したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

6502 東芝

467江草乗(管理者)★:2010/12/28(火) 10:05:46 ID:???
日経>◇液晶パネル3社が新工場 アップル特需で再編機運一変
 日立製作所、東芝、シャープが、液晶パネルの新工場を相次ぎ建設する。いずれも2012年稼働予定で、投資額は計約3000億円。電機業界では久々の大型投資となる。中小型液晶の業績不振が長引いていた日立や東芝は、国内企業同士による事業統合などを模索していた。「iPhone(アイフォーン)」などの快走が続く“アップル特需”が、リストラ志向の再編シナリオを吹き飛ばした。
 「IPS液晶の技術を教えてほしい」。日立の液晶子会社、日立ディスプレイズ(日立DP)の幹部が、台湾の奇美電子からこう要請を受けたのは今年3月だった。
 同社は電子機器の受託生産で世界最大手、鴻海(ホンハイ)精密工業傘下のパネルメーカー。鴻海は米アップルのiPhoneや「iPad(アイパッド)」の大部分を受託生産しており、日立DPのパネル技術はのどから手が出るほど欲しい。IPS液晶は高精細で、指で画面に触れて操作するタッチパネルにも適しているからだ。
 年明けから国内工場がフル操業していた日立DPは要請を快諾、奇美電子への委託生産を決めた。
 ほぼ同じ時期、日立DPの経営権を取得する予定だったキヤノンが戦略を転換した。同社は08年2月に日立DPの株式の24.9%を取得、その後50%超まで引き上げる予定だった。パネル市況の悪化もあり追加出資を白紙撤回した。
 東芝も液晶事業の苦境にあえいでいた。液晶子会社は09年度まで3期連続の営業赤字。再編機運が高まり、官民出資ファンドの産業革新機構が動いた。「3社の液晶事業を統合しましょう」。日立、東芝、ソニーの液晶子会社を統合したうえで機構が6割を出資するプランが浮上した。
 だが、ソニーが難色を示し破談。その後はシャープと東芝、東芝と日立など、様々な組み合わせが検討された。
 そんな状況を一変させたのがアップルからの増産要請だった。同社は東芝とシャープに新工場建設に必要な資金の大半を負担する「破格の条件」を提示した。両社はこの申し出に飛びついた。
 「東芝さんはアップルから大きな仕事をもらったようだね」。動きを察知した日立はパネルの生産委託で関係を深めていた鴻海との提携を決断する。鴻海に1000億円規模の増資を引き受けてもらい、千葉県に新工場を建設する方向で最終調整に入った。日立の出資比率は現在の75.1%から30%程度まで低下、経営権を譲渡する。
 日立DP単独で生き残るのは難しいが、世界の電機・IT(情報技術)大手を顧客とする鴻海と組めば、事業を拡大できると判断した。
 もちろんアップル依存のリスクもある。米ディスプレイサーチは、スマートフォンより大きな液晶パネルを使うiPadの11年の世界出荷を前年比2.3倍の4200万台と予測する。ただ、12年以降は「新興国で高価な端末をどれだけ売り込めるかがカギを握る」(同社の早瀬宏バイスプレジデント)。3社の新工場が一斉に稼働すると「供給過剰に陥る可能性はある」(同)とみる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板