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とみ14歳「若返ってる…」

1 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/23(月) 01:51:36 hVZ.u3LE0
とみ「な、何で若返ってるの?」


とみ「何か、話し方まで若返ってるし…」


とみ「どうしよう…」


とみ「…」


サンタ「お気に召しましたか?」


とみ「だ、誰?」


サンタ「サンタクロースです」


とみ「サンタクロース?」


サンタ「はい、そうです」


とみ「本当に?」


神様「本当の本当です」


とみ「何でサンタがここに?子供の所に行かないと駄目でしょ?」



サンタ「貴女の願いを叶えに来たのです」


とみ「願い?」


サンタ「今の姿が貴女の願いな筈です」


サンタ「若返り、同年代の友達と思う存分お洒落をしたい」


サンタ「思い切り遊びたい」


サンタ「それが貴女の願い」


とみ「確かに…でも、今の私に友達なんて」


サンタ「もうすぐ現れますよ、貴女の友達になってくれる人が」


とみ「誰?誰なの?」


サンタ「貴女が良く知ってる人です」


とみ「良く知ってる人?」


サンタ「はい、楽しんでくださいね」


とみ「は、はい」


サンタ「但し、クリスマスイブとクリスマスの2日間だけです」


とみ「充分です」


サンタ「では、失礼致します」



とみ「誰なんだろ?」


ピンポーン


とみ「はーい」


唯「おはようって…すいません、お婆ちゃん居ますか?」


とみ「唯ちゃん、いらっしゃい」


唯「ほぇ?何で知ってるの?」


とみ(しまった〜若返ってるんだった)


唯「もしかして、お婆ちゃんのお孫さん?」


とみ「は、はいそうなんです」


憂「お姉ちゃん、どうしたの?」


唯「憂、見てみてお婆ちゃんのお孫さんだって」


憂「はじめまして、平沢憂です」


とみ「は、はじめまして」


とみ(何か、変な感じだな)


"
"
2 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/23(月) 02:15:46 PVlrm90Q0
とみ14歳の容姿は大亀あすかさんを想像して下さい。


3 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/23(月) 04:59:58 mFabIkKA0
何か、変な感じだな
口調とか


4 : :2013/12/23(月) 08:44:23 BcYcHjNoO
期待。


5 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/23(月) 09:35:59 f3i3ANdI0
この発想はなかった


"
"
6 : ♯てすと :2013/12/23(月) 10:17:44 9UjqtyN20
唯「君のお名前は?」


とみ「えっと…」


とみ(どうしよう…)


とみ「とみえです」


憂「とみえちゃんか、可愛い名前だね」ニコッ


とみ「ありがとう///」


唯「照れてるよぉ〜可愛い〜」だきっ


とみ「ははっ///」


唯「今日は1人なの?お婆ちゃんは?」


とみ「お婆ちゃんは出掛けていて私は今日と明日はお留守番なの」


唯「一人ぼっちなの?」


とみ「うん、そうなの」


唯「そっかぁ〜じゃあ、今日は私達と遊ぼうよ!」


憂「うん、そうしようよ」


とみ「私何かで良いの?」


唯憂「勿論」ニコッ


唯「憂、和ちゃんも呼ぼうよ」


憂「うん、電話するね」



とみ(初めて会ったのにあっという間に緊張を解すなんて)


とみ(唯ちゃんも憂ちゃんも成長したんだね)


和「おはよう、唯憂」


唯「和ちゃん、とみお婆ちゃんのお孫さんだよ!」


和「そうなの?はじめまして、真鍋和です」

とみ「一文字とみえです」


唯「とみえちゃん、1人でお留守番なんだって」


憂「だから、今日は私達と遊ぶ事になったんです」


和「全然、良いわよ宜しくね」


唯「とみえちゃん、どこか行きたい所ある?」


とみ「えっと…服を見に行きたいかな」


憂「服?いいよ行こうね」ニコッ


和「どうせなら思い切りお洒落しましょう」


唯「うん、ちょっとお婆ちゃんのお下がりみたいだもんね…」


とみ(お婆ちゃんだからね)


憂「出発しようよ」


和「行きましょう」


服屋


唯「とみえちゃん、どんなのが着たい?」


とみ「えっと…」


とみ(何れも可愛い服ばかり…私に似合うのかな)


紬「あら、唯ちゃん」


7 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/23(月) 15:06:56 I.DbFS2w0
確かに凄い発想の転換だ


8 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/24(火) 05:28:36 ezH2XyaQ0
唯「ムギちゃんだ!」


憂「こんにちは、紬さん」


和「ムギ、こんにちは」


紬「こんにちは〜その子は?」


とみ「は、はじめましてとみえと言います」


唯「とみお婆ちゃんのお孫さんなんだよ」


紬「そうなの〜年は?」


とみ「えっと…」


とみ(年は幾つなんだろ)


サンタ「14歳ですよ」


とみ「!」


サンタ「私の姿も声も他の人間には見えません」


紬「ごめんなさい、聞いたらいけなかったかしら…」


とみ「あっ!14歳です」


和「中学生だったのね…てっきり小学生だと思ってたわ」


唯「あずにゃんより小さいよぉ」


憂「とみえちゃん、可愛いね」なでなで


とみ「ははっ///」


とみ(頭を撫でられるなんて何十年振りだろ…)


とみ(撫でてるのは憂ちゃんだけど)


とみ(何だか安心するな)


9 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/25(水) 07:30:42 KcXlzS260
紬「ところで、服を探しに来たの?」


和「そうなのよ、とみえちゃんに似合う服を探しに来たの」



とみ「私に似合う服なんてあるのかな…」


唯「これは、どうかな?」


和「これなんか良いかも?」


憂「これなんかどう?」


紬「私はこれが良いと思うわ〜」


とみ(女の子って感じの服だ///)


唯「いい…」


憂「それ、良いですよ紬さん!」


和「とっても可愛い服ね」


唯「とみえちゃん、着てみようよ!」


とみ「良いのかな…」


紬「着た所をお姉さんに見せて欲しいな」ニコッ


とみ「で、では」


試着後


とみ「ど、どうですか?」


唯「…」


憂「…」


和「…」


紬「…」


とみ「…」


とみ「やっぱり着替える」シュン


唯「か、可愛いー」だきっ


とみ「ち、ちょっと唯ちゃん///」


憂「可愛いー!」だきっ


とみ「憂ちゃんまで///」


和「かなりの破壊力よ!」


紬「まさか、これ程とは思わなかったわ〜」


唯「とみえちゃん」スリスリ


憂「とみえちゃーん」スリスリ


とみ「ちょっと両サイドから///」


和「次は靴ね」


紬「その服に合う可愛い靴を選びましょう」


とみ「うん///」


和「ところで、とみえちゃんは友達と普段どんな事して遊んでるの?」


とみ「えっと…私は友達居なくて」


紬「まぁ、そうなの」


憂「とみえちゃん、可愛いくて良い子なのにね」


とみ(しまった…変な子だと思われたかな)


10 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/25(水) 12:24:33 KBjTZte60
スレタイでワロタ


11 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/25(水) 22:29:04 eSRwrics0
とみが可愛く思えてきた!


12 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/26(木) 06:00:04 nsV6qlfU0
唯「ちょっと待っててね」


和「とみえちゃんなら直ぐに友達出来るわよ」


紬「自信持って良いと思うわ〜」


憂「うん、皆さんの言う通りだよ」


とみ「うん」ニコッ


憂「やっぱり…可愛いー」だきっ


とみ「ま、またもう///」


唯「お待たせー」


和「唯、何してたのよ?」


唯「少し待ってようよ」


紬「誰か来るの?」


憂「もしかして…」


20分後


律「心寂しき少女が居ると聞いてやって来た!」


律「軽音部の頼れる部長!」


律「田井中律見参!」


澪「か、可愛い少女の為にやって来た///」


澪「軽音部のちょっぴり恥ずかしがりやな副部長///」


澪「あ、秋山澪参上///」


純「ジャズ研のモフモフキュートなベーシスト!」


純「鈴木純ただいま参上!」


梓「…」


律「こらっ梓」


梓「やんなきゃ駄目ですか…」


澪「わ、私だってやったんだから梓もやらなきゃ駄目だぞ///」


純「さぁ、頑張れ梓!」


梓「け、軽音部の小さな巨人///」


梓「でも、猫みたいに可愛がって欲しいにゃん///」


梓「あずにゃんがただいま参上したにゃん///」


律「決まったな」キリッ


梓「どう考えても私が一番恥ずかしいじゃないですか///」


律「気にすんな」


梓「気にしますよ!」


和「貴女達、楽しそうね」


紬「みんな、カッコイイと思う!」


憂「カッコイイんでしょうか…」


唯「学祭はこれで行こうよ!あずにゃん、今度は猫耳つけてね」


梓「絶対に嫌です!」


純「ところで、その子がとみえちゃんですか?」


とみ「は、はい一文字とみえです」


純「ふむふむ」


とみ「?」


純「ちょっとオジサンと人気のない所に行こうか?」ぐいっ


とみ「えっ?ちょっと…」


律「こらー」チョップ


純「あいたー」


律「何をする気だ何を!」


純「冗談ですよー」


和「その割りには手に力が入ってたけど?」


純「き、気のせいですよ」


13 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/26(木) 22:28:22 l3tVBgrM0
小さな巨人言うあずにゃんが可愛い!
あと和ちゃんがいつも通りクール。


14 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/27(金) 05:50:49 JQ4uXbPw0
純「しかし、本当に可愛いですねー」


とみ「ど、どうも」びくびく


憂「怯えてるね…」


律「そりゃ、初っぱなからセクハラ噛まされたらな〜」


純「ごめんね、怖くないよ」


とみ「…」


純「よーし!君には特別にモフモフを触らせてあげちゃうぞ」


とみ「いいの?」


純「バッチコイ」


とみ「じ、じゃあ…」モフモフ


とみ(あっ…何か癖になる感触)モフモフ


純「どう?どう?」


とみ「癖になります…」モフモフ


純「よっし!これで君と私はモフモフの契りを交わした親友だぞ」


とみ「親友…」


純「あっ…嫌だったかな?」


とみ「ううん、嬉しいです」ニコッ


純「良かった」ニコッ


梓「ちょっと純」


純「何よ?」


梓「私はモフモフの契りを交わしてないけど?」


憂「私もだよ純ちゃん」


律「ライバル部の部長としてモフモフの感触を知りたい!」


純「関係ないでしょう!」


唯「ボーカルとしてモフモフの感触を知りたい!」


和「生徒会長として生徒のモフモフは知っておかないと」


純「だから全く関係ないじゃないですか!」


紬「私は触りたいの!」


純「うっ…」


澪「同じベーシストじゃないか」


純「いや、だから…」


とみ「あ、あの…」


和「どうしたの?」


とみ「純お姉ちゃん困ってるから…その、辞めてあげて欲しいな…」


律「ええ子や…」


唯「ほんまにええ子やで」


紬「ええ子どすな〜」


澪「こ、こんな、ええ子は他にいいひんで///」


和「ほんまにええ子過ぎて涙が出るで…」


憂「酒や酒や、酒買うてこんかい!」


梓「憂まで…」


純「何者なんですか…」


とみ「純お姉ちゃん」


純「何?」


とみ「良かったね」ニコッ


純「ありがとう」ニコッ


梓「澪先輩、恥ずかしいならやらなきゃ良いのに…」


澪「だって、やらなきゃ寂しいじゃないか///」


律「さて、靴屋に行こうぜ!」


15 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/27(金) 07:12:20 F6wynkuk0
とみ「梓お姉ちゃん」


梓「どうしたの?」


梓(梓お姉ちゃん…何か凄く良いな)


とみ「梓お姉ちゃんは何で小さな巨人なの?」


梓「律先輩と澪先輩が梓は小さな巨人だって言ったんだ」


とみ「どういう意味なんだろ?」


梓「わからないんだ」


とみ「聞かないの?」


梓「もし、良い意味じゃなかったら嫌だから…」


とみ「そんな事ないと思う!」


梓「うん」


とみ「私、聞いて来るね!」


梓「あっ!ちょっと…」


とみ「律お姉ちゃん、澪お姉ちゃん」


律「どうしたー?」


澪「澪お姉ちゃん…凄く良い///」


とみ「梓お姉ちゃんは何で小さな巨人なの?」


律「梓は体は小さいけど、ギター弾かせたら凄いんだぜ!」


澪「小4からギターやってるだけあって凄く上手なんだ」



律「小さな体でスケールの大きい演奏をする」


澪「だから梓は軽音部の小さな巨人なんだ」


梓「律先輩、澪先輩…」


梓「ありがとうございます///」


律「因みに、こういう所はあずにゃんな所な」


澪「梓が照れてる所は凄く可愛いんだ」


梓「いや、その…///」


唯「あ〜ずにゃん」だきっ


梓「いきなり何するんですか///」


唯「あずにゃんが可愛い所に私ありだよ!」ふんす


梓「もう///」


とみ「梓お姉ちゃんは人気者だね」ニコッ


梓「///」


とみ(私の為に演芸大会を頑張ってくれたんだから)


とみ(心優しい君が悪く思われてる訳がないよ)


とみ(あの時は本当にありがとう)


16 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/28(土) 00:23:36 S3ItIXrU0
何かどんどん良い雰囲気になってきたぞ。


17 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/28(土) 21:53:38 6Sfn0TXc0
唯「靴屋に着いたよぉ」


憂「とみえちゃん、どの靴が良い?」


とみ(またまた、どうしよう…)


和「ここは、ムギの出番ね」


紬「これなんかどうかしら〜?」


とみ「可愛い…」


律「流石、ムギだな」


澪「私も買う!」


とみ「私、これにします!」


梓「良かったね」


純「何かもうアイドルだね」


とみ「アイドルだなんて…そんな事ない///」


純「やっぱ可愛いな〜」なでなで


律「しかし、お腹空いたー」


唯「ご飯食べたいねー」


澪「ファミレスにでも行こうか」


紬「ファミレス楽しみ」


和「じゃあ、行きましょう」


憂「行こう、とみえちゃん」


とみ「うん」


いい加減にしなさいよ!


律「な、何だ?喧嘩か?」


澪「男の人と揉めてるみたいだ…」


和「ちょっと、あの子…」


唯「姫ちゃんだ!」


不良「何だお前?」


姫子「さっきから見てたら恥ずかしくないの!」


不良②「君がやらせてくれるのかな〜」


少女「怖いよぉ」



姫子「嫌よ、誰があんたなんかと!」


不良③「この子は俺達の彼女なの、わかる?」


姫子「嘘吐かないでよ!無理矢理連れて行こうとした癖に」


不良「ねっ?俺達付き合ってるよね?」


少女「ち、違います」


不良②「あっ?」


少女「ヒィッ」


姫子「辞めなさいよ!怖がってるじゃないの」


不良③「じゃあ、お前が来いよ」グイッ


姫子「離してよ!」


少女「お姉さん!」


姫子「早く逃げて!」


少女「そ、そんな」


姫子「いいから!」


不良②「行くぞこらっ」


姫子「…」


律「待てよ」


姫子「律!」


澪「や、辞めろ!酷い事するな」


紬「警察呼ぶわよ」


唯「姫ちゃんに酷い事したら許さないから!」


和「あんた達、どこの生徒?」


梓「変態!痴漢!包茎!」


純「最低…」


憂「生きてて恥ずかしくないですか?」


不良「何だこらっ!」


不良②「可愛いね〜」


不良③「顔の形変えちゃうよ?」


18 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/29(日) 04:27:00 GUOnfubk0
不良②「どうなんだ?やんのか?」


とみ「辞めなさい」


不良③「何だい?おチビちゃん」


とみ「可哀想でしょ、辞めなさい」



不良「引っ込んでろチビ」


とみ「今すぐ、お姉さんを離しなさい」


不良②「はぁ?」


律「とみえちゃん、辞めろ下がってろ!」


とみ「これ以上、親を泣かせては駄目」


不良③「君には関係ない」


とみ「関係ない?」


不良「そうだ、関係ない」


とみ「黙りなさい!」


不良②「なっ!」


とみ「関係ないなんて事ない」


不良③「いい加減にしろよ?」


とみ「日本の大人には日本の子供が道を踏み外そうとしたら叱る責任があるの」


不良「てめぇは子供だろうが!」


とみ「屁理屈を言わない!」


不良③「なっ…」


不良「ぶっ飛ばすぞ!」


澪「とみえちゃん、もうよせ!」


唯「とみえちゃん、危ないから」


紬「今、警察呼んだから」


梓「包茎の癖に!」


和「その制服…K高校ね?学校にも連絡するから」


純「ただじゃ済まないよ」


憂「とことん追い詰めますよ」


不良「ちっ!行こうぜ」


とみ「待ちなさい」


不良②「まだ何かあんのか?」


とみ「お姉さんとその子に謝りなさい」


不良③「…」


とみ「謝りなさい!」


不良(何だこの威圧感…)


不良②(チビの癖に…何なんだこいつは)


不良③「悪かったな」


不良「悪かった」


不良②「悪かった」


不良「行こうぜ」


とみ「待ちなさい」


不良②「まだ、何かあんのかよ…」


とみ「今日はお父さんとお母さんと一緒に話ながらご飯を食べなさい」


不良「…」


とみ「あなた達に足りないのは暖かい心とご飯なの」


とみ「わかった?」


とみ「返事は!」


不良「わかった…」


とみ「じゃあ、行きなさい」


不良「帰ろうぜ」


不良②「ところで、お前さ…」


梓「私?」


不良③「あんまり大声で包茎包茎と言わない方が良いと思うよ」


梓「?」


唯「とみえちゃんすごーい!」


19 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/30(月) 02:20:50 H4Ttzu.U0
梓と憂の罵りが(笑)
とみえに惚れた


20 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/30(月) 12:26:56 q9TRuhMk0
姫子「怖かった…」ヘタッ


律「姫子、大丈夫か?」


姫子「何とかね…」


少女「あ、あの本当にありがとうございました」


とみ「怪我はなかった?」


少女「はい!」


姫子「良かった」なでなで


少女「本当にありがとうございました!じゃあ、私はこれで」


姫子「気をつけて帰ってね」



澪「姫子、凄いな…私だったら怖くて動けないよ」


姫子「充分、怖かったって…」


和「流石、姫子ね」


紬「缶紅茶だけど、どうぞ」


姫子「ありがとう…」


姫子「ところで、その子は何者…」


とみ「い、一文字とみえです」


姫子「ありがとう…君は凄いね」


とみ「あんなの、アメリカ兵に比べたら怖くないよ」


律「アメリカ兵?」


とみ「あっ…お婆ちゃんがアメリカの兵隊さんは大きくて怖かったって言ってて」


澪「確かに大きいからな…」


姫子「その子達は?」


憂「はじめまして、平沢唯の妹の憂です」


憂「姉がいつもお世話になってます」



姫子「あぁ〜唯が何時も言ってる可愛い妹さんだね」


憂「か、可愛くないです///」


純「ジャズ研でベースやってる2年の鈴木純です」


姫子「ベース?澪と同じだね」


純「はい、澪先輩に憧れてるので」


姫子「澪、カッコイイもんね」ニコッ


澪「そんな事ないって///」


純(カッコイイ先輩だな…)


梓「同じく2年、軽音部の中野梓です」


姫子「あずにゃんだ!」



姫子「唯、あずにゃんだよね?」


唯「そうだよぉ」


姫子「唯が早く放課後になってあずにゃんに会いたいって言ってるよ」


梓「何を言ってるんですか///」



律「んじゃ、ファミレス行くか」


和「お腹ペコペコ…」


ファミレス


律「来た来た」


紬「いただきます」


唯「美味しいよぉ」


憂「美味しいね」


澪「うん、美味しいな」


和「大人数で食べると美味しいわよね」


純「全くです」


姫子「とみえちゃん、美味しい?」


とみ「美味しいです」


憂「ところで、梓ちゃん」


梓「何?」


憂「包茎って何?」


梓「知らない」


律「知らないで言ったのかよ…」


梓「男の子が言われたらダメージデカイと聞いたので…」


紬「///」


和「ムギは知ってるの?」


澪「教えて欲しいな」


姫子「私も知りたい!」


紬「あ、あのね///」


紬「皆、耳を貸して///」


紬「…」ごにょごにょ


律「…」


澪「…」


唯「…」


憂「…」


とみ「…」


和「…」


純「…」


姫子「…」


梓「…」ぷしゅー


律「い、いやー美味しいな」


澪「う、うん美味しいよな!」


唯「あ、脂が乗ってるよね!」


憂「こ、今度家でも作るね」


純「そ、その時はお呼ばれしたいな」


とみ「あはは…」


梓「…」


姫子「あ、あずにゃん?」


梓「死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい」


21 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/30(月) 15:19:14 iSaXpfn.0
訂正
とみ「あなた達に足りないのは暖かい心と暖かいご飯なの」


22 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/30(月) 19:00:49 5a1bFeI60
律「梓、気にするなよ」


梓「気にしますよ…」


律「梓は姫子を守る為に言ったんだからさ」


梓「…」


律「だから気にするなよ、なっ?」


梓「はい…」


律「全くお前は…こうだ!えいっ」こちょこちょ


梓「あっはははは律先輩辞めて下さい!」


律「はい、終わり」


律「笑ってすっきりしたか?」


梓「ありがとうございます///」


とみ(あんなに落ち込んでたのに一瞬で立ち直らせた)


とみ「律お姉ちゃんは凄い部長さんなんだね」ニコッ


律「当然!」


純「そろそろ出ましょうか?」


和「そうね、周りの視線も痛いし…」







憂「とみえちゃん、次は何したい?」


とみ「私の希望ばかり悪いよ…」


姫子「今日はとみえちゃんにとことん付き合う日だよ」


とみ「でも…」


姫子「ならさ、私のやりたい事で良い?」


唯「姫ちゃん何するの?」


姫子「それはね、とみえちゃんをメイクする事!」


純「それ、良いかも」


和「姫子はメイク上手いから」


とみ「本当に良いんですか?」


律「任せてみろって」


澪「私も、とみえちゃんがメイクしたところ見たいな」


憂「とみえちゃん、お願い」ニコッ


とみ「お願いします///」


梓「良かったね」


唯「じゃあ、私の家でやろうよ」


律「出発!」


とみ「うぅっ…」ぶるぶる


紬「寒いの?」


とみ「私、寒がりなんです」


紬「これで、どう?」ぎゅっ


とみ「暖かい…」


紬「良かったわ〜」


とみ(この子はずっと笑顔だな)


とみ「紬お姉ちゃん」


紬「どうしたの?」


とみ「紬お姉ちゃんはずっと笑顔だね」


紬「皆と居ると楽しいからよ〜」


紬「私ね、皆と出会えて本当に幸せなの」


とみ「そうなんだ」ぎゅっ


紬「そうよ〜勿論、とみえちゃんと出会えた事も幸せよ」


とみ「私も幸せだよ」ニコッ


紬「うん」ニコッ


23 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/30(月) 21:08:56 H4Ttzu.U0
和ちゃんのクール過ぎる返事とむぎゅうの天使ぶりがいいな。


24 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/31(火) 04:46:30 YlweuO1I0
唯「着いたよぉ」


姫子「じゃあ、とみえちゃんおいで」


とみ「はい」


和「どんな風になるのかしら?」


紬「きっと可愛くなるわ〜」


澪「楽しみだな!」


憂「私、澪さんのメイクした姿も見たいです」


澪「私?メイクした事ないんだ」


純「澪先輩なら、女優さんみたいになると思います」


澪「そんな事///」


和「澪はもっと自信を持つべきよ」


澪「うん、ありがとう」



律「そろそろかな?」


姫子「終わったよ」


姫子「とみえちゃん、おいで」


とみ「は、はい///」


律「おぉ…」


唯「アイドルだよ!」


澪「可愛い…」



紬「とみえちゃん、とっても素敵よ」


和「結婚したい…」


純「///」どきどき


憂「うん、凄く可愛い…」


とみ「褒めすぎだよ///」


唯「純ちゃん、どうしたの?」


純「へっ?何でもないです///」


憂「とみえちゃんは純ちゃんの隣に座ってあげて」


とみ「はい」


純「///」どきどき


とみ「純お姉ちゃん、大丈夫?顔真っ赤だよ?」


純「だ、大丈夫///」


律(惚れたな)


澪(無理ないよな)


唯(頑張れ純ちゃん)


紬(キマシタワー)


梓(完全に堕ちてるな)


憂(純ちゃん、嬉しそう)


和(愛の形は人それぞれよね)


とみ「…」こつん


純「なっなっ///」


姫子(おでこをくっ付ける荒業を出すなんて…)


25 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/31(火) 21:41:46 /NN0AEMQ0
律(わかっててやってたら相当な悪女だよな…)



とみ「本当に大丈夫?」


純「…」


とみ「純お姉ちゃん?」


純「決めた!」


憂「どうしたの?」


純「私、とみえちゃんみたいな女になる!」


梓「い、いきなりどうしたのよ?」


純「とみえちゃんみたいに可愛くて、優しくて」


純「そして、強い女になるんだ!」


とみ「わ、私なんか目標にしたら駄目だよ///」


純「そんな事ない、とみえちゃんは凄いよ」


唯「惚れちゃったんじゃないの?」


純「正直、ドキドキしました」


和「いや、もう惚れたって顔してたわよ?」


澪「でも、目標が出来たのは良い事じゃないか」


律「澪が目標じゃなかったのか?」


純「澪先輩は素敵です、そりゃもう素敵です」


澪「照れるな///」


姫子「頑張れベーシスト」


純「はい!」


梓「あっ…もうこんな時間だ」


律「そろそろ帰らないとな」


唯「泊まっても良いよ?」


憂「家は大丈夫ですから」


澪「今日は家族が待ってるから」


姫子「明日、また遊ぼうよ」


和「私は泊まって行くわ」


唯「和ちゃーん」ぎゅっ


憂「和ちゃーん」ぎゅっ


和「はいはい」なでなで


唯「とみえちゃんも泊まって行きなよ」


とみ「じゃあ、お言葉に甘えます」


唯「えへへ〜とみえちゃーん」ぎゅっ


とみ「ははっ///」


律「じゃあ、また明日な」


唯「うん、バイバイ」


帰り道


律「なぁ、皆」


姫子「何?」


律「あの子、本当に中学生かな?」


澪「何か違うよな」


姫子「不思議な子だよね」


梓「どういう事ですか?」


純「何か、大人なんだよ」


紬「うん、子供らしい所もあるけど…どこか違う」


梓「確かに、とても年下には見えない所はありますね」


律「だろ?」


純「何故かはわからないけど、好きになっちゃ駄目な気がしました」


姫子「明日、全ての謎が解ける気がする」


澪「うん、でも…」


梓「でも?」


澪「とみえちゃんが良い子である事は変わりないよな」


律「そうだな」


平沢家


26 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/31(火) 22:30:15 LsamWa4Q0
唯「とみえちゃん、明日は何がしたい?」


とみ「明日はどうしても行きたい所があるの」


憂「行きたい所?」


とみ「うん、今の姿をどうしても見せたい人が居る場所に」


和「私達も行って良い場所?」


とみ「うん、絶対来て欲しいな」


唯「じゃあ、明日はとみえちゃんの大切な人に会いに行こうよ」


とみ「うん、ありがとう唯ちゃん」


とみ「あっ!そうだ3人に聞きたい事があるんだ」


憂「何でも聞いて良いよ」


とみ「とみお婆ちゃんの事好き?」


唯「勿論だよぉ〜とみお婆ちゃんはとっても優しいんだよ」


とみ「…」


和「私も大好きよ」


和「楽しい時も悲しい時も常に暖かく見守ってくれていたのがとみお婆ちゃんなのよ」


和「私達の大切なとても大切な人よ」


憂「私がね、お料理習いたいと言った時も笑顔で教えてくれたんだ」


憂「なかなか出来なくて泣いちゃった時も…励ましてくれた」


憂「何度だって教えてくれた」


憂「私達にとって欠けがえのない大切な人だよ」


唯「良く一緒に遊んでくれたし、お話も沢山してくれたよ」


唯「私は、とみお婆ちゃんが大好きだよ」


とみ「そっか…ありがとう唯ちゃん、憂ちゃん、和ちゃん」ニコッ


とみ(本当にありがとう)


とみ(3人に出会えて私も幸せだよ)


憂「ご飯作ってくるね」


和「私も手伝うわ」


憂「和さんはゆっくりしていて下さい」


和「でも、悪いわ」


憂「大丈夫ですよ」


和「じゃあ、お言葉に甘えるわね」


とみ「私、作りたいな」


憂「でも…」


とみ「一品だけ作らせて欲しいんだ」


憂「じゃあ、お願いね」ニコッ


とみ「うん」ニコッ





憂「出来たよー」


唯「わーい」


和「相変わらず、憂の料理は凄いわね」


唯「とみえちゃんは?」


憂「今作ってるよ」


とみ「お待たせしました」


唯「筑前煮だ!」


和「とみお婆ちゃんの得意料理ね」


憂「懐かしいな…」


とみ「食べてみて欲しいな」


唯「いただきまーす」ぱくっ


和「これって…全く同じ味」



憂「とみお婆ちゃんの味だ…」



とみ「美味しい?」


唯「美味しい!とっても美味しいよ」


和「これは本当に美味しいわ」


憂「この味、私の出したい味…美味しい」


とみ「良かった、喜んで貰えて」


憂「とみえちゃん、貴女は一体…」


とみ「とみお婆ちゃんの孫娘だよ」


和「本当は何者なの?」


とみ「何者でもないですよ」ニコッ


唯「…」


唯「とみえちゃんはとみえちゃんだよ」


憂「お、お風呂入って寝ようか」


和「そ、そうね寝ましょう」


とみ「…」


とみ(嘘吐いてごめんね)


翌日


唯「もうすぐ、りっちゃん達が来るよ」


27 : ◆ZUNa78GuQc :2013/12/31(火) 23:34:01 MOhBWO9w0
憂「とみえちゃん、昨日は変な事言ってごめんね」


とみ「大丈夫ですよ」


和「とみえちゃんの大切な人に会いに行きましょう」


律「おっはよう」


澪「おはよう」


純「おはようございます」


梓「おはようございます唯先輩、憂」


姫子「おはよう、今日はどうするの?」


唯「今日はとみえちゃんの大切な人に会いに行くんだよ」


律「私達が行って良いのか?」


とみ「是非、来て欲しいんです」


澪「どんな人なんだろ?楽しみだな」


純「では、出発しましょうか」


梓「ここから遠いの?」


とみ「うん、少しバスに乗らないと行けないんだ」


バス車内


澪「随分、寂しい場所に行くんだな」


律「とみえちゃん、何処まで行くんだ?」


とみ「もうすぐ着きます」


紬「もしかして、お墓参り?」


とみ「はい」


姫子「大切な人ってもしかして…」


とみ「もう、この世には居ません」


梓「何で私達を連れて行くの?」



とみ「皆を一目あの人に見せてあげたいんです」


純「よっぽど、大切な人なんだね」


とみ「そうです」


とみ「着きました」


墓地


唯「お墓が一杯あるね」


律「そりゃ、墓場だからな」


憂「とみえちゃん、お墓は何処にあるの?」


とみ「こっちです」


紬「とみえちゃん、寒くない?」


とみ「今は大丈夫です」


とみ「ここです」


和「立派はお墓ね」


姫子「手入れも良くされてるね」


律「良く来るのか?」


とみ「月命日には必ず」


純「そうなんだ」


憂「とみえちゃん、気にせず祈ってあげてね」


とみ「はい」


とみ「私の姿が見えてますか?」


とみ「貴方と初めて出会った年齢に少しの間だけ若返りました」


律「えっ?若返った?」


とみ「見えますか?私達の可愛い孫娘の姿が」


澪「孫娘って…何を言ってるんだ?」


とみ「私が14の時にアメリカ兵に絡まれていた時、助けてくれましたね」


和「何を言ってるの?訳がわからないわよ…」


とみ「ほらっ、化粧も教えて貰って服だって可愛い服を選んで貰いました」


梓「あの、どういう事なの?」


とみ「私はずっと1人でした…」


憂「とみえちゃん?」


とみ「貴方が死んでからずっと1人でした…」


姫子「とみえちゃん、説明して欲しいな」


とみ「このお墓で眠ってる人は…」


とみ「私の主人です」


とみ「私は一文字とみえではなく」


とみ「一文字とみです」


律「いやいや、信じられないって」


とみ「サンタクロースが私を若返らせてくれたんです」


とみ「2日間だけ…」


28 : ◆ZUNa78GuQc :2014/01/01(水) 00:19:01 Af1fHj1E0
とみ「私は昔、遊べなかった…お洒落もしなかったから」


純「何でしなかったの?」


とみ「正確には出来なかったんです」


梓「それは何故?」


とみ「戦争だったから」


姫子「あっ…」


とみ「だから、サンタさんが願いを叶えてくれた」


憂「まさかそんな…」


和「そんな事有り得るの…」


紬「み、みんな見て!」


律「おいおい、マジかよ…」


澪「サンタさんだ…」


唯「トナカイが空を飛んでる…」


サンタ「こんにちは」


梓「こ、こんにちは」


純「サンタクロースなんて本当に居たんだ…」


姫子「びっくりなんてもんじゃないよ」


サンタ「思い切り遊んでくれてありがとうございました」


憂「い、いえそんな」


とみ「ありがとうサンタさん」


サンタ「楽しめましたか?」


とみ「はい、思い切り楽しめました」


サンタ「それは良かった」


とみ「でも、一つだけ心残りがあるかな…」


サンタ「心残り?」


とみ「今の姿をあの人に見て貰いたかった…」


サンタ「…」


とみ「少しだけでも抱き締めて欲しかった…」


唯「とみえちゃん…」


サンタ「ずっと見ていたよ」


とみ「えっ?」


サンタ「まだ、わからないか?」ファサッ


とみ「あっ…あっ…」ぽろぽろ


律「ま、まさか」


澪「旦那さんなのか?」


とみ旦那「久しぶりだねとみ」


とみ「あなた…」


とみ旦那「そうだよ」


とみ「うわぁぁん」


とみ旦那「よしよし、今まで良く1人で頑張ったね」


とみ旦那「寂しい思いをさせてすまなかった」



とみ「私ね私ね再婚しなかったよ」


とみ「貴方が好きだから貴方しか居ないから」


とみ「貴方しか見えなかったから…」


とみ「それからそれから…」


とみ「あれ?可笑しいな…話したい事も伝えたい事も沢山あったのに…」


とみ「何でだろうね…胸が一杯だ…」


とみ旦那「とみ、こういう時はたった一言で良いんだよ」


とみ「えっ…」


愛してるよ



とみ「わ、私も」


世界中の誰よりも


貴方の事を


愛しています


とみ旦那「ありがとうとみ」


とみ「うん…」ぎゅっ


とみ旦那「時間だ、私は行かないと」


とみ「嫌!行かないで」


とみ「もう、私を1人にしないで」


とみ旦那「君は1人じゃないよ」


とみ旦那「君にはまだ役目が残っている」


とみ「役目…?」


とみ旦那「君にはこんなに可愛い孫娘が居る」


とみ「はい」ぐすっ


とみ旦那「この子達も何れ結婚をして子を産む」


とみ旦那「見守ってあげて欲しい」


とみ旦那「心優しき少女達を」


とみ「はい、あなた」


とみ旦那「皆さん本当にありがとう」


とみ旦那「その優しき心、忘れないで下さい」


律「はい!わかりました」


澪「私達は必ず幸せになります」


唯「とみお婆ちゃんに寂しい思いをさせない事も誓います」


梓「安心して下さい」


憂「私達は貴方の孫娘でもあります」


姫子「私達がとみお婆ちゃんを支えて行きます」


29 : ◆ZUNa78GuQc :2014/01/01(水) 00:53:38 YiNEqd9E0
和「必ず必ず幸せになります」



純「私、必ずとみお婆ちゃんみたいな女性になります」



紬「見守っていて下さい」



とみ旦那「皆さん、本当にありがとう」



とみ「あなた…」


とみ旦那「じゃあ、とみ」


とみ旦那「愛してるよ」


とみ「私も愛してます」


とみ旦那「さようなら、とみ」スゥッ


律「消えた…」


澪「夢みたいだったけど、現実なんだな」


唯「とみお婆ちゃん、良かったね」


とみ「うん、今とっても幸せだよ」



姫子「私もメイク教えた甲斐があったな」


紬「可愛い服選んで良かったわ〜」


梓「何て言うか…いいなって思いました」


純「私も思った」


和「とみお婆ちゃんは素敵な恋をしてたのね」


憂「私もいつかは出来るのかな」


純「出来るよ、きっと」


唯「純ちゃん、寂しくないの?」


純「そりゃ、寂しいですけど…仕方ないですよ」


姫子「それじゃ、帰りますか」





桜ヶ丘


律「また明日な」


澪「バイバイ」


梓「さようなら」


姫子「またね」


紬「気をつけて帰るのよ〜」


和「じゃあね」


唯「皆、またね」


憂「お気をつけて」


純「…」


憂「純ちゃん?」


純「あっ…さようなら」


とみ「…」



純「残念だったな…あんな旦那さん居たら敵わないや」


純「…」とぼとぼ


とみ「純お姉ちゃーん



純「あ、あれ?どうしたの?」


チュッ


純「へっ?あの…」


とみ「唇は将来の恋人とね」ニコッ


純「この、マセガキー」


とみ「お婆ちゃんだもーん」


純「待てー」




数日後


とみ「すっかり、元の生活に戻りましたよ」


とみ「今夜は何にしましょうか?」


とみ「簡単にお漬け物とお茶漬けにしましょうかねぇ」


とみ「お漬け物を切らしたから買ってきましょうかねぇ」


ピンポーン


とみ「あなた、お客様のようですよ」



とみ「ちょっと出て来ますよ」


とみ「はーい」



唯律澪紬憂和純姫「お婆ちゃーん」



あなた


献立変更しますよ


今夜は鍋にしましょう


あなたも可愛い孫娘達と一緒に召し上がって下さいな


ねっ?あなた


おしまい


30 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/01(水) 02:50:16 SSTyIT0o0
お疲れ様です!
最初はギャグか、とんでもない発想だと思ったけど、最後は暖かい終わり方。
スプーンおばさんを思い出してしまった。
これからもよろしくお願いします。


31 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/01(水) 03:31:13 kUoSIuSI0
乙乙
若干の薄っぺらさに鼻白む部分はあったけど、
発想の真新しさ、とみさんのキャラを活かした展開に、コミカルな要素があって、思っていたより面白かったです
特に、最後の部分がじんときて良かった
今後は期待してる


32 : ◆ZUNa78GuQc :2014/01/01(水) 08:01:34 STMWYzk.0
訂正
律唯澪紬梓憂純和姫子「お婆ちゃーん」

梓が抜けてた…


33 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/04(土) 03:09:37 qxU.RtWw0
おもしろかった
これは新しい発想だと思う
見直しを重ねればよりおもしろいものになると思う
「///」に頼りきっている感じもした。あと効果音とか口調とか気になる点がいくつかあった

唐突にグッと来る場面もあったのでこのままの勢いでがんばってほしい


34 : ◆ZUNa78GuQc :2014/01/05(日) 13:01:25 mnbe2ue20
いつもは投稿SSだから
たまには掲示板に書くのも良いものですね。
頑張ります


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