰ってくるのが遅れたのは"あの戦場跡"に"あなた"を拾いに行ってたからよ?」

鞠莉「だから、貴女の力を存分に発揮しなさい」



鞠莉「分かってるわね……新作ウイルスちゃん!」

ブシュッ!!

鞠莉(刺した注射器からウイルスが私の中に流れ込んで来て――)

鞠莉(その瞬間、私の体は>>711のように変化する!)

711 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/17(日) 21:37:44 ID:tsSys3IQ
金色の無敵状態

712 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 22:30:04 ID:Ax9bhOxg
鞠莉(その瞬間、私の体は金色の光に包まれる)

鞠莉(どこからか吹いてくる風で髪や白衣がバタバタとはためいて最高にクールな姿を演出する)

キュィィィィィィィィンッ!!


鞠莉「イエーッス!ミラクルスーパー大成功!やっぱり私って大天才!!」パチンッ


鞠莉「じゃ、さっさとバリアを解除して――」

ピピッ シュンッ!

分身「なっ……」

鞠莉「毒のドームを拳で突き破る!!」

ブンッ! ギュルルルルッ!!


分身「ひゃぁぁぁぁぁっ!!」

ビチャチャチャチャッ!!

鞠莉(黄金の竜巻旋風アッパーを食らった紫毒妃の分身は辺り一面に体を飛び散らせた)


ダストボックス「鞠莉……その姿は……」

紫毒妃「……なんなんです?」ピクッ

鞠莉(毒のドームの中から神々しく現れた私の姿に、機械に手をかけていた紫毒妃も反応する)

713 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 22:30:23 ID:Ax9bhOxg

紫毒妃「わたくしの毒で溶かされないとは……どういうトリックを使ったのです?」

鞠莉「トリックも何も自分の体を改造しただけよ?」

鞠莉「私は元々動植物の遺伝子を元に人を強化させるウイルスを研究していた研究者」
 
鞠莉「若い子は知らないと思うけど、数千年前にあらゆる遺伝子を組み込んだ最強生物を作ったりしてたの」

ダストボックス「数千年前……若い女かと思ったら随分なご老体なんだな……」

鞠莉「なっ!肉体的にはピチピチヤングなのよ、失礼なこと言わないでくれる?」


オホンッ

鞠莉「ともかく、ちょーどウイルスの新作が出来ていてね、それを試してみただけ」

紫毒妃「バカな……たかが強化人間如きが神造人間の毒に耐えるわけが……」

鞠莉「そうね、ただの強化人間なら耐えられない」


鞠莉「でもね?私がこのウイルス――Mウイルスを開発した目的は『神に匹敵する』究極生物を作りだすこと」

鞠莉「現に獣人の街で全ての生物の頂点に立つギガゴッドデビルが、世界の理でヨハネ・ギガゴッドデビルが……」

鞠莉「Mウイルスを起点にした私の研究によって生まれた」

714 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 22:30:52 ID:Ax9bhOxg
鞠莉「それは私の手を離れても進化し続ける化物……」

鞠莉「クッキングのアホが私の研究を掠め取り、ヨハネギガゴッドデビルからJGGD細胞を生み出し、究極生物『堕天使ヨハネ』を作り出した」

カツンッ!

鞠莉「そこまで進化した究極生物は、私の目から見ても神と遜色ない存在だったわ」


紫毒妃「だから……なんなの……?」

紫毒妃「あなたの研究成果の話と、わたくしの毒が効かないことにどんな関係があると言うのです!」

鞠莉「ん?だからさっき私の体に打ったウイルスは……その堕天使ヨハネのから作ったものってこと」

紫毒妃「……え?」


鞠莉「MウイルスTypeヨハネ――ドアラランド跡にあのアホが捨てた半身から作ったウイルス」

鞠莉「これをぶち込んだ私の体は黄金に輝き出し、正に無敵!あなたの毒は無効!」

鞠莉「そしてこんなの能力も使えたりするのよ、それは>>715

715 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/17(日) 22:43:58 ID:7pQXC6xM
相手のスキルを封印して上位互換のスキルを使える

716 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 23:59:03 ID:Ax9bhOxg
鞠莉「それは――」

スッ!


ピタッ

紫毒妃「っ!?」

鞠莉(私は"普通に歩いて"紫毒妃の元まで行き彼女の腕に触れる)

鞠莉(まぁ、神の力全開の移動は彼女の目から見たら私がワープしたように見えたと思うけど)


ダストボックス「速い……私の歩法より無駄も鋤きも少なく接近した……!」

鞠莉「お?傭兵ちゃんは見えたみたいね、さすがねぇ」


紫毒妃「あなた、何をして――っ!?」

鞠莉(私の手を振り払おうとした紫毒妃が怪訝な顔をする、こっちも気付いたか)

紫毒妃「わたくしの……能力が使えない……?」

鞠莉「正解、Typeヨハネを打ち込んだ私はあなたのスキルを封じて上位互換のスキルを使えるようになるの」

鞠莉「能力を吸収して進化する堕天使の力が働いているのね」


紫毒妃「バカなっ!そんなはずがありませんわ!」

紫毒妃「わたくしは神造人間、神の力を埋め込まれた者がそんな偽物の神の力に負けるなんて……ありえませんわ!!」

717 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 23:59:18 ID:Ax9bhOxg
鞠莉「……なんだ、体を失うことは怖くないのに、負けて任務が失敗することは怖いのね」

紫毒妃「っ!」ビクッ

鞠莉「傭兵ちゃんを相手取ってるうちは冷静に強気でいたのに、私に能力を破られたらもう弱気」

鞠莉「焦れば焦るほど元の人間の部分が表面に現れてパニクる……そして追い詰められて敗北する」

鞠莉「どの神造人間にも共通する特徴だとしたら、これは改善の余地があるんじゃないかしら」ジロッ

紫毒妃「……ひっ!」
 

鞠莉(私は観察を続けながら紫毒妃の腕を掴む力をどんどん強めていく)

ギリリッ

鞠莉(強まる力と舐めるような視線に余裕だった紫毒妃がみるみる萎縮していくのが分かる)


紫毒妃「や……め……っ」ブルブルッ

鞠莉「大体さぁ、神の力とは言っても人の"身の丈"に合わせて出力を落とした劣化版でしょ」

鞠莉「どれだけ調教と薬で素体を整えようが、1体に積める力の数も質もたかが知れている」

鞠莉「要は量産のしやすさを主眼に置いた生体兵器なんでしょうけど……」

718 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/17(日) 23:59:30 ID:Ax9bhOxg



鞠莉「なーんか気に入らないのよねぇ」

ギリリッ

紫毒妃「ぐっ!」

鞠莉「人間である私たち研究者がチートしてズルしてインチキして必死こいて神の力を真似してるってのにさ」  

鞠莉「神の力を扱えるフードマンは力を抑えた安価で安定したつまんない劣化品を量産するってどういうことよ」


鞠莉「良い、よく聞きなさい?」ギリリッ

紫毒妃「あ……が……」


鞠莉「そんな気の抜けた本物に、私たちが目指した本気の偽物が負けるわけがない」

鞠莉「あなたたちみたいな舐めた連中は――私がこの手で叩き潰すっ!」


─────────────────

ドスケーブ城・ラボ

AM3:50〜AM3:54 新終末編『162』了

719 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 00:00:02 ID:dIHwKa1Y
というわけでここまで

途中で二重投稿してしまいました
すみません

新終末編『163』に続く
かもしれない

720 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 20:01:35 ID:dIHwKa1Y
新終末編『163』

─────────────────
──ドスケーブ城・ラボ

AM3:54


シュルルルッ!! ギュゥゥゥッ!!

紫毒妃「ぐぅ……っ!」

鞠莉(紫毒妃の腕を強く掴んでいた私の手、その手を覆う金色オーラが触手を模した形に変化し伸びた)

鞠莉(伸びたオーラの触手は彼女の体を這い回りきつく締め上げている)

ギリッ ギリリッ


鞠莉「あなたのスキルである液体化の応用よ、勿論ここから毒を出してあなたを溶かすこともできる」

紫毒妃「だ……だから?わたくしは死ぬことなど怖くは……」

鞠莉「別に死ぬことが全てじゃない」

ジュゥゥゥゥッ!!!!

紫毒妃「はぐぅぅぅぅっ!!」

鞠莉(オーラ触手から滲ませたのは激しい痛みを与える毒、気が狂いそうなほど痛いけど死にはしない)


鞠莉「どう?Typeヨハネが進化させたあなたの能力は好きな毒を作り出すことができるのよ」

鞠莉「神の力が麻痺させていた人間としての意識と痛覚、そこに久しぶりにくらう毒の味は……」

紫毒妃「が……ぐふっ……げはっ……」ブクブクッ

鞠莉「言葉にならないくらい気に入ったみたいね」フフッ

721 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 20:01:59 ID:dIHwKa1Y
鞠莉「良い?私はあなたを死なす気はない、同時に拷問並みの苦痛を与え続けることもできる」

鞠莉「クッキングがあなたに力を植え付けるために行った苦痛の何倍もの苦痛よ」
 
鞠莉「生かさず殺さず……永遠にね」

紫毒妃「…………っ!」


鞠莉「では今から幾つか質問をするわ、素直に答えてね」

紫毒妃「答えたら……解放してくれますの……?」

鞠莉「うーん、態度次第かな」

紫毒妃「……くっ」


鞠莉「まずあなたち襲撃組のメンバー構成から、1人残らず答えて」

鞠莉「ゲートを壊しに行った黄色の2人組と、外で暴れてたデカイの、ラボに来る途中に見かけた3人は確認したけど……」

紫毒妃「黄ノ姉妹と銀帝ですね、他にはわたくしたちの部隊のリーダーである白狼王、遊撃担当の黒雪姫、補助役の赤の聖女」

紫毒妃「それから……そうだわ、白狼王と行動を共にしてる>>722という者がいます」

722 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 20:08:23 ID:qcWY.sEo
蒼天龍

723 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 20:08:24 ID:fOBDx1DU
金孔雀

724 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 20:53:13 ID:dIHwKa1Y
紫毒妃「白狼王と行動を共にしてる蒼天龍という者がいます」

鞠莉「蒼天龍かぁ……どの神の力を持っているかは分かる?」

紫毒妃「……い、いえ、わたくしは余り力の元になった神のことは知らないので……」

紫毒妃「能力の使い方も……あくまで埋め込まれた神の力が勝手に体を動かす感覚……なのです……」


ダストボックス「元の神?あぁ……確ネタが分かれば能力が予測できるってわけだな」

鞠莉「そうそう、だから名前を聞いてみたんだけどピンと来ないのが多いのよね〜」

ダストボックス「多いも何も私は1つも分からんがな、紫毒妃がどんな神の能力かは分かるのか?」


鞠莉「それは分かるわ、フードマン……もといロキが力を与えたやつで毒や液体とくればシギュンでしょう」

ダストボックス「シギュン?」

鞠莉「ロキの奥さんの1人よ」

鞠莉「ロキが神々相手にやらかして捕まった時に、頭上の毒蛇から滴る毒を器で受け止めてたって話が有名ね」

鞠莉「別にこの人自体が毒使いだったわけじゃないけど、関連するワードを能力にしてるんでしょう」

ダストボックス「ほー」

725 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 20:53:36 ID:dIHwKa1Y
鞠莉「まぁこの世界のロキはブリーシンガメンの一件から分岐してフードマンになっている」

鞠莉「その後起きるはずだったロキの口論やロキの拘束が起きてない世界だから、シギュンの介抱話も実際は起こってないんだけど……」


ダストボックス「はぁ……歴史の話は知らんから置いといて、要はロキ関係の神々が容疑者ということか」

鞠莉「ええ、黄ノ姉妹はおそらくナリとナルヴィ、チラっと見てきた時に身内の不始末や内臓ってワード言ってたし」

鞠莉「前述のロキが捕まった際に片方が狼に変えられて片方の腹を食い破らされ、その腸が鉄となってロキの拘束に使われた兄弟で間違いないわ」

鞠莉「ちなみに紫毒妃の元のシギュンとロキの子供ね」

ダストボックス「へぇ……ぞっとしない話だ」


鞠莉「白狼王はあからさまにフェンリルだし、城内が凍りついてたから誰かがヘルを担当してる、外の銀帝は霜の巨人のどれかかな」

鞠莉「後は……コードネームからは推測出来ないのよねぇ」

ダストボックス「実際に能力を見てみる必要があるな」

鞠莉「ええ」コクンッ


紫毒妃「あの……わたくしは……もう……」

鞠莉「ああ、放置していてごめんねー、ソーリー」

鞠莉「質問したいことはもう1つ、それは>>726

726 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 20:56:15 ID:DOs/KAiI
寝返りそうな奴はいるか

727 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 21:57:18 ID:dIHwKa1Y
鞠莉「メンバーの中で寝返りそうなやつはいる?」

紫毒妃「寝返り……ですか……?」


鞠莉「そうそう、今のあなたみたいにさ」

鞠莉「説得でも取引でも脅迫でも良いけど、そうやってこっちの味方してくれそうな人はいるのかって質問」

紫毒妃「わ、わたくしは寝返ったわけでは……」

鞠莉「はい激痛毒〜」

ビリリッ!!

紫毒妃「あぐぅぅぅぅぅぅっっ!!がっ!!あがぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


鞠莉(再び毒を少し垂らすと紫毒妃は半狂乱になり、拘束された体を激しく捻り暴れ、顔から涙と涎が溺れかけるほど噴出される)

紫毒妃「はぁ……ぜぇ…………ぐふっ……」

鞠莉(それをピタリと止めると紫毒妃はまた落ち着いていく、まるでロキが受けていた罰を受けてるみたいねぇ)


鞠莉(私は拘束する力を強め、顔を近付けて言う)

鞠莉「良い?私に内情を喋った時点であなたは立派な裏切り者」

鞠莉「フードマンの元に戻ったとしてもあなたみたいな失敗作は処分されるだけ……」

紫毒妃「ひぃっ……!」ブルルッ

728 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 21:57:50 ID:dIHwKa1Y


鞠莉(完全に怯えた目をする紫毒妃、そこにはもうシギュンの力を操る生体兵器の姿は無かった)

鞠莉(そこにいたのはシギュンになる前の"何処かの誰か")

鞠莉(愛を知らず虐げられて育ち、拠り所を求めていた可哀想な誰か)

鞠莉(フードマンはこういう子たちを選別して兵器に改造していたんでしょう……)


紫毒妃「そう……ですね……」

紫毒妃「実際……寝返らせるというのは難しいと思いますわ」

紫毒妃「わたくしもこうして捕まる直前までは、自分を殉じてまでも任務を果たす気でした」

紫毒妃「他の者も同じ、説得したところで話を聞く耳すら持たないのが基本かと……」


鞠莉(フードマンとクッキングが行った改造)

鞠莉(その改造には肉体的な改造の他に、おそらく洗脳行為も含まれている)

鞠莉(神の力を振るうのに適した個別の性格を刷り込むのと同時に、兵器としての使命感と失敗したら後がないという強迫観念を植え付ける)

鞠莉(自分たちは神造人間の自分であるから価値がある、昔の自分には戻れるはずがないと――)


紫毒妃「わたくしは自分の体が無くなろうとも……死のうとも怖いとは思わなかった……」

紫毒妃「ですが……今は何故がそれが物凄く恐ろしい……!」

ガタガタッ!

鞠莉(青ざめて震えだす紫毒妃……痛みとショックで一時的に洗脳が溶けかているのかしら)

729 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 21:58:18 ID:dIHwKa1Y


ダストボックス「しかし、掴まえて尋問しないと素に戻らないなんて厄介な話だ」

ダストボックス「今回は鞠莉がチートで抑えつけたから良いものの、皆が皆そう出来るとは限らん」

ダストボックス「あんな調子で特攻されたら……刺し違える覚悟で殺しに行かないとどうにもならんぞ」

ダストボックス「交渉してる余地なんて無いに等しい」

鞠莉「そうねぇ……」


紫毒妃「可能性……」

鞠莉「ん?」

紫毒妃「可能性があるとしたら……蒼天龍か赤の聖女……でしょうか」

鞠莉「ほうほう、どうして?」

紫毒妃「蒼天龍はわたくしたちの中では比較的目先の利益のために動く性格です」

紫毒妃「いざとなれば殉じる覚悟は無論持ってると思いますが、それを上回るメリットを提示できれば……少しは聞く耳を保つかもしれません」

紫毒妃「白狼王の傍にいるのも、彼の太鼓持ちをしていれば得になると考えているからです」

ダストボックス「どの集団にもいる小賢しいやつってわけか」


紫毒妃「赤の聖女はそれとは逆、彼女にはある種の余裕……のようなものが感じられます」

紫毒妃「必死感が無いというか、出自自体がわたくしたちのような不運な境遇とは違う気がするというか」

紫毒妃「アンノウンだからこそ……接触してみる価値はあるかと……」

鞠莉「……なるほど」

紫毒妃「ただ気を付けてください、赤の聖女は力だけならおそらく最強」

紫毒妃「直接力を見たことはありませんが……近くに入れば分かります、恐らくわたくしたち全員でかかっても勝ち目は無い……」

730 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 21:59:01 ID:dIHwKa1Y
ダストボックス「リーダーの白狼王ってのはダメなのか?」

紫毒妃「彼はわたくしたちの中では人格は安定してる方ですが、リーダーだからこその責任を自覚しています」

紫毒妃「話は通じるにしても……そうそう意思は揺らぎはしないでしょう」

ダストボックス「そりゃそうか」 



鞠莉「……うん、大体分かったわ、ありがとう」

紫毒妃「あぁ……これで話は終わりですか」


紫毒妃「では……わたくしも処分を?」

鞠莉(紫毒妃はしゃべり疲れたという目でこちらを見てくる、その目には早く楽にして欲しいという思いも感じられた)


鞠莉「そうね、あなたへの処分は>>731

731 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 22:09:24 ID:u/TTTSn.
とりあえず瓶詰めしておく

732 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 22:47:44 ID:dIHwKa1Y
鞠莉「とりあえず瓶詰めしておくことにするわ」

紫毒妃「……殺さないのですか?」


鞠莉「貴重なサンプルを私が消すはず無いでしょう、あなたが嫌と言っても調べることは沢山あるの」

鞠莉「だーかーらー」


鞠莉「宇宙人ちゃん!そこの棚の二段目の中にある瓶を取って!」

宇宙人「ビン?これですか?」ガララッ

タタタッ

宇宙人「どうぞ」

鞠莉「ありがとう」

鞠莉(宇宙人に取ってきてもらった瓶を受け取り、片手で栓を抜いて紫毒妃の体に当てる)


ダストボックス「それは?」

鞠莉「コレクションボトル、サンプルを封印するために私が開発した道具よ」

鞠莉「これを紫毒妃に当てて、Typeヨハネの能力封印を解除……そして吸い込みっ!」

シュルルルッ!!

ポンッ!

鞠莉(再び液体化できるようになった紫毒妃をボトルの中にしまうことに成功)

733 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 22:47:57 ID:dIHwKa1Y
鞠莉(とりあえず様子を確かめるため、紫色の液体で満たされたボトルをノックして話しかける)

コンコンッ

鞠莉「紫毒妃ー?聞こえる?居心地はどう?」

紫毒妃『……は、はい、居心地は悪くありません』

鞠莉「よっし」


ダストボックス「その瓶と言い、チートウイルスと言い、お前の開発した道具は便利なものばかりだな」

鞠莉「あ、そうだそうだ、Typeヨハネについて1つ言っておくことがあったわ」

ダストボックス「なんだ?」

鞠莉「このウイルスは人の体に擬似的な神の力を簡易に宿せる優れ物、けど便利な反面欠点も多いの」

鞠莉「1つは効果を発動していられる時間が短いということ、もう少しで金色のオーラは無くなっちゃう」

鞠莉「もう1つは>>734

734 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 23:18:49 ID:qcWY.sEo
3時間、全てのステータスが4割になる

735 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 23:58:41 ID:dIHwKa1Y
鞠莉「もう1つは効果が切れた後の3時間、使用者のステータスが4割に減少するってこと」

ダストボックス「それは……かなりのデメリットだな」


宇宙人「サンジカンのアイダにまたウイルスをウつことは?」

鞠莉「出来ないことは無いけど、Typeヨハネの効果が続く時間――ヨハネ化していられる時間は4割りに落ちるし」

鞠莉「ヨハネ化時に奪った能力の進化具合も4割ほどに現象してしまう」

鞠莉「そして効果が終われば更にそこから3時間、全てのステータスが4割減少」

ダストボックス「もう何割現象してるか分からんな……」


鞠莉「でしょ、だから緊急時以外の連続使用はなるべくしないほうがいいわ」

鞠莉「ただでさえ結構疲れるし、ふわぁ〜」

ポワンッ!!

ダストボックス「おおっ!?」

鞠莉(あくびをした瞬間、私のヨハネ化が解けて私の体が半分以下に縮んでしまった)

736 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 23:58:54 ID:dIHwKa1Y
鞠莉「あふっ……これ身長や体重といった身体ステータスも減少の対象になるのね」

鞠莉「そこは予想外、服がブカブカで動きにくいわ……」

ダストボックス「くくっ、まるで子供だな」

鞠莉「まるでじゃないわよ、たぶん知能も4割程度になってるから中身も正真正銘子供」

鞠莉「ま……私の場合見た目と年齢が釣り合ってないし、これでも頭の中は貴女たちより全然上なのが幸いかしら」フフンッ

宇宙人「これまたエラそうなコドモだ」


鞠莉「だけど筋力が子供並みに落ちてるのは事実、これじゃ扉の前に置いてきたアレを運んでこれないわね」

鞠莉「ダストボックス……は片足が無いから、宇宙人ちゃん!私とアレを運ぶの手伝って!」

宇宙人「リョウカイした、してアレとは?」

737 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 23:59:07 ID:dIHwKa1Y


テクテク

鞠莉「話したでしょ?私はTypeヨハネを作るためにドアラランド跡に足を運んで、ウイルスの元になる堕天使の欠片を探していたって」

宇宙人「……フム」

鞠莉「そこで見つけたのよ、クッキングが堕天使ヨハネから自分で切り離して捨てた、紛れもない究極生物の一部を」


鞠莉「堕天使ヨハネの司令塔としてドッキングされていた、量産型ヨハネシリーズの1人……」ポチッ

ウィーン


鞠莉「その上半身だけがね――」


ヨハネ「……あら?お話終わった?」




─────────────────

ドスケーブ城・ラボ

AM3:54〜AM4:00 新終末編『163』了

738 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/18(月) 23:59:33 ID:dIHwKa1Y
というわけでここまで

拾われたヨハネ

新終末編『164』に続く
かもしれない

739 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 20:29:59 ID:s3jI4kCA
新終末編『164』

─────────────────
──??






ヨハネ(私たちヨハネシリーズが覚えてる最も古い記憶は、培養機越しに見えた研究者たちの姿だろう)

ヨハネ(ヨハネギガゴッドデビルから採取したJGGD細胞、それを人の胚に注入し培養して生まれた私たちに普通の赤ん坊としての記憶はない)

ヨハネ(普通の子供が親と過ごす時間を研究対象として扱われ、普通の人間の何倍もの速度で成体へと成長する)


ヨハネ(培養機から出た後も研究者たちによる教育は続いた)

ヨハネ(基礎的な知的教育から運動能力の向上を目的にしたトレーニング、究極生物としての力の使い方の勉強)

ヨハネ(ヨハネシリーズとして生まれた個体は全てを徹底的に叩き込まれる)


ヨハネ(ただ、全てが厳しかったわけではない、カリキュラムの中には娯楽の時間も用意されていた)

ヨハネ(これは私たちが"人として"育つことを目的とされていたから)

ヨハネ(本体である堕天使のコントロールデバイスとして機能するには人格形成が不可欠だった)


ヨハネ(娯楽の時間……様々な娯楽に触れたけど、その中で私が特に気に入ったのは神話や悪魔といった物をモチーフにした創作物)

ヨハネ(原典の解説書からゲームや漫画、媒体関係なくあらゆるものにハマってしまった)

ヨハネ(度々研究者たちに心配されるほどのハマりよう、この出会いが私の人格を決定づけたのだろう)

740 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 20:30:24 ID:s3jI4kCA




ヨハネ(……時は過ぎ、カリキュラムを終えた私たちは成績と適正に応じて"外"での役割を与えられることになった)
 
ヨハネ(殆どが魔王軍かその下部組織への配属、そこで決行の時が来るまで身を置くことになる)

ヨハネ(私は運が良かったのか、魔王軍名古屋支部の幹部なんて大役に任命された)

ヨハネ(仕事としては部隊を率いる部隊長……責任は重大だ)


ヨハネ(ちなみにヨハネシリーズは外での任務に付く際、機密保護のためにヨハネシリーズに関する記憶を封印される)

ヨハネ(その時が来るまで、ただの一人間として魔王軍のために働いていくことになるのだ)



ヨハネ(では……何故私が昔の記憶を回想できているのか)

ヨハネ(それは他でもない、"その時"が来たからだ)


ヨハネ(愛知県名古屋市、ドアラランド)

ヨハネ(本格的に侵攻を始めた魔王本隊が占領した日本3大テーマパークの1つ)

ヨハネ(ここをほのキチ倶楽部が包囲し、調査しに来た人神の勢力も突入)

ヨハネ(複数勢力が衝突したタイミングで……地下に封印されていた堕天使本体が目覚めた)


ヨハネ(本体と融合した私は懸命に役目を果たしたものの――)

741 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 20:30:47 ID:s3jI4kCA




クッキング『あなたは邪魔なので……休暇を与えます』

ザシュッ!!


ヨハネ「……え?」


ヨハネ(堕天使の頭部から切断され、上半身だけになった私は地上へと落ちていった)

ヨハネ(失敗した……そう思った)

ヨハネ(同時に悔しさと情けなさがこみ上げてきた)


ヨハネ(私はこのためだけに生み出されたのに、役目を全うすることができなかった)

ヨハネ(研究を主導していたクッキング博士に不要と言われることは失敗作の烙印を押されることと同じ)


ヨハネ(例え地面に激突した後に死んでなかったとしても、私にはもう生きている意味がない)

ヨハネ(私は……もう抜け殻と同じだ)


ヒューーーーッ

742 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 20:31:39 ID:s3jI4kCA




ヨハネ(それから……長い時間が経った)


ヨハネ(凍える、冷たい、何時までも変わらない土の感触)

ヨハネ(そのうち私も分解されて土になるのかなーと思い始めてた時……)


鞠莉「お!レア素材発見〜!」

ヨハネ(……誰かの、声が聞こえた)


ツンツンッ

鞠莉「うーん……生きてるけど反応が薄い、かなり弱ってるみたいね」

鞠莉「死なれたら困るし……そうだ!」

ガサゴソ

鞠莉「あなた、力をつけるために>>743なさい」

743 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/19(火) 20:33:09 ID:IBBb0qnE
この特製栄養ドリンクが入った水槽にダイビングしなさい

744 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/19(火) 20:33:28 ID:s5lT1L8w
寒風摩擦

745 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 21:03:51 ID:s3jI4kCA
鞠莉「この特製栄養ドリンクが入った水槽にダイビングしなさい」

ドンッ!

ヨハネ(白衣で金髪の女が鞄から取り出したのは一般的な湯船より一回り大きいくらいの透明の水槽)

ヨハネ(こんなものがどうやって鞄に収納されていたんだろう……)


ヨハネ(……というか)

ヨハネ「この中に……入る……?」

鞠莉「そう!レッツダーイビーング!」

グイッ!

ヨハネ「ちょっ……」

ヨハネ(躊躇っていたら無理やり腕を掴まれて水槽に投げ込まれてしまう)

鞠莉「へーいっ!」ポイッ!


バシャーンッ!!

ヨハネ「うぐっ……」ブクブクッ

ヨハネ(私は慌てて腕を伸ばして水槽の縁を掴み顔を水面から出す)


ヨハネ「ぶはっ!!何するのよ!」

鞠莉「1人で入れないだろうから手伝ってあげたの、湯加減はどう?」

ヨハネ「湯加減なんて……ん?」


ヨハネ「あれ?なんだか心地良い、それに力が湧いてくる感じ……」

鞠莉「でしょ、何せ私が調合した特性栄養ドリンクだからね」

鞠莉「傷の修復や疲労回復なんてお手の物、ついでに>>746の効果もあるのよ」

746 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/19(火) 21:12:18 ID:s5lT1L8w
大天使化

747 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 22:12:39 ID:s3jI4kCA
鞠莉「ついでに大天使化の効果もあるのよ」

ヨハネ「大天使……?」

鞠莉「そう、大天使の力を宿してくれるの」

鞠莉「選べるわけじゃないけど運が良ければミカエルやガブリエル辺りの力が手に入ったりして」

ヨハネ「それは興味深い話ね……じゃなくてっ!」バシャッ!

鞠莉「お?元気でてきた?」


ヨハネ「あなたは誰なの?どうして私を助けるのよ」

鞠莉「逆にどうしてだと思う?」

ヨハネ「えっ、えーと……白衣を着てるから魔王軍科学班の人で、捨てられた私を回収しに来た……とか」

鞠莉「惜しいわね」

鞠莉「前に魔王軍には所属してたけど今はしてない、むしろ敵対してる組織にいるわ」

鞠莉「回収しに来たって所は……当たりかな」


ヨハネ「…………」

ヨハネ(別組織の人間が私を回収……嫌な予感しかしないわね……)

748 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 22:12:52 ID:s3jI4kCA
鞠莉「この私、天才科学者の鞠莉さんがアホ科学者クッキングに捨てられた貴女を拾いに来たわけよ」

ヨハネ「私を……どうするの?」

鞠莉「そうね、単刀直入に言うと貴女の体組織が欲しい」

鞠莉「その代わりに私は、あなたに適切な治療と大天使の力を施してあげる」

鞠莉「何なら失った下半身丸ごと義体を作って上げることもできるわ」


ヨハネ「……随分と美味しい話ね、体組織ってどの程度?」

鞠莉「ほんのちょっとよ、感覚としては注射器でする普通の採血と変わりない、あれが我慢できるなら平気」

ヨハネ「ふむ……」


鞠莉「どう?乗ってみる気はある?」


ヨハネ(金髪で白衣の女はわざとらしい笑顔で問いかけてくる)

ヨハネ(ぶっちゃけ物凄く怪しいけど……どうせこのまま死んで土に還ってる身)

ヨハネ(私を必要としてくれる人がいるのなら――)

グッ

749 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 22:13:14 ID:s3jI4kCA

ヨハネ「分かったわ、その話に乗る」

鞠莉「よし来た!」

ヨハネ「……で、大天使の力っていつ手に入るのかしら?」

鞠莉「なーんだ、やっぱり興味あるんじゃない、貴女が喜びそうな話だと思ったのよね」

ヨハネ「なっ!?ち、違うわよ!」

ヨハネ「堕天使の私にとって大天使は憎き敵だけど!敵の力を知るのも……ほら、大事じゃない!?」


鞠莉「うんうん」

ヨハネ「私は分かってるからーみたいな顔で頷くのやめて」

鞠莉「どの大天使の力が宿ったかどうかは水槽の液体の色の変化で分かるわ」


鞠莉「この色だと……大天使>>750の力みたいね」

750 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/19(火) 22:27:10 ID:8E/fe3qM
ラグエル

751 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/19(火) 22:54:20 ID:s3jI4kCA
鞠莉「この色だと……大天使ラグエルの力みたいね」

ヨハネ「へぇ〜ラグエルか」


ヨハネ「ミカエルやガブリエルと並ぶ神の友と呼ばれた大天使ね、主に天使たちの監視役をしていたと言われてるの」

ヨハネ「けど歴史的には堕天使と認定されてこともあってなんだか親近感」

ヨハネ「何より親近感があるのはこのラグエルは黙示録の際に終末のラッパを吹く1人らしいのよ」

ヨハネ「黙示録って分かる!?あのヨハネの黙示録、ヨハネよヨハ――」

鞠莉「あぁはいはい、落ち着いてねー」ググッ


ヨハネ「ふふふっ……中々私好みの大天使の力が宿ったようね、くくくっ」

鞠莉「じゃあ納得してくれた所で移動しましょうか」

ヨハネ「移動?」

鞠莉「私たちの本拠地であるドスケーブ城よ」


鞠莉「ゲートを通るから塔に寄っていくけど……何か欲しいものはある?」

ヨハネ「そんなコンビニ行ってくるから欲しいものあるみたいな……」

鞠莉「この状況じゃやってる店もないし、あそこは中継拠点だから物資は集まってるのよ」

ヨハネ「そうねぇ、下半身から何から無いものは多いけど……敢えて今欲しいものと言うなら>>752

752 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/19(火) 23:53:25 ID:IBBb0qnE
黒色の防寒具

753 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/20(水) 00:19:52 ID:XGnN9AQQ
ヨハネ「黒色の防寒具かしら、この辺り寒くて……はっくしゅん!」

鞠莉「おっけー!オシャレなのを見つけてあげるわよ!」







──ドスケーブ城・ラボ

AM3:59


ヨハネ(……というわけで、鞠莉に運ばれ私は塔に向かうことになった)

ヨハネ(そこで忙しそうにしてるトゲわんという人に鞠莉が無理を言って物資の中から私に似合うコートを探し出して奪……譲ってもらった)

ヨハネ(コートを纏った私は再び鞠莉に担がれてゲートを通ってこの城に移動)

ヨハネ(ロキワーカーに見つからないように各場所を見回りつつラボに至った)


ヨハネ(どうやら中で戦闘が起きてるらしく、鞠莉は私を扉の前、廊下に立て掛けて中へ入っていった)

ヨハネ(鞠莉いわく「話をつけてくるわ」とのこと)

ヨハネ(あれから10分ほど、そろそろ戻ってきても良い頃だけど――)


ウィーン 

ヨハネ(そう思ったのと同時、ラボの扉が再び開く)


ヨハネ「……あら?お話終わった?」

鞠莉「うん!バッチリよ!」ビシッ!


ヨハネ「でも……なんで子供の姿に……?」



─────────────────


??〜ドアラランド

??〜AM3:??


ドスケーブ城・ラボ

AM3:59〜AM4:00 新終末編『164』了

754 ◆WsBxU38iK2 :2017/09/20(水) 00:20:37 ID:XGnN9AQQ
というわけでここまで

次はまた現在のお話に

新終末編『165』に続く
かもしれない


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