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紬「ツンデレキャンセラー」
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紬「ツンデレキャンセラーを開発したわ!」
律「はあ?」
紬「ツンデレはね、ツンとデレが交互に訪れる…つまり、『波』なの」
澪「…まぁ、言われてみればそうだな」
紬「波はね、その反対の位相の波を当てれば打ち消せるでしょう?」
律「ああ、そんなの物理でやったような…」
紬「だからツンデレも、その反対の波を当てれば打ち消せるの」
澪「ええと、ちょっとまてムギ。反対の波って…どういうことだ?」
紬「うふふ、細かいところはいいのよ〜。実際にやってみましょう」ゴト
律「なんだこれ、ラジオみたいな?」
澪「そのツンデレ電波みたいなのを出すのか?」
紬「ええ。早速、やってみましょう」
律「やってみましょう…って、ああ、あれか」
澪「梓だな」
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唯「あずにゃーん」ギュー
梓「ちょっと、いい加減にしてください!」
律「みごとにツン中だ」
紬「じゃぁ打ち消してみましょう♪」ポチッ
澪「…何も聞こえないけど、電波が出てるのか?」
紬「そうよ。ほら、見て」
唯「も〜、いいじゃんあずにゃん」ギュー
梓「ふふ、いいですよ」ギュー
唯「うん!…あれ?」
梓「ほどほどにしてくださいね。私は唯先輩のこと好きですし、抱きつかれるのは嬉しいです。でもあまりいつも抱きつかれてばかりだと恥ずかしいですから」
唯「あ、あずにゃん…?えっと、えへへ、ありがとう」
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律「…ほんとに効いてる!?」
紬「もう、信じてくれてなかったの?」
澪「い、いや…ここまでだなんて…というか、なんか落ち着いてるな、梓」
律「あの梓があんな恥ずかしいセリフを平然と言うなんて…さすがの唯も面食らってたな」
紬「今ツンもデレも打ち消しちゃったから、純粋な気持ちが素直に出てるのよ〜」
澪「つまりあれが梓の本心…やっぱ唯に抱きつかれて満更でもなかったんだな。まぁ、バレバレだけど」
律「…ムギ、片方だけ打ち消したりできるのか?」
紬「ええ!ツンだけ打ち消す波を与えれば…」ポチッ
唯「あずにゃんがそんなに素直になってくれるなんて…私感動しちゃったよお」ギュー
梓「にゃ!?あぅ…唯先輩、もう……好きです」ギュ
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律「おおー、デレた」
澪「じゃ、じゃあデレだけ打ち消したら?」
紬「…それ♪」ポチッ
唯「んもう恥ずかしがっちゃってえ、かわいいなあずにゃん…んちゅ〜」
梓「やめてください!!」パシン!
唯「いひゃいっ!?」
梓「いい加減にしてください。どさくさに紛れてちゅーしようとしてくるとかありえません」
唯「あ、あずにゃん…?」ウルウル
澪「ああ…怒らせちゃったな」
律「純度100%のツンだな。ここ最近でもあんなのは見たことない」
紬「かわいそうなことしちゃったかしら…戻してあげなきゃ」
律「それ、増幅はできないのか?」
紬「ええ、できるわ。位相をずらしてツンデレの波と重ねれば強調されるの」
澪「じゃぁ…デレだけを増幅させるとか」
律「なんだ澪、楽しんでんじゃん」
澪「い、いやそんなことない!まぁ、仲良いにこしたことはないだろ」
紬「わかったわ澪ちゃん!じゃあ特大のデレ波を梓ちゃんのデレに合わせてみるね」ポチッ
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唯「あ、あの…ごめんね…?」
梓「…すみません」
唯「え?」
梓「嘘をつきました。恥ずかしかったんです…本当は唯先輩に抱きつかれたい!ちゅーされたい!唯先輩にめちゃくちゃにされたいんです!!!」ギュ
唯「あずにゃん!?」
梓「もう、我慢できません…先輩…きて…」
唯「…うん…あずにゃん…行くよ」チュ
梓「ふあ…あ…ちゅ…」
唯「あず…ちゅ…ふぅ…」
梓「はあ、はあ…唯先輩…好きぃ…もっと…」
唯「あずにゃん…大好きだよ」ギュ
梓「にゃあ…あついです…とろけそうです…」
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律「……すげえ」ポカーン*
澪「…み、見てられない…」チラッチラッ
紬「素晴らしいわ…」
律「これ、どうすんだ?なんかこのまますごいことになる気が」
澪「す、すごいこと…」チラッチラッ
紬「このままでいいんじゃないかしら…」
律「いいのかよ!?」
紬「増幅されているとはいえ、嘘ではないわ…だから、いいきっかけになるのかなと思って…うふふ…」
律「…ん〜、まぁいいか…そのうちこの機械の電波の範囲から出れば解除されるだろ」
澪「この部屋から出る気配がないぞ…このまま…キャーッ!」
律「おい、何想像した澪…ま、帰ろうぜ」
紬「…えっと、カメラカメラ…」
律「やめい!ほら、二人とも帰るぞ!」ズルズル
紬「あ、まだカメラのセットが…!あーれー」ズルズル
澪「このあと二人は…このあと二人は…」ズルズル
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唯「あずにゃん…いい?」
梓「はい…」
唯「あずにゃんのおっぱい…かわいいね…」チュ
梓「…ああっ…!」
唯「あずにゃん…すき…すき…」チュ
梓「はあ、はあ…きもち、いいです…!」
紬「…あ」
律「どうした?」
紬「出力最大にしてきちゃったから、そろそろ電池切れちゃうかも…」
律「え、あんなすごそうな機械なのにそこ電池かよ!?」
紬「…時間がないわ、唯ちゃん頑張って!」
律「いやいやそういう問題じゃ…」
澪「キャーッ!!」
律「だー、もう知らん!」
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唯「…」
梓「…」
唯「えっと…どうしたの、あずにゃん?」
梓「………」
梓「……きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?????」ドサッ
唯「あずにゃーん!?」
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おしまい!
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乙です!
律澪編はよ
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唯と梓で遊ぶなwww
面白かったです。
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乙
位相とか、凄い久し振りな感じだ
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乙でございます
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