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自殺ニュース

1名無しさん:2006/07/14(金) 21:16:01
あまりないことを希望しますが・・・。

159管理人:2012/01/14(土) 11:16:35 ID:/KKWJWjs0
自殺:新潟刑務所、40代男性被告人が首をつって /新潟
毎日新聞 2011年12月24日 地方版

 新潟刑務所(新潟市江南区)は23日、同刑務所に収容されていた40代の男性被告人が首をつって自殺を図り、同日午後2時、入院中の病院で死亡したと発表した。同刑務所によると、男性被告人は今月16日午後7時ごろ、単独室で洗面台の蛇口にタオルをかけて首をつっていたところを巡回中の職員が発見したという。すでに意識はなく、救急車で市内の病院に搬送された。遺書などはなく、健康上の問題などもなかったという。【小林多美子】

160管理人:2012/01/14(土) 11:17:36 ID:/KKWJWjs0
自殺か:高齢者夫婦の首つり遺体を発見 東京・青梅で
毎日新聞 2011年12月29日 0時49分

 28日午後5時25分ごろ、東京都青梅市谷野の無職の男性(70)方を訪れた親族から「新聞がたまっていて、中に入れない」と110番があった。駆け付けた警視庁青梅署員が室内に入ると、高齢の男女が死亡していた。2人は首をつって自殺したとみられ、同署は、2人暮らしだった男性と妻(66)の可能性が高いとみている。

 同署によると、新聞は24日の朝刊のあとは取り込まれておらず、同日以降に男性が自殺した後、女性が後を追ったとみられている。遺書はなかった。

 女性は精神的疾患とみられる病気で今年7月まで約8カ月間入院し、退院後は男性が看病していたという。近所の人は同署に対し、「男性が『看病に疲れた』と話すのを聞いたことがある」と話しているという。【長谷川豊】

161管理人:2012/01/14(土) 11:27:41 ID:/KKWJWjs0
中島美嘉らに楽曲提供、長瀬弘樹さん自殺
2012.1.7 05:00

 歌手の中島美嘉(28)や島谷ひとみ(31)らに曲を提供していた、作詞・作曲家で歌手の長瀬弘樹さん(36)が東京・調布市の自宅で自殺していたことが6日、分かった。

 関係者らによると、長瀬さんの自宅には、多くの人に私の曲を歌ってもらい満足した、という趣旨の遺書が残されていたという。

 長瀬さんは兵庫・伊丹市出身。京都大学を卒業後、作曲活動を本格的に開始。代表曲は作詞・作曲を手がけた中島美嘉の「見えない星」、「SAKURA〜花霞」やKinKi Kidsの「ノー・チューンド」など。他にも、神田沙也加(25)ら人気アーティストに多数、楽曲を提供していた。

162管理人:2012/01/14(土) 11:28:51 ID:/KKWJWjs0
線路に飛び降り…電車の下から這って出る JR神戸駅、女性けが
2011.7.23 19:14

 23日午後3時10分ごろ、神戸市中央区のJR神戸駅下りホームから同市須磨区の女性(72)が飛び降りた。女性は線路上に寝転んだ形になったとみられ、野洲発加古川行き快速電車が女性の上を通過、女性は頭部にけがを負ったが、意識はあるという。

 兵庫県警生田署によると、神戸駅はこの電車の停車駅で、女性は電車が停止後に自ら車輪の間から出てきた。自殺を図ったとみられる。

 JR西日本によると、運転士は、線路に立ち入る人物を見かけ非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。上下線で23本が部分運休するなどし、約1万9千人に影響した。

163管理人:2012/01/14(土) 11:30:14 ID:/KKWJWjs0
戸塚ヨットスクール:訓練生が死亡…寮の屋上から飛び降り
毎日新聞 2012年1月9日 13時11分

戸塚ヨットスクール=2009年10月、大竹禎之撮影

 9日午前7時半ごろ、愛知県美浜町北方の「戸塚ヨットスクール」(戸塚宏校長)で、訓練生の男性(21)が3階建て寮の屋上から飛び降りた。同県警半田署によると、男性は病院に運ばれたが、頭を強く打って間もなく死亡した。「生きていくのがつらい」などと書かれた遺書が屋上に残されており、同署は男性が自殺を図ったとみて調べている。同スクールでは昨年12月20日にも、別の訓練生が寮から飛び降りて重傷を負った。

 同署によると、死亡した男性は広島県出身で、10年12月にスクールに入校。9日は朝の掃除中に「トイレに行く」と言い、そのまま屋上に上がって飛び降りたらしい。【安達一正】

164管理人:2012/01/14(土) 11:31:46 ID:/KKWJWjs0
自殺者:3万人超…14年連続 11年速報値
毎日新聞 2012年1月10日 20時30分

自殺者数の推移(警察庁調べ)=写真

 警察庁は10日、昨年1年間の全国の自殺者は3万513人だったとする速報値を発表した。3万人を超えたのは98年から14年連続だが、10年の3万1690人を1177人(3.7%)下回った。

 自殺者の減少は2年連続で、3万1000人を下回ったのは98年以来初めて。男性は2万867人で10年より1416人少なく、女性は9646人で239人増えた。月別で最も多かったのは5月の3367人で、最も少なかったのは12月の2088人。

 都道府県別では東京都が最多で3100人。大阪府1899人、神奈川県1824人と続く。東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県は400人、宮城県は483人、福島県は525人で、3県とも10年を下回っている。ただし都道府県別は自殺者の住所でなく遺体が発見された場所で計上している。

 一方、自殺の実態を調査している内閣府によると、遺族の話や自殺場所などから震災が直接の原因とわかった自殺者の数は、分析を始めた6月から11月までに全国で49人という。内閣府自殺対策推進室は「震災の影響はじわじわと広がる可能性があり、状況を注視して対策に取り組みたい」と話している。警察庁は年度内に確定値を公表する。【鮎川耕史】

165管理人:2012/01/14(土) 11:34:29 ID:/KKWJWjs0
大阪城公園で暴力団幹部が拳銃自殺か
2012.1.10 14:37

 9日午後10時10分ごろ、大阪市中央区の大阪城公園で、男性が頭から血を流して倒れているのを、公園の警備員が発見。男性はまもなく死亡した。近くに回転式の拳銃が落ちており、大阪府警東署は拳銃自殺とみて捜査している。

 東署によると、死亡したのは指定暴力団東組の幹部(48)=大阪市天王寺区堀越町。右側頭部に、発砲によるとみられる傷跡があった。

166管理人:2012/01/14(土) 11:35:41 ID:/KKWJWjs0
心配している態度をいかに記者団の前で見せても、過去にどれだけのことをやったか見れば、その本気度が分かるというもの。だから14年間続いている。それが紛れもない証拠。
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自殺者、藤村氏「深刻な事態」 14年連続で3万人超
(01/11 12:24)

 藤村修官房長官は11日午前の記者会見で、警察庁の統計速報値で昨年の自殺者が3万513人と14年連続で3万人を超えたことについて「深刻な事態と受け止めている。地域の実情に応じた自殺対策を推進したい」と述べた。

 経済事情を理由とした自殺が多いとの見方を示し「デフレ下の経済状況を改善しないといけない」と強調した。

167管理人:2012/01/14(土) 11:39:26 ID:/KKWJWjs0
台湾2女性殺害 手配男、任意同行中に自殺 容疑認めた後、首刺す
2012年1月10日(火)08:00(産経新聞)

 東京都台東区のマンションで5日、日本語学校に通う台湾人留学生の林シエイさん(22)と朱立ショイさん(24)が殺害された事件で、殺人容疑で公開手配された台湾籍の張志揚容疑者(30)が9日、名古屋市内で発見され、警視庁の捜査員が任意同行中、隠し持っていた刃物で首を刺して自殺した。蔵前署捜査本部が同日夜、発表した。

 捜査本部によると、9日午後6時20分ごろ、名古屋市中区のビル地下1階にいた張容疑者を捜査員が発見。車で愛知県警中署に任意同行し、同署の正面玄関で車が止まろうとした同40分ごろ、張容疑者が隠し持っていたとみられる果物ナイフ(刃渡り約11センチ)でのどを刺した。病院に搬送されたが、午後8時ごろに死亡が確認された。死因は失血死とみられる。

 張容疑者は車内で「泥棒をやった。林さん、朱さんには申し訳ないことをした。果物ナイフでやった」と容疑を認める供述をしたという。捜査本部は容疑者死亡で書類送検する方針。

 捜査本部の調べでは、張容疑者は5日午前9時ごろ、林さんらが同居するマンション室内で、2人の首を刃物で刺すなどして殺害した疑いが持たれている。

 張容疑者は2人と同じ学校に通っていた。事件後、同居する男性留学生に「大阪へ行く」と言い残して行方不明になっていた。「12月から、好意を寄せていた林さんに冷たくされた」と周囲に話し、現場近くの防犯カメラに写っていたため、捜査本部が8日に公開手配していた。

 捜査本部は、張容疑者の携帯電話の電波から愛知県に捜査員を派遣。張容疑者がファンだったというアイドルグループ「SKE48」の公演が開かれていた「SKE48劇場」があるビルで発見した。

 ビルは地下鉄の駅と直結しており、劇場のほかレンタルビデオ店などがある。目撃した男性会社員(30)によると、張容疑者とみられる男が地下1階から1階に上がる階段の踊り場で、捜査員とみられる男性10人ほどに囲まれていた。男性は「特に抵抗する様子はなく、車に乗り込んだ」と振り返った。

168管理人:2012/01/31(火) 14:41:18 ID:/KKWJWjs0
チェルノブイリも福島原発事故もどれも人災。運営している人間たちが役所仕事として暢気にしていると、どんなに立派な制度でもあってないようなもの。どんなに辛くされても母を思いやる優しい少女の顔が浮かぶ。その母の手によって殺されるなんて想像を絶すること。心が引き裂かれて、涙が止まらない。もしも天国があるのなら、そしてもしも神様がいるのなら、どうぞ彼女に永遠の安らぎをと祈らずにはいられない。
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【小6女児刺殺】
母「一緒に死のう」 次男の目の前で凶行 東大阪の小6刺殺
2012.1.30 13:40

女児が母親に刺殺された自宅周辺=30日午前、大阪府東大阪市(渡守麻衣撮影)

 悲劇は食い止められなかったのか−。30日未明、大阪府東大阪市の自宅で小学6年の長女(12)を刺殺したとして殺人容疑で逮捕された母親(37)は、以前からネグレクト(育児放棄)が疑われ、関係者が対応をしていた。近所の住人らは「母親に刺されるなんて…」と悲しみに暮れた。

 「一緒に死のう」

 大阪府警枚岡署などによると、母親は犯行直前、7歳の次男にこう告げたという。119番があったのは30日午前0時50分ごろ。近くの70代主婦は「午前0時〜2時の間に、子供の『ぎゃー』という泣き声が聞こえた」と振り返る。別の住民は、母親が刃物を持ったまま次男を抱きかかえ、「救急車を呼んで」と叫びながら徘徊(はいかい)していたのを目撃したという。

 事件の予兆はあった。東大阪市教委によると、平成22年6月、母親が精神的に不安定だとの情報を得て、同年8月から東大阪子ども家庭センター(児相)とともに対応。いったん子供3人を保護したが、昨年9月、母親の元に戻した。

 関係者によると、その後再び母親は不安定になった。長女と次男が通う小学校の校長は、次男が今月中旬以降、欠席がちになったため、19日に家庭訪問。母親が「休みます」というだけで家の中を確認できず、様子がおかしいと感じ、市教委や児相に連絡した。

 さらに、今月27日には「3人の子供が心配な状況。ネグレクトのようだ」として、同署が児相に、ネグレクトの疑いがあると通告した。家出をしていた長男を保護して母親に引き渡した際、冬にもかかわらず、ほかの子供が上着を着ていないなど不審な点があったためだという。

 これを受けて児相は同日夕、職員1人を家庭訪問させたが、母親がドア越しに「困る。お帰りください」と応えたため家には入れず、子供の状況を確認することもできなかった。しかし児相は「警察が通告前に子供の安全確認をしていた」として、緊急性がさほど高くないと判断。その後の家庭訪問はしなかった。

 校長によると、長女は担任から「お母さん(の様子)はどう?」と尋ねられ、「お母さんを助けたい」と話したという。母親思いの長女だったのに、近くの女性(66)は「やせていて、よくコンビニ弁当を買っていた。料理を作ってもらえていなかったのでは」と話す。近所の無職男性(72)は「よくあいさつをする明るい子だった」と顔を伏せた。

 近くの主婦(66)は「子供を怒鳴る声はいつも聞こえてきた。外でも激しい怒り方をしていた」という。

 近所の無職男性(72)は「長女は明るい子で、よくあいさつする子だった。信じられない」と顔を伏せた。

169管理人:2012/01/31(火) 14:45:57 ID:/KKWJWjs0
【小6女児刺殺】 「子どもと住みたい」長女刺殺容疑の母親
2012.1.30 17:24

小学6年の女児が刺され倒れていた民家付近を調べる捜査員ら=30日午前10時36分、大阪府東大阪市

 大阪府東大阪市で小学6年の長女(12)を刺殺したとして逮捕された母親(37)が、長女と兄弟が児童養護施設に保護されている間、「子どもと一緒に住みたい」と話していたことが30日、知人への取材で分かった。

 枚岡署によると、母親は「娘が自分で自分を刺した」と否認。同署は刑事責任能力の有無や事件の経緯を慎重に調べている。

 児童相談所などによると、母親と長女、2人の兄弟は平成22年8月、自転車で九州に向かう途中に兵庫県内で保護され、母親は自分や他人を傷つける恐れがあるとして措置入院を命じられた。

 母親は数カ月で退院したが、精神的に不安定だったことから、子どもたちは府内の児童養護施設に預けられた。


【小6女児刺殺】虐待リスク最も低い「軽度」と判断
2012.1.30 23:03

記者会見する大阪府東大阪子ども家庭センターの坪田真起子所長=30日午後、大阪府庁
 大阪府東大阪市で小学6年の長女(12)を刺殺したとして母親(37)が逮捕された事件。自治体などでつくる要保護児童対策地域協議会(要対協)は虐待リスクを「軽度」と判断し、児童相談所も母親の病状を十分に把握していなかった。

 母親は平成22年9月から約2カ月間、精神科病院に入院。子ども3人は昨年夏まで児童養護施設に預けられた。

 母親の希望を受け、児相は3人の帰宅を決め、帰宅後の昨年10月の要対協の会議では、子どもたちが元気に学校に通い、母親の様子も安定していることを確認。虐待のリスクを4段階で最も低い「軽度」と認定した。

170管理人:2012/01/31(火) 14:47:08 ID:/KKWJWjs0
【小6女児刺殺】 「お母さんが好き」長女は母親思いだった
2012.1.31 07:09

大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長(右)=30日午後、大阪市中央区の大阪府庁(志儀駒貴撮影)

 大阪府東大阪市で母親(37)が小学6年の長女(12)を刺殺した事件で、長女が周囲に「お母さんが好き」などと話していたことが分かった。母親の退院後に、ともに暮らせることを喜んでいたともいい、近所の住民らからは「早く母親の異変に気づいていれば」との声が聞かれた。

 長女はアイドルグループのファンで、近所の同級生とCDを聞いたりするのが好きだった。次男が風邪をひいたときには、自分も学校を休んで面倒を見ることもあったという。

 母親の退院後、ともに暮らせることを喜んでいるように見えたといい、担任には「お母さんのことが好き」などと話していたという。

 同級生の母親も「(母親は)料理ができないと話していたが、長女は一言も言わなかった。お母さん思いの子だった」と話す。

 ただ、近所では最近、母親が子供たちを怒鳴る声が頻繁に聞かれていた。近所の女性は「早く異変に気づいていれば」と苦渋の表情を浮かべていた。
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【小6女児刺殺】「寒い。寒い」長女らを薄着で放置
2012.1.31 12:28

大阪府東大阪子ども家庭センターの対応について会見する坪田真起子所長(右)=30日午後、大阪市中央区の大阪府庁(志儀駒貴撮影)
 大阪府東大阪市で母親(37)が小学6年の長女(12)を刺殺した事件で、家出をしていた中学2年の長男(13)を警察官が自宅に送り届けた際に、長女らが「寒い」と訴えていたことが31日、関係者への取材でわかった。

 関係者によると、今月25日、家出をしていた長男を保護した警察官が自宅に送り届けた際、長女と次男(7)は冷え切った室内に薄着のまま放置され、「寒い。寒い」と震えていたという。

 このため、大阪府警が27日、「ネグレクト(育児放棄)の疑いがある」として、府東大阪子ども家庭センターに通告。同日、センターの男性職員1人が家庭訪問したが、母親はドア越しに「何も心配することはない。帰ってほしい」と面会を断った。

171管理人:2012/02/08(水) 14:31:22 ID:a./mog/I0
横芝光町長:死亡…自ら首を切り入水か 千葉
毎日新聞 2012年2月6日 8時59分

斉藤隆・横芝光町長 6日午前1時25分ごろ、千葉県横芝光町の斉藤隆町長(47)の妻(48)から、「夫が暴れている」と119番があった。県警山武署員らが駆けつけ自宅近くの栗山川に入っていた町長を救出し病院に搬送したが、約2時間半後に死亡が確認された。首に15センチ程度の切り傷があり、大量出血していた。同署によると、家族は、町長が自ら刃物で首を切ったと話しているといい、同署は自殺を図った可能性があるとみて調べている。

 同署によると、救急隊の到着時、斉藤町長は水深約1メートル程度の場所で父親(76)に支えられた状態で、救急隊員が2人を助け出したという。家族は「ここ数日、食欲がなく、悩んでいるようだった」と話しているという。

 斉藤町長は同町議2期を経て10年4月、現職町長を破り、町長に初当選していた。自宅周辺でぶどう園を経営している。

 同町は副町長を職務代理者とする準備を進めている。同町職員は「普段の穏やかな姿からは思い浮かばないことで、驚いて言葉が出ない」と話していた。【山縣章子、荻野公一】

172管理人:2012/02/08(水) 14:35:40 ID:a./mog/I0
北九州・若戸大橋の自殺:飛び降りの男性、低体温症で死亡
毎日新聞 2012年1月13日 西部夕刊

 北九州市若松区と戸畑区を結ぶ若戸大橋から12日夜に飛び降り、心肺停止状態だった男性は13日未明、死亡した。低体温症などが死因とみられる。

 福岡県警若松署によると、男性は県内に住む20代の自営業者。仕事関係で悩んでいたという。署員らが橋桁にいる男性を説得したが洞海湾に飛び降りた。

173管理人:2012/02/08(水) 14:37:52 ID:a./mog/I0
岩手で車内から母子3人の遺体 無理心中か
2012.1.22 16:31

 22日午前8時半ごろ、岩手県紫波町の民家の車庫に止めてあった乗用車内で、この家に住む女性(41)と長男(13)、長女(9)が死んでいるのを家族が見つけ、県警紫波署に通報した。

 紫波署によると、3人に目立った外傷はなく、車内には豆炭の燃えかすが残っていた。同署は無理心中の可能性があるとみて調べている。

 女性は両親と夫、子ども2人の6人暮らし。22日朝、3人の姿が見えないことに家族が気付き、捜していた。

174管理人:2012/02/08(水) 14:50:59 ID:a./mog/I0
小田原市役所で首つりか
2012.1.13 18:54

 13日午後1時50分ごろ、神奈川県小田原市荻窪の同市役所庁舎の正面壁面で男性が首をつってぶら下がっていると、110番があった。男性は搬送先の病院で間もなく死亡、市役所前は市民らが集まり一時騒然となった。

 県警小田原署によると、男性は60代ぐらいでジャンパーにズボン姿。庁舎4階の外壁に付いたメンテナンス用の足場の金具にロープをかけて首をつっていた。非常階段を使って上がったとみられる。自殺の可能性が高いとみて、身元などを調べている。

死亡:小田原市役所外壁で男性が首つり /神奈川
毎日新聞 2012年1月14日 地方版

 13日午後1時50分ごろ、小田原市荻窪の同市役所で、西側の3階〜4階の外壁ステップに男性がロープを掛けて首をつっているのを来庁者が発見し、110番した。約40分後、はしご車で男性を救出したが、搬送先の病院で死亡が確認された。中高年とみられ、小田原署は身元の確認を進めている。現場は来庁者らが救出の様子を遠巻きにするなど、一時騒然となった。【澤晴夫】

175管理人:2012/02/08(水) 14:53:37 ID:a./mog/I0
自殺対策標語「GKB47」撤回 ポスター25万枚も回収
(2012/02/07 16:48)

 岡田克也副総理は7日の記者会見で、人気アイドルグループAKB48をもじった自殺対策強化月間の標語「あなたもGKB47宣言!」が不謹慎と指摘されたのを受け、撤回すると明らかにした。既に印刷したポスター25万枚は回収する。

 内閣府によると、標語は自殺を思いとどまらせる医師らを指す「ゲート・キーパー」の頭文字や、取り組みを全国に広げる意味合いから都道府県数の47を基に考案。内閣府自殺対策推進室が3月の強化月間に使用する予定だった。

 6日の参院予算委員会で、野田佳彦首相は「私も違和感を抱いた」と答弁し、見直しを検討する考えを示していた。

176管理人:2012/02/11(土) 01:01:28 ID:a./mog/I0
岩手で車内から母子3人の遺体 無理心中か
2012.1.22 16:31

 22日午前8時半ごろ、岩手県紫波町の民家の車庫に止めてあった乗用車内で、この家に住む女性(41)と長男(13)、長女(9)が死んでいるのを家族が見つけ、県警紫波署に通報した。

 紫波署によると、3人に目立った外傷はなく、車内には豆炭の燃えかすが残っていた。同署は無理心中の可能性があるとみて調べている。

 女性は両親と夫、子ども2人の6人暮らし。22日朝、3人の姿が見えないことに家族が気付き、捜していた。

177管理人:2012/02/11(土) 01:05:11 ID:a./mog/I0
小田原市役所で首つりか
2012.1.13 18:54

 13日午後1時50分ごろ、神奈川県小田原市荻窪の同市役所庁舎の正面壁面で男性が首をつってぶら下がっていると、110番があった。男性は搬送先の病院で間もなく死亡、市役所前は市民らが集まり一時騒然となった。

 県警小田原署によると、男性は60代ぐらいでジャンパーにズボン姿。庁舎4階の外壁に付いたメンテナンス用の足場の金具にロープをかけて首をつっていた。非常階段を使って上がったとみられる。自殺の可能性が高いとみて、身元などを調べている。

死亡:小田原市役所外壁で男性が首つり /神奈川
毎日新聞 2012年1月14日 地方版

 13日午後1時50分ごろ、小田原市荻窪の同市役所で、西側の3階〜4階の外壁ステップに男性がロープを掛けて首をつっているのを来庁者が発見し、110番した。約40分後、はしご車で男性を救出したが、搬送先の病院で死亡が確認された。中高年とみられ、小田原署は身元の確認を進めている。現場は来庁者らが救出の様子を遠巻きにするなど、一時騒然となった。【澤晴夫】

178管理人:2012/03/01(木) 15:10:47 ID:b59yFQFM0
川に新潟市議の遺体 目立った外傷なく
2012.2.11 16:19

 11日午前6時半ごろ、新潟市北区濁川の新井郷川で、男性が浮かんでいるのを近くの住民が見つけ119番した。男性は新潟市議、木村文祐さん(64)=同区=で、搬送先の病院で死亡が確認された。

 新潟北署によると、木村さんはジャンパーなどの普段着姿で、目立った外傷はないという。11日朝から家族が捜していたといい、同署が死因などを調べている。

179管理人:2012/03/01(木) 15:11:56 ID:b59yFQFM0
駅前交番で警官が拳銃自殺か 福島・須賀川市
2012.2.11 23:56

 11日午後5時55分ごろ、福島県須賀川市の須賀川署駅前交番で、同署地域課の安斎侑哉巡査(20)が頭から血を流して倒れているのを別の署員が発見した。

 須賀川署は、拳銃を使った自殺とみて詳しい状況を調べている。

180管理人:2012/03/01(木) 15:13:30 ID:b59yFQFM0
大阪城公園で暴力団幹部が拳銃自殺か
2012.1.10 14:37

 9日午後10時10分ごろ、大阪市中央区の大阪城公園で、男性が頭から血を流して倒れているのを、公園の警備員が発見。男性はまもなく死亡した。近くに回転式の拳銃が落ちており、大阪府警東署は拳銃自殺とみて捜査している。

 東署によると、死亡したのは指定暴力団東組の幹部(48)=大阪市天王寺区堀越町。右側頭部に、発砲によるとみられる傷跡があった。

181管理人:2012/03/01(木) 15:15:07 ID:b59yFQFM0
校舎から飛び降り 高1男子が重体 群馬
2012.2.11 02:17

 10日午前8時50分ごろ、前橋市石関町の県立前橋工業高校で、1年の男子生徒(16)が校舎3階の窓から約9メートル下の中庭に転落した。生徒は頭などを強く打ち意識不明の重体。前橋東署は生徒が飛び降り自殺を図ったとみている。同署と同校によると、生徒は授業直前の休み時間中、突然「飛び降りてやる」と言って教室を飛び出し、廊下の窓から飛び降りた。

 生徒は直前、友人関係の悩みをクラスメート数人に相談していたという。松下繁一校長は「いじめがあった様子はない」と話している。

182管理人:2012/03/01(木) 15:15:34 ID:b59yFQFM0
ワタミ社員の自殺、労災認定 入社2カ月の女性
2012年2月21日22時53分

 居酒屋「和民」を展開するワタミフードサービス(東京)の神奈川県横須賀市の店に勤め、入社2カ月で自殺した女性社員(当時26)について、神奈川労災補償保険審査官が労災適用を認める決定をしたことがわかった。横須賀労働基準監督署が労災を認めず、遺族が審査請求していた。

 決定は14日付。決定書や代理人弁護士によると、女性は2008年4月に入社し、横須賀市内の居酒屋に勤務。連日午前4〜6時まで調理業務などに就いたほか、休日も午前7時からの早朝研修会やボランティア活動、リポート執筆が課された。6月12日、女性は自宅近くのマンションから飛び降りて自殺した。

 審査官は、深夜勤務で時間外労働が月100時間を超え、休憩や休日も十分に取れなかったと指摘。不慣れな調理業務に就いていたことにも触れて、「業務による心理的負荷が主因となって精神障害を発病した」と認定し、業務と自殺の因果関係を認めた。

 女性の父親(63)は「過酷な労働条件で、会社に責任があると認められたのはよかった。同じ状態で働いている人を少しでも救ってほしい」と話した。

 親会社の「ワタミ」は「内容を把握していないため、コメントは差し控えさせていただきます」としている。

183管理人:2012/03/01(木) 15:16:04 ID:b59yFQFM0
公判中の大阪府警元警察官 焼身自殺か
2012.1.26 11:59

 自宅で違法に拳銃などを隠し持ったとして、銃刀法違反罪で公判中の元大阪府警巡査部長(49)が26日、大阪市内の路上で遺体で見つかった。府警西淀川署は焼身自殺とみて詳しく調べている。

184管理人:2012/03/01(木) 15:16:34 ID:b59yFQFM0
男性3人が練炭自殺か 車内に免許証 大阪・岸和田の山中
2012.2.21 21:48

 21日午後1時55分ごろ、大阪府岸和田市大沢町の山中の林道に止めた乗用車内で男性3人が死亡しているのを、パトロール中の府警岸和田署員が発見した。

 同署によると、施錠された車内からは燃え残った練炭としちりんが見つかり、ドアには内側から粘着テープで目張りしてあった。車内には遺書のようなメモもあり、同署は集団で自殺を図ったとみて調べている。

 車内に残されていた免許証などから、3人は新潟県上越市の男性(31)、大津市の男性(24)、大阪府藤井寺市の男性(23)とみられ、同署が身元の確認を急いでいる。

 21日午前0時15分ごろ、上越市の男性の知人が「友人がネット上で自殺をほのめかす書き込みをしている」と新潟県警に通報。男性の父親が大阪府内に住むことから、県警から連絡を受けた府警が捜していた。

185管理人:2012/03/01(木) 15:17:17 ID:b59yFQFM0
電車にはねられる、男性自殺か、近鉄南大阪線3万5千人に影響
2012.2.21 00:40

 20日午後6時50分ごろ、大阪府松原市天美北の近鉄南大阪線の矢田5号踏切付近で、藤井寺発大阪阿部野橋行き普通電車が、線路上に立っていた男性と衝突。男性は搬送先の病院で死亡した。乗客約200人にけがはなかった。

 大阪府警松原署は男性が自殺したとみて身元の確認を急いでいる。南大阪線などが上下線合わせて35本運休し、計89本に最大で約40分の遅れが出て約3万5千人に影響した。

186管理人:2012/03/01(木) 15:17:42 ID:b59yFQFM0
陸橋から飛び降り自殺か? 運転手「上から落ちてきた」
2012.2.27 12:35

滋賀の名神高速

 27日午前5時45分ごろ、滋賀県東近江市中戸町の名神高速道路下り線で、路上にいた女性が、走行中のトラックにはねられ、間もなく死亡が確認された。滋賀県警高速隊によると、トラックの運転手は「上から人が落ちてきた」と話しているといい、女性が現場の上方にある陸橋から転落したとみて調べる。

 同隊によると、女性は40〜60代で、自殺を図った可能性があるとみて身元の確認を急いでいる。

187管理人:2012/03/01(木) 15:18:10 ID:b59yFQFM0
卒業間近…中3女子、25階から飛び降り自殺か 大阪・城東
2012.2.27 21:37

 27日午後0時10分ごろ、大阪市城東区森之宮の集合住宅敷地内で、「大きな音がしたので見たら人が倒れていた」と住人から110番があった。

 大阪府警によると、倒れていたのは、同区に住む市立中学3年の女子生徒(15)で、搬送先の病院で死亡が確認された。

 集合住宅25階に女子生徒のかばんが置いてあり、争ったような形跡もないことから、府警は女子生徒が飛び降りた可能性が高いとみて調べている。遺書は見つかっていないという。

188管理人:2012/03/01(木) 15:18:37 ID:b59yFQFM0
小6女児が鉄道自殺か 線路上に横たわる 生活上の悩み? 東京・品川
2012.2.28 13:16

 28日午前5時5分ごろ、東京都品川区西大井のJR横須賀線の線路上で、同区に住む小学6年の女子児童(12)が貨物列車と接触、頭を強く打つなどして死亡した。警視庁大井署は、女児が線路に立ち入り自殺したとみて調べる。

 同署の調べでは、女児は同線の武蔵小杉駅−西大井駅間を走っていた列車にはねられた。運転士は「(女児は)線路に横たわっていた」と説明している。

 同署によると、女児は28日朝、自宅を出たまま行方が分からなくなっていた。女児は27日、両親に生活上の悩みを相談していたという。学校でのいじめなどは確認されていない。

 JR東日本によると、貨物列車は名古屋市から仙台市に向かっていた。この事故で、同線の上下線5本が運休、11本に遅れが出て、約4200人の利用客に影響が出た。

189管理人:2012/03/01(木) 15:19:10 ID:b59yFQFM0
女子中学生が短パン下ろされるいじめ 飛び降り自殺図る、佐賀地裁で判決
2012.1.27 07:53

 佐賀県唐津市の市立中学校で2007年、校舎から飛び降りて自殺を図り、大けがをした当時1年の女子生徒(17)と両親が「継続的ないじめが原因」として、同市と上級生らに約1億3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、佐賀地裁(野尻純夫裁判長)で言い渡される。

 女子生徒側は「所属する部活動の上級生3人から短パンを下ろされるなどのいじめを受けた」と主張。「教員が監督している部活動中にいじめが行われるなど、唐津市の安全配慮義務違反は明らかだ」としていた。市側は「上級生の行為は継続的ないじめではなかった」と反論していた。

 訴状などによると、女子生徒は07年4月から上級生らにいじめられ、同年5月31日、校舎2階と3階の間の階段踊り場にある窓から飛び降り、約7メートル下の地面に落下。一命は取り留めたが、両足が動かなくなる重度の後遺症を負った。

190管理人:2012/03/14(水) 04:27:58 ID:aKWg5QDE0
いじめ自殺:大津市長が卒業式で自身の体験語る 滋賀
毎日新聞 2012年3月13日 18時59分

滋賀県大津市の越直美市長=川平愛撮影

 滋賀県大津市で昨年10月、いじめを受けていた中学2年の男子生徒(当時13歳)が飛び降り自殺した問題で、生徒が通っていた市立中学で13日、卒業式があり、越直美市長がいじめを受けていた自身の体験を語り、「市には、いじめのない社会をつくる責任がある」と再発防止を誓った。

 越市長は「今まで誰にも話していない私の秘密を話したい。36年の人生で、2回死にたいと思った」として、小学3年と高校1年の時のいじめ体験を打ち明けた。交換日記で中傷され、蹴られて膝にあざができたり、高校入学後に昼食を一緒に食べる友達がいなくて学校に行くのが嫌だったと話した。

 その後、米国留学で多様な価値観に触れて成長できたとし、「私にとって、15歳は人生で一番つらかった。世の中は広く、大人になると、いろんな人と出会えて強くなれる」と卒業生にエールを送った。また、自殺した生徒に触れ、「1年前に戻ってこの話をしたかった。大津市にとって大きな損失だ」と涙ながらに語った。

 自殺した生徒の両親は先月、いじめと自殺の因果関係を認めない同市などを相手取り、損害賠償を求めて大津地裁に提訴した。【加藤明子】

191管理人:2012/04/14(土) 20:28:37 ID:3q9jMa5c0
>>188
両親に「ありがとう」 自宅から遺書のようなメモ 列車と接触した小6女児
2012.2.28 17:54

 東京都品川区西大井のJR横須賀線の線路上で28日朝、小学6年の女子児童(12)が貨物列車と接触して死亡した事故で、女児の自宅から遺書のようなメモが見つかったことが、警視庁大井署への取材で分かった。同署は女児が線路に立ち入り自殺したとみて調べる。

 同署によると、自宅から見つかった遺書のようなメモには、両親らに「ありがとう」などと感謝を伝える記述があったという。

 女児は28日朝、自宅を出たまま行方不明になった。女児は前日、母親に悩みを相談していたが、個人的な生活上の悩みで、深刻な内容ではなかったという。

 同署や区教委によると、これまでに、学校でのいじめなどの問題は確認されていない。

 事故は28日午前5時5分ごろに発生。女児は私服で靴を履いており、近くに携帯電話があった。列車の運転士は「(女児が)線路に横たわっていた」と説明している。

192管理人:2012/04/14(土) 20:29:56 ID:3q9jMa5c0
甲府病院の技師自殺=車内で、遺書見つかる−放射性物資過剰投与で捜索・山梨
(2012/03/14-23:55)

 甲府市立甲府病院(同市増坪町)で検査の際に子どもに放射性物質が過剰投与された問題で、山梨県警の家宅捜索を受けた同病院放射線室の男性技師長補佐(54)=山梨県笛吹市、休職中=が車の中で死亡しているのが14日、発見された。車内から遺書が見つかっており、県警は自殺とみている。

 県警南甲府署によると、同日午後2時ごろから技師長補佐に任意で事情聴取することになっていたが、時間になっても現れなかったため、妻に連絡した。午前10時ごろに自宅を出たことを確認したものの、その後の行方が分からなかったため同署員らが捜索。午後4時50分ごろに笛吹市一宮町の公園駐車場に止めてあった自家用車の中で死亡しているのが見つかった。目立った外傷はなく、死因を調べるため、県警は近く司法解剖する。

193管理人:2012/04/14(土) 20:31:24 ID:3q9jMa5c0
女子中学生が飛び降り自殺か横浜のマンション敷地内で死亡
2012.2.23 23:00

 23日午後4時半ごろ、横浜市港北区大豆戸町のマンション敷地内の路上で、同市立中学2年の女子生徒(14)が血を流して倒れているのを通りかかった人が見つけ110番通報した。女子生徒は搬送先の病院で死亡が確認された。

 港北署によると、女子生徒は私服姿で、着衣の乱れなどはなかった。同署は現場の状況から、7階建てマンションの上層階から飛び降り自殺した可能性が高いとみて調べている。

 遺書などは確認されていない。女子生徒は、このマンションに住んでおり、この日は通常通り中学校に登校して帰宅したという。

194管理人:2012/04/14(土) 20:32:33 ID:3q9jMa5c0
新潟刑務所:30代の男性受刑者が首つり自殺
毎日新聞 2012年3月17日 22時07分

 新潟刑務所(新潟市江南区)は17日、収容している30代の男性受刑者が単独室で首をつって自殺したと発表した。同刑務所では昨年12月にも40代の男性受刑者が首をつって自殺している。

 同刑務所によると、午前7時55分ごろ、巡回中の職員が気づいたという。職員が救命措置をして119番通報し、病院に運ばれたが、同8時40分ごろ、死亡が確認された。

 同刑務所では08年にも男性受刑者2人が自殺している。【川畑さおり】

195管理人:2012/04/14(土) 20:34:00 ID:3q9jMa5c0
交番で拳銃自殺図る 19歳巡査が意識不明
2012.3.18 22:21

 18日午後1時15分ごろ、千葉県流山市の南流山駅前交番2階休憩室で銃声があり、同交番勤務で敷地内にいた巡査部長(30)が駆けつけたところ、部下の男性巡査(19)が頭から血を流してあおむけで倒れていた。巡査は病院に運ばれたが意識不明の重体。流山署は、巡査が貸与されている拳銃で、自殺を図ったとみて調べている。

 同署によると、同交番は警察官2人と交通相談員1人の計3人が勤務。巡査が書類を取りに2階に行った直後に、銃声があった。巡査の右側頭部に銃創があり、発射されたとみられる弾丸1発が室内で見つかった。巡査は、今年2月に同交番に配属されたばかりの新人。普段と変わった様子はなかったという。

 同署の横田正夫署長は「職員が拳銃を使用して自殺を図ったことは誠に遺憾。再発防止のため指導を徹底する」としている。

196管理人:2012/04/14(土) 20:35:19 ID:3q9jMa5c0
自殺報道の難しさ痛感 群馬
(2010年12月14日 読売新聞)

 10月24日夜。桐生市立新里東小学校の校長室に、憔悴(しょうすい)した岸洋一校長と生方友江教頭の姿があった。6年生の上村明子さん(12)が自殺したという情報が入り、私は急きょ、学校に取材を要請していた。

 いじめがあったのかどうかを聞くと、校長らは「把握していない」「直接の原因は、はっきりしない状態だ」と繰り返した。12歳の少女が、なぜ自ら死を選ばなければならなかったのだろうか――。取材は1時間以上に及んだ。本意ではないが、質問を投げ掛ける口調は強くなった。

 朝刊で報じた後、学校や市教委にはマスコミの取材や問い合わせが殺到した。勢いに押されてか、「記者会見の予定はない」と話していた学校側は25日に会見を開く。その後も取材攻勢は強まり、自分もその中に身を投じることになった。

 自殺の原因を絞り込むのは難しく、報道は苦しさも伴ったが、次々と明らかになる事実を報じていくべきだと心に決めた。

 しかし、取材で会った人の中には「なぜ学校ばかり責めるのか」と報道に違和感を覚えている人や、「報道は本当に事実であると確証を持っているのか。遺族に寄り添い過ぎではないか」と批判する人も少なからずいた。同僚とともに取材を積み重ね、内容には自信を持っていただけに、そうした指摘はつらかった。

 読売新聞は多くの紙面を割き、明子さんの自殺を報じてきた。全国の読者からの反響も大きかった。校長室を訪れた夜、「児童らを具体的に追及することは考えていない」としていた学校が、児童にアンケートや聞き取りを行い、市教委とともに新たないじめ対策に乗り出した。報道の影響もあると考えられ、意義はあったと思う。

 記者になって3年目。報道内容にここまで賛否が分かれた経験はなく、世間の関心の高さを感じる反面、いじめや自殺に関する報道の難しさを痛感した。

 今月8日、いじめと自殺の因果関係を調べる第三者による調査委員会が動き始めた。新たに明らかになる事実もあるだろう。明子さんは、なぜ命を絶つまで追いつめられたのか。今回の悲しい出来事が少しでも今後の教訓に生かされるよう、真相に迫る取材に努めていきたい。(石川貴章)

197管理人:2012/04/14(土) 20:37:09 ID:3q9jMa5c0
作家の田中光二さんが自殺未遂 家族の墓前で
2012.3.30 20:25

 吉川英治文学新人賞などを受賞した小説家、田中光二さん(71)が、東京都港区の霊園にある家族の墓の前で自殺を図っていたことが30日、警視庁への取材で分かった。田中さんは病院に搬送されたが、軽傷で命に別条はないという。

 同庁によると、田中さんは29日午前、港区の家族の墓の前で、首と手首を包丁で切りつけ、自殺を図った。田中さんは、個人的な悩みを抱えていたという。

 田中さんはNHKを退職後、SFや冒険小説、架空戦記などを執筆して人気を集めた。昭和54年、「血と黄金」で角川小説賞、翌年に「黄金の罠」で吉川英治文学新人賞を受賞。日本SF作家クラブ会長も務めた。

198管理人:2012/04/14(土) 20:38:14 ID:3q9jMa5c0
歌舞伎俳優・尾上辰巳さん自殺未遂か 公園で首つり重体 
2011.7.4 13:12

 歌舞伎俳優の尾上辰巳さん(32)が3日、東京都渋谷区代々木の代々木公園内で首をつり、意識不明の重体になっていたことが、警視庁代々木署への取材で分かった。同署は尾上さんが自殺を図ったとみて調べている。

 同署によると、3日午前2時ごろ、尾上さんが代々木公園内の木にタオルをかけて首をつってるところを知人が見つけ、119番通報した。尾上さんは病院に搬送されたが、すでに意識不明の重体となっていた。尾上さんと知人は直前まで公園に一緒にいたが、知人が目を離したすきに首をつっていたという。遺書などは見つかっていない。

 尾上さんのブログやツイッターは6月上旬から更新されていなかった。今年3月にはブログに「命を亡くすという最大の教えに、亡くなった方の為にも生きなきゃいけない」などと書いていた。

 ホームページによると、尾上さんは平成8年二代目尾上辰之助(四代目松緑)に入門し、10年に関西・歌舞伎を愛する会奨励賞を受けた。19年1月に国立劇場「梅初春五十三驛」おくら吹き替えの演技で優秀賞を受賞したほか、国立劇場「梅初春五十三驛」立ち廻りにて特別賞受賞。

199管理人:2012/04/14(土) 20:39:22 ID:3q9jMa5c0
家宅捜索中に住人が飛び降り自殺 福島市のマンション
2012.4.9 14:35

 福島署は9日、窃盗容疑で同日朝に福島市陣場町のマンション一室を家宅捜索中、この部屋にいた男性(62)がマンション屋上から飛び降り、死亡したと明らかにした。県警は警察官の配置など対応に問題がなかったか調べている。

 同署によると、マンションは6階建て。午前6時50分ごろからマンション一室で、男性を立ち会わせ署員4人が家宅捜索。男性が「友人に連絡を取る」と言って部屋から出て携帯電話で通話中、署員の制止を振り切り、階段で屋上に上って飛び降りた。

 現場はJR福島駅の北東約400メートルで、歓楽街の一角。 福島署の薗部一副署長は「捜査対象が亡くなる結果となり非常に残念。捜査は適正に行われていたと考えている」と述べた。

200管理人:2012/04/14(土) 20:40:40 ID:3q9jMa5c0
自宅浴室で自殺の高齢女性、3カ月後に発見 東京・豊島
2012.4.13 14:21

 東京都豊島区のマンションで今年2月、死後約3カ月経過した1人暮らしの住民の女性(78)の遺体が発見されていたことが13日、警視庁への取材で分かった。女性は手首を切り自殺したとみられる。巣鴨署によると、女性は昨年11月に行方不明になり、同区が捜索願を提出していた。

 同署や同区によると、女性は同月11日、区に生活の悩みを相談。しかし14日以降、音信不通になり、区職員が自宅を訪問したが女性は不在だった。室内で「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とのメモも見つかったことから、区は同署に捜索願を提出していた。

 約3カ月後の今年2月17日、大家から荷物整理の相談を受けた区職員が室内を確認したところ、浴室で死亡している女性を発見。女性は昨年11月、区職員が訪れていた前後に自殺したとみられる。

 区職員は女性の遺体を発見するまで、浴室を確認しておらず、同署も事件性のない失踪(しっそう)と判断し、自宅は調べていなかった。

201管理人:2012/05/14(月) 08:52:59 ID:fDZceZ6o0
母子3遺体 無理心中か 群馬
(2012年4月19日 読売新聞)

 18日午前0時35分頃、長野原町横壁の国道406号の路側帯に駐車中のワンボックスカー内で、パトロール中の長野原署員が東京都瑞穂町武蔵、主婦村田梓さん(31)と長男で保育園児の梛光(なぎひろ)ちゃん(4)、長女楠佳(けいか)ちゃん(1)の計3人の遺体を見つけた。3人に目立った外傷はなく、助手席には練炭を燃やした跡があった。同署は無理心中の可能性があるとみて調べている。

 発表によると、梓さんの夫(34)から16日、警視庁福生署に「妻と子ども2人が伊勢崎市の実家に帰省した後、足取りが分からない」と捜索願が出されていた。3人は14日に実家に帰省し、15日に実家を出たまま帰宅しなかった。親族は「(梓さんは)育児に悩んでいた」と話しているという。

 この親族は取材に対し、長野原町で亡くなっていたことについて「なぜここなのか、見当もつかない」と話している。

 車は3列シートで、梓さんは助手席側2列目の座席、楠佳ちゃんは梓さんの膝の上、梛光ちゃんは梓さんの右隣で見つかった。

 夫によると、梓さんはよく気が付く性格だったが、気遣いをしすぎる面もあった。最近、夫の実家に引っ越し、義理の両親と暮らすようになったといい、夫は「環境の変化もストレスになっていたかもしれない」と悲痛な表情で話した。

 親族によると、梛光ちゃんは面倒見がよく、楠佳ちゃんが泣いていると「いないいないばあ」をしたり、だっこをしたりしてあやしたという。楠佳ちゃんについて、親族は「素直で良い子で、成長が楽しみだった」と涙ながらに語った。

202管理人:2012/05/14(月) 09:09:39 ID:fDZceZ6o0
「必死だった」 須磨海岸で自殺図った女性を、新米巡査が救助 神戸市
2012.4.20 07:53

新米巡査が“青島刑事”ばりの活躍を見せた須磨警察署。ホームページでは、鬼一達也署長も似顔絵イラストで登場し、熱意ある若者の応募を呼びかけている=写真

 19日午前1時40分ごろ、神戸市須磨区須磨浦通の須磨海岸で、海に入っていく女性(44)を、須磨署地域1課の久井康正巡査(30)が見つけた。久井巡査は海に飛び込み、砂浜から約5メートル先の海中(水深約1メートル)で女性を抱えて保護。女性は病院に搬送されたが、けがはなかった。

深夜の海に飛び込んだ“青島刑事”

 同署によると、同日午前0時40分ごろ、大阪府警豊中署から「行方不明者から『須磨海岸で死にたい』と家族に電話があった」との連絡があり、久井巡査は署員約10人とともに海岸を捜索していた。

 久井巡査は民間企業を経て昨年4月に巡査を拝命したばかり。「助けようと必死だった」と話していたという。

203管理人:2012/05/14(月) 09:10:14 ID:fDZceZ6o0
ダムに女性遺体、近くにエンジンかけたマイカー
(2012年4月30日15時19分 読売新聞)

 29日午後4時頃、岐阜県高山市荘川町岩瀬の御母衣(みぼろ)ダムに女性の遺体が浮いているのを散歩中の男性が見つけ、110番した。

 県警高山署の発表によると、女性は同県郡上市に住むパート従業員(34)。近くに女性の車がエンジンをかけたままの状態で止めてあったが、車内が荒らされた様子や争った形跡はなく、財布などの所持品も車内に残ったままだった。

 女性は荘川町内の飲食店に勤めており、28日午後5時頃に店を出た後、行方が分からなくなっていた。同署は遺体を司法解剖して死因を詳しく調べる。

204管理人:2012/05/14(月) 09:17:53 ID:fDZceZ6o0
女子高生が飛び降り死亡か 兵庫・西宮のマンション 15階に靴…
2012.5.2 08:21

 1日午後8時15分ごろ、兵庫県西宮市生瀬武庫川町のマンション管理人から「飛び降り自殺があった」と110番があった。駆け付けた西宮署員がマンションの中庭に倒れている制服姿の女性を発見。その場で死亡が確認された。

 同署によると、女性は公立高校3年の女子生徒(17)。現場は21階建てのマンションで、15階に女子生徒のものとみられる靴が並べて置いてあった。同署は自殺とみて調べている。

205管理人:2012/05/14(月) 09:18:43 ID:fDZceZ6o0
「故郷も命も奪われた」 自殺女性の遺族苦悩 東電を提訴へ 福島
2012.5.10 02:11

 東京電力福島第1原発事故後に、川俣町内の自宅で自殺した渡辺はま子さん=当時(58)。東電を提訴する夫の幹夫さん(61)は「異変に気付いてやれなかった」と涙を流しながら、法廷へ向かう苦渋の決断を親族に明かしていた。

 早めの一周忌を終えた今月3日。幹夫さんの姉、遠藤クニ子さん(69)の仮設住宅で親族と夕食を食べているとき、普段は口数の少ない幹夫さんが話しながら泣き崩れた。「どうして早く気付いてやれなかったんだろう」

 「当時は自分で精いっぱいで誰だって気付けなかった」。そう慰める遠藤さん自身も、自殺の数日前に会ったときに異変には気付けなかった。提訴する方針について触れると、遠藤さんは「自分を責めてしまう気持ちをどうにかできるなら」と同意したという。

 自殺した昨年7月1日の朝、夫婦は川俣町に一時帰宅していた。朝、「草刈りを終えたら出るよ」と話す幹夫さんに対し、はま子さんは「(避難先の)福島には戻りたくない」とぐずったという。草刈りを始めた幹夫さんの死角で、はま子さんは自身に火を付けた。

 同月、幹夫さんは福島市のアパートを引き払い、遠藤さんと同じ仮設住宅団地に引っ越してきた。最近は「1人でいるとどうしても妻のことを考えてしまう」と話し、資格取得のために講座に通っているという。

 「事故は故郷を奪っただけでなく、人の命まで奪った。お金ではない。それを東電に知ってもらいたい」。遠藤さんは静かに訴訟の行方を見守るつもりだ。(荒船清太)
                   ◇
 東電側では、「当社事故で皆様に大変なご迷惑をおかけして改めておわび申し上げたい。訴訟については承知しておらずコメントは差し控えたい」としている。

206管理人:2012/05/14(月) 09:19:42 ID:fDZceZ6o0
浅山容疑者がシーツで首つり 東京、山形の連続殺人・放火容疑で逮捕
2012.3.26 11:44

 東京、山形で発生した2件の殺人・放火事件に関与したとして逮捕、再逮捕された浅山克己容疑者(46)が25日、警視庁原宿署の留置施設で自殺を図り、意識不明の重体になっていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁によると、浅山容疑者は25日午後9時5分ごろ、留置施設の個室で、寝具のシーツをひも状に切り、入り口ドアの金網に引っかけて首をつっているのを、見回りの男性巡査部長(36)が発見した。約5分前の一斉点呼の際には、応じて返答していたという。

 捜査関係者によると、浅山容疑者は25日も取り調べを受けたが、変わった様子はなかった。調べに対して、一貫して容疑を認めていたが、最近は「詳しいことは裁判になったら話す」と詳しい供述をしていなかった。

 浅山容疑者は、昨年11月に東京都江東区のマンションで住人の女性を殺害、放火したとして今年1月に逮捕。さらに、平成22年に山形市下条町の民家に放火して2人が焼死した火災に関与したとして、殺人と現住建造物等放火容疑で再逮捕されていた。

 東京、山形いずれの被害者も、長男が浅山容疑者と親密に交際。警視庁と山形県警の合同捜査本部は、交際トラブルに端を発した連続殺人・放火事件とみて捜査していた。

 警視庁の大栗正行留置管理1課長は「詳細は調査中。本人の早期回復を祈り、留置施設内の同種事案の再発防止に努めたい」とコメントした。

207管理人:2012/05/14(月) 09:24:43 ID:fDZceZ6o0
群馬・神流の車転落:首をつり自殺の容疑者、書類送検 /埼玉
毎日新聞 2012年05月11日 地方版

 群馬県神流町神ケ原の神流川で10年8月、河原に転落した車の助手席から秩父市山田、無職、大島良江さん(当時37歳)の遺体が見つかった事件で、群馬県警藤岡署は10日までに同乗していた寄居町の無職の男(当時57歳)を死体遺棄容疑で、容疑者死亡として前橋地検高崎支部に書類送検した。

 送検容疑は、同年8月2日ごろ、神流川の河原で、大島さんの遺体を軽乗用車の中に遺棄したとしている。

 同署などによると、大島さんは発見時、死後1〜2日が経過。死因につながるような外傷はなかった。男は、転落した車を運転していたとみられ、大島さんを乗せていた経緯などについて、任意で事情を聴いていたが、4日早朝、自宅で首をつって自殺しているのが見つかった。【角田直哉】

208管理人:2012/05/14(月) 09:25:28 ID:fDZceZ6o0
就職失敗で昨年150人自殺 30歳未満、2007年比2倍超
2012/05/13 16:50 【共同通信】

 就職がうまくいかないことを苦に自殺した30歳未満の若者は、2011年に全国で150人に達したことが13日、警察庁の調査で分かった。2010年(159人)から2年連続で年間150人以上となり、現行の調査を始めた2007年の2・5倍に急増している。

 2008年秋のリーマン・ショック後の景気低迷に加え、東日本大震災や円高で企業が新卒採用を絞り込む傾向が続き、若者の就職難が長期化していることが影響したとみられる。

 警察庁は遺書や遺族の聞き取りなどから、就職の失敗が動機とみられる自殺数を調査。150人のうち52人が学生で、このうち大学生が41人を占め、高校生も4人いた。

210管理人:2012/06/28(木) 20:09:52 ID:0kU/j.BI0
湘南ライナーにはねられ男性死亡 踏切りに立ち入り、自殺か
2012.5.17 11:10

 17日午前8時20分ごろ、神奈川県茅ケ崎市小桜町のJR東海道貨物線茅ケ崎−藤沢間で、踏切に男性が立ち入り、小田原発品川行きの湘南ライナー12号(7両編成)にはねられて死亡した。

 JR東日本によると、東海道線や横須賀線、湘南新宿ラインなど上下計10本が運休、計30本が最大約1時間遅れ、約4万2千人に影響が出た。

 茅ケ崎署によると男性は70代とみられ、自ら踏切に入るのを見ていた人がいるため自殺とみて調べている。

212管理人:2012/06/28(木) 20:14:41 ID:0kU/j.BI0
訃報:元アナの塚越孝さん自殺か…勤務先のフジテレビで
毎日新聞 2012年06月27日 10時59分(最終更新 06月27日 11時12分)

 ニッポン放送とフジテレビの元アナウンサー、塚越孝(つかごし・たかし)さんが26日、東京都港区のフジテレビ局内で亡くなっているのが見つかった。57歳。葬儀、喪主は未定。

 警視庁東京湾岸署によると、26日午後6時半ごろ、警備員が局内のトイレの個室内で亡くなっている塚越さんを発見した。近くに遺書があり、同署は自殺とみている。

 塚越さんは77年、ニッポン放送に入社。人気深夜番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティーなどとして活躍し、「つかちゃん」の愛称で親しまれた。ニッポン放送の再編で、06年にフジテレビに異動し、BSフジなどに出演。11年からクリエイティブ事業営業部で動画配信サイトのプロデューサーを務めていた。

213管理人:2012/06/29(金) 19:16:37 ID:0kU/j.BI0
イエローキャブ社長が自殺か 事務所トイレで首つり
2012.6.29 11:13

 大手芸能プロダクション「イエローキャブ」の社長、帯刀(おびなた)孝則さん(58)が、東京都港区南青山の事務所で死亡していたことが29日、関係者などへの取材で分かった。首をつっていたといい、警視庁赤坂署は、事件性はなく自殺とみている。

 関係者によると、28日午後3時20分ごろ、事務所内のトイレで、帯刀さんが首をつっているのを事務所スタッフが発見。病院に搬送されたが、死亡が確認されたという。

214管理人:2012/07/05(木) 16:19:18 ID:0kU/j.BI0
「自殺練習」いじめ放置 教諭「見て見ぬふり」「一緒に笑っていた」
2012.7.5 07:45

会見で、アンケート結果を公表しなかったことに「隠したとは思っていない」と話した澤村憲次・大津市教育長(左)ら=4日、大津市役所(加藤園子撮影)

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、男子生徒へのいじめについて学校側が直後に在校生徒に実施したアンケートで、教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」などといじめを放置していたことを示す回答が少なくとも14人分あったことが4日、関係者への取材でわかった。アンケートには男子生徒が自殺の練習をさせられていたとの回答があったことがすでに判明。市教委は「自殺の練習」と同様に、事実確認できないとして公表していなかった。

「先生も知っていたけど、こわくて言えなかった…」

 教諭の放置を示す回答は記名8人、無記名6人で、直接見聞きした内容が1人、伝聞が13人。「先生も見て見ぬふり」や「一度、先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と記されていた。また「先生もいじめのことを知っていたけどこわくて言えなかったらしい」などとするものもあった。

 一方、男子生徒が先生にも泣きながら電話でいじめを訴えたが、あまり対応してくれなかったらしい、と指摘する回答もあり、教諭が男子生徒へのいじめを認識していながら、適切な対応をとっていない可能性があることが明らかになった。

 市教委は昨年11月、記名で生徒が実際に目撃し、事実確認できたアンケート内容のみを公表し、死亡した男子生徒がいじめを受けていたことを認めたが、いじめと自殺との因果関係は不明としていた。

 しかし「自殺の練習」や教諭の放置を示す回答は、追加調査しても事実確認できないとの理由で、公表を見送っていた。

 大津市の澤村憲次教育長は4日市役所で記者会見し、「自殺の練習」のアンケート結果を公表しなかったことについて「隠したとは思っていない。(回答した生徒が)直接見たわけでなく、事実として確認しきれず、公表しなかった」と釈明した。

 当初「自殺の練習」と回答したのは15人とみられていたが、大津市教委は4日、16人と発表した。

215管理人:2012/07/18(水) 13:11:58 ID:nQXlpVqw0
いじめ目的で「自殺追い込む会」 愛知の中学
2012/7/13 9:23

 愛知県蒲郡市の中学校で4月ごろ、男女9人の生徒が同級生の男子生徒をいじめようと「自殺に追い込む会」をつくり、うち一部の生徒が「死ね」「キモイ」などと言っていたことが13日までの同市教育委員会への取材で分かった。いじめを心配した別の生徒が6月、学校に相談して発覚。学校は事実関係を調査し、いじめをやめるよう指導した。

 市教委によると、この男子生徒と部活動が一緒で、折り合いが悪かった生徒が、約20人の同級生に携帯電話のメールで「自殺に追い込む会」の結成を呼び掛けた。8人の生徒が応じ、うち一部が、学校で顔を合わせるなどした際に悪口を言ったという。自宅前に行き、「死ね」と叫んだこともあった。

 今月9日に学年集会を開き、個人名は伏せた上で今回の事案について説明したという。市教委の担当者は「いじめをしていた生徒は十分に反省している。学校側の対応には被害者の生徒と保護者も納得していただいていると思う。二度と起きないようにしたい」としている。〔共同〕

216管理人:2012/07/18(水) 13:13:37 ID:nQXlpVqw0
津、いじめ対応の小学校長自殺 因果関係不明と教委
2012年7月18日(水) AM 10:43

 津市内の小学校の男性校長が、自殺していたことが18日、市教育委員会への取材で分かった。遺体は16日に見つかった。校長は校内で起きたいじめ問題への対応に追われていたが、市教委は「遺書がなく、自殺といじめ問題への対応の因果関係は分からない」としている。

 市教委によると、4月下旬、昼食の際に児童が仲間外れにされるいじめが発覚。校長は担任らとの協議などに追われる一方、5月下旬に市教委に報告していた。

 市教委は「校長が対応について、悩んでいたとの報告を受けたことはない」としている。学校側が把握していたいじめはこの1件のみという。

217管理人:2012/09/13(木) 15:20:12 ID:95IqDKvY0
自宅マンションで中2飛び降り死亡 茨城
2012.7.30 02:48

 29日午後3時すぎ、取手市宮和田の13階建てマンション敷地内で、市立中学2年の男子生徒(13)が倒れているのをマンション管理人が発見、119番通報した。男子生徒は病院に運ばれたが、死亡が確認された。マンションから飛び降りたとみられ、取手署は自殺と事故の両面で調べている。

 関係者によると、男子生徒はこのマンションに自宅がある。市教委が事実関係の把握に努め、今後、対応を協議する。市教委によると、男子生徒が通う中学校の校長や保護者らは「(自殺の)心当たりはない」と話しているという。

218管理人:2012/09/13(木) 15:21:12 ID:95IqDKvY0
歩道橋で首つり自殺か 埼玉・川口
2012.7.30 17:21

 30日午前4時40分ごろ、埼玉県川口市伊刈の水路の上にかかる歩道橋で、男性がビニール製のロープで首をつって死亡しているのを通行人が発見し、110番通報した。川口署は男性が首つり自殺したとみて、身元の確認を急いでいる。

 川口署によると、男性に目立った外傷はなく、着衣に乱れはなかった。男性は20〜50代とみられ、身長170センチのがっちりした体格。髪は短髪で、黒い半袖Tシャツに灰色のハーフパンツ、ビーチサンダルを履いていた。

 現場はJR蕨駅から北東へ約1・5キロの市街地の一角で、東京外環自動車道の下を横断する歩道橋。

219管理人:2012/09/13(木) 15:27:34 ID:95IqDKvY0
宇都宮で兄弟3遺体、無理心中か 2人は寝たきり
2012年8月16日(木) AM 12:27

 15日午後6時半ごろ、宇都宮市宮の内の宇賀地美知男さん(55)方アパートで男性2人が、近くの駐車場に止めた乗用車内で1人がそれぞれ死んでいるのを、通報で駆けつけた警察官が発見した。

 宇都宮南署によると、アパートで死亡していたのは美知男さんと、兄保夫さん(57)=宇都宮市雀の宮。宇都宮市の介護施設に入所している兄正二さん(67)が車内で死んでいた。3人は兄弟。美知男さんと正二さんは寝たきりなどで生活に介護が必要で、保夫さんが2人の介護をしていたという。

 保夫さんは首をつった状態で見つかった。同署は保夫さんが無理心中を図った可能性が高いとみて調べている。

220管理人:2012/09/13(木) 15:28:40 ID:95IqDKvY0
メモに「3人からいじめ」 茨城、自殺中2
2012/8/19 1:47

 茨城県常陸太田市の市立中学2年の男子生徒(14)が自宅で首をつって自殺した問題で、市教育委員会と学校は18日、見つかった男子生徒のメモに、同学年の男子生徒3人の名前と、その生徒らにいじめられたことが記されていた、と明らかにした。3人は学校と警察の聞き取り調査に「8月に1台の携帯電話を使って複数回、『死ね』などのメールを送った」と話しているという。

 市教委の寺門正夫指導室室長は、3人が自殺した生徒と普段から仲が良かったとして、「いたずら半分でメールを送ったのではないか」と話した。市教委は自殺との因果関係を調査する。

 生徒は16日午前に自殺。市教委は18日、生徒の家族の言葉として「静かに冥福を祈りたいというのが現在の心境です。学校、教育委員会などに責任を求める気持ちはありません」などとする談話を公表した。〔共同〕

221管理人:2012/09/13(木) 15:35:25 ID:95IqDKvY0
松下金融担当相が自殺か
2012.9.10 18:22

 松下忠洋郵政民営化・金融担当相(73)が東京都江東区東雲(しののめ)の自宅マンションで倒れているのが10日午後、見つかり、病院に搬送されたが、死亡が確認された。警視庁東京湾岸署は現場の状況から、自殺を図った可能性が高いとみて調べている。現職閣僚の死亡は、平成19年5月に松岡利勝農水相(当時)が自殺して以来。

 同署によると、10日午後5時ごろ、松下氏の妻が「夫が倒れている」と119番通報した。松下氏は普段、このマンションに1人暮らしだったという。

 金融庁によると、松下氏は10日午後に登庁する予定だったが、本人から「行けない」と連絡があったという。国民新党幹部によると、午後5時から6時にも公務が予定されていたが、自宅から出てこなかった。

 松下氏は鹿児島県薩摩川内市出身、衆院鹿児島3区選出で当選5回。京大農学部を卒業後、旧建設省に入省。5年に自民党から初当選し、農林水産政務次官、内閣府副大臣などを歴任した。17年の衆院選では郵政民営化反対を主張し、自民党公認が得られず落選。一度は引退を表明したが、21年に国民新党から当選を果たした。今年6月、野田第2次改造内閣で、国民新党代表となった自見庄三郎氏から金融・郵政民営化担当相を引き継いだ。

222管理人:2012/09/13(木) 15:36:27 ID:95IqDKvY0
現職大臣の死 今週発売週刊誌で女性問題報道も
2012.9.10 21:57

閣議に臨む松下金融相(右)と野田首相=4日、首相官邸=写真

 民主党代表選が10日、告示され、自民党総裁選もせまり政局が混迷を深めるなか、国民新党の松下忠洋金融・郵政民営化担当相(73)の自殺の報が駆け巡った。郵政民営化法案に反対した熱血漢の一面もあった松下氏。今週発売の週刊誌に約20年交際していたとされる女性の記事が掲載される予定だったという。現職大臣の突然の死と関係はあるのか。各方面に動揺が走った。

 「しっかりやっていくからな」。松下氏は8、9日に地元の鹿児島県に戻り、懸案の日本郵政の幹部人事について、こう意気込みを語っていたという。

 国民新党鹿児島県支部の吉原範雄幹事長(75)によると、妻とともに地元入りし、薩摩川内(せんだい)、霧島両市で郵便局関係者のソフトボール大会などに顔を出した。吉原さんは「自殺するようなそぶりはまったくなかった。どういうことなのか…」と驚いていた。

 松下氏は旧建設省出身。自民党時代は農水族議員として温厚な人柄で知られたが、コメの輸入自由化や郵政民営化法案に反対する熱血漢の一面もあった。

 一度は引退表明したが、国民新党に入党し21年の衆院選で返り咲く。今年6月、野田第2次改造内閣で金融・郵政民営化担当相となってからは、野村証券などの証券会社が絡むインサイダー取引問題やAIJ投資顧問の年金資産消失事件を受けた再発防止策などの策定に尽力。6月、消費税増税法案で造反が相次いだ際には「政権与党として責任を果たさなければいけない」と話していた。

 一方、女性の問題について報じる予定の週刊誌は12日発売号の「週刊新潮」。記事では、約20年間交際していた女性の存在を指摘する予定で、最近、松下氏と女性の間で別れ話が持ち上がり、こじれていたという。同誌編集部は「亡くなられたと聞いて驚いています。お悔やみ申し上げます」とコメントした。

 松下氏の自宅がある東京都江東区東雲(しののめ)の54階建てマンション前には、警察車両が相次いで駆けつけた。28階に住む男性(55)は「あいさつすると丁寧に返してくれる腰の低い方だった」と話した。マンションのロビーには、松下氏が大臣就任記念に贈られたとみられるコチョウランが飾られていたという。

223管理人:2012/09/13(木) 15:37:34 ID:95IqDKvY0
「いじめ聞いたことない」 札幌の中1飛び降り自殺、生徒に戸惑い「残念だ」「驚いた」
2012.9.6 10:13

自殺した1年生の男子生徒が通っていた市立中学校に登校する生徒=6日午前、札幌市

 1年生の男子生徒が飛び降り自殺した札幌市の市立中学校では6日朝、生徒が「残念だ」「驚いた」などと話し、戸惑いを隠せない表情で登校した。

 北海道警によると、男子生徒は5日朝、自宅マンションから飛び降り自殺し、生徒手帳に「いじめられていて死にたい」と書き記していた。

 同じクラスの男子生徒は登校時「いじめがあったとは聞いたことがない。そんな子じゃなかった」と話した。

 中3の男子生徒は「本当に残念。みんなが自分のことを分かってもらえるように過ごすのが、これからは大事だと思う」と話した。
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札幌・中1男子いじめ自殺 「身近でこんなことが…」声を上げ、泣く生徒も
2012.9.6 00:11

札幌市立中学校の男子生徒飛び降り自殺を受け、記者会見する市教育委員会と学校の関係者(手前)=5日夜、札幌市中央区

 札幌市の市立中学校1年の男子生徒(12)が飛び降り自殺したことは5日、全生徒に校内放送で伝えられた。生徒の一人は驚きを隠さず「自分の学校でこんなことがあるなんて悲しい」と、うつむいた。下校時には手で顔を覆い、声を出して泣く生徒もいた。

 中学3年の女子生徒は、男子生徒と同じ部活に所属する友人から「優しくてクラスでも人気があった。昨日まではみんなと一緒に下校したりしていた」と聞いたという。

 学校では校内放送の後、全クラスで教諭が自殺について説明。「いじめを見たり聞いたりした人は書いてください」などの質問が書かれたアンケート用紙が配られた。

 別の女子生徒は「いじめがあったとは聞いたことがない」と、驚いた様子だった。

224管理人:2012/09/13(木) 15:39:35 ID:95IqDKvY0
中3男子がいじめ自殺 熊本、メモに「つらい」
2012.9.10 19:40

 熊本県八代市教育委員会は10日、八代市立中学校の当時3年の男子生徒が昨年4月、いじめが原因で自殺していたと発表した。

 市教委によると、自殺した生徒の衣服のポケットから、数人の生徒の名前とともに「つらかった」との内容のメモが見つかった。

 市教委は生徒らへの聞き取り調査の結果、自殺した生徒を仲間外れにするなどの嫌がらせが続いていたとしている。

225管理人:2012/09/14(金) 08:08:13 ID:mMkuAVYI0
中2少女自殺で同級生がネット被害 実名掲載し「顔写真ばらまく」
2012.9.13 14:34

 鹿児島県出水市で昨年、市立中学2年の少女=当時(13)=が自殺した問題に絡み、少女の同級生らがインターネット上で中傷を受けているとして、同校の校長が13日までに「安心安全な学校生活を守ってほしい」とする要望書を渋谷俊彦市長に提出した。

 同校によると、テレビ番組で8月下旬にこの問題が取り上げられ、ネット上での書き込みが急増。少女の同級生らの実名が掲載され「顔写真をばらまく」などと書き込まれた。

 要望書は生徒会などが意見を取りまとめ、12日に提出した。「名前が挙がった人は毎日苦しい生活を送っています」「行事や授業に安心して取り組めるようにしていただきたい」と訴えている。校長は「子供たちの苦しみを知ってほしい。ネットでの中傷は人権侵害にあたる。やめてほしい」と話した。

226管理人:2012/09/20(木) 13:41:17 ID:G3yuSgVs0
「いじめ隠す意図ない」 川西・高2自殺 兵庫
2012年09月19日

 川西市の県立高校2年の男子生徒(17)が自殺した問題で、校長が「『不慮の事故』として全校生徒に説明したい」と遺族に打診したことについて、県教委の大西孝・教育長は18日の県議会文教常任委員会で「いじめを隠そうとする思いが見えると受け止められても仕方ない」と述べた。しかし、県教委高校教育課は記者会見で「隠す意図はなかった」と否定した。

 県教委によると、校長は生徒の自殺翌日の今月3日、遺族の自宅を弔問。その後、県教委高校教育課から、全校生徒にどう説明するべきか「遺族の意向」を確認するよう指示された。校長は遺族に電話し、「自殺と説明すれば第2、第3の(連鎖)自殺が出る恐れがある。『不慮の事故』と説明したい」と持ちかけた。遺族が拒んだため、「自ら命を絶った」との表現で全校生徒に説明した。
 高校教育課の中野憲二課長はこの日、県庁で記者会見し、自殺を知られたくない遺族もいることから、文部科学省の対応マニュアルでは意向を確認したうえで公表することになっていると説明した。
 「『不慮の事故にしたい』というのは、学校側の意向の押しつけではないか」との質問には、「遺族とやりとりをした3日の段階で、学校側はいじめの事実をまだ確認できていなかった。校長はあくまで、他の在校生への影響に配慮して尋ねた。結果的に保護者の意向を踏まえた説明の仕方をしており、隠す意図などなかった。学校側の趣旨が相手にうまく伝わっていなかった」と繰り返した。(日比野容子)

◆全校生に初めて報告 校長
 自殺した川西市の男子生徒が通っていた県立高校は18日、全生徒約800人を体育館に集め、臨時の全校集会を開いた。校長は「アンケートや聞き取り調査の結果、いじめがあったことがわかった」と生徒に初めて伝えた。
 全校集会は、1時間目の授業を振り替えて開かれた。校長は自殺した男子生徒やいじめをしたとされる3人の名前を伏せたうえでいじめがあったことを伝え、「皆さんの心に負担を掛けて申し訳ない」と謝罪した。不安や体調不良を訴える生徒がいるといい、生徒の心情に配慮していじめの内容については言及しなかったという。
 また、校長は生徒らに「いじめと自殺の関係はわからない」とし、「からかったつもりでも、いじめになってしまうことがある」「人を思いやる温かい人間に成長してほしい」と述べた。
 自殺した男子生徒を小学校時代から知る2年の別のクラスの男子生徒は「本当に苦しくてつらい。おとなしくて自分から積極的に話し掛けるタイプではないから、つらいって言えなかったのかも。死ぬ前に誰かに相談してほしかった」と声を落とした。
 同校は19日夜、保護者説明会を開く。校長が概要を説明した後、質疑応答の時間を設ける予定だという。

◆県警「両親から把握」 学校との連携強化へ
 県警は18日の県議会警察常任委員会で、両親からの相談で初めていじめを把握したことを明らかにした。県議からは「教育現場から情報があがってこない態勢に問題があるのではないか」との指摘も出た。
 この日の常任委で西墻(にし・がき)佐富士・生活安全部長は「5日に両親が川西署を訪れ、『息子がいじめにあっていた』と話した。それで初めて把握した」と説明した。学校と県警との連携について県議から問われると、「学校は自分たちだけで処理しようとする傾向がみえる」と述べ、さらに連携を強める方針を示した。
 県警はまた、昨年10月に自殺した大津市の中学2年の男子生徒(当時13)へのいじめ問題が発覚して以降、いじめの相談が増えていることを明らかにした。少年育成課によると、1〜6月の相談は19件だったが、大津市の生徒が「自殺の練習をさせられていた」とするアンケート結果が明らかになった7月には1カ月間で12件になった。相談を受けたうち、逮捕や書類送検に至ったのは7月までに10件あり、前年同期の1件より大幅に増えた。
 同課は「相談があれば被害生徒や家族の意向を聞いたうえで、学校とも連携をとり速やかに調査する。事件になるものはきちんと立件する」と話している。

227管理人:2012/11/07(水) 20:49:45 ID:2SN6Hf7I0
死亡の元憂歌団の島田さん、自殺か 首につったような痕「生きていけない」とメモ
2012.10.3 11:10

 元憂歌団のドラマーの島田和夫さん(58)が神戸市中央区内の自宅マンションで遺体で見つかったことが3日、兵庫県警生田署への取材で分かった。自殺の可能性が高いという。

 生田署によると、2日午前、自宅マンションの階段付近で倒れているのが見つかった。階段の手すりにひものようなものが結ばれており、島田さんの首につったような痕があった。目立った外傷はなく、自宅から「生きていけない」などと書かれたメモが見つかった。

 木村充揮さんのボーカルで人気を集めた大阪のブルースバンド「憂歌団」で、1998年の解散まで活動した。大阪市出身。

228管理人:2012/11/07(水) 20:50:27 ID:2SN6Hf7I0
拳銃自殺?車中に50〜60歳の男性遺体 京都の途中峠
2012.9.3 09:41

 2日午後8時50分ごろ、京都市左京区大原小出石町の途中峠で、国道367号沿いに止まっていた軽乗用車の車内で50〜60歳とみられる男性が死亡しているのを京都府警の捜査員が発見。男性は助手席で拳銃のようなものを持って死亡しており、府警下鴨署は自殺の可能性もあるとみて調べている。

 市消防局によると、右のこめかみに銃弾の痕があり、それ以外は目立った外傷はないという。同署によると、同日午後8時10分ごろ、「朝から駐車している車がある」と、通行人から110番があった。

229管理人:2012/11/07(水) 20:50:59 ID:2SN6Hf7I0
「今から自殺する」メール予告 拳銃で頭撃つ?
2012.10.6 10:50

 5日午後9時半ごろ、三重県四日市市赤堀の市営住宅の一室で、住人の無職男性(39)が頭から血を流して死亡しているのを訪ねてきた知人男性が発見、110番した。

 四日市南署によると、発見前、離れて住む姉に「今から自殺する」という内容のメールがあり、手に拳銃のようなものを持っていたことなどから、同署は自殺とみて詳しい状況を調べている。部屋に争ったような形跡もなかった。

 男性は1人暮らし。姉から連絡を受けた知人男性が様子を見に訪れた。

230管理人:2012/11/07(水) 20:55:48 ID:2SN6Hf7I0
朝霞駅で通信制の女子高生死亡 飛び込み自殺か 埼玉
2012.10.23 15:44

 23日午前9時15分ごろ、埼玉県朝霞市本町の東武東上線朝霞駅の上りホームで、朝霞市在住で都内の私立高校3年の女子生徒(18)が線路内に転落、小川町発池袋行き急行列車にはねられた。女子生徒はその場で死亡が確認された。

 朝霞署によると、電車が駅を通過する際、ホーム中央付近に立っていた女子生徒が線路内に飛び込んだという。女子生徒は通信制の高校に通い、この日は週に2日ある登校日だった。当時ホームは混雑していなかったことなどから、同署では自殺の可能性が高いとみて詳しい原因を調べている。

 東武鉄道によると、この事故の影響で東武東上線は上下線計6本が運休し、約4千人に影響が出た。

231管理人:2012/11/07(水) 20:56:43 ID:2SN6Hf7I0
志木で男性が電車にはねられ死亡 自殺か
2012.8.30 11:00

 29日午後11時35分ごろ、埼玉県志木市柏町の東武東上線志木−柳瀬川間の踏切で、線路内にいた男性が池袋発森林公園行き下り準急電車にはねられ、死亡した。乗客や乗員にけがはなかった。朝霞署によると、所持品から、死亡したのはは志木市内の男性(57)とみられ、同署は身元確認を急ぐとともに自殺とみて調べている。

 朝霞署の調べでは、電車の運転士が線路内にしゃがみ込む男性を発見。ブレーキをかけたが、男性はさらに寝そべる姿勢になり、はねられたという。男性の自宅からは遺書のような書き置きが発見された

233管理人:2012/11/07(水) 22:17:16 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 被災地から(1)】
津波で助かった命 妻はなぜ、闇の海へ
2012.4.28 07:00 産経新聞

 岩手県釜石市。未曾有の大津波から1年がたった。三陸のリアス式海岸特有の入り組んだ湾は、波も立てず穏やかな表情を見せていた。あの日から5カ月あまりが過ぎた昨年8月、この海へ一人の女性が身を沈めた。当時54歳だったその女性は、震災後、避難所の運営にも携わるほど快活な人だったという。津波で助かった命が、なぜ海へ向かわなければならなかったのだろう。

 女性の夫(64)が暮らす仮設住宅は、自宅からほど近い学校のグラウンドにあった。あたりは春を前に、最後の雪が積もっていた。

 2DKの仮設住宅には、妻が自宅から持ち込んだという家財道具があふれていた。生花が供えられた仮の仏壇には満面の笑みをたたえる女性の遺影があった。「お見合いで結婚したんだけど、もう30年も一緒だったんだなあ」。夫は写真に目をやりながら笑った。

 震災まで、家族は夫婦と長男(27)、そして夫の両親の5人暮らしだった。漁業関係の仕事につく夫を支え、自らも積極的に近所付き合いを行う、明るい女性だったという。

 3月11日。自宅にいた女性は間一髪で高台に逃れたが、自宅で横になっていた当時97歳の義父は、黒い津波にのまれ、自宅近くで冷たくなって発見された。

 遠く離れた内陸部の体育館で始まった避難生活で、女性は当初、避難所の運営に携わり、食事の配布などを手伝っていた。しかし、次第に「眠れない」などと、体の不調を訴えるようになったという。

 「おとうさんを助けてあげられなかった」。よくそう言って自分を責めていたという。しかも、亡くなったのは義父だけではなかった。女性の親友や、幼い頃から親しかったいとこまでもが津波で命を落とした。

 「津波で話し相手が一気にいなくなってしまったんですよ」。夫は大きな支えを失った妻の気持ちを思いやった。

 7月、仮設住宅が建って、遠い避難所から地元に戻れることになった。多くの被災者が喜ぶ中で、女性は暮らしていた町へ戻ることを嫌がった。「帰りたくない。海を見たくない」。海辺の町は、忌まわしい記憶と直結していたのだ。ようやく家族だけの生活が始まっても、彼女の不調が改善されることはなかった。

長男の結婚待たずに

 8月20日午前4時ごろに目を覚ました夫は、隣で寝ていたはずの妻の姿がないことに気付いた。散歩にでも行ったのかと、しばらく待ってみたが戻ってくる様子はない。不安になって、心当たりを探し回った。

 海辺で妻のバッグが見つかった。亡くなった親友からもらったものだった。知人が船を出し、波間を漂う妻を見つけてくれた。

 長男の結婚が年内に決まっていた。7月に行った両家同士でのささやかな会食では笑顔で、結婚する日を楽しみにしていたという。「なんでなのかなあ。そのうち孫も生まれるだろうし、これから楽しいこと、いっぱいあるのに」。夫はうつむいた。

生と死の境界、曖昧に

 震災から5カ月を経てもたらされたひとつの訃報。

 「なぜ」。遺族はもとより、被災者を支援してきた周囲の人々もショックを隠せない。

 女性が自ら死を選んだ本当の理由は誰にも分からない。ただ、被災地で聞いた50代の女性の言葉が耳に残っている。

 「釜石では震災で1000人以上の命が失われたんです。奥さんと息子さん夫婦を亡くした方や、80歳のおじいちゃんと孫2人だけ残った家庭もある。ここでは生と死の境界があいまいになっているんですよ」

(文化部・佐々木詩)

234管理人:2012/11/07(水) 22:20:15 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 被災地から(2)】
折れる心 自殺を決める「使命の有無」
2012.4.28 12:00

家計簿に記されていた“絶望”

 震災から5カ月あまりたった8月20日。海に身を沈めた女性は、日記代わりにしていた家計簿に、こんな言葉を書き付けていた。

 「子供の能力しかなくなった。本当に長い間お世話になりました。ごめんなさい。片付けもできなくなり 子供になりました」

 妻の行方が分からなくなって心配した夫が、妻の枕元に置かれていた家計簿で、この走り書きを見つけた。その文字は震えるようなつたない筆跡で、家計簿の上下を逆さにして書かれていた。

 自宅にいた義父を津波で亡くし、親友やいとこも失いながら、避難所でも仮設住宅に移ってからも、忙しく動き回っていた女性。とくにお盆は自宅に訪ねてくる親類のための応対に追われ、多忙を極めた。

 その反動か、お盆が過ぎると、夕食を作る気力もなくなっていたという。そんな妻に夫は「適当に食べるから気にするな」と声をかけていた。

 「彼女はまじめで責任感があり、家事などを忠実にこなしてきたタイプでしょう」。精神科医の片田珠美さんはこう分析する。

 「お世話をしていた義父を失い、助けられなかったことに罪悪感を感じていたのでしょう。また主婦として、料理や掃除の役目をきちんと果たせなくなったことで、『自分は存在価値がない』と思うようになってしまったのではないでしょうか」

「眠れない…」それは前兆だった

 避難所で「眠れない」などと体調の不良を訴えた女性に対し、看護師や医師は、女性を別のスペースで生活させるなどの措置をとり、女性は一時的に回復した。仮設住宅に移ってからも、避難所にいるときからみてもらっていた看護師が定期的に訪問していた。亡くなる2日前にも、看護師が面談に訪れ、様子を確認していた。

 しかし、夫には今も心に引っかかる出来事がある。仮設住宅に移ってから妻の状態が再び悪化した際、精神的な治療を受けようと、避難所で受診した医師のもとへ妻を連れて行った。ところが−。

 「『熱があるからうちでは診られない』と言われたんです。ほかの病院に連れて行っても同じこと言われて、仕方ないから内科で熱冷ましもらって帰った。もっとちゃんと心のケアが受けられていたらなあ。『ストレス病』なんて、おれは知らないもの」

混乱収まるにつれ増す危険

 大津波を生き延びた被災者に襲いかかるさまざまなストレス。とくに大事な人を失った被災者の心の負担は計り知れない。

 「ただ、意外に思われるかもしれませんが、震災から1年、少なくとも岩手県では、自殺は前年に比べて減少しています」

 そう話すのは、岩手県障がい保健福祉課で自殺総合対策にあたる小川修特命課長。県が公表した昨年3月から今年1月までの自殺者数は、大船渡、釜石、宮古、岩泉、久慈の沿岸5署管内で83人。前年同期と比べると15人少なかったという。内閣府の統計では、福島、宮城両県でも、自殺者は前年を下回っている。

 片田さんによると、大規模災害の発生直後は、命が助かったことへの感謝や生きることへの使命感から、自殺は減少する傾向にあるのだそうだ。

 「ですが、災害発生後の混乱が落ち着いてくると、気分の落ち込みから鬱状態になる人も増えてくる。がれきの処理も進まず、目に見える形で復興が進まない状況では今後、傾向が悪化する恐れがある」と片田さんは警告する。

 震災から1年が過ぎた被災地。長引く仮設住宅での暮らしは、新たに孤独死やアルコール依存の問題を増加させるおそれがある。これらを「消極的な自殺」と表現する精神科医もいる。長期的な継続性が必要といわれる心のサポートは、まだ始まったばかりだ。

(佐々木詩)
=続く

235管理人:2012/11/07(水) 22:22:07 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 被災地から(3)】
心の防波堤 津波の経験でも「話す」重要性
2012.4.29 07:00

 岩手県釜石市の小佐野地区。釜石から内陸の遠野方面へのびるJR釜石線沿いにある仮設住宅には、約50世帯が住んでいる。

 訪問したのは3月3日。仮設住宅の談話室として使われている一室には、支援物資として送られた豪華なひな人形が飾られ、女性たちがいなり寿司を作っていた。時折男性がのぞいては目を細める。

 ひとときの華やいだ雰囲気のなかで、相談員の菊池美奈子さん(44)は住民に声をかけた。

 「これからも楽しいイベントをやっていきましょうね」

心の相談員 自らも傷抱え

 釜石市の社会福祉協議会が中心になって行っている被災者の相談事業。相談員が被災者を訪ね、生活に対する不満や心身の相談を聞き、行政や医療機関に橋渡しをする。

 昨年8月にスタートし、23人の相談者が自宅や仮設住宅、「みなし仮設」と呼ばれる賃貸住宅で暮らす被災者を訪問している。市内を8地区に分け、地区担当の相談員を固定したことで、住民と相談員の間には信頼関係がうまれているという。

 「今でも3月11日当日の話をする方が多い。すぐに泣きだす人もいれば、1時間とか2時間とか、ずいぶん長いこと話してくれる人もいます」

 「でも、話してくれる人はまだいい」と菊池さん。「私は大丈夫」という人や、仕事などで家を留守にしがちでなかなか会うことができない若い世代のストレスが気になっている。「なかなか会えない住人に会えたときは、本当にほっとします」

「あなたの被災は…」に声を詰まらせ

 「高熱が出たのでお医者さんに診てもらったけど、インフルエンザじゃなかった。これから仕事にいってもいいですか」

 2月中旬、ある女性の相談員から事務所に電話があった。

 相談員をとりまとめる高田健二さん(61)は、「お医者さんの言うとおりにした方がいいけれど、大丈夫なら出てきてもらえるかな。ここで何かしていた方が気が晴れるかもしれないよ」と指示した。

 相談事業のスタートから半年あまりが過ぎ、相談員にも疲れが出てきている。相談員は30人くらい必要だが、現状では23人しかいない。当然、相談員一人ひとりの負担が大きい。

 「熱が出たのもきっと疲れのせいだろう。みんな被災者だからな」と高田さんは言う。

 被災地で相談にあたる相談員がつらいのは、相談員自身もほとんどが津波で自宅や肉親を失っていることだ。電話をかけてきた女性相談員も自宅が流されて、狭い仮設住宅での生活を余儀なくされている。一緒に暮らす高齢の親類にも気を遣う。

 菊池さんも実家が津波で流された。見回りをする中で、津波の経験を聞くとつらくなり、どう対応していいのかわからなくなることもある。「訪問した人に、逆に『あなたはどうだったの』と聞かれ、つい自分のことも話してしまう。私も話す機会があるだけいい方です」と声を詰まらせた。

“ご用聞き”の精神で寄り添う

 高田さんは、相談業務は“ご用聞き”のようなものだという。

 「人の心はうかがい知れない。活発な人でも命を絶ってしまう。原因がわからないから、残された人びとは思い悩む。見回りをすることがどこまで人の命を守れるのかわからないけれど、私たちは訪問を通じて『いつも見守っていますよ』というメッセージを発信していくしかない」

 震災から1年。「一周忌を迎えて、故人への思いを新たにすることで、心の症状が出てくる人が増加することもありえます。見回りにはいっそう神経を使います」と高田さん。

 被災者の心に寄り添う人びとは、自らも心の傷を抱えながら、手探りで見回りを続けている。

(佐々木詩)
=続く

236管理人:2012/11/07(水) 22:23:06 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 被災地から(4)】
七回忌までは癒えぬ傷 「黙々と耳を傾ける」支援を
2012.4.29 12:00

動き出したネットワーク

 震災直後、さまざまな団体が心のケア支援に被災地に入っていたが、長期的・継続的なケアを行うため、自治体はそれぞれ、県や医師会などと連携したネットワーク作りに奔走している。

 釜石市では昨年5月ごろから、全国心理業組合(東京都港区)や、自治医大の同窓会有志などの団体が、それぞれ現地に入り、被災者の心のケアを支援していた。市はこれらの団体との連携を進め、「釜石市こころのケア対策関係者連絡会議」を立ち上げ、1月から実質の運用を開始している。

 ネットワークでは市内を8つに分け、それぞれに「生活応援センター」を設置。1人ずつ保健師を配置した。さらにセンターを3つに分けて全心連が2カ所、岩手県臨床心理士会が1カ所を担当。相談を受け付け、必要に応じて訪問やカウンセリングを行う。また、釜石保健所などを通じて、医師との橋渡しも行う。

 自殺対策を担当する健康推進課は、市役所本庁舎にほど近い、釜石のぞみ病院の2階の保健福祉センター内にある。午後6時すぎ、夕食をはこぶカートの音だけが響く病院で、このフロアにだけはこうこうと明かりがともり、職員たちが忙しそうに動き回っていた。

 保健師の洞口祐子さんはこの日、ネットワークに関する会議に立て続けに出席し、ようやく本来の保健師としての業務に手をつけようとしていた。家には寝に帰るだけ。それでも、睡眠時間が取れなかった震災当初に比べれば、よくなった。

 動き出したネットワークを周知したい。軌道に乗せて被災した人みんなに目を向け、心や体の不調を発見したい、という強い思いが彼女を突き動かす。

ボランティアはありがたい ありがたいけれど…

 洞口さんには、悔しい思いがある。

 昨年秋ごろ、病を抱える被災者の対応した。入院治療が必要だが、仮設住宅を離れることをなかなか了承しない。職員らは日に何度も訪問し、住人を説得して入院の段取りを決めた。

 その直後に、看護師資格を持つボランティアがこの被災者を訪問した。ボランティアは市の対応状況を知らず、「なぜこのような状態でここにおいておくのか」と叱責の電話をかけてきたという。

 「住人の方も混乱しました。入院当日の交通手段の確保まで、念入りに段取りを考えたのに、また一から始めないといけなくなるところだった」と洞口さん。住人は無事に入院することができたが、後日、ボランティアが所属していたNPOの代表らが市の仮庁舎を訪れ謝罪したという。

 市の対応を知らないボランティアがそれぞれ活動し、統率がとれない現状はいまもある。受け入れる行政には歓迎したいと思う半面、困惑を抱えていることの事実だ。生活応援センターで活動する保健師らには「違う人が来て、毎回同じようなことを聞かれる」という苦情も寄せられているという。心のケアが心の負担になりかねない。

 「心のケアの支援で活動したいと電話してくださる団体は、お断りすることもあります。でも、私たちの知らないところで活動している団体に関しては把握すら難しい」

ただ「聞いてくれる」だけでいい

 被災した人のなかには話したいことをたくさん抱えている人がいる。被災者が語る話に、ただ耳を傾けるという「傾聴」は、心のケアにとってとても大切なことだ。「被災者の話を聞いてくれるボランティアは来てほしい。でも、傾聴に徹してほしい」。それが洞口さんの本音だ。

 震災から1年が過ぎたが、心のサポートは7回忌を迎えるまで必要といわれる。心折れそうな人びとに対して、何を、どこまで行えば必要十分な支援となるのか。答えが出ない問いの中で、心のケアに携わる人間たちは動いている。

(佐々木詩)
=続く

237管理人:2012/11/07(水) 22:24:26 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 被災地から(5完)】
5月に増える自殺 「働く喜び」が支える心の安定
2012.4.30 07:00

 大津波は漁業にも大きな打撃を与えた。北海道から千葉県まで、漁船や加工施設など漁業関連の損失は約1兆2千億円にものぼるという。復興に向けて漁を再開した関係者もいれば、いまも職を失ったままの人も少なくない。

津波への恐怖か 生活への不安か

 住み慣れた海辺の集落を離れ、岩手県釜石市内の山間の仮設住宅で一人暮らしをする女性(60)は、震災前まで同県大槌町の冷蔵施設で働いていた。沿岸部の工場はほとんどが流されたため、同じような仕事はない。60歳という年齢と、自動車の免許を持っていないことがハンディとなり、新しい仕事を見つけられずにいる。

 「震災直後は津波を思い出して眠れず、薬をもらったりしていたけれど、先月失業手当が切れてからは、仕事が見つかるか心配で眠れない」。心配し訪ねてくれる友人の姿を見ると、涙がこぼれるという。

 被災した人たちが「心配で夜も眠れない」というとき、それが災害の恐怖によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)なのか、生活再建のめどが立たないために希望が見いだせないのか、という点は見極めが必要だ。前者に必要なのは心のケアだが、後者に必要なのは就労支援だ。

 釜石市の心のケアを担当する健康福祉課の保健師、洞口祐子さん(53)も「精神的なケアだけでは限界がある。就労支援が心のケアにつながることを感じます」と話す。

 内閣府と警察庁が発表した昨年の全国自殺者数は、5月に急増。震災を受け、4、5月に企業倒産が増加したことなどから、「震災をきっかけに経済リスクが広がり、自殺に影響した可能性がある」と指摘した。経済不安は自殺と密接に関わっている。

もともと仕事のない地域…

 釜石市の国道283号沿いに、「ハローワーク釜石」がある。釜石市と隣接する大槌町などの求職者が仕事を探しにやってくる。30台ちょっとの来館者用駐車場には午前中からひっきりなしに車が出入りし、ほとんどのスペースが埋まっている。

 ハローワーク入り口付近の掲示板に貼られた求人情報に熱心に目をやっていた、市内に住む女性(42)は、働いていた水産加工会社が津波で流されて職を失った。国の求職者支援制度を利用し介護の資格を取得したが、なかなか求人がないという。「もともと仕事がないところに震災だもの。いっときよりは増えたけど、難しいね」とため息をついた。

 岩手労働局によると、岩手県沿岸部の雇用保険受給資格の決定者数は、1万2546人(1月22日現在)で、前年の3倍近くに膨れあがっている。昨年10月から、雇用保険の給付期間を最大210日延期する措置が取られたが、条件に満たなかった被災者から、給付期限がきている。

海の仕事で食べていきたい

 岩手労働局では昨年4月から、車を流され移動が制限される被災者らのため、臨時に採用した就職支援ナビゲーター30人を避難所や仮設住宅に派遣する出張相談会を実施している。雇用保険の給付に関する質問を受けるほか、端末を利用してリアルタイムで求人情報を提供している。

 当初からナビゲーターとして活動している田中寿さんによると、釜石市の求人はほぼ震災前の水準まで回復しているという。しかし、その多くが雇用期間限定の非正規雇用。もちろん被災者には、突然奪われた仕事への愛着がある。田中さんは「被災者の多くは一つのところに長年勤めてきた。職選びにも葛藤を抱えています」と分析する。

 漁業関係者が住民の3分の2を占める釜石市箱崎町では、残った船などを使って共同で漁を再開した。しかし漁獲は震災前の3割ほど。60代の漁師は「今年、海で食べられないと貯金を切り崩して生活することになる、そうなればもう漁業に戻れなくなる」と危機感をつのらせる。

 心の安定のためには、生活の安定が必要だ。なすべき支援は、まだまだ多い。

(佐々木詩)
=第1部おわり

238管理人:2012/11/07(水) 22:27:06 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 不況の中で(1)】
心のケアでは救えない 格差、無職、独り者
2012.6.9 08:00 産経新聞

炊き出しを受ける日雇い労働者たち。「あいりん地区」では、自ら死を選ぶ人も後を絶たない=大阪市西成区(土井繁孝撮影)

“自殺の街”大阪市。西成区は常に最悪レベル

 「ここに暮らしている人は、大なり小なりみんな死について思っているのではないでしょうか」

 日本最大の日雇い労働者の街、大阪市西成区のあいりん地区で、路上生活者らの支援を行うNPO法人釜ヶ崎支援機構の山田實理事長(61)が言う。

 同機構では、仕事に就けなかった人を対象に道路清掃などの仕事を低賃金で斡旋(あっせん)している。なぜか。

 「人はパンのみに生きるにあらず、です。仕事から得るのはお金だけでない。低賃金でも仕事をしているという誇りを得ることができる。働きたくても求人がなく、働くことができない労働者は『必要とされる誇り』を失うんです」と山田さん。

 高度経済成長期、あいりん地区には全国から日雇いの職を求める人々が集まった。バブル景気の時代には、鉄道の線路に囲まれたわずか約20ヘクタールほどの地域に2万とも3万ともいわれる人々が暮らしていた。

 しかし平成初頭のバブル崩壊、近年のリーマンショックなど不景気の波を最初にかぶり、最後まで上向かないこの街では、自ら死を選ぶ者も後を絶たない。建設工事は減少し続け、現場は自動化が進んで特殊な技能が必要とされることも多くなった。

 大阪万博(昭和45(1970)年)の会場や高速道路建設を下支えした、力と経験が自慢の労働者らの誇りは風化してしまった。この地区に暮らす60歳代の男性は「自殺したら周りに迷惑をかける。でも、いつも明日は目を覚ますことなく死んでいたらいいなあ、と思います」とつぶやく。

 生きる使命を失った時、人は死を身近に感じてしまうのだ。

 自殺者が毎年3万人を超えるわが国。中でも大阪市は人口10万人あたりの自殺死亡率が極めて高く、市内24区の中でも、西成区は常に自殺者数は最悪レベル。同市によると、平成22(2010)年の自殺死亡率は西成区が68・9人、次いで浪速区が43・7人、平野区が32人。2番目や3番目は入れ替わるが、西成区の多さは変わらない。

 あいりん地区に限らず同区では、自殺者に多い境遇として近年問題視されている生活保護受給と高齢者の独居率が高い。出口の見えない不況に洗われる現代の格差・高齢社会の縮図だ。

 大阪市では、平成18年に施行された国の自殺対策基本法を受けて市内の状況を調査、21年に「大阪市自殺対策基本指針」を策定した。精神科救急医療体制の強化や自殺未遂者に対する支援の充実などを図ってきた。しかし、思うように効果は上がっていない。

 この対策の重要な柱である「こころの健康センター」(大阪市都島区)精神保健医療担当課の永井照佳さんは、一般的に自殺者が減らない要因は景気悪化による雇用問題が大きいと指摘する。その上で「景気が回復してくれれば自殺者は減ると思います。でも何もせず、回復するかどうかわからないものを待っているだけでは仕方がない。今、救える命を救いたいんです」と話す。

 しかし、同センターのある職員は本音を吐露した。

 「景気が悪く職に就けない。その問題を解決せずに、心のケアをしているだけでは、人は救えない」

 釜ヶ崎支援機構の山田さんが、死への願望が底辺に流れると語るあいりんの街で、生きることをやめてしまった男性がいた。

=続く

239管理人:2012/11/07(水) 22:28:16 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 不況の中で(2)】
3万人に含まれない 自ら食断ち「孤独死」
2012.6.9 18:00

「ドヤ」と呼ばれる簡易宿泊所=大阪市西成区(大塚聡彦撮影)

(1)格差、無職、独り者…から続く

日雇い肉体労働も求人が半減 若者にも影

 昨年11月20日、“とっつぁん”は死んだ。75歳だった。

 大阪市西成区萩之茶屋のマンションの一室で、介護のケアマネジャーが発見した。とっつぁんは床に足を投げ出して座った状態で、ベッドにもたれかかるように死んでいた。自ら食べることをやめた結果だった。

 とっつぁんの本当の素性を知る人はほとんどいない。この街では、過去を語る人はほとんどいないからだ。少なくとも10年前にはあいりん地区にきていたという。

 わずかにとっつぁんを知り、亡くなるまで交流があったという男性(69)は、「政治や社会問題の話題ができるのはあの人だけだった」と振り返る。

 資産家の家に生まれ、東京の大学を卒業したが家の金を使い込んだ、と話していたという。亡くなった部屋から広辞苑と源氏物語が見つかったというから、大卒は嘘ではなかったかもしれない。

 とっつぁんと男性は約5年前に簡易宿泊施設から単身向けのマンションに移り住んだ。男性が受け取っていた年金は月6万円ほど。最低限の生活費で無くなる額だ。当初はパートの仕事で食費を工面していたが、その職もなくなった。

 仕事をして食べていきたい。でも仕事がない。実際、あいりん地区の求人数はこのところ、激減している。西成労働福祉センターによると、リーマン・ショック前の平成19(2007)年と比べると約4割減少している。

 ためらい悩んだすえ、男性は生活保護を申請した。「とっつぁんも同じような生活をしていた。足りない分は生活保護を受けていた」という。

 長期の失業とマンションでの独居、生活保護の受給。年を重ねていくさなか、ケガが拍車をかけた。

 自転車で転倒して足を骨折し、松葉づえが必要な体になったのだ。

 このころから、とっつぁんは死を口にするようになった。「(自分の部屋がある)10階から飛び降りたら楽になれるのにな」。男性は「最初は冗談だと思っていました」と振り返る。しかし日増しに酒量が増え、食が細っていった。

 アルコール依存症の治療のため入院した病院からも、すぐに「脱走した」と戻ってきたという。

 亡くなる約1カ月前、男性はとっつぁんの部屋を訪ねた。男性がちゃんと食べるよう促すと、「『もういい。医者にもかからず自然に死ねるのがありがたい』と言うんです」。

 その後、とっつぁんは一切の食を断ったようだ。

 警察によると、こうした死は通常「衰弱死」とされ、毎年3万人を超える自殺統計にはカウントされない。近年は「孤独死」と呼ばれるようになった。自殺と他の死の境界は限りなくあいまいになっている。

 とっつぁんを死に追いやった状況は、実はそんなに特殊なことではない。

 こころの健康センター(大阪市都島区)の精神保健医療担当課の松本孝博課長は、「この人には全てが集約されています。独居や生活保護受給に加え、長期の失業、アルコール依存の問題もある。しかしすでにこうした状況にある高齢者は、全国に数多くいらっしゃるはずです」と言う。

 そしてその危機は高齢者だけの問題ではない。不況は、すでに若者にも黒々と影を落としている。

240管理人:2012/11/07(水) 22:29:56 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 不況の中で(2)】
3万人に含まれない 自ら食断ち「孤独死」
2012.6.9 18:00

「ドヤ」と呼ばれる簡易宿泊所=大阪市西成区(大塚聡彦撮影)

(1)格差、無職、独り者…から続く

日雇い肉体労働も求人が半減 若者にも影

 昨年11月20日、“とっつぁん”は死んだ。75歳だった。

 大阪市西成区萩之茶屋のマンションの一室で、介護のケアマネジャーが発見した。とっつぁんは床に足を投げ出して座った状態で、ベッドにもたれかかるように死んでいた。自ら食べることをやめた結果だった。

 とっつぁんの本当の素性を知る人はほとんどいない。この街では、過去を語る人はほとんどいないからだ。少なくとも10年前にはあいりん地区にきていたという。

 わずかにとっつぁんを知り、亡くなるまで交流があったという男性(69)は、「政治や社会問題の話題ができるのはあの人だけだった」と振り返る。

 資産家の家に生まれ、東京の大学を卒業したが家の金を使い込んだ、と話していたという。亡くなった部屋から広辞苑と源氏物語が見つかったというから、大卒は嘘ではなかったかもしれない。

 とっつぁんと男性は約5年前に簡易宿泊施設から単身向けのマンションに移り住んだ。男性が受け取っていた年金は月6万円ほど。最低限の生活費で無くなる額だ。当初はパートの仕事で食費を工面していたが、その職もなくなった。

 仕事をして食べていきたい。でも仕事がない。実際、あいりん地区の求人数はこのところ、激減している。西成労働福祉センターによると、リーマン・ショック前の平成19(2007)年と比べると約4割減少している。

 ためらい悩んだすえ、男性は生活保護を申請した。「とっつぁんも同じような生活をしていた。足りない分は生活保護を受けていた」という。

 長期の失業とマンションでの独居、生活保護の受給。年を重ねていくさなか、ケガが拍車をかけた。

 自転車で転倒して足を骨折し、松葉づえが必要な体になったのだ。

 このころから、とっつぁんは死を口にするようになった。「(自分の部屋がある)10階から飛び降りたら楽になれるのにな」。男性は「最初は冗談だと思っていました」と振り返る。しかし日増しに酒量が増え、食が細っていった。

 アルコール依存症の治療のため入院した病院からも、すぐに「脱走した」と戻ってきたという。

 亡くなる約1カ月前、男性はとっつぁんの部屋を訪ねた。男性がちゃんと食べるよう促すと、「『もういい。医者にもかからず自然に死ねるのがありがたい』と言うんです」。

 その後、とっつぁんは一切の食を断ったようだ。

 警察によると、こうした死は通常「衰弱死」とされ、毎年3万人を超える自殺統計にはカウントされない。近年は「孤独死」と呼ばれるようになった。自殺と他の死の境界は限りなくあいまいになっている。

 とっつぁんを死に追いやった状況は、実はそんなに特殊なことではない。

 こころの健康センター(大阪市都島区)の精神保健医療担当課の松本孝博課長は、「この人には全てが集約されています。独居や生活保護受給に加え、長期の失業、アルコール依存の問題もある。しかしすでにこうした状況にある高齢者は、全国に数多くいらっしゃるはずです」と言う。

 そしてその危機は高齢者だけの問題ではない。不況は、すでに若者にも黒々と影を落としている。

241管理人:2012/11/07(水) 22:31:07 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 不況の中で(3)】
倍増…若者の死因、半数は自殺 「就職失敗」心壊す
2012.6.10 08:00

就職セミナーで、真剣なまなざしで基本マナーを学ぶ学生=大阪市中央区の「大阪学生職業センター」

 「自分は(世の中から)必要とされていない。それならいっそ、これで終わりにしたいとずっと自殺のことを考えていました」

 現在NPO法人のスタッフとして働く男性(25)が重い口を開いた。男性は2年前に大学を卒業したが、就職先は見つからなかった。「何社にエントリーしても、その都度だめで、だんだん気分がめいってしまった」と振り返る。

 大学を卒業してからもアルバイトに出かけていたが、“普通の会社員”が働いている時間に出歩くと「あの子、就職できなかったんじゃないの」という目で、周囲から見られているような気がしてきた。世間の目が煩わしくなり、「ほぼ引きこもり状態だった」という。親の言うことにもいらだちを感じ、もやもやした思いを相談する相手はいなかった。「自殺」の文字が絶えず頭をかすめた。

 長引く景気の低迷による就職難が、若者の命を脅かしている。「健康問題」や「家庭問題」など、複数の要因が重なり自殺に至るとされるが、若年層のなかで顕著に増加している動機がある。

 「就職の失敗」だ。

 自殺対策基本法(平成18(2006)年施行)を受け、自殺の動機を調査する警察庁によると、平成23年の自殺理由の中で「就職の失敗」は10歳代が9人、20歳代は141人。統計を取り始めた19年には10代が0人、20代が60人だったことから、この5年間で2・5倍に増加したことになる。

 厚生労働省の人口動態調査(22年)によると、15歳から39歳までの死因は「不慮の事故」やがんなどを抜いて自殺がもっとも多い。20〜24歳では約5割にもなる。

 こうした現状に国や自治体の機関などでは自殺防止対策が行われるが、思い詰める若者は減らない。せっかく就職した会社を簡単に辞め、アルバイトで食いつなぐ独居の若者。自殺を勧め、呼びかけるような内容の「自殺サイト」の存在。社会問題化している練炭による集団自殺は、若者にとって自殺が身近なものになる要因が存在し続けていることを明瞭に示している。

 新卒者を専門に受け付けるハローワーク「大阪学生職業センター」(大阪市北区)には毎日たくさんの学生が訪れる。端末で求人情報を閲覧できるほか、ジョブサポーターと呼ばれる就職活動専門の支援員が面接の練習や提出書類の添削などに無料で応じている。

 上席職業指導官の小阪博さんは「面接が思うようにできなかったと泣き出す学生や、威圧的な面接を受けその後の面接に臨めなくなった学生もいます」と話す。サポーターはこうした学生を根気強く励まし、面接の練習を繰り返す。センターでは週2回、臨床心理士が駐在しており、相談を受ける前にカウンセリングを勧めたのは昨年延べ140件だった。

 この傾向は同センターと同じフロアにある既卒者向けの「大阪キャリアアップハローワーク」ではさらに顕著だ。臨床心理士の相談室は常に予約が入っている。週2回の相談で年間で延べ約400件のカウンセリングを行っているという。「状況をみて、精神科の受診を勧めることもあります。相談にこなくなった人のなかには自殺した人もいるかもしれません」とキャリアアップハローワークの藤本博一室長は厳しい表情を見せた。

 NPOのスタッフ男性も述懐する。

 「自分の人生、これではいけないとカウンセリングに通い出してから道が開けた。でも、もしかすると自分も自殺していたかもしれないんです」

242管理人:2012/11/07(水) 22:32:14 ID:2SN6Hf7I0
自殺考 不況の中で(4)】
飛び降り直前の電話 相談1割に満たぬ背景
2012.6.10 18:00

平成23(2011)年は3万651人。就職活動の失敗を苦に若者が自殺するケースが目立つ。各地で防止のための啓発・講演活動、電話相談が行われている=奈良市(山本考志撮影)

月600件「まず、その場から離れて!」

 小さな部屋に置かれた机の上にある一台の電話が鳴る。受話器から聞こえてきたのは「いま、ビルの屋上にいる」という言葉だ。

 大阪市内で活動する「大阪自殺防止センター」にかかってくる相談の電話はときに一刻を争う状況の場合がある。相談員は「とにかく、その場から離れて」と促し、話を聞く。しかし、電話を切ったあとどうなったのか知るすべはない。

 「電話相談は1カ月で600件受けています。でも、電話の受信記録をみると取れなかった電話が6千件もあるんです」。同センターの深尾泰所長(61)は、今年5月にスタートした相談員の養成講座で受講生に訴えた。

 話をしたい人はたくさんいる。でも相談員の数が足りない。同センターは平成22年(2010)、ボランティア相談員の減少から、24時間対応だった電話相談を金曜日から日曜日の57時間に短縮した。最大約120人いた相談員は今は約30人だ。

 減少の理由は分からないという。もともと主力だった40〜50歳代の主婦層が介護など身の回りの重大事に時間を取られるなどしているのでは、と深尾さんは推測する。そして、受ける相談の内容は重い。

 同センターは、昭和53(1978)年に発足。その後、英国で始まった自殺防止活動に賛同して国際組織に加盟した。いまでは活動は東京や宮崎にも広がっている。活動目的は相談者の言葉に寄り添うこと。他の相談窓口を紹介したり、アドバイスしたりすることはない。心情の吐露を受け止めることで、相談者が自ら次の一歩を踏み出す手助けをしている。

 バブル景気の崩壊後続く不況下においてもこの姿勢は一貫している。「ただ実感として3、4年前から失業や就職難に悩み、電話をかけてくるケースが増えています」と深尾さんは語る。

 相談員は「気持ちが楽になった」という言葉を励みに活動を続けるが、全員がそう言って電話を切るわけではない。「話を聞いてくれてありがとう。でも自分の考えは変わらない」と電話が切れることもあり、相談員は自分の対応は間違っていたのかと悩む。

 一方、センターで実施した講座を含む研修には初日に、20歳代から60歳代の男女16人が参加した。

 しかし研修が進むと実際に電話を取ることもあり、自分には荷が重いと辞退する参加者もいる。

 電話には、遺族からの相談も多い。同センターでは平成12(2000)年から「遺族の会」を開催している。

 センター側は会場を設定し、場所を提供するだけ。数人から十数人の遺族が集まり、話したいタイミングで話す。

 会の数は少しずつ増えている。センターから独立して活動している会もある。大阪市と堺市で遺族の会を開く「ぬくもりの会」だ。

 設立に携わった田内誉広さん(43)は心理カウンセラー。仕事を始めて間もなく、3歳下の弟が自ら命を絶った。遺書はなく、原因がわからない。「心のケアを仕事としていながら、命を助けられなかった」と自責の念に駆られた。

 「弟に胸を張れるよう、自殺から目を背けてはいけないと思うようになり」遺族同士が思いを分かち合える場を作った。自殺者の何倍も遺族がいる。多くの遺族が自殺を公表せず、誰にも胸の内を伝えられずに苦しんでいるからだ。

 田内さんは言う。「会のなかで『自分も死にたい』と言えるのがいい。否定も肯定もせず『わかる』とうなずいてくれる。みんな気持ちをはき出したい。大阪は遺族の会が多い方ですが、もっとたくさんあっていいと思います」

 大切な人を失った遺族まで孤立させてはならない。

243管理人:2012/11/07(水) 22:47:43 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 不況の中で(5)】
普通の人3割「考えた」 未遂30万人…社会復帰の重圧
2012.6.11 08:00

世界自殺予防デー(9月10日)にあわせた「自殺予防週間」では、「心の健康管理」メンタルヘルスに関する啓発にも注力=大阪市中央区の大阪商工会議所国際会議ホール

鬱病で休職50万人…社会の損失2・7兆円

 大阪市内に住む30歳代の女性は、26歳のころに自殺を意識していたという。就職を機に親元を離れ1人暮らしを始めたが、会社から帰宅しても「お帰り」の声がない。そのとき、ふと寂しさを感じた。

 「仕事でつらいときも親に迷惑をかけたくないので相談できなかった。本当のことを話せる相手がいなく、どんどん孤独感が深まりました」

 何年もそうした状況を過ごすうち、女性は衝動的なリストカットを繰り返すようになった。

 幸い、痕に気付いた友人の存在で立ち直ることができたという。ささいな愚痴にも寄り添い、話を聞いてくれる友人が、女性を孤独から救い上げた。

 自殺者が3万人を超えたのは平成10(1998)年。その前年まで2万4391人だったのが、3万2863人と急増した。統計が始まった昭和53(1978)年以降、3万人を超えるのは初めてだった。以降、14年間自殺者数が3万人を切ることはない。こうした状況のもと、「死にたい」という感情は、社会の中に広がっている。

 今年1月に内閣府が成人男女3千人を対象に行った意識調査で、4人に1人が「自殺したいと思ったことがある」と回答した。

「死にたい」最多は20代、3割

 むろん若者の自殺の大きな要因となっている就職の問題に関しては、好材料もある。「大阪学生職業センター」の小阪博上席職業指導官によれば、若年層の雇用を制限していた会社が、将来の経営維持のため採用を再開するケースも増え、求人数も増加傾向にあるというのだ。

 しかし、平成9(1997)年に起こった北海道拓殖銀行や山一証券など、大手金融機関の破綻後、銀行の貸し渋りなどの影響は全国に広がり、40〜50歳代の男性が自殺者数を押し上げた。自殺者3万人の時代は経済問題が招いたともいえる。

 以降、自殺は身近な問題となってしまった。死への意識は知らないうちに社会全体に広がり、今回の調査で「死にたい」と考えたことがあると答えた年代層は20歳代がもっとも多い(28・4%)という結果が現れている。

 自殺の衝動に駆られる背景には、鬱(うつ)病が関わるケースも多い。

 「現在、鬱病で休職している人は推計で50万人を超えます。自殺と鬱による社会的損失は2・7兆円にもなるとされています」。そう話すのは企業に対するメンタルヘルス支援を行う「フェアワーク・ソリューションズ」(東京都中央区)の事業本部長で精神科医の吉田健一さん(39)。精神疾患からの職場復帰支援は緊急の課題だと訴える。

 こうした状況を受け、国も労働安全衛生法を改正して今年度中にも企業におけるメンタルヘルス対策の義務化を予定しているという。

 しかし、うつ病での休職以上に自殺未遂者の職場復帰は困難なものになる。

 大阪自殺防止センター所長の深尾泰さん(61)も「自殺未遂者は自殺者の10倍いるといわれています。既遂でなくても周囲には大きなショックを与える。しかし、上司や同僚に対するケアや復帰までの支援体制は確立されていません」と話す。職場復帰の重圧が自殺未遂を繰り返すことにつながりかねない。

 「がむしゃらに働くことがよしとされ、それができなかったり、はずれてしまった人が再びチャンスを得られる社会ではない。自殺が社会全体の問題だというのは、こういう点にもあるのかもしれません」

 経済成長を最優先する中で起こった核家族化や地域のつながりの希薄化に加え、不況下では企業内でさえ安定的な人間関係の形成が難しい。失われた「人とのつながり」に、もう一度目を向けることが自ら命を絶とうとする人を救うことにつながるように思う。

=第2部おわり

 佐々木詩(うた)が担当しました。

244管理人:2012/11/07(水) 22:51:56 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 命を救う現場(1)】
「助けてあげて、お父さん」 いじめで死ぬ子供たち
2012.11.6 11:45

いじめを受け死を選択する子供たちが後を絶たない。負の連鎖は断ち切れるのか

 9月4日、大津市役所2階の応接室。越(こし)直美市長を前に、いじめの責任究明を訴えるNPO法人「全国いじめ被害者の会」代表の大沢秀明さん(68)の要望書を読み上げる声は涙で震えていた。

 《学校、教育委員会は自殺後も責任逃れに終始した。そのような対応をしているかぎり加害者生徒が自分のやったことの重大さを考えるはずもない》

 大分県佐伯市に住む大沢さんは約15年前に、中学3年生だった四男をいじめによる自殺で亡くしていた。8年半に及ぶ裁判のなかで、いじめの事実と自殺の因果関係が認められた。「裁判が終わっても、なぜ学校はいじめを止めてくれなかったのかという思いは今も続いています」

あの日の声は小さかった 

 大沢さんは、警察で遺体を引き取る際、「自殺」と聞かされ呆然(ぼうぜん)とした。署員に「殺されたのではないのか」という大沢さんの手に、遺書が手渡された。

 「いつも大きな声で『行ってきます』と言うのに、あの日は小さな声だった」「ゲームソフトを売りに行くのに付いていったことがある。恐喝のお金の工面だったのかもしれない」。自殺を止められず、家族全員が思い悩んだ。「どんな姿でもいい、生きていてほしかった」

 大沢さんの妻は、四男からいじめられていると聞いていた。「妻はいじめを心配し、担任にたずねたんです。その時の『いじめはない』との言葉を信じていた。それだけに苦しんでいました」。四男が自殺した農業用水路の水門で妻の姿を見つけたこともある。妻が後追いするのでは、と何度も不安になったという。今も、大沢さん夫妻からは後悔の思いは消えることはない。

加害者を助長する学校

 平成18年10月、結成された「全国いじめ被害者の会」。当初、大沢さん夫妻ら5人だけだった人数は現在、全国に約500人の会員がいる。

 大沢さんは、いじめの解決方法などの相談に乗る。しかし、被害が悪質で学校や教育委員会が隠蔽(いんぺい)したり、追及しない場合は、最終的には警察への被害届や刑事告訴という方法をアドバイスしてきた。

 「恐喝、暴行といった犯罪行為が、悪ふざけやけんか、トラブルとして扱われ、教師は加害生徒に必要な措置をとらない。加害者側を助長している」と訴える。

 最近、大沢さんは中学時代から約3年間、壮絶ないじめに遭っていた東京都内の高校1年生男子の自宅を訪ね、家族から話を聞いたという。

 「男子生徒は警察での説明の途中で、つらい経験がフラッシュバックし、パニック状態に陥りました。男子はプールで沈められたり、便器に顔を押しつけられていたんです。現在は精神科の病院に入院しています。そこまで追い込まれることもあるんです」

連鎖を呼ぶ自殺 

 警察庁の調査で昨年の小学生から高校生までの自殺者は、353人。前年より66人増加し、過去10年間で最多。8月に見直し案が閣議決定された「自殺総合対策大綱」には、事態が深刻に受け止められ、未成年者に対する自殺対策の強化が明記された。

 連鎖を呼ぶといわれる自殺。大津市のいじめ自殺以降、兵庫県川西市の高校2年男子(9月2日)、札幌市の中学1年生の男子(5日)…。いま、その連鎖だと大沢さんは危惧する。大津の事件以来、電話やメールで寄せられるSOSは以前の10倍を超える。

遺書はもう見ることができない 

 《お父さんお母さんごめんなさい。…また、お金を要求された。しかしそのお金がないので死にます》

 便箋に書かれた四男の遺書。大沢さんは大切に保管しているが、つらくて、もう今は見ることができない。

 「いつも息子が見守っていて、『助けてあげて、お父さん』って言うんです。いじめで子供たちが死んでしまうのは、もう終わりにしたいのです」


 19年の策定以来の「自殺総合対策大綱」改正を受け、自殺対策は転換期を迎えている。命を救うために何ができるのか。第3部では繰り返される負の連鎖を断ち切るため、活動する人々の姿を追う。

245管理人:2012/11/07(水) 22:53:31 ID:2SN6Hf7I0
【自殺考 命を救う現場(2)】
手首を切る…子供1割が自傷経験 半身マヒの叫び、届くか
2012.11.7 13:12

24歳の若さで自殺した人気タレント、上原美優さん。リストカットの経験があったといい、自殺が報じられた平成23年5月の自殺者数は、前年比2割増となった

 「私の命は内側にある生命力と、周囲の助けで生かされました。これからは、自分も、他人も、傷つけないように生きると決めました」。腰塚勇人さん(47)は全国の小中高校を訪れ、「命の授業」で静かに語りかける。

 平成14(2002)年3月、神奈川県で中学校の体育教師をしていた腰塚さんは、スキー事故で首を骨折。緊急手術の麻酔から覚めると、首から下がまったく動かなかった。医師は「このまま寝たきりか、良くて車いすの生活になるでしょう」と家族に説明していた。

 「脳からいくら『動け』と命令を出しても動かない。死んだ方がましだと思いました。おれの人生終わった、と。どうやって生きていけばいいか分からなかった」

 そんなとき、看護師が声をかけてくれた。「つらさは分かってあげられないけど、私にできることは何でもしますから、言ってくださいね」

 腰塚さんは、気持ちを分かろうとしてくれた人がいたことに気付き、その夜、一晩中泣いたという。弱音を吐くことは、いけないことだと思ってきた。でも、本当は「助けて」と言いたかった自分の気持ちに気付いた。

弱さを見せることは悪いことではない。そう思うと同時に、周囲に対する感謝の気持ちがわいた。このころから手足が少しずつ動くようになったという。
×  ×  × 

 現在も下半身と右半身に麻痺(まひ)が残るものの、自分の足で歩き、生活できるようになった。事故から4カ月後、職場復帰を果たした。21年に小学校時代の恩師から連絡があった。「体験したことを話してくれないか」。その小学校ではいじめがあり、リストカットする児童もいた。

 学校に赴き、全校生徒の前で話した。自分が経験を通じて知った命の大切さや生きることのすばらしさ。支えてくれる人の存在…。低学年に1時間15分の授業は長いかもしれないとの不安もあった。しかし、児童たちは2月の寒い体育館で、しっかりと腰塚さんを見つめ、話を聞いていた。授業のあと、児童が書いた感想文には「両親に産んでくれてありがとうと言いたい」「自分のクラスにはいじめがあります。見て見ぬふりをしていたけれど、その子にごめんと言いたい」と書かれていた。

 「子供に、しっかり自分のメッセージが届いていると思いました。子供が変わったというけれど、それは違う。大人の方がきちんと向き合っていないだけだ」と腰塚さんは確信する。
×  ×  × 

 全国高等学校PTA連合会が高校2年生約6400人を対象にした自傷行為の実態調査(平成18年)では、男子の7%、女子の12・5%がリストカットなど何らかの自傷行為を経験したことがあるという。

 8月の改正「自殺総合対策大綱」には命の大切さを実感できる教育の推進が盛り込まれた。

 命の大切さを実感できる教育とはどうできるものなのか。神奈川県茅ケ崎市立浜之郷小学校の元校長の大瀬敏昭さんは、がんと闘う自分の姿を通じて、命の大切さを訴える授業を行い、16年に亡くなった。

 大瀬さんはその著書「輝け!いのちの授業」(小学館)で記している。

 《『いのちの授業』を行う教師自身が、どれくらい自らの命について真剣に向き合っているかということが求められる。授業としての『いのちの授業』では、本当に子どもたちの心に響く授業となるのであろうか》

 腰塚さんはいう。「教育の専門家がいくら話しても『そんなこと、おまえに言われたくない』と子供たちは反感を持つ。つらい思いをしているやつの気持ちは同じ思いをしたやつにしかわからない。共感することが大事なんです。ぼくの経験から、なにか感じてくれればいい。それがぼくの『命の授業』です」

246管理人:2012/11/08(木) 01:20:53 ID:2SN6Hf7I0
「メールが1000件も」警察にストーカー被害相談 女性殺害後に自殺か 神奈川・逗子の男女遺体
2012.11.7 18:50

 神奈川県逗子市小坪の集合住宅で6日、男女2人の遺体が見つかった事件で、刃物で刺されて室内で死亡していた住人の三好梨絵さん(33)が、首をつって死亡していた東京都世田谷区等々力の元教員、小堤英統(ひでと)容疑者(40)から繰り返しストーカー行為を受けていたことが7日、分かった。三好さんのそばには血の付いた刃物が落ちており、県警逗子署は小堤容疑者が三好さんを殺害後、自殺した疑いが強いとみて容疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検する方針。

 同署によると、2人は平成16年ごろから交際を始め、約2年で別れた後、三好さんに嫌がらせのメールが届くようになり、23年6月に県警は脅迫容疑で小堤容疑者を逮捕し、同7月にはストーカー規制法に基づく警告を出した。

 今年4月にも三好さんは「1000件を超えるメールが来る」と同署に相談。しかし、7月に三好さんが「メールも来ないので大丈夫」と話したため、同署では集合住宅周辺で警戒するにとどめていた。

247管理人:2012/11/08(木) 19:41:25 ID:2SN6Hf7I0
電車が真上を通過、飛び込みの男性軽傷 栃木
2012.11.4 22:54

 4日午後5時15分ごろ、栃木県栃木市沼和田町の東武鉄道栃木駅で住所不定、無職の男性(72)がホームから飛び降り、到着した宇都宮発栃木行きの電車が男性の上を約5メートル通過して止まった。男性は幅1メートルの線路中央部に横たわる形となり、両足に軽傷を負ったが命に別条はなかった。

 栃木署によると、緊急停止した電車の乗客と運転士計47人にけがはなかった。男性は「死にたかった」と話したという。

 この事故で東武日光線は約50本が遅れ、乗客約300人に影響した。

248管理人:2012/11/09(金) 03:40:18 ID:2SN6Hf7I0
「練炭自殺」の2人を殺人の疑いで逮捕 大阪府警
2012.9.19 09:18

 大阪府大東市で10日朝、ワゴン車が全焼し車内から女性の遺体が見つかった事件で、大阪府警四條畷署は18日、殺人容疑で、車の近くにいた奈良県大和郡山市の無職、丸山らいと容疑者(27)と兵庫県宝塚市の自営業、松原耕一容疑者(39)を逮捕したと発表した。

 2人は「インターネットの自殺サイトで知り合った女子高生と9日夜に落ち合い、練炭自殺をしようとした」と供述し、容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、10日午前、大東市龍間の市道で、駐車中のワゴン車内で共謀して女性を殺害した、としている。死亡した女性の身元は分かっておらず、丸山容疑者は一酸化炭素中毒、松原容疑者は気道熱傷で一時入院したがいずれも軽かった。

 同署は、殺人容疑による逮捕について「女性の死の直前まで一緒にいた事実を重くみた」と説明している。

249管理人:2012/11/09(金) 03:44:42 ID:2SN6Hf7I0
【衝撃事件の核心】
浮遊する「死にたい」気持ち 自殺サイトの「いま」
2012.9.29 12:00

炎上した車内から10代後半の少女の遺体が見つかったワゴン車=大阪府大東市

 住所も職業も、年齢も異なる3人が知り合ったのは、インターネットの自殺サイトだった。大阪府東大阪市で9月、炎上したワゴン車から女性の遺体が見つかり、焼け出された2人が殺人容疑で逮捕された。自殺サイトをめぐっては、過去にも連続殺人事件が発生しており、危険性は広く知られている。にもかかわらず、自殺サイトの利用は止まらず、ネット上に「自殺予告」をする件数も年々増加しているという。専門家は「本当は生きたいけれど、誰かに『死にたい』という気持ちを理解してもらいたいという心理が働いている」と分析する。一方で、自殺を考えた人の6割が「誰にも相談したことがない」との調査結果もあり、「自殺志願者」の救済策を講じることが急がれている。

「遺体は17歳の女子高生」

 「車が燃えている」

 9月10日午前8時42分。大阪府大東市龍間の山道で、ハイキングをしに来た男性の目に激しく炎上するワゴン車が映った。

 現場は小中学生がキャンプなどに利用する同市立青少年野外活動センターの北側。センター職員の男性(31)も「午前8時半ごろ、大きな爆発音がして車が炎上していた。炎はものすごい勢いで燃えさかり、火柱が立っていた」と証言する。

 火を消し止めようとした人もいたが、火勢は強く、ワゴン車は全焼。後部座席から女性の焼死体が見つかった。

 一方、近くの池のほとりには、放心状態の男女2人が座り込んでいた。1人は自力ではい上がり、1人はハイキング客に助け出された。2人は燃えさかるワゴン車から逃げ出し、池に飛び込んでいたのだった。

 2人は大阪府警の調べに対し、遺体について「17歳の女子高生です」と説明。その後の調べで、遺体は府内に住む10代後半の少女と確認された。車内からは、練炭の燃えかすと七輪が見つかった。事故でないことは一目瞭然だった。

 2人は「インターネットの自殺サイトで知り合った。練炭自殺をしようとした」と供述。府警は殺人容疑で、兵庫県宝塚市安倉南の服飾販売業、松原耕一容疑者(39)と、奈良県大和郡山市小泉町の無職、丸山らいと容疑者(27)を逮捕した。

 府警によると、3人は自殺サイトで9月上旬に知り合った。車は松原容疑者が用意し、前日に奈良県内で合流。10日になり、現場に到着すると、3人は車内で睡眠薬とアルコールを飲み、用意していた練炭に火をつけた。しかし、練炭の火がワゴン車に燃え移り、2人は「車に火がついて、耐えきれなくなって外に出た」という。
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250管理人:2012/11/09(金) 03:59:34 ID:2SN6Hf7I0
ネットの自殺予告も増加

 3人が利用していたという自殺サイト。自殺願望のある人や自殺に興味を持っている人が集い、チャットや掲示板で交流するもので、ある捜査関係者は「自殺サイトはいくつあるか正確な数は分からない。全体像は把握しきれない」と指摘する。自殺サイトが目立ち始めたのは平成15年ごろとされるが、一躍有名となったのは、17年に会社員の男が逮捕された連続殺人事件がきっかけだった。

 男は、自分には自殺願望がないのに、自殺サイトへの投稿者に「練炭自殺で心中しよう」などとする嘘のメールを送信。17年2〜6月、無職の女性=当時(25)=や中学3年の男子生徒=同(14)、男子大学生=同(21)=の男女3人を次々に誘い出し、窒息させて殺害した。

 男には、人を窒息させる様子に性的興奮を感じる特殊な性癖があったとされ、逃走や抵抗ができないように手足を縛るなどした上で、口をふさぎ、窒息死させていた。男は殺人や死体遺棄などの罪で死刑判決が確定、21年に刑が執行されている。

 ここまで凄惨な事件は珍しいが、ネットと自殺の関係では近年、硫化水素などを使用して有毒ガスを発生させて自殺する方法がネットで紹介されて自殺者が相次いだり、ネットの掲示板に自殺するとの予告が書き込まれたりする事例が、社会問題化している。

 なかでも「自殺予告」は増加傾向にあるという。

 警察庁によると、ネット上で自殺予告をした人は19年は121人だったが、21年に228人、23年に333人にと、年間約100人ずつのペースで増加している。昨年の333人のうち、いたずらなど自殺の恐れがなかったのは167人、自殺を思いとどまらせたのは81人いたものの、すでに自殺していたのは5人、自殺未遂も15人いた。

 こうした自殺予告の中には、睡眠薬を大量に飲んで自殺を図ろうとする様子をネットで配信し、通報を受けて警察官が保護したケースなどがあったという。

「死にたい」気持ちの吐露

 「本気で死にたいなら誰にも言わない。そこには本当は助かりたい、生きたいという気持ちが少なからずある」

 新潟青陵大大学院の碓井真史教授(社会心理学)は自殺サイトに書き込む人や自殺予告をする人の心理をこう推察する。

 例えば若者の場合、自殺サイトを閲覧したり、掲示板やチャットに書き込んで会話をすることで「親や友人にも理解してもらえなかった『死にたい』という気持ちを理解してくれる人がいる、と一体感を持つようになる」と分析する。

 内閣府自殺対策推進室が20年に3千人を対象に行った調査によると、「自殺サイトを規制すべき」と答えた人は7割を超えた。碓井教授も「書き込みをしているうちに、『死ぬ』という話が具体性を帯びてくると、練炭や車の用意など役割分担の話に発展し、最悪の結果になる」とエスカレートする危険性を指摘する。

 ただ、その一方で、ネットに書き込むことで救われることもあるという。

 「死にたいと書き込むことでほかの人と気持ちが共有でき、満足する人もいる。サイトに1年間『死にたい死にたい』と書き込み続けて、生きながらえる人もいた」

 同じ内閣府の調査では、20〜30代のほぼ4人に1人が「自殺したいと思ったことがある」と回答。さらに「本気で自殺したいと思ったことがある」と答えた人のうち、「自殺を考えたときに相談したことはない」と答えた人は6割を占めた。

 自殺を思いとどまるためには誰かに相談することが重要なのだろうが、その場所が自殺サイトというのは、あまりに危険をはらんでいる。

 自殺防止の電話相談を行っているNPO法人国際ビフレンダーズ「大阪自殺防止センター」の深尾泰所長(62)は「つらい気持ちを誰かに聞いてもらうことで楽になることもある。ネットだけでなく、電話相談もひとつの手。思い詰めないでほしい」と呼びかけている。
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251管理人:2012/11/09(金) 04:19:09 ID:2SN6Hf7I0
【今、学校で いじめ絶つには】
(1)加害者たち 罪悪感なく「面白い」
2012.10.21 10:00

次男の大河内清輝君をいじめ自殺で亡くした父、祥晴さん(河合龍一撮影)

 いじめが止まらない。今も昔も、程度の差こそあれ、なくならない。

 「お道具箱の中に油みたいなものが入ってる…」

 近畿地方の公立小学校に通っていた会社員の男性(37)は小学5年の時、同級生の男児が先生に泣きついたこの言葉を今もはっきり覚えている。

 男性は前日の放課後、教室に忍び込み、仲間数人と一緒に男児の机の中にあった道具箱に小便を入れた。

 男児は当時、男性の指示でクラスのほぼ全員から無視されていた。男性はいじめのニュースに触れるたび、このときの絶望した男児の表情を思い出す。その場面は無声映画のモノクロフィルムのように繰り返されるという。

 「下手したら自殺したかもしれない」。自身の息子が小学校に通う今、強い悔恨の情にかられるが、当時は男児の言動を仲間と笑いものにしていた。

 関東地方の公立小学校に通っていたフリーターの男性(31)は小学4年の時から同級生へのいじめや暴力事件を何度も起こした。男女問わず、相手が泣くまで悪口を言ったり、蹴ったりした。そのたびに校長室に呼び出された。

 なぜ、そんなことをしたのか。理由は明確だった。「鬱憤晴らし」だった。男性は小学3年から塾に通わされ、成績が悪いと父親から殴られた。「ご飯を食べないとか、些細(ささい)なことで怒鳴られ、殴られ、虐待のようだった。いじめはそのストレス発散だった」

善悪教えない教育
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          
 「お前たちがやったことをすべて話しなさい」

 今から18年前の平成6年12月。愛知県西尾市の大河内祥晴(おおこうち・よしはる)さん(66)の自宅に、中2の次男、清輝(きよてる)君=当時(13)=が通う中学の校長が4人の男子生徒を連れてやってきて、生徒らにこう命じた。

 5日前、清輝君は自宅裏で首をつり、短い生涯を終えた。4人はいじめの加害者だった。遺書には万単位でお金を脅し取られていたことなどがつづられていた。《もっと生きたかった…》という言葉もあった。

 祥晴さんは怒りを押し殺して4人に語りかけた。「清輝に、いつ、どこで、誰と、何をやったのか、手紙に書いて毎週土曜に持ってきてくれ」

 4人は言われた通り、毎週、手紙を書いてやってきた。祥晴さんはその内容を見て驚愕(きょうがく)した。遺書に書かれた内容以上の壮絶ないじめの数々が記されていた。「何でこんなにひどいことが、すらすらと書けるのか…」

 祥晴さんの親戚が4人のうちの1人に、「清輝と仲が良かったお前が、なんでこんなことをやったんだ」と尋ねると、思わぬ返事が返ってきた。

 「面白かったから」「楽しかったから」…。

 祥晴さんは手紙のやり取りを通じ、「あの子たちに罪悪感は絶対なかった」と確信している。「だからこそ、あんなにひどいいじめができた。そういう物事の善悪を教えてやれない学校教育とは何なのか」。時がたつにつれ、その思いは一層強まる。
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252管理人:2012/11/09(金) 05:28:17 ID:2SN6Hf7I0
「かわいそうな子」

 横浜市に住む小森美登里(みどり)さん(55)も平成10年、高1の長女、香澄(かすみ)さん=当時(15)=を自殺で失った。香澄さんは同級生から言葉や態度によるいじめを受けていた。学校には10回以上足を運び、メンタルクリニックにも通わせていた。

 ある夜、美登里さんは引きこもっていた香澄さんを散歩に連れ出した。美登里さんは励まそうと、加害者側の女子生徒のことを口汚くののしった。

 すると、香澄さんは冷静につぶやいた。「お母さん、優しい心が一番大切だよ。その心を持っていない、あの子たちがかわいそうなんだよ」。香澄さんはその4日後、自宅で首をつった。

 まな娘の言葉「優しい心」にちなんで「ジェントルハートプロジェクト」を立ち上げ、10年以上、いじめ防止のNPO活動を続けてきた美登里さんは「いじめは加害者の心の問題なんです」と言い切る。

 「加害者がやめない限り解決しないから」。この瞬間も、絶望のふちに立たされている子供たちがたくさんいる。


 いじめを受けていた大津市の中学2年の男子生徒の自殺で、学校や教育委員会の不手際が指摘されてから3カ月余り。いじめがまた社会問題化している。自殺に追い込まれる児童・生徒は各地で後を絶たない。悲劇を防ぐためには何が必要なのかを考えてみたい。


【用語解説】大河内清輝君事件

 平成6年11月27日、愛知県西尾市の中学2年、大河内清輝君=当時(13)=が同級生4人から川に沈められたり、計100万円以上を取られたりするいじめを苦に自殺。遺書には「どんどんいじめがハードになり(略)もう、たまりません」などと記されていた。4人は恐喝容疑で書類送検され、うち3人は初等少年院、1人は教護院に送致された。その後4人は反省を深め、うち3人は今も清輝君の命日に焼香に訪れる。
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253管理人:2012/11/09(金) 06:32:29 ID:2SN6Hf7I0
【今、学校で いじめ絶つには】
(2)遺族の心情「命続く限り知りたい」 小6女子自殺、7年前から時止まったまま…
2012.10.22 08:53

松木友音さんの祭壇の前で語る大叔父の木幡幸雄さん=北海道滝川市(玉嵜栄次撮影)

 7年前から時が止まったままの子供部屋は、祭壇に供えられた白いユリの花が香っていた。北海道のほぼ中央に位置する滝川市。いじめを苦に自殺した小学6年の松木友音(ともね)さん=当時(12)=の大叔父、木幡幸雄さん(64)は遺影の前で声を絞り出した。

 「学校で本当に何があったのか知りたい」

 平成17年9月、友音さんは教室で首をつって自殺を図り、翌年の1月に亡くなった。修学旅行の班分けで仲間外れにされるなどのいじめがあり、教壇には家族や加害児童らへ宛てた7通の遺書が残されていた。

 《悲しくて苦しくて、たえられませんでした。なので自殺を考えました》

 自殺直後、市教委は「いじめはなかった」と発表。遺族へ十分な報告を行わなかった。「いじめを認めないマニュアルでもあるのではないか」。木幡さんは加害児童たちの家を訪ね、通学路に立って話を聞くなど自分で動くしかなかった。

 遺族が市と国を訴えた裁判は22年に和解が成立した。「担当教諭らが注意深く観察し、情報共有していれば、いじめを認識できたはずで、自殺を防げた可能性が十分ある」。和解内容は学校側の責任を認めることや第三者調査機関の設置など再発防止策が盛り込まれた画期的なものだった。

■「遺族は学校と対等」

 当時、市教育長代理だった小田真人教育長の(56)は「当時の教委には隠蔽と呼ばれても仕方のない判断があった」と振り返る。ただ、調査内容をすべて明らかにすることについては、「いじめた児童がいじめられる可能性もあり、遺族の心情と、行政の枠組みの限界も感じている」とも語る。

 文部科学省は23年6月、自殺が起きた際には速やかに背景調査を行うよう全国に通知したが、調査内容の安易な公表は避けるべきだと付言した。「憶測や作為が含まれている可能性があるため」としている。

 いじめで自殺した子供の遺族らでつくるNPO「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)理事の武田さち子さん(54)は「学校や教委が判断した情報しか与えられないことが遺族の不信感を増幅させてきた。遺族は学校と対等な立場で同じ情報を得て調査するべきだ」と訴える。

 今月17日、東京都品川区教委は9月にいじめを受けていた中1男子が自殺した問題で、調査対策委員会の委員に遺族を加えることを明らかにした。「調査の客観性、透明性を担保するため」といい、新たな取り組みとして注目される。

■前に進めない遺族

 《第2、第3の自殺者を出さないためにも、子供たちの様子に目を配り、大人の視点だけで状況を判断せずに、子供の立場に立って訴えに耳を傾けて下さい》

 全国で相次ぐいじめ自殺を受け、滝川市教委は9月、市内の小中学校に、木幡さんら遺族が思いをつづった文章を再び配った。和解直後、再発防止を約束して配られたものだ。

 友音さんの自殺後、市教委は、速やかな対応をまとめた「いじめ指導マニュアル」を作り、生徒指導の担当教諭を月1回集めて事例を検証する研修会を開くほか、年2回のアンケートを行い、いじめの早期発見に取り組んでいる。

 一方、友音さんの担任だった40代の男性教諭は裁判では「覚えていない」と繰り返し、責任を認めなかった。教諭は現在も道内の小学校で教壇に立ち続けているが、木幡さんが面会を求めても拒否するという。「学校で何があったのか。一生かかっても、命の続く限り知りたいと思うでしょう」。和解しても、前に進めない遺族がいる。



 松木友音さん事件 平成17年9月9日、北海道滝川市の小学6年、松木友音さん=当時(12)=が、同級生に避けられるなどのいじめを苦に自殺。市教委は「いじめはなかった」と発表したが、1年1カ月後の18年10月、一転していじめがあったと認めた。対応の不手際の責任を問われ、教育長が辞任したほか、市教委幹部2人が停職、校長が減給、教頭と担任も訓告処分とされた。

255管理人:2012/11/11(日) 02:32:45 ID:BUu.v1Ww0
【自殺考 命を救う現場(3)】
消耗する遺族…自殺者への「思い」心に秘め
2012.11.9 11:02 産経新聞

父の自殺を学校で謝罪させられた娘

 「これからもよろしくお願いしますと頭を下げろ」

 自殺者の遺族に向けられる差別偏見の解消を目指すNPO法人「セレニティー」(東京)。その代表理事を務める田口まゆさん(39)には今も忘れられない思い出がある。

 中学1年生のとき田口さんの父=当時(39)=が亡くなった。突然行方不明になり数日後、自宅から遠く離れた山中で遺体が見つかった。

 父親の死は中国地方の小都市ではすぐに知れ渡った。父親の喪が明け、中学校に登校した日、朝礼の時間に担任の教師が突然、田口さんをクラスメートの前に立たせ、謝罪をさせたのだ。

 田口さんは「小さな町を騒がせたことを謝れということなんだろうか。なんで?と思いました。でも、当時は頭を下げなければいけない人間になってしまったと思い、抵抗できなかった。大切な父を失ったショックに加えて、父への怒りがわいた」と振り返る。
×  ×  ×

 親族の間でも、父親の話をするのはタブーになった。母親は憔悴(しょうすい)し、精神的にも不安定に。学校に行きたくない、でもそれが言い出せなかった。田口さんは自分の感情を口にすることをやめた。母を喜ばせたいからと、高校では学年1位の成績を取った。早く、地元を出たい。大学進学とともに家を離れ、名古屋で1人暮らしを始めた。

理解せぬ周囲「保険金、よかったね」…遺族3割「死にたい」

 3年、5年、10年…たっても消えない、苦しい感情。抜け出すきっかけを求めて、担任に会いに行くことを決めた。すでに校長になっていた教師は快く会ってくれた。

 田口さんが「頭を下げなければいけなかったこと、本当につらくて。なぜなのか聞きたくて」とたずねると、返ってきた答えは「覚えていない」だった。「先生は、そのあと笑って『そんなこと気にしてるから結婚できないんだぞ』とまで言ったんです」

 解決の糸口はまるで見つからなかった。行き場を失った心情を、自殺者の遺族同士が語り合う「分かち合いの会」で打ち明けた。

 そこで遺族の会のメンバーは田口さん以上に怒りを表したという。「『教師が悪い』と言ってくれたんです。初めて、私はおかしくない、もっと怒っていいんだと思えたんです」と振り返る。20年以上の歳月が流れていた。
×  ×  ×

 NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」が平成20年にまとめた「自殺実態白書2008」によると、大切な人の死に際して、自殺者の遺族は周囲から「生命保険がたくさん入ってよかったじゃない」「あなたが責め立てて自殺に追いやった」などといわれることもあり、心の傷を深くする。遺族の4人に1人が直後に「自分も死にたい」と考えたという。そんな恐怖や不安から、遠く離れた「遺族の会」に通う人もいる。“自らを殺す”と書く「自殺」という言葉にも傷つく。周りに、感情をはき出し嘆くことができず、精神的、経済的に消耗していく遺族は多い。

 自殺者が3万人を超える現在、遺族はその何倍も存在している。身近なところにも、誰にも心の内を明かすことができない遺族がいる。

 田口さんは講演などで自分の経験を話すことで、遺族に対する理解を訴える。「遺族は、自分を責めることだけはしないでほしい」と語る。

 仕事を抱えてのNPO活動のため休日はほとんどない。疲れていても、活動中はエネルギーがみなぎるという。「力の源はもしかしたら父への怒りかもしれない。父への思いなのかもしれない。父に何かをぶつけられないかわりに、活動しているのかもしれません」と田口さんは話した。

=次回は10日に掲載予定

256管理人:2012/11/11(日) 02:49:02 ID:BUu.v1Ww0
【自殺考 命を救う現場(4)】
少数派の悩み受け止め…性同一性障害の人たち
2012.11.10 13:31産経新聞

心と体の性の不一致に悩む人たち

 「本当は黒のランドセルを背負いたかったんです」

 ショートの黒髪、メガネをかけた優しい表情の青年が、自らの生い立ちを語り始めた。

 同性愛者や性同一性障害など、異性愛社会で少数派の性的マイノリティー。現在、その少数派の人たちの自殺防止に取り組む「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」(東京)の共同代表を、遠藤まめたさん(25)=活動名=は務める。

 遠藤さんは女性として生を受けた。小学生のころ、赤色のランドセルを持つことに違和感を覚え、一人称も「ボク」や「オレ」でとおした。

 15歳のとき、インターネットの検索で「性的マイノリティー」という言葉を知り、16歳のとき初めて自覚した。「女子用の制服を着たくないと教師や親に話しても、聞く耳を持ってもらえませんでした。ただ、そんな私の悩みを友達が聞いてくれた。友達に話せただけ、恵まれていたと思います」
 ×  ×  × 

 心と体の性の不一致に悩む性同一性障害は1万〜3万人に1人いるといわれている。周囲の無理解や偏見で追い込まれ、自殺の危険性が高くなる「ハイリスク群」として、今年8月の国の改正自殺総合対策大綱に初めて対策の必要性が明示された。遠藤さんらが国に働きかけた結果だった。

 宝塚大学の日高庸晴准教授(医療行動科学)が大阪・ミナミのアメリカ村で約2千人を対象に行った街頭調査によると、男性の同性・両性愛者の自殺未遂経験は異性愛者の約6倍だった。

 実際、遠藤さんの周囲にも、命を落とす仲間がいた。

 一人は女性に生まれ、数百万円ともいわれる性転換手術の費用を稼ぐことに一生懸命だった。高校の制服が着られず不登校になり、退学。「本当は辞めたくなかった、といつも言っていました。小さいときからいじめも受けていた。その悔しさからか、バイトの励みかたが病んでいた」と振り返る。念願の手術を受けたが、その後、目的を見失ってしまったかのように、21歳で自ら命を絶った。

 睡眠薬などの過剰摂取(OD)で亡くなった友人もいた。普段からODを繰り返しており、その日も死ぬつもりはないまま、死んでしまったのではないか、と遠藤さんは考えている。

 自分が性的マイノリティーではないかと自覚するのは思春期に入るころといわれている。自らの所作や好みに対し「女々しい」「女らしくしなさい」などといった言葉にさらされるようになるのもこの時期だ。成長過程で直面する強烈な自己否定と深い孤独。

 アメリカでは、10代の自殺のうち、3人に1人は性的マイノリティーに関する悩みが原因といわれている。「10代の子供たちは生活しているコミュニティーが狭い。仲間と知り合うことができず、悩みを打ち明ける場も持てず、早い段階で死ぬことを考えてしまう」と遠藤さんは訴える。周囲に告白しても、家族関係が破綻するなど、強いストレスで鬱病を発症するケースも多いという。
 ×  ×  × 

 最近、性的マイノリティーを支援する動きが出てきている。インターネットによる、コミュニティーサイトの拡大や、性的マイノリティー専用の相談回線がある「よりそいホットライン」(一般社団法人・社会的包摂サポートセンター)の開設だ。自分の悩みを外に向けて発信できる場はわずかながら増えている。

 遠藤さんの活動は、当事者による講演活動のほか、電話相談を行う行政などの窓口に、性的マイノリティーへの正しい知識を持ってもらうための勉強会なども行う。心を許し、会話ができる場を増やしたいと遠藤さんはいう。思い詰め、極端に振り子が振れてしまわないように、仲間たちを救うのが目標だ。

=次回最終回は11日に掲載予定

258管理人:2012/11/29(木) 11:05:43 ID:KCU2JWHA0
【自殺考 命を救う現場(5)】
誰かに止めてほしい若者たち 「生きたいのでしょ」心の声聞く
2012.11.13 13:19

景観よりも自殺防止。観光名所の崖に柵も設置されている=和歌山県白浜町の「三段壁」

(4)自殺未遂率6倍、同性愛者の悩み…から続く

 和歌山県白浜町の名勝、三段壁。コバルトブルーの海がどこまでも続く美しい景勝地だが、崖から身を投げる者が後を絶たない、自殺の名所と呼ばれるようになってしまった。

 平成21年、町は県や地元の警察、NPO法人とともに、三段壁の合同見回りを開始。全国でも珍しい官民共同の活動として注目を集めた。

 「そこ、危ないよ。足元もろいから、もっとこっちおいで」

 午後5時を過ぎ、観光客の姿がほとんどない三段壁。転落防止用の柵が設置されていない場所から、崖の先端に入り座り込んでいた男女に、県西牟婁(にしむろ)振興局保健福祉課主任の栗田直嗣さん(55)が声を掛けた。

 “もしや”と思った人にはまず、「足元に気をつけて」と声を掛けて様子を見るという。返事が返ってこなかったりすれば、声掛けを続け、危険な場所から離れるよう促す。

 栗田さんは、夏の暑い時期、同じように20歳代の女性に声を掛けた。彼女は夕暮れまでだれにも声を掛けられなかったら飛び込むつもりだったという。「真っ赤に日焼けして、だいぶ待っていたのでしょう。『死にたい』の裏には必ず『生きたい』がある。自殺に追い込まれるのは視野狭窄(きょうさく)の状態になっている。そういう人とここで巡り合ったら、最後まで付き合います」と話す。一人保護すると、職務を離れるのは午後11時を回ることもあるという。
×  ×  ×

 三段壁での保護人数は、今年は100人を超えるペースだという。4、5年前では40人程度だったといい、同町などではそれだけ目が届くようになったとみている。現在、合同見回り前に比べ自殺者数は半減しているが、それでも昨年は10人となっている。

 合同見回り事業に参加している町内のNPO法人「白浜レスキューネットワーク」は、法人を設立する約30年前から三段壁に「いのちの電話」の看板を設置し、保護活動に当たってきた。町内にある教会に拠点を置き、保護した人間の自立支援なども行っている。現在も約10人が共同生活を送り、生活の立て直しを目指している。

 「働きたい」という気持ちもサポートしたいと代表の藤藪庸一さん(40)。「地元の宿泊施設も、かつて三段壁から保護された人間と理解したうえで雇ってくれている」と話す。これまで、多くの人びとが職を得て、教会から巣立っていった。

 藤藪さんは「三段壁に来る人の年齢は、これまでは団塊の世代だった。でも、この2、3年ほどで20〜30歳代が増えてきました」と語る。全国的に深刻化する若年層の自殺の問題は、ここにも表れている。
×  ×  ×

 最近では、共同生活を通じて自立を促す「白浜レスキューネットワーク」の事業を頼りに、親に連れられてニートと呼ばれる若者が教会を訪れることも増えた。「親が退職し、年金生活になると子供を養えなくなる。両親が音をあげて連れてくるんです」と藤藪さん。同団体は拒まず受け入れる。

 藤藪さんは水際だけの対策には限界があると感じるという。「自殺対策に見えなくても、すべてが自殺を防ぐことになると信じている。どんなことでも取り組みたい。できる範囲でやっていこうと思うんです」
×  ×  ×

 自殺に至るまでのどこかで、救える命があるという信念のもと、活動する多くの人びとに出会った。「非力を嘆くより自分にできることを少しでもしたい」。自殺対策に関わる男性が言った。

 一通のメールや、わずかな言葉が、人間の命をつなぎ留めるかもしれない。栗田さんが言うように「『死にたい』の裏には必ず『生きたい』がある」からだ。自殺対策で重要なのは大がかりなことではなく、小さなことの積み重ねなのだ。みんなの小さな一歩が、悲しい運命を変えることにつながることを信じたい。

=おわり


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