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千歌「私、男の子になってる!?」鞠莉√

1 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/02(水) 17:02:30 nTCXJr.I
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/anime/10627/1490370600/-100

149レスの鞠莉フラグからの続きです。


2 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/02(水) 17:57:49 nTCXJr.I
ー鞠莉フラグー

千歌「……鞠莉さん」

鞠莉「ん?」

千歌「……家、来ます? 一緒にご飯、食べませんか?」


3 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/02(水) 18:23:32 nTCXJr.I
続きは明日から。


4 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/02(水) 18:50:49 zH0OUs.M
鞠莉ちゃん√来た!
楽しみ!


5 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 15:30:08 VwJiGWR6
ーーー

ガララッ

美渡「おか……ん? なに? 彼女?」

千歌「いきなりそれなの…? 違うよ、学校の先輩」

鞠莉「お邪魔します」

美渡「どしたの」

千歌「ちょっとね…かくかくしかじか」

美渡「なに???」

ーーー

美渡「ふーん、まあそういう事なら別にいいんじゃない?」


6 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 15:35:42 VwJiGWR6
美渡「っていうか、せっかくなら泊まっていきなよ。明日は休みでしょ?」

鞠莉「……」

鞠莉「じゃあ、お言葉に甘えて…」

ーーー

千歌「……どうでした?」

鞠莉「ええ! とっても美味しかったわ!」

鞠莉「やっぱり1人で食べるよりも、いいもの」

千歌「良かったです!」


7 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 16:54:14 VwJiGWR6
千歌「お風呂は…いくらでもあるから、好きな時にどうぞ!」

鞠莉「…ありがと、千歌」

千歌「はい……ん?」

鞠莉「? どうしたの」

千歌「ああ、いやなんでも」

千歌(千歌っち、じゃないんだ)


8 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 17:31:24 VwJiGWR6
ーーー

鞠莉「ふう…」

千歌「どうでした?」

鞠莉「とても良かったわ!特に露天風呂!」

千歌「でしょ?!」

鞠莉「こんなにいいものがあるなら、教えてくれれば良かったのに、千歌もケチね」

千歌「あはは、ごめんなさーい」


9 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 18:34:32 VwJiGWR6
千歌「これからはいつでも好きな時に来てくださいね」

鞠莉「ええ、そうさせてもらうわ」

ーーー

千歌「……寝場所、もう俺の部屋しかないから、一緒に寝ることになっちゃいますけど、大丈夫ですか…?」

鞠莉「ええ、全然大丈夫よ」

千歌「じゃあ、布団敷きますね」

ーーー

鞠莉「……」

千歌「じゃあ電気消しますね…鞠莉さん?」

鞠莉「ん、いや…そういえば」

鞠莉「男の子の部屋に泊まるって、初めてだと思って」

千歌「……そうですね」

千歌「おやすみなさい」

鞠莉「おやすみ、千歌」

ーーー

千歌「……」zzz

千歌「……ん、んん…?」

千歌(なんか、違和感……)

千歌「……!?」

鞠莉「……」スウスウ

千歌(ま、鞠莉さんっ、こっちの布団に……!)


10 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 18:47:55 vpRAf.4I
わっふるわっふる!


11 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 19:50:06 1otQgsi.
普段のシャイニーっぷりを見てる分、年相応に落ち着いたマリーぐっとくるね…


12 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/03(木) 20:34:08 zkuzSRj2
3年生との絡みは何とも言えないドキドキ感ある


13 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 15:10:03 TAQWKVvs
鞠莉「……」zzz

千歌(無意識…? いやそういえば、前合宿した時も果南ちゃんに抱きついてたっけ…)

鞠莉「……」ムニャムニャ...

千歌(…私以外の男の子だったら、もうこれ絶対おそわれてるからね)


14 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 15:28:22 TAQWKVvs
鞠莉「……」zzz

千歌(それにしても、鞠莉さん、こう近くで見ると…やっぱり綺麗だな)

千歌(なんかいい匂いもするし…)

鞠莉「……ん…」ムチッ

千歌「…………」

ピクピク…

千歌「ん?」

ビクッ、ビクッ…

千歌「!?」


15 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 16:02:46 TAQWKVvs
千歌「ちょっ……!」ガバッ

トタタタ…

鞠莉「……」

ーーー
トイレ

千歌「はぁっ、あっ、はぉあ……! 」シュルルッ

ビンッ!

千歌「うっ、わ……」

千歌「なんで……」


16 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 16:35:57 TAQWKVvs
千歌(こ、このままじゃ戻れない…)

千歌「……っ、く、う…」シコッ、シコッ

千歌(い、いつやっても変な気分になる……でも嫌いじゃないや…)シュッシュッ

千歌「くっ、うう……」


17 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 16:58:44 TAQWKVvs
千歌「あっ、やっ……!」ビュルッ!

千歌「……」ハアハアハア

タパ、タパ…

ーーー

千歌(鞠莉さんは……まだ寝てるよね…)

千歌(…少し離れて寝よう)


18 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 17:19:12 TAQWKVvs
ーーー

鞠莉「……」ギュッ

千歌(マジか…)

ーーー


鞠莉「ん、んっー……はぁっ、よく寝た…」

鞠莉「あれ? 千歌…」

千歌「あ、おはようございます……」

鞠莉「あら、もう起きてたのね。早いのね!」

千歌(眠れなかったんです…!)


19 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 18:25:20 TAQWKVvs
今回はここまで。また明日に。


20 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 18:38:12 za2ZkI8Y
|c||^.- ^|| ...。


21 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 19:55:16 oBjpdl12
あんな金髪巨乳美女が添い寝してたら仕方ないね


22 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/04(金) 20:03:16 F3jy8ZMA
鞠莉ちゃんなかなかやりますね…!


23 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 08:14:58 iJNfbFiQ
昼頃再開。


24 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 12:43:35 G3iQ1ZDI
正座待機中


25 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 12:56:35 ZawnL.k.
手が震えてきた


26 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 15:28:35 iJNfbFiQ
鞠莉「ふう……ん?メールが…」

鞠莉「……」

千歌「どうしたんですか?」


27 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 17:19:03 iJNfbFiQ
鞠莉「……夏休みの間、両親が帰ってこないみたい」

千歌「え?」

鞠莉「まあ、そういうこともあるわ。気にしないで」

千歌「……」

千歌「あの…」

ーーー

千歌ママ「いいよ、夏休みの間なら」

千歌「っていうことなんですけど」

鞠莉「いえ、そんな…」

鞠莉「……いいんですか?」

千歌(あ、乗り気なんだ)

千歌ママ「ええ!女の子1人っていうのも、なんだかほっとけないし…」

千歌ママ「気にしなくていいのよ」

鞠莉「…ありがとうございます」

そんな感じで、鞠莉さんが夏休みの間、家に泊まることになった。
そしてこの生活が、濃く甘く、……その、なんというか。
いやらしい…ものになっていくって、私は知らなかった。

ーーー
夏休み初日。

千歌「じゃ、今日から宜しくお願いします」

鞠莉「こちらこそ!」


28 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 17:23:50 b05WA9B2
同棲来たー!


29 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 17:27:46 iJNfbFiQ
日中は一緒に宿題したり、何事もなく過ぎていく。
過ぎていく、んだけど…。

千歌「……すみません、同じ部屋で」

鞠莉「いいのいいの。それに、千歌だったら構わないわ」

千歌「え?」

鞠莉「悪い気なんて、起こさない……でしょ? ふふっ」

千歌「…そ、そうですね」


30 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 17:50:34 iJNfbFiQ
千歌「…で、電気消しますね」

鞠莉「おやすみ」

千歌「…おやすみなさい」

ーーー
で。

鞠莉「……」スー、ギュッ

千歌(ま、また……!)

千歌(わざとじゃないよね……!?)


31 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 18:29:45 iJNfbFiQ
背中の柔らかい感触。ふんわりとした鞠莉さんの匂い。普段のハイテンションとは違う可愛らしい寝息。

千歌(あ……やば…)ムクムクッ

千歌(っ、でも、我慢しなきゃ…)


鞠莉『悪い気なんて、起こさない……でしょ?』


千歌(そうだ、そう思ってくれてるんだから……)


32 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 18:36:04 iJNfbFiQ
今回はここまで。また明日に。
鞠莉√はやりたい放題やります。


33 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 19:31:54 G3iQ1ZDI
乙です
それは楽しみ!


34 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/05(土) 22:47:55 ZawnL.k.
好きなようにしてくれて私は一向に構わん
濃厚エロスまで全裸待機しておく


35 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/06(日) 21:12:41 pkftqOHA
鞠莉「……ん…」ゴソッ

千歌「っ!」

千歌(っ、っていうか、なんで私こんなに狼狽えてるの……!)

千歌(鞠莉さんだよ? 意識することなんて、なにも…)

千歌「……」

千歌(…体は……男の子だから?)


36 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/06(日) 22:47:29 pkftqOHA
千歌「……」

千歌(そういう、ことなのかな…)

鞠莉「……んむ…」ギュウッ

千歌(でも、これは……!)ムクムクッ

千歌(ああっ、ダメダメダメ……!)ビンッ!

千歌「ぁ、ぁあ…」

千歌(勃っちゃった……)


37 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/06(日) 22:55:31 pkftqOHA
千歌(く、くぅぅ……!)

鞠莉「……」スヤスヤ

鞠莉「…………んっ…」

千歌「……」

ほんの少し、寝息からこぼれた声。
たったそれだけなのに、私は、私は…。

千歌「……!」ゴソッ、ゴソッ…


38 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/06(日) 23:09:58 pkftqOHA
千歌「……はあっ、はうっ…!」シコッ、シコッ

鞠莉「……」スウスウ

千歌(ま、真後ろでっ、鞠莉さん寝てるのにっ、こんな、こんなに……!)シコシコッ

千歌(気持ちイィ……!)ハアハア

千歌(く、口抑えないと、声出そう……!)パシッ

シコシコッ……ニチュッ、シコシコッ…

千歌「っ、〜〜……っ!」フッー、フッー

ビュクッ!!

千歌「っ、! ぁ……っ、〜〜っ!」ガクッ、ガクッ


39 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/06(日) 23:25:05 pkftqOHA
今思えば、私は今まで味わったことのない快楽に負けちゃってたのかもしれない。

頭がパァになって、抑える、我慢するってことが、出来なくなってたんだ。

千歌(……とりあえず、着替えなきゃ)

ーーー
今回みたいなことは、まだまだ続いて、その上内容はエスカレートして行った。

鞠莉「……」スヤスヤ

千歌「……」

鞠莉さんの前で膝立ちになって、鞠莉さんの寝顔を見ながら…。

千歌「……っ、はぁっ、ぁ…」シコシコッ

千歌(バレたらどうしようバレたらどうしようバレたらどうしようバレたらどうしよう……!)シコシコシコッ!

鞠莉『…サイッテーね。そんな人だって思わなかった』

そんな事を言われてしまうかもしれない。でも…

千歌「うっ、ぁぅ……!」ビグッ!

ビュルッ!!

千歌(やめられないっ……!)


40 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/06(日) 23:32:30 pkftqOHA
今回はここまで。またあす。
鞠莉√はエロ多めです。
書きたいから。


41 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/07(月) 00:00:42 iFCpEujY
ええぞ



ええぞ


42 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/07(月) 00:02:20 cAP/0kW6
たまんねえ…


43 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/07(月) 00:20:24 .eDVa/H.
えっろ…


44 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/07(月) 20:31:38 DMj9GJUA
もっとやれ


45 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/07(月) 22:58:28 TGQOY3D6
ーーー


鞠莉「んっ、んー! …おはよう、千歌」

千歌「……」

鞠莉「もう、ほら! 夏休みだからってお寝坊はダメね! ほらスタンダップ!」

千歌「う、うう…」

千歌(あの後眠れなかったから……眠い…)


46 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/07(月) 23:24:58 TGQOY3D6
千歌「うう、まだ眠い…」

鞠莉「ふふ、朝に弱いのね」

千歌(違うもん…)

千歌「……」

千歌(いや、まあ自業自得なんだけどさ…)

千歌「……っ、しょっ…」ムクッ

鞠莉「あはっ、髪の毛ボサボサ」


47 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/07(月) 23:48:30 TGQOY3D6
千歌「んー……」ヌボー

鞠莉「きて、髪、とかしてあげる」

千歌「んー…」

ーーー

鞠莉「ふふ、千歌は男の子の割には、髪の毛がサラサラしてるのね」

千歌「うん…」ウツラウツラ

鞠莉「何か特別なことでもしてるの?」

千歌「……特には、なにも…」

鞠莉「へー…よし、いいと思うわ!」

千歌(あ、やばい…)コテンッ

鞠莉「…ん?千歌?」

千歌「……う、あ…」ポフンッ

鞠莉「わお」

千歌(あ、これ、鞠莉さんの膝か…)


48 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 00:34:13 pmthFJ4I
俺もさらっさらやで


49 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 05:14:39 GRB5kFos
鞠莉ちゃんの膝枕絶対気持ちいいと思います


50 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 05:49:00 UpBrCmjA
セレブないいにおいしそう…


51 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 22:54:50 3NNgakbQ
鞠莉「あらら」

千歌(う、太もも、柔らか…)

千歌(…うとうと…して…)

鞠莉「……ん? 千歌?」

千歌「……」zzz

鞠莉「あ〜りゃりゃ…そんなに眠たかったのね」


52 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 23:42:30 3NNgakbQ
鞠莉「……」サスッ

千歌「……」zzz

鞠莉「…果南も、この子と結ばれるといいわね…」

鞠莉「……」

鞠莉「……ん?」


53 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 23:53:56 3NNgakbQ
千歌「……」zzz

ボッキーン

鞠莉「ひあっ!?」パシッ

鞠莉(なっ、あ、あれって…!)ユビノスキマチラチラ

鞠莉「……っ、ぼっ…!」カァアッ

鞠莉(っ、見、見てない!私は何も見てない……!)

鞠莉「……」チラッ

千歌「……zzz」ボッキーン

鞠莉(ううう……)


54 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 23:55:00 3NNgakbQ
少し疲れ気味なので明日に…。
明日、明後日は多く更新予定


55 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/08(火) 23:57:20 UpBrCmjA
ボッキーン!


56 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/09(水) 01:52:59 9ujUETRw
鞠莉ちゃん可愛い


57 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/09(水) 03:06:18 N2JZkYqQ
なんだかんだピュアピュアな鞠莉ちゃんかわゆい
作者さんは3年推しですかね


58 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/09(水) 23:42:20 k0G8wy36
千歌「ん、んん…」

鞠莉「……!」アタフタ

千歌「あっ、う……」

鞠莉(千歌……?)

千歌「……り……さ…」

鞠莉「……?」


59 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 00:04:53 WopWLzb6
鞠莉(千歌…?)

千歌「あっ、まっ、鞠莉っさ…」

鞠莉「え…?」

ビュクッ!!

鞠莉「!?」

千歌「はぁー、はぁー…」

千歌「……zzz」ハア、ハア

鞠莉「……、……」

ーーー

千歌「…ん、んん……ん?」

千歌(あれ、私寝て……あれ?)

千歌「鞠莉さん、どこに……」ニチャッ

千歌「えっ」

千歌(っ、うわっ、な、なんでこんな濡れて…くさっ!)

千歌「……! ……う、嘘でしょ」

千歌(み、見られてないよね……!?)


60 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 00:34:40 WopWLzb6
千歌「と、とにかく着替えておかないと…!」

ーーー

鞠莉「ごめんごめ〜ん、ちょっとトイレ借りてたわよ」カチャッ

千歌「あっ、い、いえいえ、いくらでも、どうぞ」

千歌(あ、あっぶなー、タイミング悪かったらバレてたよ…)

鞠莉「……」


61 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 04:45:35 F8WaDbgQ
鞠莉ちゃんおトイレで何やってたんですかね��(ゲス顔


62 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 04:54:20 zx8TFZ4U
見なかったことにしてあげる先輩の鑑


63 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 06:34:15 X2bs8MLg
夢精ってしたことないんだけど、客観的に見るとそんな感じなの?


64 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 11:31:34 pIRI/P3A
ちょっと千歌っち性欲強すぎっすよ��


65 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 19:37:21 WopWLzb6
千歌「あ、あ、あはっ、ちょっと寝ちゃってたみたいですね」

鞠莉「よっぽど眠たかったのね」

千歌「あははは…」

鞠莉「……」

千歌「…」

なぜかその日は、鞠莉さんとはギクシャクしていた。なにも無かった、はずなのに。

何も、なかった、はずなのに……。


66 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 22:21:42 WopWLzb6
ーーー

千歌「……じゃあ、鞠莉さん、おやすみなさい」

鞠莉「…ん。おやすみ、千歌」

千歌「……」

ーーー

その日の夜は、鞠莉さんが抱きついてくることはなかった。そのおかげで私はよく眠ることが出来た。途中までは…。

千歌「…ん、ん……」パチッ

千歌「……」ヌボー

千歌(といれ…)


67 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 22:28:48 zx8TFZ4U
いいぞ…


68 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 22:42:39 WopWLzb6
今思えば先に気付くことが出来たはずだった。
ただ、その時は寝ぼけていたこともあって、トイレの個室の電気がついてることに、気付かずドアを開けてしまった。

千歌「んー…」カチャッ

クチュッ…

千歌「ん?」パチッ


鞠莉「…………え」クチュッ…


69 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/10(木) 22:53:41 WopWLzb6
千歌「…………」

何がおきてるのか、一瞬理解出来なくて、頭の中が真っ白になった。
その一瞬で、見えたのは、赤くなった頬と、少し荒い息、蕩けた顔、豊満な胸、そして大事なところに伸びた手。

鞠莉さんだって、こんな事するんだ。
鞠莉さんだって、こういう事をするんだ。
鞠莉さんだって、オナニーするんだ。

千歌「……っっ!!」カチャンッ!

私は素早くドアを閉めるけど、そんなのはもう手遅れで。

千歌「あっ、そのっ、鞠莉さん……俺…」

なんて言えばいいんだろう、こんな時なんて言えば、正解なんだろう。

千歌「…下で寝ますから……その、すみません…」

そんな事しか言えなかった。


70 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/11(金) 03:01:27 8z6z1PdQ
YES!!!


71 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/11(金) 05:14:06 hBVNc1P6
えっっっっっろ


72 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 00:19:23 0P.NMF7s
それなのに…。

千歌「……っ、っ…!」ビンッ、ビンッ…!

千歌(くそっ…)

今までにないくらい、勃起していた。

ーーー

結局あの後、私は別室に行って、寝ることにした。当然、そんなすぐに眠れるわけもなくて、しばらくゴロゴロしていた。(勃起が収まるのを待っている、というのもある)

千歌「……」

どうにも、収まらない。
頭から、あの光景が消えてくれない。

千歌(鞠莉さんのカラダ……見たこと、あるし、狼狽えることは、ないのに…)

でも、それだけじゃないことは分かっていた。


73 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 00:33:21 0P.NMF7s
千歌「……」

千歌(はぁ…)

千歌「朝、どんな顔して会えって言うのさ……」

コンコンッ

千歌「!?」

千歌「…鞠莉さん?」

カチャッ…

鞠莉「……」


74 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 01:07:09 0P.NMF7s
千歌「……」

鞠莉「……」

まだ夜、お月様だけが私たちを見ている。
お互い、何を話すわけでもなく、黙っている。
話すことを、考えている。

鞠莉「……千歌」

千歌「はっ、はい」

鞠莉「……忘れて、欲しいの」

千歌「へ…?」

鞠莉「さっき、見たもの、全部…」

千歌「……」


75 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 01:16:57 0P.NMF7s
鞠莉「お願い…」キュッ…

千歌「……おっ、俺…」

鞠莉「私に出来ることなら、なんでもするから…」

千歌「ーーー」

ーー

『今』にして思えば、あの時既に私は、惹かれていたのかもしれない。
死ぬほど強い大きな、それを、抑えることが出来なかったのは、ただただ純粋に、鞠莉さんが欲しかっただけだったのかもしれない。

ーー

千歌「……ッ!」ガバッ

鞠莉「あっ……!」トサッ

鞠莉さんを押し倒す。手首を掴んで逃げられなくする。

その目は潤んでいた。

鞠莉「……」

千歌(……ッ!)

ダメだ。
ダメだって、それだけは。
最悪だよ、最低だよ。あんなに信頼してくれていたのに。今ならまだ間に合う、怒るだろうけど、まだ、まだ今なら戻れる。

全部なかったことにして、笑える。だから、だけど…。

千歌「ッ!! っ、んっ…!」ムチュッ

鞠莉「んんっ……!?」チュクッ

もう戻れない。


76 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 01:17:25 0P.NMF7s
昼間再開


77 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 02:00:29 E.RFFtus

マリー可愛い


78 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 03:22:53 M.k03DFg
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


79 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 10:59:34 0P.NMF7s
千歌「っ、……!」ガシッ、ズルッ!

鞠莉「っ…」

さっき見た胸がある。
今度はそれに顔を埋める。

千歌「んむっ…」ハプッ

鞠莉「っ、っ……!」ピクッ


80 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 11:56:45 M.k03DFg
(゚A゚;)ゴクリ


81 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 12:12:23 XzOUA22s
ざわ...


82 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 23:22:53 0P.NMF7s
千歌(ああ、どうしよう、私……完全に襲ってる…)

いけない、止めないといけないと分かっていても、体が抑えられない。

千歌(鞠莉さんも抵抗しないな…)ビンッ、ビンッ

その顔は暗くてよく見えない。けど、いい顔はしてないはずだ。

千歌「……」

私はもう止める気が起きない自分に嫌気がさしながら、鞠莉さんの下着もずらす。
さっきまで、オナニーしていたからなのか、既に濡れていた。

千歌「……」


83 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 23:47:53 0P.NMF7s
クニュッ…

千歌「っ、……!」

あたたかい。先っちょが触れてるだけなのに。
中まで入れたら、どうなるんだろう…。

千歌「……っ」

ここ…までしておいて、なんだけど。
やっぱり、とんでもなくまずい。
下手したら強姦…。鞠莉さんがあとから通報でもしたら、私は…。

鞠莉「……い」ボソッ

千歌「え…」

鞠莉「………するなら、すればいいじゃない…」


84 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/12(土) 23:58:56 0P.NMF7s
…よく見ると。
その目には涙が。

千歌「……」

わからない。いま、私が何を考えているのかが、わからない。わからない、わからない。わからないわからないわからない。

ただ、私は…。

千歌「っ、くっ……!」ズニュッ

鞠莉「っ、っ……!」ズキッ

やってしまった。


85 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 00:06:27 Xf5B.trk
ーーー

チュンチュンッ…

千歌「……ん、んん…」パチッ

目が覚めると朝だった。

千歌「……あれ…?」

あまりにも、今、自然と朝目覚めた事に、昨日あった事は夢だったんじゃ、と考えた。だけどそれが夢じゃない事はすぐにわかった。

千歌「……全裸じゃん」

あの後、私はすぐに果ててしまって、気づくと寝てしまっていたみたいで。

千歌「……しちゃった、んだよね。鞠莉さんと……」

千歌(ほぼ襲うような形で……?)

と、そこで私は、部屋に鞠莉さんがいない事に気づいた。

千歌(トイレ……? いや…)

机の上に、置き手紙があった。


86 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 00:13:44 Xf5B.trk
千歌「……」

『千歌へ』

『いきなり出ていってごめんなさい。でも、そうせざるを得なかったの』

『もう私たちは、普通じゃいられない』

『あの事は、全てきれいさっぱり忘れましょう』

『私がされたこと、あなたがした事』

『全部、忘れましょう』

千歌「……鞠莉さん」

『それと』

千歌「?」

『この手紙を読んでる頃、私は多分空の上』

『単身でちょっと海外へ旅に出ます』

千歌「……」

千歌「は?」


87 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 00:19:34 Xf5B.trk
『お金はあるので、無謀な旅ではないから、心配しないでね』

千歌(いや、何言ってるのこの人!?旅!? 学校は!?)

千歌「なに!? 急に、何言って…」

『そして最後に』

千歌「……」



『大ッ嫌い』



千歌「……っ」

手紙はそこで終わっていた。


88 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 00:24:29 Xf5B.trk
千歌「……嫌われちゃった、か」

当たり前だ。
あんな事しておいて、嫌われないわけがない。

千歌「……」

もう会えないかもしれない。そう考えると、後悔はさらに強くなる。

千歌「……私は」

何がしたかったんだろう。

千歌「……ばかちか」

呟くけれど、それは誰にも届かなかった。
誰にも。


89 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 00:25:47 Xf5B.trk
今回はここまで。
鞠莉推しなので、少し長くなりますがよろしくお願いします。


90 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 00:34:01 EuvOH/ck
次回が読みたいです。


91 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 00:34:05 ChoOnzMY
よきよき


92 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 01:26:04 pnyg.CuI
乙!


93 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 05:07:41 BaPF9XIA
おお…一筋縄では行かないこの感じ、続きが気になる


94 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 06:19:02 SPJJ57yQ
長いぶんにはいくらでも!濃密なのください


95 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 12:23:41 F2GSoJqk
長くなるということは、つまり鞠莉さんの可愛いところが長く見られるということで、応援せざるをえない


96 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 12:42:37 dTrlXO/s
ワクワクがとまらない


97 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/13(日) 16:03:15 /32otCrw
やーい!お前の弟強姦魔ー!


98 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 20:38:48 9Hg4cTV6
ーーー
夏休みが終わり、また学校が始まる。

だけど変わったものが、ある。

千歌「……」

鞠莉さんが学校に来ない。……旅に出た、っていうのは冗談ではなかったみたいだ。

千歌「……」

後悔……しか、してない。
自分があんなことをしなければ、こんな事にはなっていなかったかもしれない。そう考えると、胸がザワザワする。


99 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 22:09:17 9Hg4cTV6
千歌「……」

千歌「ダイヤさんと、果南ちゃんに……話、聞こう」

何か知っているかもしれない。
あのふたりは、鞠莉さんの『親友』なんだから…。

ーーー

ダイヤ「……鞠莉さんが、どこに行ったのか、ですか」

千歌「……はい」

ダイヤ「……それを聞いてどうするつもりで?」

千歌「……」

千歌「会います」

ダイヤ「会ってどうするんです? …何か、大事な事でも?」

千歌「…」

謝りたいから。
どうしても、謝りたいから。許してもらおうとは思っていない。ただ、やってしまったことに対する謝罪をせめて、したかった。

会うことを拒否されるかもしれないけど。

ダイヤ「……」

ダイヤ「…あなたと、鞠莉さんの間に何があったのかは知りませんが」

ダイヤ「…確かに、私と果南さんは、鞠莉さんがどこへ行ったのか、知っています。ただ……教える事は、出来ません」


100 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 22:11:04 9Hg4cTV6
千歌「……どうしてですか?」

ダイヤ「それはこちらが訊きたいくらいですわ」

千歌「……?」

ダイヤ「鞠莉さん、『千歌にだけは教えないで』、と……言っていましたので」

千歌「…!」

ダイヤ「だからこそ、訊きたいのです」

ダイヤ「あなた達の間に……何があったんですの?」

千歌「……それは」


101 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 23:08:26 9Hg4cTV6
千歌(言えない…)

ダイヤ「……」

ダイヤ「言えないこと、なんですね…」

千歌「……っ」

ダイヤ「…なら、尚更言えませんわね」

ダイヤ「…果南さんにでも訊けばいいですわ…」

ダイヤ「答えてくれるとは、限りませんけれど」

ーーー

果南「……」

千歌「…果南ちゃん」

果南「…ん、なに?」

果南ちゃんは笑顔だった。
だけどいつもの自然な物とは違った。

千歌「…鞠莉さんの事、なんだけど」

果南「……」

千歌「何か、知らないかな…?」

果南「……私は知らないよ」

千歌「嘘」

果南「…」

千歌「知ってるってこと、知ってる」

果南「…聞いてさ、どうするの?」

果南「追うとでも言うの? お金もないのに、言葉も話せないのに」

果南「…ねえ、千歌」

果南「話してくれるなら、教えてもいいよ」

千歌「…!」

千歌「…本当に?」


102 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 23:10:33 oV/YgoYU
やべえよ…やべえよ…


103 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 23:32:18 9Hg4cTV6
果南「……ちゃんと、話してくれるならね」

千歌「……」

千歌(…いつまでも)

千歌(話さないままじゃ、進めないよね…)

千歌「……実は」

ーーー

私は全て話した。
起きた事、やったこと。全部、全部。
包み隠さず、全て。

千歌「……」

果南ちゃんは。

ヒュッ

パァンッ!

千歌「……っ!」

頬に強い衝撃が走る。

果南「……ッ」ギリッ

グイッ

千歌「えっ、っ…!」バキッ!

胸ぐらを掴まれてグーで殴られた。
……痛い、なぁ。

果南「っ…!!」ガッ!

そのまま倒されて、馬乗り……マウントポジションを取られ、拳が顔に迫る。

バキッ、ボコッ!ガンッ、ボクッ!

果南「なんっ、で……!」

バキッ!

果南「そんな事した…!」

ボコッ!

果南「なんでぇっ!!」





千歌「……たぶん、好きだったんだよ」

ピタッ


104 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 23:34:36 U4860asM
あくしろよ


105 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/14(月) 23:41:08 9Hg4cTV6
果南「……………………」

千歌「……」

果南「…たぶんって、何」

千歌「…手を出したくなって、仕方ないくらい、好きなのかもしれない」

果南「だったら……!!」


千歌「だから会いに行かないといけないんだ」

千歌「どうなろうと、言わないといけないんだ」

千歌「好きだって」

果南「…………!!」

果南ちゃんは力が抜け落ちたように、拳を下ろした。


106 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:17:41 E8KiCxtI
続きはよ


107 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:19:17 jtQkhFLs
千歌のことがずっと好きだった果南ちゃん…


108 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:22:33 VoP2b9jQ
ーーー

千歌「……果南ちゃん」

千歌が、やって来た。
きっと、鞠莉について訊きにきたんだろう。だけど私は、出来るだけの笑顔を作る。

果南「……ん、なに?」

千歌「鞠莉さんのことなんだけど…」

やっぱり。そうだと思った。
でも教えてあげないんだ。伝えるな、って言われてるから…。

果南「……知らないよ」

千歌「嘘」

千歌「知ってるってこと、知ってるよ」

果南「……」

ダイヤめ…。

果南「……聞いてさ、どうするの?」

果南「追うとでも言うの?お金もないのに、言葉も話せないの」

明らかにイライラしていた。
どうしてイライラしているのかも、わかってはいた。だけど…!

果南「……ねえ、千歌」

果南「話してくれるなら、教えてあげてもいいよ」

果南「ちゃんと全部話してくれるなら」

千歌「…! 本当に?」

本当だった。
本当に話すつもりだった。

だけど。


千歌「……俺は」

千歌「…襲ったんだ、鞠莉さんを」

キレた。


109 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:28:01 VoP2b9jQ
ーーー

バキッ!ボコッ!

果南「なんっ、で……!」

どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして。

果南「そんな事した……!」

それなら、どうして…!

果南「なんでぇっ!!」

どうして、私にっ、手を出してくれなかった!!!


千歌「……たぶん、好きだったんだよ」

この日、私は失恋した。

ーーー

果南「……」スッ

千歌「…、果南ちゃん…?」

果南「……本気、なんだね」

千歌「果南ちゃん……」

涙がぼろぼろ流れて止められなかった。
千歌が心配そうな顔をしている。

果南「…鞠莉は、……アメリカ、カリフォルニア州……ロサンゼルス……の、××◯◯っていう、ホテルを拠点にしてる」

千歌「……! 果南ちゃん」

果南「……行っておいで、バカチカ。だけど…」

果南「認めない、からね…!許さない、からァ……!」ポロポロ

千歌「……うん」

ーーー

千歌は去っていった。
私は残された。
想いも、何も、つたえられないまま。

ダイヤ「……果南さん」

果南「……ダイヤ」

隠そうとしても、もう真っ赤になった目は、隠せなかった。

果南「……あ。ははは、らしく、ないよね。こんなの、私には…」

ダイヤ「果南さん」

果南「っ…」

ダイヤ「…もう、いいんです。……もう、泣いたって」

果南「……っ、うぐっ…」ジワァッ

こみ上げて止まらない。
止め方がわからない。
だけど、今はそれを……止めないでいいらしい。

果南「っ、ぅっ、ひグッ、ぅ、ううぅうう……!」

ダイヤ「……」ナデナデ


110 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:30:06 VoP2b9jQ
ーーー

千歌「……ただいま」

美渡「おかえ……えっ!?なに、どうしたの!?その顔!」

千歌「……転んだだけだよ」

当面の目的はできた。
資金集め、会話できる程度の英語の勉強。

目指すは、アメリカ。
鞠莉さんの元へ。


111 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:30:22 E8KiCxtI
果南ちゃん…


112 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:31:26 VoP2b9jQ
今回はここまで。
お察しかもですが、次は果南√のつもりです。


113 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 00:55:00 FgI/MmBk
マリー編も果南編も楽しみだよマジで


114 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 01:08:54 c3xw1o5c
果南ちゃん…


115 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 02:40:08 mFezEtNk
マリーも心配だけど果南ちゃんも早く報われておくれ(´;ω;`)


116 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 04:57:23 gXitGoy.
善子の時のようだ
これは果南ちゃんのターンが来たら思いっきり愛してあげて欲しい
主は色々上手いのぅ…w


117 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 06:37:17 XPJ/WVKE
>>108以降って>>101の途中からの書き直し?


118 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 07:25:53 NufFO8KE
果南の心情でしょ


119 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 10:28:06 sLSsge32
なんかワロタ


120 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 10:46:00 r3E9JH5g
>>117
これかアスペか


121 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 12:25:58 8C9SwTtU
てっきり同棲からのただれた生活ルートだと思ってたのにシリアスになってる・・・


122 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/15(火) 23:50:08 VoP2b9jQ
ーーーー
ーーー
ーー


私がまだまだ幼い頃。
両親とはぐれて、迷子になってしまった話。
確か…8歳だったか。

鞠莉『うぅ、ママ……パパ……どこ…?』

知っている人が誰もいない、そんな状況に心がしめつけられた。
不安が募っていき、涙が出そうになる。

鞠莉『……ままぁ、ぱぱぁ…』グスッ

ついにしゃがみこんで、泣き出してしまった。


123 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 00:03:10 SaS/LwkU
そんな時だった。

『どうしたの?』

鞠莉『ぇ……』

誰かが、声をかけてくれた。
優しくて、柔らかい声で。
顔を上げると、男の子がいた。

鞠莉『…迷子に、なっちゃって……』

『迷子!? たいへんだ、じゃあ、僕が一緒にいてあげる』

鞠莉『……一緒に?』



千歌『うん! そうしたら、寂しくないでしょ?』

初恋だったんだと思う。

この後、私は両親と海外へ離れて過ごすだけれど…それだけ印象に残ってて、10年経っても、忘れなかったもの。

だからこそ、再会した時、私は彼に…。

ーーー

鞠莉「……ん」パチッ

鞠莉(…懐かしい夢、見たな)

鞠莉「……」

鞠莉「…ねえ、千歌」

鞠莉「あなたは…私のこと……どう思ってたの?」

ホテルの壁に向かってつぶやく。
返答は、帰ってこない。

鞠莉「……」

きっと、次会えば、私は許してしまう。
だけどそれは、きっと千歌にとって良くない。…もう引き離した方が、良かったんだ。


124 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 00:23:41 SaS/LwkU
鞠莉(大体……)

私が覚えていても、千歌はきっと覚えていない。
それに、好きだと伝えても、届くことは無い。

10年越しだもの、おそすぎる。

鞠莉(…果南の事もあるし)

果南が、千歌の事を好きなのは知ってる。
だから、それを応援したい。


でも、先に好きになったのは……!

鞠莉「……っ!」

だめ、こんなのじゃ……!


125 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 04:53:26 XaxQiBlA
胸が締め付けられる……
千歌ちゃん早く…!


126 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 23:41:18 yv7eqKA6
鞠莉(どうして…私たちは、あの時出会ってしまったの)

出会わなければ、こんな想いもしないですんだのに。
苦しい想いだって、しなくてすんだのに……!あの時だって…!

ーーー
鞠莉ー17歳

鞠莉『……!』

運命だと思った。あの時から、9年も経ってから会えるなんて、まるで漫画や映画のようだった。

鞠莉『……あ、あの、…』

果南が連れてきた男の子。
それが初恋の相手とは思わなかったから、なんて切り出せばいいのか困ってる時に。

千歌『ー初めまして! 高海千歌です!』


127 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 23:42:15 yv7eqKA6
鞠莉『ーーー』

そうよね。
覚えてないわよね。

鞠莉(…何、期待してたんだろ)

それからは、好きと言うことは隠し続けた。

果南の応援だけして行こうと、思った。

……だから、私はいいの。

ーーー
現在

鞠莉「……」

鞠莉(私も…大人ぶってたけど)

鞠莉(こんな事で悩めるくらい、子供だったのね……)

鞠莉(……)

鞠莉(あれから…2年)

鞠莉「…果南も、ダイヤも大学生かな…」

鞠莉(そろそろ、私もここから離れて、移動しようか)

鞠莉「……」

ーーー

コツコツコツッ…

『……えぇと、すみません』

『はい?』

『このホテルに…小原鞠莉、という女性は…泊まってますか?』

『失礼ですが、お客様は…』


千歌『友人です』


128 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 23:42:39 yv7eqKA6
『そうでしたか。…ですが、その方なら、先ほど……』

ーーー

鞠莉「今度は、ロシアにでも行ってみようかな…」

ガロロロロッ…

鞠莉「……うん、そうしよう」

ブロロロッ…

タッタッタッタッ…

千歌「はっ、はぁっ、はあっ……!」タッタッタッタッ!

千歌(どこ、どこに…!)

ブロロロッ…

千歌「! ……見つけた…!」


129 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 23:46:06 yv7eqKA6
千歌「っ、鞠莉さーーん!!」タッタッタッタッ…

ーーー

鞠莉「……」

リサーン…

鞠莉「……?」

マリサーン…!

鞠莉「……!?」バッ

鞠莉(なっ……えっ!?)

鞠莉(ち……千歌……!?)

鞠莉『降りるわ!』

『え、ですが今乗ったばかり…』

鞠莉『降りるって言ってるでしょ!』

ーーー

ウィーン…

千歌「はっ、はっぁ、はぁ〜……」クタッ

鞠莉「……ち、千歌…。どうして…」

二年経っても、すぐにわかった。背は前よりも伸びていて、大人びてはいたけれど、千歌は、『千歌』のままだった。

ーーー

二年経っても、すぐにわかった。
背はそんなに変わってなくて、髪は伸びていた。……と、というか…スタイル更に良くなってる…。

鞠莉「千歌、どうして……ここに…」

千歌「…まあ、いろいろと」

鞠莉さんはまるで幽霊でも見たかのような顔をしている。そりゃそうかもしれないけど。

千歌「…まず、謝りたくて」

鞠莉「え…?」


130 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/16(水) 23:57:39 yv7eqKA6
千歌「…あの日の、事を」

千歌「…鞠莉さんを、傷つけてしまったこと…」

千歌「本当に…すみませんでした…」

鞠莉「千歌…」

千歌「……」

千歌「そして、ここからは、けじめです」

鞠莉「?」

千歌「言い訳に聞こえるかも知れません。でもこれは……本当の気持ちです」


131 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 00:05:52 47tTwC1I
千歌「好きです、鞠莉さん」

鞠莉「……!」

千歌「…だから、鞠莉さん。俺と…」

鞠莉「……だ、だめよ」

千歌「…」

鞠莉「あ、あの事は許してあげる。…でも、千歌には……私よりも…お似合いの人が、いるわよ、…ほら!果南とか!」

千歌「鞠莉さん」

鞠莉「そ、それに。きっと気の迷いよ。あの時手を出しちゃった事で、そう勘違いしてるだけで…」

鞠莉(……ああ、私、何言ってるんだろ)


132 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 00:11:01 47tTwC1I
私も好きだって言いたい。
だけど、私は、私は…。

鞠莉「……と、とにかく」

鞠莉「…私は、もう行く。…それじゃあ、ね……」

背を向けて、歩き出す。
もう二度と逢わない、そんな覚悟も決めて。
と、思っていた。

鞠莉「え」グイッ


133 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 00:47:33 47tTwC1I
鞠莉「な、な……んっ!?」ギュウッ

抱きしめられていた。
背が高くなっていた分、全身がすっぽり千歌の体に入る。

鞠莉「ち、千歌……」

千歌「いかないで…」

鞠莉「え……?」

千歌「もうどこにも行かないで……」

鞠莉「ーーー」

千歌「他とか、そんなのじゃダメなんだ」

千歌「鞠莉さんじゃないと納得出来ないんだ!」

鞠莉「っ、〜……!」

千歌「鞠莉さ……」

鞠莉「んっ、んむっー!」チュッ

千歌「っ、!?」


134 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 01:07:30 47tTwC1I
今回はここまで。また明日


135 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 01:14:35 ZLC7pi5E
思い切りと不慣れさが混じった鞠莉キスだと…
ありがとうございます


136 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 01:46:25 yPEAJgxg
中卒


137 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 01:46:53 yPEAJgxg
向こうで卒業したか


138 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 01:55:33 kRipueeQ
ここからラブラブチュッチュッな二人が見られんるですね
最高です!


139 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 02:40:44 NF7jwoSs
おつ!


140 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 03:54:25 Gby9LNmQ
※一応中の人格は女子です


千歌ちゃんイケメン


141 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 07:26:11 XIzkcACk
ヒュー


142 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 09:10:02 47tTwC1I
鞠莉「んっ、んく……!」

あぁ、もう!
なによ、そんな、そんな風に言われたら。

鞠莉「……だめだなぁ、私」

千歌「え…?」


鞠莉「……私も、好き」

もうぜんぶ、知らない。
私は、この人が好き!!

鞠莉「ずっと会いたかったのは、『あの時』から私の方だったんだから……!」

千歌「鞠莉さん……!」

鞠莉「誰にもあげない……私だけの…」

鞠莉「私だけの、千歌」
ーーー

カチャッ

鞠莉「さっ、入って」


143 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 14:48:46 47tTwC1I
千歌「……随分と大きなホテルですね」

鞠莉「ま、お金はあるから」

千歌「……」ギシッ

千歌「……それにしても」

鞠莉「?」

千歌「良かったです、あの時鞠莉さん、気づいてくれて…」

鞠莉「びっくりしたわよ。まさか、いるとは思わないし……というか、よくここってわかったわね」

千歌「…まあ。ええ」


144 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 23:35:21 47tTwC1I
千歌「……ただ、やっぱりお金と、英語が」

千歌「いざすぐに見つけられなかったら、滞在するつもりで、結構貯めて…英語も勉強して」

千歌「そんな事してたら二年経ってましたね…」

鞠莉「そう、だったの……」

鞠莉(そこまで…)

千歌「…でも、良かったです。報われて」


145 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/17(木) 23:58:36 47tTwC1I
鞠莉「……ええ。本当に」

千歌「…えと、それで。日本には…」

鞠莉「帰るわ。…一緒にね。ただ飛行機を取らないとだし、とりあえず1泊、ね」

千歌「そっか…! よかった…」

鞠莉「……」

鞠莉「…そ、それに」


146 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 00:14:12 XaCrBlqs
千歌「はい?」

鞠莉「……これからは、思い出……残していきたい、でしょ?」ススッ

千歌「鞠莉さん…」

鞠莉「……二年前の続き…する?」

千歌「……!」

千歌「……す、する」

鞠莉「……」ギシッ

鞠莉「……ん」チュッ

千歌「……」チュクッ


147 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 00:24:48 XaCrBlqs
ーーー

プチ、プチッ…

千歌「……ま、鞠莉さんって、やっぱり…」

鞠莉「な、なに……?」

千歌「おっぱい大きいですね…」

鞠莉「……う、うん」

千歌「…」モニュッ

鞠莉「んっ、くぅ……!」

千歌(な、なんだこの質量……!?)

千歌(ずっと触っていたい…)モニュッモニュッ

鞠莉「……千歌、固くなってる」

千歌「あ、いやこれは……その、仕方なくて…」

鞠莉「……だして」

千歌「へ?」

鞠莉「いいから、だして…」

千歌「は、はい…」カチャッ、ビンッ!

鞠莉「っ、ふふ、こんな……私で…?」

千歌「は、はい…」


148 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 00:28:15 XaCrBlqs
鞠莉「あむ…」カプッ

千歌「おぁっ……!」

鞠莉「んむ、んっ、んっ……」ジュプッ、チュプッ

鞠莉(すごい、大きい……これが千歌の、おとな…ちんちん……)

千歌「…っ、はっ、……ぁ……!」ピクッ、ピクッ


149 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 00:39:29 XaCrBlqs
鞠莉「んくっ、れろっ……」

鞠莉(可愛い顔……気持ちいいのかしら……)

千歌「ぁぁ〜……っ…!」

鞠莉「っ、ん……!」チュプッ…

鞠莉「千歌…」

千歌「は、はい……」

鞠莉「……」クパァッ

千歌「…!」

鞠莉「……しよ?」

千歌(あっ、やっばい……)

千歌(顔暑い……!)


150 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 01:37:19 4drryZ4c
ラブラブチュッチュッキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


151 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 01:43:25 XjxxtVZ6
痴女じゃんw


152 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 08:54:59 XaCrBlqs
ーーー

千歌「っ、入れますよ……」クニュッ、ニュプッ

鞠莉「え、ええ…!」

千歌「くっ……!」ニュプッ!

鞠莉「ぁっ……!」

千歌「あっ、あっあっ……!」ニュププププッ…

千歌(ど、どんどん入って、あっ、ぁぁあ…!)

鞠莉「あっ、はぁぁっ、ぁ……!」

千歌(ぜ、全部はいった……)

鞠莉「……ふ、ふふ」

千歌「鞠莉さん?」


153 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 18:16:52 XaCrBlqs
鞠莉「…しあわせ」

千歌「っ、俺も…」

鞠莉「…あの時は、少し辛かったけど…今は本当に、…いいよ、動いて」

千歌「……うん」

優しく。
壊れ物を扱うように優しく。
……そんな風に、本当の意味での私たちの初体験は終わった。

ーーー


千歌「……ん」パチッ

千歌(…あれ、ここ……あ、そうか。…1日は、泊まったんだっけ)

鞠莉「……」zzz

千歌「……」

千歌(…よかった)


154 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 18:32:31 XaCrBlqs
千歌「……」サスサス

鞠莉「……ん、おはよ」

千歌「おはよう、鞠莉さん」

鞠莉「…千歌って」

千歌「はい?」

鞠莉「結構激しいのね…」

千歌「えっ、そうですか?」

鞠莉「ちょっと怖かったもの…」

千歌「す、すみません……」


155 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 18:42:38 XaCrBlqs
鞠莉「でも……」

鞠莉「そういうのも、嫌いじゃないよ」

千歌「……」

千歌「…好き……」

鞠莉「ん?」

千歌「いや、なんでもないです」


156 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 18:58:02 XaCrBlqs
鞠莉「帰るんでしょ?」

千歌「もちろん。…みんな、待ってますよ」

千歌「……とりあえず、帰ったら、お仕事探さなきゃ」

鞠莉「え? 大学は?」

千歌「……いえ、その。実は。鞠莉さん探すのに夢中になって、…」

鞠莉「……」

千歌(うっ、ちょっと視線が痛い……)


157 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 19:22:52 XaCrBlqs
鞠莉「なぁんだ!そんな事だったのね!」

千歌「え?」

鞠莉「そういう事なら、安心して。千歌」

千歌「……あ、もしかして、お仕事を…?」

鞠莉「……そんなんじゃない」

千歌「え?」

鞠莉「……」(モジモジ・・・


158 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 20:55:40 XaCrBlqs
鞠莉「…わ、私のところにいれば、いいじゃない」

千歌「え……あ…!」

鞠莉「……だめ?」

千歌「い、いや、行きたい…居たいです」

鞠莉「……」カァアッ

千歌「……」


159 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 21:00:05 4drryZ4c
初体験の描写が少ないじゃないですか!
自分で言っときて恥ずかしくて顔真っ赤にしてる鞠莉ちゃん最高に可愛い…!


160 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 21:44:53 XaCrBlqs
鞠莉「……言っておくけど」

鞠莉「…逃がさないからね」

千歌「はは……そんなつもりも、ないですよ」

鞠莉「……ふふ」

ーーー

そんな感じで。私と鞠莉さんは、日本へ。
鞠莉さんにとっては二年ぶりの、日本へ。

鞠莉「ん、んー!」ノビー

千歌「久しぶりの日本はどうですか?」

鞠莉「…何も、変わってないのね」

鞠莉「安心した」


161 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 22:00:08 XaCrBlqs
千歌「……行きましょう」

鞠莉「どこに?」

千歌「……まあ、まずは、俺の家に」

千歌「いろいろと話もしないとですし」

鞠莉「……!」

千歌「今すぐは無理でも…」

千歌「その意思があることは、ちゃんと伝えておかないと」

鞠莉「千歌…!」


162 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 23:03:02 XaCrBlqs
ーーー
2時間後。

千歌「めっちゃ簡単にオーケーされましたね…」

鞠莉「すごく軽かったわね…」

千歌「……ま、まあ。うちが良くても、鞠莉さんのところはそう簡単には行かないでしょう。……無職の男って……」

鞠莉「いや、ダメって言わせないし、ダメって言われても貫くわよ」

千歌「……」

鞠莉「私たちが決めることだもの」


163 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 23:10:03 XaCrBlqs
千歌「……そうですね」

千歌「…やっぱり俺ちゃんと就職しますよ。さすがに情けないですし…」

鞠莉「あら、疲れて帰ってくる私を癒してくれるっていう仕事に就いてもいいのよ?」

千歌「…そりゃ、一番楽しいでしょうけど…」

千歌「やっぱり、そこは、ちゃんとしないといけないから」

鞠莉「……そっか」

千歌「……なんか本気でガッカリしてません?」

鞠莉「んー……まあ、私は別にそれで構わなかったけど」

鞠莉「千歌がそういうなら」


164 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 23:20:40 XaCrBlqs
千歌「……とりあえず、今日は」

鞠莉「帰らない」

千歌「へ?」

鞠莉「……」ギュウッ

鞠莉「もう片時だって離れたくないの…」

千歌「鞠莉さん……」

鞠莉「……私も、ここにいたい」

鞠莉「……だめ、かしら」

千歌「……」

千歌「…無理に決まってるじゃないですか」

鞠莉「……っ」

千歌「……それ、断るのなんて」

鞠莉「…! 千歌…!」

千歌「…狭いですけど……あの時みたいに、同じ部屋で、いいですか?」

鞠莉「ええ……えぇ! もちろん!」


165 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 23:28:59 XaCrBlqs
ーーー

鞠莉「そういえば……ほかのみんなは」

千歌「あぁ……やっぱり、みんな無難に進学ですよ」

鞠莉「そっか……私、受験とかの前に向こう行っちゃったから…」

千歌「寂しがってましたよ」

鞠莉「うん…明日にでも会いに行く」

千歌「今日行かなくていいんですか?」

鞠莉「今日は…」ギュウッ

鞠莉「…いいの」

千歌「……そ、そっか」ドキドキ


166 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/18(金) 23:46:58 4drryZ4c
ドキドキ…


167 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 07:47:16 ROzZUYaw
鞠莉「……」

鞠莉「ねえ」

千歌「ん?」

鞠莉「千歌って、私とするまでチェリーだった?」

千歌「ぶっ……!?」

千歌「な、なにを」

鞠莉「気になって…」

千歌「……そ、そりゃ…経験……なかったですけど」

鞠莉「そっか……ふふ」

鞠莉「ねえ、千歌。何か、やった事の無いことってある?」

千歌「やった事の無いこと?」


168 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 08:44:42 ROzZUYaw
鞠莉「……恋人が出来てから、やったことの無いこととか」

鞠莉「私は千歌と一緒に、いろんな初めてをやっていきたいの」

千歌「…初めて」

鞠莉「うん!」


169 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 12:29:26 EOVMQqYA
これは…
ワッフル!ワッフル!!


170 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 14:40:07 ROzZUYaw
千歌「……じ、じゃあ」

ーーー

鞠莉「…本当にこんな事でよかったの?」

千歌「う、うん」

鞠莉「じゃ…始めるわね」

ホリホリ…

千歌「ぁ〜…いい感じ」

鞠莉「痛くない?」

千歌「ぜんぜん…」


171 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 19:14:47 ROzZUYaw
鞠莉「こんなことで良かったの?」

千歌「こんな事がいいんです…」

鞠莉「……」ホリホリ

鞠莉「反対、向いて」

千歌「は〜い」

鞠莉「次、私にもしてね」

千歌「は〜い」


172 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 19:29:45 ROzZUYaw
鞠莉「……」

千歌「はへ〜…」

鞠莉「私も反対側までしてくれる?」

千歌「は〜い」

鞠莉「……」クスッ

鞠莉「私の事好き?」

千歌「は〜い」

鞠莉「こういうこと、出来て、嬉しい?」

千歌「は〜い」


鞠莉「ーーーじゃあ、私と結婚してくれる?」

千歌「いいよ」


173 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 20:56:06 ROzZUYaw
鞠莉「っ、……!」ペシペシ!

千歌「あはは、痛い痛い」

鞠莉「む、う……! はい、交代!」

千歌「は〜い…」

ーーー

その後はもうなんか、すごい。
イチャイチャしてました。
びっくりするくらいイチャイチャしてた。

千歌「鞠莉さん、先にお風呂どうぞ」

鞠莉「私が先に入るわけにはいかないわ、千歌から」

千歌「いやいや、大丈夫ですって」


174 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 21:47:08 ROzZUYaw
鞠莉「じゃあもう一緒にはいりましょ」

千歌「そうですね」



美渡「あんたらなんかもう老夫婦かよ」

ーーー

チャプン…

鞠莉「ふう……そういえば、あの時も、このお風呂に入ったのよね」

千歌「そういえばそうでしたね」

鞠莉「ふふ、やっぱりいいわね……特に今は。千歌がいるから、もっといいわ」

千歌「…へへっ」


175 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 21:57:34 O2iqxeqA
>>173
イチャイチャ詳しく教えてくれ
俺たちもびっくりさせてくれええ


176 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 22:07:58 ROzZUYaw
鞠莉「……本当、あなたと出会えて…よかった」

千歌「…俺もです」

鞠莉「…傍に居てね」

千歌「もちろん」

鞠莉「……ふふっ」

ーーー

鞠莉「それじゃ、おやすみ」

千歌「おやすみなさい」

鞠莉「だ〜いぶ!」バサッ

千歌(わっ……!)

鞠莉「ふふ」

千歌「もう…布団ひいたのに」

鞠莉「だめ……?」

千歌「いえ全然」


177 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 22:18:53 ROzZUYaw
鞠莉「えへ…」モゾモゾ

鞠莉「こうやって、あなたの温もりが感じられるの、すごく好き…」

千歌「…」

鞠莉「とっても安心するの」

千歌「……そっか」

鞠莉「…ねっ。眠る前に」

千歌「…ん?」

鞠莉「…キス、して?」

千歌「……」

鞠莉「ふふ、顔真っ赤…」クスッ


178 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 22:29:39 ROzZUYaw
千歌「……」ムッ

千歌「……」スッ…

鞠莉「…、……ん」

鞠莉(頭に手を回してキスされるの……すき…)

千歌「ん、…」チュッ

鞠莉「…おやすみ」

千歌「おやすみ」


179 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 22:46:46 ROzZUYaw
ーーー
チュンチュンッ…

千歌「……んぐ、ぁ…」パチッ

千歌(ぁあ……朝……)

鞠莉「……」zzz

千歌「……あぁ」

千歌(幸せ…)

ーーー

美渡「それで、んむぐ、あんた達これからどうするの?」モグモグ

千歌「んー…とりあえず、俺は仕事探さなきゃ。あ、しょうゆとって」

美渡「ん」

鞠莉「だから、いいって言ってるのに…」モグモグ

志満「こういうのは、男としてのプライドがあるのよ、ふふ」

千歌「そういうこと」モグモグ


180 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 22:49:13 h/4J2tbw
しょうゆだけに…ちなみにこれは


181 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/19(土) 23:00:19 ROzZUYaw
美渡「……にしても」

千歌「ん?」

美渡「……あんたも、随分ときれーな娘を捕まえたもんね」

千歌「捕まえたって…」

志満「私は、初めてここに連れてきた時からもう付き合ってるのかと思ってた」

美渡「ま、普通なかなか連れてきたりしないし、あの時はあんたが太い神経してたって話なんだろうけど」

鞠莉「まあ私はあの時から好きだったわけだけど」

美渡「ほほ〜?」

千歌「……」モグモグ


182 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/20(日) 00:12:45 6ByOjnjI
肝心な描写がかなり抜け落ちてるんですけど気のせいでしょうか…?


183 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/20(日) 22:22:36 0Aj5XgQQ
美渡「…ていうか」

千歌「ん?」

鞠莉「……?」モグモグ

美渡「本当……きれーな娘ね〜」

千歌「はっはっはっ」

志満「どうして千歌が自慢げに笑うのよ…」

美渡「まあ自慢したいだろうけど」


184 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/20(日) 22:40:04 0Aj5XgQQ
千歌「まあ自慢の彼女ですよ」エッヘン

鞠莉「……」クイクイ

千歌「ん?」

鞠莉「…彼女止まりなの?」

千歌「鞠莉さん…」

鞠莉「……」



美渡(なんで朝っぱらから惚気見なきゃいけないの)

志満(私たちも気を抜いてたら危ないわよ…)

ーーー

美渡「……そーいえば、ふたりはデートとかしたの?」


185 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/20(日) 23:02:20 ddGVnFiI
ウヒョョョ


186 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/20(日) 23:53:40 0Aj5XgQQ
千歌「……そういえば」

千歌「した事ない」

美渡「ないんかーい」

鞠莉「まあいろいろ…あったから…」

千歌「行こうと思う間がなかったね」

志満「だったら、今からでも行ってくれば?」

千歌「え?」

美渡「どうせ家にいても惚気られるだけだしね」

千歌「……じゃあ、そういう事なら」


187 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 00:14:49 Om1ObIDI
ーーー

千歌「じゃ、行きましょ、鞠莉さん」

鞠莉「ええ! エスコート、よろしくね」

ーーー

千歌「この2年で、ちょっと変わったこともあるんですよ」

鞠莉「そうなの?」

千歌「例えば、あそこにあるお店…去年ちょうど改装したんですよ」

千歌「あのハンバーガー店は新メニューが出来ました」

千歌「他には…」

ーーー

鞠莉「ふう……」

千歌「結構歩きましたね。少し休憩します?」

鞠莉「ふふ、大丈夫よ。そんなやわじゃ」コケッ


188 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 00:38:20 Om1ObIDI
鞠莉「あっ」

千歌「えっ」

グキッ!

千歌「鞠莉さん!?」

鞠莉「いっ、……!」

千歌「痛い!?」

鞠莉「う……うん。いたい」

千歌「立てそうには……ないか」

鞠莉「あ……あはは、ごめんね、千歌。こんな時に…」フワッ

鞠莉「へ?」

千歌「よい、しょっ」

鞠莉「千歌っ!?」

千歌「やってみたかったんですよね、お姫様抱っこ」


189 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 00:58:35 YRmlbISg
ヒュー!!


190 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 01:00:26 Om1ObIDI
鞠莉「やっ、恥ずかしっ……!?」

千歌「まあまあ。だれもいませんから」

鞠莉「う……」

千歌「……少し早いですけど、戻りましょうか。特に計画があったわけじゃないですし」

ーーー

コツコツコツッ…

鞠莉「……おもくない?」

千歌「おもくない」


191 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 01:46:06 Om1ObIDI
鞠莉「ほんと?」

千歌「本当。ちっともおもくない」

鞠莉「……そっか」

鞠莉「…」ギュウッ

千歌「鞠莉さん?」

鞠莉「……だれもいないなら、いいでしょ?」

千歌「……そうですね」


192 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 01:54:02 ZDtkvw8Y
今までの子の中で1番糖度が高い希ガス


193 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 02:09:50 Om1ObIDI
ーーー

千歌「ただいまー」

美渡「んぁ? やけに早かっ……なに。また見せつけて」

千歌「違うよ…足、ひねちゃって」

美渡「あー、なるほど。氷とか、あったかな」

千歌「ありがと。…鞠莉さん、とりあえずソファに」

鞠莉「うん」


194 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 02:38:41 sQs47pyk
作者は鞠莉推しらしいからな
気合い入ってるわ


195 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 03:07:54 Om1ObIDI
ポフッ…

千歌「靴下脱いで、足、みせて」

鞠莉「……」ヌギッ

千歌「……あぁ、少し腫れてる…」

美渡「ほれ、氷。包んどいたよ」

千歌「ありがと、美渡ねぇ」

千歌「こうして……こう。…冷たすぎたり、角が刺さったりは?」

鞠莉「ううん、大丈夫。ありがとう」

千歌「いえいえ」


196 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 11:53:56 RWLPNcoI
家族ぐるみなのがグッとくる


197 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 14:41:50 Om1ObIDI
千歌「と、これでいいかな」

志満「あんまり酷いようなら、病院も考えないとね」

千歌「まあ後はゆっくりしててください」

鞠莉「…ん。そうする」


198 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 15:47:06 Om1ObIDI
ーーー


千歌「じゃあ鞠莉さん。寝ましょうか」

鞠莉「ええ」ンバッ

千歌「……」

鞠莉「痛くて歩けない……」

千歌「…仕方ないなぁ!」ダキッ

鞠莉「きゃー♡」


美渡(なにあれ)

志満(日に日に悪化してる気がするわね)

ーーー


199 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 17:40:28 Om1ObIDI
今回はここまで。また明日。


200 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 17:48:09 qFMA9fkI
いいぞ、もっと可愛い鞠莉さんみせてくれ
日に日に悪化させてくれ…!


201 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/21(月) 18:50:11 RZRYVgbE
超ラブラブデレデレじゃないですか!
鞠莉ちゃん可愛すぎでしょ!


202 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/22(火) 15:51:31 hWvp93Tc
ーーー

千歌「よいしょ」ポフッ

鞠莉「ありがと…そういえば、ベッド、これ。千歌の……変わってないのね」

千歌「え? あぁ…まあまだまだ持ちますしね」

鞠莉「……」

鞠莉「……」スゥー

千歌「ちょっ」

鞠莉「んー…千歌の匂いすっごいする…」

千歌「やめてください恥ずかしい!?」


203 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/22(火) 17:15:46 hWvp93Tc
鞠莉「そうよね…」

千歌「分かってくれましたか」

鞠莉「…」ギュウッ

千歌「……鞠莉さん?」

鞠莉「ベッドの残り香なんかじゃなくて、本物の匂い嗅げばいいんだもの…」

千歌「……」ギュウッ

千歌「…このまま寝ます?」

鞠莉「うん」

ーーー


204 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/22(火) 18:46:45 Wgbpewlc
いいぞ可愛いぞ


205 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/22(火) 19:45:29 a56fOE9I
ノロケェ…


206 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 02:27:32 Ls0ImjSA
甘い


207 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 15:42:52 9Glitc2U
ーーー

鞠莉「……」zzz

千歌「……」

千歌(…綺麗だな)ナデ…

千歌「……」zzz

ーーー
数日後。

美渡「……」ゴクゴク

千歌「……ねー、みとねぇ」

美渡「ん?」

千歌「お酒って美味しいの?」


208 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 18:07:28 9Glitc2U
美渡「んー、そうね。うん。のんでみる?」

千歌「いや一応まだ19…」

美渡「ああそっか。…鞠莉ちゃんは?」

鞠莉「まだ飲んだことは無いです」

美渡「おー…ちょっと飲んでみる? 20でしょ?」

鞠莉「あはっ、じゃあ、少し…」

とまあそんな感じで、鞠莉さんの初のお酒だったんだけど。……。

ーーー


209 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 18:27:57 9Glitc2U
鞠莉「んう〜……」ポー

美渡「ありゃりゃ、半分で顔赤くなっちゃって」

志満「思ったよりも弱いのかもね」

千歌「鞠莉さん、大丈夫?」

鞠莉「んー……」


210 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 18:33:03 iAerVR.A
wktk


211 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 18:39:15 9Glitc2U
千歌「ま……」ガシッ

千歌「え?」

鞠莉「んむー……」ブチュウッ

千歌「!?」

美渡「!?」

志満「!?」

千歌「んっー!? 」

鞠莉「んむ〜……」ムチュッ

美渡(あかん)


212 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 18:49:11 tmgkaQPU
お酒弱い鞠莉ちゃん可愛い


213 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 20:23:36 T2lHSxC2
確かにキス魔になりそうだな…


214 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 20:30:22 GqQE0kkw
ポイントを心得てるな
もっと、もっとだ


215 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/23(水) 22:08:30 H.qljshI
ツバサの方も頼むぞ


216 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/24(木) 15:52:54 KWJDJtbU
千歌「んっー!? んんんっー!?」ジタバタ

鞠莉「んむぅ〜…」チュッ、チュパッ

千歌「ん……ぁ……」ピクッ、ピクッ

志満「……」ユビノスキマチラチラ

美渡「……」●REC

鞠莉「んむぁ〜……」プハッ

千歌「……♡」ピクッ、ピクッ


217 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/24(木) 17:20:24 KWJDJtbU
鞠莉「……」ユラッ

美渡「えっ」

美渡「ちょっ、なに。待って、おちつ……力強っ!?えっ、鞠莉ちゃん、あっ、ぁー!!」

ーーー

鞠莉「……う、うう〜ん…」ムニャ…

鞠莉「……んあ?」

千歌「……」ピクッ、ピクッ

志満「……」

美渡「……」トマルンジャネェゾ…

鞠莉「……」

鞠莉「え?」

ーーー

千歌「鞠莉さん、やっぱお酒飲まないで…」

鞠莉「ふぁい……」


218 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/24(木) 18:41:17 KWJDJtbU
時間がなくなかなか更新が出来ませんが、続けては行くので宜しくお願いします。
また明日に。


219 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/24(木) 18:55:02 97woWXyU
おつおつ
ゆっくり自分のペースで鞠莉ちゃん√進めてくださいな��


220 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/24(木) 19:26:48 bpXVeiSQ

鞠莉さんかわいい


221 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/25(金) 17:27:26 JC4pIjSk
すみません今日はなしで……。土曜日に再開します。


222 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/25(金) 17:47:34 ofe6JK6o
たまには ゆっくり きみのペースで


223 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/26(土) 17:07:32 b5YdKunU
鞠莉「まさかこうなるとは…」

千歌「こっちも驚きましたよ…」

美渡「情熱的…」

志満「なにが?」

ーーー

千歌「……ホテル、ですか」

鞠莉「ええ! うちの経営してるホテルなんだけど…」

鞠莉「そこで働いてみない? もちろん、オーナーからOKがもらえればだけど」

千歌「でも今までの経歴が…」

鞠莉「そんなの押し通すわ」

千歌「ええ!?」


224 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/26(土) 19:01:58 nW3W1SBc
鞠莉ちゃんのパワープレイ好き


225 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/28(月) 02:01:02 uqwnpiow
鞠莉「まあ何にせよ、まずは話に行かないと」

千歌「……そうですよね」

鞠莉「大丈夫大丈夫、そんなに不安がらなくても」

千歌「えぇ…。鞠莉さんの両親、か…」


226 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/28(月) 02:01:47 uqwnpiow
また月曜の夜から再開します


227 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/28(月) 08:07:55 spXXuQnY
とうとうこの時が来たか


228 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/28(月) 19:42:04 uqwnpiow
鞠莉「そんな身構えなくて大丈夫よ。怖い人達じゃあないから」

千歌「そっか…なら、大丈夫かな」

鞠莉「ええ!」

ー会ってきたー

千歌「鞠莉さん」

鞠莉「……」

千歌「鞠莉さん?」

鞠莉「……」メソラシ

千歌「大丈夫って…言ってたよね?」

鞠莉「いや、まあ。うん」

千歌「思いっきりぶん殴られた…」ヒリヒリ

鞠莉「とりあえず大事にされてるんだなって思ったわ…」

千歌「『この泥棒ねk……犬畜生が!』って言ってましたね…」

鞠莉「ははは……」


229 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/28(月) 21:54:35 uqwnpiow
鞠莉「ま……まあまあ! ホテルで働くことは認めくれたんだし、いいじゃない!」

千歌「先にその話をしてて良かったですね…交際してるって先に話してたら、絶対聞いてもらえなかったですよ」

鞠莉「だろうね〜」

鞠莉「……なにはともあれ、これでひとまず安心ね」


230 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/29(火) 22:17:35 h2UUlHrE
千歌「ふう……」ポフンッ

千歌「あ〜……よかった」

鞠莉「あとは、私たちの事ね」

千歌「……」

千歌「ねえ鞠莉さん。……1つ、聞きたいんだけど」

鞠莉「ん?」

千歌「……どうして、俺のことを好きになってくれたのかな、って」


231 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/29(火) 22:51:12 h2UUlHrE
鞠莉「……!」

鞠莉「…それは」

千歌「それは?」

鞠莉「……」

鞠莉(…いえ、もう、それはいいの)

鞠莉「……へへ、内緒で」

千歌「えー、教えてよー」

鞠莉「やー」


232 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/29(火) 23:46:36 h2UUlHrE
鞠莉「それより、今は新しい思い出を…ね?」

千歌「…うん」

鞠莉「……ふっ、ねね。」

千歌「ん?」

鞠莉「今さ、お姉さん達……いないんでしょ?」

千歌「…うん。まあ」

鞠莉「……」スススッ

鞠莉「……イイ事しよっか」

千歌「……!」


233 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/29(火) 23:47:05 h2UUlHrE
明日再開


234 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/30(水) 00:37:13 0KIn.hYo
二人のペース、よきかな


235 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/30(水) 22:49:10 RM04U4dk
明日は朝が早いのでなしで……。
木曜日から再開。
それと鞠莉√。あまりにも終わらない(終わらせたくない)状況ですが、まだ続きます。よろしくお願いします


236 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/30(水) 23:33:07 VVPfWpNg
それは朗報
可愛い鞠莉さんをたくさん頼む


237 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/08/31(木) 01:52:11 Eifat33U
好きなペースでいいのよ


238 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/02(土) 01:01:41 WRM22pBM
お待たせしました……土曜日再開!


239 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/02(土) 12:25:39 0hWAt5xg
うっひょー


240 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/02(土) 22:37:38 WRM22pBM
鞠莉「……んふ、そうね。それじゃ…」

千歌「……」ンゴクッ

ーーー

パンパンパンッ…

ギシッ、ギシッ、ギシッ…

千歌「っ、……っ…!」パンパンパンッ

鞠莉「はっ……っ、しっ……!」ビクッ

ニュルッ、ズチュッ…


241 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/02(土) 23:36:25 WRM22pBM
千歌「あっ、く……」パチュッ、パチュッ

鞠莉「んっ、……、…!」

鞠莉「〜〜!」ハァー、ヒァー

グポッ、グポッ!

千歌「……っ、…!」フー、スー…

千歌「っ、……!」パンパンパンッ!

鞠莉「ぁっ……!」ビクッ!


242 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/03(日) 14:33:36 zpbRbZuM
鞠莉「…!」シー、ハー

千歌「っぐ……」ビグビグッ

パチュッ、パチュッパチュンッ!

千歌「うっ……!」

ビュグッ!!

鞠莉「……っ、ぉっ……!」ガチガチガチッ

ニュポッ、クチュッ…

鞠莉「っ、……」ハアー、ハアー

千歌「ふっ、はぁっ……」ハア、ハア

ーーー

鞠莉「…なんか、激しかった」

千歌「え?」

鞠莉「言葉も交わさず、ただその行為に没頭してる感じがして…」

鞠莉「……でも、よかった。すごく」


243 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/03(日) 14:39:22 zpbRbZuM
千歌「……ふふ」

千歌「……あ、そうだ」

千歌「鞠莉さん…今度、いつでもいいんですけど、デート、行こう」

千歌「今度は、目的決めて、ね」

鞠莉「…どこに連れていってくれる?」

千歌「いろいろと…映画だって、水族館だって……」

千歌「一緒に行きたいところ、たくさんありますよ」


244 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/03(日) 16:09:59 utlMMAvY
えっろ…!


245 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/04(月) 15:00:13 fIo.oNtw
ーーー

千歌「そうだ!」

鞠莉「わっ、なに?」

千歌「鞠莉さんの誕生日いつだったかなって」

鞠莉「6月13日だけど…」

千歌「あっ」

千歌「もうかなり過ぎてた…」

鞠莉「なぁに? お祝いしてくれるつもりだったの?」

千歌「もちろん!」

千歌「……まあ、過ぎてても、お祝いしてもいいですよね。鞠莉さん!何か欲しいものとか、して欲しい事とかありますか?」


246 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/04(月) 15:42:31 fIo.oNtw
鞠莉「……欲しいもの、かぁ」

鞠莉「特には、ないかな」

千歌「ええ〜、なんでもいいんですよ」

千歌「何か…こうなると俺のわがままみたいですけど、何かしてあげたいんです」

鞠莉「……」


247 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/04(月) 17:31:32 fIo.oNtw
鞠莉「……じゃあ」

千歌「はい!」



鞠莉「赤ちゃん、欲しいな」

ーーー

美渡「……」

美渡「……起きてこないわね」

志満「遅いね」


248 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/04(月) 17:56:41 yyUfJnwc
また親父どのになぐられそうな…


249 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/04(月) 18:44:29 jxgWHTrw
行為の詳細をお願いします(血涙


250 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/04(月) 20:55:15 eshXL5ME
千歌くんの性欲強すぎィ!


251 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/05(火) 01:01:39 9LUIOk12
そりゃ鞠莉ちゃんに赤ちゃん欲しいなんか言われちゃったらねぇ

いくら賢者でもねぇ

ねぇ?


252 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/05(火) 06:30:39 F41K5xTE
夜通し種付けプレスしてるのかと思うと大変興奮しますね…


253 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/06(水) 16:17:13 jaNAfwzM
美渡「ちょっと起こしてくるわ」

志満「ええ」

ーーー

ギシッ、ギシッ、ギシッ…

美渡「うーん、階段もだいぶ軋むなぁ。今度なんかしようか…」

美渡「…おーい千歌。いつまで寝てんの」コンコンッ、ガチャッ

美渡「えっ」ムワッ



千歌「くかー…」

鞠莉「……」zzz

ドロドロ…


美渡「………………」ソットジ

美渡(見なかったことにしよう)

ーーー

志満「まだ寝てた?」

美渡「うん」

美渡「寝てた」


254 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/06(水) 20:15:06 nu6H480A
美渡姉…


255 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/07(木) 17:14:40 ggQEFtUs
ーーー

千歌「……ふぁぁ」ボサボサ

志満「おはよ、随分と寝てたわね」

千歌「あ、いやまぁ、……うん」

千歌「ちょっとね」

美渡「……」

鞠莉「ところでお義姉さん」

美渡「ん……ん? ……んん?」

鞠莉「いえ、いつまでも置かせてもらっているだけじゃ悪いので…何か、お礼…」

美渡「いやいや、そんなのきにしなくていいんだって」

志満「そうよ、それに、そういうのは千歌がなんとかしてくれるよね」

千歌「そうそう」


256 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/07(木) 20:44:45 AlUErUvs
さり気ないお義姉さん呼び


257 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/09(土) 15:20:33 d9Ps9kKk
日曜日再開します


258 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/09(土) 21:49:43 LiIo3QoE
待ってるで


259 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/10(日) 22:21:40 vQxbDXYQ
どうした日曜日が終わっちまうぞ!
楽しみに待つから無理しないでね


260 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/10(日) 22:23:28 tcQ3LSSU
千歌「まあそこはね!」

鞠莉「ふふふ」

志満「でも、あんまり無茶はしないでね」


261 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/11(月) 06:24:45 ZJ5SrqQY
千歌「なにが?」

志満「まあラブラブなのはいいけど、子供とか出来たらーーー」

千歌「 」ピクッ

千歌「わ……わかってるよ! もちろん! うん!」

鞠莉「……」

美渡「アッ…」

志満「……?」


262 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/11(月) 23:35:16 ZJ5SrqQY
志満「……ま、いいけど」

志満「そういうことだから、わかった? 千歌に関してはまだ19なんだから」

千歌「は、はーい」

美渡「……」サッキノッテ…

鞠莉「と、とにかくそのあたりは気をつけるわ!ウン」

志満(こりゃ近々報告してくるかな……?)

ーーー

千歌「……それにしても」

鞠莉「うん?」


263 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/12(火) 23:03:53 J7oDLT52
千歌「いや子供欲しいとか言い出すから驚いたなって話ですよ」

鞠莉「ああ…」

千歌「たまげましたよ!」

鞠莉「……だって、欲しかったんだもん」

千歌「……」

千歌「…ず、ずるいですよ、そういうの」

鞠莉「……」サスサス

鞠莉「出来るのかな」

千歌「いや正直……出来ちゃったら、どうやって行こう…」

鞠莉「普通なら、そうなるわよね。でも安心して!」

鞠莉「私よ!」

千歌「うん、まあその面(お金)は……大丈夫なのかもしれないけど」

鞠莉「うん?」


264 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/13(水) 01:29:19 arKoYMRw
これはこれは…


265 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/13(水) 06:23:03 mC1NvqxU
千歌「育てかたとか…」

千歌「そのへんは、どうにもならないですよね。教わらないと」

鞠莉「そうね…」


266 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/13(水) 23:09:51 mC1NvqxU
千歌「みんな、なんて言うかなぁ」

鞠莉「まあ……やっぱりよくは思われないんじゃない?早すぎる、って」

千歌「ですよねー…」

千歌「……でも仕方ないじゃないですか」

千歌「欲しいってんなら、仕方ない」

鞠莉「ふふ……」


267 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/13(水) 23:42:00 mC1NvqxU
千歌「……さ、今日はなにをしようか」

鞠莉「…名前でも考える?」

千歌「そ、それはちょっと気が早いんじゃないかな?」

鞠莉「そうかしら?」

千歌「まだ男の子か、女の子か……それとも出来てるのかもわからないんだし」

鞠莉「いつかは出来るわ」

千歌「……」


268 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/14(木) 04:54:13 MO2nXltI
鞠莉ちゃんがかわいい…


269 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/14(木) 22:47:36 IcmkN5N2
千歌「……なんにせよ」

千歌「頑張っていかないとね」

鞠莉「ええ」

鞠莉「……」

鞠莉「ねえ、もしも。もしもだけど」

千歌「ん?」

鞠莉「もしも私が明日にでも居なくなったら、どうする?」

千歌「…どっか行っちゃうの?」

鞠莉「ううん、そうじゃない」

鞠莉「……そうなった時、千歌はどうしてくれるのかなって」


270 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/15(金) 23:28:53 ZyeYPdnI
土曜よる再開。
鞠莉編もそろそろ。


271 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/16(土) 01:23:29 qP0D46Ww
えっ…終わりですか…
セッシーンもっと鮮明にお願いします!


272 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/16(土) 01:52:23 90pFhDl2
思ったけど鞠莉ちゃんが男の子に対して呼び捨てにするのすごいドキドキする

千歌ちゃんだけど


273 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/16(土) 07:17:34 ICaME8WY
鞠莉の乙女部分いいっすね…


274 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/16(土) 08:34:52 ZBsyQiQU
最後にどちゃくそ


275 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/16(土) 08:35:16 ZBsyQiQU
エロいのください何でもしますから


276 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/16(土) 23:33:23 lwnNep0Q
千歌「……どこかに、か」

千歌「どこかにいるなら、問題ないよ」

鞠莉「え?」

千歌「どこかにいるなら、会いに行ける」

千歌「着いていく。…そうやって、また会えたし」

千歌「どこに行ったとしても絶対に会いに行く」

鞠莉「……」

鞠莉「…よかった」

鞠莉「…千歌で良かった」

千歌「ん?」

鞠莉「なんでもなーい」


277 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/16(土) 23:59:51 lwnNep0Q
鞠莉「…」

鞠莉「あのね」

鞠莉「私、千歌以外の男の人を好きになった事がないから、なんて言えばいいかわからないけど…」

鞠莉「きっと、あなた以上に良い人は、いないと思ってるの」

鞠莉「探せばいるかもしれないけど、それじゃ違う」

鞠莉「『千歌』じゃないとダメなの」

鞠莉「…依存みたい、かしら」

千歌「……ううん、そう思わない」


278 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 00:46:40 hxtpMx1.
千歌「…今はさ」

千歌「好きだから、一緒にいたい。それでいい」

鞠莉「……」ポフッ

千歌「……鞠莉さん?」

鞠莉「ずるいよ…そういうの」

千歌「えっ」

鞠莉「……まあ、私も……それで、よかったのかも」

鞠莉「それくらい、シンプルで……」


279 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 01:41:29 hxtpMx1.
鞠莉「…幸せ」

千歌「……」

千歌「これからだよ」

千歌「まだまだ、満足させない」

千歌「……そうでしょ?」

鞠莉「……ええ!」
ーーー
数ヶ月後。


280 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 01:53:55 hxtpMx1.
千歌「ただいまー」

鞠莉「おかえりー」

千歌「ふふ、こっちも、ただいま…」ススッ

鞠莉さんのお腹は大きくなっていた。

結局あの日たっぷりした分は意味あったみたいで、妊娠していた。

鞠莉さんのお父さんにまた殴られた。


281 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 02:57:40 hxtpMx1.
でも、それはどちらかと言うと、もっとちゃんと順序を踏んでからにして欲しかったという、あくまで私たちのことを考えてのことだった。

それから、私たちは別のアパートに住み、2人だけの生活を送っていた。

私はホテルではたらきだして、なんとかなっている。


282 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 03:09:28 hxtpMx1.
千歌「もうすぐかな?」

鞠莉「ええ、予定じゃ、あと一ヶ月…」

千歌「……親、かぁ」

なんだか不思議……本当なら私も『母親』なんだろうけど、今の私は父親だもん。

鞠莉「……名前。どうしようか」

千歌「ゆっくり決めていこう、大事に……」


283 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 10:56:25 hxtpMx1.
鞠莉「…私、良かった」

千歌「なにが?」

鞠莉「千歌と出会えて」

鞠莉「いろいろあったかもしれないけど、これからの事に比べたら、大したことないや」

鞠莉「これからずっーと、一緒なんだから…」

千歌「……そうだね」

あと何十年、この人といられるのかな。
どれだけ、一緒にいられるのかな。
明日事故にあって死んじゃうかもしれないし、100歳までだって生きるかもしれない。
だから、いつどうなってもいいように。

千歌「…愛してる、鞠莉」

鞠莉「えぇ……え?」

千歌「じゃ、お風呂はいってくるね」

鞠莉「ちょっ、まって!今……!」

そんな当たり前の事を、伝えていこう。

千歌「あ〜気の所為気の所為」

鞠莉「もー!」

千歌「ははは…!」


鞠莉√END


284 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 11:02:48 0R3tTUyM
幸せだなあ…乙乙


285 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 11:24:04 hxtpMx1.
推しの濡れ場はなかなか…。

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1505701390/l30

果南√はそういうのが多くなるかと。


286 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 11:27:14 9HiscdTc
おつおつ
この二人なら幸せな家庭を築けるでしょうね
果南ちゃん√色んな意味で楽しみ!


287 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 11:29:33 jCmm3mrU
うっひょー


288 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/18(月) 19:06:15 ix5lJByw
鞠莉ちゃんいいぞ


289 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/19(火) 02:01:03 wdlR9xow
おつおつ


290 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/19(火) 15:19:45 3.7zFc5k
おつ!


291 : 名無しさん@転載は禁止 :2017/09/21(木) 23:18:02 WtCIk34s
楽しかった!おつ!


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