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生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part10
1名無しさん:2010/09/13(月) 12:02:28
このスレはファンタジア文庫史上、まれに見る
エロい妄想が出来る猛者を広く求めています。

■まとめ
生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレまとめWiki
http://seitokaiero.wiki.fc2.com/

■前スレ
生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part9
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1279037679/

2名無しさん:2010/09/13(月) 12:02:53
■過去スレ
生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1240486938/

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1249490844/

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part3
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1253973777/

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part4
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1258865442/

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part5
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1262055532/

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part6
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1263993090/

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part7
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1268391160/

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part8
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1273050941/

3名無しさん:2010/09/13(月) 12:03:12
■関連スレ
生徒会の一存SSスレ part4
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1272334990/

もしもくりむと知弦と深夏と真冬の四人が義理の妹だったら? part2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1262869064/

生徒会のキャラと他の漫画、アニメキャラのコラボ小説を創作するスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1242310336/

生徒会の一存のSSを皆で創作するスレ part1
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1254902389/

生徒会の一存の性転換SSを創作してみるスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1255262377/

4名無しさん:2010/09/13(月) 12:03:31
歴代のSS職人一覧

◆ZBls2d6GEs              ◆KKM1KO8Jx6.            田中光
◆VMSHVHTgws           ◆9IrVNMlDLw.             ◆tEFZBD0cC2
一星龍                    芥川賞之介                ロック
ナナシ                とまと                      通りすがり風
聖                        唯一神                    トロワ
KRS                    カルピ○軒                 羅兎怒
趙子龍                    ワン                   ユウ
通りすがりの風               杉                        駄文投下
さすらいの病人               PSPなので・・・              アルテマ
K2_hki                   emodorann                あまぜろ
妄想のダークサイド.          中1                    ヒトガタ
HAIJIN                   K                        つくり
T.K                     meet                  黒鼠
山楽                      桐                        大輝
赤い月                   苺                        アニメは立派な産業です。
パラジオ                  宵                        琉颯
ユーリ                    竹                        O.H
パラジオ                  憂仁                      李杏
ダスト                 タナ                       バトロイド
GF                      板こんにゃく.               熱血
ミヤモン               クラトス                瑠璃色の堕天使
味醂                      雪                        木下みかん
チャンドンゴン             シバ                    クルーゼ
ジェノキラー                ◆864fRH2jyw             シャナ
ルーク                雨水菊                    中二(元中一)

5名無しさん:2010/09/13(月) 12:03:48
        /: : /: :.|     /: : : : : :/: : : : : : : : : : : \: : : :\
.        /: : /: : : !   /: : : : : : :/: : : :/: : : : : : : : : : ヽ: :ヽ: \
.         ,': : : : : : : i:  /: : : : : : :/:l: : : :|: : : : : : :\: : : : : : :l: :ド:ヽ
       i: : : : : : : :i / : : : : : : ,': :|: : : :|: : :l: :ヽ: : : ヽ : : l : |: :|  l|
       |: : : : : : : :∨ : : : : : : :ハ: :|: : : :|: : :| : ハ : :|_\:l : |: :l  ||
       |: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|: :| | ;.イ∨从:∧/  リ
       |: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|:八 j/Vィて㍉/ : !
.        i: : : : : : : :.| : : : : : : : l: :斗七:丁厂⌒`  fト::゚リ イ: : :|
       l: : : : : : : :l : : : : : : : | ∨ィチてヾ     ゞ='^ | : : |
.        l : : : : : : : i:.: : : : : : :|Y圦iド:;イリ     、   } : : |
         l: : : : : : : : : : : : : : : :Vヾゞ辷ン^      〉  /: : : |  テンプレはここまでじゃ。
        | : : : : : : : : ':, : : : : : : .            __   ′: : :|  前スレを埋めてから書き込むようにしてくりゃれ。
       ハ: : : : : : : :.い : : : : : : '. 、    < _/ イ: :l: : : :|  ただし、SS投下は構わないでありんす。
       l : '.: : : : : : : l:ハ : : : : : : ∨> 、_   /::∧: :l : : :|
       |: : l : : : : : : /: ∧ : : : : : : '.     丁ヽ::::/::∧ l: : :.|
       |: : | : : : : : /: /::∧ : : : : : : :    { 八::::/::∧:l: :│
        /: : :l : : : : //:::/::∧: : : : : : ∨   ∨ 《Ⅸ:::/:∧: :│
.       /: : :/| : : : /ノ :::::::::/::∧: : : : :l: |-─__》 V::/::∧ │
     /: : :/│: : 〃::\::::::::/::::|: : : : :l: |:\{{二¨7__V:::::::::ヽ |
    ./: : /  j: : /::::::::::::丶 ::::::::|: : : : :l: |  \ {{ ̄ }}ヘ、_::::::::\

6名無しさん:2010/09/13(月) 13:49:28
>>1激乙です!!

7名無しさん:2010/09/13(月) 15:34:50
>>1

8ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/13(月) 15:53:56
>>1
乙様です!
とうとう2ケタですね!
これからも宜しくお願いします。

9名無しさん:2010/09/13(月) 15:55:21
>>1

>>5
何故ホロw

10名無しさん:2010/09/13(月) 17:08:48
>>1

11ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/13(月) 18:46:28
>>1
乙です♪
このスレもとうとう二桁ですか〜……すごいですね〜……。
では、これからもどうかよろしくお願いします。

12K ◆v4XtHYlfYY:2010/09/13(月) 18:50:29
>>1氏。
スレッド建設、お疲れ様です。
総合スレッド、完全に追い抜きましたね。

13名無しさん:2010/09/13(月) 21:09:37
ちっ、10以内だと思ったのに。
ついに10まで来たましたね。
スレ立て乙かれさん。

14名無しさん:2010/09/13(月) 22:02:34
まとめwikiをどうにかしてくれ!

15名無しさん:2010/09/14(火) 15:47:03
>>1

16一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/09/14(火) 20:05:58
>>1乙です
とうとう十ですか。長かったような短かったような……。ともあれ感無量です。

17名無しさん:2010/09/15(水) 00:24:35
誰か作品くださーい。

18名無しさん:2010/09/15(水) 01:20:40
ユーリさん乙です。ゆきみルートはすくないので新鮮でドキドキしました

19名無しさん:2010/09/15(水) 18:02:13
ついにpart10だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

20名無しさん:2010/09/16(木) 00:10:29
職人様待ち

21名無しさん:2010/09/16(木) 23:58:20
最初に投下される小説が楽しみだな

22名無しさん:2010/09/17(金) 00:29:48
最初は誰が投下するんでしょう?

23名無しさん:2010/09/17(金) 00:34:52
たのしみっス

24名無しさん:2010/09/17(金) 14:13:26
だなぁ

25シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/09/17(金) 19:36:35
>>1乙!
これからもよろしくお願いします^^

26名無しさん:2010/09/17(金) 23:12:59
早く小説が投下されないかな

27名無しさん:2010/09/18(土) 12:25:20
まだかな……

28名無しさん:2010/09/18(土) 22:00:21
まだ……………かな?

29一星龍:2010/09/19(日) 11:32:45
投稿してもいいかな?

30名無しさん:2010/09/19(日) 15:15:16
どうぞ!

31名無しさん:2010/09/19(日) 15:59:27
>>28
是非!

32名無しさん:2010/09/19(日) 16:06:50
>>29
お前誰?

33名無しさん:2010/09/19(日) 16:54:36
>>29
死ね

34名無しさん:2010/09/19(日) 17:36:59
一星龍さん、どうぞ投稿してください。

35名無しさん:2010/09/19(日) 17:54:53
>>34
>>28は偽者ですよ♪

36名無しさん:2010/09/19(日) 17:58:27
>>35はミス
>>29は偽者ですよ

37名無しさん:2010/09/19(日) 18:46:53
一星龍氏ねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

38名無しさん:2010/09/19(日) 19:41:24
>>37
本物はとても凄い職人さんですよ♪
なりすます人がカスですね

39名無しさん:2010/09/19(日) 20:45:21
カス以下だな

40名無しさん:2010/09/19(日) 22:06:13
全くだ

41シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/09/20(月) 10:41:36
よりによって一星龍sに成りすますとかいい度胸すぎるwwwww

42名無しさん:2010/09/20(月) 11:55:26
>>41
なんでそんなくだらない発言のためにageんのかなぁおまえ

43名無しさん:2010/09/20(月) 11:56:46
職人待ち

44名無しさん:2010/09/20(月) 11:57:01
職人待ち

45名無しさん:2010/09/20(月) 11:57:19
職人待ち

46名無しさん:2010/09/20(月) 11:57:37
職人待ち

47名無しさん:2010/09/20(月) 11:57:56
職人待ち

48名無しさん:2010/09/20(月) 11:58:17
職人待ち

49名無しさん:2010/09/20(月) 17:21:50
>>43-48
なにがしたいの?とりあえず落ち着け。

50名無しさん:2010/09/20(月) 17:22:01
>>43-48
なにがしたいの?とりあえず落ち着け。

51名無しさん:2010/09/20(月) 17:29:46
>>49-50
おまえもなw

52名無しさん:2010/09/21(火) 01:09:37
しょーせつまだー?
途中経過でもいいからおしえて。

53名無しさん:2010/09/21(火) 01:59:08
あまり急かすと可哀想なので職人さんまかせておきましょう。

54名無しさん:2010/09/21(火) 09:11:22
>>52
お前何様だよww
書いてもらっている立場で調子乗りすぎwwww

55ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/21(火) 15:35:44
自分を追い詰めるために、告知します。
明明後日……いや明後日までには投下します!
頑張るぞ(゜∀゜;ノ)ノ

56名無しさん:2010/09/21(火) 16:42:02
>>55
カプはなんですか?

57ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/21(火) 17:42:52
僕の方も長編が出来上がりましたので、
何とか明日までに1話の前編、明後日に後編……のつもりでしたがユーリさんが投下するそうなので、
明々後日に投下したいと思います。
まぁ前後編にわける必要がない長さなんですけどね……わけないとちょっとやりにくいので。
ではではノシ

58名無しさん:2010/09/22(水) 00:02:26
ダストさんとユーリさんのたのしみだな

59名無しさん:2010/09/22(水) 13:10:06
まだかな

60名無しさん:2010/09/22(水) 13:36:53
まだです。

61名無しさん:2010/09/22(水) 22:02:23
職人様がんばってください!!

62ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/22(水) 22:59:49
どうもです。
出来上がったので投下したいと思うのですが……。
……短い……。
もうほんとに何で分けたんだってくらい短いです。
ついでに展開も……う〜ん……。
まぁそんなかんじなんですが……楽しんでもらえれば嬉しいです。
では、投下します。鍵&林檎。
どうぞ。

63ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/22(水) 23:00:07
きっかけが何だったかなんて、そんなことは忘れてしまった。
それは些細なことだったかもしれないし、大きなことだったかもしれない。
もしかしたら、きっかけなんてなかったのかもしれない。
それでも、日常は変わっていく。
それは、何よりも尊い想いの発現―――――


「…………」
最近、何かおかしい。
周囲が、とか、世間が、とかじゃなくて、俺自身のことだ。
気がつけば、ボーっとしている。上の空になっている。
何かに……悩んでいるような気がする。
ただ……その何かが、よくわからない。
ずっと何かが心に引っかかっているのに、それが何だか分からない。
ただ、何かに悩んでいるんだろうな、ということしかわからない。
それだけしか……わからない。

〜鍵〜
「ただいまー……」
最近はこのことで悩んでばっかりだ。
何に悩んでるかわからないってことで悩んでるって……どんな奇抜な悩みだよ……。
せめてその悩みの原因が分かれば……何か変わんのかな……。
「おかえりっ、おにーちゃん!」
「……っ、あ、ああ。ただいま、林檎」
最近そのことで頭を悩ませてるせいか、林檎としゃべる時もうまく話せない。
「? どうかしたの? おにーちゃん」
「……いや、なんでもないよ、林檎」
「ふ〜ん……? あ、今日学校でね〜……」
そうして林檎が今日の出来事を話し始める。
林檎にも心配をかける。だから早く解決しないととは思っているんだけど……。
でも……本当に、わからないんだよ……何が何だか……。

〜林檎〜
おにーちゃんが最近ちょっと変です。
ぼーっとしているというか、思いつめているというか……。
何か悩んでいるのなら、林檎に話してほしいのに……。
話すだけでも、きっと違うはずなのに……。
解決はできなくても……話を聞くだけなら林檎にだって……。
でも、おにーちゃんはいつも「何でもない」ですませてしまいます。
林檎じゃ……力になれないの……?
そんなに……頼りない……?
おにーちゃんが辛そうなの……やだよ……。
ねぇ……おにーちゃん……。

64ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/22(水) 23:00:27
〜鍵〜
「……ぎ…き。……さき。おい、杉崎」
「っあ、な、何?」
「何?じゃねぇよまったく……」
「わ、悪い……」
また考え込んでたのか……。駄目だなまったく……。
「お前最近なんか変だぞ」
「……自分でもそう思うんだけど……」
「何だ、自覚あったのか」
「ああ……でもさ……」
「でも?」
「なんでなのか、その理由が分かんないんだよ……」
「そのことで悩んでんのか?」
「ああ……」
「ふ〜ん……まぁそこまで思いつめてるってことは……恋とかじゃないか!?」
「恋……ねぇ……」
「何で当の本人の反応のが薄いんだよ!」
「いや、だってさぁ……」
「一番ありそうな可能性じゃねぇか」
「だってそれなら俺が理解してないわけないだろ」
「わかんないぞ?深層意識がどうのこうのって話かもしれないじゃねぇか」
「どうかな……」
恋か……どうなんだろ……。
「まぁ、お前が悩むのはお前の勝手だがな。あんま周りの人間に迷惑はかけるもんじゃねぇぞ?」
「ああ……わかってる……」
「ん、ならいいけどよ」
迷惑か……やっぱり林檎もそんな風に思ってんのかな……。
……?何で……林檎?
何で…………。

「ただいま……」
「……おかえりなさい、おにーちゃん」
「ん、ただいま、林檎」
「…………」
「…………?」
林檎が何かを訴えるような眼で見つめてくる。
「林檎? どうかしたのか?」
「……おにーちゃん、何か悩んでるでしょ?」
「…………」
「りんごじゃ……力になれないの……?」
「……大丈夫だよ。何でもないから」
そう言って林檎の頭をやさしく撫でる。
「嘘だよ……おにーちゃん、辛そうな顔してる……」
「…………」
「話してくれるだけでも……兄妹でしょ……?」
「っ!」
何故か……心に深く突き刺さった。
そんなの、林檎の口から聞きたくなかった……。そんなことを、考えてしまって。
その理由も、やっぱりわからなかった。
「本当に大丈夫だから……な?」
「おにーちゃん……」
「今日は何か疲れたよ……もう、寝るからさ……」
そう言い残し、その場を後にする。
「おにーちゃんっ……!」
林檎が呼んでたけど、なんとなく振り向けずに、そのまま部屋に入った。
着替えもせずに、ベッドに倒れこむ。
もう寝よう……そうすればこの胸の痛いのも消えるだろう……。
そう思って、ゆっくり瞼を閉じた。

〜林檎〜
「おにーちゃん……」
やっぱり、話してくれませんでした。
「兄妹……」
本当はそんなこと、言いたくなかった……。兄妹なんて……言いたくなかった……。
「おにーちゃんは……どう思ってるの……?」
りんごには話せないって……そう思ってるの……?
『妹』には話せないって……そう、思ってるの……?
それじゃ……悲しいよ……。
妹じゃ……辛いよ……おにーちゃん……。

65ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/22(水) 23:00:53
〜鍵〜
「ま〜たしかめっ面してやがるな」
「ん……そうか?」
「ああ。何だ、まだ悩んでんのか?」
「…………」
「わかんねぇことを悩んだって仕方ねぇだろ。少しは頭を休めろよ。」
「そう……だな……」
「案外お前の気のせいで、実は何もなかった、なんてこともあるかもしれないんだからよ」
「ああ……もう考えんのはやめにしようと思ってたところだ」
「そうしろそうしろ。松原の奴も心配してたぞ。あんま迷惑かけんなっていったろ」
「そうだな……悪い……」
「俺は別にいいけどな。あんまり心配かけてやるなよ。松原にも、お前の妹ちゃんにも」
「……っ……!」
まただ……また……『妹』って言葉が重く突き刺さる。
それ……なのか……?林檎のことなのか……?
……ああ、くそっ!
「ちょっと顔洗ってくる」
「おう。行ってこい行ってこい」
俺は席を立ち、水道へと向かった。

バシャバシャ……
「ふうっ……」
顔を何度か水で洗い流し、少し気分もすっきりする。
ハンカチで顔を拭いた後、気分転換のために少し校舎をぶらつくことにした。
今はちょうど昼休みなので、廊下でおしゃべりしている生徒や、グラウンドでなにやらスポーツをしている生徒も見える。
楽しそうだな……とかそんなことを考える。
なら混ざればいいのだろうけど、あいにくと今はそんな気分にはなれない。
今……じゃないな。ここ最近ずっと……だ。
そう考えていると、後ろから声が聞こえてくる。
「お兄ちゃん」
その声にばっと後ろを振り返る。
「今日は委員会あるから先に帰ってて」
「おう、わかった」
―――――というやり取りをしている兄妹がいた。
「……はぁ」
ため息をひとつついて、俺はまた歩き出す。
今の誰かに見られてたらちょっと恥ずかしいなーとか思いながら。すごい勢いで振り返ったし。
……でも、何であんなに過剰反応したんだろ……俺。
林檎だと思ったからかな……。でも何で……。
……ってまた『何で』って考えてるし。やめだやめ。
……そういえば林檎、最近あんま笑ってくれないな……。
昨日なんて泣きそうな顔になってたし。
どっちも……俺のせいなんだけどな。
俺が考え込んだりしてるせいで林檎にあんな顔をさせてる。
だからもう考えるのはやめだ。今日からまた元気にふるまおう。
林檎に心配かけないためにも。

66ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/22(水) 23:01:11
〜林檎〜
「ただいま〜」
扉を開けて家の中へ入ります。でも返事が返ってきません。
……誰もいないのかな。
リビングに行ってもやっぱり誰もいません。
「出かけちゃったのかな……」
りんごは制服を着替えて、リビングのソファに座ります。
おにーちゃんが帰ってきたら……どんな顔してればいいのかな……。
昨日のこともあるので、やっぱりちょっと気まずいです。
「でも……ここでりんごがぎくしゃくしちゃうのも変だよね……」
……よしっ。やっぱりいつも通りでいたいと思います。
いつもみたいに笑って、おかえりって言いたいと思います。
「ただいま〜」
丁度おにーちゃんが帰ってきたみたいです。
……うんっ。いつも通りいつも通り。
「おかえり、おにーちゃん」

〜鍵〜
「ただいま〜」
「おかえり、おにーちゃん」
林檎が柔らかな表情でそう言ってくれる。
その表情に、少し見蕩れてしまった。
「どうしたの?」
「え? あ、ああ。何でもないよ」
……もう心配するなって、言っておくか……。
「ごめんな林檎……最近ちょっと調子が良くなかっただけだから」
「そうなの? 風邪?」
「まぁ、そんなところだよ」
「今はもう大丈夫なの?」
「今はもう平気だよ」
林檎が俺の前まで来て、その小さな手を俺の額に当てた。
「う〜ん……本当に大丈夫みたいだね」
その瞬間。
顔に一瞬で血が昇って行くのが、わかった。
「……っ!」
俺はすぐに顔を引く。
「だ、だから大丈夫だって!あっ、そうだ俺課題やんなきゃいけないから!じゃ!」
そう言い残して、俺はその場から走って逃げた。

〜林檎〜
「おにーちゃん……」
風邪引いてたって言うの……嘘だよね……。
もう平気っていうのも……きっと嘘……。
おにーちゃんはまだ……。
…………。
……りんごが触ったら、あんなに急いでいっちゃうなんて……。
嫌われ……ちゃったのかな……。
「…………」
おにーちゃんに触った右手がまだ熱い……。
その熱さが逃げないように、ぎゅっと手を握ります。
おにーちゃん……りんごは……おにーちゃんが……。

〜鍵〜
勢いよくドアを開け、背中でドアを思いっきり閉める。
「はぁ……はぁ……」
背中をドアに預けたまま、ずるずると腰を下ろしていく。
今ので……全部わかってしまった。
何に悩んでいたのか、そのすべてが。
「何だ……そういうことかよ……」
だから妹って言葉が嫌だったんだ。
だから兄妹って言葉が嫌だったんだ。
否応なしに、現状をつきつけられるから。
「はは……なんだよこれ……前より……辛いじゃねぇか……」
あの胸に突き刺さる痛みが、さらなる痛みを伴って、俺の心を容赦なく襲う。
「くそっ……痛ぇよ……林檎……」
林檎に触れられた額がまだ熱い。
その熱さと、胸の痛みが、これが真実だと俺に告げる。
もう、目をそらすことなんてできない、と―――――
ああ……俺は……


林檎のことが―――――好きなんだ。

67ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/22(水) 23:01:31
以上です。いかがでしたか?
やっぱし短いなぁ……。でもここで区切らないと後編やりにくいし……。
あ、後編には濡れ場ありますよ〜。
ちなみに、鍵と林檎は中学生です。鍵が中三で、林檎が中二です。
ふぅ〜……では、後編の方に取り掛かりますので、今日はこの辺で。
それからユーリさん。期待してますね。
ではではノシ

68一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/09/22(水) 23:06:58
流石ダストさんですね。乙です。
たった今林檎のお菓子を食べながら読んでいたので
気分が不思議と付和雷同な感じですが普通に良作ですね。
確かパート9でも一番最初に投下してくれますし……ダストさんにはいろいろ助けられてるなぁ。(短いのは逆に読みやすくて俺は賛成ですよ!)

で、ただいまの小説の進行状況はいつ出来上がるかわからん状態がこれでもかというほど続いているので
俺なんかの存在は忘れて、出てきたときに思い出してくれれば幸いです。

という訳でユーリさん期待していますよ〜。

69名無しさん:2010/09/22(水) 23:18:58
ダストさんまだ前編ですが乙です!!次も期待させていただきます!

70ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 00:46:46
ダストさん乙様です。
着色や引き伸ばしをしようとせず、素朴かつ無駄のない文章ですね(褒めてますよ〜〜)
俺のは、無駄を無くすとダストさん以上に短くなりそう……
そんな俺の小説は、今やっと7、80%ぐらいかな?
実は告知をしたときは、20%ぐらいだったので、意外にも頑張ってます。
授業中もこっそりと書いてたのはいい思い出。
とりあえずこのままいけば、この祝日中には出せるかな?というか告知の締め切りなので出さなければ!

71名無しさん:2010/09/23(木) 08:22:12
乙だぜ

72名無しさん:2010/09/23(木) 16:37:25
ダストさん、乙です。

73ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:39:44
なんとか書き上げました。
ほっ……危うくずっと寝てしまうところだったぜ!

杉崎と知弦の物語ですが、前にも言った通り、俺的にというか物語的に一区切です。卒業式の話なのですが、シリアスなどほとんどありません。
エロでつないでます。
では

74ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:40:02
出会いあれば別れがある。
それは必然。それは避けれない運命。
出会いに喜び、別れに泣く。
どれほど一緒にいたいと願っても、どれほど一緒にいても、最後は確実に別れてしまう。
それでも、歩いていかないといけない。
そう――――俺達は、歩いて行かなければならない。それが例え、悲しくても、泣きたくても。
俺達は……進むしかない。
いや、進んでいかなければいけない。

75ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:40:23
「終わりましたね……」
「そうね……」
今、俺は知弦さんと一緒に人気のなくなった校内を散策している。
今日は碧陽学園の卒業式。
会長と知弦さんが卒業し、椎名姉妹が転校する日。
それと同時に俺達の生徒会が終了する日。
どんなに目をそらそうとも、変わらない。変わりようのない、事実。
この日が永遠に来なかったら、とずっと思っていた。
放課後に皆集まり、だべって、笑って、「じゃあ、明日」と言って別れる。
そして翌日に会い、またくだらないことで笑いあう。
もう皆集まって、ぐだぐだな会議や、くだらない話をすることはできない。
俺は、辛辣な面もちで卒業式に出ることとなった。
やはりこの時だけは、いつものようになど出来なかった。
事前準備も、生徒会でする最後の活動なのに、誰1人として普通にしゃべることはほとんど無かった。
だが、卒業式自体は意外な展開だった。
誰かが火をつけたのだろう。そこから、火を広がっていった。
初めは重い卒業式だったのに、途中からはいつもの生徒集会のような感じだった。
笑いが絶えず、皆笑顔だった。

76ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:40:38
俺もいつの間にか笑っていて、いつの間にかいつもと同じようになっていた。
俺達らしい卒業式だったと思う。
それでも……最後はしんみりとしてしまった……
二度と味わえない楽しさ。それはあっけなく終わってしまった。
もう生徒会のみんなとも、惜しみながら別れを告げ、既に卒業式が終了してから大分経っていた。
今頃会長は家に帰っているだろう。今頃椎名姉妹は、引っ越しの準備をして、空港に向かっているぐらいだろう。
今日という日を境に、みんなは別々の目標に向かっている。
また会うことはあっても、もう全員で生徒会を活動することは出来ない。
いつもより感傷的になっているのか、2人ぴったりと寄り添い合い、とぼとぼと歩いていた。
「あ……」
知弦さんが声を出して止まった。
なんだと思って、知弦さんの向いている方向を見てみる。
視界に映ったのは、保健室だった。
そうか……ここは………

77ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:40:58
私達は保健室の中に入った。
鍵はかけておらず、誰もいない。
何度も見かけた風景だったのに、何故だか今は寂しく感じた。
いつもは外から聞こえる、部活のかけ声や、音が聞こえない。
本当に静か……ただ静かだった。
静寂の中、歩く靴音が響く。
私はベットにぽすんと座った。
キー君はその対面に、椅子を持ってきて座る。
そして、また静寂が訪れた。
「私達が初めて合った場所……」
「俺達が出会った場所……」
偶然にも、同じタイミングで呟く。
確認する必要もない。私とキー君が初めて出会った場所。
そのときの思い出が走馬灯のようによみがえる。
いつからだろう?キー君を好きになったのは。
初めの時は、私と同じ心の傷を背負っていて、癒やしてあげたいって思ってたっけ?
そして生徒会が始まってからは、あの時との変わりように内心驚いてもいたし、呆れてもいたわね。
でもいつもキー君は全力で頑張っていた。
そして私はだんだん側にいて、見守ってあげたいと思っていった。
そして、私はキー君を好きになっていった。
まるでそれは磁石のように、私はキー君に惹かれていった。今はそのことに、心から感謝したい。
彼がいたからこそ、私の最後の高校生活はとても充実したものとなった。
「俺……みんなに、知弦さんに出会えて良かったです」
キー君が私に語りかけてくる。
「ええ、私も…キー君に出会えて良かったわ。だって」
私はベットから立った。両手を胸に添えて言った。
「こんなにも、誰かを好きになるという気持ちを教えてくれたんですもの」
そっと、片手を差し伸べる。
「ちょっとくさかったかしら?」
「いえ、キュンときましたよ」
クスッと私は笑った。キー君も、ニコッと笑う。

78ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:41:22
私の差し伸べにキー君も応じて立ち、指と指とを絡ませ、握る。
顔同士が近づく。そして――――――
「私はキー君と出会えて……本当に良かった」
私達は誓うように……そっと口づけを交わした。それは、私達の永遠の一生の誓いに思えた。
私は手を握ったままベットに座り、もう片方の手を差し伸べた。
「わがまま言っていいかしら?」
「はい」
「きて、キー君。愛されてる私が欲しいわ」
キー君は私の腰を抱き、私は彼の背中に手を添える。まるでお互いを離さないように。
「知弦さん……これからも、ずっと一緒に俺と歩いて下さい」
「ええ……そのつもりよ。ずっと……ずっーと一緒に……ね」
もう一度、口づけをする。しかし、先ほどとは違う、互いを求め合うキス。
舌を絡まし合い、淫らに、激しくむさぼりあう。
「んっ……キー、くん……ちゅ…くちゅ……」
「知弦さん……」
ディープキスをしあいながら、キー君は私の服を片手で器用に脱がしていく。
服の前面をはだけさせられたところで、キスは更に激しくなってきた。
「んっ……ふ、ぁぅ……ん、んっ……」
何度も何度も脱がしてきて、もうすでに職人級の慣れた手つきで、脱がしていく。
ブレザーを脱がし、カッターシャツに手をつける。
ぷち……ぷち……
何故か、第2ボタンまで開けたところで手が止まった。
不思議に思ってキー君を見ると、いきなりきつく抱きついてきた。……と思ったら、急に胸に開放感が出た。
どうやら、服の上から器用にブラのホックを外したらしい。本当に無駄に手先が上手くなったわね。
それを第2ボタンまで開けたシャツの隙間から取り出される。
やだ……服の上から、見えちゃってる……
服の上からは、自己の存在を主張するように、2つの突起が見て取れていた。
彼は、服の上から乳房を揉んできた。
力強く揉んだり、柔らかくしたり、こねくり回したり……
「あっ……んん……ふぁ……」
呼吸とともに、自然に喘ぎ声が出る。
ほんとに、女の扱いが上手くなったわね……
初めのころは、たじたじしながらだった。時々私がリードしていて、彼はそれに従っていた。
キー君は、えっちなことには貪欲なのに、えっちな知識は全くなかったっけ?
私的には、むしろそれが可愛くて、何だかお姉さんになった気分だ。
でも今では私を支配して、完全に主導権を握っている。

79ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:44:13
主導権を握るのは、S心が満たされて、心地よい。だが、好きな人に支配されるというのは、女として、とても幸せな気分になる。
「ん、あっ……やっ、んッ……」
体がだんだん火照っていくのが分かる。
キー君は、乳房を愛撫している、反対の手を、私の手に重ねてきた。
私も指を絡め合う。いわゆる恋人つなぎだ。
指と指を絡め合い、一つになったように、がっちりと繋がりあった。
そして、キー君は私に唇を重ねてきた。
舌で私の唇をこじ開け、歯をノックする。
すぐに歯を開け、彼を向かい入れる。
彼の舌が、私の舌に蛇のように絡みついてきた。私も舌を動かして舌同士の戯れに拍車をかけた。
「んっ……」
粘膜の擦り合いは、どこか心地よく、感じるよりも、幸せな気分になれた。
くちゅ……ちゅ……にちゅ……
淫らな水音が、保健室に鳴り響く。
もう人気がなくなったとはいえ、まだ、誰かがくる可能性はある。
学校で背徳的な行為をしていて、誰かに見つかるかもしれない。
そんな状態が、私を更に興奮させていっていた。
もうどれくらい重ねたかは、頬を伝っていった唾液の量でわかった。
唇同士が離れ、はぁ、はぁっとお互い荒い息をつく。
そして数秒したのち、キー君は愛撫を再開した。
今度はスカートの中に手を入れてくる。少しくすぐったい。
ショーツの中に手を突っ込み、私の秘部を直に触った。
もう私のあそこは、ぐちょぐちょに濡れ濡れで、キー君の手が直ぐに濡れたのが分かった。
彼の指が、私の秘裂の中に入っていく。
そして、くちゅくちゅ、と淫猥な音を鳴らした。
「んっ……や、あっ……あっ!ん!んんっ……!」
快感の渦の中、彼の指先だけは鮮明に感じ取れる。

80ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:44:56
体の全神経が、指の動きだけを感じ取り、的確に精密に伝えてきた。
「あっ!ん!そこは、んぅっ!」
指が、私の弱い部分に触れた。そして、見つけた、と言わんばかりにそこを攻め立ててくる。
キー君と重ねた手を、ぎゅっと握った。
「ああ!はぁ!んッ!や、もう……!そんなに、しないで!」
今まで階段で上っていたのが、唐突にエレベーターのように上り詰められる。
私の中の愛液が更に分泌されてきて、既に太ももを伝っているのがわかる。
気持ちいい……もっと……もっと欲しい……!
脊髄反射のように、腰が勝手に動き、キー君の指をもっと求める。
少しでも気持ちよくなるため、空いている手で自分の胸を揉んだ。
キー君にされたように、揉みしだき、ビンビンに勃起した乳首を指でころがし、更に興奮していく。
「知弦さん……凄くエロいです」
「キー君の……せいじゃない……んっ!そろそろ……だめ、かも」
「了解です」
そう言ったら、キー君はもっと指の動きを激しくしてきた。
「っあッ!!ひゃあ!そんな、いきなり……したら……!」
どんどん絶頂へと上り詰めていく。

81ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:45:11
快感が脳を支配していく。もう、何も考えられない!
「あ!んんんっっッッ!!」
そして、絶頂へと達した。
頭が真っ白になる。麻薬のような、中毒性の快楽に押しつぶされそうだ。
「っ……はぁ、はぁ……」
「知弦さん……すいません」
「……え?」
何事かと思い、キー君が見ているベットの方を見てみると……
「あ……」
私の愛液で、おねしょのようにシーツにシミが出来ていた。それは、もう見事に。
それに私には匂わないが、おそらく私から発している、発情したミルクくさい香りもするだろう。
「……どうしよう」
人気がないとはいえ、あくまで学校だ。
誰1人としていない、とは言えない。
「とりあえず、片付けましょうか」
「ええ、そうね」
私は、はだけた服装を整える。
ブラをつけ、シャツとブレザーのボタンを止める。ショーツをはこうとする……が、ショーツはもう濡らしたようにびしょびしょで、とてもはく気にはならなかった。
仕方ないので、ポケットに入れた。
その間に、キー君は窓を開けて空気を入れ換ていた。
私は、とりあえずシーツを目立たない場所に隠す。
流石にシミはどうにもならなかったので、隠すしかなかった。

82ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:45:47
そして十数分後、何とかほとんど元通りになった。
もう愛撫の余韻も冷め、火照りもほとんど収まった……かのように思えたが、私の体の中には、まだ火照りが残っていた。まるで、腫れて熱をもつようにジンジンと。
体が熱い……
ブラの中で乳首がまだ勃っていて、擦れるたびに軽い快感がはしる。
スカートの中は、言わずもがな何もはいてない。
スースーして、何だか心もとなくて、恥ずかしい。
「帰りましょうか」
キー君が言ってくる。
もちろん今の私の状態は知らない。
「ええ、続きは家で、ね」
体の深いところからの火照りと戦いつつ、私は半ば面子を保つように言った。
私の返答に、キー君は苦笑していた。

83ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:48:01
帰り道、辺りはまだ明るい。
昼から卒業式で、終わってから2、3時間ぐらい経っていたが、それでもまだ夕方には遠い。
そして、私はそれを心底恨めしく思った。
この短いスカートの下は、何もはいてない。
もし風が軽く吹いただけで、淫靡な光景が晒されてしまう。
仮にびしょびしょのショーツをはいていたとしても、ほとんど状況に変わりは無いだろう。
晒されてしまえば同じなのだから。
まだ明るいだけあって、人はわんさかいる。
私は、出来るだけ視線を気にしないようにした。というか、スカートの防御に集中していて、それどころではない。
風が吹くたび、スカートで防御するが、秘部に当たる風までは防げない。
スーとする涼しい風が、濡れた秘部を撫でるかのように通り抜ける。
風との温度差が、何だかむずむずしてしまう。
やだ……これじゃ、家までもたない。
どうしても、周囲が私を見ていると感じてしまう。妄想なのか、実際なのかはわからないが、私がだんだん興奮してきているのは確かだ。
両手でスカートをガードしているので、キー君に頼れない。何より、私の今の状態を知られるのは、恥ずかしい。
あ……!どうしよう……!
徐々に積み重ねられていった興奮からか、新しく分泌された愛液のせいで、許容量を超えてしまい、太ももにツー、と伝った。
ガードするものはなく、外から丸見えだった。
すぐさま拭き取るものの、既にスイッチは入ってしまったようで、どんどん噴き出してきた。
絶体絶命の状態だった。
「知弦さん?」
「……え?な、何?」
唐突に話しかけられたので、驚いた。
「さっきからどうしたんですか?何だか青ざめたり、赤らめてたりなってますが」
「え、ええ。ちょっと信号の真似をしているのよ」
「何故に!?しかも凄くハイレベルな真似ですね!」
「とにかく、私は大丈夫よ。冥土の土産に教えてあげるわ」
「なんか無駄な死亡フラグたてた!」
まずい、自分でも何を言ってるのかわからない。
「え、と……本当に大丈夫なんですね?」
私を心の底から心配している目。
ああ、この目を見ていると、嘘がつきづらいわ。
「きて」
私は、とりあえず人がいない、目立たない場所に行った。
「実は……」

84ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:48:27
覚悟をきめ、言う。
「はいてないの……(ボソッ)」
「は?」
もう一度、少し大きな声で言う。
「はいてないの……」
「えぇ!?」
「マ〇オさん的なノリで言わないの」
「本当ですか……?」
「嘘に見えるの?」
ポケットを入れていた、ぐしょぐしょのショーツを見せる。
「……………………」
キー君が絶句していた。
無理もないよね。ほとんど痴女のような行動なのだから。
「えっと……とりあえず、そこいらで下着買いますか?」
「いやよ。そんなの恥ずかしい」
「恥ずかしいの基準がわかんねえ!」
いや、買いにいくに至るまでの、人ごみが嫌だったのだが……まぁいいわ。
「家はもうすぐだし、このまま我慢するわ」
「わ、わかりました。頑張って下さいね」
「ええ」
会話が終わり、また帰路につく。
人はけっこういるが、今度はキー君が、出来るだけ盾になる場所に立ってくれたので、少しはマシになったみたいだ。
だが、やっぱり周囲の視線が自分に集まっているように錯覚してしまう。
だめ……また……興奮してきちゃう……
別の事を考えるのよ、知弦!
別の事、別の事、別の事、別の事別の事別の事別の事別の事別の事別の事……
そういえば、家に帰ったら、キー君とどんなプレイしようかしら?
前の縛りプレイは意外とよかったし、だいたいの体位は試したし、次からはコスプレをもっとしてみようかしら?
少し金はかかるけど、キー君が喜ぶなら……
そうね、今度からはそうしましょう。
キー君的には何がいいかしら?
やっぱりナース服?
そういえば私と同じようなキャラって、よくナース服着てたわ。
お医者さんプレイとか、お注射とか、胸が膨らむものがあるわね。
キー君も、私のナース服が見たいって言ってたような気がする。
今度試してみよう。
あとは……メイド服もいいわね。
ご奉仕プレイとか、キー君を「ご主人様」とも言ってみたいかも。
想像するだけで、興奮してくるか、も………………………あ。
時すでに遅し。気づいた時には、太ももに卑猥な水滴が何滴か伝っていた。
「…………ッ!!」
あまりの失態に、思わず膝を付いて座ってしまった。太ももをきゅっとして、水滴を消す。
見られた……!?
キー君が直ぐに異常に気づいたようで、私に寄ってきた。
周りの人は、チラッとこっちを見て、歩き去っていく。
「どうしました?」
言えない。絶対に言えない。

85ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:48:58
「ち、ちょっとね……大丈夫よ」
そう言って私は立ち上がる。
もう大丈夫だが、本気でまずい。
もしキー君がいなかったら……まぁこんな事にはならないだろうけど。
とにかく、早く帰りたかった。
露出プレイをするときは、太ももの露出を少ないのにしておこう。教訓になった。
「さぁ、早く帰りましょう」
「は、はぁ……了解です……」
キー君は最後までどうしたらいいのかわからない様子だった。

86ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:49:14
「やっと……着いた……」
これほどまでに長く感じるとは思わなかった。
何度か危ない感じはあったが、多分誰にも見られてないだろう。
それより……
「キー君、早く」
体の火照りが抑えきれない。
あの妄想からか、愛液が溢れるのがおさまらず、大変だった。
そして性欲が、キー君を求める欲が止まらない。
今すぐに、キー君と繋がりたい。
……いつから私はこんなにキー君に依存するようになったのかしら。
まぁそれほどキー君が頼れる男になったと言うわけね。別に依存でも構わないわ。
だって、キー君がいない人生なんて考えられないのだから。
「知弦さん。せめて玄関以外でお願いします!」
「いや、よ。今、ここで、すぐするの!」
返答をまだず、私はキー君のズボンのジッパーを下げた。
そして、キー君のペニスを取り出した。
男の少し酔いそうな臭いがした。
「ふふ、もうギンギンよ?固くて熱い……」
「そりゃ、ねぇ……うっ!」
しゃぶりつくように、ペニスをくわえる。
裏筋や先端にたっぷり唾液をまぶした舌で舐めまわす。
舌先で竿を押し上げて、先端を上顎の内側に密着させた。そして上下運動を開始し、先端を擦る。
「うあ……ザラザラして、いいです……」
裏筋には舌の柔らかい感触、先端にはザラっとした感触に、キー君は思わず腰を引いた。だけど、逃がさない。
引けて逃げたペニスを追い、もう一度奥までくわえた。
今度はほっぺたをへこまして、シェイクを吸うように、吸い上げた。
もう口まわりは、よだれにまみれていた。
そして、顎からぽたぽたと落ちている。
顎に張り付いた髪を、片手で払った。

87ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:51:05
「ん……んっ……はぁ、はぁ、んんっ……」
だんだん……おっきく……!
さっきまでは届かなかったのに、喉まで届きそうだ。
ちょっと苦しくて、涙がじわっと出てきた。
もう、いいかしら。
私はフェラを止め、壁に持たれかかった。
既に我慢は限界までいっていた。
秘部からは、よだれのように愛液が溢れており、玄関の床にはシミが出来てしまっている。
「キー君……早くきて……」
私は片足を上げ秘部のはしたない状態を見せつけた。
キー君は、私の上げた片足を更に上にあげ、ペニスを挿入した。
「あああぁぁっ!!」
体に、快感が走る。脳が真っ白に塗りつぶされる。
挿入されただけでイってしまった。
「動きます、よ!」
ズンとキー君の腰が動いた。
「あんっ!深いぃ!奥にっ!また!きちゃうぅっ!」
止まらない。また体が痙攣をおこす。
もう、何も考えられない。
感じるのは、ペニスの熱さと、快楽だけ

いくら、絶頂に達した女性は感じやすくなる、と言っても限度があった。
思わず、両手を頬に当てた。
「やだ……!また、イク!怖い!怖いわキー君……!」
キー君が1回動くたびに、私も1回イってるくらい、私の体はおかしくなっていた。
私、誤って媚薬でも飲んだ?
そう思ってしまうほど、自分の体の具合が怖かった。
「はぁぁ!イクぅぅぅぅっッ!!」
体がふわっと浮いて無重力になったような感覚と、自分の体の中で爆発が起こったかのような感覚が混ぜ合わり、魂だけが飛んでいったみたいだ。
でも、麻薬のような中毒性というか、止められなくなる。
「キー君、怖い!死んじゃう!でも、止めないで!止めてもいや!」
もはや自分でも何を言っているのかわからなかった。
違う人に体を乗っ取られ、意識と感覚だけがあるみたいだった。

88ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:51:37
キー君も困惑しているみたいだが、私をずんずん突いてくるあたり、止める様子はないようだ。
「そういえば、今日は微妙に危ない日でしたっけ。一応、外に出しますね」
そう言って、キー君はペニスを私の中から抜く。
私は、急いでいつものように口内で受け止めようとしたが。
「うっ……!」
「んっ……!」
怖いくらいの快楽のせいか、反応が遅れて、顔にかけられてしまった。
顔にかかる熱さを感じつつ、目を閉じた。
かかる熱さが止まったのは、結構遅かった。
まぶたの精液を拭いて、目を開ける。
顔は勿論、制服までもが、精液まみれになっていた。
そして床のシミが、水たまりに変わっていた。
「知弦さん、大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫よ。でも……」
私は、四つん這いになって、キー君に秘部を見せつけた。
「まだ、私は満足してないわ」
「知弦さんって、実は淫魔とかだったりします?」
「あら、心外ね。私は、キー君が好きで好きでたまらない、ただの女よ」
「知弦さん。……俺も、まだ満足してませんから」
「よく言ったわ。それでこそキー君よ」
「いきますよ」
「ええ、きて……」
再び、私の中にペニスが挿入された。
「んっ……んんっ……!」
後ろからキー君が抱きついてくる。
今度は、津波のような絶頂の波はなく、幸せに包まれたようだった。
「キー君、愛してる。愛してる!ずっと一緒にいて!」
「俺も愛してます!ずっと一緒にいましょう!」
愛の言葉をささやき合いつつ、お互いに高まりあっていく。
「キー君、中に出してもいいわ」
「え、でも」
「いいわ。妊娠してもいいわ。キー君なら、私は大丈夫」
「……はい!」
キー君のスピードが早くなっていく。
「んああ!イ、クっっっ!!」
「出ます!」
キー君の熱い感触を感じつつ、私は一番幸せな絶頂に達した。

89ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 17:52:06
「ねぇ、キー君」
夜、ベットで私は言った。
「ん?なんですか?」
「大学に行ったら、会う頻度も少なくなるわね」
「そう、ですね」
「浮気、しないわよね?」
「え、えぇ、しませんとも!」
「当たり前よ」
「あはは……」
「私達の生徒会は終わってしまったけど。また、みんなで何かしたいわ」
キー君が私の手を握る。
「できます。また、みんなで活動しましょう」
「そうね」
キー君の手を握り返した。
「ねぇ、キー君」
「はい」
「大学に、遊びに来てね?」
「ええ」
「絶対よ?」
「了解ですって」
「私も、碧陽に遊びにいくわ」
「いいですけど。知弦さん有名なので、すぐバレると思いますよ?」
「別にいいわよ」
「あはは」
「ふふ」
私、いや、私達の人生はまだ始まったばかりだ。
これから、色んな事があるだろう。
嫌な事も、挫けることもあるだろう。
でも、私はキー君と人生を歩み続ける。
支え合い、助け合い、愛し合い……
私達のような人は、世界では数え切れないほどいるだろう。私達は特別な訳ではない。
でも、私達は特別だ。誰もが特別だ。
無数にある愛の形は、その1つ1つが特別なのだから。
だから私は、キー君と、特別な人生を歩み続ける。
だって、彼が好きなのだから。



……そのときの私達は、知らなかった。
その特別は、もうすぐ音を立てて崩れ落ちることを。
そのときの私達は、無邪気にも信じきっていた。
私達の愛を。絆を。
信じきっていた……

90ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/23(木) 18:01:58
以上、終わりです。
初の知弦さん。女性視点に挑戦してみました。
多分おかしな点ばっかなので、女性視点の書き方でも知ってたら、教えて下さい。
あとシリアスも(ToT)
最後の不穏な文のとおり、一回二人をどん底に追い込んで、立ち上がらせていこうと思ってますが……
実はまだ考えてません。
アイデア募集中です。
あ、死亡エンドとかは止めてね?

なのでまたグダグダに続いていきたいです。
実は、過去作みればわかりますが、不詳にも私、夏を飛ばしてしまってます。
途中から書きたいことが山ほどあったので、もう一周させようかな、と。
水着とか浴衣とか浴衣とか浴衣とか
書きたいじゃないですか!!(泣)

というわけで一区切りですが、まだまだ続かせていこうかな、と思っています。
とりあえず、みんなありがとう!

91名無しさん:2010/09/23(木) 20:23:11
otudesu

92名無しさん:2010/09/23(木) 21:22:34
ユーリさん 乙です!
とても良かったです^^
続きも期待してます!!

93ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/23(木) 22:14:47
ユーリさん乙です♪
続きも楽しみにしてますね。

さてさて、僕の方も、後編がほとんど書きあがったわけなんですが……。
どうしましょうか……明日投下とは言いましたし、できるんですが、ユーリさんの感想書きたいって人もいると思います。
ですから投下を明後日にしようかと思っているんですが……。
……出来上がってない口実じゃありませんよ?
まぁ……様子を見て決めることにします。

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<削除>

95一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/09/24(金) 01:24:56
>>90
ユーリさん。乙でした。流石は知弦さん作家ですね。
一瞬>>84のマ○オさん云々閑雲がマリオかと思って、は? という事態になりました。末期ですね。
シリアス方面の案はそりゃ無数に出てくるんですが、
ユーリさんにはユーリさんの描くシナリオ像があると思うのでそれを邪魔する無粋な真似はしません。
有りのままに書いてください。
あと、浴衣コスは俺のもんです。一年間以上も深夏の浴衣ネタをあっためているんですし(飛鳥はどうしたという突っ込みはスルーの方向で)
水着はあげます。

いやぁ、しかしこうもダストさんやユーリさんやkさんやシャナさん等の神作家さん(他の方を忘れているわけじゃないです。挙げるときりがないだけなんです。)が群雄割拠していると初期住民としては嬉しいですね。
俺なんかもう引退してもこのスレ栄えるんじゃないでしょうか?
田中さんやとまとさんもいないし俺もそろそろ潮時かなぁ……。
という訳でダストさん、後編期待してますよ〜

96一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/09/24(金) 02:01:05
>>90
連レスすいません。
女性口調の語り口なら確か黒鼠さんが女性だったと思いますので聞いてみたらいいと思います。
あとは女性の官能小説家の藤本由香里さんやわかつきひかるさん等の小説を読めば、多少の資料になるかもしれません。
まあ、お二方とも女性の観点から書いてるだけで女性キャラの観点で書いているわけではないですが。

97ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/24(金) 08:03:57
ほうほう。
藤本由香里さんですか。
今度調べてみます。
そしてわかつきひかるさん。
え?
わかつきひかるさんって、俺の大好きなみやま零さんと組んでたあの人ですか?
MY〇〇シリーズの?
…………実は俺、わかつきひかるさんの小説殆どもってますw
初めて買った官能小説で、実は始めの頃は参考にもしてたり……
一星龍さん。
今度一緒に飲み明かしませんか?
未成年だから無理だけどね!(それいがいにも色々問題あるけど)

98名無しさん:2010/09/24(金) 17:26:59
乙です

99名無しさん:2010/09/24(金) 18:11:00
>>93
言い心がけですな。
是非その分文章を長くしてくださいな

100名無しさん:2010/09/24(金) 20:58:32
ユーリさん、乙です

101名無しさん:2010/09/25(土) 06:22:35
シリアスなのもいいですが幸せなおわりかたも好きです。

102名無しさん:2010/09/25(土) 10:46:32


103ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 17:51:46
どうもです。
たった今秋葉原から帰ってきました。ただいま茨城!
では、投下しようと思います。
鍵&林檎、1話後編。
どぞ。

104ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 17:52:08
切なく募っていくその想いは、伝えられなかった。
伝えられないその想いは、さらに募っていった。
辛いのに、伝えられなくて。
伝えられないから、また、辛くて。
芽生えた想いは、罪か、罰か―――――


悩みの原因が、ようやくわかった。
ずっとずっと俺を苛み続けてた、その原因。
それは……あまりに残酷だった。
叶うはずのない想い。
叶っては……いけない想い。
誰よりも林檎に抱いてはいけない想い。
……この想いに気づいてから、ますます林檎にどう接していいかわからなくなってしまった。
いや……態度はむしろ、前のように戻ったかもしれない。所詮は俺の主観だけど。
でも……一緒にいると、辛すぎて……。
一緒にいたいはずなのに……一緒にいたくない。
心は林檎を求めて、理性がそれを否定する。
相反する二つの感情に心が押しつぶされそうになる。
…………。
……俺は……どうすればいいんだろうな……。

〜鍵〜
「…………」
ただなんとなく窓の外をボーっと見つめる。
最近ますます無気力になってるな……。
「どうしたんだよ、杉崎。黄昏れちゃってさ。」
「ん……?ああ、何となくな」
「ふ〜ん……そういえば、もう大丈夫なのか?」
「何が?」
「何がって……ついこの間まで『考える人』みたいになってたのはどこのどいつだよ。」
「ああ……そのことか。……まぁ、とりあえずは、な」
「悩みが何だったのか、わかったのか?」
「ああ……残念ながら、解決はしてないけどな」
「そうか……。なんか俺に手伝えることがあったら、相談に乗るぞ?」
「……いや。これは……俺自身がしなきゃいけないことだからな」
といっても……俺自身、どうにもできないかもしれないけどな……。
「そっか……まぁ困ったらいつだって頼れよ」
「ああ……サンキュ」
そう言って俺は席を立つ。
「どっか行くのか?」
「ちょっと気分転換に……な」
そう言い残して、俺は教室を出た。

105ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 17:54:14
「……ふぅ……」
俺はもはや日課のようになってしまった校内散歩をする。
理由も、行くあてもなく、ただぶらぶらと校内をほっつき歩く。
本当に理由なんて、何もない。
ただ、何もしないでじっとしていると、胸の中で疼いている想いに押しつぶされそうになってしまう。
まぁただ歩いているだけでそれが完全に抑えられるというわけでもないけど。
それでも、いくらかマシなような気もする。
「…………」
まったく……何でこんなことになってんだよ……。
……理由なんか一つだ。

俺が、林檎のことを好きになったから。

他でもない……たった一人の大切な妹のことを。
……いつから……なんだろうな。
いつから俺は林檎を妹として見れなくなっていたんだろう。
……そんなことは、些細なことだけど。
問題はいつだって今に起こることだ。
問題は……『どうやってこの想いをなくすか』……だ。
叶えるつもりなんてない。伝える気も……ない。
どんなに辛くても。どんなに伝えたくても。
そんなことは倫理的に許されることじゃない。
そんなことは……あってはいけない。
だから、何とかしてこの想いをなくさなければならない。
それがどんなに辛くても……それがきっと、一番いいことだから。
そんなふうに考えているときに、後ろから声が聞こえてくる。
「あ、おにーちゃん」
ああ……またあの兄妹かな。
ほんとに仲いいな……ちょっと前までの杉崎兄妹のようだ。
別に今も仲が悪いわけじゃないけど。
「ねぇ、おにーちゃんてば」
何だ、兄貴の奴気づいてないのか?それとも無視してるのか?
なんてやつだ。妹が呼んでるんだからちゃんと話をしてやれよ。
「けんおにーちゃん!」
へぇ……あいつもけんっていうのか。
名前が俺と一緒とはなんという偶然だ。っていうか、そろそろ話を聞いてやれって。
「もうっ……おにーちゃんてば!」
急に後ろから手をひかれる。
後ろを振り返ってみると、そこには我が妹、林檎がいた。
「どうして無視するのぉ……?」
見ればちょっと涙目だ。というより既に少し泣いている。
悪いことしたな……まさか本当に俺のこと呼んでいたとは……。
「うぅ〜……」
「ごめんな林檎……ちょっとボーっとしてた」
そう言って林檎の頭に手をのせようとして……とめた。
伸ばしかけたその手を引っ込める。
たぶん林檎に触れたら……我慢できなくなるから。
その華奢な、小さな体を抱きしめてしまうだろうから。
思ってることすべて吐き出してしまうだろうから。
「おにーちゃん……?」
「……何でもないよ。で、どうした?」
「うん……今日は用事あるから、先に行っててって言おうと思って」
そっか……今日は一緒に帰れる日だったっけ。
そう言えば……父さんと母さんもいないんだよな……月に一度のデートの日だから。
「わかったよ。飛鳥にも言っとくから」
「うん。それだけだから。じゃあね」
そう言って林檎が手を振って去っていく。
俺も手を振り返し、その場を後にした。

106ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 17:55:34
「ケン、あんた最近さらにぼーっとしてるみたいだけど、大丈夫なの?」
時は放課後。飛鳥と俺の二人だけの下校中。
「……別に平気だよ」
「嘘言いなさいよ。そんな辛気臭い顔して」
そんなに深刻な顔してんのかな……普通のつもりなんだけど。
「一応これでもあんたの心配してやってんだからね」
「なんだよ。いつもならなんかやらかして俺の頭痛の種増やすような奴だろ、お前は。」
「そんな状態のあんたになんかしても反応が面白くないじゃない」
「そんな理由かよ……」
「ほら、ツッコミに切れがない」
言われてみるとそうかもな……まぁ激しくツッコむ気になれないのは事実だ。
「まぁそれは冗談だけど……あんたが本気で悩んでるときには何もしないってだけよ」
「そうかよ……」
まったく……それも冗談なんじゃねぇだろうな。
「そんなわけないでしょ、失礼ね」
……なんか今ナチュラルに地の文と会話された気がするんだけど。
「気のせいじゃない?」
いや、気のせいじゃないだろ、これ。絶対わかってんじゃん。
「それだけあんたのことをわかってるってことよ」
……まぁいいや。
「……まぁ、あんたは私のことはあんまわかってくれないみたいだけどね……」
「ん? なんか言ったか?」
「別に……」
そう言って口を噤んだかと思うと、飛鳥は急に足をとめた。
「ねぇ……ケン。今から言うことを真剣に聞いてほしいの」
「……なんだよ」
今までに見たことがないくらい、真剣な表情を浮かべる飛鳥。
そしてゆっくりと、その口を開く。

「私は……ケンのことが好き」

「…………」
聞き間違いかと、思った。
あの飛鳥の口からそんな言葉が出るなんて、とても信じられなくて。
でも目の前の真剣な顔をしている飛鳥を見ると、やはりそれは聞き間違いなんかじゃないと思い知らされて。
どう答えを返そうかと思案しているとき―――――

ジャリ……

という、地面を踏みつける音。
その音がした方向を振り返ると、そこには、戸惑いを顔に浮かべた林檎がいた。
「り、林檎……」
「……っ……!」
林檎は一瞬顔をゆがめると、俺たちの横を走り去っていく。
「り、林檎っ!」
後を追おうとした俺の腕が、飛鳥につかまれる。
「飛鳥……」
「……返事を聞いてないよ、ケン」
返事……そうだよな……飛鳥に返事を返さないとな……。
…………。
俺が思っていること……。
俺の想い……今は林檎に向いてしまっている想い……。
でも……飛鳥なら……それを消してくれるかな……。
「飛鳥……俺は……俺も……」

〜林檎〜
家に着くと、急いで玄関のドアを開けて、自分の部屋に駆け込みます。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!」
……飛鳥おねーちゃん……告白してた……おにーちゃんに……。
…………。
おにーちゃん……どうするんだろう……。
やっぱり付き合うのかな……二人とも仲良しだし……。
そんなの……そんなの……やだ……。
……でも、おにーちゃんは追いかけてきてくれなかった。
それは、飛鳥おねーちゃんを選んだということ。
……追いかけてくれるわけないよね……りんごは……妹だもんね……。
でも……妹じゃ嫌だって思ってたんだよ……おにーちゃん……。
それも……もう終わりだね……。
「うぅ……ふえぇ……ひくっ……おにーちゃぁん……」
帰ってきたら……ちゃんと笑うから……。おめでとうって……言うから……。
だから……今だけ泣いてもいいよね……?

107ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 17:57:05
〜鍵〜
「ただいま〜……」
飛鳥との話を終えて、俺は家に帰り、リビングのソファに腰を下ろす。
林檎にどんな顔すればいいんだ……。
そのことについて考えていると、制服から私服に着替えた林檎が二階から下りてくる。
「おかえり……おにーちゃん……」
明らかに無理をした笑顔を俺に向ける。
「…………」
「……おにーちゃん、飛鳥おねーちゃんと付き合うんでしょ?」
「え……?」
辛そうな笑顔のまま、林檎が続ける。
「二人がつきあうんなら……りんごも……応援するから……」
「…………」
「……おにーちゃんと飛鳥おねーちゃん……お似合いだと思うし……」
「……林檎……」
「飛鳥おねーちゃんも……本当にりんごのおねーちゃんみたいだし……」
もういいよ林檎……それ以上言わないでくれ……。
「りんごは……二人の妹で……」
そこまで言ったところで、とうとう林檎の瞳から涙がこぼれる。
「あ……れ……? 何で……涙なんか……泣かないって……決めたのに……」
堰を切ったように林檎の瞳から涙がぽろぽろとこぼれていく。
「……林檎……」
「……あ、あはは……とまらないや……もう……とまらない……」
流れる涙をぬぐおうともせず、林檎が再び口を開く。
「……やだ……」
「…………」
「おにーちゃんと飛鳥おねーちゃんが付き合うの……やだよ……」
そうして林檎の口から、本音が一つ、また一つとこぼれていく。
「やだ……おにーちゃん……行っちゃやだ……離れてっちゃやだ……」
それは―――――
「一緒にいたい……ずっと一緒にいたい……」
兄妹としてのものなのか―――――
「だって……りんごは……」
それとも―――――

「おにーちゃんのことが……好きなの……」

そう言って林檎が俺の胸に縋りついてくる。
「おにーちゃん……」
ああ……そういうことか……。
俺はただ、怯えていただけだったんだ。
倫理とか、そんな理由をつけて、逃げていただけだったんだ。
倫理をどうこう言うのなら、初めからこんな感情を抱いてはいない。
ただそれを盾にして、目をそむけようとしただけ。
なんて……情けない。
何のことはない。俺はただ―――――

兄妹だから、という理由で林檎に拒絶されるのを恐れていただけ。

とんだ臆病者だ。情けないにもほどがある。
何が倫理だ……。
俺が臆病なせいで、あれほど泣かせたくなかった林檎が泣いているんじゃないか。
もう……逃げることは許されない。
林檎だって、すべてを伝えてくれた。それがたとえ、兄妹としてのものだったとしても……だ。
飛鳥だって言ってた。『ちゃんと向き合いなさい』って。
だから、俺も、それに応えよう。
今伝えなかったら、きっと後悔するから。
俺はゆっくりと、林檎の背中に手を回す。
「あ……おにー……ちゃん……?」
「もう……泣かないで、林檎……。泣く必要なんてない……。俺は、飛鳥とは付き合わないから」
「え……?」
林檎が俺の腕の中で、驚いた声を上げる。
「林檎さ……さっき、俺の事、好きって言ってくれたよな?」
「うん……」
「すごく……嬉しかったよ。……俺も……林檎が好きだから」
「……っ……!」
「林檎の好きがどういう好きなのか、よくわかんないけど……俺は、林檎が好きだ。兄妹としてじゃなくて、女の子として、好きだ」
「おにーちゃん……」
林檎の声がまた涙声になる。
「林檎は? どういう好き……なのかな?」
「……りんごも……兄妹、じゃ、なくて……ひくっ……おにー、ちゃんを……ううぅぅ……」
もうこれ以上言えそうにないな……。
「もういいよ……ありがとな……」
そういう俺も、正直泣きそうだった。
絶対に叶うはずのない想いだと、そう思っていたから。
だから、今こうして抱き合っているこの時が、たまらなく幸せだった。

108ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 17:58:34
「ねぇ……おにーちゃん……」
「何だ?」
「りんごのこと……好きなら……チュー、して……?」
「……うん……」
ゆっくりと、林檎の唇に自分のそれを寄せていく。
「ん……」
軽く、一瞬だけ触れ合わせる。
「もっと……」
林檎の懇願するような瞳と言葉に引き寄せられ、もう一度唇を寄せる。
今度はしっかりと唇の感触が分かるように、唇を触れ合わせる。
「ん……んふぁ……んん……」
ゆっくりと、唇を離す。
「……もっと……おにーちゃん……もっとぉ……」
要望にこたえるように、また唇を重ねてやる。
「んふ……ちゅ……んんぅ……」
唇で唇を軽くはさみ、舌先でつつく。
「んっ……んぁ……ちゅ……んちゅ……」
林檎は戸惑いがちに、そろそろと舌をのばしてくる。
「ん、ふ……んむっ、んっ……おにーちゃ……んん……」
ぎこちない動きだけど、林檎も頑張って舌を絡めようとしてくれる。
「んっ……んぅ……ん、ん……ぷはっ……はぁ……おにーちゃぁん……」
「林檎……」
「もっと……したい……」
そういうと林檎は自分から唇を重ね、舌を差し入れてきた。
「ちゅぷ、れろっ……んふぁ、んっ……んんぅ……」
小さな舌を懸命に動かして、俺の舌に絡めようとしてくれる。
「んむっ……んっ……ちゅ……んふ、ん、んぅ……ぷあっ……はぁ……あぅ……」
唇を離すと、蕩け切った表情を俺に向けてくる。
そのまま林檎を、やさしくソファに横たわらせる。
「林檎……俺、我慢できないかもしれないから……」
「うん……おにーちゃんになら……乱暴にされても……いいよ……」
「林檎……」
そこまで俺を想ってくれていることがすごくうれしい。
だから、できるだけやさしくしたいと思った。
「それじゃ……触るぞ……?」
「う、うん……」
頷く林檎の小さなふくらみに、服の上からそっと触れる。
「あ……」
林檎が小さく声を上げる。
林檎の胸はまだ未発達ながらも、確かな柔らかさがあった。
「うぅ……胸……おっきくないから……はずかし……」
林檎は顔を真っ赤にしながら、体を固くしている。
緊張がほぐれるように、額にやさしくキスをしてやる。
「気にすることじゃないよ、林檎。大きさなんて、俺は気にしないから」
「あ……う、うん……」
林檎の体から、少し力が抜ける。
俺は、胸の上に置いた手を、そっと動かし始める。
「あん……ん……」
甘い声をもらしながら、林檎が身をよじる。
指の動きに合わせて、柔らかいふくらみが形を変える。
「ふぁ……ん、あ……おにーちゃん……」
切なげな吐息、手の平に感じるぬくもり。それらすべてが愛しくて、もっと林檎を感じたいと思ってしまう。
「林檎……脱がすよ」
胸のあたりにボタンがあるタイプの服だったので、一つ一つボタンをはずしていく。
ボタンをはずし終えると、真っ白い、シンプルな下着が現れる。
林檎らしいな、と思いながらそれをたくしあげると、透き通るような肌と、二つの小さな突起が顔を見せる。
「うぅぅ……」
林檎が心底恥ずかしそうにしている。
そんな様子も、とても可愛らしいのだけれど。
「かわいいよ、林檎」
「あぅぅ……嬉しいけど……はずかしい……」
恥じらう林檎の胸を、掌ですっぽりと覆う。
「んあ、やぁん……ん……ふぁ……」
目を閉じて、甘い声をもらす林檎。
俺は親指の腹で、突起を刺激してやる。
「んやぁ……んんっ、んっ……はぁっ……おにーちゃん……んぅ……!」
片方の突起を口に含み、舐め、転がす。
「あっ……んぅ、やっ、あぅ……ひゃうぅ……!」
林檎が快感に身をよじる。
それでも俺は刺激をとめない。唇で突起を甘噛みする。
「んふぁ……ああっ、おにーちゃん……もう……これ……」
「気持ちいいの?」
「あ……うぅぅ……」
またも林檎が顔を赤くする。
その唇に軽くキスをする。
「じゃあ、今度は……こっちかな」

109ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 17:59:51
俺は手を林檎の秘所のほうへと滑らせる。
林檎は下にスカートをはいているので、少しめくりあげると、やっぱり白い下着が現れる。
そしてそれは……濡れていた。
「林檎、もう濡れちゃってるよ」
「だ、だって……それは……おにーちゃんが……」
「うん……そうだな。でも、ちゃんとしとかないと」
そう言って俺は指を下着の上から林檎の秘所に触れさせる。
「あっ……んあぁ……おにーちゃん、そこは……んんっ……!」
「痛い?」
「痛くはないけど……んぅ……んはぁ、あっ、やっ……」
恥ずかしい……のかな。
そう思いながらも、俺は指と掌を使って林檎の秘所を撫で上げる。
「あ……あ、んぅ、ふあ……ん、くっ……んんっ……!」
林檎が甘い声をあげてくれるのがうれしくて、手の動きを少し早める。
「んふ……んあ……んっ……おにーちゃん……」
「どうした?」
「えと……あの……その……ちょ、直接……」
林檎がもじもじと言葉を伝えてくる。
直接……直接触ってほしいってことかな。
「ん、わかった。じゃあ、脱がすぞ?」
「う、うん……」
林檎の下着を脱がしていく。
そこには、自分もろくに触ったことがないだろう林檎の秘所があった。
「あ、あんまり見ちゃ、やだ……」
「ご、ごめん……それじゃあ……」
俺はそっと林檎の秘所に指をのばす。
指が触れた瞬間―――――
「ふああぁぁっ!」
一際大きい声が林檎から発せられる。
「痛かったか?」
「ん……大丈夫。いたくない……よ。ちょっと……びりびりって、きただけ」
「そっか……」
安心して俺は指を動かし始める。
割れ目に沿うように指を動かしていく。
「はぅぅ……んあっ、あっ、あっ……ふぅ……はぁぁ……」
林檎がさっきまでよりも甘い声をもらしてくれる。
その声がもっと聞きたくて、少し指の動きを速める。
「んやっ……あ、くっ……ん、んっ……ふあっ……!」
中指が、林檎への入り口を探り当てる。
「林檎……指、入れるぞ?」
「あっ……うん……」
林檎の了承を得て、俺はゆっくりと林檎の中へと指を沈みこませていく。
「あっ、はぁ……ん、くっ、うぅん……んふぁぁ……!」
「痛くない?」
「んっ……だいじょーぶ……はぁぅ、んぅ……んっ……」
第二関節あたりまで入れて、出す。また入れて、出す。
それを繰り返していく。
「んぅ……おにーちゃんの……あっ、んんっ、んっ……やぁぁ……」
奥に入れすぎないように、浅い所で指を小刻みに動かす。
「んあっ!あ、あっ、おにーちゃん……おにーちゃ……ん、あ……」
少し指の動きを速め、出し入れする。
「んっ、ふぅ……あっ、ん……んんっ、んっ……あぁぅ……」
もうそろそろ大丈夫かな……。
「あっ、んぅ……はあぁ……ん、くっ……おにーちゃん……りんご……もうだいじょーぶだから……」
「……うん。それじゃ……」
俺はゆっくりと林檎の中から指を抜いた。

110ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 18:01:11
俺はズボンのベルトをはずし、張り詰めた自分のモノを取り出す。
「わぁ……」
林檎がぽけーっと俺のモノを見つめている。
俺は特にコメントを返さず、モノを林檎の秘所に触れさせ、こすりつける。
「あ、う……んん……おにーちゃんの……熱い……」
「林檎のここも……すごく熱くなってる……」
俺はモノもしっかりぬらすと、先端を入り口に宛がう。
「いくぞ……」
「うん……来て……おにーちゃん……」
腰に力を込めて、ゆっくりと押し進めていく。
「あ……く……んっ、はぁ、はぁ……あ、ああ……!」
林檎のそこを押し開くようにして、ゆっくり進んでいく。
「くうっ、あ、う、ううっ……く……」
痛みと恐怖に、林檎が歯をくいしばって耐えている。
「林檎……!」
「おにーちゃ……来て……全部……ちょうだい……おにーちゃん……!」
林檎の言葉を受け、腰を一気に押し進める。
「あ……う……んぅぅぅぅ〜〜っ!!」
林檎が痛みに悲鳴を上げるのと同時に、俺は林檎の最奥までたどり着く。
「ん……くっ……はぁ、あぅ……はい……った……? おにーちゃんの……全部……」
「ああ……入ったよ……全部。ごめんな……痛かったよな……」
林檎の瞳からこぼれた涙を指でぬぐう。
「謝るなんて……変だよ……りんごは……すごくうれしんだよ……? おにーちゃんと……こうしてるのが……」
「林檎……」
「……いいよ、動いて……」
「でも……」
「りんごはへーき……それに、おにーちゃんにも気持ち良くなって、ほしいから……」
「……わかった……ありがと……」
林檎にお礼を言いながら、俺は深々と入り込んだものを、ゆっくりと引きぬいた。
「くうっ……う……う……」
目をぎゅっと閉じて、林檎は痛みに耐えている。
「おにーちゃん……お願い、だから……続けて……んんっ!」
林檎が俺を求めてくれる。
「おにーちゃん……んぅ……ん、くっ……おにーちゃん……」
林檎は苦痛にゆがむ顔で、懸命に笑おうとしてくれる。
また腰を引き、入り込む。
抜いて、入れて。ゆっくりとした出し入れを繰り返す。
「んくっ……あ、はぅっ!あ、あくっ!あ、ああ……んっ、く……うあ……あ……!」
痛みに耐える林檎の、こわばった体。
こんなに林檎が痛がっているのに、俺はモノを出し入れするのが、気持ち良すぎて。
「おにーちゃん……いい……? 林檎の中……気持ちいい……?」
「ああ……すごく、いいよ……」
俺だけ気持ち良くなって、ずるい気がする。林檎のことも気持ち良くしてやりたいのに……。
「いいよ……おにーちゃんが気持ちいいなら……んっ……りんごは……嬉しいから……。」
「林檎……」
気持ちの赴くままに、林檎のすべてを感じる。
声も、匂いも、温もりも。
俺のすべてを、林檎のことだけが塗りつぶしていく。
「おにーちゃん……あ、んくっ、はあっ! あ、ああ……おにーちゃぁんっ!」
また出し入れを繰り返していく。
「ううっ、あっ! はぅ……あ、ああ……あ、くっ! ん、あ、ああっ、あうっ!」
体中が、頭が、燃えるように熱い。
「ん、く……あ、ああ……ん、んくっ! あ、は……んんっ」
林檎が、苦しげな表情を浮かべている。
罪悪感のようなものを感じつつも、俺の動きは止まらない。
「あっ、んんっ、はっ、あうっ! ん、んくっ! あ、ああっ」
小さな体をくねらせる林檎。
「林檎っ……!」
もう……限、界……!
「うう……うああっ!」
「ああっ! あ、んあああああああっ!」
林檎の中で、快感がはじけた。
林檎の中を、吐き出された俺の欲望が満たしていく。
「あ……あ……出て……る……おにーちゃんの、熱いの……いっぱい……」
「ごめんな……中に出しちゃって……」
そっと、頬に手をあてる。
林檎は愛おしそうに、自分の手を、俺の手に重ねる。
「ううん……嬉しい……すごく……嬉しい……」
林檎はそう言うと、そっと目を閉じる。
俺は要望にこたえるように、やさしく、甘く、唇を重ねた。

111ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 18:02:35
「すぅ……すぅ……」
後処理が終ったあと、林檎は眠くなってしまったらしく、今は俺の膝の上で眠っている。
林檎の髪をなでながら、ふと、物思いにふける。
何か今日はいろんなことがあったな……。
飛鳥にも……悪いことしたかもしれないな……。

「飛鳥……俺は……俺も、飛鳥のことは、好きだよ」
「…………」
「でも、飛鳥が言うような好きじゃないんだ。そういう好きじゃ……ない。だから……お前の想いにはこたえられない」
それに……やっぱり今は、どうもそういう気になれない。
「……そう」
そう言って飛鳥はまた足を進める。
「まぁ予想通りの結果ね」
「予想通り?」
「わかってたわ。あんたにふられることくらいね」
「なら、何で……」
「言わなきゃおさまりつかなかったのよ。何も言わないまま終わるなんて、悔しいでしょ」
何でもないふうに飛鳥は言う。でも、その姿は少し悲しげだった。
「あたしのこと振ったんだから、あんたもさっさと解決しなさいよ。まぁ……そんな簡単に割り切れるものじゃないだろうけど、兄妹だし」
「おまっ……なんでそれ……」
「言わなかった? あんたのことなんてあんた以上にわかってるの」
ほんとに……こいつにはかなわないな……。
「そんなの、当然でしょ」
うん、だから地の文とナチュラルに会話すんのやめようか。なんか怖くなってきたから。
「あら、これは失礼」
……もういいや。
「じゃあ、傷心の私は先に帰るわ」
そう言って飛鳥が俺に背を向ける。
「最後に一つ、言っておいてあげる」
俺に背を向けたまま飛鳥が俺に言葉を投げかける。
「ちゃんと向き合いなさい。自分と、林檎ちゃんと。後悔しないように」
そう言って飛鳥は走り去って行った。

結局のところ、きっかけはあいつに貰ったってことなのか……。
ちょっと悔しいような気もする。この結果すらも、あいつは見透かしていたようで……。
まぁでも……感謝くらいは、しといてやる。お礼なんかは、絶対しないけど。調子のるだろうし。
「おにーちゃん……」
林檎が寝言をつぶやきながら、俺の手を握ってくる。
俺もその小さな手を、そっと握り返す。
絶対に……この手を離さないように。
俺は、自分も睡魔に襲われて眠りにつくまで、ずっと林檎の髪をなで続けていた。

112ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/25(土) 18:02:47
以上です。いかがでしたか?
>>99に言われて学校での林檎とのくだりを増やしてみましたが……あんまり長くはなってませんね……。
濡れ場もセリフの方が多くなっちゃったなぁ……。
まぁでも、楽しんでもらえたなら嬉しいです。
よっし、それではさっそく、買ってきたDIVEXでもやりますか!
今日は徹夜だーーーー!!
というわけで、今日はこの辺で。
ではではノシ

113一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/09/25(土) 18:32:29
>>112
知ってる? ダストさんって神職人なんだよ?(ナニを今更)
いやはや、なんか、うん、前後編に分けて正解ですね。この作品。
多分一度に投下したらセンセーション起こってましたよ。
まさか飛鳥が告白するとは……。(汗)
そして鍵にあんないい男友達はもったいない気が……。

いや、しかしこの数日でこんなに神作品が投下されるとは
これが二桁へと上がったスレの力なのだろうか……。
末恐ろしいものです。職人の力とは。
>>62-66 >>74-89 >>104-111 の作品に乾杯。
俺の中にかすかにあった職人魂もお二方の前では完敗。

114名無しさん:2010/09/25(土) 21:10:49


115田中 光 ◆jtHtMr3tGQ:2010/09/25(土) 23:10:28
なんとか留年の危機を乗り越えました。田中光です。
知弦さん最終話〜ネコミミメイド調教編(仮)〜を再び書き始めてます。
まだ完成率20%ってところでしょうか。しばらくごたごたは続きそうなので完成は未定です。
現在、"ストレス蓄積"及び"ストレス解消のために小説書くだけの気力がある"といいかんじに負のエネルギーがたまってるのでガシガシ書いてこうと思います。

一星龍さん
引退する理由に勝手に人の名前を使わないでください。
書くも書かないも貴方の意思です。

ユーリさん
第一部完結、乙です!俺もわかつき作品は大好きです!「Myメイド」「ガールズレッスン」は何度もお世話になりました。

ダストさん
投下乙です!
林檎の初々しい感じが文全体から伝わってきて、いつもニヨニヨしながら読ませてもらっています。
小説の内容って絶対その人のひととなりが表れますから、きっとダストさん自身も真っ直ぐな人なんだろうな、とか思いながら読んでます。

こっからは個人的嗜好なので流して構わないです。
お二方とも、最後の中だしをもうちょっと描写したほうがいいんじゃないかと思ったり。
熱いものが体内を埋め尽くす感じとか、それに伴う二人の高揚感、満足感、意識が飛びそうになるほどの快感とか。
もっと肉体的、精神的な描写を加えると、濃厚さが増すと思います。

長文&上から目線失礼しました。
「生徒会の一存のエロ小説について雑談するスレ」が欲しいと思いました。需要ありそう?

116名無しさん:2010/09/26(日) 00:34:34
良い話でした。その話の続きはずっときになってましたので書いてくださってありがとうございます。

117名無しさん:2010/09/26(日) 08:34:45
乙です!

118名無しさん:2010/09/26(日) 11:39:51
ここで悪いんですけどtwitterやってる人
生徒会の一存について話し合いませんか?

119名無しさん:2010/09/26(日) 12:51:15
ダストさん、乙!

120K ◆v4XtHYlfYY:2010/09/26(日) 18:28:05
>>112
あのあの、結婚してくれまs(ry
ダスト氏、お疲れ様でした。そして……ごちそうさまでした(様々な意味で)

>>115
ネコミミメイド調教編……だと……っ!?
ついに完結ですな、期待しております。くれぐれも無理をなさらずに。

留年は怖いですよね。
卒業間近に『楽しかった、高校生活六年間!!(一学年に一度留年したとして)』と振り返るのもある種怖いですし。

専用雑談スレッドは良いかもしれませんが、今までの流れを見れば荒れそうなのも確かなんですよねぇ。
作品についての疑問、批判なども雑談に含まれるでしょうし、まとめWikiが再始動したら、そちらとも相談してみては?

そして、碧い交差点氏の安否が気になります。

121名無しさん:2010/09/26(日) 18:55:34
>>118
スレチ
ちょうど新しく出来たこちらでどうぞ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1285133091/

122名無しさん:2010/09/26(日) 20:50:45
>>115
うわぁ・・・凄くなつかしいお方がきた〜〜!!
投下期待してます〜。


>「生徒会の一存のエロ小説について雑談するスレ」が欲しいと思いました。需要ありそう?
相談スレでどうぞ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1232173671/

123名無しさん:2010/09/26(日) 22:31:46
気づいたら神たちがいた

124ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/09/27(月) 00:59:48
ちと遅くなったけど、ダストさん乙です!!
ここの作家さんは皆さん個性あふれて、見ていてとても参考になるし、俺も頑張るぞと言う気分になります。
俺も腕不足ながら頑張っていきたいです!
田中 光さん、お帰りなさい!
アドバイス、ありがとうございます!
中だしの高揚感とかは、あんまし考えてませんでした。
というか最近は、いつも最中で高まりすぎてて、フィニッシュで更に高めるとなると、やりすぎになるかと思って、書いてなかったんですよね。
また調整してみます。
そして、俺なんかを遥かに超える作品を期待してます!(ハードル上げちった?)

125碧い交差点 ◆pPpWENyXuc:2010/09/27(月) 02:45:24
お久しぶりです。まとめWikiの管理人をさせていただいている碧い交差点です。
昨日生徒の検定試験がありまして最近はお手製のプリント集作ったりなどでなかなか来れませんでした&更新できませんでした。
それで、今度は自分の国家試験が迫ってきていまして。。。まだしばらく更新が滞りそうです。

Wikiと謳いながら誰もが更新でき「ない」まとめサイトになっていまして誠に申し訳ないと感じている所存でございます。
とりあえず今日までの作品は上げていくので、また見ていただければ幸いと思います。

さて、ここで職人さん達へお願いがあります。
まずはじめに、作品が長文だと思われる場合に、最後のコメントにでもよいですので、区切りを示していただければありがたいです。
具体的な数字で言うと、20,000字以内で1つの区切りを入れてほしいです。
何も指示がない場合にはこちらの方で勝手に区切ることになって、不快に思われる場合もあると思うからです。(本音:区切る場所考えるの難しいから。)
続いて、作品の設定についてですが、作品の設定はできる限り「作品内」に収録していただきたいです。
まとめ上の都合で申し訳ないのですが、まとめの作品ページで設定の内容を入れるとすると、最後の参考情報のところに入れることとなり、まとめの方で読んだ方に分かりづらいと思うからです。
※注意(グロテクスクなど)は作品の前のレスに入れてもらってかまいません。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

Kさんへ
ご心配いただきありがとうございます。
まとめWikiの方針といたしましては一応、掲示板は立ち上げており、スレッドも用意していますが、ここからみると外部サイトということになるので、盛り上がりに欠けることが懸念されます。
尚、この掲示板はまとめWikiトップページよりリンクがありますので、必要ならばご利用いただいて結構です。

それでは、また格納作業に戻らせていただきます。
このスレッドのますますの発展をお祈り申し上げまして。。。

126名無しさん:2010/09/27(月) 09:43:37
>>115引退しないでコールでも欲しいんじゃね?まあ引退は困るが
取り合えずss期待 後まとめさんおかえり

127名無しさん:2010/09/27(月) 10:59:00
>>125
無事で何よりです。管理のほうよろしくお願いします。

128名無しさん:2010/09/28(火) 01:00:58
管理お疲れさまです

129一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/09/28(火) 16:33:33
>>115
ん? あれ? …………成りすまし? え、マジで? これもしかして

ご本人様!!!!?

田中さんが戻ってきたぞぇぇえええぇぇぇええぇいいいぃぃぃぃいっ!!!!
まさか、田中さんが戻ってくるとは……万に一つくらいは考えていたけれど
まさか本当に戻ってこられるとは……もう神作品どころの話じゃねぇぞぉ!!
そして猫耳調教だと……ッ!!

ヤバイ……妄想して今死に掛けてしまった……。
とにかく期待しています!!! 久しぶりにこのスレに黄金時代が戻ってくると信じて!
あと、引退云々はねたなのでスルーしてくれればよかったのですが、ま、大丈夫です。ここ引退したら行く宛てないし。

>>125
生きていてよかったです。
次回自分は途中から話を分岐させようと思っているので
二万字どころか一万字すらもいかなそうですがそこで区切ってくれると幸いです。

130名無しさん:2010/09/28(火) 17:13:08
>>129テンション自重しれ

131名無しさん:2010/09/28(火) 19:42:23
>>115

132ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/09/28(火) 20:12:35
皆さん、感想をどうもありがとうございました。
皆さんのようなすごい職人方にほめてもらえて、光栄です!
そして田中さん、お帰りなさい!待ってました!
ついに完結ですね。楽しみにしています。
それからアドバイスをありがとうございます。やはり濡れ場は濃厚な方が喜ばれますか……そうですか……。
よし……アドバイスを参考に頑張りたいと思います。
まぁ次の投下はいつになるかわかりませんけど……。
なるべく10月中には投下したいと思っています。

133名無しさん:2010/09/28(火) 22:50:48
一星龍さんの管理スレのレスみてふいた

134名無しさん:2010/09/29(水) 00:14:21
>>133
そういう話題をしたいなら総合スレでやってな

135名無しさん:2010/09/29(水) 02:46:38
すいません
誰か春秋×雪海を書いてくれませんか?
お願いします

136名無しさん:2010/09/29(水) 15:17:44
>>135
たしかユーリさんが書いていたはず

137名無しさん:2010/09/29(水) 15:19:28
春秋×雪海で新作お願いします

138名無しさん:2010/09/29(水) 17:18:08
カプは何でもいいから頑張って欲しい



です

139名無しさん:2010/09/29(水) 21:47:02
カプってなんぞ?

140名無しさん:2010/09/29(水) 21:53:32
カップリング

141名無しさん:2010/09/30(木) 00:33:06
知弦がっ!……知弦が見たいです先生!

142<削除>:<削除>
<削除>

143名無しさん:2010/09/30(木) 16:35:09
深夏×真冬が見たいです!!

144名無しさん:2010/10/01(金) 21:12:10
会長×林檎お願いします〜

145名無しさん:2010/10/01(金) 22:04:59
>>144
それはまた新しいカプやなぁ

146名無しさん:2010/10/02(土) 00:51:00
鬼畜王杉崎を誰か

147名無しさん:2010/10/02(土) 22:31:00
杉崎×深夏

148 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:05:43
投下します

巡さん支援

*レスがかぶらないよう、投稿は五分後にします

149 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:11:07
 綺麗な花にも、虫は付く。きれいな鳥にも、虫は付く。
『あの大根役者、辞めちゃえばいいのにね』
『見たぁ? 今日の泣きまね。むせてんのかと思った』
『てかアイドルがこっちきてぐちゃぐちゃに掻きまわしてくのがむかつく』
『あ、わかる』『自分のトコで愛想ふりまいてればいいのにねぇ』
 ――私は美しく咲きたいと思う。だから、邪魔な害虫はとっぱらって、それで、のぼりつめたい。
 私は耳をふさいだ。でも、その声は聞こえてくる。まるで壊れたレコードのように何度も何度も再生されている。
 やめてよ――
 私は叫ぶ。でも、真空の中にいるように、私の声は届かない。
 私の安寧は崩れ去り、築いたアイデンティティは消えそうになる。
『見た? 今日あいつ噛みまくりだったわよねえ』『アハハ、でもそれくらいが似合ってるんじゃなぁい? 「ごめんなさぁい」で済む、か、ら』『言えてる』
 もう……――。

***

 ――気だるい。
 助動詞の意味だとか、作者の意図だとか、そんなことを学んで何のためになるってんだろうか。
 私こと、星野巡――本名、宇宙巡は頬杖をつき、シャーペンをくるくると回していた。
現在、古文の授業中。しかし私は全くそれに身が入らず、ただぼんやりと思考を垂れ流しにしていた。
 最近、日々に充実感が失せてきている……。
仕事では下手を踏んでばっかりだし、授業ではやけに教師に指名されるし、せっかく予習したのに教科書もノートも忘れてしまうし。
 それにあいつとだって、ここ数日は挨拶くらいしかしていない。
 私は溜息を吐いた。その鬱塞に呼応するかのごとく、同時にカチリと時計の長針が動く。
時刻は、授業時間の九割以上を刻み終えていた。
 教師の熱弁をぼんやり聞きながら、私は鬱屈とした胸の内を吐きだす。
 仕事で失敗し、学校でもいいことなくて、溜まるフラストレーション。それを今度は仕事にぶつけようとして、はりきりすぎて失敗して……。
 きっと、悪いことが衛星のように私の周りをまわっているのだろう。すなわち、ヴィシャス・サークル――悪循環だ。そんなけったいな名前がつくほどだから、相当抜けだし難いモノなんだろう。
「はぁ……」
 私は握ったペンをくるくると回した。その輪っかを取っ払う意味だ。物理的なエネルギーが伝わり、シャーペンについている小さな星も一緒に空中を旋回する。
 時折蛍光灯の光に反射し、キラキラと輝く黄色いプラスチック。私はまた、鬱屈な呼気を吐く。
回る、回る――巡る、巡る。……なんてね。

150 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:12:15
***

チャイムが鳴り、周囲から嘆息が漏れる。
次は本日最後の授業で、科目は体育。しかも内容は、この秋という季節恒例の、マラソン。
男女混合のため厭らしい目線で期待感を高まらせるやつもいるのだが、大概は皆、倦怠感の一本である。
「六時間目の体育とか、ほんと面倒だよなあ」
「そうね」
「なんだよ姉貴。やけに冷たいな」
「うっさいわね……」
 あんたは宇宙でも守ってなさいよ。
「ったく、機嫌悪いな……」
 とかなんとか言う愚弟を無視し、私は更衣室へ向かう。
 体を動かせる体育の授業は、嫌いではない。でも、いつもみたく気分が高揚してこない。
授業が始まっても、私は相変わらずの心境だった。
とぼとぼとジョグ程度のスピードで走る。姦しい声を上げながらはしゃいでいる女子集団の後ろに隠れるように、一定のリズムで軽く地を蹴っていた。教師はもう諦めているのか、特に注意はしなかった。
「どうした、巡? 気分でも悪いのか?」
 そういって私の背中に軽く触れたのは杉崎だった。確かに普段、長距離走ならば彼と少しくらい張り合えたりする。
「……別に?」
「別にって……」
「何でもないわ。……あとナチュラルにブラ触るな変態」
 杉崎からしたら私は周回遅れである。しかし一周多く走っているというのに、彼は別段呼吸が乱れている風はなかった。
「え? あ、いや、は!?」
「お先に、変態さん」
 ちょっとした交流。私の胸は少し跳ねたのだが、それでもいつも見たくハイテンションにはならなかった。やはり劣等感が枷となっているのだろうか。
「うわ、ちょ、おい巡――ってうわっ」
 私が少しスピードを上げ女子集団を抜き去ると、杉崎はそれを追おうとした。しかしその瞬間、彼は小さな小石か何かに躓き、バランスを失ってしまうのだった。
「きゃっ、ちょっ、杉崎君?」
「わああ! ごめん! ごめんなさい!」
「杉崎、カオリに何してんの?」「ホント見境ないなあ」
「違う! 違うから! ごめんね当たっちゃってあと君もちょっとは反論しようか!?」
「……私、杉崎くんならっ」
「はえぇ?」
「お、杉崎がテレてる」
「テレてねーし!」
 何バカなことやってんだか……。
 背中に降りかかる、賑やかで、楽しそうな声。それは、頭では分かっていても、痛烈に私の心をくすぐるのだ。ああ、なんであの場に私は居る事が出来ないの?
 見かねたのか、それから少ししたところで教師の声がかかった。彼女らは気まずそうに少しスピードを上げ、杉崎は再び張り切って走り出した。……ざまあみろばーか。
しばらくして、しだいに追いついてきた杉崎は私の横を通りかかる。
「じゃ、お先」
……、……ふん。
 私はつい、そっぽを向いてしまった。

151 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:12:50
***

「――宙巡さんと杉崎くんに、片づけはお願いしますね。では解散」
 体育教師のその言葉で、私は意識が覚醒する。
 え? なんで私と杉崎が……。
 皆散り散りに解散していくなかで、杉崎はこちらに寄ってきた。
「巡、もし仕事あったらいいぞ? 俺一人でも」
「え? いや、別に無いけど」
「そうか? ……じゃあ俺がこれ持つから巡は……」
 杉崎はそう言って、私に小さなマーカーのはいった小袋を渡す。自分はファイルやなんかがはいった重たいカゴを抱えて。
「それにしても不運だなー。俺、始まる前に携帯見て、今日俺じゃんって思った」
「そう、ね」
――不運。その言葉に私は、少し胸が痛んだ。私と一緒、ってことが……?
つい、そんなマイナス思考に陥ってしまう。
ちなみになぜ私たちが選ばれたかと言うと、今日の日付に由来するわけだった。十一月五日。私の出席番号は五番で、杉崎は十一番なのだ。でも私がこれに気がついたのはもっと後になってからのこと。つまり、この時点でのそれは、私のなかのダウナーな気分に拍車をかけるものだったのだ。
「……どうかしたのか? 巡」
「……なんで?」
「いや、元気がないなあ、と」
「生理」
「あ。……、……ごめん」
 私は嘘を吐く。
杉崎に、あまり悟られたくなかったからだった。
 でも……。
その反面、すべてをうち明けてしまいたいと思う気持ちもあったりするのだ。心の底まで打ち明けて、そうすれば……。
 二律背反――。
 それは私の周りを回る奇天烈な輪っかに拍車をかけているようで、良い気はしなかった。

152 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:13:17
 体育倉庫は校庭の端っこにあり、普段あまり人は近寄らない。
 荷物をもった私と杉崎は、今日何周も走ったトラックを横切り、そこにたどりついた。
「さすがに、俺もここは初めてかな……」
 スチール製のドアは、ガタガタと今にも外れそうになっている。滑りが悪くなかなか進まない扉をなんとかこじ開け、私たちは石灰に汚れた床を踏む。
「これは……」
 杉崎が嫌気の混じった声を上げ、私も思わず顔をしかめてしまう。
 まさに、ごった返すとはこのことだ。その部屋には、様々な物品が整理もへったくれもなく置かれていたのだ。管理者の杜撰さがうかがえる光景だった。
 杉崎は一瞬迷うようなそぶり。そうしたあと、
「どうせだから片づけようかと思うんだが……」
 杉崎は横目でこのありさまを見る。
 それは副会長としての行動なのか。それとも、やらなくてもどうせそのうちやることになる、とでも思ったのだろうか。
「――じゃあ、私も手伝う」
「え、……いいのか?」
「なんで?」今日は一日オフだ。帰っても特段することはない。あったとしても、この心境で出来るはずがない。
「いや、別に。……終わったらなんか奢るよ」
 そうして、私たちは清掃を開始した。
 石灰で白く染みついた部分はどうしようもないので、そこを除いたリノリウムの床を絞った雑巾で磨いた。ホコリが雑巾に付着して黒く汚れる。そのいっぽうで、汚れを取ると床はだいぶ光沢をもつようになっていった。ここは元々、土足厳禁だったのかもしれない。
「巡。そこのカゴ取ってくれない?」
 杉崎は高い木製の棚に登り、物品を整理している。さすが男子というわけか、重そうなダンボールなどを積み上げ、下ろし、また積み上げ、下ろし、と自分なりに配置を定めているようだった。
「っいしょ、っと。えーと、これは……」
 その光景に、私も雑巾を握る手に力が入った。
 ――そうして時間は過ぎていき、体感で少し日が傾いたかなという頃合。
その時にはもう、室内は一変していて、来た時とは見違えるようになっていた。
「よっ、と。だいたい終わりだな」
 杉崎が木製の棚の一段目から、静かに着地する。
「そうね」
 雑巾を絞り、飛び散った飛沫をざっとふき取る。
杉崎も室内を眺め、頷いた。やはり根が綺麗好きなのか、その表情は満足げだ。
このとき私はというと、纏わりついていたマイナスの感情がだいぶはがれた気がしていたのだった。それは熱心に汚れをふき取ったからなのか、体を動かしたせいなのか。はたまた彼と時間を共有したせいなのか。
私ははにかむように笑ってしまう。……おっと、彼にこんなだらしない笑顔を見せられない。少し引きしめねば……。
と、そんなとき、ふと、視界に出口入り口兼用のスチール戸が映った。
「あ……」
 そういえば、と思い出す。さっき持ってきた袋が入り口に置きっぱなしになっていたのだ。
「杉崎、これってあの棚の上でいい?」
「ん? ああ。……って、高いだろ。俺がやるよ」
「大丈夫だって」
 私はそこまでひ弱ではない。
ちょうど腹のあたりの高さにある一段目の棚に足をかける。ニス塗りの古い棚だった。よっ、と軽く掛け声をかけそこをよじ登る。
「あ……」
そうしてから、私ははっとする。慌てて靴を脱ぎ捨てた。……そこだけまた拭き直さないと。
私は最上段を手で掴み、足元を確認。陸上のハードルやらソフトボールの籠やらの隙間に爪先を滑らせ足場を調整する。それから私は上体を起こした。
 ――そうして背伸びをして袋を上の段へ乗せようとして。
私は先ほど靴を脱いで上ったことを悔うことになる……。
 摩擦感が、足の裏を伝った。
「わぁっ――」
「巡!?」
 鈍い音、揺れる視界、杉崎の焦ったような顔――ブラックアウト。

153 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:14:39
***

「……ん」
「――起きたか?」
 目を覚ますと、彼の顔が見えた。
「よかった、巡」
「え……」
 頭が痛い。
「私……は?」
「足を滑らせて落ちたんだ。頭打ってた。動かさない方がいいよ」
 杉崎はそう言って苦笑いをしたが、次の瞬間、膝枕よろしく彼の太股に頭を乗せていると気づいたときには、思わず飛び上がってしまった。
「動くなって。脳震盪は動かさない方がいいんだってば」
「うぅ……」
「それより、まだ眩暈とかするか?」
「わかんない。……ちょっとするかも」
「そうか。じゃあもうちょっと安静にしてたほうがいいな……」
 杉崎はそう言って、私の額にのっていたタオルを濡らし、軽く絞り、また乗せた。おそらく私が倒れている間にどこからか水を汲んできたのだろう。
 ――気遣い。
それは彼の人間性を表している。不安やなんかが、すべて杉崎の懐に吸収されていくようだった。
「――ねえ」
 私は不意に口を開く。
「ん?」
「杉崎はさ、……なんで、そんなに優しいの?」
「は……?」
 彼は意表を突かれたようにそんな声を返す。
「いつもみんなをフォローしてるみたいだし」
「それは別に……」
「みんな、杉崎に支えられてるんだと思うよ」
 深夏も、善樹も、守も。そして、私も。もし私の世界に杉崎がいなかったら、おそらくアイドルをやろうともしていないだろうし、そしてやっていたとしてもとっくに辞めていた。彼自身、別段意識していないのだろう。しかし、何気ない彼の一言一言が、私たちの心をケアしてくれている。
「ほんと……ありがとう」
「お、おぅ……」
杉崎は照れているのを隠すようにそっぽを向く。そして、焦ったように、
「きょ、今日の巡は妙に女の子っぽいな」
「なによ、それ」
「いや、膝枕なんてしたたら、いつもみたいに殴られるかと」
「……、……」
 杉崎は軽快に笑った。普段のような元気な私を引き出そうとして言ったのだろう。……でもそれは私の心を深くえぐっていくのだった。
「ねえ」
「な、なんだよ」
「――杉崎は私のこと、どう思ってる?」
「え……?」
 彼は驚いたような声を上げる。確かに、突拍子もない質問だ。だけど、それでも私は真剣なのだ。
「どう、……思ってる?」
「それは……」
 杉崎は一瞬口を閉じ、ためらうような動作をしてから、
「大事な人だ、って思ってる」
 そう言った。

154 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:15:33
「――ほんとに?」
「うん」
「ウソ」
「え……」
 私はきっぱりと言う。杉崎の抜けるような声が聞こえる。
「杉崎は、そんなこと思ってない」
「そんなこと――」
「……だって私が何をしても煙に巻く。私が杉崎と話したいっておもっても、すぐ逃げられちゃう」
「それは……」
「私は、たしかに横暴かもしれない。でも、いつもそうだと、ほんとに思ってる? いつもこんな私だって思ってるの?」
「そんなこと……、ないよ」
 顔を伏せる。目を合わせようともしてくれない……。
「だったら!」
 感情が燃え上がった。私は声を上ずらせる。
「だったら、なんで……、なんでこっちむいてくれないの!?」
「そ……れは」
「杉崎はいつもそう。……なんで誤魔化すの? 私にだけ、なんでみんなみたいに接してくれないの? 私とも普通に接してほしいっ」
 彼は唖然と私を見ている。
「杉崎は……。杉崎はいつも、ガラスを作ってしまう。見えない、ガラスを。私がどんなに近寄って声をかけても、結局全部、全部全部光みたいに屈折しちゃう」
 私の光は逸らされ、いつまでもたどりつけない。
「……もっとちゃんと受け取ってほしいっ。ねえ、杉崎。そんなもの置かないで……っ! ガラス越しなんて嫌っ!」
 私は肩で息をしていた――感情の吐露。私は全部吐きだしたのだ。
けどそれといっしょに、私の心からはそれとは別の得体の知れないものも出てきていた。それは、液体窒素のように私の脳内を冷やしていき……。
 そうして言ってしばらくたってから、自分がどうしようもなく幼稚なことをしていると気がついた。稚拙で、自分勝手で、最低な行為を。
「す、杉崎……私……」
「……、……」
 杉崎はなにも答えなかった。嫌われてしまったのだろうか。……でも、それもしかたがない。これが、私なのだから。これが、私という人間なのだから。本当に嫌っているのなら、もう、どうでも――
「――特別、だからだよ」
 え……。
「巡が……特別、だから」
 ――特別?
「お前が誰より、心配なんだ」
 杉崎は静かに、それでいて強く、私の聴覚神経を刺激する。
「巡は誰よりも強い。けど、同じくらい脆いんだ。でも巡は自分がどんなに苦しくたって微塵も顔に出さないだろ? だから俺は、そんな巡を、一歩引いて見る様にしてるんだ」
「杉、崎……」
「そうすれば、わかると思って。……いつもがんばってるお前が、どんな状態か、って。無理なんてしてはないだろうか、って」
「杉崎……」
「巡」
 杉崎は小さくつぶやき、そうして私をじっと見つめた。私も、視線をそらそうともせずに、杉崎を見つめる。
 男子のくせに長いまつげ。見入ってしまうような双眼。白磁のように綺麗な肌。それらすべてを、杉崎独特のキラキラしたオーラが包んでいる。私は思わず手を伸ばそうとし、抗い、そして次の瞬間には杉崎に手を取られていた。心臓は破裂しそうなほど高くなっていて、手のひら越しに杉崎に伝わってしまいそうだった。
 好きだった。どうしようもなく。彼が、好きだった――

155 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:15:57
「ねえ杉崎……」
「なんだよ」
「私を、抱いてほしい」
 息を飲む音が聞こえた。
「え……」
「私は杉崎の事が好き。だから……」
 本心。オブラートに包むこともせず、まっすぐに、ただまっすぐに、彼の心に届ける。
「私のだけを見てほしい。私だけを。世界中で私だけを……」
「……、……いい、のか? 本当に?」
「うん……」
「後悔するぞ?」
「そんなことしない」
「する」
「しないって」
「……、……」
 杉崎の顔が近付く。私もそれに倣った。
 力加減がわからず、歯と歯がぶつかりカチリと鳴る。
「杉崎……」
 私は彼の名前を呼ぶ――
「脱がすよ……」
 私がコクリと頷くと、杉崎は体操服の上をめくり上げる。白い、シンプルな下着が現れた。……こんなことならもっといいのをつけてくるんだった、なんて思い、笑ってしまう。
「どうした?」とそれに気づいた杉崎。
「なんでもない。それより、ブラちゃんと外せる?」
 私は必死に羞恥心を上塗りし、挑発するように妖しく笑って見せる。
「な……」
「ほら、後ろのホックを外すの」
 私がそういうと、杉崎は真っ赤な顔で手を伸ばす。ちょうど正面からハグされるようにして、背後に両手を回した。
 カチリ、と小さな音。
「……、……っ」
 さすがにもう隠すのは無理だった。小さく声が漏れ、顔は真っ赤に染まっていくのがわかる。
 杉崎は唖然と私を見つめている。珍しいものでも見るかのように。しかし次の瞬間には、
「巡っ……」
「……、ぁ、うぅ」
 私は正面から抱きしめられる。交わる唇。彼の右手は私の胸に触れていて、感触を確かめる様にぐにぐにと動く。
「……、すぎ、さき」
 まるで新しいおもちゃをもらった子供のように、私は玩ばれる。胸の奥が燃える様に喚声を上げる。
「巡……」
 彼の手が、羞恥と幸福で固く尖った先をなでる。摘まむ。そうすると私はもう、嬌声を抑えきれなくなる。
「うぁ……、くぅ」
「巡……、……ん」
 互いに見つめあう。
 距離はゼロ。
 私の視界は幸福の結晶でぼやけており、はっきりとは視認できない。けど、彼の顔だけは鮮明に映る。杉崎鍵が、目の前にいる。
 もう一度軽く唇を合わせ、彼の手は私の腹部を伝い、下に降りていった。
「……ぁ」
「……ダメ?」
 ふるふると、私は幼けなく首を振るしかできない。――もう一度、触れるキス。
 そうして、彼の手は止まらず、私の下着の中に入ってきた。
 薄い茂みの丘を少し撫でてから、さらに下に。落ちる、堕ちる。
 中身に触れると、程よく湿ったそこは、卑猥に鳴いた。
「ん、あッ……」
「これ、巡の」
 杉崎は私の粘液がついた手を眼前に持ってくる。
「……バカ、――ッ」
 それしか反応できない。すぐに追撃の手がきたからだった。
「……んっ、……ぅう」
「巡」
「すぎ、……さきぃ」
「好きだよ、巡」
「わ、私も……、………好き」
 まさか、こんなところで言うことになろうとは。
 メールの上でも、手紙の上でも、放課後の教室でもない、こんな場所で。
 下半身からはしびれるような快感。また、それに並ぶくらい、胸からもじんじんしびれるような刺激が伝ってきていた。見ると、杉崎が私の先端に吸いついていた。
 そんな状況の中、私は幸せをかみしめている。
「……、巡」
「……あっ、……あッ、あああ」
「大好き」
 どくんと心臓が跳ね、同時に私の体も跳ねた――頂に達した。
「はぁっ……、はぁっ……」
 荒い息。
「巡……」
 彼の声がする。何を言わんとしているのか、私は瞬時に把握する。
「……いいよ、きて」
「ほんとに?」
 コクリ、首を折る。
「巡っ」
「ん……」
――ああ、なんて幸せなのだろう。
杉崎が私を貫いていく。聞くような痛みはない。それは私のそこが十分に湿っているせいなのか、アドレナリンとかいうやつのせいなのか。
脳内より分泌される、モルヒネの数倍の効力をもつという物質が、痛みを和らげている……。なんて意味もなく思ったりする。――でも、今はそんなことはどうでもいいのだ。
『彼が入っている』。その絶対事実は、私の幸福メーターを満たして、そしてオーバーヒートさせていく。
――今日は十一月五日。火曜日。
生憎と、現在時刻は不明。だけど、一生忘れないであろう光景が、私には映っている。
彼の背中越しの視界。真っ赤な夕日が見える。そして、我らが碧陽学園の校舎――その光景、それら重なり始めたとき、私たちは重なった。
「巡……」
「杉崎」
「巡」
 彼が入っている。名前を呼び合っている。……愛が呼び合っている。
 もう彼のことしか考えられなくて。もう彼のことしか考えたくなくて。
 ――ああ、なんて幸せな……。

156 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:16:33
 ***

 帰り道。
「杉崎はさ、なんでそんなに強いの?」
 私がそう訊くと、俺は別に強くないよ、と苦笑い。しかし、少しためらうような仕草の後、彼は再び口を開いた。
「……俺さ、決めてることがあるんだ」
「決めてること?」
「そう」
 小さく呟いて、前を見据える。
「俺は――俺は、決めたことを最後まで貫き通す。……それがどんな、どんな最低なことでも。……だけどさ、それでそのとき後悔しても、もしかしたら後になったら逆になってるかもしれないだろ?」
「……、……貫き通す?」
「そう。それがどんだけ馬鹿馬鹿しいことだって、な」
 少しシニカルに笑う杉崎。
「……馬鹿馬鹿しいって自覚、あったんだ」
「あ……、いや、それは」
 それが何を示唆しているかわかったのだろう。
彼はより笑みの色を濃くした。
 私はそんな横顔を眺め、そのあと、ふと、空を仰いだ。曇天だった空。今も真上は灰色。でもそれは徐々にオレンジ色へとグラデーションを描いており、最終的には眩しいくらいの橙に染まっていた。
それはなんだか、私の心の変化を表しているようだった。
 ――そうだ。私も、やり通そう。
 そう心に誓う。
 どんなに侮辱されようと、どれだけ他人に蔑まれようと――私はやり通そう。
「ん? なんかあるのか?」
 杉崎もつられて私に倣う。二人して、空を眺める。……いい雰囲気じゃないか。
「別に。……きれいだな、って」
「うん」
「私のほうがきれい?」
「ああ、もちろん」
 なにをいってるんだか……。
「じゃ、杉崎。……またね」
「ん、ああ」
 ――笑顔で手を振る。
「また、明日」
 そう、私はどんなに猫をかぶろうと、死ぬまでやり遂げて見せる。

――だって今は、私の『本当』を見ていてくれる、素敵な人がいるのだから。

157 ◆864fRH2jyw:2010/10/03(日) 01:22:47
以上です

リアルにありそうで無い定番シチュエーション。
ワード文章にして約十三ページ分です、多レス消費ごめんなさい。もう少し詰めても良かったと後悔。


*誤字脱字は脳内保管でお願いします。お目汚し失礼いたしました。

あと、巡さんはもっと評価されてもいいと思います。

158ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/10/03(日) 04:09:06
乙です♪
とても上手な文章だなぁ……と思いながら読んでました。
何か……参考にしたい、と思わされましたね。
いや〜巡もやっぱりいいですね〜。
まぁ……書けませんけど……。

159名無しさん:2010/10/03(日) 08:58:51


160名無しさん:2010/10/03(日) 12:05:19
otu

161名無しさん:2010/10/03(日) 12:06:02
乙!

162名無しさん:2010/10/03(日) 16:12:13
乙です!

163名無しさん:2010/10/03(日) 17:31:48
>>157
巡かわいいよね!
乙でした!

164名無しさん:2010/10/03(日) 20:26:10
乙!

165K ◆v4XtHYlfYY:2010/10/03(日) 22:04:54
>>157
お疲れ様です。巡可愛いよ巡。
ダスト氏も言いましたが、とてもまとまった文章構成でした。
巡はもっと評価されるべき、非常に同感です。
しかし巡はメインキャラクターではない。と言っても……ある種メインですが、外伝で活躍するキャラということもあり執筆なさる方は少ないですね。
活躍が少ないと言えば、以前私が執筆した作品にも奏さんが出ていたわけですが、特徴といったものが少ないのですよね。
巡も似たようなものなのですが、とても巡らしさ、キャラクターの個性が引き出されていたと思います。特に会話シーンでは。
まぁ、とりあえず……。

ちょっと外伝読んでくる。

166名無しさん:2010/10/04(月) 00:06:09
マジ乙です!
なんという文章力・・・!

167名無しさん:2010/10/04(月) 17:30:39


168かいせい:2010/10/04(月) 17:51:02
いずみ、ABCってなに?

169<削除>:<削除>
<削除>

170シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/10/04(月) 20:50:49
う〜ん・・・・ここの店は神職人たちで満杯だ・・・・

171 ◆864fRH2jyw:2010/10/04(月) 21:10:59
>>157です
長ったらしいのに読んでくれた皆さま、本当にありがとうございます。

R指定シーンを少し描いてみましたが、あとで自分で見て恥ずかしいです。

前回(覚えてくださっていれば幸いです)に引き続き、学生の初々しさを出すために隠語は避けました
恥じらい? のような良いエッセンスになればと思うのですが、薄すぎてあまり伝わっていないのかもしれませんね^^;


>>163
>>165
ですよね巡かわいいですよね!

>>166
一番嬉しいですありがとうございます

では また機会がありましたら

172ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/10/05(火) 12:59:36
>>171
お疲れ様です。
初投下にしてはすごくレベルが高いなぁと思いました。
これからどうやって文と物語が進んでいくか楽しみです。
恥じらいは確かに難しいですね(*_*)
俺が今書いてる春秋と雪海も
超鈍感とヘタレ(俺の中では春秋はヘタレだと思う)なので、濡れ場が書きづらい書きづらい。
なので、参考にさせて下さい
(o^∀^o)

173名無しさん:2010/10/05(火) 17:02:13
otu

174名無しさん:2010/10/05(火) 23:49:26


175名無しさん:2010/10/06(水) 12:49:14
>>170
職人なんだからsageようや
全年齢板なんだし、基本的にはsage進行で

176名無しさん:2010/10/06(水) 13:01:38
乙!

177一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/10/06(水) 17:04:24
>>157
前回、飛鳥を書いてくれた職人さんですね、前作品以上に神作品でした。
巡は評価されないんじゃなく、単純にサブキャラチックな地位がダメなんだと思います。
でも、なんか言うじゃないですか。『クソヒロインより名サブキャラのほうがいい』って。
ヒロインだから、攻略対象だからという理由でもてはやされるよりも、サブキャラでひっそりしている方が巡にはあってる気がします。

蒼い交差点さんへ
なんかまとめウィキを見て見たら俺の飛鳥ルート一話が抹消されたいるような気が……。
すいません、クソ作品だから消したんですね。分かります。
やっぱ俺深夏ルートじゃないとダメみたい。でも頑張って飛鳥かいてます、試験一週間前でリアルに赤点とりそうなのに。

178名無しさん:2010/10/06(水) 17:56:38
一星龍さん、次の作品も頑張ってください。

179名無しさん:2010/10/06(水) 23:10:37
リアルに赤点・・・ 
大変ですね 
頑張ってください 
by 今日テストが終わった中一より

180名無しさん:2010/10/07(木) 00:13:58
>>177
すみません;どの話ですかね;;
多分保管漏れです;;
いつ頃投稿されたか覚えていらっしゃいましたら教えていただければ保管します;;
本当は1から探せばいいんでしょうが、いまちょっと忙しくて;;;

あ、そういえば、職人さんページ実は半分くらいできてるんですが、今流しても他の職人さんのページができるのがかなり後になってしまうので自粛しておきますね;;

試験がんばってください^^自分も国家試験がんばります^^

181名無しさん:2010/10/07(木) 17:01:07
おtttttっつ

182一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/10/07(木) 18:35:36
>>180
パート9スレの708〜728でさぁ。
でも最後の『続いたりするの?<<ツヅクヨー』は別になくてもよかばい。
改めて自分の作品読むのは意外と勉強になったから、
探すのも無駄ではなかったけん。
他の職人さんも参考にしてくれるとええなぁ。

183碧い交差点 ◆pPpWENyXuc:2010/10/07(木) 20:50:07
>>180は私です。コテ&トリつけ忘れてました;;

>>182
えっと、その話はその前に半分ほど投下していたものですよね?
該当レスを見たところ、まとめの「一星龍さんの小説25」に該当するものと思われます。
まとめの順番は「初版投稿日時」で扱っておりますのでご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

184名無しさん:2010/10/08(金) 12:40:03
まともな職人いねーな
























SSの質はいいけど

185名無しさん:2010/10/08(金) 13:06:10
職人さん、小説の状況はどうですか?

186名無しさん:2010/10/08(金) 21:19:04
乙です

187名無しさん:2010/10/08(金) 22:26:58
otu

188名無しさん:2010/10/10(日) 14:03:09


189名無しさん:2010/10/11(月) 18:39:59
orz

190名無しさん:2010/10/11(月) 22:48:42
職人町

191名無しさん:2010/10/12(火) 11:33:54
この時期学生はテストみたいだな
つまり職人がいない

192名無しさん:2010/10/12(火) 12:02:32
確かに、ここの職人達は学生多いね
一星龍さん、ユーリさん、あとKさんもだっけ
管理人さんも先生だし、ほんとに学校と縁があるかもねこの掲示板(生徒会だけに)

193名無しさん:2010/10/12(火) 15:34:34
>>192
リアルタイムで実際を体験してるとそれだけはまりやすいのでわ?w

194名無しさん:2010/10/12(火) 21:05:12
>>192
誰が上手いことを言えとwwwww

195名無しさん:2010/10/12(火) 23:13:55
上手いなw

196K ◆v4XtHYlfYY:2010/10/13(水) 00:06:22
>>192
発売初日に、好奇心から一巻(生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1)
もちろんこのときの生徒会一存シリーズは、知名度が飛びぬけて高いわけでもなく、知っている方はおらず。
『えっ、続編でてたの?』なノリで二巻(生徒会の二心)を。
『なかなか面白いな』と三巻を買い、それからはアニメ化が決まるまで存在を忘れていました。
私がアニメ期であるPart4あたりからひょっこり出たのはそのためでしたが……その頃も、回りに生徒会の一存を知っている方々はいませんでしたね。
あまり学生層の幅がよいのかは判断しかねました。地域にもよるやもしれませんが。

生徒会の一存シリーズのおかげで生徒会希望者が増えるのは良いことなのかもしれませんね。
まぁ、楽しいと感じるのは、あくまで生徒会の一存シリーズの中であって……。

現実(の生徒会)はそうでもないようです。

197名無しさん:2010/10/13(水) 01:42:09
鬼畜杉崎

198一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/10/13(水) 16:25:00
>>191
試験中なので執筆を全くしていませんが10月中には何とか投下できる形にはするつもりです。
俺の小説なんかが投下される事それ事態がおこがましいと思ってる方は多数でしょうが、生暖かくお待ち下さい。

一応前半は出来ているんですけど……。(言い訳)

199名無しさん:2010/10/13(水) 17:18:21
一星龍さんそんなことは無いですよ
私は楽しみにしています

200名無しさん:2010/10/13(水) 17:53:25
俺も、すごく楽しみですよ一星龍さん
あなたの作品、俺はすごく好きですよ
楽しみにしているんで、とりあえず今は試験頑張ってください!

201名無しさん:2010/10/13(水) 22:52:59
ガンバ

202sage:2010/10/14(木) 02:06:39
保守

203名無しさん:2010/10/14(木) 02:08:10
間違えましたレス消費すいません

204ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/10/14(木) 08:18:03
一星龍さん頑張って下さい!
俺も試験中だけど、暇(気分転換)なときに書いています。
できれば10月中には投下したいな……
多分春秋と雪海になるかと思います。
知弦はだいぶ前から書いてたけど、読み返してみれば、凄く酷い文なので。
ネタを無理やり入れようとして、何がしたいかわかんない文になってます。
かなり修正しないといけないなぁ……

205名無しさん:2010/10/14(木) 11:14:57
SSには期待だが作家じゃないんだから変な煽りいらね

206名無しさん:2010/10/14(木) 15:57:06
保留

207名無しさん:2010/10/16(土) 11:55:52
保留

208名無しさん:2010/10/16(土) 12:26:43
まだ・・・かな・・・

209名無しさん:2010/10/17(日) 01:01:37
おっ・・・ぱい・・・

210名無しさん:2010/10/17(日) 03:50:51
保守

211名無しさん:2010/10/17(日) 07:17:23
誰かいないのか。。。

212名無しさん:2010/10/17(日) 15:29:55
jdlakjdshf

213一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/10/18(月) 00:51:50
来週の土日投下予定に付き、もう暫く生暖かく見守っていてください。
マスターアップって奴です。

214名無しさん:2010/10/18(月) 00:58:41
マスターアップはゲームの場合だろう。
一星龍さんの場合、マスターベーション

215<削除>:<削除>
<削除>

216名無しさん:2010/10/18(月) 15:16:36
覆おう上じぇう亜slkdlj;亜qlksdjf;亜lksdjf;亜lksjdふぁ;lksjf;亜lkjふぁ;lkjd;ァkjd;lfkじゃ;lsdkjふぁ;lskdjふぁ;lksdjf;アlksjdf;アlksdjf;亜lkjdf;ァksjdf;ァksjdf;ァksjdf;亜lkjsdf;亜lkjsdf;亜lksjdf;亜lksjdf;亜lksjdf;亜lksdjf;亜lksdjf;亜lksjdf;亜lskjdf;亜lksjdf;亜lksdjf;亜lksdjf;亜lksjdf;亜lksjdf;あlksjdf;あlksdjf;あlkdsjf

217シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/10/18(月) 17:19:14
>>216を翻訳すると「私、一星龍sが五スレ前からスキでした!」だってさ。
無駄文サーセン

218名無しさん:2010/10/19(火) 17:07:20
otu

219名無しさん:2010/10/21(木) 20:43:14
まだかな

220ななしさん:2010/10/22(金) 01:47:01
果報は寝て待てってことで寝ながらまってる事にする

221名無しさん:2010/10/22(金) 02:53:20
就寝。
投稿待ち。

222名無しさん:2010/10/23(土) 21:13:46
職人待ち

223名無しさん:2010/10/24(日) 11:08:23
まだかな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

224名無しさん:2010/10/24(日) 13:03:15
今書いてるん

225名無しさん:2010/10/25(月) 15:19:52
あは

226太郎や次郎:2010/10/25(月) 23:12:22
投下してもいいのかな

227名無しさん:2010/10/25(月) 23:16:36
いいと思いますよ

228名無しさん:2010/10/25(月) 23:19:57
こい!!

229名無しさん:2010/10/25(月) 23:28:55
どうぞ!

230名無しさん:2010/10/25(月) 23:47:28
かもーん

231名無しさん:2010/10/25(月) 23:53:23
早く投下してください!

232名無しさん:2010/10/26(火) 15:33:17
職人町

233名無しさん:2010/10/26(火) 18:10:06
>>217

とりあえずお前がガキだと分かった
自重しれ

234シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/10/26(火) 18:40:01
サーセンw

235名無しさん:2010/10/27(水) 02:30:33
どうやって翻訳したんだ…

236名無しさん:2010/10/27(水) 02:55:23
>>235
マジに考えるなよ、感じろ

237名無しさん:2010/10/27(水) 07:49:10
翻訳できるわけがないww

238名無しさん:2010/10/27(水) 20:07:41
10月中に雪海を投稿する人がいると聞いて

239名無しさん:2010/10/28(木) 01:22:28
楽しみですな〜

240ななしさん:2010/10/28(木) 07:03:48
このSSスレはエロなら歓迎だから自分としては次に誰×誰が来るのか楽しみカナ。

241名無しさん:2010/10/28(木) 07:11:59
>>240
分かる分かるw

242名無しさん:2010/10/28(木) 16:27:11
一星龍の新作にKの媚薬ネタ
シャナのssなどなど、期待すぐる

カプを教えてくれ‼

243名無しさん:2010/10/28(木) 16:29:45
一星龍の新作にKの媚薬ネタ
シャナのssなどなど、期待すぐる

カプを教えてくれ‼

244ななしさん:2010/10/29(金) 04:23:35
僕は楽しみは後にとっておく派だから先に知るより
投下で読んで知りたいヨ?

245名無しさん:2010/10/29(金) 17:31:32
www

246[名無しさん]:2010/10/29(金) 18:15:12
まだかな

247ななしさん:2010/10/30(土) 03:32:30
楽しみだネ〜♪

248名無しさん:2010/10/30(土) 04:24:11
待ちどおしいな〜♪

249名無しさん:2010/10/30(土) 23:27:32
過度の期待レスは作者様の投稿を妨げててしまうかもしれません

果報は寝て待て

250ななしさん:2010/10/31(日) 05:48:44
そうだねww

251名無しさん:2010/10/31(日) 10:49:11

真冬は怖かったんです。
男の人が。
男の人を好きになるのが。

252太郎と次郎:2010/10/31(日) 12:07:30

真冬は怖かったんです。
男の人が。
男の人を好きになるのが。

「おはよう。深夏、真冬ちゃん。」
「おはよ、鍵。」
「おはようございます。先輩。」
今日も快晴です。
暑すぎて、インドアな真冬には、つらいです。毒です。
そうそう。最近、真冬は、先輩を好きだということに気づきました。いつも、照れ隠し、しちゃうんですが、性的な感情も芽ばえてきました。
 放課後、生徒会室に残って、先輩とイイコトしたいな。
性欲の化身の杉崎先輩なら、きっとリードしてくれるでしょう。

 放課後、会議終了。

 はぁ。これほど会議がはやく終わってほしいと思ったことはありません。
さぁ、早速……。
「先輩。雑務の前に……真冬とえっちしてください!!!」
先輩、ビビってます。
「いい…の…?真…冬ちゃ…ん。」
かみかみです、先輩。
「いいんですよ。大好きな先輩だから。」
先輩が無言で、真冬に熱があるか、確かめてます。
「うん。じゃあ、やらせてもらうね。」
先輩がキスしてきます。
先輩は、舌をいれてきます。
チュバッ…チュッピチュッ………
いやらしい音が、生徒会室に響きます。
先輩がいきなり、胸をまさぐってきます。
「ひぃッ……ン………J
たった乳首を吸う先輩は、赤ちゃんみたい。
「はやく、おマンコをさわってくらさいぃッ!?」
真冬のおマンコに、先輩が指を入れてきます。
「あっ………はぁぁっっ!!!!!」
さすが、先輩。クリトリスの皮をむくと、吸いついてきます。
「はァはァ…んっぁぁっ……せ…っんぱいぃぃぃ!大好きですぅ!」
「俺も…だよっ……真冬ちゃんっっ」
先輩。硬いおチンチンを、真冬のマンコにいれていきます……。
「うぅっ、、ふぅ、ぁぁっ、、。ァァアーーーーーーーーーーー!!!!」
体が痙攣します。……………イっちゃいました。
「お…れ……………も…イく……!!!」
…ドピュドピュ…………
「「アアッーー」」
ナカに出されました。
危険日じゃないからいいですけど。
真冬は先輩からだされた精液と、真冬の愛液を、ティッシュでふきました。
制服を着直し、棚にしまっておいた…………
包丁を取り出す。
そして
「真冬、ヤンデレだったんです。先輩は、真冬だけを好きになってくれないので、死んで、真冬だけのものになってもらいます。初体験、ありがとうございました。あれが、先輩が生きていないとできない、最後のことです。ほんとうに、ありがとうございました。」
早口で言うと、先輩は、ゾッとしたような顔になって
「や…やめて……真冬ちゃん…」
最後の先輩の言葉を全て聞くと、先輩の心臓めがけて包丁を、おろしました。
「ぐあ……………」
少しうめくと、先輩は死にました。
今の真冬は、世界で一番幸せです。


            ーfinー

253名無しさん:2010/10/31(日) 14:26:46
落ち着け

254太郎と次郎:2010/10/31(日) 14:51:59
すいません!
急ぎすぎてへタ文で。
短編になっちゃって……
もうしわけないです。

255名無しさん:2010/10/31(日) 15:33:46
いや、別に文章は悪くない

ただ、九重を5回目読もうとしていた俺に謝れ

256名無しさん:2010/10/31(日) 20:51:59
真冬ちゃんが…

257名無しさん:2010/10/31(日) 20:57:02
乙です!

258ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:02:13
乙です!
文章は悪くありませんので、もっと急がずにゆっくりと書いていけばいいのではないでしょうか?頑張って下さい!


さて、やっと!ようやく!春秋と雪海が完成したので、投下しまふ。
雪海が恋を自覚、告白、初体験を書いていたら、過去最長になってしまったでごさるの巻。
多分真儀瑠クライシスの前後編ぐらいあると思います。……長ぇ!
なお、大分前に投下した春秋と雪海の完全版的扱いですが、様々なところをちょこちょこ変えているので、初めから投下します。
あ、管理人さん。お手数かけますが、未完成版は消してもらって下さい。
よろしくお願いします。

259ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:03:15
はぁ……死にたい。
やっぱり生徒会長なんてなるべきじゃなかった。
細々した作業をしないといけないしなにするにもいちいちぼくに確認がくるし全校生徒の前で話さないといけないし。
踏んだり蹴ったりだ。
これというのも春秋の奴のせいだ。
そもそもこいつがぼくを他薦しなかったら……
ああ、今すぐにでも右前隣にいるこの横面をぶん殴ってやりたい気分になった。
こいつが考えていることは理解不能。
告白なんてしてくるし。
まったくもって何を考えているのかわからない。
日向者と日陰者の境界をずけずけと踏み込んで。
……ん?でもぼくは人気投票で9割もとった。それってぼくは人気があるということか?
有り得ない。
やる気がなくて無愛想で、無口。
社交性が皆無で、人と交際する気もない。
自己分析くらいはできる。改めるつもりはないが。
そんな人間が一位なんて有り得ない。
でもとったのは事実。
わけがわからない。
考えるのも疲れてきた。寝よう。お休みパト〇ッシュ。

260ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:03:58
「あ……」
生徒会会議の途中、雪海が寝だした。
なんか、パ〇ラッシュとか言ってたけど……まあ、いいや。
ちなみに、友人に聞いた話だといつも彼女は授業中もぐっすりと眠っているらしい。
それでもまるで授業をちゃんと聞いていたかのように、テストで点数を取れているのだから、すごいと思う。
雪海が上位発表で名前が書かれなかったことはない。もし真面目に勉強をしたら、確実にトップに上り詰めるだろう。
しかし、彼女は自分がやっていることを他人に中断されるのを極端に嫌っている。
なので、雪海が寝だした以上起こすのかどうかが迷う。
他の子たちも、雪海をちらちらと見ては会議を進めていた。
生徒会長という立場、最終的に雪海が判断するので、生徒会的には非常に困る。
だが雪海を起こすのは、逆鱗に触れるのも同然だ。一度体感してわかっている。
あれは阿修羅すら凌駕する存在だった。
……まぁ、なんとかなるだろう。
雪海を抜いて会議を進めよう。

261ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:04:31
「……み……」
「…きみ……」
「雪海」
「………ん」
揺さぶられたので、誰かと思ったら春秋だった。
こいつに起こされたとなると、ムカッときたが、既に会議は終了していたようで、ぼくと春秋以外は誰もいない。
「……帰る」
春秋にあたっても何の得にもならないので、ぼくはそう言ってさっさと帰ろうとする。
「待ってくれよ」
春秋が勝手にぼくの隣につく。
毎度毎度追い払うのも面倒なので、もう好き勝手にさせていた。
「……………」
「……………」
そうして無言のまま、帰り道を歩く。
辺りは静かで人も全く通らず、まるでゴーストタウンのようだ。ぼくとしては、人混みが多いよりこっちの方がいい。
「あのさ……」
などと思っていると、いきなり春秋が話しかけてきた。
「……何?」
「はっきり言うけど、会議中に寝るのはどうかと思うんだ」
ああ、そんなことか。
「キミは生徒会長だし、会議でも重要だから、寝るのはやめてほしいんだ」
春秋はこういうことに関しては、妥協を許さない。
妙に正義感の強い奴だ。まぁ、それが春秋らしいが。
ぼくは沈黙を保ち、春秋の奴を見つめる。春秋も真剣にぼくを見つめてくる。互いの目を見つめ合ったまま、しばらく時が止まったかのように思えた。
「……わかった。努力はする」
結局、ぼくは渋々春秋に従った。このまま睨み合っていれば、もうすぐ放送されるサザ〇さんに間に合わない。
「雪海ならわかってくれると思ったよ」
春秋はニコニコのスマイルだ。
歯がキラーンと輝きそうなほど。
……きもい。きもいセリフと相乗して更にきもい。
「それじゃ」
「あ、まって」
さっさと別れようとしたら、引き止められた。何だ、こいつは?ぼくは早くサ〇エさんを見なければならないのに。
妙に俯いたりもじもじしたり頭を掻いたりと、こっちの神経をいちいち逆撫でする行動をとる。
「えっと、その……」
「何?言いたいことがあるならさっさと言って」
イラっときて奴の発言を促した。これはさっさと帰りたいからだ。
「明日……暇、かな?」
ひょっとしてこれはぼくを誘ってるのだろうか?
「暇だけど」
そう言い放ったら春秋は嬉そうに慌て。
「じゃ、じゃあ!明日僕に付き合ってほしいんだ!」
などと言ってきた。オーバーリアクションな奴だ。

262ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:06:19
「何がしたいの?」
「えっと、買い物に付き合ってほしいんだけど」
「……………………………」
「……………あの…………」
「……………………………」
「………………えっと……」
「……………………………」
「…………………その……」
ぼくの無言の重圧に耐えられなくなったのか、春秋は畏怖するように縮こまっていった。
買い物に誘うのは普通女のほうからじゃないのか?
まぁ、暇つぶしにはいいだろう。あくまで暇つぶしだ。
「何時?」
それだけで春秋の顔がぱあっと輝いた。相変わらずきもい。
「そ、それじゃあ12時にあの噴水の前で!」
春秋は言いたいだけ言って、さっさと去っていった。
ぼくは2秒でその選択を後悔した。
………疲れた、帰ろう。サザエ〇んがぼくを待っている。

263ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:06:58
8時に起きてしまった。もっと寝ていたかったのに。
二度寝する気も失せたので、ベットを降りる。
「あら、珍しいわね。雪海が休みに早起きするなんて」
母が台所に立っていた。もう父を見送ったのだろうか。
「今日、でかけるから。ご飯は?」
すると、母は鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして。
「雪海が休日に出かける?……天変地異が起こるわ」
などと信じられなさそうにそう呟いた。
「何かあったの?もしかして鬱?自殺しにいく気!?やめなさい!人生はもっと楽しいことあるわ!」
また飛んだ発想をする。母の思考回路は一度メンテナンスを受けた方がいい。
「友達と買い物に行くだけ」
「友達!?もしかして男、男なの?雪海に男。すごいじゃない!ねぇ、どんな人?かっこいい?知的?かわいい系?ねぇ教えてよ」
矢継ぎ早に言葉を浴びせてくる。
またバグったか。メンテナンスじゃなくて、取り替えてもらった方がいいな。
春秋も春秋だが母も母だ。
まったくもってうっとうしい。
「男なんかじゃない。ただの暇つぶし」
「暇つぶし?まぁ、そう言うことにしときましょう。ご飯ね、豪勢にいきましょう!」
母はにっこにこの笑みを浮かべながら、着々と朝ご飯を作っていく。
似合わない鼻歌なんて歌って超ご機嫌のようだ。
朝食は類を見ないほど豪華だった。
この点は春秋に感謝しておこう。
「ごちそうさま」
朝食を食べ終え、母の追跡をさっさと振り切って、自室に戻った。
そして時計を見る。9時40分。
朝食を食べるだけにしてはかなりの時間を費やしたが、それでもまだまだ時間が余っている。
そうだ。買い物プランでもたてておこう。
それから服も何を着ようかな……
…………ん?ひょっとしてぼくって楽しみにしてる?

264ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:07:41
「はぁ、緊張するなぁ」
チラッと腕時計を見る。
10時30分。
約束より1時間半も早いが、いてもたってもいられなくなって来てしまった。
雪海にとっては何ともないかもしれないが、僕にとっては女の人と2人で待ち合わせて遊びに行くことは、デートと変わらない。
それに僕は一度フられている身だ。
余計に緊張する。
ともかく、待ち合わせの噴水に行こう。
……………………え?
「ゆ、雪海……!?」
「あ、春秋……」
びっくりした!まさか待ち合わせ場所にいるとは思わなかった!
雪海もびっくりしているような顔だ。そんなに表情には出てないが。
「……………」
そして僕はあっけにとられた。
何故なら雪海の私服がとても綺麗だったからだ。
ゆったりとした、黒いモノトーンのブラウス。黒を基準としたフレアースカート。その下に灰がかったジーンズという、ダブルボトムスタイル。ローファーはいつも学校では見かける奴だった。
「……何じろじろ見てるの」
「いや、あ、ごめん。雪海が綺麗だったから……」
「うるさい……」
そう言うものの、雪海もまんざらでは無さそうだ。若干頬が朱に染まっている気がする。はたから見れば無表情だけど。
「あれ?まだ10時半なんだけど」
「うるさい、暇だったから来ただけ」
こ、これって期待していいのか!?
嬉しいを通り越してなんか怖いんだけど!
でも………
「……何にやにやしてるの、気持ち悪い」
いぶかしい目を向けてくる。
嬉しくてにやけが止まらないんだけど。
必死ににやけを抑える。
「ご、ごめん!嬉しくて顔が戻んないんだ」
「………ッ!」
次の瞬間、僕はパンチの雨を浴びた。
雪海のあの表情は照れ隠しだと信じたい。
……ぐはっ………

265ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:08:13
まったくこいつは何を考えているのかわからない。
あのにやけがあまりにきもくて、思わず1秒に7発も殴ってしまったが、春秋のやつは嬉そうだった。
あいつは真性のドMかと思った。そうかもしれない。殴られても嬉そうにするし、何度も断っても迫ってくるし……
ともかく、春秋が元通りに戻ったところで、予定よりかなり早いがデパートに行くことにした。
つかず離れずの距離でぼくは歩く。
春秋がぼくに色々と話しかけてくるが、ぼくは適当に相づちをうつ。
そうこうしているうちにデパートについた。

266ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:10:26
「今日は付き合ってくれてありがとう」
春秋は改まってぼくに礼を言ってきた。
「別にいい」
ぼくは春秋の荷物を持っていた。
春秋も荷物で両手がふさがっている。それほど買い込んだということだ。
まったく手がだるい。
ちなみにぼくはジャ〇プを買った。今週のナ〇トが楽しみだ。もちろんワン〇ースも忘れない。
「ねぇ、こんなに買って何を作るの?」
ぼくは春秋にそう問いかけた。
今日買ったのは大量の食材。
親にでも頼まれたのだろうか?
「自分で作って食べるんだ。そうすれば食費の節約にもなるしね。1ヶ月に一度、特売日にこうやって買い込むんだ」
「ふぅん。……親はいないの?」
「親は2人とも海外出張でいないんだ。だからぼく1人で生活してる」
へぇ、若干春秋の奴を見直した。
今度どこかの母親でも進呈してあげようか。
「あ、ここが僕の家」
春秋が指さしたのは、普通の一軒家。
てっきりぼくはアパートで暮らしているのかと思った。
「さ、上がって上がって。何か飲み物取ってくるね」
そう言って春秋は荷物を置いてさっさと行ってしまった。
ここで黙って帰るのもなんとなく後味悪いので、素直に上がっておこう。
飲み物も出るし。

267ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:11:05
「えっと、飲み物飲み物」
僕は冷蔵庫から飲み物を探す。
これは……タバスコ。これは……めんつゆ。これは……タバスコ。これは……タバスコ。
…………なんでタバスコばっかなんだ。
僕の冷蔵庫に何があったんだ?
まぁいいか。
…………だめだ、ない。
今お茶切らしてるし、水を出すのもなんか悪い気がする。
……ん?何だろうこれ?
僕は冷蔵庫の隅っこに隠れるように置いてあるペットボトルを取った。
中にはオレンジジュースと思われる、やまぶき色の液体が入っている。
だがラベルは剥がされてあって、わからない。
その前に僕ってペットボトル買ってたっけ?
……まぁ、いいか。これで。
「お待たせ」
コップにオレンジジュースを注いで、リビングでジ〇ンプを読んでいる雪海に渡した。
「ん、ありがと」
そして雪海はそれをごくごくと飲む。
「……ん」
雪海は半分ほど飲んだコップをテーブルに置き、またジャン〇を読み始めた。
僕は他人の家で〇ャンプに夢中の雪海に苦笑しつつ、買った食材の整理を始めた。
…………………………………
「ふぅ……」
それなりに整理がついたところで、雪海をちらっと見た。
ジャン〇を手に持ち、ずっと読んでいる。あれ?
「雪海?」
「……なに?」
何だろう、何か変だ。
無口無表情は変わらないが何か変だ。
違和感がある。
「雪海、どうかした?」
「べつにどうもしてない」
普段どうりにしゃべる。特に変わった様子などなかった。
「そう、それならいいけど」
杞憂だったようだ。
「ねぇ春秋」
「何?」
「春秋って3人兄弟?」
「は?」
我が耳を疑った。今なんと言った?
「しかも瓜二つ、いや三つ?」
意味がわからない。今ここには僕と雪海しかいないというのに。

268ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:11:38
何故か雪海の飲んでいたオレンジジュースが気になった。
試しに飲んでみる。
ほのかな甘味の中に若干の苦味……
って酒!?なんで!?
酒なんて買っていないのに!
は、あいつか!僕の家でこっそりと酒を持ち込んで飲んでたのは!
く、家では飲めないからといって……!
ということは、もしかして雪海って……酔ってる?
でも呂律も回ってるし、いつもの無表情。
はたから見れば変わりない。
でも酔ってる。
不思議な酔いかただが、なぜか雪海らしいと僕は思ってしまった。
とりあえずどうしよう。
酔ってる人の介護なんてしたことないし。
とりあえず横にさせよう。
「雪海、ちょっとごめん」
そう言って雪海を抱き上げる。
うわっ、軽!柔らか!なんか同じ人とは思えないくらいだ。
「春秋っておもしろい」
ダメだ。完全に酔ってらっしゃる。
僕は酔った雪海を連れてベットへ向かった。

269ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:14:02
「よっと」
雪海をベットへ寝かす。
雪海は酔っているからか、ベットの心地よさに浸るように体をあずけている。
自分の部屋に帰ったかのようだ。
「春秋」
「なに――――わぁ!」
いきなり手を引かれた!そして雪海は突然僕を抱きしめてきた!?
顔に柔らかい感触が当たる。何かかは聞くまでもない。言うまでもない。
ってうわぁーーーーー!
何とか雪海の腕を振り解……こうとしたが、細い腕からは、想像もつかない力で抑えつけられる。
だが、なんとか振りほどいた。
突然の出来事に、自分の顔が火照っていることがわかった。
「ゆ、雪海!なにをんむっ!」
また突然、次はキスをされた。
雪海の唇って柔らかい……
何だろう、同じ唇のはずなのに、どうしてこんなに違うのだろう。
って違う!僕はこんなの……
今度は更にがっちりとホールドされていて、振り解けない。
たっぷり10数秒間唇を交わし続けた。
「雪海、何を」
「好きだから」
「え?」
「春秋が……好きだから」
それは、僕が一番聞きたかった言葉だ。
胸が更にドキドキしてくる。ドキドキしすぎて呼吸がままならなくなってきた。
でも……違う。

270ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:14:34
僕は、こんな雪海からこんな形で「好き」なんて言われたくない。
雪海は酔っているんだ。本心ではなく、自分でも理解不能の行動をとっているんだ。
決して、僕が好きだと言うことではない。
「雪海、ありがとう。でも僕は、酔った君から好きって言われても、何もしてあげられないよ」
「…………鈍感」
「へ?」
「この、鈍感春秋!」
「な―――ムグッ!」
雪海は僕の胸ぐらを掴んで強引にベットに横たわらせ、その勢いのまま半回転。
押し倒させるような形のまま、いつの間にか唇を合わせていた。
僕の体の上に、雪海の全体重が乗る。
女性特有の柔らかい体つきや、鼻にかかる甘い体臭は、心臓の鼓動を更に早く、早く動かさせる。
「んっ……」
数秒してから唇を離す。
雪海の、吐息が顔に当たる。
「ねぇ春秋。ほくは君が好きだと言った」
「え?あ、うん」
雪海の唇の柔らかさや、吐息のほのかな甘さ。女性にしかない、独特の柔らかさに胸に当たる豊満な柔らかいもの。
その何もかもが僕をくらくらと酔わせていった。もう息もままならなくなってくる。
「春秋は、ほくの事を好きなんだな?」
「う、うん……」
雪海は、無表情ではなく、恥ずかしげに赤面して、言った。
「なら……ほくを…………だ、抱け……」
「…………えぇあぁっ!?」
その爆弾発言に、僕は果てしなく驚いた。

271ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:15:06
………………………………
ぼくの発言から、春秋はタイム〇トップを食らったかのように、止まった。
そして数秒後に、ハッとして、慌てる。
「えぇえ!?今、何て言った!?僕の耳が悪くなった!?」
あまりのテンパりように、言ったぼくが逆に呆れた。
それでも、ぼくは顔を背けながら言う。
「だから……抱け、って言ってるんだ」
顔が熱くなっているのがわかる。
こんな恥ずかしいのは初めてだ。春秋のくせに。
「…………………」
返事がない、ただのしかばねだと思ったら、フリーズしていた。
全く……こっちの気持ちも知らないで……!
「!!?!?」
瞬間、春秋の体から危ない音が鳴り響いた。原因は勿論ぼくだ。
人体の急所の集まりである上半身前面の、ありとあらゆる場所を的確に、鋭く殴ってみた。
いわゆるショック療法と言う奴だ。
「………………………」
次は気絶してしまった。
…………こいつは……!
もういい、勝手に好き勝手やらせてもらう。
「………………」
何を好き勝手にするんだ?そもそもぼくはこいつに何をしたいんだ?
ぼくは春秋が好き……らしい。
本当に、さっき気が付いた。いや、付いてしまった。
あれだろうか?ぼくは自分の気持ちにも気づかない鈍感野郎、ということか。
確かに春秋がいなければ、本当に退屈な毎日だったのは否定しない。
くだらない日常のスパイス的な感じだった。
春秋と居てて楽しい、と本当は思っていたのだろう。その時から特別扱いしていたのだろうか?
何だか自分が自分ではないようだ。
ぼくは、眠っているように気絶している春秋を見る。
…………変だ。
いつもきもいきもいと言っていたのに、何だか胸が痛くて、変で、気持ち悪い。

272ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:15:39
これが……好きという感情なのか?
春秋のことが頭に思い浮かぶと、ぎゅうっと心臓が押しつぶされそうだ。
ぼくは……何がしたい?何をされたい?
わからない。何もかもがわからない。
春秋の顔に触れてみる。だけど、それで何がしたいのかは自分でも知らない。
そういえば、さっきぼくは抱けといった。
それは、恋人同士がする好きの確認方法だと聞いたからだ。
抱かれれば、春秋への好きがより実感できるのだろうか?
また、春秋の好きがわかるのだろうか?
怖い。自分の全てが崩れていきそうだ。
もう、何も考えられない。
考えられない……

273ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:17:57
「うっ……」
鈍痛とともに、目が覚めた。
部屋はもう真っ暗だった。それが、どれだけ時間が経ったかを示している。
「雪海……?」
明かりを点ける。だけど雪海は、いない。
家中を探して見たけれども、いない。
「帰ったのか……」
少なくともそんな感じがした。
だが、僕が勝手に寝て、雪海がほっといて帰ったのならまだ良かったが。
「雪海……」
あんな雪海の行動を見たら、心配しない方がおかしい。心配なのだが、もう夜は遅かった。
ちゃんと家に帰っているかな?
でも雪海が携帯を持っていないので(持っているかもしれないが、とにかく連絡はとれない)調べようもないし、家もわからない。
明日の学校で確かめるしかないだろう。
今はそうするしかない。
「はぁ……」
それにしても、雪海はいったいどうしてしまったのだろうか?
酒を飲んでから、雪海の態度が全くわからなくなった。
それに……好き、と言われた。
結局酔っていなかったみたいだし、もしかしたらあの言葉は本音、ということになるのか?
本当にそうだったとしたら、嬉しいよりも、驚きの方が強い。
あれだけ散々と鬱陶しがられて、いきなり手のひらを返したような態度だったから、僕も耳を疑ってしまう。
そりゃあ、僕は雪海のことが好きなのだから、向こうも好きであって欲しい。
そして、好きと言われた。
でも、何故だか素直に喜べなかった。
……もう一度はっきりさせよう。
明日、雪海にもう一度告白しよう。
そうしたら、このもやもやした変な感情は全て消えるはず。
やっぱり不安だけど、このままよりは絶対にいいと思った。
明日、学校で告白する。僕は決心した。

274ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:18:29
翌日、僕はいつもどおりに学校へ行った。
校門を通り、自分の教室へ行き、普段通りに学校で過ごす。
でも流石に雪海の姿を確認しにいこうとは思えなかった。
違うクラスだけど遠くもないので、確認しようとすればできるのだが、やっぱり怖いし、今はどう接したらいいのかがわからなかった。
でも結局は会ってしまうし、会わなければ話もできないし、昨日の決心も無意味なものとなる。
僕はただ怖くて雪海と会うのを逃げているだけかもしれない。
この心境は、初めて雪海に告白したときに似ていた。
雪海がどう考えているかがわからないからかもしれない。
1時間、また1時間と、早送りのように時間が過ぎていく。
あっという間に昼休みになってしまった。
今までの授業の内容が、驚くほど頭に入っておらず、他のことを考えることもほとんどできなかった。
今も心臓のドキドキが、うるさいほどに鳴っているのがわかる。
放課後まで、長いのか短いのかわからない時間が過ぎていった。
そして放課後になった。
今日は生徒会はない。本当は生徒会は毎日するはずなのだが、今日は特に用事もなく、行事もないので、休みにしている。
それが今、僕にとっては嬉しい。
生徒会がもしあったら、確実に気まずい雰囲気に、耐えられないだろう。
決心は、怖くてもすぐに行動する。ずるずるするよりは確実に良いはずだ。
僕は雪海を探しに、雪海のいる教室に行った。
「……あれ?」
だけど、雪海はいない。
先に帰ってしまったのか。元から来ていなかったのか。
何にせよ、僕はがっくりとうなだれた。
「おう、植野。どうした?」
そうこうしているうちに、その教室の友人が話しかけてきた。

275ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:19:14
「ん?ああ、ゆき……希咲がいないか見に来ただけだよ。でも、今日は休みだったのかな?」
「希咲か?そういやさっきまでいたけど、どこいったんだろうな」
はぁ、やっぱ先に帰ったのか……
僕のさっきまでの意気込みは何だったのだろう。
「でも鞄はあるから、まだどこかにいるんじゃないか?」
トクン、と心臓が跳ねた。
「どこにいるんだ?」
「さぁ、流石にわからない。何か用事でもあるのか?」
「え?ああ、生徒会関連でな」
ここは嘘をつく。まだ雪海が好きだということは、公に言ってないし。
「ここで待ってたらいいんじゃないか?鞄とりに戻ってくると思うし」
「うーん、急いでいるし……」
雪海とは、会ってすぐに告白したほうがいいと思う。確実に会話がこじれると思うし。
それよりも、友人や他人が見ている中での告白はいやだ。多分誰だっていやだと思う。
「僕は希咲を探しにいってくる」
「おーわかった。希咲が戻ってきたら、メールしとくわ」
「わかった。そのときは引き止めておいてくれよ?」
「いや……ちょっと勘弁してくれ」
恐ろしいのか、苦笑された。
はは、と僕も返して、教室を出た。
そしてすぐに、廊下を軽く走る。
雪海が行きそうな場所なんて、わからない。僕は通った場所をしらみつぶしに探す。
だがやはりというか、この広い学校の中で見つけるのは大変だった。
「雪海……どこだ?」
はぁ、はぁと息が上がってくる。
放課後だから、そんなに人はいないのだが、見つからない。
かれこれ20分は走っただろうか?
僕はアイツに、希咲は帰ってきたか?とメールを送る。
すぐに返ってきたが、『いや、来ていない』と書いてあるだけだった。
この際『帰っていいか?』という文は無視する。
本当にどこにいるんだよ……

276ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:19:49
もう学校は大分調べ尽くしたはずなのに、全然見つからない。
もしかしたら、何かあったのか?
それとも、生徒会があると勘違いしているのか?うん、それはないな。
走り疲れたので、廊下の壁にもたれかかって座る。
まだ暑くはないが、けっこう走ったので汗をかいていた。
用事が終わって、帰ろうとしている人たちが僕を少し見て帰ったり、部活のかけ声や、色々な音が聞こえる。
何故か、自分が無気力な気持ちになった。
「はぁぁぁ……」
大きくため息をついて、僕はうつむいて肩を落とす。もう疲れて、ため息しか出なくなっていた。
「おい、春秋」
突然声をかけられる。
ゆっくりと頭を上げると、僕のクラスの友達が僕を見ていた。
「どうした?」
面倒くさい声で返した。今は疲れてそんな声色しか出せない。
「教室閉めるから、お前の鞄を持ってきたんだ。感謝しろよ?」
「ああ、ありがとう」
「感謝の気持ちが感じられないのだが。……まぁいいや、じゃあな、俺は帰るわ」
一方的に喋って、帰っていった。
僕は鞄を受け取り、中に入っていたお茶を飲もうと鞄を開けた。
そして、鞄の中で一番目立つように紙が入っていた。
『屋上にきて』
ただそう書いているだけで僕の心臓が跳ねた。今度はより、強く。
お茶を飲もうとするのを忘れ、僕は屋上へと向かった。
屋上は、本来立ち入り禁止だ。だから僕は調べなかった。
でも、それが盲点だったみたいだ。そして、雪海が僕に会いに来るかもしれない、という可能性もすっかり考えていなかった。
僕は屋上まで行き、扉を開けた。鍵は掛かっていなく、素直に開いた。
居た。ずっと探していた雪海が、ようやく見つかった。
「雪海……」
壁に浅くもたれかかり、ゆったりとした体勢で寝ているようだった。

277ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:21:50
どうやら春の陽気に当てられて、寝てしまったようだ。
雪海を起こそうとして、肩に触った時―――――
「うわっ!」
雪海がそのまま重力に身を任せるように横たわってしまった。
そして、捲れ上がったスカートの中身が……白―――――
って、ダメだダメだ!
ブンブンと首を振り、自分に言い聞かせるように心の中で叫んだ。
「ん……」
雪海は呻き声こそ上げたものの、起きた様子は見あたらなかった。
とにかく、目に悪いので、捲り上がったスカートを直すために、雪海のスカートを摘んだ瞬間――――――
雪海が目を覚ました。神が降りたとしか思えないタイミングで。
「……………………」
「……………………」
殺される。告白云々より、まず殺される!確実に!
言い訳の仕様がない。
だって、雪海からすれば、自分のスカートが捲られている最中としか解釈できないのだから。慌てスカートを放すも、後の祭りだ。
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……………………?」
おかしい、何もこない。
「…………ねぇ」
「は、はい!」
何も感情がこもっていない声色が、逆に恐怖を誘って、思わず敬語になってしまう。
「こういう時、叫ばれるのと無条件で殴られるの、どっちがいい?」
「え?―――――――!!??」
次の瞬間、僕は激痛とともに、言葉を発することも出来ず、仰向けで倒れていた。
「変態」
「違っ!?」
僕は、何か言葉を出そうとして、また止まった。
雪海の顔が、目の前に会ったからだ。
四つん這いになって、僕の顔を覗き込んでいるようだった。
髪が頬をくすぐる。何やら甘い感じの香りがした。
「ゆ、雪海?」
瞳でじっと見つめられる。

278ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:22:26
いつものやる気のない瞳ではなく、どこか恥ずかしさが混ざっている気がした。
「春秋」
「は、はい」
またもや敬語になってしまった。
「遅い」
「ご、ごめん」
「どれだけ待ったと思っているんだ」
「ほんとごめん!」
精一杯に謝罪する。
「まぁ、走り回る春秋の姿は見えてたけど」
「え?」
「ずっと見てて、面白かった」
「ドS!?」
…………雪海が反応してくれない。
地味にショックだ。
「ねぇ」
「何?」
「ここに呼んだ理由、わかる?」
「え、と……」
しばらく悩んでしまった。
「バカ」
「わっ!」
四つん這いになっていた雪海が、のしかかるように唐突に体重を預けてきた!
「ここまでして、わからないの?」
「え?じゃあ……」
「…………バカ」
普段では絶対に見せない、恥ずかしそうな表情が、僕の目の前にあった。
か、可愛えぇぇぇ!!
普段とは違うギャップのあまりの可愛さに、思わず叫びたくなってしまう。
「春秋」
恥ずかしさがこもった口調で語りかけてくる。
「ゆ、雪海……」
僕も恥ずかしくて、思わず口ごもってしまう。
でも、ここで恥ずかしさなんて克服しなきゃ。雪海がここまでしてくれたんだ。
僕だって、男だ。
「雪海、聞いてくれ」
雪海が頷く。
「僕は、雪海が……好きだ!」
もう何十回目の告白だろうか?
「ぼくも…………す、すき」
そして、その何十回目にして、ようやく実った。
内心舞い上がって、最高に嬉しいのだが、何故だか息苦しさだけが僕を襲った。
まだ心臓がドキドキしていて、満足に息が出来ない。
これは、雪海が好きだってわかって、告白するまでの気持ちに似ていた。
「あ、あのさ……キ、キスしていい?」

279ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:23:03
そう言うと、雪海はゆっくりと頷いた。
元々近かった顔同士が、更に狭まっていく。
そして、僕達はキスをした。
そのキスには、昨日のような感覚ではなく、充足感があった。
唇を放し、お互い恥ずかしそうに見つめ合う。
「春秋……」
「な、何?」
「あ、当たってる……」
ボソッと言った。
「へ?」
キスやら、雪海の柔らかい体の感触やら、アレやらコレやらで、いつの間にかお元気になられていたらしい。
「…………変態」
「ええっ!なんか理不尽じゃない!?そりゃ、女性に体を押しつけられてキスまでしてなんだか妖しい感じの雰囲気になったら、仕方ないじゃないか。僕も男なんだから……ブツブツ……」
「……何?そういうことするの、期待してるの?」
「え、いや、そこまでじゃ、でも……」
「はっきり言え」
恐ろしいどす黒さをまとった声に
「してます、期待しちゃってます!!……あ」
素直に言葉に出してしまった。
「ご、ごめん!雪海。今のは聞かなかったことにしてくれ」
「い、いいよ」
「…………はい?」
「春秋……さっきから同じリアクションばっかで飽きた」
「そんなこと言われても……って、いいの!?」
「うるさい……二度と言わせるな」
プイッとそっぽを向く。可愛らしい仕草と、OKの返事に、僕はまた胸が高鳴りだす。
「でも、まだ僕達は付き合って間もないし……」
「うじうじ言うのは男としてどうかと思う」
「うっ!……わかった。でも、ここじゃあダメだと思う」
「じゃあ、生徒会室で」
生徒会室なら人も来ないし、だいたい来る人もいないな。
「じゃ、生徒会室に行こう」
「うん」

280ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:24:55
生徒会室に来てしまった。
春秋は、さっきから落ち着きがないというか、たどたどしくて見ていられない。
ヘタレだ。男のくせに……
ぼくだって、は、恥ずかしいのだから、こういうときにいつものうっとうしい春秋になってくれればいいのに。
とりあえず扉に鍵を掛ける。
そういえば、なんで生徒会室にしたのだろう?
別に春秋の家でも良かったんじゃないか?
ぼくはふと思ってしまった。
……まぁ、今さらいいか。
「ゆ、雪海……どうすればいい?」
それは禁句なんじゃないか?少なくとも、男らしくはない。
「春秋……ヘタレ」
「ぐっ!」
ぼくが放った言葉は、グサッと春秋に刺さったらしい。
「………………」
春秋が落ち込んだり、首を振ったり、やる気を出したと思えば考えていたり……1人で百面相をしていた。面白い。
だけど、本当に春秋はヘタレだな。
ヘタレオブザイヤーで受賞でもしそうだ。
近年よく見る、ヘタレな主人公でもそこまでヘタレではなかろうに。
「…………よしっ!」
何か決意したようだ。そしてぼくの方を向く。
「じゃあ雪海、いいね?」
それも禁句だろ。と言いたいが、話が進まないのでやめとく。
と言うわけで、ぼくは頷いた。
「いくよ……」
春秋がぼくの肩に手を置く。そして顔が近づいてくる。
ぼくは素直にそれに従い、キスをする。
キスの途中に体を引き寄せられて、背中に手を回し、抱きしめられる。
とくん……とくん……
心音がやけにうるさい。
なんだか体から力が抜けていき、春秋にもたれかかるようになってしまう。
キスで息苦しくなっているから、とは違う感じの苦しさがぼくを襲う。
キスが終わり、春秋がぼくの体をぎこちなく、というかどこを触ればいいか迷っているようだ。
でもぼくは何も言わない。何もしない。
もう春秋に全てをまかせる。

281ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:25:33
別に男に支配されたい、任せたい、とかそういうのじゃない……と思う。
春秋が腰を触ってきた。そして驚いている。
ああもう、じれったい。
と、春秋はぼくのブレザーのボタンを外しにかかってきた。
なるほど、人に服を脱がされるなんて、子供のとき以来だ。
ブレザーが脱がされ、次はカッターシャツに手をかけようとする。
―――――ッ!
「ちょっと、まって」
「え?あ、うん」
何、今の?心臓がドクンと跳ねた。
一瞬、息が出来なくなった。
これは……恥ずかしいのか?
それとも、怖い?
「もういい。つ、続いて」
「う、うん」
春秋が再度カッターシャツに手をかける。
スカートの内側に入っていたシャツが出され、下からボタンが1つ1つ、外されていく。
また息苦しくなってきた。恥ずかしい……
「まって」
もう一度同じ言葉に、また春秋は不安そうに手をとめる。
「ここで全部は、いや……」
「あ、ごめん……」
流石に誰も来ないとはいえ、学校で丸裸にされるのはいやだ。
でも体が熱い。冬の風呂上がりのときのように、体が熱を発している。
内側からくるじわっとした熱に、ぼくは耐えられなくなってきた。
自然と自分からボタンに手を掛ける。
1番上から2番、3番と……
結局、ボタンは半分くらい外してしまった。
春秋がごくり……と喉を動かす。
春秋の視線は、そのはだけられた胸元へ集中しているのが目にわかる。
ふっ……見るからに童貞くらい仕草を。そういうぼくも処女だけど。
それにしても、そうずっと胸元を見つめられると、こう、体の奥からくるというか、やっぱり恥ずかしい。
「春秋、そんなに見るな……」
口に出して言うが、それには全くと言っていいほど、力がこもっていなかった。
「あ、ご、ごめん!」

282ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:26:07
それでも今の春秋には充分だったようで、ぼくの胸元から目を逸らす。
「……………………」
「……………………」
そして春秋が止まった。
…………これはもう普通なら萎えているレベルに、沈黙。
ああ、段々腹が立ってきた。
なんなんだ。こういうときは男がリードしなければいけないはずだ。
ぼくも一応女なのだから、春秋にリードされた――――――
いや、男のメンツを保つためにリードさせてあげているのだから、男らしくなれという感じだ。
「雪海、じゃあ、いい、かな?」
「うん。いい。きて」
ぼくは頷く。
春秋の手がぼくの太ももを触れた。
ようやくというか、やっとというか、春秋が初めて行為らしい行為をしてきた。
「ん……」
くすぐったい。背筋がぞわぞわする。
手が太ももを撫でるように滑っていく。
痴漢だ。なんて痴漢紛いなことをする。
それでも、背筋のぞわぞわはとまらない。
更に、もっと体が熱くなってきた。
風呂上がりだったのが、熱湯に浸かった後のようだ。
そしてスカートの中へ。
春秋の手は、ぼくの太ももの付け根あたりまで入っていく。
「えっ?」
「あ……ッ!?」
お互いが同時に驚いた。

283ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:26:43
そしてぼくはなんてバカなんだと思ってしまった。
そう、股の間……具体的には、今から春秋のを受け入れてしまうだろう場所から、溢れんばかりに愛液がショーツにシミを作っていたからだ。
ぼくは硬直してしまった。本当に、春秋に触れられるさっきのさっきまで、気づかなかった。
つまりぼくが恥ずかしくて体が熱くなると思っていたが、それは興奮して体が熱くなっていた、と言うことか。
最悪だ。ぼくはこんなにも変態だったのか。
「――きゃ!?」
春秋がショーツのシミ部分を触ってきた。
思わず、らしくもない声を出してしまった。
後ずさりして、机に腰掛けてしまう。
「君でも、そんな声するんだ……」
何故か春秋は感心していた。そして机に座っているぼくの足を開かせる。
「あ、たり前だ。ん……バカ……!」
春秋が指でつつく。そのたびに、ぼくは反応してしまう。
なんで、こんな時に強気になる!いや、ある意味ベタだが。
やられている方としては、たまったものじゃない。
「うわ、凄い……」
春秋は何か感動でもしている様子だ。
「ぼくで、あっ……あそぶな……!」
「ごめんごめん。……脱がすよ?」
「えっ?きゃ、ちょ、ちょっと」
ぼくの意見なんて聞かずに、ショーツを下ろされた。
ショーツ内で籠もっていた、熱気と湿度が、一気に解放され、どこか清々しい気持ちは……しなかった。
もうぼくの頭の中は、恥ずかしさと興奮と恐怖で埋め尽くされていたからだ。
「凄い。綺麗だ雪海」
何か春秋が褒めているみたいだ。
だけど、ぼくの耳にはそれは入ってこなかった。
「いや……恥ずかしい……」
ただただ、パニック状態に陥っていた。
「もう、限界だ」
「な、なに?」
机の上なのに押し倒された。春秋がぼくの上にいる。
そして股の間に、何か熱いモノが当たった。

284ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:28:15
え?これって――――――
「ッ!あっ!」
「うわ、きつ!でも暖かい……」
体の中に入ってくる!?やっぱりこれって、春秋のペニスなのか!?
ぼく達は今、セックスをしているのか?
いや、確かに始めはするんだと思っていたけど。
怖い。ぼくは恐怖を感じていた。
噂話では、セックスはお互いが気持ち良く、また、満たされるような気分になる、とか言っていた。
嘘だ。こんなの……レイプと変わらないじゃないか。
「あっ!い、痛っ!」
恐らく、処女膜に当たり、押されているのだろう。神経を走るような痛みが体に駆け巡った。
恐怖と痛みが混ざり合い、もうわけが分からない。
「や、んーー!痛い!あっ――――――」
声が出なくなるほどの痛みとともに、ペニスが更に体の奥に侵入してきた。
「あ、ご、ごめん、雪海!僕、自分のことしか考えてなかった」
と、ここでようやく春秋がぼくの様子に気づいたようだった。
「はぁ、はぁ……春秋なんて……死んでしまえ……」
ぼくは涙を浮かんでいた。
「ごめん!本当にごめん!」
春秋が謝ってくる。
卑怯だ。そんなに、心の底から申し訳なく謝られると、何も言えないじゃないか。
「――――許さない」
「えっ?」

285ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:28:49
「優しくしないと……許さない」
「……ああ!わかった」
春秋は、とびきりの笑顔で言った。
それは、いつもキモいとか言っていた笑顔。なのにぼくは、安心してしまった。
「いくよっ」
体の中の異物が動く。
「っ!」
また神経適な痛みが走った。
「大丈夫?痛い?」
「だ、大丈夫」
あまり大丈夫ではなかった。破瓜の痛みは引いたが、破かれた処女膜がペニスとこすれて、痛い。
だけど……痛さではない何かが、ぼくの体を走っている。
「あっ……ん……」
そしてそれは、段々痛みより大きくなってくる。
そうだ――――気持ちいいんだ。
ぼくは自分の足を春秋の腰に回し、少しでも、この気持ちよさに浸れるようにする。
学校なのに。誰かに見つかってしまうかもしれないのに。見つかったらただ事ではないことなのに。
ぼくはただ興奮し、悦楽に溺れていった。
「あんっ、ふぁっ……はるあき……はるあきぃ……」
頭の中が快楽で塗りつぶされていく。
思考、とか理性、とか倫理とか、何もかもが塗りつぶされていく。
「雪海……気持ちいいよ」
「ぼくも……だ」
腰が振られるたび、ペニスが動き、それがぼくに快楽を与える。
お互い息は荒くなり、春なのに汗だくになっていた。
春秋の汗が時たまぼくにかかるくらいに。
「はぁ!ああっ!あたまが、チカチカ、する……!」
靄がかかる、ではなく閃光のような光が、意識を削ぎ取っていくかのようだった。
「うわ!雪海、そんなに締め付けないで!」
知るか。ぼくがやっているんじゃない。
ぼくはぼくで手一杯なんだ。
「はぁ、はぁぁ!な、何かクる!」
言葉では言い表せない、何かがきようとしていた。
「雪海……!僕もう……出る!足ほどいて!ああぅっ……!」
「あ!ああっ!なに!?」
体の中のペニスから、何か熱いものが飛び出してきた!?
まさか――――精液!?
「いやぁ!何これ!?気持ちいい!」
精液が奥に――子宮に入っていく。
疼きが体を巡り、甘い陶酔へと変えていった。
これは、ニュースで見た、麻薬を使用するとどのような状態になれるか、という説明が一番近いような気がした。
「あぁ、イクぅっっ――――!!」
そしてぼくは、その膨大な快楽に、意識を失った。

286ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:29:29
「ごめん」
辺りが暗くなった道の中で僕は謝った。
「もういい。さっきからうっとうしいから」
もう何回謝ったんだろう。
多分告白した回数は超えたんじゃないかな?
謝る理由は、1つは中に出してしまったこと。もう1つは雪海を泣かせてしまったことだ。
中出しはまぁ、雪海ががっちり足でロックしていたから逃げられなかった。
後者は、完全に僕が悪い。
自分しか見ておらず。雪海の状態を見なかった。男として、最低だ。
「ぼくがいいって言っているんだから、もう終わりでいいだろうが」
「そうだね……わかった」
僕はとりあえず他の事を考えることにした。
…………それにしても、雪海があんなに乱れるなんてな。
普段では絶対に出さないような声(大きさ適な意味でも)に表情。
こう、何というか、凄く萌える――――
「痛!!」
そんなことを考えていたら、雪海に何かされた。とりあえず鈍痛が走ったから、殴られたのだろう。
「変態……最低……」
「ごめん」
「……ぼくだって、好きであんな声出してたんじゃないのに……」
最後に雪海が何か呟いたような気がした。
しばらくして、僕の家の前につく。
「春秋」
「なんだい?」
「子供、できてるかな?」
「ぶっ!!げほっ!ごほっ!」
咽せてしまった。
呼吸を整えて、僕は即座に聞き返した。
「えっ?子供?」
そうか、そりゃあ、中に出したわけで、子供が出来ている可能性はある。
「責任、とってくれる?」
「ああ」
僕は直ぐに答えた。覚悟は出来ているつもりだ。
「そう……」
雪海は、一旦うつむいた。
「雪海?」
僕は怪訝に思い、思わず雪海に問いかけた。
「春秋」
そして雪海は顔を上げた。
誰も見たことのない、極上の笑顔とともに。
「大好き」
この日、僕と雪海は恋仲となった。

287ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/01(月) 00:40:42
終了です。
あーー長い!投下が大変だ!
最後らへんは、走り書きなので、不自然な点が沢山あると思いますがご了承下さい。すみません。

ちなみに何故こんなに長くしたかと言うと、まぁわかる通り、雪海の心情の変化に着眼点をおいたからです。
でもそこまで乙女の心情を書ききれてないよね。うん。
あと濡れ場がつらかった!
春秋はヘタレ。雪海は奥手な感じだったので、濡れ場が進まない進まない。更に女性視点で更に書きづらい書きづらい。
というわけで春秋に狼になってもらいましたw

春秋×雪海は、何分参考が少ないので、多分皆さんの思っている春秋×雪海と違うと思います。すみません。
続きは多分書く可能性は低いと思います。すみません。
あと文章の書き方も知弦のと大分変えましたが、どっちの方がいいのかな?

長々と書いてすみません。
実は俺、11月6日に大学入試があるんですよね……
とても不安です。
小説も入試も、頑張っていきないな。

288名無しさん:2010/11/01(月) 00:46:58
ユーリさん超乙です!
あと大学入試もガンバです!

289名無しさん:2010/11/01(月) 01:32:57
ユーリさんがんばです!

290太郎と次郎:2010/11/01(月) 01:49:30
アドバイスありがとうございます。
また書いてみようと思います。
次は、誰×誰がいいですか。
できるだけ、希望にそえるよう、努力します。
私は、中目黒×?? がいいと思ってます。意外性が大事ですよね。(ヤンデレオチのように)
その点ユーリさん。誰も思いつかないようなアイデア、スゴすぎです!!
……………栗花落杏子(つゆりあんず)もいいかも。
ヤンキーとおしとやかなところがかけるかも!

291ななしさん:2010/11/01(月) 03:18:57
ユーリさんGJ!

雪美×春秋はずっと待ってました!

292李杏:2010/11/01(月) 04:13:27
とりあえず前に書いたオリキャラ×真冬、でもオリキャライヤだという事なので、
杉崎×真冬に少し書き換えてみました。という訳で、杉崎×真冬(ヤンデレ)お楽しみ下さい。

「杉崎君、はい、これ」


ここは杉崎先輩のクラス、現在は昼の弁当の時間となっている。


「これって弁当? 自分で作った奴があるんだけどなぁ」


先輩は女の子にお弁当を貰っていました。真冬はたまたま先輩に用事があって来たのですが、何故か入りずらい空気があってただ見てる事しか出来ませんでした。


「じゃあ杉崎君が作ったのは夜に回したら?」


暫く悩む素振りを見せる先輩、そして結局女の子のお弁当を食べていました。


それにしても何だか胸が痛いです。その子のお弁当を食べる度に胸が苦しくなります。真冬はどうしてしまったのでしょう?










「キー君、明日の予定は空いてるかしら?」


「大丈夫ですよ。また生徒会関係ですか?」


「えぇ、休日の部活動、主に運動部の調査よ」


生徒会室でそんな話をしている先輩と紅葉先輩。でもそれに真冬は口を出さずにはいられませんでした。


「先輩! 明日は真冬とゲームを買いに行くという約束をしてたんです! 真冬は凄く楽しみにしてたんですよ!?」


珍しく声を荒くした真冬に驚くお姉ちゃん達、それでも真冬は冷静になんてなれませんでした。


「ま、真冬ちゃん?」


先輩の困った様な顔を見て、真冬はやっと冷静になれました。


「あ、ごめんなさいです――」


シュンとしちゃいます、でもそれよりも心の中に何かシコリが残る感じがしました。


「謝らなくてもいいよ。そうだな、先約は真冬ちゃんだし――」


「キー君? 優先順位は仕事よねぇ?」


先輩は真冬の願いを却下しました。優しい先輩は真冬に謝ってくれました。でもこの嫌な気持ちは何なのでしょうか?

293李杏:2010/11/01(月) 04:13:59
「はぁ――、やっぱり一人じゃ楽しくないです」


真冬は一人で街に出ていました。目当てのゲームを買えて嬉しい筈なのになんだか楽しくないです。


「ありがとうございます知弦さん、お陰で目的の物が手に入りました」


目の前には紅葉先輩と楽しそうに買い物をしている先輩がいた。


「構わないわよ。でも今度お礼はしっかりして貰うわよ?」


なんで? 生徒会の仕事の筈なのに! なんで楽しそうに腕を組んでいるんですかっ!?


「知弦さんには敵わないなぁ」


止めて下さい! 止めて! 真冬以外の女性に笑顔を浮かべないで下さい! 話さないで下さい!


「真冬は先輩が――――」


“好き”なんだ。


気付くと真冬は家までの道のりを全力疾走していた。運動なんて全くしない真冬の胸は悲鳴を上げていた。でもそんな事は些細な問題だった。


「杉崎先輩、大好きです。だから真冬だけを見て下さい。ね、私だけの先輩、アハハハハ」













「うっ――、ここは?」


俺は目を覚ますと真っ白な天井が目についた。腕を動かすと鎖で繋がれていた。足も繋がれている。


「なっ!? なんだよこの鎖は!」


俺は現状が理解出来ずに声を張り上げた。裸にされ、両手足を鎖で拘束、まともな状況ではない。


「あ、起きました?」


そんな俺の目の前に現れたのは裸の状態な真冬ちゃんだった。病的なまでに白い肌、以外にボリューム感のある胸とお尻。普通の状態ならば欲情してもおかしくないが、こんな状態では全く興奮しなかった。


「真冬ちゃん? なんで裸――、そうか! 誰かに拘束されたのか!?」


そうか、また何か訳の分からない犯罪に巻き込まれて今の状況か! それで真冬ちゃんはなんとか逃げ出して助けに来てくれ――――。


「アハハ、誰かに拘束? 真冬が拘束したんですよ、せ・ん・ぱ・い」


笑顔で俺に歩み寄る真冬ちゃん、真冬ちゃんが俺を拘束? なんでだ?


「覚えてないんですか先輩?」


俺は記憶を辿ってみた。学園に向かう途中で真冬ちゃんに会って――――。


「その顔を見ると思い出してくれたんですね? 真冬は嬉しいです」


そう言って俺の上に覆い被さる真冬ちゃん、真冬ちゃんの温もりと柔らかさ、そしてフワフワとした胸が当る。

294李杏:2010/11/01(月) 04:14:36
「ま、真冬ちゃん!?」


「これからはずっと一緒です。もう離しませんよ? でも先輩は幸せですよね? だって真冬とずっと一緒ですから、アハハハハ」


俺は真冬ちゃんの暖かさを感じながら、同時に恐怖から来る寒気を感じていた。


「真冬ちゃん、こんな事はやめてくれ――」


「どうしてですか? 先輩が喜ぶと思ったからやってるんですよ? だからやめません」


幸せそうな表情で俺の胸に顔を沈める真冬ちゃん。


「先輩がどうしてもって言うなら、真冬の質問に答えられたらやめてもいいですよ?」


俺はその言葉に頷いて返した。すると真冬ちゃんは俺から離れ、近くにある俺の通学用バッグから、小さな箱を取り出した。


「先輩、これはなんですか?」


「それは――!」


真冬ちゃんが持っている物は、俺にとってとても大切な物だった。


「指輪ですね。誰にあげるつもりだったんですか?」


真冬ちゃんは箱から出した指輪をマジマジと見ていた。小さなピンク色の宝石が付いている指輪。


「――、――――」


俺は沈黙を貫いた。今の真冬ちゃんに何を言っても無駄だからだ。むしろ本当の事を言ったらきっと嘘だと思われるだろう。そんな気がした。


「答えて下さい!」


真冬ちゃんが怒鳴ってから数分が経った。そして真冬ちゃんは唐突に指輪を箱にしまった。


「先輩には呆れました。それなら体に聞くだけです」


「え?」


まるで拷問でもする様な口振りに怯える俺。


「大丈夫ですよ先輩、少し素直になって貰うだけですから、それに痛くありません、逆に気持ちいいですよ?」


そう言って、真冬ちゃんは錠剤と水を取り出した。


「薬!?」


流石の俺も、身の危険を感じた。


「媚薬ですよ。健康を害す事は無いですから、安心して下さい、きっと先輩、悶えちゃいますよ? アハハッ」


そう言うと真冬ちゃんは俺の口の中に錠剤を入れ、直ぐ様水を注いで無理矢理口を閉じた。


「ん――! ん――――! ゴホッ、ゴボッ」


俺は必死に抵抗して、なんとか薬を吐き出した。流石に無理矢理薬を飲ませるには、女の子一人では力が足らないみたいだ。


「先輩、素直に飲んでくれないと困りますよ? 大丈夫です。真冬に任せて下さい」


「ゴホッゴホッ、任せられるか! 無理矢理薬なんか飲ませるなんてどうかしてる!」


笑顔で言う真冬ちゃんに俺は必死に訴えた。


「だって真冬は先輩が好きなんですよ。だから仕方ないんです。きっと先輩も直ぐに真冬の事が好きになりますよ」


そう言って自分の口の中に、薬と水を入れた。そしてモゴモゴと口を動かしている。

295李杏:2010/11/01(月) 04:15:15
「真冬ちゃん? なにして――――」


次の瞬間、真冬ちゃんが俺の上に跨がった。そして真冬ちゃんの柔らかい唇が俺の唇に触れた。


「ん!?」


真冬ちゃんの舌が俺の口の中に入って来る。そして真冬ちゃんの唾液と共に、砕けた薬と水が、俺の口の中に入って来た。なんとか吐き出そうと試みるが、真冬ちゃんの唇で塞がれて出せなかった。


「ん――!」


結果的に薬を全て飲み込むハメになってしまった。


「ゲホッゲホ」


俺は無理矢理咳き込み薬を少しでも出そうとする。普通なら指を喉に突っ込む所だが、鎖で拘束されている現状では無理だった。


「これで少しは素直になってくれる筈です、ね、先輩」


真冬ちゃんは唇と唇が今にも触れそうな距離で笑顔を向けて来る。そして変化は起こった。


「な、なにこれ――、なんか嫌な感じが、する――」


なんだか切ない様な、体が火照る様な、むずむずする。


「アハ、速効性で効果は抜群です」


真冬ちゃんは笑いながら俺の上で体をくねらせる様に動かした。たったそれだけの事なのに俺は声を張り上げてしまった。真冬ちゃんの暖かく柔らかい体が擦れるだけで、凄まじい快感が伝わって来た。


「ぁぁぁぁっ――!」


「可愛い声ですね、先輩」


「っぅ――――」


俺に体を重ねながら、真冬は自分の指で俺の胸の辺りに円を描いていた。真冬ちゃんの柔らかい指が俺に快感を与えてきた。


「や、やめ、ろっ」


俺は唇を噛み締め、痛みで快感を抑えながら言葉を振り絞った。


「それじゃあ指輪は誰へ送る物だったんですか?」


真冬ちゃんは快感を与えない為か、俺の体から離れた。そして寝ている俺を見下ろしながら言う真冬ちゃん。


「真冬ちゃんへプレゼントにする為に――――」


“買った”と言おうとする所で真冬ちゃんの声が俺の声を遮った。


「嘘です!」


真冬ちゃんは頬を真っ赤にして、明らかに怒っている表情を浮かべていた。俺はそんな真冬ちゃんに面食らってしまった。


「ま、まふ、ゆ、ちゃん?」


「紅葉先輩と買ってるのを見たんです! 真冬へのプレゼントな訳がないじゃないですか! 真冬はこんなにも先輩の事が大好きなのに! なんでそういう嘘を付くんですか!?」


「う、嘘な訳ないだろ!? 真冬ちゃんへのプレゼントを一緒に選んでもらってただけだ!」


俺は真剣な目つきで真冬ちゃんに訴えた。だって嘘なんてこれっぽっちも無いのだから、俺も真冬ちゃんの事が大好きだった。だから知弦さんに頼んで一緒にプレゼントを見てもらっていたのだ、なんで知弦さんかというとやはり女性としての経験が豊富だからという単純な理由。それがまさかこんな事になるとは思っても見なかった。


「そうですか、分かりました」


真冬ちゃんはそう言って俯いた。俺はやっと信じてもらえたのかと思って安堵の息を漏らした。

296李杏:2010/11/01(月) 04:15:50
「やっぱり先輩の体に聞かないとダメみたいですね」


しかし真冬ちゃんには全く伝わっていなかった。俺は真冬ちゃんに畏怖した。真冬ちゃんの顔は笑顔は笑顔なのだが、とてつもなく冷たい笑顔を浮かべていたからだ。こんな真冬ちゃんは真冬ちゃんではない。


「怯えなくても大丈夫ですよ。とっても気持ちいいだけですから、でも快感も度を超すと拷問に感じるらしいですよ? アハハハッ」


真冬ちゃんはまた俺のお臍のあたりに跨った。真冬ちゃんの柔らかくも温かい肌が俺の肌に擦れてとてつもなく気持ちいい。そして再び襲ってきた快感に顔を歪める。


ちゅっ、くちゅくちゅ


「ん! ん――――!」


真冬ちゃんはそのまま俺の唇に自分の唇を重ねてきた。そして舌を入れて俺の口の中を蹂躙していく。真冬ちゃんの舌先が俺の頬の内側をちろちろと舐めている。俺は情けない叫びとも取れない声を漏らすしかなかった。


「ぷはぁ、先輩可愛いです。キスだけでもうビンビンですよ? もしかしたらキスだけでイッちゃうんじゃないんですか?」


「――――」


俺はほぼ意識が無かった。目は虚ろで目の前の真冬ちゃんが三人くらいには見えるし、なんだかフワフワとした浮遊感がある。


じゅるるる、じゅっ


「ぁ――」


真冬ちゃんに俺の舌が吸われている。自分の舌なのに自分の物じゃない感じだ。気持ちいい。


「キスだけでイッちゃってもいいんですよ。ヘンタイな先輩」


唇もちゅうちゅうと吸っている真冬ちゃん、俺の物は我慢汁が溢れ出している。しかしキスだけでイクなんて、いくら薬のせいとはいえ自制心が少なからず働いていた。


「先輩、えいっ!」


真冬ちゃんは俺の両乳首をギュッとつまんだ、その瞬間限界が訪れ俺は白い液体を吐き出してしまった。


「アハハッ、キスされて乳首弄られただけで出ちゃいましたね?」


真冬ちゃんは俺の上で笑いながら精液を指で掬った。そして俺に見せ付けるようにペろりと舐めた。


「んっ、濃くて粘っこいです。でも凄く美味しいですよ先輩」


真冬ちゃんは暫く俺の精液を掬っては舐めを繰り返す。真冬ちゃんの舌がなまめかしく動く姿を俺は無意識のうちにジッと見ていた。


「全部飲んじゃいました。どうしたんですか先輩、そんなに真冬を見つめて――――、もしかして真冬に舐めて貰いたいんですか?」


真冬ちゃんの言葉にハッと我に返った。


「ち、ちが――」


「こんなに大きくして違うなんて言われても説得力無いですよ? 先輩が望むなら真冬の口でしてあげてもいいんですよ?」


真冬ちゃんは妖艶な笑顔を浮かべて俺を見ていた。俺はそんな笑顔に見向きもせずに、真冬ちゃんの唇と舌を見ていた。そんな俺が真冬ちゃんの発する誘惑に勝てる筈も無かった。


「真冬ちゃん――」


俺は知らず知らずのうちに真冬ちゃんの名前を呼んでいた。


「なんですか、せ・ん・ぱ・い?」


真冬ちゃんはまるで天使の様な、悪魔の様な、どちらとも付かない笑顔を浮かべていた。

297李杏:2010/11/01(月) 04:16:23
「舐めてく、れ――」


俺は声を振り絞る様に言った。真冬ちゃんの可愛い唇と舌に犯されたい気持ちで俺の心はいっぱいになっていた。


「アハハ、いいですよ、真冬の体は先輩の物なんですから、でもその前に――――」


そういって真冬ちゃんは俺から離れると白いゴム紐を持ってきた。思考能力の低下している今の俺では真冬ちゃんが何をするのかさっぱり分からなかった。


「ま、ふゆ、ちゃん?」


「これは罰なんだから、こうするんです」


真冬ちゃんは俺の息子の根本をゴム紐で縛った。俺はそのキツさに悲鳴にも似た声を漏らす。


「これで先輩が出したいと思っても出せませんよ。たくさんの快楽を味わってくださいね」


「ちゅっ、ふぅ――――」


真冬ちゃんは俺のそそり立つ物の先端に軽くキスしてから息を吹き掛けてきた。俺の体は快感を享受する様に震えた。


「ちょっとキスして息を吹き掛けただけで先輩のビクビクしてますよ? そんなに良かったですか?」


真冬ちゃんは人差し指でクリクリと先端を刺激してくる。そんな刺激の中、俺が真冬ちゃんに意見なんてする事は出来なかった。


「目が蕩けちゃってますよ? 先輩とっても可愛いです。あふ、くちゃ、じゅるる」


「うぁっ――――」


真冬ちゃんはとうとう俺の物をその可愛い口に含んでくれた。真冬ちゃんの口の中はとても温かく、そしてヌメヌメとしていた。心地好い――――。そして薬により高ぶる俺は限界を迎えた。


「まふゆ、ちゃん、出るっ」


「なんふぁいでもいっふぇくらはい」


じゅるる、じゅるっ、じゅるるるる!


真冬ちゃんはいきなり強く吸った。俺は耐えられる筈も無く白濁を――。


「出な、いっ」


出なかった。出せば楽になるのに一滴たりとも出なかった。切ない、苦しい。


「出せると思ったんですか? 罰なんですから出せる訳ないです。射精感だけを何度も味わって下さいね」


下から覗く真冬ちゃんの優しい笑顔が俺にはとても怖く見えた。


じゅる、にちゃぬちゃ、じゅるるっ、ぴちゃっぴちゃっ――――。


部屋には真冬ちゃんの発する厭らしい、卑猥な水音だけが響いていた。あれから何分、何時間経ったのだろうか――――。


「ひあっ、ぁぁぁっ」


れるれる、ペロペロ。


もう何回射精感を味わったかも分からない、真冬ちゃんの舌が俺の先端を犬の様に舐める。あぁ、舌のざらつく感触が堪らない。


「ふぅ、先輩、大丈夫ですか?」


こくんと自分の唾液を飲み下し俺の物から口を離した、そして俺の顔を見ながら聞いてくる真冬ちゃん。しかしそんな真冬の問いに俺が応えられる訳もなかった。


「ま、ふ――ゆ、ちゃ」


真冬ちゃんの名前だけを振り絞る様に呟いた。これが精一杯の抵抗だった。

298李杏:2010/11/01(月) 04:16:58
「なんですか? 真冬の名前だけを呼んでくれるなんて嬉しいです。真冬の愛を分かってくれましたか?」


「――――」


「何も言わないって事は分かってくれたんですね? 真冬はとても嬉しいです」


真冬ちゃんは二コリと微笑んだ、そして俺の物に真冬ちゃんは自分のアソコを決して入れないように、焦らす様に当てて来た。


「ふあっ、もう、や、めてっ」


俺は意識を少し取り戻し涙を零す。俺としてはこれが最後の抵抗でこれを超えたら多分戻ってこれない気がする。そんな最後の抵抗を試みる。


「やめてっ、ふふっ、とても可愛いですよ先輩――、でも答えはノーです。やめてあげません、今まで溜め込んだ物を全部真冬の中へ下さい。きっとその快感で真冬以外を愛せなくなりますから」


「なんでっ、なんで、だよっ」


真冬ちゃんと話している間にも真冬ちゃんは自分のアソコをあてがる。亀頭に真冬ちゃんの入り口が擦れる、あぁぁっ、気持ちいい。


「そしたら先輩は真冬の物になります。一生真冬の物です、とても素晴らしいです、アハハハ、アハハハハハハハッ」


俺はそんな壊れてしまった真冬ちゃんを見て諦めがついた。自分が愛した女に壊されるんだ、そんなのもいいかもしれない。それになにより――、我慢出来ない、気持ちよすぎる、真冬ちゃんに滅茶苦茶にされたい。


「折れちゃいましたね、じゃあ真冬の中に屈服の証をください」


真冬は俺の物の根元についていたゴム紐を外した。俺の物は快楽を享受する為に今か今かとビクビク脈打っていた。そして――――。


「あぁぁぁぁっ!」


真冬ちゃんは一気に腰を落として俺の物を自分の中に入れた。真冬ちゃんの膣はドロドロの溶鉱炉みたいに熱かった、そしてじゅくじゅくと俺の物に絡みついてきた。俺はそんな物に耐えられる筈もなく直ぐに注いでしまった。


「アハッ、先輩のが、真冬の中に入ってきます。すっごい多い――、はふぅ――――」


「まふゆ――――! ま、ふゆぅ!」


俺は真冬ちゃんの名前を呼び続けた。ダメだ、深い闇の中へ堕ちていく、気持ちいい、どんどん溶けていく、俺の体が溶けていくみたいだ――。


「先輩、もっと、もっとぉ――」


俺の上では真冬ちゃんが貪欲に腰を振り続けていた。その度に伝わってくる真冬ちゃんの膣の感触、熱く締め付けてくる。そして絡みついてくる。優しく撫でてくる。俺のカリ首、亀頭、裏筋、全てを責め続けてくる。


もうダメだ――――――――、もうどうなってもいい―――――――。


「どうですか? 気持ちいいですか? 先輩? もっとよくなって下さいね」


「――――」


真冬は先輩の上で腰を振り続ける。最初は憎しみや怒りがあったけど、今は特に感じない、先輩で満たされている。とても幸せな気持ちだった。単純に先輩を悦ばせてあげたいという気持ちになれていた。


「はぁ、もう出ないみたいですね、いっぱい出してくれて真冬は嬉しいです。ぁぁっ、ふぅ――」


真冬は先輩の物を抜く、少し垂れてしまう先輩の精液が勿体なくてアソコを手で塞ぐ。そして先輩の胸の辺りに顔を置いて匂いと体温を感じる。とても幸せな感情に浸っている真冬。


「真冬とっても幸せです、先輩も幸せですか?」


「――――――――――――」


「先輩?」


真冬の胸の下で寝ている愛しい人、でもさっきから反応がないです。おかしいです。今真冬を支配している感情は憎しみじゃない、先輩への愛だけなのに先輩が返事を返してくれない。

299李杏:2010/11/01(月) 04:17:31
「――――先輩、うぐっ、ひうっ、なんで――、です、か?」


真冬の目からは大粒の涙が溢れてきていた。先輩の胸を伝う真冬の涙、もう一人は嫌です。大切な人を無くしたくないです。


「せん、ぱ、い、ごめんなさいっ、だから返事をしてくださいっ――!」


胸をドンドンと拳で叩く、その間も大粒の涙は真冬の瞳から溢れてくる。早く先輩の声が聞きたくて必死に胸を叩き続けた。





「まふ、ゆ、ちゃん?」


胸をドンドンと叩く微かな痛みとくすぐったさで俺は目を覚まして愛する人の名前を呼んだ。


「先輩っ――――」


俺の胸の上でひたすら泣き続ける小さな少女、怖いと思った。酷いと思った。でも今俺の前に居るのはただの小さな少女。俺はそんな少女、いや真冬ちゃんの頭を撫でてやろうと手を伸ばす、しかし途端にジャラッという鉄の音がし、俺の動きを止めた。俺は思わずその忌々しい鉄の鎖に対して舌打ちをした。


「ひぅっ!? ごめんなさいです、すぐ外しますから!」


真冬ちゃんは驚きそして青ざめた顔をしながら俺の腕と足についていた鎖を外した。そしてさっきまで行為をしていたベッドの上でお互い顔を見つめたまま座る。


「なぁ」
「あの」


二人で同時に口を開き、被ってしまったが為お互い口をまた塞いだ。真冬ちゃんの表情から察するに明らかに怯えている。目を見てみる、どうやら正気に戻ってるみたいだ、という事は俺が怒るとでも思ってるのか?


「真冬ちゃんから先に言ってくれ、大丈夫だから」


「――です」


真冬ちゃんは目尻に涙を溜めながら小さな声で言った。


「ん? なんだ? 聞こえないんだけど」


次の瞬間真冬ちゃんは大声で泣きながら俺の胸に飛び込んで来た。そして――――


「うっ、ううっ、ごめんなさいですっ! だ、だからっ――、真冬の事っ、ひっく」


「お、おい、真冬ちゃん――!?」


「き、嫌いにならないっ、で、ください――――」


最後は消え入る様な声で言う真冬ちゃん、真冬ちゃんの顔は俺の胸の間に隠れて表情は窺えない。震えている、泣いている、怯えている。俺の出来る事は一つしかない。


「ひゃう」


さっき鉄の鎖で手足を取られて出来なかった真冬ちゃんの頭を撫でるという事、今の俺に出来るのはこれしかなかった。


「せんぱ――――」


俺の顔を見上げて名前を呼ぼうとする、そんな真冬ちゃんの口を俺の空いている手で塞ぐ。


「嫌いになんてならない、居なくもならない、俺はずっとここにいるから、真冬ちゃんの事大好きだから、だから安心しろ」


俺がそう言って笑顔を向けてやる。そうすると真冬ちゃんは余計に泣いてしまった。そんな手のつけようが無い状態の真冬ちゃんを俺は優しく抱き締めた。


「それでどうしてこんな事したんだ?」


なんとか落ち着きを取り戻した真冬ちゃんを前にして、一番の疑問を真冬ちゃんに向ける。

300李杏:2010/11/01(月) 04:18:06
「先輩が、その――、色んな女の子と話したり遊んだりしてて、真冬との約束を破って紅葉先輩と買い物をしてて、それでもう歯止めが利かなくなった――、です」


申し訳なさそうに顔を伏せる真冬、そんな真冬ちゃんの頭を再び撫でる。真冬ちゃんは両目を必死に瞑っていた。殴られるとでも思ったのだろう。


「――そっか」


俺は自分の鞄から再び指輪の入った箱を取り出す。


「真冬ちゃん、左手を出してくれないか?」


俺がそういうと真冬ちゃんは不思議そうな顔をしながらも手を差し出してくれた。


「真冬ちゃんの指輪のサイズってさ、深夏とも違う、会長とも違う、ましてや知弦さんとも違うんだぞ?」


まるで“?”マークでも頭の上に浮かべていそうな真冬ちゃんの差し出された左手、その薬指に指輪をはめてやった。これは真冬ちゃんのなんだぞ、としっかり伝えてから、すると真冬ちゃんは驚きの表情を浮かべていた。


「ぇ? 嘘です、だってこれ――」


「嘘なもんか、確かに買いに一緒に行ったのは知弦さんだ、でもそれには理由があるんだよ、俺が恥ずかしくて中々真冬ちゃんに言いだせなかったらな、男なら度胸よ、エンゲージリングでも買ってあげなさいって、笑うだろ? いきなりエンゲージリングだってさ」


俺がそう真冬ちゃんに伝えると真冬ちゃんはまた目尻に涙を溜めていた。知弦さんは決して仲間を裏切るような事はしない、むしろ応援してくれてた。ただ今回はたまたま気持ちの行き違いがあっただけ、そう、ただそれだけの事だ。


「ひくっ、真冬、どうしたっ、ひうっ」


また涙を流し始めた真冬ちゃんを抱き締める。どうしたら? 簡単な事だ。


「笑顔でありがとうって、感謝の気持ちを伝えればいいんじゃないか?」


真冬ちゃんはもう一言も言葉を発さずに俺の胸の中で静かに泣いた。小さなピンクパールのついた指輪を胸に抱き締めながら、俺はこの子の事が好きで本当に良かったと思った、色々あったけどずっとこの子を好きでいよう。


「真冬ちゃん、大好きだ」


「真冬もっ、ですっ」





そして一週間後――――。


「おはよう、真冬ちゃん」


あの真冬ちゃんに拘束された日が、お互いのお泊まり会の日になるなんて思いもよらなかった。そして爽やかな朝の目覚め――――――。


ジャラジャラッ


「ジャラ? って同じパターン!?」


「先輩、昨日のあの女の子は一体誰なんですか? 浮気はダメですよ? アハッ、そんな先輩はお仕置きです。フフフッ――――、アハハッ」


やっぱり真冬ちゃんを選択したのは失敗だったのかな?


「ハハハッ」
「アハハッ」


お互いの笑い声が部屋に響いたのだった。グッドエンド? 見かたによってはという事にしておこう。

301李杏:2010/11/01(月) 04:19:26
とりあえず終わり、あと知弦の奴が二つあるので名前変更して少し修正したらUPします。
というかヤンデレって書くの楽しいよね(ぁ

302名無しさん:2010/11/01(月) 15:04:55
季杏さん乙です
最近真冬のヤンデレ多いな…

303名無しさん:2010/11/01(月) 17:52:35
乙です!

304名無しさん:2010/11/01(月) 20:46:01
真冬ー

帰ってきてくれー

305名無しさん:2010/11/01(月) 21:19:45
両作家神乙

306ななしさん:2010/11/02(火) 00:23:44
ヤンデレ最高!! 

あなたは神である事を此処に証明されました。

307名無しさん:2010/11/02(火) 16:29:14
乙‼皆上手いなぁ…
個人的にはKさんとユーリさんのギャグの絡め方が上手いと思う
ま、皆上手なんだけど

308名無しさん:2010/11/02(火) 20:13:08
今度は知弦の奴です。オリキャラから杉崎Verに変更してあります。
なんかおかしいところあったらすいません、ではどうぞ。


「ふんふふーん」


俺は鼻歌を歌いながらに生徒会室へ向かっていた、今日は紗鳥に仕事を手伝わされていた為に遅めの参加になってしまった。


「みんなお待た、せ――――」


俺は絶句した、目の前に天国の様な光景が広がっていた。まさに理想郷、アヴァロンだ。


「か、鍵!?」


メイド服を着ながら恥ずかしがる深夏、その様が余計に俺を萌えさせる。


「キー君、お疲れ様です」


今度はメイド服を着た知弦さんが、まるで本物のメイドの様に頭を下げてくれた。やばい、これは、これは、もう!


「みんな大好きだ――――――――!」


俺がみんなに飛びつこうとした瞬間、深夏のカウンター気味な右ストレートが顔面に入った。しかし、幸せだ。最高だこの理想郷。


「はぁ、はぁ、この変態が!」


深夏に罵られる、しかし今床に伏せている状態、このまま匍匐(ほふく)前進
すれば! 俺の理想郷はもっと広がる!


「っ――、こいつまだ生きてる!」


「ふふっ、深夏、俺の欲望はこれくらいじゃ収まらないぜ」


俺は知弦さんの方へと進み続ける、我がアルカディアへ! しかし深夏の攻撃が飛んでこないのがおかしいな?


「キー君、見ちゃうの?」


そして知弦さんの近くまで辿り着き上を見る。何故か若干潤んだ瞳の知弦、これはグッと来る物がある。


「ハァハァ、知弦さんの下着――」


俺は鼻息を荒くしながら見る事に専念する、今までで一番美味しい展開かもしれない。


「残念ねキー君」


その言葉に一瞬躊躇する。深夏の一撃がここでくるか!?


「だって穿いてないもの」


その瞬間に沸騰する様に血が飛び出した、これは深夏の一撃よりもきつ――――――。


「紅葉先輩えげつないです――」


メイド服姿の真冬ちゃんがそう言った。確かに深夏の暴力より余程えげつないよこれ。


「知弦ぅ! そ、その、高校生にもなって穿いてないのはダメだよ!」


「ニヤリ」


その瞬間俺は余計に血を噴出するのだった。もう血液は零です。

309李杏:2010/11/02(火) 20:13:58
名前抜けてた、李杏です。

そしてみんなはいつもの様にテーブルに座った。ちなみに俺は輸血パックを出して輸血している。ムッ○リーニとかいうキャラじゃないですからね。


「それで今日はなんでみんなメイド服なんですか?」


そしてここに入ってからの疑問をぶつけた。


「文化祭で使われた備品を整理してたら出てきたのよ、後はアカちゃんがね」


なるほど、あらかた片付けに飽きた会長が始めたんだろうな。俺は会長をジト目で見た。


「な、何よぅ!」


「いえ、相変わらずだなぁと思いましてね」


必死に言い訳を考える会長を横目に含み笑いを浮かべる。


「そ、そうだ! もう一着あるから杉崎も着なさい!」


「はぁ!?」


俺は素っ頓狂な声を出した。それからはあまり考えたくない――――。






「それにしても傑作だったわ」


俺の横で片付けをしている知弦さんがクスクスと笑った。あの後メイド服を着せられ大変だった。なんで女装なんてしなくちゃならないんだ。


「笑い事じゃないですよ、まったく」


そして今日はみんな用事があるらしく、知弦さんが手伝ってくれていた。


「でも本当にある似合ってたわよ? 脱いじゃうなんて勿体ないくらいに、ね」


なんだか意味深な言い方をする知弦、俺は不思議に思ったがそのまま返す事にした。


「それを言うなら知弦さんも似合ってましたよ? 脱ぐのが勿体ないくらいに、な」


ふっ、と軽く笑って返してやった。微妙に皮肉った言い方になったが、まぁいいだろう。あんな格好二度と御免だ。


「そう? そんなに似合ってたかしら? メイド服」


「えぇ、とても、ね」


特に考えも無しに答える俺。知弦は何か深く考えているような表情だった。


「じゃあキー君の為にもう一回着てみようかしら」


「そうか俺の為に着る――――、って、えぇぇ!?」


俺の声が響くと同時に知弦さんはメイド服を閉まったダンボール箱から再び服を取り出した。知弦さんの表情はなんだかワクワクしているような、嬉しそうな、そんな顔をしていた。


「ん? なんで? キー君が私のメイド姿見たいんでしょ?」

310李杏:2010/11/02(火) 20:14:32
「いや、確かに似合ってるとは言ったけど、って何してんだよ!?」


スルスルという音と共に俺の前で知弦さんがスカートを脱ぎ始めた。ピンクの下着がチラッと見えて俺は目を瞑った。


「着替えてるだけよ、キー君顔真っ赤よ? 恥ずかしいのかしら?」


表情は見えないけど知弦さんは絶対ニヤニヤしているだろう、なんだか悔しい。というか普通は女が恥ずかしがるものだろ!?


「ふぅ、もう着替え終わったわよ」


衣擦れの音も無くなった、どうやら本当に着替え終わったらしい。俺はゆっくりと目を開く。少しの間目を閉じていた為か光がまぶしく感じる。


「――――――――」


俺は言葉が出なかった、やっぱり知弦さんは可愛い。さっきは余裕を見せて俺を弄っていた知弦さんが、今は全く余裕を見せていない。頬を真っ赤に染めて恥ずかしがっている様に見える。メイド服自体はシンプルな物なのに着る人によってこんなに違うもんなんだなと関心する。


「ど、どうかしら?」


余計に顔を紅潮させ、スカートの裾を恥ずかしそうに両手で抑える。


「あ、あぁ、凄いその、可愛い、けど」


つい言葉が詰まってしまう。お互いなんだかぎこちない。というかさっきみんなで着てた時は恥ずかしがってなかった癖に――、なんだよその可愛さ!


「やっぱり一人でやると恥ずかしい、わね」


さっきはみんながやってたから出来たのか、だよな、知弦さんがあんな恥ずかしい格好普通に出来る訳ないしな。


「でも凄い似合ってます、可愛いですよ知弦さん」


だから頑張ってくれた知弦さんに賛辞の言葉を送る。実際物凄い可愛い訳だけど。


「あ、ありがと――」


顔を真っ赤にしながら言う知弦さんはとても可愛い、こんな知弦さんもいいかもなぁ。なんて思ってた矢先の事だった。


「ぷっ、あははは」


急にお腹を抱えて笑い出す知弦さん、なんだなんだ?


「だ、ダメ、可笑しくて我慢できない」


未だに笑い続ける知弦さんにちょっとムッとしてしまう俺。そんな俺に罪悪感を感じてくれたのだろう、笑うのを止めてくれた。


「なんかまた弄られた気がするんですけど」


俺は皮肉る様に言った。


「ごめんねキー君、悪気は無かったのよ? ただ私が恥ずかしがる様な子だって信じきっちゃってたから、もう可笑しくて可笑しくて」


やはり俺はおちょくられていた様だ、本当に知弦さんには敵わない。


「ふん、どうせ簡単に信じる野郎ですよ、すいませんでしたね」


「むっ、怒ったかしら?」


「怒ってません」


「怒ってるわよ」


「だから怒ってないって言ってる、だ、ろ?」


気付いたら知弦さんに抱き締められていた。知弦の柔らかい胸が俺の頬にプニプニと当たる。そして知弦さんの髪からはシャンプーのいい香り、体からも何か甘い香りが漂ってくる。

311李杏:2010/11/02(火) 20:15:07
「よしよし」


そしてそのまま頭を撫でられる、なんだか凄く落ち着く――。


「って、ちっげぇぇ!」


知弦さんの抱擁を無理矢理抜け出した、危うく甘えたくなる所だった。恐るべし知弦さん、会長を手なずけるその腕は恐ろしいほどに凄い。


「そんな逃げ方するなんて流石に傷つくわねぇ」


知弦さんは悲しそうな表情をしていた。そう見えるだけで本当に傷ついてるのか? 外見からは全く分からない。


「う、うるさいな! 早く片付けて帰るぞ、ったく、遊んでる暇は無いって言うのに――――」


そして言葉を失った。知弦さんはいつも生徒会で使ってるテーブルの上でメイド服の上をはだけさせた。赤い情熱的な下着が見える。そしてその下には零れんばかりの胸が自己主張していた。


「――――、なっ、な、な、何してるんですかっ!」


そう言いながらも先ほどとは違い目を瞑れずに凝視してしまう。だって単純に綺麗だったから、夕日に当てられた肌に潤んだ瞳、頬をピンク色に染めている。そんな知弦さんから目を逸らせなかった。


「キー君が気付いてくれないから――、それならこうするしかないじゃない」


今度は下のスカートを徐々に下ろしていく。下は見えそうで――、見えない。って違うっ!


「気付かないって何をっ!?」


「キー君が好きって事――、私が天邪鬼なのも悪いんだけどね」


好き? いつも弄るに弄って本性の全く見えない知弦さんが俺を?


「なんかの冗談ですか?」


「冗談で男の子の前で脱ぐと、私がそんな女に見えるのかしら?」


そう言われると何も言えなくなってしまう。プライドの高い知弦さんがそんな事をする訳がない、そう、特別な人の前以外では。


「じゃあマジで――」


「えぇ、本気よキー君はどうなの? 私の事――、好き? それとも――――嫌いかしら?」


メイド服をはだけさせ、本気な、真剣な目つきで俺に訴えかけてくる。元からこちらの答えは一つしかない。


「そんなの――、好きに決まってるじゃないですか」


主導権を握られてるのが気に入らなくて、ついそっぽを向いてしまう。


「っ――」


知弦さんが何か言葉を発した、その直後には俺の胸に飛び込んで来ていた。肌蹴たメイド服のまま俺の腕の中へ、殆ど転ぶような形でだ。


「凄く――、うれしぃ――」


最後の方は言葉を噛み締める様に知弦は言った。そして俺の腕の中で嬉し涙を流す年上の女性、知弦さんには悪いがとても可愛いと思った。





「もう大丈夫ですか?」


薄らと目尻に涙を溜めている知弦さんを気遣う。知弦さんは小さく頷いた。俺はそんな知弦を抱き抱えて元座っていたテーブルに座らせた。それにしても知弦さんのメイド服は際ど過ぎる。もうほとんど脱げてるのに近いし。

312李杏:2010/11/02(火) 20:15:44
「ありがとキー君」


柔らかい元の知弦さんの笑みだ、その笑みを見ると俺も嬉しくて微笑んでしまう。


「うっ、それよりもその格好どうにかしてください!」


俺が顔を真っ赤にして言うと知弦さんはいつもの余裕たっぷりな顔をした。絶対弄られる。俺はそう直感した。


「ほんとね――――、そうだわ」


本当に悪人みたいな笑顔だな。完全に悪女だよこの人。


「ご主人さまぁ」


凄い猫撫で声だ、背筋がゾワゾワとする。凄い甘い声、脳髄に直接響いてくる様だ。


「不出来なメイドにお仕置きしてくださいますかぁ?」


「――――」


カァーっと顔が熱くなるのを感じる。知弦さんがクスクスと笑ってるのが聞こえる。物凄い恥ずかしい。


「知弦さん――」


俺は唸る様に知弦さんを見る。


「フフ、してくださいますか?」


もう限界だった。というかここまで誘惑されて動かなかったら据え膳食わぬは男の恥という物だ。


「いくらでもしてやりますよ――」


知弦さんに歩み寄り前から押し倒す。テーブルがガタッと音を立てて揺れるが気にしない。そしてそのまま知弦さんに口づけをする。


「んっ、ふぁっ――、じゅる、ごしゅひんはまぁ」


「ん、ふぅ、ぴちゅ」


お互いに舌を絡ませ合う、まるでそれを長年望んでいたとでも言わんばかりに激しいキスをする。


「ぴちゅ、ぴちゃ――、ぷはぁ、はぁ、はぁ」


そしてお互い唇を離す。お互いの唇から細い糸が伸びる。知弦の目は蕩けていた。
そして知弦さんの唇に付いていた唾液を舐め取ってやる。


「キー君、私今凄く幸せよ」


「俺も、です、でももっと幸せにしてあげますよ」


俺は知弦さんの髪を手で梳いてあげる。知弦さんは擽ったそうに眼を閉じた。その隙を狙って知弦さんの柔らかい首筋に唇を寄せる。


「あっ――、っ」


知弦さんは擽ったそうに首を竦めた。しかしそれくらいで逃がす俺ではない。


「やっ、擽ったいっ」


上擦った声で言う知弦さん、顔を紅潮させていてとても可愛い。


「やめた方がいいんですか?」


俺は知弦さんの首筋から顔を離して言った。


「キー君わざと言ってるでしょ?」


知弦さんは少し不機嫌そうに言った。そんな顔も物凄く可愛かった。

313李杏:2010/11/02(火) 20:16:21
「えぇ、わざとです、怒ってますか?」


「少し、怒ったわ、でも続き、してくれたらいいわよ?」


知弦さんからお許しを貰い再開させる。知弦さんの肌蹴ているメイド服の上を脱がせる。そして現れる真っ赤な下着。それを脱がせると大きな乳房が現れた。とても柔らかそうだ。


「一応自信あるつもりなんだけど――、どうかしら?」


頬を林檎の様に赤くし、照れながら言う知弦さん。そんな知弦さんに優しく声をかけてやる。


「大丈夫、凄く綺麗ですから」


そして知弦さんの胸の突起に唇を寄せて試しに舐めてみる。


「ひゃうっ」


知弦さんの声とは思えない声が飛び出した。ただの少女の様な声だ、いつもの大人の女性を思わせる知弦さんはどこへ行ったんだろうか、しかしこんな知弦さんも大好きだ。


「あぁ、はぁぁぅ、っぅ――」


右の乳首を優しく舐めたり甘噛みする、その度にビクッと震える知弦さんの体、左の胸も優しく左手で弄る。知弦さんは途中から右手の親指を噛んだ。どうやら声を聞かれたくないらしい。


「知弦さん、声抑えないでください、もっと知弦さんの可愛い声、聞きたいです」


「っ――、はずかし、ぃわよ」


必死に堪える知弦さん、左手を知弦さんのアソコへ当てる。そして数本の指を這わせた。


「あぁぁっ、ひうっ! ぁぁぁっ」


堪えられなかったらしく喘ぎ声を上げた。滅茶苦茶興奮する。


「恥ずかしいって答える割にはもうこんなんですよ?」


「ぁ、っぅ――」


知弦さんは必死に堪えていた。自分の人差し指を噛み締め、目尻に涙を溜める。もっとやってあげたらどうなるんだろう? と想像するとワクワクしてくる。


「さてと」


俺は知弦さんの下半身の方へ移動する。知弦さんは先程の余韻で抵抗する様子がない、知弦さんを下から見上げる、二つの大きな双丘からツンと立っている可愛いピンク色の乳首がまた可愛い。


「じゃあ知弦さんの可愛い下を拝見――――」


知弦さんは片手で下を必死に抑えていた。頬を赤く染めながら目を閉じて堪えるそれは――、凄いそそる。


「キー君――――、ダ、メ」


ハァハァと熱い吐息を吐きながら上から俺をみつめてくる知弦さん。


「大丈夫、俺に任せてください」


「でもっ、はずかし――――」


知弦さんは本当に恥ずかしい表情を――、いや、少し恐怖も混じった表情だった。


「全く、世話の焼けるメイドさんです」


俺も知弦さんと同じくテーブルに寝転がり知弦さんの隣に寝る。そして優しく抱き締めてあげた。


「これでどうですか? 少しは気が紛れると思ったんですけど――――」


再び俺の胸の中に居る知弦さんはまるで子供の様だった。


「凄い暖かい――」


顔をすりすりと俺の胸に擦りつけてくる。俺はそんな知弦さんの頭を優しく撫でる。

314李杏:2010/11/02(火) 20:16:54
「どうですか? 少しは気が紛れましたか?」


胸の中から顔を上げて俺を見上げる知弦さん、そんな知弦さんに俺は試しに聞いてみる。


「もう大丈夫、だと思う、わ」


そう言って俺を見る知弦さんの目は決意を帯びた目だった。これなら大丈夫だろう、俺はそう思った。


「じゃあ続き、大丈夫ですよね?」


「えぇ、もう大丈夫よ、その、さっきはごめんなさい」


声のトーンを落として言う知弦さん。


「普段は完璧に見えるけど、そんな知弦さんだってただの女の子って事ですね、分かってます。大丈夫ですよ」


「その、幻滅したかしら?」


「する訳ないですよ、大人でクールな知弦さんだって勿論大好きです、弄られすぎるとたまにムッとしちまう時もありますけど、でも今の普通な女の子で弱々しい知弦さんも可愛くて大好きです」


そう言うと顔を真っ赤にして、直ぐに俺の胸の中に顔を伏せて逃げてしまう。


「はぁ、それじゃあさっきの繰り返しになっちゃいますね」


俺がはぁと嘆息すると知弦さんは顔を上げた。まだ顔は真っ赤だったけど少し怒り? みたいな物も感じられる。


「だ、大丈夫よ!」


何が大丈夫なのかさっぱり分からない顔をしている癖にそんな事を言う知弦さん。俺は苦笑いで答えた。でも大丈夫なんだから大丈夫なんだろう、多分。


「じゃあ続き、いいですね?」


「え、えぇ」


結局不安そうな顔をする知弦さん、表情がコロコロ変わって面白いったらない。余裕を無くした知弦さんってこんな感じなんだなぁ、と俺は思った。


「ん?」


俺は知弦さんのアソコに手を当てて疑問符を浮かべた。知弦さんのアソコは既に準備万端という感じだった。まだ何か弄った訳でもないのになんでだ?


「んっ、キー君っ、何か凄い興奮するのっ、ぁっっ――――」


知弦さんは体を弓なりに反らせた。少し触っただけで、だ。そう言えば本で読んだ事がある。体で感じさせる方法と心で感じさせる方法だ、女性は二つの方法で感じさせるといいとか。そういう事か。


「本当に大丈夫そうですね」


俺はズボンを脱いで自分の物を出した、俺の方は既に準備万端だ。そりゃ知弦さんの上気した顔とか体見てれば自然とそそり立つだろう。立たない奴は同性愛者か病気だ。


「はぁぁっ、くぅぅ」


知弦さんの膣へ先端部から徐々に入れる、みっちりと詰まっている所へ自分の物を入れる度に知弦さんが甲高い声を上げる。そしてグニグニと収縮する膣がまるで俺の物を欲しがる様に奥へ奥へと誘導してくる。


「くっ」


俺はその快感に思わず顔を歪める。


「キー君もっ、気持ち、いい?」


知弦さんは恥ずかしそうな笑顔を浮かべる。


「俺も気持ちいいですよ知弦さん」


俺はそう言ってから一気に入れた。

315李杏:2010/11/02(火) 20:17:26
「ぁぁっ――、んふぁっ」


高い声を上げてから脱力している知弦さん。俺の方も唇を噛み締めてなんとかイクのを堪えた。グチュグチュと俺の物を揉み立ててくる知弦さんの膣、初体験の俺にはとてつもない刺激だった。


「知弦さ、ん、大丈、夫――、です、か?」


俺は脱力しきっている知弦さんに声をかける。すると体がピクッと動いた。


「キー君――、大――、丈夫よ、だから沢山感じさせ、てっ――」


潤んだ瞳で懇願してくる知弦さん、俺は「はい」と応えて知弦さんの頭を撫でてやる。恥ずかしそうに目を細める知弦さん。そして俺はゆっくりと動き始めた。


「ぁ、ぁっ、んっ、」


断続的に聞こえてくる知弦さんの喘ぎ声と甲高い声、そして堪えようとする声、知弦さんの色んな声で興奮がどんどん高まる。


「知、弦、さんっ――――」


俺は知弦さんを抱きしめながら腰を振る、子宮口をコツンコツンとノックする度に背中がゾワゾワっとなる。知弦さんに包まれているという感覚が堪らなく気持ちよかった。


「キー君――、きてっ」


知弦さんからも強く抱きしめられた瞬間に俺も強く抱き締め返す。そしてその瞬間にお互いの限界を迎えた。俺は白濁を知弦に注ぎ込み、知弦さんはそれを受け止め、受け入れる様に膣をキュッキュッと締めてきた。


「すいません、知弦さん、ダメだ」


知弦さんに断りを入れてからそのまま体を預ける。俺の体力が限界を迎えていたからだ。知弦さんはそのまま俺を受け止めていてくれた。知弦さんの抱擁はとても温かく素敵な物だった。





「ねぇキー君、私の夢聞いてくれる?」


その後日が落ちても学園に居る二人、後片付けを済ませ元の制服に着替え終わった後、二人で窓際に立ち満月を見つめていた。知弦さんは満月を見つめながら言った。


「はい?」


「私ってこういう性格だからどうしても人に頼られたりとかしちゃうのよね。常に冷静沈着な優等生、そんな私の夢、普通の女の子でありたかった」


「――――」


俺は黙ってそれを聞いていた。すると知弦さんはこちらを向いた、そして――


「でも夢叶っちゃったわね、キー君が私を普通の女の子にしてくれるから、私を支えてくれるから――、頼っても、いいかしら――――?」


笑顔で言う知弦さんの顔は月明かりに照らされてキラキラと綺麗に輝いていた。


「聞くまでもないです、好きなだけ寄りかかってください」


俺は知弦さんの方を向いて言った。すると知弦さんは「じゃあ早速」とか言って俺に背中を預けて来た。


「寄りかかってもいいんでしょう?」


顔は見えないけど知弦さんのご機嫌な声が聞こえてきた。俺は黙って知弦さんの頭を撫でてやる。この人をこれからも支えて守っていこうと、そう俺は決意したのだった。

316李杏:2010/11/02(火) 20:18:39
終わりです、こちらは知弦を攻める方でやりましたが、残りの一つは逆です。
とりあえずまた修正したらUPします。

317名無しさん:2010/11/02(火) 22:10:49
乙!
だが少し杉崎の口調が違う気がする。

318李杏:2010/11/02(火) 22:26:44
うん、言われると微妙に違う所がある気がする……
知弦に対しては基本ですます調だった気がするんだけどなぁ
もう一個あるからちょっと気をつけてみる。


ちなみに杉崎の心理描写の方も違和感かなりありますかね?許容範囲だと思って知弦にさんって付ける以外全く変えてないんだけど(°□°;)

319名無し:2010/11/03(水) 04:46:44
原作ブレイカー?

320一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 15:00:40
ユーリさん、李杏さん乙です。
わっしの小説の件ですが、なにぶんスランプ状態で文章表現能力がとてつものない事になってます。
まあ、理由はいろいろあるんですが、何よりも深夏がバレットM82A3を
杉崎に渡したせいで俺の心の中の何かが壊れてそれ以来不調です。
杉崎はあんなモテる奴じゃなかったのに!!
エロゲばっかやっていて文を書かなかった自分にも非はあるんですけど。
とりあえず稚拙な文章ですいませんがまともな文章を投下したいと思いますのでもう暫くお待ち下さい。

321一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:00:28
今思ったんですが、あえてスランプ状態の文章を投下してみて
何かしらのアドバイスや指摘をもらうのはどうかな、と思ったんですが
少し投下してみても大丈夫でしょうか。

何度もいいますがかなりスランプ状態なので見苦しいですけど。

322名無しさん:2010/11/03(水) 16:11:37
是非お願いします!

323名無しさん:2010/11/03(水) 16:13:32
投下お願いします

324一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:29:37
では下手ながら投下していただきます。
後アドバイスもお願いします。

325一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:30:49
飛鳥と付き合って早いものでもう一ヶ月も過ぎた。時が過ぎ去るのは本当に早い。
飛鳥が家に来たあの時以来俺たちには何の進展もない。
しかし、一緒に帰ろうなどと言って一緒に帰ることは多くなった。
その時に手を繋ごうと言われると嬉しいのは男の悲しい性なのだろうか。
でも、学校では猫の皮を被っているから俺たちが付き合っているのは(おそらく)誰も相変わらず知らない。
別に俺はどうでもいいんだが飛鳥本人は今更になって恥ずかしくなってきたらしい。俺も最近気付いたことだが意外に初奴だった。
まあ、そんなこんなでいたのだが、気付いたらもう夏休み間近だった。



326一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:31:24
「これから平成21年度碧陽学園1学期終業式を始めます。」
そう、壇上の上で教頭が無機質な口調で言った。
(ねぇねぇ、ケン。)
(ん? なんだよ飛鳥。いくら教頭の話がつまんなくても少し位静かに――。)
(御坂美琴は二期でデレると思う?)
(いきなり何を言い出しますかねぇっ!!)
(えぇ〜、だって話がつまんないだもん。)
(あのなぁ……っていうか何をどうしたらそんなことを思い付くんだよ。)
(だって教頭といったら共闘でしょ? 共闘といったらドラゴンボールのベジータ的立場でしょ? ベジータといったらツンデレでしょ? ツンデレといったら御坂美琴でしょ?)
(知るかぁあぁぁああっ!!!)
(ほほぅ……10月からのアニメはむしろ神のみ派だと?)
(そういうこと言っているわけではないし、そもそも今は7月だ!!)
(まったく頭が固いなぁ……細かいことを気にしているとハゲるわよ?)
(ハゲるかっ!!!)
(あ、みてみてケン、ヅラよ。)
(知ってるわ!! 校長や教頭がヅラなのは! ってか今はどうでもいい!!)
(ハゲの歌って昔流行ったよね……懐かしいなぁ……。)
(ハゲの歌で何を懐かしんでるんだよ!!)
(青かった自分……かな……。)
(昔の飛鳥に何があったのかは大変興味深いけどそろそろ黙れ。)
(は〜い……。)
飛鳥がつまらなさそうに頬を膨らます。まぁ、確かに校長の話程退屈なものも学生生活の中では無いだろうとは思うが……。
しかし、あえてお言葉をかえすのなら俺だって言い分はある。
飛鳥と付き合って以来本当に何もない。ロマンスもへったくれもありゃしない。
こっちだって男なのだからそれなりに欲求不満になったりもする。
飛鳥はそれを読んでるかどうかは知らないが誘っても来ない。
――ああ、ダメだ。なんかなんやかんやで俺も飛鳥のこと本気で好きになっているらしい……。
(本当、こりゃ相当末期だな……。)
自重気味にそう呟く。
(ん? なんか言った?)
(いや……別に何も。)
(あっそ……。)
そういうことを考えていたら、校長だかの話は俺の耳にはまるで入ってこなかった。



327一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:32:04
「んじゃ、ケン。ちょっくら生徒会の方行ってくるから、待ってて。」
「ああ、了解。」
「寂しいからって他の女の子をナンパしちゃダメだぞ♡」
「わぁーったからさっさと行ってこい。」
「ケンもノリが悪くなってきたなぁ……。」
そう寂しそうに呟きながら飛鳥は生徒会室に行く。
っていうか俺って飛鳥から見たらそんな軟派なのか?
「あら、杉崎じゃない。」
ふと、自分の後ろから声がした。
「ん、あぁ巡か。どうした?」
「どうしたってあんたこそ何で廊下の真ん中にいるのよ?」
「え? そりゃ飛鳥を待ってるからだけど?」
巡の目が急に険しくなる。え、なんで?
「そういえば、前から気になってたんだけど……飛鳥と杉崎って……付き合ってんの?」
なんかとてつもなく直球で驚く質問をしてきた。
そして俺はこの質問にどう答えるのが正解だ?
「ねぇ……どうなのよ?」
アイドルとは思えない目付きでつめよってくる巡。何こいつ、ほんとに怖い。
「バ、馬鹿言うな。そんな事あるわけないだろ?」
とりあえず、この状況的に違うと否定しなければならない気がした。
照れくさいのもあったが、こう空気的にも。
「その割にはいつも二人で帰っている気がするんだけど。仲良さそうに手なんか繋いじゃって。」
ヤバイ、防壁が突破された。
「って言うかお前見てたのかよ!!」
「……へ〜、やっぱりそうなんだ……。」
巡が意外そうな反応をする。ってこいつ、
「カマかけやがったな……。」
「ほっほぅ……なんとなくそれとなく思っていたけど、やっぱりそうだったんだぁ……。」
MK5(マジで殺される5秒前)の予兆しかしないぞ、これ。
「ねぇ杉崎……腕と足どっちが良い?」
「待て、なんでそんなキレているんだ!? 弁明を求む!」
俺の話なんかそっちのけで巡は足首を回し、ほぐしていく。
「じゃあ、顔ってことで…………っ!!!」
「殴る場所じゃなくて殴られる箇所を聞いてたのかのよ!」
ちょっ! まっ! ――と言う俺の静止の言葉も聞かず、あごにサマーソルトキックがヒットした。
「あぐふっ!!!」
杉崎鍵に12937218411ダメージ!
杉崎鍵は怯んだ!
星野巡の追加攻撃!
杉崎鍵はかろうじて避けた!
「な、何をする! ブルータス!」
「いや、ブルータスじゃないし。」
「ブルータスじゃなくても怖いわ!」
「そんな……杉崎のためにやってるのに……。」
「なぜに!? Why!?」
「ん、世界平和のためよ。」
「余計に何故!」
「問答無用!」
再び巡がモーションをとる。って、ちょっ! 二撃目は流石にヤバい!
「お〜い、ケン〜。」
救世主飛鳥が来た!
しかしこの時の俺はより泥沼に立たされていることに気が付かなかった。
「あ、あら、飛鳥じゃない。」
「ん? あ、巡もいる。ねぇねぇ、どったの?」
飛鳥が俺の腕に抱きついてくる。そしてそれを見て巡の怒気がいっそう膨れ上がる(様に見える)。
「い、いや、別に何でもないわ。邪魔して悪かったわね。」
あれ? 怒気が膨れ上がったのは気のせい? それとも怒気が一周回って正常に戻ったのか?
ともあれ、一件落ちゃ……く……。
と思ったのもつかの間。俺の左腕より、先ほど感じた怒気の数倍は凄まじいものを感じた。
「あ………………飛鳥……さん?」
ひねりだせた言葉がこれだけだったのは情けないとは思ったけどそれどころではなかった。
にっこりと俺に笑みを浮かべる飛鳥。
「ねぇ……………………ケン。」
いっそう怒気が膨れ上がる。
なにコレ! 超怖いんだけどっ!!! 今すぐ逃げ帰りたいんだけどっ!!!
と他人事なら今すぐ逃げるとこだが、いかんせん当事者だ。
って言うか巡はこの怒気を感じ取って逃げたのではないかと思えてくるほどだ。
「私さぁ…………言ったよねえ…………?」
にっこりと、笑顔を崩さす俺に問いかける飛鳥。
この笑顔を見て思い出したことがある。
『笑顔とは本来攻撃的な表情である』、と。
「え……え〜と、な、なんだったけ? 忘れちゃったなぁ……。」
「そう……忘れちゃったんだ?」
もうヤダ! 今すぐ帰らせて! もしくはこの子の笑顔を止めて!
「じゃあ…………思い出せてあげる。」
オレオワタ、と思った時には既に遅し。
「私以外の女と仲良さそうに話してるたぁどういう了見だぁっ!!!」
発せられた言葉と同時に何かしらの攻撃を受け俺は気絶した。



328一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:33:11
阿修羅姫という歌をご存知だろうか?
端的にいうと今の飛鳥はそんな感じだ。いや、別に三面六手ではないが。
飛鳥は俺の2mほど前でやたら速足で歩いている。
俺もそれに合わせて速く歩いているが、私に近付くな、というオーラを醸し出しているせいでどうも空気が重い。
俺が悪いのは百歩譲って良いとして、いや、まあ、良くないけど……。
だとしても理由くらい教えていただいても良いんじゃないか? 俺は一応被害者だし…………。
まあ、理由を聞こうにも先程言った通り話しかけられないのが現状だが。
まあ、黙っていても仕方ない。
「なあ、飛鳥。」
「………………。」
「あの……飛鳥さん?」
「……………………。」
「すいません飛鳥さん。土下座でも何でもするから反応してくれませんか?」
「……………………何。」とても不気味な位に不機嫌な声で応対されたが、ようやくコンタクトをとることが出来た。土下座するっていうのが良かったのかな?「なんでそんなに怒っていらっしゃるんでしょうか?」
思えばこれも失言だった。
「へ、へぇぇぇ…………? あっ、そう……ケンはそれすらも分かんなかったんだぁ……?」
一日にこうも死ぬ前兆を感じられるなんて。今日はなんて日なんだろうか?
「あぁ、アンタ馬鹿だものね。私の気持ちなんか分かる筈も無いわよねぇ……?」
冷や汗が背中に垂れる。夏なのに。真夏なのに。夏風邪もまだの季節なのに。
「分かんないなら教えてあげるわよ……。」
おそらく来るであろう、何かしらの攻撃に俺は身を固くし、目をつぶって対処する。
だがいくら待っても、その攻撃はやってこない。恐る恐る目を開けてみると、そこには代わりに顔を赤くした飛鳥がうつむいていた。
「…………た、からよ。」
「え……?」
「やきもち妬いてたからよ!! 何!? 悪い!?」
…………………………え?
「あんたと巡が話してて羨ましかったのよ! 分かってるわよ! こういうことが私らしくないのなんて! でも仕方ないでしょ!」顔を真っ赤にして飛鳥がそう叫ぶ。
ていうか、え? 飛鳥がそういうことを本気で思っているのか?
「あの……飛鳥。」
「……………………何よ。」
「本気でそう思っているのか?」
「…………本気で言ってなかったら、ただのイタイ子じゃん……。」
「っ…………そ、そうか…………。」
な、なんだこの空気は。
ラブコメ以外の何でもないぞ。そもそも飛鳥が、俺の知っている飛鳥がこんなセリフ吐くわけがない。なんだ、俺は亜空間にでも引きずり込まれたのか?
そうだ。まずは冷静になることが重要だ。
目の前には真っ赤になった飛鳥。
そして照れている俺。
ここから導き出せる答えは?

「……………………。」
ダメだ。どうやったってラブコメにしか発展しない……。
どうしてだ、俺はそんな星回りに生まれた覚えはまるでないというに。
ただ幼馴染が彼女で、愛すべき義妹がいて、美少女ばかりが集まる生徒会でパシリにされているだけなのに!!
「……………………な、何とか言いなさいよ……。」
顔は先ほどではないもののやはりまだ朱色に染まったまま俺にそう問いかけてくる。
って言うか、この状況で何を言えと?
そして何か言ったとしてそれが正解なのかと。
頭の中で精一杯に考えた、何を言うべきか、何が正解なのか。そしてやがて一つの結論にたどり着く。
それはある意味禁忌であるかも知れない、しかし物事は表裏一体。
天才と馬鹿は紙一重。死ぬ事と生きる事は同義。失敗は成功の母……これはちょっと意味合いが違うか。
いや、ともかく、だ、それならば正解と誤答も紙一重であり同義であるはずだ。
なんやかんやで、それは賭けであった。
「じゃ、デートをします……デートをして……いただけませんか? デ、デートをし……したらどうな……です。」
何故この期に及んで戦○ヶ原風にしか言えなかったのかは俺には分からない。
「……………………。」
ほら、こういう空気になる! この空気からしてもう失敗やん!
「そ、その……………………。」
飛鳥が珍しくか細い声で呟く。か細い声で呟くってまず聞こえないけどな、音量的に。
「ケ、ケンが…………そ、そうしたいなら……………………。」
空気が、傾いた。
「私も………………………そう、したい……。」
結局なんやかんやで、賭けには勝った。
正真正銘の、恋人同士がするデートをする形で。

329一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:37:26
一番最初は携帯で書いていたので読みにくいところがあるかもしれません。って言うか今気付きました。
もういろいろボロボロなのですが指摘お願いします。

330一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/03(水) 16:44:29
追記
この小説は別にまとめwikiに乗せなくてもいいです。

331名無しさん:2010/11/03(水) 16:46:31
途中で教頭から校長に変わってる。。。

それ以外は普通にいいと思います。

332K ◆v4XtHYlfYY:2010/11/03(水) 17:17:39
>>329
一星龍氏、投稿お疲れ様です。まさかここで『阿修羅姫』などという語を聞くことになるとは思いませんでした。
毎度のことながら神クオリティですね。全然素晴らしい出来じゃないですか。
会話文に「〜〜〜。」と入るのは、貴方独特の技法だと解釈しておきます。

333板こんにゃく ◆OBpuRHyGa.:2010/11/03(水) 18:24:39
飛鳥が可愛いすぎて生きてるのが辛い

334ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/03(水) 20:59:33
ユーリさん、李杏さん。そして一星龍さん、乙です♪
皆さんやはりとても上手で、改めて尊敬させられました。
近頃修学旅行やら模試やらのせいで、小説を書くどころかスレに来ることすらできませんでした……。
久々に来てみたら神作品が多くて、何か嬉しくなりました。

そんなこんなでようやく書き始められます。
投下は……何とか頑張って今週末にいければ……って感じですかね……。
ではではノシ

335名無しさん:2010/11/04(木) 13:31:04
深夏がまだのこってるな、、、

336シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/11/04(木) 17:53:45
ユーリs
一星龍s
激乙です!
やっぱりホントすごいですね毎度毎度!
これからも楽しく読ませてもらいます(書けよ

337ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/05(金) 11:27:02
乙です!
いいなぁーーそのギャグのセンス、いいなぁーー
スランプとは思えないですね。スランプは大変だと思いますが、頑張って下さい!



そして……明日がとうとう入試日……
…………なぁに大丈夫、すぐに戻ってくるさ!
そして帰ったら俺は執筆を再開するんだ……
入試がなんだっ!俺は受かる!(懇願)
じゃあみんな、逝ってくるぜぇぇぇ!(涙目)

338<削除>:<削除>
<削除>

339名無しさん:2010/11/05(金) 14:56:09
>>336 何でユーリと一星龍の間にいる李杏には何も言わないんだろうね

340名無しさん:2010/11/05(金) 15:10:03
2行空けとかウザイじゃん

341名無しさん:2010/11/05(金) 15:13:59
>>336
つか某アルファベット一文字の職人さんみたいに妙に丁寧にしろとは言わんが
「〜S」は失礼だと思わないのか?
個人の差かもしれないが

342名無しさん:2010/11/05(金) 21:24:46
ユーリさん。
貴方の無事帰還を願ってます。(敬礼

343名無しさん:2010/11/05(金) 23:57:12
一星龍さん乙です!
そして、ユーリさんがんばってください

344K ◆v4XtHYlfYY:2010/11/06(土) 00:38:09
>>337
ユーリ氏。良い結果になることを祈っております。
死亡フラグは、真儀瑠先生にでもへし折ってもらいましょう。

>>341
まぁ個人差によって捉え方は変わりますし、気楽にいきましょうよ。

345名無しさん:2010/11/07(日) 21:50:44
久々に見に来てみたら、このスレのまとめwikiとかできてた……
知らない神様がいっぱいだ

346名無しさん:2010/11/08(月) 03:31:00
久しぶりに来たら、おお。一星龍さんが来てるじゃないか。
やはりさすがですね!飛鳥萌えです!w
あと俺も書いてみてはいるんですが・・・やっぱり難しいですねw
自分の納得いくものができたら投下したいと思いますw

347ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 02:49:31
どうもです。
予告より少し遅くなってしまいた……でも書きあがったので投下します。
鍵&林檎、第二話。
どうぞ。

348ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 02:50:06
入り込める余地がないことなんかわかってた。
ちょっと背中を押せば、この結果になることだってわかってた。
その結果が辛いことだってわかってた。
それでも背中を押してあげたのは、辛さなんか気にならないくらいに、
二人の笑顔が、見たかったからなんだろう。


今この瞬間、俺は今までの人生の中で最も緊張しているかもしれない。
当然じゃないだろうか。
これから両親に、「林檎と付き合うことになった」なんてことを言いに行かなくてはいけないのだから。
林檎と想いを伝えあったのが一昨日のこと。
昨日一日じっくり考えてはみたが、やっぱり話さないわけにはいかないだろう。
いや、隠し通していく、なんて選択肢は始めからなかったけど。
ただやっぱり、心の準備ってものは必要だったから。
もう覚悟はしっかり決まったと思う。
全部を話す覚悟だけじゃない。
絶対に負けない覚悟。
どれだけ反対されても、どれだけ正論を言われようとも。
林檎の手を離さない覚悟。
……絶対に認めさせて見せる。
「……じゃあ、行こうか、林檎」
「……うん……」
俺は林檎を伴って、父さんたちがいる階下へと降りていく。
丁度二人は、リビングにいた。
「父さん、母さん」
「ん? どうした、鍵。林檎も」
「ちょっと、話があるんだ」
そう言って俺と林檎は、父さんと母さんが座っているソファの向かいのソファに座る。
「何だ何だ、改まって」
父さんはちょっと驚いたような顔をしている。対する俺の心臓はバックバクなわけだが。
「大切な、話がある」
「大切な話?」
俺は大きく深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。
さあ、言え。ここまで来て、逃げることなんてできないぞ。
俺はしっかりと父さんの目を見つめ、その言葉を口にする。
「実は……俺と林檎は、付き合うことになったんだ」
「……ああ、やっとそういうことになったのか」
「父さんがそう言うのもわかる……でも俺たちは……。………………。……は?」
おい、今この親父はなんつった?
「いや、は?とか言われても……やっとそういうことになったんだな、と思ったんだが?」
「いやいや、待てよ、父さん。それじゃあまるで父さんは前から俺たちの気持ちを知ってたみたいじゃねーか!」
「だって最近の鍵挙動不審だったし」
グサァ!!
ま……マジか……そんなに挙動不審だったのか俺……いや心当たりがないわけではないが……。
「林檎に至ってはもうおにーちゃん大好きオーラ出まくってたしねぇ」
母さんが面白そうに笑ってやがる。父さんもなんか頷いてやがるし。笑顔で。
楽しそうだな、あんたら。こっちは何か精神的ダメージが大きいぞ。林檎だって首筋まで真っ赤になってうつむいちゃってるし。
「まぁ、それはいいとしてだ……」
父さんが笑顔を消し、真剣な表情を向けてくる。
「わかってるんだな、二人とも? それは普通の恋じゃない。それでもお前たちはその道を選ぶのか?」
当然の質問だった。でもそんなことは俺たちにだってわかってる。
だから俺も当然の答えを返す。
「普通じゃないなんてわかってる。それでも俺は林檎といることを選ぶ」
決意を込めた瞳で父さんのそれを見つめる。
「……そうか、なら何も言うことをない」
父さんはふっと、柔らかい表情を浮かべる。
「……なんか、いやにあっさりしてるな」
俺のほうはなんだか拍子が抜けてしまった。
「何だ。猛反対でもしてほしかったのか?」
「いや、そういうわけじゃないけど……ある程度の反対はあるもんだと思ってたから……」
だから話す前の俺はあんなにも緊張してたわけで。
「じゃあ、反対したらお前たちはその関係をやめるのか?」
「……やめるわけないだろ」
そう、やめるわけない。その覚悟で今ここにいるのだから。
「じゃあ、反対したって意味がないだろう? それに、反対する気なんてないしな」
「……何で?」
「だって、お前たちが自分たちで見つけた幸せがそれなんだろう? だったら父さんたちがそれを邪魔する道理なんかない」
母さんも横で優しげな微笑みを浮かべている。
「お前たちがそれで幸せなんだと思えるなら、むしろ父さんは協力してやる。」
「……父さん……」
もう、誰だよこの人。俺の父さんはこんなにかっこよかっただろうか。
でも……
「ありがとう……」
心から素直に、そう伝えられた。

349ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 02:51:51
父さんたちとの会話を終え、俺と林檎は二階へと上がる。
「あ、おにーちゃん。部屋……行っていい?」
「え? 俺の部屋?」
林檎がこくっとうなづく。
「別にいいぞ、じゃあ行くか」
「あ、うんっ」
林檎を連れて俺の部屋のドアを開ける。
「やっほー、ケン。お邪魔してるよー」
何故か飛鳥が俺の部屋で俺のベッドに寝転がりながら俺の漫画なんぞ読んでいやがった。
「飛鳥……毎度毎度思うがこれって不法侵入だよな……」
何でこいつは普通に玄関から入ってこれないんだ。窓を使うんじゃない窓を。しかも何で我が物顔でくつろいでいやがる。
「まぁそうかたいこと言わない。私とあんたの仲じゃない」
「幼馴染だからと言って不法侵入を許していいものなんだろうか……」
こいつはもういつもの調子かよ……俺は少し引け目を感じてしまってるって言うのに。
「あ、林檎ちゃんもいたの」
飛鳥が俺の後ろにいる林檎を見つける。
「あ、う、うん……こんにちは、飛鳥おねーちゃん」
何か林檎がもじもじしている。ひどく申し訳なさそうな顔で。
「……あ、あの、飛鳥おねーちゃん……」
林檎がおずおずと口を開く。
「謝ったりしたら怒るからね、林檎ちゃん」
「……っ……!」
林檎の言葉をさえぎって、飛鳥がぴしゃりと言い放つ。
「あなたが謝る必要なんてないの。林檎ちゃんは何も悪くなんてない。だれも悪くなんてない」
「…………」
「ずっと好きだったおにーちゃんと一緒になれたんだから、もっと笑ってなさい。もっと、胸張りなさい」
そう言って飛鳥は、今まで見たことがないくらいやさしい笑顔を浮かべた。
「……ありがとう、飛鳥おねーちゃん」
林檎もようやく笑顔を浮かべた。
「うんうん、よろしい。さ〜て……ケン」
「ん? 何だ?」
「のどかわいた。何かちょーだい」
「お前ほんと厚かましいな!」
さっきまでの聖母のような雰囲気は何処へやら。こいつスイッチのオンオフが激しすぎるぞ。
「あ、じゃありんご何か飲み物とか持ってくるね!」
そう言って林檎はパタパタと階下へと降りて行った。
「ホントいい子だわ〜……くれ。林檎ちゃんくれ」
「やるわけねーだろ。あほかお前」
言いつつ俺は飛鳥の横に腰を下ろす。
「……ありがとな」
「おやおや、随分と殊勝な態度じゃない。それは何に対してのお礼なのかしら?」
「さっきのことだよ。林檎、ちょっと気に病んでたみたいだったからな」
自分が飛鳥から俺をとってしまったのではないか、と思い悩んでいたみたいだった。
「まぁ、何も悪くないのに罪悪感もたれても居心地が悪いからね。だから礼には及ばないわ」
「そう言ってもらえると、助かるな」
「そう言えば、話はどうなったの?」
「ん? ああ、認めてもらった……て言うべきなのか、あれは……とりあえず二人ともいやにあっさりしてたな」
「あはは、あの二人ならそんなとこじゃないかと思ってたけどね」
わかってたなら「緊張するな」くらい言ってくれてもよかったんじゃないだろうか。
どうせこいつのことだから「がちがちになってるケンの観察が面白かった」とでも言うんだろうけど。
「よくわかってるじゃない、ケン♪」
「だから地の文を読むんじゃねぇよお前!」
「地の文とか言っちゃうあんたもだいぶメタだと思うんだけど」
いやまぁ、確かにそうなんだが……。
そんなやり取りをしていると、お盆にお茶と茶菓子を乗せた林檎が部屋に入ってくる。
「ジュースなかったから、お茶でいい?」
「あ〜うん、全然おっけー。ありがと、林檎ちゃん」
そう言って飛鳥は林檎の頭をなでる。何だか本当に姉妹のように見える。
「ほんとこの使えない底辺駄目兄貴とは違うわぁ〜」
前言撤回。こいつが林檎の姉なわけがない。
「お、おにーちゃん駄目じゃないよぅ!」
おお、林檎よ、さすが我が妹だ。お前はおにーちゃんをよくわかっているなぁ……。
「ちょっと頭がそこまで良くなくて、運動も別に得意ってわけじゃないだけだよぅ!」
うん、全然フォローになってないぞ、林檎。現実的なこと言われてるだけに何だか飛鳥のときより精神的にくるものがあるぞ。
本当に俺の精神をがりがり削っていく組み合わせだった。

350ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 02:53:55
「そう言えばお前俺の部屋に何しに来たんだよ?」
そしてお前は何故我が物顔で人の部屋でくつろいでいやがる。
「何よ。あんたは理由がないと友達と遊ばないっていうの?」
「いや、そういうわけじゃないけど……」
「ん〜まぁ、しいて言うなら……」
飛鳥が思案するような顔をし、パッと顔を上げる。
「暇だったからね(キリッ」
「……ですよねー」
何がキリッだよまったく。いつも通りの理由じゃねぇか。何でわざわざ凛々しく言ったんだ。
「家にいたってすることないのよね〜」
飛鳥がお茶菓子に出された煎餅をかじりながらつぶやく。
「じゃあ何か。お前は暇つぶしに俺の部屋に不法侵入してるってか」
「後は林檎ちゃんにいろいろ教えたりとかね」
「それ暇つぶしの一環でやってたわけお前!?」
なんて迷惑な暇つぶしなんだ。そんなことのために林檎をどんどん変な方向に導いていくのはやめてほしい。
「飛鳥おねーちゃんいつもいろいろ教えてくれるから、林檎も楽しみだよ?」
「いや、そんなことを言ってるわけじゃないんだ林檎」
「うんうん、林檎ちゃんはほんとにいい教え子だなぁ……」
「お前はほんとに最悪な教師だけどな」
「じゃあ、林檎ちゃん。今日も一つ、とってもいいことを教えてあげよう」
「わーい、教えて教えて飛鳥おねーちゃん!」
「おいこら飛鳥、お前また林檎に余計なこと吹き込むんじゃ……」
「ケンはね、エッチする時男の子大事なあそこを踵でふんずけて渾身の力でぐりぐりすると泣いて喜んじゃうよ」
「ほんとに何吹き込んでんだお前はぁぁぁぁぁ!!」
確かにそりゃ泣くよ! 喜んでじゃないけどな!
「何よ。あんたの性癖を林檎ちゃんに教えてあげただけじゃない」
「俺にそんなゆがんだ性癖はねぇよ! 大体そんなことされたら使い物にならなくなっちゃうだろうが!」
「あら、あんたのなんて最初からそんな感じじゃない」
「黙れ! お前に何がわかる! 人をEDみたいに言うな!」
「あぅ……おにーちゃんのおち……おち……ぐりぐり……」
「何か林檎がトリップしちゃってるじゃねーかよ!」
顔を真っ赤にしたまま、手を胸の前でいじくってもじもじしながらものすごく不吉な単語をぶつぶつと呟いている。
「お〜い、林檎〜! 帰ってこ〜い!」
林檎の肩を掴んで前後にふさぶる。首ががっくんがっくんしてるけどこの際仕方がない。
「あ、おにーちゃん。楽しみにしててね。おにーちゃんのこと気持ち良くしてあげるから!」
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
これほどまでに林檎の笑顔に恐怖を抱いたことはなかった。命の危険すら感じるんだけど。
「どうすんだよ飛鳥! 俺もう怖くて林檎とエッチなんかできねぇよ!」
「あんた……つい一昨日まで妹だからって告白することすらためらってた相手とエッチするって公言するのはどうなのよ……」
「知るか! 今はそれどころじゃねえんだよ! 林檎何か目が据わってんぞ!」
あの目はマジだって。ほんとに踵でぐりぐりされちゃうって。
「仕方ないなぁ、全く」
やれやれとか言いながら飛鳥が腰を上げる。何でこんな事態にした張本人にやれやれとか言われなきゃいけないんだろうというツッコミはこの際置いておこう。
「ごめんね林檎ちゃん、さっきの嘘だから」
「え、そうなの? 残念……」
この残念の意味はいい方向にとらえておくことにしよう……。
「うんうん、ごめんね。その代わりにいいことを……」
「おいこら。またループするからもうやめろ」
ちっ、とか言って飛鳥がお茶をすする。こいつはほんとに……!
「あ、もうお茶ないね。またいれてくるね」
急須を持って林檎が部屋から出ていく。
「いやぁ……ほんとに気がきくねぇ……」
「まぁ、そういうタイプだしな」
結構気遣うタイプだと思う。よくまわりを見ていそうだ。たまに全く見えなくなるけど……。
「さってと、じゃあ私はそろそろ退散させてもらうわ」
「ん? もう行くのか?」
「まぁね。あんまお邪魔しても悪いだろうし。あとは二人でごゆっくり」
そう言い残して飛鳥は窓から自分の部屋へと戻って行った。

351ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 02:56:48
林檎がお茶をいれなおした急須を持って部屋へと戻ってくる。
「あれ、飛鳥おねーちゃん帰っちゃたの?」
「ああ、邪魔しちゃ悪いとか言ってな」
「そっか……」
林檎がお盆を床におろして、ベッドに座っている俺の横に腰掛ける。
「…………」
「…………」
沈黙だけが場を支配する。何を話していいのかよくわからない。
でも、何となく居心地が悪い沈黙じゃないなと思う。
「ねぇ、おにーちゃん……」
その沈黙を破ったのは林檎だった。
「何だ?」
「りんごたちは……もう、恋人なんだよね……?」
まっすぐに俺の瞳を見つめ、そう尋ねてくる。
「ああ、そうだな。父さんたちのお許しもあるしな」
「そっか……」
目を細めてうれしそうにほほ笑む林檎。
その笑顔があまりに魅力的で。
気がつけば、唇を重ねていた。
「んっ……」
ゆっくり、唇を離す。
「おにーちゃん……」
林檎が頬を染めながら見つめてくる。
「なんだか、まだ夢を見てるみたい……」
「林檎……」
「ずっと、おにーちゃんと、こうしたかったから……」
「……夢じゃないよ。これは、夢じゃない」
「うん……」
林檎がまたゆっくり瞳を閉じる。
答えるように、また唇を重ねる。
「んぅ……んん……」
押しつけて、少し離して。そんな動きを繰り返す。
「んっ……んぁ……」
舌をのばして林檎の唇をなぞりあげる。林檎がくすぐったそうに体をぴくぴくとふるわせる。
「ふぁ……んん……んぅ……」
やがて林檎もゆっくりと唇を開く。
舌を林檎のそれと絡ませる。
「はぁ……んっ……ちゅるっ、ちゅぱっ……ん……」
唇も深く合わせて、お互いの唾液を交換し合う。
「んっ……おにーちゃ……んふ……んくっ……」
流し込まれた俺の唾液を、林檎が飲み込んでいく。
俺も同じように林檎の唾液を飲み込む。
じりじりと頭が焼かれていくような味わいだった。
「んぅ……んっ、ちゅぷ……んはっ……はぁ……はぁ……」
ようやく唇を離すと、二人の間に銀の糸が伝う。
それを舌でなめとり、林檎の胸に手を伸ばそうとして

352ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 02:57:29
「あ……おにーちゃん、ちょっと待って……」
止められてしまった。
「何だ、林檎?」
「あの、今日は……林檎が、おにーちゃんに……」
「え……」
サァーと俺の顔から血の気が引いていく感じがする。
ま さ か………。
『ケンはね、エッチする時男の子大事なあそこを踵でふんずけて渾身の力でぐりぐりすると泣いて喜んじゃうよ』
あ れ を 実 行 す る 気 で は あ る ま い な。
「いや……いやいや。いやいやいやいやいやいやいや……! 林檎よ、まさか飛鳥のあれをする気じゃないだろうな!?」
「え? 踵でぐりぐり? お、おにーちゃんがやってほしいなら、やるけど……」
「いや、やらなくていい。やらないでほしい。やらないでくださいお願いします」
「わ、わかった……あの、じゃあ……」
林檎がベッドから降りて俺の前に跪く。
ズボンのジッパーに手をかけて、下ろそうとする。
「あ、あれ。うまくいかない……」
「……俺がやろうか?」
「ん……だいじょぶ……あ、下ろせた」
林檎が俺のズボンとトランクスも引き下げる。
すでにだいぶ元気になってしまった俺のモノが現れる。
「うわぁ……」
何か固まってるし。
「む、無理しなくてもいいぞ」
「あ、ううん、だいじょーぶ。ちょっとびっくりしちゃっただけ。……もう、おっきくなってるんだね」
「う……そ、そりゃあんなキスしたら……」
「そ、そっか……」
林檎も顔を真っ赤にしてしまった。わかってることだけど、二人ともまだ全然慣れてないな……。
「……よしっ……」
林檎が腹を決めたように、俺のモノに指を添える。
「うっ……」
林檎の柔らな指の感触に思わず呻いてしまう。
「だいじょーぶ?」
「ん……大丈夫だから、続けて」
「うん……。確か……こう、だよね……」
林檎がモノを掌でつかみ、上下にこすりだす。
「う……くっ……」
「気持ちいい?」
「ああ……もうちょっと強くてもいいぞ」
「い、痛くないの?」
「うん、平気だから……」
「わかった。じゃあ……」
林檎が手の動きを速める。
「うあっ……くっ……」
自分で触るのとは段違いな刺激が下半身に与えられる。
女の子独特の柔らかさがすごく気持ちいい。
「えっと……これから……こう……」
林檎が舌を俺のモノに伸ばす。
「ぴちゅ……」
舌が俺のモノに触れた瞬間、びりびりとした快感が駆け巡った。
「あぁ……!」
「んちゅ……ちゅく、れる……」
全体に唾液をまぶすように林檎が舌を動かす。
「ちゅる、ん……ぴちゃ……」
一生懸命に舌を動かす林檎が何だか愛しくてたまらない。
動きは稚拙だけど、今の俺にはそれで充分だった。
「ん……あむっ」
林檎が口を開いて俺のモノをほおばる。
「うあっ……あぐぅ……!」
温かい林檎の口内に包まれ、すぐにでも果ててしまいそうだった。
事実、さっきまでの刺激で結構限界が近づいていた。
「んちゅっ……ちゅぱ、ちゅる、んむっ……」
林檎が少し苦しそうな顔をしながら顔を前後に動かしてくれる。
「んふ……ちゅぱ、ちゅく……んぅ……ちゅる」
歯が何度か当っているが、今やそれすら快感となっている。
「ちゅるるっ……! んんっ、ちゅく……ちゅぱ」
あの林檎が俺のモノを口にほおばっているというのはなんだかすごい光景だった。
そんな思いも、眼前に迫った限界に流されていく。
「あ……林檎っ……! も、もう出せって……! このままじゃ口の中に……!」
「ん……ちゅうぅぅっ!」
もうほとんど限界だったというのに、強く吸いたてられて耐えられるわけがなかった。
「あっ……うああぁぁっ!」
あっさりと林檎の口の中に開放してしまう。
妹の口の中で出しているというその事実が、さらに快感を増長しているような気がする。
「んんぅ!?  んんんっ……!」
びくびくと痙攣しながら精液を放出し続けるモノを必死で口の中で押さえ、全てを受け止めようとする林檎。
やがて口の許容量を超えた精液が口の端からこぼれだす。
口の端から白いものをこぼしているという図は、何とも妖艶だった。
放出が終ったころにようやく林檎が口を離す。
「ご、ごめん林檎。今ティッシュを……」
「ん……んくっ、んくっ……」
「お、おい、林檎?」
林檎は喉を鳴らして精液を呑みこんでいく。
「ん……ちょっと、苦いね……」
「無理しなくていいのに……」
「ううん。だっておにーちゃんのだから」
微笑みを浮かべながらそんなことを言ってくる。かわいいな畜生……。
「綺麗にするね……」
そう言って林檎また俺のモノにしてを這わせる。
付着している精液をなめとっているだけだろうが、今の俺にはその刺激が痛いくらいだった。

353ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 02:58:49
「はぁ……。……またおっきくなったね……もう一回お口でしようか?」
「いや、もういいよ。今度は林檎も一緒に、な?」
「あ……うん……」
林檎をゆっくりとベッドに横たわらせてやる。
林檎のスカートをまくりあげてみると、その下着はもう十分すぎるほどに濡れていた。
「あれ、林檎。何かもう……」
「うう……おにーちゃんのお口でしてたら……なんかお腹の奥が熱くなって……」
俺の舐めながらエッチな気持ちになっちゃったわけだ。
でもこれならもう準備の必要はないな。
俺は林檎の下着を下ろしてモノを秘所に宛がう。
「じゃあ、いくぞ?」
「うん……」
林檎が頷くのを確認してから、俺は腰を進めていく。
「んんっ……くふぅっ……」
最初の時ほどの抵抗はなく、よく濡れているせいもあってか、スムーズに最奥にたどり着く。
「んあ……んん……」
「痛くないか、林檎?」
「うん、もう平気……」
「そっか、じゃあ動くぞ」
俺はゆっくりとを抽送を始める。
「ふあっ……ああぅ……んやぁっ」
一度経験済みとはいえ、まだ林檎の中はそれなりにきつい。経験不足だけが理由ではないだろうけど……。
「はあぁっく……んああっ……」
内部の柔らかな粘膜が、ぴったりモノに絡みついてきてすごく気持ちいい。
「っく……林檎……」
「ふぅ……んんっ、あっ、ああっ……おにーちゃぁん……」
ぎゅうぎゅうと締め付けられて、まだ大して動いてないのにだいぶ気持ち良くなってきてしまっている。
俺だけ気持ち良くなっても悪いので、少し動きを速める。
「ひゃうぅっ……あっ、ああっ、ふああっ!」
強まった快感に、林檎がその小さな体をくねらせる。
その動きに同調するように中もまた締め付けてくる。
「んやぁっ! はぁ、あくっ……ああっ、んんぅぅ……」
もっと林檎と快感を味わいたくて、さらに激しく腰を動かす。
「ああぅっ! んやっ、はぁぅぅっ、あっ、ああっ!」
「くぅっ……林檎、大丈夫か……?」
「はぁ……う、うん……きもちいいよ……おにーちゃん……んんっ……」
もっと、もっと、もっと。
そんな感情に支配されて、俺は腰を動かし続ける。
林檎の最奥に何度も何度も自分のモノを打ち付ける。
「ふああっ! あっ、おにーちゃんのぉ……当ってるよぉ……やあぁっ……!」
「林檎っ……林檎っ……!」
「んやっ、あっ……きちゃ、う……んんぅっ……きちゃうよぉ……ふああっ!
林檎の体がぴくぴくと痙攣しだす。
かく言う俺ももう限界だった。
「林檎っ、俺も、もうっ……!」
「うんっ……きて……きて、おにーちゃんっ……! あっ、ああっ、あっ……!」
最後の最後に、林檎の最奥へと思い切り腰を突き動かす。
その衝撃がとどめになった。
「うっ……ああぁぁっ!」
林檎の中で二度目の開放を迎える。
「あっ、おにーちゃ……あつっ……やあああぁぁぁっ!!」
最後の衝撃と、俺のせいを感じ取ったように林檎の体がびくびくと震える。
林檎の中が、いまだ放出を続けるモノを締め付ける。
意識の持って行かれそうな快感がモノから全身に伝わる。
「あ、あ、まだ、出てる……おにーちゃんのが……いっぱい……」
二度目とは思えない量の精液を放出し終えると、林檎の横へと倒れこむ。
「はぁ……はぁ……おにーちゃん……キス……」
「はぁ、はぁ……うん……」
唇を触れ合わせる程度しかできないけど、やさしくキスをしてやる。
「えへへ……」
それでも林檎は幸せそうに笑ってくれた。

354ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 03:00:42
「ど、どうだったかな、おにーちゃん?」
「ああ、いや、よかったけど……どこであんなの覚えてきたんだ?」
飛鳥……ではないな、絶対。あいつはそういうある意味『普通なこと』を林檎に教えないからな。特に俺が喜ぶようなことは。
「え、えと……昨日本屋さんに行って……そ、そういう本を……」
「………」
ああ……目に浮かぶ……耳や首筋まで真っ赤にした林檎が涙目になりながらそういう本を立ち読みして勉強してる姿……。
人の目もあったから死ぬほど恥ずかしかったろうに……。
それだけ……俺のことを想ってくれたってことなんだよな……。
そんなところは素直に愛しいと思う。
「あ……でもね、あれはできないんだ……」
「あれ?」
「こう、胸ではさむやつ……」
「…………」
ああ、確かにできないだろうな……林檎じゃ……。別にいいけどさ。
「あれは男の人喜ぶって書いてあったのに……もうちょっと大きければな……」
林檎が自分の胸を見下ろしてなにやら嘆いている。全く……。
俺は林檎の頭に手を置いて、そのままなでてやる。
「いいよ、そんなこと気にしなくて。俺たちは俺たちでいいだろ? 背伸びなんかする必要ないんだよ」
「おにーちゃん……うん」
ようやく笑ってくれた。やっぱり林檎は笑ってる顔が一番だからな。
「そうだ、明日は日曜日だし、デートでもするか?」
「え、デート!? するする!」
目をキラキラさせながら何回も頷いている。
ほんとに単純だなぁ……そんなところがかわいいんだけど。
「じゃあ、決まりだな」
「うんっ! やくそくだよ、おにーちゃん!」
と、言うわけで、明日は俺と林檎の初デートだ。
こうご期待、俺!

〜ちなみにその後〜
「ねぇあんた。私とあんたの部屋の間は窓を隔てて数十センチしかないってわかってるよね? それなのにいきなり部屋でエッチしだすって何ごとなの? 馬鹿なの? 死ぬの? 確かにあんたの部屋は防音かもしれないわ。でもさすがに私の部屋には聞こえてきちゃうわけよ。びっくりしたわよ、部屋に戻ったと思ったらいきなりあんたたちがエッチしてる声が聞こえてくるんだもの。いたたまれなくなってリビングに退避したのよ私。わかる? その時の私の心境。何で自分の部屋から逃げなきゃいけないんだか。ねぇ聞いてんの? もうわかったわよね? あんたの部屋でエッチするとどうなるか。そもそもあの話の後いきなりエッチするなんて何なのあんた。馬鹿なの? 死ぬの? 大事なことなので二回言いました。まぁ、今日のところはもう勘弁してあげるわ。これに凝りたら少し学習しなさいよね。わかった?」
「……はい、すみませんでした……」
これからは林檎の部屋でしよう……。
そう心に固く誓った。

355ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/11/09(火) 03:02:33
以上です、いかがでしたか?
文字制限のせいで濡れ場が不自然な途切れ方してる気がしますが……。
最後のデート云々は急きょ思いついて急きょ話を変更しました。
というわけで次回は杉崎と林檎のデートです。うまく書けるかな……。
そう言えばユーリさんの受験はどうだったんですかね……気がかりです。
さて、今日はもう遅いのでこの辺で失礼させてもらいます。
ではではノシ

356名無しさん:2010/11/09(火) 03:07:55
ダストさん乙です!!
次回作も期待してます!

357名無しさん:2010/11/09(火) 14:34:47
激乙です!!

358<削除>:<削除>
<削除>

359名無しさん:2010/11/11(木) 22:16:29
ユーリさんぜひ鍵×知弦
続きお願いします!

360名無しさん:2010/11/12(金) 02:32:09
ダストさん超乙です!
林檎超可愛かったです!次も楽しみにしてます!

361ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/12(金) 11:28:10
ダストさん乙です!
少ない文字での描写が上手いですね!見習いたいです!
>>359さんありがとうございます。
頑張って書いているので、少し待っていてもらってもいいですか?。


皆さんの応援のおかげで、死亡フラグも打ち破り、無事、大学に受かることができました。
ありがとうございます!!
入試を受けて、合否発表までの期間がとてもつらかったです。勿論、入試もつらかったですが。
とにかく、感謝感激雨あられです!
本当に、良かったぁぁ!!

362名無しさん:2010/11/12(金) 20:11:32
ユーリさん大学合格おめでとう

363名無しさん:2010/11/12(金) 21:19:45
ダストさん乙!
そしてユーリさんおめでとう!

364ウィンター:2010/11/13(土) 00:15:47
ユーリサンとってもすごいです。
これから大変だと思いますが、頑張って
大学生活を満喫してください!

365名無しさん:2010/11/13(土) 00:15:51
ダストさん、乙です。
そして、ユーリさん合格おめでとう!

366名無しさん:2010/11/13(土) 00:48:47
ユーリさん、おめでとうございます!
大学生活がんばってください!

367名無しさん:2010/11/13(土) 19:15:07
ユーリさん入試おつかれさまです!
作品投稿、楽しみにしています。

368名無しさん:2010/11/13(土) 22:44:17
ユーリさん大学合格おめでとうございます
大学での生活頑張ってください!

369一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/14(日) 00:58:51
ん? アレ、ここなんのスレ? 大学合格を祝うスレ?
他人事なのに自分の事の様にほっとしてしまいました、ユーリさんの大学合格の件については。
俺も、そろそろエロゲー積むのやめて、勉強せなな〜。
あと遅ればせながらダストさん乙です。
強いて言うなら飛鳥のセリフの
「じゃあ、林檎ちゃん。今日も一つ、とってもいいことを教えてあげよう」

「じゃあ、林檎ちゃん。今日も一つ飛鳥さんレクチャーしてあげよう」
にかえ、
「ケンはね、エッチする時男の子大事なあそこを踵でふんずけて渾身の力でぐりぐりすると泣いて喜んじゃうよ」

「ケンはね、エッチする時男の子大事なあそこを渾身の力でレッ○ラリアートすると泣いて喜んじゃうよ」
に変えたらいいのでは? と思います。まあ、完全に俺の趣味なので、聞き流してくれて大いに結構です。むしろ聞き流せ。
でも最後の飛鳥の語りはかなり好きな展開です。


さて、明日は何故か知らないがなまじ部長になったばかりに学校の部活説明会で壇上に立たないといけないんだよなぁ。
でも、ユーリさんが大学受かったなら何とかなるはず! …………はず。
たまったエロゲーも何とかできるはず!!

370名無しさん:2010/11/14(日) 23:08:18
俺さー過去のスレでアルテマの作品
読んだんだけどはっきり言うと
ツマンネー!「マジでこのキモ小説なに!?」とかつい言いそうになったよ。
マジキモイーお願いだからもっとましなの
作ってから投下してくれる。
マジ、ワロタ↑↑

371名無しさん:2010/11/14(日) 23:18:51
そうですか?
私は結構アルテマさんの作品好きですよ!

372名無しさん:2010/11/14(日) 23:29:19
ウソー、マジデ!ストーリーも短いし
工口シーンもワンパターンでリアルに
笑えないしある意味では、爆笑
みたいなー!ハッハッハッハッハッハッハッハマジやばい笑える。

373名無しさん:2010/11/15(月) 00:18:12
>>372
なら自分で書いてみたらいい。どれだけ書くのが大変か……
ちなみに俺もアルテマさんの小説、嫌いじゃない。

374名無しさん:2010/11/15(月) 01:06:24
俺もアルテマさんのは結構好きだったのにな〜…

375名無しさん:2010/11/15(月) 03:51:10
>>372が消えればいい

376名無しさん:2010/11/15(月) 14:48:23
バカだからかまってほしんだろww

377名無しさん:2010/11/15(月) 15:23:18
>>373
好きとは言わないんだな

378ななしさん:2010/11/15(月) 20:24:39
何度でも立ち向かえ孤独と闘う職人
その体果てるまでチャンスあるさ!
誰だって臆病な彷徨えるロードランナー
容赦無きそのレース勝ちを掴め!
振り向くな恐れるな今自分を信じて
輝ける明日へと駆け抜けよう!



職人さん応援してます(みんな)新人さんもどんどん投下して下さい!

379名無しさん:2010/11/15(月) 20:45:02
>>378
一話完結とか打ち切りしそうな台詞

380名無しさん:2010/11/15(月) 21:07:27
ああああい

381熱血:2010/11/15(月) 21:42:10
そんなこと言ったら、僕の作品はどうなるんだ…

382名無しさん:2010/11/15(月) 21:47:18
杉崎×深夏 希望

383ガビーン:2010/11/15(月) 21:50:36
それは、いつものように寒い日だった。        
兄「さむっ!」      
そう言いながら部屋を出ると
知弦「おはよう」     
なぜか、元気だった。   
兄「どうした?そんなに笑って」           
知弦「今日、いい夢みたの」
知弦が、こんなにも喜んでいる。そうとう良い夢だったのだろう。         
兄「で、どんな夢だったんだ。」         
知弦「私と兄さんが結婚する夢だよ。」
兄「はぁ!!」顔を赤くしてしまった。情けない。
知弦「うそだよ、兄さん。顔なんか赤くして かわい。」
コノヤロー、大人をからかいやがって。言ってるお前も赤くなってるくせに。と、思いながらも、すこし嬉しかったので、なにも言わなかった。
兄「で、本当はどんな夢をみたんだ。」
知弦「みんなで、ご飯食べる夢だよ。」
兄「なんだ、いつもの出来事じゃないか。」
知弦「うん、だから幸せなの。みんなといることが幸せなの。」
しょうがない、今度どこかにつれていってやるか。みんなで。

384ガビーン:2010/11/15(月) 21:53:02
かく場所間違いました。
すいません!!

385名無しさん:2010/11/15(月) 22:49:52
とりあえず乙ですww

386ガビーン:2010/11/15(月) 22:59:14
ありがとうございます

387名無しさん:2010/11/16(火) 00:33:46
面白く無い物は面白く無いんだよ!
つかおまえこそ小説投下したことあんの?
まあしてたにしても、クソつまんないんだろうけど!!
マジうけるーーーーーーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww馬鹿は、どっちだってキモーーーーーーーーーーマジどんびきーーーーーーーー

388名無しさん:2010/11/16(火) 00:37:02
376の君にいったんだよわかってる
自意識過剰さん

389名無しさん:2010/11/16(火) 00:39:16
確かに376は言い過ぎだ。

390名無しさん:2010/11/16(火) 02:06:51
なぜ蒸し返す?

391ななしさん:2010/11/16(火) 02:33:54
荒らしはスルーって何度も言ってるよね?
煽られたからってそこで言い返すからスレッド
が荒れるんだよ?
別に悪く言う人はほっとけばいいだけの話でしょ?
楽しく職人さんの投下した小説読んで感想言えば良いじゃん
それに何処にも荒らしはいるから相手してたらきりがないし
埒も開かないよ?

マジレスすいません。

392名無しさん:2010/11/16(火) 12:55:48
そろそろ、あの人が投下しそう。某深夏スキーの人が

393名無しさん:2010/11/16(火) 16:44:56
自意識過剰の使いかたちがくね?

394ドラOエ:2010/11/16(火) 19:29:43
今、書いてます

395名無しさん:2010/11/16(火) 20:03:50
一般的に見て、寝取られ系って需要ある?
杉崎と深夏が付き合い初めて、知弦がヤンデレ化。
杉崎を快楽で篭絡し、深夏にやってる現場を見せる。
壊れる深夏を横に見ながら、恥辱逆レイプ。
杉崎は罪悪感を感じながらも、知弦の与える快楽に耐え切れず……

みたいな感じ。

396名無しさん:2010/11/16(火) 20:37:13
俺は見たいです!

397シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/11/16(火) 21:37:30
今後も荒らしはスルーの方向で




一星龍さんの作品が待ち遠しいですね

398名無しさん:2010/11/16(火) 22:04:36
ウセロ!
シャナキモキモキモキモキモキモキモキモ





























                 キモ

399名無しさん:2010/11/16(火) 23:52:35
あー……………
ほんと、なんでそんなことするかなぁ…。
そんなレスしたら、どうなるかぐらい考えろよ。
どうしてわかってくれないんだよ。

スルーしてくださってるみなさんすいません。
でも、どうしても許せませんでした。
ほんと、すいません。

400ななしさん:2010/11/17(水) 00:39:06
荒らしはほっとこう?

401名無しさん:2010/11/17(水) 01:45:25
荒らしも許せないが、それをスルーせず、いちいち正義きどりで罵ったりするやつも頭に来る。
荒らしは黙って通報して、アク禁にしときゃいいの。
まあ、放っといても自然消滅するけどね。

402ななしさん:2010/11/17(水) 03:21:18
杉崎が生徒会室に入ったらそこには会長、知弦、深夏、真冬が
いて何故か発情中で入ってきた杉崎を逆レイプ,
そこへ顔を出しに来た真儀留先生が乱入最終
的に嫌みを言いに来たリリシアが巻き込まれる
という電波を受信しますた

403名無しさん:2010/11/17(水) 10:51:34
>>402
よし、そのSS是非書こうか

404名無しさん:2010/11/17(水) 21:54:53
期待!!

405名無しさん:2010/11/17(水) 23:19:45
すごい楽しみです

406名無しさん:2010/11/18(木) 10:43:05
>>397
そろそろ自分が荒らしになっていることに気づけ
一星龍以外の職人も不快になる。

407名無しさん:2010/11/19(金) 00:00:05
397ってシャナの事だと思うんたけど
キミは、そのことをシャナに言いたいの?
それとも396にいいたいの??

408名無しさん:2010/11/19(金) 12:38:10
>>407
お前さんは何を言ってるんだ
シャナの安価に向けて言ったこと何だから、シャナに言いたいに決まってるだろう

409名無しさん:2010/11/21(日) 12:35:24
売り言葉に買い言葉じゃいつまでたっても終わらないと思うよ?純粋にこのスレを楽しみたいなら、職人さんに期待して待っているだけで十分だと思う。楽しみに待ってくれてる人がいれば、職人さんの励みになるんじゃないかな?

410ななしさん:2010/11/22(月) 15:55:01
とりあえず荒らし叩くより職人支援の方が
大事だと思う

全ての職人頑張って!

411名無しさん:2010/11/22(月) 17:19:25
間違ってないんだが
まずはコテハンを何とかしようか。荒らし対策にもなるし

412シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/11/22(月) 23:02:40
なんか自分が悪いみたいになってるよw

413名無しさん:2010/11/23(火) 02:00:18
黙って待ってろってことだな。

414名無しさん:2010/11/23(火) 14:22:36
埋め

415名無しさん:2010/11/24(水) 00:05:06
職人さん待ち

416名無しさん:2010/11/24(水) 01:03:27
すみません・・・。
コテハンってどういった意味なんでしょうか?
初めてでよく分かりません。

417名無しさん:2010/11/24(水) 03:08:40
簡単にいえばニックネーム
作品投稿しなければつけないほうがいい。

418ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/11/24(水) 08:41:58
おおぅ、何か知らん間に荒れてるな
流れを見るかぎり、シャナさんは悪くないです
だって、そういう要素が見つからないもの
っと、こういう事書き込むのもあまり良くはありませんでしたね。
すみません。

>>362-369の方々、ありがとうございます!
これから頑張って行きます!

次の投下は、まだもうちょっと先になりそうかな……
合格で緊張が抜けて、今はあまり何かをする気が起きない……

あと、悩んでいた最後だけど、形は出来ました。
走り書きで、一応書いてますが……
内容がやばいです
一歩間違えれば、鬱エンド、知弦ヤンデレ化からの死等、俺の嫌いなエンドになりそうです。
なにぶん、うとうとしている時に思いついた形ですから、理由とか、どうしてそうなったのかも、全くはっきりしてません。
これから調整していくので、またアドバイスするかも。

あとそうだブラックオプス面白いよねブラックオプス。

…………俺は、何がしたいんだ?
不快に思った方、すみません。

419名無しさん:2010/11/24(水) 19:02:40
ユーリさんの作品、どれも素晴らしいです!自分は何ヶ月でも待つので、ユーリさんが納得いく作品を書いてください!ふぁっきん!!

420名無しさん:2010/11/24(水) 19:51:06
最後罵倒!?www

421名無しさん:2010/11/24(水) 19:53:11
最後罵倒!?www

422名無しさん:2010/11/24(水) 19:56:08
一星龍さんの作品が待ち遠しいです

423ああああ:2010/11/24(水) 20:54:49
ケロロ軍曹「お前ら雑魚と違い。我輩達は最強であります!!!!!」

浅倉威「お前達が最強?苛つかせる…。」
ジーク「貴公達がさいきょうとは、笑止」
ケロロ(笑)のゆとりゴミ蛙共「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ(腰を抜かして跪く)」
モモタロス「おめえら、自分で言う割にはむちゃくちゃよえ〜な〜wあまりの弱さに俺おったまげたぜ!w」
左翔太郎「お前等が世界最強なら俺達は宇宙最強だ。俺達の足元にも及ばねぇよ!」
野上良太郎「君たち、本当に大した事ないねw」
ケロロ(笑)のゆとりゴミ蛙共「ひいいいぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜誰か助けてぇぇぇ〜〜〜!!!」
アナザーアギト「しゃべるな!!社会のクズのゴミ虫どもが!!」
ヒビキさん「余り強そうな言葉を使っちゃあいけないよ?必要以上に弱く見えるぞ。」
門矢士「お前ら、口で言う割には本当にしょぼいなw弱いなw」
上のキャラたちの圧倒的な強さの前に戦闘力5未満(笑)の
ケロロ(笑)のゆとりゴミ蛙共「俺達のような雑魚のゴミ虫が調子こいてすいませんでしたああああああああああああ。
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい(失禁しながら土下座)」

424名無しさん:2010/11/24(水) 21:54:01
たのしみだな
ユーリさんの小説

425<削除>:<削除>
<削除>

426A:2010/11/24(水) 23:55:03
DSから読んでます。
DSは読みにくいです。
最初のスレから読んでやっとここまで辿りつきました

427一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/11/25(木) 00:05:35
>>426
それはお疲れ様です
小説の完成度は現在70%くらいです。いま暫く生暖かくお待ち下さい

428シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/11/25(木) 21:07:02
>>418
ユーリさん励ましありがとうございます(うれし泣)
反省したので黙って待ってます

429ダオス:2010/11/26(金) 18:50:29
ちょっと途切れ途切れになると思いますがやらせていただきます
誤字脱字等多いと思いますが初心者なのでお手柔らかに

7月×日
放課後、夏休み前日の今日
俺、杉崎鍵は深夏より一足早く生徒会室に来ていた
ネット通販で手に入れた一つの薬さじ
中身はまだご想像にお任せしよう
自分の分のお茶を取り、
残ったお茶の中に混ぜる
ちなみにこれは暑いからとあらかじめ俺が買っておき、
昨日から同じく小さめのクーラーボックスの中に入れておいた
まだ冷えていて1Lほど残っている

ここで四人の美少女
具体的には深夏、真冬ちゃん、知弦さん、会長が入ってきた
「おい鍵、どうしたんだ?
先にスタスタ行っちまうなんて?」
深夏に聞かれる
「ゴメンゴメン
ちょっとのど渇いて、
自販機でわざわざ買うのも
なんだか釈で、それでこれを飲みに。
そーかそーか深夏俺が居なくて寂しかったな。
ごめんよ。」
ちょっとからかってみた
が、次の瞬間
「死ねぇぇぇ」
(バキィィィ)
「グベラバァァァァァァァ」
殴られました
まぁ分かっていたことだ
「心配して損した!」
一区切り付いたところで
「それわそうと」
「簡単に流すな」
無視しよう
「飲む人ー?」
「お、気が利くな鍵、もらうよ」
「先輩、真冬もお願いします」
「私もお願いしようかしら」
「深夏、どうせまたモテるために無意識にやってるのよ」
「会長は?」
「あぁ、飲む飲む」
俺は四人に茶を差し出し、
「すいません、ちょっとトイレ行ってきます」

約十分後、
トイレから戻ったとき
俺の目には予想どうりの光景が映った


とりあえずここまで
少し時間空けるかも知れないです
こちらもその間勉強させていただきます
駄スレスミマセン

430名無しさん:2010/11/27(土) 01:01:25
いやいや、そんなことないです
続き待ってます

431名無しさん:2010/11/27(土) 14:24:31
「はんっ!はんっ!だめっ!あうっ!あっー当たってる、杉崎の!うぁっ!大きっ!はっ!はっ!はっ!んぁっ」
「会長やっぱり気持ちいいんですね、ではもっと気持ちよくさせてあげます!」
俺は挿入しながらクリトリスを摘んだ。
グリッ!
「ひぁっ!ああああぁぁぁぁぁぁぁ!見ないでぇぇぇぇぇ!」
プシャーーーーー!!
「会長漏らしちゃだめじゃないですか、あとから誰が拭くと思ってるんですか?」
会長のま○こが痙攣しながら俺のチ○コを締め付ける。
「はぁはぁ…杉崎が…悪いのよ…ひぐっ!」
「俺のせいですか?漏らしたのは誰ですかね?」
「……はぁはぁ…」
「誰ですかね?」
問い詰めるようにクリトリスを左右に引っ張る。
「くぁんっ?はっ!はっ!ひゃ!言うから!言うから!」


「じゃあ改めて聞きます、漏らしたのは誰ですか?」
ピンッとクリトリスを弾く。
プシュ!
「ふぁっ!あたしが漏らしたからあたしが悪いです。」
「また漏らしましたね!そう!よく言えたので俺からプレゼントです。」
「!?はっ!また!はんっ!だめだよっ!杉崎!あん!あっ!あっ!あっ!イッたばかりなのにっ!うっ!そんな動いたら!またっ!またっ!」
ジュプッ!ジュプッ!ジュプッ!ジュプッ!ジュプッ!

432名無しさん:2010/11/27(土) 16:06:35
杉崎、鬼畜ですね・・・。でも文章力いいと思います!ふぁっきん、ゆー!

433名無しさん:2010/11/27(土) 18:46:51
がんばれ★ 
ふぁっきん!

434ダオス:2010/11/27(土) 23:03:17
429の続きです


「杉崎!?(キー君!?、先輩!?、鍵!?)」
予想どうり?
なに愚かな事考えてんだ俺よ
むしろ予想以上だ!!
素晴らしい!!!
4人の状況を一人ずつ解説しよう!!!!
まず深夏
自分の秘部に手を伸ばし
かなり派手な自慰を繰り広げている
次、真冬ちゃん
パイプイスの端をやはり秘部に押し付け
両手で乳首を弄んでいる
問題は知弦さんと会長、
パネェまさかここまでとは
なんと互いの秘部を擦り合わせているではないか!

そうここまでくればもう分かりきっている
薬さじの中身はそう!
媚薬だ!!
つまり俺の陰謀!!!(笑)
効きが早すぎるのは作者からちょっとした粋な計らいだ
嘘だ!じゃないと物語はスムーズに進まない
俺が入ってきて秘部をこすり合わせるのを止めた知弦さんから
アイコンタクト
(キー君、あのお茶、何か盛ったでしょ?)
(は、はい、媚薬です
 それにしてもまさか知弦さんまで掛かるとは…
 知弦さんは諦めてたのに…)
(フフフッ、あんなのバレバレよ
 不自然すぎ)
(じゃ、じゃぁなんで?)
(だって私はキー君のこと…)
「ちょっとぉ
 知弦ぅ、止めないでよぉ」
会長がコンタクトを中断させてきた
「はいはい、
 ごめんね?アカちゃん」
そうしてまた戻ってしまった
そういえばこの後のことすっかり考えてなかった
「あぁ!もうだめぇええ!!」
傍らで深夏がイッた
「け、鍵!」
そういうと俺のほうに飛び掛ってきて
手早くチャックを下ろし、俺のモノをくわえた
「み、深夏!?」
考える必要なかった
「ひぇ、ひぇんおをほうだいっ!」
「な、何!?」
深夏は一回口からモノを出し
真っ赤になって
「だ、だから!!
 鍵のちょうだいっ!!!」
「は、はぃぃぃぃぃぃ!?」

眠いからここまで
多分次は明後日
18時ごろに

435名無しさん:2010/11/27(土) 23:28:40
頑張って下さい

436名無しさん:2010/11/27(土) 23:40:53
楽しみにしています

437名無しさん:2010/11/28(日) 00:47:11
何というほうちプレイ・・!

438名無しさん:2010/11/28(日) 01:22:20
期待してるぜ

439名無しさん:2010/11/28(日) 04:13:03
ちょっとはちみつレモンふいたwwwww

440ダオス:2010/11/28(日) 18:55:29
ビビッた
ガチでビビッた
まさかあの正統派ツンの深夏がそんなこと言うとは、
どうしようかな
すかさずライフカード
・深夏とヤる
・ヤラず放置
・ヤラず陵辱
媚の効果は自然に抜けるまで3時間と
かなり弱いものを選んだ
が、しかしそれでも媚なのに代わりはない
自慰だけではほとんど抜けない
媚は快感を強く与えると抜けてしまう
ならここは…
「やだ」
そういってモノをしまう
「え!?え!?何でだよぉ」
顔が真っ赤だ
こんな深夏も萌えるけど
「さぁ?なんでだろうねぇ?」
陵辱を選択
「す、杉崎ぃ」
そう言って自慰を再開
「そうだなぁ
 よし、杉崎…いや、
 健様、ド変態な私のマ○コをさらにド変態にして
 そのチ○コでグチョグチョにして下さい
 と言うならまだ考えてやろう」
「え!?
 ヤ、ヤに決まってんだろ」
「そうか、じゃあ諦めろ」
「……
 け、健様、私の…な…をさらに…にして
 その…で…にしてください…」
おぉ意外とあっさり言っちゃった
つまんねーの
だけど…
「んん?なんか言った?」
「杉崎様、ド変態な真冬のマ○コをさらにド変態にして
 そのチ○コでグチョグチョにして下さい」
あっさり言った
真冬ちゃんが
「ま、真冬!?
 な、何言ってんだ!」
「杉崎先輩のが…んん!
 そんなことで貰え…んあっ!
 るなら、真冬は先輩のが欲しいんです!!」
「あら、そんなんでいいの?」
知弦さんが続く
「キー君、いや、
 健様、ド変態な私のマ○コをさらにド変態にして
 そのチ○コでグチョグチョにして下さい
 私もお願いね」
ち、知弦さんまで!
「さ、深夏は?」
「け、けけけ、
 スーー、ハーーァ
 け、健様、ド変態な私のマ○コをさらにド変態にして
 そのチ○コでグチョグチョにして下さい」
もう深夏の赤さがハンパじゃないことに!!
さて、そうなるとのこすは、
会長の方を見てみる
無理だろう会長のいそんなことは言えない
「す、杉崎、
 会長命令だからねっ
 わ、私と…
 私とせっく、えぇと」
どうやらセックスというワードが思い浮かばないようだ
萌える
「セックスね、アカちゃん」
「わ、わかってたもん
 私と…」

441ダオス:2010/11/28(日) 19:56:42
お詫びと訂正
後ろから10行目
会長のいそんなことは言えない
となっておりますが
会長にそんなことは言えない
が正しい文です
失礼しました
では引き続きよろしくお願いします


「私とセックスしな「だからイヤです」
「え、ぇえええええ!?」
「したいなら会長命令とかせず
 健様、ド変態な私のマ○コをさらにド変態にして
 そのチ○コでグチョグチョにして下さい
 と言ってくださ「やだ」
即答された
「じゃあそこで指をくわえて
 いや、あそこを弄んで見ててください
 じゃ、順番どうします?
 知弦さ「ままま待ちなさいよ!」
「杉崎様、ド変態な私のマ○コをさらにド変態にして
 そのチ○コでグチョグチョにして下さい!」
「お、やればでいるじゃないですか
 真儀瑠先生が言ったとおり
 事実は小説より奇なり、会長は想像より淫乱なり
 だったんですね」
「違うわよ!
 でも私は確かに両親からやればでき「あ、その下りはいいです」
いつもどうりみないなこと言っときながら
会長もひどく真っ赤だ
「じゃ、改めて順番どうします?」
「そうねぇとりあえず年功序列で…」
それってつまり会長が最初ってことか
「待ってください
 真冬は納得行きません
 ここは、杉崎先輩にアレを言った順で」
「確かにそれは一理あるね真冬ちゃん」
「キー君!私は真冬ちゃんが言った時点でそれを知ったのよ!
 不平等よ!!」
「わ、分かりました
 じゃあ公平にじゃんけんで」

じゃんけんの結果、
真冬ちゃん、知弦さん、会長、深夏の順になった
「フフッ真冬が最初です!!」
「クッソーなんでアタシが最後なんだよ!!」
椎名姉妹がぎゃーぎゃー騒いでいる
「待って真冬ちゃんまずみんなでキー君を気持ちよくさせて
 その上でするべきよ」
「それは…そうですね」
「じゃ、ちゃっちゃとやっちゃうか」
そのまま床に俺を押し倒すと
深夏は俺にまたがって手早くモノを出すと
舐め始めた
よく見えないが三人も寄ってきて舐め始めた
「クッ!クアッ!!」
「あらあらキー君そんなに気持ちいいの?
 そうだ、深夏!」
やはりよく見えないが二人が舐めるのを止めて話し始めたようだ
「ヒヒヒッ
 そりゃいい」
なにか邪悪な深夏の笑いが聞こえる
何をする気だ?
そう思うと深夏が上を脱ぎ始めた
ま、まさか!
次の瞬間、四つのやわらかいものがモノをこすりだした
パイズリ!!
深夏と知弦さんか!
しかも四人で器用に先のほうを舐めている
「げ、限界です!!」
(プシュッ!プシャァァァァ!!)
四人の美女に顔斜した
知弦さんは顔に付いたのを指にたっぷりと付け
舐めた
「フフッ
 キー君の濃い」
「じゃ、真冬としてくださいね
 先輩!!」

442名無しさん:2010/11/28(日) 20:17:26
何という放置www

443名無しさん:2010/11/28(日) 22:51:12
すごすぎる

444名無しさん:2010/11/29(月) 01:38:54
これでは俺のガンランスが龍激砲を放てないではないか!

445名無しさん:2010/11/29(月) 06:27:54
俺のターン!

トラップカード発動!
トラップカードの効果でこの職人にGJが言い渡される!

446名無しさん:2010/11/29(月) 17:20:49
なんかカオスだな。

447祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/29(月) 18:19:15
自分も書いていいでしょうか・・・?
下手ですが大目に見てくれると嬉しいです

448祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/29(月) 18:19:52
「真冬ちゃ―ん。肩揉んで〜」

とある放課後。いつもの様にダラダラと生徒会室で駄弁っていた俺達だが、

今日は深夏は三者面談で、会長と知弦さんは真儀瑠先生に放送で呼ばれて今出て行った。

「嫌です。それと今いいアイテムが手に入ったので邪魔しないでくださいです」

つまり、生徒会室にはゲームに没頭している真冬ちゃんと、俺のみ。

「ねえ真冬ちゃん。この間出来た―――――」

「五月蠅いです!!」

怒鳴られてしまった。非常に退屈だ。

「真冬ちゃん。ヤらないか?」

「…………カチカチ。…もしもし、警察ですか。前に犯罪者予備軍がいるので助けて欲しいのです」

「ちょ、待ってって!」

慌てて真冬ちゃんから携帯を奪い取り、電源をoffにする。

あ、危なかった…。

「何でそんな通報しようとしたの!」

「真冬、帰っていいですか?」

「うん、会話のキャッチボール無視するの止めて。えっと、じゃあ、話しかけないので帰らないでください」

「全く、真冬の邪魔しないでください」

そう云って真冬ちゃんはまたゲームを始めてしまった。

…真冬ちゃんの足、細いな―。白のニーハイがよく似合う。

そして、括れのあるお腹。少食の子のお腹ってこんなに細いんだ…。

うむ、胸も深夏未満会長以上ってところだな。

柔らかそうなふっくらした膨らみをぼ―っと見ていると、真冬ちゃんはその視線に気づいたのか勢いよく椅子から飛び上がった。

449祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/29(月) 18:20:44
「先輩!ジロジロ見ないでくださいです!」

「え!?あぁ、ごめん…」

「話さないでも真冬のゲームを妨げようというのですか!先輩は!」

「べ、別にそんなつもりはないけど…。真冬ちゃん、正直俺暇なんだよ」

「…はぁ。分かりましたです。どうせ先輩がいたらゲームに集中出来ないですし」

「あれ!?話して貰えるのになんでこんなに不快なんだろうっ!」

真冬ちゃんはゲームを大事そうに四次元ポシェットにしまい、普段深夏の座っている席に座った。

「で、先輩は何がしたいんですか?」

「え? エロい事」

「さよならです」

「ウェイト!御免なさい! えっとじゃあ…、真冬ちゃんのしたい事でいいよ」

その質問に真冬ちゃんは何故か頬を染めて怒鳴り散らした!

「真冬は先輩としたいことなんてないですよ!!」

「えぇっ!? 真冬ちゃん、俺とあ―んなことやこ―んなこと、したくないの!?」

「質問が入れ変わってますよ! Kill!」

「え?脱ぐ?やったぁ!」

「耳鼻科に早急に行くべきだと思います!」

「俺にも脱いでって? …ふっ、仕方ないなぁ」

「何ネクタイ外し始めてるんですか! 誰も望んでないですよ!」

「さぁ、真冬ちゃんも。ティッシュある?」

「殴りますですよ!」

「クロールするみたいにして、両手を上に上げてね〜。大丈夫、痛くないよ〜」

「いつまでこのボケ続ける気ですか!? 殴りま――――ってえ!?」

俺は殴ろうとしてこっちに向けてきた真冬ちゃんの手をちょっと力をこめて握った。

そして…。

450祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/29(月) 18:21:54
「な!?せ、先輩、そんなモノどこから…あぅっ」

手錠を真冬ちゃんの手にしっかりとかけ、鍵を生徒会室の窓から放った。

「真冬ちゃん、もう今日しかないかも知れないんだよ」

声のトーンを少し下げてそう呟いた。

ロープを取り出して、真冬ちゃんの華奢な体を取れないように精一杯椅子に縛った。

「先輩! 何する気ですか! 本気で殴りますですよ!」

「…ど―ぞ?」

「…っ」

俺は身動きの取れない真冬ちゃんを見て冷たく言い放った。

ガチャガチャと椅子を揺らして逃れようとする真冬ちゃんを一旦放置して、俺は倉庫に布団を取りに出かけた。

深夏は今度出る大会について先生が引きとめていてくれるはず。

それに真儀瑠先生だって、こんな状況になったら俺が何をするか分かっている!

まだ時間はある、大丈夫だ…。

倉庫の中からまだ新しい布団をだしてきて、真冬ちゃんの足の下へもっていった。

「先輩、大声出したら誰か来ますです。真冬が大声さえ出してみれば先輩捕まりますよ」

焦っている内心を隠すかのように、冷静を保っているふりをする真冬ちゃん。

そんなところも可愛いんだけどね?

「今日は三者面談。部活動は中止で皆西校舎でやってるから真冬ちゃんの声くらいじゃ誰にも聞こえないよ?」

「…先輩は、真冬たちを幸せにしてくれるんじゃなかったのですか」

「してあげるよ?今から」

「それは先輩だけの幸せであって、真冬たちの幸せじゃ―――ぁうっ!!」

ぐっ、と真冬ちゃんの胸を強引に鷲掴みする。

次に、その手をつ―と、縄で縛り付けてあるお腹の下へと移動させた。
それに気づいた真冬ちゃんは声を上げた。

「や、やめ…」

俺は構わずスカートをしたに卸した。

そして俺はそのスカートの下の光景に、心底驚いた。

「履いてないの…?」

真冬ちゃんは気まずそうに頬を染めて俯きながらも頷いた。

そして、そのスカートの下からは、早くも愛液が漏れ始めている。

「まだ胸一掴みしただけなのに…真冬ちゃん意外と感じやすいんだね」

真冬ちゃんの細い足を掴んで、股を大きく開かせる。

その間にも、真冬ちゃんの愛液は絶えることなく出続けている。

「先輩、止めて…くだ……んぁあっ!!」

俺は真冬ちゃんに話す暇さえ与えず、人差し指をぐいっと奥に押し込んだ。

指が締め付けられてとても気持ちがいい。

次にもう一本指を入れて、素早く抜き指しした。

「ん、あっ、はぁっ、んん、はぁっ、はぁっ、んあっ」

真冬ちゃんは顔を火照らして、必死に喘いでいた。

451祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/29(月) 18:22:28
今日はここで終わりです。
下手ですいません。

452名無しさん:2010/11/29(月) 19:54:26


453名無しさん:2010/11/30(火) 00:31:06
乙です

454名無しさん:2010/11/30(火) 01:57:20
GJは続くもんだねー

455竜宮乙姫 ◆XgzPoOaLlE:2010/11/30(火) 18:06:42
俺は次の作業に移ることにした。

いつもの雑務鞄の裏ポケットから黒い機械を取り出した。

「せ…せんぱ…ぃ、…それって…」

そう、バイブ。

「ん、…んぁあっぁぁぁ!!」

バイブを真冬ちゃんにぐっと押し込むと、真冬ちゃんは悲鳴に近い声をあげた。

「どうしたの? 真冬ちゃん?」

「せっ、んぱい!! 今…んぁ」

まだスイッチも入れてないのに、真冬ちゃんの中からどんどん愛液が出てきている。

「今、スイッチ入れるからね」

弱・中・強。ううん、実際俺も使ったことないからどのボタンを押したらいいのかよく分からない。

とりあえず中のボタンを押してみることにした。

「んぁぁっ! ぅあっ…はぁっ! ぁ…んぁっ!!」

中でも真冬ちゃんは椅子をガタガタを揺らしながら、白濁をドプドプ噴出している。

‘中でこんなんじゃあ、強なんて押したらどうなっちゃうのかな…?’

俺がそんな事を考えながら真冬ちゃんを眺めていると、呂律の回らない舌で必死に何かを言ってきた。

「御免なさいっ…れすっ!! なん…っれもいうことき…くっ! れ、れすから…ぅあっ!!」

御免なさいです、何でも言う事聞くから…?

「本当に? 何でも?」

「ほ、…本当れすっ!! 先輩の言うこと…聞きっまっ…」

俺はその言葉を聞いて、一旦バイブを真冬ちゃんの中から出してあげた。

快感から開放された真冬ちゃんは、まだ息を荒くしてそこに座っていた。

「じゃあ、これからは二人のときは俺の事『ご主人様』って呼んで、俺の言うことは何でも絶対聞くんだからね?」

「わ、分かりました…で…す。……あの…」

何やら真冬ちゃんが膝をこすり合わせてもぞもぞしている。

俺はかつてやったエロゲーの知識で、彼女の言いたいことをすぐに悟った。

でもここは優しく俺がリードするのではなく、自分で言わせるのが真のエロゲー道!

「何? 真冬ちゃん。足もぞもぞさせて」

「で、ですから先輩…その…」

そう言って俯いてしまった。でも、次の瞬間俺の方を上目遣いで見て口を小さく開いた。

456祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/30(火) 18:07:52
すいません上の自分です。
妹が他のでやってる名前でやってしまいました。

457祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/30(火) 18:35:21
「先輩の………ください」

内気な真冬ちゃんが、ついに重い口を開いて小さな声でぽつりとそう呟いた。

ここまでくればこっちのもの。

俺は口の端を薄っすら吊り上げて、真冬ちゃんに言った。

「よく言えたね」

真冬ちゃんの頭を撫でてあげると、彼女は恥ずかしそうにまた俯いてしまった。

「じゃあ、もうちょっと足開いて?」

そう言うと真冬ちゃんは俯きながらも精一杯足を開いて愛液に染まったところを見せてくれた。

俺も準備にかかろうと、ズボンを脱ぎ始めた。

童貞卒業を目前にして、俺のモノは限界だった。

下半身を露にし、真冬ちゃんの前に来ると彼女は俺のモノを見て一瞬吃驚していたが、すぐに真っ赤になって俯いた。

俺は真冬ちゃんの顎を持って上にあげた。

「真冬ちゃん。ずっと俯いてちゃ可愛い顔が見えないよ」

「だ、だって…」

「俺の言うことは絶対聞くって約束だよね?」

「っ!」

真冬ちゃんはしぶしぶといった感じで顔をこちらに向けてくれた。

もうバイブ抜いてからしばらく経つのに、まだ顔が真っ赤だ。

俺は真冬ちゃんの椅子を畳んで、縛り付けたまま布団の上においた。

「せ、先輩っ…解いてくださいっ!!」

「『ご主人様』でしょ?」

「ご、…ご主人…様…解いてください…」

「いいよ」

そう言って俺は真冬ちゃんを縛り付けていたロープを解いてあげた。

お腹を摩る真冬ちゃんに、俺は少し悪いことをしたなと思った。

「じゃあ、挿れるよ?」

458祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/30(火) 18:54:32
真冬ちゃんは頷いてくれた。

俺は彼女に覆い被さるようにして寝ながら、モノを中に入れていった。

「ふぁぁっ!! んっ、はぁ…はぁ…ご、ご主人様のっ…大きっ…、くてっ」

やっぱり締め付けが強い。

「真冬ちゃん、もう少し…力、抜いて…動けないから」

少しづつ動かしていると、若干中が緩くなってきた。

俺は上下にモノを精一杯真冬ちゃんの中で暴れさせた。愛液がどんどん出ているのが分かる。

「んぁぁっ!! ふ、ふぁっ、あっ、はぁっ、あぁぁっ、はぁっ」

ぎりぎりまで抜いて、一気に奥まで突いてみる。

「あぁあああっ!!! せ、っんぱ…ふぁぁっ、ご、しゅっ人様ぁぁっ」

「何っ…? 真冬ちゃん…っ」

「もうっ…真冬…っ!! 限界…でっ…すぅ…」

「俺もっ…じゃ…あ、真冬ちゃん…一緒に…」

「んあああああぁあぁぁああっ!!!!!」

「っ…」

真冬ちゃんがイって、ほぼ同時に俺も真冬ちゃんの中に欲望を放った。


               *

「……あれ…」

俺が目を覚ますと、横ではすぅすぅと寝息をたてている真冬ちゃんがいた。

今日は無理させちゃったからな。

俺はズボンを履き、真冬ちゃんにそっと毛布をかけた。


            *

459祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/30(火) 19:11:25
後日の生徒会――――――。

いつもの様に一番に生徒会室に入ってお茶を飲んでいると、深夏がバタバタと廊下を風…とかのレベルじゃない速さで走ってきた。

「鍵んんん!!! よくもあたしの妹にっ!!」

ドクン。

心臓が跳ね上がるのが聞こえた。

だが深夏が口にしたことは俺の予想外の言葉だった。

「よくもあたしの妹に、`『ご主人様』って呼ばないと、次世代機壊しちゃうよ?’なんて脅してくれたなぁっ!」

「――………は?」

「恍けるんじゃねぇっ! なぁ、真冬?」

鬼の様な形相の深夏の後ろにいた真冬ちゃんがひょこっと顔を出した。

「ぐす…杉崎先輩に…無理やり…」

そう言って顔を手で覆い隠す真冬ちゃん。

その指の間からにやっと薄笑いした真冬ちゃんの表情を俺は見落とさなかった。

「と、いう訳で、鍵……ご褒美の時間だぜ」

指をパキパキ鳴らしながらこっちにやって来る深夏。

俺は床に尻餅つきながらも後ろに後ずさりした。く、くそっ。真冬ちゃんめ!

「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

「ぶべらぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」

こうして杉崎鍵は、この日から生徒会で『ご主人様』と呼ぶことを命じられたのだった。


END


…と見せかけて真冬の日記を載せます。

『今日は杉崎先輩と…。

許せません。真冬を毒牙にかけたからには、それ相応の覚悟は出来てるんだと思います。

…後でお姉ちゃんに言っておきましょう。

でも、真冬が起きたときには片付けもちゃんとされていて、真冬の体には毛布がかけられていました。

…変なところで、優しい先輩です。

でも、ご主人様と呼んだのは流れです!! 納得いきません!!

……………杉崎先輩なんてKILLと書いてラブですっ!!       』


                       End*

460祇園 ◆SD897wuJPY:2010/11/30(火) 19:12:43
これで真冬ちゃん×杉崎 終わりです。
駄作すみませんでした。

461名無しさん:2010/11/30(火) 22:14:30
乙!

462名無しさん:2010/11/30(火) 22:52:03
すず「今日の晩御飯はご馳走よ♪」
とんかつ「プー!!!」
すず「どうしたのとんかつ?」
ドナルド・マクドナルド「ランランルー♪」
子供信者「ランランルー♪」
すず「あれ?誰あの人達?とりあえず声かけてみようか!あのすいません!」
ドナルド・マクドナルド「やあ!おはよう!」
すず「はじめまして!私すずです!こちらは友達のとんかつ。あのどちらからいらっしゃたんですか?」
ドナルド・マクドナルド「沖縄行きの船に乗ってたら、嵐に巻き込まれていつの間にかこの島に流れ着いたんだ♪それよりお腹空いたなあ〜!君達もお腹空いただろ?」
子供信者「うん!はらぺこだよ〜!!」
すず「あのよかったら私の家に来ませんか?たっぷりご馳走してあげますから!それとあなた達にたくさん聞きたい事がありますし。」
ドナルド・マクドナルド「じゃあお言葉に甘えちゃおうか!君達、たっぷりご馳走が食べられるぞ!」
子供信者「わーい!」
すず「それじゃあ私に付いて来てくださいね!」
ドナルド・マクドナルド「ドナルドは嬉しくなるとつい殺っちゃうんだ!みんなも一緒に殺ってみようよ!いくよ!ランランルー♪」
子供信者「ランランルー♪」
すず「えっ?ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!」グシャリ
とんかつ「ぷぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅー!!!!!!!」グシャリ
ドナルド・マクドナルド「ドナルドは今、人肉に夢中なんだ♪さあ君達、最高のご馳走だぞ!たっぷり味わおう♪」
子供信者「いっただき♪」

463名無しさん:2010/12/01(水) 01:31:11
>>460乙です!!

464名無しさん:2010/12/01(水) 02:52:42
乙&GJ!

甘酸っぱい青春話しをありがとー!

465名無しさん:2010/12/01(水) 04:35:30
乙!!
妹がエロ小説を書いてるだと!?凄いな……

466名無しさん:2010/12/01(水) 06:44:45
462
ここでそんなの投稿してんじゃねぇよ・・・
ドナルドグロイよ・・・
もうここに顔見せんなよ。投稿すんのはエロ小説だけにしろよ・・・

467祇園 ◆SD897wuJPY:2010/12/01(水) 17:05:39
妹はしたらば10周年の他のところでチャットしてて、
自分がここで小説書いてます。

>>465さん

468ダオス:2010/12/01(水) 18:28:27
すいません
間を空けました


真冬ちゃん
さらっと言ってくれるが
よくよく考えると俺、
このカワイイ後輩に童貞持ってかれるのか…
なんて考えていると
真冬ちゃんが飛び掛ってきた
「プハッ!
 ま、真冬ちゃん!?」
「…先輩は…
 杉崎先輩は真冬とやるのはヤですか?」
ついいつもの癖で不安な表情を表にしてしまったのだろう
「い、いや
 そんなこ…」
とはないけど と言いたかったが
先に真冬ちゃんに口を口で塞がれた
「ッ!!!!!」
真冬ちゃんの顔がすぐそこにある
目を瞑って、顔を真っ赤にして
真冬ちゃんにしては大胆なことをしたのだ無理も無い
真冬ちゃんの舌が入ってこようとしているのがわかった
俺も口を少し開けて舌を絡めあう
そのままはだけた制服の間から手を入れる
真冬ちゃんの胸を触ってみた
小さめだが確かな柔らかく心地よい感触がした
「ひゃっ!!
 先輩、そこは…」
乳首の周りを少し強めに円を描くように撫でる
「んっ!!
 せん…ぱ…」
「ハハハッ
 真冬ちゃん感度いいね」
強く乳首を親指で押す
「あぁぁぁあああ!!!!」
「あれ?
 そんなに気持ち良かった?」
さて、そろそろいいかな?
手を離し、パンツの中に手を入れる
もうグチョグチョになっている
「せ…先輩!!
 そこ…はぅ!!」
「入れるよ?
 真冬ちゃん?」
モノを取り出し真冬ちゃんのアソコにあてがう
「は…どうぞ」
そういうと
人差し指と中指でアソコを開く
奥にピンク色の処女膜が見える
先のほうからゆっくりと
真冬ちゃんと一つになる
「ひっ!ひぁ!!んぁぁぁあああ!!!!」
「だ、大丈夫!? 
 真冬ちゃん!?」
「だ、大丈夫です!!
 だい…じょうぶ…だから…
 はや…く…うご…いて…」
「…わかった」
最初はゆっくり、だんだんと加速する
「ひっ!ふぁ!あっ!やっ!
 んぁ!んん!すぎっ!さっ!きっ!
 せんぱっ!いっ!いっちゃ!うっ!!」
「でるっ!!だすよっ!!真冬ちゃん!!
 抜くねっ!?」
「!!!ダメッ!!!!」
真冬ちゃんは俺の腰に足をかけ
抜けないようにしてきた
「真冬ちゃん!?
 くそっ!!でるっ!!!!」
「真冬も…いきますぅ!!!」
「「うぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!」」
__________________________

「真冬ちゃん、
 どうしてあんなことを!?」
「そえは…
 真冬、杉崎先輩のことが…
 (スー、スー、スー)」
「寝ちゃった、
 かわいいなぁ真冬ちゃんは」
「あら、誰がかわいいですって?」
「ち、知弦さん…」
すっかり忘れてた…
「すっかり忘れてたって顔してるわよ?」
「うっ」
「図星みたいね
 がんばりなさい
 あと三人いるのよ
 しかもその引き金を引いたのはキー君よ?」
「は、はい
 すいません」

次、知弦さん
また明日

469名無しさん:2010/12/01(水) 20:28:12
>>468

期待大だよコレ

470名無しさん:2010/12/02(木) 02:12:34
いいキャラしてるね知弦さんw
GJ!

471名無しさん:2010/12/04(土) 02:01:32
誰もいなくなった・・・

472名無しさん:2010/12/04(土) 11:28:05
改行しすぎ見づらい

473名無しさん:2010/12/04(土) 20:39:17


474ウィンター:2010/12/04(土) 23:59:32
1時間ごぐらいに投下してもいい?

475名無しさん:2010/12/05(日) 00:16:42
おねがいします!!

476芥川:2010/12/05(日) 00:33:27
「林檎ちゃん、今日もおじさんが可愛がってあげるからねぇ〜」
りんごの目の前には、おじさんが腕を組んでいやらしい目でりんごを見ている。
「あのっ・・・いつまでりんごはこんなことをしなければいけないのでしょうか・・?」
りんごはおそるおそるおじさんに質問した。
「う〜ん、そうだねぇ。林檎ちゃんに飽きるまでず〜っとかなあ。」
「飽きるまでって・・いつ飽きるのですか?」
「それはわからないなぁ。だって林檎ちゃんこんなに小さくて可愛いんだもん」
おじさんは興奮した口調で返答し、股間はいつの間にか膨らんでいた。
「えっ・・・じゃあわからないの・・・」
「そうだね。でもわからなくて結構だよ。おじさんが林檎ちゃんを愛しているんだからさ」
「いやっ!!りんごはっ・・・!おじさんを愛してないっ!」
「まだおじさんの事、好きになれない?だったら好きになるまで犯し続けるのみさ!」
「いやああっ!!おにいちゃんっ!」
「おにいちゃんっ?ここにはいないから呼んでも無駄さ!」
りんごは後悔している。この公園の公衆トイレで用を足したことを・・・・

 
「漏れちゃう!漏れちゃう!」
りんごは学校の帰りに突然尿意に襲われ、必死にトイレがある所を探していた。
しかし見つからず焦りと尿意が激しくなっていき、股間を抑えながら走っていた。
「どこっ?トイレはどこっ?」
と走りながら探す。その途中、古びた公園があった。
「もしやっ?」
公園に入っていくと公衆トイレがあり、公園の遊具よりもかなり古びていた。
でも今はそんなことは気にしない。一目散にトイレに向かっていった。
「えっ?」
女子トイレに入ろうとしたが、なぜか立ち入り禁止の看板が置いてありドアは木材で止められ
完全に入れない状態となっていた。でも今は緊急事態、気にしてる暇は・・・
「もう男子トイレにっ!」
りんごは男子トイレのドアを開け、個室に入った。トイレの中はかなり臭く、和式トイレ、その上
全部個室のドアが取り外されていた。
「うっ・・ドアがない・・・これじゃ見えちゃう・・・」
だけどどうせ誰も来ない。いるのはりんごだけ、ここでちょっと用を足すだけだし・・
りんごはパンツを下ろし、和式トイレにしゃがみこむ。
「ふうっ・・」
安堵感に浸るとともにりんごの陰裂からは勢いよく尿が放出されていく。
慣れない和式トイレでの放尿だが開放感に満たされていく。
「ああっ、おしっこ気持ちいいっ!」
りんご、おしっこで感じちゃってるっ!イケナイことだけど・・
今まで我慢してたその分気持ちいいよっ! りんごっ・・クセになっちゃいそう・・
ぴちゃんっ、と陰裂から最後の一滴が落ち、放尿は終わった。
「はあっ、終わった・・・。」
後はトイレットペーパーで拭くだけ、けどトイレットペーパーはない。
「ハンカチで拭くしか・・」
りんごは仕方なくポケットからハンカチを出し、ハンカチでしっかりと自分の大切な所を綺麗に拭いた。
「あ〜あ、ハンカチ汚くなっちゃった。」
汚れたハンカチをしゃがみ込んだまま見て少ししょんぼりとなっていたその時

「こんな男子便所でおしっことは変わり者もいたんだねぇ。しかもロリっ娘」
えっ!?そんな・・・ 人がいたの・・・?りんごのおしっこ・・・
見られていたの!?
「くっくっく、お嬢ちゃん、しっかりとおしっこ見させてもらったよ。相当気持ちよかった
 みたいだけどおしっこして感じるってお嬢ちゃん変態だねぇ」
「あっ・・・あっ・・・」
後ろを振り向くとそこには30〜40代あたりで灰色のジャージを着たおじさんが笑顔で
りんごを見ていた。
「おじさんお嬢ちゃんの恥ずかしい姿見て犯したくなってきちゃったなあ」
「いっ!いやっ!」
りんごは立ち上がり逃げようとするが・・・
「無駄だ。お嬢ちゃん一人がおじさんにかなうわけがない」
がっしりと肩を掴まれ、身動きが取れない。
「さて・・・可愛がってあげるよぉ・・・」

まさか、この公衆トイレに入ったことでこんなことになるなんて、
凌辱が始まった。

477芥川:2010/12/05(日) 00:35:36
かなり久しぶりの投下です。内容は凌辱モノなので不快に思う方もおりますが
ご了承ください。

478ウィンター:2010/12/05(日) 00:51:30
九重ネタバレあります。
真冬「と、とにかくです!決意が揺るがないうちに、抱きしめてくださいです!」
折角真冬が照れないように感情を税してがんばって言っているのに!なんですかユのへ夕レ先輩はっ!まったく!
頁冬が真剣に見つめると.先輩は少し戸惑った後、「分かつたよ」と頁冬に向きだおりました。そして、抱きしめられるように
徐々に近付いてきます。
「・・・っ」思わずぎゅっと握りこんでしまいす。「真冬ちゃんが何を考えてそんなことをいいだしたのか分からないし、
当然俺だって好きな女の子には触れたいよ。でも・・・それで傷付けるのなら俺は何も嬉しくないよ」 「・・・先輩」
「でも真冬ちゃんの好意自体はありがたく
受けとって」 「先輩っ」
「ま、真冬ちゃん!?ちょちょっと!」
「無理しなくていいんだって俺は_そういうのを望んでいるわけじゃ」
「無理じゃありません!男の人に触れたくないですっ!でも先輩には触れたいのですっ!ですから!」

479ウィンター:2010/12/05(日) 01:22:03
鍵「真冬ちゃん!」俺は、ギュッと抱き
しめ声をさえぎる。
「俺は・・・真冬ちゃんのことが好きだ」
はっきりと告げる。「真冬も•••真冬も先輩
のことが好きです!真冬を•••真冬の全てを
受け止めてください!!」
俺は再びキツク抱きしめた。そして、お互いの距離は、ちじまり「ちゅ、ちゅぷ」
「つ、続きは•••そ、その家でしよう」
「そ、そうですね先輩」

480芥川:2010/12/05(日) 01:51:10
投下します。ウィンターさん申し訳ありません!!

481芥川:2010/12/05(日) 01:51:58
「名前教えて」
「りんごです。」
男が名前を聞くと、りんごは沈んだ口調で名前を言った。
「林檎ちゃんね。可愛い名前だね、その体系名前に合ってるよ。両親に感謝するんだね」
「はい・・・」またも沈んだ口調で返答する。
「さて早速だけどおじさんとキスしようね」
「えっ?、うっ!!」
おじさんは無理矢理りんごの唇にキスしてきた。うぅぅ・・・気持ち悪い・・・
あっ・・なんかりんごの口の中におじさんの舌があっ! 気持ち悪いよぉ・・・
うぅぅぅぅっ・・
おじさんはりんごから一旦離れ、共に舌も離れた、
「ふう〜う、林檎ちゃんの口の中、林檎の味がして甘いなあ。」
「ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!」
りんごは咳き込んだ。だけどおじさんは容赦なくりんごを追い詰めていく。
「さて次は、おまんこを見せて」
「ひっ!」
おじさんはりんごのパンツを無理やり下ろし、陰裂を露わにした。おじさんは
りんごの陰裂をまじまじと見てる。
「おしっこで汚くなっておまんこをおじさんが綺麗にしてあげる。」
おじさんが舌をベロ〜っと出していた。
「もっ、もうハンカチで拭いたから必要なっ!ひゃっ!」
りんごの陰裂におじさんの舌がっ・・・・
「ひゃあああああっ!!舌があっ!ああ」
なに?おじさんがりんごのアソコを舐めって・・・、あっ・・・
刺激されて・・・・おしっこが・・・さっきしたばかりなのに・・ 
でっ、出ちゃう!!
「出ちゃうぅぅぅぅぅっつ!!」
プシャアアアアア!! さっきした時よりも勢いよく!!
おじさんの顔にりんごのおしっこがっ!
「おおおっ、林檎ちゃん勢い良かったねぇ。おかげでおじさんの顔おしっこまみれになっちゃった
でも林檎ちゃんのおしっこ美味しいね。林檎の味がするよ」
おじさんは指に着いたりんごの尿をぺろりと舐めった。
「もっ、もうやめてくださいっ!!これ以上すると警察に通報しますよ!」
りんごはおじさんに強い口調で言った。
「別に構わないよ。林檎ちゃんが通報したらこれネットに流すから」
「!?」
おじさんは携帯電話を取り出しりんごに見せた。
「あっ!!」
画面にはりんごがおしっこしている姿が動画に写されていた。りんごは見た瞬間
がくりと体が下がった。
「よし!!最終段階だ。林檎ちゃんの初めてをおじさんが記念に奪ってあげよう」
「初めてって・・・何・・」
性知識が乏しいりんごにはなにかわからなかったがもう抵抗する力は残っていなかった。
おじさんの大きい陰茎がりんごの小さな陰裂に入っていく。
「痛いっ!!痛いよおおおお!!」
おじさんのが入って行って・・・・りんご・・・痛いよお
「いいねえ、ロリっ娘のおまんこはしまりがよくて」
「いっ、いやあっ、痛いっ!!痛いっ!」
ズブズブと陰茎が入り、とうとう・・・
「んっ、ここか。よーしぶちやぶるぞっ!!」
「あっ、やめっ!やめてえええええ。痛いいいいいっ!!」
何かが破けた。りんごの中で、そして凄く痛いっ!陰裂から血が・・・
「破けちゃったあ〜。林檎ちゃんの初めて奪ったぞお〜」
「いいいっ・・・ふえええっ」
もう泣くしかなかった。涙が目からぼろぼろと落ちて行く
「後は中に出すのみっ!!」
「えっ!中に出すって、どっ、どういうことっ」
りんごはわからない、中に出すってどういうこと?
「あっ・・・出るっ!」
りんごの中で熱い何かが注ぎ込まれていった。注ぎ込まれていくのが快感に変わる。
「熱いいっ、中に熱いのがあっ。」
りんごは横に倒れこんだ、汚いトイレだけどもうそんなの関係ない。
「今日はここまで〜」
おじさんはりんごの陰裂から大きな陰茎を出した。
「林檎ちゃん、気持ちよかったよ。おかげで久しぶりにイッちゃったよ。」
「もう・・・許して・・・」
りんごはぼろぼろになり・・・訴えたが・・

       「これからもよろしくね。り・ん・ごちゃん」

482ウィンター:2010/12/05(日) 01:56:30
芥川さんべつにいいですよ。
間をあけて申し訳無いのですがあした
投下することにします。
本当にすいません

483一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/12/05(日) 02:28:53
ウィンターさん、芥川さん、祇園さん、乙です。
ウィンターさんは神展開の予感しかしないのですが、とりあえず落ち着いて改行してください。

芥川さん? 芥川ってあの、Part1で俺と拳とペンで語り合ったりして、
最初に知弦さんとか書いていた芥川さん?
だとしたらお帰りなさいです。
とりあえずいろいろいいたいことはありますが、クソ親父ぇ…。

祇園さん。最初の展開が言い感じに笑いが取れてて良かったと思います。
でも、どこからともなくバイブ取り出す杉崎って……。

さて俺の小説ですが多分皆さんが水樹奈々を見ているときに投下かと思われます(アレ? なんかデジャヴ。)

484芥川:2010/12/05(日) 08:02:13
一星龍さんお久しぶりです。知弦を書いていた俺です。
最初から読みましたか?恥ずかしながら林檎に酷いことさせてしまう内容になり
ましたが、機会があったらまた書きます。

485名無しさん:2010/12/05(日) 11:49:29


486ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/12/05(日) 19:15:40
祇園さん、ウィンターさん、そして……芥川……さん……乙でした……。
林檎の……凌辱物とか……鬱になったOTL
こうなったら自分の作品で気分を取り戻すしかない……。
なので近いうちに投下するかもしれません……。

487安全運転紅蓮隊:2010/12/05(日) 19:24:34
すみません。新入りです。近々、良ければ鍵×林檎を投下したいと思います。

488芥川:2010/12/05(日) 19:34:15
安全運転紅蓮隊さんこんばんわ、期待してます。

489ウィンター:2010/12/05(日) 19:58:35
間をあけてすいません。

「くちゅ、ちゅぱ、ちゅ、ちゅる•••」 「真冬ちゃん好きだよ」先輩の重さが伝わってくるそれだけで、何だか幸せな気持ちになった。そしてもう一度キス「くちゅ•••くちゃ•••ちゅ、ちゅぱ•••」「先輩重いです」見ると結構強い力でおしていた「ごめんね」「いいです。先輩になら•••何をされてもいいです。」再びキスをし、舌を絡ませる「くちゃ、くちゃちゅぶ•••」水音が聞こえる「真冬ちゃん可愛いいよ」「っ、せ、先輩そんなこと言ったら照れちゃいますよ」真冬ちゃんは顔を真っ赤にしている。「服脱がせていい?」ゆっくり頷いたのでボタンをはずしていく。すると、小さいけど女の子らしい膨らみが白いブラに包まれている。ホックをはずしとらせた膨らみの頂点は、痛いほどに立っていて興奮しているのがよく分かった。「先輩そ、そんなにジロジロみられたら恥ずかしいですよ•••」こう言っているので、すこし揉んで見る「ぁん•••」反応して声を出す。俺はそのこえで興奮して胸を攻めた乳房を揉みながら乳首を舐め、つまみ、時折かむ。「ふぁ!•••ん•••んん!先輩ん、ああ!!」
「真冬ちゃん、胸気持ちいい?」「んはぁ•••気持ちいいです•••」ギュッと乳首をつまみ、引っ張り上げる。「ふあ!くう!•••やあ!だ、だめぇ•••」この姿を見てもっと見て見たい。真冬ちゃんの乱れた姿をもっと見たい自分の手で。俺は、どんどん激しく攻めたてていた。

490ウィンター:2010/12/05(日) 20:02:19
この続きは、1時間後ぐらいになりそうです。また間をあけてすいません。

491ウィンター:2010/12/05(日) 21:11:07
「ああ!先輩•••やめてください•••んん!はげ•••しくしないで•••ください」真冬ちゃんが、荒いいきでいってきた。しかし俺は聞こえないふりをしてショーツの中に手を入れる「あっ•••!」そこは、ぐっしょりぬれていた。俺は割れ目に指をツツーと
すべらせる「ひゃう!•••先輩、んぁぁ!」
更に割れ目に指を一本挿入したそして中で
くねらせる。「や!ああぁあッ!!、だめです!それ以上•••はぁぁん!しないでください•••きちゃいます!ああああああぁぁあああ!!」絶頂に達するプシュと音をたてて俺の手に愛液がかかった。機能を果たさなくなったショーツを脱がし入れていいか聞いた。「い、いいですよ•••真冬の中で
一緒に•••なってください!!」俺は一気に処女膜を突き破る「ッアアアアアア!!」
今度は痛みによる悲鳴「大丈夫真冬ちゃん!」「真冬は平気です•••気に、しないでください•••真冬も•••望んだことなんですから•••」弱々しい声だった唐突に与えられた痛みは、想像より凄かったのだろう。でも真冬ちゃんは許してくれる涙が出てきそうになった。「真冬ちゃん•••ごめんね」「謝らなくていいです•••でも」真冬ちゃんは、可愛らしく微笑んで「優しく•••してください」と言ったゆっくりと腰を動かす。膜を破ったため血がでてくる「ッ、く•••う•••あぁ」まだ苦悶の声を上げる。痛みを無くすため愛撫を開始した。乳首を吸い乳房をもみ乳首をつまむ「ふ・・・んふぁ・・・はふぅ・・・あ・・・あ・・・・」すぐに悦びの声に変わった。「真冬ちゃん、ぬるぬるで気持ちいよ。」「ん、真冬もです・・・先輩熱くて気持ちいです・・・」痛みは無くなったようだ。「真冬ちゃん・・・いくよ」腰の動きを強くする。
「はぁ!やン!あぁ!いいです!先輩!」子宮口に当てる押し返そうとしているのか、締まりはキツクかなり気持ちよかった。「ああんッ!!、先輩!!もう、ダメです!イキます」正直俺も限界だ「真冬ちゃん中に出していい?」「大丈夫です!・・・中に出してください!」俺は果てた。子宮に精液左送りこむ「ふぁああああぁぁッッ!!熱いです!!イクぅぅぅぅぅぅ!!!」ニ度且の絶頂に達した。「真冬ちゃん良かった?」パジャマに着替えベッドに横たわる二人。いつの間にか夜になっていた。「はい!良かったです」それを聞いた俺は、優しくだきしめたこの子だけは絶対はなさないと心に刻んだ何だか今日はあったかいなと思いながら深いねむりに落ちていった。

492ウィンター:2010/12/05(日) 21:14:28
自分なりにがんばって書きました感想やアドバイス批判があれば言ってください。

493名無しさん:2010/12/05(日) 23:02:29
GJ&乙 次回は改行をお願いします

494安全運転紅蓮隊:2010/12/06(月) 20:06:38
>>487の補足説明です。
設定
林檎は鍵と2人暮らし。
呼び名
鍵が林檎に「姫」と呼んでいる設定。林檎は鍵に「お兄ちゃん」のまま。
あとは・・・
初投稿なので、駄文は許してください。
P.S
明日から試験なのですいません。今週中には必ず!!

495シャナ ◆6mYeSDMqiE:2010/12/07(火) 16:54:40
>>494

期待してます

496名無しさん:2010/12/07(火) 19:19:44
がんばってください

497安全運転紅蓮隊:2010/12/07(火) 21:07:36
芥川さんシャナさん名無しさんありがとうございます。時間が出来たので投下します。

高2の終わり。俺、杉崎鍵はたくさんの魅力的な少女の中から、義理の妹、杉崎林檎を選んだ。最初は、少し林檎を選んだことを悔やみもしたが、1年経った今ではその思いはない。むしろ林檎を選んでよかったと思っている。今は、林檎を物凄く愛おしく感じている。誰にも渡したくない。そんな思いも芽生えた。
月日は流れ、ある日のこと・・・・・・・・
今日は、日曜日。午前8時過ぎ。太陽が昇り、明るくなったキッチンに俺は立っていた。
こういうものは普通、林檎がやるのだと思うのだが、恐るべきことに林檎の料理スキルはゼロ。よって、いつも料理を作っているのは俺だ。
「何、つくろうかな」
そう考えていると
「お兄ちゃん!おはよう」
と、愛しのマイハニー林檎が抱きついてきた。
「おはようございます。林檎姫」
ちなみに、「姫」呼びは林檎の提案である。こう言われると守られている感じがするとか、しないとか。
そう言うと俺は林檎の頬にキスをした。
「ちょっとお兄ちゃん・・・はぅぅ///」
キスされた林檎は、頬を赤く染めてうつむいていた。
「そうだ、姫。朝食は何にしますか」
そう言うと林檎はさらに頬を赤く染めて
「お・・ち・・」
と答えた。
「え、何ですか?」
聞こえなかったことと、頬を染めている林檎が可愛くて少しいじめたくなって聞き返した。
一応、俺は一通り料理を作れる。味も、林檎が言うには美味しいらしいので自信はある。
よし、久しぶりに腕を奮うかと意気込んだ矢先、こんな言葉が返ってきた。
「お兄ちゃん」
「何だ?」
「林檎、お兄ちゃんが食べたい」
ブッッッッッシャァァァァァァーー
予想しなかった言葉に俺は、口に含んだ牛乳を吐き出した。だが、吐き出した先が悪かった。
吐き出した先は林檎の顔だった。林檎の顔は白く汚れた。それが俺には、顔射された風にしか見えなかった。
「ごめん林檎」
俺は、タオルを持って林檎に謝り、林檎の顔を拭こうとした。だが、
「いいよ、お兄ちゃんなら」
と言った林檎は、タオルを拒否し自分で顔に付いている牛乳を指で舐め始めた。
その仕草がとてもエロく、俺の息子は勃起し始めた。
「ねえ、お兄ちゃん。林檎とエッチしない?」
「馬鹿、何言ってるんだ!」
俺は、壊れそうな理性を何とか保とうと必死になった。だが、
「体は正直だね♪お兄ちゃん、おちんちん勃ってるよ。本当はやりたいたいんでしょ?ねえ、エッチしようよ。駄目?」
そう言いながら俺の息子を握って上目遣い+涙目で俺を見る林檎に対し
ブチン
俺の理性は簡単に崩壊した。
「後悔するなよ」
「何言ってるの、お兄ちゃん。後悔なんかしないよ」
「分かった。もう、戻れないぞ」
「うん」

次回濡れ場です。
一回ここで切ります。
できれば、感想ください。

498名無しさん:2010/12/08(水) 20:28:13
続き気になります

499名無しさん:2010/12/09(木) 02:25:35
「…お…ち…」でおち○ち○にいってしまったww
GJ!!!

500名無しさん:2010/12/09(木) 16:22:30
安全運転紅蓮隊さん続き期待してます。
ちなみに私は、昨日でテスト終わりました。結果はモンハン>テストの私がイイはずないですね。
↑こんな風にならない様に頑張ってくださいね、健闘を祈ります!

501<削除>:<削除>
<削除>

502ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/12/09(木) 17:33:14
皆さん乙でした!
私もいい加減書き上げないと、怒られそうですね
とはいえ、12月は忙しいのだ……(ゲームで)

>>500
俺のことかぁぁぁぁ!!
同志よ

503たらば:2010/12/09(木) 17:33:17
突然すいません。
明日中に一本仕上げて投下します。
杉崎×真冬です。

504名無しさん:2010/12/09(木) 17:48:26
期待してます

505安全運転紅蓮隊:2010/12/09(木) 21:49:53
>>498>>499>>500>>502の方ありがとうございます。
テスト終わったんで、土日には投下します。
やっぱ、一夜漬けではだめですねw
>>500>>502
俺も、モンハンやってますよ。まあ、同じような感じです。同志ですね!
12月も忙しいけど俺的には1月も忙しいです。1月の3本ソフト購入+12月の
冬コミでたぶん諭吉はいないと思います。(下手したら英世も)
さて、鍵×林檎の次に書くときのカップリングの投票するので、濡れ場書いた後
感想のついでに投票してください。
濡れ場は初挑戦なので、駄文かもしませんがよろしくです。

506芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/09(木) 22:04:07
期待してます。俺も時期にまた凌辱物投下したいと思っております。
職人がまた増えてうれしいです。

507名無しさん:2010/12/09(木) 23:30:21
僕もおとといテストでした。
あとモンハンぼくもやってます。
だれか職人きませんかね。

508名無しさん:2010/12/10(金) 01:00:05
何か今思ったんだけど…

モンハンx生徒会の一存のコラボが浮かんだ

509名無しさん:2010/12/10(金) 01:14:21
モンハンからエロ展開にもってくんだ、はやく

510名無しさん:2010/12/10(金) 12:34:16
テイルズばっかりしてる俺は異端なのか…

511名無しさん:2010/12/10(金) 13:06:21
グレイセスfやりたい

512芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/10(金) 18:19:23
投下します。リリシアさんがいじめられる内容です

513芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/10(金) 18:19:53
「んっ、ここはどこですの・・・ 首が冷たい」
そういえばわたくし、帰宅途中に何者かに口をふさがれて気を失い、それからの記憶がないですわ・・
「首に違和感がありますわね・・・っつ!!首輪!」
首輪!?なんで付いているんですの?とっ、取れないですわっ。しかも鉄の棒に結ばれていて逃げられないですわ。
これはもしや・・・・・誘拐ですわ!!わたくし誘拐されたのですわ!家にお金があることを知っている人物が
わたくしを人質に身代金を要求するつもり・・・・ どうすれば・・・
「やっと起きたんだな。新聞部部長さん」
この野太い声は・・・
「あっ、あなたは隣のクラス清本!!あなたですのね犯人は!」
肥えた体型にボサボサの髪に黒縁メガネ、キモオタの典型的な姿ですわ。
「久しぶりなんだな。停学中はほんと暇なんだな。」
わたくしは先週、校内新聞でこの男がテストでカンニングをした事を記事にし、清本は学校中の笑い者になりましたわ。
そして一週間の停学処分を受けて、今も停学期間中ですわ。それなのに・・・
「もしや校内新聞のネタにされたことで恨んでいるんですの?」
「その通りなんだな。あの新聞のせいで僕は笑い者になったんだな。だから今ここで、僕は新聞部部長さんの君に復讐するために
帰宅途中を狙ったんだな。ここの倉庫に君を持ってくるのは結構大変だったんだな。」
「そして逃げられないよう首輪をつけたのですのね。」
「そうなんだな。その首輪なかなか似合っているんだな。生意気なお嬢様にはぴったりなんだな。」
「なっ!生意気!?わたくし生意気ではないですわ!!」
「その怒った姿萌えるんだな〜。僕のムスコが元気になってきたんだな〜。」
「むっ!!清本っ!!調子に乗るのもいい加減に!!」
「むふふふふっ、今の立場を考えるんだな〜。その首輪」
「うっ・・」
今のわたくしには首輪が・・・、でもこの首輪が取れて逃げられたら清本を必ず退学に追い込んでやりますわ!!
「さあ〜てっ、そろそろ始めるんだな〜」
「くっ・・・」
 
続く・・・・

514芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/10(金) 21:58:22
「おっぱい見せるんだな〜」
「いやあっ!」
ああっ、制服のリボンとボタンが解かれていくですわ!!ブラジャーまで取られて、わっ、わたくしの胸が!!
露わに・・・・
「うおっほ〜!!、やっぱり巨乳なんだな〜。気持ちいいんだな〜モミモミ〜」
汚らしい手でわたくしの胸を揉んでっ・・
「ひゃあっ、ああんっ!!んんんんっ!!」
「ふふふふふふ〜感じているんだな〜。もっと感じるんだな〜。」
「ひゃあああっ!!そっ、そこはっ・・・ちっ、乳首っ・・・」
「吸ってあげるんだな〜」
「やあああああああっあああっ!!すっ、吸っているるるるうっ」
屈辱ですわ!!こんな男にわたくしの胸を触られるなんて、私の怒りは頂点に達していますわ。
こんな奴にっ・・・こんな奴にですわ・・・・!!
「ぷはああっ〜、おいしかったんだな〜。次はっ―」
「このケダモノッ!!」
「うわあっ!!」
ドスンっ!!
頭に来ますわ・・・・こんな首輪さえなければ・・・・わたくしは今頃・・・
「いっ、痛いんだなあ〜」
「いい加減にするですわ。これ以上すればあなた、学校に訴えて退学に追い込むですわ!!」
「別に構わないんだなあ〜。退学になっても、もう一度言うけど今の自分の立場を考えるんだな。」
「うるさいですわっ!!このキモオタ!ケダモノ!気持ち悪いですわ!!わたくしに近づかないでほしいですわっ!!」
「・・・・・・・・・・・・・」
黙り込んだですわ。どうやらわたくしの罵倒でひるむなんて・・・わたくしの勝ちですわ。
「どうしたですの?わたくしが怒って怖いんですの?」
「・・・・・・・」
俯いて黙っていますわ。ふふふっ、
「ふっ、どうやら僕を本気で怒らせてしまったみたいだな」
「えっ」
なっ、なんなんですの!?あのキモい顔が恐ろしい形相をでこちらを眺めていますわ・・・
まずいことしてしまったですわ・・・・
バチバチバチッ
手にしているのっ!スタンガンっ!?あんな物を持っていたんだなんて・・・
「あんまり出したくなかったんだけど、これ以上抵抗するとこれでイチコロなんだな」
「ひいっ」
まっ、まずいですわっ!ほんとにまずいですわっ!!逃げようにも首輪がっ
「ふふふ、そして言うこともちゃんと聞くんだな。でなければ・・・」
「わかりましたわっ!!従いますわっ!!だからっ」
「う〜ん、わかったんだなあ。今の言葉ちゃんと聞いたんだな。抵抗したら次はないんだな」バチバチッ
「わかりましたわ・・・」
・・・・・従わなければスタンガンでっ・・・・

続く

515名無しさん:2010/12/11(土) 06:55:42
クソデブがあああああああ!って一瞬で頭来たでも…

イイネ!続けて!GJ!!!

516安全運転紅蓮隊:2010/12/11(土) 07:16:02
お疲れ様。GJ!!です。続きに期待します。

517安全運転紅蓮隊:2010/12/11(土) 13:22:50
>>497の続き
今晩投下しますね。

518<削除>:<削除>
<削除>

519芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/11(土) 21:39:13
投下します。

520芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/11(土) 21:43:13
        
「おマンコだけじゃなくてお尻も気持ち良くなるんだな。コレ」
「?」
あれは何ですの?おっきい注射器?
「浣腸なんだな。」
かっ、浣腸!! お尻に液体を注入する行為っ・・・、首輪が付いていることをいいことに
ここでわたくしに女性としてのプライドがズタズタにされる屈辱的なことを・・・
「ふふふふっ、これはネットで手に入れたかなり品のいい物だからかなりの腹痛に苦しむんだな。でもその姿を見るのがいいんだな。
さっ、僕の方に四つん這いになってお尻を向けるんだな。」
「わかったですわ・・・」
わたくしはこの男に服従していますわ。わたくし自身が・・・・、でもこの状況をわたくしは楽しんでいますわっ・・
いやっ!わたくしはそんな変態ではっ!
「んくうんっ!」グチュウゥゥゥゥ
「さあ入って行くんだな。」
「んんんんっ!!」
冷たいものがお尻の中にっ! 冷たいっ!
「ぐふふふふっ」
「んんんっ!あんっ!」グチュンッ!
「注入完了なんだな。後は苦しむ姿をグフフフっ」
さっそく効いてきたですわ・・・・お腹が冷たくて痛いっ・・・・
「んうううううううっ」
んんんんんんっ、お腹があっ、痛いですわっ!それに冷たいのと混じって・・・
痛あああいっ
「いいんだなあっ!!もっと苦しめなんだなっ!!そしてっ!」
効き目がハンパじゃないですわ!!なんなんですのこの薬はっ!!
「いいいいいいっ!!」ゴロゴロゴロッ
「ひぐっ!」
べっ、便意がっ!早いですわ催すのがっ! 我慢するにも時間の問題っ・・・
「おっ、お手洗いにっ・・・」
便意が急激にっ・・・・ お腹が早く排泄しろとっ!・・・
「トイレに行きたい?それならいいのがあるんだな。」
いいのが?どっ、どうせバケツとかそこらへんの容器ですわっ!!
「ちょっと待ってるんだな〜」
「ううううんっ!!」ゴロゴロゴロゴロッ!!
!!?やああっ、お腹がっ!!痛いっ!まだ駄目ですわ出ちゃあっ!!
いやっ、この状況が続くまでは我慢っ・・・
「持って来たんだなトイレ、これにするんだな。」
「おっ、おまる!?」
とっ、トイレがおまる!!これは幼児用のトイレっ!わたくしがこれに乗って・・・・・・・・・・
「僕がご親切に持って来てやったんだな。どうぞ使ってくださいなんだな。」
・・・・・・っ・・・・
「しますわよっ!ありがたく使わせてもらいますわっ!」
「どういたしましてなんだな。」
おまるだなんて幼少以来ですわっ。恥ずかしいけど今は漏らすよりだったらこれに出してしまった方がマシですわ。
これに乗って排泄っ・・・!んっ、んはああああああああああああっ!!
ブシャアアアアアアアアアアアっ!!
出ていますわ!わたくしのお尻から注入した浣腸液がっ!我慢していたから一層気持ちいいですわ!
排泄をする喜びがこれほどなんてわたくし初めての経験ですわああっ!
まだ出ているぅぅぅ!!
「大スクープなんだな。新聞部部長がおまるで排泄して笑顔で喜んでいるとは・・・・、想定外で正直僕も驚いたんだな。
これほどまでになると校内新聞の一面を飾るにはふさわしいんだな。」パシャッパシャッ!
出ているぅぅ、まだ液体がお尻からあああっ・・・ わたくしここまで気持ちいいと癖になっちゃいますわ・・・
こんなに気持ちいいのは人生で初めてですわああああああああああっ!!
プシャアアアッ!
「来週の校内新聞は僕の大スクープで人がゴミのように集まるんだな。来襲が楽しみなんだな。むふふふふっ」  
















           〜そして一週間後〜
             ざわざわと人集りが・・・・・・
「なんだこれ!?新聞部部長のリリシアさん!マジで!?」
「キモっ!M字開脚してしかもオナニ−してるっ!」
「こっちの写真なんてお腹抑えて苦しんでいるぞ」
「うわあああっ!おまるに乗ってイっちゃってるぞおい!!」
「いや完全にこれ頭イカれてるだろ。」
「新聞部部長自らがスクープのネタにされるなんて校内新聞も終わったなっ!」
「リリシアさんがこんなキモイ人だなんて私軽蔑するわっ!!」
「私もっ!新聞部辞めるわ!」
「こらこら誰だこんなもん貼ったやつはーーーー!早く剥がせーーーー!!」
       
 
「これで一段落なんだな。ネタにされる人の気持ちが分かればいいんだな。でもっ・・・
 僕の復讐はまだ終わらないんだな。」 
END

521芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/11(土) 21:44:08
「じゃ、まずそのスカートとパンティーを下ろすんだな」
「わっ、わかりましたわ」
・・・・わたくしのおマンコが丸見え・・・・
「よしっ、じゃあM字開脚をするんだな。ちゃんとこっちに綺麗なおマンコが見えるようにだな。」
「こっ、こうですの?」
「もうちょっとっ、大きくなんだな。あっ〜と、ちゃんと見えるようになんだな。」
要求が多い男ですわっ・・・
「撮影開始なんだな。」パシャ、パシャッ
「あっ!!撮っちゃ!」
「ほらほらそのまんまなんだな。」
ああ・・、わたくしがこんな恥ずかしい格好で写真を撮られるなんて、いつもは撮る側ですのに・・・
「じゃあ次はオナニーするんだな。」
「おっ、オナニーっ!?」
「出来ないならこれ・・・」バチバチっ
「おっ、オナニーしますわ。藤堂リリシア自分のおマンコをいじくりますわ!!」
かっ、勝手に口が!!
「むふふふふっ、自分からいじくるなんて言うとはどうやらエッチなお嬢様なんだな。たっぷりと撮らせてもらうんだな。」
「んっ・・」クチュッ
「はあっんっ!?」
なんなんですの?この気持ちよさは・・・・・、わたくし自分のおマンコをいじって感じていますわ・・
「んっ、はあああんっ。あああっ、気持ちっ・・いいっ・・ああんっ!!」クチュッグチュッグチュ!
「もっともっとなんだな」パシャッ、パシャッ!
「いいいいっ、いいいのおおおおっ!ひゃああああんっ!」グチャアアアッ!
あっ・・・、わたくしのおマンコから液体が・・・、この液体何ですの?
「イっちゃったみたいなんだな。」
「んんんっ・・・」
「でもまだまだなんだな。もっと気持ちいいことをさせてあげるんだな。」
「なっ、何ですの?もっと気持ちいい事って?」

522芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/11(土) 21:44:49
すみませんずれました。下から読んでください。

523安全運転紅蓮隊:2010/12/11(土) 22:48:05
>>497の続きです。

俺と林檎は、俺の部屋にいた。念のためもう一度確認する。
「本当にいいのか、林檎?俺なんかとその・・・エッチして」
「うん、いいよ。お兄ちゃん」
そう言う林檎の目は決意に満ちていた。
「ああ、分かった。初めてだからうまくないと思うけどな」
そう言うと俺は、自分の唇を林檎の唇に当てて舌を林檎の口の中に侵入させ、そのまま舌を絡めた。
しばらくそのまま続けると
「はぁ・・・お兄ちゃん・・・はぁ・・・なんか変だよ」
林檎はとろんとした目つきに変わり、かなり火照っていた。
俺は、別のこともしたくなり舌を絡めたまま胸に手を伸ばした。
「んっ!」
途端に林檎の身体が震えた。だが、構わず胸を触り続ける。
「んぅ・・・ふっ・・・ぁん」
(すげー柔らけぇ、ふかふかだ)
そう思いながらもっと力を入れ触る。小さいながらも弾力があり、なにより触れると壊れてしまいそうなほど柔らかく、羽毛みたいにふかふかな胸。
それを触ってるうちに直接触りたくなり、俺は林檎の着ているシャツを捲りあげブラを外した。俺はキスをやめ、しばし林檎の胸を鑑賞する。すると、中心にある桃色の乳頭がつんと自己主張するかのように勃っていた。
「林檎、ここ勃ってるぞ。どうしてだ?」
俺はすこし、意地悪な質問をしてみる。すると、林檎はこう言ってきた。
「それは・・・林檎がエッチな気分になったから・・・///」
そう言って頬を染めて俯いて恥ずかしさのあまりに若干涙目になっている林檎の姿は、すごく可愛くそしてかなりそそられた。
その顔を見ているうちに俺の戻りつつあった理性はすぐさま崩壊し、次の瞬間、自分でも考えられない行動をとっていた。
「それじゃあ、エッチな子にはお仕置きが必要だな」
「え、お兄ちゃん何言っ」
俺は、林檎が言い終わる前に舌を胸に伸ばし、勃っている乳頭を舐めまわし始めた。
「あんっ!!・・・お兄ちゃん!!・・・はうぅん!」
「どうだ、林檎」
「気持ちいいよぉ・・・お兄ちゃん・・・」
「そうか、じゃあもっと舐めて・・・」
「ねえ、お兄ちゃん」
「何だ?」
「胸もいいけど、胸以外のところも舐めて・・・例えば、アソコとか・・・・」
「はあ!?」
あまりの予想だにしなかったカミングアウトに俺は、間抜けな声を上げた。
「林檎、今、お前・・・」
「お兄ちゃん。もう胸だけじゃ足りないよ。私を気持ち良くして」
林檎は俺の目を見てそう言った。さすがに、そこまで言われて引き下がれるほど俺は酷くない。これは、責任重大だな。だけど、不思議と覚悟はできていた。
「分かった。気持ち良くしてやるよ。で、どこを気持ちよくして欲しいんだっけ?」
「えー。2回も言わせないでよお兄ちゃん」
「じゃあ、やめようかな」
「それはやめてよ!言うから!・・・その、アソコを・・・舐めてほしいの」
「誰に?」
「お兄ちゃんに!」
「よし、言ったな」
そして俺は、たまらず林檎のスカートを脱がしにかかった。

すいません。最後まで構想が出来てないのでまた明日書きます。
とりあえず、今日はここまでです。

524名無しさん:2010/12/12(日) 00:13:45
2作共々GJ!!!
しかし幸せENDと不幸せEND読んだら複雑なきぶんに…

職人さんは気になさらず

525名無しさん:2010/12/12(日) 01:53:02
レイプ、援助交際、等の類の愛がない性行為は絶対だめですね。
あと貪欲に快楽を求め覚悟のない奴もやってはならないと思います。
童貞の戯言失礼しました。

526安全運転紅蓮隊:2010/12/13(月) 07:10:23
すみません。昨日葬式があったので、きょう必ず投下します。
芥川賞之介さん、GJです。

527ダオス:2010/12/13(月) 16:45:16
すいません
やっと一昨日期末試験という名の悪夢から解放されました
で、昨日はずっとテイルズの新作やってました
すいませんでした



知弦さんは没収箱をなにやらあさり始めた
まさか…
「そうなるともちろんこれの出番ね」
…まずい
脳裏に蘇るいつぞやの記憶
やはり今回も現実なのにかかわらず
自衛のためと思われるモザイクがかかっている
「なんかすいませんでした!」
「?、どうしたの?」
「しれっとした顔でそんなこと聞かないで!?」
「……………あぁ、コレのこと?」
「いまさら!?
 いや、あの聞いてました!?
 ウィンウィンいわせないで!?
 軽い…いや重度のトラウマなんですよ、それ!!
 …今回だけは勘弁してください………」
土下座してみた…
ましてやそんなことが通づる相手じゃないことはわかっていた
「……いいわよ?」
「え?マジですか?」
「嘘よ」
「すいませんでしたぁぁぁぁああああ!!」
「えー?そんなこといわれても」
「じゃぁせめて遺書くらい残させて下さい…
 『拝啓可愛い妹へ
  林檎がコレを読んでいる頃には
  お兄ちゃんはそれはそれはタ○リ的な惨劇になっているでしょう
  たとえお兄ちゃんが居なくてもお兄ちゃんの後を追うとか言って
  死んだりするのは絶対止めてください
  お兄ちゃんはそれが一番悲しいです…』」
「なんでメルティ○ラット!?
 大丈夫、ただのジョークよ
 そんなことも分からないの?
 器の小さい男ねぇ」
「本当ですか!?」
「えぇ
 ただ代わりと言ってはなんだけど
 一つお願いしていい?」
「もちろんです!
 またあの地獄を横切らなくていいのなら!!」
「じゃぁ私に中出ししなさい」
「は?」
「安心しなさい今日は安全日だから」
「いや、そんな問題じゃない気が…」
「じゃあおとなしくそのタタ○的惨劇に巻き込まれるのね?」
「すいませんでした、中だしさせていただきます」
「それでいいのよ♪」
世界で一番怖いもの三本柱(ダオス調べ)
①エ○テルのイン○ィグネンション
②風邪で前日まで寝込んでいた時のテストの答案
③知弦さんのダークな笑顔
だったっけか?
てか作者!
ダオスだからってインディグ○ンションに弱いとか
そういう厨二病設定止めろ(※ホントに中二です)
「キー君…」
知弦さんが背中に腕を回してきた
八方の回収する生徒会の227ページの挿絵
その深夏が知弦さんに代わった感じと言えば想像しやすいだろう
て、何俺は軽く未来予知してるんだ
とりあえず雰囲気的にキスをした
最初は唇だけ
強くしたり弱くしたり
知弦さんが舌を割愛して差し込んできた
俺もそれに合わせて下を絡める
知弦さんの口の中
すごく甘い
いつまでもこうしていたい
最後はお互いの唾液を移しあった
「「ぷはっ」」
口を離すと一瞬橋が架かった
…なんかエロい

528ダオス:2010/12/13(月) 16:47:22
「知弦さん、ごめんあさい
 もう我慢できません」
知弦さんの胸を鷲掴みにする
「はぁっ!キー君っ!」
いかんいかん
「す、すいません」
今度は優しく揉んでみた
…すごく柔らかくて気持ちがいい
心なしかいい匂いもする気がしてきた
乳首の周りを人差し指でなぞってみる
当然乳首には一切触れないように
「んっ!ちょっとキー君!
 じらすの止めなさい」
かかった!
「じゃあどうすればいいんですか?」
知弦さんがみるみる内に赤くなっていく
「乳首を…ボソボソ」
「何ですか?よく聞き取れません」
「乳首を…いじって…」
「了解です」
というわけで思いっきり知弦さんの乳首に吸い付いてみた
「ひゃうっ!キーっ!くっ!激しっ…あぁっ!」
今度は舌で乳首を転がしたり
甘噛みしてみる
「んあっ!キっ!君っ!いつの間っ!にっ!
 こんなのっ!覚えっ!のっ!?」
そろそろ疲れたな
一回休もう
「いつって
 俺がエロゲユーザーなの忘れてません?」
「そういうことか…」
隙だらけだ…
真冬ちゃんや会長ならまだ察しはつくが
いくらなんでも無防備すぎる
その間に知弦さんのアソコに舌を差し込む
「だめっ!キー君そこはっ!」
知弦さんは必死で足を閉じようとする
が、それが逆に気持ちがいい
ムニムニとやーらかいフトモモが俺を両方向から押し付ける
それに肝心の俺を止めることはできない
知弦さんのアソコはすでにドロドロだった
…ちょっと意地悪してみよう
「あれ?知弦さん
 もうこんなに濡らして
 よっぽど気持ちよかったんですね」
「……キー君のバカ…」
可愛えぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!
「……キー君のバカ…」って
可愛えぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!!
おっとそうだった
まずは軽く知弦さんのアソコを舐めてみる
「っ……………」
あれ?
どうしたんだろう
今度はもっとちゃんと
舌を尖らせて挿入する
「っ!…!!……………」
「あの…どうしました?」

529ダオス:2010/12/13(月) 16:48:01
「どうしました?
 キー君はホントにバカよ!卑怯よ!
 こんなにっこんなにキー君のこと好きなのにっ!
 愛してるのにっ!!なによそれぇっ!!!
 もしもの時は……………責任っ…………………とってよ!?」
知弦さんは今にも泣き出しそうだ
むしろコレを知弦さんといっていいのか
二年前、飛鳥からの試験を思い出す
俺は…どうしたらいいんだろう
気が付くと知弦さんは俺のモノを取り出し秘部に宛がっている
「知弦さんっ!」
「いくわよ!」
そう冷たく言い放つと自分で挿入した
途中でプツッという感覚があった
「ち、知弦さんて処女だったんですか!?」
「そうよ?何で?」
「いやなんか一連の動作がすごく手際よかったんで…」
「…えぇ
 今まで何度も自慰をした…
 やりたくなった時もあった…
 でもずっと我慢してた!去年の秋、あの日から!!
 ……………キー君のために!!!」
「知弦さん………」
「そろそろ動きなさい」
知弦さんのいうとおり動く
時には優しく、時には激しく
「いいいいっ!いいいのおおおおっ!ひゃああああんっ!」
「可愛いですよ…知弦さん…」
「キー君……ありがとっ」
強くキスをしたすごく濃厚な動くのも忘れそうなくらい
「知弦さん、俺もう出ます!!」
「いいわよっ
 約束どおり中にっ!!」
「「あぁぁぁぁあああああああ!!!!!」」
__________________________________________________

もう一回真面目に考え直す
知弦さんに告白された
「付き合いたい」それは本意だ
でも…どうしたらいいんだろう
なぁ飛鳥…
ま、今は考える暇はねーか

530安全運転紅蓮隊:2010/12/13(月) 21:31:25
>>523の続きです。お待たせしました。

スカートを脱がせると赤色のショーツが露わになった。そして、薄くながらもそこにはしっかりと縦に染みが出来ていた。
「林檎、お前興奮してたんだな」
「もしかしてお兄ちゃん。林檎のこと嫌いになった?」
林檎が、涙を浮かべて俺を見てきた。その姿は今にでも壊れてしまいそうな人形のようだった。だから、そっと抱きしめてやる。
「お兄ちゃん!」
「嫌いになんかなってないよ。むしろもっと好きになった」
「本当に?」
「ああ。こんな俺でも興奮してくれるんだなって。嬉しいよ」
その瞬間、不安そうだった林檎の顔は笑顔に変わった。その笑顔が愛おしかった。
(林檎の笑顔をこれからもずっと守り続けたい)
俺は、心から思った。
「じゃあいくぞ、林檎」
そう前置きして俺はショーツに手を掛け脱がせていく。その途中俺は、あることに気付いて手を離した。
「お前、赤ということはその・・・・勝負パンツなのか?」
「うん、好きな人とヤリたいんだったら赤はいていたほうが良いって飛鳥お姉ちゃんが言ってたから」
(飛鳥サンキュー、たまにはやるじゃねーか)
そう内心で思った俺は再び脱がしにかかった。脱がし終わると愛液が糸を引いていて秘部とショーツの間に透明の橋が架かっていた。
そして、俺はまだ伸びしろのある秘部を舐め始めた。何とも言えない濃厚な味を堪能する。
「ひゃうっっっ!!・・・あっ・・あん!」
「どうだ林檎」
「気持ちいいよぉ、お兄ちゃん」
「じゃあ、これはどうだ」
そう言うと俺は、秘部の中に指を入れた。そのまま、指を動かす。
「は・・・ああっっっ・・ううっ!」
「林檎、どう?」
「すっごく気持ちいいよお兄ちゃん・・・はぅ!」
しばらく続けていると ヌチャッ という音がした。えーと、エロゲでは確かこのまま激しく・・・・・
そして俺は、指で秘部内を激しくかき回した。徐々に速さも上げる。
「あんっ・・ああっ!!・・・もうダメェ・・」
そして
「・・・・・・あっっっっ!!」
という声とともに林檎の身体が波を打ち秘部からは大量の液体が噴出していた。
「はぁ・・・お兄ちゃん・・・」
「イッたか、林檎」
「うん。凄く気持ち良かった」
「そうか、良かった」
「今度は、お兄ちゃんが気持ちよくなる番だね♪」
「ああ、そうだな・・・・・ってえええええええ!!!」
「だって、苦しそうなんだもん。お兄ちゃんのムスコさん」


すみませんきょうはここまで、あと2話ぐらい続きます。
次回は、これの逆verです。

531名無しさん:2010/12/13(月) 22:54:27
ダオスさん乙です!!
安全運転紅蓮隊さん、続き楽しみにしてます

532一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/12/13(月) 22:54:45
どうも、いつもお花畑の住人、一星龍です
ようやく今日試験が終わりました。四日間は長かったです。
という訳で小説執筆をようやく、約一ヶ月ぶりに再開できます。
とりあえず目標は一週間で飛鳥ルート二話目を仕上げます。
生暖かくお待ち下さい。

そして遅ればせながら芥川さん、安全運転紅蓮隊さん、ダオスさん乙です。
安全運転紅蓮隊さんにのみ言いたい事があります。
焦らなくてもいいですのでいったん全て書き終えてから
一気に投下されては? その方が読みやすいと思いますし。

533 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/13(月) 23:09:06
こんな夜遅くにスイマセン
これが初投稿になります鬼です
初めてですので言葉がおかしいかもしれませんが
よろしくお願いします
10分ぐらいに投稿します

534 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/13(月) 23:10:01
鬼ですが き と読みます

バサッ
見慣れない天井
すぐさま俺は起き上がった……理解した。
そうだったここは確か深夏の家でみんなで泊り(合宿の名の下)になったんだった。
昨日は散々だった
深夏にはキック3発蹴り5発
真冬ちゃんにはBLについて聞かされたし
会長にはあのトラント勝負をやらされたし
知弦さんにはムチやろうそくなわで……これ以上は思い出したくない。
っで今の時間だが午前2時…最悪だ何でこんな時間に起きたんだ
よし、誰かにいたずらしよう誰がいいかな?

535芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/13(月) 23:10:14
乙です。こう作品が投下されると俺も負けずにと書きたくなります。
一星龍さん楽しみにしております。俺も投下するんで

536 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/13(月) 23:13:24
これのつづきは皆さんで選んで
先に5人から選ばれたひとのを学校で考えて行きたいので
次のは明日の早くても午後10時ぐらいになりますが
よろしくお願いいたします

537一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/12/14(火) 01:18:48
そういえばとまとさんに一つお伺いしておきたい事があります
とまとさんが昔SS版のPART1で書いていた「たいふうがやってきたぞ」のSSあるじゃないですか?

アレをぜひとも18禁版で書きたいのです。

出来れば深夏で。(お前どんだけ深夏好きなんだよ)

嫌ならいやと仰ってくださってかまいません。
罵りたかったら罵ってくださってかまいません。
無論アイデアを少し頂戴するだけなので展開は少し真似てしまいますが、
文章はまず真似ません。

という訳で許可を下さると幸いです。
最近疎遠になっているとまとさんがこのコメント見てくれるかはある種賭けですが。

538名無しさん:2010/12/14(火) 02:26:45
鬼さんGJ!!!

早く続き読みたいです!

539 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/14(火) 05:59:45
一星龍さんが深夏好きで他に希望が無いみたいなので
深夏で考えてきます…。

540安全運転紅蓮隊:2010/12/14(火) 07:02:43
一星龍さんアドバイスありがとうございます。あとの2話はまとめて落とします。
それと>>505で書いたカップリングを希望ありなら投票してください。

541ハンターランク5:2010/12/14(火) 14:41:59
モンハンコラボSSの構想が大体まとまりました。
近いうちに投下する予定ですがよろしいですか?
注意.PSPからなんで1レスの量が少ないです。(1回の投下につき3から4レス程度)
また、1レスごとに最低30分はかかるので基本、昼前後から夕方までの時間帯に投下とさせていただきます。

542 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/14(火) 22:09:48
こんばんわ
鬼です作品が仕上りましたので投稿します
なお
誤字脱字はあたり前それから日本語になっていない部分も
あると思いますがご了承ください。
では15分頃に投稿します。

543 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/14(火) 22:15:32
尚、あまり長くないです。

そんなわけで昨日と言うか毎日やられている深夏を少しばかり悪戯してやろう
でもだ、
      シーーーーーーーン
何でここには誰もいないのだ←(心の叫び)
そして起きてから数分、目が慣れてきたところでドアがあった
開けると・・・みんながやはり寝ていた
ふっふっふさて、目的を遂行するために深夏をさらっていくか
ここで補足、鍵は家の間取りが瞬時に分かるのだ(実際はそうしないと都合が悪いからだ)
ここからは深夏を家から出して公園に連れて行った。
方法はカンタン抱っこして持っていったのだ。
重さはあまり覚えていない…。
「さてと、どうしようかなそうだまずは起きたら面倒だから手足を縛っておこう」
そしてどこから持ってきたか分からないが縄で縛っておいた
この時間だから大丈夫だろう。そして、
「寒っ」
まあこの12月だから寒いのは分かっていたがここまでとは
でも「まだ目覚まさないのか面白くない
おーい起きろサ○ヤ人があそこでカメ○メはなんかを使って戦っているぞー」
そんなことを言ったとたんにソッコー起きた。
○イヤ人すげぇ
「何処だ?!……!!!!そして何だよこれ」
「何って日ごろの仕返しに……」
そして俺はまずは触れるぐらいのキスをした
そうすると深夏は顔を真っ赤にして
「け、鍵、な、何するんだよ」
「だから言っただろ日ごろ仕返しだと」
次は舌を口の中に入れてあげた
「・・・!!!!…ん…っん……ちゅ……っぷは…。」
そうすると深夏はめをトロンとさせて見てきた。ヤバイいろいろと
「さて次は何をしてやろうか」
「・・・を・・・よ……さい」
「?なんていったんだ」
「だ、だから私を気持ちよくしせくださいって言ったんだ・・・あ」
「深夏!俺もう我慢できない」
そ言うなり深夏の胸を持ち始めた
「きゃ・・・っあ、な、なにこれ、き、きもちいよ。?、ね、ねってばき、きいて、くれてる」
「っあゴメンぜんぜん聞いていなかったつい夢中になってしまったから」
その後耳元でボソっとささやいた
「あまりにも綺麗にできているから」
あとは一気に耳まで真っ赤になるぐらい照れていた
「そ、そんなこと真顔で言うなよは、恥ずかしいからそ、それとその程度じゃ全然興奮しないからね」
ナゼソコダケツンデレ?
「それ本当かならこれはなんだよ?」そして、右手で深夏の大事なところを触ってやった
ぴちゃ
「ひゃ……やめて、それと、そ、そんなと、所、さわ、触らないでよ」
「まだ正直にならないんだなだったか」
くちゅくちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
「だ…だめ、そこ、そ、それ以上、い、いじ、らない、で……ひゃう」
つぎに空いていた左手で胸を揉んでやった
「だ、だめ、だよ、け、けん、本当に、や、やめて、ください、おねがい、し、します」
まさかこんなことが深夏から聞けるとはだがおれは「嫌」と一言放った
「な、なんで、いや、だよ。こんな、かたちで、はじめて、を、するなんて」
「……ゴメン俺が悪かっただから許してくれ」

544 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/14(火) 22:16:31
そうゆうとおれは深夏の手足を縛っていた縄を解いてあげた
「おりがとうケン。分かってくれて。だからいいよ私の初めてを奪っても」
ん?待てよそれは同時に俺の初めても持っていかれるのか・・・まいいか
そんなことがあったにもかかわらず俺のモノはすごいことになっていた
「じゃあい、入れるぞ深夏」
「う、うん」
その後はすんなり入ったが途中で何かにひっかっかた膜か
”処女膜”が。そういえば何かの本で一気に行ったほうがあまり痛くないらしいな
「なら」
っぷっちん
「い、痛いよ、鍵、でも、うれしい、はじめてを、奪ってくれて」
「い、痛いのか?なら待つお前の痛みがひくまで」
「あ、ありがとう、で、でも、いい、よ、鍵の好きなようにしてくれて」
「ゴメンおれの方ももう持たない」
といって俺はいきなりイってしまうときのように腰を振っていた
「あ、っあん、い、いやだよ、きもちいよ、こ、こんなの、だめだよす、すぐにイクよ
あ…だめだめだめも、もうイっちゃうよ・・・・・あ、だ、だめーー」
「っう、もう無理なかにだす、ぞ深夏」
「い、い、よ、な、中に、だ、出しても」
それを聞いたとたん
ドッピュドッピュソッピュ
深夏の中で盛大にイった
「あ〜〜〜きてるよけ、鍵の精液が、あぅぅ〜〜」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ケ〜〜〜ン♪」
「な、何でしょうか深夏様」
あれから俺にべた惚れになった深夏がいる・・・なんか怖い
「なんだよ〜〜別に害があるわけじゃないんだから」
「大アリですよ深夏様、俺の右手をならどうするつもりですか」
「特に何も」
「絶対うそだ」
「心配するな。まだ私が転校するまで3ヶ月あるんだから」
俺はその間に何本骨を犠牲にするのだろう・・・」



終わり

545 ◆MaDVEa.WG6:2010/12/14(火) 22:18:09
呼んでくれた方ありがとうございました
もしかしたらまたくるかもしれませんが
それまではひっそりと書いておきます
では

546名無しさん:2010/12/14(火) 23:34:43
おっけーい!GJだフォーウ!

547名無しさん:2010/12/15(水) 10:34:11
読み返して見たけど、よく長いことストーリーが書けるよなあ...
とくにpart8とかpart9の深夏の人とか...コツ見たいなものでも掴んでるんだろうか

548ダオス:2010/12/15(水) 15:31:09
時計を見る
もう結構遅い
「急がないと」
「?どーしたの?杉崎」
「すいませんもう時間が無いんで急ぎましょう」
「あーもうこんな時間か
 うん、いーよ?」
「じゃ、遠慮なく」
会長の秘部に手を突っ込み
クリトリスを摘む
「ひゃっ!杉崎ぃ!」
今度はクリトリスを離し、
さらに奥へと手を突っ込む
「ひっ!ちょっと!その前に…」
会長と強引にキスをする
「んっ………はっ…………」
唇を離し再度秘部を弄ぶ
開いた口で会長の小さな乳首の先端を舐める
「あっ!そんなっ!一緒にっ!
 なんか出ちゃうよぉっ!」
プシャァァァァ
「あらあら会長いい年してお漏らしですか?」
「ひぐっごめんなしゃい」
「おしおきです」
俺のモノを取り出し思いっきり突き上げる
「ひゃぁぁぁああああ!!!!!
 痛いっ!!痛いよぉ!!」
「大丈夫です
 すぐ収まりますから、我慢してください」
いきなり強く動いてみる
「え!?杉崎!そんな!いきなり!あぁ!
 またなんか出ちゃうぅ!!」
「俺もイきそうです!!!」
「じゃ、杉崎も一緒に!!!」
ここだ!
勢い良く俺のモノを引き抜く
ドピュッドピュップシュッ
目論見どおり会長の顔にかかった!!
白濁にまみれたロリ美少女の完成だぁぁああ!!!!!!(二心参照)
「なんか変な感じがするよぉ」

__________________________________


「じゃあ時間も時間なんで
 そろそろ片付けましょう」
「ちょっと待ったぁぁぁああああ!!!」
「あー悪ぃ深夏
 ごめんな?でも今日はさすがに…」
「ぐ…くそっ分かったよ…」
あれ?やけに深夏が食い下がってこねえな
まぁいいか


〜約1時間後〜

プルルルルルプルルルルル…
一人になって雑務を終わらせた俺のケータイに電話がかかってくる
誰だろう?
「もしもし?」
「先輩?真冬です」
「珍しいね、どうしたの?」
「それが…お姉ちゃんがどこにもいなくて…」
瞬間、生徒会室のドアが勢い良く開く
「鍵…」
そこには右手に旅行かばんを持った深夏がいた
「真冬ちゃん安心して、深夏ならここに居るから…」
深夏にケータイを奪われる
「真冬か?ごめんな、急に家出ちまって…
 今日鍵の家に泊まるから…母さんにも伝えといて…」
プツッ
「ハァァァァァァァアアアアアアアアアアア!?」
「で、突然で悪ぃけど
 今晩泊めてくれ」
「いや…
 俺は一向に構わないが…」
「!決まりだな!!」

549名無しさん:2010/12/15(水) 18:36:45
深夏

550ハンターランク5:2010/12/15(水) 22:46:14
明日、バイトなしで一日オフなんで生徒会×モンハンを書こうと思うのですが書くにあたっていくつか質問いいですか?
杉崎の実の母についての情報ってありますか?無いならかってに設定してやるつもりですが…。
次の質問はここでいいのかってことです。エロ要素をいれるつもりですが、割合は少なくなると思いますし、何より舞台をモンハンの世界観でキャラクターを生存という感じなんで生徒会の一存よりモンハンがべースになってしまうんですがいいでしょうか?
最後に深夏と飛鳥どっちかいいでしょうか?最終的にどっちもだすつもりですがどちらを先に出すか迷ってます。
長々と失礼しました。もし、よかったらコメントください

551名無しさん:2010/12/15(水) 22:48:24
あ、書き忘れてました。ダオスさん乙です。
連投すんません。

552安全運転紅蓮隊:2010/12/16(木) 07:02:56
僕の小説を待っている方すみません。今、スランプに陥っています。
日曜までには林檎×鍵は終わらせます。勝手にすいません。
それと次の小説も考えているためカップリング投票お願いします。
男はもちろん鍵で。

1.桜野くりむ
2.紅葉知弦
3.椎名真冬
4.藤堂リリシア
5.藤堂エリス
6.松原飛鳥
7.真儀瑠沙鳥

とりあえず7択にしました。深夏は一星龍さんのを楽しみにしているので深夏は暫く書きません。
希望する番号を書きこみしてください。お願いします。なお、凌辱ネタは読めはできるんですが書けないので今回は凌辱ムリです。
ごめんなさい。優柔不断で・・・。
とりあえず林檎頑張るのでもしよかったら見てください。長々とすいません。

553ダオス:2010/12/16(木) 08:54:36
安全運転紅蓮隊さん
多くの人は生徒会メンバーの小説は何度も読んだことはありますが
リリシア、エリス、真儀瑠の小説はかなり少数です
読者的にはその三人の新しい小説が読みたいものです

554残響死滅:2010/12/16(木) 09:01:05
安全運転紅蓮隊さんへ
私も藤堂姉妹や真儀瑠さんの小説が読みたいです!

555ダオス:2010/12/16(木) 13:08:19
と、言うわけで
なぜか深夏が泊まりに来ることになった
幸い明日から夏休みなおかげで明日学校は無い
今は二人でバスの中だ
「なぁ深夏?」
「ん?」
「どうして俺の家に来ようと思ったんだ?」
「あー、着いたら話すよ」
「分かった!終に深夏の中でフラグが立ったか!」
「………」
「深夏?ほら、次で降りるぞ?」
「あ、あぁ分かった」
俺の家はバスを降りればすぐそこにある
何の変哲も無い一軒家
(というか何もデータが無いのでそうします)
「お、お邪魔します」
「大丈夫、誰も居ねーよ」
「そうか…」
「とりあえずその辺に荷物置いて」
「あぁ
 ちょっと着替えさせてもらいたいんだが…」
「洗面所そこだから、そこで」
「サンキュー、ちょっと借りるぜ…
 て、何その明らかに覗こうとしてるギンギンな眼ぇしてやがる!」
「ハハハ、冗談だよ」
「お前がやると冗談に聞こえねーよ」
深夏が着替えている間に俺も私服に着替えた
「お待たせ」
そこには私服に着替え、しかも髪を解いた深夏が居た
「あぁ、そういうや家では解くって言ってたっけ?」
やべぇ超可愛い
普段の俺なら確実に「萌えぇぇぇぇぇぇぇぇええええええ!!!!」
とか叫んでるけど今はそんな空気じゃない
「で?何でわざわざ引き返してまでウチに来ようとしたんだ?」
「それは…その…」
眼を泳がせて黙りこくってしまった
が、数秒後、決意したような眼で
「アタシ、鍵のことが…」
またうつむいたでもすぐに抱きついて
「鍵のことが好きなんだよ!!」
「深夏?本気か?」
「あぁ、本気だ
 不思議だな、素直に言ったら何だかスッキリした」
「…俺も…深夏のことが好きだ」
「それはハーレムの一員として?
 それとも椎名深夏として?」
「…どっちもだ…
 お前はハーレムの中で一番俺の近くに居る
 よくよく考えてみれば一番身近で特別な存在…
 でも俺は4人を平等に愛するとも決めた
 だからどっちも…」
「そんなの…卑怯だよ…」
なんか…二年前にもこんな状況があった気がする
飛鳥の試験の時か
どうしたらいいんだ?
俺は…また同じ過ちを繰り返すのか?…
でも…そうか!…それだ!…
「ありがとな…深夏…
 今…やっと気づけた!…」
「どう言う意味だ?」
「俺は、今までずっと、ハーレムルート攻略のため
 ずっとずっと周りだけ考えてきた
 でも、結局それは自分のためだろ?
 自分のために周りを気にする…
 それじゃだめだ
 俺は何より『自分の幸せ』を最優先とする!
 確かにそれは『自分だけ見て欲しい』という最もな気持ちを
 踏みにじっている
 それで不幸な気持ちになるかもしれない!
 でも、俺はそれでもハーレム街道を突っ走る!!
 なら、俺のやるべきことは一つ!!!
 『その気持ちを踏みにじった上で、それ以上の幸福を与える!!!!』
 俺は絶対妥協しねぇ!!それでいて女性を幸せにする!!だから!!!
 『みんな好きです!
  超好きです!!
  みんな付き合って!!!
  絶対幸せにしてやるから!!!!』」
「ハハッわけわかんねぇ
 でも、そのスタンツは嫌いじゃいよ
 むしろお前のそんなトコが好きだよ」
「あぁ、ホントにありがとな深夏」
「何感謝されたかわんないけどどういたしまして」

556ハンターランク5:2010/12/16(木) 14:40:03
これからエロイベント発生は今回なしですが設定が説明しづらいので序章として書かせてもらいます。
四時までに投下します。

557ハンターランク5:2010/12/16(木) 15:26:33
生存×モンハンです。pspなんで遅いのは勘弁してちょ。

深夏said
碧陽学園生徒会ーー平穏な日々がいつまでも続くと皆、思っていた。だかそんな幻想は簡単に崩れさってしまった。杉崎鍵という一人の男子生徒の失踪によって。

天気予報やニュースて伝えられることもなく突然、台風並に天気が崩れれば必ずといっていいほどケガ人や行方不明者、最悪、死人がでるのは皆知ってる。
けど人間ってのは身近じゃ起きないってかってに勝手に決めつけちまうらしい。そうじゃなきゃ、この胸にぽっかり空いた穴の理由が解んねぇ。

現実は残酷で鍵はいなくなった。
亡骸は見つかってないが生きている可能性は限りなく低いと警察の人がいっていた。それでも皆探したが、手がかりはゼロ。増えも減りもしない。そうして、ただ時間が過ぎていき今に至る。
『卒業生代表、桜野くりむさです………
会長の言葉だ。でも、入ってこない。あの人、最近すごくしずんでたのにスゴイな。もは在校生代表をたのまれたが「出ていく奴がやるってのもへんだろ?」ってはぐらかした。
涙が出る。溢れてくる。会長の言葉じゃない。ここにはいない一人の男子生徒への涙。

558ハンターランク5:2010/12/16(木) 16:04:05
鍵said
「ここは……何処だ?」
始めてみる景色だ。何処かの部屋の様だがまったく見覚えがないとこだ。しかし、部屋には普通は無いはずのものがあった。大きな剣に斧、太刀、ほかにも……。「いったい此処は」「グーグーzzz………
何かいたぞ!てか、アイルーだ!寝てるな。……またオメガパターンか!?モンハンバージョンの!「いや、違うんだニャ。」
「字の文読まれたー!てか、猫しゃべったー!ぁ、アイルーだからか。」
「ウルサイ奴にゃ、おまえ。ソルは長老に、おまえ起きたらつれてこいって言われてんだニャ。だから来いニャ。」
「あ、ああ。」
オメガの件があったおかげで適応しやすいな。たしか、こいつソルって名前か。

「長老、連れてきたニャ。」
「おぅ、そうかい。キミがソルが拾ってきたケガ人か。」
いたのは、年月を感じさせる爺さんだ。
「ケガ?俺が?」
体を見る。包帯が胸から浸り腕にかけて巻かれていた。
「ソルがずっと看ておったのじゃぞ一週間ほどかいな、聞いておらんかったかや。」
ソルを見る。
「俺が拾ってきたんだ、責任くらい持つのは当然だニャ」
照れてるのか。口はいいとはいえないがイイヤツなのは確かだろう。「ゴホン

559ダオス:2010/12/16(木) 16:12:12
「あ、あのさ鍵…」
「なんだ?」
「その…キス…してもいいか?」
「!あぁ、もちろん!!」
そっと深夏の唇に俺の唇を重ねる
「…………んっ……………鍵っ………」
深夏が舌を伸ばしてきた
もちろん俺もそれに応じる
「……ふぁ…………あっ……………」
深夏の口の中はすごく甘い、でも、どこか爽やかな味がした
最後にお互いの唾液を交換し合った
深夏の眼がトロンとしてきた。気持ちよさそうだ
「ぷはっ」
口を離したら細い橋が架かった
「すっかり遅くなったけどメシの支度するな?」
「あ、ちょっと待って
 今日はアタシが作ってやるよ」
「…お前料理できんの?」
「失礼だなおい!
 母さんが仕事で居ない時はアタシが作ってるんだぜ!?」
「そ、そうなのか?じゃあ頼む」
「任せとけ!冷蔵庫の中にあるもの勝手に使っていいか?」
「あぁ、作り過ぎなければ…
 ところで何作るんだ?」
「ヒ・ミ・ツ!」
とか言って台所から追い出されてしまった

〜30分後〜
「お待たせ〜」
「おぉこれまたベターな」
カレーでした。ベターすぎるだろ
「本当はもっと時間あれば肉じゃがとかも作れたんだけどな…」
「いやいや十分だ!深夏が作ってくれたってだけで十分だよ」
「そうか?なんか照れるな」
そんなことを言いつつテーブルに並べる
深夏と俺はお互い向き合うように座った
「じゃ、いただきます」
「おう、召し上がれ!」
さあ、真冬ちゃんも苦労してるな…みたいなことになるか
パクッモグモグモグモグモグモグ…
お?普通だ、普通に美味しい
「ど、どうだ?」
「あぁ!美味しい!
 また深夏の新たな一面を知った」
「そ、そうか、よかった…
 じゃ、じゃあさ…」
深夏は自分のカレーを掬うと、
俺の方に差し出してきた
こ、これはっ!
「あーん!」
マジですか深夏さん!
ギャルゲ定番要素あーんですか!!
しかも深夏が!!夢のようだ!!!
「あーん!!」

560ダオス:2010/12/16(木) 16:12:45
パクッ
「うん、8割り増しで美味しい」
「そうか、できればそこは後2割足して欲しかったがまぁいいや」
そんな感じでイチャイチャ食事を進めていった
そんなこんなでカレーも残りわずか一口分
「あーあこれで深夏が作ったメシは終わりか」
なんてこといってみたら
「じゃあさ…」
深夏はヒョイと俺のカレーを掬うと
パクッもぐもぐもぐもぐ
は?食べた?何してんだこいつ?てかマジで
「なにやってんだぁぁぁぁぁぁぁああああああ!?」
「ほーひゃなふて!」
何言ったんだ?こいつ?
あー「そうじゃなくて」か?
何がそうじゃないんだ?
深夏が顔を突き出してきた
これって…
「口移し!?」
コクコクと肯いている。当たったようだ
深夏と唇を重ねると深夏が舌でカレーを口移しした
深夏の唾液でもうドロドロになっている
たかがカレーがすごくエロく感じる
「ぷはっ
 どうだ?鍵?」
ごくん
「すごく美味しかったよ」
「よかったぁ」
こうして改めて見てみると深夏もすごく女の子らしいところあるじゃん
その後は二人でテレビ見たり
(エロくない)ゲームしたり、DVD見たりした
気がつくと12時半
「深夏、そろそろ寝ようぜ?」
「あぁそうだな」
深夏はそういうと旅行かばんをあさり、パジャマを取り出したかと思うと
堂々とパジャマに着替え始めた
「お、おい深夏何やってんだ?」
「?パジャマに着替えてるんだが?」
「いやそうじゃなくて…」
「あぁ、別に相思相愛の相手の目の前くらいいいだろ」
「いや、お前がいいんならいいけど…」
〜数分後〜
「じゃあ深夏は俺のベッド使ってくれ」
「鍵は?」
「おれはソファで寝るよそれじゃお休み…」
俺がソファに向かおうとしたその時
深夏が俺の袖を掴んできた
「深夏?」
「鍵も…一緒に寝ようぜ…」
「いや深夏それはさすがに」
「じゃあアタシもソファで寝る」
「………分かったよ
 一緒に俺の部屋で寝よう」
「あぁ、ありがとな」

561ハンターランク5:2010/12/16(木) 16:32:56
まず、お前さんの誤解から解くとしようか。オメガの時は精神のみがオメガ世界へ飛ばされた。しかし、今回は違う。言いにくいんじゃがお前さんの存在まるまるこちらの世界へ飛ばされたのじゃ。」
「何でオメガのこと知ってんだ。いや、そんなことよりこっちで何日たってんだよ?じゃあ、おれの元いた世界どうなってんたよ、爺さん!」
「長老につっかかんな鍵、見してやれるからニャ。……長老、アレで。」
ソルが言うと長老はこちらへ来なさいと手で合図し外の池へ案内した。
「おぬしは、今、自分になにが起きたかわしに聞いても混乱するだけじゃから、後でゆっくり話そう。まずじゃ、これから池とお前さんの世界をつなぐ。しかし、見れるだけじゃ。声は通じるかもしれんとしか言えん。」
見れる?俺の居た世界が?だが、帰れると見れるは違う。いや、それだけでも……!
「サンキュ、爺さん。」

562ハンターランク5:2010/12/16(木) 16:38:22
ダオスさんの挟んじゃってすんません。また、重なったら悪いのでここまでにします。
コラボスレでやれと思った方、すいません。当分先になると思いますがエロイベント発生しますんでご理解をお願いします。

563ダオス:2010/12/16(木) 18:32:11
そんなこんなで俺たちは二人でベッドに入った
深夏の方を向いてみると深夏は俺とは反対方向を向いていた
「深夏…」
「なに?…」
いきなりキスをしてみる
「!!!!お前!!」
殺気を感じる…
「神の御名において、その御使いをここにたまわらんことを欲す
 我、御身の代行者たらんことを願う者なり、開け聖界の門!
 『セフィロト!!』」
「馬鹿な!没技だと!?なぜ貴様そんなものを!?
 ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!」
「お前がそんな馬鹿なことするからだ」
「すいませんでした…
 ていうかそんな製作者しか知らないような技を…
 何でお前が使えるんだ!?」
「まぁな」
「まぁなってなー」※ちなみにシンフォニアのボツ技です
「………そんなにしたいのか?」
「いや、別にそんなわけじゃ…」
「嘘だ鍵のここ、こんなにガチガチだぞ」
深夏が俺のモノを服の上からさすってくる
「や、止めろ深夏!」
「ホントのこと言うと私もやりたいんだ…
 ほら、さっき私だけできなかっただろ?」
「いいのか?」
「うん、鍵となら」
「後悔するぞ?」
「そんなのしない」
「覚悟は?」
「決まってる」
「…わかった」

今日はここまで明日で終わりにします

564安全運転紅蓮隊:2010/12/16(木) 20:38:12
>>553,>>554投票ありがとうございます。
リリシア、エリス、真儀瑠がかなり少ないそうなのでとりあえずその3人の誰かをこちらで決めます。
凌辱なしで、ほのぼのからのエロ予定です。
P.S
スランプから脱出出来そうです。

565名無しさん:2010/12/17(金) 01:58:34
重なってるww

二人ともGJ!!!

566ハンターランク5:2010/12/17(金) 16:04:51
卒業式 said深夏
(……な…みん…みん…な……)
…何、だろ……?
(…みん、な……みんな聞こ……いのか……)
…今の…鍵のこ…え……?
だが、他の人には聞こえてないみたいだ
「……なぁ、今、杉崎の声しなかったか?」
隣の守は超能力が使える。なら、守なら聞こえてるかもと思いそう訪ねた。いや、さっきの声が幻聴と思いたくなかったからだろうか。
「え、あいつの…こえが…?いや、聞こえなかったな。……わるいな…。
ここでも現実は厳しい様だ。だが、続けられた守の言葉は以外であり、希望であり、絶望の様でもあり、曖昧だった。
ただ……今、此処が別の場所からの干渉下にあるように感じる。………まさか、深夏の聞こえたって言うアイツの声と関係が……。いや、妙な期待させちまいそうな答えだったな。悪い、忘れてくれ。」
守の答えに私はさっき聞こえた、もぅ聞こえない鍵の声の感覚を思い出した。

体で感じた。アイツは生きてる。嬉しかった、確証はなかったが。でも、うれしさと同時に壁も感じた。そう、あの声は圧倒的に遠いと言うことも同時に

『これをもちまして、第xx回壁陽学園、卒業式を閉幕と致します。在校生は卒業生を拍手で送り出しましょう

567ハンターランク5:2010/12/17(金) 16:13:32
どうも、ハンターランク6へ向けてキークエと戦ってるハンターランク5(ソロで頑張ってます)です。あと1、2レス書きます
訂正します
「今、杉崎の声しなかったか?」
→「今、鍵の声しなかった、守?」

568ハンターランク5:2010/12/17(金) 16:47:09
卒業式ー閉幕 
2−B教室 said深夏
「なぁ、守。」
「何だ、深夏?」
最近、守は私と話すとき気を使ってくれているらしい。でも、今、感謝してられるほど私は落ち着いていない。
「さっき言った干渉されてるってどういう意味だよ。」
「やっぱ聞かれたか。
守は私が聞いてくると予想していたらしい。なら、話は早い。」
守は続ける。「見られてる感じがした。さっきはハッキリとは分からないしっていったが多分間違いないな。俺は出来ることは微妙というのは自負してるが、感じることに関しては違うからな。」
「そうか、それでどう感じたんだ?!生きてるのか?会えるのか?」
守につかみかかる勢いで返す。すると、守は一瞬ビクッとしたがスグに真面目な顔をして告げた。
「多分、次元とか世界っていうレベルで此処とは違うとこからの干渉だと思う。もしアイツの声だとしたら生きてると思う。それに俺なんかとそれこそ天地の差があるくらいの術者が居るな。」
生きてることはもうほとんど確信できた。いくらかすれた音声だったとしてもアイツの声を間違えるはずがない。
「それで、それで鍵と会えるのか?守!」
守はゆっくり首を横に振った。

瞬間、視界が揺れた。ガクン

569ハンターランク5:2010/12/17(金) 17:05:43
今日ここまでです。次回鍵と深夏再会します。そして序章が終わりです。

どうも、一レスごとに間が空き、量も少なくモンハンを独り悲しくやってる15歳の高校生です。感想ありましたら下さいね。

ここまでエロイベントないssスレでやるような内容でしたか次の次からエロイベントへの布石にはいってきます。 
追加設定です。モンハンの世界は現世より時間経過が早いものとします。

570ダオス:2010/12/17(金) 18:31:49
すいません
もしかしたら今日中に書き終えられないかもしれません


今度はちゃんとしたキスをする
キスに関する描写は何度もするのは面倒なので省略させていただく
できればご了承いただきたい
深夏は俺のチャックを開けるとモノを取り出した
「これが…鍵のか…」
先のほうを少し舐める
「うっ!…」
「気持ちいいんだな」
「深夏も気持ちよくなってくれ」
頭を深夏の足のほうにし、69の体勢をとる
深夏のパジャマとパンツを脱がす
「あれ?結構濡れてんな?」
「バ、バカあんま見なんな!
 け、鍵と一緒に寝てるって想像したら…」
「深夏も意外と変態だったんだな」
「そんなことじゃねーよ!」
「どうかな?」
深夏のアソコを一回舐める
「ひうっ!」
「ほらほら、そんなに感じちゃって」
「そんなに言うなら…
 鍵!勝負しようぜ!」
「はぁ?勝負?」
「先に相手をイかせたほうが勝ち!
 そうだな…じゃあさ!
 負けたほうは相手の命令を一つ聞く!」
「ありがちだな…」
「あ、もちろん『死ね』とか『金よこせ』みたいな
 くだらないの無しな」
「分かったそれで行こう!」
「じゃあスタート!」
深夏が俺のを咥える
「ちょ…いきなりかよ!」
「へんへひっほー」
あぁ!?多分『先手必勝』か!?
俺も深夏のアソコに舌を突っ込む
「あ!?ちょっと!?ひゃぁんっ!?」
そんな感じで四分後ぐらい…
「深夏っ!出る!!」
「いいぞ鍵!出せ!」
ビヒュッヒュクッ
深夏の口の中に射精した
「深夏!?吐き出していいぞ!?」
「いいの…鍵のなら…」
ゴクン…
「美味しかったよ?鍵の!」
深夏の口の端のほうから飲み込みきれなかった分が
溢れ出ている
「そ、それより深夏…
 何を命令する気だ?」
「あ、そうだったな。じゃあ…
 アタシ達を…
 アタシと真冬と紅葉先輩と会長さんを…
 必ず幸せにしてくれ…」
「そんなの…」
「駄目か?」
「最初っから決まってんだろ
 必ず幸せにしてやるよ!」
「そっか…
 でも、少なくとも今日は
 鍵はアタシだけの物だぞ!?」
「あぁ、それでいいよ」
「ハハッありがと…」


すいません
時間がないので今日はここまで

571安全運転紅蓮隊:2010/12/17(金) 20:45:53
>>530の続きです。お待たせしました。文脈がつながってないのは仕様です。

「えええええええっっっっ!!」
まさかの展開に俺は驚きの声を上げた。
「え?どうかしたお兄ちゃん」
それに対して林檎は、いたって普通の顔でこっちを見ていた。そして、
「じっとしててね」
と言うと、俺のジーンズをつかんで、ジッパーを下げてきた。すると、パンパンに膨張した俺のムスコがものすごい勢いで顔を出した。
逞しく長く太い俺のムスコを見ると
「わあ、・・・凄いね」
と、これには林檎も驚いていた。でも視線は離さずにムスコを観察すると林檎は
「じゃあ、今から舐めてあげるね♪」
と、物怖じない様子で言うと素早く俺のムスコの前に顔を近付け、
ちろちろ・・・と舐め始めた。
「おい、林檎ちょっと待て!」
と、俺が言うが林檎はやめる様子はなかった。むしろ、舐める速度を上げていた。ちろちろとした動きがくすぐったく、気持ちいい。それがしばらく続き、
「う・・・・あっ・・・」
と、俺は声を出した。
「お兄ちゃん、どう?」
その声を聞いていた林檎が聞いてきた。
「ああ、気持ちいいぞ林檎」
「じゃあ、もっと気持ち良くしてあげる♪」
そう言うと林檎は突然俺のムスコを咥えだした。そしてそのまま、顔を激しく上下させねっとり舌を絡めてきた。さっきより段違いに気持ちいい。
「うあっ・・・くっ・・・」
「どう、お兄ちゃん?」
「すっげー気持ちいいぞ、林檎」
「良かった♪」
林檎はそう言うと、さらに回転速度を上げて俺のムスコをしゃぶった。俺は、ついにあまりの気持ち良さに
「うっ・・・くっ・・・あっ!」
「んんんんっ!?」
林檎の口内に精液をぶちまけた。ぶちまけた精液は、自慰のときより遥かに多い量だった。ああ、気持ち良かった・・・なんて思ってる場合じゃなくて!!
「林檎、吐き出せよ。まずいだろ?」
俺は、あわてて林檎に呼びかける。だが、
「ん・・・んっ、んく、んぐ・・・ぷはぁ」
「お、おい林檎」
時すでに遅し。林檎は俺の精液を全部飲み干していた。途端に俺は、情けない気持ちになり、林檎に
「ごめんな、林檎。口に出しちまって」
と謝った。もちろん、反省はしている。しかし林檎が
「何で謝るの?むしろ、こっちがお礼を言うぐらいだよ」
と言ってきたので
「はあ!?」
と俺は間抜けな声を上げてしまった。疑問に思ったので
「何か俺お礼されるようなことしたか?」
と言ってみる。すると林檎は笑顔になって、
「だって、お兄ちゃんが私で気持ち良くなってくれたんだもん♪」
と満面の笑みで俺に言ってきた。
「そっか、ありがとな、林檎」
俺は、そう言って林檎の頭をなでた。
「えへへ」
林檎は気持ち良さそうに目を細めた。
「ところでなんだが林檎」
「何?お兄ちゃん」
「こいつをどう思う?」
と俺は言いながら自分のムスコを持った。ムスコは、1回目の射精を終えた後少ししぼんでいたが、また元気になって今はもうビンビンになっていた。
それを見た林檎は
「凄く・・・大きいです」
と答えた。(なんかこういうセリフがあったような気がする)と内心で思ったが、気にしないことにした。そして
「とりあえず、その・・・俺もう我慢できないんだが」
と俺は、自分の思いをぶちまけた。
「うん、私も早く気持ち良くなりたい」
と林檎が言う。
「それじゃあ、いくぞ林檎」
そう前置きして俺は林檎の秘部に自分のムスコをあてがった。

すいません。最後だけまとめるのは気持ち悪いと思ったのでばらにしました。
続きは今から考えます。カップリングなんですが、真儀瑠かエリスどちらがいいですか?
とりあえず、明日辺りにまた投下します。ラスト+エピローグです。

572安全運転紅蓮隊:2010/12/17(金) 20:52:34
蓮レスすみません。
>>566->>569俺もハンターランク5です。モンハンとのコラボ、楽しみにしています。

ダオスさん乙です。深夏分が補給できました。続き楽しみにしています。

573芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/17(金) 21:07:49
真儀瑠をお願いします

574一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/12/17(金) 23:34:54
ハンターランクは−99
どうも永遠の一発屋一星龍です
明日投下予定です。
今しばらく生暖かくお待ち下さい。

ところで今年の冬コミに行く予定の作家さんはいらっしゃいますか?
いるなら一緒に回りたいと思うので同人スレにてちょっとコメントいただけると幸いです。

575ダスト ◆9qZujqKmyQ:2010/12/18(土) 01:09:43
鬼さん、安全運転紅蓮隊さん、ダオスさん、ハンターランク5さん、乙でした♪
最近職人さんが増えてきましたねぇ……喜ばしい限りです。

>>574
冬コミですか……いいですねぇ……。特に予定はないですけど行ってみたいんですよね。
まぁ金が5000円くらいしかないのでたぶん無理ですけど……何で年末なんだ……ort
でも行けたら行こう……
まぁ、それはそれとして一星龍さんの作品、楽しみにしてますね。
はてさて、投下するとか言っておきながら僕の作品の投下はいつになることやら……。
年末までに出せたらいいかなぁ……と思っています。

576名無しさん:2010/12/18(土) 03:51:06
二人ともふぁいとー!

577安全運転紅蓮隊:2010/12/18(土) 07:12:00
冬コミかあ。もうそんな季節かあ。クリスマスに模試ある俺っていったい・・・。
>>574
いつですか?

あと、次のカップリングは真儀瑠ということで・・・。駄文すいません。

578ハンターランク5:2010/12/18(土) 08:45:29
夢の中 said深夏
ここははどこだろ?意識がはっきりしない。視界に靄がかかっている。
ここでじっとしていても仕方がないので深夏は靄のかかった場所を進んでいった。
だんだん景色がはっきりしてきたな。ここは……村?温泉?
「……ぁ、あそこに、いるのは……鍵……!」
髪が伸び、背丈もいくらか伸びていたが見間違うハズがない!つい最近までいっしょにいた人、いたのに、急にいなくなってしまった人……杉崎鍵という青年を。
「…鍵、鍵ーー!!」
深夏は叫んだが届いていないようだ。それどころか視界から鍵の姿が離れていっているみたいだ。
「鍵!届けよ!クソ!離れないでよ……!」
また、意識がぼやけてた。

「鍵……!」
気づけばそこは自分の部屋で、私は眠っていたようだ。
「お姉ぇちゃん!やっと起きた!心配したんだからね。生徒会室に真擬留先生がおねぇちゃんが倒れたって飛び込んで来たときには真冬すごく心配したんだからね!」
どうやら倒れたらしい私は。
「……あぁ、心配かけたな、真冬。」
「ホントだよ!よりによって学園生活、最後の日にね。」
「そうだな、マジ悪かったな。」
「でも、無事でよかったよ。」
「あぁ。……あ、そうだ真冬!」

579ハンターランク5:2010/12/18(土) 09:12:41
深夏の部屋 said深夏
私は体育館での声、守の推理、さっきの夢を真冬にはなした。しかし真冬の答えは……。
「鍵って誰ですか?お姉ちゃんまだ寝ぼけてるんだよ、きっと。」
真冬の答えはこうだった。つきあいが長い妹だからわかる。つらいから忘れようとしている訳ではない、そもそもはじめから知らないと言っているんだ。……何だよソレ……。
「悪いな真冬、やっばまだ寝ぼけてたみたいだ。もう一回寝るから独りにしてくれないか?」
「えっ、うん分かったよお姉ちゃん」

真冬は、出ていったな。すぐに携帯に手を伸ばした。会長、知弦さんにTELしたが真冬と同じ答えだった。
「そうだ、守!」
TELする。
『はい、守だけど!深夏から電話なんてうれしいな!』
昼間の遠慮がちな態度からは一転していつもの守だ。
「なぁ、お前、杉崎鍵って知ってるか?」
「な、何でその名前深夏が知ってんだ!?」
今までとは違う答え。守は何か知っている……!
「知ってるんだな、何でもいい教えてくれ!」
「何でそんなこと……んーま、いいや。えっとだな……」
じれったい……。
守は続けた。
「何か俺の机の上に紙があったんだよ。」
「紙?」

580ハンターランク5:2010/12/18(土) 09:39:10
「あぁ、書いた覚えもないメモがあったんだ。確かそこにそんな名前が……な。」
「ほかに何て書いてあったんだ?」
「ちょっと待ってくれ、探すから。あぁ、かけ直すから切ってイイぞ。」
「あぁ、よろしく。悪いな、守。」
ガチャ
守も忘れていた。しかし手がかりが残っているかもしれない。

〜♪ 電話だ。きっと守だろう。
『あ、深夏か?守だけど。』
やっぱり守。
『あのメモだけどな、はっきりいって意味不だぞ。なんでも【杉崎鍵、存在の転移、現世での存在の抹消、連鎖的に幾人かも同じ事象が訪れる】だってさ。不気味だろ、深 ピッ ツーツー
わかった気がした、あいつはこの世界から【転移】したんだ。みんなが忘れていくのは、鍵の【存在の抹消】によるもの……。しかし【連鎖的に他にも転移する】らしい。可能性はまだある。

それから何日たっただろう。学校が変わり彼女ー松原飛鳥にあったのは何日目だったろうか。

581ハンターランク5:2010/12/18(土) 09:42:15
バイトが入ったのでここまでが限界です。予告したとこまでいけずスイマセン。

582名無しさん:2010/12/19(日) 17:12:51
>>581 サイドの綴りは side だと思うぞ……。

583名無しさん:2010/12/19(日) 21:03:14
続き楽しみです

584名無しさん:2010/12/19(日) 21:10:56
saidだとsayの過去形、過去分詞ですね(・∀・)
何はともあれ、続きに期待でする。

585名無しさん:2010/12/20(月) 00:59:04
ちなみに、saidの読みはセイドじゃなくてセッドね。結構間違えるんだ、これが

586ハンターランク5:2010/12/20(月) 07:40:18
どうも、宿題に取りかかろうとしたら携帯に先生から宿題をまるまる学校に忘れていたと留守電の下の方にある死刑宣告を見つけたハンターランク6直前です。(このお話は、実際に存在した話を元に作られています。ノンフィクション)
間違えてました。ご指摘ありがとうございます。
バイトの都合で書けるか分かりませんが時間が出来たら書けるだけ書くようにしますね。

587ハンターランク5:2010/12/20(月) 14:43:06
side鍵
「グハッ……!?」
血だと!?なぜ俺は血をはいてんだ?それに体中が痛む……焼けるように体が痛い……!!
「限界じゃな」
長老が池に映る元の世界を消した。ーー瞬間。
痛くねぇ、体中の痛みが嘘の様に消えた。
「何だったんだ?今の?」
「こちらの世界とソナタの世界をつないだ反動じゃよ。世界を繋ぐなんて芸当、ノーリスクでまさか出来るとでも思うたか?」
「でも爺さ「ワシ繋いだのに?か?」
「あ、あぁ。」
「答えは簡単だニャ。お前の世界を俺も長老も知らニャいんだからお前が媒体にしかないニャ。」
ソルが説明してくれた。
「まぁ、その話はそこまでとしてじゃ……説明せんで悪かったな。」

その後、本格的に自分の今の状況を聞いた。
ショックだったが、落ち込んでも仕方がないという結論に至った俺は、この温泉の盛んな村で生活していくため狩人という職に就くことになった。
「深夏なら喜びそうたがリアルにキツイぜ……。」
「ブツブツ言う暇あったら修行しろニャ!命の保証のある訓練所でへこたれてたら真の狩場でホントに死ぬニャ!」
そぅ、最初は訓練所。確かにすぐに本番だったら死んでいただろう。これはゲームと 違うんだ。

588ハンターランク5:2010/12/20(月) 14:48:09
今日ここまでです。バイトの休憩時間もぅ30分きったな、ヤバイな。
たぶん次再会します。するハズ。したらイイね。しますようにぃー!

589ダオス:2010/12/20(月) 15:13:22
やっとくたばったか、リトルクイーン…
ダオスです。
続きです



「でも、どうせまだ足りねぇんだろ?」
さっきあんなクセえ台詞吐いたヤツとは思えないことを
深夏が聞いてきた
「まあな」
「だろうな
 ……いいよ好きに触ってくれ…」
「は?今なんて言った?」
「に、二度もあんなこと言わせんな!
 だから…好きに触っていいって…」
「マジですか椎名さん?」
「そんな呼び方すんな!……寂しいから……
 鍵には名前で呼んでもらいたい…深夏って」
「ごめん…
 マジか深夏?」
「ああ本気だ」
「じゃ、じゃあ失礼させてもらうぞ」
まずは胸を軽く揉んでみる
「……ハァッ!………ンッ!」
「深夏って感じやすい?」
「い、言うなぁ!」
「意外と変態だったんだな…」
「し、失望したか?…」
「いやいや、そんな訳じゃない
 むしろ、それも一つの魅力だぞ?」
「…………………!!」
なんか真っ赤になってしまった
「じゃ、続けるぞ?」
コクリと肯く

590ダオス:2010/12/20(月) 15:55:37
胸をさっきより強く揉んでみる
「ヒアッ!ちょっ!鍵っ!優しくしろよ!」
「ごめん…それ無理!…」
深夏の乳首に吸い付く
舌先で転がしたり、甘噛みしたりもする
「鍵っ!アタシっ!おかしくなっちゃうよぉ!」
ここぞとばかりに強く吸う
「あっ!あっ!あぁぁあああああっ!!!」
深夏がピクピクと痙攣している
「だ、大丈夫か?深夏」
「うん、気持ち良かっただけ…
 ねぇ鍵アタシもう我慢できない
 入れて?ね?いいでしょ?」
「分かった…
 ちょっと痛いかもしれないぞ?」
「知ってる…でも鍵のなら我慢できるから…」
深夏の秘部にモノを宛がう
そう言えば一気に行った方が痛くないんだっけ?
先端を少し入れて、一気に貫く
「痛ぁぁぁああああ!!!」
「大丈夫か?しばらくこのままで居よう?」
「ありがと、じゃあそうする…」
「なぁ深夏…覚えてるか?」
「何をだ?」
「初めて会った時の事…」
「鮮明に覚えてるよ」
「ありがとな?今の俺がここに居るのは…
 間違いなく、お前のおかげだ…」
「いいんだよ…あれぐらい…
 それに、あの時はアタシの本心を言ったまでだ」
「深夏…」
「そろそろ動いていいぞ」
「あ、あぁそれなら」
ゆっくりと、だんだん加速する
「け、鍵の!すごく大きい!いぁっ!鍵、大好き!
 ずっと一緒に居てね?」
「あぁ、もちろんだ!会長や真冬ちゃん、知弦さんもな!」
「鍵!アタシっ!イっちゃいそうっ!だよっ!」
「お、俺もっ!深夏の中、締まってて気持ちいっ!」
「じゃあ一緒にっ!」
『あぁぁぁぁぁああああああ!!!!!』
ドシュッドピュップシュゥゥゥゥゥ
_________________________

「一応聞いておくが深夏、お前、今日は安全日なんだろうな?」
「!!!!!…………」
「おいコラなに『しまった忘れてた!』みたいな顔してんだ
 責任?いや俺にはハーレムがあるからそれは……
 分かった!分かったから!泣くな深夏!!
 そ、その時は…結婚でもなんでもしてやるよ!
 あ、ちょ!生まれるといいなぁとか言うな!
 いや、お前が嫌いなわけじゃなくて………………」


その一年後、桜野家等に杉崎深夏と杉崎鍵が送り主の手紙が届くことになるのを
まだ誰も知らない




どーも色々お付き合いいただいて
その上無駄にスレ使って申し訳ありませんでした
自分はここに残っていいんでしょうか?

591名無しさん:2010/12/20(月) 19:56:28
貴殿が此処に残って良いことを此処に証明します。

残ってつか〜さい!

592名無しさん:2010/12/20(月) 22:29:15
残っていいかって?そんなのあたりまえじゃないですかすごくよかったです

593名無しさん:2010/12/21(火) 18:01:25
590!!そんなのいいに決まってるじゃないか!!
残っていいよ。のこってください。のこって?つか残れ!!

594ハンターランク5:2010/12/22(水) 15:36:45
said深夏
私は転校した。新しい学校ということで真冬はおろおろしていたが、私自身は特にどうということもない。
いや、それでは語弊があるかな?彼女に会うまでは、と言うべきなのだろう。
「えー皆さん、まずは今日からこのクラスの一員となる転入生の紹介をします」
クラスからの喧騒が聞こえてくる。
「椎名さん入ってきていいですよ」
先生に呼ばれ入室するや否や、クラスからの喧騒がいっそう増した。
「椎名深夏です。今日からよろしく!」
作り笑い、笑顔。これで大概、乗り切れる。
「窓際の一番後ろ、松原の隣に座りなさい。」
先生に指された席へ進む途中、ふと考える。松原……何かひっかかる。
「あんたが、椎名深夏…か」
急に名を呼ばれ、ハッとする。発せられた声の主へと目をやると、そこには整った顔立ちで長い髪を後ろで結った鍵なら間違いなく美少女と言うであろう彼女がいた。
「あぁ、私は松原飛鳥ね、飛鳥って呼んでネ。アンタの席はそこ。通り過ぎたらダメでしょ」
「あ、ありがと。私は椎名深夏、よろしく」
松原飛鳥……思い出した。鍵の幼なじみ。昔、鍵と付き合ってたヒト。
「アンタも鍵のこと覚えてんだ」
……!!彼女の言葉に表情に私はーーー

595ハンターランク5:2010/12/22(水) 15:47:51
お久しぶりです。ハンターランク5です。
僕はスーパーでバイトしてるんで年末のこの時期は忙しく書き込みがぜんぜん出来ません。僕の話を待っている人なんていないでしょうがもしいたスイマセン。
まぁ、正月開けに新しいパソコンを買うことを許されたのでいくらか早くなるとおもいます。
pcを目覚ましと間違えて強打しちゃったんですよね1ヶ月前。pspで書くのはキツイです。

596名無しさん:2010/12/22(水) 23:10:00
寝起きって目がぼやけるから分かんないんですよね。分かります。
僕もPSPを目覚ましと間違えてバシバシ叩いたことあります・・・。

597安全運転紅蓮隊:2010/12/23(木) 21:31:16
ダオスさん乙でした。俺からも残って欲しいです。

という訳で>>571の続きです。17日に投下時、明日書くとか言いながら4日も遅くなりすいません。
言い訳は最後にします。それでは、ラスト+エピローグです。

「じゃあ・・・い、行くぞ」
「うん。・・・優しくしてね?」
「努力する」
そして、俺は林檎の秘部にあてがった自分のムスコをゆっくり膣内に押し進めていく。最初のほうは少しきつい感じがしたが、思いのほかわりと簡単に3分の1程膣内にムスコは入った。
「あっ!・・・・・ん!!!」
「わ、悪い。痛かったか?」
「ううん、全然平気だよ・・・」
口ではそう言う林檎だが気を遣っていることは十分に見て取れた。無理もない。だってこんな大きいモノが入って来るのだ。痛くないはずがない。何か、少しでも痛みを抑えることが出来れば・・・。そう思った俺はそのままの体勢で林檎に口づけをした。
「お兄ちゃん・・・・?」
「どうだ?少しは楽になったか?」
「うん、ありがとうお兄ちゃん」
「気にすんなよ。そんな気遣いしなくていいぞ。痛いなら痛いって言っていいぞ。その時はすぐにやめてやるから」
俺は、心配して言ったのだが林檎の反応は俺の予想と違ったものだった。
「お兄ちゃん!やめるなんて言わないでよ!!!」
「り、林檎!?」
突然怒鳴ってきた林檎に対して慌てふためく俺。俺の目を見て林檎はそのまま言い続けた。
「私、ずっと待ってた!お兄ちゃんと繋がれる日が来るのを待ってた・・・だから、痛くなんかない。ここで、出来ないほうが辛いから、だから・・・」
それから一呼吸置いて彼女ははっきりと言った。
「だから・・・やめるなんて言わないでよ!私の初めてを今・・・奪ってよ!!」
「林檎・・・」
なんて事だ。林檎のほうからこんな事を言わせてしまった。俺は、逃げていたんだ。林檎は、こんなにも俺を待っていてくれたのに。彼女にあそこまで言わせておいて、ここで中断したら男がすたる。
俺は、林檎の目を見て言った。
「・・・ごめんな、林檎。俺は、お前の気持ち分かってなかった」
「お兄ちゃん?」
「だから、今からお前の初めてを全力で取りに行く、良いな?」
俺は、今の思いを口にした。すると、林檎はまぶたにうっすらと涙を浮かべ、笑顔で答えてくれた。
「・・・嬉しい。やっと一つになれるんだ」
「ああ、そうだな」
「いいよ・・・来て」
その言葉と同時、俺は林檎の膣内にムスコを一気に突き入れた。その刹那
「うっっ!!・・・」
林檎が悲鳴を上げた。そして、結合部からは血が流れていた。だが、俺は一心不乱に腰を振り続ける。
「あっ!あっあんっ!!」
突くたびに漏れ出す林檎のあえぎ声。その声を耳で感じながら俺は夢中に突き立てる。
「林檎の中、スゲー気持ちいいぞ」
「本当に?」
「ああ、一人でやるのとは比べられない位気持ちいいぞ」
「ホント?良かった。私も気持ちいいよ」
その林檎の表情に気持ちが高ぶるのを感じた。それに比例し動きが自然と速くなる。
もっとこの感覚を味わっていたい。だが、限界が迫って来た。言葉にできない射精感が込み上げる。
ほんのわずかにある理性が俺に、“外に出せ”と呼びかけてきた。

598安全運転紅蓮隊:2010/12/23(木) 21:34:44
俺は慌てて今にも射精しそうなムスコを膣内から抜こうとした。だが、ここで予想だにしなかったことが起こる。
「えいっ!」
「お、おい林檎」
なんと林檎が俺の腰に足を巻きつけてきたのだ。それにより、ムスコを出すことが出来なくなった。
「おい、林檎。このままだと俺・・・中に出しちまいそうなんだけど」
「いいよ。中に出して」
「でも、林檎!」
俺は、なんとか説得しようとする。しかし、次の一言が俺の気持ちをさらに高ぶらせた。
「だって・・・・お兄ちゃんの子供が・・・欲しいから」
プチンッ
その言葉により俺の残りわずかな理性はぶちぎれた。
「わかった。いくぞ、林檎!ぐっ・・ああっ」
「んん、あああああああんっ!!!」
そして、俺は林檎の中にありったけの精液を流し込んだ。

「「はあ・・・はあっ・・・」」
しばらく俺と林檎は、絶頂の余韻に浸っていた。
「お兄ちゃんの、あったかいね・・・」
だが、林檎にそう言われた途端、俺の体内からさあっ・・・と血の気が引いていくのがわかった。
「す、すまん。中に出しちまって」
そう謝る俺を林檎は
「・・・ううん、謝ることなんてないよ。・・・ありがとう。私の初めてを奪ってくれて」
と言って笑顔のまま俺を抱きしめてくれた。

周りから見れば今こうされている俺は年下の彼女に甘える情けない彼氏に見えるかもしれない。でも、それが一番いい。なにも、無理することはない。甘えたけりゃいっぱい甘えればいい。逆に、甘えてきたら存分に甘えさせてやればいい。
そんな甘くてとろけそうな毎日を
「なあ、林檎。これからも一緒にいような」
「うん、約束だよ♪」
杉崎林檎、彼女と一緒にずっと歩み続けたい。
 
〜FIN〜

599安全運転紅蓮隊:2010/12/23(木) 21:49:53
どうでしたでしょうか?最後だけまとめ投下ですみません。今度からは一気投下にします。
この話は>>497,>>523,>>530,>>571,そして>>597,>>598の6話編成になっています。
感想をいただければありがたく思います。そして、駄文ですみませんでした。

言い訳を言わせてもらうと学校側に書いたやつを没収されていたので書けませんでした。
真儀瑠は年初めに投下します。それと、>>597で4日も遅くなったと書きましたが正式には6日です。
これからも、頑張って書いていきたいと思います。

600ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/12/24(金) 01:12:01
皆様方お疲れ様です!
そしてお久しぶりです。
胃腸風邪にかかっておりまして、4日ほど寝込んでました。
皆さんも病気に気をつけて下さいね。

小説ですが。
ラスト、というか山場の構成が出来ました。
また枯野さんが活躍してくれそうです。

今年中に後一回は投下したいっ!

601ハンターランク5:2010/12/24(金) 07:16:43
安全運転紅蓮隊さんgj!
僕はバイトが忙しくて夜書こうと思っても寝オチって状態です。コメント書くので精一杯って感じですね。
続きは出来るだけ早く投下するつもりですがいつになるやら……スイマセン。

602ダオス:2010/12/24(金) 09:49:45
えーと、じゃあもうしばらく残らせていただいます
次は何を書こうかな?…
リクエストとかあります?

603名無しさん:2010/12/24(金) 19:53:19
ユーリさん、期待してますので、がんばってください

604名無しさん:2010/12/24(金) 22:07:49
最近新しい作家さんが出てきて嬉しいがそろそろ古参の作家さんのも読みたい

605安全運転紅蓮隊:2010/12/24(金) 22:35:10
どうも、永遠のクルペッコ装備縛りでHR(ハンターランク)6のアグナコトル亜種が倒せない、
TNTNこと安全運転紅蓮隊です。
ユーリさん、ハンターランク5さん、ダオスさん。楽しみに待っています。
あと、生徒会の水際が2月に発売される予定と知人から聞いてテンションマックスの俺です。
真儀瑠よりエリスが先に浮かんできた俺はどうすればいいのでしょうか?

606名無しさん:2010/12/25(土) 22:42:50
年末はみんな忙しいのかな?書き込みが少ない・・・。まぁ僕も受験生なんで、忙しいんだけどね!

607名無しさん:2010/12/26(日) 00:51:00
俺も受験生だよ
もう勉強がメンドイよ

608名無しさん:2010/12/26(日) 21:33:29
同じく

609名無しさん:2010/12/26(日) 23:31:26
俺も親から毎日受験勉強しろと

610名無しさん:2010/12/26(日) 23:35:18
受験終わったらいくらでも書き込みできるのにな〜!

611名無しさん:2010/12/26(日) 23:46:56
俺も受験生・・・
勉強したくないので生存とモンハンに逃げてます(笑) 
はやく、高校生になりたい

612名無しさん:2010/12/26(日) 23:57:58
まじ受験勉強とかめんどい…

613名無しさん:2010/12/27(月) 06:45:50
俺も受験が・・・
という訳で昨日机に座った所、3分位でモンハンに逃げました。
義務教育がいいのに。

614ダオス:2010/12/27(月) 09:01:43
じゃ、皆さんさっさと合格して戻ってきてください

615名無しさん:2010/12/27(月) 09:53:23
受験終わったらモンハン買いたいな〜…。

616名無しさん:2010/12/27(月) 16:58:28
なんか受験がいやだと言うスレにかわってね?

617名無しさん:2010/12/27(月) 18:12:21
雑談は総合スレでやってけろ

618名無しさん:2010/12/27(月) 19:10:04
職人まち

619名無しさん:2010/12/27(月) 22:40:52
だって嫌なものは嫌なんだもん!

620名無しさん:2010/12/27(月) 23:30:11
職人待ち

621<削除>:<削除>
<削除>

622名無しさん:2010/12/28(火) 03:19:25
とりあえず新年早々どんなSSが来るか楽しみ

623名無しさん:2010/12/28(火) 07:48:54
>>622
新年じゃないけどね







職人街

624名無しさん:2010/12/28(火) 09:57:59
だれかきてくれないかな

625安全運転紅蓮隊:2010/12/28(火) 11:48:11
俺でいいなら、今晩投下します。

626名無しさん:2010/12/28(火) 14:45:46
お願いします
期待してます

627名無しさん:2010/12/28(火) 22:39:00
まだかなまだかな楽しみだ

628キョン:2010/12/28(火) 23:49:27
なんか今更て感じだけど掲示板の中で一番このスレがすすんでるってどうよw

629名無しさん:2010/12/28(火) 23:52:08
まだかな〜

630名無しさん:2010/12/29(水) 00:18:12
わくわく わくわく

631キョン:2010/12/29(水) 01:30:34
これはもう今日はこないかな残念

632安全運転紅蓮隊:2010/12/29(水) 08:51:50
・・・・はい。ホントすいません。昨日が親戚のお通夜だったことすっかり忘れていました。
帰ってきたので今から書きます。ふざけんなウソツキが!と思う方もいると思いますが
わくわくしてた方を裏切る形になってしまいました。
ごめんなさい。今回だけは見逃してください・・・・

夜には、投下します。駄文すみません。今度こそ有言実行します。

633ハンターランク5:2010/12/29(水) 09:37:24
おひさしぶりです。お前誰かって?ジンオーガ2頭が倒せずに苦しんでたり、ノートpc買ったけど工事(2月までには多分)までネットつながらない人です。
最近、書けずにすみませんでした。また、中途半端ですが2レス投下します。

634名無しさん:2010/12/29(水) 09:43:24
まってました〜

635ハンターランク5:2010/12/29(水) 10:17:20
side深夏
「へー、そんなことがね。」
「うん。それで、飛鳥。アンタも覚えてたってことは何か知ってんだろ?」
飛鳥は意味あり気な笑みをして
「根拠は?私がケンのこと覚えてて私がなぜ何か知っていると?」
「り、理由は……」
「ま、深夏よりは知ってるんだけどね☆」
「な、アンタがどんな人かはまだわかんねーけど今は「ここ教室」
周りを見た。みんな雑談を中止してこちらを見ている。
「……くっ、飛鳥、場所「ダメ」
「なんで……!!」
「私も深夏と同じようにケンと会いたい!」
今までとは違う、まっすぐな真剣な顔に私は少し気押されたのを数秒の後に気づいた。
「後で私の持ってるケンの手がかりは教えるわ。でも、後々私たちは協力しないといけなくなる。なのに今から貴方がそんなじゃ失敗する」
「失敗って何だよっ?」
キーンコーンカーンコーン
「授業よ」

時間は流れホームルーム
今まで無視をして何も教えてくれなかった飛鳥が口を開いた
「学校が終わったら、私の家に来てよ☆」
口調は遊びの誘いだが顔はさっきと同じだ。少しずつ飛鳥という人間が解ってきた気がする。
「じゃぁ、後でまた」
「少しはマシになったかな☆」
「そりゃどうも」

636キョン:2010/12/29(水) 10:24:50
続き気になるなGJです

637ハンターランク5:2010/12/29(水) 11:00:43
帰宅して、飛鳥の家へと向かう途中、黒塗りの車に呼び止められた。
「深夏!事情が変わったの、乗って!」
人に冷静になれと言っておきながら今の飛鳥はまるでさっきのあたしだった。
「早く!」
「あ、うん」
車に乗り込むとそこには私以外に4人いた。真擬留先生と飛鳥、あと2人。誰だろう?年の頃は真擬留先生と同じくらい。一人は男性でもう一人は女性。
「深夏!」
「えっ、あ、はい」
「話すわね、ケンと会えるなら今日しかないと思っていい。それで、この世界にはもう帰るのは無理と考えていいわ。」
「え、それって?」
「私が説め「僕がするね」
話始めた女性を男性のほいがさえぎった。女性の方は何やら唸っていたがおかまいなしに男性は話始めた。
「まず、自己紹介。僕は式見蛍。この人は神無鈴音。
それで、鍵君が異世界へ飛んだのは知っているね。これは人為的なことでね。ある組織と深い関係にあった彼は不利益な存在として実験台に選ばれてしまったんだ」
「実験?何だよソレ!」
「後から話すよ深夏。今は式見さんの話を」
「悪いね、そしてここからが核心。彼をこちらに呼び戻すのは今のところ不可能何だ。だが、可能性が無いわけではないとも言える」

638キョン:2010/12/29(水) 11:21:30
続き楽しみにしてます

639ハンターランク5:2010/12/29(水) 11:31:53
「後輩。メリットだけ提示はよくないと思うが」
「これから話しますよ、先輩。深夏さん。飛鳥さんにももぅ一度問うね。可能性を開くために彼のことを覚えている彼に近しい人が異世界へ飛ばなければならない。鍵君には会えるだろう。だが必ずしも帰ってこれる保証はないし、彼のときの様に皆に忘れられるだろう。それでも行くのかい?飛鳥さん。深夏さんは初めてのこの話で決めてもらうのは悪いと思うけ『行きます』
飛鳥と言葉かハモった。気持ちはやっぱり同じ様だ。
「やっぱり貴方の生徒ですね」
「あぁ」
「ところで真擬留先生、この二人との関係は?」
「なに、昔からの友達だよ」
そうこうしていると目的地に着いたようだ。そこは大きな建物。大きいなんてもんじゃない。国宝かなんかじゃないかって位だ。
「あと4、5時間後に貴方たちを異世界に送る儀式を始めます。それまで休んでいてくださいね」
私たちを居間へあんないすると、そういって鈴音さんは出ていった。
「さっきの話の続きいいかな式見さん」
「私からもいいですか」
「わかったよ………」

式見さんの話をきいて正直、気持ちの整理が出来ていない。それに真冬との別れがあることを忘れてはいけない。

640ハンターランク5:2010/12/29(水) 11:38:49
何とか再会のフラグがたったですね。もぅいつもおもいますよ。ssスレでやりゃやかったなと。最初考えてたのはシンプルだったんすよ。でも、矛盾を消していったらね長くなったのよ。コレが。
昼食ったら寝て3〜10時までバイトなんで飯食って寝ます。
年末忙しいです
さようなら〜

641名無しさん:2010/12/29(水) 21:22:40
おもしろくなってキター!ふあっきん!

642名無しさん:2010/12/29(水) 22:27:16
続きがめっちゃ気になります!

643安全運転紅蓮隊:2010/12/30(木) 04:31:05
ハンターランク5さんGJ!バイトがんばってです。そして、超アウエーの中で投下します。
鍵×真儀瑠です。

時は放課後。本来なら誰もいないはずの教室に2人の人間の姿があった。

〜さかのぼること1時間前〜
国語の抜き打ちテスト返却があった。俺は、返ってきたテストを見て驚愕した。俺の答案用紙には0点と赤い字で書いてあった。
さらに
名前が書かれていなかったのだ。
「0点のやつは補習だからな!1時間後教室にいろよ!」
そう言葉を残して真儀瑠先生は去っていった。俺は念のため、もう一度テストを確認する。すると、きっちりと名前を書いた痕跡が浮かび上がってきた。
俺は悟った。真儀瑠先生がこの名前を消したのだと。だとしたら、何のために消したのか?それを確認するため俺は教室に残った。
そして、今の状態に至っている。
「あの、このテストの名前は先生が消したんですよね?違いますか?」
俺は、開口一番に先生に問いかける。すると先生は
「ああ、私が消した。すまん、悪かった」
とあっさり非を認め、頭を下げて謝ってきた。俺は、あまりのさばさばした態度に
「じゃあ、何でこんなことしたんですか?俺に恨みでもあるんですか?」
と、半ばキレ気味に先生に言いかかった。すると先生は
「お、お前と・・・杉崎と2人きりになりたかったんだよ!」
と、大声で言い放った。その顔は真剣そのもので、俺の頭を混乱させた。そして先生は、こう続けた。
「わ、私・・・真儀瑠沙鳥は・・・お、お前の・・・いや、杉崎鍵のことが好きだ!」
先生の目には涙が溜まっていた。
「よかったら返事くれないか?今度でいいから・・・」
そう言って立ち去ろうとする先生を俺は強引に引き戻した。そして、そのまま先生の唇を奪い取った。
「・・・・・お、おい・・・・・・お前!!!」
その行動に顔を赤くして口をパクパクさせている先生に俺は言った。
「これが、俺の答えです。俺も、大好きです」
「本当か?」
「ええ本当ですよ。この気持ちは俺の偽りない本当の気持ちですから」
「そうか・・・・ありがとう」
そして、先生は笑った。それと同時に服を脱ぎ始めた・・・・・ってえええええええっっっ!!!
「何脱いでるんですか!」
俺は、そう言うと慌てて目線を逸らした。あぶねー。理性が・・・やばいぞこれ・・。しかし、なんとか耐えた。
すると、先生は
「私を・・・抱いてくれないか?」
と、膝立ち+涙目で俺の顔を覗き込むようにして言ってきた。
(ブッチ――――ン)
はい、俺の理性は3秒で爆ぜ散りました。俺の理性ださっ!!
次の瞬間には、俺は先生を押し倒していた。
「俺を、狼にさせたら止まらないですよ?」
「ああ、いいさ。とにかく抱いてくれ。私は、今無性にお前が欲しい」

はい、駄文すみません。とりあえず見てください。

644安全運転紅蓮隊:2010/12/30(木) 06:47:04
「分かりました」
そう前置きして俺は先生のYシャツを脱がした。ボタンを外すと、2つのこれでもか!というぐらい自己主張した胸があり
それを水玉模様のブラでなんとか溢れんばかりの胸を型に納めているといった具合の光景がそこにはあった。
でかい、とにかくでかい。俺は単純にそう思った。この胸を1人占め出来るのだと思うと、嬉しくて仕方なかった。やがて
(直に触りたいなあ)
と思った俺は、先生のブラを外した。そこには、やっぱり大きく形の良い胸があった。無抵抗なので早速触ってみる。すると
「ふぅ・・・あ・・・んっ・・」
と先生の口からは甘い声が出ていた。
「・・・・えっ?」
そんな声に対し俺は少し間抜けな声を出し、指の動作を止めた。
「なんだ・・・やめるのか?」
と、残念そうに言う先生に
「いや、やめないですけど・・・」
と俺は答えた。
「じゃあ、なんでやめたんだ?」
と先生が言ってきたので俺は思っていたことを口にした。
「先生も喘ぎ声が出ることに驚いていました。とても、可愛らしい声でしたよ」
「なっ!!・・・恥ずかしいじゃないか。もう、お嫁に行けないじゃないかぁ!!」
そう言って少し不機嫌そうな顔になり俺の胸をポカポカ叩いてくる先生に俺は言った。
「心配しなくていいですよ。俺が、貰いますから」
「ああ、そうだな」
先生の顔は笑顔になっていた。
「じゃあ、続けますよ」
と言って俺は、先生の胸にしゃぶりついた。
「はぅ!・・・・あっ・・・」
やっぱり可愛い声だなと思いつつ、飽きてきたので他の場所を愛撫しようと思い、俺はスカートを捲りあげた。
「うわっ!・・・すげー」
見ると先生のショーツはもうびしょびしょだった。俺は
「何でこんなに濡れてるんですか?」
と、少し意地悪な質問をしてみる。すると
「大好きな人・・・お前がエッチなことするからだぞ!」
と、先生が言ってきた。
嬉しい。俺は、単純にそう思った。俺のせいで濡れているのだと思うと、更に嬉しさが込み上げてきた。
(期待に応えよう)
と思いながら俺はショーツを脱がした。案の定、先生の秘部はびしょびしょだった。
「のどが渇いたのでいただきますね」
「ちょっ・・・まっ・・・んくっ」
俺はそう理由をつけて、無防備な先生の秘部にしゃぶりついた。何とも言えない濃厚な味が口中に広がる。
しばらく舐めていると豆みたいなモノに舌が当たった。すると
「ひゃあんっ!」
と、先生は驚くほどの大きな声を出した。
「先生、どうしたんですか?大声なんて出して」
「だって・・・凄く気持ちよかったから・・・///」
そして、先生は頬を紅潮させたまま顔を俯かせてしまった。その姿に
(や、やべえ。マジで可愛い)
と、俺は思った。何もかも愛おしいと感じた。とっとと、愛撫を終わらせて早く先生と繋がりたい。その一心で俺はさっきまで舐めていた豆みたいなモノを再び舐め始める。
早く繋がりたいという思いが舌の動きを少しずつ加速していく。
すると、徐々に先生の身体が波を打ち始めた。いい感じだと俺は思い、更に舌を限界まで速く動かした。次の瞬間
「・・・んあっっ・・ひゃっ!」
という声とともに先生の秘部からは大量の液体が噴き出ていた。その液は俺の顔にもかかった。もう、俺の顔も先生が乗っていた机(たぶんN・Yのだと思うが)も、べとべとになった。
「ぶはあ!ごほごほっ」
顔にかかった反動で俺は大きくむせた。その様子を察してか
「大丈夫か、杉崎?」
と先生が聞いてきた。察するに俺に気を遣っているようなので出来るだけ優しく
「ええ、大丈夫ですよ先生」
と答えた。しばし先生は絶頂に浸っていたが、やがて俺のほうを向き
「ところでだ、杉崎」
と言ってきたが、かなり不安そうな顔をしていた。
「私みたいな面を外すといやらしい女の奴なんて、杉崎は嫌いか?」
なあんだ。簡単な質問じゃないか。俺は先生の顔を見て言った。
「いえ、むしろ好きです。先生はもっと好きです。だから、さっき大好きって言って唇を奪ったじゃないですか。それは、俺が先生を全部ひっくるめて好きってことです。だから、気にしないでください。今までのありのままの先生が俺は好きですから」
「ありがとな」
俺の答えに、そう先生は言うと心からとびきりの笑顔を見せてくれた。

続きは夜に書きます。(コミケいくんで・・・)

645芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/30(木) 20:48:14
駄文だなんてそんなことないですよ。安全運転紅連隊さん
自信を持って投下して下さい。

646名無しさん:2010/12/30(木) 23:43:51
楽しみに待ってます。

647芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/31(金) 00:22:37
投下します。

648芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/31(金) 00:23:16
「フフフフ・・・・、これで復讐の準備は完了だ。後は・・・」
にっくき知弦さんを懲らしめるのみ、これだけだ。
俺は一か月前から知弦さんにかなりの仕打ちを受けていた。
本人はスキンシップと称していきなりSMプレイで使う鞭で俺の体を叩いてきたり、
俺のムスコを手で触ってきては気持ちよさのあまり勃起をすると、「うっわ〜、キー君勃ってるぅ。この程度で勃起だなんて、
私がキー君の汚いおちんちんをこうやって触ってあげているんだから感謝しなさいよね。」
ううっ・・・・、思い出すだけで腹が立つ・・・。汚いおちんちんだと!?
さらに一番酷かった時は俺に睡眠薬入りのお茶を飲ませて睡眠状態にし、全裸で縛りあげられ足コキ&罵倒で精神的に追い詰められた。
他のメンバーは助けるどころか知弦さんを恐れて見て見ぬふりだった・・・・。
これが知弦さんを憎む理由であり今、復讐に燃えている!!
そしてこの復讐では欠かせないアイテムはこれ、催眠カメラ!
このカメラは催眠をかけたい相手に特殊なフラッシュを浴びせることにより相手を催眠状態にする事が出来る。
これにより俺の意のままに操ることが出来る優れモノである。
カメラはとある裏サイトから取り寄せた物で、サイトの存在とカメラは相談相手のネット仲間が教えてくれた。感謝するぜ
まず説明はさておき、明日知弦さんに復讐してやろう。
知弦さん、待っていてくださいね。フフフフ・・・・

649芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2010/12/31(金) 01:37:14
復讐実行日、放課後生徒会が始まる。
「う〜ん、今日はどういう調教にしようかしら」知弦さんが腕を組んで考え込んでいた。
生徒会室には知弦さんと俺の二人しかいない。みんな何かしら理由をつけて最近は生徒会に来なくなってしまった。
原因は知弦さんを恐れてだが・・・・・
知弦さん、俺に女王様気取っているのも今のうちですよ。
俺はポケットからカメラを取り出し知弦さんに向け、シャッターを押した。パシャアッ!!
「ひっ!?」
知弦さんは確実にフラッシュを浴びた。さてと催眠は効いてるかな?
知弦さんを見ると死んだような目をして感情のない人形のようだった。効いてるな。
「四つん這いになってください。」
「わかったわ・・・・」
俺の命令通り四つん這いになった。
「じゃあ犬みたいにワンワンって言ってください」
「ワンワンっ・・・・・・!」
成功だ!!確実に効いてるぞ。
よし確認も終わったことだし始めようかな。復讐を・・・・・
「知弦さん早速なんですがちょっと健康診断を始めたいと思います。」
「健康診断・・・?」
「知弦さんの体に異常がないかどうかを見るんですよ。最初の健康診断やるので今からトイレに行きましょう。」
「わかったわ、キー君・・・・・・」
最初の診断は検尿、知弦さんの放尿姿を拝む。
数分立たないうちに女子トイレに着き、入って行った。個室は6つありすべて和式トイレだ。
こりゃあ知弦さんの放尿姿なんぞ目の前で見れる俺は幸せ者だ。まあ催眠だけど、
「じゃあまず個室に入ってドアは開いたままで、後はパンツを脱いでトイレにしゃがんでください。俺がいいって言うまでおしっこしないでくださいね?」
「はい・・・・・」
返事をすると俺の指示通りに行動していき、準備が整い同時に携帯の撮影もいつでもOKだ。
「よしっ、じゃあしていいですよ。」
「んっ・・・・・」
シャアアアアアアッ!
「おおっ!」
出ているっ!これが知弦さんのおしっこかあ。見た目に似合わず汚いものを出すんだな。
しかも黄色いおしっことは・・・・・、後で思いっきり罵倒してやろう。
「ふぅ・・・・」
どうやら放尿を終えたようだ。撮影もおしまいだ。
「知弦さん、俺が後始末をしますよ。」
俺はトイレットペーパーをちぎり知弦さんのオマンコを拭いた。
「んああっ!」
「感じちゃってるんですかあ?この程度で」
「ひゃああんっ!」
俺はわざとオマンコをいじり始めた。
「ひいっ!んんんんっ!んんっ!」
うはあっ、感じてるよ知弦さん!!可愛いなあっ!
「いっ!?」
プシャアアアアッ!と突如知弦さんのオマンコからは放出されたはずの尿が・・・・残ってたのか?
手が尿だらけでびっしょびしょだ・・・・しかもアンモニア臭い・・・
「うわあ・・・汚っ・・・」
「・・・・・・・・」
知弦さんはただ無言だった。しかしまだ終わったわけではない。これからだ。
「知弦さん、次の健康診断行きましょうか?」


続く

650名無しさん:2010/12/31(金) 03:25:51
鍵良い趣味してるのうwwww

651名無しさん:2010/12/31(金) 09:36:06
エロアニメに似たようアな話があったきがする、、、

652一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2010/12/31(金) 17:08:06
パソコン禁止にされて〜>>532の通りにできなかった〜
コミケの返信もできなかった〜……泣いてないもん。
というわけでどうも、コミケから帰ってきました一星龍です。

本当にすいません!! パソコン禁止令が出てにっちもさっちも行かなかったんです。
なので今年中の投下も無理っぽいですが、ならば新年初の投下目指して頑張っています。
とりあえず約束守れなかった事を反省し久しぶりにカチカチやってます。
あと、コミケへの返信してくれた方にも返信が出来ずに誠に申し訳ございませんでした。

653安全運転紅蓮隊:2010/12/31(金) 19:00:05
じゃあ、今年最後の投下俺がやっても良いですか?

654ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/12/31(金) 21:57:29
どうもです。
また風邪でダウンしてました。
なんだろう、病弱体質になってるのかな……
今年最後の投下をしようと思ってますしたが、紅蓮隊さんがするのならどうしようかな……

実は2つ作ってて、今年最後と年始めを独占しようなんて、考えてなんかないんだからね!

655ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2010/12/31(金) 22:19:47
追伸です
11時30分までに何もなければ、勝手に投下させて頂きます。
すいませんが、ご了承下さい。

656安全運転紅蓮隊:2010/12/31(金) 23:29:51
>>644の続きです。


そして先生はその笑顔のまま
「次は、お前が気持ち良くなる番だな」
「はああああああああ!?」
俺も驚愕するような言葉を発した。だが先生は構わず言い続ける。
「お前も気持ち良くなる義務がある!それにお前のソレ苦しそうだからな。」
「・・・・なっ!!」
指差された場所を見てみるとそこには、俺のムスコが制服越しにパンパンに膨らんでいる姿があった。
「出来る範囲なら、何でもやってやるよ」
先生がそう言った。そんなこと言われてもなあ・・・俺は先生を気持ちよくさせることで頭がいっぱいだったからなあ。少し考えてみる。すると、1つの考えが俺の頭の中に浮かんだ。
しかし、そのことを言うのは気が引けて口ごもってしまう。それを察してか先生が
「遠慮すること無いぞ」
と言ってきた。なら、言わせてもらおうか。俺は先生の顔を見ると
「じゃあ、先生の中に挿れていいですか?」
「はああああああ!?!?!?」
今度は先生が驚愕した。
「先生。言ったじゃないですか。遠慮すること無いって。だから、遠慮せずに言いました」
「だだだだだだ、だからと言ってもいきなり段階飛ばしてないかお前」
俺の言葉に顔を赤くして必死に言い返す先生。だがその姿は、可愛いのほかの何でもなかった。
「先生がエロいから超ムラムラしてきたんですよ。それに先生。先生は準備万端じゃないですか」
そう言って俺は先生の秘部に手を掛ける。くちゅ、っと淫らな水音がした。
「はあんっっ!!」
「ほら、糸まで引いてる。先生、俺もう限界です。早くその中に挿れたいです」
俺がそう言うと先生は俺のほうを見て答えた。
「ああ。たしかに私ももう限界だ。挿れても良いぞ」
「じゃあ」
「ちょっと待て。条件がある」
先生は、気持ちが先走る俺をそう言い宥めた。
「条件って何ですか先生?」
俺は、先生に聞いた。すると先生は
「私を名前で・・・呼んでくれないか?」
と顔を俯かせ言った。次の瞬間俺は無意識に先生を抱きしめていた。そして
「沙鳥・・・挿れても良いか?」
と言っていた。言ってて恥ずかしくなり俺も目線をそらす。しばしの沈黙の後、沙鳥は俺に
「ああ、鍵。私を満足させろよ」
と、笑顔で言ってきた。

657名無しさん:2010/12/31(金) 23:59:11
あけおめ〜

658名無しさん:2011/01/01(土) 00:00:36
あけおめ〜

659ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:01:07
明けおめーーーー!!
今年もよろしくお願いします!

では、投下させて頂きます。
職人の皆様、本当に申し訳ございません。

660ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:01:52
「と言うわけで、会議を行おうと思う」
「なんでだよ」
祝日のある日の昼、杉崎君からのメールで、ファミレスへ来いといきなり僕と守君は呼び出された。
そしていきなり会議とかいいだして、それに守君がツッコミをいれる。僕も意味がわからなかった。いきなり会議って。
「何の会議なの?」
すると杉崎君は、ちっちっちっ、とどこかの探偵にいそうな仕草のように、指を振った。
「甘いな中目黒、だからお前は中目黒なんだ」
「ええ!?」
そしてなにか意味のわからない返しをくらった!
「今日は何日だ」
「えっと、3月13日だけど」
「そう、来るべき対話の日……じゃなくてホワイトデーの前日だ」
「だからなんだよ」
「わからないのか!?だからお前は阿呆なのだ!!」
「なんかお前には絶対言われなくねぇよ!」
「なら東〇不敗な師匠に言われてこい!」
「いやだよ!東方〇敗な師匠に殺されそうだよ!」
「くっ!守ぅ……お前はそんなにバカだとは思わなかったぜ!」
「お前もそんなにバカだとは思わなかったよ!元々バカだとは思っていたけどな!」
「えっ、何?聞こえない?」
「すっげぇ腹立つ!!」
「ちょっと2人とも。………………で、えっと、結局何なの?」
喧嘩に発展しそうになったので、僕が場を持ち直して、話を続けさせる。
「まぁいい、特別に教えてやろう、俗物ども!」
「いちいちうぜぇよ!さっきからなんでガン〇ムネタなんだよ!」
「なんとなく」
「帰っていいか!?帰っていいよな!?」
守君が席を立とうとする。
「まぁ落ち着け」
「お前が興奮させたんだろうが!!」
「ま、守君、どうどう」
「俺は馬かよ……はぁ……」

661ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:02:26
ため息をつきながら、とりあえず息を落ち着かせた。もうそろそろ守君はストレスで障〇猫でもいたら暴走しそうなレベルだね。
「実はな……」
杉崎君が深刻そうな顔をして言う。
さっきとは全く対象の真剣な表情に、僕と守君は思わずごくりと喉を鳴らした。
こんなに真剣な顔、きっと何かあったに違いない。
「知弦さんへのプレゼント、どうしようか迷ってるんだ」
そうでもありませんでした。
「じゃあな」
早々に席を立つ守君。
早い!行動が素早いよ!今、席を立つ動作が見えなかったよ!
「まぁまて」と、守君の腕を掴まえる。
こっちも有無を言わさぬ素早さだった!
まるで質量を持った残像のごとく、杉崎君は守君をいつの間にか掴まえていた。
「何でそんなことを議論しなくちゃなんねぇんだよ!」
「死活問題だからだ」
「俺らは関係ないがな!」
「関係ある。失敗したら守が二度と歩けない体になるからだ」
「全く関係ないのに!?はっ、お前は一体俺に何をするつもりだ!」
「主に××××や〇〇〇〇、△△△△なんかもいいな」
「やめろ!協力するから!本人を前にそんなことを言わないでくれ!」
杉崎君の言葉に守君が脅えていた。僕も若干背筋が寒くなってきた。
「って言うか、それ普通に犯罪じゃあ……」
「犯罪なんてバレなければいいのさ」
ふふふ……と腹黒く笑うのに、僕たちは心底恐怖した。そして僕は影響されたのであろう人が頭に思い浮かび、杉崎君の今後が本気で心配になってきた。
「じゃあ何か意見ないか?」
うーん……
杉崎君の恋人って、今は卒業した紅葉知弦先輩だ。
昔に一騒動あったからよく覚えている。
人気投票で選ばれる生徒会メンバー。
勿論選ばれた人は絶大な人気がある訳だ。

662ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:03:05
そして杉崎君と紅葉さんの恋仲がわかった瞬間、杉崎君が紅葉さんのファンや、FFFだ……リア充爆発しろ団に襲われていた。
今はもうすっかり治まったが、それまで杉崎君は大変だったみたいだ。
休み時間はいつも教室におらず、授業中ですらたまに逃げ出していたし。
でも、それはイジメとは思えないのが、流石碧陽学園というか何というか。
とにかく、杉崎君は凄いと思う。
「それは違うと思うぞ善樹」
なんかツッコミを入れられてしまった。
「ホワイトデーのお返しねぇ……」
守君が考えている。
「その前に、バレンタインは何もらったんだ?」
「え、バレンタイン?」
そこで杉崎君が止まった。
何故か汗をだらだらかいて、唸っている。
「ふ、普通の手作りチョコだ!」
「普通の手作りチョコね」
守君が生返事で答える。
「ま、普通で良かったわ。俺の超能力では、なんか2人でチョコを食べている、みたいな雰囲気というか、リアルでは有り得ない感じだったからな」
「そ、そんなこと現実にあるわけないじゃないかあははははははははははは」
「そうだよな。あるわけないよな」
杉崎君、夏でもないのに凄い汗かいてるけど、大丈夫かな?
「ま、普通のチョコだ。普通のな!」
そんなに普通を強調しなくてもわかるのに。杉崎君はやっぱり面白いな。
それにしても手作りチョコか、羨ましいなぁ。
僕も杉崎君にチョコ貰いたかった。
あ、別に僕があげてもよかったんだけど、何故か巡さんに強く止められちゃったんだよね。未だに巡さんがなんで止めたかわかんないや。
ていうか、何で杉崎君は一世一代の告白のようになっているんだろう?
さっきから動作不良が起こった機械のような動きしてるんだけど。

663ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:03:43
「杉崎君、大丈夫?」
僕の問い掛けに杉崎君はロボット的な動きでこっちを見た。こ、怖い!
「オ、おウ、俺ハダいジョうぶダ」
思いっきり大丈夫じゃないように見えるんだけど。
「大丈夫って言ってるんだからいいだろ」
「そ、そうだね」
「あア、そウだゼ」
10分後、杉崎君がようやく正常になったみたいなので、話を再開した。
「ま、妥当にクッキーやらの菓子類、あとは女子が喜びそうな小道具系とかか?」
守君が言う。なんだかんだ言って、ちゃんと考えてたんだね。
「それじゃあダメなんだよ」
杉崎君がすかさず否定する。
「なんだよめんどくさいな」
「もっとハーレムの主みたいに、凄いものを渡したいんだ」
「お前、まだハーレム狙ってたのか!」
「何を言っている。俺は知弦さん一筋だ!」
「あーーーーはいはいそりゃうらやましいかぎりで」
生返事じゃなくて棒読みで返していた。もはやツッコミ気にもなれないようだった。
「とにかく、どんなのがいいか教えてくれ」
守君は、はぁぁぁぁ……と長いため息をついて、言った。
「それはこの面子じゃ無理だろ」
「なんでだ?」
ブチン。血管がキレる音が聞こえた……ような気がした。
「そりゃ、生まれてから一度もチョコなんて貰ったことねぇからなぁぁぁぁ!!」
そしてとうとうキレた!今までの鬱憤を晴らすかのようにキレた!
まるで不良のように杉崎君を睨みつける!
「だいたいなんだよ!お返しは何がいいかってぇ?その前提口調がケンカ売ってるんだよ!リア充か!リアル充実してますなぁ!爆発しろ!ビッグバンのごとく!そして全宇宙に謝れ!」
「ビッグバンのように爆発したら、大変なことになるんじゃね?」
「細けぇことはいいんだよ!とにかく、俺たちに謝れやぁぁ!!」

664芥川賞之介” ◆SbLxvmBi92:2011/01/01(土) 00:04:55
明けましておめでとうございます

665ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:06:31
うん、守君。出来れば俺"たち"は止めて欲しいな。
なんとなく、守君と一緒にしてほしくなかった気がした。
「で、でもお前、深夏から貰ってたじゃないか」
「あれは義理じゃねぇか!完全に友達感覚じゃないか!深夏もお返しいらねぇからって言ってるし!そのときの俺の心境を考えてみろ!」
「…………すまん」
ああ、とうとう杉崎君が折れた!
守君が杉崎君に勝つなんて、珍しい。
「謝るなよ。……むなしくなるだろ」
でも守君の方がダメージが大きそうだ!なんか凄く泣きそうだ!
「守……泣きたかったら、中目黒の胸で泣いていいんだぞ?」
「よ、善樹……ぐすっ、うわーーーん!ってなんでやねん!!」
ビシッと杉崎君にツッコミを入れた!
なんというノリツッコミ!
「いや、俺の胸は女性専用だから」
「俺もお前の胸なんかで泣きたくねぇよ!」
「なんかとはなんだ!俺の胸はセレブも御用達の、最高級品だぞ!」
「ああそうですか!別にどうでもいいわ!」
「ふ、2人共、落ち着いて」
「そうだぞ守、落ち着け」
「…………もういいよ」
また、はぁぁぁぁ……、と長いため息をついて、守君は疲れた表情でぐったりした。
なんか、もう近いうちに入院しそうだ。胃潰瘍とかで。
「それで杉崎君。お返しのことだけど」
「お、良い案があるのか?」
僕は、守君と杉崎君が口論(漫才?)をしている間に、1つの良い案を思い浮かんだ。
杉崎くんと、ひそひそと内容を伝える。
内心、杉崎君に近寄れたのに嬉しかったのは僕だけの内緒だ。
「ゴニョゴニョゴニョ…………こういうのはどうかな?」
「お前、それは引かれるだろ……」
杉崎君は、若干引いたような感じだった。

666ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:07:08
しかし僕にも杉崎君を口説く自信はある。色んな意味でも!
「甘いね杉崎君、紅葉先輩の性格を考えてみたらいいよ」
「いや、だから引かれると思うが」
「あのS心が塊になって人の形をとったような人だよ?」
「お前、けっこう酷いこと言うな!」
杉崎君に怒られた。やっぱ流石にまずかったかな?でも僕にはこの案しか思い浮かばないし……
「それに……知弦さんはS心よりも、内心乙女というか、ややMも入っているというか、あの人の性格や性向はバイなんだよなぁ……。ほんと、よくわからないんだよ……。だからこうして、プレゼントとかもいつも迷うんだよ……ブツブツ……」
なんか杉崎君が独り言を言っていた。そんなに僕の言ったことがまずかったのかな?
僕なら、杉崎君にされたら凄く嬉しいんだけど……
「杉崎君?」
「え?ああすまん、中目黒。ちょっと考えごとしてた。それで……中目黒の案だけど、まぁ他にどうしようかもないし、とりあえずそれでいってみるわ」
「え!本当に?嬉しいなぁ」
「おう、ありがとな中目黒」
杉崎君が凄く爽やかに微笑んだ。
その描写をしようとすると、論文が書けるほどの量になりそうなので、この魅力が伝えられないのは残念だけど、自粛しておこう。
「おい守、さっきと帰れ」
杉崎君は守君をしっしっと追っ払うような仕草をした。
「お前はいったい何様なんだあぁぁぁあ!!」
僕達が杉崎君と別れるまで、守君はずっとキレていた。

667ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:07:43
中目黒と守が帰った後、俺はファミレスを出て、ショッピングモールをぶらぶらと歩いていた。
そういえば帰る最後に守がやけにうるさかったが、結局なんだったんだろう?
まぁいいか。
もうそろそろ俺も3年だな……
来年の碧陽はどうなるんだろうな。
今の生徒会は俺を除いてみんないないし、俺は優良枠に入ってはいるけど、今はもう一度生徒会に入るのか迷っている。
理由は2つ。
1つは、入試のための勉強。
まぁこれは建て前かもしれない。
本音はもう1つの方だ。
会長、知弦さん、深夏と真冬ちゃん。
このメンバーと活動するのが、生徒会だと俺は思いたいのだ。
簡単に言えば、今年の生徒会の思い出を薄れさしたくないから。愚直に言うと、あのメンバー以外と活動したくないのだ。
つくづく、自分は成長していないなと思う。
そんなのはただの言い訳であり、自分はまだみんながいなくなったという事実を否定しているだけなのだ。
みんながいなくなった。受け入れているつもりだったが、心の奥底では認めたくないのだろう、俺は。
つくづく、成長していない。
「あ、杉崎」
とそこに、会長(元会長だが、俺は会長と呼ぶ方がしっくりする)が通りかかった。
「かいちょ……」
会長と呼ぼうとして、絶句してしまった。
だって会長の側には……
「くーちゃんくーちゃん、あの人誰ですか?」
「ん、前生徒会の副会長の杉崎。前にも話したでしょ?」
「…………ああ、そういえばそんな名前聞いたような気がします」
赤毛で、美少女なのだ。着ている服も、少々派手だが、問い詰めるレベルではない。だが、気になったのは、胸の辺りに、安全運転紅蓮隊とロゴが張られていていたことだ。
…………………………
「どうしたの、杉崎?」
「ゆ」
「ゆ?」
「誘拐だぁぁーーーーーーーー!!」
『えぇぇ!?』
俺は、赤毛の美少女に向かって、会長を庇うように立ちはばかった!
「誘拐犯!この俺に見つかったからには、会長は渡さんぞ!」
「え、えぇ!?と、突然何なんですか!?」
「ちょっと、杉崎!アンズは誘拐犯じゃないってば!」
「ならカツアゲか!おのれ!純真無垢な会長から金を取ろうなどと、神が許しても俺が許さん!」
「何さっきからヒーローっぽいこと言ってんの!?だからアンズは誘拐犯でも不良でもないってば!」

668ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:08:15
「そうですよ!私は誘拐犯でも不良でもありません!ただの暴走族のヘッドですっ!」
「やっぱり不良じゃねぇか!」
「ああもう!アンズ!ややこしいこと言わない!!」
「ご、ごめんなさい、くーちゃん……」
「杉崎!事情を説明するから、ちょっと黙って!」
「は、はい」
思えば、珍しく会長が場を取り仕切っていた。

669ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:10:25
「ごめんなさい」
「は、はぁ……何というか、私もごめんなさい」
事情を説明された後、俺は彼女に、栗花落杏子さんに謝った。
彼女も、その謝罪にどう返していいかわからないようで、謝ってきた。
「全く、杉崎は。いつも人に迷惑かけるんだから」
「でも……ぱっと見て、会長が絡まれているようにしか見えないですよ」
「まぁね……そこはアンズが悪いよね」
「くーちゃん!?私が悪いんですかっ」
「少しは自分の格好を見改めなさい。あと、改心しなさい」
「うぅ……くーちゃん、冷たいです……」
杏子さんがしょんぼりとしていた。
それにしても、こんなに会長が切り盛りするなんて、会長は杏子さんに苦労してるんだなぁ。
「会長、大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。……はぁ、今日はまだ良い方だよ。いつもはもっと凄いんだから……」
「会長……頑張って下さい」
「ありがと、杉崎」
会長は、子供の面倒を見切れない母親のようなため息をついていた。
「な、何かひどいですっ!」
杏子さんが抗議していたけれど。
「そうだ会長。ちょっと相談があるんですけど」
「無視ですか!?」
「なに、自殺したいの?すれば?」
「いきなり!?不意打ちすぎてツッコめないですよ!しかもひでぇ!」
「冗談冗談。だって杉崎が自殺しようとも、私関係ないもの」
「自殺前提で話を進めないで下さい!けっこう本気な話なんです!」
「私を無視しないで下さい!」
「本気な話……知弦の話?」
「うっ……何故分かったんですか」
「だって、杉崎の話って、セクハラと知弦の話しかないもの」
「ああっ!俺って浅い!」
「あのーー私を忘れていませんか?」
「大方、知弦へのホワイトデーのお返しに悩んでいるんでしょ?」
「な、会長が鋭いだと!?」

670ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:11:11
「失礼ね、私は元々感は鋭い方だよっ!」
「2人とも無視しないで下さい!!」
「あ……すいません」
なんか、杏子さんが怒った。俺は驚いて謝る。
「別にアンズだから謝らなくていいよ。話が長くなりそうだし、どこか入る?」
「そうですね。じゃあ行きましょう」
「……ぐすっ、もういいもん……もっと走り回ってやるもん……」
杏子さんはとうとう涙目になって、何か愚痴っていた。

671ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:11:50
「…………と言うことなんですよ」
近くにあったマ〇ドに入った後、軽く注文をして、席に座った。
そして、そこで俺は今までの経緯を話した。ちなみに中目黒と守との会合は話していない。
「杉崎君の話からすると、その紅葉さんって凄く面白そうな方ですね」
杏子さんは、さっきまで愚痴っていたのに、もう回復していた。
その態度を見るかぎり、慣れているんだろうな。弄られるのに。
「会長は知弦さんと仲が良いので、ちょうど聞きたかったところですよ」
ほんと、図ったかのように偶然出会って良かった。
「うーん、私も知弦に何かあげたことあんまりないし……むしろお菓子とか貰うことの方が多かったし」
「まぁそうだと思っていましたけど」
俺はそう返して、また考えに耽る。
すぐに会長が「わ、私だってちゃんとあげてるもん!」とか言っていたが、無視。
今は考える方が先だ。
「やっぱり、無難な物でいった方がいいか」
少し高そうな菓子類か、消耗品類で満足しよう。仕方ない。
「知弦に聞くってのはどう?」
「論外です」
俺は一蹴した。
「がーん!」
会長がショックを受けていた。だが、これは誰でも同じ回答をしているはずだ。
「いいですか、会長。プレゼントをするにあたって、相手に欲しいものを尋ねるのは、すなわち、敗北を意味します」
「うん……うん?」
「つまり、エロいことをしようとするときに、相手からしてごらん?と言われると、萎えるのと同じ原理です!」
『全然違うよ(います)!』
2人からツッコミをくらった。しかし、俺はまだ続ける!
「結論は、プレゼントは何を貰えるか分からないからこそ、嬉しいということです!」
「始めからそう言いなさいよ!確実に間のくだりいらなかったよ!」
「そもそも全く違います!無理やりですよっ!」
「まぁまぁ。とにかく知弦さんに聞くのは、だめです」
「ま、まぁ確かにそうだね。楽しみはなくなっちゃくもんね」
「とは言ったものの、どうすればいいのか……」
みんな考えこむ。杏子さんは仕方ないものの、会長までもが真剣に考えている。
「……あ、良いこと思いつきました!」
「何ですか?」
「――――――――――――と言うのはどうでしょう!」
「おお!それ良いんじゃない?流石アンズ、腐っても鯛だね!」
「くーちゃんが軽くない罵倒したのは、イラっと来ましたが、さておき、杉崎君はどう思いますか?」

672ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:12:26
「うーん。それって、いいのかな?」
「何を迷ってるのですか。嬉しいに決まってると思います。……もしかして、その気はないのですか?」
「いや、そりゃ、したいけど。…………ええい、いいや!杏子さん!ありがとうございます!」
「どういたしまして!」
「アンズも役に立つときがあるんだね」
「さ、くーちゃん。走りに行きましょうかっ」
「え?ちょっと、待って!痛い!腕引っ張らないで!怒ってる!怒ってるよね!?」
「さぁナンノコトヤラ。私はただくーちゃんとツーリングがしたいだけですよ」
「ツーリングとは言わないよ!す、杉崎、助けて!今度こそ誘拐だよっ!」
「へぇ、ツーリングですか。いいですね、今度俺も誘ってもらっていいですか?」
「ええ、また行きましょうね」
「きゃあぁぁぁーーーー助けてーー…………」
会長が引きずられながら、杏子さん達は店を出ていった。
うん、仲の良い2人だ。
「いくぜくーちゃん!しっかりつかまっとけよ!」
「いやぁぁぁ!誘拐よぉぉぉーー…………」
遠くで何か聞こえたけど、無視無視。障らぬ神に祟りなし。
まぁともかく、いいプレゼントが出来そうだな。
俺は目当ての物を求めに、店を出た。

673ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:15:53
さて、ホワイトデー当日だ。
知弦さんは春休み。
ちなみに本人は退屈で仕方ないらしい。
更に俺が帰ってくるまでは、というお墨付きまでもらった。
まぁ生徒会で活動しすぎたせいか、何もないことが退屈に感じるのだろうな。
……生徒会がちゃんと活動したのかはツッコんではいけないよ?
とりあえず俺は学校があるので、いつも通りに家を出る。
鞄の中には、バレンタインデーに貰った人達へのお返しと、本命のプレゼント。
まだまだ渡すのは先になりそうなのに、俺は考えただけど心臓がバクバクしてきた。
落ち着け俺。物が物だが、きっと大丈夫。
――――――――――――
学校での時間も、まばたきをするくらいあっという間に過ぎてしまった。
当然授業の内容など頭に入らず、後日にまた誰かに見せてもらうはめになってしまった。
端から見れば、ずっと放心状態のようなものに見えたらしく、守、巡、中目黒が心配していたらしい。
そして、学校が終わって、帰路についているのだが……
「や、やっぱり、不安だ……」
帰路はとてもとても長く感じた。
だ、だめだ、心臓がバクバクして壊れそうだ。心筋梗塞にかかってしまいそう。
だ、大丈夫さ!俺!何を恐れる。何を怖がる。知弦さんならきっと大丈夫。うん大丈夫。
こうして俺は、帰り道、自分を励ましつつ帰った。
――――――――――――
「た、ただいま」
やっと家に帰れた。いつもより2、3倍長く感じた。
「あら、お帰り」
知弦さんが出迎えてくれた。
寝ぼけ眼で、何故か上下ともジャージを着ていた。
「間違えて服を全部洗濯しちゃったのよ。だから勝手に借りてるわ」
と、知弦さんが説明してくれた。
いつもなら、ベタな失敗をからかうのだが、今日ばかりはそういう余裕はなかった。
「どうしたの?」

674ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:16:25
「え、あ、いえ、ちょっと疲れただけです」
「そう、なら紅茶でも飲む?」
「いただきます」
知弦さんは、ニコッと微笑んで、リビングの方へ向かっていった。
「はぁ……」
家に入るまでは、心拍もやや落ち着いていたのに、今や高速移動していらっしゃる。
でも、言わなきゃ。
俺は三度決心して、リビングへ向かった。
――――――――――――
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
知弦さんが淹れた(と言ってもインスタントだが)紅茶を飲む。
心なしか、落ち着いてきた気がする。
今なら、言える!
「知弦さん!」
「きゃっ、何?いきなり大きな声出さないで、ビックリしたわ」
「すみません。……あの」
今日最大級に心臓がバクバクしている。
もはや呼吸がままならない。
言ってしまわないと、呼吸困難に陥りそうだ。
「俺を1日好きにして下さい!!」
「……………………は?」
しまったぁぁーーーーー!!
つい中目黒の案の方言っちゃったぁぁぁっ!!
慌て訂正する。
「あのですね今日ホワイトデーじゃないですかだからお返しに何かできないかなとかなんとか(以下略)」
「……………………」
ああ!その哀れむ目が痛い!ドン引きを遥かに超えたドン引きをしていらっしゃる!
「……キー君……あなたね……」
こめかみを押さえて、思いっきり呆れていた。
ですよねーー
「ま、それはそれとして」
一転、呆れ顔から危ない笑みを浮かべた。
「"何でも"好きにしていいのよね?」
やばい。この人、殺る気だ!
「どうしてやろうかしら?どうせなら普段できないようなことがしたいわね」
不吉なことを口に出し始める。
俺の命、ピーーンチ!
「あのですね、これは冗談でぇ!?」
ブオオオオオ!!

675ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:16:55
知弦さんはいつ手にしたのか、チェーンソーを手際良く稼働させていた!
色々ピーーンチ!!
「ち、知弦さん!それはやばいですって!」
「いやねぇキー君。只の悪魔のい〇にえごっこじゃない」
「ごっこじゃすみませんから!絶対すみませんから!とりあえず捨てて下さい!あと、さっきのは冗談ですから!」
俺の説得に「全く……」と文句をいいながら、チェーンソーを捨てた。
「すみません……」
って言うか、そのチェーンソーって、いつぞやに生徒会で見たチェーンソーじゃないか!知弦さんの私物だったんだ。
何でそんな物持ってるの?とか、何故家に持ってきてるの?とか、ツッコミどころ満載だが、あえてツッコまない。怖いから。
「……で、本当は何?」
思ったよりも癇に触ったのか、かなり不機嫌になっていた。
「えっと……あの……」
「はっきり言いなさい」
「これをう、受け取って下さい!!」
「え?……ええ」
俺が差し出した小箱を受け取り、それを開けた。
…………瞬間、知弦さんの顔は真っ赤になった。
「な、ななな」
知弦さんは困惑していた。
それはそうかもしれない、小箱の中には指輪が入っているのだから。
「キ、キー君、これってあ、あれよね?」
「はい」
俺の迷いのない返答に、より知弦さんは顔を朱くする。
「不意打ちすぎるわよ……」
そんなことを呟いていた。不意打ちしようとは思ってなかったが。
「知弦さん……俺と結婚して下さい」
「……………………」
「……………………」
「い、いいわよ、と言ってもまだ婚約だけどね」
朱に染まった頬を撫でつつ、知弦さんはそう言った。
「ありがとうございます!」
これ以外の言葉は見つからなかった。
知弦さんは、ため息をつく。
「全く貴方は、驚きの流れで渡してくるわね」

676ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:18:26
「知弦さんも、驚きの返しをしてきましたけどね」
一区切り置いて。
「2つ約束があるわ」
「はい」
「1つは指輪を付けさせること。もう1つは……」
知弦さんは一呼吸おいて、言った。
「知弦って呼んで」
俺は、指輪を小箱から取り、右手の薬指に指輪を通した。
「知弦……好きだ」
「私も……大好き」
俺達は、口づけを交わした。

677ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:20:32
「で、結局こうなると」
「まぁ、お約束ですね」
婚約を交わし、なんだか気恥ずかしい雰囲気の中、ベットへ向かった。
既に2人共裸でベットに向かい合って座っている。
感じ的には初々しい初夜という感じで、いつもと違った、空気が漂っていた。
知弦さんの右手に光る指輪に目がいってしまうからかもしれない。
「それじゃあ、始めますね」
「こら、敬語」
「あ、す……ごめん」
「まったく」
「はは……じゃあ、いくよ」
「うん……んっ……」
キスをする。
ちゅく……
そう水音が鳴ると同時に、キスは深くなっていく。
俺がベットに押し倒すように倒れ、顔を押しつけるようにキスを深くしていく。
ぎゅっと、お互いの両手同士をきつく絡め合う。
「くちゅ……ちゅ……んんっ……やらっ、きーふん、うまひ……」
舌は、知弦の舌と口内を蹂躙し、知弦に快楽と痺れを与える。
至る所を舐めまわし、唾液が混じり、淫猥な水音を響かせ、キスは続いていく。
「んんっ、ちゅ……く……ん……!ふぁ……!」
知弦の体が熱を持ち始める。
ぴくっと、跳ねるように知弦の体が反応し、少しずつ昇りつめていっているのがわかる。
「ん、ん……!はぁ……あ……んん!」
一段強く体が跳ね、絡めた手がきつく握られる。
知弦が絶頂に達したので、キスを終了し、唇を離した。
「はぁ、はぁ、ふぅ……キスだけでイクとは思わなかったわ。随分上手くなったものね」
「知弦のおかげで……だね」
「そうかもしれないわね。それじゃあ……」
知弦は上手く体重を移動させ、上下を反転させた。
「私が上手くなったところを見せてあげる」
秘部にモノを当て、擦る。いわゆる素股だ。
知弦の秘部から分泌された愛液が、塗られていく。
「そろそろいいかしら、ね」
擦る行為を何回か往復させて、知弦はモノを握る。

678ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:21:12
秘裂をくぱぁ、な感じで開き、モノを挿入させていく。
「っ、入った……」
挿入を確認した知弦は、腰を動かし始める。
上下に、左右に、時に深く、時に浅く、絶妙な加減がモノに加わる。
「うあっ……凄い……!」
「まだまだ、よ……!」
そう言うと共に、モノに圧力がかかった。
締め付けるような、吸い込むような圧力は、まるで知弦が絶頂に達した時のようだ。
「ふふ……どう?」
「やばいくらい、気持ちいい……!」
今すぐ達してしまいそうな気がした。
「ほら」
「うっ!」
「ほらほら」
「んく……!はぁ、はぁ……」
「イってもいいのよ?ふふっ……んっ……」
ああ、ドSスイッチ入ってる。
さっきから、執拗に攻め立ててくるし。
「うあぁ……!」
そんな情けない呻き声と共に、俺は射精をした。
「ん……いいわぁ……」
知弦は、二重の意味で満たされていた。
「はぁっ……どこでそんな技術覚えたんだ?」
「……ひ・み・つ(キラッ)」
可愛くウイング。悩殺されたぜ!ああ、もうどうでもいいや!
「じゃなくて!そこでの秘密は何か怖い意味も含まれてそうなので、やめて下さい!」
「え、なんで?」
「そりゃ、他の男とかで身についたとかだったらブツブツ……痛っ!」
いきなり頬をつまむ、否、プレスしてきた。さながら万力のように。
「痛たたたた!」
「私が、どうして、他の男と、しなきゃいけないのかしら?」
「すいませんすいません!頬が潰れる!」
「きゃあん!こら!暴れないで、よ……!」
あまりの痛さに、体ごと暴れてしまった。
それがピストン運動になって、知弦さんの攻撃が弱まった。
身の危険をなくすため、知弦さんの体を押して、騎乗位から正常位に移す。
ぼすっ、と音がたつ。

679ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:21:45
黒髪がベットに広がる。無論、胸が激しく揺れたことも見逃してないぜ!
「自慰よ……」
「へ?」
「オナニーで、練習したのよ……!もう、恥ずかしいから言わせないで!」
俺の目の前でそっぽを向き、恥ずかしそうな、怒ったような表情で言った。
「あ、ごめんなさい……」
思わずたじたじしてしまう。リアクションに困る、と言った感じだ。
知弦さんがオナニー……
何故か想像が出来なかった。
「敬語をやめなさい」
まだ恥ずかしそうに、背けながら言う。
「あ、ごめん」
「謝るなら、めいいっぱい私を愛しなさい」
更に顔が赤くなっていた。恥ずかしいんだろうな。
だけど、四の五の言わずに来いという感じなので、俺は何も言わずに腰を動かした。
「ん……いい……」
知弦は両腕を俺の首に回し、ぎゅっとしてくる。
そして荒々しくキスをし合う。
上も下も、色々べたべたになっていった後、口づけを終えた。
「はぁ、凄い……!中で、キー君のせーえきが、まざってる!」
先ほど出した精液が、愛液のように潤滑油となって、何とも言えない気持ちよさを生み出していた。
「やばい……またイキそうだ」
「いい、だして、きて!わたしも、イクからぁぁっッ!!」
その声と共に、俺は再度射精をした。
「ぁぁあぁ!!は、ふぅっ……」
そんな声と共に、知弦は幸せそうな表情をしていた。


そして事後。
「ねぇ。明日、私の家に来ない?」
「どうして?」
「ほら、両親に挨拶、明日はちょうど二人共いるしね」
そう言って指輪を見せてきた。
婚約の挨拶か、まだ未成年だしな。しなきゃならないだろうな。
「わかった。行こうか」
俺は、内心ドキドキしながら答えた。

680ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:23:32
「久しぶりだね、鍵君」
「お久しぶりです。重之助さん」
「いつも娘がお世話になってます」
「そんなことないですよ、静葉さん」
そして、俺は紅葉宅にいた。
テーブルを挟んで、俺と知弦さん、重之助さん静葉さんとなっている。
そういえば、知弦さんの両親のことは言ってなかったな。
紅葉 重之助さん。
知弦さんのお父さんで、紅葉グループの社長さんだ。
見た感じは、夜〇月のお父さんみたいな感じで、実際、紅葉グループを大企業に仕立て上げた人だから、重圧感はある。
普段はユーモア溢れる、気さくなお父さんだが。
そして紅葉 静葉さん。
見た感じは、20代前半。そして、8割知弦さんにそっくり。お姉さんと言っても大丈夫だと思う。
知弦さんが更に色っぽく、妙齢の大人の色香を身につけたといった感じか。
普段は和服で、髪を結い上げて、性格共に大和撫子の鏡と言っていいだろう。
ちなみに知弦さんと一緒で、俺をキー君と呼ぶ。
共に、ああ、知弦さんの親だなぁ、と思える方々だ。
「それで、話とは何かな?」
「知弦さんと結婚させて下さい」
途端に重之助さんの表情が変わった。
静葉さんは、「あらあら」と言って、微笑んでいるが、重之助さんは、厳しい表情をしていた。
「知弦、少し席を外しなさい」
「わかりました」
知弦さんは、促されるまま席を立ち、部屋を出る。
途中、信じてるわよ、と視線を向けられた。
「さて、知弦と結婚か」
「はい」
「鍵君、私は君のことは、とてもいい男だと思うし、知弦はいい男を連れてきたと思う」
「ありがとうごさいます」
「だがな、私も一応社長なのだよ。自慢する訳ではないが、なかなか大きな企業だと思っている」
紅葉グループは海外とも取り引きのある会社だ。控えめに言っても、とても大企業ではないとは言えない。
「私も若くないのでな。後を継ぐ者も作らねばならん。……知弦と結婚するということは、即ち婿入りして、私の企業を継がなければならないと言うことだ。君は、その覚悟があるのかね?」
「即答は出来ません。だけど、俺は知弦さんと結婚するためなら、何でも出来ます」

681ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:24:04
継がねばならない。地獄のような教えが待っているぞ?私も厳しくしないと、私の下の者達が大変なのでな。……もしそれが終わったとしても、社長の仕事も充分地獄と言えるがな。それでも君は知弦と結婚するかな?」
「はい」
「ほぅ……もう一度聞く。知弦と結婚するかね?」
「はい。俺の気持ちは変わりません。絶対に」
「そうか……」
重之助さんは俯いた。
重い沈黙が流れる。
「いいよ」
「……へ?」
「どうぞ知弦をもって行きなさい」
打って変わって、明るい態度の重之助さん。何時もの雰囲気に戻っていた。
「え?さっきの話は?」
「ああ、嘘だよ。ただ鍵君が本当に知弦を愛しているかを確かめたかっただけだよ。そして、それが続いていくのかもな」
「は、はぁ……」
「はっはっは!何でそんな顔をするのかね?喜んだらいいじゃないか!」
「キー君、おめでとう」
まるで最初から結末がわかっていたような、静葉さんが、褒めてきた。
「しかし、これじゃあ、会社の後継ぎがいないな。……静葉、もう1人でも作ってみるか!」
「あらあら、ハッスル出来る年でもないのに。まぁ、鞭なりなんなり用意してくれたら、考えなくもないですわよ?」
「ふむ、では今度、鞭を用意しておこうかね」
出た!イメージブレイク!
実は、重之助さんは、見た目とは裏腹にドMなのだ。
反対に、静葉さんはまたまた見た目とは裏腹にドSなのである。
そして補足をすると、知弦さんの性格も、この両親のを全て引き継いでしまっている。
ドSだが、時たまMになったり、ならなかったり……
まさしく、この親にしてこの娘あり、である。
「おっと失礼。鍵君、知弦の所に行きたまえ。知弦が待っているはずだ」
「はい、重之助さん」
「ノンノンノン。お義父さんだよ」
「あ、はい。お、お義父さん」

682ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:24:36
意外に照れくさいな。
「キー君、またお見苦しい重之助さんで、ごめんなさいね」
「いえ、そんなことないですよ、しず、お義母さん」
その返事に、静葉さんは少し喜んだ表情を浮かべていた。
「私は鍵君に見られて興奮するがね」
「後でもっと興奮させてあげますよ」
サディスティクな目で重之助さんを見る静葉さん。
多分永遠ループしそうな感じなので、俺は一礼して知弦さんの元へ向かった。
……しかしほんと、イメージブレイクな両親だな。
「キー君、どうだった?」
そんなことを考えていると、知弦さんが目の前にいた。
部屋ではなく、廊下にいたみたいだ。
「OKしてくれました」
「そう、良かったわ」
知弦さんはそんなに心配してないような感じだった。
「またお父さんが何か言わなかった?」
「いえ、大丈夫です」
あれは日常だと慣れよう。うん。
「それじゃ、キー君」
「はい、知弦さん」
『よろしく』
その日俺達は、婚約をした。

683ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/01(土) 00:35:23
以上です。
新年初投下。
狙っていた人、申し訳ないです。
土下座してます。


今回の作品は、一応番外編的扱いです。
一部が卒業。二部が始業の方がキリがいいですからね。まぁどうでもいいですけどね。
杏子を使ったのは、会長では、指輪の考えに繋がらないかな、と代役で出してみました。掛け合いもかなり苦労しました。資料が少ないですからね。後の職人さんの参考になると嬉しいです。
なにげにこのスレで初登場だったりするかもしれません。また出るかは考えてませんが。
そして紅葉 重之助、静葉は、完全オリジナル設定です。
もしセッキーナが紅葉両親を出したら、大改革します。
知弦の性格的に絞り出してみました。
多分色々矛盾しているので、報告お願いします。
名前もてきとーただ、静葉は、秋→東〇→〇〇〇と繋がりました。
分かる人いるかな?
なにげに紅葉両親は物語に関係したり。

こんな作品が初投下で本当、申し訳ないです。
次は、冬休み中に投下したいです。

684名無しさん:2011/01/01(土) 00:50:13
新年からこんないいものが見れるとは
乙〜

685ヒトガタ:2011/01/01(土) 01:36:19
あけましておめでとうございます。
ここへは毎日見に来てはいるものの、滅多に投稿しないヒトガタです。忘れている人の方が多いでしょうね…。自分が悪いのですけど。
さて、とりあえずssは書いてはいるんです。書いてはいるんですが…続かな(ry
まぁ、受験もあるんですがね…。大体それに所為で集中が出来ない。
大体英語なんて必要ないだろ。もう、俺たちは日本じ(ry
まあ頭が悪いので(偏差値驚異の30台)もう…。

まあ愚痴は置いといて。
とりあえず…途中まで書いているのならあります。
鍵×飛鳥ですね。とりあえず飛鳥を書いてみたくて試しに書いてみた。
しかし季節は見事に夏。季節感無視。
そして強調するのは何より【途中】ということです。
続くかどうか分かりません。
というか、ブログでリト○スの連載をやってみたら続かなかったという実績が幾らもあるという
自分では何かもう…。

というわけで。
続きを書けるかどうかは、全くもって分からないです。
出来れば、受験が終われば続きを書くのに集中したいと思ってます。
まぁ、濡れ場にちょっと入った辺りですけど…。
それでも読みたいって人がいれば、早ければ今夜にも(出来るだけ今週中に)投稿します。

まあぐだぐだ長く書いてしまいましたが。
新年、明けましておめでとうございます。

686名無しさん:2011/01/01(土) 02:42:14
明けおめ〜

ユーリさん新年早々乙でした!

687安全運転紅蓮隊:2011/01/01(土) 13:14:43
あけおめです。
なんか投下されてませんでした。中途半端になっていて・・・すみません。>>656の続きです。先生から沙鳥に呼び名が変わっています。

「じゃあ・・・行くぞ沙鳥」
そう言って俺はズボンのチャックを下ろしそこから自分のムスコを取り出す。そして、そのムスコを沙鳥の秘部にあてがい、そのままゆっくりと膣内に押し進める。
案外スムーズに半分ぐらい膣内に俺のムスコは入った。俺はムスコを更に押し進めようとする。すると何か壁みたいなものにあたり
「・・・・っっっっ!!」
沙鳥の顔が歪んだ。
「大丈夫か?」
心配して言った俺の質問に
「ああっ・・・平気だ!」
と沙鳥は答えた。だが、そんな言葉とは裏腹に沙鳥の瞳からは大粒の涙がこぼれ出ていた。
「沙鳥・・・力抜いて」
「ああ、わかった」
そういうと沙鳥はゆっくり深呼吸をし始めた。
「すー・・・・はー・・・」
「すー・・・・はー・・・」
「すー・・・・はー・・・」
3回するとさっきとは違い、かなり力が抜けていた。
「・・・今だ!」
俺はタイミングを計り一気に押し進めた。
「うう、あああっうっ!」
沙鳥の背中がピンと跳ね上がった。
次の瞬間。俺はムスコの感覚が変化していると気づいた。正確に言えば壁みたいなのに当たっていた感覚から、柔らかいモノに包まれている感覚に変わった。
そして、誰か分からない奴の机には血が付いていた。・・・・・・・って血!?!?!?!?そういえば挿れた時にも変な感覚があったし・・・まさかとは思うけど
「沙鳥って処女だったのか?」
「見ればわかるだろ」
「ええっ!マジ!?」
そのまさかだった。経験してると思っていたので俺は思わず驚いてしまった。そのまま驚きを隠せない俺に
「私は・・・お前が好きだから。お前とずっと初めてから繋がりたかったから。一生私だけに捧げてほしいと思っていたから。お前が・・・鍵が・・・」
と、沙鳥が涙を出し所々つっかえながら言ってきた。その言葉に
「沙鳥・・・ありがとう。さっきはあんな反応してごめん」
俺も涙を隠しきれなかった。
「悪いと思うのなら・・・とっとと続きをして私を奪え」
そんな沙鳥の言葉に
「ああ」
俺は自然にコクン、と頷いていた。そのまま繋がっていたモノを再び動かし始める。

688安全運転紅蓮隊:2011/01/01(土) 13:16:34
「はあ・・・あっ・・・あんっ!」
と沙鳥の喘ぎ声が徐々に大きくなっていく。沙鳥の膣がギュッ、と俺のムスコを締め付ける。
「沙鳥・・・気持ちいいぞ」
すっかり快感の虜になった俺は夢中で腰を動かす。
「私も気持ちいいぞ、鍵・・・はあっ・・んんっ!」
俺と沙鳥は激しくお互いを求めあう。しかし、限界が訪れた。そして俺は
「うあっっ!」
という声とともに身体を波打ち、沙鳥の中にありったけの精液を流し込んだ。
「ああ・・・入ってきてる・・・私の中に」
そう言いながら沙鳥は膣内に俺の出した精液を全部受け止めた。

しばらく俺と沙鳥は互いに抱きしめあっていた。沙鳥の体温が妙に心地よかった。
「鍵の・・・暖かかったぞ」
不意に沙鳥がつぶやいた言葉の正体に俺は気づくと、体から血が凄い勢いで引いていったのがわかった。
「中に出してほんとすみません!」
そう謝る俺を沙鳥は
「いいんだ。むしろ感謝している。ありがとな・・」
と笑いながら許してくれた。
そして、俺と沙鳥は視線を合わせそのまま長い長い口づけをした。

はい、終わりです。書いていて自分に才能がないなと改めて気付きました。今後の参考にしたいので感想お願いします。

689名無しさん:2011/01/01(土) 13:52:35
奥ゆかしくて腐女子じゃない
まふゅちゃんがいいな
もちろん、ヤンデレは却下で

690ダスト ◆9qZujqKmyQ:2011/01/01(土) 14:18:47
あけましておめでとうございます。
今年もがんばって書いていこうと思いますので、何卒よろしくお願いします。

ユーリさん、安全運転紅蓮隊さん。新年初乙です♪
ユーリさんの静葉の元ネタは東方風神録の秋静葉ですね、わかります。
実は先日風神録が届きまして……いやぁ楽しいですね。そのせいで執筆が進まなかったわけですが……。
ま、まぁ届いたその日にケロちゃん倒したからシューターとしての自信はついたかな、うん。
それはさておき、ssの方ですが……年内に投下するとか言いつつできませんでした……悔やまれる。
年明けも何かと忙しくて……始業式にテストあるし……まじうちの学校爆発しろ……。
なので、遅くとも来週末までには投下したいと思っています。
ではでは、課題と執筆に取り掛かりますので、今日はこれでノシ

691ハンターランク5:2011/01/01(土) 14:35:06
あけおめです。続きは少し間が空きそうです。すいません。
原稿(といえるのか?いや落書き帳だなありゃ)にはだいたいの話が書けてるので時間が出来るか光の工事が終わってノートpc使えるようになったらまとめて投下します。
バイト行ってきます。

692刹那・F・セイエイ:2011/01/01(土) 18:01:28
待ってまーす。
俺が、俺たちが、ガンダムだ!

693ダオス:2011/01/01(土) 18:16:13
明けましておめでとうございます
ユーリさん、安全運転紅蓮隊さん乙です
今年もよろしくお願いします

694名無しさん:2011/01/01(土) 22:43:12
東方不敗ww

695一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/01(土) 22:57:18
あけましておめでとうございますな物語が書きたいです。略して『明物語』
どうも、新年早々クリスマスがさっさと来て欲しい一星龍です。
ユーリさん、乙です!
いろいろ面白くニマニマしていましたが、一つだけいいたい事があります。

知弦さんの父親が夜○父ってのは我慢ならねぇ!! ビジュアルが無理!!
それに加えてMとか……正直その件はあまりにも爆笑しすぎてました。すいません。

安全運転紅蓮隊さんも乙です! 真儀留は新鮮でええもんですなぁ。

という訳でそろそろ俺も投下してもいいですか?

696名無しさん:2011/01/02(日) 00:06:03
ついに来たぁーーーーーっ!!!
毎日チェックして待ってました!!!!

697一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:12:36
では投下させていただきますが、この小説を見る際にいくつか注意点がありますのでそれらを踏まえてご覧になってください。

1、相も変わらず飛鳥という人間をあまりわかっていません。しょうがないので幼馴染キャラを参考にしキサラギgoldstar(いいゲーム)等をプレイしましたが、やっぱりまだまだ飛鳥らしくはないと思います。俺に対してキレるのは各々の勝手ですが、ある程度はご了承下さい。
2、スランプなので、いつも以上に駄文かつ、エロゲばっかやっていたので生徒会の一存に対して愛が薄れているため今世紀最大のやばい文章になったいる気がします。覚悟のある方だけがご覧になってください。作品を読んでどんな精神状態になっても俺はどうする事はできませんのでご了承下さい。


なおこの作品の提供は、『ドラゴンボール』・『とある魔術の禁書目録』・『fortissimo』・『ALI PROJECT』・『化物語』・『天空の城ラピュタ』・『プヨプヨフィーバー』・『ハヤテのごとく』その他各社の提供でお送りいたします。

ついでにPCの環境が悪く連続で投下する場合に、どうしても時間がかかってしまうこともご了承下さい。

698一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:18:54
飛鳥と付き合って早いものでもう一ヶ月も過ぎた。時が過ぎ去るのは本当に早い。
飛鳥が家に泊まったあの時以来俺たちには何の進展もない。
しかし、一緒に帰ろうなどと言って一緒に帰ることは多くなった。
その時に手を繋ごうと言われると嬉しいのは男の悲しい性なのだろうか。
でも、学校では猫の皮を被っているから俺たちが付き合っているのは(おそらく)誰も相変わらず知らない。知っていてもスルーされている可能性もあるが。
別に俺はどうでもいいんだが飛鳥本人は今更になって、多分泊り込んだあの日の夜を境に恥ずかしくなってきたらしい。俺も最近気付いたことだが意外に初奴だった。
まあ、そんなこんなでいたのだが、気付いたらもう夏休み間近だった。



「これから平成21年度碧陽学園1学期終業式を始めます。」
そう、壇上の上で教頭が無機質な口調で言った。
(ねぇねぇ、ケン。)
(ん? なんだよ飛鳥。いくら教頭だ、校長だの話がつまんなくても少し位静かに――。)
(御坂○琴は二期でデレると思う?)
(いきなり何を言い出しますかねぇっ!!?)
(えぇ〜、だって話がつまんないだもん。)
(あのなぁ……っていうか何をどうしたらそんなことを思い付くんだよ。)
(だって教頭といったら共闘でしょ? 共闘といったらドラゴンボールのベジータ的立場でしょ? ベジータといったらツンデレでしょ? ツンデレといったら御坂美琴でしょ?)
(知るかぁあぁぁああっ!!!)
(ほほぅ……1月からのアニメはむしろこれはゾン○ですか? 派だと?)
(そういうこと言っているわけではないし、そもそも今は7月だ!! って言うかなんで一気に放送時期が飛んだ!)
(まったく頭が固いなぁ……細かいことを気にしているとハゲるわよ?)
(ハゲるかっ!!!)
(あ、みてみてケン、ヅラよ。)
(知ってるわ!! 校長や教頭がヅラなのは! ってか今はどうでもいい!!)
(ハゲの歌って昔流行ったよね……懐かしいなぁ……。)
(ハゲの歌で何を懐かしんでるんだよ!!)
(青かった自分……かな……。)
(昔の飛鳥に何があったのかは大変興味深いけどそろそろ黙れ。)
(は〜い……。)
飛鳥がつまらなさそうに頬を膨らます。まぁ、確かに校長の話程退屈なものも学生生活の中では無いだろうとは思うが……。
しかし、あえてお言葉をかえすのなら俺だって言い分はある。
飛鳥と一緒に過ごした夜以来本当に何も進展していない。ロマンスもへったくれもありゃしない。
こっちだって男なのだからそれなりに欲求不満になったりもする。
飛鳥はそれを読んでるかどうかは知らないが誘っても来ない。
――ああ、ダメだ。なんかなんやかんやで俺も飛鳥のこと本気で好きになっているらしい……。いや、いままでが嘘かといわれたらそういうわけでもないんだけど。
(本当、こりゃ相当末期だな……。)
自重気味にそう呟く。
(ん? なんか言った?)
(いや……別に何も。)
(あっそ……。)
そういうことを考えていたら、校長だかの話は俺の耳にはまるで入ってこなかった。



699一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:23:57
「そんじゃ、ケン。ちょっくら生徒会の方行ってくるから、待ってて。」
「ああ、了解。」
「寂しいからって他の女の子をナンパしちゃダメだぞ♡」
「わぁーったからさっさと行ってこい。」
「……ケンもノリが悪くなってきたなぁ……。」
そう寂しそうに呟きながら飛鳥は生徒会室に行く。
っていうか俺って飛鳥から見たらそんな軟派なのか?
「あら、杉崎じゃない。」
ふと、自分の後ろから声がした。
「ん、あぁ巡か。どうした?」
「どうしたってあんたこそ何で廊下の真ん中にいるのよ?」
「え? そりゃ飛鳥を待ってるからだけど?」
巡の目が急に険しくなる。え、なんで?
「そういえば、前から気になってたんだけど……飛鳥と杉崎って……付き合ってんの?」
なんかとてつもなく直球で驚く質問をしてきた。
そして俺はこの質問にどう答えるのが正解だ?
「ねぇ……どうなのよ?」
アイドルとは思えない目付きでつめよってくる巡。何こいつ、ほんとに怖い。
「バ、馬鹿言うな。そんな事あるわけないだろ?」
とりあえず、この状況的に違うと否定しなければならない気がした。
照れくさいのもあったが、こう空気的にも。
「その割にはいつも二人で帰っている気がするんだけど。仲良さそうに手なんか繋いじゃって。」
ヤバイ、防壁が突破された。
「って言うかお前見てたのかよ!!」
「……へ〜、やっぱりそうなんだ……。」
巡が意外そうな反応をする。ってこいつ、
「カマかけやがったな……。」
「ほっほぅ……なんとなくそれとなく思っていたけど、やっぱりそうだったんだぁ……。」
MK5(マジで殺される5秒前)の予兆しかしないぞ、これ。
「ねぇ杉崎……腕と足どっちが良い?」
「待て、なんでそんなキレているんだ!? 弁明を求む!」
俺の話なんかそっちのけで巡は足首を回し、ほぐしていく。
「じゃあ、顔ってことで…………っ!!!」
「殴る場所じゃなくて殴られる箇所を聞いてたのかのよ!」
ちょっ! まっ! ――と言う俺の静止の言葉も聞かず、あごにサマーソルトキックがヒットした。
「あぐふっ!!!」
杉崎鍵に12937218411ダメージ!
杉崎鍵は怯んだ!
星野巡の追加攻撃!
杉崎鍵はかろうじて避けた!
「な、何をする! ブルータス!」
「いや、ブルータスじゃないし。」
「ブルータスじゃなくても怖いわ!」
「そんな……杉崎のためにやってるのに……。」
「なぜに!? Why!?」
「ん、世界平和のためよ。」
「余計に何故!」
「問答無用!」
再び巡がモーションをとる。って、ちょっ! 二撃目は流石にヤバい!
「お〜い、ケン〜。」
救世主飛鳥が来た!
しかしこの時の俺はより泥沼に立たされていることに気が付かなかった。
「あ、あら、飛鳥じゃない。」
「ん? あ、巡もいる。ねぇねぇ、どったの?」
飛鳥が俺の腕に抱きついてくる。そしてそれを見て巡の怒気がいっそう膨れ上がる(様に見える)。
「い、いや、別に何でもないわ。邪魔して悪かったわね。」
あれ? 怒気が膨れ上がったのは気のせい? それとも怒気が一周回って正常に戻ったのか?

700一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:28:50
ともあれ、一件落ちゃ……く……。
と思ったのもつかの間。俺の左腕より、先ほど感じた怒気の数倍は凄まじいものを感じた。
「あ………………飛鳥……さん?」
ひねりだせた言葉がこれだけだったのは情けないとは思ったけどそれどころではなかった。
にっこりと俺に笑みを浮かべる飛鳥。
「ねぇ……………………ケン。」
いっそう怒気が膨れ上がる。
なにコレ! 超怖いんだけどっ!!! 今すぐ逃げ帰りたいんだけどっ!!!
と他人事なら今すぐ逃げるとこだが、いかんせん当事者だ。
って言うか巡はこの怒気を感じ取って逃げたのではないかと思えてくるほどだ。
「私さぁ…………言ったよねえ…………?」
にっこりと、笑顔を崩さす俺に問いかける飛鳥。
この笑顔を見て思い出したことがある。
『笑顔とは本来攻撃的な表情である』、と。
「え……え〜と、な、なんだったけ? 忘れちゃったなぁ……。」
「そう……忘れちゃったんだ?」
もうヤダ! 今すぐ帰らせて! もしくはこの子の笑顔を止めて!
「じゃあ…………思い出せてあげる。」
オレオワタ、と思った時には既に遅し。
「私以外の女と仲良さそうに話してるたぁどういう了見だぁっ!!!」
発せられた言葉と同時に何かしらの攻撃を受け俺は気絶した。



701一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:35:56
阿修羅姫という歌をご存知だろうか?
端的にいうと今の飛鳥はそんな感じだ。いや、別に三面六手ではないが。
飛鳥は俺の2mほど前にいて、やたら速足で歩いている。
俺もそれに合わせて速く歩いているが、私に近付くな、というオーラを醸し出しているせいでどうも空気が重い。
俺が悪いのは百歩譲って良いとして、いや、まあ、良くないけど……。
だとしても理由くらい教えていただいても良いんじゃないか? 俺は一応被害者だし…………。
まあ、理由を聞こうにも先程言った通り話しかけられないのが現状だが。
まあ、黙っていても仕方ない。
「なあ、飛鳥。」
「………………。」
「あの……飛鳥さん?」
「……………………。」
「すいません飛鳥さん。土下座でも何でもするから反応してくれませんか?」
「……………………何。」
とても不気味な位に不機嫌な声で応対されたが、ようやくコンタクトをとることが出来た。土下座するっていうのが良かったのかな?
「なんでそんなに怒っていらっしゃるんでしょうか?」
思えばこれも失言だった。
「へ、へぇぇぇ…………? あっ、そう……ケンはそれすらも分かんなかったんだぁ……?」
一日にこうも死ぬ前兆を感じられるなんて。今日はなんて日なんだろうか?
「あぁ、アンタ馬鹿だものね。私の気持ちなんか分かる筈も無いわよねぇ……?」
冷や汗が背中に垂れる。夏なのに。真夏なのに。夏風邪もまだの季節なのに。もう夏バテてきた。
「分かんないなら教えてあげるわよ……。」
おそらく来るであろう、何かしらの攻撃に俺は身を固くし、目をつぶって対処する。
だがいくら待っても、その攻撃はやってこない。恐る恐る目を開けてみると、そこには代わりに顔を赤くした飛鳥がうつむいていた。
「…………た、からよ。」
「え……?」
「やきもち妬いてたからよ!! 何!? 悪い!?」
…………………………え?
「あんたと巡が話してて羨ましかったのよ! 分かってるわよ! こういうことが私らしくないのなんて! でも仕方ないでしょ!」
顔を真っ赤にして飛鳥がそう叫ぶ。
ていうか、え? 飛鳥がそういうことを本気で思っているのか?
「あの……飛鳥。」
「……………………何よ。」
「本気でそう思っているのか?」
「…………本気で言ってなかったら、ただの、イタイ子、じゃん……。」
「っ…………そ、そうか…………。」
な、なんだこの空気は。
なんだこの空気はっ!!
ラブコメ以外の何でもないぞ。そもそも飛鳥が、俺の知っている飛鳥がこんなセリフ吐くわけがない。なんだ、俺は亜空間にでも引きずり込まれたのか?
そうだ。まずは冷静になることが重要だ。
目の前には真っ赤になった飛鳥。
そして照れている俺。
ここから導き出せる答えは?

「……………………。」
ダメだ。どうやったってラブコメにしか発展しない……。
どうしてだ、俺はそんな星回りに生まれた覚えはまるでないというに。
ただ幼馴染が彼女で、愛すべき義妹がいて、美少女ばかりが集まる生徒会でパシリにされているだけなのに!!
「……………………な、何とか言いなさいよ……。」
顔は先ほどではないもののやはりまだ朱色に染まったまま俺にそう問いかけてくる。
って言うか、この状況で何を言えと?
そして何か言ったとしてそれが正解なのかと。
頭の中で精一杯に考えた、何を言うべきか、何が正解なのか。そしてやがて一つの結論にたどり着く。
それはある意味禁忌であるかも知れない、しかし物事は表裏一体。
天才と馬鹿は紙一重。死ぬ事と生きる事は同義。失敗は成功の母……これはちょっと意味合いが違うか。
いや、ともかく、だ、それならば正解と誤答も紙一重であり同義であるはずだ。
なんやかんやで、それは賭けであった。
「じゃ、デートをします……デートをして……いただけませんか? デ、デートをし……したらどうな……です。」
何故この期に及んで戦○ヶ原風にしか言えなかったのかは俺には分からない。
「……………………。」
ほら、こういう空気になる! この空気からしてもう失敗やん!
「そ、その……………………。」
飛鳥が珍しくか細い声で呟く。か細い声で呟くってまず聞こえないけどな、音量的に。
「ケ、ケンが…………そ、そうしたいなら……………………。」
空気が、傾いた。
「私も………………………そう、したい……。」
結局なんやかんやで、賭けには勝った。
正真正銘の、恋人同士がするデートをする形で。



702一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:39:35
デートの日当日。
俺は待ち合わせの場所、駅の出口前にいた。
無論、飛鳥を待っているからである。
三分間待ってやろうというム○カの心遣い的なアレである。
それにしても飛鳥は何で俺より早く来るという事をしないのだろうか。女はそんなに男を待たせたいのだろうか。
まあ、いいけどね、それなりに幸せだし。
さて、じゃあ携帯のⅠア○リのプヨ○ヨでもやるとするか。
「ケンー。」
と思ったら飛鳥が来た。何だこの間の悪さは。
「なんだ、随分早めだな。」
「何よ、そのご挨拶は。」
「さて問題です。前回の偽装デートのとき飛鳥さんはどれくらいの時間に来たでしょう?」
「ん〜……確か1時間と15分くらい早く来たんだっけ?」
「1時間と15分ほど遅く来たのな!」
「またまた、ご冗談を。」
「そんなセリフ吐いている奴俺は始めてみたぞ。」
「じゃ、よかったじゃん。私が始めて「またまた、ご冗談を。」と言ったキャラとして歴史的瞬間に立ち会えて。」
「そんな歴史的瞬間は嫌だし、まず残らん。」
「さて、で、今日はどこに行くの?」
すさまじい話題転換だ。たった一行で全てがひっくり返された気がする。
「いや、その、特に決めてな嘘です、調子乗ってました、ちゃんと女の子をエスコートできるような計画を立ててきました、だからそんな蔑んだ目はやめて下さい。」
「近頃はこんな目線で見られるほうが興奮するという説もあるけど?」
「俺はそっちの気はないです。」
「(ジ――――――)。」
「いや、だからその目線を向けられてもなぁ……。」
「(ジ――――――――――――――――――――)。」
「いや、あの、だからですね……。」
「(ジ―――――――――――――――――――――――――――――――)。」
「うっうっ……そんな目線で見るなよぅ。」
「あ、泣いた。」
「えぐ……えうぐ……ぐずっ」
「ほらほら、泣かないの。っていうかほんとに泣くなっての。」
「そんな目線でいじめられたら誰だって泣く……。」
「じゃあ、ほらいじめないから、ね?」
「……ほんとに?」
「ほんとほんと。」
「じゃあ泣き止む……。」
「お、偉い偉いケン! ほら、じゃデートあんたからのお誘いでしょ? いこ!」

「ママーあの人達何してるのー?」
「甘酸っぱい果実を、味わっているのよ。」
「違うよ〜、ああいうのは乳繰り合っているって言うんだよ〜。」
「何知識をひけらかしているの?」
「え?」
「あなたは将来空気が読めない子になるわね。残念だわ……。」
「そ、そんな、ぼく、僕……。」




703一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:44:36
「それで、結局どこ行くのさ?」
飛鳥が途中で買ったクレープ(俺がもちろんおごった)を頬張りながら問いかけてくる。
「まぁ、ぶっちゃけた話、飛鳥が楽しんでくれればそれでいいのだが。」
「私のハードルは高いぞー。」
「だと思ったから俺もそれなりに計画を立ててきたんだよ。」
「ほうほう、だがケン。お前は一つ読み違えているぞ!」
「なんだよ?」
「わたしは けいかくどおり うごくのが きらいです。」
「棒読みしなくても。」
「だから いまも むいみに クレープを ほおばってます。」
「確かに計画には入ってなかったですね。」
「という訳でもっと奢って奢ってー。」
「俺のこと金づるとしか見てないだろ?」
「甘いものの補給源だと私は見ている。甘いもの切らすと女の子は怖いんだぞー。」
「どんな風に?」
「とりあえず林檎ちゃんに間違ってはないけどあってもない「いや合っているけどその言い回しはやめようよ」って感じのリアクションをさせるような言動を千ほど授ける。」
「怖ぇ!! ってかやめてくれ! って言うかもう取り返しのつかないほどにいろいろ知識を授けてるだろうが!?」
「やれるところまではやらないとって思うんだ、私。毒を喰らわば皿までって言うし。」
事前の衛生管理云々の前に毒そのものを叩き売っている感覚がするのだけども!!
「っていうか、ケンさぁ……。」
さっきまで手を繋いでいた飛鳥が急に腕に抱きついてくる。
ふにょん、とした感覚に腕が包まれる。が、今までこんなことは多々あったのでこんなことでドギマギはしない。
しかしあろうことか飛鳥はさらに顔をスリスリと擦り付けてきた。
「私という彼女がいるというのにも関わらず、他の女の子の話題をするなんていい度胸だねぇ……。」
そういいながら、目を意地悪く細めている。
「それもデート中に。」
「うっ…………わ、分かったよ。だから、腕放せよ。」
「だ〜めっ、ケンはもう少し私の事を見るべきっ!」
そういってますます腕の力を強める飛鳥。
「にゅふふ〜、おやぁ、ケン。顔が赤くなってるぞぉ。」
「んなことねーよ!」
「ふ〜ん……、ならいいけどぉ。(ぴとっ)」
「ええいっ、いいからくっつくな! 恥ずかしいったらありゃしないんだよ!」

(恥ずかしいのはスキンシップ以前にお前たちの羞恥心のなさだっ!)
※ツッコミを代弁してくれる方がいなかったのでクレープを作る車の中にいてクレープを作っている店員(34)に代弁していただきました。



704一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:49:26
飛鳥が計画通りに動く奴ではないことは知っていたが、だからといってそんな逆らわなくてもいいじゃん、と俺が切実に思うほどに飛鳥は自由奔放に行動していた。(ちなみにスケジュールの4割はもう壊されたと見ていい。)
そんなわけで今はゲーセンで絶賛バイ○中だった。
「……………………。」
<<ゴギャア!!>>
タタタタタン!! タタタタタン!!
<<グボァッ!!>>
ズタタタタタタ!! ズタタタタタタ!!
<<ジャガァッ!!>>
タタタ!! タタタ!! タタタ!! タタタ!!
<<リコォッ!!>>
鬼神がいた。まごうことなき鬼神がそこにはいた。
「うおぅっ!! にゃっ!? 後ろから来た!? にゃわっ! うららららっ!!」
<<シャギャアッ!!>>
ズタタタタタタ!! ズタタタタタタ!!
<<ゴギュブワァッ!!>>
タン! タン!
<<ニュゥッ!!>>
<<ワキノゥゥゥゥッ!!>>
<<ニオォォォォイィィッ!!>>
鮮やかな赤の血の色が画面内に舞う。
「にゃっ!? 後ろばっか攻めてくんじゃないわよっ!!」
どうやら飛鳥は苦戦(というには圧勝過ぎているが)しているようだ。
「協力しようか?」
「あんたなんかの手を借りていると余計に足手まといになるわっ!!」
「酷いわっ!!」
俺だってそこそこにバイ○出来るのに!
「ってあああぁあぁああ――っ!!」
飛鳥が気付いた時には画面内はゾンビで埋め尽くされていた。
「うにゃにゃにゃにゃにゃっーーーー!!」
飛鳥も奮闘するものの数の暴力とはいつの世も圧倒的であるのは変わらないので。
まあ端的に言うとフルボッコされたわけだ。
やがてコンテニューが表示される。
「続きやらないのか?」
「あんたのせいでやられたんだけどねー……あんたのせいでっ!!」
涙目になって反論する様を見て不覚にも可愛いと思ってしまう。
というか、負けず嫌いなのは昔から変わんないなぁ。
「って言うかもう小銭ないし!」
「はいはい、くずして来いってことね。」
「いや、あんたの100円玉貸しなさいよ。」
「何で!?」
「ケンのせいで負けたんだもん! 余計な茶々入れるから!」
「どう考えたって俺のほう見て話していたわけじゃないだろ! ずっと画面の方見てただろ!」
「あんたが途中で話しかけてくるから集中力が切れたのよ!! だから早く100万円貸しなさいよ!」
「桁がものすごい上がった!?」
と言い合いをしているうちにいつの間にか画面にはCONTINUE? の文字からGAME OVERへと変わりうつっていた。
「ほら、ケンが出し惜しみなんかしているから!!」
「100万円なんか簡単に出せるか! 出せてたまるか! って言うか責任転嫁じゃん!」
「懐の狭い男は嫌いじゃっ!」
「懐の狭いとかの問題じゃないだろ! そもそも100万円なんかくずせる両替気はないわっ!!!」
「小さいことを……問題なのは負けと言う事を知らない私が負けを許してしまったことよ!」
「そっちの問題の方が小さいわっ!! って言うか普通にいろんな事に負けた事あるだろうが!」
「気分の問題よ!」
「気分で自分の経歴を変えるな!!」
互いにぜぇぜぇと息をつく。周りからの視線を感じるがそんな事はどうでもいい。小恋に、今この場には譲れない戦いがある!!
「お客様、少し宜しいでしょうか?」
………………(汗)。

ぺいっ

皆が思っている以上に俺たちの言い争いは五月蝿かったみたいで(まさか筐体の音楽よりも五月蝿いとは思わなかったが)ゲーセンをおい出されました。



705一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:54:45
「全く……ケンが100億円貸さないから……。」
「さらに桁が上がった!? って言うかそういう問題じゃないだろ!」
「ぶーぶー。」
「可愛らしく口をとんがらせてもダメ。」
「へ……? 可愛らしく……?」
「…………(汗)」
「可愛らしかったんだぁ……へぇ……。」
「いや、今のは……言葉のあやと言いますか……。」
「む、せっかく彼女を喜ばすような台詞吐いといて、言葉のあやで済ませちゃいますか。そうですか……はぁ……。」
「え、なに? そんな落ち込むようなことですか……?」
「そーだよ。全くもう、私がイジメる前に即効で否定したらイジメられないじゃん。」
「そっちかよ!? っていうかやっぱそっちだったのかよ!!」
「というわけで、最初に戻ります。可愛らしかったんだぁ……へぇ……。」
「え、何、ループですか!?」
十数年飛鳥と付き合っている俺にはわかる。多分このままイジメられ吸い尽くされ嬲られるだろうという事が。
どうにかして話題転換しなければ……。
「そっ、そうだ! そろそろ昼食時だろっ!? ど、どこかでメシにでもしよう! そうしようじゃないか!? なっ?」
「チッ、上手く話題転換しよってからに……。まぁ、いいや。じゃあ、ほら。」
飛鳥が紙袋を俺に差し出す。
「ん? 何だよこれ?」
「………………はぁ。」

706一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 00:58:44
「……なんだよ、その『ダメだこいつ、甲斐性がなかったり運がなかったりするのはまだいいとしても、こいつの頭の悪さといい、人を楽しませるという事が完全に欠落しているといい、百歩譲ってそれだけならばまだしもこいつの鈍さと言ったらもう……。』みたいな目は。」
「そこまで詳細に私の事見破れるならなんで肝心なとこで鈍いのかなぁっ! ああもうっ! わざわざ口で言わなきゃわかんない!? お弁当! わざわざ今日早起きして作ってきたの! 5時よ、5時!! そんな時間から用意してたの! 食材は全て産地直送、無添加よ! まいったか! って言うかあんたわざと鈍いフリしてんじゃないの!? わざわざ作ってやったっていうのに何なのよあんたは! こっちの気なんて知らずにゴーイングマイウェイってか! 彼氏身分も対外にしなさいよぉぉっ!!!」
ぐぐぐと、飛鳥が俺の首の頚動脈を押しつぶすように首を絞めてこようとする。
とはいえ、何度も同じ技にかかるほど俺は馬鹿じゃないので回避する。
「ちょ、まっ、ヘルプッ!! ヘーーーーールプッ!!!」
「I can‘t help gripping your neck!!」
「首を絞められずにはいられない!?」
「I can‘t help killing you!!」
「あなたを殺さずにはいられない!?」
「んで、あんたを殺して私は悠々自適に生きてやる〜!!」
「死ぬんじゃないのかよ!?」
っていうかなんでただの「昼ごはんどうする?」って会話がこんな殺人沙汰にまで発展しなきゃいけないんだよ!
「う〜う〜!!」
「うなるな!」
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「消防車のようにうなるな!」
「んで、なんで私こんな怒ってんだっけ?」
「しぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいぃいぃぃぃぃいいるぅぅぅぅぅぅぅううぅぅぅうぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅうぅぅぅぅううぅぅぅかぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああぁぁっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」
「うわ、すんごい長く溜めて言った!」
そして一呼吸置いて飛鳥はいった。
「ふぅ…………たーのしっ♪」
「でしょうねええええええええええぇぇぇぇ!!」
「ケンは楽しくないの?」
「これで楽しいと思える方はちょっと頭逝ってるんじゃないでしょうかねぇっ!!?」
「ギャーギャーピーピーと、意外と楽しんでそうじゃん。」
「ツッコンでいるだけです!!」
「まあ、争いは無駄だっていう事に気付けたなら、まずは少し落ち着こうじゃないか、ケンさんや。」
「騒ぎ始めたのはお前だけどな!!」
「ふぅ……じゃそろそろお弁当にしよっか?」
「あれ!? 話逸らし始めたの俺なのに、話逸らされ始めてる!?」
「ほれほれ〜、私が愛情込めて作ってきたお弁当だぞ〜。」
俺の目の前で弁当をフリフリして、見せ付ける。
「いや、まぁ、別に込めてないわけじゃぁないだろうけど、他の物も込めてるだろ!?」
「ん? 腐ったみかんとか? 画鋲とか?」
「ひでぇっ!?」
「だいじょぶだいじょぶ、そんなのは入ってないから…………そんなのは。」
妙な苦笑いをして含みのある言い方をする。
「………………ゑ?」
「だいじょぶだって、体には別に……死にはしな…………うん、まぁ、そんな感じ。」
「どんな感じだっ!!!」
「じゃ、どこ行って食べる?」
「なんで、そこまで話を逸らす!? そんなに!? そんなに俺って消し去りたい系ですか!」
「全く、私がそんなに信用できない?」
「うん。」
「即答!? うあ、若干傷付く。」
傍目から見ても分かるように飛鳥が落ち込む。
「……で、本音はともかく。」
「冗談じゃないんですね。」
「傷付いたのは本当よ!」
「あ、そっちの方?」
「ん、そっちのほう。で、どうすんの、お昼ごはん。」
「? その作ってきてくれた弁当食べんじゃないの?」
「腐ったみかんとか画鋲とかが入ってるお弁当食べるの?」
「そのネタ引っ張るなぁ、おい。」



707一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:04:11
結局のところ先ほどまでいたゲーセンだの喫茶店だのがあるショッピングモールから一度はなれて公園あたりで食べる事になった。
異議はないが先ほどの会話の内容の通り本当に腐ったみかんとか画びょうとかが入っていたら、どうしよう。という気持ちがあったりなかったり。
流石にやや人里離れているので、若干物寂しい雰囲気を出しているがそれが逆に静けさを出している。緑色の芝生が地平線まで広がって……はいないけれど緑色とは心を落ち着ける効果でもあるのか自然と心が落ちつ――
「そんなわけで、とうちゃっくぅっ!」
いてないで騒いでいるのが隣に約一名。
「ほらほらそいじゃ、早速食べよっ!」
「ん? ああ、そうだな。」
まあ、昔からわびさびのない女とは思っていたが
「なんか、今すごい失礼な事考えなかった?」
「き、気のせいじゃない!?」
「なんで今ドモったのかなぁ……。」
わびさびがなくても感が鋭い奴であった。
「じゃあ、底の芝生にでも座って食べる?」
「別にいいけど汚れたりしないのか?」
「レジャーシートを持ってきてます!」
そういって飛鳥は自分のバックからレジャーシートを広げる
「…………狭くない?」
「ん? 別に狭くないよ。ほらこうして。」
飛鳥が俺の方へと擦り寄ってくる。
「密着してればどっちも座れるでしょ?」
「ま、まぁそうだけど、どっちにしたって窮屈なんだけど……。」
「……はぁ、もう、鈍いなぁ……。」
そういって飛鳥はより擦り寄ってくる。
「ぅわ、ちょっ、飛鳥!?」
俺の文句なぞ聞き流すようにバックから弁当を取り出す。
「はいどうぞ。」
「あ、ああどうも。」
日頃から飛鳥のご相伴に預かっている俺(+林檎)なので、別段飛鳥の作った物自体に驚きはない。驚きはないが、感動はある! 
それに腐ったみかんも画鋲もないし。
アレ、なんか俺の変な壊れ方してる?
「ってあれ? 橋は?」
「ん? これだけど。」
「いや分かるけど、だから俺のは?」
「これ。」
「…………飛鳥のは?」
「これ。」
「……………………ゐ、ゐっしょに使うの?」
「う、うん……。」
飛鳥の顔が若干朱色に染まる。
俺の頬にも熱が帯びる気がした。
「ほ、ほら、そっちの方が効率的だと思って。」
どんな効率的だ、とツッコむところなのだろうが雰囲気に流されたのか俺も
「あ、ああ。」
と曖昧にしか返事ができなかった。

708一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:08:46
「…………あ、あ〜ん……。」
俺が返事してから妙な間を開けて、唐揚げを差し出してくる。
俺はというと数刻変な間を空けてしまいながらも結局は、
「あ、あ〜ん……。」
と飛鳥のいうとおりに口を開けて唐揚げを食べる。

「!!?? 絵dbふぐv部rwbfgぢうvぐぅfqvゲうgwrbhphdじゅ望フィwb度vあいjfbぐいふいふぁえふいおbrvふぁおいじゃhwん辛ああああああぁぁぁぁぁああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁkjlkgbkghjぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああぁぁぁぁあああああぁぁぁいいいいいいいいいいmhkjchgcghvいいぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいぃぃひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいぃぃぃいいいいいいぃぃぃいいっ!!!!!!!!!!」

な、cbなんvsvcだ!!? こcfqsの辛esqcさは!!? いやもcasうこれ、辛いscdvとかthdgじゃなs bgsい!! 苦jhbfgいよ、こgffdsれ!! 苦痛ghfい!!! 苦痛くてhgdgh辛痛い!! 人類で表現hgdsできるgshレベルのfhsd辛さじゃvzbxない!!
「うわぁ、なんかリアル文字化けしてる。」
「(ビクン!!! ビクンビクン!!!)」
「け、痙攣してる……。ほ、ほら、お水。」
バッ!!
ゴキュッゴキュッゴキュッゴキュッ!!!
「うぉうっ、ながるる滝のごとく飲んでるなぁ。」
「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃhbfdlkkjvbghjklぃいいいいぃぃgdsjkjfhsjlhgslぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃやあああああgfshgfhsあああああああぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁああああああああdfghjklkjhgfghjkljhgfghjklkjhghjklああああああああぁjgkshjkjgkdsgdぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁhffshhfshsfdhdsdgfgdぁああああああああっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 炭酸水だあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁfghjklkjhgfghjkl;lkjhgfぁぁぁぁぁぁぁあああああrtyhgfrttyhgtyftygftgfrtgftgあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
沁みsfgjgjkjkgjgる!! 沁みjlkhfdgfjlる!! 沁hjfgjlkfdjhgfみる!! 沁みるうううううううぅdhgfhjkgljfdfghjklぅぅぅぅぅううううううぅぅぅぅ!!!!

もう、何だこれ!! 痛fghjkjhgfdghjkjhgfdfくて苦fsfsdnくて辛くて沁fsrsfbみて冷たくてひvSZDbdsbfdsbfdszdxfりひりしてbcxzfbfsさまざまbfsBDSな刺激のオンパレードじゃねえんだぞゴルああrtyhbgvftyhbvgfhjbvgあああああああぁぁぁぁあああっ!!!!!
「(ドルルンッ!! ドルルンッ!! ドルルンッ!!)」
「うおおっ!! ケンが痙攣しすぎてエンジン音出してる!!」
「(ドルッ…………チーン……。)」
「あ、死んだ。」
「…………殺す気かぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁぁぁああぁああああああああああああぁっ!!!」
「あ、生き返った。」
ホントにな!! 死に掛けたわ!! 川の向こうから死んだおばあちゃんの声が聞こえたわ!!
「まぁまぁ、腐ったみかんとかじゃない分良かったという訳で。」
「良くないわ!! どんなコンボだよ、あ〜んからの刺激物攻撃なんて!! こっちの純情弄ばれている上そっちの方が趣味悪いわ!」
「あたりを一発目で引くあんたが悪いんじゃん。」
「お前が勝手に選んだのを口に運んだのを食べただけだろ!! ってかお前がむしろ仕組んだんだろ!」
「ソ、ソンナコトナイヨー。」
「どんだけ棒読みだよ。」
「はい、じゃ、あ〜ん。」
「騙されるかぁっ!!」
ズゾゾゾゾゾゾ! と座りながら後ろに下がる。
「だいじょぶだって、今度のは安全だから。」
「…………狼少年という話を知っているかな?」
「?」
「繰り返される嘘は信用性を失う。という事だ。」
「私、嘘なんか言ったっけ?」
「……いけしゃあしゃあとよくもまあ。」
「嘘は言ってないよ。嘘は。本当のことを言わないだけ。」
「お前なぁ……。」
「全く、私がそんなに信用できない?」
「うん。」
「即答!? うあ、若干傷付く。」
って言うかこの会話は今日で二回目だ。
「むぅ…………いいからほら、あ〜ん。」
「……いやだからそのですね。」
「あ〜んっ」
「………………。」

709一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:12:28
いやだってそのな先ほどあんな罠にはめられている訳だしだからと言ってここでないがしろにするのも可哀想だけどしかしまた命をかけるのもいやだし痛かったしなれどもやっぱり男としてこういうシチュエーションは望みであったしそもそもやっぱり飛鳥は彼女なわけだしさっきのはお茶目って考える事も出来なくはないけれどしかしあの飛鳥のことだからやっぱりまた何か企んでいるんじゃないかと思うわけだしでもそれは流石に飛鳥には失礼じゃないかとも思うわけでもあるしここは素直に従ってしておくのもいいのかなとは思うがそうやって油断させるのが飛鳥のたくらみという可能性もあるわけで時限攻撃もありそうだしなぁと思ったりしちゃう訳でって飛鳥お前なにそんなじっとしてるんだそんなに見るんじゃないってこいつ今更だけどやっぱりこいつ髪の毛綺麗だなそうだよなよくよく考えたらこいつもやっぱり女なんだよないやまて俺なに考えているんだ俺はそんな興奮した考えを持つんじゃないまずはこの前に起きている現象をどうにかするのが最優先なわけでいやおちちゅけ俺おちちゅおちちゅ(これまでに約0,1秒)
「……あ〜んっ」
もう一度、しかしながらさっきよりもためを長くして言う。
「…………………………。」
どうしたものかと迷っていた時に半開きしていた口に何かを入れられた。
「えいっ」
「もごっ!?」
先ほどと同じく唐揚げを入れられた。辛くはない。いや、それどころではない。美味い。もう単純に美味い。衣のサクサク感といい、肉汁をもらさず上手く閉じ込めてるところといい、巧みというよりは匠だ。
「……う、美味い。」
「でしょ?」
言うとおり、やはりこいつの腕は確かであった。
「あ、ああ。」
そのあと、飛鳥が作ってきてくれた弁当を美味しくいただいた。
こんなに美味く作れるなら何故あんな悪戯をしたのかを聞きたい。
そのことを聞いてみたら
「だってそっちの方が面白いじゃん。」
との事だった。
…………こいつ。



710一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:16:33
元々遅い昼時なのに飛鳥が余計な悪戯をしたせいでより食べるのに時間がかかり、実際は六時過ぎだけどやはり夏は日が落ちるのが遅いせいもあるからか今はもう既に夕方だ。
普通なら別にこのまま分かれていても良かったのだが、飛鳥は何故か家にまで来た。いや、まぁ、それほど家同士が遠いわけでもないから来ること事態はどうでもいいのだが、まあ、なんといいますか、やはり彼女効果とは恐ろしいものでいつもの事が緊張してしまうという事なのです。
いや、俺だって健全な思春期男子なわけだし好きな女が家にいたら多少ムラムラするのは当然なわけで。
そんな事を知ってか知らずか、勝手知ったる我が家のキッチンで弁当の洗い物、あと家事能力やや皆無(片方は片づけが皆無。片方はもう全般的に皆無)の内の女性陣の替わりに洗い物しているわけだし。
しかも何の因果か今うちには俺と飛鳥以外誰もいないという好条件。そんな幸福の下の星に生まれた覚えはないのだが。
「ケン〜! このままついでに夕飯も作っちゃおうと思うけどいい〜!?」
一階から飛鳥の声が響く。
「あ、ああっ、べっ、別に大丈夫だぞ〜。」
不意打ちだったせいかあわてて答えを返す。っていうかさっきから食い物の話ばっかだ。
「おっけ〜。」
音の反響も合ったせいかやや間抜けな感じのする声が響く。
小一時間もすると、いい匂いが一階から香ってくる。
一時間の間何をするでもなくずっと悶々しっぱなしなのだが、いやまぁ、俺落ち着け。一緒に家にいるなんて事いくらでもあったじゃないか、そうだいつもの事だ。
だから俺があわてる必要は一切ないんだ。そうだそうですそうですだ。
「お〜い、ケン。ご飯できたよ〜。」
大体飛鳥と付き合っているからってどうしてそうまでして興奮しなきゃならんのだ。
「おぉ〜い? ケン、ちょっと〜?」
いや、まぁ、うちの飛鳥は可愛いけれども! 彼氏バカと言われてもいいけれど! けれでもしかしだけどでも! んな興奮ばっかするのはサルかと言われてまうやろ!
「ちょっと、ケン〜、無視すんな〜!!」
大体やな! どういうのが清い恋人の付き合いかって言うのはもっとこうなんていうの!? 帰ってきたら『お帰りなさいあなた♡ ご飯にする? お風呂にする? それともわ・た・し?』みたいなことをってそれはただの新婚さんやないか!! ええいべらぼうめいっ!! 違うよもっとこんな感じだよ!! 「○○さんさえ宜しければこれからも朝起こしに来てもいいですか?」「宜しければって、是非お願いだよ。○○ちゃんに起こしにきてもらえるなんてマジで幸せすぎて死んじゃうよ。」「し、死ぬのはダメです……。」みたいなことを言うんや!! It`s happy days!! Yeah!! Yeah!!
「む〜し〜す〜ん〜な〜〜〜っ!!!!」
「んなぁっ!!?」
突然わき腹へと衝撃的な衝撃が走る!!
「おおぅっ……、ぉぉぅっ……、って、あ、飛鳥……?」
「ったく、なんでこっちが呼んでるのに無視すんのさっ!」
「へ? な、なんでここに? いつから?」
「ついさっきだけどさっきから大声で呼んでるでしょーが!」
そ、それほど俺は夢想していたのか。すごいな。と驚いている場合ではない。
「ったく、何がそんなあんたを縛り付けているのよ……。」
なんか、話の流れがマズイ気がしてきた。これは飛鳥と長年付き合っている俺だからこそ分かる些細な流れだが自信を持って言おう。ナンカヤバイ!!
「で? 何そんな集中してたのよ。」
ほらなんかヤバイ!! 察しの良い方はすぐに分かると思うがこの流れは何かイケナイ流れに突入する気がする!!
「い、いやまぁ、その……い、いろいろ考える事があってだな、ははっ。」
「その笑い方が怪しいと私は判断した!! なんか隠し事しないで有りのままを話せ!」
飛鳥が俺のベッドへともぐりこんでくる。
ムギュ
飛鳥が何かを手で踏んだ。
「…………。」
ここで時間がすごいゆっくりに感じる。
互いに少しずつ視線を下げていく。
「………………。(汗)」
「………………エート、ケン? コ、コレハ、ナニカナー?」
妙に棒読みで言われた。
どうする? ここで運命のライフカードをどう切る!?

711一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:20:13

① シたいです。
② 交わろう。
③ っていうかヤラセろよ。

どれもろくなカードじゃねぇっ!!
「……え、と……ケン?」
流石の飛鳥もこの展開には驚きを隠せない、基まだ慣れていないようで、ってそんな事を冷静に解説している場合じゃない! な、何か言い訳を……っ!
「……そ、そのだな、飛鳥これは「私で、興奮……してんの?」
試合終了のお知らせをいたします。
「その…………怒んないから、答えて……。」
いやいや、あーたこの状況で「はい、そうです!」って言ったらどうなるかなんて考えれば分かるでしょうに! 普通一瞬でバッサリ切られてそれっきりだよ。
「いちおー、言っとくけど……エロ本見て勃ったなんて言ったら…………折るから。」
折るんだ!? むしろ折るんだ!?
「え、えとだな、その………………………………………………………………………………………………………………………………………………はい。」
とんでもない葛藤の中で、俺は確かに肯定の意を唱えた。
「そ、そう……です、か……。」
飛鳥はなんだか赤くなって俯いてしまった。なんか可愛いんだけど、それと同時に命の危険すら感じるぞこれ。
「そ、その…………そ、そこまで言うなら、その……しても……いいよ……?」
超展開キタコレ。
「……あー、今更だけど……いいのな? 本当に。」
「そ、そりゃ恥ずかしかったりなんだったりするけど…………でも、処女もあげてるんだし、その……そんな嫌がっても仕方ないかな、と……思うし。」
なんか俺も飛鳥も初体験の時より初心な肝心がするのだけども。
「…………じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて……。」
「ん……。」
多分通算五回目にも満たないのだが、互いに唇を合わせる。
「んっ………んむっ……ぅ、く……んん……ちゅ、ん……ちゅく……んみゅ、っぅ……。」
まだつたないながらも必死……というかあれ? けっこう飛鳥いっぱいいっぱい?
「んんっ……ちゅっ……む、んる……ぅ、っ……ちゅむ……れる……んんぶぅ……っ」
飛鳥の口からあふれ出した膵液が少しずつ漏れ出している。
「んちゅっ……はぁ、あむっ……んくゅっ……じゅるっ……れる、りゅっ……む……んっ、ふっ、ぅ……んん、ちゅぅぅっ……んんぅるっ……ぅはっ……んくっ、ちょ、ちょっとタンマ、ケン。」
「ん? どうした、飛鳥?」
「そ、その……ケンの、あたってる……。」
「……ゑ?」
「だ、だからその……太ももに、当たってる……ケンの。」
そういっている飛鳥の太ももへと視線を下げていく。
「……って、うわぁあぁぁっ!!! ご、ごめんっ!」
「い、いや……そ、そこまでしてお、驚かれると逆にこっちが恥ずかしいんだけど……?」
「う……ごめん。」
「べ、別に……。」
「…………。」
「…………。」
暫く流れる気まずい沈黙。

712一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:24:46
ジー。
「って、何チャック開けてんねん!?」
「にゃうっ!? ……いや、だって……舐めた方がいいんでしょ?」
「…………………………パードゥン?」
「いや、だからその……………………………………………………えぇいっ! 言わなくても察しろ!」
飛鳥にドンッと押されベッドに押し倒される。
「わっ!? ちょっ、飛鳥!?」
そんな事言っている間に俺の物をズボンから出されていた。
「わっ……こんなのが入ってたのか…………ちなみにこれって何ギア?」
「ええっと…………大体セカンギアくらいです。」
「こ、これで戦闘力百万以上………………!!」
「どこぞの宇宙人かなんかと勘違いしていません?」
「ん…………すんすん………………………………………………………………………………………………はくっ」
俺のツッコミをスルーして飛鳥は俺の物を口に咥えた。
「んっ……んんっ、ふ、は……んちゅっ、ちゅっ……んちゅ、ちゅむ、れろ……んんっ、はぁっ」
飛鳥が舌と口を動かすたびグチュグチュといやらしい水音が響く。
「んむっ……ぺろっ……ん……ちゅるる……れる…………んんぅっ……」
甘い水音と共に下腹部には小刻みに軽い電流のようなものが響く。
「ちゅっ、ちゅぅっ……ん、は……んむっ……ちゅむっ、ちゅっ、んちゅ……ちゅっ、ぢゅるるるっ」
「んぢゅるっ……ちゅぱっ、ちゅるっ、んちゅるっ……ん、ちゅぅっ」
「く……ぁ……ハ、あ、飛鳥……。」
「ここもっ……するから……っ……んくっ、んぶっ、じゅるるっ、ぢゅるっ、ぢゅるぅっ」
先端付近を咥えて舐めていたのが、とたんに一気に根元まで咥えてきた。
「ぐ、あ……ぅ……はっ」
「んっ、ぁんっ……ちゅる……んぷっ、んぢゅ……ぢゅるる、ちゅむっ、は、んん……っ、じゅるるっ、れる……ぢゅるるるっ」
「むぅ……ちゅるっ……じゅるるっ、んくっ……れろ、んちゅるっ……じゅるっ、んちゅっ、ちゅるるっ、ぢゅぷっ、ちゅ、ぢゅるるっ」
んっ、んふっ……ちゅぽっ、ちゅぷっ、はむっ、ちゅっちゅぅっ、んんっ、ちゅぱっ……んっちゅぅぅっ……っ」
「かなり……ヤバイ、かも……。」
「んちゅっ……ちゅるるっ、イキ、そなの? ケン。ちゅるるっ、ちゅぷっ、ぢゅるるっ」
「ああ……ぐ、これ、本当に、きそっ……だ……っ」
「我慢しないで……イって、いいから。……ケン、イって……んっ、れろっ、んちゅ……ちゅぅぅっ、んふっ……ちゅぷっ」
「んちゅっ、ちゅっ、ちゅむっ、ちゅくっ……ちゅっ、ぅっんくっ、んぅっ、ちゅぷちゅぷっ、んちゅっ、ちゅぱちゅぱっ、ちゅうっ……いっぱい、射精して、ケンの精液……っ、ケンのたくさん……欲しい……っ」
そういってより飛鳥は舌の動きを早く大胆にする。
「ちゅぷっ、ちゅちゅっ……んっ、はむっ……いっぱ、い……んっ、ちゅぅっ だし……てっ! んんっ……!」
そう喘ぐ声を混ぜながら言ってより飛鳥は舌の動きを早く大胆にする。
「う、あ……本当に、射精る……っ飛鳥……俺……も、うっ……あ゛あ゛!!」
「んふっ……ちゅっ、ん、んんぅっ! ……んちゅっ、ちゅうっ、ちゅっ……イって、ケン……イっ、て……ぢゅるるるるるるっ!!!」
最後に飛鳥が吸い上げてきた時、俺の頭の中は一瞬にして白になった。

713一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:28:57
どくん! びゅるっ!! びゅるるるっ!!

視界全てが真っ白に染まり痛いくらいの快感の刺激が体中を伝う。
「ひゃ、あっ!? んんぶぅっ……ふ、あっ……ぢゅる、ぢゅるう……いっぱい、射精てる……。」
「はぁ゛、はぁ゛、はぁ゛……はぁ゛」
「ん……大丈夫? ケン……。」
「いや……結構、だめっぽい…………すごい、良かった……。」
「そ、そんなにですか?」
飛鳥はなんだか思わずだか敬語で喋っている。
「…………って言うかケン。」
「ん、なんだ?」
「まだ、その……勃ってるんだけど…………。」
「……あ〜、えーと、これはー、そのー、何と言いますかー、誠に申しにくいのですがー、つまるところー…………………………………………続きがしたいです!!!」
「すごい自信満々に言われた!?」
「ここまできて、恥ずかしがっているのももうアレだ。正直に言う! 続きがシたいです!」
「変態だー! 正直に言えばなんでも解決すると思っている変態だ!」
「変態でも大変でもかまわない!」
そういって飛鳥に押し倒されていたのを逆に押し返す。
「にゃっ!?」
「飛鳥、好きだ。」
そういって飛鳥の唇に舌を這わせて深くキスをする。
「んんっ、ふむっ……ん、ぅむちゅ……ちゅぷ……んっ、む、くっん……ちゅく……ッ、んふ……そんな、キス、した、らぁっ、んんぅ、あふ……っ、口の中、汚い、のにっ、ちゅるっ、んんぅっ」
「別に、そんなの、気にしない……。」
そのまま飛鳥の秘部へと自分の物を当てる。
「いいな? 飛鳥。」
ちょっとだけ飛鳥は吃驚した顔をしたが、ほんの暫くして、
「いい、よ、シて。ケン。」



714一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:37:59
「ん、あっ……ケン、挿ってる、挿ってくるよ……ぉ……んんっ!」
飛鳥も俺の物を舐めていて興奮したのか、充分に秘部は濡れていて、簡単に挿れることが出来た。
「あっ! ふあっ! はぁあっ!! や……これ……んんっ!! な、なかぁっ」
「飛鳥の、なか……すごく熱い……。」
「はぁんっ! ……はぁっ! ……ケンっ、のも……熱くて……んんっ!! わた、し……おかしく、なっちゃ、いそう……っ……お腹の……中、鍵ので、いっぱい……っ!!」
「飛鳥……動かすぞ……。」
初めてこういうことをしたときはまだ飛鳥の中はキツク動き難かったものの、ある程度濡れているらしくそれほど動くのは難しくなかった。
「ひあっ!!? やっ……そ、こ……ぉ、ひぅっ!! はっ、はぅっ!! あっ、あっ、あっ!! な、かぁっ、いろ、な、とこっ! こすれてるぅっ!! あっうっ!!」
「だいじょ、ぶか、飛鳥? 痛く、ない……はっ、か?」
「うんんっ!! だい、じょぶっ、うあっ!! すごっ、いっ! これ、すごっ!! きもちいっ!!! ひああっ! うっ、く! ……ぃう、動いて……っ!! わ、たしの、なか……っ!! ぐちゅぐちゅっ、にかきまぜっ!! られっ!! くあぁぁんっ!!」
飛鳥の腰を掴んでいる俺の両腕にしっかりと飛鳥の手につかまれそう言われる。確かにこれは痛いというよりも快感の方が高ぶっている証拠だろう。
「うあぁっ! な、なんで、こっ、こんにゃっ!! こんあいぃ! だめっ!! おかし、おかひくっ!! うあっ! ひ、んっ! おっき……っ、あっ!! ああっ! んっ! んくうぅっ!! あ、あふっ! あんっ!! あっ、あぁあっ!!! ふふあぁあっ!!」
飛鳥が快感を叫ぶたびに膣内がキュウキュウと締め付けるように動く。それが作用して飛鳥もこんなに乱れているのだと思うけど、それにしたってこんな飛鳥は見た事がない。すごい、可愛くてエロい。
「ひっ、ふっ! ケ、ケンンっ!! やっ、まっ、まぁっ!! うああっ!! これ、だめっ!! ほんとにだめえぇっ!! こんあのっ! しらなっ!! しらないぃぃっ!!」
「飛鳥……!! ぐっ……はっ……今のお前、すごい可愛いから。だから。」
そういって飛鳥の服や下着をめくって胸を露にさせ、その岡の上でピンとたっている突起にしゃぶり付く。
「もっと、エロいこと、したくなる。」
「〜〜っ!! はっ!! ああぁっ! くぅっ!! ひ、ひくび、すっ、すうのぁっ!! や、ば、かぁっ!! ひんっ!! うあっ、うあぁああぁ!!!」
ガクンガクンと飛鳥の体が震え始める。
「うっ、うあっ! も、だめっ!! イクっ、イクっ、イクっ、イクゥううっ!! ああぁっ!! ああぁあああぁぁああああぁぁあっぁぁぁっ!!!!」
飛鳥が体を強張らせてビクンビクン、と二度はねた。
「あっ、ああっ……ひぅぅっ……」
くて、と飛鳥は糸の切れた人形のように沈んでいった。

715一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:44:44
「バ、カ……。」
「変態だと言ったりバカだと言ったり、そんなに人を卑下するなよ。」
「うぅっ……すっごい恥ずかしいとこ、見られたぁ……。」
「……それで、すっごい申しにくい事なんだけど。」
「……何?」
「まだ、勃ったまんまなんだよね。」
「…………この変態。」
なんかそういうこと言われるというのは分かってた。
「……するのは、あんたの勝手だけど……えいっ」
そう言いかけ、挿入したまま飛鳥にまたベッドに押し倒される。
「いつまでも攻めっぱなしなのは、いただけない、ねっ」
そういって、今度は自分から腰を落とし始めた。
「うくっ……これ、自分からすんのも結構力加減が、んっ、むずかしっ、もん、ねっ、はんっ!」
飛鳥は余裕そうな顔をして言っているつもりなのか何なのかは知らないが、それでもやっぱりさっきと同じような艶かしい顔つきにはなっている。
「はっ……さっきの、お返しだか、らっ、んんっ! ケン、は、じっと、してなっ、んんぅふっ! はぁんっ!」
飛鳥も元々がS気質だから攻めたいのだろけれど、如何せん表情に覇気がない。
「ふぁっ!、くぅっ、んっ、ひ、ふ、ぅっ、んんんっ! やんっ!! は、はげしっ!! ああぁっ!! あふ、んくぅっ!! んあっ!! お、おくっ!! だ、だめぇっ!! 擦れて……壁に擦れて、変になっちゃ!! んんぅっ!!」
激しいも何も俺は一切動いてないんだが。
いやだがヤバイ。飛鳥本当に可愛い。
「は、ああっ! んっ、んんっ!! ひあっ! あっ、ああぁっ!! んっ! はあぁあんっ!!」
……ここでちょっと意地悪を言ってみる事にする。
「ほら、飛鳥そんなんじゃ気持ちよく出来てないぞ。もっと先端をこすり付けるようにやって。」
「うっ、うるさっ!! ひ、んっ!! はぁっ……んっ! んふっ! うぅんっ! はあっ、は、んっ! こ、こんなん? うっ、んんんっ!!!」
「ああ、いい、そんな感じでもっとしつこく擦り付ける感じで。」
嘘ではないがむしろ飛鳥を感じさせるような注文をしている俺だったが、まあ普段飛鳥に酷い目にあわされている俺からした本のちょっとした軽いジョークみたいなものだ。気にしない。

716一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:46:01
「んんっ!! ちゅっ、注文の、多い……はあぁぁっんっ……んくっ! ひあぁっ、んっ、んんっ、く、ぅ……んっ! あっ、くっ……! ひ、ぅぅっ!! は、あうっ!」
腰を上下というよりは回すような感じで飛鳥は動かしている。
「そのうごきのまま、上下に動いて。」
「んっ、くっ、このまま、うごく、っ、のっ? いあっ! ひぃうっ……んんっ!!」
「動いて。」
そう静かに言った。
飛鳥もなんだか複雑な表情のまま動き始める
「うあっ、うくっ!! ひああっ! こ、これっ!! ちょっ、んんっ!! なに、これっ! いちばっ、いちば、んっ!! きもち、いっ! ………うああっ!! ひくっ! くぅ、んんんっ! あっ、あっ、ああっ!! んぅっ! やっ、これぇっ! へ、へんいっ! へんいなちゃぁうぅぅっ! あっ、ああうっ!! へあぅうううぅぅぅううぅ!!」
そう変な叫び声を上げながら明日香はとうとう俺の胸へと倒れこんできた。
「どうした飛鳥。もうおしまいか?」
「はっ……もっ、む、むりぃ……も、たって、られなっ……。」
「それだったら、俺がしてもいいな?」
「ちょっ!? そ、それは無理! ほ、ホントに、無理。今、されたらホントに……ってひゃっ!? なに、こしつかんっ! あっ!! ばっ! やめっ! んっ! んああっ!!」
飛鳥の静止を聞く事も無く俺は自分で腰を動かす。
「んああぁっ!! あくっ! あんんっ!! ああっ! ケンっ! ケンゥっ!! んううぅぅっ!! も、もっやめっ!! ほんとに、もっ!! ……んぁっ! んっ!! あふ!! くうぅぅぅっ!!! んあぁぁぁっ!!」
「飛鳥、すごい可愛い。何度でも言う。可愛い。」
「んんっ!! そ、そんな事……いうっ、なぁっ!! あうんっ! ひあっ、んんぅっ!! やぁっ!」
「飛鳥はどう、だ? は、く……気持ちいいか?」
今更な質問だが聞いておく。
「ひぃっ! う、くぅぅっ!! いいっ!! い、いいの……っ!! ケンの……き、気持ち……いっ! んあぅっ!! あっ、あああああぁぁっ!!!」
そうか、と呟く。
俺も相当に高ぶってきている。もう俺だって達するのは時間の問題だと思う。
「いぁっ! はぁっ!! あ、ああっ……いっ、んあああああっ!!! んあああっ!! ふぁ……あっ! ケンっ……もっ、わたし……わ、たしぃっ!!」
頭の中が真っ白になる感覚が襲ってくる。
「イクっ、イク、イクっ、イクっ! イッちゃっ! もぉっイッちゃうぅぅうううぅぅぅううっ!! あっ、ああああううぅうっ! も、もうだめぇっ!! ほんとに、もっ!! ……んああああぁっ! んんんんっ!!!! くうぅぅぅっ!!! んあぁぁぁっーっ!!」

どくん! びゅるっ!! びゅるるるっ!!

「あぁっ!! ケ、ケンうっ!!! ああぁあぁぁああぁぁっ―――!!!!」
飛鳥はそう叫んでまたくて、と倒れこんだ。
暫くの間俺も飛鳥も荒い息で呼吸しているだけだったけれど暫くすると。
「バカ…………。」
一呼吸おいて。
「バカ…………。」



717一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:46:59
「………………………。」
ドササササササササー。
「………………………。」
ドササササササササー。
「………………………。」
ドササササササササー。
琴をし終えてから気だるい気持ちに鞭をうちキッチンへと行ったら、一瞬、いやそんな間すら感じさせない速度で椅子に縛られた。そして飛鳥はなんだか知らないがものすごい色だけで分かる辛い粉末を大量に投下している。
「さってと、こんなもんでいいかな? じゃ、ケン。」
「は、はい……。」
「私の愛を、あ・げ・る♡」
「い、いや、いいよ。あ、飛鳥からそんなたいそうな物なんかもらわなくたって。充分に伝わっているからさ。はは、ははははは。」
「嘘なんかつかなくてもいいって。さっきまで私の事あんなに気持ちよくしてくれたんだから。お返しだぞ♡」
「いや、著、待って、まて、お願い、待ってください、せめて心の準備期間を、まて――おいdw区gふぇ;おいshdぞvkなlrksjzdv日kzvsdjvj化wrfsZNDH;plvkcxjKSDZNHV jkckhansbzjldn; vklasbrfdzi kbsavkjrzfdnv jlashnzdv c化ls;絵rblvkdjhsdボいfpghfvblhfbzcxlkv;ンhbslkdz;rfdぉkvjnhaqbjlKDnhv qwDHFBZCXLKV+NHBSLKDZ+RFDLOKVjnhaqbjlkdNHV QWahnvfdKHNくぇあKDSHVそHB氏VHンVDKSLンHLKXHんVCDKSHんKHんB!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「え? 何もっと欲しいって? もう仕方ないなぁ、ケンは。はい。」
「hfvc位歩sjdンfヴぉ位j倍szvづおいあwrshbjvべおjsbvrフォ部位z世bhsじゅヴィdgべわおいぐsf土井gヴィそfz義ヴぉ付議psfv義おヴァづf義おcv卯木絵フォsヴィ度fjgxbzh氏l氷魚zfksdb氷魚pwれgh歩clskbdsg歩pv氏fkぁ絵wsgぢおwhvd義おくぇwgdshi歩絵わg費和えfw歩lghvぽいds義おvdshさbdjhdvkjhfsjhふぁいjvはdvしおhdfvsぼいはbgrdfヴぃlじゅvぐいlj!!!!!!!!!!!!!!!!!」



杉崎鍵 心の一句。

女の子 怒ると怖い 容赦ない










続く

718名無しさん:2011/01/02(日) 01:52:02
乙です!!

719一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/02(日) 01:54:34
はい、終わりです。どんなもんでしょうか。
下手になったのは自覚しています。ええ。
そして>>537でも言いましたが

深夏を台風ネタで書きたいです!!!

どうかとまとさん! 掲示板見ているならお答えを! ノーならノーでもいいから!

という訳で深夏分が不足している一星龍なので
もし何か書いて欲しいシチュがあったら言いつけておいてください。
書く前提で妄想しときます!
無論深夏以外は受け付けないです!(深夏の百合でも可)

という訳で私への意見、問い合わせ、誹謗、中傷、冒涜、迫害はそこそこにお受けします。

では皆様、今年もどうかひとつよろしくお願いします。

720名無しさん:2011/01/02(日) 02:00:36
ニヤニヤ止まりません!!最高です!!!!
センター試験2週間前にしながらもパソコンを布団に隠した甲斐がありました!!!

721名無しさん:2011/01/02(日) 02:13:58
最高です!
深夏と巡とのレズ話希望です

722名無しさん:2011/01/02(日) 02:19:18
一星龍さん乙です
深夏の浴衣がみたいです

723名無しさん:2011/01/02(日) 02:37:29
やっぱり深夏×真冬。
ダメなら着物か浴衣。夏祭りかお正月かは任せる

724名無しさん:2011/01/02(日) 03:05:33
新年明けましておめでとうございます

一星龍さん乙&GJ

725ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/02(日) 03:46:36
一星龍さん乙です!
俺もニマニマが止まりませんでした。
盛大なグッッジョブを!

知弦父のことですが
厳格そうで、しかしユーモアあるお父さんって、俺の中では夜〇父しか思いつかなかったもん。あの人がユーモアあったかは覚えてないですが。

外面と内面は知弦母。内面の内面は知弦父のような感じで知弦に引き継いがれたと思います。
まぁ良い方の爆笑なら構いません。
俺なんかの文章で、笑っていただけるなら、嬉しいです。

726安全運転紅蓮隊:2011/01/02(日) 08:42:58
一星龍さん乙でした。流石小説のプロですね。大きな声で笑ってしまって深夜だったから家族会議が始まりました。元旦から家族会議って…

ではでは、
どうやら一星龍さんが深夏以外受け付けないみたいなので、僕が深夏以外のヒロインを受け付けようと思います。
なのでやって欲しいヒロインを書いてください。よろしくお願いします。(百合はきついです)
それにあわせて初投稿から1カ月経ってないんですが長編に転向します。
とりあえず、12,13日にあるテストのために少し勉強しないといけないので…。その間に書き込みよろしくお願いします。
えっ、成績ですか?参考のため前回のテストを・・・(5教科です)
国語26点、社会98点、英語34点、数学22点、理科17点
この通り腐ってんのでちょっとまずいかと。長文すみません。

727名無しさん:2011/01/02(日) 14:31:34
カオス!

728名無しさん:2011/01/02(日) 17:21:39
社会頑張りすぎわろた

知弦さんでお願いします

729名無しさん:2011/01/02(日) 19:41:43
社会強すぎるだろwww
真冬ちゃん希望

730名無しさん:2011/01/02(日) 20:22:15
あんまし巡やつがないから巡を希望

731名無しさん:2011/01/02(日) 20:34:03
中○生かよ!!

732名無しさん:2011/01/02(日) 21:49:33
巡でお願いします。

733サスケ:2011/01/02(日) 22:27:59
来ましたー誰かいるーー

734サスケ:2011/01/02(日) 22:33:45
無視しないで

735サスケ:2011/01/02(日) 22:35:22
明日また出直します

736名無しさん:2011/01/03(月) 19:27:49
だれかいませんか〜?

737くりむ:2011/01/03(月) 19:36:12
居ます

738サスケ:2011/01/03(月) 19:37:51
僕も居ます

739サスケ:2011/01/03(月) 19:41:01
5分後書きまーーーーーーーーーーーす

740安全運転紅蓮隊:2011/01/03(月) 19:46:09
僕もいます。勉強?何それ食えんの?
という訳で現在のところ

巡  2票
真冬 1票
知弦 1票です。

要望ある人はどんどん投票しちゃってください。ちなみに、投票されたキャラは遅かれ早かれみんな書くつもりです。

741サスケ:2011/01/03(月) 19:49:11
俺は巡だぜ

742サスケ:2011/01/03(月) 19:54:10
2分後カキマース

743刹那・F・セイエイ:2011/01/03(月) 20:20:13
飛鳥がいいかなー。
トランザム!!

744名無しさん:2011/01/03(月) 21:20:42


745名無しさん:2011/01/03(月) 22:25:31
サスケさんまだかな〜

746キョン:2011/01/03(月) 22:32:45
巡がいいです

747名無しさん:2011/01/03(月) 22:37:19
ここであえての…



















         真儀留

748名無しさん:2011/01/03(月) 22:57:05
飛鳥と林檎がいいな

749名無しさん:2011/01/03(月) 23:08:49
どっちかにしようよ。

750名無しさん:2011/01/03(月) 23:16:20
巡に一票

751名無しさん:2011/01/03(月) 23:41:58
だれかいますか?

752名無しさん:2011/01/03(月) 23:52:33
雑談大杉
投票やめろよ

753刹那・F・セイエイ:2011/01/04(火) 00:17:58
俺は、ガンダムになれない・・・。

754名無しさん:2011/01/04(火) 00:20:21
サスケさんまだ〜

755キョン:2011/01/04(火) 01:03:56
サスケさんのウソだったのかなざんねんだ。

756名無しさん:2011/01/04(火) 02:11:46
だれかいますか〜?

757名無しさん:2011/01/04(火) 03:09:34
何?

758名無しさん:2011/01/04(火) 03:26:50
他にいる?

759名無しさん:2011/01/04(火) 04:16:51
いるけど荒らしにみえるよ?

760安全運転紅蓮隊:2011/01/04(火) 08:35:50
もう完全に勉強する気が失せました。
>>752投票は僕がしてくれと書いたので投票してくれたんです。お気に召さなかったのならすみません。
という訳でこんな奴の言ったことに投票すんなという空気が漂っているのでここらで締め切らせていただきます。
最終結果(林檎と飛鳥があったのでそれはそれぞれ1票ずつです)

巡  6票
飛鳥 2票
真冬、林檎、真儀瑠、知弦 1票

会長の人気がないのは何故なのだろう?
あと、リリシア&エリスの姉妹丼書きたいのでそのうち書きたいと思います。

とりあえず巡が多かったので巡から書きたいと思います。
書いたら投下するんで待ってくれる方がいたらお待ちください。

761サスケ:2011/01/04(火) 09:33:52
ゴメンやりすぎて親に怒られた

762刹那・F・セイエイ:2011/01/04(火) 14:01:50
一星龍さんの次回作が待ち遠しい・・・。

763名無しさん:2011/01/04(火) 19:48:44
投票に関しては私は別にきにしないけど
小説書く人以外でコテハン付けてる人は
外した方が良いと思うよ?
ここはそういうの嫌いな人が多いから
やめたほうが無難だよ。悪いけど
名前欄に「名無しさん」と入れてコメント
してくれる?

764名無しさん:2011/01/04(火) 20:17:53
そうだ
<<762はずせ

765名無しさん:2011/01/04(火) 20:23:53
冬休みだから仕方ないけど、バカなこと書き込むならROMってろ
昔はこんなバカなレスやコテはほぼなかったはずだが

766名無しさん:2011/01/04(火) 21:43:59
でも作品投下が無いときぐらいはちょっとした雑談してもいいと思うんだけどなぁ・・・。

767名無しさん:2011/01/04(火) 21:46:56
管理人さんやそういうこと嫌な人には悪いけど、会話の内容まで厳しく規制しすぎるのは良くないかなって思うよ?

768名無しさん:2011/01/04(火) 22:01:50
自分もそう思う。

769サスケ:2011/01/04(火) 22:26:04
俺もそう思う

770名無しさん:2011/01/04(火) 22:50:17
じゃあ雑談はいいとして(ある程度、ネタとか需要とかの範囲で)クソコテはどうにかなんないの?

771名無しさん:2011/01/04(火) 23:03:13
今だれがきてるの?

772サスケ:2011/01/04(火) 23:11:49
サスケ参上!!

773名無しさん:2011/01/04(火) 23:24:57
職人町

774名無しさん:2011/01/05(水) 00:16:28
職人待ち!

775李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:32:43
昔書いた奴をUPします。オリキャラ相手なんで、嫌な人は回れ右して下さい。


タイトル「風邪の時は汗を流そう」

「ゴホゴホッ」
うー、と唸りながらベッドの上で仰向けに寝転がる俺、夏風邪なんかを引いてしまった。自分の体の弱さに嫌気がさす。
「じゃあちゃんと寝てなきゃダメだぞ、私はもう行くからな」
紗鳥はいつものスーツを着て部屋を出て行った。そして玄関の鍵が閉まる音が部屋に響く、紗鳥が変えてくれたタオルが冷たくて気持ちいい。
「段々眠くなって――――」
俺は冷えたタオルの心地よさを感じながら眠りについた。
「うー」
頭の痛さで目を覚ます。外を見ると既に日が落ちていた。俺はとりあえず枕元に紗鳥が用意してくれたであろう解熱剤、それを水と共に口の中に流し込んだ。
「にがっ」
良薬口に苦しとはよく言った物だ、俺は顔をしかめながら仰向けに寝転んだ。しかしお見舞いに誰も来てくれないとはなぁ、これはこれで悲しい。その時ガチャっと音を立てて開いた玄関。
「うーん、紗鳥か? お帰り」
紗鳥にしては早い帰りだけど、心配して早く帰ってきてくれたのかな? 等と思案していると扉をコンコンと叩く音が聞こえた。俺は「どうぞ」と反射的に答える。ん? 紗鳥ならノックなんてしてこない筈なんだけど。
「ごめんなさい、起こしちゃったかしら?」
そこに立っていたのはスーパーのビニール袋を両手で重そうに持つ知弦だった。
「えっ?」
俺は思わず間抜けな声を出してしまった。疑問ばかりが頭をよぎる。そして当の本人である知弦は「うんしょ」という可愛い声を出して荷物を床に置いた。
「熱はどうかしら?」
知弦はそのままスタスタと歩いて俺の横に立つと、俺のおでこに手を置いた。知弦の少しひんやりとした手と柔らかい感触に少し目を閉じる。
「うーん、高いままね、ちゃんと真儀瑠先生の言う通り寝てたわよね?」
「当たり前だろ!? っていうか何で知弦がうちに居るんだよ!」
全く動じてない知弦、そんな知弦の手を振り払って聞いてみる。知弦は一瞬キョトンとしていたが直ぐに口を開いた。
「真儀瑠先生から聞いてないのかしら? その顔じゃあ聞いてないみたいね」
知弦は俺のベッドの上に腰を下ろした、俺は場所を少し空ける為に体を起こそうとする。
「ダメよ、ちゃんと寝てないと」
知弦に体を押されて再び寝ている体制になってしまった。俺はとりあえず大人しくしている事にした。

776李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:34:39
「そうね、今日の生徒会の時に真冬ちゃんがたっくんは風邪でお休みしていますって伝えてきてくれてね、それでアカちゃんが、今日の生徒会は燵姫のお見舞いよ! とか言い始めたのよ」
俺の中でなんとなくその情景が見えてきた。相変わらず騒がしそうだな、しかし全員という割には――。
「私一人、という事については聞かない方が無難よ?」
知弦は口元を歪めてニヤリと微笑んだ、何故だか聞いてはいけない気がした。その理由は定かではないが、命がいくつあっても足りないだろう。
「じゃあ簡単にお粥とか作っちゃうからちゃんと寝てなさいね」
知弦はそう言うと立ち上がって買ってきたであろうスーパーの袋を持った。
「ぇ? 紗鳥は?」
「真儀瑠先生なら帰ってこないわよ? 急な用事らしいわね、だから私が来たのよ? じゃあ大人しく待ってる様に」
そう俺に念を押して部屋から出て行った。俺はそのままベッドの上で固まった。紗鳥が帰らない? つまり知弦と一緒って事か――――、まぁ泊るなんて事はあり得ないだろうから少しは頼ろうかな。そして俺は知弦の残り香を感じながら目を閉じたのだった。
「ふぅ、美味しかった」
俺は知弦の作ってくれたお粥を堪能し、一息ついた。
「フフ、お粗末さまでした」
知弦はそう言うと俺の食べた物を片付けてくれた。
「なんだか知弦に悪いな、色々とありがとな」
「別にいいのよ、好きでやってるんだから」
知弦はお皿とかを纏めて部屋の扉近くに置いた。そして濡れたタオルを取りだした。
「好きでやってる? 知弦って人の世話とか好きだったのか? ボランティア活動してる知弦ってあんまり想像つかないんだけど」
「私がボランティア? 違うわよ、たっくんのお世話だからいいの、じゃあ体を拭いて上げるから服脱ぎましょうね」
笑顔でそういう知弦、俺だから? それに体を拭くって――――。
「ぇぇぇ!? そ、そんな、脱げる訳ないだろ!? それに知弦に体を拭いてもらうってそんな事出来ない出来ない!」
俺は顔を真っ赤にしながら言う、しかし知弦はジリジリと俺との距離を詰めてきた。俺はそんな知弦から逃げる様にベッドの隅に逃げる。
「大丈夫、私に任せてたっくんは大人しくしてなさい」
「大人しく出来る訳な――――」
俺はそこまで言うとフワッと体が軽くなりベッドに横たわってしまう。まだ本調子ではないので体が言う事を聞かないみたいだ。

777李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:35:58
「ほら、ちゃんと寝てないとダメじゃない」
知弦は俺の体を元のベッドで寝る形に直してくれた。
「うっ、知弦、ありがとう」
俺はそのまま大人しく仰向けになった。しかし知弦はそんな俺のパジャマのボタンを外し始めた。
「って、何やってんだよ!?」
「ん? 言ったじゃない、体を拭くって、汗でびっしょりでしょ?」
確かに体は汗で気持ちのいいと言える状態ではなくなっている。しかしだからと言って知弦に拭いてもらう訳にはいかない。
「いいよ自分でやるからっ!」
俺は両手で上のパジャマを抑えた。
「まったく――、大人しくしてないとダメじゃないの、それに私にお世話されるのそんなに嫌?」
知弦は一瞬悲しそうな表情をする。
「い、嫌じゃないけど、恥ずかしいだろ?」
俺がそう言うと知弦の目つきが変わった。
「恥ずかしいのね、じゃあ思いっきり恥ずかしめてあげるわ」
「い、いや違う、やめろって!」
知弦は無理矢理俺の上を脱がせた。風邪のせいか思ったより力が出ないため、女である知弦に簡単に脱がされてしまった。
「病人なら病人らしくしなさい!」
「はいぃっ!」
知弦の命令口調につい従ってしまう。そして何故か大人しくなった俺に対して知弦はいい子いい子と頭を撫でてくれた。知弦の手が冷たくて気持ちいい。って熱があるせいか――。
「じゃあサッパリさせてあげるわね」
知弦は俺の首回りから吹き始めた。少し冷えたタオルの温度が心地よい。そして知弦の優しい拭き方に少なからず幸せを感じる。
知弦は楽しそうに鼻歌を歌いながら俺の体を拭いていく。そんなに楽しいのだろうか?
「知弦、迷惑かけてごめんな」
きっと俺の世話なんて楽しい筈はない。だから知弦に感謝する。
「さっきも言ったじゃない、たっくんの世話なら楽しいわよ」
「からかうなよ、それじゃあまるで知弦が俺の事好きみたいじゃないか」
「そうよ? じゃあ次は背中ね」
知弦は俺を転がして次に背中を拭いてくれている。丁寧に汗を拭き取ってくれる。俺の事が好きだって?
「う、嘘だろ?」
「嘘じゃないわ」
知弦は一瞬ムスッとした声になる。そして拭き方が急に変わるのを感じた。
「っぅ――――」
背中を拭いているだけなのに妙にゾワゾワとする。やばい、変な感じになってきてしまった。
「じゃあ次は下ね」
「ぇ?」
知弦はズボンを簡単に脱がせると足の裏から拭いてくれた。まずは右足、少しくすぐったい。

778李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:39:58
「たっくん、好きだから私はこんな事も出来るわよ? んっ、ちゅっ」
「くっ」
知弦は俺の左足の親指に口づけるとペロペロと舌を使い舐めてきた。凄いくすぐったい。
「知、弦、きたな、いからっ」
「じゅるっ、汚くなんてないわ、だってたっくんの体の一部ですもの」
知弦は今度は足の指の間をペロと舐めた、舌の感覚がもろに伝わってきて凄い興奮する。
「はぁっ、はぁ――」
知弦に足を一通り舐められ、俺は息を上げていた。そして股間部が膨らみうつ伏せの状態だ、痛みを感じる程になっていた。
「じゃあ仰向けになりましょうね」
知弦は俺をゴロンと転がす。当然痛いほどに膨らんでいるのが知弦にばれてしまう。
「こんなに膨らませて――、何を考えてたのかしらね」
知弦は俺の物を指でパンツ越しにちょんちょんと突いた。
「あうっ」
俺は思わず声を漏らしてしまう。知弦はそんな俺を見てクスクスと笑った。俺は恥ずかしくて顔を背けてしまう。
「そういえばこういう言葉があるわね、風邪の時は沢山汗をかけば治りが早くなるって」
そう言って知弦は俺の脚に自分の手を滑らせた。知弦のすべすべとした手の感触を直に感じる。
「試してみましょうか」
知弦はそういうと俺のパンツを簡単に脱がしてしまった。俺は知弦のせいで高められていて抵抗なんてする気はサラサラなかった。
「随分と硬いわね」
知弦は俺の物を掴んでからそう言った。知弦のキメ細やかな手で俺の竿を掴んで優しく扱いてくれる。知弦にされている、そんな事を考えると気持ちがドンドン高ぶってゆく。
「どうかしら――、気持ちいい?」
気のせいかも知れないが知弦も頬が少し赤い。知弦は指で輪を作りカリの所を重点的に責めてきた。
「ぅぁ――、気持ち、いい――――」
俺はその快感に身を震わせた。
「良かった――、こんな事するの始めてだから気持ち良く無かったらどうしようって思っちゃった」
ニコッと笑顔を作り俺の物を優しく扱き続ける。これで始めてだと? ありえん――――。
「むっ、たっくん? 今有り得ないって顔したでしょ?」
「いつっっ!」
知弦は俺のを強く握る、その痛みに悶える。
「あんまり失礼な事言うと握り潰しちゃうわよ?」
「い、言ってない! 思っただけだ!」
あ、しまった、と思った時には、俺は自分の分身にさよならを告げようとしていた。
「はぁ――」
知弦は盛大な溜息をはいて俺の物を手から解放した。え?

779李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:41:24
「呆れた、そんな事を言う口は塞いだ方がいいわね」
知弦は俺に覆い被さってきた。知弦の重みと温もり、そして何よりも大きな胸の膨らみと柔らかさを感じる。
「え? んっ、な、にふるん、ふぁ――」
知弦は俺の口を自らの唇で塞いだ、知弦の唇はこの世の物とは思えない位に柔らかかった。
「んっ、ふぅぅ――、悪い口は塞ぐって言ったわよね? くちゅ、はぁ、じゅる」
知弦は俺に有無を言わせず、舌を俺の口の中に入れて来た、俺の舌に絡ませる様に知弦は舌を動かす。
「ふぁっ、じゅぱっ、じゅるる、んっ」
知弦のくぐもった声が俺の耳を刺激する、知弦の舌が俺の口の中を優しく刺激する、徐々にポーッとなってきた、身体が軽く感じる、熱のせいだろうか?
「ふぅ、たっくんも舌を入れて、ちゅっ、ぷふぁ」
知弦に促されるまま知弦の口内に舌を入れる、自分の身体が自分の物で無くなる様な感覚、知弦に満たされてゆく、嫌じゃない、むしろとても気持ちいい感覚だ。
「んふぁ、じゅる、じゅぱっ――」
知弦は俺の舌をしゃぶったり舐めたりする。そして俺の口内の唾液が知弦に飲まれる。
「じゅるるる――、だえひ、ほいひいわよ」
俺の口内と舌は知弦に犯されていた。でも嫌じゃない、凄い気持ちいいし、むしろ嬉しい。
「んっ、ふぅ、ぷはぁっ――――」
二人の唇が離れると細い銀色の糸が線を引く、そしてその糸はすぐに切れてしまう。
「たっくんも私の唾液飲む?」
瞳を潤ませて頬を赤く染める知弦、そんな知弦に言われて断れる筈など無かった。というか断るつもりなんてなかった。だって知弦の唾液を飲みたかったから。
「んっ、じゅっ」
再び唇を合わせる、そして知弦は俺の唇を舌で開くと唾液を俺の口内に送り込んできた。トロトロしたそれを俺は飲み下す。知弦の唾液は甘くて美味しかった。
「ふぅ」
知弦は唐突に唇を離した。俺は口が寂しかったがすぐに諦めた。
「そういえばキスしちゃったわね、風邪がうつっちゃったらどうしようかしら?」
知弦はクスクスと妖艶に笑う。知弦がいつもより数倍綺麗に見えた。
「うつったら俺が看病するから大丈夫だ」
そう言うと知弦は嬉しそうな表情に変化した。
「そう? じゃあなんだかうつして貰いたくなってきたわね、ふふっ」
そして知弦は再び俺の下半身の方へ移動した。どうやら続きみたいだ、俺は期待で当然ながらあそこを漲らせていた。

780李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:42:56
「んしょ――、こんなのはどうかしら?」
知弦は胸元のボタンを外すと俺の息子に胸を寄せてきた。そしてそのままブラウスの開いている所に俺の物を入れる。
「っぅ――」
亀頭が知弦の下乳に当たり、ふよんとした柔らかさを感じて俺は声を上げた。
「良かったわ、その様子だと気持ちいいみたいね、んっ――、私も胸に擦れて変な気分になってきちゃった」
上気させた顔でそのままズブズブと俺の息子を導いてゆく、着衣パイズリという奴だ、ブラウスで中がどうなってるか見えない上にブラジャーできつく絞められた胸の中に入れられる。
「こ、これやば、ぃ――」
俺は必死に堪えた、入れてるだけで柔らかな感触ときつく締め付けてくる乳圧、見えないから余計に快感を感じる。
「やっぱり気持ちいいのね? 本で見ただけだから分からなかったけど――、それに男の子って胸大好きよね? たっくんも好き?」
そう言いながら両手でゆっくりと胸を動かす知弦、嫌いな訳がない。
「好き、です――」
そう言うと知弦はクスクス笑いながら小声で、「変態さん」って言った。俺は顔を真っ赤にして知弦の胸から顔を逸らす。
「照れてる顔も可愛いわよ?」
そう言いながら知弦は胸の動きを強めていく。まるで絞り出すような感じだ。
「あんまり、っ、からかうな、よ――――」
俺はその強い刺激を必死に堪える、それにこれで出したら間違いなく知弦の制服が汚れてしまうから。
「からかってないわよ、単純にそう思っただけ、ぁ、たっくんのこれ、今ビクビクって動いたわよ? もう出そう?」
知弦も感じてるのだろうか、顔を赤らめ息を荒くしながら言う。
「結構やば、っ、でも出したら――、服汚しちゃう、からっ――――」
そう言うと知弦は「出してもいいわよ」、と言ってから胸の圧力を強めて上下に激しく動かす。俺は限界を迎え、精子を知弦の胸の中に出してしまった。
「たっくんの一杯ね、私の胸、凄いベトベトになっちゃったわよ?」
知弦は胸の中から俺の物は開放された。知弦はブラウスの隙間に手を差し込む、そして指先に付いた精液をペロッと舐める。
「凄く美味しいわよ、たっくんのせ・い・え・き」
ニコニコと目を細めて指を舐める知弦、凄い妖艶な姿に胸がドキドキする。そして知弦は立ち上がって一言。
「たっくんのせいで欲しくなっちゃったわ――――、ダメ、かしら?」
そう言って知弦は自分の下半身を指でなぞる。

781李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:45:27
「い、いや、俺風邪だし」
「大丈夫、私が全部やってあげるから」
全く大丈夫な理由が分からない、しかし知弦は有無を言わさず俺の顔の上に腰を落とした、スカートで周りが真っ暗になる。そして口元に少し濡れた知弦の下着が触れる。俺はとりあえずそこを舐めてみる。
「ふぁぁぁ――――」
知弦は甲高い声を上げる。いきなりの事でビックリしたのだろう。
「たっくん、ダ、メ――、いきなり、ぁぁっ――――」
しかし俺は知弦のアソコを舌で舐め続ける。時には膣に舌を差し込もうとすると知弦はビクンと身体を震わせた。
「ふぁぁぁ――――」
知弦は甲高い声を上げる。いきなりの事でビックリしたのだろう。
「たっくん、ダ、メ――、いきなり、ぁぁっ――――」
しかし俺は知弦のアソコを舌で舐め続ける。時には膣に舌を差し込もうとすると知弦はビクンと身体を震わせた。
「知弦のおいし――」
知弦の匂いを楽しみながら知弦を高めてゆく、しかし風邪で体力が低下していた俺は途中で動けなくなってしまう。知弦は焦ったのかすぐにどいて俺の顔を覗いて来てくれた。
「ごめんな――、ケホッ」
そうして軽く咳をすると知弦が俺の口を優しく塞いで来た。
「じゅる、んっ――、大丈夫、少しだけでもたっくんにして貰えた、幸せよ? だから後は任せて」
知弦はそう言うと立ち上がり下着を脱いだ、知弦の綺麗な足を愛液が伝うのが見えた。
「たっくんに少し舐めてもらっただけでこんなになっちゃったわ」
知弦は顔を林檎みたいに赤くしながら言った。そして俺の息子に向かってゆっくりと腰を降ろした。
「んっ――、くぅ――――」
知弦は片目を閉じて何かに堪えながらゆっくりと降ろす。知弦の膣に徐々に飲み込まれていく。キュッキュッと先ずは先端が締め付けられる。甘くて堪らない快感だった。
「ん、はぁぁぁぁ――――」
知弦は一際高い声を上げると俺の上で動きを止めた。知弦の中は暖かくゆっくりと締め付けて来た。まるで一度入れた物を逃がさない様な、そんな感じだ。
「ふぅ――、なんとか少しは慣れて来たみたい、私の中にたっくんを入れちゃった」
知弦はうっとりとしながら言う、凄く機嫌がいい、鼻歌でも歌うんじゃないかと思える程だ。
「知弦の中、凄く気持ちいいよ」
そういうと知弦の笑顔は五割増しになる。凄く可愛い。

782李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:47:23
「私の膣、たっくんの形で固定しちゃえばいいのに――、ずっと入れてたいのに」
俺は思わず、ずっと入れてていいよなんて言いかけたが、地雷な気がしたので止めた。
「じゃあ動かすわね」
知弦は小さな喘ぎ声を出しながら腰を動かした。動く度に優しく締め付けられた膣壁に擦れてくる。俺はその快感に表情を歪める。
「はぁ――、気持ちいい? 私は気持ちいいよたっくん」
俺はその答えに首を振る事だけで答えた。
「私で感じてくれるなんて嬉しっ、いわ――――」
知弦の目は潤んでいて俺をしっかりと見ていた。そして相変わらず知弦の膣は俺の精液を絞り出そうと最大級の快感を送り込んでくる。俺はそろそろ限界に達しようとしていた。
「たっくんの、ビクビクしてる――、はぁぁ、私もいきそうだからっ」
知弦は腰を先程よりも早く動かす。俺は必死に耐えていた。知弦と同時にいきたかったから。
「たっくん、いってぇ――、私もそれでっ、ぁぁ、いけそうっ、だからっ」
俺はそんな知弦の喘ぎ声混じりの声と、膣の快感に耐えきれず、知弦の中に精液を吐き出してしまうのだった。
「たっくんのたくさんきて――――、ぁぁぁぁっ――――――――――――」
知弦は身体を弓なりに仰け反らせ達した、そして知弦は疲れたのだろう、俺の胸の上に身体を預けてきた。
「なぁ知弦」
「なぁに?」
俺の上に覆い被さっている知弦を抱き締めながら言う。
「俺、知弦の事好きだからさ」
「こういう事してくれるからかしら?」
「ちがっ!」
「知ってるわよ、大丈夫」
知弦はクスクスと笑いながら俺の胸に顔を埋めた。俺はそんな知弦の頭を優しく撫でる。にしても――――。
「なぁ、知弦、そろそろどいてくれないか?」
そう、未だに知弦の中に入りっぱなしなのである。出して萎えた俺の息子だったが、入りっぱなしであるという事でまたムクムクと――。
「あら、どうしてかしら? たっくんのまた大きくなってきたわよ? 少し試してみようかしら」
「試すって何を? あう――――」
知弦の膣がきゅんきゅんという感じで締め付けてくる。まるで知弦が膣の具合を自分で弄ってるかの様な、ってまさか?
「結構力の加減で動かせるものね、どう気持ちいいかしら?」
そういって俺のを強く締め付けたり緩めたりする。その強弱の仕方がまたたまらない。

783李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:48:33
「や、やめっ、ふわぁぁぁ――――」
「ウフフ、たっくんの快楽に歪む顔、可愛いわぁ」
そして恍惚の表情をしている知弦。俺はこれから知弦に搾られるのかと思うと何故か、幸せだったかもしれない。
「ふわぁ」
俺は朝目を覚ました。そして未だに繋がっている知弦、俺は知弦を上手くどかす。どうやら風邪は完全に回復したようだ、一晩で治るって凄いな、知弦ありがとう。
「じゃあ感謝の気持ちを込めて朝ご飯でも作るかな」
俺は朝ご飯を作りに台所へ向かった。しかしその前にお風呂でベタベタな体を洗いに行かないとな。
「これで終わりっと」
俺は沸騰させないように味噌汁の火を止めた、朝ご飯は完成、そして時間的にも知弦を起こすには丁度いい時間だ。
「おはよう知弦」
俺は知弦を揺さぶり起こす。すると徐々に目を開ける知弦。
「もきゅ――――!」
そう言っていきなり俺に抱きついてくる知弦、ってうぇぇぇ!?
「もきゅっもっきゅ」
そのまま俺をベッドに押し倒す知弦。俺の胸の中に頬を擦りつけてスリスリとしてくる。そう言えば朝の知弦ってこうだったっけ。俺は思わず笑みを零すと共に、また風呂に入らないとなぁと思った。
「って、熱っ!?」
俺は知弦を退かすために頭に触れると滅茶苦茶熱かった。どうやら俺の風邪がうつったらしい。
「も、きゅ――――、きゅ――――――」
そして知弦は一切の反応を無くした。
「い、医者ぁ――――――!」
慌てる俺、そんな時だった。
「ぁぁ、疲れた。姫ぇ、紗鳥様のお帰りだぞ――」
紗鳥が俺の部屋に突撃してきた、その瞬間固まる紗鳥。そりゃそうだ、裸の知弦が倒れてて二人の愛液まみれな訳だからな。
「ぁ――――、お帰り」
俺はつくづく自分が阿保だと思った。
「うむ、若い事はいい事だ」
そう言って後退りする紗鳥。そうはいかねぇ! 俺は紗鳥の足を捕まえた。
「HA・NA・SE!」
「誰が離すか! 知弦のライフポイントは既にゼロなんだぞ!」
遊〇王ネタでお互い一歩も譲らない攻防、そして結局紗鳥は折れて知弦を見てくれた。
結局知弦の病状は大した事は無く、ただの風邪だった。
「ゴホッ、ゴホッ――、ごめんなさいねたっくん」
俺はそう言う知弦の頭に乗っているタオルを交換した。

784李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:49:37
「元はと言えば俺が悪い訳だし構わないよ」
そういうと知弦はニヤリと微笑んだ、なんか嫌な予感がする。
「じゃあ約束守ってくれるわよね?」
「守るよ、隅々までお世話させていただきます」
そう言うと知弦は、「やったぁ」なんて言うもんだから俺はドキドキが止まらなかった。だってあの知弦が子供みたいな声で喜ぶんだもん。
しかし知弦を看病する話はまた今度語らせてもらおう、何? 気になる、今すぐ言えって? 何事も欲張らない事が一番だと思うよ。じゃあまた!

785李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 00:52:23
以上終了。オリキャラ嫌いな人にはごめんなさい。

自サイトでは夢小説を扱ってるので、本当の楽しみ方は、名前を自分の名前に変更して貰えると、とても楽しめますよ……

では失礼しました。

786名無しさん:2011/01/05(水) 01:10:16
gjです
知弦さんがこういう風になってる
状態を想像したら、すごくいいって思いました。

787名無しさん:2011/01/05(水) 02:42:20
>>785
お久しぶりです
GJ!!!

788名無しさん:2011/01/05(水) 06:16:43
話し引きずるようで悪いけど
サスケは荒らしかな?
コテハンどうこうの前にsageてない

789名無しさん:2011/01/05(水) 06:21:07
荒らしだろ

790名無しさん:2011/01/05(水) 06:23:05
とりあえずサスケは名前欄に
「名無しさん」って入れてコメントしてね

791名無しさん:2011/01/05(水) 06:31:10
こんな時間に言うのも何ですが、職人待ち

792名無しさん:2011/01/05(水) 06:41:45
杉崎と深夏で書こうと思っているのですがなにかアイデアないでしょうか?もし自分的に良さげな案が見つかれば書かせていただきます。よろしくお願いします。

793安全運転紅蓮隊:2011/01/05(水) 08:25:07
>>792
お待ちしております。

794名無しさん:2011/01/05(水) 08:37:32
>>

795名無しさん:2011/01/05(水) 08:39:14
↑ミス

<<792

深夏ヤンデレ希望

796名無しさん:2011/01/05(水) 08:50:28
9巻最後のバレンタインのあとあたりはどうでしょう?

797残響死滅:2011/01/05(水) 08:54:37

<<792さん

杉崎と一緒に旅行に行ったのは、実は深夏だった!
みたいな?

798安全運転紅蓮隊:2011/01/05(水) 10:07:13
<<792さん

日常の158ページで巡が「そんなの杉崎に会うために決まっているでしょうが!」
と言った後に深夏が「実はなアタシも―――」
といった感じにするのはどうでしょうか?

あと、よろしければ僕が書く巡×鍵のアイデアも考えて頂けませんか?お願いします。

799名無しさん:2011/01/05(水) 10:24:30
巡が仕事がイヤになり
連絡も無しに逃亡。
2回目だったからみんなは、さがしにいかないが
杉崎だけは探しにいくそしてある旅館で発見
夜も遅いから二人でそこに泊まる。
的なのはどうですか

800サスケ:2011/01/05(水) 12:08:00
みんな何でそんなに思いつくの??

801正義:2011/01/05(水) 12:58:02
巡を書くなら、是非深夏と鍵との3Pを書いてほしいです。

802名無しさん:2011/01/05(水) 12:59:15
>>800は788が読めないようだwww

803名無しさん:2011/01/05(水) 13:32:52
>>772です。だいだい方針が定まってきました。一週間かそれぐらいで書けると思います。期待はしないほうが良いかと・・・

804名無しさん:2011/01/05(水) 13:35:28
すいません、>>792でした(803)

805安全運転紅蓮隊:2011/01/05(水) 18:18:52
>>799さん
ありがとうございます。その案は頭になかったです。それにします。
>>801さん
とりあえず巡×鍵を書いてから考えます。3Pは構想外だったので。というか深夏以外で票取ったので優先度は必然的に低くなるのではないかと。
>>792さん(803,804)
頑張ってください。応援しています。

それと李杏さんGJです。自分は燵姫好きですよ。

806名無しさん:2011/01/05(水) 22:39:24
今誰がいる?

807李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 23:55:23
やっと作成中の奴が完成したんで、UPします。
またまた例によってオリキャラなんで、見たくない人は回れ右して下さい。

タイトル「病んでてデレるからヤンデレ」
「深夏、あのさ――」
ここは校舎の裏にある、ゴミの焼却炉前。日は傾き始めていた。影は二つあり、一つは深夏の物、もう一つは燵姫の物だ。
「な、なんだよ、こんな所に呼び出したりなんかしてさ?」
顔を赤くしている深夏、放課後の校舎裏に呼び出しと言えば、普通の女の子は、ソワソワする物よね。
「はぁ――――」
長い息を吐く、私の趣味は、いつから覗きになったのかしらね? でも仕方ないわよね、放課後になっても、中々来ない二人を探してたら、見つけちゃっただけだしね。
「俺、深夏の事が好きだ――」
顔を真っ赤にしながら言うたっくん。
「ぇ?」
思わず普通に声を出しちゃったけど、あっちはそれどころじゃないみたいね。でもたっくんが深夏の事を好き、ね。
「燵姫、あのな、あたしも――」
それを聞いた瞬間に、私はその場を逃げ出すように走り出した。


「じゃあ先に帰らせてもらうぜ」
いつもの会議が終わり、各々(おのおの)が、帰る用意をしていた。
「じゃあ俺は雑務を――」
「燵姫、一緒に帰ろうぜ!」
たっくんを引っ張る深夏、付き合っている、という話は、案外みんな素直に受け止めていた。
「いいよ燵姫、俺がやっとくからさ、大事にしてやれよ?」
キー君は笑顔で言った。私はとても笑顔なんて作れそうにない。
「わりぃな杉崎、じゃあお先」
そういってたっくんと深夏は帰って行った。
「お姉ちゃんが、とても幸せそうで真冬は嬉しいです」
とても真冬ちゃんみたいに、祝福する事なんて出来ない。
「真冬ちゃんの場合はゲーム、やりまくれるからじゃないのかな?」
「流石先輩です、でも、もう真冬のピンクな脳みそは止められません!」
「真冬ちゃん気付いてたんだ――、ってちづるぅ、大丈夫?」
アカちゃんの声で気付く、どうやら固まっていたらしい。私とした事がミスね。
「大丈夫よ、アカちゃん、帰りましょ」
普通を装って、私は生徒会室を出た。

808李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 23:57:09
ここは自室のベッドの中。寝ようとしたけど中々寝付けなかった。
「はぁ――――」
私は今日、何度溜息をついたのかしらね? 私はクールビューティー紅葉知弦なのよ? たっくんが深夏と付き合うくらいで――――
「はぁ――――」
また溜息が出てしまった。私はどうしたいのかしら、まさか大切な仲間である深夏から奪いたい?
「ふふっ」
思わず笑ってしまう、そんなのおかしいわよ、だって私は、仲間を大切にする人間だもの。
「奪えばいいじゃない――」
刹那、誰かの声が聞こえた。
「誰!?」
私は辺りを見回す、しかし人の影なんて、影も形もなかった。とうとう幻聴まで聞こえてきたのかしら?
「フフ、私も重傷ね――――」
「知弦、あなたは正常よ?」
今度は確かに聞こえた、幻聴なんかじゃない。
「気付いたかしら?」
しかし、相変わらず声しか聞こえて来ない。
「――あなたは誰なのかしら?」
「私はあなた、あなたは私よ」
「要するにあなたは私って事かしら? よくある別人格、みたいな物だと?」
「えぇ、そうよ」
「そんな事――」
「ありえない? そうね、現実的な知弦はそう思うわよね」
「そうね、確かにありえない。そんなありえないあなたは、何をしに来たのかしら?」
「意外と冷静ね?」
「私はそういう人間よ」
「フフッ、それでこそ私ね。用件は簡単よ、たっくんを奪いなさい」
「なにを――、深夏と付き合ってるのよ!?」
思わず声を荒げてしまった。いつも冷静な私が――――
「動揺してるのかしら?」
「うるさいわよ――」
冷めた声、自分でも驚くような声を出している。
「怖い怖い、でもそれが知弦の本性よ。忘れない様にね。知弦は絶対にたっくんを奪いたくなるわ」
「黙りなさい!」
大声で叫ぶ自分がそこにいた。そして聞こえる物は、私の笑い声だけだった。


「――ゆ、め?」
私はベッドの中で目を覚ました。時間は深夜の三時、大分重症みたいね、私があんな夢を見るなんて――
「これは――」
枕元には彼氏を奪う方法、と書かれた本が置いてあった。こんな本、家にあった記憶が無い。でも――
「知識を入れるだけならいいわよね」
自分に言い聞かせる様に本を手に取った。そしてページを開いて読み進める。読み終わり、時計を見ると既に朝になっていた。
「知弦ぅ―、大丈夫?」
心配そうに下から私の顔を見上げるアカちゃん。あの本を読んでいたせいで、ほぼ徹夜になってしまった。その為か、かなり眠い。

809李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/05(水) 23:59:30
「えぇ、大丈夫よ、アカちゃん」
そんな時だった。
「知弦に会長、おはよ」
「会長さんに知弦さん、おはよう」
たっくんと深夏が、腕を組みながら登校してきていた。おかしいわね、胸の奥に何か黒い感じが――
「おはよ――! 仲良さそうだねっ!」
アカちゃんが言うと、二人は頬を染めていた。フフッ、たっくんを路地裏に誘い込んで、無理矢理手錠と縄で――
「ふあっ!? 知弦!? どうしたの!?」
「えっ?」
私は気付くと、自分の頬を両手でパシンと同時に叩いていた。頬が少しヒリヒリする。
「あ、ごめんなさい。少し徹夜したから眠くて。でも、もう大丈夫よ」
三人はそれを聞いて、安心して胸を撫で下ろしていた。でも私は何を考えていたの? 無理矢理なんて――、私はそんな事しないわよ。ね?


「うっ――」
お昼過ぎの授業中にそれは起こった。急に耐えられない程の頭痛が、私を襲った。
「いた、いっ!」
そして私は意識を失った。


ここは生徒会室、放課後に知弦意外が集まり、会長から訳を聞いていた。
「え!? 知弦さんが倒れたんですか!?」
杉崎が少なからず動揺していた。確かに知弦は普段から体調なんかには気を遣ってて、とても倒れそうな人物とは思えない。
「でも、朝は明らかに調子悪そうだったな」
徹夜程度で体調を崩すとは思えないけど――、心配な事には変わりない。ん? メール?
(家に帰ってから時間あるかしら?)
内容はそれだけ、明らかにおかしい。普通なら会議に行けなくてごめんなさい。みたいな謝罪が入る筈だ。でも返信はしないとな――――
(帰ってからなら大丈夫、体調は大丈夫なのか?)
これでOKっと、もう返信来たのか――
(大丈夫よ、色々と吹っ切れたから、色々と、ね)
(じゃあ家に付いたらメールするよ)
(分かったわ)
そうしてメールを終えた。結局知弦は、会議に姿を現さなかった。


「ここは、保健室?」
私が目を覚ますと、保健室の薬の匂いと、少し固いベッドで目を覚ました。
「知弦、倒れてよかったわね」
またしても自分の声が聞こえた。
「――どういう意味?」
少しイラつきながら答える。自分の声が聞こえるなんて、最悪以外の何物でもない。
「随分冷たいわね。簡単な話よ、ラブラブな二人を見なくて済むもの。お昼を屋上で一緒に食べる二人。その後にキスなんてしちゃう二人――」
「やめて――――――! やめて、よ――」
息を荒げる、そんな二人を想像したくない。

810李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:02:35
「まるでただの女の子、みたいな声ね。イヤなら答えは一つしかないじゃない」
「――奪え、って言うのよね――?」
「それ以外にあるかしら? あの本を読んだでしょう? 読んだなら分かる筈よ、それに知弦は詳しいじゃない? そういう事、フフッ」
「でも――私は――」
「ならたっくん、取られてもいいのかしら?」
「――――――――イヤよ、そんなのイヤ! たっくんが他の子に取られる位なら――」
「なら?」
「殺してでも、壊してでも奪い取るわ――」
「フフッ、フフフッ」
そんな私には、もう自分の声は聞こえなくなっていた。最初から答えはこれだったんだ、簡単な話じゃない。


深夏の家まで深夏を送っていた。当然、腕は組みながらだ。
「じゃあ深夏、また明日な」
「燵姫、いつもの――」
家の前で別れようとすると、深夏は俺に顔を寄せて、目をつぶっていた。
「深夏、好きだ――――ん、んぅ」
深夏に唇を近付けて、唇を重ねた。触れるだけの簡単なキスだが、これはこれで満足だった。
「エヘヘ、あたしも燵姫が大好きだ」
唇を離すと、顔を真っ赤にして言う深夏。とっても可愛い。
「じゃあな、また明日!」
「あぁ、またな」
深夏は家へと入って行った。にしても深夏の唇柔らかかったなぁ――
「おっと、知弦が待ってるから行かないとな」
俺は知弦にメールをして、待ち合わせの場所へと向かった。


ここは近所の公園。時間は、陽が落ちはじめた頃、しかし時期的に寒くもなく、暑くもない。丁度いい感じの陽気だ。
「にしても知弦の用事って、一体なんだろうな?」
ベンチに座って考え込む、しかしいくら考えても答えが出る筈もなかった。
「だぁ―れだぁ?」
背筋が震えるくらいの甘い声。それと同時に目隠しをされた。そして後頭部に感じるフワフワな感触と、甘い匂い。
「ち、知弦!?」
少し声が裏返ってしまった。
「フフッ、正解よ」
目隠ししていた手を離し、知弦は前のめりに体重をかけていた。頭が二つの柔らかい胸に挟まれる。
「な、なっ、なっ」
知弦から逃れようと立ち上がろうとする。しかし知弦が上から押さえ付けて来る。プニプニとする胸を頭に感じ、おかしな気分になってくる。
「逃げたら人を呼ぶわよ」
俺は知弦が言ってる意味が分からなかった。なんで知弦がそんな事をするんだ?

811李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:04:22
「たっくんに無理矢理やらされた。って言うわよ、そうしたらたっくん犯罪者の変態さんよ?」
クスクスと笑いながら言う知弦。冷静に考えたらおかしい、知弦がこんな事をする訳がない。
「知弦、大丈夫か? こんなの知弦じゃな――、っく」
知弦は首筋に息を吹き掛けてきた。ゾクゾクとする快感が全身を襲った。
「たっくん、これが私よ? 大好きな人が取られるなんて耐えられない。それなら奪うしかない。当たり前の理屈よね?」
知弦は真剣な声で言う。知弦が俺を好きだって? 奪うって?
「だからたっくんはこれから私を好きになる。深夏の事なんてすぐ忘れる事になるわ」
「深夏を忘れるなんてありえな――、ひぁっ」
知弦は俺の耳に息を吹き掛けてきた。またしても全身を襲うゾクゾクとした快感。
「有り得るわよ」
そう言ってから、知弦は俺のズボンのベルトを外した。そしてズボンの中に右手を入れてくる。
「な、なにして――、あぅっ」
知弦の右手は、俺の物をパンツ越しに撫でてきた。手の平を使い先端をクリクリと刺激してくる。
「たっくんは気持ち良くて私に靡(なび)いちゃうわ。これからは私の奴隷になるの、これは運命なのよ?」
知弦はしつこく、パンツの上から先端を刺激してくる。時には優しくタッチするように、時にはきつく握り潰す様に、そして今は、やわやわと亀頭を揉んでくる。
「ち、ずる――、や、め――、ぐぁっ」
頭をのけ反らせると、知弦のフカフカの胸に頭を埋める事になる。気持ちいい――
「フフッ、い・や・よ」
そしてとうとう知弦はパンツの中に手を――――
「やめろ!」
俺は力任せにベンチから立ち上がり、知弦を真正面から見据えた。
「正気の沙汰じゃない――」
「正気よ。たっくんが私の本質を見抜いてないだけ」
「知弦の本質――、本当の知弦ならこんな事はしない!」
「たっくんが分かってないだけよ。それに、そんな元気な物を見せながら言っても、説得力無いわよ?」
俺は知弦の言葉で気付き、必死にズボンの中に入れようとするが、言うことを聞いてくれない。
「フフッ」
ズボンに入れる事に必死で、すぐ目の前に居る知弦に気付けなかった。そして首に手を回してくる。

812李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:06:15
「知弦、なにを――」
言葉を出し切る前に、唇を塞がれた。ちゅっちゅ、という啄(ついば)む様なキスから、ちゅっ、じゅる、という様な、深いキスに変わっていく。
知弦に口の中を蹂躙されていく。舌が、口が、自分の物では無くなっていく感覚に陥る。
「ふふ――」
口を離して、ピンク色の綺麗な舌で、口の回りを舐める知弦。目を奪われている俺の口の回りは、知弦の唾液と自分の唾液でべとべとだ。
「たっくんの口の回り、べとべとよ?」
知弦は顔を近付けてきた。知弦の甘い匂いに頭が、クラクラする。そして、キスの余韻で声も出ない俺。そんな俺の口の回りをペロペロと舐めてくる。
「フフッ、逆に汚れちゃったわね」
口を離し、満足そうな顔の知弦。
「ちづる――――」
そんな知弦を虚ろな目で見る。ダメと思っても、知弦とやりたいという気持ちが芽生え始めていた。
「じゃあ満足したから帰るわね」
「え?」
「満足したから帰るって言ってるのよ」
知弦は俺に背を向けて、公園の出口に行こうとしていた。俺は咄嗟に知弦を後から抱きしめていた。
「なにかしら?」
知弦は優しい声で聞いてきた。自分でも深夏という物がありながら、何故知弦に抱き着いたのか分からない。
「これ以上はダメよ。深夏の事が好きなんでしょう?」
「好き――、だけど――」
俺が言い淀んでいると、知弦は一回大きく息を吸った。
「イヤァァァ――――! 痴漢――――!」
「なっ!?」
俺が後から抱き着いている状態で、知弦は叫んだ。公園の外にたまたま居る人。こちらに走って向かって来る。
「フフッ」
知弦は俺の手を握って走り出した。公園の裏手へと――――


「はぁ、はぁっ――――」
俺はどこかの家へ入った。後から知弦が入って来る。そして鍵の閉まる音が聞こえた。
「楽しかったわね」
知弦は玄関で靴を脱いで上がった。
「楽しくねぇよ! どういうつもりだよ!」
「たっくんも上がったらどうかしら? 私の家に、ね」
知弦は微笑みながら言った。知弦の家だって? 彼女が居るのに上がれる訳が無い。それに上がったら、本当にやる事になりかねないし――――
「上がらないならいいわよ? 深夏に私の家に来た。って言うだけだから」
「それくらいなら――、深夏だって信じてくれる」

813李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:07:45
「それくらいなら、ね」
知弦は俺の手を取ると、悩ましげな胸に手を置いた。無理矢理握らせている感じだ。柔らかくて暖かい――。ってなにを!? パシャッというシャッター音が鳴った。
「物置型のカメラよ」
知弦はそう言って、カメラの液晶を俺に向けてきた。そこには俺が、知弦の胸を揉んでいる写真があった。
「これを送ったらどうなるかしらね?」
「ひ、卑怯だ!」
「卑怯でいいわよ。どうするのかしら?」
「上がる――。しかないだろ――――」
俺は靴を脱ぐと、知弦の家に入っていった。


「じゃあここで少し待っててくれるかしら? 飲み物でも持ってくるわね」
知弦の部屋まで通され、俺はベッドの上に座らされた。抵抗感はあったけど、今の知弦には逆らえない。
「ん?」
割と簡素な部屋を見渡していると、ベッドに座っている俺の左手の辺り。そこに何か膨らみを感じた。
「なんだろ?」
気になって布団をめくる。黒で統一された。少し刺激的なブラとパンティーが出てきた。
「っ――――」
俺はすぐに、布団を被せて元の状態に戻した。なんでこんな所に下着が!? きっと何かの罠に決まってる!
「しかし――」
気になって仕方ない。下着なんて、紗鳥の激しいのしか見たこと無いし。普段知弦はどんな下着を付けてるのか、凄い気になる。
「ちょっと見てもばれないよな、むしろ、こんな所に置いとく知弦が悪いんだ」
自分を正当化しながら、布団をめくる。無造作に置いてあった、ブラジャーを取り出す。
ごくり――――
思わず唾を飲み込む。大きさが半端ではなかった。高校生なのに紗鳥と同等なのだ。
すぅ――――
知弦のブラジャーを鼻に当てて、匂いをクンクンとかいでみる。知弦の甘い体臭を、大量に吸い込む。なんだか心地好く――――
「うわぁ!」
俺は知弦のブラジャーを、壁に向かって投げた。俺は今何をしてた!? 完全に変態じゃないか!
「すぅ――はぁ――」
何度か深呼吸を繰り返す。しかし、落ち着くどころか、知弦の部屋の匂いを大量に取り込むだけだった。
「うっ――――」
そして自分の物が、硬くなっている事に気付いた。とてもマズイ。とりあえず知弦の下着を、元の場所に戻さないとな――――
知弦のブラジャーを布団の中に戻す。そこで気になってしまった。黒いパンティー。
「流石にそれはマズイよな」
自分に言い聞かせる様に言うが、言葉とは裏腹に、パンティーを右手で、握り締めている自分がいた。

814李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:09:34
「流石にそれはマズイよな」
自分に言い聞かせる様に言うが、言葉とは裏腹に、パンティーを右手で、握り締めている自分がいた。
「――――知弦の匂いがする……」
そして匂いを何度か吸い込む。甘くて蕩けそうな匂いがした。
「なに、してるのかしら?」
ドアの方を見ると、知弦が立っていた。ま、マズイ……
「いや、あの、その……」
「私は何をしていたの? って聞いたんだけど……通じてるかしら?」
笑ってるんだけど、怒ってる。そんな表情だった。
「ごめんなさい!」
ベッドから降りて、土下座する。必死に謝ればなんとかなるかもしれない。
「頭を上げてたっくん」
知弦の優しい声を聞いて、頭を上げる。
「私の下着で興奮しちゃった?」
知弦は俺の大きくなった物を、右手で触ってきた。言うなればフェザータッチだ。
「うっ」
俺は思わずうめき声を出した。元々知弦の下着で興奮していて、その上こんな優しく撫でられたら――――
「すっごい大きい――」
「知弦、やめっ――」
言い終わる前に、亀頭を強く抑えられた。
「やめていいのかしら? たっくんのここは止めて欲しくないみたいよ?」
知弦は俺を押し倒すと、ズボンのチャックをゆっくりと開けていく。ジジジッという音が、静かな部屋に響いた。
「たっくんの、おっきい――」
ズボンとパンツから飛び出した息子は、今までに無いくらい。起立していた。
「知弦――マズイって――」
「たっくんが、私の下着の匂いを嗅いでたって――、喋ってもいいのかしら?」
知弦は俺の竿を優しく扱く。その感覚にうめき声を漏らした。
「それは――」
ダメに決まってる。そんな事公にされたら、学園に通えなくなっちまう。
「ダメでしょう? なら、大人しくしてなさい」
知弦はそう言ってから、俺が握っていたパンツを取った。そして――――
「私のパンツ。気に入っちゃったんでしょ? なら好きなだけしてあげるわ」
知弦は俺の物の上に、パンツを被せた。そして左手でパンツを固定すると、右手でシコシコと扱く。
「くっ、ぁっ――――」
声にならない声を漏らす。知弦のパンツの感触と、知弦が扱いてくれている現実に、目眩がしてきた。
「フフッ、シルクなんだけど感触はどうかしら?」
知弦は優しく俺の物を扱きながら言った。俺は知弦の指の感触と、シルクの滑らかな感触に声も出なかった。

815李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:11:08
「聞くまでも無かったわね。そんな顔して……イキたいの?」
知弦はそう言って、強く扱きたてる。握り潰されそうな位に痛いが、その痛みとは比べものにならない程の快感が、身体を襲う。
「知弦っ! イクッ――――」
「はい、ダァメ」
出る直前で知弦は俺の物から手を離した。俺の物はビクビクと痙攣し、先から透明な液体を出して知弦の下着を汚していた。
「そん、な……」
絶望感に包まれた。こんな切ない感覚は正直しんどすぎる。
「可愛い顔――」
知弦は再び俺の物を掴み、クニクニと弄り始めた。生かさず殺さず。まさにその言葉通りに――
「ち……づる、いかせ……て……」
亀頭を親指で撫でて来た。こんなの耐えられる訳がない……
「そうね……でも……彼女が居るのにも関わらず、節操の無いちんちんね?」
俺はそう言われてから気付いた。深夏……
「フフッ、忘れてたでしょう? 可哀相よね」
知弦は再びイカせる為の動きになった。俺の竿を縦横無尽に動き回る知弦の手。
「ほら、イキなさい。深夏への罪悪感を感じながら、私の手とパンツの感触で、ね?」
「くあっ……っぅ……」
必死に耐える。イキたい、でも……イッチャダメダ……
「本当に可愛い顔、でもこれでト・ド・メ」
知弦は余った左手で、俺の玉袋をもみもみと揉んできた。精液がどんどん作られる感覚。そして今か今かと出ようとする。
「ほら、イキなさい……深夏への罪悪感と、私の手の快感で揺れる中、ね」
「うっ……うぁぁぁぁっ――」
俺は大量の精液を発射させた。知弦の下着を真っ白に染めていく。そしてこんな快感は味わった事が無かった。
「いっぱい出てる……フフッ」
出てる途中でも、知弦は手を休めない。全てを搾り出す勢いで、知弦の手コキは続いた。
「っ、くぁっ、やめっ……」
うめき声を上げ、ひたすら耐える事しか出来ない。気を抜けば意識を手放しかねない。
「私の下着、真っ白になっちゃったわね」
知弦は俺の物を包んでいた下着を取り。そう言った。俺はひたすら呼吸を繰り返す。
「じゃあお掃除してあげるわね」
「――へ?」
俺は素っ頓狂な声を出した。そして知弦は俺の精液塗れの竿を口に含んだ。
「んちゅ……じゅるるっ」
「うぁっ!」
いきなりの吸引に腰を浮かし、声を漏らした。
「んっ……たっくんのおいしっ……はむっ……ちゅっ……じゅっじゅっ……はぁ」

816李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:12:35
「んっ……たっくんのおいしっ……はむっ……ちゅっ……じゅっじゅっ……はぁ」
「ち、づる、やめっ、はぁぁぁっ――」
抗議の声を上げるが、知弦の口内により刺激で遮られた。
「ふぁっ……なぁに? じゅぱっ……はむはむ……」
知弦は亀頭をはむはむと甘噛みしてきた。思わずのけ反ってしまう。
「くっ、っは」
俺は知弦の口による責めに、必死で抗う。掃除なんてレベルではない、完全にイカせようとする動きだ。
「ひもひひい?」
気持ちいい? と聞いて来たのだろう。その際に、舌が蠢き竿と亀頭を刺激する。
「ふぁ、気持ちいい――」
蕩けそうな程に気持ち良かった。そしてそう言った後、知弦は俺の物から口を離して言った。
「深夏よりも私の方がいいわよね?」
「い――、よくない! 深夏の方がいいに決まってる」
危うく堕ちそうになっていた。深夏の事を忘れるくらいに、この人と居るのは危ない!
「フフ、たっくんはもうすぐ深夏の事を忘れる」
「ちゃんと覚えてる! そんな事はありえない!」
そう言うと、知弦は白くて綺麗なお尻を俺の方へ向けて、顔にくっつけてきた。そして知弦の顔はしっかりと俺の物を捕捉している。
「ちゅっ。じゅるっ、ちゅぱっ」
再び俺の物を刺激してきた。徐々に固くなってくるのを、自分でも感じた。
「たっくん、舐めて――」
甘い声を出しながら、少し濡れそぼったアソコを、俺の顔に押し付けてきた。
「いやだ! もう知弦の言う事を聞――――」
「じゅるるるる、んっ、くちゅ、くちゃっ」
一気に吸い上げられ、亀頭だけを口に含み舌でコロコロと転がされる。
「ぁぁぁっ!」
全身を快楽と言う名の電撃が襲う。そして思わず知弦のアソコに口を当てて、軽くキスをしてしまった。
「ぁん――もっと強く――ね? たっくん。そうしたらもっと気持ち良くしてあ・げ・る」
こちらを見ながら微笑む知弦。あれよりもっと気持ちいい、だと?
「あっ――フフッ、その調子よ」
艶めかしく喘ぐ知弦、俺は気付くと必死になって、知弦のアソコに口を当てて、舌でなぞっていた。ダメだとは分かっていても知弦を求めてしまう。
「じゅるっ、じゅぱっ、んっ――、ぢゅっぢゅっ」
「うぅ――――!」
知弦の激しい責めに思わず呻き声を上げる。負けじと知弦のクリの辺りをパンツ越しに責める、徐々にパンツが湿って来るのを感じた。

817李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:14:21
「まだダメっ」
知弦は俺から体を離し、丁度お腹の辺りに座った。知弦の重みをお腹に感じるが、嫌な感じはしなかった。
「はぁ、ふぅ――」
必死になりすぎて呼吸を忘れていたらしい。必死に酸素を肺へ送っていく。
「結構感じちゃったわよ?」
知弦はスルスルと器用に下着を脱いだ、そして脱ぎたてのパンツを俺の顔に置いた。パンツからは甘い香りが漂ってくる、気付けば必死に匂いを嗅いでいた。
「たっくん――、もっと気持ち良く、なりたい?」
知弦はパンツを俺の顔から取り、潤んだ瞳で見下ろしてきた。
「――なりた、い」
意識が朦朧とする中、静かに呟いた。知弦の中に入れたい。素直にそう思えた。
「素直なたっくん――大好きよ」
そう言って、知弦は俺の息子をひんやりとした手で取り、アソコに一気に突き刺した。
「ぐぁっ!」
知弦の中はぐちゃぐちゃで熱く、ペニスをネットリと舐めてくる様な感触だった。思わず声を漏らす。
「たっくんの……太くて硬くて……んっ、あっつい――」
知弦は頬を紅く染めながら、こちらを見つめて言った。思わず恥ずかしさが込み上げてくる。
「知弦のも……熱くて、ぐちゃぐちゃで……気持ち良すぎっ――」
「アハッ――そう? 嬉しいわたっくん……深夏とどっちが気持ちいいかしらね?」
深夏、再び忘れていた人物。最愛の人、俺は何を――
「忘れてたでしょう? でも仕方ないわよ、気持ちいいんだものね?」
知弦は腰を動かしはじめた。絡み付いてくる膣、それは凄まじい快感だった。深夏――
「ふぁぁ、気持ちい……い」
知弦は俺を見下ろしながら、腰を動かしている。前後左右、動く度に絡まり、撫でてくる。
「そろそろ頃合いかしらね」
知弦は呟く様に言った。ひたすら快楽の海に溺れる俺には、さっぱり意味が分からなかった。
「ええ、そうよ」
知弦は器用に電話しながら腰を動かす、殺さすイカさず、腰の動かし方がなんとも言えない。
「な――にを?」
「たっくんは気にしなくていいわよ」
「うっ!」
知弦は膣をキューっと絞めてきた。その甘い感触に息を漏らす。
「私の、きつくていいでしょう?」
「い、いい――」
目に映るのは知弦の笑顔と大きな胸、気持ち良すぎる、全身が熱い。
「んっ、私もたっくんので感じて来ちゃった、中で擦れてる――」
「知弦の中、やばっ、いっ――」

818李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:22:28
「知弦の中、やばっ、いっ――」
「出していいのよ、好きな時に好きなだけ出して――」
知弦は頬を紅く染め、妖艶に微笑みながら言った。知弦の中に欲望をぶちまけたい、出したい。いい――よな?
「いって、ね?」
知弦が腰を激しく動かす、知弦の甲高い声が部屋に響きはじめた。
「だ、め――だ――っぁぁぁっ!」
頭の中が沸騰して、意識が飛びそうになる、その瞬間に知弦の中に精子を吐き出した。
「きて、る――たくさん――ふぁぁ」
知弦は恍惚の表情をしていた、俺は余りの気持ちの良さに、脱力した。
「まだ、まだよね」
知弦は再び腰を動かしはじめた。
「ふぇ?」
出したばかりで再びの快感、痛いくらいに感じる。もう――どうでも――いい――


「なんであんな電話を知弦さんは――」
知弦さんは家に直ぐに来て、とだけ言った。あたしは了解の返事をして、急いで来た訳だけど、インターホンを押しても応答が無い。試しにドアノブを捻ってみる。
「開いた?」
あたしは無用心だな、と思いながらも、お邪魔します。と言って知弦さんの家に入る。
「ん?」
二階の方から声がする。居たんだ? と思いながら耳を澄ませる。
「あぁぁぁっ! 知弦――――!」
燵姫の声が聞こえて来た。あたしは思わず二階に向かって駆け出した。だって尋常じゃない声だったから――
「燵姫!?」
部屋のドアを勢いよく開ける。すると目の前には裸の燵姫に乗っている知弦さんがいた。
「え――」
「あら? 遅かったじゃない」
知弦さんはあたしの方を見ながら、いつもの優しい微笑みを向けてくれた。
「もうたっくんは私が貰っちゃったわよ? んっ、いいわ、たっくん――」
「また、行きそうだ知さ、んっ」
「いいわよ、何度でも出して、好きな時に、ね」
その瞬間に体を弓の様にしならせる燵姫、あたしはなんとも言えない気持ちになった。
「たっくんの美味しいわよ?」
そんな言葉にあたしは怒りを堪えきれなかった。
「あたしの燵姫に何してんだ!」
先輩に向けて言う言葉とは思えない言葉を、発していた。それくらいにあたしの怒りは強かった。
「ふふ、当然同意してるに決まってるじゃない」
「嘘だ――、あるわけない!」
「ねぇたっくん、私とあの子、どっちがいい?」
知弦さんの言葉に従って、あたしと知弦さんを交互に見るあたしの最愛の人……

819李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:25:28
「ねぇたっくん、私とあの子、どっちがいい?」
知弦さんの言葉に従って、あたしと知弦さんを交互に見るあたしの最愛の人……
「――ち、づる……」
「う、そ……だ……」
あたしはその場で膝をつく。悲しい、虚しい、色んな感情がないまぜになる。
「分かったでしょう? それに彼はもう深夏の事も忘れちゃってるかも知れないわね……試しに話し掛けてみたらどうかしら?」
あたしはなんとか気力を振り絞り、燵姫の近くに寄る。ベッドで横になっている彼は、まるで寝ている様な表情をしていた。
「燵姫……」
「ん……」
あたしが呼び掛けると、あたしの方を見る最愛の人物、しかし目は虚だ。
「燵姫!」
あたしは顔を引っぱたく、しかし反応は鈍く――
「だ、れ……?」
返ってきた言葉はそんな二言だった。
「い、やだ――っく、いやだょ……」
あたしは悲しくて、その場でポロポロと涙を零してしまった。
「ふふ……」
知弦さんの含み笑いが聞こえた。そして何故か知弦さんに顔を両手で捕まれた、何故か知弦さんの顔が前にある。
「え、え?」
あたしは思わず焦る、だって知弦さんは燵姫の上に乗ってたのに、床に座っているあたしの前に居るんだから――
「深夏も可愛がってあげるわね」
そして知弦さんに唇を塞がれた、逃げようとするけど、知弦さんに腕を回されて逃げられない。
「ちゅっ、ちゅぴっ、んはあっ――」
知弦さんは唇を離し、あたしの目を見つめていた。意識がはっきりしない。頭がポーッとしている。
「可哀相な深夏もちゃんと面倒見てあげるから安心なさい、ね?」
優しい、まるで女神の様な微笑み、あたしは知弦さんの胸の中に顔を沈めた。あったかい……
「そうよ、私に身も心も預けなさい」
暖かくて気持ちいい……ふわぁ…………
「フフフッ」
知弦の怪しい声だけが、部屋に響いていた。知弦の目的、それは二人の掌握だった、これなら回りに知られる事なく愛し合えるからだ……


【一週間後】


「くすぐっ、たっ、ひゃっ――」
いつも通の放課後、いつもの知弦の部屋で全裸で仰向けに寝かされている。そして俺の足の間で、書道に使う筆を持ち、チ〇コを撫でる知弦。くすぐったくて、でも心地いい……
「その割には、透明な液体出て来てるわよ?」
知弦さんは息子から出ている透明な液体を、筆で満遍なく塗りたくる。

820李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:27:27
「少し墨が少ないわね……深夏?」
知弦が深夏を呼ぶと、ベッドの横で大人しく見ていた深夏が立ち上がる。目は俺と同じで虚、でも大切な人だ。
「はい、なんですか……」
「あなたの唾液で濡らしてあげなさい、頑張ったら飲ませてあげるわ」
「燵姫の……飲みたい――」
深夏が俺の物に唾液を垂らす、ツッ――と竿を下り、毛に染みていく……
「や、やめ……」
深夏の生暖かい唾液に覆われていく、なんとも言えない気持ちになる。凄い屈辱的なのに興奮が抑えられない。
「いいわよ深夏……」
知弦さんは筆でカリ首、裏筋を重点的になぞる。筆先が触れる度に声が漏れてしまう。もう俺の物は深夏の唾液でデロデロになってしまっていた。
「んっ……はぁ、燵姫気持ちい、い?」
深夏は少し苦しそうな顔で、無理に笑顔を浮かべていた。そんな表情でも強く反応する息子。そんなビンビン物の亀頭を筆で優しく撫でる知弦。色んな意味でヤバかった。
「きもぢ、いぃ……」
普通に話すのも困難なくらいの快感、凄まじいまでの快感だった。こんなのは味わった事が無い。
「深夏、舐めて上げなさい」
「ふぁい……」
深夏は知弦に命令され、自分の口の回りについた唾液を、舌で舐め取り、右側の竿をペロペロと舐めはじめた。
「じゅっ、ふぁっ、ちゅぷっちゅぴっ……」
深夏の唾液が潤滑剤の役割をはたして、深夏の舌が上手く滑っている。そして優しく竿にキスをされると、体がブルブルと震えた。
「あら、左側が空いてるわよ?」
それまで静観していた知弦が口を開いた。確かに深夏は右ばかり刺激してくる。
「知弦さんも……んっ、ぷぁっ、一緒に……じゅるるっ……」
「うぁっ――」
深夏が話ながら舐めた為に、暖かい吐息が当たって擽ったくて気持ちいい。
「優しいわね、深夏は……ちゅぷっ、ちゅぱっ……」
知弦は竿の右側に吸い付いてきた、っく、チ〇コを持っていかれそうだ……
「じゅるっ、じゅっぱっ、はぁっ、ちゅっ」
二人の舌が纏わり付いてくる。カリ、裏筋、亀頭。いたる所を舐めてくる。
「燵姫、いっふぇ……んぷっ」
「たっくん、いきなさい……じゅるるる」
「うっく、うぁぁぁぁっ!」
二人の優しい声にとうとう漏らしてしまった。

821李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:28:03
「燵姫の……んく、ちゅっるっ、んくんく……」
深夏は飛び散っている精液を舐めて飲んでいた。俺は脱力しきって深夏の舌の感覚に、声を漏らしていた。そして俺と深夏を見下ろしている知弦、顔についた精液を舐めながら――
「ずっと可愛がってアゲル……」
そう言って優しく微笑んでいた。

822李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 00:34:36
以上終了です。オリキャラ嫌いの人は本当に申し訳ございません。

この頃、逆レ〇プ物しか書いてないんですが、果して需要はあるのかどうか……

もう少し描写技術があれば、右乳首に深夏、左に真冬、キスは会長、股間に知弦、みたいなのもやれるんですけどね……

あぁ、もっと上手くなりたい(涙

823キョン:2011/01/06(木) 00:41:34
gjです
僕は、けっこう燵姫すきですけどね
読んでいて知弦さんこわっとも思ったし、逆にすごいともおもいました。
だからすごくよかったです。
その4人でのやついつの日かできるのを楽しみにしてます。

824キョン:2011/01/06(木) 00:45:45
連続ですみません
僕も受験が終われば書きたいんですが、
何か書くにあたりアドバイスなどありませんか?
何でもいいんであれば教えてください。

825名無しさん:2011/01/06(木) 00:46:25
李杏さん乙です。
自分自身あまりオリキャラは好まないのですが、逆レ○プは有りだと思います。
個人的にはこれを杉崎でしてほしかったです。
自分には李杏さんのようないい文章書けないのに口だけで本当にすみませんでした。これからも応援してます。

826名無しさん:2011/01/06(木) 00:53:25
GJです。

827名無しさん:2011/01/06(木) 07:26:11
文章力がどんどん上がってると思います!!ふぁっきん!!

828李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/06(木) 14:16:43
>>キョンさん
感想ありです。ハーレムを作り上げたいんですが、やはり人数が増えると操るのが難しくなるんですよね(汗

エロを書くなら、とりあえず誰かの真似から入るといいかな、買えるならフランス書院。ここで参考にするなら、一星龍さん辺りなら大丈夫だと思います。

>>825さん
杉崎に手直しすると、少し変になったりしたんで、なんかすいません(汗

>>826さん
GJありです!

>>827さん
もっと頑張るよ!ふぁっきん!

一応次の予定は、相手真儀瑠で、電車の中で痴女らせる予定です。

目指せ、抜けるエロ小説……( ̄ω ̄*)

829安全運転紅蓮隊:2011/01/06(木) 15:39:55
>>828
すいません、今読んだもので。遅れながらもGJです。
李杏さん期待して待ってます。

830名無しさん:2011/01/07(金) 22:35:30
過疎った!!

831名無しさん:2011/01/07(金) 23:39:49
過疎りましたね!

832名無しさん:2011/01/08(土) 00:12:52
過疎ったな

833名無しさん:2011/01/08(土) 00:14:54
さびしいね。

834李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/08(土) 00:45:52
過疎ってるね(°□°;)

835名無しさん:2011/01/08(土) 01:10:46
クソコテとかがいるよりはマシかと

836名無しさん:2011/01/08(土) 01:42:01
書きながらなら投下出来るよ

837名無しさん:2011/01/08(土) 01:51:11
それは、他の職人さんが投下タイミングに困るから勘弁

838名無しさん:2011/01/08(土) 06:57:49
だよねw

PS3での書き方教えてくれればもしかしたら
書いてみたいから書くかも

839名無しさん:2011/01/08(土) 19:09:41
李杏さん乙でしたー
逆レイプ自分的には全然ダイジョブですよー
ただしオリキャラ、テメーはダmうわなにをするやめ

次回作に期待!

840名無しさん:2011/01/08(土) 23:33:39
職人待ち!

841安全運転紅蓮隊:2011/01/09(日) 08:09:14
聞きたいことが・・・

えーと、とりあえず巡×鍵の非エロの部分だけ終わったんですが…

そこで
1回区切って投下か
全部書くまで投下しないか決めてもらいたいのですが。よろしくお願いします。

842李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/09(日) 11:20:43
自分はいっぺんに読みたいタイプなんで、一気に投下してますよ。

それに途中途中だと、スレの人達を焦らしてるみたいで嫌なんでw

843名無しさん:2011/01/09(日) 12:56:01
時間かかってもいいので、良き作品をぜひとも!!

844一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/09(日) 23:20:28
現在飛鳥ルート第三話(体育祭ネタ)と深夏(新学年スタートネタ)
どちらを書くべきか悩んでます。
どっちを書いて欲しいですか>>845さん

845名無しさん:2011/01/09(日) 23:33:07
飛鳥!

846一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/09(日) 23:50:50
了解です。暫く深夏への愛は封印して飛鳥へと専念します。















>>845とは自演じゃないヨ?

847名無しさん:2011/01/10(月) 00:05:42
楽しみにしてます!!ふぁっきん!!

848名無しさん:2011/01/11(火) 01:02:38
過疎リターンズ!

849名無しさん:2011/01/11(火) 02:54:58
いきなり生徒会の一同が不良化した
絵が頭に浮かんダ………orz

850名無しさん:2011/01/11(火) 09:49:03
みんな杏子みたいになるのかよwふぁっきん!

851名無しさん:2011/01/11(火) 16:42:10
そういえば管理人さん大丈夫かな……
確か国家試験で忙しいって言ってたけど。
書き込みだけでもして、いるかどうかだけ確認したいな……

852名無しさん:2011/01/12(水) 02:08:19
>>581
碧い交差点さんのこと?

853名無しさん:2011/01/12(水) 11:44:25
>>852
うん
3、4ヶ月くらい姿見てないから、失踪したのか忘れたのか心配

854名無しさん:2011/01/12(水) 23:56:14
あ〜す〜か
あ〜す〜か

855安全運転紅蓮隊:2011/01/13(木) 18:24:20
はいどうも、今回もテストは社会だけ自信のある結果(理科は10点以下かも知れない)なバカ野郎こと
安全運転紅蓮隊です。

先程に書いた通り、3時間前までテストでした。まあ、最終日は灰になりました。で、今復活。

今書いている巡×鍵は今週中にUPしたいと思います。出来れば、読んでほしいかな―。なんて。

856キョン:2011/01/13(木) 22:02:19
絶対読ませてもらいますよ!
巡の話は久しぶりなのでたのしみです

857名無しさん:2011/01/13(木) 23:48:26
自分も楽しみです!    テンション上がってきたー!!

858佐鷺 遙氷:2011/01/14(金) 18:58:15
はじめまして!
佐鷺 遙氷です。僕も楽しみにさせてもらいます!
さっそくなんですが鍵×深夏を投下させてもらいます。
時系列は、八方の後です。一週間に一回しか書き込めませんが、
よろしくお願いします。

859佐鷺 遙氷:2011/01/14(金) 18:58:59
はじめまして!
佐鷺 遙氷です。僕も楽しみにさせてもらいます!
さっそくなんですが鍵×深夏を投下させてもらいます。
時系列は、八方の後です。一週間に一回しか書き込めませんが、
よろしくお願いします。

860名無しさん:2011/01/15(土) 01:18:38
だから投下してからコテつけろって言ってんだろ
なんでこんなにガキ多いの?

861名無しさん:2011/01/15(土) 06:57:53
まぁ落ち着いてくださいな

862名無しさん:2011/01/15(土) 17:54:22
>>860
お茶でも一杯どうぞ

863名無しさん:2011/01/16(日) 20:39:34
冷たい麦茶か温かい煎茶でよろしく

864名無しさん:2011/01/16(日) 22:43:54
職人町

865ダオス:2011/01/17(月) 18:00:59
お久しぶりです
少し先の話ですが、1月31から2月4日の間に書き込もうと思っています

866名無しさん:2011/01/17(月) 23:13:27
そういうのは言わなくていいの!

職人さんのペースでOK!これは会長命令よ!

867名無しさん:2011/01/18(火) 17:13:10
え…これいつの間になりきりスレになった?

868名無しさん:2011/01/18(火) 17:29:45
まぁ…投下されたら読んで感想言って
楽しむべし!みんな生徒会の一存が好き
そうだろ?俺は生徒会の一存が好きです!
チョー好きです!大好きです!

869名無しさん:2011/01/18(火) 18:25:32
>>868
お前が杉崎かw

870名無しさん:2011/01/18(火) 22:27:33
いい雰囲気じゃないかww

871名無しさん:2011/01/18(火) 22:52:34
というか>>866なぜおまえそこまで偉そうなの?
読む側じゃないのか?

872ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/19(水) 01:19:45
おいすーエブリワン!
突然だけど、リクを取りたいです。
たまには違うキャラも書きたいのですよ。
別に行き詰まったわけじゃないからね!

リクは何でもいいです。
ハーレムでも、百合でも可です。
ただしBL、貴様は帰れ!
ついでにシチュも教えてくれると、書くスピードが上がっちゃいます。
最高でも1万文字(レスにして15)、中編程度の長さになるかなと思っています。
身勝手ですが、リクしてくれるととっても嬉しいです。
よろしくお願いします。

873名無しさん:2011/01/19(水) 01:43:24
飛鳥なら何でもよろし!!

874名無しさん:2011/01/19(水) 06:49:25
飛鳥カモーン!!

875名無しさん:2011/01/19(水) 09:16:13
飛鳥と鍵
飛鳥が碧陽に転入というシチュで

876名無しさん:2011/01/19(水) 11:16:48
アンズちゃんx杉崎!

877名無しさん:2011/01/19(水) 12:39:17
飛鳥プリーズ!!

878赤い月:2011/01/19(水) 20:56:44
飛鳥ですか………
ひさしぶりの俺でもよければ、書きましょうか?
少し時間かかりますがw

879名無しさん:2011/01/19(水) 22:30:38
ハーレムを所望す

880名無しさん:2011/01/19(水) 23:18:39
ハーレムでしょ

881名無しさん:2011/01/20(木) 00:09:24
飛鳥さんで!お願いします!

882安全運転紅蓮隊:2011/01/20(木) 01:15:19
長らくお待たせしました。
言っても言い訳にしか過ぎないと思うので、言わないです。すいませんでした。

この、アウエー(飛鳥)の雰囲気の中、巡×鍵投下してもいいですか?
見たいという人がいたら投下します。いなくて、投下するのは嫌なんで・・・。
わがまますみません。

883ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/20(木) 01:43:25
雰囲気なんて関係ありません!
みんなは待ってくれてますから、どうぞ投下してくださいな!
俺も楽しみなんで!←これ重要

飛鳥人気すぎワロタw
じゃあ、飛鳥を書いてみようと思います。
しかし、難しいキャラがきたものだw
飛鳥のあの性格を書くとなると、時間かかりそう。
まぁ、善処します。
一週間後は俺の誕生日なので、それまでに書き上げたいです。

884名無しさん:2011/01/20(木) 16:18:02
知弦さんお願いします。
(そう言えば水際の表紙は巫女服だったな

885名無しさん:2011/01/20(木) 20:57:03
>>883
誕生日おめでとうございます^^

886名無しさん:2011/01/20(木) 21:00:02
巡希望!!

887安全運転紅蓮隊:2011/01/20(木) 21:35:03
投下していいですか?(鍵×巡)

888正義:2011/01/20(木) 22:53:19
いいとも!

889安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:41:55
それでは投下します。

890安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:43:14
〜♪〜〜♫♪〜〜〜〜♫
唐突にケータイが鳴った。この着メロは「No buts!」だ。何故「Treasure」にしないのかは聞かないで欲しい。
俺は気だるそうにケータイを手に取る。もう夜中の1時だ。何でこんな遅く電話してくるんだ?相手は・・・守か。あいつに何かあったのか?そう疑問を抱きながら俺は電話に出た。
「なんだよ守。夜遅くだぞ。電話すんなよ」
俺はややぶっきらぼうに守に言う。
「すまん・・・でも、大変なんだよ!」
と、俺に守はかなり声を荒らげてそう言ってきた。
「わりい、謝るわ。それで、何があったんだ?」
守に謝り俺は内容を聞いた。俺は可能な限り、最悪な状況をシュミレートしてみる。
「ああ、いいさ・・・実は―――」
守は俺を許した。そして、次の瞬間守から発せられた内容は俺の中でシュミレートしたときの一番最悪な結果と同じものだった。
「巡が、姉貴が・・・いなくなった―――」
「なっ――――」

ガシャンッ

俺は、ショックのあまり持っていたケータイを力の抜けた手から落とした。
「おい、杉崎!」
落としたケータイから守の呼ぶ声がした。だが、俺にはそのケータイすら取る気力も無かった。
「巡、巡、巡―――っ!」
俺はただ何度も巡の名前を叫んだ。ショックのあまりの現実逃避だと分かっている。ただ、巡の名前を呼ぶと心が落ち着いた。
やがて、守からの通話も途切れる。
「どうして・・・いなくなったんだよ、巡っ!」
俺は無意識に拳を床に思い切り叩きつけた。反動で、拳にかなりの痛みが襲ってきた。その痛みで俺は我に返った。
我に返った俺を支配したのは大切な“友達”の巡がいなくなった悲しみと・・・涙だった。
「俺だって・・・泣きたい時もあるんだよっ!うぅ・・畜生っっ!」
俺は一人、誰にも聞こえないように声を殺し、泣いた。
(絶対お前を見つけ出してやるからな・・・巡!)
そう心に決めながら―――。

891安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:43:51
翌日は月曜日、学校だった。俺は気だるそうに学校に行った。学校は案の定、巡失踪の話題で持ちきりだった。
クラスメイトには色々と質問されたが適当に返した。授業中、ずっと俺は巡の事を考えていた。
(巡は俺にとって、何なのだろう?)
俺は、知っての通り美少女好きだ。当然巡も美少女なので大好きだ。でも一番ではない。俺は、会長 知弦さん 深夏 真冬ちゃん そして巡。みんな大好きだ。だから、誰が一番なんて決められない。
第一、巡はアイドル。高嶺の花だ。当然攻略難度も高い。それに、巡は俺に好意が全くないみたいだし・・・。ああ、つまり俺はやっぱり巡のことを大切な“友達”と思っているのか。
そう自分で納得し俺は、守 深夏 中目黒の会話に混ざった。
案の定三人が話している内容も巡のことだった。
「守、昨日は悪かった」
「ああ、いいぜ別に」
昨日の事を守に謝り俺は会話に混ざった。
「それにしてもよー・・・何が原因で巡は逃げ出したんだ?」
と深夏が言う。確かに絶対何かあったはずだ。俺は守に聞いてみた。
「守、何か手がかり知ってるか?」
「悪い、知らねえ。つーか知ってたなら昨日言うだろ」
「ああ、そうだな」
どうやら、守も手掛かりがないらしい。ということはヒント無しかぁ・・・キツイな。
「当然、みんな探しに行くよな?」
俺は、三人に問いかける。しかし
「いや、行かねえ」
「また温泉で遊んでたって言われると思うとな」
「僕は引っ越してきたばかりだから道が分からないし・・・」
と三人は口々に拒否してきた。
「なんでだよ!深夏、中目黒。友達だろ!守は姉貴だろ!」
俺はそう三人を引きとめる。だが
「そう言ってもよー探すの面倒なんだよなぁ。警察に頼ればいいじゃん」
「つーかどうせ飽きたら帰ってくるだろ」
「そうだよ。帰ってくるまで待とうよ」
と三人は反対した。その態度に

ブッチ――――――――――ン

「お前ら巡をどう思ってるんだよ!」

892安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:44:46
俺は三人にブチ切れた。
「俺等は巡の友達じゃねーのかよ!仲間じゃねーのかよ!心配じゃねーのかよ、なあっ!」
大声で叫んでいたため、クラスメイトも何事かとこちらに視線を向ける。俺は、居心地が悪くなり
「もういい。一人で探すわ」
と言って教室から出て行った。
「ちょっと待てよ、鍵!」
と深夏の声がしたが、俺はあえて無視した。ここで振り向いたら負けのような気がしたから。三人に説得されて巡を探さなくなってしまうと思ったから。
(待ってろよ巡。俺は見捨てない!)
俺は心の中でそう叫ぶと、ダッシュで学園を後にした。

893安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:45:28
俺は着替えと探すための金を取りに家に帰った。しかし、家に帰ってきて俺は自分の考えが物凄く浅墓だったことに気付いた。何故かって?そんなの簡単だろ?
俺はここ、北海道は日本で一番広いということを忘れていた。というかここだけの話ここが北海道だということを忘れていた。なんてバカなんだろう俺。一気に気力が抜けた。
俺は、ベッドに転がった。それなら三人の言うことも正論だと思う。北海道は広いから見つける確率は無いに等しい。だから、警察に頼ろうと。確かに、それが正解かもしれない。
だが、俺は違った。俺は、巡を助けたかった。友達や家族である俺達で。逃げたのも何か理由があるはずだ。それに前は見つけられなかったリベンジもある。だから、俺は巡を探す。そう思うと抜けていた気力が回復した。
俺はベッドから起き上がり
「っっっっっしゃあ!!!俺は絶対巡を見つけてやる!」
と大声で叫び頬を両手で叩き気合を入れる。それから急いで着替え、金を持って俺は家を出た。

894安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:46:07
巡を捜索し始めてなんと八時間が経過した。時間はすでに七時半を回っていた。

「はあっ・・・はあ・・はあっ・・・くそ!見つからねえ!!」
流石に俺は疲れ果て、人影のない公園のベンチに寝そべった。程良く冷えた心地よい風が吹き、俺の汗をさらっていく。
今日の収穫はゼロ。全く情報を得られなかった。だが、いつまでもここに居ては冷えるだけだ。そこで
「さてと、今日泊まる旅館探しでもしますか」
俺は立ち上がり旅館探しを始めた。
≪五分後≫
「では、こちらがお部屋になります。至らぬところがあれば何なりと言ってくださいませ」
そう言ってその場を去る女将さん。うん、まあ色々突っ込みたいところだと思うけど少し我慢してくれ。
まあ、理由は簡単。今のご時世、客はそんな入らないので普通に部屋が開いていた。それにしても・・・早過ぎだろ!五分ってどんだけだよ!!
俺は読者が思っていたであろう疑問に声を出さずノリ突っ込みを入れた。そうしている間に夕食が運ばれてきた。料理は旨かった。一泊19800円だけあって結構豪勢だった。
しばし食後の休憩を取る。俺はリモコンのスイッチを押してテレビをつけた。テレビでも、巡の失踪がネタになっていた。それにしてもN○Kまでニュースほったらかしで巡のことを放送している。これって問題じゃないのか?1chもだいぶ変ったんだな・・・。
俺はテレビを消して風呂に向かった。

895安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:48:09
「ふう・・・・気持ち良かった」
風呂から上がり着替えながら一人でに俺はそう呟いた。汗でベトベトだった俺の体は清潔感を取り戻し、程良い温度で包まれている感じがした。
「さて、部屋に戻るか」
着替えが終わり俺は『男湯』と書かれたのれんをくぐり、風呂場を後にしようとする。だが、同じタイミングで隣の『女湯』と書かれたのれんをくぐってきた女性と

ゴツンッッッ!!!

と、互いの頭がぶつかった。俺はそんなに痛くなかった。しかし、ぶつかった相手の女性は凄く痛そうにおでこの部分を抑えていた。
「すいません、大丈夫ですか?」
俺は女性に謝った。すると
「いえ、いいです。こっちも悪いですから」
と、女性は返事をして立ち上がり俺に目線を合わせた。その顔は俺の友達のアイドルにそっくりで・・・って!!
「「ええっっっっっっっっ!!!!!」」
向こうも同じことを考えていたのか、声がハモる。
「もしかして・・・杉崎?」
その女性が聞いてくる。俺の名前を知っている。ということは、間違いなく巡なのだろう。
「ああ、そうだ。じゃあお前は巡だよな」
俺は巡の質問に答え、確認するように言う。
「ええ、そうよ。それで何しに来たの?」
「お前を連れ戻しに来たに決まってんだろ」
「嫌よ。私は戻らない、絶対に!」
俺の言葉に巡は激しく拒絶する。
「何でそう言うんだよ!何かあったんなら俺に言えよ!」
「そんなこと言っても無駄よ。私は戻らない。そうそう、私芸能界辞めるわ。というか居たくないわ、あんなところ。」
次の瞬間―――

パァァァァァンッ

俺の右手は巡の頬を捉えていた。

896安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:48:48
「なにすんのよ、杉崎!」
俺を睨みつける巡。その巡に俺は言い放った。
「そんな自分勝手が許されると思うか?お前にとってのアイドルってそんなもんなのか?舐めんじゃねえぞ」
「なっ―――!」
「何かあったとは思う。辛いんだと思う。だったら見返してやれよ!お前は、“トップアイドル”星野巡だろ?」
「でも!」
「とにかくやってみろよ!転んだら立ち上がってまた動き出せばいい。困った時は・・・俺がいつでも手を差しのべてやる」
「えっ?」
「俺は、お前の事が好きだ。世界一大好きだ!だから、俺と付き合って欲しい。巡が良かったからだけどな」
俺は、自分の心の内を明かした。この気持ちは何があっても揺るがない。
「返事、貰えるか?」
言った途端、巡の瞳からは涙がこぼれていた。
「悪い、別に悪気は――――」
「・・しいから」
「ふぇ?」
「嬉しいから泣いてんの!私の願いが叶ったから」
そして巡は満面の笑顔を俺に向け、
「良いに決まってんじゃない。私も杉崎が好きなの!世界で一番好き!」
と抱きついてきた。俺は、遠慮することなく巡を抱き寄せる。
そしてぎこちない動きで―――俺と巡は唇を重ねた。

897安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 05:49:27
やけに長く感じられた口づけは、唐突に終わりを告げた。そして俺たちは二人、どこからともなく笑いあった。
「こんなところでやるより俺の部屋来ないか、巡?」
「行く!!!」
巡は即答してきた。何故か、決意に満ちた目つきをしていたのは気のせいなのだろうか?

そして・・・・・・・・・
俺が部屋に戻ったら、布団が敷かれていた。さらに
「お、おじゃましまーす・・・//」
と顔を赤らめ入ってくる巡。この展開的にエロイベントが起こりそうな気がするのは俺だけでしょうか?というか今の予想で勃ったんですけど!!
そのことに気付いたのか
「あっ!・・・・・・//」
と、声を上げた巡の顔は更に赤くなっていた。無理もない。俺のムスコはズボンを突き破りそうな程、ビンビンだったのだ。
「あのな巡、これは男の性なんだよ。エロい事が頭に浮かぶのは!」
慌てて俺は弁解しようとしたが、時すでに遅し。
「杉崎。今、楽にしてあげるわ」
と言って巡は、俺のズボンのチャックを開けた。
「大きい・・・・」
俺のムスコを見て思わず声を漏らす巡。だが巡は深呼吸をすると、ムスコを一気に咥えた。そしてそのまま、口の中で上下左右に動かす。
「ううっ・・・ああっ」
今までにない快感が俺を襲う。
「気持ちいい?」
「ああ」
「じゃあ、こうする?」
そして巡は自分で着ている浴衣をはだけさせて、胸に俺のムスコを挟んで動かす。俗に言うパイズリだ。
「うぐっ!うあっ・・・!」
さっきより遥かに、更に気持ち良かった。ムスコがとろけそうな感じになる。
俺は、巡に質問した。
「パイズリなんてどこで知ったんだ?」
「守の買ってるエロ本で見た。エロ本は近々捨てるわ」
と、巡は答えた。守よ、ご愁傷様。お前の宝物、秘蔵エロ本は巡に捨てられるそうだ。お前の不幸指数は、どうやら某上条さんより上のようだ。
なんて、思っているうちにもパイズリは続いていた。
「杉崎どう?気持ちいい?」
巡か上目で俺の顔をのぞき、聞いていた。
「ああ。気持ちいいぜ。出ちまいそうだ」
「いいわ。いっぱい出して」
そして巡は、パイズリを続けたまま、再び俺のムスコを咥えた。そして巡の舌は、俺の亀頭を舐め上げていた。
「うっ・・・・出るっ!」
ついに、俺は耐えられず精液を巡の口内にぶちまけた。
「んぐ・・・・んぐっ・・・ごくんっ」
その精液を巡は残さず飲み干した。
「嫌なら、飲まなくてよかったんだぞ」
「ううん、飲みたくて飲んだの。苦かったけど、杉崎を感じられたから」
そして巡は笑った。それにつられて俺も笑う。
「杉崎…お願いがあるんだけど」
「何だ、巡?」
「私も気持ち良くして欲しいな♪」
「なっ―――!」
「ダメ?」
「ダメじゃない!」
「じゃあお願いね♪」
断れないじゃないか。あんな涙浮かべた顔されたら。

898安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 06:33:03
という声と共に洪水のように布団のシーツを濡らした。そして、巡は自分の足をガクガクさせながらその場に座り込んだ。
「どうだったか、巡?」
「凄く気持ち良かったわ、杉崎」
「そうか、良かった」
俺は安堵の表情を浮かべる。
「ねえ、杉崎」
不意に巡が言ってきた。
「何だ、巡?」
「あの・・・そろそろ・・・挿れてよ。杉崎が欲しいの」
「分かった。俺も巡の中に挿れたい」
そして俺は、何故か携帯しているコンドームをムスコに被せ―――ようとしたが巡がそのコンドームを奪い取ってきた。
「何するんだよ!」
「コンドームをさせないためよ」
「お前、子供出来ちゃうんだぞ!それでも良いのかよ!」
「私は良いわ」
「なっ・・・」
「だって、杉崎と私の子供なんだもん!」
「でも、俺たちはまだ学生だろ」
俺は必死に巡を説得させようとする。俺だって、ホントはやりたい。すると
「杉崎、したくないの?」
と、巡が涙目+上目遣いで俺のほうを向いた。
「ヤりたいです!」
俺の説得しようという気持ちは、どっかに消え去った。
「それに、私は杉崎を直接感じたい!」
「ああ、俺もだ」

899安全運転紅蓮隊:2011/01/21(金) 06:45:04
ちょっとここらで1回区切らせてください。
書いたデータが消えたので書きなおします。ホントすみません。OTL
出来たら投下します。

900ダオス:2011/01/22(土) 18:12:14
ユーリさん誕生日1/27ですか?
自分は1/26ですw
happy birthday!

901名無しさん:2011/01/23(日) 09:47:00
乙です!!

902名無しさん:2011/01/23(日) 13:09:26
わけわかめ♪

903佐鷺 遙氷:2011/01/23(日) 18:54:49
書きます。
前に言ったとおりです。
では、つたない腕ですが、どうぞ。

(あーーーー!!!)
ボズッ!ボズッ!
と、言う音と共に枕をなぐりつける。
え?黒翼状態の一方○行に見える?
「知るかぁっ!!」
ズドムッ!!
思いっきり拳をたたきつけたせいで枕、ご臨終。
(…うー…何であんな事言っちまったんだ、あたし…?)
あたしが大荒れなのには理由がある。
…え?杉崎関連でオマエに理由なんてあんのか?、だぁ?
あるに決まってんだろうがっ!!
今日、皆の前で「あたし、デレ期入ったからよろしくっ!」って言っちまった
んだよっ!!
…………ボッ…きゅー…
思い出しただけで思考がショートしそうになる。
顔を真っ赤にし、羽毛が散乱するベッドに倒れこんだ。
「……ハァ……」
あんな事言っちまってあたし……、
「どうすりゃいいんだよ……?」

904佐鷺 遙氷:2011/01/23(日) 19:18:17
やっちまった…全部消えたぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぅっっっっっ!!!!
きょうは もう 時間が ないので 運が よければ深夜に……

905名無しさん:2011/01/23(日) 19:44:24
がんばってください!

906名無しさん:2011/01/23(日) 20:05:23
やっ・・・
いっぱいでた・・・

907安全運転紅蓮隊:2011/01/23(日) 21:08:05
なんか、文章1個吹っ飛んでましたww(笑いごとで許される問題じゃないけど)
再うpしてもいいですか?

908キョン:2011/01/23(日) 21:41:26
おねがいします

909名無しさん:2011/01/23(日) 21:42:10
どうぞ!!

910名無しさん:2011/01/23(日) 23:10:09
お願いします

911佐鷺 遥氷:2011/01/24(月) 08:09:54
翌日。
クラスで鍵と顔を合わせることができないまま一日が過ぎ、
放課後。
「…チーっす…」
どんよりした空気をまとわせ生徒会室にイン。
『うっ………』
明らかにあたしの対応に詰まる生徒会。(鍵抜き)
「みっ深夏っ、おはようっ」
「…フッ。今は朝だぜ会長さん?」
何故かハードでボイルドな感じになってしまったが、とりあえずは返答する事
に成功した。
会長さんがあたしに話しかけたおかげであたしに話しかける勇気がもてたのか、
知弦さんと真冬もあたしに話しかけてくる。
「だっ大丈夫よ、深夏。あのキー君のことだから単に大喜びするだけよ。……
……たぶん」
「大丈夫っ先輩のことだからきっと紅葉先輩の言うとおりになるです!」
二人があたしの事を勇気づけてくれるが、あたしにはたった一つのシンプルな
確信があった。
「いや…知弦さんに言われたとかならたぶんそのとおりになると思うんだが…」
そこで言葉を切ったため全員が『だが?』と、聞いてくる。
「あいつ、あたしに言われたってなると、……すんげぇ気まずくなる。と、思う」
『……あーー………』
全員がうなずく。
あたしは、頭をかきむしりながら、机に突っ伏した。
「あーーー!!どうすりゃいいんだよっっ!!」

912名無しさん:2011/01/25(火) 07:26:05
続き気になる!!

913安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:33:33
佐鷺遥氷さん続き楽しみです。<<907に書いた再UP今から落とします。

914安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:34:26
〜♪〜〜♫♪〜〜〜〜♫
唐突にケータイが鳴った。この着メロは「No buts!」だ。何故「Treasure」にしないのかは聞かないで欲しい。
俺は気だるそうにケータイを手に取る。もう夜中の1時だ。何でこんな遅く電話してくるんだ?相手は・・・守か。あいつに何かあったのか?そう疑問を抱きながら俺は電話に出た。
「なんだよ守。夜遅くだぞ。電話すんなよ」
俺はややぶっきらぼうに守に言う。
「すまん・・・でも、大変なんだよ!」
と、俺に守はかなり声を荒らげてそう言ってきた。
「わりい、謝るわ。それで、何があったんだ?」
守に謝り俺は内容を聞いた。俺は可能な限り、最悪な状況をシュミレートしてみる。
「ああ、いいさ・・・実は―――」
守は俺を許した。そして、次の瞬間守から発せられた内容は俺の中でシュミレートしたときの一番最悪な結果と同じものだった。
「巡が、姉貴が・・・いなくなった―――」
「なっ――――」

ガシャンッ

俺は、ショックのあまり持っていたケータイを力の抜けた手から落とした。
「おい、杉崎!」
落としたケータイから守の呼ぶ声がした。だが、俺にはそのケータイすら取る気力も無かった。
「巡、巡、巡―――っ!」
俺はただ何度も巡の名前を叫んだ。ショックのあまりの現実逃避だと分かっている。ただ、巡の名前を呼ぶと心が落ち着いた。
やがて、守からの通話も途切れる。
「どうして・・・いなくなったんだよ、巡っ!」
俺は無意識に拳を床に思い切り叩きつけた。反動で、拳にかなりの痛みが襲ってきた。その痛みで俺は我に返った。
我に返った俺を支配したのは大切な“友達”の巡がいなくなった悲しみと・・・涙だった。
「俺だって・・・泣きたい時もあるんだよっ!うぅ・・畜生っっ!」
俺は一人、誰にも聞こえないように声を殺し、泣いた。
(絶対お前を見つけ出してやるからな・・・巡!)
そう心に決めながら―――。

915安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:35:01
翌日は月曜日、学校だった。俺は気だるそうに学校に行った。学校は案の定、巡失踪の話題で持ちきりだった。
クラスメイトには色々と質問されたが適当に返した。授業中、ずっと俺は巡の事を考えていた。
(巡は俺にとって、何なのだろう?)
俺は、知っての通り美少女好きだ。当然巡も美少女なので大好きだ。でも一番ではない。俺は、会長 知弦さん 深夏 真冬ちゃん そして巡。みんな大好きだ。だから、誰が一番なんて決められない。
第一、巡はアイドル。高嶺の花だ。当然攻略難度も高い。それに、巡は俺に好意が全くないみたいだし・・・。ああ、つまり俺はやっぱり巡のことを大切な“友達”と思っているのか。
そう自分で納得し俺は、守 深夏 中目黒の会話に混ざった。
案の定三人が話している内容も巡のことだった。
「守、昨日は悪かった」
「ああ、いいぜ別に」
昨日の事を守に謝り俺は会話に混ざった。
「それにしてもよー・・・何が原因で巡は逃げ出したんだ?」
と深夏が言う。確かに絶対何かあったはずだ。俺は守に聞いてみた。
「守、何か手がかり知ってるか?」
「悪い、知らねえ。つーか知ってたなら昨日言うだろ」
「ああ、そうだな」
どうやら、守も手掛かりがないらしい。ということはヒント無しかぁ・・・キツイな。
「当然、みんな探しに行くよな?」
俺は、三人に問いかける。しかし
「いや、行かねえ」
「また温泉で遊んでたって言われると思うとな」
「僕は引っ越してきたばかりだから道が分からないし・・・」
と三人は口々に拒否してきた。
「なんでだよ!深夏、中目黒。友達だろ!守は姉貴だろ!」
俺はそう三人を引きとめる。だが
「そう言ってもよー探すの面倒なんだよなぁ。警察に頼ればいいじゃん」
「つーかどうせ飽きたら帰ってくるだろ」
「そうだよ。帰ってくるまで待とうよ」
と三人は反対した。その態度に

ブッチ――――――――――ン

「お前ら巡をどう思ってるんだよ!」

916安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:35:33
俺は三人にブチ切れた。
「俺等は巡の友達じゃねーのかよ!仲間じゃねーのかよ!心配じゃねーのかよ、なあっ!」
大声で叫んでいたため、クラスメイトも何事かとこちらに視線を向ける。俺は、居心地が悪くなり
「もういい。一人で探すわ」
と言って教室から出て行った。
「ちょっと待てよ、鍵!」
と深夏の声がしたが、俺はあえて無視した。ここで振り向いたら負けのような気がしたから。三人に説得されて巡を探さなくなってしまうと思ったから。
(待ってろよ巡。俺は見捨てない!)
俺は心の中でそう叫ぶと、ダッシュで学園を後にした。

917安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:36:17
俺は着替えと探すための金を取りに家に帰った。しかし、家に帰ってきて俺は自分の考えが物凄く浅墓だったことに気付いた。何故かって?そんなの簡単だろ?
俺はここ、北海道は日本で一番広いということを忘れていた。というかここだけの話ここが北海道だということを忘れていた。なんてバカなんだろう俺。一気に気力が抜けた。
俺は、ベッドに転がった。それなら三人の言うことも正論だと思う。北海道は広いから見つける確率は無いに等しい。だから、警察に頼ろうと。確かに、それが正解かもしれない。
だが、俺は違った。俺は、巡を助けたかった。友達や家族である俺達で。逃げたのも何か理由があるはずだ。それに前は見つけられなかったリベンジもある。だから、俺は巡を探す。そう思うと抜けていた気力が回復した。
俺はベッドから起き上がり
「っっっっっしゃあ!!!俺は絶対巡を見つけてやる!」
と大声で叫び頬を両手で叩き気合を入れる。それから急いで着替え、金を持って俺は家を出た。

918安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:36:57
巡を捜索し始めてなんと八時間が経過した。時間はすでに七時半を回っていた。

「はあっ・・・はあ・・はあっ・・・くそ!見つからねえ!!」
流石に俺は疲れ果て、人影のない公園のベンチに寝そべった。程良く冷えた心地よい風が吹き、俺の汗をさらっていく。
今日の収穫はゼロ。全く情報を得られなかった。だが、いつまでもここに居ては冷えるだけだ。そこで
「さてと、今日泊まる旅館探しでもしますか」
俺は立ち上がり旅館探しを始めた。
≪五分後≫
「では、こちらがお部屋になります。至らぬところがあれば何なりと言ってくださいませ」
そう言ってその場を去る女将さん。うん、まあ色々突っ込みたいところだと思うけど少し我慢してくれ。
まあ、理由は簡単。今のご時世、客はそんな入らないので普通に部屋が開いていた。それにしても・・・早過ぎだろ!五分ってどんだけだよ!!
俺は読者が思っていたであろう疑問に声を出さずノリ突っ込みを入れた。そうしている間に夕食が運ばれてきた。料理は旨かった。一泊19800円だけあって結構豪勢だった。
しばし食後の休憩を取る。俺はリモコンのスイッチを押してテレビをつけた。テレビでも、巡の失踪がネタになっていた。それにしてもN○Kまでニュースほったらかしで巡のことを放送している。これって問題じゃないのか?1chもだいぶ変わったんだな・・・。
俺はテレビを消して、汗を流しに風呂に向かった。

919安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:37:35
「ふう・・・・気持ち良かった」
風呂から上がり着替えながら一人でに俺はそう呟いた。汗でベトベトだった俺の体は清潔感を取り戻し、程良い温度で包まれている感じがした。
「さて、部屋に戻るか」
着替えが終わり俺は『男湯』と書かれたのれんをくぐり、風呂場を後にしようとする。だが、同じタイミングで隣の『女湯』と書かれたのれんをくぐってきた女性と

ゴツンッッッ!!!

と、互いの頭がぶつかった。俺はそんなに痛くなかった。しかし、ぶつかった相手の女性は凄く痛そうにおでこの部分を抑えていた。
「すいません、大丈夫ですか?」
俺は女性に謝った。すると
「いえ、いいです。こっちも悪いですから」
と、女性は返事をして立ち上がり俺に目線を合わせた。その顔は俺の友達のアイドルにそっくりで・・・って!!
「「ええっっっっっっっっ!!!!!」」
向こうも同じことを考えていたのか、声がハモる。
「もしかして・・・杉崎?」
その女性が聞いてくる。俺の名前を知っている。ということは、間違いなく巡なのだろう。
「ああ、そうだ。じゃあお前は巡だよな」
俺は巡の質問に答え、確認するように言う。
「ええ、そうよ。それで何しに来たの?」
「お前を連れ戻しに来たに決まってんだろ」
「嫌よ。私は戻らない、絶対に!」
俺の言葉に巡は激しく拒絶する。
「何でそう言うんだよ!何かあったんなら俺に言えよ!」
「そんなこと言っても無駄よ。私は戻らない。そうそう、私芸能界辞めるわ。というか居たくないわ、あんなところ。」
次の瞬間―――

パァァァァァンッ

俺の右手は巡の頬を捉えていた。

920安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:38:12
「なにすんのよ、杉崎!」
俺を睨みつける巡。その巡に俺は言い放った。
「そんな自分勝手が許されると思うか?お前にとってのアイドルってそんなもんなのか?舐めんじゃねえぞ」
「なっ―――!」
「何かあったとは思う。辛いんだと思う。だったら見返してやれよ!お前は、“トップアイドル”星野巡だろ?」
「でも!」
「とにかくやってみろよ!転んだら立ち上がってまた動き出せばいい。困った時は・・・俺がいつでも手を差しのべてやる」
「えっ?」
「俺は、お前の事が好きだ。世界一大好きだ!だから、俺と付き合って欲しい。巡が良かったからだけどな」
俺は、自分の心の内を明かした。この気持ちは何があっても揺るがない。
「返事、貰えるか?」
言った途端、巡の瞳からは涙がこぼれていた。
「悪い、別に悪気は――――」
「・・しいから」
「ふぇ?」
「嬉しいから泣いてんの!私の願いが叶ったから」
そして巡は満面の笑顔を俺に向け、
「良いに決まってんじゃない。私も杉崎が好きなの!世界で一番好き!」
と抱きついてきた。俺は、遠慮することなく巡を抱き寄せる。
そしてぎこちない動きで―――俺と巡は唇を重ねた。

921安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:38:50
やけに長く感じられた口づけは、唐突に終わりを告げた。そして俺たちは二人、どこからともなく笑いあった。
「こんなところでやるより俺の部屋来ないか、巡?」
「行く!!!」
巡は即答してきた。何故か、決意に満ちた目つきをしていたのは気のせいなのだろうか?

そして・・・・・・・・・
俺が部屋に戻ったら、布団が敷かれていた。さらに
「お、おじゃましまーす・・・//」
と顔を赤らめ入ってくる巡。この展開的にエロイベントが起こりそうな気がするのは俺だけでしょうか?というか今の予想で勃ったんですけど!!
そのことに気付いたのか
「あっ!・・・・・・//」
と、声を上げた巡の顔は更に赤くなっていた。無理もない。俺のムスコはズボンを突き破りそうな程、ビンビンだったのだ。
「あのな巡、これは男の性なんだよ。エロい事が頭に浮かぶのは!」
慌てて俺は弁解しようとしたが、時すでに遅し。
「杉崎。今、楽にしてあげるわ」
と言って巡は、俺のズボンのチャックを開けた。
「大きい・・・・」
俺のムスコを見て思わず声を漏らす巡。だが巡は深呼吸をすると、ムスコを一気に咥えた。そしてそのまま、口の中で上下左右に動かす。
「ううっ・・・ああっ」
今までにない快感が俺を襲う。
「気持ちいい?」
「ああ」
「じゃあ、こうする?」
そして巡は自分で着ている浴衣をはだけさせて、胸に俺のムスコを挟んで動かす。俗に言うパイズリだ。
「うぐっ!うあっ・・・!」
さっきより遥かに、更に気持ち良かった。ムスコがとろけそうな感じになる。
俺は、巡に質問した。
「パイズリなんてどこで知ったんだ?」
「守の買ってるエロ本で見た。エロ本は近々捨てるわ」
と、巡は答えた。守よ、ご愁傷様。お前の宝物、秘蔵エロ本は巡に捨てられるそうだ。お前の不幸指数は、どうやら某上条さんより上のようだ。
なんて、思っているうちにもパイズリは続いていた。
「杉崎どう?気持ちいい?」
巡か上目で俺の顔をのぞき、聞いていた。
「ああ。気持ちいいぜ。出ちまいそうだ」
「いいわ。いっぱい出して」
そして巡は、パイズリを続けたまま、再び俺のムスコを咥えた。そして巡の舌は、俺の亀頭を舐め上げていた。
「うっ・・・・出るっ!」
ついに、俺は耐えられず精液を巡の口内にぶちまけた。
「んぐ・・・・んぐっ・・・ごくんっ」
その精液を巡は残さず飲み干した。
「嫌なら、飲まなくてよかったんだぞ」
「ううん、飲みたくて飲んだの。苦かったけど、杉崎を感じられたから」
そして巡は笑った。それにつられて俺も笑う。
「杉崎…お願いがあるんだけど」
「何だ、巡?」
「私も気持ち良くして欲しいな♪」
「なっ―――!」
「ダメ?」
「ダメじゃない!」
「じゃあお願いね♪」
断れないじゃないか。あんな涙浮かべた顔されたら。

922安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:39:46
俺は巡の浴衣を完全にはだけさせた。そして、ぎこちない動きでブラを外し胸を揉み、しゃぶりつく。
「んんっ・・・・あっ・・」
巡の口から甘い声が漏れる。
「巡、どうだ?」
「あんっ・・・気持ちいいわ・・んうっ・・もっとやって・・・あんっ!」
巡の要望に応えるように、俺は更に激しく胸を揉んで、しゃぶる。
「ふあ・・・・・あ・・・・ん、ああっ、はあぁ、ん・・・・・・」
「気持ちいいか、巡?」
「うん、さっきより・・・・ああんっ・・・気持ちいいわ・・・んっ」
「下もやっていいか?」
俺は視線を下に落とした。すると、巡のパンツには染みが出来ていた。
「何で濡れてるんだ?」
「す、杉崎にHなことされているからよ!」
「じゃ、行くぞ」
「えっ、ちょっと待っ―――」
巡の言葉を無視して、俺はパンツを脱がした。そこには、視界一面にきれいな巡の秘部がふしだらに見えていた。
「うわ、すげーな巡のマンコ」
「ちょっと杉崎!!恥ずかしいわよ」
「舐めていいか?」
「いいよ。好きにして」
その言葉を合図に俺は、巡の秘部に舌を当てて舐めた。
「ああっ・・・・ん、く、はあぁん!」
小さな悲鳴を上げて、巡は体を震わせる。それに構わず、俺は二回三回と巡の秘部を舐め上げた。
「汚いから・・・・ん、ああっ・・やめてよ」
口ではそう言うが、体は正直なようで、巡の秘部は俺の舌を受け入れていた。
舐めているうちに巡の愛蜜がこぼれる。舌で触れると微かに酸味を感じた。
巡の足を広げ、舌先を秘部に差し入れる。すると、次々に愛蜜が溢れて
「んああっ・・あっ・・ひゃあっ!」

923安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:40:39
という声と共に洪水のように布団のシーツを濡らした。そして、巡は自分の足をガクガクさせながらその場に座り込んだ。
「どうだったか、巡?」
「凄く気持ち良かったわ、杉崎」
「そうか、良かった」
俺は安堵の表情を浮かべる。
「ねえ、杉崎」
不意に巡が言ってきた。
「何だ、巡?」
「あの・・・そろそろ・・・挿れてよ。杉崎が欲しいの」
「分かった。俺も巡の中に挿れたい」
そして俺は、何故か携帯しているコンドームをムスコに被せ―――ようとしたが巡がそのコンドームを奪い取ってきた。
「何するんだよ!」
「コンドームをさせないためよ」
「お前、子供出来ちゃうんだぞ!それでも良いのかよ!」
「私は良いわ」
「なっ・・・」
「だって、杉崎と私の子供なんだもん!」
「でも、俺たちはまだ学生だろ」
俺は必死に巡を説得させようとする。俺だって、ホントはやりたい。すると
「杉崎、したくないの?」
と、巡が涙目+上目遣いで俺のほうを向いた。
「ヤりたいです!」
俺の説得しようという気持ちは、どっかに消え去った。
「それに、私は杉崎を直接感じたい!」
「ああ、俺もだ」

924安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:41:15
「じゃあ、行くぞ」
「うん、来て」
その声を合図に俺は腰を突き出した。
「ん!!」
「くっ!き、きつ・・・・」
途中までスムーズに飲み込まれた俺のムスコが、急激にきつい締め付けに侵入を阻まれる。巡が痛みにお腹に力を入れる度に、ぎゅっと締め付けられて快感が走る。俺はそのまま腰を引き、改めて進み始めた。
「ん、んんっー!!」
「巡、大丈夫か?」
「だ、大丈、夫、よ・・・んうっ!遠慮・・・しない、で・・・あんっ!」
「ああ、少しずつな。でもまだ慣れていないから、全然進めねえ・・・っ」
「んー!は、あ・・・・あ、あ、ん、んあぁ!!」
出来る限り痛くしないようにしよう・・・と思っていたが、どうやらかなり厳しいようだ。悲鳴に近い叫びをあげる巡。その頑張りにも関わらず、俺のムスコはまだ半分までしか入っていなかった。
「巡、一気に行っていいか?・・・我慢出来るか?」
俺は言ってから自分は無責任な奴だと感じた。巡は、今、凄く痛がっている。一気になんて行ったら更に何倍もの痛みが加わるだろう。しかし
「我慢できるわよ。だって、杉崎だもん。だから、早くやってよ」
と、巡は返事をした。
「ほんとにいいか・・・巡?」
「いいわよ、来て。早く・・・んうっ・・・・ああああああああっ!!!」
巡の言葉に応えて、俺はぐっと腰を押し出していった。巡の純潔を守ろうとしていた最後の締め付けの中を、俺のムスコが突き抜いた。
最深部へと辿り着いた俺のムスコは、苦痛すら感じさせる締め付けの中で快楽に喘ぎ脈を打つ。結合部を見ると、巡の愛蜜に紅色の血が混ざっているのが分かった。こんなに痛そうなのに、巡は耐えてくれた。俺を受け容れてくれた。ありがとう・・・巡。
「どういたしまして♪」
「エスパーか!?」
「ううん、ただ目を閉じたら地の文が見えただけ」
「それをエスパーって言うんだよ!」

925安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:42:56
そして、お互いに笑いあった。なんて他愛のない話なのだろう。でも、間違いなく俺は幸せだ。巡と笑っている今が。
「ねえ・・・続きしよ♪」
「ああ」
巡の言葉に促されるように俺は腰を動かす。
「は、あ・・・・は・・・・・ぁ・・・・はあっ!」
巡が呼吸する度に中がひくひくと動き、俺のムスコを隅々まで容赦なく締め付ける。
「私の中・・・杉崎で・・あんっ・・・いっぱ、い・・・ああっ!!」
無理に動こうとするなら、すぐにでも絶頂に達する。俺は、巡の中の感触にムスコを慣れさせる。
「巡の中・・・すげーな」
「す、杉崎・・・・いいよ・・・動い、て・・・私は・・・杉崎、の・・・・・」
健気に言う巡の言葉に、俺の胸に巡の全てを自分のものにしたいという想いが湧く。俺はゆっくりとムスコを動かし始めた。
「んんっ!・・・はぁ、あ、ん、うぁ、ああっ!」
巡は頭を大きく振り乱して、痛さに耐える。俺は一回ムスコを引き抜き、また膣内へと入れていく。
「あ、く・・・・はぁ・・・あ、ひぁ・・・はっ、はぁ・・・・・・ああ、あんっ、はああ、んんっ、あんっ、あああっ!」
動いているうちに、わずかながらではあるが、巡の出す声に痛み以外のものが混ざり始めた。あまりに愛らしい巡の声。その声に俺は気持ちが高ぶるのを感じ、少しづつ動きを早めていく。
「くっ・・・」
「あ、ああっ・・・・んんっ・・・はあん・・だ、ダメ・・・・ん、んう、あっ、ひゃうっ!!」
突く度に巡は体をよじらせて、ショートヘア−の髪が激しく揺れる。挿入を受け入れるとキュッと膣内が締まる。その感触に俺の正常な方の思考はどんどん奪われていった。
ただ、激しくお互いを求めあう。快楽のあまり意識が飛びそうになる。やがて限界を悟った俺は、一気に腰の動きを早めた。
「限界だ、巡。俺、もう・・・・」
「ん、ああんっ、はぁっ・・・いいわよ。いつでも・・・来て!」
瞬間、何かが爆発したような感覚に襲われた。そして
「うっ・・・・・あ・・・・!!」
「ああっ、あ、あっ・・・・んうっ!!!」
俺のムスコは巡の膣内に大量の白濁液を吐いた。何度もビクンビクンと繰り返すごとに、残っていた白濁液が巡の膣内に注ぎ込まれる。

926安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 07:43:57
「杉崎が・・・・こんなにいっぱい・・・」
巡はそう言いながら笑顔で、俺は快感に頭の中を真っ白にさせたまま、それぞれ絶頂の余韻に浸った。

〜2日後〜
巡が学校に姿を見せた。案の定、みんなは大騒ぎだった。俺は、あの後深夏、守、中目黒に謝った。3人は許してくれた。和解後の抱擁という名目で俺は、深夏を抱こうとしたらカウンターを喰らった。その光景を見た中目黒が、「杉崎君。僕も・・・」と言っていたのは多分気のせいだろう。
クラスメイトからの質問にも笑顔で巡は答えている。質問も佳境に入ったところで、ある生徒が巡の変化を見て「何かいいことあったの?」と質問してきた。すると
「杉崎♪」
と巡に呼ばれた。俺が後ろを振り返ると巡がいた。巡の顔が俺の顔に近付く。次の瞬間、二人の距離は―――ゼロになった。
「・・・・・・・・・・・・・」
その行動にクラスメイト全員が唖然とする。しばらくして、巡の唇が俺の唇から離れた。そして、巡は俺の方を見て
「大好きだよ、杉崎・・・ううん、鍵♪」
と、満面の笑みを浮かべて言った。その笑顔は今まで見た中で一番の輝きを放っていた。

927佐鷺 遥氷:2011/01/25(火) 08:00:51
毎朝、ちょっとずつ書いていく事になりそうです。じゃあ書きます。

「あーーー!!どうすりゃいいんだよっっ!!」
そう絶叫する。
と、
「どうした深夏っ!?」
「げっ!?鍵!」
本人登場。
思わず、体が硬直する。
「なななななななんでもねえよっ!」
やっ、やべっ!おもっきしバレバレな反応しちまった!
「そ、そうか……」
ってオイ。そこは流すなよ。
『さすが杉崎(キー君、先輩)……』
「ま、まぁなんでもないならいいんだが……」
!チャンス!このままこの話題を終わらせるっ!
「あ、あぁ。なんでもないんだ。ほら、早く仕事しようぜっ」
そんなあたしの言葉に鍵は若干不思議そうな顔をしたが、結局席に座った。
ふぅ。とりあえずは、顔を見れるほど落ち着いたか……?
と、思ったとき、
「深夏」
「にゃわっ!?」
いきなり声をかけられた。びっくりして会長さんのような声が出る。
「何かあったら絶対、俺に相談しろよ?」
顔が近い。
ヤ、ヤバい。顔に血がのぼる。
「ひぇっ、ふぁっ、けっ、………きゅう……」
思考、ショート。
バタッ。
「みっ深夏っ!!?大丈夫かっ!?」
(おそらく)倒れたあたしを鍵が抱きかかえてくれる。
暗くなってゆく意識の中、あたしは、
(鍵の手、あったかいなぁ…)
と、だけ思っていた。

928安全運転紅蓮隊:2011/01/25(火) 08:03:47
以上です。どうでしたでしょうか。長編転向一発目でしたが、もう少し早く落とせればよかったなと思いました。途中、親に保存してたデータを削除されましたがここまで来たことを嬉しく思っています。
それはそれとして・・・
ダオスさんユーリさんお誕生日おめでとうございます。自分も1月(9日)生まれです。←どうでもいいですが
この小説は僕からのささやかな贈り物です。こんなものですみませんが・・・
長文失礼しました。

929キョン:2011/01/25(火) 23:52:13
紅蓮さん乙です
久しぶりの巡の話すごくよかったです。
これからのも楽しみにさせてもらいます

930名無しさん:2011/01/26(水) 00:36:21
おお!GJです!

931佐鷺 遥氷:2011/01/26(水) 03:37:32
うっわーーー……
一気に書きすぎてエラった……
地味に書きため…ねぇーーーー!!n
今から投下していきます。あと、一時間でどのくらい書けるか……がんばります

932佐鷺 遥氷:2011/01/26(水) 04:06:13
「……つ……なつ……みなつ……」
…暖かい声がきこえる。
太陽のように温かく、子供の頬のように熱く、そして、風邪のわが子を見守る親
のような絶対的な愛情が込められた、ひたすら暖かい声が聞こえてくる。
「……深夏……深夏……」
どうやら、あたしを呼んでいるらしい。もう少し、この暖かい声に浸りたかった
が、声に心配そうな色が混ざっているのを自覚したとたん、この声を悲しませた
くないな。と、思った。だから、うっすらと、瞼を開ける。
あたしの目に映ったのは、白い天井、夕暮れ時の日光、そして、
どこか、祈るような表情の鍵だった。
「ったく……。なんで、そんな顔してんだよ?」
口を継いで出たのは、そんなにくまれ口。
「っ!深夏っ!よかった……」
けれど、そんなあたしでもこいつは心配してくれる。そのことは、純粋に嬉し
かった。
………あ。そっか、だから………
「……お前のことが好きなのか……」
「えぇっ!?なぜ!?なぜいきなりデレ期!?」
ってオイ。女のあたしに言わせる気か、テメぇ?
「ちょっ、たっ、タンマ!少し、おちつじぇっ」
一発殴っといた。さて、これで、落ち着いて話ができる。
「あー……昨日のことなんだが……」
「ん?……あ、あぁ、『アレ』な……」
「あれなんだけど―」
「俺は嬉しかったぞ?」

933ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/26(水) 21:19:02
ダオスさんハッピーバースデー!
おめでとうございます!
そして、ありがとうございます!
紅蓮隊さんもありがとうございます!
そして、遅くなりましたが、おめでとうございます!
これで晴れて18禁のが買えるぜぐへへへ
飛鳥の小説ですが、ダオスさんのために今日投下したかったのですが、少し飛鳥のキャラをミスったので、深夜あたりに投下したいと思います
本当にすいません!

934一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/26(水) 22:20:28
ウィアー、どうも一星龍です。
なんだかPC使用禁止になってから結構な時が経ち(ry
ユーリさんはなんだか知りませんが晴れて18歳になったんですか?
18禁のはもう既に買っているのでは?
とにかくハッピーバースデーです。

そして俺の小説ですが、なんだか知りませんが自分の中に神が下りてきてオリジナル小説を書き始めてしまい、なんかそっちに熱が入っています。
しかも部活の原稿なんてものにも追い詰められています。
なので、飛鳥ルート3話は3月投下かもです。(ちなみに現在では4話完結かなぁ……。)
ユーリさんが飛鳥を書いてくれるのは嬉しいですが、知弦を書いて欲しいというジレンマ!

というわけで長文失礼でした。

935ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:52:35
では投下します。
多分飛鳥のキャラに程遠いと思うので、ご了承を。
飛鳥むずいよ飛鳥

一星龍さん。
ありがとうございます!
まぁ、18禁の奴はもってますが、表立って買えるので、嬉しいのです。
といっても、エロゲしたくても、マイパソもってないのですがね……

936ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:53:05
「やっほーー久しぶり、ケン」
「……………………」
「ん、どうしたの?もしかして、成長した私の姿に見とれちゃった?いやーー可愛いって罪なものだね」
「…………あのな」
俺は、己の感情を、全てを、ぶつけた!
「今何時だと思ってんだぁぁぁあぁあ!!」
只今午前2時。草木も眠る、ばりばりの深夜です。
「ケン、そんな大声出したら近所迷惑よ」
「お前のほうが迷惑だよ!なんだよ!もうすぐ深い眠りにつきかけてたのに!返せ!俺のレム睡眠返せ!」
「自分が深い眠りについたなんてわからないんじゃない?」
「うるせぇ!理屈なんかどうでもいい!俺は、眠りを阻害されたことに憤っているんだ!」
すると、飛鳥は照れたように。
「いやぁ、ワザとに決まってるわ」
などとほざいた。
「うっざ!」
こいつは、一度地獄に落ちても文句は言えないと思う。
俺の気持ちなど知らんとばかりに、飛鳥の独壇場は続く。
「あ、ケン、見て。UFOよ」
「いや、ありえないから」
「嘘じゃないって、ほら、あそこ!」
そうやって飛鳥の指さした方角を見てみると…………
満点の夜空だった。
「こんなオチだと思ったよ!」
そして、それに釣られた俺はすっげえ恥ずかしい!
「くふぅ、ケンの不幸はやっぱりいいわぁ……」
当の飛鳥はまるで温泉に浸かったときのような、極楽な表情を浮かべていた。
「愉悦に浸るな!あと、不幸なのはお前のせいだからな!」
「他人の不幸は蜜の味、ケンの不幸はサンマの内臓の味ってね」
「嫌じゃね?なんで不味いのにわざわざ味わうの!?」
「あの内臓の味は、分かる人にしか分からんのだよ」
「俺は一生分かりたくないよ!」
サンマの内蔵をどけて食べる人が殆どだと思う。
「ま、と言うわけで、お邪魔しまーす」

937ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:53:38
「おいまてこら、色々聞きたいことがあるが、とりあえず、靴を脱ごうか?」
すると飛鳥は、驚いた表情を浮かべた。
「え?ここって土足OKじゃないの?」
「残念ながら日本では土足厳禁なのだよ飛鳥さん。だからさっさと脱げ」
「脱げなんて……ケンのスケベ」
「靴だけだよ!だけど、脱ぐなら止めはしない!」
「あはは、冗談は存在だけにしてよね」
「俺の存在そのものが冗談なの!?あとさり気なく床をぐりぐりするの、やめてもらえます!?」
汚れが落ちにくくなっちゃう!
「仕方ないなぁ」
「仕方なくないから!」
「よっと」
ようやく飛鳥は靴を脱ぎ(ちゃんと玄関で)、自分が汚した汚れをタオルで拭いた。
こういうことはちゃんとしやがるのだから、全く面倒な性格だ。
飛鳥をジト目で見ていると、飛鳥は照れたような素振りをみせた。
「……ケン、そんなにカカトを見ないでよ。大好きなのは知ってるけどさ」
「俺がカカトフェチなんて初めて知ったよ!」
「昔、いつも私のカカトを追いかけ回してたよね」
「勝手に過去を捏造するな!しかも普通に犯罪だから!ただのストーカーだからそれ!」
「警察に追いかけられたのも、今ではいい思い出だね」
「しかも通報されてるし!」
「ふわぁ〜〜〜〜……眠い」
「そりゃ、深夜だからねぇ!てか無視か!俺のツッコミ総無視か!」
流石自分中心主義!ここまでくるといっそ清々しいくらいめんどい!
「お、ベッド発見」
そう言うなり飛鳥は布団に潜り、その柔らかさと暖かさを味わうように体をひねらせ、ベッドが生み出す眠気を誘うまどろみの中、眠りにつき――って!
「勝手に寝るなぁぁぁぁぁ!!」
「なによ……私は眠たいのよ。安眠妨害しないでよ。深夜に騒いで、バカなの?死ぬの?」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ!」

938ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:54:10
「仕方ないわね。ほら、ケン」
と言って、飛鳥はベッドの端に行き、半分を開け渡した。
「へ?」
「こうすれば、文句ないでしょ?」
「え、いや、これって」
と言ってる間に、飛鳥は眠りについていた。タオルケットがゆっくりと上下に動いている。
「…………なんなんだよ。全く」
いきなり連絡もなく来たと思えば、深夜だし、やりたいほうだいして勝手に寝るし、本当に嵐のような奴だ。
大体、2年前の問題もどうするんだ?
こいつが俺のところに来たら、俺が遠くへ行った意味が無いじゃないか。
しかも、ここまでどうやって来たんだ?
いや、飛行機なんて乗ろうと思えば乗れるのだが。
何のために来たのかがわからない。
サプライズ、にしては当てずっぽう過ぎるし、様子を見に来たと言うわけでもなさそうだ。
かなり大きい旅行用のカバンを持っていているのだから、もしかしたら長期滞在するのだろうか。
今は夏休み中だから、大丈夫と言えば大丈夫なのだが。
と言うか、親は知ってるのか?家出とかじゃないだろうな。――そんなことは無いだろうな。
特に林檎が知ってたらヤバいんじゃないか?確認する手段がないからなんとも言えんが。
「ふわぁーー……」
いかん、眠い。
飛鳥とのやり取りで眠気は覚めたかと思ったけど、やっぱり眠たい。
「仕方ないよな……」
床では寝れないし、そもそも夏とはいえ何も被らずに寝たら流石に風邪を引いてしまう。
仕方なく、飛鳥が開けたスペースに入らせてもらった。
だが、所詮はシングルベッド。
出来るだけ端に寄っても、飛鳥と背中がくっついてしまう。
服の上からでも分かる、飛鳥の、俺とは違う柔らかい肌の感触や、後ろから香ってくる甘い匂いが、俺の理性を揺さぶった。
心臓がドキドキ鳴る。
2年経って、身長が、胸が、色気が、魅力が、全てが大人っぽくグレードアップした幼なじみに、俺はどうしようもなく魅惑されていた。もう記憶にしか無かったはずの、飛鳥の魅力が生々しく思い浮かんでくる。
やっぱり、俺はまだ飛鳥のことが――――
そこで眠気が一気に襲ってきた。

939ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:55:37
「ん……」
柔らかな朝日が部屋に注ぐ中、俺は目が覚めた。欠伸をして体を伸ばし、あることに気がつく。
「…………あれ?飛鳥?」
そう、隣に飛鳥の姿はなかった。
重い体を起こして、家中を探してみたが、どこにも居なかった。
出掛けているのだろうか。でも、日が登ってそんなに時間は経ってない。
「……夢?」
そう思ってしまうほど、飛鳥がいた痕跡が無かった。
でも、夢にしては余りにリアルだった。
起こされた感触が、飛鳥とのやり取りが、生々しいくらいにくっきりと残っていた。
「…………と」
そうだ。今日は朝早くから生徒会があるんだった。
とりあえず朝食のパンを焼き、眠気覚ましにインスタントのコーヒーを飲むため、水を沸かす。
その間に制服に着替え、持ち物の確認、身だしなみを整える。
パンが焼き上がり、コーヒーができて、それをTVのニュースを見ながら飲食する。
食べ終えて、食器を片づけて歯を磨き、戸締まりのチェック。
磨き終えて、鍵を閉めて家を出て、登校する。
いつも通りの朝だった。慣れ親しんだ朝だった。
夏休みの学校は、当たり前だがあまり活気が無く、朝早いので余計にそう思わせられた。
生徒会室までの廊下を歩く。
今まで通りの進路で、いつもの速度で。
そして生徒会室前。
俺はいつものように戸を開ける。
「うぃーっす」
そう、いつもの通りに。
「アカちゃん。ほら、あーん」
「あーん。んーー美味しいっ」
「ああ、いいわぁ。貼り付けてぬいぐるみにしたいわぁ」
「さらっと怖いことを言わないでよ!背筋が寒くなったよ、今!」
「アカちゃん、はい、もう1回」
「ふぇ?じゃ、あーーん。もぐもぐ」
「真冬、そこはメ〇ル斬りじゃなくてま〇ん斬りだろ」
「まじ〇斬りは、今回全然当たらないんです。6回に1回くらいの確立なら、こつこつとメタ〇斬りでダメージを蓄積させたほうがいいんです」
「男なら、一発で勝負だろ!」
「真冬は男じゃないです!大体、お姉ちゃんは計画を立てなさすぎです!」
「何だと?いいじゃんか!弾幕はパワーだぜ!」
「ドラ〇エは弾幕ゲーじゃないです!」
いつも通りの生徒会。いつも通りのぐだぐだな会議。
俺はただ、上の空だった。
「あれ、杉崎?どうしたの?さっきから全然喋ってないじゃん」
「え?ああ、ちょっと考え事してました」

940ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:56:10
「どうせろくでもない事考えてたんでしょ?」
「いえ、もし世界で男が俺だけになったら、凄いハーレムが出来るんじゃないかな、と」
「物凄いエロゲ的思考だな……」
「もしそうなっても、素直に人類は絶滅を選ぶでしょうね」
「と言うか、普通に有り得ないし」
「世界中が男だけになるという展開もありましたか!先輩、グッジョブです!」
「酷い!そして真冬ちゃん、やめて!今すぐその展開を放棄するんだ!」
だから俺はいつも通りに振る舞う。
「いいじゃんか!夢見ても!エロゲ的思考は、男のロマンだ!」
『ないわーー』
「ハモった!?あ、待って!ちょっとずつ後退しないで!」
いつも通りの日常。だけど、俺の心はいつも通りではなかった。
だけど、俺はいつも通りに振る舞う。
「キー君さいてーー」
「全世界の男子に謝りなさいよ」
「こんな奴と同性なんて……同情するぜ」
「先輩、今すぐ謝罪するのです!全世界の男性に!体で!」
「俺は悪くヌェェーーーー!!」
俺の心の中は、ただただ疑惑と混乱に満ちていた。

941ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:57:38
「よいしょっと」
夕日が眩しい中、鍵を開けて家に帰る。
「おかえりーー」
……………………
そこには、普通に、さも当たり前のようにイスに座った飛鳥がいた。

「……………………」
神出鬼没というか、あっさり出てくるのな。さっきまで悩んでたのが恥ずかしいわ。
「どうしたの?ケン。ヤクでも切れた?」
「俺は麻薬中毒者じゃねぇよ!」
「え?おかしいわ。確かあの時に打ったはずなのに……」
「なに勝手に人の体いじくってんの!?」
「てへ♪」
「てへ♪じゃねぇよ!怖いから!」
「思い出すわ……『同情するならヤクをくれ!』って叫んでたあの頃を」
「名ゼリフをこれ以上ない最低なセリフにしやがった!」
飛鳥は、肝心なところだけごまかすような、避けているような気がした。
俺は追求した。いや、追求しなければいけなかった。
「なぁ、飛鳥。どうして俺のところに来たんだ?」
「……………………」
飛鳥は、黙った。さっきまでの軽口が嘘のように。軽い雰囲気は一変して、重い沈黙に変わる。
「…………聞きたい?」
「ああ」
再び重い沈黙。そうして少しの間が空き、ようやく飛鳥は、重い口を開いた。
「アンタの後ろに霊がいるのよ」
「な、なんだってーーーー!!」
「ケン…………くすん。かわいそうに……」
「やめて!顔を背けないで、泣かないで!本気で怖くなってきたから!てか、話を変えないでくれ!」
「…………ケン、アンタはこの2年間、どうだった?」
唐突のシリアスな質問。
「え?」
「碧陽学園に入学して、どうだった?」
「そりゃ、苦しかったし、大変だったけど、今では充実した生活になってると思う」
「そう……」
飛鳥は、寂しそうな笑みを浮かべた。
「私は……何も無かった」

942ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:58:08
独白するように、飛鳥は語る。感情のこもらない声で。
「ケンと別れて、アンタが向こうに行った後、私は普通に過ごそうとした。普通に学校に行って、普通にクラスのみんなと話して、冗談を言ったり言われたり、普通にしてた。でも、私は内心驚いたわ。ああ、ケンがいないと、こんなに無色透明な世界なんだなって。高校に行っても、林檎ちゃんとまた仲良くなっても、何も変わらなかった。ずっと、何も……」
「…………」
俺がよかれと思ってしたこと。
それが、こんなにも飛鳥を傷つけていたのか。
結局、俺は何も変わっていない。
2年前から、何も……ずっと……
「もしケンに会ったら、何かが変わるのかなと思っただけ。どう?いいサプライズだったでしょ?いひひっ」
そうして飛鳥は、泣きそうな声で、泣いてるように笑った。
「飛鳥……」
そんな傷ついた彼女を、俺は思わず抱きしめてしまっていた。
「ケン……」
「飛鳥、俺の身勝手で傷つけて、ごめん」
「なによ……バカ」
俺は2年前、飛鳥と別れた。
そしてケジメをつけようと、引っ越してきて、全てをやり直そうと決意した。

943ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 02:58:40
それはつらく、苦しかった。俺も同じ、飛鳥がいなければ心から楽しいと思えなかったからかもしれない。
生徒会のメンバーと出会って、励ましてもらい、大分マシになったと思う。
でも、俺の心の奥底。2年前から封印してきた気持ちは変わらなかった。
俺は、飛鳥が好きだ。どうしようもなく大好きだ。
「飛鳥……もう一度やり直そう」
俺は飛鳥を抱きしめながら、もう一度言った。
「俺と、付き合ってくれ」
「……また繰り返すの?」
「いいや。もう繰り返さない。俺は飛鳥を傷つけない」
「アンタは傷つくわよ」
「知ってる」
「今回は、林檎ちゃんだけじゃない。アンタの生徒会のメンバーだって、みんな傷つけることになるわよ?アンタは知らないだろうけど、みんなアンタに想いを寄せてるはずだもの。」
「……………………」
「アンタは、それを受け止めることが出来る?」
「出来る」
「言い切ったわね」
「ああ、出来る。俺は、お前を守るためなら、何にだって耐えてやる」
「そう……」
飛鳥は、応じるように抱きしめ返してきた。
「私も、ケンが大好き。もう一度、付き合って下さい」
「ああ、もちろん!」
俺達は、固く抱きしめ合った。

944ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 03:01:01
夜。
また前夜のような形で寝る。
寝る。寝たい。寝れない。
……だって、となりには想いが通じ合った彼女が居るんだぞ?
意識しまくって、全く眠気なんて来ないんだ。
「ねぇ、ケン」
「ん?」
「キスして」
「……えぇ!?」
「なんでね、冗談よ」
飛鳥は平然と言ってきた。
「ケンにそんな度胸ないってわかって――――――」
俺はキスをした。不意打ちのごとく。
「――!?!!?」
飛鳥は心底驚いていた。
「ええぇ!?ちょ、ケン!?」
珍しい、飛鳥のパニクった表情。
写メにでも残しておきたかったが、今の俺はそんなこと頭にすらなかった。
「飛鳥。お前が悪いんだからな」
俺は飛鳥の上で四つん這いになる。
ただでさえ、好きな異性が横で寝ていて、ムラムラしていたのに。
あんな言葉を言われたら、もう止まらない。
「そ」
だけど、飛鳥はさっきの動揺が嘘のように、素っ気なく言い、若干微笑んでいた。
「……お前、ワザとやってないか?」
「さぁね。それより、襲うの?襲わないの?」
「襲う」
「きっぱり言ったわね」
「仕方ないだろ」
「ま、ケンだからね」
「引っかかるなその言い方」
などと憎まれ口を叩き合っていながら、飛鳥は自分のパジャマのボタンを1つ1つ外していく。そして、フロントホックの留め具を外した。
「ほら、ケン。襲うんでしょ?」
「あ、ああ」
昔からお互いのことを知らないくらいにまで長年付き合ってきた飛鳥が、こんなに色っぽい事ができるなんて、正直戸惑ってしまった。
少しびくつきながら、俺は飛鳥へ手を出す。
「ん……」
ゆっくりと乳房を軽く掴んだ。
手に余りそうな質量と、何物にも負けなさそうな柔らかさが、感触として伝わってきた。

945ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 03:01:35
乳首の微かな抵抗が、また質感のリアリティを増幅させる。
俺は、胸を揉みしだいてみた。
手の形を変えるたびに、乳房の形がスライムのように変わる。
目で見ていても、触っていても、なんというか、とても凄かった。
「あん……」
飛鳥が微かな声で喘ぐ。
飛鳥の反応を見ているだけでも面白い。
そして何より、こんな飛鳥の姿を見ているだけで俺はたまらなかった。
乳首は固く自己主張をしていて、摘まんでも大丈夫そうだった。
「んっ……こら……おっぱいばっかり触らないでよ……」
飛鳥は、たまらないといった表情で言ってきた。飛鳥の顔は、恥ずかしさからか真っ赤で、そして扇情的だった。
「あ、すまん」
「いいよ。……ほら、こっちも、触ってみてよ」
そう言って飛鳥は、俺の手を下へ持っていき、ゆったりとしたパジャマの中へと突っ込ませた。
指先がショーツに触れた。
「あ、飛鳥……?」
余りに普段と違っていたので、俺はまたしても戸惑ってしまった。
「なに?」
「いや、なんか飛鳥らしくないなぁって」
それに飛鳥はクスッと笑った。
「女はね、好きな男だけに見せたい顔があるのよ」
飛鳥は、俺の手をショーツの中へと入れた。
「アンタにだけよ?こんな姿を見せるのは。ケン、本当の私を見て」
そして飛鳥は、俺の首に両腕で抱きつき、キスをした。
初めのキスとは違う、ディープなキスだった。
初めて体感する、他人の舌の感触、ヌメリ……
俺の理性など、もうとっくに無くなっていた。
「んっ……くちゅ、くちゃ、ちゅ、ちゃぷっ、んん……ん」
右手で、飛鳥の秘部を触った。
同じ人間なのに自分にはない、肉感や感触が伝わってくる。
この筋目が、飛鳥の大事なところなのだ。

946ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 03:02:27
、どこかへ行こうとしているようだった。
しかも、かなりの湿度で、秘裂からは愛液が溢れ出て、ショーツが濡れていた。
膣だと思うところへ、中指を進入させてみた。
「ーーんん!」
ピクリと、飛鳥の体が反応する。
どうやら当たりのようだ。もし外したら凄く恥ずかしいな。
そんな事を思いつつ、俺は愛撫とディープキスを続けていた。
「ん……ぷはっ」
長かったキスが終わる。
とろんと蕩けるように潤った瞳が、唇の端から垂れた唾液が。
何もかもが、愛おしく、そして扇情的だった。
「ケン……来て……」
「ああ」
俺は、下のパジャマを脱がして、局地的に濡れたショーツを脱がす。
飛鳥の秘部が外気に晒された。
俺もズボンを脱ぎ、己の固く固くなったモノを取り出した。
「わぁお」
飛鳥が興味津々のように見つめる。
「飛鳥……あまり見つめないでくれ」
なんだか恥ずかしい。
「私の方が、もっと恥ずかしいんだけどね」
そりゃ、そうだけど……
「いよいよ私の処女が、奪われてしまうのね」
「痛いかもしれないけど、我慢してくれ」
「大丈夫よ」
「じゃ、いくぞ」
俺は秘裂を広げて、モノを膣に押し当てた。
ズプププ…………
そんな擬音が聞こえるかのように、モノは埋没していく。
「ん……く……」
狭い空間を、押し広げるように、進んでいく。中は、言葉では言い表せないような、グニグニ蠢くような、なんだか生々しい感触があった。
そして、壁……膜に当たった。
「それじゃあ、いくぞ」
「うん」
俺は、ぐっと力を入れ、膜を突き破った。
「……!!っく!」
飛鳥の体が、硬直する。
俺に抱きついてきて、キツく締め付けてきた。
それほど痛いのだろう。俺は何もできず、ただ飛鳥の頭を撫でていた。

947ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 03:03:05
飛鳥の股当たりには、赤い赤い血が、花のようにシミになっていた。
少し経って――――
「もう……大丈夫よ……」
「わかった」
了承を貰ったところで、俺は腰を動かし始めた。
動かすとともに膣内は、まるで吸い付くかのようにモノを引っ張った。
そして、半分くらい腰を引いた後、また突っ込む。
その単純な動作を繰り返すだけで、えもいわれぬ快感が、脊髄を走った。
「あっ……!ん!ケン……!すごい……」
飛鳥は、愛撫の時より大きな声で喘ぐ。
涙が流れ、飛鳥の髪に染み込む。
飛鳥の体が上下に動くたび、乳房が弾み、飛鳥が乱れる。
もう俺は、今すぐにでも達してしまいそうだった。
何度も何度も、飛鳥を突く。
「ケン……ケン……!もっと激しく、してぇ!」
俺は激しく腰を振った。
「やっ!あんっ!あっ!あっ!ああん!ケン!ケン!」
「飛鳥!飛鳥!」
お互いに限界そうだった。
少なくとも、俺は限界だった。
飛鳥は、足を絡めて叫ぶ。
「ケン!きて!わたしに来て!」
「ああ。いくぞ!飛鳥」
俺は、最後に思いっきり腰を押して、飛鳥の最奥に突っ込んだ。
そして、射精した。
「ん!!ああぁぁあぁあ!!」
飛鳥は、ほぼ同時に絶頂に達した。

948ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 03:04:34
事後。
俺は飛鳥に背を背けて寝ていた。
理由は……察してくれ。
賢者タイムは思ったより辛いのだ。
「たーのしっ♪」
そんな事はお構いなしにと、飛鳥はべったりと俺にくっ付いたくる。
あああ!こいつ絶対わかってやってるだろ!
「くけく……これでケンは私の物。たっぷりと金を搾り取ってやろうか」
「それ、俺の前で言ってよかったのか?」
「ケン」
「ん?」
「私、今日超危険日だから」
「はぁ!?」
おもわず振り向く。
飛鳥は、キラーンと光るような笑顔だった。
「そんなわけで、ヨロシク!」
「いやいやいや、言うタイミングおかしくね?なんで後になって言うの!?」
「責任とってよね」
「いや、責任はとるけど……」
「――――なーんてね、嘘嘘」
「お前の冗談は心臓に悪いわ!」
「ふわぁぁぁーー……眠いわ」
それは同意だ。セックス行為は、思った以上にどっと疲れがきた。
「ああ……寝るか」「もう1回しようか」
「なんでだよ!そこは意見を一致させようよ!」
「なんとなく、やってみた」
「なんとなくでするな!」
そこで、睡魔がどっと襲いかかってきた。
「飛鳥……明日な」
「うん……明日ね」
そんなことを言いながら、俺達は眠りについた。
飛鳥は夏休みの最後まで居るらしい。なら、この貴重な時間が、思い出に残るような夏休みにしよう。
夏休みは、まだ始まったばかりだ。

949ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/27(木) 03:06:05
終わりです。
ほんと、これ飛鳥かってレベルですけど、すいません。

知弦ですが、7割方できているので、近いウチに投下したいです。

950名無しさん:2011/01/27(木) 06:41:26
頑張って下さい

951名無しさん:2011/01/27(木) 07:11:42
>>949
GJ
GJGJ
GJGJGJ
GJGJGJGJ
GJGJGJGJGJ
GJGJGJGJGJGJ
GJGJGJGJGJGJGJ
GJGJGJGJGJGJGJGJ

乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙

952佐鷺 遥氷:2011/01/27(木) 08:05:14
ユーリさん乙です!
僕も、投下します。

「あー……昨日のことなんだが……」
「ん?……あ、あぁ『アレ』か……」
恥ずかしさでまともに鍵の顔を見てられないが、とりあえずは言葉を紡ぐ。
「あれなんだが―」
「俺は嬉しかったぞ?」
「え?」
え?、ほえっ、う、嬉しかった?
「あの、深夏にそんなこと言われるなんてな」
ボゴッ。
「な、なにすんだよ深夏っ!?」
人のドキドキをいい感じでぶちこわしやがって………。とりあえず殴っといた
が、一発でおさめて話の続きをする。
「で、え、う、嬉しかったって?」
「あぁ。最初こそ面喰ったがな」
「そ、そうか………」
良かった…引かれてなかった……
「まぁ、たとえ一時の気の迷いでも、本当の思いでも全部受け止めてやるから
安心しておけ」
「……うっぜ」
「ひどいなオイ!!?」
っとと、またつい憎まれ口が……
なんて軽く考えていたあたしだったけど、鍵の次の一言で体を凍りつかせた。

「もし、おまえが俺の事を嫌いになりたくなったとしても俺はおまえの助けを
するさ」

………ちょっと待て……今のって……
「な、なぁ鍵」
「ん?何だ?」
「それって……」
ゴクッ 息をのんで続ける。
「自分であたしに嫌われることでもやるってことか……?」
「……あぁ、そうだ」
ッ!!

953名無しさん:2011/01/27(木) 15:31:06
乙━━

954名無しさん:2011/01/27(木) 16:38:16
さすがだ・・・・
乙です

955ダオス:2011/01/27(木) 19:10:48
佐鷺さん、ユーリさん乙です
自分は2日に書き込む予定です
杏で練らせていただいています
もう少し時間を下さい、なにせ情報が少ないもので

956安全運転紅蓮隊:2011/01/27(木) 20:45:19
どうも、今日近所の子供におじさんと言われて泣きたくなった人です。(実話)
>>914>>926に書いた巡×鍵。褒めて下さって頂いてありがとうございます。(>>890>>898は無効)
それで、次の小説を書こうと思ったんですけど>>760に書いたように票の入ったキャラは多い順に書くと言いました。
順番的に次は飛鳥です。ですが・・・
ユーリさん流石です。やっぱすごいですね。
一星龍さんと、赤い月さん楽しみに待ってます。
ユーリさん、一星龍さん、赤い月さん。全員飛鳥なんですよねーw。
僕は、どうしたらいいでしょうか?飛鳥を書くか。票の入っている真冬または知弦を書くか。(真儀瑠と林檎は1回書いているので)
それ以外でもいいです。リクエストあったらお願いします。

957名無しさん:2011/01/27(木) 23:19:12
>>ユーリさん
飛鳥の続きかいてくださいっ!

958キョン:2011/01/27(木) 23:45:53
紅蓮さん間をとって会長をおねがいします

959名無しさん:2011/01/28(金) 00:20:01
知弦さんを書いてください

960名無しさん:2011/01/28(金) 01:08:20
リリシアさんをお願いします!

961李杏 ◆e0HUlZsRl.:2011/01/28(金) 04:10:57
ユーリさんお疲れ様です。ユーリさんのエロ小説、ソフトM向けなんで好きです。
あとこのスレの書き手で、唯一実用性があるエロ小説なんで、参考にしてます。
贅沢言うなら、もう少し、口や胸や中に入れる描写を、長く書く様にしてくれると嬉しいです。毎回寸止め状態なんだぜ……OTL

962佐鷺 遙氷:2011/01/28(金) 19:16:41
投下しますー。

ッ!!
心の中で何かが燃え上がる。
「ふざけんなよ…!!鍵、お前、そんなことしたらメチャクチャ苦しいに決ま
ってんだろっ!!」
思わず絶叫する。けれど、鍵はうつむいたままだった。
一方、あたしは胸の中のこのモヤモヤを全て吐き出さなければ収まりそうにな
い。
「お前、そんなことして自分で耐えられると思ってんのか!?ハーレムハーレ
ム言ってるやつが自分で女子に嫌われるようなことしたら自分がどれだけ傷つ
くか本当に考えてんのか、鍵!!?」
そこまで叫んだところで鍵も言葉を紡ぎだす。
「…俺のことはいいんだ……。皆さえ幸せで…笑顔でいてくれれば……」
「ッ!じゃあ、お前は何なんだよ!?皆が笑顔なら、お前はいいのかよ!?お
前自身が幸せじゃなくちゃいけないんじゃないのか!?」
「俺は、皆が笑ってくれてればそれで幸せなんだよ!!そのためなら何でもす
るってきめたんだ!!もう誰も泣かせないって!!」
「鍵……」
……今のこいつはとても苦しそうだ。目的と手段が混ざっちまってるのか性欲
的な感じもなく、信念的なものもない。
ただ、自分の言い分をわかってもらおうとする子供と同じものを感じる。
確かに、鍵の言うことも当然なのかもしれない。
自分の愛する者の笑顔があれば幸せなんてのはよく聞くセリフだ。けれど、
あたしのなかでは愛する者は全員笑顔でなければ幸せとは信じられない。

963安全運転紅蓮隊:2011/01/28(金) 19:57:10
>>958>>959>>960
ありがとうございます。何故か昨日の夢にリリシアが登場したのでリリシアルートで書かせていただきます。
もう、ホントにムードぶち壊し野郎でごめんなさい。書きこむのはpart11になるかと・・・。
出来れば見捨てないでください。ホントに・・・OTL

964佐鷺 遙氷:2011/01/28(金) 20:58:38
ひとりでも心から笑顔でいられない奴がいるならそんなのは幸せじゃない。
その事をこの優しすぎるバカに教えてやらなくちゃならない。
「…なぁ、鍵。もし、あたしが、お前が本当に笑ってくれないと幸せになれな
いって言ったらお前はどうするつもりなんだ?」
「っ…それは……」
「お前さぁ、重く考えすぎなんだと思うぜ、あたしは」
結局のところそれなんだ。
鍵は純粋に重く考えすぎなんだと思う。チャラチャラしてるけど皆の中心に立
てるような奴で、本音ではどこまでも皆のことを考えてる鍵だからこそ簡単な
ことがわからない。
「鍵、お前さぁ自分のことを低く考えすぎだぞ?」
「え?」
「この学園でお前のことが本当に嫌いな奴なんて絶対にいねぇ。なんでだかわ
かるか?……お前は本当にすごい奴なんだよ。どんだけうざくても、どんだけ
気持ち悪かろうとその全てをカバーできる奴なんだよ、お前は」
思いが、とまらない。
「そんなすごいお前なんだ。お前といるだけで笑顔になる奴なんて大量にこの
学園…いや世界中にいるにきまってる!!!
……だからさ、自分に自身をもてよ。もっといつもみたいにどんとかまえてろ
よ。お前と一緒にいて悲しむ女なんているわけねぇ。お前も……、お前は……
……笑顔でいていいんだよ………」
……………………。
あたしたちのいる部屋を静寂がつつむ。
その沈黙を破ったのは鍵だった。
「深夏……、俺は…、自分に自身を持っていいのか?
俺と居れるだけでみんな笑ってられるって……思っていいのか?」
………ハァ。
「いまにも泣きそうな顔で言うんじゃねえよ。
………あったりめえだ」
その言葉と一緒に鍵を抱きしめる。
その背中は頼りなさげにゆれていて、あたしの肩のあたりには熱い液体がたれ
ていて、耳元で泣き声まで聞こえてきてたけどひとつだけ確信が持てた。

こいつを好きになって正解だった。ってな。

―五分後―
「…悪い、深夏」
「気にすんなって。………お前が幸せであっちゃいけないわけがないんだ。覚
えておけよ?」
「あぁ。わかった」
「うん。よし。…………あ、そうだ鍵」
「ん?」
「さっそくお前を幸せにしてやるよ……あたしを……」
「あたしを?」
「あたしを、抱いてくれ……」
「あぁ、わかってええええええぇぇえええぇぇぇぇぇえええぇええええぇぇぇ
ぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!!???!!!??」

965名無しさん:2011/01/29(土) 18:50:17
>>963
夢に出てくるなんて羨まし過ぎる…。
俺はここ最近ノンレム睡眠ばっか…。

966名無しさん:2011/01/30(日) 10:01:10
もうpart10も終わるのか

967名無しさん:2011/01/30(日) 19:52:59
若干いつもよりペースが遅かったかな??

968一星龍 ◆wSkrJ5bxa6:2011/01/30(日) 23:00:35
過疎ったもの、仕方ない。
ところで参考までに質問です。
会長や知弦さんのクラスって何組ですか?

969名無しさん:2011/01/31(月) 00:40:12
1組か2組だったはず

970名無しさん:2011/01/31(月) 01:00:03
真冬が1年C組、深夏と鍵が2年B組、会長と知弦さんが3年A組です。

971名無しさん:2011/01/31(月) 01:20:38
>>969涙目w

972名無しさん:2011/01/31(月) 01:58:08
〜次スレのお知らせ〜

生徒会の一存のエロ小説を創作してみるスレ part11
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1296406435/

973ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/01/31(月) 14:08:03
学校、終わったよ……
休みだやったーーーー!
これで思う存分ゲー…執筆ができるどーー
part10ももうすぐ終わりですな
また11でお世話になります。
あと、飛鳥の濡れ場が少ないと言われましたが、設定を作るのに大変で、あまり書けずすみません。
だけど、この設定は無駄にはしないです。
知弦の次話ですが、濡れ場を大幅増量中ですので少し遅れます。

半分期待して待っていて下さいね
では

974名無しさん:2011/01/31(月) 16:29:55
飛鳥だれかかいてください

975名無しさん:2011/01/31(月) 18:08:33
じゃあ>>980頼む

976ハッハッハッ:2011/01/31(月) 21:52:43
適当に書いてみたww

今俺は、非常におかしな状況に陥っていた。
まぁまず、こんなシーンを想像してみろ

『幼なじみが
 自分の隣で寝息をたてている』

さぁ、お前ならどうすると思う?
次の内から答えてくれ。

1.襲う
2.起こす
3.寝る

性欲魔神たる俺なら当然1を選択してしまったわけで…
襲ったんだが、その時から意識がなくなった気がする

その結果
目の前で幼なじみが自分のをなめている。
という高校生らしからぬ事態になってしまった。
「えっと…飛鳥さん?」
「ん?ほうひはほ?」
いや、なに言ってっか分からねぇよ!
「あの…状況がいまいち分からないんですが」
そこでようやく俺のが解放される
「だってケンがいきなり襲ってくるもんだから
 つい鳩尾にストレートをーーー」
「せめて叩くぐらいなら分かるぞ?だが鳩尾にストレートって無いだろ。
 どういう考え方をすれば、鳩尾にストかましてから
 俺のをなめるという結論に至るんだ?



続きを誰か書いてくれ。

977名無しさん:2011/02/01(火) 01:58:24
みなさんうまいですね。
いつも楽しみにしております。
そういえばユーリさんって関西のお方?

978名無しさん:2011/02/01(火) 13:42:04
ksk

979名無しさん:2011/02/01(火) 14:12:33
ksk

980ダオス:2011/02/01(火) 16:52:19
投下します


 『貴女に何と言われようと、俺は、会長に手を出しますよ』
…それより前にどんなやりとりをしたか、正直何も覚えていない
…訂正、後ろに座らせた杉崎さんを振り落とそうとしたことは覚えています
嬉しかった
心の底から、嬉しかった。同時に、安心した。でも、
少し不安になった
すでにそのころ、私は杉崎さんに引かれていた。一目で分かった
それは、くーちゃんも…それどころか、生徒会の皆さん全員も
…この気持ちは心の隅のほうに留めておかなければいけないのでしょうか?

3月×日
くーちゃんに指示されたとおり、私はタクシーに乗っていた一人の青年を後ろに乗せて、
碧陽学園まで送った
その碧陽学園の校門の前にバイクを止め、ガードレールにもたれかかる
体育館の中からは、碧陽学園の校歌と思わしき歌が聞こえる
…卒業式…
くーちゃんを含む生徒会役員の方々は見るからに辛い表情を押さえて、
無理に上げたテンションで作り笑いをしていた

なんだかその場に居られなくなって、バイクに跨る
赤い髪をなびかせて、走る、走る、走る、一人で、法定速度以下で。
気がつくと、また、碧陽学園の前。日は沈みかけて、美しい夕焼け空。
ケータイを開くと、5時13分と表示された。メールが一通来ている
         3月×日 12時38分
         fromくーちゃん
         Sb今日は
         _________________
さっきはありがとねアンズ
         杉崎もそう伝えてくれって
         本当にありがとね
この様子では私はくーちゃんの期待通りの働きができたのだろう
返信する気にはなれなかった。代わりに、生徒会室に向かって歩き出す
「生徒会室」と書かれたプレート。ここで間違いなさそう
ゆっくりと生徒会室の扉を開く、誰も居ない生徒会室…の、はずだった

981ダオス:2011/02/01(火) 17:51:44
「あ、アンズさん!?」
「杉崎さん!」
そりゃ、こんな状況なら誰だって驚くだろう。卒業式は午前中のはずなのに
鼓動が高まるのを感じる。どんどん速くなる
…そうだ、深呼吸でもして落ち着こう。ス〜〜〜〜ハ〜〜〜〜〜
「杉崎さん、なんでこんな時間までここに?」
「それは……これで終わっちゃうんだなと思って
 さっきまではみんなも居ました。一緒に帰ろうと誘われて、実際一緒に帰りました
 でも、みんなと別れたら自然とここに来ちゃって。アンズさんは?」
「私もそんなところです。なんだか自然に…何ででしょう?」
嘘。私は知っている。私は杉崎さんが…好き…なのだろう
そんなことは自分が一番良く知っている
「それはそうと、さっきはありがとうございました」
「いえいえ、いいんですよ」
……………………………………
変な沈黙だな…なんか話はないかな……………………………あ、
「「杉崎さっ(アンズさっ)」」
「杉崎さんお先ににどうぞ」
「あ、いや、その…き、綺麗な夕焼けですね…ア、アハハハハ」
…話力の無い人だな…
「あの、杉崎さん」
バッ
杉崎さんに反応される間に杉崎さんの胸に飛び込む
「あ、アンズさん!?」
「杉崎さん…私……杉崎さんのこと…好きなんです」
「は!?あの、失礼ですが今日以前に会ったことありましたっけ?」
「ありません。間違いなく今日初対面です」
「…………それは多分一時の気の迷いですよ」
「気の迷いなんかじゃありません!!私は、栗花落杏子は!!!
 あなたのことが大好きなんです!!!愛してるんです…」
不覚にも泣いてしまった。でも後悔はしていない
「これでよかったんです」
腕で顔を拭いて、ドアのほうに向き直る
「ちょ、アンズさん!?どこ行くんですか?」
「帰ります。私のこの気持ちをどうしても伝えたかったんです
 でも、どうかあなたはくーちゃんのことを愛してあげてください」
そう言い残して、部屋を出て、足早に立ち去るつもりだった
でも、そうする前に杉崎さんに肩を掴まれた
「言ったじゃないですか。『保護者気取りは辞めてください』って
 会長だってもう立派な大学生です!あなたの知らない所で、会長は成長してます!
 もうあなたに守られなくても十分やっていけます」
後ろから杉崎さんに抱きしめられる…すごく温かい
「もう自分を抑えなくてもいいんです。もっと自分にすなおでいいんです」
下ろされた。全部の荷を。優しく。力強く。受け止めてくれた。
まただ。今度はより一層強く。不覚にも泣いてしまった。大声で。ワンワンと泣き声を上げて。

982名無しさん:2011/02/01(火) 19:52:48
だから一気に投下しろよ。何度言えば分かるんだよ。
PSPだったら、「投下遅くなります」くらい最初に言えよ
他の人が書きこめないだろ

983安全運転紅蓮隊:2011/02/01(火) 19:53:23
ダオスさん乙です。続きまってます。
とうとうpart10も終わりですね。レス中に2011年になったり、また読み手の方から書く方へと変わりもしました。
part11のスレ立て乙です!色々ありましたがこれからも宜しくお願いします。4月から受験生なので頻繁には来れませんが。
あと、3日くらいまえにリリシアルートで書くと言いましたが、ちょっと同クラスのオタク友達から真冬を書いてほしいと言われたので
自己勝手ですみませんが真冬で書きます。part11で落とすので良かったら読んでください。お願いします。
長文すみません。

984名無しさん:2011/02/01(火) 20:32:06
ksk

985名無しさん:2011/02/02(水) 00:10:02
うめ

986名無しさん:2011/02/02(水) 00:10:37


987名無しさん:2011/02/02(水) 03:43:33


















ぼし

988ダオス:2011/02/02(水) 11:04:06
ごめんなさい。遅くなりました


「あの、アンズさん?」
気持ちを落ち着かせて、泣くのを止めて、顔を上げる
「呼び捨てでいいです。私、あんまり敬語で話されるの慣れてないんです」
「じゃあアンズ。俺も大好きだよ。アンズのこと。
 自分のことは後回しで他人のことを考えてあげられる。なんか俺と似てる気がする」
「杉崎さ…」
「鍵でいいですよ」
言い切られる前に指摘された
「…健君。ありがとう…」


「で、何で今こんなことに?展開速すぎだろ!」
後ろで鍵のやつがなにやら騒いでやがる
「うっせー!いいだろ!?お前一人暮らしだし、アタシは友達と夜中まで走り回ってるから
 帰りが朝になろうとも心配は一切されない!それにお前、明日からしばらく学校無いだろ!?」
そう、今はバイクで鍵の家へ向かっている。それにしてもうるさい。また振り落とそうか
「いや、それだけはやめて!?俺の命に関わるから!!」
「地の分を読むんじゃねえ!!で?次はどっちだ!?」
「あ、そこの角右に曲がって、左側2軒目です」
指定された家の前にバイクを留めて、チェーンをかけてヘルメットを取る
「普通の一軒家ですね。家賃大丈夫なんですか?確かアルバイトだけでしたよね?」
「全然大丈夫です。少なくとも、大量のゲームを買うくらいの余裕はあります。まあ入って」
「お邪魔します。」
うん。一般的によくありそうな極々普通の一軒家のようだ
ただ、男一人暮らしと言うからにはもっと散らかっているものかと思ったけど
案外そうでもない。まあまあ片付いている綺麗な部屋だ。そんなことを鍵君に言ったら
「いや〜親がうるさくて」らしい。
「あの、健君の部屋、見てみてもいい?」
「あ、その…それはちょっと…何と言うか…散らかってますんで」
「さっき親がうるさいから掃除はしてるって言ってたでしょ?」
明らかに何か隠している。気になるな…。キョロキョロ見回して、ここぞと言う部屋の扉を開く
「ちょ、アンズ!?」
扉の先には左にベッド、右奥にPCやら参考書やらが置かれたデスク壁には何も掛かっていないハンガーが掛かっている
どうやら鍵君の部屋のようだ。
右側の棚の中、さっき言っていた大量のゲームが並べられている。最初は鍵君がどんなゲームが好きなのか
それが知りたいだけだった。並んでいたのは、そう、エロゲ。
端から端まで。あ、モ○ハンだ。ドラ○エもあるな。でもそのほぼ全てがエロゲ
「……………………あの、その、」
鍵君は完全に硬直している。どうやらコレを隠したかったらしい。
「…鍵君も……こういうの……好きなの?」
「いや、その……はい、大好きです…」
「そっか。仕方ないよね。男の子だもん。」
「あの、なんというか、ごめんなさい」
「あのさ、私がしてあげようか?」
「へ?」
「だから…私がしてあげる…その…えっちなこと」
「ちょ、それは…」
「いや?私とじゃ。やっぱりだめ?」
「……むしろ大歓迎です!」

989ダオス:2011/02/02(水) 11:56:34
また午後に書きます

990ダオス:2011/02/02(水) 16:55:13
二人でベッドに座ってまずはキスをした
こういうのは目を瞑った砲がいいと思って目を瞑っていたので、健君の顔は見てない
人は五感が失われると他の五感でそれを埋めようとするらしい
確かに目を瞑ると唇の感触が敏感に感じ取れるようになった
最初は不規則に唇を押し付けあったり、緩めたりした。何か会話でもするように
何度かそれを繰り返した後、私は舌で唇を割愛させて鍵君の口のほうへ送り出した
鍵君の体がぴくんと震えた。が、すぐに鍵君も私と同じように舌を出し、お互いに絡めあった
キスを済ませて口を離すと、一瞬だけ。唾液で透明な橋が架かった
「アンズ、いいか?」
「うん。大丈夫。私こういうの初めてだからリードしてね?」
「ああ、やってみるよ」
鍵君は私のジーパンからシャツを抜き取り、たくし上げ、そこから手を入れ、ブラの上から胸を触る
瞬間。私の身体に刺激が走る
「んっ!」
「アンズ、ブラずらしてもいい?」
「うん、いいよ…」
鍵君はブラを上にずらすと、私の胸を眺め始めた
「健君っ。恥ずかしいから、あんまり見ないでっ」
「ごめんごめん。つい見とれちゃって」
「でも生徒会の深夏ちゃんや紅葉さんよりはずっと小さいよ?」
※知弦>深夏>杏子>真冬>くりむと勝手に想像しました
「そうゆう問題じゃないし、それでもいいんですよ?」
そう言うと、健君は私の乳首にしゃぶりついた
「ひあっ!け、健君!?」
今度は連続して強い刺激が襲ってくる
どうやら舌で乳首を弄んでいるようだ。当然、健君の口の中は、私には見えないので確証は無い
「ちょっと!健君!赤ちゃんみたいだよ!?」
当然、健君に反応は無い。その上、空いた右手で、私のもう一方の胸を揉み回す
「んっ!鍵君っ!気持ち…良いのぉ!」
「そろそろいいかな?」
健君は手と口を離すと、私のジーパンの中に手を伸ばした
「ダメッ!!」
鍵君の手が私のジーパンに届く前に、健君の腕を掴んだ
「なんでダメなの?」
「その、やっぱり恥ずかしくて…ごめんなさい」
「何が恥ずかしいの?こんなに綺麗なアンズの体の、なにが恥ずかしいの
 なんにも恥ずかしがる必要なんて無いよ?」
「鍵君…」
少し迷ったが、手を離すことに決めた。鍵君が小さい声で「ありがとう」って言ってくれた
ジーパンとパンツを下ろすと、私の秘部が顔を出した。すでに愛液でどろどろになっていた

991ダオス:2011/02/02(水) 17:26:04
「ほら、やっぱり凄く綺麗だよ?」
「あ、ありがとう。あのさ、健君…」
「何?どうかした?」
「その…鍵君のも見せてっ!」
答えを聞く前に鍵君の制服のズボンとトランクスを下ろすと、そこに鍵君の息子が現れた
「ちょっアンズ?」
「これが、鍵君の…」
鍵君の息子に指先で触るとびくんと反応した
「今度は…鍵君も気持ち良くしてあげるねっ!」
すかさず鍵君の亀頭を軽く舐める
「うっ!アンズっ!」
「気持ち良いんだね、健君。もっと頑張ってみるね」
鍵君の息子を咥えて、上下に擦るようにピストン運動をかけ、舌先で嘗め回す
「あ、アンズッ!もう出るっ!吐き出してくれっ!」
無論私に吐き出すつもりは一切無い。逆にスパートをかける
「くあっ!だめだっ!出るっ!」
ぶしゃぁぁぁぁぁぁぁ!
コレが鍵君の精液…何だか苦くて変な舌触りだけど…
「アンズ!吐き出していいぞ!?」
…………………ごくん
「いーの。鍵君の精液、すごくおいしかったよ?それより健君、なんだか身体が火照ってきちゃった
 今度は一緒に気持ちよくなろ?」
「わ、分かった。いいんだな?初めてだから痛いと思うぞ?」
「うん。いいの。鍵君となら、大丈夫。」

992ユーリ ◆6jDFOIhk8A:2011/02/03(木) 02:27:18
>>977
ですよー
日本一大きな湖の、南の方に住んでおります。

993名無しさん:2011/02/03(木) 07:26:08
うめ

994名無しさん:2011/02/03(木) 07:43:42
埋めるぜ〜

995ダオス:2011/02/03(木) 10:40:27
あれ?俺、野州在住なんで結構ユーリさんと家近い?



鍵君とベッドに横たわり、お互いに向き合う。健君は既に私の秘部に息子をあてがっている。くすぐったい
「い、入れるな?」
「うん、来て鍵君。」
鍵君の先っぽが私の中に入ってくる。それだけでも、私には耐え難い快感だった
「ひあっ!健君が私の中に…!」
想像しただけで頭のブレーカーが落ちそうになった
「大丈夫か、アンズ?」
「全然大丈夫だから、次は一気に来て…」
私の要望通り、鍵君は私の中を一気に貫いた。途中、言いも知れぬ激痛が私の中に走る
「んぁぁぁああああ!」
「アンズ、痛いのか?少しこのままで居よう?」
「いいの、もう大丈夫だから。動いていいよ」
遅れて垂れる血がベッドのシーツに赤いしみを作る
痛みをこらえて笑顔を作る。だめだ。絶対ばれてるよ。
「…分かった」
え?
「…動くぞ」
鍵…君…
鍵君は最初はゆっくりと、後からだんだんとスピードを付けて腰を降り始めた
「んっ!アンズの中、スゲー気持ち良い。もう止まんねぇ!」
「鍵っ!くっ!のもっ!すごっ!いいっ!」
快感でまともに話すこともまま成らない。いつの間にか痛みは消えうせていた
「鍵くっ!大好きっ!愛してるっ!」
「俺も愛してるよ。アンズ」
鍵君のその「愛してる」という言葉だけで、私は快感を感じる。もう絶頂するのも時間の問題だと感じた
「鍵君っ!なんか来ちゃうっ!イきそうっ!イッちゃうっ!」
「俺もだっ!出るっ!抜くぞっ!」
その言葉に私は急に寂寥を感じた。もっと鍵君と一緒に居たい。鍵君と一つになりたい
私は残った体力をフルに使って足を鍵君の腰に回して抜け無いようにした
「アンズっ?」
「お願い鍵君、中に出してっ!私の中に!」
そう言い終った頃には、私は自分の中に熱い液体が入ってくるのを感じていた
『ん!ああぁぁああぁあ!』
私達は二人同時に絶頂した

その後は30分くらい後片付けをしたり、身だしなみを整えたりしていた
もう7時半を回っていたが、お互いに料理はできないので冷凍のチャーハンを食べた
その後は、色々今までの生徒会のことについて聞かせてもらった。話が一息つくたびに、健君は悲しそうな顔をした
「でももう絶対会えない訳じゃないでしょ?くーちゃんや紅葉さんは大学に行けば、
 深夏ちゃんと真冬ちゃんは少し遠いけど、夏休みにでも行ってあげたら?」
「…そうだよね…何一人悲しんでたんだろ。俺。」

10時半。さすがにそろそろ帰ることにした。
「じゃあね健君。今度は私の家に遊びに来てよ」
「ああ、わかった。そうする」
「それじゃ、ばいばい」
そこで私は、あることを思い出した
「そうだ、もしもの時は責任とってよね」
「!……もちろん!」
私はヘルメットを被り、バイクに跨ろうとした。駐禁が貼ってあった
「っっっっざけんなっ!」

996名無しさん:2011/02/03(木) 18:04:51
埋め

997名無しさん:2011/02/03(木) 18:49:35
野洲かぁー。
守山住んでま〜す 
もしかして、ダオスさんとユーリさん家近いかな?

998名無しさん:2011/02/03(木) 20:32:40
野洲!?
めっちゃ近い・・・

999名無しさん:2011/02/03(木) 20:52:18
999

1000名無しさん:2011/02/03(木) 20:53:03
1000もらい

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