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Tohazugatali Tourist Bureau

943チバQ:2011/04/17(日) 18:04:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110417-OYT8T00066.htm
観光業界減収挽回できず
2スキー場再開、新幹線も復旧したが…


再開したスキー場でスキーやスノーボードを楽しむ来場者(山形市の蔵王温泉スキー場で)  東日本大震災の発生以来、1か月以上にわたって営業を休止していた蔵王温泉スキー場(山形市)と天元台高原スキー場(米沢市)が16日に再開した。燃料不足の解消や山形新幹線の復旧などの条件がそろい、シーズン終了間際にようやく間に合った形。しかし、休業期間の観光客を取り戻すのは難しく、長期的に見ても観光客の増加を見通しづらい。旅館の宿泊客も減っており、県内の観光産業全体に影響が広がっている。

 「再開を楽しみにしていた」

 友人とスノーボードをするために蔵王温泉スキー場を訪れた山形市東原町、会社員高橋優さん(30)は笑顔で話した。冬になると毎年10回以上はスキー場に足を運ぶ高橋さん。「4月上旬には、気持ちがはやって休業中のスキー場に行ってしまった」と言う。

 この日のゲレンデは、高橋さんと同様、再開を待ちわびた県内外のスキーヤーやスノーボーダーらで久しぶりににぎわった。

 震災後、燃料不足や電力消費の抑制、山形新幹線をはじめとする交通機関のストップで、1か月以上、営業できずにいた同スキー場。山形新幹線の東京までの直通運転が始まり、ガソリンなどの生活必需品の供給も改善されたことから、再び営業を始めた。今シーズンは、17日と、23日以降5月5日まで開業する予定だ。

 同スキー場のロープウエーやリフトの運営会社で構成する「蔵王索道協会」の小関和夫会長(58)は「シーズンが終わる前に再開できてよかった」と一安心の様子。同じく16日から営業を再開した天元台高原スキー場の山田長一総括支配人(56)も「残りの期間で、できるだけ人を呼び込みたい」と意気込んだ。

 しかし、地震発生後、営業再開に踏み切れた県内のスキー場はごくわずかだ。県観光物産協会によると、蔵王温泉スキー場と天元台高原スキー場のほかは、大蔵村の湯の台スキー場、3月26日から一時的に再開した米沢スキー場だけ。

 雪の多かった今年は、集客増を見込んだ関係者が少なくなかっただけに、震災で思わぬ休業に追い込まれたことへの落胆は大きい。再開を果たした蔵王温泉スキー場でさえ、3月の来場者が例年の4割程度だったことから、シーズン全体では例年の8割以下にとどまる見通しだという。

 さらに、早くも来シーズン以降の集客を危惧する声も上がっている。小関会長は「県内のスキー客は宮城など隣県から来る人が多く、すぐに客足が戻るとは思えない。原発事故に伴う東北全体へのイメージの悪化もあり、影響は長期に及ぶのでは」と、困惑気味に話す。

     ◇

 影響は旅館業界にも及んでいる。県観光交流課によると、震災後、温泉地を訪れる観光客は激減。「年間を通して1割以上の収入減は間違いないが、さらにひどくなることも考えられる」と話す。

 南陽市の赤湯温泉旅館協同組合の代表理事、須藤清市さん(54)は「どの旅館も大打撃だ」と、肩を落とす。須藤さんが経営する「いきかえりの宿 瀧波」では、今年に入って宮城県の客を呼び込む格安ツアーを企画。人気を集めていたが、震災後はパッタリと客足が途絶えてしまった。

 「ゴールデンウイークに向け、少しは予約が戻ってきた。ただ、被災地となっている近県からの利用客はしばらく望めない。サクランボの季節には回復してもらいたいが……」。須藤さんは祈るように話した。

(2011年4月17日 読売新聞)


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