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悪人善世のようです
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閲覧注意かもしれない
-
( ・∀・)「おい!鬱田!」
Σ('A`)
(;'A`)「な、なに?」
(# ゚∀゚)「うるせーよ。人語喋るんじゃねー!」
( A)うがっ!
ドゴン
(;A`)「いでぇぇ…」
( ;∀;)「あはははははは!!最高!ジョルジュまじで最高だわ」
( ゚∀゚)「まぁなww」
(;A`)「う、ああああう、」
-
この世は理不尽だ
そして、そんな世界は何事もなく回り続ける。悪人が蔓延るこの世の中も同じ様に回り続ける。
永遠に
永遠に
悪人に善き世の中に偽善も善も必要ない
有るべきは純粋な悪意だけ
それは子供が無邪気に小さな生き物を殺すが如く残忍で猟奇的で
-
人間の真の姿を写す鏡
-
今日、今宵コレを見つめるものは見ることになるでしょう
悪人善世
楽しんでください
-
('A`)「爺ちゃん、婆ちゃん、行ってきます」
リハ*゚⊿゚)「お弁当、ちゃんと持った?」
('A`)「うん、持ったよ」
(メA`)「それと今日はドクオの好きな玉子焼き入れたからな」
('A`)「うん、ありがとう。」
('A`)「行ってきます」
リハ*゚⊿゚)「行ってらっしゃい」
(メA`)「行ってらっしゃい」
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俺は母方の祖父母の家に暮らして居る。以前、中学の時に俺がネグレクトにあっていると通報が有り、それが事実だった為に俺はこの家に引き取られた。
ヒステリックな母親は親父に殴られた腹いせに俺を殴り怒鳴り、
家庭に見向きもしない親父は女と不倫して俺をボコボコにして…
そんな毎日が恒常的に続いていたが奇跡的に終わった、運が良かったんだろう。爺ちゃん婆ちゃんも俺が生まれたばかりの頃に一度だけ会った以来だっていうのに俺を引き取ってくれた。
-
ガチャ
バタン
('A`)
朝の通学は憂鬱だ。この後に待っていることを考えると、どうしても嫌な気分になる
-
学校・玄関
('A`)…
上履きに落書きがされている。しかも巧妙に穴が開けられている。パッと見では穴など分からないが歩けば底がペッタンペッタンと開いてしまうだろう。
しかしココで履かずに歩くことも出来ないので、仕方なく中に付けられた画鋲を外してから履く
('A`)
ペッタンペッタン
見て!あの人の靴。
バカみたいww
('A`)
ペッタンペッタン
コレをやった奴が誰かは分かっている。分かっているが故に何も出来ない
-
('A`)
ガララ
( ゚∀゚)!
( ・∀・)!
lw´- _-ノv!
( ^ω^)!
ξ゚⊿゚)ξ!
一斉に注目が集まる。このクラスの人間は全員俺の敵だ。俺を虐めることに抵抗など一切合切抱かない、寧ろ俺を笑う事に熱心だ。
そして、イジメの中心にいる奴らが話し始める
-
lw´- _-ノv「くっせーなぁ、貧乏人の匂いがプンプンする。上履きとかボロボロだし茶色いしww」
( ゚∀゚)「まぁまぁ、そう言ってやるなよ。貧乏なのはこいつの家族のせいなんだからさww」
('A`)
ギリッ
( ・∀・)「ん?何その態度?」ドゴッ
(;'A`)!
(;'A`)うぐ!
( ・∀・)「ゴッメーン!足が滑っちゃった☆」
手でみぞおちを殴ったって言うのに足が滑ったなんて言ってやがる
-
( ^ω^)「おぉっとぉ!?ブーンも転んじゃうお!」ドゴッ
(;'A`)ぎゃっ!?
丸々太ったデブの体重が一点に集中してのしかかる。痛みで意識が飛びかけた
(;'A`)うぁ、
ξ゚⊿゚)ξ「もう!あんたら!カワイソウジャナイ!」
ξ゚⊿゚)ξ「ほら、手、出して」すっ
(;'A`)うぅ
ココで手を取っても取らなくても同じだ
ξ゚⊿゚)ξ「アー!ワタシノパンツミタワネ!?ヘンタイ!」ドゴッ
(;'A`)がぁ!
lw´- _-ノv「変態が!このクラスに来るんじゃねーよ!」ドゴッ
(;'A`)いぎぃ!
-
教師が来るまで続く、来てもあまり意味を成さないが。
…俺が授業に居ても、居ない人間として扱われるからだ。教師たちは俺を虐めている奴らに甘い。いや、迎合していると言った方が正しいだろう
もちろん授業が終わった10分休みにも執拗に殴られたり物を壊されたりする。
そうして昼が来ると、シュールの妹であるヒートとキュートの双子がやって来る。この時間にも救いなんて無い
-
('A`)もぐもぐ
lw´- _-ノv「くせーなぁぁ。なんか臭わね?」
ノパ⊿゚)「分かるわぁ、ほんとクッサイクッサイ。人間の血の匂いだ」
o川*゚ー゚)o「どこから匂ってんのかな?」クンクン
('A`)もぐもぐ
o川#゚ー゚)o「お前だよ。無視しないでもらえる?」
-
('A`)(なんでだろうね)
-
ドゴッバキッドゴッバキッ
((#);A;(#))(なんでだろうね)
o川*゚ー゚)oぷ
o川*;∀;)o「ぷあははは!見てよ!こいつ泣いてるよ!」
lw´;∀;ノv「おっもしれーww男の癖に!女に殴られて泣いてんのかよ!」
もっとやれぇ!
あいつマジでキモいなww
ノパ⊿゚)「おら!泣き顔もキモいとかwwお前生きてる価値あんの???」ドゴッ
((#);A;(#))うぎゃぁ!
ノパ⊿゚)ぷ
ノハ;∀;)「はははwwこいつ本当に、本当にキモいなぁぁ!!」
-
((#);A;(#))(なんでだろうね)
-
世の中ってのは残酷だ。誰も助けちゃくれない。
-
思い出すなぁ…
中学の時に言われたんだ
なんでもっと早く言わなかったんだ?
ってさ
家庭環境が良くなかった俺が問題になったんだ。その時に教師が言ったんだよ
( ゚д゚ )「なんでもっと早く言わなかったんだ?」
くり抜かれたワンシーンは人に誤解をもたらす。コレは俺を思った言葉じゃない、問題になった時に火消しのために言った言葉だったんだ。
俺を無視してた癖に…無視してた癖に…
傷を毎日つけてきた俺を見て見ぬ振りした癖によく言えるよな
-
((#);A;(#))ふらっ、ふらっ
((#);A;(#))(あ、弁当、どうしよ、)
逃げ場のない俺は必死にクラスから出ていった
弁当、美味しかったよ。おばあちゃん、おじいちゃん
((#);A;(#))(もう、来たくない)
この学校とおさらばしたい
そんなこと何回思ったんだろう。
…ごめんね、爺ちゃん、婆ちゃん、お弁当捨てられちゃった。きっと弁当箱もグチャグチャにされてるから言い訳を考えておかないと
-
ああ、辛いな。相談したいよ。でもきっと心配かけてしまうよね
((#);A;(#))うう、うあ、うううあ、
屋上に行くドアには警報装置が付いているが、うまくやると鳴らせずに開けることができる
-
…?開いている?なんでだ?
まぁいいか。
屋上は良いな
誰もいないから。
誰もこないから。
ああやって人を虐める奴は案外こういう事には臆病だ。だからこそわざわざ追っては来なかった、追えば必要以上に人の目に触れてしまうからだろう。
自分の所属していない大衆の眼差しには怖がりなんだよ。
-
((#);A;(#))「」
風が俺の頬を凍てつかせる。痛みがジンジンと音をたてているせいか景色に集中できない。
グラウンドを見れば俺が屋上に居ることがバレてしまうので仕方なく真ん中を陣取る。
-
…
あれ?
(,, ー)
誰だ?この人、初めて見る人だ。俺以外にココに来る人なんて居たのか…
どうしよう、屋上に人が居るとなると場所を変えなきゃ
((#);A;(#))(入り口に戻ってコッソリ抜け出そう)
-
((#);A;(#))ソロ〜
((#);A;(#))ガシャ
((#);A;(#))!
まずい、ドアが少し引っかかった。幸い警報は鳴らなかったけど
(,,゚-゚)
やっぱり見つかった
-
(,,゚-゚) 「君、誰?」
((#);A;(#))「え?あ、う、あ」
(,,゚-゚) …
(,,゚-゚) 「顔パンパンじゃん」
(,,゚-゚) 「こっちおいでよ。絆創膏貼ってあげる」
((#);A;(#))うう、
(,,゚-゚)「ほらっ!」
((#);A;(#))!
((#);A;(#))「ひゃ、ひゃい!」
(,,゚-゚) 「えぇと、あったあった」
-
ペタ
絆創膏が傷口の上に貼られる。しかし傷の範囲が広すぎて上手く傷をカバーできていない、そのせいか痛みが顔に走った。
-
((#);A;(#))うっ!
(,,゚-゚) 「男だろう?そんなことで涙目になるなよ」
呆れた風に言われた
((#);A;(#))「ふぁ、ふぁい、」
(,,゚-゚) 「で、それ誰にやられたんだ?」
((#);A;(#))「え、あ、そ、その」
ココでモララーやジョルジュ、素直姉妹の名前を出しても誰も信じてくれないだろう。彼らは学校から表彰されるような活動をよくやっているし良いとこの出で、ヒート・ジョルジュは風紀、ブーン・ツン・キュート・モララーは生徒会の役員、シュールに至っては生徒会長だ。
傍観している奴らも慈善活動とかで表彰されてる奴らばかり、俺のような奴の意見なんて真実味がない。
-
((#);A;(#))「う、あ、」
(,,゚-゚) 「どもってちゃぁ、僕にも分からないね。手当をしてやった恩人にも言えないのか?」
((#);A;(#))…
言うべきか?
((#);A;(#))「ららー…」ぼそっ
(,,゚-゚) ?
((#);A;(#))「モララーとか、ジョルジュとか、シュールとか、いろいろな人、だよ」
(,,゚-゚) …
-
黙り込む。しかも疑われてるように思えた。なんせ相手は全校生徒から支持を集める生徒会の奴らだ、目の前の全く面識のないやつを信じる方がどうにかしてる。
((#);A;(#))(言わなきゃよかった)
-
(,,゚-゚) 「ほう、あの口先ばかりの偽善者どもか。確かにああいう輩は嘘をついて弱いものイジメをすると思ってたが…そうか、いいことを聞いた」ニヤッ
目の前の男?なのかは分からないが彼は口角を上げた。本当に信じたってのか?
(,,゚-゚) 「他の誰かに相談したかい?」
((#);A;(#))ふるふる
首を横に振って否定の返事を行う
-
(,,゚-゚) 「じゃあコレ」
((#);A;(#))「え?」
(,,゚-゚) 「明日まではモツと思う、だから持ってな。」
((#);A;(#))「え?え?」
黒いスマートフォン?を渡された、少し重みがあるな。しかしなぜ俺に渡すのだろうか
-
((#);A;(#))「…俺に渡されてもアイツラに壊されちゃうよ。だから渡されても困るよ、」
(,,゚-゚) 「見つからなきゃ壊されないよ。それにそう思うなら分からないように隠せばいい。ワイシャツの中にでも入れときな、薄いからパッと見わかんないさ」
(,,゚-゚) 「…ま、どうせ誰も助けちゃくれないんだろ?助けを待ってたって今まで通りが続くだけさ。だから僕が助けてやるよ」
彼の言葉が俺の耳に反響した。嘘か本当かは分からない、だが、何となく本当にそう言ってくれてると思えた
-
((#);A;(#))「お、俺の話、信じてくれるの!?」
(,,゚-゚) 「…」
-
(,,゚-゚) 「悪人善世さ」
-
((#);A;(#))「ふぇ?」
(,,゚-゚) 「悪人の方が楽しく、上手く生きられる」
(,,゚-゚) 「世の中は、大衆にとっての善を蓑にした悪が蔓延っていると常々僕は思うんだ」
声を強めて言う
(,,゚-゚) 「そして惨めに惨たらしく追い詰められるのは、いつでも大衆の善を守るものだけ」
((#);A;(#))「え、えと、」
意味がわからない。何が言いたいんだろう、そもそも何をしたくて、このスマホを僕に持たせようとしているんだ?急に不安になってきた。まさか俺が盗んだ事にしないよな?
-
(,,゚-゚) 「ま、分からなくてもいいよ。」
(,,゚-゚) 「1つだけ言えるのは、いつだって自分を救えるのは自分だけさ。君だってそう」
(,,゚-゚)φ_ カキカキ
(,,゚-゚) つ-「これ、メールアドレス。それと名前」
(,,゚-゚) 「幸運を祈るよ」
((#);A;(#))「め、メールアドレス?幸運を祈る?」
(,,゚-゚) 「大丈夫、上手くいくよ」
話がよく分からないうちに進んでいく。
渡されたメモには、ぎゃしゃと名前が書いてあったので恐らく彼はぎゃしゃなんだろう。彼が電話で誰かと話した後に丁度、鐘がなったので俺と彼はクラスに戻った
-
((#)'A`(#))(…同じ学年だったんだ)
((#)'A`(#))(とてもそうには見えなかったけど)
ガララ
( ゚∀゚)「ドクオちゃあん♡どこに行ってきたんでちゅかぁ?」
((#)'A`(#))!
( ・∀・)「ww」
lw´- _-ノv「キメェww」
( ^ω^)「ウワットー」ヒュッ
((#)'A`(#))ガン!
((#);A;(#))「いだぁ!」
-
頭に固いものが当たった。何が当たったのかと周囲を見回すと、どうやらテニスボールが当たったらしい。
( ^ω^)「ゴメンダオー!マチガエタオー!テガスベッタオー!」
ξ゚⊿゚)ξ「もうちょっとマシな嘘つきなさいよ!ww」
( ゚∀゚)「ww」
lw´- _-ノv「ww」
( ・∀・)「ww」
-
( ゚∀゚)「先生はまだ来ないだろうからドクオ、玉になってくれよ」
((#);A;(#))「え?」
( ゚∀゚)
スパーン!!
((#);A;(#))「いでぇ!」ゴロ
( ・∀・)「ちょww届いてねぇww」
lw´- _-ノv「きったねぇーツバ出すんじゃねーよ。床が汚れるだろ?ほら、舐めろよ」グイッ
((#);A;(#))うぐぅ!
-
頭を思い切り床に押し付けられる
痛い
痛い
顔が思い切り地面に当たって鼻血が出てる、顔が血で濡れてきた
lw´- _-ノv「ww」
lw#´- _-ノv「ツバより汚い血が出てるんですけど!」グッ
((#);A;(#))うぐっ
lw#´- _-ノv「さっさと舐めろや。気持ち悪い」
((#);A;(#))うが、
ガララ
-
((#);A;(#))!
(´・_ゝ・`)「ほいほいーっと、って鬱田、鼻血出てんじゃん」
こいつは盛岡デミタス。俺のクラスの担任だ、こいつは
-
(#´・_ゝ・`)「たくよー、メンドクセーからさっさと席に着いてくれる?授業の進行妨害すんじゃねーよ。床を汚しやがって」ブツクサ
こんな風に俺がイジメられても見て見ぬ振りだ。いや、それ以上だろう。
そもそも、この学校の教師は生徒会だとかクラスの優秀なやつらを世間にアピールする為に野放しにしている。学校の収益の方が生徒より大事らしい
( ゚∀゚)「ww」
( ・∀・)「ww」
lw´- _-ノv「ww」
( ^ω^)「ww」
ξ゚∀゚)ξ「はー面白!」
((#);A;(#))うう、
-
席に座る。周りの奴らは何とか笑いを堪えている
いつもの景色
いつもの世界
1つ違うことは今日だけ俺に味方?が居るという事だけだろう
時間が過ぎる。授業中にも消しゴムが飛んできたり後ろから蹴られたり、散々だ。
-
授業が終わって解放される放課後になっても似たようなもんで
('A`)(やっと顔が落ち着いてきた。転んだくらいには見えるかな?早めにホームルームが終わったし、ギャシャの所に行ってみるか)
lw´- _-ノvドン
lw#´- _-ノv「いってーなぁ、粗大ゴミが何でこんなところに置いて有るんだよ!」
白々しく俺にそう言うと箒を取り出してきた。
lw´- _-ノvヒュン
('A`)ぐ
(;A`)うぎぁ!!
-
顔に思い切り箒の柄が当たった。ヤバい、凄く痛い、涙が止まらない
lw´- _-ノv「あちゃー、生ゴミだったか。汁が垂れてきちまった」
( ゚∀゚)「ww」
( ・∀・)「ww」
ノパ⊿゚)「おっねえっちゃん♪帰ろー!」
o川*゚ー゚)o「シュー姉!帰ろーよ♪」
lw´- _-ノv「待って、このゴミ捨てねーと」
この2人は成績優秀、学外の素行も良いらしく他の生徒よりも早めに帰っていいと聞いた。確か一年のクラスと俺のクラスは2階差があるはずだが早めのホームルーム終わりに直ぐに来た
-
ノパ⊿゚)「えー!?」
o川*゚ー゚)o「ゴミだしゴミ箱にでも詰めておけば?」
lw´- _-ノv「デカイし入るかな?」
ノハ#゚⊿゚)「おら!小さくなれや!このゴミが!」ドゴッドゴッ
o川#゚ー゚)o「えい!えい!キモいんだよ!!えい!えい!」ヒュンッヒュンッ
( ;A;)「いだい!やめで!!」
-
ヒートの蹴りが腹にめり込む
キュートが振っている箒が頭を徹底的に嬲る
lw´- _-ノv「お!良い感じになったな」
lw´- _-ノv「じゃあ捨てるか」
lw´- _-ノv「おいしょっと」ドサ
(;A`)うぐぅ、
俺の意識はそこで途絶えた。最後に聞こえたのはクラスの奴らの笑い声だけ
-
…
(,,゚-゚) 「全く、酷いもんだ」ポンポン
-
( A)…
(,,゚-゚) 「普通は、誰かしら止めるもんだけどね」ポンポン
( A)…
(,,゚-゚) 「一度でも手を染めればそれが当たり前に成っていくって事なのかな?アホらしい気もするけど」ポンポン
( A)…
(,,゚-゚) 「でも、君は幸運だね。四月に僕が転校して来なかったら、コレからもずっと同じ生き方をせざるを得なかった」ポンポン
(,,゚-゚) 「絆創膏はコレくらいで良いかな?」
-
(,,゚-゚) …
(,,゚-゚) 「コレが1年の頃から行われてるんだとして、僕が引っ越して来たのが今年の四月。」
(,,゚-゚) 「今が6月あたりだから…1年と2ヶ月ってところかな?普通だったら自殺するなり引きこもるなりのどちらか、か。」
(,,゚-゚) 「或る意味、我慢強さが君の幸運の元なのかな」
( A)…
(,,゚-゚) 「〜!!!」ググ
(;,,゚-゚) 「ふぅ、流石に僕じゃ君を運ぶのは無理だね。まぁ男なんて運べるわけないか。君、軽そうに見えたんだけどなぁ…」
(,,゚-゚) ピポパポ
(,,゚-゚) 「来てくれる?うん、友達が眠って居てね」
-
(,,゚-゚) 「うん、ちゃんとやったかい?そうか。すまないな…ああ、捏造もな。え?必要なのかって?念には念をって言うだろ?たったそれだけさ。ああ、ああ、よろしく頼んだ」
( A)…
(,,゚-゚) 「さて、少しクラスで待つか。君を虐めていた彼らはもう帰ってしまったみたいだけど、安全かどうかなんて分からないから」
( A)…
(,,゚-゚) 「…大丈夫、僕も君と同じだった。それでも抜け出せたんだからね、それに今回の君には強い味方が居る」ギュ
(,,゚-゚) 「ねむれよ、よいこ。のぞむあしたがくるまで。やすらかに、やすらかに…」
( A)…
( A…
(…
-
夢を見た
甘い夢
( ゚∀゚)「」
( ・∀・)「」
lw´- _-ノv「」
( ^ω^)「」
ξ゚⊿゚)ξ「」
ノパ⊿゚)「」
o川*゚ー゚)o「」
('A`)「」
(;'A`)「」
lw*´- _-ノv「」
('A`)「」
lw;´- _-ノv「」
Σノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)「」
o川;゚ー゚)o「」
( #・∀・)「」
( ;^ω^)「」
ξ゚∀゚)ξ「」
(; ゚∀゚)「」
( *・∀・)「」
('∀`)「」
-
( ・∀・)( ゚∀゚)ξ゚⊿゚)ξ( ^ω^)('∀`)ノパ⊿゚)o川*゚ー゚)olw´- _-ノv
( ・∀・( ゚∀゚ξ゚⊿゚)( ^ω^('∀`)ノパ⊿゚o川*゚ー゚)lw´- _-ノ
( ・∀( ゚∀ξ゚⊿゚( ^ω('∀`)ノパ⊿o川*゚ー゚lw´- _
( ・( ゚ξ゚( ^('∀`)ノパo川*゚lw´-
('∀`)
('A`)
-
普段、恐ろしい彼らが優しく俺と話したり遊んでくれる夢。マヤカシだと分かっていても嬉しくてたまらない、消えてしまってもその余韻が俺の中を闊歩して居る
…
(,,゚…
(,,゚−…
(,,゚-゚)
-
(,,゚-゚) で、ずっとそんな下らない箱庭の中に居る気かな?
うるさい、うるさい
(,,゚-゚) いつだって自分を救えるのは自分だけさ
(,,゚-゚) そうだろ?ドクオ君。いつまでそんな所でうずくまってるつもりだい?
いいじゃないか、優しい夢くらい見させてくれよ。たまにはさ
( A)…
-
('A`)!
('A`)バッ!
('A`)・・・
(;'A`)???
(;'A`)「ここどこ?」
(,,--゚) こくん、こくん
(,,-ー-) ぐー
('A`)「え?ギャシャ?」
('A`)「ここは…」
( <●><●>)「ここはぎゃしゃおじょ、じゃなくて!ぎゃしゃ坊っちゃまのお部屋にてございます」
-
(;'A`)「え!?」
急に現れた?いや、最初から居た?よく分からないな
( <●><●>)「状況が飲み込めていないのは分かってます」
( <●><●>)「ぎゃしゃおじょ、ぎゃしゃ坊っちゃまのお話によれば貴方様はゴミ箱に無理やり押し込められて気絶していたそうで」
( <●><●>)「ぎゃしゃおじょ坊っちゃまがそんな貴方を部屋に招いたのです」
('A`)「え?ぎゃしゃが?」
( <●><●>)「ええ…」
-
( #<●><●>)「あー!!!!ぎゃしゃおじょっちゃまは私が近づくと怒るのに何で貴方には優しいんでしょうかねー!?しかも私が貴方の体を洗った後に!!ぎゃしゃおぼっさま自身の布団に寝かせるとかどんだけいい待遇うけてるんですかねぇ!!!!」
Σ('A`;)!?
(;'A`)「えっと、すみません?」
( <●><●>)「いえ、こちらこそスミマセン。魂の叫びが思わず声に出てしまいました。貴方に非がないのは分かってます」
('A`)「あ、ハイ」
( <●><●>)「とりあえずぎゃしゃ御坊さまが寝てしまいましたので詳しい話は後で」
-
( *<●><●>)「さて、私はぎゃしゃボボッちゃまを移動させましょうかね。ふふっ」フンスッ
-
( <●><●>)よいしょと
(,,゚-゚) パチ
( <●><●>)…
(,,゚-゚) …
( ;<●><●>)…
-
(,,゚-゚) 「誘拐か。執事の癖に最低だな」
( ><)「誘拐なんてしらないんです!僕には分からないんですぅ〜」
(,,゚-゚) 「バカを装っても無駄だぞ。性犯罪者め」
( <●><●>)「コレは巧妙な罠なんですね。分かってます」
(,,゚-゚) 「いいからさっさと下ろせ」
( <●><●>)「ハイ」
-
(,,゚-゚) 「やぁ、眠り姫ならぬ居眠り王子君。君が生きているようで何よりだよ」
( <●><●>)!!
( #<●><●>)「お、王子!?それはつまり!ぎゃしゃぼっちゃんと対等と言う事ですか!?ぎゃしゃおじょっちゃまと結婚間近のつもりなんですか!?」
(,,゚-゚) 「頭のおかしさはいつも通りのようで何よりだよ」
('A`)(ぎゃしゃって男だよな?学ラン着てたし)
-
(,,゚-゚) 「とりあえず、傷はだいじょうぶかい?まだ痛む?」
('A`)「え?いや、そんなに痛まないかな」
( <●><●>)「それは当たり前です。ぎゃしゃお坊ちゃまの手当てを受けて痛いなど言ったら私が直々にボコボコにしますよ」
(,,゚-゚) 「どうやら解雇されたいようだな」
( <●><●>)「嘘ですゴメンナサイ」
(,,゚-゚) 「…」
(,,゚-゚) 「…た」
('A`)「え?」
(,,゚-゚) 「よく耐えたね」ボソッ
('A`)???
('A`)「ごめん、聞こえないや」
(,,゚-゚) 「何でもないよ。お腹すいてないかい?」
-
( <●><●>)…
( <●><●>)(私があの録音を聞いた限りでは、よく耐えたと言うよりも寧ろ、ドクオ様の精神力に驚きを隠せませんがね)
( <●><●>)(よく耐えた。本当にその通りでございます)
('A`)「でも悪いよ。ベットまで使わせてもらっちゃって」
(,,゚-゚) 「別にいいよ」
-
('A`)「それに爺ちゃんと婆ちゃんが心配するし」
(,,゚-゚) 「大丈夫、もう連絡しといた」
('A`)え?
( <●><●>)「ラブラブお泊まりをすると連絡しておきました。たいそう喜んでいましたよ、孫の顔が見れると」
(;'A`)「ま、孫?」
('A`)(今さっきから思ってたけどぎゃしゃって男じゃないのか?)
(,,゚-゚) 「本当に余計な事しかできないんだな」
( ><)「何言えば良いか分からなかったんです〜」
(,,゚-゚) 「嘘つくな。どうせわざとだろ」
( <●><●>)…
( *<●><●>)てへ
-
(,,゚-゚) プシュ
( <◯><◯>)「ぎゃぁぁぁぁぁああ!!!!めがぁぁぁ!めがぁぁぁぁぁ!!!」
(,,゚-゚) 「痴漢撃退用のスプレーだ。さぞかし痛いだろう」
(,,゚-゚) 「さ、飯にしよう。ワカッテマス、さっさと用意しろ」
( <◯><◯>)「ひぎぃぃぃぃぃぃ!!!いだいよぉぉぉぉぉ!!!!」
(,,゚-゚) プシュ
( ;<◯><◯>)「うぎやぁぁぁぁぁ!!!は、はなグァァァァ!!!!」ゴロゴロ
(,,゚-゚) 「ほれ、さっさとしろ」ニコニコ
('A`)(うわぁ…)
-
五分後
( <◯><●>)「ふわぁぁ、お星さまみえるのぉ〜」
(;'A`)「大丈夫ですか?」
(,,゚-゚) 「ゴキブリと同列だからオーケーだ」
(;'A`)「いやいや、流石にそれは」
(,,゚-゚) 「事実だがな」
('A`)(…しっかし)
('A`)(でかい家だな、ウチの家何個分なんだろ。廊下も長かったし)
-
( <●><●>)「はぁ、目の痛みが引いてきました」
(,,゚-゚) すっ
( <●><●>)!
( <●><●>)さっ
(,,゚-゚) 「ちっ」
( <●><●>)「ぎゃしゃ様が構えているのはワカッテマス」
(,,゚-゚) ポチ
( <◯><◯>)「ぎゃぁぁぁぁぁああ!!!!」
(,,゚-゚) 「服に取り付けておいたスタンガンの威力は申し分ないな」
( <◯><◯>)「はひ、 はひ、」
( <◯><◯>)「じ、じぬぅぅ」
(,,゚-゚) 「セクハラの仕返しだ」
(,,゚-゚) 「それと君、明日は大変だからよく寝ておきなさい」
('A`)「大変?」
(,,゚-゚) 「ああ、楽しくなるだろうな」
(,,゚ー゚) にやっ
('A`)???
-
次の日
(,,゚-゚) 「さて、登校しようか」
('A`)「コレって…」
(,,゚-゚) 「車だが?」
('A`)「車、か」
(,,゚-゚) 「見た事ないのか?」
('A`)「いや、車で登校って想像つかなくてさ」
(,,゚-゚) 「ふーん」
( <●><●>)「さて、ぎゃしゃ様、ドクオ様。行きましょう」
(,,゚-゚) 「ああ」
('A`)「は、はい」
-
下駄箱
('A`)…
('A`)!!!
(;'A`)「上履きが、イタズラされてない!?」
( <●><●|…
( <●><●>)(あらかじめすり替えて置いたのは私とお嬢様しか知っていません)
何?あの人
不審者?
( <●><●>)「目立っているのは分かってます」
-
ドクオのクラス
(# ゚∀゚)ブルブルブルブル
( ;・∀・)「ち、ちげーよ!」
lw;´- _-ノv「そうだ!私達はやってないよ!」
(# ゚∀゚)「嘘つくんじゃねーよ」
( ;・∀・)「嘘なんてついてねーよ」
ξ;゚⊿゚)ξ「違うの!信じて!ブーン!」
( #^ω^)ピキピキ
( #^ω^)「ツンって浮気して平気で嘘つくんだおね」
ξ;⊿;)ξ「違うの!本当に!!」
( #^ω^)ダン!
ξ;⊿;)ξ「ひぅ!」
( #^ω^)「喋りかけるんじゃねーお」
-
('A`)(ぎゃしゃに言われた通り後ろからバレないように入ったけど…)
(;'A`)(何が起こってるんだ!?いつものやつらが仲間割れしてる?しかも全員の様子がおかしいぞ!)
えー、緊急の放送を行うのでクラスにいる方々は静かにしてください
('A`)!
あー、校長の荒巻じゃ。皆んな席に着いたかの?今日は色々あっての、一時限で終わりじゃ。
-
えぇとじゃな、まず生徒会役員の素直シュール君、ヒート君、キュート君についてまず言わなければならない事がある。
lw´- _-ノv!!!?
彼女らは一旦役員を辞めることになった。
lw;´- _-ノv「は、はぁ!?」
理由は…まぁ皆の者が知ってると思うし、彼女らの個人的な事情も絡むと思うのでワシからは以上じゃ
-
lw;´- _-ノv「な、ど、どう言うことよ!」
( ゚∀゚)「うっせーぞ、援交女」
lw#´- _-ノv「はぁ!?何よそれ!」
( ゚∀゚)「Tvitterにオッさんと援交して生でやってる動画が流れてきたぜ。随分激しかったんだな、動画がすげー揺れてたぜww」
lw´- _-ノv「は?」
( ゚∀゚)「ほらよ」
lw´- _-ノv「は?は?は?」
lw#´- _-ノv「こ、こんなの捏造に決まってんだろーが!!!」
( ゚∀゚)「いやー、こえーなぁ。援交して妊娠でもしたんじゃね?そんでイライラしてんだろ?肉便器がよぉ」
lw#´- _-ノv「な!!?」
-
クラスの外
( <●><●>)(まぁ本人が捏造とわかるのは当たり前と言ったら当たり前なんですけどね)
( <●><●>)(世の中面白い人がいるものです。一生困らない生活を提供してもらう代わりに嘘の犯罪を犯す人間が居るなんて)
( <●><●>)(まぁ、焚きつけたのは私みたいもんなんですが)
-
次にモララー君に関してじゃ
( ・∀・)「へ?」
モララー君はのぉ…似たようなもんじゃな。詳細は避けるがどうも複数の女性を襲ったらしいの、卑劣極まりない犯罪じゃ。証拠が固まり次第、と言っても検出された体液と本人のDNAを比べて一致すれば直ぐに逮捕されるそうじゃから安心するように。今丁度、警察の方が向かってるはずじゃ
( ・∀・)「え?え?え?」
(; ゚∀゚)「てめぇ、クソすぎんだろ」
( ;・∀・)「そ、そんなはずない!!したこともないし!」
ガララら
-
爪'ー`)y-「さて、放送にあった通り今直ぐ検査させてもらおうか」
<_プー゚)フ「暴れるんじゃねーぜ」
( ;・∀・)「ぼ、僕はやってないからな!」
爪'ー`)y-「検査すれば直ぐにわかるさ」
<_プー゚)フ「署まで同行願おう」
( ;・∀・)「いいぞ、でももし違ったらお父様に言いつけてお前達を逆に逮捕してやるからな」
<_プー゚)フ「どうとでもいいな。もうてめーの親父のDNAをチェックして今回の犯罪者は近親だって判明してんだよ」
( ・∀・)「へ?」
爪'ー`)y-「とりあえず逃げられちゃ困るから付けておこうか」ガチャ
( ・∀・)「え?え?」
<_プー゚)フ「昨今の日本じゃ少年法は改正されたから…今回の事件の凶悪性からおそらく懲役刑だろうな。良くて死刑だ、死刑になれば犯罪歴を背負ってまで生きる必要も無くなるし死刑になることでも願いな」
ガララ
-
(; <●><●>)(あぶねー!出くわすところだった)
( <●><●>)(しっかし女性とは恐ろしいものですね。レイプされたと嘘をついてくれたら多額の借金を免除するといったら普通にオーケーするんですから)
( <●><●>)(まぁその上追加の金を貰えるんですから良いのかもしれませんね。外国に行けばレイプされたかなんて知られようがありませんから)
( <●><●>)(しかしぎゃしゃお嬢様も無茶言いますよ。精液採取なんてかなり無謀でしたね)
( <●><●>)(…でも高校生が盛んな時期でよかった。そこら辺の方に頼んで採取できたんですから)
-
次にブーン君とツン君じゃ。
( ^ω^)!
ξ゚⊿゚)ξ!
彼らはのぉ、学外の清掃活動や介護体験を率先して行い、成績も優秀じゃと思ったんじゃがのう…
どうもその際に不正や暴力沙汰を起こしてたらしくての、後から現場に居た方々から苦情が来たんじゃ。
( ^ω^)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「何よそれ…」
ξ;゚⊿゚)ξ「不正だとか暴力沙汰なんて起こしてないわよ!」
( #^ω^)「そうだお!僕は少なくともやってないお!」
ξ;゚⊿゚)ξ「何よそれ!わ、私だってそうよ!」
-
なんでも歩いていた猫を思い切り蹴飛ばしたり川を泳いでいた鯉に石を投げたり人様の家の犬をバレないように虐めてたそうじゃ
それに加えてのぉ…どうもタバコを吸ったり自分たちの家からゴミを持って来て嵩増しをしてたようじゃの。一応その証拠も提出されたからの、儂等も庇いようがなくての。
ξ;゚⊿゚)ξ「知らない…私そんなの知らない!!」
( #^ω^)「クソが!!!今直ぐ放送室に行って説明してもらうお!!!」
ガラララ
-
(´・_ゝ・`)「まて」
( ^ω^)「先生!僕はこんなことやって (´・_ゝ・`)「座れ」
( ;^ω^)「あ、あの (´・_ゝ・`)「座れって言ってんだろうが、聞こえないのか?」
( ^ω^)「は、はい」
( <●><●>)(ふふふ、来ることが予想できてれば危険回避なんてお手の物ですよ)
( <●><●>)(いやぁしかし、コレは本当に楽でしたね。写真の捏造と関係の方々に金を掴ませれば良かっただけでしたし)
-
最後にジョルジュ君の事じゃが…
ジョルジュ君は犯罪には触れていないけれど最低の人間なのかもしれんの
ザワザワ
(; ゚∀゚)「は、はぁ?」
あまり口に出したくない事じゃが昨今の倫理の欠如が問題になっている現在、コレは皆が知らなくてはならぬ事じゃと思う。
まずはじめに20回。この数字が意味することがわかるかの?
( ゚∀゚)「2、20??」
この数字はジョルジュ君が堕した子供の数じゃ。
-
ザワザワ
lw;´- _-ノv「マジかよテメー。散々私のことバカにした癖にてめーが1番クズじゃねーか」
(# ゚∀゚)「は、はぁ!?こんなの嘘に決まってんだろ!!どうやって調べたんだよ!」
判明している医療カルテに残ってる限りでコレじゃからもしかしたらまだまだ多いかもしれん
ザワザワ
( ゚∀゚)!!?
-
次のは…どうも校内で風紀委員の立場を利用して悪どいことをしていたようじゃの。
(; ゚∀゚)「んだよ、なんだって言うんだよ!!!」
まぁそのことについては彼が1番よく知っておるじゃろう。気になったら彼に聞きなさい
(; ゚∀゚)…
( ゚∀゚)(意味が、わかんねぇ、)
-
クラスの外
( <●><●>)(くくく、何が起こってるか分からないって顔をしているんです。)
( <●><●>)(コレから起こるのは君が今までやってきた罪の償いなんです。君が自分のやったことを知らないのは当たり前、私と協力者が作ったものですから)
-
( <●><●>)(ですが周りの人間はそう思わない。今までの流れから君も同じく何かしらの悪事をやったと思っている、恐らくこの後に質問攻めにあうでしょう)
( <●><●>)(それを否定すれば一生後ろ指さされる生活を余儀なくされる。たとえ認めたとしてもソレが事実になるわけですから普通に生きていくことなんて出来なくなる)
( <●><●>)(大衆の"善"が敵になった恐ろしさ、ドクオ様が受けてきた恐怖、しかと味わいなさい)
-
クラス
lw´- _-ノv「おいおいジョルジュくぅん、何やったのかな?」
(; ゚∀゚)…
lw´- _-ノv「だんまりですかー?」
lw´- _-ノv「おーい!おー(# ゚∀゚)「うるせーぞクソアマ!!!!」ドン
lw;´- _-ノv「うわっ!!」どさっ
(# ゚∀゚)「誰かが嘘ついてんだ!そうだ!誰かが俺を貶めようと!!!!ミセ;゚ー゚)リ「そう、かなぁ?」
(# ゚∀゚)「あ!?」
( ´_ゝ`)「だって、なぁ?」
(´<_` )「今までの感じから行くとお前もそうなんじゃね?モララーとか捕まってんじゃん」
-
(# ゚∀゚)「あんなクソと一緒にすんじゃねぇ!!!!」
( ´_ゝ`)「ブーンとツンは何か知らねーの?いつも一緒にいるじゃん」
(´<_` )「それにシュールだってそうだろ」
( ;^ω^)「え」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?」
lw´- _-ノv「知るわけねーだろ」
( ´_ゝ`)「嘘つくなよ。どうせお前ら裏で繋がってんだろ?」
(´<_` )「嘘が下手だよなぁ〜。白々しいって言うか」
lw;´- _-ノv「はぁ!?」
-
( <●><●>)(誰も助けちゃくれませんよ。今まで君達を助けてきた先生や周りの人間は君達の"価値"に迎合してきただけ)
( <●><●>)(それが無くなった今。君達に従う人間なんて誰1人として居ませんよ)
( <●><●>)プルルル
( <●><●>)(おっと、ぎゃしゃお嬢様からですね)
( <●><●>)(ええと、『いい感じになってきたな』)
( <●><●>)(『ええ、そうですね』っと。送信送信〜♩)
( <●><●>)(…終局ですね)
-
クラスの中
(;'A`)(どうなってんだ?何が起こってる?)
(# ゚∀゚)「〜!!!」「ーー」(´<_` )
(;'A`)(本当にどうしたって言うんだ!?)
( ゚∀゚)!
-
(# ゚∀゚)「そうだよ、何で気づかなかったんだ?」
(# ゚∀゚)「居たじゃねーか。こう言うことやる奴がよぉ〜。ネチっこいクズがよぉ!!!」
(# ゚∀゚)「ドクオ、テメェだろ!!!!」
(;'A`)「え?」
(# ゚∀゚)「そうだよなぁ!おい!!」
( ´_ゝ`)「おいおい、止めろよ。みっともねぇなぁ。」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだよ、鬱田にココまでできるわけないでしょ?」
-
(# ゚∀゚)「はぁ!?なんでそんなことわかるんだよ!!!!」
( <●><●>)(君達が今までボコボコにしてきたのに何1つとして抵抗しない人が、こんな事やるなんて誰も思いませんよ)
( <●><●>)(傍観してきた人間からはドクオ様は只の弱い人間としか映ってないんですから)
-
ああ!言い忘れたことがある!
( ゚∀゚)!
lw´- _-ノv!
( ^ω^)!
ξ゚⊿゚)ξ!
コレは今まで挙げてきた人間全員に言える事なんじゃが、いや、それ以外の人間もじゃの。
警察にある音声が提出された、コレにより学内全ての生徒・教師について審査が入るから忘れないように
ザワザワ
何?どう言う事?
( <●><●>)(さて、ココからですね)
-
(´・_ゝ・`)…
(´・_ゝ・`)「あー、コレからアンケートを配る。正直に答えなさい。一応誰がどうとかも分かってるからな、嘘はつかないように」
ザワザワ
('A`)(なになに?ハイかイイエ形式か)
('A`)…
-
(;'A`)(『質問1:貴方はクラスでイジメにあいましたか』)
-
(;'A`)(『質問2:貴方はイジメに加担しましたか?』)
-
(;'A`)(…)
ザワザワ
(´・_ゝ・`)…
(;'A`)(質問の数は20個、そしてコレは…今まで俺がやられてきた、事だ)
('A`)(どう言う事だ!)
(;'A`)(そうだ、確か)
('A`)(ぎゃしゃが朝に言ってた。
(,,゚-゚) 楽しくなるだろうな
)
(;'A`)(今までのはぎゃしゃが!?と言うことは、あのレコーダーで録ってた理由は、)
('A`)(事実を固めるため、だったのか?)
-
( <●><●>)(ふふふ、ドクオ様のあの表情。気づいたようですね)
( <●><●>)(ただし多少改良しましたけどね、効果的に感じられるように)
( <●><●>)プルルル
( <●><●>)(『後で彼を回収しておくように』)
( <●><●>)(ハイハイっと)
クラス
ザワザワ
( ;´_ゝ`)…
(´<_`; )…
ミセ;゚ー゚)リ…
-
異様な空気だ、今さっきまでジョルジュ達を貶していた皆んなが黙り込んでいる。恐らくは校長の言葉と、このアンケートの質問の意味が為すところに気付いたのかもしれない。
コレはジョルジュ達を裁くつもりで渡されたアンケートではない。ジョルジュ達と共に俺を攻撃してた人間に対するアンケートだ
…ぎゃしゃは言っていた、悪人善世と。
大衆の目指す善を蓑にした悪が蔓延っていると。
コレはその"悪人善世"を自覚させる為に渡されたアンケートだ。
-
大衆の善が産み出した悪に対する責任の所在
大衆の善が見過ごしてきた悪に対する償い
これらの自覚を促そうとしているのかもしれない
-
そして
自分を救えるのは自分だけ
ぎゃしゃが言ったその言葉は字面の通りの意味ではないと思う
-
( ;´_ゝ`)「」
兄者が口を動かして弟者と話そうとしているけど声になっていない
-
(´<_`; )
弟者は固まっている
-
ミセ;゚ー゚)リ
チラッ
ミセリは俺の方を見て自分は関係ないと装おうとしている風に見えた
-
他にいる人達も皆、同じように挙動がおかしい
-
(´・_ゝ・`)「どうやら書き終わったようだな。後ろから回収しろ。順番はどうでもいい、1番前の席のやつは集めたアンケートを混ぜるように」
(´・_ゝ・`)
パララララ
シャッシャッ
集めたアンケートの名前?を確認して混ぜている。氏名が書いてあるのでシャッフルに意味があるのかどうかは不明だが
(´・_ゝ・`)「お前ら、もう帰っていいぞ」
ガラララ
外に出て行った
-
(; <●><●>)(あぶねぇー!!!見つかったら不審者扱いでした)
( <●><●>)(さて、ドクオ様を回収しないと)
ガラララ
( <●><●>)
( <●><●>)(注目を集めているのはワカッテマス)
('A`)「え?執事さん?」
( <●><●>)「行きましょうか」
(;'A`)「は、はい」
俺は、クラスの異様な雰囲気の外側に連れ出された
-
車内
(*<●><●>)「いやぁ!良かったですね!圧勝でした!」
(,,゚-゚) 「そうだな」
('A`)…
(,,゚-゚) 「ドクオ、どうした?浮かない顔をして」
('A`)「え?いや、アレって本当だったの?」
(*<●><●>)「ああ、アレですか?アレはう(,,゚-゚) 「本当さ、奴らは悪魔のような奴らだよ」
( <●><●>)!
(;<●><●>)(お嬢様?)
-
('A`)「そう、か。ああ見えて、あんな事する奴らには見えなかったからさ。変な事聞いてゴメンな」
(,,゚-゚) 「いや、いいよ。誰だって最初はあんな話信じられないさ」
( <●><●>)(…)
-
7年ほど前
( <●><●>)お嬢様…
(,,;−;) うう、あうう、
(#<●><●>)許せん、許せんぞぉ!!!!
(#<●><●>)ダッ
(,,;−;) 待って!
( <●><●>)!
(#<●><●>)どうしましたか?安心してください。今すぐそいつらを(,,;−;) ダメだよ、ダメ、
( <●><●>)!?
-
(;<●><●>)何を言っておられるのですか!お嬢様!!
(;<●><●>)お嬢様とお父上殿に嫉妬して虐めた輩ですぞ!放置なんて言語道断!!
(,,;−;) だって、ダメだよ。いよぅ君達はクラスの人気者だもん、私よりもいよぅ君達が居た方が良いんだもん
(;<●><●>)そんなことありません!お嬢様!!
(,,;−;) わ、私なんて居ない方が良いから
ギュッ
( <◯><◯>)お嬢様…
(‘_L’|じっ
-
泣き止んで眠ってしまっている。無邪気なお嬢様は泣きはらした紅い頬のままだ。許せない、私の大切な方のご子息にこのような仕打ちをした輩が、
何よりもこの美しい笑顔を傷つけたことが。
しかしお嬢様は望んでいない、報復を。だからこそ私をあの時に止めたのだ
-
( <●><●>)…
(,,-−-) ぐぅ、
(‘_L’)とりあえず転校届出も出しておきましょう
( <●><●>)野放しにする気ですか?
(‘_L’)…
(‘_L’)私に任せておきなさい。直接手を下さない、間接的にやればお嬢様も気づかないでしょう
(‘_L’)リストラされたなんて私達には関与の余地が無いように見えますからね
(,,゚−-)ちらっ
一瞬お嬢様が目を開いたように見えたのは、あの時の杞憂だったのだろうか
-
( <●><●>)(今のドクオ様はあの時の貴女様なのですね、だからこそそのような嘘をつくのですか)
( <●><●>)(…そうですね、それが1番なのかもしれない)
(,,゚-゚) 「しかし、アレだな。そう、アレだ。」
('A`)「あれって?」
(,,゚-゚) 「どうする?コレからあの学校に通う気か?」
('A`)「そりゃ、ね」
(,,゚-゚) 「転校とかする気はないのか?」
('A`)「できないよ、お金もないし」
(,,゚-゚) 「お金があったら?」
('A`)「どうだろう、お金があってもしないかな」
(,,゚-゚) 「そうか」
('A`)「…」
-
悪人善世
見方を変えればぎゃしゃ達もまた悪人なのでしょう。
ドクオを助ける為とは言え彼等に嘘偽りの罪を被せたのですから
ですがこの世の中、悪人こそが生きていける世界。善人は程なく駆逐されるか徹底的に搾取されるかのどちらか。
-
力を持てば良いのではなくて
力を悪用することに意味があるこの世の中
-
正しきは善者の皮を被った悪人
悪しきは善者のまま生きている善人
-
これこそが正しい世界なのです
-
…
「僕は良い人間で!悪いことなんてしたことなんてないお!」
( ;^ω^)
-
「浮気なんてしてない…タバコだって吸ってない。本当よ、本当なの…」
ξ;⊿;)ξ
-
「男に体なんて売ったことない!そんな尻軽じゃないよ!!信じて…」
o川*;ー;)o
-
「私は正しい女なんだぞ!!こんなことするはずないんだぞ!!!誰かが騙したんだ!」
ノハ;゚⊿゚)
-
「なんで、なんで、なんでこんなことに…」
lw;´- _-ノv
-
「僕はそんなことやっていないんだ!!!信じてくれ!」
( ;・∀・)
-
「おれは、おれは何もやってない!!!ドクオが、ドクオが俺を嵌めたんだ!!」
(; ゚∀゚)
-
わたし
おれ はなにもやってない"はず"なんだ
ぼく
-
悪人善世 おしまい
-
乙
おもしろかった
-
乙
めちゃくちゃ考えさせられた。
その後先生とかはどうなったんだろう
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