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憂「唐揚げチキン」律

1 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:16:39 EqYHpl9U0
律「うはぁー、憂ちゃんつえぇー......」バタンキュー

憂「そんなことないですって」

そんなことないですって、私いまさっきからあなたに勝ててないんですけど!

律(自信あったんだけどなぁー、このゲーム)ゴロン

一歳だけとはいえ、年下に負けるってなんだか敗北感半端ない......

そのまま天井を仰ぎ見る。
天井に見とれていたら、ふと何かが視界の邪魔をした。
それが自分の前髪であると気づいた時には私は飛び起きていた。

律「えっ?」

憂「あぁ、やっぱり」

律「え、ちょ、ちょっと、憂ちゃん!?」


"
"
2 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:18:18 EqYHpl9U0

突然カチューシャを取られて私は動揺。

憂ちゃんは私のカチューシャを両手に持って

憂「ゲームに負けた罰ゲームです」

ば、罰ゲームって

律「そんなのいつ決めてたっけ?」

私の問いには答えずに、憂ちゃんは

憂「そっちの方が全然いいよ」

と笑った。

私はその笑い方にドキッとしてなにも言い返せない。
唯とはまた違った親しみを感じる笑い方だった。

憂「たくさん勝ったからもうひとつ罰ゲームいいですか?」

律「な、なに?内容によるけど」

憂「ねぇ、私も『りっちゃん』って呼んでいい?」

憂ちゃんはそう言って、笑った。


3 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:18:58 EqYHpl9U0
(中略)

私は女の子に襲われました。


律「憂ちゃんってそういう知識どこで仕入れてくるの?」

憂「んー、ナイショ♪」エヘヘ


4 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:19:34 EqYHpl9U0
(中略)

憂「りっちゃん♪りっちゃんっ♪」ナデナデ

律「ちょ、ちょ、ちょっと待て待て待てハズいハズい!!///」

憂「ホントは?」

律「......ちょ、ちょっと嬉しいかも」

憂「素直でよろしい」ナデナデ


5 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:20:13 EqYHpl9U0
(省略)

唯「なんかさー、最近りっちゃんと憂って仲良くない?」モグモグ

律「そ、そっかな!?ど、どこらへんがー!?(棒)」

憂「うん、だって好モガッ」

律「こらこらこらこら」アセアセ

唯「?」

律「いやー、憂ちゃんったら、口にお菓子ついてるよー!?まったくもー!!!」アハハハハハ

憂「あ、ホントですか?ありがとうございます。律さん」(^^)

律(あ、これ怒ってる顔だ。この笑顔怒ってる時のやつだこれ)ヤッベ

唯「りっちゃんやっさしー!」モグモグ


"
"
6 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:21:09 EqYHpl9U0
(攻略)

律「なぁ、なんで憂ちゃんってそんなに大人っぽいの?」

憂「大人っぽいかな?でもそれだったら澪さんとか和さんもそうなんじゃない?」

律「言葉が足りなかったな。憂ちゃんはさ、どーして『私より』そんなに大人っぽいの?」

憂「お姉ちゃんみたいな人をお姉ちゃんに持ったら誰だってこうなるよ」

憂「だから他の人たちみたいに私が特別みたいだなんて言い方しないでよ」

律「うーん、特別とは思わないけど」

憂「そう?そう思ってくれる?」

律「だって、なぁ。私は澪っていう大人っぽいんだか子供っぽいんだかよくわからない実例を目の当たりにしてきてるわけだし」

律「同じ時期を生きてるハズなのにどうしてこうも私は周りのみんなより子供じみてるのかな」

憂「お姉ちゃんよりは大人っぽいよ?」

律「それ、1番嬉しくねーし!」

憂「わかった、わかった」ナデナデ

律「嬉しくねーし!」


7 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:22:04 EqYHpl9U0

(省略)

澪(最近律がかまってくれない......)

律「んじゃー、また明日ー!」

澪(って、考えてるうちに帰ってしまう!?)

澪「り、りつ!?」

律「ん?なにー?」

澪「えっ、と!そ、そのだな!ほら、あれだあれ!!もうすぐ中間テストがあるだろ!」

律「お、まぁ、まだ2週間前だけどな」

澪「い、一緒にテスト勉強しないか!?」

澪「い、いつもギリギリになって私に教えてと頼みにくるんだ、こ、今回は余裕を持っt」

律「ふっふっふ、澪よ、私を甘く見るなよ?テスト勉強くらい1人で出来るってのwww」

澪「えっ...そんなわけないだろ...律は意志が弱いバカなんだから」

律「そ、その憐れむような目をやめろぉぉおお!!」

澪「ご、ごめん。つい」

律「『つい』って、なんか酷いなおい!私だって、やる時はやるんだよ!じゃあな!」ダッ

澪「う、うん、またな」

澪「律......そういえば、今がちゃんとテスト2週間前ってわかってたな」

澪「いつからあんなに立派になって」ョョョ

澪(これで私もようやく自分の勉強ができ---)

唯「あ、いたいたー!澪ちゃーん!テスト勉強教えてー!!」ダッ

澪「......」

唯「和ちゃんに断られちゃった♪」

澪(唯......ついに和にさじを投げられたか)

唯「ねぇー?いいでしょー?澪ちゃん?」ジッ

澪(あれ?なんだろうこの......頼られている感じ)

澪「ウン。ワカッタヨ!(快感っ!!!!!!)」ニコッ


8 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:22:37 EqYHpl9U0

---

律「あー、もう全くわからんwww」

憂「投げやりにならない!ほら、ここに公式書いてあるよ」

律「公式書いてあってもその公式を何に使うかもわからないんだよっwww」

憂「うーん、りっちゃん馬鹿だね」

律「バッサリだー!」


9 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:23:43 EqYHpl9U0

(あどけない中略)

憂「夕飯なにがいい?」

律「!」

律「唐揚げがいいな」

律(これはもしやお誘いなのでは!?)ドキドキドキ

憂「そっか!じゃあ、今日はお姉ちゃんに唐揚げ作ろっと!」

律「はいはいはーい!何かおかしいですよー!何で私に聞いたー?あれれー?私に聞く必要あったそれー?!」

憂「今日まだなに作るか決めてなくて......それで」

律「参考!?」

憂「唐揚げ食べたいの?」

律「うん!食べたい!」ワクテカ

憂「そこで売ってるよ?買ったら?」

律「あぁ、もう意地悪い!!私は憂ちゃんが作った唐揚げが食べたいんだよ!!」

憂「ふふ、じょーだん。今日お姉ちゃん、澪さん家に泊まりに行くらしいからおいでよ。唐揚げ作るよ?」

律「レモンかけていい?!」

憂「それはダメ」

律「」ガ-ン


10 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:24:44 EqYHpl9U0

(ちゅうりゃく!)

憂「ねぇ、りっちゃん。お願いがあるんだけど...」

律「なに?私に出来ることならなんでもするよ?(憂ちゃんどうしたんだろう。今日はなんだか真剣な顔をしてる)」

憂「なんでも......本当にいいの?」


律「当たり前だろ?私と憂ちゃんの仲じゃないか?」ニコ

憂「** じゃ、じゃあ、お願いしてもいい?こんなことりっちゃんにしか頼めなくて!!」

律「いいともさ、いいともさ!私はなんだって受け入れるよ!」

憂「私......」

律「......」ドキドキドキ

憂「---りっちゃんに浣腸したいの!!!!!」

律「」

憂「お願いっ」ネッ

律「はぁぁああああああああん!?!?なになにどういうこと、?どういうこと!?」

憂「昨日、薬局屋さんに行ったらイチヂク浣腸が安かったんだ♪」ゴソゴソ

律「ちょ、ちょ、なにそのバッグの中の浣腸の束!?ムリムリムリムリ!?ムリムリムリムリ!?!??」

憂「りっちゃん!!」ピシャリ

律「ぴぃぃぃ!?」ビクッ

憂「知ってるよね?」

律「な、なんだよ...」ガクガク

憂「私、やりたいことはどんな手段使ってもやり遂げるタイプなんだ」(^^)

律「」

(しょうりゃく!)

律「う、ういちゃん」ガクガクガクガク

憂「なぁに?りっちゃん」

律「おしり、めっちゃヒリヒリするんだけど肛門ついてる?私、ちゃんと肛門ついてる?」グスングスン


11 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:25:30 EqYHpl9U0
(中略マシマシ)

憂ちゃんが怒ると私はどうしたらいいのかわからないから、
ひたすら謝り通す。(それでも年上かよ)

律「ごめんって、憂ちゃん。本当にごめん」

憂「......」

律「悪かったよ、本当にごめんね?」

普段優等生ぶってる憂ちゃんが怒ると、だんまりを決め込むから困る。
大人しい人ほど怒らせると怖い、ってやつ?
しかも100%私が悪い時にしか怒りを露わにしないから結構たちが悪い。
憂ちゃんは、計画的に怒る。

憂「本当に悪いと思ってる?」

律「うん、思ってる......思ってます」

憂「じゃあ、なにが悪かったか言ってみてよ」

律「えっ!?......えっと、その......」

憂「言えないじゃん。悪かったってわかってないの?口先だけ?」

律「いや、ちょっと待ってよ。今頭の中でまとめてんの」

憂「......」

律(正直、なんで機嫌悪いのかわからんのだけど!?)

律(心当たりは......結構......あるような、ないような......)ゥ...ント

律「......えと、その......唯が」

憂「今お姉ちゃんは関係ないでしょ」

律「わ、わかってる!?わかってるって!!」

律(あっぶね。これじゃなかった)アセアセ

律「......az」

憂「」ギロッ

律「ゥサ......っと!っフゥ↑↑っと、み、みお!澪が!!」

憂「澪さんが?」

律(ど、どうやら澪っぽいな。っぶねー。梓じゃなかったわー。っぶねー。マジっぶねー!!)

律(さて、澪が関与していることはわかったが、澪に関して何で怒っているのかサッパリサッパリ)


12 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:26:30 EqYHpl9U0
(もっと省略マシマシ)

律「憂ちゃんって将来はどんな職業につきたいの?」

憂「私はやっぱり、誰かと結婚して子供とノンビリしたいかなぁ〜」

律「......あ、そ、そ、そうなんだ」ショボン

憂ちゃんの未来にどうやら私はいないらしい

律(あぁ、なんだこれ。なにこの泣きたい気分)

憂「あ、クッキー焼けたかな?見てくるね」タタタタタ

律「」ポツン

律(あぁ、なんだよ。憂ちゃんから言い寄られた関係だったのに)ポフン

律(めっちゃクチャ憂ちゃんのこと......)

憂「クッキー焼けてたよ!食べよう......って、ベッドに横になってどうしたの?寝ちゃう?」

律「うーん、ちょっと......眠いかも」

憂「......」トテトテ

ポフン

律「!!」

憂「じゃあ、私も寝ちゃおうかな」エヘヘ

憂「.....」

律「......」

見つめてくるから、目を離せない

憂「どうしたの?」

律「なにが?」

憂「さっきまで元気だったじゃん」

律「......クッキー焼けたんじゃないの?」

憂「だって、りっちゃん寝ちゃうんでしょ?なら、私も寝る」ギュ-

律(......胸が顔の前ってか、胸にめり込んでるんですが)

律(いい匂いだなぁ......)

憂「りっちゃんりっちゃん」

律「なーんだよ」

憂「ちょっと疲れたー」ハフ-

律「頭撫でるよ」ナデナデ

憂「えへへー。ずーっと、ずーっとだよ」

律「うん、ずーっと、ずーっと撫でるよ」ナデナデ


13 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:27:01 EqYHpl9U0
(中略)

ぷにぷに

ふにふに

さわさわ

むぎゅむぎゅ

憂「人の胸で遊ばないでくれない?」

律「うへへ」


14 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:27:46 EqYHpl9U0

(中略)

梓「律せんぱーい」

律「なにー?」

梓「これ。憂が渡しといてって。どぞ」サッ

律「あぁ、うん。サンキュー!」

律(メールで言ってた黒猫宅急便って梓か)

梓「......あの」

律「ん?なんじゃらほい?」

梓「先輩と憂って結構仲良いですよね」

律「そ!そうかな!?そう見える!?」ギクッ

梓(手作りっぽいクッキーの受け渡しを任されたらそりゃーそう見えますわい)

梓「まぁ、仲良いなーって思います」

律「そ!そうか...!!」ドギマギ

梓「クッキー好きなんですか?」

律「ど、どうなんだろう」

梓「?」

律(本当はあんまり好きじゃないんだけど、憂ちゃんの作ったクッキー美味いんだよなぁ)

梓「今度クッキー作ってきたら食べてくれます?」

律「えっ?梓が?作れるの?」

梓「私だってクッキーくらい作れますよ(クックパッドで調べたら、だけど)」

律「ふーん。じゃあ、期待しないで待ってるよ」アハハ

梓「なんですか、それ」

キンコーンカーンコーン

律「っと!さっ、また部活でなー!」

梓(......人の気も知らないで)マッタク


15 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:28:21 EqYHpl9U0
(ちゅ、ちゅ、ちゅ、中略)

憂『明日から修学旅行かぁ』

律「お土産買ってくるぞー!」キャッキャッ

憂『楽しんできてねー』

律「もちのろんだっての!」

律「あ、電話するよー!」

憂『そんな時間あるの?』

律「夜は自由時間あるだろうからな!よゆーよゆー!」

憂『なら期待しないで待ってるよ』フフ

律「なんだよー。絶対電話かけるっての!」

憂『はいはい。じゃあ、明日の準備するから切るね』

律「明日の準備?」

憂『うん、お姉ちゃんの』

律「お、おう......(唯...自分で用意しろよ)」


16 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:30:15 EqYHpl9U0
---

律「zzz......」

律「ムニャムニャ......んむぅ......??」

律「......はっ」

律(やべぇ......枕投げしてさわちゃんの話聞いてたら寝てた)ガバっ

律(電話......電話っと)

タタタタタ

律(ここなら誰もこないかな...)キョロキョロ

ピピピピ

prrrrrr

律(もう寝てるかな......で、出ないかな。それとも怒ってるかな?)ソワソワソワ


prrrrr

prrrrr

prr

ピッ

律「あ、も、もしもし!?」

憂「......遅い」

律「ご、ごめんごめん!ね、寝てた?」

憂「ウトウトしてて完全には寝てなかったかな」ファァ

律「その、なんと言いますか」

憂「......?」

律「あ、ありがと。起きててくれて。電話、出てくれて」

憂「ふふ。どういたしまして」

律「今日はなにしてたんだ?」

憂「今日はお姉ちゃんがいないからね、純ちゃんと梓ちゃんが泊まりに来てくれて、なんだかんだで楽しかったよ」

律「そ、そうか。そうなんだ」

律(私がいないからって、さみしくなるような憂ちゃんじゃないかぁ)


17 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:33:13 EqYHpl9U0
---

律「はいこれお土産ー!」

憂「......」

ぎゅっ

律「ふえっ///えっ、憂ちゃん?」

憂「こっちが今日のメイン、お土産はおまけ」

ぎゅー

律「」←感動して言葉がでない


18 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:34:09 EqYHpl9U0
(省略)

澪「あっつー」パタパタ

紬「澪ちゃん、髪くくっちゃったら?」ハイゴム

澪「だな。暑くてかなわない、サンキュー、ムギ」ムスビムスビ

律「......」

唯「けーきうめー」

梓「唯先輩、さりげなく私のケーキ食べないでください」

律「なぁなぁ、唯さんや」

唯「んー?なにりっちゃん」ムグムグ

梓「ってケーキの反対側ほじくられてる!?」

唯「バナナケーキって美味しいよね」ブイ

梓「くっ......(ティータイム反対派だから強く怒れない)」

唯「で、なに?りっちゃん」

律「あ、終わった?耳かせ、耳」チョイチョイ

唯「えー、ヒソヒソ話?耳に息かけないでね?」

律「はいはい(姉妹揃って耳が弱いのか)」

律「でさ、唯よ。澪のうなじってさ、良くない?」ヒソヒソ

唯「!」

唯「りっちゃんっ!!!」ダキッ

律「おわっ!?」

澪「」ビクッ

梓「」ビクッ

紬「」ホワァ

唯「りっちゃん、私もそれ、......思ってた!!!」ヒソヒソ

律「だよな?だよな?なんかいいよな、澪のうなじって!!」ヒソヒソ

唯「うんうん!わかるわかるよ!!普段隠されてるものが公に見えてるってのが、ものすごくそそる!!」キャ--

律「もう、舐めたいくらいだよな、澪のうなじって!!」キャ--

澪「」ブフッ

梓「......」ウワ

唯律「あっ」

澪「お前ら......」

紬(私はわかるわよ、2人の気持ち。隣から見える澪ちゃんのうなじ、すっごい絶景だもの)

紬(でも、流石に声に出して叫びはしないかな)

律「ちょっと待って、澪。カチューシャはずすわ」

唯「りっちゃんが積極的に殴られようとしている!?」

澪「律、良い心がけだな。安心しろ。力はセーブしておくさ」ニコッ

律「お手柔らかに......頼むぜ」

ゴンっ!

律「〜○!?!☆〜?×*!?」

唯「こ、言葉にならないくらい痛いんだね、りっちゃん......」

澪「唯、お前なに人ごとで律を眺めてるんだよ」

唯「」ビク

唯「わ、わたしも...??」

澪「当たり前だろ♪」ニコッ

唯「」


19 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:34:46 EqYHpl9U0

(さらりとした中略)

憂「お姉ちゃんは?」

律「唯」

憂「澪さんは?」

律「澪」

憂「紬さんは?」

律「ムギ」

憂「梓ちゃんは?」

律「梓」

憂「和さんは?」

律「和」

憂「純ちゃんは?」

律「佐々木さん」

憂「私は?」

律「憂ちゃん」

憂「...私は?」

律「う、ういちゃん...」

憂「......」

律「......」

憂「......」

律「いや、だって、なんか恥ずかしいんだもん」

憂「......私は?」

律「......う、う、う///」カァァァ

憂「......う?」

律「...ウ、ウ、ゥ、ィ......///」

憂「聞こえないよう」

律「だからっ、そのっ!!!!......ゥィ
///」

憂「よくできました〜」ナデナデ

律「......ウッセ///」プイ


20 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:35:34 EqYHpl9U0

(昼下がりの中略)

律「美味しいなぁ〜クッキー」サクサク

憂「ホント?作ってよかった」

律「クッキーってあんまり好きじゃないんだけど、憂ちゃんが作ったのって、歯茎に刺さらないからいいよな」ムグムグ

律「好きだよ」ムグムグ

憂「言ってる意味がよくわからないけど、気に入ってくれてるなら嬉しいよ」ニッコリ

律「もう一枚いただきまーす」

憂「あ、ちょっと待って」

クッキーに伸ばした右手首を憂ちゃんは掴んだ。

律「え?なに?」

なにも言わずに憂ちゃんはクッキーを一枚取ってから、口に咥えて私の顔の真ん前まで顔を近づける。

いつの間にか両肩を掴まれていた。

憂「ひゃい、ひょーぞ」

律「えっ......///」

憂「ひゃやくぅ、おろしひゃうよぉ」モゴモゴ

律「じゃ、じゃあ、いただきます」


21 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:36:44 EqYHpl9U0
サクサクと音がして、その分だけ口の中にクッキーの香ばしさが広がっていく。
崩さないように舌先でゆっくりとクッキーをほぐしてから前歯で噛んで口の中に入れた。
さっきまで食べていたクッキーとは思えないくらいに甘く感じた。
なんで甘くなったんだろう。
どこからか来た甘さで頭がクラクラする。
そして、憂ちゃんが次第に近くなっていく。
憂ちゃんが咥えている部分は、憂ちゃんの唾液で柔らかくなっていて、
つつくとクッキーは簡単に口の中で崩れてしまいそうになった。

慌ててクッキーを手で摘もうとしたら、その手を憂ちゃんは押さえつけて、そして残りのクッキーを私の口の中に押し込むように覆いかぶさって来た。
唾液でほぐされたクッキーの硬さが憂ちゃんの唇の柔らかさをさらに強調してきて、私はそれに夢中になる。
口の中にトロトロと甘い液が流れてくる。
それがもっともっと欲しくなって、
小さくなったクッキーの欠片を憂ちゃんの口の中に舌で押しやる。
そうすると、憂ちゃんは口の中に溜めた唾液でクッキーをシタシタにして、私の口の中に舌先とともに返してきた。
憂ちゃんの口の中でドロドロに溶けたクッキーだったものは、さらに甘さを増して私の口の中に溢れてる。
ゆっくりとゆっくりと飲み込むと、喉の辺りを熱いものが通り過ぎる感覚が強くなった。

私が飲み込むほど、憂ちゃんは私の口の中に唾液を流し込んできた。
甘くて甘くてむせ返りそうになりながら、それもゆっくりと飲みこんだ。

クッキーが口の中から完全になくなってしまって、憂ちゃんの口が私の口から離れた。

その瞬間になんとも言えないさみしさが私の胸の中を締め付ける。

おそらく私はとても物欲しそうな顔をしているだろう。
憂ちゃんはそんな私の顔を見て、瞳の青色をさらに濃くしながら、やらしくニッコリと笑う。

今度はクッキーだなんて理由はいらない。
何も言わなくても憂ちゃんの唇がまた私の唇に吸い付いてくる。

「んっ......」
とか
「......はぁ」
とかって、息が2人の間から漏れだした。

賢い人だから、私のそういう反応も全部計算済みなのかもしれない。

私はちょっとだけ恥ずかしくてそして悔しくなって、でもその甘さと柔らかさをもっともっと手放せなくなる。

憂「りっちゃんがなんでクッキー好きだかわかったかも」

律「......そーですか」

憂「だって、甘くてとっても美味しいんだもんね、これ」

そう言いながら憂ちゃんはまた、私の中に甘ったるさを流し込む。


22 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:37:15 EqYHpl9U0
(チュウリャク)

律「ううんん〜♪」ダラダラ

うぃぃぃいいいいいいん

憂「りっちゃん、どいて邪魔だよ」

律「......掃除機かけてるのはわかるんだけど、そうキッパリと『邪魔』発言されるとは思わなんだよ」

憂「お姉ちゃんなら掃除機の流れに沿ってゴロゴロしてくれるけど、りっちゃんはこっちのことお構いなしなんだもん」

律「唯......そこまでゴロゴロは流石に私もしないかな」

憂「どかないと吸っちゃうよ、りっちゃん」

うぃぃいいいいいいいいいん

律「その掃除機、こないだゴキブリ吸ったやつ?」

憂「」コクン

ものすごくありえないほど素早くよけた


23 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:37:46 EqYHpl9U0

(虫略)

pppp......pppp......

律(ん......なんかピピピピ鳴っ)

律(はっ、い、今何時!?)ガバッ

律(目覚まし時計止めてっと......5時...46分か......)

律(家帰って、シャワって、学校......。うん、ちょうどいい時間かもしれない)ノビ-

憂「う、うぅん......むにゃ」ゴロン

律「うおっ」ドキッ

律(いい顔して寝てますねぇ。どれ、撫でるか)ナデナデ

憂「......ヘヘ」

律(昨日、泊まってそのまま寝ちゃったからなぁ。目覚ましなんていつかけたっけ?)ゥーン?

憂「......zzz」

律(......あぁ、なんだ)

律(憂ちゃんがいつもこの時間に起きてるだけのことか)

律(寝顔はこんなに幼いのになぁ)

律(朝ごはん作って、弁当も作って。大変だろうに)

律(......ははぁーん、いいこと思いついちゃった!)ピコーン


24 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:38:24 EqYHpl9U0

---

憂「......んっ......」

憂(今日はなんだか時間が長く感じるなぁ......物凄く寝た気がする...)

憂(今何時なんだろう......時計は...)

憂「......えっ、7時?」

憂「ご、ご、ご、ご、めんりっちゃん、私寝坊しちゃっ!!!」ガバッ

憂「あれ?りっちゃん...??」
---
どたばたどた

律「ん?なんかうるさいな」ジュ--

律「ま、おおかた、起きて驚いてるって感じか」ヨッ、ト

憂「り、り、り、りり、りっちゃん!?帰ったんじゃっ!? ごめん、私、寝坊しちゃっって!!?」アワアワアワアワ

律「あはは、パニクりすぎだろ」

憂「って、なにしてるの!?」

律「ん、できた!」ホイッ

憂「えっ」

律「朝ごはん、できたからさ、ほら、サッサと食べよーぜ!」ブイッ

憂「朝ごはん......」

ずらっ

律「いやー、あれだけ冷蔵庫の中潤ってると何でも作れるからいいな」

律「はい、座って座って!」

憂「う、うん」

律「それでは、手を合わせてーいたーだきーまーす」

憂「......い、いただき、ます」

律「まぐっ、もぐっ、うん、おいしー!」

憂「......ぱくっ」

憂「......ほんと、おいしい」

憂「りっちゃん、料理できたんだね」

律「へへへっ。 能ある鷹は爪を隠すって奴? お弁当も作ったんだぞ?」

憂「お弁当まで......」

律「ぐっすり寝れた?」モグモグ

憂「......ぐっすり寝れた」

律「なら、よかった」モグモグ


25 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:38:53 EqYHpl9U0

---
純「ういーあずさー、昼ご飯食べよー」

梓「純は今日も売店のパンなの?」

純「いやー、なかなか朝起きるのは難しくねー」モキュモキュ

純「憂はえらいよ、いつも早起きして自分でお弁当作って、さ」ゴックン

憂「ううん、今日は違うの。寝坊しちゃって」エヘヘ

純「?」

梓「でも、お弁当あるじゃん。唯先輩?」モグモグ

憂「違うよ。お姉ちゃんは昨日は澪さんの家に泊まりに行ってたし」

純「また?こないだもだったよね。仲良いよね、けいおん部って」ゴクゴク

憂「まぁ、えへへ。いっただっきまーす」

(オチをつけるのもいいけど中略)


26 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:39:39 EqYHpl9U0
律「♪〜」

憂「りっちゃん、なに聞いてるの?」

律「ん、あぁ......聴く?」スッ

憂「?」

(片っぽイヤホンで聴中)

律「この曲好きなんだ〜」

憂「......ぴゅあぴゅあはーとだね」

律「うん、ぴゅあぴゅあ」

憂「このドラム叩いてるんだもんね」

律「すごいだろー」ヘッヘ-ン

憂「うん。惚れ直したよ」

律「んなっ///」

憂「惚れ直したからりっちゃん、キスでもしませんか?」

(チュウ略)


27 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:40:33 EqYHpl9U0
憂「たまにはりっちゃんからキスして欲しいな〜。でも、無理だよね?」

律「むっ、無理じゃないし」

憂「でも、ヘタレには無理だってわかってるから」

律「ヘタレじゃないし!できるし!」

憂「じゃあ、キスして?」

律「よ、よゆーだっての!」

(10分経過)

憂「......」

律「......」

憂「何か言うことは?」

律「じ、持病のほっけが...」

憂「それ脚気って言いたいの?」

律「......そ、そうともいう」

憂「はぁ......もう、いいよ」

律(呆れられた!?)ガ-ン

ぐいっ

律「ふえっ!?」

憂「ちゅ...んっ...はむっ...」

律「うん!?......ひゅ、むっ、んんん!?」

ぱっ

律「い、いきなりとか......///」

憂「やっぱりっちゃんって、ヘタレだね」ニヤリ

律「......キス魔に言われたくないよ///」プイッ

憂「でも、そういうヘタレなとこ好きだからそのままで居てね?」

律「憂ちゃん......もっかい」

憂「ふふ......そういう甘えん坊なとこも好き」

(やはりチュウ略)


28 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:41:45 EqYHpl9U0
モミモミ

律「ねぇ、憂ちゃん」

モミモミ

憂「ん、なに?」

モミモミ

律「わたしのお尻揉んで楽しい?」

モミモミ

憂「うん、すごく」

モミモミ

律「......そ、そうか。もう何も聴くまい」

憂「♪〜」

モミモミ

(モミモミ)


29 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:42:15 EqYHpl9U0
律「憂ちゃんって、なんで私が好きなの?」

憂「かわいいから」

律「ふえっ!?///」

憂「お姉ちゃんの次に」

律(ふ、ふくざつぅ〜〜)


30 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:43:23 EqYHpl9U0
(中略)

憂「こないだ澪さんとお姉ちゃんが部屋でキスしてたんだぁ」

律「部屋はちゃんとノックして入った?」

憂「やるせない感じで」

律「家族でもちゃんと部屋はノックしようね。りっちゃんとの約束だぞっ、」

憂「澪さんとかぁ」

律「......つまり、ショックだったんだね、憂ちゃん」

憂「ショックじゃない?」

律「なんで?」

憂「お姉ちゃんの相手、澪さんだよ?」

律「まぁ、なるべくしてなったような気がするけど」

憂「幼馴染を取られた気分はどう?」

律「大好きなお姉ちゃんを取られた気分はどう?」

憂「......私、今変な顔してる?」

律「熱したポップコーンが弾けた顔してる」

憂「ふむ、なら良かったかな、澪さんだし」

律「私はどんな顔してる?」

憂「かわいい顔してるよ」

律「唯の次にでしょ?」

憂「ううん、世界でいちばん」

律「......」

憂「あれ?驚かないの?」

律「驚きすぎてリアクションするの忘れてた」

ぴとっ

憂「へへ、心臓の音速いね」

律「当たり前よ」

憂「私のこと好き?」

律「そんなもの、好きに決まってるよ」

憂「えへへ」

律「クッキーの次に」

みぞおちに一発くらった


31 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:45:39 EqYHpl9U0

(省略)

律「あずさーなにー?」

梓「り、りっ、律先輩っ」

律「ど、どうした?なにをそんなに慌てて」

梓「私、律先輩のためにクッキー作ってきたんです」

律「そーなのん?ありがと!てか、梓ってクッキー作れるのかー」

梓「が、がんばれば私だってクッキーくらい作れますって!」

律「えー、マジかー。まぁ、ありがとね!家で食べるわー」バイバ-イ

梓「あっ.........帰っちゃった」

梓「ホントは告白もしようと思ってたのに......」

梓「......意気地なしだな、私って」ハァ

---

律「クッキーもらったから食べよう」

憂「誰にもらったの?」

律「梓だよー」

憂「えっ、それって......」

律「おっ、黒猫クッキーか? 」サクッ

憂「......」

バリバリモグモグ

律「ふむ。ちょっと歯茎に刺さって苦いけどイケるな」

憂「......」

律「食べないの?」

憂「さっきお菓子食べちゃったからお腹一杯で」

律「そか、じゃあ全部食べるな」モグモグ

憂「あんまり食べ過ぎないでね?もうすぐご飯だから」

憂「私、夕飯の用意してくる」タタタ

律「んー!歯茎に刺さったー」モグモグ

---

台所

憂「クッキー、作ったけど無駄になっちゃったな」

サクッ

憂「......甘くない」

憂「......梓ちゃん......」

(省略)


32 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:46:34 EqYHpl9U0
スーパー

憂「今日はなに食べる?」

律「北京ダックかな?」

憂「もうちょっと真面目に考えてよ」

律「なら、チキン南蛮」

憂「肉料理から離れないね」

律「コッテリしたものが食べたくて」

「あ、先輩!憂」

律「んおっ!梓じゃーん」

憂「あ、梓ちゃん」

梓「先輩たちも買い物ですか?」

律「うん、まぁ!ぐ、偶然さっきそこでバッタリ」アタフタ

梓「そうなんですか。律先輩、カゴ持ってないですけど」

律「...じゅ、ジュース買いに来たんだよ!?」

梓「へ、へぇー」

憂「梓ちゃん」

梓「ん?」

ぐいっ

律「おっ?」

憂「この人、私のだから」

律「えっ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと、憂ちゃん!?///」

梓「......」

憂「ごめんね?」ニッコリ

梓「そう、......なんだ」

憂「そういうことだから。だから、ごめんね」

律(えっ、なにこのやりとり)

---

帰り道

律「あのぉ......買い物したもの、全部1人で持つのは非常に辛いんだけど」プルプルプルプルプルプル

憂「まぁまぁ、罰だから持って帰ってね」(^^)

律「罰......罰って」

憂「梓ちゃん」

律「......あぁ、梓?」

憂「梓ちゃん、好きなんだよりっちゃんのこと」

律「まっさかーwwwあの梓がwww罵られた覚えしかないってーの」

憂「......はぁ、私、りっちゃんのことちょっと嫌いになりそう」

律「なんで!?」ガ-ン


33 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:48:09 EqYHpl9U0
(中略)

律「ちゃーす」ガチャ

梓「あ、......り、律先輩」

律「んおぉー......今日まだ梓だけ?」

梓「あ、はい。他の方はまだ」

律「そ、そぉーなんだぁー」ドギマギ

律(梓と2人っきり。こないだ憂ちゃんが変なこと言うからなんか無駄に緊張するっ)

梓「......」

律「......」

梓「......」

律「......」

梓「......律先輩って」

律「ん?」

梓「憂が好きなんですか?」

律(うーん、来るとは思ってたけど率直!)

律「まぁ......そんな感じ......」

梓「......」

梓「付き合ってるんですか?」

律「付き合って............」

律「......付き......合ってい......」

律「......」

律「......」

律「あれ?」

梓「?」

律「ごめん、梓、ちょっと今日は部活休むわ」ガタッ

梓「えっ!?急にどうして」

律「あと、梓、ごめん」

梓「......」

律「ごめんしか言えないけど、ごめん。じゃあ、戸締りよろしく!」ダッ

梓「......」

梓「......告白する前にフられちゃったか」

梓「......ふぇっ......ぐすっ」

梓「あーあ、もう、律先輩うぜー。うざすぎ、ばーかばーか」ゥワァァァァァン

紬(部室でイチャイチャし出したバカップルを場所変えて説教してたら遅くなっちゃったんだけど)

紬(梓ちゃんが1人でりっちゃんの名前を叫びながら荒ぶってて部室に入り難いわ......)

唯「みおちゃーん♪」

澪「ゆーい♪」

紬「あぁ、もうそういうのは人目のつかない(でも私の目の届く)範囲だけにしなさいっ!」コ-ラッ


34 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:50:14 EqYHpl9U0
---
ガラッ

律「憂ちゃーん!」

純「うおっ、びっくりした。あれ、り、律先輩」

律「あれ、憂ちゃんは?」

純「憂?憂ならついさっき帰りましたけど」

律「えっそうなの?」

純「今日、スーパーで鶏肉が安いらしいです」

律「今日特売日のスーパー......あそこかっ」ダッ

純「あはは、律先輩、探偵みたい!」

純「ってもういない!?」ジュ-ン

---


35 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:50:57 EqYHpl9U0

憂「......ふぅ」

タッタッタッ

憂(鶏肉が安すぎて3キロも買っちゃった)ホクホク

タッタッタッ

律「あ、居たっ! 憂ちゃん!!」

憂「え、りっちゃん!?」

律「って買いすぎだろなにその両手の袋!?」

憂「安くてつい......」

憂「りっちゃん、唐揚げ食べに来るかなと思って」

律「......」

憂「今日部活は?まだ終わる時間じゃないよね?」

律「えっと、、その」

憂「?」

律「私って憂ちゃんと付き合ってるよね?」

憂「............」


36 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:52:41 EqYHpl9U0

憂「......えぇと、よくわからないんだけど、誰かに聞かれて『あれ?私たちって付き合うとか口に出して言ってなくない?』って不安になってここまで走ってきた感じ?よくわからないんだけど」

律「こ、心の中を読むなっ!? てか、当たりすぎィ!!知ってただろ、それもう知ってただろ」

憂「そういうの、言葉で言わないとダメな人?」

律「べ、別にそういうのわけじゃないけど......」

憂「でも、人に聞かれたら、りっちゃんは不安になっちゃうんでしょ?」

律「......」

憂「でしょ?」

律「う、うん。不安になっちゃって......」

憂「そういうカタチが欲しいならいくらでも言ってあげるよ」

律「いや、ちょ、ちょ、ちょっと待って!!ちょっと待ってて!!」

憂「?」

律「すーはーすーはーすーはー」

律「」ひとひとひとひとひとひとひとひとひと

憂「......」

律「」ひとひとひとひとひとひとひとひとひと


律「」ひとひとひとひとひとひとひとひとひと

憂「書きすぎでしょ......」

律「う、うっさいっ!!キンチョーしてんのっ!!」

ごっくん

律「そ、そ、そ、のっ!! はじまりはいきなりだったんだけどさっ、いつの間にか、憂が好きになってたっ!!!」

律「だから、付き合ってくださいっ///」

ため息をひとつついて

憂「りっちゃんのばーか」

憂ちゃんは私の額にデコピンをした。

律「あてっ」


37 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/13(日) 12:55:54 EqYHpl9U0

憂ちゃんは、少し笑いながらこう言った。

憂「当たり前でしょ、大好きなんだもん」

それは誰に向けられたものにも似ていなくて
いつもの、私だけの憂ちゃんの笑顔で。

だから、私は途端に幸せになる。

この気持ちを少しでも憂ちゃんと分かち合いたくて
勇気を振り絞って、自分からキスをしてみた。

私と憂ちゃんの心臓の音が速くなった。

憂「唐揚げ、りっちゃんのなんだからこれ持ってね」

鶏肉3キロ

律「」ずっしり

律「愛が重たい!!」

憂「りっちゃん、幸せじゃん」フフッ

(続きは2人だけの秘密だから省略)

おわれ


38 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/14(月) 12:32:31 h.JiqnTY0
これいい!面白かった!


39 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/14(月) 22:35:44 zZ1VtdwU0
律憂いいもんみたわ
幸せになってー


40 : いえーい!名無しだよん! :2014/07/14(月) 22:48:13 D3e2l0X20
律憂、モブ以外で最もマイナーなカプのひとつかも…
でも、素敵だ!


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